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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和5年三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会) > 2023/09/25 令和5年三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会本文
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2023/09/25 令和5年三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(池田有也さん)  ただいまから三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(池田有也さん)  初めに休憩を取って、本日の流れを確認したいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(池田有也さん)  休憩いたします。
                  午前9時27分 休憩


                  午前9時28分 再開
◯委員長(池田有也さん)  委員会を再開します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(池田有也さん)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(池田有也さん)  市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(池田有也さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(池田有也さん)  行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  皆さん、おはようございます。本日、都市再生部からは、三鷹駅前地区のまちづくりに係る推進体制について御報告いたします。よろしくお願いいたします。


◯再開発課長(菅原恒一さん)  それでは、私のほうから、三鷹駅前地区のまちづくりに係る推進体制につきまして、資料1に基づいて御説明をさせていただきます。
 資料1を御覧ください。三鷹駅前地区のまちづくりに係る推進体制について、1、臨時組織の設置・三鷹市のまちづくりにおける最重点課題の1つである三鷹駅南口中央通り東地区を中心とした三鷹駅前地区のまちづくりについては、今後、多岐にわたる分野での連携と調整が必須であり、プロジェクトを円滑に、かつスピード感を持って強力に推進していくため、三鷹駅前地区まちづくり推進本部を設置します。
 2、設置根拠。三鷹市組織条例第3条及び三鷹市組織規則第2条第1項ただし書の規定により、臨時的な横断組織として設置いたします。
 3、組織の名称及び体制につきまして、(1)、名称、三鷹駅前地区まちづくり推進本部、(2)、体制、本部長は久野暢彦副市長です。副本部長は馬男木賢一副市長及び土屋 宏副市長です。その他としまして、推進本部には、関係する部長職で構成する本部会議を設置するほか、本部長直轄の事務局を置き、庁内連携を図りながら全庁一丸となってプロジェクトを進めていきます。
 4番、組織の設置日は令和5年10月1日になります。
 5番、まちづくりの取組内容。この推進本部で進めてまいりますまちづくりの取組内容について御説明します。(1)、三鷹駅前地区(約17ヘクタール)について、令和4年度に策定した三鷹駅前地区まちづくり基本構想では、まちづくりの5つの視点として、安全・安心、にぎわい、緑化、道路・交通、文化を挙げており、本構想に基づき、誰もが快適に移動でき、安心して滞在できる、三鷹の魅力と個性を生かした質の高いまちづくりを目指しています。
 裏面のほうへ移ってください。三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業(約1.5ヘクタール)を中心に、緑あふれる安全で快適な都市空間の創出や災害に強いまちづくりを進めていくとともに、本地区が「百年の森」構想の第一歩となるように検討を進めていきます。
 (2)、三鷹駅中央通り東地区再開発事業(約1.5ヘクタール)についてです。令和4年度に策定した「子どもの森」基本プランに基づき、商店会や店舗と連携したにぎわいづくりや、地域の防災・減災、駅周辺の交通課題の改善、イベントホールや文化関連施設などのまちづくりに寄与する公共公益施設の整備の検討を進めております。施行予定者であるUR都市機構と連携し、事業の早期化に向けて、地権者との合意形成を目指しております。
 説明は以上となります。


◯委員長(池田有也さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(太田みつこさん)  よろしくお願いいたします。臨時組織の設置ということで、推進本部をつくるということなんですけれども、こちらは推進本部をつくるに当たり、令和4年度、令和5年度の動きを見て進めていくかと思うんですが、現時点で地権者の合意ですとか、今どの位置にあるのかというのをまず教えていただきたいなと思っているのが1つあります。
 また、こちらの臨時組織の設置において、スピード感を持ってというふうにあるんですが、具体的なスピード感というのはどのようなことを考えているのか、教えていただきたいと思います。
 また、都市計画決定についての見通しというのも、何か具体的に出ているのかどうかということについてもお伺いしたいと思います。
 よろしくお願いします。


◯再開発課長(菅原恒一さん)  御質問いただきました、まず合意形成の状況についてですけれども、合意形成につきましては、再開発協議会等におきまして、各地権者の意向や事情などを聞きながら、丁寧に調整を進めている状況です。区域内に事業に大きく反対されている地権者さんはおりませんけれども、施設の配置の計画であるとか考え方といったことについて、皆様から様々な御意見や御要望をいただいておる状況になってございます。現在は、そういった御意見等を踏まえながら、UR都市機構と連携しながら、具体的な事業計画の検討を進めておるという状況になっております。
 また、都市計画決定後は、区域内におきましては、建物を建築したり、土地を譲渡したりすることができなくなるなど、地権者の皆様に一定の制限がかかることになりますので、慎重に、丁寧に協議を進めておるという状況でございます。
 また、事業のスケジュール等についてなんですけれども、今も御説明しましたとおり、昨年度策定しました基本プランを基に、地権者の皆様との合意形成や関係機関との協議等を進めておるところで、具体的なスケジュールについては事業の進捗に併せて決定することとしており、現時点ではスケジュールについてお示しできるものがない状況です。
 引き続き、事業計画の具体化に向けて検討を進めて、なるべく早期の事業の実現に向けて進めたいと思っております。よって、都市計画決定の予定につきましても、現段階でお示しできるスケジュールがないところでございます。


◯委員(太田みつこさん)  やはり、都市計画決定に向けてどこまで進めていくのかというのが、1つの大きな重要なポイントになっていくと思うんですけども、すみません、もう一度なんですが、今のところ全く見通しが立っていないというような状況でしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  この間も、都市計画決定については、河村市長が就任して以降、第1期の任期中にはといったようなスケジュール感をお示ししたり、また2年ぐらい前の施政方針では、令和5年度を目指すといったような具体的な年を明示して進めてきたところでありますが、コロナのいろいろな状況であるとか、また地権者との合意形成、こういったものがまだ引き続き足踏み状態であるということでありますので、きちっといつまでにというように明示することは──慎重に進めていきたいなというふうに考えております。
 とはいっても、やはり今回このように体制を組んで、新たに設置して、スピーディーに進めていこうという、この心意気というものは変わっておりませんので、最優先に、市長が言うところの一丁目一番地として、駅前の再開発を進めていきたいと思っております。
 先ほどの課長の答弁にちょっと補足いたしますと、今現在は、前年度に策定したまちづくりの基本構想、さらに「子どもの森」基本プラン、これで大枠のイメージを示すことができましたので、それを地権者の方、市民の方にお示しをした段階でありますので、次はもう少し、一歩前に進んだ具体的な計画を進めていかなければいけないと思っています。まずは、地権者との合意形成、これがまず第一番のことでありますが、それ以外にも、各種計画の検討といったものをもう少し具体的に、施設の計画、都市計画、基盤の計画──これは、道路とか交通とか、こういったものの計画も決めていかなければいけません。あわせて、防災の計画といったような、施設の中で、区域の中でどのようなことをそこから展開していくのかといったような計画を進めていかなければいけないと考えています。
 あと、さらに、当然今までも、これも聞かれることが多々ありますが、事業費の検討なども、そうした施設計画と併せて、一方でこれも具体的に検討していかなければいけないと思っております。
 あと、もう一点、これは将来の運営を見据えた体制づくり、エリアマネジメントというんでしょうか。再開発ができた後の、そこでの運営体制などの体制づくりについての検討も行っていきたいなというふうに考えています。今そういった状況でございます。


◯委員(太田みつこさん)  ありがとうございます。全市で連携しながらプロジェクトを進めていくという体制をつくっていくということが分かりました。
 また、こういった地権者の合意ですとか都市計画決定と並行して、庁舎の中でも連携して進めていくということなんですけども、この辺は、プロジェクトの中に全部の──本部長直轄の事務局を置いて連携を図りながら、全庁一丸となってプロジェクトを進めていきますということなんですが、具体的に何か定例会とか、直近で予定していることなどはあるのでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  庁内でいろんな関係する部署の方々と打合せなどは当然するわけなんですけども、ある程度、このプロジェクトに関係するメインの方を今回のこの本部の中に、あなたはこの本部で頑張ってもらいますよということをお願いして、参加してもらいますので、自分の立ち位置というんでしょうか、私はここのプロジェクトの中でこういうことを担うんだというようなことも認識してもらいながら打合せに参加してもらい、また内容も情報共有をしながら進めていくことによって、今のそれぞれの部署と単純に打合せしているよりは、比較的スピーディーに、また強い連携で体制を組んで進めていけるというふうに考えているところです。


◯委員(太田みつこさん)  ありがとうございます。
 また、令和5年2月にできたこの基本構想なんですけども、これは、あくまでも基本構想というふうに認識していたんですけど、この基本構想を軸にプロジェクトチームをつくって、具体的に話を進めていくということで、この基本構想に対しての検討とかっていうことは、されないということですかね。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  この基本構想を策定して、それでおしまいではありません。この基本構想の中に記されている、大きく5つの視点、安全・安心、にぎわい、緑化、道路・交通、文化といったような視点を掲げております。具体的にこれについて、ただ漠然とにぎわいの創出に向けてとか、緑化に向けてということではなくて、それをどのように推進していくのかということをですね、具体的ないろんな仕組みづくりであるとか進め方というものは、関係する部署のみんなと横断的に検討しながら進めていくという状況でございます。


◯委員(太田みつこさん)  ありがとうございます。この基本構想の中で、やはりイベントホールという部分ですとか、まだまだいろんな意見が出ている点があるかと思うんですけども、今のこの基本構想を軸として考えていった場合、いろいろ詰めていくのだとは思うんですが、こうやってイベントホールとか、大きな枠組みの方向性というところの検討ということはされていくんでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  やはり、この間、9月の議会においても、このホールについての議論は決算特別委員会でもいろいろ言及があったところでございますけれども、やはりもうちょっと具体的に、今はコンベンションホールとかイベントホールといったような言葉を構想やプランの中でお示しをしておりますけれども、一方でやはり市民の方からは、ホールということよりは人が集まって、そこでいろんな活動ができるような場であるとか、そこで人々が集まって楽しむことができるような場──もちろん、あと一方で、帰宅困難者など、そういった人が集まれるような防災の面での集まる場というようなことが求められておりますので。あと一方で、やはり、できれば──市長のほうからも、この間の委員会でもありました、庁舎建て替えとの関係で、この公会堂の在り方というものを、この駅前の再開発のホールとの兼ね合いでどのように連動させていくかということも考えていかなければいけないと思っておりますので、もう少しここについては、様々な面からホールについての整備の内容については詰めていきたいと考えております。


◯委員(太田みつこさん)  ありがとうございます。住んでいる市民にとって何がいいのかというのを改めてしっかりと考えていけたらなと思っております。この推進本部、臨時組織をつくるということでスピード感を持って進めていくかとは思うんですが、本当に市民の方、使う方にとって、どういう形がいいかというのは、今後も引き続き検討していただきながら進めていただければと思います。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。スピード感を持って強力に推進していくために、この臨時組織を設置するということなんですけれども、まずこの体制ですが、本部長は市長ではなく、久野副市長、副本部長が馬男木副市長及び土屋副市長ということなんですけれども、この本部長が市長ではなく、久野副市長ということはなぜなんでしょうか。


◯企画部長(石坂和也さん)  今回、本部長が市長でなく副市長といったところ、やっぱり副市長に、その役割分担と責任の中で、スピード感を持って、まず事業を進めていってほしいといったところでの副市長でございます。
 そうした中で、市長との役割につきましても、随時市長にも進捗状況について報告するといったような形で、副市長──本部長と市長の間で進捗状況を確認しながら進めていくといったところで考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  では、この組織の会議が行われる場には市長は参加しないということですか。


◯企画部長(石坂和也さん)  本部員の会議には、基本的には市長は参加しないというふうに考えています。ただ、そこは硬直的にやる必要もないかなというふうに思っていますので、状況によっては市長も参加したり、そこは臨機応変に対応していくものというふうに想定をしています。


◯委員(紫野あすかさん)  この構成メンバーなんですけれども、事務局も置かれるということですが、本部員の方たち、どのようなメンバーで、人数は何人くらいを予定されているのでしょうか。


◯企画部長(石坂和也さん)  ちょっと人事の関係もあるので、事務局の体制については言及を差し控えさせていただきます。一定の増員も図りながらということで、今現時点では想定はしているところでございます。
 本部員につきましては、今回のこの資料を御覧いただいても、かなり多岐にわたるというような、ほぼ市役所の業務全て関わるようなところがございます。ですので、企画部、総務部、市民部、生活環境部、スポーツと文化部、子ども政策部、都市整備部、都市再生部──の部長は副市長が兼ねられていますが、そういったメンバーでほぼ全ての部長──教育部と健康福祉部は除いていますが、参加するということでの本部会議を今想定しています。


◯委員(紫野あすかさん)  市の中の組織であって、外部からの専門家とか有識者なんかは、その中には、メンバーには入らないということですか。


◯企画部長(石坂和也さん)  そうですね、紫野委員のおっしゃるとおり、あくまで市の組織のことでございます。そのほかに、有識者等につきましては、適宜、事業の進捗の中で──URさんとも連携していますし、助言を専門的に得ながら進めていくといったところで、そこはきちっと切り離して考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  先日、天文台の特別委員会もありまして、同じような推進本部みたいなものが天文台のほうでも設けられて、10月1日から組織が設置されるという報告があったかと思います。恐らく部長クラスの方々、メンバーなども同じ人たちが就かれるのではないかと思います。2つの大きな再開発事業を同時に、同じメンバーの人たちが──本部を置かれるということで、その辺りは、2つもあって大丈夫なのかと、単純にちょっと思ってしまったんですけれども。
 メンバーは、やはり同じ方が天文台もやり、駅前再開発にも就くというようなこともあり得るということでしょうか。


◯企画部長(石坂和也さん)  今回の本部員というのは各部長職ということで、重複するといったところでございます。今回の本部体制の肝となるところは、この事務局を置くというところなんです。要するに、各部長たちが集まって情報共有するための素材、どういうふうに進めていくかというアイデア出しみたいな原案をつくるというか、そこが実際一番大変なところになります。
 ですので、ここの本部に上げるようなたたき台みたいなところを事務局がきちっと作成していって、共有していくといったところで、その場で何かを考えるというか、そこで意見をもらいながら微修正していくといった体制なので、そこは各部長に負担が一定程度は出ますが、そこまで生じることはないのかなというふうには考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  その事務局というのは、やはりいろんなお仕事をされている中で、兼務をしながら、新たにその事務局という方が置かれるということでしょうか。


◯企画部長(石坂和也さん)  ちょっとこの兼務も、2つ想定されるのかなというふうには考えてございます。具体的にいうと、組織に1か所に座席を置いて、ほかの部署にその身分を置いているんだけど、そこで仕事をしていると。言ってみると、いわゆる専任的なところもあります。それとは別に、通常は各課の座席で仕事をしながらも、会議とかに参加していく兼務、こういった2つの兼務がいるのかなというふうに思っています。
 そういったことと相まって事務局体制をつくって、きちっと推進エンジンとなって、事業も進めていくといった体制をつくりたいというふうに考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  職員の方々も本当に、ただでさえお忙しい中、2つのプロジェクトを様々な兼務という形で行わなければいけないのは大変なのではないかなと思いました。先ほど、どのような会議が具体的に行われるかというのはまだ決まっていないということでしたけれども、例えば月に1回やるとか、1週間に1回やるとか、会議の周期というか、どのような想定をされているのでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  ある程度定例的にやりたいなと、今想定はしているところなんですけども、月1回なのか週1回なのか、その間隔についてはまだ決まっておりません。状況によって、例えば進捗の中で、しばらくはいいやというときもあるかもしれませんし、また逆に、ちょっとタイミングをとんとんと、期間短くやっていく必要も出てくるかなという気もしております。
 その辺は、ある程度臨機応変に、必要に応じて開催していきたいなというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  では、会議の内容とか進捗があって、様々、この体制、この会議で議論されて、その中身についてはどのように公開、そしてまた報告をいただけるのでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  内容については、報告できるものは報告します。ただ、個人的なこととか、事業を進める上でまだちょっとお話しできない部分については差し控える場合もありますが、内容について、少なくともこの本部のメンバーでは十分に情報を共有しながら、外に出せる情報については出すというふうにやっていきたいと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  天文台の本部長会議も同じような説明があったかと思うんですけども、やはりその内容の公開、市民に対する報告とか、つまびらかに、なるべくスピーディーに情報公開をお願いしたいと思います。
 今回、この臨時組織ができることで、スピード感を持って強力に推進していくとあります。今一番の課題は、地権者との合意形成に大変時間がかかっていることだと思いますが、この組織をつくることによって、その地権者の合意も、早くスピーディーに、強力に推進していくということなのでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  具体的にこの事務局の体制でどのように仕事をするかというのは、本部長の下、これから10月1日以降、具体的に決めていくことになりますけれども、従来、この間、都市再生部の再開発課において、その地権者との交渉なども中心に行ってきています。やはり今度、体制ができた暁には、そのメンバーの中でも、交渉のほうに、専属というか、そちらを中心にやるメンバーというのをさらに強化することができると思いますので、やはり今以上に回数を重ねるとか、もうちょっと詰めた交渉というか話合いができるというふうに考えておりますので、そこはスピーディーに進められるように──ただ、相手方がいるものですから、こちら側から何度も何度もプッシュしても、先方のいろいろ御事情がありますので。それをいろいろと考えていくメンバーというのは、今以上に強化されて進めていくという意味では、スピーディーに進めていけるように考えていきたいと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  地権者の合意は、やはりスピーディーに、強力にというよりも、どれだけ理解をいただけるか、より丁寧できめ細やかな合意形成をする必要があると思います。くれぐれも市民の皆さんにしっかりとした情報公開と市民の声を取り入れて進めていくまちづくりに、より努力をしていただきたいということを申し述べて、終わります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。第3副市長に久野副市長が就任されて、今後の駅前再開発が進んでいくことを期待しているところなんですけれども、この3か月間の間に何か手応えみたいなものを感じていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  この3か月間の手応えとしては、まず都市再生部長をそのまま事務取扱で継続しておりますので、直近のこれまでの業務はそのまま継続していながら、理事者の立場になると、もう少し広い面を見れるようになってきました。都市整備部の業務も、ある程度私のほうで見ることになりましたので、例えば再開発でいえば、建物とか道路部分とか、いろんな都市整備に関係する部分がございますので、そういったところについて横断的に見れるようになったなというところが変わってきました。
 それから、都市再生部の部長から継続している点もありますが、ほかに天文台ですとか井口グラウンド、そういったほかのまちづくりの事業につきましても、都市再生部のことだけでなく、ほかの部と関係することも非常に多くなってきましたので、そういった内容については、理事者の立場になりますと比較的横断的に、また視野も広く見れるようになってきましたので、そういったところは、自分自身がこの3か月近くの中で感じているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。
 それと、確認なんですけれども、令和3年度のときに、マチコエの活動拠点に施設機能として都市再生部を持っていくようなお話があったかと思うんですけれども、その後はどのように検討されているのか、お伺いしたいと思います。


◯企画部長(石坂和也さん)  ちょっとマチコエのその後の在り方みたいなところにも微妙に絡んでくるところでございまして、今ちょうど議論を進めているところでございます。ただ、御案内のとおり、12月で活動期間が切れるといったような中で、そういった、駅前の拠点に持っていくという話もございましたので、ちょっとこれからまた検討を深めていきたいと考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。それと、最後に1点確認なんですけれども、段階的整備をされるということで、まずURの賃貸住宅から整備をされると伺っているところなんですけれども、現在お住まいになっていらっしゃる方──説明会を1回設けられたのかなと思うんですけれども、令和5年度中にもう一回設けられるような話を伺っていたかなと思うんですけど、その後のスケジュール──また、全員になかなか行き届かない部分もあったかと思うんですが、その辺の取組について確認したいと思います。


◯再開発課長(菅原恒一さん)  UR賃貸住宅にお住まいの方への説明会としましては、令和5年にもう一度説明会が開催されるというお話は聞いているんですけども、具体的な期日についてはまだ伺ってないところです。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。お住まいになられている方はやっぱり、今後進捗していくという、そういう状況を見ると、不安も感じられると思うので、そこも丁寧にお願いをしたいと思います。
 また、久野副市長を中心としての推進本部を設けられるということで、本当に市民の皆様、期待をされている駅前再開発ですので、今後大きく前進をしていくことを願っておりますので、大変だと思うんですけれども、よろしくお願いいたします。


◯委員(赤松大一さん)  よろしくお願いいたします。まず初めに、今回、推進体制を発表されたところでございますが、やはり今までも本当に各部局、必死になって再開発を進めていただいたかと思うんですが、やはりこの新たな体制をというところを敷いたことによっての──先ほど向井部長からもやる気の現れであるという形での御答弁もありましたが、これを進めることによって、より風通しのよさとかもあるかと思うんですが、スピード感というワードがあるんですけども、具体的にどのようにより一層の加速化をしていくことができるのか、ちょっとまずそこから御説明いただければと思います。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  先ほど来、これから力を入れていくものの中に、地権者等との合意形成、これがまず第一番だと申し上げました。やはり地権者も1人ではありません、何人もいらっしゃるわけなので、1人の地権者だけに当たるのではなくて、複数、いろんな人たちがおりますので、これから強化されることによって、そういったものを複数で回っていくことができるという部分では、スピーディーに進められるものというふうに認識しております。
 さらにもう一つ、各種、いろんな計画、特に施設計画を中心とした事業の具体的な内容についての検討になります。施設の中には、先ほど来ちょっと言及のあったホールであるとか、文化の施設であるとか、子どもたちが集まり、学んだり、そこで遊んだりする場としての在り方といったようなもの、また道路や交通の計画なども、いろいろ多岐にわたる内容がありますので、それについて再開発課だけで従来進めてきたものを──もちろん今までも関係する部署に話をしながら進めてまいりましたけれども、より一層そこのところが、いろんな部の関係者との話合いをすることによって、スピーディーに進められるものというふうに考えております。その辺り、横断的に進められるよう考えていきたいと思っております。


◯委員(赤松大一さん)  ありがとうございました。やはり、より重層な体制を組むことによってスピード感を増してくるかと期待しているところでもあります。今回、久野本部長に就いていただきまして、両副市長も副本部長というお立場に就かれます。これ、任務分けというか、要は仕事の仕分とかっていう形、馬男木副市長はこの部分、土屋副市長はこの部分という形でのお仕事のすみ分けというのは何かあるのか、それともまさにチーム一丸となって突き進むというか、その辺のお考え、今後どう体制を組まれていくのか、お聞かせいただければと思います。


◯企画部長(石坂和也さん)  きちっとしたこの本部の中でのすみ分けというところまでは想定してないところなんですが、ただそれぞれ副市長の担任事務の中で所管を持っているところでございます。特に、馬男木副市長におかれましては──今回、「子どもの森」というコンセプトを出していますので、子ども政策部の所管でございます。また、イベントホール等につきましては、スポーツと文化部が中心になります。こちらについては、土屋副市長の所管でございますし、財政面でも土屋副市長の所管ということで、そういった緩やかな副本部長の担任事務の中で、ただ、一体となって、胸襟を開いて実直に議論をしていく場になるんじゃないかなというふうに想定をしています。


◯委員(赤松大一さん)  分かりました。ありがとうございます。実際に、この推進体制本部のお尻というのは、やはり市長の任期という形でよろしいでしょうか。


◯企画部長(石坂和也さん)  この本部体制自体の終期というか、期限は切っていないところでございます。例えば、前回、新川防災公園を整備するときに都市再生推進本部事務局というのも設置しました。あのときも平成21年4月に設置しましたが、特に期限を切らずに、事業推進の中で一定の整備が終わった段階で廃止といったようなところも捉えてございますので、恐らくそういった想定になるのではなかろうかなというふうに考えています。


◯委員(赤松大一さん)  分かりました。ありがとうございます。いよいよ本当に──久野副市長が誕生をしたところの、いよいよという舞台が整いつつあるところでもございますが、しっかりとまた期待するところでございます。
 ただ、さきの委員からもございました、事務局の体制がいよいよ、そこにかなり大きなウエートがかかるところもあるかと思いますので、その辺に関しましては、重過重といいますか重労働にならないような体制をしっかりと組んでいただきたいなと期待しているところでございます。
 横串が大事な事業でもございますので、しっかりまた風通しのいい体制を組んでいただきながら、さらに進めていただければと期待するところでございますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(大城美幸さん)  まず、今、推進本部の期間は整備が終わるまでということで、久野副市長を選任するときの本会議のあれは、市長の任期ということだったと思うんですが、それとの整合性、違うんじゃないでしょうか。


◯企画部長(石坂和也さん)  この本部長についても、なかなか私から言いにくいところではあるんですが、そのときの副市長の状況によってそこは変わるのかなというところで、そこは必ずしも不整合が生じているというふうには考えていません。


◯委員(大城美幸さん)  つまり、久野さんではない──でも、あれ、副市長の任期だったですよね。


◯企画部長(石坂和也さん)  市長の任期といったところでございます。今回は、やはり市長をトップじゃなくて、副市長をトップにした形で各部長がそれにぶら下がって、機動的に議論をしていくといったところでございます。そういう意味でいくと、属人的ではなくて、その時々の副市長の中で適任者──まあそのときの状況によると思うんですけど、その人がトップになってやっていくということで考えていますので、繰り返しになりますけど、そこでの矛盾は生じてないというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  何か納得いかないですけど、議論は繰り返しになると思うので、それぐらいにしますが。
 もう一つは、10月1日からスタートするのに、事務局体制がはっきりしてないというので、スピード感を持って、本気でやる気があるのかって思うんですが、事務局体制は、いつこの委員会、委員、議会にはっきり示されるのか。
 あと、もう一つは、先ほど来、事務局、増員するっていう話もありましたが、事務局長を置くのかどうか、お聞きします。


◯企画部長(石坂和也さん)  事務局体制、歯切れが悪いというか、そこの部分につきましては、今、総務部でちょうど人事の調整をやっているところなんです。で、まだ、これから職員にいろいろ内示とか含めて、10月1日付で正式にといったところでございますので、その段階では明らかになると。どういう形で議会のほうにお示しするのかというのはこれからの調整になるかと思いますが、いずれにしましても、今調整中の内容でございますので、そこは御理解いただきたいなというふうに思います。
 事務局長につきましては、現時点では置くといったことで想定していまして、事務局長を置くということで、これについても人事の中で対応するというふうに想定しています。


◯委員(大城美幸さん)  ということは、確認ですが、10月1日スタートするときには、事務局体制は決まっている、事務局長も決まっているというふうに確認していいですか。


◯企画部長(石坂和也さん)  10月1日には体制を組んでスタートが切れるように、今調整をしているところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。事務局長は、兼務じゃなくて専任になりますか。


◯企画部長(石坂和也さん)  ちょっとそこも歯切れが悪い答弁になってしまうんですが、人事の中での調整を今進めているところでございます。ここでは言及を差し控えたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  コロナもまだ収まっていなくて、そういう中で、あとマイナンバーカードだとか、職員の事務量ってすごく増えているし、部課長さんも責任体制がすごくいっぱいあると思うんですよね。いろんな連絡会議とか調整会議って、すごくいっぱいあって、どれがどれだか分からないんじゃないかって思うぐらいあると思うんですが。
 ちょっと話を戻すと、今回は、天文台のほうのプロジェクトと駅前のほうのプロジェクトの2つに、全庁的な推進体制で本部長を置いてやっていますが、このような本部長を置いての推進体制の会議っていうのが庁内で幾つあるか分かりますか。それを、いっぱい、いろんな連絡調整会議だ何だってある中で、本当にこなせるのかということが1つ。
 もう一つは、天文台と駅前と、どっちにも久野副市長、関わっていますね、副本部長になっています。副市長も関わっています、部長さんもみんなダブるとなると、どちらかが優先順位があると思うんですが、優先順位についてはいかがでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  確かに私、それらのものも全部関与していることになります。今も関与していますし、体制を組んでも関与することになりますが、自分自身におきましては、特段、絶対こういう順位とかというのはあまり認識せずに、それぞれ大事なプロジェクトですので、精いっぱいやっていくというふうに思っております。


◯企画部長(石坂和也さん)  久野副市長の答弁に補足しますと、本部体制、幾つかというのは今ないんですが、現時点で私が認識しているのは、ワクチン接種の本部事務局、これが今当たるのかなということで認識をしています。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。久野本部長もそうですが、部長さんたちも、健康、大丈夫かな、心の面、大丈夫かなって心配します。それは庁舎の中だけの仕事ならいいですよ。対市民との関係もあるし、市長がよく言う、市民はいろいろいます。いい意見も言うし、反対意見もあるし、本当に真正面から辛辣な言葉を言われることもあるし。でも、仕事だからって割り切ってやらなきゃいけない部分はあると思うんですが、それぞれのプロジェクトで、それぞれある中、本当にやれるのかなということは心配をしています。過重にならないようにしてほしいなということがあります。
 別の質問ですが、先ほど御説明で、この資料の裏に、イベントホールや文化関連施設などのまちづくりに寄与する公共公益施設の整備の検討を進めていますということと、御答弁の中で、集まって活動ができる場とか、それがイベントホールという意味なのか。聞いていたら、帰宅困難者のこととか、いろいろ説明で言われて、これから詰めていきたいというお話でした。
 聞いていると、検討を進めていますってあるので、イベントホールとして置くことで、その中身を検討すると言っているのか、イベントホールは別に置いて、ここにそういう市民が集まって活動できる場とか、帰宅困難者とか、公会堂の在り方とか、市民からの声を聞いてもう一回考えるという意味なのか、ちょっとどっちなんだって思ったので、お伺いします。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  先ほどの私の答弁に関する再質問というふうに受け止めております。まさにおっしゃるとおり、まずイベントホールの在り方というものがどういうものか。ホールといっても、音楽会をやったりとか演劇をやったりとか、公会堂では落語なども開かれています。まず、そういった内容がどういうものかというものを、やはりもう一度、公会堂でやっているもの、あとは芸術文化センターという文化の面では、ホールとしてはそういった星のホール、風のホール、ある中でいろいろ催しがされています。そういったものを、もし三鷹の駅前に持ってきたときに、どのような集まりができるのかということをもう一回改めてちゃんと検討しなきゃいけないなと思っています。
 また、そういったもの以外にも、やはり公会堂の場合は、さんさん館といった人が集まれるような場所もあるわけです。そこでいろんな会合を開かれたりするときもあるし、それと併せて、公会堂で楽屋として使っているような使い方もあります。そのような、ホールとバックヤードとしての使い方というものも、やはり総合的に考えていかなければいけなくて、その中に駅前のホールというのが、どういったものが必要なのか、改めてもうちょっと詰めて考えていかなければいけませんけれども。やはり、でも、とは言いつつも、ホールというものを基軸に今考えているのは間違いありませんので、いろんな面から、今、質問委員がおっしゃったようないろんな側面からの検討は、これから進めていきたいなというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  ホールを基軸にする。今例に挙げられた公会堂、芸文、さんさん館、じゃあ、それをなくすことを前提で考えているのかなって、逆に思っちゃうんですが、そのことも検討しているということですか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  今現時点で、駅前にホールを造るから、じゃあ、芸文センターをなくそうとか、公会堂をなくそうといったような、白黒はっきりしたような議論までは行っていません。やはり、それも両方、いろんな可能性を考えてやっていますけれども。ただ、駅前にホールがありながら、公会堂もあって、芸術文化センターもあってというような、そういった幾つもホールを持つということはないと思っています。そこは、やはり一定の整理が必要かなというふうに思っていますけれども、今現時点では、こちらを造ったから、こっちをなくすといったところまでは、議論は進んでいません。


◯委員(大城美幸さん)  議論は進んでないといっても、できてしまえば、もちろん市民も、こっちができたんだから、それ、必要ないよねとなりますよね。議論の範囲の中に、そこをなくしてこっちにするとか、そういう範囲の中に議論が入るべきじゃないのかって思うんですが。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  やはり、再開発の中で、ホールをどのような形で整備するのかといったことは、適宜この議会の中でも御報告いたしますし、もちろん地権者、市民の方にも、こういった方向で考えていますということは段階を踏んでお示しをしながら、その中でこれを造った場合は、こちらをどうするんだということは、一体の中でお示しをしていくことになりますので、そこも併せて検討して、また適宜情報提供しながら進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  議論はオープンであってほしいし、いろいろなことを想定して、今は考えていないじゃなくて、先を見通したことも含めて議論をしていただきたいと思います。
 もう一点は、先ほど一番最初に、地権者との合意形成で、強く反対している人はいないっておっしゃられたと思うんですが、いないんでしょうか。確認します。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  再開発絶対反対だという人は、今、交渉している相手方にはいません。基本的に、三鷹市が考えるこの考え方は理解はする、分かるよと。ただ、自分がその再開発に協力するかどうかというのは、やっぱりもうちょっと具体的な条件とかスケジュールとか、そういったものを示してもらわないと分からないという意味での、大きな反対はないというような表現で、課長が先ほど答弁させていただきました。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。地権者との合意をやはり丁寧にやっていく必要があると思いますが、先ほど来、スケジュール、都市計画決定の日程とか目標年次とかは定められないと。この基本構想にも、目標年次を定めずというふうに書いてあって、ただ前期の令和5年から令和17年のこの12年間の間に、計画、設計、工事と書いてあります。
 今地権者との、まずは合意に努力をしているわけですが、やはり天文台のときもそうでしたが、その具体的な計画とかが決まらないと、財政面も分からないっていう──だから、同じ答弁になると思いますが、市民は、開発に一体幾らかかって三鷹市の負担が幾らになるんだと、天文台と合わせて幾らになって、市の財政、大丈夫なのかというのが一番の関心事なんですよね。
 だから、それが明らかになるのがいつなのかというのが一番知りたいところなんですが、令和5年から令和17年の間にはっていうお答えなのかなとは思いつつも、それでも整備計画って、前期・後期と書いてあるように、前期の中の前期・後期、言っている意味分かりますよね。前期の令和5年から令和17年の間、12年間の間で、初めの3年間のうちにはこういうふうに考えますとか、そういう見通しもないんでしょうか。目標って言ったらあれだけど、自分たちの心積もりとして──スピード感を持ってと言っているんだから、こういうふうに考えていますというのはないんでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  先ほど来申し上げていますとおり、いついつをもってってなかなか示すことは難しいんですが、それでもどうなんですかという御質問だと思います。これまでも申し上げていますが、どういうものを造って、どういう計画になるかが分かってくれば、それに応じて、予算はある程度明確にすることができるようになってくると思います。それがいつかというのは、当然地権者との交渉ですとか、また計画内容がどれぐらいで決まってくるかによって変わってまいりますので、なかなかいつというふうに言えません。
 そして、前期の中の前期なのか後期なのかということも、なかなか表現としては難しいところです。ですから、実際に地権者の方々とある程度合意ができて、いろんな計画の内容が決まってくれば、そこで計画の内容と、それから費用を併せてお示しできるようになりますので、それがほぼ同時期だろうということは申し上げられます。


◯委員(大城美幸さん)  だから、合意ができるのが前期の後期になることもあり得るということですか、今の御答弁を聞いていると。前期の中の前期なのか後期なのかぐらいは示せませんかって言ったんだけど、それも答えられないとおっしゃったことでの答弁を聞いていると──相手がいることだから、もちろん、遅々として進まないこともあるかもしれない。でも、こちらがスピード感を持ってと言っているんだったら、前期の前期には頑張りますとか、何かそういう意気込み、全然ないですよね。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  まず、基本構想の26ページにそういうスケジュールをお示ししているページがあるので、それを御覧いただいた上での御質問というふうに受けています。
 まず、このスケジュールの中では、中央通り東地区再開発事業を、工事を含めてこの整備計画の前期、令和17年度までには工事を終えようというように目標を定めているわけです。それから逆算していけば、やはりこの前期の前期には、地権者交渉などの合意形成も含めて、一定の施設計画というものも定めていかないと、この工事が終わるところまで終えられませんので、その意気込みは、この計画の中で──漠然としたような計画にも見えるかもしれませんけれども、やはりこの前期の前期までには、合意形成も終えて、都市計画決定も終えて、粛々と進めていきたいという思いで、このまちづくり基本構想を策定していますので、その意気込みは十分あります。
 一方で、いろいろ市の職員のこともお思いいただいているのも非常に感謝しておりますが、これに向けて精いっぱい頑張っていきたいと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。もちろん、この図でも計画、設計が先にあって、工事が後半にあるんだから、それはそうなるだろうけど、計画、設計がぐっと後ろに寄るのかもしれないしなというのもあって、意気込みを聞いたんです。分かりました。
 いろいろ大変かとは思いますが、まずは地権者の合意、そして本当に市民が必要とする公共施設の在り方をきちんと議論して決めてほしいなということを要望して、終わります。


◯委員(岩見大三さん)  よろしくお願いします。先ほどから、地権者との合意形成という話がありまして、ちょっと改めてなんですけど、お答えできる範囲で結構なんですが、地権者との交渉というのは、要するにこれまでもどなたが担当されて、今回、推進体制をつくるに当たって──ケース・バイ・ケースでやられると思うんですが、どういう形で交渉に当たっていくのかという考えについて、まずちょっとお伺いしたいと思います。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  率直に申し上げまして、これまでは、私含めて再開発課の職員、課長を含めて、あともう一人、必ず2人で行くようにしています。交渉は2人で。1人で行くということはまずないと。必ず2人で行くようにしていますので、私と課長を含めて、あと担当がもう一人つくというような形で、今までは進めてまいりました。


◯委員(岩見大三さん)  分かりました。では、今後については、10月1日以降の推進体制の中で考えていくという理解でよろしいですか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  事務局の体制がどうなるかが、まだちょっとはっきりしておりませんので、その事務局の体制を見た上で、また考えていきたいなというふうに多分なると思いますけれども、やはり中心となる──交渉で大事なのは、すぱっと人が代わってしまうというのが、地権者、相手方にとってもあまりよくありません。継続性というのはとても大事だと思いますので、これまでの体制を維持しながらも、でも新しいメンバーも強化した中で、そこにも関わってもらいながら進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(岩見大三さん)  分かりました。それと、先ほど大城委員のほうからも質問がありましたけど、地権者の中では、要するに計画そのものに反対する地権者はいないということであろうかと思いますが、そうすると、この合意形成について、じゃあ、一体何が課題なんだろうというところについては──これも地権者によって違うと思うんですけど、総体的にどういうふうに捉えていらっしゃるか、一応確認しておきたいと思います。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  やはり、地権者の個人個人によって御意見や考え方というのが違いますので一概に言えませんけれども、先ほど申し上げたとおり、プランで示した市の考え方、まちづくりの方針そのものの根本的な考え方は分かる、緑いっぱいにする、「子どもの森」ということも分かるけれども、やはり自分の資産がこの後どうなるのか、あとはマンションにお住まいの方などは、引っ越しは1回で済むのかとか、自分たちのこれからの生活が何度も何度も──一回出て、またどこかへ引っ越して戻ってくるというような引っ越しの回数であるとか、あとはやはり施設の内容について、商業施設がどんなものが入るんだろうかとか、中央通りに面したところはお店がいっぱいになるんですかとか、具体的な、いろいろな御意見というのはいただいておりますので、そういったものを──今の時点で、合意形成といっても100%今の段階で示せるものというのは多分限られてくると思っていますけれども、やはり大枠のところの考え方というものを、次の一歩が行けるような合意形成というのが、やはりできないといけないと思っておりますので、そこを今苦心しているというんでしょうか、調整を図っているところでございます。


◯委員(岩見大三さん)  分かりました。本当にそれは、相手があることなので非常に大変なことだと思いますけど。合意形成をここまでには何とかしたいというのは、なかなか明示できないと思うんですけど、ただ市側の希望として、大ざっぱで結構なんですが、ここまでには何とかしたいというところについてはいかがでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  なかなか明示ができなくても、今回、この本部体制が整うということを踏まえて、合意形成、特に地権者の方々の気持ちを、私どもと一緒に、一体になってもらうという意味では、早いにこしたことがないというのが正直なところです。
 ですから、先ほど向井部長が申し上げたとおり、目標として、意気込みを含めてスケジュール感を持っていますので、そういった中で、工事に向けて設計、その前の計画とすると、合意形成がいつ頃までかということについては、早めに。それから、今、納得していただいている方も、より一層、もっと理解していただけるような形で進めていきたいというふうに思っております。


◯委員(岩見大三さん)  以上です。


◯委員(中泉きよしさん)  ありがとうございます。いろいろ御説明ありがとうございました。この手元に頂いた資料1について、まず幾つかお伺いします。臨時組織の設置ということで、推進体制、これ期待しているんですが、幾つかこれを読んでいると、また今日の質疑を伺っていると、少し心配になったりとか、さらにお伺いしなければいけないところはあるかと思っています。
 まず、この資料なんですが、市の側とこの議会の関係というのは、私、まだよく把握し切れていないんですが、理解してほしいということで作っている資料なのか、それともあまり情報は出したくないということで作っている資料なのか、ちょっとよく分からないんです。情報が少な過ぎるということと、最初に1の臨時組織の設置、2、3、4などというところは、固有名詞を除いて、ほとんど先週の金曜日に見た別の特別委員会の資料と同じですので、そういうところで、先ほど大城委員もおっしゃっていましたけど、熱意とか意気込みが伝わってこないというような資料なんですが。
 その中でも、特に具体的に心配になったのが、1行目のまちづくりにおける最重要課題の1つである三鷹駅南口中央通り云々かんぬんとなっていますけど、最重要課題の1つであるというのは、これまで市長がおっしゃってきた市政の一丁目一番地というのから比べると後退しているのではないかと。一丁目一番地というのは1つですので、これはいつの間にか最重要課題の1つ、たくさんある中の1つということになっています。
 そして、先ほどこれも質問がありましたけど、体制の本部長に久野副市長が就かれるということですが、これも、河村市長の一丁目一番地であれば、河村市長が本部長に就くべきということを、私はこの資料を見たときに最初に感じたことです。これは、私が感じたり、先ほどほかの委員からも質問があったことからも分かるように、恐らくこれは対外的にいうと、この事業に対する市側の認識とか、取組というのが、この推進本部を設置するにもかかわらず、恐らく後退している、格下げになっているという印象があると思うんです。その辺り、発表するに当たって、もしくはこの体制づくりに当たって、市側がどういう認識とか留意をされたのかということをお伺いします。


◯企画部長(石坂和也さん)  まず、情報が少な過ぎるといった点なんですが、これは実は別の委員会、総務委員会とかで、一定程度組織を変えたりとか新設したりというときの資料をベースにしているといったところで、情報提供という形での資料の位置づけというふうに整理をしてございます。
 最重点課題と一丁目一番地のところなんですが、実は今回、委員もおっしゃったとおり、天文台とほぼ同じようなつくりになっていると。今回、駅前再開発、天文台、これは最重点課題というふうに捉えていまして、それは2つのうちの1つということでございます。そういう意味でいくと、ちょっと表現として、確かに最重点課題、一丁目一番地というのはございますが、一丁目一番地であって最重点であるということは変わりないといったところで、意気込みは変わってないところでございます。
 最後の、本来だったら本部長は河村市長ではないかといったようなところでございますが、そういう意味でいくと、今回、久野副市長を本部長にして、その責任の中で、機動的にまずアイデアをまとめていって、各部長をまとめて、事務局を牽引して、そういったスピーディーな形、市長にお伺いしないと進められないとかじゃなくて、そういった久野副市長の役割と責任分担の中で進めていくといったようなところでございます。
 過去、実はこれまでもいろいろとこういった本部体制とかはありましたが、都市再生推進本部事務局は市長だったんですが、過去に行くと、平成4年から平成8年まで、まちづくり総合推進本部というのをつくったことがあったんです。そこは、副市長が本部長といったような形で、そういったときのスピード感みたいなところも視野に入れて、今回はこういった体制になったところでございます。


◯委員(中泉きよしさん)  その市政のことについて何でも知っている石坂部長にこうやって説明していただかないと分かってもらえないという体制のつくり方が、私は問題じゃないかということを申し上げているんです。河村市長が選挙の際にも、これまでの4年間も、ずっとこれは市政の一丁目一番地だと言い続けてきたことが、これをつくったり発表したりすることで、後退しているんじゃないのという懸念というか心配を持たれるということは──それはもちろん石坂部長が説明すれば誰でも分かりますよ、この頭の悪い私だって分かるんですが。ただ、それと、この発表がそごがあるんじゃないですかという心配をしています。そこは申し上げるところにしておきます。
 これも先ほど質問がありましたが、3の(2)のその他のところで、関係する部長職だとか事務局というのを──これ、やっぱり10月1日設置ですから、この段階で──もう今日は9月25日です。これの情報というのはもう少し掲載されてしかるべき。ひょっとしたら、この資料はもう1か月前に作っていたので、そんなことを書けたんじゃないんだよということではなくて、やはりこの9月25日に開催する会議に対する資料ですので、少なくともこの部長職が何であるのか──もちろん、全庁一丸となってというのだから、ほとんどの部長職だよということであるのかもしれませんが、先ほどどれとどれを除くというのがありますので、その辺りは提示していただきたかったのと、事務局、これも別に、Aさん、Bさん、Cさんがどうのということではなくて、3人体制なのか、20人体制なのか、50人体制なのか、専任が何人なのか、兼務が何人なのかということで、やはりこれも熱意や今後の見通しというものが、私どもにイメージできるものとなりますので、それは明示していただきたかった。それは10月1日の発表で、ほかの人たちと同じタイミングで私どもも知るべきなんだという認識であるのかどうかということは、少し心配になっております。それは申し上げるだけにしておきます。
 もう一つ、先ほどこれもありました、整備計画では、前期、令和17年度までにこのプロジェクトを終えるということは、この三鷹駅前地区まちづくり基本構想の中の一覧でも書かれていましたので、恐らくこれが、たがえるということはないのでしょうが、この令和17年度までに、これから12年間で終わらせるとした、この設定の根拠というのは何でしょう。
 通常、私ども、事業の中期、長期の計画を立てるときには、それぞれの作業、工程を積み上げていって、12年かかるねということで積み上げるのか、それともこれは令和17年度までに終わらせなければいけないという必然的なお尻があって、そのために、ではこういうふうに作業を割っていきましょうということで、先に締切りありきで取り組む事業、業務というのがあります。これはどちらで、令和17年度で区切り、そしてその内訳、積算根拠というのを教えていただけますか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  まず、この基本構想は──この基本構想をつくる前は、三鷹駅前地区再開発基本計画という、市の上位計画の第4次三鷹市基本計画の下にある個別計画の1つでありました。それに代わるものとして──名前を変更しましたけれども、まちづくり基本構想という形で表しましたけれども、今回は目標年次を定めずにということで、先ほど来御説明しているように、令和17年までを前期、令和18年度以降を後期と位置づけております。この年度の定め方の根拠については、まず第5次基本計画をこれから改定するわけでありますけれども、そこの令和17年度というのが1つの目標年次と想定されておりますので、それと合わせる考え方ということで、まずこの令和17年度ということを位置づけております。それと同時に、新都市再生ビジョン、これも公共施設の全体の再編という中で、令和17年度を対象期間の前期としておりましたので、それとも同様の考え方になっております。
 ただ、それと、中央通り東地区の再開発事業というのがどのように位置づけられるかということについては、逆算して令和17年度までにやろうということで定めたというよりは、そういった前期の令和17年までの間には、これはやはり最重点課題でもある一丁目一番地としての中央通り東地区再開発事業については終えたいねというような思いがありましたので、その中で終了するというような計画にしてきたというつくりになっております。


◯委員(中泉きよしさん)  分かりました。では、私が先ほど申し上げた、積み上げたものなのか、先に締切りがあったのかということでいうと、後者の先に締切りがあったということで私は認識します。だとしたら、それをどうやって、事業進捗の中で業務だとか、それぞれを割っていくのかということはありますか。それは全くないんですか。最終的に帳尻を12年後に合わせればいいということなんでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  この間、再開発事業を進める上では、「子どもの森」基本プランの中でもお示ししていますけれども、進め方として、第一種市街地再開発事業という流れの中では、様々な手続が必要になります。やはりその手続も、私たちの努力だけで──なるべく早くしたいというところもありますけれども、関係機関に手続をして、それで進めていくという内容もありますので、それを逆算していくと、やはりそれなりというか、ほぼ10年ぐらいの期間がかかるということは、これは現時点でも想定をしております。
 それで、令和17年度までには、何とか今の状況であれば、その中で収められるよねということを積み上げて、何となく感覚で令和17年度までということではなく、そういった手続に係る年度をちゃんと計算した上で、これを実現可能な計画という形で今お示しをしているところでございます。


◯委員(中泉きよしさん)  その計算というのは、今の大ざっぱな口頭では分かるんですが、皆さんの中で、手続といっても1つじゃないでしょうし、やるべきこと、外との関係性というのは幾つもあるでしょうが、それをきちんと割ったスケジュール感というのはないんですかね。それとも、それはあるけど、外には示せないということなんでしょうか。私が外になるのか内なるのか分かりませんが、きっと外なんでしょう。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  決して外とは思っておりません。一緒に三鷹市議会側と情報を共有しながら進めていかなければいけないと思っています。この間も、議会の答弁の中でも、これからの再開発事業の進め方の中で何年ぐらいかかるということは答弁させていただいたことがありますけれども、一般的なものと、やはりこの後、施設計画によって事業の工事に着手してから何年かかるかといったものについては、大分年度に差が出てくる場合があります。
 また、都市計画決定後も、この後、地権者のいろんな権利についてもっと具体的な話になってくると、そこの中でまたさらに時間がかかるところもありますので、今このひとり歩きという、また事業費と同じような言い方になってしまいますが、何年の間に計画が進められます、終えられますというふうに年数できちっと明示をしてしまいますと、やはり2年、3年の差が出てきますので、やはりそこは慎重に、年数については申し上げさせていただいているところでございます。


◯委員(中泉きよしさん)  そうしましたら、お尻の令和17年度というのはたがえずに、間の帳尻はその都度合わせていくという認識でよろしいでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  先ほど、意気込みという言葉がありましたけども、こういったことは意気込みだけで進められるものではありませんけれども、現時点ではこの中で帳尻を合わせられるように進めていきたいと思っておりますが、やはり帳尻がどうしても合わせられないような状況になれば、それはやはり、見直しをした形で、議会の皆様方にも、実はこうなりました、そうなると令和17年度まではちょっと一、二年延びそうですといったようなことも言う可能性もあると思っております。


◯委員(中泉きよしさん)  あまりこれだけで長くしても、なんなので。
 先日の9月5日の私の一般質問で、市長に対して、市長の今期の任期末である令和8年度末、令和9年の3月、そのときに副市長3人体制を敷いたことが成功だったのかどうか、検証可能な目標を明示してくれということを申し上げましたが、それに対して市長からこんな返しがありましたね。
 各部長と私の間では、成果目標を決めて、その目標について市長に約束をするという形で行っています。既にそういう意味で各部の中で、その組織構成に応じて、全部長が私に対してその成果を約束するという形態を取っております。そういう意味で、3人の副市長に対しても格別どうのこうのという話じゃなくて、重点目標をさらに捉える中で、副市長はそれぞれをさらに所管しているわけでありますから、3人の副市長が、その成果目標を自主的に私に対して約束しているという格好になると思います。という、これは事務局からいただいた議事録のものですが、ここは駅前再開発の特別委員会ですので、この特別委員会に関わることについて、それぞれ副市長と部長が市長とお約束している成果目標というのを教えていただけますか。
           (「すみません、推進本部に関わることで」と呼ぶ者あり)


◯委員長(池田有也さん)  じゃあ、推進本部に関わることの範囲で答弁を。
             (「今日の報告に関わることで」と呼ぶ者あり)


◯委員(中泉きよしさん)  そうですか、今日の報告に関わること。そうすると、特にこれ以上ないかな。


◯企画部長(石坂和也さん)  市長の答弁の成果目標というのは、各部の運営方針といいまして、年度当初に市長と各部長が成果目標を明らかにしていくといった内容でございます。当然、その中には、この再開発についても目標を明らかにしてですね──基本的には予算からの流れがあって、各部の運営方針をつくる段階で、こういったことを今年度やっていきますよといったところがあります。これ、どういった情報提供の在り方があるかというのは、各常任委員会等の流れもありますから、そこは今後ちょっとうまく調整しながら──いずれにいたしましても、どういった成果を目指していくのかというのを明らかにしていくことが、委員の御指摘の点だと思いますので、そういったことに意を用いた形で、報告については詰めていきたいというふうに考えています。


◯委員(中泉きよしさん)  分かりました。ありがとうございます。では、その報告、ちょっと時間を置いてでもお待ちしていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 そうしたら、推進本部については、特に私はこれ以上ありませんので、以上で結構です。


◯委員(野村羊子さん)  かなりいろいろな質問がありましたが、ちょっと確認したいことがありますので、お願いします。1つは、今回、推進本部、本部長にということで、先ほど来、所管の話が出ていましたが、市の規則について、副市長の所管というものを明記したものがあります。それはもう変更されていますでしょうか。


◯企画部長(石坂和也さん)  今回のこのプロジェクトというのは、ちょっと複雑というか、基本的には各市長部局のところに各部がぶら下がっているわけなんです。それぞれが事務を執行しているといったようなところでございます。今回は、それを、部が横断しているところがありますので、その取りまとめの事務局といったようなところでございます。ですので、基本的にはその所管のところにぶら下がっているので、そこの変更はないというふうに今整理をしています。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。先ほど来いろいろあって、事務局体制も今言えないというのはあれですけど、人数体制もやはり言えないのか。どこにそのデスクを置くのか、置かないのかというふうなことも、先ほどマチコエの事務所、あそこはどうなるんだって話もありました。その辺についても、どこまで今、この時点で──この資料を作ったときは確かにちょっと前ですので、この時点で言えることは本当にないのか、再度確認します。


◯企画部長(石坂和也さん)  先ほどもちょっと歯切れの悪い答弁と言いましたが、総務委員会でも、こういった組織の話というのは大体人の話になっていくんですが、やはりこれからいろいろ調整していくというところもありますので、もう規模感ありきでというところで、ここでお話しするわけにも──ちょっとそこは、また差し控えさせていただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  1週間前に内示とかもいろいろありますから、しようがないですけどね。要するにみんなが気にしていると、議会はそれを気にしているということだけは──できるだけ速やかな情報提供をお願いしたいと思います。
 それで、まちづくりの中身も今いろいろ質問がありました。ここに書いてあるから、どうしても聞きたくなるというのがありますけども。2点確認したいんですけど、中央通り東地区のところで、URさんが別途、住居棟を建てるという計画で、それは別に先に進めるというふうな話として報告を聞いています。再開発事業1.5ヘクタールという、この広さが変わって、これに関する都市計画は、そこの住居棟を除外した形の計画になっていくのか、やはりそれを含めた形で検討するのかというのをまず確認したいと思います。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  今回、ここの地区が少しでも早く進むように、少しでも今居住している方々に新しい住宅にお住まいになっていただくためにも、段階的な整備を検討するということで進めているところでございます。その中の1つとして、今回、住宅については先行して整備をするということが、ここの地区が──この広義の意味で言う再開発が進むというふうに考えているわけですので、そういった意味では、先行してできる部分というのは非常に有意義なことだというふうに、計画上も考えております。
 そうすると、その部分が事業的に進むためには、都市計画決定区域に含まないほうが先行して事業が進みますので、こういった形で進めるほうが方策として非常にいいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  そうしますと、1.5ヘクタールがちょっと減るというふうな中で、施設規模とか建てられる高さとか、その辺がまた変わってきちゃうのかなというふうなことで。その辺が、今後の進捗に影響──早く進めるためにとおっしゃっていましたけど、その辺に関して、この手法に関して、久野副市長が本部長に就くことでそれがより進むというふうな、久野さんが副市長になったことでこういうふうなことをURが進めてもらえるというふうなことになったとか、そういうふうな理解でいいんでしょうかね。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  私が個人的にどうこうということはないですけれども、ただ、いろんな事業を、手法を考える中で、過去の経験を踏まえて、まちづくりというのは1つの考え方だけに固執するのではなくて、いろんな手法をうまく使いながら、ここで最適な方法、それから状況の中で、どんなふうにやっていくと工夫ができるのかというのは、自分自身の考えも含めて、UR側には伝えています。これからもそうしていきたいと思います。
 そういう意味でも、一緒に市とURがまちづくりをする中で、互いに連携する方法の1つとして、こういった役割分担を担いながら、少しでも早く、スピーディーにやっていくというのはいいことだと思っていますし、今後も何か工夫できることがあれば、私も考えながら、UR側にもお願いしてやっていきたいというふうに思っております。そのほうが、地権者の方々、それから居住している方々にもいいことだと思いますので、その方向で進めたいと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  分かったような分からないような。
 もう一つ、先ほど来、地権者合意と施設計画、都市計画決定、ほぼ同時になるだろうというふうな話をしていますが、その施設計画そのものが、公共施設の建設ということが大きな位置を占めると思います。
 その公共施設を、今、イベントホールと言っています、基軸とするという答弁もありました。それに関して、私は、駅前にどういう公共施設が必要かということをやはり市民にちゃんと確認をしていくと。今でも、イベントホールではなくて、図書館とか、ほかの話とか、幾つかお声はまだまだあって、どのようにそこを説明していけるのか。
 あるいは、お声を聞きながら──今、基軸と言われたので、もうこれは動かないのかなとかちょっと思いながら、どこまでこの施設、公共施設──つまり全体の計画は計画でありますけど、公共施設をここに造る、この規模でこれを造るということというのは、やはり別に市民に問うていく必要があるんじゃないかと思うんですけど、そういうことは可能でしょうか。地権者合意形成と、都市計画決定と、施設計画、その他の計画がほぼ同時に、ほぼ決定してしまうというふうな流れでいくんだというふうに確認するしかないんでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  そういう意味で、今年の2月に策定した「子どもの森」基本プランの中で、こういう機能を備えた場所ですということで、様々な具体的な、ホールをはじめとした、子どもや子育て世代のための施設、またバスの発着所とか、あとは文化を発信する拠点といったような、具体的な施設名を明示して、三鷹市としてはこういったものを考えていますと、防災の取組についても書かれていますが。そのような具体的なものということは、こういう方向でということを今イメージとしてお示しをしていますので、これで様々な意見もまたいただいております。本当にホールが必要なのかということも、議会の皆様をはじめ、市民の方からもいただいておりますので、先ほど基軸というふうに言ったとおり、やはりホールということを中心に考えていきたいなということをこのプランの中でもお示ししましたので。
 やはり、ただ、そのホールの規模とか、どういうような使い方をするかということは、意見を聞きながら、これから詰めていかなければいけないというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  やはり、再開発の中で、公共施設の占める面積が大きいということは、それだけ市の財政負担も大きくなるし、市の公共施設の今後の維持管理、再生、更生、更新ということにも関わることなので、それは本当に地権者さんの人生と財産が関わったことなので、逆に言えば、地権者にとっても具体的にそれが見えなければ、権利変換のときに、価格で変えれば面積が減るわけですよね、新しいものが価値が高いって言われるんだから。高いところに行けば、価値が高いんだから、1平米当たりの単価は変わるから、金額ベースで交換すれば、現実にはその権利者さんの空間は狭くなるんですよね。再開発ってそういうパターンが多いわけですから。
 そういうようなことが具体的に示されなければ、オーケーは出せないというのは、それはそうですよね。それと同じように、公共施設だって、市のほうだって、市の財産だって、そういうことが明示されてなければ、議会側としても判断できないですよね。その辺は、いつ頃ちゃんと明示されて、こちらが議論する余地が残されて提示されるのかということが重要だと思うんですよ。決定されてからでは遅いということを含めて、それについてどのように考えているのか、ちょっと確認します。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一さん)  まさに今御指摘いただいた点というのが、この事業を進める中での一番難しいポイントだというふうに思っております。まず、地権者の合意形成ということでは、自分たちの資産が──やはり地権者の生活再建、今お住まいの方、またそこでなりわい、仕事をされている方たち、そういった人たちの生活がこの後も保障されて、継続してそこで生活ができるということ、これがまず第一前提。そのために、地権者の方の御協力というのが、まず第一ですというふうに申し上げているところであります。
 と同時に、やはり公共公益施設ということを整備することによって、まちづくりに寄与するという視点もとても大事なことで、単に何かを造るというか、箱物を造るということだけではなくて、その施設を整備することによって、まちづくりに寄与するものは何なのか、それをやはり市民の方、地権者の方、また議会の皆様方にも示しながら、進めていかなければいけないと思っています。
 一方で、これは再開発の手法の話になりますけれども、超高層ビルにはしないといった議論も今まであって、一般的に、やはり再開発を進める中では、いわゆる保留床という部分を多くすることによって、高い建物を建てることによって事業を成り立たせるというような、そういう事業のバランスというか、そういう考え方もありますが、そういったことをしない中で、どのようにまちづくりにも資するような施設整備ができるのか、また地権者の生活再建が図れるのかといったことを、全部それを求める中で、一番の落としどころは何なのか、皆さんに御理解いただける計画は何なのかということをこれからお示しをしていきたいと思っています。
 それが、やはり事業費にもつながるわけであって、単に公共公益施設を造ればいいということになれば、それはどんどん市の負担が大きくなっていきますので、その辺のバランスも示していかなければいけませんので、やはりそれは決まってからではなく、その経緯の中で、次の節目節目で、こういった特別委員会でお示しをしながら進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  まちづくりに寄与するとはどういうことかといったような、そういうこともこの推進本部の中できちっと議論し、その議論を市民に開きながら、検討していただきたいと思います。いろんな議論になると思いますけども、公共公益施設、駅前に寄与する施設とは何かということを、せっかく推進本部をつくるんですから、しっかり議論して、具体的な交渉だけではなくてということをぜひ要望して、終わりたいと思います。


◯委員長(池田有也さん)  以上で行政報告を終了いたします。
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◯委員長(池田有也さん)  休憩いたします。
                  午前11時06分 休憩


                  午前11時07分 再開
◯委員長(池田有也さん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(池田有也さん)  議会閉会中継続審査の申出について、本件を議題といたします。
 三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題及び今後の市庁舎・議場棟等に関して調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくことで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(池田有也さん)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他でございますが、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようでございますので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午前11時08分 散会