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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成31年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2019/03/18 平成31年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2019/03/18 平成31年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、東京外郭環状道路調査対策特別委員会活動経過報告書の確認について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  どうぞよろしくお願いします。報告事項の1番目、アのふたかけ上部空間等のゾーニングについて、資料1のほうで御説明いたします。資料1の1ページをごらんください。平成30年12月の本委員会において、東京都に対しゾーニング案を提案し、北野の里(仮称)の実現に向けた一層の支援と協力及びジャンクション周辺の都市計画道路の早期完成を市長が都市整備局長に要請したことを御報告いたしました。その後、平成30年12月19日に北野の里(仮称)まちづくりワークショップの共催者である国土交通省に対し、中央ジャンクション(仮称)ふたかけ上部空間等を含めた北野の里(仮称)のゾーニングについて提案を行いました。
 市は、ふたかけ上部空間等について、環境施設帯としての基本的な整備は「対応の方針」に基づき、事業者が行うべきものと考えております。1ページ目は国土交通省の関東地方整備局長へ、2ページ目は道路局長へ、市長が4ページから7ページのゾーニング案を提案し、本ゾーニングに基づくふたかけ上部空間等の実現に向けた協働の取り組みを進めるよう要請しました。
 また、あわせて安全安心な工事を遂行するとともに、市のまちづくりに対し一層の支援と協力を要請いたしました。国土交通省からは、市が取り組んでいる本ゾーニングを最大限反映させたまちづくり整備計画の策定について、支援と協力を確認いたしました。
 3ページをごらんください。事業者である東日本高速道路株式会社及び中日本高速道路株式会社へ、ゾーニングを提案したものでございます。こちら、1月31日に提出したものでございますけれども、高速道路会社へは北野の里(仮称)の実現に向けて、本ゾーニングを最大限反映させた北野の里(仮称)まちづくり整備計画への協力とともに、ジャンクション及びインターチェンジの名称に三鷹を使用するよう、昨年に続き再度要請いたしました。
 高速道路会社からも、市が取り組んでいる本ゾーニングを最大限反映させたまちづくり整備計画の策定について、支援と協力を確認いたしました。引き続き、北野の里(仮称)実現に向けた関係機関との協働の取り組みを進めていきます。
 資料1の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の2番目、イの外環事業にかかわる取り組み状況について、資料2のほうで御説明いたします。資料2の1ページをごらんください。1、用地取得の状況についてです。最新の状況ですが、さきに開催されたオープンハウスにおいて、新規のパネルが公表されました。参考資料3の1ページをあわせてごらんください。中央ジャンクション部における平成31年1月末時点での面積ベースの取得率ですが、99%の用地買収、94%の区分地上権設定の契約が完了しました。また、件数ベースの取得率では99%の用地買収、88%の区分地上権設定の契約が完了いたしました。
 資料2の1ページ、2の現在行われている工事の状況についてです。こちらは、4ページをごらんください。中央ジャンクションにおいて、大きく6カ所で工事が行われております。平成31年2月末時点での状況について御説明いたします。図面左側、南側より、黄色の塗り潰し箇所では、東日本高速道路株式会社が担当するまる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及び中日本高速道路株式会社が担当するまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事が行われております。現在、防音設備等の準備工事及びシールドマシンの組み立て作業を行っております。
 その北側の紫色の塗り潰し箇所では、中日本高速道路株式会社が担当するまる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路及び換気所地下部等の工事を行うもので、土どめ工事等を行っております。
 中央道と接続する緑色の塗り潰し箇所では、まる4、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事が行われております。中日本高速道路株式会社が担当する中央道と接続するためのランプの橋脚工事です。現在、東西のエリアにおいて躯体工事が行われております。
 その北側、水色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる5、東京外環中央ジャンクション北側ランプ工事、まる6、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事が行われております。まる5、まる6の工事は、ともにランプ部地下躯体構築等を行うもので、深さ約15メートルの掘削工事を行っております。
 オレンジ色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる7、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事が行われております。立て坑及び開削部の掘削工事が完了し、深さ約10メートルから25メートルの躯体構築工事を行っているところです。
 赤色の塗り潰し箇所では、国土交通省が担当するまる8、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド工事及びまる9、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド工事が行われております。Aランプシールド工事及びHランプシールド工事においては、シールドマシンの組み立て作業が完了し、シールドの附帯設備等の準備工事を行っております。
 1ページにお戻りください。3、本線トンネル東名北工事についてです。(1)、説明会の開催についてです。事業者は、東名ジャンクション(仮称)において掘進が進められている本線シールドトンネル工事について、施工箇所周辺住民を対象に、現在の掘進状況と今後の掘進計画について説明を行いました。
 ア、開催日時、開催場所及び来場者数については記載のとおりです。
 イの主な説明の内容です。説明会での配布資料は参考資料1のとおりです。事業者はスライドを用いて、工事の進捗状況、野川の気泡漏出等に関すること、今後の掘進計画などについて説明を行いました。
 ウの主な質問・意見です。野川の気泡漏出について、酸欠空気について、地下水・井戸調査についてなどの質問・御意見がありました。
 4の本線トンネル大泉南工事についてです。(1)、説明会の開催についてです。事業者は、大泉ジャンクションより本線トンネル掘進工事を実施するに当たり、練馬区、杉並区及び武蔵野市の施工箇所周辺住民を対象に工事内容の説明を行いました。
 アの開催日時、開催場所、来場者数については記載のとおりです。
 2ページをごらんください。イ、主な説明内容です。説明会での配布資料は、参考資料2のとおりです。事業者はスライドを用いて、シールドトンネル工事の概要、野川の気泡漏出、安全安心に掘り進める工夫などについての説明を行いました。
 ウの主な質問・意見です。シールド工事による環境への影響について、野川の気泡の漏出について、緊急時の対応について、工事の内容についてなどの質問・御意見がありました。
 (2)、シールドマシン発進式についてです。事業者は平成31年1月26日に大泉ジャンクション事業地において本線トンネルシールドマシンの発進式を行い、2機のシールドマシンが掘進を開始しました。大泉ジャンクション近隣の小学校の児童に愛称名を募集してきましたが、発進式において命名発表が行われ、カラッキィーとグリルドに決定しました。
 5、オープンハウスの開催について、御説明いたします。(1)、オープンハウスの開催です。事業者は中央ジャンクション(仮称)における工事の状況及び東名ジャンクション仮称において、漏気の抑制を確認するための掘進を行った結果を受けて、今後の掘進方法を確認したことなどについて説明を行いました。今回、新たに公表されたパネルは参考資料3のとおりです。こちらにつきましては、後ほど御確認いただければと思います。
 アの中央ジャンクション(仮称)地域における開催日時及び開催場所、イの対象者への周知については記載のとおりです。ウの主な質問・意見についてです。本線トンネル工事について、野川の気泡漏出について、緊急時の対応についてなどがありました。
 3ページをごらんください。6、北野小学校の児童を対象とした特別授業及び現場見学会の開催についてです。平成30年12月19日に北野小学校5年生約100名を対象に、外環に関する特別授業及び工事現場見学会を開催いたしました。参考資料4をあわせてごらんください。9時半から10時まで、国土交通省の職員が特別授業として外環の概要等を説明し、その後、10時10分から11時50分、現場見学、重機体験、ゲル実験として2つの液体を混合させて、化学反応で硬化する実験、そういったものを行いました。当日は、先生方5名と9名の保護者の方々にサポートしていただきました。
 特別授業においては、外環はどこから乗るのか、また、外環ができると便利になるなどの質問や意見がありました。また、現場見学会においては、工事費はどれぐらいなのかとか、重機に乗れてよかった、そうした質問や意見がありました。


◯委員長(伊藤俊明君)  説明は以上です。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。まず最初に、このふたかけ上部空間のゾーニングの要請というんですか、提出というんですか、このつくったものを提出し、それに沿って整備をしてほしいというふうなことで。今、支援と協力を確認したというふうにありましたけども、これは文書で何らかの回答はなかったのかということ。現実には、この整備というのは、地下の工事が全て終わってからになると思いますが、予算化の措置等々の確認ができるというふうなことも、あわせてこちらのほうで確実にそれができるということの確認等ができるのか、それがいつごろになると見ているのかということを確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  文書での回答はございませんが、平成30年11月下旬から現在まで、これまで3回ほど事務レベルで実際に協議をして、協力しながら、国土交通省、東京都、NEXCO中日本・東日本、三鷹市の5者で集まって、いろいろな検討をしているところでございます。
 具体的な整備のことですけれども、これまで事業者のほうでは閉鎖管理する場合、環境施設帯として整備するというケースはございましたけれども、利活用する場合の整備という形のものを、今まさに協議しながら進めているところです。そういったことも理解をして、それぞれの事業者との役割分担、方向性などについて、今年度、確認をしているところでございます。
 具体的にどういった整備をするのか、そういうことを、これから我々の整備計画を策定する中で、事業者とよく調整しながら進めていくわけでございますけど、市民の皆様にも策定する過程の中で具体的に意見を聞きながら進めていきますので、今年度いろいろな方向性を話し合いの中で少し固めていきながら、来年度こういった整備をしていきたいということを、市民の皆様のほうにも少しお示しできるように、現在進めているところです。
 そういったことをしっかり確認していきながら、国に必要な時期に予算措置を求めていくと、今後の流れとしてはそういうことになるかなというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。この間、ずっと協議をしているから、支援、協力というのは大丈夫だというふうに、市としては確認しているということですよね。これが大前提で、つまり環境施設帯としての整備として、ここの整備ができるということが大前提として話が進んでいるということでいいんですよね。事業者の分担というふうな話も今ありましたけども、その辺のあり方によっては、市の負担というのがそれなりのものになる可能性があるのかということ。
 それから、あるいは、そのことによっては、ここのゾーニング案で示したようなイメージのとおりいかない、できないということも想定されているのかどうかというふうなことをお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今まさにそういった協議をしている最中なので、明確なことはお答えすることはなかなか難しい部分もあるんですけれども、まず1つとして、環境アセスメント、これは事業する前に、事業者のほうでこういう形で環境に配慮していきますということを出していますけれども、環境施設帯を整備しますということで、中央ジャンクションで整備する形のことが示されておりますので、我々はそれに基づいて、あと、もう一つ、「対応の方針」では、地域分断が起きないように利活用できるように最大限ふたかけして、公園的な利用ができるようにしていきますということを申していますので、それをもって、事業者のほうと、国のほうも含めまして最大限整備するようにっていう形では調整をしております。
 ただ、事業者のほうも、利活用するものがどういったものをつくるのかによって、やはりできないケースも当然あると思います。道路としての整備ですから、道路施設としての関連性とか、そういったことはやっぱり大事になってくると思いますので、そういったものを今整理していきながら。
 実際に、あともう一つ考えられるのは今後のですけれども、エリアマネジメントという考え方が今出てきていますから、民の部分で役割を担ってやってもらえる可能性があるのかとか、いろんな検討を今しています。そういったものを少し整理していきながら、こういった整備だったら、じゃあ、どこまで事業者のほうはできるのか。この部分はできるけど、ここはできないよ、同じものをつくるにしても、そういう考え方もあると思いますので。
 そういったことを今年度、3回やっていますけど、とても大きい課題がありますから、今年度中に整備計画、方向性まで出したいなとは思っていますけれども、何度も何度も繰り返しながら、いろいろな部分で事業者と詰めているので、少し時間がかかっている状況です。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。やはりある程度分担なり、対応なりというのが決まらないと、整備計画も固め切れないっていうことですよねというのを、まず1つ確認します。
 そうであるならば、どっちにしろ、今工事がいつごろになるかみたいなことの見通しはありませんけど、その次の工事の状況ともかかわりますけども、本当に延びている状況が現実としてあるわけだから、それであるならば、焦らずに丁寧にやるほうが市にとってはいいのかなと。無理に急いで、それは無理ですみたいな話にならないほうがいいのかなと。私は外環道路そのものに反対していますけど、今でもいいからとめてほしい、工事をやめてほしいと思っていますけども、だけど、本当に地域の方々のことを思えば、公園ができるからということも含めて、今の状況を受忍してくださっている方がたくさんいらっしゃるわけだから、それはそれとして、夢だけで終わらせずに、ちゃんとそれを実現させることも市として重要なことだと思うので、その辺に向けて、もう一回ちょっと整備計画の状況等、方針、見通しとかっていうのも含めて、お願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  まちづくり整備計画の状況、方針ということで、国・東京都・NEXCOと、それぞれの事業者が入ってもらって、担当レベルで前向きに議論をしていただいています。事業主体とか管理主体、それぞれの事業者の立場での考え方等をいろいろ議論しているところでございますが、先ほど担当部長のほうからも話がありましたが、課題として、具体的な整備内容をどういうふうにそれぞれの役割でやっていくかということが、一番の課題なのかなというふうに考えております。
 そういった方向性を今本当に議論している中で、三鷹市としてこういうものを実現したいということと、事業者が道路を整備する中でまちづくりに協力するということを、一致させるということが最も大事なのかなと思っていますので、そういったところに向けて、焦るということはないというふうに考えておりますが、地域の方にとっては、長い間分断されているということは間違いありませんので、そういったことも踏まえながら、一定程度のスピード感を持って、きちっと明確に考え方がまとまるように進めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  本当にどこまでできるかっていうのと、難しいところがあるのかなと聞きながら思っています。最終的には予算の話になるわけだけど、事業者としては本当に大きな予算の中のごく一部だろうとか、こっちは勝手に思うけれども、それでも理由づけがなければできない予算づけっていうのがあるでしょうから、市としては、三鷹は防災公園の中にちゃんと体育館をつくるという非常にアイデアに富んだ先例があるわけだから、その辺、うまく使ってやれるといいのかなと思ったりもします。じゃあ、ちょっとじっくりとやっていただくということで。
 でも、その件に関しては、だから市民の皆さんの意見を再度──どこまで聞くのかわからないけど、整備計画をつくる段階での説明っていうのを、あるいは時間がかかっていくということも含めて、丁寧に説明をしていく必要があると思いますけど。先ほど言った市民意見の聞き方って、来年度のことになると思うんですけども、今後の整備計画、通常であれば素案をつくって、パブリックコメントをしてみたいなことになると思うんですが、その辺含めて、何らかの予定、計画を持っているのかどうかというのを確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  次年度以降、やはりゾーンごとの整備のイメージを市民の皆さんにお示ししていきながら、具体的にいろんな意見を聞いて、それで計画を進めていきたいと考えていますので、計画づくりのときには、皆さんのほうに整備のイメージが湧くようなもの、そうじゃなくて、もっとこうしてほしいとか、そういった意見を反映させていきながら進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  本当に地下に構造がなくて、こういうものができるといいなと思っておりますが、それはそれとして。
 じゃあ、工事の取り組み状況について確認をしていきたいと思います。4ページに、いつもちゃんと現状、わかりやすく図面を出していただいていますけども、予定全て、今ある9個の工事で、この後にオープンハウスの参考資料で、今回ジャンクションの地下部分がどういうことになるのかということの図面が出てきて、参考資料3の3ページに出てきていますけども、今の取りかかっている工事で、これが全部できるところまでの予定になっているのか、これから、さらに追加の予定の発注等があって、つまりこの予定以外にも、今現在動いている工事以外にも、さらなる工事というふうなことがあり得るのか。この間、工事の予定って、知らないうちというか、こちらが気がつかないうちに延びているというふうなことがありますけども、現状、これ、どこまで延びていくのかというふうなことと、その辺の見通しがどの程度示されているのかということを、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事の今後の予定というのは、我々も常に確認しているんですけれども、なかなか示されていない状況でございます。具体的に4ページのところにも、工事の終了期間を3月で迎える工事が幾つも記載されていますので、この先、この工事がどういう形になるのか、何月ぐらいまでかかるのかとかを確認しているんですけれども、そこのところは契約にかかわることなので、今の段階でこうするということは明確に事業者のほうから聞いていないところはあります。これにつきましては、わかり次第、また次回以降の委員会でも説明させていただきたいと思いますけれども。工事としては、特にまだ発注されていない工事で、1つ想定できるのが、例えばまる3の紫色の塗り潰しのところ等は、換気所地下部等の工事でございますので、具体的に換気所とか、料金所、地下が終わった後の上物の工事がこれから間違いなく発注されるだろうなというふうなことは想定できます。
 また、4番では、中央ジャンクションランプ橋下部工工事ということで、橋脚をとにかくまず発注しているところでございますけど、これの上部工の工事がもう少し工事が進んできた段階で行われるだろうということも想定されますし。あと、オレンジ色のところと青色のところで、地下のランプ部の開削で躯体の構築をしておりますけれども、これができた段階で、今仮設で行っている地下水流動保全工法、これの仮設から本設に切りかえる工事が出てくると思いますので、地下水流動保全工法の工事が想定されたり。私どもでも、まだ全部国から説明を受けてございませんので、今幾つかお話ししたような工事、それから、大きいところでは地中拡幅部の工事がまだこれから設計に入って行われることがわかっていますので、まだ幾つかの工事が発注されるものというふうに認識しております。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。本当に3月25日とか3月31日、これ、ことしですよねと、どこまでできているんでしょうね、みたいな話なので、また現在、多分こういうことは手続中だと思いますけど、明確になったらお知らせが来るっていうふうなことなんでしょうけども。
 全体像を示されない中で、工事がどんどんあれしていくっていうのは、本当に周辺の住民の方々もわかりにくいし、地元の自治体としても対応しにくいことなので、国に対しては、あるいは事業者に対してはきちっと全体像を示して、今どこまで来て、まだこれだけあるっていうふうな、そういう全体像をちゃんと示してほしいということは、ぜひ要望していただきたい。
 オープンハウスでも、あるいは説明会でも、ちゃんと市民に対してもそのことがわかるようにしてほしい。中央ジャンクションで行われた説明会などでも、そういう工事説明会のときに、これは一体、全体の中のどの部分の何をやるんだということがわからない中で、この工事のことだけ説明されても、何をどうしていいかわからないというふうなお声がたびたび出ていたはずなんです。
 まだ、これから工事が発注されれば、そのたびに説明会もあることが予測されるわけだから、全体の中で、市がこれだけできているんだから、事業者だって当然、全体を進行管理しているんだからわかっているはずなので、そういうふうな中でこの工事はこれですよっていうふうなことがある。そういうことをぜひ要望していただきたいと思います。
 南側の換気所のことがあれば、北側だって換気所の下部工事だってあるものね。これはまだまだ、周りができてからまたつくるということになると、ええ、そうなのか、先につくらなくていいのかとか、手順としてはわからないですけど、どっちが楽なんだろうとかって。ぐるっと周りにらせん状のものを何回分もつくって、その間に改めてつくるっていうのじゃなくて、並行してつくるのかな。これ、だって、すごく入り組んでいるところでつくりますね。しかも、本線トンネルから空気を引っ張り出してくるものだから、考えただけで、この工事のやり方なんかくらくらしそうな、大変そうな状況だと思うんですけど、これはまだ全然話も、影も形もないですものね。
 その辺なんかも含めて、きちっと手順とかね。時期は時期として難しいとしても、こういう手順で、次はこれ、次はこれっていうふうなことがある程度わかるように、全体像を示してほしいなと思うんですけど、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  全体の工事の進め方を市民等にしっかり周知するということで、我々も同様に考えております。今お話があったように、発注に関しては、公開できない面もあるというようなことで、なかなか全体の話がされないですが、今委員からお話がありましたように、どういう段取りとか、手順で進めていくということを周辺の方にも理解していただくことで、この事業に対する周りの方の考え方も整理できるんじゃないかと思いますので、しっかりそのあたりを説明するように、これからも求めていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  それで、本線トンネルが民間地へ出てきて、これ、質問もさせていただきましたけども、本当に三鷹市域の中に、12月に世田谷区でやっただけで、世田谷区も世田谷区の地域の方向けみたいなアナウンスだったので、でも、14日には、やはり気になるので私も傍聴させていただきに行きましたけども。ジャンクションの工事現場の中でも気泡が出たりとか、地下水が噴出したりとかっていろんなことがあって、事業者は地下室や移動の調査を周辺にしますよという話を申し出てくださいということを言いながら進めるわけですけども、現実には自分の真下にシールドマシンが来る、そのタイミングで恐いからそこにいたくない、その期間だけでもホテル住まいするから、いつ来るかわかるようにしてほしいみたいな、そういう御要望も、説明会とか、オープンハウスなんかでも出ているんですよね。
 三鷹も中原とか、牟礼、井の頭のあたりの人たち──牟礼、井の頭は随分先になると思いますけども、私はその前に、中央ジャンクションがこれだけ工事している下をちゃんと無事に通っていってくれるんだろうかって、そのことが心配だけどね。随分近接して動くようなことになるわけじゃないですか。結構下へ、30メートルまで掘ったりとか、換気所の部分まで掘ったりして、そこを本線トンネルがまた通っていくわけですね。
 近接して、上部構造ができている下を本線トンネルが通るっていうわけだから、私としては非常にそこも心配なんですよ。民間地じゃなくて、それは事業地だけども、無事行くのかっていうのは、それもそれですごく心配なんですけど。でも、上に住んでいらっしゃる方々の不安というのもあるので、1つは、本当に三鷹市域に来る前に説明会等、あるいは住民の皆さんへの注意喚起とか、御説明とか、ちゃんとできるのかっていうことと、もし国がやらないんだったら、市が独自でやるくらいのことを考えておいたほうがいいんじゃないかって思うんですけども、その辺のことについて、説明会、あるいは本線トンネルが実際に住宅の真下を掘り進んでくるっていうことについて、確認をしたいと思います。
 それで、もう一つ、重要なのは、シールドマシンは今現実にどこを進んでいるのかっていうのを見える化してほしいと。ウエブ上の地図ではなくて、現実に現場でそれこそフラッグを立てて、今ここだぐらいのことをしてほしいぐらいの御要望もあるんですよ、やっぱり不安だからっていうので。その辺のことに関して、何らかの対応って可能なものなのだろうか。そういう要望をできるのか。あるいは、市が、警備の車がその周辺を回るとは言っているんですね、お知らせの車を回しておくって。その車がちゃんと、じゃあ、外環のシールドマシンのことをアナウンスするためにここにいますって、もっと目立つような車になるのかとか、そういうようなことも含め、あるいは市の職員がそのときは誰かちょこちょこ見に行くみたいなことができるのかとか。
 そういうことも含めて、実際に本線トンネルが来るのはまだ何年か先、来年、再来年だとは思いますが、その辺の市としての対応、体制、その両方についてちょっと確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず、説明会の件ですけれども、先日からお答えしていますとおり、我々としても、やはりシールドマシンが来る前に、もう一度ちょっと説明してもらうように、それは要望していきますので、しっかり対応していきたいと考えています。
 まず、国から必ずやるとか、そういうところのお答えは、きょうはまだできる状況ではありませんけれども、求めていきますので、よろしくお願いいたします。
 あと、確認体制等なんですけれども、これはまだ我々もどういう形でしていくのかっていうのは、決まっているものではありませんけれども、まずシールドマシンの位置がわかりにくいということについては、今システムを改善するように申し入れしていますので、少し時間がかかるということで、そこは御理解ください。周辺の方にはビラをお配りする形になっていますので、大体1カ月に300メートルぐらいシールドマシンは進みますけれども、その1カ月ぐらい前にはチラシが配布されますので、そのチラシを配布するときに、問い合わせ等が市にもありましたら、丁寧に対応していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  本当に来るときは、市としてもきちっと監視体制じゃないけども、組んでいただきたいなと。それはぜひ検討いただきたいと思います。気泡とか、地下水噴出とかに関して、やはり地上に対する影響っていうのがどういう形で出るかわからないんだっていうことが、逆に言えば明白になっている中でシールドマシンが進んでくる。本当に地下水の豊富な地域で、どこも、この辺、世田谷区でも言っていましたけど、掘り抜き井戸って、それぞれのおうちの台所に井戸があってというふうなね。
 それは、でも、埋め戻されていて。だから、その埋め戻された管を通って地下水が出てきたんじゃないかという説明があるものだから、どうするんだっていう話がずっと出ています。あるいは、少し離れたところのおうちの庭で水がしみ出してきているっていうのがあって、水道管が漏出したのか、水道管からひび割れて来たのか、地下水が通って来たのか、原因がわからないようなんですけれどもね。でも、そういう何らかの異変が起こり得る可能性があるというふうなことを、ちゃんともっと市民の皆さんに注意喚起をして、単に井戸があったらお知らせくださいではなくて、もうちょっと何か異変があるかもしれないっていう。
 だって、現実、気泡漏出とかあったわけだから、そういうお知らせの仕方ってできないんだろうかと、ずっとお願いして、その点について確認したいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  シールドマシンが地下に推進して、それぞれのところに到達する際の安全性の確保、周知ということでございますが、基本的には、先ほど担当部長が答えたように、お知らせ等をした上で、また、事業者のほうの車をそのあたりに配置するというようなことは聞いておりますが、基本的に先ほど監視体制の話にも関連しますが、その到達周辺のところを、本当によく地盤をモニタリングしていただくとか、そういったことを綿密にやっていただく必要があるのかなということを求めていきたいと思います。
 そして、また情報については、余り過敏にお知らせするというところは、逆の面もあるので難しいところもありますので、安心できるような情報の伝え方をしっかりしていく必要があるのかなということで、その情報の伝え方については、またいろいろ工夫するように求めていきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  まだちょっと先だけど、準備を始めないと、こういう体制というのはとれないと思いますし、市としてもきちっと、逆に言えば、このことに体制をとるんだということを構えてやっていく必要があるということを、改めて言っておきたいと思います。
 参考資料のオープンハウスの用地の取得状況で現状、区分地上権がまだ少しあってというところなので、これ、北側、南側、両方ともまだということなのか。でも、大泉は100%というところで進み出して。逆に言えば、大泉はスタート地点から、浅いところから入っていくから、全部取得されていなければ、橋そのものができなかったわけだから、それはこれで当然だというふうに理解しますけど。中央の場合のこの数値、両方ともの場所であるのか。だとしたら、北側の地中拡幅部の入札というのが今どうなんだろうというのはちょっと思うんですけど、その辺について確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  区分地上権につきましては、大分前回よりも進捗しているところはあるんですけれども、実際にランプ部と地中拡幅部とあるんですが、北側も、南側も、ランプ部のほうの取得は終わっていると。ランプシールドは発進できるような状況にはなっているというふうに聞いています。
 ただ、北も南も地中拡幅部のところの取得がまだできていないので、そこの部分については地中拡幅部の工事は、取得してからの実施になります。ただ、先ほど申しましたように、どのタイミングでランプが出ていくのかとか、本線との絡みとか、そういったことはまだ伝えられていないので、今後よく確認していくことになります。


◯委員(野村羊子さん)  本当に浅いところにトンネルが何本も入るというふうな事態になるお宅もあるわけで、やっぱり安心して住めない。何の補償もということもないですけども、それに対する補償。あるいは、何か被害が起きたときの体制ということに対して、きちっと対応してもらえるのか不安が残るみたいな、そういうことも含め、いろんなことがあるように、私のほうはそのように受けとれるお声も聞いているので、最終的には強制収用みたいなことができる形で事業者は進めていると思いますけども、そういうことではなくて、するのか。あるいは、最終的には上の区分ではなくて、所有権として買収をするみたいなね。ちゃんとほかの場所でその方が生活再建できるような、そういう対応を求めていくほうがより現実的というか、人権的な対応になるんじゃないかと思ったりもするんですが、そういう考え、用地を買収するということは国、事業者にはないですかね。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際に今、区分地上権の設定は高速道路会社のほうで進めているところでございます。もう任意の取得を目指して今やっておりますので、私ども、確認している中では、収用の手続をするとか、そういう話は一切出ていませんので、引き続き丁寧に説明していきながら、まず測量に入らせてもらえるような状況になることから始めているというふうに聞いています。隣地の境界の方々と確認しながら、測量をしていかないと、なかなか区分地上権の契約に至りませんので、測量もまださせてもらえないお宅もあるということも聞いていますので、何度も丁寧に説明して、話をして、任意の買収をしっかり進めていただくように、我々からもそのたびごとに申し入れしていますので、これからもそうしていきます。


◯委員(野村羊子さん)  去年の夏、区分地上権のところで強制測量というのも実際に行った実績があるので、それでかなり周辺の方たちの測量なり、契約なりが進んだやに聞いています。なので、事業者はそうやって建前は言うけども、現実として、ほかの工事の日程もあわせて、やっぱり強権的にならざるを得ないときが来てしまうかもしれないという不安があるし。
 そうであるならば、本当に用地買収をして、その不安を抱えてそのまま暮らさざるを得ないという事態を解消するほうがよりよいのではないか。その人たちは、売りたいって思っているわけでは決してないんですよ。だけど、自分の家の地下8メートルのところにトンネルがくりぬかれて、しかも分筆して登記を変えざるを得ないというふうな事態であるならば、もうちょっと静かに暮らしたいと思われても無理はないかなと思うんですけども。
 そういうことも含め、そういうこともあわせて国がきちっと責任を持って対応すべきだと思うんですが、その辺、要望とかできるでしょうかね。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  都市計画の中で区分地上権を設定するような区域を定めていますので、都市計画に沿って今事業を進めていますので、それじゃないような手法でというのは、なかなか我々からは要望する立場にはないんですけれども。でも、今取得させていただけるように丁寧に説明して、事業をするに当たってのスタンスとしては、地元の方に御理解いただくように進めてほしいということを繰り返し申し上げていきます。


◯委員(野村羊子さん)  本当に人の人生を左右するような、こういう立ち退きを含めた道路事業ってそういうものなので、やはりその人たちの暮らしがちゃんと支えられるような対応を、市がきちっと考えて、もし都市計画の縛りがあるのであれば、それをうまく対応できないのかというようなこともね。対応対策を検討していただけるとありがたいなと、これ要望しておきます。本当になかなか大変な状況だなと思っていますので。
 現実的には、本当にさまざまな人権侵害的なこともはらんでこの工事が進んでいるということに対して、私はやはり常に抗議し続けるしかないなと思っておりますが、それは私の立場として、でも、現実、いろんな被害を受けざるを得ない人たちの被害をできるだけ軽減できるような対応を、今後とも求めていきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員。


◯委員(栗原健治君)  それでは、何点か確認したいというふうに思います。ふたかけ上部空間のゾーニングの案ですけれども、「対応の方針」に基づいて取り組んでいる中身ですので、現実的な対応を本当に実現していくっていうことは、この事業を進めていく上では最低限の取り組みとしてしっかりと行っていただきたいというふうに思います。
 初めに、確認しておきたいんですけれども、工事のほうの進捗率ですが、この東京外環の全体の進捗率からすると、青梅街道のインターチェンジ部分がやはりまだ十分な住民合意ができていないということで、進んでいません。他の地域、東名高速、大泉のジャンクションからのシールドトンネルの工事が始まっていますが、他の工事に対する影響。特に、中央ジャンクションなどの整備計画に影響を及ぼすということはないのかという点を1つ、確認しておきたいと思います。
 また、全体の工事の進捗状況で野村委員からも質疑がありましたけれども、全体のこの進捗率というのは示されているのか。工期を延長するに当たっても、この工期でどこまで進んだのかというのを明確に示すことが必要だというふうに思います。この点で、進捗率はどうなっているのか。地域で今、これだけの巨大な工事空間が出現しているということで、やはり影響を受けています。地域の分断という点からも、いつまでこの工事がかかるのかということで、具体的な数値を示すことは事業者として当然の責務だと思います。
 この点で、工期の延長に際しても、明確な工期を示すように伝えていくことも必要だと思いますので、その点での取り組みについて確認したいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事の進捗率でございますけれども、全体の工事が何%進んでいるとか、中央ジャンクション自体の工事も何%進んでいるとか、そういったものというのは示されてはございません。ただ、この参考資料3にありますように、用地の取得状況は全体で、面積ベースで88%、件数ベースで84%というものが示されているのと、埋蔵文化財の状況、これの進捗が87%というのが示されているにとどまっております。
 そういうこともありまして、全体の進捗がどうなっているのかというのは、これからも引き続いて確認していきますけれども、今の段階では示されていないということをお答えいたします。
 それと、青梅街道のインターチェンジの役割、これがどうなるのかというお話ですけれども、この部分については、私どもも説明を受けているところではございません。実際にここはハーフインターになりますから、ハーフインターでどういう形で進めていくのかというのは、事業者のほうでもよく考えていると思いますけど、改めて、きょうも御質問を受けましたので、再度我々からも確認していきます。
 以上です。


◯委員(栗原健治君)  東京外環全体の本道が整備できなければ、ふたかけ上部空間の活用をする前提となる中央ジャンクションの工事も完了しないと。連動していると認識しています。青梅街道のインターチェンジの整備がどういうふうに影響するのかというのは、しっかりと確認しておくことが重要だというふうに思いますので、よろしくお願いします。
 資料2の4ページの中央ジャンクション、換気所の地下部分の工事ですけれども、「対応の方針」でも、換気所の言ってみれば空気を浄化して外に排出する設備については、最新の設備を整えていくということで対応されると、三鷹市もそれを求めていくということだったと思うんですけども、具体的にここの設備については現時点でどのように検討されているのか、どういうものが設置されるということで確認されているのか、現状を確認したいと思います。
 換気所の設備工事に入っているということで言うと、取りつける設備なども、もう確定しているのか、その点で最新の設備が取りつけられるっていうことでの検討が進められているのか、確認しておきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  委員おっしゃられた御心配は、私どもでも工事が発注されたときに、どういう形でここが整備になっていくのかというのは心配で、確認しているところです。実際に設備工事が発注されているわけではなくて、今、下部工の工事なので詳細なことというのはこれからになりますけれども、1つ、大きなポイントとして低濃度脱硝装置、この装置が導入されることによって、ほとんどのものは100%除去できる装置になりますので、この装置が入るのかということは確認したところ、スペース的に入る受け皿はこの工事の中でつくってもらっていると。
 ただ、実際入れるかどうかというのは、これから車の性能も変わってきていたり、いろいろな面で改善されていますから、国のほうで再度決まっていくことだと思いますけど、我々としては常に低濃度脱硝装置を導入してほしいということは申し入れしていますので、そういったことができるように強く求めていきます。


◯委員(栗原健治君)  地下トンネルの道路なので、密閉空間の空気の浄化、それを出す場所で、この三鷹は2カ所確保されるという点でも、環境負荷を大きく受けるということで、「対応の方針」に取り組んできたと思います。スペースが確保されていなければできなくなってしまうので、確保されているという点では重要なことだと思いますが、そこに何を入れるのかっていうのがはっきりしていないという点では、しっかりと最新の設備、どんどん技術は上がっていきますので、最新のものを入れる取り組みをしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
 資料2の本線トンネルの工事について、東名からの北側工事と南側の大泉からの工事で、説明会が南のトンネルのほうは杉並区、練馬区、そして武蔵野市と行われているんですが、北側のほうでは、三鷹での説明が実際に行われていない。本格的にこの本道の工事が始まって、各自治体の市域に入ってきている中で、三鷹での説明会を求めるのは当然だと思うんですが、なぜ三鷹ではされていないのか。当然、市域に入ってくる前に行うことを求めますけれども、現時点でこの三鷹市での説明会が行われていないという点を、なぜそうなったのか確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  世田谷からシールドマシンが発進するに当たりまして、平成29年2月3日と4日に三鷹市域においても説明会が開催されております。大泉からシールドマシンが発進されますので、今回、練馬区、杉並区、武蔵野市で、そのための説明会が開催されました。その中で、北側で発進したシールドマシンの中で老朽化しているから、それの対策はこういうふうに行いますといったこともあわせて、大泉南工事の説明会の中でも説明はされたところです。
 三鷹市域では、委員おっしゃるように、漏気対策への説明はオープンハウスでしかされていないので、その説明は必要だと思っていますので、市域に入る前に再度その説明を三鷹市民にしてほしいということを申し入れしています。


◯委員(栗原健治君)  重要な、本来想定していなかった外環工事の工事施設外への影響、地上部への影響が出ているという事態のもとでの取り組み、対応なので、この点はしっかりと行わなければなりませんし、そのことを行わせる三鷹、自治体の役割をしっかりと果たしていただきたい。事業者、また国や都の安全対策というのは当然ですけれども、それをさせる、責務を果たさせる役割が三鷹市の重要な責務なので、そこの部分はしっかりと果たしていく取り組みをお願いしたいというふうに思います。
 最後、これから地中拡幅部の工事、まだ具体的な中身では決まっていないということで、この中央ジャンクション地域のそれぞれのランプシールドの工事ですけれども、工期ともかかわることですが、組み立て工事が今施工中で、組み立て工事が終わった時点でランプトンネルの本掘削が始まる段階での説明会はされるのか、現状での見通し。これ、工期は工事区域内だけの工事ではなくて、トンネルの市域に入ってくるのも含まれている工期だと認識していいのか、改めて確認しておきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  まず、ランプシールドトンネルの組み立て工事が終わって、その後の説明はどういう形になるのかっていうことでございますけど、これはそれぞれランプシールドのトンネル工事が始まる前に説明会を開催するということで聞いております。そういう説明をこれまでもしてきましたし、皆さんには説明をした後に発進する形になります。
 それと、地中拡幅部の計画線のところまで、どういう形で掘進するのかというところの部分についても、そこは説明会の中で説明があると思いますので、今の段階では全体の工期がどういう形で進んでいくのかっていうことは、我々もはっきりわからない部分は多いんですけれども、今後、明確になっていくと思いますので、はっきりわかった段階で委員会の中でも説明したいと考えています。


◯委員(栗原健治君)  確認できれば、お願いしたいんですが、このランプシールドトンネルの工事、黄色の部分で限定して話をすると、工事区域内を出た市域、地上区分権の部分もあると思いますけれども、大深度地下トンネルの部分もあると思います。そこの部分の工事も含めて、この工期に将来的に加えられていくのか。トンネル工事が終わるまで、この黄色の区間、ランプシールドトンネル工事っていうのは継続するという認識でいいんですか。そこのところを確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ランプシールドトンネルの工事のおさめ方なんですけれども、そこのところは地中拡幅部の工事と密接にかかわってくるんだろうというふうに考えています。地中拡幅部の手前でシールドマシンを置いて、そこで終わりになるというふうには、マシンを解体して取らなければいけませんから、その絡みもあって、それだけではないと思います。
 地中拡幅部の工事が、本線のほうから切り開いてどこまで工事範囲に入っているのかということも、これから設計して進めていくところになりますので、そこの部分は、我々はどういう形になるのかというのは、国に問い合わせしても、まだ返ってこない部分ですので、はっきりわかった段階で御説明いたします。


◯委員(栗原健治君)  確認をお願いしたいというふうに思います。さきも述べましたけれども、全体の工事期間がこの地域の分断につながっていますので、市民の生活にも影響を及ぼす区間を最小限にするための対策が、工事期間中求められますし、本来、危険な工事を伴うっていうことで、安全が確認できなければ、立ちどまって、計画の見直し、また中止もしっかりと求めていかなければならない課題だということを指摘しておきたいというふうに思います。
 終わります。


◯委員(石原 恒君)  気泡と地下水の流出についてお伺いしたいんですが、きょうはちょっと詳しい説明がなかったんですけれども、今回の参考資料1、2、3、全てに記載がされているので、恐らく説明会でもなさったと思いますが、市がどこまで認識しているか、私もわからないので、お聞きしたいんですが。
 この図面の、例えば参考資料2の19ページ、パワーポイントでは37ページのところですけども、ちょうど地下部の図面が描いてありますね。恐らくこのことだと思うんですけれども、これは仮説でこれを書いているのか、それともちゃんと科学的根拠で示されたものなのか。立体的な絵になっていますけども、これは仮説で言っているのかどうか、その辺はどのように認識されているのでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  こちらについては、東名ジャンクションで行った確認掘進のことを記載しているものです。図面の上の段の青い矢印と、赤い矢印とあると思うんですけれども、北行きトンネルを工事するときに青い矢印の区間、この区間は空気を使用しない掘進方法で事業用地内を掘進して、それで気泡が出たか、出ないかっていう検証をしています。
 これが8月30日から9月8日までの間は空気を使用しない掘進方法で、おおよそ50メートル確認掘進をしたと。続いて、その先の赤い矢印の区間が9月10日から10月16日までなんですけれども、空気を使用し、起泡剤の濃度を変更した改良気泡と言われている漏気を抑制する方法で掘進したときにどうだったのか。それを表にまとめたものでございます。実際に上段の中で、水色の玉が5つありますけど、ここが観測井戸ということで、これの井戸はれき層より上の部分に観測立て坑(イメージ)って書いてありますけれども、直径2メートルで、4メートルぐらいの深さのところで井戸を、観測井戸として掘っているところです。
 青い矢印のところと、赤い矢印のところに黄色いぽっちがあると思うんですけれども、これが人工的な穴っていうことで、その右側のほうにシールド機の上端近くまで黄色の縦でずっとボーリング孔があると思いますけれども、その2カ所、ボーリングしまして、そういったものから気泡がどういうふうに地上部へ出てくるのかということを、全体的に確認掘進をしたときの結果報告のものになります。上段が今御説明したような概要で、下側に各掘進における確認結果というのがあって、改良気泡を使用した140メートルの区間では少量の漏気があったと。完全に漏気はとまらなかったわけじゃなくて、漏気は抑制したけど、少量の漏気はあったということと、地下水の変化はなかった、地表面の影響もなかった。そういったことを確認したというものです。
 また、空気を使用しない掘進方法では、空気の漏気は当然なかったというような結果で、これは東名ジャンクションの事業用地にいる間に、事業用地から外にシールドマシンが出る前の段階で、事業者のほうが漏気を抑制するために空気を使用しなかったり、起泡剤を改良したり、そういうことで掘進して安全性を確認したときのデータになります。
 南行きのシールドマシンでは、全体的に空気を使用しない掘進方法で掘進したりして、こういうことで漏気抑制対策を行ったというのを、説明会の中で説明したものになります。


◯委員(石原 恒君)  説明でわかりました。あくまでも、これ、確認掘進ということでの取り組みだということですね。じゃあ、実際確認されたもので今回の本掘進になるとは思うんですけれども、これはたまたま河川、野川であって、そこで気泡として出てきたから、これは出たことがわかるわけですね。これが、例えば別のところで、民家で出てくることだってあり得るわけですね。そのときに、何かそこに住んでいらっしゃる方が知るすべというのがあるのかどうかわからないんですが、ちゃんとメカニズムを把握していないと、いつ、どこでなるのかというのがなかなかわかりづらい。
 1つ、時間差がこれだけ、どの深さでやっているか、ちょっとまだはっきり書いていませんけれども、どれぐらいの通った時期と、何日後にすぐ出るのか、その辺のことというのはまだ書いていないわけですね。その辺をもうちょっと詳しく、わかりやすくしていただければ、また安心できるのかなと思うんですけれども。
 あとは、成分は調べていただいているみたいですけれども、量は調べていないですね、時間当たりどれぐらい出ているとか。濃度は出ていますけれども、気泡の量的なものも示されていませんし、それがなかなかこれだけではわかりづらいなと思うんですが、これに載っていない情報というのがあれば、お教えいただきたいんですが。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  どのぐらい空気が漏気したのかということでございますけど、これは説明会の中で国が答えていたことなんですけど、最大で1分間に13リットルと言っていまして、大体1リング、1.6メートルを掘進するのに、100立米ぐらいの気泡、空気を使う。そのうち、最大で1分間で13リットルぐらいのものが漏気したという説明でした。
 ただ、私どももそこの部分の詳細のことについては、表とか、数字で示されていないので、そこは説明会の中での回答というところでございます。


◯委員(石原 恒君)  13リットルということの口頭での説明だと。ちょっと私も、その量がどれくらいなのかというのが、実際、空気を入れている量の何%が出ているのかっていうのはわかるんですかね。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  量的には、今回13リットルなので、大気に比べてわずかな量だということで、環境への影響はないという説明をしていました。


◯委員(石原 恒君)  環境への影響はないというのはわかったんですけど、ただ、どれぐらい出ているかっていうのが、掘進のときに使っている空気の量のうち何%が地上に出ているのかというのは、把握しているでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  その量は、事業者のほうでも把握できていないというふうに言っておりました。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。いわゆるこういう確認掘進なので、これはこれでいいと思うんですが、やはり今後、本掘進のときにどれぐらいの量が出ているかというのをちゃんと把握していないと、例えば民家でそういったのをとったときに、そのときの説明がつかないんじゃないかなと思うんですね。ですから、せっかくの確認でありますから、十分検証するように、ぜひいろいろ意見交換の場があるというふうに伺っていますけれども、ちゃんと聞いていただきたいなと思っています。
 また、先ほども、どの時期に通っているかというのはウエブ上に出してほしいという御意見もありましたけども、通った後にどれぐらいでそういったことのおそれがあるっていうことも、やはり認識をしていくためにも、そういった情報を市としても把握しておいてほしいなと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  確認したいんですが、先ほど気泡の漏気の説明は、三鷹ではオープンハウスでしかやっていないので、三鷹でもしてほしいということで要望していると。ただし、それは説明する時期というのは、シールドマシンが三鷹市域に入る前にということですよね。そうすると、先ほどシールドマシンは1カ月300メートルぐらい進むとおっしゃっていました。三鷹の市域に到達するのは1年半ぐらいというふうに考えていいんでしょうか。その1年半後に説明会があるっていうことになるんでしょうか。確認します。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私どものほうで、三鷹市域に入る前に開催してほしいという思いは、市域に入る前にきちっと説明してほしいという思いと、それと、今の漏気した空気の現状が、ほかの地域では、世田谷区だけじゃなくて、大泉南工事から出てくるシールドの関係でも、練馬区とか、杉並区とか、武蔵野市とかには説明しているけれども、三鷹市の説明はまだされていないので、そういうタイミングで我々にも説明してほしいという、2つの意味合いで言っています。
 国はオープンハウスで今説明しています。すぐに説明会が開催できるかどうかっていうのは、それはこれから調整していかなきゃいけないんですけど、でも、多分すぐにはなかなか難しいのかもしれませんけど、必ずどこかのタイミングで、できるだけ早くやってほしいということは申し入れしていくところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  シールドマシンが三鷹市域に入る前に説明会、気泡だけじゃなくて、いろんな不安があるので、それはそれできちんとやってもらう。今、野川で気泡が出たことについては、三鷹の市民も不安に思っている人がいるわけですから、やっぱり早くそれはそれで説明会をするようにしていただきたいと。
 この資料2の本線トンネルの東名北工事の説明会で、掘進状況と今後の掘進計画について説明を行いましたとあります。今のいろいろな意見を聞いても、工事の全体像がわからないし、何か説明会に参加した人が本当に不安を解消したかなって思うんですよね。だから、やはり説明会を開催するに当たって、気泡の問題なら気泡のことで、ちゃんと科学的なデータで市民の不安を払拭するように準備万端でしてほしいということも、あわせて要望していただきたいと思いますが、最後、御答弁があれば。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  私どもでも、今、委員のおっしゃった思いは十分、まさにそういう思いでおりますので、しっかりと説明して、市民の皆さんの不安を払拭できるように求めていきたいというふうに考えています。


◯委員長(伊藤俊明君)  では、以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時01分 休憩


                  午前11時10分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 東京外郭環状道路調査対策特別委員会活動経過報告書の確認につきまして、本件を議題といたします。
 本会議に提出する特別委員会活動経過報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 それでは、休憩してお手元の案文を朗読いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時11分 休憩


                  午前11時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 お手元の報告書(案)をもって、東京外郭環状道路調査対策特別委員会活動経過報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。大変お疲れさまでした。ありがとうございました。
                  午前11時30分 散会