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2020/03/19 令和2年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(田口久男君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。今回の行政報告につきましては、2件でございます。
 まず1点目は、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(令和元年度第2回)について、2点目につきましては、外環事業に係る取り組み状況についてでございます。担当課長のほうから御説明させていただきます。よろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  では、私のほうから資料のほうを御説明いたします。資料1、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(令和元年度第2回)についてを御説明いたします。1ページをごらんください。本連絡協議会については、令和2年1月27日(月)午後2時から3時に開催いたしました。開催場所、出席者数等は記載のとおりです。2、内容になります。北野中央通りの代替道路で一時停止をしない車への対応など、前回、5月の会議でいただいた御意見等について対応等を確認し、今後整備する中央ジャンクション(仮称)西側道路について話し合いを行いました。また、都市計画道路の着手等についてもお知らせしたところです。
 当日の議題である、中央ジャンクション(仮称)西側道路の整備について御説明いたします。2ページをごらんください。場所は、北野小学校付近の外環事業地の西側で、これまで施工区域だった場所になります。3ページをごらんください。整備断面ですが、車道幅員は5メートルになり、民地側に歩道が約1メートルから3メートルとなる予定です。次に、4ページをごらんください。こちら、イメージ写真になります。歩道と車道の間には横断防止柵が設置され、車道と施工ヤードの間には防音パネルや仮囲いが設置されます。
 恐れ入りますが、1ページにお戻りください。2番のところになりますが、その他、令和元年8月1日の組織改正に伴う変更があったことから、連絡協議会の決まりを改正したことなども御説明しています。なお、次第、決まりや当日の議事要旨については、参考資料1に添付しておりますので、後ほど御確認ください。
 3、主な質問・意見になります。参加者からは、中央ジャンクション(仮称)西側道路に関しては、交通量増加への対応、速度規制や横断歩道の設置など、安全性についての御意見がありました。また、都市計画道路3・4・12号の着手等について説明された内容に対しては、外郭環状道路や周辺の都市計画道路の完了時期などのスケジュール、また、都市計画道路の整備内容や安全性について御意見をいただきました。こちらも、詳細については参考資料1の議事要旨に記載しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。
 資料1については、以上となります。
 次に、資料2、外環事業に係る取り組み状況について御説明いたします。資料2の1ページをごらんください。1、用地取得の状況について(令和元年12月末時点)になります。(1)、中央ジャンクション(仮称)面積ベースになります。ア、用地買収は99%、イ、区分地上権は95%です。(2)、件数ベースになります。ア、用地買収は99%、イ、区分地上権は91%です。区分地上権については、令和元年5月末より、面積ベースで1%、件数ベースで2%進捗しています。
 2、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和2年2月下旬時点)の御説明をいたします。資料2の3ページをごらんください。現在、中央ジャンクション地域では、9つの工事を行っています。これまでも御説明してきていますので、前回御報告した内容から変わった部分を御説明いたします。
 左側、黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事ですが、内容に変更はありませんが、工期が令和2年2月7日予定から、令和3年3月31日予定に変更となっています。
 その下、紫色の枠、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事ですが、こちらの工期は、令和2年3月16日予定との記載になっておりますが、3月に入りましてから令和3年3月11日予定に変更となっております。
 その下、緑の枠、まる4、中央ジャンクションAランプ橋ほか2橋(下部工)工事です。こちらは、状況として準備工となっていましたが、現在、躯体工及び基礎杭施工に着手に変更となっています。
 右側、オレンジ色の枠、まる7、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事です。写真(3)、(4)にありますとおり、開削部の埋め戻しがほぼ完了している状況です。
 その他については、内容、状況に変更はありませんが、令和2年3月末までの工期の工事が幾つかありますので、今後、順次変更されると思われます。
 次に、3、本線トンネル工事の掘進状況について(令和2年3月上旬時点)を御説明いたします。4ページをごらんください。令和2年3月2日時点の掘進状況です。1、本線トンネル(北行き・南行き)東名北工事における、北行き(がるるん)になりますが、世田谷区内を掘進しており、掘進距離は約2,300メートル、三鷹市域まで約2.6キロとなります。南行き(みどりんぐ)については、調布市域を掘進しており、掘進距離は約2,900メートル、三鷹市域まで約2キロとなっております。
 2、本線トンネル(北行き・南行き)大泉南工事における北行き(カラッキィー)及び南行き(グリルド)については、大泉ジャンクション内の事業地内を掘進しており、掘進距離は約400メートル及び約500メートルとなっております。
 1ページにお戻りください。4、オープンハウスの開催についてです。(1)、オープンハウスの開催です。事業者は、本線トンネル及び中央ジャンクション(仮称)における現在の工事の状況などについて情報提供や説明を行いました。今回、新たに公表されたパネル等については、参考資料2に添付しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。(2)、開催日時及び開催場所については、記載のとおりです。(3)、対象者への周知ですが、ポスティング、新聞折り込み、「広報みたか」、国土交通省及び三鷹市ホームページになります。(4)、主な質問・意見ですが、今後の外環の事業概要、計画、開通時期に関すること、各ジャンクションでの工事進捗状況に関すること、トンネルの安全・安心に関すること、環境に関することなどの質問・御意見がありました。なお、今回のオープンハウスは、本線トンネル工事が狛江市、調布市へ到達する見込みであることから、開催にあわせてトンネル工事の今後の掘進について、4回の説明がありました。
 5、東京外環トンネル施工等検討委員会の開催についてです。第20回東京外環トンネル施工等検討委員会が令和2年1月27日に開催され、議事要旨とともに事業者が本委員会に報告した資料が公表されました。
 2ページをごらんください。(1)、議題についてです。東名側本線シールド工事の掘進状況について、大泉側本線シールド工事の掘進方法について、今後の掘進方法についてになります。本委員会での議事概要等の公表資料については、参考資料3に添付しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 次に、6、北野小学校の児童を対象とした特別授業及び現場見学会の開催についてです。事業者は、令和元年12月11日(水)に北野小学校5年生、約100名を対象として、外環に関する特別授業及び現場見学会を開催しました。参考資料4に開催時の写真等を添付しておりますので、後ほど御確認ください。
 7、その他になります。大泉ジャンクション既存ボーリング孔における漏気の調査結果、東名ジャンクション周辺の野川における漏気及び調査結果の公表について。事業者は、令和2年2月5日に大泉ジャンクションの既存ボーリング孔の気体の成分調査の結果を公表するとともに、東名ジャンクション周辺の土どめ工事により、野川の水面に漏気が発生していることをホームページに公表しました。
 また、その後、3月6日には、漏気の推定メカニズム及び調査結果について公表しています。詳細は参考資料5に添付しておりますので、後ほど御確認いただければと思います。
 説明は以上になります。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。よろしくお願いします。中央ジャンクション西側道路の整備なんですけども、ある面では、機能補償道路としても使われるということで、今回、通学路の部分は歩道があるんだと思うんですけど、5の5のところは歩道がない。通学路じゃないからなのかなとは思うんですが、これ、将来的に完成形でも、ここには歩道がつくられないという考え方でよろしいんでしょうか。
 4の4が一番狭い、歩道が1メートルしかないという感じなんですけども、東側のところも1メートルのところが大分長く続いているということで、1メートルだと大分、今、車の通りも少ないのであれなんですけど、多くなったときに自転車が歩道を走るようになると、非常に危ないなと。歩くのも、すれ違うのに少し斜めにならないとというところもあるので。それから、今度、最低1メートルは保たなきゃいけないことだと思うんですが、それ以上、完成後に広げるとか、広げてほしいとか、そういう協議っていうのはあったのかどうか、お聞きしたいと思います。
 それと、これ、直線なのであれなんですけど、これ、東側は少し曲がっていますので、防犯カメラが結構あるんですが、西側道路は真っすぐだということで、防犯カメラが今ないんですが、防犯カメラをつける予定っていうのはないのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  西側道路の御質問について、お答えいたします。まず、今回の道路についてなんですけれども、完成形の道路というわけではなくて、こちらは地域のほうを分断しているということもありまして、今、小学校の通学路にはなっていないところで、迂回しているような形になっておりますので、暫定的に、事業のほうに影響もない範囲というか、そういう形で今回、整備させていただいておりますので、将来的にはきちっと道路幅員を確保して、歩道幅員もちゃんととるような形で、整備を進めていくような形です。
 それと、2点目の防犯カメラについてですけれども、現状、ちょうど事業地になっておりましたので、この部分についていないんですけれども、その付近には防犯カメラがありますので、その辺の角度を変えるとかして、視距の確保というか、その安全性の確保は行っていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。暫定でということで、最終的にはそういう形で整備がされるということなので、よかったと思います。
 あと、防犯カメラということで、今、工事をやっているということで、非常に交通量が少ないということで、結構車がスピードを出していたりするので、何かあったときの事故ということもありますので、今角度を変えてとありましたけど、ここのところが確実に、防犯カメラとしての機能を果たしていただくように、ぜひやっていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
 次に、資料2のほうですが、用地買収ですけども、各1%、2%も上がったということなんですけども、用地買収、区分地上権、件数がそれぞれあと残りどのぐらいなのかというのを、押さえていれば教えていただきたいと思います。
 その買い取りの見通し、また、地上権では確認の見通しが今どのぐらい立っているのか、今はしないけども、このぐらいは予定が立っているのがあれば、教えていただきたいと思います。
 それと(4)の主な質問のところで、開通時期ということで質問があったかと思うんですけど、今時点で、どういう答弁をされたのか教えていただきたいと思います。
 それと、6番、北野小学校の児童を対象としたと、写真が載っていますので、それなりに皆さん、やっているかと思うんですけど、その後、感想文とか何か、そういうのを出していただいているのか。また、親御さんは見たことがない人が多いかと思うんですが、その親御さんとのやりとりとか、そういうことがあって、すごかったよみたいな。やっぱり最初に見ると、大人の目より子どもの目で見たほうが大きいというイメージもあると思いますし、すごいなという感想も持っておられるかと思うんですけど、そういう親御さんへの報告っていったら変ですけど、やりとりとか、何かそういうことを学校としても進めているのか、やっているのか、その辺ちょっとお聞ききしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  3点御質問をいただきました。まず、区分地上権のところの進捗状況が延びているというところで、件数があと何件かというところなんですけど、個人情報になっておりますので、国のほうから明確に、あと何件というような形ではいただいていないんですけれども、ただ、用地交渉は鋭意やっているということは聞いております。
 2点目の、国のほうで事業の見通しというか、その辺の回答のところですけれども、一応、安全・安心のまちづくり連絡協議会のほうでの回答でいうと、当初2020年の東京オリンピックまでの開通ということを目指していたけれども、それが困難であるというような形です。現在のところ、完成時期については示されてないんですけれども、早期整備を目指して取り組んでいるというところまでの回答になっております。
 あと、小学校の児童の感想文ですけど、実際に、小学校のほうから感想文を書いていただいて、国のほうには、そういったものが出されているようなことは聞いております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。件数が個人情報なのかって、なかなか理解しづらいというか、ぜひその辺の件数ぐらいは出していただきたいと思うんですが。国のほうへ、感想文も出していただいているということなので、少し御紹介いただくような形でやっていただきたいなっていうふうに思います。親御さんも、どうだったという会話はあるんじゃないかなと思うんですけど、ちょっとその辺も、いい機会になって、この外環のことを、地域の方が、親御さんも含めて、いろいろ話し合う機会にはなっているかと思うので、その辺をちょっと捉えていただいて、報告していただくとうれしいなと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  よろしくお願いします。先ほどの寺井委員の質問ともちょっと関係するんですけれども、この西側道路の整備のところで、やはり歩道の狭さについては、説明会のところでも質問が出て、市のほうからも回答が参考資料の1のほうに載っているんですけれども、その中で、スクールゾーンの指定について、今後、警視庁と協議をしていくというふうにあるんですけれども、こちら、歩道整備が完成する見込みの秋ごろまでに、そういったもろもろの協議というのは、まとまりそうなのかどうか、見込みについてお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  この安全・安心のまちづくり連絡協議会での御意見を踏まえて、国のほうで横断歩道と交差点のカラー舗装、またスクールゾーンの表示をするということで、今警視庁と協議をしているということを聞いております。実際に、その通学路の指定等については、完成したころっていうんですかね、警察とPTAと、あと学校と協議しながら指定していくというふうに聞いております。完成の時期としては秋ごろということになっておりますので、秋ごろに指定を行うということで聞いております。


◯委員(池田有也君)  わかりました。やはり子どもたちの安全をしっかり確保できるように、協議のほうを進めていっていただけたらと思います。
 次に、この道のやはり歩道のところが広くなったり、狭くなったりするところで、特に夜間、自転車の方とかが、急に狭くなったところでぶつかったりとか、そういったところもちょっと懸念されますけれども、この後狭くなりますよというような表記の仕方って、何か工夫をされる予定はありますでしょうか。


◯都市再生部長(田口久男君)  西側道路の歩行者スペースの確保等についてでございますが、基本的に今回のこの西側道路は、先ほど担当課長が御説明しましたように、地域分断の解消と、そういった役割の中で、事業者が確保している敷地を利用して行うということで、どうしても一定の幅員を確保できないというような状況がございますが、基本的に車道の幅は変化すると、それが交通安全上の課題にもなるというようなことで、一定の幅をとると。その中で、残ったところを歩道にするということでございますが、視覚的に横断防止柵とか、そういったものをつけていきますので、そういったところは、わかるように整備するよう、調整していきたいと思います。
 また、夜間については、照明を20メートルピッチで整備するということで計画されていますので、そういったところでしっかり安全も確保できるようにしたいと思います。
 また、これはまだこれからの話なんですが、西側の地権者の方がいらっしゃいますので、そういったところの御協力も、これから働きかけていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございます。夜間、20メートルごとに照明を立てられるということで、やはり明るさがあると大分違うかなと思いますので、防犯上の観点からも、ぜひその方向でお願いしたいと思います。
 最後の質問にしますが、シールドトンネルの掘削が、調布市の入間町のほうまで来ていらっしゃるということで、振動がどうとかっていうクレームというか、何かそういったものは今のところ出ていないかどうかだけ、確認させてください。


◯都市再生部長(田口久男君)  本線のトンネル工事、今委員のほうからお話がありましたように、狛江市を過ぎて、また調布市のほうに入っているような形になっておりますけれども、振動、騒音等のそういった苦情等は、我々のほうには伝わっていないんですが、3月7日に野川のほうで、また漏気が発生したということで情報を得ております。これにつきましては、国土交通省、事業者のほうは、その原因等を調査した上で、また住民の方にその内容をお知らせするというふうに聞いております。


◯委員(池田有也君)  どうもありがとうございます。一つ一つ、そういった市民からの報告であったり、そういった情報であったりについて、丁寧に対応していくことが大切だと思いますし、それによって、計画がよりスムーズに進んでいけたらというふうに思いますので、野川の漏気の件、資料も入っていましたので、後で確認しておきたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(谷口敏也君)  私も西側道路について質問したいんですけど、暫定的というようなお話でしたが、やはり暫定的だとしても、この整備が全部終わるまでという期間であれば、それなりに、数年かかると思うんで、その間の子どもたちの安全の確保というのが一番だと思うんですけど。先ほどスクールゾーンという話もありましたけど、これは多分、歩道が独立して、ガードレールじゃないですけど、横断防止用のフェンスで囲われていると、スクールゾーンの指定は難しいですよね。
 それとも、通学路の指定はわかるんですけど、スクールゾーンでとめるじゃないですか。それも可能なんですか。できれば、そのほうがありがたいんですけど。


◯都市再生部長(田口久男君)  スクールゾーンの指定についての御質問でございますが、今はまだ、協議中で、最終的なことは決まっておりませんが、基本的に通学路として利用していただく必要があるというふうに考えていますので、その方向になるように調整はしていきたいと思います。
 形態が車道、歩道という形になっていますが、ちょっとその取り扱いについては、交通管理者のほうで判断されるものというふうに考えていますので、今、委員御指摘のとおり、通学路にしても、安全が確保されなくては意味がございませんので、そういった視点で調整をしていきたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。よくスクールゾーンの指定で、警察の方と話をすると、特にしっかりとガードレールやこういうフェンスで独立していると、スクールゾーンの指定はなかなか難しいというような話を聞くので、できれば、最初の標榜として、スクールゾーンにしておいて、だめだったらほかの策を考えるというのが1つの手かなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、地図を見ると、この横断防止柵の色が、このブルーと考えてよろしいんですか。聞きたいのは、この部分、最後の北側の部分ではないっていうことですね。やっぱり幅の数字を見ていくと狭いから、ここにフェンスをつくってしまうと、本当に狭くなっちゃうんじゃないかなと思うんですけど、その辺はその認識でよろしいんですか。


◯都市再生部長(田口久男君)  横断抑止柵の設置で、今御指摘ありました一番北側のところ、そこの部分はなくなって、幅員自体も5メートルということになるんで、歩道スペースがなくなることになりますが、今、ちょうどこちらの所有者の方といろいろお話しさせていただいておりまして、まだ確定したことではございませんが、歩道状の空間を御協力いただけないかっていうことで、調整をしております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。90度じゃなくて、若干、角度は鋭角ですから、確かに隅切りしていただけるとありがたいと思いますので、交渉のほうよろしくお願いします。
 それと、今回、恐らくこの横断防止柵ということだと、ここからここまで切れ目がないものにするのかなっていうイメージなんですね。そうするかどうかということと、あと、そうすると、先ほど池田委員からも話がありましたけど、自転車が入ってきてしまうと、北に行けば行くほど狭くなって、そこに子どもたちが2人で歩いているぐらいだと、もう自転車、よけられないじゃないですか。
 そうすると、ここの歩道の部分には自転車が入れないようなマーク、通常ですと、自転車は歩道を行けないですから、道路に書くじゃないですか、よく都道で青い自転車のマークとか、ああいうことをするとか、途中で自転車が出られないんだったらそういう方法をとるべきだと思うんですけど、その辺の考え方はいかがでしょう。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  今、委員御指摘のとおり、車道部分に自転車の走行のペイントをするのと、それをやっても歩道内に自転車が入ってくるっていうこともあり得ますので、ところどころに横断抑止柵を切るような形で検討しているということを国から聞いております。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。何よりも子どもたちがここを通りますから──今までは通行できていないんでしたっけ。どっちにしろ、この地図を見ても、人口的には逆にこっち側へ行くほうが多いのかもしれないですけど、委員長のうちのほうに行く子とかは必ずここを通りますので、その子どもたちの安全対策を優先に考えていただければと思います。終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  続いて、いかがですか。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。初めに西側道路の件ですけれども、これは、実際、この西側道路が整備されると、まちづくり連絡協議会でも対策が求められている、通り抜け道路になるんじゃないかっていう不安があります。この東八道路から南に向かって入ってくると、ほぼ直線的に吉祥寺通りまで抜けられるようになるっていうことが、この地図を見てもわかります。道路としては東側道路のほうが舗装されているというか、通りなれているところもあるかと思いますし、整備されているわけですけども、カーブしていて、うねっているので、視界の見通しがきかない中では、一度これを覚えると、この西側道路を抜けていく車はふえていくっていうふうに感じます。
 これは、北に行くのも当然行きやすくなるので、ここの対策というのはとても重要だと思います。速度規制をかけるという調整はこれからするかと思いますけれども、かなり協議して対策をとることが求められるかなと思いますが、これで十分、通り抜け道路にしないための手だてとして、さらなる検討をされるのか。さらに手を打つ計画であるのか。信号をつけるのかどうかっていうのもあるかと思いますけれども、確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  委員おっしゃるとおり、通り抜けの道路になる可能性はあるというふうに思いますので、ただ、かなりやはり意見としては、通り抜けないで迂回するっていうのが不便だという方もいらっしゃって、その中でどうやっていくかというところが課題になりますので。
 一応、参考資料のほうでも記録で残っておりますけれども、今、国のほうでは30キロ規制のほうをかけていこうということで警察と協議しておりますし、あと、交差点部分についてはカラー舗装をして、明確に交差点があるよというのがわかるようにすると。さらには、児童のこともありますので、横断歩道も、今2カ所、対応策としては考えているというふうに聞いております。


◯委員(栗原けんじ君)  ここの道路を整備されて、機能補償道路は本格的な整備の段階だと思うんですけれども、位置づけとして、北野中央通りのこの道に入ってくる入り口から、吉祥寺通りまでの区間を、どういうふうに完成するまでの間で位置づけるのかっていうことも重要かと思います。市としては、生活道路として位置づけるということでよろしいんでしょうか。幹線道路としては、北野中央通りの代替機能というのは、今ある通りですよね。北から来れば、東に曲がって、直進、南進して、ぐるっと右に曲がりながら吉祥寺に出るっていう形が、幹線道路としての位置づけだと思うんですけども、生活道路として、ここに入りづらいような注意喚起というか、ここは生活道路としての位置づけで、幹線道路を通る誘導を明確にすることが必要だと思います。
 東八道路から南に向かっての場合には、この道に入っていくのは、ちょっと知らないと入れないし、細くなっている部分はあるんですけども、吉祥寺通りのほうから東八道路に向かって入っていく道路は、比較的広くて入りやすい印象を現時点で受けますので、幹線道路としては、今ある道路だっていうことを明確にして、こちらの道路は、やっぱり完成するまでは、生活道路としての位置づけを、そこに住んでいる人たちが利用するという位置づけを、わかりやすく提出することが必要だと思います。
 この点での対策を、協議者としっかりと詰めて、取り組んでいただきたいというふうに思います。これは、ことしの秋に完成ですか。秋というと、9月。9月は夏ですか。10月ぐらいですかね、協議をして、進めていただきたいというふうに思います。
 全体の中央ジャンクション、現在の工事状況はわかりました。この間も、見学をして、現状進んでいるなと。埋め戻しされて、ふたかけ部分が進んでいるのもわかります。これ、ちょっとお聞きしてわかるのか、わかりませんが、全体の進捗状況というのはどういうふうに報告されているのか。ブロックごとに進捗状況というのが確認できるのか、現時点での進捗状況についてお聞きします。


◯都市再生部長(田口久男君)  中央ジャンクションの工事の進捗状況という御質問でございますが、全体の進捗状況ということでは、きちっとした正確な情報は伝えられていません。ただ、個々の進捗状況については、おおむね事務レベルで示されているというか、先ほど7番の北側ランプ改良工事等、ほぼ埋め戻し等されて、ほぼ完了に近いというようなこととか、おおむねのそういった状況の説明は受けておりますが、詳細については示されていないというのが現状でございます。


◯委員(栗原けんじ君)  今例で出されたのはオレンジの部分かと思うんですけども、これは、埋め戻しがされたっていうことでいうと、ここの躯体部分というんでしょうか、ほぼ100%っていうふうに見ていいんですか。この部分、オレンジの部分は100%、躯体部分としての工事の完成度っていうことで確認できるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  今のオレンジの、まる7のところの工事の進捗状況ですけれども、確認しているところでは、99%近く、ほぼ完了しておりまして、一応工期内に終わるという方向で聞いております。


◯委員(栗原けんじ君)  実際に埋め戻しされるとなると、全体で見ても、躯体部分は先行して完成する方向で見ることができるのかなと。道路の舗装とか、そういう中身の詳細の工事は、また別の課題があるかと思いますけれども、この完成度ということで、躯体についての進捗状況という点でもわからないと。現状の進捗状況というのは、躯体の関係でということで見ていいんでしょうか。


◯都市再生部長(田口久男君)  工事の状況でございますが、ランプの躯体については、残念ながら全てを市のほうにもまだ示されていなくて、まだ残っている工事、これから発注される工事がどれだけあるかというのも示されていないところでございますので、躯体工事がどれぐらい進んだという部分はお示しすることはできませんが、それぞれ発注されている工事の進捗等は、先ほど申し上げましたように、事務レベルで大まかな話は聞いておりますが、それぞれの工事は、工期内に終わるものと、また、さらに延伸が必要なものがあるのではないかということで、今、推測しているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  現状はそういう報告だということと、認識だということはわかりました。地上部が埋め戻しされると、今、北野の里構想があるかと思いますけども、上部空間の利用に向けての工事に入れる見通しっていうのは、どういう状態になったときに、取りかかることができるのか。これ、上部空間が埋め戻されるということでいうと、上部はもう工事がない。外環道路としての本体の工事は終わっているっていうことで、上部に取りかかることが条件的にできるということで認識していいのかということを確認したいと思います。
 その上で、ランプトンネルのシールドマシンの準備をされていると思いますけども、この点での情報っていうのは、現時点でないんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  まる7番のところ、おおむね工事が終わるという形になりますけれども、今聞いている段階では、ほかの工事がまだ進んでおりますので、工事の施工ヤード等とかで使うというような形になりますので、今すぐ市のほうで何かの整備に入れるかというと、そうではないと。時期についても、まだ明確には示されていないというような形になります。
 あと、ランプシールド工事のほうなんですけれども、まだ設計作業を行っている段階になっておりますので、明確にいつから着手とか、そういったことは聞いていないというような状況になっております。ただ、当然設計が終わって、どういうやり方であるとかということが決まれば、情報提供は求めていきますし、周知のほうも図ってくださいということはお伝えしているところです。


◯委員(栗原けんじ君)  ありがとうございました。ランプシールドトンネルのほうは、まだ見通しが明確になっていないということで認識をいたしました。
 本線トンネルの工事の掘進状況ですけど、ありがとうございます。現状、ここはかなり進んできているなと、着実に伸びてきているなと感じますが、これは1日10メートルぐらいの進捗だっていうことで見ていいでしょうか。確実にそういう掘進が続いている状況っていうことで認識していいのかっていう点と、あと、大泉、野川にもまた酸欠ガスが出ているということで資料が出されています。
 このような状況を、三鷹市域の住環境への影響としてどういうふうに想定するのかっていうのが、この情報を知り得た市として取り組まなければならない課題だと思います。この酸欠ガスが出ている、漏気が続いているということを受けて、市としては三鷹市域への影響を、これからどういう想定をして、対応しようと考えているのか、確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  まず、1点目の本線シールドトンネルの掘進状況の中で、一応我々もどのぐらい進んでいるのかというのを確認しているところでは、日によって施工しない日とかもあるんですけれども、大体1日5メートルから10メートルの範囲内かなというふうに考えているところです。


◯都市再生部長(田口久男君)  本線シールドの実施に当たって、三鷹市域への影響という御質問でございますが、基本的に事業者のほうで、漏気等の発生について、東京外環トンネル施工等検討委員会、専門家の知見を確認しながら、漏気のメカニズムとか、安全性をきちっと市民へ説明していくと。市民の方が理解できるような形で説明をしていただいて、市としては、それをきちっと徹底してやっていただくように、引き続き求めていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(栗原けんじ君)  正確な情報提供は当然ですし、その対策も事業者がしっかりと取り組んでいただくのは当然だと思います。その上で、今工事が行われている場所で、漏気による酸欠ガスが出ているという状況から、三鷹市付近に入ってきたときの現状を想定することが必要だと思います。その点では、ちょっとお答えがなかったんですけれども、三鷹でどういうことが起こるのかというのを、やっぱり外環道路調査研究の予算はついているわけですし、検討する場所もあるわけですから、想定をして、議論して、対策を求めていく。万全の対応をするということは、事業者に求められるべきですけども、市として事業者に対して言うことができると思います。
 その点で、三鷹でどういうふうに漏気が出るのかっていうのを考えることが必要だと思うんですけれども、そういう検討はされないんでしょうか。もう一度確認したいと思います。


◯都市再生部長(田口久男君)  三鷹市域に入ってくる中で、漏気等の安全対策ということでございますが、基本的に、市としても東京外環トンネル施工等検討委員会の考え方を一定の理解はしているところでありますが、まだそういう心配される声も多くあるということも認識しておりますので、先ほど申し上げましたように、そういったことを事業者のほうにしっかり説明していただくということを要請していくということでありますが。
 あと、漏気の発生がどのように出るかということでありますけども、河川等に近いところは、その横を通るような場合には、それがわかりやすいというようなことだと思いますが。今後、三鷹市域に入って、仙川等ございますけど、そうでない部分については、直接それが発生しているかどうかっていうのが、なかなか確認できないところもありますが、事業者としては、既に地下水位の調査をしているボーリング等の穴の確認をしながら、漏気が発生しているかの確認をしていくというようなことを示しておりますので、そういったところをしっかり市としても確認した上で、本当に安全かどうかということを国のほうに求めていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  わかりました。ここで一番重要だと思うことですけれども、三鷹市域に入ってきた段階でも、漏気の可能性があるということを前提に対応を求めていくことが、まず重要だというふうに思います。浅井戸ですとか、人工的な観測井戸ですとか、人工物のすき間を通して酸欠ガスが出てくる可能性があるということで、漏気したガスにおいては、化学反応で酸欠になって、滞留すれば事故にもつながるという点は広く周知をして、万が一の事故も起こさせないという対応をするための情報提供がやっぱり必要だと思います。それをしっかりと事業者に求めていくことが、まず必要だと思います。
 今お話ししたのは対応なんですけれども、そもそもこの外郭環状線道路計画、大深度地下トンネルというのは、外側に影響を与えないというのが前提で、外部に漏気をさせているということは基本的に容認できないことだと思います。それは、本当に住民の財産や命にもかかわる事態を引き起こす危険性を持っているという点でも、漏気をさせない対策が、今いろいろと分析されているわけです。酸欠ガスになる構造ですとか、なぜガスが漏気するのかということは出ていて、漏気をさせないための取り組みというのが検討されなければならないと思いますけれども。
 基本的に、外の環境に影響を与えてはならない工事だということを前提にして、事業者に万全な対策を求めることが必要だと思います。この点で、外界への影響についても、漏気しているガスが、安全だということで解決されない問題点があって、外界に影響を与えているものに対しては、与えないように。与えるような状況が防げないようだったら、やはり工事に対しては慎重な、中止も含めて求めていくことが必要かと思いますけども、市の御所見をお伺いしたいと思います。


◯都市再生部長(田口久男君)  漏気にかかわる影響ということの御質問をいただきました。基本的に、大深度法の中で安全の確保、環境を守っていくという基本方針の中で、施工時の地盤変異等を発生しないように配慮が必要となるというようなところで、漏気が影響に当たるかどうかというのは、その法の中では、ちょっとはっきりしていない部分があるのかなというふうに、我々は認識しております。
 そういう中で、東京外環トンネル施工等検討委員会の専門家の知見に基づいて、安全性を確認しながら進めていると。これは、「対応の方針」の中で、環境影響の中に現段階で予測し得なかった著しい影響が見られた場合には、迅速な情報提供を行うとともに、環境に及ぼす影響を調査し、区市など、関係機関と調整し、必要な対策を検討、実施しますと。この方針に基づいて、今進められているというふうに認識しておりますので、そこを先ほど来、答弁させていただいているように、よりしっかり、わかりやすく、事業者として、関係する住民の方にそれを説明する役割があるのかなというふうに思っていますので、そこをしっかりやっていただくように重ねて要請していきたいと思います。


◯委員(栗原けんじ君)  しっかりと要請していただきたいんですけれども、大深度地下トンネルで工事が進められている中で、そこから漏気があって、地上部にも空気が出ると。そのガスの成分は、本当に危険な場合もあり得るということでいうと、工事現場が地上部にまで波及している。工事現場化しているということでいえば、施工事業者がしっかりと現場を確認して、安全対策をしていくことが必要だと。この外環道路の本道、大深度地下トンネルが進められる場所、その全域が地上部も含めて工事現場化しているという視点に立って、安全対策をしっかりと求めていくことが必要だと思います。また、そういう認識で働きかけをしていただきたいということを述べて、終わりたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  幾つか確認をしていきたいと、質問をさせていただきたいと思います。最初に、工事の状況ですが、先ほど話題になった、ほぼ完了というところですけれども、以前に示された図からいくと、ここのボックスになっているところ、つまり2階建てか、3階建ての道路の躯体が完成したと。だから、ここの部分に関しては、もう開削とかがないというふうな理解でいいのかということ。
 今、西側道路をつくりますけども、その新たに暫定的につくる道路の下には工作物がないのか。あの工事ヤードの防音パネルを、多分道路分を動かすんだと思うんですけれども、つまり、それまで工事ヤードだった中のところを暫定道路にしますが、その下には、単に埋め戻されたものなのか、あるいは、土どめ壁があったりなんかして、今後、そこもまだ再度工事をする可能性があるのかということを確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  まる7の部分の工事で、委員から今見させていただきました工作物、その工事についてはもう完了しているということで、我々も認識しております。


◯都市再生部長(田口久男君)  西側道路の件でございますが、将来的には、こちらについても、機能補償道路として配置されることになります。こちらについては、約9メートルの幅員になるということで、将来的に機能補償道路、市が管理する道路になりますので、そういったところには、そういった支障となるような大きな構造物はない中で進められております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。将来的にですけども、もし機能補償道路になるとしたら、市道になる。市が管理する道ということで、市にその土地部分は来るということでいいですか。
 それから、もしやるとしたら、その中に共同溝なりの工事が必要になるのか。


◯都市再生部長(田口久男君)  機能補償道路につきましては、基本的に今まであった市道等の機能を置きかえるものでございますので、基本的に市道だった部分を置きかえる部分は市が管理することになります。ただ、所有権については、まだ今後の協議の中で決めていくということになると考えております。


◯委員(野村羊子さん)  その共同溝とか、そういう工事はまたそのときあり得るという理解でいいですね。


◯都市再生部長(田口久男君)  機能補償道路を整備される際に、埋設物、今委員のほうからお話もありました地中化等、そういったことはこれから整備をする中で、協議をして決めていくことになります。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。オープンハウスについて。今回、北野では160人いらして、その説明会──30分説明して、10分、15分、20分の質疑時間みたいな形で4回やったと思いますけども、それに約90人ということで。この資料を配付してやったと思うんですけど、1つは、この資料って、本当にいつ発行されたものかっていう日付がないんですよね。それを、きちっとやっぱり事業者に掲載するように求めていただきたいと思うんです。
 説明会の資料にいつのものかっていうのが、今までも結構ないんです。工事説明会にしても、非常に曖昧とした、漠としたタイトルしか書いていないので、自分でメモしないと、いつのものかわからなくなる、表紙はほとんど同じなのでね。それは重要なことなので、やっぱりきちっと記録するように、掲載するように求めていただきたいのが1つ。
 それと、そのときの説明会が、マイクを使わずに雑然とした中で行われて、非常にわかりにくい、聞き取りにくいというふうなことだったと思うんですけれども、それについて市側はどのように認識しているのか。それで、この件に関して市民の皆さん、実際に出た方とか、その当日いらした方のお声とか、市としては把握しているものがあるのか。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  オープンハウスの件で2点御質問をいただきました。まず、説明会資料のほう、ホームページ掲載については、こちらのほうで国のほうに要望していきたいというふうに考えております。
 説明会のほう、聞き取りにくいというような御意見ですが、我々もその場におりましたので、おっしゃるとおり、確かに騒然とした中でやっているなというようなイメージで。これから三鷹市域に入るまでに、まだオープンハウスは開催されると思いますので、そのときにはわかりやすい説明をするようにということは要望していきたいと思います。
 それと、どういった御意見があったかというところの中で、我々も、終わった後に直接市民の方から御意見をいただいたわけではないんですけど、その説明会の中で、酸欠空気は環境にどのような影響があるのかとか、大深度法に違反していないのかという話であったり、川であれば気泡の漏出がわかるけれども、地面だとわからないと。どのように漏出しているのかを、どう確認するのかといった御意見、また、地盤沈下の測定はいつの時期に行うのかといった御意見があったということは、把握しております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。これで、実際には調布市域に入ってきているわけですね。進行状況もつけていただいて、わかりやすいのをありがとうございます。2台1つの図の中にあるというのは、すごい。外環プロジェクトを見ても、1台ずつしかないので、わけがわからなくなりがちなんですが、こういう資料を出していただけるのはすごくありがたいと思いました。現在、みどりんぐは調布市域に入っていて、狛江市を通って調布市に入り、また狛江市を通って本格的に調布市に入っていくと。そのあたりで野川から離れていくということになると思いますけれども。
 調布市のほうでも、調布市の委員会や議会も含めて、調布市域に入る前に説明会できちっとした説明をというふうに求めていたと思いますが、結局このオープンハウスで代替というか、事業者はこれでよしとしているというふうに思っているのか。三鷹市域に入るときに、もうオープンハウスのみで、このような、わけのわからないと私には思える説明で、よしとしようと思っているのか。それに対して、市はどうするのかということをお願いします。


◯都市再生部長(田口久男君)  本線シールドマシン、これから三鷹市域に入ってくる中での説明でございますが、先ほど担当の課長が回答させていただいたように、オープンハウスでの説明は、我々としても適切ではなかったというふうに強く認識しております。やはり、説明の声もしっかり聞こえないような状況とか、質問者側のほうの話も通らないような状況で、場所の問題もあったというふうに思っております。
 したがいまして、今後開催する中では、そういう形にはならないようにするように、これは事業者に強く求めていきたいと思っています。その方法等については、今後また事業者のほうと調整させていただくような形で進めていきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  本当に、事業者が地元を無視しているというふうに、私は非常に怒っています。住民も納得できないというふうなところがありますので、ぜひそこはお願いしたいと思います。
 それで、漏気の話なんですが、今回、資料をつけていただいたのは、トンネル施工等検討委員会かな、違うな、その後か。参考資料5に大泉と東名の野川と2つ出していただきましたが、これは2月の野川ですが、先ほどちらっと言っていらしたけど、この後に3月7日に漏気しているっていうことを、もう東京外環プロジェクトでは公表しているんですね。あぶくがこんな状態で結構出ていますっていう写真も出ているわけですよ。
 これ、3月7日に事業者のホームページ、東京外環プロジェクトで公表されていますので、ぜひ資料として、やはり委員会、委員に提供されるべきだったと、私は間に合ったでしょうと思うんですけども。それについて、一言だけ今触れたけど、委員の皆さん、ちゃんとそこの部分に触れられていなかったので、これはやはりきちっと説明して、追加ですべきだったんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。まず、お願いします。


◯都市再生部長(田口久男君)  今、委員さんのほうからお話がありましたように、国のホームページのほうにも掲載されたということは、我々のほうも確認しております。ちょっと日程的な問題ということで、3月7日ということで、今お話ししたように、資料の追加ということも、物理的には可能かどうか、ちょっと微妙なところだったんですが。
 我々としては、どういうメカニズムで、どういう影響があるかという調査も、これからするというふうに聞いておりますので、そういったことが整理された段階で、しっかり委員会のほうには御説明したいというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  公表された酸素濃度はやっぱり低いんですよ。本当に、何カ所からも出ているんですね。泡が1列になって、連続的に連なって、小さい泡がぱあっと出てくるところと、ぽこぽこ大きい泡が出てくるところと、何カ所もあって。採取できたものに関しては、やはり酸素濃度が基本的には低いということが公表されているわけですから。メカニズムがどうかというのもありますけれども、結局は、シールドマシンは、3月2日に気泡シールド工法に変えたわけですよ。
 それまで、空気を入れない、液体だけ、薬剤だけをまぜてやっていたのを、3月2日になって気泡シールド工法、気泡が入るシェービングクリームのようなものをまぜるというふうにかえたら、その週末に漏気が見られたということで、かなり因果関係的には明確になっていると思うんです。
 先ほど言ったように、野川だからわかる。これだけ出ているんですけれども、それ以外の場所でどういうふうに出ているかは見えないんですよ。そのことについて、事業者も野川に出た、目に見えるものだけを捉えて公表していますけども、そうじゃないところについて、特に、今、掘っている場所は、上にお住いになっている方がいる場所ですからね。住宅がある場所ですからね。
 そこで掘っていて、だから、そこを、例えば地下室や室の酸素濃度をはかってくれと言っても、事業者はまだ来てくれないと言って、すごく心配になっています。そういうような情報をきちっと収集して、それこそ調布市の担当と連絡をとって、どういう状況なのか、やっぱり情報共有しながらちゃんと対応していく必要があると思いますが、その辺の情報は得ているのか、対応のほうをどうするのか、お願いします。


◯都市再生部長(田口久男君)  野川における漏気についての情報でございますが、詳細については、まだ市としては得ていないというような状況です。ホームページに発表されるということで、連絡等は当然いただいた中で、その中で簡易測定等は実施して、我々が把握している部分では、酸素濃度20.9%ということまでなんですけども。その詳細については、今後、早い段階で事業者のほうからいただくようにしたいということと、隣接する調布市さんのほうの状況等もこれから確認していきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  どういうふうに情報をしっかり得ていくのかということと、市民が現場をたくさん監視していて──今、日々観察をしているというか、そこに住んでいる人たちは心配でそうせざるを得ない。三鷹市もたくさん人が住んでいるところの下を掘っていくわけだから、三鷹市の場合は、そういう意味では仙川に来るまで川がないわけで、わからないわけですね。
 このトンネル施工等検討委員会の検討状況を見ていると、その辺の安全性の確認って、専門家の検討委員会が、まあ、大丈夫でしょうといったようなくらいのことで済まされているようにしか見えないんです。出ちゃうんだよね、しようがないねみたいに言っているようにしか見えない。そんなことでは、住民は安心できない。自分たちの暮らしが脅かされると思っているわけですよ。
 現実に、空気が出ていくっていうことは、地面の中がある意味で動くわけですよね。空気の通り道ができる。それまで詰まっていたところを空気が通り抜けていくわけだから、そうやって空間が小さくても、できれば、そこはだんだん徐々に上から埋まっていって、またやっぱり将来的には落ちていくっていう危険性ってあるわけですよ。メカニズムって、そういうものでしょう。
 博多で落ちたときに、専門家の方がいろいろ実験を見せてくださいましたけども、埋め戻しが緩いと、そこにどんどん上から圧力で詰まっていって、最後は落ちていくというふうなことも含め、住民の皆さんは、逆に最近はいろいろ勉強していらっしゃって、事業者が大丈夫ですなんて言っても、信用できないわけですよ。
 その辺を、きちっとね。今わかりやすいと言ったけど、わかりやすいのと同時に、科学に裏づけされた根拠を示した説明というのをきちっとしてほしいと思うんですが。その辺は、だから、市のほうもちゃんと研究をして、どういうことなのかって。事業者には、そうじゃなくて、こうでしょうくらい、ちゃんと言いながら説明を求めてほしいんですが、どうでしょうか。


◯都市再生部長(田口久男君)  漏気に係る専門的な分析等でございますけども、我々も技術職として、いろいろこの情報提供されたものを我々の範囲の中で検証させていただいていると。土の中には、もともと当然、気体とか、液体、動かないものもあれば、動いているものも自然界の中にはあるということで。そこに、この工事により影響があって、送った空気がそのまま出てくるのか、送られてさらに出てくるのか、そういったこともありますので、そういったことは、いろいろ事業者とも、事務的には話はさせていただいておりますが、専門家の知見の中で、事業者のほうの考え方が示されているところもあるので、なかなか詳細までは確認できていないというのは事実でございます。
 この酸欠空気に関する安全性については、トンネル施工等検討委員会の中で、大気の専門家等もいるということで、そういった専門家にも、大気中に比べて微小な空気なので、安全性は大丈夫だというような見解を得ているということは確認しておりますが、さらにそういった技術的な部分も含めて、もうちょっと協議を深めて、確認していきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  大気って、川だから大気でそのまま希釈されるわけで、住民が心配しているのは、それこそ自宅の地下だったり、縁の下だったり、そういう閉鎖空間だったりするわけだからね。その辺は、しっかりと何を心配しているのかも受けとめながら検討していただきたい、あるいは求めていっていただきたいと思います。
 では、北野小学校の現場見学会ね。子どもたちは、毎年行っているのかな。5年生の社会科見学という形で行くんだと思いますが、これ、何年目とか、何回目とかってなるんでしょうかね。地域の住民たちへの現場見学会って、もう私も何年も言い続けていますが、どうしてそれはやってもらえないんでしょうかというのをお願いします。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  北野小の現場見学会のほうは、平成29年度からやっておりますので、今回で3回目というような形になります。
 地域住民の説明の場ということで、これまでも何回か質問をいただいておりますし、我々も、地域の御興味のある方には、ぜひ現場を見ていただきたいというふうに思っておりますので、国のほうには要望しているところです。国としても前向きには考えていただいていると思いますので、早目に実施していただけるよう、重ねて要望していきたいというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  何年だからね、年単位だからね。それで、しかも例えば、先ほどのあそこの部分は、もう埋め戻されて見られないわけです。反対側、こっち側の今開削しているところから、こういう状態ですって見られるかもしれないけど。やはり、ここの委員会で行ったときに、深く掘っているところを最初に見せていただいたと思うんですね。
 やっぱり、ああ、こんなにすごく深く掘っているんだとか、大きいんだとか。でも、今回行ったときも、今度は開削部分の大きさとか、深さとかを見せていただいたわけだけれども、やっぱり、そういうのを住民の皆さんに実感していただいて、自分が住んでいる地域にこれだけのものがある。それは、すごいなと思うか、大変だと思うか、その人それぞれの受けとめ方ですけども。やっぱり、現実を見るということはすごく大事だと思うので、前向きにとは言えない国の姿勢にどう言おうかって、すごく思いますが、そこは、再度要望していただければと思います。
 終わります。ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時51分 休憩


                  午前10時52分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。御協力ありがとうございました。
                  午前10時53分 散会