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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和5年度予算審査特別委員会) > 2023/03/14 令和5年度予算審査特別委員会本文
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2023/03/14 令和5年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから令和5年度予算審査特別委員会を開きます。
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◯委員長(宍戸治重君)  議案第15号 令和5年度三鷹市一般会計予算及び議案第20号 令和5年度三鷹市下水道事業会計予算、以上2件を一括して議題といたします。
 一般会計歳出 第4款 衛生費から第9款 消防費、一般会計歳入及び三鷹市下水道事業会計に入ります。第4款 衛生費から第9款 消防費及び三鷹市下水道事業会計に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(伊藤恵三君)  第4款 衛生費から御説明させていただきます。予算書の234ページをお開きください。衛生費の予算額は50億1,819万9,000円で、前年度比3.8%の減となっています。
 特記事項を申し上げます。右側のページ、事項4.休日・夜間診療所・薬局事業費です。市民の利便性の向上を図るため、一体的な施設として令和5年3月より運営を開始しました。
 247ページを御覧ください。事項37.伴走型・経済的支援事業費です。保健師等による面談等を通じた、妊娠、出産、子育てまでの切れ目のない伴走型支援と、出産・子育て応援ギフトを支給する経済的支援を一体的に実施します。
 253ページを御覧ください。事項6.地球温暖化対策関係費です。公共施設への太陽光発電等の設備導入に向けて、各施設への導入の可能性について調査します。事項9.先導的環境活動支援事業費と事項10.ゼロエネルギータウン開発奨励事業費です。環境基金を活用して、既存建築物の断熱改修工事を行う建築物所有者への助成と、温暖化対策設備等を設置する開発事業者への助成を新たに実施します。
 262ページを御覧ください。第5款 労働費です。予算額は8,283万3,000円で、前年度比8.4%の増となっています。これは、勤労者福祉サービスセンターの運営費補助金の増などによるものです。
 264ページを御覧ください。第6款 農林費です。予算額は2億6,171万1,000円で、前年度比44.0%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。267ページを御覧ください。事項6.市内産農産物利用推進事業費です。学校給食での市内産農産物の使用率向上のため、物価高騰を踏まえ購入経費を増額します。
 268ページを御覧ください。第7款 商工費です。予算額は7億6,052万9,000円で、前年度比34.9%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。273ページを御覧ください。事項20.三鷹産業プラザ第1期棟取得事業費です。独立行政法人中小企業基盤整備機構が所有する同建物を購入するもので、都の補助金を活用し、産業振興の中核施設として機能を維持、強化していきます。
 276ページを御覧ください。第8款 土木費です。予算額は57億698万5,000円で、前年度比3.3%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。283ページを御覧ください。下段の事項7.三鷹台駅前周辺地区整備事業費です。2か年計画で進めている広場整備が完了し、整備完了後、既存のバス転回場を撤去します。
 285ページを御覧ください。事項10.歩行空間整備事業費です。回遊ルート等に位置づけられている遊歩道等のルートの見直しや整備手法などを検討するとともに、モデル地区の整備工事に向けた設計を行います。次に、2段落目の事項3.橋梁架替事業費です。宮下橋について、令和8年度の供用開始に向けて、企業管の移設の後、2か年の架け替え工事に着手します。
 289ページを御覧ください。事項13.コミュニティバス関係費です。令和6年度の本格運行を目指し、小型EV車両やAIデマンドの実証運行の内容を見直し、継続するとともに、公共交通ネットワークの全体構想を策定します。
 295ページを御覧ください。事項21.三鷹台駅前周辺地区まちづくり事業費です。地域の多様な団体と連携し、駅周辺のまちの将来像を取りまとめるほか、引き続き協同ビル化の検討を行います。次に、事項22.国立天文台連携まちづくり事業費です。自然環境調査及び遺跡試掘調査を実施し、最適な土地利用の範囲を検討した上で土地利用基本構想を策定するとともに、整備計画の策定に着手します。事項23.井口特設グラウンド周辺まちづくり事業費です。土地利用構想を踏まえ、医療機関の誘致に向けて、市内医療機関を対象とした事業者選定に取り組みます。次の段落の事項3.三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費です。「子どもの森」基本プランを基にUR都市機構と連携して地権者等との合意形成を図り、早期の都市計画決定を目指すほか、段階的な整備手法などを検討します。その下の事項1.都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備事業費です。引き続き、用地取得に向けた地権者との協議を進めるとともに、路線北側の電線共同溝整備及び街路築造工事に着手します。
 304ページを御覧ください。第9款 消防費です。予算額は22億7,575万円で、前年度比2.9%の減となっています。
 特記事項を申し上げます。311ページを御覧ください。事項18.地域防災活動支援組織関係費です。防災NPO団体Mitakaみんなの防災に運営費の補助を行い、地域の防災力向上に向けた活動を支援します。事項19.地域防災計画改定関係費です。東京都が公表した新たな首都直下地震等による東京の被害想定に基づき、対策等の見直しを行うほか、防災NPO団体などの取組を反映します。
 続きまして、下水道事業会計について御説明いたします。555ページを御覧ください。第3条の収益的収入及び支出のうち、収入の第1款 下水道事業収益は35億9,827万1,000円、支出の第1款 下水道事業費用は33億3,667万8,000円で、収支差引き2億6,159万3,000円の純利益を見込んでいます。
 次に、第4条の資本的収入及び支出については、556ページを御覧ください。収入の第1款 資本的収入は17億2,201万円、支出の第1款 資本的支出は24億2,675万8,000円で、収支差引き7億474万8,000円の不足額については、1行目に記載のとおり、減価償却費など、企業内部に留保される損益勘定留保資金等で補填することとしています。
 特記事項について申し上げます。590ページを御覧ください。支出の第3目 施設改良費の予算額は10億2,736万円、前年度比9.9%の増で、東部水再生センターの設備更新など、下水処理施設の長寿命化などに取り組みます。
 588ページにお戻りください。第1項 企業債の予算額は12億9,620万円、前年度比30.1%の増、第2項 国庫補助金の予算額は2億7,613万3,000円、前年度比25.1%の減で、資本的支出における施設建設費や施設改良費の財源として活用を図ります。
 説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費、三鷹市下水道事業会計の委員1人当たりの持ち時間は30分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
 初めに、自由民主クラブ。


◯委員(石井良司君)  それでは、時間が1時間しかございませんので、項目を絞って6点ほど質問をしていきたいと思います。時間が余れば追加質問いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。
 初めに、土木費のほうから行きたいと思うんですけれども、牟礼地区生活道路緊急安全対策事業費ということで815万円取っておりますが、これ、代表質疑でもしましたので、そのときは進入禁止や一方通行について、すべきというような質問をしました。それと、あとは中本宿通りから東八道路を横切って下本宿通りへ向かうルート、これが大変危険だからどうにかならないのかという質問をいたしました。その後の続きの質問を何点かしたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 要するに中本宿通りを直線で行くのは非常に危険だということで、東八道路の交差点については、放射5号線に向かうほうの左折のみにすべきだと思うんですけれども、そういうところの考えはどうなのかなということ。
 あと、牟礼の中組の問題も幾つかあるんですけれども、市道の142号線、図面はそちらにあると思うんですけれども、それと市道の173号線、これ非常に危険な道路で、よく車の擦れ違いができないんですよ。そこは4メートルないんです。それで、そこを何とか一方通行化できないかと。当然、地元の方々も分かっているんだけど、やっぱり住んでいる人にしてみれば、当然そういうことは嫌だよと──嫌だよという言い方は失礼ですけれども、今の状況でいいということになってしまいますので、そこを何とか地域の方に了解いただいて、道路の幅員を4メートルにすれば通れるんですよ。ですから、そういう幅員の拡張の御協力とか、または今言ったように一方通行にするとか、そういうような方法ができないかということで、お聞きをしておきたいと思います。
 牟礼一丁目については、ゾーン30でしっかりと、市長も何度も町会と話し合っているので、大分進んでいます。それは地域の方も大変感謝しております。ですけれども、地域外が逆に大変危険な状況になっていると。特に、地域内では一生懸命やっているけれども、その周りでは、逆に言うと、話が進んでない状況です。ですから、そういう点について非常に心配しておりますので、その点をどうするのか、お聞きをしておきたいと思います。
 次、施政方針の120ページ、駅前再開発です。それと、昨日ですか、ちょうどこれ質問しなさいよといって持ってきてもらったのかなと思うんですけど、三鷹駅前地区まちづくり基本構想が昨日届きましたので、少し見させていただきました。妄想──ああ、失礼しました。妄想ではなくて構想ですかね。それが今回出されたようですので、ちょっとそこについても、ちょっといろいろ聞いてみたいなと思います。
 これ、基本的に第一種市街地再開発事業を中心で行うということになっていると思うんですけれども、要するに第一種事業というのは、権利変換方式になると思うんですけれども、これ土地の高度利用と公共施設の整備を行うことが中心であると思うんです。ということは、都市機能を更新するということだと思うんですけれども、この場合に、土地の高度化をした場合に保留床の問題というのは当然出てくるんですよね、権利床の問題。
 それで、そういう問題も含めて、要するに土地の高度化をするわけだから、どの程度の高度化を考えているのか、またその権利床をしっかりと受け取れるのかどうかということをまず確認をしておきたいと思います。
 次に、空き家等対策の推進、施政方針の124ページ。空き家対策特別措置法がここでちょっと改正されましたね、閣議決定されたということでありますけれども、それを見ると、やっぱり固定資産税を面積に応じて3分の1から6分の1に軽減するとか、あとは市町村からの適切な管理や修繕の要求に応じなかった場合、軽減対象から除外されると。そして、なおかつ一歩踏み込んだのは、市町村が最終手段として、特定空き家の撤去の代執行の手続、それも簡略化されたということです。これ、集合住宅も対象に入るということで、大分前進したというか、厳しさを増しました。空き家の早期活用に向けて重点をこのように置いているわけでございますけれども、促進地区を指定して、用途を変えたり、規制緩和をするなどの措置も取られるようです。そこで、空き家対策に当たるNPOなど、公的法人を指定する制度も設けられました。それで、現在、確かに状況を見ると、国土交通省の資料だと、修繕とか撤去は年間2万件ぐらいあると。今回、改正で3万件になると見込んでいるということでございます。
 三鷹市として「三鷹市における空き家等の適正管理、有効活用等の推進に関する協定」を締結している団体等と連携しながら、空き家利活用を促進する協議会(仮称)を設置するということでありますけれども、この新たな組織、協議会の立ち上げ、規模とか内容とか、どう考えているのかということをまずお聞きをしておきたいと思います。
 次に、衛生費に入ります。これ、土木費にも関係しますよね。施政方針の5ページ、ゼロカーボンシティ宣言、そして施政方針の97ページ、約1,004万円を使っていますけれども、公共施設における太陽光発電等導入可能性調査の実施などあります。そしてまた、施政方針の121ページには、屋上及び壁面の緑化に対する助成制度創設などなどあるわけですけれども、結局それはまち全体の脱炭素化とかに複合的に、重層的に取り組みますよということだと思うんですけれども。
 それで、知りたいのは、温暖化対策国際ルール、パリ協定ですけれども、東京都は2019年12月にゼロエミッション東京戦略を公表したと。これで2020年10月、当時の菅首相が国会で所信表明をして、国も、東京都も、2050年に向けてゼロ宣言をすると。それで、2050年までには二酸化炭素の排出を実質ゼロにするという、いわゆるゼロカーボンシティーを宣言したわけです。環境省のまとめで、2022年6月末で、都内で37の市町村がこのゼロカーボンシティ宣言をしましたが、その後も次々と都内の自治体は宣言をしました。
 そこで、ほぼ最後が三鷹市だったんですけれども、たしか昨年12月かな。これは何かの大変すばらしい理由があってのことだと思いますけれども、なぜ遅れたのかというか、遅くしたのかという、その理由をまず聞いておきたいなと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、商工費、これは東京の商工リサーチが、2022年の倒産件数を発表したんですけれども、これ負債額が1,000万円以上、6,428件。これ、3年ぶりに前年度を上回ったということなんです。新型コロナの下で、政府の企業への資金の支援というものの効果が薄れてきたこともあるし、原材料等の値上がりもあったということなんです。それで、新型コロナ前の2019年、このときには8,383件だから、相当少なくなっている。大変効果が出たということはあるんですけれども、ただ倒産した企業は飲食とか娯楽業を中心とするサービス業が2,775件と増えていると。あと、次に多いのが、建設業1,194件等々があるわけですけれども、このような状況で、その後の効果も出てきて、倒産も増えてきて、一時コロナ対策援助資金ということで、支援ということで、減ったんだけど、またここで増えてくるだろうという予測があるんですけれども。
 新型コロナ禍の中で緊急避難的に借入金、お金を借り入れて過剰債務となって、今後のしかかってくるのではないかなと思いますが、そうすると事業継続が非常に厳しくなると。そのようなことをどのように三鷹市が捉えているのかということをお聞きしておきたい。
 特に中小企業支援事業を継続ということで、一部なんですけど、令和5年9月まで延期をするわけですけれども、その後の影響というのは必ず出ると思うんです。やはり市内企業の支援というのはしっかりやらなくちゃいけないのと、9月以降というのが非常に心配なんですけれども、その影響というのはどういうふうに考えているのか、お聞きをしておきたいと思います。ちょっと長かったです。ごめんなさい。
 次に、施政方針の108ページ、三鷹産業プラザ第1期棟の購入について、約1億9,930万円ですけれども、これは引き続き市内の産業振興の中核施設、そして維持、強化をしていくと、そのために購入しますということなんですけれども。それで、これ2期棟と一体的に管理して、産業振興の拠点、そして起業・創業支援の拠点、大切な災害時における停電時の事業継続を可能にするなど、施設の整備をするということなんですけれども、第1期棟も大分古くなっているということで、相当のメンテナンス、こういう事業をやっていくと一部改造もしなくてはいけないと思うんですけれども。
 購入した後の、そういうメンテナンス費用とか改造費用とか、どのぐらいの金額を考えているのか、お聞きをしておきたい。というのは、購入しましたということになったら、即座にそういうことをしなくちゃいけないと思うんです。そうすると、また補正で出てくるのかなというような気持ちがするんですけれども、どの程度のものを考えているのか、お聞きをしておきたいと思います。
 もう一点、施政方針の126ページ、三鷹市地域防災計画の改定なんですけれども、ここで防災計画の改定をやって、進めるということなんだけど、改定の主な内容を見ていくと、割と変わった点も出てきている、よりよくなったことが出てきているということなんですけれども。これは結局、安全の確保が第一なんだけど、市民への周知徹底というか、市報に出します、インターネットに出します程度だとちょっと弱いので、何かほかに新たなということではないんだけれども、しっかりと市民に周知徹底できるような方法をどのように考えているのか、その点をお聞きをしておきたいと思います。
 以上です。


◯市長(河村 孝君)  私のほうから、幾つか御答弁させていただきます。まず、土木費の関係で、牟礼地域の生活道路の一方通行化等のお話がありました。御懸念の点は、私どもも大体共有しています。まさに一般質問でも御質問がございましたけれども、一方通行化とか進入禁止とかできないかというふうな御質問がございますが、これは前回もちょっと質問委員さんに御答弁した内容と重なりますけれども、一方通行化というのはかなりハードルが高くて、別に三鷹市のほうで許認可権を持っているわけではなくて、基本的には交通管理者である警察のほうで許認可権を持っています。しかも、地元の三鷹警察署というよりも、警視庁、桜田門、そちらのほうで持っていますので、非常に難しい。私どもでやれば、三鷹市が宣言すれば、あるいは訴えれば、警察のほうで、どうぞみたいな、そういう話じゃないところがあります。全体の交通計画を握っている、管理しているところからすれば、当然そういう反応もあるんだろうと思います。
 特に一方通行化は、御質問の委員さんもよくお分かりのように、そこに住んでいらっしゃる、その道路に面していらっしゃる、あるいはそのゾーン全体の方の生活の仕方と全部関わってきますので、同意をしなければ──主権の制限になってしまうという視点があって、警察ではなかなかうんと言いません。三鷹の中では、一方通行化がそういう地元の要望やなんかで成功した例は、この間も御説明したように、1か所しかありません。それは一小の脇でありまして、それは反対する人もいましたけれども、一人一人、地元の方の説得を含めて、三鷹市も動きましたけれども、まずその前提として、市民としての御理解がなければなかなか難しいということで、全員賛成に持っていかなければ、なかなか同意してもらえないということがあります。
 当該のところは、非常にそういう意味では、複層的な理解があると思いますけれども、私もこの一方通行化はともかく、今地元のほうで問題になっているのは、放射5号線のところで右折して入ってくるという、生活道路に進入してくるところが多いので、その右折を禁止してもらえないかというふうな御要望に対して、私どもとしては、一部道路について、警察、地元のほうではしようがないかなと、それは本当にそういうことだよなという御同意を得つつありますので、それを前提に警視庁のほう、本庁のほうにも話を持っていくというふうに考えているところでございます。一つ一つ、生活道路、私どももかなり真剣に地元の方と向かい合ってお話をしていくつもりでございます。
 それから、中本宿通り等も同じようなことになると思いますけれども、左折のみにする、右折は難しいということが現状でどうなのかということもかなり調べなければいけないと思いますが、道路環境全体として、歩道が三鷹台団地の一部まで来ているけれども、その先、南側は歩道ができていないという状況がありますから、URとも協議して協力関係をつくりながら、市民の方の安全安心のためにしっかりと対応を図っていきたいというふうに考えているところでございます。その余の部分、道路問題というのは一つ一つ、結構難しい問題があるんですけれども、しっかりと対応してまいりたいというふうに思っています。
 それから、駅前再開発のことで御質問がございました。保留床の問題、まさに地権者の方にとっては一番重要な問題の1つであるというふうに思っていますので、生活再建でまた戻ってくるということ、戻り入居とか、そういうことも含めて、市民の皆さんのためにしっかりと対応していきたいというふうに思っています。
 再開発地区の保留床は全体としてこれだけ得られますよという、1つのそういう話は、ある意味、現実的に法律で守られている権利でもあるんですけれども、じゃあ、全部が現実的に展開できるかとなると、日影の関係があったり、周辺の関係があったり、なかなか机上のプランどおりにならない。それを全部使おうとすると、大変な住民の反対運動が起きたりと、そういうことを三鷹市は経験してまいっています。それで、皆さんの、議会の──これは再開発地域だけじゃありませんけれども、10メートル以上は建てられない、一般的には建てないようにするというふうな反対運動に直面して、そういう高さ制限など、地域によってはかけているということでございます。
 そういう意味で、地権者の方も、再開発がなかなか進まないという以前からのずっと長い歴史の中で、ここまで来たら全部の保留床を使って超高層化するということを追求するよりも、やっぱり一定のスピードが現実的な問題として必要じゃないかということで、前にお話ししましたように、超高層マンションについては一定程度断念してもらいながら、再開発というものがどこまでできるのかということを追求して、早さを少しでも獲得したいなと、そういう方向性になりまして、様々な地権者──特にURさんは最大の地権者でありますけれども、我慢していただいて、そういうことで御協力いただいているということでございます。
 具体的に、じゃあ、何メートルまでどうなのかということでありますけれども、一応100メートル以上のものを超高層というふうに呼ぶとすると、それ以下になるだろうと。そのほうが、地元の地権者も含めて御理解を得てきているということでございますので、URだけではなくて、有力な地権者の方も、それで構わない、とにかく少しでも前へ進めてほしいというふうなことで、今ようやく御理解を得ているということでございます。
 私からは以上でございます。よろしくお願いします。


◯道路管理課長(山中俊介君)  市長の答弁に補足いたしまして、牟礼地区の安全対策について御説明いたします。質問委員さんのほうから、4メートルない道路の拡幅というふうなお話をいただきました。そちらについては、狭隘道路整備事業というのをやっておりますので、こちらを活用しまして積極的に進めていきたいと考えております。
 それと、地域外の危険な箇所の安全対策というお話についても、町会の皆様と意見交換を行って、現地を確認した上で、必要な安全対策を行っていきたいと考えております。


◯都市整備部調整担当部長(高橋靖和君)  私から、空き家対策で空き家利活用を促進する協議会(仮称)についての規模と内容についてということで、お答えいたします。
 こちらにつきましては、空き家の利活用というところに重きを置いています。内容としましては、居住目的だけでなく、町会や自治会の組織、福祉団体等も含めまして、地域貢献に資する利活用を目的としてマッチングする制度の仕組みを考えております。
 構成員としましては、市、空き家のほうのNPO法人、また第三セクター、それとまた今、三鷹市で空き家等の協定で専門家団体と結んでいますので、その専門家団体のメンバーの方等を含めまして、約10人ぐらいを予定しています。まだこれからちょっといろいろと議論をして、構成員等、また人数等を確定していきたいと思います。また、必要に応じまして、三鷹市と今協定を進めています専門家団体への相談や、またアドバイザー派遣なども含めて考えていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  私からは、2050年ゼロカーボンシティ宣言の時期について、御説明させていただきます。私どもは、当初、地球温暖化対策実行計画の改定の中で、一つ一つ事業を積み上げながら、しっかりと取り組むというふうな認識でおりました。それが、昨年10月に三鷹市で開催されました「星空の街・あおぞらの街」全国大会、こちら、テーマを「100年後の地球〜今、私たちにできること〜」という形で掲げさせていただきまして、市民、事業者の皆様、行政も含めて、一体となって取り組んでいた、そういった中で、今後こういった機運の醸成というものも非常に大事であるということを認識いたしまして、今回、12月にゼロカーボンシティ宣言をさせていただいたという形になっております。
 以上です。


◯生活経済課長(立花省二君)  私からは、2点答弁をさせていただきたいと思います。
 1点目、倒産の事例を引いていただきまして、今後の経済対策についての御質問をいただきました。コロナ直後、国のほうでゼロゼロ融資等、大規模な資金の供給の施策が取られた関係もありまして、倒産の抑止については相当効果があったというふうに認識しているところでございます。
 ただ一方で、これらの返済等も今後始まるという情勢も見込まれているところでございまして、今後、そういったことも──経済状況が悪い状況の中で返済が始まるということで、マイナスの影響を受ける事業者は相当数いるというふうには認識しているところでございます。
 これに当たりまして、対策としましては、あっせんの要件緩和を9月まで延長するということも今回提案させていただきますとともに、事業者の収益、営業基盤をしっかり確保していただく施策のほうにも力を注ぎまして、商工会の補助金を通じて、事業改善に取り組む事業者の支援、そういったものを通じて、企業の経営の安定を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
 続きまして、産業プラザの購入に当たっての今後の大規模修繕等の経費の関係の御質問をいただきました。地下1階地上7階の大規模な建物でございますので、建設から23年が経過しているということで、一定の老朽化等も見込まれるところでございます。これまで、今現在所有をしている中小企業基盤整備機構、こちらでも中長期の修繕、どのようなものが必要かという計画を一旦まとめているものが直近でございます。これを参考にしますと、令和5年度以降、15年間でおよそ4億1,300万円程度の大規模修繕工事が必要というふうに見込まれているところでございます。
 主なものは、外壁の改修ですとか、受変電──キュービクル、こういったものの工事費がかかるということが見込まれているところでございます。ただ、この同時期に建てられました2期棟も今まちづくり三鷹が管理しておりますので、一体的な工事とか、そういった工夫をしながら効率的な対応をしていくと。あわせて、単年度でも、経常的な収支でも一定のプラスはありますので、そういったものを財源にしながら工事をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司君)  私のほうからは、地域防災計画改定に対する市民への周知について、どういった取組をということにお答えをさせていただきます。まず、今回のこの計画改定でございますけれども、昨年5月に東京都が新たな首都直下地震の被害想定というのを公表したということからスタートしている部分でございますけれども、さらに地域危険度調査、新しい調査の結果が公表されたりといった、計画の前提となる地震等の災害についての見直しがあったということが、まずきっかけになっております。
 それに伴いまして、今議会のほうにも審議をお願いしておりますけれども、防災会議条例も改正をしながら、検討いただく機関もちょっと多く入っていただいて、今回の計画の改定を進めていくということで、まずはこういった公助を中心とした取組をしっかり検討しながら、市民の方にも周知をしていくということも、まず一義的には取り組むということです。さらに、今回、その中でも市民の方々の自助であったり、共助であったりといったところについても、東京都のほうでもいろいろなタイムライン、今回の被害想定も出ていますので、皆さんにもしっかり自覚いただくような形の取組も必要ではないかというふうにも考えております。
 今回、昨年9月に防災NPOの組織も立ち上げましたので、そういった組織とも連携しながら、こういった普及啓発についてもしっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。
 私からは以上です。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。まず、牟礼地区の生活道路網なんですけど、市長が言うことは十分分かっていますし、前々からそれは言っているので、私もそういう地元の方との話合いも何度もしていますし、それは分かっているんですが、ただし危険なとこはやっぱり率先してやっていただかなくちゃいけないので、その点はお願いしたいということなんです。
 特に、前も言ったけど、人見街道とか、東八道路とか、三鷹台団地通りとかで、トライアングルの中は非常によくやっていただいているんだけど、その外周がちょっとやっぱり危険なところが多いんですよね。だから、そこをやってほしいということなんですよ。例えば、三鷹台団地通りというか、三鷹台の南側というのかな、要するに三鷹台通りの反対側の通りなんですけど、あそこは142号線というのかよく分からないけれども、そこにある道路が非常に危険、危ないということなんですよ。それで、特にこれは過去にはURさんにも協力していただいて、ここを全部5メートルにしたんです。それで最後の道だけは、危ないからということで6メートルにしてもらった。それで、やっていただいて、非常に地元の方は喜んでいました。なぜかというと、変則の十字路になっているんですね、先が全然見えないんですよ。ですから、今でもここは6メートルでも非常に危ない状況になっている。それで、その先の道路がやっぱり狭いので、過去にはそこで子どもが亡くなったりもしているんだけれども、そこは暗くて危ないので、そういう点もしっかりとやってもらいたい。
 特に反対側の道路は、牟礼五丁目から来る通りが非常に危ないんですよ。これは何で駄目かというと、やっぱり町会がなくなったこともあるのかもしれないけれども、今言った三鷹台団地通りから北側についてはよくやってもらっているけれども、それから逆の南側については、逆に非常に手が入ってない、夕方も薄暗くて危ない。それで、URさんにやっていただいたところは、1メートルあるから相当いいんですけど、それでも暗くて見にくい。あそこは、よく自転車と接触する方が出てきている。または、接触するような人が。だから、そういう点がちょっと気になっていて。
 それとあとは、今言ったように三鷹台団地に入る通りが、十字路みたいなところが何点かあるんだけど、図にあると思うんだけれども、そこは非常に危ないんです。要するに、十字路だからそのまま真っすぐ突っ切っちゃうんですよ。そうなると、やっぱり道路から車が来るから、そういう点が非常に危険なので、牟礼一丁目だけではなくて、二丁目も──まあ、二丁目は中組がやっているけれども、あと反対側の五丁目もやっぱりしっかりやってもらわないと、私は危ないかなと思うんだけど。
 その点、地域外のそういう安全対策について、当然、生活道路網の安全整備事業とかあるわけだから、そういうのでやっていただけると思うけれども、その点もしっかりやっていただきたいと思いますので、今後の考えを聞いておきたいと思います。
 それと、ゼロカーボンについては分かりました。醸成をしっかり養ってということで、うまい答弁をするなという感はありましたけど、そのとおりでしょうと思います。
 あと、産業プラザについてなんですけれども、産業プラザについては、二十三、四年たっていて、結局、今言った産業振興の拠点とか、起業とか、創業支援の拠点とかするわけだから──当然大切な災害時の対応もするわけなんだけど、これに対して、やっぱりその区割りをしたりとか、そういうのもかかるわけでしょう。今言ったのは、15年間で4億1,300万円と言ったのかな、年間でいうと約2,750万円ぐらい使うんだけれども。
 だけど、それではなくて、当初の改造というか、要するに区割りというか、そういうお金は大分かかると思うんだけど、要するに施設をいかに有効活用するかということを考えると、しっかりと区割りしなくては施設も十分機能しないから、そういう点についてどのぐらいかかるのか。というか、区割りの考え方というのもおかしいけれども、施設を使う考え方というのが基になって、中の改造があると思うんだけど、そういうものは考えていないんでしょうかということで、お聞きしておきたいと思います。
 それと、あと駅前なんだけれども、駅前については、昨日いただいたのをちょっと見させていただいて、例えば17ページとか18ページにある緑化推進整備事業ってあるんだけど、三鷹らしい緑を増やしますと。三鷹らしい緑って、私はどういう緑か分からないんだけど。それと、三鷹駅前の特性を生かした個々の緑化パターンを検討すると。それで、緑を育て、人々が集い、交流することで、緑とともににぎわいが広がるということなんですけれども。緑というものをどう考えているのか聞きたいんだけど、そのための樹種を今後考えていくということなんだけど、これは市長に聞きたいんだけど、樹種というのはどういうものを考えているのか。三鷹の木はイチョウとかケヤキなんだけど、どういう樹種を考えているのか。それで、その樹種がどうやって緑につながっていくのかということを聞きたいと思います。
 それと、倒産の件については分かりましたけども、やはり返済が始まるとなると非常に厳しいので、9月まで延期されたとしても、今の状況を見ると非常に物価高になっているから、その点をいかにクリアできるかというのが当然──要するに経営努力が一番必要なんだけれども、それだけでは十分機能しない部分があるので、今後、9月とは言わずにその後の支援も考えているのかどうか。要するに状況を見て判断するということになるのかどうか、その点を確認をしておきたいと思います。
 あと、さっきもちょっと言ったんだけど、一部聞き漏らしちゃったと思うんだけれども、これ代執行も簡略化してできるようになったということなんだけど、こういうことに対してもしっかり対応していくのかどうか。というのは、これ、地区によっては大分多いところがあるよね。例えば、ちょっと古い資料で悪いけれども、これ三鷹市がした調査で、平成29年、中原とか大沢とか井の頭がその当時は空き家が多かったんだけど、中にはちょっと危ないな、なんていうのもあると思うんだけど、そういう場合、三鷹市としては代執行なんかもしっかりと法律に従ってやっていくことも考えているのかどうか、そこを聞いておきたいと思います。
 取りあえず、そこまででお願いします。


◯市長(河村 孝君)  それでは、私のほうから幾つか御答弁させていただきます。まず、駅前再開発に関係して、緑って何を言っているのかという具体的な話だと思いますが、どういうイメージかということであります。樹種のことでいうと、個別に私、詳しく知らないんですけれども、まあ担当からも聞きましたけれども、アラカシとか、エノキとか、クロマツとか、いろいろなことがあります。そういうことを、私は個々に言っているというよりも、どちらかといえば、1つには、樹種のことでいうと、分かりやすいイメージでいうと、井の頭公園とか、あるいは北野の林みたいなところもありますけれども、そういう高木なものはそんなにたくさん植えられないだろうというふうには思っています。ですから、中木とか低木のところで、三鷹らしい、武蔵野の風景をイメージできるようなものが必要だというふうには思っています。
 それを通して、何度か御答弁させていただいていますけれども、森というのは1つの比喩的なものも含んでいまして、そういうものを1つの仕組みとして、仕掛けとして、景観として一部再生することによって──今かなり技術的なことが進んでいますから、重層化して、上が森的なものになるということもあり得るのではないかということで、「子どもの森」というふうに言っています。ですから、緑がいっぱいあればいいんじゃなくて、子どもがそこで遊べる──都心のほうでも今、出ているところもありますけれども、例えば子どもが昆虫を集めるとか、そういうところで小鳥、野鳥を見るとか、そういうふうな空間になる。また、あるいは子どもがそういうふうに自由に遊べることによって、子どもしか行けない場所もつくるかもしれない。そういうことをぜひ、いろいろな提案をして具体的に──今までにぎわいと緑の問題は別々な問題でありましたけれども。商店街でも、高度成長期には自分の商店の前に街路樹を置くこと自体嫌がってきたんですよ。そうではなくて、緑がいっぱいあるところもあって、初めてにぎわいも確保できる、そういう新しいまちづくりをしたい。今そういう方向で、きっと私以外にもそういうことを言っている方がたくさんいて、実は水面下ではそういう動きや流れができている。だから、URさんも含めて、地元の方も含めて、面白いじゃないかというふうなことになってきているのではないかというふうに思っています。
 樹種についてお聞きしたいのであれば、もちろん、今後そういうことを選定しながら選んでいく、そういうことが必要だというふうに思っていますが、またそういうことも、今並行して専門家の方の意見も聞き始めていますから、そういうことをまとめて、さらに具体化してお話をしたいというふうに思っています。
 牟礼の地域の外周、今の牟礼六丁目だけではなくて、その周辺のところにも生活道路の中に通過交通の車が入ってきて、それをどういうふうに制限するか、これは大きな問題であります。今、牟礼六丁目を中心に実験的にやっていますけれども、そういうことをしっかりと、お話にあるような部分も含めて、恐らく大規模的な交差点の改良等もしなければいけないということもありますから、これからの話だと思いますが、外環が通るとかいうふうになれば、そういったことをより警戒しなければいけませんから、しっかりと対応していくというふうに思っています。
 代執行の件は、特定空き家の手続で、簡略化も含めて出てくれば──当然代執行の話はより出てくると思います。今までもやろうとして、準備をしたりしていることもありましたが、今後大きな課題になってくるなというふうに思っています。
 私からは以上でございます。


◯副市長(馬男木賢一君)  産業プラザの1期棟の購入に関しましての再質問に御答弁させていただきます。
 まず、起業・創業支援の拠点整備等の配置についてですけれども、現在、産業プラザの1期棟の3階から6階までは、中小企業基盤整備機構が募集した、スタートアップを中心とした企業の方がいらっしゃいます。そういったことも含めて、それが、まちづくり三鷹が引き続き既得権益を侵すことのないように──引き続き地主さんとなるというような形になりますので、その後、どのような拠点整備がいいのかというのを話し合っていくことになろうかと思います。
 また、1期棟と2期棟の役割分担も、双方がまちづくり三鷹が管理するという形では、再編をする過程で支障がございますので、その中で災害時の停電の事業継続を可能とする設備等を配置していきたいということで、現在、話合いを進めている最中です。
 経費でございますけれども、この施政方針にもありますように、今回、1期棟を購入する際に活用しようと思っております東京都の補助金、地域産業活力創出支援事業費補助金、これを6年度以降も使いますので、3年間の計画になっておりますので、改装等につきましてはこの補助金を使えるということで考えております。
 なお、先ほどの答弁の中で、15年間の長期計画として4億円余の長期改修費がかかるということで申し上げましたけれども、この中で、基本的にはまちづくり三鷹が管理運営を市から委託されている施設、例えば牟礼の研究開発センター、あるいは駅前周辺地区、コミュニティ・センターの駐車場等につきましては、まちづくり三鷹が修繕費の半額を出すという従前からの考え方がございます。そういう意味では、この4億円の半分はまちづくり三鷹において負担するという方向で検討させておりますので、経費につきましても極力圧縮するように、市の支出を減らすようにということで考えております。
 以上です。


◯委員(石井良司君)  それでは、再々質問、何点かさせてもらいます。まず駅前なんだけど、駅前というのは森だ、緑だって言ってるんだから、やっぱりその基本は僕は樹木だと思うんだよね。そのぐらいしっかり、もうちょっと市長自身も勉強してもらわないと私は困るなと思う。要するに、木には確かにいろいろな種類がありますよ、落葉樹とか広葉樹とか。また、それによってすごく管理が面倒なんですよ。落葉樹なんて、しょっちゅう下を掃いたりなんかして大変ですよ。それで、伸びるし、そういうこともあるし。
 だから、そうしたら、よくネットワークをつくるというけど、道路に要するに樹木を植えるって言うけど、その樹木だってしっかり考えていかないと。今だって、イチョウが植わっているけど、清掃が大変じゃないですか。だから、そういうこともしっかり考えてもらわないと。考えてからこういうことを言ってもらわないと、ただ森をつくればいいっていう問題じゃないと思うんだよ。だから、そういう研究とは言わない、勉強ぐらいしてから言ってほしいなという思いもちょっとあったりします。
 それで、ネットワーク化するということなんだけど、低木か中木かといったって、結局上に伸びちゃうんですよ。伸びて、葉っぱはたくさんつくるし、本当、管理は大変。三鷹市の資料があるんだけど、それを見ると、これは都道と市道なんだけど、植木、何本植わっているか知っていますか。分からないでしょう。これ、すごくあるんですよ。落葉樹だけでも3,098本だって、それで常緑樹が905本もある。その中で何が一番多いかというと、やっぱりイチョウなんです。市の木だからだと思うんだけど──東京都もそうだけどね。
 それで、市道のほうが多いんですよ、1,822本。都道が1,276本。イチョウの次に多いのがハナミズキ、これ確かにきれいだよね。それと、その次に多いのが桜という順番なんですよ。本数が100本とか200本というクラスになると、まだたくさん出てくるけれども、そういうものの色合いとか配置を当然いろいろ考えていると思うんだよ、優秀な市長だから。だけど、どういう木を植えて、そういうルートをつくっていく、ネットワークをつくっていくかということぐらいしっかり考えてから、こういうのを発想してほしいなという気持ちはあります。
 それで、常緑樹を見ると一番多いのがクスノキ。要するに、さっき言った森なんかに生えているクスノキ、それとシラカシとかね。それでも、やっぱりクスノキなんか411本、シラカシが126本。ちょっと変わっているのが、これは3位に入っているのが、びっくりしたんだけどヤマモモなんですよ。これが3位に入っている。これが、市道と都道に生えている、これでもう7割以上の木なんですよ。
 ネットワークもいいですよ、森もいいですよ。だから、そういうところはしっかり考えてから私は言ってほしいと思う。森はつくります、そして樹木は何を考えているか分からないじゃ、僕はちょっとそれは違うなと思う。もう少し突っ込んで考えてほしいなと思う。要するにそれで、今言ったように、「子どもの森」も、小さな森のネットワークというのも、一体化して管理するわけじゃないですか。だから、そういうものは、やっぱり樹木によって変わっていくんだから、そういうものはしっかり自分で、そういう妄想か構想か分からないけど、持っているんだったら、しっかりとそれは考えてほしいなと思う。管理費もかかるんだから。
 管理費といったら、これ、木は成長するから、毎年増えていくんだから。だから、そういうこともしっかり考えていただきたいなと思うんだけど、その点についての考えを聞いていいのかな。
 それと、あとは牟礼のことについてちょっと聞きたいなと思うんだけれども。牟礼については、図面はそこにあると思うんだけど、夕暮れ時の三鷹台団地、要するにさっき言った南側なんだけど、それ142号というのかどうか分からないんだけど、要するに大盛寺さんと墓地の間の暗くて狭隘な道路、さっき言ったURさんに道を6メートルにしてもらったところのずっと先の道なんだけど、そこが非常に危険なんですよ。だから、そこについてはしっかりと何らかの対応をしてもらいたい。それで、大盛寺さんに言えば、一部土地の提供をいただけるのかなと思う気持ちもあるんですけど、そういう点についてやはり考えていただきたい、道路の拡幅ですよね。
 それとあと、ちょっと暗い。一般質問でも質問したんだけど、自転車とか電動アシスト自転車がよく通る。割とあれ、夕方でも平気でスピードを出してくる方は多いんだよね。中には当然、ライトをつけていない方もいらっしゃるから本当に危ない。特に僕なんか、こういう黒っぽい服装だと、よくぶつかられそうになる。そういうことで、そういう点も考えながら注意をいただきたいなと思う。
 あまりしゃべっちゃうと、市長がしゃべりたそうだから、ちょっと時間を残します。取りあえずそれだけ。


◯市長(河村 孝君)  樹種をどうするかとか、個別の問題というのは、私がこの木がいいとか、あの木がいいとかいうふうに言うと、全てそれで決まっちゃいますから、そういうふうにあえて言わないんですよ。自分のいろいろな、例えば直面して現実的に見ている話と、それと実際に政策としてどうするかというのは違う次元の話ですから、私自身がどういうふうに、この木、例えば今お話があったような──クヌギもそうですけど、桜がいいとか、シラカシがいいとか、ヤマザクラがいいとか、そういう話をし始めてもしようがないじゃないですか。それよりも、事例でいうと、武蔵野の森、原風景、それをどういうふうに復活させるかということが大きな課題であるというふうに言っているわけです。
 今お話のあった街路樹、たくさんある。それは3,000本か4,000本か分かりませんけれども、そういう話であるということは、私ももちろん道を毎日歩いていますから分かりますけれども。その街路樹が、じゃあ、何でそんなふうに増えてきたか、何でそういうふうに手間がいろいろかかるのにもかかわらず、今、都市の中で一番注目されてきているのかということも、やっぱり理解していただきたいというふうに思います。それは、管理する上で落ち葉の対策が大変だということは、昔から農家の方たち、庭にたくさん木があって、それが庭だけじゃなくて道にもいろいろ落ちて、それを掃いていらっしゃる。本当にそういうことを通して維持されている部分もあるということは知っています。大変なことも分かりますよ。ただ、もう一つ、いろいろな成功例もある。経費等がどういうふうにかかるかということを考えていかなければいけませんけれども、成功例でいうと、やっぱりそれを楽しむことが、落ち葉を掃いたり集めたりすることを含めて、NPOの活動、あるいは子どもたちと一緒になってそれを集めることによってまちをつくっていく。そういう認識を持ってもらうということも含めて、様々な方法論があるだろうというふうに思っています。
 まちは現金だけで動いていない。もちろん、それを仕事として現金で動く部分もありますけれども、同時に、見えない、そういうボランティアの人だとか、子どもたちの遊びとか、そういういろいろな形で維持されているということも、もう一方を見ていかなければいけない。だから、防災NPOをつくったように、まさにそういうまちづくりのNPOをさらにもっともっとつくっていく、そういうふうにしたいという声もしょっちゅう来ていますよ。
 違うところではやっぱり、そういうものを楽しみたい、まちのファンになりたいという人の圧力もすごくあるんですよ。ですから、そういうことを私どもは積極的に応援していって、このまち、再開発を通して、単純に再開発ではなくて、それをきっかけにまちを楽しむ、まちを面白くしよう、そういう人たちをつくっていくことが必要だというふうに思っています。これは妄想ではなくて、本当にそういう話が来ているということを皆さんに御紹介して、私からは終わりたいと思います。
 まだ時間はありますよ。どうぞ。
                (「委員長」と呼ぶ者あり)


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  牟礼地区の地域外のところにつきましても、危険な箇所につきましては現地を確認させていただきまして、それぞれ状況を踏まえまして、例えば暗いということであれば、照明の問題ですとか、また交通安全対策、そういったものをしっかりやっていきたいと思います。また、自転車対策については、啓発といったソフト面の対策、こういったものも併せて行ってまいりたいと思います。
 いずれにしましても、全体的な道路のネットワーク、こういったものをしっかりつくっていくことが通過交通への対策にもなっていきますので、そういう取組を全体的な取組として進めていければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。牟礼の生活道路緊急安全対策については大体分かりました。場合によっては地元の方に理解をいただく中で、道路の拡幅とか一方通行化ができることを期待しているところであります。
 あと、まちづくりについては、ちょっと私の質問と市長の答弁が何か合っていないように思えたんだけど、結局、緑の基本はやっぱり樹木だと思うよ、市長が前から言っているのは、森だってそうなんだから。だから、そこはしっかりとどういう樹木を考えているかぐらい、僕はしっかり頭の中に入っているのかなという思いがあったので聞いたんだけど、緑の基本である樹木がまだ入っていないようだから、ちょっと危惧するところでもあります。やはり、しっかりと考えていただかなくちゃいけない。そして、やはり森というのは、にぎわいは来ないわけだから、その点は違うと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了します。
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◯委員長(宍戸治重君)  休憩します。
                  午前10時42分 休憩


                  午前10時58分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
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◯委員長(宍戸治重君)  次に、公明党。


◯委員(粕谷 稔君)  それでは、よろしくお願いいたします。最初に、衛生費、235ページの休日・夜間診療所・薬局事業費でございます。先日、待望のオープンのセレモニーというか、内覧会にも参加をさせていただきました。
 そこでちょっと1点、質問なんですが、当日、見学をさせていただいたときに、あそこの施設は旧保健センターの跡地ということで認識されているという前提なんだとは思うんですけれども、比較的、今新しい市民の方もいらっしゃって、あそこに保健センターがあったということを認識されない方も多いかと思うんです。やはり、看板等、たどり着きやすさという視点が重要かと思うんですが、今後の改善に向けた取組というのは、現状どのように進められているのかをお伺いをしたいと思います。
 続きまして、予算概要に戻りますが、95ページ、若者と女性の健康づくり推進事業ということで、思春期のお子さんと女性に対する、記載では健診等の勧奨なのかなという気がするんですが、あと不妊とか不育に関する相談事業ということで、今回事業を進めていただくということなんですが。あわせて、予算書のほうの245ページに若年一般健康診査とか、がん検診関係費というところでも、ちょっと関連をしてお伺いをしたいと思うんです。
 今回、この思春期ということに対しては、センシティブな時期でもありますので、非常に有意義かというふうに思っております。今回のこのパンフレット作成ということですが、対象というのはどの年齢とか、どのようにお考えなのか。
 あと、私もちょっと従前から取組をさせていただいておりますけど、若者とか女性、思春期という部分では、やっぱりAYA世代という部分だと思いますけど、こうした特化した情報の発信ということも非常に重要ではないのかなという気がいたしますので、その辺の御所見をお伺いをできればと思います。
 続きまして、249ページです。乳幼児等予防接種事業費でございます。子育てのアプリで、本当にここに記載されているだけでもいっぱいの予防接種というか、小さいお子さんをお抱えのお母さん方は管理が大変だということを従前から伺っております。今、子育てアプリの普及によって、この管理が大分楽になったというお声もいただいたんですが、最近の状況として何か新しい課題というものがあるのか、またお母さん方は本当に順調にこうしたお子さんの予防接種管理ができているのかという御認識をちょっとお伺いできればと思います。
 続きまして、予算概要の96ページ、HPVワクチン接種の実施についてなんですが、今回、9価HPVワクチンも追加をされたということで、周知というか、大変重要かと思います。当該年度、この事業をどのように進められていくのかと、あと9価が追加になったということ、検討するということも、対象者となる方がしっかりと考えられるようなことが必要だと思いますので、当該年度どのように取組を進めていかれるのか、お伺いをしたいと思います。
 ちょっと戻りまして、衛生費の237ページの事項5.災害時医薬品備蓄管理関係費でございます。従前より市内の製薬会社もございますし、そうした意味では災害時の医薬品の備蓄というのは、市民の1人としては安心をしているところではあるんですけれども、ここ数年コロナ感染症とか、新たな視点という部分があろうかと思います。そうした部分での、市と当該の製薬会社、薬剤師会の先生、医師会の先生方との連携の状況等、コロナを考慮した取組についてお伺いをしたいと思います。
 続きまして、労働費ですが、263ページの事項8.就職氷河期世代のための就労支援事業費でございます。本当に将来、2040年ですかね、肩車社会を目指していく中では、この就職氷河期の世代の方々がやっぱり支え手のほうに回っていただくということが非常に重要かと思います。この事業の課題とか成果、そしてフォロー体制というか、継続的に関わっていくことが大変なのではないのかなという気がしますので、その辺の御所見についてお伺いをしたいと思います。
 続きまして、農林費でございますが、ちょっと視点を変えて、農産物のほうは力を入れていただいていることに敬意を表したいなというふうに思います。その上で、267ページの事項9.農作物獣害防止対策事業費でございます。被害の状況というのは、従前ちょっとお伺いしたことがあるんですけれども、やはり野生動物ですので、市独自というよりも──動物なので市の中で活動しているというか、市民ではないので、市境とか、そうした部分の動きがあろうかと思います。また、近隣との連携とか、農産物被害の状況の推移という部分も踏まえて、この事業は継続性の決断とかということがあろうかと思いますが、そうした御視点でのお考えを伺いたいと思います。
 続きまして、商工費に入らせていただきます。そもそも論なんですが、現状、三鷹市として市内の商業の中心拠点となります商工会館、多分──市役所もそうですけど、商工会館もかなり経年劣化とか課題があろうかと思います。今後の商工会館の方向性、建て替えとか、そういう部分を市としてどのように関与、ないし商工会との連携を図られているのか、伺いたいと思います。
 続きまして、269ページの事項3.公衆浴場の助成事業でございます。今、本当にコロナ禍で、お風呂券とかもできなかった時期があろうかと思いますし、あと従前もちょっと僕、提案をさせていただいたことがあるんですけど、やはり日本独特の公衆浴場の文化というのが外国人にとって大きな魅力になるとか、インバウンドにも活用できるのかなと。また、介護予防とか、大事な健康に資する地域資源だと思うんですけれども、これからは──従前、公衆浴場がなくなってきたという経過をたどっていると思うんですが、これ以上なくさないような支援ということが重要ではないのかなという気がします。そうした御所見についてお伺いをしたいと思います。
 あと、これ、ちょっとここに当てはまるかどうか分からないんですが、事項4の買物環境整備事業費でございます。今、御協力をいただいて市内で移動スーパー等が回っていただいているんですけど、やはり日々需要というか、ここにも来てもらいたいなというお声をちょっと市民の皆様からいただいたりとかするんですが、こうした部分の司令塔というか、どのように今後、拡充等、新たな巡回地点を増やしていくのかというところもちょっとお伺いをしたいと思います。
 続きまして、271ページの事項14.さくら通り駐車場関係費でございます。ちょっとこれは借地料という形で料金記載がされているんですけど、付随をしまして、私も市の駅周辺でイベントがあったときには駅周辺で買物をするように心がけてはいるんですけど、このさくら通りの駐車場の割引サービスというか提携サービス、これが1店舗3,000円だったという気がするんですけど、あの周辺で1店舗3,000円で買物をするというのはなかなかハードルが高いし、片やちょっと近隣の京王線側のデパートなんかは、カードを持っていれば1時間無料で買物ができたりというようなことがあったりとかするので、にぎわいの創出という部分では、もうちょっとこの料金形態の見直しとか、提携サービスの見直しをするべきではないのかなという気がしますので、その辺の御所見を、そもそも論ですけど、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、土木費、277ページの事項6.道路パトロール事業費です。近隣でも、このアプリを活用して、市民から道路の例えば傷んでいる状況とか、通報システムというのを導入されている自治体が増えているかと思うんですが、三鷹市の今後の方向性についてお伺いをしたいと思います。
 続きまして、同じく土木費で、飛びまして287ページの事項9.自転車安全利用推進事業費でございます。今回の定例会でも、ヘルメットの着用等、いろいろお伺いをしてまいったわけですけれども、やはり、いただく声の中には自転車のマナーの悪さという声がやっぱり後を絶たない状況がございます。私も、朝、見守りをさせていただいている中で、やはり成人の男性というか女性というか、ああいうレベルが一番やっぱり悪いのかなという気がしております。
 そうした部分では、しっかりと取締りをしてほしいというようなお声があります。三鷹市と警察との連携の状況とか、取組の実施状況等、成果について御所見があれば、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、飛びますが、土木費の297ページ、これ事項4になると思うんですが、野川流域自然環境保全事業費でございます。もちろん、河川ですので、例えば三鷹市の野川の風景と、調布、狛江の野川の風景というのは全然違うのではあるんですけど、この樹木の管理においては、結構、数年来、野川が氾濫の危機とか、そういうことを経て、かなり太い樹木も河川ぎりぎりに生い茂ったりとかしているんですけど、伐採されるときには、基本的には低層という部分の伐採が目立っているなという気がするんです。
 あと、隣接してお住まいの方からは、やはり今シーズン真っただ中ですけど、ブタクサとか、そういう部分での花粉症に悩んでいらっしゃって、ぜひともきれいに伐採してほしいというようなお声をいただく機会もございます。こうした部分での、三鷹市と東京都の連携の状況と、基本的なお考えについて改めてお伺いをしたいと思います。まず、その点お願いいたします。


◯市長(河村 孝君)  私から、商工会館の経年劣化、建て替え等の話について、商工会とはどんなふうな話をしているかということをお話ししますと、建て替えについて、商工会のほうも認識しています。ただ、商工会のメンバーの皆さんによる寄附で建設ができたという経過もあって、どういうふうにすればいいのか、まだそういう意味では具体的な案が固まっていない段階ではあります。
 以前、後ろ側にあるJAさんの駐車場と一体的にできないかというような話をしたこともありますけれども、JAさんがいろいろな業務の、言わば金融機関の視点からの国の制限をかなり受けていて、そういう形で大きくビルを造り直すみたいなことはできないという話を、最終的に今は聞いている段階であります。そうすると、商工会単独でどういうふうな形ができるか、単独で造り変えるということを前提として考え始めているというようなことを聞いています。
 もちろん、具体的に1つの、スケジュールに乗ってくれば、市としても協力するような形に当然なろうかと思っています。エレベーターもないですしね。そういう意味では、普通の問題だけでもかなりクリアしなければいけないところがたくさんあるので、今後大きな課題になるというふうに思っています。私としては、この駅前の再開発の一体の事業の中でぜひ具体化していただきたいなというふうに思っていますので、一定のことは考えていきたいというふうに思っているところでございます。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  私から4点、休日診療所、乳幼児の予防接種、HPV、それから災害時の医療薬品についてお答えさせていただきます。
 まず、休日診療所でございますが、3月5日にオープンをいたしまして、3月5日、また12日──日曜日2回ありまして、あと平日の夜間もございました。現地で実際に従事している方の横で確認いたしましたところ、新しく場所が変わったことを御存じですかということを電話で確認したところ、ほとんどの方が知っているということでございました。ただ、入り口がちょっとシルバー人材センターとの間から入るところが分かりづらいとかということもございますので、その辺については、看板を増設する等の対応はしていきたいというふうに考えております。
 それから、乳幼児の予防接種でございますが、管理ができているかどうかということでいくと、おおむねほとんどの方が管理していただいているかと思います。子育てガイド等でもスケジュールを示すなど、アプリ以外にもしているところです。ただ、管理が難しい場合については、多分予防接種以外のところでもなかなかちょっと子育ての困難さというのも抱えていらっしゃる場合もあるかと思っておりますので、その辺は面接等の中でも十分に確認をしていきたいというふうに思っております。
 それからHPVの周知の方法でございます。市報、ホームページでもちろん周知はいたしますが、それ以外に、既に予診票を送っているけれどもまだ接種が完了していない方については、今回、9価も対象となったということを全員に文書で送らせていただきたいというふうに考えております。今、厚生労働省がパンフレットを改訂で作成中でございますので、そのパンフレットも同封して、案内していきたいというふうに考えております。
 それから、災害時の医薬品ということですが、今回コロナのこともありまして、救護所、避難所等についての感染対策の物品も追加して配置をしているところでございますが、それらに当たりましては、薬剤師会と意見交換もし、適正な物品を選定して、また防災の小委員会で五師会の皆さんとも意見交換をして、これでいいかというようなことを一緒に検討しながら配置をしているところでございます。
 私からは以上です。


◯保健サービス担当課長(小島美保さん)  私からは2点、答弁させていただきます。
 思春期の子どもに向けたパンフレットの対象は、どれぐらいの方を目指しているのかということと、あとAYA世代に向けた若者に対する健康の啓発についてどのように考えているかということの御質問にお答えいたします。
 パンフレットのことにつきましては、現在、対象をここというふうに絞っているわけではございません。ただ、小学校、それから中学校の養護教諭の先生方と、今、現状の把握に努めているところです。これから高校や大学とも連携をしながら情報交換をする中で、どのターゲットにどんなパンフレットを作っていくかということは、今から検討をしていきたいというふうに思っております。
 あと、若い世代への啓発についてでございます。若い方たちと私たちが接点を持つということはなかなか難しいというのが現状でございます。つきましては、市内にあります大学の方々と今、検討会をする時間を持っておりまして、どんなふうに若者にこの情報を届けていくかということについても検討を重ねております。ただ、やっぱり厚生労働省などは、若者に分かりやすい情報発信をかなり細かくしておりますので、こうしたところにアクセスできるような方法をいろいろと考えていきたいなというふうに考えております。あと、若者が集まる場所を、例えば三鷹の日であるとか、商工会であるとか、そういったところに私たちが出向いて情報発信することも検討しております。
 私からは以上です。


◯生活経済課長(立花省二君)  幾つか質問をいただきまして、順次お答えをいたします。
 まず、労働費の関係で、就職氷河期世代に向けた事業の関係で御質問をいただきました。こちらの支援事業につきましては、三鷹市は令和3年度から取組を始めたところでございます。今年度も取組をしている中で、正職に就いていただいた事例が4人ございました。40代お1人、50代3人ということで、一定の成果を出しているところでございます。
 ただ一方で、取組の中で、やはり一番最初の周知、リーチの部分でなかなか難しさがあって、届いているかどうかあれなんですが、やっぱりなかなか外に出にくい方々がかなりいらっしゃいますので、そういった方により積極的に関わって、まず参加してもらうということが必要かなというふうに考えております。
 それと、委員御指摘もありましたとおり、その後の伴走型でいかに継続してこの事業に参加して、関わってもらえるかというところが非常に重要になってきます。一番最初に出てきていただいた後、やはり最後の就職活動のところまでなかなか続かないという方がいらっしゃいます。そこに、やはりアプローチをして、事業に継続的に参加していただくということが、まず重要というふうに考えておるところでございます。
 続きまして、公衆浴場の関係でございます。今、市内には4つの浴場がありますが、この間、コロナで燃料費高騰等、非常にダメージを受けているところでございます。令和5年度以降も、設備改修等の支援を引き続き行いつつ、やはり利用者の増を図っていくということが非常に重要かなというふうに考えております。今年度から、浴場の組合で開催しておりますイベント湯なんかもホームページ等で広報しているんですけれども、今委員御指摘のような、海外の方とか、そういった方の利用というのも今後可能性はあるのかなというところもありますので、観光の分野とかとも連携しながら広報していくということもやってみたいなというふうに思ったところでございます。
 続きまして、買物環境の関係で、移動スーパーの関係で御質問をいただきました。こちら、民間の事業者が行っている移動スーパーの活動を支援する取組をしながら、特に都営住宅等の場所とかを借りるような手続、こういったところで支援をしながら、最終的には、今の最新の状況では、週5日、大沢方面や北野等の地域を回っていただくような形になっております。今後の会場、要望がございましたら、やはりそれは実際に今行っている移動スーパーの事業者等とも連携しながら、利用しやすい体制というのを検討していきたいというふうに考えております。
 最後に、さくら通り駐車場についての御質問をいただきました。さくら通り、駅前の商業振興の機能として非常に重要な施設というふうに認識しているところでございます。割引サービス等、駅前のお店と連携して行っているところは承知しているところですけれども、今御指摘のような利用のしやすさみたいなところ、満車になっている時間帯も相当あるようには聞いてはいるんですけれども、利用のしやすさについて、改めて確認をしていきたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  私は農作物の獣害被害防止についてお答えします。御存じのとおり、野生の動物の農作物被害ですけれども、野生動物といえども鳥獣保護法等のため、やたらめったら捕獲とか殺処分はできないということになっております。現在、三鷹市として許可を受けまして、農協さんに委託する形で、捕獲と防護柵の設置等の取組をしているところでございます。
 近隣市との連携ですけれども、このように市として取り組んでいる自治体は、近隣市では三鷹だけになっておりますので、我々としましては、農業委員会の会長とか事務局長が集まる会議が頻繁に行われますので、そのときに我々の経験を各市にお伝えをして、対策等を取り組んでいただきたいといって進めているところでございます。
 ただ、我々といたしましても、平成30年からこの取組を行っておりますが、当初は10頭以上捕獲をできていたんですが、最近は、特に今年度はまだ1頭ということで、この原因をいろいろ専門家に聞いたりしたんですけれども、要は当初は、おばかな若い害獣がかなり捕れたということなんでしょうけど、今はもうそういうのは全部取り尽くされてしまって、結構賢いものたちだけが残っているので、なかなかそう簡単なわなには引っかからないんじゃないかというような形で見解をいただいております。
 以上です。


◯道路管理課長(山中俊介君)  私からは、アプリを活用した道路陥没等の情報を受けるサービスについてお答えいたします。近年、多くの市でそういったシステムを導入しているということについては把握しているところです。それで、インターネット上で情報を見る限りでは、場所の特定が素早くできるというメリットについては非常に理解しているところなんですけれども、実際にこのシステムを構築して運用費用がかかるということと、見えない中でのデメリット等も発生していると思いますので、そういったものを導入済みの自治体にヒアリングを行って、費用対効果を検証しながら今後研究していきたいというふうに考えております。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  私からは、自転車の交通安全についてお答えいたします。まず、全国的にも昨年の10月の末より自転車の取締りの強化が始まっております。三鷹警察署におきましても、同様にこの取締りは強化されておりまして、特に警視庁管内、つまり都内の警察署の中でも積極的にこの取組は行われているというふうには聞いております。さらに、自転車だけではなく、自動車の通行に関しましても、毎週重点の場所を変えながら対応されているというふうに聞いております。
 また、取締りについては、警察が行っているところではございますけれども、キャンペーン、また日々の啓発等に関しましては、市も連携を取りながら、また職員も参加させていただきながら実施するなど、交通安全の推進に関しては積極的に取り組んでいるところでございます。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  私は、野川の樹木に関してお答えさせていただきます。野川の河川内につきましては東京都の管理になりまして、遊歩道は市で管理している部分がございます。東京都へは、毎年要望活動の中で樹木等の適切な維持管理を要望しているところでございます。市民の方は、どこを東京都が管理している、市が管理しているというのはちょっと分からない部分もございまして、東京都へ要望したり、市に要望したりしていただいているものですから、その都度、情報交換しながら、都と市で対応しているところでございます。個別の樹木、伐採してほしいということに関しましては、要望者と現地でお会いして、丁寧に対応させていただいたり、そういったことをさせていただいているところでございます。
 私からは以上になります。


◯委員(粕谷 稔君)  多岐にわたる御答弁ありがとうございます。鳥獣のことはよく分かりました。賢いのが残っているということで。でも、やっぱり三鷹市で農業で頑張っていらっしゃる方がいるという、これは証明にもなる、三鷹市だけがこの事業をやっているということは、やっぱりそれだけすごいことなんだろうなということを今つくづく感じました。また、全て一網打尽に殺せという視点ではないんですけれども、この鳥獣被害に関しましては、また丁寧に進めていっていただければと思います。
 あと、さくら通りの件に御答弁いただきました。先日も代表質疑で、駅周辺のにぎわいの創出という部分では、やっぱりいかにお得感というか、じゃあ、ちょっと三鷹に行ってみようかなというふうに思っていただけるようなきっかけの1つが、やっぱりこうした連携サービスだったりとかをしているかだと思いますので、ぜひ役所の視点ではなくて──もちろん収益を上げなきゃいけないということは分かるんですけれども、市民目線でより使いやすい、もっと行ってみようかなと思っていただけるような制度設計、料金設定が重要だと思いますので、よろしくお願いいたします。
 今、聞き忘れたことを2点ほどお伺いをしたいと思います。衛生費の255ページの事項14.公衆トイレ維持管理費、多分ここだと思うんですが、なかなか自分でも調べて分からなかったんですけど、この定例会の中でも、三鷹の今回の議案の中でも、デッキの再整備というか改修のこととかが上がっていたり、バリアフリーのことが話題となったりとかしているんですけど、駅前の交番の横にある公衆トイレなんですが、これ多分、管理は三鷹市なのではないのかなという気がいたしますけれども、男性のトイレが急な階段を上がっていって2階に位置していて、周りは一生懸命バリアフリーの取組を進めているのに、何かあそこだけ取り残されているかなという気がします。下水というか、管の関係とか、いろいろあるかと思うんですけれども。片や、そうはいっても非常にきれいに管理をしていただいているなというのをすごく感じたところなんです。ただ、タクシーの運転手さんの中にも、結構、お体が不自由でタクシーの運転手をやっていらっしゃる方から、あそこのトイレを使うときに、やっぱり階段を上っていって大変なんだというお声を以前お伺いしたことがございます。今後の方向性について、ちょっとお伺いをしたいと思います。
 あともう一点なんですが、先ほど来、カーボンニュートラルとか地球温暖化防止の取組ということが議論、質疑もされてまいりました。そもそも論でちょっとお伺いをしたいんですけれども、今後、庁舎として、やっぱりどんどんペーパーレス化をしていかなければいけないのではないのかなということを常々考えてはおります。ちょっとこの予算の中にはないんですけれども、根本の考え方として、当該年度以降、三鷹市役所でのペーパーレス化の取組という部分はどのようなお考えで進めていかれるのか、再度ちょっとこれをお伺いしたいと思います。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  三鷹駅南口の公衆トイレ、確かに2階が男性ということで、あれは平成5年5月に竣工しております。令和元年度に洋式化の工事などはしたんですけれども、確かにバリアフリーという意味では、そういった点はないかなというふうに思いますので、ちょっと今後、すぐにあそこのトイレを改善するというのは難しいと思いますが、検討していきたいと思います。
 以上です。


◯市長(河村 孝君)  今のカーボンニュートラル化、庁舎でのペーパーレス化という話でありますけれども、今回の予算の中で、庁舎のフリーアドレス化の一部の実験をしようとしています。これは、民間のかなり先進的なオフィスを見学した際に、そういうフリーアドレス化の、つまりIT化を積極的にやっていくとですね──実質的に三鷹でも、文書とか、いろいろなことのまさにペーパーレス化が進んだわけでありますけれども。そういう先進的なオフィスの空間をつくって、そこで同時に、自動的にというのかな、ペーパーレス化が進む。ごみ箱みたいなものを見せていただきましたけれども、コピー機の横にまさにそういうものがあるんですけれども、全然使われていないそうです、用意はしているけれども。みたいなことがありますので、そういう実験の中で、ぜひ御指摘の点なども追求してみたいなというふうに思っています。


◯副市長(馬男木賢一君)  さくら通り駐車場の関係につきまして、御答弁させていただきます。当該駐車場につきましては、まちづくり三鷹の重要な、最大の収入源でございまして、そういう意味ではあれなんですけれども、御指摘のありました提携サービス、あるいは料金の見直し、これについてはしっかりとやっていきたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。ちょっと多岐にわたって、予算書に見つけられないようなお考えも市長からお伺いすることができました。ありがとうございます。
 あと、ちょっと1点、これ最後、答弁は要らないんですけれども、今、駅の公衆トイレのことをちょっと触れさせていただいて、バリアフリー化のこともずっといろいろな同僚議員から聞いておりますので、1点だけ。まだまだ三鷹の駅、降りたときにバス路線のサインがすごく見にくいなという気がいたしますので、サインのこととか、いろいろ今回予算が出ておりますけれども、今後ぜひ御検討いただければと思いまして、要望させていただきまして、終わらせていただきます。
 ありがとうございます。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、衛生費からお願いいたします。まず、243ページ、事項22.成人歯科健康診査事業費でございます。成人歯科健康診査については、歯科医師会からも切れ目のない歯科医療の必要性の声をいただいていると思いますけれども、対象年齢を18歳からとし、認知症にも大きく影響を及ぼすとされていることから、75歳以降にも拡充すべきと考えますが、市は国の動向を踏まえて検討するとしていますけれども、現在、国はその必要性をどのように捉えているのか、お聞きいたしたいと思います。
 また、中学校を卒業すると、歯の痛みや虫歯が見つからないと、なかなか歯医者さんに行くことが少なくなると考えます。成人の8割が歯槽膿漏とのことであり、定期的な検診の周知をさらに進め、治療に結びつけるべきと考えますが、どのような取組が必要とお考えでしょうか、併せてお聞きいたします。
 また、口腔がん検診については、歯科医師会による愛歯のつどいでの共催事業として取り組んでいただいておりますが、口腔がん検診を市の事業とするなど、さらなる支援も必要と考えますが、御所見をお聞きいたします。
 続きまして、245ページ、事項28.がん検診関係費についてお聞きいたします。乳がん、子宮頸がん検診については受診率が向上しつつありますが、いま一歩、なかなか伸びない、頭打ちの感じもございます。効率的かつ効果的に受診率を向上するための医師会との検討はどのように進められているのか、また当該年度はどのように実施をされていくのか、お聞きいたします。
 また、胃がんリスク検診も対象年齢の75歳までの拡充と、中学生を含む若年層に対するピロリ菌検診の必要性を医師会からも要望されておりますが、現状の国の動向及び検討状況をどのように捉えられているのか、併せてお聞きいたします。
 続きまして、予算概要92ページ、新型コロナウイルス感染症対策の推進を一括してお聞きいたします。現在は感染者も減少傾向にあります。全く油断のできない状況が続いている中でありますが、マスクは個人の判断による、また2類から5類に変わろうとしている中で、行政においては的確に柔軟な対応が必要と考えます。自宅療養者と医療支援事業は、重篤になる可能性が高い高齢者や基礎疾患のある方への事前の周知や対応の仕方を行う必要があると考えます。どのようにお考えか、お伺いいたします。
 また、自宅療養者への支援は、特に感染爆発になった昨年は非常に効果があって、喜ばれた事業となりましたが、罹患通知は保健所からのものが多いのか、また本人からの申出が多かったのか、どちらが多かったのか、お聞きいたします。また、それを踏まえた今後の対応についての新たな取組について、お考えをお聞きいたします。
 続きまして、249ページ、事項4.先天性風しん症候群対策予防接種事業費についてお聞きいたします。風疹の追加的対策については、2018年7月以降、特に大都市圏を中心に風疹の患者数が増大したことを受け、風疹の感染を防止するために、2022年3月31日までの間に限り、これまで風疹に係る予防接種を公的に受ける機会がなかった男性を対象とした風疹の追加的対策を実施されています。
 本対策の対象者の抗体保有率は、2021年7月までに85%、2022年3月までに90%に引き上げるという当初の目標の達成が困難であることから、風疹の追加的対策の目標の期限の2025年3月末までの延長が承認されました。三鷹市として、これまでの目標達成に向けてどのように取り組んできたのか、お伺いいたします。また、これまでも広報やホームページによる周知をされてきたかと考えますが、目標達成に向けて、今後の新たな取組をどのようにされていくのか、お聞かせください。
 続きまして、257ページ、事項4.家庭系ごみ減量・資源化関係費についてお聞きいたします。マイバックの推進やレジ袋の有料化などにより、ごみ減量が進められておりますが、本市でのプラごみ減量への効果がどのようなものがあったのか、お聞きいたします。
 また、あわせまして、日野市は、学生と企業と自治体が産官学の連携で作成したレジごみ袋で、プラスチックごみ減量、削減に取り組んでおります。従来のレジ袋とコンビニ等のレジ袋をレジごみ袋とし、それを並行して希望者には販売するという取組をされております。ですので、レジごみ袋がごみにならずに、そのまま今度ごみ袋に変わるということで、プラごみ減量に対しては非常に効果があるかと思っているところでございます。
 また、1枚から購入できるということですので、市内の学生の方からも、三鷹市のごみ袋も1枚から購入できるようにしてほしいというお声も伺っているところでございますが、日野市等の先進的な取組を研究することによって、市内のコンビニエンスストアのレジ袋と三鷹市のごみ有料化に伴う袋との連携、コラボレーション等の御検討をされていくべきと考えますが、お考えをお聞かせいただければと思います。
 また、平成21年からスタートした家庭系ごみ有料化でございますが、ごみ袋のサイズはミニ、S、M、Lという形となってスタートしていただきました。昨今、特にお一人住まいの、先ほど御紹介した学生や若い方から、また高齢者の方からも、やはりミニと言われている5リットルでも最近は余ってしまって、1回ごみを出すのを我慢して、まとめて出しているとかいうお声も聞かせていただいているところでございます。冬場はいいですが、夏場に関しては、やはり1回ごみを見送るというのは大変に家庭の衛生上もよくないかと考えてございますが、本有料化が14年経過した現在、今の現状のミニ、S、M、Lというサイズ等の検討も必要かと考えますが、当該年度、どういうふうに進めていかれるのか、お聞かせいただければと思います。
 続きまして、農林費に行きます。265ページ、下段の事項2.農業振興支援事業費についてお聞きいたします。小規模保全については、生産緑地地区指定における下限面積の300平方メートルへの変更や、追加指定要件の緩和など、都市農地の保全のための法制度が改正されました。それを踏まえた農地保全のための助成等の取組はどのように考えたのか、お伺いいたします。
 また、農業物残渣や果樹、植木等の剪定枝の処分については、近隣自治体の取組状況を把握していますでしょうか。必要性についての是非の検討をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。御答弁いただきたいと思います。
 また、土木費に移ります。295ページ、事項21.三鷹台駅前周辺地区まちづくり事業費についてお聞きいたします。現在の駅前広場の整備が令和5年に完了した後に、周辺のまちづくりとしては、駅舎と西側地区の協同ビル化等の調査研究の成果による事業の取組になるかと考えますが、民間の所有地であります。三鷹台駅周辺のまちの将来像(まちづくりビジョン)が、ソフト面やにぎわいの創出のための商工振興になるのか、またハード面について議論できるのか、どのようにイメージ、想定しているのか、お聞かせいただければと思います。また、協同ビル化等の調査研究の進捗状況を併せてお聞かせください。
 297ページ、事項7.緑化助成事業費についてお聞きいたします。「百年の森」構想の実現のために、屋上緑化、壁面緑化の助成をされますが、ヒートアイランド現象の抑制の効果として期待して、壁面緑化を導入するケースが多く見られましたが、維持管理が難しく、緑化しても枯らしてしまう例が多く見られます。緑化の導入と併せて、緑化を続けるための維持管理が大切と考えます。緑化後の維持管理の支援についてはどのようにされていかれるのか、お聞かせください。
 続きまして、303ページ、事項4.木造住宅耐震助成事業費についてお聞きいたします。28年前に発生した阪神・淡路大震災に教訓づけられた助成制度でございますが、木造住宅耐震診断費助成金交付制度実施要綱に基づき、費用の一部を助成している事業でありますけれども、令和2年度4件、令和3年度5件と低調でありましたが、令和4年度は13件の見込みで、令和5年度は予算15件とされておりますけれども、現状の市民の耐震改修における関心度、必要度はどのように捉えているのか、お聞かせください。
 また、改修については、令和4年度4件の見込み、令和5年度5件の予算と、診断数の割には伸びていない現状がありますが、改修に結びついていない現状をどのように分析されているのか、お聞かせください。
 よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  私からは、4点になろうかと思います、順次答弁させていただきます。
 まず、成人の歯科健診でございます。国の方針としまして、たしか骨太の方針だったかと思いますが、国民全員の歯科健診ということが示されたところと承知しています。ただし、その詳細な内容については、医師会の先生方ともちょっと意見を交わしたんですが、まだはっきり分からないねというところでございました。唾液でもって検査するのか、もしくは歯科でかかって検査するのか、その辺どうなのかなというところで意見を交わしているところでございます。
 口腔がん検診について、愛歯のつどいでやっておりまして、コロナでここのところずっと中止しておりましたが、令和5年度につきましては、また愛歯のつどい、ぜひ再開をしたいと、その中で口腔がん検診も実施したいというふうに考えております。これらの定期実施化につきましては、ちょっと全体、健診等の中でも、補助も含めまして検討していきたいというふうに考えております。
 それから、がん検診につきまして、こちらは国の検討状況ということでございますが、がん検診、たしか目標値の検討を今まさにしているところかなと思っております。市民の健康につきましては、来年度等でもいろいろデータ変数も用いた検討も行ってまいりたいと思いますので、そういうものを踏まえて検討したいと思います。今年度も、医師会の先生方とがん検診、検診の在り方検討委員会というのも開いておりまして、その中で、市民の皆さんの受診率等も踏まえ、あと検診を受けていただく医療機関、どういったところで何名まで受け入れていただけるかなどについても意見を交わしていきたいというふうに考えております。
 それから新型コロナウイルスの自宅療養者につきまして、罹患の通知は、今保健所からが多いのか、本人からかというような御質問だったかと思います。ちょっと今のところ、最近、発生届の限定化がされて以降につきましては、私どものほう、こちらからアプローチするのは、本人から通知、感染したよというのよりは、保健所からのデータのほうが多くなっております。
 5類に移行した後につきましても、コロナについての相談というのはある程度あると思いますので、その辺での相談を対応していきたいというふうに考えております。
 最後、風疹でございます。委員御指摘のように、なかなか率が上がらない。やっぱり自分事としてはというところがございます。市報等で案内しても、なかなか響かないということで、ちょっと今後はアプローチの仕方、事業者へのアプローチなども検討していかなければならないかなと、期限が迫ってまいりますので、その辺は対応していきたいというふうに考えております。
 私から以上です。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  プラスチックごみの件で御質問をいただきました。プラスチックごみ削減の啓発の効果ということですが、令和2年度と令和3年度の実績ですと、プラスチック106トン、3%程度の減少になっております。現在の令和4年1月と令和3年度の比較においても、3%程度の減となっておりますので、効果は出ているかなというふうに考えております。
 それから、日野市の、1枚からごみ袋が買えるというようなお話がありました。また、レジ袋をそのままごみ袋に使うという例があるということで、そちらについても渋谷区さんなんかもやっていて、我々のほうでも認識はしているところでありますが、販売店でどう取り扱うとか、その辺、ちょっと課題もあるかなと思いますので、今後の研究材料といいますか、先進事例を見ながら検討していきたいと思います。
 最後に、ごみ袋のサイズにつきましてですが、今年度、今回の予算の時点ではちょっとサイズの変更等については考えてない状況でございます。
 以上でございます。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  私のほうからは、生産緑地等の保全と、あと剪定枝等の処分についてお答えいたします。
 まず、生産緑地を保全する施策といたしまして、従来から優良農地育成事業といいまして、生産緑地の保存協定を5年間締結し、そういった農家の方には機材の補助金を交付すると、そのような取組の中で保存をしているということでございます。
 また、生産緑地、農地だけあっても、やはり担い手の方がしっかりと耕作しないといけないということで、平成30年に制定されました都市農地賃借円滑化法を利用して、そういう生産緑地を若い農業者の方にいろいろ貸し出して活用してもらうというようなことを、農業委員会、農地パトロール等を通じてPRをしているところでございます。
 さらに、この貸借された農地で学校給食用の農産物を栽培、納品した場合は、またそれについても、今度は借りた人にほかに補助を出すような、そういう制度も整備しているところでございます。
 続きまして、農産物の植木等の作物残渣や剪定枝の処分についてですけれども、近隣市でそのようなものを特に対応しているとは聞いておりません。全て産廃として処分するということになっております。ただ、近隣の町田市さんのほうでは、この剪定枝を資源化する施設を設けておりまして、そこを地元農協に委託して運営しているという、都内では一応そういう唯一の施設があると承知をしているところでございます。
 私からは以上です。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  私からは、三鷹台の駅前周辺の今後のまちづくりの取組、また駅前地区の協同ビル化の調査研究についてお答えします。現在、三鷹台駅前周辺のまちづくりを考える会の皆さんであるとか、地元住民の方、また商店会の方々と一緒に勉強会やまちづくりワークショップなどを開催して、この地域が目指す将来像、また方向性について、思いやアイデア等を話し合う場を繰り返し行っているところです。今後もこうした活動を継続しながら、地域の思いを次のステップとして、形として共有し、それを地域に示して、三鷹台のまちづくりを一層推進する取組をしていきたいと考えております。
 また、駅前地区の協同ビル化の調査研究についてですが、三鷹台駅前地区については、これまで駅前広場、また道路等の都市基盤整備を中心に進めてきたところであります。これまで都市計画道路の幅員の見直しであるとか、駅前広場の線形の見直し等もありまして、隣接する地権者の皆さんの土地の有効活用、また建物の更新──これは不燃化も含みますが、こうした取組が足踏み状態だったという実態がありました。ここで、こうしたまちづくり等、また一方では一部区域の地域の皆さんが、この協同ビル化についての勉強会、デメリットや事業性、実現性についての勉強会の動きもここで出てきたところです。
 市としましても、こうした地権者の皆さんの取組であるとか、今後のまちづくりを考える会等をはじめとする地域の皆様と、こうした動きを捉えながら、地域の課題となっていた協同ビル化、またまちづくりの新たな取組について調査研究をしていきたいというふうに考えているところです。
 私からは以上です。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  私からは、屋上・壁面緑化助成の実施についてお答えさせていただきます。この助成制度を検討するに当たって、屋上緑化に比べて、壁面緑化の維持管理については、事業者からも、委員がおっしゃるとおり手間と費用がかかることを伺っているところでございます。今後、助成制度を利用される方には、メンテナンス方法について御紹介できるように検討させていただきたいところでございます。
 また、維持管理の支援の助成なんかにつきましては、他区市でも今のところは行っているというところは伺っていない状況です。今後、他区市の状況も検討して、維持管理でどういったことが支援できるか、研究、検討を重ねてまいりたいと考えております。
 私からは以上になります。


◯都市整備部調整担当部長(高橋靖和君)  私からは、木造住宅の助成について、市民の皆さんの関心度、また現状についてお答えいたします。令和4年度につきましての一般診断の件数は11件ということで、増えております。新型コロナの影響によりまして、今まではそういうふうな建物の中を見たりとか、そういうことを少し控えていらっしゃったのかなというところはありまして、コロナの収束を見いだした中で、そういうのが増えてきています。
 現在も、市報、ホームページとか、窓口のパンフレット、またバスの中づり広告等で案内していますので、引き続きそういうふうな案内と、また木造住宅が多いところ、町会・自治会等にも御連絡しながら、御協力いただきながら、そういう啓発等を図っていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  御答弁ありがとうございました。そうですね、先ほどの風疹の件でございますけれども、やはり部長から御答弁いただいたとおり、御本人の意識と併せて──今回拡充になったのも、なられた方の周りの方、特におなかに赤ちゃんのいる妊産婦の方等に影響があるというところもあって、抗体のない方はということのお話がありますので、先ほど、もう期限が決まっているところでございますので、しっかりとまたその辺の取組、より一層の周知をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 三鷹台に関しましても、本当に様々、ずっと長年にわたり取組をしていただいているところでございますけれども、やはりいよいよ最後のといいますか、だんだん見えてきた状況もありますので、最後の詰めの部分になるかと思いますけれども、より一層、研究会、考える会の皆様の御意見を聞いていただきながら取組を進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、すみません、ごみのほうでございますけれども、やはり先ほど事例で紹介させていただきました日野市に関しましても、やはり地元の学生と、袋のデザインも従来の有料ごみのデザインじゃなくして、コンビニエンスストアで使えるようなごみ袋のデザインで、購入の際にただの従来のコンビニの袋ではなくして、それを買うことによってコンビニ袋をただのごみにするのではなくしてレジ袋にすることによって、それを有効に活用してごみ減量に取り組むということでございます。これは、大手のコンビニエンスストアの企業様と、地元の学生さんと、日野市が産官学で取り組んだというふうに伺っているところでございます。
 先ほど御紹介いただいた渋谷等の事例もあるかと思うんですけれども、より一層のごみ減量に努めていただくためにも、非常に重要な、特に先ほど申し上げた一人住まいの学生とかの方からも、こうしていただけると──束で買ってもなかなか全部使い切れないとかいうお声も聞いているところでございますので、この辺に関しましても、本市においてしっかり研究を進めていただく中で、他市区の事例等をしっかりと研究して、何とか導入に向けて、また前向きに御検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、同じくごみ袋でございますが、このコロナ禍において、減免対象の方に対しての申請方法を大幅に変えていただきました。郵便による申請と、また郵送による配付、取組をしていただいておりますが、当該年度も家庭ごみ指定収集袋減免郵送業務委託料が615万円ほど計上されているところでございますが、来年度もこれはやるということでしょうか。すみません、1点、お聞かせください。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  この事業につきましては、令和5年度も継続して行う予定でおります。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。そうしますと、導入されて3年目になりますか。やはり従来、私もこの制度が導入される前から、やはり御高齢の対象者の皆様の声から、一遍に束でどおんと渡されて、非常に持ち帰るのに苦労しているというお声もいただいているところでございます。コロナ禍だからできた事業でもあるかと思うんですけれども、逆に、こういう対象者の方々からは、非常に重宝しているといいますか、便利しているということでありますので、コロナ禍に限らず、できれば継続的にこの事業、今回の成功事例として取組を進めていただきたいと思いますけれども、その辺の御検討はいかがでしょうか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  確かにコロナ禍で始まった事業ではありますが、高齢の方々の状況から考えれば、この事業は継続していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。ぜひとも継続をお願いするところでございます。
 以上で終わります。ありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で公明党の質疑を一旦終了します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  休憩いたします。
                  午前11時59分 休憩


                  午後0時58分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  次に、民主緑風会。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いいたします。一問一答でやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、最初に、施政方針予算概要の119ページ、国立天文台と連携したまちづくりの推進についてお聞きをしたいと思います。本件については、市の御説明によれば、従来から防災・減災のまちづくりという視点から、羽沢小学校が浸水のときの避難場所になっていないということで、移転させるべきだという、こういった基本的な考え方だというふうに理解をしております。
 私も、損害保険会社に勤めておりましたときに福井に勤務したことがありまして、そこでいわゆる局地的な集中豪雨で福井市内に流れています非常に大きな川が氾濫したという、ちょうどそのときに赴任をしておりました。その際、非常に多くの損害が出ました。特に思い出深いのは、商工会議所の地下1階が全部水で埋まってしまいまして、駐車場とかいろいろあったんですけれども、大損害を被ったというのがありましたし、担当している企業さんも多くの工場が大変な損害を被ったというのを経験しております。
 浸水対策ということで、小学校がそういうことではあるんですが、むしろこの大沢の当該地区の浸水による災害への対策、むしろそこのまちづくりを、私はしっかりするべきではないかなという視点で、ここをもっと見直すべきだというか、見るべきではないかと。小学校を移すということで、そういったところが、まちづくりとして大丈夫なのかなというのはちょっとあります。
 2つ目の視点として、私たちは、やっぱり大地震というのも考えないといけないと思うんです。大地震、この災害も考えないといけない。この大地震が来たときに、やっぱり近隣住民の皆さんが小学校等に行って、給水を受けるとか、あるいは食べるものを頂くとか、様々こういったことが想定されるのではないかというふうに思うんですけれども。当該小学校の周辺にお住まいの皆さんが、この国立天文台北側の敷地まで行かなくてはいけないということについて、やはりかなり無理があるのではないかと。実際問題、小学校の低学年の皆さんにマイクロバスも出すというようなことで、かなり距離的な問題もあります。高齢者の皆さんが、じゃあ、実際そういう遠くまで行けるのかという問題、ここら辺もやっぱり考えないといけない。そのように思います。
 あと、3つ目、小学校を移すということはやっぱり大きな問題で、様々、横断的にいろいろと影響が出てくるような気がするんですけれども、計画行政とか上位計画、こことの整合性で、この小学校を移すということが果たしてこの大沢のまちづくり上、問題ないのか。あまりそこら辺の視点も語られてないような気がいたします。
 この浸水というのは、基本的に1日だと思うんですよ。非常に困難な、臨戦体制の時間というのは1日で、かつ地震のように急激に来るというものではないので、ある程度予測もつくものです。なので、野川が、浸水しそうだということで、近隣の住民の皆さんが逃げる場所というのはほかにもたくさんある。当然、七中もあるし、大沢台小学校もあります、その先の井口もある。そう考えると、なにもこの羽沢小学校がそうならなくてはいけないということではないという気もいたします。そこら辺、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。


◯市長(河村 孝君)  今お話があったように、この今回の国立天文台のプロジェクトの問題というのは、幾つもの要因が重なって実現に向けていこうという話でありまして、水害の問題は確かにあります。これは、ちょうどおととし、台風19号の関係で私も大変心配しましたけれども、市民の方も不安に思う方がたくさんいて、初めて実際の避難所をつくったという経験の中で、羽沢小学校は避難所ではなくて、結局大沢台小学校のほうに避難したという経過があるわけです。そしてまた、そこだけではなくて、市内の10か所だったかな、避難所──駅前にまで避難した方がいたりしました。これ、実際、水害があったというよりも、そのことについてテレビでテロップが流れて、それで心配して一斉に動き出した、そういうことであります。
 確かに地震と違って前もってある程度用意できるということはあるんですけれども、そういう意味でいうと、かなり早い段階から、雨がちょっとやんだりすると駅まで行っているという人も確かにいました。それは1つの要因です。
 水害自体に対する対策であれば、いろいろな方法があるだろうということはもちろんあります。建て替えだけではないですよね。部分的な補修でもある程度できます。ただ、その前も、ずっと前になりますけれども、集中豪雨があったときに私も経験したんですが、東八道路が冠水しちゃいまして、そして天文台通りは滝のように水が流れて、どこに川があるか分からない状態まで行ったということはあります。マンホールが飛んだりとか、そういう中で、水害もなかなかの被害を場合によっては起こすということも事実です。
 きっかけになったのはそれだけではなくて、天文台のほうからの、民間に売りたいという話から出発しているところもあります。天文台の場所というのは大沢地域のシンボル、あるいはもう三鷹のシンボルと言ってもいいと思いますが、そういう存在で、天文台を以前、昔のように、市民の人も自由に通れるような、そういうような場所にしたい。それは念願でありまして、地元の中でもかなり昔から言われていることであります。
 そういう意味で、天文台をどんなふうに活用するのか、できれば何とか市民の人にも行ってほしいということもあって、星と森と絵本の家はそのきっかけという形で、信頼関係をつくってきた。そういう中で、三鷹市にも今お話しのような相談があった。このままでは民間の開発に委ねられてしまう可能性があって、それをどうするかというときに、1つの答えとして、市でも買ってくれないかみたいな話がありまして、さあ、どうするか、市が買わないならば民間に売っちゃうしかないという話の中での議論でもある。これも2つ目の背景であります。
 そして、もう一つは、高齢化が進むにつれて、以前からこれも議論になっていたんですけれども、大沢の地域で、坂の下のほうで──つまり高齢者があの坂を上ったり下りたりするのは結構大変ですから、そういう意味で買物をできるような空間が欲しいと。そういう御要望もあって、それに対してなかなか難しいという話でここまで来ていた。その3つ目があります。
 4つ目は、やっぱり学校の3部制をする上でのモデル的なところで、何とか次のステップに入れないかというふうな話もありまして、コミュニティ・スクールからスクール・コミュニティにいく、これはこの予算とは違いますけれども、そういう課題についてどういうふうにするかということを以前からずっと考えていたということもあります。
 そういうことで、3つも、4つも、そういう要因が重なる中で、1つ、モデルとして、これは挑戦することは意義があることではないかというふうな話で、いろいろ構想を詰めてきたということでございます。そういう意味で、水害自体はこれも1つの要因でありますけれども、それだけではなくて、そういうものが重なるというのは、まちづくりでもなかなかあることではありませんので、これを契機に、私としては防災・減災のまちづくりという視点からも挑戦したいというふうに思ったということでございます。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。私も、三鷹生まれ三鷹育ちで、この大沢の天文台の北側の敷地、これを有効活用するというのは、今回この土地が出てきて、それを三鷹市として活用するというのは、様々な視点から考えるべきだと思いますし、その方向性自体は歓迎しているんですけれども、先ほどから申し上げているのは、小学校を移すということの、逆に言うとデメリットがないかという点について、市がちゃんとそこは検討、検証されているんですかということですよ。いわゆる大震災が起こったときに、そういった避難場所、避難所が近くにないということが本当に問題ないのか。そこら辺の検証がされているのかというところが非常に気になります。
 スーパーマーケットの問題も、私、ずっとここで言ってきた話なので、大沢の地区にスーパーマーケットを造っていただくというのは非常にありがたい話だと思うし、ちょっと教育費ではないのであれですが、学校3部制も、三鷹市の方向性として、学校自体がそれぞれ離れたところで学校3部制を基本的にはやろうとしているので、近くにあればうまくいくという考え方は、ちょっとそこはどうかなという気が私はします。
 そういったことで、私はもちろん、頭から全部否定はしませんよ。なので、ぜひ水害以外の、地震のときに大丈夫かという点についてしっかりと検討したのか、そこら辺、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯市長(河村 孝君)  学校3部制の問題は教育費のほうですから外しますが、もちろんいろいろ検討はしているわけですよね。だから、水害のことだけでもって──先ほど4つぐらい要因を言いましたけれども、恐らくこれ1つだけだったら、この決断はしていなかったと思います。そうですよね、だって、低いところから高いところにしたほうがいいというのはあるんですけれども、高いところがすぐそばになかったら行かないですよね。
 ですから、そういう意味では、まさに天文台という、お分かりだと思いますが、羽沢小学校の目の前にあるところですから、それ自体でいったら、そんなに移動がどうだとかいう話、子どもたちにとってとかいう話ではないんです。今までも、ほとんど同様なところに行っていたわけですから。そういう意味で、今回の件は、水害のこともきっかけの1つである。いろいろな要因がこんなに重なることは普通ないんですよね。ですから、これはチャンスとして捉えて、私は果敢に挑戦することを選択しました。それぞれ理由はありますけれども、そんなにチャンス、いろいろな要因が重なって、その解決につながるということは、そんなにたくさんあるわけじゃありませんから、これは必ず挑戦していきたいというふうに思っているわけです。
 スクールバスを出すとかいう話は、つまり羽沢小学校だけだったら起きないですよ、目の前だから。ほかの学校とか、ほかの施設、重なって複合化する可能性があるから、そういう話もしている。その場合は、使わない時間も長いわけですから、それはもうちょっと利用の方法があるんじゃないかということで、効率的にできるような方法も考えたりしていますが、まだそれもそこまでいっていませんから。現実的にそういう話に対して、そういう可能性もあるでしょうという話をしているという段階でありますので、今は、確実なのは羽沢小の移転を中心に、軸に考える、そういうレベルの話でありまして、まさにこれによって地域の課題をいろいろ解決できる。
 そういう意味で、いろいろな関係者の中でも、それに対しては、ぜひ生かしてやってほしいという声は私のほうにはたくさん届いています。もちろん、難しいんじゃないかという話はありますけれども、それを乗り越えていくのが私どもの仕事だというふうに思います。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。スーパーマーケットを含め、大沢の課題をこれを機に解決していくという方向性も、そこは私も賛成しております。一方で、大地震のときの対策をしっかりと留意して取り組んでいってほしいなと思いますので、よろしくお願いします。
 続きまして、予算概要120ページの三鷹駅前地区再開発の推進につきまして御質問いたします。これは、3点ほど質問したいと思います。まず、子どもの森ということなんですけれども、森があって、そこでにぎわいが出てくるという、それでお店にも来たくなる、これは非常に難しいのではないかなと思っていて──それはベストなことだと私も思いますよ、緑があって、森があって、お店にも来て、ゆったり滞在できるみたいなのが非常に理想なんですが、一歩間違うと、森が邪魔して逆ににぎわいがなくなってしまうというおそれがあるので、そこは大丈夫ですかということですね。
 私もいろいろと店舗展開の仕事をやってきましたけれども、やっぱりお店にとって命は、間口が広いということですし、2階よりも1階にあること、地下よりも1階にお店があるということが、やっぱりお客さんの入りという意味ではそれが命なんですよね。なので、木が邪魔して、あるいは店舗が少なくなることによって、この場所全体の魅力が下がるという、特に駅前中央通りにおいては、そういったところは非常に結構重要なポイントではないかなと思っております。
 あまり森、森と言っていると、商店街のにぎわいということで、逆にそこがにぎわいが生まれなくなってしまうおそれがあるということについて、これはしっかりと検討、検証してほしいなというふうに思います。
 そして、2つ目はイベントホールなんですけれども、柔軟かつ多様な使い方ができるホールというふうに書かれています。つまり、様々な用途で使われると思うんですが、逆に言うと、何となく箱物だけあって、中身が伴わないことにならないかなということを非常に心配をいたします。河村市長は従来から、市外の皆さんが集まってきてくれてということで、にぎわいということも言っておられると思いますけれども、基本的には、例えば大沢とか中原の方々も三鷹の駅前に行きたいと、こう言っていただけるような、三鷹の市民の皆さん全員が言っていただけるような三鷹の駅前をつくりたい、私はこう思いますし、あちらのほうへ行くと、三鷹駅前のことは関係ないという声も、正直なところ言われる方もいらっしゃいます。そういうことではなくて、駅前が我々、三鷹市の市民の皆さんが本当に行きたいと思われるような場所、それが本当にイベントホールなのか、そこら辺は慎重に判断をしてほしい、このように思います。
 3つ目は、太宰 治の文学施設ということで、文化を発信するということなんですけれども、この間の「子どもの森」基本プランの意見募集でも、天文台とか、そっちのほうがいいんじゃないかというような御意見も出てきたと思います。太宰 治はいいんですけれども、じゃあ、それが三鷹を代表する文学なのかというと、そうでもないところもあるんですよ、これは。
 なので、もう少し広く市民の皆さんに受け入れやすいのは、むしろ天文台ではないかなというふうに思うところもあるんです。星とか宇宙とか、そういったものを連想させるもののほうが、より広範囲にわたって皆さんが愛着を持っていただけるものではないかと、このように思いますので、そこら辺、どこを三鷹の文化といいますか、三鷹ならではということで押し出すのか、やっぱりそこら辺の再検討も必要ではないかなと思うんです。
 以上、3つについてお伺いしたいと思います。


◯市長(河村 孝君)  私ばかりしゃべるなという向きもあるので、私から言うのはこれが最後にしたいと思っていますが。
               (「言っていない」と呼ぶ者あり)
 言ってないですよね。ですから、お答えしていますが。私が答えるべきことだなと思いまして、お答えしております。
 にぎわいと緑の関係、おっしゃるところはそのとおりの部分もございます。私も中央通りの商業の活性化については、かなり昔から地元とやり合ったことがあります。その中で一番お話で出たのは、まさに言われるように、先ほども言いましたけれども、お店の前に街路樹があると邪魔だからやめてくれと。三鷹台もそうでしたね。だから、そこのところ、お店の前の街路樹は抜いたところもあります。そういう意味で、従前からかなりそうですし、今でもかなり主流の考え方であると思います。
 私が思っているのは、ただ、実際に大きく発展している商業的なまちというのは、基本的に大きな公園がそばにあるんですよ。三鷹も、井の頭公園は三鷹と吉祥寺のちょうど中間だから、同じぐらいなんだというふうに言いたいんですけれども、ジブリの美術館を持ってくるときにいろいろ議論しましたけれども、実際に吉祥寺のほうが本当に井の頭公園のそばまで来ているものですから、井の頭公園はほとんど吉祥寺のものになっちゃっている。それはおかしいじゃないかということで、三鷹からも一生懸命バスを出すようにしたりしていますが、やっぱり問題意識として──半分ぐらいは三鷹のものになりつつあると思いますけれども、何となくやっぱり吉祥寺、武蔵野市のものだというふうな意識があって、テレビでそういうコマーシャルがあると、几帳面に三鷹から抗議を出していました。武蔵野市のテロップが流れると、これは三鷹市のものでもあるんだということで、テロップを必ず修正してもらうように、テレビ局に抗議をしたりしていました。
 そう考えると、新宿にしろ、渋谷にしろ、そういうところは大きなまちでありますけれども、吉祥寺に限らず、やっぱり公園のイメージがあるんです。大きなまちというのは、そういう形で公園と共に発展するという性格があります。ただ、要するにごちゃごちゃしているところにいっぱい木をつくってもしようがない。それはそのとおりでありますから、やっぱり三鷹ぐらいの中央通りの広さを持っていて──恐らく再開発でセットバックするともっと広くなりますから、そういうところに一部でも密集した緑をつくって、それが仕掛けになる。
 これは中央通りの人が勉強会で言ったんです。私もそれを──一緒に参加して、これからはそういう緑が欲しい、これからの商業振興には緑が絶対大切だという議論があって、それを今、私は森という表現でしている。そこにコンサルの人たちもいて、言われていましたけれども、やっぱり買物をする御夫婦にとって、子どもたちを安心して預けられる場所が欲しい。そしてまた、おじいちゃん、おばあちゃんがまちにやって来る、孫のためにやって来る。そういうまちにするためには、子どもたちが安心して遊べる空間が必要だという、そういう問題提起があったりして、それを受けて──こういう形以外にも具体的にはいろいろな方法があると思いますよ。でも、それを1つの、先ほどから比喩というふうに言っていますが、そういう子どもを大事にする、子どもが真ん中にいるまち。つまり、安全で安心で、親御さんも来るし、おじいちゃん、おばあちゃんも来る、そういうまちをつくりたい、そういうことを申し上げているわけであります。
 私は常に言っているのは、一般的な枠組みについて話しますけれども、詳細については意識的に話さないようにしています。それはぜひ御理解いただきたい。誤解を生む部分もあるので、あまり言いたくはないんですけれども、やっぱりそういうことについて私が細かいことまで言ってしまうことは、市民の人も、職員も、発想がどんどん浮かんでこない。そういうことがありまして、私としては、これから市民の皆さんと一緒に考えていく、あるいは職員の人、地権者の人とも、どういうことが可能かということを考えていきたいなというふうに思っています。
 イベントホールについては、これもまたいろいろな考え方があります。これがイベントホールになるかどうかだって分からない。でも、イベントホールというフラットな空間が、今の市内の、例えばこの間使った杏林大学もそうですし、法政中高もそうですし、大成高校もそうですけれども、普通はフラットな空間で、何かあるときには引き出しのように椅子が出てきてホールにもなる。それが都心のほうでも、相当高級なやつでもできるようになってきているから、三鷹としては、そういう形で──同じ費用をかけるとは言いませんけれども、そんなに違わない費用で、出していながら、いろいろな形で活用できる、そういうことが駅前では求められているというふうに思っています。
 おっしゃるように、私もそう思います。市内の大沢とか、北野とか、井の頭に住んでいる方が三鷹駅を使うというのは、使いにくいんですよ、公共交通がないから。ということは、どういうことになるかというと、別に駅前のためにやるだけではありませんけれども、市内の交通網を整備する必要があるということで、今、コミュニティバスの、あるいはAIの関係の交通網をどうするかという、それが同時にやっぱり起きてくるんです。三鷹はやっぱり狭いようで広いんです。そしてまた形がちょっと変形になっていますから、なかなか使い勝手が──あまり単純な形をしてないので、交通網をつくるのは大変難しいんですけれども、そこについての議論も今並行してさせていただいているのは、まさにそういう理由でございます。
 それから、太宰 治がいいか、天文台がいいか、私は両方がいいと思っているんですけど、太宰 治だけにこだわることはないと思っていますが、やっぱり全国区で考えるときに、三鷹を代表するのが太宰かというと、文学関係では割とそうです。いろいろな作家の方が実は市内にいらっしゃいますけれども、やっぱり太宰が好きで三鷹に住居を構えている方というのは結構多いはずです。そういう方たちが──ある意味、文学のまち三鷹というのを、やっぱり象徴する太宰さんを顕彰する必要はあると思っていますが、私は1か所で顕彰する必要はないと思っていて、三鷹全体を、それを契機に感じてもらうためには、いろいろなところにそういう仕組みが必要だろうというふうに思っています。井の頭公園駅前では、だからそういう意味で吉村 昭さんのものを持ってきたり、そういうことで市域全体が文学の散歩ができるような、そういうまちにしていきたいなというふうに思っているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員(小幡和仁君)  私の持ち時間は30分なので、2問で終わってしまいそうなんですけれども。
 今、市長がおっしゃった井の頭公園から三鷹駅前に出てくるという、やっぱりそういった、観光客が三鷹駅まで出てくるというルートみたいなのをもう少し考えて、森をしっかり延長させるということが必要なように今市長の話を聞いていて思いました。
 あそこの交差点のところで、目の前にすぐ森があるのが本当にいいのか、あるいは渋谷の公園のように建物の上のほうに公園があって、そこで皆さん、ゆっくり滞在するみたいなほうがいいのか。多分そこはいろいろな考え方があって、あまり公園がどかっと座ってしまうと、やっぱり店舗数が少なくなってしまうので、そこら辺が非常に気になります。そこら辺含めて、ぜひ商業の活性化という視点をよろしくお願いしたいと思います。
 あと、もう時間がないので、指摘だけにとどめたいんですけれども、119ページの井口特設グラウンド、これも防災・減災の視点から、災害時医療と感染症対策を担える市内病院を誘致するということなんですけれども、これもやっぱり私は2つ考え方があるような気がしています。あそこは、やっぱり三鷹の西の玄関口になるのではないか。そう考えると、いわゆる防災・減災の拠点になり得る場所なので、そこを半分にしてしまうということが、果たして将来の大震災とかに備えたときに大丈夫なのかという視点ですよね。半分になっても大丈夫なら、私はいいんですけれども、そこは市としてちゃんと検証しているのかどうなのか、そこが非常にまだ足りないのではないかということを御指摘したいと思います。
 それと、118ページの立地適正化計画の策定ですけれども、ここも、ちょっと居住機能や都市機能の立地を適切に誘導するためって、立地適正化計画では、それはイロハのイだと思いますけれども、ここにこのことが書いてあるというのは、何となく三鷹市内のどこそこの場所は住んではいけない場所なのかということを連想させるし、三鷹というのは、どこでも基本的には住んでよしの場所だと思います。また、様々な商店会がもともと三鷹の中にありますから、むしろその様々な商店会がもっと活性化するように取り組んでいただくという方向性が、私はもっと重要だと思っております。今ある、どこそこにこういった都市機能を集中させていくという考え方は、逆に多機能分散型、こういった考え方も含めて、ちょっと方向性を間違う可能性がある。そこをちょっと御指摘をさせていただきたいと思います。
 私からは以上です。


◯委員(高谷真一朗君)  よろしくお願いします。今の小幡委員の続きにもなるんでしょうけれども、駅前の再開発についてお伺いさせていただきます。コンセプトが子どもの森ということで、いわゆるお年寄りとか、お母さんとか、保護者とかが子どもを安心して連れて来られるような場所で、いわゆる比喩だというふうに言われており、市長は意識的に自分の考えは出してないというようなお話ですけれども、比喩で子どもの森というふうに言ってしまうのは、子どもに失礼なんじゃないかなと思うんですよ。
 子どもと言えば、やはり反対する意見というのも大分少なくなるようなところがあるんですけれども、例えば昨日頂いたこの基本構想の13ページなんかを見ると、コンセプトは子どもの森ですというふうになっていまして、黒ポツが幾つかあるんですけれども、一番上には、子どもたちが安心して楽しく過ごせる場所と。安心して過ごせる場所というのはどういうことなのかなというのがまず分からないですし、その先になると、もう子どものことは一切書いてないわけですよ。
 また、その下の整備の基本方針になってくると、まちづくりに寄与する公共施設・公益施設の整備となって、最初のほうでは、子どもたちの笑顔と夢があふれ、家族がと書いてあるけれども、その次の段に行くと、また新都市再生ビジョンにおける分散ネットワーク型の云々という、大人の都合に話が変わってくるわけです。
 15ページにあるような、目指すまちづくりにつながるアイデア、子どもたちが楽しく遊べるツリーハウスだとか、水の遊び場、こういうものができるんだよというふうにどんどん言っていけるんだったらば、子どもの森というふうに言えると思うんですけれども、言葉はあれですけれども、子どもという名称をだしに使って、このコンセプトを考えようとしているんじゃないかというふうに私は感じてしまいます。これ、子どもの森は仮称ですって書いてありますので、こういう名称はもはや使わないほうがいいんじゃないかなというふうに思います。
 この基本方針のフリー素材ですか、このイラストを見た人は、ツリーハウスだとか、カブトムシがいるような絵だとか、すてきなこういうふうなものができるんだなというふうに思いますけれども。ただ、午前中の議論で木のことは考えていないというお話でしたけれども──木、ツリー、樹木だって、例えばクヌギだとか、コナラだとか、そういう子どもに人気の虫が集まるような樹木でなければ、子どもが集まってきて楽しめるようなこともないと思いますし、桜もいいですけれども、桜で毛虫が湧いてきちゃったら人は寄りつかなくなってきますし。そういうところまでしっかりと考えて、こういったものをお出しするべきだと私は思いますけれども、市長は意識的に話さないということであるんだったら、誰か答えられる人は答えてください。


◯市長(河村 孝君)  子どもの森は比喩というのは──子どもをだしにしてどうのこうのって言われましたけど、今の子どもの問題で、今それが議論──こどもまんなか社会とか、いろいろなことを国も言っていますよね。東京都もチルドレンファーストとか、一生懸命言っていますが、そういうのをスローガンとかキャッチフレーズで言うのはおかしいんですか。それはないほうがいいんですか。私はそうは思いません。
 私に反問権がないので、この辺で煩悶して終わりますが──字が違うほうの煩悶ですけどね。私はそうは思っていません。実際に商店街の方たちが言っているのは、先ほども言いましたけれども、子どもたちというのは、子どもというのを具体的に考えたときに、そういう小さな子やなんかも含めて安心してまちに来れる、そういうまちに変えていかないとこれからは難しいですよと。だから、いろいろな子ども中心の行事を駅前のところでもやっていますけれども、そうすると保護者とかお子さんとか、物すごくいっぱい集まってくるんですよ、びっくりするぐらい。ああ、こんなにまちの中にいたんだと思うぐらい。そういう方たちが、本当は三鷹の駅前だってたくさん住んでいらっしゃるし、市域全体でいったらたくさん住んでいるんですから、大事にしなきゃいけないということで、授乳施設とか、そういうのもいろいろなとこで造り始めていますよね。それ以前はなかったんです。
 だから、そういう子ども中心の、こどもまんなか社会というのが、実は伝統的にどこでもやっていたんだけれども、それがどんどん少なくなって、見るのが本当にふだんのときには珍しい。そういう状況になってしまったので、もう一度そこに焦点を合わせようと、そういう考えですよ。だから、樹種とか、そういうことを言わないというのは──別に言ってもいいんですよ、クヌギだとか、何だとか、桜でもいいし。でもそうすると、そういう個別の議論に物すごくどんどん入っていっちゃうじゃないですか。
 小動物と戯れることができるといいね、例えばそういうふうに言ったとすると、じゃあ、それはウサギなのか、ヤギなのか、猫だとか、猫を嫌いな人がいるとか、体毛でアレルギーになる人もいるとか、そんな話にどんどん入っていっちゃうわけですよ。確かに落ち葉の問題もある、掃除もしなきゃいけない。でも、雪が積もるところで、雪が積もったものを──大変ですよ。それをアルバイトでやってもらうところもあるけれども、公共施設ではそれをイベントにしているところもあるんです。楽しくする、どういうようにすればわくわくするかということが一番重要で、私が今言っている方法というのは、通常の再開発の手法とはいろいろな意味で違うと私は思っています。
 おっしゃるように、いろいろなことで、これは違うじゃないか、この絵が出ることによって、この木と全然木の形が違うねとか、そういうのがあるんですよ。だから、言われるとは思うんだけど、でも具体的なイメージを出していかないとやっぱり喚起されない。再開発って、自分たちのことと思っていない人たちがたくさんいらっしゃるから。でも、そうじゃない。やっぱり駅前を再開発することは、三鷹市にとって実は未来に対する投資であるわけです。だから、やっぱり、今困っている人もいる──そのバランスの中でこの4年間苦しんできたわけですけれども、実際にどういうふうにすればいいのかということを、結構面白いじゃん、わくわくするじゃん、やっぱり三鷹の駅前もこういうふうになってほしいねということをどんどん出してもらわなきゃいけない。
 もう一度、落ち込んできた気持ち自体──景気よりも何よりも、人の心理が、未来に対する気持ちがないから、子どもも少なくなってくるんですよ。だから、そこを掘り起こすための前段の作業だというふうに私は思っています。ですから、これから、皆さん御心配の財政面も含めて、具体的な掘り込みがされていって、そして具体化したときに、さらに普通の再開発の手法になってくると思いますが、それ以前のまちづくりとして、全体として、地権者の人も市民の人も、三鷹市にとって三鷹の駅前って大事なんだな、そういう思いをまず持ってもらう。それを今やっているというふうに御理解いただきたいなというふうに思っています。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。私は別に、子どもを中心にというのが悪いとはもちろん思っていません。ただ、こういうものから、市長が今おっしゃったような、子どもが安心して過ごせるという、その具体的なイメージが全くまだ湧いてきていないんですよ。それは、これからだということであるというふうに今理解をいたしました。であるならば、やはりこの政策というのは、市長の大きな公約の1つでもございますので、新しいやり方、河村市長にしかできないやり方かもしれませんので、ぜひとも子どもが中心の、もうちょっとこう、どういうことが、なぜここは子どもの森と言われるのかがもっと示されるようなものをつくり上げていただきたいというふうに思います。
 それと、久野部長なのかな、この図面で、一番最初にお示しをしていただいたときよりバスベイが少し広がっているような気がするんですけど、これはそういう感じですか、それとも変わってないですか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  こちらのバスベイにつきましては、今、一生懸命、警察のほうと協議をしているところでございます。できれば、今の駅前広場の現状から考えると、少しでもここに一部機能を移したいという考えも持っております。その一方で、現場を見ていただくと分かりますけれども、直行ではなく斜めの方向になっています。その関係で、バスが上手に停止できる形、それからバスが何台止まれるかということについて、計画で今揺れ動いているところでございます。
 できるだけ、再開発の地区とうまく整合が取れるように、上手に計画したいと思っておりますので、まだ確定ではございませんが、そういった事情から少し動いたりしているところです。また変わるかもしれません。ですが、最終的にはいい形で収めたいなというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。ここがバスロータリーの混雑解消の肝にもなってきますので、ぜひとも、揺れ動いているということですけれども、おっしゃるとおり、いい方向で収まるように頑張っていただきたいと思います。
 次に、施政方針予算概要の114ページ、三鷹駅南口の駅前のバスベイの件なんですけれども、今、今年度の予算でそれが計上されました。本当にありがたいことなんですけれども、バスの降車場を設置する際に、やっぱり屋根なんかもしっかりと建てていかなければいけないなというふうに思うんです。バスを降りて、やはり雨にぬれない方法というのが考えられるのかどうか。大体、駅のそばへ行くと、ぬれないで駅まで行けて、三鷹はすごくいいねというふうに言われることが多いので、雨対策、どのように考えていらっしゃるでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今、南口のバスの降車場については、JRと協議を進めているところではございますけれども、降りた際に、その屋根等の降車した利用者の方への対応につきましては、まずは今線形を進めているところではございますので、その後の対応については、警察とも協議を進めながら、検討を進めていきたいなというふうに思っております。


◯委員(高谷真一朗君)  ぜひつけられる方向でいっていただきたいなと思います。あそこら辺は、降りるところは別にお店もないと思うので、つけてもそんなに問題ないのかなというふうに思いますので、市民の利便性のためによろしくお願いします。
 それから、土木費の112ページの宮下橋の架け替えの件でございます。毎回お願いをしているんですけれども、やっぱり地域の住民の方からすると、あそこに横断歩道が欲しいという要望があり、何度となくお願いをしているんですけれども、カーブがあって危険だという御答弁をずっといただいておりました。そこで、どうしたらいいのかなってずっと考えていたんですけれども、吉祥寺の五日市街道に成蹊大学というのがあるんですけど、そこの成蹊大学の目の前の横断歩道って常に赤信号なんです。
 赤信号だから止まらなきゃと思うんだけれども、車で近づいていくと、ぽわっと直進の青が出るんですよ。すごい不思議なんですけど、そんな信号は見たことないんですけれども、ああ、それで進めるんだと、一旦止まって、ああ、進まなきゃという感じになるのがありました。そういう技術が信号機であるのだったら、あの宮下橋のところも、この架け替えを機に市民要望の多い横断歩道をつけてあげて、そういう珍しい信号機なんですけど、ちょっと調査してもらって、設置が検討できないかと思うんですが、いかがでしょう。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  今ちょっと御指摘がありました信号について、ちょっと把握しておりませんので、まずどういったものなのか、それについて確認をさせていただければと思います。
 また、おっしゃるとおり、宮下橋についてこれまでいろいろ御要望いただいておりまして、警察にもお話をして現場を見てもらっている中で、これまで御説明したような見解が示されているということでございます。ただ一方で、宮下橋が架け替えになれば、また状況も変わってきますので、そういったタイミングを捉えて、やっぱり要望を続けていくということが必要だと思いますので、このタイミングで、また状況を踏まえて警察ともお話をしていきたいと思います。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。本当に不思議で、一旦止まらなきゃいけないのかなと思うんだけど、近づくと直進の青が出てくるんですよ。そんな信号は見たことないので、五日市街道の成蹊大学の前ですので、帰りにでも見てきてください。
 続きまして、これ、予算委員になったらどうしても言いたいことがあったんですけれども、フリーアドレス化で、フリーペーパーとか、先ほど来お話が出ておりますけれども、そうはいっても、やっぱり紙って使いますよね。議会でもいろいろ、いっぱい紙を頂くんですけれども、実はせんだってテレビで見たんですけれども、某大手企業がオフィスで完結する小さく新しい資源サイクルという名目で、紙を機械に入れると即座に再生紙となって出てくるという機械があるんです。商品名を言っちゃまずいのかもしれないですけど、そういう機械があるということは、職員の方々、御存じでしょうか。


◯委員長(宍戸治重君)  庁内でのトラブルにより、濱仲総務部長、退席をされます。馬男木副市長も同様に退席します。よろしいですよね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、継続します。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  今御紹介いただいたような機械は、展示会とかでちょっと見たことがございます。
 以上です。


◯委員(高谷真一朗君)  御覧になっていただいて、これは市役所でも使えると思われましたでしょうか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  経費的な金額等はちょっと調べていませんが、もしあれば、再生紙、そのまま使えるということですので、資源のリサイクルというか、そういった面ではいいかなとは思っております。
 以上でございます。


◯委員(高谷真一朗君)  ぜひ市長にお願いしたいんですけれども、これ、ちょっと私も幾らするかは調べていないんですけれども、大田区ですとか、諏訪市ですとか、松本市、こういった公共施設ではもう既に導入事例もあるそうです。紙から情報漏えいのリスクも低減されるということだし、とにかく入れた紙がすぐ再生紙として出てくるんです。これ、後で差し上げますので、御覧いただきたいと思います。これは本当に、こういう紙をたくさん使う役所にこそ必要な機械だというふうに私は思いました。
 続きまして、予算概要の99ページの災害廃棄物の件でございます。本当に東日本大震災からもう12年たって、災害ごみの処理の仕方というのは、今から考えておくのは大切なことだと思います。ただ、大雪のときの雪をどこに持っていったらいいんだという市民の方も結構いらっしゃって、私なんかも、雪が降って、道にうず高く積まれた雪の処理の行き場に困っている市民の方もいらっしゃるんですけれども、そういったときの対応って考えられますでしょうか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  今回の予算計上しています災害廃棄物処理計画の中の、災害の廃棄物として雪はちょっと検討はしておりません。置場については、やっぱり、もしたくさんの雪が降ったときは、関係部署と連携しながらどこかに置くしかないのかなというふうには考えております。そういった場所を探して、大雪対策というのは検討していく必要があると考えております。
 以上です。


◯委員(高谷真一朗君)  今回は災害時の廃棄物のことですけれども、大雪も災害に近いものがあると思うので、例えばそういった雪は、この地域はここに集めてくださいみたいな、そういったことも検討をしていただければというふうに思います。そういうことも検討できますか。


◯市長(河村 孝君)  恐らく現在、災害の廃棄物で考えている集中的な捨場がありますよね。1メートルも2メートルも雪が積もるとは思いませんけれども、普通だったら道に寄せてくださいで済むわけですけれども、それ以上降るような場合には、恐らく地域の中の公園とか、そういうところが活用されるものだというふうに思います。
 大規模にやるときには、災害の廃棄物の場合には、大沢のスポーツ広場のほうに持っていったりしますから。最終的に、それ以上降れば、そういうふうになるかもしれませんが、三鷹の降雪量とか、今までの歴史的に見て、それ以上降るというのはなかなか難しいかなというふうに、逆に思うぐらいですかね。取りあえず公園でというふうに思っています。


◯委員(高谷真一朗君)  雪は、本当に何年かに一遍のあれなんですけれども、ただ降るときはどかっと降るのが最近なので、公園に捨てていいというのだったら、その免罪符を役所から与えてあげないと、市民の人がそこにやって、そんなところに勝手にやるんじゃないという、御近所トラブルにもなりかねませんので、そういうところを考えていただければというふうに思います。
 それと、資料の11ページなんですが、消防費です。消防団運営費助成金なんですけれども、本団の分20万円と、分団の分が396万円で、10分団で割ると39万6,000円なんですけど、これって何年ぐらい前からこの金額になっているんですかね。というのは、いろいろと燃料費等も高騰している中で、消防団員の報酬の出し方も、この間変わってきているということがございます。これは水道光熱費に充てていくんだと思うんですけれども、これで果たして足りるのかどうかというところが。


◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司君)  消防団運営費のお尋ねですけれども、ちょっと今、ごめんなさい、詳細な資料が手元にないので、何年前から今の状況かというのはきちんとお答えできないんですけれども、少なくともここ数年来、変更なく推移しているというふうには認識しております。特に、今現役の団の中でのお話の中で、この部分について過不足があるということで、何かこちらの市のほうに要望を受けたり、それをまた市のほうで検討したり、やり取りをしたというのは、ちょっとこの数年の中ではないというふうに認識しておりますので、今そういった問題提起があるようであれば、また今現役の本団の方も含めて確認する必要あるというふうに考えております。


◯委員(高谷真一朗君)  ぜひ確認していただきたいと思うんです。間もなく、各消防団さんも総会等とかを控えている中で、報酬の出し方が変わったことによって団の運営予算というのが非常に厳しくなってきているんじゃないかなというふうに思います。うちの分団なんかそうなんですけれども。なので、水道光熱費であるのであれば、この間のエネルギー価格の高騰等も踏まえたものをお出ししてあげるのが筋かなと思いますので、議論していただければというふうに思います。
 それと、予算概要の126ページの5なんですけど、三鷹市地域防災計画の改定についてです。今回、首都直下等による被害想定ということで考察し直すということなんですけれども、平成2年には、富士山の災害のことを入れました。そこで、ちょっとSFチックなことを言っちゃうようなんですけれども、実は2025年に太陽の黒点が極大期に入り、太陽フレアというのが発生する可能性があると。国のほうも、総務省が宇宙天気予報の高度化の在り方に関する検討会というものを立ち上げて、被害想定と対策を検討しているそうなんです。それが2025年に起こる可能性があるということで、そうなると、停電とか通信障害、人工衛星の被害、そうしたものが出てくるそうです。長くて2週間これが続いて、通信障害等が。一番まずいなと思うのが、警察とか消防の無線、これが通じにくくなるというようなことが懸念されているんですけれども。非常用電源の確保はしっかりされているでしょうけれども、そういう通信が途絶されてしまうといった場合の対応、訓練、そうしたものが必要だし、市民への周知も必要かと思います。
 太陽フレアでどれだけの被害が起こるかって分からないですが、実際海外では火災が起きたりとか、そういった事例もありますので、国が考えているんだから、やっぱり三鷹市も何らか考えなきゃいけないかなと思うんですが、いかがでしょう。


◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司君)  今、御指摘の危機に関しては、正直今回の計画改定の中では、当然想定できていない──今、委員のほうで、国のほうではそういったお話もあるということですが、具体的に市町村レベルでそれについてどんな被害を市内に想定しなければいけないのか、また国の役割、また東京都の役割、市町村の役割、いろいろ、その中でも分担して対応しなきゃいけない部分はあると思います。
 今回の地域防災計画の改定においても、東京都のほうでのそういった被害想定、新たな震災の想定を基にした計画改定という動きがありますので、そういったリスクに関しても、やはり国であったり東京都の動向を見極めた上で、市としてもそれにしっかり対応していく必要があるものと、現時点では認識しております。


◯委員(高谷真一朗君)  2025年って間もなくなので、国、東京都の対応を待つのもあれなんですけれども、こうなった場合はどうしておこうと頭に入れておくぐらいは必要だと思いますので、そういうことでよろしく御検討ください。
 それと、時間もなくなってきましたが、みたかバスネットの見直しです。予算概要の113ページなんですけれども、「井のバス」の昨年の実績というのがせんだってのまちづくり環境委員会で出されたようですけれども、まだやっぱり利用者数がそんなに多くないような状況であるそうです。ただ、せっかくの実証実験ですので成功させていかなければいけないという中で、今回、見直ししていただけるということですから、井の頭公園通りを抜けて、三鷹駅まで連れていってあげられる、そういったルートが必要だというふうに考えます。やっぱり五丁目、四丁目の武蔵野側というか、そこは大分交通不便な部分もありますので、何とかできないかなと。
 今までは、大きな車は通れないというふうなお話ですが、昨日「井のバス」の運転手さんにお話を聞いたところ、五小の栗原ストアさんのところを曲がれるんだから、ほかに通れない道はないって言っていましたので、行けると思うので、ぜひ御検討いただきたいと思いますが、そういう考え方はあるでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  まず、「井のバス」のルートにつきましては、地域からもいろいろ御意見をいただいてはいますけれども、まずコミュニティ交通と、ほかの交通、いろいろありますので、そうした組合せの中で、市全体の交通ネットワークについては検討していきたい。ですので、駅に直結するというところは、ほかの交通機関との組合せというところが、まずあるのかなというふうに考えております。


◯委員(高谷真一朗君)  分かります。言っていることはよく分かります。ただ、そういうふうにやっちゃうと、市民にとっては不便になっちゃうんですよね。ですから、誰をターゲットに、どういうふうなことをしてもらいたいかというのを考えると、やはり私は、井の頭公園通り商店街にもバス停があって、そこでも買物ができて、そして三鷹駅に抜けていっていただけるというのが、あの辺の地域の住民にとっては一番いい方法じゃないかなというふうに思っているということを申し添えさせていただきます。
 大沢でデマンドタクシーというのを今やっていらっしゃいますけれども、私は、できれば、在り方として、井の頭もデマンドタクシーのほうがいいんじゃないかなというふうに考えております。そういったことも──今、大沢で実験していますけれども、入れ替わりじゃないけれども、それも考えられたりしますか。


◯市長(河村 孝君)  AIを使ったデマンド交通のほうは、今はまだ途中経過でありますけれども、恐らく三鷹市域、どこでも通用する話だなということは、実験の結果、我々は感じています。割とやりやすい方法なんですよね。つまり、コミュニティバスで需要と、市民の人が望んでいる層というのは……。
                (「時間です」と呼ぶ者あり)
 終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で民主緑風会の質疑を一旦終了します。
 次に、日本共産党。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。初めに、施政方針予算概要117ページ、東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進について質問します。この取組の中でも、東京外郭環状道路の整備は長期化することが見込まれますとあります。市としては、この外環道路の供用をどのように見通しを持っているのか、いつ完成をすると思っているのか、初めに確認したいと思います。


◯市長(河村 孝君)  三鷹市としては、外環道路の見通しについてお話しする立場ではないというふうに思っています。主体的にいついつまでということを言える立場ではありませんので、状況として、今の推移を見守っているということでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  いつ工事が完成するのかというのが分からない中で、まちづくりを進めなければいけないというのは、とても大変な事業だというふうに思います。今、実際に調布の陥没事故で工事が止まっているわけですけれども、この工事がいつ再開するのか。宇名根からの北向きの大深度地下トンネルは再開する見込みが立っていません。当然ながら、いつ完成するかも分からない。
 再開するか分からない、工事も安全にできるかも確実ではない状況にあると思います。今、地裁で工事差止めが決定されていて、今までの工事の手法では、この北向きのトンネル工事は再開できない状況にあると認識しています。この道路は中央ジャンクションのランプと接続する本線につながる道路です。北と南が合流するのは武蔵野市の井の頭通りですよね、中心点が接続するところは。
 そうすると、今事故で止まっている本線が再開しないと、中央ジャンクションのランプは完成しないんです。という課題があります。私、この外環道路の工事に市民をいつまで付き合わせていいのかというふうに思います。工事の手法も安全が確認できないような工事、事故を起こせば、それで市民の生命と生活、財産に被害を引き起こすという道路工事は、きっぱりと中止すべきだと私は考えますが、市長の御所見を伺いします。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  今、確かに調布でトンネルの工事が止まっております。地上部のところで、陥没が起きたところの建物について地下の地盤を補強するという工事をやっていると聞いております。現在、その道路の工事が止まっていることによりまして、おっしゃるように北向きのトンネルが、本線がずっと掘り進まないと、中央ジャンクションのところは開通しないということになると考えられます。北側からではなく、南からのトンネルが来なければ、中央ジャンクションは開通しない、そのようになると物理的に考えられます。
 現在、外環事務所から聞いておりますのは、その陥没が起きたときのことを踏まえて、安全の対策をいろいろ考えて、その実証をいろいろなところでやった結果を踏まえて、いずれはやりたいというふうに考えているだろうと聞いておりますが、現在工事しているところは、御存じのとおり、ランプシールドの工事ですので、中央ジャンクションのところについては本線ではございません。
 実際に、今後どのようになるか、時期的なものはもちろん私どもも分かりませんけれども、中央ジャンクションの地上部ですとか、周辺のところのまちづくりについてはですね、例えば東京都の都市計画道路については、陥没が起きて外環の本線の工事は一部止まっているけれども、できるだけ進めてくださいとか、そういった地上部のまちづくりについては、できるところから、東京都にお願いしながらやっていってもらえるものは進めたいというふうに考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  三鷹の市民、住宅密集地の真下で工事を進めるという、この外環道路ですけれども、私は中止すべきだと思います。今、市としての立場は中止すべきということに対しての答弁はありませんでしたが、事業者の進める計画は、市として見守るというか、認めているという点で理解します。
 その上で、そういう立場であるのであれば、やはりこの本線や地中拡幅部の大深度地下トンネル工事に対する安全性について、事業者任せにしない。国や東京都、またNEXCOの問題だというふうに言っていられないものだと思います。市として安全の確保の責任があると思いますが、市長の御所見を伺いたいと思います。
 その上で、南向きランプシールドトンネルの工事、これから中央ジャンクションから南に向けたランプシールドトンネルが──まだ発進していませんけれども、今準備は着々と進んでいると思います。大深度地下にもう到達する、中央ジャンクションを出発点としたランプシールドトンネルに対する安全対策という点も確認する必要があると思います。この事業、安全確認という点で、第三者機関の技術的な検証が必要と私は考えますが、市としてもそういう立場で、事業者に対しても、また市としても検討することが必要だと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  市としましても、安全対策、絶対大事だと思っています。これからまた陥没などを起こしてもらったら非常に困ると思いますので、非常に重要なことだと考えております。事業者任せではなく、実際にトンネル施工等検討委員会でちゃんと検証してもらった結果を踏まえて工事をやるというふうに外環事務所は言っておりますので、それがトンネル施工等検討委員会でちゃんと検証されないうちに工事をやることはないように、我々もちゃんと見守っております。
 また、南向きのランプシールド、中央ジャンクションのところだと思いますけれども、それは確かに準備はしているだろうと思いますが、いつ発進するのかについては聞いておりません。いずれやることになった場合にも、ちゃんと我々のほうに連絡をくれるようにというお願いだけでなく、地元説明ですとか、地域の方々への周知は十分にやるようにということは既に伝えているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  中央ジャンクションから出る南向きの本線につなぐランプシールドトンネルというのは、今、調布で止まっている本線の北向きの大深度地下ランプシールドトンネルよりも先に発進する可能性が高いと思います。その点でも──安全の確認ですね、やっぱりシールドマシントンネル工事の安全性が今揺らいでいるので、しっかりとこの検証をする、三鷹市としてもコミットメントしていただきたい。事業者からこれで安全だというふうに言われて、はい、そうですかと。それは専門家が検証しているんだからそうですというふうに受け入れるのじゃなくて、その根拠を明確に、三鷹市としても対応しなければ──市民は本当に不安を感じているわけです。市民がその事業者の発表、これで安全だというふうに言ったことに対してコミットメントするのはなかなか大変なんです。この課題というのは、やはり市民の命、財産を守るという観点に立って、市がしっかりと立場を、事業者側の安全だということに対しての確認をするという点でも、しっかりと関わっていただきたいと思いますが、いかがですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、事業者のほうにおきましては、再発防止対策を設けまして、それを安全安心の取組の1つとして行っております。その再発防止対策を基に、例えば中央ジャンクションの北側におきましては、Aランプ、そしてHランプのほうが掘進を進めており、適切な掘削土の取り込みなどを行いながら、安全に騒音、振動なく行っているところでございます。
 また、大泉のほうにおきましても、本線シールドが既に事業地外に出ておりまして、こちらにおきましても安全に今掘進を進めているところでございます。もちろん、Bランプ、Fランプにつきまして、詳細な説明というのは受けておりませんが、再発防止対策をトンネル施工等検討委員会におきましてB、Fランプシールドにつきましても策定をしているところでございます。同じく安全に行うように、事業者に求めたいと思います。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  この間、部長も、また担当課長も本当に努力されているのは知っていますので。より強く対応していただきたいというふうに思います。その上で、第三者機関の技術の検証もぜひ検討していただきたいというふうに要望します。
 その上で、中央ジャンクションの上部空間の利用というのは、本当にこれからの課題、また早期実現していく課題だと思います。北野の地域の分断を解消するという上でもとても有効だと思います。北野の里のまちづくりということで、庁内横断的に検討を進めとあります。緑と農とコミュニティの特性を発信できるようということで──どのような活用をということでは、ぜひスポーツ広場、災害時の避難所になる場を早期に、できる限り本当に広く確保できないかと、そのための努力をしていただきたいと思うんですが、取組とその見通しを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、上部空間の本整備につきましては、まだ工事のほうが進んでいるところから──中央ジャンクションは今、上部空間が広く空いているようには見えますけれども、今後またいろいろと工事が入るおかげで、ヤードとして使用しなくてはならないという話がございます。
 ただ一方で、上部空間を暫定的に整備をする、そして地域貢献をするということにつきましては、昨年の末に要望書を出しまして、事業者からも暫定開放をするというような話もいただいているところでございます。こちらにつきまして、市民の利益に資するような公園などの整備などを検討したいと思っております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  これ、いつ工事が終わるか分からない、私が生きている間にできるのかと心配になるほどですけれども、早期に地域の子どもたちの運動の広場として空間を利用する、更地でいいわけですから、一番整備がしやすい。森とか緑とかに、北野の里のように木をどういうふうにするのかというところまで踏み込むとなかなか難しい。また、最終形態にしていくのに変更が難しくなりますので、そういう点では工夫して進める。また、そういう状況になりつつあるというふうに感じられる状況になってきていますので、ぜひ進めていただきたいと。上部空間の利用については、早期に実現していただきたいというふうに思います。その努力を求めます。
 次に、施政方針予算概要の113ページ、みたかバスネットの抜本的見直しについてお伺いします。新しいルートでの検証をされていますけれども、新川・中原地域のコミュニティバスも課題があります。つつじヶ丘駅北口から元気創造プラザ、また杏林大学病院間のダイヤ、ルートですけれども、元気創造プラザの講座を使うのに利用されている方がいます。また、市役所まで行けるということで利便性が高いんですけれども、夕方の講座を受けると、行きはこのバスで行けるけれども、帰りはつつじヶ丘駅行きのバスはなくなってしまうという課題があります。
 私は、積極的に増便──当初30分に1本だったものが40分に1本になって、朝と夕の時間を30分というダイヤに改正して、利便性が高くなったと同時に、やはり使う施設の用途とダイヤとの関係で少しそごが出ている。夜遅くまでの──行けたのなら、帰るというのも保障されるべきだと思いますけれども。つつじヶ丘ルートのダイヤの変更ということの検討についてはぜひ進めていただきたいと、また課題についてのリサーチをしながら対応していただきたいと思うんですが、どのような状況、方針を持っているのか、お願いします。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  新川・中原ルートのコミュニティバスにつきましては、委員おっしゃるような形で運行してはいるんですけれども、まずコミュニティバスの運行に関して、やはり乗客の方の、輸送人員の関係ですとか、朝夕、特にですね、少ない人数で走るというようなことへのコストパフォーマンスの課題とかもありますので、そういった部分については、そういった乗客の状況、またダイヤの部分については、交通事業者との協議も踏まえまして、改善できるところは見直しを行っていきたいとは思います。
 ただ、今後、そういった運行事業者に対する規制についても、変更されるというような動きもございますので、そこについては、引き続きバス事業者と連携を取りながら考えていきたいなというふうに思います。


◯委員(栗原けんじ君)  このつつじヶ丘ルート、元気創造プラザからつつじヶ丘に戻るのに、最終の時間は5時24分です。バスのね、ダイヤの使い回しというか──2台で運行していますから、どのようにダイヤをうまくするのかというのは課題ですけれども、ぜひ帰りの夕方の時間、少しずらせれば、元気創造プラザでの様々な講座の区切りのいいところに対応できるようになることも可能になるかと思います。ぜひ工夫をして、また利用者の声も聞きつつ、改善を図っていただきたいと思います。問題点を指摘して、今後の課題にしていただきたいと思います。
 実証実験に対しては、積極的な見直しを実施されているのを評価します。その上で、この実証実験についても、市民から賛否両論、いろいろと寄せられています。大沢では、高齢者の元気創造プラザまでのニーズが高くて、ポンチョの復活を求める声もあります。飛行場ルートの廃線についての反応や、復活に向けてのバス事業者の意向などは確認しているでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今回実証を行っています大沢のAIデマンドについては、従前の飛行場ルートとは異なりまして、やはり自宅等から近いところで乗降ができる、そういったところがこのAIデマンドの利点でもございます。
 一方で、予約をしないといけないというところの手間はございますけれども、御自身の希望する時間帯、または場所で乗り降りができるといったところは、この間、利用者の方、また地域の方と意見交換させてもらう中では、そういったメリットの部分の評価をいただいているところでございますので、飛行場ルートのコミバスの復活については──当初、そういった御意見もございましたけれども、今後、そのデマンドの有効性の継続といったところをまずは検証していきたいなというふうに考えてございます。


◯委員(栗原けんじ君)  路線バス的なルートとデマンド的な対応と、バスというのは性格が違うので、賛否あると思います。今までの利用されている方、特に地域の方々の声を反映した最大限の、市民サービスに利するものにしていただきたい。そのためにも、しっかりと市民の声を聞いて、やっぱり説明をしていく、住民との合意をつくっていくという作業をぜひ進めていただきたいというふうに思います。今後、より利便性の高いコミュニティバスになるように努力していただきたいというふうに思います。
 次に、予算書の245ページです。若年・一般健康診査関係費です。検査項目の拡充についてどのような検討をされたのか伺います。補聴器の購入費助成が昨年の10月から実施される中で、聴覚検査の拡充をすることで早期発見につながり、また市民の利活用につなげられるかと思うんですが、健康診査の拡充についての検討と御見解をお伺いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  健診につきましては、国のほうで基準等も示されております。その中で医師会とも意見を交わしながらしておりますが、具体的に今、何か拡充ということは考えておりません。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  現状考えていないということですけれども、聴覚検査は──耳の聞こえってなかなか気づかれないで、最近お隣のおうちがけんかが多いなと思っていたら、声が大きかったという笑い話もありますけれども、テレビの音のボリュームが大きくなったり、本当に外まで聞こえるような状況になったりすることもあります。早期に耳の聞こえづらさに対しての気づきを促進することが、市民の健康にもつながると思います。ぜひ拡充も進めていただきたいというふうに、検討課題に指摘しておきたいと思います。
 その上で、健康診査ですけれども、近隣自治体との相互連携についてはどのように御検討は進んでいるでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  近隣それぞれの医療機関で、お互いに別の、自分の住んでいるところの市以外の医療機関でも受けられるようにといったところについては、担当レベルで他市との検討もしたり意見交換もしたところ、あと医師会のほうでも検討もしたりはされているというふうに聞いておりますが、なかなか書式の統一等を図るのは難しいということで、今は検討の段階で終わっているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  市境に住んでいる市民にとっては、最寄りの診療所、他の近隣自治体にかかりつけ医を持っている市民の方もいらっしゃいます。そういう方の健康診査を充実させていく、また利便性を高めるという点でも相互連携はすごく重要だと考えています。予防接種などでは連携がされていますよね。ぜひ、お互いのメリットになる事業として検討を──実らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。ちょっと現時点では、進まない状況は残念だという点も指摘しておきたいと思います。
 次に、一般質問でもしたんですけれども、ちょっと項目、ページは当てられないんですが、PFASの健康への影響の不安を解消するために、市民の希望者に対しては血中濃度の検査を実施することが有効だと考えますが、市民の不安を解消するための取組を検討されていないでしょうか。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  先日、一般質問でもお答えをいたしましたけれども、現段階では検討しておりません。
 以上でございます。


◯委員(栗原けんじ君)  一般質問したので──検討していないということですけれども、これだけの課題でですね──東京都の多摩地域における広域な環境汚染だと認識しています。また、市民の不安は──三鷹市では数値は小さかったですけれども、アメリカの機関では許容範囲を大幅に、3,000倍ぐらい厳しく規制をしているように変化しています。日本がその状況ではないというところはありますけれども、ぜひ、広域の問題でもありますので、東京都に対して都民、市民の健康調査、血中濃度の検査をぜひしてほしいということの要望をしていただきたいと思いますが、いかがですか。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  これも一般質問のときにお答えした内容ではございますけれども、やはり国にしても東京都にしても、まだ調査も、検討も始まったばかりということでございますので、今の段階では、市としましてはその状況を注視するということとしたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(栗原けんじ君)  注視するということで、機を見てしっかりと対応していただきたいと思います。実際に被害が出たとき、また健康被害が出たときに──蓄積する度合いが高い物質だというふうに言われているので、それからでは遅い。実際に市民の実質的な検査の中で、自分の血中濃度が高いということに衝撃を受けた市民の方がいらっしゃるという報道がされています。三鷹市でも、原因がどこにあるのかという課題も分かりません。そういう点でも、不安を解消するのは正確な情報だと思いますので、東京都に対しても積極的に働きかけをしていただきたいというふうに改めて要望したいと思います。
 次に、施政方針予算概要の103ページ、農業公園の施設改修でトイレの建て替え、またバリアフリー化が書かれています。これと併せて予算書の緑化公園費、都市公園の整備事業などに関連して、トイレの美化管理についての取組を確認したいと思います。
 また、市内の児童公園などに設置されているトイレの改修についての取組、老朽化したトイレの改修についての取組は今年度どのように進むのか、確認したいと思います。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  当該年度、農業公園のトイレが老朽化しているということがございまして、再整備をするということで予算計上させていただいておりますが、トイレの内容につきましては、大便器2、小便器1を踏襲いたしまして、規模は同じような形で、アプローチする園路もバリアフリー化を併せて行って整備をする予定としております。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  市内の公園等の管理について答弁させていただきます。市内にあるトイレにつきましては、週3回程度行っております。公園のまち歩きをさせていただいて、トイレの清掃の要望も多かったことから、トイレの内側の壁面、天井清掃、小便器の尿石除去、また高圧洗浄による外壁等の洗浄を行っているところでございます。尿石除去に関しましては3か月に1回、特別清掃といいまして、かなり壁とか、そういったものを清掃するものも年1回程度行っているところでございます。
 年1か所程度、老朽化したトイレの改修、バリアフリー対応したトイレにさせていただいているところでございます。
 私からの説明は以上になります。


◯委員(栗原けんじ君)  一中と南浦小の前の公園のトイレがきれいになりますね、今工事、もうすぐですかね。古いトイレ、丸型のトイレがまだ残されているところがあります。トイレは、市民にとってすごく重要な、公園を利用する方や、本当に具合が悪くなったときだとかの大切な場所でもあると同時に、安全性を確保するということも公衆トイレはすごく重要です。昔はトイレを隅っこに置くようなことがありましたけれども、本当に目立つ中心に置かれて、またそれもきれいなものになって、安全性を確保することにつながっていると思います。
 トイレの美化管理を本当は毎日ぐらいやってほしい。ホテルのトイレのようにきれいにしてほしい。私、これをすると、それが進むと、いろいろな古い施設であっても、すごく市のイメージって違う、本当に大切な事業だと思っています。
 老朽化したトイレは1年に1つずつということですけど、これは何か所あるんですか。古くなったものというのはどれくらいで改修される見込みですか。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  今、市内28か所ございます。そのうち、中央防災公園は指定管理を行っていまして、27か所トイレがあるところでございます。ちょっとすみません、今、何年度でということは、資料がないもので具体的なことは申し上げられないところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  この全てのトイレが、本当にきれいで使いやすいトイレというふうになるように改修を促進していただきたいというふうに思います。
 すみません、もう一つ。119ページ、井口グラウンドについて、先ほど小幡委員が防災の機能という点で、敷地の半分を広場として、半分は別の用途に使う計画になっていると、避難場所としての機能の低下につながるのではないかという懸念がありますけれども、なぜ半分にしたのか、御見解をお伺いしたいと思います。


◯市長(河村 孝君)  ようやく出番がありました。すみません、先ほど小幡委員さんのほうに答弁したかったんですが、言いっ放しで終わっちゃいましたのでお答えできませんでしたから、ここで一緒にお答えします。
 単純な話で、全体を売ろうとしていた。でも、財政的には売らなくても済むような、そういう仕組みをつくることができたということであって、ただ防災・減災の立場からいうと──私は売らない方向にしたんですけれども、避難場所として考えたときに──実際にあそこはまだ避難場所として使われたことはないんですよ、あったほうがいいだろうと、でも実態的にまだ使われてない。とすると、私は地域の要望をいろいろ聞いていると、やっぱり、近くに武蔵野日赤がありますけれども、基本的に3か月たつと入院していても出なきゃいけないという状況の中で、地域の方が医療に困っているという話があって、だとすると災害時の医療だけではなくて、通常時の医療も含めて──今回ほど病院の重要性というのは、新型コロナウイルスの関係で注目されたときはないと思うんですよね。そういう意味で、市民の皆さんも、何とか実際のそういう感染症対策でも重要な役割を担う地域の医療機関を誘致してほしいというお話がある中で、基本的に──単純に言って半分にして、例えば災害のための救助物資を置きたいと、あるいはいろいろな使い方がありますから、災害時の災害ごみの話もあるかもしれないし、そういうところでグラウンドを使わせてもらって、あとの半分は災害時も含めた救急医療の仕組みで考えていきたい。
 売るわけじゃないけれども、定期借地権等の活用によって財源をつくり、それを、単純に言えばグラウンドの整備に使うという方法で、グラウンドの整備もできる、そういう方向で考えているわけでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  井口暫定グラウンドですけれども、私たちはこの元気創造プラザのための財源づくりに売るのはやめたほうがいいと。井口グラウンドを存続するということでは、市長の決断を評価しています。
 その上で、やはり災害時には空間がすごく重要だというのはあります。西部地域の重要な空間ですので、どれぐらい確保するのが必要なのか。また、利活用の仕方の選択肢がある。私、市長の考えをやっぱり地域の住民にもしっかりと共有をして、何が地域の防災につながっていくのかというのも合意を形成することが重要だと思います。その点を怠らないように進めていただきたいと思っていますので、指摘しておきたいと思います。ありがとうございます。
 終わります。


◯委員(大城美幸さん)  最初に、施政方針93ページ、コロナ感染症対策です。2類から5類になりますが、コロナ自体が収束したというふうにはならないと思うんです。5月以降、普通の風邪と同じように市内の近くの病院にぱっと行っていいんでしょうか。それとも、発熱外来というか、やっぱり発熱があるんですって電話してから行かなきゃいけないのか、医師会との協議がどうなっているのか、まず確認をしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  御指摘のように、5月8日から5類に移行という方向が示されているところです。確かに発熱した場合に、5類になったからといって、すぐにどこの病院、どこの医療機関に行けるのかというのは、私どもも大変危惧しているところであります。まだ──先日来、国の自己負担の件も出されたようでございますので、医師会とも何回か、ちゃんとした協議の場ということでなく、いろいろな場で会ったときにどうしますかとお聞きしたところ、そうはいってもやはり一定の感染対策を取りながらしなきゃいけないねとか、あと電話はもらったほうがいいかどうしようか検討しているような御意見もいただいておりますので、5月8日に向けてさらに確認していきたいというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  もう一つ確認なんですが、市としては、感染者が何人というのはもう把握しないというふうになるんですよね。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  5類になりましたら、医療機関から保健所に対しまして発生届というのを出さないというふうに言われておりますので、今も限定化はされておりますが、さらに詳細な人数は分からない。インフルエンザと同じような定点での算定というふうになるというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  もう一つ確認ですが、今まだ医師会との協議、詳細まで決まってはいないということで、話合いをしている段階ということでしたが、5類になったら全ての市内の病院が、発熱がある人でも受け入れるということは確認できますか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  なかなか全てのところで受け入れられるかどうかというのは、確認ができるとまではちょっと言い切れないところでございます。やはり、医療機関さんによっては、いろいろな事情で発熱の方は御遠慮いただくという場合もあり得るかもしれません。ただ、そうしないために、いろいろ国で全てのところで同じように受け入れる方向も示されているところですので、やはり市民の皆様、御心配かと思いますので、そこは重々承知しておりますので、できる限り確認はしていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  やはり、どこの病院が発熱を受け入れて──やっぱり発熱がある人は電話連絡してくださいという発熱外来は残さないと、ほかの患者さんへの感染の危険が消えないと思うんですよね。そこはちゃんと医師会ともしっかり協議をして、どこの病院が発熱外来をする、電話を一本くださいというようなことは、広報なり周知をしっかりしていただきたいと思います。要望します。
 自宅療養者支援が9月まで延長になっていますが、その先はどう考えているのか。完全に収束となるまでは継続してほしいなと思います。医療機関も市民もまだまだ不安があります。
 もう一つ、自宅療養者支援、三鷹市の支援は、市民から対応も早いと喜ばれていていますが、東京都の支援はいまだに遅れているのか、市が支援しなければならない状況なのか、お伺いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  東京都の支援の状況につきまして、市に入っている状況、感染した方からのお声では、遅れはなく円滑に届いているというふうに聞いておりますし、現在、市のほうへ食料品等の御依頼をいただく方はかなり減って、ほとんどない日もあるというような状況でございます。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  9月以降についてはいかがでしょう。


◯副市長(土屋 宏君)  コロナに関しては、全体的に今年度の予算で言えることなんですけれども、当面は2類であったということを前提で半年分の予算を組んでおります。ただ、国、あるいは東京都が、5月以降、5類相当になった場合にどういう方針を示すかというところがまだ分かりませんので、今回の予算に関しましては、当面、半年分の予算を計上してあるということで、それぞれの取組──ほかにも医療機関の支援ですとかいろいろございますので、それぞれをどうするかということについては、東京都や国の方針が出てきた段階で個別に考えていきたいと思います。
 ただ、三鷹市の基本的な考え方としては、国がやめたから全てやめるということではなくて、市民の皆様に安心して過ごしていただけるようにどう配慮していくかということも併せて考えながら、今後の在り方を検討させていただくということで、現時点ではまだ2類であったことを前提で、半年分の予算を組んでいるというところで御理解いただきたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  では、コロナに関係して、高齢者とか障がい者へのPCR検査もそうだし、今言われた医療機関への支援も、取りあえずこの予算では半年分、でもゴールデンウイーク明けにまた感染が拡大するかもしれないし、その状況を見て、国がやめても三鷹市が続けるかもしれないこともあるということですので、それは本当に市民の不安、命を守るという立場で前向きに考えていただきたいと要望します。
 そこで、もう一つ、専門家の助言が入っていますが、専門家の助言をもっと活用するべきだと考えます。病院でのこともそうですが、高齢者の部門や感染リスクが高い子どもの、保育園とかの分野の所管で、適宜適切な連絡を取ってアドバイスを受けられる、定期的な助言をもらう関係というのが必要じゃないかと思うんですが、具体的な助言をこの予算では何回というか、回数とか、どういうときにとかっていう基準があるんでしょうか。


◯企画部まちづくり総合調整担当部長(田中元次君)  この間、昨年度につきましてはいろいろなイベントが市内でも開催されるようになりました。その都度、いろいろな段階で、いろいろなイベントについて水野先生にアドバイスを受けておりますし、学校や幼稚園その他、庁内で私のほうで集約をして、必要があるときには、その都度水野先生のほうにお伺いをして、情報共有しているというところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  学校とか保育園からの問合せについては、その都度水野先生に聞いているということですか。


◯企画部まちづくり総合調整担当部長(田中元次君)  学校、保育園に限らず、各部署で困り事がある、聞いてもらいたいということがある度に、先生のほうにお伺いして、庁内に共有をしております。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。せっかく専門家の方がいらっしゃるので、特に今度5類になった場合ですけど、マスクを外すとか、でもどうしても接近しなきゃいけない場合の注意とか、子どもはマスクしないけど保育士はやったほうがいいとか、いろいろあると思うんです。そういうことはぜひ適宜聞いていただきたいと要望します。
 次なんですが、94ページ、住民税非課税世帯等の妊婦への初回産科受診料支援。どうやって対象者を捕捉し、また申請につなげるんでしょうか。妊娠届はして未受診という方を市が把握できるんでしょうか。妊娠届自体をしない人がいた場合、市で把握できるのか、お伺いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  確かに妊娠届を出す前なので、こちらから確実に把握できるかというのは大変難しいところでございます。ただ一方で、現在もちょっと医療機関に行こうかどうか悩んでいるという相談等も寄せられることがありますので、そういった方に対して、この新しい制度を活用していただくことを御案内することで、早めに受診していただけるようにできるものでございます。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  必要な人に必要な情報を届けるということで、やはり工夫をしてほしいなというふうに思いますが、一方、生活に余裕がなくて、子どもを産むこと自体を望まない人もいるんじゃないかと。その場合の中絶費用の助成は考えなかったのか、お伺いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  ちょっとその点については──今回の東京都の助成も始まるということで、今回この制度を入れております。今御指摘のようなものについては、具体的に検討はしていないところです。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。ぜひ今後、検討をお願いします。
 次、商工費、107ページの不況対策緊急資金融資あっせん制度の要件緩和の延長なんですが、午前中もちょっと議論がありました。令和4年、市内の倒産が4件だったのかな、何かで見たんですが、融資を受けてこの物価高騰を乗り越え、返済していくには、安定した経営が求められるわけです。今、経済状況が大変な中、融資を受けるという──長期見通しの希望が持てない中、融資を受けようって思うか。思えない。また、既に借りている人は返済の時期に入っていて、厳しい状況になっているということを考えると、商工業支援として、果たして融資あっせん事業で物価高騰対策となるのかということが物すごく疑問というか。
 それと、午前中のときの御答弁で、105ページの中小企業等への新たな支援のことも言われましたが、新たな取組、顧客を増やすとか、そういうことをすると補助金がある。でも、代表質疑でも言いましたけど、クリーニング業の場合、原材料はもちろんですが、ボイラーや電気、ガス代の値上げ、さらには洋服とかを入れるビニールも上がっていて、ありとあらゆるものの値上げで営業そのものが大変だという声をさらに聞いたんです。
 さらに、もう一つ、物価高騰とは別に、人材不足、募集をしてもなかなか人が集まらないということもおっしゃっていました。物価高騰の対策もそうですし、中小業者の商工業支援という考えで、やっぱり今、市内の商店や事業所が何に困っていて、どんなことなら市が支援できるのかということをぜひ頭を使ってというか、声を聞いて考えてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。


◯生活経済課長(立花省二君)  この不況の状況での経済対策についての御質問をいただきました。今、クリーニングの関係を例に出していただきましたけれども、様々な業種がそれぞれ様々な原因で厳しい状況になっているかなというふうに考えております。1つ、価格転嫁がですね、やはり中小企業は一番最後に、一番しわ寄せのように来ていて、なかなかそこが進められていないというところも原因の1つでしょうし、人材不足についても、なかなか賃上げ等も対応できにくいというところもあるというふうに認識しております。
 そういう点では、融資のあっせんも1つの支援策でありますし、経営相談の窓口のようなもので個別の事業者の事情に対応した相談に対応する。その中で──今回、商工会を通じた補助金の支援制度を拡充しますけれども、そういったものもぜひ活用してもらいながら収益基盤を確保していただいて、事業継続をしていただきたいなというふうに考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員(大城美幸さん)  融資も1つ。でも、そこを借りられない現状がある。商工会の助成とか、相談に行っても、対応する補助金だとか、助成制度とか、そういうのがありますよというメニューがなければ、相談員も困ると思うんです。さっきお風呂屋さんとかも出ていましたけど、この105ページにある商工会助成事業費とかを見ても、新規開拓推進事業費補助金とか、サービス開発支援とかありますが、じゃあ、そういうのが活用できるのか。できないところ、そういうのをいろいろ頭を絞って工夫して、何とかこじつけてというふうになるかということが疑問なんです。
 つなげるサービスがなかったら、相談しても厳しいんじゃないかと思うんです。そういうところを市が把握をして、市として何らかの対策を考えてほしいなと思いますが、いかがでしょう。


◯生活経済課長(立花省二君)  商工会や金融機関とも、融資のあっせん等を通じてでも、個別の事業者さんの困っている状況というのは、逐次情報交換をしながら把握をしているところでございます。
 ただ一方で、事業というのは、それぞれの自由な経済活動の1つの中で行われているというところもありますので、給付等の拡充も含めて、どこまで市ができるのか、やれるのかというところの課題もあります。
 ですので、現状、なかなか難しいところはありますけれども、知恵を出す、意見を交換するような場面としても、相談の機能等を拡充していただいて、プラス中小企業診断士等のアドバイザーの派遣の事業等もございます。これは市だけじゃなくて都等もやっていますけれども、業種ごとにもやっていますけれども、こういったものをぜひ活用していただいて、事業の改善を図っていただければなというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯委員(大城美幸さん)  じゃあ、それはぜひいろいろ実態を把握して考えてほしいと思います。
 三鷹市はPokiの活用をいろいろ頑張っていますが、商工会の「みののん」の活用についても、グッズの開発や販路を広げるとか、「みののん」の活用についても市がすべきじゃないかと思いますが、いかがでしょう。


◯生活経済課長(立花省二君)  商工会のほうでそういったキャラクターをつくっていることは承知しておりますけれども、それの活用策につきましては、基本的には商工会の活動というふうに、主体的にやるものというふうに考えています。ただ一方で、市のほうから補助金も商工会に一定程度出していますので、その中の活用をしながらするというのが考えられるんじゃないかなというふうに思います。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  土木費、118ページ、三鷹台駅前周辺地区のまちづくり、協同ビル化等の調査研究ですが、どんなメンバーでやるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  三鷹台の協同ビル化の検討、検証についてですが、今回の取組は三鷹市として、この三鷹台駅前周辺のまちづくりを検証していくという考えから、当然、地域の方の意見を聞きながらになりますが、主体的には三鷹市の関連部署と共に検討を進めたいと考えております。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  地域の協議会も残っています。町会、商店会以外の地域の市民、いろいろ夢を語っている方がいらっしゃいますので、幅広く声を聞いてほしいと要望して、終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  休憩します。
                  午後3時00分 休憩


                  午後3時27分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  次に、いのちが大事。


◯委員(嶋崎英治君)  私の持ち時間は答弁含めて30分間ですので、一問一答で行いますが、どこまで質問、問題提起ができるか。よろしくお願いいたします。
 最初に、予算概要の164ページ、下水道事業会計についてです。会計そのものについては賛成です。そして、下水道管路施設の長寿命化の推進についてお尋ねします。この工事により、人孔の蓋の更新を伴うケースがあると思います。撤去された人孔の蓋は現在どのように処理されているのでしょうか。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  今回、人孔蓋の処分方法についてですが、廃棄処分とし、施工業者さんを通して適切に処理しているところでございます。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  人孔蓋の表面のデザインで、現在、外国人向けのPRキャラクターとして、たかじょうくんが2か所、三鷹のキャラクターPokiが10か所使われています。蓋の更新に当たって、これらの蓋を増やす考えはありますでしょうか。都のデザイン事業の支援を受けて作った蓋だと思いますけれども、いかがでしょうか。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  Pokiとたかじょうくんのデザインマンホールは、市制施行70周年記念事業として、令和2年度に市内に12か所設けたものでございます。新たなるデザインマンホールの導入については、人気のあるデザイン等を採用する場合、東京都広告物審議会に諮る必要があり、著作権が発生する場合があるので、現在は導入を考えていませんが、周年事業に合わせた導入については、検討を考えていきたいと思っています。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  八王子の例なんですが、商店が集中している旭町辺りの放射線通りのところなんですが、公募したんですよね。公募して、その作品が花があったり何かあったりというのが──日曜日なんかは車は入りませんから、そこを歩く、その絵を楽しみながら歩くことができるというようなことで、いいなと思っていたんです。いろいろな著作権の問題などもあるかと思いますが、ぜひこういった楽しくなることをやってほしいなと思います。
 それから、もう一つ、適切に廃棄処分をしているということですが、人孔蓋を売っている自治体があるんですよね。逗子市や、群馬県の富岡市、愛知県の豊橋市、長野県の松本市などは販売をしているようです。全国には、この人孔蓋を収集している、そういうことをしながら楽しんでいる人がいるんですよね。本市も鷹のマークなんかが入っていたりすると思うんですが、そういう販売するという考えはないでしょうか。


◯市長(河村 孝君)  どうもありがとうございます。検討してみます。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございます。ぜひ、前向きにしていただきたいと思います。
 続いて、ページの指定もありませんし、言葉もないので指定ができませんが、有機フッ素化合物(PFAS)による飲料水汚染や血中濃度検査等々については、2月28日に行った一般質問でも取り上げました。改めて質問及び提案を行いたいと思います。
 USEPA、アメリカ環境保護庁はPFOAは発がん性があり、PFOSとPFOAについて、勧告値よりはるかに低い値でも健康への影響があるとし、2022年秋、PFOSの規制値を0.004ナノグラム・パー・リットルですね、1リットル当たり0.004ナノグラムと厳しくしています。日本は、PFOSとPFOAの合計値で、目標値として1リットル当たり50ナノグラムで、極めて甘い数値だと思います。血液中濃度検査を受けたいと市に相談があったら、どのように対応するのか、一般質問から時間もたっていますし、改めてお答えいただきたいと思います。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  PFASの血中濃度検査につきましては、先ほどもお答えいたしましたけれども、国の機関においてもまだ検討が始まったばかりということもございますし、国においても大規模な調査を実施しているということもございますので、市では考えていないということでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  こういうことでいつも頭に浮かんでくるのは、水俣ですよ。有機水銀の中毒、食べ物を食べて、魚から取ったらなってしまった。いろいろそのときに、本当に被害に遭った人は苦しい苦しいと──今も続いていると思いますけれども。それから、PCB問題もそうですよね、魔法の、カーボン紙が要らないということで、それもやっぱり人体に有害だと、いろいろなことが起きて、初めて禁止になったり、対応ができる。石綿もそうですよね。
 転ばぬ先の杖ではないですけれども、やっぱりみんな心配になるんですよ。だから、先ほどの栗原委員も、その心配をどうやって除いていくかということも市の責任だというふうに、私も思いますよ。それで、民間の有志がお金を出し合って、希望する市民の血中濃度の検査をした。八十数%の人がそういう高い数値だったということが明らかになったわけですよ。民間に任せておいていいのか。それから、国がまだできないから、都ができないから──いいのかではなくて、これはイデオロギーでも何でもないですよ、命ですよ。そのことを三鷹市が率先して──衛生費の中で予備費か何かでもできると思うんですよ、やって誰も批判しないと思うんです。待ちではなくて、命を守るんだという姿勢をちゃんと示すことが、私は大事なんだと思いますけど、市長、もう一度伺います。何とか市が率先してやるというようなことを検討してほしいんです。


◯市長(河村 孝君)  私、ちょっと分からないところがあるんですが、アメリカのEPAで審査して、いろいろな基準値を出していると。アメリカにはいろいろな調査の実績があるんですよね。一般質問のときの御質問でしたが、アメリカ軍の基地で、日本に駐留している米軍のほうで起きたというお話でしたよね。アメリカで禁止されていないんですか。何か、反問権みたいな話なんですけど──私、反問権を本当は要求したいんですけどね。
 どう考えてみても、アメリカのほうで規制値があって、それで厳しく検査をする立場であって──アメリカの場合は兵隊さんはすごく尊敬されている国ですから、そういうところで野放しにされているという現実があることを前提に質問されたので、やっぱりそういうことが前提で、いろいろ賛否はあると思いますけれども、安保の下に日本に駐留していただいているところに調査をする。そこが問題で、原因でというのは、ちょっと。その前にやることがいっぱいあるのではないかというような認識です。
 ですから、そういう意味でいうと、さっき部長がお答えしたように、まず国とか東京都、あるいは周辺の自治体がそういう声を出していくならば、もちろん隣接している三鷹市が手を挙げないはずがないですけれども、今そういう自治体、国も動いていないところで、我々が動き出して話が通るのか。逆なんじゃないかというふうに思っているということです。
 それが私の質問ではなくて、答弁でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  アメリカ国内ではそんなに厳しくして云々ですよね。私もそれは変だなと思いますよ。それで、立入検査をできた米軍基地が、先般も御紹介しましたけど、普天間基地、立入検査して、物すごい基準をオーバーしていた。神奈川の基地でも、基地の立入りができて、検査ができたと。東京都が水道事業の事業者ですよね。そこの長は都知事ですよ。都知事は、都民の命を守る責務が本当にあると思います。
 そして、どう見ても横田基地から東、あるいは東南側の井戸が本当に基準値が高くて、今、34本か何か、くみ上げが止まっているんですよね、それは財産の侵害でもあるし。だとしたら、都知事は立入調査を横田基地に求めるべきだと、私はそういうふうに言いました。だけど、あちこちで日米地位協定を盾にそれが実現しない。それでもいいと思うんです、都知事は断られても。だから、都知事がそういうふうに行動を起こすように、河村市長にも行動を起こしてもらいたい。答弁は結構ですから、起こしてもらいたいというのが私の期待でもあります。
 それで、アメリカ国内ではそんなに厳しくしているのに、何で沖縄や横田周辺のPFASの濃度がこんなに高いのに、米軍基地は黙っているのか。だから、これも本当にいろいろなことにつながることですけど、人間が住んでいるんですよ、横田だって、沖縄だって。その人間が飲む水が、基地から演習で使われた消火剤によって汚染されているとしたら、命を大事にするんだったら、米軍は差別なくやるべきだと思うんです。
 この直接のことには関わりませんが、不思議だなと思うことのもう一つとして、アメリカ国内では、戦闘機など、米軍機、軍用機、それは保育所や学校や病院や住宅密集地の上は飛んではならないとなっているのに、沖縄や横田はそれがどんどんやられている。だから、人間が住んでいると思ってないんじゃないか。その人間が叫び声を上げない限り、米軍の考え方は変わらないんじゃないかと思いますので、それを──水道事業は都の事業ですから、直接三鷹市長はできませんけれども、ぜひ都知事に要請をしてほしいというふうに思います。
 三鷹の井戸、ありますよね、新川の浄水場、あれは濃度はどのぐらいでしたっけね。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  三鷹のいわゆる水道、水源井戸、こちらのほうにつきましては、東京都のほうで3年に1回の調査を行っているというところでございます。ちょっと、ただいましっかりしたデータ、数字を持っていませんので、数字としてはお答えできませんけれども、この間、暫定目標値としております50ナノグラム、これを上回るようなのは検出されてないというふうに認識をしております。


◯委員(嶋崎英治君)  たしか、そういう答弁をいただいています。日本の暫定値というか、目標値からすれば低い数字ですけれども、アメリカ国内では0.004ナノグラムという、本当に3,000倍も厳しい数値になっているということ。そして、アメリカの機関では、たとえ汚染度は低くても発がん性の危険性があるという指摘があるわけですから、そのことを念頭に置いて取組をお願いしたいと思います。
 そして、職員の皆さんに──命の水ですよ、私も、このことをしっかり取材して書いているものがないのかと思ったら、「消された水汚染」汚染された井戸と横田基地を結ぶ点と線、元朝日新聞の記者だと思いますが、諸永裕司さんが取材を基に書いたもの、ぜひ読んでほしいと思います。
 次に、予算概要の92ページになります。新型コロナウイルス感染症対策の推進として、1億800万円余りが計上されていますが、厚生労働省は5歳から11歳の児童への追加接種について、3月8日からオミクロン対応2価ワクチンになるとして、対象を、オミクロン株対応2価ワクチンを少なくとも一、二回の接種を完了した5歳から11歳としています。
 ここで質問ですが、三鷹市の5歳から11歳の児童で1回目の接種をした人は2,843人だと思います。それは、対象人口の1万1,792人の24.1%に当たっていると思います。それから、同じく2回目の接種をしたのは2,703人で、それは対象人口の22.9%に上がっていると思います。接種をした子どもさん、少ないんですよね。これは、情報提供として3月13日に健康福祉部ワクチン本部事務局が提供してくれた資料に基づいて、私は質問をしているわけですが、どうですか、少ないと思うんですが、三鷹市はどのように分析していますでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  今委員おっしゃった数字は、そのとおりでございます。全国平均、東京都平均を見ましても、三鷹市の平均値とほぼ同じくらいですので、全国的にこれくらいの接種で推移しているというふうに思っています。多いか少ないかで言われますと、小児の場合は接種の開始が遅かったということもございますので、大人に比べれば少し緩やかに推移しているのは事実だとは思いますけれども、今のこのような状況だと思っております。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  子どもさんが自分で判断することじゃなくて、私は、親御さんがいろいろな意味で判断をして、接種しないという選択をしているんじゃないのかなというふうに推察をしております。
 高齢者が接種後に脳出血が起こったり、がんが急激に悪化した例が全国的にあると思います。新型コロナワクチン接種による予防接種健康被害救済制度、副反応発症者の救済申請っていうのは三鷹市民でもされていると思うんですが、何件ありますでしょう。そして、その後の進達状況はどうなっているんでしょう。認定者はいるんでしょうか、いないんでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  新型コロナウイルスワクチンによる健康被害の救済の申請につきまして、現時点で11件の申請をいただいております。そのうち8件は、市のほうで健康被害の調査委員会で調査を終えて、東京都を通じて既に進達を行っております。そのうち1件が認定をされたという状況でございます。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  やっぱりいらっしゃるということですよね。やっぱりこのことは本当に、そういう副反応になった人がいろいろ被害を受けたということを肝に銘じて、この問題に取り組んでいく必要があるんだなというふうに思っています。
 そして、高齢者がいろいろな形で、副反応で、市にも相談が来ていると思うんですが、現時点で、そうした人たちのフォローアップというのは、どのように考えていらっしゃるんでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  さきの申請いただいた方も含めまして、現在で約40件ほど御相談をいただいております。相談があった場合には、まず必ずこの救済制度について御案内をさせていただきます。中には、書類等の準備になかなか時間がかかるとか、難しいとか、あと医療機関となかなか意思疎通が難しいという方がいた場合には、場合によっては、市のほうの担当が医療機関のほうに連絡をして、書類のことについてやるなどしております。
 また、仕事がなかなか続けられないとか、お休みをしなきゃいけないというような場合の御相談をいただいた場合については、それぞれその部署につなぐということもしております。継続して御相談いただく方と、1回制度だけお聞きになって、その後、特段連絡がないという方もいらっしゃいますが、一人一人の状況を確認して、丁寧に──という言葉をいつも使ってしまいますが、担当のほうでも十分に対応しているところでございます。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  ある意味では、やっとの思いでたどり着いて、そしてそういう丁寧な対応をしてくださっていることで、ほっとされているというふうに思います。そういうことについて知らない人がまだいるんじゃないかなというような気がするんです。だから、機会あるたびに、広報とかを通じて、そういうことの周知をやっていただきたいと思います。
 次に、予算概要の96ページ、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種の実施について、拡充して1億4,000万円余りが計上されていますが、新たに9価ワクチンを追加しますが、やっぱり副反応は心配になるんですよね。これまで子宮頸がんワクチン接種で、三鷹の市民ですが、副反応被害者は何人いらっしゃるでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  HPVワクチンにつきまして、三鷹で現在、副反応、相談も含めて寄せられた実績はございません。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  三鷹にはないんですね、分かりました。いのちが大事は、子宮頸がん問題で、検診効果というものを機会あるたびに発言し、対策を求めていますけれども、子宮頸がん検診を市民が受けられる日、時間帯はどのようになっていますでしょうか。働いている女性が検診を受ける機会を増やすことが重要だと思いますが、夜、受診すること、あるいは土曜、日曜、受診の機会を増やす以外にないというか、そういうことが受けられるかどうかということも──がんの検診云々というのが予算書にありますけれども、その辺はどういうふうな状況なんでしょうか。私はそういう機会でないと──日中働いていると検診を受けられませんから、その辺、何か対策というか、対応策を考えていらしたら、お願いしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  子宮がん、乳がんにつきまして、検診自体は市内の協力の医療機関でやっていただいておりますので、その医療機関さんのほうでの設定の時間となっております。中には、土曜日もやっていらっしゃるところがあるというふうに承知しているところでございます。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。いつでも、やっぱりそういうときに受けられる体制、さらに充実させていくということを求めておきたいと思います。
 次に、理美容事業継続支援の実施ということで、109ページになりますが、829万円ほどあると思います。事業者に対して3万円、助成金が出るようですが、これで本当に救済になるのかなということもあるんですが、福祉の観点ではなくて、高齢者に対して出張というか、出前というか──移動できない人もいらっしゃるわけですよね。だけど、福祉ではそれがなかなかできないということで、福祉の観点ではなくて、高齢者が生き生きとして暮らせるという観点から、そういう出張というんでしょうか、出前というんですか、そういうことをやってほしいと思うんですが、いかがでしょうか。
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◯委員長(宍戸治重君)  休憩します。
                  午後3時54分 休憩


                  午後3時55分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  御質問の事業は民生費のほうに該当いたしますので、そちらのほうで御質問いただければと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  分かりました。失礼しました。
 それでは、次に産業プラザ第1期棟の購入について、他の委員からも質問がありましたけれども、築23年たっているんじゃないかと思うんですよね。そうすると、既に減価償却はなされているというふうに思うんですが、その点はどういうふうになっているでしょうか。不動産鑑定士のいろいろなことを受けて購入を決意したというふうに思っているんですが、その辺はどうでしょうか。


◯生活経済課長(立花省二君)  資産としての減価償却については、中小機構が整備して今管理をしておりますので、市のほうとしては、建設経費が10億円かかっていることと、23年経過しているという事実の承知までとなっているところでございます。


◯副市長(馬男木賢一君)  補足させていただきます。今、質問委員からございましたように、鑑定という形ではございませんけど、購入に当たってのきちんとした数値については、中小企業基盤整備機構と話合いをしながら、書類を確認をしながら、この事業については進めております。


◯委員(嶋崎英治君)  分かりました。次に、リサイクルセンターの整備に向けた取組ということで、この間ふじみ衛生組合で動いている、整備に向けた情報提供を議会及び市民に提供をしてほしいということです。ふじみ衛生組合に直接質問できませんからね。市報等に掲載するなどして、整備のことについてもっと取り組んでほしいということを申し上げます。
 そして、ペットボトルの全量焼却は変更して、店頭回収についてなどに取り組んでいくというふうになっていると思います。地球温暖化防止のことも含めて、そして──リサイクルセンターが更新のときに使えないわけですよね、そのペットボトルをどうするかということで、いろいろな知恵を、これ市が出していかないと。回収は市がやるわけですから。店頭で──回収についての協定を、小金井市は某セブン何とかと結んでやっているようですよ。だから、そこに持っていくと、がたっとやると、ポイントが上がる。子どもさんが持っていけば、それでポイントが上がって、楽しくなると。楽しくリサイクルもできるということで、その期間中──市の委託業者が収集するわけですけれども、ペットボトルをどうするかということについて、何か具体策はありますでしょうか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  ペットボトルのリサイクルについては、今の時点では委員がおっしゃるような拠点回収ということを前提に考えておりますが、令和6年の工事前に、令和5年度中にも、ほかの方法等についても啓発を含めて検討していきたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  ぜひ、ペットボトルのそういったこと、そして事業者と共に廃プラスチックというか、プラスチックの再利用も含めて、いろいろな知恵が出てくるんじゃないかと思いますが、ぜひ積極的に取組をお願いして、質問を終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  以上でいのちが大事の質疑を一旦終了します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  委員の皆さんにお諮りいたします。本委員会の審査要領におきまして、会議は原則として午後5時までと御確認いただいているところですが、しばらくの間、会議を続けたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。さよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  次に、令和山桜会。


◯委員(池田有也君)  では、順次、衛生費のほうから質問をさせていただきたいと思います。まず、資料の中からというわけではないんですけれども、あらかじめちょっと確認したところ、衛生費ということでしたので、確認させていただきたいと思います。内容としては、血を吸うほうの蚊の防除について伺います。中原一丁目に暗渠になっている中仙川がございます。その流域に京王つつじヶ丘自治会というのがありまして、先日、蚊の発生がひどいということで、対応してほしいという要望書が出されております。
 そちらにつきまして、蚊の発生に関する詳しい地域住民のアンケートも添付されておりまして、深刻さが理解できる内容でございます。流れのない状態の暗渠には、そこかしこに水たまりができていて、ボウフラが発生しているであろうし、囲われた暗い場所には蚊の成虫が好む環境があるということでございます。これまで、市では蚊の発生抑止については、側溝や排水ますなど、水がたまる場所に昆虫成長抑制剤、IGRを投入しておりますが、暗渠の中には効果がないと思われます。
 そこで、京王つつじヶ丘自治会の蚊の被害対策と、暗渠になっている中仙川の防除についての市としての御所見を伺いたいと思います。
 続きまして、農林費、予算概要102ページの2番です。市内産農産物の活用促進に向けた取組について伺います。市内産農産物のさらなる使用向上に向けまして、課題をどのように整理をして今後に生かしていくか、市の所見を伺いたいと思います。
 続いて、商工費について伺います。予算概要107ページの5番、お土産品の開発と観光多言語音声ガイドの充実について伺います。まず、見直しではなく、発展的解消としたTAKA−1の課題は何だったのか、新たな土産品の開発としなければならなかった理由をお伺いいたします。
 また、「ミィね!mitaka」のことについて伺いますが、「ミィね!mitaka」の直近のダウンロード数は何件でしょうか。
 また、観光多言語音声ガイドと連動させることで、一定のダウンロード数の増加を見込んでいると思いますが、どの程度の増を見込んでいるかについて伺いたいと思います。
 続きまして、予算概要109ページの7番、理美容事業継続支援事業の実施について伺いたいと思います。今回、理美容の方々への物価高騰が続く中での支援ということでございますが、一方で今年度行われております公衆浴場事業者への支援、またそれ以外にも運送事業者への支援が物価高騰対策でありましたが、それがもう今年度で切れるということになります。そちらについては、継続していくというような検討はなかったのかどうかについて、伺わせていただきたいと思います。
 続きまして、土木費について伺います。予算概要の113ページの9番、みたかバスネットの抜本的な見直しでございます。こちら、交通不便地域の解消に当たりまして、昨年10月より大沢でAIデマンド交通、井の頭で小型EV車両の運行が開始をされておりますが、実証運行の状況と来年度の見通しについて、市の所見を伺いたいと思います。あわせまして、実証運行の状況によっては前倒しでエリアを拡大するなども検討してもいいのではないかとも思いますが、その辺りについての市の所見を伺いたいと思います。
 それと、続きまして、予算概要120ページの10番、三鷹駅前地区再開発の推進について伺います。再開発のうち、事業着手の早期化に当たりまして、現在ある老朽化した建物の解体というのが喫緊の課題であると認識をしております。そこで、現時点で大規模な震災が発生した場合の被害想定について、市の危機管理としてどのように考えているかについて伺いたいと思います。
 続きまして、消防費のほうに移ります。消防費の予算概要126ページの4番、防災NPO団体Mitakaみんなの防災の運営支援について伺います。こちら、活動内容として予算概要で例示されておりますものは、これまで市が主催、共催、また後援となっていたものや、市の職員を派遣して対応していたものと考えますが、今後、例えば出前講座をはじめとして、Mitakaみんなの防災に委託をするようなやり方になっていくのかどうか、こちらを確認させていただきたいと思います。
 次に、下水道事業会計について伺います。予算概要の164ページの2番のところで確認です。地区公会堂の災害用トイレますのことについて伺いますが、現在の市内の地区公会堂などへの設置状況、それと来年度の設置の見通しについて伺わせていただきたいと思います。
 まず、こちらの内容で御答弁をお願いいたします。


◯市長(河村 孝君)  それでは、私から幾つか御答弁させていただきます。まず、農産物への今後の市の支援といいますか、それの見通しということでございますが、今、ネットワーク大学の中でも研究会をつくっておりまして、JAとか農業関係者、あるいは市民の方を含めて様々な御意見を出していただいている途中でございます。
 結論が出ているというわけではありませんけれども、これからの検討で──私は常々、地産地消の目標を市内の農家の方で3割超えたいということを言っておりますけれども、これからさらに──2割は超えたんですけれども、3割を超えていく、あるいは最終的な目標として5割以上、しっかりと見通していきたいと思っているんですけれども、それを達成するためには、今後、市内の農産物を直接持っていくだけではなくて、恐らく市内の農産物を活用した加工品を給食等で提供するという、そういうことも考えていかなければいけない。とすると、そういう加工するための場所、人、あるいは機材というものも問題になってきますので、それらは国の御支援なども受けながら、次のステップで何とか見通しをつけていきたいなというふうに思っています。
 さらには、JA東京むさしというのは、三鷹を中心に5市を集めて、それを対象にしたJAではございますから、そういう近隣までは若干広げても品目によってはいいのではないかというふうに思っています。あるいは、姉妹都市とか、そういうところとか、市に関係するところからの農産物であるということで、子どもたちにとっても身近なものとして考えられるだけで、食べ物に対する接し方が変わってくるものというふうに思っているところでございます。
 まだこれからのことでありますけれども、順番を追って、まず現状、市内の作付の状況を変えて、市内の農家の方に一層協力してもらうということが必要になってくるというふうに思っています。
 それから、駅前再開発で、老朽化した現在のURの建物のことでございますが、これまではURのほうは、あそこももちろん建て替えたいということでございますけれども、そういう調査をして云々ということでは、そういうスケジュールで考えているわけではなかったので、そういう意味での、詳しい見通しはどの程度かということは分からない状況ではあります。
 それは、三鷹市でこれまで駅前再開発をするという前提で協力していただきましたから、それをもって、しっかりと立て直しをしていこうというふうに考えていたわけでありますから、今回の段階的な整備ということを方向性として認めていただきましたので、それも含めて早期の建て替えに対して一定の方向性が出たんじゃないかなというふうに思っています。
 そういう意味で、もしもこの今回も含めて、再開発というのは──今皆さんが議論するとき、もちろん、できることを前提に考えているわけですけれども、全く着手しなかったら今後どうなっていくのか、三鷹のまちの、駅前の現状はどういうふうになっていくのかということも一方で考えると、少しでも早く着手して方向性を見いだすことが、三鷹市民の皆さんの未来につながっていくものと私は確信しております。そういう意味で、URさんにも協力していただいて、しっかりと早期の実現を図りたいというふうに考えているところでございます。


◯道路管理課長(山中俊介君)  蚊の防除、中原の暗渠管に関して、水たまりがあることによって蚊が発生するということの防除に対しての質問についてお答えいたします。今回、自治会さんから、たしかにごみ対策課と、道路管理課のほうにも要望書というのを頂いているところです。おっしゃるとおり、水たまりの部分がありますと、蚊の発生原因というふうな形になっておりますので、具体的に言いますと、中仙川遊歩道がそういった状況になっておりまして、今年度、試験的にですけれども、雨ますの蓋を改造した製品を活用することによって、物理的に雨ますから蚊が湧き出さないような対策を図ったところです。この対策の状況を今後確認していきまして、効果があると判断できた場合には、数を増やしていきたいなというふうに考えているところです。
 以上です。


◯生活経済課長(立花省二君)  観光のお土産の関係で御質問をいただきました。TAKA−1につきましては、お土産に特化したブランド事業ということもありまして、登録商品数がなかなか伸びず、最終的に29商品になっていたところでございます。令和2年に関係者による検討会を設けて、その中で分析をしている中で、やはりお土産品に特化した点や情報発信力、そういったところに課題があったというので一定の区切りをつけているところでございます。
 一方、今回の施政方針に出てきております観光協会の取組につきましては、設立15周年の事業として、新たなお土産品の開発、農業と商業の連携、こういった取組ということで、TAKA−1とは別の動きとして取り組むところでございます。
 次に、多言語化に伴いますところですけれども、まず「ミィね!mitaka」のダウンロード数ですけれども、1月末現在で8,878件のダウンロードがあったということでございます。
 また、多言語化の取組について、どれほど増加するかというところでございますけれども、特段ここは目標等は持ってはございませんけれども、新たな外国人の方等がダウンロードしやすいように、利用しやすいようにという取組は、きちんとそういった視点を持って取り組んでいきたいというふうに考えております。
 最後に、公衆浴場、運送事業、令和4年度に実施した事業の、令和5年度の継続の検討についてでございますけれども、こちらについても、新年度予算編成の際には一定の検討はさせていただいたところでございます。ただ、今年度は国の大規模な臨時交付金の補助金等がありまして、そういった事業を基に設計をしたところでございます。
 一方で、理美容の業界からも別途要望が出されてきたところもございまして、令和5年度は理美容の取組を行うと。公衆浴場、運送につきましては、一定の区切りをつけさせていただいたところでございます。
 私からは以上です。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  私からは、実証運行についてお答えいたします。まず、数字的なところですけれども、井の頭の「井のバス」ですが、この間、平均すると10名程度ですけれども、多いときで30名程度のときもございました。3月頭の時点、約4か月間程度ですけれども、その間で延べ数でいくと約1,000人ぐらいです。大沢のAIデマンドのほうは、こちらは平均すると20名程度ですが、多いときで45名程度の乗車をいただいているときもございます。こちらも、この間延べでいきますと2,200人程度の乗車となっております。
 そのほか、時間というか、データ的に見ますと、当初、高齢の方の御利用が多いのかなというふうには想定をしていたところなんですけれども、実態としては、高齢の方は三、四割ということで、そのほかの世代の方が多く使われているのかなというところで、身近な移動は、高齢者だけではなく、移動ニーズに応じて地域内交通が有効に作用しているのかなというふうに考えてございます。
 今後ですけれども、この間、利用者へのアンケートですとか、地域との意見交換等を踏まえながら、今回、中間的な見直しを行いますので、この取組を継続して行いまして、見直し項目の検証についても行うとともに、さらなる改善、また拡充についても、地域や利用者の声を聞きながら進めていきたいなというふうに考えております。
 現状では、令和6年中に本格運行に移行していきたいなというふうに考えておりますので、その間、実証運行を継続する中での──先ほど前倒しの検討というところもございましたけれども、可能な部分、検討して実践できるところは速やかに行っていきたいなというふうに考えています。
 以上です。


◯防災NPO組織担当課長(大倉 誠君)  Mitakaみんなの防災の運営についてでございますけれども、我々といいますか、このNPOは、いわゆる先進的な防災活動をしています市民の皆さんとか、様々なグループの皆さん、そういった皆さんを中心に、一緒に活動をしていくことによって、市民の自助と共助の防災力を高め、そして防災のネットワークをつくっていくということであります。
 そういった意味で、市と協働であったりとか連携するということはありますけれども、市とNPOの関係が委託、受託の関係にはならないというふうに考えております。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  防災拠点周辺の災害用トイレますの現在までの整備状況と令和5年度の整備予定についてお答えします。これまでの整備状況については、市民センター、教育センター、三鷹中央防災公園・元気創造プラザ、市立小・中学校に加え、コミュニティ・センター、病院、福祉拠点施設、地区公会堂など、94施設で整備済みでございます。
 令和5年度におきましては、防災課と検討し、地区公会堂や多世代交流センターなど、7施設を予定しているところでございます。
 以上になります。


◯委員(池田有也君)  御答弁ありがとうございました。では、順次再質問をさせていただきます。
 まず最初に、蚊の防除について伺います。要望書についてはしっかり届いているということで、確認をさせていただきました。また、対策としても物理的に出てこないように止めるということでやっていくということで、それを見て、効果によって、今後対応していくということで、分かりました。
 それで、暗渠の中の蚊の防除というものは、暗渠は空間的に、定期的な殺虫剤の噴霧が必要であるとも一方で考えられるんですけれども、専門の業者さんに依頼をするとかということは検討されないのかどうか、まず確認させてください。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  暗渠の中での散布ということですけれども、こちら、それぞれいろいろ各家庭が下水を通してつながっていますので、そういったものが流れ出るということもありまして、そういったことは健康的に少し駄目な方もいらっしゃいますので、現時点でそういったような暗渠の中の散布は考えてはおりません。
 ただ、やはり中のところに堆積物があるようなことになりますと、例えばそこのところで流れを阻害して、水がたまるというようなこともありますので、暗渠の中の状況を確認しながら、何か必要に応じて清掃などもしていければというふうに考えております。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございます。分かりました。そうですね、流れてしまって、そういう危険性もあるかもしれないということで、ほかの地域でのあらゆる取組なども参考にしながら、いろいろな方法で考えていってほしいなと思います。やはりこの周辺地域の方々、非常に苦労されておりますということなので、ぜひこれからもよい方策を考えて対策をお願いいたします。
 続きまして、農林費の市内産農産物の利用促進についてでございます。先ほど市長からも御答弁いただきまして、ありがとうございました。大きな目標に向けてこれからも取り組んでいくという意気込みがよく分かりまして、本当にありがたいなと思っております。加工品についても検討していくということでございました。
 この今回の利用促進に向けて、やはり鍵を握る1つの課題が配送体制、納品体制のほうの支援というところも非常に重要なのかなというふうに思っております。その点について御所見を伺えたらと思います。
 また、当該事業に参加、御協力いただいている農家さんの数についてはだんだん増えていったりとかいうのはあるのか、その辺の変化があるかどうかについても確認したいと思います。
 お願いいたします。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  農産物における配送等の支援でございますけれども、この事業は、JA東京むさしさんに配送と、また学校からの──市内産農産物の調達などのサポートについて補助金を出しておりまして、そのところで頑張っていただいています。
 やはり、利用量、利用率が上がってくるに従いまして、その業務もなかなか煩雑になってきていると聞いております。当該年度は、前年度に比べて体制を増強するというような支援を行う予定としております。
 農家の数は徐々に増えておりまして、現在、我々が把握しているところで70軒程度と聞いております。ただ、これは年に数回出荷している方もいますし、ほぼ毎回出荷している方もいますし、そこら辺はいろいろいるんですけれども、一応70軒程度というふうに聞いております。


◯委員(池田有也君)  分かりました。だんだん利用率が上がれば、その分煩雑になっていく中で、それに対しても支援を増やしていらっしゃるということで、ありがとうございます。農家さんの数についても増えてきているということで、まさに市と三鷹の農家さんとがともに協力して実現する事業だと思いますので、これからもいい関係づくりをしながら、さらなる利用率向上に向けて取り組んでいってほしいなと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
 続きまして、お土産品の開発と多言語ガイドのところについて伺います。こちら、事業概要を見てみますと、バタフライピーを使用した商品としておりますけれども、バタフライピーにした理由についてを伺います。
 また、新たなお土産品について、和菓子1点のみなのか、またはバタフライピーを使用した商品であれば各店舗が自由に三鷹公認のお土産品を名のれるのか。公認方法、品質の維持、評価についてなどを伺います。


◯副市長(馬男木賢一君)  都市観光協会の副理事長でもございますので、私のほうから、つい最近聞いたことでもありますし、お答えさせていただきます。バタフライピーにした理由でございますけれども、当該のバタフライピーにつきましては、きれいなブルーの、覚めるようなカリフォルニアの青い空という感じの花なんですけれども、それが一定の酸性のものにつけますと紫に変わるというような性質を持っておるようです。そこに目をつけて、市内の和菓子屋さんと組んで商品を開発するというのが、つまり三鷹市内のバタフライピーをつくっていらっしゃる農家と、観光協会と、それから和菓子屋さんと、全て三鷹市内で完結しながら和菓子をつくっていくというのが、この観光協会の事業でございます。
 御指摘のありました評価点等につきましては、今、まさしくつくっている最中、つくれるかどうかというか、ほぼできるんだけれども、どれぐらい賞味期限があるのか。あるいは、一定のお菓子に関する──生ものでございますから保健所との関係とか、そういったこともございますので、研究中ということで、できれば、三鷹のふるさと納税のお返しにもしたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(池田有也君)  非常に詳しく御答弁いただきまして、ありがとうございました。青から紫に変わる──ある意味変わってほしくないようなところもありますけれども、分かりました。ふるさと納税のほうにも使われるということで、期待を持って注視をさせていただきたいと思います。
 「ミィね!mitaka」についてはよく分かりました。これからコロナが収束しまして、外国人の観光客の方が増えてくると、より需要も増えると思いますので、ぜひそういった方への支援もこれからも丁寧にお願いいたします。
 続いて、理美容事業のところの、そこから質問させていただきました公衆浴場の事業者への支援、また運送事業者への支援について検討されたということで、分かりました。確かに東京都のほうの支援と国のほうの支援が始まってきているところでございますので、その兼ね合いで今回こういう結果になったのかなというふうに思います。
 ただ一方で、公衆浴場の方などは、特に話を聞いていますと、支援を受けても、これまでずっと燃料費が伸び続けている中で、なかなかこの支援ではカバーし切れていないんだというふうなこともお話を聞きます。状況次第ではまた補正等も含めて検討が必要なのかなとも思いますが、その点について市の所見を伺えたらと思います。


◯副市長(馬男木賢一君)  東京都の公衆浴場組合の料金設定の審議会の委員でございまして、その観点からもちょっとお話をさせていただきます。御質問のように、大変厳しい状況であるということでございますので、必要に応じてそういった補正等のことも考えたいと思いますけれども、まずは、今審議会で話されているのは、災害時の公衆浴場の役割についての位置づけと、それから各団体での──午前中の質問にお答えした中で出たと思いますけれども、統一デーみたいな、利用者の増加を図る試みでございます。
 例えば、同じ委員で足立区の副区長さんが出ていらっしゃるんですけれども、足立区では、ふるさと納税の返礼として、一番風呂2時間というような試みもやっていらっしゃるようです。もちろん、三鷹市内に4軒ありますけれども、ちょっと違うランクの公衆浴場ではあるんですけれども、例えば温泉が出るとか、温泉をかなり活用されているとか、そういうところなんですけれども。いろいろなアイデアがあるようですから、そういったことも含めてトータルで御支援をさせていただきたいというふうに考えてございます。


◯委員(池田有也君)  都のほうでの検討状況についても分かりました。そうですね、いろいろなあらゆる機会を捉えて、お客さんを増やすような支援というのも大事だと思いますし、また社会状況によりましては燃料費高騰が今後も続く可能性も踏まえて、これからも状況を注視しながら支援の在り方を考えていってほしいなと思いますので、これからもどうかよろしくお願いいたします。
 続きまして、バスネットの抜本的な見直しについてはよく分かりました。今回、思ったよりも、私も意外だったのが、三、四割の方が高齢者で──私もまちづくり環境委員会も傍聴させていただいていく中で、結構30代の女性だったりとか子育て世代の方もよく使われているという状況だったので。実際、私の地元のほうの井口四丁目の子ども会のほうからも、AIデマンドって大沢でやっていて、すごくいいなみたいな声もありましたので、そういったこともお伝えしておきたいと思います。これからも、ぜひ拡充を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、三鷹駅前再開発でございます。市長のほうからも、今後、段階的に進めていく中で、早期着手に向けて動いていかれるということでお話をいただきました。こちらの駅前再開発の優先度が高いということをより広く市民の皆さんに周知をしていくためにも、現在あるリスク、老朽化した建物があってということを、リスクを共有化していくことも必要なのかなと思いますが、そういった点について、市の所見を伺えたらと思います。


◯市長(河村 孝君)  現に人が住んでいらっしゃって、御商売もされていて、周辺がかなり密集したいろいろな店舗があるという状況でございますので、ちょっとそれは市の立場としても、URの立場としても、神経を使わなければいけないところだなというふうに思っています。ただ、本当に待ったなしの状況に建て替え状況が来ているというのは事実でございますから、なるべくその促進に向けて、市としては頑張りたいというふうに思っています。
 また、さっきもちょっと言いかけたんですけれども、本当に私が立候補いたしましたのは、やっぱり再開発の中で、ひょっとしたらURがもう撤退しちゃうかもしれない、あまりにも再開発が進まないから、という話もありました。それがどのぐらい信憑性があるものかというのを、私は、直前は職員じゃなかったのでよく分かりませんけれども、でもただ一般的にはどう考えても危機的な状況にあったのは事実であります。そういう意味で──再開発もないほうがいいという方もいらっしゃるかもしれませんけど、その場合にはかなりペンシルビルが林立するとか、未利用の空き地がいっぱいあるとか、そういう状況でもいいという、そういう考えになりますから、それは三鷹市のために、私は将来、絶対避けるべきだというふうに考えていて、老朽化の問題──ここに限りませんけれども、大きな規模でありますので、安心できるように、私どもも頑張りたいというふうに思っているところでございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。そうですね、本当におっしゃるとおりだなというふうに思います。これにつきまして、本当に駅前地区全体に存在しているリスクについて、全体的に、ある一定の建物を特定ではなく、周知して、駅前の開発自体を前に進めないといけないんだというふうなメッセージをこれからも送っていく必要があるなと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 消防費のMitakaみんなの防災のところで、再質問させていただきます。活動として相談事業が含まれておりますが、個人情報が関わるものなどもあると思います。かなり難易度が高いのかなと思いますが、市とのすみ分けとして、連携をどのように考えているのかお伺いします。


◯防災NPO組織担当課長(大倉 誠君)  個人情報を含む、例えば要支援者の関係とか、この辺りは災害対策基本法に伴う公助の一環として取組をしていくことになりますので、直接的に我々が──例えばそういう訓練を一緒にやるとか、そういったことはありますけれども、ここで言っております相談業務というのは、この前も日曜日に中原もみじ防災公園で一定の訓練をやったんですけれども、例えば今まで防災の取組が非常にできていなかったような地域があって、そこで何かのきっかけに、防災のことに取り組みたい。こういったときに、どういうふうなやり方で進めていったらいいか。そんなようなことが、例えば町会・自治会であれば、先進的にやっている町会・自治会の人と一緒に相談に乗ってあげるとか、あるいは学校関係の団体であれば、おやじの会であれば、先進的におやじの会の活動をしている団体と一緒に相談に乗って、活動のきっかけをつかむ。そんなようなことを相談ということで捉えておりますので、そのようなところをしっかりと力を入れてやっていきたい、このように思っております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。そうですね、地域によって非常に先行的に取り組んでいらっしゃる地域、がんばる地域応援プロジェクトに毎回出ていらっしゃるような地域もあれば、町会自体が薄くなってきている地域もありますので、そういった薄い部分の地域についてのフォロー体制というのをこれからやっていただけるというふうなことで、これからの活動に期待をしたいなというふうに思います。
 それで、下水道のところでございますが、災害用トイレます、現在94施設で、来年度7施設増やしていくということでございますが、こうしたものについては、現在、地区公会堂への配置状況というのは、もう既に全部入っているのか、それとも全ての地区公会堂に設置を目指してこれから進めていくのかというところ。仮に全部の公会堂に設置するとしたら、将来、何年ぐらいにできるのかなというような見通しがもしあれば、分かればと思います。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  地区公会堂については、令和5年度で全体完了する予定でございます。
 以上になります。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。これで全て設置完了ということでございますので、地域の防災力もこれで高まるのかなと思っております。
 すみません、1個ちょっと質問をし損ねていたものがあったので、質問させていただきたいと思います。非常に大事なところで、井口特設グラウンドについて質問させていただきたいと思います。今回、一部グラウンドを存続させながら医療拠点を誘致する構想について、私の地元の町会からも、少年野球のチームの関係者からも、非常に評価する声が多くございます。皆で期待を持って注視しているところなんですけれども。
 井口をはじめ、市内の西部地域全体の防災力を向上させていくためにも、医療体制の確保というものをスピード感を持って取り組んでほしいなと思っているんですけれども、誘致に当たっての今後のスケジュールについて、どのように見通しているかについて質問したいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  せっかくこの公有地を使って、医療機関の誘致という比較的大きなプロジェクトですので、スピード感を持って進めたいと思っております。現在、御存じのとおり、普通のグラウンドでありますけれども、特に何か障害物があるわけではございませんので、今、こちらにどのような医療施設が建てられるかということを我々サイドのレベルで検討しているところでございます。で、行く行く、こういった検討と、それから隣のグラウンドのところも考えながら、来年度には、いろいろな意味で検討する内容を深めていきたいと思います。できれば、この医療施設につきましては、公募したいと考えております。そのための公募の条件整理を次年度から入っていきたいというふうに考えています。
 それによって、例えば1年ぐらいで誘致ができるようになれば、その翌年度から借地が始まるということになります、定期借地にした場合はですけれども。したがって、オープンするのはちょっとまだ分かりませんが、医療施設の誘致については、次年度1年間をかけてやっていきたいというふうに今考えているところでございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。本当に長年、結構地域のほうでは、この課題については、ぜひ医療拠点に来てほしいという声がありましたので、すごく期待を持ってこの事業については見させていただいております。また、来年度から公募をされるということで、やはりみんなが安心してこれからも住み続けるためにも、災害時の医療も担う医療機関としては、当該地域のことも分かっていて、三鷹市医師会とも連携が取れるような医療機関が来ていただくことがやはり重要だと思いますので、そういった視点を持って、ぜひ今後も取り組んでいただきたいと思います。
 この辺りで、私は先輩に交代をしたいと思います。


◯委員(伊東光則君)  大した先輩じゃないんですが、交代します。お願いします。
 もう、今日の委員会、大きな質問がたくさん出ていますので、細かいというか、気になる点を中心に質問させていただきます。予算書のほうで質問しますので、よろしくお願いします。
 まず、予算書235ページの事項3.健康ガイド作成関係費です。これは、健康というといろいろな項目がありますが、コンセプトというか、当該年度、どんなところを重点に置いてガイドを作成するのか、教えていただければと思います。
 続きまして、237ページ、事項5の項目で災害時医薬品備蓄管理関係費というのがあります。これは、午前中でしょうか、質問された方がいらっしゃるかもしれないんですが、重複したらすみません。この項目とは別に、たしか休日の薬局というのができたわけですが、そこに薬品を貯蓄も一緒にしていただいて、災害時にそこから使うというようなことは検討されたのかどうか、教えていただければと思います。
 続きまして、239ページ、事項2から、乳児健康診査関係費、あと下のほうに乳幼児の関係、1歳6か月児健診等々あるんですが、今三鷹市の子どもの数が随分減ってきている状況があると思います。その中にあって、この様々な健診を進める上で、まず受診者の総数は多分分かっていると思うんですが、どのぐらいの率の方がちゃんと受けていただいているのか、それに対する課題があるなら、お示しいただければと思います。
 続きまして、247ページの事項33.自殺予防対策事業費についてです。なかなか厳しい状況ですが、コロナの中で自殺者が増えたという報道もされています。当該年度、コロナは出口が見えたという話もありますが、どのような視点で、現状どういうふうに把握されていて、どのような考えの下、自殺予防を進めていくのかをお示しいただければと思います。
 続きまして、257ページ、事項4です。三多摩は一つなり交流事業費というのが計上されています。これは一体どういうものなのかというところ、また三多摩は一つですから三鷹市以外のところとも連携はあると思うんですが、その辺の関係とか、目標とされているところはどういうものなのか、お示しいただければと思います。
 続きまして、259ページ、事項10、事項11、両方兼ねているのかなと思うんですが、まず事項10の小型家電収集関係費、これはパソコンとか、そういう電化製品系を、民間と協力して収集している事業だと思います。まず、有料ごみとして通常今までは出していたものを、ちょっと価値があるものについては無償で持っていってもらえるというようなことだったのかなと思いますが、その辺、今年度、何か市民にとってプラスになるような取り組み方、どんなふうな検討の上でこういうふうになったのか、お示しいただければと思います。
 そして事項11の集団回収のほうですが、これは主に今まで町会とか自治会が集めていた段ボールですとか、缶とか、そういうものの収集のことだと思うんですけれども、現状、町会・自治会がちょっと体力を落としているというか、今まで一生懸命集められていたんだけど、近頃、役員さんが減ってしまったり、高齢化のために集めるのが大変になっているという傾向を一部では感じています。そんな影響というのは、この事業においてどんなふうに考えられているのか、お示しいただければと思います。
 それと、下の事項13.美化パトロール関係費についてお聞きします。これは、主に三鷹市の市道の周辺の掃除等をしていただいているのかなと、またそれに付随するようなことをされているのかなと思うんですが、三鷹市には都道とかもあります。都道の車が走っているところの掃除というのは、いろいろな面で危ないですのでいいんですが、都道に接している歩道の部分は、都が主体で清掃とか美化活動とかしなくちゃいけないとは思います。しかし、どうも見ていると、東京都の動きがちょっと遅くて、市民にとって、なかなかきれいになりにくい状況があると思います。その部分、三鷹市は今の状況ではできませんけど、東京都と話合いをして、その清掃をする、歩道を美化活動する契約を結ぶなり、委託を受けるなりして、三鷹市の中で清掃活動ができるような取組というのは、この当該年度の予算をつくる上で検討されなかったのか、お聞きします。
 続きまして、261ページの事項1、事項2、事項3のし尿の関係です。今、三鷹市でし尿というのは、市民生活をする上であまり感じないところですが、実際には残っている家庭もあったり、あと災害時、震災時とかにも必要なのかなと思っています。その上で、バキュームカーというのは、それがないと処理というか運べないわけですが、そのバキュームカーの管理の仕方というか、確保の方法について、今どうされているのか、三鷹市にはないと思うんですが、その辺についてどういうふうにされているのか、お聞かせください。
 続きまして、263ページの事項3.しごとの相談事業費というのがあります。これは、予算的にはすごい少ないんですが、どんな相談が今されているのかというのをお示しいただければと思います。
 続きまして、269ページ、真ん中の下のほうです。事項5.都市型産業誘致促進事業費という、産業の誘致の件ですが、今新規に検討されている企業があるのかどうか、当該年度に増えるかどうかというところです。
 次、もうちょっと行きます。273ページ、事項22.技能功労者表彰事業費というのがあります。これは、市内で手に技術のある方を表彰するものだと思っていますが、これを表彰するだけではなく、何か三鷹市の中でクローズアップして取り上げてあげられるようなことは当該年度考えなかったのか、お聞きします。
 取りあえず以上です。よろしくお願いします。


◯市長(河村 孝君)  1点だけお答えします。三多摩は一つなり事業というのは、日の出町の最終処分地に、多摩の自治体はみんな関わっていますので、そこにお願いしている関係でありますから、ぜひ日の出町との交流を進めるということでございます。三鷹市では、ジブリの美術館を見学したり、かつては阿波踊りを見学したりしていただいて、親子連れの方に喜んでいただいたということがございます。
 以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  私から、健康ガイドと災害時の薬品の備蓄についてお答えさせていただきます。健康ガイド、毎年お配りしているもので、健康診断から予防接種等々、情報がたくさん盛り込まれております。今回、大きな見直し等はございません。一覧で分かりやすくすることに心がけています。
 また、災害時の医薬品につきましては、今回新しく建てました休日薬局の中で、薬剤師会さんが災害時の薬品の拠点とも──医薬管理センターとして行いますので、その中での対応となります。
 私からは以上です。


◯保健サービス担当課長(小島美保さん)  私からは、2点お答えいたします。乳児健康診査の受診率についてお答えいたします。3〜4か月健診につきましては98.8%、それから6〜7か月健診につきましては95.6%、9〜10か月健診につきましては91.7%、1歳6か月健診につきましては96.9%、3歳児健診につきましては94.3%というふうになっておりまして、かなりの方に受診をしていただいたのが現状でございます。
 それから、自殺対策計画について御質問いただきました。令和4年10月、閣議決定されました自殺総合対策大綱を基に、今年度、自殺対策の見直しを行いました。地域での自殺対策を推進する上で欠かすことのできない基本的な取組を進めています5つの基本施策の中に、コロナの間に進んだ女性の取組について、1つ項目を増やしまして、6つの基本施策として計画を立てたところでございます。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  小型家電につきましてですが、市内の10か所に箱を設けて小型家電を入れていただくようになっております。大型家電につきまして、最近物価の高騰といいますか、そういう面で、無償でしたが有償になっております。これからも市民の方々には、有効な資源としてどんどん箱の中に入れていっていただきたいなというふうに啓発していきたいと思います。
 あと、集団回収につきましては、おっしゃるとおり、自治会さん等の高齢化によって活動がちょっと鈍ってきているところもあります。ごみの量としても少し減りつつありますので、少し見直しが必要なものになってきているというふうには感じております。集団回収は大事な、資源が出る重要なところですので、それについてはまたちょっと検討していきたいと思います。
 それから、し尿のバキュームカーにつきましては、現在は特に市では用意はしておりませんけれども、もし災害に向けて、災害廃棄物処理計画をつくる中で──三鷹清掃事業防災協会がありますので、そちらと協定を結ぶ中で、バキュームカーについても用意していただくようなことを検討していきたいと思います。
 以上でございます。


◯道路管理課長(山中俊介君)  美化パトロールに関して質問があったんですが、質問内容としては都道の歩道の清掃ということですので、どちらかというと土木費の道路パトロール費のほうだと思いますので、私のほうから答弁させていただきます。
 委員さんおっしゃるとおり、東京都の例えば歩道の落ち葉の清掃等、御要望いただいて、その後、道路パトロールで確認した上で、東京都のほうには要望しております。おっしゃるとおり、なかなか清掃等が行き届いていないというところを我々も把握して、要望はさせていただいているところなんですけれども、今後、東京都の体制のところについても、引き続き情報交換して課題共有するとともに、三鷹市でみちパートナー事業というのをやっているんですけれども、東京都でも同様の制度がありますので、こういったことの拡充とかも改めて要望していきたいというふうに考えているところです。


◯生活経済課長(立花省二君)  まず、1点目、仕事の相談事業につきまして、こちらは毎月1回、産業プラザで、まず就職活動に当たってどこに相談したらいいか分からないような方々の窓口として相談を受けているところでございます。1万円につきましては、東京都社会保険労務士会のほうにお支払いしている謝礼の予算となっております。
 続きまして、都市型産業誘致促進事業ですけれども、こちらは平成22年策定しました三鷹市都市型産業誘致条例、これは時限の条例になっておりまして、令和2年度で失効しております。ですので、今の段階では特にこの指定企業の募集等は行っていないところでございます。
 最後に、技能功労者表彰ですけれども、これは隔年で実施している事業になります。表彰された方につきましてはホームページ等でも御紹介をしておりますが、委員御指摘のような形の趣旨もよく──対応していきたいと思います。


◯委員(伊東光則君)  すみません、多岐にわたり質問してしまいまして、ありがとうございます。
 それぞれ、大きな項目も大切なんですけれども、市民が実際に接するのは、毎日のことにつながる施策というのが大切なのかなと思います。特に驚いたというか、子どもたちの健診についてはすごい受診率でありましたし、またその他のこともしっかりと検討していただいて、市民の要望もしっかりと聞き入れていただいて、新しい予算がつくられているのかなと思っております。来年度、どうにかもっと市民の目線で考えていただければなと思います。
 時間がちょっと残ったので、違う項目、これ質問じゃないかもしれないんですが、1つ、うちの同僚委員からも質問した項目なので、軽くさらっと触るぐらいなんですが、大沢で実践されているオンデマンドバスのことです。私も実際に乗ってみました。乗って気づいた点も多々あって、例えば車のシートベルトが留めにくいとか、そういう細かい問題もあるんですが、それより何より一番気づいたのは、運転をしている方がすごいすばらしい方だったなと思います。
 通常、タクシーの会社の方がやられているんですが、普通のタクシーに乗って、今日のタクシーの運転手さん、いい人だなと思うレベルではなくて、もっと上のレベルの方が現在運転されています。そういう方がいつもいるかというと、それはまた違う話になるかもしれませんけど、この事業がもしうまくいったとしたら、そのうちの何割かはその運転手さんのおかげじゃないかなと、そう思えるぐらいすばらしい方が今運転していただいて、様々な疑問にも丁寧に答えていただいているという報告をさせていただいて、私の質問は終わらせていただきます。
 ありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で令和山桜会の質疑を一旦終了します。
 以上で第4款 衛生費から第9款 消防費、一般会計歳入及び三鷹市下水道事業会計に対する質疑を一旦終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  本日の予算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。
 なお、次回は3月15日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
 本日はお疲れさまでした。
                  午後5時00分 散会