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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和5年文教委員会) > 2023/02/09 令和5年文教委員会本文
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2023/02/09 令和5年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  ただいまから文教委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  本日の流れにつきましては、1、請願の審査について、2、請願の取扱いについて、3、行政報告、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  この際、お諮りいたします。4請願第2号 三鷹市立小・中学校におけるマスク着用やワクチン接種についての審査に当たり、本日の委員会に佐野由夏さんの出席を求めることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(渥美典尚君)  本日は御多用のところおいでいただき、大変ありがとうございます。今日御出席いただいたのは、佐野さんが提出されました請願が、現在、文教委員会に付託されているわけですが、これを審査するに当たりまして、その参考とするため補足的に御説明をいただくためです。
 それでは、まず文教委員の自己紹介をさせていただきます。
 委員長の渥美典尚でございます。今日はよろしくお願いいたします。


◯委員(大倉あき子さん)  副委員長の大倉です。どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員(吉沼徳人君)  委員の吉沼です。よろしくお願いいたします。


◯委員(吉野和之君)  委員の吉野です。よろしくお願いいたします。


◯委員(谷口敏也君)  委員の谷口と申します。よろしくお願いいたします。


◯委員(紫野あすかさん)  委員の紫野あすかです。よろしくお願いいたします。


◯委員(成田ちひろさん)  委員の成田です。よろしくお願いします。


◯委員長(渥美典尚君)  ありがとうございます。
 それでは続いて、佐野さんに自己紹介をお願いしたいと思います。


◯請願者(佐野由夏さん)  このたび提出させていただきました佐野由夏と申します。よろしくお願いいたします。


◯委員長(渥美典尚君)  どうもありがとうございます。
 これから補足説明をいただくわけですが、会議の記録を取る都合がありますので、発言のときは手を挙げていただき、私がお名前を呼んでから御発言をお願いしたいと思います。
 また、本日は委員会の審査の参考とするために私どもからお聞きをするという趣旨のものですので、佐野さんから委員に対して質問をすることは御遠慮いただきたいと思います。
 4請願第2号 三鷹市立小・中学校におけるマスク着用やワクチン接種について、本件を議題といたします。
 初めに、署名の追加がございましたので、事務局から報告いたさせます。


◯議事係主任(橋本勇樹君)  それでは、事務局より署名の追加につきまして御報告を申し上げます。4請願第2号につきましては、先般配付させていただいております請願文書表では署名者の人数が33人となっているところでございますが、その後、123人の署名が追加されまして、現在、署名者の人数は合計156人となっております。
 報告は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  ありがとうございました。
 それでは、補足説明をお願いしたいと思います。


◯請願者(佐野由夏さん)  まず、私が今マスクをしている理由から、説明をさせてください。
 去年、同じような請願が出されたかと思うんですが、その際に傍聴の方の──ちょっと今回これを出すに当たって、議員さんたちとお話をさせていただく機会をつくっていただいて、その中で、前回、この場面のときに、傍聴の方たちでマスクをしていない方たちがいて、示し合わせたんじゃないかという言葉を、私、その会話の中でいただいたことがありました。
 私も、これは私の趣旨ではありません。ただ、そういう私の行動で、皆さんからいただいた署名が無駄になってしまうことのないように、本意ではない中でマスクを着用しているということを、まずお話しさせていただきたいと、まずそれが1点です。
 ここに書かせていただいたことがベースになるんですが、ちょっと補足としては、子どもたちの学校の現場、私、小学校5年生と中学校1年生の娘と息子がおりますが、やはりマスクを外したいという気持ちが強くあります。ただ、やはり周りの目だとか、ここに書いてあるように、先生方の指導にこのマスクということが強く含まれているということで、なかなか外せない。距離が云々ということは、子どもたちの生活の中で、具体的に、じゃあ、2メートルとかって今言われている距離を保つことが可能なのか。可能というのは、一々測ってとか、そういうことが子どもたちの生活の中に必要なのかということを疑問に思います。
 あとは、やっぱり鼻を出すとか、苦しいとか、例えば眼鏡の子は眼鏡が曇るだとか、そういういろんな事情がありますよね。それを、正しい着用の仕方というのを、誰が定義づけたのかというところも私の中ではすごく疑問に思います。なので、このたびは、資料などは一切私のほうでは用意いたしませんでした。資料というのは、やはりその方々がどのような目線で、またこのマスク、コロナ、ワクチンなんかに関して、捉え方、考え方が全く違うという中で、私が提出する資料がもしあったとしたら、それが私は正しいと思う、でもそうじゃないと思う方たちもいるということは、マスク自体もやはり着用の自由があっていいのではないかというところに、私の今回のこの請願書については、そこに最終的につながるところです。
 実際、去年、一応注意をしながらということで、黙食なんかがなくなってはいますが、やはり手を当てながら食事をするとか、マスクを一々耳から外して一口ごとにマスクをする子どもですとか、やはり子どもたちから話を聞いていると、実際そういうことがまだまだ起きている。しゃべってもいいよという意識はあっても、やはり空気がなかなかそこに行き着かない。大人がつくり上げてしまったその環境を子どもたちの意識の中で戻すというのが、いかに大変なのかということも、今回の黙食だったり、マスクについてもそうなんですが、私たちが奪ったものというのは、子どもたちにとっては非常に大きなことだと強く感じました。
 私たちが、今このようにマスクをするしないというのを、それをノーというのは私たちには今この手段しか正直なくて、このような形を取らせていただきました。現場がどういうことになっているのかということも含めて、もう一度よく子どもたちの立場も考えていただいて、大人の目線だけではなくて、考え直していただきたいなというのが、私の願いです。
 以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  ありがとうございました。
 それでは、私どものほうから質疑をさせていただきます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。
 長引くコロナ禍の中で、本当に初めてのこのようなコロナの大流行ということで、特にお子さんを育てておられる親御さんたちの不安、御苦労、たくさんあるということは十分理解できます。今回の請願で、このように意見を寄せてくださったことを感謝したいと思います。
 何点か質問、確認をさせていただきます。趣旨の3番目、学校でマスクを外していると先生から注意をされるとありますが、これは現在もそうなのか、いつ頃なのか、どんな状況でのことだったのでしょうか。マスクの着用については、厚生労働省や文科省がその時々にガイドラインを示していると思うんですけれども、それに即していないような、もっときついような指導などが実際に学校現場で行われていたのか、その辺りのことをお聞かせください。


◯請願者(佐野由夏さん)  もう正直、3年以上になりますので、具体的にいつというのは、私も子どもから聞いた話を何年の何月というふうには覚えておりません。ただ、ガイドラインや厚生労働省なんかが発表することというのは、マスク、外だったら外していいよとかということが時期でちょっと緩和されたりだとか、そういうこともありました。体育の授業なんかは、私も外を見ていると、私の子どもたちが通っている学校以外の学校を見ていても、体育の授業では、正直子どもたちまだマスクをしています。
 やっぱり、そういうところで、子どもたちが、外している子が多ければ外せる環境、あとは先生たちが声をかけてくれれば外せるというのが事実だと思います。なので、その中で、例えばみんなはつけているのに1人だけ、今はいいからという意味で外した。その子たちの判断が、要するに先生からしたらノーだったというのはあると思います。それが、先生がノーだから、それがノーになるのではなくて、子どもたちが自由に選べる、考えて行動できるという状況を大人たちがつくっていくべきだと私は思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。そのようなことが学校現場で行われているということについて、保護者の方から学校側へは何か意見を述べられたり、このようにしてほしいという要望はされてきたのでしょうか。


◯請願者(佐野由夏さん)  この3年以上の中で、私は学校にもかなり、校長先生含めて担任の先生にもお話をさせていただいています。そうすると、必ずガイドラインに沿ってというお話をいただきます。ガイドラインをつくっているのは教育委員会なので、教育委員会のほうに話をしてくださいと言われます。教育委員会のほうにも、かなり私もお電話をしてお話をさせていただいていますが、最終的には、現場のほうにお話をしてくださいというような形で、保護者としては、逃げられるというような言い方はちょっとしたくはないんですが、結局それを、じゃあ、どこに。
 したい人、したくない人がいる中で、この状況をどういうふうに、いい意味で緩和していくということがなかなかできないのが現状でした。どちらにも私は話をしていて、そのような形で回答いただいております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。4番では、今後は次のようにあるべきですというふうに書かれているんですけれども、ここでいう今後というのは、具体的にはいつ頃のことを指しておられるんでしょうか。5月からは、マスクの着用については大幅な変更が行われる見込みとなっているんですけれども、それに先行して、今すぐからでもということを指して、今後はというふうにおっしゃっているのか、その辺ちょっと確認させてください。


◯請願者(佐野由夏さん)  その件につきましても、やはりこの長い月日というのは、私たち大人は、子どもたちに対してちょっと時期を待とうよというふうに、私は大人の都合の言葉では返したくないのが正直です。いつになったらという言葉に対して、時期を待つというのは大人の都合であって、子どもたちの1日1日と、大人が感じる1年とか、1か月とか、1日のスピード感って違います。
 それで、本当に大事な成長過程にある子どもたちですので、私は願いとしては、5月を待つとかということではなくて、本当に今すぐにでも、子どもたちのもっと自由なというか、不自由さの中に自由を見つけるのではなくて、自由の中で子どもたちが自分たちなりのルールを見つけていけるような学校の環境があるべきではないかと思っているので、いつからというよりは、大人たちが早く子どもたちを思って環境をつくるという、そういう意味で、もうちょっとというのは理解できます。
 ただ、大人の都合で5月までとか、じゃあ、そこでどのような変更があるのかということが私たちにも分からない中で、それに子どもを待たせるというのは、やはり子どもにとっていいことではないと考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  よく分かりました。あと、2番では、ワクチン接種についてもそれぞれの自由であるべきって書かれています。ワクチン接種自体は義務ではなく、今それぞれの自由だと思うんですけれども、実際に学校や教員から接種に関するアナウンスというのはどのように行われていたのでしょうか。


◯請願者(佐野由夏さん)  今おっしゃったのはそのとおりだと思うんですが、ワクチン接種はというよりは、マスクも本来それぞれの自由であって、法的な強制力はないはずなんです。ワクチンに関しても同様だと思っているんですが、特別、先生からワクチン接種しなさいというような言葉はありません。ただ、学校からの配付物では、マスクの着用なんかと同じように、ワクチン接種を皆さんも済ませてくださいねというような内容のお便りはかなり来ています。
 それも含めて、それに対して先生が補足をしているかどうかは、正直分かりません。私も学校に毎日いるわけではないので、子どもたちが配付物に対して、先生方からのどのようなお話があるのか、ただ配られて、帰ってきて、私たちが受け取っているだけなのかというところは分かりませんが、そういうことが、やはり家庭の考え方に基づくべきところを、配付物でそのような形を取るということに対して、私はこのような書き方をさせていただいているというところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。今後どのようになっていくのか、マスクに対する考え方も、したいという方も、したくないという方も、それぞれおられると思います。それぞれの意見が尊重されていくことが本当に大切だというふうに思っています。このことが原因で、子どもたちの間に溝ができてしまったり、いじめにつながったりすることがないよう、今後、社会全体で考える必要があるというふうに感じました。
 ありがとうございました。


◯委員(谷口敏也君)  よろしくお願いいたします。私も小学生にソフトバレーボールというのを教えているんですが、その練習の最中も、息苦しいのに、みんな取らないんですよ。取っていいよと言って私が取ると、男子はふうっと言いながら取ってくれるんですけど、女子が取らないですね。大丈夫ですって言って、ほぼ取らないです。やっぱり、さっき佐野さんがおっしゃったように、全体的な空気というのを変えていかないと、なかなか外すほうに回れないのかなという印象は受けます。
 そういった中で、今回この請願を出されて、我々立憲民主党の会派は4人いるんですけど、まずこの文章で確認させていただきたいのが、さっき紫野委員からもお話がありましたけど、趣旨があって、しかし、次のようにあるべきですと。これ以降が、多分佐野さんたちが要望されている部分ということで判断をさせていただいて、その下の一番下の行と、その1個上の行で、マスク着用は健康管理の1つだと考えますということで、学校による指導点ではないと考えますと言い切られていますよね。小学校の体育はスポーツ的な授業がほとんどですけど、中学校になると保健体育といった、保健の授業も入ってきて、通常の感染症の防止の授業とかでは、マスクの着用とか、一定の指導が入ると思うんですけど、そういうことも必要ないというお考えなのかどうかというのをまず1点お伺いします。
 それと、その次のページの、したがっての以降で、マスク着用やワクチン接種に関するアナウンスはするべきではないと、ここも書かれていますね。先ほどもおっしゃっていましたけど、するしないはあくまでも個人の判断、家庭の判断で、それは問題ないと思うんですけど、する権利とか、しない権利とか、個々の判断だよということも学校で言うべきではないというお考えなのかどうかをお伺いしたいんですけど。


◯請願者(佐野由夏さん)  まず、最初の健康管理の1つというところに関してなんですが、もちろん授業に基づいた部分に関しては必要最低限、教科書に基づいた中では必要なのではないかなというふうに考えています。ただ、それ以外のところでの、要するに今回でいうコロナということに関するマスクの着用という意味で私はここに書いています。授業に関しては、私はもちろん専門では全然ないので、そこは先生方にお任せをしている中で、教科書に基づいた、教育に基づいた中での部分は必要だと考えています。
 2点目なんですが、このワクチン接種に関するアナウンスというのは、さっきも申し上げましたけども、具体的に今アナウンスがあるかどうかということは、プリントをもらってくるということはありますが、具体的に先生からそのようなことがあったかどうかというよりは、前回、黙食のことがあったときに、そのすぐ後に、先生方のワクチン接種を早く終わらせるようにというようなことが国のほうからありました。
 そういうことに対して、それが先生方だけではなく、子どもに対してもそれが大きく普及しなければいいなという願いも込めてここには書かせていただいています。という意味で、このような書き方になっています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。請願の文章を我々も細かく精査して、この場合ですと、教育委員会のほうにこうするべきだというふうに言うわけなんですけど、受け取り方というのが、文章だけだとなかなか判断ができない部分があるので、ちょっと質問をさせていただいたところです。うちの会派でも、この文章、今の2点の部分が少し引っかかるということで、請願者に聞いてくれという話もあったので、お伺いさせていただきました。
 それと、先ほど私も言いましたが、全体的にそういった形で変わっていかないとなかなか難しいというような雰囲気を受けているんですけど、例えば先ほど教育委員会とか、学校のほうに連絡したというお話がありますけど、こういう全体的な流れを変えていくには、やっぱり大きな流れをつくるというのが必要だと思うんです。
 例えば、私も三中のPTA会長をやっていたので──ちょっと忘れちゃいましたけど、PTAの各委員会の委員長とかが出てくる運営協議会とかというのがあって、そういうところの場面で、PTAとして、学校なり、教育委員会なりに、こういった請願とか、要望を上げると、結構動きやすいんですよ。佐野さんがどこの小学校か分からないですけど、そういうところのPTAとかでこういう話をして、どうでしょうかということはやられてなかったですか。


◯請願者(佐野由夏さん)  まず、そのPTAというのは、私も正直、特別そこに対して話はしていません。ただ、やはり学校の校長先生なり、担任の先生なんかにお話をして、まずガイドラインというものがあるというところで、やはりそこから先に進まないというところですね。だから、もっと抽象的なPTAとなってくると、正直さらに次にというのは、私の中では見込めないというふうに正直思うところはあります。
 ガイドラインに書いてあるのでというところで、教育委員会からも、校長からも言われて、どうしていいかという状況があったので、そこが今回このような形を取らせていただいたという流れです。さっきおっしゃっていた、全体の流れを大きく変えなければいけないというふうにおっしゃっていた点に関しましては、逆に言ったら、この素顔でいることが普通だったところにある意味大きな変化をもたらしたのも大人ですよね。
 マスクをすることが当たり前な世の中、図式をつくったのも大人であれば、どれだけ時間がかかるか分からないけれども、やはりそこには大人が大きく関わっていきながら、子どもたち一人一人が行動できる環境にするまでは、大人が大きく関わってその図式をまず変えていくということをしてあげなければ、子どもたちの力だけではやはり無理だと思っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ガイドライン、確かに今少し変わりましたけど、めり張りのあるマスクの着用なんですよね。あまり具体的じゃないですよね。ただ、私もこの後、教育委員会にもう一回聞き直そうと思うんですけど、文部科学省のほうは9月20日付で変えて、学校のマスクの着用が必要ですかというQ&Aみたいなので、ある程度緩和はされているんですよ。
 市のほうに問い合わせると、結局、東京都のガイドラインに基づいて、三鷹市のほうでつくっているんですということなので、これは東京都のほうのガイドラインから変えさせるしかないなというような感じもするんですけど。お子さんたちの──この前もソフトバレーボールを卒業していった子どもたち、今高校1年生の子がぽつりと言ったのは、中学3年間イベントができなかったと。おまけに、最後までマスクをしていたから、友達の顔が分からないみたいな。これはやっぱり子どもたちにとってはよくないことですし、先ほども言ったように、きっと大人の責任でしょうね。その流れを変えていくのには確かに大人の判断しかないと思いますので、我々といたしましても、このガイドライン自体、そろそろ変えたいなとは思うんですけど。このガイドライン自体を変えていく、変えさせるというには、先ほど紫野委員からもありましたけど──この前も岸田総理は10月ぐらいには緩和するようなことを言っていたんですけどね。その辺がどうかというのが、私たちも見届けてからということになってしまうのかもしれないですけど、この後の教育委員会からの説明の中でも、ある程度ちょっと質疑をしながら考えていきたいと思いますので、今日はありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  ありがとうございました。
 以上で請願者に対する質疑を終了いたします。ありがとうございました。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前10時00分 休憩


                  午前10時02分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  4請願第2号 三鷹市立小・中学校におけるマスク着用やワクチン接種について、本件に係る現状等について教育委員会の説明を求めます。


◯指導課長(長谷川智也君)  それでは、私のほうから、三鷹市立小・中学校における現在の対応について御説明をいたします。
 三鷹市教育委員会では、児童・生徒の学びを止めないという方針の下、地域や児童・生徒等の感染状況を踏まえ、感染防止対策を徹底しながら学校運営を継続しております。また、学校の運営に当たっては、国や東京都の方針を踏まえた三鷹市教育委員会のガイドラインである新型コロナウイルス感染症に対応した三鷹市立小・中学校における学校運営ガイドラインに基づく感染症対策を徹底しております。
 令和4年12月14日には、東京都教育委員会が令和4年12月6日に改訂をいたしました新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン(都立学校)改訂版バージョン5を踏まえまして、一部を改訂いたしました。一部改訂したガイドラインでは、基本的な感染症対策の徹底といたしまして、活動場所や活用場面に応じためり張りのあるマスクの着用を示しまして、具体的には下校時など、屋外では、人との距離2メートル以上を目安といたしまして、確保ができる場合、または会話をほとんど行わない場合にはマスクの着用は不要であるとしております。
 また、これまでも個々の様々な事情によりマスクを着用しない子やできない子への対応としては、個々の事情に応じた配慮を行うとしておりまして、児童・生徒がマスクを着用することやしないことで、いじめや差別につながらないよう、校長会や副校長会等を通じて指導をしております。
 新型コロナウイルスワクチンに関する正しい知識の啓発といたしましては、保健の学習内容と関連づけるなどして、児童・生徒が感染症の予防やワクチンについて正しい知識を身につけられるよう指導する。なお、指導に当たっては、ワクチン接種は任意であり、強制ではないこと、周囲にワクチン接種を強制してはいけないこと、身体的な理由や様々な理由によってワクチンを接種できない人や接種を望まない人もおり、その判断は尊重されるべきであることを伴わせて児童・生徒に指導し、保護者に対しても理解を求めること。また、ワクチンの接種に伴う出欠等の取扱いについては、欠席扱いとしないこととしております。
 三鷹市立小・中学校においては、このようにガイドラインに基づく基本的な感染症対策の徹底を図っている状況でございます。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の児童・生徒や教職員は現在は減少傾向にございますが、発生しておりまして、その感染拡大防止のために先週も学級閉鎖をしていた学校もあるのが現状でございます。
 御説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。佐野さんから様々な御意見や質疑もした上での質問なんですけれども、学校側として、また教育委員会として、実際にマスクやワクチンの接種を促すようなことはなかったという認識でよろしいのでしょうか。先ほどお話をお伺いしますと、配付物の中で、ワクチン接種を促進しましょうみたいな配付物があったというふうにおっしゃっていたんですけれども、その辺りは教育委員会は把握はしていらっしゃるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  その案内については、東京都教育委員会が発出したものだというふうに思っております。あくまでも、そちらについては情報提供ということで、強制という意味ではございません。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  東京都教育委員会がそのように配付したから三鷹も同じく配付をしたということは、東京都のガイドラインや指針に基づいて、三鷹もやはり行っているという認識なんですよね。


◯指導課長(長谷川智也君)  これまでも御答弁申し上げておりますが、三鷹市としては国や東京都における方針に基づいて、三鷹市教育委員会としての指針を定めているものでございまして、三鷹市教育委員会独自の判断で決定すべきものではないと認識をしております。


◯委員(紫野あすかさん)  マスクやワクチンに対しても様々な方の意見が分かれるところで、専門家の方でも、医療関係の方でも様々な意見があるので、本当にどのようにガイドラインに基づいて子どもたちを指導していくかというのは、すごく難しい問題だなというふうには思っております。特にマスクについては、保護者の様々な意見はあると思うんですけれども、今回の請願の方たちはマスクを早く、自由に、できれば子どもたちにマスクなしの生活を早く取り戻させてあげたいという思いからの請願だと思うんですけれども、また逆にマスクはやっぱりしないと不安、させてほしいというような保護者からの意見などは教育委員会には寄せられているのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  委員御指摘のとおり、やはり感染不安があって、様々な事情を抱えている御家庭もございますので、そういったところから、やはりマスクの着用はより以上に徹底してほしいというような声もこちら側には届いていることもございます。


◯委員(紫野あすかさん)  そのような中で学校現場、いろんなことがあると思うんですけれども、例えば教育委員会はこういうふうに指針を出しているけれども、個々の対応については、先生の独自の、見解が分かれていたり、クラスによっては指導の仕方が若干違うというようなことはあるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  教育委員会といたしましては、先ほど御説明した内容で随時学校には校長等を通じて指導しているところですが、現状として、若干捉え方によって指導の仕方が変わっているというようなことも、これは確認はしておりませんので、そこまでは何とも言えませんけれども、随時ガイドラインに基づいた対応ができるように、教育委員会としては学校に指導しているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  そんな中で、マスクをしている、しないで、子どもたち同士がトラブルが実際に起きていたり、いじめが発生していたり、そういうような事例も把握されているのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  それについて具体的にいじめとして報告があったというようなことは学校側からございませんけれども、そういうことを想定して、先ほども御説明したとおり、基本としてはマスクを着用することも、そしてしないことも、個々の事情に応じた配慮を行うということで、これまでも様々な通知ですとか、リーフレットを通じて、それに対してのいじめですとか、差別が起きないよう周知をしておりますし、様々な機会を通じて、子どもたちを教員から指導するように努めているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問させていただきたいんですけど、三鷹のほうのガイドラインは、当然東京都のガイドラインに基づいてつくられているということで理解はしております。一方で、様々な事情がある方とか、個別の個々の事情がある方に対しては臨機応変に対応されているということも分かるんですけど、それがなかなか学校全体、個々の担任の先生とかに行き渡ってないような気がするんですけど、そこは教育委員会としてどう考えているのか、どう感じているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  個々の教員の隅々まで、やはり指導すべきものと、共通理解に基づいて同じ対応をするべきものというふうには我々は認識しておりますけども、様々な状況の中で、それがこのマスク着用のみにかかわらず、完全に徹底しているというような状況までは確認はできておりません。いずれにしても、様々な情報を我々が捉えた段階で、校長を通じて各学校を指導しているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。特にこの文部科学省のホームページを見ると、去年の9月20日付でQ&Aみたいなのがあって、学校でのマスクの着用が必要ですかというところで、令和4年9月20日更新ってなっているんですけど、体育の授業においてもマスクの着用は必要ありませんってなっているんですよ。
 先ほど佐野さんからのお話を聞きましたけど、外していない子がほとんどだということ。私自身も──ソフトバレーボールを教えているんですけど、基本的にみんなまずしていて、苦しいからしなくていいんだよと言うと、男子は結構外すんですよ。だけど、女子が外さない。だから、我々もそこで外せとは言えないですから、大丈夫かって言いながら練習を続けるんですけど、そういった空気感。個人で恥ずかしいから外せなくなるというのはちょっと違うかもしれないですけど、みんなが外せば怖くないじゃないですか。せめて体育の授業で、文部科学省もマスクの着用は必要ありませんってなっているんだったら、みんな外そうよぐらい、担任の先生とか、中学の体育の先生とかが言って、外してもいいんじゃないかと思うんですけど、そこまではまだ至っていないのか。
 学校現場では、どの程度までこの体育の授業においてもマスクの着用は必要ありませんということを徹底されているのか、教育委員会はどの程度判断されているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  体育のマスクにつきましては、これまでも、やはり安全に関わることですので、何度も学校には指導しております。教員も、特に暑い時期、熱中症の危険がある場合には外してくださいという指導を続けてはおります。ただ、今は寒い時期でもございますので、現状として、じゃあ、それが全員外しているかというと、そのような現状ではないというようなことも認識をしております。
 特に委員おっしゃるように、やはり男子よりも女子のほうがこの間のマスクの着用の慣れ等から、なかなか外したがらないという子もおります。ただ、安全を守る学校としては、やはり安全を最優先すべきものですので、そこは指導を徹底するようにしておりますけれども、様々な事情で外したがらない児童・生徒もおりますので、それは先ほど申し上げたとおり、個々の事情に応じた配慮をすると、そういう対応をしております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。東京都のガイドラインに基づいて三鷹市のガイドラインがつくられて、ちょっと国の文部科学省の見解よりも若干厳しいかなという印象は受けるんですけど、三鷹市として、東京都のガイドラインよりも緩めたガイドラインをつくるという考えというのはやっぱりないのか、確認したいんですけど。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  マスク──全国的な国の方針、それから、やはり感染状況というのは地域によって違いますので、東京都が一部でそうした厳しい対応を取っているところもあるというのは承知しています。
 繰り返しになりますけども、三鷹市教育委員会独自の判断として、東京都のものを緩めるとか、そういったものは現時点では考えておりません。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。それでは、今国のほうでも議論になっている、コロナ自体を2類から5類に変更していくというような話もありますけど、そうなった場合には三鷹市としての対応はどうなっていくのか、お伺いしたいんですけど。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  今御指摘のありましたとおり、今年の1月27日に政府の対策本部が今後の対応方針を決定しました。その中では、マスクについても触れられておりまして、屋内では基本的にマスクの着用を推奨している現在の取扱いを改め、行政が一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本として検討する。このような表現をされています。また、今後、早期に見直しの時期も含めて、その結果を示すことも明記をされています。
 三鷹市としては、マスクの取扱いに対する今後の国の見直し結果、それから都の対応方針等を踏まえまして、市としても適切に対応していきたい。今、その結果について待っている状況であります。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。最後に、昨日報道があったんですけど、小学校、中学校の卒業式で、国のほうとしては、たしかマスクはしなくていいということになったと思うんですけど、三鷹市教育委員会として今度の卒業式についてはどうお考えなのか、お伺いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  さきの答弁と同じになるんですけれども、三鷹市教育委員会といたしましても、国にしっかりした明確な方針を出してほしい。それによって適切に対応したいと考えております。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前10時20分 休憩


                  午前10時21分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(渥美典尚君)  4請願第2号 三鷹市立小・中学校におけるマスク着用やワクチン接種について、本件の取扱いについて、いかがいたしましょう。


◯委員(谷口敏也君)  うちの会派としては、ちょっと疑問点の部分があって、先ほど請願者のほうからもお伺いしましたので、会派に持ち帰りたいので、継続にしていただきたいと思いますが。


◯委員長(渥美典尚君)  それでは、継続という発言がございました。4請願第2号 三鷹市立小・中学校におけるマスク着用やワクチン接種については、本日のところは継続ということでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしということで、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前10時22分 休憩


                  午前10時28分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  本日、教育委員会から行政報告をさせていただきますのは、お手元の日程にありますとおり、令和4年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査結果について、1件でございます。いわゆる学力テストが全国、東京都の平均を上回っていることと比較しますと、体力については引き続き課題があるところです。詳細については、担当の課長より御説明いたします。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  私から、令和4年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査の結果について御報告いたします。まず初めに、本調査でございますが、小学校第1学年から中学校第3学年までの児童・生徒の悉皆調査で、毎年4月から6月末までの期間に実施しております。
 まず、資料1の1枚目と2枚目を御覧ください。1枚目は小学校、2枚目は中学校の全ての学年の調査結果をまとめたものでございます。どちらも、上段に男子、下段に女子を記載しております。種目ごとに、令和元年度から、新型コロナウイルス感染症の影響で悉皆調査を行わなかった令和2年度分を除いた3年分の結果を記載しており、前年度の記録と比べて上回ればオレンジの矢印、下回ればグレーの矢印、同じ場合は横線を記載しております。
 また、各学年の欄の上段には東京都の平均値を、下段には三鷹市の平均値を記載しており、東京都の平均値を上回ったものは黄色で塗り潰しをしております。全ての数値は小数第2位を四捨五入して、小数第1位までで記載しております。あわせて、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果も、参考として記載しております。全国体力・運動能力、運動習慣等調査は、小学校第5学年と中学校第2学年が対象で、東京都児童・生徒体力・運動能力調査のデータを全国の調査の回答として送付しております。
 資料には、当該学年である小学校第5学年と中学校第2学年の欄の東京都の平均値の上段に、全国の平均値を白字で記載しております。また、本調査の各種目を得点化したスコアの合計点を一番右の列に記載しております。こちらの合計点を見ますと、今年度は小学校全学年及び中学校の第1・第2学年の女子を除く全学年で東京都の平均を下回る結果となりました。
 なお、各種目の調査の実施方法につきましては、別紙を配付しておりますので、そちらの別紙を御参照ください。
 それでは、具体的な特徴について幾つか御紹介いたします。まず1枚目、小学校についてです。左から5種目めの20メートルシャトルラン、こちらでは、第1学年男女を除き全ての学年で令和3年度の記録を上回っているか同じでした。1つ飛ばしまして、その横の立ち幅跳びでは、全学年で東京都の記録を下回る結果となりました。また、第2学年の女子を除く全ての学年で令和3年度より記録が下回っております。全体的に令和3年度の記録より下回った種目が多くなっております。
 次に、2枚目、中学校についてでございます。左から2種目めの上体起こしでは、第2学年の男女は令和3年度の記録を上回りましたが、それ以外の学年は下回っております。続いて、左から6種目めの50メートル走では、全ての学年で令和3年度の記録を上回っているか同じでした。1つ飛ばしまして、その隣のハンドボール投げでは、第3学年の女子を除く全ての学年で令和3年度の記録を上回っているか同じ結果となりました。
 小・中学校ともに、全体的に令和3年度の記録より下回っている種目が多くなっております。
 課題についてでございます。小学校では、平成30年度から令和元年度の2年間にかけて、東京都の平均より高い学年、黄色の塗り潰しの多かった反復横跳びや立ち幅跳びなどが、令和3年度と同様に、ほぼ全ての学年で東京都の平均を下回りました。今年度は、反復横跳びについては、令和3年度の記録を上回る学年が増えつつありますが、立ち幅跳びについては、令和3年度の記録を下回る学年が多くあります。このことより、より瞬発性や脚力を重点的に改善していく必要があると考えております。
 中学校では、引き続き握力が課題ではありますが、50メートル走やハンドボール投げの記録が向上傾向にあります。また、令和3年度に記録が下がっていた反復横跳びについては、今年度は記録の伸びが見られました。
 次に、資料の3枚目を御覧ください。こちらは、新型コロナウイルス感染症の影響で実施されなかった令和2年度を除いた、令和元年度、令和3年度、令和4年度の推移を表したグラフです。赤いグラフが三鷹市、青いグラフが東京都です。まず、左側、小6、中3の合計点のグラフを御覧ください。こちらは、小学校第6学年と中学校第3学年のそれぞれの年度の合計点をグラフで示したものでございます。東京都の平均も令和3年度に比べて下がっていますが、それ以上に三鷹市の平均は下がり方が大きく、小学校第6学年、中学校第3学年の男女共に都の平均を下回っております。
 次に、右側の同児童・生徒の合計点のグラフを御覧ください。こちらは、今年度の小学校第6学年、中学校第3学年の経年変化を示したものです。令和2年度の調査がなかったため、小学校は同じ集団を4年間、中学校は2年間を追跡したグラフとなっております。学年が上がっても、東京都との差にそれほど大きな変化はありませんが、中学校第3学年の男女共に、若干ではございますが、東京都との差が広がっております。
 以上のことから、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取組の中で、小学校体育、中学校保健体育の授業に制限があったことが体力低下に影響を与えたことが分かりますが、三鷹の児童・生徒は、東京都と比べると、それ以上の低下が見られております。各校では、それぞれの学校の課題を明確にし、次年度の教育課程に向けて体力向上の取組を図るよう進めてまいります。
 また、今年度、連雀学園三鷹市立第六小学校が、東京都小学校体育研究会研究協力校として研究に取り組み、令和5年2月17日に研究発表会を開催いたします。市内で研究の成果の共有を図るとともに、児童・生徒の体力向上を図ってまいります。
 私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  1点だけ質問させていただきます。都の調査ということで、三鷹市の全体の数値が出ていると思うんですけれども、これは学校ごととかで何か傾向があったりとかというような分析はされているのでしょうか。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  委員御指摘のとおり、こちらは各学校ごとに結果のほうは出ております。各学校のものはそれぞれの学校において課題等を分析しているところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  それで、御紹介できる範囲で構わないんですけども、どのような傾向があるというふうに教育委員会は認識していますでしょうか。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  申し訳ございません、全ての学校は──ちょっと把握しているわけではないんですけども、今年度、先ほど、最後に御紹介いたしました第六小学校は、都の指定のほうも受けて、体育の授業のところで力を入れているというところで、昨年度より全ての項目で記録が向上しているという報告は受けております。


◯委員(成田ちひろさん)  やはり、そういうふうに力を入れている学校においては、結果が少し伴っているというような見え方ということで、認識されているということで、分かりました。
 体力の低下を戻すのってすごく難しかったりとかすると思うので、ぜひこの結果、共有すると先ほどおっしゃっていましたけれども、令和5年度は学校の現場でもいろいろなことが切り替わるかもしれないので、より体育とか、体力向上に向けての取組を指導していただくことを期待しています。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。三鷹の子どもたち、学力はどんどん調査結果は上がっているんですけれども、この体力のほうはちょっと年々下がっているというのがずっと私も気になっているところではあります。現在の子どもの体力、30年前の親の世代と比較しても低下しているという調査もあり、文部科学省が行っている体力・運動能力調査によると、現在の子どもの体力や運動能力の結果、ほとんどのテストの項目で、親の世代である30年前と比較しても全てが下回っている。でも、体格は、背は高かったり、体重は重かったりするんですけれども、体力が低下しているという調査結果が出ていました。やっぱり健康な体づくりというのがすごく大事だと思うんですけれども、バランスのよい食事であるとか、十分な睡眠、そういう毎日の暮らしの問題というのも、体づくりに大きく影響していると思うんです。朝御飯を食べない子どもが増えてきたとか、幼児期から寝る時間がどんどん遅くなっているなど、生活習慣の悪化が指摘されていました。
 学校だけでなく、子どもたちの体力向上のためには、健康な体づくりも大切にしていかなきゃいけないのかなと思うんですけれども、ちょっとそういう点は教育委員会としてはどのようにお考えでしょうか。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  平成27年度に、三鷹「学び」のスタンダードの家庭版、学校版のほうをつくっておりまして、家庭版のほうには、やはり委員御指摘のように、睡眠時間であったり、朝食をしっかり食べましょうというものを記載して、啓発を図ってきております。また、そういったところを再度各学校のほうに改めて周知をし、日常的な生活習慣を、規則正しい生活等を子どもたちにも取り組めるよう、啓発を進めていきたいと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。もう一つ、体力低下の大きな要因としてはコロナというのもあったんですけれども、運動量がやっぱり減少しているんだなって思うんですよね。やっぱり私たちの子どもの頃って、本当に子どもたちが外遊びで、至るところでいろんな遊びを考えて、すごく遊び回っていたなということが考えられるんですけれども。
 今の子どもたち、外遊びやスポーツの活動時間が減っているということとか、空き地やボール遊びのできる公園など、外遊びができる環境が少なくなっているということ、また少子化で兄弟とか、姉妹とか、近所の子どもたちなどの遊び仲間が少なくなっているんじゃないかとか、外で遊ぶよりもスマホやゲームなど、あまり体を使わない手軽な遊びを好むようになったこととか。
 子どもの平日の1日当たりのテレビを見たり、スマートフォンやゲームなどで遊んでいる時間というのはすごく増えているそうで、体力の低下にも大きく起因しているのではないかなというふうに思うんですけれども、そんな中でも、やっぱり子どもたちに運動することは楽しいよ、体を使って思い切り遊ぶことは楽しいよということを、子どもたちが魅力に感じられるような運動環境づくりとか、積極的にスポーツを気軽に経験、体験させてあげられるような工夫などがより必要なのではないかなと考えたんですけれども、その辺りはどのようにお考えでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  御指摘、多々ありましたけども、そのとおりだと思うんです。この委員さんの中にも、ボール遊びのできる公園を何度も質問された委員さんもいらっしゃる。やはりそういった環境も大事だなと思っております。これは、市全体に関わることですので、公園の整備でありますとか、いろいろな中で子どもたちが遊べる環境というのは非常に重要だなと思っています。
 また、この取組の中にもありますけれども、どうしても学校の体育の時間って限られていますよね。ここでは、休み時間を有効活用して、運動の日常化を図る取組を充実させるってあるんですけども、例えばさきの第4回定例会でも、どなたかの委員さんの御質問に、私、答えた記憶があるんですけど、東台小学校ではマイ体力調査ファイル、遊びの中でどういったことが伸ばせるかというのを、意識的にそうしたものを子どもたちにやってみようよということを働きかける。そんな取組もありますし、やはり教育委員会としても、そうした遊びの中での体力・運動能力の向上というのは非常に大きな位置を占めているから、このような状況になっているということもありますので、そうしたところもしっかり全校で共有できるように取組を進めたいと考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(谷口敏也君)  よろしくお願いします。まず、数年前までこの種目の中でハンドボール投げが低かったという印象があったんです。この取組を見ている中で、体力向上に向けた取組の全体計画、年間指導計画に基づいた1校1取組、1学級1実践、これをやったからハンドボール投げが伸びてきたと言えるのかどうか、ちょっとお伺いしたいんです。
 ほかのが落ちちゃったじゃないですか。この1取組って本当にいいのかなという気もするんですけど、この辺どうお考えなのか、お伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  委員おっしゃるとおり、ハンドボール投げというのは、ずっとここ最近課題だったんです。その要因としては、先ほどの30年前というお話がありましたけども、やはり生活様式も変わっていまして、30年ぐらい前ですと、最初にやる運動種目というとキャッチボールだったのが、今はサッカー、足から行っちゃいますよね。そういうようなことも1つの要因としてあります。
 そういったことで、やはり肩を回して投げるというような生活習慣だったり、運動習慣がないので、各学校では特にそのところを重点的に行っていこうということで、先ほど申し上げたような、1取組、運動等でドッジボールをやったりとか、それから体育の中でも、実際の投げ方を段階を踏まえながらやるような指導、そういったことで重点的にやったというのが1つの成果なのかなというふうに捉えています。


◯委員(谷口敏也君)  結局その重点的にやることによって、それは上がるけど、ほかのところが下がってしまう。要は、時間に限りがあるので、そうなっちゃうのかなと思いますけど。今、御説明を聞いていて、六小の取組というのが、研究校で全てが高いというような話がありましたけど、この六小の取組は実際、ほかの小学校でも時間をかけているのか、それとも内容が充実しているのか、あるいはお金をもっとかけているのか、その辺はどうなのか。
 研究発表会を聞きに来てくださいと言われれば、それまでなんでしょうけど、それってすごい参考になると思うんですが、実際どうなのか、ちょっとお伺いします。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  六小の取組、具体的には、いわゆる昼休みを10分ほかの学校より長く取り、その中で縦割り班活動という形で、1年生から6年生までのグループを何グループかつくり、その中で異学年が一緒に遊ぶという取組をしていることが今年度1つあります。
 なので、その時点に関わるところになるので、全校に実施していくってなかなか難しさもあるんですけども、先ほど部長からもお話しされたように、休み時間、小学校は20分休みもございますので、そういった20分休みや昼休みの中での遊びの中の活動といったところで、体力向上が図れればというふうには考えております。


◯委員長(渥美典尚君)  ほかにございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で教育委員会報告を終了いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前10時49分 休憩


                  午前10時57分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  スポーツと文化部からの本日の行政報告は、お手元の資料のとおり2件でございます。
 1点目は、三鷹市立アニメーション美術館の令和5年度開館時間について、2点目は、大沢野川グラウンド復旧工事について、この2点でございます。それぞれ、井上課長、平山課長より説明をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  資料の1を御覧ください。三鷹市立アニメーション美術館の令和5年度開館時間についての御報告でございます。
 1といたしまして、概要でございます。三鷹市立アニメーション美術館(三鷹の森ジブリ美術館)は、開館時間について、令和4年度中は新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う臨時的な対応として、開館時間の一部を変更させていただきました。現在、感染状況及び海外からの来館者の動向を踏まえ、市と運営しております公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団と協議した結果、令和5年度より、開館時間につきましては、条例で規定する午前10時から午後6時までに戻すことといたしました。
 2は、令和4年度に変更していた時間が、こちらに書いてあります、平日につきましては午前10時から午後5時まで、夏休み等の大型連休期間については午前10時から午後6時まで、土日祝日については午前10時から午後7時までとさせていただいております。令和5年度につきましては、条例どおり午前10時から午後6時までというような形で対応をさせていただければと思っております。
 参考といたしまして、別紙、開館日カレンダーがございます。黄色が休館日でございまして、火曜が定例の休館でございます。5月にございますのは、一部メンテナンス、あとは展示の変更等の休館がございまして、5月2日、7月25日、8月15日、12月26日に丸がついているのは、火曜日ではございますが、特別に営業する予定でございます。また、11月につきましては、同じくメンテナンスの休館を予定しているところでございます。
 説明につきましては、以上になります。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  資料2を御覧ください。大沢野川グラウンド復旧工事についてでございます。1の事業の内容につきましてでございますけれども、現在、三鷹市のグラウンド整備に係る工事につきましては、令和5年4月下旬から利用を再開するというところで進めているところでございます。
 2番目の施設概要でございますが、(1)の利用時間につきましては、条例に規定されているお手元のとおりの利用時間という形で再開を考えているところでございます。施設につきましては、お手元のテニスコート、サッカー・ラグビー場、野球場等の図がございますけれども、施設概要等となっているところでございます。
 3番目のスケジュールでございますけれども、スケジュールの1段目、指定管理につきましては、2月1日から指定管理のほうを実施させていただいているところでございます。このスポーツ施設の工事期間につきましては、令和5年3月31日までが工期ということで工事を進めているところでございます。施設の利用につきましてですけれども、令和5年2月1日から予約受付をしているところでございます。
 欄外でございますけれども、米印で天然芝の養生の関係から、野球場については8月からの供用開始を予定しているところでございます。
 ページをおめくりいただきまして、4番目の施設の利用再開につきましては御説明をさせていただいたところでございますけれども、1段落目の最後のほう、4月にはオープニングイベントを実施いたしまして、4月については御見学いただくというような形で自由開放ということを今予定してございます。一般開放につきましては、2月1日から予約受付をしている関係で、5月1日から開始するというような予定で進めているところでございます。
 5番目のその他でございますけれども、第2貯留池内、こちら括弧書きでございますけれども、サッカー・ラグビー場、そして野球場があるところでございますけれども、ここのところの地下水位が高い状態でございます。これまで水位が高い場合で──ちょうどこの側溝天端というふうに書いてありますけども、ちょうどグラウンド面とイコールというふうに考えていただいて結構でございます。その位置から5センチ程度下のところまで水位があるというような状況がございまして、土が水分を吸収して、グラウンド表面がぬかるむ状態にあるというところが現状でございます。こうした状況にあるため、グラウンド運用や芝の管理に支障を来さないよう、現在、東京都と施設の利用再開に向けて、しっかりと対応できるよう協議しているところでございます。
 説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  お願いします。アニメーション美術館の開館時間について御報告いただいたんですけども、資料について開館日カレンダーのところで休館日というか、メンテナンス日のことについて御説明があったので、その点についてちょっと確認したいと思います。
 アニメーション美術館は、こちら5月と11月にメンテナンス日があるということで、長期の休館日があるということなんですけれども、これは例年そういうふうなことなのでしょうかというのが1点。あと、もう一点が、この施設についてはメンテナンスが特にかかるので、休館日がこういうふうに設定されているとか、そういうことなのでしょうかというのを2点お願いします。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  委員おっしゃるとおり、例年5月と11月がメンテナスを──例年5月は企画の展示替えとかもございますので、やるところなんですが、現在行っています企画展示が好評でございますので、それは継続するというふうには聞いておりますが、やはり半年に一遍程度休館して、全体的なメンテナンスを行うというのが美術館としても運営上必要というふうに聞いているところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  建物の修繕とか、そういうこともこのメンテナンス中にやられるというような理解でよろしいでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  おっしゃるとおり、修繕は計画的に行っておりまして、どうしても必要なもの、時間がかかるもの──機械を入れ替えたりとか、あとは造りを新しくするとか、そういうものについてはどうしても時間が必要ですので、このような期間を取らせていただいているというところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました、ありがとうございます。やはり、こういうような施設、よくしていく、長く使っていくとか、魅力ある施設にしていくには、メンテナンスの期間が一定程度必要ということで理解いたしました。ありがとうございました。
 2点目、確認したいのが、大沢野川グラウンド復旧工事の最後の説明のところなんですけれども、こちらって、すみません、グラウンド面の5センチ程度下のところまで水が来ていてというのは、最初からそういうような状況になるということは御存じだったのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こうした状況は、東京都及び三鷹市ともに想定していない状況でございます。貯水池の整備について東京都のほうで工事が完了し、三鷹市はそれを引き継ぐといいますか、その工事完了の後、上の部分、スポーツ施設の復旧を通常どおりの、こうした地下水位が想定されない、影響を受けない形で実施できるものというふうに考えていたところ、想定していない状況を今迎えているというようなところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。ちょっとこれは、報告を見させていただいて一番驚いたところだったんですけれども。これでいうと、特にサッカー・ラグビー、野球場ということになると、利用者の皆さんが、地面の状態が悪くてというのは一番影響が出やすかったりとか、今日は利用できませんという日が多くなっちゃったりとか、そういうような心配があるところだと思うんですけども、それについては、今のところどのように考えていらっしゃるでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今御説明しました状態が改善されなければ、このままの状態が続けば、やはりグラウンド利用としては、十分な形で利用者の皆様に御提供できる状況にはない可能性が高いなというふうに考えておりますので、この施設利用再開に向けまして、しっかりとこの状況を改善するよう対応していきたいというふうに考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。東京都と協議しているというところなんですけれども、都も想定していなかったのかもしれないですけども、やっぱり運用とか、初期対応にかかるお金というものは、やはり都に対してもしっかり補助していただくように求めていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  お願いします。私も、大沢野川グラウンドの最後のその他のところがすごく引っかかったんですけれども、5センチしか余裕がないという状況って、例えば今後、すごく大雨が降った場合に、どんどん、もっとじりじり上がってしまう緊迫した状況なのか。何で造っているときにそれが分からなかったのか。その辺がいつ分かったのかというのをまずちょっとお伺いしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  いつこういった状況が分かったのかというお話ですけれども、グラウンド利用に対して、三鷹市としてこのままの状態では、やはり課題が大きいというふうに認識いたしましたのは、年末、お休みに入りまして、年始、明けて。雨等も降っていない中で、やはり水位のほうが今御説明したような状況にあって、変わらないというようなことがございましたので、ここのところで、やはり4月末のオープンに向けて、東京都としっかり協議をして対応を図っていかなければならないというところを認識したのがちょうど年末から年明けというような時期でございました。
 今、雨が降った場合というようなお話がございましたけれども、東京都のほうでは、今現在、地下水位がグラウンド面より上に上がってくるというようなことはないので、東京都の調節池の機能に影響があるというようなところは基本的には考えていないというような状況です。一方で、三鷹市として、グラウンド利用に当たっては、やはりこれは適さない状況にあるというふうに考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ちょっと私、そのシステムの構造がいまいち分かっていないんですけれども、水位を下げるということは、何かしらの方法でできるものなんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今現在、工事の施工業者は、やはり工事を進める段階にあっても、この水位が高い状況というのは課題があるというようなことから、工事事業者自身が仮設の排水ポンプを設置いたしまして、それを運転することによって水を排水し、工事に支障がないといいますか、工事を進められる状況をつくっているというところは事実としてございますので、やはり排水ポンプを設置し、水を排水することによって、一定の改善効果があるというふうなことは言えるのではないかなというふうには考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  その排水ポンプが常になければ、どんどん上がっていってしまう状況なのか、一定排水ポンプで水を出せば、もうしばらくは大分水位が下がっていって、次また大雨が降るまでは大丈夫とか、そういうものなのか。その辺はどうなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ポンプの設置の状況から少し御説明させていただきますと、東京都のほうで設置していますポンプは、大型のものと小型のものと2種類ございます。調節池に水が入ってしまった場合に、その水を排水するために、大型ポンプというものは、動かすというような役目を担っております。
 もう一つ、小型のものについても東京都で設置しておりまして、これは、そうした調節池に川の水が入るような状況ではなく、雨水等を排水するというような想定で小型のポンプを設置してあります。今の状況におきましては、この小型のポンプというのは常時動いて水を排水している状況にあるんですけれども、それを上回る水というものが入ってきているというような状況にあることから、工事の事業者のほうでさらに仮設のポンプを追加しまして、その水を排水するというような状況にございます。
 今、工事業者が設置しています仮設のポンプで、朝来て排水を開始すると、徐々にその水位が下がって、工事に支障のないようなレベルまで排水することができる状況なんですけれども、夜間につきましては、そのポンプの騒音等、それからガソリンで動くポンプになっているようで、燃料が一定程度なくなってしまうと止まってしまうというようなポンプになっておりますので、そのポンプが止まって、翌朝来てみると、水位がほぼ側溝の天端から5センチぐらいのところまで戻ってしまうと、今はそういうような状況にございます。


◯委員(紫野あすかさん)  何かお話を聞いていると、水位との戦いみたいな感じで、5センチってすごい切迫しているようなイメージなんですけれども。もともとこの大沢野川グラウンドは調節池ということで、災害、水害を防ぐためにあるものだと思うんですけれども、これは大丈夫なんでしょうか。すごく不安な気持ちになってしまうんですけど。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  今、まずはこういう状況になっておりますということをきちんと文教委員会にも説明をさせていただくということで、今回このような報告をさせていただいております。平山課長が申し上げましたとおり、相手が水だということもあって、そして、例えば11月ぐらいに結構雨が降っていたということもありましたので、影響が何によるものかということがなかなか一義的に、すぐにぱっと分かるような状況に今はないというのも現実でございます。
 ただ、平山課長が申し上げましたとおり、年末年始に、ほぼ雨が降っていないけれどもポンプを止めていた時期にやはり水が減っていかない。今、天端から5センチというふうに申し上げておりますが、側溝がかなり満水の状態ということで、その影響で、本来であればグラウンド面から側溝に水が出て、グラウンドがどんどん乾いていく状況にあるはずのものが、側溝側に水がたまっている状況なので、グラウンドの水が出ていかないというような関係にどうやらあるようでございます。
 ですので、先ほど平山課長が申し上げたとおり、どうやら側溝から水を出してあげれば、側溝にグラウンドの中でたまった水が出ていくので、グラウンドが乾くというような関係性にあるようでございます。そういうことが分かってきましたのも、年明けから丁寧にいろいろ確認をする中で、どうやらそうらしいという状況で、そのことにつきましても東京都と共有しながら、今、どうやって対策をするのかということを検討しているところでございます。
 調節池という性質から、もちろん調節池としての機能が満了されなければいけませんし、一方で、もともとグラウンドとして利用できるということを前提として、整備のお金もつけてもらっていますので、そこのところはきちんと東京都と連携をしながら、どちらにとっても、調節池施設も、それからやっぱりグラウンド利用としても支障がないようにということで今協議中でございますので、いましばらくお時間をいただければと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  ずっとそのポンプで出し続けていくというのもちょっと現実的じゃないのかなとも思いますし、今後、東京都と、もっと大規模な何か修繕、改善をしなきゃいけないというようなことにつながっていく可能性もあるということでしょうか。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  現時点では、どういう対策をするのがいいのか──例えば、今、側溝の水位が高い状況にあるというのも、多分季節を通して見てどういう状況に今あるのかとか、いろんなことを確認しないと、今の時点でこうなるかもしれませんとか、こうしてこういう対策を取ろうと思っておりますということは、申し訳ございませんが、お伝えできる状況にはございませんけれども、東京都と連携をして、調節池としても、それからグラウンド利用としても支障がない形ということを目指していくというのが当然の作業だと思っておりますので、まずはそのことをきちんと確認してまいりたいと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  皆さんが楽しみに待っているグラウンドなので、ぜひ4月のオープンで、いろんなことがクリアできて使用できることを期待しています。
 ありがとうございます。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いします。ちょっと今の地下水位の話なんですけども、あそこは工事をするときに床面を幾らか掘ったんですよね。それを掘る前に、地下水の水位の検査というのはしなかったんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  御指摘の地下水の検査なんですけれども、今回は3メートル、元のところから掘り下げているんですけれども、もともと道路面のところから約4メートルのところにグラウンドがあったと。それをさらに、今回の東京都の規模拡大工事で約3メートル掘り下げたというような形になってございます。
 地下水につきましては、当時あったグラウンド面より下に地下水位があるというようなことは東京都のほうで確認をしておりましたので、地下水が調節池内に入ってこないように、そこは施設の周囲を深さ約25メートルの、いわゆる止水壁という壁を、水を通さない不透水層という、土のところまで壁を入れる工事を実施したというふうに聞いております。
 ですので、その工事によって調節池内に地下水が入ってくることはないだろうというようなことを前提とした工事が、当然行われたというふうに聞いております。


◯委員(吉沼徳人君)  3メートル下げたときに──地下水位というのは常時動いているわけですよ。一定の位置にずっとあるわけではないわけですね。この辺の地下水というのは、全ての地下水が多摩川に向かってずっと流れているんですよ、方向性としては。あそこは野川があります。川のこちら、多摩川寄りですよね。ですから、あそこからは常に水が地下へ浸透していくわけですよ。
 さっき、要するに不透水層の壁を造ってくれたという話なんですけど、造っても、これ、水が来ちゃったんじゃあ意味がないですよね。今5センチと言っていますけど、地下水位としては、5センチが保たれる保証はないですよね。地下水位がもっと上がる可能性もありますよね。そういうふうになっちゃうと、はっきり言ってこのグラウンドは使えないです。1メートルか、2メートル埋め戻さないと使えない状況になる。
 だから、地下水位をなぜもうちょっとよく見ないで、そんなふうにしてしまったのか。これ、例えば工事をして使えるようになるんであれば、それは工事をしていただいて使うことができると思うけれども、これ、5センチの状況だと、いつになっても使えない。要するに昼間くみ出しても、地下水があるから、絶対夜また上がってくるわけで。もし、これがあと5センチ地下水位が上がらないという保証はないですから。
 昔は、ここは地下水位が物すごく深かったんですよ。三鷹というのは、地下水をくみ上げて、いろいろ企業がやっていたから。今、要するに地下水のくみ上げに規制がかかっていって、だんだん地下水位が上がってきたんです。これからまだ上がる可能性がないとは言えないと思うんですけども、その辺の今後の対策について、やっぱり東京都と物すごくきちっとしていかないと、このグラウンドは使えない状況になると思うんですよ。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  地下水位の観測について補足させていただきますけれども、工事前につきましても、東京都のほうで観測をしております。ここのところで、私どものほうで東京都のほうにその水位の変化というものは、工事前、工事後でどういうものがあったんですかというようなことは問い合わせております。
 その結果、工事前と工事後につきましては、その水位に大きな変化は見られていないというようなお答えをいただいておりますので、地下水位の変化によって、もしかしたら高くなったり、低くなったりというようなことの影響もあるのかと思って御質問しましたけども、基本的には大きな変化はないというようなことですので、周辺の地下水位については大きな変化はないというような回答をいただいているところです。
 地下水なのか、雨水なのかというような、今回何によって今のようなグラウンド面の事象が生じてしまっているのかというところは、原因究明はできていないところでございますので、そうした水の問題は大変難しいというふうに聞いておりますので、その辺りも東京都としっかりと確認をしながら、協議は進めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  使えなくては造った意味がないので、やはり地下水位の観測をちゃんとしていかないと、毎日、昼間にくみ出しているような今の状況ですと、やっぱりどうしても──今、乾燥していますよ、雨が降らないで。そういう状況でも、5センチしかないということですので、雨が降って水がたまる、それは地下水位と関係なく、上がれば、それは地下に浸透しますので、地下水位の観測というのはこれから常にしていかないといけないと思うので、例えば東京都で地下水位の観測井を掘ってもらって、常にそれを観測するようなことは必要かなと思うんですけども、その辺はどうでしょう。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  先ほど、平山課長が申し上げましたけど、東京都のほうでも、当然その前後で地下水が影響するといけないので、今、質問委員おっしゃったとおり、観測用の井戸を掘って、周辺の地下水を、工事する前と工事中、そして工事後も定点的に観測しているやに聞いております。
 今回、一方で、水が出てきているのは事実なので、地下水位に変化があるんですかという質問をさせていただいたら、観測上そう目立った変化がないので、観測している地下水位が影響しているものとは一概には言えないというふうに言われているんです。なので、現状では、明確には、何が影響してお水が出てきているのかということが今はっきり分かっていない状況です。
 当初想定されている影響するかもしれない地下水、それは観測していますので、観測データには変化がないというふうに、今、質問委員がおっしゃったことで言いますと、そのことについては東京都が前後でやっていて、そのことについては今のところ変化がないと聞いていますので、では何が影響しているのか、そしてどう対策するべきなのかということを、今これから詰めようというふうに思っております。


◯委員(吉沼徳人君)  東京都が観測井を掘ってくれているんであれば、観測できるでしょうし、また隣に野川が流れていますから、あれの浸透水ということも考えられるでしょうし、東京都ともやっぱり相談して、市民が使えるグラウンドにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、もう一つ、アニメーション美術館のことなんですけども、これで見ると、現在は土日祝日というのは7時まで開館しているわけですね。7時まで開館というのは、このコロナのことで初めてされたんでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  おっしゃるとおり、条例上は6時までというふうになっているところを、コロナの例外的な対応ということで、議会の皆様にも御了解いただいて例外的に7時までにさせていただいたという形になります。


◯委員(吉沼徳人君)  条例上は6時までになっているんですけど、コロナの関係で1時間延ばしていただいたということなんですけども、令和5年度からは、また元の条例どおりの10時から6時までにされるということなんですけど、アニメーション美術館については、今までもコロナの関係で来客が少なかったりして、寄附をいただいたり何かをして運営をされているんですけども、例えば条例は確かにこうなんですけども、土日、1時間延ばしたことによって、来客というのはどのぐらい増えたかは分かりますでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  今年度の報告については、詳細はちょっとまだ来ていないところではございますけれども、長くしたというのは、1つは分散化というような意味がございます。夏場、特に日が長いときはよろしいんですけれども、今、冬場ですと、夕方5時を過ぎるともうかなり暗くなってしまいますので、季節によって大分差はあるのかなとは思います。詳細はちょっと、今把握していないところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  夏場はやっぱりお客様に入っていただけるようなあれがあると思うんですが、やはりクラウドファンディングや何かで、今までいろいろと財政的なことも苦労してきたと思うんですけども、もしできるのであれば、私の考え方としては、10時、6時はいいんですけども、土日祝日については、7時まで今までも営業できているので、土日祝日については7時まで営業することができないのかどうか、その辺は何か障害になるものはあるんでしょうか。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  今回の御報告は、例外的にお認めいただいていた少し緩急をつけたような、土日祝日は7時までやるけども、逆に平日は5時で終わらせていただくというようなコロナ対策で、ニーズと、それから分散化と、そしてもう一つは、やはりコロナのこともあって、スタッフの確保の問題ということもございましたので、そういう3つの要素から、コロナ対策として、しばらくこのような対応を皆様にも御報告しつつ、やらせていただきました。
 今日の報告は、それが一旦落ち着きましたので、条例どおりに戻しますという御報告でございます。質問委員のおっしゃるのは、一方で、経営的な観点とか、それからお客様のニーズの観点、コロナとちょっと関係ない観点で土日祝日などは少し長くしてもよろしいのではないかという御質問かなと思います。
 井上課長が申し上げましたとおり、季節的なものもございますけれども、そういう議論もあるかなというふうに、今回やってみて、夏場などで、最終入場が2時間前というふうになっておりますので、7時までということは、5時に入場して7時までいていただけるということですので、今の時期ですと、入る時点でもう暗いのでちょっとということはありますが、夏ですと、5時で、7時で出てきてもまだ明るいというので、ニーズとしては可能性はあるのではないかと思っておりますけれども。
 まずは、条例の状況に戻した上で、スタッフの確保ですとか、館の運営自体にかなり関わってくることになりますので、今後、ニーズ、シーズの面で何か検討の材料としては、今回チャレンジしてやってみたことが検討材料にはなるかなと思っております。前向きな御意見として承らせていただきます。
 美術館としては、まずは元に戻すというところから着実に進めていきたいというふうに思っておりますので、御理解いただければと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。できれば、また夏場のこととかをお考えいただいて、御検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 終わります。


◯委員(吉野和之君)  それでは、1点だけ、大沢野川グラウンドの地下水の問題についてお伺いいたします。
 実は現地について、私、1月20日に工事監査で現地にいました。それで、やはり使える状態じゃなかったんですよ、相当ぬかるみがあって。それで、今日、文教委員会の中で報告していただいているわけなんですけども。やはり、先ほどからお話を聞いていると、想定外のことですよね。東京都も想定していなかったということで、現在、原因究明を行って都と協議してということなんですが。
 地下水が大きな影響を与えている、これは事実だと思うんです、当然雨水もあるでしょうけども。その原因究明をしていく中で、結局現在は使えない状態ですね。これを使える状態にするためのそれなりの費用はかかってくると思うんです。これは、最初の約束では、東京都はやはりこれ、上は使えるというか、工事は三鷹市でやるけれども、このままではそれが使えないということになると、それなりに相当費用がかかってくると思うんです。
 ここら辺の費用については、当然東京都が負担すべきだと思うんですけども、そこら辺についての交渉は当然されていると思いますが、東京都のほうはどうなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  現時点で、やはり原因が明らかになっていないというような状況にございますので、どういった形で、どういう対策を取れば有効な対策というふうになるのかというところの議論、協議をしているところでございます。今、そうした現状から、費用負担等の関係についてはまだ決まっていないというようなことで、まずはしっかりと、どういった形で対策を取れば施設利用再開にこぎ着けることができるのかというところを優先に協議をしているような段階でございますので、実際にどういう対策がというところも見えてくれば、東京都、そして三鷹市の役割分担というようなところも話していく段になろうかというふうに思いますので、現在はそこの費用負担の部分、原因究明を含めまして協議中というところでございます。


◯委員(吉野和之君)  現在のところは原因究明で、その対策をどう講じたらいいかという、そこら辺の協議をしているということですね。その費用負担については、その先の問題であるというお話だったと思うんです。いわゆる三鷹市としては、当然まず原因究明をして、使えるような対策をやるということが第一なんですが、これと同時に、やはりある意味では、想定外のことですから、市ではなくて都が負担すべきであるという姿勢を持って、やはり今後、この対策について臨んでいただければと思います。
 終わります。


◯委員(谷口敏也君)  まず、ジブリ美術館のほうで1点確認したいんですけど、開館時間は条例上の開館時間に戻すということなんですが、入場制限、販売チケット枚数、その辺も全部戻るようになるのかどうか、お伺いします。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  そちらについては、大分館のほうも慎重には対応しております。現在は、前月の10日から販売ということで、そこで枚数がほぼ決まるということです。平均すると、11月の理事会、評議員会のときも説明があったかと思うんですが、大体今、1日2,000人ぐらい。コロナ前は2,400人でしたので、そのぐらいで、今、調整と言ったら変ですけれども、入館者数を考えていると。
 コロナの状況とかを見ながら、人数については少しずつコロナ前に近づけていきたいという希望は聞いているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。ありがとうございます。コロナの状況もありますので、2,400人に戻せるのかどうかというのはあるんですけど、先ほど吉沼委員からもありましたように、開館時間の夜7時までというのは、夏場というのは結構いいと思うんですよね、夏休みとか、そういうとき。
 ジブリパークもオープンして、海外の人は、ジブリファンだったら、ジブリパークに取られるわけじゃなくて、ジブリパークだけじゃなくて、ジブリパークとジブリ美術館と両方回るというのは絶対考えていると思うんです。夏休み期間中とか、やはり日の長い時間というのは、できれば7時までというのがいいかなと思いますので、検討いただければと思います。
 もう一つ、先ほど来からあります水位のことでちょっと心配なんですけど、もともと、吉野委員がおっしゃるとおりだと思うんですけど、これ土地は基本的に東京都の土地ですよね。東京都から三鷹市が借りて、スポーツ施設を整備して、市民に貸しているというような流れだと思うんですけど、その賃借料とかって払っているんでしたっけ。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  土地につきましては、東京都の土地でございます。その東京都の土地を、占用許可を取りまして、無償でスポーツ施設として利用しているというところです。


◯委員(谷口敏也君)  ということは、全部東京都がやってよとか言うと、そこまで言うんだったらもう貸しませんとか言われちゃってもまずいですし。でも、前提としては、今まで使っていたのを水の量を増やすために4メートル掘り下げて、また使えるようになりますって、市民だって思っているし、我々だってそうだったじゃないですか。
 一時あそこが使えないから、じゃあ、どこか使おうかというふうにやって、いろいろと苦労してきた経緯がありますから、できれば東京都に全部負担してもらいたいですけど、その辺の微妙なところは大朝部長にお任せしますから。せめて、今はその原因究明の調査とかって、これも別の経費がかかっているでしょう、原因究明のための調査費用とか、そういうのは。そこまでは東京都の責任だと思うんですよ。費用がかかってないんだったら、いいですよ。だけど、調査とかいったら、何かしらかかるでしょう、人を動かすためには。
 そこは、やっぱり東京都にやってもらって、今後その対策費用、本当は東京都にやってもらいたいですよ。吉沼委員からもありましたけど、もう一回、1メートルかさを上げるとかいう話もなきにしもあらずじゃないですか、そうなると、使えるようにするためには。
 これ、掘り下げるに当たって、近隣の井戸を持っている人とかのところにも、たしか水位の調査とかって行っているんですよね。下手に水位を下げるために、水脈となっている上流のほうでいっぱいくみ上げちゃうと、今度、下流のほうの井戸として使っている人たちのところがかれちゃいますよね。そういった問題も起きてくるから、非常に大きな問題だと思うんですよね、解決するに当たって。
 そうすると、4月下旬オープンも難しくなってくるとかというふうになると、これは早めに市民に対して説明をするべきじゃないかと思うんですけど、その辺はどうお考えでしょうか。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  想定外の原因が今のところはっきりしていない、しかし水位は高い状態にあるということを、まずは今日、文教委員会に御説明をさせていただいております。経費のことも、それから今、複数の方から御質問をいただきまして、どうやったら改善できるのかということについても、今、工事を進めるに当たっては、一義的には、まず水をくみ上げて出してしまえば乾くということが分かってはおりますけれども、恒常的にどういうふうに対応していくのが適切なのかということ自体は、この短期間の中でそれが全部解が見えているということでは、残念ながら、今の時点ではございません。
 東京都と情報を共有して、どういうふうに対応していくのがよろしいのか、そしてその際に経費の負担はどうなっていくのかということは、今協議中でございますので、いましばらくお時間をいただければと思っております。
 グラウンドとして使えるということにするために、調節池の底部利用ではございますけれども、そこは三鷹市民の利用に供するグラウンドとして提供できるという前提で、機能回復というための経費、グラウンド面を整備するための経費を東京都から億のお金を私どもはもらって、三鷹が今施工をやっておりますけれども、それは東京都から認めてもらって、お金をもらってやっている。機能回復の工事をしているということでございますので、グラウンドの機能回復ということについて、東京都に、当然のことながら理解があるということは大前提でございますので、そういう点も含めまして、きちんとした協力体制をもって検討を進めてまいりたいと思っております。


◯委員(谷口敏也君)  頑張ってください。毅然とした態度で、本当に、だって今まで使っていたところを、使えない期間があって、協力して、また使えるようにうちのほうでお金をかけて整備して、ようやく、じゃあ、4月から皆さん使ってくださいというふうに言っているのに、何かやばそうな雰囲気になってきているから、大朝部長に頑張ってもらうしかないです。お願いします。
 以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前11時46分 休憩


                  午前11時50分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時50分 散会