午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君) おはようございます。ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
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◯委員長(伊藤俊明君) 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
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◯委員長(伊藤俊明君) 休憩いたします。
午前9時28分 休憩
午前9時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君) それでは、委員会を再開いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君) 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、東京外郭環状道路調査対策特別委員会活動経過報告書の確認、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように確認いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君) 市側が入室するまで休憩いたします。
午前9時30分 休憩
午前9時31分 再開
◯委員長(伊藤俊明君) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君) 行政報告、本件を議題といたします。
本件に対する市側の説明を求めます。
◯都市再生部長(久野暢彦君) おはようございます。本日、外環事業に係る取組の状況について御報告いたします。よろしくお願いいたします。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) それでは、資料について御説明いたします。それでは、次第の1、外環事業に係る取組状況について御説明します。
資料1を御覧ください。1、本線トンネル工事等の掘進状況について(令和5年3月上旬時点)について御説明します。2ページを御覧ください。1、本線トンネル(北行き・南行き)東名北工事の進捗状況についてです。令和5年3月1日時点になります。北行き(がるるん)、南行き(みどりんぐ)については掘進を停止しており、これまでの内容と変更はありません。
2、本線トンネル(北行き・南行き)大泉南工事及びFランプシールドトンネル工事の進捗状況についてです。北行き(カラッキィー)は令和4年12月8日から掘進作業を再開しており、大泉ジャンクションから1,362メートルと聞いています。南行き(グリルド)も令和4年11月1日から掘進作業を再開しており、930メートルと聞いています。大泉Fランプシールドは、令和4年3月17日に掘進作業を完了しています。
3ページを御覧ください。3、中央ジャンクションA・Hランプシールドトンネル工事の進捗状況です。中央ジャンクション北側Aランプシールドは、事業地外で本掘進作業を行っており、Aランプ立て坑から593メートルと聞いています。中央ジャンクション北側Hランプシールドは、令和4年10月13日に掘進作業を完了しています。
4、東名ジャンクションHランプシールドトンネル工事の進捗状況です。東名ジャンクション北側Hランプシールドは令和5年1月23日に掘進作業を開始し、Hランプ立て坑から7メートルと聞いています。
1ページにお戻りください。2、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和5年3月上旬時点)を御説明します。
4ページを御覧ください。6つの工事を記載しています。黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、準備工として防音設備工事及びシールドに係る附帯設備工事等を施工中です。なお、事業者に先日確認したところ、Fランプシールドトンネル工事は令和7年5月31日まで延伸されたと聞いています。
紫の枠、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路、換気所地下部等の構築に向け、現在、掘削工事及び躯体構築を行っています。工期が令和11年5月3日まで延伸されました。
青の枠、まる4、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠(その2)工事です。ランプ部地下躯体構築等を行うもので、現在、躯体構築工事及び埋め戻し工等を施工中です。
赤の枠、まる5、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その3)工事及びまる6、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その3)工事です。Aランプシールドは、現在、事業地外において本掘進作業を行っています。Hランプシールドについては、令和4年10月13日に掘進作業を完了し、シールドマシンの解体工事及び坑内整備作業を実施しています。
1ページにお戻りください。3、北野小学校及び第六中学校を対象とした「特別授業及び現場見学会」の開催についてです。事業者は、令和5年2月21日、火曜日に、北野小学校6年生約90名を対象とし、また3月10日金曜日に、第六中学校3年生約160名を対象として、外環に関する現場見学会を開催しました。北野小学校及び第六中学校現場見学会につきまして、参考資料1に記載していますので、後ほど御確認ください。
説明は以上になります。
◯委員長(伊藤俊明君) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
◯委員(寺井 均君) おはようございます。よろしくお願いします。本線トンネル工事等の掘進状況についてということで、中央ジャンクションのHランプシールドトンネル工事の進捗状況ですけれども、10日に頂いた案内、お知らせでいいますと、Aランプ掘進予定時期が3月17日からおおむね1週間程度ということで、24日ぐらいなのかなと思うんですけど、これは計画どおり終わるというふうに情報をいただいているのかどうかの確認をしたいと思います。
それと、これでこの工事が終わるのかなと思っているんですけど、あとは本線シールドが来てからというふうになると思うんですが、ここまでのいわゆる東八までの本線トンネルのシールド工事は北から来るのか、南から来るのか。以前は南から上がってくるのかなと思っていたんですけど、南が止まっているということもあるので、北からのほうに変わったのかとか、そういうことをもし聞いていれば、教えていただきたいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、Aランプシールドの状況ですけれども、3月21日時点におきまして641メートルとなっております。事業者のほうからは約650メートルと聞いておりますので、残り約10メートル程度かなと考えております。そうなりますと、今年度中には恐らく掘進作業が終わるのかなと思っているところです。
また、本線トンネルが事業認可におきましては南側のほうから──現在、調布の市域のほうで止まってはいるんですけれども、そちらのほうから中央ジャンクション、三鷹市全域を貫いていくという形になってございますので、北から来るというような話は聞いてはおりません。
以上です。
◯委員(寺井 均君) ありがとうございます。南のほう、用賀のほうから来るということで、それは変わってないということで、分かりました。そっちのほうが止まっているので、北から来たほうが早いのかなと。少しでも早く終わらせていただくには、北から来ていただいて、せめて中央ジャンクションから北側が早く通行できるようになると、少しは市民の方のためになるのかなと思うんですけど、そういうこともあり得るよねということで、事業者側にも言っていただきたいと思うんですが、またその辺の情報なんかも提供していただければと思います。よろしくお願いします。
あと、中央ジャンクション地域の現段階の工事の状況についてということで、今報告がありまして、まる2が令和7年まで延伸されたと。あと、まる4、まる5、まる6に関しては、今年度中に終わるということでよろしいんでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まる4、まる5、まる6の管渠工事、A・Hランプシールド工事なんですけれども、まだ事業の延伸というのはちょっと微妙な時期で、今年度中に延伸をするとは聞いているところです。延伸をしまして、年度内にはいわゆる終わらないということなんですけれども、じゃあ、どれぐらい延伸するのかというのはまだ公表はされてはいないんですけれども、あれやこれやと確認をしたところ、5番のAランプシールドにつきましては、およそ半年から1年程度なのかなということが推測されます。
Hランプシールドトンネル工事については、数か月、また北側ランプ管渠工事につきましても、数か月程度延伸されるのかなということが推測されるところでございます。
以上です。
◯委員(寺井 均君) ありがとうございます。31日までの事業で、次のがまだ決まっていないというのは、ちょっと不安な部分はありますが、分かりました。大体半年から1年ぐらいで、4、5、6に関しては終わるのかなということなんですが、それ以降の工事、発注が出ているのかどうか、何かそういう予定を聞いていれば、教えてください。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 昨年12月に入札がされました。それが中央ジャンクションへの上部工の工事でございます。しかしながら、2月の段階で入札業者がないということで、不調に終わったというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(寺井 均君) 入札がないというのは、まだ数か月あるのであれなのかもしれませんが、ちょっと心配かなというふうに思います。また決まりましたら、報告いただければなというふうに思います。
以上です。ありがとうございます。
◯委員(池田有也君) それでは、幾つか質問させていただきたいと思います。まず、現在動いているシールドマシンのほうに関しまして、各場所で動いておりますけれども、現在のところ何か住民の方から苦情だったり、指摘があったりしたようなものはあるのかという部分。特に三鷹の場合ですと、Aランプシールドが一番関係するのかなと思いますが、何か情報があれば教えていただければと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、中央ジャンクションにおきましては、Aランプシールドにつきまして、騒音、振動ともに基準値内というところでございまして、苦情等は聞いてはいないところでございます。
また、地表面の変状につきましても、プラス1ミリからマイナス2ミリというところで、大きな影響はないというふうに聞いております。
また、北側の大泉ジャンクションに関わる北行きの事業地外に出ているところですけれども、こちらも同じように全て基準値内というところで、苦情等については聞いていないというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(池田有也君) 分かりました。今のところは特に異常がなく、基準値内ということで確認させていただきました。
次に、現在の工事状況についてでございますが、先ほど多少期間は延伸していくということでございますが、こちらの先にできる部分について、完了後ですが、上の部分について、例えばイベントで使えたりとか、北野の里の整備に向けて少し早めにその部分だけは進んでいくとかというようなことなどというのは検討されているのかどうか、教えていただければと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、上部につきましては、工事が終わってからも施工ヤードとして使うので、完全な、最終的な整備のところには向かわないということを事業者のほうで確認をしております。
そこで、昨年の末に外環特別委員さんの皆様からいただいた要望をまとめたものを事業者に渡しまして、その回答としまして、暫定開放の整備について行うというふうに聞いておりますので、そちらの調整について今後入っていきたいと考えているところでございます。
以上です。
◯委員(池田有也君) 分かりました。ありがとうございます。ぜひ使えるところから活用していくことで、またイベントなどでやっていくことでより理解も深まると思いますので、ぜひお願いいたします。
最後に、見学会ですけれども、今回、北野小学校と第六中学校ということで、東三鷹学園さんのほうですね。今後──もちろん地元が一番優先だと思うので、地元のほうからだと思うんですけれども、そのほかの地域の小・中学校については、行うようなことって検討されているのか確認させてください。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 今回、まずは六中のほうに広げたところでございます。今後は、まずは沿線の小・中学校というのができないかどうかということを、さらに事業者側のほうと調整をしていきまして、なるべく多く参加できるような形にしていきたいと考えているところでございます。
以上です。
◯委員(池田有也君) 分かりました。ありがとうございます。どうしてもやっぱり私とか、市内西部地域のほうにいると、なかなか身近でないように感じる人も多いので、できれば広く市内の小・中学校でもやっていくことで、恐らくお子さんも見たら、家でお父さん、お母さんに話もすると思いますし、これができることによってより利便性も高まって移動も楽になりますし、渋滞も減るというようなこと、そういったことを大いにアピールしていってほしいなと思いますので、どうか広くPRのほう、よろしくお願いいたします。
以上で質問を終わります。
◯委員長(伊藤俊明君) 他の委員はございますか。
◯委員(谷口敏也君) 私も、池田委員と同じ質問なんですけど、ちょうど1年前にやっぱり北野小学校の6年生ということでやられて、今回、中学生は初めてになりますか、第六中ということなんですけど、やっぱり今現在の日本の土木建築技術の粋を集めた工事だと思うので、それが三鷹にあるということは、やっぱり市内の小学生、中学生、特に中学生なんかはこれからの自分の職業の中の1つとして選択する可能性もあるわけじゃないですか。
これはやっぱり、できれば全学校に参加をさせていただきたいです。今回も、北野小学校は6年生ですから、6年生になると見に行けるというのもだんだん工事が進んでいくと見に行けなくなるでしょうから、年に1回とかじゃなくて、学校の都合もあるでしょうけど、事業者側に呼びかけて、学校のほうの希望を聞いて、どんどん子どもたちに見せていただきたいなと思うんですけど、その進み具合とか。
去年もこれ質問したんだと思うんですけど、1年たって六中を拡充しましたけど、結局年に1回、それだけかみたいな話になると思うんですけど、その見通しはどうなんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まずは六中の生徒さんのほうということで、初めて中学校のほう、御要望いただいた内容に応えて事業者のほうも行っております。さらに今後拡大していくということですので、あとは事業者が年間どれぐらい取れるのかということもありますけれども、複数回できないかどうかということも含めて、事業者側のほうに確認してみたいと思います。
以上です。
◯委員(谷口敏也君) ありがとうございます。これはそもそもが学校側のほうからの要請という形になるんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 学校側からの要請という形になります。
以上です。
◯委員(谷口敏也君) でも、学校側からの要請といっても、学校側の、例えば校長とか管理職の人たちが、こういうことをやれるということを知らないかもしれないじゃないですか。そうすると、教育委員会のほうとして、ある程度情報提供みたいなのをする必要があると思うんですけど、その辺は都市再生部として教育委員会との連携、その辺はできているのかどうかお伺いしたいんですけど。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 都市再生部のほうとしましては、そちらの事業を行うことという情報共有を教育委員会のほうとも行いまして、あと学校のほうは総合学習の時間でやっておりまして、総合学習の時間というのは校長先生の裁量で行っているというところもあります。その中で依頼を受けて、またそちらの中身についても教育委員会のほうに報告をしているというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(谷口敏也君) ありがとうございます。考えましょう。沿線でいっても、やっぱり東台、中原、五中、あるわけじゃないですか。その上に行くと、今度三鷹の森も入りますし、五小なんかも近くを通りますから、その辺は積極的に見ていただきたいなと思うので、我々からも声がけをするべきかなと思いました。よろしくお願いします。
ありがとうございます。
◯委員(栗原けんじ君) よろしくお願いいたします。初めに、本線トンネルの進捗状況ということで、世田谷からの本線トンネルは今も止まっているということで、再開の時期というのは情報としてはどのように確認しているでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 再開につきましては、まず再発防止対策が立てられていないことから、それによりまして今差止めが起こっているということが理由の1つ。もう一つは、地盤補修のほうがまだ工事も着手されていないということで、そちらのほうが終わってからになるのかなと思いますので、それについても影響を及ぼしているのかなというふうに考えております。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) その再発防止対策が確立されていないということで、差止めになっていると。あと、今、地盤の補修が行われていると。これ、見通しはどうなっているんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、再発防止対策につきましては、事業者のほうから、まだそちらの策定の時期につきまして言える時期ではないというふうに聞いているところでございます。
また、続きまして、陥没事象の現場の補修のほうでございますけれども、5月に工事の着手を行うに当たり、オープンハウスなどを行いまして、それからおよそ2年程度をかけて地盤補修を行うというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 地盤補修に2年程度と、再発防止対策はまだ言える時期ではないと。この再発防止対策については、地裁の判断も、そこには安全確認の判断があると思いますけれども、三鷹市としても再発防止対策についてはしっかりと検証していただきたいと思いますが、出てきたときの対応を確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 恐らく事業者におきましては、これまでの工事の状況によりまして、それを基に再発防止対策のほうを策定すると思います。それによりまして行いますので、恐らく振動ですとか、騒音、また地盤に対する影響などというものがこれまでの工事において発生したかどうかというのは大きな視点になるかと思いますので、そうした内容を基に東名の本線の再発防止対策というものが適切かどうかというのを確認していきたいと思います。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 再発防止対策については、住民の財産と命と暮らしの問題がかかっていますので、より徹底していただきたいと。その上で、本線の計画線上にある地層のさらなる調査というのは、やっぱり直下でないと不安は解消されないというのが地域の声です。住宅密集地真下なので、やろうとすれば立ち退きしてやってもらわなくちゃならないというような、ちょっと現実的ではない部分があるので、ボーリングの調査のさらなる拡充というのが必要だと思います。
この点での、安全対策をしていく上で追加の地層の調査をぜひやっていただきたいと事業者にも申し入れてほしいと思うんですが、確認します。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) ボーリング調査の追加におきましては、東京外環トンネル施工等検討委員会におきまして、さらに追加をするべしというふうな意見が出ているところでございます。また、三鷹地域に関わるものとしましては、20号の付近のボーリング調査、また仙川付近のボーリング調査、そして中央ジャンクション、中央道の北側におきましては、中仙川遊歩道付近のボーリング調査を行うというふうにしておりますので、そちらをしっかりと確認し、また求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 大深度地下トンネルなので、より間隔の密な調査をより一層求めていただきたい。それが、安全を確認する上では重要な対策にもつながっていくものなので、要望しておきたいと思います。
ただ、本線シールドトンネルを中止する必要があるというふうに私どもは考えています。この点は改めて表明しておきたいと思います。
その上で、資料の4ページの工事の進捗について確認をします。ランプシールドトンネルのBとFについては、発進の時期というのはいつになるのか。現状、マシンの設置ということでは発進できる状態になっているのか。確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 昨年、令和4年12月の第26回トンネル施工等検討委員会におきまして、B・Fランプシールドの再発防止対策のほうが策定をされました。ただ、こちらのほうがいつ工事を行うのかということにつきましては、まだ事業者のほうからは話はないところでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 再開の場合には住民説明会は当然行うと思いますが、市としてどのように情報を市民に共有するのか、確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) こちら、B・Fのランプシールド工事におきましては、準備工事の説明会は過去に行ったものでございますけれども、B・Fのランプシールド工事の本工事の掘進を行う際には、必ず説明会を行うというふうに確認をしております。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) ランプシールドトンネルは、大深度に至る過程の地上区分権も発生する地域を通るトンネルですので、開始するに当たっては、しっかりと情報提供していただく責務を果たしていただきたいと思います。
それで、この3の部分ですけれども、換気所の工事、これには入って──工期が令和11年5月3日まで延長されましたけれども、ここで換気所は完成するということでいいのでしょうか。
あと、4の部分にも換気所があるとは思いますが、先ほど上部工の工事の契約が不調、入札がなかったというお話だったと思います。この中身というのは、換気所の入札、工事ということで理解していいんでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、まる3の中央ジャンクション南工事におきましては、換気所の地下の部分の躯体を構築するというものをやっておりまして、いわゆるコンクリートボックスのほうを造りまして、そこにスペースをつくるという工事でございます。そうなりますと、まだ上部のほうは発注はされていないと。ですので、煙突とか、そういったものはまた別工事になるというふうに認識しております。
また、まる4のランプ函渠工事におきましては、あくまでもこれは連結路を造るもので、換気所の工事につきましてはまだ発注はされておりません。したがいまして、不調になったという上部工の工事の中には、こちらの換気所のものは入ってはいないという内容になってございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) これ、まる3の紫の換気所の部分ですけれども、換気所を入れるための地下空間の躯体工事だということですよね。これ、令和11年5月ってかなり、これから5年というのは、ちょっとこの間の進捗からすると工期が長いと思うんですけれども、これは躯体のみですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) こちら、南工事におきましては、連結路、一部のランプの部分と、あと換気所の躯体の部分の工事を行うものでございます。しかしながら、こちらのB・Fランプシールドと工事場所が重なっていると。現在、B・Fランプシールドの掘削した土砂をためておく土砂ピットの下が工事の施工ヤードになってございますので、いわゆるB・Fランプが終わらないと、そちらの部分の施工に取りかかれないという状態でございます。それによりまして、大分長く取ったのかなというふうに推測をしております。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 大変複雑な工事だということは分かりました。そういう予定だと。工事の中身については、今何がより進んでいるのか、具体的に情報提供をお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。
まる4の部分も、これは連結路ということで、換気所についてはこれからの契約になっていくと。工期の関係でいうと、連結路が終わらないとそこには入れないという認識ですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) こちらの管渠の工事につきましては、連結路の部分を最終的に造るということが目標でございまして、あと数か月程度延伸するのかなというところで、その中で完結するのかなと思います。
換気所のほうの、こちらの北側のほうの工事につきましては、また別発注となりますので、それがいつ頃されるのかというのは、まだちょっと情報は得ていないところでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 分かりました。適切な情報提供をお願いします。
その上で、まる5、まる6のAランプシールドトンネルとHランプシールドトンネルなんですけれども、Aランプシールドトンネルは、あと10メートルほどでランプシールドトンネルとしての工事は完結するという認識でよろしいでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、Aランプシールドにつきましては、あと10メートル程度でございまして、そちらが終わりますと、今度はランプシールドの解体工事が行われます。そして、Hランプシールド、今、解体がほぼ終わりまして、これからまだ数か月何をやるのかといいますと、写真の右側の下のほうに、ランプシールドを掘進したときの茶色い輪っか、リングがあるかと思います。こちらを外しまして、坑口を止水しまして、水が入らないようにする工事を行うというふうに聞いております。
したがいまして、Aランプも同じようにこの輪っかの部分を取り外して止水をするという工事が、これからなされるのかなと推測しているところでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 分かりました。このHランプの工事が今も続いているんだと思うんですけれども、北野二丁目に住んでいる方から、やはり机の上のコップの水面が振動するということのお話がありました。やはり、いつ終わるかも分からないという状況になると、不安になると同時に、精神的にストレスを感じているというお話でした。眠れなくなるほどではないですけれども、この工事自体は時間的には24時間やられているんでしょうか。
あと、土砂の搬出について、早朝にトラックが列をなしているのを確認できます。土砂の搬出については、継続的に満遍なく搬出しているのか、それとも時間的に、この時間からこの時間と搬出している特定の時間というのがあるのかどうか、確認できたらお願いします。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、ランプシールド工事につきましては、本体の工事につきましては6時から夜の10時という形になっております。一方で、この工事全体としましては24時間工事ということになってございまして、ランプシールド以外のところにつきましては音の出ない作業を24時間で行っていると。
質問委員さんがおっしゃったように、土砂の搬出などにつきましては、やはり振動等が発生する可能性がありますので、そちらにつきましては日中というふうに聞いております。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) そうすると、シールドマシンが動いている時間というのは、早朝の6時から午後の10時、22時ということですか。日常の生活の時間ですので、感じる方では、目に見える形での影響なので、健康被害が出ないように市民の声はしっかりと受け止めて、また申出があったときには、事業者に対しても適切に対応していただきたいというふうに思います。
土砂の搬出ですけれども、日中ということですけれども、繰り返しになります。搬出するトラックは朝早い時間に列をなしているんですよ、7時前ですかね。中央高速沿線に住んでいる方からは、これは新川の料金所付近に住んでいる方なんですけれども、この緩衝緑地帯の問題では市の方にも対応していただいて、NEXCO中日本の対応も、住民説明会もしていただいて、一定の対策、緩衝緑地帯としての機能を確保していくという立場で、市とも協議していくという話だったんですけれども。
植栽を切られてから、夜中の振動が激しくなったという声を伺っています。それは、NEXCO中日本にも伝えているんですけれども、何が原因なのかなかなか分からないんです。夜中の時間の大型トラックの高速の利用というのは、高速道の周辺の振動だとか騒音で大きな課題ではあるんですけれども、外環の事業がその要因になっていないのか。夜の搬出というのはしているかどうかというのを確認できますか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 夜間の搬出等は行ってはいないというふうに聞いております。一方で、中央道におきましては、八王子保全公社のほうから、やはり中央道そのものの特質として、騒音、振動とかについては、車が通る音などにおいて時々いただいているということで、その範囲なのかなとも思いますけれども、引き続き事業者のほうには、日中に確実に静かに行うように求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 本体の工事が6時から22時、夜の10時にやっているということでいうと、その間土砂が一定出ると。土砂の搬出をどの時間帯でやっているのかというのを確認していただきたいというふうに思います。中央道の騒音、振動の1つの原因になっているんであれば、改善を求めたいというふうに思っていますので、確認していただきたいということを要望します。
あと、資料の説明で、北野小学校の写真なんですけれども、ぜひ外環特別委員会でも見ておきたかった中身だというふうに思います。市民への説明会もされていて、高齢者、足が悪い方にとっては、ちょっと深いところになるので、なかなか難しいということを伺いました。ただ、現状どういう工事をされているのかということを知りたいということでは関心があって、申し込んだけれども、当日の都合がつかなかった、時間が合わなかった等の理由で参加できなかった方もいらっしゃいます。
市民に対しての今後の説明会、さらに必要だと思います。計画があるのか、事業者からの情報提供について確認しておきたいと思います。
その上で、資料1の1枚目、これはどこの写真になるんですか。この工事の進捗状況の4ページ目の5、6の赤枠の中の右側の写真の場所と一緒ですかね。これは何トンネルですか。Hですか。でも、Aが動いているんだから、Hなんですか。これ、どっちの写真なのか分かりますか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) Hランプのほうがほぼ終了しております。Hランプのほうの写真になります。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 先ほど、工事の進捗状況で赤枠の部分が取り除かれて、止水の工事がされるという説明があったと思います。これでいうと、Hも、この写真に残っている赤い鉄骨の枠組みが外されて、止水の工事に入るということでいいんですか。共通している部分かと思ったので、ちょっと確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) こちらの写真の現場計画でもありますように、この赤い枠のところ、これが今後外されまして、止水がされるというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) この写真で、下段の真ん中の奥にはシールドマシンの先端が見えるんですかね。先ほどマシンの解体もされるということですが、解体というのはどのぐらいでできるんですかね。確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) こちらの参考資料の1ページの真ん中の下のところの奥のほうにランプシールドが見えます。こちら、掘進作業を行っておりますと、その手前側にいろいろとセグメントをつけるような機械があったりとかになっているんですけれども、こちらのほうは全て取り払われておりまして、マシンの解体もほぼ終わった状態で、よく見るとコンクリートで埋められているような状態のものが確認できるかなと思います。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) シールドマシンは、削って、それを取り込んで後ろに搬出するという、ベルトコンベヤーが連続するっていう形に今なっている。これは、それが下に置かれている状態だということが確認できる資料というふうに言えると思います。確認させていただいて、ありがとうございます。
あと、2ページ目のほうの下段の下の写真、これは中央ジャンクションに向かってのどこに位置する写真ですかね。これ、4の地図でいうと、青色の枠に囲まれたところの工事かと思うんですが、写真(3)という矢印方向で示されている、これ撮っている写真の向きで示しているわけですけど、この写真(3)のところという理解でいいんでしょうかね。確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 質問委員さんがおっしゃいますように、まる4の中央ジャンクション北側ランプ函渠(その2)工事の写真(3)の中に構築物があるかと思います。その中の写真になります。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) 分かりました。中央ジャンクションのこの地域、この工事の中身、地下の躯体の工事は一定進んでいるということで、ぜひ外環特別委員会でも視察できたら。次期にもあるんですかね、そのときの委員長に求めたいと思います。それは要望させていただきます。
最後です。上部空間の利用で、これから暫定開放の調整、市も要望していただいてありがとうございます。先ほどの工事の進捗状況などを見ると、本当にいつ終わるか分からない。工事の再開の時期も未定ですし、北向きと東向きの本線、外環の大深度地下トンネル、武蔵野の井の頭通りのところで接合する計画になっていますよね。
そういう点でいうと、今止まっている本線のトンネル工事が、この中央ジャンクションの真下を全て貫通するという計画になります。そういう点でいうと、まだ時期も本当に見通しが立たないものなので、当面この上部空間の暫定利用になると思いますけれども、ぜひ可能性を最大限に実現していただきたいと改めて要請したいと思います。
この施工ヤードというのは、中日本の施工ヤードとして使うという計画が示されていると思うんですけれども、どの程度の施工ヤードが必要なんでしょうか。施工ヤードとしての工事の目的、中身はどんなものを目的とした施工ヤードとなっているんでしょうか。実際にこの暫定利用で確保できる面積というのは、協議でどのように進められるのか、現状の見通しがあれば確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、ヤードとしましては、不調に終わった上部工のヤードというのが第一に考えられるのかなと思います。その範囲につきましては、まだ聞いてはいないところでございます。一方で、この中央ジャンクションの上部全体を使っても間に合わないぐらいだと言われている工事ヤードというのがありまして、それがやはり地中拡幅部の工事になっております。
地中拡幅部でシールドマシン、またさらに本線とランプシールドを巻くような形でランプシールドを打ちまして、それを一体的な躯体とするような大工事になりますので、それにおきましてかなりの施工ヤードを取るものというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(栗原けんじ君) そうすると、今ある空間も、工事の完成を前提にするとなかなか難しいということも言えるのかと不安になります。地域の分断を早期に解消することを最大限進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
終わります。
◯委員(野村羊子さん) それでは、幾つか質問したいと思います。進捗状況です。先ほどあったように、今日の資料で出していただいたのよりも、これが3月1日現在ですから、3月10日にはさらに進んでいると。実際に、今年度中には最終地点まで行って止まるだろうというふうなことを言われましたけれども、止まった後にマシンを解体する工事、そこからそれ以上水や土が入ってこないように先端をしっかり止めるというふうなことになると思います。それが確実に終了したというような連絡がある予定なのかどうかというのをまず確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 確実にそのようなものが止まったということの連絡体制というのは、特にはないところでございますけれども、しっかりと、最終的に長い間地中に存在するような形になるかと思いますので、そちらのほうをしっかりと求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 地上、特にその周辺は民間地の中、下です。現実には、地下にできたものの水とかの影響というのはすぐには出てこないですよね。ほかの工事でも、四、五年後になって出てくるということが多いので、工事は進行中なので、その辺を含めて対策はされると思うんです。工事が終わっちゃうと対策してくれない、工事の影響って認めないものだから。ただ、工事進行中だと対策、その工事費用の中で現場事業者が対応するみたいなことになると思うんですけど。
その辺も含めて、対策の体制、その状況の確認というふうなことも含めてちゃんとやっていけるかどうか、そこを確認できているかどうかを聞きます。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 地下水の影響につきましては、大変こちらも危惧しているところでございます。事業前、事業中、事業後ということで、そちらの観測井などにおきましてしっかりと観測していくというふうに聞いてはいるところでございますけれども、質問委員さんがおっしゃるように、事業後においては1年間というふうに聞いておりますので、もっと長い期間を取るように、しっかりと求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) ここの近辺に井戸を使っているおうちがあるのか。そこのお宅に御協力いただいて、確認をし続けていくというふうなことを市のほうも考えたほうがいいんじゃないかと思うんです。東京都の水道水源もあると思いますけれども、そういうことも含めて、事業者の観測井だけではなくて、ほかにも見える、分かるところがあるし、現実にはやっぱり井戸水が出なくなったということの被害というのが千葉でも起きていましたし、ほかのところでも起きていますので、そういうところから分かるわけですよね。その辺は市としてちゃんと体制を取れるでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 事業者におきまして、井戸の有無、そしてその方に対してしっかりとチラシなどをお配りしまして、またお宅のほうにお伺いしまして確認をしているというふうに聞いております。また、市におきましても、水道水源井戸につきまして、また防災井戸等もございますので、そちらのほうをしっかりと確認をしていきたいと思います。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) しっかりお願いしたいと思います。本当に御本人の意図にかかわらず自分の家の下にトンネルができているという状況が今後──しかもその先の工事のほうが実はもっと心配ですけれども、それがいつになるか分からない状況の中であるというふうなことで。
あわせて、先ほどほかの委員さんから、北側の可能性、北側から本線トンネルを造ってきて結合させるじゃないけれども、あるいは中央ジャンクション、中央高速との出入りを可能にするようなことという話が出ましたけれども、可能性として、1つは手続論として可能なのか、そして技術論として可能なのか。事業者がどう考えているか分からないですけれども、その辺のことというのはどのように捉えているか、あるいはどういうことになりそうだという予測なり、研究なりしているのかというのを確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、事業認可におきましては、やはり井の頭通りのほうまでという形になってございますので、まず事業の変更をする必要があるのかなというふうに考えているところでございます。こちらが、まず大きな1つのハードルになろうかと思います。
じゃあ、技術的に可能なのかどうかというところなんですけれども、実際に井の頭通りのところまでのカッタービット、こちらの摩耗をしっかり計算をして行っておりますので、そちらが井の頭通りからプラスどれぐらいで計算をしているのかというところがポイントになってくるのかなと思います。現時点におきましては、井の頭通りまでというふうに聞いておりますので、そちらまでのビットの摩耗の計算をしているのかなというふうに捉えているところでございます。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 井の頭通りから中央ジャンクションへ来るまで2キロ──そこまでないかな、ちょっとその辺はどうなるかですけれども、そういうふうにいろいろな課題があるので、それもそう簡単にいかないだろうという予測はしているということですよね。でも、逆に言えば、可能性としては、乗り越えられないものでもないというふうな。例えば、井の頭通りのもっと手前でカッタービットを取り替えるとかいうことだって、技術的にできなくはないですよね。それは可能性としてはあるでしょうというふうなことはあるとして、今のところはかなり大きなハードルだろうという予測をしているということですかね。
今の状況では、北側の本線シールドマシンは井の頭通りまであとどれくらいで来るというふうな予定になっているのか確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 大泉本線から井の頭通りまでは、およそ7キロとなってございます。ですので、資料1の2ページにおきまして、現在、東名ジャンクションから北行き(カラッキィー)のほうが、大泉ジャンクションから1,362メートルとなってございますので、およそあと5,700メートル程度となっているのかなと推測しております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 今、慎重にやっていて、1日10メートル行くか行かないかというふうなことなので、それを考えると570日かかるのかというふうな。そうすると、2年くらい先だというふうに予測を立てるということですよね、感覚的に。正確かどうかはちょっとあれですけど、大ざっぱな概算としてそんな感じだと。
だから、万が一、そういう北側を延伸させるというようなことを考えると、あと2年くらいの間で手続を始めるみたいなことが起こり得るというふうなこと。考え方ですけど、でも非常に難しいと思いますけれども、それがいいのかどうかというのは、そこは私も非常に問題だとは思いますけど、置いておいて。可能性として、予測を立てて、何が起こるかというのを考えておくのかなというふうなところで、ちょっと今確認をさせていただきました。
現在、Aランプが止まってというふうな話で、先ほど立て坑のところを止水をするというふうに言いました。ということは、コンクリートの壁、あるいは止水だから鋼鈑でここの入り口を塞ぐということですか。そういう止水工事をした後は、このトンネル中は入ることができないという状況になるんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 止水の方法について、まだちょっと確認はできていないところではございますけれども、恐らくこちらの躯体を構築するに当たって、既に止水はされておりますので、単純に外しまして、既に止水されている状態。それがさらに止水されるように、そこの坑口のところの施工を行うというふうに考えているところでございます。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) つまり、トンネルの状況そのものも、多分中から見て確認をするということも、継続的にチェックをする必要があるんだと思うんですよ。万が一、水がしみ出してこないかとかいうふうなことも必要だと思うし。やはり、水が入ってくるみたいなことというのはあったんじゃないかと思うんです。
そういうことは定期的にチェックする必要があるし、また今後その見学会みたいなことを考えたときに、やはりトンネルを見せるというのが一番分かりやすいことだと思うので、そこに入れるようにするというようなことになるんだろうと思うんですが。その辺は、坑口、上が開いていると、上から雨がばあっと入っちゃうから、そこを塞ぐということは分かりますけれども、トンネルの出入りということは、それは逆に言えば、当然だと思って確認していないのかどうかというのを含めてちょっと確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、この工事におきましては、ケーソン工事におきましてしっかりと行い、そしてその後、止水をした上でランプシールドというのは発進はしているところでございます。ですので、一定程度止水性はしっかりとあるものというふうに認識はしているところではございますけれども、最後の仕上げのところで決して漏水が起こるようなことがないようにしっかりと求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) そうですね。多分、工事って多少の事故、大きく報道されるようなものではないものは日常的に起こっているものだから、それが逆に言えば、小さいことがどれだけちゃんと管理されているかというふうなことはもう一回きちっと確認をしていただいて。
つまり、調布で起きたのも、日常的に起きる、大したことない事故だと思って、があっと何とかやりくりしようと──大したことないと思ったかどうかは別ですけど、やりくりしようとして、結果的に大きなことになっていくというふうなことになるので、その辺、トンネル工事、水がしみ出したところが、結果的に大きな事故になるということもあると思うので、常にその辺のチェックをし、なおかつその内容を報告してもらうというふうなことが重要だと思うんですが、その辺はしてもらえるように確認できているでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) そちらの体制につきまして、しっかりと事業者のほうに求めまして、そちらの出せる情報、出せない情報はあろうかと思いますけれども、そちらの安全の確認のためにも、そういった内容について求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) ありがとうございます。工事の進捗状況の報告で、確かに今、一時に比べて工事、すごく減りましたよね、これでどこまで行けるのかというふうな感じで。
先ほどの不調に終わったというのは、上部工、連結路という言い方を説明されていましたけど、この連結路というのは、どことどこの連結なのか、上部工というのは何の上部なのかというのをもう一回確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、上部工というのは、橋を乗せる工事のことを上部工というふうに表現をしております。いわゆる中央道から下りてくるのも、そして上るのもそうなんですけれども、一定程度の仮橋のような橋を造る必要がございます。そちらが上部工となっております。
連結路というのは、今回、入札のほうで確認をしましたのは、首都高の都心のほうから中央道を来たときに下りるものと、また都心のほうに上っていく上部工というふうに確認をしているところでございます。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) そうすると、都心のほうから下りる上るということは、中央ジャンクションの東側の工事ヤードというふうな──今、この図でいえば、この4ページの青色のところより下の部分というか、その辺の工事になるということですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 質問委員さんおっしゃいますように、そちらの下側のほうというふうに認識しております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) そうすると、今ある青色よりもさらに工事ヤードが広がる可能性があるというふうなこととして捉えていいですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) こちら、下部工が行われていた箇所でございまして、現在も下部工のほうで構築されたそのままの形で残っておりまして、全て施工ヤードとして閉じているところでございます。その中で行っていくものと認識しております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 現実に、ごめんなさいね、この青で囲ってある部分だけになるのか、その東側の、グレーになっていますけど、その辺まで──この図を見ると、橋、連結路ってそこまで行ってようやく合流できるというふうな形に見えるんですけれども。特に下りてくるほうは──これ、下りてくるのは、どこから下りてくるんだ。やっぱりそういうグレーの部分のように見えるんですが、そこではなくて、今青で囲ってくださっている部分だけなのかというのを確認します。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、青のところを御覧いただきまして、その中に写真(4)という文字がございます。そこに、下側から二股に分かれて行っている線があるかと思います。これがランプなんですけれども、そこの部分から、青の部分から出た下のグレーの部分のところまで行くような形で中央道の本線のほうにつながっていきますので、この青の部分も一部かかるのかなというふうに認識しております。
以上です。
(「グレーの部分には入るのか」と呼ぶ者あり)
グレーの部分にも入ります。
◯委員(野村羊子さん) 分かりました。工事ヤードとしてあったとしても、ここの部分をやっていますよというよりは、さらに東側のほうに、世田谷区のほうに入ったところでやるというふうなことになるということですよね。ここは三鷹市か、微妙だな。
(「三鷹市です」と呼ぶ者あり)
三鷹市ですね、失礼しました。分かりました。
もう一つ、この先ほど来言っている暫定利用ですけれども、今、この二股の部分、この部分の上部工の工事をするとしたら、ここは工事ヤードになって使えないということですよね。それ以外のもっと上部に出てこない、下で完結したところを、使わせてもらおうと思えば使わせてもらえるんじゃないか。あるいは、この赤色のところの、前回、北野まつりをさせていただいたところが使えるんじゃないかと。
それに関して言えば、ここに関しては、だから、地中拡幅部の工事になるまである意味使わなくて済むんであれば、何年間かは使えるというふうなことができると思うんですが、その辺の見通し。あるいは、その辺の、暫定だから毎年毎年確認しながら契約するということになるのか、数年間、少なくとも2年は地盤補修工事をしていて、さらにそこからもう1年、2年かけて来るとしたら、あとやっぱり4年くらいは確実に来ないわけだから、それくらいは使えるというふうなことでやりくりできるのかというのを確認します。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) まず、求めているものとしましては、できる限り長く使えるというところを求めております。それにおきまして、今事業者のほうが、3,000平米ほどを恒久的な場所として使用できるような形でできないかどうかというのを今検討しているところでございます。したがいまして、こちら、全部を使うとなりますと、そちらのほうをすぐにまた移動しなくちゃいけないとか、閉じなくちゃいけないというのが発生しますので、なるべく長く使えるところというのを求めております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 3,000平米全部を何年間か使わせてもらえるという見通しがあるということですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) そのような認識でよろしいかと思います。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) それは、かなり使えるというふうに思うので、頑張って交渉してください。ただ、その使用料とか、あるいは整備の費用、つまりグラウンドとして使えるようにするとか、あるいはボールが出ないようにするとか、何年間ということになれば、その辺のことも必要になってくると思うんです。ただ、がらんとした工事ヤードの塀だけで済むわけじゃないと思うので、その辺についての費用はどちらが持つんですか。
◯都市再生部長(久野暢彦君) 本件については、非常に厳しい交渉を今やっております。先方も当然、周辺で工事をしながら資材置場としても使いたい事情がある中で、私どもとしましても、そこを何とかということで今交渉しておりますので、先ほど櫻井課長が申し上げたとおり、ある程度の広さをできれば長期的にということで交渉しているところですので、具体的に契約の関係ですとか、またその整備を、仮設のものをどうするかまでは、ちょっとそこまでは行っておりません。
ただ、今、目標としては、ある程度まとまった敷地を暫定的にお願いできないかということと、もう一度申し上げますが、期間を少しでも長く取れるところ、そして地域の皆様方に安全に開放できるようなところを求めているところでございます。今、その状況で精いっぱいでございます。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) できるだけ御負担いただいてというふうに思いますが。とにかく使えるということは、周辺の皆さんに大事なことだと思うので、お願いしたいと思います。
それと、見学会ですが、六中も行ってということで、今、沿線に広げるっていう話になりました。市民の見学会がこの間ありました。先ほどちょっと出てきましたけれども、それについて今回、報告はなかったんですけれども、事業者から市民見学会についての報告というのはあったでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 3月12日に中央ジャンクションにおきまして開催がされました。それにおきまして、申込者約350名のうち約90名の方々が参加をされたというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 外れたとか何とかいろいろ声がありました。階段を延々下りてすごい大変だったというお話も伺いました、先ほどちょっと話が出ていましたけれども。できるだけ多くの方が、それで多様な方が見学できるような見学会というのをぜひ工夫をしていただきながら──東名のほうはずっと機械で上下したというふうに聞きました。中央のほうは、歩いて下りて、上るのはエレベーターを使わせてもらったみたいな話だったようですけれども。
そういうことも含めて、見学会をある程度常設化じゃないけど定期的に。だって、今回も結局350人中90人ですから、御希望者の4分の1みたいな世界だから、それはもっとちゃんとやれるようにということを求めていきたいと思いますが、今後の予定って何か聞いていますか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君) 事業者におきましては、今後も定期的に行っていくというふうに言っておりますので、しっかりと求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 分かりました。ぜひ今度──といっても、次はあれですけど、できればこの市民見学会のこともちょっと報告の中に入っていたらよかったなと、勝手に。でも、聞かせていただいたので、いいですけど。定期的にということで、ぜひ議会でも──期が変わってくるので、今度、次はどうなるか分かりませんが、コロナの関係でこの間伺わせていただくことができなかったので、それはぜひお願いしたいと思います。
以上です。ありがとうございます。
◯委員長(伊藤俊明君) 以上で行政報告を終了いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君) 休憩いたします。
午前10時41分 休憩
午前10時42分 再開
◯委員長(伊藤俊明君) 再開いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君) 東京外郭環状道路調査対策特別委員会活動経過報告の確認につきまして、本件を議題といたします。
本会議に提出する特別委員会活動経過報告書の正副委員長(案)を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
それでは、休憩してお手元の案文を朗読いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君) 休憩いたします。
午前10時43分 休憩
午前10時59分 再開
◯委員長(伊藤俊明君) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君) お手元の報告書(案)をもって、東京外かく環状道路調査対策特別委員会活動経過報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
その他、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでございました。ありがとうございました。
午前11時00分 散会