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2009/03/18 平成21年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(田中順子さん)  ただいまから、平成21年度予算審査特別委員会を開きます。
 それでは、初めに休憩をとりまして附帯意見についての確認をさせていただきます。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 附帯意見につきましては、今、御協議いただきましたように、お手元に配付したとおりでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をさせていただきます。
 休憩をいたします。
                  午前9時35分 休憩



                  午後6時15分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 これより議案の取り扱いに入ります。議案の番号順にそれぞれ採決をさせていただきたいと思います。
 議案第12号 平成21年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 質疑については、これをもって終了をさせていただきます。


◯委員(森  徹君)  それでは、議案第12号の平成21年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議、これを提案いたします。資料の方、ひとつよろしくお願いいたします。
(議案第12号 平成21年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議を配付)


◯委員長(田中順子さん)  本件に対しまして森委員から動議が提出をされました。
 議案第12号 平成21年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議をあわせて議題とさせていただきます。
 この際、提出者の説明を求めます。


◯委員(森  徹君)  それでは、皆さん方のお手元に配付させていただきました動議、読み上げて提案説明とさせていただきます。

   議案第12号 平成21年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議
 上記の動議を別紙のとおり提出する。
  平成21年3月18日
 予算審査特別委員長 田 中 順 子 様
                       提出者 予算審査特別委員 森     徹
                       賛成者    〃     大 城 美 幸

       議案第12号 平成21年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議
 議案第12号 平成21年度三鷹市一般会計予算について、市長はこれを撤回し、下記要領により速やか
に編成替えを行い、再提出するよう求める。
                      記
歳入
 歳入を9,514千円減額する。
1 第12款 使用料及び手数料を232,330千円減額する。
 (1) 家庭系ごみ収集処理手数料232,330千円を削る。
2 第17款 繰入金を225,343千円増額する。
 (1) 財政調整基金とりくずし収入について歳出増に対応し、225,343千円増額する。
3 第19款 諸収入を2,527千円減額する。
 (1) 家庭系ごみ指定収集袋広告掲載料収入2,527千円を削る。
歳出
 歳出を9,514千円減額する。
1 第3款 民生費を75,000千円増額する。
 (1) 乳幼児医療費助成事業費について所得制限を撤廃し、医療費助成金(扶)を34,000千円増額する。
 (2) 義務教育就学児医療費助成事業費について通院時の自己負担の助成を行い、医療費助成金(扶)
  を23,000千円増額する。
 (3) 認可外保育所等利用者助成事業費を新設し、認可外保育所等利用者補助金18,000千円を計上する。
2 第4款 衛生費を133,759千円減額する。
 (1) 家庭系ごみ減量・有料化関係費133,759千円を削る。
3 第9款 消防費を316千円減額する。
 (1) 国民保護協議会関係費316千円を削る。
4 第10款 教育費を49,561千円増額する。
 (1) 給食調理業務委託化等関係費439千円を削る。
 (2) 小学校費に係る職員人件費その他について一般職給料を112,899千円増額する。
 (3) 小学校費に係る学校給食関係費について給食調理業務委託料73,899千円を削る。
 (4) 中学校費に係る職員人件費その他について一般職給料を58,103千円増額する。
 (5) 中学校費に係る学校給食関係費について給食調理業務委託料47,103千円を削る。
 以上、こういう内容でありますので、ぜひ賛同の方、よろしくお願いいたします。
 あと、これに必要な資料が添付されておりますので、参考として見ていただければと思います。以上です。


◯委員長(田中順子さん)  提出者の説明は終わりました。
 これより動議に対する質疑に入りたいと思います。委員からの質疑をお願いいたします。
 特にございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって動議に対する質疑を終了させていただきます。
 では、一たん休憩いたします。
                  午後6時24分 休憩



                  午後6時28分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開させていただきます。
 これより、議案第12号及びこれに対する動議についての討論に入ります。


◯委員(森  徹君)  2009年度一般会計に対する反対討論を行います。私ども日本共産党は、市民生活を守る立場から2009年度一般会計予算に反対討論をします。
 市長は、家庭系ごみ有料化の目的について、現在は平成17年の分別直後ほど大幅な減量を示していないことを理由に、減量・資源化の推進、地球温暖化・環境保全対策と、さらなる減量・資源化への「きっかけになるものと考えている」との答弁をしている。家庭ごみ有料化がごみの減量・資源化と地球温暖化・環境対策を取り組む「きっかけ」としていることは問題である。地球温暖化対策、環境対策は別の政策対応で行われるべきであり、有料化の「きっかけ」とすべきではない。
 三鷹市のごみ減量・資源化率は、家庭ごみ有料化実施の他市をしのいでいる。これは平成17年実施の分別収集とともに、30年余り前から他市に先駆けて行われている戸別収集、また、町会・市民グループの集団回収の地道な努力があることを忘れてはならない。さらなるごみ減量へ三鷹市が何をなすべきか。それは市民の知恵と力に依拠し、ともに協働して解決への努力を進めることにあり、有料化はごみ問題の解決策にはならず、新たな市民負担を強いるものである。
 行政が困ったときには、まず市民に問いかける姿こそ「三鷹市自治基本条例」を持つ三鷹市の自治の姿である。経済が悪化する中、これ以上市民負担は求められないとして、東久留米市、広島市、青森市など、家庭ごみ有料化を見送った自治体が生まれている。市長は市民生活を守るセーフティーネットを果たすべきであり、家庭ごみの有料化は凍結することを強く求める。
 三鷹市は、外環道路計画が沿道周辺地域と三鷹市域全体の住環境とまちづくりに大きな影響を及ぼすものであり、その解決なしに事業着手を認めないとすることを表明してきた。しかし、ことし1月に国・東京都が示した「対応の方針」(素案)を「外環計画が地域に与える影響を極力軽減し」、「十分に誠意を示したものであり、三鷹市としては評価できるもの」としているが、国・東京都が発表したものは、「事業者の実行可能な範囲内で最新技術の適用について検討し、関係機関と連携して、適切な措置を講じます」とあるだけで何ら具体策は見られない。何をもって誠意を示したといえるのか。
 外環沿線地域の中で三鷹市が環境への影響が最も大きいとして、「現段階では事業着手まで容認するものではない」とする内容とも矛盾するものである。国・東京都への三鷹市の「要望書」(案)は重大な態度変更であり撤回を求める。今日の急激な時代の変化の中、外環道路計画に対し、政治が明確な判断を打ち出すことが求められている。公共事業の中止・見直しを行う自治体が全国で出ていることはそのことを証明しているといえる。
 経済が急速に落ち込み、国・都の財政状況からも、「外環ノ2」を含めて2兆円を超える大型公共事業をこのまま進めることは市民の希求するところではなく、計画の中止・撤回を求めるものである。
 次にユビキタス・コミュニティ推進事業について意見を述べる。この事業は平成19年度の「地域ICT利活用モデル構築事業」──総務省の委託事業に三鷹市が手を挙げたものであり、2009年度予算には8,600万円が組まれている。初年度は国庫支出金1億1,500万円がおりたが、平成20年度は6,000万円に大幅減額され市財政の新たな負担となっている。コンビニで住民票が発行されるとして、市民サービス・利便性を強調しているが、利用するには住民基本台帳カードの登録が必要である。カードの登録人数は現在4,376人しかおらず、多くの市民は市政窓口や市役所、また、自動交付機で市民カードを使って住民票の発行を済ませている。
 今後、年間1,000万円のランニングコストを考えると、その必要性に疑問が残る。また、「いつでも、どこでも」のユビキタス事業は、新たな負担増を市民に求めるものであり、理解を得られない。三鷹市のICT優先の施策は、財政と市民サービスのあり方から、今後慎重な検討と事業の見直しが必要である。
 また、学校給食の調理部門の企業委託とその拡大は、子育て・教育分野への利益追求の企業への委託であり、認めることはできない。見直しを求める。
 以上、2009年度一般会計予算は、急速な景気後退の中、市民に新たな負担を求めるものであり、市民生活を守る真のセーフティーネットの予算とはいえない。
 よって、日本共産党三鷹市議会議員団は本予算に反対する。以上です。


◯委員(伊東光則君)  平成21年度三鷹市一般会計予算の賛成討論を行います。
 100年に一度と言われる厳しい社会経済状況の中で、平成21年度の予算編成に際し、直面する課題の解決を、確かな自治体経営の手腕をもって取り組まなければならない。
 一般会計の予算規模は611億5,814万円余で前年度比33億814万円余、5.7%の増となりましたが、東台小学校や中央保育園及び母子生活支援施設三鷹寮の建てかえや、ふじみ衛生組合負担金、大沢総合グラウンド整備事業費の増によるところが主因で、財政状況は、市債総額37億5,000万円で、前年度予算比13億円、53.1%の増となり、一般会計予算全体に占める市債の割合が6.1%となり、「スクラップ・フォア・ビルド」を徹しながら、財政バランスを見きわめる必要があります。
 一方、歳入では市税見込み額は354億6,234万円余で、前年度比3億5,223万円余、1%の増と見込まれますが、個人市民税の納税義務者の増加などにより3億3,611万円余、2%の増ですが、景気後退の影響などにより法人市民税は1億4,120万円余、8.9%もの減と、大変厳しい経営環境であり、施策の留意が必要であります。また、固定資産税の見直しの年でもあり、さらなる冷え込みを起こさせないように慎重に考え、22年度につなげられる政策を考えていくことが必要である。
 また、第4次基本計画策定については、十分な課題の抽出・検討を行い、策定方針を図り、市民ニーズに対応した意識などの調査、市民参加手法、審議会のあり方、ステークホルダーの発想転換など、計画の策定プロセスの刷新を考えながら、事業評価を十分に生かし、全庁的な事業の外部化、組織の改廃をして、人員・人件費の削減に取り組み、「高環境・高福祉のまちづくり」の向上を目指さなければならない。
 また、公共施設の計画的な維持・保全を行うファシリティーマネジメントと都市再生の総合的な推進を図りながら、三鷹市都市再生ビジョン策定に基づいて、三鷹市場跡地の利活用の方法、今後の公共施設の再配置などのあり方、整備の優先順位、耐震化について熟慮するとともに、財源確保については、行財政改革による捻出はもとより、国・都に強力に働きかけ、民間事業者や国の機構の持てる力を十分に活用することを申し添えて賛成討論とします。以上です。


◯委員(半田伸明君)  予算審議は政策判断を伴うものである。ユビキタス・コミュニティ事業、家庭系ごみ有料化について所見を述べる。
 ユビキタス・コミュニティ事業は、国のモデル事業として、毎年1億1,500万円が2007年から3カ年、国から補助される予定のものとして始められた。しかし、予算原案を見ると、市民に情報提供をするFAQシステムの導入、コンビニエンスストアでの住民票の発行の財源は、国庫負担5,000万円、諸収入500万円、三鷹市の一般財源3,124万7,000円となっている。国の100%補助で始めたはずのユビキタス・コミュニティ事業である。にもかかわらず、独自財源をつぎ込んでまで実施しなければならない事業なのかどうか、大いに疑問が残る。
 いわゆる住基カード発行状況だが、本年1月末日現在、累計発行5,219枚、うち有効カード枚数は4,376枚、人口は2月1日現在で17万5,806人であり、人口比2.49%の普及率でしかない。この数字は、住基カードの持つ負の側面を市民が理解していることを意味している。
 一方、三鷹市には、三鷹市民カードがあり、有効発行枚数は約7万5,000枚と推計されている。三鷹市民カードでは、住民票の写しを初め、印鑑登録証明書、いわゆる課税証明、納税証明、戸籍事項の証明など、一通りのものが取得できる。確かに三鷹市のような市民カードシステムがない自治体にとっては、住基カードを使って住民票がコンビニエンスストアでとれれば、いささか便利なのかもしれない。しかし、それは住民票だけで、三鷹市のように、ほかの4つのサービスを受けることはできない。
 いわば既存のカードで可能であるにもかかわらず、二重の事業をしようとしているものにほかならない。ならば、いっそのこと、市民カードをコンビニエンスストアで使えるように知恵を絞る方がよっぽど市民サービス向上につながるのではないか。スクラップ・フォア・ビルド以前の問題であることは明らかである。国庫負担であろうが、市の独自財源であろうが、いずれにせよ市民が納めた税金を投入するわけである。コンビニエンスストアなどに支払う手数料などランニングコストも1,000万円ほどかかるであろう。むだである。むしろ三鷹市民カードの普及に努めた方がよほど市民の利便性を高めることになろう。
 その宣伝費に必要な費用を計算すれば、どちらが有効な税金の使い方か、おのずと結論が出るというものである。我が会派は、費用対効果を厳密に精査した結果、この事業はむだそのものであるという結論に達した。この事業といい、過去にあったネットワーク大学事業といい、総務省とのやりとりを見直すべきではないか。市民は気づき始めている。我が会派は地方分権の意味を再度検証し始めているところである。
 もう1つは、家庭系ごみ有料化である。憲法94条は、地方公共団体は法律の範囲内で条例を制定することができるとしている。藤沢市を初め、この手数料のあり方につき裁判が継続されているのは周知の事実である。20年3回定例会での市長発言の中に、「全国津々浦々、訴訟の数はどのぐらいあるでしょうかね。例えばいろいろな訴訟の仕方はありますね。一々その判決を待ってですね、行政が仕事をしていくことを考えて、司法の優越をお考えになっていらっしゃるとしたら、まあ、いろんな事業はとまりますね。私たちは、1つの訴訟だけの判決を待ってですね、事をストップさせようとは思いません」との発言は大変問題がある発言といわざるを得ない。
 いま一度、我々は、この訴訟の意味、憲法の条文の意味を再確認し、条例とは何か、それを制定する議会を構成する議員の役割とは何かを考える必要がある。
 施行期日を含めた議決である以上、行政側は一定の拘束力のもとに行動するのは当然であり、この手数料設定のあり方の責任を持つのは最終的に議決した議会側であることは言うまでもなく明白である。今後、さまざまな場面での説明責任が求められていくであろう。私たちの会派が気になったのは、それを理解した上での、執行機関の長としての市長の責務のあり方についてである。二元代表制をとっている以上、やはり議決の後の市長の態度のあり方は、当然さまざまな対応が考えられる。
 私たちは、やはり執行凍結を求めていきたいと考えている。経済危機の真っただ中にある昨今、むらさき商品券事業や定額給付金や、国及び自治体でのいわゆる直接補助的な事業が目立ち始めている中で、一方で、このごみは有料化しますというのは、やはりつじつまが合わない。市民が求めているのはつじつまの合った説明なのである。
 私たち会派から、議決後の市民と行政との協働のあり方につき一貫して問題提起をしてきた。協働とは何か、だれと協働するのか、だれのために協働するのか、いま一度考え直していただきたい。
 以上指摘して、にじ色のつばさは、平成21年度三鷹市一般会計予算案に反対する。


◯委員(粕谷 稔君)  それでは、公明党を代表いたしまして討論させていただきます。
 昨年来のアメリカ発の「100年に一度の金融恐慌」と言われる中で、「今ある危機」に的確に対応し、「スクラップ・フォア・ビルド」を徹底させ、その上で、公共施設の建てかえや改修、新ごみ処理施設の建設等の「未来への投資」を決断されたこととともに、「安心」、「活力」、「未来」の三つの「視点」を重点ポイントとして、「選択と集中」による経営資源の重点化を行われる市長を初め、市当局の皆様の並々ならぬ御努力に対し、大いに評価させていただきます。
 さらに、我が会派で取り上げてきた、本格的なファシリティーマネジメントの導入による「都市再生ビジョン(仮称)」において、障がい者(児)の自立支援リハケアセンター的機能や総合スポーツセンター機能、防災センター機能、男女参画のための女性センター機能等、総合的に取り組まれ、検討されることを評価いたします。
 また、子育て支援として、多くのお母さんから望まれていた妊婦健康診査の公費負担14回実施や三多摩格差の象徴であった義務教育就学児医療費助成の実現、三鷹ならではのがん検診の拡充なども図られました。
 21年度の予算を、厳しい財政事情の中、市民の方の基点に立った、総合的にバランスのとれたものと大いに評価し、今後「100年を見据えたまちづくり」の基点となるべく、さらなる不断の努力と運用にしっかり取り組んでいかれることを要望し、本予算一般会計の賛成討論といたします。


◯委員(岩見大三君)  それでは、三鷹市議会民主党を代表して、平成21年度予算につきまして討論いたします。
 市長は今回の予算編成に当たり、施政方針におきまして「今ある危機を乗り越え、輝く三鷹市の未来を切り拓くために」とし、「市民の皆様の生活から不安を取り除き、未来に向け、希望を持って暮らしていけるよう、持続的で安定した地域社会への道筋をつける」と位置づけました。
 100年に一度と言われる経済危機の中の経済情勢、雇用情勢悪化の懸念、それに伴うすべての年代層の生活不安が叫ばれております。これらのセーフティーネットを構築していくことに当たっても、何より大事なのは市民生活に希望を持たせることです。
 市長がピンチをチャンスととらえているとおり、不安な社会情勢と厳しい財政事情の中、積極果敢に事業は推進しなければなりません。例えば、新たなまちづくりを問う都市再生ビジョン、地域ケア事業の着実な推進や災害時要援護者支援モデル事業の全市展開に向けた実施計画案の作成は、今後の高齢者や障がい者の災害時の安心を得るために重要な指針になり、同時にこれらの方の生活の実態を把握することも必要な視点であり、検討をお願いしたいところであります。
 また、民生費においては国からの事業が増加傾向の中、認知症高齢者・精神障がい者等への生活支援並びに母子家庭に対する自立支援の充実といった事業を新規で立ち上げたことは、弱い立場の人にさらに目を向けたという意味において、大変、評価するものであります。
 家庭系ごみの減量化・有料化の実施については、環境基金とともに、今後とも市民へ、その目的・意義をさらに丁寧に説明・周知を行っていくことが望まれます。
 教育においても小・中一貫校の全市展開に向け、現場におけるさまざまな困難を乗り越え、全国の自治体の手本となるような教育モデルの構築に邁進していただくこととし、あくまで子どもの目線で事業に取り組まれることをお願いする次第です。
 以上の点に特に留意していただき、予算執行に当たっていただくことを要望し、賛成の討論といたします。


◯委員長(田中順子さん)  これをもって討論を終了いたします。
 これより、議案第12号に対する森委員から提出された動議について採決をいたします。
 本動議の賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手少数であります。よって、動議は否決されました。
 続きまして、原案について採決をいたします。
 議案第12号について、お手元に御配付の附帯意見を付し、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第13号 平成21年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了させていただきます。
 これより討論に入ります。討論のある方、いらっしゃいますか。


◯委員(半田伸明君)  配偶者特別控除の廃止、65歳以上への老年者控除の廃止、公的年金等控除の縮小などにより、控除額が減れば課税対象となる所得がふえ、所得税や住民税が上がることから、この現象を踏まえ過去さまざまな議論があった。最も大きな「痛み」を受けたのが、前年の合計所得が125万円以下の年金受給者世帯である。住民税非課税措置が廃止され、そのことにより介護保険料の減免も奪われ、今日に至っている。
 市民税が6%にフラット化されたことにより、国民健康保険税が数倍にはね上がる事態に対し、賦課方式を変更し、一定の経過措置を3年間とったが、十分とは言いがたい。加えて、昨年来の経済危機で、市民生活は厳しさを増す一途である。生活費の負担増により、診療控えとなっていることも否めない。早期発見・早期治療の観点から、また、介護予防の観点からもマイナスになっていると判断する。
 国民健康保険税の構造が、年金生活者など中・低所得者に負担が重くなっている事実は、この間一貫して我が会派が指摘してきたことである。高額所得者については最高限度額が53万円にとどまっているが、一刻も早く56万円に引き上げるべきである。
 以上指摘して、にじ色のつばさは平成21年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算案に反対する。


◯委員長(田中順子さん)  ほかに討論ございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第13号について、お手元に御配付の附帯意見を付しまして、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第14号 平成21年度三鷹市下水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第14号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第15号 平成21年度三鷹市老人医療特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了させていただきます。
 これより採決いたします。
 議案第15号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決をされました。
 議案第16号 平成21年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第16号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第17号 平成21年度三鷹市介護保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(大城美幸さん)  議案第17号 平成21年度三鷹市介護保険事業特別会計予算に討論をいたします。
 三鷹市ではこれまで計画改定のたびに、保険料が引き上げられてきました。その一方で、介護サービス給付費の伸び率は伸びるどころか下がっています。
 2006年4月からの介護保険の改悪により、介護度が引き下げられ必要な介護サービスが受けられず、我慢している方もおられます。その上、2009年度から、介護の認定基準がさらに改悪されようとしており、「実態を無視した認定がふえる」との利用者らの強い批判を受け、厚労省は見直しを迫られています。認定調査の新たな基準は、寝たきりの重度の人でも、移動・移乗を従来の全介助から自立へと変更するなど、介助を必要と判断する範囲を著しく狭めるものです。
 認定の軽度化に加え、介護そのものを受けられなくしてしまうものです。厚労省が行った新方式の要介護認定のモデル事業の結果においても、介護度が引き下げられた人は20%を超え、サービスの抑制が行われることが明らかになっています。保険料を支払っているにもかかわらず、必要なサービスが受けられないという事態があってはなりません。
 また、100年に一度の経済危機の中、高齢者の生活はますます厳しくなっており、どの自治体も第四期の介護保険料を据え置き、あるいは引き下げを行っています。三鷹市においては、高齢者の生活実態や経済状況等を踏まえた計画とは言えず、保険料の値上げが行われます。基金の取り崩しや国の臨時特例基金交付金があってもなお、介護保険料の引き上げとなってしまった理由については、納得させる説明ではありませんでした。
 介護崩壊とまで言われている介護保険制度の惨状は、まさに憲法25条が形骸化させられつつあると言っても過言ではありません。
 よって、高齢者への負担を強いる保険料値上げの介護保険事業特別会計には、反対をいたします。


◯委員(岩見大三君)  三鷹市議会民主党を代表して討論いたします。
 我が会派は、介護保険料について、介護保険制度の公的役割から、負担感の公平化を図るため、現状の6段階制からのさらなる多段階制を主張してまいりました。本予算案において、特別養護老人ホームの新設等、給付費の増加が見込まれる中、低所得者に配慮した形で、介護保険料の多段階化が盛り込まれたことを高く評価するものであります。
 介護の現場で働く方々が、誇りとやりがいを持って働けるような環境整備と、高齢者が住みなれた地域で生活を続けられるような諸施策の充実を要望して、本予算案に賛成いたします。


◯委員(半田伸明君)  2009年度は、3%の介護報酬引き上げがあり、激変緩和のための介護従事者処遇改善特例基金の設置なども前提にしての本予算編成である。また、介護保険事業第四期となり、特別養護老人ホームの開設などという特殊事情があることを理由に、介護保険料の基準値の引き上げがなされている。
 報道によれば、引き上げをしない自治体が半数になる。引き上げとなる自治体は小規模であるところが多いという。三鷹市の準備基金の残高から考えれば、引き上げしなくても十分対応できるのは火を見るより明らかである。
 また、三鷹市の特殊事情である特養新設についても、どうしても保険料を上げなければ三鷹市の介護保険事業が維持できないという、因果関係の見通しは全く立っていない。第四期の改定に伴い、介護保険料を12段階の多段階制にし、高額所得者に能力に見合った保険料額を設定したことは評価できる。しかし、低所得者層の保険料が低減されていないのは数字を見れば明らかである。
 この制度は、あくまで社会保障である。であるならば、所得の再配分という側面があるはずだが、その観点から見れば、今回の改正ではいまだ不十分と言わざるを得ない。
 以上指摘して、にじ色のつばさは平成21年度三鷹市介護保険事業特別会計予算案に反対する。


◯委員長(田中順子さん)  ほかによろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第17号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第18号 平成21年度三鷹市受託水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決をいたします。
 議案第18号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第19号 平成21年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(半田伸明君)  これは廃止するしかない。
 以上指摘して、にじ色のつばさは平成21年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算案に反対する。


◯委員(大城美幸さん)  日本共産党三鷹市議団を代表して討論します。
 ことしで制度が始まってちょうど1年。75歳以上の人をこれまでの国保や健保から追い出し、国保よりもさらに高い負担を無理やり押しつけながら、必要な医療は受けられなくするものです。今まで扶養家族として保険料を納めていなかった人、収入ゼロの人を含め、すべての高齢者から保険料を取り立てるのは、年金が少ない人や収入のない人にとっては、生存権を脅かすものであり大問題です。
 また、保険料を滞納している高齢者は、国保の場合は保険証の取り上げは行われなかったが、後期高齢者医療制度においては、保険証の取り上げ、資格証の発行が行われようとしています。保険証の取り上げはまさに命に直結する問題です。国保と同様に資格証の発行を行わないことを強く求めます。
 高額介護合算療養費については、本人申請がなくても全員が受けられるようにすることや年金天引きでなく口座振替の選択制についても、わかりやすい周知を図ることを求めます。
 最後に、後期高齢者医療制度の廃止を求める声は、1年たった今でも依然として大きいものがあります。三鷹市としても国に対し、高齢者の尊厳を踏みにじり、医療差別と耐えがたい負担を押しつける後期高齢者医療制度の廃止の声を上げるよう強く求め、反対といたします。
       (「高額介護合算療養費でいいんでしたっけ」と呼ぶ者あり)


◯委員長(田中順子さん)  休憩いたします。
                  午後7時04分 休憩



                  午後7時05分 再開
◯委員長(田中順子さん)  それでは、委員会を再開いたします。
 これをもって討論を終了させていただきます。
 これより採決いたします。
 議案第19号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決をされました。
 以上で議案の審査はすべて終了いたしました。
 予算審査特別委員会審査報告書は、次回、正副委員長案をお示しいたします。なお、先ほど付されました附帯意見については、若干の字句の修正等、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をさせていただきます。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、3月25日水曜日、午後1時30分より開きます。文書による御通知はいたしませんので、さよう御了承願いたいと思います。
 それから、1つ申し上げておきたいと思います。委員会で先ほど議案についての討論をしていただきました。ということで、本会議場での討論は、基本的には予算委員会の中でした場合には、ないということを、皆様、申し合わせをしていただいておりますが、そのことについて御確認をさせていただいてよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、その件につきましては、さよう確認をさせていただきます。
 そのほかに何かございますか。よろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようです。
 大変お疲れさまでございました。本日はこれをもって散会といたします。ありがとうございました。
                  午後7時06分 散会