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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和5年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2023/06/23 令和5年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2023/06/23 令和5年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(加藤こうじ君)  ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(加藤こうじ君)  初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(加藤こうじ君)  休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(加藤こうじ君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(加藤こうじ君)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(加藤こうじ君)  市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(加藤こうじ君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(加藤こうじ君)  行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。本日、都市再生部からは2点報告がございます。
 1点目は、都市再生部の「運営方針と目標」について、2点目が、外環事業に係る取組状況についてになります。最初に、私から運営方針と目標について御報告いたします。運営方針と目標の41ページをお開きになってください。ほかの委員会に該当するところについては、それぞれの委員会での御説明になりますので、外環の委員会に該当するところを中心に御説明いたします。
 41ページの中の下のほう、エリアマネジメントの推進という方針3のところになります。幾つかの地区につきまして、まちづくりのエリアマネジメントを進めてまいりますが、この中に、2行目に北野の里(仮称)等のエリアマネジメントとございます。外環事業は国の事業でございますが、この北野の里という地区の周辺を、将来的なまちづくりに向けて取り組んでいくというのが、この都市再生部の業務というふうになっております。
 では、次に45ページを御覧になってください。主要事業の1つとして、まる5番でございます。東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進でございます。目的としましては、北野情報コーナーを設立しておりますので、ここを中心に将来の中央ジャンクション上部の空間を含めた北野の里の創生を目指してまいります。目標指標としましては、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会、これを10月と2月に開催したいというふうに今考えているところでございます。また、上部空間につきましては、暫定整備に向けた外環の事業者と積極的な協議を行っていきたいと考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  よろしくお願いします。それでは、次第の2、外環事業に係る取組状況について御説明します。
 資料の1を御覧ください。初めに、3、東京外郭環状道路(関越道〜東名高速間)に係る経過について御説明したく思います。参考資料からとなりますが、参考資料1のページ1を御覧ください。昭和41年7月、東京外郭環状道路は、埼玉県境から東名高速間約16キロにおいて都市計画の決定がされました。当初、高架方式で計画が進められていましたが、平成19年4月に本線を地下方式とする都市計画変更の決定がされました。平成21年4月に、環境対策やまちづくりに向けた方針として、国土交通省及び東京都が、東京外かく環状道路(関越道〜東名高速間)対応の方針を策定しました。
 平成21年5月、国会において補正予算案が成立したことに伴い事業化がされました。平成24年6月、東京都が外環の周辺都市計画道路の1つである三鷹3・4・12号(東八道路〜吉祥寺通り)の事業認可を取得しました。さらに、平成25年9月には、東京都が三鷹3・4・3号、3・4・11号、3・4・12号の一部区間の事業認可を取得しました。これらの都市計画道路の位置等につきましては、3ページの機能補償道路図に記載されておりますので、後ほど御確認ください。
 経過について引き続き御説明します。平成26年3月、大深度地下の公共的使用に関する特別措置法における大深度地下使用の認可を取得し、平成26年3月に事業承認及び認可を取得しました。平成27年3月、地中拡幅部の都市計画変更の決定がされ、6月に事業承認及び認可がされました。平成28年2月には、東京都が、3・4・11号及び調布3・4・17号につきまして、甲州街道までの事業認可を取得しました。平成28年11月、また平成29年2月に、北野の里(仮称)まちづくりワークショップを三鷹市、国、東京都の協働で開催しました。また、同月に事業者である国土交通省、高速道路株式会社は、東名ジャンクションにて東京外郭環状道路シールドマシン発進式を開催し、東名側の本線シールドマシンが掘進を開始しました。平成30年8月、三鷹市は、ワークショップでいただいた市民意見を反映し、北野の里(仮称)ゾーニングを策定しました。平成31年1月、事業者は、大泉ジャンクションにて東京外郭環状道路シールドマシン発進式を開催し、大泉側の本線シールドマシンが掘進を開始しました。
 2ページを御覧ください。令和2年10月、東名側の本線シールドマシンが、調布市東つつじケ丘二丁目付近において陥没が発生したため掘進を停止し、三鷹市は事業者へ本線シールドトンネル工事における安全・安心の確保について(要請)を提出しました。事業者は、陥没・空洞の技術的検討を審議するため、東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会を設置しました。
 令和3年3月、有識者委員会は、全7回にわたり、委員会で議論された陥没・空洞の推定メカニズム、再発防止対策及び東京外郭環状道路トンネル工事の安全・安心確保の取組みなどについて、報告書を公表しました。また、同月に事業者は、東京外郭環状道路の事業認可を令和13年3月31日まで延伸しました。令和3年4月、東京都は、三鷹3・4・3号の世田谷区境までの事業認可を取得しました。令和3年6月、三鷹市は長期化が見込まれる外環事業に対するまちづくりに向け、北野情報コーナーを開設し、まちづくりに向けた拠点として、地域の方々と運営を開始しました。4ページに記載しておりますので、後ほど御確認ください。令和3年12月、事業者は大泉側本線及びランプシールドマシン、中央ジャンクションのランプシールドマシンについて、再発防止対策及び地域の安全・安心を高める取り組みを東京外環トンネル施工等検討委員会に確認し、順次掘進を再開しました。
 令和4年9月、三鷹市が長期化が見込まれる外環事業に対する北野の里(仮称)のまちづくりに向けた取組について(要望)を事業者に提出し、10月に回答が提出されました。6ページ以降に記載がありますので、後ほど御確認ください。
 参考資料の説明は以上になります。
 資料1にお戻りください。1、本線トンネル工事等の掘進状況について、令和5年6月上旬時点について、御説明します。
 2ページを御覧ください。本線トンネル工事等の掘進状況について(全体概要)になります。令和5年6月8日時点です。全体で11基のシールドマシンが掲載されています。左側の東名ジャンクションA・Hランプシールドマシンから御説明します。東名ジャンクションAランプシールドマシンは、準備工事をしており、まだ掘進はしておりません。Hランプシールドマシンは、令和5年1月23日から掘進を開始しています。その右には、東名本線(北行き・南行き)シールドマシンになります。
 東名本線の南行きシールドマシンは、令和2年10月18日の陥没の発生により掘進を停止しています。東名本線の北行きシールドマシンは保全措置を行い、11月5日に掘進を停止しています。その右側の中央ジャンクションには、B・Fランプシールドマシンがあります。準備工事を行っており、掘進はしておりません。その右側には、中央ジャンクションA・Hランプシールドマシンがあります。Aランプシールドマシンは令和5年3月30日に掘進を完了し、Hランプシールドマシンは令和4年10月13日に掘進を完了しています。
 一番右側が大泉ジャンクションになります。こちらでは3つのシールドマシンがあります。オレンジ色の大泉本線(北行き)シールドマシンは、令和4年12月8日から掘進を再開し、現在、事業地外を掘進しています。その右側に緑色のシールドマシンが2基あります。2基のうち左側はFランプシールドマシンになり、令和4年3月17日に掘進を完了しています。大泉本線の(南行き)シールドマシンになります。令和4年11月1日に掘進を再開し、現在、事業地内にいますが、7月上旬以降に事業地外へ掘進すると聞いています。
 3ページを御覧ください。本線トンネル工事等の掘進状況について(詳細)、令和5年6月上旬時点になります。こちらは、現在掘進中、または掘進を完了したシールドマシンにつきまして、現在位置等の詳細内容を記載しています。3ページには、東名側本線シールドマシンと、大泉側本線シールドマシンとランプシールドマシンを記載しています。
 また、4ページには中央ジャンクション北側のA・Hランプシールドマシン、東名ジャンクションのHランプシールドマシンについて記載しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 1ページにお戻りください。2、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和5年6月上旬時点)を御説明します。
 5ページを御覧ください。6つの工事を記載しております。黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、準備工として防音設備工事及びシールドに係る附帯設備工事等を施工中です。Fランプシールドトンネル工事は、令和7年5月31日まで工期が延伸されています。
 紫の枠、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路(ランプ)、換気所地下部等の構築に向け、現在掘削工事及び躯体構築を行っています。
 青の枠、まる4、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠(その2)工事です。ランプ部地下躯体構築等を行うもので、現在、躯体構築が完了し、後片づけ工を実施中です。なお、令和5年6月30日まで工期が延伸されています。
 赤の枠、まる5、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その3)工事及びまる6、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その3)工事です。Aランプシールドは、掘進を完了し、シールドマシンの解体及び土砂処理設備等の撤去を行っています。Hランプシールドについては、令和4年10月13日に掘進作業を完了し、土砂処理設備等の撤去を実施しており、工期が令和5年7月31日まで延伸されています。
 説明は以上になります。


◯委員長(加藤こうじ君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりやすい経緯からの説明、ありがとうございました。1点だけ、これ、質問というか、確認もさせていただきたいんですけども、今回、掘進状況について、全体概要というこの資料をつけていただいたんですけれども、こちらは、すみません、私は初めて見たんですけれども、今後もこういうような全部がまとまっているものというのはお作りいただけるのでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  全体概要につきまして、今回、調布のオープンハウス等におきまして、国交省が作ったものについて、それをもう少し分かりやすくちょっと修正などを行いながら、全体概要としてお見せさせていただいたところでございます。
 毎回お出しするかどうか、まだ決めかねてはいるところではあるんですけれども、ちょっとその掘進が進むに当たっては、こういった全体的なものがやはりあったほうが分かりやすいのかなと思って、今回、提出をさせていただいたものであります。今後、また検討させていただきます。


◯委員(原めぐみさん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。北野情報コーナーの4ページに関してなんですけれども、これまでの活動として、町会など地域共催のイベントを実施されているとのことで、地域の方々と交流をたくさん取られているようですけれども、地域の方々と交流される中で、地域の方からの多い意見というのはどんなものがございますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  地域の方々とは、例えば町会の方々がいらっしゃったり、またこの取組も地域の方々と共に行っていることで、常時いろいろな方が来られまして、普通の世間話のほうから、外環事業に関してまだできないのかとか、特に都市計画道路については進捗が遅いんじゃないかとか、そういったお話は伺っているところです。
 そういった話の中からいただいたものについて、いろいろと管理者の側のほうがメモをしまして、それを集計しているという状況になります。
 以上です。


◯委員(原めぐみさん)  ありがとうございます。これまでに七夕祭りも行っていたようですけれども、今年はどのようなイベントを行う予定でいらっしゃいますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今年も、地元の方々から七夕に使う竹を用意してもらいまして、そちらに置きまして、イベントを行っていこうと考えております。こちらは、北野町会の子ども育成会という、町会のほうと一緒に取り組みながら行っている事業になります。
 以上です。


◯委員(原めぐみさん)  ありがとうございます。また、地域の資源を巡るまち歩きイベントというのがあったみたいなんですけれども、どういったところを巡るイベントだったのでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらは、地域の方々と共に「わくわくマップ」というのを作っておりまして、いろんな子どもたちが一緒に歩いていって、こういうところが気になるよというのをいろいろ書いていただいたりとか、こういった資源があるよというのを書いてもらったりしながら、まだなかなか完成はしないんですけれども、ずっと作業を続けていくようなマップというのが情報コーナーにございまして、このような取組になっております。
 以上です。


◯委員(原めぐみさん)  ありがとうございます。私も前回の芋煮会に参加させていただきましたが、その際、市民の方と触れ合う大切な、貴重な御意見を伺ったりとか、すごく大切な時間だったなというふうに感じました。地域の皆様の意見を少しでも反映していくために、市民のニーズにあった意見を伺うことのできるイベントをこちらの北野情報コーナーでたくさん交わしていっていただきたいと思います。
 今後のイベント開催や市民の意見を伺う機会の創出においての御所見をお伺いいたします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  北野情報コーナーというのは、将来的には──今、上部空間の工事というのはなかなか進んではいないところなんですけれども、そこの周辺におきまして、一時開放広場市ですとか、あと畑などを作りながら、そしてそこの管理棟として情報コーナーがございます。それを地域の方々と運営をしながら、その機能を将来的に上部空間に持っていくような取組というのを考えているところでございます。
 それにおきましては、委員さんがおっしゃいますように、いろんなイベントを通じて地域を盛り上げながら活性化をさせていく、そしてその中でいろんな御意見、外環事業に関する御意見ですとか、まちづくりに関する御意見、こういうものをいただきながら、北野全体のまちづくりに取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(佐々木かずよさん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。引き続き、この北野情報コーナーについて伺いたいんですけれども、今おっしゃっていただいた上部空間の開放というところで、昨年秋でしょうか、一度開放されて大きなイベントが開催されて、私も参加させていただきましたけれども、聞くところによると1,500人、多くのお子様連れの御家族が集まったということで、町会に属さない、新しい新住民の方々が御家族連れで楽しんでいたのを、本当に非常に印象的に見受けられたんですけれども。
 最近、私も北野に住んでいるものですから、どんどん新しい方が入ってくることを感じるんですけれども、町会には属していない方なんです。そういう方々が、やっぱりああいうところはすごく行きやすいなというのを見てとったんですが、あのようなイベントを例えば年に2回とかの定期的な開催みたいな形でという御検討はありますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  昨年行われました北野祭りにおきましては、地域の方々の団体が実行委員会を立ち上げまして、そして開催をさせていただいたというものになっております。
 このお祭りというイベント自体が、このコロナの時期でなかなかなかったもので、おととし行ったときにも大変盛況で、1,400人余り来られまして、昨年も非常に盛り上がったところでございます。ただ、今年からまたいろんなお祭りが──北野でもいろんなお祭り、町会のお祭りとか、盆踊りなんかもございます。いろいろと開催されていますので、ちょっとまたそれについてどうしようかなというのは、まだ実行委員会のほうで前向きに検討してはいるところですけれども、いろんなお祭りのほうは今開催されている状況なので、それも勘案しながら行おうと、実行委員会のほうで話し合っているところです。
 以上になります。


◯委員(佐々木かずよさん)  ぜひまた、前向きな御検討をお願いしたいとともに、北野のあの地域は、もともとスポーツ広場があったり、ゲートボール場があったりということで、高齢者の方が体を動かす場があったり、子どもたちが本当に体を動かす場があって、そういう子たちに、いつか工事が終わったらまたあの上空部分にできるんだよということを言い聞かせて育ててきて、その子がもう大きくなってグラウンドを使わなくなったぐらいの時間がたっております。待ちに待っていた、ゲートボールをされていた方も御逝去されたり、動けなくなったりと、時が本当にすごくたっておりまして、地元の方々からはやっぱり、いつできるんだという声を本当に多く聞かれます。
 やっぱり地元の方は、朝起きると、今までの経緯ですと、通る道が変わっていたりとか、なかなか御苦労されている方々が多いので、そういった御意見を伺っていると今伺いましたけど、それをまた国のほうと定期的に情報交換する場というのは実際あるんですよね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者に対しましては、定期的に、1か月に1回以上は必ずお会いしまして、進捗状況を──ただ、委員さんがおっしゃいましたように、もっと早くやってくれとか、スケジュールについてもっと早く公表するべきでないかとか、そういったところを伝えてはいるところです。
 ただ一方、スケジュール等につきましては、先般の陥没事象におきまして、まだ見通しが立っていないというのが事業者の回答になっております。ただ、そのような中でも、北野のまちづくりに向けてはちゃんと取り組んでもらうように、東京都、国等にはちゃんと話をしているところでございます。
 以上です。


◯委員(佐々木かずよさん)  ありがとうございます。よろしくお願いします。それと、併せて側道の3・4・12号、3・4・11号のこの開発なんですけれども、私も実際感じるんですけれども、地元の方にもよく言われるんですが、工事が始まると、その3・4・12号ですとか入り口のところに何月何日までに工事開始しますというような看板が立つんですけれども、それが比較的割と短いんですよね。
 そうすると、地域の方が、そうしたら通れるんだという、すごく期待を持たれて、でもその時期が来ると、またその日にちが延びていて、それが来ればまた通れるんだという、それがずっと続いていて。先日も、今、見た目はもうアスファルトになっていて通れるんじゃないか、せめて歩行者だけでも通れるんじゃないかというお声があるんですけれども、実際、工事している方からすると、いやいや、これから下水を通します、水道を通します、電気を通しますということで、見た目の市民の方のレベルの感覚と、工事業者の方と全然温度差がありまして、どうせだったら、もっとかかりますぐらいの表記のほうがいいのかなと。
 実際、私たち住んでいる人間としては物すごく期待値が高いものですから、見た目が本当にきれいになっていくので、もう通れるという声が非常に大きいんですが、その辺の表示の工夫というか、ちょっとお知らせの仕方の工夫などは、市側は難しいかもしれませんが、何かその辺の情報をお届けいただくことはできますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  歩行者通路の確保につきましては、多くの委員の皆様からいろいろとお話をいただいているところでございます。それにつきまして、東京都のほうにしっかりと要望しながら取り組んでいるところではございます。委員さんおっしゃいますように、この工事の表記というのが、大体工事を請け負った業者の方がその工事看板を設置するものですから、私の工事はここからここまでよという形になってしまうので、非常に勘違いが起こるのかなと。
 実際の都計道の工事といいますのは、まず最初に下水のほうを行いまして、埋設管を行って、ガス、水道、そして電線共同溝を設置して、さらに街築工事を行ってから舗装工事を行うというもので、かなり、やっぱりそれぞれ1年から2年かかるものですので、長くはなっていくものと思います。
 ただ、その全体的な表記につきましては、いただいた意見を東京都のほうにしっかり伝えまして、いつまでというのは事業者側、東京都側も示すのは難しいかもしれませんけれども、せめて事業認可の期間とか、そういったものについては示すように話をしていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(佐々木かずよさん)  よろしくお願いいたします。
 私のほうからは以上です。ありがとうございました。


◯委員(石井れいこさん)  おはようございます。よろしくお願いします。大泉の2本の本線シールドマシンなんですけど、掘削完了としていますが、これで予定の掘削が完了して止まるということではなく、ここまで掘削しているという意味ですかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  大泉ジャンクションのFランプシールドマシンにつきましては、こちらは掘進が完了しておりまして、事業地内で現在止まっていて、シールドマシンの解体等を行ったものというふうに聞いております。
 以上になります。


◯委員(石井れいこさん)  事業地内で止まっているということで、この2本のシールドマシンはどこまで掘るんですかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの答弁のほうが非常に分かりづらくて申し訳ありません。右側の3本のシールドマシンにつきましては、オレンジ色の北行きの本線と、あとFランプシールドマシンと、もう一つ、南行きの本線シールドマシンの3つがございます。
 まず、Fランプシールドマシン、これにつきましては、事業地内で完全に止まった、掘進が完了しました。そして、大泉本線、オレンジ色の北行きと緑色の南行きのほうにつきましては、そのままずっと南のほうに下がっていきまして、井の頭通りのほうまで来るとそこで終点という形に聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(石井れいこさん)  ありがとうございます。期間はどのくらいかかるのでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者側に、そちらのほう、同じ質問をぶつけたんですけれども、事業者側におきましては、現時点において見通せる状況ではございませんという回答なんですけれども、それではちょっとお話にならないかなと思いますので、掘進スピードをおよそ大体1日当たり6メートルで計算をして、そして祝日とか、そういった休工時間を除きますと、大体2年程度なのかなというふうに計算をしているところでございます。
 以上です。


◯委員(石井れいこさん)  ありがとうございます。中央ジャンクションのランプシールドマシンのところで掘削完了としていますが、これは予定の掘削が完了したということでいいんですかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  中央ジャンクションにおきましては、北側に2本、南側に2本ございます。北側の2本はAランプとHランプがございまして、Aランプは事業地外、東八道路よりももう少し先の牟礼のほうまで、220メートルほど住宅地のほうまで行きまして、掘進を安全に完了しました。
 Hランプにつきましても、今度はこちらは東八道路の手前側の事業地内で掘進を完了しまして、こちらはシールドマシンの解体等を行ったところでございます。南側のBとFにつきましては、まだ掘進を開始しておらず、そのままとどまっているという状況でございます。
 以上になります。


◯委員(石井れいこさん)  ありがとうございます。今、Hのほうが解体しているんですよね。Aのシールドマシンは今、解体中ということでいいんですかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、Hランプにつきましては、解体が完全に終わりまして、その先端の部分にはカッターがあるんですけども、そこをセメントでグラウトしまして、1つの完全なトンネルの構造となってございます。
 Aランプにつきましては、今解体中で、もう少しで終わるのではないかなというふうに話を聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(石井れいこさん)  ありがとうございます。5ページ目の1、2の工事は、具体的にどんな準備を行っているかということで、ランプシールドマシンはいつ掘削開始する予定でしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  B・Fランプシールドマシンにつきましては、まだ掘進を開始していないところではございますけれども、今までの通常の流れでいきますと、陥没事象が起きまして全てのシールドマシンが停止をしました、そしてそれぞれに対して再発防止対策というのをつくりまして、そして再発防止対策ができましたというのを東京外環トンネル施工等検討委員会で確認をして、その後、地域の方々向けに説明会を行いまして、掘進を開始するという、再発防止対策、説明会、掘進開始と、そういう流れになっております。
 通常ではそのような流れなんですけれども、こちらの南側のB・Fランプシールドマシンにつきましては、昨年の12月に東京外環トンネル施工等検討委員会で再発防止対策がつくられたんですが、まだ説明会は行っていないという状況になってございます。
 ここは、あまり推測で話をしてしまってはいけないのかもしれませんけれども、現在、調布のほうで地盤補修等の工事もございますので、また北側のほうからこういったシールドマシンが入ってくるということに対していろいろと配慮しているのかなというふうに勝手に推測をしているところでございます。
 以上です。


◯委員(石井れいこさん)  ありがとうございます。ということは、説明会はまだ予定はしていないということで、分かりました。
 まる4のところ、6月30日までとなっているんですけど、本当に終了するのか、延長するのかということは。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの延伸につきましては、今のところ聞いておりませんので、今度こそ本当に終わるのかなあと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(石井れいこさん)  ここは、次、どのような工事が予定されておりますか。もし分かっていたら、教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  工事の入札状況等につきましては、事業者側に聞いても、それは現在伝える立場にないというような回答になってしまうんですけれども、あれやこれやと聞いていくうちに大体分かってきましたのが、ランプの中央道につながっていく上部工について模索をしているところ、あともう一つは、北側のところにおきまして換気所について検討しているのかなというのがちょっと聞こえてきたところです。
 以上になります。


◯委員(石井れいこさん)  ありがとうございます。あと、3・4・12号線のところなんですけど、どのぐらい用地を買収できているのかということを伺ってもいいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、一番中央、仙川の辺りから天神山通りのところまでの区間の3・4・12号につきましては、100%終わったというふうに聞いております。吉祥寺通りから東八道路に行くまでの区間につきましては、99%終わったということで、ほぼ100%というふうに聞いているところでございます。
 以上になります。


◯委員(吉田まさとし君)  よろしくお願いいたします。やはり私も、全体概要の部分でちょっと質問を幾つかさせていただきたいと思います。
 このシールドマシンの色分け、緑とかオレンジの、くだらないことなんですけど、この根拠って何かあるんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  表記につきましてちゃんと掲載をしておけばよかったなというふうに考えているところで、大変恐縮でございます。まず、黄色のものにつきましては、NEXCO中日本のシールドマシンが施工している工事になります。緑がNEXCO東日本になります。こちら、表記が全くなくて恐縮なんですけども、青色のもの、中央ジャンクションの北側のA・Hランプシールドなんですけど、これは国土交通省が直轄で行っているものになります。
 以上になります。


◯委員(吉田まさとし君)  ありがとうございました。ためになりました。分かりました。ちょっと、表記を次回、青の部分について入れていただくと分かりやすいなと思います。
 それから、先ほど大泉本線の工事というか、掘削が井の頭通りまで2年ということだったんですが、中央ジャンクションB・Fランプ、今はまだこれの準備工事中なんですが、掘進開始と完了の時期、もしめどが立っているようでしたら、お願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、掘進開始の時期については、事業者のほうから聞いておりませんので、掘進終了も聞いていないというところでございますけれども、延長を割り戻しますと、大体1年半から2年ぐらいはかかる工事なのかなあというふうに捉えているところでございます。
 以上です。


◯委員(吉田まさとし君)  すみません、完了まで1年半ですか、開始までですか。お願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  掘進を開始してから掘進が完了するまでおよそ1年半から2年ぐらい、およその想定のスピードでいきますと、恐らくそのぐらいかかるのかなと思います。全体的な工事期間となりますと、掘進が終わるとそこから今度は解体とかが始まりますので、さらに1年ぐらいはかかるのかなというふうに推測されます。
 以上です。


◯委員(吉田まさとし君)  ありがとうございました。何が聞きたかったかというと、よく御意見でいただくのが、ここの中央ジャンクションまで通れば、大泉のほうの問題もあるんでしょうけども、調布が、これ、いつ再開するかめどが立っていない状態なので、東八出入口までは使えるようにしていただきたいという要望が結構あるんですけども、いろいろ御事情、物理的な問題もあるというふうに聞いておりますので。ただ、まだ調布の再開が見えていないところで、多分お分かりにならないと思うんですが、一応質問させていただきます。予定というか、設計の変更というのがなされないのかなと。なされていないのであれば、現状なされていないで構わないんですが、お願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在におきまして、事業を大泉側のほうは北側から井の頭通りまで行う、東名側のほうは井の頭通りまで行うという全体の内容につきまして、今のところ変更案については聞いていないところでございます。
 以上です。


◯委員(吉田まさとし君)  ありがとうございました。続いて、もう一つだけ。市長からの要望書についての回答に対してなんですけども、ちょっと御説明がなかったので、改めて。これの1の中央ジャンクション(仮称)上部利用について云々というところで、先方の答えとしては、都合のいい言い回しで、4行目、利用者の安全確保の体制を構築した上でというところで、既に北野の里、空き地を利用して、いろいろイベントを行う予定であるということなんですが、この安全確保というのは、先方の目視なんですかね。何かガイドラインがあったりするんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、三鷹市のほうから要望しておりますのは、施工ヤードを広げる機会をさらに拡充してほしいというところでございます。つまり、暫定開放として──今は北野祭りのように一時的な使用という形になっているんですけども、それを暫定開放として、一定程度の期間、きちんと枠を決めた上で開放してほしいという要望を出しております。
 それにつきましては、国交省のほうから結構前向きな回答がありまして、安全対策を構築した上でという回答が来ているところでございます。その中におきましては、三鷹市側が公園として管理をするのかとか、事業者側がどのような管理を逆にやってくれるのかとか、そういったものをお互いに構築して決めましょうという内容なのかなというふうに捉えているところでございます。
 以上です。


◯委員(吉田まさとし君)  ありがとうございました。お互いその構築を早めにしていただければ、早期に継続的な利用が可能になるのかなというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  まず、佐々木委員と石井委員の再質問になるんですけど、都市計画道路のほうは、完全に用地買収が終わって道路の整備が全部終わるまでは通れないのかどうか、確認したいんです。牟礼六丁目の3・4・13号線って、買収が全部終わってないだろうけど、歩行者と自転車が通れるように真ん中を、そして今回もまた一部分が通行できるようになったじゃないですか。そういうことはしないんですか。というか、市じゃないでしょうけど、東京都の話だけど。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  都市計画道路につきまして、そのような地域要望がかなり高いというのは東京都も認識しておりまして、現在、警視庁のほうとそれができるのかどうかということについて協議をしていると聞いているところでございます。
 ただ一方で、今工事が始まったばかりですので、工事をやっているところの隣で子どもたちを通すということも、安全の確保の上で非常に懸念もありますので、それをちゃんと調整をしながら行ってもらうように、東京都のほうに要望していきたいと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  引き続き、安全を確保した後に、歩行者、自転車だけでも通れるような形で進めていただければと思います。
 あと、北野情報コーナーなんですけど、私もこの間、選挙前に立ち寄ったり、コーヒーを飲ませてもらったりして、何度か行って、結構地域に愛されている場所になっているんじゃないかなという雰囲気を得ているんですよ。隣の子どもたちが遊べる場所とかも、放課後、結構子どもたちが遊んでいたり、あるいは下校の子とかがちゃんと福島さんに挨拶をしながら帰っていくとか、人柄もあるんでしょうけど、北野情報コーナーをより利活用していくべきではないかと思うんです。
 北野の里をつくっていく上でも、いろんな人、地域の人が来てくれれば、いろんなアイデアとか、思いがそこで話せると思うんですけど、そういったアンケートですとか、話の中でどういう話があったとかということを常に控えておいているんじゃないかなと思うんですけど。そういった意見を吸い上げる場所としても大いに利用できるんじゃないかと思うんですけど、市としては今後、まだこれはしばらく開設したままだと思うんですけど、どういった利活用を考えているのか、お伺いしたいんですけど。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  委員さんがおっしゃいますように、あそこは地域の方々が直接的に運営しているというところでございまして、非常に地域の方から愛されているところというふうに認識しております。近くの農業者の方もボランティア的に参加をしていただいて、例えばグリーンカーテンをいろいろ自主的にやっていただいたりとか、畑の耕作をやっていただいたりとか、また点描画のすごい、市民賞の副賞、準優勝的なそういう賞を取った絵画の先生もいらっしゃいまして、その方も1週間に1回程度、自分の描いた絵を替えるために来るというような、地域の方々で運営されているところとなっております。
 その中におきまして、そういうところだからこそ、いろんな意見を言いやすいというのがありまして、管理者の方々に対していろんな意見をやっぱり言っていただいているところです。ちゃんと意見を控えておきながら、それを集めて、もっとこういうふうにしたほうがいいというのをやりながら行っています。
 さらに、北野情報コーナーというのは、国交省のほうで推進しておりますグリーンインフラの取組の大きな1つになっていくのかなというふうに考えておりまして、あそこではいろんな実証実験を行っております。例えば、雨水を貯留するようなものを設けまして、流出抑制ができるのかどうかという実証実験をやったり、あと環境学習の場として、子どもたちと一緒にそこの北野情報コーナーから北野公園のほうまで行って、どんな虫がいるのかとか、グリーンインフラとつながるような環境学習というのを行っている。それをさらに、おっしゃいますように、発展をさせていくように取り組んでいきたいと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。この間、私も議員になってから、何度も小学校とかでやっている説明会とかには行っていますけど、みんなも行っていると思うんですけど、大体そういうところって反対の意見ばかりしか出ないじゃないですか。賛成の人は声を上げられなくなって、そのうち来なくなっちゃうんですよ。そういう人でもここには来ているんですよ。
 福島さんと立ち話したときも、中じゃないですよ、外の広場の横に貼ってある写真とかを見ながら、興味ある人がそれを読んでいて、福島さんが外環の説明しましょうかとか言って説明していたりして、早くできるといいですよねとかいう声がここだったら拾えると思うんですよ。そういった意見も拾っていく場所だと思うんですよ、サイレントマジョリティーじゃないですけど。そういうことにも役立ててもらいたいなと思うので、引き続きいろいろアイデアを出しながら、ここの運営に努めていただければとお願いします。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、よろしくお願いします。運営方針と目標の45ページですけれども、41ページには、エリアマネジメントを推進するということで、北野の里をどのようにしてエリアマネジメントしていくのかということだと思います。その点で、北野の里というのは、天神通りのところまで、地域全体、外環道、中央ジャンクションのみではなく、その周辺地域、都市計画道路も含めた、接している地域も含めての計画ですよね。
 その点で、この資料1の5ページ目、これにあるこの黒い線が、工事ヤードが建設されている中で、今現状、市民が使っている市道の概略図だと思います。参考資料の3ページ目の地図というのは、完成したときに、機能補償道路も含めてどのように道路が造られるかということです。北野の里のエリアマネジメントというのを考えたときに、段階が2つ必要じゃないのかというふうに思います。
 調布で事故が起こって、今止まっている状況の下で再開して、この中央ジャンクションの下も、本線マシンが通り抜けて武蔵野市の井の頭通りまで行くわけですよ。それを見通すというのは、今現状難しいということは、この工事の現場のこの資料1のほうの、今ある現状の道路が、今市民が一番直面している、またこれから長く接していかなければならない地域なので、北野の里のいろいろ様々な計画をどういうふうにつくるのかというのは、今の段階でのまちづくりというのを考えなければならないと思うんです。
 今年度、その周辺の地域をどのように進めようとしているのか、この1年で何をどのぐらい実現するというふうに考えているのか、確認したいと思います。
 期間的なことでいうと、大泉からのほうは──本線が終わるのは大体いつか分からないけど、工事的には、1日6メートルで計算すれば2年半ぐらいかかるだろうということでいえば、その工事が、先ほどの委員からもありましたが、それを延長してこの中央道までも持っていくことも可能じゃないかというように言われる方もいらっしゃいます。実際、工事計画はそうなっていないので事業変更しなきゃいけませんし、シールドマシントンネルの技術的な側面でいうと、シールドマシンの刃が対応できるのかと、延伸することに耐え得るような構造になっているのか、想定していなければ延長はなかなか難しいというのを、技術的な側面だと認識しているんですけれども。
 期間でいえば、こっちから考えても2年以上は時間がかかるわけです。なので、北野の里のエリアマネジメントを考えたときに、この2段階というか、この現状の中での計画というのを進めなければいけないと考えているんですけども、その点をお伺いしたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  質問委員さんからエリアマネジメントについて質問をいただいたというふうに認識しております。こちらの取組につきましては、まずは北野情報コーナーで、まちづくりに向けた活性化を行っていくこと。そして、さらにこれとは別に、地域の若手の方々と一緒にまちづくりについて話合いの場を設けております。
 これ、公的なものではないんですけれども、今、非常に特徴的なのが、こちらの北野町会というのは1つの町会で、そして農業者の方が多い町会になっております。その農業者のお父さん方の世代というのがかなり意見が強くて、そこが大体占めているという、そういうちょっと特徴的なところではあるんですけれども。
 そこから、今度は息子さんの世代のほうに移行しつつあるのかなあと今感じているところです。今、その息子さんの世代と話合いなどをしながら、共に今後のまちづくりに向けて、エリアマネジメントに向けて取り組んでいる、それをさらに加速させていきたいと考えているところでございます。
 あともう一つ御意見をいただいたのが、この道路について完成形の部分と今の現状の部分というふうに御意見をいただいたところでございます。確かに、仮設道路によっていろいろ切り回しがされることで、地域の方々がやっぱり困惑するというのも推定されるところでございます。それにつきましては、事業者側のほうに、例えば全体的な仮設道路も含めたマップを作るとか、そういったことも要望しながら、なるべく分かりやすいものにしていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  そうすると、この2023年度におけるエリアマネジメントというか、北野の里の計画というのは、具体的なことで市民が享受できる、受けることのできる変化というのはどのようにお考えですか。


◯都市再生部エリアマネジメント担当部長(田中元次君)  エリアマネジメントって、ハードだけではなくて、まさに今までの、北野の里で市民の皆さんとお祭りをやること、そういうようなこと1つずつがその地域のエリアマネジメントであるというふうに考えています。そういう意味では、そういうものを積み重ねながら、この地域をどう活性化していくのかというようなことをしっかり、今も担当はやっておりますので、引き続きそういったことをやっていきたいというふうに思います。


◯委員(栗原けんじ君)  先ほどから、中央ジャンクションの上部空間の利活用ということで、まちづくりにも応えていくと。コロナ禍で地域のお祭りなんかできなかった中で、ああいう場所で2年にわたって実施したというのは、本当に大きな意味を持っていますし、そういう中での市の上部空間の活用のための取組をさらに今年もしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
 その上で、安全対策についての問題についてはどのように取り組まれるのか。都市計画道路の整備もそうですし、機能補償のための仮設の道路の現状も含めてお聞きしたいと思います。
 また、中央ジャンクションのランプシールドトンネル、まだ今後の掘進開始の時期は明確ではありませんけれども、ランプシールドトンネルについては、近々スタートすればすぐに仙川の下を通るということで、周辺地域の方はとても心配されていますし、本線は止まっていますけれども、本線とランプシールドトンネルを接続する地中拡幅部の安全対策についても、市民からは不安の声がありますので、その点での取組をどのようなお考えなのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、現在の切り回しですとか、そういった周辺道路における安全性というところなんですけども、現在、事業者──NEXCO、国交省におきまして防犯カメラを44基設置しまして、仮設道路につきましては全て防犯カメラで網羅するという形を取って、安全対策のほうを行っております。
 また、その仮設道路の切り回しに対しましては、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会というのを地域の方々とつくっておりまして、これは主に切り回しされた通学路等に対する市民の皆様の意見をいただくという場でございます。これを切り回し道路が行われるたびに開催をしまして、そこの交通が安全かどうか、子どもたちを通して安全なのか、ひいては地域の方が歩いて安全なのかどうかというのを確かめているところでございます。
 また、ちょっと話が変わりまして、地中拡幅部のところにつきましては、まだ現在、標準化工法、本線シールドとランプシールドをつなげる中核部につきましては標準的な工法というのが、東京外環トンネル施工等検討委員会で示されたところでございまして、まだ設計の段階というふうに聞いております。必ず説明会などを求めまして、安全性を追求したいと思っております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  中央ジャンクションから発進するランプシールドトンネルのBとF、また地中拡幅部、本線については、事業者に引き続き安全対策を技術的な検証も含めて求めると同時に、市としても、市民への説明もしっかりと求めていただきたいと思います。また、市としての取組も、安全面での検証を可能な限り進めていただきたいというふうに思います。
 先ほどの現状の切り回し道路、今の形は固定ではなくて、工事が進むことによって、必要性に応じて──この3・4・3号のための工事で一時期道路を付け替えましたよね。今、参考資料の3ページ目の道路というよりも、こっちの5ページ目の資料、現状の、質問にもあったように、中央ジャンクションに面している西側の今の切り回し道路が通り抜け道路になるんじゃないかという不安がありました。
 実際には、そのような状態にはなっていないように感じます。御存じだと思いますけど、ゾーン30的な、ソフトポールを立てた速度対策もされているというのも確認しています。交通事故が本当に心配なので、その点での安全対策の取組は絶えず検証して、北野情報コーナーなどでも寄せられる声というのはしっかりと検証して、取り組んでいただきたいというふうに思います。
 あと、3・4・12号、都道の進捗がどういうふうに進むのかで、供用までに時間がかかるという場合には、暫定利用というか、早期に整備された区間の暫定的な運用で、自転車道だったり、歩行者の道路として使われている地域が見受けられます。ここの整備がどういうふうに進むのかということがやっぱり重要だと思うんですけれども。
 吉祥寺通りと東八道路の区間においては、若干──先ほど99%というふうに言っていらっしゃいましたよね、実際に交渉されている方になかなか条件が合わないということでお話も伺って、相談されているお話も伺いました。丁寧な対応を、やはり住民本位で取り組んでいただきたいと、東京都に対しては、北野の里のまちづくりに関する都市計画道路なので、住民の意見をしっかり聞いて取り組んでいただきたいというふうに思いますので、その点はよろしくお願いいたします。
 終わります。


◯委員長(加藤こうじ君)  以上で行政報告を終了いたします。
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◯委員長(加藤こうじ君)  休憩いたします。
                  午前10時34分 休憩


                  午前10時35分 再開
◯委員長(加藤こうじ君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(加藤こうじ君)  議会閉会中継続審査申出について、本件を議題と致します。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること。本件については、引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(加藤こうじ君)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時37分 散会