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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年厚生委員会) > 2021/08/04 令和3年厚生委員会本文
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2021/08/04 令和3年厚生委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから、厚生委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 健康福祉部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  よろしくお願いいたします。本日、健康福祉部から行政報告をさせていただきますのは、御手元の日程にありますとおり、新型コロナウイルスワクチン接種について、それから、新型コロナウイルスワクチン接種実施計画(2.0版)について、2件でございます。
 行政報告資料を御覧いただきたいと思います。資料1、資料2とありますけれども、資料1の新型コロナウイルスワクチン接種についてという資料におきまして、実施計画の主な変更点を記載しておりますので、基本的には資料1に沿って御説明をさせていただき、資料2のほうについては、適宜御参照いただければと思います。
 それでは、まず資料1、1、ワクチン接種状況です。時点としては、7月29日までの接種を反映したものですけれども、65歳以上の1回目、接種率としては86.9%、2回目が76.0%となっております。40歳から64歳の方、ここまでの年齢の方が集団接種で予約ができている方ですけれども、1回目の接種が39.8%、2回目も17.8%となっております。また、右側の12歳からと書いてあるところが全年齢ですけれども、現在のところ、1回目の接種は6万9,027回、40.2%、対象全人口に対する40%を超える方が1回目の接種を終えているという状況になります。
 また、高齢者の接種、7月末までに2回接種完了という目標はありましたけれども、土日だったので8月1日で押さえていますが、65歳以上の1回目は87.0%、2回目が77.5%、こちらが状況となります。なお、昨日、東京都のZoom会議が開かれまして、そこで都が集計した7月31日現在の高齢者の接種率の見込みが示されました。市部におきましては、1回目が平均で84.2%、2回目が76.2%という報告があります。三鷹市では、1回目、2回目とも、若干上回っている状況にあります。
 そこで、2番ですけれども、ワクチン供給不足による新規予約の停止及び新規予約再開についてです。この間、委員の皆様には非常に御心配、それから市民の皆様からの対応で御迷惑をおかけしましたけれども、7月2日より集団、個別ともに1回目の接種の新規予約を停止しておりました。この間、ワクチンの確保に最大限の努力を重ねてきたところですけれども、国のほうの状況も日々変わるという中で大変苦労してきたのが実感です。そうしたことも含めて、一定のワクチンの供給を確保できることになりましたので、予約を再開したところですけれども、まだかなり限定した形での段階的な再開となっております。
 次に、3番の新型コロナウイルスワクチン接種実施計画の改定(主な変更点)です。(1)ですけれども、対象者及び対象人口につきましては、変更前が16歳以上だったものが、12歳以上になっております。こちらは、ファイザーの取扱いの変更に伴うものということです。
 それから、対象人口につきましては、令和3年3月1日現在の人口を基準としておりましたけれども、令和3年7月1日に改めたこと、これによりまして、総人口というところを見ますと600人余増えておりますけれども、そうしたことを反映しています。また、12歳から15歳というところ、6,363人とありますけれども、こちらが追加となっております。なお、12歳からの接種というのは、12歳の誕生日が来ると接種ができるということになります。ですから、接種券につきましては1か月遅れといいますか、6月に生まれた方は7月に送るというような形で接種券を発送していきます。
 (2)、接種見込み数ですけれども、こちらも三鷹市におきましては一律90%としておりましたけれども、そちらを65歳以上は90%、高齢者以外については80%と見直しを行いました。こちらは、高齢者については、もう実績としてこうしたことがあること、40代以上の方についても予約状況からこうした修正を図ったところです。
 おめくりいただきまして、接種見込み数となりますけれども、今の接種率の見直しを行ったことによりまして、変更前、括弧書きですけれども、2回接種で29万6,000回、これを約28万3,000回ということで、1万3,000回ぐらい減ということになります。
 接種完了の見込みですけれども、変更前につきましては、令和4年の2月としておりました。こちらは国の定めるワクチン接種の期間ということになるんですけれども、これを現状を踏まえ、令和3年10月を目標、接種完了見込みとしております。なお、体制的には、こうした体制を確保しているところですけれども、ワクチンの供給が十分な量が確保できなければこれが遅れると、今そのような状況になっております。
 下には、各月ごとの接種計画の見込みを記載しているところです。
 次に、(3)、実施期間ですけれども、こちらを御覧いただきますと、アは接種開始時期、イが接種券発送時期ということになるんですけれども、全体を見ていただきますと、アのほうを見ていただきますと、基礎疾患のある方、60歳から64歳の方等々、7月以降に接種開始ということでしたが、これが実際、変更後というのはこれまで、言ってみれば実績ですけれども、6月中旬から接種開始、60歳から64歳の方も6月下旬には接種の開始ができたということになります。
 最後に、次のページですけれども、(4)、集団接種実施スケジュールです。下に変更点というのが書いてありますけれども、杏林大学アリーナ、サブアリーナを追加したこと、それから連雀コミュニティ・センターにつきましては9月からの実施となっておりましたけれども、7月からの実施に前倒しした上、7月、8月、9月の3か月実施としました。また、9月からは、井の頭コミュニティ・センターでの接種ということも計画しておりましたけれども、こちらについては見直しを行ったところです。
 なお、追加となりましたサブアリーナにつきましては、本冊のほうの10ページをお開きいただきたいと思います。一番上ですけれども、オ、SUBARU総合スポーツセンターサブアリーナ、米印にありますけれども、ワクチン供給の状況により実施を調整していきます。接種人数でありますとか、曜日については基本的に週5でやりたいんですけれども、ワクチンの状況によって調整を行いたいと考えております。
 開設日としては、9月上旬から週5日、もう今、高齢者ではない、働いている世代の方の接種になっておりますので、週末を中心に、水、木、金、土、日の5日間としております。1会場当たりの最大接種回数としては、1日1,008回が5日間となります。なお、開設当初、開設期間を併せて検討していきますけれども、絞り込んだ形でスタートをしていくことになろうかなと想定をしているところでございます。
 説明については以上です。よろしくお願いいたします。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。まず、資料1の最初の1番の接種状況のところなんですけれども、40歳から64歳のくくりと、それから12歳から39歳のくくりで、それぞれ1回目と2回目で接種率の差が約2倍あるわけですけれども、この差というのは、市で行っている接種を利用した方と、市外の大規模接種会場とか、あと職域接種などで接種された方との差というふうに読んでよろしいのでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  接種率の1回目と2回目の差は、現在進行形だっていうことなんですけれども、要するに1回目の接種を行ってから3週間後に2回目の接種が始まりますので、1回目を打たれた方、その次に3週間後から2回目の接種が始まるということになりますので、そこの差というふうに捉えていただいたほうがよろしいかと思います。
 基本的には、職域接種というのもここの数字に含まれているんですけれども、一定数が職域接種で行われておりますけども、基本的には職域接種は1回目も、2回目も、同じところでやるということになっております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。そうすると、その内訳というのは、最終的に全体の事業が終わってから明らかになるという理解でよろしいですか、どこで受けたとかいう内訳は。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  基本的には御指摘のとおりです。VRS、ワクチン接種記録システムについて、即時性がない部分があるということは新聞でも報道されておりますけれども、最終的に健康管理システムに取り込んで、そことの連携で年齢を分けたりとか、そういう作業があるんですけど、若干時間差もあることもあり、最終的にそこの報告というのは最終の段階になるのかなと、ある程度速報値はつかんでおります。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。
 それから、杏林大学アリーナでの予約が空いたときに、エッセンシャルワーカーへの優先接種が行われたと思うんですけれども、どの職種にどの程度進んだのかというのが、今の段階でおおよそ分かれば、教えていただきたいなと思います。
 また、今後、元気創造プラザのサブアリーナかなとイメージするんですが、そこで空きが出た場合にも、エッセンシャルワーカー等への優先接種を実施する計画があるのか、あるいは杏林大アリーナで一定優先接種も済んだというふうな理解でいいでしょうか。


◯健康推進課参事・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  杏林大学アリーナでの接種のエッセンシャルワーカーの内訳なんですけれども、全体で約3,800人ほどのエッセンシャルワーカーの方が2回接種をしていただきました。その内訳なんですけれども、一番多いのが保育園・幼稚園で従事の方、これが1,400人ほどいらっしゃいました。次に多かったのが、訪問系のサービス事業者の方、こちらが500名程度です。そのほか、廃棄物の事業者さんですとか、学童保育所、またタクシー協会やバス事業者の方、こういった方を含めまして3,800人ほどというような形になってございます。こちらの方が2回の接種を、この期間で杏林大学会場で受けられたというような形です。
 また、サブアリーナでのというような御質問ですけれども、これから予約を取っていく中で、空きが出たという場合なんですけれども、基本的にはこれから全世代に開放していくというような形になってございますので、そこは一定程度埋まっていくものかなというふうには思っておりますので、その際は、もし空きが出たというような形になれば、またその際に検討していきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。ちなみにエッセンシャルワーカー、対象とされた方のうち3,800人というのはどのくらいの割合になるか分かりますか。優先接種の対象となったエッセンシャルワーカー全体のうち3,800人が2回済んだということなんですけど、全体から見ると割合的にはどのくらいの方が接種されたかというのは、なかなかちょっと出しづらいですかね。


◯健康推進課参事・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  全体の母数というと、なかなか把握は難しいかなというふうに考えています。ただ、先ほど申し上げたような保育園・幼稚園ですとか、訪問系ですとか、そういったところの事業者さん、もしくは保育園等に、それぞれ市役所の各部署からお声かけをさせていただいて、そこから希望者を募っていく。あくまでもこの接種は希望ですので、そこの希望者を募った結果がこの人数だったというような形になっています。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。
 それから、高齢者へのワクチン接種が一定進んだ状況にあって、今ちょっとデルタ株への関わりもある中で、今後はいわゆる現役世代、働く世代とか、あとさらに若い世代でも中等症化、あるいは重症化が増えている状況にあります。国からのワクチン供給がどうにも不確かな状況が続いている下では、臨時会でも御答弁がありましたけれども、今、はっきりお答えいただける供給量としては、約2万1,000人分というところで、今回のように年齢区分を区切っての予約再開というのも、この量であれば致し方ないというふうにも思っていますが、今後も年齢区分に沿った計画にならざるを得ないのか。
 どうしても区切られて、その間待たされてしまう世代からは不満も出ていると思うんです。きちんと供給が見込まれればというのが、やっぱり大前提になってしまうんですけれども、8月1日付の「広報みたか」を見ると、次に案内されるであろうところは12歳以上の方ということで、つまり対象年齢全ての方というふうに、区分を設けずやられるのかなというふうにも見てとったんですが、その次の具体的な実施期間が示されるときには、もう年齢区分はなくなると思ってよろしいでしょうか。
 あと、確認なんですが、個別接種については、年齢区分関係なく、各医療機関の裁量で行われていいという理解でよろしかったでしょうか、確認させてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今回、さきの本会議でも答弁させていただいたとおり、再開に当たっては1か月止めましたので、より重症化リスクの高い方ということで、60歳以上と基礎疾患のある方、次は50歳以上、今都のほうでも50歳以上というのを1つのワクチン接種を重点的に実施する対象というふうに捉えておりまして、これ、全都的に50歳の方の接種ということを進めるような働きかけをしております。
 また、御指摘のように、現時点におきまして、39歳以下の方は予約をする機会もない。これは、近隣の状況等を見てももう少し、機会がないというのはどうなんだろうということは当然考えておりまして、これは御指摘のように、ワクチンの供給量としっかり見合いでやっていかなきゃいけないんですけれども、その点は全年齢に開放できるような方向で協議を進めていきたいと考えております。
 また、個別接種につきましては、当初は高齢者というところがあったんですけど、その後、もう今は72機関で打っているんですけど、そこについては年齢の区分を設けていないところです。それは、主にかかりつけの方に打っているというところも多いこととか、そうしたことも含めて、ですから、ここに12歳から39歳でも8.9%とありますけれども、基本的には個別接種で打たれている方が多いのかなと思っております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、あと妊娠中の方の優先接種というのは検討されていますでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  妊娠中の方の接種というのを検討しているか、していないかということは、検討はしております。一方で、基礎疾患のある方のように、国が定めた優先接種とはなっていない。ただ、妊娠されている方というのは、打てる期間というのは限られているので、そうした中でやはり御希望があることは承知をしております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、ワクチンの供給についてなんですが、本会議でも、2週に1度の頻度で基本枠12箱、1箱当たり195バイアル、1,170回分の供給が見込まれているとのことでした。8月7日が第11クールで14箱、8月下旬が第12クールで23箱とのことでしたけれども、この供給配分については何を基準に決められているのか、教えてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  基本的には、人口を基本とした基本枠というのがありまして、三鷹市であれば12箱という数になっているというふうに承知をしております。さらに、12クールでは、基本枠に加えて11箱を確保できたんですけれども、そうしたところは、12クールまでは国が調整しておりましたので、三鷹市の接種状況でありますとか、予約を停止していること、様々なことを考慮いただいて、プラスの枠が取れたというふうに承知をしております。


◯委員(前田まいさん)  ワクチン接種記録システム上の接種率も影響しているということはありますか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  夏の初め頃といいますか、VRS(ワクチン接種記録システム)の記録等の差によって、要するに供給を減らすというようなことは、実際にそうした時期がありました。そこには三鷹市は該当しておりません。


◯委員(前田まいさん)  減らすということは撤回されたので、じゃあ、今後はその心配はないのかなというふうに思いたいんですが。あわせて、VRSへの入力が、先ほどもおっしゃっていたように負担になっているときもあったというふうにお伺いしているんですけれども、今現状、三鷹市において、この入力作業というのはどの所管の職員の方が、何人くらいの体制で行っているものなのか、長時間の超過勤務になっているようなことがないのか、それからその入力にどれくらいのタイムラグが生じているのかを、簡単にお伺いしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  VRSの読み込みにつきましては、基本的に集団接種会場におきましては、その場で入力をしております。これは委託の事業者によるところです。それから、個別接種なんですけれども、こちらは週1回、各診療所で接種したものをピックアップいたしまして、それを市のほうで読み込んでいます。また、医師会を通じて各接種をしていただいている個別の医療機関につきましても、VRSの入力について御協力をいただけないかということをお願いをしておりまして、まだ少ないですけれども御協力いただいているところもあります。
 また、市のほうでピックアップしたものにつきましては、会計年度任用職員の時間額の方を任用させていただきまして、勤務時間内に読み込みの作業を行っているところです。


◯委員(前田まいさん)  そうしますと、大体その日か、一両日中ぐらいには一定、入力の作業も済んでいるという理解でよろしいですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  個別接種につきましては、最大1週間ぐらいのタイムラグが発生しているところです。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、集団接種の会場についての見直しなんですけれども、井の頭コミセンでやらなくなるというふうにしたその理由をお伺いしたいと思います。
 また、井の頭地域の方は、いずれ地元でもやるだろうと思っていらっしゃったと思って、その間待っていらっしゃった方もいると思うんですが、この井の頭コミセンでやらないという計画について、地域住民の方々への説明等は行われていますでしょうか。
 それと、前、駅前での夜間接種というのも検討されていたと思うんですが、その記載が特にないんですが、どのようになりましたでしょうか。元気創造プラザサブアリーナでの夜間枠等は検討されていないのか、併せてお伺いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  この見直しに当たって、最大はやはりワクチンの供給状況です。ワクチンの供給状況の見通しが不透明な中で、今回サブアリーナと。サブアリーナの利点というのは、大きな箱で小さく打つことはできますが、小さな箱で大きく打つことはできないわけですよね。要するにサブアリーナのキャパシティーを考えた場合には、絞り込んだ形で500人に打つ、300人に打つという可能性もありますけれども、1,000人までは打てる。ただ、狭い会場では、やはり例えば軽体操室で1,000人に打とうと思っても、これは到底無理なわけでして、そうしたことから、柔軟性のある、多く取れたり、ワクチンがどうしても来なければ、絞り込めるような体制を取れるようなところにしたというのが、まず1点です。
 それから、戻りまして井の頭なんですけれども、こちらもワクチンの供給量なんですが、もう一つは、当初、高齢者の接種、これが8月、9月、そのくらいまで行くのではないかというような見込みもありました。そうした中で、身近なところで高齢の方が打てるようにということで、井の頭、いわゆるコミュニティ・センターのローテーションを考えたところですけれども、先ほど御説明させていただいたとおり、7月末の時点では、高齢者はもうほぼ完了している。次の世代に移ってきている。
 そうした中で、井の頭は地理的にもちょっと車でのアプローチが難しかったり、そうしたことも含めて、井の頭については見直しをさせていただいた。まず一番は、ワクチンの状況、次にやはり集団接種の進捗状況ということになります。
 なお、もともと井の頭地区でということにつきましては、当初は住民協議会の会長さんに集まっていただいて、市長から御説明させていただいたところで、そこではスケジュールはなかったですけど、まず説明をしました。特に井の頭の実施についての説明会のようなものはもともと行っておりませんでしたので、そうしたことは対応しておりませんけれども、一定の住協の会長については御説明をさせていただいて、前田委員さんおっしゃるような、待っている人がいるよっていうお話もありましたけれども、一定の御理解をいただいたものと考えております。


◯委員(前田まいさん)  夜間枠の検討はいかがですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  駅前の夜間の接種というのを検討したことは事実です。こちらもワクチンの供給量によって、ちょっと実施は難しいということで、現時点ではそのような判断をしております。
 また、あるいは元気創造プラザサブアリーナでの夜間の実施ということも検討はしておりますけれども、こちらもワクチンの供給量によってということになります。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、ちょっと昨日の報道なのですが、河野行革担当大臣がアストラゼネカ製のワクチンを宣言が出ている6都県に重点配分するという考えを示したということで、前回もちょっとあったかと思うんですが、今、このファイザー社製を前提にしていますけれども、それ以外の製薬会社のワクチンが入ってきた場合に、またそれを使わなければいけない状況になった場合に、どのような使い分けを考えていらっしゃるのか。もし検討されているようでしたら、教えていただきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今、ファイザーに加えてモデルナ、それからアストラゼネカはもう承認されたということで、御指摘のとおりなんですけれども。あくまでどのワクチンを使うかというのは、自治体の判断というふうに承知をしております。また、使わなければいけないという状況は、ですから発生しないというふうに考えておりますけれども、ファイザーのワクチンも現状のようにこの供給が不足する中で、モデルナをやはり三鷹市でも使っていくのか。ただ、モデルナ自体も供給が非常に今難しくなっているんですけれども、アストラゼネカも含めて、ただここは慎重に検討していきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  先ほど、資料1の1ページの説明で、12歳のところの説明を聞いていて、集団接種ができるのが12歳がどうのこうのって聞こえたんですが、聞き違いだと申し訳ないのでちょっと確認をしたいんですが、12歳から39歳のゾーンは集団接種ができないんですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  先ほどの御説明がちょっと誤解を招くような表現だったかもしれないんですけど、現時点においての集団接種では、基礎疾患のない方で予約できるのは40歳以上ということでありまして、全年齢に拡大すれば12歳から集団接種は可能です。


◯委員(半田伸明君)  先ほど、前田委員の質問で全年齢に開放する予定があるのかみたいな話がありましたけど、じゃあ、確認ですが、今は12歳から39歳の集団接種はインターネット上でも駄目よと、予約しても駄目ですよと。全年齢に開放するのがいつか分かりませんが、決まったときにはその方々も集団接種ができますよということでいいのかどうかを、1つ。
 あと、もう一つは、12歳から39歳のゾーンが集団接種が駄目だってなっても、でも個別接種が当然できるわけですよね。だから、この8.9%、4.2%っていう数字になっているわけですよね。診療所レベルの接種で、ちょっと最近疑問に思っているんですけど、大阪でしたか、京都だったかな、確かにかかりつけ医なんだ、診察券もあるじゃないか、ところが数年、元気だったから病院に行っていない。ところが、直近で病院に来た方をかかりつけの方と認定してそちらを優先をして、診察券があるけど数年来ていないという方はかかりつけ医じゃないということで門前払いになったという、大変な事件がありました。
 この辺りの感触です。中学生から上だったら、もう体が出来上がっているからいいと思うんだけど──12歳も実際は小学校6年生なんですけど、子育てしている親の立場としたら、子どもが小さいときはやっぱり不安定ですよね。保育園とか、小学校低学年とか、しょっちゅう病院に連れていくわけですよね。ところが、だんだん体が基礎的なものがしっかりしていったら、病院に行くケースって、実は、あれ、今年は予防接種だけに行ったねみたいな。なかなか病院に行く機会は減っていくわけです。
 12歳のお子さんを接種となった場合に、いや、あなたは最近来ていないじゃないかみたいなことがあっちゃ絶対ならないと思うんですよね。
 以上2点。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  1点目につきましては、しっかり広報等でお知らせをしていきたいと思いますが、そこで12歳以上ということで予約受付を開始すれば、もう集団で打てるということになります。
 2点目ですけれども、こちらは御指摘のとおり、医師会との協議の中でも、どこまでかかりつけって考えるかというところは出ておりまして、カルテはあるけれども、もう5年も、それ以上かかってないとか、そうしたときはどうなんだと。答えとしては、各診療所での判断になります。ただ、医療機関の中では、かかりつけでなくても接種ができるよというようなこともあります。特に低年齢になったときには、半田委員さん御指摘のように、やはり個別接種で打ちたいというお声も聞いておりますし、医師会においても、例えば小児科の先生であるとか、そうしたところがこれから個別接種、そういう年齢になれば協力といいますか、接種をすることを検討したいななんて声も聞いておりますので、市としては、かかりつけでなくても、できるだけ接種をしていただくようにお願いはしていきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  これだけ、ここ数日で感染爆発している状況で、接種券が手元に来ていて、12歳、それから中学生で受けたいという人は当然いるでしょうし、そういう方々が受けられないということ、これは絶対まずいので、ここは医師会とうまく調整をしてください。
 それと、頂いた資料1の2ページ目、上のほう、接種完了見込み、変更後、令和3年10月とあります。先ほどの御説明で、誕生日を迎えて1か月後に接種券発送という話がありました。分かりやすくうちの次男の例で言いましょうか。11月10日が誕生日なんですよ。だから、12月に接種券が来ますよね。そうなりますよね。でも、これ、接種完了見込み10月とある。つまり、10月以降はどうなっていくのか、ここを教えてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  10月の接種完了見込みって、接種の完了って何なんだというところから、高齢者のときにも議論がありましたけれども、1つ、三鷹市で考えているのは、やはり新規の予約が集団接種で入らない、埋まらない。そうすれば、一定程度、完了ということで考えられるのではないかということなんですけれども。
 基本的に、さきの議会の質疑の中でもお答えしましたけれども、国の定める接種期間、現在でありますと令和4年2月28日、ここまではしっかり接種をしていく必要があるだろうと思っております。ただ、集団接種を細々開けるのか、個別接種のほうでお願いするのかというのがありますけど、基本的には個別接種なのかなと考えておりますが、何らかの形で接種の機会というのは確保されるべきというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  分かりました。となると、令和4年1月に誕生日を迎えられる方は、下手したら受けられない可能性もある。結局、国の定める期間が延長されるかどうかは国が決めることであって、自治体はそれに従わざるを得ない、こういう理解ですね。接種完了見込みが令和3年10月とあるけども、令和3年10月で終わるわけではない。令和4年の2月までは細々とでも続けていくということでよろしいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 分かりました。
 続けて質問します。頂いた資料1の1ページ目、接種率、幾つかあります。7月の頭、ワクチンが不足ということでニュースになりまして、我が市も予約を停止した状況にありました。まず、確認をしたいと思います。その時点で、1回目を打っていました。予約を云々、関係ないですよね。1回目を打っているわけですから、その接種会場で当然2回目の話も決まるわけですね。ワクチン不足が明らかになって大変な時期に、1回目を打てたんだが、2回目、予定内の3週後に打てなかったという事例は実際に発生をしたのでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  1回目を打ったけれども、2回目を打てない。もちろん、集団接種ではありません。あと、個別接種については、詳細に全てを承知しているわけではないんですが、予約を提出するときに、2回目接種は確実に確保してくださいということで、お話はしているところです。


◯委員(半田伸明君)  次に、令和3年10月に接種完了見込みとありまして、2ページ目、接種見込み数です。変更前、29万6,000回だったのが、変更後、28万3,000回になりました。マイナス1万3,000回の理由、なぜマイナス1万3,000回という数字が出てきたのか。あと、マイナス1万3,000回でも、加速化と言い切れるのでしょうか。つまり、加速化という定義はどうかというのもありますけど、もともと令和4年2月見込みだったのが、約4か月前に前倒しになったわけですよね。
 ですから、そこだけ取れば加速化だと思います。ところが、1万3,000回減ったことを勘案しても、加速化って言い切れるかは、ここは1つ確認をしておきたい。いかがでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、1万3,000回減ったというのは、接種率の見直しを行ったことによります。それは御理解いただいているんだと思います。ですから、もともと90%が課題だったかというと、ちょっと何とも言えないんですけれども、これまでの実績を踏まえて90%だったものを、高齢者は90%、それ以外の年齢の方は80%としたことによって、数が減った、接種回数が減ったということだけでありまして、そのことが接種の加速化とどのような関係があるかというと、そこは関係ないのではないかと思っております。
 また、接種の完了見込みを前倒ししたことも含めて、加速化という意味では、これまでの実績も踏まえ、加速化されたものと受け止めております。


◯委員(半田伸明君)  では、資料1の1ページ目、対象者数の90%というのが、高齢者、65歳以上については90%と同じなんだけれども、高齢者以外、12歳から64歳、80%と見込みを落としていらっしゃいますよね。この理由を教えてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  個別の年齢で見ていきますと、75歳以上はもう今91%というような数値になっておりますし、一言で言えば、実績です。これまでの実績、高齢者の予約の状況、それから50代から、それ以外の年齢の方も、予約の状況から見て90%までは行かないだろうと。ここは80%程度というところが接種の見込みとしては適切ではないかということで、考えたところでございます。


◯委員(半田伸明君)  見込みを超えちゃったらどうするんですか。そこを心配しているんです。結局ワクチン不足がもし万が一、今後続いた場合に、見込みを立てて、それに基づいてワクチンを要求するのは当然ですよ。ところが、どうなるか分からないですけど、ばんばん、皆さん、特にこの感染爆発の状況で危機感を感じて、あらら、見込みを上回っちゃっているとなった場合でも、プラス分のワクチンがちゃんと来るのか。心配しているのは、ここなんです。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今回の接種、自治体が実施主体となりますが、やはり国民に接種の機会をということであれば、ワクチンの供給量というのが、国民の接種の希望に合っているかというところは、国がしっかりそこのところの確保を図るべきだと考えております。


◯委員(半田伸明君)  この80%というのは国に出す数字なんですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  これは、市のほうで定めた数字です。


◯委員(半田伸明君)  もう一回聞きますね。国に出す数字なんですか。市が定めたというのはよく分かっています。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  国に出す数字というのが、ちょっとどのように判断していいのか分からないところがあるんですけれども、いわゆる実施計画については、公表しているものですけれども、国に提出を求められているものではありません。


◯委員(半田伸明君)  それを聞いて安心しました。目標見込み数を出せと言われた、出しました。ここら辺でいいんですねとなった。見込み数を超えたら、国から、見込み数を超えているから駄目でしょうと、これを恐れていたわけです。ですから、今の話だと、国に出すものじゃないという話を聞いて安心をしましたが、これを逆手に取られては嫌だなというのがちょっとあったんですよ。
 だから、80%だったら、国が、80%って言っているんだから、三鷹市は85%に行くわけないじゃない、ワクチンも駄目よ、全国的に不足しているんだからみたいなことになったら嫌だなという観点からの質問でした。見込みが増えたら増えたで、当然対応していただきたいと思います。
 それと、2ページ目、今後の予測がありますね、7月まで高齢者、7月後半から高齢者以外ということで、合計で8月が38%、52.7%とありますけど、今現状、段階的な予約の再開という表現をなされていらっしゃいます。これを見ると、9月が52.7%ということで、大きな比率になっていますよね。ですから、9月の予約が今後どうなっていくのか。
 今、広報で明らかにされているのは、先日始まりました8月2日分の話。あと、8月16日になるのでしょうかね、50歳以上云々とありましたね。今後、9月、10月について、いつ頃予約を受け付ける予定ですという、内々の予定が決まっているのかどうか。決まっているんだったら、それは事前に公表するつもりがあるのかどうか、ここを教えてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今、決まっているのは8月中旬から、全年齢かどうか分かりませんけど、次の50歳までは、今広報に出している。その次のところを出すというところは決まっています。何日かとか、どういう年齢というのは最終調整をしておりますが、決まっている状況です。
 そこで、9月まで空けるのか、10月まで空けるのかというのは、ワクチンの供給量との見合いをしっかり見ていきませんと、一旦予約したものをキャンセルするような事態にもなりかねない。ここは、これまで以上に、今回停止した経験を踏まえて、慎重に考えていきたいとは思います。
 それと、事前にお知らせするとかというところですと、きちっと基本的には広報のタイミングというのをしっかり捉えて、ホームページだけにならないような予約の開放というのは、十分考えております。認識しております。


◯委員(半田伸明君)  国のワクチン不足云々でいろいろありましたけど、ここは委員会の場ですから、あまり言いませんけど、予期できたかなと思うと、あれは予期できたんじゃないかなと、今になると思うんですよね。総理がアメリカに行ったときに、ファイザーのCEOに会って云々というニュースが流れましたけど、確約と総理が言ったのに、向こうのCEOは検討と答えたという大笑いのニュースがありましたけど、そのときのことを思い返せば、ああ、やっぱりこうなったなというのはある程度想定ができた。
 そのようなリスクを今後どう考えていくかについて、リスクについて今ちょっと危険だなと思っているのが1つあります。それは、先ほど御指摘がありました第13クールから、配分量のめどについて、今度は都に判断を委ねる云々という話ですよね。13クールといったら、次の次になるんでしょうかね。たしか2週間置きでしたっけ。ですから、9月の中旬、下旬、そんな話でしょうけど、ここに都のさじ加減が入ったら困るんです。
 有力な先生があの自治体にいるからこっちには多めにしてやれみたいな、つまらない話になっていくことだけは絶対に防がなきゃいけない。ここで大事なことは、国であろうが、都であろうが、配分をする客観的なルールをきちんとつくることにあると思うんです。この配分をするための客観的なルールについては、基礎自治体である三鷹市も、きちんとこのようなルールにしてくれというのは言うべきだと思うんですよ。これを言う機会があるのかどうか。
 それがないとした場合に、都の配分基準を、何らかの配分基準が示された後に、これは違うんじゃないのと言うような機会があるのかどうか、ここが結構リスクになるだろうなと、今見ているんですが、御所見をお伺いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  私もこの間、ずっとワクチンの確保、それだけの仕事を日々続けておりまして、御指摘のとおり、今様々なリスクというのがあります。まず1つは、東京都が配分することになった。ただ、そもそも東京都に人口とか、感染状況に見合ったような十分なワクチンが来なければ、都もやりようがない。ですから、国の責任というのを──最後は東京都に投げちゃえば、東京都が要するにあるパイの中でどう分けるか。もともと来る量が少ないのに、東京都がうまく分けろって難しいわけですから、そこが1つ、心配としてはあります。
 それから、客観的な基準というところも、これまでVRSであるとか、様々な客観的基準ということを言ってきましたが、市長もいろいろ言いたいことは山のようにあるけど今は抑えておくと言っていますので、私もあまりこういう場では発言は控えますけれども、いろいろ言いたいことはあります。
 客観的な基準というのを、国が本当の実態を見て、しっかり基準をつくってほしいというところが一番です。例えば都に何か言える機会というのはあるのかといったら、あります。東京都は、定期的にZoomの会議を開催しておりまして、市町村の意見も聞いていただいています。そうした中で、より実態に即したワクチン供給の在り方。1つは、私がというか、三鷹市が申し上げているのは、やはり接種の完了時期が自治体によって、ここは9月、ここは10月、あるところは2月みたいな、そういう話はおかしいでしょうと。やはり接種の完了スピードというのは、自治体間である程度そろっている必要というのはあるでしょうと。なぜかといえば、ワクチンが十分来れば、接種できる能力というのは都内の自治体にはほとんどどこでもあります。
 ですから、ワクチンの供給量だけで、A市は9月にはほぼ希望者は終わったけれども、B市は来年の2月って、これはおかしな話なんで、そういったところをしっかり見てほしいということで、ようやく東京都の調査でも、接種完了時期、どこで見込んでいますかというのは、今回初めて来たということになります。
 ですから、まずは国からしっかりワクチンが都に来ること、ここが一番。その後、都が実態に即した、できればというか、例えばそうした完了時期に見合ったワクチンを配分するというようなことを、客観的な基準を持ってやっていただきたいという思いは一緒です。


◯委員(半田伸明君)  答弁を聞いて安心をいたしました。さすがだなと思いました。国から都に来るのが第一義的だって言うけども、それは、こっちはどうしようもないですからね。心配しているのは、国から都に十分な量が行き渡らない状況で、恣意的判断をされたら困る、ここなんです。だから、先ほど接種完了見込み時期の話もありまして、なるほどと思いましたけど、国から来るワクチンが少ないであろうというリスクを事前に想定して、それを当たり前のものとして、それでもなおどの自治体も納得できるような公平な基準づくり、これを都に求めていっていただきたいなと思います。
 それと、これで最後になりますが、若干ずれますけど、事故ですね。様々、ワクチンの関係で、今回も副反応云々っていう話がありましたけど、副反応の話じゃなくて、ちょっと私、最近目にした事例で、ちょっとこれどうなのかなというのがありましたので、お話ししておきますけど。高齢の方で、ちゃんと受けた。3週空けて、ちゃんと2回受けた。でも、その方は、私は受けていないと言い張った。役所に行くわけです。私は受けていないといったら受けていないんだ、手元に接種券もないんだ。
 接種券を再発行したんです。その方、結局4回受けたんです。実は、最初の2回分、1回目と2回目については、付添いの方がいらっしゃった。付添いの方が、いや、間違いなく私、連れて行きましたと言う。ところが、当該高齢者の方は、いや、受けとらんといったら受けとらんのじゃで、引っ込まない。役所はお手上げになっちゃって、接種券を出しちゃう。結果、4回受けてしまうという話が報道でありました。
 どういうことかというと、認知症の方々とか、単身高齢者の話もちょっと議論はありましたけど、そういった方々で1回受けたんだけど──1回というのは、だから、1回目、2回目を合わせて、要するにワンセットを最初受けたんだけど、2回目も同じようなことを言ってきた場合にどう対応するのかというのは、結構センシティブな話だと思うんです。
 事故だけは防がないといけないから、当然接種の記録云々って遡らなければいけないですよね。残念ながら、事故になっちゃった事例は、役所が発行しちゃったがためにそういう事故になっちゃったんだけど。みたいな話で、認知症の方々が実際に接種をするケースは、結構様々なリスクがあるのかなと、そのニュースを見て思いました。様々なニュース、事故の例がありますけども、今のみたいな話で、同じような事例が我が市で起きた場合にどう対応していくつもりなのか、この辺りを聞いておきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  起きて、どのように対応するかというのは、4回打った場合にどうかというのは、ちょっと国の判断を仰がないといけない部分かと思いますが、大切なのは、そのようなことが起こらないようにどうするかっていうお尋ねだと思いますので、やはり方法としては、例えば認知症の方、あるいはそういった高齢の方が来たときにワクチン接種の記録があるかというのを確認するというのも1つの方法かなとは思います。
 ただ、全員にそれができるかというと、なかなか難しくて、見たときには認知症であるかどうかも分からない、そういうこともありますので、ちょっとそこはよく本部のほうでも議論をしてみたいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、質問したいと思います。これから、年齢層が──高齢者の部分は一定終了しているということで、60代以下、それからもっと言えば10代の若い人たちに年齢層が下がってくるわけですよね。それで、私は、もともとファイザーとか、モデルナのワクチン、特にということもないですけど、今回のmRNAワクチンについては、先行していたアメリカでもう既に1万人ぐらいの方が亡くなっているとか、ヨーロッパ、EUで2万人の方がワクチンによる死亡ということですね。日本でも、既に数か月たって死亡者が751件というふうになってきていて、非常に今までのいろいろなワクチンと比べても、全然桁が違う危険性があるというふうに言わざるを得ない状態なんですよね。
 そういう中で、特に10代の子どもたちのことについてはさらに、打った場合にそんなことがあっては本当にならないというふうに強く思うんですけども、子どもたち、生徒の集団接種ということについてどのように考えているのか。厚労省は、6月22日に事務連絡をして、生徒への集団接種については、現時点では推奨するものではないという方針を各自治体に出していると思いますが、三鷹での学校での集団接種に対する考え方を最初にお聞きしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  学校での集団接種は全く考えておりません。


◯委員(伊沢けい子さん)  特に厚労省が言っているのも、これは、私はその理由が全年代に当てはまる内容だなと。結局、実施方法によっては、保護者への説明の機会が乏しくなるというのが1点。それから、2点目として、接種への個々の意向が必ずしも尊重されず、同調圧力を生みがちである。3点目として、接種後に見られる体調不良に関するきめ細かな対応が難しいといったことから、そういった理由で推奨するものではないというふうに事務連絡をしてきているんです。
 これは、私はまさに子どもたちにもちろん当てはまりますし、本当はこれ、全年代に対して言えることじゃないかなというふうに。特に職域なんかになってくると、あるいはさっき出ていたエッセンシャルワーカーということになると、ある種強制力が働きますので、こういうことが同調圧力がないのかといったら、私はあるというふうに言わざるを得ないんですよね。そういうことから、とにかく厚労省もそれは推奨しないということで、三鷹もしないという方針であることは、今確認しました。
 それで、さらに厚労省は16歳未満のワクチン接種に当たっては、市町村は保護者に丁寧な情報提供を行い、保護者の同意を得ることが求められているというふうに、この事務連絡の中にあるんですよ。この間、7月13日に12歳から15歳の子どもたちに、本人宛てに今回の接種券を送っていると思うんですけど、ここを見ると、送ったのが7月13日なんですけど、その直前に、7月7日にファイザーも、モデルナも、若い男性を中心に心臓ですね、心筋炎、心膜炎というのが起こる可能性があるよということを、添付書に新たに入れたんですよ、直前でしたけどね。
 それ、まさに、私もちょっと調べてみたら、本当に心筋炎、心膜炎で症状を起こしている方、全員が亡くなったわけじゃないですけど、31名いらして、やっぱり若い人、30代以下ということに絞ると12名いらしたんです。20代で9名、心筋炎、心膜炎で厚労省に報告がある人がいるというようなことを見たんです。
 そういうことがまた、さらに製薬会社のほうから追加になってきているということで、こういう説明は、少なくともその情報を自己判断させるという今の状態であれば、こういう情報を親に教えないで、それで打たせるというのは、やっぱりちょっとフェアじゃないというふうに思いますけれども、こういう資料は追加して送りましたでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  市といたしましても、ファイザーのほうで、保護者にも注意をするところが加えられたのは承知をしておりまして、最初の7月13日のところでは間に合わなかったんですが、その後に送る分からは、「保護者の皆様へ」というのを書いてあるものがあるんですが、そうした対応をしているところです。
 また、ホームページにも掲載をするように──直前に分かったものですから、準備をしているところなんですけれども、今、先に送った方、特に保護者の同意が必要な方については、市のほうでも今検討中ですので、対応方法については、しっかりと保護者の方にも情報が行き届くように対応したいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  それは、確かに、さっきおっしゃっていた2万1,000人分ということで、まだ年齢層が上の部分が今の時点で対応しているということで、10代の方々にはまだ及ばない状況にあると思いますので、時間があると思うんですよ。そういう中で、少なくとも市として、そういう情報をちゃんと送り届けると。少なくとも製薬会社本人が言っているんだから、やっぱりそういう告知を最低でも。これ、最低ですよ、私に言わせればね。本当に、私に言わせれば最低ですが、それでもそういうことはお知らせするべきだし、具体的なやり方、お知らせ、どんな方法でされるか、ちょっともう一回お聞きしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  具体的な方法については、今検討中ですけれども、しっかり情報が届くように対応してまいりたいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  これだけでも不十分なんですが、でもそれは製薬会社本人が言っていることですから、それは最低限のこととして、やっぱり。これ、市が私たちに送ってきた封筒がありますよね。だから、中身が、10代の人たちとそれ以外、高齢者含め、違うということですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今、保護者の同意の必要な12歳から15歳の方につきましては、ファイザー社で作成したワクチンの中で、ちょっと違う様式がありまして、それを送るようにしております。そこには、保護者の方へということで、ワクチンの接種の注意を記載をしているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、新しいもので、心筋炎、心膜炎の情報も入っていますか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  心筋炎、心膜炎の情報については、記載はされておりません。あくまでその前段のところの保護者への注意事項となっております。


◯委員(伊沢けい子さん)  7月7日だったんですけどね、そういう改定があったんですよ。ですから、それもやはり知らせる。特に若い男性というふうに限定して、それはファイザーも、モデルナもそうですけど、三鷹はモデルナは使っていないですけど、そういうふうな限定した、若い男性は特になりやすいですよというふうな改定がありました。実際に、今、厚労省は心筋炎、心膜炎も報告事項に新しく挙げ出した。ここ1か月ぐらいでしょうかね。
 それで、その中だけでも31例が報告されていて、12名は30代以下です。ですから、そういう状況なので──20代が多いです。そういう状況ですから、本当にそういう情報公開をちゃんとしていっていただきたい。別に本当はそれ以上のことだと私は思っていますが。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  ちょっと1点、訂正をさせていただきたいんですけど、先ほどの答弁で、心筋炎、心膜炎については記載がないというふうに答弁させていただいたんですけども、7月で、新しい今送っているものにつきましては、心筋炎、心膜炎が報告されているというところは記載をしております。米印もありまして、1回目よりも2回目の接種の後に多く、若い方、特に男性に多い傾向が見られますというようなことも注意書きにあるものを送っております。
 また、質問ですけれども、今後もそうした形で、御指摘のありましたようなものも含めて、しっかりその情報が届くように対応はしてまいります。


◯委員(伊沢けい子さん)  分かりました。それと、さっきの2万1,000人という件ですけど、これはちょっともう一回、さっき何度か委員が確認されていましたけど、もう一度確認したいんですけど、これ、当面の話かもしれませんが、これはどのカテゴリーの方に、あるいは場所──アリーナですか、全部。それをちょっと確認しておきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  先ほどあった当面のワクチン量、さきの議会で答弁させていただいたものにつきましては、その使い道については、今は個別接種は一旦停止をしておりますので、そこの再開については慎重に行いたいんですけれども、サブアリーナのためとか、どこの年代のためということで確保したものではない。市の中で、どこで、どのように接種を行っていくかというのは、ワクチン量によって決めていくものというふうに御理解いただければと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  要は、どの年代も受け付けるということですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  予約の再開を全年齢にすれば、先ほど来から他の委員さんからもそこのところを、今御質問もいただいていますけれども、そこを全年齢に拡大するというような判断をすれば、当然ながら全年齢の方が打たれることになります。


◯委員(伊沢けい子さん)  分かりました。それと、三鷹市、9時から17時までコールセンターを設置していると思いますけれども、ここの今の受付状況のかかっている本数ですとか、どんな内容がかかっているのかということについて確認しておきたいと思います。


◯健康推進課参事・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  まず、コールセンターの状況ですけれども、昨年度3月15日から開設をいたしまして、当初はワクチン全体の接種に関する全般的なお問合せから始まりましたけれども、予約再開後は、次第に予約の受付、また、7月頭からの予約の一時停止に関しては、いつから再開されるのかというような、そういったお問合せが多くございました。
 また、先月、7月下旬からは、いわゆるワクチンパスポート、こういったお問合せが最近では多い傾向にあるところでございます。
 また、7月の平均でいいますと、1日大体200件から300件程度のお問合せがある。そういった状況でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  その内容ですけど、コールセンターですので、いろんな内容のものが交じって入ってくるかとは思うんですけど、そういう体の不調とか、副反応、あるいはそういうものは市に入ってこないのでしょうか。もし入った場合は、ほかに回すとか、そういう対応をされているのかどうかということは分かりますでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  コールセンターに副反応とか、そういった不調に関してのお問合せについては、一義的にはそこの場でお伺いはしますけれども、広報等でもお知らせしているんですが、東京都のほうの24時間の副反応相談のコールセンター等も開設されておりますので、より詳しい御相談を希望される場合にはコールセンターのほうでもそういったところを御案内をしているという状況でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、そういう場合は、要は回して、直には三鷹では受け付けないということになるんですか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  コールセンターのほうで、具体的なその症状だったり、そういったことまでは今お受けできないようなことにはなっていると思いますので、一義的には接種をされた接種医さん、もしくはそういった東京都の24時間の専門のコールセンターのほうで、より専門的なことを御希望される場合には御相談されるようにという御案内をしています。


◯委員(伊沢けい子さん)  分かりました。今回、この間の臨時議会のときの質問に対する答弁で、市内では、厚労省から副反応という報告があったものが17名いらして、そのうち1人は重篤な状況であるというような御報告もいただいたんですけど、その17名というのは、委員会の場ですので、もうちょっと詳しくどういう状況なのかということを教えていただきたいのと、それから答弁のときに、予防接種の健康被害救済制度に対して申請はまだ受けていないけれども、問合せは幾らかあるというような御答弁もあったと思うんですが、その2点についてどういう状況かお聞きしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  先ほどの17件という報告に関しては、副反応疑い報告が国のほうに、実施した医療機関から報告されたものが、住んでいる三鷹市民の方について、東京都を通じて市のほうに通知されるという内容で、これは発生をした第一報という形でお知らせが届くということなので、それ以降のことに関しては、この報告では、正直、市のほうとしてはそれ以上の報告は分かりません。
 ですので、ちょっと御本人のプライバシーの問題もありますが、発生段階で重篤な方がお一人という報告はあったんですけれども、重い方という区分になっていますが、それ以外の方は重くない方ということで、その報告の時点でもう既に回復されたというような報告のところまでは伺っていますけれども、それ以降の情報というのは、そのルートでは何も市のほうには届かないというのが実際でございます。
 あと、2点目の個々の健康被害救済制度に関しましては、そういった報告された方が当然その後、やはり回復されなくて医療にかかられたとか、治療が行われた、また重度の障がいが起きたとか、そういったことが起きた場合には、当然今度はお住まいの市町村のほうにそういった救済制度の届出をすることになっていますので、そういうお問合せがあれば、そういった手続についての御案内、一般的なお問合せには対応しておりますけれども、個々の報告に基づくような方々からのそういった、正式な被害があったので申請をしたいんだというような具体的なお問合せはないというふうに御答弁を差し上げたところです。


◯委員(伊沢けい子さん)  今はまだそういうこともないということですけれども、こういう状況ですから、そういうことも今後ないとも言えないわけですよね。そういうことに対して、これは市が対応しなきゃいけないということですから。今は、とにかくないということは分かりましたけれどもね。
 それから、さっきもちょっと質問がありましたけど、ワクチンが不足ということで、7月30日にアストラゼネカ製のワクチン、これを政府が分科会のほうに諮問して、それで法律、省令案要綱というのが新たに、そこの諮問された検討会がオーケーを出しちゃったんです。それで、予防接種法の省令が変えられまして、それでこのアストラゼネカワクチンを加えること、それからもう一つ、第1のところの2に書いてあるのは、接種から28日以内に確認された血栓症というものも加えるということがされたんですよ。
 ということは、このアストラゼネカは特に血栓症が起きるということで、世界的に、ある意味証明されちゃっていまして、それでこういう条文まで入れ込んでの承認という状態なんですよ。だから、ある意味もう分かっていて、なるかもしれませんよという前提でこういう話が進んでいるわけです。公的接種についてアストラゼネカも入れるということを認めたわけなんですけど、少なくとも去年からアストラゼネカに関しては、もう欧米では──前も言いましたけど、10か国以上で使用停止なんですよ。ドイツ、フランスをはじめとして十何か国で、もうこれは使いませんと、国で決めているんです。
 血栓で亡くなった方がいるということで、もう決定しているんですよ。そんなワクチンを、世界でもそういう評価が一定出てきているものを足りないからといって使うなんていうことは愚の骨頂ですよ。だから、何が何でも──ファイザー、モデルナも駄目だけど、これもさらに危ないというふうに思います。
 さっきは慎重に検討するという答弁でしたけど、これは本当に、もうこんなことはやっちゃいけないことですと私は思いますが、そういう世界の状況も受けて、市はどういうふうに考えられるかというのをもう一度聞いておきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  ワクチンの安全性に関しましては、国が一定のしっかりした手続を踏まえて薬事承認されたものですので、そこについて市として、どうのというような立場にはありません。
 また一方、さきの答弁のとおり、どのようなワクチンを使うかは慎重に検討していきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  さっきも、もしかして答弁されたかもしれませんけど、だけど、例えば国が、じゃあ、使ったらどうですかとか、そういう推奨をしてきた場合には、市は判断しなきゃいけないわけですよね、する、しないって。それについてはどうですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  どのワクチンを使ってほしいみたいな推奨というようなことも想定をしておりませんし、万が一、例えば推奨といいますか、このワクチンを使ってくれというようなことであれば、そこはしっかり市としての判断で、国に言われたから使うというようなことはないというふうにお答えできます。


◯委員(伊沢けい子さん)  結局、話をもうちょっと広げて、今、大きく考えなきゃいけない時点にいるとも思うんですよね。要はコロナの感染症というのが、確かに数が多くなってきているという中で、じゃあ、本当にどうするのかという話なんですよね。国は、とにかくワクチン一辺倒で、私は本当に今ひどいなと思っているのは、コロナにかかった人は入院できなくて、自宅で療養してくださいなんていうことを言ったりしているというのは、もうちょっと信じられないようなことが起きているわけですよ。
 少なくとも病院に入院させるし、やっぱり治療をどうするのかという、治療薬ということについてももっとやっぱり本当は国が率先してこういう場面だと考えなきゃいけないのに、そういうメッセージも一つも公に出てこないというのは、すごく本当にほったらかしみたいな感じに。ワクチンと言いながら、ワクチンだってないし、だけどワクチンは危ないしということで。やっぱりちょっと方向を変えて、じゃあ、本当にかかっちゃったときはどうするのかという、治療薬、そういったことにももっと。
 自治体だって、国のおっしゃるとおりじゃなくて、やっぱり考えて、逆に国に打ち出していかなきゃいけないときなんじゃないかなって私は思っております。そういう中で、私が最近、いろいろな国会なんかでも取り上げられましたけど、そういう治療薬として昨年からも世界中でイベルメクチンというのが使われていまして、そういうものが感染症の予防・治療に非常に有効だということも、各国で証明されてきているんですよね。
 だから、そういう建設的な意見をもっと自治体としても考えて、打ち出していくというようなことも含めて、今後、治療薬、そういうことも、市として考えて国に申立てするぐらいのことが必要なんじゃないかと思いますが、そういうことについてのお考えを最後にお聞きしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  基礎自治体としての役割としては、国にこのような治療薬がいいとか、そういうことを求めるのはちょっと違うのではないかと考えておりますが、一方で、地域の医療崩壊を招かないために、市としてどのような対応ができるかとか、しっかりワクチンの接種を行っていくとか、そうしたことは自治体の役割としてあるというふうに考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  実は東京都医師会もこのイベルメクチンについては、今年2月に緊急使用を求めて記者会見までしたこともあるんですよ。現在は製薬会社と一緒になって治験を進めております。そういう東京都医師会だって、やっぱり現場を持っていますから、個々の患者さんに対して、じゃあ、本当にどうするのかということを日々問われるわけですよ。そういう人たちは、やっぱり気づいていて、目の前の人たちを、じゃあ、自宅で療養しておいてくださいなんて、やっぱり言えないわけですから、そういう中で、この薬どうですかというふうに、やっぱり医者はそういうふうに言わなきゃやっていられないわけですよね。
 でも、自治体だって、そういう建設的な考えというのを──東京都医師会だってそういう考えを持っていますからね、別に私個人の思いつきで言っているわけじゃないんですよ、そういう考えをもっと柔軟に、何かパニックみたいな状態に陥るんじゃなくて──国会議員の中にもそういうことを取り上げている人も本当にいます。だから、そういう方向で今後、1つ考えていくべきだということを申し上げて終わりたいと思います。


◯委員長(宍戸治重君)  次の方に移る前に、質疑の途中ですけど、15分ばかり休憩いたします。
 休憩します。
                  午前10時57分 休憩


                  午前11時10分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 質疑を続けます。


◯委員(岩見大三君)  では、よろしくお願いいたします。これまでの詳細な質疑がありましたので、市のほうで行っておりますワクチン接種に関わる実施の体制、あるいは現状につきましてはよく分かりました。ちょっとその上で、素朴な疑問としてお伺いしたいことがあります。ワクチンに関しては、いろんな情報が報道等によって飛び交っている感がありまして、例えばファイザー製のワクチンも、イスラエルでは3回目の接種を行ったとか。
 あるいは、感染者、既に感染した人に関しても、やはりこれはワクチンを打つ必要があるのかどうか。そして、あるいはそもそも熱が出るとかっていう症状そのものは何を意味しているのかというところで、国そのものの知見もあろうかと思いますが、そういった私たちが打っているワクチンそのものの症状について、市としての知見といいますか、今言ったようなことについてどのような見解を持っていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、3回目の接種というようなことは、これは担当の大臣もいろいろなことを言い始めていますので、ファイザーが3回目の接種ということを言ってきていることも含めて、国においてしっかり、今後の新型コロナウイルスの感染状況でありますとか、それから予防の効果、安全性、そうしたものをしっかり見極めた上で判断されるものかなと思っております。
 また、感染した方が接種をすべきかどうか、これは御本人の判断になるんですけれども、おおむね3か月たてばというようなこともありまして、ガイドライン的には医師の判断なんですけれども、おおむね3か月ということがありまして、打たれている方もかなりいらっしゃいます。実際、会場で感染してからこのくらいたつんですけれども、どうですかと、大丈夫ですよという方もいらっしゃいますし、一応そういう目安が示されております。
 また、熱が出るとか、副反応につきましては、一般的に言われているのは、熱が出たから効果があるとか、全くない人はないとか、それは関係ないというような研究の結果もあるようですけれども、市としては、しっかりした、そうした症状を、今回もワクチン接種後の副反応ということを記載をしましたが、やはり接種後数日以内に50%以上の方には接種部位の痛みであるとか、そうしたものが発生することなど、そうしたリスクの情報についても、しっかり周知していくことは今後も重要かなと考えております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。市の見解については分かりました。先ほど、東京都に対するワクチンの供給量の話も出てまいりまして、非常に端的に言うと、今、最も感染が多いのは東京都民の20代から40代、このことは毎日の感染者数を見ても明白なわけでありますけど。では、その感染者数に見合った供給を国から東京都にされているかどうかというところがやっぱりあるんじゃないかと思います。
 それは、ワクチンの供給のみならず、それを接種するための体制づくりといいますか、やっぱり若い人の中では、副反応が出て打ちたくないという方も大勢いらっしゃると思いますけど。ただ、市としては、そういう状況がありながらも、やはり国の方針に従ってというようなことであろうかと思います。ですが、今後、感染者がこの三鷹市内でも増えていくということの中で、現状の接種体制、あるいはその供給量の問題も含めまして、改めて今後、そうしたことが増えていくということを見越した上で、市としての在り方といいますか、お答えできる範囲で結構なんですが、ちょっと見解を伺えればというふうに思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、ワクチンの供給につきましては、十分な量が東京都に配分されているとは考えていないところでありまして、さらにはその先には各自治体の、先ほど申し上げたように、自治体ごとに接種のスピードにばらつきが出るということは非常に好ましくないと考えておりますので、そうしたところで、適正な量を配分してほしいというのを今後もしっかり意見を申し上げていきたいと考えております。
 また、体制につきましては、市といたしましてはしっかりした体制を組むことはできます。今回も臨時会で補正予算をお認めいただきましたけれども、そうしたことによりまして、10月末ということができるような体制は組んでいます。
 また、現状におきましては、残念ながら個別接種は一時停止の状況が継続、また接種の体制についても制限をかけているといいますか、そういった状況にありますので、いずれにしても接種の目標、国としていつまでに接種を終わらせたいのか、それに見合ったワクチンを供給していただくというのが大前提ですので、そこのところはしっかり意見を申し上げていきたいと思います。


◯委員(岩見大三君)  それをお聞きしまして、安心をしました。先ほどもほかの委員からお話がありましたように、これは意見としてあれなんですが、自宅療養ありきみたいなことがあって、それは本当に大変危険な状況だなと。つまり、中等症の方が自宅にいた場合に、これは本当にそこから重症に移っていくような状況というのは十分にあり得るということで。
 その場合、本当に命に関わる問題に発展しかねませんので、これはワクチン接種とはまた違う話でありますけど、そういったことも踏まえて、市としての医療体制をぜひとも、そうしたことも想定しながら、できるだけ漏れのないように体制を取っていただければというふうにお願い申し上げる次第です。
 以上です。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、今日配られた新型コロナウイルスワクチン接種実施計画、バージョン2.0版、それの2ページのところで、基礎疾患を有する者9,617人という形になっていますけれども、これ、4月の最初のバージョン1.0のときには1万5,613人という形で、ここ6,000人くらい減っているということがあるんですけれども。これは、4月の時点のバージョン1.0のときは、高齢者の分も重複してここに計上していたから、こういうふうな形のところを修正したという、そういう認識でいいんでしょうか。確認させてください。


◯健康推進課参事・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  まず、この2ページのこの対象者数のところの右側に、算出方法というところがございますが、こちら、総人口の──今の基礎疾患の部分でいいますと、8.2%で括弧して、20歳から64歳というような表記になってございます。こちらの算出方法については、国が出している手引に基づいて算出しているところでございますので、今回この算出、改定に当りましては、この算出方法についても、国の手引に照らし合わせまして、この20歳から64歳の8.2%というところの割合で、三鷹の人口を掛けたというような形で改定させていただきました。


◯委員(後藤貴光君)  基礎疾患を有する方については、そのこともそうなんですけども、基本的には接種順位と対象者数ということで、これで上から順番に医療従事者に何人、高齢者の施設入所者に何人、75歳以上の高齢者に何人とか、そういう順番で接種券を送ったりとか、優先接種を実施したりというような形でやっていくということで。そうすると、前回の部分からちょっと問題があったのかなという認識ですけど、ここでブラッシュアップされて、そこの修正がされたという認識なんですけれども。
 国の指針に基づいてということで、二十歳から64歳の基礎疾患を有する者、逆に65歳以上の基礎疾患を有する方については、65歳以上、高齢者の中に含まれるからという形で除いているんだと思いますけれども、この9,617人はそれ以下の、例えば61歳から64歳の者とか、上記以外の者とか、そういうところでの重複は今回はないという、そういう認識でいいでしょうか。


◯健康推進課参事・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  御指摘のとおり、そこの重複はないような形で接種券の発送をさせていただいております。基礎疾患を有する方については、まず申告に基づいて発送させていただいておりますので、その次の段階の年代に発送する際には、その部分、いわゆる接種券が届いた際に、基礎疾患で既に申請済みの方は、要は抜き取って発送するというような形で対応させていただいております。


◯委員(後藤貴光君)  それで、そういうふうな今の基礎疾患の方の、市の位置づけというか、把握の仕方という部分でいうと、私もちょっと誤認した部分もあるかもしれないんですけれども、この順番で、例えばこれは順位の5番目の上のところに、基礎疾患を有する者の方に、今回でいえば9,617人に優先して発送済みというふうな形の認識だったんですけれども。例えば、これの4ページのほうでも、6月中旬から基礎疾患を有する者について発送しますよとなっていますけれども、ほかのところは大体いつから発送を始めましたという日付が入っているけれども──要は、基礎疾患を有する者について、優先的に接種券を郵送したりとか、あるいは接種の優先枠を設けたりとか、そういう別枠にするものを、もともとデータをこの九千何百人分、市が持っていたわけじゃなくて、あくまで自己申告で事前にあった方だけしているから、自己申告がなかった方については、一般の方と同じというのか、年代の区別だけでの処理の仕方というのか、接種券の配送時期にしても、予約にしても、そういう形で、今、現状としてはそうやっているのか、確認させてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、優先順位の高い基礎疾患を有する方につきましては、まず一旦、優先的に接種券を前もって送付するような申請の受付を行いました。そこで約4,700人ぐらいの方が申請をされたんですけれども、その方には、例えば10代であっても、基礎疾患があるから先に送ってほしいということで、申請を受け付けて送ったという形になります。
 その後の受付、申込みに際しましては、接種券の年代ごとに受け付けていきましたけれども、基礎疾患の最初の約4,700人の方は、自分の本来の年齢には達していないけれども、接種券があるから予約ができたという状況が6月の中旬ぐらいから始まったということです。
 なお、この計算上の数値というのは、計算上の数値ですので、この9,617人に送ったということではありません。


◯委員(後藤貴光君)  基礎疾患を有する方って、やっぱり重篤化しやすいという状況の中で、恐らく全国的な国の統計とかから、人口の8.2%相当が基礎疾患を有するということで、64歳以下だと9,600人ぐらいいるだろうという下で、実際申請していただいたのは4,700人くらいということで。市民の方で、5,000人近くの方、自己申告がないけれども、基礎疾患を持っていらっしゃる、そういう認識を持っている方っていらっしゃると思うんです。
 そういう方が、例えば今後、ワクチンが非常に供給量が厳しい中で、やっぱり重篤化しやすい方が優先的にといったときに、予約の仕方の部分で、基礎疾患の自己申告についての取扱いについて、例えば事前に4,700人については、ある程度把握しているというか、先に送ってということはある。今後の部分で、基礎疾患を有する方を優先したほうがいいんではないかなというふうな点からすると、通常のほかの健常な方よりもという視点からすると、その辺りの対応については、計画の中で何か検討したりとか、考えているんでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まさに御指摘のとおり、基礎疾患のある方というのは重症化リスクが高い。そこで、今回の予約の再開に当たりましては、もう一旦申請された4,700人の方というのは、申し込まれた方が多いだろうということはありますけれども、やはり広報でも周知をさせていただいた、ホームページにももちろん載っているけれども、見落とされている方もいらっしゃる。現に、基礎疾患がある方で、三鷹市ではなぜ優先接種をしないんですかなんていうお問合せも結構あるところなので。
 改めて、重症化リスクから、今回は、ほとんど取れているだろうけれども、60歳以上の方と基礎疾患のある方、次は50歳以上に下げて、基礎疾患のある方ということで、そこは十分配慮して、優先的に予約ができるようにしているところです。


◯委員(後藤貴光君)  それについては理解しているところなんですけど、その見極めというのは、例えば要はこの自己申告した4,700人以外の方で、糖尿病とか、何かしら重篤な基礎疾患を持っているけれども申請しなかったという人が──基礎疾患を持っているか、持っていないか。例えば、基礎疾患を持っている人を優先にやりますよと広報したとしても、そうじゃない人も逆に取れちゃうというのかな。その辺りの、例えば予約の時点での精査、そういうふうな部分であったりとか、あくまで今のお話だと、基礎疾患を持っている方の自己申告というか、持っていない方でも、悪い言い方をしてしまえば、基礎疾患を持っているふうに申請もできちゃうのか。その辺りのところというのは、市民の方の良識に配慮する形で今後やっていきたいと、そういう趣旨なんでしょうか。そこを確認させてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  結論から申し上げますと、良識にとか、性善説でとしか言いようがないんです。基礎疾患につきましては、あくまで本人の自己申告といいますか、こちらで把握ができないものですから、全年齢が予約できるような形にせざるを得ないところがありますので、御指摘のとおりです。


◯委員(後藤貴光君)  じゃあ、それについては、広報とかをしっかりやっていただいて、限られたワクチンをより重篤になりそうな人に優先的にやるように配慮を求めることにもしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
 それから、13ページのところのサテライト型接種施設の表の中で、保管可能時間で、上の2つは移送した後、保管温度、冷蔵温度で1か月となっているんですけど、冷凍温度のところが14日間と、これって、これで合っているのかどうかだけ確認させてください。


◯健康推進課参事・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  13ページの保管のところの表記、2度から8度で1か月間、マイナス15度からマイナス60度で14日間、この表記については、国の手引に基づいた記載でございますので、これで間違いございません。


◯委員(後藤貴光君)  ありがとうございました。それと、今回、いろいろ議論がありましたけど、ワクチンの有効期間も含めての話になりますけど、報道レベルの話ですけれども、ワクチンは、2回打ったら一定基準以上のが7か月間くらい確保されるというような話が出ております。それから、3回目を接種すると、よりワクチンの免疫の効果が高まるとか、そういうふうな話も出ております。
 多分5月とか、4月の時点で打たれた方、7か月後というと、11月くらいで一定の基準値を下回ってくるとなると、じゃあ、3回目を打ったほうがいいんじゃないかとか、あるいはそういった話も出てくると思うんですけれども。そうなったときに、今後のワクチンの国・東京都からの供給量によっては、若い世代というか、60歳未満の方の1回目とかぶるようなケースも、場合によったら出てくるのではないかというところで、その点に関しては何かしらの検討をされているのか。
 それと関連しますけども、そうした場合のファイザーの確保が──三鷹はファイザーでやるということですけれども、これについても今日ちょっと議論が出ていますけども、モデルナ、アストラゼネカの利用の検討状況というのはどうしましょうとか、そういうふうな状況も踏まえた上でどうしようかとか、そうした検討というのをやっているのかどうか、その検討状況についてお伺いしておきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  非常に難しいお尋ねなんですけれども、まずかぶるといいますか、通常の希望される方がまだ予約をどんどん取っている段階で、3回目の接種が始まるとは想定をしていません。一方、今後、ワクチン接種がどうなっていくのか、本当に3回目なのか、高齢者のインフルエンザのように毎年打つのか、それによって市のほうの接種の実施体制も全く変わってくるはずです。
 ですから、今後のワクチン接種がどのような状況になっていくのか、新型コロナウイルスの感染状況がどうなのか、そうしたところを市としてもしっかり情報収集をして、経常的であれば経常的な体制、臨時であれば、これで打って終わりであればそういう体制、それも、そろそろ体制確保の問題ですので、ちょっと検討を始めなければいけないという認識は十分持っておりまして、そうしたことを、国からの情報収集を図りながら、そうした市としての体制についても検討を進めてまいります。


◯委員(後藤貴光君)  今後とも、今質疑した内容については検討していくということで。答弁の中で、ワクチンの供給量に対して予約状況がいっぱいというのかな、余裕が出ないような状況であれば、既に2回打った方の3回目よりも、1回目を打つ方のほうを優先するというふうな御答弁だと、まずそれだけ確認したいのと。
 あと、それの供給量の話でいうと、ファイザーを1回目打って、2回目はモデルナとか、アストラゼネカとか、そういうのは駄目だというふうな話が出ていますけれども、じゃあ、間をどのくらい空ければいいんだと。例えばファイザーを打ったけども、半年空ければ、次はモデルナとか、アストラゼネカを打ってもいいのか、それとも1年くらい空けなきゃ駄目だとか、そういうふうな状況についても、いろいろ情報収集してほしいと思うんですけど、その辺りも検討課題としては考えているのかどうかも含めて、御答弁をお願いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、1点目のお尋ねにつきましては、分かりやすく言えば、まだ1回目、2回目の接種が普通に進んでいるときに、3回目の方が出てくるということはないだろうという意味です。
 それから、2点目なんですけれども、これも御指摘のとおりだと思うんですけれども、今後の接種、例えば1年たったら違うメーカーのワクチンでもいいのかとか、そういうところは国でもいろいろな検討がされているのではないかと推察しておりますけれども、そうした情報を市としてもしっかり迅速に確認をしていくということは重要ですし、それによって体制をしっかり考えていきたいと思います。


◯委員(後藤貴光君)  最後に、ワクチン確保の関係。これまでもほかの委員さんからも出ていますけれども、三鷹の場合は、当初のスタートの時点でほかの自治体さんのほうが早くワクチン接種とか、要求量が多かったとか、いろいろそうした部分でスタートが遅かった。結果的に、国のほうとして、ワクチンの接種率とか、そういうふうな部分で、例えば人口比だとか、高齢者比率だとか、そういうふうなことではなくて、ワクチン接種の比率が高いとか、接種が進んでいるところにより多くみたいな形、そうした部分が三鷹にとっては悪い形というのか、結果的には少し当初、近隣自治体より接種回数が少なめになってしまった理由の1個にあると思うんですけれども。
 6月半ばくらいから、杏林さんだったりとか、連雀コミセン等々でやって、今は非常に近隣自治体と同等というか、少し多いくらいまで、接種回数、接種率が上がってきたところではあるんですけれども。結局、東京都のほうでどういうふうに分配するかだとか、国のほうの方針とかもあるんでしょうけれども、確かに市として、本当だったらどこの自治体でも、人口比だとか、高齢者比率だとか、そういうふうなもので、最初から動いてもらえればよかったんですけれども、なかなかそういうふうにならない状況の中で、それでも市民の命を守るというか、そういうふうな立場からしたら、ルールの中で最大限努力をしていかなきゃいけないということも大事だと思うんです。基準が変わるのは望ましいとは思いますけど、変わらないのであれば、その中で最大限努力はしてほしいと思います。
 その中で、例えば接種率の関係でいうと、先ほど来、VRSの話も出ていますけども、個別接種で受けられた方の接種した人数とか、そこら辺の部分をいかに迅速に集めて報告するか。それによって、三鷹の今の状況だと、接種率の進み具合とか、重要視されている部分もあるやに思いますので、そうした部分で、じゃあ、できる範囲の現状ルールの中で、きちんとワクチンを必要な分、確保できるようにしていくという部分では、そうした報告の部分も迅速にしていかなきゃいけないという部分で、その辺りの体制について、より遅滞なく迅速に報告できるような体制づくりというのも大事だと思うんですけど、その辺りについては現時点ではかなりしっかりとできているんでしょうか。現状としては、どのくらいの時差が出ているのか。
 それを短縮するための取組、どんなことをやってきたとか、あるいは都にワクチンを要求するときに、もうこれ以上短くすることはさすがに困難ということなのか、その辺りの状況について、ワクチン確保についての取組について、お伺いしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  ちょっと後段のほうのお尋ねから先にお答えをしておきますと、VRSの読み込みについては、まず個別接種について、診療所から週に1回は最低ピックアップして確認をしているということと、あと体制につきましても、会計年度任用職員の時間額の方を任用させていただいてやっていますので、三鷹市が接種した分についてはしっかり把握ができている体制になっております。
 一方、ワクチン確保と同様になるんですが、今どうしてこうなったかというところの中で、自治体が、市町村が接種するんですけれども、その中に、5月からは自衛隊の大規模接種というのが始まった。その後、6月21日からは職域接種、大学接種が始まった。そこにワクチンが行く。モデルナのワクチンを使うはずだったのが、モデルナが枯渇したから、各市町村に行くべきファイザーがそこに吸い上げられたという実態も正直あるんです。
 今、ワクチンがどれだけ、どこにあって──ファイザーはある程度、今こういう状況で分かりますけど、三鷹市民がどこで、どれだけ打っているかというのは、即時に分からない状態。これ、そうした自衛隊とか、東京都とか、一切手をつけずに、自治体だけでやっていれば、比較的分かりやすい構図だったんですけど、早く接種を進めるためにそうしたところを進めてきた。これ、当然だと思うんです、職場でやったほうが分かりやすいし、受けやすいので。
 ただ、それによって全体の管理がぐちゃぐちゃになっているというのが実態です。ですから、そうしたことを推測の範囲で、自治体の配分でそういうことをするのではなくて、自治体の今の接種率、スピードを競うんじゃなくて、目標といいますか、そこをしっかり押さえて必要なワクチンを配分してほしいと、そこだけです。
 今、今後のワクチンの確保の努力というのはさらに必要になってくると思っていまして、もう市長が先頭に立ってそれをやっていただいているので、我々、事務担当としてもしっかり対応したいと考えております。


◯委員(後藤貴光君)  ワクチン確保に関しても、周りの自治体を出し抜いて三鷹だけがということではないんですけれども、場合によっては、それは三鷹から他市へとか、他市から三鷹へとか、そういうふうな状況とかを見ながらできると思いますから。ただ、前提としては、あまりにも三鷹市のワクチン供給量、現状のルールの中で減ってしまうのは困るので、その点に関しては部長がおっしゃるとおりだと思うけれども、現状のルールの中で必要量はちゃんと確保できるような最大限の取組もしていただきたいと思います。
 特に、これから海外でも早く打ったところは、ファイザーとか、3回目とか、どんどん出てくるような様相を──早く打っているところは、半年か1年後とかに、もう一回改めて1回目と2回目ではなくて、3回目という言い方なのか、また時間がたったから、また1回目、2回目と、そういう打ち方をするとか、そういうふうになってくると、世界全体での製薬会社の生産量と各国への供給量に差が出てくるという部分もあると思いますので、そうした部分でも、ほかのワクチンの検討も含めて、ワクチンの確保については少し先のことも視野に入れながら、しっかりと検討していただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。今、様々、御質問等ありましたので、自分は、すみません、ディープフリーザーの件でちょっとお聞きしたいんですけれども。先般、埼玉県で変電所に落雷があって停電してしまったという事故で、ディープフリーザーの電源確保が非常に大変だったという自治体の報告を受けているんですが。
 本市においての、ディープフリーザーがもし万が一停電したときの、そういう電源確保というのは、どのようになっているか、お聞かせいただければと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(山口和昭君)  ディープフリーザーのバックアップ用の電源について御質問をいただきましたので、お答えいたします。元気創造プラザの2階に、今ディープフリーザーを設置して、実際にワクチンを入れておりますけれども、6月13日の日に実際に全館停電をさせての電気設備の点検がありまして、そのとき、実際に元気創造プラザで通常使っている商用の電源のほうはストップさせまして、バックアップの電源が実際に起動するかどうかもやったところでありますが、電源が落ちたときには問題なく自家発電装置が働きまして、ディープフリーザーのほうには電源が供給されることが確認されておりますので、落雷等があった場合には第一義的にはそういったふうなところで対応ができると考えております。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。非常に安心しました。
 あと、すみません、昨日も報道であったんですけれども、ディープフリーザーの電源、掃除機か何かを使った際にブレーカーが落ちちゃって、それを気づかずにそのままにしちゃって、千何本廃棄してしまったという報道を見たんですけれども。本市において、例えば毎日、本来でしたら当然電源は切らないというのが大前提なんですけど、1日のルーチンとして、夜確認するとか、そういうチェック機能といいますか、念には念を押してのチェック機能とか、どういう形でされているのか、すみません、併せてお聞きします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(山口和昭君)  ディープフリーザーの電源のスイッチが入っているかどうかの確認についての御質問にお答えいたします。ディープフリーザーが置いてある部屋の中には、ワクチンの接種に関する希釈用の生理食塩水ですとか、接種の針ですとか、そういった様々な関連のものも置いてあったりする関係もありまして、1日何回も人が出入りするようなところになっておりますので、必ず朝とか、夕方とか、合わせたそういったタイミングで、ディープフリーザーのほうも電源が入っているかというのは確認させていただいております。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  分かりました。うっかりということがないように、ぜひともきちんと確認していただければと思います。
 あと、すみません、先日、接種予約を3,000名分、予約再開したんですけれども、この予約の状況をちょっと御報告いただければと思います。


◯健康推進課参事・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  8月2日から予約を再開させていただきまして、まず元気創造プラザの軽体操室と連雀コミセン、この2か所でございます。軽体操室については、広報に記載のあるこの期間、22日までの期間については既に予約が全て埋まっている状況になっています。
 一方、連雀コミセンのほうにつきましては、14日、週末の初めの期間はある程度埋まってはいるんですけれども、週をまたぎまして、火、水が休みなんですが、19日以降のこの週末にかけてはまだ半分程度の空きがあるというような状況でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。今、連雀のほうがまだという御報告をいただいたところでございます。当初、高齢者対応のときには、庁舎全体で本当に電話を配分していただいて、フルで体制をしいていただいたんですが、今後、対象年齢が徐々に下がることによって、電話よりも、やはりスマホ等を使ったインターネット環境からの予約が増加されることが予想されるんですけれども、今後、そのシフトを変えるといいますか、今度、ネットのほうをより厚くするとか、電話のほうを極力最低限だけにして、ネットのほうを厚くするとか、予約の受入れ体制の今後の変化といいますか、年齢層が変わることによって、接種対象者が変わることによってのシフトの切替えというか、何かそういうお考えがあるか、お聞かせください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今、先ほど齊藤課長が答弁させていただいたとおり、全体では60%ぐらいが埋まった状況なんです。今、コールセンターの状況も確認しておりますが、9時から少したった状況で確認したところ、全ての電話が鳴りっ放しという状況では全くないようでありまして、空いている電話もある状況です。
 そこで、もう既にそういう対応をしているんですけれども、当初、高齢者のときには電話枠というものを設けまして、電話でしか申し込めない、インターネットからは申し込めない枠をかなり取っていたんですが、その割合をどんどん減らしていき、今は、コールセンターのほうでもインターネットの画面を見て予約をしていくということで一本化していますので、かなりその下の年齢になれば、本当にインターネットで、皆さん、お取りになるのかなと想定して、そのような体制に現になっております。


◯委員(赤松大一君)  分かりました。ありがとうございました。
 以上で終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  質疑、ほかにございませんね。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で健康福祉部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時47分 休憩


                  午前11時52分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前11時53分 散会