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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年まちづくり環境委員会) > 2021/09/13 令和3年まちづくり環境委員会本文
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2021/09/13 令和3年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、伊藤俊明委員から、都合により本日の委員会を欠席する旨の届出がございましたので、御報告いたします。
 それでは、休憩を取って審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取扱いについて、3、行政報告、4、所管事務の調査について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 議案第39号 三鷹中央防災公園の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  議案第39号 三鷹中央防災公園の指定管理者の指定につきまして、御説明させていただきます。
 お手元の審査参考資料、1ページ目を御覧ください。三鷹中央防災公園につきましては、平成29年度から令和3年度まで指定管理者制度を導入しているところでございます。引き続き、令和4年4月1日から令和9年3月31日まで、指定管理者候補として公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団といたしております。
 選定理由について御説明します。お手元の資料2ページ、3ページ目を御覧ください。平成29年度から今年度で終了する、指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果になります。主なところについて説明させていただきます。
 2ページ目、下の表、数値項目について説明します。利用者数については、平成29年度はオープンイベントによる利用者が多く、平成30年度から通常の利用となっております。令和元年度は、新型コロナウイルス感染症のためイベントが開催されなかったため、前年度に比べて1万人の減、令和2年度も前年度に比べて2万5,000人の減となっております。
 次に、利用者満足度になります。平成29年度は使用団体のみからの調査でしたが、平成30年度は一般利用者から、平成元年度は新型コロナウイルスのため未調査、それを受け、令和2年度は使用団体・一般利用者からの調査となっております。満足度調査の調査方法については、検討して変更してきた経緯がございます。
 指定管理料は表のとおりでございまして、台風や補修により、年度によって若干の変動がある状況でございます。
 3ページ目の参考でございます。使用料等収入の状況は、平成30年度と令和元年度にございました。補助金については、ございません。
 同じく3ページ、全体評価。一番下の総合評価について、御説明させていただきます。施設の目的を理解して、適切に管理運営を行っております。また、利用者に対しては丁寧な対応が行われており、施設の維持管理や公園の使用許可に関する業務も良好に行われております。また、適宜市への報告も速やかに行われております。
 さらに、公園利用者の満足度を把握し、利便性の向上に取り組むこととしており、2ページ目の一番上の真ん中、分科会総合評価をAとしており、そして、右の選定・評価委員会評価は分科会における判断に同意するということで、ともにA評価としておるところでございます。
 続いて、お手元の資料5ページを御覧ください。施設名は三鷹中央防災公園となります。所管部署は都市整備部緑と公園課でございます。指定期間は令和4年4月1日から令和9年3月31日まで。選定方法は非公募でございます。指定管理者候補者は公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団になります。
 1の事業実施計画についてでございます。管理に係る基本方針、利用者の安全確保、施設利用者のニーズに応える施設管理及び個人情報保護に関する取組を行うなど、個人情報保護に係る措置等、当該施設の管理にふさわしい事業実施計画となっております。また、施設等の安全管理につきましては迅速に対応し、良好な環境維持に努めるとともに、定期的な植栽の剪定等を実施計画に盛り込んでおります。また、自主事業として、NPO法人花と緑のまち三鷹創造協会と協働で、東広場にある市民花壇をボランティア活動のフィールドとして実施を計画に盛り込んでおります。
 2、収支計画でございます。三鷹中央防災公園の安定した管理運営を継続的に実施することが可能な収支計画となっており、これまでの実績を生かし、指定期間において経費節減努力等を行い、効率的かつ適正な経費による施設管理を行うことが期待できます。
 3、経営状況でございます。同財団は三鷹市設立の第三セクターであり、市民のスポーツ活動を推進・支援することなど、心身ともに健やかな市民生活の形成と豊かな地域社会の発展に寄与することを目的とし、行政の持つ公共性・公益性を備え、同時に民間企業の持つ柔軟性や弾力性を生かして、積極的な事業展開を行っております。
 経理担当者による日常的な会計、税理士等による会計及び業務の監査を実施するなど、会計事務の正確性及び透明性を確保しており、組織や収支の面からも問題なく良好に経営されているところでございます。
 4の審議結果でございます。同財団は、公園空間の有効活用及び協働型による管理運営を重視しており、事業実施計画、収支計画及び経営状況の内容は適正であることから、本施設の指定管理者として適当でございます。今後も、市民ニーズを反映させた施設運営及び事業に取り組むことが期待できることから、選定方法は非公募とし、引き続き次期5年間を指定管理者として指定したいと考えております。
 5の備考です。新型コロナウイルス感染症防止対策として、公園巡回や水飲み場の石けんの取替え作業などを、緑と公園課と連携しながら取り組んでおります。
 1の実施計画書は7ページから13ページ、2の収支計画書は15ページ、そして、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団の概要が16ページ、17ページに記載されているところでございます。
 説明は以上になります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。質疑しようと思っていたことが説明の中に大分含まれていたんですけれども、ちょっと確認の質問をしたいと思います。数値項目のところで、利用者満足度、あるんですけれども、先ほどの御説明の中で、平成29年度は使用団体とここに括弧書きで書いてあるんですけれども、平成30年度は一般の利用者の方で、令和元年度はコロナで実施できず、令和2年度は使用団体と一般の方というふうに、調査の内容が変わっているんですけれども、これ、何で括弧書きで書かなかったのか。書くべきじゃないかなと思うんですけれども、何か御答弁があればお願いいたします。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  確かに括弧書きで記入したほうが分かりやすいというのもあるんですけれども、ちょっと平成29年度は100%になってしまっていたので、使用団体からというふうな形にしているところでございます。平成30年度は100%というので、もうちょっと利用者の満足度というのを反映しようというところで検討した結果、一般利用者からという形になりました。
 令和元年度は、一般利用者からアンケートをするということはちょっと接触型になってしまって、コロナのときに開催できないというようなこともございました。それで、令和2年度は両方、使用団体と一般利用者からというような形で、ちょっと変化に合わせて、できるだけ利用者の満足度、実測値を出したいということで少しずつ変化しているところが現状でございます。
 先ほど言われたように、括弧書きで書いたほうがよかったかもしれないというお話もいただきましたが、今後、分かりやすいように検討していきたいと思います。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  PDCAを回して、調査内容、調査の実施方法を変えているというのは評価すべき点だと思います。今後、この利用者満足度に関してどのように実施されていくのか、見通しがあれば教えてください。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  新型コロナ感染症がなかなか収まらないということもございまして、なるべく非接触型でアンケートをできるようなシステムを構築したいというふうに考えております。今年度からは、6月末頃からアンケート調査箱というのを施設の中に設置して、アンケートも実際いただいているところでございます。今後も、なるべくアンケート調査をもらえるような形で実態を把握していくように努めていきたいというふうに考えております。
 説明は以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。非接触型のアンケートを検討されていたりですとか、アンケート調査箱、公園のアンケートなので、中にまで来てアンケートに答えるという方はなかなかいらっしゃらないかもしれないんですけれども、取組としては、積極的に行っていこうという姿勢が見えましたので、今後も引き続き検討を続けていただきたいと思います。
 この数値項目のコメントのところで、利用者数の把握について書いてあるんですけれども、今後、今までは、利用者・団体、申請に基づいた人数を反映しているんですけれども、今後、この利用者数の把握について変更があるということでよろしいでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  結構、利用者数を把握するって、不特定多数の方が24時間利用できる──夜間はそんなに利用はないと思うんですが、日中では相当な入れ替わり立ち替わりで利用なさっていますので、実際しっかりと把握するというのはなかなか手間と時間もかかるということで、ちょっと難しい部分がございます。それで、現段階では団体利用者数、これは申込みしていただきますので、主催者側のほうで参加者数の人数など把握できるということから、こういったような形にさせていただいております。
 ただ、一度利用実態調査みたいなのを、平成30年度に指定管理者さんと一緒に、そのときには何人いたかとかっていうような調査はしたことはあるんですけれども、ただ、これはやっぱりずっと毎日続けていくというのは難しいので、どういったような形でこういった利用者数を把握できるのがより効率的にできるかということについては、今後、指定管理者の方とも検討していければというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。利用者数の把握というのは、公園なのでなかなか難しいと思うんですけれども、このコメントに、利用者へのサービスの向上に向けた取組と書いてあったので、どのように行っていくのかなというのがちょっと気になったので、質問させていただきました。
 私からは以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(小幡和仁君)  すみません、1点だけお伺いします。この収支計画表を見ますと、委託料、支出で1,506万7,000円が、今後5年間、毎年同じ金額が令和3年度を基に立てられております。中身を見ると、公園内植栽維持管理業務等委託料ということに書かれていますけれども、すみません、15ページでございます。これは、基本的にこの植栽維持管理業務委託料というのが100%という理解でよいのかという点と、過去5年間ここに当たる金額としてはどういう推移をされてきたのかという点と、市としても、もしこの委託料というのはスポーツと文化財団への指定管理料がほぼ清掃というか、植栽に関わるものだとすると、ここに関する支出が適切かというのは、やはりちょっと重要な項目ではないかと思うんですが、そこをどうやって市としてもチェックされているのか。あるいは、ここは財団のほうに任せているという状況なのか。そこら辺につきまして、お伺いしたいと思います。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  まず1点目の委託料でございます。こちらには植栽と、あと清掃業務なんかも入っているところでございます。過去5年の推移でございますが、2ページ目の令和2年度の数値項目の指定管理料というところで、平成29年度は1,555万5,000円、平成30年度は1,517万円、令和元年度は1,613万5,000円、令和2年度は1,553万4,000円、令和3年度は、予算ですけれども1,579万9,000円というような、ちょっと上下しております。
 この上下は、園内の路面補修、補修なんかですとか、あと、令和元年度は台風なんかで木が傾いたり、木を支えている柱がちょっと取れたりして、そういった補修によって増になったりしているところでございます。
 収支の金額につきましては、市のほうでも、ほかの公園なんかも植栽管理ですとか、清掃なんかをやっておりますので、そういったものと積算をしておりまして、その積算と比べて適正かどうかというのは確認しているところでございます。
 説明は以上になります。


◯委員(小幡和仁君)  そうしますと、植栽管理だけだとすると、それは幾らなんですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  63ページ、参考資料1に令和2年度のスポーツと文化財団の収支計算書が出ているんですけれども、そちらの63ページの上の(11)、これが中央防災公園に係る経費になっています。先ほど課長が申し上げましたとおり、このうちで変動があるというのは、この消耗品費と修繕料です。消耗品費はそんなに変わるものではありませんので、修繕のほうが、やっぱりそのとき、先ほど申し上げたように台風があったりとか、いろいろ施設が壊れたりというものがあれば、これが変動するということでの経費の増減があるということで、主にこの委託料については、この金額がずっと並んでいる。5年間、この金額で行っているというふうに御理解いただければと思います。


◯委員(小幡和仁君)  よく分かりました。ありがとうございます。この植栽維持管理料と清掃業務等の委託料が結構大きな項目ですけれども、ここのところは一般の方が中に入れる施設ということで、コロナになってもこれは減らせないという、そういった理解でよろしいですよね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、大きく審査結果についてと、事業計画書についてという、2つに分けて質問をいたします。
 最初に、審査参考資料の2ページ、共通項目という欄がありますね。そこの3、運営サービスの質の向上の欄に、利用者に対して適切な対応及び情報提供をしており、改善を図っていると記述されているんですが、具体的にはどのようなことをして改善をしたのでしょうか。
 2つ目、同じく数値項目の欄、2017年維持管理費に必要な草刈り機などの備品購入があったとあります。何機購入し、これは耐用年数はどのくらいなんでしょうか。
 次に、3ページ、課題と対応状況、利用者の満足度の度合い等を把握しながらとあります。満足度はどのように把握しているかということで、今、説明がありました。ぜひ、把握の年度が調査が違っていましたよね。それは検討するということですけれども、やっぱり見てすぐ分かるように改善を図ってほしいなということを、私からも申し上げておきます。
 植栽の適切な育成環境の確保や維持管理を行うこととあります。今、台風とか、そういうのであったということなんですが、これは適切じゃなかったということが何かあったんですか。
 それから、具体的な改善策、7ページですね。植栽管理については、植栽事業者による入念な除草、草刈り云々とあります。除草について確認したいんですけれども、引き抜きですよね。除草剤を使っているとかっていうことはないですよね。
 それから次に、4ページ、この時期に議案を提出した理由ですが、例年、12月議会ですよね。この時期に提案したということは、これから先、指定管理者のほうで植栽事業者とか、清掃事業者だとか、再委託をする必要があるということから、それで早まったというふうに理解していいのでしょうか。その辺のところ、今後の手続も含めて説明、御解答いただきたいと思います。
 次の質問は、1回ここで聞いてから。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  1番目のサービスの質の向上の欄の利用者に対しての適切な対応、情報提供をしており、改善を図っているということで、御意見が寄せられた場合には、それについて回答を掲示しているような形でございます。
 平成29年度から令和2年度の4年間で、約30件程度の御要望と御意見がございました。内容は多岐にわたっておりまして、犬のふんがあるとか、ボール遊びが危ないなど、利用者のマナーに関するものも多いものでございました。こういった対応は、看板の設置やパトロールの声がけをしているような状況でございます。
 樹木に関しましても、ちょっと植栽が元気がないとかっていうような御意見をいただいて、夜間のライトアップが非常に悪いんじゃないかという、そういった御意見もあって、夜間のライトアップを中止したりするような対応をしております。
 さらに、遊具が少ないですとか、日陰が少ないというような御要望も受けているところで、このことについては、今指定管理者と検討して対応していきたいというふうに考えているところでございます。
 2番目の維持管理に必要な草刈り機、備品の購入ということですが、何機かというのは、すみません、ちょっと手元にデータがないんですけれども、記憶でございますが、3機だったと思います。耐用年数は、使用状況なんかによっても違うんですけれども、10年程度は使えるというような話を伺っているところでございます。
 植栽の適切な育成環境の確保や維持管理でございますが、問題は、台風のとき、先ほど説明させていただきましたけれども、突発的なものに加えて、結構樹木に毛虫が葉っぱの裏にすごくいるというようなお声もいただいておりまして、そういったものに対しては適切に駆除しているようなところでございます。
 次に、植栽管理の除草でございます。除草については引き抜きということで対応しているというふうに伺っているところでございます。この時期に議案を出したということについてですが、指定管理者のほうとしても、これから、先ほど言われたとおり再委託するようなものでございます。
 清掃につきましては、プロポーザルでやるというふうに伺っておりまして、そのためにある程度一定の期間が必要というふうな形になっているところでございます。
 以上で終わります。


◯委員長(大城美幸さん)  計数に関わる細かい質問は事前にということになっていますので、よろしくお願いします。


◯委員(嶋崎英治君)  審査結果については分かりました。除草剤は使用してないということなので、それは今後も貫いていっていただきたいというふうに思います。
 次に、事業計画書についてお尋ねいたします。7ページ、管理の現状と課題についての欄に、日本無線中央広場の芝生の損傷、飼い犬のリード外し、危険なボール遊び等による苦情とあります。芝生については、次ページの半分のエリアについて養生期間を設け、芝の回復を図っていると記述されています。
 そして、次ページには改善策が記述されています。今朝、現場確認をしてきたんですけれども、かなりというか、ここのところが部分的に、髪の毛がぺしゃっというようなことが、円形脱毛症というのがあるかと思います。そのぐらいで、しっかりと回復していたなというふうに思います。ただ、少し生え方が弱いなというのがありますから、養生期間を置くまでもなく、囲い、柵で何かできるのかなという気がします。広場に丸い柵なんかを置くと邪魔に感じるかもしれませんが、利用者が、ああ、なるほどというふうに、ここの芝は弱っているんだと。これは、利用者がたくさんいたことから起きたことだというふうに理解しますので、そういった工夫で今後は足りるのではないのかということ。
 それと、芝生には春芝と秋芝があって、これを入れ替えるということになると、大変な閉鎖期間と費用の問題がかかりますから、それ以上は求めませんけれども、できればそんなようなことをすると、1年中緑があったのかなということが、今思えばということであります。これについては、答弁は要りません。
 次年度以降に、防犯カメラの設置を市として検討していくとあります。次年度以降ですから、検討なんですが、現在時点でも既に検討されているんでしょうか。それは、冒頭にあったリード外しとか、危険なボール遊びだとか、そういうことを防ぎたいということなんでしょうかね。その設置を検討した理由と、現在時点の検討状況があったら、お答えいただきたいと思います。
 次に、審査資料の11ページの中段、囲みが1、2と、1がありますね。そこに、有料での貸出しを行っていると記述されています。どのようなイベントが、これまで有料の貸出しで行われたという実績はあるんでしょうかね。
 それから、審査資料の12ページの下の囲みのところ、2、テレビCM撮影場所、テレビドラマ等のロケーション・ハンティング場所として協力していると記述されていますが、具体的にはどのようなCM、ドラマ等のロケーションがあったのでしょうか、それは有料なんでしょうか、無料なんでしょうか。
 以上です。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  まず1つ目、防犯カメラについてでございます。防犯カメラについては、まだ本当の初期の検討段階で、三鷹市の市内に防犯カメラを設置している案件について調査しております。工事金額ですとか、設置に関わる事務ですとか、そういったものを、今、情報を集めているような状況でございます。
 これについては、リード外し、危険なボール遊びということもあるかと思うんですけれども、そういった防犯カメラをつけてほしいというような御意見があったので、それに対しての検討という形で進めさせていただいているところでございます。
 次に、有料での貸出しについてでございます。こちらは、3ページの参考でございます。使用料等収入の状況というところでございます。平成30年度に5万3,000円、そして令和元年度に2,000円という形でなっているところでございます。平成30年度につきましては、先ほどの次の質問と重なる部分もあるんですけれども、CM撮影ということで、任天堂のスイッチさんのCM撮影を平成30年度に行っております。
 令和元年度につきましては、子育て支援のフリーペーパーの表紙撮影ということで、収入を上げさせているところでございまして、今のところ、過去4年間で2件の件数がありました。すみません、テレビドラマのロケーション・ハンティングというのに関しては、ちょっと把握していないというところでございます。
 説明は以上になります。


◯委員(嶋崎英治君)  有料かどうかということについても、分からないでしょうかね。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  こちらにつきましては、三鷹中央防災公園条例施行規則にございまして、一番最後の別表というところで、業として行う写真または映画等の撮影というのになっております。ここで金額が有料というふうに定められておりまして、写真の撮影に当たっては、1時間につき1,400円、映画等の撮影に当たっては、1時間につき1万3,100円という形で、有料というふうになっております。
 説明は以上になります。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。一番最後のほうからいきますけれども、これだけの少ない件数ですから、あそこでやっているというのは、なかなか自分で目にすることはなかったんですが、いいPRになるから、何かのことで、こういうことにも利用できますというようなことをすると、収入も増えるのかなというふうに思いますので、ぜひその辺のPRの仕方ですね。
 同様に、前の質問で、有料の貸出し、こういうことに利用できますよというのを、何かもう少し分かりやすくやると、また人気が高まったり、市の宣伝にもなったり、ネーミングライツのところが、スポンサーも喜ぶのかなと思いますから、何か工夫をして、そういったことに使えますよということをやっていただきたいなということを、要望をしておきます。
 それで15ページに収支計画書が記述されていますよね。それで、残金が出ますよね。これ、出ないんですか。収入合計、出ないのか。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  こちらにつきましては、精算方式という形で、年度末に、年度でかかったお金を計算して、それについて戻入で残った分を返していただいているというような形になっています。


◯委員(嶋崎英治君)  渡し切りじゃなくて、返してもらうと。幾つかありますよね、返すっていうのは、社会福祉協議会の学童保育の関係なんかもそうだったというふうに思いますので、それは市として何か一定の基準というのがあって、返してもらうところと返してもらわないところというのがあるのかなというような気がするんですけれども、その辺どうなんでしょうか。


◯都市整備部調整担当部長(高橋靖和君)  一定の基準は、確かにかかった費用、使った費用については精査して、それは使ったということで理解するところと。あと、実際にそれ以外に、指定管理者のほうには個人で、事業者さんでやっていただく事業とかというところを工夫していただいているところもあるので、そこのところでなるたけ費用がかからないような形。そこでかかったときには、また精査するというところもあって、なるたけそれについては、うちのほうでは出さない。
 あくまでも、先ほどの収支報告書にあった、かかった費用、最低かかる費用については、うちは出します。それ以外については、返していただくということは、一定の基準と思って対応しているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  この防災公園については、返していただくということで、分かりました。
 最後に、初期の検討段階で、市民から防犯カメラ設置の要望があったということですけれども、これについては、設置に当たって、またいろいろな意見が出るかと思うんですよね。そして、その映像を誰が管理するのかということも、財団でやるのもちょっと変だし、どういうふうになるのかなということも関心事でありますので、今後、逐次、情報提供をお願いをしておきたいと思います。
 それから、最後に喫煙所がありますよね。設置して、その設置した利用者から何か要望とか、苦情というのはあったのでしょうか、なかったのでしょうか。それをお尋ねして終わります。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  喫煙所に関しての意見というのは、今のところ把握していない状況でございます。今、御利用状況として、新型コロナウイルス感染症対策のため、時間のほうもちょっと制限させていただいて、入る人数も2人ということで、かなり制限させて御利用のほうをお願いしているというような状況でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  制限されたという、そうでしょうね。そのことに対しても苦情はないというふうに理解してよろしいですか。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  それについての御意見というところは、今のところ把握してないという状況でございます。


◯委員長(大城美幸さん)  委員長を交代します。


◯副委員長(嶋崎英治君)  委員長を交代いたしました。


◯委員(大城美幸さん)  何点か質問します。初めに、3ページに選定方法を非公募とした理由が書いてはあるんですが、説明もありましたが、この3年間、事業実施計画、収支計画及び経営状況の内容が適正であることから、指定管理者として適当であるというふうに書いてはあるんですが、非公募をもう一つ、何か。
 この理由って、今まで市民の要望、苦情等に対応してきたとか、市との連携とか、そういうことは分かるんですが、非公募としなかった場合、市内事業者って、そこに手を挙げるところがやはりあるかなとか、いろいろ考えると、非公募で本当にいいのかなっていうことも思うんですが、もう一つ、何か選定方法を非公募とした理由をいま一度御説明いただきたいと思います。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  非公募の理由でございます。三鷹中央防災公園では、いろいろガーデニングフェスタや、農業祭や、商工まつりなど、多くのイベントを行っているような状況でございます。このようなイベントを効率的、かつ効果的に行うためには、市、市民、関係団体等が指定管理者と協働で事業を進めていく必要があると考えております。よって、既存、既設の施設のノウハウを持った、三鷹市スポーツと文化財団ができているというふうに考えたところでございます。
 今後も指定管理者として、市民満足度の高い施設管理が期待できると考えておりまして、三鷹市公の施設に関わる指定管理者の指定の手続等に関する条例等に基づいて、公募によらない選定、すなわち選定方法を非公募とすることにしたところでございます。
 説明は以上になります。


◯委員(大城美幸さん)  既存の施設のノウハウを持っているということと、私が一番思っているのは、先ほど言われたガーデニングフェスタとか、農業祭とか、市も関わるイベントで、緑と公園課、市と指定管理者との連携がすごくスムーズにいくのかなっていうことが大きいのかなというふうに思っているところなんですが、それは今のお話で理解いたしました。
 それで、次なんですけれども、2ページの共通項目3の評価理由の一番下、4点目、意見箱やメールによる問合せ、公園に常駐しているため利用者ニーズについて把握できているとあります。公園に常駐している人が何人か分かりますか。それは、人数はいいんですが、夜間はいないと思うんですけれども、常駐時間というのは、時間が分かれば教えていただきたいと思います。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  職員の配置につきましては、13ページに資料がございまして、こちらのほうに三鷹中央防災公園ということで、4人の職員がいるところでございます。
 時間については、ちょっと把握しかねているんですけれども、夜なんかも受付の方なんかはいらっしゃるので、そういった方に公園にごみが落ちていたよとか、そういったお話があれば、職員に伝えて、次の日すぐ対応したりというような──もちろん、日中は職員がいますけれども、そういうような対応をとらせていただいているところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  ありがとうございます。直接、市民が常駐している方とか、受付に要望とか、苦情なり、伝えることができるのはいいなって思っているのと、やはり公園の安全管理っていう点で、巡回も行っているというようなことも書かれてありました。そのことを考えると、先ほど市民からの要望で防犯カメラの検討ということがありましたが、私も、防犯カメラを設置したから安全安心が全て守られるというわけではない。ある意味、プライバシーの侵害にも関わるところもあるし、そういうことを考えると、防犯カメラについては慎重な検討をしてほしいなということ、この点は要望しておきます。
 最初の頃、いろいろ案内版の掲示とか、苦情、要望にそれぞれ適宜対応してきていますが、全てA評価なんですけど、階段みたいになっている段差のところを、私も最初の頃はそこから上って公園のほうに上がっていっていたら、いつの間にか、ここは上がらないでくださいっていう立て看みたいな看板が出たりとかしていましたけれども、公園でのけが人とか、そういうようなケースはなかったんでしょうか。


◯都市整備部調整担当部長(高橋靖和君)  段差とか、以前あったというところについては、もともと指定管理のほうは運用していただくというところが主なので、そこのところは市のほうで、例えば相談させていただきながら、通らないようにとか。中には、入り口のほうに入る、ショートカットというか、スロープから降りるようなところも新しく造ったりとか、そこは市のほうで整備したりとかして、なるたけ対応できるものは市で調整しながら、維持管理のほうは指定管理のほうにお願いしてきたところです。
 けがについてはそんなに多くないんですけれども、うちのほうで連絡等を受けているのは、遊具で遊んでいて、転んでちょっと足を擦りむいたとか、頭を打ったというのは数件。これは元気創造プラザの連絡会議というのがありまして、月1回そういうのを開いているんですが、その中で連絡を取り合って、どういうものがありましたかとかいう情報も得たりしていますので、けがについては、今言ったその数件あったということは聞いているところです。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。ちょっと、先ほどの63ページの植栽費のところで、植栽というか、花と緑のことについてはボランティアも組織をしてやっていると思うんですが、それは、ボランティアは無償ということで、植栽費のほうには入っていない、それとも有償でそこに入っているのか、確認したいと思います。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  ボランティアの方は東広場にいまして、そこの花壇について植え替え、水やり等、毎月のメンテナンスをやっていただいているような状況でございまして、ここは無償でやっていただいているところでございます。芝生のあそこ、木とか、そういったほうが委託業者によるものになっているところでございます。
 説明は以上です。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。最後というか、9ページで、個人情報保護の措置で、5でマイナンバー制度においても特定個人情報保護規定を定め、関係者からマイナンバーの提供を受ける際には、必ず利用目的を明確に書面で示し、受理後は厳重に管理しているということで、この具体的なケースで、受理後は厳重に管理しているって書いてあるんですが、個人情報の漏えいの心配とかないのか、もう少し詳細にお聞かせいただきたいと思います。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  実際に中央防災公園の利用に関しましては、今のところ、マイナンバーを利用しての利用というのは把握していない状況でございます。個人情報管理につきましては、財団法人のほうもかなり気を遣って個人情報の保護には力を入れているというふうに伺っているところでございます。ただ、厳重に管理というのがちょっとどういうふうな管理をしているかというところまでは、すみません、把握してないところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。具体的なケースは今のところないけれども、あり得る可能性はあるんですか。緑と公園課のところで受付業務に関わって、映画とか、写真とか、そういうようなときの申請をやっているけれども、今まではなかった。マイナンバーを提示しなきゃいけないような場面とか、そういうのってあるんでしょうか。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  今、想定している中では、現状のところではないのかなというふうに考えているところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。ないほうがいいなと思いますが、でも、あった場合には、きちんと個人情報保護を徹底していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 以上で終わります。


◯副委員長(嶋崎英治君)  委員長を交代いたします。


◯委員長(大城美幸さん)  委員長を交代しました。
 そのほか、質疑ございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、ないようですので、以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩します。
                  午前10時30分 休憩


                  午前10時44分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 議案第39号 三鷹中央防災公園の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、討論をさせていただきます。
 防犯カメラというか、監視カメラの設置に当たっては、プライバシーに係る重要な問題があります。初期の検討段階から、設置場所、運用内容、方法について、慎重な検討を行い、検討内容については逐次報告することを求めます。ボランティアの皆さんの参加なくして公園の維持管理はできないと思います。ボランティアの皆さんの意見、提案を聞く機会を大切にして、よりよい公園づくりを進めていただきたいと思います。
 以上において、本議案に賛成いたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、討論ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、これをもって、討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第39号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前10時47分 休憩


                  午前10時48分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  三鷹台駅前周辺地区土地利用の方針(原案)について、御説明します。
 資料1、1ページ目を御覧ください。1、背景と目的です。三鷹台駅前周辺地区では、安全で快適な歩行空間の確保や商業の活性化を目指したまちづくりを進めてきました。三鷹台駅前周辺地区まちづくり推進地区整備方針に基づき、平成31年2月に都市計画道路の廃止と地区計画の策定を行っており、地区施設として幅員12メートルの道路と新たな駅前広場の位置づけを行っています。今回はその次に続く都市計画の取組として、新たな駅前広場周辺の用途地域等の見直しに向けて、土地利用の方針を策定していくこととしました。
 これまで地域との話合いや、令和2年に開催したまちづくりワークショップなどで意見をいただいているところですが、今回は三鷹台の土地利用の取組の第1弾として、現在整備が進められている、三鷹台駅前周辺において、にぎわいの創出を図るために土地利用の方針の原案を作成しました。なお、今後も都市再生部と連携して地域の方の意見を聞きながら、地域のまちづくりや土地利用の在り方についての継続は検討していきます。
 2、対象区域です。赤い破線で囲まれた、現在、第一種中高層住居専用地域──黄緑の部分と、第一種低層住居専用地域──緑の部分になっている箇所が、今回の主な変更対象箇所です。
 2ページをお開きください。3、土地利用の方針です。1つ目の丸です。整備が進められている三鷹台駅前広場周辺のにぎわいの創出のために、商業活性化を踏まえた商業環境の拡充を図るとしております。2つ目の丸、駅前広場南東側は広場に面して崖があるため、今回の変更箇所は、駅前広場の南西側に限定しています。対象区域が限定的であるため、隣接している三鷹台駅前通り沿道と同じ内容の都市計画に変更することを基本としております。
 (1)、用途地域等の方針です。まる1、用途地域から、まる4、特別用途地区まで、都市計画における4つの地域づくりについて、三鷹台駅前通り沿道と同様の内容とすることとしています。(2)、地区計画の方針です。まる1、土地利用の方針及びまる2、建築物等の整備の方針についても、駅前通り沿道の地区計画と同様の内容とすることとしております。
 それぞれの内容については、記載のとおりです。
 3ページ目を御覧ください。4、その他です。以上のことに加えまして、都市計画変更の際には、三鷹台駅前通り沿道の近隣商業地域の範囲を若干変更したいと考えています。現在は、既に廃止された幅員16メートルの都市計画道路の線から20メートルまでが近隣商業地域となっています。これを、全部ではなくて、整備済みの区間の南東側の範囲のみ、新たな12メートルの区画道路から20メートルまでに、僅かですが、ちょっとずれが発生しているため、変更したいと考えています。
 図で説明します。3ページの下の図を御覧ください。ピンクの部分が、現在、近隣商業地域の範囲になっておりまして、赤い実線がその用途地域の境界になっています。駅前通りの駅に近いほう、グレーに着色されている部分が凡例で米印で整備済みとなっていますけれども、こちらが幅員12メートルで整備済みの箇所になっておりまして、ここから南東側、図でいくと右下のほうに20メートルの先、青い破線まで、こちらは凡例では一番下で、用途地域界(変更後)となっていますが、こちらの線まで、近隣商業地域の範囲を変更しております。赤い実線から青い点線に変更するということでございます。
 この部分と、先ほどまで2番の対象区域で御説明した駅前広場周辺について、一部重複しますが、双方を近隣商業地域に変更することが、今回の主な内容となっています。なお、整備済みの区間の北西側については、区画道路、12メートルの道路から20メートルまでの範囲を近隣商業地域とした場合は、現状と4メートル程度ずれが発生してしまい、建築物の既存不適格等が生じて影響が大きいために、今後、地域の方と土地利用に関する話合いをする中で、また検討していくこととしました。
 4ページを御覧ください。5、経過と今後のスケジュールです。令和2年2月に三鷹台駅前周辺地区におけるまちづくりワークショップを開催し、令和2年9月に商店会、それから10月にまちづくり協議会と一般の方向けに、結果の報告会を実施しております。また、令和3年6月に一般の方と商店会向け、7月にまちづくり協議会向けで、今回の土地利用の方針の策定について御説明をして、御意見をお伺いした上で、土地利用の方針の原案を作成しました。
 令和3年8月には、書面開催となりましたが、都市計画審議会へも報告をしております。今後、10月に地域の方々に本原案をお示しして、いただいた御意見をまた反映しまして、土地利用の方針の案を作成していきます。10月3日、午後1時から、場所は井の頭コミュニティ・センターで、事前申込制で開催を予定しておりますが、それとは別にZoomでの参加もできるようにしております。
 その後、11月頃に案を都市計画審議会に諮問して、確定していきたいと考えています。確定した土地利用の方針に基づいて、令和4年に都市計画変更の手続を進めていきたいと考えています。
 報告は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。よろしくお願いいたします。3ページのところなんですけれども、先ほどの説明の中で、青い点線のところ、用途地域変更、4メートル変更が出てしまって、不適格になってしまう住民の方がいらっしゃるというような御説明があったかと思うんですけれども、その住民の方が、それでは困るということであれば、変更せず、そのままということもあり得るんでしょうか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  今回変更する駅前通りの南東側、赤い実線から青い破線に変更することによって、既存不適格の建築物は発生しません。発生するのは、この駅前通りの北西側です。この図でいくと左上のほうなんですが、このグレーの整備済みの道路から、今大体、近隣商業地域の間、24メートルぐらいになっているところの範囲を20メートルに変更すると、近隣商業地域が減ってしまって、残りの部分が第一種低層住居専用地域や第一種中高層住居専用地域、少し低い用途に変わってしまうので、こちらは建築可能な建蔽率、容積率が下がったり、場合によっては既存の建物が斜線規制に引っかかってきたりということもございますので、それについてはもっと地域の方とお話をした上で、また検討していきたいと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、4ページの三鷹台駅前周辺地区のまちづくりに関する説明会の開催内容、(2)のところで、三鷹台駅前広場における道路附属物についてというふうに書いてあるんですけれども、道路附属物というのは何を指すんでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  駅前広場につきましては、基本的な線形につきましては、地域への御説明などをして、前回の委員会でもこういった形でという御報告をさせていただいたところです。線形が決まって、次の段階として、道路附属物ということで、例えば防護柵であるとか、植栽の位置だとか、あと歩道の舗装をどんな見栄えにしたらいいかという、そういった細かい部分につきましても、地域の皆さんに御意見をいただきたいということで、今回併せて10月3日に意見交換をさせていただくというものでございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。私からは以上です。


◯委員(小幡和仁君)  1点だけお聞きします。この1ページなんですけれども、この対象区域が赤線で囲まれているここを、今回、近隣商業地域にされるということですよね。これを見ると、ロータリーからはみ出した部分が南側にありますけれども、これ、ビルが1個建っているんだなというのがちょっとこれを見ると分かりますけれども、ここまで含めた理由というか、すみません、教えていただけますか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  今回、駅前広場が整備されますと、赤い破線で囲まれている駅前広場を除いた部分については、駅前広場に直接面する形になります。現在、実はちょっと建物は建っていなくて土地利用されていないんですが、駅前広場に直接面する土地になりますので、せっかくですから、にぎわい創出のために店舗等を誘導していきたいということで、今回、近隣商業地域に変更させていただければというところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  よく分かりました。ありがとうございます。そうしますと、ロータリーの東側は面していても含めないというのは、ここは住宅なんかが建っていて、商業地区にならないと、そういうことでございますか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  御指摘のとおり、住宅等建っておるんですが、現地、駅前広場になる部分と、擁壁があって、かなり高低差がございまして、直接駅前広場のほうに出入りができないような土地になっております。そういったことや、平成31年の都市計画変更の際に、ちょっとこちらにお住まいの方から、うちのほうについてあまり触ってほしくないような御意見もいただいておりますので、こちらについては、平面上は駅前広場に接しますけれども、都市計画は変えずに、そのままということで、今回検討しました。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(土屋けんいち君)  すみません、ちょっと記載について1点確認というか、お聞きしたいんですけれども、3ページの駅前広場というのが記載されていると思うんですけれども、道路に面しているところが1軒分多いので、今後、その部分は買収予定とか、駅前広場になる予定なのか、その点についてお伺いしたいと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  今回、駅前広場を整備するときには、おっしゃるとおり1軒の部分が入っていない形になっております。こちらにつきましては、三鷹台駅前通りに面するところについては一度拡幅させていただいて、再建をして、今のところに建物があるわけですけれども、今回、その後、地区計画を定めていく中で、駅前広場につきまして地域の方々にお話をさせていただいたときに、御協力、御理解いただいたところにつきまして、今回こういった地区計画に入れさせていただいているんですけれども。
 当該1軒につきましては、すぐにではなくて、将来的に御協力いただけるということで、この地区計画の位置づけにすることを御了解いただいたということで、都市計画上にはこういうふうな形の位置づけをさせていただいておりますけれども、すぐにということではないことから、整備につきましては、その1軒を除いた形で、まずは整備させていただくというものでございます。


◯委員(土屋けんいち君)  今後の予定というか、希望的観測で、こういう駅前広場の記載、形になったということで、多分この資料とか、三鷹台駅前周辺地区のまちづくりに関する説明会とかでも、もしかしたら市民の方にお示しすると思うんですけれども、多分これを見ると、駅前広場がこういうふうにこの形で予定されていると思いますので、その辺、どうなんですかね。現時点でもうこの1軒分入れちゃった、この広場の形にしちゃっていいんですかね。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  こちらの1軒の方につきましては、覚書のほうも締結させていただきまして、将来的に御協力いただけるということで、既に地区計画の中でも、こういった形での広場の位置づけをさせていただいておりまして、これにつきましても、地区計画の策定の過程の中で、地域にもそういった図はお出しをしているところでございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時07分 休憩


                  午前11時13分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 都市再生部報告、本件を議題といたします。それでは、項目アに対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  都市再生部からは、報告が2件ございます。まず最初に、1件目の新都市再生ビジョン(仮称)策定に向けた基本的な考え方について、報告させていただきます。よろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  私のほうからは、報告事項のア、新都市再生ビジョン(仮称)策定に向けた基本的な考え方について御説明させていただきます。すみません、初めに別紙を御覧ください。申し訳ありません。新都市再生ビジョン(仮称)は、公共施設の建て替え、改修の基本的な方針や優先順位の考え方、中長期的な修繕計画などを示す計画で、令和4年12月の策定を目指し、取組を進めているところです。
 今回は、計画策定の第1ステップとしまして、今後、計画の具体的な内容を検討、整理していくに当たっての基本的な考え方や、その方向性を新都市再生ビジョン(仮称)策定に向けた基本的な考え方として取りまとめをしましたので、本日はその内容について御報告させていただきます。また、計画の策定につきましては、別紙資料の記載のとおり、令和4年3月には中間まとめ、9月に計画の案、12月に最終案と、段階的に検討を進めながら整理していきたいというふうに考えております。
 各段階におきまして、市民意見の募集であるとか、パブリックコメント等を行い、いただいた意見等を反映しつつ、取りまとめていく予定としております。
 それでは、本編のほうの御説明に入らせていただきます。資料1、1ページを御覧ください。大きな1、背景です。ここでは、これまでの三鷹市における都市再生の取組、今後も施設の長寿命化や人口減少時代を見据えた公共施設の再編など、都市再生の取組をさらに推し進めていく必要があることなどを、ここで背景として記載しております。
 次に、2、計画策定の目的です。今後は、老朽化した施設の維持保全に多くの経費が必要となり、財政面から事業の平準化を図っていく必要があること、また、建設された当時と比べ、社会状況やニーズ等が大きく変化してきているため、施設の在り方について見直しを行っていく必要があります。そこで、整備の優先順位を整理し、建て替え時期を見据えた修繕を計画的に行い、市民サービスの質的向上、効率的かつ効果的な施設の維持保全、財政負担の軽減等を図っていくことを目的としております。
 2ページを御覧ください。大きな3、計画の位置づけになります。新都市再生ビジョン(仮称)は、公共施設の適切な維持保全や建て替え等を計画的に進めるための計画で、国が策定を要請している学校施設などの個別施設ごとの長寿命化計画に位置づけられるものとなります。
 続きまして、4、計画期間になります。第5次基本計画の計画期間に合わせて令和17年度までとしておりますが、中長期的な取組の方向性等を含めたものとして策定することとしております。計画策定後も、必要に応じて弾力的に計画の見直しを行っていくとしております。
 3ページを御覧ください。大きな5、計画策定に当たっての基本的な考え方です。公共施設の改修や建て替え等に当たっては、市民サービスの提供や防災拠点としての役割、機能なども含め、総合的に捉えて検討していく必要があること、また、施設の老朽化に加え、地域の担い手の高齢化、今後のさらなる人口構成の変化などを踏まえると、地域で支え合う仕組みづくりやデジタル技術の進展等を活用したサービス提供の在り方についても取り組んでいく必要があること。
 また一方で、不具合が発生した場合の影響が大きい、早急に対応が必要な公共施設については、本計画策定までの間も改修等に取り組む必要があることから、公共施設の改修や建て替え等の内容及び優先順位を検討するに当たっては、下の囲みで記載しております4つの視点に基づいて、総合的・政策的に評価、判断していくものとしていきます。
 続いて、4つの視点について御説明いたします。4ページを御覧ください。1点目、防災都市づくりの推進です。公共施設は、災害時には被災者への対応や復旧・復興活動など、災害対策活動の重要な役割を担う施設であり、また、近年は自然現象が激甚・複合化してきていることから、市民の暮らしを守る防災都市づくりの取組を主要課題として取り組んでいくものとしています。
 2点目、安全安心で快適に利用できる施設の確保です。三鷹市の公共施設の約5割が建築後40年以上を経過し、多くの施設で老朽化が進行している一方で、施設利用を継続している間は、安全で安心して利用ができるよう施設・建物の状態を維持していく必要があることから、予防保全の維持管理を推進し、老朽化対策や建て替えを計画的に実施していくこととしております。
 5ページになります。3点目、社会状況の変化等への対応です。今後の財政状況を踏まえると、これからの公共施設は量から質へ、造るから使う、有効活用への転換を図っていく必要があります。また、建設当時に比べ、市民ニーズなども変化し、今後は新しい生活様式への対応なども必要となることから、各公共施設に求められる機能、役割を総合的に検証しながら、将来の社会状況を見据えた再編を視野に入れて検討していくこととしております。
 4点目は、維持保全経費の縮減と平準化です。市の公共施設は、昭和40年代と昭和50年代に集中して建設されていることから、施設の老朽化や劣化、不具合等が発生する時期が集中することになります。そこで、効率的な施設管理等における維持管理経費の縮減や建て替え等に当たっての民間活力の導入、施設の複合化や多機能化など、中長期的なマネジメントによりトータルコストの縮減と財政負担の平準化を図っていくものとしております。
 以上が、計画策定に当たっての基本的な考え方と4つの視点になります。
 続きまして、6ページになります。大きな6、公共施設の課題と対応の方向性であります。ここでは、防災、老朽化の進行、再編、財政負担の軽減の4つの視点に関して、それぞれの現状、課題、対応の方向性を整理しております。
 1点目は、(1)としまして、災害リスクと公共施設の防災性の向上です。現状の把握としまして、災害リスクについて、ここで整理しております。アの地震災害では、東京都防災会議による首都直下地震等による東京の被害想定について、建物被害等による死者、負傷者、またライフラインの被害想定をここで記載しております。
 7ページのイ、地震に関する地域危険度測定調査では、東京都が平成30年度に行った調査の総合危険度を記載しております。市内には危険性が最も高いランク5に該当する地域はありませんが、井の頭二丁目から五丁目が道路や公園などの災害時に有効な活動空間が不足していること、避難等に有効な道路ネットワークが不足していることなどから、総合危険度がランク4となっております。
 8ページになります。ウの浸水被害の状況です。平成27年の水防法の改正に伴い、三鷹市も浸水ハザードマップの更新や、それに伴い浸水想定区域内に立地している施設について、水害時には避難所としないこととしたことなどについて、ここでは記載をしております。
 続きまして、9ページになります。エの土砂災害になります。土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域の指定状況などを記載しております。市内では、大沢の国分寺崖線沿い、また牟礼、井の頭の玉川上水沿いに点在していることが分かります。こうした現状を踏まえまして、課題と対応の方向性について整理しています。
 10ページの黒丸になりますが、主な課題としましては、防災拠点としての機能や役割などに応じて耐震性や防災機能の向上等を図っていく必要があること、浸水想定区域内に立地している公共施設については、想定される浸水の深さなどを踏まえ、必要な水害対策を検討していく必要があること、地域防災活動や交流の拠点となる機能の充実を図っていく必要があることなどを、ここで挙げております。
 また、対応の方向としましては、主なものとしまして、老朽化が進む公共施設については、計画的に建て替え等を進め、防災拠点としての役割や重要度に応じた耐震性を確保していくこと、施設の建て替えなどに当たっては、複合化・多機能化により災害時にはそれぞれの特性を生かした機能転換を図るなど、防災拠点の総合的な防災性の向上を図ること、浸水想定区域にある避難所については、想定される浸水の深さなどを踏まえ、建て替えなどに当たり移転等の可能性や浸水対策について検討を行うことなどを記載しております。
 続きまして、12ページを御覧ください。2点目、(2)、公共施設の老朽化の進行についてです。現状のアの施設の保有量としましては、市が管理する公共建築物の総床面積は31万3,052平方メートル、学校教育系施設が半数となっております。施設の保有量は、人口の増加や新たなニーズ、施設需要などの対応などにより増加している状況にあります。
 13ページになります。イの築年別整備状況です。建築後40年以上経過する施設の延べ床面積は14万5,758平方メートルで、施設全体の約46.6%を占めております。また、旧耐震基準の施設の耐震化につきましては、今年度をもって完了する予定となっております。
 こうした現状を踏まえての主な課題としましては、すみません、14ページの黒丸に移りますが、主なものとしまして、改修や更新が集中して訪れるため、財政面からも事業の平準化を図っていく必要があること、建設当時に比べ、現在は機能水準が変化していることから、改修等に当たっても、機能向上について考慮していく必要があることなどを、ここでは整理しております。
 対応の方向性としましては、予防保全を推進し、劣化等の状況に応じた適切な修繕や改修等の対策を講じることにより、安全に施設利用ができる状態を継続的に維持していくこと、早急に対応が必要な箇所については、本計画策定までの間も継続して改修などの取組を進めていくこと、今ある建物を大切に長く使う、長寿命化を基本としつつも、建て替えの優先順位を明確にし、早い段階で建て替えに取り組む施設と長寿命化等により中長期的に対応する施設等を区分し、建て替え時期の分散化と経費の平準化を図るなど、計画的な実施に取り組んでいくことなどについて整理しております。
 続きまして、15ページになります。課題と対応の方向性の3点目、(3)、将来を見据えた公共施設の再編についてです。現状のアの人口推移としましては、表のとおり、総人口は微増傾向にあり、各年齢層で微増している状況になっております。イの人口推計につきましては、総人口が令和20年に最大の19万3,349人となり、その後は徐々に減少に転じるものと見込まれています。また、65歳以上の老年人口が増加し、令和31年には総人口の31.2%を占め、高齢者の人口規模が大きくなるものと予測されております。
 16ページ、17ページにかけてになります。ウの就学前児童数及び児童・生徒数になります。マンション等の開発による子育て家庭の流入などにより、ともに増加傾向となっております。平成26年に比べ、市立の小学校の児童数は約15%の増、中学校の生徒数は約4.2%の増、就学前児童数につきましては、保育ニーズ量としまして約40.1%の増という状況になっております。今後につきましては、就学前児童数については、令和11年までに緩やかに減少し、令和12年あたりから緩やかな増加に転じると見込まれます。児童数については令和5年度まで増加し、生徒数については、児童数の変化より数年遅れて令和10年にピークを迎えるものと推計しております。
 続きまして、18ページになります。現状を踏まえた主な課題としましては、下の黒丸になりますが、社会状況の変化を踏まえ、施設需要の変化等に対応した施設整備を進めていく必要があること、公共施設の有効活用と量の最適化を図っていく必要があること、地域における人と人とのつながりの希薄化等から、地域における交流や支え合う関係づくりが必要であること、まちづくりの進捗に併せて公共施設の再編整備を行っていく必要があることなどを課題として挙げております。
 対応の方向性としましては、様々な用途の施設について、それぞれの施設の今後の在り方などを検討し、建て替えなどに当たり、施設の機能転換や統廃合、再配置等を行っていくこと、これからの行政サービスの提供の在り方などについて検討を進める中で、市役所機能の分散化について検討していくこと。
 19ページに移りますが、コミュニティ・センター及び学校施設については、地域の核となる公共施設として、他の公共施設機能を含め、連携・融合した施設となるよう検討していくこと。学校施設については、学校3部制に対応した機能転換が可能な施設としての活用・運営について検討していくこと、駅前地区の活性化の拠点施設となる三鷹駅前再開発事業に併せて、周辺公共施設の集約・再編について検討していくことなどについて、整理しております。
 20ページになります。4点目、(4)、財政負担の軽減についてです。現状のアの歳入としましては、歳入はここ数年、700億円前後で推移してきましたが、令和2年度には新型コロナウイルス感染症に係る国庫支出金、都支出金が大きく増加したことなどにより、約923億円となっております。また、市税については、個人市民税や固定資産税に増加傾向が見られる状況となっております。
 下に移りまして、イの歳出としましては、近年はおおむね600億円台で推移してきましたが、令和2年度は、コロナウイルス感染症への対応などにより、過去最大の800億円を超える規模となっていること、また、扶助費が一貫して増加傾向にあることなどを記載しております。
 次に、21ページになります。ウの公共施設の維持保全経費です。建物の新築や設備の新築、解体等を除く公共施設の維持保全経費は、平成23年度から令和2年度までの過去10年間の総額で約123億円、年平均で約12.3億円となっております。平成29年度より学校施設の大規模改修工事を本格的に開始したことなどから、平成29年度以降の維持保全経費は毎年10億円を超え、年平均で約18.4億円となっております。
 次に、22ページをお開きください。エの今後の維持保全経費のシミュレーションについてです。ここでは、従来型の建築後60年で建て替えを行うことを前提に維持保全を行っていくとした場合の、今後の40年間に必要となる修繕、改修、建て替えの経費についてシミュレーションを行っております。結果としましては、今後40年間に必要な経費の総額は約1,580億円、年平均で約40億円と試算されたところです。内訳としましては、既存建物の修繕・改修等の経費が約280億円、解体や仮設費、これ仮設校舎を含みますが、建て替え経費が約1,170億円、建て替え後の施設の令和44年度までの修繕等経費が約130億円となっております。ピークは建て替えが集中する令和10年度の約135億円と試算されたところであります。
 このような現状を踏まえた主な課題としましては、23ページになりますが、効率的な維持保全により、財政負担の軽減を図っていく必要があること、公共施設の資産活用を図り、新たな財源の創出とともに、施設の統廃合や再配置などにより、さらにファシリティーマネジメントの推進を図っていく必要があることなどを課題として挙げております。
 対応の方向性としましては、サービス提供の在り方の見直しや施設の建て替えなどに当たり、類似する施設機能の集約化や多機能化などを進め、施設利用の効率化を図ることによって、公共施設の量や施設の面積を最適化し、更新コスト、維持管理費の削減を図っていくこと、施設の集約化や複合化、多機能化などにより生じた余剰地や余剰床については、民間活力の導入を検討し、新たな財源の確保を図っていくこと。民間の事業者と連携した市民サービスの提供や定期借地権の活用など、民間活力の活用を図った維持管理の効率化を進めていくことなどを、対応の方向性として整理しております。
 策定に向けた基本的な考え方の内容としては、以上になります。今後、こうした考え方を踏まえまして、より具体的な内容について検討を深めてまいります。
 私からの説明は以上になります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明が終わりました。
 質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。幾つか質問をさせていただきます。まず確認なのですが、13ページのイの施設の築年別整備状況について、一番最後の行なんですけれども、構造躯体の耐震化は完了する予定ですとありますが、これはもう市の全ての公共施設の耐震化は完了するという理解でよろしいでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  これは躯体の耐震化の修繕とかではなくて、躯体の耐震化については、今年度をもって全ての公共施設については完了するということです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。もう一つ確認で、別紙のところなんですけれども、これは、今回、御説明いただいたのが基本的な考え方なんですけれども、具体的な建て替えの優先順位などは、新都市再生ビジョン(仮称)に載ってくる、つまり令和4年9月にそれが詳しく載ってくるということでよろしいでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  現在、これから作業を進めていくことになりますが、今現時点の今後の進め方については、具体的な公共施設の順番づけがお示しできるのが9月ではなくて、令和4年度の12月の計画の最終案の段階でお示しできるというふうに、今現在のところは考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 あと、浸水想定区域内であったり、土砂災害であったり、その近くにある学校、第七中学校であったり、羽沢小学校というのは危険なように感じるんですけれども、こういったところはやはり優先度が上がってくるということでよろしいでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  具体的な優先順位につきましては、今後検討していくということにはなってくるわけですけれども、ただ、今回の基本的な考え方におきましては、防災的な視点、防災都市づくりの取組を主要課題として取り組んでいくものとしますというような、基本的にはそういったような考え方を示しておりますので、そういったことを加味しながら、公共施設全体として、今後検討してまいりたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  やはり今後、学校も高度に利用していく──3部制とかもここに書いてありますけれども、日中は子どもたちがいっぱいいるということで、非常に常に人がいるような施設になってくると思いますので、優先度を上げていただきたいなと思います。
 また、最後の質問なんですけれども、19ページの2番目の黒丸と3番目の黒丸のところなんですけれども、これを読んでいくと興味深いなと思ったのが、コミセンと学校が一緒になって、それが3部制で高度利用されていくというふうに予測してみたんですけれども、こういった考え方の方向性でよろしいでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  学校につきましては、今回、三鷹のこれからの教育を考える研究会のほうから、3部制というような活用について御提案がありまして、今後そういった提案を受けて、教育委員会を中心として、利用についての検討が深まると考えております。
 その3部制の中で、やはり3部制の3部目で、地域の方々の開放された施設という形になってきます。そこについては地域コミュニティ機能みたいなこともうたわれております。そうしますと、やっぱりコミュニティ・センターと類似するところが出てくるということがありますので、そういった面も含めて、今後コミュニティ・センターと学校とが融合していくことによって、より地域の核となる施設になっていくという可能性もありますので、当然学校、教育の場というところでの観点を含めた検討が教育委員会のほうで進められていくと思いますので、そういったところとも十分協議、調整しながら、そういったところの可能性について、今後検討を深めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。基本的なそういった考え方については大賛成なんですけれども、ぜひ日中の子どもたちの防犯についても併せて考えていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いします。まず最初に別紙なんですが、令和4年3月の中間まとめは、どういったところのものを出されるということか、もう一度確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  現時点で、令和3年9月、中間まとめの内容について、どんな内容になるかということですが、今回、計画策定に見た基本的な考え方を示して、次のステップになるように取り組んでいるところですが、具体的には、計画策定の目的や位置づけなどの基本的な内容に加えて、計画策定に当たっての基本的な考え方、例えば公共施設の今後の方向性の考え方であるとか、公共施設の維持保全の基本的な方針について、ここでは中間まとめの段階ではお示ししていこうというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。よく分かりました。
 それでは、資料1のほうですが、3ページに4つの視点がございますけれども、これらは今いろいろ議論されたと思うんですけれども、この視点以外の視点も候補に上がるものがあったのでしょうか。この4つの視点にすんなり決まったのか。ちょっとここにないものがあって、それも留意して考えるというようなところがもしあれば、併せて教えていただきたいと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  いろいろな現状でとか、そういったものを分析しながら、それをだんだん集めていって視点にしていくというふうになっていますので、初めから視点が幾つあって、それを議論して4つにしているということではありませんので、全体的なものからまとめていったという形になっていますので、何か幾つかの視点がほかに検討されたかということではございません。


◯委員(小幡和仁君)  この4つの視点は、私自身は非常によく考えられている視点だなと思っているんですけれども。1点だけ、例えばですけれども、いろいろ維持管理経費の観点からとか、社会状況の変化等で考えてみたときに、三鷹市単独で考えていくということなのか、場合によっては近隣の市とか、都の施設も含めて、もう一回、ゼロベースで三鷹市の施設がどうあるべきかということを考える視点というか、そういった作業も必要なのではないかなというふうにも思うのですが、そこら辺は、具体的に言うと、例えば他の近隣の市と何か今後協議をしていくということも御検討に入ってくるのか。
 そこら辺は、この考え方の中では全く触れていないと思うんですけれども、そういったところについては、今のところはどうお考えですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  近隣市との公共施設のサービスの相乗りみたいなことって、たしか幾つかのサービス部門でやっていたというふうに思います。今後、具体的に、あくまでハード的というより、やっぱりソフト的なところの取組の中で、近隣等のサービス提供がどうなのかという形になってくるかと思いますので、今後この社会状況の変化への対応の中で、今後、公共施設はどうあるべきか。
 それはハードではなくて、むしろより中身がどうあるべきか、やっぱりそういった議論が一定程度先行されていかないと、ハード的にどうする、こうするということにはなっていかないというふうに理解をしておりますので、今後、全ての施設について事細かにどうするっていう方向性までは難しいかもしれません。基本的な大きな方向性、そういったものについては、こういったビジョンの中でも整理してお示しすることができればいいなというふうには、現時点では考えているところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。今おっしゃられたソフト面でいうと、システム関連を他市と協働して開発しているというのが最たるものだと思うんですけれども、ハード面においても、場合によっては必ずしも三鷹市になくてもいいというものがあるのではないかなというふうにちょっと感じているところもあるので、今後、予算が非常に逼迫するという中で、どこまでやるかという問題とも関連すると思うんですけれども、ちょっと気になったので質問させてもらいました。
 続きまして、あと2つ、ちょっとお聞きします。18ページに、市役所機能の分散化について検討を行いますということで書かれています。この考え方は、比較的最近出てきている考え方ではないかなと。特に市庁舎建て替えの問題から派生しているというのをちょっと感じてはいるんですけれども、この市役所機能の分散化というのは、この都市再生ビジョンの中で、新たな公共施設を検討していく中で、非常に核となる部分でもあるとは思うんです。
 メリット・デメリットも何かあるような気がしていまして、これによって逆にコストがまたかかっていくという面も、逆を言うとあるのではないかなと。1か所に集約したほうが、コスト的に削減できるという部分もあるのではないかなとも思ったりします。そこら辺、これから検討ということなんですけれども、現時点において何かお考えがあれば、お示しいただければなと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  やはり今後、これまでもいろいろと御意見いただいている中でも、今後、高齢化なども考えると、やっぱり地域で、身近なところで市民の皆さんが日常的に暮らせる、そういった環境を向上していくという考え方の中でも、その1つとして、市役所での機能──いろいろな相談機能だとか、そういったものについても身近に受けることができればというところも、この考え方の中にはございます。
 ただ、何をどこまで分散化させるかによっても、内容って変わってくるというふうに思います。そういった中では、今後、いろいろなデジタル化も進んでいく中で、市としても業務の中でもそういったものが活用されていくと。そういったことも踏まえて、より今後、どういった行政サービスの提供の在り方が望ましいのか、そういった中でどういった機能を外に、分散したところに出していくのか、そういったものについて、今後、検討していく中で、やはりコストだけではなくて、市民サービスの質的な向上、そういった面も含めて、検討を深めていければというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。きっと、非常に難しい問題ですよね。今のお話では距離の問題ということだと思うので、距離の問題でいえば、例えば公共的な乗り物が、もっと便利なものが三鷹市にできれば、全く状況は変わってくるということもあります。いろいろな面で関係してくる話かなとも、ちょっと今お話を伺っていて感じました。ありがとうございます。
 最後に、22ページに、今まで10億円ぐらいだったのが、約20億円弱になり、今後40年間は1,580億円で、年平均40億円かかると、こういった金額が出ております。一方で、いろいろ扶助費関係、お金がたくさんかかるというところで、こういった課題があるというところをお示しいただいていますけれども、これは、具体的に何ぼに収めるんだ、何ぼにしなくちゃいけないんだ、何かそこら辺のアイデア、考えみたいのは現時点でお持ちなんでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  これは単純に、60年たったら、その場で同規模のものを同じように建て替えるといったところでのあくまでシミュレーションですので、今後、これだと財政的に厳しいということは分かりますので、今後これをいかに平準化していくかということ。そして、当然、間近に建て替えしたものの改修と、もっとさらに長期的に使うものと、やっぱ改修のレベルも変わってくるということもありますので、そういったところをよくよく検討しながら、平準化、縮減を図っていきたいというふうに思っています。
 また、今後、そういった、こちらのほうで一定のさらなるシミュレーションをした中で、財政当局ともその辺の財源的な話も含めて調整をしていきたいというふうに考えております。現時点で幾らまでなら大丈夫だとか、そういったものが特に定まっているということではございませんので、やはり一定程度シミュレーションが出てきませんと、なかなかそういったお話もできませんので、現時点ではまだそういったところを調整しているところではございません。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか。


◯委員(粕谷 稔君)  ちょっと何点か質問させていただきたいと思います。今回のこの計画の位置づけというのも図で説明をいただいているんですが、主にぱっと見ると、この建物の更新という部分がメインかと思うんですが、先ほど、山田委員の質問の中で、例えばコミセンと学校の合築とか、あと、この計画の中にも民間活力の導入とかっていう検討の課題というのもありましたし、市長も過去、様々そのような御答弁をされているかと思います。
 学校の3部制というか、地域の方が活動する拠点というか、スクール・コミュニティの活用ということも今後進んでいくと思うんですが、単純にこの計画の、新都市再生ビジョンの中に、様々、統廃合とか合築という部分はうたっていただいていると思うんですが、それに伴う地域課題の解消という部分も出てくるかと思うんです。
 私も、先ほど前回の一般質問でもさせていただきましたもの、例えば避難所の問題で浸水の可能性がある学校があるということで、今後この後の報告にも関わってくるかなと思うんですが、合築とか、移転というところになっていったときに、やはり少しでも財政負担の軽減のためには、民間との競合というか、協力体制という部分で財政負担の軽減を図るという取組も必要かと思います。市民がこの計画を見たときに、本当に建物を更新していくだけの計画ではなくて、やはりその裏に打ちづけられた地域課題の解消という部分も、どこまで書いていくのかというのは難しい部分ではあるかと思うんですが、今回の計画の中でそうした記述、今後の拡充の部分というのはどのようにお考えになっていくのか、ちょっと分かる範囲で教えていただければと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  具体的に、実際にあくまでハード、建物は場を提供する箱でしかありませんので、その中身、例えば今後、教育的にはどういうふうに三鷹の教育をしていったらどうだろうかとか、保育ならどうだろうかということにつきましては、やはりそれぞれの個別計画がございますので、そちらのほうでしっかりと整理、位置づけをしていただきまして、その中の基本的な考え方、そういったものを再生ビジョンのほうに一定程度記述させていただく中で、やはりこういう考え方があるから、ハード的にもこういうふうにしていくんですよと、そういったような整理ができればいいなというふうに、現段階で考えておりますので、今後そういったところで庁内調整を図ってまいりたいというふうに考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  本当に1行ぐらいというか、それを併記していただけると、ああ、それも課題解消しながら、このエリアの更新、ファシリティーマネジメントは進んでいくんだろうなということが分かると思うので、そうした部分。決してどういう地域課題があってということになると、これは個別計画でもちろん十分よろしいかと思いますし、地域のまちづくりという部分に当たってくると思うんですが。
 せっかくこうやって、いろいろな可能性を示唆して記述していただいているわけですから、市民がこの計画を見ただけでも、ああ、行政としては、建物だけではなくて、このビジョンを進めていく、策定していくに当たって、しっかりと地域のことを考えてくれているんだなということを分かっていただくということも、僕、非常に重要なんじゃないかなという気がするので、今後、パブコメとか、いろいろな御意見とかが出てきて、そうした意見というのも今後出てくるかと思うんですが、その部分はもうちょっと柔軟に。
 計画が厚くなるとか、冊子が厚くなるとかという可能性もあると思うんですが、決してそれほど大それたものではなくて構わないので、そうした記述があってもいいのかなと。逆に、市民だけではなくて、この計画を見た中で、そこは難しいと思うんですが、三鷹市の地域課題の部分に何か触れることができる、より民間が参入しやすくなる、協力体制をしやすくなるような部分というのは、それはそれでまた入札とか、いろいろなプロポーザルとかという部分もあると思うんですけれども。
 なるべく地域の声というのが、不安の声というか、そういう部分が、せっかくつくるビジョンなので、網羅されているとありがたいなというふうに思いますので、ちょっと御検討いただければと思います。
 すみません、ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  質疑の途中ですが、休憩いたします。再開は午後1時です。
                  午後0時01分 休憩


                  午後0時59分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 都市再生部報告に対する質疑を続けます。質疑のある方。


◯委員(土屋けんいち君)  それでは、よろしくお願いします。まず、11ページの上から2つ目の黒ぽちの新型コロナウイルス感染症における感染症対策や体制等について検証を行うとともに、感染症が拡大する中で、保健所機能の在り方について関係機関と連携して研究を行いながら、感染症対策を踏まえた保健医療機能の充実について検討していますとあります。
 この新都市再生ビジョン(仮称)策定に向けた基本的な考え方で、ここであえてこの記載する意味というのを、まずお伺いしたいと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  保健所機能の在り方についても、これまでいろいろ議論をいただいているところでございまして、市としても、これまでも一定程度、この感染状況が落ち着いた段階で議論をしていくということにしているところでございます。その検討結果によりましては、この再生ビジョンのほうにも影響がある可能性も考えられることから、今回このような記載をさせていただいているところでございます。


◯委員(土屋けんいち君)  ということは、三鷹市が人口20万人になることを想定して、市内に保健所建設もあり得るということも想定して記載されたということではないんですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  具体的にそういった可能性がないわけではないと思うんですけれども、じゃあ、そういったことが明確に何か方向性としてあるというところまでは、まだ至っているものではございません。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。今の答弁だと、この記載している意味が私にとっては明確ではないんですけれども。今ちょっと人口の話をしたんですけれども、15ページの人口推移で、令和20年に19万3,349人、最大ということで、これ、当然5次計のほうで大幅に修正されると思うんですけれども、恐らく令和10年でもう20万人行く勢いで、ここで言う令和20年だと、21万人が見える、見えないの人口増加になることも考えられるんですけれども。当然、5次計の策定に向けて時点修正するんですけれども、大幅に修正された場合、この都市再生ビジョンに影響はかなりあると思うんですけれども、その点についてお伺いします。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  人口推計につきましては、現在お示ししているのは、第4次基本計画(第2次改定)のものをお示ししているところでございます。今後、16ページに記載がございますように、第5次基本計画の策定に向けて時点修正があれば、そこでまた時点修正を必要に応じて行っていくというふうには考えております。
 ただ、確かに人口について、数値は変わってくるかと思いますけれども、基本的な大きな流れっていいましょうか、人口が増えていって、また長いスパンで見れば減っていったりとか。あと、人口構成も、老年人口の方が増えていくというような、大きな傾向は変わらないものと考えておりますので、具体的にこのビジョンの中でそれがどこまで影響があるかということは、かっきりと、例えば何万人に何平米だとか、そういったような数値をもって公共施設のほうを整備しているわけではございませんので、ある意味、将来的なことを考えていけば可変性、例えば今はこの施設でこれだけの規模のが必要ですけれども、将来的にはそこのニーズの人口が減っていくので、それを機能転換していく、そういったような機能転換ができるような可変性のある施設にしていくということが重要であるというふうに考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。その都度、軌道修正をしていくんでしょうけれども。もちろん、減少についても修正していくんでしょうけれども、それ以前に、10年ぐらい前倒ししそうな勢いなんですけれども、その点についても考慮して、ぜひ策定を進めていってほしいと思います。
 あと、それからもう一点、建て替えの優先順位の明確化なんですけれども、この優先順位の明確化というのは、イメージ的に一覧表みたいになって、1番がどの施設、2番がどの施設、そういうふうなイメージなんでしょうかね。
 それと、あと時期なんですけれども、2ページのほうに、令和17年度までとしますが、中長期的な云々ってありますけれども、これ、建て替えについては、令和17年度、2035年度までという、そういう計画期間で考えてよろしいんでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  まず、優先順位の明確なイメージですけれども、例えば1番、2番というような形で、そういった順番までつけていくというところまではイメージはしておりません。例えば一定の期間を設けて、何年から何年までの間に建て替えを行っていく1つのグループ、そして、次の中期的にやる、この期間からこの期間までが、中期グループとか、長期グループだとかっていう形でグルーピングした中で、そのグループに入る施設はこういったものですというようなグルーピングができればいいというふうに考えております。
 それから、基本的に計画期間については令和17年度までですけれども、やはり全体的に建て替えについて長期的な視点で見ながら考えていく必要がありますので、もう少しこれより長い期間を見据えたものとして、方向性としては出していきたいと思います。また、計画期間がそこで終了した時点では、適宜見直しもする必要があると考えております。また、そのとき、そのときの状況を踏まえて、適宜修正を図りながら、建物も使っている間に状況が変わってきたりもしますので、やはりそういったところでは、しっかり時点修正などを図りながら進めていければなというふうに考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  その時期の状況によって、もちろん変わっていくと思うんですけれども、当初、要するに策定しますよね、令和4年12月。この時点のときには、取りあえず建て替えのグループと、そうでない、修繕を続けて長寿命化していくというか、長くもたせる、そういうグループを取りあえず分けて、明確化するんでしょうかね。その後に、何年かして、もしかしたらこの建て替えのグループから、こっちの修繕のほうに移るかもしれないけれども、最初のイメージは分けられるんでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  おっしゃるとおり、グルーピングした中で、例えば早い時期に建て替えを行うグループ、中期的に取り組むグループ、長期的に取り組むグループという形のグルーピングにしていきたいと思います。早期に建て替えるものについては、改修でも修繕を中心にして取り組んでいくだとか、長期的なものについては、しっかり長寿命化してやっていくというような、基本的な改修の方針も出していければというふうに考えております。
 また、その時点修正の中では、状況によって、例えばグループが前後したりということもあり得るかなというふうには考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  大体分かりました。例えば、すぐに建て替えしなければならないグループに幾つかの施設があったとして、その中の優先順位をどう決めていくかというのは、財政的な面とか、政策的な面、市長の考えとか、そういうことになるんでしょうかね。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  その短期的なところで、そこをまたどう優先順位をつけながらやっていくかということにつきましては、それぞれの政策的な判断であるとか財政状況、また、それぞれの施設の状況、特性なども踏まえて位置づけをしていくことになってくるというふうに考えております。
 ですので、ある程度しっかりとした年度で明確化していくものと、もう少しざっくりと表すようなもの、そういったものに出てくるのかなというふうには、現時点では考えております。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、休憩いたします。
                  午後1時11分 休憩


                  午後1時12分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次に、都市再生部報告、項目イに対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  2つ目の案件としまして、イ、国立天文台周辺のまちづくりについて、報告させていただきます、よろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進担当課長(野崎昭博君)  私からは、報告事項のイ、国立天文台周辺のまちづくりについて御説明いたします。
 資料の2になります。令和2年12月3日に締結しました、国立天文台と三鷹市の相互協力に関する協定に基づき、国立天文台と連携協力しながら、まちづくりを進める中で、今年6月の本委員会におきまして、令和3年度に策定する土地利用基本方針に盛り込んでいく内容などについて説明をさせていただきました。その際、土地利用基本方針策定支援業務につきましては、プロポーザルを実施し、契約に向けた手続を行っている最中であることをお話しさせていただいたところです。その後、6月29日に委託業者の契約締結に至りましたので、今回、その契約内容及び当面のスケジュール、現時点での主な検討課題等につきまして、御報告させていただきます。
 それでは、資料2を御覧ください。1番、土地利用基本方針策定支援業務の契約締結についてでございます。件名は、国立天文台周辺地域の土地利用基本方針策定支援業務、契約期間は令和3年6月29日から令和4年3月31日までとなっております。選定方法は、公募型プロポーザルによる選定を行いました。実施に当たりましては、三鷹市及び他の自治体等が共同発注する委託業務のプロポーザル等の実施に関する基準に基づきまして、国立天文台と共同で実施したところです。
 受託者は、株式会社市浦ハウジング&プランニング東京支店、契約額につきましては、三鷹市の契約は280万5,000円、国立天文台の契約も280万5,000円でございます。相互の課題解決等に向けた土地利用につきまして、協力連携して取り組む検討内容となることから、委託先は同会社としたところでございます。
 主な業務内容といたしましては、取組の背景、課題の整理、エリアにおける自然条件及び社会条件、並びに法規制や関連計画等の整理、土地利用の基本的な考え方の検討、土地利用のゾーニングイメージ(案)の検討、地域団体へのヒアリングの支援、そして今後の取組の検討などとなっております。
 契約からこれまでの間、適宜打合せを行いながら、基本方針策定に向けた基礎データの整理や課題の洗い出しなどを進めてきているところでございます。
 続きまして、2番、当面のスケジュールについてでございます。令和3年度は土地利用基本方針の策定に向けまして、今後、地域団体へのヒアリングを順次進めていく予定としております。12月には、土地利用基本方針の骨格案をお示しし、令和4年3月の確定を目指していきたいと考えております。
 なお、令和4年度につきましては、土地利用基本方針を踏まえまして、市民参加などを経ながら土地利用基本構想の策定に取り組んでまいります。
 続きまして、3、国立天文台周辺の現状と主な検討課題についてでございます。別紙を御覧ください。こちらでは、国立天文台の敷地を北側、東側、西側の3つのゾーンに分けて検討課題を整理するとともに、周辺地域における共通課題を記載しております。
 まず、黄色で囲みました北側ゾーンですが、こちらは6月の本委員会でもお示ししましたが、新たな土地利用の検討ゾーンとしておりまして、自然と調和した新たな土地利用の検討を進めるとともに、国立天文台におきましては、用地活用による研究教育の充実強化のための財源確保に向けた検討エリアと位置づけております。
 次に、その下の右側、青色で囲いました東側ゾーンにつきましては、国立天文台の研究教育・公開機能の充実強化及び都市計画の変更など。
 また、左側の緑色で囲いました西側ゾーンでは、歴史的建造物の保全・継承、観測環境や自然環境の保全管理及び都市計画の見直しなどといった課題が挙げられているところです。
 そして、資料の左下のほうには、周辺地域の共通課題を記載しております。浸水予想区域内にある公共施設への対策をはじめとする地域の防災性の向上、また地域資源の保全・活用、交通ネットワークの再編、商業環境の整備などを挙げているところです。これらの検討課題につきましては、現時点でのたたき台としてお示ししております。今後、国立天文台と連携しながら、地域の御意見もお聞きしていく中でさらに内容を整理しながら、こうした課題の解決に向けた基本方針の策定につなげてまいりたいと考えております。
 説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより、質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。幾つか質問させていただきます。まず、この資料2の1枚目の基本的な考え方を、このハウジング&プランニングさんに作っていただくというイメージでよろしいんでしょうか。その後に、令和3年12月に土地利用基本方針(骨格案)が出てきて、この基本方針を踏まえて、土地利用基本構想というのをつくる。ここには3つつくっていくというふうに書いてあるんですけれども、この違いについて詳しくお伺いしたいと思うんですけれども。
 あと、この基本的な考え方はいつまでに出てくるのか。ここに契約期間が令和4年3月31日までっていうふうに書いてあるんですけれども、いつ頃この基本的な考え方が出てくるのか、教えてください。


◯都市再生部理事(田中元次君)  基本的な考え方につきましては、ただいま天文台さんといろいろと相談をさせていただいています。そうした中で、今後については今も説明があったんですけれども、地域の団体の方にも少し御意見をお伺いしながら、考え方について取りまとめていきたいというふうに思っているところでございます。
 その後、今年度の末、3月には方針のほうを確定をしていくというようなところでございます。一定程度、今のところの予定ですけれども、11月ぐらいまでには、考え方についてまとめた上で、またまちづくり環境委員会を含めた委員会の皆さんに御報告をしていきたいというふうに考えております。
 方針と構想の違いというところでの御質問なんですけれども、方針につきましては、今年度、どこのところまでまとめられるかというところにもよってくると思うんですが、一定程度、今年度中にはこの地域全体のところで、どういうものが必要で、天文台さんとどういう連携をしたまちづくりができるかというところを、一定のゾーニングのところがお示しできればというところで、今協議をさせていただいております。
 その上で、最終的にゾーニングがどこまで詰められるかというところにもよってくると思うんですけれども、一定、どういうものが天文台さんの敷地のところで何かできるのかというようなところは、お示ししたいなというふうに思っています。
 その上で、今年度つくる基本方針を基にもう少し突っ込んだ内容での構想、実際には都市計画的なところなんかについても、今後、天文台さん等とも詰めていかなければなりませんので、そういったところも含めて、来年度、構想をつくってまいりたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ちょっとお話を整理したいんですけれども、土地利用の基本的な考え方は、令和3年11月に一度、まちづくり環境委員会にお示しいただけるということで、まず確認させてください。


◯都市再生部理事(田中元次君)  そうですね、11月ぐらいにはお示しをしたいというふうに、今のところ考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。その後に、12月に基本方針の骨格案が提出されて、どういうものをつくるかとか、天文台との連携についてお示しされて、基本構想についてはもう少し詳しい都市計画みたいなものが出てくるという整理でよろしいですか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  土地利用基本方針のところで、どこまで都市計画的なところがお示しできるかというのはあるんですけれども、この間もこの問題が起きる前に天文台さんのほうは、今の用途地域では実際には研究施設が建てられないという課題がございましたので、別にそういうところでは、この間もずっと天文台さんとは御相談をさせていただいていて、建築審査会にかけないと、用途的に研究施設はできないという課題がありましたので、そういったところも含めて。
 あと、実際にこの地域全体で商業関係の問題ですとか、いろいろ課題がございますので、そうした中でどういうところまでお示しできるかというところを今後詰めて、また皆様にもお示しをしていきたいというふうに思っています。


◯委員(山田さとみさん)  では、ちょっと質問を変えるんですけれども、この米印の最終的に土地利用基本構想というのができてくると思うんですけれども、これが今見たところの最終形だと思うんですけれども。国立天文台周辺のまちづくりについて出てくる最終的なものになると思うんですけれども、一番最後に書いてあるじゃないですか。この後に何か出てくるのか分からないんですけれども、最終的にこの土地利用基本構想にはどこまでの形が載ってくるんでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  基本構想をつくった後にも、最終的に整備するための計画もつくってまいることになるとは思いますけれども、構想の段階では、一定程度この地域の中での課題を整理した上で、天文台さんのところにどういったものが造れるのかなというようなところですとか、申し上げたように、ここで課題でお示しをしておりますけれども、これが全部そこに収まるかどうかというのはあれですけれども。
 先ほども申し上げましたけれども、この地域での商業環境をどのように解決していくか、あるいはこの地域を含めて、三鷹市全域で交通ネットワークのコミバスなんかの関係も、都市整備部のほうで検討をしておりますので、この地域のところでのそういった交通環境、ネットワークの関係も一定程度整理ができればなというふうには思っています。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました、ありがとうございます。
 では、別紙のその裏の後ろのページなんですけれども。この3つゾーニングされているんですが、基本的にプロポーザルで決まった、この土地利用基本方針策定支援業務、この中でつくられていくもので、緑のところと青のところは基本的には天文台さんが考えられるところなんでしょうか、ちょっと確認したいです。黄色いところは、市が基本的に考えていくという、こういう理解でよろしいですか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  基本的には、黄色いところは天文台さんと、市と、地域の皆さんの御意見を伺いながら、考えていきたいなというふうに思っています。黄色いところは、そうは言っても緑が非常に豊富だというところもございます。ただ、今の管理の状況はあまり好ましい状況とは言えませんので、緑を保全しながらどういうものができるかという検討をしていく中で、その緑をどういうふうに保全管理をしていくかというようなところも一緒に考える。そこについては、地域の皆さんの御意見なんかもあると思いますので、考えていきたいと思っています。
 青い部分につきましては、先ほど申し上げたように、ここは研究に一番使っているゾーンということになります。そうした中で、やはり先ほど申し上げた、都市計画の用途地域の課題がございますので、これは市と天文台さんで、今後、天文台さんにはずっとこちらのほうで研究していただきたいという思いもありますので、それがきちんとできるような形での整理をしていきたいというふうに思っています。
 緑のゾーンにつきましては、実際に天文台さんの歴史的な建造物なんかも残ったり、今コロナでなかなか難しいんですけれども、それを一般の方に公開をしているようなところもございます。そうしたところと、あと、実際に観測をしているものもございますので、観測に支障になるようなものが黄色のゾーンにできてしまうと、これはまた問題がありますので、そういったところも天文台さんとも御相談をしながら、この敷地に限って言っても、天文台さんだけというわけにはやっぱりいかないと思うので、市としても一緒に考えながら進めていきたいなというふうに思っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。詳しく教えていただきました。浸水予定区域内の公共施設、大事な施設があります。小学校とか、コミセンとか、あと先ほどの資料にありましたけれども、土砂災害のハザードマップに危険なところに面している学校もありますので、そういったところをしっかりと検討していただいて、早期に課題を解決していただければなと思います。
 あと、商業環境の整備についても、一緒に解決していただければと思います。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか。


◯委員(小幡和仁君)  幾つか教えてください。まず、今回の契約締結に関わるのは、この黄色と緑と青の3つのゾーンについての土地利用基本方針策定支援業務の契約を締結したっていう理解でよろしかったでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  こちらの土地を中心にして、やはりこちらにお示ししているような課題のあるようなものもございますので、大沢のこの地域全体のところを考えていただくというところも、そこには入っております。


◯委員(小幡和仁君)  そうしますと、この土地利用基本方針と基本構想、これは最終的に黄色の部分だけになりますか。それとも、緑と青も含んだものになるんでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  先ほど申し上げたのは、この天文台さんの敷地だけじゃないよというところが1点あります。その上で、方針と構想につきましても、全体的なところをやっぱりちょっと考えながら、同時に事業を進めるかというところはあると思うんですけれども、黄色い部分は活用する部分、それ以外のところは保全をする部分、プラス今の課題を解決する部分ということになりますので、全体の敷地に対しての考え方を整理すると。


◯委員(小幡和仁君)  すみません、ちょっとよく分からなかったのは、国立天文台の土地に関して、市として基本方針をこの中に含めていくというところの考え方について、ちょっと理解、整理できていないんですけれども。あくまでも、国有地ですよね。そこについて、市として基本方針を定めるということが実際あり得ることなんですか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  天文台さんとは、この土地の活用について協定を結んだ上で今進めておりますし、国立天文台さんは、おっしゃるように土地自体は大学共同利用機関法人の自然科学研究機構、こちらに所属している国立天文台です。そこって、幾つかやっぱり産学連携の関係をやられている、そういう研究をするような施設がほかにもあるんですけれども。ちょうど明日、市長と機構長がこの問題についても、当然ながら、このお話というのは、機構長まで、きちっと天文台さんからお話をさせていただいています。
 当初は、これは天文台さんが土地を売却するという話から始まったんですけれども、今は、売却するのではなくて、三鷹市と一緒にまちづくりを活用していこうと。全部じゃないですけれども、黄色のところ、決まっていないですけれども、一定程度のところは市の施設が仮にできるのであれば、そういったところを借用しながら──定借になるか、そういうところもこれからになりますけれども、そういったところを御相談させていただきたいというふうに思っています。
 上部団体である機構のほうも、そういったところは理解をしているというところで、明日、また市長と機構長でそういったところを深くお話合いができるんじゃないかなというふうに思っています。


◯委員(小幡和仁君)  今の御説明で、すみません、私自身が当初の理解がね。これは、天文台さんとして、土地を売りたいんだというところから始まったという話の中で、ここにもちょっと2ページの別紙に、国立天文台の研究教育の充実強化のための用地活用による財源確保と書いてあります。天文台さんとしても、研究の充実強化のために、ありていに言えばお金を必要とされているというところで、ここの黄色の部分を活用していただくことによって、そういった資金を集めたいと、こういうことだと思うんですけれども。
 そうすると、今の状況は、市としては、この土地を財源的に買うわけにはいかないので、難しいので、何か一緒に活用することによって、ある程度天文台さんに研究教育の充実のための財源が落ちるような仕組みも含めて考えていく、それをこの公募型プロポーザルの中でも含めて検討していっていただくということをお願いしているという、そういう理解で正しかったですか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  基本的にはそういうように、やはり書いてあるところで、財源確保というところ、最初は売ってしまって、一遍にお金を集めたいという思いがあったようなんですけれども、そういうことでやるよりは、やはり地元の市と連携してまちづくりに協力するということも、この間ずっと天文台さんは三鷹市にあって、お互いにウィン・ウィンの関係でいたと思いますので、今後もその関係を続けながら、市にも協力する、天文台さんも必要なものが一定程度入ってくるというようなスキームで今考えているところです。


◯委員(小幡和仁君)  そうすると、現時点では市として何らかの財源がこれによって出ていくというか、そういったところまでは考えていないんですか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  天文台さんに費用をお支払いすることを考えていないかということですか。定借になるかっていうのは、どういう形での貸借をするかというのはまだ決まっていませんけれども、お借りしたものには一定の対価についても、基本的にそこのところを今後詰めていくというふうには考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、じゃあ、何点かお伺いをさせていただきます。今、お話にございましたとおり、この黄色のエリアを三鷹市とともに検討していっていただけるのかなと思います。
 まず最初に、ここに2枚目の別紙のほうに、地域の共通課題ということで、防災性の向上と地域資源の保全・活用、交通ネットワークの再編、商業環境の整備などということで共有していただいているかと思うんですが、今回のこの株式会社市浦ハウジング&プランニングさんにプロポーザルという形で決定した経緯なんですが、その決定に至ったポイントとかっていう部分は何かあるんでしょうか。まず最初、お伺いしたいと思います。


◯都市再生部理事(田中元次君)  やはり、一番大きな課題としては、地域の防災性の向上というのは、ここのところでプロポーザルの御提案をいただくときに、それはまず外せないだろうというふうに思っておりました。それについての、そのとおりになるかというのは別にして、そこのところをしっかりと提案の中でお示ししていただいたというのは、プロポーザルの中でも、1つ大きなところだったかなというふうに思っています。


◯委員(粕谷 稔君)  具体的な御提案というのはどういうものがあったのか、分かる範囲で教えていただけますか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  やっぱり小学校とか、コミュニティ・センターが、具体的にやっぱり浸水予想区域の中に入っているというところで、これはやっぱりどうにかしなければいけないですねと、地域課題としてのところがお示しされて。
 また、土砂災害、先ほど山田委員からもありましたけれども、そういったところについても触れられていたというところが大きいのかなと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。あと、もう一点ちょっと確認したいんですが、この地図の中で国立天文台の範囲というのは、この赤枠の中ですよね。ちょっと、私の認識がどうなのか分からないんですが、このいわゆる国立天文台の範囲ということと、あと、このいわゆる青の南のほう、それから天文台通り、3・4・20号があって、この先に駐輪場とか、消防団がありますが、そのエリアというのは今、雑木林というか、林になっていますが、これ、天文台の持ち物ではないということなんでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  国立天文台のこの図面の青いところの南側につきましては東京大学がお持ちのところで、天文台さんの敷地ではないので、今回については天文台さんの敷地というところで考えています。


◯委員(粕谷 稔君)  一応、確認ですが、いわゆる天文台と同じように、ずっと天文台の下のほうまで、羽沢小学校入口のバス停のところまで雑木林があるわけなんですが、それはいわゆる東京大学の持ち物ということですね。


◯都市再生部理事(田中元次君)  はい、東京大学の研究施設があるところです。


◯委員(粕谷 稔君)  何か、すみません、一問一答みたいになって。1つは、今ちょっとお聞きしたのは、当初この課題が出たときは、今小幡さんからもありましたけれども、天文台さんが、私の認識の中では、国際会議場というか、大きな会議場が必要だという認識だったんですね。そのために、20億円が必要なので売却をしたいということで、そうは言わずに三鷹市と、という話になっていた経緯かと思うんですが。
 当初、皆さん御承知のとおり、東八道路からずっと天文台、大沢のほうに向かって下って行きますね。今後、今、田中理事からも御指摘いただいた羽沢小、大沢コミュニティ・センター、今後どうしていくかということになっていったときに、いわゆる学校施設がこれから再編成されていく中で、この北側、黄色のエリアとかに合築していくというか、例えば七中と一緒になるとかという、いろいろな考え方はあるかと思うんですが。
 多分、私はこの坂の下に生活している人間としては、東八道路といわゆる大沢コミュニティ道路までの南北の中で、比較的この天文台の当該の黄色のエリアの辺りの、いわゆる大沢の公会堂がある辺りとか、あの辺の方というのは比較的生活圏というか、武蔵境のほうなのかなという気がするんです。併せて、天文台のキャンパスの東側と、それよりも北側の人というのは、どちらかというと、生活圏というか、調布のほうに出られたりという形。あと、この七中の西側のほうは、どちらかという多磨霊園とか、あちらのほうに何かあれば──商業施設はないですけれども、将来的にイトーヨーカドーができるとかというような話もあって、比較的、市民のニーズというか、動態、例えば勤務で武蔵境の駅に出られる、三鷹駅に出られる方もいらっしゃると思いますし、なおかつ天文台より下のほうの方は明確に生活圏って調布だと思うんです。
 そうなっていったときに、先ほどありました周辺地域の共通課題という形で、ざっくりとした商業環境の整備というのは、絶対にこれは必要なことだと思うんです。併せてこの交通ネットワークの再編というところになっていったときに、将来的には、これは全然分からないことですけれども、羽沢小学校がいわゆる高台のほうに学校エリアという形に移動していった場合に、現存している野川とか、あの界隈の大沢四丁目の住民、学校に通われているお子さんたちというのは、ある意味、将来的には七中に通うという学区ですけれども、いわゆるスクールバスとかも将来的には必要になってくるのかなという気がするんですが。
 いわゆるこの周辺地域の共通課題を、このプロポーザルの会社さんも防災の視点から触れていって、認識をしていただいているという認識はあるとは思うんですが、この周辺地域の共通課題を最終的に全て何とかしようという姿勢なのか、それとも、これはできたけれども、これはできなかったよねみたいな形になってしまうのかというところというのは、どうなのかなという気がするんです。
 あと、先ほど言いましたように、これから地域の皆さん方に加わっていっていただくという話だと思うんですが、そうした意味では、例えば商業環境という部分では、スーパーとかあれば、これはベターかと思うんですが、住民の方々の生活形態というか、生活圏が変わってくる微妙なエリアだと思うので、そうした細かい部分の声の聴取というか、傾聴していくということが必要かと思うんですが、市側の皆さんの中ではその辺の認識はどうでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  今、お話のあった内容は、非常に広範囲を見据えて、しかも将来といいますか、中長期的なことまで視点に入れた非常に大事な考えだというふうに感じました。今ここで取り組みつつあるのは、先ほどの市浦プランニングさんに作業などを委託しながら、そういった課題の解決の可能性も、今探り始めたところです。
 できることなら、今回こういった機会を持って、いろいろな地域の課題が解決できるほうが絶対にいいと思っておりますが、残念ながら、今の時点でこれらの共通の課題が全て一気に解決できるかどうかというところまでは、まだもくろみが行っておりません。しかしながら、天文台の敷地だけを活用とか、または敷地の一部だけで何とかしてしまおうという観点ではなくて、ここの別紙に示しておりますような防災とか、交通ネットワーク、今まさにおっしゃられたような商業環境も含めて、取り入れるところは何とか工夫したいというふうな考えで進めていきたいと思っています。
 こういった観点を含めて検討していくことによって、例えばどこかのこの天文台の敷地の場所を活用するときに、1つでも周辺のところの共通課題が解決できるですとか、または、そのときは解決できなくても、ここでこうしておくことによって、将来こんな可能性が出てくるとか、そういうことも見据えながら検討はしていきたいと思います。
 そういった場合に、やっぱり大切になってくることは、今のこの市浦プランニングさんもそうですが、我々自身が検討するに当たって固定的な概念を持たずに、今の共通の課題を随時頭に入れながら検討している最中、それから作業中もずっと頭に入れつつ、解決策を練っていきたいなというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。本当に防災という視点では、例えばこの大沢台小学校周辺、天文台に入っていくときに車は擦れ違えないですよね。保護者の視点から言えば、第七中学校周辺の見通しの悪さ、これは緑があって豊かだという評価もあれば、畑の中になぜ学校があるんだという、いわゆる年頃のお子さんをお持ちのお母様からはそういったお声、それから、通学路の傾斜地を通っていく課題というのがありますし、この天文台キャンパスのいわゆる下のほう、大沢地区公会堂から野川沿いに行って、今かなり天文台の脇に沿って新しい戸建住宅ができて、新しい住民の方が非常に増えている。その中でも、病院のバスが入ってきたりとかっていうことで、交通の擦れ違いの問題もあるかと思います。
 今、部長からお話しいただいたように、中長期的な課題解消に取り組んでいっていただけるという力強いお声をいただいたんですが、将来的にそもそも国立天文台が造る会議場が災害時に何か市民の一時的な避難所として開放していただけるのかどうかということも、これは地域の大きな災害の視点での関心事かなという気がします。今ようやく国立天文台さんと、いろいろネット大で中心に授業もやっていただいたり、今回もこうした形で共に開発を進めていこうという部分にはなってきましたけれども、昔から、僕なんかは小さい頃は本当に閉鎖的な国立の施設であって、地域の住民からすると、国立天文台があるから街灯1つ立てられないというふうにまことしやかに言われた時期があり、大沢総合グラウンドのナイター設備も無理だというような、まことしやかにそんなようなお声があった時期もございます。
 要は撮影をするから明るくしちゃいけないとかいうような形で、今までの経過という部分があると思うので、今回を機に、そうしたせっかく防災性の向上という部分でうたっていただけるのであれば、これはちょっと図々しい話になるかもしれないんですけれども、せっかく造る国際会議場、毎日使うことはないと思うので、一瞬でも何か川の近くの住民の方が、やっぱり第七中学校まで避難するということは非常にアクセスが難しいですよね。
 前回、令和元年の台風のときにも車で多くの方が避難をされたという経緯がありますけれども。おおむね大沢六丁目、龍源寺のあの界隈の方々が人見街道から七中のほうに避難をされたのかなと、僕はちょっと個人的には思ってはいるんです。あちらのほうがアクセスが十分入りやすいですから、あの野川のいわゆる相曽浦橋とか、あの辺の住民の方々が七中に避難したんじゃないのかなという気がします。
 さっき東京大学の敷地だというふうに答弁をいただきましたけれども、やっぱり地域の人間からすれば、小学校が本当にこの天文台の向こう側に行ってしまう可能性があるということと、その下の、いわゆる天文台の敷地なのかなと、個人的に地域の人たちが思っていた東京大学の敷地であるというふうに答弁をいただいた、このエリアを開発していただけるものなのかなというふうに、最初、この話が出たときには。であれば、それほど子どもたちへの負担というか、大きな激変というのは緩和できるんじゃないのかなという気がしていたんです。
 でも、今回のいわゆる黄色のエリアを中心に三鷹市が関わっていくという状況になれば、やはり大きな保護者からの心配事も増えてくるわけでありますし、本当にこうした部分の解消につながっていくのかなというのは、期待とともに本当に不安の部分もあるかと思いますので、その辺のいわゆるここのエリアですと3町会ありますよね、下原町会、宿町会、原町会の皆さん、天文台周辺ということになってしまうと限られてしまうので、3町会、万遍なく町会のほうにはお声かけいただく。
 あとは、それこそ、高齢化も進んでいますので、世代間のギャップというか、ニーズの違いというのもあると思うので、その辺も何かうまいことを調節しながら声をとっていっていただきたいと思うんですが。そうした部分、いかがでしょうか、いっぱい羅列しちゃいましたけれども。


◯都市再生部理事(田中元次君)  地域団体の皆さんには、今おっしゃられたように幅広く、町会の方の直近のところだけじゃなくて、示されたところ、幅広の町会の皆さん、あるいは当然ながら住協の皆さんのところにもお声がけをさせていただきたいですし、コミュニティ・スクール委員の皆さん、学校の問題もございますので、そういったところを幅広に、いろいろな方々から御意見をお伺いしながら進めていければというふうに考えています。


◯委員(粕谷 稔君)  じゃあ、天文台さんとの防災の協定なんかも、将来的に国際会議場ができたとしたら、そうした協力体制を敷いていくということは可能なのかどうか、現時点で分かる範囲でお答えください。


◯都市再生部理事(田中元次君)  随分以前にはそういうような計画があるっていうのも、ちょっと聞いたことはあるんですけれども、今現在すぐにそれを造るかどうかというところが、具体的な計画としてお伺いしてはおりませんので、何とも言えないところはあるんですが、そのようなものができるのであれば、当然、連携の中で使えるか、使えないかというところは、御相談はさせていただければと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。先日、私もちょっと一般質問で触れさせていただいた、浸水危険区域内に学校があるわけで、そうは言っても今、羽沢小学校はあるわけですね。これからどうしていこうかという、この計画の中に盛り込んでいただいたということは、すごく有意義なことであると思います。
 今、野川がずっと狛江のほうから川底を掘り下げる工事が進んできて、皆さんも多分情報共有させていただいている、榛沢橋まで行くという、今から20年後か、30年後ぐらいにようやく上がってくるという話だと思うので、やっぱり喫緊の課題として、この天文台さんとの連携を進めていく中で、どう避難所を整備していくのかということと、地域の防災に資するというか、防災向上に資する開発でなきゃいけないなというふうに思いますので、そうした部分、共々に天文台さんとも連携をとっていただいて、将来的にというよりも、できることはどんどん防災の危険性の排除という部分では進めていっていただきたいなというふうに思います。
 いわゆるバス路線の、コミュニティバスのこれからの変更の中で、こうした地域、エリアごと、狭い地域に入っていけるような何か取組もしっかり進めていっていただきたいなというふうに思いますので、そうした住民の声をとにかく多くの方に、あらゆる世代、幅広い世代の方にとっていただくようにお願いをしたいというふうに思います。
 分かりました。しっかりとしたものとなるように我々も協力をしていきたいなというふうに思いますし、事業を成功するように、職員の皆さんも大変だと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
 ありがとうございます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  ちょっと補足をさせていただきます。天文台さんのほうの国際会議場という話が出ていましたが、今私どもとしては、具体的にそういう話は聞いていなくて、施設の充実を図りたいというコメントはいただいていることと、先ほど最初の説明にありましたように、研究施設が大分老朽化しているので、機能更新するときに一々建築審査会をかけなきゃいけないというところをどうしようかという課題などは聞いているところです。
 とは言うものの、おっしゃられたとおり、防災性の向上をここで絶対図りたいと思っていますので、仮に国際会議場でなくても、ほかの施設であっても、または違う施設ができたとしても、必ずそういったところの施設には防災機能を持たせたいと思っています。そういう意味でも、ここで何を造るか、もしくはどういうふうに土地を活用するかというのは非常に大事なことだと思っています。
 また、建物に限らず、広場空間があるだけでも、周辺の方が災害時に逃げ込める空間になるとか、大事な視点がたくさんあります。したがって、国際会議場でなくても、それは聞いていませんので、ほかのものも含めて、防災機能をまさにおっしゃったようにどれだけどんどん入れられるか、実現できるかということを含めて検討していきたいと思っています。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  力強い御答弁いただき、ありがとうございました。本当にずっと昔からある施設がゆえに、最近では公開とかしていただいて、市民の皆さんにも身近な施設になりつつあるなというふうに思いますので、引き続き、せっかく国立天文台があるまちが三鷹という部分の側面もまちづくりの中でうたっていっていただいているかと思いますので、地域住民の方の生活向上に資する今回の大きな事業かと思いますが、進めていっていただければというふうに思います。
 その中で、この共通課題、1つでも多くよりベターなものになるようにお力添えをいただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 ありがとうございます。


◯委員(土屋けんいち君)  それでは、よろしくお願いします。6月11日の委員会に引き続きまして、本日、この国立天文台周辺のまちづくりについて、まちづくり環境委員会に行政報告をいただいております。今後、この土地利用基本方針の策定に向け、まちづくり環境委員会に策定まで報告する予定なんでしょうか。まず、その点をお伺いします。


◯都市再生部理事(田中元次君)  全部まだ決まっているわけではないんですけれども、今、まちづくり環境委員会で御報告させていただいていますけれども、当然ながら、今後は地域の方、コミュニティ行政の部分も関わってくるでしょうし、学校の話があれば、当然、文教委員会とか、そういったところにも御報告しなければいけないという場面も出てくると思いますので、今はまちづくり環境委員会で御報告させていただいていますが、今後については、場合によっては、もう少し御相談をさせていただいて、幅広に御報告をさせていただくということがあるのかなというふうに今考えているところです。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございます。先ほど来、粕谷委員のほうから、地域の課題、この別紙のほうにも周辺地域の共通課題として幾つか挙げられておりますし、これに関連して、この天文台のこの北側の黄色い部分のまちづくりを考えていく中で、防災面においては、恐らく総務委員会の所管になるでしょうし、羽沢などの学校に関しては文教委員会の所管になるでしょうし、コミセンに関しては、もしかしたら厚生委員会、まちづくり環境委員会としては、交通ネットワークとか、商業環境の整備は当委員会になると思うんですけれども。
 こういう、これからいろいろな課題を解決していく、また、それを絡めた国立天文台周辺のまちづくりとなると、今御答弁ありましたけれども、ちょっと1委員会では難しいのかなと思います。今少し御答弁ありましたけれども、今後のこの行政報告の在り方について、御答弁をお願いしたいと思います。


◯都市再生部理事(田中元次君)  まだこれは決定したわけではないのであれですけれども、今、土屋委員がおっしゃられたように、それぞれいろいろな課題をここのところの地域では抱えて、それぞれの課題解決に向けて、天文台さん、地域の皆さん、学校関係の皆さんと御相談をしていきたいというふうに思っておりますので、もうおっしゃられたように、総務委員会、まちづくり環境委員会、文教委員会、厚生委員会に、どの場面かというところはありますけれども、御報告をさせていただきながら、その先についても、また議会の皆さんとも御相談をさせていただきながら、どういう形で御報告するのがいいのかというところは、今後また引き続き皆さんと御相談させていただいて、進めさせていただければと思っております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。今後の進捗にもよるでしょうけれども、相手のあることですので、三鷹市があまりスケジュールを決められないと。今後の状況により検討していくか、これからどういうふうにして行政報告していくか、そういう点もお考えをいただけるということで、お願いしたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で、都市再生部報告を終了いたします。御苦労さまです。
 休憩いたします。
                  午後2時05分 休憩


                  午後2時06分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である9月30日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                (「委員長」と呼ぶ者あり)
 休憩します。
                  午後2時07分 休憩


                  午後2時12分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開します。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、その他、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。
                  午後2時12分 散会