メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2020/09/23 令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2020/09/23 令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。本日の委員会につきまして、私から先に御報告させていただきます。今日、報告させていただく案件は2件ございます。1点目が「運営方針と目標」について、それから2つ目が外環事業に係る取組状況について、この2点になります。
 まず、1点目の都市再生部の「運営方針と目標」について、私のほうから御説明させていただきます。27ページを御覧になってください。都市再生部は、まちづくり推進課と、それから再開発課の2つの課で、職員17名で構成されております。
 部の運営方針として、下のほうにダイヤの形をした項目で5つ掲げております。このうち、全体の方針としましては、最初の1つ目、まちの質的向上と魅力向上を目指し、都市整備部と連携しながら、市民の命と暮らしを守る質の高い防災・減災まちづくりに取り組みます。そして、各地区の事業におきましては、2つ目以降のダイヤの印に記載してございます。本日は、外環の特別委員会ですので、これに該当する部分、ダイヤの形をした印の上から3つ目になります。市民が主体となった地域のまちづくりを支援し、北野の里(仮称)や三鷹台駅前周辺地区等のまちづくりを推進します。このうちの外環の部分が該当することになります。
 次の28ページを御覧になってください。3、令和2年度の主要事業と目標指標において、重点事業のまる3、中段から下のほうになります。東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進です。目標指標としまして、1つ目に、整備計画の策定に向けた検討を通年にて行い、まちづくり整備計画の策定に向けた検討を段階的に行っていきます。2つ目に、まちづくりに向けた市民等主体の組織の検討、これを通年にて行いまして、将来のまちづくりを担う市民団体の形成を目指します。そして、3つ目に、北野情報コーナー(仮称)の設置、これを令和3年3月に行う予定でございます。
 なお、このコーナーでは、北野の道づくりに伴う将来のまちづくりを紹介しまして、できるだけ広く御意見をいただくことを目指しております。
 私からは以上でございます。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  続きまして、2、外環事業に係る取組状況について御説明します。
 最初に、先週、情報提供させていただきました、中央ジャンクションにおいて新型コロナウイルスが発生した内容について、口頭にて御説明をさせていただきます。国より、先週18日の金曜日に、作業員4名の陽性が確認されたという連絡がありました。経緯についてです。9月11日に作業員1名がPCR検査により陽性と確認され、保健所にて濃厚接触者が4名と特定されました。濃厚接触者を対象にPCR検査を実施し、うち3名の陽性が判明し、最初の1名と合わせ、計4名の感染となりました。いずれも軽症と聞いております。なお、作業場等は、保健所の指導により除菌作業を実施し、また、現在、他の作業員において感染を疑う症状はなく、工事を継続していると聞いています。
 続きまして、資料1の1ページを御覧ください。1、用地取得の状況について(令和2年6月末時点)になります。(1)、中央ジャンクション(仮称)面積ベースです。ア、用地買収は99%、イ、区分地上権は95%です。(2)、件数ベースです。ア、用地買収は99%、イ、区分地上権は92%です。こちらは、3月に御報告をさせていただいておりまして、そのときと比べ、件数ベースの区分地上権が1%上昇しています。参考資料1に、東京外環用地取得の状況を記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 続きまして、2、東京外郭環状道路中央ジャンクションランプシールドに係るシールド掘進工事の説明会の開催結果について御説明します。
 (1)、説明会の開催です。事業者である国土交通省東京外かく環状国道事務所は、中央ジャンクションランプシールドの掘進に係る工事内容について、施工箇所周辺住民を対象として、工事概要や工事における安全対策等を説明しました。配布資料を参考資料2に記載しておりますので、後ほど御覧ください。
 (2)、対象工事は、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド工事及び東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド工事になります。こちらは、平成29年2月に準備工事について説明会を開催しましたが、ランプシールドトンネルが掘進されることから、改めて説明会が行われました。
 (3)、開催日時・来場者数及び開催場所は、記載のとおりです。
 (4)、対象者への周知は、ポスティング、「広報みたか」、三鷹市ホームページへの掲載です。
 (5)、主な質問・意見についてです。外環本線の開通時期に関すること、工事車両の路上駐車に関すること、漏気に関すること、騒音及び振動に関することなどがありました。
 (6)、その他についてです。東京外郭環状道路中央ジャンクション北側ランプシールドトンネル工事のお知らせになります。こちらはランプシールドが到達するおよそ1か月前のお宅に配布するチラシになります。参考資料3に記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 続きまして、3、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和2年9月上旬時点)を御説明します。資料1の3ページを御覧ください。A3の横のものになります。8つの工事を記載しています。工期は後ほど御確認ください。
 黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、現在、準備工事として防音設備工事及びシールドに関わる附帯設備工事等を施工中です。
 まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路、換気所地下部等を構築するもので、現在、土留め工事、掘削工事等を施工中です。
 緑の枠、まる4、中央ジャンクションAランプ橋他2橋(下部工)工事です。橋脚の構築等を行うもので、こちらは現在、躯体構築工事及び掘削部埋め戻し工事等を施工中です。
 青の枠、まる5、東京外環中央ジャンクション北側ランプ(その2)工事及びまる6、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事です。ランプ部地下躯体構築等を行うもので、現在、躯体構築工事等を施工中です。
 赤の枠、まる7、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その2)工事及びまる8、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その2)工事です。先ほど御報告した説明会で対象となった工事です。9月上旬時点では、Hランプシールドは準備工事を行っていましたが、現在では、初期掘進が行われています。
 3ページについては、以上となります。
 それでは、2ページにお戻りください。4、本線トンネル工事の掘進状況について(令和2年9月上旬時点)になります。4ページを御覧ください。1、本線トンネル(北行き・南行き)東名北工事の進捗状況です。北行き(がるるん)は、狛江市内を掘進しており、掘進距離は約3,200メートル、三鷹市域まで約2キロメートルになります。南行き(みどりんぐ)は、調布市域を掘進しており、掘進距離は約4,200メートル、三鷹市域まで約1キロメートルです。
 2、本線トンネル(北行き・南行き)大泉南工事の進捗状況です。北行き(カラッキィー)及び南行き(グリルド)は、大泉ジャンクション内の事業地内を掘進しており、掘進距離は約1,000メートル及び約500メートルです。
 それでは、2ページにお戻りください。5、東京外環トンネル施工等検討委員会の開催についてです。第21回東京外環トンネル施工等検討委員会が令和2年7月17日に開催され、議事概要とともに事業者が本委員会に報告した資料が公表されました。参考資料4に本委員会の議事概要及び資料を掲載しておりますので、後ほど御確認ください。
 続きまして6、関東地方整備局事業評価監視委員会の開催についてです。令和2年度第1回関東地方整備局事業評価監視委員会が令和2年7月30日、第2回が9月3日に開催され、審議結果とともに事業者が本委員会に報告した資料が公表されました。参考資料5に、資料及び第2回本委員会の開催結果を記載していますので、後ほど御確認ください。
 最後になります。7、その他です。令和2年7月上旬より、東名側本線トンネル北行き(がるるん)において、野川に漏気が発生したため、事業者が発生の状況と調査結果等をホームページに公表しました。東名側本線トンネル南行き(みどりんぐ)の調査結果等と併せて、参考資料6に記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 説明は以上になります。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いします。最初に、資料1の2の(5)です。主な質問・意見ということで、外環本線の開通時期、また工事車両の路上駐車について、どういう質疑で、どういう答弁があったのか、ちょっと教えていただきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  説明会におきまして、外環本線の開通時期に関することについて質問がありました。その際、明確なものはまだ決まっておりませんが、早期開通を目指すということの答えがありました。
 また、工事車両の路上駐車に関することなんですけれども、こちらは天神山通りの東八通りよりも南のところに工事用車両が止まっているので、そちらは外環に係る工事車両じゃないかという質問がありました。しかし、そちらのほうは確認はしておりまして、外環事業に関わるものですとナンバープレート等を一切押さえておりますので、そちらに該当するものではないという答えがあったところです。
 以上になります。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。本線開通時期、分からないということで。先ほど本線トンネルの東名北工事の進捗状況で、みどりんぐのほうが、三鷹市まであと1キロということでありました。1キロっていうと、今のスピードでいうと、想定でなるべく分かる範囲っていいますか、近い数字を教えていただけますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  国からはまだ明確なものはございませんけれども、昨年の12月の説明の時点では、国のほうは、このまま順調に進めば12月ぐらいにはというふうな話を聞いております。市側のほうにおきましても、今の掘進のスピードで計算すると、今年の12月ぐらいには三鷹市域のほうに入ってくる可能性があるのかなという感じはしておるところです。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。12月ということで、3か月をもう切っているという感じですかね。事前の説明会等々あるかと思いますので、また注視していただいて、市民の不安を払拭するような形で取り組んでいただければなというふうに思います。
 あと、工事車両ですけども、天神山のところ、あと3・4・13号線でもトラックが止まっていて、やっぱりあそこは外環の工事と関係ないのかって時々聞かれるんですが、定期的にいろいろな工事をやっているということで、マンションのやつは大分収まってきたんですけど、まだまだトラック、見受けられるようなんで、継続的なパトロールも含めてお願いしたいなというふうに思います。
 それと、3ページですけども、工期がいろいろあります。一応、前提的には年度ごとなので、年度で終わるような形にはなっていますけど、まる4、まる6、まる8が一応11月というようになっていますが、この進捗状況で、これは延びる予定だというふうに今から分かっているのがあるんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  全体の工期におきまして、今年度中に完成するものはないというふうに伺っておりますので、今年度中に関して、こちらのほうの事業が完了予定となっているものについては、延伸されるのかなというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。全ての工期が延びるということで。これが終わらない限りは、例えば次の工事とか、事業とかというのが新たに4月から始まるというのはないんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  次、発注する工事についての情報というのは事前には伺っておりませんで、こちらと重ねて発注されるものがあるのかどうかというのは、ちょっと認識していないところです。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。


◯委員(池田有也君)  よろしくお願いします。まず1つ目なんですけれども、この委員会の3月のときに、ジャンクションの西側道路の通学路に関する整備の説明があったと思うんですけれども、その後、その整備については特に問題なく進んでいるかどうか、教えていただけたらと思います。お願いいたします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  西側の道路につきましては、このコロナの影響で、若干国のほうに遅れがあったかなという感じがしております。国のほうは秋口ぐらいと言っていたんですが、恐らく11月ぐらいになるのかなという感じがしているところです。
 以上になります。


◯委員(池田有也君)  11月頃完成ということで、分かりました。今、現状としては、子どもたち、通学に関して安全確保のほうはどのようにできているでしょうか。状況だけ教えていただけたらと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在、西側道路につきましては、まだ路盤整備等を行っておりまして、子どもたちの通行というのは、一般も含めてしていないという状況になっております。そのほかの周りのところにつきましては、適宜、場所によっては、ガードマンなどを配置しながら安全確保を行っていると聞いております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。引き続き、丁寧な対応でお願いできればと思います。
 次に、シールドの進捗状況なんですけれども、掘削の進捗、今朝、また見たところだと、みどりんぐが東つつじヶ丘の二丁目を通過していて、ほとんどつつじヶ丘に近い辺りにもうそろそろ来るなというところなんですけれども。この進捗状況というのは、今後、当面、先の見立てについても予定どおり進むような予定ですか。コロナのこととかも、いろいろちょっとあったので、その辺の全体の影響とかというのはないかどうか、教えていただけたらと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  本線シールドの掘進状況につきましては、スピードについてはそのまま順調にいっているというふうに伺っているところです。
 一方の、中央ジャンクションでコロナが発生したということがあったんですけれども、中の消毒などを行いまして、工事の施工は行っておりまして、全体工程に影響ないというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、別のほうに移らせていただきます。参考資料2の15ページのところなんですけれども、安全・安心確保の取組のところで、緊急時の際、工事関係者のほうからの、区役所・市役所というところがあるんですけれども、実際この緊急の対応として想定され得ることで、また市のほうに事業者から連絡が入ったときに、市民に対する対応というのを、具体的な体制、危機管理としてどのように考えていらっしゃるか、教えていただけたらと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  国交省におきましては、緊急時というのを、トンネルの中に、シールドマシンの中に土砂が流入してくるところを緊急時としております。それに伴って、上の土がシールドマシンに入ってしまうことから地盤が落ちてしまうということで、まず、土砂のところが落ちてくるというところを緊急時と捉えています。その緊急時が発生した際には、市のほうに連絡が来るとともに、早急に事業者におきまして、全戸、全てのお宅のほうを訪問しまして、避難をさせるというふうに伺っております。
 また、三鷹市におきましては、地域防災計画に基づいて対応するというふうに連絡体制を取っているところです。
 以上になります。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございます。多分これにちょっと関係するのかなと思うんですが、参考資料3の異常時やその他、何かあったときのお問合せ先というのがあるんですけれども、恐らく市民の方ですと、こちらというよりも、先に多分市のほうに連絡されるかなと思うんですね。その場合に、市のほうで事業者との連絡体制というのはどのように考えているか、お願いいたします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、平日におきましては、まちづくり推進課のほうが対応という形で、連絡が来る体制になっております。また、夜間ですとか、土日になりますと、宿直のところに連絡があったら、個人携帯のほうに連絡が取れる体制となっておりまして、そこから外環事業者のほうに伝えまして、対応するという流れになっております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。その辺の連携──市民の方が多分、一番身近なのは市だと思いますので、事業者さんとの連絡体制、今後ともしっかりお願いいたします。
 以上で質問を終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員はございますか。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。各部の運営方針と目標のところから、1点だけ質問させていただきます。28ページのところなんですけれども、目標指標のところで、北野情報コーナー(仮称)の設置が令和2年の12月とされていたものを3月に延期されましたが、ここについてちょっと御説明いただければと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちら、前面道路が国交省が造る西側道路しかございませんで、そちらが事業が若干1か月半ほど遅れたというのがございます。それに伴いまして、建築確認申請等手続のほうが全体的に後ろになったということによりまして、3月になったというものになります。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  今の情報コーナーの件なんですけど、これは、あくまで北野の里の関係ですから、市の事業ですよね。予算的には丸々市の予算なんでしたっけ。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  情報コーナーの建設費、また運営費につきましては、市のほうでという形で考えております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  そうなると、3月に一応今のところオープン予定ですけど、延びる可能性は大丈夫ですか。延びた場合には繰越明許ということになるんですよね。見通しはいかがですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  恐らくオープンは来年度になるのかなという形で捉えております。ただ、運営主体をまちづくり団体のほうに委託をしようかなということで今考えております。ただ、事前にそういった内容について打合せをするとかしなくちゃいけませんので、その内容において、一部執行はされるのかなというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 続いて、これは資料1の3ページの部分で、ほとんどランプシールドの工事というのは年度内、来年の3月31日で終わるんですよね。そうなると、あとは本線のシールドマシンが来るまでは、北野のほうの外環に関わる工事というのはほぼなくて、静かに過ごせるというような感じになっているんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業の予定は一応3月31日となってございますけれども、これがまだ延びないという理由というのが、まだ事業認可の変更が全体でされていないのかなというふうに捉えております。それがなされた後に、全体の工期につきましても見直しがされるのかなというふうに捉えております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 それと、参考資料の1を見ますと、青梅街道インターチェンジの部分が、買収も、区分地上権とかも遅れているのか、こういう予定なのか分からないですけど、かなりまだ少ない数字になっているんですが、これ例えば本線がずっと行った場合に──北野のジャンクションも結構仕上がってきているじゃないですか。そうした場合に、開通自体は、国のほうは、この青梅街道インターチェンジを待たずして通しちゃうとかっていう考え方も持っているんですかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  国は、全体事業におきまして、こちらのほうを外環道として全てを造っていくというふうにしておりまして、今のところ、どこだけを通すとか、ここはやらずに本線だけやってしまうとかという内容については、まだ伺ってはいないところです。


◯委員(谷口敏也君)  例えばオリンピックが1年延びると決まりましたよね。そうすると、この辺の上の部分の渋滞も考えると、もし通っているんだったら、その部分だけでも──その部分というか、インターチェンジなしで通しちゃうという可能性もあるわけじゃないですか。その辺の情報は常につかんでおいてもらいたいんですけど、情報等を常にもらえるのかどうかというのを、ちょっとお伺いしておきたいんですけど。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  国のほうからは、どれを先にやるかというのは聞いてはおりませんが、技術的には可能であるというふうには伺っているところです。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。常に情報をもらうようにしておいていただければと思います。
 最後に、新型コロナウイルス関係の件で報告があったわけなんですけど、これは、現在は工事を継続しているということなんですが、やっぱり何日間か止めたんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  工事につきましては、保健所におきまして、濃厚接触者というのが特定されたわけです。そこの部分の工事については、消毒作業の間、一部止めたというふうには聞いてはおりますけれども、それ以外のところにつきましては、全体工事としては行っているというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。じゃあ、例えばその止めた部分のところの工事の予定が多少、何日間か延びるということになっているわけなんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  数日というところですので、全体工期の中で、うまく調整するものというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いします。参考資料6、漏気について幾つかお伺いします。この漏気については、度々報告が来ています。私もこの間の6月の委員会の後、仙川が近所なもんで、度々仙川の水面を見るようになりました。そうすると、まだ全然シールドマシンの影響がない仙川の水底で──この1ページとか、4ページとか、写真が出ていますよね。この程度の漏気は自然由来でも発生しているんですよ。恐らく湧き水と同時に出るとか、堆積物からのガスが出ているとかというのが、仙川の流れの速いところは全然分からないですけど、緩いところは各所で見られます。
 ということは、野川の漏気も天然由来のものであるということも考えられるんじゃないかと思うんですが、天然由来なのか、工事由来なのかという区別はどのように説明が来ているでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  野川の漏気につきましては、一定のペースで出続けるとか、ぶくぶくと結構な量が出たりするというのも確認がされておりまして、それにつきまして、国のほうはシールドマシンによる影響のものだというふうに言っております。
 また、一方、かなり離れた場所のものにおきましては、7月に開催されましたトンネル施工等検討委員会において、自然由来のものか判別はできないというふうに答えを出しているところになっております。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  この野川の漏気の場合も、恐らく工事由来じゃないかっていうのが皆さんに知れ渡ってから、水面を見る人が増えたことによって、漏気の発見が増えているんじゃないかと思うんですよね。仙川の場合も、シールドマシンが近づいてくるに従って、今以上に、数倍、数十倍の人たちが水面を見て、ああ、工事をやっているから漏気が発生し始めたというふうに感じてしまう人がいるというのがあると思うんです。
 そこで、天然由来でもあるし、工事由来でもあるという、この水泡に関して、やっぱり全てが全て工事由来ではないよという市民への周知というのも、事前に必要なのかなと思うんですけども、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  漏気につきましては、説明のほうは、事業者のほうが随時ホームページ等により行っているというふうに認識しております。その中で、自然由来のものであるかどうかというのも判別がつかないというところも説明をしておりまして、さらにまた、外環オープンハウスなどにおきましても、丁寧に説明するように事業者のほうには伝えたいと思います。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  そうです。やっぱり川というのは、もともとあるところに──自然由来な川でございますので、その辺りの区別をきちんと市民にも分かりやすくさせることは大事なんだろうなというふうに、仙川近くに住んでいる私は思いました。よろしくお願いいたします。
 それと、ちょっと別件で、そもそものことを、この間、地元の人に聞かれたんですね。分かりやすいのが、参考資料2の2ページ、図面の下の段に、関越から東名における計画図が書いてあって、これについてちょっとお聞きしたいんですけども。大泉ジャンクション、青梅街道インターチェンジ、東八道路インターチェンジ、それから中央ジャンクション、これは必ずつなげなければいけないところなので、点を線につないだと思うんですよね。
 一方で、中央ジャンクションから東名ジャンクションというのは、途中に何もないので、直線で延ばせばいいんじゃないかという素朴な疑問を聞いたんです。これを見ると、山型に西側に大きく迂回しているような感じになっているんですけども、これ、直線にやれば工事も少なくて済むし、お金もかけずに済むんじゃないかという素朴な疑問を聞いたんですけども、これ、大きく西に回り道している理由というのは何かお聞きしているでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらは、昭和30年代におきまして、都市計画決定をしての位置になります。その当初は、高速道路というのが上部空間という形でしたので、上部の地形に合わせてこのような形を合理的に形成したものというふうに聞いております。
 その後に、平成19年におきまして地下に変わりました。地下の大深度におきましては、都市計画法と合わせた形でないといけませんので、そこの位置にしかできなかったというふうに聞いております。
 以上になります。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。いわゆる地上高架型の高速道路を造る図面をそのまま地下に持っていったという考え方でよろしいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございました。終わります。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。初めにコロナ関係で、陽性と判断された方が4人いたということですけれども、どこの工事の区画、現場だったのかというのは確認しているんでしょうか。
 あと、市内の人、市民との、地域との接触というのは可能性はなかったのか。お昼だとか、現場から離れてコンビニだとか、お買物されるというようなことというのは、実際に工事の関係者はされていて、そういう可能性というのはなかったのかという点、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、どこの工事かというところなんですけども、そちらのほうにつきましては、国交省のほうからは特定の建設会社等を決めてしまうもので、答えられないというふうに言われたところです。
 あと、市民との接触なんですけれども、濃厚接触者も含めた作業員におきましては、中央ジャンクション内で御飯を食べていたということもありまして、特にコンビニに買いに行ったとかというふうには聞いておりません。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  陽性者──濃厚接触者を洗い出して、それで検査をして、4人のうち3人が感染していて、初めの感染者と合わせて4人だということで、ここに対する通勤というのは、その方は車で来ていたということで、保健所の検査で濃厚接触はないと確実に確認されたということだと思うんですけども、その方の行動歴というか、地域との関係ということは──今、お昼は内側だということですけども、食事はそこで取っていても、外に買物に行っていたり、お弁当を持参していたのか、来る途中で買っていたのか、市内のところで買っていれば、その危険性はあるわけですから、そういう状況というのは把握されているんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  通勤につきましては、全員車というふうに伺っているところです。その方々、お弁当を持ってきておりまして、そこで、中央ジャンクション内で召し上がっていらして、外には出ていないというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  市民との接触というのはなかったという判断でいるということ、確認したいと思います。ちょっと不安ですけれども、分かりました。
 それでは、工事説明会の外環事業に関わる取組の状況ということで、北側Aランプシールドトンネル工事及び北側Hランプシールドトンネル工事の説明会ということで、私も参加させていただきました。音声ガイダンスで、全体の説明時間の中で30分ほどの説明があって、質疑応答でした。私が参加したときには4人の参加だったんですけれども、十分な質問の時間が取れなかったという感想です。漏気の問題も質問をしたんですけれども、具体的な工事に対する反映、どういうふうに問題を考えて、今回の説明する事業に携わっていくのかという点では、不十分な回答でした。
 もっと市民の、参加者の質問時間を取ってほしいと思うんですけども、今後の事業ということでは、これで、この事業というのは進められることになるんでしょうか。市民への説明の機会を──三鷹市において、全体で疑問を持っている方の不安を解消するため、説明会を求める声がありますが、対応を市として求める考えはありますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回、私のほうも出席をさせていただきまして、全体的にこの質問する時間が短かったなという感触は、同じく持っているところです。
 ただ、一方で、その時期、ちょうどコロナの第2波と言われるところで、当日は400人を超えていたような感染者が出ていたということも事実であります。それにおきまして、国交省のほうは、なるべく接触の時間を避けるために短くしたというふうに聞いております。
 ただ、質問委員さん、おっしゃるように、質問ができないというのは、やはりまだまだ足りないというふうに私も認識しておりますので、今後、外環のオープンハウスなどでより丁寧に説明するように求めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  これから、三鷹市域に本道も入ってきますし、ランプシールドトンネルの工事が始まれば、漏気の問題はしっかりと取り組まなければならない課題なので、その不安解消のための取組をしていただきたいと思います。
 その点で、中原一丁目の地域で、地中拡幅部の工事の計画場所の上に住んでいらっしゃる方から、国交省、事業者から漏気の問題での調査を、事前、そして工事中、工事後ということで、3回の調査をしたいということでの申入れというか、お話、相談があったというふうに聞きました。漏気がいつ起こるのか分からないという中で、実際に漏気している現状が確認されている中で、先ほど渥美委員が自然由来のものもあると。だけども、工事由来のものもあると。その疑いがある中では、全てを調査しないと不安だということで、実際に漏気した場合に、工事期間中の調査する時間が継続的でないと、いつ漏気があるか分からないから、その期間中が不安だという声があります。
 こういう対応ということでは、掘進するトンネルが来ている期間は、他の施設に一時避難するような対策もしてほしいという思いを事業者に伝えたんだけども、そこのところでは明確な返事がなかったと。この漏気対策で、地上部に住んでいる人の不安を解消するための手だてということで、市として事業者に対して要請することっていうのは、市民の命を守るという観点から、私は必要だと思うんですが、この点、市としてどのようにお考えなのかということをお聞きしたいと思います。
 地中拡幅部の問題は、「対応の方針」の中では議論されていないと思います。なので、改めて事業者と市民と当事者の自治体の三鷹市も含めて、ここの部分における「対応の方針」を明確にすることというのは必要じゃないかと。「対応の方針」というよりも、対応の仕方をしっかりと取り組むことが必要じゃないかというふうに思うんですが、その点のお考えを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  漏気におきましては、漏出した空気は大気に比して微量なため、希釈され、周辺環境に影響を与えるものではないとしておりますけれども、万が一、そういった地下室などに入ってしまった場合としての安心対策として、本線シールド工事におきましては、1か月前からそういったチラシなどにおきまして、注意喚起をして、ちゃんと換気をするようにということで、入る前には換気するようにと説明をするものというふうに認識をしております。
 また、本線シールドにつきましてはこのような対策ということなんですけども、恐らく地中拡幅部のところですと、今後ランプシールドが始まったりとか、また、地中拡幅部の工事というのはまた別で入るのかなというふうに思いますので、事業者のほうにおきましては、しっかりとその辺の安心を持たせるような説明をするように伝えたいと思います。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  実際に当事者の立場に立つと、工事期間中、1回の調査で安全だというふうに確実に言えるのかということでいうと、私は危険性はあるというふうに言わざるを得ないと思います。その前提で対応しなければならないっていうことに直面しているので、ぜひ工事の計画上にある地権者の不安を解消する立場で、市も事業者に言っていただきたいというふうに改めて求めたいというふうに思います。
 それで、取組状況について、資料の3ページ目で、工事の現状について、令和2年9月上旬時点ということで資料を頂きました。この工期っていうのは、実際に全てがこの工期で終わるということを前提にして決められているということでいいのかということを確認したいと思います。請け負っている期間に実施すべき工事の中身が明確に決まっていて、その工事を終わらせるのに十分な時間だということで工期が決まっているのかということを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  御質問の内容は、契約工期についてちゃんと終わるものであるのかどうかということかと思います。それにつきましては、2つあるかというふうに認識しております。1つ目におきましては、契約をしたその内容において終わらせるものであるが、途中で設計変更などがあった場合に、そちらのほうが延びるもの。また、もう一つにつきましては、例えばランプシールド工事のように、事業認可の期間が決まっているものに対して、その中で収めて、そして、事業認可が変更されたときに延ばすものがあるというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  ということは、設計変更されなければ、工期の中でその工事は決まるということだということでいいんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  工期が延びる中におきましては、設計変更、また、例えば工事の中で雨とか、予測し得ない事象が起こった場合などによっても、工期の変更はあり得るというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  この中央ジャンクション工事を進めていく立場の、最大の安全を守るということと、私は反対ですけれども、仕事をちゃんと滞りなく計画どおりに進めることだということだとすれば、この北野の里の関係で考えると、全部のこの外環道路の東京区間の工事が終わらなければ──入ることができるという明確な答えが今までないので、実際には入れないのではないかということで言うと、この工期をしっかりと守らせることというのは、市としての最低限、市民に対して説明する責任があるというふうに思います。
 その事業の中身も、どういう中身なのかということが把握されていないと、その工期は適切なのかどうなのかという観点も明確に市民に説明できないと思うんですが、市は工事の中身ということを正確につかんでいるんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  各工事におきましては、その中の、例えば施工計画などを見ることはやはりちょっとできないものですから、概要についてだけ、外環国道事務所、またNEXCOなどにより確認をしております。そこの詳細のところの工程等につきましては、各事業者において工期の延伸などをなされるものでありますけれども、やはり質問委員さんのおっしゃるように、この期間で決めたなら、この期間でやりなさいよというのは至極当然のことかなというふうに思いますので、その説明を事業者側よりしっかりと市民のほうにさせるというのが必要なことだと思いますので、そちらを求めていきたいと考えます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  そのお答えを受けた上で、3ページ目のまる5とまる6の青いところのランプ工事は、工期が延期されていまして、本来は、この令和2年3月31日というのがそもそもの工期でした。この工期の中でやる仕事っていうのが、その進捗率ってなかなか把握できないというお話だったんですけども、報道で65ブロックに分かれて区画があって、その工事をやる予定だったと。その工期のうちにできた区画というのは、65区画のうちの17区画しか、その期間中にできなかった。本来、工事を終わらせなくてはならない期間でできなかったら、債務不履行になってもおかしくない中身なんですけども、それがなぜか工事にも関係なくされているんですね。そのやり方っていうのが、実際に65区画やるという工事の範囲を勝手に除外して、次の区画変更、未執行時の部分を次の工期に延期をすることによって、工期を移して、そこを随意契約で再び契約するっていうような、国と事業者との不透明なやり取りがされていると。こういうのっていうのは、国民の税金の無駄遣いという点でも許せないと思うんですけども、市としてはそういう手法について把握しているのか。また、そういうことがあったときに問題だというふうに認識しないのかという点を、確認したいというふうに思います。
 これ、工期に関わるので、この工事を受注するときの契約が、実際には技術関係とコストとかっていうのが検討されて──この事業者は鹿島なんですけどね、鹿島が取った理由というのは、コスト的によかった。だけども、実際やってみたら、この参考資料で地質の調査などをして、整備手法、工事手法が変わったと。そのことによって費用が増えたと。
 もともと、ほかにこういう金額は鹿島よりも高かったけれども、技術的にはこの地質の検査をされている中身でできるというふうに言っていた事業者を押しのけて請け負った鹿島が、実際にこういう工期を延ばすようなやり方、実際に65区画もやらなきゃいけないものを17区画しかできていないというような状況というのは、市の北野の里の計画にも影響すると思うんですけども、どう認識しているのか確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  質問委員さんがおっしゃったそちらの施工区域におきまして、最初安く取った上で、その後、また契約変更して、高くお金を──安く入札を最初に取ったんではないかということにつきましては、一部新聞報道などにより認識はしているところです。
 ただ、市のほうとしましては、契約内容のことについて、こちらのほうから契約をどうしろということはちょっと言える立場にはございませんので、そちらの説明というものを、国のほうからしっかり行うのが大事なのかなというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  国と事業者との関係なので、国民の税金を無駄遣いさせるわけにはいかないという姿勢はしっかりと持って、外環道路という、この工事の施工ということでは、安全性を最優先にして取り組まなければならないという点で、市もしっかりと対応していただきたいというふうに思います。
 この資料の中で、BバイCのことが書かれています。費用対効果なんですけども、1.01になったっていうものです。参考資料で、これ、費用便益比ということで、これが高いということで、もともと外環道路工事、そもそもの議論はあるんです。ここの議論をするとまた時間が延びてしまうんですが。事業当初、これを始めるといったときには2.9だったんですよね。今回、これに比較に載っているのは、平成28年、西暦で言えば2016年には1.8になっていて、それがさらに1.01になってしまう。
 先ほどの工事の中身とつながるんですけども、費用が膨れ上がっていて、当初の各事業者が請け負った費用よりも膨れ上がっていると。地質を調査したりして、必要な工事だっていう理由づけをするわけですけども、これ本来、地質はちゃんと検査して、環境にも影響しないんだということを言っているわけですから、把握済みの上での事業を請け負っている事業者が、現状で費用を増やすっていうことは、BバイCの観点からも絶対許されないことだと思うんですけれども。この事業について、費用対効果ということでは正当性が揺らいでいるんじゃないかっていうことですけれども、始まった事業とはいえ、その評価というのは重要かと思います。
 市として、このBバイCがまだ1.01でとんとんの状況ですけど、これ割ってくる可能性もあるかと思うんですが、この費用対効果に対しての市の姿勢、現状についてどういうふうに考えているのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業費がこれだけ膨れ上がるというのはどうかなというふうには、当然、考えているところではございます。一方で、こちら、安全性を高めるためにトンネル施工等検討委員会によりまして、地中下部の円形形状の変更ですとか、止水領域の変更、また、地下水の水位が上がっていることに伴う対策などによって事業費が膨れておりまして、そういった部分をしっかりと安全安心を確保しながら行っていくということが大事かと思っております。
 もう一つは、こちらの全体の事業費、1.01ということではありますけれども、事業評価監視委員会におきましては、BバイCの数字におきましては1つの指標でありまして、それを参考にしながらも、全体のものについて評価していくものというふうに認識しておりまして、それにおいて採択をされたものというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  この再評価の状況ですけれども、当然、実際に工事が行われている自治体として、しっかりと国民の税金が使われているという観点から、その姿勢というのはしっかりと持つ必要があると思います。
 これ、2009年に事業化されたときには、1兆2,820億円ほどだったものが、この20年の再評価で2兆3,575億円に膨れ上がっている。これからどうなるのかという心配ですけれども、地中拡幅部の工事手法というのは、ここで検討されているんですよ。その形とその工事手法で検討するということですけども、これの工事は住宅地の真下で行われる。それも、大深度地下よりも浅い、言ってみれば区分地上権が発生するところで、危険性、絶対に事故があってはならない事業なので、お金をけちるというか、もし進めるのでしたら、しっかりとした取組にしないといけないというふうに認識をしなければならないし、それができないんだったら止める必要があると思います。
 費用がさらにかさむ危険性があると思いますけれども、この地中拡幅部に対しての、先ほど「対応の方針」が示されていないということを指摘しましたけども、改めてこの3者で、今の検討委員会の状況も把握しながら対応を考えることというのは必要じゃないかと思うんですけども、市としてはどのようにお考えですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回の事業費がかなり増額した理由としましては、中央ジャンクションの地中拡幅部というものの施工のお金というのが大分かかったというのも認識しているところです。それにおきましては、トンネル施工等検討委員会と共に、まさに質問委員さんのおっしゃるように、そこの上にお住まいの方の安全安心というのがやはり何よりも大切なことですので、そちらにおきまして、かなり安全な方法に偏った工法を選定し、それにおいて設計をしたことによって、今回この金額が上がってきたというふうに認識しております。
 また、全体事業費、上がっているところではございますけれども、こちらBバイCですと、走行ですとか、交通事故などによる費用というものが便益として出ているんですけれども、さらに3環状全体の交通ネットワークというところですと、意義のあるところというふうに事業評価監視委員会のほうでは話し合われたというふうに伺っております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  ランプシールドトンネルの部分の地上区分権が発生している市民の方ですとか、地中拡幅部の地上部分に計画上の市民の安全を確保するための取組っていうのは、漏気の問題も併せて、これから避けて通れない。それも、ちょっと時間が迫られている課題だというふうに思います。今年の12月には、この三鷹の市域に入ってくるということで、本当にこの対応を──「対応の方針」がないということはそのとおりだと思うんですけども、結局それについてコミットメント──三鷹として、今の地権者、市民の方の不安に対して応えることができていないと思うんですね。事業者もそれに応え切れていないんですよ。
 なので、それこそ本格的に三鷹市における説明会と安全対策の、事業者を呼んでの説明会というのをやっていただくということが、住民の不安を解消する1つの手だてになると思いますが、御検討できないでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  本線シールドの安全安心につきましては、さきのオープンハウスのほうでも説明会などを行いまして、説明をしました。9月のオープンハウスにおきましても、ミニ説明会になるんですけども、事業者のほうは説明会をするとしております。三鷹のほうに本線シールドがある限りは、事業者のほうにはそういった説明会の場を何度も何度も求めようというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  シールドトンネルが三鷹の市域に入ってくるまでに時間がないんですけれども、そういう市民の不安を解消する説明と対策、また、緊急時に対する対応の綿密な対応を、三鷹市においてはぜひやっていただきたいというふうに思います。要望したいと思います。
 最後に、この外環道路の必要性という部分で、災害時にも役立つんだというようなことが書いてありますけども、この大深度地下トンネルというのは大震災時に利用できる道路なんですかね。地上部じゃなくても、大震災時に道路として確保できるものなんですかね。そこのところは確認されているんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの本線シールドにおきましては、首都直下地震が起きても耐えられるものというふうに認識しており、それにおきましては、外環の再開時のリダンダンシーというところで、いろいろな方向からのネットワークの1つを担うものというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  というふうに言われているんですけども、構造物は壊れない耐震性を備えているというのと、災害時に利用できるというのは別のことなんですよね。安全確認をするという、利用するということの計画というのは、使い方のマニュアルとかという部分は確実に検討されているんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  構造物におきましては、レベル1、レベル2という形で、首都直下地震レベルのものが起きたものとそれ以外のものというのがありまして、首都直下地震レベルのものが起きたときにおきましても、そこの部分を点検をした上で、そちらのほうが利用できるというふうに計画がされているというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  この大深度地下でのトンネルっていうことでは、本当に災害時の機能として適切なのかということも疑問です。問題点を指摘しておきたいと思います。
 終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、よろしくお願いいたします。最初に運営方針です。28ページに、まちづくりに向けた市民等主体の組織の検討ってあります。これ、いわゆる今までいろいろなところでやってきたまちづくり協議会と同じようなことを考えているのか。北野情報コーナーの設置というのは、連雀通りでやっていた説明のときにパネル展示をしていた、あのようなものと考えていいのか、確認します。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まちづくりに向けた市民等主体の組織との御質問なんですけれども、その組織がどのような形で発展していくのかによって、そういった協議会というものを形にするのか、それとも、例えば一般社団法人にするとか、いろいろなやり方というのがあろうかと思います。今はまだどのような方向にするかというのを、市民主体になって検討している段階というふうに認識しております。
 あともう一つ、北野情報コーナーの内容についてなんですけれども、連雀通りのほうで情報コーナーというパネル展示は年に1回やっているところだとは思うんですけれども、それよりももう少し踏み込んだ形で、将来的にはこのようなまちづくりをしていきたいんだというところ、そして、ある一定程度は、やはり外環についても、今こんな状況だよというのと──細かいことを聞かれれば、ちょっとまちづくり団体は答えられないかと思いますので、それはちゃんと適切に事業者、また、市のほうにお話を持ってくるような形にしたいと考えているところです。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  今、協議をしているところということですが、この市民等主体の組織の、検討している人たち、主体は誰ですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  明確にこの人というのは、ちょっとここでは申し上げられないんですけれども、株式会社三鷹ファームですとか、また、まち鷹ですとか、そういったまちづくりに資するような団体というふうに考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  安全安心の連絡会の方たちが中心というふうに想定すればいいですか。一般公募はしますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現時点におきましては、そういった団体のほうに委託というのを考えておりまして、特に一般公募という形では考えてはいないところです。
 以上になります。


◯委員(野村羊子さん)  要するに市民主体の組織といっても、それでは官製の、官がつくった組織でしかないと、私は思います。だとしたら、はっきりと、まちづくり協議会のように、ちゃんとそのように位置づけて、市が主体で、事務局が市でやっているんだということを明確にしたほうがいいと思います。
 市民主体と言っても、社団法人になったとしても、事務局は市で、市の第三セクターのような形にならざるを得ない、そういうものとして理解していいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  一般社団法人、または、まちづくりの団体、イメージとしてはそのようなものではあると考えますが、もう少し市のほうもそちらのほうに入りまして、ちゃんと地域のまちづくり、そして外環事業というものがどういう位置にあるのかということが分かるような仕組みづくりにしたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  せめて周辺の方たちにお声をかけて──つまり、団体中心だと、安全安心もそうだけど、何が行われているか分からない人たち、周辺にたくさんいるわけですよ。やっぱりそういう人たちに声をかけて、自発的な参加もね。まちづくりになると、今、駅前でもやっていますけども、結構若い世代の人たち、入りたい、やりたいっていう人、多いんですよ。やっぱりそういう人たちのエネルギーを入れていかないと、本当にこれ早くて10年後ですからね。早くて10年後から始めるんだから、本当に今の30代辺りの人たちにちゃんと入ってもらわないと意味がないと思うんだけど、どうでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  最初から全員を集めてやるというわけではなく、まちづくりをやっていく中で、だんだん参加を促していって、大きな輪にしていくのが大切かなと考えております。情報コーナー、横に1,000平米ほどの広場もあるところになります。そういったところも含めながら、まちづくりの活動をいろいろな団体と共にやっていくということを促していきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  今の1,000平米の広場って、将来的にできるものですか。具体的にどこに造るんですか。常設の建物だっけ。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  そちらの建物については常設なんですけれども、こちらの運営につきましては、今後、週何回やるのかとか、時間はどうするのかということについて協議をしていきたいと考えております。
 そちらの隣の広場につきましては、西側道路の接道しているところ、そこにおきまして、およそ1,300平米ほどの土地につきまして、地権者の方よりお借りして、そちらのほうの運営を、まちづくりに資するようなものとしてしっかりとやっていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  その構想は初めて聞いた気がするな。その広場は、じゃあ、スポーツ広場的に──北野のスポーツ広場がありましたが、あれ的に、今後、来年度以降、使えるようなものというふうな理解でいいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  スポーツ広場となりますと、やはり隣のマンションがすぐ近いものですから、ボールが飛び込んでしまったりというふうに、ちょっと危ないかなとは思うんですけれども。例えば北野小学校の子どもたちが、ちょうどあそこの部分が将来的に通学路になるわけですね。帰り道に寄って、遊んで帰れるような、そのような広場にしたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。広場として使うなら、それこそ暫定広場でやっていたようなプレーパークになるように、それくらいのことは考えてほしいですが。
 徐々に輪を広げていくと言っても、やっぱり最初から入ってもらうっていうほうが、私はより発展形になるというふうに、それは意見を言っておきます。
 そうしたら、まず、先ほどの用地買収の話で、青梅街道が少ないので、それはどうなんだとかありました。ここ、町会ぐるみで反対をしていって、裁判も起きている場所です。本当に、ここ、造らないで、本線だけ造るみたいな選択肢というのは検討しているんでしょうかね。どう思いますか、何か情報がありますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  すみません、先ほどの答弁と同じになってしまうかもしれませんが、外環の事業者におきましては、全体として1つと捉えているというふうに聞いているところで、ただ技術的には可能というところでとどめさせていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。それから、工期なんですけどね、事業認可の期間までしか、今は工期として定めることができませんよね。なので、実際に終わらないけども、3月31日までになっているという理解でいいですよねということ。
 それから、今回、この事業再評価のところで、2030年を完成時期として、この今回のBバイC、計算していますよね。つまり、今これから、先ほどちらっと出ていた事業認可の延伸──事業認可を延ばすのは2030年というふうな予定だと推測できるんですが、それについてどれだけ情報が来ているでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  工期におきましては、事業認可を超えることはできないので、そちらまでに終わらない工事につきましては、一斉に見直しがなされるのかなというふうに認識しております。
 事業認可の変更の最終的な工期のところと、今回のBバイCにおきまして、事業再評価におきまして、2030年度というところにつきましては、ある一定程度の目安だというふうには捉えておりますけれども、これは明確に事業認可を2030年度にするというようなことはまだ伺っていないところであります。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  9月に、第2回、この事業再評価を行われましたよね、9月17日ね。一応このとき継続になった外環の事業認可も了承──このまま工事を続けていいよみたいな話になって、たしかそういう状態ですよね。だから、これから事業認可の延伸の手続。目安として、そろそろ出さないと──だから、事業者も工期を延ばすのに、それなりの一定の手続が必要だと思うんですが、これ、変な言い方だけど、いつぐらいまでに出さないと間に合わない、いつ頃出るだろうというふうな予測をしているかというのを、お願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  年度内のいつ頃かというのは伺ってはいないところです。ただ、もちろん、年度末ぎりぎりになされても工期の変更は間に合わないかと思いますので、工期の変更が間に合う時期において、なされるのかなというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  年内かなというくらいかな。分からないね。分からないということで、分かりました。
 ということは、今現在やっている工事で、現状、今は中央ジャンクションで8つの工事をやっていますが、どれも予定であって、11月30日となっているものは、11月30日で終わるというふうに見込めるのか。また、3月末なら当然延ばしていくだろうけど。でも、これも10月に入ったら延びていくというふうなことになると予測しているのか。つまり、工事の進捗状況をどの程度把握しているのか。
 いつも、前も聞いてもそうなんだけど、この先、まだこれから発注する工事っていうのがあるわけですよね。今分かる範囲で、予測としてね。だって、下部橋工事をやったら、上体の、上の工事もしなくちゃいけないですよね。高速道路で言えば、脚を造ったら、上を造らないと完成しないですよね。という意味で、まだどれだけの工事があると予測しているのかというのを、もし分かれば教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  ちょっと、資料1のページ3を御覧いただければと思います。A3の横になります。こちらの全体工事におきまして、色が塗られていない箇所というのがあります。中央道の南側のところなんですけれども、そこの部分につきましては、まだランプが造られるというふうには考えているところです。
 また、中央道を左から右に、南から北のほうに抜けているランプシールドというのもまだ構築はされていないと。
 あと、まる4で、中央ジャンクションのAランプ橋他2橋とあるんですけれども、こちらにおきましては、今後、上部工が発注されないと、線形としてはつながらないのかなというふうに認識しております。
 まだ様々ありまして、例えば換気所なんかにおきましては、下の構造物のほうの発注はできているんですけども、上部のものは一切出ていないと。さらに、都市計画道路ですとか、機能補償道路につきましても、まだ発注がされていないもので、今後そういったものが発注されるのかなというふうに認識しているところです。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  まだまだ何年もかかるね。簡単には終わらないねというのはよく分かる。
 もう一つ、その今の工事のところで、東八道路沿いのところもまだグレーですよね。工期に入っていない。これについても、今、工事ヤード的に広がっていると思いますが、ここは下部、地下がないから、最後の最後に道路部分を造るみたいな、今言った最後の都市計画道路になるのか、そういうものの工事だということでいいですかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらにおきましては、もちろん、機能補償道路ですから、ジャンクションの入り口になる箇所ですので、最終的にはそこの部分の工事というのがなされるかと認識しております。
 一方で、ここ、地中拡幅部もあるところです。ですので、そこの工事ヤードとして使うことも検討されるのかなというふうに予測しているところであります。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。じゃあ、その地中拡幅部のためのランプ工事ということで、参考資料2と3になると思いますけども、参考資料3のほうで、これ、きっと周辺にまいたチラシなんですよね。説明会があって、周辺の方にチラシをまいて、これで工事は進むというふうな話になりました。
 これは、進捗状況、掘進予定時期っていうのが1ページ目の真ん中にあって、1か月程度、1か月程度というふうに書いています。ということは、このチラシは、大体1か月に1度まかれるのかなというふうな理解でいいのかということ。
 あと、今、Hランプ掘進のことしか書いていません。ということは、Aランプは今は動かない。2台同時に動くことがあるのかということについて、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  およそ1か月後に到達するお宅に対して、チラシをまくもので、例えば掘進スピードが遅いと、その先に行ったところ──ちょっと1メートル、2メートルの掘進スピードだと、1か月単位であっても何度もお渡しするような形になろうかなというふうに認識しております。
 あと、今回、Hランプシールドということなんですけれども、Aランプシールドの発進におきましても、同じく1か月単位ということで、進捗スピードが1か月でちょうど合っていれば、1回もらうだけで済むんですけれども、場合によっては、何回もという可能性はあるというふうに認識しております。
 あと、Hランプ、Aランプが同時に動くことがあるのかという御質問なんですけれども、Hランプは9月から10月で初期掘進のほうを行うとしておりまして、その後にAランプが10月から12月で初期掘進を行います。その後に今度はHランプが12月から3月で本掘進を行いまして、その後にAランプが3月から8月に本掘進を行うという形で、交互にやるような形で、同時に動かすようなことはしないというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  周辺の方はね、そういう情報もちゃんと欲しいよねというふうな、ちょっとその辺も含めて──今ここというのが、だからホームページで確認できるんですよね。そこも含めて、もうちょっと丁寧な説明をしてほしいなと思います。
 それと併せて振動なんですけど、やっぱり調布のほうでかなり振動があるという話が幾つも出てきていて、この間ツイッターでも発信されていて、集合住宅で、上の人が何かうるさいのかと思って、不動産屋にも相談したら、結局外環シールドマシンだったみたいな話で。やっぱりちゃんと情報が行き渡っていないとね。それこそ、不動産会社、分かっていろよみたいな、それかもしれませんくらいのことをちゃんと言ってくれれば、近隣同士で感情的対立っていうこともあり得なくはないという事態に──何かそういうような感じが読み取れるツイッター発信をされていたんですよ。これ、結構大変だなと思っていて。地形的にも、地層的にも、調布と三鷹と近いじゃないですか。ということは、これシールドマシン、動き出したら、この周辺でやっぱり似たようなことが起こる可能性があるというふうに思うんです。その辺を、周辺の方々に、事業者だけじゃなく、やっぱり市もちゃんと情報提供して──特に集合住宅だったら、管理している方々、あるいはマンションの管理組合でもいいんですけども、やっぱり丁寧な説明をしないと、近隣関係が悪化するというのは、外環のためにそんなことは許せないと、私は思うので、ちょっとその辺、もう一回、工事事業者に要請すると同時に、市でも対応をちゃんと考えてほしいんですけど、どうでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  第一義的には事業者が行うべきかなというふうに考えております。事業者のほうにおきましては、全戸訪問をして、入れるだけではなくて、さらにちゃんとノックをして御説明するというふうにしております。その中におきまして、場合によっては一定程度の振動があるということも申し伝えるとしておりまして、そちらのほう、しっかりと行うように求めていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  やっているつもりでも、伝わってないということだからね。そこは本当にどうしたらいいんだかねという感じですけども。
 この間の説明会も本当に不十分な状態で、そこはこの前も取り上げましたので。今度、オープンハウスでやる説明会が、複数回ちゃんと聞けるのかどうかというふうなことというのは、今回の報告に入っていませんが、情報提供ではいただいているので、今度9月にオープンハウスがあって、そのときに9月27日にミニ説明会をやると。これなんかも、15分ごとの説明でしかないんだよね。掘進、本当に入ってくるというところの説明になるはずで、それで本当に大丈夫なのかというのと、何回か聞かないと、やっぱり分からないということも絶対出てくると思うんですが、その辺のこと。複数回で事前登録とはいっても、この前だって20人の定員のところ、5人前後。私が行ったときだって8人とかでした。そういう状況なんだから、ちゃんとしてほしいというふうに思いますが、その辺はどういうふうになっているのか。
 そして、オープンハウスで三鷹市域に入るという説明が終わっちゃうのかどうかということを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者のほうにおきましては、オープンハウスの説明会において、本線シールドについて説明をしていくと。恐らくオープンハウスが開催されるのが9月の末ですので、例えば12月の初旬のほうに本線シールドとなると、一定の説明会としては、そちらが最後になるのかなというふうに認識はしているところです。
 ただ、ほかにも、今後、三鷹市域に入っている段階におきましても、何度も何度も説明を求めていきまして、住民の方々の安全安心に資するような取組にしたいと考えております。
 質問委員さんがおっしゃっていました、次の会でまた聞けるのかどうかというところなんですけども、事業者のほうに、そちらのほうの申入れは既にしておりまして、事業者のほうからは、今後の感染状況を考慮して決めるというふうに回答があったところです。
 以上になります。


◯委員(野村羊子さん)  つまり、これが本線シールドが三鷹市域に入ってくることの説明会なんですよね。これで終わりですよね。調布市でもそうでしたけど、オープンハウスというオープンな場でちょこっと説明をして、この前のときも、すごく聞きにくい──ほかの人たちがざわざわする中で、マイクなしで一方的に流れて終わっちゃうみたいな、何が何だか訳の分からないまま終わるということだったので、やっぱりこれではなくて、本線シールドの掘進工事の説明ということを、ちゃんとそれだけで、それこそ北野小学校とかで、やってほしいですけども。
 今、市は説明を求めているって言っていましたけど、やってくれるんですか。どうやったら、確実にやってもらえるようにできるんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  説明会につきましては、事業者はいろいろな場を捉えて説明をするとしておりまして、引き続き、繰り返しそちらのことをやってもらうというのが大事なことで、それが住民の方々の安全安心につながっていくのかなと考えているところでございます。
 じゃあ、9月で最後なのかというと、そこはしっかりと引き続き説明するように求めていきたいと思います。もっとやってくれるのかと、引き続き求めていきますので、どうぞよろしくお願いします。


◯委員(野村羊子さん)  なんかね、説明会しないと入っちゃ駄目と言えないのかとか思うんだけど、そこはすごく残念です。すごく悔しいです。それは私の気持ちなので。
 地中拡幅部の話ですが、実際これから──今回やるのはランプ、坂道連絡路だけなのですが、参考資料4の施工等検討委員会で、こういう工法でやりますよというふうなことが出ています。これ、シールドマシンで円周をぐるっと掘って、そこを発進基地にして、小さいシールドマシンをたくさん、何十本も掘りますよという話だよね。そうすると、ずっとシールドマシンが動いている。あるいは、何本も同時進行でシールドマシンが動くという、そういう事態になるわけですよね。
 周辺への振動とか、低周波音とか、そういうのって大丈夫でしょうかね。これ、どの程度、そういうものの機械が同時に動くことの共振、共鳴みたいな、そんなことはちゃんと研究として報告されていますでしょうかね。事業者はどういうふうに考えているんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者におきましては、現在、トンネル施工等検討委員会のほうにつま壁の構造ですとか、小口径シールドなどを使うということについて一定の報告をしたところであります。ただ、小口径シールドのほうがどれぐらいの大きさで、どれぐらいの振動があるのかということはまだ説明は受けておりませんで、今後、地中拡幅部の設計のほうは、12月には一応工期がなされるものと認識しております。その後には、地中拡幅部の説明会なども開催されるのかなというふうに思っていまして、その際におきましてしっかりと確認をしていきたいと思っています。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  設計、工期が12月末ということですね。場合によっては、これだけ出して、延びるかもしれないとか、それは分からないですね。
 だから、結局これ、いつ頃入るかというと、まだ分からない。設計が終わったんだから、実施設計みたいなのをこれからやってということ。それとも、今度は工期、発注、実際に動き出すよみたいなことになる段取りですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今行っておりますのは、詳細な施工計画などを詰めているところ、また詳細な設計を行っているというふうに認識しております。
 その開始時期等につきましては、やはり本線とランプが両方ともそこの位置にできていないとできないことかなというふうに思いますので、その後に工事が始まるのかなというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  そうすると、早くて再来年──分からないけどね。とにかくすぐではないというふうなことは分かりました。
 参考資料6の漏気の話です。先ほど仙川でも自然由来の漏気があるというお話がありました。野川もあるんだよね。漏気というか、湧き水があるから、常に水は湧いている。野川は野川で、本当にあそこも自然観察をしていらっしゃる方がたくさんいるから、それとは違うということが分かって、事業者もそれを認めているという事態ですが。だとしたら、仙川で事前にちゃんと観察して、天然由来を確定しておく必要があると思うんだけど、どうでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事前に、自然由来のものがどれだけ出ているのかというのは事業者のほうに求めていきたいなと思います。ただ、自然由来のものですと、同じところで出てくるのかなとか、ちょっとそういうところもあろうかと思いますので、その方法等について、事業者のほうにそういうことができないのかというのは求めていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  環境アセス的な手法でチェックをしていくことはできると思うんです。それで、地形で地層に大きな変化がなければ、湧き水の場所ってそれほど変わらないですよ。野川もそうでした。この辺、あの辺というふうな確認できるポイントがあったと思います。仙川も、常に湧き水が出ている場所っていうのは、それは確認できると思うんです。そういうことをちゃんと調査して、いや、そこは天然だからと言ってあげれば、安心はできるわけですよ。
 それがないと、分からないから、余計にね。事業者は野川で、遠いところ、結構出ているところもありますけどね、200メートル、300メートル離れた野川大橋とかの辺りは知らないよって顔していますけども。ちゃんと調べて、これは違います、これは天然ですと、そういう表明もしないですよ。調査もしないで、天然由来かなあとかって言われても、それ、市民は納得できないので、そこはちゃんと。多分、仙川で出る確率って少ないですけども。ああ、でも、分からない、地中拡幅部をやると、ずっとシールドマシンが動くということになるから可能性は高いですけども、その辺もきちっと事前にどういう状態かというのを市として把握してほしいですが、どうでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  市のほうでそこのことを把握というところなんですけども、明確な環境の専門的な者もいないものですから、まずは第一義的には事業者のほうにしっかりと求めまして、ただ、事業者のほうで行う行為についてちゃんと確認をしていくというところは大事かなというふうに思っております。そこの確認をしながら、それが自然由来のものなのか、それとも本当に本線シールドのものなのかというところは、確認をしていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  調布でも、調布の職員さんが野川まで調べに行くとかやっていらっしゃったので、騒音、振動のこともそうですけども、調布市のほうともよく連絡を取って、情報を受けて、どういう状態なのか、市民からどういう声が出ていて、どう対応するのかというのを含め、できれば共同して、ここはちゃんとこうしてくれみたいなね。やっぱり市民の安全のために、単独でやるよりは多分いいし、同じような問題を抱えるということになると思うので、しっかり対応していただきたいと思います。
 連絡自体はしていますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  一定の情報共有というところでは、沿線区市は行っているところでありまして、調布市のほう、また世田谷区、そして杉並区、武蔵野市というふうに、一応その担当のほうとは連絡は取っているところです。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。言いたいことはいっぱいあるけど、皆さんもあれだから。やっぱり市民に対して情報が少な過ぎる。やっぱり事業者は出さないようにするというのはあります。このコロナの関係でっていったって、場所は空いているわけで、だから、複数回出るのは──満員だったら、断るのは分かるよ。だけど、そうじゃないのに出るなっていうのは、本当に住民を排除しているとしか私には思えないので、そこは住民への情報提供をしっかりっていうふうなことをしていただきたいと思います。
 オープンハウスについては、また次回報告をいただけると思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。


◯委員長(伊藤俊明君)  では、以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時13分 休憩


                  午前11時14分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時15分 散会