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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和5年まちづくり環境委員会) > 2023/03/09 令和5年まちづくり環境委員会本文
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2023/03/09 令和5年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時36分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
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◯委員長(大城美幸さん)  休憩します。
                  午前9時37分 休憩


                  午前9時38分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時38分 休憩


                  午前9時40分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  生活環境部、4件行政報告させていただきます。
 それでは、順次、担当より御説明申し上げます。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  私からは、行政報告3点の説明をさせていただきます。
 まず、資料1、令和4年度環境活動表彰について、こちらを御覧ください。環境活動表彰は、平成18年度から表彰が始まりまして、市民の皆様が三鷹の環境をよりよくしようと取り組んでいる活動を三鷹市環境基金活用委員会にて審査を行い、表彰してきました。今年度は、環境活動表彰2件、環境活動功労表彰1件、環境活動奨励表彰1件を2月14日に表彰し、賞状と商品、こちらのほうをお渡しいたしましたので、ここで御紹介させていただきます。
 まず、環境活動表彰についてです。この表彰は、波及効果などを総合的に評価いたします。今年度は、東京都立三鷹中等教育学校2年B組8班の活動と、東京都美容生活衛生同業組合三鷹支部と石井賢一さんの活動が表彰されました。
 まず、東京都立三鷹中等教育学校2年B組8班の活動について説明させていただきます。こちらにつきましては、「探究」という授業の中で、中学生のグループが自ら地球温暖化の解決のために、再生可能エネルギーである太陽光発電に関心を抱き、三鷹市の電力調達に目を向け、三鷹市内の太陽光パネルの設置状況と将来的な太陽光発電導入の可能性を明らかにした点が評価されました。また、太陽光発電導入の可能性を探る先導的な環境活動でもあり、調査の緻密性、正確性を評価し、活動の先進性や今後の展望性も期待できることから、表彰となりました。
 次に、ページをおめくりいただきまして、2ページ目、東京都美容生活衛生同業組合三鷹支部と石井賢一さんの活動につきましてです。三鷹の理美容室発として、自らBBリサイクルパートナーズという団体を立ち上げまして、三鷹市内の理美容サロンのみならず、全国の400店以上のサロンを巻き込んで、カラー剤チューブのリサイクル活動を展開している点が評価されました。また、SDGsの目標達成に関わる活動でもあり、車椅子を寄贈することで、環境と福祉の両面を持つ事業の先進性や今後の展望性も期待できることから、表彰となりました。
 次に、その下の環境活動功労表彰です。この表彰は、活動の継続性を中心に評価いたします。社会福祉法人にじの会の活動が表彰されました。こちらは、法人事業の一環ではありますが、日頃から三鷹市の公園ボランティアとして、公園の清掃を10年以上継続している点が評価されました。障がい者が大沢みはらし児童遊園の清掃のみならず、市内農家から借りている農地で花や野菜等の収穫物の栽培と販売を行い、地域との関わりを持ち、障がい者と地域の近隣住民との交流を目指していること、それに加えまして、今後も大沢みはらし児童遊園の景観の維持に努めていく点、そういった点から表彰となりました。
 次に、ページをおめくりください。3ページ目のところで、環境活動奨励表彰です。この表彰は、令和元年度から創設され、活動期間にかかわらず今後の展望性を中心に評価いたします。おおさわ学園三鷹市立第七中学校ボランティア部の活動が表彰されました。ペットボトルのキャップ回収の収益金でワクチンを寄附することは、SDGsの目標達成に関わる活動であり、中学生たちが周囲に積極的に呼びかけ、自ら先導的な活動方法を考え、ペットボトルのキャップの回収結果のポスター、そういったものを作成する等によって、地域や家庭にも活動が波及している点、こちらが評価されました。
 このキャップ回収活動自体は、それほど目新しいものではありませんが、この活動を通じて、学生たちがペットボトルのキャップだけではなく、ペットボトル本体の分別やリサイクルなど、さらなる環境問題への意識が高まること、そういったことを期待して表彰となりました。
 資料1の説明は以上となります。
 次に資料2、三鷹市内の空間放射線量の測定についてです。まず、表1のこちら、令和4年1月から12月までの6か所の定点観測地点の測定結果を御覧ください。こちらのほうに最大値、最小値、平均値と、それと地上5センチ、1メートルというところで、平均値でいいますと0.06毎時マイクロシーベルトが5センチのところ、1メートルのところですと0.05毎時マイクロシーベルトという形で、結果が出ております。
 なお、今こちら、簡単に表にまとめておりますが、個別のデータにつきましては、別紙1のほうに各学校や公園、そういった定点のところの測定結果が出ておりますので、後ほど詳しく御確認いただけたらと思いますが、1点だけ補足させていただきます。別紙1の1枚おめくりいただきましたところの上から3つ目、第五小学校の8月1日、そこで砂場のところが欠測という形になっているかと思います。こちらは、測定のほうには伺ってはいるんですけれども、夏休みの時期ということもあるかもしれませんが、工事が行われておりまして、砂場も含めたその辺り周囲がちょっと立入りできないように囲われていたということもありまして、測定することができませんでした。こちらは、ちょっと付け加えさせていただきます。
 それで今回、定点の観測地点以外にも、その他の公共施設等における測定というのが、前回も御報告させていただいたかと思うんですけれども、令和4年に関しましては、不安要素が生じない限り休止としておりまして、今回はそういったような状況ではなかったことから、測定はしておりませんので、測定結果としましては、この定点観測地点のみという形で御報告させていただきます。
 なお、この測定結果の推移につきましては、こちらの別紙の一番最後のページのところに、定点観測における測定結果の推移という形で掲載しておりますので、御確認いただけたらと思います。グラフでも、お分かりのように低い値で安定をしているという形になっております。
 それでは、またちょっとすみません、資料2のほうにお戻りいただけたらと思います。こちらのほう、公表につきましては、例年どおり「広報みたか」や市ホームページ、ツイッター、安全安心メール、市民センター等での掲示、そういった形で行わせていただいております。
 ページをめくっていただいて、資料2の2、令和5年4月1日以降の空間放射線量の測定について、こちらを御覧ください。空間放射線量の測定につきましては、市民の不安を取り除くなどの理由から、平成23年7月に開始しまして、現在では10年を経過をしております。この間、先ほどのグラフのとおり低い値で安定しておりますので、令和5年4月以降、こちらの測定につきましても──前回、令和3年度から2年度は継続するというふうに申し上げていたんですけれども、2年たちましたので、4月以降の測定についても見直すこととさせていただいております。
 こちら、それで表2のところを御覧ください。表2を御覧いただきますと、まず定点測定地点につきましては、参考で令和4年度に書いてありますが、6か所──二小、南浦小、五小、羽沢小、東台小、堀合児童公園、この6か所を毎月、1か月に一遍測定をしておりました。それを今回、測定施設といたしましては、先ほどの6か所のうちから、第二小学校、南浦小学校、第五小学校、こちらの3か所。測定頻度も、1か月に一遍であったのを3か月に1度というような形で変更させていただきたいと思っております。
 あわせて、その他公共施設等、令和4年は測定はなかったということでありましたけれども、こちらのほうは、考え方としては継続させていただきまして、基本的には測定休止とさせていただきますが、不安要素が生じた場合には測定を開始するという形で考えております。
 あと三鷹市以外の状況をちょっとお話しさせていただきますと、東京都では空間放射線量のモニタリングポストというものを8か所設けております。そして、24時間監視しております。そのうちの1つは、三鷹市の隣の市である調布市の調布飛行場に設置しております。こちらが、下の地図のところに、左下ぐらいにちょっと青い丸がついているんですけれども、こういったところで、三鷹のごく近いところで測定は行っております。
 このように、東京都には三鷹市に比較的近い場所にモニタリングポストがあり、常時測定していることがありますので、何かあれば察知をすることができるものと考えております。このことから、令和5年4月以降の市としての空間放射線量の測定につきましては、先ほど説明させていただきました表、もしくはこの図のとおり、定点測定地点の施設を6か所から3か所に変更させていただく、測定頻度を毎月から3か月に1回に変更させていただくというふうにいたしています。
 そして、この測定につきましては、少なくとも2年間は継続をさせていただきます。その間、測定値に問題がなければ、2年後にはまた再度、今度は測定休止、そういったものを前提に考えながら、再度見直しをしていきたいと考えております。
 資料2の説明は以上となります。
 次に、資料3、三鷹市地球温暖化対策実行計画(第4期計画)の第1次改定についてです。こちら、令和元年度から12年間の計画期間と温室効果ガスの削減目標を定めた三鷹市地球温暖化対策実行計画(第4期計画)の第1次改定、こちらにつきまして、改定時期を令和5年度に延期をさせていただきます。これまで、年度内に本計画を改定する予定でしたけれども、こちらの(1)、スケジュール(予定)の表にあるとおり、まず8月までに改定素案の検討をいたしまして、その後、来年の2月までにパブリックコメントを実施し、改定案を検討し、最終的には令和6年3月に計画を改定するというような流れで予定をしております。
 こちらの変更の理由なんですけれども、(2)、アとイにあるんですけれども、まず当初想定いたしておりました三鷹市環境保全審議会での審議やパブリックコメント、それに加えまして、令和5年12月までを活動期間とする市民参加でまちづくり協議会、いわゆるマチコエ、こちらの提案もはじめとした、より広い市民意見を取り入れるということを1つ、検討しております。
 それに加えまして、あと令和4年10月開催の「星空の街・あおぞらの街」全国大会のこういったレガシーの継承であったり、昨年12月の2050年ゼロカーボンシティ宣言、こういったものを踏まえた実施内容としていきたいと考えております。
 なお、現時点では、こちらの2にあるとおり原案を作成しておりますので、ちょっとそちらのほうの説明に移らせていただきたいと思います。別紙についている原案のほうを確認いただきたいと思います。まず、こちら、これまで三鷹市の計画につきましては、三鷹市地球温暖化対策実行計画(第4期計画)という言い方をしてきました。それを今回──第4期というのが後ろに来ていて、括弧書きをつけていたところなんですけれども、この後、第1次改定というのが今回つきますので、このままですと後ろに括弧、括弧というような名前になってしまって、ちょっと読みづらいところもございますので、今回、名称を、頭に第4期とつけさせていただきまして、第4期三鷹市地球温暖化対策実行計画、で後ろに(第1次改定)というような名前とさせていただいております。
 それでは、資料の具体的な内容のほうを説明させていただきます。今回の改定では、全体的には、以前の計画では5つの章から成っていたところなんですけれども、6つの章に構成が変わっております。第1章から第5章までにつきましては、おおむね改定前の計画と同じ構成となっております。ただし、第6章、こちらを新たにつくっているのは、主に適応策というものについてまとめることといたします。これは、これまでは温室効果ガスを削減する対策、いわゆる緩和策と言われる策を講じる中で、気候変動の影響による被害の回避、軽減対策、いわゆるそういった先ほど言った適応策を論じることが多かったように思うんですけれども、それを本計画では、この適応策というのをあえて別立ての章にして、なおかつ第6章を1つの計画と見立てて、三鷹市気候変動適応計画、こういったものを策定するという意味合いで、6章のほうを付け加えて全体を構成しております。
 それでは、実際に順番に頭から見ていきたいと思います。まず、1ページ目のところ、こちらは計画期間や構成について触れさせていただいております。まず、この図のところの三鷹市における基準年度、目標年度及び計画期間、こちらを御覧ください。本計画は、令和12(2030年)を目標年度にしていますが、将来目標として、2050年という記載まで付け加えております。これは、国が掲げる長期目標であることと、三鷹市が昨年12月に2050年ゼロカーボンシティ宣言、こういったことをしたことに起因するものであります。三鷹市としては、2050年温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指して取り組んでいくということから、あえてここに入れて記載をしております。
 次に、2ページ目、図の区域施策編と事務事業編及び気候変動適応計画の関係という、この上の図をちょっと御覧ください。先ほどもちょっと申し上げたとおり、これまでの区域施策編と事務事業編、こちらに加えまして、この下に気候変動適応計画ということを新たに付け加えさせていただいておりますので、構成としましては、これが付け加わったという形になっております。
 それでこの後、計画の位置づけ等がありますけれども、めくっていただきますと4ページ目から第1章で、計画策定の背景、これはちょっと世界的な取組であったり、背景とかを御報告させていただいて、第2章では、それを三鷹市の状況として報告をさせていただいております。こちらは後ほど見ていただけたらと思います。
 そして、次に7ページの第3章、こちらのほうで基本方針というものを記載しております。こちらは、基本方針であることから、改定前と比較して大きく変わることはないんですけれども、私たちはこの間、新型コロナウイルス感染症の感染拡大、そういったことを経験してきました。このことはエネルギー消費にも少なからず影響を及ぼしており、市民活動や経済活動との調和、そういったことを図ることの重要性も理解してきました。
 健康や安全を維持しながら温室効果ガス削減を進めるには、世界レベルの技術革新、そういったものも必要不可欠でありますし、今後の国のイノベーション支援の取組、そういったものも期待しながら、高いレベルでの温室効果ガスの削減に努めていかなければいけないと考えております。
 そして、その目標につきましてですけれども、こちら第4章──9ページから4章が始まるんですけれども、まず区域施策編、つまり三鷹市全域のところの目標についてお話しさせていただきます。こちらのほうは、9ページのちょっと真ん中より下ぐらいに四角で囲んでいるところがございますが、こちら、基準年度、平成25(2013)年度比という形で、目標値を50%の削減というふうにしております。
 こちらは、国が2030年度に温室効果ガス46%削減を目指し、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けること、こういったことを表明したことを受け、三鷹市でもいわゆるカーボンハーフと言われる50%削減、こちらに向けて様々な課題を克服していくというふうに考えております。
 市としては、公共施設への省エネルギー設備の導入や公共交通機関へのクリーンエネルギー自動車の導入を推進するとともに、新エネルギー、いわゆる再生可能エネルギーといわれるような設備の導入の促進だったり、助成制度、そういった省エネルギー活動を推進することをしていきたいと思いますし、そういった人材の育成であったり、また高効率給湯器の導入の促進、これも助成制度も絡めながら様々な施策を展開していきたいと思っております。
 また、市民、事業者が温室効果ガスの排出を抑制するための意識啓発と環境活動の支援、そういったことも行っていきます。施策等につきましては、社会情勢等を鑑みながら、また今後も新たな施策展開、そういったことも検討していくことも随時やっていきたいと思っております。
 次に、ちょっと飛びまして、13ページから始まる事務事業編です。こちらは、いわゆる市の事務事業についてですが、削減目標につきましては、ちょっと飛びまして、15ページにございます。こちらも、一番上の四角の囲みのところの数字が目標となってくるんですけれども、区域施策編と同様に50%の削減を目標とさせていただきます。こちらは、国の地球温暖化対策計画の業務その他部門、こういったところで示されている、2030年度までに平成25年度の基準年度比で51%の削減という目標数値がありますけれども、そこと近い数字ではあるんですけども、同じくやっぱりカーボンハーフという意味で50%削減というのを目標とさせていただいております。
 最後に、冒頭にちょっと説明させていただきました第6章、18ページの説明をさせていただきます。こちらのほうは、近年、気温上昇、集中豪雨の頻度の増加、ここ最近でも──最近は暖かいですけれども、極端な気温の低下があったりとか暖かかったりとか、そういったものを繰り返していることは御存じのとおりかと思いますが、そういったことで農作物の品質低下とか、熱中症リスクの増加、そういったものが、気候変動によると思われる影響が全国各地で発生しており、そういった影響は三鷹市でもだんだん顕在化してきております。
 そのため、地球温暖化の要因である温室効果ガスの排出を削減する対策、いわゆる緩和策のほかに、気候変動の影響による被害の回避・軽減対策(適応策)、こちらに取り組んでいく必要が求められています。そこで、「緩和」に関する目標に加え、気候変動の悪影響に適応する能力並びにこの強靱性を高めるという「適応」も含め、気候変動の脅威への対応をしていくこととしております。
 三鷹市におきましても、今後の気候変動の進行により、これまで以上に様々な分野で影響が生じることも考えられます。そのため、三鷹市の気候、気象などの特性を理解した上で、既存であったり、将来の様々な気候変動による影響を計画的に回避、軽減し、安心して暮らすことのできるまちを目指すことを目標として、三鷹市気候変動適応計画として第6章を作成させていただきました。
 こちらの検討の中では、今後の取組に対する市としての基本的な方向性を定めまして、気候変動の影響を回避、軽減、そういったことをするために、基本方針を掲げて取組を推進していきたいと思っております。
 そして、適応策を分野ごと、かつ横断的に実施することが必要となりますことから、市民、事業者、行政の主体ごとに適応に対する役割を明確にした上で、連携して適応策に取り組むよう進めていけるように、計画をまとめていきたいと思っております。
 私からは以上です。


◯生活経済課長(立花省二君)  私からは、資料4を用いまして、三鷹むらさき商品券事業について御報告をさせていただきたいと思います。令和4年8月の臨時議会にて予算をお認めいただきまして、今回、三鷹むらさき商品券事業に取り組んだところでございます。1月31日に商品券の利用のほうも終了しましたので、こちらで御報告をさせていただきたいと思います。11月のまちづくり環境委員会での御報告と重複する部分がありますが、よろしくお願いいたします。
 まず1番、商品券の購入申込み状況になります。9月30日金曜日から10月14日金曜日まで、2週間にわたって購入の申込みを受け付けたところです。ウェブのインターネットによる申込みとはがきによる申込み、こちら2種類でお受けをしたところでございます。全体で6万8,558人の申込み、27万2,457枚の申込みだったわけですが、ウェブでの申込みが全体の約75%、はがきが約25%というような状況になっております。
 今回、購入の希望を伺う段階で、購入する窓口の希望も併せて聞くような取組をしたところです。市内の郵便局と、土日に設けた市役所と駅前コミュニティ・センター、こういった形で希望を確認させていただきまして、事前にある程度の混雑状況等を把握をしたところでございます。特に19番にあります三鷹郵便局は、やはり夜間の窓口もあるということで、2万5,000枚もの希望があったというところでございます。
 続きまして、2番、商品券の申込み及び抽せん結果になります。今回については、事前の申込みを受け付けまして抽せんをする形式とさせていただいたのですが、抽せんに当たっては、1人につき必ず1枚は当選する仕組みとして、抽せんをしたところでございます。最大5枚申し込むことができたんですけども、結果的に当初の予定の20万枚を超える27万2,457枚の申込みとなりましたので、5枚申し込んだ方については、3枚の当選か4枚の当選に割り振らせていただく抽せんとなりまして、結果的にこの表の右側にある抽せん結果というような形になったところでございます。
 続きまして、ページおめくりいただきまして、2ページ目、上から行きます。(2)で希望販売窓口別の抽せん結果になります。こちらは、当初の希望を抽せん結果に反映させた数値となっております。前回のまちづくり環境委員会では、ここまで御報告をさせていただいたところになります。
 続きまして、3番の商品券の販売結果に移らせていただきます。こちら、販売は11月10日木曜日から11月30日水曜日までの3週間にわたって販売を行ったところです。販売総数は19万286枚ということで、全体の95.1%の販売となりました。販売の額面は、1枚が6,500円になりますので、合計12億3,685万9,000円。販売残数として、9,714枚が残ってしまったというところになります。こちらについては、既に利用開始をしているスケジュールだったりということもありまして、再販売は行わなかったというところになります。付け加えますと、前回、11月のまちづくり環境委員会のところでもお話をいただきました、売れ残りを防ぐための広報についても、この11月の3週目号の広報にもしっかり掲載をさせていただいて、取り組ませていただいたところでございます。販売所ごとの内訳は以下の表のとおりとなっております。
 続きまして、4の販売期間における土日祝日の販売体制、こちらになります。この3週間の期間中に、土日と祝日合わせまして計7日間ございました。この7日間につきましては、(3)にありますとおり、ア、市役所第三庁舎と、イにありますとおり、三鷹駅前コミュニティ・センター、こちら2か所で土日の販売についても行ったところでございます。
 こういったことも、土日の販売も含みまして、全体の希望の枚数等を考慮したところではあったんですけども、11月10日の開始から14日月曜日、この5日間で全体の48.9%の販売をしたという結果になりました。やはり、関心を非常に高く持っていただいたということもあったかなというふうに考えております。
 この間も、事前に希望枚数をある程度把握をしていたことをもありまして、希望が多かった6か所については、事前に誘導員も平日の3日間配置するような形で混乱がないように対応させていただきましたので、ほとんど長時間並ぶようなことはない形で販売ができたところでございます。
 続きまして、3ページ目、5番の商品券利用状況になります。11月10日木曜日から1月31日火曜日までの約3か月弱にわたりまして利用をいただいたところになります。利用総額は12億2,998万5,046円ということで、販売総額の額面から見ますと、99.44%の利用となったところでございます。未利用として687万3,954円、0.56%の未利用額もあったところでございます。
 続きまして、6番の取扱店になります。最終的な参加店舗数は516店となりました。これらの利用実績を(2)で掲載をさせていただきました。業種別に、左から4列目の総計──総利用額、こちらは金額順に順番で並べさせていただきました。一番下のところ、店舗数のところは490店舗となっていますけども、全体で516店舗参加いただいた中で、490店舗について利用があったというところになります。
 特徴としましては、やはり一番上、スーパーマーケット、全体で──店舗数としては12店舗なんですが、5億7,000万円を超える利用ということで、全体の46.4%。2番のドラックストア・薬局についても、今ドラックストアは日用品、生活用品のほうの販売もかなりしているところですけども、こちらでも2億円を超えて全体の16.9%ということで、この1位、2位を合わせますと、全体の63.3%ということで、かなり日用品、生活用品、食料品、そういったものの利用が多かったのかなということが推察されます。今回、東京都の生活応援事業という補助金の活用でございましたけども、市民の方々の生活応援という観点では、一定の成果はあったのかなというふうに考えているところでございます。
 続きまして、4ページ目、上からイの店舗の形態別での内訳になります。大きく3つ、チェーン店、個店、フランチャイズですけども、チェーン店は116店舗で全体の84%に当たる10億3,800万円余、個店は全体で330店舗ございましたが、全体の12%で1億5,000万円余りと、フランチャイズも同じような、表記のような状況というような内訳になっております。
 続きまして、ウの店舗の規模別でございます。上から500平米未満ということで、比較的小規模の店舗でいきますと、444店舗で3億8,500万円余り、31%。500平米から1,000平米未満で、32店舗で2億7,000万円余。1,000平米以上で14店舗、5億7,300万円余というような内訳になっております。
 最後、エとして、未利用の26店舗についても表記させていただきました。全体で516店舗のうちの5.04%の店舗になります。全て500平米以下の小規模の店舗で、チェーン店が1店ありますが、25店舗は個店という形になっております。このうち25店については、スタート時のチラシのほうにもちょっと掲載をさせていただいておったんですけども、結果的にはちょっと利用がなかったという形になっております。
 米印でちょっと書かせていただきましたが、この490店の利用というのが全体の94.96%の利用ということで、前回の令和2年度とこの部分を比較をしますと、前回が756店舗中656店、86.77%でしたので、なるべく広く参加した店舗のうち利用してもらうという点では、少し改善はできたかなというふうに考えているところでございます。
 今、補助金を出して、商工会と最終的な実績報告等のやり取りをしているところで、まだ途中ですけども、利用者、事業者のアンケートのほうも一部聞いておりまして、おおむね消費者の方、利用者の方からは、使い勝手も含めて、今回はよかったというふうな前向きな評価をいただいているところでございます。販売方法等も含めて、一定の評価をいただいているところでございます。
 事業者につきましては、今回やはり事業者側、取扱店舗側が読み込みをしなきゃいけないということで、かなり負担はそういう点では事業者側に寄ったようなスキームで行ったところでございます。やはりスマホのアプリでの読み込みのところで時間が若干かかってしまうというところで──最終的に慣れていくことで時間の短縮ができたものもあったようですけども、アプリの使い勝手も含めて、例えば文字がやっぱりちょっと小さいとか、キャンセルの処理というのはどうしてもあるんですけども、それの操作の関係とか、細かいところに幾つか課題はあったのかなというふうに考えているところでございます。
 私のほうからは以上になります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございました。順次、質問させていただきます。
 まず、環境活動表彰について伺います。本当に中学生から大人の方まで、継続的にやられているものから、学校の活動の中でのすばらしい研究など、多岐にわたる活動をしていらっしゃるんだなということで、改めて三鷹の中の環境の活動に関して意識の高まりを感じております。
 こうした市民の表彰というのは、やっぱり同じ市民が活動しているとか、同じ学生が取り組んでいるんだということで、すごく刺激になるかと思うんですけれども、こうしたよい活動の紹介などは市民に対してどのようにされるのでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  今回、こういった取組というのは、例年ホームページに掲載したりとか、あとはちょうどこの間の広報とかでも簡単な活動とかを記載させていただいたものを報告させていただきまして、そういったところで御紹介等させていただいております。今後も、そういった機会を捉えてやっていくこともしていきたいと思いますし、あとは、例えば今回でいうと太陽光パネルのことで、三鷹中等教育学校の生徒さんのほうでいろいろお調べいただいたりしておりますので、先ほど報告したようにちょうど計画を立てているところでありますので、そういったところと絡めながら、何か紹介できたらいいなというふうには考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。コミセンのお祭りとか行くと、夏休みの自由研究とかでも、結構太陽光パネルを扱っていたりとか、やっぱり若い方の関心の高まりに関してすごく感じているので、このまま機運の醸成に努めていただければと思います。よろしくお願いします。
 次に、市内の空間放射線量の測定について伺います。御説明、よく分かりました。ちょっと確認なんですけれども、令和5年度から3か所になるということ、3か月に1回になるということの妥当性についてお伺いしたいのと、あと不安要素というのは、例えば都のモニタリングポストで何か数値がすごく跳ね上がるようなことがあるだとか、あるいは事故などがあったとか、そういったことなんでしょうか。不安要素について教えてください。
 不安要素が生じた場合には、どのくらい迅速に測定をしてくださるのか、併せてお伺いします。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  放射線のところで御質問いただいた、まず測定箇所の妥当性というところですけれども、これまで6か所やってきたところではあるんですけれども、三鷹のエリアを主に3分割というか、東と真ん中と西というような形で分けさせていただいて、満遍なくやっているというところと、あとちょっとその後の御質問にも重なってくるんですけれども、東京都のモニタリングポスト、こちらのほうが24時間毎日測定していて、1時間ごとの測定データというのも公表されております。そういったところで補完ができるというふうに考えておりますので、そういったエリア的な部分に関しましては、こちらの数で十分足りているのではないかというふうに考えております。
 あと、不安要素の件なんですけれども、質問委員さんのおっしゃるとおり、特に数値的なものというのは出してはいないんですが、モニタリングポストの値というのは見ていきますし、例えば何かどこかで事故が起きたりとか、そういったものがあれば跳ね上がることも当然想定できますので、そういったものを、あらゆるところにちょっとアンテナを張りながら、何かあればというふうに考えております。
 どれだけすぐに測定できるかというところですけれども、基本的には市の自前で測定をしておりますので、そういった意味においては、例えば日中のそういった業務の中でしたら測定は比較的すぐできますし、本当に何か危険が及んでいるということであれば、職員が駆けつけられるような状況であれば、そういった形で測定するということも今後は考えられるかなと思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。説明は分かりました。何か不安要素が生じたときに自前で測定できるということですので、市民の安心が担保できるのであれば、この御説明は分かりましたということで次に移らせていただきます。
 三鷹市地球温暖化対策実行計画(第4期計画)第1次改定について伺います。これからマチコエの方の御意見とかを伺いながら、また変わっていくのかなというふうには思うんですけれども、やはり私が気になるのは、三鷹市の施設の中で、さらに再生可能エネルギーであるとか、クリーンエネルギー、こういったことに、あとZEB化ですね──違う所管だとは思うんですけれども、今後の施設整備など、どんどん建て替わっていく中で、やはりこういうことも市の計画にしっかりと入れていただくことで、今後の施設整備にも影響がしっかりと出てくるのかなというふうに思うんですけれども、その辺りは、市の公共施設に関してはどのようにお考えでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  おっしゃるとおり、非常に重要なことだと思っております。こちらの計画、推進のほうは当然させていただくんですけれども、こちらも公共施設に太陽光パネルとか再生可能エネルギーがどれだけ乗るかということを──こちら予算の関係にはなってくるんですけれども、令和5年度にそういった調査をしていきたいというふうに考えておりますので、施設の建て替えだったりとか、何か工事をするタイミングとか、なおかつ公共施設に太陽光パネルが乗るというような、そういった条件が合えば積極的に変えていく、そういうような形で進めていきたいと思っておりますので、私どもとしましても、少しでもそういったところが改善できればいいなと思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。あわせて、市民に対して、ソーラーパネル──先ほどもお話ありましたけれども、やはり関心が高まってきていますし、国も都も進めているものですけれども、何か誤った情報とかもかなり流れているように思います。一次情報を市民の方にしっかりと周知していただいて、御協力いただける方は太陽光パネル設置であるとか、あとは少ないエネルギーで効率的に暖房とか冷房とか、そういった効率的なエネルギーが使える住宅なんかもありますので、そういったものもぜひ推進していただきたいと思うんですが、この辺りの周知についてお伺いします。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  そうですね、太陽光パネルにつきましては、これまでも市のほうで助成はしてきましたけれども、そういった部分をもうちょっと拡充していったりとかしていくことは考えていきたいと思います。
 冷暖房の使用を効率的にというお話がありましたけれども、こちらもいろいろ審議会とかでも御意見とかいただきまして、例えば断熱効果、そういったことを上げることによって、それだけでも電気代、エアコンの使用率というのが大分下がるということもありますので、断熱効果、そういった部分も含めて、助成とか、そういったところを手厚くしていけたらなと考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。今後、期待しております。
 続きまして、むらさき商品券事業について伺います。こちらも市民から大変好評で、やはり生活応援事業ということで、物価高の中ですごく助かったということ、あと前回買えなかったという方がやっと買えたということで、すごくうれしいお声をいただいています。先ほど市民とか参加店舗からの主な御意見をいただきましたけれども、三鷹の中で事業者からお伺いすることが多かったんですけど、やっぱりちょっとキャッシュレス決済にすごく戸惑っていて、こういう事業ではなくて、一般のサービスを導入するのをちょっとためらってしまうなというお声も聞いていたんですけれども。
 今回、このQRコードを読み込むという、ちょっと練習というか、チャレンジするきっかけになったのではないかなというふうに思っているんですけれども、その辺りはどのようにお考えでしょうか。


◯生活経済課長(立花省二君)  今御質問いただいたところでは、今回の参加店舗の中でも、令和2年度は参加しなかったけども、今回参加した店舗が約60店舗ぐらいございました。今回は、このデジタルのこの方式のみでという枠組みの中で御参加いただいたということは、そこはやはり少しずつでも、店舗の方々もキャッシュレスの取組を進めていく意識は出てきているのかなというふうに感じているところでございます。
 あわせて今回、事業者側の支援として、レンタルスマホの用意──これは有料でしたけども、これらのあっせんについてもこちらで体制を組んで準備をしましたので──レンタルスマホ、ごめんない、先ほど御紹介しなくて申し訳なかったです。全体でも322台御利用がありましたので、そういったことも、今回、練習じゃないですけども、ここにチャレンジしていただくという点では、支援にはなったのかなというふうに考えているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。こうした新しい取組にチャレンジするきっかけになったということ、私としてもすごく感謝しています。市民のお買物の利便性の向上に今後もつながっていくと思いますので、今後ともぜひこういった事業があれば、またチャレンジしていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  それでは、よろしくお願いします。まず、環境活動表彰ですけれども、皆さん、非常に面白い研究というか、取組をされていらっしゃるなと拝見いたしました。この中で、三鷹中等教育学校さんが太陽光パネルの調査をしたということでございますけれども、それとペットボトルのキャップ回収、この2つって何か今後、この取組自体をもっと、研究の対象を広げていくというか、そういったことをしたり──太陽光パネルですけれども、なかなか100%できるアクションというのも、建物によって難しいとか、実際問題いろいろ出てきますよね。そういったことでいうと、現実的には実際どのくらい可能なのか。そこら辺って、調査すると面白い結果が出るんじゃないかなというふうに思うんですけれども。
 市として、さらにこの研究を深めていくつもりがあるのか、あるいはペットボトル──先ほど目新しくないというふうにおっしゃっておられましたけれども、このように幾らか売上げにもつながるということで、もう少し全市的に広げていくというお考えがあるのか、ちょっとそこら辺について、今の市の考えについてお聞きしたいと思います。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  まず、こちらの三鷹中等教育学校の太陽光パネルの設置のほうの、市としてどれだけ支援できるかという部分なのかなとは思うんですけれども、一つ一つ、一般のお宅のところで、太陽光パネルが乗るという調査というのは、市のほうではする予定ではないんですけれども、ただ先ほどもちょっと申し上げたように、公共施設のほうにどれだけ太陽光パネルは乗るのかというところは、今後しっかり調査していって、乗せられるところは乗せていくというような形で、市としても、そういった太陽光パネルを乗せるのが大事だよということを市民の皆様にはPRしていきたい。
 あわせて、助成事業とかも──これまで市民の皆様に対して助成をしてきましたけれども、これからは家を建てる事業者とかにも働きかけていかなければいけないのかなというところもありますので、そういったところを、市民、事業者、行政一体となって進められるような環境をつくっていきたいなと思っております。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  ペットボトルのキャップの回収につきましては、市のほうで特に分別して回収するということは今もやっておりませんし、特に将来的にも考えていないんですけども、今、店頭で回収をしていただいている、例えばそこのサミットストアなんかもやっていただいているので、そういったところを御紹介していけたらなというふうに思っています。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。可能であれば、町会さんでやっていただくとか、そういうこともあるのかなと思いましたけれども。
 続きまして、この空間放射線量については、方向性としてこういった形で、私も以前にこれは少なくすべきだと申し上げていましたので、そういう方向になってよかったんじゃないかなと思っております。東京都で24時間やっているということなので、特段何か新しい不安要素が出たときは別として──原発で何か事が起こるとか、そういうこと以外であれば、基本的に今の形で、この方向で進めて問題ないと私も感じました。
 それから、続きまして、地球温暖化のほうなんですけれども、これはやっぱりスケジュールを変更されたということで、特に幅広い市民意見を聞くというふうに書いていただいておりますけれども、その方向性、非常にすばらしいと思います。ぜひこれ、8月までだということだと思うんですけれども、様々な意見を取り入れていっていただくということでの取組、これは今何考えておられるのか。いろいろ環境問題の活動をされている方も市民団体さんも、たくさんいらっしゃると思いますし、そういった方々もいろいろ御意見を言いたいということもちょっとお聞きをしておりますが、そこら辺どのように考えているのか、お聞きしたいと思います。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  そうですね、様々な御意見という中で、ここに今、環境保全審議会、パブリックコメントと書いてありますが、このほかにみたか環境活動推進会議というのもございまして、そちらのほうでも、実際にこういった進捗状況とかを説明をしながら、御意見とかそういったものをいただいていくことをこれまでもやってきましたし、引き続きやっていかなければいけないなと思っております。
 あと、市民参加でまちづくり協議会、いわゆるマチコエですけれども、これも、最終的に12月ぐらいまでに基本計画とかの意見をまとめて、意見として提案するというふうになっていたかと思いますので、そういった意見も取り入れてやっていきたいと思っております。
 あとは、市民団体の方々とか、そういったお話があれば、当然私どものほうも貴重な機会だと捉えておりますので、そういった機会もいろいろいただきながら、打合せとか話す場を設けながら進めていきたいと思っておりますので、何か市民の皆様が御意見を言いたいとか、そういった機会があれば、できる限り私どものほうも、そういったところでいろんな御意見を取り入れていきたいと思っております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。ぜひそういった方向で、よろしくお願いいたします。
 1点、ちょっと気になりましたのは、御説明の中で、イノベーションが必要だというお話があったと思うんです。イノベーションが必要だといった部分についての確認なんですけれども、2030年までにカーボンハーフにするという部分については、ほとんど時間もないというふうに私は感じます。2050年のカーボンゼロということであれば、イノベーションを今後期待するという部分も恐らく出てくるんだろうと思うんですけれども、そこら辺の考え方ですけど、この計画を策定するに当たりまして、2030年は基本的に今の技術で三鷹市としてカーボンハーフをやり遂げるんだと、そういう計画が出来上がるというふうに考えてよろしいでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  そういった意味におきまして、イノベーションというのは、変な話、いつの時代と言ったら変ですけども、いつにあってもそういったものは必要かなと思っております。その上で、2030年度の計画というところになってくると、カーボンハーフ、50%削減、これも決して容易な数字ではありません。
 基本的に三鷹市の場合ですと、いわゆる民生、どちらかというと住民の皆様のほうのエネルギー消費量とか、そういったものがかなり大きな割合を占めていますので、そういったところが一つ一つの省エネだけで全部達成できるかというと、やっぱりそんなに甘くないと言ったらちょっと言い方は変ですけれども、かなりハードルが高い数字だと思っておりますので、そういったものにも期待しつつ、2030年度、私どものほうも、こうすればできるというのを、これから計画改定までの間、ちょっと考えていきたいと思っておりますので、イノベーションも含めた上で総合的にやっていきたいというのが今の回答となります。


◯委員(小幡和仁君)  カーボンハーフもイノベーションを若干入れるという御答弁だったと思うんですけれども。できるだけこれ、やっぱり2030年も直近ですし、これ本当に皆さんが見て、市も本気だなというふうに思っていただける計画にする必要がやっぱりあると思うんですよね。そのための積み上げだと思うんですけれども、そこがやっぱりしっかりしている必要がある。そこはちゃんと押さえないといけないんじゃないかなと思います。
 あまりイノベーションの部分を過大に見て、結果的に実現できなくなるということになったら、これはこれで大きな問題になると思いますので、そこら辺、御承知のことと思いますけれども、ぜひよろしくお願いいたします。
 それから最後に、三鷹むらさき商品券、今回、非常にすばらしい形で終わってよかったなと思っております。前回は50%のプレミアムをつけました。今回、30%プレミアムをつけて、前回、50%プレミアムのときって、私が推察するに、結構50%でも消化できるかなという御心配が市の皆さんのほうであったんじゃないかなというふうに、勝手ながら推察しているところもあるんですけれども。
 多分、その前の20%のときでしたか、あまり売れなかったということがあったと認識しております。今回、30%でもこれだけの販売量があった。それはどういうふうに評価されているのか、お聞きしたいと思います。


◯生活経済課長(立花省二君)  市民の皆さんにとって、プレミアム率はやはり高ければ高いほどいいというふうに思うのかなというふうには思っておりますが、今回、このプレミアム分についても、東京都の補助金が財源になっておりまして、その中で、希望する市民の方に1枚は必ず行くようにという、発行する枚数の観点もあって、その結果で出てきたぎりぎりのところが30%。一部、市の一般財源もプレミアム率のところに補充する枠組みの中で、ぎりぎりのところがこういう形になったところなんです。
 ちょっと2年前の50%のときのインパクトもありますが、今回の30%というのは──他市でも20%のところは比較的多いは多いんですけども、一定の市民の方の満足はいただけるところで設計できたのかなというふうには手前どもとしては評価しているところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  今後としましては、30%は十分やっていけるなという、そういうことだと思いますし、今回よかったのは、あらかじめ抽せんで買える枚数をきちっと市民の皆さんも分かって、その上でゆっくり買えるというところの仕組みをつくられたというのが、すばらしくよかったなというふうに私も思っています。
 ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(土屋けんいち君)  まず、環境活動表彰で、この東京都美容生活衛生同業組合の活動で、これ、約1トンで1台の車椅子って、すごい驚いているんですけども、これ、ちなみに材質ってアルミなんですか。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  アルミです。


◯委員(土屋けんいち君)  アルミですか、分かりました。事前に細かい数値の通告をしていなかったので、もし分かったらでいいですけども、今、相場って、キロ大体どのくらいなんですか。分からなかったら、いいですけど。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  今ちょっと細かい数字は持ち合わせておりませんので、申し訳ございません。


◯委員(土屋けんいち君)  すみません、事前に言っていなかった。
 それから、地球温暖化の計画なんですけども、まず6ページのところに公共施設の導入状況とかがあるんですけども、LED照明、これ第三庁舎は、もう既に建築時にLED化されていたということでよろしいんでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  すみません、第三庁舎につきましては、ちょっと今、手元にデータがないので、判明はしていないんですけれども。順次、照明につきましては、LED化というのを進めておりますので、庁舎のそういった残りの部分があれば進めていきたいと思っております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。もしまだでしたら、ぜひ庁舎のほう、先陣を切って進めていただければなと思います。
 それと、13ページのところなんですけども、下から2行目に、令和3年度に再度増加していますということが書いてあります。その次のページに主因とか書いてあるんですけども、これを読む限り、なぜ令和3年度に再度増加しているのか、あまりよく理解できなかったんですけども、それについてお答えください。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  こちら、市の施設の排出量という形になっているかと思うんですけれども、この間、新型コロナウイルス感染とか、そういったものが拡大したということもありまして、施設の使用状況というのが大きく変わってきておりまして、その辺りのことが影響しているのかなと思っております。ですので、令和3年度、徐々に市民生活とか、そういったものも再開されてきている中で、増えてきているというところはあるかと思います。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。学校施設が平成26年度以降で、元気創造プラザも平成29年度以降ということで、随分時期的にずれがあるのかなと。だんだん使用量が増えているということがあるのかもしれないですけども、今、コロナが要因だという説明を受けて、少し分かったような気がします。ということは、令和4年度はもっと増加しているのかなと思ったんですけど、今の御説明だとそうでもないんですかね。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  令和4年度につきましては、まだちょっと集計結果とかは出てきてはおりませんが、やはり市民生活のほうは徐々に再開されてきているというところもありまして、その辺りの差異がどれくらい出るかというところもありつつ、なおかつ一方で、削減のほう、そういったものを進めていくということはやっておりますので、最終的にちょっと4年度どうなるかというのを見極めた上で、考察なり今後の対策を取っていきたいと思っております。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございます。よろしくお願いします。
 むらさき商品券ですけど、スーパーマーケットとかドラッグストア・薬局で63.3%、生活支援、市民の応援については、一定の成果があったという御報告がありました。一方で、個店が12%ということなので──4割ぐらいなのかなと思っていたんですけど、もちろん大型店が半分以上というのは当然だなと思っていたんですけど、今回12%と、かなり個店のほうが低い。
 確かに生活支援の成果はあったんですけど、その一方で、市内の個店への支援というか、買物支援というところには──目的じゃなかったのかどうか分かりませんけども、成果がなかったのかなと思うんですけど、その辺どのように分析されているのでしょうか。


◯生活経済課長(立花省二君)  本事業、生活支援だけではなくて、市内の地域経済の活性化というのも目的に事業を実施したところでございます。商工会を通じて、参加店舗のほうにも丁寧に説明しながら、応募してもらいながら、事業に取り組んだところでございます。結果的に、この物価高の状況とか、経済状況のタイミングとか、そういうのも1つ、要因としてはあるのかなと思うんですけども、生活応援との比較でいきますと、今回やはり事業者支援の観点では課題があったかなというふうに考えておるところでございます。
 個店のところでも、実はグラデーションというか、やっぱり一定の売上げがあるところとそうでないところとがございますので、今後、やっぱりここについては──次、同じような事業があるかどうかは今の時点ではあれですけども、次、もしあるとすると、やっぱりそこの部分については、どういうケアをしていくのかというのは課題だなというふうに認識しております。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございます。先ほど、消費者と事業者、どうだったかというお話の答弁を聞きました。事業者側には、アプリとか、そういう負担が多かったとか、大きかったとか、そういう課題はあったかもしれないんですけども、特に今後、個店の方からのアンケートというか、御意見、課題、そこをちょっと集中的に聞いていただければなと。
 大型店はそれなりにいろいろ対応できると思うんですけど、その辺をぜひ聞いていただきたいなと思いますけれども、いかがですか。


◯生活経済課長(立花省二君)  今回の事業、商工会への補助事業ということで一旦の区切りはつくところではございますが、先ほど別の委員さんからの御質問もありましたけども、商業振興の観点では、デジタル化がどう進んでいくのかということとか、そういった観点も持って、個別の個店の支援というのは、やはり商業振興の観点からもやっていかなければいけないというふうに考えておりますので、実際個店も幾つかピックアップをして、少し深掘りするアンケート、ヒアリングを今やっているところでございますので、そういったところで、次に生かせるような、次の別の施策でも活用できるようなヒアリングというのはしていきたいというふうに考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございます。よろしくお願いします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(嶋崎英治君)  1点だけお願いします。3ページ、むらさき商品券の利用実績ですが、スーパーにこれだけあったというのはちょっとびっくりしたんですが、その中でも、店舗名は結構ですが、どこか集中したっていうところはありますか。


◯生活経済課長(立花省二君)  スーパーですけども、やはり1店舗、一番のところには非常に集中をしております。


◯委員(嶋崎英治君)  それはどのくらいのパーセンテージ、中でも占めるんでしょうか。分かりますか。


◯生活経済課長(立花省二君)  今回の商品券事業で一番売上げが多かったところは、チェーン店のスーパーマーケットで、金額にしますと3億2,100万円余り、全体の26.1%という結果になっております。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  何で集中したのかという分析が必要になるかと思いますが、今後こういう事業があるとき──先ほど個店のこともありましたけども、生活ということからいくと、市民がスーパーに行くという傾向になっていると思うので、その辺のところの分析もぜひやっていただければと思います。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)


◯委員長(大城美幸さん)  では、以上で生活環境部報告を終了いたします。御苦労さまです。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                  午前10時57分 休憩


                  午前11時10分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  都市整備部報告、本件を議題といたします。
 初めに、項目アからウに対する市側の説明を求めます。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  私のほうから、3点について順次御説明をさせていただきます。
 まず、資料1を用いまして、(仮称)まちづくり拠点形成計画(立地適正化計画)について御説明します。資料1−1、(仮称)まちづくり拠点形成計画(立地適正化計画)の策定についてというものを御覧ください。1、立地適正化計画について、(1)、背景です。少子高齢化社会の到来と人口減少を背景として、都市経営を持続可能なものとすることが大きな課題になっており、都市構造を見直して、コンパクトシティ・プラス・ネットワークのまちづくりを進めていくことが重要になっています。
 (2)、計画策定の目的です。立地適正化計画の策定により、居住機能や都市機能の立地を適切に誘導し、公共交通の整備や公共施設の再編・集約化と併せて分散ネットワーク型の都市形成に向けた取組を推進していきます。
 (3)、計画の位置づけです。立地適正化計画は、都市再生特別措置法に定めのある計画で、都市計画マスタープランの一部とみなされるほか、ページ下の図のように様々な市の計画と連携して取り組んでいく必要があります。
 2ページを御覧ください。(1)、立地適正化計画で定める内容です。立地適正化計画は、都市再生特別措置法により、記載すべき事項の定めがあります。ここで、資料1−2を御覧ください。少し前のものですが、国土交通省の立地適正化計画の概要を表したパンフレットになっております。めくっていただいて3ページを御覧ください。資料1−2の3ページです。立地適正化計画には、左に記載にあるように計画の対象区域、基本的な方針、都市機能誘導区域及び誘導施設、居住誘導区域を定めることとされております。各用語の詳細については、記載されておりますので、後ほど御覧ください。
 開いていただいている3ページから4ページ、右側のほうの図でございますけれども、こちらが考え方の1例となっております。鉄道駅や主要なバス停周辺に赤色の線で示されている範囲が都市機能を誘導する区域で、青色で示されているところが居住を誘導する区域となっております。なお、これらの誘導区域は、図でいうと黄色の点線で示されている市街化区域内に設定することとされており、三鷹市は全域が市街化区域になっております。
 また、こちらの資料には記述はありませんが、この資料作成後の法改正で、居住誘導区域内において、災害リスクに応じた防災指針を定め、具体的な防災・減災の取組を記述していくということが追加されております。
 資料1−1のほうにお戻りいただいて、2ページをお開きください。(2)、三鷹市の都市構造についてです。立地適正化計画における都市機能に該当する生活利便施設として、右下の四角囲みのところにあるように、まる1番として、市役所や市政窓口などの行政機能、まる2、病院などの医療機能、まる3、スーパーなどの商業機能、まる4、コミュニティ・センターや図書館などの集会・生涯学習機能、まる5、鉄道駅やバス停などの基幹的公共交通、それぞれからの徒歩圏を重ね合わせまして、左下の凡例のように重なる数に応じて色分けしました。重なる数が多いほど赤に近づいて、この数字が増えるほど利便性が高くなっているということで御覧いただければと思います。
 3ページを御覧ください。以上のような都市構造の分析を踏まえると、三鷹市においては、三鷹駅、市民センター、三鷹台駅のそれぞれの周辺地区は、既存の市街地としては生活の利便性が高く、都市機能を集約する拠点の候補になると考えております。また、真ん中の図で、ピンクで着色した箇所については、例えば井口グラウンドなど、一定規模の用地があり、今後それぞれの事業計画に応じて都市機能を誘致する可能性もあることから、その用地を中心とした拠点も候補地になり得るということで、1例としてお示ししております。
 (3)、策定のスケジュールです。今年度の都市構造の調査、分析を踏まえまして、来年度、計画の検討を行っていきます。計画内容については、市議会や都市計画審議会、市民の皆さんにも御意見を伺ってまいります。令和6年度の第5次三鷹市基本計画の策定に合わせて、立地適正化計画も策定、公表していきたいと考えております。
 次に、資料2、用途地域等の一括変更等についてです。昨年11月の本委員会で御報告した、用途地域等の一括変更の説明会の開催結果や今後の進め方についてお示ししております。なお、その際、カルテというものを用いましてお示しした都市計画変更の内容そのものについては、今回、変更はございません。一応、その内容についてを参考資料1ということで最後におつけしておりますので、そちらはまた後ほど御覧いただければと思います。
 資料2のほうの説明ですが、1ページをお開きください。1、用途地域等の一括変更の説明会開催結果、(1)、概要です。昨年11月11日及び12日に個別の変更箇所について説明会を開催しました。変更箇所に直接関わる地権者の方が4名御参加いただいております。
 (2)、意見及び質問並びに市の回答です。都市計画変更の内容については、意見の表の1と2で、どういった内容なのかという御質問、また3では、変更による影響についての御質問をいただきました。また、下のその他として、人見街道についての御意見もいただいております。それぞれ回答は御覧いただければと思います。
 2ページをお開きください。2、用途地域等の一括変更と同時に検討する課題についてです。昨年、令和4年8月の本委員会で、今後の検討としてお示ししました2つの課題です。(1)、敷地面積の最低限度です。三鷹市では、市内の大部分で都市計画の用途地域により敷地面積の最低限度を定めており、新たにその面積を下回る大きさに敷地を分割して建築物を建てるということができません。
 ア、背景です。建築基準法では、建築物を建築するためには、4メートル以上の道路に敷地が2メートル以上接している必要があります。その要件を満たしていない、いわゆる無接道地は、図にあるとおり、緑色の前面通路、これを将来的には点線のように4メートル以上の通路に広げるという協定を所有者間で結びました。これを協定通路と言っておりますが、かつ敷地のうち、広げる通路部分──広げる部分に当たるところを道路として整備することを条件として、建築基準法に基づく許可を受け、建築することが可能となっております。
 三鷹市では、こうした無接道地の解消のために、協定通路は将来的に建築基準法に基づく位置指定道路を目指すこととしてきました。しかし、通路や道路として敷地を一部減らすことにより、都市計画の敷地面積の最低限度に抵触し、将来的な建て替えができなくなるため、当該関係権利者の同意が得られないという事例が発生しておりました。
 イ、目的です。無接道地の解消の手法として、共同建て替えや建築基準法による連担建築物設計制度などの手法がございますが、建て替えの時期を合わせるなど、関係権利者間の合意が困難なため、実際のところは活用されておりません。そこで、課題を解決する方法の1つとして、建築基準法の許可や都市計画の運用の見直しを検討するものです。
 3ページを御覧ください。ウ、対応案、(ア)、協定通路です。建築基準法上、土地は道路か敷地のどちらかに分類されます。協定通路については、厳密に言うと建築基準法の道路になっていないため、建築基準法の運用の中で──図の黄色い部分が協定通路ですけども、そちらと重なる実線で示している部分を、協定通路の部分を敷地の中に含んだままとして許可や建築確認の中で取り扱うことにより、敷地面積の最低限度に──要は敷地を減らすことがなくなるので、抵触することが回避できて、協定通路に対する関係権利者の合意が得られるのではないかと考えています。
 ただ、この場合、協定通路が将来、建築基準法の道路となった場合の建物の適法性を確保するため、建蔽率などの制限は、協定通路分を除いて規定を満たす計画としていただく必要があります。
 (イ)、位置指定道路です。協定通路に接した敷地が全て道路整備を完了するなど、条件を満たせば、位置指定道路として建築基準法の道路にすることが可能となります。下の図で赤い道路部分は、敷地面積に今度入れられなくなりますので、点線部分を敷地から減じる場合においては、用途地域で定めている敷地面積の最低限度を適用除外とすることを検討します。敷地面積の最低限度を指定した本来の目的である、良好な住環境の維持保全や防災性の向上などに支障がないことを確認しながら、検討を進めてまいります。
 4ページをお開きください。(2)、建築物の高さの最高限度、ア、背景です。平成16年に導入した都市計画の高度地区による高さの最高限度ですが、一団地の住宅施設から地区計画に移行したものや、マンションの建替え等の円滑化に関する法律に基づき要除却認定を受け、建て替え時に容積率の特例許可を受けたものについて、制度を適切に運用していくに当たり、支障となっておりました。
 イ、対応案です。地域特性に応じた土地利用をより誘導していくため、地区計画を策定し、高さの最高限度を定めることにより、高度地区の高さの最高限度に読み替えて適用することとしました。下の図のとおり、地区計画がない場合は、高度地区の高さの最高限度を適用しますが、地区計画を定めた場合は、地区計画の高さの最高限度の範囲で建築することができるようになります。
 5ページを御覧ください。3、その他です。今回の用途地域等の一括変更に合わせて東京都が修正を行う市街化区域の面積については、GIS計測により1,645.7ヘクタールとなる予定です。
 4、今後のスケジュール(予定)です。(1)、用途地域等の一括変更(原案)に係る説明会です。令和5年5月12日に、オープンハウス形式で説明会を行います。説明会については、広報やホームページでお知らせし、具体的な内容や前回の説明会の結果についても、ホームページで御確認していただけるようにしていきたいと考えております。
 (2)、都市計画変更の手続(予定)です。令和5年7月に都市計画審議会報告の上、都市計画案を確定し、都市計画法に基づく手続を進め、令和6年4月に都市計画決定をしていく予定です。
 続きまして、資料3、東八道路沿道における景観ガイドライン(案)について御説明いたします。まずは、資料3−2の東八道路沿道における景観ガイドライン(案)に関する市民意見の募集についてを御覧ください。1ページ、1、概要です。本ガイドライン(案)は、2月6日から20日までの期間において市民意見を募集し、5名の方から9件の意見をいただきました。
 いただいた意見について御説明させていただきます。2、意見及び質問並びに市の回答です。まず、意見の2番では、緑化空間では排水に注意が必要で、グレーチングを設ける場合は、安全面も考慮し、透水性の化粧のものを推奨したほうがよいという御意見がありました。これについては、ガイドラインに内容を反映しておりますので、後ほど御説明いたします。
 また、意見の3では、東八道路は、歩道と車道の境界にガードパイプなどを設けていない。また、幹線道路との交差点付近を重点的に緑化とあるが、安全面への配慮が少ないのではないかという御意見がありました。市としては、幹線道路との交差点付近の緑化という記述をしておりますが、これは道路部分を指しているのではなく、民地に係る道路側、道路沿道部分の緑化を誘導するものであること、またガードパイプなど、東八道路に関することについては、安全面を含めた良好な景観づくりを進めていくため、景観重要公共施設の指定に向けて、東京都と協議を行っていくと回答しております。なお、景観重要公共施設とは、景観計画に公共施設の整備に関する内容を位置づけることで、その内容に沿った整備を実際の公共施設の管理者に行ってもらう制度となっております。
 2ページをお開きください。表の意見の5番では、緑化空間等について、民間が維持管理費用を負担するのは難しい、壁面緑化や屋上緑化に対して補助はあるのかという意見がありました。市としては、事業者等において緑化空間等は適切に維持管理していただくものの、一方で地域住民等との協働による維持管理などについても検討していくこと、また壁面緑化や屋上緑化の助成制度も検討していると回答をしています。
 そのほかに、1ページですけども、1番では、ガイドラインの中で用いている適切や適正の意味について、また2ページのほうの4番では、東八道路以外の道路の沿道の緑化や騒音対策についての意見がありました。また、東八道路に関しては、6番や7番でサインや植栽についての意見、景観に直接関係はしませんが、8番や9番では、コミュニティバスや道の駅についての意見がありましたので、それぞれ、後ほど市の回答と併せて御覧いただければと思います。
 次に、資料3−1を御覧ください。前回、2月のまちづくり環境委員会からの修正箇所を赤字にしております。めくっていただいて、3ページです。左下の緑化空間の創出の項目を御覧ください。先ほどのいただいた御意見を踏まえまして、緑化空間内における歩行空間等の整備において、景観に配慮したグレーチングなど、緑化空間との調和や安全面、透水性を考慮した材質を使用と、内容を赤字で修正しております。
 次に、めくっていただいて4ページを御覧ください。右上の景観アドバイザーとの協議です。赤字の部分ですけれども、これについては、御意見をいただいたわけではないんですが、協議の対象に、景観法に基づく届出対象に該当するものというのを追加しております。対象となる規模はまちづくり条例と異なりますが、景観法の届出では、まちづくり条例の対象としている新規の建築物とか開発行為以外に、既存の建築物の色彩の変更なども対象となってきますので、追加しております。
 ちょっと戻っていただいて、3ページの右側のほうに、建築物・屋外広告物の意匠・色彩等という項目がございますが、そちらにおいて、中段少し下のところに、緑化空間と調和する落ち着きのある建築物の色彩として推奨する色彩基準というものもありますので、こうした内容を誘導していくため、協議の対象に追加しております。
 ガイドラインで修正している部分は以上になりますが、もう一度資料3−1、4ページの右下のほうを御覧ください。関係自治体との連携において、先ほどの景観重要公共施設などについて記載をしております。なお、本ガイドラインは3月22日の景観審議会に諮問の上、確定していく予定としております。
 説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。まず、(仮称)まちづくり拠点形成計画について伺います。都市部なので、そんなにすごいコンパクト化するというような想定ではないとは思うんですけれども、新都市再生ビジョンも出ていますし、今後の施設をどこに持ってくるのかという上で、非常に重要な計画になるのかなというふうに思っていますけれども、やはりそういった位置づけということでよろしいんでしょうか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  おっしゃるとおり、公共施設については、こういった都市構造の観点から、どこにどういう施設を配置していくかというところが1つ、計画の目的がございますが、それ以外に民間の施設、例えば店舗等の商業施設とか、そういったところについても、この計画では対象となってきますので、民間施設も含めた、より広い範囲での都市機能の誘導をしていくという形になります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。民間も一緒に行っていくということで、分かりました。
 あと、やはり気になるのが、この生活利便性、1番のところ、ここはやはり交通ネットワークの充実なども図っていかなければいけないのかなというところで、これを見ると分かりますけれども、そういったネットワークなども一緒にやっていかれるということでよろしいでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  立地適正化計画の策定に当たっては、今御説明があったような拠点での都市機能の集約で、それが市内に幾つか拠点が整備されるとなりますと、そこにつなぐ手段というのも必要になりますので、これは車の両輪のように、その拠点の考えとそれをつなぐような交通ネットワークの考えというものを一緒に進めるような、そんなイメージでいます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
 次に、用途地域等の一括変更について伺います。これ、2番のウの対応案のところが気になるんですけど、これは今、アとイで悩んでいるのか、それともどちらか選べるのか、今後の方向性について、ちょっと詳しく伺わせていただければと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  現在も、例えばこういう2ページのところのように、実際に道路に接していないような方で、例えばこのピンクの奥の方が家を建て替えようとすると、接道がないので建て替えができないという状況になります。そういった場合に、まず市といたしましては、きちんとした建築基準法上の道路の位置づけをお願いをしておりますので、まずは位置指定道路の指定に向けて近隣の方と御協議いただくと。
 ただし、位置指定道路につきましては幅員を確保していなくてはいけないということと、実際に確保するとしたところに塀などがあった場合については、その塀の分も下がっていただいて、整備までしていただくといった形になりますので、例えば実際に下がったところに──自分のところは建て替えますので、建て替えに併せて下がればいいんですけども、その手前の方とかですと、例えば塀だとか、軒先が当たるといった形になると、そこのところを削っていただかないと位置指定ができないということになって、なかなかそれは建築計画のない方ですと負担になるということで、すぐに位置指定道路にはできないと。
 そういった場合について、この協定通路ということで、将来的に建て替えになったときには下がりますといったような形での協定通路の協定に参加いただいて、順次、建て替えになったときに、その協定のところまで下がっていただくと。そうしたことによって、沿道で全体的に建て替えが進めば、最終的には道路がきちんと幅員も確保されたもので整備されますので、そうした段階では、位置指定道路にきちんとしていただくといったような形で進めています。
 ただ、実際に協定通路などに参加したときに、最低敷地を下回ってしまうと、今度、自分が建て替えできないという形になってしまいます。そうすると、協定にも参加できませんみたいな、同意を得られないケースがありますので、そういったことがないような形の運用をしていくということで、今回その対応案のアの部分、まずは位置指定道路にすぐできない場合については、協定通路として参加いただく場合にも、建て替え最低敷地に抵触しないようにという形を取っていくと。また、位置指定道路に指定した段階でも、それが適用除外という形になって、今後の再建て替えみたいなときにも影響のないようにしていくといったような形での取組をしていきたいということで、今回、そういったような内容を盛り込んでいくといったところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  理解できました。ありがとうございます。では、イの対応したところは、その後もずっと建て替えができるということで理解して大丈夫ですか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  イの適用除外ということで、もし実施することができれば、それに基づいて位置指定道路として、その位置指定道路に接している方は皆さん、許可を得ずに普通に建築確認を出して建て替えが可能となります。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 景観ガイドラインについて、すみません、1つちょっと確認したいんですけれども、今、既存のものを含むというふうにおっしゃいましたけれども、ちょっとやっぱり派手なコーポレートカラーの看板なんかも沿道沿いにかなりあると思うんですけれども、そういった会社、そういったお店にも、このガイドラインができたら、色を変えてくださいね、ちょっと工夫してくださいねというふうにお願いするということなんでしょうか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  原則的には、建て替えの際に対応していただくということなんですが、先ほどのお話で、景観法に基づく重点地区に指定できると、色の塗り替え、外壁の改修工事も届出の対象になってきます。こういったところで、もし可能であればお願いはしていきたいなとは考えていますが、ちょっと既存のものがあるので、同じ色に塗り替えるとなると、ちょっとなかなか難しい部分も出てくるかなとは思いますけれども、お話はさせていただきたいと思います。
 一方、コーポレートカラーについても、こういった、いわゆる古いまち並みとかの景観に特に配慮しなきゃいけないという場所ではなくて、どちらかというと商業をやっていく地域になっておりますので、コーポレートカラーを使っていただくこと自体は否定しないんですけども、例えば看板の在り方で、そういった赤とか、鮮やかな色の部分の面積を少し抑えていただくとか、色数をちょっと工夫して減らしていただくとか、そういった形で一定程度の配慮はお願いしていきたいと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  今の御説明、分かりました。改修工事の際にお願いするのか、ちょっともう一度確認したいんですけど、時期です。改修工事があるときにお願いするのか、これができたら、すぐに一斉にお願いするのか、どっちなんでしょうか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  まず、このガイドラインの強制力というか、それについてちょっとお話ししたいんですが、ガイドラインのほうの4ページを御覧ください。4ページ右側の真ん中から少し下のところに、景観重点地区の指定に向けた検討とありまして、東八道路沿道を令和6年度、景観づくり計画を改定して景観重点地区に指定していきたいと考えています。この指定する前までは、ガイドライン、いわゆる指針という形になりますので、まちづくり条例の手続なんかの際にはお話はさせていただくんですが、基本的にはお願いベースの話になってくるかなと思います。
 ただ、令和6年度に景観計画を改定して、景観法に基づく位置づけを、できればそれに合わせてくださいということをもっと強く言えますし、また景観だけではなくて、東八道路沿道でこういった取組をしていただくのと並行して、商業施設ですとか、それから工業も含めて、沿道でもう少し適切に誘導していきたいというのがございまして、その敷地の、東八道路側の、いわゆる商売をやっていく上で一番大事な部分をちょっと活用するというか、市の考え方に合わせていただくというのもありますので。そうすると、どうしても敷地が少し奥のほうに押されていくというのが出てきて、そうすると用途地域が──沿道から下がっていくと、今度は一低層ということになって、あまり奥のほうの敷地が活用できないんですが、そういったところも、その後背の住宅地に配慮しながら、都市計画のほうでもう少し商業や工業をやっていけるようにできないかということも並行して考えておりますので、こういったところで、もしその用途が緩和できれば、逆にそういう施設は必ずやりなさいというお話ができるかと思っています。
 なので、それぞれ段階ですとか対象となる施設によって、言える言い方の強さというのは変わってきますが、基本的には、沿道で建て替えや改修がある際は、全てお願いはしていきたいと思っています。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 終わります。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いします。立地適正化計画なんですけれども、これ、資料1−1でコンパクトシティ・プラス・ネットワークのまちづくりを進めていくことが重要となっているということなんですけれども、何かこの三鷹市でコンパクトシティー・プラス・ネットワークをやっていくということに違和感を感じるんですけれども。どっちかというと、非常に──地方都市でやっていくというのは理解ができるんですが、三鷹市でコンパクトシティー化していくという、そこら辺がちょっと正直よく分からない。
 ネットワークも、先ほどお話がありましたけれども、拠点をつなぐ意味があるのか、そこもちょっとよく分からないと。私は感じます。むしろ、三鷹はベッドタウンですから、ネットワークという意味では、駅とつなぐというのがむしろ正しくて、隣近所の拠点とつなぐ意味がどれほどあるのか。確かに都市機能を一定程度集中するというのは意味があると思いますけれども、それを都市機能同士をつなげる意味が、三鷹みたいな狭い空間の中で本当に必要なのか、そこは、私はこれを見ていてやや疑問に感じました。
 さらに言えば、この2ページに、三鷹市の都市構造が書かれています。これを見ると、極端に大沢地域、それと恐らくこれ、井の頭とか下連雀二丁目辺りが緑が多くなっておりますけれども、この図を見て、この都市構造を踏まえると、三鷹駅、市民センター、三鷹台駅のそれぞれの周辺地区が生活利便性が高く、都市機能を集約する拠点の候補として考えられると書いてありますけれども、私、この発想はむしろ逆だと思うんですよ。この発想、逆。つまり、今はそれなりにこのいろんな機能が整っているところをさらに、そこに拠点をより重点的にしていくということではなくて、私からすると、むしろ大沢地区とか、その他大沢地区を代表とするように緑のところ、ここはやっぱりそれなりに皆さん、住民が住んでおられる地区であるわけで、むしろここが問題だから、もう少し都市機能を集中させるべきではないかという発想になったほうがいいのではないかと。
 従来から言っている7つの拠点、ありますよね。その7つの拠点をしっかりとつくっていくというのであれば理解できるんですけれども、そうではなくて、この3つプラス、国立天文台と井口グラウンドとこうなった。それですと、5つですけれども。これを、そういう発想で使っちゃうのかなという気は、ちょっと私はしました。
 むしろ、問題の地域を、田舎のように、いわゆる人口密度が極端に低いというわけではない三鷹市において、逆にこういう場所があるということ自体が問題だから、そこを何とかしようという発想のほうがむしろいいのではないかと私は思います。その点についてお伺いしたいと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  まず、三鷹でコンパクトシティ・プラス・ネットワークって合わないんじゃないかと。これ、立地適正化計画自体が、これは全国的な都市再生特別措置法に基づいて法定計画になっていますので、どちらかというと、法律自体とか、計画自体の位置づけがどういうふうな形で全国の中でいわれているかというところの背景ということで、ちょっと今回、資料としては作成をさせていただいております。
 おっしゃるとおり、三鷹で──地方部と都市部とやっぱり状況が違いますので、それをそのまま持ってくるというような発想ではございません。これまでも、何度かまちづくりの方向性としてお話しさせていただいたような、生活圏を基盤とした──三鷹でいうと分散ネットワーク型のまちづくりと言っていましたけれども、そういったような形のまちづくりを目指していくんだと。そういったときに、やはり全市的なもの、例えば公共施設であれば全市民の方を対象とするような施設、そういったものについて、一定程度交通利便性の高い駅前であるとか、例えばこの市民センターも交通が結構集中しておりますので、そういったところに全市的なものは中心拠点として立地を誘導していくと。
 一方で、おっしゃっているように、生活圏で考えた場合に、生活での、地域での拠点というのも必要になってまいります。そういったところにつきましては、やはりこの中で利便性がなかなか色が濃くならないような部分について、そういったところについて、しっかり地域の拠点として、民間、公共、そういったものの施設の誘導を図っていくといったことが、基本的な考え方としているところでございます。
 また、交通につきましても、これまで──今後またこれからの行政報告等でやらせていただきますけども、やはり高齢者が増えている中で、地域内でもしっかり交通の足を確保していこうと、そういったような地域内での交通の問題、またその地域と、今度、もう少し中心拠点となるようなところとのネットワーク、そういったものをしっかり構築していくという考え方でございます。
 そういった場合に、例えば地域の拠点と1本ずつ全部結んでいくのか。それとも、一定程度そこのところを回りながら結んでいくというような考え方もありますので、そこは今後またしっかりと議論しながら、交通ネットワークについても取り組んでいきたいというふうに考えております。今回、公共交通の問題、公共施設の再編、またこういったまちづくりでの地域、拠点の形成、こういったものの3つをしっかり連携させながら進めていくことが重要であろうというふうに考えておりますので、今後そういったところで全ての経過について、今後連携させながら進めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  今おっしゃったようなものが、この資料1−1からは見えないので、非常に不安になりました。今おっしゃったような方向をしっかりと進めていっていただければいいかなと思います。
 一方で、市のほうは、このコンパクトシティ・プラス・ネットワークということの立地適正化計画ということにこだわっておられるところがあると思うんですけれども、これはやっぱり、そういう形の中で一定程度の、国から助成金をもらうとか、何かそういう方向性があるんですか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  おっしゃるとおり、この立地適正化計画を策定すると、また活用できる国の支援制度というようなものがございますので、そういった一面もその策定については目的としてあります。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。その支援制度をうまく活用するというのは、市としてはそうあるべきだと思いますが、その立地適正化計画の中で、もともと市がこういう方向性でやっていこうという計画があると思うんです。そことずれないようにぜひお願いしたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、2点ほどちょっとお伺いをしたいと思います。まず、拠点形成計画(立地適正化計画)の2ページの、色のグラデーションのきれいな三鷹市の、私のエリアは本当に緑か青か、寒々しいエリアで、住民としてちょっと1点お伺いしたい。調布市の境のほうに1つだけオレンジになっているのは、これは何がこうさせたのかというのをちょっと、まず分かる範囲でお伺いしたいんですけど。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  すみません、個別の箇所については、ちょっとどこの施設からの徒歩圏でということで確認しないとお答えが難しいんですが、基本的にこの右下の四角囲いのまる1からまる5のもの、これが1つあるごとに、左下の凡例の生活利便性が1プラスされていくという形になりますので、オレンジの箇所については、5つのうち4つが徒歩圏内にあるということで、市役所ですとか市政窓口については、基本的に三鷹市内の方しか使えないので、市内を対象としかしていないんですが、商業施設などについては、市外のものも考慮に入れております。なので、ちょっとそういった結果、4つが重なってオレンジになっているという状況です。


◯委員(粕谷 稔君)  何でかなという、ここだけ熱いのは何でかなという気がしたので、ちょっと分からなかったので、お伺いをしたいと思いました。多分、スーパーマーケットがあるわけでもないですし、ドラッグストアはスーパーマーケットじゃないですものね。分かりました。ちょっとこれは、すみません、個別の案件でございました。
 ここに、やはり総合病院、内科または外科というふうにあるんですけれども──このエリアのことは次のところで、天文台北側のこととかも、井口も踏まえて触れていただいているかと思うんですけれども──話を戻します。市役所、市政窓口というのはありませんけれども、医療、内科または外科という部分で、この判断基準になっていると思うんですけれども、現時点では医療機関があるものの、例えばこの地域でいえば、数年前ですけど、歯医者さんが1つ、御高齢によって閉院をしたという状況があったりとか、あと今現状、診療所というか、小さい個人経営の医院があったりとかはするんですけれども、将来的に──その先生が高齢者でもありますし、持続可能という部分では、これから、この色というのも、どんどんさらに──天文台の周辺のまちづくり云々は別としてなんですけど、どんどん青に近づいていくのかなという気がしているんですけど。今後のこの立地の誘導という方向性に持っていかれるというシチュエーションなんだとは思うんですが、こうした誘導という部分を、この計画の中で、また市の立場で、これからどのように扱っていかれるのかなというのをちょっと今、分かる範囲でお伺いをしたいと思います。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  まず、都市機能の誘導については、もちろん足りないので、新たに誘導したいものの位置づけもしますし、あとはおっしゃっているとおり、既存機能の維持という観点もございますので、こちらは既存、新規問わずに、その地域に必要なものを誘導して充実させていくという制度になっております。
 一方、今後のマターについてですけれども、この計画自体が5年に1度、こういった都市構造の調査をして、その調査の結果、計画の見直しが必要だということになれば、また計画を見直して改定していきますので、そういった見直しを繰り返すことによって持続可能なまちづくりをしていければと考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。分かりました。その調査という部分がどこまでなのか分からないんですけれども、そうした今ある施設の置かれている背景とかいう部分も重要なのではないのかなという気がしますので、あえてちょっとこの点だけは、この計画の見直しの中でどのように反映していくのかというのを、御答弁は結構ですので、ぜひお考えいただければというふうに思います。
 あと、先ほどありましたけれども、一括の件、用途地域ですね。この建築基準法上の道路ということ、いわゆるそこに接道していないというところ、僕自身も昔、自分の家で経験したことでもあったんですけれども、結局、先ほどの御説明では、地権者の方で御協議いただくという場じゃないですか。
 経験から言うと、その話合いの場を持つことが非常に難しいと思うんです。これ、財産のことに関わってきますし──最近のこの三鷹市のまちづくりの中では、開発をされて、三鷹のあらゆる建築基準法も含めた開発行為の中での事業ですので、こうした問題って起こらないと思うんですけど、えてしてこの問題が起こっているのは親の土地を相続された方、古い、もともと地主の方ですよね。地主さん同士の、例えば等価交換とかで住まわれているような背景があったりとかしている中で、こうした将来的に建て替えができないとなったときに、冗談じゃないって話になって、話合いにもならない。
 実体験を踏まえてというか、ちょっと例え話で言いますけど、相談には応じてもらえないとなっていったときに、あのやろう、このやろうみたいな感じでやっぱり感情論になって、この問題ってどんどんあつれきを生んでいくんですよね。ですので、例えばこの御相談があったときに、市が何かある程度ガイドしていっていただくような部分というのが必要なんじゃないのかなという気がするんですけど。
 市内には、現状、こういった課題を抱えているところがどれぐらいあるのかというのは分からないで質問をしているんですけれども、その辺のお考えっていかがでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  実際に一定程度、通路なり何なりがあって、それをベースにして建物が建っているようなケースであると、そこを活用しながらどうしていくかということになってきますので。ただ、そのときも、やっぱり基本的に自分のところが実際どうなるのかというところがないと、それがいい悪いっていう話になってきませんので、そうすると、やっぱりしっかりした測量だとか、そういったものをしていった中での話が前提になるのかなと思いますので、市のほうが行ってお話合いをしていくというのもなかなか難しいケースも多いのかなと思いますし、あとトラブったときにいろんな背景がやっぱりありますので、そのときに建築行政なり、この都市計画の行政の中で、どこまで踏み込めるのかというのはあるのかなと思っております。そういった場合に、やっぱり内容によりましていろんなところにつなげていくということが、やはり1つ重要になるのかなと思いますので、まずはそういったようなところで、庁内連携の中でそれが問題解決になるような形に取り組んでいければというふうに考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  そうですよね。行政としてそこまでやるというのは難しいのかなというのは分かった上でお伺いをしたんですけど。そうはいっても、この事業、すごく重要だと思うんです。僕ら、一般的な考えからすると、用途地域の一括変更等についてというと、何だろうなという形なんですけど、市民の皆さんが具体的に、ああ、こういうことで──例えば悩んでいるとかっていうような──何か引っかかりやすい周知の仕方というのが、これ、すごく重要なんじゃないのかなという気がするんです。
 そこで、抱えていらっしゃる地域、数件だったりとかという形だと思うんですけど、というところに周知していく部分がこれからすごく重要かなという気がするので、その辺をぜひまた工夫をしていっていただいて、市民の皆さんが悩んで、どこに相談していったらいいのかなといったときに、何か引っかかりやすいようなワードとか、非常に難しいんですけど、それをぜひ工夫していただきたいなという気がいたします。
 こうすることによって、こういう利益が出るということをやっぱり行政の方が言っていただくということがすごく重要だと思います。取りも直さず、こういう問題ってすぐ法律の訴訟問題になっていっちゃったりとかってしがちなのかなという気がするので、財産権のことなので、非常にセンシティブではあろうかと思うんですけど、そうした課題を抱えていらっしゃる方がヒットしやすいような工夫というのも、難しいと思うんですけど、ぜひ心がけていただいて、穏便に話合いで問題が解決をして、かつ三鷹のこうした接道部分というか、道路の問題が解消される方向性に向くような工夫というのをぜひ御検討いただければと思いますので、この辺も答弁難しいと思いますので結構ですので、これだけちょっとお訴えさせていただきます。
 ありがとうございました。


◯委員(土屋けんいち君)  よろしくお願いします。粕谷委員の続きみたいな質問になっちゃうんですけれども、この2ページの6軒ありまして、向かって右側の4軒は未接道地ですよね。それで左側の2軒は現状、接道地ですよね。というと、この2軒にとってはあまり関係ない話になっちゃうんです、今の粕谷委員の話とリンクしますけれども。
 そうすると、この既に接道しているこの2軒を除いての協議ということでの協定道路とかいうのは、やっぱり法律上不可能なわけですよね。いかがですか。


◯建築指導課長(近藤政則君)  ただいま御質問いただきましたけれども、建築基準法の第43条第2項第2号の、このように接道していない場合の許可に関しまして、先ほども説明があったかと思いますが、協定を結んでいただいていますが、その協定を結ぶ際には、こちらの接道地の方々に対してもお願いをして、現状では、大方同意をいただいて協定を結んでいるという実態がございます。
 以上でございます。


◯委員(土屋けんいち君)  当然そうなんでしょうけど。そうなると、これ、現実的に無理ですね。接道している土地、この図でいうと左の2軒は、恐らく普通なら協議に加わらないと思うんですけど、この家を建て替えるときに、こっちの協定道路というか、通路のほうは影響するんですか。要するに、建てられないとかいう、そういう規制を設けない限りは無理だと思うんですけど、いかがでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  現状、そのとば口のところについても接道があるといった場合に、例えばその通路に面していて、協定にも参加していない、位置指定もないということになれば、そこを規制するということは基本的にはできないというふうに思います。
 ただ、一方で、やはり今、建築指導課長のほうからも御説明がありましたけども、そこについては、本人と周辺の皆さんとの御関係だとか、いろいろな中で参加いただいている部分もあります。ただ、そういった場合に、基本的に自分に不利益になるようになってきてしまうと、余計それは難しい、ハードルが高くなりますので、まずは御自分の不利益となる、最低敷地で自分が建て替えができないという不利益をまずは回避することによって、御参加しやすくなるというのがあるんだろうというふうには考えております。
 また、とば口の人が協力を一切しないということで、必ずしもその奥の方が建て替えできないのかということではなくて、今の第43条第2項第2号の許可においては、建築審査会の中で、交通上、安全上、防災上、衛生上とか、そういった観点から問題ないということであれば、この許可を出して建て替えができるという形にはしておりますので、最終的にはその一軒一軒のところの状況に合わせて対応していくということになるかと思います。少なくとも、今よりは同意を得やすくすると、そういったことが肝要かと思いますので、今回こういったようなことをさせていただいているというものでございます。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。一歩前進したのかどうかよく分かりませんけども、課題は山積していると思いますので、これからもいろいろ検討をお願いします。
 ありがとうございます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  では、休憩いたします。
                  午後0時10分 休憩


                  午後1時08分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  次に、項目エからキに対する市側の説明を求めます。


◯道路管理課長(山中俊介君)  私からは、三鷹駅南口ペデストリアンデッキ長寿命化修繕計画(改定案)について、資料4−1の概要版により御報告させていただきます。なお、添付いたしております資料4−2につきましては、本冊となりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 三鷹駅南口ペデストリアンデッキ長寿命化修繕計画につきましては、平成30年12月に策定し、これまで修繕工事を進めてきましたが、令和2年度に実施した定期点検結果を踏まえ、改定するものです。
 初めに、1ページを御覧ください。1、計画の概要になります。(1)、背景です。平成5年度に完成の第1期工事部分は供用開始から25年以上が経過しており、不具合の発生が年々増加している状況にあります。令和2年度に実施した点検結果では、構造的に緊急な修繕が必要な箇所は見つかりませんでしたが、今後の予防保全の観点から一定の措置が必要なことから、安全性、利便性及び経済性を考慮しながら、計画的かつ段階的な修繕に取り組む必要があります。そのため、今回、長期的な視点に立った修繕計画を改定するものであります。
 (2)、計画の目的です。令和3年9月に改定いたしました三鷹市橋梁長寿命化修繕計画では、最小限の維持管理を行う対応──経過観察型といっておりますが、こちらに大規模な修繕・架け替えを行わないことを前提として予防的な対策を行う対応──予防保全型、こちらを加えまして、維持管理計画を取りまとめています。ペデストリアンデッキにおきましても、同様の予防保全型の考え方を取り入れ、常に健全な状態を保ち、市民生活に欠かせない安全安心な駅前道路ネットワークを確保することに併せまして、ライフサイクルコストの縮減を図ることを目的としております。
 2ページとなります。(3)、ペデストリアンデッキの概要になります。下の図1−2にありますとおり、1期デッキと記載している部分が平成5年9月に竣工、2期デッキ──AデッキとBデッキといっていますが、こちらの部分が平成18年3月に竣工しています。そして、平成19年3月に西側地区協働ビルへの接続により、西側デッキが竣工しております。
 続きまして、3ページになります。2、長寿命化修繕計画の基本的な考え方です。(1)、計画期間については、社会情勢の変化や材料費等の変動による適正なコストの算出への影響を考慮し、道路橋梁と同様の考えに基づく施設であることから、三鷹市橋梁長寿命化修繕計画と同様に50年間の計画としております。
 (2)、計画策定の流れです。平成30年度に策定した計画に基づき、これまで第一期施工として、第1期デッキの改修工事を進めてきましたが、今年度末に完了する予定となっておりますので、本計画では、2023年度以降について修繕計画を策定します。おおむね2031年度までに主要な修繕工事が完了するスケジュールとしておりまして、以降は5年に1回の定期点検結果を基に、その都度必要に応じて修繕計画及びスケジュールを見直していくこととしています。
 4ページとなります。3、基本条件の設定です。(1)、定期点検結果になります。ペデストリアンデッキにつきましては、令和2年度に国土交通省の点検要領に基づき調査を実施したところですが、各デッキ、いずれもIIといたしまして、予防保全段階と診断されたところであります。予防保全段階とは、下記の判定区分にあります、機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態となっています。しかし、デッキ全体を通しましてタイル舗装が劣化しており、毎年小規模の補修を行っていることやデッキの屋根等から雨漏りも確認されていることから、抜本的な対応が必要との結果になりました。
 5ページを御覧ください。(2)、補修方針です。現時点では、構造的に緊急な修繕が必要な箇所はありませんが、タイル舗装に劣化が見られるなど、一定の予防保全の措置が必要となっていることから、計画的かつ段階的に必要な予防保全を行っていくものとしています。修繕の優先度といたしましては、部材・設備等の劣化・老朽度、部材の重要度、駅前広場利用者等への影響などを総合的に勘案して設定しています。雨水の雨漏りは部材の劣化の進行につながることから、優先して取り組んでいくこととしております。
 具体的な内容ですが、6ページ、(3)、現況構造の改修を御覧ください。ア、デッキ舗装の改修案です。現在の舗装は、磁器質タイル舗装となっていますが、タイルの粘着力が低下し剥がれてしまうタイルが増えてきました。また、剥がれた箇所から水が入り込む事象も生じていることから、タイルと同等の景観性や耐久性を持ちつつ、維持管理性、防水性にも優れている型枠式カラータイル舗装に変更していきます。イ、大屋根及びスロープ上屋の改修案です。雨天時の雨漏りが課題となっていることから、全体的に防水シール材の改修を行っていきます。ウ、照明施設のLED化です。ペデストリアンデッキの多くの照明につきましては、既にLED化が完了していますが、デッキ通路部、足元灯のLED化が完了しておりませんので、他の補修工事の進捗状況を踏まえ、LED化を進めていきます。
 7ページになります。4、長寿命化修繕計画として、(1)、長寿命化修繕スケジュールです。現在、第一期施工として1期デッキを中心に改修を進めてきましたが、2023年からは第二期施工として、先ほど御説明いたしました、舗装改修、大屋根部材のシール材改修、LED化に取り組みます。その後、第三期施工として、2031年までに2期デッキ及び西側デッキの工事を計画しておりますが、8ページのフロー図にありますとおり、今後、2025年、2030年に定期点検も予定しております。この定期点検の結果により、健全であるものについては、修繕の後ろ送りや段階的な修繕による経費の平準化などを考慮しながら、今後の定期点検ごとにスケジュールの見直しを行っていくことを考えております。
 (2)、ライフサイクルコストになります。ライフサイクルコストにつきましては、ペデストリアンデッキの主要構造部について修繕計画を立案し、維持管理費を算出いたしました。今後50年間につきましては、今後の改修費を含めて約15億円の修繕に要する費用が見込まれます。しかし、先ほど御説明させていただきましたが、今後5年に1回の定期点検の結果を踏まえまして、その後のスケジュール見直しを行っていく予定ですので、修繕に要する費用については現時点での積み上げの概算の想定額となっています。
 私からの説明は以上です。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  よろしくお願いします。それでは、私からは、資料5、コミュニティ交通の実証運行について御説明いたします。今回の御報告は、この間のアンケートや地域、利用者との意見交換等を踏まえまして、コミュニティ交通評価・検証検討会等での検討を行ってきました、今後の見直し改善について、令和5年4月以降の中間見直しによる改善策について御報告するものでございます。
 それでは、1の井の頭地区小型EVバス「井のバス」です。まず、(1)、変更内容のア、バス停移設です。中央に運行ルートの図がありますけれども、詳細はその下の拡大図にありますように、コミュニティ・センター南の明星学園方面のバス停を約80メートル移設しまして、よりコミセン入り口に近い場所に移動するものです。これによりまして、利用者の利便性の向上を図るものです。次に、2ページ目に移りまして、上段のイ、車高(ステップ高)調整です。現状、ステップ高が45センチ程度ございますけれども、これを30センチ程度になるように、約15センチ車体を低く調整をいたします。次に、ウの車両定員増です。車両定員6人、お客さんが4人のところを、車両定員8人、お客さんが6人となるように車体の調整を行います。これらの変更は、令和5年4月から実施する予定です。
 次に、大きい2番の大沢地区AIデマンド交通の改善策です。(1)、変更内容のア、高齢者割引運賃の導入と、その下のイ、障がい者割引運賃の導入です。まず、アの高齢者割引運賃では、70歳以上の高齢者を対象に、エリア外運賃300円を100円引きの200円とするものです。運用では、事前に割引証の発行受付を行いまして、乗車時に提示してもらうことで割引を行います。イの障がい者割引運賃では、手帳所持者とその介護者を対象に、乗車時に手帳を提示していただくことで、エリア外を100円引きにするものです。次に、3ページに移りまして、ウの運行時間の延長です。現行の朝8時から夕方5時までの運行時間を1時間延長しまして、午後6時までの運行に変更するものです。当面、延長時間の1時間は車両1台で行います。次に、エの日祝日の臨時運行です。現行は祝日を除く月曜日から土曜日の運行ですが、これを市役所や元気創造プラザ、また大沢地区で日曜日、祝日に行われるイベントに合わせまして臨時運行を行います。当面、こちらも車両1台について運行を行いますが、現在検討しているこの臨時運行については、中段の表のイベント等を想定しております。いずれも状況を見ながら、車両の体制については柔軟に対応していきたいと考えております。
 次に、4ページ目に移りまして、大きい3番、みたかシティバス「三鷹台・杏林大学病院ルート」です。こちらは、(1)、変更内容にありますように、杏林大学病院での折り返し運行になっているルートを元気創造プラザまで延伸するものです。延伸については、日中の時間帯を対象に実施をしまして、定時性を確保するため、中段の図にありますように、青色のルートのように東八道路を経由する運行といたします。また、延伸に併せまして、イのダイヤの変更のように、現行で最短35分のダイヤになっておりますが、50分間隔のダイヤに変更いたします。この変更に併せまして、土休日ダイヤを廃止し、全日で同じダイヤに変更をいたします。この変更は、令和5年5月頃を目途に変更いたします。
 また、いずれの改善につきましても、「広報みたか」やホームページへの周知、また地域と連携した取組、現地や車両等への掲示など、改善項目が地域の利用者の皆さんに伝わるよう取り組んでいきたいと考えております。
 資料5の説明は以上となります。
 続きまして、資料6です。資料6は、三鷹市交通ネットワーク全体構想(検討案)です。前回の委員会で御説明しました交通ネットワーク全体構想(検討案)ですが、今年度、令和4年度は、学識経験者とで構成する研究会を設置しまして、研究を行ってまいりました。
 本日は、今年度の成果として、研究会の調査報告書としてまとめた検討案について、御報告をするものでございます。なお、報告書の中でポイントとなる部分をこの資料6の提案編としてまとめましたので、本日はこちらで説明を行います。別紙の資料編は、報告書の本冊となるものですので、参考に御確認いただければと思います。
 それでは、資料6を1枚めくっていただきまして、2ページ目です。1、序論の1−1、交通ネットワーク全体構想検討の目的です。まず、(1)には、地域公共交通については、通勤、通学の重要な移動手段であるとともに、地域で人をつなぐ基盤でもあります。また、公共交通をまちづくりと一体的に取り組むことで、健康や福祉など、様々な分野への波及効果が期待できるものと考えております。
 そこで、(3)にありますように、交通ネットワークの全体構想の策定に向けて、先ほど申し上げた研究会を設置しまして、そこでの議論の成果として、今後の検討課題等を整理したものを検討案としてまとめたものでございます。
 3ページ目をお開きください。2番の現状と課題です。市内の交通状況ですが、現在6ルートのコミュニティバスを運行し、路線バスの運行本数が少ないなどの不便地域の対応を行っております。また、先ほど御説明した、現在実証運行を行っている井の頭や大沢地区でのEVバスやAIデマンドでさらなる交通不便地域への対応を行っているところです。
 それでは、おめくりいただきまして、4ページ目です。中段の(2)、交通不便地域です。鉄道や路線バスから離れた地域を赤枠や青枠で表示しておりますけれども、赤枠が路線バスのバス停から300メートル離れた区域、青枠が路線バスの運行本数が比較的少ない区域というふうに表示をしております。こちらを見ますと、主に市境に不便地域が多い現状にあるというふうに見えるかと思います。
 そこで5ページ目です。3番、交通ネットワーク全体構想の検討です。3−1、全体コンセプト案では、「いきいきとしたまちをつくる、持続可能な交福ネットワークの構築」、こちらを進めるために、(1)から(3)の視点で公共交通の充実を図っていくことを示しています。交通ネットワークのイメージですが、その下、3−2、交通ネットワーク全体イメージ案の図にありますように、南北に路線バスを中心としたこの緑色の基幹交通軸を設定し、地域の交通拠点となるまちづくりの拠点を結ぶようにオレンジ色の地域交通軸を設定しています。また、各地域では、エリア内の身近な交通と拠点を結ぶようにコミュニティ交通を展開しています。こうした交通手段ごとに役割を分担しながら、移動ニーズへの対応を図るといったイメージです。
 続きまして、6ページです。交通ネットワークを考える上で幾つか検討課題があります。3−3、交通ネットワーク化の検討では、(1)の移動ニーズに応じた交通ネットワークの形成や、(2)から(5)にありますように、移動に対応した交通拠点の整備、そして(6)の路線バスルートの見直しの検討などを進めていく必要があります。
 そこで、7ページ目ですけれども、具体的な検討としまして、3−4、乗り継ぎ手法の検討です。(1)、(2)にありますように、複数の公共交通が適切に連携するよう一体性を高めることが重要であります。そこで、(2)にありますように、交通拠点では待合環境等の空間的な要素、接続時間などの時間的な要素、そしてその案内などのソフト的な要素を踏まえながら取り組んでいくことが重要となります。
 また、(3)、乗り継ぎ割引制度にありますように、乗り継ぎの1つのハードルとなるのが運賃だというふうに考えておりますので、こちらの検討が必要だと考えます。ここで1つ目が、独自ICカードによる割引ですが、全国的に独自のICカードによる割引制度を実施している地域もありますし、三鷹市におきましても、地域通貨・地域ポイント制度があります。こうした電子決済による手法についても研究をしていきます。
 また、その下、イの乗り継ぎ券による現金割引では、デジタルデバイド層への対応として、現金割引を実施している地域もあります。いずれも乗り継ぎを想定した割引制度でありますので、交通ネットワーク化に向けて、こうした割引制度についても研究を進めていく必要があります。
 それでは、8ページ目をお開きください。8ページ目の3−6、生活の質を高める交福連携です。(1)と(2)では、地域における移動手段の確保による高齢者等の外出促進を進め、健康寿命延伸などの効果を高めるものや、誰もが移動しやすい社会の実現に向けて、交通分野と福祉分野での連携によりまして、地域で生活する多様な市民の皆さんが安心して公共交通を利用し、誰もが自由に移動できる社会の実現を目指すものです。(3)は、地域内交通の市民協働型経営として、地域や買物等で頻度の高い店舗等から協賛金など、地域も運営に参加する仕組みを研究するものでございます。
 次に、3−7、持続可能なコミュニティ交通の運行としまして、(1)は求められる機能です。公共交通に求められる機能を確保するため、利便性向上に向けた最適な交通手段を提供していくものです。また、(2)では、利用者と店舗等がお互いにウィン・ウィンになるように、地域と連携した利用促進を検討していくことを記載しています。そして、9ページ目ですけれども、(3)のコミュニティ交通の横展開として、今の実証運行を踏まえつつ、ほかの地域への展開を検討しまして、交通不便の解消と移動利便性の向上を検討していきます。
 次に、下段の大きい4番の地域別交通ネットワークの現状と展望です。地域特性と交通候補案として表にまとめています。各住区の人口等の需要や公共交通の供給、まちの現状などをまとめています。さらに、一番右側の列には、各地区でのコミュニティ交通の候補を示しています。現状の2つの実証運行を基にしておりますが、将来的に新たなモビリティーもあるかもしれませんが、例えば大沢地区では、現状のデマンド交通も、今後も同様に想定できるのではないか。また、井の頭の地区では、グリーンスローモビリティーの「井のバス」が今運行しておりますけれども、デマンド交通の可能性もあるのではないかというようなところをまとめておりまして、ほかの地域も、連雀地区と三鷹駅周辺以外は、コミュニティ交通の導入を考えることができるものと整理をしております。
 これら、以上をまとめますと、10ページ目と11ページ目に横開きでつながりのページがありますけれども、5番の今後の展望にありますように、コンセプト案にひもづける形で、今年度の実証的な取組や、右側の11ページにありますように、来年度、また、さらにその先の展望をまちづくりと連動しながら、連携しながら進めていくということを整理しております。
 最後に、最終ページ、12ページです。検討体制としましては、学識経験者4人の先生と都市整備部の部長職で研究を行ってきました。
 今後は、6−2にありますように、今年度は、研究会としての報告をまとめましたけれども、令和5年度は検討の幅を広げまして、研究会の継続とともに、地域や地域公共交通活性化協議会等での意見交換をはじめ、市民ワークショップなどの開催により、さらなる検討を行い、交通ネットワーク全体構想の策定につなげていきたいと考えております。
 私からは以上です。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  昨年6月の本委員会で、1.5億円を超える工事契約として御報告いたしました汚泥脱水設備等改築工事(第二期)に関するものです。今回、年度をまたいで工期の延伸を行う必要が生じましたが、地方公営企業法の規定により、予算の繰越し等について議会の議決を要しないことから、工事の繰越しについて本委員会に報告させていただくものです。
 それでは、資料7を御覧ください。令和4年度に予定しておりました工事におきまして、新型コロナウイルスの世界規模の蔓延を発端とした資材の遅延がいまだに収まらず、年度内に工事が終わらないことが判明しました。そのことで契約変更を行いましたので、御報告させていただきます。
 対象となりました工事は、東部水再生センター汚泥脱水設備等改築工事(第二期)となります。工期が間に合わない理由としまして、工事対象設備の脱水機制御盤に使われております電子機器が、新型コロナウイルスの蔓延により始まった納品遅延がいまだに収まっていないことが原因となります。当初は、早期の収束を想定して契約しましたが、現在もなお影響が続き、電子機器を扱う製品は納期が遅れています。本工事の契約先は月島機械株式会社、契約金額は1億8,700万円となります。
 工期につきましては、令和4年6月3日から令和5年2月17日までを予定しておりましたが、契約変更により、令和5年12月28日までとしました。契約金額については、変更ありません。また、補助金につきましても、金額に変更はありません。また、今回の工事変更に伴い、工事監理業務委託も併せて変更手続を行いました。
 報告は以上となります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  説明ありがとうございます。順次、お伺いします。
 まず、ペデストリアンデッキの計画についてはおおむね理解しましたけれども、タイルについてちょっとお伺いしたいんですが、型枠式カラータイルに変更するという──いろいろメリットがあるのは分かったんですけれども、それで見た目がちょっとばらばらになったりとかすることはないのか。やはり三鷹市の正面玄関というふうにされていますので、やっぱり美しさは保ってほしいなと思っているんですが、いかがでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  型枠式カラータイル舗装について御質問いただきました。資料の4−2が本冊になるんですが、こちらの12ページを御覧ください。A3判になっていると思うんですが、こちらの第3案と一番右側に書いてありますのが、型枠式カラータイル舗装というものになっております。写真で見て分かるとおり──これ、ちょっと他地区のあれなんですけれども、見た目として、色もタイル調の模様も選べるというような形になっておりますので、現状の駅前デッキのタイルとほぼ見た目は変わらないような形になります。
 それで、今回のこれを採用させていただきたいというのが、実際、今のタイルが15ミリになっているんですけれども、こちらの部分のタイルを1回外して──約十二、三ミリになりますけど、樹脂を混ぜたモルタルを敷いて、その上に型枠を置いて、さらにその上に骨材と樹脂をまた散布するというような形のやり方になりますので、施工性も非常によろしくて、交通開放が早くできること、先ほど言った樹脂を使うことによって防水性も高まるということから、こちらの型枠式カラータイル舗装を採用することといたしました。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 次に行きたいと思います。コミュニティ交通の実証運行における評価・検証について、あと関連するので、このネットワーク全体構想にもちょっと関わってくるんですけれども、2番、大沢地区のデマンド交通で高齢者割と障がい者割があります。これについては理解するものなんですけれども、ほかの地域で、例えば神奈川県足柄郡中井町では、デマンドバス、これは妊産婦さん、妊婦さんと産後1年以内の産婦さんに回数券をプレゼントしたり、あと大阪のほうなんですけれども、四条畷市、ここでは割引があったり、あと港区では無料なんですけれども、こういった子育て世帯や妊産婦さんに対して、何か割引とかというのは考えなかったんでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今回、特に要望が多かったのが、高齢の方とか障がいの方が──今回エリア外のポイントになっている杏林病院に行くというところが、エリア外300円で、これまでコミュニティバスを活用していた方から、ちょっと割高になっているというような形の声が多く寄せられたというところが1つあります。
 子育て世帯の方々も、杏林大学病院以外にも、元気創造プラザに健診とか、講座とかということも考えられるとは思うんですけれども、まずはできるところからというところで、今回は高齢の方と障がい者の方への割引サービスというところをまずは実践していって、その効果についても検証しながら、次の制度等については検討していきたいなというふうには思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ検討していただきたいと思います。御意見、いろいろと積極的に取りに行ってくださっていると思っているんですけれども、子育て中の方とか、そういう方からは御意見を伺っているんでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  積極的に対話という面では、地域で会合に参加されている方との対話という形なんですけれども、情報発信という面では、子育てのきっずナビでその対象地域の登録されている方々に対して、お知らせ機能を使って情報発信というものはしておりますので、実際、大沢のデマンドについても、そういった高齢の方だけではなくて、さらに幅広い世代の方も使っていただいておりますので、その中でアンケート等の中では、本当に幅広い年代の方からも回答いただいておりますので、そういった形で今後も利用者の声というものは聞いていきたいなというふうには考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。引き続きよろしくお願いします。
 あとは、高齢者の割引の際に、申請をしなければいけないようなんですけれども、これは身分証明書とかじゃ駄目なんですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  おっしゃるように、身分証明書を持っている方が、例えば運転免許証とかで、そこにやっぱり年齢が70歳以上だというところがなかなか──生年月日を見れば、その場で多分分かるとは思うんですけれども、そこの運転手さんが瞬時に分かるような形にしていきたいなというところで──障がい者の方は手帳をお持ちなので、それで分かるかなと。ただ、高齢の方はそういった形で、いろんな証明のものがあると思いますので、それを乗車のたびに、年を見て、生年月日を見てというところの手間、負担もあるということで、今回、割引証の受付、交付というような形にさせていただきました。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 ちょっと話が戻るんですけど、この交通ネットワーク全体構想の中で、割引のことなんかについても、今後考えていかれると思うんです。そういった中で、障がい者であったり、高齢者であったり、子育て世帯の割引ということも一緒に考えてくださるんでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  まず、全体構想の検討案の中でお示ししたのは、あくまでも乗り継ぎのところの割引制度というような形で記載をさせていただきました。今回、デマンドで行うような各種割引制度については、一般の路線バス等でも割引制度はありますが、次の段階でどのような制度を検討していくかというところは、まだ今後の課題になってくるのかなというふうに思っておりますので、まず全体構想の中では乗り継ぎというような視点で考えているという形で御理解いただければなというふうに思います。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 すみません、話が前後しちゃうんですけど、コミュニティ交通の4ページのところで、三鷹台・杏林大学病院ルート、ダイヤ変更があります。これは間が長くなってしまっているなという印象なんですけれども、これはやっぱりバスの定時制という御要望が多かったという理解でよろしいですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  そうですね、今現行で35分から45分間隔なんですけれども、このダイヤ調整を行うことで、もちろん延びたところは、時間が延びます。あとは、その前後の、日中じゃなくて、朝とか夕方、夜とかの便についても、これは三鷹台の折り返し場のところからの計測をこの段階で改めてしまして──あくまでも、35分というのは本当に日中の車の少ない時間帯での最短の時間になりますので。そうしますと、35分から45分という、この45分のところがやはり、朝とか夕方の車の多い時間帯だと、このぐらいの時間になってしまいますので、朝夕は45分というような形で今回設定をしています。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 最後に、資料7の汚泥脱水設備の工事についてなんですけど、これは、調達の見込みはどうなっているんでしょうか。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  今、見込みとしては、令和5年10月頃に入ってくる予定なので、その後、10月、11月に調整工事をして、12月に完了する予定になっています。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。


◯委員(小幡和仁君)  まず、最初に確認させてください。ペデストリアンデッキですけれども、これは予防保全型、これにすると未来永劫造り替える必要がないと。要は架け替えを行わないと書いてあるので、そのままいけるということなんですか。今後50年間でざっくり15億円の修繕に要する費用が見込まれると。これは15億円自体もかなり、9年間で9億円に対して、その後、その9年間含めてだと思いますけど、50年間で15億円ということは、6億円ぐらいしか出ないということが、一体本当なのかというのを瞬時に思ったのと、そもそも今後50年間ということは、今まで約二、三十年たっているので、七、八十年もこのまま行くということで、さらにずっと造り替えないということなのか、そこら辺が非常に──そもそものこの長寿命化の考え方の中で、建て替える必要があれば、これはもっと大きくなっちゃうし、そこら辺どう考えているのかなというのを確認したかったんですが。


◯道路管理課長(山中俊介君)  予防保全型のものについては、ペデストリアンデッキの橋梁の何年もつのかという耐用年数の問題もあるかと思うんですけれども、一般的にちょっと国交省で定めているような、自治体の道路橋梁の長寿命化修繕計画の計画策定マニュアルというのがございまして、こちらの中の耐用年数を見ますと、60年というふうに示されているところなんですけれども。三鷹市としては、この耐用年数60年というのは目安にはなろうかと思うんですが、これを予防保全、事前から点検することによって、少しの不具合があれば、それを直して、直してというような形を重ねていくことで、その寿命をさらに延ばしていきたいというふうに考えているところですので、未来永劫架け替えないでいいということではないと思うんです。
 先ほど言ったライフサイクルコストにつきましても、こちらは5年に1回の点検がありますので、こちらの点検の状況によって──今はあくまでも概算額で示させていただいておりますので、場合によっては、分からないですけれども、そういう物すごい悪影響があって、架け替えなければいけないというような判断があれば、そのときはまた改めて計画を改定して、コストのほうには反映していきたいなというふうに思っているところです。


◯委員(小幡和仁君)  通常60年、長寿命化すると80年というふうに、他の公共施設でもそういった御説明があったと思うんですけれど、これもその考え方と一緒という理解でよくて、そうすると当面15億円だけれども、当然その後には全面的に建て替える必要が出てくると、こういう理解でよかったですか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  そうですね、なるべく伸ばしていきたいというふうには考えているところですけれども、ある程度というか、ある一定時期の段階になってくれば、そういった架け替えというのも必要になってくるものと考えております。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、三鷹市交通ネットワーク全体構想のほう、ちょっとこれをお聞きしたいんですけれども、5ページに全体構想の全体イメージ図が出ております。大沢地区をぐるぐる回っている紫のコミュニティ交通というのがあって、これはおおよそデマンドバス、現状では。もしくは今後、小型EVバス、それも検討するというふうに書かれていましたけれども、大沢地区から三鷹駅に行くとすると、まずこの図でいうと、三鷹市民センターまで行って、そこから基幹交通軸というのが走っていますから、それに乗り換える。つまり、国立天文台で1回乗り換えて、さらに三鷹市民センターでもう一回乗り換えて、要は合計2回乗り換えて三鷹駅に行くということを今現状ではイメージをしている、そういう理解で正しいですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今の大沢の例をいうと、大沢のエリア内、区域運行の中でデマンド交通を走らせていますので、例えば三鷹駅に行くのであれば、大沢バス停で乗り換えるという手法が1つあるかと思います。ですので、今例示している天文台のところでの地域拠点というのは、先ほどの午前中の質疑の中でもありましたけれども、これは拠点間の移動で、コミュニティバスを中心に結んでいく。基幹交通に乗って、それで足りるものであれば、鉄道駅に向かって結んでいくというような形で、それはやはり利用者がどこに行きたいかということで交通を選んでいくというような形になるかと思います。
 しかしながら、バス通りになるようなところというのは限られていますので、そこの部分については、コミュニティ交通で、主要なバス停のところ、もしくは拠点のところにつないでいくという、そういった考えを持っています。


◯委員(小幡和仁君)  もう一点だけ確認します。9ページに、交通手段の候補案ということがあって、ここは例えば大沢ではデマンド型乗合交通というふうに書かれています。いわゆる従来型のコミュニティバスということについてはどう考えているのか。今、実証実験の段階なので、当然デマンド型の実証実験結果によって様々違ってくるというふうに考えていいのか、ちょっとそこら辺について、念のため確認をしたいと思います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  まず、将来的な三鷹市内の全体の交通ネットワークを考えたときの役割分担というのは、先ほど申し上げたとおりなんですけれども、今後、コミュニティバスがどうなっていくかというのは、それぞれ路線バスがあって、その間を飛ばしてコミュニティ交通があるとすると、その間のコミュニティバスがどういう役割を持ったほうがいいのかというのが、まずあると思うんです。
 その中で、今はコミュニティバス、6ルートありますけれども、その6ルートの役割についても再編するという考えはもちろんあると思いますし、路線バスについても、つなぎのポイントのところを考えると、今のルートじゃなくて、もっとこっちのほうを回ったほうがいいとかということも考えられるので、そういった個別のことというよりは、全体をどうつないでいくかという中でのコミュニティバスや路線バス、コミュニティ交通がどうあるべきかというのを考えていくというところを、今後──これが検討案として、今回研究会の調査報告というような形ですので、ここから、これをたたき台にして、さらにその次を考えていきたいなというふうには思っています。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。大沢の交通拠点となる場所までどうやって行くのか。そこのところで、デマンドバス、あるいはそれ以外のコミュニティバス、幾つか選択肢がある中で、何となく私のイメージでは、デマンドバスは高齢者の方が毎日出かけるというわけじゃなくて、今日は病院からデマンドバスを呼ぼうみたいな、そういう形で呼ぶという使い方をされるのかなあと思っているんですけれども。そう考えますと、比較的、例えば60代、70代前半ぐらいの方々にとってとか、あるいは通勤する方々にとっては、もう少しデマンドよりも便利な形のものが必要だという考え方もあると思うんですけれども、そこら辺、やっぱり今後この交通をどうするかって考える中で、乗られる客層といいますか、年齢層によって、一定程度、使い方というふうにも言えると思うんですけれども、分けて考えていくのか、1つに決めてしまうという考え方が入ってくるのか、そこら辺は今のところどう考えているんですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  まず、通勤、通学に代表されるような、短時間での大型大量輸送、これはやはり路線バスがその役割を担っていくと思いますし、エリア内の今のデマンド交通を見ても、私も当初、やはり高齢の方の利用が多いのかなというふうに想定はしていたんですけれども、始まって、蓋を開けてみると、必ずしもそうではなかったというのが分かってきたところです。アンケート等も見ていると、高齢の方が大体4割から半分以内ぐらいのところ、とするとその反対側のもう半分の方々というのは、中間世代の方々が利用されているというような形が見えてきましたので、これはエリア外、エリア内問わず、ちょっとした移動ニーズが近くにあるんだなというのが分かりました。
 なので、必ずしも鉄道駅から、鉄道でどこかへ行くというニーズだけではなくて、やはり近所の中で用事を済ませたいという移動ニーズがある。そこに対応するための今回のコミュニティ交通というのは、現状のところ──有効性はこれから検証ですけども、あるのかなというふうには思っておりますので。ただ、少量輸送と大量輸送との組合せというのはあろうかと思いますので、その点は、こういった拠点とか、主要なバス停とかを活用しながらつなげていくというところを考えていきたいなというふうには思っています。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。ありがとうございます。大量輸送の場合の拠点まで行く足をどうしていくかというところで、今までどおり歩いて行く、自転車に乗っていく、そういうこと以外のことも、今後含めてぜひ考えていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
 以上で終わります。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、じゃあ、3点ほどだけお伺いしたいと思います。初めに、順不同ですが、駅前のデッキの長寿命化なんですけれども、先ほども、これからの架け替え等の予算とかも含めると、かなりの額がかかると認識はするんですけど、これ、多分バリアフリー法とかの関係で、国の予算も当初ついていたのかどうか、ちょっと記憶は定かではないんですけれども、これは、こうした事業で国からの補助とかというのは、もう一切ないという方向性なんでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  改修については、これまでも東京都の補助金をいただいております。ただ、今回、次年度の話になると、まだ、この計画を基に東京都のほうで採用するかしないかというのを判断になりますので、これまでの改修工事についてはいただいておりますけれども、今後の舗装の改修等については、今後、東京都と協議していきたいというふうに思っております。


◯委員(粕谷 稔君)  分かりました。都からの補助があるということで、よかったです。
 あと、この橋梁ということで、本当に不特定多数の方が利用される、いわゆる橋梁の扱いになるという話だったんですけど、この部分での劣化とかの診断とかいうのは、何か特筆する資格を持った方が診断されているのか、市のほうで対応されているのかというのが分かれば、知りたいんですが。


◯道路管理課長(山中俊介君)  点検調査については、法定点検というふうになっておりますので、一定程度の資格は有しています。ちょっと具体的に今、どういう資格かというのは言えなくて申し訳ないんですが、一定程度の資格を持った者を代理人とか主任技術士として配置するようなことの委託はしているところです。


◯委員(粕谷 稔君)  市の職員ではなくて、委託ということでよろしいですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。そういう意味では、安心をさせていただきました。別に市の職員を信用していないとかではないんですけど、やっぱり一定程度の資格という部分での判断があっての改修工事だということの、やっぱりこれは動機づけというか、納得にもなると思うので。
 ちょっと失礼しました。発言があまり良くなかったですね。
 あと、すみません、1点だけ。デマンド、今回の改修についてなんですが、以前質問をさせていただいた中で、これは最終的には地域公共交通活性化協議会での決裁が要るという話だったので、それを聞きたいということが1点。
 あと、井の頭のスローモビリティーのほうの今回の段差が少し下がっているということと人数も増えるということと、それに伴って事業者さんというのは、今回変化があるのかが1点。
 あと、この料金を割引していただいたことは非常に高く評価をさせていただきたいんですけど、やっぱり、一方で定時的な、例えば朝の時間に杏林に行く便が、AIデマンドであったら使うんだけどというようなお声もあったんですけど、そうしたお考えというのは、今回は反映されなかったのかというのは、分かる範囲でお願いします。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  まず、協議会の関係ですけれども、デマンドの今回の変更も「井のバス」のほうの変更も、両方とも協議会の承認案件として、協議会での承認を経て、4月以降に変更していくというような形になります。
 事業者についても、現状、今のところ、9月までの実証運行の期間については、事業者の変更はありません。
 あと、朝のデマンドの部分ですけれども、これデマンドの利用の時間帯を見ますと、やはり午前中、特に朝から昼前ぐらいのところが1日の中でも多く利用されている時間でございますので、やはり8時からの運行時間に対して、8時予約、8時半予約というところが比較的多い時間なので、そこのニーズにさらに対応する、もしくは集中するようなところを対応していくとなると、今2台運行している車両の体制のところにも関わってくるので、現状では、今の体制からすると、比較的乗っていただいているところをさらにプラスアルファというのはなかなか難しいのかなというふうには思っています。


◯委員(粕谷 稔君)  2台ということで、集中して利用、朝回っているのはよく拝見をさせていただくので、その部分では非常に難しいのかなという気がするんですけど。
 あと一点、片や電話連絡でも予約ができるんだけど、それでも高齢者の方がなかなかそこまで踏み切れないという実態もあるというふうに思うので、また絞ってエリアにアピールというか、使っていただけるような──私も努力したいなというふうに思いますので、使う人も、行政にとっても、ウィン・ウィンな実証運行になるように、また引き続きお心遣いをいただければと思いますので、よろしくお願いします。
 ありがとうございます。終わります。


◯委員(土屋けんいち君)  まず、デッキなんですけども、この型枠式カラータイル舗装ということで、これ、今、比較表を見ていると、やっぱりこれが一番優れているのかなと。二重丸がいっぱいあって、何といったって価格が安いというのもあります。滑り抑制効果もあるということで──タイルだと結構滑るので、特に雪が降った後なんて滑るので、いいのかなと思います。この舗装の重量なんですけど、この磁器質タイル舗装に対して重量はどうなんでしょう、重さ。


◯道路管理課長(山中俊介君)  この型枠式カラータイル舗装を採用するに当たって、実際に施工業者というか、メーカーのほうにも問い合わせております。具体的な重さとかは、資料として今頂いてはないんですけれども、タイルを剥がした分の重さ程度というような形で聞いておりますので、そちらは大丈夫ですというふうには考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  ということは、磁器質タイルより軽くなるという希望はあまり持てない。というのは、これ、確かに長寿命化修繕計画なので、ちょっと意図が外れるかもしれないんですけども、1期工事分のほうの化粧パネルを外したじゃないですか。そうすると、大分重量は軽くなっていますよね。さらに、ここで軽くなると、前から懸案事項であった1期部分に屋根がつかないという、要するに重量に耐えられないという理由でつけられないんだという答弁をいただいていて、ここでさらに軽量化が図れれば、修繕計画とはちょっとかけ離れてしまうけど、それを機に利便性が向上するのかなと思うんですけど、その辺の検討は──あくまでも修繕、もたせる、補修、そっちに特化しているのか、利便性向上も一緒に検討されているのか、その辺についての見解をお願いします。


◯道路管理課長(山中俊介君)  今回の計画については、あくまでも改修ということをメインに検討しております。ですので、以前より確かに御提案いただいておりますような、屋根の荷重とかというのは見込んだ計算はしていないところです。ですので、今後、そういった御要望等を受けまして、ちょっとどうするかというのは部内でも検討していきたいというふうには思っております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。よろしくお願いします。
 どうせ改修するんでしたら、何かほかにもメリットがある補修になればさらにいいことなので、その辺もちょっと研究をして──もしかしたら、さらにこれより重量の軽い舗装があるのかもしれないので、例えばゴム、よくゴルフ場だとか幼稚園とかにある、ああいう弾力性のある舗装だとか、多分軽いと思うので、いろいろそういうところもちょっと研究していただければなと思いますので、よろしくお願いします。
 あと、コミュニティ交通実証運行における評価・検証なんですけど、まずこの「井のバス」のバス停を移動することになったんですけれども、なぜ今なのかなと。当初から、初めからここを想定しなかった何か理由というのが、反対があったとか、何か理由があるんでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  おっしゃるように、当初、私どもも、今回移設した場所にバス停を設置したかったんですけれども、この開始の前の段階では、お向かいさんの方からはちょっと合意をいただけなかったんですけれども、実際走ってみて、安全だとか、静かだというところで、今回改めてお話をしに行ったところ、いいですよというような形で合意が取れましたので、今回移設をするといった運びになりました。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。理解をしていただいて、本当によかったなと思います。
 あと、定員なんですけど、もともとお客さんが6人乗りを計画していて、警察の指導で4人になったというのは、長い車両が短くなったということなんですけど、今回、車両を変えないで定員を増やせるということはびっくりしたんですけど、もともとこの車両の定員というのは、そもそも8人だったんですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  この車両については、車検上は6人乗りの車両です。ですので、今回改造をして、車検上でも8人乗りに再申請をして、車検を通して、運行をするというような形になります。


◯委員(土屋けんいち君)  そうなんですか。もともと定員6人乗りの車を改造して。そうですね、じゃあ、それが可能だったということで、やればできますね。本当によくぞやっていただけたと思います。今まで、コロナが蔓延していて、ソーシャルディスタンスというか、ぎゅうぎゅう詰めを回避していたとか、そういう理由もあったのかなとは思いましたけども、よく分かりました。ありがとうございます。
 それと、今後の横展開の話なんですけど、大沢と井の頭を検証して、他地域へということなんですけど、今後の展望のところを見ると、令和6年度以降ということで、他地域──井口、北野、新川・中原、展開を検討するということで、この展開というのは実証実験じゃなくて本格運用のことなのか。その前に実証実験は検討してできるのかどうかという点。
 あと、例えば井口だと井口特設グラウンドだとか、北野だと北野の里、それと今後一緒になって検討していくという形なので、そうするとかなり、相当先の話に、特に北野の里。そうすると、それまで全然、実証実験もやらない、手つかずになってしまうような気がするんです。井口にしたって、整備されるまでそれなりの期間がかかると思うんです。それとは別に、この交通ネットワーク、検証して、実証実験とかをやっていくのか、その点についてちょっとお聞かせください。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  1つは、この全体構想の中では、まちづくりと連携をしてというところを1つキーワードとしているので、やはりその拠点となるところのまちづくりが進む過程の中で、そこに人が集まるのであれば、そこにつながるような交通というところが1つポイントになっています。
 ただ、ここに記載の井口、北野、新川・中原とありますけれども、これを同時に進めるというものではなくて、できるところからというところはもちろん可能性としてあると思います。ですので、現状、井の頭と大沢の実証運行を行う中で、その中で変更が利くとか、拡大ができるというものがもしあれば、そこにつなげていきたいとも思いますし、ほかの地域で実証運行から始めるかどうかについては、またそのときの検討にはなるかなというふうには考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。井口にしても、北野にしても、大沢で行われているこのAIデマンド交通でしたら、もしかしたら実証実験も早めにできるかもしれない。このまちづくりと連携しなくても、バス停とかじゃないので、できると思うので、ぜひとも他地域への展開も、早く交通不便地域解消のために動いていただければなとお願いして、質問を終わります。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか。


◯委員(嶋崎英治君)  コミュニティ交通実証運行の、資料5の3ページ、日曜祝日の臨時運行についてお尋ねいたします。1つは、この運行時間です。
 それから、2つ目は、当面1台とするってなっているけれども、どういう状況になったら2台というか、複数になっていくのかということ。
 それから、3点目は、この表がありますよね。表の11月、市民駅伝大会って今ふじみまつりが同じような時期に行われているんですが、別々になることも場合によってはあるということで、ふじみまつりへの対応というのはどのように考えていらっしゃるでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  日祝の臨時運行の、まず時間ですけれども、これは通常の時間と同じ、8時から5時のプラス1時間、6時までというような形です。
 それから、当面1台というところですけれども、これはやっぱり需要がどのぐらいあるのかというところが、まずはやってみてというところはありますので、予約の状況を見ながら──例えばこのプラス1時間ではなく、日祝の中で予約が入りづらいとか、そういう事象が確認できた際には、やはりこれは1台では足らないのかなというところで本来の2台運行にするというような、そういったスイッチもあるかなというふうに考えております。
 また、ふじみまつり、今駅伝大会というふうに記載をさせていただいておりますけれども、あくまでこれは参考ということで表にまとめさせていただきました。これらが主要なイベントかなというところで記載をさせていただいておりますので、おおむねこの1か月前の「広報みたか」等で、市民の方には、例えば来月の臨時運行日みたいな形でお知らせをしていきたいなというふうに考えておりますので、その都度精査をしながら取り組んでいきたいなというふうに考えております。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 御苦労さまでした。
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◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                  午後2時20分 休憩


                  午後2時21分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件につきまして引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
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◯委員長(大城美幸さん)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。
                  午後2時23分 散会