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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会) > 2021/03/22 令和3年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文
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2021/03/22 令和3年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文

                  午後1時27分 開議
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、ただいまから調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会を開会させていただきます。
 まず最初に休憩を取って、本日の流れを確認をいたしますので、休憩をしたいと思います。
                  午後1時27分 休憩


                  午後1時27分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査の申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午後1時28分 休憩


                  午後1時29分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  こんにちは。よろしくお願いします。本日、企画部からの行政報告、2件になります。
 まず1点目、調布飛行場における飛行検査機の変更についてです。航空法に基づきまして毎年実施している定期検査について、今年度、既に12月に実施したところなんですが、今年度から使用する機体がジェット機に変更になったということで、事後になって申し訳ありませんけれども、この機会に御報告をさせていただければと思います。
 続きまして、2点目です。調布飛行場における自家用機の分散移転状況についてです。平成27年に発生いたしました自家用機墜落事故後の管理運営の一層の適正化として、自家用機の最大限の削減を図るため、自家用機分散移転推進検討会を設置いたしまして、他の空港への移転の働きかけを継続して行っているところです。移転先の1つとして、現在、都営大島空港の施設整備を進めているところですので、その状況について御報告させていただきます。
 引き続き、詳細を企画経営課長から御説明いたします。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  それでは、よろしくお願いいたします。お手元の資料に沿いまして、御説明させていただきます。
 資料1の1ページを御覧ください。中段にありますとおり、調布飛行場では航空機の安全運行を図るため、国土交通省航空局による飛行検査を毎年実施しています。これは航空法の第47条に基づく検査で、実際に航空機を使用し、滑走路への進入コースに沿った経路を飛行して行われます。
 1の実施日時を御覧ください。検査日については、令和2年12月17日に実施されています。
 2の使用機材を御覧ください。これまでは、プロペラ機による飛行検査を行っておりましたが、退役により、今年度からジェット機に変更になりました。裏面を御覧ください。こちらにある写真の機体が新たな飛行検査機です。上段に記載してありますとおり、国土交通省による飛行検査機が全てこのタイプに統一されることから、調布飛行場でもジェット機による飛行検査となったところでございます。
 なお、平成9年に東京都知事と三鷹市長が締結しました東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する協定では、ジェット機の離着陸を認めないこととされております。調布飛行場管理事務所に確認しましたところ、検査機については、滑走路に沿って高度は下げるものの、着陸せず通過するため、本協定の内容には反していないものと考えているとのことです。
 下段の3、飛行内容を御覧ください。検査の際は、滑走路の北側、そして南側、それぞれから進入角指示灯などを確認するため上空で旋回し、複数回往復したとのことです。なお、調布飛行場管理事務所に確認しましたところ、次年度以降も同様の検査が行われることから、今後は近隣住民に対し事前に周知するよう、要望したところでございます。
 次に、資料2を御覧ください。報告の2点目は、調布飛行場における自家用機の分散移転状況についてです。平成27年に発生しました自家用機墜落事故後の対応としまして、調布飛行場の自家用機の最大限の削減を図るため、自家用機分散移転推進検討会を設置し、他空港への移転の働きかけを継続して行っているところです。会議はこれまで計6回開催されているとのことです。
 3の検討事項の(1)、自家用機の分散移転についてを御覧ください。東京都が国から調布飛行場の管理を引き継いだ平成4年7月の時点では、自家用機の登録機数は35機でした。その後、平成27年に発生しました自家用機の墜落事故時点では、事故機も含めて22機、そして、令和3年の現時点では、17機まで減っています。
 (2)、大島空港における格納庫等の整備状況についてを御覧ください。調布飛行場の自家用機所有者に、大島空港にどのような設備があれば移転してもらえるかを確認した上で整備を進めているとのことです。A3の別紙2を御覧ください。左側に格納庫の建築計画概要を記載しております。上から2つ目、建築場所は大島空港内で、建築面積は約960平方メートルとなっています。具体的な空港内の場所ですが、右下の平面図にあります工事範囲と書かれている場所になります。機体の大きさにもよりますが、ここに4機から6機程度を格納できるとのことで、令和3年4月末に工事完了予定となっています。
 なお、給油施設につきましては、格納庫の北側──この工事範囲箇所と書いてあるところの北側に整備中で、これは令和4年度中の完成を目指しております。また、格納庫の整備箇所の西側──図面でいう左側に追加で格納庫を整備できるよう、敷地の造成工事のみ先行して完了しております。なお、格納庫の追加整備につきましては、自家用機団体との調整次第とのことですので、現時点では未定となっております。
 私からの説明は以上でございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございます。市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  お願いします。まず、飛行検査のほうをお伺いしたいんですが、今御説明にもあったように、この12月の段階では事前の周知がなかったということをもう一回確認したいのと、それから、次年度以降、事前に周知を要望されたということなんですが、フェイスブックと、あと、さっきちょっとホームページも見たんですが、12月の時点でも特段案内がなかったように思うので、併せて──離着陸はしないということなんですが、このところ、やっぱり米軍機の飛行も増えて、気にされている住民の方もたくさんいらっしゃるので、ふだんと違う飛行をしている物体があると、とても心配されていらっしゃいますので、必ず次は事前の周知を徹底していただきたいと思いますので、その点、まず確認をさせてください。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  今、御質問がありましたとおり、昨年12月の今年度の飛行検査の段階では、事前に周辺の住民の皆さんへの周知はございませんでした。その後、議会、それから市民の皆さんからお問合せいただきまして、調布飛行場の管理事務所のほうに、1月の段階で、次年度以降の検査につきまして、例えば今ありましたようにフェイスブックでのお知らせですとか、チラシ等を使って、周辺の方々に周知をお願いしますというような要望はさせていただいたところです。


◯委員(前田まいさん)  市のほうに連絡が来たのも、じゃあ、1月頃ということでしょうか。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  市に連絡が来ましたのは、この資料1にありますとおり、事務連絡で、令和2年12月9日付で来ております。


◯委員(前田まいさん)  そうしましたら、できれば委員だけでも、その段階でお知らせいただきたかったなと思います。次回、よろしくお願いします。
 それから、分散移転のほうについてお伺いしたいんですが、この設置要綱のほうでは、検討会、原則として年4回開催となっていますが、令和元年度も、また今年度も、それよりも少ない回数しか開かれておりません。コロナの影響もあるのだろうとは思うんですが、原則4回開催できなかった理由などは聞き及んでいますでしょうか。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  要綱上は原則として年4回というような記載がございますが、その開催が4回を満たしていないということに対しては、市としては、情報としては聞いておりませんけれども、令和2年度1回、この回につきましては、大島空港の整備が進んでいるということで、現地で皆さんで確認されたというふうには聞いております。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、自家用機登録数の推移なんですが、ちょっとこの22機から17機にいくところの数字の理解が、すみません、私、うまくできなくて。この括弧書きの中との比較というんですか、全体としては22機から17機で5機減っていますが、調布飛行場に駐留する機体としては、事故機を入れたら18機から10機に減っているというふうに見ればいいというか、ごめんなさい、この数の変動がよく分からないので、説明できたらお願いします。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  今御質問があったのは、平成27年の22機から平成30年の17機の、このマイナス5機のところかというふうに思いますけれども、まず、この22機のうちの4機が登録を抹消したということで、その4機というのが事故機の会社のエアロテックの機体が2機、それから、陸送で他空港に行った機体が2機、この4機でマイナス4機。プラス、事故機の1機を足してマイナス5機というような計算になっております。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。


◯委員(半田伸明君)  資料1について、周知していなかったじゃないかということで飛行場に言ったのは、それは当然そうなんだけど、私、不思議でしようがないのが、事務連絡で来ているのが12月9日になっているのね。この委員会は14日にあったんですよ。なぜ14日の段階でこの話が来なかったのか。ここが不思議。そこで一言報告しているんだったら、大騒ぎにならずに済んだんですよ。
 正副打合せがどうだったかとか、私は知りませんよ。情報提供資料レベルで済ませようという話だったのか、もちろんその経緯も知らない。ただ、明らかに日程が後なわけですよ。この調布の飛行場の委員会って14日だったんだよね。なぜそのときに報告がなかったのか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  これ、我々がおわびするしかないんですけれども、こういった形で通知が来ていたんですが、このジェット機に変更するという、このことが、我々の認識として、基本的に検査という形での受け止め方をしてしまいまして、ジェット機ということについての認識が薄かったというのは事実です。今後、こういうことのないように、我々としても注意させていただければと思います。


◯委員(半田伸明君)  そこなんですよね。あっちゃならんことが起きたと思いますよ。ジェット機が云々ということじゃなくて、直前に来たことも含めて、なぜこの委員会に報告がなかったのか、ここなんです。ジェット機としての認識が薄かった云々、もちろんそれもあるでしょう。ただ、変更があることについては、直後の委員会で出すべきだよね。委員会は14日だった。これ日程9日、5日間もあるわけよ。
 だから、認識が薄くてすみませんという話じゃなくて、この委員会を行政としてどう捉えているんだっていう話なんですよ。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  本当にこれはもう飛行検査ということでの受け止め方をしてしまいましたので、この点について再度申し上げますけども、我々の認識不足です。このことは本当におわびするしかないなというふうに思っております。今後このようなことのないように、担当にも私のほうからも厳しく注意させていただいているところです。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますか。


◯委員(嶋崎英治君)  2人の委員からありました。ということは、市側も上に飛んでいるというのは現認していないということですか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  これ、正直言って、我々も現認しておりませんでした。逆に、委員の皆さんのほうから、こういうことがあったんじゃないかということを御指摘いただいて、初めてこれは我々としても非常にまずいことをしてしまったというふうに思っているところです。


◯委員(嶋崎英治君)  それで、先ほど相手側に対して、ちゃんと事前に周知しろということをツイッターでやったんですか。公式の文書で申入れとかではないんですか。ツイッターが公式じゃないということじゃなくて、やっぱり事務連絡としてこう来ているということと含めて、地元の人たちにない。本当に、私の家の上から米軍機がどんどん飛んでくるんですよ。風向きによっては本当にすごく飛ぶわけ。そうすると──ああ、また新しいの、何なんだこれはというふうに、不安があると思うんです。
 これはやっぱり書面でしっかりと申入れをすると。もしツイッターでやっているとしたら、そのコピーか何かを当委員会に提出するべきじゃないですか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  東京都のほうに文書で申入れということは、もちろん、やろうと思えばできることだと思います。ただ、これは正直、先ほど来申し上げていることで、東京都としても、この通知を12月9日の段階で市によこしているという、東京都としての事務手続は一応やっているということもありますので、このことを捉えて、ちょっと三鷹市としても、東京都に対して非難することができる状況ではないというのが正直なところです。
 この12月9日の通知が来た段階で、三鷹市としてしっかりと東京都に申入れを、あるいは依頼をすべきだったんだろうなというふうには今思っておりますので、いずれにしても東京都に対して──ただ、一方で、これはあくまでも事務連絡として、市の担当者に来た文書という位置づけで、市民の皆さんへのお知らせということでは、東京都も抜けていた部分がありますので、その辺については、先ほど課長が申し上げたとおり、東京都に対してしっかりと依頼をしていくということで対応したいと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  分かりました。前田委員が地元なので、そういういろんなことが市民からあったということですから、やっぱり地元の人たちに事前にそういう周知ができるように、いろんな形で努力していただきたいと思います。
 以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。


◯委員(伊東光則君)  まず、ジェット機になったという件なんですが、これ、検査の目的ということで、検査そのものはパスしたんでしょうか。というか、うまくいったんでしょうか。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  検査の結果、特に問題があるというふうには聞いておりませんので、何かまずいことがあったというふうには認識しておりません。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。検査する飛行機がジェット機になったということですので、騒音の問題が一番なのかなとは思いますが、ここに載っている説明では、あまり高くありませんというような説明もあります。具体的にプロペラ機が調布飛行場を使うときの騒音値というのが、たしか上限が決まっていたと思うんですが、それとの比較で、一番低く飛んだときにどのぐらいの騒音が出るかなというような、もし情報があれば教えていただければと思うんですが、いかがでしょう。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  騒音値の比較で申し上げますと、まずプロペラ機の着陸時の騒音の基準、これが88デシベルです。今回、導入、統一されましたこのCJ4という機体なんですけれども、これの着陸時の騒音の値が75.4デシベルというような形でございますので、プロペラ機と一概に比較というようなことは言えないかもしれませんけれども、プロペラ機と比較しても低い値というような形で認識しております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。新しい型の飛行機なのかなとも思いますし、騒音の問題はそれほどなかったという認識をさせていただきます。ありがとうございます。
 次に質問を移ります。資料2ですが、分散というのは事故当初から言われていて、あそこに駐機している飛行機をいかに調布飛行場以外に持っていくか、または廃機するかということで進んでいると思うんですが、現状で残っている飛行機、これからどういう行き先になるかというのを分かる範囲で説明をお願いしたいと思います。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  今現在、大島空港に何機行くかという具体的な機数もまだ明確になっておりません。そういった中ですので、大島空港以外の行き先ということの想定も、東京都のほうでまだしていないというのが現状のようですので、今後の見通しについて、まだ不透明なところがあります。
 ただ、新たな機種に変更することは、自家用機に関してはできないという形になっておりますので、基本的にはこれがどんどん減っていくだけということでの認識は、我々としても持っているところです。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。飛行機も、日にちがたてば古くなってしまって壊れてしまうというか、老朽化しちゃうのかなという一般的な感覚があるんですが、それで何年か先にはゼロになる。それを見通して、駐機していた場所なんですけど、その使い道というか、利用というのは今検討を始めているんでしょうか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  今ちょっと隣で聞いたら、飛行機の一般的な耐用年数が30年ということなので、30年以内には全部なくなるのかなという推測はできるということです。
 今の駐機場所についての見通しというのは、まだ東京都のほうとしても立てていないというふうに聞いております。


◯委員(伊東光則君)  分かりました。この飛行機墜落事故という大きな事故について、長い時間かかって解決するのかなという気もします。事故があったことそのものは、やはり忘れてはいけないことだと思いますので、市民に忘れないように何かする必要もあるのかなとも思いますし、それプラス、後始末と言っていいのか分かりませんが、その事故によって皆さんが相談した内容、協議した内容というのも、一日でも早く実現できるように努力していただければと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  ほかにございますか。よろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時52分 休憩


                  午後1時53分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議会閉会中の継続審査の申出について、本件を議題といたします。
 調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午後1時54分 散会