メニューを飛ばしてコンテンツへ 三鷹市議会 こちらでは、指定された委員会の審査状況の要点を記録した「委員会記録」をhtml形式でご覧いただくことができます。 English
三鷹市サイト
サイトマップ 関連リンク集

あらまし 皆さんと市議会 議員の紹介 審議情報 本会議中継 会議録 議会だより トップ
トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2020/06/17 令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
スタイルシートが無効なため使用できません→ 文字サイズ変更


2020/06/17 令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  資料につきまして御説明させていただきます。東京外郭環状道路調査対策特別委員会日程の1、行政報告について御説明いたします。
 最初に、外環事業に係る取組状況について御説明します。資料1の1ページを御覧ください。1、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和2年6月上旬時点)を御説明します。
 資料1の2ページを御覧ください。A3の横のものになります。現在、9つの工事を記載しておりますが、まる7、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事は、令和2年3月31日に竣工したため、現在、中央ジャンクション地域では8つの工事を行っています。工期は後ほど御確認ください。
 まず、黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、現在準備工事として防音設備工事及びシールドに係る附帯設備工事等を施工中です。
 まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路、換気所地下部等を構築するもので、現在、土留め工事、掘削工事等を施工中です。
 緑の枠、まる4、中央ジャンクションAランプ橋ほか2橋(下部工)工事です。こちらは、中央ジャンクションの連結路において橋脚の構築等を行うもので、現在、躯体構築工事及び基礎ぐい工事等を施工中です。
 青の枠、まる5、東京外環中央ジャンクション北側ランプ(その2)工事及びまる6、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事です。まる5の北側ランプ工事は、昨年度の工事を引き継ぎまして、その2工事として施工しております。ランプ部地下躯体構築等を行うもので、現在、躯体構築工事等を施工中です。
 オレンジの枠、まる7、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事です。最初に御説明しましたが、ランプシールドトンネル立て坑構築及びランプ部地下躯体構築等を行い、本工事は令和2年3月31日に竣工しました。
 赤の枠、まる8、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その2)工事及びまる9、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その2)工事です。シールドトンネル工で、現在準備工事として、シールド附帯設備工事等を施工中です。
 2ページについては、以上となります。
 資料1ページにお戻りください。2、本線トンネル工事の掘進状況について(令和2年6月上旬時点)になります。3ページを御覧ください。令和2年6月3日時点の進捗状況です。1、本線トンネル(北行き・南行き)東名北工事の進捗状況です。北行き(がるるん)は世田谷区内を掘進しており、掘進距離は約2,700メートル、三鷹市域まで約2.2キロになります。南行き(みどりんぐ)は調布市域を掘進しており、掘進距離は約3,500メートル、三鷹市域まで約1.4キロです。
 2、本線トンネル(北行き・南行き)大泉南工事の進捗状況です。北行き(カラッキィー)及び南行き(グリルド)は、大泉ジャンクション内の事業地内を掘進しており、掘進距離は約750メートル及び500メートルです。
 1ページ目にお戻りください。3、その他になります。令和2年3月上旬から4月下旬において、東名側本線トンネル南行き(みどりんぐ)において、野川に漏気が発生したため、事業者が調査結果等をホームページに公表しました。抜粋し、参考資料1に記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 説明は以上になります。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。最初に2ページの現況ですけども、まる7は竣工済みということで、まる8、まる9は6月30日、今月中に終わる予定にはなっていますが、今月中で終わるというような回答といいますか、終わるということで聞いているのかどうか、お聞きしたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  6月30日という形で工期延伸のほうをしてございますけれども、まだこれからランプシールド工事等がございますので、さらに延期をするという形で事業所より聞いております。
 以上であります。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。延期するということで、何か見通し──どのぐらいになるかということを何か聞いているか教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  工期の延伸につきましては、入札情報などを聞いてはいないところでございますけれども、ランプシールド工事におきまして、恐らく数年はかかると思われますので、その分は延期するのかなと考えているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  工事のほうは分かりました。
 次に漏気のほうなんですけども、水面1.5メートル、20.9%ということで、周辺環境には影響はないということになっていますけども、この川の周辺環境には影響はないということなんだと思うんですが、いろいろ数値も出ていますし、図も出ていますが、結構離れているところでも出ているということで、川だからそれが分かるということなんですけど、これが同じような距離のところに──今後住宅なんかもあります。例えば住宅の床からこの程度のものが漏気して24時間たった場合に、人体的とか、環境的な影響というのはないのかどうか、ちょっとお聞きしたいんですけど。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者のほうにおきましては、水面で計測したもの、また、1.5メートルの高さで計測したものにつきましては、環境アセスメントに基づきました基準においては問題ないというふうに言っているところです。
 しかしながら、質問委員さんのほうにおきましては、直接それを吸ったらどうなるのかというところであるのかなと思います。酸欠ということですので、直接吸えば、やはり人体に影響は一定程度あるのかなと推測するところではございますけれども、一方、出たときには希釈がされますので、それにおいて、ちゃんと換気をしていれば大丈夫ということと、あと、やはり地層が弱いところに出るというような傾向があるということなので、住宅地のほうに出るというか、やっぱり川とか、そういった何か砂礫層になっているようなところに出るものだというふうに聞いているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。こういう川とか、自然に近い状態のところだと安心なのかなと思うんですが、住宅地──今心配なのは、やっぱり自分の家の床の下にそういうものがたまっていて、何かの拍子でそれが床から上がった場合にというような心配の声もあるかと思うんで、そういうことにならないように、周知も含めて、また国に対してもやっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。終わります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。工事の状況については、適宜、予定とかは延ばされたりとかしていると思うんですけれども、今回の新型コロナウイルス関連で延びるとか、そういうところについては何か状況など、伺っていますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回の緊急事態宣言に伴いまして事業者のほうも休工したと聞いているところでございます。4月の下旬から5月の中旬ぐらいまでという形になってございますけれども、ちょうどこの期間はゴールデンウイークと重なっているところでございますので、それにおきまして、全体工期の調整などを行いまして、全体の工程には影響はないというふうに聞いているところでございます。


◯委員(池田有也君)  よろしくお願いします。まず、本線トンネル工事の掘進状況についてなんですけれども、こちらは三鷹市のほうに到達する時期というのは、当初の予定どおりの時期のまま変わらずという認識でよろしいでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらのほうにつきましては、平成29年2月から掘進を始めまして、そこからおよそ2年程度と聞いておりますので、多少遅れているのかなというところはございます。去年の12月の時点で、事業者のほうからは、およそ1年程度で三鷹市域まで来るというふうに言っておりました。
 そこで確認しましたところ、今年の年内ではないんですけれども、来年の初めぐらいには三鷹市域に到達することができるものというふうに聞いているところでございます。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございます。また、逐一掘進状況についても教えていただけたらと思います。
 続いて、漏気のほうについてなんですけれども、細かい数字になってきてしまうんですが、例えばこの資料の5ページのところに、生活環境に関する調査項目というのがあって、次のページにもあるんですけれども、漏気箇所のところで大腸菌群数が増えるというのは、何か因果関係があったりするものなんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  大腸菌群数につきましては、計測する場所とかでかなり差が出るものというふうに認識しております。例えば野川ですと、下水の放流水などもございますので、それによって上下するというのがあるというふうに聞いているところでございます。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございます。こういったところもいろいろ心配される方も多いと思いますので、丁寧な説明を引き続きお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。初めに、中央ジャンクション地域の工事の状況について伺います。紫のまる3の換気所地下部等なんですけれども、この換気所に対しての低濃度脱硝装置だとか、空気をきれいにする浄化装置についての検討というのは現状どうなっているのか。設備をどういうものを入れるのかによって、その中身が決まってくると思うので、一定決まって、どういうものをしていくのかっていうことが定まっているのかということを、まず先に確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者のほうにおきましては、「対応の方針」におきまして、低濃度脱硝装置の一定程度の検証をするとともに、最新の技術によって、そのときにある換気設備というものを検討するとしております。事業者のほうからは、こちら、地下の換気所の場所というのは造ってはいるんですけども、両方とも最大限のものを造っておりまして、両方とも入るものを検討していると。中にどのような換気設備が入るのかということについては、まだ検証中ということで聞いております。


◯委員(栗原けんじ君)  「対応の方針」の中で、この北野の中央ジャンクションの部分では5つの換気塔ができる中で、2つの換気塔ができるということでは、最新の脱硝装置も含めて清浄機能を検討というのはされているというふうに思います。最大限のものをやるということですけども、PM2.5、それよりもさらに微粒子のものっていうのを備え付けていくことが求められていますし、最大の知見でやるという点での、三鷹市としてのコミットメントというのは「対応の方針」で示されていると思いますけれども、これから三鷹市への情報提供ですとか、積極的に働きかけていくということは考えていないのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今後、事業者におきましては、車の利用数であったりとか、あと交通の渋滞ですとか、そういったものを勘案しながら、よりよいものを造っていくというふうに聞いております。さらに、換気設備の設置に当たりましては、事業者より、市民の方々に丁寧な説明を行うように求めていきたいと思っております。


◯委員(栗原けんじ君)  市としても、この情報提供待ちになるのではなく、「対応の方針」で明確に示されている市の役割をしっかりと果たしていただきたいというふうに思います。情報、決まってからではなくて、しっかりとどういう状況を考えているのかというのを絶えず情報を求めながら、市が市民に対してできる努力を最大限していただきたいというふうに思います。
 中央ジャンクション全体の部分で、オレンジのまる7の部分が竣工ということで、埋め戻されている状況で、かなり見通しがよくなってきています。まる5、まる6の工事の部分も、令和2年11月、今年の暮れ、また来年の3月というところで、進捗状況っていうのは──中の部分はシールドトンネルがありますから、まだ部分的だとは思うんですけれども、この地域の躯体、開削、掘削でやる工事という点では、何%ぐらい終わっているということが言えるのか。
 上部が埋め戻されていれば、本体工事を止めたとしても、この施設の上部利用については進めることができるというふうに思います。北野の里の計画というのが立てられているわけですけども、それに、上部空間の利用という点で取りかかることができる可能性というのはあると思います。外環道路の是非にとどまらず、上部の部分のまちづくりということがどのくらいで進められるのか。一定、ここの部分というのは、もう平場になっているということで、里づくりに入ることというのが可能なのか。そういう検討の状況を打診することはしているのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  上部の利用について御質問があったかと認識しております。こちら、竣工しまして、一定程度埋め戻されたところではございます。ただ、その横のところで、ランプシールド工事というのが今後なされるということも聞いているところでございます。そこのランプシールドの工事ヤードとして使うということを聞いておりまして、市としましては、上部空間の利用というものをできるだけ早い段階から行いたいというところで、段階的な開放というのを求めているところではございますけれども、そちらについて、まだ事業者のほうから、使用するので渡すことはできないというふうに言われているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  部分的にも、工事に支障がなければ里づくりに取りかかれるということを追求しているということは分かりましたが、現状、事業者の立場で言えば、ランプシールドトンネルの工事、また、本線トンネルの開通がなければ、上部空間には取りかかれないという認識で、市には回答があるということでいいんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まだ、こちらの工事につきましては、発注されていないところも多々ございまして、全体的なところは見えていないところでございます。ただ、地域のほうからは、このような防音壁ができて、中がコミュニティの場としてなかなか使うことができない、以前は使えたのにというところの現状がございます。
 市としましては、実は段階的にでも構わないので開けてくれというふうに求めているところでございます。それにおいて、ある一定程度が進んだ段階では、そのような方策ができるのかなというふうに事業者からは聞いているところでございますが、まだ事業がかなり立て込んでいるところでございますので、今の段階で開放はできないというふうに聞いていることでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  その上部空間の利用というのは求めていくということでは、最短で上部空間についての取組はしっかりと追求していただきたいというふうに思います。
 ランプシールドトンネルについての立て坑、準備工事がされていると思うんですけれども、この発進時期、めどっていうのは報告されているんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まだ事業者のほうからは、ランプシールドの発進時期について聞いているところではないところであります。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  発進するに当たっては、区分地上権が発生する部分もあって、その全ての確認、権利を取得しなければ進められないと思いますが、その点での認識を確認しておきたいというふうに思います。その全てが整った段階でスタートするっていう認識でいいんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  区分地上権につきましては、三鷹市域におきまして、ランプシールドの場所については区分地上権の買収が進んでいるものというふうに聞いております。ただ、地中拡幅部の箇所につきましては、まだ買収が済んでいないと聞いているところでございますので、そちらのところ、地中拡幅部が買収できてから、ランプシールドが発進しなくちゃいけないのかどうかというのは、まだ事業者から聞いていないところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  区分地上権の確保をした後に、ランプシールドトンネルにかかれるという認識でいいんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  ランプシールドの箇所だけで言いますと、区分地上権のほうは買収できているところでございますので、発進は可能なのかなという認識でございます。ただ一方で、地中拡幅部の工事というものがまだ決まっていないところでございますので、そちらとの兼ね合いがどのようになっていくのかというのが、事業者のほうで検討がなされているのかなと認識しているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  ランプシールドの部分は買収が済んでいるということだけれども、地中拡幅部はまだだと。地中拡幅部のランプシールドが本線トンネルに並行するところまで行かなければ、地中拡幅部の工事に入れないわけですから、前提条件が区分地上権の取得ということであれば、スタートできないというふうに考えていいんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  技術的には、ランプシールドのところが買収できておりますので、ランプシールドのところにつきましては発進することができるというところでございます。その後の区分地上権のところというのは、ランプシールドが行って、地中拡幅部の工事による区分地上権なんです。ですから、ランプシールドの隣まで行くことはできる。これは技術的にできるところでございます。そこの上のところの地中拡幅部のところはまだ買収できていない。いわゆる地中拡幅部の工事はまだできない。技術的にもできないということで認識しております。


◯委員(栗原けんじ君)  今の市の答えられる範囲は分かりました。実際に市民の権利を守るという立場から、地中拡幅部、まだ権利取得されていない状況の下で見切り発車するということは、交渉している市民にとっては、圧力、プレッシャーになります。そのようなことがないように、地権者の権利をしっかりと守っていただくという立場からも、見切り発車をしない、確保してない段階でスタートしないということが求められていると思いますし、市としてもそのように、ランプシールドの部分はスタートできるんだと、地中拡幅部がまだ確保されていないけれども、発進できるんだという立場で説明会をして、スタートをするということはあってはならないというふうに市民の立場からは思うんですけども、市の認識はどうですか。ということと、そのように取り計らっていくことが必要だと思いますが、どうでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  技術的にできるから、やってもいいんだというものではなく、やはり市民の方々にこの工法が安全なんだ、安心なんだということを丁寧に説明してもらうということが必要だと思っておりますので、事業者にはしっかりと説明をするように求めていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  ランプシールドの工事に入る前段階で──漏気の問題もちょっと後でしますけども、関係していると。これは仙川の部分でも漏気の可能性もありますし、このランプシールドトンネルの中での漏気の問題というのはどう考えるのかということが課題になります。ランプシールドトンネルの発進のための説明会をやるのに当たっての条件として、地中拡幅部の部分の権利取得も、しっかりと条件に、市として求めていただきたいと思いますが、いかがですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  地中拡幅部の一定程度の工法が決まった段階で、また事業者のほうは説明会を行うとしています。また、事業計画内容がある程度定まった段階で、そのランプシールドというのがどこまで行けるのかとか、そういったものもできるというふうに聞いているところでございます。
 市のほうとしましては、地中拡幅部の説明会も、こちらのほう、地中拡幅部が決まりましたら、しっかりと説明をするように求めていきたいと考えています。


◯委員(栗原けんじ君)  説明会の前提条件として、市民の権利を守るということは、安全の立場からも重要なので、これはしっかりと進めていただきたい、確認していただきたいというふうに思います。
 そうしたら、漏気について伺います。参考資料1で、私もこの野川の漏気の場所は見てきました。他の議員──杉並区の議員ですとか、世田谷区の議員、狛江市の議員もいての状況で見学をしました。時間的に頻繁に出ているときと、そうでないときとありますし、その場所もどんどん移ってきているのがこの状況で分かります。今後、三鷹市域に近づいてくるということで、来年の初め、市域っていうことでは、中原一丁目の地域のところに一番初めに到達する時期かと思いますけれども、この現状を見て、三鷹市における影響というのをどのように考えているのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  漏気につきましては、事業者は、環境基準に基づいて計測したところ、環境に影響はなく、安全であると言っています。しかしながら、これがいいとは思ってはおりません。これをできるだけ抑えていく、できればゼロにしてもらうというのが一番なんですけれども、これを極力抑えてもらうということが必要かと思っておりまして、それを求めるとともに、また、そこの安全性について、また工事の安全性について、事業者のほうに丁寧な説明を行うように求めていきたいと考えているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  この漏気をさせない、そもそも工事の周辺には影響を与えないということが前提の大深度地下法に基づくトンネル工事で、実際には、トンネルの外側に空気を漏気させているということでは、その前提条件が崩れているというふうに思います。安全対策ということで、住民の健康被害は出ない、影響しないものだという認識ですけども、空気が外気に混じれば、当然環境基準を満たすものになるわけですけども、それを単体として採取すれば、十分に酸欠の状況にあるということを、私たちも見たときに、酸素濃度を測る計測器──簡易なものですけれども、酸欠のガス、気体になっているということを確認をしました。
 市民の中で──これは実際に中原に住んでいる方で、半地下の建物を造っているところでは、そこにこの空気がたまる状況になったときに事故が起こるわけですよ。それを防ぐために、実際に工事に対しては、酸欠空気に対する基準、アセスメントも含めてやられるものなんですよね。工事の現場は安心を確保されていても、その周りに危険性が及ぶ状況が今生まれているという認識です。トンネルから外に空気が出ているという点で言えば、工事現場がシールドトンネルの内に収まらずに、外側まで工事現場が拡大しているというふうに市民的には見る、また感じているので、本当に安全なのかっていうことをしっかりと確認しないといけないと思います。
 この点で、先ほどちょっと説明で、砂礫層だとか、地層──住宅地ではなくて、川だとか、そういう部分に出るということですけども、実際に酸欠空気が出ている部分、漏気されている部分は構造物に沿って出ているんですよね。昔の井戸であったり、観測井戸、浅井戸ですとか、そういう空気が出やすい場所に出ているんですよ。それっていうのは、人工的に地形に構造物を入れたりした部分が、やはり弱いところというか、出やすい場所になっていて、決して住宅地に出ないという保障にはならないというふうに思います。また、そういう建物に対して出るっていう可能性というのを排除することはできないと思うんですけども、そのようなことを検証、また確認しているんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者におきましては、これまで白子川ですとか、また、白子川の護岸、既存ボーリング孔、また、野川においては土留め工においてやはり漏気があって、そちらのほうは酸欠であるということは、ホームページ等でも確認をしているところでございます。
 質問委員さんおっしゃるように、実際にそういった空気が出たときに住宅地内に入らない可能性はゼロなのかというと、ゼロではないのかなというふうには思っております。しかしながら、こちらのほうは、事業者におきましては、依頼者の要望により、掘進前、掘進中、掘進後におきましても、地下室とか、また井戸等において、そちらの酸欠がどうかという確認をするとともに、また、シールドマシンが来る際には、チラシなどを配布しまして安心の確保を図るとしております。また、これまでボーリング調査ですとか、また井戸等につきましては、家屋調査等により把握しているとしておりまして、そこにおいて酸欠のガスが出ているのか、空気が出ているのかどうかということは確認をしていきたいと聞いているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  これ、酸欠のガスが出ているっていうことは、地域、環境に対する重大な影響を及ぼすものだと認識する必要があるというふうに思います。薄まれば大丈夫だということですよね、希釈されれば。だから、大気で滞留するような状況がないというのが前提で、安全だって言っているんですよ。
 ですから、市内で建物だとか、昔、井戸を造って、それをはめ殺しというか、塞いでいたりする場所が蓄積する可能性のある場所として認識して、調査する必要があると思うんですよ。そういう部分がないということを確認しておかないと、そこにたまって、事故が起こる。不測の事態っていうのが、想定外で起こると。想定外じゃないんですよ、想定される可能性があるっていうことですよ。たまるような場所がないのかということを確認する必要があると思うんですけども、どのように認識していますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  質問委員さんのおっしゃるように、ある一定程度、井戸ですとか、また地下室などについて漏気がたまる場合、どうするのかということであると思います。こちらにつきましては、家屋調査等により一定程度把握しておりまして、また、掘進前にそれぞれのお宅のほうに、地下室とかがありましたら、それについて調査しますので等という形の喚起をしているところでございます。それにおいて安心確保を図っていきたいとしております。
 ただ、先ほども申し上げましたように、この漏気が出ている状態がいいというふうには思ってはおりませんので、極力抑えるような形で、そして市民に対して丁寧な説明を行うように求めていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  まとめたいと思うんですけども、外環のオープンハウスでの説明が、漏気の関係も説明されているわけですけども、先ほど説明したように、環境、生命、健康に影響を及ぼすものではないというふうに確認しているっていうふうに言っているわけですよ。その前提というのは、拡散されて、空気と混ざっている状況なんですね、単体ではないんですよ。
 安心だっていうふうに言うと、自分の危険な場所っていうのが認識できないわけです。もし、空気が単体で蓄積すれば、一息吸い込むだけでも卒倒するかもしれないという空気だという認識を、そういう空気を漏気させているんだっていうことを示して、希釈されれば安全だけれども、たまれば危険だということを明確に示さなければ、自分の家でとか、土地に危険な構造物があるかどうかというのを検証しようとしないと思うんですね。
 私、この点では、もしものことを考えて──そういう酸欠空気のメカニズムも検証されていないわけですけれども、漏気されていて、希釈されるような状況になっていない場所を、やはりちゃんと把握する取組を事業者に求める必要があると思うんですが、市民の命を守る立場でそのような認識はないのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在、NEXCOにおきましては、家屋調査──三鷹市におきましては2,000棟ほどあるというふうに聞いておりますが、そのうちの1,500棟ほどは既に終了したと聞いておるところでございます。残りの500棟につきましては、例えば新築のお宅であったりとか、調査拒否などにより家屋調査がまだできてないという箇所があるというふうに聞いております。そちらのほうを丁寧に行うとともに、例えばそちらにシールドマシンが来る際には、そういったお宅に対しても、丁寧に調査などにより安全安心を図るような取組を進めるように求めていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  家屋調査されているところと、これから新築の部分だとか、そういうのは、まだやらなければならないという認識なのかなという答弁ですけども、今回のこの調査結果を見ても、外環シールドトンネルの真上っていうだけではなくて、周辺部です。家屋調査をしている範囲というのは限られていると思います。その家屋調査の対象外のところにも出る可能性はあるということで言うと、広く構造物──半地下のガレージがあったり、地下の倉庫だとか、空間を造っている家はないのかということを、この工事の危険性から、事前に確認することを事業者に求めることが必要だと思いますし、市としても、それを注意喚起するということが──安全だという立場でなくて、出している空気の性質上から、滞留すれば危険だと、そういう箇所はないのかという調査をしていただきたいと思うんですけども、働きかけることも含めて、再度確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者におきましては、家屋調査の範囲におきまして把握しているところではございますけれども、質問委員さんおっしゃるように、そこ以外のところ、例えば今回の野川の漏気におきましては、およそ130メートルぐらいのシールドマシンの位置から、野川のところで気泡が漏出したということも確認されているところでございます。ですので、本線シールドマシンが来る際に当たりましては、この家屋調査だけでないところにつきましても注意喚起をするように、しっかりと求めていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  注意喚起の具体的なもの、来年の1月に三鷹市域に入ってくるわけですから、当然三鷹市の市域に本線シールドトンネルが入る前に説明会を求めたいと思いますし、そういう注意喚起のもとで、市内の危険箇所の洗い出しを、市としても取り組むように、事業者に働きかけていただきたいというふうに思います。このシールドトンネルが市域に入ってくる前での説明会について確認しておきたいと思います。
 国分寺崖線があって、これから地層が複雑になってくるところで、本当に漏気させない手法も正確に検証しなければならないと思いますけども、地層の特徴からも、適切な説明と現状の工事のやり方を検証していただきたいと思うんですけども、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者におきましては、2月のオープンハウス内において説明をしたとしておりますけれども、やはり、かなり人数も限られた中で、ほかの声も入って聞きづらかったような印象があるところでございます。事業者におきましては、三鷹市域にシールドマシンが入る前に、しっかりと市民の皆様に説明するように求めていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  漏気がされているということで、三鷹市の認識も、一定の危険性を持っているというふうに思います。不測の事態が起こらない万全な取組を、注意喚起でその洗い出しをするっていうことですので、検討していただきたい。また、事業者に働きかけていただきたいと思います。
 終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、幾つか確認をさせていただきたいと思います。1つは、その中央ジャンクションの工事についてですけれども、最初に、今の質問で、まる8、まる9、6月末までという予定が、工事の状況からすれば数年は延びるだろうという予測の答弁がありましたが、この外環トンネル工事、本体の都市計画は来年の3月末ですよね。
 つまり、今現在では、最大延ばしても来年の3月末──1番、2番のようにというふうにするしかないと思いますが、さらに工事を延伸する予定だということを既に聞いているのか。その延伸、計画そのものを変えなくちゃいけないと思うので、秋、冬くらいには手続せざるを得ないと思いますが、その辺のスケジュール等について確認しているのかどうか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業につきましては、質問委員さんおっしゃるように、本線トンネルは来年の3月31日までというふうになっているところでございます。しかしながら、こちらのほう、とてもじゃないけども間に合わないものというふうにも認識をしております。
 事業者におきましては、今年度、事業再評価を行うというふうに聞いておりまして、事業再評価を行った後に、事業計画、事業承認のほうを変更するのかなと考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  再評価の予定、スケジュールというのはある程度分かりますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  再評価の時期については、詳しくは事業者のほうから聞いていないところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  現実には、再評価するんであれば、手続にかかっていないといけないと思うんです。いろんな手続があるはずです、審議会等にかけるとかね。なので、そこはきちっと情報を求めてください。国交省の中で手続は始まっているはずなので、それ、この次には、多分もう再評価、始まっていますみたいな報告になるんじゃないかと私は思うので、そこはちょっと事前に分かれば、それもぜひ情報提供いただければと思います。
 もう一つ、工事、現在、橋脚、基礎ぐいとか、それなりに振動なり、響くものもまだ動いていると思いますが、周辺の方から振動・騒音等についてのお問合せっていうのは把握していますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  下部工の工事におきまして、1件、振動がするという話はあったというふうに、事業者のほうから聞いております。内容は、やはり重機が動きますので、それによる振動ということで、事業者においては、なるべく不陸なところを整地しまして移動するようにということで、対策をするというふうに聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。機能補償道路などの関係で、縁に沿って──それが本当の最終的な道路になるわけではないでしょうけど、道路の付け替えとか、またあると思いますね。その辺、きちっと終わっているのかどうか。その辺の説明が、いつも工事の中身だけで、通学路が付け替わったりとかっていうのは、この前は安全安心のところで、協議会の説明の中であったと思いますが、現状、道路がきちっとできて、子どもたちの通学路とかっていうのがきちっとなっているのかどうか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現時点におきましては、仮設道路におきまして、通学路として指定して、児童のほうは安全に登校しているところでございます。質問委員さんのおっしゃっていた、3月の議会のときに資料として御提出させていただきました北野小の前の道路、こちらのほうは、今、工事のほうの発注をかけているところというふうに認識しており、また秋口ぐらいに完成をし、それに併せて通学路をPTA、警察、また学校などと変更していきたいと考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。これから工事ですね。皆さん、本当に子どもたちの安全安心が大事ですので、お願いします。
 それと、次に掘進状況について、3ページですね。東名北工事の進捗状況の中で、がるるん、北行きが、そろそろこれ──漏気との関係で、谷戸橋のほうでまた再度、漏気が見られるというふうな話が先週中くらいにあるのですが、がるるんは、現在はまだ気泡ではなく、薬液だけでやっているのか、空気を入れた気泡にいつ変わるのかっていう情報はありますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  がるるんにつきましては、現在、まだ空気を使用しない掘進方法で掘進しているというふうに聞いております。こちら、気泡シールドに変更するのは、6月末頃に変更するというふうに聞いているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  それは分かりました。
 それと、大泉南ですけども、グリルド、南行きが多分ずっと足踏みしている。初期掘進といっても、ここまで取りあえずは進んできていて、500メートルは進んで──東名であれば、200メートルくらいで初期掘進、後続、大体それぐらいで、工事ヤードで出したら動き出すって感じなんですけども。ここ、工事ヤードもさらに長いですけども、500メートル近く進んで、ここでずっと足踏みしている状況だと思うんですが、その理由は何か聞いていますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在、グリルドにおきましては、後続設備台車を構築する工事ということで、今年の1月から止まっているというふうに聞いております。後続台車の設備整備に関しましては、9月ぐらい、秋口ぐらいまで行うということで、その間止まるというふうに聞いているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  時間がかかっているのは、ほかのシールドマシンと後続設備、それが何か違う、特殊なものがあるからか、調達に時間がかかっているのか、何か分かっていますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  東名北工事の本線シールドにおきましても、例えばみどりんぐにおきましては、平成29年10月から平成30年4月まで、がるるんにつきましては、平成29年9月から平成30年4月まで、後続台車の整備ということで止まっているところで、やはり半年以上は後続台車というものを整備するのに時間がかかるというふうに聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。目白通りの下を通るのにいろいろ、目白通りの道路の安定のためのくいを切って進むみたいなことをしているはずなので、どうなっているかなって、ちょっと心配はしていましたが、特に問題がなければいいですが、いろんなことが起きていますよね。杉並区で、下水管、雨水貯留槽にするための工事で、シールドマシンの工事で浸水しちゃって、進まなくなっちゃった。第二桃園川幹線工事で、トンネル、シールドマシンが埋まって、どうなっているか分からないというふうな話があって、だから進まないでいる。そのことがちゃんと周辺の方にお知らせがないまま、報道発表もないまま、都議会の中で報告されただけみたいな話なので、何もないっていうのは、何かトラブルがあったかもしれないという心配になるんですけど。
 この桃園川のトラブルとかとの関連で、これ、トラブル、大丈夫かっていうのはありますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  シールド工法の事故等につきましては、一定程度アンテナを張って情報の収集を心がけているところではございますけれども、そちらのシールドマシンにつきまして、どのような事態が起こったのかということについては、ちょっと把握してないところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。何か一晩でトンネルが水で埋まっちゃったみたいなぐらいのところで、シールドマシンは道路の真下にあるから、その周辺、車止めして、全部、今、ボーリング、掘って調査しているという、真ん前のおうちの人の話を聞いたという人の話を聞いたので、何か今、結構大変な状態になっているそうですけども。
 まだ道路だから、そうやってシールドマシンの周りの地質なり、水なり、確認できますけども、外環はおうちだからね。止まっちゃった上、いきなりそこで、そのうちにどいてもらって、ちょっとそこを掘らせてくださいとかできるかっていうと、それができないので、ちょっととても心配ではありますね。
 漏気について一定の話がありましたが、今回、外環プロジェクトのホームページに公表された資料をプリントアウトしてつけていただいたのはよかったと思うんですが、実際に気泡そのもの、出ている気体そのものを採取して調査しているわけじゃないんですよね。水面直上っていうことは、泡がはじけて周りの空気と一緒になったところを採取しているわけだから、1.5メートルなんか、そういう意味では当然と思うんです。
 これ、泡そのものの採取しての調査っていうのはしているのか、していないのか、今後する気があるのか、ないのかっていうのは分かりますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  気泡につきましては、事業者に確認しましたところ、簡易測定のみというところで、採取はしていないというふうに言っているところでございます。しかしながら、気泡自体がどのような成分なのかというのは大事な情報なのかなというふうに認識もしておりまして、事業者にはそちらのほうの分析はできないのかということを求めているところでございますけれども、事業者のほうから明確な回答はないというところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  最初に野川の工事ヤードの脇で止まったときは、噴出量も多かったし、連続して出ているのもあるし、気泡そのものの採取もしやすかったんだと思うし、最初のことだから驚いたというか、シールドマシンを止めて調査するっていうことをしましたが、今はもう出るのが当たり前っていうふうな姿勢で、まともにちゃんと対応しようとしないという、その姿勢が私は一番問題だと思っています。
 市のほうで分析を求めるというのは、ぜひこれからも求めてほしいです。今後、またこの前、本会議場で言ったけど、国分寺崖線のところで出るのか、出ないのかっていうふうな、実篤公園の池についてはまだちゃんと調査というか──確定はされていないような話でありますけども。近くの甲州街道でもシールドマシンの工事をやっているとかっていう話があって、いろんな状況があるので、単純に外環のシールドマシンのせいと言い切れるかどうかっていうのは微妙だ、まだ分からない、確定できないだろうという話ですけども。それでも、地層から言えば、崖線のところから出ちゃうという可能性はあるので、中原の、暗渠になっちゃったけど中仙川のところとか、崖線とかの辺りで、しかも三鷹は全部おうちで埋まっているわけですよね。
 その辺のおうちに対して、今、栗原委員のほうからありましたけど、ちゃんと、ある意味で危険の可能性があるっていう注意喚起を、三鷹市としてもちゃんとね。事業者が家屋調査でいいって言っていて、でも、実際、さっき言ったように130メートルとか、もっと幅広いところで出ている。酸欠ガスそのものは1キロ先まで出ちゃうという話なので、その辺、三鷹市としても、出る可能性がある場所の洗い出しとか、危険箇所の洗い出しっていうのをすべきだと思うんですが、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  市のほうとしまして、そういった調整ができないのかというところかと思うんですけれども、かなり広範囲にわたるというところもございますので、まず第一義的には事業者のほうに、そちらのほうを、出やすい箇所はどこなのか、さらにそれを抑圧するような形で求めていくことが大事だろうというふうに考えておりまして、まずは事業者のほうに求めていきたいと考えてございます。


◯委員(野村羊子さん)  地形的なことは三鷹市のほうが地元で分かっているわけだから、ここはどうだ、ここはどうだくらいのことで、ちゃんと確認していくっていうふうな姿勢で臨んでいただきたいと思います。
 それで、横浜で、やっぱり多分地下鉄工事の関係だろうということで、道路が陥没しました。10メートル掛ける五、六メートル、深さ4メートル、水であふれて、今対処をやっていますけども。だから、道路だから陥没で済んでいるって、変な言い方ですけどね。今回も実際の道路以外の被害はない──下水管等はちょっとあるでしょうけどね。
 現実におうちが傾いちゃうとか、外環ってそれがあるわけだから、その辺、本当に地質がどうかというのが表面から分かりにくいですけども、本当にきちっと調査をして──ある意味でシールド工事って、陥没も含めて事故がつきものですよね。いろんなところでいろんなことが常に常に起こっているという事態なので、そういうことも含めて、住民に対してきちっと情報提供をしていくように事業者にも求めていく必要があると思うんです。
 横浜の陥没状況については、何か情報を得ていますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  横浜の陥没事故につきましては、まだちょっと、ニュースのほうの状況しか確認できていないというところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。情報提供と、それから、シールドマシンの事故に関して、事業者がちゃんと把握して、それについてどう確認をし、それに対する対処を外環の工事でちゃんと取れているのかっていう、そういうふうな確認をぜひしていただきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  よろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で、質疑は終わります。
 行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時31分 休憩


                  午前10時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。ありがとうございました。
                  午前10時33分 散会