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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年厚生委員会) > 2021/04/15 令和3年厚生委員会本文
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2021/04/15 令和3年厚生委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから、厚生委員会を開きます。
 初めに、伊沢けい子委員より本日の厚生委員会を欠席する旨の届出がございましたので、御報告いたします。
 それでは休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 健康福祉部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  よろしくお願いいたします。本日、健康福祉部より行政報告をさせていただきますのは、新型コロナウイルスワクチン接種実施計画についてでございます。
 お手元の資料、1ページおめくりいただきたいと思います。まず、目的でございます。この計画は、予防接種を実施するに当たり、接種対象者の範囲や接種順位、接種体制等を明確にすることによりまして、円滑かつ迅速に予防接種を行うことを目的としております。なお、本計画につきましては、ファイザー社製ワクチンの使用を前提としていることから、必要に応じた見直しを行うことといたします。そのため、表紙にも1.0版と書いてありますが、必要に応じて随時更新をしていく予定でございます。
 第2の基本的な考え方ですけれども、3点あります。まず1点目は、三鷹市医師会や医療機関等との十分な協議、2点目としては、接種を受けるに当たって他の方から感染を受けるということのないような対策を講じること、3点目としては、医療機関における新型コロナウイルス感染症の診療や通常の診療に過度な影響が生じないよう、必要な医療体制を維持していくこと、これを基本といたします。
 第3の対象者につきましては、(1)として、住民基本台帳に記録されている16歳以上の方、それから(2)として、住民票に記載のない方、その他やむを得ない事情により住民票所在地において接種を受けることができないと市長が認める方、こうした方も対象とすることができるとしております。
 1ページおめくりいただきまして、2の接種順位と対象者数をお願いいたします。まず、表の見方ですけれども、左側に接種の順位、それから属性、人数──人数というのは、これは見込みでございます。その人数の見込みの算出方法、算出根拠を右側に記載しています。
 まず、接種の順位としては、医療従事者等、それから2、3、4はいずれも高齢者となります。65歳以上の高齢者ですが、三鷹市におきましては、まずは高齢者施設の入所者を優先していきます。それから、65歳以上の高齢者の方につきまして、75歳以上とそれ未満の方とを分けます。まず、75歳以上の方を先に接種を開始するということになります。
 それから、5のところでは、基礎疾患を有する方、それから高齢者施設等の従事者、60歳から64歳の方、こちらが5番目の順位ということになります。なお、高齢者施設等の従事者につきましては、これは接種の優先順位の特例として、ワクチンの供給状況でありますとか、体制でありますとか、そうしたところが整えば、高齢者と同時期に接種できる、このようになっております。特に高齢者施設につきましては、クラスター防止の観点から、あと重症化予防の観点から、優先順位を高くしておりますので、そうしたところも、同時期の接種ということにつきましても調整を進めているところです。
 それから次に、一番下の3の接種見込み数ですが、全体の90%、約14万8,000人が接種すると見込んだ計画にしております。
 右側の第4、実施期間です。国の定める令和4年2月28日までを接種期間としつつ、既に医療従事者については接種、杏林大学病院では2回目の接種も進められておりますけれども、高齢者施設の入所者につきましては、令和3年5月6日以降、体制が確保できた施設から順次開始します。なお、高齢者施設の中でも、介護3施設というような言い方をしますけれども、介護老人福祉施設──特別養護老人ホームですが、それと介護老人保健施設、介護療養型医療施設、こうした入所者の方を優先していきたいと考えております。
 次に、75歳以上の方につきましては、接種開始時期を令和3年5月20日木曜日からを予定しております。なお、予約の開始時期ですけれども、5月10日月曜日の午前9時からという予定としております。その次に、65歳から74歳の方ですけれども、令和3年5月下旬以降ということで予定をしております。
 次に、5の実施体制ですけれども、1は実施本部の設置、御案内のとおりです。また、2では、接種体制の確保というところ、これ非常に重要な点ですけれども、三鷹市医師会をはじめとする医療関係団体、あるいは医療機関との緊密な連携を図り、体制を確保していきたいと考えております。
 次に、4ページ、第6、接種券等の印刷・発送です。まず、印刷・発送する書類ですけれども、送付用紙と書いてありますが、これはいわゆる接種券というふうにお考えください。それから、事業の案内文、ワクチンに関する説明文、それから予防接種の予診票、これら大きく4点を送付いたします。
 次に、3の発送時期ですけれども、段階的な発送となります。まず、初めに介護老人福祉施設の入所者、特別養護老人ホームの入所者は4月19日、週明け月曜日からを予定しております。また、高齢者、75歳以上の方は4月23日、65歳から74歳の方は5月24日です。この75歳以上と65歳からの方、約1か月の間が空きます。考え方としては、5月10日から受付を開始しますので、まず75歳以上の方に、2週間はしっかり予約が取れるような期間を設けます。その後、5月24日に発送して、こちらはお手元に届き次第、予約が可能となるものです。
 次に、右側のページ、第7のコールセンターです。2の開設期間・時間ですが、3月15日月曜日からワクチン接種終了まで。コールセンターは既に稼働しております。時間としては、平日の9時から17時となります。
 次に、3の役割分担というところなんですけれども、三鷹市は全般、一般相談対応、手続等を含め、あるいは予約もこちらで行えることになるんですけれども、一番下の東京都、専門的な相談対応(副反応など)につきましては、東京都のほうの役割とされているところです。もちろん、一定程度、三鷹市においてもそうした相談には対応いたします。
 第8の接種の予約です。大きく2つの方法があります。(1)、インターネット、1つはインターネットです。こちらは、予約サイトから順次、以下の手順に従って予約ができます。なお、三鷹市の予約システムにおきましてはLINEにも対応しておりますけれども、当面は利用を見合わせていきたいと考えております。
 1ページおめくりください。予約の方法を書いてありますけれども、予約サイトにログインした後、まず、まる3として基本情報を登録します。その後、会場選択、日時の選択をして、予約が完了するものです。なお、メール等で予約の内容を確認できる、あるいはそうしたサイトから予約状況を確認できるような形になっております。
 (2)の電話ですけれども、これは市のコールセンターで予約を受け付けます。分かりやすく申し上げますと、代理の入力を行うような形になります。接種券の番号でありますとか、生年月日、希望日時、会場を聞き取りまして、代理で入力をする方式となります。
 次に、第9ですけれども、接種段階における注意事項です。まず、1の接種回数等につきましては、3週間の間隔を置いて2回接種すること、これはファイザー社製のワクチンです。それから、1回目の接種から間隔が20日を超えた場合には、できるだけ速やかに2回目の接種をしていただきます。
 2番目の注意事項です。まず、(1)として本人同意なんですけれども、ワクチン接種は、発症の予防効果と副反応のリスク、双方を理解した上での本人同意を必要とします。本人同意の確認方法は、予診票への記入をもって確認をいたします。
 (2)の接種不適当者及び接種要注意者です。右側のページを御覧いただきたいんですが、アの接種不適当者。代表的なものとして、(イ)に37.5度以上の発熱を呈している者など、不適当者について記載をしております。また、イですけれども、接種要注意者。心臓血管系疾患でありますとか、そうした基礎疾患のある方、それから(イ)として、予防接種で接種後2日以内に発熱の見られた方など、こうした方は接種要注意者となることが国によって示されています。
 こうした方、基礎疾患のある方は高齢者では当然多いわけですけれども、ホームページでありますとか、広報等におきまして、かかりつけ医等に事前に相談をしてくださいと、そのような御案内を丁寧にしていきたいと考えております。
 第10、安全性の確保と健康被害救済です。まず、1の安全性の確保につきましては、特に接種不適当の方、それから要注意者、こうした注意を要する方につきましては、予診の中で判断をしていくことになりますけれども、慎重に予防接種の適否を判断するとともに、説明に基づく同意を確実に得るということといたします。
 また、事前に専門性の高い相談があった場合には、東京都のコールセンター、あるいは専門の医療機関等を紹介するなどの対応を図ります。こうした点につきましては、この間、三鷹市医師会とは定期的な協議を重ねておりますので、そうした中で、かかりつけ医の方がしっかり、専門相談が必要な場合には御案内ができるように周知を図ってまいります。
 2の予防接種法に基づく健康被害救済です。副反応による健康被害につきましては、予防接種法等に基づく適切な対応を図ってまいります。
 おめくりいただきまして、8ページをお願いします。第11、接種体制です。まず、1の基本方針といたしまして、接種については、集団接種、個別接種、施設接種、それから訪問・巡回接種を組み合わせた体制を構築いたします。また、高齢者への接種につきましては、繰り返しになる部分もありますけれども、高齢者施設の入所者を優先して開始する。その理由としては、ワクチンの供給量が当初限られること、クラスター防止の観点、また重症化予防という点からも優先していきたいと考えております。
 (3)ですけれども、接種開始当初は、市が設置する特設会場、いわゆる集団接種を中心に実施をしまして、病院及び診療所での個別接種については、まずは扱いのデリケートなファイザー社製のワクチンが安全に配送できること、そうしたことも含めて、実施状況をしっかり確認しながら段階的に実施医療機関の拡充を図ることといたします。
 また、接種会場での救急対応、こちらも接種をされる方が御心配な点はあるかと思います。会場内の従事者の役割をしっかり確認するとともに、医師会と協議しまして、必要な薬剤や物品も確保いたします。また、救急搬送等に対する連携体制の確保ということで、こうしたこともしっかり進めてまいります。
 次に、2の集団接種ですけれども、コミュニティ・センターの体育館につきましては、週3日、木曜日と土曜日の午後、日曜日となります。なお、祝日も開設いたします。(イ)ですけれども、1会場当たりの最大接種回数、週900回、360回掛ける2.5日と見込んでおります。なお、1回目の接種に当たる5月20日から6月9日の期間につきましては、半分の180回、これはつまり、まず1回目を打つ方をフルのキャパで打っちゃいますと、2回目の接種のときに優先しますので、1回目の人が打てなくなっちゃう。1回目打ったら、次のクールは2回目だけになってしまいますので、そういったことを避けるために、初めは打てるキャパの半分といたします。
 イの元気創造プラザ軽体操室、これは事業者に委託をいたします。週6日、月曜日以外で、1会場当たりの最大接種回数は1日210回、週1,260回となります。こちらも同様に、最初の3週間は半数、ちょっと、1バイアルから取れる注射器の数で、全く半分ではないですけど、102回と予定しております。
 次に、接種の実施スケジュールですけれども、記載のとおりですが、牟礼、井口のコミュニティ・センター体育館から始めて、7月からは、新中、大沢、9月からは井の頭、連雀というようなローテーションを予定しています。
 なお、11月以降、調整中となっておりますけれども、これ、まず1つは、大きな点としては、今はファイザー社製だけなんですけれども、アストラゼネカ社、モデルナ社のワクチン、それぞれ特性が違うわけですけれども、そうしたところが供給されてきた場合には、例えばアストラゼネカにつきましては、非常に通常の、これまで先生方が慣れているワクチンと同様の特性があります。
 また、1回に配送されるのも、小分けで配送することができる。こうした特性があります。そうした場合──まだ薬事承認されていませんので、どのような扱いになるかも分からないんですけれども、そうしたことが明らかになって、体制とか、方法が国から示されれば、かかりつけ医での接種はより容易になると考えておりまして、そうしたときに、どこまで集団接種を継続していくのか、かかりつけ医をさらに増やしていくのか、そうしたところは医師会等関係機関と十分協議を進めながら検討していきたいと考えているところでございます。
 次に、10ページをお開きいただきまして、接種会場における大きな流れを説明させていただきます。まず初めに、人員体制なんですけれども、CC、コミュニティ・センター体育館のほうを御覧いただきたいんですが、まず責任者が1人。これは、市の管理職、部課長を中心に考えています。医師は4人、医師は予診から接種まで行います。看護師2人、経過観察等が主な役割。薬剤師の方は薬液充填になります。それから、市の保健師、これは当初のシミュレーション等でも課題になっていた、予診の確認の段階でいろいろ相談がある場合、相談コーナーに市の保健師を配置をしたいと考えております。
 また、運営事務につきましては19人を予定しておりまして、事業委託ですけれども、この中には運営のチーフはおります。ですから、通常の流れにつきましては、そのチーフが会場、いろいろな対応をするわけですけれども、市の管理職の責任者は、例えば重篤な副反応が起こった場合の対応でありますとか、もちろん医師が初期対応はするんですけれども、そうした対応。あとは、いろいろハードなクレームがないとも限りませんので、そうしたところの対応などを行うための総括責任者となります。
 エの救急対応に係る必要物品等の確保ですけれども、応急治療ができるためのアドレナリン製剤等の薬剤、あるいは血圧計などの物品を配備いたします。
 簡単に流れを説明します。牟礼コミュニティ・センターというところを見ていただきますと、まず入り口から入って、もちろん消毒をしていただいて、検温と受付、それから下に進みまして、予診票の確認。そこで相談があれば、右側のほうになるんですけど、相談コーナーで相談をしていただく。相談のない方は待機スペースで待機していただいて、ブースが3つありますけれども、医師4人のうち、3人は予診と接種をここで対応します。
 接種が終われば、接種の確認をして、経過観察スペースに進んでいただき、通常15分、医師が必要と認める方は30分以上、ここで待機をしていただくことになります。ここには、4人いる医師のうちの1人が経過観察等に当たる。看護師も経過観察等に当たる。また、少し具合の悪くなった方、そうした方は救護スペースも用意しておりまして、ベッドでお休みいただくこともできるということになります。
 右側の11ページの軽体操室につきましては、こちらは会場の広さ、それから委託事業者との調整、協議等によりまして、方法が少し異なります。まず、入り口から入っていただいて、受付等までは変わらないんですが、予診室というのが1か所あります。ここで医師が予診を行います。その後、ブースが分かれていると思うんですが、12ブースあるんですけれども、こちらにかけていただいて、看護師2名が接種をしていきます。そのまま待機をしていただくという方法になります。
 よく新聞等で報道されている調布市さんなどはこうした方法を取るところですけれども、会場等の関係も含めて、こうした方法で実施したいと考えているところです。
 次に、12ページをお開きください。デモンストレーションの実施と書いてあるんですけれども、集団接種のデモンストレーションも兼ねた医療従事者のワクチン接種を、4月24日の土曜日に行いたいと考えております。実際の井口コミュニティ・センターの体育館、設営を行いまして、そこでの被接種者は医療従事者です。医療従事者の方に来ていただいて、実際に高齢者の集団接種の流れをそのまま使って接種をするということを行います。
 また、記載はありませんけれども、昨日、薬剤師の先生方は杏林大学病院の薬剤部の方に御協力をいただきまして、薬剤の薬液の希釈でありますとか、つぎ足しであるとか、そうしたことの確認を行っています。かなり慎重な扱いが必要だということが分かりましたので、当初は半分のキャパで実施しますので、しっかりそうしたところで、それまでに習熟を図っていきたいと考えているところです。
 次に、3番の個別接種ですけれども、病院の接種につきましては、個別接種の実施、市内の病院に働きかけを行っております。また、診療所につきましては、当初10か所程度、これ医師会との協議ですけれども、個別接種を開始しまして、安全なワクチンの配送、安全・円滑な接種等が確認できた段階で、段階的に実施医療機関を拡充していきたいと考えております。
 また、巡回接種としては、高齢者施設等への入居・入所者でありますとか、在宅の高齢者ですけれども、こちらは三鷹市医師会に在宅医療委員会がありまして、そうしたところと協議を進めております。
 第12のワクチンの管理については、説明は割愛させていただきます。
 第13の接種者数の見込みです。こちらについては、まだワクチンがファイザーだけの状況なんですけれども、どのような状況で接種が進むかということをシミュレーションしております。基本としては、国が定めた接種期間の令和4年2月28日までに対象者全員の2回接種を完了するという計算になっています。
 1ページおめくりいただきますと、14ページ、最後のページですけれども、ちょっと小さな表で見にくいんですけれども、接種者数の見込みというところを御覧ください。先に75歳以上から始めますが、65歳以上の方が2回接種を終わるのを、見込みとしては8月末と考えております。また、最後の方、接種が完了するのは、2月の4週になりますので、2月28日、接種期間内に完了するという計画となっております。
 説明は以上です。よろしくお願いいたします。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。順次お伺いしたいんですが、まず、市内の医療従事者への接種状況は今どの程度進んでいるのでしょうか。それから、ワクチンの供給の見通しは、前回、第1陣、500人分1,000回が4月最終週に到着予定とは聞いているんですが、それ以降の第2陣の時期や供給量を現時点で分かっている範囲で教えてください。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  大きく2つ、御質問にお答えいたします。まず、医療従事者の接種の状況でございますけれども、3月上旬から杏林大学病院さんのほうの医療従事者の方は接種を開始していただいていまして、今現在まだ継続していると伺っていますが、2回接種が行われているという状況でございます。
 それ以降の市内の他の病院、また診療所の先生方につきましては、まだ現在調整中という段階で、実は今週、東京都のほうから病院の従事者をまず優先するようにというような前提でワクチンの供給の予定が参っていたんですけども、それが今週中に約1,000回分、それから来週に2,000回分のワクチンが届くということで通知を受けていたんですが、ちょっとまた供給が遅れております。
 実は、昨日届く予定であったものが、今週の土曜日にちょっと延びたという連絡が入っていて、まだ届いていないという段階です。来週、実は22日に届くよという連絡をいただいていたんですが、それがまたちょっと日程が白紙に今なっている状況ということで、今病院のほうでも、今週から届くワクチンを前提に各病院のほうで接種をどういうふうに行うかという計画をつくっていただいていたんですが、それを一応、今、日程がそういう形でちょっとずれ込んでいるので、再調整をお願いしているという状況です。
 一応、基本型接種施設として野村病院さんに今、統括をお願いしているんですが、そちらのほうにワクチンが届き次第、各病院のほうに、その計画に基づいて接種していただくことを優先して行うという予定になっております。次週以降届くワクチンの中で、若干病院の従事者の方の余裕が出てくるというふうに伺っていますので、そこを使って、先ほど申し上げましたコミュニティ・センターでのシミュレーションの機会を使って、今度、診療所以下の三師会の先生を含めた市内の他の医療従事者の方を順次行うということなんですけれども、そのあたりにつきまして、まだ今後、コミュニティ・センターなどのデモンストレーション以降、市内の医療機関のほうでも接種をしていただく前提で、今医師会とも最終的な調整を行っているというような段階で、そのあたりのスケジュールはこれからの調整、ワクチンの供給に基づいて行うと。
 国からは、5月の連休明け過ぎには、医療従事者の必要回数分について供給はしますということで、情報は来ているんですけども、ただ、今申し上げた以降の具体的な日程はまだ明らかになっていないという状況になっております。
 また、一般の方のワクチンのほうにつきましては、先ほどお尋ねの月末に500人分というのは示されているんですが、それ以降、5月の連休中と、またその翌週に、合わせて約1万1,000回分ぐらいのワクチンが供給されるという連絡がついせんだって来ておりました。ただ、これも具体的に日程まではちょっと示されていないんですけれども、それが届けば、先ほど申し上げた計画に基づく集団施設を中心とした高齢者施設、また集団接種を計画に基づいて一応行う前提で、今計画をしているというような状況でございます。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。そうすると、ちょっとデモンストレーションの実施もやや不透明なところがあるのかなというふうに思いますけれども。
 それから、1ページ目の対象者のところなんですが、この(2)に書かれている、やむを得ない事情があるとか、住民票所在地で受けることができない方っていうのは、どういった方を想定されているのでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  個別にいろいろ列挙はあるんですが、例えば住所地以外の病院に入院をされている方ですとか、あと妊娠をされて里帰り出産をされている方とか、またいろいろ家庭の御事情で、例えばDVとか、そういった方で住所地以外のところにお住まいの方、そういった様々な御事情の方を中心に想定をしておりまして、基本的には住所地のほうにそういったことを申し出ていただいて、そういった証明をしていただいて、接種を受けたい自治体のほうに手続をしていただくようなことを、一応国のほうでは想定して例示をされております。主にそういった方が対象になると思います。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、高齢者施設入所者への接種なんですが、ちょっと後ろのほうで巡回接種調整中とあるんですが、この2番目の優先順位の入所者への接種も、巡回接種で行われるという理解でよろしいでしょうか。
 それから、算出方法のところに、先ほど介護3施設のうち老健と介護療養型医療施設が想定人数の入所者の40%ということなんですけど、介護老人福祉施設──特別養護老人ホームの入所者の割合はどれくらいでしょうか。福祉業務年報を見ると、400人強ぐらいかなと思うのですが、割合を教えていただきたいと思います。この2つをお願いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、高齢者施設につきましては、特別養護老人ホームから先に優先して接種をしていきますけれども、在宅医療委員会の委員の先生の中にも、特別養護老人ホームの嘱託医になっている方もかなりいらっしゃったりとか、そうしたことで、誰が打っていただけるのかというところの調整を進めています。
 また、高齢者施設、かなり施設もあるわけですけれども、そこの中では、例えばそうした嘱託医の先生が市内であれば巡回といいますか、そうした中で打っていただくとか、あるいは在宅医療委員会とも、そうした巡回接種みたいなものが可能なのかどうかというところの協議を進めています。
 また、次のお尋ねですけども、老人保健施設とか、あと療養型医療施設、これ、市内では篠原病院が該当するわけですけれども、そうしたところは、そこに住民票を移すような施設ではないので、大体市民の方は4割ぐらいとか、そういった見込みです。それから、特別養護老人ホームは基本的には住民票を移すということですので、おおむね三鷹市民というふうに考えておりまして、全体では490人程度ということになります。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。市民の割合が40%ということですね。分かりました。
 それから、3ページのほうの、実施機関の米印1なんですが、これも今、御説明いただいたので、ごめんなさい。大丈夫です。
 それから、老健や篠原病院等の介護療養型に優先して特養からという理解で、この3施設のうち一番最初に特養からという理解でよろしいですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  御指摘のとおりです。これ、理由がありまして、老健と、それから篠原病院については、今入院されている方の住民票がそれぞれのところにあって、接種券が届くまでに時間がかかるということがあります。したがいまして、基本的に住民票を移す特別養護老人ホームから接種するということになります。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。ありがとうございます。
 それから、この3施設を優先した後のその他の高齢者施設については、供給量にもよるんでしょうけれども、いっぱい来れば全部まるっとできるんだろうとは思うんですが、その他の高齢者施設の優先順位をまたつけていくということもあり得るのでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、高齢者施設、介護3施設が終わらないと次に進めないとは考えておりません。やはり、クラスター防止とか、そういう点からすれば、どの高齢者施設も同様ですので、準備と体制をしっかり整えながら接種を進めていきたいと考えております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、この高齢者施設の従事者を入所者と一緒にはできないですかね。結構、数か月空くのかなと思うんですけど。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  御指摘の点は市側でも理解しておりまして、入所者にワクチンを打って感染防止を図ったとしても、従事者のほうが感染すれば、そこでクラスター発生の要因になりますので、そこはワクチンの供給量、一定程度ワクチンが供給される見込みも立ちましたので、できるだけ早期に実施できるように調整はしていきたいと考えております。
 これは、体制の問題がありますので、一定程度副反応というのはどうしても出ます。発熱でありますとか、接種部の痛みでありますとか、特に2回目が多いというようなこともありますので、施設側でもしっかり計画を立てて、入所者についても全員一遍に打つようなことは当然できない。従事者のほうは、なおさらかなり細かいシミュレーションを行って、例えば発熱者が一定程度出ても、施設運営に支障がないような接種体制を組む必要がありますので、そうしたところをしっかりこちらでも御説明しながら──もちろん、嘱託医の方とか、そういうところはよく理解されていると思いますので、こちらからも必要な情報提供を行いながら、安全に接種ができるように努めてまいります。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、書類のところについてお伺いしますが、ホームページにも記載があるのですけれども、まず、強制ではない旨が明記されているのか、確認したいと思います。
 それから、4ページの発送時期のところの米印のところで、医療従事者については市からの発送は行わないとあります。ということは、市内在住の医療従事者が──そうか、それは医療機関から送られてくるということで、そうするとそうした市内の誰が医療従事者であるかは、市が把握できる仕組みになっているということでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  まず、最初のお尋ね、本人同意の明確な御案内ということなんですが、一応、接種券に同封いたします御案内の中で、国から一応一定の様式を示されていたんですが、市のほうでさらにそこに、ワクチンを受けるには御本人の同意が必要ですと、そういったことを、強制ではないというようなことを明確に記入をしたものを、記載を追加して同封して送らせていただくことにしております。
 それから、医療従事者の方の接種券等の御案内なんですけれども、当然こちらのほうで市内の医療従事者、市内の医療機関、また市外の医療機関、いろいろな方がいらっしゃるので、正直これを全部把握することは現実的にはできませんので、市民の方に対しての一般の年齢に応じたこの優先順位に応じた接種券は市としては送付することになります。ただし、医療従事者の方は優先接種ということで時期も前倒しになりますので、その市からの接種券が届く前に、例えば三鷹の医師会ですと、三鷹の医師会のほうでまとめて登録をして、別の接種券をそれぞれの機関のほうで用意をして、会員の方に配付をして、予約をして、接種をするという、別のルートで別の用紙が配られることになりますので、御本人には後で地元の自治体からも届いてしまうことになるんですが、それは使わずに、各所属されているそういった医療機関のほうで調達される接種券を使って接種していただくことになります。
 ただ、医療機関のタイミングで、御本人が何らかの事情で、例えばその時点では受けたくないなんていうことも当然あると思うんですが、使わなければ、後日、自治体から送られてくる接種券を使って、一市民として住民接種を受けることも当然物理的には可能となりますけれども、医療従事者の方は、まずそういった別の手続で発行される接種券で受けていただくということになっております。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、この市からの発送を行わないというのはどういう意味になりますか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、医療従事者については、それぞれ接種する医療機関が、V−SYSというんですけど、そうシステムを使って予診票と接種券が一体になったものを打ち出して、それによって接種を行います。ですから、そこは市のほうの接種券の発送を通さずに、医療機関が登録をして、接種券を出して打つということです。その結果、例えば市民であれば、市のほうに回ってくる。市外の病院であれば、国保連を通して市のほうに回ってきて、支払い自体は市がしますので、医療機関だけであれば、市民が何人打ったというのは分かるんですけど、だんだん進めば、それが施設の従事者だったりとか、いろいろ出てきますので、そこは分からなくなります。
 仕組みとしては、市民の方の分は市が支払うという仕組みになります。医療従事者はまず医療機関が接種券を出して、そこで打って、請求は市に来る、そういう流れです。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、接種済票の取扱いなんですけれども、保管が必要かと思うんですが、接種した後、どういう場面で接種済票の提示とか、提出が必要になるのか、市民としてどう想定していたらよいのでしょうか。江東区なんかは、接種済票を貼れる厚紙とクリアファイルをセットで希望者に配付して、紛失とかの防止につなげるようですけれども、市として何か接種後の接種済票の取扱いについて対応を考えていらっしゃるでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  済証につきましては、委員お尋ねのようなクリアファイルまでのことは、ちょっと今、当市では想定はしていないんですけれども、一応同じような体裁の、これは国のほうで所定のものが示されておりますので、同じものを御用意してお渡しするということになると思います。
 当然、接種済証なので、1回目、2回目、これ2回接種になりますので、特に2回目を受けていただくときに、御本人が1回はちゃんと受けたよということの証明になるので、例えばですけど、三鷹市から1回打った段階で、他の市区町村に転出をされてしまったなんていう場合に、一旦、市区町村のほうで自分はちゃんと1回目を受けていますということ。また、ちょっとそういった確認をできるシステムを国のほうで構築されるとは聞いておりますけれども、手元のほうで、要するに間違いなく私は1回目、終わっていますということを示すための重要なものにはなろうかと思いますので、終わった後にそういったものをきちんとお渡しすることは、当然想定しております。
 また、そちらのほうには、打ったワクチンのロット番号等もつけたようなシールも貼られるということなので、何か副反応があった場合には、そういったものも含めて、いつ、どこで受けたもの、どのワクチンを使ったのかということまで特定できる、確かに大切なものになると思いますので、しっかりその辺は市民の皆様にお伝えしていかなきゃいけないというふうには認識しております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、予約のことについてもお伺いします。5月10日の午前9時から予約開始ということですけれども、予約サイトの開設もそのタイミングになりますでしょうか。
 それと、その点の周知は、4月4日の広報ではまだそこまでの案内がないと思うんですけれども、どういった周知の方法を取られるのでしょうか。まず、伺います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、インターネットから予約できるサイトですけれども、サイトの開設はもう少し早くしたいと思っておりますが、5月10日の午前9時までログインできない。いわゆる登録して、予約ができないという形の制御をかけます。
 また、広報につきましては、4月18日号、明日あたりから届き始めると思いますが、そこでは、初めて御覧になる方もいらっしゃいますので、予約とか、接種券の発送をするということをメインに、予約の受付の流れをもう一度周知させていただいて。次の5月2日号がありますので、これは予約の1週間前になりますので、そこでしっかり予約の方法については周知を図っていきたいと考えております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。だんだん暖かくなるのでそんなには心配していないんですが、被接種者の打ちやすいような服装というのも、ぜひ御案内いただきたいなというふうに思います。
 それから、前回にも、予約は2回目もまた個別に必要だというふうに伺ったんですが、2回目の接種勧奨は市として行う予定はないでしょうか。あくまでも御自身の管理で2回目もやってもらう、二十日たったらやるということになるのでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今、委員がお尋ねのとおりのイメージで市も考えています。ただ、予約のほうも、1回目の接種の方と2回目の接種の方、ちょっと明確にある程度予約枠も別に設けないと、なかなか受けたい時期に2回目の方が時機を逸してしまうということがないように、予約枠はしっかり別に確保できるような方向で、ちょっと調整をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(前田まいさん)  やっぱり、特に高齢者なんかは忘れちゃうかなという心配があるので、2回目をせっかく打たれるのであれば──ちゃんと効果は2回目どうなのか、ちょっと疑問もありますけれども、時機を逸しないように、市としても御案内いただきたいなと思います。
 それから、デモンストレーションで供給されるワクチンは都から医療機関へ渡った分からのを使ってのものということの理解でよろしいでしょうか。
 それと、そのデモで撮影等は予定されていますでしょうか。その後の集団接種の情報提供としても活用できるんじゃないかなと。やっぱり、見た目のイメージが市民にとっても湧きやすいかなと思うので、何か動画というか、当日の流れの動画とかをつくられるとか、そういったことは予定されていますでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、1点目のお尋ねにつきましては、お見込みのとおりですけれども、医療従事者向けのワクチンを使用いたします。
 2点目につきましては、重要な御指摘だと思います。検討していきたいと思いますけれども、やはり接種をされる医師の方、三鷹市の医師会の方であるとか、そうした方は接種、あるいは被接種者となる方以外にも、やはりそういった状況を確認しておきたいという方もいらっしゃいますので、市民の皆様への接種の御案内についてはいろいろな方法を使って、安心して接種いただけるように、これからも工夫してまいります。


◯委員(前田まいさん)  お願いします。それから、ワクチン接種記録システム、これは国が準備中かと思うんですけど、そのあたりの進捗と、この接種事業スタートに当たって、間に合うのかというか、その辺の状況をつかんでいらっしゃったら、教えていただきたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  国のシステムなんですけれども、一応、国のほうからは、集団接種の接種会場で直接、例えば読み込みをして、その場ですぐにその方が接種したということが国として把握できるようなシステムを構築するようには聞いておりますけれども、今、市のほうでは、現状としては、集団接種の会場でそのシステムを使って接種記録を取り込むという想定はしておりません。取りあえず戻りまして、市のほうのシステムで取り込んだものを、そちらのシステムのほうに送ると。
 若干、ちょっとタイムラグが、国が求めるタイミングよりも遅れると思うんですけれども、当初ちょっとどういった形ができるかという集団接種会場の効率性だったり、市としてのやり方を優先したいと考えておりますので。進む上で国のシステムが明確になってきた中で、うちの集団接種のやり方にうまくアジャストできるようであれば、取り込む可能性はあると思うんですが、当初は取りあえず別に運用することで今、想定しております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。まだ、ちょっとそういう状況だということですね。この接種券に、このバーコードとかは──私、ちょっと厚労省の自治体説明会のを見たんですけど、そうするとこういうやり方ではないということになるんですかね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それと、今、ワクチン接種記録システムについて、国としても把握というような言葉があったと思うんですけど、国が提供するシステムを使うことになると、データの管理を市のみが行えるだけじゃなくて、誰が接種したとか、していないという情報が国にも把握されるということになるんでしょうか。その辺は、何か国から聞いていますか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  一応、国のほうからの説明では、登録をして、多分、国として全体の進捗を確認するというところと、あと先ほどの御質問にもありましたけれども、接種された方が住所地を変えられたようなときに、そのシステムを通じて新しい住所地のほうで、その方が接種をした記録も確認できるような、そういったメリットも説明は受けております。特に国のほうで、特定の人が接種した、していないということを国として把握した上で、何か対応するという形の使い方をするというふうには聞いておりませんので。あくまで、そういった全体として運用できるような情報を集めるというふうに聞いております。


◯委員(前田まいさん)  個人情報に当たると思いますので、ぜひ国に渡ることがないように、市としても取り組んでいただきたいなと思います。
 それから、最後にワクチン事業も、やっぱり今日お伺いしていても、供給のめどが立てづらい状況がずっと続いていて、本当に御苦労されていると思うんですが。やっぱり今、都内でも医療機関、高齢者施設での変異株クラスターも報告され始めていて、本当に私たち共産党は検査拡充が必要だと考えています。それで、東京都の専決処分の補正予算でも、新たに高齢者施設等への定期検査等が盛り込まれておりますけれども、市として何かこの検査拡充について、取組を検討されていますでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今、委員御指摘の東京都のほうの追加のまた対策ということで、ついせんだって市のほうにも示され、昨日、実は関連する事業の説明会も行われております。今、三鷹市のほうでも、そういった従来からの都の補助事業を活用した、施設のほうで感染者が出たときの濃厚接触者以外の方への検査助成という事業を行っております。これは、東京都の補助事業を活用して行っているんですが、この補助事業自体の範囲が、今まで入所施設ということだったんですが、訪問介護等のそういった訪問系の事業所も対象になるような事業説明を昨日聞いたところです。
 ですから、そういったもともとの都の補助事業がそういった拡充をされたということなので、今後、これは市のほうでも、今年度のこの補助事業は予定して予算化はしていたんですが、その対象の拡充については今後、市としても積極的に検討し、都の補助事業に対応した対象者の拡充も今、検討し始めたところでございます。


◯委員(前田まいさん)  ちょっと見たところでは、東京都からの直接補助に、今回の専決処分のはなるようなので、市があまり絡めないと、事業所さんにちゃんとこの情報が行き渡るのかが心配なので、その点、ぜひ市としても事業所への情報提供等をしっかりやっていただきたいと思いますが、いかがですか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  当然、市のほうでも、私ども保健衛生担当部署が補助事業の窓口にはなっているんですが、それぞれ介護、また障がい等の施設のほうにも情報提供は来ていると思いますが、その辺ともしっかり連携して、それぞれの業務の窓口の担当部署のほうで、そちらのほうの方にもしっかり情報が届いているかを含めて、対応していきたいと思っております。


◯委員(前田まいさん)  本当に、ちょっとめどが立たない中、御苦労されていると思うんですが、また随時情報が入りましたら、小まめに我々や、あと市民にも情報の提供を速やかに行っていただきたいと思います。
 終わります。


◯委員(成田ちひろさん)  私から1点、質問をさせていただきます。先ほど前田委員からも、広報のところで質疑があったと思うんですけども、動画の活用というか、やっぱりこれはちょっと必要かなというふうに個人的に思っております。というのも、やはり紙で文章を読むのと、あとやっぱり耳で聞いたりとか、絵が動いていくというようなところとか、あと実際の様子が少しでも分かるというのは、かなりイメージがしやすいものと思います。この点については、会場ごとでレイアウトも違うと思うので、簡単なものでもいいので、会場でも流せたら。何でしょう、待ちスペースがそれぞれあって、待機している間って、ちょっと考えちゃうと思うんですよね、ちょっとどきどきしたりとか、そんなような不安も和らぐかなというふうに思うんですけども、この点についてちょっと御見解を伺いたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今、特に後段で御質疑のありました、やっぱり会場でリラックスしていただくというのがかなり重要なポイントになりますので、そこについてはいろいろな可能性を検討しています。
 また、動画の活用というところも、ぜひ前向きに検討していきたいと思うんですが。やはり、よく言われているのは、ユーチューバーの方も、最初は見るけど、それを見続けるのにはすごく努力が必要で、どのくらい見続けるかというところが指標になっているというのは御案内のとおりなんですけれども、特別定額給付金でも、ユーチューブで流させていただいて、私、出演させていただいたところなんですが、あのような形で、短いところで御案内ができるやり方。
 それから、例えばずっとビデオでその様子を流すのではなくて、ポイントだけ示すようなやり方とか、広報メディア課とも相談を行っておりますので、今後もしっかり、できる限り情報が分かりやすく提供できるように努めてまいります。


◯委員(岩見大三君)  じゃあ、よろしくお願いします。まず、基礎疾患をお持ちの方の対応というか、確認ということでちょっと伺いたいんですが。これ、例えば発送されるときに、市のほうで基礎疾患をお持ちの方のデータがあって、そういう方を特定して送るのか。それとも、これは発送の際もアトランダムにお送りして、実際に来場されたときに、この予診票か何かで基礎疾患を持っているかどうかということを確認するのか、その点をちょっと伺いたいと思います。
 それと、もう一つは、この間、ちょっと八王子のほうでも若干問題になっていたと思うんですけど、実際に予約を取って、来られなかった方のワクチンがその分だけ余ってしまうと思うんですけど、八王子の場合は廃棄していたというようなこともあったと思うんですけど、この場合の対応についても、1つ確認しておきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、1点目の基礎疾患を有する方なんですけれども、結論から申し上げますと、自己申告になります。接種券の発送につきましては、5番のところの優先順位、2ページになりますけれども、基本的には一緒に発送するということを想定しております。いわゆる基礎疾患を有する方というのは、当然といいますか、65歳未満、あるいは60歳から64歳の方もいらっしゃいますので、下の上記以外の方と同じタイミングで発送しないと、なかなかそこは難しいことになります。
 ですから、そうした方の優先期間を設けるであるとか、そうした対応をしていくんですが、接種が始まりますと、ここで1回切るというところもなかなか難しいので、そこは十分国のほうの示す考え方も参考にしつつ、検討を進めていきたいと考えております。
 それから、2点目のキャンセルなんですけれども、当初、国が示したバイアル廃棄、いわゆるワクチンを廃棄するときの手続というのは、1瓶丸ごと廃棄したら手続をしなさいということで。ところが、マスコミ報道によりますと、2回接種分というのは、1つの瓶を丸々無駄にしていないのに、それを取り上げられて、言い方はあれですけど、誰でも打っちゃうみたいな。これは、ワクチンを無駄にしないということでは理解できるんですが、キャンセルでは幾つか方法を考えていますが、正直、会場に来た方がいらっしゃるからと、それを打ってしまうと、じゃあ、行けば打てるのかとなってしまいますが、これ、非常に難しい問題。
 一番やれる方法としては、医療従事者に打つんですけれども、三鷹だと5月20日、八王子の今の段階だったら、医療従事者は打っていない方、ほとんどなのであれなんですけれども。いろいろな方法が考えられると思うんですけれども、不公平感が生じないということを大前提に、慎重に検討していきたいと思っております。


◯委員(岩見大三君)  分かりました。よろしくお願いいたします。
 それと、予約の際のコールセンター並びにインターネットというようなことでの対応だと思うんですが、ちょっと予約状況というのが読めないところがあると思うんですけど、ある程度、殺到した場合とか、その辺の想定、非常に電話がつながらない状態ということも考えられるかと思うんですが、その辺の想定について伺いたいと思います。
 それと、先ほど2回目の対応について、予約枠のお話もございましたけど、報道によれは、ファイザー社のワクチンも、1回目打てば80%効いて、2回目打てば90%効くというような──これ、正確な数字か分かりませんけど、そういうようなこともあったりして、恐らく1回目打ってしまって、もういいやという方も出てくるんじゃないかと思うんですが。市側の対応としては、じゃあ、あまりそれは深追いせずに、個人の判断なので仕方がないと思うのか、それとも、何としても2回目もやっていただきたいといふうに呼びかけをするのか、その辺についての確認をちょっとしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、1点目につきましては、これは事務局、市といたしましても非常に慎重に検討を進めているところです。例えば、八王子市さんのような、あれだけ限られたワクチンでは、どれだけやってもなかなかつながりにくいんだと思いますが、まず予約枠をどれだけ取れるのか、それから、コールセンターについては、今15回線ですけれども、そこをできるだけ増やせないかということとか。そこでつながらなければ、どうしても市役所の代表電話にかけてくる方がいらっしゃいますので、そこの対応であるとか。
 そうしたところ、できる限りそうした御迷惑がかからないような方法を、幾つか選択肢がありますので、検討を進めております。
 2点目のお尋ねですけれども、2回目を打つかどうかというのは、これはあくまで御本人の判断になります。本人の意思です。ですから、そこのところを、例えば2回目を打ってくださいというような個別の案内というようなことは、現時点では予定はしておりません。


◯委員(後藤貴光君)  私からは、個別接種の関係で、一番最後のページのところで、病院は5月20日から3か所、診療所は6月1日以降、それぞれ10か所、30か所、50か所、70か所というような形で、これはあくまで予定、今後のワクチンがどのくらい入ってくるかで変わってくると思うんですけれども。医師会さんとの話合いで、以前、3月議会のときには協議中というようなお話があったと思うんですけれども、医師会さんのほうとしては、じゃあ、病院はどことどこ、診療所10か所については、6月1日からどことか、そういうふうなところまで決まっているのか。
 それとも、まだ6月1日、例えば診療所であれば、10か所はやりますよという回答で、場所の選定は今まだやっている最中というレベルなのか、今どのくらい進捗しているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  結論から申し上げますと、今、病院、それから医師会との個別接種、診療所での接種について調整中であります。したがいまして、ここを、あのとき、ああいうふうに言ったのに、できなかったというと、御迷惑がかかりますので、そこはちょっと控えさせていただきたいと思います。
 また、課題となっているのは、やはり予約の方法で、かかりつけ医にかかっていらっしゃる高齢の方が、病院で予約できるほうがスムーズなんですけれども、集中した場合に、かなり病院のほうでも対応が難しいとか、そのあたりを十分意見交換しながら、ベターな方法を選択していきたいと考えておりまして、そのあたりを中心に今、協議を進めております。


◯委員(後藤貴光君)  一応、確認ですけど、記載している、例えば6月1日から診療所は10か所となっているけれども、それはまだ確定じゃない。あくまで、そのことも含めて、現段階でも、医師会さんも前向きだけれども、協議しているというふうな意味では、前回の3月議会のときからある程度進んでいて、ここをやりますと言っちゃってから、やらないとなると困るからあれだけれども。表面上のというかな、表記の仕方としては、10か所、例えば6月以降、この形の流れの方向性で調整をしていると、そういうことでいいのか、その確認をしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今、答弁にも配慮をいただきながら質問していただきましたけれども、御指摘のとおりです。


◯委員(後藤貴光君)  分かりました。あと、これ診療所が決まった段階で、今度は発送するときなんですけど、今後、高齢者の方も──4月中に発送しちゃうから、そういった高齢者というか、75歳以上の方とかは間に合わないですし。65歳以上の方への発送も、順次という形になるとは思うんですけれども、そのときに診療所等が決まっていたときには、高齢の方、かかりつけ医を持っていらっしゃる方が割と多いので、市民の方から、コミセンでやりますとか、総合スポーツセンター、軽体操室でやりますとかいうふうなことを言っても、非常に遠いとか、できれば近いところで受けたいんだという相談とかはあるので。
 場合によっては、診療所等が決まったときには、そうした案内も含めて、発送するときに、タイミングがあるでしょうから、そういった部分の配慮についてもぜひ御検討をいただきたいと思います。
 それから、これ動画についてはいろいろ出ているので、質疑というわけじゃないですけれども、事前の、例えば受ける場所だけじゃなくて、いろいろな形のところで、市の1階であるとか、そういうところで30秒とか、1分程度の形で、やっていますよという周知も兼ねて、そういう流れみたいな形で、こんななんですよとか、ユーチューブもそうですけれども、いろいろな形で検討していただければと思います。
 以上で終ります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。すみません、まず高齢者の施設の周知状況なんですけれども、先ほど特任部長からもいただいたとおり、老健とか、療養施設のほうに関しては、ちょっと住所地でない方が多いのであれなんですが、特に特養に関しては住所地である方が多いので、例えばこれ、市のほうから郵送というよりも、一括してその施設ごとに予診票も送っちゃうというか、お渡ししちゃうという形にしたほうが、施設としても非常に運営しやすいかと思うんですけれども、そういうことって可能でしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  特別養護老人ホームにつきましては、もう引き抜きをして、それをお届けするような方向で調整をしております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。やはりそうしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、実際に特養等でワクチン接種する場合ですけども、各一つ一つの特養の接種のスケジュール、例えば先ほど部長が言ったとおり、一遍に1日でどおんとやっちゃうと、接種された御高齢の方が、要は痛みが伴ったりとかすると、実際に施設のスタッフがてんやわんやになっちゃうような気がするんですね。その場合に、やはり分散、例えばフロアごとに打つ──それは施設の状況によると思うんですけど、要は分散して打つのか、もしくは今申し上げたとおり、一括でどおんと打っちゃうのか、その辺は市としてどのようにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  特別養護老人ホーム、まず市として、3月の段階で、高齢者支援課、それから介護保険課の兼任職員を中心に、施設にアンケート調査を開始しました。その後も継続的に、例えば接種医といいますか、嘱託医の状況でありますとか、それから接種をする場合に、どのような形で接種をするか。形といいますか、方法ですけども、具体的に20人ぐらいを単位として接種をしたいとか、そうしたところまでの調査は既に終了しています。
 現段階では、具体的な接種医の確保、接種医の──昨日、薬剤師会を実施したところにも、特別養護老人ホームの接種医の方でありますとか、看護師の方も参加していますので、既にそうしたところの準備を進めていますので。施設のほうの運営の状況をしっかり確認していただきながら、あとは、入所されている方の状態を確認していただきながら、安全かつ円滑に接種ができるように、それぞれの施設ごとに、個別に調整をお願いしています。


◯委員(赤松大一君)  分かりました。その辺、とにかく施設も初めてのことなので、丁寧に運営のほう、しっかりと関わっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 すみません、細かいことですが、施設ごとの薬液充填に関してはどういう形で。要は、ワクチンをぼおんと渡しちゃって、施設で生理食塩水で割ってもらうのか、もしくは一定の割ったものを渡しちゃうのか、すみません。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  先ほど伊藤部長が申し上げたとおり、施設ごとに確認しながら進める中で、例外的なことが出てくる可能性もあるんですけども、今こちらで考えておりますのは、ワクチンは指定の日にこちらからお届けするというところまでを市としては想定しています。そちらのほうで、あとは、希釈等を含めた対応は、施設のスタッフのほうで、嘱託医の先生の管理の下でやっていただく前提で今お話は進めております。


◯委員(赤松大一君)  分かりました、ありがとうございます。
 では、すみません、最後ですが。今、実際に医療従事者で──杏林さんとか、順次、野村さんも始まると思うんですが、打った方々のV−SYSの登録というのは実際病院でやっていただくのか。それとも、先ほど言ったような、市がタイムラグを空けて入力するのか、その点、ちょっとお聞かせください。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  V−SYSの関係は、全て、やはり基本型接種施設のほうで担っていただく前提になっておりますので、杏林さんに関していえば、杏林大学病院さんのほうでV−SYSも全てやっていただいているという認識ですので。最終的に杏林大学病院さんの医療従事者の中で、三鷹市民の方の予診票だけはこちらに届いて、その分のお支払いは市が行うということ、そこからが市の役割ということで、そこまでの分は全て病院さんのほうでやっていただく前提になっております。


◯委員長(宍戸治重君)  ほか、よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で健康福祉部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時48分 休憩


                  午前10時49分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時50分 散会