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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年厚生委員会) > 2021/11/12 令和3年厚生委員会本文
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2021/11/12 令和3年厚生委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに、伊沢けい子委員より本日の厚生委員会を欠席する旨の連絡がございましたので、御報告いたします。
 それでは休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 健康福祉部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  おはようございます。本日、行政報告といたしまして、健康福祉部としては4点、新型コロナウイルスワクチン接種について、新型コロナウイルスワクチン接種実施計画(3.1版)について、三鷹市新型コロナウイルスワクチン追加接種(3回目接種)実施計画、自宅療養者相談支援について、御説明させていただきます。
 一括して御説明させていただきますが、まず、アからウに関しまして、伊藤特任部長より御報告させていただきます。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  おはようございます。それでは、資料に沿いまして御説明をさせていただきます。
 資料1を御覧ください。新型コロナウイルスワクチン接種についてでございます。まず1点目、定例的に御報告をしておりますワクチン接種の実績です。12歳以上の全対象者を御覧いただきますと、1回目接種が84.1%、2回目接種が81.5%となりました。これは、米印にありますが、令和3年10月31日までの接種を反映したものです。なお、直近の数値、11月9日までの数値も集計しておりますが、こちらでは、1回目が85.0%、2回目が83.0%。1回目と2回目の数値が近づいてきておりまして、接種についてはかなり進捗が進んで、落ち着いた状況になってきているという状況が読み取れます。
 なお、集団接種につきましては、ファイザー社ワクチンの集団接種が11月14日で終了、モデルナ社のワクチンにつきましては11月19日で終了ということでありまして、現在、最終的には2回目の接種を進めているところでございます。
 次に、2点目、新型コロナウイルスワクチン接種実施計画(3.1版)の主な変更点について御説明いたします。資料2として、本冊を資料として提出しておりますけれども、こちらの資料1のほうで御説明をさせていただきますので、資料2は適時御覧をいただければと思います。
 まず、大きく3点ございます。1点目、(1)ですけれども、予約不要接種。接種の進捗によりまして、予約に十分な空きがある場合、その他必要な場合には、予約不要接種を実施するというものでございます。具体的には、アにありますが、サブアリーナと軽体操室における予約空き枠の活用。50%から60%ぐらいの予約率でしたので、その空き枠を活用するということです。それから、イの三鷹ネットワーク大学における予約不要接種、こちらは完全予約不要で実施をいたしております。
 次に、(2)ですけれども、武田/モデルナ社ワクチンとファイザー社ワクチンの交互接種です。こちらは、厚生科学審議会の見解を踏まえ、国から令和3年10月15日付で通知が発出されまして、10代及び20代の男性に限り、武田/モデルナ社ワクチンを接種した方の2回目接種を、ファイザー社ワクチンを選択できることとするというものです。こちらにつきましては、既に1回目に武田/モデルナ社ワクチンを接種し、2回目の予約をされている10代、20代の男性全てに電話でこうしたことをお知らせをして、丁寧に説明をさせていただいて、ファイザー社への変更の希望があるかということを聞き取ったところでございます。
 (3)ですけれども、個別接種医療機関の縮小です。10月以降は、接種の進捗状況に応じて医療機関を縮小した上で、集団接種終了後も個別接種を継続するというものです。現在、約20か所の医療機関で接種を継続しております。
 次に、3点目、ワクチンの追加接種(3回目接種)の対応です。こちらは、資料3のほうで御説明をさせていただきます。資料3ですけれども、追加接種(3回目接種)実施計画です。1枚目のスライドにありますけれども、本計画については、令和3年11月8日時点の情報を基にした内容です。したがいまして、現在まだ正式な決定、政省令の改正等は行われていない状況ですので、今後も必要に応じた見直しを行うということも前提として考えております。
 次に、目的・基本方針ですけれども、目的と基本方針は1・2回目接種と大きく変更はございませんが、本計画の位置づけということで記載をしておりますけれども、本実施計画については追加接種に必要な事項を中心にまとめたものです。接種段階における注意事項の詳細など、1・2回目と共通する事項については、新型コロナウイルスワクチン接種実施計画(3.1版)によるものといたします。
 次に、1ページおめくりいただきまして、基本事項を御覧ください。こちらは、まず対象者なんですけれども、2回目接種を終了した者のうち、おおむね8か月以上経過した者、接種回数は1回、使用するワクチンについては、1・2回目に接種したワクチンと同一のワクチンが基本となります。また、接種券については、VRSや健康管理システムから対象者を抽出し、段階的に発送するということになります。したがいまして、接種券が届けば接種が開始できるというような想定で、今計画をしております。開始時期につきましては、令和3年12月から医療従事者等が開始される見込みです。
 そこで、少しここで、今後変更の可能性があったり、あるいは、昨日、臨時会を開催していただいて補正予算をお認めいただきましたが、午後に幾つか情報を入手したところ、通知がありましたところがありますので、そちらの点を少し御説明させていただきます。まず、新聞報道で御覧になったかと思うんですけれども、ファイザー社の追加接種、3回目接種が薬事承認されたということがありました。これは、11月10日に薬事・食品衛生審議会で、追加接種でファイザーを使用することが了承され、昨日だと思いますが、国が特例承認したという流れになります。
 実は、薬事承認と、それから厚生科学審議会でやっているワクチンの追加接種の諮問、これ、審議会が別でありまして、新聞報道によりましても、まず少なくとも6か月後から18歳以上に接種を開始するというような、これが薬事上の承認事項でありまして、これは守られることになりますが、当面は18歳以上ということになるというふうに想定をしております。
 また、少なくとも6か月後からというのが、今こちらの実施計画でも8か月後になっております。これは、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で諮問され、議論されることになるんですが、こちらも日程が決まりまして、11月15日ということが昨日の午後分かりました。また、自治体説明会も11月17日に開催されるということです。
 ここで一番こちらで注視しているところは、おおむね8か月後がどうなるのかというところなんですが、あくまで予防接種の薬事承認の少なくとも6か月というのは、厚生科学審議会で8か月と決めれば、そこからになりますし、例えば厚生科学審議会が、薬事承認としては18歳以上だけれども、65歳に限定すればそうなりますし、というような関係性になる。そこのところを御説明をさせていただきたいと思い、ちょっと詳しく御説明をさせていただきました。
 それでは、また戻りまして、ワクチン接種の特徴という3枚目のスライドなんですけれども、こちら、体制等なんですが、おおむね1・2回目接種と同様です。一番上、三鷹市医師会等関係団体の全面的な協力による接種体制の確保として、集団接種と個別接種を組み合わせること、それから、高齢者施設等における嘱託医や訪問医による接種を実施すること。在宅高齢者については、訪問接種を実施するという方針です。
 次に、右上の追加接種スケジュールですけれども、各医療従事者等から始まりまして、高齢者、基礎疾患のある方、12歳以上と分かれておりますが、今回の追加接種、現時点におきまして、こうした優先順位は設けないこととされております。おおむね8か月経過した方から接種ができる。しかしながら、1・2回目接種を早くした人は、早く約8か月に到達するので、結果としてこのような優先順位になるというふうに考えております。
 次に、ワクチン接種想定数まる1とありますが、こちらのオレンジの囲みに追加接種(3回目接種)の見込み数が14万5,000人、こちらは12歳以上の方が全て2回接種した方は対象になるという想定で計画を組んでおります。これが、18歳以上となった場合には、約6,000人がここから引かれまして、おおむね13万9,000人前後となる見込みでございます。
 次に、月ごとの接種見込み数なんですけれども、青い帯は2回目接種が終わった月、黄色い帯は3回目接種月となっておりますが、ピークは2回目が7月に終わった方の3回目接種が3月、全体で4万5,929人という見込みです。これ、全体の中では約32%になりまして、翌月の4月、3万832人と合わせると、50%を超える方がこの2か月に集中する。年度末、年度当初ですので、そうしたところを円滑に実施していくことが課題となります。
 なお、今回18歳未満の方は対象から外れる見込みになりましたが、16歳から39歳の方の接種券発送は7月5日です。7月2日から予約を停止しておりますので、多くの方は、ほぼ年度を超えてからの接種になるというふうに考えておりまして、一部の基礎疾患のある方、それから市外では早くに2回接種して転入されてきた方は、今年度中ということもあり得ますけど、ほとんど全ての方は次年度の接種ということになります。ですから、昨日お認めいただいた中では、本当に誤差の範囲といいますか、そういったふうに考えているところです。
 1枚おめくりいただきまして、ワクチン接種想定数のまる2ですけれども、こちらは、接種見込み数を各集団・個別、ファイザー・モデルナ別等に分けたものです。1点、モデルナなんですけれども、先ほどの数値にもありましたとおり、モデルナ自体が、3万人近い方がモデルナを打っているということで、市としても、これまでモデルナについては、職域接種であったり、国の大規模接種会場、あるいは都の大規模接種会場が中心でしたが、三鷹市としても、一定程度モデルナの接種会場も確保すると、そのような方針としております。
 次に、追加接種の接種券発送予定なんですけれども、2つ目の箱を見ていただきますと、接種券の発送を令和3年11月19日と記載をしております。これ、医療従事者等になりますけれども、約2,200人に発送をいたします。こちらは12月接種対象者の分となります。
 それから、一番下の箱ですけれども、集団接種・個別接種、いつから始まるのかということですが、個別接種については2月1日開始予定としております。それから、集団接種については、2月10日の開始予定。2月10日というのは、1回目接種の集団接種を始めたのが5月20日、2回目が6月10日で、8か月後が2月10日ということでございます。なお、一部、限定した形で医療従事者にも集団接種をする可能性があるというふうに考えておりまして、こちらは医師会と協議を進めております。
 次に、ワクチン接種体制まる1ですけれども、こちらは集団接種・個別接種ごとの計画ですが、集団接種につきましては、サブアリーナと軽体操室の2か所に集約いたします。こちらは、これまでコミュニティ・センターを巡回する方式を当初取っておりましたけれども、元気創造プラザに集約することによって、三鷹市の中心に位置すること、それからバスの利便性に加え、市民センターの駐車場も利用できること、こうした理由から、こちらに集約をする計画となっております。
 個別接種については、約70か所、今約20の医療機関に絞り込んでおりますけれども、また高齢者の接種と同様に、身近な安心して接種できるかかりつけ医での接種を進めていきたいと考えているところでございます。
 次に、ワクチン接種体制まる2では、規模ですけれども、サブアリーナでは1日1,000回規模、軽体操室では1日300回規模を想定しております。
 次に、ページをおめくりいただきまして、ワクチン接種体制まる3については、医療従事者、それから高齢者施設、巡回接種、先ほども冒頭で御説明したことをこのような計画でという詳細を記載しております。
 また、ワクチン接種体制まる4、まる5については、標準的なレイアウトでございますので、御参照いただければと思います。
 次に、ワクチンの管理です。ワクチンの管理につきまして、ファイザー社ワクチンの有効期限、武田/モデルナ社ワクチンの有効期限が延長されました。ファイザー社については、これまで6か月であったものが3か月延長されて9か月、それから、武田/モデルナ社ワクチンについては、6か月だったものが1か月延長されて、7か月になりました。なお、有効期限、現在、手元にあるものも3か月延長するものとして取り扱って差し支えないという通知がございました。今、三鷹市の保有しているワクチンは全て令和4年1月31日が使用期限というふうにロットシールに書かれておりますが、これが令和4年4月30日まで使用できることになります。
 最後に、最終のページですけれども、予防接種法に基づく健康被害救済です。相談・支援体制につきましては、これまで同様ですけれども、市コールセンター等において市民のワクチン接種による健康被害に関する相談への対応、あるいは救済給付の申請支援を行います。なお、コールセンターと書いてありますけれども、まずはコールセンターに電話していただきますが、具体的な相談になった際には、ワクチン本部の職員が対応いたします。
 次に、申請から認定の流れなんですけれども、イラストも記載しておりますが、まず給付の請求は市町村、三鷹市に申請します。申請を受けた三鷹市は、予防接種健康被害調査委員会で調査を行いまして、その議事録等を添えて東京都を経由して厚生労働省に送付します。それで、厚生労働省は疾病・障害認定審査会で審査を行います。予防接種とその疾病等の因果関係については、この疾病・障害認定審査会で審査をされる。その結果を踏まえて、厚生労働大臣が認定・否認を決定する。その結果を受けて、三鷹市から支給の可否をお知らせするということになります。
 そこで、三鷹市の健康被害調査委員会はどのようなことを調査するのかということなんですが、記載はないんですけれども、予防接種と健康被害の状況を医学的立場から判断する資料をできるだけ正確に早く収集することや必要と考えられる場合の特殊な検査等の実施の助言を行うものと、このように位置づけられております。つまり、ここで因果関係について判断するのではなく、国の疾病・障害認定審査会が因果関係を判断するときに必要な検査であったり、必要な資料であったり、そうしたものがそろっているかというのを、専門的な医学的見地からあらかじめ調査しておくと、そのような位置づけになるものでございます。
 私からの説明は以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私のほうからは御報告のエになりますけれども、自宅療養者相談支援につきまして、資料4を使いまして御説明をさせていただきます。自宅療養者の相談支援につきましては、10月1日からこちらの部の健康推進課のほうに、三鷹市自宅療養者相談支援センターという新たな係相当の組織まで立ち上げさせていただいて対応するということで、ここまで順調に進めさせていただいておりますが、そちらの活動実績も踏まえ、御報告をさせていただきます。
 まず、資料の1番になります。前提となります対象の方、自宅療養者の状況につきまして、少し遡ったところからのデータを記載させていただいています。いわゆるこちらの表の中でいいますと、第5波と言われているような時期から直近のところまでの数字の推移を御覧いただけるようになっております。一番上、一番右側の自宅療養中の方の合計で出ておりますけれども、8月の時点で230名ほどの方がいらっしゃいました。その後、どんどん増加をしていきまして、ちょっと印刷、見づらくて恐縮なんですが、網かけの部分がマックスの数値ということです。自宅療養の方でいいますと、8月20日に391名、400名弱と。あと、調整中というのは、感染したよという報告が出た時点では、御自宅に待機していて、入院なのか、ホテル療養なのか、自宅療養を続けるのかというのがまだ決まっていない方ということになりますが、その方が合計で今一番多かったのが8月21日で、こちらのほう、559名というような合計数になっています。
 こういった状況を踏まえて、市としても組織を立ち上げて対応しようということで、準備等ちょっと時間はかかったんですが、10月1日から開所したということですが、第5波がその後、御承知のとおり収束し、落ち着いた状況に陥っておりまして、その後、この表のとおり随時減少をしております。この表でいきますと、一番下、10月30日の段階では、入院中の方がお一人、また、宿泊療養の方がお二人ということで、計3名で、10月末時点では自宅療養、感染した状態で自宅にいらっしゃる方はゼロというような状況になっております。
 今の状況は、入院中の方が4名で、それ以外の方はゼロということで、総計でも4名ということで、今そんな状況で自宅療養の方の数が推移しております。
 次、2番になります。東京都からの自宅療養者情報ということで、こちらのほうもいただけるということになって、センターのほうを立ち上げたという経過もあります。こちらのほうは、東京都からの自宅療養の方の個人情報を、市のほうで同じLGWAN回線を使って、毎日更新される三鷹市のデータを見られるようになったというような形で、情報提供を受けることになっています。これが10月1日から始まっています。
 こちらの対象なんですけれども、医療機関からの発生届が保健所に提出されますけれども、その発生届の所在地が三鷹市内の方で、自宅療養及び入院、療養等調整中の方、先ほど申し上げたとおりの2つのカテゴリーの方の情報がこちらに確認できるようになりました。こちらのほう、今申し上げたとおり、自宅療養、入院療養等調整中の方ということで、上の表でいいますと、入院中と宿泊療養の方のデータというのはこの情報には入ってきません。基本的には、発生届が出た時点では御自宅にいらっしゃる方が多いんですけれども、まれに既に入院をした状態で、そこで感染が判明するなんていうケースもございます。そうしますと、最初からこの情報に入ってこない方もいらっしゃるので、この辺、上の今まで公表されている数値と若干の差が出てくるのかなということが、まず1点ございます。
 それから、上の自宅療養者の状況の中で、一番上の表の上にポチが1個あると思うんですが、こちらの公表されているデータは、発生届の住所地が市内の方ということで、要は住民票が三鷹にある方のデータが公表対象になっております。まれに住民票が三鷹にあっても、例えば学校の関係で都外にいらっしゃるとか、単身赴任で三鷹には今いないという方が現地のほうで感染をされた場合、そういった方も三鷹市に住所地があると、この数字に入ってくる場合があります。この発生届というのが、今、実際に住所があるところと、あと今どこにいるかという所在地と、2つの住所を書く欄がありまして、今申し上げております、2の東京都からいただく自宅療養者情報というのは、この所在地が市内の方。ですから、住所が三鷹にもある方は当然入ってくるんですけども、お住まいが三鷹であれば入っているんですが、まれに、要は三鷹に住民票はないんですけど、今三鷹の友人宅に一緒に住んでいますとか、そういう方もこの東京都からの情報には入ってきます。当然、自宅療養者の相談支援を市として行う上ですから、三鷹にいる方については、住民票ある・なし関係なく、こちらの情報に基づいて支援を行っていこうということになります。
 今申し上げました提供される情報でございますけれども、ここに記載のとおり、氏名や住所、連絡先、生年月日、性別、あと発病年月日、自宅療療養の有無、自宅療養開始日と、後ろの2つあたりは、当初まだ空欄のままで来て、翌日以降に更新されたりということもございますし、例えば今日、こういった方が入ってきたんですけど、翌日入院になってしまったというと、次の日のデータからは消えてしまうというようなことは、日々更新されていくような状況になります。
 次の(3)、情報提供実績でございますけれども、10月1日から提供を受けまして、31日までということで、新規感染者の方、これは累計で22人の方の情報をこちらのほうでも確認させていただいています。これ、本日時点ではさらに4名増えて、26人という数字になっています。
 次になります。3番です。自宅療養者等への支援ということで、これは自宅療養者相談支援センター立ち上げ前から一部食料支援等も始めておりますけれども、その内容も含めて御説明いたします。
 まず、食料支援ということで、水や御飯、カップ麺等3日分ということで、こちらのほう、御家族がいれば、御家族分という形で支援をさせていただいております。それから、ちょっと食料から多少時間は遅れたんですけれども、パルスオキシメーターも貸出しということで、こちらのほうも御要望に応じて対応しております。
 それから、さらにこれも追加したんですが、日用品の支援ということで、御要望に応じて──全ての御要望はなかなか難しい部分もあるんですが、ここに記載のとおりのこういった日用品につきましては、御要望があれば一緒にお届けをするというような形です。
 それから、(4)番として、その他、自宅療養における心配事等相談ということで、相談支援センターのほうに一般の事務職以外にも専門の保健師も1名配置しておりまして、保健師のほうからアプローチをかけて、体調も当然なんですけれども、御心配事がないかとか、あと同居している御家族等がいれば、そういった方々の状況も含めて、丁寧な聞き取り等もしながら対応しております。逆に、東京都さんのほうでは、そういった住民基本情報を見れないものですから、こちらが連絡したら、そちらに御家族がいるとか、高齢の方がいるとか、そういうことも分かれば、そういったことを逆に保健所のほうと情報共有したり、そういった形の対応も取れるようになっております。
 支援体制の強化ということで、こちらのほう、今申し上げたような相談支援センターの保健師が取りあえずアプローチをかけるんですけども、御相談の内容によっては市の中の様々なセクションがございますので、そちらのほうで何か対応が必要なケースがあれば、実際そういった担当部署とも情報共有──当然これは御本人にも御了解いただきながらになるんですけども、体制を組んで、子ども政策部であったり、高齢の部署であったり、あと実際にあったんですが、生活保護受給中の方がいらっしゃったりした場合には、そちらのケースワーカーと連携を取ったりというような形の対応を、庁内の連携体制も整えているところでございます。
 次は、(6)番、多摩府中保健所との連携。これは、当然、多摩府中保健所と都のデータを使ってということなので、連携はするんですけども、自宅療養者情報の確認や支援内容の調整等、多摩府中保健所との連携を密に取って、自宅療養者の負担軽減と支援を充実──あっちからも、こっちからも連絡が来るということで、まれにちょっと疎ましいみたいなことを言われる場合もあるんですけれども、こちらのほうの連絡が多摩府中保健所よりも先に行くようなことも、今後も想定されますので、この辺りは丁寧に御本人にも御説明、支援をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 (7)番、今申し上げたいろいろな支援の状況でございますけれども、支援人数は、先ほど申し上げましたとおり、新規感染者22人ということで、状況によって1回から複数回の電話対応、これは御本人の状況であったり、御本人の御要望であったり、そういったものに応じて対応しているということになります。
 支援内容につきましては、健康状態等の状況に応じて、保健所とも情報共有しながら、先ほど申し上げたとおり、家庭事情により各課の情報共有を進めるということになります。
 実績ですけれども、食料支援については、今のところ4件、これは10人分ということで、世帯に何人かいらっしゃれば、何人分という形でお届けしております。それから、日用品については1件、パルスオキシメーターについては2件ということで、こちらのほうが相談支援センターの実績。その下に書いてあります、その以前から健康福祉部のほうで行っていた支援については、下に記載のとおりになっております。
 雑駁ですけれども、私の御説明は以上になります。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  1点、補足で御報告をさせていただきます。予防接種法に基づく健康被害救済なんですけれども、三鷹市内におきましても、救済給付の申請が1件あります。そこで、11月12日、本日ですけれども、三鷹市予防接種健康被害調査委員会を開催する予定となっております。
 説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。ワクチンのほうは、昨日の臨時会でも一定質疑させていただいたので、1点だけ。3.1版のほうで、今後、個別接種のほうも縮小されるということで、ホームページを見ますと、22か所の医療機関が公開されております。一方で、3回目接種は70の医療機関で個別接種を行うということなんですが、この1・2回目の接種を行う医療機関と、3回目を行う医療機関というのは、すみ分けされるのか、あるいは両方を担う医療機関もあるのか。両方担うような場合に懸念されることとか、注意すべきことなど、何か想定されていますでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  個別接種につきましては、おおむね2月以降、1・2回目接種と、それから3回目接種を重複して実施する医療機関があるものと想定をしております。例えば、予診票とか、そうしたものが3回目接種では、接種券と一体になった予診票であったりとか、接種のときに分かるんですが、基本的に予診票に記載されている事項は、1・2回目と共通ですので、3回目だからここに注意というようなことは大きくありません。
 実際に、今後、医師会ともそうした1・2回目と3回目を一緒に実施するような状況になることも踏まえて、その受付の方法であるとか、そうしたところの詳細を詰めていきたいと考えております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、自宅療養者支援のほうでお伺いしたいんですが、市内の発生状況の集計表を見ますと、10月30日に東京都の半年分の集計ミスということで、三鷹市分として15名が数として加えられておりました。東京都では、4月以降、10月2日までの感染者数の集計に誤りがあったということなんですけれども、これはこの集計の数に誤りがあったということのみで、この間の情報提供が漏れて、本来であれば自宅療養につなげるべき人の情報が届かなかったということはなかったのか、確認したいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今、委員御指摘の東京都のほうのデータ修正が確かにございまして、15名プラスということなんですが、詳細を申し上げますと、19人プラスで、逆に4名誤っていたのでマイナスということで、プラマイがありまして、結果15人ということになっております。
 これにつきましては、過去にかなり遡って入力が漏れていた、また他圏域に入っていたとか、あと三鷹に計上していたんですけれども、三鷹の対象ではなかったとか。先ほど申し上げたような所在地だったり、住所地であったり、その辺りの誤認があったり、そういったことがあったというようなことで、個々の状況はこちらとしても把握できていないんですけれども、そういったものは過去に遡って修正が行われたものということです。
 ホームページ上でも、その辺りのことは結果的な数字では修正させていただいているんですが、今こちらで御説明した、この表の人数については修正を行えておりません。この辺りは、こちらのほうでも、この何日の誰というのが厳密に特定できない部分がありますので、遡ってこれを修正しても、ちょっと分かりづらくなってしまうということもあるので、こちらのほうはそのままの数字を使わせていただいております。
 また、実際に私ども、10月1日から始めました自宅療養者の支援につきましては、もうそういったデータは過去のものになっておりますので、実際に市が取組を始めたところに、結果的に漏れちゃった人がいるということは発生してないものというふうに認識しております。


◯委員(前田まいさん)  本当に東京都はひどいなと思いますけれども、この取組自体には影響がなかったということなので、よかったと思います。
 資料4の(6)のところで保健所との連携が記載されています。この間、いろいろ課題があったかと思うんですが、今回のこの取組については、保健所との連携はスムーズに行われたのか。先ほども、保健所の連絡より先に市のほうのアプローチが行われたということもありましたけれども、連携がスムーズに行われたかどうか、どんな感じだったのか、お伺いしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  保健所さんとの連携なんですが、これは実際には保健所からデータが送られてくるということではなく、あくまで東京都の全体のデータを集約している本局のほうからのデータも行われていくということで、保健所さんのほうも、三鷹市がこういうデータを見出すということを、今回やはり保健所としても初めて対応を始めているということで、事前に他の保健所、6市ありますけれども、各市それぞれが保健所さんと事前に打合せというか、こういうデータがこういうふうに送られてきます、このデータはこういう内容のものですということを事前に確認をお互いにして、連携を開始したというような段取りでございます。
 先ほど申し上げたとおり、いろいろこちらでアプローチを始めましたので、こちらで分かったこと、また、分からないこと、いろいろ出てくるので、そういったことについては保健所のほうとも連絡の取り方のルールは決めさせていただいて、それに基づいてメールであったり、必要であったら電話対応したりということで連携に努めておりますので、今のところは順調に進めているのかなというふうに認識しております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、先ほども市の部局の間での連携も図られたということで、福祉的な支援にも一定つなげられたというところもできたということで、よかったなというふうにも思っています。
 ちょっと確認なんですが、この相談支援センターを含め、この取組というのは、年度内はいつまで維持されるという理解でよろしいでしょうか。ちょっと第6波への心配もまた出てきていて、ただ、一方、この間ワクチン接種も相当進み、酸素・医療提供ステーションもできたりしています。ただ、政府のほうも原則自宅療養の方針をいまだ撤回していないと思うんですけれども、市として今後、自宅療養者への支援にどのように取り組んでいくお考えかを、お伺いしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今後の組織の在り方については、ちょっと何とも私の立場で申し上げにくい部分もあるんですけれども、いずれにしましても、今御指摘のとおり、今後また第6波等が起きた場合に、自宅療養者の方が、やはりこちらの8月、9月のような状況となった場合にどんなことができるのかということで、今組織の中でも対応マニュアルというのをしっかり作ろうということで、今そういった策定作業を進めています。
 また、東京都多摩府中保健所のほうでも、これ、各都道府県に対して国のほうからも、第6波を見据えて、第5波の時点での対応を検証して、今後の第6波に向けた対応について、やはり各都道府県のほうでも計画をつくりなさいというようなことが、今月いっぱいぐらいの形で指示等が出ております。
 多摩府中保健所のほうでもそういったいろいろな検討をされていまして、第5波のときにはなかった、こういった自宅療養の情報を各市町村のほうでも持つという前提で、今後、第6波につきましては、各自治体のほうにも、保健所のほうから一定の協力要請であったり、当然、保健所としても、今の取組を前提とした自宅療養者等への対応というのを想定した計画がつくられてくるものと思いますので、そういったものにしっかり市としても対応できるように、今後も体制を含めて充実をさせていかなければいけないという認識でおります。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。そうすると、いつまでという具体的な期限は、今のところ決まっていないということですね。引き続き取り組んでいただきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員(半田伸明君)  資料3、追加接種(3回目接種)実施計画の15ページ、予防接種法に基づく健康被害救済について質問します。申請から認定、支給までの流れというところで、給付の請求は市町村に申請しますとあります。これは、具体的な流れ、事務はどうなるのか。被害を受けたと思っている方が何らかの証明書類を持って三鷹市に申請をするのか、それとも、ちょっと極端な話ですけど、手ぶらで申請できるのか。この辺り、具体的な受付の事務の流れを教えてください。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  こちらの申請の具体的な流れなんですけれども、まず、一般的には御本人からこちらの市のほうの窓口に電話なり、御来庁になって、御相談ということであります。ちょっと昨日、議会でも答弁したんですが、その時点で、当然御本人が一定の何か健康被害があるということですので、まずはそういった医療機関のほうにどういうふうにかかられているのかというようなことも含めた聞き取りをさせていただいて、いずれにしても、そちらの治療を受けていただいて、医療機関側で、これはワクチン接種との因果関係がある症状ですよねというような診断をしていただいた上で、手続に入っていただくことを御案内しています。
 こちらの健康被害救済については、申請するために必要な所定の書類というのがあらかじめ明示されておりますので、そういったものを、そういった御相談のあった方に御紹介させていただいて、そういった書類を御本人に調えていただく必要がありますので、そちらのほうで入院されたり、治療にかかったといえば、そちらの医療機関からの証明を用意していただいたり、申請書を書いていただいたりというのを全部調えていただいたものをまとめて、こちらのほうで受付をさせていただいて、正式な申請というふうな流れになっております。


◯委員(半田伸明君)  1つの事例を言いますね。三鷹で起きたということではないです。誤解のないように、そこは前置きしておきたいと思いますが。ワクチンを接種した後に4週間たって、要は1か月たって、血栓が発生したという方がいると仮に想定します。今の事例で2つ聞きたいんですが、1つは、その4週間という期間の長さで、問答無用で門前で却下なのか、それとも、そういった期間は関係なく、一旦は受け付けるのかがまず1つ。
 あともう一つは、血栓が発生したということは、当たり前ですけど、お医者さんに行って分かるわけですよね。調子が悪くなって、お医者さんに行って分かるわけですよね。そうなると、お医者さんの診断の内容を、事前にその方が取得して申請をしなければいけないのか、それとも、まずは窓口に手ぶらで行って、具体的に受診した病院名を言って、診断書の中身を市が取り寄せることになるのか、この2つの事務について教えてください。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  まず、期間の問題については、今、御提示いただいたような例示でも、門前払いということはございません。あくまで予防接種に基づく健康被害、障がいだということが受診の結果、ドクターのほうで予防接種と因果関係があるよねということでの診断書なり、受診証明というのを医療機関に書いていただくことになりますので、そういったものを御本人が用意をして、こちらに提出いただくことになります。
 市のほうで、何かその申出に基づいて書類を取り寄せたり、医療機関に何かこちらからアプローチをするということではなく、医療機関等、受診したものについて必ず御本人が調えて、こちらにお出しいただく必要がある。ですから、御本人がまず医療機関で治療を受けていただいて、一定の症状の診断をしていただくのが大前提になるというふうに認識しております。


◯委員(半田伸明君)  となると、そのお医者さんが、これはコロナと関係ない血栓ですよという診断しちゃったら、もうどうしようもないということでしょう。要は何が言いたいかというと、この健康被害の救済がお医者さんベースによって、全部決まっちゃうのかというのが根本的な疑問があるんですよ。
 血栓って、別にワクチンに関係なく当然できますけど、これはコロナワクチンを接種したことが原因で血栓になりましたねという書類を、救済を求める本人が準備をしておかないと駄目という認識で合っていますか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  ちょっと御質問の仕方であれなんですけども、いずれにしても、御本人がそういった診断を受けた証明をつけていただくということが前提になりますので、医師によってと今御指摘がありましたけれども、市のほうで、行政のほうで、医学的にそれは関連ある、なしということは決められませんので、あくまでやはり御本人がその医療行為を受けて、医師のほうがそういう診断をするということが、どうしてもこれは大前提にならざるを得ないものということになっております。
 例えば、複数の医療機関を御本人が診断を受けて、こちらの医療機関ではそういうことだったけど、別の医療機関へ行ったら、そうじゃないという診断もある可能性もある。セカンドオピニオンじゃないですけれども、そういうこともあるのかもしれませんけれども、ちょっと市としては、その辺りについて立ち入って、それが関連ある、なしということまでは、ちょっとやはり判断はできないのかなという認識でおります。


◯委員(半田伸明君)  しつこいですけど、もう一回聞きますね。そのお医者さんに行くでしょう。診断を受けた結果、血栓が発生したというのは事実ですよね。だから、準備をするそのお医者さんに求める書類は、血栓が発生していますよという事実のみの書類なのか、コロナワクチン接種が原因となって血栓が発生していますよという書類なのか、ここなんです。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今のお尋ねからすれば、ワクチンが原因となった血栓というようなことの認定は、医師はしません。ただ、実際に最終的に医師の判断というのはどうなんだというところの御質問はあると思うんですけども、まずかかりつけ医に診察をしていただく。そうしたら、やはり、こうした認定までつながるような案件であると、通常はより高度な医療機関を紹介されて、そこで精密な検査をしていくことになります。
 それで、例えば近くでいえば、杏林大学病院であったり、日赤であったり、そうしたところはワクチンを接種してこういう症状が出たという申出において、やはり杏林大学ともお話はしているんですけども、やはり疑いがあれば、そうしたところはしっかり丁寧にして、今回の申請の例なども、ある病院で診察されて、そこの人が救済制度もあるよって御案内もしていただいたようなんです。ですから、病院側でもしっかりそうしたところの意識を持っていただいて──なかなか救済制度があるということを知らずに行かれる方もいらっしゃいますから、かかりつけ医もそうですし、そうしたところにその制度を周知していく。それから、病院側でもそうしたことを、できるだけ疑いも含めて上げていただく、そういう姿勢が必要なのかなと思っております。


◯委員(半田伸明君)  今、仮にっていう言い方をしましたけど、これは実際にあった話なんです。うちの自治体じゃないからね。それは念を押しておきますけども、でも、起こり得る話だなと思って、今あえて紹介がてら質問させてもらったんですが。この事例は、あなた、コロナワクチン接種での血栓じゃないよって、お医者さんに言われてしまったんです。でも、本人は血栓ができるような体質じゃないんです。
 でも、医者がこう言うんだから、救済は僕は無理だよねと。つまり、お医者さんで止まっちゃったんですよ。本当にこれでいいのかなっていうのはあるんです。今の部長の答弁で、実際にはかかりつけ医から高度な病院に紹介云々という話、それは当然の話だと思うんですが、この事例はそれすらなかった。ですから、この事例は、かかりつけ医院の病院レベルで、はっきり言いますけど止められちゃったわけです。こういうことがあっちゃならないので、当然その方がかかりつけ医に行った後、かかりつけ医に否定されて、さらに高度な病院に行ったか。この今事例で挙げた方は行っていないんですよ。ああ、もう、しようがないねってなっちゃうんです。
 こういうことがあっちゃいけないと、僕は思いますので、この辺りの高度な病院さんとの連携については、まずはそのかかりつけ医のレベルの病院さんに、そういうふうに門前払いしちゃ駄目よと、一旦はきちっと受付で照会をしてみたいなことは、徹底をしていただきたいと思います。同じような事例が三鷹で発生しないようにとの思いからの質問でした。
 次、自宅療養者相談支援なんですが、これは本当に御苦労さまでした。9月補正でしたか、どんぐり山でやっていたいわゆる家族介護といいますか、あれはお子さんもたしか含めていましたよね。それを駅前ホテルに移すと。どんぐり山が新たに設計に入るからということで、しようがなかったところもありますけど。この駅前のホテルを活用した家族の方の宿泊支援ということとこの自宅療養者支援についての関連をちょっと聞きたいんです。結論を先に聞きたいんですが、結果として、本当に駅前のホテルは活用されているんですか。いつからスタートだったでしょうか。ここをまず確認したいと思います。
 この自宅療養者自体は、数は当然減少していますよね。さっき前田さんの質問であったから、実際に数字がちょっと不明確かもしれないけども、10月30日時点ではゼロになっているわけです。このゼロ傾向が続いていくんであれば、駅前のホテルの活用云々も当然疑問が出てきて当たり前だと思うんですよね。まず、現状はどうなっているのかについて、教えてください。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  ショートステイに関して御質問をいただきました。9月の補正でお認めいただいて、準備を進めまして、正確には10月の上旬には──10日前後だったと思いますけど、スタートさせています。幸い、今感染状況が落ち着いているので、現時点での活用はまだございません。引き続き、第6波に備えた形で準備を進めているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  討論をするかどうか迷ったんですよね、そのときの補正の議案は。なぜかというと、どんぐり山でやっていたとき自体が、失礼ですけど、実績がほとんどゼロに近かったでしょう。去年度の実績がたしか2人でしたかね。にもかかわらず継続で、数千万円単位でどんどん流れていく、ホテル貸切り、それはやり過ぎでしょうということで、当初、私は補正に反対のつもりでした。
 ただ、いろいろ調べていくうちに、仕方ないかなという目で見ていたんですが、今改めてこの数字を見たら、そのホテルとの契約の在り方を抜本的に見直すべきじゃないでしょうか。半年借りっ放しですものね。実際、使われていないでしょう。だから、利用のニーズが、例えば本当に発生したときに限り、例えば数日ないし1週間の部屋の確保を求めるという契約の中身に切り替えて、少しでも執行の在り方を見直したほうがいいと私は思うんですが、いかがでしょうか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  今御指摘のとおり、現在、感染状況が落ち着いているということもありまして、活用はございません。実際、どんぐり山のときも、活用いただいたのはたしか3件だったと思います。そうした中で、やはり今回の第5波、非常に大きく、入院できない方も現れたということで、市としては必要だろうと考えたということで、提案させていただいたものでございます。
 御指摘の点も、我々もやはりいろいろ検討させていただいています。そうした中で、やはり介護用ベッドを置いておく、搬入する必要があるとか、やはり必要な方というのはある程度事前に分かるものではなくて、発生して、例えば翌日から入りたいとかということがありますので、どうしてもやはり事前に確保しておく必要があるだろうというふうに考えております。
 ただ、期間につきましては、必ずしも、例えば年度末まで必要なのかどうかというのはあるかと思いますので、感染状況を見ながら、そういったところもしっかりお借りしているホテル側とも相談させていただく必要があるかなというふうには考えております。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  私はこれ、廃止して当たり前だと思います。宿泊療養ができていないんだったら、話は別ですよ。自宅療養で家にいなきゃいけない。でも、周りに感染させちゃいけない、これだったら分かる。ところが、現状、自宅療養者の合計、自宅療養中と調整中の合計、ゼロでしょう。確かに第6波云々のリスクもありますよ。ただ、第6波は現にまだ始まっていないでしょう。
 急激に寒くなって、第6波となるんだったら、せめて今日から第6波が始まろうとしている直前、解約していいじゃないですか。こういう話なんです。
 何が言いたいかというと、そのときに討論しようかと思って、すんでのところで我慢しましたけど、こういうニーズがあるはずだから始まって、それは正しいんです。だけど、どんぐり山はほとんど使われていなかった。ということは、誤りがちな思考回路というのは、行政って、周知が足らないから利用されていないでしょうになりがちなんですよ、失礼な言い方ですけど。
 でも、周知されていないから利用数が少ないんじゃないんだと、僕は思うんです。ニーズがないから利用されていない。だから、周知を徹底しましょうということでやるのは当たり前なんだけど、周知を徹底して、なお、利用の実績がないのが今じゃないですか。だったら、最初からニーズがないんですよ。宿泊療養が間に合わずに、宿泊療養のキャパがなくて、自宅療養が発生して、初めてニーズが確定できるわけであって、今現状、宿泊療養でほとんど問題ないわけでしょう。自宅療養、調整中、ゼロなんだから。ここなんです。
 だから、実際に契約してしまった。補正予算で可決されちゃいましたから、これはしようがないんですが、私はここの部分については抜本的に見直しをしてもらいたいと思っています。予算の使われ方がおかしいという論点と、あともう一つ、その周知の問題がどうのこうのというのは根本的に間違っていることが1つ。
 あともう一つが、その数人に数千万円使われているということの、1人当たり単位の単価の問題もあるんですよ。同じコロナの感染者がいて、その家族がいて、片や数千万円単位のコストがかかっている。片やそうじゃない。これ、やっぱりどう考えてもおかしいと思います。早急に見直しを進めていただきたいと思いますが、くどいようですが、再度御所見をお伺いします。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  このコロナ感染症に関しましては、私どももいろいろな施策を取り組んでいるところでございます。そうした中で、費用とその効果のバランスというのは非常に、我々も意識しなければならない点だというふうに思っています。そうした中で、今回、ホテルでの療養ということで、一番大きな理由はやはりその感染した方が自宅療養になった場合に、感染していない高齢者、お子さんたちが同じ自宅で住んでいるときに、介護等のサービスをなかなか受けられないということも問題だと思っていますので、自宅療養という制度が、基本的にそういう方がいらっしゃる限り、こういう備えの必要が出てくる可能性はあるのかなというふうに思っています。
 一方で、やはり費用対効果の部分も、しっかり市としても検証していく必要があるかなと思っています。この機会につきましては、やはり感染状況を見ながら、当然、相手方とも相談の必要があるかなと思っています。
 ただ、やはり、現時点で、私どもも第6波がいつ来るかというのは分からない。私どもも、正直言って、ここまで急激に感染者が激減するというのはちょっと想定していなかったのも事実です。その辺、私どもの想定の誤りがあったのかなというふうに思っています。ただ、そうした中でも、第6波へ、まだまだ私どもも感染対策をしっかりしていく中で、そういった備えもしていく必要があるということで、現時点では、ホテルについてはショートステイという形で確保していく必要があるだろうというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  全く逆ですね。私はさっさとやめてもらいたい。なぜこういうことを言っているかというと、まとめに入りますが、たしか7月補正だったと記憶していますが、若干次元がずれる話をしますけど、敬老のつどいを廃止することによって、お食事クーポン券を配ると言っていたでしょう。あれ、去年から比べると焼け太りしているんですよ。デリバリー三鷹もそうです。
 一部の地域しか恩恵がない。私なんか、南のほうだから、正直、駅前の店なんか使えないわけですよ。それは駄目でしょということで、7月補正に反対したという経緯があります。何が言いたいかというと、一旦制度化されて予算化された事業について、自動継続みたいな、そういうのはやめましょうというくぎを、7月補正でくぎを刺させてもらいました。
 さっき、私は、敬老の関係のお食事クーポン券の話、2つ目、デリバリー三鷹の話、3つ目がこれだと思っています。この点については、本会議場でまだ言っていませんので、どの機会で言うことになるか、ちょっとまだ分かりませんけど、少なくとも見直しを求めるということについては、今日はっきりと申し上げておきたいと思っています。どんぐり山で実績がほとんどゼロに近い、でも継続した。確かに8月中は自宅療養の数が、8月21日が療養中と調整中の合計559人ということで、8月21日といったら9月議会の直前ですよね。
 だから、あの補正はぎりぎり9月末にいきなりぽおんと出てきたと認識していますけど。だとしても、この8月の状況を受けていて、あの補正予算を出すこと自体は、それはおかしくはないわけですよね、その当時は大変だったわけだから。だけど、可決された後に急激に減った。だから、見通しが甘かったではないんです。これは、補正予算を出したのは当然だと思う。大事なのは、急激に減った後に同じ姿勢でいいのか、ここなんです。
 もうこれ以上は聞きませんので、私はこれは、はっきり結論を申し上げますが、新年度予算案に駅前ホテルみたいな同じものがあるんだったら、私は問答無用で反対したいと思います。だって、おかしいもの。一旦発生した事業が既得権益化されることが物すごい嫌なんです。この点を申し上げまして、質問を終わります。


◯委員(岩見大三君)  すみません、まずワクチンのほうなんですが、三鷹ネットワーク大学で行われた、これは若い方を対象にした予約不要のワクチンだと思うんですが、この先ほど実施中というお話もありましたけど、恐らく上限が決まっていると思いますので、この接種状況を教えていただければと思います。
 それと、自宅療養者に関してなんですが、先ほど来話が出ておりまして、たしか東京都からの自宅療養者の情報に関しては、9月補正を審議した段階ではまだ情報は来ていなかったということだったと思うんですけど、その後、いつ頃から東京都から情報が来て、どういう経過で対応されたかという、その経過について確認をさせていただければと思います。
 それと関連して、この情報共有ということでいえば、いわゆる自宅療養者がきっかけで、今回情報が降りてくるようになったということなんですが、今後のいわゆる感染者情報に関してはどうなのかと、その点も一応確認をさせていただければと思います。


◯健康推進課参事・自宅療養者相談支援担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  私のほうから、ネットワーク大学での接種の状況について御説明いたします。まず接種ですけれども、10月8日の金曜日から、金曜日と日曜日の週2日間にかけて行っております。本日の金曜日と14日の日曜日で最終になっております。
 状況ですけれども、まず10月8日の金曜日が35人、10日の日曜日が21人、飛んで10月22日の金曜日が69人、24日日曜日が58人となって、ここが主に1回目のフェーズのところになります。10月の最終、2回目のフェーズになりまして、10月29日の金曜日が34人、31日日曜日が16人という形で、現在のところ233名です。キャパとしては、1日100人程度の接種を賄えるぐらいのキャパはあるんですけれども、こちらは予約不要接種ですので、その日、事前に何人来るかというのはなかなか読み切れないところではございますが、現在のところ、順調に接種が進んでいるというような状況でございます。
 私からは以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私のほうからは、自宅療養者の個人情報のデータの東京都からの提供の経緯ということで御説明させていただきます。9月に入ってからだと思うんですけれども、それまで近隣の市長を含めて、東京都に対して自宅療養の方が多くなった状況を踏まえて、やはり支援がなかなかできないということで、東京都のほうに要望を数度行っていたという経過は、過去からございます。
 そういった動きに対しまして、東京都さんのほうから、これは同時にというよりも、改めて各市に対して同時にアンケートが来まして、一定の条件で、もしこういった個人情報を提供したら、対応して、それを使って市として何かでやりますか、やりませんかというアンケートが一度ありました。そのアンケートの集計を踏まえて、東京都さんのほうが、また全市町村に対しまして、東京都が示す条件で個人情報をこういう形で提供しますと、これに同意する市町村については、順次、同意書を提出いただければ、提供を開始しますというような通知が参りまして、それに各市がそれぞれ意思決定を行って、三鷹市の場合も9月下旬に同意書を送ったというところで、それを踏まえて東京都から10月1日付で提供が始まったというような経緯でございます。
 以上です。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。そうしたら、ネットワーク大学のほうは順調ということで、例えば並んだりとかっていうようなことは特になかったということですね。それで、デッキ上に、やっていますよというような何かを貼って広報していたみたいですけど、ほかには宣伝というか、すみません、これも改めてなんですけど、どういう形で広報されたかということの確認をさせていただきたいと思います。
 それと、自宅療養に関しては、経過は分かりました。それと、すみません、もう一度。要するに感染者情報の共有についての御答弁も、改めてちょっと。
 すみません、それから先にお願いしたいと思います。


◯健康推進課参事・自宅療養者相談支援担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  まず、私のほうからネットワーク大学のほうからなんですけれども、まず広報につきましては「広報みたか」、ホームページはもとより、実際に駅前のデッキのところに、A3版でちょっと掲示を貼らせていただいて、予約不要接種ですよ、あと金曜日、日曜日の何時からありますというところを事前に御周知させていただきました。当日についても、係の者が実際、プラカードを持って、こちらですというような御案内をするような形で周知をさせていただきました。
 また、ちょっと補足なんですけれども、先ほど3回目接種の説明の中で、3.1版の中に、今回、モデルナワクチンの10代、20代の男性の方でモデルナを打って、2回目をファイザーに変えたいというようなものの中で、今回、今日とあさっての日曜日に、実際にモデルナからファイザーに変えて、ファイザーについては、この駅前のところで接種ができますよと御案内をして、実際に今日、それから日曜日に来られるという方がいらっしゃるというような形で、これまでは30人から60人程度だったんですけれども、今週末については、100人程度、それぞれ来られるというような形で予定をしております。
 以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今現在は、自宅療養、また調整中の方の情報のみということなんですが、それ以上の入院なり、宿泊療養している感染者全体の情報ということでよろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 東京都さんのほうでも、そういったことについて、今後さらに拡大するかもしれないということの検討をされているようなところは承知しておりますけれども、その辺はまた具体的にどういうものが、どういうふうに来るのか。また、市のほうでどこまでそれを使った活用ができるのかできないのかというのは、やはりちょっとその条件にもよってくるかと思いますので、その辺は東京都さんのほうの検討状況とか、また御連絡いただく、御提案いただく内容によって適宜に判断していくことになるかと思っております。
 以上です。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  今のところに若干補足させていただきます。感染者情報に、例えば人数とか、年齢については、その都度、従前からいただいています。それについては引き続き、毎日、感染者数を把握すれば、保健所から連絡をいただいていますので、そうした形で感染者の総数としては把握しています。その場合には、個人情報が入ってこないので、アプローチは難しいんですが、感染者の数としては、発生した段階で必ず御連絡いただいていますので、市としては把握させていただいているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。すみません、ちょっと分かりづらくて恐縮だったんですが。自宅療養という対応策──これは市が考えることじゃないのであれなんですが、そもそもどうなのかと。コロナ対応に関しては、やはり、宿泊、あるいは入院して隔離をするということが大前提ではないかと、本当に個人的には思うんですが。
 そもそも今後について、計画上、例えば、もちろん自宅じゃないと嫌だという御高齢者の方もいらっしゃって、そういう方はイレギュラーとしてあると思うんですけど、基本的に東京都や国の計画の段階で、自宅療養という対応策を前提とするのかどうかということが、非常にそこは気になるところなんですが、もし現段階でそうした国・東京都の動向を把握している部分があれば、ちょっと教えていただければと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今、コロナに関するこの自宅療養という考え方が、あくまで今の感染症法上の、やはり結核とか、同じような分類上の位置づけで強制的に隔離が必要だとか、いろいろな位置づけがあると思います。ですので、今コロナについてはそういった法律に基づく対応の中で、自宅療養というようなカテゴリーも出てきたのかなというふうに認識しております。
 これが今後進んで、例えばインフルエンザとか、そういったような病気と同じような位置づけに、もし仮に変わるとなれば、そういった自宅療養とか、強制的に何か入院するとかいうことにならないような位置づけの病気に指定をされるようなことになると、また全然変わってくると思うんですけど、あくまで国のほうでは、この疾病自体の位置づけをどういうふうにカテゴリーに入れるかということによっても、大きく変わってくる部分だと思いますので、そちらのほうは市町村としては、しっかりそういったものに対応していくしかないのかなという認識でおります。
 以上です。


◯委員(後藤貴光君)  では、ワクチン接種の関係について、昨日、議案は通っています。議案の賛否に関わるようなことではないので質疑はしていませんけども、その運用の関係でちょっとお伺いしたいのは、実施計画の中で、11ページ、12ページのところで、ワクチン接種体制のブース方式、ライン方式、あえて2種類用意している。これ、会場の規模感として同じようなあれの中で、利用者の方から、例えばライン方式がいいとか、ブース方式がいいとか、もし、そういうふうなお声がどっちかに偏っているのであれば、どちらかに寄せたような形の運用の仕方とか、接種された方からの希望だとか、要望だとか、感想だとか、そういうふうなものというのは、何かしら今後の接種体制というか、環境とか、流れだとか、効率化とか、そういうのはいろいろあると思うんですけども、そういうような部分についてはどんなふうな検討をされてきたのかとか、あるいは検討されたいのか、あるいはそういう声は特に出ていないから、問題ないから従前どおりという形でやりたいということなのか、その点、ちょっと確認をさせてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  御指摘のように、ライン方式とブース方式で違いがあるわけですけれども、接種を受けられた方というのは、大体1・2回とも同じ方式でやっていますので、ほかの方式が分からないので、そうした接種を受けられた方からの御意見というのは、こちらでは承知していないのですが、やはり、例えばすぐに動ける方、それであれば移動していただいて、打っていただくような方式がいいとか。
 幾つか、これまでも経験を積んできましたので。また、接種後の経過観察のやりやすさとか、全く今までの、例えばライン方式にしても、もう少し低くして、顔が見えるようにしたほうがいいのではないかとか、幾つか運用上に課題とかも確認しておりますので、今後、医師会をはじめとする関係機関、それから市の中でも十分議論をいたしまして、最適な方法を選択できるように検討してまいります。


◯委員(後藤貴光君)  基本的には、ブース方式はブース、ライン方式はライン方式が基本だと思うんですけども、中には両方、1回目と2回目で分かれている方とかもいらっしゃって、例えばライン方式、個別ブースみたいになって、周りが見えなくて、そのほうがいいという人もいれば、逆にブース方式みたいな形で、予診や接種の際に丁寧に個室の中で接種までやっていただいて、その後、待機するという形のほうがいいというお声もある。そうした様々なこれまでやってきた実績を踏まえた上で、そこら辺は柔軟にレイアウトと、流れとを考えていただきたいと思います。
 それと、先ほども質疑が出たのですけれども、駅前のホテルの自宅療養者等の支援という流れの中で、ホテルのことについてちょっとお伺いしようと思って。ある程度、書いていないからゼロなのかなと思いながらも、そういった実績等々を確認したいところだったんですけれども、感染者数が激減したことによって、利用者数がゼロ。どんぐり山でやったときも、利用者数が極めて少ないというふうなことはあるんですけれども、セーフティーネットという位置づけの中で、お子さんであるとか、高齢者等の介護が必要な方のサポートという部分で、本当に誰でも彼でも、利用者数が少ないから利用してもらっちゃうという形のやり方だと、本当に必要な人が出てきたときに利用できないとか、そういうような課題があるので、実績数自体は、本当に必要な人が出てきたときに利用してもらうような運用の仕方でいいと思うので、今回、この現状だと感染者数自体が少ないから、利用実績はゼロなんだとは思うんですけれども。
 ただ、その一方で、特に8月中に関しては中等症の軽度の方は病院にも入れないという状況があった中で、結構前の段階から市側のほうにはちょっと内々でお願いしているのは、自宅療養の方が、例えば個人の方とか、やはり不安がある方であるとか、あるいは家族で住んでいても、お子さんとか、高齢者が同居している方にうつさないように、そもそも感染した方を隔離できるような、そういった形での療養スペース等に関してはお願いしてきたところではあったんですけれども、どんぐり山に代わって駅前のホテルで、感染した家族のお子さん、高齢者を引き続きという形です。状況が状況というようなこともあって、これについては必要ということで、私も賛成しているところではあるんですけれども。今後のことを考えるときに、現状、契約しているのは、例えばいろいろ契約の形もあるでしょうから、違約金等の関係ですぐにこれをなくすとか、廃止しようというふうなことまで言いませんけれども、今後いつまた再発生するか分からなくて、こういった施設利用の方が必要になってくる需要も出てくるかもしれないという部分で、そこのところも総合的に勘案する中で、必ずしもホテルに限らず、空き家・空き室がいいのかどうか分かりませんけれども、そういうふうな利用ができるような施設というか、きれいな未利用の空き家等とか、そういうようなものを借り上げておくとか、いろいろなやり方等々あろうかと思うんです。
 そうした部分で、本当に個人的には、自宅療養で、単身で、今後、非常に、また8月みたいな状況が、いつ、いきなり増えるかもしれない。昨年も、年末年始、一気に初詣等の影響なのかもしれませんが、感染爆発みたいな形もありましたし、急激に増えたりするので、それに備えるということは必要かなとは思うんですけれども、どういった方に、そうしたお子さんであったりとか、介護が必要な高齢者であったりとか、あるいは単身者の感染者であったりとか、大家族等で感染者を隔離したいけども、ホテルとか、病院とかも入れないような状況というのを想定したときの、そうした方たちへの、これまで取り組んできた実績、市での取組を踏まえたりとか、要望等を踏まえながら取り組んでいく必要があろうかなと思います。
 今ちょうど、ホテルの利用実績ゼロということで、ここに関しては、これに関わっている部署の方、ほかの仕事もあるでしょうけども、いろいろ検討する時間もあると思うんですよね。そうした中で、どういう形がいいのか検討するとか。
 あるいは、今、自宅療養者支援、こちらからのプッシュ型で電話で物すごく丁寧に対応している。これも感染者数が少ないからこそできることだと思うんです。これがもしもっと増えていったら、現状の職員からのプッシュ型で、個別で、細かく丁寧にということもなかなか難しくなってくるでしょうけども、そうした部分なんかも含めて、今後増えていったときに、どういうふうな形で、今丁寧にやっている中で見えてきた課題だとか、そういうのをしっかり時間のある、今の感染者数が低い水準の落ち着いているタイミングで、いろいろと検討する必要があるんではないかと思いますが、この自宅療養者支援についての取組というか、そういう部分での考え方というのかな、検討するとか、他市の事例だとか、そういうふうなのを、そういう余地があるのかどうか、それについてお伺いしたいと思います。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  まず、自宅療養者に関しては、やはり8月の頃の非常な急増の中で、報道等でもありましたけども、残念ながら医療機関につながらなくてお亡くなりになられた方という報道もあったということは承知しています。そうした中で、やはり、まず国・都ともそうですけど、まず医療体制をしっかり整備していただきたいという思いがございますし、そうした形で医師会とも話しております。
 そうした中で、自宅療養の、例えば御家族の支援につきましては、今ワクチン接種も進んでいる中で、やはり8月の第5波に対しては比較的若い方が多かったと。従前では高齢者の方が多かった、また、重症化する方も多かったということですけども、ワクチンの成果もあったと思われますけども、高齢者は比較的少なかったというところで、ショートステイの利用もなかったのかなというふうに考えています。
 一方で、やはり、そうした御家族で感染者が出た場合にも、自宅で過ごされたいと希望される方もいらっしゃることも事実でございます。そうしたことに関して、私どもも、やはり、本来であれば、例えば在宅でのサービスを継続するような形で、そうした希望に対応するということも十分考えられるのではないかと思っています。
 そうした中で、やはりワクチンのことについても明らかになってきたこともございますので、感染対策をしっかりする、ワクチン接種をしていただく、そうした中で、感染者がいる場合に関しての在宅での支援も継続できるような形も、今後しっかりと検討していく必要があるかなと思っています。
 あわせて、自宅療養者につきましては、今回も私どもでセンター設置をさせていただいて、こちらからプッシュ型でいろいろとお話をさせていただく。そうした中で、今後、やはり私どもが気づいていなかった支援の必要性のことも表に出てくるのかと思っています。私どもも、従来であれば直接お話を聞く機会はなかなかなかったわけですけども、今、幸い数が少ないので、それのノウハウの蓄積という形ではなかなか今いっていませんけれども、そうしたことで、直接お話を聞く中で、必要なこと、やはり困っていることをしっかりお聞きしていく中で、市としても第6波に備えての準備をしっかり進めていきたいと考えております。
 今後、新型コロナウイルスにかかわらず、新たな、例えば感染症であるとか、災害時においても、そうしたことがノウハウとしてしっかり活用できるのではないかと思っておりますので、そういうこともしっかり頭に入れながら対策を取っていきたいなというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  すみません、よろしくお願いいたします。まず、ワクチンの有効期限に関することなんですけども、基本的には1回目、2回目接種が国の接種期間との整合性で、令和4年2月28日まで実施という形で、3.1版には書いてあるんですが、例えば今、在庫を持っているかと思うんですけれども、要は1回目、2回目を終わった後に、残っている在庫って3回目に回しちゃってもいいのかということを、1つお聞かせいただければ。場合によっては、返さなくちゃいけないのか、流用しちゃっていいのかということをお聞かせいただければと思います。
 あと、今回、ワクチン巡回接種を実施していただいているんですが、すみません、巡回接種の実績をちょっと教えていただければと思います。
 あと、老人保健施設、高齢者施設の接種体制のことなんですけども、これは1回目、2回目と同じような接種体制で臨むことができるのか、お聞かせいただければと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(山口和昭君)  ワクチンの有効期限、1回目、2回目のワクチンを3回目のほうに、有効期限範囲内で使っていいかという御質問にお答えいたします。1回目、2回目のワクチンの有効期限が延長されて、ファイザー社ワクチンについては、6か月だったものが9か月という有効期限になっております。三鷹市のワクチンもその範囲に入っていることは確認済みでございまして、1回目、2回目で有効期限が延びたものについては、3回目の接種に使ってもいいということは国のほうからそういうふうな通知で言われておりますので、そのような扱いにする予定でございます。
 以上です。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、巡回接種の実績ということですけれども、1・2回目接種の巡回接種を行っておりますけれども、明確な数値として把握はしておりません。検討の経過なんですが、訪問しての接種ということになりますので、1つは三鷹市医師会の在宅医療委員会、こちらと複数回、意見交換、協議の場を持ちました。そうした中で、訪問医の先生が接種をしていく。そのときに、どうしても訪問の数、今日は5か所です。そうすると、もう一人分打てるのに使えない、どうしようか。そういうときには調整していただいて、1本、チーフの先生から持っていっていただいてやるような調整までしてきました。
 3回目におきましても、同様のやり方で実施していきたいと考えております。まだ、在宅医療委員会との協議はしておりませんけれども、そうしたところを同じように、安心して打っていただけるように、また、訪問看護の方とも意見交換もしていますので、そうしたところも含めて安全に接種できればと思っております。
 それから、高齢者の施設接種なんですけれども、基本的には1・2回目と同様で考えております。既にアンケート調査を実施しておりまして、いつぐらいに接種をしたかということで、要するに8か月後はどのくらいの時期になる方が、何人ぐらいいらっしゃるのか。そうしたところを、今調査を進めております。全体で57施設だったんですけども、そちらを調査をいたしまして、接種医が確保できているかとか、そうしたところを1・2回目同様、丁寧に進めていきたいと思います。


◯委員(赤松大一君)  分かりました。ありがとうございます。ワクチンに関しても、返さなくていいということですので、3回目にしっかりと使っていただければと思います。
 また、巡回接種のほうなんですが、今部長に御答弁いただいたように、もう既に1回目、2回目打たれた方は、当然3回目も希望される可能性がかなり高いと思いますので、1回目、2回目の実績をしっかりと在宅医療委員会と協議していただいて、確実に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 高齢者施設なんですけれども、そうしますと、特養の場合は住民基本台帳は当然特養のところにあるので、接種券はそこに送られるかと思うんですが、老健のほうに関しては、住民基本台帳に載っていない方も老健に入所されているかと思うんです。接種券のことになるんですけども、これに関して、1回目、2回目、たしか名簿という形で、接種券がなくても打てたと思うんですけれども、今回もそのような手法で、接種券がなくても入所者さんは打てるのかということ。
 当然、高齢者と併せて、周りのエッセンシャルワーカーと言われているスタッフの方の接種なんですけれども、これも当然、市内に在住の方は接種券を市が一斉に送っていただくんですが、市外の方で、三鷹市内の施設にお勤めの方に関しても、従前、1回目、2回目もリスト化していただいて、高齢者の方と一緒に打てる体制をたしか敷いていただいたかと思うんです。市内の施設でも、市内の高齢者施設にお勤めの方で、管理者のほうから、今回、高齢者を優先するので、スタッフのほうは打てないというふうに言われてしまったというお声が届いているんですが、できれば一緒に打ったほうが、いろいろな意味で効果が大きいと思いますので、その辺の体制をどうされていくのか、お聞かせください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今のところ、背景にある接種券の問題と大きくリンクする、今回の3回目接種の当面の一番大きな課題の1つです。と申しますのは、今回、接種券一体型の予診票ということで、これは全て市町村から送付されるというのを前提にしております。
 前回は、V−SYSから各医療機関が予診票を発行できたという方式ですが、これが現時点ではそのような方式を取らないこととされておりますので、高齢者施設の入所者につきましても、従事者につきましても、各お住まいの自治体から送られる接種券の到着を待つという形になります。8か月前後たった人から送るわけですけれども、そこのところは各自治体によってまちまちになることの弊害というのが出てくるので、2か月、3か月も変わることはないと思っていますが、かなりずれる可能性もあると思っています。
 そうしたところ、東京都が主催する市町村のワクチンの連絡会もありますので、これ、このところ頻繁に開催されていますので、そうしたところも含めて、三鷹市からも、例えば医療従事者は最初も同じなんですけども、接種券の発送時期を東京都が音頭を取って、皆合わせてくれと。接種券が早く届くように、そこのところはしっかり調整をしてほしいということを会議の中で要望したんですが、接種券がどのようなタイミングで届くかというところが重要になります。
 あと、スタッフにつきまして、まだどこの施設が接種する、しないというのは、8か月たったところからで、やはりこれ3回目接種も、クラスター防止であったりとか、そうした予防の効果というところを考えれば、やはりきちっと前回と同じような形で打っていくというのが基本になると思っておりますので、今後その施設のほうの要望も聞きつつ、医師会とも協議をしつつ、しっかりとその予防効果が発揮できるような適切な時期に接種を行っていきたいと思っております。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございます。やはり、部長に御答弁いただいた中で、接種券が非常に課題であるということをお聞きしたんですが。そうしますと、1つの施設によっても、要は接種のタイミングというよりも、その接種券の集まったタイミングで打つという形のことも、可能性としてはあるのかと。
 要は、三鷹市の方は、ある程度どおんと集まると、ほぼ同じタイミングで打てるかと思うんですが、懸念している周辺の遅れて来るところの自治体は、一定の数集まったときに、また打つと。1つの施設でもそういうタイミング、段階的に打っていくのか。それとも、ある程度みんな集まってから打ってもらうのか、それは市のほうからどういう形で──施設の判断になるかと思うんですけれども、その辺のお考えはどういうふうに進めていかれるのか、お聞かせください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  御質問の中にもありましたとおり、最終的には施設の判断です。しかしながら、市のほうのワクチン供給でありますとか、あと、一部では接種医とか、そうしたところの調整もしますので、十分に施設側と話合いを行いながら、ベストな方法を実施していきたいと考えております。


◯委員長(宍戸治重君)  委員長を交代します。


◯副委員長(赤松大一君)  委員長を交代しました。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、1つだけ、時間もまだありますので。単純な話なんですけど、自宅療養者の支援ということで、この実績も示されているし、先ほど来お話がありましたように、10月1日からの情報提供ということで、調整中を引くと、市のうちの4件、支援を行ったということだろうと思います。
 私のうちの孫がコロナになってしまって、周り中、家族全員が濃厚接触者で、どうしたものかと検討したところ、濃厚接触者であっても、陰性だったので、買物に行っちゃった、大丈夫だったというような話もあります。そういうようなことからすると、濃厚接触者ぐらいではあまり影響がなくて、本人は自宅にいますから療養しているわけですけど、この本当の支援って、1週間ぐらいの間、東京都の支援が始まる前の間の期間だというふうに認識していますけど──違っていたらごめんなさい、事例が少ないので何とも言えないんですけど、東京都は、じゃあ、1週間たった後に支援をするといった場合に、これを基にするんだろうか。そのことだけ、ちょっと確認しておきたいと思います。


◯健康推進課参事・自宅療養者相談支援担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  まず、三鷹市の自宅療養者支援センター、当センターの支援としましては、大きく2つあると考えています。1つ目は、今委員御指摘の東京都のセンターから食料等が送られてくるまでの間の食料支援ですとか、東京都ではない日用品の送付というところが1つあります。
 ただ、三鷹でやっていることの大きな意義としては、やっぱりこの三鷹に住んでいる人の生活の相談支援というところも、1つ大きな役割なのかなというふうに考えています。具体的な事例をちょっと申し上げますと、例えば陽性の御家族の中に、小学生のお子さんがいる。そのお子さんが陽性で休んでいるんだけれども、学校にいつ登校を始めていいかとか、その登校に当たって、何か届出とか、証明みたいなものが必要なのかと、いわゆるそういう一般的な生活の相談というところも、やっぱり御家庭にはあります。
 そういったところは、庁内、三鷹であるからこそ、教育委員会と連携を取りながら情報収集を行い、当該の御家庭の親御さんに連絡を返すというような、そういった支援体制というところも、この間構築させていただいておりますので、そういった意味では、食料支援、いわゆる当面の東京都からの支援の前のつなぎの部分プラス生活支援というところがこのセンターの意義なのかなというふうには考えております。


◯委員(宍戸治重君)  今のお話、まさしくそうなんだろうと思いますけど、学校の話は学校と連絡が取れちゃうというような状況になりつつありますけど、全員がそうではないというようにも思いますけどね。そうなってくると、東京都は、じゃあ、支援したのかどうか、ここの三鷹市が支援した人に。それ、情報は把握しているの。


◯健康推進課参事・自宅療養者相談支援担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局参事(齊藤大輔君)  保健所がどのような支援をしているかというようなことですけれども、まず、情報が来た段階で、当センターの保健師が御家庭に御連絡をします。その際に、保健所との連絡、どういうふうにしていますかから、体調はどうですかというように具体的にいろいろお聞きをして、保健所が食料支援もお願いしていますよというようなことも、その時点で聞き取ることは可能ですので。
 ただ、その時点でまだ届いていないんですとか、2日、3日後に届く予定だとか、そういったところの具体的なことを聞きながら、それまでの間、お困りじゃないですかと。お困りであれば、三鷹でもこういうことをやっているので、お届けしましょうかみたいな、そういった具体的に、それぞれの個々の事情に合わせた対応が、今できているものというふうには考えております。


◯委員(宍戸治重君)  分かりました。それと、あと自宅療養になっちゃうと、医療と全く離れちゃうんだろうか。例えば、かかりつけ医でPCR検査して陽性だとなったら、その辺の支援とか、そういうものはどうなんだろう。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  自宅療養の方の医療とのつながりというところですが、今委員おっしゃられたように、当初、発生届というのは、今言われたかかりつけ医から保健所のほうに届けが出ることになります。当然、その届出がどこから来たかというのは、一義的には私どものほうで把握できていない部分なんですけども、保健所のほうでは必ず発生届があった医療機関、ドクターと、その方の情報を共有しておりますので、仮に自宅療養の方から体調が悪くなったとか、パルスオキシメーターで数値が悪くなったとか、そういう情報があれば、必ずそちらのかかりつけ医のほうに連絡も取りますし、逆に、事前に保健所のほうは御本人と連絡を取った際に体調確認をするとともに、何かあったときには、必ずかかりつけ医のほうに連絡を取ってくださいと。また、それが取れない場合には、コールセンター、こういうところがありますと御案内もしますので、一義的にはそこのところは保健所がしっかり対応できているものというふうに認識しております。


◯委員(宍戸治重君)  保健所の内部のことってなかなか分かりづらいんだろうと思いますけど、再度大きな発生が予測されているけど、そういうときには、これから三鷹市はこれをいい経験に、ぜひ有効な支援を考えていただけますようにお願いして、終わります。


◯副委員長(赤松大一君)  委員長を交代します。


◯委員長(宍戸治重君)  委員長を交代しました。
 質疑は終わりました。よろしいですね。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 以上で健康福祉部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時17分 休憩


                  午前11時28分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 子ども政策部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。お願いします。


◯子ども政策部長(和泉 敦君)  おはようございます。本日、子ども政策部からは、行政報告は来年度に向けました学童保育所の待機児童の対策としまして、今年度、待機児童が多く発生いたしました五小、中原小、二小及び井口小のにしみたか学園地域に、教育委員会、また各学校の協力を得まして、学童保育所の分室を整備することといたしましたので、その報告をさせていただきます。
 説明は梶田児童青少年課長からいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  どうぞよろしくお願いいたします。資料1を御覧ください。学童保育所待機児童解消に向けた分室の整備でございます。令和3年4月におきまして、御希望の学童保育所に入所できず、待機される児童が多く生じた地域につきまして、学校施設の活用により、来年4月からの開設に間に合うように、緊急対策として学童保育所の分室の整備を行います。
 現在、学校内の具体的な設置場所ですとか、経費について、最終的な調整を行っている段階でございますが、基本的な方向性が定まりましたので、その概要につきまして本委員会に御報告いたします。
 初めに、1番として、五小学童保育所A分室です。これまでの推移に記載のとおり、令和3年4月の時点では11人の待機が生じたところでございます。今後の見込みとしましても、推計値のとおり、数年の間、20名から30名前後の待機が出るという見込みになっております。なお、この推計値は今回の整備分を反映していないものでございます。以下の学童保育所についても同様です。
 このような状況を受けまして、教育委員会、それから第五小学校と協議を重ねてまいりました結果、学校施設を活用するという方向性が定まりましたので、五小学童保育所A分室の整備を行うものです。定員は30名で計画しております。
 続いて、2番、中原小学童保育所A分室です。こちらも、令和3年4月の時点で17人の待機が生じました。今後の見込みにつきましても、令和7年度辺りまでは20名前後の待機が生じるという見込みになっております。これを受けまして、やはりこちらも教育委員会、それから中原小学校と協議を重ねてまいりました。学校施設を活用するという方向性が定まりましたので、中原小学童保育所A分室の整備を行うものです。こちらも定員30名で計画しております。
 続きまして、裏面2ページ、3のにしみたか学園学童保育所分室になります。こちらは、令和3年4月の時点で二小に関しては5人、それから(2)のところですが、井口小については10人の待機が生じました。今後の見込みとしましても、二小、井口小、両校合わせて、令和5年ぐらいまでの見込みになっておりますが、10名から20名程度、数年は出るという見込みになっております。
 こちらにつきましては、二小と井口小については、学校施設の利用状況から、そちらでの分室設置というのはちょっと難しいという状況もございました。第二中学校であれば可能ではないかというお話を教育委員会からもいただきまして、第二中学校と協議を重ねた結果、二小と井口小の児童を対象とするにしみたか学園学童保育所分室を、二中の中に整備を行うというものでございます。こちらにつきましても、定員30名で計画しているところです。
 続いて、4番として、学童保育所分室の開設時期でございますが、令和4年4月1日を予定しております。
 5番として、施設の管理ですが、当該学童保育所分室の管理運営につきましては、それぞれの学童保育所、いわゆる本室の連携、それから一体的な管理という観点から、現在、それぞれの学童保育所を管理している指定管理者にお願いしたいと考えております。
 6番、今後の見込みです。今回の分室整備によりまして、当該地域については令和4年度以降、需要を満たすことができ、待機児童は解消されるというふうに考えているところです。
 最後に、予算でございます。いずれの学童保育所分室につきましても詳細の調整を続けているところでございますが、かかる経費に関しましては、令和3年第4回定例会、12月での補正予算の御審議をお願いしたいと考えております。
 説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  説明は終わりました。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。教室の活用ということで、どこの教室になるか、まだ具体的には決まっていないということだったのですが、ある程度はもう決まっているというふうに思いますけれども、その安全性や、これまでもトイレとの距離とか、そういった支障はない場所になっているのか、お伺いしたいと思います。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  現在、最終的な調整を行っているところで、ちょっと資料への記載は見送りさせていただいたんですが、予定として御説明させていただきますと、第五小学校については、特別支援教室、こちらをもともと2部屋に拡充したいというお考えをお持ちで、今そちらのほうに移転するという計画がございまして、支援教室が動いた後に学童保育所が入るということで、今調整を行っております。
 それから、中原小については、PTA室、これ、1階にあるんですが、そこに設置予定です。PTA室については、同じ学校の中にコンピューター室があるのですが、そこはあまり利用されていないということで、PTA室の機能をそちらのほうに移転するという、今調整を行っているところです。
 最後に、二中につきましては、こちらも1階にあるんですが、地域開放室というところを今予定しております。こちらも、少人数教室みたいなので少し御利用があるということですので、こちらについては、今3階のほうに柔道室というところがあるんですが、そこは基本的に今ほとんどお使いになっていないということで、そちらに動かせるのではないかという調整を行っております。
 いずれにしましても、指定管理者のほうに事前に場所を見ていただいて、安全面を十分に確認して、課題がないか洗い出した上で、解決した上で開設したいと考えております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、あと二中学童なんですが、小学校の学童が中学校内に設置されるということで、部活動等、体の大きい中学生との活動のすみ分けという問題と、あと井口小からは、やっぱりちょっと通所までに山中通りも渡るかなと思うので、安全の確保等はどのようにされる予定か、お伺いします。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  おっしゃられたとおり、中学生との体格差がありますので、二中の校庭を学童で利用するということは、基本的にない方向で考えております。したがいまして、少し隣接ではありますが、二小ですとか、場合によっては西多世代交流センターの館庭があるんですが、そこも利用できないかということで、今考えているところでございます。
 それから、確かに井口小のほうから少し距離があるという問題があるのですが、これも指定管理者と十分協議をして、その道中の安全というものも検討して、対応していきたいと思っております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、この二中のところなんですけど、特に分室のほうに入所となる児童は、学年で区切るとかということは考えていらっしゃるんでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  今後、運用を行っていく中でいろいろ検討していきたいと思っているんですが、現時点では、既に令和4年度の募集を今開始しているところです。ですので、まずはそこで、ちょっとお申込みで入れなかった、待機になってしまうという方について御案内をしていくという形を、現時点では考えております。


◯委員(前田まいさん)  なるべく1年生とか、入ってまだ間もない子がちょっと大変な思いをしないように、工夫していただきたいなと思います。
 確認なんですが、6番で各地域の待機児童については解消される見込みであるということなんですが、これは、今回報告された整備がされる地域のことについてという理解でいいですか。6月の入所状況、待機児童の数で見ると、六小に1名と大沢台で7名というふうになっていまして、これについては、いまだ解消されてないという理解でよろしいでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  一応、この6番の記載については、この記載の地域についてという書き方でございますが、他の地域についても、今、六小と大沢台というところがございました。少し入所が進んで、ちょっと手元にないんですが、今7名より減ってはいると思うんですが、六小についても分室等にまだ空きがあるのですが、そこはちょっと待機されているという方が多分残っているのかなと思います。
 いずれにしましても、ほかの学童保育所についても、今回、大きな待機が出ているところは対応しますので、そう大きな待機は来年度以降、生じないのかなと。生じた場合も、近隣の学童保育所の御案内ですとか、場合によっては多世代交流センターなどの公共施設を利用した場所などで対応も考えていきたいと思っております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。そうすると、じゃあ、またちょっと来年度以降も、市として待機児ゼロは難しいというような見込みでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  現在行っている募集の状況を見てみないと、ちょっと確定的なことは言えないのですが、私たちは、今回の整備によって、ゼロにできるのではないかとも考えております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。6月の時点では、結構やっぱりまたあちこちで出たなというふうに思っていたんですが、ここへ来て、学校を使っての活用ということで、一定、解消できる見込みとなったことで、よかったと思います。引き続きよろしくお願いします。ありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 以上で健康福祉部方向を終了いたします。お疲れさまでした。
 休憩します。
                  午前11時40分 休憩


                  午前11時45分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題としたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  本日は、住民協議会の在り方検討委員会での協議結果について、中間報告に対する市からの回答について、御報告させていただきます。
 6月の本委員会に御報告いたしました生活環境部の運営方針と目標の中で、地域コミュニティ活性化の推進の目標指標として、これからのコミュニティの在り方に関する基本的な考え方を、12月策定を目途とすることを御報告いたしましたが、第5次三鷹市基本計画と各個別計画について、策定改定時期を、当初、令和5年度といたしていたところ、令和6年度とすることになったことを踏まえまして、より丁寧に作業を進めることとして時期を調整し、策定を令和4年3月とさせていただきたいと考えております。
 それに伴いまして、基本的な考え方に反映させるべき重要な住協とのやり取りを、今回御説明させていただくことといたしました。
 詳細につきまして、垣花より御説明いたします。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  それでは、私のほうから御説明をさせていただきます。まず、資料の12ページを御覧いただきたいと思います。住民協議会の在り方検討委員会設置要領というものがございます。こちら、在り方検討会につきましては、住民協議会に係る課題等について、持続可能な住民協議会のこれからの役割と活動の在り方、コミュニティ・センターの効率的な管理運営の在り方、事務局体制等について、住協の連絡会のほうで検討して、報告するという形で、平成26年から活動をしているものでございます。
 当該委員会が一定の検討を行った段階の成果として、平成28年5月に中間報告として提出がありました。報告書につきましては、7ページから、参考としてつけさせていただいているところでございます。今回御報告するこちらの中間報告への回答についてですが、資料の1ページから始まりますけれども、こちら、中間報告の中身につきましても記載をしておりますので、回答書の説明の中で併せて触れさせていただきたいと思います。
 それでは、改めまして、資料の1、住民協議会の在り方検討委員会での協議結果について(中間報告)に対する回答を御覧いただきたいと思います。2ページをお開きください。「はじめに」に記載がございますが、住民協議会からの提出は平成28年で、当初は中間報告でもあることから、回答を行うことは想定しておりませんでした。現在、今後のコミュニティの在り方について検討を進めておりますけれども、当中間報告には、コミュニティ・センターの管理運営や今後の住民協議会の活動等の在り方に関して具体的な提案を含んだ内容となっており、非常に重要かつ有用な提案であることから、本中間報告に市の考え方をお示しすることにより、一層議論を深化させていただこうとの趣旨から、改めて今回、回答という形で示したものでございます。
 それでは、中間報告への市の考え方です。コミュニティ・センターの管理運営について、3点ございます。2ページ目を御覧ください。1点目、開館時間について、公共施設の性格が一定程度共通であることに基づき、地域性、柔軟性を確保するため、総開館時間数を導入すると御提案いただいておりますが、市といたしましても、地域性を生かした、柔軟性を持った対応とすることについて同意することとし、住民協議会における具体的な検討結果実現のために、必要であれば条例改正も含めた対応を図っていくというふうにしてございます。
 2点目、2ページから3ページにかけてになりますが、施設利用の一部有料化の点でございます。有効利用等を図るため、原則無料を踏まえつつ、市外の住民や市内外の事業者に有料貸出しを行うとの御提案に対してですが、基本的に提案に賛同するとし、検討中の地域ポイント制度との関係も踏まえ、一緒に検討するとしています。また、収益について、住民協議会のほうで活用できるよう指定管理者制度の運用についても、そういったことが可能かどうか検討していくとしてございます。
 3点目、市政窓口業務の一部受託についてです。コミュニティ・センターでの市政窓口の開設との御提案に対し、今後は日常生活圏でのまちづくりや地域の在り方、地域コミュニティの在り方について改めて検討を行う中で、コミュニティ・センターが提供すべきサービス機能について、郵便局や小売店舗など、行政サービスにとどまらずに、様々な機能を取り入れる可能性も含め、議論を住民協議会の皆様と一緒に進め、将来的に建て替えや改築等の機会を捉えるなどして、実現を目指すといったことを示してございます。
 続きまして、自主防災組織と住民協議会の関係についてでございます。自主防災組織の活動に積極的に関わる、また、発災時には避難所、本部機能を担うことから、自主防災組織の全面的なバックアップを行うと御提案をいただいております。本件につきましては、もちろん市といたしましても、ぜひお願いしたい内容でございますので、一層の御協力をお願いしたいという形で回答しているところでございます。
 4ページ目をお開きください。地域ケアネットワーク事業の推進についてです。こちらの御提案でも、地域ケアの目標は住民協議会活動の目標と共通であり、地域ケアネットワーク事業も住協活動の1つと捉え、計画・立案、事業の運営に関わる、また、地域の実情、事業内容に合わせた運営方法と実践を深め、人的・財政的・物的資源を確保し、より主体的に事務局機能を地域ケアネットワークと協働で担うという御提案をいただいています。
 地域ケアネットワーク事業の推進に当たりましては、地域特性を生かすための自立性、自主性が課題となっていることを踏まえた上で、住民協議会をはじめとした各種団体等と地域ケアネットワークが三鷹市と協働して取組を進められる体制を、地域の実情を踏まえ検討していくこととしているところでございます。
 次に、事務局職員関係、管理運営の効率化についてでございます。7住民協議会で職員の一括採用の実施、人事異動の実施、委託契約を7住民協議会で一括契約し、業務の効率化、経費削減を図る等の御提案をいただいてございます。本内容につきましては、平成29年6月に三鷹市住民協議会事務局職員の人事交流に関する協定書を7住民協議会の間で締結するとともに、職員採用時においては、他の住民協議会への出向制度があることを条件にするなど、御提案の実現に向けて住協自ら取り組んでいただいているところです。
 しかしながら、人事異動に該当する住協同士の交流はいまだ実現していないこともあり、市といたしましても、積極的に支援することとしております。また、将来的には、活性化等のためにも、7つの事務局の統合にも可能性として触れているところでございます。
 効率化の観点におきましては、5ページ目になりますけれども、市民の皆様からお声もいただいている、利用申請のオンライン化等について言及しているところです。
 御提案の最後ですが、市理事者との意見交換につきましては、積極的に対応することとしておりまして、既に直近でも理事者との意見交換などを行っているところです。
 「おわりに」のところでございますが、中段以降、特に今後、地域での取組が推進されるであろうスクール・コミュニティとの連携・協力は、地域特性を生かした豊かな地域コミュニティの実現には必要不可欠とし、住民協議会がこれまで築いてきた地域でのつながりと、これから取り組むスクール・コミュニティによる地域のつながりが融合・循環し、さらなる地域コミュニティの深化につながるよう、幅広い議論に取り組むこととしているところです。
 私からの説明は以上となります。


◯委員長(宍戸治重君)  説明は終わりました。
 質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  資料を頂いて、一番分からなかったのは、やっぱりこの中間報告になぜ回答をするのかということが分からなかったので質疑しようと思ったんですが、今一定、御説明があったので、少しは理解したのですが、ただ、この報告自体がもう5年前のものだと思うんです。この中間報告以降は出されていないと思います。出ていれば、そっちに回答するんだろうと思うので、やっぱりその5年間のブランクが市側の回答との認識、問題意識のずれが出ている感じがあって、この作業が今必要だったのかが、ちょっとよく分かりませんでした。
 具体的なところは、総開館時間数っていうのは何ぞやということとか、住協のほうで共通にされている認識が私には理解できないところもあったり。市外への有料貸出しについても、じゃあ、今市民にどれだけ活用されているのかということの検証とかが見えませんでしたので、大沢コミセンのホームページしか、昨日ちょっと見ていないんですけれども、インターネット予約ができるようにもなっていなかったり、やっぱり市民に対してまず開かれているものになっているのかという部分が、非常に検討が必要だと思ったんです。
 これ、今後、この回答をした上で住協とどういうやり取りをしていく計画なのかを、ちょっともう一度伺いたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  この在り方検討委員会というのは、今も続けております。月に1回開いているんです。今回、中間報告への回答を時間を置いてするときにも、一応いろいろと情報交換をしながらつくってきている経緯がございます。当時、話し合われて出してきた言葉の意味ですとか、そういったものも当時の会長さんに聞いたりとかしながら、再度ここで回答させてもらったと。
 その回答には、先ほど申し上げましたけれども、今後、新たなコミュニティの在り方をさらに検討していく必要が今高まっておりますので、ここで1回、共通認識に立って、さらに議論を深めていきたいという意味で、ここで改めて回答させていただきました。
 今後も、この在り方検討委員会については続けてまいりますので、その中で、さらにコミュニティの計画等に向けて、いろいろ調整をしたり、整合性を図ったりというようなことをしていく予定でございます。
 以上でございます。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、この間の意見交換の経緯が見えるようにしてもらったほうがいいのかなというふうに思いますが、ちょっとこの回答では、そうはなってないかなという気がとてもします。本当に、4ページのケアネットのところの、住協の報告の趣旨もちょっとよくつかめなかったんですが、これまではその地域ケアネットの核になる事務局機能を、住協は担っていたわけではないという理解でいいのか。住協は今後そこを頑張ってやっていきたいという意向であるのかが、ちょっと読み取れないです。
 それから、また、市のほうが住協に対して、ケアネットの核になるような、そういった役割を期待されているのかということも、この回答からはちょっと読み取れないんですけども、その辺も今後のお互いの協議の中で決めていくことなのか、方向性が本当に見えなくて、私もちょっとどう質問していいのか、難しいんですけれども。
 それから、あと、その下の事務局職員のところの住協側の問題意識がどういうところにあるのか。人事異動について実現していないということだったんですけれども、やっぱり基本、地域に住んでいらっしゃるとか、愛着のある方が事務局をこれまで担っていらっしゃると思っていて、そこから遠くの住協に異動するっていうことは、御本人も望んでいないかもしれないし、果たしてそれが地域の活性化にとっていいのか。人がぐるぐる回るのが、数年単位で異動が行われるのがいいのかどうか。
 一方で、ずっと同じ人がやっていて、その人がいなくなっちゃうと、ぱたっと力が落ちるというのも課題だと思うんですけれども、その辺りの再度の検証というのも、今後行われるということでよろしいですか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今御指摘いただいたことが、まさに住協の中でも、住協と市の間でも、いろいろ議論が起きているところです。一言で言えば、今後さらに議論を詰めていきますということになります。職員の問題につきましても、やはり狭い、小さな職場の中にずっといることが本当にいいのか。でも、固定化されているからこそ、ずっと地域のことが分かっている面もある。まさにそういった議論も起きています。
 ですから、そういったことも踏まえて、ただ、例えば異動する制度は整えておくとか、そういったことも含めて検討してまいりたいと思っています。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。「おわりに」に書かれている部分は本当そのとおりだと思うので、市側の積極的な提案とか、支援が本当により重要だと思いますので、その方向で取り組んでいただきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員(岩見大三君)  よろしくお願いします。住協からの要望に対しての回答ということで、おおむね前向きな回答となっていると思うんですが。特にこのコミセンの市政窓口の開設といったことを、これもかなり大きな話だと思うんですけど、まだ実施時期とか、そういったことは未確定だと思うんですが、例えばこの市政窓口の開設云々に関しても、大体のめどといいますか、計画策定に備えて、このぐらいには実現したいなというようなものがもしあれば、ちょっとお聞かせいただければと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今のところ、具体的には決まっていません。こういったものも、公共施設をどう配置していくかとか、防災的な取組としてどうなのかとか、いろいろなほかの計画との絡みもございますし、当然大きな話ですので、例えば施設の更新なり、改築なりといったところを捉まえての話にもなりますし、地域の方が何を求めているかというところにも関わってくるかと思いますので、これについては慎重に、でも、柔軟に対応できるようにはしていきたいとは思っておりますが、計画的にはまだ何もございません。


◯委員(岩見大三君)  分かりました。では、この回答については、要するに市側の考え方を述べているというような位置づけでよろしいですか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  市の一定の考え方を示して、再度、今後の議論のきっかけにしたいというところの趣旨でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時06分 休憩


                  午後0時07分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回の委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後0時08分 散会