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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年度予算審査特別委員会) > 2021/03/15 令和3年度予算審査特別委員会本文
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2021/03/15 令和3年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(土屋けんいち君)  おはようございます。ただいまから、令和3年度予算審査特別委員会を開きます。
 議案第10号 令和3年度三鷹市一般会計予算及び議案第15号 令和3年度三鷹市下水道事業会計予算、以上2件を一括して議題といたします。
 一般会計歳出第4款 衛生費から第9款 消防費及び三鷹市下水道事業会計に入ります。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  それでは、第4款 衛生費から御説明させていただきます。予算書の234ページをお開きください。衛生費の予算額は45億2,909万3,000円で、前年度比5.5%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。237ページを御覧ください。事項7.休日診療所・休日調剤薬局等一体的整備事業費です。感染症対策をより講じた動線に変更するなど、令和4年度のオープンに向けて設計内容とスケジュールの見直しを行います。
 事項12.新型コロナウイルスPCRセンター関係費と事項13.新型コロナウイルス感染症医療支援事業費です。PCRセンターの開設と医療支援事業の助成期間を令和3年9月まで延長します。
 253ページを御覧ください。事項16.受動喫煙防止関係費です。令和3年4月の三鷹市受動喫煙防止条例の施行に合わせ、喫煙マナーアップのさらなる推進を図るとともに、特定喫煙所の適切な維持管理を行います。
 事項19.井口特設グランド土壌調査関係費です。避難場所の確保や医療施設の整備など、防災都市づくりを視野に入れた検討を進めており、その前提となる土壌調査等を実施します。
 259ページを御覧ください。事項3.し尿投入施設等整備事業費です。令和4年度からの稼働に向けて、旧第二体育館跡地にし尿投入施設を整備いたします。
 260ページを御覧ください。第5款 労働費です。予算額は6,879万7,000円で、前年度比3.3%の増となっています。
 特記事項は、右側のページ事項8.就職氷河期世代のための就労支援事業費です。東京都の地域人材確保総合支援事業補助金を活用し、就職氷河期世代を中心に、就労に直結するような併走型の支援を行います。
 262ページを御覧ください。第6款 農林費です。予算額は2億471万1,000円で、前年度比26.1%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。265ページを御覧ください。事項8.市民農園管理運営費です。令和4年度からの開園に向けて1か所の整備を行うほか、一般向けと高齢者向けの一体的な運用に向けて検討を進めます。
 266ページを御覧ください。第7款 商工費です。予算額は5億8,443万5,000円で、前年度比22.0%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。右側のページ、事項4.買物環境整備事業費です。大沢地域で地域ケアネットワークと社会福祉法人が自主的に実施している送迎サービスを参考に、他地域でも同様の検討を進め、全市的な展開を目指します。
 274ページを御覧ください。第8款 土木費です。予算額は56億6,194万6,000円で、前年度比8.0%の減となっています。
 特記事項を申し上げます。283ページを御覧ください。事項7.三鷹台駅前周辺地区整備事業費です。三鷹台駅前周辺地区まちづくり推進地区整備方針に基づき、駅前広場の整備に向けて、用地取得と詳細設計等を行います。
 上から2段落目の事項3.橋梁架替事業費です。宮下橋架け替え工事の支障となる企業管を移設するため、仮橋の設置工事を行います。
 289ページを御覧ください。事項14.三鷹駅南口駅前広場交通対策関係費です。バス及びタクシー乗降場の再配置による効果の検証やバス待機場所の選定など、交通環境のさらなる改善を進めます。
 2段落目の事項3.雨水貯留施設整備事業費です。道路橋梁費と都市計画費にも関連経費を計上しています。令和元年度から進めてきた雨水貯留施設の最終年度の工事を行うほか、令和4年4月からの利用開始に向けて、防災機能を有する公園と道路を整備いたします。
 291ページを御覧ください。事項7.都市計画事業運営費です。三鷹台駅前周辺地区の用途地域等の変更、東八道路延伸に伴う沿道用途の検討など、地域特性に合わせた土地利用の推進を図ります。
 293ページを御覧ください。事項19.三鷹台駅前周辺地区調査関係費です。地域と市が今後の土地利用やイメージコンセプトを共有しながら、ハードとソフトの両面でまちづくりに取り組むエリアマネジメントを推進いたします。
 中段の事項1.三鷹駅前地区再開発事業運営費と事項3.三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費です。令和5年度の都市計画決定を目指し、三鷹駅前再開発に関する基本プラン(仮称)を策定いたします。
 302ページを御覧ください。第9款 消防費です。予算額は22億7,660万4,000円で、前年度比3.0%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。307ページを御覧ください。事項11.災害対策備蓄等整備事業費です。大規模停電に備えた蓄電池とソーラーパネルの配備、感染症対策として、排せつ物を自動で密封できるトイレの配置、福祉避難所の備蓄品の配備を推進いたします。
 309ページを御覧ください。事項18.地域防災活動支援組織関係費です。共助をネットワーク化するための中核機能を担う防災NPOみたか(仮称)の設立に向けた取組を進めます。
 続きまして、下水道事業会計について御説明いたします。561ページを御覧ください。第3条の収益的収入及び支出のうち、収入の第1款 下水道事業収益は35億639万9,000円、支出の第1款 下水道事業費は32億4,602万6,000円で、収支差引き2億6,037万3,000円の純利益を見込んでいます。
 次に、第4条の資本的収入及び支出については、562ページを御覧ください。収入の第1款 資本的収入は13億3,749万7,000円、支出の第1款 資本的支出は20億6,117万5,000円で、収支差引き7億2,367万8,000円の不足額については、1行目に記載のとおり、減価償却費など、企業内部に留保される損益勘定留保資金等で補填することとしています。
 特記事項について申し上げます。594ページを御覧ください。支出の第3目 施設改良費の予算額は8億4,313万9,000円、前年度比12.4%の減で、下水道管路及び東部水再生センター等の長寿命化のほか、下水道地震対策等に取り組みます。
 592ページにお戻りください。第1目 企業債の予算額は9億5,300万円、前年度比3,990万円の増で、資本的支出における施設建設費や施設改良費などの財源として活用を図ります。
 説明は以上です。


◯委員長(土屋けんいち君)  市側の説明は終わりました。
 休憩します。
                  午前9時37分 休憩


                  午前9時38分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開いたします。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費、三鷹市下水道事業会計の委員1人当たりの持ち時間は、令和山桜会及びいのちが大事が30分、自由民主クラブ、公明党、民主緑風会、日本共産党は25分となっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いします。
 初めに、自由民主クラブ。


◯委員(伊藤俊明君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。何か昨日、東京の開花が発表されたということで、平年より12日も早いということで、本当に最高の花見日和なんですが、コロナ禍ということで大変な状況ではあります。また、私も花粉症なので、換気するとちょっと余計に大変なんですが、元気いっぱい頑張りますので、しっかりと質問してまいりますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。
 最初に、施政方針100ページの、休日診療所・休日調剤薬局等の一体的整備についてお伺いいたします。休日診療所については、実施期間の見直しが示されています。当初の予定どおり整備されていれば、ワクチン接種の会場として使用できたのではないかなと考えると残念ですが、3点お聞きいたします。
 1点目は、整備が遅れた理由について。2点目は、医師会、歯科医師会、薬剤師会との協議の状況と課題について。3点目は、感染症対策の具体的な内容についてお聞きをいたします。
 続きまして、施政方針、同じく100ページ、2、新型コロナウイルス感染症対策の推進について伺います。PCRセンターについてお聞きします。令和3年9月まで延長するとのことですが、現在の検査数や陽性の発生率と、検査数の今後の見込みについてお聞きいたします。また、検査を実施する医療機関には補助も行っていますが、PCRセンターを9月で閉鎖し、市内医療機関での検査実施に移行する計画なのか、お聞かせください。
 続きまして、施政方針102ページ、産前・産後サポート支援の拡充についてお伺いいたします。専門職による電話等での相談対応を行うとのことです。コロナ禍においては対面での相談が難しい状況だと思いますが、電話では状況把握についても制約があると思います。会話の中で、徐々に不安を話される方もいらっしゃると思いますが、1人当たりの相談時間はどの程度をお考えでしょうか。電話相談における工夫や注意していること、また、大変デリケートな部分もあろうかと思いますので、対面でフォローすることもあろうかと思いますが、その点もお聞きいたします。
 続きまして、施政方針108ページ、市内産農産物の活用促進に向けた取組についてお伺いいたします。令和2年度の市内産農産物の使用率の目標を30%とし、令和3年度についても目標30%を継続しておりますが、現時点で、令和2年度の使用率の状況はどの程度でしょうか。コロナの影響はあるのでしょうか。現状を踏まえ、令和3年度30%の目標達成に向けた具体的な取組内容をお聞かせください。
 また、保育園でも、三鷹産野菜の日だけでなく、毎月使用できる枠組みを構築するとありますが、具体的な取組内容をお尋ねいたします。
 続いて、施政方針109ページ、市民農園の一体的な運用に向けた取組についてお尋ねをいたします。現在、一般向け市民農園と高齢者向け市民農園がありますが、現在の農園を市民農園として一体化し、それぞれに一般向けと高齢者向けの区画を設けるという理解でよろしいのでしょうか。確認させていただきます。その上で、一般向けと高齢者向けの割合はどのように考えているのか、一体化する事業目的と効果についてお聞きをいたします。
 続きまして、施政方針112ページ、経営相談窓口開設期間の延長についてお尋ねをいたします。三鷹商工会との協働による経営相談窓口を令和3年9月まで延長するとのことです。現在の市内商業の経営状況はどのように認識しておられるのでしょうか。相談件数は増加しているのでしょうか。具体的に、課題と支援の内容をお聞きいたします。
 続きまして、施政方針112ページ、買物環境の整備についてお尋ねをいたします。買物困難者が多い地区として、北野地区も挙げていただいています。買物送迎支援については、大沢地区では条件が合ってきたのだと思いますが、北野地区で実施するとすれば、どのような方法が考えられるのでしょうか。現状の課題と令和3年度の拡充内容についてお聞きします。
 施政方針114ページ、市内事業者実態調査の実施についてお尋ねをいたします。市内の約1,000事業者にヒアリング意向調査を行い、100事業者程度を選定して、個別のテーマに応じたヒアリングを行うとのことです。調査の結果、事業者の方がどのような支援を求めているのか明らかになると思いますが、事業のスケジュールと、年度内に、例えば補正予算を措置して対応策を実施することも想定しているのか、迅速な対応が求められると考えますので、その点もお尋ねをいたします。
 続きまして、施政方針119ページ、三鷹台駅前広場の整備の推進についてお尋ねをいたします。三鷹台駅前広場の整備については、バスの発着や自家用車の送迎スペースの確保などのほか、地域の商業活性化の視点からも期待されていると考えます。駅前広場の整備を地域の商業活性化にどのようにつなげていくのか、基本的な考え方と具体的な構想があればお聞かせください。また、この駅前広場は、駅から少し距離があります。エレベーターやエスカレーターなどの設置も含めて、駅舎そのものの改善などの検討状況はいかがでしょうか。関連してお聞きいたします。
 続きまして、施政方針119ページ、牟礼地区生活道路緊急安全対策の推進についてお尋ねをいたします。東八道路によって分断された市道183号線と人見街道とのJ字形交差点については、交通量が極めて多く、鋭角の極めて変形の交差点であり、危険な箇所であり、改良が必要なところと認識しております。本箇所の改良について、どのように取り組んでいくのかを伺います。
 続きまして、施政方針122ページ、みたかバスネットの抜本的な見直しについてお尋ねをいたします。コミュニティバスについては、令和2年度予算でも抜本的な見直しを行うとされていました。これまでも継続的に見直しが行われてきましたが、抜本的な解決に至ってないという認識です。まずは令和2年度に策定するとしている見直し方針の基本的な方向をお聞かせください。その上で、令和3年度の見直しのポイントについてお示しをしてください。
 続きまして、施政方針125ページ、用途地域等の見直しについてお尋ねをいたします。用途地域の見直しは、将来に向けた三鷹のまちづくりの根幹をなすもので、今後の検討に注目しています。施政方針に記載されている内容はどれも重要だと考えますが、その中で、特に(2)、東八道路延伸に伴う沿道用途の検討の牟礼一丁目についてお尋ねをいたします。先ほども申し上げましたが、牟礼地区生活道路緊急安全対策事業とも関連している部分があろうかと思いますが、地域の安全で快適な環境を維持・向上させつつ、東八道路の延伸という環境変化を踏まえた有効な土地の在り方について、現時点でのお考えをお聞きいたします。あわせて、(4)の特定生産緑地の指定の進捗状況についてもお尋ねをいたします。
 続きまして、施政方針126ページ、東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進についてお尋ねをいたします。北野情報コーナー(仮称)については、令和3年4月に開設するとされています。もうかなり出来上がってきているので、今日も横を通ってきました。週5日とされていますが、具体的な事業内容をお聞きします。また、機能補償道路の整備や交通安全対策、農地の保全など、周辺のまちづくりについて記載があります。外構工事の安全性は、迅速かつ丁寧に確認されることを望みつつ、周辺のまちづくりについては、停滞させることなく検討を進めていただきたいと思います。令和3年の事業検討に陥没事象の影響は出てくるのか、令和3年度の取組を総括的にお聞きをいたします。
 施政方針134ページ、6、要配慮者支援と避難先の拡充についてお尋ねをいたします。福祉避難所の一次避難所化と記載されています。具体的に市側、施設側でどのような対応が必要になるのでしょうか、お聞かせください。また、目標は30施設としていますが、どのような働きかけや協議を行っているのでしょうか。福祉施設から挙げられた課題はあるのでしょうか、お尋ねをいたします。
 これで最後ですが、施政方針134ページ、防災NPO組織の設立に向けた取組についてお尋ねをいたします。共助をネットワーク化するための中核組織とあります。具体的なネットワーク化のイメージと組織に期待する機能をお尋ねします。あわせて、設立までのスケジュールをお聞かせください。
 以上、よろしくお願いします。


◯市長(河村 孝君)  それでは、私のほうから幾つかお答えさせていただきます。
 まず、三鷹台駅前の広場の関係で御質問がございました。基本的な考え方、これからどうやっていくのかということがお尋ねの趣旨だと思います。また現在、バスの広場を造っていますけれども、それとまちづくりのにぎわいといいますか、商店街の振興等とどういうふうに結びついていくのかという御趣旨だと思います。私は、これから来年度、三鷹台全体の新しい核となるまちづくりについて考えていきたいというふうに思っていまして、まさに説明にもありましたけれども、エリアマネジメントみたいな形で、地域をどういうふうにやっていくのかということを、町会とか、あるいは商店会とか、住協とか、様々な関係団体や個人の方にも入っていただいて、議論をしていただきたいというふうに思っています。三鷹市全体は、基本計画・基本構想の改定とか、策定に向けて動き出しますから、それとも連動しながら、しっかりと様々な意見を酌み上げていきたいというふうに思っています。
 広場ができることが──まだ一部なんですけれども、全部じゃありませんけれども、1つのきっかけとして市民の方も興味をお持ちになっていただいて、どういうふうに──バスだけではない使い方、お祭りの広場としての使い方等も含めまして、商店街がそれに対して活性化のための様々な仕掛けをしていくとか、御質問にございましたエレベーターとか、エスカレーターにつきましても、駅側、京王電鉄とのいろんな議論も必要だと思っていますが、一定の負担も出てくるということを覚悟しながら、三鷹としてもしっかりと問題提起をしていきたいというふうに思っています。通勤・通学の方がしょっちゅう使うところですからね、その利便性を向上させるとともに、皆さんたちが駅の周辺で楽しく、住民の方も含めましてお買物ができるような環境をどういうふうにつくっていくのか、それの全体像を、市がやる部分、そして先日も議論ありましたけれども、地域の社会の中で支えていく部分、それらがいっぱいいろいろ出てくると思いますけれども、我々のほうもそれらの御要望に、道路のことだけじゃない、広場のことだけじゃない、ソフトも含めた大きな対応ができるような、そういうチームをつくって対応していきたいというふうに思っているところでございます。
 続きまして、牟礼地域の交通・道路問題がございました。私も、何回もうちの職員と一緒に地域の方と御議論をさせていただく、そういうことをやらせていただきまして、少しずつ市民の方も、それから、行政側の対応も含めまして変わってきたというふうに思っていますが、まだまだこれからです。大きな道路の線形については東京都が対応する部分がございますので、出来上がったばっかりなのですぐに変わるということはないんですよね、なかなかね。そういう意味でいいますと、少しずつ市民の皆さんの地域内に流入する車の問題、それをどういうふうに解決していくかということから始めています。うちの市の職員も、市民の方と一緒にまちの中を歩いて点検しながら、三鷹警察の協力も得ながら、全体として地域内の交通問題については、最初の1本目が終わったというふうに思っていますので、続きまして東京都も巻き込んで、交差点の改良をしていかなければいけないというふうに思っています。
 御指摘のように、非常に普通はないような道路形態でもございますので、そこについて、いろんな信号とか、車のさばきが非常に難しい道路であることは東京都自身も認識していると思いますので、これからしっかりと通過交通につきましては議論を詰めながら、一歩一歩解決に向かっていくしかないのではないかというふうに思っているところでございます。
 私からの最後は、防災のNPOについて御答弁を若干させていただきますと、イメージとしては、おととしの台風19号の経験から、あのとき初めて三鷹市としては10か所の避難所をつくって──そんなに大きな災害にはつながらなかったんですけれども、情報をやっぱり敏感に感じる方を含めまして600人弱の避難者が出たという、三鷹では始まって以来のことなんですけれども、そういうことが起きました。近隣の市では、多摩川に面しているところでは、何千人という方の避難民が出たということでございますから、そういう大規模な水害とか、あるいは地震に対して、どういうふうに対応するかというときに、消防署とか、消防団という公助の仕組みだけでは、とても──避難場所を用意して対応するだけでも、もう対応が難しいということでございますので、ではどういうふうにやっていくのかということを考えるときに、やはり共助の仕組みをどういうふうにつくっていくかということが大きな問題だろうというふうに考えまして、今回提案させていただいたということでございます。
 実際には、自衛消防組織というのが地域ごとにあるわけでございますが、それだけではなくて、現実に消防団のOBの方とか、各企業別にある自衛消防隊の皆さんとか、少年少女のそういう消防組織もございますので、非常に横断的に、恐らくふだんは地域の町会・自治会でやっている方も含めまして、全部総合すると、恐らく何千人っていらっしゃると思うんですよね。そういう方たちを、やっぱり日頃から防災の観点から組織をしていくということが大事だろうというふうに考えて、現在、地域防災計画も含めまして改定を進めているわけです。
 そういう意味で、しっかりと今後、どういうふうにすれば一番適切なのかというのはこれからなんですよね、組織化も含めまして。ですから、スケジュール的にいつこうなりますとか、どうなりますかという話はこれからでございますので、ちょっとお待ちいただきたいなというふうに思っています。時間がかかる作業でございますが、三鷹の市民の皆さんは、既に個別にはそういうことをやっていらっしゃるんで、それをうまくつなげていって、防災のネットワークをしっかりと、共助の組織をつくっていきたいというふうに思っているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私のほうからは、大きな質問で休日診療所一体的整備と、あとPCRセンターにつきましてお答えをさせていただきます。
 まず、休日診療所一体的整備のほう、スケジュールが遅れた理由ということでございますけれども、こちらは昨年度、三師会の先生方とも基本プラン、基本設計部分については検討して、一定のものを作成したんでございますけれども、今回のコロナウイルスの感染拡大ということを踏まえまして、改めて施設内の動線を含めた感染対応をしっかり行った上での内容の見直しということが、先生方とも必要だという認識になりまして、さらに検討を続けようということで、期間が延びているというふうに認識しております。
 また、その中での課題でございますけれども、それぞれ3つの機能を集約するという前提で、今プランを進めておりますが、それぞれ利用される方が極力建物内で動線が重ならないように、個々の施設を御利用いただけるようなレイアウトに再配置をできないかということで検討していきたいということで、見直しを進めているというものでございます。
 続きまして、PCRセンターのほうでございますけれども、昨年6月から開設いたしまして、直近まで109日間実施しております。検査総数1,122件のうち、これまで陽性の方77件になっております。一応、今後の9月以降ということも、今御質問ありましたけれども、これは本当に感染状況の推移によって、そこまでの前に収束ということも可能性としてありますし、また必要であれば延長ということで考えております。市内の医療機関でも、既に今50か所以上の診療所のほうでPCR検査、唾液によるものが中心ですけれども行っておりますので、そういったところとの役割分担も含めて、今後、引き続き医師会の先生方とも協議を続けてまいりたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯保健サービス担当課長(小島美保さん)  すこやかサポート事業について、御質問いただきました。相談の時間についてと、それから工夫点についてお答えいたします。相談の時間につきましては、想定としては1時間以内というふうには考えておりますが、産後ですので、お母様の体調に合わせた相談時間としていきたいというふうに考えております。また、工夫点につきましてですけれども、新型コロナウイルスの流行は、母子保健の分野にも大きな影響を与えました。母親学級が受けられなかったりだとか、里帰りができなかったりだとかといった大きな変化があった産婦さんも多いかと思いますので、そうした方々が安心につながるような工夫をしながら、相談を続けていきたいというふうに思っております。
 私からは以上です。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  まず、三鷹産野菜の利用についての御質問です。今年度からこの事業を始めまして、従来に増して学校からの市内産野菜へのオーダーというのが急増しているところでございますが、今年度につきましては、御案内のとおり、1学期におきましては、学校のほうで学校給食がしばらくの間行われなかったということで、学校給食の大体の1学期における実施日数が、通常の年の50%程度というようなことでございました。そこで野菜、なかなか生もの、自然のものですので急遽増やすというわけにはいきませんので、従来のとおり生産をしていたところに、学校給食実施が50%ということで、逆にオーダーにある程度応えられるというようなことになりまして、1学期だけでは使用率が大体25%ぐらいに達したということでございます。ただ2学期に入りまして、学校給食、通常の年と同じ100%実施率で行われたということで、市内産野菜の供給がなかなか追いつかず、累計で全体として今までのところ17.7%の使用率というような形になっております。ただ、令和元年のときの重量ベースでの使用率が7.9%でしたので、かなりの大幅なポイントのアップというふうに、現在時点でなっていると思います。
 ですので、今までの取組についてなんですけれども、JAの学校給食部会の方中心に、これまでは行っておりました。約10名ぐらいの方の生産で行ってきたところ、今回、令和2年度からこの取組を始めまして、JAのほうでいろいろな供給者を当たっていただきまして、15名ほどさらに増えております。令和3年度に向けまして、もう既にまた栽培を始めているところなんですけれども、そこにこの3月までに、さらに7名の生産者の方が加わりまして、かなりの、何倍もの今、生産者の方で、学校給食に供給しようというような体制を取っております。これらの方は、学校給食でよく使われますジャガイモやタマネギ、ニンジンを中心に、これから大幅な増産を目指しているというふうに聞いておりますし、また4月以降、さらにまた新たな供給者を募って増産サイクルをつくっていくというふうな予定となっております。
 次に、保育園での取組について御質問がありました。現在、三鷹産野菜の日と称しまして、農林費のほうで負担しております、年2回の三鷹産野菜の日を保育園で行っております。来年度からはそれに加えまして、公立保育園について、月1回、市内産野菜を使用したメニューを中心に考えていくというふうに聞いております。
 続きまして、市民農園についてでございます。市民農園、現在の一般用、これは年齢制限がない市民農園ですけれども、それが大沢と井口に2園ございます。高齢者、60歳以上に限定した市民農園5園が、牟礼に2園、北野に1園、あと上連雀に2園というふうに計5園ございます。御覧のように、一般の方は井口と大沢の市民農園しか現在使うことができないということで、西のほうにちょっと偏っているというような現状でございます。高齢の方は市内全部使えますので、全域で使えるというような形になっております。そこで、やはりサービスの均一化を図るために、一般の方、60歳未満の方でも、市内全域のところで市民農園と関われるようにしたいということで、今回、利用方法の見直しを検討しているところでございます。
 先ほど御質問委員よりありましたように、考え方といたしましては、現在ある7園に、来年度1園整備する予定ですけれども、これは各園で高齢者の区画も当然設ける予定でございますが、一般の方も、全ての園で何区画かは使えるような形で考えていきたいと思っております。
 その考え方ですけれども、現在、一般利用が2園で178区画、高齢者が5園で443区画ございます。令和3年1月1日現在で、約10区画、12名の一般の待ちの方がいらっしゃいます。一方、高齢者農園につきましては、同じときに大体30名強の区画が空いているというような状況でございます。これらのことをいろいろ踏まえまして、今後、令和4年から一体利用を検討する上での区画であるとかを考えていきたいなと思っているところでございます。
 私からは以上です。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  私からは3点。1つ目、商工会と連携して実施している経営相談窓口についてでございます。こちら、昨年の3月末から実施をさせていただきまして、今年の3月9日までの間に764件の御相談がございました。市内のお店の状況、経営状況はどうなのかというような御質問でございましたけれども、やはりこれはかなり業種によっても差が出ていると。比較的好調さを見せているお店もありますし、やはり飲食やサービス業のようにちょっと敬遠されがちなお店につきましては、かなり悪い状況にもあるというふうに認識をしているところでございます。
 御相談の内容といたしましては、やはり国の補助金、それから都の協力金等の補助金関係が圧倒的に多く623件、そのほか融資や、逆に御自身の設備投資、それから販路拡大に向けた御相談等も使われているということでございます。
 課題といたしましては、とにかく不安で、とにかく来てみたという方が多いということでございます。話をしているうちに表情も少し明るくなって、じゃあやってみるというような形で帰っていく方も多いということですので、さらに周知を図りながら進めていきたいと思っております。
 次に、買物支援事業でございます。令和3年度も引き続き各商店会、それから、各地域のケアネット等の団体さんと連携して、ネットスーパーの説明会や送迎サービスの次なる展開について検討してまいりたいと思っております。特に送迎サービスにつきましては、社会福祉法人さんと市の都市整備部さん、それから、健康福祉部さんとも連携をさせていただきまして、いろいろ意向調査なども始めているところでございます。こちら、地域の必要とされる御高齢者等の掘り起こし、それから、空いている時間の送迎車の運行、それから、付き添うサポーターの手配等々、地域の──やはり包括支援センター、地域ケアネットワークといった団体との連携が不可欠であろうというところも含めまして、応えていただけそうな事業者さんを今探しているという段階でございます。今後そういった条件等につきまして整理して、合意できるような形で、モデル実施という形で進めていきたいと思っております。
 それから、事業者実態調査でございますが、こちらは4月から5月ぐらいには事業者を決定させていただきまして、まず1,000件の調査を5月、6月中に実施をすると。その中からサンプリングして、100件程度の詳しいヒアリングをしていくという予定でございます。8月以降9月から、場合によっては議会の皆様の御理解を得て補正のようなことも考えつつ、来年度予算分も含めて視野に入れながら、具体的に実効性のある策を出せたらいいかなというふうに考えているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯都市交通課長(久保田実君)  みたかバスネットの抜本的な見直しにつきましては、現在、専門部会を設置し、学識者を中心に議論を深めているところでございます。専門部会におけます見直しの方向性といたしましては、交通不便地域の解消、利便性と継続性の両立、地域ごとの課題・ニーズへの対応、地域とともに育てる交通、技術的・制度的な動向を見据えた継続的な見直しといったようなところが、今、方向性として打ち出されているところでございます。
 令和3年度におきましては、専門部会に、さらに交通事業者、交通管理者等を加えまして、1周5キロ程度の運行、15分から20分程度の運行ダイヤ、ワンコインでの料金、小型車両やEV車両も活用しながら行っていく社会実験を目指し、三鷹台・大沢地区の検討を行うとともに、社会実験へ向けた具体的な取組を進めたいと考えております。
 以上でございます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  外環についてお答えします。1点目の北野情報コーナー(仮称)でございますが、こちら、今回のコロナの緊急事態宣言もありまして、開設時期は5月になる予定でございます。こちらで行う予定なのは、地域住民の方々とのいろいろなまちづくりの意見交換の場として、現地に設けたいというふうに考えております。そういう使い方を考えているところでございます。
 それから、周辺のまちづくりにつきましては、トンネルとは別で進められますので、東京都ですとか、事業者である国ももちろんですけれども、機能補償道路ですとか、都市計画道路などについては協議を進めていきます。特に交通の問題がいろいろあろうかと思いますので、その辺については、丁寧に対応していきたいというふうに考えております。
 次に、陥没・空洞の影響があるかないかですが、これはもう絶対影響があると思っております。現在シールドマシンは止まっておりますので、恐らく全体の事業も遅れるだろうと思っておりますが、事業者によりますと、まずはこの陥没・空洞の起きたところの補修を行うということを先行するというふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  私は2点、御質問にお答えしたいと思います。まず、東八道路延伸に伴う沿道用途の検討のところで御質問をいただきました。放射5号線につながる東八道路が開通したことに伴いまして、今後、地域の皆さんの意見を聞きながら、用途地域の変更について検討していくものです。当該地は農地等も多いというような地域特性もございますので、そういったことにも配慮しながら、どういった用途にするのがいいのかということを検討してまいりたいというふうに考えております。
 2点目、特定生産緑地の指定の進捗状況についてお答えいたします。生産緑地、今現在、約132.5ヘクタールございます。平成4年から平成7年に指定したものが、今回の申請をしようとして求めているものでございますが、約122.3ヘクタールございます。令和2年の3月と12月に2回指定を行っておりまして、約77.7ヘクタール、63.5%が既に申請をされております。また、令和2年4月1日から令和3年の3月5日現在に、市のほうに御申請をいただいたものを加えますと、約97.6ヘクタール、79.8%、約8割の方に、既に御申請をいただいているという状況でございます。
 以上になります。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  要配慮者支援の避難先の拡充について御質問いただきました。施設側の対応、働きかけ、課題ということでございますが、福祉避難所の一次避難所化ということでございまして、福祉避難所との協定におきまして、通所者やショートステイ等の施設利用者が、発災当初から直接対象の福祉避難所に避難できるように、順次避難方法を変更しているところでございます。また、通所・ショートステイ等を行っていない有料老人ホームや、直接避難を受け入れる体制が整わない施設につきましては、従来からの考え方であります、二次避難所としての福祉避難所の協定の内容とすることで、より多くの福祉施設との協定締結を目指すことをしているところでございます。
 課題としましては、協定を締結した福祉避難所に対しまして、順次備蓄品等の整備を図っていくこととしておりますが、施設によりましては備蓄スペースの問題等、様々調整が必要なところがございますので、施設側と順次協議をしながら、配備を進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  皆さんに大変御丁寧に御答弁いただき、ありがとうございました。あとはもう市民のために、しっかりとそれを実効性のあるものに取り組んでいただければと思います。
 そして外環のこと、特に陥没事故の影響はもちろんあるのですが、周辺のまちづくりや都市計画道路をはじめ、しっかりと進めていただけるように、安全確保をしつつ、市民の意見を聞きつつ取り組んでくださいということをお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員(宍戸治重君)  残された時間、しっかりとやってまいりたいと思います。
 まず、概要の104ページ、11、「星空の街・あおぞらの街」全国大会の開催に向けた取組ということで記載されておりますけれども、本来のこの全国大会で、星空を観察するなど、身近な方法により大気汚染の安全に対する意識を高めることや、郷土の環境を生かして地域おこしの推進を図るということで行われるものでありますが、実際、予算は少ないんですが、開催を決定した経緯について、コロナ禍の中での開催の可否について、開催予定日ということでお尋ねをしたいと思います。また、どのような規模でやっていくのかをお尋ねをさせていただきます。
 続いて105ページ、井口特設グラウンドにおける土壌調査等の実施について。これは調査をしてから、どのように活用するかということをお考えになるということであるでしょうけれども、ぜひ西側の地域に公共施設が少ないことや、また、コロナ禍のこのときに感じることは、やはり公共施設として活用し、半といいますか、公共施設として利用していくことが大事なことだろうと。また、その活用についても、市有財産は売ってしまっていいというものでもありません。確かにそうなのですが、また、その活用の方法についても、定期借地権などの活用によって必要なものを得ていくことも大事だろうと思います。その一つとして、現在では中核病院が杏林大学病院のみであります。西側にもぜひ必要だと考えておりますが、考え方についてお伺いをしたいと思います。
 続いて、都市型産業の誘致についてでございますけれども、改定を行うということについて、SOHO事業が行われておりますが、そのSOHO事業がなかなか伸び悩んでいるのではないかと。また、その原因の1つが、床の必要面積が足りないというようなことで考えられますけれども、これからの床の確保について、土地ももちろん含めてですが、そのことをどのように考えているか、お尋ねをします。
 それから、用途地域の見直しですが、東八道路、既存のほうです。新しいほうじゃなくて、特に野崎かいわいを中心とする一面ですが、なかなか利用勝手が悪いというお話をよく聞きます。商業地域ということだけでは、これからの活用に耐えられないのではないか。また、今も申し上げましたが、新しい都市型産業を誘致するにも一定の見直しが必要なのではないかと思いますが、その点についてお尋ねをいたします。
 取りあえずそこまでといたします。御答弁のほどよろしくお願いします。


◯市長(河村 孝君)  私のほうから、幾つか御答弁させていただきます。
 「星空の街・あおぞらの街」というやつは全国的なネットワークがございまして、これまで三鷹市が入ってなかったんですけれども、私は天文台が、先日の御質問でもございましたが、非常に大きな三鷹の財産であるということを考えると、前向きに全国的なネットワークに参加していきたいということでございまして、来年度はすぐにそれで三鷹が会場になるとかいう話じゃないんですけれども、三鷹にやはり天文台があるということで、その次の年ぐらいにはぜひ全国大会を引き受けてもらいたいというふうな、そういうふうな御意向もあるようでございます。これは今、それなりの大きさを持っているネットワークになっていますので、ぜひそういう形で、財産としてしっかりと位置づけて対応してまいりたいというふうに思っているところでございます。
 先日の御質問から非常に、ほぼ同じ意見だということが多いので、ちょっとお答えのしようが難しいんですけれども、続きまして、井口の特設グラウンドの活用につきましては、ほぼ私は同じ考えです。選挙のときも、これまでただ売るという形で財源にすることを考えていたわけですけれども、防災・減災のまちづくりの視点からいうと、やはり活用──なるべく残したいということでございますので、定期借地権等も射程に入れて、活用を考えていきたいというふうに思っています。そういう意味で、まず何をするにしても土壌調査をしなければいけませんので、途中までやっているということでございましたから、その続きをぜひ来年度対応していきたいというふうに思っています。
 医療施設につきましては、恐らく杏林大学ほどの大きな病院ということではなくて、地域の病院として、今回の新型コロナウイルスの体験もございますから、医療も防災のための大切な施設であるということを再認識しておりますので、そういった形での対応をぜひしていきたいというふうに思っています。
 いろいろ答えたくなっちゃうんですが、みんな勉強してやっていますので、ここで私は下ります。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  都市型産業誘致の考え方について御質問いただきました。こちらの条例、令和2年度で効力を失いまして、改定については、今後またいろいろ検討しながらという形になるかと思いますが、SOHOの関係で御質問いただいております。
 SOHOという考え方を三鷹市のほうで打ち出していったときに比べますと、やはりこういった働き方というのが、かなり世間的にも一般的になってきています。三鷹市のSOHOも、そういった意味ではそんなに目立たないように見えるかもしれませんが、それなりにいろいろと展開をしているというふうに考えております。さらにいえば、やはり駅前のにぎわい等も含めて、やはりそういった事業者が立地したくなる、そういった形のエリアにしていくことによって、民間の方のビルオーナーさんとかの力も借りながら、そういったものを増やしていきたいというふうに考えているところでございます。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  東八道路の沿道について御質問いただきました。こちら、改定いたしました土地利用総合計画2022(第2次改定)で、住・商・工調和形成ゾーンという新たな位置づけを行いました。東八道路の沿道については、沿道用途が、委員御指摘のように30メートルのため、大きな土地の土地利用にはちょっと制限がかかるようなところがございます。これを解消するとともに、三鷹市の目指す緑と水の公園都市を実現することを目的として、こういったゾーニングを考えているところです。具体的には、特別用途地区計画などの都市計画制度を活用し、商業、工業の立地を図りつつ、住宅の環境に配慮をするとともに、多摩地域東部の玄関口となる東八道路について、玉川上水から野川公園までの沿道に緑の連続空間を創出し、歩きたくなる、歩きやすい歩行空間の確保などを進めたいと考えております。また、ただ緑を確保するだけではなくて、滞留可能な空間の確保を沿道の土地所有者の協力を得て行って、確保した土地について、土地所有者との協働で、その空間においてにぎわいの創出等も考えてまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  残り時間もなくなってまいりましたので、ぜひ「星空の街・あおぞらの街」の大会を誘致いただいて、私は今回、天文台にこだわっておりますので、少し夢を語らせていただきたいと思いますが、このときにはぜひJAXAに御協力いただいて、はやぶさだったかな、2号のカプセルを持ってくるなり、または日本最古の歴史書の古事記に書かれた宇宙創生や神々の物語のインスピレーションから来たシンセサイザーの喜多郎さんの音楽を流しながら、ぜひ天文台長、もしくはJAXAの関係者、それから、市長も含めましょうか、そういう人の講演会を開くなりして、地域に夢と希望を与えるような取組にしていただきたいなというふうに希望を申し上げて、今日の質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了します。
 休憩いたします。
                  午前10時27分 休憩


                  午前10時42分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開いたします。
 次に、公明党。


◯委員(大倉あき子さん)  どうぞよろしくお願いいたします。まず、衛生費からお伺いします。予算概要101ページ、産後うつ病等対策事業、予算概要102ページ、すこやかサポート事業、予算概要102ページ、1歳児支援事業、3つに関連してお伺いさせていただきます。
 本年度予算で相談機能が拡充され喜ばしい一方、これまで行ってきたゆりかご面接もある中で、職員の負担も増すのではないかと考えますが、職員の追加配置を検討されているのかお伺いいたします。
 次に、個別にお伺いします。産後うつ病等対策事業費についてお伺いします。コロナ禍で望まない妊娠が増え、低年齢化しているという報道がありました。特に未成年は、どこから情報を得ていいのか分からず1人で抱え込むことも考えられます。最悪な場合は、事件に発展することも想定されます。ぜひ身近な自治体である三鷹市が相談を受け止めるということを広く周知していただきたいと考えますが、どのように検討されているかお伺いいたします。
 続きまして、102ページ、すこやかサポート事業費についてお伺いします。子どもの誕生という祝福され喜ばしい出来事がある一方、産後鬱で苦しみ、自殺に至る可能性のある妊婦も少なくない中、三鷹市で産後のサポートを拡充してくださったことは歓迎いたします。妊産婦家庭に対してとありますが、妊婦は具体的にどのような方を対象にすくい上げ、どのような形でアプローチをされるのか、お伺いいたします。また、産後、どのくらいの産婦にアプローチされるのかお伺いいたします。
 続きまして、予算書239ページ、事項8.出産・子育て応援事業についてお伺いいたします。厚労省は、オンライン相談の強化を打ち出しています。ゆりかご面接は直接対面で会うことの重要性もありますが、どうしても足を運ぶことをちゅうちょしている妊婦もいるのではないかと考えます。来年度に向けた検討はされたのか、お伺いをいたします。
 続きまして、子どもの予防接種についてお伺いいたします。コロナ感染への懸念から医療機関の受診控えがある中で、予防接種が減っているという報道がありました。ワクチンを推奨する時期は異なりますが、特に厳密に決まっているのが、昨年から無料になったロタウイルスに対するワクチンと言われています。1歳前後までに受けるべきワクチンは約10種類ありますが、コロナ禍の接種の状況がどのようになっているのか、お伺いいたします。また、ロタウイルスワクチンの接種回数は2回と3回の2種類で、生後6週から32週と決まっています。この時期を逃すとワクチンによる副反応が強くなるため、接種できなくなると言われています。病気から子どもを守るために正しい情報が必要です。コロナ禍での周知の在り方についてどのように検討されたかお伺いいたします。
 続きまして、施政方針5ページのワクチン接種体制についてお伺いいたします。今、マスコミの報道を見ても、専門家はかなり高い有効性と安全性を唱えておりますが、一方、SNS等で、正確な情報を伝えず不安や恐怖心をあおる情報も見受けられます。アメリカでも、反対運動や間違った情報が流れたりすることもあり、広報に相当な力を入れていると言われています。科学的知見に基づいた正しい情報が何よりも重要と考えます。現在ホームページで厚労省のリンク等を貼り、ワクチンの情報を周知されておりますが、特に視覚障がいをお持ちの方は見ることはできません。このような情報弱者と言われる方に対する配慮が必要と考えます。次年度、どのように検討されているかお伺いいたします。
 本市は、ワクチン接種に特化したコールセンターを15回線で、3月15日より開始されます。聴覚障がい者等配慮が必要な方への対応をどのように検討されているか、お伺いをいたします。
 続きまして、接種会場についてお伺いいたします。ワクチンの納入状況が定まらず、本当に御苦労されているかと思います。集団接種については、東西のコミュニティ・センター、それから順次巡回して行うということですが、ワクチンが順調に納入されたと仮定して、国が提唱しているように、個別接種も組み合わせて高齢者の接種が6月までに完了できると考えてよろしいのでしょうか。
 続きまして、ワクチン接種記録システムの導入についてお伺いいたします。政府は現在、新型コロナウイルスの接種状況を迅速に把握するため、ワクチン接種記録システムの構築を進めています。システム導入はどのように検討されているのか、お伺いをいたします。
 最後に、予算概要134ページ、災害対策備蓄等整備事業費についてお伺いいたします。福祉避難所が一次避難所として指定されることは、以前一般質問でも取り上げさせていただき、歓迎するものです。今回備蓄品を配備し、二次避難所となる福祉避難所も拡充されるとのことですが、災害時には予期せぬことも起こる可能性が想定されます。福祉避難所マニュアルの作成や防災訓練等も必要になってくると考えますが、どのように検討されているか、お伺いをいたします。
 続きまして、災害時の備蓄品の活用についてお伺いします。コロナ禍による経済的な理由で生理用品を購入できない生理の貧困が、今、世界各国で大きな問題になっています。日本でも生理用品が買えなくなるなどして日常生活に支障の出る人が増加しています。生理用品にも使用期限があると思われます。使用期限の迫っている防災用に備蓄されている生理用品を、経済的に困っている女性に提供するなど、有効に活用していただきたいと考えますが、御所見をお願いいたします。
 以上、よろしくお願いいたします。


◯市長(河村 孝君)  私から1点、福祉避難所について御答弁させていただきます。御質問にありましたけれども、以前は地域防災計画で、福祉避難所というのは二次避難所に位置づけられていまして、一度学校等の避難場所に行った後、そこで福祉避難所を、必要な方には御指示させていただくという、そういう方式だったんですけれども、今回全体の見直しの中で、福祉避難所を──最初から対応が必要な人というのはあらかじめある程度分かっているということが多いので、最初から福祉避難所に行っていただくという形で、全体のスキームを考えようというふうになりました。というのは、要支援者なんかの名簿を、一応自分で持っているんですけれども、そこの何万人という中で、本当に福祉避難所に最初から行くべき人というのはある程度分かっているはずなので、そこの段階からしっかり名簿を活用して、言わば名簿のトリアージをしていくということが必要なのではないかというふうに思っていますので、そこは専門の方も含めまして、今後検討していくということになろうかと思っています。
 そして、そういう人たちが日頃使っている──大体デイサービスなんかで活用されている方が多いはずなので、最初からそこに行っていただくと。そうすると、避難場所までどうやって行くのかということが問題になってきますから、先ほどの質問者のほうにお答えしたように、防災NPO的なもので、またそういうものをどういうふうに協力していただくとかということがまた次の課題になっていくということで、ひとつ明確に方針を固めれば、次々と方針を固めていかなければいけません。そういう場合には、御近所の方、あるいは、ひょっとしたらタクシー業界の皆さんとかね、例えばですけれども、そういう次の課題は明確になってくるものと思っています。
 それは防災訓練等も、御指摘のあったようにしていかなければいけないと思っていますけれども、まだその前段の前段ぐらいの段階でありますけれども、しっかりとそういう方向性をにらんで、次のテーマ、次のテーマという形で問題解決を図っていきたいということで、今、その端緒についたというふうに御理解いただければいいかと思っています。
 私からは以上でございます。


◯総務部長・新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  私からは、いろいろな総合保健センターで実施しているような相談体制の中で、職員の体制はどうなんだというお尋ねですけれども、職員の増員という形では令和3年度は予定はしていないんですけれども、職員の体制につきましては、各部からの提案を受けてしっかり総務部としても確認をし、必要な定員の配置を行っているところです。また、保健師が相談に対応していることが多いわけですけれども、保健師の確保ということであれば、しっかり経験者の採用の試験等も行いながら、特に保健師の確保については意を用いているところでございます。
 以上です。


◯保健サービス担当課長(小島美保さん)  私からは、悩みを抱えた妊婦に対する相談についての周知について、御質問にお答えいたします。周知につきましては、広報、それからホームページ、それから近隣の医療機関や大学などにも周知を図っていきたいというふうに思っております。あと重ねて、子育て施設にも周知を図っていこうというふうに思っております。
 あと、産後鬱の鬱病対策についてのことでございますが、どんな妊婦さんに対してアプローチするのかということでございます。これにつきましては、現在、新型コロナウイルスの感染の拡大を受けて、十分に母親学級等の教育が受けられてなくて、妊娠期間を過ごされている方もいらっしゃいますので、そうした方々の個別の対応についても考えていきたいというふうに考えております。
 それから、産後、どれぐらいの産婦さんにアプローチされるのかという質問でございますが、これにつきましては、産後全ての産婦さんを対象に、日々アプローチしていきたいというふうに考えております。
 それから3点目、オンラインでのゆりかご面接を検討しているかということでございますが、オンラインでの検討ということについては現在進めておりません。現在、ほとんど対面での相談を希望される方が多くて、電話での相談というのはもう1桁という状況になっていますので、今のところそれについては検討はしておりません。
 私からは以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私のほうからは、まずお子さんに対する予防接種、あと新型コロナのワクチン接種についてお答えをさせていただきます。まず、お子さんの、先ほどロタワクチンというお話もありましたけれども、予防接種の医療機関へ行く方が、なかなか行きづらい中で接種はどうなのかというお尋ねですけれども、まだちょっと年度途中で具体的な集計はできていないんですけれども、昨年のやはり第1波、第2波のあたりでは、やはり緊急事態宣言もあって、受診控えはあったというふうに認識しておりますけれども、現在は一定のペースに戻っているんではないかというふうに認識しております。また、里帰りの方がかなり多く、長期化される傾向もあって、三鷹市内の医療機関ではないんですけれども、市外、御実家のあるほうの自治体のほうで接種をしたいという御要望が例年以上にかなり多く寄せられておりますので、そういった方々の接種実績というのは、ちょっと少し時間が遅れてこちらに届けが出てくると思いますので、そういったもの全てちょっと集計しないと、実態どうなのかというのは、ちょっとまだ今のところはつかみづらい状況にもあるというのがございます。
 こういった部分につきまして、周知については、今まで以上にそういった機会もあるものですから、一定の期間延長もしながらなんですけれども、適切な時期に予防接種を受けていただくように、引き続き周知には努めてまいりたいと思います。
 それから、コロナワクチンの接種に関してですけれども、まず、実は今日からコールセンターも開設をさせていただくんですけれども、特に周知について、情報弱者の方への対応ということですが、正直まだ現在、そういったところまで配慮の届いた周知・PRがまだできていない状況でございます。日々状況も、国や東京都からの情報も変わってまいりますので、そういった方々にも適切にお届けできるように、国や東京都からのそういった情報を踏まえて、適切に今後も御案内できるように検討を続けていきたいというふうに考えております。
 また、接種会場のほうですけれども、個別接種も含めて、三鷹市としても検討しておりますが、まずは集団接種をしっかり開始をさせていただく中で、一部限定的に個別も始めて、実施状況を踏まえながら個別接種の会場も拡充をしていきたいというふうに考えております。6月までに全て終えられるかということですけれども、このあたりは本当に今後示されるワクチンの供給状況によりまして、対応できるかどうかというのもあるかと思いますけれども、そのあたりはしっかり情報を得た段階で周知も努めて、接種につなげるように努めてまいりたいと思います。
 あと最後、国のほうの接種記録システムの件でございますけれども、こちらもまだ具体的なちょっと内容が、全部、全てつかみ切れてない状況なんですが、接種会場でも活用できるようなシステムということで伺っております。今回、1人2回の接種が必要ですので、途中で自治体を引っ越された方なんかも、こういった接種システムで適切に連携できるようなことも国が想定しているようなので、市のシステムをこちらのほうとうまくつなげるように、今後の必要な対応を図ってまいりたいと思っています。
 私からは以上です。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  備蓄品の生理用品についての御質問がございました。現在、三鷹市の備蓄品としましては、生理用ナプキンとしまして、避難者想定数の半数の方の人数で、1日3枚で3日分ということで、5万6,165枚を備蓄をしているところでございます。御質問のありました有効活用ということにつきましては、今後、更新時、そういった機会を踏まえまして、委員さん質問のとおり、そういった形で何か有効にできるようなことを今後検討を進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  御答弁ありがとうございました。まず、産後うつ病等対策事業費で、望まない妊娠の相談ということで、本当に広くホームページ、広報、大学、医療機関、また子育て施設に置いてくださるということで安心したところなんですけれども、本当になかなか情報に行き届かないということが、そういう方は多いかと思います。以前に女性向けの相談で、カードサイズをいろんなトイレに置かれていたということで、すごくあれは何気なく手に取れて本当にいいなと思っていたんですけれども、そういったことも含めて、ぜひ工夫をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、すこやかサポート事業なんですけれども、全ての産後のお母さんにアプローチをされるということで、本当にコロナ禍で大変な思いをされている妊婦さん、また産婦さんに配慮のある取組で、大変うれしく思っております。ここにあるのは、電話等でアプローチということで書いてあるんですけれども、今のお母さんたちはスマホ世代で、連絡はLINEかメールで、非常に電話が苦手で電話を取るのが中には怖いとおっしゃるような若いお母さんもいらっしゃいます。電話で結果的にアプローチできなかった人に対してのフォローということも聞きたいんですけれども、電話でつながらなかったというときのために、事前にメールアドレスを聞いておくということは可能なのか、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、出産・子育て応援事業費で、三鷹市においては、コロナ禍においてもほとんどの方が対面ということで、皆様ちゃんと足を運んでこられる方が多いということで安心したんですけれども、今、男性の育休ということも言われておりますが、このゆりかご面接を、場合によってはパートナーと一緒に受けるということも可能なのか、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、乳幼児の予防接種事業なんですけれども、やはり一定の接種を控えていらっしゃる方が一定数いらっしゃったということがあったんですけれども、今、本当に有効なゆりかご・スマイルという機能で予防接種が来る前に通知されるということが、三鷹市でサービスを行われていると思うんですけれども、ここにただ通知、お知らせというだけじゃなくて、しっかり予防接種をこのコロナ禍であってもしてくださいと促すような説明というのが可能なのか、お伺いをしたいと思います。
 まず、以上、お願いいたします。


◯保健サービス担当課長(小島美保さん)  メールアドレスを聞くことができるかということでお尋ねですけれども、メールアドレスをこちらで取得することは現在のところ考えておりません。しかし、母子健康手帳に来年度は工夫をいたしまして、出生届を出しますところに出生連絡票というはがきをつける形にさせてもらっております。出生届を出すときに、重ねて連絡票が出していただけるような形で、こちらのほうに情報が来るような形にしていきたいというふうに工夫をしているところです。
 それから、ゆりかご面接につきまして、パートナーと一緒に来ることができるのかというお尋ねでございますが、もちろん来ていただいて大丈夫というふうに思っております。多くの方が、現在もパートナーを連れて面接に来ていただいているという状況でございます。
 私からは以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  お子さんの予防接種に関するゆりかご・スマイルでの周知ということで御質問いただきました。取りあえずゆりかご・スマイルの中では、お子さんの接種ワクチンごとに実際のスケジュールを登録しますと、システムのほうからその前にメールが届いたりということで、終わった後も体調どうですかみたいな、そういった個々のワクチンには対応しております。それとは別に、一般的なそういったお子さんのワクチン接種をしっかり受けましょう的な周知も、それは別途一斉通知みたいな形で行いますので、質問委員さんの御趣旨も踏まえて、今後引き続き、そういったことも検討してまいりたいと思っております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。ぜひよろしくお願いいたします。
 続きまして、ワクチン接種体制なんですけれども、先ほど、配慮をする対象の方にまだPRできてないということでの御答弁をいただいたんですけれども、昨年の1人10万円の給付金のときも、聴覚障がい者の問合せ窓口がなかったということで、非常に困られたというお声を伺っております。特にワクチン接種に対しては、皆さん不安な要素がおありだと思うので、丁寧な対応が求められると思います。こういったことも障がい者支援課で対応していますということもあるかと思うんですけれども、もしそうであれば、聴覚がい者の方はここに何かあったら問い合わせてくださいということを、事前に周知していただきたいと思いますので、ぜひ御配慮のある取組をよろしくお願いします。
 また、コールセンターなんですけれども、現在、開設時間9時から5時ということで、なかなかこの時間帯にはかけられない方もいらっしゃると思います。メールやSNSを使った問合せが可能なのか、それができるのであれば聴覚障がい者の方にも非常に有効だと思うんですけれども、そのような検討はされているのか、お伺いをしたいと思います。
 続きまして、接種会場に関してなんですけれども、今まだワクチンがなかなか数が多く入ってこないということがあるかと思うんですが、今後、順調にワクチンが入ってきて、一般の人の接種が開始されたときに、本当に対象人数も多くなるので、集団接種会場というのが必要になってくるのではないかなと思うんですが、今後どのように検討されているのか、お伺いをしたいと思います。


◯総務部長・新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、要配慮者への支援といいますか、件なんですけれども、やはり御指摘のありましたような障がい者支援課でありますとか、それから広報メディア課とも十分に──やはり市民の皆さんに正確な情報をお伝えする、全ての方に、障がいのある方も含めお伝えできるように、そうしたところと連携して、よりよい方法を考えていきたいと思います。
 また、コールセンター、確かに9時5時で、SNSというお話もありましたけれども、そうした方法も含めて、できるだけ予約等が円滑にできるようなことは、検討を進めているところです。
 また、集団接種会場ですけれども、やはり先ほどの答弁でも、6月どうなんだって、今断定的に言えませんけれども、国も3か月で打ち切るといったのが、もう既に三鷹市では5月からになることが濃厚ですので、そうしたことも含めて、できるだけ集団接種会場についても確保していく。また状況を見ながら、ワクチン状況も見ながら個別も増やしていく、この両方で考えていきたいと思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に自治体の皆様は接種の準備、非常に御苦労があるかと思いますけれども、実際接種が行われたときに混乱があって、せっかく頑張ってきたのに市民からクレームがあるようなことがあっては残念になってしまいますので、ぜひ体制のほう整えていただくようお願いいたします。
 また、ワクチン接種記録システムも、政府は入力の作業の手間をなくして、必要な経費も支援する方針を打ち出しておりますので、今後、本当に前代未聞の1億人近くが短期間で2回接種をするという大変な作業だと思いますので、この部分も検討していただけたらと思います。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。それでは、1項目ずつやらせていただきたいと思います。昨年がちょっと土木費まで行き着かなかったものですから、土木費のほうからやらせていただきたいと思います。
 三鷹の駅前周辺地区のまちづくり推進についてということで、ページ283、事項7.三鷹台駅前周辺地区整備事業費、293の事項19.三鷹台駅前周辺地区調査関係費です。市の東部地区の玄関口にふさわしい都市空間の創出に向けての駅前広場ということで、駅前広場の用地取得に取り組むということを、今進めていただいていますが、令和2年度までに用地取得という形で、昨年はあったかと思うんですけれども、見通しとして令和2年度で用地取得が完了としていましたが、できなかった課題、ありましたら教えていただきたいと思います。
 あと、市民意見やニーズ等の把握については、井の頭コミュニティ・センターにおけるまちづくりワークショップでの御意見を踏まえてプランの策定ということでありました。プラン設計を、4つの整備方針とした、市民の声やまちづくり協議会との協議、背景を教えていただきたいと思います。
 駅前広場ということで、いわゆる北側の駅側からか、また南側からという議論があったかと思うんですけれども、どの辺まで進捗していますでしょうか。警察とのやり取り、東京都とのやり取り等あるかと思いますが、どのぐらい進捗しているのかお聞きしたいと思います。
 また、調査委託料は、これは今までもまちづくり協議会でやっていたような形で、まちづくり三鷹と行われるのか、または、委託先をこれから募集されるのか、公募されるのかお聞きしたいと思います。
 まちづくり協議会、商店街、地元商会等の新たな組織づくり、これが一番の課題だなというふうに思っているんですが、どこまで調整が進んでいるか、また、周辺市民の参加はどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯道路管理課長(山中俊介君)  三鷹台駅前周辺地区整備事業費の部分についてお答えいたします。まず、用地取得についてなんですけれども、春先のコロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けまして、市民の皆様と十分な意見交換ができないということから、設計を進めて今年度やる──当時は今年度から工事着手ということになりましたけれども、整備のほうを見送ったところです。ただ、取得予定地については、現状地域の皆様の駐車場として利用されているということもありましたので、事前に取得してしまいますと閉鎖管理というような形になって、有効に活用できないということもありましたので、地権者の方と御協議させていただいて、令和3年度に見送りをさせていただいたところです。
 それと、整備の配置案についての件ですけれども、令和元年度の2月にワークショップを実施いたしまして、その際には、先ほど委員から御指摘ありましたように2案、北側から入る案と南側から入る案という形で御提示させていただいて、御意見をいただいたところです。その中で、駅前広場の交差点を通過するということではなくて、南側から入って、また、同じところから出ていくというような考え方はできないのかといった御意見をいただきましたので、そういった内容を踏まえまして、10月の意見交換のときには、そういった案を使いまして、新たにまた意見交換をさせていただいたところです。
 その際なんですけれども、広場空間については、バスの交通広場の利用だけではなくて、市民の皆様で集える場として、大きく使えるようなことは考えられないかというようなことも御意見としていただいておりますので、その案を今、再度検討しておりまして、まだ南側から入る、北側から入るというのは方針として確定しているわけではありませんけれども、今後、そういった御意見を踏まえまして、また4月以降、地域のほうに入って配置案を固めていきたいというふうに考えているところです。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  私からは、三鷹台駅前周辺地区の調査関係費に係る部分についてお答えさせていただきます。調査委託料の内容、また新たな組織づくりと市民参加についてお答えします。
 当該年度の調査委託料につきましては、まちづくり三鷹に委託をするものではなく、今後、三鷹台駅前周辺地区のまちづくりが、次のステージ、次のステップで、地域の皆さん、市、また関係団体等が将来的なまちづくりのイメージやコンセプトを共有しながら、エリアマネジメントを推進するため、そのための基礎となる調査、現況整理を行う調査を考えております。内容としましては、現況調査として、土地や景観の都市基盤に関する調査、また商業環境、駅利用者などの状況調査と課題整理を予定しています。また、イメージコンセプトや将来像の検討なども、三鷹台の特徴や資源などを整理しながら行っていきたいというふうに考えております。
 また、新たなまちづくり組織につきましては、まず設置に向けました準備会を設置したいと考えております。今後の組織の体制や、また、まちづくりの進め方などについて、準備会において意見交換、またディスカッション等をしながら、新たなまちづくり組織の設置を目指していきたいと考えております。
 また、組織に関わっていただく団体は、どんな構成がいいのか、また、できるだけ多くの市民参加を得るためにはどんな手法がいいのかなどについても、準備会の中で意見交換、また、相談しながら進めていきたいというふうに、現在は考えております。
 私からは以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。まず、ワークショップの中で2案ということで、南から入るか、北側から入るかということで、南側から入って南側へ戻るという案はなかなか今まではなかったかと思うんですが、今回出たということで、長いんですけど幅はそんなにないのかなと思っているのと、あと歩道を結構広く取るという方向になっていたかと思うんですけど、それをやることは面積的に可能なのかどうかということと、さらにそれをやった上で市民が集える場という場所が設けられるのかどうかって、可能性をちょっとお聞きしたいと思います。


◯道路管理課長(山中俊介君)  今、委員のほうから御指摘あったとおり、南側から入って、また南側から出ていくというところの話なんですけれども、おっしゃるとおり奥行きがあまりないというところがありまして、一応バスの軌跡上はぎりぎり回れるというような形になるのですが、ただ市民が集えるような広場空間というのが、かなり取るのが難しいというふうな形になっておりますので、そちらの案というよりは、もともと2案で出していた南側から入る案、北側から入る案の中で、さらに10月の意見交換の中で、市民が使える広場空間を多く取れる案を採用していきたいなというふうなことは考えているところです。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。南から入って南からというのは一番理想かなとは思っているので、ぜひ期待をさせていただきたいなというふうに思います。
 土地の用地取得ということでは、駐車場として使っている──私も三鷹台行くときは、車でそこに止めていることが多いので、ぎりぎりまであるということはいいことなのかなというふうに思いますので、分かりました。
 あと、準備会の設立ですけれども、最初に準備会を設立してということで、そこに今後どういう方が入るのかなというのは今後の検討ということなんですけれども、これ、人数的にあんまり、準備会ですので大きくないのかなと思うんですけど、各代表みたいな形で、人数的にはこのぐらいという、何か予定しているのはありますでしょうか。


◯市長(河村 孝君)  従前、あそこも長い歴史が御承知のようにありますから、今まで関わってきていただいた方たちのいろいろな団体・グループのところの代表の方みたいなことも一応想定に置いておりますが、町会・自治会とか、あそこも数多くありますので、周辺の一番直近のところの主立ったところの方たちに入っていただきたいなというふうに思っています。具体的に名前を挙げていいのかどうかちょっと分からないところもありますが、商店街とか、井の頭のところの町会の幾つかとか、住民協議会の皆さんには入っていただいて、そこから多くの方に呼びかけていただくという形で取りあえず構成を考えていますが、これも詳細はこれからだというふうに思っています。
 それから、先ほどのバスの流れのことで言うと、幾つかの案が提示されて、これまでの経過から少しずつまとまってきていますが、要するにあそこ、段差がありますよね。段差のことを意識すると、要するに、南から入って南から出るという方式だと、北側との段差が激しくなって、トータルに使おうとするときに、お祭り広場として使いにくいという別な問題ができますので、それらも含めて、どういうふうにすれば地域の方に一番喜んでいただけるような空間がつくれるかということを、今、大きなテーマにしながら最終調整に入っているということで、御理解いただけたらというふうに思います。要するにバスの問題とお祭り的な使い方、両方が貴重な三鷹台駅前の用地でございますので、使えるようにしたいということで、両方のことを基軸にしながら、最終案を調整しているということでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。広場ということで、やっぱり今、市長からありましたように、北側にずっと下がっているということで、相当の段差があるということで、今の地形をやっていますと、結構坂で広場があるというのはなかなか難しい。平らにするとやっぱりこの段差、難しさがあるかと思いますのでいろいろ大変だと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
 次に進めさせていただきます。ページ293、事項1.都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備事業費です。平成30年度道路詳細設計、令和元年度電線共同溝の詳細設計、令和2年度測量を行ってきたという経緯があるかと思うんですけど、当該年度の用地取得費4,654万5,000円、この取得率、ちょっと数字的なことで分かればと思うんですが、取得率どのぐらいになるのか教えていただきたいと思います。
 当該年度の整備の予定はないのでしょうか。整備を着手するには、100%用地取得がなくても行われると思いますが、着手まで今後どういうような手順で行われるのか、教えていただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  都市計画道路3・4・13号(牟礼)の整備事業費についてお答えします。当該年度を含めた用地取得率について、また当該年度の整備予定と今後の工事着手までの手順について御質問いただきました。当該年度の用地の取得の予定としましては、約96平米の用地取得を予定していまして、この取得により、取得率は約94%の進捗となる予定であります。また、整備につきましては、令和2年度──今年度、延長約460メートルのうち、北側の1期区間と言われる延長約180メートルにおきまして用地取得がおおむね終わっていることから、道路工事、電線共同溝工事の事前工事であるライフライン工事が、各企業さんにおいて既に着手しているところです。今後、地下埋設工事に引き続き、令和4年度以降から順次、道路工事と電線共同溝工事に追って着手していく予定としております。また並行しまして、南側の2期区間についても──用地の取得状況を踏まえての判断になりますが、順次、地下埋設工事、道路工事、電線共同溝工事に着手していく予定としております。
 私からは以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。大きなスーパーさんの取得もできたということで、大分広がるなというような感じもあって、地域の方ではそろそろかなという声も挙がっているところなのでお聞きしました。北側が第1期工事で進めて、第2期工事ということなんですけれども、取得も含めて順調にいったとして、いつ頃までに道路が完成するという、何か見通しがあれば教えてください。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  工事の完了のスケジュールなんですが、まだ用地取得が残っている箇所もありますので、あくまでも目指すスケジュールとして捉えているものにつきましては、令和8年度の供用開始を目指して、工事と、また用地取得について取り組んでいきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。令和8年、少しまだありますけれども、順調に進むように願っております。
 次に行きます。ページ299、事項14.プレーパーク関係費です。子どもが自由に伸び伸びと外遊びできる場所づくりを目指す三鷹市プレーパーク運営委員会が、三鷹市と共同で、普通の公園ではできないような木工、水遊び、たき火などの遊びができる1日プレーパークを開催していただいております。昨年の1月26日の農業公園の実施が最後かと思いますが、コロナ禍ということで当該年度の実施をどのようにお考えか、お聞きしたいと思います。実施時のホームページや広報はもちろんですけれども、学校や幼稚園等の案内等での周知は、これまで、今後、どういうふうにされているのかお聞きしたいと思います。
 利用会場も含め、今後のプレーパークの展開について、前も農業公園とか、いろいろな形でやっていただいているかと思うんですが、この展開の考え方、コロナ禍ということでなかなか難しい部分もあるかと思いますが、お聞きしたいと思います。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  プレーパークの実施を今後どう考えていくかということと、周知についてです。まず令和2年度ですが、実際には昨年8月から12月にかけて、月1回、計4回、丸池公園のほうでプレーパークを実施いたしました。その際には、密集・密接を避けるような対応と感染拡大防止のための対応──マスク、それから検温、あと名前、消毒などを用意して行ったところでございます。そういうものを併せまして、来年度も感染拡大防止対策を取りながら、今、緊急事態宣言中ですが、そういう動向も見ながら、引き続き安全対策を確保しながらやっていきたいというふうに考えております。
 また周知ですが、こちらはホームページ、広報はもちろん行っていますが、学校等、幼稚園等含めて、詳細に改めて周知は行っていないので、こちらについては今後、周知と、どういうふうにやっていくかというところも考えていきたいと思っています。また、学校のほうにつきましては──今、東側が丸池公園と農業公園、どちらかやっているところなんですが、西側にはないというところがあります。学校は今、井口小さんと第二小学校さんのほうにはプレーパークについてちょっと説明させていただきながら、校庭で一部使えないかというところも、今ちょっと調整をさせていただいています。ですから、そういうところも含めまして、来年度は、場所というところ、それから実際にやっていくというところは、行っていきたいというふうに考えております。
 また、利用会場を含め、今後の展開ですが、先ほど言いましたように、西側のほうがやはりプレーパークをやっている場所がないというところなので、そこはほかの公園でできるかどうかというところの調査、また今、学校のほうの校庭もありますので、そちらのほうをちょっと少し考えてみたいと思いますし、また、プレーパーク運営委員会さんのほうで一緒にやっていますが、その中では、公園の中で常設してプレーパークができるようなところも欲しいというところなので、そこも含めまして、今後考えて検討していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。じゃあ8月、12月に丸池公園で実施されたということでありました。広報のときに、やりますというのは見たんですけど、どういうふうにやられたのか、検索したときに出てなかったので、ああ、これはコロナで中止になったのかなって、すいません、勘違いをしていました。見落とした部分があるかと思いますので、了解しました。コロナ禍でもそういう形でやっていただいて、緊急事態宣言が出ちゃうとなかなか難しい状況はあるかと思うんですが、今月明けるのかどうかまだ分かりませんが、また来年度楽しみにしている方もいらっしゃると思いますので、よろしくお願いいたします。
 それではすみません、商工費のほうに移らせていただきます。ページ267、事項4.買物環境整備事業費ということで、この2月から大沢地域で、移動スーパー巡回販売が始まり、高齢者をはじめとした利用者から大変喜びの声が届いているところなんですけれども、その様子がテレビ報道され、コロナ禍での買物にありがたく、少量多品目の軽車両巡回方式は大変に好評ということです。行政の呼びかけに民間が応えて事業実施となった経緯でありますけれども、利用者や事業者から、事業の効果や今後の課題を聴取することが重要であると考えます。交通不便による移動の課題と併せ、買物環境の整備はライフラインであるとの認識に立ち、今後の市内他エリアへの拡充や、必要であれば財政負担策や公共施設の土地を貸す等、全国的課題である買物環境整備の成功モデルケースとして目指していただきたいと思います。現時点での三鷹市の事業の認識をお伺いしたいと思います。
 今後、事業の効果の調査を実施することはお考えでしょうか。また、市内、他の地域、エリア拡充への考えはありますでしょうか。
 将来的に公共施設の土地をお貸しすること等について、また、事業を担う企業や人への支援の在り方についてお伺いをしたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  こちら、とくし丸さんという地域の中小スーパーと組んで、そちらの品物を仕入れて売り歩くというような形で、3年ほど前からいろいろコモディさんとはお話をしていたという案件になります。こちら、今後の展開といたしましては、やはり御商売として成り立つということがまず前提になりますので、どこを走るのか、それから、あと商店街がいっぱいあるような地域を走るということはなるべく避けたいという事業者様の意向もございます。そういったところを調整しながら、今後、例えば増やしていけるのかどうかというようなお話も、頭出しだけですけれども御相談したりとかということもしてございます。三鷹市の買物支援事業のほうは、買物支援事業本部という商工会やまち鷹さんや農協さんに入っていただいている団体を中心に行っておりますが、コモディイイダさん、それからとくし丸の運転手さん含めて、そちらのほうの会議のほうにも顔を出していただいたりとかといったことで情報交換してございます。
 それから、例えば都営団地の敷地内に停められるかどうかというようなことにつきましても、今、東京都とも相談をして、できるかどうかというところを検討しているところでございます。将来的にコミュニティ・センターとか、そういったところも、もしかすると御要望等、地域の市民の方からもあるかもしれませんし、そういったことを検証しながら進めていけたらと思っております。
 以上でございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。非常にテレビでも報道されて、反響も大きいということで、ぜひ協力していきたいなというふうに思っております。同僚議員の家の前もお貸ししたりして、非常に近所の方々に集まっていただいて喜ばれているということですので、都営団地ですとか、コミュニティ・センターは、今後検討の段階に入ってくるのかなと思いますが、ぜひそういう場所でも、必要ならばできるような形でお願いをしたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 次に、すいません、ページ271、事項22.事業者実態調査です。コロナ禍における影響等の実態と行政支援策の活用状況、効果の検証を行い、必要な施策を検討されるとありますが、市内事業者の多くが、後継者の問題、廃業も考えるとの意向調査の結果もありました。また、今回のコロナウイルス感染症の拡大による影響から、地域経済の実態も明らかになり、単純な廃業ではなく、他者への事業の承継やM&A等への要望も多いと考えます。先ほど、4月、5月から調査会社が決まって、100件ぐらいヒアリングをされるというふうにお聞きしましたけれども、ヒアリングの後の取組というんですかね、どういうふうにしようと、それを踏まえた取組をどういうふうにお考えか、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  こちら、なるべくヒアリングのほうは、個別具体にいろんなケースを取り混ぜて行っていきたいと思います。その中から、例えば、どういう支援があればもっとうまくいくのかとか、どういうものが御本人たちの環境整備に必要なのかとかいったことを含めて検討して、次年度以降の予算、もしくは場合によっては議会の皆様の御協力を得て、補正予算等含めて考えていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。地域経済を充実させるためにも、事業承継とか、吸収合併等、マッチングというのもやっぱり必要になってくると思うんですね。今回、コロナ禍の影響だけじゃなくて、前々からのこういう課題というものの解決にも、ぜひ結びつくような調査になってもらえればなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 時間もないので、すいません、農林費で、ページ265、事項5.「三鷹産野菜の日」関係費、事項6.市内産農産物利用推進事業費です。先ほども一定の質問がありましたのであれなんですけれども、今回、予算516万4,000円ということで、1人当たり400円ということなんですけれども、予算だと何回ぐらい実施できるのかなと思うんですが、予算的にいうと何回ぐらい実施、確保できるのかどうかということで、カレーの日ということで進めていましたけれども、今後、カレー以外のメニューというものも予定されるのかどうかというのをお聞きしたいと思います。
 あと、年間を通した供給の拡充ということが課題だったと思うんですけれども、その辺は令和2年度大丈夫だったのか、今後、通常の体制になっても大丈夫なのか、その辺お聞きしたいと思います。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  400円での実施なんですけれども、400円というのは、通年を通じまして、市内産野菜を使用した場合、20%補助をするということで、回数とかではなくて、通年の補助となっております。また、供給体制ですけれども、学校さんからかなりの量のオーダーがありまして、供給体制というのは全く追いついてないというような状況で、それで農協を中心に、協力していただく生産者の数を今増やして、さらに栽培面積も増やしていこうというところで、今取り組んでいるところでございます。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で公明党の質疑を一旦終了します。
 休憩いたします。
                  午前11時34分 休憩


                  午前11時36分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開いたします。
 次に、民主緑風会。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いいたします。それでは、最初に、施政方針の100ページ、新型コロナウイルス感染症対策の推進につきましてお伺いをしたいと思います。市長は、徹底した感染症対策を実施すると言っていただいております。これに関しまして、3点ほど御質問します。すいません、ちょっと前後になりましたけれども、一問一答でまいりますのでよろしくお願いいたします。
 1つ目は、医療機関へ今回支援をしていくということでございますが、こういった支援をしていく以上、市民の安心のために、三鷹市医師会さんにも、PCR検査医療機関やコロナ関係の診療をするという医療機関の公表を、三鷹市医師会等のホームページにお願いすることも必要ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
 2点目。無症状患者対策については議論になるところですが、特にコストと、検査をした直後に感染する可能性があるから意味がないという、そういった議論をよく聞くところでございます。ただ、高齢者施設従事者などに対する定期的PCR検査については、その方法やコスト削減策を検討すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 3点目です。自宅療養者に、医療外の支援、例えば食料支援とかをしている市もあるようです。市は、1月の市民の自宅療養者数を把握していると思うんですけれども、何人いたのかということについてお聞きしたいと思います。また、ひとり住まいの自宅療養者さんがどのような点で困ったかなど、完治後にヒアリングなどをしているのであれば、そこら辺についてもお教えいただきたいと思います。病院やホテルなどにやっぱり入れない自宅療養者さん、特にひとり住まいの方、こういったことが非常に困難を極めるということも考えられるので、こういったところを市民の皆さんに丁寧に対応していくことが必要であるというふうに考えます。
 以上3点について、御見解をお伺いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  順次お答えをさせていただきます。
 まず、市内の医療機関で行っているPCR検査ですね、やっている機関を公表すべきではないかという御意見でございます。現在、先ほど委員さんにも御説明しましたけれども、市内約50か所以上で既に──唾液によるPCR検査が中心なんですけれども、やっていただいております。そういった施設に対して、市のほうでも独自の支援事業を実施しております。開始する前後において医師会の先生方とも御相談する中で、他市の状況も含めたそういった公表の在り方についても御相談はさせていただいておりますけれども、一応医師会のホームページのほうで、会の判断で公表は今はしていないというのは御指摘のとおりです。こちらとしてもそういった部分も公表すべきではないかということで、何度かお話はさせていただいているんですけれども、一応会としては、今のやり方で実施をしていきたいというのが公的な回答になっております。また、実際に医師会のほうで始めていただいている検査も、既に昨年の7月以来、毎週100件以上、これ、三鷹市のPCRセンターよりもかなり多くの検査を実施してきていただいておりまして、そういった部分で一定の市民の方の対応については──公表はきちんとしていませんけれども、対応していただいているというところで、しっかりこちらとしても支援を続けていきたいなというふうに考えております。
 それから、続きまして、PCR検査は、特に高齢者施設等に従事している方を含めた定期的な検査はいかがかということで御質問いただいています。今現在は、市のほうとしては、そういった部分までの検査を、対応を広げようというところは検討しておりませんけれども、今現在は、施設内で感染が起きたときに、保健所等の検査が入って濃厚接触の範囲から外れちゃったような方々についてのPCR検査につきましては、市の独自の支援策として助成事業を行っているところでございます。
 続きまして、自宅療養者の方の支援に関してですけれども、まず、現在の自宅療養者の状況でございますが、直近3月11日時点の状況ですが、入院療養期間中の方が市内で54名ということで都から報告を受けておりまして、この中で、自宅療養の方は9名という数字を公表されているところでございます。
 また、特に自宅療養、ひとり住まいの方への支援が必要ではないかということで、委員の趣旨はよく理解できるところなんですけれども、ただこちらのほう、感染者の方につきまして、具体的な個人が特定できるような情報というのは、東京都のほうから市のほうに実際の情報提供は受けておりません。当然これは御本人のプライバシーにも関わる部分でございまして、保健所のほうでも、そちらのほうを厳密な管理をしているというふうに理解をしております。こちらからは個別のそういったアプローチができない状況でございますので、ホームページや広報で、そういった自宅療養者の方にも向けて、広く周知は図った中で対応をしていると。感染者の方につきましては、保健所のほうがまずアプローチをして、個人の行動歴含めた、かなりプライバシーに入り込んだ調査も行われている中で、やはり保健所としてもそういった方々の個人の情報ですので、かなり厳密に取扱いをしております。そういった理解を求められておりますので、特に保健所のほうからは、実際にかかっている医療機関との連携も、さらにこういった状況の中でしていきたいというお話を伺っておりますので、市としてそういった地域の医師会等も含めて、そういった方々の支援も広域的に考えていきたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。三鷹市医師会さんが公表していただけないという御判断をされていまして、これは医師会様の御判断なので、お願いしていくしかないと思うんですけれども、ただ市民の皆さんの安心感ということでいえば、はってでも行けるようなところに診ていただけるような先生がいらっしゃるとか、そういった情報というのは非常に市民の皆さんの安心感を高めるという意味では、やはり大事なところかなと思いますので、ぜひ引き続き医師会様のほうにお願いをしていくというスタンスで、取り組んでいただければありがたいなと思います。
 それから、無症状の患者対策というのは、どうしてもコロナの特性上、そういった方が一定数以上いるということで、今日検査してもあしたはかかっているかもしれないということで、意味がないんじゃないかという議論も確かにあるんですけれども、ただ、非常に高齢者とか、ハイリスクの方に接触する方については、特に意識を持ってもらうというのは必要なことではないかな。要は感染しないような努力をしていくということの意識を持っていただくことが必要ではないかなと思いますので、そういった意味で、定期的なPCR検査をするということは、その抑制に働くというふうにも思うので、ぜひ御検討いただきたいと思います。
 3点目の、情報提供を保健所さんからいただけないという点については理解をしているところでございますけれども、逆に言うと保健所さんから、三鷹市のほうにそういった、万一困ったときに丁寧に対応していける窓口があるので、もしよろしければ御本人の意向で連絡する道もありますよというような、感染した段階で、そういった御案内をしていただくというのも1つのやり方かなと思うので、もう少しそこら辺は丁寧にちょっと御検討いただけないものかなというふうに思います。その後、その患者さんが、三鷹市のほうに連絡するかどうかはその方の自由裁量になると思うので──市長、今、首をひねっておられますけど、私はそれは必要だなというふうに思っております。
 続きまして、買物環境の整備につきまして、これは施政方針の112ページでございます。市長が三鷹駅前を森にするというお話をされておって、環境優先の施策でもありまして、大いに歓迎したいところなんですけれども、一方で、三鷹市の駅から離れた地域、こういったところにも商店街をつくってもよいのではないかというふうに思います。コロナ禍によりまして、ニューノーマルな生活について議論されていますけれども、一極集中よりも自律分散型の都市づくりが、今後一層脚光を浴びてくるというふうにも思います。商店街の活性化は駅前に限ったことではなく、それぞれの地区で基本的な買物ができるほうが、市民の幸福度・満足度はアップするのではないでしょうか。このたび市のほうからは、庁舎の分散ネットワーク化というお話がございますけれども、市民にとって毎日の買物も重要です。公共サービスを分散ネットワーク化にするのであれば、買物環境や職住近接に関しても、歩いていけるということで、自律分散型の都市づくりを私たちは目指すべきではないでしょうか。買物環境、特に大沢とか、北野、ここ数年、この問題が解決していないという中で、毎日の食料品を買うという基本的な生活に関することが長い間改善されてきてないというのが──これだけ人口密度が多くて、それで狭い地方都市ではない三鷹の市において起こっているということについて、もう少し私たちは真剣に議論してもいいのではないかなというふうにも思います。
 これは現行の都市マスタープランが、統合的に空間形成を管理することができるのではないかという問題提起でもありまして、都市マスタープランを地域における生活づくりの観点から、総合的にいま一度デザインすべきではないかというふうにも考えます。市長の御見解をお伺いしたいと思います。


◯市長(河村 孝君)  現在、現実には、各地域の商店街が潰れてきているんです。これは用途地域の問題でもなく、要するに、実際そういう近隣商業で、まさに商店街があるところがシャッター通りになりつつある。そういう状況は、都市計画のマスタープランの問題でもあるんですけれども、同時に、やっぱり我々が考えているのとはちょっと違う、何ていいますかね、地域に商店街があれば日常の品をそこで買って終わる、そういうことが求められるんじゃないかということと、実際の消費者の行動が違ってきているという、そういうずれがあるわけです。ですから、地域の中で、今のお話ですと、近隣商店街が既にあるわけですから、そこがもっと栄えてくれるようなそういう仕組みというのは、実際の商業政策そのものの、各店舗の努力というところに負ってくるものが非常にあるのではないかというふうに思っています。
 都市計画マスタープラン的な問題でいうと、そういう近隣商業を各地域に配置しているわけでありますから、それと同時に、駅前とか──三鷹駅だけじゃなくて、井の頭公園駅とか、三鷹台駅とか、そういうところの駅前のにぎわいを、どういうふうに魅力のあるものにつくっていくのかというそういうものと、あともう一つは、東八道路、先ほどから議論になっていますけれども、あそこが現実では大規模店舗の床面積の比率というと、商業空間としては駅前以上のにぎわいを見せているわけです。それをどういうふうにさらに魅力のあるものにしていくか。それは三鷹の南北のそういう重心という問題だけではなくて、まさに東八道路が放射5号線からつながって、さらには外郭環状線も入り口になるかもしれないというふうに考えると、三鷹のもう一つの玄関口というよりも、多摩地域の玄関口になる可能性があるんですよね。そういうことをにらんでどういうふうに、御指摘のような商業空間としての用途地域の問題も考えていくのかということが、非常に大きな問題になってくると思っております。
 そういう意味では、恐らく用途地域をどういうふうにしていくのかということの問題というのは、これからの三鷹の将来を考えるときに、大きな問題になるだろうというふうに思っております。と同時に、用途地域が改正されて、そこに具体的に大きな店舗が張りついて、大きなまちづくりがされていくのは、それなりに駅前再開発と同様に一定の時間がかかるわけですから、それまでどういうふうにしていくのかという問題があって、それは先ほど生活環境部のほうでもお答えさせていただいたような、移動商店カーというのか、そういうようなもので補っていくという方法とか、あるいは、福祉の対象になるような皆さんが、そういう福祉関係の施設の協力も得ながらそちらにお店を誘導するか、逆にお店のほうに行く、そういう仕組みをボランティアも含めてやっていく。それはソフトですから、そういう意味では、ハードに比べてやや時間の速度が速いものですから、そういう対応もしっかりと両面やりながら対応していくことが必要じゃないかというふうに思っています。


◯委員(小幡和仁君)  市長から丁寧な御説明をいただきまして、誠にありがとうございます。私は、いわゆる都市政策のそういった長い経験はないので、そういった意味では、もしかしたら的外れなことを言っているのかもしれませんけれども、例えば、大沢地区の方の最寄りのスーパーは、木曽路の隣にあるスーパーまで行かなくちゃいけないというのが、果たして毎日のこととなると、現実的なのかなとちょっと思ったりもして。商店街の規模でも、少なくともスーパーがあるだけでも、大分市民の皆さんの日々の負担というのは違ってくると思うんです。私、上連雀の八丁目、九丁目に住んでいますけれども、近辺には2つほどスーパーがあって、うちの家内なんか毎日通っていますけれども、それはやっぱり近くにあるということですごく便利だと思いますし──立派ないろんなお店がたくさん連なるということは、確かに今、市長おっしゃったように現実的ではないかと思うんですけれども、少なくともスーパーがあるようなまちづくりができないかな。とくし丸というのももちろん非常にありがたい取組だとは思うんですけれども、それが主たる解決策ではなくて、むしろやっぱりそういった、少なくともスーパーが10分以内に歩いていけるようなところにあるという政策というのも、やっぱり我々もうちょっと考えていかないといけないんじゃないかなという、ちょっと素人ながらの話かもしれませんけれども、ちょっと思うところで。大沢地区とか、北野地区を見ていると、第一種住居地域とか、近隣商業地域というのがあまり見られないというか、実際ないですよね。そこら辺がもしかしたら関係しているのかなというふうに思って、問題提起ということでさせていただきたいと思います。


◯市長(河村 孝君)  それにつきましては、ほぼ同感です。ですから、北野の東八道路沿いに商店街があるし、大沢だってそっちにあるんですけれども、もう少し真ん中の辺りにあったほうがいいんではないかということはよく分かります。駅前の問題とか、東八道路というのは、どちらかといえば、たしか買い回り品・最寄り品とかいう分類でいうと、今言われたような日常の普通使う買物をするものじゃなくて、もうちょっとお金がかかるようなものがあるような地域に──なるべく買物ができるような地域になるべきなんですよね。スーパーとかそういうものは、もうちょっと手近にあったほうがいいと思っています。
 三鷹の場合には、中小のスーパーが多いまちなんですよね。ですから、これは非常に特徴的な住宅地だと思いますけれども、それが住宅の近場でもあったほうがいいんじゃないか、それは私も同意見です。ですから、それは用途地域の改正とか、今後──今まではそういう道路の整備をしても、いろいろな形になっていっても、あまりそういう視点がなかったんです。住宅地域はずっと住宅地域のまま指定が続けられるという形で行われてきているわけですね。だから、昔16万5,000人ぐらいの記憶というのはすごく多いんですけれども、20万人に近くなっても同じような用途地域である。道路が整備して貫通した後でも、同じような用途地域であるということ自体がおかしいわけなんで、それはしっかり直していきたいと思っています。ぜひそれは御協力いただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。


◯委員長(土屋けんいち君)  現在、民主緑風会の質疑の途中ですが、しばらく休憩いたします。
                  午前11時57分 休憩


                  午後0時57分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開いたします。
 民主緑風会の質疑を続けます。


◯委員(小幡和仁君)  それでは、予算書の301ページ、民間建築物等管理適正化関係費につきまして御質問します。東京一極集中、人口減少、少子高齢化により、地方を中心に空き家が増えてきております。そして、地方では、登記の煩雑さ、地価の低下などで空き家の所有者不明も同時に課題となっているようです。いわゆる地方のスポンジ化現象対策として挙げられているのがコンパクトシティー化ですが、このコンパクトシティー化にも課題があるということで、近年、先進的な取組として、ランドバンク事業が注目されています。密集住宅地の空き家・空き地を寄附または低廉売却により譲り受けまして、解体、整地、転売等により空き家・空き地・狭い道路の一体整備を行い、有効活用を図るというのがランドバンク事業ですが、御存じのとおり米国では非常に盛んで、近年、日本の地方でも見られるようになってきております。
 三鷹においても、空き家の問題とか、ごみ屋敷の問題というのが──コロナで結構散歩をしていると、私もちょっと見ることが多くて非常に気になっているんですけれども、行政としても、これはなかなか法律の壁もあって踏み込めない面もあるのではないかなと危惧します。このランドバンク事業、三鷹にはそぐわない面もあるとは承知しますけれども、三鷹ならではの取組を検討できないか。民間企業との協働の取組として、三鷹版ランドバンク事業の推進を検討していくべきではないかなと思いますが、御所見をお伺いしたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  ランドバンク事業について御質問をいただきました。ランドバンク事業については、今、委員御指摘のように、山形県の鶴岡市等でしっかりとした実績があるというのは承知しているところでございます。また、ランドバンクの設置については、国がアンケートのような意向調査を最近したりというようなことも行っております。ただ、空き家というよりは、やはり所有者不明土地を念頭に考えているようなところがございます。三鷹市においては、所有者不明の土地がほぼないというような状況、空き家については若干課題があって、今対応はしておりますけれども、そうしたことから、すぐに三鷹市でランドバンクをつくるというようなことは考えてはおりませんけれども、今後、国や他の自治体の動向を見据えながら、研究をしてまいりたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。まあ、そうなんだろうなとは思ってはいるんですけれども、さはさりながら、長い間ごみ屋敷のまま放置されているという空き家も結構あるので、民間企業として、実際所有している方、遠方に住んでいて、そういう方にとってもより魅力ある提案ができるような、そういったことを市も民間企業と協働してやることによって、遠方にお住まいの所有者の方が、それだったらやってもいいよねというような、何かそういった方向になればいいなとちょっと思ってはおりまして、ぜひ引き続き御検討いただきたいなと思います。
 続きまして、施政方針の117ページで、交通安全施設の現況調査の実施というところで、本年度、交差点──横断歩道57か所、幹線道路13.1キロの現況調査をするというふうにあるんですけれども、視覚障がい者が安心して横断できる機器がついてない交差点・横断歩道が多いと、市民の皆さんから声が寄せられています。交通安全施設の現況調査というならば、こうした言わば交通弱者対策を基本に置いて事業を遂行すべきと思いますが、御所見をお伺いしたいと思います。


◯道路管理課長(山中俊介君)  交通安全施設の現況調査について御質問いただきました。この調査につきましては、令和元年度の滋賀県の大津市で園児等が巻き込まれた事故等の対応として、主要な交差点部であったり、幹線道路のガードレールとかが設置されてないというところを調査するということなんで、今、御指摘のあったとおり、視覚障がい者のための横断歩道の──音響式の信号の有無については、今のところ調べていないところです。ただ、そういった御指摘もありますので、ただ今年度の調査としてはそういった内容は含まれておりませんでしたので、今後の課題として検討していきたいというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  そこら辺は、もしかすると警察等に聞けばすぐ分かることかなとも思うので、ぜひ前向きに御検討をお願いしたいなと思います。
 続きまして、施政方針126ページ、東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進、ここにつきましてちょっと確認したいと思います。これまでは外環の本線トンネル工事は、大深度地下を使用したシールド工法を採用しており、地上への影響は生じない、こういった説明がされてきました。しかし、現に陥没事故が発生したことを受け止め、法の前提が妥当であったかということを考えざるを得ない状況にもなっていると思います。今までは地上への影響は生じないという前提であることから、補償の規定は存在していないというふうに理解しているんですけれども、今回の事案では、広範囲にわたり資産価値の喪失、要はこんなところの建物はもう売却できないみたいな不動産屋さんの話があったり、振動や低周波による健康被害を訴える住民もいらっしゃるというふうに伺っております。今回の事案を受けて、補償の在り方について制度設計をする必要があるのではないかと。これは国の問題としてあるのではないかと思っているんですけれども、今後、三鷹市内での工事も再開されることになると思うんですけれども、三鷹市として、市民を守る立場として何らかの働きかけをしていくのか、お伺いしたいと思います。


◯市長(河村 孝君)  もちろん働きかけはしてまいります。どういう形になるかはまだ詳細は詰めていませんが、近隣の当該の事象が起きた市の動向などもしっかり踏まえて、国の情報なども踏まえた上で、私どもとしては独自のものを出していきたいというふうに思っています。


◯委員(谷口敏也君)  よろしくお願いいたします。まず、予算書の237ページになるんでしょうか、新型コロナウイルス関係で、小幡委員の質問の再質問的なものになるんですが、代表質疑でも、ワクチン接種についてはいろいろと質問させていただきました。今現在、決まっていないことが多いということで、なかなか答弁的にも難しかったと思うんですけど、あれから10日間たってある程度──でもそんなに進んでいないとは思いますけど、例えばいろんなことに対して予測をしながら、こうだったらこう、こうだったらこうみたいな形で、前もって議論をして準備をしていく必要が──それぞれ集団接種にしろ、個別接種にしろ、あと答弁で出てきました巡回接種にしろという、事前に予期しながら、予想しながら、ある程度事態に備えるということが必要だと思うんですけど、その辺についてどの程度お考えなのか、お伺いしたいと思います。全部取りあえず最初に質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それともう一つ、先ほど小幡委員も質問しましたけど、在宅で療養されている方にとって、やっぱり遠くの保健所よりも近くの市役所だと思うんですよね。齋藤部長からの答弁の中にも、こちらからアプローチすることは、個人情報を得てないんでできませんという、当然それはそうだと思うんですけど、今、新聞報道とかでも、保健所が手いっぱいだというようなことで、ある程度自宅療養の人に手が回ってないんじゃないかということも考えられるじゃないですか。そうすると、こちらからアプローチするのではなくて、向こう側から連絡をしてもらうための相談窓口的なものがやっぱりあったほうがいいんじゃないか──代表質疑でも質問しましたけど、電話番号については、全部厚生労働省とか、保健所の電話番号しか書いてないじゃないですか。その中で、市として、専用で受ける電話番号とかを設置、設置というか今ある番号を載せるべきじゃないかと思うんですけど、その辺についてお伺いしたいと思います。
 続きまして、243ページの事項の20のファーストバースデイサポートの件なんですけど、概要でいうと102ページですね。新規事業なんですけれども、配付する育児パッケージについての内容をちょっとお伺いしたいのと、それと気になるのは、こういった新規事業は長く続けるべきだと思いますけど、予算的には東京都の支出が10分の10ということになっていて、これは将来的にも続けられる事業となるのかどうかというのを確認したいと思います。
 続きまして、253ページの井口特設グラウンドの件です。土壌調査ということなんですけど、土壌汚染だと非常にお金が、土壌の入替えにかかるということで、旧環境センターのほうも今、蓋をして使っているというような形になっているわけなんですけど、当初は売却するということでしたが、土壌調査してなくて、もしここに土壌汚染があって入替えとなると、億単位でお金がかかる可能性、もっとかかるかもしれないね、広いから。そう考えると、三鷹市として使って、その部分地下掘っちゃって、入替えしないでそのまま建物造っちゃえば、土壌入替えが要らないわけではないですか。そういった視点も踏まえながら、コストのかからない形での計画、例えばグラウンドが欲しいというのは前々から聞いてて、取りあえず売却が少し止まったのがありがたいことなんですけど、例えば、全面上をグラウンドにするということもできなくはないですね、お金の問題がありますけど。そういったことを踏まえながら計画をしていくということも、視点も必要じゃないかと思うんですけど、御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、257ページの家庭系ごみの指定収集袋の減免措置、これも一般質問させていただきました。今回は、そのときにはコストをなるべくかけないように、今年度の検証をして来年度に向けてやってくださいということを言ったんですけど、来年度はどういった形で行うのか、具体的にお伺いしたいと思います。
 続きまして、259ページの一番下のし尿投入施設。これは前回、あそこに造ったじゃないですか、体育館と社協の間に。そのときってたしか5,000万円とか、7,000万円ぐらいだと思うんですけど、今回、倍以上の1億4,700万円ということで、どの程度の規模のものを造る予定なのか、何でこんなに高くなっているのか、説明をいただきたいと思います。
 続きまして、商工費267ページの都市型産業誘致の件なんですけど、概要で113ページ。今回は、条例が効力を失うことから、今後は、見込まれた段階で条例についての検討ってありますけど、見込まれてないのに予算で1億2,000万円まで用意しておかなければいけないんでしょうか。それとも見込みがあるのか。それだったら条例改正をある程度視野に入れるべきじゃないかと思うんですけど、その辺はどうお考えなのか、お伺いしたいと思います。
 続きまして、あと3問です。307ページの防災行政無線のスピーカーの件なんですけど、これまで難聴地域の解消というのがいろいろ課題だったんですけど、ある程度もうなかなか難しいだろうということで、何か聞こえたら問い合わせてください。市で電話の録音したので対応していくという方向にシフトしていったのかなというような認識でいたのですけど、今回何かパワーアップしたスピーカーを使うようなことも書かれておりましたが、このことについては入替え、更新ということでたまたまそうなったのか、今後まだ難聴地域解消のために市がいろいろ増やすとか、そういう考えがまだ残っているのかどうか、お伺いしたいと思います。
 続いて、309ページの災害時の在宅生活支援施設なんですけど、これは避難所に行かなくて自宅で避難されているという方のための施設だと思うんですが、三鷹の場合だと、やっぱり津波が来るわけじゃないですし、こういった自宅で避難される方のほうが多いんじゃないかなと思うんですね。そうすると、こういう施設を増やしていかなければいけない。そういった見込みと考え方と、あとそうなると、この施設をじゃあ誰が運営するのかということになって、例えば町会ですと、それぞれの町会で避難所運営に携わったりするじゃないですか。そうすると、そういう人たちは避難所に行っちゃって、ここを預かる人というのが逆にいなくなってしまうのかなという気もするんですけど、その辺は進めていく上でどうお考えなのか、お伺いしたいです。
 最後に、防災NPOみたか(仮称)、同じページなんですけど、先ほど詳しい説明があったわけなんですが、そうなると、横でつなぐという感じなのかな。各地区の防災連合会とかもありますし、それとはまた別に新たなNPO団体をつくっていくのか、ちょっとその辺のところが分からないんで、詳しくお伺いいたしたいと思います。
 以上です。


◯市長(河村 孝君)  私のほうから幾つか御答弁させていただきます。
 現段階で、ワクチン接種に関してどんなシミュレーションをしているかということでありますが、もしも漏れがありましたら担当の部長のほうから説明させますが、基本的に、当初私ども、オリンピック・パラリンピック前に、全部ワクチン接種しちゃうんじゃないかというような見込みがありまして、国が海外から何種類かのワクチンを大量に一遍に、早期に輸入するんじゃないかというふうな、そういう想定であったものですから、3月、今ぐらいからもう本当に必死になって、全庁的に医師会も一丸となって対応しなきゃいけないのかなというふうに思っておりましたけれども、テレビ報道などでお分かりのように、非常に数が少ない。
 三鷹でもワクチン500個ぐらいから始まるみたいな、1箱来るか来ないかみたいな話でありますから、全体にすごく、年内にも終わらないかもしれないというふうな、そういう報道を聞いておりますと、想定が全く違ってきたということでございまして、ただ、基本的にやはり集団接種をベースに、まず試行してみることが必要じゃないか、軸にする必要があるんではないかということで、これは三鷹の場合は、住民協議会の皆さん、コミュニティ・センターに──大体7つの住区がありますが、6つの箇所で体育館がありますので、そこを活用しながらということで、住協の会長さんたちにお話したところ、いや、こういうときは全面的に協力しますというお話でありました。ただ、全部一遍に、半年間とか、会場を押さえるというわけにいきませんので、2か月ぐらいベースで回転する。それはそこに医師会の皆さんが協力していただいてというふうな、そういう大まかな方針がございます。
 個別接種の問題も、三鷹の中では医師会の皆さん非常に協力的でありますけれども、やはり集団接種の状況を見ながら──事前に待つ時間、終わった後に様子を見る時間というのも必要ですから、一定の規模を持ったところを想定しながら、少しずつ開いていこうというふうに考えております。
 本会議のほうでも御答弁させていただいたように、巡回もするしというふうな感じでありますが、さらにもっと今の段階では、一遍に来るのが少な過ぎるという状況の中で、500人分ぐらいのものを、65歳以上の持病を持っている方というと──はい、私ですみたいな感じなんですが、いや冗談で言ったんですけど。非常に年のある程度上でやっていったとしても、90歳以上とか、そういう状況になりそうな話なので、これは副作用の話もありますし、非常に難しいということで、施設を中心に最初協力していただいて──高齢者施設ですね、そういうところから始めるという方法なども、今シミュレーションしていただいている状況でございます。
 そういうことで、どんなシミュレーションをするにしても、ワクチンの数がまず問題になってきまして、どこで線を引くと言うと、また抽せんとかそういうふうになっちゃうと大変なことになりますので、今のところ、医師会の皆さんと協議しながらやっているという状況でございます。
 それから、在宅療養者のお話が、先ほど御質問にもありましたからお答えしますと、非常に在宅の方に対する御支援というのは、今の段階では先ほどから言っているように、保健所や東京都の関係で、それなりにちゃんときちんとアプローチしていただいて、三鷹のほうにクレームが入っているというようなことはないです、具体的に。この問題で非常に神経質にならなきゃいけないのは、皆さんがいつも言われる、プライバシーの問題ですよね。意外とこの新型コロナウイルスは、まだインフルエンザと同等だなんて思っている方は少ないんです。だから、病院がどこがPCRやっているかという50か所の問題も同様でありますけれども、PCRの検査センターをつくるだけでも、医師会もすごく──言葉は悪いですけど、営業に関わる問題なんです。風評被害だけで誰も来なくなっちゃう。PCR検査をやっているというだけで。それは去年の4月段階の話ですから、今も同じとは言えませんが、やっぱりPCRの検査センターをつくって実績を見て、それで大体安心してきて、各病院でもようやく対応していただいて、手を挙げる方も増えてきたというのが現状ですから、一遍にマップまでつくって知らせて、それで本当に営業に、診療に影響がないかどうかって非常に慎重に判断すべきであるというふうに、医師会のほうでも私のほうでも思っています。
 これは学校や何かでも、子どもが外国の、特定の──一遍本会議で話したことがありますけれども、特定の国籍を持っているというだけで、そこが仮に発症者が多い場合に、差別的なものって全部関わってくるんです、学校で。私も、直接言われたことがあります。ですから、相当気をつけないと、我々のほうでは難しい問題であるというふうに思っています。そういうことでございます。
 もう一つ質問、井口のグラウンドのお話がありました。御指摘のように、土壌を入れ替えるために、掘ったらそれをそのまま地下の駐車場内に、ビルを建てるとか、そういうことでいいんじゃないか。コストを安くするための検討をすべきだというお話がございました。私もそう思っています。これもほぼ同意見でありまして、活用に当たっては、何億円もかけて土壌の入替えをして売っても、何億円かかって、またある程度収入があっても、差引きゼロだったら話にあんまりならないので、今回の形の場合には、それなりの工夫をさせていただきたいというふうに思っていますし、仮に地下をそのままにして、程度によるんですよね。上を塞いでという場合には、グラウンドを例えば人工芝にしちゃう。それで封じ込めみたいな形でやるというパターンもあるかもしれません。様々な可能性を状況に応じて検討してまいりたいというふうに思っています。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  ファーストバースデイサポート事業につきましてお答えいたします。まず、こちらの事業で配付する育児パッケージの内容でございますけれども、こちら、同じ東京都のとうきょうママパパ応援事業で従来から行っております、ゆりかご面接で配付している育児パッケージ、こども商品券ですけれども、こちらと同じものを配付する予定で準備をしております。それから、こちらは都の補助事業ということで、どこまで続くのかというお尋ねでございますけれども、一応とうきょうママパパ応援事業につきましては、令和6年度までの5年間の事業というふうに承知しております。これは都の10分の10の補助事業ということですので、基本的にはこの実施期間中においてまずは実施する。その後については、また都の事業の継続云々ということで対応していきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  家庭系ごみの指定収集袋の郵送化についてですが、令和3年度は指定袋の梱包、配達、到達確認等を一括業者のほうに委託するという方法で、経費の節減を図りました。それから、し尿の投入施設につきましては、今回の施設につきましては、環境対策としまして、騒音とか、悪臭、その辺の対策を強化しまして、脱臭装置の強化、そのほか防災設備としてマンホールトイレなどの設置を行ったため、経費が前回に比べて上がったということになっております。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  御指摘いただきました1億2,000万円の指定企業助成金は、過去の年度で指定をされて、5年間の助成期間中の支払い分のものでございます。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  まず、防災無線のスピーカーの件ですが、設置から築15年、確かに経過していることもありますので、今後更新をする際に当たりまして、今までのトランペット型のものから、今度ステレオのスピーカータイプの形でより音達状況の高くなるもの、広くなるもの、そういったもので更新をしていくということで、検証兼ねて今回、替えていきたいというふうに考えております。
 それと在宅生活支援施設ですが、イメージとしましては、まず、町会さん、自治会さんは避難所等の運営のほうに携わっていただきますが、避難所運営連絡会を設立して、実際には今度、避難者の方たちで実際に運営のほうを始めていただきますと、町会さんたちのほうは、御自宅が安全であれば地域のほうに戻って、こちらのほうの施設のほうで、また活動していただくというような形の動きを少しイメージしているような形で思っています。同時にというよりは少し、まずは避難所の対応をして、それでそれが落ち着いてきたら、今度は在宅のほうで地域の中にまた戻って、そちらを拠点に生活していただくというようなスケジュールを組んでいるところでございます。
 それとNPOにつきましては、市民の自助、防災力の強化を図りつつ、共助に取り組む団体グループ、こちらの拡充等をするとともに、団体間のネットワークの形成、こういったものを考えております。災害時の共助の防災力を強化することを目的としまして、自主防災組織の地域団体、そういった形での支援、市民へのふだんの普及啓発活動など、地域の防災ネットワークの形成のコーディネート役、これを果たす組織として中間組織、こちらを設置し、市と連携して、市の防災都市づくりを進めていくというような考え方でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。1つずつといっても1つしかできないかもしれないですけど、コロナの関係の在宅療養者の件なんですけど、確かにプライバシーとかいろいろあるかもしれないですけど、頼りたいときに頼れる窓口の設置、それをずっと言っているんですよ。電話番号すら載ってないじゃないですか。在宅療養の方々が、もし保健所が対応が難しいとかいう場合に、三鷹市ではここで対応できますよという連絡先、そういうのを載せて、来たら対応するという方法は必要じゃないかと思うんですけど、それはいかがでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  御指摘の部分につきましては、ホームページ等の中では、一部健康推進課のホームページの中で、そういった連絡先等もお載せしているところもありますが、もう少し今の委員の趣旨も含めて、引き続きちょっと保健所とも連絡・協議して、対応を検討してまいります。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で民主緑風会の質疑を一旦終了します。
 休憩します。
                  午後1時28分 休憩


                  午後1時30分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開いたします。
 次に、日本共産党。


◯委員(紫野あすかさん)  一問一答で質問させていただきます。よろしくお願いします。まず103ページ、子宮頸がん予防ワクチンの情報提供について質問します。対象者に個別通知されるこの情報やリーフレットは、どこが作成したものを使用されますでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今回の情報提供させていただくものについては、リーフレットは厚生労働省が作成したものを、市のほうで送付文をつけて御送付する予定にしております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。厚労省は現在、副反応の問題で、このワクチンの積極的な勧奨を見合わせていますが、中にはそのことに全く触れていない案内や、HPV感染と子宮頸がんの関係を正しく伝えないで不安をあおり、ワクチンの有効性は過大に、そして副反応は過小に記載したり、不適切な偏ったリーフレットも現在存在しています。市として、積極的予防接種の勧奨を中止していることもはっきりと明記して、副反応の被害の実態も伝えるなど、市民がしっかりと正しい選択ができるような文書を同封していただくことを求めたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  厚労省のリーフレットを送付する際には、今年度も昨年11月に対象の方にお送りしたところにも文書をつけておりまして、そちらの市のほうで用意した文書の中で、国の方針に基づいて、今は積極的な勧奨を差し控えて個別通知はしていませんということも明記しておりますし、また接種については、御本人、保護者様ともワクチンの有効性とリスクを十分に御検討いただき、御判断くださいますようお願いいたしますということも明記させていただいています。また、国の平成25年からの対応についても、そこにしっかり明記をさせていただいて、情報提供をさせていただいています。


◯委員(紫野あすかさん)  しっかり対応していただいて安心いたしました。ありがとうございます。
 次に、114ページ、商工費、デリバリー三鷹について質問します。経済支援と若者支援、高齢者支援がそろったデリバリー三鷹は大変好評で、全国からも注目を集めています。新年度に入り、学生さんたちも新しく入れ替わったりもされると思いますが、コロナが収束していなくても、来年度9月で打ち切る予定なのでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  こちらの事業は、コロナの感染状況を見ながら、また、その後のことについては改めて検討していくという形になっております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  民間のウーバーイーツとは全く違って、地元の商店や若者など、三鷹の市民が主役となって運営していることに意味がある事業だと思います。また、高齢者の方からは、地域の若者が届けてくれるというつながりができて、まるで孫に会ったかのように喜んでおられる方もいて、地域との交流も生まれやすくなっているので、ぜひ三鷹らしい実践的な取組として、コロナが収束した後も続けていただきたいと要望いたします。
 続きまして、同じく114ページ、中小事業者支援で、市内事業者実態調査について。昨年の一般質問で要望いたしました実態調査を反映してくださったことを、大いに評価したいと思います。市内の中小事業者の倒産件数について質問いたします。昨年12月に一般質問でお聞きしたときは、今年度上半期で6件ということでした。現在はどのようになっていますか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  こちら、倒産件数の集計というのは1月から12月でやるんですけれども、昨年の12月までの間で11件、市内で倒産がございました。


◯委員(紫野あすかさん)  まだまだコロナの影響もあって、厳しい状態が続いていると思います。2019年度は8件だったと思うので、やはり増えてはいるんだなという実感です。調査、先ほどの御答弁でも、4月から5月頃に調査会社を決めて、5月から6月頃、1,000事業者から意向調査の後、夏頃100事業所を選んでのヒアリングということなんですけれども、最初の1,000事業者への意向調査はどのような中身となっていますか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  まだ最終的な確定はしておりませんけれども、基礎的な業種の形態や、いわゆる売上げがどうなっているか、そういった基礎データを取って、その中でうまいことバランスを取って、100事業者を選んでいくという形に考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  できるだけたくさんの業者の方から声を知るためにも、この最初の意向調査の段階から、業種ごとの実態とか、要望なども、せっかくなのでアンケート形式で分かるような中身にしていただきたいってちょっと思ったんですけど、いかがでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  これ、あんまりいっぱい質問しちゃいますと、また回収率の問題とか、いろいろなこともございます。必要最低限の質問項目でやっていきたいなと、今のところは考えてございます。


◯委員(紫野あすかさん)  せっかくなので、やっぱり100事業者の方からの声は聞くにしても、最初の1,000人の方たちの状況も分かるように、ちょっと考えていただきたいと思いました。また、この100か所の実態調査、誰がヒアリングを行うのでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  調査経験等が豊富な民間の事業者のほうにお願いをしようと思っております。また、市のほうでも同席できるようであれば、積極的にしてまいりたいと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  せっかくなので、やっぱりなるべく市の職員が現地に足を運んで、状況、空気感も含めて、なるべく職員の方に声を聞いていただけるようにしていただきたいと要望いたします。
 現在、飲食店やカラオケ店は東京都の時短協力金で何とかしのいでいる状況ですが、同じように仕事も収入も減っているのに申請対象に当てはまっていないサービス業の方たち、結構深刻な状態が続いています。2度目の持続化給付金を求める声は多いのですが、国はやろうとしません。飲食店、カラオケ店以外の事業者については、今どのように三鷹市としてお考えでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  おっしゃっているのは、昨年度やった家賃相当額の給付金等のことを指していらっしゃるかと思いますけれども、現状様々な補助金給付が行われている中で、なかなか一律の給付金というのは、今のデータの中ではなかなか難しいかなと思っております。来年度やる予定の調査の中で、また適切な形でできるようであれば、またそれは検討の1つにはなることがあるかもしれませんが、今のところ考えてございません。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。昨年の家賃の給付金、大変スピーディーで、申請のやり方も分かりやすく好評だったんですけれども、自分の持家であったり、賃貸でない方には受けられないということもありましたので、やはり今回の調査をしっかりと受けて、今、困難な中、踏ん張っておられる方たちへ三鷹市独自の支援制度を再度求めたいと思います。
 続きまして、土木費、117ページ、交通安全施設の現況調査について質問します。対象路線は、主要な交差点100か所とありますけれども、調査の場所の優先順位などというのは、はっきりあるのでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  主要路線というふうな形で置いておりますので、都道の現状でいうと、今年度、人見街道より北側の部分について、全体に調査しております。そのため、次年度については人見街道より南側というような形で考えておりますので、特段ここの路線を重点的にというふうな形でやっているわけではございません。


◯委員(紫野あすかさん)  私の住んでいる下連雀地域では、結構いろいろ冷やりとする場所が多いんですけれども、さくら通りと太宰文学サロンの通りを交差している、あれはコミュニティプラザ西という交差点だと思うんですけれども、さくら通りを西側から東に向かう歩行者の飛び出しがすごく多くて、危険だなと感じることがよくあります。さくら通りが斜めに通っているのも原因だと思うんですけれども、聞いた話では、ここにある歩行者用の信号は、以前は赤でも通行してよかったというような認識を持っていらっしゃる方が多くて、何かそのときの名残があるのではないかと長老の方はおっしゃっていました。ぜひ注意喚起の看板などを設置してほしいと思うんですけれども、このような地域ならではの何か事情とか、道の形状や状態だけでは判断しにくいというような、冷やりとするような事例というのもあると思うんですけれども、具体的なそういう市民の要求とか、要望などは取り入れて行われるのでしょうか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  今、委員御指摘のあった点については、我々では把握してなかったことですけれども、今回の調査に先立って、市民の方から事前に大きな声として、何回かお声をいただいている箇所については、当然調査をしております。次年度以降もそういった御意見があれば、そういった箇所も採用していきたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひよろしくお願いいたします。
 続きまして、122ページ、みたかバスネットの抜本的な見直しについて、さっき専門部会では、学識経験者さんや事業者の方たちが話合いをされているということでしたけれども、ぜひ利用者の意見をたくさん取り入れていただきたいと思います。どのように利用者の声を聞いて集めていくか、そのようなことは検討されていらっしゃるでしょうか。


◯都市交通課長(久保田実君)  コミュニティバスの見直しに当たりましては、今までも地域の方、利用者の方のお声を丁寧に聞きながら進めてまいりました。今回の抜本的な見直しにつきましても、今は学識者を中心に見直しをしておりますが、令和3年度は、交通事業者やバス事業者、さらに市民代表の方にも御参加をいただいて、意見を聞きながら丁寧に進めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ぜひやっぱり使っていらっしゃる方の──今、何でコミバスを使わないのか、何が問題なのか、具体的な理由もちゃんと分からないと見直しできないと思いますので、ぜひたくさん声を聞いていただきたいというふうに思います。
 確認なんですけれども、この利用料金の変更について、ワンコインということは100円と考えてよろしいのでしょうか。500円なわけないと思うんですけど、100円と考えておいてよろしいのでしょうか。


◯都市交通課長(久保田実君)  利用料金につきましては、今、専門部会の中でも、分かりやすいワンコイン料金でということの方向性の御意見をいただいているところでございます。実際には、社会実験を通じまして、受益者負担の適正についてもしっかり検証しながら、最終的な運賃等について決定をしてまいりたいと考えているところでございます。
                (「100円か」と呼ぶ者あり)
                 (「はい」と呼ぶ者あり)


◯委員(紫野あすかさん)  安心いたしました。使い勝手がよくて、100円だったら利用したいという方もきっと多いかと思います。また、ルートについても、せっかくのバスネットなので、一般のバス会社が通らないような、お買物も行けて、市役所にも行けて、病院にも行けてっていろいろと網羅できるようなルートとか、本当に工夫を重ねて──簡単に言いますけれども、利用者の、これだったら、100円だったらぜひ乗りたいというようなルートも考えていただきたいと要望します。
 次に、消防費、133ページ。災害時の緊急情報配信サービスの導入ということで、やっぱり情報弱者というのが生まれてしまうということが問題なんですけれども、今回、災害時の情報配信サービスとして、電話とファクスの一斉配信を行うということですけれども、これは何件くらいの方が登録可能なんでしょうか。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  当初、登録者数は500人までという形で、今、事業者との契約の見積りを取っているところでございます。要件には──施政方針のほうに書いてありますけど、まずは応募しまして、福祉部門と連携を図りながら、そういった窓口等でこういったものを、広報も含めて周知を図りまして、高齢者支援課、障がい者支援課と連携して、そういった方々に周知を図っていきたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。これは電話でもファクスでも両方受け取りたいという方も大丈夫なんでしょうか。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  システム上、どちらかを選択していただくようになるんですが、やはりファクスですと通信の時間がどうしても長くなってしまいますので、ファクスはできるだけ聴覚障がいのある方とか、そういった方たちを優先的にしたいなというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。あと対象者として、浸水エリア内に住んでいらっしゃる避難行動要支援者であることというふうにありますけれども、これ、対象者は何人ぐらいと考えていらっしゃいますか。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  実際、正確には市内の内水まで含めますと、三鷹市内はかなり浸水域というのが広くなっていますので、ここには対象者ということで優先的に絞っていますが、最初は市内全域から応募していった中で、多数になった場合に、ちょっと優先度ということも含めて検討していきたいなというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  多数の場合、優先ということですが、500人しか登録できないということで、その枠はちょっと500人じゃ少ないなという印象なんですけれども、対象を増やすことはできない、500件以上は登録できないんですね。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  今回の見積りの段階では、500人までというのが1つのパッケージになっておりまして、そこで基本額等が設定されているものでございます。状況を見まして拡充する場合には、今後レベルアップして1,000人規模、数万人規模というような形で、予算も伴うものですから、そういった形で要望があれば拡充していくというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  スマートフォンと携帯電話を所持していないことという要件もありますけれども、逆にそういうふうに携帯やスマホを持っていても情報を得られないという方も中にはいらっしゃるかと思うんですけれども、そういうふうにやっぱり限定してしまわないと数が絞れないということなんでしょうか。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  携帯電話、スマートフォンをもしお持ちの方であれば、安全安心メールのほうで、文字でもちろんメールで配信できますので、お問合せがあったらそちらのほうを御案内させていただきたい。こちらのほうのサービスについては、おひとり暮らしでこういった条件、電話等もスマートフォンもお持ちでない方、家族と同居の方で情報を得られる方であれば、そこは家族内での情報共有というようなことを、事案事案ごとに詰めていければというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  あとこれ、浸水エリア内ということなんですけれども、豪雨災害を想定されていてこうなっているのか、地震の場合の被害のときはどうなってしまうんでしょうか。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  このイメージは、やはり令和元年の台風第19号のとき、やはり暴風雨のさなかの防災無線は、窓も閉めているし聞こえづらいと。そういったものからこちらのほうを想定していますが、防災無線と連動してこのサービスは行いますので、地震の際も、もちろん活用させていただくというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。せっかくこのような情報弱者の方たち、特に高齢者や障がい者の方々、聴覚障がい者の方々にも情報がしっかり伝わるサービスとして、今回新規で始められるので、なるべく取りこぼすことがないように、しっかり運用していただきたいというふうに思います。
 あと134ページ、防災NPO組織についてなんですが、災害弱者をもちろん減らしていくという取組も大事なんですけれども、災害が起こっても、いざというときにそれぞれ各地域でリーダー的な人というか、共助の中の災害強者みたいな、協力者みたいなものをたくさんつくっていくということもすごく大事だと思うんですけれども、もちろん団体間のネットワークも図りながら、個人としても、災害に強い、災害強者をつくるためにはどのようなことが必要というか、取組とか、何か考えていらっしゃることなどはありますでしょうか。


◯市長(河村 孝君)  現実的に災害が起きたときというのは、公助、共助、自助というのは、実はそんなにはっきりしてないわけですよね。よく言われるように、自宅が崩壊しちゃったときに、まずそこの状況から抜け出さなければいけませんから、まず自分のうちをしっかり見てもらって、その上で共助の仕組みで、もしもお力があるときにはお手伝いをする、御近所で何か水をかけなければいけなかったら水をかけるとか、そういう働きをしていただく。公助で、消防署とか、例えば消防団が来たときに、そこでお手伝いするとか、そういうことも出てくるかもしれません。ですから、そこは実は全部一連の中で、でもあえて言えばこういうことですよということで、自助、共助、公助というふうに言っているわけなんです。
 ですから、まず最初は自助で、もしも自分が災害に遭ったときは、そこでまず自立して、何かできるところで立ち上がっていただくということが大切なことになりますから、そういう意味での防災教育とよく言いますけれども、防災学習といいますか、あるいは防災ウオーキングとか、様々なことをやっぱり自助のために共助の仕組み、あるいは公助の仕組みで応援していただくと。なるべくそれで理解してもらって、自分のうちの避難場所はどこか、あるいは災害のための備蓄はどういうふうになっているか、あるいはそのためには、避難場所に行かなくても、御自宅でもしもできることがあるなら一体何かということを見てもらうことだというふうに思っています。
 災害と一口で言っても様々ありますから、水の備蓄だったり、食料の備蓄であったり、あるいはお金に余裕があるならば蓄電装置を買うとか、いろんなことがあるわけですよね。そういうことをまず自分で自覚してもらってやってもらえるような、そういう風土づくりをしたいというふうに思っています。当然、防災NPOは共助の仕組みでありますけれども、今申し上げましたように、自助のそういう仕組みとともに、学習会とか、ウオーキングなどをしながら、そういう共助自体、自助自体をなるべく高めていく、そういう風土づくりをしていく、そういう仕組みになればいいなというふうに思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。コロナ禍でもあり、なかなか地域のつながりとか、助け合ったりとかということがちょっとできにくかったり、ネットワークが持ちにくかったりしているということもありますので、東日本大震災から10年、またいつ大きな災害が来ないとも限らないので、しっかり市としても対応していただきたいと思います。
 私からは以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  一問一答でお願いします。初めに、施政方針、予算概要の100ページ、新型コロナウイルス感染症対策の推進に関連して質問をします。PCRセンターの開設期間、また医療支援事業の助成の継続を、令和3年の9月までとしています。9月で収束するのか、極めて不安な状況だと思いますが、なぜこの9月までにしたのかという点を確認しておきたいと思います。また答弁の中で、9月以降、状況を見て延長することもあるということで、どういう場合に延長するのか、延長の判断基準を考えているのか、確認したいと思います。お願いします。


◯市長(河村 孝君)  予算を策定しているのは、年度の予算というのは昨年の話ですから、当然一定の期間、ずっとこの新型コロナウイルスが継続するものということで予算はつくってないですよね。ですから、大体9月ぐらいには収束してほしいな、するだろうと、両方のことを含めて、一応の予測を立てて予算を計上しているわけです。それが科学的にどんなふうな予測かといったら、それは国でも分からないぐらいですから、我々も分からないです。ただ、一応そういう目安をつくらないと予算ができませんから。半年間、9月ということぐらいが、一応の状況として想定してきたということでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  想定はなかなか難しいという中での対応だということですけれども、新型コロナウイルスの分かってきた特徴からも、この今年の9月で完全に収束するということはなかなか難しいだろうと。また、ワクチンの状況、三鷹市の接種の体制を整えていく取組も報告されましたけれども、高齢者対象だけでも2万2,000人いる中で、4月の26日の週に1箱分、500人分のワクチンしか届かないという状況が、現状の中で本当に収束するのかということでいうと、すごく不安だと思います。このPCRセンターの役割というのを、有症者、症状が出た人の検査というところに重きを置けば、収束したときに、収束というか、数が減ったときに閉じるということもあるかもしれませんが、ワクチンを接種した後でも、やはりコロナウイルス感染症の特徴でもある、無症状者の対策という重要な点があると思います。無症状の感染者がいるがために、症状が出た人への対応をしているだけでは完全に抑え切れないという矛盾というか、課題があると思います。無症状感染者に対する対策というのは、三鷹市として検討することが必要じゃないかと思いますが、この点はどのように検討してこの対策になっているのか、確認したいと思います。


◯市長(河村 孝君)  無症状者の方に対する対策というのは、それは大変重要だと思いますが、物事には優先順位というのがあると思うんですよね。そしてまた、現状を把握できる中で一番分かっていることを、今予算に計上しているわけでありまして、足りないものがあって刻々と変わっていく状況でございますから、その状況に合わせて──それは補正予算等で随時やっていくということは、施政方針の中でも明確に申し上げていることでありますので、全てを見極めて、一番費用が莫大になるところまで含めて、今から予算化してどうのこうのという話じゃないと思っています。
 昨年のことを思い出していただきたいんですよね。昨年のとき、一般会計予算でやっているときには、何度も申し上げていますが、発症者はほんの1人か2人ぐらいだった。そういう状況ですよ、予算をつくって。4月の最初の当初のときには、もう第1波で医療崩壊直前までいっているわけですから、ほんの1か月ですよ。ですから、今収束していくかもしれない。しかし、それがひょっとしたら、またばんと爆発しちゃうのかもしれない。また、一方の対策のワクチンについても、当初はオリンピックまでにきっと全部打つんじゃないかと思われるぐらいの勢いだったんですよ、国は。ところが、蓋を開けるとこういう状況になっているということでございますから、それはやっぱり全てが予測できないんですよ。ですから、予測できないことについて、今、予算の中で全てを予測したかのような形で盛り込むのは難しい。ですから、再三申し上げていますように、何かありましたらきちんと補正予算で対応するというふうなことになろうかと思っています。


◯委員(栗原けんじ君)  PCRセンターの継続については、ためらうことなく必要性を判断して延長してほしいと思うんですけれども、新型コロナウイルス感染症の特徴である、無症状者に対する対策を取らないと、いつまでたっても市民の中では安心ができない状況になります。国や都に対しての財政的な補償、100%本当に検査のために予算を費やすということを求めて、それが達成するまでは、やっぱり市としてやっていく必要があると。無症状者対策は取らないわけにはいかないって私は認識をしているのですけれども、この点、ぜひしっかりと認識をしていただきたいというふうに思います。
 その上で、高齢者施設に対しての有症者が出たときに、都の施策と同程度広げていく、広く濃厚接触者を検査していくということはとても重要なことだと認識していますが、ケアサービスという点でいうと、子どもの分野でも、施設で働いている従事者から──やはりPCR検査に対する課題があります。安心して仕事をするための条件として求める声があります。私、定期的な、本当は1週間ごとにやるべきだと思いますけれども、期限を切ったPCR検査をする必要があると思いますけど、高齢者施設と併せてその検討と、子どもの分野にも、今、高齢者施設に対して行っているような助成を拡充していくことも重要かと思いますが、この点、2点確認したい。あと要望したいと思うんですが、いかがでしょうか。


◯市長(河村 孝君)  財源が幾らでもあれば、それはどういう形であれPCR検査をしたほうがいいと思いますけれども、人的、あるいは財源的な問題がある中で優先順位を決めてやっていくとすれば、無症状の方を優先するとか、全部やるとかいう前に、まず症状が出ている、可能性がある方たちをまず優先してやらざるを得ないんじゃないですか。そこの問題を抜きにして、いつでもどこでも何回もという形にはいかない、そういう話であります。


◯委員(栗原けんじ君)  症状が出た人に対する対策は重要なのと、財源的な問題もあっても、ただ、無症状者対策を取らないと、いつまでもこの状態が続く状況になります。ちょっと1点確認したいんですけれども、PCRセンター、今の市のセンターでは、変異種に対しての対応という点では分かる状況にあるんでしょうか。変異種。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  新しい変異種が分かるのかということなんですけれども、あくまでPCR検査なので、感染しているかどうかということで、今、変異種かどうかというのはさらに詳しい専門機関での調査といいますか、分析が必要だという認識ではありますので、PCRセンターのほうで、そこまでの把握はできないというふうに理解しております。


◯委員(栗原けんじ君)  現状今、東京都でも、新たな感染者が300を超えると。1年前を考えたら、本当に恐ろしい数が今も続いていて、収束するのかという点でいうと、本当にまた増えていく可能性も指摘されている中で、どうするのかというのが問われていると思います。その点で、無症状の感染者に対する対策が重要ですし、症状が出てない中での有症者の対策もまた重要だと思います。この点で、無症状感染者に対する、感染が確認されて自宅療養になった場合の支援策を、前の委員も要望していました。また、質疑がありました。私は、陽性になって自宅療養される方、苦情は特になかったというお話を伺いましたけれども、大変苦労されている状況が予測できると思います。
 私は、困っている自宅療養者を支援するということと同時に、ちゃんと支援をしないと、自宅で療養している陽性者が、市中で感染を拡大している、拡大する役割を果たしてしまうという問題点があって、これは保健所が、陽性者の自宅療養者の個人情報を出さないから対応が、支援ができないということで説明がありましたが、市中感染を広げさせないためにも、市が把握して、それに対して積極的なアプローチで市中に広げることをしなくても済むような、安心して自宅療養ができる環境を整えることが必要だと思います。その上で、自宅療養者の支援を求めているんですが、この点、自宅療養者を把握して、市中感染を広げさせない役割を市が果たすという視点に立った把握が必要だという認識はありますか。この点は必要ないという認識ですか。


◯市長(河村 孝君)  必要あるないというか、今、充足している。それなりに不安はもちろん感じている方が、それは三鷹市に対してだけではなくて、東京都とか、国とか、医療機関に対して不安を持っているというのは事実だと思いますよ。おひとり暮らしの方がそういうことでお困りの場合、どうするのかという話がありますが、仮に三鷹市で専用のコールセンターみたいなものをつくったとしても、それは東京都に、この機関にもう一度電話してくださいと言うしかないようなところがあるわけです。ですから、例えば食料をどうするんだと、あれはどうするんだというときは、だから東京都のほうで今対応している仕組みがあるので、それを利用してくださいという話にしかならないところがあります。
 他市の事例で、やっているところあるじゃないかというふうなお話がありましたけれども、詳細に情報を取ってみると、防災のための備蓄食料の一部を配っているだけだというお話ですから、それはできない話じゃないと思いますよ。ただ、それで十分なんですか。それ、そうじゃないでしょう。だから、それは市がやろうとすれば、違う仕組みをもっとつくらなければいけない。それは向こう側からやっぱり来てもらわないと、電話で問合せがあったりとか、そういうことになれば、それはまた違うことが起きてくるかもしれませんが、現状では、先ほどから申し上げているように、どの方が、どの地域で、どの家で、分かりやすく言えばそういうふうになっていらっしゃるかということを──実は御質問者、先ほど私、答えようかと思ったけど、市民の人が安心したいから、その情報を欲しいって言われますよね。病院もそうです。どこが治療しているかを知りたい。でも、それは逆の意味もあるんですよ。私のところには、そういう逆のほうの情報も来ます。
 どういうことかというと、どのうちで感染している人がいるから、分かれば私はあのうちに近づかないと言うんです。そこの地域に行かないということなんですよ。そこの病院に行かない。違う病院に行きますよという話。そういう形の、市民の安心安全の気持ちも一方であるんです。ずっとありますよ、私のところにそういうこと。それは私は、知ることはもちろんできないから知りませんけれどもというふうに言って、納得していただくしかありませんけれども、そういう別のことに対する配慮も、役所としてはしていかなければいけない。それは地域がこの問題で分断されるようなことがないように──それは別な福祉サービスでも言われます。子どもの問題でも障がい者の問題でも、やっぱり同じように言われるんです。だから、それについては、私は慎重に対応したいというふうに考えているところです。


◯委員(栗原けんじ君)  保健所からの個人的な情報を公にしろって言っているんじゃないんですよ。本人を把握してその支援につなげて、その地域で広げないような状況をつくり出すことが、行政に求められていると思います。それをしないと、いつまでたっても市中感染、特に自宅療養をして、やむを得ず外出しなくちゃならないような状況が、その地域の人たちを、ある面では感染のリスクにさらしているんだという認識を持って、無症状者対策を強化しないといけないというふうに思います。その点で、自宅療養者のフォローアップセンターを東京都は持っていると思いますけれども、それにつなぐことが重要ですけれども、三鷹市として支援しているということを明確にする。検査した人が、その検査の結果を医師から聞くわけですよね。その医師から、三鷹市はこういう窓口を持っているというふうに伝えるだけでも、積極的な支援を求めて、自宅で療養を確実にするということにつながると思うので、自宅療養を支援する窓口を、教える窓口をコールセンターでもつくって対応するだけでも、私は安心して生活、今のコロナ禍で耐えている生活ができると思いますけれども、その点での窓口ですね。自宅療養者に対する支援窓口、何か困ったときには、困った方から連絡を受けて、それに対応することができるという──今、情報が入らないわけですから、情報提供がない中で、相手から、感染している自宅療養者本人から受けるような形で支援するという形ができるんじゃないかと思いますが、その点検討できませんでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  自宅療養者の方、さきの委員さんへの御答弁も一部させていただきましたけれども、保健所さんが一義的には、御本人の行動歴含めた詳細な健康観察もしていただくということで、療養中のしっかり責任を担っていただいているという、まず認識です。あと主治医の先生ですね。地元の医師の先生、最初に感染を、発生届を出せる医療機関のほうのフォローも、かなり御本人にとっては安心安全につながると思いますので、市としてどういった、そういった方々と連携した支援ができるのかというのは、そういった医師会の先生方から、実際にそういった感染した市民の方々と直接接触のある、そういった方々の御意見も伺いながら、何かできることはないかということは引き続き検討していきたいと思います。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  自宅で療養している方の支援というのは、自宅療養を支援するというだけでなくて、市中感染が拡大することを防ぐ上でも重要な役割を持つということで、ぜひその支援の検討を進めていただきたい、また実施していただきたいというのと、現状できる東京都に対しての対応が滞りなく自宅療養者に届くように対応していただきたいというふうに思います。
 先ほどの50か所、PCR検査ができる診療所があると。だけれども、名前を公表していないと。それの理由に風評被害があるというふうに言われました。これ、風評被害ということは、受診控えで経営が成り立たなくなる危険性があるということだというふうに認識しました。この点では、実際にコロナの感染者を病床で受け止めているだけじゃなくて、地域の医療機関にも大きな影響が出ているということを示していると思います。しっかりとした減収補填を、市内で医療行為をしている機関に対して行うことが、言ってみれば安心して名前も出すことができるような条件をつくることになると思います。市内の医療機関に対する──今、少なからず診療控えで影響が出ていると伺っています。減収に対する補填が必要だと考えますが、検討できないでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  市内医療機関の支援につきましては、今、委員お尋ねのPCR検査を自院で実施していただいている機関さんに対しましては、市独自の補助制度というのを始めておりますので、一定のそういった対応をしていただいている医療機関に関しては、来年度も予算化をして、引き続き支援のほうを継続していきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  市内50か所、PCR検査しているということですけれども、市内の診療所、医療機関に対しての調査をぜひやっていただいて、大きな影響が出ていないのか──その診療所がなくなると、大きな──まちのインフラという点でも支障、市民の健康維持の上で重要な課題を生み出すので、このコロナ禍で診療所がなくならないような対応を求めたいというふうに思います。ぜひ調査をしていただきたいと思います。
 その上で、予算書の245ページの特定健康診査の受診環境の整備を求めて御質問したいと思います。特定健康診査が受けられるのは市内の診療所ですけれども、やはり主治医、自分が通っている病院が市外の方もいらっしゃって、市外の場所でかかりつけ医になっていらっしゃる。そこで特定健康診査をしたほうが、その後の特定指導などにもつながると思います。特定健康診査の自治体連携で他自治体とも連携できないか。ここでの話合い、協議はどうなっているのか、医師会との関係もあると思いますけれども、確認したいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  近隣市区がメインになると思うんですが、特定健診の相互乗り入れの御質問です。これは随分前から、この課題についてはこういった議会等でも御指摘いただいておりまして、私どもとしても、大きな課題であるという認識があります。医師会のほうでもそういった課題認識、同じように共有はさせていただいているのですが、なかなかそれぞれの自治体ごと、特定健診に──うちもそうですけれども、過去の市民健診からの流れで、検査の項目ですとか、単価等で、なかなかちょっと相互の乗り入れが難しい部分がありますので、そういった課題を何とか乗り越えられないかということで、個々の近隣の自治体とは何度か意見交換をしているんですけれども、なかなか実現までにつながらないというのが実態でございます。引き続きそういった課題認識は持っておりますので、機会を通じて、医師会または近隣自治体とも協議を続けていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  ワクチンの接種なんかは連携も進んでいる課題でもありますので、協議を進めていただきたいというふうに思います。
 特定健康診査の検査項目ですけれども、聴覚や視覚においても拡充してほしいという要望があります。聞こえの問題でコミュニティの参加がなかなかできなかったり、認知症の1つの要因になり得ることとして、難聴、聴覚障がいがあります。聴覚障がい、なかなか聞こえづらさというのはだんだん聞こえづらくなっていて、自覚症状がないという中で手後れになることもあると思います。健康診査の中にしっかりと拡充する要項として検討できないのか、確認したいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  健康診査の上での項目、聴覚等の新たな検査項目の追加につきましては、実際の検証をお願いしています医師会の先生方ともいろいろ意見交換をしながら、ここまで継続してきた経緯がございますので、そういった検査項目についても、今後どういうふうに取り扱えばいいのか、また意見交換しながら、必要であれば検討していきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  聞こえの問題で──私たち条例提案を、補聴器でさせていただきましたけれども、聞こえの支援をぜひ進めていただきたいと思います。またその前提として、市民の聴覚による健康状態をしっかりと把握していくことも重要かというふうに思います。よろしくお願いいたします。
 1点、予算書の294ページ、緑化公園費に関連して、児童遊園や都市公園の維持管理において、トイレを、安心して使えるトイレにしていく必要があるというふうに感じます。気持ちよく安心して使えるトイレに、今現状なっているのか、不十分な点、どういう認識なのか、確認しておきたいと思います。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  トイレにつきましては、新しく設置するものにつきましては、バリアフリー対応をしながら──また場所ですね。防犯に備えた場所とか、そういうところを検討しながら設置しています。また、今のトイレにつきましては、古いトイレもありますので、そこについては定期的に清掃等を行っています。その中で、きれいに扱ったりとか、もしくは利用者の方にきれいに利用していただくようなチラシ、掲示をして案内しているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  現状の公園のトイレですけれども、こんなもんだというふうに思われるような状況にあると思います。やはり徹底して、本当使いやすい、使いたいと思うようなトイレにしていく必要があると思います。クモの巣が張っていたり、部屋の隅や天井の壁が汚れているというような状況が──日常の中の定期的な清掃では十分にされていない。されていても不安になる状況にあります。徹底したトイレの清掃、環境改善を、ぜひ検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 終わります。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
 休憩いたします。
                  午後2時22分 休憩


                  午後2時23分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開いたします。
 次に、いのちが大事。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、何か花粉でちょっと目も鼻もぐじゅぐじゅとしているので聞きづらいかもしれません。よろしくお願いします。まず最初に、予算概要の103ページ、子宮頸がん予防ワクチンの情報提供について、先ほどもちょっとありましたけれども、確認したいと思います。厚生労働省が作ったリーフレットを配付していると思いますが、これについては子宮頸がんワクチンと言われるHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの薬害訴訟全国弁護団が、これに対して意見書を全国各市町村に送っているという事実があります。問題なのは何かというと、現在この子宮頸がんワクチン、予防ワクチンと言われているものが、積極的勧奨をしていないというのは、安全性に問題があるから異例の処置をしていると。そのことは撤回されていないけれども、そのことはこのリーフレットできちっと書かれていないということを指摘しているものでした。現実にそのことを、市は受け取っているのかどうかということを──今分からなければそれはそれでいいですけれども、やっぱりそこをきちんと認識した上でこの事業について向かう必要があるだろうというふうなことで、その認識を確認したいと思います。
 もう一点、受動喫煙防止条例の関係で、104ページです。特定喫煙所ですかね、駅前に設置工事が始まった途端に、私のところには、何であそこにあれを造るんだというふうなお声が幾つも寄せられまして、実際には事前に説明会を行ったりしていって、私も行ったりはしましたが、本当に人がいなくて、ここに造るという周知の在り方──何かやっぱりさくら通りの駐車場にできるんだろうと思っていた方も結構いらしたようで、あそこの緑の小ひろばが、緑の広場じゃなくなったというようなお声も含め、どうしたらあそこからどけられるのかというふうな話とか含めていろいろ聞いています。その辺について、市のほうはどのように把握しているのか。あの場所に設置することについて、どのような広場のニーズ等を把握していたのか。そして今後、この対応、子どもたちが遊べなくなるじゃないかというお声があったりもしますが、その辺についての今後、どういうふうに考えて見ていくのかというふうなことを再度確認したいと思います。
 それで、幾つかもう少し質問しておきますね。農林費です。108ページ、三鷹産野菜の日について、先ほど来幾つか質問があったので、基本的には年間通した作付を含めて進めていくということで、少し本当にこれから進むかなという期待をしたいと思いますが、もう一つ、できるだけ農薬を使わない、オーガニックなものを使う、子どもたちに安心できるものを提供するということをぜひ工夫していただきたいのですが、その辺についてはどのように考えているのか、確認したいと思います。
 110ページ、都市農地保全支援プロジェクト費用で、防薬シャッター、薬を防ぐシャッターですね、これを設置すると。果樹園に対して、農薬散布が必要だということは分かりますが、空中散布的なものというのは非常にまずいと。この前の一般質問で似たようなことをやりましたけれども、住宅地等における農薬使用についてというふうなことが出ています。もちろんこれ、農業者の皆さん御存じで、それについてやっていらっしゃるでしょうけれども、散布するときに周辺住民にちゃんと周知しているかとかいうふうなあたりの指導というか、市としての認識、きちんとこれ、対応しているのかということを確認したいと思います。
 取りあえず、そこまでで区切ります。まだほかにもありますけど、取りあえずそこで。


◯市長(河村 孝君)  私から、2点ほど御答弁させていただきます。
 特定喫煙所の関係ですけれども、これについては、私は再三申し上げているように、駅前でいろいろな候補地を探して、あそこが最適だとは思っていません。ただ、最適なというふうな、よりベターな場所がほかにデッキ上も含めてなかったものですから、あそこにさせていただきました。ジブリのバス停の前であるとか、定期的に使っているのはラジオ体操ぐらいだと思いますが、日曜日の。そういう使い方がされているとか、そういうことはもちろん認識しておりますし、その上で、一番問題がない形で、私としては造らせていただいたというふうに思っています。賛成の方もいれば反対の方もいらっしゃる、両方いらっしゃるというのはよく分かっています。あんまり真ん中の方は声を上げませんから、そういう意味で、両極の方からお話はいろいろお聞きします。
 私としては、たばこ自体が、禁煙法といいますかね、そういう法律がないものですから、逆に私は市政を預かる身として、たばこ税もお預かりしている身でありますから、一定のマナーがきちんと守られるような環境をつくって、やるならば、駅前であれどこであれ必要であろうというふうに思っています。ただ、受動喫煙ということの禁止という趣旨からいえば、完全な閉鎖型のものにして、市民の人が利用できるというのが当然のことだと思っていますから、そういう意味で、そうじゃない喫煙場所について、今まで──この議会の隣にもあるようですけれども、開放型でという、あるいは市民の人があまり利用できない場所にあるということは、私は個人的には反対です。ですから、そういう意味で、公然と市民の人が見れるところで、マナーをアップするために必要な施設だというふうに、私自身は考えております。そういうことで、これまでも議会でも認めてきていただいているという認識でございます。
 それから、学校給食とか、そういう関係で、30%という目標をつくって、一生懸命農協、農家の方にも御協力いただいています。私は30%が終点だと、ゴールだというふうには全く思っていません。そういう意味でいえば、できれば50%以上というのを目標にしたいんですけれども、今までが1桁ぐらいの使用率でありましたから、まず30%で、恐らくこれで多摩地域でも一番ぐらいにはなると思いますので、それを目指したいということを固く決意しています。
 無農薬の話というのは、JAの皆さんの御協力がなければとても難しいと思っていますが、低農薬については一定の共通理解がありますので、その方向で動いていると思っています。これを無農薬まで持っていくのは、まずこの30%を実現して、恐らくその中で、無農薬はさらに、実は目標なんだといいますか、そういうことも含めて目標だといいますか、そういう子どもたちの安全のためにできる限り努力したいというのは、次のステップだというふうに思っています。ですから、そういう意味で、全然その気持ちは変わってないということだけはお伝えしておきます。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  子宮頸がん予防ワクチン、HPVワクチンの情報提供の実施につきまして、御質問にお答えさせていただきます。今回の対応につきましては、昨年の10月に、厚労省が作っていますリーフレットの改訂がありました。こちらの改訂されたリーフレットを、対象者が情報に接する機会を確保して、接種について検討・判断するために必要な情報提供を行うよう、国のほうから市町村に情報提供をするようにという通知に対応した事業というふうに認識しております。これに対しましては、このリーフレットだけをお送りするだけでなく、さきの質問委員さんにもお答えをしたんですけれども、市としてそちらのほうに送付文をしっかりとしたものをおつけして、送付させていただこうと思っておりまして、そこの中では、今現在、このワクチン接種は国の方針に基づいて、積極的な接種勧奨を差し控え、個別通知はしていませんということも明確に記載もしますし、接種につきましては、御本人、保護者ともワクチンの有効性とリスクを十分に御検討いただき、御判断くださいますようお願いいたしますということも明記した上で、また、過去の平成25年6月から、積極的勧奨を止めているということも、国のほうで行われているということもしっかりそういったことも明記したものをつけて御送付をするということで、情報提供を考えています。
 以上です。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  都市農地保全支援プロジェクトの防薬シャッターについて御質問ございました。今回の実施主体は三鷹市果樹組合となっておりますように、今回、防薬シャッターは果樹に対してのものでございます。三鷹の果樹、ブドウであるとか、キウイフルーツであるとかというのが主でございますけれども、これらのものは棚の上に果樹をならされておりますので、葉とか、実がどうしても病気に弱いものでございます。それで棚の上に農薬を僅かながら散布をするという、どうしても必要性がございまして、そうすると空中散布ではないのですが、地上からどうしても上に向かって散布するということで、それが住宅に隣接していると、風向きによってはそういうところに飛散するようなおそれがあるので、散布時だけにシャッターとして幕を張って予防するというものでございます。
 従来、果樹組合等はそこら辺は非常に気を遣っておりまして、散布する時間帯であるとかは住宅の方が活動していない時間帯であるとか、やるときには事前に周知しているというふうに我々は聞いておりますが、そこら辺はさらに迷惑をかけないような形で行うために防薬シャッターを設置するというふうに聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、ワクチンのほうですけれども、現実には子宮頸がんワクチンの副反応被害というのは、通常の定期接種、ほかに赤ちゃんたちがやっている定期接種に比べれば非常に高い。他の定期接種のワクチンに比べれば、約15倍に重い障がいが出ている。通常の重篤副反応報告の頻度も8倍高いし、実際に重い障がいというふうな人たちは15倍いるわけですよね。そういうことをきちっと伝えていくということが必要だと思うんです。コロナワクチンについてもいろいろありますけれども、現実には今、アナフィラキシーショックを含め、現状で三十何人の報告が厚労省に上がっています、コロナについてはね。それについても、単なる不安をあおるのではなく、現実に厚労省の委員会に報告されているのがそれくらいあるというふうな現実、事実としてね、それをちゃんと情報提供していくというふうなことが必要だと思います。
 副反応被害というのは、確かにリスクとベネフィットと言われて、100万人に何人なんだから、当たった人はかわいそうだったねで終わりみたいなことにされがちですけど、確率の話は確率の話ですけれども、現実被害に遭う人たちがそれだけの人数いるというふうな中でこれをどう考えていくのか、どう提供していくのか、どう安全に市民に情報を伝えていくのかという問題があると思います。それについて、一応市としては、文章を入れる、HPVワクチンについては入れるというふうな話に今なっていますけれども、ちゃんと探そうと思えばその辺の情報に接触できるようなことを、やっぱり市のホームページでもその辺のことを含めてきちっと情報提供すると。コロナワクチンについても同様に、今の現状、アナフィラキシーショックがこれだけあって、死亡例は1例だけど、EUではアストラゼネカはちょっと停止の国が出てきたとか、それは風評被害ではなくて現実ですよね、事実ですよね。科学的事実だということを踏まえて、市としてそういう情報提供もちゃんとして、御本人たちが判断できるような情報をちゃんと提供すべきだと思いますが、いかがでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  コロナワクチンまで含めた今、お話というふうに伺っておりましたけれども、いずれにしましても、そういった国からの情報発信、いろいろな形で市のほうにも届いてまいります。そういったものをきちっと対象の市民の方々にお届けできるように、対応していきたいと思っています。
 また、HPVワクチンにつきましては、今回、昨年の10月に国からの通知で、昨年11月に1回、今年度対象の方にも情報提供させていただいておりますけれども、それ以前の今年度の前半期についても、既に最近この一、二年、かなり接種をする方がどんどん増えている実態もございます。平成26年以降、十何件という件数が年間あったんですけれども、29年度に23件、30年度に46件、元年度、昨年度は73件で、今年度につきましては10月まで、これは通知前なんですけれども、その時点でもう既に103件、接種されている方も出ているというような状況もございます。市民の方々も、御自身でいろいろ情報を集められて、こういった数が増えているんではないかという認識もありますので、そういった方々にしっかりとした情報を、やはりお届けするというのも市として大事な役割だと思いますので、どういった情報をお届けするというのはいろいろ議論があるかと思うんですけれども、しっかり先ほど言いました副反応のことも含めて、市として情報提供については意を用いてまいりたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  市としてやれる限界もあるとは思いますので、しっかりと対応していっていただきたいと思います。接種者が増えれば、副反応被害の方がまた新たに出てしまうんじゃないかというのが、私としては一番心配しています。現実に、目の前で発作を起こされる方とか、私はお会いしていますので、やっぱりそこは本当に心配ですということを言っておきます。
 受動喫煙のほうですけれども、緑の小ひろばは、駅前の認証保育所の子どもたちが遊びに行く場所なんですね、電車を見に。本当に幾つもの保育園が、小さいあのスペースに重なりながらいたりする。そこであれができちゃったので死角ができて、子どもの安全管理が困難になるというふうな言われ方をして、ああ、そういう視点はなかったなと私はちょっと思いましたけれども。子どもたちが遊びに行っているのは見ていましたけれども、目の片隅に入っていましたけど、そういう状況もあるということを考えながら、ちょっと今後の使用状況をしっかり見ていただきたいと思いますが。ただもう一つはね、市民への周知の在り方。説明会もやっていながら──説明会では、本当にごく僅かだったんですよね。どうやってあそこに造るということを事前に、あるいはそのための意見聴取ができたのかということ。市民への周知の在り方、説明会の設定の仕方、そのあたりについて、もう一度再点検をしたほうがいいんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  今回の説明会の開催に当たりましては、「広報みたか」の1面を全て使いまして、受動喫煙防止条例の制定とともに、説明会開催のお知らせを掲載いたしました。また、ホームページによる周知に加え、説明会の開催のチラシを各市政窓口に置いたり、住民協議会や各町会・自治会にも配付して周知を行いました。このほかにも三鷹商工会などにも情報提供を行いながら、できる限り丁寧な方法をやってきまして、説明会を開催してきました。今後につきましても、いろいろな方面を考えまして、様々なことに周知の方法、検討しながら進めていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  やるべきことというかな、やれることはやってきたということが事実だと思うんです。でも、こういうことが起こるということは、皆さんよく考えて、市民にどうやって伝えていくのか──本当に姿形が見えて初めて私のとこにもいろいろ声が来るというふうな実態があるので、それについては、今後ぜひ検討していただきたいと思います。
 野菜については、低農薬の方向でというところからしか始まらないのは分かりました。
 農薬散布についても、気を遣っていただいていることはありがたいと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
 次へ行きます。土木費関係です。117ページ、路面下実態調査事業費です。これについては既にやってきて、その先、また進めていくということですけれども、実際にこれでどの程度の空洞なりが分かって──それについてはちゃんと埋め戻しているというふうに聞いていますけれども、それについての記録とかしっかり持っているのかどうか。これ、外環の陥没地点のほうでは、ガス管のガス漏れが3件も出ているというふうなことがあって、実際事前にどの程度の状況かというのを市が把握しておくというのも重要だと思うんです。今回のは別に外環の沿線を特にやっているわけではないと思いますが、その辺についてもしっかりと把握しておくという必要があると思います。なので、現状とこの先どの程度やっていけるのかというふうなことを確認したいと思います。
 それから、もう質問があったものがあるから飛ばして、飛ばして、外環ですね。外環の北野の情報コーナーですけれども、現実、これ、まちづくり三鷹が、実際、運営を行うというふうなことになるのかなと。受託契約をしてやるのかな。そこにいる人はちゃんと外環のこと、外環の工事や概要について説明できる人なのか。どの程度の説明、工事の現状とか、全体像が見えるような形になっているのかというふうなことも、これは重要なことだと思っています。まだまだこの調子では10年では終わらないんじゃないかという気がしますので、腰を据えて工事についての対応とまちづくりの状況とというのを、両方ちゃんと見据えていかないといけないと思うので、そこについて確認したいと思います。
 それと、外環のこれに合わせてですけれども、下水道事業会計のほうで、下水処理場長寿命化工事が推進されています。何年も続けて順次やってきています。あれ10年計画でしたかね、順次進めていると思います。これで順調に今、進んでいる状況だというふうに言えるのかと。この当該年度、進めてまだ順次やっていくというふうなことでいいのかということと、下水処理場は、外環トンネルが敷地の一部をかすめて通るはずです。あの辺、川のそばで本当に地盤が大丈夫なのかというので、市として、この下水処理場の地盤についてどのように状況を把握しているのかというふうなことを確認したいと思います。
 それからもう一つは、まあ、でもいいや、取りあえずそこまで確認します。


◯道路管理課長(山中俊介君)  私のほうから、路面下実態調査について御説明いたします。路面下実態調査につきましては、平成30年から3か年、主要道路について調査しているところです。空洞の状況ですけれども、疑わしい案件としては、平成30年に21か所、令和元年に25か所、今年度、令和2年度については、現在調査結果を精査しているところです。
 空洞の箇所につきましては、多くは古い埋設物の破損が原因だというふうになっております。そちらについて、先ほども御質問の中でもありましたけれども、開削して全ての部分を直した上で、埋め戻しをしているところです。なお、埋設管の状況については、占用企業者のほうで、当然埋設年度の記録は持っているとともに、我々のほうでも地下埋設物台帳は持っておりますので、そちらのほうで把握しているところです。
 それで、次年度以降の調査につきましては、外環の周辺も含まれていますけれども、市内全域を調査対象としているところです。外環自動車道の本線シールド工事に関しては、陥没事象につきましては、事業者が原因だというふうなことを考えておりますので、工事の影響がある部分と考えられる箇所については、事業者のほうで調査するべきものだと考えておりますし、既にこの点については調査するよう要望しておりますが、改めて要望していきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  情報コーナーにおきまして、そこにいる人は外環を説明することができるのか、また、工事についての対応ということで御質問いただいたと認識しております。そちらの情報コーナーにおきましては、必ず1人以上の方が常駐するようにいたしまして、そして外環につきましても、やはり一定程度はしっかりと説明ができるようにしたいと考えております。また、工事の情報につきましても、これまで週報などは掲示を各工事されておりますので、そういった情報を集めるなど、対応していきたいと考えております。
 ただ、まちづくりを優先的に行うという、そういった側面がメインでありますので、より細かい内容につきましては外環事業者につなぐなど、適切な対応をしてまいりたいと思っております。
 以上です。


◯水再生センター担当課長(加藤 明君)  下水処理場の計画、10年ですか、順調ですかという御質問をいただきました。東部水再生センターでは、下水道再生計画、こちらが平成27年から令和4年度までの8年間の計画でございますが、これに基づきまして、順調に進んでおります。
 またもう一つ、外環トンネルの地盤は大丈夫か、市として把握しているかということですが、平成22年に、外環国道事務所のほうが、東部水再生センターの敷地内でボーリング調査を行っております。下水道は市民の生活に大切な、重要な施設でございますので、工事によって市民生活に影響が出ないよう、都市再生部と連携をいたしまして、今後行っていきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。路面下調査といっても、実際にはそんなに深いところまで分かるわけではない。つまり、大深度地下というふうなことを考えたときには全然到達してないわけで、事業者がちゃんと調査しなくちゃいけないというのは当然ですけれども、市は市としてやれることを精いっぱいやっておくというふうなことで──ここは最初に空洞が見つかったときに、事前にあったのかどうかというふうなことが議論になったというふうなところで、ここの深さまではちゃんと何年何月に調査しているんだから大丈夫ですとか、ありませんでしたというような、市が逆に持っていれば、そこはしっかりと──それ以下のところはそちらの責任ですと言うしかないんだけど、そこはちゃんとできると思うので、市としてもせっかく調査したことを、道路だけではなくて外環のほうでもちゃんと把握をしておく、結果を持っておくということは必要だと思います。そういうふうな連携はできますよねというのを、ちょっと再質問で確認します。
 それでもう一つ、下水処理場のほうは、ボーリング調査を一度しているということで、それが深さが何メートルまでだろうというのは、そこはそれでちょっと心配ですけれども、できればそれも把握して、ボーリング調査の結果を、市としても柱状図をちゃんと頂戴ねというようなことをやっているかどうか、結果を持っているかどうかということを確認したいと思います。


◯道路管理課長(山中俊介君)  路面下実態調査について、再質問いただきました。当然三鷹市のほうで調査した情報については、外環の事業者のほうに情報提供して、その辺の情報共有を図っていきたいというふうに考えております。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  ボーリング調査におきましては、外環の事業者におきまして、およそ深度50メートル程度、大深度の下のほうで行っているというふうに聞いております。また、この内容は大深度地下使用認可申請のために行っているものでして、ただ、その結果というものを、三鷹市のほうに情報提供はされてないという状況でございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  やはりデータを寄こせと言っておくというのは、私は重要だと思うんです、こういう事態が起きたことを考えればね。それについて、それを拒むことは向こうもできないはずです。でなければ、しようがないので情報公開請求するとかね。柱状図を黒塗りになんてできっこないわけですから、そこはちゃんと市として持っておく必要があると思いますが、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  大深度のボーリング調査につきましては、一定程度、平成25年度の申請におきましては公開されていたものでございますが、現在は公開をされていないということで、事業者のほうから聞いております。引き続き、ボーリング調査の結果につきましてどのようなものが提供できるのか、事業者のほうに確認していきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。よろしくお願いします。
 最後にもう一点、三鷹駅南口。再開発については、ちょっと後でまたまとめて、時間ないので別途総括でやりたいと思います。駅前広場の交通対策で、バス・タクシー乗車場の再配置、これ、122ページですけれども、これについていろいろな課題があったと思いますが、今現状、この計画どおり当該年度進んでいくのかということを確認したいと思います。


◯都市交通課長(久保田実君)  令和2年度におきましては、地域公共交通活性化協議会で御承認をいただきました方向性に基づきまして、タクシーの降車場の指定やバス待機場の確保等を行っているところでございます。さらに限られたスペースを有効活用するため、1つのスペースを、日中はバスの待機場、夜間はタクシーの乗車場としてシェアしていくような運用も、令和3年度から開始いたします。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  駅前のロータリー、なかなか大変な状況が朝晩続いていますので、ぜひよろしくお願いします。
 ありがとうございました。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上でいのちが大事の質疑を一旦終了します。
 休憩します。
                  午後2時54分 休憩


                  午後3時23分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開いたします。
 次に令和山桜会。


◯委員(渥美典尚君)  本日最後の1人となりましたが、よろしくお願いをいたします。予算概要のページ順になっているかと思います。まず104ページ、受動喫煙防止条例についてです。現在は緑の小ひろばのコンテナ式喫煙所が使用できない状況が続いているんですが、緊急事態宣言後はどのようなタイミングで使用開始を判断しようと考えていらっしゃるのでしょうか。予定どおり4月1日に開設したとして、入場人数の規制があるのかなと思うんですが、その辺りをお聞かせください。
 続いて105ページ、井口特設グラウンド土壌調査等の実施についてお聞きします。まず、避難場所の確保や医療施設の整備等という記載があるんですけれども、先ほども答弁がありましたが、どのような医療施設をどのような目的で整備するのでしょうか。その場所に医療施設を設置してくれるお医者さんの誘致等々考えていらっしゃるのかと思うんですけれども、現状のお考えを聞かせください。
 それから、土壌調査のほうなんですが、調査はいつ頃からどれくらいを想定しているのでしょうか。調査実施期間中は、グラウンドの利用に制限はかかるのでしょうか。また、土壌調査ということで、地域の方々に対し不安や臆測を広げないよう、何のための調査かを分かりやすく示す必要があると考えますが、周知の方法はどのように実施するのかお聞かせください。
 続いて、105ページです。粗大ごみ処理制度の変更についてお伺いいたします。今回、当該年度の料金制の変更に関しましては、単純に値上げだと批判する人々もいるんですけれども、少ないポイントでやむなく1,000円を払って回収してもらっていたおうちは結構多いんじゃないかと思うんですね。そういう方々にとってはかえって値下がりになり、ありがたいと思います。私も去年の12月に、数年にわたって粗大ごみを出すチャンスを待っていて、ようやく4ポイントになったんで、1,000円買って4つ出しました。けど、新制度だったら800円で済んでいるんですよね。そんな状況なんで、10月まで待てなかったんで出してしまいましたけれども、安くなるという考え方もあるなというふうに思っているところです。
 一方で、私も店で処理券を販売していました。今まで1,000円の券だったわけなんですが、今度、もうちょっと少ない単位でのポイント制になると、例えば、200円の券を複数枚売るようなことになるのかなというふうに想定しているんです。200円の細かい券を売る手間というのは、客足の絶えない忙しいお店では、ちょっと遠慮したいなというところが本音かもしれないんです。そこでお聞きしますが、処理券はどのような販売形式になるのでしょうか。ネットで粗大ごみの受付ができるわけなんですが、ネット上でその場で決済するというシステムは考えていらっしゃるのでしょうか。それと、制度変更直前は駆け込みでたくさんごみが出てくると考えられますが、回収車両の増や人員増など、今回の対応的にはどうする予定なのか、お聞かせください。
 それから、106ページ、し尿投入施設の整備についてお聞きします。三鷹市の下水道は、90%以上が合流式であります。雨が降ると汚水が川に流出するということが起こっているわけなんですけれども、し尿投入施設の活用において、梅雨どきや秋雨時、長雨の際の使い方、対策について、まずはお聞きしたいと思います。
 それから、もう一点です。これまで多摩川衛生組合に年間約1,000万円の処理で委託をしてきております。市内のし尿回収の手数料収入が年間約1,100万円くらいなので、事業者への委託料は別として、とんとんの事業であったのかなというふうに思っております。先ほども谷口委員から質問がありましたが、数年前、福祉会館の横にあったし尿投入施設は、大して使わないうちに廃止しましたので、もったいないなと思っていたところではあります。今回、1億5,000万円をかけて新設するということで、多摩川衛生組合に年間約1,000万円払っていたことを考えると、単純計算では15年以上使わないと、同じような元を取れないという考え方をできると思います。そんな状態なんですが、今後の市民センターの敷地内の活用方法は、これからも課題が上がってくると思うんですね。それらを考慮して市民センター内に設置を決断したんだと思いますが、長期間の活用はできるのかという決意というか、認識はあるのでしょうか、お聞かせください。
 続いて、109ページ、市民農園の一体的な運営に向けた取組です。こちらも先ほど答弁がありまして、合計8園になるというふうに御答弁がありました。市民ニーズが多い市民農園の増設や、一般向けと高齢者向けを一体的な運用にしていくということは分かりやすくていいと思います。ところで、全市域で一般向けが拡大されるということになるかと思うんですけれども、利用者募集に関しては、高齢者の優遇措置も必要だと考えております。年齢の高い方から優先して利用していただくことについてはいかがお考えでしょうか、御所見をお伺いいたします。
 続いて、113ページ、都市型産業誘致の今後の取組についてお聞きいたします。都市型産業誘致条例は廃止の方向になるということなんですけれども、移転先を探している企業さんがいたとして、その企業さんの移転先探しのアンテナに三鷹市が引っかからなくなるのではないかという思いがあります。企業にとって候補地の1つとなり得るように、分かりやすい外に向けた条例が常時あったほうがよいと思うんですが、市としてはどのようにお考えでしょうか。
 それから、同じく文中に、新たに優良企業の誘致が見込まれた段階で、条例についての検討をするという後づけの条例をお考えの様子なんですけれども、悪いアイデアだとは思いません。いいアイデアだと理解する反面、特定企業への利益供与をオーダーメードでつくり上げるようなことになる批判もあり得ます。所見をお聞きしたいと思います。
 それから、デリバリー三鷹についてお伺いします。114ページですね。デリバリー三鷹の期間が、9月まで延長するということです。開始当初は人員不足などから、せっかくいただいた注文を断らざるを得ないケースもあったと聞いているんですが、その後、十分な体制は確保できているのでしょうか。これからこの先の予定も、様子も見極めつつ、これまでの検証を振り返りつつ、当該年度の課題をお聞きします。
 また、これに関することについてなんですが、B4の参考資料24ページにあるんですけれども、令和2年度は、300万円の予算でテークアウトサービスの導入等補助金がついていました。当該年度、これは計上されていないんですが、その理由を聞かせください。
 続いて、117ページ、土木費、交通安全施設の現況調査の実施についてお聞きいたします。今後の事故防止対策の検討を進めるとあります。毎年のように記されていて、議員側も毎年のように早急に推進せよと言っているところだと思います。特に、都道の通学路の改善は一向に進まない箇所があります。歩道及び防護柵の有無については、都独自の道路設備設置基準を覆させてでも、三鷹市民、三鷹の児童・生徒の安全設備を求めることが必要だと、私もこれまで度々申し上げてまいりました。これまでの市の働きかけはどうであったか検証する必要があります。また、当該年度はどうしていくつもりか、お聞かせください。
 それから、119ページ、堀合地下道の改修なんですけれども、ちょっと確認させてください。この地下道は、かつて品川用水の水路であったという話があります。水路、暗渠だったというふうに想定できるわけなんですけれども、水路、暗渠を活用して造ったという話があるんですが、実際のところをお聞かせください。
 続いて、121ページ、街路灯の現況調査の実施です。街路灯は、約2,400基あるとされています。それぞれの設置日や仕様等の工事記録はきちんと残っているのでしょうか。過去に私も、根本に亀裂が入っていて、市側に報告したことがあります。現在、市民等からの報告はどれくらいあるのでしょうか。あったのでしょうか、お聞かせください。
 続いて、122ページ、みたかバスネットの抜本的な見直しなんですけれども、これに関する質問になります。狭い住宅地など、さらなる交通不便地域への対応策として、デマンドバスの利便性は理想的な交通手段であります。これまでも、これに対して質問している議員さんもいたわけなんですけれども、今回、デマンドバスの可能性について検討は進められるのでしょうか、御所見をお聞かせください。
 続いて、126ページ、外環道路に関して、まちづくりの推進についてお聞きします。北野情報コーナーの運営についてです。陥没事象によって工事が止まっています。整備の長期化により、三鷹市の経費支出も長期化するものというふうに考えられます。5月に開設する北野情報コーナーも、必然的に設置期間が長期になると思われるんですが、外環事業者のほうでは、陥没事象による補償等、いろいろと補償するべきことが増えているわけでありますが、北野情報コーナーの運営費用の増加分も、一部でも負担はしてもらってもよいのではないかという考えを持っております。御所見をお聞かせください。
 続いて、130ページです。丸池かいぼりの実施についてお聞きします。10年前のかいぼりでは、池の底の汚泥の量が当初の想定より多くて、全てをさらい切れなかったというふうに記憶しております。それらを含め、10年前の検証をして、今回きちんと実施するべきなんですけれども、どのような考えを持って準備をするのでしょうか。また、かいぼり終了後の再放流に際しては、新たな生物の放流を考えていらっしゃるのか、お聞かせください。
 続いて、消防費、133ページ、災害時緊急情報配信サービスの導入についてお聞きします。これも先ほど御答弁いただきまして、500人ぐらいまでを当初想定をしたいということなんです。電話を多くしたい、また一部ではファクスということだったんですけれども、電話に出てくれた人は聞いてくれたのが分かるんですけれども、留守電録音だったり、ファクスだったりした場合に、その人が聞いたかどうかの確認が取れないんですけれども、その方がちゃんと認識できたかどうかというのは、どうしたらいいんでしょうか。双方向性がないのが欠点とは言えるんですけれども、どのようにお考えでしょうか。
 続いて、134ページ、防災NPO組織の設立に向けた取組です。今は消防団というスペシャリスト集団がいて、自主防災組織というコミュニティ中心の組織があり、それとはまた違ったものになるわけですね。組織のイメージとしては、どのような形態を考えているのか、お聞きしたいと思います。例えば、有名なケースとしては、愛媛県松山市の松山市自主防災組織ネットワーク会議などがあります。そちらは市内全41地区の自主防災組織連合会の地区代表者及び防災士資格を持った方の代表者により構成され、さらなる地域防災力の充実・強化を図ることを目的に活動しているんですけれども、そんなイメージをされているのでしょうか。
 以上、一旦終わります。


◯市長(河村 孝君)  幾つか御答弁させていただきます。まず、し尿投入施設についてから御答弁申し上げます。私も以前、福祉会館との中間のところに、し尿投入口があったことは存じ上げております。市長になったとき、どういうわけかそれがなくなっていて、多摩川衛生組合のほうに毎年2回か、3回ぐらい、謝りとお願いと感謝を申し上げに、副市長と別に行っていますから、計年間3回か、6回か分かりませんけど御挨拶に行かせていただいています。それで御質問にありましたように、委託料を払っているんですが、私がなったときにはどこにそれを造るのかは全く決まっていませんでした。ひょっとしたら、新しくできる新庁舎を想定していたのかもしれません。ただ、その申し送りも全くございませんでしたけど、そういう意味では、早期に投入口を造る必要性があって、私、現場所でいいのではないかということで、施策として実現してきたところでございます。
 ようやく今年に入って、多摩川衛生組合のほうには、来年度以降、着々と進んでいますと。3月議会で認められれば、さらに実現に向かって一歩予定どおり近づく予定であるということを申し上げてまいりました。確かにそのときは、私は次の場所に選定で、それがどのぐらいもつものか、どのぐらい採算が取れるものなのかということまで、頭はそのとき回っていませんでしたが、今の場所で、恐らくこの市民センター全体の改修が行われたとしても大丈夫な場所に、複合的に残せるものというふうに思っています。全体がそのままそっくりかどうかは分かりませんけれども、場所をちょっと移設するかもしれませんが、基本的には大丈夫だろうというふうに思っています。
 なかなかし尿とか、ごみの問題は、それ自体が幾らかかるかという話ではなくて、絶対に生活の上で必要なものなんですけれども、ただ同時に、自分の家のそばに置いてほしくないという、そういう一般的な御希望がありますので、今の場所はかなり最適地に近い、市民センターの中で考えていくのが非常に、ここしかないんじゃないかというところに選んだつもりでございますので、御質問の、渥美委員に言われたように、なるべく長期間活用し、また、さらに全体の計画の中でも整合性があるように結果として私はなっているものと思いますので、そのように考えております。
 それから、続きまして、市民農園の関係の御質問がございました。御質問の趣旨、よく分かります。私としても、高齢者の皆さんには、なるべく使ってほしいという気持ちは変わりません。ただ、全体の計画、市内全体でいいますとバランスの問題もありますので、その点は実際のところでは、かなり詳細に検討してまいりたいと思いますし、まだ実現しているわけじゃないんですけれども、外環のジャンクションの上部は、かなりの部分、市民農園的なものになるだろうというふうに、これまでの市民の皆さんの御提案も含めて考えております。その場合は、いわゆる一般向けの市民農園になって、恐らく三鷹市民だけではなくて、周辺の方も含めて御利用いただけるものにしたいなというふうに、そういう気持ちがあります。それなりの施設というふうに考えますと、ここは一般向けで有料ということになると、恐らく──今から全部を想定して議論することはできませんけれども、高齢者のほうはかなり低料金か無料に近くて、この一般向けのところは北野のところを中心に、一定程度有料になる可能性はあると。国がいいと言えば、どういう形になるか分かりませんけれども、そういう可能性はあるのではないかなというふうに、現段階では思っています。
 それから、都市型産業の誘致の問題が、御質問ございました。基本的にはなかなか誘致する企業が、ここに行きたいなというふうに決断するには、どういう使い勝手の土地で、どのぐらいの面積があって、期間はいつから使えるのかとか、そういうのが非常にリアルな交渉の場面では重要になります。私も今まで、これまで幾つかそういう折衝をしてきたことがありますが、5年先、10年先だともう夢物語で、一般論で──いいですね、そこはいいですけど、うちはちょっとまた考えますみたいな話にしかならないので、やはり今回、一遍条例を廃止して、その上で、実際の誘致する用地ですね、そこが明確になった時点でもう一度条例をしてやったほうが、非常に何といいますかね、面倒のない話になるんじゃないかなというふうに思っています。
 しかもオーダーメードという言い方が適切がどうか分かりませんけれども、具体的にそういう用地が出て、地区計画をもしもかけるとすればですよ──そういう方法じゃない方法もありますから、仮に地区計画をかけるとすれば、どういうものなら可能なのか、あるいはここを変えたらどうなのかということは、個別の議論の中でかなりオーダーメード的になりますよね。どういう公正な手続をするかという問題は別にあるとして、そういう議論になるかと思っております。ということで、用途地域の改正も含めて、具体的な用地が明確になる中で、条例の改正に持っていきたいなというふうに思っているところです。
 それから、外環の問題で、陥没事象があって長期化したとき、情報コーナー云々の性格の問題もありますけれども、長引いた場合に、国からその分の経費も取ってもいいのではないかというふうなお話がありました。これは具体的に、この情報コーナーで補助金をもらうかどうかとか、そういうのはちょっと難しいかもしれませんが、趣旨はよく分かります。長期化するとすれば、国もそういうことを一定程度意識すると思いますので、そういう形かどうかは別にして、国への一般的な経費の負担みたいな問題は、別途協議してまいりたいなというふうに思っています。
 私からの最後でございますが、防災NPOの組織の性格というふうな御質問がございました。若干前の委員さんのほうでも述べさせていただきましたが、御指摘の各住区の自主防災組織、それから消防団のOBとか、あるいは、企業別の自衛消防団みたいな、消防隊みたいなこともお話ししましたが、そういうものの全体のネットワークの事務局的な性格というのが割と分かりやすい話じゃないかなと思っています。ですから、防災NPOで考えているのは、そういう意味では、それ自体はそんなに大きな組織をイメージしているわけじゃなくて──そこに関係する市民の人は、きっとネットワークを通して加盟するみたいな感じで、かなり大きなニーズがあると思いますが、そういう感じで、事務局自体でも、独自のイベントとか、講習会とか、そういうものをしていく、そういうようなイメージです。
 今までばらばらにあって、結局そういう具体的な避難所との関係とか、行動が、連携が、それぞれやっていらしたとは思いますが、できなかったと思いますので、これから防災講演的なものも多くなりますから、地域のそういう啓発事業をしっかりと連携しながらやっていく、そんなイメージでございます。小さい組織だと思いますが、全体としては大きな力を発揮できる、そういうものとして、現在考えているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯副市長(馬男木賢一君)  デリバリー三鷹の体制と課題についての御質問にお答えいたします。質問者の御懸念のとおりだと思いますけれども、アルバイトをしていただいている学生さんが、約15人ほど、今度卒業ということで聞いております。ただ一定の数、40人前後はまだいらっしゃいますので、その穴埋めといいましょうか、新たに学生さんをお雇いするような働きかけをすることが、1つ課題でございます。また、扱っている情報がかなり個人情報の部分がありますので、個人情報を守るという観点から、学生さんたちには研修を行っております。そういったことを新しく体制としても確立しながら、デリバリー三鷹を進めていきたいと思っております。9月以降の問題については、先ほどの委員さんの御質問に部長からお答えしましたように、感染状況等を勘案して決定していくということになろうかと思います。
 以上です。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  私からは、2点御説明させていただきます。まず、受動喫煙防止条例のところです。喫煙所の使用開始に当たりましては、新型コロナウイルス感染症の感染症対策が不可欠なものと考えております。そのためには受動喫煙防止指導員を、三鷹駅南口の路上等喫煙マナーアップ区域に配置し、指導員による喫煙所の定員遵守や、中に入り切らない場合に待機者の整理を行う役割を担っていただきまして、密にならない対策を取ることが重要であると考えております。このため、市の条例が施行される4月を目安に改修をしていきたいというふうに、今考えているところですけれども、このほかにも感染症対策としまして、ドアの持ち手など、人の触れる部分、こういったところの消毒とか、あと質問がありました利用定員、こちらも若干減らした形で運用していく、そういったことも考えていきたいと思っております。
 次に、井口特設グラウンドにおける土壌調査等の実施についてです。まず調査につきましては、4月から、その土地がどのような利用をされていたかを調査する地歴調査を行っていきます。このことによって、土地のどの部分で化学物質を使用していたかなどを特定いたします。その次に、7月に地歴調査を基に、実際に土壌に含まれている有害物質がないかを調査していきます。それで実際グラウンドに制限がかかるかという部分ですけれども、土壌調査、7月から行う調査のときは、調査そのもので最低でも1週間程度、グラウンドが使用できない期間がございます。その後につきましては、調査結果によって、全く御利用に問題がないこともありますけれども、場合によっては、1つの可能性ですけれども、一部または全部、そういった部分の使用に制限がかかる、そういったことも可能性としてはございます。
 それと最後に、地域の方々に不安や臆測を広げないようにするための周知ですね。こちらのほうは、できる限り丁寧な周知をしていきたいと思っております。グラウンドを御利用される団体とか、そういったところもございますので、そういった所管する部署、そういったところとも連携を取りながら行っていきたいと思います。
 すみません、ちょっと1点も戻らせていただきまして、喫煙所のところの定員のところなんですけれども、現在、8名が定員となっております。こちらに関しましては減らす部分、例えば6名とか、そういったようなことも考えております。
 私からは以上です。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  私からは、井口特設グラウンドの避難場所の確保や医療施設の整備等についてお答えします。まず、どのような医療施設をということでしたが、現時点では具体的にどういった医療施設がということは、まだ決まっておりません。今回、売却から土地の利活用に転向して、これを具体的に検討していくという段階でございます。その一方で、目的については、基本的には防災都市づくりの目的を持ちたいと思っております。先般の防災都市づくり方針の中にもこういった考えが入っておりまして、大規模な災害発生時には多くの負傷者が想定されることから、医療機関と連携した市有地の活用を検討するというふうに記載もされております。こういった観点からも、ここの場所につきましては、防災都市づくりの観点として、利活用が非常に有効と考えております。また、その避難場所として、通常時はグラウンドになろうかと思いますけれども、災害時に避難場所が隣接して設置されれば、当然災害時において非常に大きな効果を発揮することになりますので、こういった隣接するところに避難場所と医療施設のセットというのは、防災性として高いものになるというふうに考えております。このほか、この場所は隣接して東側に非常に広幅員の道路、武蔵境通り、調布保谷線がございますので、仮に災害時におきまして、緊急車両が接続してネットワークする場合も、ここに医療施設があるというのは効果的ではなかろうかというふうに考えております。
 さらには、一般的な病院のことを申し上げますと、建て替えをするといっても、老朽化したからすぐにできるわけではなくて、中断期間を設けることができませんから、どこかに建ててから移転して除却するということになろうかと思います。そうしないと機能更新が図れません。そういったことからも、もし老朽化したような医療施設の可能性があるのであれば、ここは有効に使えるかもしれないと。そういうことも含めまして、今は何も決まっておりませんけれども、ここに医療施設は有効的ではないかというふうに考えております。
 以上です。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  粗大ごみ処理制度の変更に伴いましての質問ですが、3点ありまして、処理券の販売形式についてですが、大きな今までの処理券の販売方法と変更はございません。ただ、今まで処理券を購入いただくときに、サインをしていただいて、その台帳を店舗の方に管理していただいたんですが、これからの処理制度においてはそのサインが不要になりますので、取扱店のほうでの手間は大分減ると考えております。
 次に、粗大ごみのネット決済の件ですが、いずれこのような方法ができるようになるといいと思うんですが、今はシール、粗大ごみの処理券を予約いただいた品物に全部貼っていただくという方法になりますので、ネットで決済した後の処理券をどういうふうにするかという、ちょっと課題があると思いますが、今後、研究していきたいなと思っております。
 最後に、制度変更に伴う駆け込み需要等の対応につきましては、時間額職員を雇用しまして、直営での収集を行うということと、委託業者のほうも車を増車しまして、収集を強化していきたいと考えております。
 以上です。


◯道路管理課長(山中俊介君)  私からは3点御質問いただきましたので、順次お答えいたします。
 まず1つ目ですね。交通安全施設の現況調査に関連しまして、都道の安全対策が進んでないというお話があったと思いますが、こちらについて、歩道とか、防護柵の設置など、都道の通学路の改善については、これまでも東京都のほうには要望をしているところです。ただ、道路管理者である東京都のほうの、最終的には改修については東京都の判断になりますので、そちらの中でなかなか進んでいないという現状になっています。しかし一方で、今年度の交通安全施設の現況調査の中で、連雀通りと弘済園通りの交差点の部分ですね、これまでも非常に危ないという声をいただいていたところなんですけれども、交通管理者や東京都と連携しまして、連雀通り交差点部で、一部弘済園側になりますけれども、車線の一部を東側に寄せたり、ポストコーンについても都道部であったり、市道部に新たに設置するなどの交通安全対策ができたことから、次年度以降も引き続き要望を行っていきたいというふうに考えているところです。
 続きまして、堀合地下道の改修に関連しまして、品川用水の水路だったのかということの問合わせなんですけれども、品川用水については、駅の北側、堀合通り、南側でいいますとさくら通りを結んだ部分だというふうに認識しております。以前、市民の方から、やはり問合せがあったことがありまして、少し調べたことがあるのですけれども、構造を確認するところでは、実際の堀合地下道の位置が、その水路上結んだラインからは少しずれているということが分かっております。ただ、この堀合地下道については、昭和44年にJR東日本が設置したものですので、過去の経緯については、現在、JRに問合せをしているところです。
 続きまして、街路灯の現況調査について御質問いただきました。まず、街路灯の管理についてですけれども、設置日であったり、仕様等、また、更新等の工事の記録については、台帳で管理しているところです。それと、市民からの報告ですね。実際に根元が腐っているとかの報告については年に数件あるところですが、これ以外にも道路パトロールカーのほうで巡回している中で適宜見つけて、改修が必要なものについては更新しているところです。今後の取組なんですけれども、現状でもカーブミラーであったり街路灯が、例えば電気が切れているとか、そういったものについては、ホームページ上で御案内しているところなんですけれども、少し分かりづらいところもありますので、どういうふうな形で周知したほうがよいのかは検討していきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  私からは、し尿投入施設の整備での下水道について御説明させていただきます。三鷹市では、合流式下水道の改善として、河川への流出の対策を行っているところでございます。具体的には、浸透施設を増やし、下水道管への雨水流入の抑制を図り、川への流出を減らしております。また、ごみ除去のスクリーンをマンホール内に設置して、河川への夾雑物・ごみが流出しないようにしているところでございます。し尿投入施設の活用については、下水へ排出する水質が基準内であるかを確認していきたいと考えております。
 私からは、説明は以上になります。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  私からは、デリバリー三鷹に絡みまして、300万円のテークアウトサービス導入補助金の件について御質問いただきましたのでお答えいたします。こちらの補助金は、飲食店の業態転換を促していきたいということで、デリバリーと同じく、併せてそういったものを促していくための補助金でございます。昨年に第1弾という形で実施いたしましたが、あまりちょっと御利用がございませんでした。そこで今年に入りまして、緊急事態宣言等もございましたので、飲食店応援キャンペーンということで、まずそういった業態転換をしているお店のPR、それから、併せて第2弾としまして、上限3万円だったこのテークアウト補助金を5万円にまで増やしまして、再度3月末までの支出について支援をするという形で実施をしてございます。また、1回使ったお店につきましても、差額についてはもう一回使えるという形で実施をしているところでございます。
 実施に当たりましては、まず、三鷹弁当マップ登録店への周知ということ、これ、全90店にはお電話で全てお伝えをして、使えませんかということで周知をしてございます。また、三鷹弁当マップ未登録店は、電話帳等を使いまして、約180件のお店に、文書でこういった御案内をしているところでございます。こういったことで、今年度のこの補助金について御利用を促した上で、来年度については、一旦これについては取りやめるという形でやっているところでございます。
 以上でございます。


◯都市交通課長(久保田実君)  デマンド交通、デマンドバスの可能性の検討についてお答えをいたします。デマンド交通につきましては、専門部会におきましても、バス交通需要とタクシー交通需要のちょうど間にあります交通需要への対応として、デマンド交通の活用について議論がなされております。また、見直しの方向性の1つとしての御意見もいただいていますところから、引き続きみたかバスネットの抜本的な見直しの中で、デマンド交通の検討を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  丸池かいぼりの実施について、まずどういう考えを持って準備をするかということですが、こちらにつきましては、10年前のかいぼりは、丸池が復活して10年たったというところで行われています。その際には、無計画に放流されたコイやブラックバスなどの外来種などが見つかるなど、とてもよいタイミングで行われたと聞いております。今回はまた前回の10年前のかいぼりから10年経過して行うということを踏まえ、丸池の里わくわく村の方々と協働で、質問委員さんおっしゃるように、10年前の検証をしっかり行い、専門家の意見を聞くなどして、かいぼりの効果が発揮できるよう準備を進めていきたいと考えております。また、実施におきましては、地域の方々や近隣小学校、中学校の生徒さん、学校さんとも連携を図って一緒に行っていきたいと考えております。
 また、かいぼり終了後の再放流に際して、新たな生物の放流ですが、こちらにつきまして、まだ具体的な案が決まっていません。丸池の里わくわく村の方や専門家との協議を踏まえまして、今後検討していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  災害時緊急情報配信サービスについて御質問いただきました。まず、一斉配信されました情報の受信確認、こちらの方法なんですが、基本的に自動音声による自動送信を行います。プッシュ型の情報を発信するわけでございますが、そちらを各家庭の電話機で配信後、音声を確認した後にシャープのボタンを押していただくことによりまして受信確認がされると。シャープのプッシュがない場合には、その後再配信という形で、2回まで行われるということで想定している仕組みでございます。であることからしまして、ダイヤルを回すタイプの電話機になると、ちょっとシャープがないので対応が困難かということが想定されるところでございます。
 情報配信につきましては、こういったサービス以外にも、今年度防災会議の中で、避難行動要支援者対策部会、こういったものを検討した中で、様々な取組の中で、そういった情報弱者の方たちへの情報の提供ということを考えていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  御答弁ありがとうございました。細にわたって御答弁いただけたと思います。時間もありますので再質問、それから、新たな項目についても質問が出るかと思いますが、御承知おきください。
 まず、受動喫煙防止条例、4月1日の時点で、喫煙所がまだまだ使える状態じゃないという、コロナの状態も考えられます。その場合は、受動喫煙防止指導員はどういうお仕事をされるのかなと。受動喫煙防止指導員がいる限りは、その人に対して、どこでたばこを吸えますかという問いかけも、喫煙者からあるのではないかと思うんですけれども、喫煙可能場所の情報提供はどうするか、お考えでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  まず4月以降、仮に吸える場所がない、開設できない場合ということですけれども、開設できないという理由が、1つは密になるということがございますので、なかなかどこか別の場所にというような御案内というのも、状況によってはちょっと難しいのかなとは考えております。指導員におきましては、喫煙マナーアップ区域において、指導や案内、喫煙所が開設されない場合でも、案内はちょっとあれですけど、指導とか行っていきますので、まずはそういった指導とか、そういったところを充実していくということで、あと、必要な受動喫煙防止につながるような情報提供、そういったものについてはお伝えできるようにしていきたい、そういうふうに思っております。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。そういったPRのお仕事もあるということですね。三鷹駅前中心になると思うんですけれども、民間の喫茶店とか、飲食店、またはそういったところで喫煙できる場所というのは把握されていますでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  そういった部分で何か所か、そういった部分はこちらのほうでも把握はしております。ただ、指導員の方がそういったところを御案内するかということになると、またちょっといろいろ精査していかなければいけない部分あるかなと思っておりますので、現時点では把握をしているという状況です。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。そうですね、民間の事業者を紹介しちゃうと宣伝になってしまうんでね、いい悪いが発生してしまうかと思います。新たな取組ですので、しっかりと計画して取り組んでいただければと思います。
 続いて、井口グラウンドはよく分かりました。これからもしっかりと取り組んでいって、残す方向で考えてくださったのが何よりかと思いますので、頑張っていただければと思います。
 それとごみ関連、ちょっと先ほどの粗大ごみと違う質問になるんですけれども、常々私、スマホ用の三鷹市ごみ分別アプリを使っていまして、とても便利に使わせていただいております。その後公開されたごみ出しチャットボットというのもとてもよくできていて、使った人には本当に使いやすいものだと思うんですね。ただ、スマホ用の三鷹市ごみ分別アプリから、ごみ出しチャットボットへのリンクがないのは、とってももったいないというか、不親切と言ってもいいのかなと思うんですけれども、リンクさせることの検討は、当該年度ないのでしょうか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  確かに分別アプリとチャットボット、それぞれのいいところがありまして、チャットボットの場合、ごみの分別を文字で入れると答えてくれるというところがありますので、その辺のリンクのことについては、ちょっと技術的にできるのかというところも含めて、研究、検討させていただければと思います。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ぜひよろしくお願いいたします。スマホ用のごみアプリは、前の晩に設定しておけば、翌日のごみが何であるかという事前お知らせみたいのも来て、大変便利です。ぜひ検討していただければと思います。
 し尿投入施設のこともよく分かりました。今回造る場所のほかの場所というのもなかなか考えられないんだろうなというふうに思っていたところでしたが、そのあたりの懸念と同時に、解決策であるということも、市長から御答弁いただきました。ただ、最悪な状況も考えて、今のし尿投入施設と全く別の場所に造るとなると、次はどのような場所が想定されているのでしょうか。当然住宅密集地に造るわけにはいかないと思うんですけれども、造る場所が限定されるこのような施設、どのような場所に造るのがふさわしいのでしょうか。御所見ありましたらお願いします。


◯生活環境部長(岩崎好高君)  先ほど市長が答弁させていただいたとおり、現場所が最良の場所という認識は、当時から方向性としては出ておりました。それ以外にもどこがあるかというと、例えば東部水再生センターさんとか、あるいは環境センターとかというところも検討はさせていただきました。やはり住宅がある等々があって、いろんな問題点がまだ──例えば旧環境センターの場合は、土壌汚染の対策を講じなければならない等々の問題点も、こちらで検討させていただきました。そういう意味では、現時点でどこが適地があるかということは申し上げられないというか、検討の中には入っておりませんけれども、もし市民センター内のし尿投入施設が何らかの形で使用ができないというような状況があったときは、早急に検討を進めていくというなことで考えております。ただ、今の施設も、例えば場所を移設することもできるような、地下には埋設物をなるべく造らないような形で設計等を進めておりますので、市民センター内で適地がもしあれば、そこの中で移動することも可能かなという認識は持っております。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。よく分かりました。
 続いて、都市型産業誘致の取組なんですけれども、移転した先でどれぐらい優遇されるかという見込み、見積りは、移転してくる企業にとって大変重要だと思うわけなんですよね。ということは、今までのような条例で、示せるものがあったほうがいいんだろうなというふうに思うんです。先ほどの市長の御答弁では、誘致が見込まれた段階で考えてもいいんじゃないかというふうな御答弁だったと思うんですけれども、そうもいかない。要するに、選ばれるために、あえて外に見せる条例が必要だというのは絶対必要だと思うんですけれども、改めて御所見をお聞かせください。


◯市長(河村 孝君)  先ほども申し上げたように、例えば、IT関係の本社、あるいはメディア関係の何かとか、具体的に、要するにそこの会社がどのくらいの床面積を欲しがっているかとか、その業種が三鷹にとって適当かどうかとか、どのくらいのスピードでそれを用意しておく必要があるのかということがかなり明確でないと難しい。私ども、一般的にこういう企業に来てほしいなということは言えるんですよね。いつでもそれは都市型産業の誘致計画みたいなことを、一般的に用地抜きで書くことは可能だと思いますが、実際問題、企業の側から、具体的にそれを探している側から見ると、3年後に本社を移転したいとか、1年後にやりたいとかいう、本当にスピーディーな話になってくるんですよ。
 だから、私どもの産業としては、先ほどSOHOの話もありましたけれども、SOHOの誘致とか、そういうことを考えているときに、既にSOHOをつくった後、大きくなった後というかな、その企業が三鷹市内で活動できる場所がない、御用意できないというのは非常にネックであったんですよ。ですから、そういう視点からいうと、やっぱりビルの、例えば具体的に2階で何千平米か何かあって、どうぞ、できますかという話じゃないと、実際問題として交渉にならないんですよね。そのぐらいのスピードで企業さんはいつも考えていらっしゃるから、我々としては、具体的にそういうものが明確になった時点から交渉を始めて、御心配のように、そういうネットで探される方やなんかに話がすぐつきますから、そういうふうにしたほうがいいなと。
 産業プラザのあそこも、空き室があるとすぐいろんなところにアンテナを張って、企業にある場合には交渉に行ったりするわけなんですけれども、同じですよね。やっぱり具体的なものがあってここにどうぞ、これだとこういうメリットがありますよみたいな話にしていかないと、極端な話、見向きもされない。お愛想だけ述べられて終わりみたいな感じになりますから、やっぱりちょっと具体的な物件、用途改正とか、そういうものはじれったいですけどね、ちゃんと準備して、それからの交渉というものが、私は可能性が高いんじゃないかというふうに思っています。


◯委員(渥美典尚君)  分かりました。市長のお考え、よく分かりました。今、御答弁の中で、出ていってしまう企業を何とかしたいというお話でした。実際に全国的に有名になったオリィのOriHimeさん、出ていっちゃったんですよね。ああいった企業が残るような仕組みというのをしっかりと考えていただければと思います。よろしくお願いいたします。
 それから、堀合地下道の品川用水の関係、よく分かりました。都市伝説ということなんでしょうかね。関係者にはしっかりと話をしておきたいと思います。
 それから、デマンドバスについてもお聞かせいただきました。無人運転が完璧なものになれば、これから進化していくんだろうなというふうに思っております。さらに交通不便地域の解消に向けて、三鷹がより住みやすいまちになるようにしていただければと思っております。バスルート等々の長距離を短くするなどあると思いますので、三鷹台から飛行場ルートとか、北野から三鷹駅ルートって長い距離の部分をどうするか、しっかりと御検討いただければと思います。
 北野情報コーナーもよく分かりました。それから、丸池かいぼりの実施も分かりました。私も丸池当事者ですので、一緒に取り組んでまいりたいと思います。
 時間ももうないですね。
 最後に、ちょっとマンホールの蓋について、一言だけ言わせてください。私がかつて一般質問させていただいて、実現することができて個人的にはうれしく思っているんですけれども、もっとあれだけの枚数つくるなら、何種類もつくって欲しかったなというところがあります。これからさらに増設するんであれば、もっともっと遊び心があってもいいのかなという思いがあります。面白そうなアイデアを持っていますので、増設する際はぜひ聞きに来てください。
 終わります。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で令和山桜会の質疑を一旦終了します。
 以上で第4款 衛生費から第9款 消防費、三鷹市下水道事業会計に対する質疑を一旦終了いたします。
 本日の予算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。なお、次回は3月16日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。本日は、大変お疲れさまでした。
                  午後4時23分 散会