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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年まちづくり環境委員会) > 2021/08/06 令和3年まちづくり環境委員会本文
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2021/08/06 令和3年まちづくり環境委員会本文

                  午後1時30分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後1時30分 休憩


                  午後1時32分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午後1時33分 休憩


                  午後1時35分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 暑い中、皆さん御苦労さまです。都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  よろしくお願いいたします。初めに、大変申し訳ございませんけども、資料の一部の文字に誤記がございました。資料4の2ページ目でございます。上から3ぽつ目でございます。跨線人道橋の跨の字2か所でございますけども、ごんべんとなっておりますけども、あしへんが正しいということで、漢字の誤りでございます。大変申し訳ございませんでした。ごんべんがあしへんということで、上の2ぽつ目のほうが正しいという形になっております。
 本日の都市整備部からの行政報告は4件となります。1件目は、5月の本委員会におきまして、素案について御報告いたしました三鷹市コミュニティバス将来的なあり方方針につきまして、その後、パブリックコメントを実施いたしましたので、その結果と方針の変更点につきまして、御報告をいたします。
 2点目は、駐輪場の関係でございます。今回、地権者の御厚意によりまして、禅林寺通り第1駐輪場を拡張いたしますので、そうした駐輪場の整備の状況等につきまして御報告をいたします。
 3点目は、三鷹台駅前広場の整備についてでございます。地域の皆さんとの意見交換を行いまして、駅前広場の整備案を取りまとめましたので、その内容について御報告をいたします。
 4点目は、三鷹跨線人道橋についてでございます。令和3年度予算審査特別委員会におきまして附帯意見などもいただきました跨線人道橋につきまして、その後、JR東日本と交渉等を行ってまいりましたので、経過等について御報告させていただきます。
 それでは、引き続き、各担当から詳細について御説明をさせていただきます。


◯都市交通課長(久保田実君)  報告事項の1、三鷹市コミュニティバス将来的なあり方方針(素案)パブリックコメントの結果について御報告をいたします。資料の1を御覧ください。5月のまちづくり環境委員会で行政報告をいたしました三鷹市コミュニティバス将来的なあり方方針(素案)につきましてパブリックコメントを実施し、方針案を策定いたしましたので、御報告いたします。
 1、パブリックコメントについてです。令和3年6月7日から28日まで実施をいたしましたパブリックコメントにおいて、23名の方から58件の御意見をお寄せいただきました。お寄せいただいた御意見のうち、移動実態への御意見として、方針へ趣旨の反映を行ったものが1件、井の頭地区でのデマンド交通導入や新川・中原ルートの延伸など、個別地域や個別ルートへの御意見として事業実施の中で検討するものが29件、運行本数の増便や短距離での運行など、既に方針に盛り込まれているものが17件、路線バスや事業全般に関わるその他の御意見が11件となっております。個別の御意見及び市の考え方は、資料1−1、市民意見対応表のとおりでございます。
 2、パブリックコメントの結果や専門部会での最終検討を踏まえた主な変更点について、御説明をいたします。資料1−2、三鷹市コミュニティバス将来的なあり方方針(案)の冊子を御覧ください。
 1ページ、コミュニティ交通について追記をいたしました。3ページ、移動実態について寄せられた御意見の趣旨を反映いたしました。8ページ、基本コンセプトに運賃を追記するとともに、専門部会での御意見を反映し、時間帯により空いている企業や福祉施設等の送迎バス車両等の有効な活用について追記をいたしました。9ページ、地域特性に応じた2つの導入方針において、共通する項目を市内全体の導入方針としてまとめて記載をいたしました。10ページ、共通項目を除きます鉄道駅への短距離アクセス交通の導入方針を記載するとともに、一部表記の整理を行いました。11ページ、共通事項を除く地域住民の移動を支える生活交通の導入方針を記載いたしました。13ページ、専門部会の委員名簿を追加いたしました。14ページ、地域公共交通活性化協議会の委員名簿を追加いたしました。
 今後のスケジュールですが、さきに開催いたしました地域公共交通活性化協議会で方針案について協議を行い、了解を得ましたので、8月末をもって確定をいたします。
 続きまして、報告事項の2点目、駐輪場の整備について御報告をいたします。資料の2を御覧ください。1、禅林寺通り第1駐輪場の拡張についてでございます。下連雀三丁目にございます禅林寺通り第1駐輪場について、北側隣接地を借用し、駐輪場の拡張を行います。拡張部分の面積は122.1平米で、既存部分の116.1平米と合わせて238.2平米となります。拡張部分の利用用途につきましては、原付42台、月額3,000円の定期利用とし、禅林寺通り第3駐輪場の原付定期利用41台分の移し替え、再配置を行います。禅林寺通り第3駐輪場の原付定期利用区画につきましては、12月末までの御利用とし、利用者の移り具合を確認しながら、順次、自転車定期利用の思いやりゾーンとして活用してまいります。
 禅林寺通り第1駐輪場と第3駐輪場の位置図につきましては、資料2の裏面に位置図をお示ししたところでございます。今回の整備により、禅林寺通り第1駐輪場は、既存部分の自転車定期利用92台と、拡張部分の原付定期利用42台の駐輪場となります。また、禅林寺通り第3駐輪場は、駐輪台数が55台増え、290台の自転車定期利用駐輪場として運用いたします。
 なお、当初、再配置により、駐輪台数を90台増やすことを目標としていましたが、利用者の方から御要望が多く、御利用も増えております幼児3人乗り自転車や電動自転車といった大型自転車に対応した思いやりゾーンとして整備をし、台数を55台の増といたしました。思いやりゾーンの設置に当たっては、駐輪場の奥のエリアではなく、入り口から直線上の位置に配置をし、大型自転車の御利用者の方の利便性を高めているところでございます。
 7月の下旬より禅林寺通り第3駐輪場原付契約者の先行契約手続を行い、8月1日より一般受付を開始いたします。12月末に禅林寺通り第3駐輪場の原付区画を終了いたします。
 2、その他の駐輪場整備についてでございます。今年度、井の頭公園駅周辺において駐輪場の統廃合を、三鷹駅周辺において駐輪場の増設の検討を進めているところでございます。
 私からの説明は以上でございます。


◯道路管理課長(山中俊介君)  私からは、資料3及び資料4の御説明をさせていただきます。まず、資料3、三鷹台駅前広場の整備案についてを御説明いたします。三鷹台駅前広場整備につきましては、令和2年2月のまちづくりワークショップや10月のワークショップ参加者報告会などで、地域の方と意見交換を行ってきました。意見交換会では、盆踊り等のイベントができるスペースの確保や駅前交差点の安全対策などの御意見をいただいたところです。こうした御意見を踏まえまして、広場空間の確保や一般車両を含めた交通動線などを勘案し、令和4年度から整備を予定している三鷹台駅前広場整備案を作成いたしました。
 1ページを御覧ください。場所は、三鷹台駅の南側の位置で、現在、月極駐車場、時間貸し駐車場として利用されているところであり、面積は約1,200平方メートルです。広場への動線としては、下の図を見ていただきたいのですが、バスは三鷹台駅前通りのバス降り場で乗客を降ろした後、駅前交差点を右折して広場に進入し、広場内のバス乗り場で停車します。乗客が乗車後、三鷹台駅前通りを左折して各目的地に向かうことになります。
 広場内には、バス乗り場を2か所、一般車の荷さばき、送迎スペースを1か所配置しています。車道は、バス等の通行に必要最小限の幅員として6メートルから7メートルとしています。また、広場東側と南側には2.5メートルの歩道を配置。広場西側には幅員10メートルのまとまった広場空間、約440平方メートルを配置しているところです。
 今回の広場整備のポイントは3点あります。2ページを御覧ください。1点目としては、まとまった広場空間の配置です。広場空間として約440平方メートルを確保しており、左上のイメージパースのとおり、バスの通行に支障のない広場空間となりますので、地域の方が日常の小規模なイベントを開催することも可能となっています。また、盆踊りなど、大規模なイベントにつきましても、左下のイメージパースのとおり、車道部も活用することで開催が可能なようにしています。平常時は、右下のイメージパースのように横断抑止柵を設置いたしますが、大規模イベントを見据え、取り外しができる構造にするとともに、車道部と広場空間の段差が生じないような整備を行っていこうと考えております。
 2点目としては、今後のコミュニティバスの見直しを見据えたバス乗り場の配置です。現在、コミュニティバスの運行見直しの検討を行っており、見直しの方向性として、運行間隔を短く、また、運行系統も増やすことを考えています。このため、広場予定地の南にある、現在のバス折り返し場はバス停が1か所となっていますが、今回の整備案では、またちょっと1ページ、戻っていただきたいのですが、下の図のとおり、バス停車中に車両の追越しが可能な形状にするとともに、バス乗り場が2か所、バス降り場として1か所確保することといたしました。
 3点目としては、一般車両の通行についてです。一般車はバスと同様に広場に進入して、広場南側のスペースに停車できます。このスペースは駅へ送迎する車が停車できるとともに、商店の荷さばきスペースとして活用ができます。また、これまでの地域の方との意見交換を踏まえ、タクシー専用乗り場は配置していませんが、このスペースを使って呼んだタクシーの乗車箇所としての利用が可能となっております。
 この整備案では、駅前交差点部をバスが通行しますので、安全対策が課題となります。このため、バスの運行時間帯には交通誘導員を配置し、安全対策を図っていこうと考えています。また、状況を見ながら、さらなる安全対策として、交差点部の信号設置も交通管理者に要望していきたいと考えているところです。
 なお、この整備案につきましては、6月27日及び7月11日に地域の方々に御説明しており、これまでの意見交換会等での意見が反映されているなどの感想をいただいたところです。
 今後につきましては、詳細設計を進め、交通管理者との協議を行うとともに、植栽や舗装材等について、再度、地域の方との意見交換会を行っていこうと考えているところです。
 続きまして、資料4、三鷹跨線人道橋に関するこれまでの経過についてを御説明いたします。三鷹跨線人道橋につきましては、3月のまちづくり環境委員会での行政報告後、令和3年度予算審査特別委員会において多くの委員より質疑をいただくとともに、附帯意見が出されました。また、市民の皆様からも御意見をいただいてきたところです。このことを踏まえまして、この間、JR東日本と交渉を行ってきたところですが、6月にJR東日本から一定の見解が示されましたので、経過等を御報告いたします。
 1ページを御覧ください。令和3年3月のまちづくり環境委員会の行政報告では、市としては、跨線人道橋の耐震度等について、JR東日本から資料の提供を受け、譲渡を受けたとしても、改修及びメンテナンスに多額の費用が必要となること、現状のままの姿での改修が困難であり、耐震補強により文化的価値が損なわれる可能性が高いことなどから、やむを得ず譲り受けない判断を行った旨、御説明いたしました。
 その後、令和3年度予算審査特別委員会において、存続方法・保存形態について検討・工夫を行い、引き続きJR東日本と交渉することとの附帯意見をいただいたことから、附帯意見に対する対応として、記録等の調査や映像記録の作成に取り組みながら、デジタル技術の活用も含めた保存、活用方法の検討を行うことといたしました。また、並行してJR東日本との協議を進めていくこととし、JR東日本幹部と市長との面談の機会の調整を行いました。
 そして、6月9日に市長とJR東日本八王子支社長が面談を行いました。面談では、令和3年度予算に対して、市議会からの附帯意見がついたこと、跨線人道橋に対する市議会や市民の思い等について市長から支社長に直接御説明し、何とか現状のまま保存する方法はないか、意見交換を行ったところです。
 JR東日本からは、建設後、長期間経過するとともに、耐震性能が現在の基準を満たしていないこと、堀合地下道もあることから、JR東日本が管理する役目としては終えていると考えていること、また経営状況が悪化しており、維持管理費を抑制する必要に迫られていることなど、これ以上跨線人道橋を維持していくことは困難との見解が示されました。
 2ページになりますが、一方で、撤去を前提としつつ、市が希望するのであれば、跨線人道橋の一部保存などに協力していければという御提案もいただいたところです。そして、跨線人道橋については、耐震性能が低く、利用者の安全や鉄道の安全安定輸送に影響を及ぼすおそれがあるため、早期に取扱方針を定める必要があるとのことでした。市長とJR八王子支社長との面談を行った後ですが、JR東日本からは、跨線人道橋については撤去することで進めることとしたい。市が今後検討する跨線人道橋の一部保存などの取組については、可能な範囲で協力するといった内容が記載された「三鷹こ線人道橋の今後の取り扱いについて」の文書が発出され、収受したところです。
 詳細につきましては、3ページにJR東日本からの文書を添付しておりますので、御確認いただければと思います。
 市としては、これまで何とか跨線人道橋を存続できないかと交渉してきたところですが、災害など、万が一の際に利用者や鉄道の安全安定輸送に大きな影響を与えることも考えられることから、JR東日本の判断を受け入れざるを得ないと考えております。このため、JR東日本に対しては、今回のJR東日本の考えを受け入れ、今後は一部保存について協議しながら検討していきたい旨の回答を行っていこうと考えています。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。まずは、コミュニティバスの将来的なあり方方針(案)について、幾つか質問させていただきます。こちらの方針案に関しては、人口密度や移動実態などのエビデンスを基にしながら、実態と課題を整理しており、これまでの取組だけでなく、小型車両やデマンド交通、また中長期の技術、法制度の改正も踏まえており、環境に配慮したEV車両やAI、自動運転、MaaSなどについて、また地域の実情やニーズの変化についても触れられている点、パブリックコメントも踏まえて反映できるところは反映していらっしゃることについて、好意的に捉えております。
 今後について、この社会実験内容の検討とありますが、大きな8番にあるように、今後、モデル地域を設定していくと思います。既に決まっていることなどあれば、教えてください。


◯都市交通課長(久保田実君)  コミュニティバスの将来的なあり方方針に基づいた社会実験につきましては、令和4年度、モデル地区を設定して、社会実験の取組を行いたいと考えております。モデル地区につきましては、今現在、三鷹台駅周辺及び大沢地区での社会実験を想定しているところでございます。理由といたしましては、それぞれ──三鷹台駅周辺につきましては、鉄道駅が近く、人口密度も高いところですが、道路の幅員が狭く、通常のバスでの運行が難しいエリアという特徴があるエリアになっております。
 また、大沢地区につきましては、比較的、人口密度はそれほど高くはないんですが、鉄道駅から遠く、区域内、エリア内の交通について不便が生じているエリアという、それぞれ特徴的なエリアとなっておりますので、まず、その2つのエリア、社会実験を行い、その成果をもってほかのエリアについて社会実験を進めていきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。三鷹台駅周辺と大沢地域ということで、ほかにも期待していらっしゃった地域の方もいらっしゃると思いますが、理由も分かりましたので、確かに小型のバスで運行すべき場所であったり、地域で交通が不便であるという理由は分かりましたので、ぜひ実験結果をもって、ほかの地域につなげていっていただきたいと思います。
 小型車両の活用ということであれば、例えば三鷹駅前の中央通りに小型のコミュニティバスを通すということも考えられるのでしょうか。コミュニティバスを通すことで、長い駅前の中央通り商店会のさらなる活性化につながったり、買物客の利便性向上、コミュニティバスを通すことで、魅力的な店舗の出店にもつながればいいなと考えております。また、連雀コミセンへのアクセスもしやすくなると思いますが、三鷹駅前の中央通り商店会に、小型のコミュニティバスを通すことについて何か見解があれば教えてください。


◯都市交通課長(久保田実君)  今回のあり方方針につきましては、市内全体の基本的な方針を定めたものなので、各エリアごとについての具体的なものについては触れられていないところでございます。この先といたしまして、各地域ごとの強みや弱み、いわゆるその地域が持っているポテンシャルだったり、課題、そういったものを十分踏まえた上で、地区ごとのルートについて検討していきたいと考えております。
 その中で今、委員のほうから御質問いただきました三鷹駅前中央通りにつきましては、現状の幅員ですと、確かに大型のバスが通るには、荷さばき車両の関係等もありまして、若干問題がある道路となっております。ただ、方針の中で、今回、小型車両の活用だったりとか、需要に合わせた運行のようなところも方針として定めておりますので、今後、三鷹駅前のところの公共交通の抜本的な見直しを図る中で、中央通りについて、そのような方針に基づいた交通について導入していけるかどうか、地域と一緒に検討を進めていきたいと考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。こちらは大まかな在り方というところで、今後、具体的なことについて、様々議論が進んでいくと思いますけれども、ソフトな部分についても今後考えていっていただきたいなと思います。
 例えばこちらに書いてあるデマンド交通ですとか、10人以下のタクシー車両については、高齢者だけでなく、子育て世代の利用もあると思います。予約や到着までの時間の予測ですとか、スマートフォンで簡単に閲覧操作できたりですとか、また、インターネットを御利用にならない御高齢者であるとか、そういった方にはお電話で予約を可能にするなど、市民が使いやすいサービスの構築を望みますが、何かこちらについて、まだ先のことですけれども、もし御見解があれば教えてください。


◯都市交通課長(久保田実君)  今回の方針の中で、デマンド交通についても方針として持っているところでございます。既にほかの自治体で社会実験としてデマンド交通を行っているところもございますので、その資料を取り寄せたり、また先日は世田谷のほうで行っているデマンド交通について視察をしてきたところでございます。
 デマンド交通を行うに当たって、一番のハードルとなるのは、やはり予約が必要と、予約をしてバスに乗るというところの部分が大きな1つのハードルだというふうに考えております。社会実験を行っているほかの地域や、また視察を行ったところでも、スマートフォンやパソコンによる予約を基本としながらも、電話による受付も併せて行っているという実例がほとんどでしたので、三鷹のほうでそのようなデマンド交通をもし導入するようなことになった場合、スマホだけではなく、そのようなインターネットのほうのアクセスができない方に対しての電話による予約というところも当然考えていかなければいけないものだというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次、駐輪場の整備について伺います。まず、この利用者の移行期間について、こちらに7月下旬から原付契約者の方、先行契約手続というのが始まっているのかなと思うんですけれども、どのようなお知らせをされているのか、その契約者の方が見落としてしまわれないような工夫があれば、教えていただきたいのと、三鷹駅周辺における駐輪場の増設についての検討について、何か今進んでいることや検討されていることがあれば、教えてください。


◯都市交通課長(久保田実君)  まず1点目、禅林寺通り第3駐輪場の原付区画のところからお移りいただくための御案内についてですが、禅林寺通り第3駐輪場は、今、原付の定期の駐輪場になっておりますので、契約者の方の御連絡先やお名前といったものが全て登録をされているところです。ですので、現にその利用されている方に対して、漏れなく個別で御案内を申し上げているところという形になります。
 2点目、その他の駐輪場整備のところの三鷹駅周辺についてのことですけれども、今現在、市のほうでは三鷹駅周辺における駐輪場の増設について、地権者の方と話を進めているところでございます。今、現時点の予定では、増設をいたしますので、12月の議会のときに指定管理議案としてお諮りをしたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  承知いたしました。定期利用の方の御連絡先が分かるので、知っている連絡先に御連絡をしているということなんですけれども、連絡がつかなかった方がいらっしゃるのか、そういった方にはどうアプローチしているのか。もし連絡がついているけれども、御返事がない方について、何かアクションを起こされていたりするのでしょうか。


◯都市交通課長(久保田実君)  定期利用者の方について、御連絡がつかない方、もしくはそういったうまくコンタクトが取れない方への対応なんですが、駐輪場自体にも、案内のところの周知を行う予定としております。ですので、現に駐輪場をお使いの方は必ずそこで止めますので、そこで目に入る。もし、例えばもう遠くに引っ越してしまって、お金だけあと1か月ちょっと残っているんだけれども、解約し忘れて行ってしまった場合については、ひょっとしたら個別のお手紙も三鷹市内の住所に届かなくて、現地の告知看板についてもお目に触れないという形があるかもしれませんが、基本的には個別の御案内及び現地の周知という形で対応を図りたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、資料3の三鷹台駅前広場の整備案についてお伺いいたします。こちら、丁寧に御説明いただいたんですけれども、このやぐらが立っている、2ページ目の左下の絵なんですけれども、イベントスペースができて、よいなとは思っているんですが、このイベントをしているときのバスの動線について教えていただきたいのと、もし動線を変更するのであれば、どのように御利用者の方に周知をされるのか教えてください。


◯道路管理課長(山中俊介君)  御質問いただいた2点について御説明いたします。この整備案を検討している段階で、既にバス事業者さんのほうには一度図面を確認して、先ほどのイメージパースだとお祭りのイメージなんですけれども、お祭りを開催しているときの動線として、バスを当然同じようには使えませんので、そのときの対応ということを協議しているところです。その中で、一応お話の中では、三鷹台駅前通りのバス降り場でお客様を降ろして、そちらのすぐ右側に出口があると思うんですけど、そちらのほうにバックでバスを入れるような形で、南側部分のみをバス停として活用するということです。もうちょっと入ったところです。南側の東西方向の道路の部分をバス停とするという活用の仕方で、イベントのときは対応しようということで考えているところです。
 その点はバス事業者さんにも御理解を得ておりまして、実際にそういった時期はまだ数年先にはなろうかと思いますけれども、案内誘導については、バス事業者さん及び交通管理者さんと協議して、適切な位置にそういった案内についてはしていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。利用者の方が困ってしまわれないように、丁寧に御周知いただければと思います。
 最後に、跨線橋についてです。これまで三鷹市とJR東日本の間で交渉いただきまして、ありがとうございます。私も子どもを連れていったりして、すごく大切な場所ではあるんですけれども、やはりそのときもちょっと老朽化していて怖いなって思ったこともありますので、予算を考えても致し方ないのかなという思いでおります。
 大切な思い入れがある市民に対して丁寧な周知というか、お話しいただければと思いますが、今後、市民への周知について、どのようにお考えか教えてください。


◯道路管理課長(山中俊介君)  先ほどの御説明の中で、市として今後なんですけれども、JR東日本に対しては、今回の撤去について受け入れざるを得ないということ、また今後については、一部保存について協議をしていきたいという旨の回答を考えておりますので、そちらの回答をした後に、新聞報道等もあるかと思いますけれども、また別にホームページ等々で情報提供はしていきたいというふうに考えております。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いします。まず最初に、コミュニティバスですけれども、パブリックコメントに関しての確認をちょっとさせていただきます。パブリックコメントの表がございますけれども、ナンバー4とナンバー14、ナンバー15、それからナンバー16なんですけれども、これは内容を見ると、結構バスのルートを長距離運行にするという御提案に近いものがあって、例えばナンバー4だと、つつじヶ丘・杏林大学病院のルートを、吉祥寺、三鷹駅まで延伸するという内容になっております。
 これに対して、事業実施の中で検討するというふうに市の考え方として書かれているんですが、このコミュニティバスの将来的なあり方方針の中では、9ページのところに、基本的にはコミュニティ交通の導入方針ということで、乗り継ぎ拠点における乗り継ぎできる交通という、こういう乗り継ぎ拠点ということを考えてつくっていくということと、あと、10ページには、鉄道駅への短距離アクセス交通の導入方針ということで、あくまでも1周5キロメートル程度の運行、鉄道駅等へのアクセスということで、基本的な考え方としては、この長距離での駅と駅を結ぶということは考えないという、そういった考え方をお示しされたのかなと思ったものですから、ちょっとここのところ、4とか14というのは、むしろその考え方に逆行する御意見ではないかなというふうに感じるんですけれども。それに対しまして検討していくというようなことになっていますが、ちょっとそこら辺の市の考え方につきまして御説明いただければありがたいなと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市交通課長(久保田実君)  今回、パブリックコメントにつきましては、本当に様々な御意見をいただきました。ちょっと言い過ぎかもしれないですけど、58件というのはかなり御意見をいただいたほうではないかというふうに──それだけやっぱり市民の皆さんもコミュニティバスについて御関心をお寄せいただいておりますし、熱心に興味を持っていただいているんだなというふうに考えているところでございます。
 今委員のほうからいただきました御質問の中で、例えば4番のところ、これ新川・中原ルートを中央線まで延伸するというところが御意見の趣旨だというふうに、私どものほうでも理解をしているところでございます。ただ、今回の方針、パブリックコメントはあくまで個別の路線について御意見をいただくというものではなかったので、このような個別での路線の御意見、また特定地域での御意見につきましては、原則として事業実施の中で検討するという形で、市のほうの基本的な考え方をお示しをさせていただいているものでございます。
 ただ、今御指摘いただきましたとおり、今回の方針の中では、運行間隔を短くするために、基本的に短距離でそのエリアをくるくる回るというところを方針として挙げております。あわせまして、地域のそれぞれの特性についても考慮するという形になっておりますので、あくまでも原則としての方針の中の考え方は、運行間隔を短くして、短距離で回すというところを置いておりますが、地域の特性の中で、それがそぐわない場合については、その地域特性に合わせた運行というのも考えていきたいというふうに考えておりますので、その事業実施の中でそういったことを踏まえて検討していくという形で、今回、市の考え方を示したところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  そういうことであれば、この回答だと、反映されるのかなというふうにちょっと市民の方は期待されないですかね。明らかにこの方針案とはちょっとずれる御意見のような気がしまして。そういうことであれば、そこはこういうふうに考えているので違うというふうにお話をされたほうが、この御意見をされた方も、変な期待をされなくてよろしいのではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。


◯都市交通課長(久保田実君)  今回いただいた、例えば、先ほどからナンバー4ばかりですみません、4をはじめとする御意見については、確かに方針とは逆の御意見だというふうに考えております。ただ、パブリックコメントを実施した場合、方針に沿った意見ばかりが来るわけではなくて、結構方針とは異なる意見もいただくというところがございます。その場合、その中で方針のほうに反映ができるものについては、私どものほうでも、仮に違う意見だとしても、それが方針として反映するべきものについては、しっかり方針として反映をしていく。
 異なる意見につきまして、基本的に異なるというところについてで、パブリックコメントについていただいた御意見についての否決といったらいいんでしょうか、否という形での御回答というところは、今の時点、そこまでエリアごとの方針が固まっていない現段階におきましては、まだ時期尚早だというふうに考えております。
 例えば、これがエリアとして、もう地元合意も得てルートが決まった中で、いきなり、いや、吉祥寺駅まで延ばすべきだとか、そういった御意見があった場合については、ある程度方針に基づいて、地域の御意見を聞いて、ルートを固めた段階でということであれば、その御意見について、いや、既にそういった御意見を反映するには、もう時期的にほかの部分で合意をいただいているという形でお話ができると思うんですが、まだこれは将来の在り方の方針という形で、大きな柱を示した段階ですので、仮に方針と違った意見だとしても、今の段階では、一旦それについてしっかりと受け止めて、事業実施の中で検討していくというふうな形で御回答をしたという形の経緯になっております。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。そういうことであれば、その他の意見というふうにしてもよかったかもしれませんね。
 次へ行きます。三鷹台駅前広場の整備案につきまして、これは地元の方がこれで御賛同されているということなのでよろしいと思うんですけれども、このイメージパースを見たときに、この広場空間が何となくちょっと寂しいなというふうに感じるんですけれども。というのは、ここは広場の西側に建物が建っていますけれども、これってきっと建物の後ろですよね。何もない建物が建っていて、かつ、その建物との間には垣根がありますと。そういうことであると、極めて殺風景な風景しか思い浮かばないというふうにちょっと感じまして、そこら辺、御意見が出なかったのかなとちょっと感じ入ってしまったところなんですけれども。私、説明会のときに参加していないので、申し訳ないんですが。
 あと、細かい話ですけれども、ベンチとか、座る場所とかというのも、このイメージパースの中には入っていないので、何かここでゆっくり座ってというような空間でもなさそうだなというところで、ちょっとそこら辺はこれからさらに詰めていくんですかね。ちょっとそこら辺、どういう感じなのかなということを、すみません、お願いします。


◯道路管理課長(山中俊介君)  この資料3につきましては、実際に市民の方に御説明したときと同じ資料になっております。あくまでも、今回は平面図を固めていくための説明をする中で、あまりにもイメージが湧かないかなというところもあったので、イメージパースをつけています。イメージパースというふうになっているとおり、まだこれで固まったわけではありませんので、先ほども御説明いたしましたけれども、これから舗装材であったりとか、植栽についても御意見を伺う場がありますので、そういった中でどういった配置がいいのかというのを聞くとともに、実際、地元の方はやはり広場空間、お祭りとかというので、なるべく広いスペースをという考え方も持っていますので。
 ただ、委員さんがおっしゃるとおり、シンボルツリーみたいなものがあったほうがいいのではないかとか、そういった議論については、これからやっていきたいなというふうに考えているところです。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  広場空間は、やっぱりイベントのときだけにあるという形になると、使われ方としては、非常にもったいないような気がしますので、やっぱり日常的に使えるような空間で市民の方が憩えるというのが基本だと思うので、そういった観点で、何をコンセプトに持っていくのか、もう少しにぎわいの場に持っていくのか、ちょっとそこら辺も含めて、これからということであれば、よろしくお願いしたいと思います。
 最後に跨線橋なんですけれども、これは、先ほど市としての方針はこうしたいというお話がございましたけれども、改めてJR東の八王子の支社長さんに市長のほうでお話をいただいた結果としても、JRさんのほうでは考え方は変わらないと、こういうことだと思うんですけれども。これは、あくまで現在の跨線橋をそのまま修繕していく、改修していくという前提の下でのお話という理解でいますが、要はそれに関していえば、結構お金もかかるし、さらに言えば、耐震的な問題もあって、維持していくことが非常に難しいと、こういうことでの結論だと思うんです。
 私は、改めてこの資料を読み返していてちょっとどうかなと思ったのは、最初のところで、太宰 治が好んだ場所としての文化価値が高いと、このように1ページの上のほうに書かれています。その4行ぐらい下に、現状のままの姿での改修は困難であり、改修(耐震補強)により文化的価値が損なわれる可能性が高いというふうにも書かれているんですけれども、既存のものを残しておかなくてはいけないという考え方に陥っていないですかねとちょっと思うんですけれども。
 要は、太宰 治があの場所を好んだのは、跨線橋というあの構造物があったから好んだわけではなくて、あくまでもあそこに電車が走っているのが見えるとか、あの場所から線路が見えるということで、その線路が続いている先の彼の故郷の青森のことに思いを巡らしたとか、あるいはそういうことで好んだのではないかなと勝手に想像するんですけれども。今、太宰 治を非常に愛する国民の方は多いと思いますけれども、皆さん、やっぱりあそこに太宰が立っていたという、その空間的なところをやっぱり恋しく思っているところもあると思うんですよ。あの同じ場所に今自分が立っているみたいな。
 そのときの風景とか、風の流れとか、そういった空気感をやっぱり改めて追体験したみたいなこともあると思うので。もちろん、この跨線橋自体に価値があるというふうに考える方も多数いらっしゃるとは思いますけれども、そういうことだけではないのではないかなと。むしろ、あの同じ場所に立って、今の風景を見れるというか、当時の原風景も思い出すみたいな、そういった意味合いもあるのではないかと。
 そう考えますと、なにも今あるあの跨線橋自体をそのままの形で残さないと文化的価値がないというふうな考え方に陥る必要もないのではないかと私は思います。そうだとすれば、改めて今の技術で、あの橋から中央線を眺められるという場所を、三鷹市として持てるということであれば、それはそれで非常に価値のあることではないかと私は思うんですけれども、JRさんのほうが、あの跨線橋自体を残すという、その前提の下では非常に維持費もかかるし、耐震上も大変だということでおっしゃっているのであれば、新たなる橋を架けていただくというのも、提案としてはあるのではないかなとちょっと思うところです。
 この下村さんという執行役員支社長が6月18日付でこういった回答をお寄せいただいていますけれども、この方自体は現時点ではこの職を退任されていますよね。新しい方が新任の挨拶でも来られたというふうに書かれていますけれども、この新しい方には、何か改めて要請をされたんでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  資料4にありますとおり、7月15日のJR支社長さんが来庁したのは、あくまでも就任挨拶になっておりますので、特段これを重ねてどうするといった協議というのはしていないところです。あくまでも、退任なさっていますけれども、6月18日付の文書が来ておりますけれども、そちらの考え方というのはJRの考えとして変わってないというふうなことは聞いております。


◯委員(小幡和仁君)  そうだとすると、JRさんの中で誰がこの決定権者かということもあるとは思うんですけれども、もし八王子支社長さんがそういった考え方でおっしゃってきているのであれば、支社長が替われば考え方が変わる可能性もあると思いますけれども。要はこの跨線橋に対する責任を持っている方がどなたかということですよね。これが、でも──今笑っておられましたけれども、例えばJRの社長さんが、そこについての権限ということまで決裁をするということは、ちょっと考えにくいんですよ。この三鷹にある小さな跨線橋について、社長が決裁するということは考えにくい。
 恐らく私は、この支社長さんが決裁されているんではないかなと思いますよ。とすると、この支社長さんが替わることによって、考え方が変わるということは十分あり得ることではないかなと思うんですけど。もちろん、こういうふうにするといって、八王子の支社長さんが決定されて、それを会社全体としての決裁まで持っていかれたら、それはもう変わらないと思います。
 ただ、あくまでも現時点において、三鷹市長との間で交渉している段階で、そこまでの最終的な決定までをJR東さんのほうで決めているというのは何となく考えにくいんですよね。だとすると、まだ交渉の余地は、私はあるのではないかなというふうに思いますし、先ほど申し上げたような方向で、いま一度お話をいただくというのが可能であればというところも、ぜひ御検討いただきたいというふうに思います。これについていかがでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  これ、正式に6月18日に八王子支社長の名前で出されています。これは組織としての文書として、我々受け取っております。実際に、この文書を出すときに、誰が決裁したとかって、そこまで我々も確認しているわけではございませんけれども、ただ組織としてしっかり、当然支社長が替わられたときには引継ぎもされているというふうにも理解をしておりますので、当然、社内なりで支社長が替わったことによって、もし方針変更があれば、当然八王子支社のほうからそういったようなお話もあるものと認識をしておりますので、我々としては、正式な文書として八王子支社長の名前で出てきているといったところについては、しっかり組織としての文書であるといったところでの受け止めをしているところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  そこは分かるんですけれども、組織としての文書なのはそのとおりなんですけれども。でも、支社長が替われば状況が変わるっていうことは、一民間企業としてはあるんだろうなと思うので、そこはそういうふうに固定的に考える必要がないのかなと私は思います。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、まず1点、コミュニティバスのほうなんですが、先ほど来お話がございまして、本当にこれはいつも御苦労されているところだと思いますし、要はこの三鷹ってコミュニティバスをうまく走らせることが日本で一番難しいエリアだというのは、僕自身も感じているところなんですが。
 先ほど、課長のほうからお話がございました、素案ではあるんですが、これから地域、エリアの課題という部分というのは、今までも、住民協議会とか、そういった方々からの地域の課題というのは上がっているかと思うんですが、基本的には、本当に路線バス、コミュニティバスをどう走らせるかということのパズルと併せて、小循環での乗り継ぎというんですかね、さっき山田委員からもオンデマンドってありましたけれども。要は、例えばよく出ます井口四丁目だとか、大沢一丁目、四丁目エリアの住宅街になかなか入れない。また、商店がないとか、そしてまた傾斜地だったりとか、坂道だったりとかっていうところの部分をどう補っていくのかということで、これから大きく解消していくのではないのかなという気がするんです。ともすると、今先ほどのJRの話にもリンクしますけれども、これから新しい生活様式とかいう形になっていく中で、若い人ほど、デジタルトランスフォーメーションの中で在宅ワークとかいう形になっていって、公共交通を利用する頻度は減る可能性がある。
 また、若い方は車等、移動手段というのは持っていらっしゃるかと思いますし、高齢者の方で、またその中でも特に多いのがやっぱり買物とか、医療機関への移動手段の確保ですよね。こうした部分をこれから、大きなSDGsの視点からいっても、また税の公平性という部分でも、どう担保していくのか。高齢者の方々が車を手放し、運転免許証を返納していく中で、三鷹市も進めている住み慣れた地域で高齢者の皆さんが安心して住み続けられる社会の実現という部分での大きな主眼の1つが、このコミュニティバスだというふうに思いますので、本当にこれからは小循環で、狭小エリア、生活道路の中に、10人乗りとか、ああいうワンボックスカーが入っていって、必要なときにバスに乗り継いで出かけられるかというようなところを主眼でやっていくんだろうなというふうには思うんですが。
 さっき課長さんからお話がございました、視察での知見というのはどのような部分があったのか、ちょっとまずお伺いできればと思います。


◯都市交通課長(久保田実君)  今回、世田谷区のほうに視察をさせていただきました。世田谷で行っている予約型のデマンド交通につきましては、一番メインのテーマ、目的としては買物支援という形でデマンド交通を行っているというところです。今現在は社会実験という形で、無償でのものを行っているというふうに確認をしてきたところでございます。
 ただ、ヒアリングをしていく中で、当初、高齢者の買物支援というところをメインのターゲットで考えていたんですが、実際にやってみますと、高齢者とほぼ同数ぐらい、子育て世代の方が御利用されているということが分かりましたということをヒアリングでお話を聞いてきたところでございます。
 位置的には、世田谷も、三鷹も同じく近いエリアですので、三鷹でもし仮にそのような実験を行った場合については、今おっしゃったように、免許返納した後の高齢者の移動だったりとか、もしくは高齢者の外出支援、さらに買物支援、さらに子育て世代の御利用というところもあるのではないかというふうに、視察のところでは考えているところでございます。
 視察に世田谷区のほうに行ったんですが、今、世田谷区をエリアとして、民間事業者が行っている買物支援事業という形で行っているものについて視察を行い、お話を聞いてきたところでございます。
 以上でございます。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。本当に、いわゆる狭隘の生活道路が多い三鷹市ですので、この資料の中にもありますけど、300メートル以内にバス停がないという世帯というか、地域というのがある。また、人口の密度とか、高齢化率とかというのも御丁寧に調査していただいているかと思うんですが、今後はバスをどう通していくかということと併せて、そうした小循環とどこでドッキングをさせていくのかということ、それから、小循環の車がどのエリアだったら入っていけるのかとか、また、例えばその中に公的な側面を持った施設があったら、そこのエリアを活用するとかいう部分とかというのも、またぜひ御協議していただきたいなというふうに思います。
 この活性化協議会の中で、社会福祉協議会とか、老人クラブ連合会とか、入っていただいていると思うんですが、結構、意外に我々、市民の方からいただく声というのは、例えばですけれども、日赤の病院に行く便を増やしてほしいとか、あと杏林に行く便が少ないとかというような、エリアによってはあると思うんですが、こうした大きな大学病院等を含めた医療拠点への移動の声というのは、やっぱり高齢者──子育て世代もそうかもしれないんですが、多いと思うんですが。
 例えば活性化協議会の中に、こうした方々、当事者というのは入っていらっしゃらないですよね。あと、例えば買物であれば、商工会のお声とかという部分というのも、この事業をやっぱり進めることによって、地域の商店街、商店街連合会等が発展していくということにつながっていくということをやっぱり考えていかなければいけないわけなので、そうした部分のお声拾いという部分は今後どうしていくのかというのは、もう一点ちょっと再質問させていただければ。


◯都市交通課長(久保田実君)  今回の方針につきましては、8月末で確定をし、今後この方針に基づきまして、地域活性化協議会の下に設置をいたしました専門部会で、そのエリアごとの実際の運行について詳細を定めていくというふうにしております。その専門部会につきましては、それぞれ住民代表といたしまして、大沢の住民協議会の方に御参加いただいたりしておりますので、そこのところで住民の方の代表のお声を聞くということ。
 さらに、方針を定める前ですが、地元の方にもアンケートを取っております。その中でやはりその行き先として、日赤病院だったり、杏林大学病院、そういった部分が、お買物、スーパーと同じように多く、目的地としては挙がってきたところでございます。そう考えますと、今回の方針の中には、小循環で高頻度というところをベースにしながらも、そういった利用者の方、地域の方の足になる交通、いわゆる遠くの駅まで運んでいく交通ではなくて、身近なエリアから、ふだんその方がエリアの地域の方が行っているような場所を回っていくような形のものを方針として持っておりますので、そういった医療機関だったりとか、または学校、またはスーパーといった、いわゆる集客施設と私どものほうでは位置づけておりますが、そういったものも考慮した上で、ルート、また運用についてさらに検討を進めていきたいと考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  分かりました。本当に期待をさせていただきたいと思います。事例を挙げますと、例えば私なんかの大沢の地域、エリアですと、長谷川病院さんの利用者というか、あそこにちっちゃいバスが入っていたりとかするわけですよね。そうした部分の地域での限定的な乗り合わせとかいう部分も有効だと思いますし、いわゆる医療機関がああいう生活道路の中に入っていて、様々な課題はあるとは思うんですけれども、それが可能となっている上で、行政としてどう連携をしていくのかということも大変重要かというふうに思いますので、大沢地域のお声というのは広くいただいているかと思いますけれども、併せて市内各所、さっき言った井口四丁目とか、なかなか狭くて、かつ高齢者が多いという地域はやっぱりあると思いますので、そうした部分の声が届くような、傾聴できるような仕組みでこれから進めていっていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 あと、跨線橋の件ですが、1点だけ。まちづくり環境委員会ということですので、技術的な保存に向けた、例えばアドバイスをいただくような体制というか、その方向性というのは何か三鷹市として探っていらっしゃるとか、例えばこうした専門家がいるとかっていうような、今の見通し的な部分というのはあるんでしょうか。ちょっとその1点、お伺いしたいと思います。


◯道路管理課長(山中俊介君)  今後の回答の中で、一部保存について取り組んでいきたいということを要請するわけですけれども、実際に撤去の設計作業等についてはJRのほうで行うような形になるんですね。実際にどの部分を保存するかについても、JRとともに検討していくことにはなるんですけれども、市のほうから専門家を出して一緒に検討するということではなくて、基本的にはJRさんのほうが主体となって、情報提供を我々に──ちょっと構造図とかもまだ分かっていない部分がありますので、そういったものはやはりJRさんが持っていますので、そちらのほうで検討いただいて、具体的にどの辺まで残せるのかというのは、これから検討していきたいというふうに考えているところです。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。もちろん、当事者としては、三鷹市とJR東日本という形だとは思うんですが、本当に三鷹市、今までネットワーク大学で民学産公のいろいろな技術者の方とかとのつながりはあるというふうに思いますので、何かそうした今までの三鷹市の取組という部分も生かしながら、どのように手法として、もちろん土木的な、現場的な部分というのはあると思うんですけれども、歴史的価値の部分を見いだしながら、何かうまい保存方法という部分のアドバイスをいただけるような方というのも探してみたりとかしても、それは三鷹市らしいのではないのかなという気がいたしますので、そうした部分の御検討については何かありますでしょうか。1点お伺いしたいと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  まず、やっぱり中央線、あれだけ頻繁に電車が走っている中で、長いものをどうやって撤去できるんだと、そこらへんが非常に、JRさんが撤去をする場合も、1つの大きなポイントになって、技術的にもかなり検証が必要なことだと思います。
 まずは、そこをJRさんが中心になって、どうやって撤去していくのか。そのときに、どのぐらいの長さだったら本当に切れるのかとかってあるとかと思いますので、まずはそういったところを検証していただきながら、じゃあ、それをどうやって市として見せていくかとかっていうところの、保存したものをどこかに持っていって設置する場合にも、どういうふうな見せ方をしていくのか、それとも少し橋桁の上に乗って写真ぐらい撮れるようにするのかとか、どういうふうな形でそれを生かしていくのかという、生かし方はいろいろあるかと思いますので。
 そうなったら、スポーツと文化部のほうが中心になってくるんですけども、今回、こちらについては、文化財保護審議会などもありますので、ちょっとスポーツと文化部のほうにもそういったような御意見などもお伝えしながら、よりよく活用できるようにできればいいなというふうに、我々、案としても考えているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  あくまでもこの委員会なので、技術的な部分でお力添えいただける方がきっといらっしゃるというふうに思いますので。もちろん、歴史的価値、地域資源としての価値というのは文教委員会のマターになるとは思うんですけれども、そうした部分のアドバイスなんかをいただきながら進めていっていただければというふうに思います。
 あと1点、三鷹台駅の今回の広場の整備、先ほど荷さばき場と併せて、一般車両、送迎車両も入れるというお話をいただきました。例えば荷さばき場とか、一般、送迎の車両というのはどれぐらい想定をされてというのはあるんでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  想定というのは、特段、今の時点で何時間に何台とか、そういったものは特に持っていないです。あまり送迎車両も止めるところがないというのが現状ですので、こういった整備によって、少しでも利便性が高まればということで、こういった形の整備をやろうと考えているところです。


◯委員(粕谷 稔君)  分かりました。ちょっとこの図で見ると、1台、2台ぐらいが精いっぱいなのかなという気がするんですが。ともすると、この広場を整備していくということで、将来的に、例えば今まで懸案事項でありました三鷹駅周辺の荷さばき場の問題とか、そうした部分にもつながってくるのではないのかなという気がしますので、ちょっとそれとはまた全然別ではあると思うんですけど、うまいこと、この広場の整備を進めていただいて、モデル的なところになっていくようなうまい方向性を持って、さらに進めていっていただければというふうに思いますので、特に答弁は要りませんけど、ありがとうございます。よろしくお願いします。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、何点か質問させてください。最初に、まずコミュニティバスの将来的なあり方方針(素案)のパブリックコメントの結果についてということで、本当に先ほど来いろいろ意見が出ていますけど、こんなに58件もお寄せいただいたというのは、市民の関心の深さがうかがえるなということで。
 それで、これはちなみに1人何件でもいい──58件で何人ぐらいから意見は来ていて、それで、この意見も本当に多岐にわたっていて、全般的に意見を書いてくれている人もいれば、移動実態というか、コミュニティ交通の基本コンセプトに関することだとか、地域性のこと、いろんな意味での将来的な希望というか、こうなったらいいなというような、この市民の正直な意見というか、非常にそういう意味では宝庫じゃないかなと、ここに多くのヒントがあるんじゃないかと思っております。
 それで、そういった中で、あり方検討専門部会の委員の方々のメンバーをお見せすると、専門家の方は非常に多くて、知見も豊富な方が多いとは思うんですけど、このパブリックコメントの中にもあったけど、本当に私たちの地域のことが──全体でこういうことが大きく分かっていても、地域の細かいこととかが分かっているのかなというような意見もあったように、こういう地域の代表というのは、先ほど来、また個別には具体的な検討をしていくという意見ももちろんあるんですけど、特に7つの地域というか、そういう代表者というのはここにいなくていいのか。
 それと、このあり方検討専門部会では、こちらのパブリックコメントで出ているような活発な意見交換というのは行われているのかどうか、お聞かせ願えますか。このあり方検討専門部会とか、活性化協議会とかね。この中ではどのような議論というか、意見が出ているのかなと思って、お聞きしたいんですけど。


◯都市交通課長(久保田実君)  今、委員のほうから御質問いただきました。まず、パブリックコメントのところにお寄せいただいた人数ですが、23人の方から意見をいただいておりまして、1人で複数の御意見をいただいている方もいるような状況でございます。
 2点目、専門部会のところのメンバー構成ですけれども、それぞれ住民代表として、大沢の住民協議会の副会長の方、さらに井の頭住民協議会からは、前会長で、今現在、広報部の副部長をやられている方、それぞれ住民代表として御参加をいただいて、地域の御意見をいただいているところでございます。
 専門部会につきましては、今年度、既に2回行っておりまして、直近では、先月だったと思うんですけども、行ったところでございます。専門部会の中では、大沢住民協議会から選出された委員の方から、それぞれ大沢についての特殊性だったりとか、地域性、また長谷川病院の前の道を通してほしいというのが大沢住民の声なんだということで御紹介がありました。
 それ以外にも、いろいろテーマごとにお話がありまして、それぞれ大沢住民協議会の方は、これ、じゃあ、意見を持って地元へ帰って、またみんなの意見を聞いてきますというふうにお話をいただいているところですし、また井の頭住民協議会のほうからは、専門部会が終わった後に御連絡をいただきまして、ぜひ地元で今日やった話をまたみんなにしてほしいんだということで、今地元のほうで、市のほうから、コミュニティバスの在り方見直しについてお話をしてほしいということで、今そういった機会を──ちょっと今、緊急事態宣言が出てしまったので、また調整しているんですけども、住民協議会の方からそういったお声をいただきまして、地元のほうにまた入っていきたいというふうに今、調整をかけているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  では、それなりにはというか、しっかり取り組んでくれているなという気持ちはしますけど。先ほど、久保田課長の御答弁の中でありましたように、高齢者の支援目的で取り組んできたとか、利便性の向上のためにやってきたことが、意外と子育て支援とか、子育て世代に大きく貢献しているというようなことも、やりながら分かっていくということもいっぱいあると思いますので、そういうところからの意見も吸い上げられるようなシステム、またこういう専門部会とか、協議会のほうにも、そういうほうからのメンバー、PTAからもそうだろうし、おやじの会だ何だとかって、一見、確かに高齢者、中高年より上のほうに目が行くかもしれないけど、答弁を僕も聞きながら、ああ、そうだよなと思って。
 子育て世代やら、そういう方面の方が意外とこういうコミュニティバスとかやらも利用してくれているのかなと思って。基本的には、駅から駅を結ぶとか、いろいろ。ルートなんかのことも、そういう点で考え直すべきじゃないかなという、そういう観点からの視点が必要だなと思いました。
 それと、8ページのところで、需要規模に見合った多様な運行形態・運行方針・車両・運賃と、あえてここで運賃を付け加えて──みんな、運賃はやはり100円がいいんですよね。だから、何とかここでもこうやって運賃という文言をわざと入れてくれたので、そのような議論というか、そこの辺は今後どのように検討してもらえるのかということと、この時間帯により空いている企業や福祉施設等の送迎バス車両等の有効な活用とかのことも、この辺も、例えば園バスだとか、保育園のそういうバスも協力してもらえるのかなとか、そういうことで、いろいろな地域性も発揮しつつ、みんなで盛り上げていかれるような、助け合っていけるようなシステムというのはどうでしょうか。今後、どのように御検討していくのか、教えてください。


◯都市交通課長(久保田実君)  今回いただきましたパブリックコメントについては、本当に貴重な御意見、しかも市民の方の生の御意見だというふうに思っておりますので、これ既にもう活性化協議会のほうには御報告をしておりますし、専門部会での検討の中でも、もちろんこの意見について生かしていきたいというふうに考えております。
 あわせまして、今回、事業の実施に当たりましては、まず社会実験を行うという形で、エリアをピックアップして社会実験を行うというふうに聞いております。社会実験におきましても、今度は利用者の方の生の声をいただけるような仕組みを今考えておりますので、それを聞きながら、しっかりと本格運用に向けてまた見直しをかけることができるというふうに考えているところでございます。
 また、運賃と、あと空いている民間のバスの活用についても、今委員のほうからお話しいただきました。運賃につきましては、確かにおっしゃるとおり、私ども、あえて今回、運賃という部分を追記をさせていただきました。方針の中では、明確には書いていませんが、ワンコインという形の表現をさせていただいているところでございます。
 ただ、最終決定はやはり専門部会、活性化協議会のほうで御承認をいただいて、その社会実験における社会実験参加料というふうに最初はなると思いますが、その料金を決めていくという形になりますけれども、方針の中でワンコインというふうな表記をしておりますので、基本的にその方針に基づいた料金体系で進めていければというふうに考えております。
 また、民間事業者等の空き車両につきましては、今回、専門部会の中に三鷹市社会福祉事業団のほうからの委員を新たにお迎えをしているところでございます。社会福祉事業団のところで、介護施設等のところで、送迎のバス車両とかのところを、さらに有効活用できないかという視点も踏まえて、今回、委員のほうに就任をお願いして了解をいただいているところですので、そういったような空いている車両の活用についても、専門部会の中でしっかりテーマの1つとして検討を進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(伊藤俊明君)  とにかく、しっかり市民の意見を聞きながら、最善のルートとか、人員とかを選んで進めてください。そのように要望します。
 続きまして、三鷹台駅のところなんですけど、先ほど来、いろいろ他の方からも意見が出ていますように、どうせやるからには、このモデルケースとして、今後のほかの駅とかでも確かに、先ほど粕谷委員からも意見がありましたように、荷さばきのこととか、非常に──この三鷹台駅のところに、ここに送迎じゃないですけど、一般車両も逐一入っていいという認識でよろしいんですか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  そうですね、一般車両についても広場内には進入していいという形になります。


◯委員(伊藤俊明君)  それで、一見、バスの道にしては狭いような気もするんだけど、これでも追い越していけるということですもんね。ですから、そのような形で。あとは、いずれにしても、この地域の方たちにしっかり説明会を、私も行っていないんで偉そうなことは言えないんですけど、6月27日とか、7月11日だか、説明会もあってということで、地元の方の意見をしっかり聞きながら進めてくれているようなので。
 ただ、せっかくこういう取組をしたからには、これが三鷹駅の今の混雑状況の緩和にも何かヒントになるような取組であったらということで、いろいろなことへ派生できるような可能性のある取組をしてもらいたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、跨線橋に関すること、他の委員からもいろいろ意見が出ていましたけど、私もあくまでこの八王子支社長の下村さんの話においても、一部保存などの取組につきましては、弊社として可能な範囲で協力いたす所存でありますという文言がありますので、やはり、市のほうが──最初からとにかく全部要らないというか、取り壊すような姿勢ではないとは思うんですけど、なるべく一部にしても、現在、太宰の思いというか、現存する最後のものですので、僕は最後の一部でも残してもらえる、階段から北のほうにというか、15メートルぐらい行ったところまででも保存してもらえればね。
 線路には全然かかりませんから、下からしっかり補強して。よく羽田空港とかでもあるじゃないですか、上から一般の電車も見れて、撮影とかもできるようなスポットになるんじゃないでしょうか。階段両側と、あと突っ込んでいったところ、観光スポットとして、これ絶対大変な貴重な価値と──文化のほうはあまり言いたくないけど、やはりまちづくりとしても観光資源として非常に必要なものだと思いますので、何とか市のほうとしても一部、現存で残せるようなふうな姿勢で取り組んでもらいたいと思うんですけど、いかがでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  委員御指摘のところというのは、階段があって、一部、現道の桁の部分を残せないかという御指摘という。


◯委員(伊藤俊明君)  あくまで南側の話ね。北側の堀合のほうのを残すのは、あれは難しいから。それで、私も太宰はあくまで南口のあそこに住んでいたわけだから、弟子や仲間たちを連れてしょっちゅう上がったのは南側の階段だと思います。それで、上から、先ほど小幡委員からもお話があったように、あくまで南口のほうの階段だと思いますのでね。跨線橋に関しては何しろ両方ありますからね。だから、僕の意識としては、あくまで南側のほうの階段から15メートルぐらい残っているところは、今、下も車両の小屋っていうか、プレハブが建っているようなところがありますので、この線路側の車庫のほうまで入っちゃったら悪いんで、レールがあるほうに入っちゃまずいんでね。
 僕も、あそこに何十回も行って見ているんで、あれですけど、構造的にも残せるかどうか、ちょっと見解を聞きたいなと思って。よろしくお願いします。


◯道路管理課長(山中俊介君)  市としても、なるべく残したいという思いの中でこれまで協議してきたところなんですけれども、桁もそうなんですけど、なかなか階段の部分も含めて、耐震上やはりNGというような形になっております。ですので、先ほど委員御指摘のとおり、階段と一部、桁を残せないかという御指摘なんですけれども、それは難しいというふうに考えております。
 ただ、今我々が考えているのは、桁の一部と階段の一部を残したいという中で、どの程度残せるかというのは、先ほど小泉部長のほうからも話がありましたけれども、実際撤去することが、どういうふうに撤去するかというのが、その方法によってどの程度の距離が残せるのかというのもこれから検討という形になりますので、そういった検討の中で、実際に一番有効な活用法というのを検討していきたいというふうに考えているところです。


◯委員(伊藤俊明君)  何とか皆さんで知恵を出し合ってとか、いよいよとなれば、クラウドファンディングでも何でもいろいろ。もしお金がですよ、お金のことであれだったら何とかしようとか、やっぱり皆さんいろいろ思いがあろうと思うんで。とにかく一度壊しちゃったらというか、全部壊しちゃったら二度と復元できないし、あの味があるものは出てこないんで、今のように、階段から一部、多分15メートルぐらいだと思うんですけど、残せたらなと思いますので、ひとつ残す方向で全力を傾注していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 終わります。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか。


◯委員(嶋崎英治君)  2点ほど、確認を含めてお願いをいたします。コミバスの関係ですけども、先ほど専門部会と活性化協議会に結果を報告しているというふうにありました。ということは、この資料1−1をそのまま資料提供していただいているということなんでしょうか。それとも、口頭で何か言ったということなんでしょうか。


◯都市交通課長(久保田実君)  このパブリックコメントの結果につきましては、活性化協議会におきましては、資料1−1と同等のものを資料として報告をさせていただいているところでございます。
 また、専門部会におきましては、その中から、案のほうの冊子のほうに基づいて趣旨の御説明をしつつ、パブリックコメントについての御案内を差し上げているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  ということは、専門部会のほうには行っているということではないということですね。そうした理由は何なんですか。提供しちゃっても構わないんじゃないかなというふうに思うんですが。


◯都市交通課長(久保田実君)  1点、すみません、答弁が間違っておりましたので、修正をいたします。専門部会におきましても、この個別の御意見及び対応表について情報の提供をしております。すみません、先ほど冊子だけの提供というふうに御説明したんですが、活性化協議会と同じように、専門部会におきましても、市民意見と市の考え方について資料としてお示しをしているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  安心しました。
 2点目は、跨線橋なんですが、全面的なものについては、もうこれは断念せざるを得ない。部分的に残すというか、それで協議に入りたいということのようなんですが。ということは、どこに設置するかという候補地がないと、決まっていかないんじゃないかなと思うんですけども、伊藤委員のほうからは、南側のところということがありました。可能な限り、幾つかのところがあるということをちょっと御提示いただければなと思うんですが。


◯道路管理課長(山中俊介君)  先ほどの答弁の中でも、桁の一部と階段の一部ということで御説明させていただいたところなんですが、桁については、北口に堀合の児童公園というのがすぐ線路際にありますので、そちらに置けないかということで今、まだ決定しているわけでありませんけど、候補地としては、今内部的に考えているところです。
 階段については、実際に今かなりの段数ありますけれども、何段まで残せるかというところも、やはり耐震上の課題というのが、先ほども御説明しているとおり問題になってきますので、その段数を検討するとともに、やはり階段については、あの場所で太宰さんが写真を撮っているということもありますので、同じ位置に保存したいなというふうに考えているところです。


◯委員(嶋崎英治君)  堀合の児童公園、それと南側の道路のところ、その両方とも市有地という理解でいいですか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  両方とも市有地になります。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 委員長を交代します。


◯副委員長(嶋崎英治君)  委員長を交代いたしました。


◯委員(大城美幸さん)  1つは、私も太宰ファンとして、今、御回答のあった、階段は何段残せるか分からないけど、あの場所でということであったので、ほっとしました。やはり、先ほど小幡委員からお話があったように、太宰を追体験する、時代は違うけど、見た場所で同じ風景を見ている気持ちになるっていうのが大事かなというふうには思っています。どれだけ残せるかですが、その場所になるべく残せるものは残してほしいと要望します。
 質問、1点だけですが、跨線橋でJRからの文書を6月18日に受け、今後、三鷹市がそれに対して一部保存の方向での回答を行うと思うんですが、いろいろ市民の関心もあり、議員にも問合せ等、多く来る問題でもありますので、どんな回答をしたのか、回答文書について情報提供を、まちづくり環境委員会、私どもの委員と文教の委員と、各幹事長等、やはり議員にも情報提供していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  JRに対しましては、8月中に、先方からも早期に取扱いの方針を定めたいということを御意見としていただいておりますので、まだ時期は明確ではありませんけど、早い段階で回答していきたいというふうに考えております。
 先ほど御指摘がありました情報提供についても、タイミング等を考えながら情報提供していくように検討していきたいというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  情報提供はぜひ丁寧にお願いしたいと思います。
 以上です。


◯副委員長(嶋崎英治君)  委員長を交代します。


◯委員長(大城美幸さん)  委員長を交代しました。
 それでは、そのほか質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後3時13分 休憩


                  午後3時14分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。暑い中、御苦労さまでした。
                  午後3時15分 散会