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2019/11/15 令和元年文教委員会本文

                  午前9時44分 開議
◯委員長(伊東光則君)  おはようございます。済みません、私ごとで遅刻してしまいました。皆様には貴重なお時間を無駄にしてしまいまして、申しわけありませんでした。今後、こんなことがないようにさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 では、これから文教委員会を開会させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 まず休憩をとって、本日の流れを確認させていただきたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時45分 休憩


                  午前9時46分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時47分 休憩


                  午前9時48分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。それでは、本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  おはようございます。それでは、教育委員会報告、3件ございます。平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査の調査結果について、2件目が、三鷹市立中学校における部活動の方針について、3件目が、三鷹市適応支援教室(仮称)開設に向けた実施方針について、以上3件について、担当の課長のほうより一括して説明させていただきます。よろしくお願いいたします。


◯指導課長(松永 透君)  私のほうからは2点、全国学力・学習状況調査に関する部分と、あとは三鷹市立中学校における部活動の方針について御説明をさせていただきます。
 それでは、資料1をごらんください。まず初めに、平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査の結果について御報告申し上げます。これは、平成31年4月に実施をいたしました、全国で行っている平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査の結果でございます。この調査は、全国で小学校6年生と中学校3年生を対象に悉皆で実施している学力調査です。実施教科は、小学校が国語、算数の2教科、中学校は例年の国語、数学に加えて、今年度は初めて英語も加わった3教科の実施となりました。
 昨年度までは問題に区分がございまして、主として知識に関するA問題、それから主としてその活用に関するB問題というふうに分かれていたんですけれども、今年度からはその区別がなくなりまして、その問題の中にさまざまな要素が入ってという形になったといったところが、大きな変更点でございます。
 それでは、三鷹市の結果についてです。まず小学校についてです。1ページをごらんください。東京都と全国の数字も出してありますけれども、小学校につきましては、全ての領域等において全国・東京都の平均を上回っているところでございます。この傾向につきましては、昨年度、一昨年度も全く同様の状況でありました。出題される問題は、年度によって異なりますので、単純な経年の変化というのはできないのですけれども、3ページになりますが、こちらのほうに過去3年間分の結果の推移について示してございます。昨年度、一昨年度につきましては、問題がAとBに分かれているということもありましたので、ことしと比較するためにそちらのほうのスコアを平均値であらわさせていただきました。
 次に、中学校になります。2ページ目をごらんください。中学校についても、小学校と同様に全ての領域等において全国や東京都の平均を上回ったところでございます。同じく3年間のものを4ページ目にグラフとして示させていただいたところです。
 いずれにしましても、小学校も、中学校も、傾向としては、ほぼ例年と同じぐらいの学力の水準を保っているのかなというふうに考えているところです。
 あわせて、質問紙調査というのも実施いたしましたので、その結果についてが、5ページに経年で載せているものということで御報告させていただいているものがございますので、こちらをごらんください。それぞれの項目について、平成29年度、平成30年度、平成31年度と、3カ年分の経年と、それから今年度の東京と全国の数字、グラフと比較するように示させてもらったところです。
 ほとんどの項目については大きな変化はありませんけれども、やや気になったところとしましては、一番左下になるんですけれども、学校の授業時間以外に、平日、1日当たりどれくらいの時間、読書をするのかという質問についてですけれども、平成29年度、平成30年度、平成31年度と三鷹のデータを見ると、やや減少傾向にあるということが気になっているところです。さまざまな要因は考えられるんですけれども、スマートフォン等の活用の時間がふえているのではないかということでの懸念がございます。これについては、また別のもので各学校のほうからの状況等を聞き取りながら、指導をしていきたいなというふうに考えているところです。
 次に、調査結果に見る三鷹市の課題について御報告を申し上げます。もう一度、1枚目のところに戻っていただければと思います。グラフがございまして、その右側に四角囲みの部分があるんですけれども、その中に黒い三角形のマークがついているところが最も正答率の低かった問題ということで、正答率35.1%の問題、ここの部分がございます。それから、算数のほうでも減法──引き算の計算の仕方についてまとめたことをもとに、除法──割り算の計算の仕方についてまとめるとどうなるのかという、そういう問題です。こちらは全国や東京都でも正答率の低かった問題ということで、同じ傾向ではあるんですけれども、こちらの問題の部分につきましては、きょうお配りした6ページ以降に正答率の低かった問題、それから、その意味についてということで、分析の結果等について掲載をしてありますので、後ほど見ていただければなというふうに思います。
 同じように中学校のほうも、正答率の低かった問題、こちらも東京都とほぼ同じ傾向でございました。いずれの問題も共通点としましては、考えを記述させる問題。こういう部分、なかなかこれは子どもたちにとって今力をつけさせていかなければいけない領域ということになっておりますけれども、この部分が、資料の先ほどのところにも分析の結果等の部分でということで載せてあります。
 それから、三鷹市の子どもたちの無回答の率が、全国や東京都との差が見られた問題ということで挙げてあります。その中では、選択肢の問題なので、わからなくても何か選べば答えられちゃうような問題ではあったんですけれども、三鷹の子どもたちの特徴なのでしょうか、根拠がない中で何か正解を選ぶということがなかなか難しいというか、そういう傾向がここ数年も見られているので、すごく深く考えて答えるという子どもが多いのかなというふうに考えているところです。
 これが確実にこういう答えなんだといったところを、自分の論拠をもとにそうだというふうにならないと、なかなか回答を書いていかないと。試験という部分では、それはちょっとどうかなと思う部分はあるんですけれども、ただ、学習を追求していくという意味では、プラスに捉えることも可能なのかなというふうには考えている特徴だと思いました。
 いずれにしましても、考えを記述するという部分についてとか、あるいは、これが正しいんだということを選んでいくといったことにつきましては、まさに新しい学習指導要領の趣旨でもある、主体的・対話的で深い学びを授業で推進していく中で、思考力・判断力・表現力、こういった力を育成していく授業が重要であるという認識をしているところです。現在、今そういう取り組みを各学校でも進めているところでもございますが、各学校単位の課題分析を踏まえて授業改善の取り組みを推進していくように指導していきたいと考えているところです。こちらにつきましては、以上でございます。
 続きまして、資料2になりますけれども、三鷹市立中学校における部活動の方針ということで、こちらについて御説明をいたしたいと思います。中学校の部活動の方針の策定についてということですけれども、こちらはスポーツ庁のほうで、運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン、これが平成30年3月19日です。そして、それを受けて、東京都教育委員会で運動部活動の在り方に関する方針ということで、平成30年4月26日に策定された。それに基づいて、三鷹市教育委員会では、平成30年5月8日に三鷹市立中学校における運動部活動の方針というものを策定をいたしまして、市立中学校の運動部活動の活動方針を示し、これに基づく部活動指導の徹底を推進してきたところでございます。
 なお、この時点では文化部活動に係る国や東京都のガイドライン、方針等が策定されていなかったことから、文化部活動についても、この三鷹の運動部活動の方針を準用させてもらって、部活動の考え方や生徒の活動の指針として実施をしてきたところでございます。平成30年12月に文化庁が文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン、それを受けて、平成31年3月に東京都教育委員会が文化部活動の在り方に関する方針の策定をいたしました。
 そのことを受けて、市内の中学校の文化部活動に係る方針の策定につきまして、中学校長会や教員も交えてやっているんですけれども、働き方改革プラン推進会議等で議論をしてきたところです。その中で主な意見としては、次に挙げる3点が出てきたところです。1つ目が、スポーツ庁と文化庁の策定したガイドラインは、スポーツや文化活動に特化した記載はあるものの、方針となる部分については基本的に同一の内容であるといったこと。2つ目が、学校では運動部活動も、文化部活動も、同じ部活動というカテゴリーの中で子どもたちも認識しています。そういった意味では、行政的に管轄が異なるということを理由に、別のものであるという見方や分類というのは子どもたちにとっても違和感のあるものであるということ。3つ目が、同一の方針を定める上で、これまでの運動部活動の方針に、文化部活動の今回示されたものの要素を加えることで、十分に方針として機能するんじゃないかと、こういうような議論がなされました。
 こういった意見を総合的に判断いたしまして、三鷹市では運動部活動と文化部活動の2つの方針を策定するのではなく、部活動の方針ということで一本化することが関係者にもわかりやすいということで、運動部活動の方針に文化部活動に必要な要素を加えて内容を見直した改定を行って、三鷹市立中学校における部活動の方針というものを策定することといたしました。
 この改定に当たりましての方針といたしましては、実はこのスポーツ庁、文化庁、それぞれが示しているものというのは、全て項目としては同じ項立てになっているということなんですね。ですから、それを踏まえて、項目がそろっているということもあるので、三鷹市の運動部活動の方針と、それに今回示された文化部活動に合わせるための文言調整以外の変更はしないで使っていけるようにしようということ。2つ目が、生徒にとっても、それから中学校の教員にとっても部活動が過重な負担とならないように、特に休養日や活動時間については、これまで設定しているものと同様のものにしていくということ。3つ目が、スポーツ及び文化部活動のそれぞれの固有の配慮事項については、必要な部分については残しますけれども、詳細についてはあえて記載をしないで、別の通知等の中で示されているものもありますので、その部分を記載しないでいくという、この3点を踏まえての改定となります。
 資料2−2に今回の部活動の方針の趣旨、内容等が示されておりますので、こちらもごらんいただければと思っているところです。
 私からは以上でございます。


◯学務課長(金木 恵さん)  私からは、3点目、三鷹市適応支援教室(仮称)開設に向けた実施方針につきまして、御報告をさせていただきます。
 資料3−2をごらんください。こちらは実施方針の概要版でございます。第4次三鷹市基本計画(第2次改定)の1次案でもお示しさせていただきましたとおり、長期欠席傾向にある児童・生徒への対応といたしまして、令和2年度から適応支援教室(仮称)を開設いたします。こちらの開設に当たりまして、基本的な施策の方向性及び事業の実施方法等につきまして、実施方針を策定いたしました。策定に当たりましては、国や都の動向を踏まえますとともに、実際の教室の運営が始まった後に、できる限り現場で柔軟な対応が可能となるよう、細部について記載をするというよりも、施策全体の枠組みを示すような内容とさせていただきました。
 まず、適応支援教室という名称でございますけれども、三鷹市では学校生活に適応することを指導するのではなく、児童・生徒が感じている困り感に寄り添いながら、児童・生徒がみずからの進路を主体的に捉え、社会的に自立できるよう目指すことや、また在籍校に復帰することを支援していくということを主眼としていること。また、三鷹市では、従来から教育支援という言葉を日常的に使用しておりますことから、国で言うところの教育支援センター、または東京都で言うところの適応指導教室という名称ではなく、適応支援教室という名称を使用したいと考えております。
 また、実際の開設時までには、いわゆる愛称──校内通級教室につけているような、むつみ教室とか、ポプラ教室というような形で、○○教室というようなものをつけた上で周知を図っていきたいというふうに考えております。
 概要版に記載をしております支援体制の図につきましては、実施方針本冊の4ページにも同じものを記載してございます。基本的にはこの図に示す流れを基本として事業を進めていきたいと考えております。
 それでは、資料3−1、本冊の内容につきまして要点を御説明申し上げます。1枚お開きいただきまして、2ページをごらんください。大きな1番目のところには、これまでの三鷹市の長期欠席傾向にある児童・生徒の現状について記載をしております。
 続けて、大きな2番目、開設の必要性でございますけれども、5点掲げております。この5点のうち主要なものといたしましては、令和2年度から中学校におきましても校内通級教室を開設するということを契機として、これまでの支援のあり方を見直していくということ。また、何よりも、児童・生徒の学ぶ機会を緊急かつ柔軟に保障する必要があるということ。また、都内においては三鷹市を除く全市区で既に適応指導教室が配置されておりますので、国の方針等を踏まえまして、三鷹市でも東京都で言うところの適応指導教室を開設する必要があるといったことを掲げてございます。
 続きまして、3ページの大きな3番、基本的な考え方でございますけれども、基本的には入室の希望の意思が示された場合には、できるだけ速やかに体験入室の手続をとるということで、お子さんの学習機会を保障するということ。また、入室後はアセスメントや環境調整を行う中で、長期欠席の要因を把握していくとともに、在籍校も交えた中で定期的な面談を継続し、組織的・計画的な支援を行ってまいります。また、不登校の原因は個別に異なってくるといったところに着目をいたしまして、教室の運営に際しましては、当該児童・生徒の課題解決はもちろんのことですけれども、こちらの課題解決のプロセスを通して、学校における指導改善であったり、各種関係機関等とのさらなる連携を進める機会というふうに前向きに捉えさせていただきまして、よりよい教育活動が展開されるように意識して取り組んでまいります。具体的な入室から退室の流れにつきましては、後ほど御説明をさせていただきます。
 4ページの大きな4、設置場所でございますけれども、教育センターからの立地や、将来的には学校にまた戻っていくということを支援するということを踏まえまして、教育センターのお隣の第一中学校に適応支援教室を設置いたします。あわせて、学校というところに通うことが難しい状況にあるお子さんに関しましては、教育センターの中に分室を設ける形で対応をする予定です。
 続きまして、大きな5番、開設までの流れでございますけれども、本日、こちらで御報告をさせていただいた後、年内には学校関係者への周知を始めまして、年明け以降、順次、広報やホームページ等での周知を図ってまいりますとともに、また、学校に対して事前にどの程度入級の意向があるかといった調査等も行っていくことを考えてございます。施設、ハード面の改修につきましては、既に夏休み期間から順次着手しているところでございまして、施設整備の進捗状況にあわせて、今後、諸備品の整備を進めてまいります。
 5ページの大きな6番、支援体制に関しましては、現在、東京都の非常勤教員を二、三人、市の嘱託員──来年からは会計年度任用職員となりますけれども、こちらを4人程度想定をしてございます。
 大きな7番、入室から退室までの流れにつきましては、概要のほうにも記載している支援体制の図をごらんいただきながら、お聞きください。まず第1段階といたしましては、保護者から在籍校に対して適応支援教室への入室を御相談いただいた後、学校長から教育委員会宛てに体験教室の申請をいただきます。第2段階といたしまして、体験入室後、適応支援教室の職員が児童・生徒及び保護者との面談を行いまして、どのような支援を希望されているのかといったところを、まず確認をいたします。体験入室後は、適応支援教室、在籍校、教育委員会が連携する中で、各種アセスメントや環境調整等を行ってまいります。この過程の中で児童・生徒の欠席原因を把握するとともに、本人や保護者の御意向等も確認しながら、今後の支援の方針を協議、決定してまいります。第3段階といたしまして、今後の支援の方針が確定しましたら、正式な入室の手続をとります。その後は1カ月ごとに定期的な面談を、在籍校も含めて継続的に行う中で、組織的な支援といったものを継続してまいります。第4段階といたしまして、児童・生徒の心身の状況が改善し、今までの在籍校への復帰が視野に入るような状況になりましたら、復帰に向けた準備を行いまして、その状況を踏まえ、最終的には退室の判断を行ってまいります。
 大きな8番、適応支援教室における支援内容でございますけれども、3点掲げさせていただいております。1点目は、まず学習機能です。学校に登校できない間の教科学習を行います。多くのお子さんが感じているであろう、長く学校を休むと学校の勉強についていけなくなってしまうかもしれないといった不安を、こちらで和らげていきたいというふうに考えております。2点目は、子ども向けのカウンセリング機能です。こちらは、お子さん自身がどんなことに困っているのかとか、どんなことが不安なのかといったことを把握する中で、その対処方法についてお子さんとともに考えてまいります。3点目は、相談機能。こちらは保護者を対象とした教育相談となりますけれども、保護者の方が感じているおうちの中で困っていること、お子さんに関しての困り事が解決するよう支援を行ってまいります。中には、恐らく家庭支援が必要なケース等も出てくると思いますので、この場合には必要に応じて関係機関等の連携を進めてまいります。
 巻末には参考資料として、近年の国や東京都の動向について記載をしてございます。三鷹市といたしましても、今後、こちらの内容を踏まえながら施策の推進を図ってまいりたいと考えております。
 学務課からは以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
 では、まず学力調査についてなんですけれども、都や全国の平均を例年上回っているということで、子どもたちの学力が高いままキープされているという点には、すごくありがたいなと思っております。
 しかしながら、先ほどもお話がありましたけれども、やっぱり自分の意見をまとめて発信していく力、記述していく力というのが、これからの学習指導要領の中でも非常に大切なポイントになってくると思いますし、これからの社会を生き抜く力のポイントになってくると思いますので、ぜひそういった視点を課題と感じていらっしゃると思いますけれども、各教科の中にちりばめていただきまして、ぜひ強化していただきたいと感じております。
 その点については、これからどういった授業をしていかれるのか、何かお考えがあれば、お聞かせください。


◯指導課長(松永 透君)  ありがとうございました。三鷹市で一番正答率が低かった問題がこれであるということで、全て国や都より上回ってはいるんですよ。その中ではあるんですけれども、基本的には本当に、まさにこれは学習指導要領の趣旨を授業の中でどう体現していくのかといったところになります。そういう意味では、子どもたちが主体的・対話的で深い学び、これができる授業とはどういうことなのかといったことについて、学校のほうでもずっとこの間研究してきたし、また、今般改訂いたしました三鷹市の小・中一貫カリキュラムについても、それに基づいた指導ができるようにということで組みかえさせていただきました。
 授業を見ていただくと、私はここ11年ぐらい、三鷹の先生方の授業を見ているんですけれども、大分変わってきたなというのは正直思います。子どもたちが、特にその中で意見交換をしながら、ほかの人の意見から学ぶ、そして自分の考えをまとめていったり、修正していったりっていうような授業が非常に多くなってきたのは実際あるなと思います。
 今、中学校のほうもそういう授業──学力観の転換と言いますか、そういったところに向けて大分手はついてきたなというふうには思っているんですけれども、まだ小学校に比べるとやや弱いところもありますので、今そちらのほうも力を入れながら、各学校の授業研究の中で、それが子どもたちの姿から見取れたかどうかといったことを観点に、授業研究を進めているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。これまでの取り組みの中でそういった力、先生方の御努力もあったと思うんですけれども、これからもそういった授業の向上が見られるように、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 あと、さっきの話の中で、何というんでしょう、何か項目があって選ぶだけのものがあったのに、無回答率が高かったというのもありますので、すごい真面目でいいと思うんですけれども、そういったちょっとしたテクニックも教えていただけると、受験のときなんかも非常に──わからなくてもとりあえずつければ4分の1は正答だったりするので、そういったことをちょっとテクニックとして教えてあげてほしいなと思います。
 あと、やっぱり英語や日本語で考えを論理的に整理して文章が書けるようにしっかりと指導していただきたいと思っておりまして、英語も小学校でも必修となってきますので、これからのダイバーシティーという視点からも、きちんとアウトプットできるように指導していただきたいと思います。以前、教科書の選定で必然的なシチュエーションでしっかりとアウトプットできるような教材を選んだというふうに聞いておりますので、その教材を生かしてしっかりとアウトプットできるような授業を展開をしていただきたいと思います。
 あと、中学生の読書時間の減少傾向というところで、やはりこの資料を見て、私も同じことを考えたんですけれども。何というんでしょう、以前の委員会でも図書館の担当の方も、中学生の読書の時間が足りないとか、利用が少ないとか、そういった課題を出されていたと思うんですけれども、これから中学生の読書というところでどういった取り組みをされていくのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  難しいところもあるんですね、正直言って。子どもたち、やっぱり忙しいっていう部分、すごくあって。ただ、三鷹の子どもたちは、物すごく読む子と、余り読まない子の差っていうのがやっぱりあるのかなというふうに思っています。図書館活動等の中で、ビブリオバトル等、書評合戦をしてといったところは、学校でも図書委員会等の中で結構回数を重ねてやっていたりするんですけれども、物すごく盛り上がって、読む子たちはすごくやっているなということ。
 ただ、読んでいない子どもたちに関して言うと、やはり部活動のほうが好きで、そういうアクティブな動きのほうがという子どもたちも多いのも、これは中学生、全国そうだと思うんですけれども、そういう傾向があるかなと思っております。
 いずれにしても、図書館活動の充実といったところは、各学校でも、今図書館司書さんとか、司書教諭を中心に進めているところですけれども、そういった中、国語科の授業等も含めたところで、読んでみたいっていうふうな思いに至るような指導というのを、今進めてはきているところなんです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。以前、ちょっと議論を読んだ書籍で「AIvs.教科書が読めない子どもたち」というのをちょっと読んだんですけれども、ならばとか、だけとか、何とかのときとかいった、機能語を正しく理解しないで、文章のキーワードだけ追うAI読みというのをしてしまった結果、教科書などの文章を正確に理解できていない子どもたちがふえているのではないかと。
 その結果、教科書とか、テストの問題文が理解できなくて、全ての教科の成績が下がってしまう。やっぱり読み解く力というのがすごく大事だと、その本を読んでも思えまして、幾ら数学ができても、やっぱり文章でつまずいてしまって、意味がわからないがゆえに正解にたどり着けないというのが非常に残念だと感じましたので、ぜひ中学生の読書習慣、もしくは授業の中で、ここをこういうふうに読んで、ちゃんと間違わないように、ひっかけ問題だよとか、ちゃんと文章の読み解き方、きちんと自分でチェックしながら読めるような指導をしていただきたいなと感じております。きっと問題意識を持っていらっしゃると思うので、これは意見でございます。
 続きまして、部活動の方針の説明をいただきまして、すごく網羅的というか、ざっくりとしたこと──時間をかけ過ぎてはいけない、効率的に指導するべきだ、だらだらやってはいけないというような、いろんな部分から、あとは体罰に至らないようなことも書いてありましたし、非常に網羅的で、すばらしい方針だとは思うんですけれども、先生たち、忙しい中で、この効率的な教え方とか、探っていくのはすごく難しいんじゃないかなと思っておりまして、部活動で教えていただいている先生に指導する先生とか、何か先生に寄り添ってくださる指導者の方とか、もしいらっしゃるのであれば、教えていただきたいなと思います。それから、もしいらっしゃらないのであれば、これからそういった指導員をつけるとかいう予定があるのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  部活動に関してというのは、誰に教えてもらうとかっていうのは、余りないかなというふうに思います。ただ、その部活動の顧問の先生方が、ほかの学校の顧問の先生方とさまざまな場面で、大会だとか、試合だとかも含めて、練習試合とか、いろんな場面で交流するところがあって、そういったところから指導方法を学ぶというのが基本的なスタイルなのかなというふうには考えているところです。
 ただ、先生方の中で専門でその競技とか、種目をやられていた方でない方が顧問を持つということは、頻繁にあることではありますので、多分悩みながら、子どもたちと一緒に活動しながら覚えていき、そして、専門のほかの学校の先生方と教えてもらいながら一本立ちしていくというのが、ある意味では先生方の職能発達の1つのパターンなのかなというふうには考えているところです。
 今のところ、そのような形で進めているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。先生たちもいろいろ悩みながらやられていると思うんですけれども、先生たちからすごい負担だというお声は上がっていたりするんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  先生たちが負担に思うところというのは、もっと指導してほしいと保護者の方からいろいろ言われてしまったり、何で先生、そんな専門じゃないんですかっていう形で、一生懸命やっているんだけれども、責められちゃうと、やっぱりすごくつらくなっているのかなと思います。
 ただ、部活動というのは、一応学校の教育活動等の関連の中でずっとやってきていることではありますが、先生方は、特に中学校だと教科で採用されているわけであって、決して部活動で採用されているわけではないという中なので、そういうところでのつらさはありますが、ただ、実際に指導していて、子どもたちができるようになったとか、活躍しているっていう場面を見ると、すごくうれしくなって、そういうところは相殺されてきてしまうのかなというふうには思います。
 ただ、過重な負担というのは決していいことではありませんので、ルールに基づいたところでやるんだといったことを、これ、先生だけじゃなくて、保護者の方にも、子どもにも理解していただく中でやっていかなきゃいけないことかなと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。先生方の過重な負担にならないように、ぜひしていただきたいと思います。都の部活動指導員などもありますので、もっともっと都からの支援が得られるように、教育委員会側からもプレッシャーをかけていただければなと思います。
 次は、適応支援教室のことなんですけれども、今までなかった取り組みということで、非常に三鷹市、不登校出現率が低いということだったんですけれども、やっぱりそこまでに至らない子たちに、こういった支援ができるというのはすごくすばらしいことだと思っております。読ませていただいたんですけれども、まず、そこに行くことで学習がおくれないように、しっかりと学習面も指導していただけるということで、子どももそうですし、親御さんの心配も大分軽減するんじゃないかなというふうに思っております。
 カウンセリング機能で、児童・生徒、保護者に対する教育相談などもあるということなんですけれども、親御さんはやっぱり学校にどうしても戻したいなって思う方も結構いらっしゃると思うんですけれども、親の御意向よりも、お子さんの気持ちを大事に、学校にまだ戻りたくないというんだったら、無理に行かせないで、子どもの意向を第一に、寄り添った支援をしていただきたいなと思っておりますが、そういった方針などはいかがでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  御質問ありがとうございます。今まで三鷹でいわゆる適応指導教室がなかった経緯に関しましては、これまでいわゆる情緒障がいの通級指導学級の中で、いわゆる登校渋りがあるようなお子さんでも、通級の教室であったら通えるというようなところで支援をしてまいりました。ただ、来年度から小学校の校内通級教室と同じように巡回に教員が出ていくので、そういった形の指導が難しくなってくるといったところを捉えて、今回新しく分岐していくような形にはなっていくんですけれども。
 学校に通うのはお子さん自身であって、保護者ではないので、基本的にはお子さんの気持ち、お子さんがどうしていきたいのかといったところを中心の軸として、こちらも支援をしてまいります。そういった中で、もちろん保護者の方の御要望もあろうかとは思いますけれども、そういったところについては、やっぱり行ってほしいという気持ちには寄り添いつつも、やっぱり子どもが中心なんだよといったところも含めて、こちらのほうで支援をしていく予定でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。これから始められるというところで、ぜひ今後もどういった状況なのか報告していただけたらなと感じております。よろしくお願いいたします。
 私からは以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。まず学力調査の結果、山田委員、先ほどもおっしゃられましたけれども、やはり全ての基本は日本語だと思うんですね、言葉。今、数学の問題にしても、やはり読解力がないために間違ってしまうようなこともありますけれども、その原因の1つとしても、小学校の国語の授業の中で、例えば今まで8時間「ソメコとオニ」とか、「泣いた赤鬼」を、じっくり1つの作品を読んで深めるという授業が、例えばこれまで8時間されていたものを、学習指導要領の変更によって、3時間は作品を読むんだけれども、残りの5時間は、じゃあ、班ごとに話し合ってみようとか、紙芝居をつくってみようとか、発表してみようとか、そのような授業のやり方にちょっと変わってきているので、1つの作品をじっくり読み味わうとか、登場人物の気持ちになって考えるとか、そういう時間がとてもとれなくなっているんだということを現場の先生からお伺いしたことがあるんですけれども、国語の授業の問題についてはどのようにお考えでいらっしゃいますか。


◯指導課長(松永 透君)  そういう先生も、お感じになられる方もいらっしゃるのかなとは思いますけれども、それは方法の問題であって、実際話し合う活動の中身というのは、読み取った内容についての心情、自分がどう感じたのかといったことをお互いと交流するということになってくるので、実際その作品に向き合って読んだりするという時間については、そう大きく変わってはいないはずなんですね。
 ですから、紙芝居で、最後、そうしなければいけないというふうな形のカリキュラムがあるとするならば、それが正しいかどうかは、きちっと学校の中でも、御自身の授業のつくりの中でも御判断されればいいのかなというふうには考えているところです。学習指導要領が変わっても、いわゆる国語の指導をする時間等については変わってはいないので、指導の方法の1つとして、御自身の考えている思考・判断・表現といったことを授業の中で発言するのは、当然今までの読むっていう、そういう力をつけるという課題であるならば、その読み取った内容についてということでやりますから、そのあたりはできるかなと私は考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。次に、部活動のことを質問させていただきます。6ページ、ちょっと言葉が分からなかったんですけれども、イの部分で、三鷹市と連携し、家庭の経済状況にかかわらず、持続可能な芸術文化等の活動のための環境整備を進めるって、ちょっとこの家庭の経済状況にかかわらずというところが意味がちょっとわからなかったんですけれども、お金をかけないでやる。どういうことなのか、具体的にちょっと教えていただければと思います。


◯指導課長(松永 透君)  例えば中学校の吹奏楽部なんかでも、楽器って高額じゃないですか。そういったものについてのことも含めて、学校の備品として購入したものが使えるようになってくるとか、そういった部分も含めたところでの配慮。それから、あとは、何らかの形で芸術文化に親しむといったところで、御家庭の経済的な御負担がどれだけ生じるのかといったことについても、何か配慮ができることはないだろうか。子どもたちが芸術文化に親しむ機会をきちっと保障していきたいということでの趣旨でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。確かに、じゃあ、音楽会に行きましょうとなっても、お金もかかることなので、やはりそこは本当は授業の一環として行われるべきものなんじゃないかなと、私は感じました。
 あと、文化、スポーツ、どちらも同じように部活としてやっていくという方針ですよね。子どもの中にはスポーツが好きな子もいれば、文化面がすごく好きな子もいれば、今ある学校の部活のどれにも興味がない、やりたくないっていう子も恐らくいると思うんですけれども、その部活をやりたくないっていう子どもたちには、どのように対応されていくんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  部活動は基本的に任意なので、全員加入ということでは、もはやないといったことがまず前提なんですけれども、極力、この5ページのほうにも、生徒のニーズを踏まえた部活動の設置という項目を起こしてあるんですけれども、いわゆる競技志向のばりばり体育会系みたいな、そういう部活動じゃなくて、何かそういう球技系のものが楽しめるようなことをやりたいとかっていう子どもたちも実際にいます。そういう子どもたちができるようなものとして、何かできないだろうかといったことは、各学校のほうでも模索しながらやっていこうということで考えています。ある意味では、顧問の問題とか、さまざまなことが、条件があるんですけれども、子どもたちの考えとか、意見とか、そういったものを受けて何か工夫ができないだろうかといったことについては、検討を続けていきたいということで、やらせていただきたいと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。そうですね、一人一人の子どもたちの好きなもの、ニーズにしっかり応えていけるような放課後であってほしいなというふうに思います。ありがとうございます。
 あと、適応支援教室開設に向けた実施方針なんですけれども、まず2ページ、不登校の定義に当てはまらないものの長期欠席傾向にある児童・生徒数、これなんですけれども、この数倍というふうに表現されているんですけれども、具体的にはこの数は把握されているんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  実際問題、本当に100人ぐらいの子どもたちが来られていない状況っていうのは、もちろんありますので。ただ、それについては、御家庭の考え方であったりとか、それから、実際に病気ということで、休まなければならないような状況が続いてしまうとか。不登校とカウントするのって、大体基本的には年間30日っていう、それが定義なんですね。30日って、一月に3日休むと完全に超えるという、そういうレベルの数字なので、ハードルとしてはかなり低いと言いますか、不登校とカウントされる、扱われてしまうという数としてはあるんですけれども、さまざまな部分での通院等も含めたところで、カウントしていくと、今の三鷹の形ではこういう数にはなっているんですね。
 ただ、そういう子どもたちがいる現実の中で、行けない、行きにくいという子どもたちをどうやっていかなきゃいけないかといったことで、今回、この適応支援教室の設置といったところに向けて三鷹も動いていくといったところだというふうに御理解いただければと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。1ページには、三鷹市を除く全市区が適応指導教室を設置しており、八王子市と調布市は特別な教育課程による不登校特例校を設置している状況にあるとあるんですけれども、なぜ今まで三鷹市だけがこれがなかったのか。ちょっとやっぱり、必要だったんじゃないかなとすごく思うんですけれども、国が自治体の設置をこれから義務化を検討していくということがわかったから、今回設置するようなふうに私は見えてならないんですけれども、思ってしまったんですが、いかがでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  東京都が昭和50年代の後半、昭和60年代に、不登校の生徒を対象に通級制の学級で不登校対応をするというような、そういう指針を出したんですね。それに対して、三鷹はいち早く第二中学校に相談学級という名前の通級指導学級を開設しました。その後、各地域でそういう通級学級をつくった地域もあれば、通級学級をつくらずに、今の適応指導教室等を設置する動きが出てまいりました。
 ですので、三鷹はいち早く対応した結果、適応指導教室はつくらずにいたんです。ここに来て、やはり時代も変わってきまして、適応支援教室というような考え方、そして、先ほどから説明したような考え方で、三鷹でもそういうものを開設してやっていこうということになりました。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  これまでもそういう形で取り組んではいらっしゃっていて、一定の効果も上がっていたという認識でよろしいですか。この本人が学校に行きたい、行きたくないっていう気持ちって、本当にそれぞれその子によって理由があると思うんですけれども、例えば、じゃあ、何々さんはどこそこ教室に通っているからとか、その子以外のクラスのお友達などが、あの子、あそこに行っているよとかいうふうな、例えばいじめとか、特別な目で見るような、そのようなことにならないような指導とかも考えていらっしゃるんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  当然、やっぱり学校に来られていない子どもたちがいるということは、クラスの子どもたちは感じるし、わかります。その中で、今頑張っているんだよといったことについて、今学校の中でも、学級の中でも、当然、担任の先生中心に指導というのはしながら、理解をしながら、どうやったら戻って来やすい雰囲気をつくれるかなっていうのを指導していくことが、やはり学級担任の役割だというふうに考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。そうだと思います。これ、適応支援教室の学習機能、教科の指導、そこでおくれを取り戻すような勉強もできる環境だと思うんですけれども、学年によって、教科とか、その子によって教えるテーマがいろいろ変わってくると思うんですけれども。例えば、その日、1人しか来なかったということもあれば、その日はたくさんいらっしゃるということもあると思うんですけれども、それぞれ別の、その子に合わせた教科で学習をしていくという感じなんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  学習に関しても、支援の方針を入級、あるいは体験のタイミングのところで、今、どういう学習をしていかなきゃいけないかなといったことについて、子ども、保護者含めて一緒にやっていきます。ただ、指導者がマンツーマンでずっとついていられるかというと、そういうわけにはいかないかなと思いますので、一定程度教えたところで、じゃあ、これをやってごらんなさいといったタイミングで、ほかの子どもの面倒を見るとかっていうことをやったり。あるいは、ICTを使いながら、何らかの形の措置ができるようにしていきたいなというふうには考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。通級がいいっていう子や、この教室がいいっていう子や、やっぱり行きたくなくて、おうちがいいっていう、さまざまな子どもの思いをちゃんと酌んでいけるような、何よりも本人の希望を大切にしてもらえるような指導というか、支援がいいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  今、現教育長も、みんなが大切にされる教育を進めていくということで、大きな方向性を打ち出しております。そういった中で、もちろん、学校に行くのが行きづらいというようなお子さんも当然出てこようとは思いますけれども、そういったお子さんも含めて、みんなが大切にされる形でやっていきたいといったところが今の教育委員会の姿勢でございますので、やっぱり子どもを中心に、どうやって社会的な自立を目指すか、どうやって前の学校に戻るかといったところも、幅広く見ながらやっていきたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひ、そのようにきめ細やかに指導、支援していただければと思います。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず初めに、全国学力・学習状況調査の調査結果の件なんですけれども、先ほど、前年度は知識A、Bに分かれていたのが、今年度からさまざまな要素が混在された問題になっているということなんですけれども、今年度から変わったのは、大学入試制度もこれから変わっていくということで、そういったことも見据えた上での問題の出し方の変更なのか、ちょっとそこをまずお伺いしたいと思います。
 もう一つ、小・中学校の質問紙調査結果についてなんですけれども、今回の最も正答率が低かった問題ということで、これ、自分の考え方をまとめるという、そういう記述式の問題なのかなと思うんですけれども、三鷹市の小・中学生、全国、また東京都と比べると、読書量は少なくなっているとはいえ、上回っている状況がある中で、すごく意外な結果だなというのを実感したところではあるんですけれども。今回、読書量がだんだん年々減っているということで、そのことの影響というのは感じられているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  まず、学力についてA問題、B問題、いわゆる知識の問題と、活用の問題といったものが一体化されてきたといったことなんですけれども、そもそも知識と活用っていうのは分類し切れるものであるのかどうかといったことも含めて、国のほうでも検討されてきたのかなとは思います。そういった意味では、学力については、もちろん知っているものを活用していろんな問題解決をしていくというのは、学力の捉え方としては正しいことだと思いますので、そういう考え方に基づいて、分離するのではなく、かつてはOECDの調査の方法を、どう日本の国の学校教育の中に根差させるのかといった趣旨もあって、この活用といったところにフォーカスを当てるために分けていたということだというふうに聞いておりますので、そういう意味では、もうその時代は終わり、そういう学力観の中で授業をやっていこうということに変わったのかなというふうに考えています。
 それから、読書のほうなんですけれども、これはなかなか難しいなと思っています。実際問題、子どもたちの読書量が物すごく減っているかどうかというのは、学校としても余り実感がないというふうに考えているところです。実際、傾向として減っているけれども、物すごくがくんと減ったというわけではないといったところもあって、ただ、全ての学力を高めていくためには、きちっと読み解く力というのは当然大切なことでもありますので、学校のほうでも推奨はしていきますけれども、中学校になると何時間読みなさいとかいうことはとても困難な状況というのが出てくるので。ただ、その中でも、読書に親しむということをさまざまな活動の中を通して進めていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。やはり本をたくさん読んでいるお子さん、すぐには効果が出なくても、長い目で見たときに、かなりの力がついているなっていうことを私も実感するところなんですけれども。本当に今のお子さん、スマホに割く時間が非常にふえているという実態がある中でも、1日の時間の配分する中でも、必然的に読書の量も減ってしまうという実態もあるのかなと思います。その中でも、読書の楽しさを知っているお子さんというのは、それでもやっぱり読書に取り組んでいくのかと思うので、ぜひその辺のところの御指導、重ねてまたよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、部活動の件なんですけれども、教員の負担の軽減ということで、働き方改革と、またお子様の負担の軽減ということもあって、ここのところ、本当に大きく部活動のあり方っていうのが変わってきたなというのは実感なんですけれども。そのことによって、やっぱりこれまでの中学校の部活動に対するお子様、また保護者の考え方っていうのも変わってきてしまっているのかなというふうに思います。
 運動部も、本格的にやりたいお子さんは外部のところに行ってしまって、中学の部活に加入される方が少なくなっているという実態もある中で、これまで取り組んでこられて、ここにも特定の部活動を設けることができない場合には、生徒の部活動の参加の機会が損なわれることのないよう、複数校の生徒が拠点校の部活動に参加すると、こういった方法もあるのかなと思うんですが、これまでそういった学校が、今回、変わっていく中であったのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  いわゆる複数校で大会に出るというのは、東京都の高校野球の予選なんかでも実際あると思うんですけれども。その辺の、いわゆる大会のレギュレーションと言いますか、そういうものの中で複数校の合同チームでの参加が認められているというのは、中学校体育連盟の中でもそういうものはあります。実際に市内ですと男子バレーボール部が三中と法政が一緒に出たとか、そういうことは実際にはありますので。
 ただ、これはルールがあって、部員の数が大会に出られない数の学校同士じゃなきゃ、合わせちゃだめですよとか、いろんなことがあるので、簡単にそれができるわけではないんですけれども。ただ、やはり子どもたちの活動を保障したいということで、そのような形での大会参加ということにやられた学校はあります。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。それと、本当に部活の入部率が低くて廃部になってしまった、そういったことはなかったんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  今のところ、そういう話はありません。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。それと、外部指導者と、また地域の方の指導員を活用するという方向性もあったかと思うんですけれども、これから地域人材をどう発掘していくかということも課題だと思うんですけれども、そのような働きかけ、今どのように取り組まれているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  部活動のいわゆる外部指導者であったり、それから部活動指導員ということで、顧問と同じように引率ができる方ということで、今、各中学校のほうには2名分の枠を配置してやっているところなんですけれども。子どもが放課後の時間とか、土日の時間に活動するわけで、その時間に指導ができる大人の方というのは、なかなか探すのが困難な状況というのは実際にございます。
 そういった意味では、教員を退職された方々の中で、子どもの指導にたけていたりとかっていうことも含めて、そういう方々にお願いをしていったりとか。そういう意味では、東京都のほうでも人材バンク等をつくっておりますので、新しい財団ができました。それも含めて、そういったところと連携しながら、三鷹の部活動の指導者としてフィットされる方、御紹介できればということで進めているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。皆さん、今60歳を超えられても、定年されても、本当にお若く元気な方がいらっしゃいますので、ぜひその人材を発掘されて、活用していただきたいなということを考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、三鷹市の適応支援教室の件なんですけれども、先ほどさまざま質問で御答弁もあったんですが、今回、ここのところには不登校生徒の諸課題に関する調査によると、小学校で7名、中学校で12名ということであります。ただ、先ほどもおっしゃっていたように、不登校ぎみの生徒、100名ぐらいいるのではないかということでお話があったんですが、その中にさまざまな要因ということもあったと思うんですけれども。
 この実態調査というのは、実際に担任の先生はその状況をつかまれていると思いますので、可能なのかなって思うんですけれども、そういった実態調査というのはされる方向性はあるのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  これは、いわゆる国で行っている問題行動調査ということだけではなくて、三鷹市のほうでは問題行動等の状況記録シートというのを、不登校であったりとか、いじめであったりとかっていうような訴え等があった子どもたちに対して、実は1人ずつ、月単位で、どのぐらいどうだったのかとか、どういう原因の中で今休んでいるのかとか、復帰の見通しについてはどうなのかといったこと等について、実際記録をとりながら年間通してやって、いわゆる実態というのはそういうことなんだろうなと思うんですが。
 それについては、いわゆる東京都で行っているふれあい月間のタイミングのところで、市のほうにも御提出いただく中で、状況の共有をしながら支援状況、これで足りるのかどうかということも含めて、学校とやりとりしながら進めているところであるので、改めての実態調査ということですが、年間通して実際にはやっているという状況と考えていただければと思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ということは、それぞれの生徒さんがどういった理由で学校に来れていないということは、各学校ごとにつかまれているということなんですけれども、それが数字上でどういう方が何人とか、そういう形で示されるということはないんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  現在のところ、これについては公的な、いわゆる統計系の調査ではなくて、子どもたちの一人一人の支援ということでやらせてもらっているものなので、それを分類して発表するというつもりは、今のところございません。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今回の適応支援教室、設置されるということで、支援体制が出ているんですけれども、公表はされないけれども、一応そういった数としてはつかまれた上でのこの人員体制ということの認識でよろしいんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  適応支援教室ですけれども、近隣の市だとか、ほかのところ等も含めて初年度、どこまで、どのぐらいの数が出てくるのかなといったところ、実際、通ってみた子どもたちの口コミとか、そういったこともその後は出てくるかなと思っているんですけれども、基本的にはこのぐらいの人数の中で指導できるかなというふうに考えて、配置の人数については今のところ考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。それと、以前にお伺いしたことがあると思うんですけれども、今回、一中と教育センターということでの設置ということで、広域的に通われるお子さん、交通手段なり、来るまでの手段というのが非常に遠くて大変なお子さんもいらっしゃるのかなと思うんですけれども、その辺の検討はどうされているのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  これまでも、いわゆる通う形の通級指導学級があった時代も、基本的には徒歩で通えない場合には、公共交通機関で通うといったことを原則しておりましたので、今回に関しましても同様に、徒歩もしくは公共交通機関での通所ということを想定しております。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。じゃあ、公共交通機関を使って大丈夫ということで、わかりました。ありがとうございます。
 それと、保護者への周知ということなんですけれども、このスケジュールを見ると、12月の半ばごろから始まるということであるんですけれども、この周知のあり方、先ほどホームページっていうこともあったかと思うんですけれども、これは不登校ぎみのお子様に対して、先生がそのような周知をされるということもあるんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  年内にようやく、多分、学校関係者の方に御説明できるかなというぐらいになろうかと思いますので、実際に御家庭に周知していくのは年明け以降になってくるというふうにこちらでは考えておりますけれども、基本的には保護者向けのパンフレットと言いますか、リーフレットみたいなものは御用意をさせていただいて、2年度から始めますよといったものはお配りできるようにしていきたいというふうに考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。それと、もう一つお伺いしたかったのが、一中に設置ということなんですが、一中のどこに設置をされるのかっていうのを教えていただけるでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  一中さんとも相談をさせていただきまして、今1階の部分に整備をしている最中でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今度、一中が南浦小学校の学童保育の待機児童のお子さんがそこにいらっしゃるということで、たしかそれも1階の学習室と伺っているんですけれども、その辺のところ、本当に配慮が必要になってくるのかなと思うんですけれども。あそこの教室のあり方っていうのは、横、ばあっと一列になっているので、また別棟というのも非常に難しいかと思うんですが、やはり生徒に会いたくないとか、そこが大きなハードルになってしまっているお子さんもいらっしゃると思うので、工夫といってもなかなか難しい部分はあるのかなと思うんですけれども、もうちょっとどのように考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、学童のお子さんとは通う時間帯がずれるかなというふうに認識をしております。恐らく学童のお子さん、早くても通常であれば2時半以降ではないかなと思いますので。なかなか1日ずっと朝から午後までいるというお子さんは少ないかなというふうに想定をしております。
 なので、基本的にはすみ分けができるかなと思ってはおりますけれども、どうしても一中はちょっとという場合であれば、必要に応じて分室のほうで対応させていただきます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。以前に武蔵野市の適応指導教室を見に行かせていただいたことがあるんですけれども、そこは何時から何時までは覚えていないんですけれども、朝から来るんではなくて、来れるときにいつでもおいでというスタンスで開放されていたかなと思うので、ぜひ配慮も難しい部分はあるかと思うんですけれども、よろしくお願いしたいと思います。場合によっては、教育センターのほうに分室があるので安心はしているんですが、重ねてよろしくお願いをしたいと思います。
 あと、最後なんですけれども、適応支援教室の入室から退室までの流れというところの(1)の中に、在籍校長との面談、児童・生徒及び保護者の入室希望の確認とあるんですが、すごくここ、不登校のお子さんにとって、とってもハードルが高いような気がしてしまうんですけれども、これはその子のケース・バイ・ケースというか、学校の校長先生には会いたくないけれども、スクールカウンセラーの方なり、担任の先生を通じてぜひ行ってみたいって言った場合には、この面談をしないで入れるということもあるのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、まずお子さんの状況というのは在籍校が把握しているものというふうに考えておりますので、まず在籍校のほうでお子さん自身がどうしたいのかといったところを把握しないことにはスタートをしないというふうに考えております。なので、お子さん自身が校長先生と会いたくないというのであれば、お子さんはお会いにならなくても、少なくとも保護者の方は校長先生と今後の対応についてお話ししていただかないと、支援のスタートはちょっと難しいかなというふうに考えています。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。非常に不登校ぎみのお子さんを持つお母さん、この適応支援教室、大変期待をしているところです。なかなか居場所がないということで、在宅に置いておいて働きに行くのも、本当に後ろ髪引かれる思いで行かれている御家庭がとても多いので、その場所をせっかくつくるからには、温かい場所であり、お子さんが安心して通える場所であり、ぜひここだったら通えると言ってもらえるような場所のあり方っていうのを取り組んでいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。ありがとうございました。


◯委員(吉沼徳人君)  済みません、1点だけお聞かせいただきたいと思います。この全国学力・学習状況調査の中の5ページのところなんですけれども、そこの中で、右の上に、家の人(兄弟姉妹を除く)と学校での出来事について話をしますかというところのあれなんですけども、全国から見れば、三鷹は余り話をしないとか、全くしていないという方の数は少ないのですけども、小学校ですと両方合わせると17.8%、中学校ですと24%と、約4分の1からの方が御家庭で学校の話をしないということなんですけど。
 やっぱり学校教育、それから地域教育、家庭教育ということが大きな柱になっていますので、この家庭と教育委員会、あるいは学校と、どのようなお話し合いをして、この数を少なくしていこうというような施策というのはあるのでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおり、家庭でやっぱり学校の話を一緒にしていくっていうことが、さまざまな部分で、同じベクトルで子どもを育てていこうといったところにつながることだと考えています。そういったこともあって、三鷹市では、三鷹「学び」のスタンダード(家庭版)というものを、もう出していまして、その中で、やはり、おうちの方ときちっと学校の話をしようという形のことも入れながらやってはいるんです。
 ただ、そうしているのが今のこの数字ということは、まだまだ足りないのかなというふうには考えていますので、今、それを踏まえて各学園版でスタンダードを改めてつくりながら、それの推進ということでかなり力は入れていただいているところです。今後も、これがきちっとできるようにということでの指導については、進めていきたいなと考えているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、これから、例えばこういう家庭でお話のできない子どもさんたちに対して、あるいはその御家庭に対して、個々に何かお話し合いをしていただけるようなことはできるのでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  なかなか個々にっていうのは難しいところもあるのかなとは考えています。ただ、保護者会等で先生がお話をされる方の中で、こういう御家庭の方がいれば届くんでしょうけれども、恐らくそういうところに出ない方の御家庭のほうが話をされないことのほうが多いのかなというふうな、感覚的なものですけれども、そのようなことも考えられるのかなと思っておるので、なかなかこれが各御家庭にきちっと届けられるかというのは、個別は難しさがあるかなと感じています。


◯委員(吉沼徳人君)  「学び」のスタンダードを配付しただけでは、なかなか親御さんも、御家庭では共稼ぎで忙しいとか、いろいろ条件もあると思うんですよ。両親そろっていない御家庭もあると思いますので、できるだけ学校のほうで、そういう子どもたちに気を使っていただいて、御家庭で自分から話せるような条件をつくっていくようにしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  委員会のスムーズな進行に協力しないといけないので、簡潔に質問させていただきたいと思います。この質問結果の中で、課長のほうで御説明がありました、読書のことが少し時間が少なくなっているということが結果で見えてきたというようなお話ですけど、先ほどの説明の中でも、そんなに大幅に下がったわけじゃないというようなお話でした。私もPTAでやっていたときに、朝の読書時間とか、図書委員による年間の貸出数とかいうプリントとかが回ってきて、すごい読んでいる子は読んでいる、読んでいない子は読んでいない。
 ただ、そういった中でも、先ほども話がありましたけど、本を読むことによっていろんなテスト問題とかを読み解くっていうのが実力がついてくると思うので、余り簡単に考え過ぎないで、やはり読書をする習慣をつけるような取り組みを学校のほうで努力してもらいたいなと思うんですけど、その辺の策として、教育委員会で何か考えていらっしゃることはありますか。


◯指導課長(松永 透君)  朝の読書活動をして、それから授業に入ると、子どもたちがすっと落ちついた気持ちで授業に入れる。これももちろん、学力向上につながっていくことかなと考えていて、結構多くの学校が今その朝の読書活動については取り組んではいるところです。
 そういった時間を、ある意味、強制的な時間なのかもしれないんですけれども、本を読む時間としてやっていくことが大事なんですけど、それは多分、学校の授業時間以外の時間なので、その時間はこの中にはカウントされていないというふうに考えているので。そうは言っても、そこから派生して、もうちょっと続きが読みたいとうちで読む子たちも結構いますので、そういう活動については推奨していきたいと思っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひそのような形で進めていただければなと思います。
 続いて部活動のほうなんですけど、やはりこれは働き方改革を含めて非常に重要な課題で、今回、文化部活動とあわせてこういった形で示されたところは非常に重要だなと思います。その中で、2ページの、学校長が毎年度学校の部活動に係る活動方針を策定する、顧問はそれに基づいて計画をつくる、校長は学校のホームページにそれを掲載する、教育委員会はその策定が効率的に行えるように様式の作成等を行うって書いてあるんですけど。最初、校長が大変かなと思いながら読んでいって、部活動顧問は年間の計画を立てるから普通だよなと。教育委員会が様式を考えるとかいったら、結局、全部、それぞれの7つの中学が同じようなことになるのかなという気もするんですけど、その辺、教育委員会としてはどうお考えなのか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には負担感のことももちろん配慮しながら、様式等については作成はしてまいりました。必要な要素が何なのかといったところについての項目については、出させていただく中で進めてきましたので、その様式の中の必要なことについては、学校の事情、状況によって違ってくるところもありますので、そこは各学校が工夫してやられていくかなと思います。
 ただ、そろえて、ここについての方針については、必ず定めてほしいといったものの項目をきちっと、市としては示させていただいたというふうに考えています。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。そういった形でつくられた活動方針、あるいは計画などについて、教育委員会のほうとして、今後それ、チェックして指導していくんですか。どこまで教育委員会が、何といいますか、関与していくというか、チェックしていくというのをお考えなのかを、ちょっとお伺いしておきたいんですけど。


◯指導課長(松永 透君)  各学校の部活動に係る活動方針ということで、出てきます。その中で、これは行き過ぎてしまうのではないかとか、そういう懸念がされるケースにつきましては、校長先生にはお話をさせていただきますけれども、最終的には、これは学校長が定めるというものになっていますので、私たちは指導助言をしていくという、そういうスタンスではやらせてもらっているところです。


◯委員(谷口敏也君)  結果的な検証みたいなのは、年間通して計画をつくって、方針をつくって、顧問が計画をつくって、それが実際そういうふうに行われたのかどうかみたいなチェックみたいなのは、教育委員会はしていくんですか。


◯指導課長(松永 透君)  そこのチェックについては、これは学校でやっていただくとともに、逆に言うと、これは部活動保護者会等でも示していただいていますので、その中での子どもたちからのものと、あと保護者からのものといったところを受けて、学校では検証していくことになるのかなと考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。特にスポーツ関係で大会に出て勝ちたいとかいうと、生徒はもっと練習したい、親もそれで何とかさせてあげたい。だけど、学校のほうでなかなか規制がかかるみたいな形だと、保護者のほうから、確かにさっき先生が言われたように、先生にもうちょっと指導してくださいと言われるのはつらいでしょうけど、その辺は何とか教育委員会が守るような形で。
 あるいは、自主練みたいなのを──うちも正直、娘がバレー部だったときに、もっと練習したいと言われたときに、学校と切り離して、保護者の責任で場所を借りて、ここで練習しなよっていうふうにやったこととかがあるんですよ。そういった形ができるような雰囲気というか、助言みたいなのをしていただければなと思います。
 あと、部活動指導員で気になるのが、小学校とかでも地域の野球チームとか、サッカーチームとかがあって、そういうところで指導しているのを見るんですけど、結構きつい言葉で言っている人とかがいるんですよ。そういう人たちへの指導って、ここに書いてあるとおり、東京都教育委員会と連携して任用前及び任用後の定期において研修を行うって書いてありますけど、ここには三鷹市の教育委員会としてはどうかかわっていくんですか。


◯指導課長(松永 透君)  部活動指導員のいわゆる服務系の部分も含めたところで、研修はうちでやっています。教育委員会がやって、部活動指導員の方々に来ていただいて、研修を受講していただく。あと、うちのものであったり、それから東京都のほうでも同じようなものをやっておりますので、そちらに出るかっていう形のことで、年間研修、1回ないしは2回ということで実際はやっているところなんですけれども。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。じゃあ、引き続き、その辺についてはしっかりと行っていただければと思います。
 あと、4ページの角丸の枠の中の朝の練習は自粛しというところだけ下線が引いてあるのは、これは何か意味があるんですか。


◯指導課長(松永 透君)  これは、国にも、東京都にもない部分で、三鷹市独自のものであります。この朝の練習は自粛しという部分ですね。


◯委員(谷口敏也君)  三鷹市教育委員会として、朝の練習は自粛してもらおうという考え方ですか。


◯指導課長(松永 透君)  はい。


◯委員(谷口敏也君)  それにはちょっと異論を挟ませていただきたい。これ、前からちょっとありましたけど、それで実績残しているところとかってあるじゃないですか、特に吹奏楽部とか。ちょっとでもいいから、毎日練習することが必要だっていって、30分ぐらい前に来て、東京都とかの賞をとっている学校とかあるじゃないですか。そういうことを教育委員会が自粛させる、どういうお考えなんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  自粛という表現をしているところを、意をお酌み取りいただけたらと思っているところなんですけれども。禁止というふうには踏み切りません。ただ、子どもたち、朝から、それから、また放課後も練習があってといったことで、部活動漬けにすることが、本当にその中学生の子どもたちにとって適切なことなのかどうか。やりたい気持ちはわかります。ただ、そうでないところだったり、あとは、朝早く学校のほうに来るということは、御家庭のほうにも負担がかかる部分も含めて──多分御協力していただいて、出していただけるんだとは思うんですけれども、そのあたりのことというのは、中学生の睡眠時間が短いといったところとの影響も含めたところで考えていかなければいけないのではないか。
 そういう意味では、朝の練習に意味があると考える方もいらっしゃいますけれども、でも、子どもの中学校生活というのは部活が第一義的ではないといったことを、教育委員会としても学校のほうには発信させていただいたのがこういう書き方だと考えていただければと思います。


◯委員(谷口敏也君)  わかりましたと言いづらいところもあるんですけど、それによって賞をもらったりとかすると、生徒もうれしいし、保護者も何よりうれしいしというのをはたから見ていると、教育委員会自体で自粛っていう──禁止じゃないですけどね、のを盛り込むのが果たして適切なのかという気もします。これ見ると、校長はやっぱり自粛しますよね。どうですか、校長としての経験から言うと。


◯指導課長(松永 透君)  平気でやっているところもあるんですけれども。ただ、基本的には、これ、どちらかというと教員です。働き方改革のこの流れの中で、朝の練習を担当するということは、顧問の教員としては来なきゃならない。やっぱりそうなってくると、朝は早い、夜も遅いっていう、そういう状況っていうのは、ちょっとやっぱりこれは先生方の働き方としてはいかがなものかということで。
 始業時間は8時15分ということになっておりますので、そこまでに来ていただければというふうに、できればしていきたいというふうには考えております。


◯委員(谷口敏也君)  それはわかります。そういう点で言うと、部活動の保護者会とか、全体会とかあるじゃないですか。そういうところで、校長が責任を持ってこういう説明をしたほうがいいと思うんですよ。こういうことで、自粛ということで、三鷹市としては進めていますというような形で、トップである校長がきちんと説明すべきだと思うので、その辺の配慮をお願いしたいと思います。
 最後に、適応支援教室の件で確認しておきたいのは、今まで結局、通級でやられていた児童・生徒たちの対応は、今まで通級でやっていた子たちとかは、この4月から実施することによって場所もかわらなくちゃいけなくなっちゃうんですか。


◯学務課長(金木 恵さん)  今まで、確かに通級指導学級で担ってきた部分といったところの中には、人とのコミュニケーションがとりづらい傾向にあるお子さんが往々にしてこういう状況になることが多かったといったところもあって、通級指導学級のほうでは、いわゆる自立活動といった形での指導を今後も継続していきます。なので、そういった視点において、いわゆる今までの通級指導が必要なお子さんに関しては、これまでと同様に、校内通級教室にはなりますけれども、そちらで指導を行います。
 ただ、いわゆる教科学習といった部分は通級指導学級では担えない部分になりますので、そういった部分を求めるお子さんに関しては、適応支援教室のほうで支援をさせていただきたいというふうに、役割分担をしていきたいと考えています。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。丁寧な対応をしていただければと思います。
 あと、1ページの「はじめに」というところで書かれている、多世代交流センターでも居場所づくりっていうか、交流の場、あるいは相談できるような体制っていうのは今までもとっていたんでしたっけ。


◯学務課長(金木 恵さん)  オフィシャルにやっていますということよりも、むしろ実態的にそういったところに居場所を求めてやって来るお子さんが、今まで実態としてありました。そういった中で、多世代交流センターのほうでも、そういった子を排除するのではなくて、受け入れていく中で、つないでもらってきたという経過がございます。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。引き続き、こういった子たちの対応を拡充していただければと思います。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  済みません、先ほどのお話の中で1点だけ気になった点がありましたので、もう一度、済みません。適応支援教室の中で、ICTを利用するというような御発言があったと思うんですけれども、その具体的な内容について考えられていることがありましたら、教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  今、実際、学校に配備されているものを活用しながらということなんですけれども、ここから先については、まだこれは次年度以降の予算にかかわるところになってくるので、現段階ではまだちょっと検討中という、そういうところかなと思っています。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時20分 休憩


                  午前11時28分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  よろしくお願いいたします。スポーツと文化部からは5点ほど報告をさせていただきます。
 初めに、1点目と2点目は、今年度改正を予定しております生涯学習プラン2022の第2次改定と、スポーツ推進計画2022の第1次改定の概要についてでございます。いずれも第4次三鷹市基本計画の第2次改定にあわせまして、スポーツと文化部で所管しております個別計画を改定するものでございます。
 次に、3点目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等に係る取り組みにつきまして、9月の委員会以降の取り組みについて報告をさせていただきます。なお、先日閉会いたしましたラグビーワールドカップ2019に係る取り組みにつきましては、12月の委員会のほうで行政報告をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 4点目は、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業の1つといたしまして、今年度は太宰 治生誕110周年であることから、9月21日から10月20日までの間、三鷹市美術ギャラリーで「辻音楽師の美学」と題して開催いたしました生誕110年特別展について報告をさせていただきます。
 最後、5点目といたしましては、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検につきまして、現在及び今後の取り組みについて報告をさせていただきます。
 なお、毎年11月の文教委員会のほうでは、みたかスポーツフェスティバルの実施結果について報告をさせていただいているところですけども、台風第19号の影響で10月12日及び13日は市内の事業、イベントを全て中止としたことから、ことし、みたかスポーツフェスティバル2019も中止とさせていただきました。残念ながらという形になりましたけども、こういう形になりましたことをあわせて御報告をさせていただきます。
 それでは、各事項につきましては、所管の部課長より順次説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  1番目、三鷹市生涯学習プラン2022第2次改定(案)の概要の基本的な考え方について、御説明させていただきます。資料1を中心に、参考資料とあわせて御説明いたします。
 まず初めに1、改定の前提でございます。9月議会におきましてお示しいたしました第4次三鷹市基本計画(第2次改定)と連動した個別計画の改定となります。また、中央教育審議会からの答申、社会情勢の変化、三鷹中央防災公園・元気創造プラザ開館などによる時点修正的な改定を基本といたします。計画期間は今年度から令和4年度までといたします。
 次に2、総論でございます。参考資料では1枚おめくりいただきまして、左側の1ページの上の部分となります。生涯学習の定義を述べておりますが、こちらの内容には変更ございません。
 続きまして、3、基本目標でございます。参考資料では同じく1ページの中ほどになります。基本目標は「ともに学び、学びを活かし、学びの成果や絆が地域に受け継がれていく心豊かな社会をつくる」でございます。三鷹市では、これまで市民が「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」学ぶことができるよう、学習環境を整備し、生涯学習社会の構築に取り組んでまいりました。これは、学習環境を整備することにより、市民が個々の生涯学習活動を通し、学ぶ楽しさ、喜びを知り、みずからの人生を充実したものとすることを支援するためのもので、今後とも生涯学習の基本をなす考えとなっています。以上のとおり、基本目標にも変更はございません。
 続きまして、4番目、基本的な考え方でございます。第1次改定では、基本的視点としておりましたが、具体的にわかりやすくするために考え方に変更いたしました。内容も一部変更しておりますが、参考資料では11ページ、12ページになります。変更箇所には下線を付しておりますので、御確認いただければと思います。
 まず1つ目、生涯学習施策の総合的推進です。三鷹中央防災公園・元気創造プラザの開設を機に、生涯学習及びスポーツ関連業務を再編成して市長部局に移管し、生涯学習施策の総合的推進を図ることと、同施設の指定管理者であるスポーツと文化財団との連携を加筆いたしました。
 2つ目、生涯学習による知識基盤社会への対応です。知識基盤社会に対応するための幅広い知識や柔軟な思考力などを身につけるための生涯学習の機会の提供及び学びの支援を推進することを明確に記載いたしました。
 3つ目、生涯学習を支援する環境整備です。具体的に3つの環境整備に取り組むこととしました。1つは、生涯学習センターの利用者の利便性の向上を図るための検討を行い、より一層の活用を図ること。2つ目は、学習の機会にICT環境を導入することに取り組むこと。3つ目は、三鷹市スポーツと文化財団や三鷹ネットワーク大学推進機構と連携して、生涯学習における人材育成を推進し、人的基盤づくりに取り組むこと。以上の3点を明確に記載いたしました。
 4つ目、学びと活動の循環の構築です。みずから学び、地域へ還元し、さらに生涯学習の場で学び直すという学びの循環から、生涯学習活動を通して学んだ市民が、学びの成果を実際の地域社会で役立て、さらに地域で活動を始めた市民が、活動を通じて新たに生じた課題を解決するために再び生涯学習の場に戻るという学びと活動の循環に変更いたしました。そして、学びと活動が循環する仕組みづくりに取り組みます。そのために、受け皿となる場所や機会を提供できるような仕組みづくりも検討していきます。
 5つ目、学校・家庭・地域の連携の推進です。市内の小・中学校はコミュニティ・スクール委員会による学校・家庭・地域がより一体となって、子どもたちのよりよい未来のために、ともに取り組んできました。今後は、学校を拠点とした地域活性化を図り、地域の人材が、そこで活動し、学び、その経験をもとに地域に戻って活躍するといった人と人との交流や循環を通じて、スクール・コミュニティの創造に向けた仕組みづくりの推進を図っていくことから、教育力の向上から連携の推進に変更いたしました。
 続きまして、5番目、計画の重点事業でございます。記載のとおり5つ設定いたしました。それぞれ具体的な内容は、参考資料の15ページから記載しております。1番目の三鷹中央防災公園・元気創造プラザを拠点とした生涯学習の推進、こちらは内容の拡充となります。2番目、三鷹市スポーツ推進計画2022の推進、3番目、三鷹市立図書館の基本的運営方針の推進、4番目の三鷹型エコミュージアム事業の推進は継続となっております。5番目のスクール・コミュニティの創造に向けた仕組みづくりは新規でございます。
 続きまして6、計画改定スケジュールでございます。記載のとおり、12月議会の委員会において第2次改定案をお示しし、1月からのパブリックコメントの実施後、生涯学習審議会・社会教育委員会議に諮った後、3月の議会の委員会で御審議いただく予定となっております。
 続きまして、裏面をごらんください。7、計画の体系です。体系図は各論に記載するものですが、一部変更しておりますので、ここでお示しいたします。左側、3ページが第1次改定時の体系です。右側4ページが第2次改定後の体系図です。基本施策1、生涯学習の基盤づくりに、生涯学習センターを拠点とした基盤づくりを追加しました。基本施策2、生涯学習の機会と場の提供の(1)、生涯学習の場の提供及び連携にイ、三鷹市スポーツと文化財団との連携を追加しました。また、(2)、多様な学習内容の提供にコ、地域活動の推進を追加いたしました。
 参考資料全体として下線をしている箇所がございますが、変更及び加筆した部分でございます。
 また、本日お示しいたしました三鷹市生涯学習プラン2022第2次改定(案)の概要は総論の部分のみとなっております。現在、各論につきましては、庁内各課、その他関係団体と調整を図っているところでございます。次回の委員会におきまして全体をお示しいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 私からの説明は以上です。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私のほうから、資料2、三鷹市スポーツ推進計画2022第1次改定(案)の概要の基本的な考え方について、御説明をさせていただきます。
 資料2でございます。まず改定の前提でございますけれども、スポーツに関しましても生涯学習の計画のほうとほぼ同じでございまして、1点、強調するところとすれば、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの開館ということを踏まえた改定というふうに考えているところでございます。この基本的な考え方でございますが、市長のマニフェストや審議会の提案等を踏まえて概要の基本的な考え方となっております。
 2番の基本理念、基本目標等についてでございます。基本理念につきましては、「希望あふれるスポーツのまち三鷹」となってございますが、その後、つけ加えた点が2点ございます。「ひとり1スポーツの三鷹」という部分と「健康都市づくり」というところを加えたところでございます。「ひとり1スポーツの三鷹」というのは、スポーツ実施率といったところの推進にかかわってまいりますし、より今後スポーツを通じた健康に着目して「健康都市づくり」というところが加わっているところでございます。その下の枠外でございますが、2段落目の、また以降でございます。市民一人一人の主体的なスポーツ活動を通して、健康・福祉の増進及びというところを、またつけ加えているところでございます。つけ加えた趣旨としては、今理念のところで御説明したことと同じ趣旨でございます。(2)の4つの基本目標の項目につきましては、変更はございません。(3)の指標でございます。まず1番目のスポーツ実施率でございますけれども、2022年までに18歳以上の市民が週1回以上のスポーツ活動を行っている割合というところを65%というところにしてまいりたいと思います。現行計画では、2022年度の目標数値としまして50%という目標を設定しておりましたけれども、既に2018年度の実績値で56.8%ということで目標値を超えましたので、国の目標値でございます65%と同じ数値というところで実施してまいりたいと思います。次に、市のスポーツ施設の利用者数でございます。こちら、2022年までに年間利用者数を130万人とするとしたところでございます。こちらにつきましても、2022年度の目標値は120万人でございましたけれども、こちらも2018年度の数値では126万人余ということで目標値を超えましたので、今後、4年間に弓道場、アーチェリー場はオープンはいたしますけれども、市施設全体で大幅に利用者数がふえるというところの見込みも少ないことから、130万人ということで目標を設定して取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。
 次に、3番目の計画におけるスポーツ活動でございますけれども、こちらにつきましては東京都スポーツ推進総合計画を参考に、遊びや楽しみを目的とした身体活動(相応のエネルギー消費を伴うもの)、例に挙げますと、階段の上り下りですとか、そういったものもスポーツ活動というところの定義に含めて、東京都のほうも実施しているところでございます。昨今、そういった健康増進につながる活動についてもスポーツ活動というところに位置づけて、市民の皆様により取り組んでいただくというような観点から、こういった都の定義に倣うような形で、三鷹市のほうもスポーツ活動の定義の幅を広げまして、取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 次に、4番の計画改定のスケジュールでございますけれども、今回の委員会、11月でございますけれども、こちらで案の概要の基本的な考え方を御説明させていただいております。12月には案という形で、パブリックコメントに提出するものを御報告をさせていただきまして、3月に確定というスケジュールと考えております。後ほど12月に御報告する案については、本日御説明する案からどういった要素がつけ加わっていくかということを、参考資料のところで御説明させていただければと思います。
 次に、右側の上の5の基本的な考え方でございます。第4次基本計画での基本的な考え方につきましては、「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」スポーツに親しむ環境といったところと、ライフステージ、ライフスタイルに応じたスポーツライフの推進、そして人生100年時代における「ひとり1スポーツの三鷹」の実現、そして、また以降でございますが、東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成の関係を考え方としてお示ししているところでございます。
 こうした基本計画の基本的な考え方と、先ほど御説明しました基本理念、基本目標等に沿いまして、この4年間の今後の計画では、下の施策の方向性に5点お示ししておりますが、この5点を軸として計画のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。
 施策の方向性のまず第1番目の元気創造拠点における健康・体力づくりとスポーツの推進でございますけれども、やはり人生100年時代における健康長寿社会の実現というところをきちんと押さえてまいりたいというふうに思っております。そして、審議会のほうでも提案のありましたヘルスプロモーションの視点。こちらは自分の健康状態を知り、その決定要因を自覚し、みずから改善していく取り組みというふうにされておりましたけれども、こういった視点を持って元気創造プラザを中心に取り組みを進めてまいりたいと思います。特に今回、元気創造プラザの総点検を予定しておりますので、ここのところでしっかりと取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 次に、障がい者スポーツの推進でございますが、東京パラリンピックのレガシーとして、しっかり継承していきたいというふうに考えております。ことし初めて開催されるボッチャ大会や今後できますアーチェリー場でパラアーチェリーなどを実施し、障がい者スポーツの浸透を図ってまいりたいと考えております。
 次に、スポーツ団体の育成と充実でございます。現在、ここのところ、スポーツ施設については個人利用が重視されてきている、御利用が多いというところが時代の流れではあるんですけれども、この計画の基本理念、目標で掲げておりますように、コミュニティ創生といったところをしっかり見据えて取り組みを進めていくことから、体育協会や地域スポーツクラブ、住民協議会等々ございますけれども、各種スポーツ団体との連携強化、協働によりスポーツ活動を支えてまいりたいというふうに考えているところです。
 次に、スポーツを支える人材の活躍と育成でございますけれども、こちらも既に体育協会やスポーツ推進委員の皆様など、活躍をしていただいているところでございますけれども、オリンピック・パラリンピックで募集したボランティアもございますので、そうしたところを母体としまして、市のスポーツ活動を支えていただくスポーツボランティアを組織化いたしまして、取り組みを推進してまいりたいと考えております。ボランティアポイント制度の導入についても、検討をしてまいりたいと考えているところでございます。
 また、最後でございますが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについても、しっかりと取り組んでまいりたいという、5つの視点を持って計画を進めてまいりたいと思います。
 裏面でございますが、計画の体系でございます。左側が計画の改定前、右側が計画の改定後というような形になっております。こちら、今回の計画改定におきましては、1番と2番を現行計画のものと入れかえをいたします。まずは、スポーツに親しむ環境の整備といったところで、ハード中心のものを据えまして、次に2番目に、ソフト中心の誰もが目的に応じて楽しめるスポーツライフの推進といったところをしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
 新規施策といたしましては、2の(7)、(8)でございます。(7)、健康・スポーツ情報の充実といったところで、健康といったところもしっかりと押さえながら、スポーツを通じた健康増進の効果という情報をしっかりと発信していきたいというふうに考えております。また、東京2020大会につきましては、しっかりと契機を捉えて実施していくということで、1つ項目を追加しているところでございます。
 そして、参考資料のほうでございます。ごらんください。こちら、内容については、この場ではちょっと説明は割愛させていただきますけれども、構成について御説明をいたします。基本的には、下線が引いてある部分が現行計画からの変更部分となっております。そして、7ページ以降が各論というような形での構成になっているところでございます。12月の案の作成に向けましては、先ほど2つ指標を掲げておりますけれども、この大きな指標のほかに、例えばスポーツに親しむ環境の整備ですとか、誰もが目的に応じて楽しめるスポーツライフの推進など、この施策ごとに何らかのもう少し細かな、具体的な指標というものを設けていきたいというふうに考えております。
 また、重点的に行う事業につきましては、今後4年間、どういった形で事業を進めていくかというようなスケジュール表を追加してまいりたいと考えております。
 また、方向性を示すにとどまっております抽象的な表現で記載されているものにつきましては、できるだけ具体的な事業例を記載することによって、何をすることによってその方向性が実現できるのかといったところを、計画上で可能な限りわかるような工夫を、12月にお示しする案については考えていきたいというふうに思っております。
 資料2につきましては以上でございます。
 続きまして、資料3でございます。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについて、9月の委員会で御報告させていただいた後、行われました主な事業についてでございます。1番目の市関連イベント、市内大学学園祭における機運醸成におきましては、MISHOPフェスティバルで五輪音頭体験会を実施したところでございます。こちらのほう、野球場のほうで行ったんですけれども、参加者は残念ながら少ないというような状況でございましたが、MISHOPフェスティバルという国際交流のイベントで行えたということは、1つ、今後につながる取り組みであったというふうに考えているところでございます。PRの方法について、また一段と工夫をしなければならないというふうな課題を認識しているところでございます。
 また、次の三鷹の森フェスティバルでございますけれども、こちらのほうはちょうどラグビーの体験、ラグビーワールドカップ開催期間中ということでございまして、366人ということで非常に多くの方にラグビー体験、ラグビーのボールを子どもたちに蹴っていただくというような催しを行って、盛況でございました。
 (3)でございますけれども、また、これ以降、ICUの学園祭、11月3日、4日ということで実施いたしました。ボッチャ体験というところを中心でございましたけれども、参加者、ごらんいただきますように、本当に非常に多くの御来場者に御参加いただきまして、大盛況だったというふうに認識しております。
 また、裏面に参りますけれども、ICUの日程とちょっと重なっていたところはあるんですが、ルーテル学院大学の学園祭のほうにもボッチャ体験ということで行いまして、こちらはルーテル学院大学の外のマルチコートというところでございましたけども、参加者90人の御参加をいただいたところでございます。主に今御説明した事業につきましては、職員の推進チームの職員が2人ないし3人参加する形で、三鷹のオリンピック・パラリンピックの取り組みのほうをPRしていただいたというような活動でございます。
 そして、大きな2番目の三鷹ゆかりのトップアスリートの皆さんの活躍でございます。トライアスロンの高橋侑子選手につきましては、10月6日の第25回日本トライアスロン選手権で優勝され、2連覇しているところでございます。また、パラローイングの有安諒平選手につきましては、10月27日のアジアボート選手権で準優勝ということで、それぞれ活躍しておりますので、こうしたアスリートの状況をしっかりと市民の方にお伝えしていきたいというふうに考えております。
 また、最後に「みたか“2020”ニュース」でございますけれども、こちら9月の下旬に発行したものでございますので、本委員会に御報告ということでは大分時期的に遅くなってしまいましたけども、資料としておつけしていますので、ごらんいただければと思います。
 私からは以上です。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  それでは、私からは、報告の資料4と5について、あわせまして御報告をさせていただきます。
 まず資料4をごらんください。太宰治生誕110年特別展等の実施結果についてでございます。9月21日から10月20日までの間「辻音楽師の美学」といたしまして、太宰 治さんの生誕110年特別展を三鷹市美術ギャラリーで開催をいたしました。入場者数は2,341人ということでございまして、昨年6月に開催した没後70年展が5,000人を超える来場者でございましたので、残念ながら下回ってしまいました。これは、やはり6月の桜桃忌の期間にこういう展示をいたしますと、来場者がぐっと多くなるというような傾向がございますようですのと、それからまた、今回、会期中の12日、13日、先ほど、冒頭、和泉からも申し上げましたとおり、2日間、ギャラリーも閉館をいたしましたので、この展示も当然御来場者を入れられないということになりました。このような臨時休館などの影響もあったのではないかなというふうに分析しているところでございます。
 また、関連イベントといたしまして、特別展の監修者であられる東京大学の安藤 宏教授をお迎えして、三鷹ネットワーク大学とのコラボで講演会も開催いたしまして、大変好評を博したところでございます。
 では、次に資料5をごらんください。三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検についてでございます。8月に私が三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検担当部長も併任という形で着任をしてございます。河村のマニフェストにも書いてあることでもございますし、元気創造プラザの総点検という形で方向性を確認をしつつ、今準備を進めているところでございます。
 今年度の取り組みといたしましては、既にお寄せをいただいている約1,600件──これは7月末までの時点で1,600件でございますけれども、その御意見、御要望を職員参加の形で検証・分類を行う作業というのを今始めているところでございます。地下2階から地上5階まで、さまざまな施設が複合施設で入っておりまして、その施設にかかわる職場の職員、若手も含めてワークショップ形式で意見を改めて分類をして、みんなで共有をしてという作業を行っておりまして、今整理を行っている最中でございます。
 今後の予定ですけれども、本格的な市民参加を来年、令和2年度にやりたいなというふうに思っております。それに向けた手法の検討などを今年度行いたいと思っております。
 また、施設改修などのニーズで、市民サービスに直結して優先度の高いものにつきましては、来年度を待つことなく、令和元年度の中で対応できるものについては対応していきたいというふうに検討しているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員長(伊東光則君)  時間ですので、ここで休憩をとります。
                  午前11時57分 休憩


                  午後0時57分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 引き続き、スポーツと文化部報告について議題とさせていただきます。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。よろしくお願いいたします。まず生涯学習プランにつきまして、幾つか質問させていただきます。シニアの皆様が人生100年時代を楽しく過ごすために知的好奇心を満たし続けることがとても重要だと、私も感じております。生涯学習の場を通じて、新たな場の提供ともなると考えております。人生100年時代でシニアの皆様が、昔のシニアの方よりももっと元気にはつらつとしていらっしゃるような印象も受けますので、新しい視点での生涯学習という観点も必要ではないかと思います。
 定年を過ぎても働き続けている方もいらっしゃいますし、また、そういった御希望もあったりするので、趣味的なものにとらわれず、就労支援にもなるような学びの場の提供など、ニーズを調査しながら、そういった視点でも生涯学習の観点からやっていっていただければなというふうに考えておりますが、そういった就労支援につながるような生涯学習の観点については、いかがお考えでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  就労支援につきましては、第1次改定のときも既に記載がございまして、今回の総論のほうには記載されておりませんが、各論でさまざまな支援の形ということで載せていただいております。引き続きそういったことは、やはり行っていかなければならないことですので、各論のほうできちんと明記させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひニーズも踏まえながら各論に入れていただきたいと思います。
 また、三鷹市においてICT機器の使い方がわからないシニアの方も多くいらっしゃっていて、今やインフラと言ってもいいような、これから市もデジタルトランスフォーメーションというところで、手続のデジタル化なども進めていかれると思いますので、そういったものにもちゃんとついていけるように、そして、情報収集ですとか、お買い物ですとか、シニアの健康維持ですとか、あと生活支援にもつながるようなものですので、こちらにも書いてありますけれども、おくれていかないように、困ることがないように、そういったことも重点的にICTの機器の使い方講座など、しっかりと積極的に行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  現在の状況は、高齢者向けのICTの使い方等につきましては、主にシルバー人材センターのほうで行っていただいております。現在、生涯学習センターのほうでは、市の施設という意味では、WiFiとか、そういったものがまだ導入されていない状況です。そこで、生涯学習センターを中心としてインターネットの環境を整えるということを、こちらのほうの考え方の中で示させていただいております。
 そういった環境を整えつつ、また、どういったことでそういったシニア層の方、また、そういった情報弱者の方に対して学びの場所をつくれるかは、きちんと検討していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ積極的に進めていただきたいと思います。
 次に、スクール・コミュニティの創造に向けた仕組みづくりというところで、こちらも非常に大事な視点だと思いますので、こういった観点からぜひ進めていっていただきたいなと。これが入ったことはすごく意義のあることだと思いますし、ぜひ進めていっていただきたいと思います。
 次に、スポーツ推進計画につきまして質問させていただきます。オリンピック・パラリンピック大会を通じたスポーツ、健康増進など、レガシーとする視点は大変重要だと考えております。今回の計画で明記されていることをうれしく思います。ボッチャなど、既に実施されていますし、大会なども行われるということで、障がい者スポーツ推進のため、頑張っていただきたいと思います。
 また、パラアーチェリーについても先ほど御発言がありましたけれども、せっかくいいものをおつくりになって、車椅子でも入れるような仕様になっているということを以前の委員会で確認しましたので、パラアーチェリーのメッカと言われるくらいにしっかりとPRしていただきたいと思います。
 あと、スポーツを支える人材は生涯スポーツにも欠かせませんし、パラスポーツとも絡めて、ぜひ、いろんな方が長くスポーツを通じて人生100年時代をしっかりと乗り越えられるように。これは、フレイル予防にもつながっていくと思いますので、しっかりと支える人材づくりというのはすごくいい視点だと思いますので、PRですとか、あとオリンピックのボランティアの方をしっかりとレガシーとして、核として進めていっていただきたいなというふうに感じました。
 元気創造プラザの総点検が行われるというところなんですけれども、既に1,600件の御意見をいただいているというところで、以前もちょっと言及させていただきましたけれども、維持管理料ですとか、回転率ですとか、そういった視点も非常に大事だと思いますので、公共施設なので絶対に黒字にしろとは言いませんけれども、皆様の利便性向上ですとか、PRなども含めてしっかりと検討していただきたいと思います。スポーツで市の内外からいらっしゃれる施設だと思いますので、ぜひ周りへの経済的な波及効果なども含めまして考えていただけると、ありがたいなと思いました。
 スポーツ実施率50%が指標となっていたのが、50%を超えて、国と同じ65%に据えたということは、すごくいいことだなというふうに感じております。
 あと、三鷹でトップアスリートの方、何人かいらっしゃると思うので、そういった方を広告塔に、市民との協働と書いてありますけれども、スポーツの参加意欲の向上にしっかりとつなげていっていただきたいなと考えております。
 あとは、元気創造プラザの総点検につきまして、これから具体的に精査されていくところだと思いますけれども、どんなことを重点に進めていかれるのか、ちょっとお聞かせいただけたらと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  元気創造プラザの総点検について御質問をいただきましたので、お答えをいたします。実際のところ、先ほども申し上げましたとおり、今、まず1,600件──実際には8月以降にも御意見をいただいていますので、もっとふえている状態ではございますけど、まず一旦、7月末までの1,600件について、今までも財団やスポーツ推進課の担当のほうできちんと分類をしたり、内容をきちんと確認したり、そして、当然のことながら、平成29年、平成30年と、すぐに着手できるものについては、いろいろ対応した結果として今に来ているわけなんですけれども。
 なので、もちろん、今まで何もしてこなかったわけではなく、毎年毎年の中でできるものにはきちっと対応し、改善できるものは改善をしてきてはいるのですが、改めて、初年度の最初にいただいたところから近いところまでの御意見を今、もう一度見直しをする。そして、今、直接担当してもらっている職員たちが一生懸命頑張って、分類や対応をしてきたんですけども、同じ施設を一緒に運営をしているほかのフロアの職員も含めて、みんなで共有をして──一緒に活動はしていますけれども、例えばスポーツのことは日ごろやっていない職員がスポーツのほうでいただいた意見も改めて点検する、共有するとか、そういうことも含めて、みんなで共有するということを着手をしております。
 そういうふうにすることで、もちろんもう解決済みのものもございますし、逆に言えばなかなか解決しにくいもの、それから、お客様によって両論あるもの。同じことについても、ある方はその方のお立場から、こちらだと言い、ほかの方々は正反対の御意見をいただくなんていうことも、もちろんございます。それから、平成29年当初はこういう意見が多かったんだけれども、その後、そういう御意見も余り出なくなって、今はむしろこういう意見が多いとか、そういう変化もございますし、甲乙つけがたい御意見というのもありますし、もう既に対応したものもあれば、やはり少し検討を要しないと対応できないものもありますので。まずは、既にいただいている御意見をもう一度きちんとみんなで、対応したものも含めて再確認をするということを今やっているところです。
 今後ですけれども、来年度、市民参加を本格的にやりたいと思っていまして、先ほど1つ前の御質問で、例えば周りへの波及効果であるとか、いろんな方がスポーツをどういうふうにやるのかとか、そういうことも含めて、市や財団、もちろん運営している立場で責任はございますので、私どものほうからいろんな御提案をしたいとは思いますけれども、一方で、今既にいただいた御意見からスタートしているのと同じように、いろんな方にまず参加をしていただいて、いろんな意見を出していただいて、そして、できれば、やっぱり意見を出すだけじゃなくて、その意見を解決するときにはどうしたらいいんだろうかということも含めて市民参加をしていただけないかなと思っています。
 もちろん、お金をかけて何かを直すですとか、ルールを変えるですとか、そういうことは最終的には市や財団が責任を持ってやっていくわけなんですが、こちらでおもんぱかって決めてしまうのではなくて、意見をいただいた中から、どうするのが一番いいですかねっていう御議論を経た上で決めていくプロセスを共有することで、自分の意見とは違うものに決まったとしても、少なくともどうしてそうなったかは御理解いただけるですとか、そういうことが、今既にオープンして3年たって、使い勝手も大体一旦はわかってきたところですので、今であれば、そういうことが可能なんじゃないかなと。
 やはりオープン直後や直前ですとできなかったことが、この3年目を迎えようとする今だからこそできるという市民参加を経ていくというのが、総点検の趣旨ではないかなというふうに、私は思っておりますので、まずはそういう方向性で御相談をしながら進めていくということを想定しております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。この市民参加というのは非常に重要なことだと思っておりまして、アンケートですと、やっぱりその方がそのとき感じたことをばあっと書くようなものだと思うんですけれども、やっぱり両論ある。そういうのも絶対にあると思うので、この市民の方と一緒に議論をして、どういったところに着地していくのかというところを、私はすごく大事だなというふうに思いました。
 この市民参加というのは、今市の予算のことで市民参加と言って、いろんなところで、コミセンとかでやっていますけれども、この元気創造プラザの総点検についての市民参加というのはどういったものを想定されていますでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今年度の後半で実施するもの、それから来年度行おうと思っているものにつきましては、それぞれ、今現在それについては予算がついておりませんので、12月補正なり、また新年度の予算の検討の中で具体的なことを御説明していければと思っております。
 ただ、やはり先ほども申し上げましたとおり、単に御意見を寄せていただくだけとかということではないような形でできればと思っておりますので、少し工夫をした形でいろんな方に参加していただけるようなことを想定をしております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ市民と一緒に議論して進めていただきたいなと思います。
 済みません、さっきちょっと聞きそびれたんですけれども、障がい者スポーツのこれからの進め方につきまして、どういったお考えをお持ちなのか教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  障がい者スポーツにつきましては、何よりも東京2020パラリンピックというところが1つの大きな契機になろうかと思います。三鷹地域連携会議でも障がい者スポーツのことについて御議論いただいておりまして、そういった議論の中では、やはりそもそも障がい者スポーツというのがどういうものがあるのか、市内でどういう団体があって、どういう人たちが、いつ、どこで、どんな活動をしているのかというところをなかなか把握できていないんじゃないかというような御指摘がございました。
 そういったところで、どこまでそういった地域での活動を把握できるかというところはあるんですけれども、そこの把握をしつつ、やはりスポーツとして、障がい者の方がスポーツをすることに魅力を感じていただかなきゃいけないんじゃないかというお話も出ております。ですので、その障がい者スポーツのすばらしさと言いますか、そういったところも発信をしていく必要があるんじゃないかというようなことが、議論としては出たところでございます。
 そういった中で具体的にどういうところを目標にというところで、先ほど一例としましてボッチャ大会やパラアーチェリーというようなところもお話をさせていただきましたけれども、今、既存の取り組みの中で、スポーツフェスティバルは障がい者の方により多く来ていただいてっていうようなことで企画をしているわけですけれども、なかなか御参加いただいている現状が少ないというようなところから、やはりこちらからそういった障がい者団体の方々に御案内をきちんとして、御招待するですとか、そういうようなこともしていかないと、なかなかお越しいただけないんじゃないかとか、そういうようなことも課題として上がっておりますので、そういったところを見据えて、具体的に一つ一つ、この障がい者スポーツが今以上に、障がい者の方にスポーツをしていただける環境というのを整えていきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。今までの取り組みの中で、この資料の3でMISHOPのフェスティバル、私は子どもと行ったんですけど、多分スポーツ推進委員のですかね、ボッチャの体験とかされていたりですとか、あとこのICU、大盛況だったボッチャ体験ですとか、ルーテルでもやられていますけれども。あと、私、保育園の子どもがいるんですけれども、保育園にもボッチャの体験をさせてくれる方が来ていただいて、きっと市の取り組みなんだろうなというふうに感じているんですけれども。子どもたちが触れることによって、とても楽しかったり、ルールも明確でわかりやすいスポーツだと思いますので、このボッチャを広めていくという視点がすごくいいなと感じております。
 保育園にそういう方を派遣していただいたりとかする、あと、スポーツ推進委員の方にそういったお声がけいただいているのも、そういった活動の一環なんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ボッチャにつきましては、保育園に大体6園、ボッチャ出前教室ということで市内の保育園を回る事業をしております。やはり、子どものころからスポーツに親しむというようなことが非常に大切であるというようなことを盛んにその審議会の中でも御議論いただいておりますので、なるべく低年齢のときからそういった環境になれ親しんでいただくということで、こちらはオリンピック・パラリンピックの事業の機運醸成の一環として、保育園のほうには回らせていただいているというものでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。とてもいい取り組みだと思いましたので、聞かせていただきました。
 次に、スポーツ推進計画の参考資料の2の(1)のアなんですけれども、これちょっとわからなかったんですけれども、健康・体力相談支援システムや同システムとの連動アプリ「CARADA」について、これまで以上に周知を強化しというところなんですけれども、これ、今までの取り組みですとか、強化していく方法ですとか、教えていただければと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらは、10ページのところに記載しております「CARADA」というアプリでございますけれども、健康・体力相談事業に御参加、御応募いただいた方に使っていただいているシステムで、まずは御自分の目標とする健康維持のためのプログラムをつくりまして、そのプログラムをセントラルスポーツの職員さんと相談してつくるわけですけども、その後、定期的に御自分で運動していただいた結果を、このシステムに登録して記入していただいて、御自分の運動の経過、体の変化というところを御確認いただくというようなシステムになっております。
 こちらにつきまして、今現在、そういった健康・体力相談事業の中で使っているわけでございますけれども、この利用を今以上にしっかりと、このシステムを使って健康管理をしていただくというところを1つ、御案内した全ての方が利用率高く使っていただいている現状にないものですから、その率を上げて、御自分の健康の増進のためにより有用に使っていただくというようなところを、しっかり使い方の説明も含めましてきちんとしていきたいというような意味で記載をしたところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。実は私、このアプリ、入れてみたんですけれども、このシステムには入れていないんですけれども、アイコンも大きくて、少し御高齢の方でも、すごく使いやすいなと思ったので、この健康・体力相談支援システムというの、ちょっとわからなかったんですけれども、ぜひ健康管理の一環でいろんな方に周知していただけるといいかなというふうに思いました。
 あと8ページで、(3)のところで重点と書いてあるんですけれども、小・中学校体育施設の開放の推進というふうに書いてあるんですけれども、空調設備が整備されることから一層の利用促進を図るとともに、使用料等の考え方についても検討しますというふうに書いてあるんですけど、これって冷暖房費のことなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、体育館のほうに避難所の対応というところも含めまして、空調設備を整備していくということが示されている中で、この学校開放においても空調を利用していくことというのが考えられます。そうしたときに、このまま、今、空調のない体育館については特に使用料とかは取っていないわけですけれども、整備されることに伴いまして、きちんとそこは実費程度なのか、費用をいただいてお使いいただくのか、あるいは、また別の考え方で、使用料としては今までどおりというふうに考えていくのか、そこも含めましてしっかりと検討していきたいということでの記載でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。先日の文教委員会の視察の中で、大阪の箕面市に行かせていただきました。そのときに体育館の空調につきまして、よく病院のテレビカードのようなもので、プリペイドカードを利用されて、それをあらかじめ買っておいていただいて、それを差し込んでから使うというところで、それで実費を徴収しているというような事例もありましたので、職員の方ですとか、利用者の方の負担の軽減になるような策を考えていただいて、そのカードの導入もそんなに難しいものではないというふうに聞きましたので、ぜひそれも1つの御参考にされてみてはいかがかなというふうに感じました。
 「みたか“2020”ニュース」なんですけれども、今回もすごくわかりやすくて、そのときの最新情報がわかりやすく書いてあると思うんですけれども、済みません、これは本当に私の好みなんですけど、前回の青いほうがオリンピックっぽくてよかったかなと。これはただの私の意見です、済みません。
 あと、太宰治生誕110年特別展等の実施結果について、私もこれ、オープニングのときに参加させていただきました。ありがとうございました。非常に貴重な資料、お手紙なども見させていただいて、太宰 治さんってこういう方だったんだなというのをかいま見れて、とてもいい展示だったと思います。ただ、その前の年にやっていたので、この集客についてどうだったのかなというふうに考えていたところ、前回、6月の没後70年を記念された展示で5,000人、それで、今回の9月のは2,341人ということで、半数くらいになっていると。
 先ほどの御発言の中で、桜桃忌に実施したのがたくさん来た要因なのではないかと。あと、台風のことでちょっと臨時休館などもあったので、それが影響したのではないかというところなんですけれども、じゃあ、今回、オープニングのときに東大の教授の方が、三鷹には今資料がたくさん寄贈されていて、これからも継続的にやられていくというようなお話があったんですけれども、きっとそうなるのかなというふうに感じておりますが、今後、この実施時期などにつきましてどうお考えになっているか、お聞かせいただければと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  ギャラリー全体を使うような特別展につきましては、こういう周年事業の際にさせていただいていますので、前回も生誕100年、没後60年とか、そういう切れ目のいいところで全体を通じてやってきています。
 1年間の中でいつやるのかという開催時期につきましては、そのときにほかに入っている展示会ですとか、そういうものとの兼ね合いもございますので、桜桃忌の時期にやれればいいんですけれども、なかなかそれはいろんな調整で難しい場合もございます。
 9月の全員協議会の中で御説明をさせていただきました、基本計画の文化のところに掲載させていただいておりますけれども、非常に貴重な資料をたくさんお預かりしたり、持っていたりしますので、今後、常設的な展示をできるようにということを検討しておりますので、それはまた来年度の中で御説明させていただければと思います。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。ありがとうございます。
 あと、今回の物販、太宰治没後70年展図録162冊などの売り上げですとか、この収支につきまして、この開催に当たり幾らかかっているか、チケットの売上額ですとか、どれくらい収益が上がったのか、もしくは赤字なのか、その辺のお金にかかわることを教えていただければと思います。


◯芸術文化担当課長(立川磨美子さん)  今御質問をいただきました収入につきまして、御報告をさせていただきます。今回の太宰生誕110年展におきましては、図録の販売、そして入場料収入がございました。入場料収入ですけれども、こちらは前回と同様の単価でございまして、お一人500円という設定で開催いたしました。合計金額が65万1,500円、こちらが入場料収入でございます。図録につきましては、こちら定価が1,000円で162冊の売り上げでございましたので、16万2,000円、合計で81万3,500円の収入でございました。
 そして、本展覧会にかかりました全体経費でございますが、ただいま精算の事務処理の途中でございますので、正確な数字がちょっとまだ把握できておらぬところですけれども、予算ベースで申し上げますと、約980万円、こちらで準備を進めてまいりました。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。でも、これは三鷹のPRでもあるので、大事な事業だとは思いますので、何とも言いがたいところがありますけれども、わかりました。
 あと、最後に、関連イベントにつきまして、95名の方がこのネットワーク大学を会場とした太宰治生誕110年特別展関連記念講演会ということでいらっしゃったということなんですけれども、どういった方が集まったのかなというところにちょっと興味がありまして、太宰ファンの方なのか、市内の方、市外の方なのか、何かおわかりになりましたら教えてください。


◯芸術文化担当課長(立川磨美子さん)  今あいにく手元に詳細な資料がございませんで、市内の方が何名、市外の方が何名というところまで申し上げられないのですが、太宰 治につきましては根強いファンの方が非常に多くて、市内にとどまらず広い範囲の方から御参加いただきました。当日につきましては、事前の応募によりまして、定員100名に対しまして、実際に当日は95名の方の御参加をいただいたところですが、御応募につきましては100名を超えた御応募がありまして、当日キャンセル等で、最終的には95名という御参加をいただきました。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。すごい根強いファンがいらっしゃるということで、応募も定員よりたくさんあったというところですので、太宰 治をしっかりPRすることで、ぜひ三鷹の魅力の向上につなげていっていただきたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。元気創造プラザの総点検について、市民の意見が1,600件。前よりちょっとふえたんだなと、ちょっと感じたんですけれども。先ほどの御説明でもございましたが、優先度の高いものから改善、改修していくというような考え方かと思うんですけれども、お金も余りかからなくて、今すぐに解決できるけど、優先順位としては低いとか、すごく重要なんだけど、なかなかすぐには改善できないとか、いろんな問題、さまざまあると思うんですけれども、どういう基準で──1つの基準のようなものは持っていらっしゃいますでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  総点検の考え方としては、基本的には市民の皆さんの御意見を伺って、この1,600名の意見もそうですし、今、総点検市民会議(仮称)という──来年やろうと思っている市民会議のことを今仮称でこう呼んでおりますけれども、総点検市民会議(仮称)の中で、やはり皆様方から意見をいただいて、それを皆さんで共有して、ディスカッションして、優先順位も御一緒に考えていくというようなことを想定しています。
 ただ、それを本格的にやろうとするのは、どうしても準備期間が必要なので、そういう優先順位自体の議論もしていただくということについては、どうしても令和2年度になってしまうということがございます。きょう、私が申し上げました令和元年度──今もう既に11月でございますけども、今年度の取り組みとしては、今から多少の予算を12月の補正などでお願いをして確保できたとしても、今年度って余り時期はございませんので、そういう意味で言いますと、市民参加にきちっと付して、御意見をいただいてということをやっている暇は、元年度についてはそんなにはございません。
 なので、今まで既にいただいた御意見ですとか、そういうものを参考にさせていただいて、その中で、やはり非常に優先度が高いと思われるもの、いろんな方から言われていて、職員の実感としてもこれはなるべく早くやったほうがよくて、極端に言いますと、市民参加にわざわざお聞きしなくても、やっぱりできるなら早くやったほうがいいものというものは厳然としてあるというふうに思っております。なので、そういうものについては、来年度を待たずして今年度やりたいと思っているということです。
 それは、今私どもが持っている予算の中でできるものは、逆に言うと、今までもそうですけれども、余りお金をかけず、早く、ぱあっとできるものについては、平成29年度以降、今までもやってきてはおりますので、そういうルーチンだけではなくて、少しお金はかかるんだけれども、早く、しかも令和元年度の中で対応できる範囲でできるものについては今年度、必要であれば12月で補正をお願いしてというふうに思っております。なので、それはまた補正は補正の御議論の中で御説明をさせていただければと思っています。
 今、質問委員、おっしゃったとおり、施設の改修も必要かどうかということの御議論、それから優先度も、予算なども、もしくは改修の時期なども限られている中で、例えば本当に施設の御利用をとめてでも、やっぱりやるべきなのかとか、早くやるべきなのかとか、そういうこと自体を、市は市の考え方、財団は財団の考え方を持ちますけれども、一方で、そのことも市民の皆さんと共有して考え方を説明するなり、御意見をいただいて優先順位を御一緒に考えるなりということを、この3年たった今の、いろんな利用勝手がわかってきた今であれば、御一緒に御議論することも可能なんじゃないかなというふうに思っております。
 一方で、寄せていただいた優先順位を受けとめて、きちんと対応していくのももちろん市や財団の責任でもございますので、そこのところは、最終的に説明がきちんとつくような形で取捨選択していくのは当然市の責任ではございますけれども、そういう意味で言うと、基準というのは必要性やそういうものと加えて、市民の皆さんからいただいた御意見を私どもがどういうふうにきちんと精査できるかということなのではないかなというふうに思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。どうしても改修というふうに言うと、建物とか、設備の点だけのような感じもするんですけど、当然、中にはソフトの面も、運営のシステムの面とかもあると思いますので、なるべく市民の皆さんの声をたくさん聞いて、早急に、早くできることは早く対応していただければというふうに思います。
 次に、資料2番なんですけれども、ボランティアのことで、このボランティアポイント制度の導入に向け検討しますというふうにあるんですけれども、ボランティアポイントっていうのはどういう感じでイメージすればよろしいんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このボランティアポイントといいますのは、何らかの市の主催する事業ですとかにボランティアとして御参加いただいた方に、そのポイントを、例えばやはりスポーツ関連の事業でございますので、SUBARU総合スポーツセンターの御利用をいただくのに、何らかの優先的利用というのは、ちょっと表現が適切じゃないかもしれませんけれども、お使いいただけるような形というのが、1つ考えられるのではないかなというふうに思っています。
 今、市のほうの全体としましても、これはちょっと所管を超えることかもしれませんが、こういうポイント制度について検討するというようなことを言われておりますので、きちんとそことの整合性を図りつつ検討をしていくことが必要ではないかというふうには考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  わかりました。5回行って、行けば1回ただ──ただじゃないけど、そういうような、よくあるようなイメージで今のところはいいんですかね。ありがとうございます。ボランティア、本当に大事だとは思います。
 これ、オリンピック・パラリンピックもボランティアの力をかりようという方針がすごく大きいように感じておりますが、きのう、NHKの報道によると、都内の中高生およそ6,000人、中学校2年生から高校3年生がボランティアに参加することを要請していると。この内容としては、三、四時間ほど羽田空港や銀座などの観光客に声かけや、資料の配布などを行っていくボランティア。1学校につき大体5人行くと。その5人に対して、先生が1人ついていく。これは、ボランティアとしてはどうなんだというような、いろんな意見が今さまざま飛び交っているようなんですけれども、この中高生、学生さんたちも呼びかけてボランティアを募っていく、この今度のオリンピックのやり方については、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  スポーツ推進課のほうに、今、現状、この中高生のボランティアの枠組みについて何らかの文書が来ているというのは、私はちょっと未確認の情報なんです。ですので、詳細を確認をした上で御答弁をさせていただくのが適切かと思いますので、ちょっと現段階では答弁は控えさせていただければと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  わかりました。何か、きのうの報道では、もう既に学校にその募集の紙が配られていたりして、保護者の方とかが、今どうなっているんだというような混乱が起きているというような報道だったので、ちょっと、念のために聞かせていただきました。ありがとうございます。
 あと、スポーツ推進計画2022、参考資料の8ページ、先ほど山田委員もおっしゃいましたけれども、小・中学校の体育館の空調設備が整備されることから一層の利用促進を図るとともに、使用料等の考え方についても検討しますと。これまで三鷹は第三小学校に1個だけ、やっとこの9月についたんですけれども、この三小に初めてエアコンがついた日に始業式で校長先生がおっしゃったのは、このエアコンは君たちだけのエアコンじゃありません。地域の皆さんがつけてくださった、地域の皆さんのエアコンです。それを私たちはお借りしています。本当にありがたいことですねっていうふうに、校長先生がおっしゃったんです。
 私、すごく、何て謙虚ですてきなことをおっしゃるなというふうにちょっと感動したんですけれども。そういう地域の皆さんの使う体育館でもある、学校でもある。今、スクール・コミュニティ、コミュニティ・スクール、いろいろ教育委員会でも進められていますが、私は、この空調設備について料金を取るという考え方はちょっと違うんじゃないかなっていうふうには思っております。まして、ついている学校、ついていない学校、トイレがバリアフリーになっている学校、いまだに男女兼用のが1つずつしかなくて入りにくいようなところもありますし、避難所としても、まだまだ整備が必要な学校が多うございますので、将来的にも、空調設備があるからといってお金を取るというような利用の仕方は違うんじゃないかなというふうに考えますが、今の時点ではいかがでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに今の状況ですと、ついているところ、ついていないところ、施設的な面では学校によっても差がございますので、そういうこともございまして、早いうちにいろいろ将来的なことも含めて検討していきたいというふうに考えております。
 ただ、空調設備という形になりますと、やっぱり夏場の時期はずっと使う方については、多分、今後はこういう温暖化の関係で、高い日も続いていますので、夜間でもかなり暑い。そういうこともありますと、やはりそれなりの電気代というのもかかってくるのかなと思っています。じゃあ、それの負担をどうするかということも、全体的なもので考えていかなきゃいけないかなというふうに思っていますので、これについてはいろいろと検討して決めていきたいなと。当然、学校側の考えもございますしね。そういうことも含めて、意見を聞きながら検討はさせていただきたいと考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。先日、文教委員会で視察に行きました箕面小学校のほうも、ガスヒートポンプの方式でLPガスを使っているので、電気代が年間30万円だと。非常に安いなというふうに思いましたので、これは文教委員会のほうともちゃんと連動しながら、どのようなエアコン設備なのかとか、実際的にコストはどうなのかということも一緒に連動しながら考える問題だと思いますので、ぜひ御検討いただければと思います。
 ありがとうございました。終わります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。参考資料の1の7ページ、8ページで、生涯学習についての市民意識ということで、1年間の生涯学習活動の取り組み状況と、あと生涯学習活動を行う頻度ということで、ここに出ているんですけれども。ここ、市民満足度の意識調査から抜粋されているのかなと思うんですけれども、ちょっとそれを見ていないのでわからないんですが、年代別のニーズというか、そういったものっていうのはおわかりになっているのか、お伺いしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  現在のこちら記載されております、第4次基本計画の第2次改定に向けた市民満足度・意向調査のほうでは、年代別の調査はされておりませんので、こちらでは把握できておりません。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。調査をするのはまた大変だと思うんですけれども、やはり年代別のアプローチというか、そういったものも大変重要になってくるのかなと思いますので、もし、何か機会がありましたら、そういったことも取り組んでいただけたらなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それと、この参考資料の11ページで、生涯学習を支援する環境整備というところでちょっと質問させていただきたいんですけれども、一部の学習室が予約の入っていないとき、日曜日だけ学習される方たちに開放しているという取り組みをされているかと思うんですけれども、なぜ、この日曜日9時から5時と限定をされているのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  生涯学習センターの5階部分のお部屋を3部屋、予約が入っていない場合だけ勉強する部屋として開放しております。なぜ9時から5時の時間かと申し上げますと、安全管理上ということが一番の問題になっております。指定管理者、財団の職員が勤務している時間は、8時半から5時15分までとなっております。それ以降、10時までの間は、4階の生涯学習センターの受付に委託業者である方がお一人いるという状態になっております。
 4階に職員が1人いるという形だけになりますので、5階まではちょっと目が届きません。日曜日は防災課のほうも閉庁しておりますので、そういった意味では、やはり安全管理が確保できないということを一番に考えまして、5時までという形にさせていただいております。
 私からの説明は以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。安全管理上ということで納得をさせていただいたんですけれども、この予約状況を見ると、意外に土曜日とか、平日とかでもあきがあったりする中で、本当に三鷹市内、なかなか学習できる場、図書館も含めてないということで、子どもたちも、受験生とかは武蔵野のプレイスに行っていたりするっていう状況もあるので、何か工夫をして、ここの利活用ということも載っているので、せっかくあいているところをもうちょっと活用できる仕組みができないかなということは考えておりますので、ちょっと今後の課題として取り組んでいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、続きまして、12ページの学びと活動の循環の構築ということで、この13ページのところにも、生涯学習の機会と場の提供──学びづくりが、人づくり、きずなづくり、地域づくりになると、これ、本当にすばらしい循環だなと思っておりまして、ちょうど6月に設立されたフードバンクさんが、この前、ネットワーク大学のほうでSDGsの視点で講座を開かれて、またそこで物すごく理解を深められて、使命感を持って、またこのボランティアに取り組まれて、地域に還元されていると、まさにそのことなのかなというふうに理解をしたところなんですけれども。
 このところの(4)の最後のところに、その受け皿となる場や機会を提供できるような仕組みづくりを検討ってあるんですけれども、この仕組みづくりを検討するとなると、今度また所管を超えて、他の所管とも一緒に考えていかなきゃいけないことなのかなと思うんですけれども、その辺のところはどのように考えられているか、お伺いしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  学びと活動の循環の構築というのは、生涯学習課、所管課だけでできるものではないということはすごく痛切に感じております。特に今回、生涯学習プラン2022の改定に当たりましては、今回お示しできておりませんが、各論という部分で、全庁的、また関係団体と連携してやるということが大きなテーマとなっております。
 ただ、所管となるのは生涯学習課ですので、学びと活動の循環をどうやってそれぞれの事業の中で進めていただくかということは、やはり主体となって進めていかなければならない。それが今、一番のテーマかと思っております。今回、改定をいたしまして、そういったことを強固にするために、これからもう少し検討して、プランをつくり上げていきたいと思っております。
 私からの説明は以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。全庁を挙げて取り組まれるということで、本当にまさに人生100年時代と先ほどもおっしゃっていましたけれども、この人材の活用と、あと、それをどう地域に還元していくのかということ、本当に非常に重要な取り組みだと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
 それと、14ページの(2)の生涯学習の機会と場の提供ということで、ちょっとお伺いしたいんですけれども、この最後のところに、市内の小・中学校の開放・地域拠点化等の推進とありまして、教育委員会のほうでも、スクール・コミュニティということで、小・中学校を中心としたコミュニティをつくっていくというお話もあったかと思うんですが、これは、ここに書いてあるのはどういったことなのか。場の提供ということで、小・中学校をそういう生涯学習の場として開放していくというふうな認識でいいのか、お伺いしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  小・中学校の開放・地域拠点化等の推進ですが、これは現在もやっておりまして、小・中学校の特別教室等、また体育館等を開放して地域での活動の拠点としております。今現在、限られた学校となっておりますので、いろんなところでも開放できるのかとか、そういったことで推進を図るということを検討するということで記載させていただいております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。新たな取り組みがあるのかなと思っていたんですが、今までの継続でということで理解をさせていただきました。
 続きましては、15ページの元気創造プラザの総点検のことなんですけれども、この中に、最後のところに災害時の機能転換など、ハード・ソフト面の両面から改善に取り組みますということで、この災害時の機能転換ということなんですけれども、この機能転換、もう既に地域防災計画とかにも位置づけられているものではあるんですけれども、ここも含めた見直しがあるということで、その防災課とも連携しながらということでの理解でよろしいんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  総点検の中で、防災拠点としてのプラザもというのは、市長自身がそういうふうに強く思っていて、やはり、いつ災害があるかわからないということで、要するに庁舎が今この状態で、プラザが新しく2年前にできていますので、この庁舎とプラザの役割分担についても、プラザが出来上がって、今、利用勝手がだんだんわかってきたところで、そこも加えて見直すべきじゃないかというのは、市長の考え方でございます。
 総点検をやる中で、そのことを全て総点検で賄えるということでもございませんので、総点検の中でとは言いつつ、やはり地域防災計画ですとか、防災課のほうでの対応の中に、じゃあ、その意向をどういうふうに落とし込んでいけるのか、改めてそれをどういう視点で見直すのかというのは、やはり防災課との調整になってくるかなと思いますので、具体的な方向性がはっきり今あるということではございませんけれども、そういうことも含めて必要な検討をしていくというのが市長の趣旨ではないかというふうに思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。市長の強い意向ということで理解させていただきました。
 続きまして、スポーツ推進計画。資料2の参考資料なんですけれども、元気創造プラザができまして、ここのスポーツの実施率ということで、既に目標を上回って、さらに高い目標を掲げられているということで、本当に私もたまに行かせていただくと、多くの方が健康増進のため、また交流のために来ていらっしゃって、本当によかったなというふうに思っているところなんですけれども。
 ちょっと、プールとジムに関して、年齢別、どんな層が来ているのかって、つかむのも大変なことかと思うんですけれども、そういった傾向っていうのはつかまれているのか、お伺いしたいと思います。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  あいにく手元に詳細な資料がございませんが、年齢別の集計というものをとってはいません。そのような中で、日ごろ見て感じているところなんですけれども、特にプールは、やはり小さいお子様からお年寄りの方まで、非常に多くの方々が御利用されているというのは感じております。そのような中で、特に多い年齢層というのは、本当に申し上げるのが難しいぐらい幅広く御利用されているというふうに感じているところです。
 アリーナなどの体育館の利用につきましては、やはり成人のスポーツが非常に盛んに行われていて、かつ、御高齢の方々も含めた団体利用というものが多いのかなというふうに感じているところです。
 ジムのことですけれども、ジムにつきましては、やはり18歳以上、高校生年齢相当以上からの御利用というふうにお伝えさせていただいておりまして、中には中学生から利用できませんかというお声もあるのですけれども、高校生、若い方から、それこそ60歳を超えて、また健康づくりに励む御高齢の方も非常に多く御利用されていますので、こちらも幅広い年齢層に御利用されていると感じております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。ジムは比較的若い方が、やっぱり働かれている方で、仕事を終わられて来られる方がすごく多いのかなと思っていたんですけれども、今、健康寿命の延伸の取り組みということで、本当に御年配の方、いつまでも健康でということで、健康に関心がある方が多いかと思うんですけど、御年配の方、民間のところで30分でできるという、あそこに行かれている方、本当に多いんですけれども。なかなか年配の方がジムでトレーニングをするというのは、入るときの雰囲気からいっても、ちょっと入りづらい雰囲気があるのかな、なんて思いながら。でも、ここで相談とかもやってくださっているので、これをもうちょっと活用──せっかく市でやって、安く利用できるので、御年配の方たちも利用できるような、多分努力はしてくださってやられていると思うんですけれども、そういった周知とか、年配の方でもこのジムに関して御利用がふえていくような仕組みというか、そういったものの工夫も、これからもっとあってもいいのかなと考えるんですけれども、いかがでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  委員おっしゃられるとおり、今後も御高齢の方々により使っていただくようなPRの工夫をということですけれども、今のところ、健康・体力相談事業につきましては、平成29年度の御利用者240人に対しまして、平成30年度では364人と、124人増ということがありました。
 そのような中で、今後、財団といたしましては、例えば市の広報ですとか、ホームページということと、財団のほうでも同じような広報紙がございますので、市と連携しながらPRに努めて、こんなことが体力相談していただくとわかりますよ、結果が出ますよというようなことを広められればと考えております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。機会があって、トレーナーの方が、3,000円ぐらい払うと、また健康状態を見ながらメニューもつくってくださるというものもあったかと思うんですけれども、これは、本当に非常に破格の安さだということをおっしゃっていまして、やっぱりその辺のところも市民の方が理解していくと、なかなか予約もとれないという現状もあるかと思うんですけれども、もっと利用の増進、増加につながっていくのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、最後なんですけれども、相談体制の充実ということで、複合的な相談機能を活用し、市民の健康づくりを支援する相談体制を充実しますとあるんですが、これはどこにこの相談室みたいなものを設けられるのか、どこにそういう方が常時いらっしゃるのかということを考えられているのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらで書いています相談なんですけれども、今、健康とスポーツというところをより結びつきを強くしてというところを考えているというところは、1つ考え方としては強く持っているわけですけれども、新たにどういった形で相談窓口を設置するのか、設置しないのかというところを含めて、健康推進課や高齢者支援課ですとか、そういったところと連携をどのようにとれるかというところから考えてまいりたいというようなことで、今現在、具体的なイメージを持っているわけではございません。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。この相談体制、非常に重要かなと。ここを入り口として、じゃあ、自分はどういったことができるのかなという判断材料につながって、それがスポーツにも結びついていくのかなと思いますので、ぜひ充実していただけたらと思っております。
 以上です、ありがとうございます。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに、生涯学習プランのほうなんですけども、この中でスポーツについても、それから生涯学習についても全然関与をしない方が、スポーツのほうは21.2%って低いんですけども、生涯学習活動については、半分以上の方が行っていないという回答をいただいております。51.5%ですか、このことについて、今後、この51.5%を減らすためにどのような施策を考え、どのようなことをしていこうというふうに考えていらっしゃるのか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  8ページの統計によりますと、確かに51.5%ということになっておりますが、現在、三鷹市で考えている生涯学習というのは、単にあるお部屋の中で勉強してという考え方ではなく、スポーツも含めます。また、いろんなイベントに参加するのも含めます。本当に全庁的、全市的な活動全てが生涯学習という考え方になっております。ただ、このアンケートをとっている段階においては、そういった考え方がまだ浸透していないんじゃないかなと感じた部分でございます。ですから、市が取り組んでいる生涯学習ということに対して、もっとPRをしていかなければいけないのではないかと考えております。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  済みません。そうすると、やっぱりこのアンケートをとった段階では、市の考えている生涯学習という考え方と、その回答者との、ちょっと差があったということになるわけですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  私どもはそう感じております。なぜかと申しますと、次のページ、9ページでございますが、スポーツをしたことがあるが76.8%。スポーツも生涯学習という捉え方をしますと、スポーツをしているというほうだけが多いというのは、やはり捉え方に隔たりがあったのかなと感じております。


◯委員(吉沼徳人君)  そういうことですと、やはりしっかりとアンケートをとる段階で回答者の方に説明をしていただかないと。これ、表へ出たら、このまま数字がひとり歩きしますね。やっぱり、それはまずいと思うんですね。アンケートをとるのであれば、やっぱり市のほうの趣旨、あるいは、そういったものをきちんと回答者の方に理解をしていただいた上で、回答していただきたいと私は思いますけれども、いかがでしょう。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  委員がおっしゃるとおりだと感じております。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。今後また、そういうようなアンケートをとることがあると思いますので、ぜひ回答者の方がしっかり市のほうの趣旨を御理解いただいた上でアンケートをしていただきたいと思います。
 次に、それから、今度はスポーツのほうなんですけれども、8ページのところなんですけども、身近なスポーツ施設の整備・充実というところのイの部分なんですけど、スポーツ施設に限らず、既存のオープンスペースや公園等を活用して、スポーツ・運動ができる環境を整備するというふうに書いてあるんですけど、現実にこれはどのようなことをしようとしているのか、ちょっと御説明をいただきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらは、審議会等でも御提案や御議論いただいた内容と関係があるんですけれども、やはり、公園等でよく歩くウオーキングコースとか、そういうような形で、大体この公園は1周どれぐらいですよ、あるポイント、ポイントごとに、そこが何百メートルですよとか、そういった記載があるだけでも、身近にそういうものが多いだけでも、やはり歩いてみようというような気が起きるというようなことも言われておりますので、そういったサインのようなものを、どれだけどういうふうにふやしていけるかというようなことを、1つ念頭に置いているものでございます。
 また、既存でそういったものがついているオープンスペース、公園等もございますので、そういったところの御紹介、それから、ちょっとこれは少し御質問より幅広のところでお答えさせていただきますけれども、住民協議会等でウオーキングや散策のコースとか、そういうものを設定しているんですけども、ちょっと市のホームページのほうで一元的にそういうのを御紹介できているものがなかったりしますので、そういった身近にあるものをまずはきちんとお知らせし、さらに効果的に運動していただくためのサインみたいなものをつけていけないかというところの趣旨でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、公園といっても、かなり大きなところでないと、なかなかそういう標識を立てるとかっていうのはできないし。今おっしゃった各住協でウオーキングコースというのを持っていますよね。あれをしっかり活用するのはすごくいいかなと思うんです。
 それと、あと公園といっても、小さな各児童公園みたいなところもありますね。あそこが今、ほとんどのスペースが球技は禁止というふうになっておりますね。午前中なんかですと、お母さんと幼児、あるいは御高齢の方が散歩したりというようなことがあるんですけど、例えば小学生が帰ってくる3時以降になったら、キャッチボールぐらいはしてもいいよみたいな、そういったことは考えてはおりませんか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  市のほうで管理している公園については、緑と公園課のほうで管理をしておりまして、この公園の──済みません、ちょっと計画の名称を忘れてしまったんですけども、どういった公園ではボール遊びができますよというような、幾つか公園の種類によって、できること、できないことというのをお知らせしていくような形の計画、方針を出しておりますので、そういったところで、今いろいろな工夫をしながら取り組んでいるというところを聞いておりますので、そこはスポーツのほうでも、一定のそういうボール遊びのニーズがあるということは市民の皆様からお声があったりしますので、連携しながら工夫して取り組んでいきたいというふうに思います。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね。やっぱり、バットを持って野球するとかっていうのはちょっと危険かと思いますけども、キャッチボールというのは大概お父さんと子どもさんたちがやったりして、親子のきずなにもなると思いますので、時間的な制限をかけて、ある程度そういうことができるような方法を緑と公園課ともちょっと御相談をいただければと思っていますので、よろしくお願いいたします。
 それと、その下の小・中学校体育施設の開放のことなんですけども、現在、もう大分開放されていまして、使用のときは、登録をして、申し込みをして、抽せんで当たって、使わせていただくという方法をとっているんですけども、抽せんで当たったんだけど、実際に御使用にならないという団体がかなりたくさんありますね。何組かで抽せんをして、当たったんだけども、実際は使っていない。
 それと、もう一つ問題があると思っているのは、同じクラブなんですけども、登録できるのはメンバーが10人以上ですが、それを20人以上いるところで、2つにチームを割って、同じチームが2つ申し込んでいる。どっちかが当たったら、そこを使うというような方法をとっているところがあるんですね、現実に。そういうやり方ではなくて、やっぱり何かもうちょっときちっとした、1つのチームとして動けるような。それ、30人いたら、じゃあ、割ると3つ申し込んでいいのかになっちゃいますから、そういうことを少し考えていただくということ。
 キャンセルをしたときに、実際に使うといって申し込んでおいて、その時間帯に行ってみたら、誰も使っていなかった。現実にこういう現状は何回もあるんです。そういうときに、そういうもののキャンセルというのは、今どういうふうに取り扱われているのか、ちょっと教えていただきたいんですけれども。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  学校施設と、あと、それ以外の市民体育施設、SUBARU総合スポーツセンターですとか、大沢総合グラウンド、新川テニスコート等と、ちょっとこちらのシステムが違うんですけども。まずは、市民体育施設につきましては、基本的に有料施設になっておりますので、1週間前までにキャンセルしていただかないと、全額キャンセル料をいただきますよというふうなシステムになっておりますので、そこのところは、やはりキャンセル料がかかるということで、事前にキャンセルをしていただけているのかなというふうに思っております。
 一方、無料で使える学校施設につきましては、そこのところは若干ルーズな面も出てきているのかなというところはありますけれども、スポーツ推進課におります学校開放支援員が、きちんと事前にそこのところは、例えば当日のキャンセルになってしまった場合とかにつきましては、きちんと一定の時間内にキャンセルというものはしていただいて、しっかりと活用いただけるようにということは、その都度ではございますけれども、御連絡させていただいて対応しているというのが現状でございます。
 ですので、そういった状況が散見されるということはあるかと思いますけれども、今、注意ベースで御利用いただいているというようなところでございます。
 それから、団体登録につきましては、なかなか今の内規で1チーム1登録団体というところを、きちんと規定し切れていないところがございますので、例えば学年がまたがるような団体であった場合には、学年ごとに1チームつくれるとか、1登録団体つくれるというような場合には、複数の御登録をされているところもあります。ですので、結果的に吉沼委員がおっしゃられたような使い方がされているところもございますけれども、実際、現場で、当せんしたチームの登録の構成員だけで御利用くださいというようなところまで確認を、名簿と照らし合わせてというところまでは、やはり善意で市民の方に御利用いただくというところもありますので。
 場合によっては、ちょっとそういう使い方はおかしいのではないかというようなところを、やはり施設によってはかなりニーズが高いところについては、ほかの団体さんからお声があって、ちょっと調整したりするところもありますけれども、今現在では、なかなかそこのところをきちっと1チーム1団体というようなところを規定しているところもございませんので、運用面で取り組んでいるというところが現状でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  そういうふうにされると、人数の少ないところはなかなかとれないというようなこともあるので、できるだけその辺も調整をしていただきたいとは思います。
 それと、あと、キャンセルのことなんですが、市のスポーツ施設は確かに有料ですから、キャンセル料を取られちゃうので、きちっと1週間なら1週間前にキャンセルすると思うんですけど、学校施設というのは現実に無料なものですから、そういう方たちっていうのは全然その当日まで連絡をしないんだと思うんです。
 ですから、例えばペナルティーをつけるとか、市の施設が1週間であったら、1週間前までにキャンセルをしてくれたら、次も申し込めるけど、1週間以降にキャンセルをしたような場合には、例えばペナルティーとして、1カ月は次の申し込みはできない──あれ、月1回ですからね、できないような方法とか、何かを考えないと、たくさんのチーム名、1つのチームが3つぐらい申し込んでおいて、それでいて使わないとかっていう施設もあるし。チームによっては、ちゃんと10人いないんだけど、名前だけそろえて登録してやっているところもあるみたいなので。
 ちょっと、管理をもう少し学校施設はできないでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  御指摘の件につきましては、済みません、ちょっとどれぐらいの頻度でそういった状況が生じているのかというところで、私がちょっと認識している限りは、委員指摘の頻度で起きているというふうにはちょっと認識していなかったものですから、そこのところをいま一度確認いたしまして、どのような形で運用の適正化が図れられるかというところについては、確認してみたいと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  学校の施設って、警備員さんが鍵を渡しているだけみたいで、来ても、来なくても、余り管理をしていないみたいな感じですので、ぜひ、その辺厳しく管理をお願いしたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  お願いします。まず、三鷹市生涯学習プラン2022の中から、今回、初めて、スクール・コミュニティの創造に向けた仕組みづくりというのが入れられているんですけど、そもそもは教育委員会が主導でスクール・コミュニティというような形になっている中で、生涯学習のほうでこちらに──要は教育ビジョン2022のほうに入っていますね。そこに入っているにもかかわらず、生涯学習のほうでも入れたっていうのは、何か意味があるんですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  今まで、教育ビジョンのほうに載っていまして、コミュニティ・スクールということで、学校の中のいろんな連携、地域とのつながりという考え方で行ってきましたが、今ここでスクール・コミュニティということで、学校を核として、地域全体でいろんな地域のつながりで活動していこうという動きになっております。
 それは、まさに生涯学習の中で言う学びと活動の循環と同じことだと思いますので、あえて今回、新たにこの考え方の中の1つに入れさせていただきました。


◯委員(谷口敏也君)  そうなると、どういうことを教育委員会のほうで進めていて、どういうことを生涯学習課のほうで進めていくかという、部局のすみ分けみたいなのはどう整理されていらっしゃるんですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  まだすみ分けというものはできておりませんが、これから始めるということで。今度、三鷹市と教育委員会とネットワーク大学と、3者が協定を結んでおります、三鷹教育・子育て研究所のほうにスクール・コミュニティについての分科会を立ち上げるという形になっております。そこで、どのような形で進めていくかを、教育委員会と市長部局と合同でやっていくという考え方になっております。


◯委員(谷口敏也君)  そうなると、スクール・コミュニティですから、言葉で捉えると、このコミュニティということも入ってきて、生活環境部とかも入ってくるのかなと。そこは入ってこないんですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  まだ、そこまで具体的にどこの市長部局で、どこの部局がそのメンバーに入るかというところは、現在、教育委員会のほうで調整中というふうに聞いております。


◯委員(谷口敏也君)  はい、わかりました。何となく、前もどこかで、一般質問で議論したときに──言葉が前後しているだけでも大きな意味の違いがあるわけじゃないですか。そういった中で、コミュニティ・スクール委員の人たちもわからなかったり、教育現場サイドでもわからなかったりというようなことがないように進めていただかないと、結構みんな、今現在の人たちが戸惑うんじゃないかなと思うんですね。
 そういったところは、主導は多分教育委員会じゃないかなと思うんですけど、生涯学習課のほうでここに加わる以上は、ある程度どういった認識で、これまでの生涯学習をされた方をスクール・コミュニティに入れていく──入れていくという言い方はおかしいかもしれませんけど、加わってもらうかという、しっかりとした考え方、認識を持っていないといけないと思うんですけど、その辺はどうお考えですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  委員のおっしゃるとおりに、定義というものが、いろんなものを読みますと微妙に何か違ったり、どう解釈していいのかというのもあるところが現実でございます。多分この三鷹教育・子育て研究所を立ち上げまして、三鷹で言うスクール・コミュニティの定義というものも明確にされていくと思っております。
 また、もう一つの御質問の生涯学習課のかかわり方ですが、それは明確なものはまだございませんが、やはり地域活動も生涯学習という認識がございます。それをまた学びと活動の循環につなげていくという役目がありますので、そういった観点から一緒に協力してやっていきたいと思っております。


◯委員(谷口敏也君)  今後にも期待していきたいので、しっかりと見させていただきたいと思います。
 続いて、スポーツ推進計画2022のほうなんですけど、まず1つ確認したいのが、今回の5ページのところで、実施率ということで、先ほど課長のほうから説明がありましたけど、2022の前の目標として、例えばスポーツ活動を行っている割合がもう既に50%目標だったのが、56.8%に達して、年間利用者数も120万人のところ、126万人を超えたということで、今回、時点修正というか、数字を変えていったわけなんですけど。この理由としては、やっぱりSUBARU総合スポーツセンターができたことが大きな理由ということでよろしいんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  そもそも、この120万人というところの、まず利用者数の目標値につきましては、設定時にこのSUBARU総合スポーツセンターの開館というものも想定した上で設定した数字ではございます。あと、そのときに想定していなかったとすれば、大沢総合グラウンドに多目的広場ができるですとか、それから夜間照明をつけるといった部分については想定がされていなかったというところはあるかと思います。
 ですので、現実的に、そのころの予想ですので、どこまで目標値として適切だったかというような御議論はあろうかと思うんですけども、そこをその当時見込んだ上での設定した目標値を現時点で超えてきたというところですので、新たにその利用については見直すというようなところでございます。
 あと、週1回以上のこの実施率のところも目標値を超えてきたというところは、実施率とこの施設のSUBARU総合スポーツセンターの因果関係というのは、なかなかこれは分析するのが難しいところがございますので、SUBARU総合スポーツセンターができたことによって、どれだけこの実施率がアップしてきたかというところはなかなか証明しにくいのかなと思っています。
 ただ、国や他市のスポーツ実施率についても同様に伸びております。ほぼ同じような形での推移をしておりますので、そういったところからすると、このスポーツ実施率の伸びというのは、三鷹市特有のものが大きく作用しているということではなく、社会全体のそうしたスポーツの機運ですとか、そういったところに起因することが大きいのかなというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そもそも、東京2020に向けて、東京都のほうも週に2回以上スポーツをする都民をふやすというので取り組んでいるので、全体的にそういったのがあるのかなという思いはありましたけど、今回聞きたかったのは、SUBARU総合スポーツセンターが予定していたよりもかなり多くの人が来てくれたのかなと思ったんですけど、今の課長の答弁だと、ほかの施設があったから伸びたというような感じの答弁のような気がしたんですけど、実際はSUBARU総合スポーツセンターは思っていたよりも多く来たんですか。その辺の数字というのはどうなんですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  思っていた以上かどうかというのはなかなか難しいんですけども、ただ、伸びから考えますと、初年度は三十何万人、昨年度、平成30年度が50万6,000人、数からいうと、かなりの数がやっぱり伸びていますので、やはり新しいSUBARU総合スポーツセンターができたことによって、市内でそういう市内のスポーツ施設を利用する方がかなりふえたというふうな認識はございます。
 ただ、全体的に言いますと、今、平山が言ったように社会全体がスポーツを実施する方がふえてきたということもありますし、若干、ちょっと定義的なものも変わってきている部分もございますので、その辺では、スポーツする方、体を動かす方が社会全体として、やっぱり健康志向というのもございますので、そういうことでふえてきているのではないかというふうな認識ではおります。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。私自身も、やっぱり十数年前に、まだ娘が小学生だったころの、パパ友、ママ友とかが走り出しているみたいな。駅伝とかでも、申し込むグループが高山小とかでも徐々にふえていたり、あとは走っている人がふえていたりっていうのが感じるんですよ。タイミングよく、そこにSUBARU総合スポーツセンターができていて、SUBARU総合スポーツセンターでトレーニングジム──私は使っていないんですけど、やっぱり周りには評判がいいんですよ。新しい器具だし、1時間という枠になったし、みたいなこともあって、非常に運動する人がふえたなという気もして。
 それが、SUBARU総合スポーツセンターがきっかけになっているんじゃないかなと、私自身は思っていたんですけど、それも1つの要因でしょうし、今、部長が言ったように、全体がそういった取り組み、健康志向になっていっているんじゃないかなというのは、確かにそうじゃないかなとは思っています。
 それで、先ほど吉沼委員からも質問がありました、スポーツができる。8ページの、スポーツ施設に限らず、既存のオープンスペースやというところで、先ほども議論がありましたけど、公園等を活用して、スポーツ・運動ができる環境を整備するって書いてあると、今ほとんどの児童遊園、児童公園がボール遊び禁止になっているところを、徐々にボールができるように進めていくのかなと受け取りたいんですけど、先ほどの議論だと、そうではないということなんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ちょっと、今までの委員からの御指摘からすると、厳密に誤解の生じないように表現をしたほうがいいのかなというふうに思ったところでございますけれども、今、御指摘のように、この現行の公園を整備し直して、よりボール遊びですとかをできるように大幅に改修していくとか、基本的にはそういうような意図を含ませたものではございません。
 なので、先ほど、この後段にありますようなサイン表示等という、少し軽微なもので、身の回りでスポーツ活動ができる環境というものを整備して、少しでもそういうものを御活用いただいて、運動していただくという方がふえればというような意味合いでの表記にしてまいりたいなというふうに考えます。


◯委員(谷口敏也君)  そうであれば、スポーツ施設に限らずスポーツができると言ったら、普通、ボール遊びとか、スポーツができると思うじゃないですか、運動じゃなくて。ここはちょっと──本当はね、そういうふうにボール遊びができる公園、広めてもらいたいんですよ。こでまり児童遊園とか、すごい使ってますよ、子どもたち。昼間、小学生とか、中学生がいないときには保育園の園児が来て遊んでいて、放課後になると、子どもたちが集まって遊んでいるというのを見ると、これは本当に公園のあり方だと、姿だと思うんですよ。
 この前、インターネットで話題になっていた、誰もいなくなった公園というのがあって、大きな声で遊ばないでください、ボール遊びをしないでくださいっていうふうに近所の人たちが言うからって、だんだんやっていたら、結局、公園に誰も行かなくなっちゃったんです。そうなったら、意味ないじゃないですか。
 だから、先ほど吉沼委員からもありましたように、公園のシェアリングでしたっけ、時間帯によって、使える時間帯があるとかというのも考えながら、スポーツ施設に限らず、スポーツができる公園を整備していくというんだったら、それはこれでいいかもしれないんですけど。本当だったら、そっちにしてもらいたいんですよ。逆に、スポーツ推進課長としてそういう思いはないですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  思いとしては、当然ありますけども、やはり、全体の財政的な関係の裏づけを伴わないと、やはりスポーツ施設というものの一定の環境整備というものはできないところでございますので、そこのところは、まずは慎重にできることをやっていきたいというようなところではございます。


◯委員(谷口敏也君)  余り課長ばかり責めてもしようがないですからね。市全体の問題になるんじゃないかなと思うんですよね。せっかく公園がある中で、誰も行かなくなるような公園が本当に必要なのかどうかという議論にもなりますし、小学生の子どもたちに大きな声を出さないで遊びなさいって言うほうが無理じゃないですか。そういうことができるような、何か仕組みづくりじゃないですけれども、例えば、近所の人がうるさいと言うんだったら、そこに二重窓をつけさせるような補助金出すとか、禁止するんじゃなくて、できるような方向で考えていっていただきたいなと思いを込めまして、終わらせていただきます。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告は終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時30分 休憩


                  午後2時35分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題とさせていただきます。
 次回委員会は、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後2時35分 散会