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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年まちづくり環境委員会) > 2021/06/11 令和3年まちづくり環境委員会本文
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2021/06/11 令和3年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、嶋崎英治副委員長から、都合により本日の委員会を欠席する旨の届出がございましたので、御報告いたします。
 それでは、休憩を取って審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩


                  午前9時34分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  おはようございます。それでは、生活環境部の「運営方針と目標」について御報告いたします。令和3年度の各部の運営方針と目標の14ページをお開きください。1の部の経営資源につきましては、記載のとおりでございます。生活環境部は、5課で構成しておりまして、環境政策課、ごみ対策課、生活経済課、都市農業課の4課がまちづくり環境委員会の所管となっております。したがいまして、2の令和3年度の運営方針以降につきましては、本委員会が所管する課の内容について御報告をいたします。
 2の令和3年度の運営方針ですが、方針まる2の環境施策に関する方針は、持続的発展が可能なまちを実現するための環境施策の推進でございます。環境保全・公害防止や地球温暖化対策などの施策を推進し、誰もが健康に暮らせる安全で快適な生活環境を確保した持続的発展が可能なまちの実現を目指してまいります。
 次に、方針まる3、ごみ施策に関する方針は、ごみの発生抑制と資源循環型ごみ処理の推進でございます。市民・事業者と協働でさらなるごみの排出抑制やごみの資源化を推進するとともに、粗大ごみの処理制度変更による利便性等の向上を図るほか、し尿等の安定的な処理に向けた施設整備に取り組むなど、環境に配慮した資源循環型のまちづくりを目指してまいります。
 次に、方針まる4、経済施策に関する方針は、産業と生活が共生する都市の創造でございます。新型コロナウイルス感染症の拡大防止と経済活動の両立を目指して事業者の経営支援を行うとともに、市民・事業者・関係団体と協働し、SOHO事業やものづくり産業を含めた価値創造都市型産業や商店街の振興を図ってまいります。
 次に、方針まる5、農業施策に関する方針は、魅力ある都市農業の育成と農のあるまちづくりの推進でございます。市内産農作物の地産地消の拡充、多面的機能を持つ農地の環境整備や農業生産拡大のための施設整備支援、生産緑地農地の貸借の推進や、農業の担い手の継続的な支援などにより、農地の保全と利用の推進を図ってまいります。また、市民農園の運用や農業祭の開催による市民と農との触れ合いの場の提供などを通して、農のあるまちづくりを目指してまいります。さらに、持続可能な都市農業の施策検討に向けて、農業者や有識者等により実践的方策の研究に取り組んでまいります。
 最後に、新型コロナウイルス感染症対策関連といたしまして、新しい生活様式に対応した市民活動の再開支援の推進及び市内事業者の経営継続支援を方針としています。以下、2つの事業を記述しておりますけれども、一段落目の市民活動の支援策については、コミュニティ創生課の所管事業ですので、厚生委員会で御報告をさせていただきました。2段落目、市内事業者を支援するため、三鷹商工会との協働による経営相談窓口開設期間の延長、融資あっせん制度の要件緩和、宅配事業デリバリー三鷹による飲食店支援など、多様な施策を実施してまいります。
 次に、16ページを御覧ください。3の令和3年度の主要事業と目標指標でございますが、それぞれ所管する課長より御報告をさせていただきます。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  私からは、まる2番の受動喫煙防止条例の施行に合わせた喫煙マナーアップ等の取組について、御説明させていただきます。4月1日に施行されました三鷹市受動喫煙防止条例では、受動喫煙による市民の健康への悪影響を防止し、喫煙する人としない人の共存を図ることとしております。このため、喫煙におけるマナーアップを推進するため、市条例に規定されております三鷹市路上等喫煙マナーアップ区域について、施政方針の104ページにも記載してあるとおり、三鷹駅南口の一部を指定しました。
 この区域内では、路上等受動喫煙防止指導員を2人1組で配置しまして、巡回を行い、チラシの配布や喫煙マナーを守っていないなどの事象があれば、声かけや指導を行っていくこととしております。また、こちらの市条例の施行規則に規定されました、路上等喫煙マナーアップ区域内に設置しました特定喫煙所の三鷹駅南口公衆喫煙所、こちらには受動喫煙防止に寄与するよう、適切な維持管理を行うため、路上等受動喫煙防止指導員による喫煙所への案内や、混雑時の待機者の整理、そういったことも行うこととしております。
 これらのことから、目標指標としましては、1つ目、受動喫煙防止条例の周知と喫煙マナーの向上、もう一つが、上半期4月から9月に対しまして、下半期10月から3月のポイ捨てたばこの本数の減少、こちらを挙げさせていただいております。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  16ページのまる3、粗大ごみ処理制度の変更について御説明させていただきます。粗大ごみ処理制度は、現行の品目別ポイント合算制を見直しまして、令和3年10月から品目別料金制に変更することで、市民の排出利便性の向上を図ってまいります。令和3年度は、制度の円滑な移行を進めるとともに、市民や粗大ごみ処理券取扱店への周知、または粗大ごみの受付、収集体制の構築に努めてまいります。
 今後の予定としまして、8月に広報、ホームページ等での掲載、市民等への説明会の開催、そのほか、8月に粗大ごみ処理制度変更パンフレットを全戸に配布して、周知を行います。また、10月には新制度を開始したいと思います。
 なお、説明会についてですが、当初、コミュニティ・センター7か所というふうに、昨年末のまちづくり環境委員会で御説明していたのですが、ワクチン接種の関係とコロナの状況もありますので、その状況等を見まして、例えば大きな会議室を取って開催するなどの方法を検討してまいりたいと思います。
 目標指数につきましては、新たな粗大ごみ処理制度の周知と円滑な移行、もう一つが、排出利便性の向上等による粗大ごみ処理受付件数の増加としまして、令和2年度比約20%増としています。
 説明は以上です。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  私からは、17ページ、まる4、買物環境の整備について御説明をいたします。こちらの事業、引き続き、各商店街による消費者の利便性向上のための取組に対して、まちづくり三鷹や三鷹商工会と連携して支援をしてまいります。また、福祉団体等が所有する車両等を活用した買物送迎事業のモデル実施を、今年度目指したいと考えております。
 実施に当たりましては、地域の実情をよく知っている包括支援センターや地域ケアネットワーク、ほのぼのネット等、地域の実情に合わせて団体さんと連携をいたしまして、地域の対象者の掘り起こしや、実現可能な手法の検討に努めてまいります。
 3つ目といたしまして、昨年度はコロナの影響で中止をいたしました、高齢者を対象としたネットスーパー説明会について、北野地区、それから大沢地区と連携をして実施を目指します。
 こうした事業を進めながら、さらには、現在、大沢地域等を中心に動いているとくし丸移動スーパーやチリンチリン三鷹さんなど、民間や市民の皆様が行う事業との意見交換会の実施、そうした活動で公共施設等を使う場合の手続などの支援等をしていきたいと考えているところでございます。
 目標指標といたしましては、民間事業者及び地域団体と連携した買物送迎支援のモデル地区での実施を3月、ネットスーパー説明会へ参加者数は、50人としてございます。
 私からは以上です。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  私からはその下、まる5、市内産農産物の活用促進に向けた取組について御説明いたします。都市農業課における同取組につきましては、令和元年度に市立小・中学校22校並びに公立及び公私連携保育園18園に対しまして、年2回実施する三鷹産野菜の日給食における市内産農産物購入経費についての補助事業を行いました。
 引き続き、令和2年度につきましては、保育園18園に対しては年2回の三鷹産野菜の日への補助を継続しましたが、市立小・中学校22校に対しては、年2回の支援から1年を通した支援に拡充することとし、学校給食における市内産農産物購入経費の20%を支援する補助制度を創設するとともに、市内農家と学校間の農産物の集配送を担う東京むさし農業協同組合三鷹支店に対しての支援を始めました。これにより、市内産農産物の供給体制の構築を図りました。
 令和3年度につきましては、この3つの補助事業を継続し、さらなる活用の推進を図ってまいります。目標指標につきましては、学校給食における市内産農産物の使用率30%と、公立及び公私連携保育園における三鷹産野菜の日の実施を年2回としておりますが、特に1つ目の学校給食における市内産農産物の使用率につきましては、重量ベースにおいて、令和元年度の7.9%から昨年度のこの補助事業の取組を開始しまして、15.4%へと大幅に向上することができました。補助制度による支援の取組の効果が出ていると思います。
 しかしながら、目標指標に掲げる30%にはまだ開きがある状況です。これは、昨年度、市が補助制度を創設し、農家が学校給食に納入しやすい体制を構築をしましたが、農家では急なこの補助制度の創設に対応し切れず、従来の庭先販売を中心とした農産物の少量多品目生産体制であったため、学校給食に納品する生産体制に対応できなかったためと思われます。
 このため、農協と連携しまして、これまでの協力農家に学校給食用としての農産物の増産や、新たな出荷農家の開発などを現在行っているところでございます。令和3年度については、これらのさらなる増産体制がある程度効果が出てくると思われますので、使用率の向上も図れるというふうに思っております。
 説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより、質疑に入ります。質疑のある方、挙手でお願いします。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いします。まず、環境施策の推進ということなんですけれども、今、菅首相がカーボンゼロを2050年にっていうことで言っておりまして、かなり劇的に産業界も含め、そこに向けて動いてきているし、取りあえず2030年までどうするんだと、こういったことも話題になっていると思うんですけれども、あまり三鷹市の中で、そこら辺の議論が聞こえてこないような気がしております。
 今年度の方針として、持続発展が可能なまちを実現するための環境施策の推進という中でいえば、そこは結構極めて重要な検討すべき事項ではないかと思うのですが、そこら辺についての検討状況等についてと、今回そこら辺、明確に出ていなかった理由等ございましたら、教えていただきたいと思います。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  質問委員さんのおっしゃるとおり、今、国のほうとか、菅首相のほうでカーボンゼロということが言われております。そういった形で国のほうでも議論が進められているところでありますが、私どものほうも2030年度までの計画は今立てているところです。今後、国の動きで、そういったカーボンゼロというものを具体的にどうやっていくのかとか、そういったところの議論が進んでくるかと思いますので、その過程の中で、計画自体も4年に一度見直す形にはなっておりますので、そういった改定の機会を捉えて、今後もそういったところは注視しながら進めていきたいと思っております。


◯委員(小幡和仁君)  そうすると、具体的にはまだ何も検討されていないということですか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  具体的に検討されていないかと言われると、具体的などうするというところまではいっていませんけれども、ただ、やはり国とか、東京都の動きというものも当然ありますので、あと近隣自治体、そういったところの情報は収集しながら、今後、三鷹市としてもそういったところに乗り遅れないように、適切な時期に改定は進めていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  また近隣の状況とか、東京都の状況とか、そういった情報を逐次お知らせいただければありがたいなと思います。よろしくお願いいたします。
 続きまして、方針まる3のごみの発生抑制と資源循環型ごみ処理の推進ということで、環境に配慮した資源循環型のまちづくりを目指すということでありますけれども、下水道の資源を活用して、市として再生可能エネルギーをつくっていくとか、そういった取組については今後検討していくのか、もしくは、そこはまだ検討しませんということなのか、そこら辺、どうなんでしょうか。せっかくこういうふうに書いていただいているので、意見として言っていただきたいなと思うんですけれども。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  確かに資源の有効活用というところと、今御質問のあった下水熱を利用した発電とか、熱を利用するというのは結構、仙台市とか、そんなところでやられていますので、その辺については、情報収集をしながら、三鷹の下水の中でそういうことができるかということはちょっと研究のテーマかなと思いますので。
 ごみの資源についても、今いろいろ新しい考え方といいますか、今までのリサイクルの仕方ではない方法というのも、脱炭素を目指す中でいろいろ話が出てきていますので、今後のリサイクルセンターの建て替えの中とかでも、その辺を加味したような建物にしていこうとか、そういう話合いは今起きている状況でございますので、その辺、随時情報収集と研究を進めてまいりたいと思います。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いしたいと思うんですけど、いわゆる温度差によるエネルギーの変換とか、もしくは、下水道処理の過程で発生する資源を活用してのエネルギー源の活用、そういった点で結構利用できる部分が多いのではないかというふうに思うので、ぜひ御検討をお願いしたいなと思います。
 それと、17ページの買物環境の整備なんですけれども、ここは垣花部長ともよく話をさせていただいておりますけれども、そもそもこの買物環境の整備というのは誰を対象にしているのかというところが、何となくぼやけているんじゃないかなという気がちょっと正直しておりまして。要は、超高齢者というか、健康でない高齢者向けの施策なのか、健康で歩き回れるという高齢者向けの施策なのか、もしくは、その地にいらっしゃる住民の皆さん総じての買物環境の改善をするという問題なのか。そこは、ちょっとはっきり、ここの主要事業の話では読み取れないというか。かなり高齢者向けの施策かなというふうにはちょっと読み取れたんですけれども、生活環境部さんとして、そういう高齢者に照準を当てた施策で本当にいいのかどうなのかというのをちょっと疑問に感じるといいますか。
 前から言われているとおり、大沢地区とか、一部の北野、あるいはそれ以外の地区で買物環境の改善をするということになると、その地区全体の問題というか、そういった要素もあると思うんですよね。ここに書かれている施策というのがかなり高齢者向けの施策になっていて、そこに住まわれている住民の方、皆さんにとっての買物環境をよくするということの視点が施策的に欠けているようにちょっと思うんですけれども、そこら辺はどうお考えでございましょうか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今の御質問の中で、高齢者だけを対象にしているように見えるというような御質問で、それでいいのかということだと思うんですが、私ども生活経済課のほうで進めているこの買物環境の整備というのは、市内全体に住んでいる方が楽しく買物ができるようにと、便利に楽しくという視点で始めているものです。当初は、それを商店街さんの力を主軸として展開できないかという試みをしておりました。
 ただ、やはり途中で、それだけではちょっと推進力不足というところもございまして、大沢地域に入っていろいろな方とお話をしていく中で、取りあえず今の段階でやはり困っている方というのは、自分で買物はできるんだけれども、遠くまで行けないかなという方あたりにかなり手厚く──おうちから出れないとなってしまいますと、これはなかなかまた違う問題になってくるというふうに認識をしております。
 住まわれている方、いろいろな方々がやはりいろいろな手段で買物ができると。できれば、付加価値として楽しくできるというところも加えて、そういった市全体の環境を上げていきましょうという取組というふうに御理解いただけたらと思っております。


◯委員(小幡和仁君)  そこにお住まいの方、皆様にとっての買物環境の──買物のしやすさを求めていく、そういう地域にしていくということであれば、この施策だけではちょっと不十分ではないでしょうかね。なので、一番の根本的な問題は土地政策というところがあると思うんです。今回、そこら辺、用途地域の見直しも御検討されていると思うんですけれども、現状で第一種の中高層住居専用地域ということになると、そもそも500平米以上のお店が建てられないというように──例えば大沢地区ですと、なっているというところも含めて、市としてやっぱりそこは検討していく必要があるのかなというふうに考えます。そういったことで、これだけではなくて、引き続きしっかりと御検討をしていっていただければなと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、2点ほどちょっとお伺いをしたいと思います。ちょっとここの委員会の中に農のプロの方もいらっしゃいますので、畏れ多いんですけれども、非常に三鷹の市内産野菜を給食で活用していただくという部分での支援の取組というのは、すごく功を奏していくのかなという形で、先ほど御説明があったとおり、急なところで作物の転用というか、定期的な部分というのがこれからの課題かと思うんですが。
 1つには、そういった方々、いわゆる市内で農業に従事されている方々との連携というか、今後の御協力をいただいていくということで、定期的に年間通じて、いろいろな、例えば作物のこういうものが、根菜が欲しいとかっていう部分までの見通しができるのかどうかというのを、まずちょっとお伺いをしたいんですが。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  学校給食で使用する野菜は、結構大量に使うもの等は限られておりますので、そこら辺を中心に、農協さんのほうでかなりの農家さんに声をかけていただいて、増産を図るようなことを今進めているところでございます。
 当初、この学校給食の補助が始まる前は、農家さんと教育部門を中心に、直接学校に納品するような取組を行っておりました。そのときは協力農家と称しまして、大体10軒ほどの農家がそういう直接の納品を行っておりましたが、現時点でかなり──農協を通じても含めて、納品する農家が経営体でいうと60軒ぐらいに増えているということで、それらの農家さんが学校給食用に栽培をしておりますので、今後かなり量が増えるのかなと思っております。
 ちなみに、給食で年間を通じて結構多く使われるものが、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、キャベツ等、そういうような形で決まっていますので、そういうのを中心に今、増産をお願いしているというところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。やはり市内産野菜を活用したカレーの日とか、すごく子どもたちが喜んでいるというお声もいただいております。また、そういう部分というのは、やっぱり量的にもかなり重みというか、ジャガイモとか、ニンジンって重みがある部分だというふうに思いますので、さらに利用率というか、パーセンテージは上がっていくことがすごく期待されていると思いますので、引き続きまた連携をちょっと密にしてぜひ進めて──今までも農家の方々が運ぶ手間とか、そういうことがやっぱり課題であったかというふうに思いますので、そうした部分もまた今後フレキシブルに御対応いただけるかと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 後の各部の運営方針のほうにもありますけれども、市民農園という部分では、特にこの春先の時期とかは、市内のホームセンターとかに行きますと──三鷹市でもゴーヤの苗を配られたりとかっていう事業をずっとされていましたけれども、非常に家庭で菜園をやる方とかいらっしゃると思うんです。あと、市民農園も、まだまだやっぱり面積という部分は足りないのかなという気は、市民の皆さんからの御要望を伺ったりしているところなんですけども。
 例えば、これ、ちょっと確認なんですけれども、従前、やっぱり農地から住宅地に転用されてしまって、農地が失われてしまうということが今までずっと続いてきて、いわゆる三鷹市の農業の占める面積の比率がどんどん下がってきてはいると思うんです。今後、例えば住み替えとか、いろいろな形で──開発というのも今頭打ちかと思うんですが、今後、空き家の問題とか、人口減少になっていく中で、例えば宅地から農地に転用していくっていうようなことが実際として不可能なのかどうかというのを、ちょっと1点、聞いてみたいなと思っていたんですが、分かったら教えていただければと。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  今、委員が御指摘された点については、今の都市農業、特に三鷹を含めたところでは、平成27年度に都市農業振興基本法というのが制定されまして、その制定のきっかけというのが、やはり都市部において農地の需要が高まって、農地が都市部にあるべきだというもの。さらに、従来の生産緑地を指定しています市街化区域においても、住宅への需要がかなり少なくなってきているというようなこともございまして、そういう法律が制定されました。
 これに伴いまして、東京都におきましても、宅地を農地にするということに対する整備の補助メニューも創設しております。昨年度、当市におきましても、農家ですが、農家のところの宅地部分を農地にするという事業も昨年行っておりますので、このようなことで今後も需要があると思います。
 ただ、費用もかなりかかりますので、そこら辺、思い切ったことをされるのはなかなか難しいかもしれないですし、今後、かなり長期的にまた農地として活用するというような見込みがあれば、そういうような形にされると思います。それのために、やはり担い手という方々、後継者の方たちについても育成をしていくようなことも、我々としては併せて進めていきたいと思っております。


◯委員(粕谷 稔君)  御丁寧に背景を御説明いただきまして、ありがとうございます。技術的な部分で、一度農地を宅地にしてしまうと、農地への転用というか、土の部分が難しいというお話も以前聞いたことがございましたし、今ある意味、コロナ禍において、それぞれ家庭の中で野菜を育てたりとかっていう──僕も今キュウリとか育て出したりとかしていて、時間もないんですけど、非常に心も癒やされる。キュウリも数本収穫できたりとかして、そういったやっていらっしゃる方というのは──マンションとかでも今、できるというか、そんなような番組もテレビでも特集されたりとか、何とかの育て方みたいなのも、情報としてはすごく回ってきていると思うんです。
 もちろん、行政主導としての農のあるまちづくりというのはもちろん、大変重要かと思うんですけど、片や──私なんかは野川が近所にあるもので、そういう自然環境は豊かなんですけど、意外に鉢植えで使っていた土を捨てていくというようなことが、結構見受けられるんです。何年か前なんですけど、市内を回っていく中でも、いわゆるプランターとかで使った──それは花なのか、よく分からないですけど、土の回収というか、ごみの扱いという部分が非常にどうなっているんだろうという御指摘をいただいたことがございました。
 そうした意味でも、しっかりと、例えば市内のホームセンターと連携をして、土を不法投棄されないような取組というのも、これから──今、ましてやオンラインというか、自宅での在宅ワークが増えて、そうした部分で家でやられている方も増えていらっしゃるかと思いますし、非常にやっぱり緑とか、花とか、野菜とかも含めて、この農業とかいう部分への回帰というか、興味がある市民の方って増えていらっしゃると思うので、そうした部分もまたさらに踏み込んで、細かくやっていく必要があるのではないのかなと個人的に思っているんですが。庁内で、何かそういった検討とかっていうのは今まであったのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。すみません、ちょっと広がっちゃいましたけど。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  方針のまる5ででも、農との触れ合いの場の提供、これを方針としておりますので、そういったことを私どもでも進めて、市民の皆さんが農と触れ合えるような場を提供していけたらなと思っております。
 以上でございます。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  今、委員の指摘があったプランター等での土につきまして、市としては収集はちょっとしていないということなんですけども、ただ、ホームセンター等では、購入した分と同じ量の古い土は引き取りますということは行っているようですので、そういうところで古い土は回収をしてもらえるかなと思っております。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。確かにホームセンターで回収しているというのは、私も認識をしておりまして。市内でそれをやっているのかどうかというのは、僕もちょっと認識はないんですけれども、この辺だと伊藤俊明議員ともたまに会ったとかする狛江のお店なんかには、やっぱりコンテナが置いてあって、そこに戻すシステムというのがあったりとかするんで、そういった連携も今後必要ではないのかなという気がいたしますので、何か検討いただければいいのかなと思いますので、これはちょっとお話だけ触れさせていただきます。
 あとは、今の買物の件なんですが、本当に今御質問のあったように、その定義という部分では非常に難しいとは思いますけれども、もちろん、それはまちづくりの中のライフラインの一環として、行政もしっかりと携わっていっていただくという視点で、僕らもいつもお話をさせていただいてはいるんですけれども。本当に、いろいろな呼びかけ──この買物支援の取組が始まって七、八年、10年ぐらいなりますかね、本当に民間の力をうまく御活用いただいて、特に大沢の地域では効果が出ているかなという気がいたします。
 先ほどの部長のお話でございました地域の方々のお声という部分と、あと、できればこの民間活用されている方々の、活用されてからの意見聴取をするような機会というのも、ぜひ持ってもらいたいなと思うんです。といいますのも、ネットスーパーとか、いわゆるコープさんというか、事前に商品を申込みをして購入されていらっしゃる市民の方も多いと思うんですけど、それ、とかく1週間後の食材であったりすると思うんです。発注をかけてという部分。僕が現場で見ているのは、やっぱりその現場で物を選べて、必要なものが、欲しいものが、その場で選べて買えるということで、喜ぶ高齢者のお姿を見ていますので、そういった部分のお声をぜひ聴取していただく場というのもあってもいいんじゃないかと思うんですが、その件につきましてちょっと御意見をいただければと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  御利用者の方の意見といいますか、お声といいますか、そういったものというのは徐々に聞いてみたりとかもしているところです。私どもといたしましては、行って、見て、選んで買うという喜びを感じながらやっていただく部分と、それでもやっぱり1週間後にお米2キロ、10キロ欲しいんですという、その使い分けをしていただいてもいいかなというふうにも思っておりますので、引き続き市民の皆様とも意見交換しながら、どういった形で進めていくか検討してまいりたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。ともすると住民協議会とか、町会とかっていう、いわゆる市民代表的なお声という部分が、行政側としてはやっぱり取りやすいだろうし、目に見える声が一番近いのかなという気がするんですね。でも、やはり民間の方が担っていただいている部分と、そこにつながっている市民の方々というのは、声の出しようという部分で、持っていき場というのはないかと思うんです。
 ですので、せっかく今そういった民間の力を活用して──今後、行政の支援が必要になってくる場面も、事業のなりわいとして、持続可能な事業としていってあげなければいけないなと、僕自身もすごく痛感をしている部分がございます。今、状況としては、側面支援──場所等の提供とか、声かけとか、そうした部分の側面的な協力というのは行政は十分できるかと思いますので、そうした部分をしっかりと掌握していくということが、必要なときに行政として何ができるのかという今後の支援の在り方にもつながってくるというふうに思いますので──SDGsのマークがいっぱいありますけれども、せっかくやっていただいているその方々を──事業をやっていただいているからオーケーだと、決して僕も三鷹市がそういう姿勢だとは思っておりませんけれども、そうした方々がまたさらに事業拡大とか、なりわいとしての持続可能な事業として継続できるような支援をするためにも、多くの声を取るような努力を、また引き続き重ねていっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 そうした意味では、僕は今大沢に住んでいますけれども、大沢エリアって農にも触れられることができるし、買物の環境がもうちょっと整えば──若い方の流入も今続いているので、地域として、今後また、大きく回っていくのではないのかなという気がするんです。ですので、また、そうした部分、一つ一つの事業ですけれども、庁内連携していただいて、まちづくりの一環の大事な事業だというふうに思いますので、引き続き力を入れていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。まず、方針5番の魅力ある都市農業の育成と農のあるまちづくりの推進について伺います。昨今、気候変動であるとか、2050年問題、水不足による食糧難、あとはコロナによる海外からの物流が止まってしまったりなど、三鷹市に農業があること、これについて非常に重要であると再認識しております。
 そこで、一番最後の行、持続可能な都市農業の施策検討に向けて、農業者や有識者等により実践的方策の研究に取り組みますというふうに書いてありますが、具体的にどのようなことを想定していらっしゃるのか教えてください。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  研究につきましては、ネット大と協力いたしまして、学識経験者であるとか、あと市内農業者、あとはもっとそれなりのまた農業の専門家の方たち、あと市の関係するような部署等が一堂に会しまして、特に三鷹で都市農業にどのように対応していけば継続できるかという、そういうようなことを、生産面だとか、多分担い手面とか、そういういろいろな方面から総合的に検討していこうと、今のところ予定をしているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。大事なテーマだと思っておりますので、持続可能な都市農業ということに、ぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
 それで、先ほど生産面などというふうにおっしゃっていましたけれども、東京都の支援で高収益農業ですとか、あとは農のあるまちづくりということですけれども、農福連携というような考え方も、一部三鷹市の農家の方も取り組んでいらっしゃるという認識ですけれども、こういった補助金も活用して、持続可能な都市農業、そして農福連携などについても研究を進めていただきたいと思いますが、これについて何か御所見があればお願いいたします。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  まず、東京都の補助事業につきまして、今農家の要望に応じまして、今年度も大体2つのメニューを受けることを予定をしております。御指摘のあった点は、恐らく先進的な農業の関係の研究に関する補助かなと思うんですけども、我々、その補助見たところ、かなり大規模な施設を整備しないと、なかなかそれには見合わないということで、そこまで手を出すという方はなかなか今のところ見受けられないです。ただ、御自身がやっている農業の延長で施設を造ったりという形は、皆さん、かなり積極的に行っておりますので、そういう面で活用していきたいなと思っております。
 農福連携につきましては、先ほど申しましたこの研究会の中でも、それは1つのテーマになるとは思います。ただ、今、我々が聞いているところによりますと、やはり農業者側のニーズと福祉関係の施設団とのニーズ、どのような形でそれがマッチするかというのは見えていないところもございますので、そういうところも、こういうような関係者が恐らくこういう場で議論できると思いますので、そういうこともテーマの1つとして話し合っていきたいなというふうには思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。次に、受動喫煙についてお伺いします。受動喫煙防止条例、独自のものが施行されています。三鷹駅前のデッキの喫煙スペースも移動されて──たばこを吸う方、吸わない方の双方にとって快適な環境整備が重要であるということを、これまで私も申し上げてきておりました。
 新たに設置された喫煙コンテナに対して、市民の皆様からどのような声が寄せられているのか、お伺いします。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  設置されて以降、寄せられた御意見としましては、あそこの喫煙所、やはり喫煙されない方からすると、そこに喫煙所があるということに対しての御質問だったりとか、そういったことが多数あります。あと、場所の選定に当たって、どういった経過があってやったとか、そういうようなお話がありました。あと、こちら、喫煙所というところでまたちょっと違うかもしれないんですけれども、やはり全体的な禁煙の流れとか、そういったことを意識されたような御質問も多数あるかと思います。一応そういうような形になっております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。実は私のほうにもそういったお声、届いておりまして、例えばあそこは桜が見える場所なのにとか、いろいろなお声をいただいていたんです。とはいえ、前はすごくフルオープンな場所で、煙がもくもくと出てしまうような環境だったので、そこから比べてよくなった面──90何%煙をカットしますであるとか、やはり丁寧な説明が必要だと思います。されていると思いますけれども、引き続き、そういった御心配な市民の方には説明していただきたいと思います。例えば、このフィルターはこのくらい性能があって、煙が出ないようになっていますとか、そういったちょっと安心していただけるような──景観も大事ですけど、貼り紙であるとか、注書きであるとか、そういうものも理解のために必要かなと思っております。
 また、吸われている方からの御意見というのはなかなか来ないと思うんですけれども、私のほうには、屋根がついたことで、空調もあることで、前よりも非常に快適に喫煙ができているというようなお声も寄せられております。先ほどの注書きというか、このくらい煙が出ませんというような、そういった貼り紙みたいなものに関してはどのようにお考えでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  そうですね、やはりそういったことはPRしていかなきゃいけないなと思っております。実際、今ホームページとかですと、そういった空気清浄機、脱臭機をつけて、外にきれいな空気が出るという形で御案内をしておりますので、指導員のほうも配置しまして──実際現場とかでは、そういった受け答えもあるかとは思いますので、どういった方法であるかということを含めて、貼り紙とか、そういった部分も含めて、今後、市としても対応はしていかなければいけないと思っています。
 あと、どうしても喫煙所に、今現在もいろいろコロナ対策のことであったりとか、あと、たばこの危険性というか、喫煙によるどういった影響があるかとか、そういったことも貼っておりますので、そういった総合的なところも含めて、周辺環境に影響を及ぼさないということも含めてPRはしていきたいと思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。マナーアップ区域で指導員が巡回していらっしゃると思うんですけれども、それの声かけ・指導状況についてお伺いしたいのと、あと、この目標指標ですね。たばこの本数の減少というふうに書いてありますけれども、この本数に関してはどのようにカウントされるのか、2点お伺いします。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  まず、1点目の指導状況につきましては、1つは、喫煙所の案内とか、たばこを吸っている方を御案内することがあります。そのほかに、指導員の方にはチラシを持参していただいておりまして、そういった方にこういった条例であるとか、マナーアップ区域はこういったことをやっていますということもやっています。
 あと、これはあまりあってはならないというか、ないほうがいいんですけれども、やはりちょっとマナーを違反されている方とかもいらっしゃいますので、そういった方に、ここでたばこを吸うのはやめてくださいとか、そういうお話をすることもケースによってはございます。ですので、そういった実際に巡回する中で御説明する部分と、あと喫煙所を利用される方に特定にお渡しする部分がございます。
 あと、喫煙のたばこの本数、そこのカウントの仕方ということですけれども、現在、指導員が1日に3区分回っております。時間帯でいいますと、まず朝が6時半から9時半、昼が11時から14時、夜が5時から8時、こちらの3区分、回っております。この中で、マナーアップ区域内を巡回する際に、併せてバケツとか、トングを持ちまして、目に見えるたばこを拾うような形にしております。
 だから、巡回しながら、声をかけながら指導をやるという話になりますので、それに精通して、それだけのために回っているわけではないので、そのときの天候だったりとか、指導の状況によっては、そういった拾う時間の割き方は変わってくるんですけれども、いずれにしても、1回はそういうふうに回るようにして、持って回っていただいています。
 それぞれの3区分で拾ったたばこの本数、それを、日々、日報につけまして、それを積み上げていきまして、1年間でどうなるかというのを見る、そういう形をとっております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。本当に数えているとは思わなかったので、目視だとか、雰囲気だとかで判断されるのかなと思ったら、本当に拾ったのを数えていらっしゃるということですよね。大変なお仕事だと思いますし、声をかける、マナー違反を注意するのも、トラブルがあったりとか、すごく心配はしているんですけれども、動いてくださって本当にありがとうございます。
 次に、買物環境の整備について伺います。民間事業者及び地域団体と連携した買物送迎支援のモデル地区の実施とありますけれども、先ほど包括支援センター、ほのぼのネットさんなどを挙げられていましたけれども、具体的にどこで、どのような事業を想定されているのか。これから考えるのか、もし決まっていることがあれば、教えていただきたいなと思うんですけれども。
 これまで大沢地区で駅前に買物ツアーとかされていたと思うんですけれども、それとの違いがあれば、教えてください。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今年度、予定している民間事業者の車両を使ったモデル事業というのは、まだちょっと具体的な地域の特定にまでは至っておりません。今、いろいろな事業者様に声をかけながらヒアリングをして、予備調査をしている段階というふうに考えていただければと思います。
 大沢の「かわせみ」との違いということなんですが、これ、最終的に違ったものになるのか、異なった形になるのかは、今後の事業者様とのヒアリングとか、実際に実施してもらうためにはどういう条件を整えればいいのかというところで異なってくるかと思います。私どもといたしましては、どういった条件を整えてあげれば、そういった大沢のようなことが起きていくのかというようなところも含めて──場合によっては、もしかすると少し費用がかかるようなことも想定しつつ、どういった条件をそろえていけばいいかをちょっと模索しているというところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。分かりました。検討中ということで、引き続きお願いします。これまで生協ですとか、ネットスーパーの説明会を行っていただいてきたという認識ですけれども、目標指標でネットスーパー説明会参加者数50人というのは、どのような意図があるのか、伺います。お願いします。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  こちら、50人というのは、5回実施したいなと考えています。今までやってきた大沢地区、それから、昨年度、途中まで話ができて、ちょっとコロナ禍で断念した北野あたりを想定をしております。いずれにしましても、ちょっとコロナが収まりませんと、具体的に集まってもらう相談ができませんので、その辺のあたり、少しずつ進めているという状況です。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。コロナの状況もありますので、お願いしたいと思います。ありがとうございます。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、ちょっと何点かお聞かせください。生活環境部全体として、このコロナ禍の影響によって中止だとか、また延期、または変更を余儀なくされたような行事っていうか、取組の主なものでいいですから、ちょっと教えていただけますか。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  近々では、環境のほうで、エコミュージカルを予定しておりましたが、やはり300人近くの観客が入るということもございますので、配信でやらせていただこうかなというふうに思っております。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  ごみ対策課のほうでは、5月30日に駅前のほうで、毎年ごみゼロキャンペーンということで、ごみ減量等推進員の方が100名ぐらいでティッシュを配っていたんですが、昨年も中止にしましたが、今年もちょっと──推進員の方々も高齢ということもありますので、ほかの方との接触を避けて、ああいう形でのキャンペーンは中止としました。
 一方、その代わりにウエットティッシュにごみ減量をお願いしますというような文字を入れたものを、ごみの取扱減量協力店・リサイクル店17店舗に御協力いただいて、そのアルコールのもので啓発品を置いていただいて、御自由に持っていっていただくというような啓発に替えさせていただいています。
 以上です。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  コロナ禍におきまして、中止・延期となった事業につきましては、まず一番大きなものは農業祭でございます。農業祭、昨年度予定していたのが回数で60回目という一応記念する回数でしたので、中止という形にはせずに、今年度に60回として実施をするということで、今進めているところでございます。
 あと市民の方に農業のことについていろいろ触れ合っていただこうという取組としまして、都市農業を育てる市民のつどいを毎年夏に行っておりますが──バスを2台連ねて市内の農地等を巡る取組ですけれども、それについても昨年度、今年も中止という形にしております。
 また、同様な取組で、芋煮会というのを行っているんですが、それは昨年度、やはり11月を予定しておりましたが、それは中止にしております。今年度については、まだちょっとそれについてはまだ先のことですので、未定です。
 主立ったものは以上です。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  生活経済課関係では、大きなものでは、商工まつりさん、それから、阿波踊りですね。あとは、労働系のほうで、例えばハローワークさんと一緒にやっていた就職面接会とか、セミナーなど、小さなイベントですけど、そういったものもコロナの状況によって、中止にしたり、延期にしたりと、形を変えたりというような形でやっているというところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  本当にいろいろ各課で一生懸命取り組んでくれた、すばらしい行事がこういう形で延期やら、中止やらということになったり、また、形を変えて、何とか市民の方にまたアピールできたりとか。こういうことになって、いろいろなことがせっかく盛り上がってきたところが、消沈していってしまうようなことになってしまうと残念なので、何とか工夫をしながらやってもらいたいという希望はあります。いろいろな形で、今後とも。また、コロナ禍が収まれば、しっかり取り組んでいただけることがほとんどだとは思いますが、引き続きしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
 それで、こういうコロナ禍によりまして、生産緑地の取組の貸借の推進だとか、特定生産緑地への取組が遅れてしまうとか、かえって逆に進んだとかっていうことは何かありますか。市民農園のこういう貸し借りにしても、かえってこういうことで需要が増えてきたとかっていうことがあったら、ちょっとお聞きしたい。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  委員おっしゃった、貸借とかについても、コロナ禍だからといって、増えたり、減ったりというのはあまりないと思うんですけど。ただ、コロナ禍というよりも、やはりそれぞれ農地を所有する農家さんの担い手の関係で、やはりそこまで肥培管理ができるかどうか。要するに農作物を生産できるかどうかというところで、やはりあまり農地をたくさんお持ちの方は、そこまで手に負えないということで、余力のある方に貸し出すということは、継続して年に数件程度、やはり新たなことで発生しております。
 また、特定生産緑地につきましては、これは所管しているのは都市計画課ですので、我々は詳細までは聞いておりませんが、かなりのところで一応申請は来ているということでございます。ただ、どうしても、いまだなかなか決め切れていない、連絡がなかなか取れないという方も何名かいらっしゃるというふうに聞いておりますので、最終的になかなか難しい場合は、農業委員会のほうに一緒に協力をしてもらいたいというような打診、相談という形では、我々は聞いております。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。学校給食における市内産農産物の使用率の向上に関しましては、先ほど粕谷委員からかなり突っ込んだふうに質問をしていただいたので、あれですが。着実に伸びているということは、皆さんの御努力で、大変ありがたいことだなと。重量ベースでも、7.9%から15.4%と。しかし、30%にするためにはまだまだ課題が大きいかと思いますので。
 何しろ農作物に関しては、1年前からの作付計画にしっかりと取り組まないと、一朝一夕に簡単に増えるというわけにいきませんし、また、流通ら辺に課題があったことも大分克服してくれてきているようですし。あと、何といっても農家さんの協力がないとできませんので、そういったいろいろな多方面の課題があろうかと思いますが、しっかりと議論しながら克服して、しっかりと取り組んでいただければと思います。終わります。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、ないようですので、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩します。
                  午前10時37分 休憩


                  午前10時40分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。それでは、項目アに対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  よろしくお願いいたします。それでは、1点目の令和3年度の都市整備部の「運営方針と目標」につきまして、私から御説明させていただきます。各部の運営方針と目標の30ページを御覧ください。1の部の経営資源についてでございます。令和2年度に引き続きまして、都市整備部は7課の体制でございます。職員数といたしましては、正規職員が115人、うち女性職員が15人、率で言いますと13%。月額職員につきましては、18人、うち女性職員が16人、約89%となっております。予算の規模につきましては、記載のとおりでございます。
 2の令和3年度の運営方針です。大きく6つの項目に分けております。1点目は、まちづくり事業の総合的な推進でございます。地域特性を生かした地区計画制度の活用や景観づくりなどを推進し、都市再生部と連携しながら、緑と水の公園都市の実現に向けて取り組んでまいります。
 また、そのための基盤整備といたしまして、2点目、快適な歩道空間の整備やバリアフリー化など、誰もが安全に安心して通行できる道路環境の創出、都市交通環境の整備といたしまして、コミュニティバスの抜本的な見直しに取り組んでまいります。
 3点目といたしまして、老朽化が進む公共施設につきましては、都市再生部や施設管理者と連携いたしまして効率的な維持・保全・活用等に努め、さらなるファシリティーマネジメントの推進を図ってまいります。
 右側の4点目、下水道事業につきましては、今回、初めての公営企業会計による決算となりますので、改めて経営状況等につきまして確認をいたしまして、経営基盤の充実強化につなげていきたいと考えております。また、下水道施設の長寿命化や地震対策などの課題につきましても、三鷹市下水道再生計画に基づきまして着実に取組を進めてまいります。
 5点目、緑と水の快適空間の創出といたしまして、借地公園の公有地化や特定生産緑地制度への移行など、公園・緑地や農地の保全に向けた取組を推進してまいります。
 このほか、6点目、コロナウイルス感染症に関しましては、感染症の影響下におきましても、社会基盤が適切に運営されるよう努めるとともに、東京都とも連携しながら、下水道使用料等の支払い猶予の延長を行います。
 続きまして、本年度の重点事業についてでございます。32ページ、33ページとなります。1点目は、用途地域等の見直しです。令和元年度に改定いたしました三鷹市土地利用総合計画2022(第2次改定)等を踏まえた、三鷹市用途地域等に関する指定方針及び指定基準の見直しを行うとともに、三鷹台駅周辺地区等におきまして、用途地域の変更に向けた取組を進めてまいります。また、都市農地を保全するため、引き続き、農業委員会や東京むさし農業協同組合と連携いたしまして、指定から30年を迎える生産緑地につきまして、特定生産緑地として指定されるよう取り組んでまいります。
 2点目は、雨水貯留施設の設置と上部空間の公園・道路の整備でございます。中原地区の水害対策といたしまして、令和元年度から整備を進めております雨水貯留施設につきましては、予定どおり本年6月に完了する予定でございます。引き続き、上部空間につきまして、防災倉庫やかまどベンチ等を設置した防災機能を有する公園として、また、その周辺を緊急時の避難路と緊急車両の通行可能な道路として一体的整備を行ってまいります。
 重点事業の3点目は、みたかバスネットの抜本的な見直しでございます。令和2年度より、コミュニティバスの将来的な在り方の方針について検討を行っており、現在、方針素案につきましてパブリックコメントを実施しているところでございます。8月には方針を確定いたしまして、引き続き、令和4年度の三鷹台・大沢地区での社会実験実施に向けまして、交通事業者や地域の方等を新たに加えた専門部会で具体的な実施内容の検討を進めてまいります。
 右側のページ、4点目は、牟礼地区生活道路緊急安全対策の推進です。東八道路の延伸に伴う交通量の増加や生活道路への車両の流入など、道路環境の変化に対して、歩行者等の安全対策が求められております牟礼東地区等におきまして、令和2年度にはゾーン30の規制やポストコーンの設置などの安全対策を実施いたしました。今年度は、こうした安全対策につきまして効果を検証し、また、地域の皆さんの御意見なども聞きながら、必要な対策を行ってまいりたいと考えております。
 5点目は、三鷹台駅前広場の整備の推進です。駅前広場の整備に向けて、引き続き用地の取得と設計を進めてまいります。用地取得につきましては、今年度で取得が完了するよう見込んでいるところでございます。また、設計につきましては、ワークショップ報告会を開催の上、整備プランを確定いたしまして、令和4年度からの整備に向けて、詳細設計を進めていきたいと考えております。
 部の運営方針と目標についての説明は以上でございます。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明が終わりました。
 これより、項目アに対する質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いいたします。まず最初に、30ページで、方針の2、道路環境・都市交通環境の整備とありますけれども、快適な歩道空間と書かれております。三鷹の場合は、自転車に乗る人が非常に多いというのが非常に特徴的なまちだと思うんですけれども、自転車に関してはどう考えているのかというか、そこについては触れられていないと思うんですけれども、この市役所の前の通りに関しても非常に狭い道路になっていて──これ、都道ですかね、自転車が通るようなマークがありますけれども、実際、そこを通るというのは非常に困難で、バスが来ると、よく小田急さんが大きなクラクションを鳴らしていて、自転車の方に何か注意されているんだと思うんですけれども、そういった光景を2度、3度見ております。
 バスの運転士さんからすると、何でこんなところを自転車が通っているんだみたいなことなのかもしれないんですけれども、いささかちょっとどうなのかなって、いつも正直、困惑して見ているんですけれども。殊、このように非常に狭い道路空間の中に、歩いている人、自転車に乗る人、車という、こういう関係になっていて、結構自転車に乗る人の空間というのが非常に厳しい状況ではないかなと感じております。
 ここのところについて、やっぱりちょっと抜本的に取り組んでいく必要もあると思うんですが、御方針として書かれていないというところがちょっと気になったんですが、ここら辺はいかがなんでございましょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  道路空間はやはり狭いということは我々も認識をしているところでございます。そういった中で、都市計画道路の計画線があるところにつきましては、順次、都市計画道路の整備なども取り組んでいるところでございます。また、買収して一気に広げるということはなかなか難しい状況にありますので、例えば沿道での土地利用が変わっていくときには、そのときは歩道状空地を求めまして、できるだけ道路空間になるようなものを広げていくといった、そういった地道な取組もしながら、道路空間の充実については努めてまいりたいと思っております。
 それから、自転車につきましては、三鷹市は自転車の方が多くて、自転車の事故が多いというところは我々も課題であるというふうに認識をしております。そうした中で、やはり自転車が走る場所というところで、歩道も狭い中で、歩行者との問題もあるというところの中で、実際、特に出会い頭の事故が多いというところでいきますと、例えば歩道の中でいくと、ちょうど脇道から入ったところですぐぶつかってしまうような空間になってくる。
 そういったところがありまして、自転車が走るところにつきましては、歩道が広いところは、自転車と歩行者共存という形のところもありますけども、狭いところですと、歩道は歩行者専用で、自転車は車道でというような形になっているというふうに考えております。これ、三鷹警察さんのほうでいろいろお話を聞きますと、自転車、確かに狭くて交通量が多いところなんですけれども、さすがに車も、自転車の方をひいてまで行きはしないので、必ず徐行するなり、止まるなりして、そういった中で対向車を見ながら追い越していくというようなことがあるので、そういった意味では、車道を自転車が走っていることによって、事故が必ず起きるということではないというようなことは言っておりました。
 我々も、できる限り交通安全につきましては、警察とも連携しながら引き続き取組を進めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  ぜひそういう方向でお取り組みいただきたいんですけれども、なかなか現状、拡幅するというのは、道路を広げるというのは難しいという中で、一方では、歩道を自転車が通るというのもなかなか危ないので、今、実際問題として、狭い車道上に自転車のマークとかが書かれていてという状況だと思うんです。自転車のマーク自体が、非常にこれ、恐らく車を運転している人から見ると、見えにくいんじゃないかなというふうに思うんです。
 要は、もう少しここは明確に──今部長さんも言っていただいたように、車道だけれども、自転車が優先なんだよみたいな。なので、運転手さん、気をつけて自転車に配慮して運転してくださいねということを示す意味でも、自転車レーンというのは明確に、狭い道はちょっとコストもかかりますけれども、明確にするというのも何か必要ではないかなと。少なくとも、この前の道に関して言うと、自転車のマークが2つぐらいあって、ここは自転車が通るところですよというのが書かれていますけれども、じゃあ、実際それをどれだけドライバーの方が認識して運転をされているのかというと、ちょっと甚だ疑問なところもございます。
 なので、明確にここは自転車が通るところですということをドライバーさんにきちっと理解していただくという、そういった対策も必要ではないかなというふうに思っております。そこも含めて、しっかりと自転車対策というのも、今年度の運営方針の中に入れていただけるとありがたいなというふうにちょっと思っております。いかがですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  確かにその自転車マークにつきましては──都道などにつきましては警察ですとか、道路管理者のほうで設置していますけれども、だんだん消えてきたりとか、見えにくくなっているケースもありますので、そういったところにつきましては、状況を見ながら、しっかりと再度見えやすくなるようなものとしてやり替えてもらうということは、こちらのほうからお願いをしていきたいと思います。
 それから、これ、方針の中で全てを書き込んでいるわけではありませんので、当然、三鷹市の都市整備部の取組といたしましては、引き続き御指摘いただいたような視点を踏まえながら、今年度も取り組んでまいりたいというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。全てを含めないということですね。
 続きまして、方針の4に、災害に強いまちづくりというお話がございます。今、全てを入れられないというお話もございましたけれども、これは主要事業の中にはこの部分というのは入っていないと思うんですけれども、全ての三鷹市の事業の原点を災害に強いまちにするということが掲げられている中で、主要事業にこの観点での事業を具体的にどうするのかというのを明確にお示しされないというのはどうなのかなと、ちょっと思うんですけれども、そこら辺はどういうお考えでこういう形にされたんでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  災害に強いという部分で言いますと、まず重点事業としましては、都市型水害への対策ということで、これまで取り組んできました雨水貯留施設の設置、こういったものも継続して今年度取り組んでいくという形にしております。
 それから、用途地域等の見直し、こういったものにつきましても、災害の視点が入ってくるというふうに考えておりますので。委員さん、おっしゃるとおり、全ての事業についての基礎となる考え方として災害に強いまちづくりというのがございますので、具体的な事業として、取組として出ているのは少ないように見えますけども、その考え方の根底の中にはそういったものがありますので、そういった視点を踏まえながら、それぞれ各事業について取り組んでまいりたいというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  よく分かりました。ありがとうございます。
 32ページに、用途地域等の見直しとありまして、住環境の改善と書かれています。基本的には住環境の改善ということで用途地域を考えておられて、商業とか工業についてはどう考えておられるのかというのが、ここの部分でちょっと読み取れないんですけれども、そこはどう考えておられますでしょうか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  よろしくお願いいたします。運営方針と目標のほうでは、基本計画の中の項目にひもづけられて住環境の改善と書いておりますけれども、一応、用途地域の目的の1つとして、良好な住環境の改善以外にも、商工業の利便の発展というものもございますので、それはまた、地域地域、場所場所の特性に応じて考えていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。基本的に三鷹全域の用途地域の見直しを、住居、商業、工業、全てに関して、今回しっかりと見直ししていくという方向であるということで、そういう理解でいいということですね。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  そのとおりで、あともう一点、農地の保全についても考えていきたいと思っております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。分かりました。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いします。私からは1点、市民ニーズを踏まえた公園・緑地等の適切な活用とありますが、議場でも質問しておりますけれども、インクルーシブ公園、インクルーシブ遊具に関して、市民から実際に何度も御要望をいただいております。市長の答弁の中で、公園の老朽化について触れ、見直しが相当必要であり、調査中であると。都の補助金を活用しながら、なるべくインクルーシブ遊具を導入したい。実際に都立公園を職員が視察し、調査研究しているという答弁を得ましたが、現在の検討状況についてお伺いします。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  インクルーシブ公園の進捗状況について、御質問にお答えさせていただきます。お話にも出たとおり、都立の砧公園のほうにインクルーシブ公園として視察に、私を含め職員が行っているところでございます。その中で遊具を実際に触ったりして、どういったのが三鷹市にいいんだろうかとか、そういう観点から考えているところです。メーカーとも今、打合せをして、いろいろな状況とか、人気がある遊具ですとか、そういったところを確認しているところでございます。
 私からの説明は以上になります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。実際に見ていただいて、メーカーさんともお話しいただいて、非常に期待しておりますので、よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません。1点だけちょっとお伺いをしたいんですが、都道との関係についてお伺いをしたいと思います。といいますのも、今の連雀通りは拡幅をずっとされてきて、めどというのは見えているかと思うんですが、いわゆる歩道の関係なんです。10年ぐらい前でしょうか、人見街道について、将来的に都から移管される方向性という部分で、当時お伺いしたことがございました。
 従前、今、いわゆる人見街道の東八道路から大沢の交差点のところが、ほぼ歩道がない状況がずっと続いておりまして、片や大沢台小学校の通学路区域にもなっております。将来的には、一方通行化をするという方向性も昔は聞いたようなことがあるんですけれども、まだまだの部分はあると思うんですが、連雀通りの見通しがつく中で、人見街道の位置づけというのは──この市役所の前にもつながってくる生活道路でございますので、その辺の東京都との関係というのはその後どうなっているのか、分かる範囲でちょっとお伺いできればと思うんですが。


◯道路管理課長(山中俊介君)  今、御質問ありました人見街道の、市に移管されるかどうかというお話ですけれども、ちょっと我々の引き継いでいる内容も含めて正確に確認しないと分からない部分もあるんですけれども、現時点では、そのような移管というような話は聞いてないです。ただ、一部、人見街道の歩道が拡幅されている部分とか、あちらというのは東京都のほうの事業で決定してやっているということですので、その後、例えば市のほうに移管の話とか、そういったことの協議は、私の知る限りではないです。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。この後に出てくる、今回の報告内容にもありますバスネットにも関わってくることでもあると思うんです。ちょっと本当に個別で申し訳ないんですけど、大沢の交差点から野崎方面に関しましては、一部地域は歩道がちょっと途切れているところはありますけれども、歩道も比較的、片側は広くなっているというような、この十数年で手を入れてきていただいているかなという気がいたします。依然、大沢台小学校の通学路エリアの人見街道に関しましては、本当に飾りのような、取ってつけたような歩道の狭さ、そして電柱があって、ほぼ車椅子の方は通れない、傘を差して通っても擦れ違うことはまず無理というような状況がございます。
 ここは何とか、ボトルネックの解消をしなければいけないなと、常々考えてはいるんですけど。都のほうからのそういった計画も確認されていないということでございましたので、やっぱり時間がかかっても、東京都の都道とはいえ、課題解消に向けた取組をぜひ行っていっていただきたいなというふうに思います。
 バスネットに絡めていいますと、今、調節池の工事も大分進んできているかと思います。本当に、生活道路も含めて、もちろん防災の視点からもなんですが、大沢二丁目のいわゆる坂下、崖の下、長谷川病院とか、あの辺ございまして、いわゆる長谷川病院さんのバスはそのエリアに乗り入れておりまして──近年、戸建ての開発が進みまして、新しい戸建てが非常に増えています。下原地区公会堂のところ、ちょうどすごく道が狭くなっていて、バスと車両がお互いクラクションを鳴らしているというような、ちょっと殺気立っている状況というのがずっと続いている状況がございます。
 災害の視点でも、調節池周辺の東西になるのか、南北になるのか分からないんですが、そこを抜けていくような方向性という部分も──今後、防災の視点、あのエリア、台風19号のときにも非常に課題となって懸案の事項かと思います。そうした部分も、引き続きお考えいただければなと。ちょっと個別の箇所で大変申し訳ございませんけれども、そうした部分も踏まえた、もちろんバスネットの整備かというふうに思いますので、これはちょっと要望として言わせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか質疑ございますか。


◯委員(伊藤俊明君)  すみません、1点だけお聞きしたいんですけど、道路環境・都市交通環境の整備というところと、また、快適な歩道空間の整備等と、いろいろなところに関わっているんですけど、無電柱化というか、電柱の地中化に関しての議論というか、それは新規の都市計画道路を造る場合には、基本的に無電柱化にしてほしいとかっていうことを、僕なんかも会派要望でもずっと前からしているんですが、市としての大規模開発だとか、こういう無電柱化に対する──結局歩道が狭いとか、いろいろなバリアフリーの観点からいっても、この電柱が危険だと、大きな障害になっているということが、あと防災の観点からもいろいろなことで言われているんですけど、この無電柱化に対する市としての見解というか、取組を。
 予算のこともありますから、大変な状況は分かりますけど、どこかで思い切って進めないと、全然進まないと思うんですが、いかがでしょう、その辺の議論はどのようになっていたでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  委員御指摘のとおり、無電柱化の推進というのは防災上の観点からも非常に有効なことは理解しております。三鷹市の取組としては、委員御指摘のとおり歩道幅員が狭いということから、やはり歩道上に埋設物を集約していくという上で、その幅員に収まらないというところがやはり大きな課題です。
 あともう一点、課題となるのが、どうしても電柱ですと高いところに変圧器というものがありますけれども、地中化すると、やはり地上部に変圧器を置かなければいけないという課題があります。ですので、狭い歩道の中にその変圧器を数百メートルに1か所みたいな形で置かなきゃいけないんですけれども、そちらのほうもネックになってくるんです。これまでの取組の中で、民有地みたいなところに置けないかというところもあったんですけれど、そこの部分については、やはり交通管理者のほうからも、将来にわたってその土地が変わらないというようなことが担保できないと、なかなか難しいというような判断もあって、進んでないというのが現状です。
 ただ、三鷹市としても、都市計画道路の整備に合わせて、これまでも整備推進しているところですので、そういったものも継続して進めていくのと、さらに地中化に関しては、東京都のほうも推進しているところですので、また、新たな技術開発等も進んでくるところですので、そういった状況を見ながら取り組んでいきたいというふうに考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。とにかく、これは課題がたくさんあるのは承知しておりますが、前に進むような形でいろいろ知恵と工夫と皆さんの英知を集結して、何とか取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯委員(土屋けんいち君)  すみません、1点だけ。以前、一般質問したのでちょっとお聞ききしたいんですけども、この安全・安心に通行できる道路環境ということで、以前、危険なバス停の質問をさせていただいたんですけど、そのとき新川のほうと、上連雀一丁目、2か所という答弁で、上連雀一丁目のほうは整備が進んでいると思うんですけども。
 その後、小田急バスのバス停で、市民からの指摘で問い合わせたところ、そこは危険なバス停でしたということで、もしかして、あの答弁というのはコミュニティバスのバス停だけだったのかなって、ちょっとショックを受けたんですけども。この小田急バス、京王バスを含めた路線バスの市内の危険なバス停の現状と、これからの対策へ向けた点について、お伺いしたいんですけど。


◯都市交通課長(久保田実君)  危険なバス停について御質問をいただきました。以前、委員のほうから一般質問をいただいた時点のところで、市側の答弁のところで、現在、バス事業者のほうから報告を受けている危険なバス停として、共同運行ルートであります上連雀一丁目のところのバス停、さらに、新川のところにございますバス停という2点となっておりました。
 その後、国のほうの指示、方針に基づいて、バス事業者がさらに調査を進めて、最終的に国土交通省のほうからバス停ごとに危険度のA、B、Cのランクづけをしたものが一般に公表になっております。こういうふうになった時点というのが比較的最近でございまして、その時点で、三鷹市内で危険なバス停としてA、B、Cのランクのところで上がってきたものが、上連雀の一丁目と、あと新川のバス停、さらに二中前バス停のところが挙がってきて、市内3か所、危険なバス停として、国土交通省から公表がされたという、その時点の関係での問題になってございます。
 それぞれ、3か所のバス停の対応についてでございますが、上連雀一丁目にございますバス停、これは武蔵野市との共同運行ルートのところ、いわゆるコミュニティバスのバス停でございましたので、既にまちづくり環境委員会のほうにも御報告を差し上げていますが、バス停を移設して、一部ルートを変えて、既に解消を図り終えているところでございます。
 残りの新川にありますバス停と、あと深大寺の二中前のところのバス停につきましては、こちらは小田急バスの路線バスのバス停となっております。現在、小田急バスと三鷹警察署におきまして、そのバス停の対応について協議が進んでいるというふうに聞いておりますので、その協議結果、また、市として協力ができることにつきましては協力を行うということで、バス事業者のほうには既に連絡をしているところでございます。
 以上です。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございました。その後の事業者の調査で、まだまだいっぱいあるのかなと思って。ということは、当時2か所だったのが、3か所でしたということで、安心しました。十何か所もあるんでしたら、やはり市民への公表とかいうのも必要かなと思ったんですけども、あと2か所について、できるだけ早い危険の解除をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ないようですので、休憩いたします。
                  午前11時13分 休憩


                  午前11時20分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次に、項目イに対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  それでは、報告事項のイ、監視制御設備等更新工事(第四期)等の実施についてでございます。こちらにつきましては、下水道事業が令和2年4月から地方公営企業法の適用がなされました。これに伴いまして、地方公営企業法の規定によりまして、業務に関する契約の締結につきましては、地方自治法第96条第1項第5号の適用が除外され、条例または議会の議決によることを要しないことになりました。
 今回、東部水再生センター等における改修工事におきまして、1.5億円を超える工事契約を締結し、工事を実施いたしますので、本日その内容について御報告させていただきます。引き続き、詳細につきまして担当課長のほうから御説明をさせていただきます。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  それでは、今回の御報告は、東部水再生センター等に関わる工事2件となります。資料1を御覧ください。工事の目的は、東部水再生センター及び井の頭ポンプ場において安定した下水道処理機能を確保していくために実施するものです。
 まず、1件目ですが、1、監視制御設備等更新工事(第四期)になります。契約日は、令和3年5月20日で、工事期間は(1)のとおり、令和3年5月21日から令和5年2月17日までの2か年工事となります。受注者は、(3)のとおり、千代田区に本社があるメタウォーター株式会社となりました。契約額は、(4)のとおり、消費税を含めまして7億5,350万円となりました。対象となる工事場所は、東部水再生センターと井の頭ポンプ場となります。
 2ページを御覧ください。東部水再生センターと井の頭ポンプ場の案内図となります。東部水再生センターは、右下、仙川駅近くにあります。井の頭ポンプ場は三鷹台駅近くにあります。
 東部水再生センターの主な工事内容としましては、3ページを御覧ください。中央にあります負荷設備は、機器の運転停止を行うコントロールセンターや、機器の制御を行う動力制御盤の更新を行います。同ページ、中央左手と右上にあります計測設備は、流量計や水位計などの計器類の更新を行います。また、同ページ左右にあります監視制御設備は、各設備の現場操作盤の更新を行います。
 続きまして、井の頭ポンプ場になります。4ページを御覧ください。図面左にあります制御電源及び計装用電源設備は、無停電電源装置の更新を行います。負荷設備は各汚水ポンプ盤の更新を行います。計測設備は、流量計や水位計の更新を行います。
 次に、2件目ですが、資料1にお戻りください。2、汚泥脱水設備等改築工事(第一期)になります。契約日は令和3年5月20日で、工事期間は(1)のとおり、令和3年5月21日から令和4年2月18日までとなります。受注者は、(3)のとおり、中央区に支社がある月島機械株式会社となりました。契約額は、(4)のとおり、消費税を含めまして3億800万円となりました。対象となる工事場所は東部水再生センターとなります。
 5ページを御覧ください。東部水再生センターの主な工事内容としましては、中央上部にあります最終沈殿池設備である汚泥掻寄機の長寿命化や、浮いた汚泥を回収するスカムスキマーの更新などをします。右上にあります用水設備は原水ポンプを長寿命化します。右中央にあります汚泥濃縮設備では、濃縮槽汚泥掻寄機を長寿命化します。右下にあります汚泥脱水設備は、遠心脱水機を長寿命化します。
 説明は以上となります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより項目イに対する質疑に入ります。質疑のある方は挙手でお願いします。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いします。1点だけお伺いしたいんですけれども、この工事中に、ふだんの処理能力について何か影響が出ることというのはあるんでしょうか。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  工事期間中は、今の処理状況に特に影響がないように配慮して工事を行います。
 以上です。


◯委員(伊藤俊明君)  すみません、私は全く素人で何も分からないから、ちょっと聞いちゃうんですけど、この図面とかを見ていても、全くどこにこの積算根拠というか、とにかく額があまりにも多いんですよ。それなんで、申し訳ないんですけど、こういうところのつぼというか、着眼点というか。あと、これに対して、これを分かる方というのは、市には──やっぱり部課長の方は見れば分かるのか、なんですが。
 とにかく、この間の市民生活に影響がないようにということが、僕は一番言いたいことですし、あと、それと貴重な税金だから無駄にしないようにということが言いたいんですけども。ただ、この額があまりにも大きくてということと、この積算根拠がちょっと分からなくて、僕なんかもチェックのしようがないんですよ、この資料をもらっても。それなんで、ちょっとアドバイスというか、これだから大丈夫なんだみたいなことをお答えいただければ。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  積算根拠はもちろんあるんですけれども、主に電気系統の設備をシステムの一体として部分的に改修していくのを、機械設備においては実施していきます。電気については、更新期間が来たら、丸ごと換えていくことを積算根拠として実施しています。特殊な機械を全て使っていますので、特別調書というのを取って、市場価格がないので、価格を調査をして決めさせてもらっているのが、今の積算のやり方になっています。
 説明は以上です。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  今回、この水再生センター等におきまして、いろいろな、下水を処理するための設備がいっぱいあります。たくさんのものをやって、プラントとして下水を処理しているわけです。この場合も、例えばポンプで下水を引き揚げて圧送するようなことをする場合も、例えばポンプが故障したりだとかしたときに、やっぱり予備のポンプって持っているんですね。
 ですので、例えばそれを3台、4台。また、下水の量によりまして、雨が降ったときは3台回すだとか、でも、普通のときは1台でいいだとかっていうことで、予備ポンプがあったりはしますので、そういったような幾つか予備がありますので、それを順番に改修していくという形にしていますので、まず、基本的に下水処理の影響がないような形でのことをやります。
 それから、積算につきましては、先ほど担当課長からお話ありました、基本的に国とか、東京都の積算基準などがありまして、それがまず第一義的に使うものになります。ただ、どうしても、こういった例えば特殊な設備でございますので、その積算基準に全て単価があるわけではございませんので、そういった場合は、やっぱり何社かから見積りなどを聴取いたしまして、そこから単価を設定をさせていただくというような形で、主として設計をいたしまして、それに基づいて発注をして、入札をかけていただいて──今回、制限付一般競争入札でやっておりますけれども、そうした中で落札いただいて、この金額で契約を締結しているということでございます。やはり市としての発注の際の基本的な仕様があって、それに基づいて設計をして、そして、入札をいただいて、今回この金額でという形になっているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  市として、市が設計してやっているということでいいんですか。
 あと、こういう設計のというか、この改修に当たっての監督は市がやっているわけですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  設計については、外注で委託コンサルに出しております。ただ、提出されたものを市のほうでチェックをいたしまして、当然これ補助金も活用しておりますので、その補助金につきましては、東京都のほうに提出をします。その際も設計の審査というのがございますので、そういったところでチェックを受けまして、設計をしているところでございます。
 それから、工事の監督につきましては、今回、監督については市の職員が監督になりますけども、工事監理といたしまして、例えば技術的な部分で、電気だとか、いろいろ複雑なものもありますので、そういった部分では工事監理というところでの技術的なサポートをするというところでの委託というのは出す予定で考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  ですから、今のお話でも、この電気系統にしても、まだ不具合とかが来ていなくても、経年変化というか、使用期間なのでそっくり換えちゃうというようなことの認識なんですかね。やっぱり何かあってからでは──それなんで一応予備もあるということですけど、そのような認識でよろしいですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  今回、相当年数がたっていまして、いわゆる耐用年数としては、もう超えているものも多いという中で、今回、水再生センターについては順次交換をさせていただいているところでございます。監視制御設備につきましては、やっぱりシステムですので、一体でやっていきませんと──例えば現場で計測して信号を送るものと、信号を受けて監視するものと、一体でやっていかないとシステムとして成り立ちませんので、そういったものは一体として、今回、更新をさせていただくというものでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  とにかく長寿命化に対する非常に大切な取組ですし、市民生活に直結しているので、とにかくしっかりと監理しながら、適正な値段でしっかりと取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩します。
                  午前11時33分 休憩


                  午前11時35分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 都市再生部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  私からは、各部の運営方針と目標について御説明させていただきます。34ページ、35ページをお開きください。本日はまちづくり環境委員会ですので、特別委員会に該当するところについては、除外をして説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
 まず、部の経営資源でございますが、部の構成としまして、まちづくり推進課と再開発課の2つの課で構成されております。このうち、まちづくり推進課におきましては、まちづくり推進係と外環北野の里(仮称)担当、それから市民センター等担当という3つのグループで構成されております。正規職員としましては、19人で頑張っております。
 続きまして、都市再生部の今年度の運営方針について御説明いたします。まずは、方針のまる1といたしまして、質の高い防災・減災まちづくりの推進です。こちらは、まちの質的向上と魅力向上を目指しまして、昨年度に策定しました防災都市づくり方針、これに基づきまして公共施設の防災機能や役割等の検討を行うとともに、公共施設の建て替えや改修の基本的な方針など、優先順位を示す新都市再生ビジョン(仮称)、これの策定に向けて都市整備部と連携しながらやってまいります。市民の命と暮らしを守る質の高い防災・減災まちづくり、こちらに取り組んでまいります。
 次に、方針のまる3としまして、エリアマネジメントの推進でございます。多様な主体が連携したまちづくりに向けまして、三鷹台駅前周辺地区などにおいて、各エリアごとにまちづくりのマネジメントに取り組んでいきます。こちらでは、公共施設の最適化や公有地の利活用に向けた検討にも進んでまいります。後ほど御説明しますが、天文台周辺地区のまちづくりについても、このエリアマネジメントの一環として取り組んでいく予定でございます。
 続いて、35ページのほうの方針のまる4でございます。都市計画道路等の整備の推進です。これは、都市計画道路3・4・13号(牟礼)の用地買収ですとか、また、東京都と連携して進めております都市計画道路3・4・7号(連雀通り)、こちらの整備を推進いたします。このほか、東京都が直接整備しております都道の都市計画道路なども、一緒に連携して促進を図っております。市としましては、重要な施策であります都市の防災性と、それから交通の安全性を向上させるまちづくりに取り組んでまいります。
 以上が、運営方針として取り組んでいく内容です。
 次のページ、36ページと37ページを御覧になってください。36ページの中段のところ、まる2としまして新都市再生ビジョン(仮称)の策定でございます。こちら、目標指標としまして、策定に向けた基本的な考え方の取りまとめ、これを9月を目指しております。そして、中間のまとめとしまして、年度末の3月を目指しております。年度末に中間としておりますのは、こちらは令和4年度まで、工期2か年にわたる内容でございますので、今年度の末がちょうどその中間地点に当たると、そういうことでございます。
 次に37ページ、右側のまる4を御覧ください。三鷹台駅前周辺地区などのエリアマネジメントの推進でございます。特に目標指標として、三鷹台駅前では、新たなまちづくり推進組織の設置を年度末を目標に目指しております。また、まちづくり構想(仮称)の策定に向けた基礎調査にも入っていきます。
 次に、まる5番、都市計画道路3・4・13号(牟礼)の整備の促進でございます。こちら、用地取得、結構進んでおりますけれども、今年度、目標として93.8%取得する予定で頑張ってまいります。
 私からは、以上です。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  私からは、国立天文台周辺のまちづくりについての説明をさせていただきます。報告の2になります、資料1を御覧ください。昨年12月の本委員会で御報告しました、令和2年12月3日に締結した国立天文台と三鷹市の相互協力に関する協定におきまして、以前からの協定に加えまして、まちづくり等に関する内容を新たに盛り込み、今後、魅力あるまちづくりや土地利用などについて検討を進めていくことを御説明させていただきました。
 その説明の中で、民間への土地売却による乱開発の防止や緑地の保全、また、質の高い防災・減災のまちづくりに向けた地域課題の解決といった観点から、天文台敷地を中心とした総合的なまちづくりへの連携について、国立天文台に提案をしたこと。また、その当面のスケジュールとしまして、令和3年度は、土地利用の基本的な考え方やゾーニング案を盛り込んだ土地利用基本方針をまとめていくことをお話しさせていただいたところであります。
 そこで、今回、その土地利用基本方針の策定に向けまして、市と国立天文台との取組に進捗がありましたので、御報告をさせていただきます。
 資料1に沿って説明させていただきます。大きな1、土地利用基本方針策定の目的等になります。(1)は目的です。国立天文台及び三鷹市の課題を解決するとともに、国立天文台の緑地保全・敷地の有効活用を通した魅力あるまちづくりを行うこととしております。
 (2)は、国立天文台の課題です。ここでは2点挙げております。1つは、国立天文台が今後も事業・研究を継続して展開していくための都市計画の変更、2つ目は、事業・研究のための財源確保になります。
 (3)は、大沢の地域の課題です。1つは、防災性です。野川沿いは浸水予想区域に入っていることから、区域内の公共施設の防災性などについて課題を挙げております。2つ目は、商業環境です。商店数が少なく、買物が不便な地域として認識していることから、今後、商業環境の充実が地域課題と捉えているところです。
 次に、大きな2の土地利用基本方針の策定支援業務についてです。土地利用基本方針の業務につきましては、プロポーザルを実施し、現在は契約に向けまして三鷹市、国立天文台、またコンサルタントの会社の間で契約等に向けまして調整を進めている段階にあります。
 (1)の契約期間ですが、基本方針は令和4年3月まで、令和3年度内の期間としております。
 (2)の主な取組の内容につきましては、対象エリアとしましては、国立天文台を中心とした総合的なまちづくりに連携して取り組むことから、エリアは国立天文台周辺地域としております。主な業務、検討内容としましては、イからオになりますが、自然条件や社会条件の整理、また法規制や関連計画等の整理を行っていきます。そして、土地利用コンセプト、事業手法等の検討、事業経費の試算、また地域団体等へのヒアリングなどを現在予定しております。
 (3)の基本方針に掲載する項目、取りまとめ方につきましては、土地利用の基本的な考え方やゾーニングイメージ(案)、想定される機能及び施設のイメージ(案)、今後の取組などについて、天文台さんと協力しながら、基本方針の策定の中で整理していきたいと考えております。
 大きな3の、天文台周辺の現状についてですが、別紙になります。対象は、国立天文台周辺地域としておりますが、まちづくりの範囲を明確に線引きをしているわけではないところであります。ちなみに、赤い色の枠は現在の国立天文台の敷地となっております。黄色の枠は、国立天文台の敷地における、今後土地利用を検討していくおおむねのエリアを示しております。こちらも、現在確定しているものではなく、国立天文台との検討を進める中で、この範囲も変わってくると考えております。緑色の枠は、現在、天文台の事業・研究施設エリアを示しております。そして、国立天文台の敷地外になりますが、青色で囲った枠がハザードマップにも示されておりますが、浸水予想区域にある公共施設の位置となっております。
 なお、資料には記載はありませんが、今後の予定としましては、令和3年度は、先ほども御説明しましたが、土地利用の基本的な考え方やゾーニング案などを盛り込んだ、土地利用基本方針の検討を進めます。その先、令和4年度は市民参加などを経て、土地利用構想の策定の検討を予定しているところであります。
 資料の説明は以上になります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより、質疑に入ります。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、じゃあ、時間もあれですので何点か絞ってお伺いします。まず、地域の課題という形で、防災性と商業環境という形でアとイ、挙げていただいております。公共交通の課題という部分も、もちろんあるかと思うんですが、その辺が入らなかった理由というのは何かあるのか、1点お伺いしたいと思います。
 あと、大まかな御説明を今いただきましたが、今回、国立天文台ということで、都市再生という視点なんですが。これ、とりもなおさず、ちょっと課は違いますけど、今後のスクール・コミュニティとか、あとは防災の視点、この浸水ハザードマップの中の公共施設という形で印もされていただきました。こうした部分での連携というのは、どのように図っていらっしゃるのか、今後も含めて、考えがあればお伺いをしたいと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  1点目は、公共交通の課題が入らなかったというところでございますけども、公共交通につきましては、三鷹市の全体として、今コミュニティバスの抜本的な見直しをしているところでございますので、やはり、まず全体的なそういったところでの議論を踏まえて、また、大沢地域も次の社会実験に向けた対象としているところでございますので、まずはこの天文台さんのところだけではなくて、全体、もう少し広い範囲の中で検討をしていきたいということから、まずはそちらの議論があって、その議論を踏まえて、最終的な内容によりましては、今度こちらのほうにも連携していくというような、そういった流れになるのかなということで、今回はこちらのほうには書いていなかったというところでございます。


◯都市再生部理事(田中元次君)  2点目のスクール・コミュニティ、防災の関係との連携というところにつきましては、当然これ、非常に大きな課題ということで捉えておりますので、教育部ですとか、生活環境部、こういったところとも今連携をとりながら、それぞれの課題のところの解決に向けて、庁内でも連携をしているところです。
 今後につきましては、そういったところを通しまして、当然ながらコミュニティ・スクールですとか、住協さん、自治会さんに意見をお伺いしながら、課題の抽出と今後の構想をつくるところについて、意見を伺いながら進めていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。ここの地図にもありますように、やっぱり再編がどうしても必要になってくるかと思うんです。2019年の豪雨のときにも、羽沢小学校の避難所の課題が浮き彫りになったわけでありますし、市長の公約の中にも、防災都市づくり、防災まちづくりという部分を掲げていただいております。
 やはり、もちろん、この地域の声というのは、ここは3町会あると思うんですが、エリア的には多摩丘陵というか、傾斜地、羽沢小学校も含めて七中からずっと、いわゆる崖地になっているわけですね。野川があって、大沢四丁目とか、大沢のちょっと端っこがかかっているという状況がございます。やっぱり水害を考えた場合には、野川の対岸でそれぞれの防災の視点は考えなければいけないというふうに思いますし、再編をしていく中で、羽沢小学校が今の位置からもし仮に変わる場合には、もちろんそこに接続する、例えばスクールバスとか、そうした部分も今後必要になってくるかと思います。
 通学路エリアを、学区を変えるということは基本的には難しいと思いますし、そうした部分での連携というのが、もちろん都市再生部の方中心ではあると思うんですけど、教育委員会とか、防災の危機管理の視点という部分で、連携という部分では、どんな感じで進んでいくのかなということを、まずお伺いしたいのと。
 あと、これは、あくまでも三鷹市の視点での行政報告をいただいているというのは重々承知なんですが、多分、国立天文台の中の御意見としましては、会議場というか、そうした大きな施設も必要だという話も以前に聞いたことがあったんですが。そうした部分でいうと、また世界中からいろいろな方が天文台にも来られることが予想される──専門分野なので、何千人、何百人ということはないとは思うんですが、そうした方々が来られていくということでの、先方としての三鷹市への要望というのは、何か今課題となっている部分があるのか、今現状、分かれば教えていただきたいんですが。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  非常に貴重な意見も含めて、おっしゃるとおりだと思います。特に水害については、台風のときのこの野川の水位が上がったことを踏まえて、非常に重要だと考えております。今回、きっかけは天文台なんですけれども、その天文台の敷地だけに限らなくしたのは、そういった事情からです。この敷地だけの問題ではなくて、むしろ周辺も含めて、この防災性ですとか、おっしゃったとおりコミュニティの話も含めて、一緒に考えていかないとまちづくりはできないというふうに考えましたので、今回は周辺のまちづくりとして考えていく形にしました。
 教育委員会ですとか、また防災の担当部署とは、既に打合せも始めております。横の連携で定期的な打合わせですとか、そういうことも連絡調整会議というものを立ち上げておりますので、そういった中で議論を深めていきます。
 天文台さんのほうの意向としましては、まだ具体的にいろいろな施設云々ということはございませんけれども、今現状で使っている研究施設、古くからある施設ですので、こういったものの機能更新が適宜発生することが当然ですが起きておりますので、そういったところの今後の利便性ですとか、今後の機能更新の在り方も含めて一緒に議論していきましょうということにはなっております。
 実際に、市の施設がどうなるのか、それから天文台さんの施設がどうなるのかについては、お互いに協力連携できるようなものがあれば、それはそれで当然考えていくことになると思いますが、そういった内容については、まさにこれからというところでございます。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。言い忘れましたが、ここにコミュニティ・センターもございまして、コミュニティ・センターは避難所という形で運営をしていただいたんですが、やはり構造的に現状は半地下で、水がどこまで溢れてくるかということも大きな課題ではあると思うんですけど。そうした部分では、もちろん三鷹市と国立天文台さん、それから、その再編、商業環境とかっていうところも入れていただいたのは、これはすごいことだなというふうに感動しているところではあるんですが、民間の力って、それこそ民間のお金も含めた民間の参入という部分と連携というか、その施設の再編という部分も、大きく絡まってくることだというふうに思います。
 大沢コミュニティ・センターは、それこそ今の立地で、三鷹市で初めてできたコミュニティ・センターでございますし、市民活動の元祖的な拠点の位置づけでできたコミュニティ・センターでもあります。そうした市民活動の拠点という視点でも、またスクール・コミュニティも含めて、立地をどう付け替えていくのか、再編していくのかという部分も非常に大きな課題であると思います。
 ぜひお願いしたいのは、そのコミュニティが分断になられるようなことだけは──もちろん、そんなことは毛頭考えていらっしゃらないと思いますけれども、極力多くの方の御意見が、そして、三鷹の教育現場もございますし、子どもたちの利便性もできれば向上するような心がけを、ぜひお願いしたいなというふうに思います。
 いろいろ、これをあっちに持っていって、これを持っていってというシミュレーションとかも、これからやられるかと思うんですが、ともすると、本当に先ほどもちょっと言いましたけれども、地域の声というのは、町会だったり、自治会、住民協議会のお声というのは、市としては取りやすいとは思うんですけど──じゃあ、現実問題、今までの経緯からしても、七中があそこにあるということによって、経済的に余裕のある御家庭は私立に通わせていたというセキュリティの問題とか、あると思いますので、そうした部分も、1つでも多くのこの課題が解消できるような取組と、多くの方のお声が拾えるような仕組みづくりを、ぜひ最後まで心がけていただきたいなというふうに思いますので、その点を申し添えて終わります。
 ありがとうございました。


◯委員(小幡和仁君)  少しお伺いします。国立天文台に関してなんですけれども、土地利用基本方針策定支援業務ということでございます。このコンサルさんにプロポーザルをお願いしたという、そういうことだと思うんですが、市から具体的に提示している内容なんですけれども、どこまでのものをつくってくださいみたいなところなんですけれども、ここで主な業務とか、掲載する項目ということがあるので大体想像はつくんですけれども、具体的に市はこう考えていて、こんなプロポーザルが欲しいんだよねみたいな話をされたんでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  大きくは、やはりこの地域で天文台さんとしての課題が、こういったものがありますと、ここにお示ししたような内容ですとか、三鷹市としての課題というのは、事前に天文台さん等ともお話をさせていただいて、抽出したもので行っておりますし。その課題を解決するときに、天文台さんを含めたこの周辺の地域で、本当に土地利用のゾーニングをどういうふうにしていくかというところ。
 これって、先ほど来の委員さんからの御質問もありましたけれども、やはり地域の方の声をしっかりと聞いて、それに生かしていかなければいけないというふうに思っておりますので、そういうようなことをコンサルさんの力も借りながらやっていくよというようなところもお示ししながら、プロポーザルを行っているところです。
 また、市や天文台さんだけではない、新しい商業環境なんか特に、知恵をいただきながら、また、できればお金をあまりかけないでつくれるといいな、なんていうところもございますので、そういった視点とかも入れながら、プロポーザルのほうを行わせていただいております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。そうすると、防災性、商業環境についてお話をされたということですと、当然そのコンサルさんのほうには、既存のコミュニティ・センターとか、浸水予想区域内にあるこの小学校を、新たなこの天文台のキャンパスの土地にどう持っていくのかということも、一定程度を含めてプロポーザルをお願いしたという理解でよろしいでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  課題として、こういうものがあるよというお示しはしましたけれども、そこまで具体的なところでは、プロポーザルとしては行っておりません。これから業者さんが決まりまして、いろいろと業者さんからも御質問等あろうかと思いますので、そうした中でお示しできる資料を示しながら、詳細については今後、詰めていくというふうに思っております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。都市再生部さんとしては、この大沢コミュニティ・センターと小学校に関しても、この全体の天文台のまちづくりという中で、今の課題をこの機会にクリアをしたいと、改善をしたいと、そこは都市再生部さんの担当範囲と今考えておられるという理解でよろしいでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  課題としまして、浸水区域にあるというところでの課題については認識をしているところでございます。当然、その課題を解決するために、どういう手法がこの天文台の周辺のまちづくりの中、天文台さんの土地利用を考える中で、どこまでどう解決できるかというのは、今後の検討だと思っております。
 先ほどの質問委員さんからもございましたけれども、やっぱりハードだけではなくて、その実際のコミュニティの問題であるとか、教育の問題、そういったものも含めて、本当にどうできるのかというところはしっかり議論をしていかないと、これは本当にできるかどうかということはありますので、そのために都市再生部としては、そういったものの課題認識がある中で、ハードだけではなく、ソフトの部分、そういった部分については所管等ともしっかり連携したり、また地域の方の御意見を聞きながら、本当に何がいいのか、何ができるのかということについては、しっかりと時間をかけて検討していきたいということでございますので。今の時点で、こうしますという方針とかいうものは確定しているわけではございませんので、あくまでも今はスタートラインというふうに御理解いただければと思います。


◯委員(小幡和仁君)  よく分かりました。それぞれの選択肢として、この黄色の線で書かれているところに移るというのも、場合によってはあるかもしれないけれども、そこは全く予断を持って考えずに、ゼロベースで──それも1つとしてはあるけれども、今のコミュニティ・センターと小学校も、どうしたらこういった課題をクリアできるのか。今の場所でもクリアできる可能性もあるという、そういった前提の中で考えていくという、そういうふうに理解したんですが、間違っていないということでよろしいですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  やっぱり選択肢は幾つかあると思います。その中で何が本当にできるのか、できないのかという部分もあります。どれがより効果的なのかということもありますので、そういったものを実際に、例えば検討してみても、じゃあ、入り切らなかったということもあるでしょうし、物理的に難しいということもあるでしょうし、ソフト的になかなか、もう少し時間をかけて、しっかりと新たに仕組みから変えていかなきゃ駄目じゃないかということもあるかもしれません。それは、今後、進めていく中で、きっちりと、今は幾つもの選択肢があるものを、どんどん絞り込んでいくというようなことになっていくんだろうなというふうに思っております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。最後に、この契約期間が来年の3月末までということなんですけれども、一応アイデアというか、プロポーザルというか、こういう形はどうですかみたいなものは来年の3月ぐらいまでに出てくると、こういったスケジュール感ということでよろしいでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  基本的には、まだ方針になりますけれども、一定程度のゾーニングですとか、そういったものは、できれば12月ぐらいまでに一定の方向性を示しながら、最終的な報告に持っていきたいというふうには思っておりますけれども、進める中でいろいろな課題も出てこようかと思いますので、そこは丁寧に進めていきたいと思っております。


◯委員(小幡和仁君)  すみません、ありがとうございます。ちょっと今、ゾーニングの話が出てきたのであれなんですけれども。ということは、ある程度、ここにそれなりのスーパーマーケットも建てられるようなことも当然視野に入れて検討されていくということでしょうかね。


◯都市再生部理事(田中元次君)  市として、商業環境というのは、これは以前から地元の議員さん等からもいろいろ言われておりますので、そういったところも含めてゾーニング等を検討していければというふうに思っています。
 ただ、先ほど小泉部長が申し上げたように、まだ何も決まっていないので、これからそういったところも含めて丁寧に検討を進めていきたいと思っています。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いします。国立天文台周辺のまちづくりについて伺います。先ほど、お二人の委員さんも御質問されていたのですが、やはり防災性についてと、商業環境についてちょっとお伺いしたいと思います。大沢のこの該当地域の防災性については、調節池の整備も進んでおりますが、様々な形で対策を進めていかなければならないと思っています。
 資料を見ると、浸水予想区域内の公共施設は、大沢コミュニティ・センターと羽沢小学校、あと大沢下原地区公会堂の3か所という理解でよろしいでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  おっしゃるとおり、浸水予想のされているところにある公共施設としては、今示した3つということでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ちょっと、1つずつお話しさせていただきたいと思います。先ほど、粕谷委員もおっしゃっていましたけれども、大沢コミセンは、避難所になりますので、やはり台風19号のときすごく心配になりました。市民からも心配の声を寄せられていると思います。この場所にあっていいのかなという御懸念は市側にもあると思いますけれども、例えば移転であったりとか、抜本的な対策も視野に入れるべきと考えますが、そのあたりは、新都市再生ビジョン(仮称)でも一緒に考えていくようなこととなっていくと思いますけれども。
 あと、やっぱり地区公会堂についても、雨が降ったときはちょっと安全とは言えないのかなというふうなことを思っております。
 あと、もう一つ、小学校について、お子さんがたくさんいらっしゃる小学校は、とても心配だと思っています。小学校を移転するというのは、なかなか難しい課題であると思います。教育委員会との兼ね合いもあると思いますけれども、6月8日で文部科学省から、全国の小・中学校や高校について、被災するおそれがある浸水想定区域や土砂災害警戒区域にある公立小学校は、全体の3割に上ると公表もされております。
 教育委員会とも協議しながら、避難確保計画の見直しですとか、実効的な訓練の実施ですとか、施設内の浸水対策、変電設備の浸水対策ですとか、改めて教育委員会と一緒になって、総合的な検証が必要ではないかと考えますが、どのような協議を進めていくのか見解をお伺いします。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  委員おっしゃるとおり、この浸水想定区域内にある、特に避難所になるような施設につきましては課題があるということで、今回の3月に策定いたしました防災都市づくり方針の中におきましても、建て替え等に当たり、移転等の可能性や浸水対策について検討を行いますというような形の方向性を示させていただいております。
 したがいまして、今回もこういった周辺のまちづくりの課題として出している中で、今後、そういったことも視野に入れながら検討を進めていきたいというふうに考えております。当然、そのときには教育委員会であるとか、またコミュニティを担当する生活環境部であるとか、そういったところともしっかり連携を取りながら、また地域の皆さん等の御意見も聞きながら、その可能性について追求をしていきたいなというふうに考えております。
 それから、学校の避難計画の関係でございますけども、やはり新聞で今回報道されまして、ちょっと取組につきまして、教育委員会のほうに確認をさせていただきました。そうしましたら、今年度、策定予定であると、今回、新たに制定されました法律に基づく避難計画につきましては、今年度策定する予定で取組を進めていくというふうに聞いておりますので、学校、ソフトの面でも、まずはしっかりとそういった対策が教育委員会でも取られていくものというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。最後、意見になりますけれども、生活経済課とというふうなお話もありましたけれども、これまでの買物支援事業を実施してきて、市の取組の課題認識を踏まえて、民間商業施設の誘致というのは、非常に大事な視点だと思いますので、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で都市再生部報告を終了いたします。
 休憩します。
                  午後0時12分 休憩


                  午後0時13分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩します。
                  午後0時14分 休憩


                  午後0時15分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、8月6日午後1時半といたしたいと思います。その間必要があれば、正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。長時間御苦労さまでした。
                  午後0時16分 散会