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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2020/12/14 令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2020/12/14 令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  皆さん、おはようございます。ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 (1)、(2)に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。本日の行政報告、最初、前半の(1)と(2)、(1)につきましては、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会の開催について、それから(2)に、北野情報コーナー(仮称)について、これを前半でさせていただきます。よろしくお願いいたします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  それでは、資料1につきまして御説明いたします。今回、御説明する内容は4点でございますが、最初に次第の(1)、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(令和2年度第1回)の開催について、御説明します。
 資料1のページ1を御覧ください。開催日時、開催場所及び出席者数です。令和2年11月4日水曜日、午後2時から3時30分に、中央ジャンクション(仮称)西側道路工事現場敷地内において開催され、出席者は21名です。
 2、内容です。冒頭、事業者より調布市において発生した陥没事象について説明がありました。その後、連絡協議会の構成員及び構成団体の人数変更等について了承され、中央ジャンクション(仮称)西側道路の工事の視察を行いました。
 ページ2からページ4が西側道路に係る当日の資料になります。ページ3を御覧ください。施工延長は約200メートル、車道幅員5メートル、歩道幅員は約1.2メートルから3.5メートルとなっています。
 ページ4を御覧ください。北側及び南側の交差点図になります。各交差点はカラー舗装とし、スクールゾーンを位置づけています。
 ページ1にお戻りください。連絡協議会の次第、決まり、当日の議事要旨については、参考資料1に記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 3、主な質問・意見です。参加者からは、歩行者の安全対策について、車両の通過速度及び交通量について、開通時期及び通学路の指定について、質問・御意見がありました。なお、通学路の指定と合わせ、12月10日午後1時にこの道路は開通しております。
 資料1については、以上となります。
 続きまして、次第の(2)、北野情報コーナー(仮称)について御説明します。資料2のページ1を御覧ください。1、北野情報コーナー(仮称)の概要についてです。地域の方々のより近いところで御意見等を聞きながら、北野の里(仮称)のまちづくりに取り組み、情報提供や情報発信を行うことを目的とし、北野情報コーナー(仮称)及び一時開放広場を整備します。
 (1)、施設概要です。施設規模は約30平方メートルの木造平屋建てです。
 (2)、敷地面積等です。建築敷地面積は約200平方メートル、植栽・畑が約150平方メートル、一時開放広場は約1,000平方メートルで、合計面積は約1,350平方メートルになります。
 (3)、運営主体は、まちづくりに係る団体を予定しています。
 (4)、開館日等は、週5日、午前9時から午後6時(11月から2月は午後5時)までを予定しています。
 (5)、施設平面図及び概要図になります。ページ2を御覧ください。北野情報コーナー、一時開放広場等の整備箇所になります。資料1で御説明した中央ジャンクション(仮称)西側道路に隣接している場所になります。ページ3を御覧ください。施設概要になります。事務所とホールを合わせて約11畳、キッチンが約2.5畳、多目的トイレが約2畳で、合計約15.5畳ほどになります。来場者用駐車場はありませんが、駐輪場のスペースを確保しています。
 資料2については、以上となります。以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。
 最初に、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会ですけども、今回の構成員及び構成団体の人数変更ということで、参考資料1の4ページに一応この別表がありますけども、どういうふうに構成員が変わって、人数がどのように変わったのか、ちょっと教えていただきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  参考資料1のページ4の一番上のところに、北野町会とございます。こちら、今まで3名だったんですけれども、こちらは町会のほうが、副会長が今まで1名だったんですけども、2名の副会長、両方とも参加させてほしいというふうに要望がありまして、人数が3名から4名と変更しました。それによりまして、参加者側としましては21名から22名に変更したという形になってございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  分かりました。あまり大きくは変わっていないということで、副会長さんが1人増えたということで、承知をいたしました。
 それと、資料1の4ページ、これ、南のほうから北野小のほうへ曲がると、結構鋭角になっているということで、巻き込みがちょっと心配かなとは思うんですが、この鋭角になっているところの、ここの歩道と車道の間に何かあるように見える。これ、ガードレールという認識でよろしいんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  車道と歩道の間には、まずガードレールがございます。そして、こちらのコーナーのところがやや鋭角ということも警視庁のほうから御指摘をいただいておりまして、やはりコーンを立てて、そちらのほうに車が入らないような形に、安全配慮しているところでございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。ガードレールがあって、コーンが立っているということなので、ここのところはちょっと危ないかなと思っていたので、分かりました。
 ここのところは、街路灯は結構、東側のほうにずっと立つのであれなんですけど、防犯カメラを設置するとかっていう、何かそういう市民からの御意見とか、業者から何かありましたでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらは、記載はしておりませんけれども、防犯カメラも3か所ほどついておりまして、こちらの通学路は全て見守られているという形になってございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  では、よろしくお願いします。この資料1の4ページの北側交差点付近の地図のところのカーブミラーの撤去、新設というのは、これは以前のやつが見づらかったから、新しく場所を変えたという認識でよろしいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  委員さんのおっしゃるとおり、位置を変更しまして、より見やすいところに変えたというところでございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、資料2の北野情報コーナー(仮称)についてのところなんですけれども、運営主体、まちづくりに係る団体ということで、たしか委託か何かだったようなことで考えていたというふうに前回伺ったと思うんですが、メンバーは、どういった人が入っている団体が入る予定を想定しているのかということと、恐らくいろんな市民からの質問、問合せがあって、そういったものに対応できるかどうかというところをちょっと心配しておりますが、その点の考えをお願いいたします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まちづくりに係る団体としましては、地元の三鷹ファームであったりとか、あと、まちづくり三鷹、そしてまた北野町会等ともお話をさせていただきながら対応しているところです。委員さん御質問のように、外環事業についても、やはりある一定程度は、現状の工事の状況等については御説明できるような体制を組んでいきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。いろいろな質問が来ることが予想されますので、十分対応できるように準備のほうをお願いいたします。
 以上で質問を終わります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。北野情報コーナー(仮称)についてなんですけれども、今回、委託か何かの形でというところで方向性を示していただいているんですけれども、では、市の所管部署みたいなところとの、情報発信を行うというところ──情報発信は市から行わずに、ここがするというような、どういうふうな割合でやるのかとか、そういうところについて、もし決まっていることがあれば、教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  情報コーナーにおきましては、やはりこれまで平成25年度のワークショップ、また平成28年度にもワークショップを行っております。また、外環事業におきましては、例えば「対応の方針」なども平成21年につくっております。そういった全体的なものは、ちゃんとこちらのほうで、市の情報として、また事業者側の情報としても発信できるような形にしながらも、ワークショップをやるやはり本命というのは、まちづくりを行っていくというところにあろうかと思います。
 そのまちづくりをどのように行っていくかというのを、住民側のほうで、これまでの経緯等を踏まえて、今後の未来のことにつきましても発信をしていくと、そのような場にしていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。役割分担みたいなところはちょっと分かりにくいと思いますので、その辺をしっかりさせていただきたいということを申し上げて、終わります。


◯委員(谷口敏也君)  すみません、質問させていただきます。まず、一時開放広場なんですけど、北野情報コーナー(仮称)の設置ということには非常に賛成で、近い場所でいろいろな意見を聞くというのは非常にいいことだと思うんですけど、一時開放広場については、どういったことができる広場として開放していくのかをお伺いしたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  一時開放広場につきましては、この情報コーナーの管理をする方がフェンスを開けて、時間、曜日などを決めながら運営していくことを考えてございます。こちらの場所、北野小学校のすぐそばにありまして、西側道路、通学路にも指定されてございます。つまり、子どもたちが帰りに寄って遊んでいけるような、そういった空間というのが、従前はこちらの北野スポーツ広場とか、ゲートボール場の高架下の公園なんかもあったんですけども、それが全てなくなってしまっておりますので、子どもたちが帰りに遊んでいけるような場所を第一としながら、土日は多様な方がいろいろコミュニケーションを取れるような、交流のできる場所としていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ということは、ボール遊びができる広場ということでもよろしいんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  例えばキャッチボールぐらいとか、あまり遠くに飛ばないようなものだったらいいんですけれども、例えば本格的に野球とかをするとしますと、フェンスも低いものですから、また隣にマンションもあるものですから、そこに飛んでいってしまったらちょっと困りますので、ある程度の簡単なキャッチボールとか、ボールを使った遊びというのはできるようにしたいと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。今、フェンスが低いとおっしゃっていましたが、どれぐらいの高さのフェンスを考えているんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  およそ1.5メートルから1.8メートルぐらいを考えてございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 それと、これまでいろいろとまちづくり連絡協議会とかに参加していない方もいろいろな意見が言えるんじゃないかと思うんですけど、この北野の里(仮称)というものの、どういったものができるかということによって、この地域の活性化に非常につながってくると思うので、いろいろな意見を地域の方からも、あるいは北野とか、あっち側だけじゃない方の意見とかも取り入れる、聞けるような体制を整えてもらいたいと思うんですが。
 まず、この北野情報コーナー(仮称)の設置のPRって非常に重要だと思うんですよ。例えば大沢のほうからでも来てもらって、この北野の地域のことを考えてもらうということも必要ですし、いろいろな意見を市内全域からいただきたいと思うんですけど、どういった広報を考えているのかということ。
 あと、(4)で開館日等、週5日って書いてあるのは、土日は休みにしようという考えなのか。私は、土日も開けたほうがいいと思うので、どっちかとか、その辺についてお伺いしたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらのPRにつきましては、中身のほうがもう少し詰まった段階で、広報ですとか、開館式とか、いろいろな手法によりましてこちらの存在を知ってもらうということが大事ですので、そちらには努めていきたいと考えてございます。
 そして、週5日というところも、まだここはちょっと未定で、週に6日にしようかという意見もあるところです。その中で利用者の方の最大公約数が取れるような、そういった日時を選んで開館していきたいなと考えていることでございます。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  できれば、土曜日、日曜日の休みのときしか来れない方とかっていらっしゃるかもしれないので、どっちかは開けていただきたいなと思います。本当に広い場所で、ここに何ができるかということによって、この地域の顔が非常に変わるというか、かなりイメージアップにもつながると思うので、ぜひ、いろいろな意見がもらえるような努力をしていただきたいなと思います。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、初めに取付け道路、西側道路の整備について確認します。私もここ、週に3日ほど、朝、周辺を通るのでよく存じているんですけども。ちょっと気になっているのは、北側交差点付近の図がありますけど、その先、この道路に入ってくるところ、北野中央通りから入ってくるんですよね。北野中央通りは今、吉祥寺通りに出るには、ジャンクションを左にカーブして入るという形になっていて、この今度できた道路は直線で、初め、ここに入ってくる手前の入り口のところでは、ちょっと障害というか、すぐにスムーズにさっと入るようにはなっていないんです。
 吉祥寺通りの出口は、すごく斜めが緩やかで、通り抜けやすい道路だというふうに感じます。ここの通りが吉祥寺通りへの抜け道のような形で使われるようになると、交通量が増えていくことが予測されると思います。今後、どういうふうに車の量が変わるのかというのは調査が必要かと思うので、そういう点。
 それと、車の量が多くなるようでしたら、北側から南に入る入り口付近の工夫っていうのが必要になるかと思うんですけども、その点、臨機応変な対応が必要になったときの対応を、しっかりと安全対策を取っていくことを求めたいと思うんですが、その点、どのように考えているのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、入り口、北野中央通りを北から南へ来たとき、そこからヘアピンのように曲がるわけです。本筋であればそこが主線なんですけれども、そのまま真っすぐ行かれてしまうと、やはり交通量の増加と、あと通学路の方々との交差というのが生まれてしまいますので、その主線であるということをもっとはっきりPRするようにということは、参加者の委員の方からもいただいているところでして、そこの対応はしていきたいと考えております。
 また、交通量の調査につきましては、事業者のほうが、こちらの従前と整備後のところを現在調査をしているところでございます。また、今行っている最中であるんですけども、これがある程度認知されてきた2か月後とか、3か月後ぐらいのときにどのように変化するのかということも、調査するように要望しているところです。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  確認なんですけれども、これは、位置づけとしては、生活道路としての位置づけということでよろしいですか。そういう位置づけで、ちゃんと対応するということが必要かと思うんですけれども、抜け道にならないようにということで再度確認したいと思うんですが、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  いわゆる生活道路の1つではあるんですけれども、主線が北野中央通りであるということをはっきりさせておく必要がございまして、あちらの北野中央通りのほうが、いわゆる9メートルの道路となってございます。そして、こちらの生活道路のほうは、最初の入り口のほうは5メートルと、やや狭いところです。西側道路に入っていくと、大体6メートルの幅員となります。ですので、生活道路と、そういった主線のところを分けるような形で、そこをもう少しはっきり明示するように、もう一回事業者のほうに求めていきたいと考えてございます。


◯委員(栗原けんじ君)  明確な生活道路としての位置づけで対応を、分かるように知らせていくことが重要かと思います。よろしくお願いします。
 将来、この周辺の道路の全体というのは、この北野のジャンクションができたときには、この道路を中心に整備、周辺道路というのはできるのか、それとも、整備されるときには敷地内にも道路の幅を利用することができて、もう少し広い道路になるという状況になるのか、将来、この道路との関係、確認しておきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在、西側道路は6メートルの幅員です。それが、将来は9メートルの機能補償道路と位置づけております。幅員のイメージとしましては、ちょうど反対側の北野中央通り、こちらが将来的な幅と同じ幅員は取っておりますので、こちらをイメージしていただければよろしいかと思います。
 ただ、歩道と車道が逆になっておりますので、北野中央通りの幅員の9メートルのところも逆に変える形になりまして、さらに西側のところも、情報コーナーがあるところから、今は6メートルなんですけど、そこから9メートル内側のほうに整備される予定となってございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  将来、この道路を基本に、幅員も少し大きくなるという認識で確認したいというふうに思います。
 その上で、北野情報コーナー(仮称)について確認したいと思います。北野の里ということでいうと、この中央ジャンクションができた後の上部の活用も含めての状況だと思いますので、北野の里のこのジャンクションの周辺の道路がどのような形になるのか。
 先ほど幅員の話も出ましたけど、東側の今の北野中央通りの部分も、住宅側はガードレール、歩道が明確に分かれていなくて、幅員も、ガードレールもジャンクション側にしかないという状況で、将来どういうふうに道路が整備されるのかっていうのも、情報提供として、この北野情報コーナー(仮称)で提示されるようになるのか、1点、ここは確認しておきたいと。
 それと、情報提供や情報発信を行うということが目的ということですけど、どういう情報提供をするのか。このスペースで、パネルなのか、冊子みたいなものになるのか、どういう情報をどういう形で、来た方にお知らせするのか。その手法を確認しておきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、機能補償道路につきましては、情報コーナーでもちゃんと分かるような形で、資料等を整えておきたいと思います。
 また、情報コーナーにおきまして、どのようなものをそろえるのか、発信していくのかというところなんですけども、まず、資料としましては、外環事業のものですとか、パンフレットですとか、機能補償道路、そのほか、整備のステップ図とか、そういったものを用意できるようにしていきたいと考えているところでございます。
 ただ、まちづくりに関しましていうと、これまで行ってきたワークショップの報告書などがあろうかと思います。ただ、ここで一番大事なのが、そういったものをそろえて、こうですよと見せるのではなく、その方々が活動を通じて、こんなまちづくりの活動をみんなでやっていきましょうよということをPRしながら、そこの北野情報コーナー(仮称)だけにとどまらず、ほかに近くに北野中央公園ですとか、北野公園なんかの公園もございます。
 そういった場所とも連携をしながら、北野の里全体としての公園づくりというのを、そこの皆さんで検討していただいて、その機能を蓋かけ上部空間の将来に持っていくと、こういった取組を目指していきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、ここからちょっと厳しいかもしれないんですけども、開館日等、週5日っていうことで、何人体制で、絶えず説明員という方たちがいるのかということを確認しておきたいと思います。
 その上で、いつまでこの北野情報コーナーというのを置いておく見通しなのか。北野の里を造るのには、ジャンクションが完成して、上部空間を使える状況にならないと進まないというか、形にならない。そうすると、進捗状況にすごく影響を受けると思うんですね。そういうことでいうと、絶えずこの北野情報コーナー(仮称)に人が集って、北野の里のジャンクションの上部空間も含めたその周辺のまちづくりを話すっていう環境になるのか。
 私は、すごく閑散として人が来ない施設で、ずっと開設するという状態が続くような事態にならないかというふうに懸念しているんですけれども、そういうことにはならないでしょうか。また、そうしないために、市は考えがあるんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  委員さんの御質問、もっともなことだと思います。質問に来る人がそんなにいるのかと。毎日、毎時間いてというのも、非常に分かるかと思います。
 ただ、説明をする方というのは常駐しながら、例えば裏で畑をしながら、北野町会とか、また、まちづくりのファームなんかと一緒に、そこの活動の計画を練ったりとか、そういった地域の活性化に資するものとして、そこを取りそろえておりまして、恐らく毎回毎回、人が来て、質問をするというわけではなかろうかと思います。
 ただ、そちらの常駐する方には、外環事業についても一定程度の説明はしながらも、やはり細かい内容につきましては、事業者のほうへの橋渡し役となっていただきながら、まちづくりについて検討していく場というふうにしたいと考えてございます。
 あと、御質問がありました、いつまでこの情報コーナーがあるのかというところなんですけども、こちらの土地につきましては、近くの地権者の方から無償でお借りをしているところでございます。その方からは、外環上部ができるまでは貸してあげるよというふうに言われているところでございまして、外環の上部ができるまでは、こちらのほうを続けていきたいと考えているところであります。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  開設期間は分かったんですけれども、その開設期間だと、いつまでもつことになるのかというのがはっきりしない。北野のジャンクションがいつできるかどうかというのが、今分からない。2030年というような工期の延長の打診というか、出ているという状況の下で、本当に2030年というのもはっきりしないということで。ちょっと、期間と機能、この役割が本当に市民に今、現時点で必要な機能なのかという点では検証が必要ですし、一定、運営している中で、この施設がより有効になるように、見直しも一定の期間で考えることが必要かと思いますけども、その点は御検討なされますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今地域の方々にとって一番ストレスなのは、やはり防音壁というものに囲まれていて、今までは野原があった、広い空も見えたというところが、すっかり工事ヤードとなってしまっているところに、非常に不安であったり、安心できないというところが、生活環境に影響があるというふうに聞いているところでございます。
 そのためにも、外環の上部でできないのであれば、その周辺でいろいろとみんなでまちづくりの活性化を図っていこうという取組を始めていきたいというところで、ファームのほうですから、これまでまちづくりに関わってきた団体がそういったことをしてほしいとの強い要望がございまして、今回行っているところでございます。こちらをぜひ活性化させていって、少しでもそういった外環の不安を取り除くような施設にしていきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  一定の時期で機能を検証して、より適切な見直しが必要であれば、その都度改善していただきたいというふうに思います。北野の里ということで、周辺の地域の取組も重要なのでね、本当にジャンクション、いつまでに工事が終わるか分からないので、周辺の活性化の取組というのは重要になるので、その役割を果たすことは必要かと思います。
 北野の里っていうことで、外環道路全体の事業に対して不安だとか、情報提供が必要だと思いますので、そういう周辺の大深度地下トンネルの状況ですとか、今のこのジャンクションの中の進捗状況とかも分かるような情報提供が必要と思いますが、その点を行うのかどうか、最後に確認して終わりたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  一定程度のことはちゃんと分かるような形にそろえていきたいと思います。委員さんのように鋭い質問があったときには、事業者のほうに橋渡しとなるような形の役割をしていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  北野の里を含めた外環道路整備事業全体にわたって、市民の不安に対して適切に応える体制で、それにも随時応えていくような取組をする場所にしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(赤松大一君)  すみません、ありがとうございます。北野情報コーナーの点でございますが、すみません、2ページのところで、今回の情報コーナーの北側に車の絵が描いてあるんですが、この車は──先ほど駐車場がないという御説明をいただいているんですが、どのような車両を想定されているのか、お聞かせください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの車は、管理者用をイメージしております。こちらに載せるべきかどうかもちょっと迷ったんですけれども、スケール感が分かったほうがよろしいかなと思いまして、1台、管理者用ということで車の絵を描かせていただいたというところで。基本的に駐車場はないという形なんですけども、例えば車椅子の方ですとか、そういった方はぜひこちらを御利用いただきまして、こちらのほう、介助しながら、中のほうで御利用いただくということを考えてございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。今御答弁いただいたとおり、やはり障がいのある方の想定をしたところのことを今質問しようと思っていたんですが、せっかくトイレも多目的をつけていただいているので、やはりそういう方でも気兼ねなく来場していただいて、様々な情報を得ていただくような取組をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、一時開放広場でございますが、先ほど鍵の開錠はこちらの運営の方々にということでございますけれども、かなり自由度の高い広場になるかと認識したんですけれども、この広場の見守りというのは、どのような想定をされているのか。全くフリースペースにしてしまうのか、一定の──先ほど他の委員からもあったとおり、球技、ボール等の遊びに関して、例えばどうしても子どもたちは自由に遊んでしまうと危ないことも想定されるんですけども、その辺の見守りというか、どのように想定されているのか、お聞かせください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの広場のほう、ちゃんとこちらの施設の方が目の行き届くような形で行っていきたいと思います。つまり、キャッチボールなどはいいんですけれども、バットを使って遠くに飛ばすようなときにはちょっと注意させていただきながら、ある程度の枠の中でありながらも、ただ、管理人がいることで、より自由にできるというのもあるわけなんです。
 多くの人が来て、規制をするのではなく、遊び方の誘導をしていくという意味で、多くの遊びができるような形にしていきたいと考えてございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。あとは、すみません、こちらの情報コーナーに関しては、やはり情報発信の目的と併せまして、地域の方のお声を聞くための情報収集のコーナーとしても活用していただきたいと考えているんですけれども、そういう地域の方々がここを見て、質問と併せてこういうふうにといった様々な要望というか、希望があった場合に、それをお声をキャッチできるような構えとして、どのようなことを想定されているのか、お聞かせください。
 もう一点、すみません、一時開放広場の開場時間、教えてください。こちらの情報コーナーに準ずるのか、もしくは、こちらの広場は全くまた別の形として、もう少し長く遊べるようにするのかとかということをお聞かせください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  情報収集の仕方につきましては、直接お越しいただくこともございますし、また、将来的には、このホームページなどを団体によって作って、運営していくということも考えていることでございます。それによりまして、多様な意見をいただけるような仕組みにしていきたいなと考えているところであります。
 また、まちづくりに関わる話合いなどをここで行うということも必要なのかなというふうに考えておりまして、そこから地域の意見を吸い上げるというような方法も、今後検討していきたいと考えております。
 あと、一時開放広場の時間なんですけれども、現在のところは、こちらの施設、建物のほう、こちらの開館時間と同じ時間で検討しているところでございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、お願いします。1つは、道路の話ですが、先ほど言ったように、生活道路として確保するということで、ただ、どうしても抜け道マップみたいなところに載せられちゃうと、入ってきちゃうみたいなことがあると思うんですけど、あれって、何とか制限するとか、載せないようにするとか、何かそういうことってできないでしょうか。
 特に北側はそうやって制限をかけられる──吉祥寺通りのほうから入るほう、あれ、吉祥寺通りから来ちゃうと、入りやすいんですよね。そこの制限って何らか検討できないのかということを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  北側のほうからですと、主線をもっと位置づける、明確にさせることによって、そちらに誘導できるのかなというふうに考えてございます。例えば南側のほうから入る車に対しては、例えば看板等の設置によりまして、スクールゾーンありとか、この先生活道路とか、そういった形で、何らかの直線的にそこに入ろうとしないような、そもそも吉祥寺通りから入ろうとしないような仕組みを検討していきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  例えば通学路指定をして、朝と夕方の時間は入れませんよみたいな、完全に進入禁止にできるかどうか分からないけども、そういうふうにしている道がありますよね。そういうふうな指定とか、できないでしょうかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらのほう、スクールゾーンの指定になってございますので、朝の通学の時間は入れないという形になっております。委員さんがおっしゃいますように、そこのPRというのが非常に重要なのかなと考えてございまして、いわゆるよく目立って、馬なんかを置いちゃっているところもありますけれども、そこはかなり完全な対策ではあるんですけども、それを、例えば看板等により大きく周知するとか、まずはそういうところから、入れませんよということの周知を図っていきたいと考えてございます。


◯委員(野村羊子さん)  路面に書くというのは結構大きいと思うので、ぜひ検討いただければと。ここ、通学路で何時から何時、進入禁止ですよみたいなことをきっちり書いていただければと思います。
 それで、情報コーナーについてですけれども、この仮称が取れる──北野の里(仮称)ということは、つまり、誰がいつ正式名称を決めるのか、どこで決めるのか、いつ取れるのかということが1つ。それから、先ほど無償で上部ができるまでって言いましたけど、土地の契約としては、1年単位の自動更新みたいな形になるのかという、まずそこを確認します。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、契約の更新につきましては、1年更新という形で、双方何もなければ自動更新という形になってございます。
 名称のほうなんですけれども、北野情報コーナー(仮称)というのはあくまでも市のほうがつけた名前でございます。これにつきましては、市のほうで情報コーナーとなるのか決定をしていくのかなと。ただ、愛称名というのがあろうかと思います。こちらは地域の方々に共に検討していただいて、そちらのほう、大きな看板に掲げていくような形にしていきたいなと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。これは、条例設置になるのか、そうではなく設置されるのかというのを、もう一回確認します。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらのほうは条例設置ではございませんで、内部規則によって設置していくものかなと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。あと、広場のことですけども、1つは、団体利用というようなことがあり得るのか。もしそうだとしたら、団体受付、時間管理等はこの管理団体のほうで行うようになるのか。プレーパークで遊んでいるような人たち、あるいは、たき火とか、水遊びとかっていうふうなことは可能なのかということを確認します。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの場所を団体で占有してしまうという使い方よりは、地域に広く使っていただきたいなという趣旨がありますので、現在のところ、団体利用で登録というのは考えてはいないところでございます。
 委員さんがおっしゃいましたプレーパークといいますのは、意外とここの場所では、穴を掘ったりとか、やろうと思えば、近隣の方々のところもありますので、たき火なんかもできなくはないので、そういった団体との話合いというのもやって、活性化できるような、今までにないような公園づくりというのができれば面白いのかなとは考えてございます。ただ、まちづくり団体のほうと、その辺は十分話合いなどをしながら、運営をしていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました、あと、自転車がどれだけ止められるか。広場で、そういうふうな形で、あるいはイベント的なことをしたときに、10代、20代とかになると、広場の中に止めざるを得ないとかっていうふうになるのか。この建物の周辺にずらっと止めると、何台止められるか分かりませんが。この敷地の南側は、建物の敷地の側にもフェンスなりができるのでしょうか。隣地との境界がどうなるのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちら、広場のほうはぐるっとフェンスで囲んでいる箇所となります。そして、自転車なんですけれども、情報コーナーのほうでは大体5台分ぐらいは止められるような形になっております。奥のほうに詰めれば、10台分ぐらいは全然いけるかと思うんですけれども、広場を利用する方におきましては、その広場の中に駐輪していただいて、そこで遊んでいただくということを考えております。
 以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、ここで一旦休憩といたします。
                  午前10時17分 休憩


                  午前10時28分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 それでは、続けます。
 次に、(3)、(4)に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  この2項目について、行政報告いたします。
 最初に、私から一言コメントさせていただきます。今回、これまでになかった陥没、それから空洞の発見といったことが起きました。このことは、市としましても非常に大きな出来事だというふうに認識をしております。そのため、当日は休暇だったんですけれども、我々ですぐに情報共有を図りまして、それぞれ事業者に問合せをしたりですとか、また市長と連絡を取ったり、それから、議会への報告をさせていただいたりと、手分けしながら当日の対応をすることができました。
 幸いそのおかげで、議会の皆様にも最新の情報をその都度、御報告することができました。おかげで、皆さんへはすぐに対応できたというふうに考えているところです。今後も、もしこういったような予想しないことが起きた場合には、私どもも適宜対応していきたいというふうに考えているところです。
 一方、今回のことについて、特に今後のことにつきましては、この陥没の原因が究明されないとなかなか先が見えないという状況でございます。そこで、市としては、これまでも要請書など、文書で要望しておりますけれども、今後もやはり早期の原因の究明、これを求めていくようにしていきたいというふうに考えております。引き続き、よろしくお願いいたします。
 それでは、担当課長から説明をさせていただきます。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  それでは、次第の(3)、外環事業に係る取組状況について御説明します。資料3のページ1を御覧ください。1、用地取得の状況についてです。(1)、中央ジャンクション(仮称)、面積ベースですが、用地買収は99%、区分地上権は95%です。件数ベースの用地買収は99%、区分地上権は92%で、前回報告しました6月末時点と比べて進捗はしておりません。
 2、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和2年12月上旬時点)を御説明します。ページ2を御覧ください。A3の用紙になります。現在の8つの工事を記載しております。工期は後ほど御確認ください。黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、現在、準備工事として防音設備工事及びシールドに係る附帯設備工事等を施工中です。
 紫の枠、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路(ランプ)、換気所地下部等を構築するもので、現在、南側換気所掘削工事及び開削ボックス躯体構築を行っています。
 緑の枠、まる4、中央ジャンクションAランプ橋他2橋(下部工)工事です。橋脚の構築等を行うもので、こちらは現在、ランプ躯体構築工事及び基礎ぐい工事等を施工中です。
 青の枠、まる5、東京外環中央ジャンクション北側ランプ(その2)工事及びまる6、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事です。ランプ部地下躯体構築等を行うもので、現在、躯体構築工事及び埋め戻し工等を施工中です。
 赤の枠、まる7、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その2)工事及びまる8、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その2)工事です。Aランプシールドは現在、停止に向けた掘進を行っており、Hランプシールドは10月28日に掘進を停止し、場内整備及び後続台車の坑内設置を行っています。
 ページ2については、以上となります。
 資料3、ページ1にお戻りください。3、本線トンネル工事等の掘進状況について(令和2年12月上旬時点)です。3ページを御覧ください。本線トンネル工事の掘進状況を御説明します。本線トンネルは、現在、10月18日に発生した陥没事象により掘進を停止しています。東名北工事の北行き(がるるん)は、調布市内において11月5日から掘進を停止しています。掘進距離は約3,600メートル、三鷹市域まで約1.3キロになります。南行き(みどりんぐ)は、調布市内において10月18日から掘進を停止しており、掘進距離は約4,400メートル、三鷹市域まで約0.5キロです。
 また、大泉南工事の北行き(カラッキィー)及び南行き(グリルド)は、大泉ジャンクション内の事業地内で11月3日及び10月18日に掘進を停止しており、掘進距離は約1,100メートル及び約550メートルです。
 ページ4を御覧ください。ランプシールドトンネル工事の掘進状況についてです。令和2年12月1日時点で、中央ジャンクション北側Aランプシールドは、Aランプ立て坑から約20メートルの位置にあり、停止に向け、必要最小限の掘進作業中です。中央ジャンクション北側Hランプシールドは、Hランプ立て坑から37メートルの位置にあり、10月28日に掘進を停止しています。
 ページ1にお戻りください。4、オープンハウスの開催についてです。(1)、オープンハウスの開催。事業者は、本線トンネル及び中央ジャンクション(仮称)における現在の工事の状況などについて情報提供や説明を行いました。今回新たに公表されたパネル等については、参考資料3に記載していますので、後ほど御確認ください。
 (2)、開催日時及び開催場所については、記載のとおりです。
 (3)、対象者への周知ですが、ポスティング、新聞折り込み、「広報みたか」、国土交通省及び三鷹市ホームページになります。
 (4)、主な質問・意見ですが、外環の事業概要、計画、開通時期に関すること、各ジャンクションでの工事進捗状況に関すること、環境(地下水・大気・振動等)に関すること、シールドトンネル施工に伴う振動・騒音に関することなどがありました。
 5、その他です。野川における漏気について、事業者のホームページに公表がありました。参考資料4に記載していますので、後ほど御確認ください。
 資料3については、以上となります。
 それでは、次第にお戻りください。(4)、東京外郭環状道路(関越から東名)本線トンネル(南行き)の工事現場付近(調布市東つつじヶ丘二丁目地内)において発生した陥没事象等の経緯について御説明します。
 資料4を御覧ください。1、陥没事象、空洞の発生等に係る経緯の概要についてです。令和2年10月18日日曜日、調布市東つつじヶ丘二丁目地内において、陥没事象(深さ約5メートル、幅約6メートル、長さ約5メートル)が発生しました。また、11月3日火曜日に、幅約4メートル、長さ約30メートル、厚さ約3メートルの空洞が判明し、11月21日土曜日に、幅約3メートル、長さ約27メートル、厚さ約4メートルの空洞が判明しました。事業者は、東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会を開催し、調布市地表面陥没に関する調査方針を公表し、原因究明のための調査及びこれまで掘り進めてきた区間の調査を行っています。
 (1)、陥没事象、空洞の判明等に係る経緯について、抜粋にて御説明します。10月18日、調布市東つつじヶ丘二丁目地内において陥没事象が発生しました。10月21日、本線シールドトンネル工事における安全・安心の確保について、市から要請書を提出しました。
 11月3日、陥没事象箇所の北側における幅約4メートル、長さ約30メートル、厚さ約3メートルの空洞が判明しました。11月6日・7日、東京外郭環状道路工事現場付近での地表面陥没に関する説明会が開催されました。11月21日、陥没事象箇所の南側における幅約3メートル、長さ約27メートル、厚さ約4メートルの空洞が判明しました。11月24日、陥没事象箇所の北側における空洞の充填作業が完了しました。約600立米の充填がされたと聞いています。12月3日、陥没事象箇所の南側における空洞の充填作業が完了しました。約200立米の充填がされたと聞いています。
 現在、陥没及び発生した空洞の原因究明を行っており、また、世田谷区、狛江市、調布市の一部において路面空洞調査を行っていると聞いています。
 (2)、公表資料になります。三鷹市、本線シールドトンネル工事における安全・安心の確保について要請書及び東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会資料を参考資料5に抜粋にて掲載していますので、後ほど御確認ください。
 説明は以上になります。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、お願いします。資料3の2ページの工事の状況ですけども、今回の調布市の市道の道路陥没により、この中の2ページの工事に何か影響があったのかどうか。進捗が遅れるとか、再度調査をしたとか、進捗に何か影響があったのかどうかということ。
 コロナ禍ということで、コロナ禍のその後の影響で、何か進捗に影響があったかどうか、まず、その辺からお願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  中央ジャンクションにおきましては、ランプシールド工事が4本ございます。そのうち、既に掘進を行っていました、まる7とまる8のAランプシールドとHランプシールド、こちらにつきましては、掘進に向けた停止等を行っておりまして、こちらについては影響があるものと認識しております。
 あともう一つ、南側のBランプシールドとFランプシールドにつきましては、こちらの原因究明がされない限りは掘進しないという形になってございますので、将来的には影響が出てくるものかなと認識しております。
 そのほかの工事につきましては、影響がないものと認識しております。
 もう一つ、御質問いただきましたコロナの関係というところで、中央ジャンクションにおきましては、10月13日に情報提供させていただきましたとおり、1名の陽性者が作業員にて発生しました。それにおきましては、濃厚接触者も2人いたんですけれども、陰性という形になりまして、現在その陽性者も完治しているというところで、全体工程におきましては影響がないものというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。コロナの影響はなかったということ、あとランプシールドに関しては、そういう停止を含めた状況で、影響があるだろうということで、分かりました。やっぱり地域の方は、そういう事故があったということで、同じような工事をやっているわけではないですが、やっぱり心配の声というのがあるかと思いますので、その辺の情報提供も含めて、よろしくお願いしたいなというふうに思います。
 それと、今回の陥没事故の事象についてちょっと質問をさせていただきたいと思うんですが、これまで頂いた資料の中からちょっと確認をさせていただきたいと思うんですが。まず、12月4日に頂いている資料で、東京外郭環状道路の、いわゆる機器を使って路面下空洞探査車等、ハンディー型地中レーダーということで、写真も回って、これでやりますよということで頂いているんですが、11月27日に、地表面陥没箇所周辺の調査の進捗状況についてって頂いている中で、路面下空洞調査の実施済みということで頂いているんですが。
 この陥没箇所周辺のところというと、これが赤で済んだところが載っている。ほとんど今、終わっている状況で、南のほうで少し一部、まだ黄色で残っているところもありますが、ほとんど終わっている状況なんですけど。これ、さっき言った2種類の方法で、割合というんですか、探査機でどのぐらいやっていて、ハンディータイプでどのぐらいやっているか、何か分かったら教えていただきたいんですけれども。あと、その精度の差があるのかどうか、お願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  調査につきましても、五月雨式にお渡しをしていて、なかなか非常に分かりづらいものかと思います。そちらをちょっと簡単に御説明をしますと、まず路面下空洞調査としまして車を走らせていって、そこで路面で幅が1メートルぐらいしか探査できませんので、それを何往復かしながら、空いている地中のところについてはハンディータイプのもので探っていくと。この調査におきましては、調布市域においてはほぼ終わりまして、そのほか、現在、狛江とか、世田谷などにおいて行っている最中で、そこもだんだん進んできている状況です。
 さらに、そこにつきましては1.5メートルのところまでしか探査ができませんので、現在は調布市の陥没箇所と同じ事象があった箇所につきましては、エリアAとしまして、そのほかの区間につきましてはエリアBとしまして、さらに深いところの探査を、10メートルまでの探査を行っている最中で、これを今、エリアAにおいて始めたという状況でございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。路面下空洞調査では、その空洞というのは見つかってはいないということでいいんでしょうか。いわゆる地盤状況の調査、ボーリング調査で発見はあったと思うんですが、路面空洞調査ではなかったということでいいんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、路面下の空洞調査、1.5メートルのところですので、そこの陥没箇所周辺においては、まずは見つからなかったということなんですけれども、そこからボーリング調査をやるということで、8本のボーリング調査をやるということになっております。
 それから、現在は2本追加されまして10本やっているところなんですけども、そのやっているうちの2本で見つかったと。いわゆる、最初に見つかった空洞というのが深さ5メートルよりも深いところ、そして、2番目に見つかった空洞が4メートルよりも深いところだったので、そちらを走らせた車では、1.5メートルのところだと調査ができなかったというふうに聞いております。
 それによりまして、既存の箇所におきまして、さらに10メートルまで深いところを今後やろうとしているというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。というのは、路面下空洞調査はスピードもあってできるんでしょうけど、なかなかそこでは見つからない事象が多いということで、分かりました。やっぱりボーリング調査が大事なのかなと思うんですが。数多くやるというのはなかなか難しいのかもしれませんが、ボーリング調査で、頂いている同じ資料の2ページ目のところにあるもので、これは1から8まで載っているわけですが、45メートル前後をやっているものと、2と3に関しては14メートル、15メートル、浅いという形、この差っていうのはあるんでしょうか。現場に近いところが浅くて、遠いところが深くやっているようなイメージがあるんですけど、この差というのはあるんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  浅いところにおきましては、陥没が起こった箇所の地下水とか、そういった測定等も含めて、地盤調査のために浅いとしているというふうに聞いております。そのほかの深いところにつきましては、大深度トンネルから、どのように影響があったのかという、そちらをボーリングをしまして、その締め固め等により影響があったのかどうかというのを確認しているというふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  分かりました。路面下空洞調査と、やっぱりボーリング調査、並行してやらなきゃいけないのかなという部分で、深いところを見つけるためにはボーリング調査というのが大事なのかなと思うんですが、今後、やっぱりこの周辺も含めて広くやっていただきたいと思います。
 当然、本当だったら、路面下調査、ボーリング調査を工事前にいろいろやっていれば、それが前からあったものなのか、工事でできたものなのかというのが本当は分かりやすかったんでしょうけど、なかなかここまで細かい事前調査というのはできなかったのかなと思いますので、三鷹市においては、なるべく事前調査というのはやっぱりこれから大事かと思いますので、今回の事象がどうなのか、結果によってかと思いますが、その辺を注視していただいて、取り組んでいただければと思います。よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  では、よろしくお願いいたします。まず、今回の件で、先ほどの委員さんからもありましたけれども、多少、北野のジャンクションの工事にも影響があるということで、事象が今回発生する前と後とでは、事業者側と本市の担当の皆さんとの協議というか、話し合う場というのは、発生前と発生後では、何か頻度が多くなったとか、その辺の変化はあったんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こういった緊急事態におきましての連絡というのが頻繁に来るようになったというのはあります。そこは、陥没事象も含めて、その後の空洞が見つかったとか、あと、こういう調査の委員会が開かれますという内容については、かなり早く連絡が入ってきました。
 また、沿線区市等におきましても、事業者側において沿線区市の会議などを開きまして、これまで10月に1回と11月に2回という形で、3回ほど、これまでの状況のところと今後の調査の見込み等について、話合いと情報提供がされたところでございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。その周辺というのは関係する7市区のことで、そこでなんですけれども、10月21日に河村市長のほうから事業者宛てに要請を出されておりますけれども、この要請を出すに当たっては、周辺の7市区、例えば隣の調布市さんだったりとかとすり合わせたりとかをしたのか、それとも、うちであくまで単独で出されたのか、その辺ちょっと知りたいので、お願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  三鷹市におきましては、隣の調布市で起きました、調布市で20日に要請書のほうが出されましたので、そちらを基にさせていただいて、どういう本意でこれがつくられたのかというのは確認をさせていただきながら、三鷹市としての要請書を作成させていただいたというのがございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。
 事業者側のほうで今後の調査の基本方針を出されていますけれども、やっぱり調布のほうとうちの三鷹のほうとの決定的な違いというのが、やはり調布市はもうほとんど終わっていて、うちのほうはこれから来るというところが決定的な違いだと思うんですけれども。
 基本方針の中で原因究明、また、掘り進めてきた区間の調査ということで、そこで仮に、原因、因果関係が直接のものではないということが分かって、工事がまた進んでくると仮定して、その場合に、あらかじめ本市の入ってくるコースにボーリング調査をするとか、そういうことによって、漏気のときもそうですけれども、直接の因果関係が分からないということを防ぐためにも、あらかじめ事前の調査を徹底するということは大事だと思うんです。その辺、事業者側から何か本市のほうに考え方とか、説明はあったでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  今、御質問のあった内容は非常に重要なことだと考えております。特に調布市は確かにほとんど堀り進んでおりますけれども、これから、三鷹市に来るに当たっては、中央ジャンクションもございますので、今回のことを踏まえて、事業者側には、事前の調査をしてもらいたいということを申し入れたいというふうに考えております。
 ただ、調査の具体的な内容については、その場所、位置ですとか、タイミングとか、路面下の調査になるかとか、もしくは狭いところはハンディーで入っていくとか、いろいろあろうかと思いますが、我々としては、事前の調査を求めていきたいということを既に言ってはいるんですけれども、今後も言っていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございます。やはり、そこが一番重要なところだと思いますので、仮に今後進むような場合には、調査を事前にというのを引き続き強く求めていただきたいと思いますし、また、その過程においては、本市の担当部署のほうもなるべく深く関わって、一緒に見させていただくというのが大事だと思いますので、引き続きその方向でやっていただければと思います。
 もう一つ聞きたかったのが、私たち、外環の委員の場合だと、担当の方々から都度都度、報告を紙で頂いているので分かるんですけれども、その周辺の地域の住民の方々に対しましては、例えばホームページで都度都度公表はされているのは知っているんですが、ホームページとか、なかなか見られない方も多くいらっしゃると思いますので、そういった方への周知、報告の仕方って、事業者側から市民の方々にはどのような形で報告が行われているのかというのを教えていただけたらと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現時点におきまして、何かそういった資料のほうを地域の方々に提供しているというものはございませんけれども、各市、お問合せなどは外環担当のほうが窓口となって伺っております。それにおきましては、やはり、これまで、従前よりもそういったお問合せの件数は増えたという形になってございまして、お問合せがあったものについてはしっかりと対応しております。
 また、将来的におきましても、いろいろな形で情報発信ができる形、共有ができる形にしていきたいと考えているところです。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。やはり情報がないことに対する不安というのもきっとあると思いますので、その辺は丁寧に、なるべく多くの情報を知らせていけるような形で、事業者の方に求めていっていただければと思いますので、引き続き御対応をお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、幾つか質問させていただきます。市長のほうから、10月21日に要請という形で出されていますが、我々も立憲民主党の党として、陥没があった次の日の夕方に調布の山花議員の事務所に、国土交通省の人とか、NEXCO東日本、中日本の人に来てもらって、現状の説明をしてもらった後に、いろいろな要望──要望書は、うちのほうは22日に提出しているんですけど、三鷹の議員としては、先ほどおっしゃったように、これから来るところでそういったことが起きないように、事前の調査をしてくださいという要望を申しました。
 今、部長も、その要望をしているというようなことでしたが、それの回答っていうのはどうなっていますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まだ原因究明をしておりまして、今後の内容についてはまだ触れていないところでございます。今、事業者のほうは、現在、陥没が起こった箇所、そして過去のところを徹底してやりまして、それにおいて原因究明をした上で、恐らく次は未来のところについて、話がなされるかなというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そういう順番になろうかとは思うんですけど、話をしていると、やってくれそうな話なんですよ。ただ、きちっとした文書が来ていない。例えば、立憲民主党で出したときもそうなんですけど、この市長の10月21日に出した要請に対しての──(6)までありますね、これの回答というのは出ているんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの回答につきましては、沿線区市におきましても全て出ていないというところで、これについては、まだ全体としての回答はどこも恐らくもらっていないのかなというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  なかなか文書で回答を出さないんじゃないかなと思うんですけど、原因究明が一番先というのは分かりますが、こういう市長が出していることに対しては、ある程度答弁をしっかりと紙ベースでもらえるような、こっち側からアプローチをしていくべきじゃないかと思うんですけど、市としては、今現在どうお考えなのか、お伺いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、事業者のほうについては、口頭でも、やるのか、やらないのかということはかなり詰め寄ってはいるところなんですけれども、やはり事業者側のほうとしては、まだ原因究明をというところでとどまっているところでございます。ただ、何らかの対策をしない限り、三鷹市に入らせないという姿勢は既に見せておりますので、その回答が文書によるものなのか、それとも口頭によるものなのかというのはちょっとありますけれども、何らかの対策はしっかりと求めていこうと考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひ、しっかりとした答弁がもらえるように、お願いをしたいと思います。
 また、このことに関しては、やはり7区市でまとまって国土交通省なり、事業者なりに、しっかりと今後も要請していくべきだと思うんですよね。そういった連絡会みたいなのをつくって、強く要望していくべきだと思うんですけど、その辺の連絡会みたいなのの設置は考えていないですか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  自治体の横の連携は重要だと考えています。現在、関係する自治体で打合せなどは行っているところでございます。ただ、もう少し、例えば頻度を上げるとか、もしくは、場合によっては、もっと上のクラスが入る会合にしようかと、そういった検討は今後していく可能性がございます。
 今現在は、陥没が起きて以降は、そういった関係する自治体の部長級までが集まって打合せを行っているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。それぞれの立場が違うというのはあるかもしれないんですけど、こういう国の事業に対して、しっかりと関係する自治体がまとまって交渉することが重要だと思うので、その辺はぜひ実施していただきたいなと思います。
 終わります。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、初めに資料3の2ページの工事の状況についてです。これ全てなんですけども、令和3年3月に工期が設定されていて、工期切れが迫っています。この工期間にできるっていう想定なのか、今後の見通しというのはどういうふうに事業者から示されているのか、市の把握状況を確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在、全ての工事におきましては3月となっているところでございます。こちらで、恐らくこのランプシールド等につきましては、全て延伸をされるものというふうに認識しているところでございます。そのほかのものにつきましては、こちらが確実に終わるものかどうかというのは、全体の中央ジャンクション、今発注されている工事におきましては、およそ71%が完了しているというふうに伺っておりまして、この中で完了するものがあるのかどうかというのはまだ知らされてはおりませんけれども、現在の状況は71%というふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  そうすると、71%ということで、完成するところもできてくるということでいうと、上部空間の利用に向けた取組が開始できるようになるという見通しもあるんでしょうか。そういう進捗と北野の里の取組との関係で、市はどういうふうに取り組んでいるのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  例えば今年度、工事が終わりましても、例えばそこの施工ヤードにつきましては別工事が入ったりとか、もしくはヤードとして使用するなどございまして、来年度からすぐにうちのほうが外環の上部空間について利用できるという話は聞いてはいないところでございますけれども、工事の進捗状況によりまして、外環国道のほうが、なるべく遊べるような、一時開放ができるような場所というのを用意することも検討するというふうに言っておりまして、今後の進捗を期待していきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、ここの工事の状況で、中央ジャンクションからは4つのシールドマシントンネル工事が発進する基地ができていて、北側のほうは掘進がスタートして、安全な場所で止まると。1つは停止作業中だと。作業中のものが止まった時点では、ちゃんと報告を届けていただきたいと思うんですけれども、原因究明がされるまでは、このシールドマシンの掘進のスタートを中止すべきだというふうに事業者に伝えていくことが必要かと思いますが、そのようなお考えはないのか。
 特に南側は、掘進がスタートすると、すぐに仙川にかかって、仙川の下を本当に浅いところでくぐるということで言うと、同じような状況で、地質の調査が必要になるかと思うんですが、危険が想定されるので、原因究明と明確な対策が示されるまでは、工期を延長することはやめろということを求めるべきだと私は思いますが、市のお考えを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  ランプシールドにおきましては、例えば停止をしましても、例えばヤード内ですとか、その設備を適切に維持管理するというものが必要ですので、全ての事業を延伸せずに止めるというのは、ちょっと事業者としても難しいのかなとは思うところなんですけれども、委員さんがおっしゃいますとおり、原因究明と安全対策ができなければ発進できない、これは、うちのほうからも求めておりまして、事業者側も原因究明がされなければ発進はしないと言っておりますので、そちらを強く求めるとともに、究明をさらに引き続き求めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  これ、シールドマシンの工事が中央ジャンクションから発進するという点は、三鷹市の市域で影響を及ぼす点があるので、今回の事故をしっかりと検証した対応が必要だということを指摘しておきたいというふうに思います。
 その上で、今度の陥没事故と2つの空洞の件なんですけれども、事業者は原因究明がされない限り、掘進は再開できないというふうに言っていますけど、対策について明確に伝えていないですね。その対策も、本当に明確な対策になるのかということが検証されなければならないというふうに思います。
 市が今、対策も含めてということで求めているということで、ここは毅然たる姿勢を示すことが必要かと思いますが、その意思は明確に示されているのか、また、示す決意があるのかということを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  さきの一般質問でも市長が申し上げましたように、安全対策が第一であると。そして、今、原因究明を行っていて、その安全対策を確実にやって、さらにそれを広く市民の皆さんに周知をして、安心を図る。こうしなければ進められないというふうに明確に伝えておりますので、そちらを強く求めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  市民は、この外環道路の整備事業地の真上に住まれている方は、特に今回の陥没事故と空洞については心配されています。原因究明とその対策が取られなければ、工事はできないというふうに思いますし、絶対にされてはいけないというふうに思います。
 その上でちょっと確認なんですけども、今回の陥没事故と2つの空洞については、三鷹市には正式に報告があったんでしょうか。確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者のほうから説明を受けております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  それを受けて三鷹市も対応されているということで、市民の声をしっかりと反映した取組をしていただきたいと思うんですが、今回の陥没事故に関しては、緊急時の対応について不十分さが指摘されています。緊急時について、今回の事象というのが──私は事故だと思いますけども、緊急時対応のマニュアルの対応外という判断がされていたという点が問題です。市としても、この緊急時というのは今回のような事象、陥没も含めた取組にしていく必要があると思いますけれども、この点はどのように取り組まれているのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回、事業者におきましては、緊急時というのはシールドトンネル内に、マシンの中に土砂が大量に流入した状況と捉えておりますが、陥没が起こるということは、これは誰がどう見ても緊急であろうというのは当然だと認識しております。ただ、それが原因究明というのが必要だというふうに認識しておりますのが、トンネル工事に起因するものなのか、それとも違う要因なのかというのは、ここは確認をしながら、しっかりと──それにシールドマシンの影響があるのであれば、当然、ここの緊急時というのは変更すべきところかなと、対応についても変更すべきところだと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  誰が見ても緊急時だと──市民、当事者にとっては緊急時以外の何ものでもないので、この点ではその緊急時の対応を明確に示す必要が事業者にはあるというふうに思います。市としても、その対応をしっかりと求めていただきたいのと、地権者に対して、こういう緊急時に対して対応するということを、三鷹市において明確に示す必要があると思います。
 今後、三鷹市域で工事を進める段階になったときには、事前の説明会が明確に必要かというふうに思いますが、この点、市として求める考えはありますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回の陥没事象におきまして、この原因がシールドマシンに影響をするものなのか、ないものなのか、それも含めた上で、この原因究明の結果というものをちゃんと説明するように、市民の方々にも説明をして安心を求めるように、事業者のほうに伝えていきます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  その点は確実に行っていくことを、市としても求めていただきたいと。そこがなければ進められないという姿勢を示していただきたいというふうに思います。
 事業者からも示されていますけど、市も求めているということですが、事前の調査という点でいうと、ボーリング調査が重要になっているというふうに、この間の経過から見てもはっきりしていると思います。陥没事故の後に、2つの空洞はいずれもボーリング調査によって見つけられたもので、簡易というか、道路での空洞調査では見つけられなかったものが見つかっていると。機械の説明では5メートルぐらいだというふうに説明があっても、実際には1.5メートルぐらいしか測れないんだということを、私も国交省に要望書を届けた席で担当者が言っていました。
 ボーリング調査は必須の調査だと、地質の調査が絶対に必要になっているというふうに思います。より緊密なボーリング調査を求めていくことを条件に、しっかりと進めていく必要があると思いますけれども、この点、再度確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者が原因究明によりまして、将来──今度は未来の話、未来の空洞があるのか、ないのかというところにつきまして、どのように確認をしていくのかというところのお話だと思います。ボーリング調査をやれば、もちろん確実ではあるんですけれども、ボーリング調査でなくても、例えば空洞の探査をもっと深度までやるとか、やり方はいろいろあろうかと思います。
 ただ、何分、地質というのをどう捉えるのかというのが大事になってきますので、それをより丁寧に、今後、事業者に行うように求めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  分かりました。地質調査、ボーリング調査は1つの手法ですけれども、地権者がその敷地内でのボーリング調査を求める声も寄せられていますので、適時、地権者の要望に沿った形で、安全を確保するために、事業者に対してボーリング調査も求めるように、市としても求めている方に対しては支援を求めたいというふうに思います。
 その上で、今、原因究明が行われているわけですけれども、これはいつ頃っていうのは明確に示されているのか確認したいと思います。また、中間の現状の報告も随時、分かった点での報告を市、また市民に対してする必要があるかと思いますが、この点、求めていく考えはないのか確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  調査につきましては、事業者のほうは、例えばホームページなどによりまして公表するとともに、市のほうにも連絡が頻繁に来るという状況になってございます。その内容につきましては、適時、委員の皆様のほうにも情報提供しながら、現在の状況と将来のことについて、もしも話がありましたら、そちらについても提供していきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  この外環道路のシールドマシンによる大深度地下トンネル工事、住宅の密集地の真下で行われるので、100%の安全が工事の絶対条件だと思います。この点は明確に示す必要があると思うんですけれども、三鷹の地域で声として寄せられている1つとして、地中拡幅部の部分の工事が行われる地域の方からお声を伺っています。この資料にも、地中拡幅部の施工方法の資料が出されています。
 これはまだ1つの例で、確定したものではないかと思いますけれども、4つ、地中拡幅部というのはあるんですね。4つの施工をそれぞれ別々の事業者がやっているので、工法が必ずしも1つの方法でやられるかははっきりとしていない。一番安全な工法が採用されるべきだと私は思います。
 この点で、この地中での拡幅部ですけれども、シールドトンネルを地中で合体させる、合わせたっていう事例は世界にあるのかっていうことを、市が確認しているのかということを確認しておきたいというふうに思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今、2つの御質問をいただいたというふうに認識しております。1つは、4か所の工法について、同じにしないのかというところと、もう一つは、事例はあるのかというところだと思っております。
 4か所の工事におきまして、東京外環トンネル施工等検討委員会におきましては、1つの方針を出しまして、そちらの方針に基づいたものであれば、あとは各種事業者の技術によって設計をするという形になってございます。
 それによりまして、例えばこちらの本線とランプのシールドにおきまして、縦方向にシールドマシンを多く出していきまして、それによって1つの地中拡幅の躯体を構築するというのは、こちらのトンネル施工等検討委員会によって示された内容になっておりまして、多少技術の違いはあるんですけども、方針としては、同じ内容になっているものと認識しております。
 もう一つ、地中拡幅が行われた工事がほかにあるのかというところなんですけれども、浅深度のほうではあるというふうには聞いておりますけれども、今回のような大深度におきましては事例はないものというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  これ、地中拡幅部になると、大深度地下使用法が適用されない、深さ40メートルよりも浅い、より地上に近づくところでの工事となります。安全確認の実証実験も含めて、多角的な施工方法の検証が必要と思います。市としては限界もあるかと思うんですが、第三者で、施工方法も含めた安全が本当に確認できるものなのかということを検証していく必要があるかと思うんですが、その点、安全確保のための市が考えている取組を確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  シールドマシンですとか、あと地中拡幅部の技術につきましては、やはりかなり高度な技術になりますので、なかなか市のほうで、その技術が正しいのかどうかというのを数字をもって理解するというのは、ちょっと難しいところかなと思っております。
 ただ、それに伴う説明責任というものが事業者のほうにはあると認識しておりまして、それによりまして、説明をしてもらったことを──そこで彼らがそれに対して安全だと言ったならば、そこは確実に安全であるという保証があるというふうに認識しておりますので、その保証をしっかりと求め続けていくというところが大事なのかなというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  工事を進めるための技術検討委員会なので、安全にやれるというふうに言うかと思うんですが、本当にそれが安全にできるのかという点では、やってみなくては分からないという──本音のところで言うと、その技術、本当にできるのかということも、今疑問視されています。第三者の工事の検証というのが、住民の命を守る視点に立って行われる必要があると思います。第三者委員会──この事業の検証というのを本当に中立的な立場で検証する機関を求めていただきたいというふうに思います。
 1つ、今回、空洞や陥没事故がもしシールドマシンの大深度地下トンネルに基づく因果関係がはっきりとした場合には、大深度地下使用法による工事というのは、外部に影響を与えないという点で、地権者の所有権を侵害することに直結すると思います。もし因果関係がはっきりしたときには、地権者の同意を、大深度地下の地域においても確認する必要が出てきたことになるのではないかと想定することができると思うんですが、市の御見解を確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今、2つの御質問をいただいたと認識しております。1つは、地中拡幅部は本当に安全なのかという安全性について、もう一つは、大深度法、それが影響があるものかどうかというのがあるのであれば、大深度地下使用法に基づく同意というものが地権者の方には必要なのではないかという、2点でというふうに認識しております。
 まず、地中拡幅部の安全性というところなんですけれども、今回、中央ジャンクションにおきましては、地中拡幅部の工事におきまして7,600億円もの増額をしているというふうに認識しております。この理由というのは、地中拡幅部のところが、最新の技術によってやはり一番安全な施工で行うために、これだけ増額したと、事業者からは聞いているところでございます。
 そして、今回、陥没事象が起きたというところが一番大きな問題で、それがどういうふうな影響があったのか、なかったのかというところを含めて、しっかりと究明していただきまして、そこがもしも影響があるというのでありましたら、それに対する対策をしっかりと、地中拡幅部におきましても、またランプシールドにおきましても求めていきたいと考えております。
 もう一ついただきました大深度地下の法律のところなんですけども、なかなか法律の解釈というのは非常に難しいところでして、まずは原因究明がされた後に、それが影響があったというのでありましたら、それが大深度の法律のほうに影響があるものなのか、それがそもそも憲法違反なのかどうかというところに触れて、確認していきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  大深度地下使用法は、その地権者の権利を、憲法に認められた土地の所有権に対して、上部も、下部も、永遠と認められているということを、言ってみれば除外して公共工事を進めるためのもので、影響が出ないということが前提の法律です。ここは、もし影響が出たときには、根本からしっかりと確認する必要があると。それは、権利という側面もあるんですけど、命の問題にも関わっているので、この点では、市としても、法解釈における市民の権利を守る立場の確認をしっかりとしていただきたいというふうに思います。
 最後に、大深度地下トンネル工事の再開ですけれども、シールドマシンの再稼働の条件を市はどういうふうに考えているのか確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  市のほうは、10月21日におきまして要請書を出しておりまして、その中におきまして、原因究明、そして関係性を公表すること、そして、それにおける再発防止の徹底、そして、市民にしっかり説明をすること、そして、もしも関係性があったならば、緊急時の対応をちゃんと再確認すること、そして、安全安心の確保、ランプシールドも同様であるというふうに、文面としては弱いんですけれども、中にはかなり強い文面が書いてございます。
 これらのことがなされない限りは、ランプシールドは掘進開始ができないものというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  今回、陥没事故と2つの空洞が、シールドマシン工事が行われた、トンネルが施工されて通り過ぎた後に、その真上で起こっているという点からも、因果関係が濃厚だと。この点では、地上部に影響を与えているということで、しっかりと市民の命と財産を守る視点に立った対応が求められることとなると思います。安全な工事ができないのであれば、工事は再開できないし、中止も含めて見直しが求められることになるというふうに考えています。
 市としては、原因究明と再発防止、住民への説明をしっかりと進めるということが示されて、それはしっかりとやっていただきたいというふうに思います。
 また、市民の安心に対する同意、安心が確保されるということが重要となると思います。市民の同意もしっかりと得る必要があると思いますが、市民への説明と同意というのは特に重要な点かと思いますが、その点の認識を確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者におきましては、今回の原因究明の結果というものをしっかりと踏まえて、いわゆる説明会を開いてもらうように求めていきます。そして、そこでの意見を踏まえた上で、必要であれば何度でも説明会を開いてもらうという形で、安心のほうにつなげていくということが同意なのかなというふうに考えてございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  今回の陥没事故と2つの空洞が発見されたことっていうのはしっかりと受け止めて、今後、考えなければならないというふうに思います。安全の確保できないトンネル工事は、やはり見直ししかない。中止も含めた見直しを求める事態もあり得ると思います。その点は、市民の命と安全を守る立場に立った対応を求めたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(渥美典尚君)  お願いします。今回、空洞が発見されたという事象ですけども、自然発生なのか、工事由来のものかというのは、これから発表されてくると思います。自然由来においても、地中に空洞があるということはまれではないんだろうなという認識で、私はいます。というのは、もう20年ぐらい前になるんですけども、中原四丁目の地区公会堂の御近所のお宅が、リフォームする際に土台の下も調べたら空洞があったということで、家主さんが驚いたという話を聞いたことがあるんです。
 御存じのとおり、あそこは南も北も坂で谷地になっていて、中仙川の水路の影響というのも多分に受けているところで、盛土をして宅地造成されたエリアだというふうな認識であります。今回、東つつじヶ丘で陥没なり、空洞があったところというのも、入間川の影響を受けているところの谷地で、盛土をして宅地造成された場所ということで、似たような場所だというふうに私は思っていますし、テレビに出ていた地質学者の方もそのようなことをおっしゃっていました。
 シールドマシンが三鷹に入るに当たって特に心配されるのは、仙川をくぐる前後ですよね。あそこも仙川の影響を受けている場所で、もともとは田んぼだったり、湿地だったりしたエリアが相当あったはずです。そこに盛土をして宅地造成されたり、普通の畑になったりしているエリアですね。東つつじヶ丘と全然違うのは、仙川の前後というのは、40メートルより浅いところを、あの辺り、通るわけですよね。ということで、自然に空洞が発生している状態というのは、あるとするならば、より念入りに調べるべきところではないかというふうに思うんですが、市ではどのような働きかけをされるでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回、陥没事象が起こったところは東久留米層のところで、外環シールドマシンが通るところは礫層、砂礫があったところでございます。その上が砂質になっておりまして、その上が沖積層といいまして田んぼの土地、その上に盛土がされた、いわゆる4段階になっております。
 そして、三鷹におきまして、仙川のところにおきましては、今度は舎人層になりまして、舎人層におきましても同じように砂礫があります。その中間なんですけれども、舎人層は粘土層が入り混じったところでございまして、そこはかなり強固なものというふうに聞いております。ただ、御心配をしているように、その上部につきましては沖積層と盛土となっておりますので、そこのすぐ近くのところをやはりランプシールドが通るというところで、ここは事業者側に徹底した注意を図るように求めていきたいと考えてございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 それと、参考までにお聞きしたいんですが、あそこ、仙川の下をくぐるところの仙川は、両脇は護岸がコンクリで工事されているんですけど、底ってどうなっているかお分かりでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  仙川は全て三面張りといいまして、下のほうにもコンクリートがなされているという箇所になってございます。その上のところにいろいろと修景整備などがされておりまして、今は自然的な形に見えるという内容でございます。
 ちょっと、ごめんなさい、先ほどの三面張りのところなんですけれども、渥美委員のおっしゃった内容につきまして、そこにつきまして、人見街道から上のところは三面張りで間違いないんですが、ちょっとその下の人見街道より南側のところ、そちらにつきましては湧水も湧いている箇所ですので、そこの護岸については、またちょっと調べさせていただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(伊藤俊明君)  今の渥美委員がおっしゃった件は、最初のとおり、ちゃんと底のほうもコンクリでいいんですね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  そちらについては確認をさせてください。申し訳ございません。


◯委員長(伊藤俊明君)  じゃあ、また分かりましたら、後ほど。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、お願いします。まず、資料3のほうですね。工事ですけれども、毎回ちゃんと調べていただいてありがたいですけども。だから、今現在やっている工事が、来年3月で終了する見込みではないというふうに──完了するものがあるかもしれないけど、全体としては継続するだろうと、ランプシールドは終わらないだろうというのもありますけどもというふうな理解でいいですかっていうことと、新たに、これからさらに発注しなくちゃいけない、行われるだろうという工事というのはどのようなものがあると聞いていたり、あるいは予測していたりしていますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  中央ジャンクションにおきましては、全体工事で71%で、それぞれの個別工事が終わるかどうかというのは、中身について聞かされていないところです。恐らく71%だと、今12月ですので、全てが終わるということはちょっと難しいというふうに認識しております。
 また、質問の2点目におきまして、ほかに発注される工事があるのかどうかというところなんですけれども、まず、例えば、まる4のAランプ橋他2橋(下部工)とありますけども、今後は上部工ですとか、また、さらにほかの下部工なんかも発注される予定があるというふうに聞いているところでございます。
 また、まる3の中央ジャンクション南工事というのがあるんですけども、こちらは換気所の地下の躯体のほうを造っているところでございまして、今後は上部のところの発注があることと聞いております。また、こちら、色が塗ってあるところで、青いところ、緑が大きくあるんですけれども、これはまる5とまる6の工事、その左側、灰色のところがあろうかと思います。こちらはまだ下にランプなんかが走るんですけども、そちらのほうがまだ発注されてございませんので、そちらのほうも将来的には発注されるんだろうなというふうに予測しているところです。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  まだまだかかるねと改めて思いました。それについては、できるだけ順次、情報提供をいただいて──先の見通しね、やっぱり、いつまでかかるんだっていうのもあるので、あるいは、いつまで騒音が続くのかとかね。その工事の中身によって、騒音・振動ってあると思うので、下部工が終われば、でも、上部工は音は、振動しなくて済むのか、上から降ってくるとか、あるので、その辺もできれば情報コーナーのほうでも、見通し的なことがあると、身構えていられるというのがあるので、その辺は可能かどうか、ちょっと確認したいんですけど、どうでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  さきの事業評価委員会におきましても、1.01という、かなり1に近づいている数字、よくこんなの出すなと思うんですけども、そちらの附帯意見が出ております。その附帯意見におきまして、今後のスケジュールをしっかり出すことというふうに記載がございます。つまり、住民側に立った意見を、委員の方もやはりかなり心配をしておりまして、スケジュール的なものにつきましても、しっかりと出すように求めていきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  よろしくお願いいたします。それで、オープンハウスですけども、これ、今までもずっとそうなんですけど、北野三丁目常設会場と若葉小学校の対応ということでやっていますけども、武蔵野市で開かれているオープンハウスについても、北側の、つまり三鷹台の方々とかは、あちらへ行かれている方も結構いらっしゃるんですよね。だから、その辺も併せて情報提供を、何人ぐらい行っていて、どんな意見が出たのかということも把握しておいたほうがいいと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  数字につきましては、伺ってはいるところなんですけれども、次回からは、こちらのオープンハウスが開かれた際には、武蔵野市の状況についても併せて記載するようにさせていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  今まで大深度だから、あまり関心がなかったかもしれないけど、今回のことで、ちょっとうちのほうにも関係するのか、それこそ神田川を越える辺りもやっぱり谷底だし、大丈夫か、玉川上水のところも大丈夫かというふうなこともあるし。実際には、東八道路の下辺りもボーリング調査、すごく少ないので、これ、今回、調布市域内で全部ボーリング調査等をちゃんと事前調査しろって言っていますけど、特に中央ジャンクションの辺りはいろいろなボーリングの情報を集めていますけど、東八道路の下辺りは地層が物すごい複雑に入り乱れているにもかかわらず、ボーリング調査がないんですよね。本当に少ないの。ここはきちっと求められるのか、やってくれるのかというのは確認できるでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  ボーリング調査におきましては、基本、大深度におきましては、200メートルのピッチで行うというものなんですけども、特にこちらのほうにつきましては、160メートルピッチでやっているということでございます。ただ、今回の事象のこともございますので、しっかりと、そういった全ての地層を測るのはボーリング調査だけなのかというのもあろうかと思いますけれども、これまでマンション等の建設によって入手しているボーリングの状況など、そういったいろいろな資料を基にしながら、地質をちゃんと把握するよう、捉えるように、事業者のほうに求めていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  だから、マンション等というのは──今回、事故が起こったところもそうなんだけど、ボーリング調査をやっている場所がトンネルの真上じゃないんだよね。真上なのはちょっと離れたところで、それこそ谷底の地形とつつじヶ丘の駅のところでやったボーリング調査とは、どこまで反映できるのかと。斜面があって、崖があって、だから地質が変わってきているはずなんですよね。
 そういうのをちゃんと投影して考えてはいるというのは、データとしてやるのは分かるんですけども、現実に本当に──今回、陥没事故が起きる前に、結局、シールドマシンが礫、砂利というか、石をかんで止まっちゃったみたいな話になっているわけですよね。それ、事前にボーリング調査して分かっていなかったのか、分かっていても駄目だったのか、あるじゃないですか。砂利をかんだときにやる対処法、それが今回のシェービングクリームのような起泡剤でできなくて──もっと濃度を濃くしろと言われたとかっていう話もありますけども、やっぱり対処がちゃんとできなかったんじゃないかって、すごく思うんですよ。
 そのときにいろいろな形で止まったまま回転させて、がたがたしたという話もあるので。やっぱりその場所で、三鷹の下は本当にこの複雑な地形だから、本当にちゃんとそこでどうなっているのか。その対策をするための──私なんかは絶対やってほしくないと思っているけどね、トンネル工事なんて三鷹の下でやめてくださいと思っていますけど。だけど、やっぱりそこはどこまでちゃんとやっているのか。場合によっては、三鷹市がもっとちゃんと情報収集して、ここ、やれていないだろうというぐらいのことを言わなくちゃいけないんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  ボーリング調査におきまして、もっと適切にやったほうがいいのではないかという御意見だというふうに認識しております。そちらは市側も同じ意見でございまして、しっかりと地質を捉える方法というのをより強く求めていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  マンションとかの公表されている情報は、市としても集められるわけですよね。事業者の情報だって、本来は公開されているはずだから、市としてもこれ、ちゃんと多分持てるものだと思うし、調査していただきたいと思いますが、いかがでしょう。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  市におきましても、ボーリング調査のデータというのは独自に入手しているところはございまして、それにおきまして、弱いところにつきましては、ある一定程度の推測をしていきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  市として意見を持って、きっちり言っていくということはすごく大事なことだと思います。それは、今後についても要請になると思いますけども、先ほど21日の要請書、これが条件だというふうに考えているということでした。実際7区市、それぞれ要望書、調布市をベースにしながらそれぞれ作ってやっています。議会からも出ていたりもしますけども。調布は、空洞を受けて、11月24日に再度要請を出していますよね。ここでやっぱり、単に探査だけでは分からなかったんだから、もっとちゃんとやってくれみたいなことを言っています。それから、説明会についても、ちゃんと真摯に受け止めて対応しろということを言っています。こういうこともあるので、三鷹市としても、もう一度、あるいは7区市全体でもいいですけど、ちゃんと原因究明について改めて言っていくということが必要だと思いますが、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  沿線7区市におきましても、先ほど部長の久野のほうからもありましたように、今、そちらのもっと上層部のほうで連携を取って、沿線7区市におきまして働きかけをしていくと、そのような流れがだんだんとつくられている最中でございますので、そちらのほうをしっかりと行っていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  つい先日の狛江市議会でも、一般質問で、副市長レベルで協議するというふうな答弁をされていたので、三鷹はどうなっているのかと思いながら──多分そういうふうな形で、今上層部と言われましたけど、そういう話にもなっているようなので、ぜひそこは、やっぱり地元自治体がまとまるのはそれなりに強いと思いますし、住民の不安がこれ以上にならないように。やっぱり何よりも安全というか、住民の命と財産を守るって大事だと思うので。このままやったら、また同じようなことが起こりかねないという心配はどうしてもあるので、そこはこの条件を譲らないという──原因究明で、関係ありませんでしたって言われても、じゃあ、それで本当に安全確保できるのかということを、やっぱりしっかり対応していっていただきたいと思います。その辺、これは本当は市長に聞くようなことだと思うけど、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者におきましては、今、原因究明をしっかり行っているというところでございまして、それに対して、次は影響と対策というものを求めていくところでございます。恐らく委員さんがおっしゃいますように、あやふやな部分が出てくるかと思うんです。例えば原因が分からないとか、関連性があるのか、ないのかというところかと思います。
 それにつきましても、しっかりと外環事業者側のほうには説明を求めていくとともに、ないものはないので、関係性が分からないものは分からないで仕方がないんだけども、じゃあ、どうするんだというところをしっかり求めていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  この当該事故が起こった地域は、皆さん、やっぱり割と最近、ここ5年くらいとか、十何年前とか、それぞれおうちを建て替えている方もいらしていて、やっぱりちゃんと、先ほどほかの委員からあったように地質調査していらっしゃるんですよね。そのときに、そういうものはなかったというふうな話を聞いているので、割と最近できたものじゃないかと推測せざるを得ないと、私は思っているんです。
 そのようなことも、きちっと地域の皆さんの調査の結果なども集めたような調査もしているんでしょうかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在のところ、地下水の確認、または文献調査──文献の再調査と言っております。過去の防空壕がなかったかどうかという文献の調査なども行っておりまして、さらに企業の埋設物調査も、さらにもう一度、再確認という形で行っているというふうに聞いております。
 それにおきまして、しっかりと、それが空洞が起こった原因が何だったのかということの一因にしていくものというふうに聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  中原には大きな防空壕があるっていうことですので、ちょっとそこに──あれは埋めていないですよね、空洞は空洞のまま。中原の防空壕は結構大きなものですけど、埋まっていなかったですよね。そこに影響がある可能性はゼロではないですよねというのをちょっと確認したいと思うんですが、知っていますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  防空壕の空洞におきましては、発泡モルタルで過去に埋めたというふうに聞いて、確認をしているところです。それが恐らく全部というふうに認識はしているところなんですけども、もしも空いているところがありましたらということかと思いますので、再確認したいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。ぜひ、ちゃんと確認していただければと思います。
 それで、その空洞の充填の話なんですけども、最初に発見した北側の空洞が4メートル掛ける30メートル掛ける3メートルで、それが立方体だとしても、360立方メートル。それが600立方メートル充填された。一方、南側のほうは、3メートル掛ける4メートル掛ける27メートルで、240立方メートルになると思うけど、200立方メートルで充填されたとなっています。
 これ、充填の状況、特に北側は形状が違ったんじゃないかって。水面上に見えるものしか分からなかったから、水面下のほうはもっと大きかったんじゃないかというふうなこと。あるいは、どこか違うところに流れていっちゃったんじゃないかというようなこと。それを事業者でどういうふうに推測しているのか。
 もう一つは、南側のほうは、これ、ちゃんと埋まったか、充填し切ったのかどうかということをどうやって確認しているのかということを、確認してみたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回の充填におきましては、流動化処理土といいまして、いわゆる発生した土と水を混ぜまして、それにセメントと調整剤のほうを入れまして、それを流し込んでいくと。こちらの打設を1日に大体50センチ程度行いまして、そこがある程度均一になったのを確認した後に、また次の日に入れていくという形で、だんだん下から盛っていくと。かなり流動性のあるもので、そちらのほうが空洞がさらにあるというのは、下のほうから行きますので、そこはないだろうというふうに聞いているところでございます。
 心配なのは、逆に上がっていった上のほう、天端のほうまでちゃんと埋まったかどうかというところの確認が、逆に一番大事だというふうに聞いておりまして、それにおきましては、掘り抜きを3点ほど設けまして、全部埋まったら、そこから出てきますので、それをもって確認しているというふうに聞いてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  周辺及び上に住んでいらっしゃる方々の不安というのはあるので、本当は中身、もっとちゃんと調査してほしいとも思いますが、空いたままというのも、やっぱり幾ら上に粘土層があるとか言われたって、嫌だよねって。しかも大きいですし、30メートルって電車1両分ですからね。だから、それは早急に埋めなくちゃいけないとは思いますが、やっぱりそれが本当にどういうものだったのか、なぜできているのかというのをやっぱりしっかり確認していく。ボーリング調査、もう一回していますけども、そこはすごく重要だなと思います。
 時間があるからあれなので。今後、先ほどの地中拡幅部の話もありましたけども、やっぱりシールドマシンで掘ることによって、その地質によって物すごく影響が出るという。住宅の下で、トンネル──専門家の方は、本来であればシールドマシンが行くのもそんなに気がつかないくらい、トラブルがなければ行くものだというふうな言い方をしていますけど、やはり世田谷のほうでもそれなりに、あるいは狛江の辺りでも振動とかって感じているところがあったりして。
 今回、若葉町だったかな、反対側、入間川の西側で今回、陥没とか起きましたけど、東側のトンネルの真上でないところでも、ひび割れとか、液状化じゃないかという報道がされていました。かなり幅広い範囲で影響が起こる可能性があるという状態ですが、それに対して、家屋調査をされた地域外だけど、ひび割れがあるんだという話も、私は直接伺っているんだけど、その辺の因果関係とか、事業者がそれはどこを調査しているのかということ。
 あと、三鷹市域の中で、そういうふうな形で今、先ほど言ったように中原だと谷あいですけども、崖線から下のほうまで影響があるかもしれないとしたら、事前に家屋調査をしていなくても、ある程度の注意喚起をしておいて、そういうようなことが必要じゃないかと思うんですが、三鷹としてどう対処、対応できるのかということを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  家屋調査等につきまして、事業者のほうは、そこの影響範囲内、外にかかわらず、お申出いただければ、そちらのほうについて、対応も含めて御説明しますというふうにしておりますので、そこの範囲外の方であってもお申出いただければと思っております。
 また、市におきましても、今三鷹市におきまして2,000軒の対象がございまして、およそ1,500軒の調査は終わったというふうに聞いているところでございます。残り500軒のところにつきまして、NEXCO東日本のほうが、再度、訪ねながら家屋調査について周知していると聞いておりますので、それをできるだけ100%に近づけるように進めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  だから、家屋調査を何のためにやるのかね。質問のときにも、写真を撮りに来たって言われて、いいよって言ったというふうなお話を市長がされていたので、そういうことじゃないという──何のためにやって、これが何に必要なのか。その方の権利を守るため、その後に補償を確実にするために家屋調査ってやるんだということをね。確かに自宅の中をじろじろ見られるのは嫌だし、写真を撮られるのって、何、写真撮るんだってなりますけど、ひびがあったり何なり、そういうところを撮りたいんだということとか、そういう家屋調査についての内容についての周知。訪問に行って、いきなり来られたら困るとかって、過去もいろいろ話は聞いています。
 でも、こんな事態があったんだったら、やっぱりそれはちゃんと権利を守るためにしておかなくちゃいけないと思うので、ちょっとその辺の周知の在り方。三鷹市としても周知の支援をするというのは必要だと思うんですが、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  外環の家屋調査の方法につきましては、事業者がまた一軒一軒回っているところではございますけれども、市におきましても、今回の事象というのがありまして、さらにそれがどこまでの影響範囲まで行ったのかというところも、事業者のほうに確認をしながら、必要によっては、その範囲外であってもちゃんと周知するように、また、調査の求めがあったときにはちゃんと対応するように求めていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  いろいろ報道もされていて、皆さん、知っていることかもしれないけど、自分のうちの下に掘られるっていうことをどこまで認識しているのかというところが、今回の大深度の問題だと思っています。どの程度かかるのかというのも、ちゃんと教えてもらえていないとかね。だから、今回振動でがたがたしてうるさかったところが、アパートというか、集合住宅で上がうるさいんじゃないか、隣が何かやっているんじゃないかって思った。でも、実際はその集合住宅全体が振動──お部屋によって多少違いがあったようですけど、していたということが分かるみたいなことだったので、やはりそのことも含めて、きちっとお知らせする。オープンハウスとか、説明会では、前はよく住宅地図を貼って、ここを通りますよって、皆さん、確認してくださいとやっていたけども、でも、そこに行かないと、自分のうちがどうかかっているかも分からないんですよね。
 だから、その辺も含めて、該当のうちにはきちっと、トンネルの計画線はここですって、シールドマシンは本当にここを通りますということをちゃんと伝えていく必要があると思うので、市として責任を持ってやってほしいと思いますが、どうでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今の事業者におきまして、沿線区市からの求めに応じて、シールドマシンが来る1か月前には、一軒一軒お尋ねをしてビラをまいているというところでございます。ただ、それを確実にしっかり行うということと、その範囲につきましても、現段階で定めている範囲でいいのかどうかということも含めまして、もっと広範囲でやるべきではないかと考えておりますけれども、そういったことも含めて求めていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  ちょうど時間だからあれしますけども。本当に一人一人の暮らしが脅かされてしまったということが、市としても、今一生懸命きちっと要請していくと。安全対策を取られなければ、工事再開を認められないという姿勢を取っていますので、そこは本当に堅持していただいて。
 私自身はトンネル工事、中止しろと思っていますけども、それは私個人の意見としてありますけども、市としては、やっぱりそこはきちっと、本当に命、財産が守られるように対応していってほしいと思います。
 終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時59分 休憩


                  午後0時00分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後0時01分 散会