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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和元年文教委員会) > 2019/09/10 令和元年文教委員会本文
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2019/09/10 令和元年文教委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊東光則君)  おはようございます。ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時34分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、所管事務の調査について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時35分 休憩


                  午前9時36分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 議案第21号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  本議案は、現在、市民センター内に建設しております弓道場、アーチェリー場でございますけども、こちらのほうを三鷹市総合スポーツセンターの施設として、新たに弓道場、アーチェリー場、会議室として位置づけるに伴いまして、使用区分及び使用料などを定めるものでございます。
 内容につきましては、スポーツ推進課の平山課長のほうから説明をさせていただきます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  では、議案第21号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例の文教委員会議案審査参考資料に基づきまして御説明をさせていただきます。
 1ページ目をお開きください。まず、施設概要を御説明させていただきます。ホチキスどめになっておりますが、3ページと4ページに図面をおつけしておりますので、そちらと、こちらの1ページ目を比較しながらごらんいただければと思います。まず1階部分でございますけれども、事務室がございます。そして、2階に階段またはエレベーターでお上がりいただくような形になりまして、2階には会議室と弓道場、5人立ち、28メートルと、アーチェリー場、8人立ち、50メートル級という構造でございます。
 この施設は、1階に、今お話しさせていただいたほか、駐輪場がほかにございます。合わせまして1階、2階の構造になっておりまして、2階の弓道場、アーチェリー場につきましては、矢を射る部分については屋根はございますが、そのほかの部分については、基本、屋根はないという構造になっております。
 1ページのほうにお戻りいただきますと、開館日でございますが、年末年始及び月1回の休館日を除く毎日としておりまして、開館時間につきましては、午前9時から午後10時ということで、こちらはSUBARU総合スポーツセンターと同様でございます。参考までに、旧第二体育館の開館時間については、午前9時から午後9時ということでございました。
 次に、2番でございますけれども、指定管理者といたしまして、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団を予定しているところでございます。
 3番です。市民体育施設条例上の弓道場・アーチェリー場の位置づけでございますけれども、総合スポーツセンターの一部としております。したがいまして、総合スポーツセンターのメーンアリーナと同列に弓道場、アーチェリー場、会議室というのが位置づけられるというような位置づけとしているところでございます。
 そして、4番目でございますが、弓道場、アーチェリー場運営方針でございます。理念といたしまして、この弓道場、アーチェリー場がともに専用施設というようなものは多摩地域唯一になります。この専用施設を生かしまして、三鷹市民の弓道、アーチェリー競技を通した生涯スポーツの推進、コミュニティの創造を図ってまいりたいと思います。
 (2)でございますが、目指すべき姿でございます。まず、アですけども、弓道連盟・アーチェリー協会加盟の会員を中心とした利用者の拡充。競技の特性上、バレーボールですとか、野球ですとか、サッカーですとかと違いまして、やはり初心者から熟練していくには一定の過程がございますので、恐らく連盟・協会さん中心に会員を拡充していくというところが、最も利用者の拡充の肝になってくるかというふうに思っております。イでございますが、連盟、協会等団体活動、競技普及活動の活性化及び団体会員を含む個人利用の促進を図ってまいりたいと思います。また、ウでございますが、市内高校・大学所属の弓道部・アーチェリー部にもお声かけをして、利用の促進をしていきたいというふうに考えております。さらに、エでございますが、広域的な大会、段位取得等の審査会などでも利用をしていただきたいというふうに思っているところでございます。こういったビジョンを持ちまして、多くの市民の皆様に利用され、愛着を持って御利用していただく施設としてまいりたいと考えております。
 次に、5番目でございますが、弓道場、アーチェリー場、会議室の使用料等の(1)、使用料の基本的考え方でございます。アでございますが、近隣自治体施設使用料を基準に算出したところでございます。それから、イでございますが、弓道場、アーチェリー場ともに専用施設であるということも考慮いたしました。ウでございますが、連盟・協会の活動の拡充を担保できる料金設定ということで、これまでの活動の中心である連盟・協会さんの活動が継続的かつ拡充が図られるものでなければ、やはり料金設定としてもいけませんので、そういった点を重視したところでございます。さらに、エ、連盟・協会加盟の団体活動を重視しつつ、団体加盟会員個人を含む個人利用とのバランスを確保した料金設定としたところでございます。
 次のページ、2ページ目をごらんください。(2)、旧第二体育館との主な比較ということでございます。こちら、旧第二体育館の使用料については6ページのほうに掲載させていただいておりますが、施設概要の比較でございます。旧第二体育館では、弓道場とアーチェリー場は兼用でしたが、新しい施設については専用となっております。これは、多摩地区で初めての施設ということになります。広さにつきましては、この表に記載ございますとおり、右側の旧第二体育館の180平米から、新しい施設としましては、弓道場が約490平米で2.7倍、3人立ちから5人立ちに拡充しておりまして、射場の一部には床暖房を完備しているところでございます。アーチェリー場につきましても、180平米から、こちら50メートル級なので相当広くなりまして、650平米ということで、30メートル級から50メートル級になりまして、3人立ちから8人立ちということで、こちらも大幅に拡充をしているところでございます。また、アーチェリー場には、ちょっと表のほうに書いておりませんが、赤外線ヒーターを天井に設置する予定でございます。
 6番目の開館に向けたスケジュール案でございます。ただいま9月のところで、条例の一部改正を御審議いただきまして、10月以降、指定管理者の関係の協定書の変更等を協議してまいります。そして、11月に指定管理者による一部業務開始ということで、団体登録の受け付けや、施設予約、次年度の優先使用の関係の業務を始める予定をしているところです。そして、年明けになりまして、令和2年1月に生涯学習施設等予約システムでの予約の開始を予定しているところでございます。そして、1月に工事が完了いたしまして、今現在、条例の施行期日であります3月20日を供用開始予定としているところでございます。
 次に、ページ飛びまして、5ページをごらんください。こちらに弓道場、アーチェリー場、会議室の利用料金を記載しております。まず上の部分が、団体利用の料金となっております。弓道場については、市内団体、3時間2,400円としたところでございます。アーチェリー場につきましては、全面貸しと半面貸しの設定をいたしまして、利用者の利用形態に応じて柔軟に御利用いただける形としたところでございます。全面貸しで3時間、市内団体は3,300円とし、半面はその半額の1,650円としたところでございます。いずれも近隣施設の平米単価を基準に算出し、そこから算出した料金よりも低く利用料金を設定したところでございます。
 次に、個人の利用料金でございます。個人利用につきましては、社会的に個人利用のニーズが高まっていることと、同種のこうした施設では、個人利用料金をかなり低く設定しているということも踏まえまして、単純に近隣施設の料金の1時間単価を基準といたしまして、弓道場が300円、アーチェリー場が400円というふうに設定をいたしました。また、3時間区分だけではなくて、1時間でも御利用したいという方もいらっしゃいますので、1時間の料金も設定したところでございます。
 今、団体と個人の料金を御説明したところでございますが、団体登録について少し御説明させていただきますけれども、弓道、アーチェリーとも6人以上の構成員がいることということで、これはSUBARU総合スポーツセンターの利用団体の要件と一緒でございます。市内団体の登録要件としては、市内在勤・在学を含めた市民の人数が半数以上であることとしております。
 また、個人利用のほうで、市民等、市民等以外というふうに、この表にも記載がございますけれども、この市民等の等の部分には調布市民も含まれております。ちょっと個人利用と団体利用のところで申し上げますと、団体利用の市内団体の登録については、調布市民は三鷹市民と同様に扱うような内容とはなっておりません。個人のほうだけ市民等ということで、調布市民が三鷹市民と同様の条件での利用料金となっております。
 最後に、会議室でございますけれども、30平米、16人ほどが利用できる会議室となっております。こちらは3時間当たり600円というふうにしておりますが、市内、大沢総合グラウンドに会議室がございます。こちらの利用料金とバランスをとりました設定としたところでございます。こちらの利用料金につきましては、弓道連盟・アーチェリー協会にもお示しをいたしまして、一定の御理解を得ているところでございます。
 次に7ページ、A3の資料をごらんください。こちらが料金の参考といたしました近隣5市──武蔵野市、調布市、府中市、小平市、西東京市の弓道場、アーチェリー場の使用料を記載しているところでございます。この近隣5市を参考といたしましたのは、SUBARU総合スポーツセンターの料金設定のときは小金井市も含まれておりましたけれども、小金井市がこの弓道場、アーチェリー場については所有しておりませんので、SUBARU総合スポーツセンターの料金の参考の施設といったところから、この5市を掲載しているところでございます。
 最後に、資料2の新旧対照表でございます。条例の変更点につきましては、議案概要等でごらんいただくのがわかりやすいところではございますが、この新旧対照表で変更点のあったページのみ御紹介をさせていただきます。ちょっと見にくいんですけれども、12ページのところに、下のほう、附則、施行期日、準備行為といったところが追記されている形となっております。
 また、さらに14ページの上のところです。多目的体育室以降、弓道場、アーチェリー場、会議室といったところが追加になっているところでございます。
 さらに19ページのところに、先ほど御説明いたしました弓道場、アーチェリー場及び会議室の利用料金のほうを記載しているところでございます。
 資料の説明は以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。料金について検討するためには、この施設の総工費とランニングコストについて把握する必要があります。当然、公の施設ですので、絶対黒字でないといけないということではありませんが、市民の税金を用いて建てる以上、建設費以外にも毎年毎年、多額の赤字が発生し続けるという事態は避けなければいけないと思います。
 では、そういった意味合いで質問をしてまいります。まず、この施設の総工費、あと市債についての金額を確認の意味で伺います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、駐輪場とアーチェリー場、弓道場が一体となっている施設でございますけれども、この建設費につきましては案分しております。この弓道場、アーチェリー場につきましては、純粋な工事監理委託料と整備工事費で、平成30年度予算と平成31年度予算で計上されております予算で申し上げますと、5億5,800万円余の整備工事費等というような形を計上しているところでございます。
 ランニングコストについては、これから通年では来年度の予算関係になるところでございますけれども、今、指定管理料としては約1,700万円程度を予定しているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。毎年かかってくる指定管理料が1,700万円程度だということですね。ありがとうございます。
 次に、この施設の毎年の収支見通し、つまり収益と費用の見込み金額、そして、その結果、幾ら程度の黒字もしくは赤字になる見通しであるかについて、お伺いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  収入、使用料についてでございますけども、歳入の見込みといたしまして、これも来年度、通年でございますけれども、団体利用と個人利用が旧第二体育館とほぼ横ばいというようなところで見ますと、約130万円弱の使用料を見込んでいるところでございます。
 そして、収支ということでございますが、先ほど指定管理料だけで1,700万円を予定しておりまして、そのほかの事業費等も若干この後、予定しておりますので、そのランニングコストの部分では少し事業費をプラスした部分と、今申し上げた使用料を収支としては見込んでいるところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  赤字、黒字の見込みについてはいかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今申し上げたとおり、公の施設でございますので、なかなか黒字化というところを求めることは難しいと思いますけれども、今お伝えした数字からおわかりいただけるように、赤字というような収支でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。では、もう少しお金について聞いていきたいと思います。管理していくのにも一定の費用がかかります。旧施設よりも開館時間が1時間延びています。その結果、人件費、光熱費、その他諸費用がかかってくると思いますけれども、1時間延びることで、幾らくらい費用がふえていくのかお聞かせください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この1時間延びることによりまして、基本的には職員配置の面で人件費がふえ、そこに一番のコストがかかってくるかというふうに考えております。ちょっとこの1時間延びることによる人件費の算出については、この検討する中で一定程度算出したところですので、ちょっとお時間をいただければ、その資料をもとにお答えしたいというふうに思います。


◯委員(山田さとみさん)  では、後ほどいただければと思います。
 先ほど述べましたとおり、絶対黒字でなければいけないとは言いません。ですけれども、赤字であれば、それを可能な限り減らす努力は必要だと思います。
 では、今度は稼働率についてお伺いしたいと思うのですが、想定される稼働率についてお聞かせいただければと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、旧第二体育館のほうの平成30年度と平成29年度の利用率でございますけれども、平成30年度が70%、平成29年度が66%というような形で、こちら、弓道とアーチェリー、兼用というような形でこの数字でございます。単純に申し上げますと、それぞれ専用施設となりますので、利用できる幅が倍になるというようなことが想定されますので、こちら、なかなか利用率が何%というところは申し上げにくいんですけれども、個人利用の枠を団体利用枠以外に設定することによって、どれだけ個人に御利用いただけるかというところが利用率のアップのポイントになってくるというふうに考えております。
 現在、その点については、なかなか利用率何%というような見込みは立てていないところでございますが、利用人数で申し上げますと、平成29年度、平成30年度で約8,000人余りが利用しているというようなところから、初心者講習会の開催ですとか、市民体育祭の開催がまたこの新施設のほうに戻ってくることや、スポーツフェスティバルでの御利用とかというようなところで、8,000人であったものが、約1,000人ほど増加して、9,000人程度は目指していきたいというふうに想定しているところでございます。
 あと、この競技につきましては、先ほどちょっと競技特性として申し上げましたとおり、すぐに初心者の方がこの施設を頻繁に御利用いただけるというようなことには、ちょっとつながらないというような特性がございます。ですので、初心者講習、そして、それぞれの教室というものを定期的に開催する中で、今現在、弓道連盟やアーチェリー協会さんのほうで、そういったものを開催して、年に大体5人ぐらいお残りいただいているというようなところが現実というふうに伺っていますので、さらにこの講習会や教室、PRに努める中であったとしても、なかなか一気に20人、30人、年間利用者が実人数でふえるというところは難しいというふうに思っておりますので、そこは地道な形でふやしていきつつ、市内の高校や大学等の部活動であるとか、そういったところに、市外についてもPRをして、利用率のほうを、やはりここが多摩地域でも専用の施設でございますので、可能な限り利用率を高める努力を図ってまいりたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。まずは、1,000人ぐらいふえる見込みということで、しっかりと使っていっていただける──PRとおっしゃっていましたけれども、ぜひ努めていただきたいと思います。そして、初心者向けの教室などを開催していて、年に5人残るということで。以前、ちょっとお伺いしましたけれども、連盟・協会の人数がアーチェリーと弓道で70名ずつくらいといふうにお聞きしましたが、そのような認識でよろしいでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  弓道連盟のほうが会員数約70人、アーチェリー協会が約60人というふうに伺っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。そんなに多くないんだなというのが、やっぱりそういう感じがしておりまして、利用施設が単純に倍になって広くなったということで、現状より稼働率というのはちょっと低くなってしまうのかなというふうに、私の所見としては感じております。あいている時間──もちろん、アーチェリーと弓道の専用施設ですので、その方たちに楽しんで使っていただくのが一番なんですけれども、もし余りにもあいてしまうようでしたら、ほかの用途で利用できるようにするですとか、収益性の確保の観点から、少しそういったこともぜひ検討材料として頭に置いておいていただきたいなというふうに感じております。その点について、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに利用率を上げるということは大変大切なことかと、私どものほうも考えております。アーチェリー場につきましては、矢道の部分の下がコンクリートということもございますので、必ずしもほかの用途に使えないということでもございません。ほかの団体の、今後の利用の状況も見まして、ほかの用途、例えばコンクリートの部分を使って体操ですとか、そういう教室を行うとか、そういうことも考えられますので、今後の利用状況も見ながら、ほかの用途の使い方についても検討してまいりたいと考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。あと、施設について、少しお伺いさせてください。このアーチェリー場の長さが50メートルになったということで、他市と比べてもかなり長いですけれども、なぜ50メートルにされたのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  当初、今の井口特設グラウンドに総合スポーツセンターを計画したときというのは、アーチェリー競技としては、70メートル、50メートル、30メートルというような競技の距離があるそうでございまして、70メートルというところをアーチェリー協会のほうから、当然御要望等はあったわけでございますけれども、そこはなかなか施設規模としまして、現実的にそれだけの施設をつくれるかどうかといったところの判断がございまして、このSUBARU総合スポーツセンターのほうに施設を設計する段階で、50メートルというところの規模であっても、中に入れるのは困難であるというようなことから、この市民センター内の利用の中で検討するというふうな形で検討過程がございました。でございますので、70メートルというところはちょっと難しいというところの中で、次に50メートル級という施設を──専用の施設としてつくるのであれば、必要ではないかということから、50メートルというような施設になったところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。このあたりでは、50メートルの矢道というのは珍しくて、唯一の施設ということですので、しっかりと使っていただきたいなと感じております。公式の大会や審査会での活用など、先ほどもおっしゃっていましたけれども、市外からしっかりと利用者を誘致していただいて、黒字に絶対しなければいけないというわけではないですけれども、しっかりと収益性の確保というのを念頭に置いていただきたいなと思います。三鷹に利用者が集まるために、積極的に活用していただきたいと思っております。
 施設として有効活用していくには、やっぱり安全性の確保という点がとても大事だと思います。そのための措置について、お伺いさせてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  安全性の確保ということで御質問をいただきました。安全性の確保につきましては、ハードの施設的な面と、ソフトの面と、両方の観点から確保していかなければならないというふうに考えております。弓道場、アーチェリー場につきましては、類似施設で過去にも重大な事故等が発生しているというようなこともございますので、市としましては、細心の注意を払って対応をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 まず1つ目としまして、ハードの面につきましては2点ございまして、先ほど施設概要のところで屋根がないというふうにお話をさせていただきましたけども、その矢が外に飛び出てはいけないというようなことから、射る場所から、当然どんな方向に矢を放ったとしても外に出ない防矢ネットというものをきちんと計算上配置いたしまして、外に出ない構造としているところでございます。
 それから、もう1つ、矢取りと言いまして、あるタイミングで放った矢を的から外しに行かなければならないと。そのときに、やはり取りに行った人が誤って矢でけがなどをしないようなことをしなければならないわけですので、こちら、ハードの面としましては、基本的にそちらの矢取りのほうに、外から入れるドアはあるんですけれども、ここについては施錠管理をしまして、緊急時に地震や火災で、外に出るときには鍵の部分のカバーを壊して出たりすることはできるんですけれども、外からはそういった利用時には入ることができないような施錠管理をしっかりするというようなところが、1つ、きちんとしているところでございます。
 また、弓道場においては、矢を取りに行くタイミングで、意図的に矢を取りに行く人がボタンを押すことによって、警報ランプが回るような構造もとっておりますので、そうしたところでのハードの面というのは、きちんととっているところでございます。
 また、どうしてもハードの面だけの対応ではやはり難しいということですので、ソフトの面では、基本的なルールをオリエンテーションということで受講していただいて、その受講したことをもって利用証を持てるというような形を考えておりますので、そうしたハード、ソフト、両面から安全対策については万全を期していきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。野外に矢が出ないようにするネットについて対策していただけるということで、ぜひお願いしたいんですけれども、そのネットに穴があいていたりですとか、老朽化してきたときに、ああ、あそこにあいていたなんていうことがないように、しっかりと点検はしていただきたいなと思います。
 矢取りという作業がちょっと危ないということで、でも、競技上必要なことだと思いますけれども、ドアの施錠はしっかりと確認していただきたいんですが、ボタンを押すと警報がというのは、どういう事態を想像していらっしゃるのかというのと、あと、ソフトの面で、今おっしゃっていた利用証というのは全員が持っているものなんでしょうか。利用するに当たって全員が持っている利用証をこのルールの、オリエンテーションでもらえるということなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  警報ということで御質問をいただきました。恐らく赤いランプで、くるくる赤色灯のようなものが配置されるというふうに聞いております。矢を取りに行くときに、取りに行きますよということで、押すことによってそのランプが点灯するというような形で、射場で矢を射っている人に注意を促すというような設備ということで、御理解いただければと思います。
 利用証のオリエンテーションのほうですけれども、基本的には、個人利用の方が一番注意していただかなければならない方だというふうに考えております。この個人利用に当たりましては、それぞれの弓道連盟・アーチェリー協会のほうで行います技量の認定と、それから今申し上げました安全講習会というものをセットで受講をいただいて、技量も一定程度、安全に利用できる技量を有する方、そして安全講習会でしっかりと安全の確認ができる方というような、この2つの点をクリアしていただいた方にその利用証というものをお渡しいたしまして、御利用いただくというようなことを考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。矢を取りに行くときにボタンを押して、赤いランプがつくような、そういったイメージだということで。これは、弓道場とアーチェリー場、両方につくものなのでしょうかというのが1点。両方についていてほしいなという思いで聞いています。
 個人利用の方が利用証が必要だということで、技量認定、何段とか、そういった明確な数字があるのか、お伺いしたいですけれども、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、この警報ランプと言いますか、その設備については弓道連盟のほうから要望がありましたので、こちらは今弓道場のみの設置というふうに考えております。ですので、アーチェリー場については設置の予定はございません。
 もう1つ、利用証につきましては、技量認定につきましては、それぞれの協会のほうでどういった技量が適切なのかといったところを御議論をいただいているところでありまして、今話が出ている中では、弓道のほうは全日本弓道連盟が主宰する段位というものがあるようですので、2段以上をお持ちになるというのが1つの目安になるのではないかというふうに考えております。
 また、片やアーチェリーにつきましては、大会等での点数というのを基準にいたしまして、ある一定の基準以上の点数をとれる方というところで、今何点にするかといったところは協議をしているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。まず、ランプについては、弓道場のほうのみということで、安全性の確保というのは本当に大事な点だと思いますので、アーチェリー協会の方にもしっかりと安全管理という点でヒアリングをした上で、どういった安全措置が必要なのか、いま一度御確認いただきたいと思います。
 弓道に関しては2段以上、アーチェリーは点数を今協議中だということで、協会の方としっかりと話し合っていただきたいと思います。
 あと、先ほどちょっと気になったんですけれども、稼働率を上げるという意味で、アーチェリー場はかなり長いですので、もし団体利用で、アーチェリー場があいていて、弓道の方が使いたいということがあれば、弓道場に転換できるような措置が、もし簡単にできるのであれば、そういったような転換も考えてもいいのかなと思うんですけれども、そういったことはいかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  アーチェリー場を弓道場として利用ということでございましたけれども、私がこれまで知る限り、そういったアーチェリー場のほうを弓道で利用するといった事例は聞いたことがございませんので、恐らく、どちらかというと競技人口も弓道のほうが多いということで、弓道場のほうが施設としては多く、アーチェリーが弓道場を利用してというような形がほとんどの利用形態となっておりますので、恐らく弓道をされる方自体がアーチェリー場でやるというような発想がないのかなというふうには思っております。
 技術的にどれだけ可能なのかどうかということは研究をしたことがありませんので、少しそういったニーズがもしあるとすれば、そこを安全性を含めて検討していきたいというふうに思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。安全性の確保が一番なんですけれども、弓道のほうが施設的に多くて、もしかしたら人口も多いかもしれないということで、アーチェリー場のほうが8人立ちで広いですよね。弓道場は5人立ちで、弓道場を使いたいという方が多くいらっしゃって、アーチェリー場、あいているけれどもと、そういった状況があったときに、もし安全を確保しながら的の長さを調整することで転換が図れるのであれば、稼働率のアップにつながると感じているところですけれども、その辺の研究も──今図面もできていますけれども、もし簡単な変更で可能なのならば、費用の点等も加味しながら少し御検討いただければと思います。
 ちょっと最後に申し上げたいのですが、この和洋弓場施設は650平方メートルの広さ、これは近隣市で最大の府中市の530平方メートルも上回っていて、府中市は人口26万人で、三鷹市より8万人多いです。さらに、他市の例では、恐らく稼働率を上げるため、弓道場とアーチェリー場、兼用になっているので、稼働率も低いことが想定されます。これらの事情からすると、この施設の規模が本当に妥当なものであったのか、私はまだ少し疑問があるということを言っておきたいと思います。
 でも、もう既にこの施設の工事の契約自体は議会で議決されていますし、立ちどまって改めて検証することは現実的ではないと理解はしております。今後、もし何か施設を建てるに当たっては、収支の見通しですとか、経営的視点から、そちらのほうもしっかりと検証していただきたいなというふうに申し添えまして、私からの質疑は終わりにいたします。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。まず、この施設をつくることになった経緯を、もう一度確認させていただきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  総合スポーツセンターを、今の井口特設グラウンドとなっております用地に建設を予定するところから、さまざまなスポーツ団体の皆さんから御要望を受けまして、施設計画がつくられたところでございます。そのときに、井口特設グラウンドに設置する弓道場やアーチェリー場につきましても、現行の施設の御要望がございましたので、その中で建設を考えたわけですけれども、さまざまな社会的な要因で財政的な検討をした結果、そこで井口特設グラウンドでの総合スポーツセンターは断念したといった経緯がございます。
 そこで検討されてきた施設計画を踏まえる形で、今現在ございます中央防災公園・元気創造プラザのほうにスポーツ施設を検討するというような中に当たって、その設計段階において、この弓道場、アーチェリー場について、規模的に中に設置するのが難しいというような判断がなされまして、市民センター内の利活用の中でこの施設の実現を図っていくというようなことが計画の中で言われまして、それを踏まえて、今現在の施設が建設されるというような経過でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。弓道連盟さんやアーチェリー協会さんの団体さんの強い要望もあって、あの場所に建てられたと思うんですけれども、先ほどから多摩地域唯一の専用施設というふうにおっしゃっているんですけれども、これは何をもって多摩地域唯一の専用施設というふうにおっしゃっているんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  弓道場を持っている自治体は数多く多摩地域にありますけれども、アーチェリー単体の施設を持っている施設は多摩地域にございません。そういった意味から、多摩地域唯一の弓道場とアーチェリー場の専用施設を持つ施設であるということでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。アーチェリーの部分では専用施設と言えると思うんですけれども、三鷹のこの弓道場は近的用ですよね。公式でできるような、遠的のできるような──遠的は60メートルでしたか、はできない弓道場だと思うんですけれども、ちょっと専用施設と言ってしまうと、公式競技もできるような施設というふうに思えてしまうんですけれども、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  それぞれの競技が兼用することなく使うという意味で、専用というような言葉を使わせていただいております。


◯委員(紫野あすかさん)  わかりました。ありがとうございます。私のお友達でも弓道をやっている方もいて、やっぱり格好いいなということで、またやってみたいと新しく始められた方とかも、結構女性でもいたりするんですけれども。どうしても弓道とか、アーチェリーって専門分野で、段位がないとできないとか、最初の取っかかりとか、とても難しいなと思うんですけれども。
 例えば小金井とかなんかでは、アーチェリーで公式戦で240点以上とっていないと利用できないとか、公式戦の記録がなくても、その場でやってみて240点以下だったら、利用させてもらえないとか、結構厳しいなというふうに思って、なかなか個人利用の利用率も上がらないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そういう個人利用のバランスを考えた場合に、今回のこの施設または料金設定などはどのようにお考えでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、料金設定のところでは、やはり他の施設の団体利用と個人利用というところから利用料金の設定を見ましたところ、個人利用については非常に低い使用料で御利用いただいているというような傾向が強かったので、そういったところを踏まえた個人利用の料金を設定したところでございます。
 個人利用については、ほかのスポーツにおきましても、今現在、SUBARU総合スポーツセンターの利用状況を見ますと、プールですとか、トレーニングセンター、そして体育館でも、個人利用が非常に多いということがございますので、時代的に、以前に比べまして、何か団体に所属してスポーツをするというよりは、個人個人で自分のスタイルに合った形でのスポーツをされるというような傾向が見てとれますので、そういったところから個人利用については、より低い金額での設定をしたというところでございます。
 ただ、この弓道とアーチェリーにつきましては、先ほど来申し上げておりますけれども、なかなか個人一人で技量を向上させるということは難しい競技でございますので、これまでも初心者講習会ですとか、そういうことは催しているわけですけれども、こうした講習会をより広くPRし、そこにまずは御参加いただいて、まずは体験いただいた方が、じゃあ、また続けてやってみたいなと思った方は、例えば教室というような形で定期的に教室を開催して──大体やはり個人利用ができるようになるまでは、聞くところによりますと、週1回か、2週間に1回ぐらい、きちんと練習を積まれて、早くて大体1年ぐらいかかるというふうに聞いておりますので、そういった道筋をきちんと用意しまして、できるだけ多くの方が利用できるような形をとっていきたいというふうな考え方で運用してまいりたいというふうに思っております。
 また、一方で、ほかの自治体や大会で実績をお持ちの方は、アーチェリーについてはやはりそうした点数というのが共通のようでございますので、何年以内の大会で何点以上を出されているというような公式な記録をお持ちいただければ、それをもって技量認定にかえるというようなこともできるそうですので、なるべくきちんと安全確保をしながら、利用者の拡充をできるような仕組みと運用というものをきちんとしてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。安全確保という面でも──備品などもありますよね。矢の後ろに、よく畳とかがついていたりとか、練習用は巻きわらでやったりとかあると思うんですけれども、そういう設備の面、また、初心者の方でも弓とか、矢とか、かけとかを貸し出してくれるようなことも考えていらっしゃったりしますか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらの道具の貸し出しなんですけれども、当然、初心者講習会や教室におきましては、今現在、貸出用の弓具というものを持っておりますので、こちらのほうを使えるものはお貸し出しをして、技量の向上に気軽に取り組めるようしていきたいというふうに思っているところでございます。
 一方、ある程度熟練した方については、ほかの競技にも、それなりに高額の──テニスラケットにしても2万円ぐらいするような道具を必要とする競技もございますので、きちんと継続されていく方については御自分の道具をそろえていただくというようなこととのバランスを見ながら、どの部分について道具を貸し出ししていくのかというところは、引き続き団体のほうと協議をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。この今回の建てられたこと自体は悪いことではないと思うんですけれども、一番やっぱり大事なのは、市民の方たちが安心して、なるべく安い料金で使える施設であるということ、その点が私は一番大切だと思うんですね。今回、結構倍ぐらいしているじゃないですか、三鷹の料金。他市と比べても倍から4倍ほどのところもあります。この値段は妥当だというふうにお考えでしょうか。この値段の根拠をお伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、料金の基本的な考え方のところで御説明をさせていただきましたけれども、近隣自治体の使用料、平米単価を基準に算出をしました。その平米単価で割り出した金額よりは低く抑えているといったところが実情でございます。
 そして、この施設面につきましても、3人立ちから5人立ち、そして30メートルから50メートルというふうに広がっておりますし、そのほか、1人当たりの利用料──団体で御利用になったとしても、1人当たりで割り返しますと、そこのところはまだ2倍に行かないような形での設定になっているところでございます。一番大事だというふうに思いますのは、団体の利用に当たっては、弓道連盟やアーチェリー協会の活動がしっかりと今後も継続し、拡充していけることが重要でございますので、この2団体につきましては、この料金のことについてお話をさせていただきました。
 それぞれの団体で、いろいろ御意見はあったそうでございますが、大体今の団体の運営費のやりくりの中で対応が可能というような話もございましたので、こちらは妥当な料金であるというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。利用団体さんは一応納得はされているということですね。やはり、今のお話を聞いていても、平米単価で換算されているということでも、やはり高いなというふうに感じますし、交通費を払ってもよそでやったほうが安いのであれば、他市に流れていくという可能性も私はあると思うんですね。なので、やはりこの料金設定は高過ぎるんじゃないかというふうに、私は感じています。
 また、この調布市民の場合、三鷹市民と同じとして使えるということなんですけれども、これは調布市では、調布中学校さんの弓道場を使っているからということなんですか。何で調布市の方は使えるのかを教えていただきたいと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  今回の弓道場、アーチェリー場のほうは調布市の市民さんの方が三鷹と同じ市民料金で使えるという形のお話だと思いますけれども、SUBARU総合スポーツセンターのほう、全体的には、やはり熱源とか、いろいろSUBARU総合スポーツセンターのほうの協力をいただいていますので、同じSUBARU総合スポーツセンターの施設の一部として、今回位置づけますので、同じような形の考え方で、調布市民さんのほうも三鷹の市民と同じような形での個人利用の金額にするというような形で、今回とらさせていただいております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。よくわかりました。やはり市民の皆さんが安心してスポーツも楽しめて、心も体も豊かに過ごせるような施設の運営を願いまして、私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございます。


◯委員(大倉あき子さん)  済みません、よろしくお願いいたします。質問したいことは、さきの質問委員さんからほとんど御質問あって、一定の答弁がありましたので、1点だけお伺いしたいんですけれども。この会議室の利用なんですけれども、弓道とか、アーチェリーの団体の方も御利用されると思うんですけれども、こちらのほう、それ以外の団体の方に貸し出すという考え方を教えていただきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  もちろん、弓道、アーチェリーの団体に限らず、広くSUBARU総合スポーツセンターの御登録団体におきまして御利用いただけるということで、SUBARU総合スポーツセンターの中には、スポーツ関連の会議室的なものはございませんので、旧第一体育館に会議室というものがあったことを踏まえて設置をいたしましたので、広く団体の皆さんに御利用いただく会議室というふうに御理解いただければと思います。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。ありがとうございました。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。先ほどから料金のお話が何回も出ているんですけども、平米単価で割り出したというお話で、弓道とアーチェリー、これ料金が三鷹だけ違うんですよね。他市は同じものを使っているということもあると思うんですけど。ただ、施設としては、更衣室、あるいはその他の場所や何かは共同でお使いになると思うんですけども、私としては、1競技として考えた場合には、料金に差をつけるのはどうなのかなというのが1つあるんですよ。その辺はいかがですかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  アーチェリー協会、弓道連盟の皆さんにお話しする中でも、アーチェリー協会からはそういった御意見──一緒に話し合いをしていますので、そういう御意見は当然ございました。市のほうとしましては、やはりこの30メートルから50メートルということで、競技の幅が広がることや、3人立ちから8人立ちといったところに大きく広がる中で、この先ほど来お話しさせていただいている平米単価というような基準が妥当なところではないかというようなお話をさせていただいたところでございます。
 そうした中で、やはり全面貸しのみというようなところだけでなく、半面貸しというようなところも料金的には設定することによって、そういった半分で御利用いただく場合に利用しやすいような仕組みもつくりましたので、こういったところとのバランスを踏まえれば、妥当な考え方なのではないかなというふうに考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  その料金にしては、アーチェリー協会さんのほうからそういう話があったということで、それは納得していただいたのかもしれません。
 それと、先ほどのお話の中で、アーチェリー協会さん、それから弓道連盟さん、同じだと思うんですけれども、団体としては6名以上の方が登録ができる団体としてあるわけですね。団体利用という場合に、例えばこれ、団体に登録している方が6人以上来ないと使えないですか。そんなことはなくて、1人でもいいのか、逆に言ったら──その辺をちょっとお願いします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  これは、ほかのSUBARU総合スポーツセンターや大沢総合グラウンドの御利用登録団体と同様なんですけれども、構成員として御登録をいただいている方が全て来ていただくというようなところ、6人以上来ていただくというようなところが基本と……。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  団体利用の御質問をいただきまして、6人以上から団体登録はできるのですけれども、御利用に関しましては、6人以上、必ずその場にいなければならないというわけではありませんで、質問委員のおっしゃったとおり、極端に言えば1人だけ来たとしても、そのときに既に団体登録のカードで予約をしてあれば、御利用することはできます。


◯委員(吉沼徳人君)  そういうことですね。というのは、なぜ聞いたかというと、21時から22時の1時間という利用がありますね。この中で、例えば6人以上じゃないと使えないというようなことになると、この時間帯ってすごい大変な時間になると思うんですよ。6人で来て、5人立ちのところに1時間しかできないという。これ、利用価値があるのかなと思って、ちょっとそれをお尋ねしたくて。そして、1人、2人でもいいということであれば、この1時間という中でもかなり利用価値はあるのかなという考えだったものですから、ちょっとそのことで人数をお聞きしました。済みません。
 それと、あと、競技者の底上げというお話を先ほど──団体に登録していないと使えない、あるいは個人だと、僕はよくわからないですけど、点数とか、いろんな使用条件があるみたいなんですけれども。底上げをしていくには、例えばアーチェリー協会さん、あるいは弓道連盟さんが、週に1回、何曜日の午前とか、午後には、コーチがいて、教えてくれると──例えば、卓球連盟なんかは週に1回、土曜日の午後、体育館を借りて、初心者からどうぞというような講習をしているんですね。そういうような、初めてやりたいけど、どこかに入らないとできないんじゃなくて、連盟の方がいらして、一から──講習会は講習会として必要だと思いますけども、そういうようなことを連盟、あるいは団体に御協力いただくというようなことはできないでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  弓道連盟さんの場合については、初心者講習会を開いた後、次のステップとして弓道教室というものを定期的に開催していく予定としておりまして、この弓道教室については、通年で週2回、開催をしていきたいというふうに聞いております。
 一方、アーチェリーにつきましては、初心者講習会ということで特出しをするわけではないんですけれども、アーチェリー教室という形で、こちら月4回、週1回というような形で、通年行っていきたいというふうに聞いておりますので、こういった形、定期的に実施するこの教室について、しっかりと曜日なり、そういったところ、時間帯をPRをいたしまして、御参加いただけるような仕組みを考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね、やっぱりせっかくこれだけの施設をつくったんですから、今お話を伺っていると、アーチェリーが60人、それから弓道が70人程度ということですので、多くの方が利用できるように底上げをしっかりやっていただきたいと思います。どうもありがとうございます。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  まず、安全確保の関係で人の配置がどうなっているのか、お伺いしたいと思います。事務室に人が詰めているのか。それと、あと指定管理料1,700万円とおっしゃっていた。その中に人の配置の料金も入っているのかということをお伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この施設に常時1階の事務室に職員を置くというような形は考えておりません。ほかの施設におきましても、この総合スポーツセンターという数階建ての建物の中に職員がいるということで、アーチェリー場、弓道場について、別の階にあるような施設があるわけでございますけれども、常時職員なりがついているというような施設はそれほど多くないといったところがございます。
 安全確保の面でいきますと、防犯カメラを設置いたしまして、そこについてはSUBARU総合スポーツセンターの体育事務室のほうでモニタリングをできるというような形で安全確保の一助にしてまいりたいというふうに考えております。
 人の配置につきましては、やはり夜間につきまして、特にきちんと人を配置しておく必要があるのではないかというふうなところから、5時以降については、きちんと1階の事務室に人を配置していくような方向で、今調整をしているところでございます。
 そして、ランニングコストの中に人件費についてはもちろん含まれているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ということは、何か起きた場合とかって、即連絡しないといけないじゃないですか。例えば内線電話とか、そういうのであそこのSUBARU総合スポーツセンターのほうにつながるところがあるのかどうか、お伺いしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  電話につきましては、各弓道場、アーチェリー場のほうにつける予定でございます。今、鍵の管理との関係で、外からは射場のそれぞれの入り口につきましては、インターフォンでその事務室につながるような形になっておりますので、そうした緊急時の場合にはそういったような手段を通じて御連絡をいただくというような形になろうかと思います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうすると、受け付けとかはどうするんですか。この場所でいいのか、それともSUBARU総合スポーツセンターへ行かなきゃいけないのか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  その点につきましては、団体から最も強く言われたところでございます。なぜかといいますと、当然、駐車場に車をとめて往復しなければならないといったところは大変不便であるというようなことから、今、弓道場、アーチェリー場、そして会議室の入り口のところにインターフォン式の器具を設置しまして、そこで利用者証を確認することによって鍵を遠隔であけるというような形を準備してまいりたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  団体の方は多分そういった形でいいかと思うんですけど、個人利用の方っていうのもそれでできるんですか。例えば団体など、予約しているという可能性が高いと思うんですけど、個人の方で練習に行きたいなという人についてはどうなるんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  個人利用の方につきましては、先ほど利用者証というようなことでお話をさせていただきましたけども、券売機でまずは券を1階で買っていただいて、その券と利用者証をそのインターフォン越しに見せていただいて、その登録番号等を控えて、何時からその番号の方が利用されているというような形で御利用いただくというようなことを想定しております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。せっかくつくる施設ですから、先ほど来から質問でも出ていますように、利用者数の拡充ということは非常に重要な課題で、ここの4の(2)でも目指すべき姿というところでうたっていますけど、余り利用率という目標は立てていないというお話でしたけど、利用者数で年間8,000人を1,000人プラスぐらいにしたいというようなお話でしたけど、私としては、ほかのところから見ても、例えばアーチェリーで50メートルというのがないわけだから、そういうところを売りにしてどんどんPRすれば、全然目標を達成できるんじゃないかと。あとは努力次第だと思うんですけど、そういったPRの方法は役所がするのか、財団がするのか、あるいは、それぞれの団体の方にも御協力いただくのか、その辺についてはどうお考えなんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おっしゃることはもっともだと思います。市のほうとしても、いろんな機会を捉えて、当然ホームページとか、パンフレットとか、そういうもので周知はしていきたいなと考えています。当然財団のほうも、指定管理者という形の立場になってきますので、その辺、財団のほうもホームページとか、ツイッター等もございますので、そういうものを活用しながら、やはり50メートルあるというのは売りですので、その辺は広く市民の方々含め、近隣の市の方々にも発信していきたいなと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そこで重要になってくるのがそれぞれの団体の方々の協力で、先ほども教室というようなお話もありましたけど、やっぱりこの教室を開いていただく費用というのはこちらに払うんですか。さっき、指定管理料で1,700万円プラス事業費とおっしゃっていましたけど、その事業費というのがこの教室を開催していただくための費用なんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今現在は、やはりこの施設ができて、力を入れて利用者数をふやしていかなければならないというふうに思っておりますので、この教室に関する費用というのは、市のほうから委託というような形で見ていきたいというふうに考えているところでございます。
 先ほど、プラス事業費というふうに私、お話しさせていただきましたのは、こうした教室の費用も含まれるということでございます。


◯委員(谷口敏也君)  これだけの新しい施設をつくるわけですから、使用していただく団体の方々にもぜひ御協力をいただいて、個人利用の方々もふえるように頑張っていただきたいなと思います。
 それと、個人利用については、この表を見ますと、それぞれ個人利用の利用条件みたいなのが書いてあるんですけど、今回の説明の中にはそれがなくて、先ほど来から口頭であるんですけど、しっかりとしたものを我々にも見せていただきたいなと思うんですけど、まだ決まっていないんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今現在、団体と協議をして詰めているところでございますので、こうしたところがきちんと何かしらの文書化されて、共有化されるということが大事だと思いますので、こういったところの方向性なり、形が整いましたら、文教委員会にもしっかりと報告させていただきたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  ぜひよろしくお願いいたします。
 最後にこれ、SUBARU総合スポーツセンターのほうのことでも、監査委員のときか何かで話したと思うんですけど、高校生から学割をつくってと言われるんですよ。部活に入っていない子も、SUBARU総合スポーツセンターにだったら行きたいというような子もいるし、ここにも説明してあるように、市内の高校、大学なんかでも、弓道部がありますので、使いたいと思うんですね。団体としては、先ほど来ありましたけど、団体として割引って、私はそんなになくてもいいと思うんですけど、個人は同じぐらいの値段じゃないですか。これは、やっぱり正解だと思うんですね。団体は団体として使うわけですから。
 ただ、その中でも、SUBARU総合スポーツセンターを含めて学割というものも、高校生、大学生、考えていただきたいなと思うんですが、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  今言ったように、こちらの弓道場だけではなくて、SUBARU総合スポーツセンター全体にかかわることでございますので、その辺は今後、総点検運動もやっていきますので、その中でいろいろ御意見をいただきながら検討はさせていただきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  高校生ぐらいだと、なかなか市に対して意見を言うとかもなくて、私なんかもたまたま娘の同級生とか、後輩とかから言われるものですから、そういう声もぜひ拾っていただければなと思います。終わります。


◯委員(吉野和之君)  それでは、大体さまざまな角度から質問が出ましたので、私のほうは1点だけお伺いしたいと思います。先ほど来、問題になっている利用者数、利用率の向上ですね。これに対して質疑、答弁があったんですけども、やはりこれだけのランニングコストをかけて、これだけの費用をかけた新しい施設ですので、これは相当しっかりと目標を立てて計画的に、市内の利用者をどれくらいアップさせるか、あるいは市外の利用者をどれくらいアップさせるか、目標を立てて管理していくと。その目標に近づけるように利用率とかを図っていくということが必要だと思うんですよ。これは、市と財団が協力してね。
 そこら辺、ただ単に何人を目指してというのではなくて、より細かくPRを行って、この目標を設定して、その目標に近づけるような努力をしていただきたいと思うんですが、PRの仕方と、それから目標設定について。今、ホームページと言いましたけど、このホームページというのはまさに一方的な、ある意味、発信だけですから、もうちょっと各団体──特にここは多摩地域唯一の専用施設という、それを生かしたようなセールスとか、そういうものもこの財団とともに、やはりより積極的に行っていく必要があると思うんですが、この点についてお伺いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずは、目標設定につきましては、おっしゃるようにしっかりと今後、分析をし、目標を立てて、そこに近づけるような形をとっていきたいというふうに考えております。
 PRにつきましては、やはり市内のみならず、多摩地域全体に使われる可能性の高い団体がいらっしゃると思いますので、そういったところに届くようなPR方法というものをしっかり考えていきたいと思います。
 また、今回、オリンピック・パラリンピックの地域連携会議の中で、アーチェリーにつきましては障がい者スポーツの中で、やはり最初に出てきたスポーツであるというようなことから、パラリンピックをきっかけとして、アーチェリーの障がい者の方の御利用というものも、バリアフリーの施設になっておりますので、そういったところもしっかりと力を入れて、より三鷹らしく利用者にお使いいただけるような施設運営に取り組んでいきたいと思います。


◯委員(吉野和之君)  ありがとうございました。今のオリンピック・パラリンピック、これと絡めて、やはり利用者の拡大を図っていくというような方向性、より積極的な形で利用者の拡大を図っていくようなPRに努めていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員長(伊東光則君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時00分 休憩


                  午前11時14分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 議案第21号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。討論のある方。


◯委員(紫野あすかさん)  総合スポーツセンターは、市民が安心してスポーツを行える多摩地域唯一の専用施設として、弓道連盟やアーチェリー協会の方々の意見も取り入れて市役所の敷地内に建設されます。
 新しい施設の料金は近隣市と比べても高いと言わざるを得ず、単にスポーツ競技としてだけでなく、弓道やアーチェリーを趣味として楽しむ市民にとっての負担はふえて、例えば利用回数を減らすとか、交通費を使っても他の自治体の施設へ流れるという可能性も十分に考えられます。
 本来、スポーツ施設は市民の健康や趣味、体を動かすこと、人と触れ合う交流の場であり、体や心を豊かにするためにも大切な場所です。スポーツセンターの建設自体は悪いことではありませんが、この利用料金設定では、これまでのものより市民の負担がふえるという点、また、近隣市と比較しても利用料金負担が大きい点から、議案第21号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例に反対いたします。


◯委員長(伊東光則君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第21号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前11時16分 休憩


                  午前11時19分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 初めに、本日は教育長に御出席いただいておりますので、教育長より御挨拶をいただきたいと思います。
 よろしくお願いします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  こんにちは。どうぞ、きょうはよろしくお願いをいたします。
 それでは、これから事務局より、令和元年度の教育部の運営方針と目標について御報告させていただきますが、その前に、そのもととなります教育委員会で定めました、令和元年度の基本方針と事業計画の主な内容と考え方につきまして、私のほうから総括的にお話しさせていただきます。
 お手元に冊子を配付してございますので、ごらんいただきながらお聞きいただきたいというふうに思います。毎年度定めておりますこの基本方針と事業計画は、第4次三鷹市基本計画や三鷹市の教育に関する大綱を初め、三鷹市教育ビジョン2022や三鷹市教育支援プラン2022など、個別計画に定めます目標や方向性を踏まえつつ、予算に裏づけされた事業を実効的に展開して、教育行政の着実な推進を図るものでございます。
 それでは、今年度の重点施策の1点目は、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展です。3ページをお開きください。スタートして14年を経過し、全市展開からも12年目となるところです。学校支援ボランティアが延べ2万人を大きく超えまして、小・中学校の不登校の数が東京都の平均を大きく下回るなどの成果も出ているところでございます。
 そこで、国はこういった取り組みを全国に広げるため、学校運営協議会の設置の努力義務化や、2つ以上の学校での学校運営協議会の設置を可能とするほか、義務教育学校、小中一貫型の小学校・中学校の設置を可能とする法令改正をそれぞれ行いましたので、三鷹市においても法改正を生かしまして、昨年度枠組みを整えましたので、さらに取り組みを充実してまいります。
 具体的には、基本方針の4ページにかけてですけれども、昨年度、学園単位の学校運営協議会として一本化いたしましたコミュニティ・スクール委員会に、コミュニティ・スクール推進員──これは地域学校協働活動推進員と国ではそういうふうに言っておりますが、この推進員を順次配置し、学校と学校支援ボランティアとの調整機能を強化しまして、学校支援活動のさらなる充実を図っています。10月からは統括的なコミュニティ・スクール委員の配置も予定しております。
 また、今年度は、昨年度の連雀学園、おおさわ学園、東三鷹学園に続きまして、三鷹の森学園、三鷹中央学園、鷹南学園が開園10周年を迎えることから、合同の記念事業や学園ごとの交流事業を行いまして、10年の振り返りと、これからの展望を行う機会といたします。
 さらに、6ページでございますが、昨年度、学校教育法令に定める小中一貫型小学校・中学校として、学園長の権限を明確化したことによりまして、学園としての一体感をさらに高めるとともに、昨年度完成しました9年間の小・中一貫カリキュラムに基づき、子どもたちの学習のつまずきを解消し、見通しを持った質の高い授業への改善を進めてまいります。
 次に、2点目は7ページ、知・徳・体の調和のとれた教育内容の充実でございます。先ほどの小・中一貫カリキュラムをもとに、子どもたちが主体的・実践的に学習していけるよう、主体的・対話的で深い学びの視点を持った授業に取り組んでまいります。また、新学習指導要領の全面実施に先行し、小学校5・6年の教科としての外国語(英語)を開始し、さらに3・4年生の外国語(英語)活動においても、東京都の教材などを活用しながら指導力を高めてまいりたいと思います。
 また、東京都の補助金を活用しながら、みたか地域未来塾事業を全学園に拡充いたしまして、地域人材の参画によります教育活動等の支援など、学校・家庭・地域が協働で教育支援に取り組む仕組みづくりを推進しながら、学習習慣の定着と基礎学力の向上を図ってまいります。
 そして、今年度は、中学校におきまして特別の教科道徳が始まり、教科書を使用した、考え、議論する学習活動や評価等について、指導方法等の研究授業も行って、実践してまいります。
 また、小学校におきましては、新学習指導要領に対応する教科書の採択を行います。そのほかにも、東京都の委託事業を活用しながら、オリンピック・パラリンピック教育やICT活用推進モデル校ですとか、プログラミング教育などの推進に取り組みまして、知・徳・体の教育内容の充実を図ってまいります。
 3点目は、12ページ、13ページにございます教育支援の充実と校内通級教室の拡大、適応支援教室(仮称)の設置の検討・準備でございます。市内全小学校におきまして校内通級教室を設置しまして、昨年度から新たに第二小学校を拠点校に加えまして巡回指導を開始しましたところ、通級教室に通う児童も大幅にふえておりまして、児童や保護者の理解も深まっていると認識しています。今後は、児童一人一人の課題に応じた自立活動ですとか、教科の補充指導がさらに充実するよう評価・検証を行うとともに、小学校の校内通級教室の指導体制を強化し、さらなる充実を図るため、3月に改定した三鷹市立小・中学校校内通級教室実施方策に基づきまして、4月から新たに第五小学校を拠点校として整備いたしました。
 また、中学校における校内通級教室の設置に向けて、施設整備等の準備を進めるとともに、不登校対策として適応支援教室(仮称)の設置に向けた検討・準備を進めます。あわせて、通級、就学等の相談件数の増加に対応するため、総合教育相談室の相談体制の強化を図ってまいります。また、中学校にも拡大したスクールソーシャルワーク機能を持つ、市配置のスクールカウンセラーによりまして、学園全ての子どもを見ていく小・中一貫した相談や支援を行ってまいります。
 4点目は、15ページ、16ページに記載しております学校における働き方改革の推進でございます。平成30年3月に策定いたしました三鷹市立学校における働き方改革プランに基づきまして、国や東京都の施策と連動しながら、副校長補佐の継続配置ですとか、スクール・サポート・スタッフの全校配置、さらに学校閉庁日の拡充のほか、部活動の適正化につきましても、平成30年5月に定めました三鷹市立中学校における運動部活動の方針に基づきまして、休養日ですとか、練習時間のルールを定めまして、大会の引率もできる部活動指導員をさらに1名ずつ配置して、各中学校2名体制に拡充し、今後さらなる拡充に努めるとともに、教員の多忙化の解消に取り組んでまいります。ライフ・ワーク・バランスと教育の質の向上を図ってまいります。
 5点目は、20ページの安全安心な学校教育の環境の整備でございます。子どもたちの安全で快適な教育環境を確保するとともに、地域の防災機能を強化するため、学校施設の長寿命化改修工事を進めてまいります。今年度は第二小学校と第一中学校のおのおのII期工事を夏休みを中心として実施しております。あわせて、今後の改修を計画的かつ効果的に進めていくために、平成30年度に実施いたしました施設の健全性・劣化状況等の老朽化対策調査結果をもとに、学校施設長寿命化計画(仮称)、この策定に取り組みます。
 また、学校トイレの洋式化、床のドライ化、バリアフリー化につきましても、国や東京都の補助制度を活用しながら早急に進め、今年度は中原小(校舎I期)、井口小(校舎・体育館)、第七中(校舎)、第四小・第六小(体育館)の改修工事を行ってまいります。さらに、学校体育館の空調設備につきまして、東京都の補助制度を活用し、第三小学校体育館にリース方式によるスポット型空調設備機器を設置します。
 6点目は、23ページ、児童・生徒数の増減への適切な対応でございます。ここ10年で市内の児童・生徒数は、地域的な差はあるものの増加傾向にあります。引き続き庁内の検討チームにおきまして、将来推計の更新を行っているところでございます。特に下連雀五丁目第二地区の開発事業につきましては、平成30年1月に定めた対応方針に基づきまして、高山小、第三中の通学区域から児童・生徒数の減少している第一小、第六中の通学区域へ変更するとともに、その西側、隣接地域の通学区域を第六小、第一中の通学区域へ変更する内容について、保護者、地域の皆様への説明・周知を図って、昨年度規則改正いたしました。引き続き丁寧な説明と情報提供を行うとともに、通学路の安全対策等について市長部局と連携しながら対応してまいります。
 7点目は、27ページでございます。地域の情報拠点としての図書館活動の推進です。昨年度、多世代の学びと集いの場となるよう、滞在・交流型施設へのリニューアルを行い、この4月にオープンいたしました東部図書館に引き続いて、西部図書館について、令和2年度に老朽化した空調設備などの改修工事を行うため、設計業務に取り組むとともに、滞在・交流型図書館としてのあり方を検討いたします。
 また、三鷹図書館本館の老朽化したエレベーターの改修工事を行います。令和2年度にリース期間が満了いたします図書館システムの更新を行います。パッケージシステムを利用いたしまして、経費を抑制しながら、インターネットからの資料検索機能の強化など、利用者サービスとセキュリティーのさらなる向上を図ってまいります。
 以上、大変盛りだくさんな内容でございますので、主な事業とその考え方にとどめさせていただきましたけれども、今後も学校教育は今日的な課題やニーズに対応して、関係者の皆様の満足度の高い取り組みとなりますよう、市民や保護者、関係者に、皆様との連携・協働を進め、国や東京都の動向も踏まえながら、適切なタイミングで、適切な施策、方針、計画を立てて実施していけるよう、市長部局とも緊密な連携を図って総合教育会議なども生かしながら取り組んでまいります。
 最後に、9月15日発行予定の広報紙「みたかの教育」に掲載予定の私のコラムの中でも申し上げますが、教育長としての抱負をお話ししたいと思います。私は、三鷹市立第四小学校の校長として5年半、三鷹市教育委員会の教育長として8年、教育委員長、教育委員として3年、合計16年半勤めて、三鷹を離れて4年がたちまして、このたび再び教育長を拝命いたしました。三鷹市のコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育が着実に推進されてきましたことは、決算書類からも見てとることができますけれども、この間、主に国の仕事を務め、全国のさまざまな地域のコミュニティ・スクールですとか、小・中一貫教育を見ている中で、斬新な、そして魅力ある教育実践を行っている地方の教育に多く触れることができました。
 これまで三鷹市は教育の分野でもトップランナーとして全国から注目されて、視察も多く来ていただいておりますけれども、今こそいろいろな地方の実践から学び、刺激をいただき、いま一度、光輝く実践を発信していけるようにしていくべきだと考えております。一人一人の子どもたちのために、よりよい教育をしていくため、全国のさまざまな実践を参考にして、改めて学ぶ姿勢を大切にしながら、三鷹らしい教育を推進して、みんなが大切にされる学校、そして教育、そして社会をつくっていきたいという気持ちをさらに強く持っているところでございます。
 そのようなことから、これから事務局より御報告させていただきます運営方針と目標の冒頭の部の使命・目標の中にも、その意を用いた表現を入れさせていただいております。文教委員会の皆様には、引き続き御理解と御意見をいただきまして、教育の充実、子どもたちの健やかな成長を図っていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 本日は、このような機会をいただきましてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育長からの御挨拶を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時35分 休憩


                  午前11時35分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  それでは、私のほうから教育委員会事務局教育部の「運営方針と目標」(令和元年度)についてお話をさせていただきます。その後、各個別計画の改定、順次これから次第に沿って進めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、運営方針と目標の冊子の40ページをごらんください。まず、1の部の使命・目標のところですが、先ほど教育長からも話がありましたけれども、部の使命・目標の一番上のところ、上段にみんなが大切にされる教育の実現というワードを挿入させていただいております。また、中段にスクール・コミュニティの創造というようなことを入れさせていただいております。一番下のところに、防災都市づくりの視点を踏まえた、安全で快適な学校環境の整備に関する記述を加えております。そういった部の使命・目標に関する記述を変更させていただいておりますので、よろしくお願いします。
 続きまして、2の部の経営資源につきましては、職員数、予算規模については記載のとおりでございますが、今年度から新たに嘱託職員の人数について記載をさせていただいているところでございますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、41ページ、主要事業と目標のほうに入っていきますので、よろしくお願いします。先ほどの教育長の話と若干重複するところもございますが、よろしくお願いいたします。
 まず、1番目、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展でございます。こちらにつきましては、コミュニティ・スクール委員会の機能の充実や学校支援ボランティアと学校との連携・調整の中心的な役割を担うコミュニティ・スクール推進員の配置を5学園に拡充し、学校支援活動などのさらなる充実と事務局機能の強化を図ります。昨年度改訂した小・中一貫カリキュラムの周知・活用と学園版カリキュラムの作成など、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実・発展を図ります。開園10周年を迎える三鷹中央学園、三鷹の森学園、鷹南学園の3学園合同の記念事業を実施します。また、各学園の主体的な特色ある取り組みをより一層推進するため、学園の企画提案に基づき、学園の活動を紹介するDVDや学園地域行事カレンダーを作成してまいります。
 続きまして、2番目、知・徳・体の調和のとれた教育内容の充実についてでございます。まず、知、確かな学力の育成につきましては、小学校において新学習指導要領に対応する教科書の採択を行うとともに、特に英語の授業におきまして、先行して従来から取り組んできた英語教育のさらなる授業改善のため、教員の指導力向上に向けたさまざまな研修に取り組んでまいります。また、新学習指導要領に基づくプログラミング的思考を育むことを目的とし、論理的な思考を身につける授業や、体験的なプログラミング授業などの実践研究を行います。第一小学校においては、2年計画の最終年次の取り組みとして、東京都のプログラミング教育推進校事業委託金を活用して、実施してまいります。さらに、みたか地域未来塾で大学生や地域のボランティアの協力による放課後学習など、学校・家庭・地域が協働で教育支援に取り組む仕組みづくりを進めながら、小・中学生の学習習慣の定着と基礎学力の向上を図ります。東京都の補助金を活用しながら、全市立小・中学校に拡充して実施してまいります。
 徳、豊かな心の育成につきましては、今年度は中学校において特別の教科道徳が始まり、教科書を使用した、考え、議論する学習活動や評価等について、指導方法等の研究授業を行って実践してまいります。
 体、健やかな体の育成につきましては、市長部局と連携をとりながら、全市立小・中学校において、オリンピアンやパラリンピアンを招聘して、講演や実技指導を行うなど、多様な教育プログラムを実施します。東京都のオリンピック・パラリンピック教育推進校事業委託金を活用して実施してまいります。
 1枚めくっていただきまして、42ページ、3、教育支援の充実と校内通級教室の拡大、適応支援教室(仮称)設置の検討・準備につきましては、小学校における校内通級教室の全市展開により、通級相談、就学・転学相談などの件数が増加していることから、就学相談員及び教育相談員を拡充し、小・中一貫した相談や支援の継続による児童・生徒や保護者へのより的確な支援を行い、関係機関と連携したスクールソーシャルワークを一層推進してまいります。
 小学校の校内通級教室の通級児童数が増加していることから、新たに第五小学校を拠点校として整備します。また、改定した三鷹市立小・中学校校内通級教室実施方策に基づき、令和2年度からの全市立中学校における校内通級教室の指導開始に向けて環境整備などの準備を進めます。さらに、長期欠席傾向や不登校傾向の早期対応として、児童・生徒の個に応じた支援を適切に行うため、学習指導や児童・生徒、保護者への相談などの機能を担う適応支援教室(仮称)の令和2年度開設に向けて、検討・準備を進めてまいります。
 4番目、ライフ・ワーク・バランスと教育の質の向上を目指す学校における働き方改革の推進につきましては、三鷹市立学校における働き方改革プランに基づき、全市立小・中学校にスクール・サポート・スタッフを配置するとともに、教員の意識改革、部活動の適正化などに取り組むことにより、ライフ・ワーク・バランスを推進し、学校教育のさらなる質の向上を図ります。
 右の43ページに行きます。防災都市づくりに向けた安全で快適な学校環境の整備でございますが、平成30年度に引き続き、第二小学校と第一中学校の長寿命化改修工事の2期工事を行います。また、平成30年度に実施した老朽化対策調査の結果を踏まえ、学校施設長寿命化計画(仮称)の策定に取り組み、安全で快適な教育環境の確保を図ってまいります。また、学校トイレ改修工事の実施においては、事業の財源として国庫補助金を確実に確保するため、平成30年度補正予算で事業費を計上し、中原小学校など、5校のトイレ改修工事を実施してまいります。
 さらに、学校空調設備の整備におきましては、第三中学校の改修工事の1期を実施するとともに、高山小学校について、令和2年度の改修に向けた実施設計を行います。また、学校体育館の空調設備について、東京都の補助制度を活用し、第三小学校体育館にリース方式によるスポット型空調設備機器を設置するとともに、第五中学校体育館への空調設備整備に向けた設計等業務に取り組んでまいります。
 6番目、住宅開発の動向等を勘案した児童・生徒数の増減への適切な対応については、全市域を対象とした児童・生徒数及び学級数の将来推計の適切な更新を行って、中長期的な課題を抽出しながら適正な学習環境の確保を図ります。下連雀五丁目第二地区開発事業への対応方針に基づき、通学区域等変更について、保護者、地域への丁寧な周知に努めるとともに、関係機関等と連携しながら通学路の指定と安全対策の検討準備を進めます。
 1枚めくっていただきまして、7番目、学校給食の充実と効率的な運営の推進及び市内産野菜の活用については、安全でおいしい学校給食の充実と効率的な運営を推進するため、新たに第四中学校で自校方式による学校給食調理業務の民間委託を開始します。また、令和2年度から新たに委託を開始する予定の第三小学校と、委託開始から5年目の更新時期を迎える第一小学校、中原小学校について、令和元年度中に事業者の選定を行います。市内産野菜のさらなる活用に向けては、東京むさし農業協同組合三鷹支店と、市、教育委員会が連携しながら取り組みを進めてまいります。三鷹産野菜の日について、都市農業振興の観点から、農林費に予算を計上し、公費負担により実施するなど、さらなる拡充に取り組んでまいります。
 8番目、ICTを活用した教育内容の充実と学校図書館システムの更新につきましては、第一小学校に加え、新たに井口小学校をICT活用推進モデル校として、教室への短焦点プロジェクター22台の整備と児童用タブレット端末40台の増配備を実施し、効果的なICT活用の研究と成果の共有を行うことにより、子どもたちが主体的に学ぶ力を育成するとともに、互いに学び合う機会の増加を図ります。学校図書館システムについて、令和2年度の稼働に向けて機能の充実と経費の抑制を図りながら更新を行ってまいります。
 9番目、図書館システムの更新については、令和2年度にリース期間が満了する図書館システムの更新を行ってまいります。パッケージシステムを利用し、経費を抑制しながら、インターネットからの資料検索機能の強化など、利用者サービスとセキュリティーのさらなる向上を図ってまいります。
 最後に10番目、教育ビジョン2022(第1次改定)等の改定につきましては、これからも説明がありますけれども、第4次三鷹市基本計画の第2次改定にあわせて、個別計画──教育ビジョン2022、教育支援プラン2022、みたか子ども読書プラン2022、それぞれ第1次改定の改定を行います。改定に当たっては、この間の法制度改正等を踏まえるとともに、第4次三鷹市基本計画の第2次改定との整合を図ります。また、個別最適化された教育の実現という、これからの時代を見据えた新しい教育課題に対応するため、三鷹教育・子育て研究所の活用等を図ってまいります。
 以上が、令和元年度の教育部の運営方針と目標でございます。
 引き続き、資料1、2、3に基づきまして、各個別計画の改定について説明をさせていただきます。まず資料1、三鷹市教育ビジョン2022の第2次改定についてでございます。施策の方向性につきましては、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の推進を基本としまして、教育委員会と市長、地域が連携・協力して、学校を核とするコミュニティづくり、スクール・コミュニティの創造を進めてまいります。また、新学習指導要領に基づきまして、主体的・対話的で深い学びの視点を活用した学習を進めるとともに、多様な教育的ニーズに対応し、子どもたちの個性や特性を最大限に発揮できる教育方法の推進を目指してまいります。
 計画の位置づけでございますが、自治基本条例、基本構想に基づき、第4次三鷹市基本計画との整合を図り、策定しております。また、総合教育会議の中で策定した大綱との整合を図ってまいります。教育基本法に基づく三鷹市の教育振興基本計画としての位置づけを持つものでございまして、三鷹市教育委員会が年度ごとに策定する基本方針と事業計画の基礎となるものでございます。
 改定の基本的な考え方ですが、平成30年度に教育ビジョン2022の中期が終了するに当たりまして、第1次改定と同様に、中期における取り組みの成果と検証、法制度の改正や学習指導要領改訂等への対応を踏まえた時点修正的な第2次改定を行うこととします。
 なお、具体的な施策の推進については、毎年度策定します基本方針と事業計画において、重点的に取り組む施策・事業を明確にして、計画的な推進を図ってまいります。
 4番目、中期の達成状況についてでございますが、まずコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育につきましては、法制度改正を生かし、学園単位の学校運営協議会としてのコミュニティ・スクール委員会に一本化するとともに、市内全校を小中一貫型小・中学校とするなど、より一体感のある学園運営を推進しました。また、新学習指導要領を踏まえた三鷹市小・中一貫カリキュラムに改訂をしているところでございます。
 具体的な教育の取り組みの成果につきましては、地域と協働のもと、小・中一貫教育校の連携の中で、子どもたちの学力向上、人間力・社会力の育成に取り組み、その成果として、各学校の教育活動を支援する教育ボランティアの人数等も大きくふえているところでございます。学校施設については、平成27年度に施設の耐震化率100%を達成するとともに、空調設備についても、平成29年度に普通教室、特別教室の整備率100%を達成しております。また、ICT環境の整備においては、教育ネットワーク・校務支援システムの適切な更新を行ったところでございます。
 計画の期間でございますが、第2次改定の対象期間は、4次計の2次改定との整合を図って、令和元年度から令和4年度までといたします。策定のスケジュールでございますが、9月にコミュニティ・スクール委員会、7学園全部に素案作成に向けた意見聴取を行います。その後、12月の文教委員会に素案を報告するとともに、年明けの1月のパブリックコメントの実施、3月の計画の確定に向けて推進をしてまいりたいと考えているところでございます。
 続きまして、資料2、三鷹市教育支援プラン2022の第2次改定についてでございます。
 まず1番目、施策の方向についてでございますが、三鷹市における特別支援教育の推進計画としての位置づけをもちまして、基本的な考え方として、障がいのある子もない子も学校・家庭・地域の力を得て次代を担う人として心豊かに育っていくことを支援するためのプランという理念を掲げております。
 2番目、位置づけでございますが、三鷹市教育ビジョン2022に基づくとともに、三鷹市子育て支援ビジョン、三鷹市健康福祉総合計画2022の改定内容及び三鷹市子ども・子育て支援事業計画との整合を図って策定するところでございます。参考までに第1次改定の位置づけの表が出ておりますので、参考にしていただければと思っております。
 3番目、改定の基本的な考え方でございますが、平成30年度に中期が終了するに当たりまして、第1次改定と同様に、中期における取り組みの成果と検証を踏まえて、時点修正的な第2次改定を行うこととしております。
 4番目、中期の達成状況でございますが、まず1つは、ユニバーサルデザインについての意識向上、2つ目、教育支援学級の全児童・生徒に対する個別指導計画に基づく指導の充実、3つ目、全市立小学校における校内通級教室による巡回指導の実施、4つ目、中学校にも市配置のスクールカウンセラーを拡充し、小・中一貫した相談・支援の実施をしております。
 5番目、改定の計画期間及び6番目のスケジュールにつきましては、教育支援推進委員会の中の検討グループに素案作成に向けた意見聴取を行う以外は、ビジョンと同様でございます。
 続きまして、資料3、みたか子ども読書プラン2022の第2次改定につきまして御説明をさせていただきます。施策の方向ですが、ゼロ歳から18歳までを対象とし、三鷹市の全ての子どもが、家庭、地域、学校であらゆる機会とあらゆる場所において、自主的に読書活動を行うことができる読書環境を整備することを基本理念として、子どもが本を手にする仕組み、読書の楽しさを伝える仕組みの2つの柱により推進することとしております。
 2番目、読書プラン2022の位置づけでございますが、国・東京都が策定する計画を踏まえまして、第4次三鷹市基本計画や三鷹市立図書館の基本的運営方針等との整合を図って、三鷹市における子どもの読書活動の推進に関する法律第9条第2項に規定する市町村子ども読書活動推進計画としての位置づけを持ちます。
 3つ目、改定の基本的な考え方です。こちらもみたか子ども読書プラン2022の中期が終了するに当たりまして、第1次改定と同様に、中期における読書環境の変化や取り組みの成果と検証を踏まえた時点修正的な改定を行うことといたします。
 4つ目、中期の達成状況でございます。指標の達成状況がそれぞれ出ております。指標の1、蔵書数につきましては、平成30年度で23万8,404点ということで、増加して、指標の24万点の到達に向けて、中学・高校生世代への図書館資料の充実に向けて、今取り組んでいるところでございます。
 指標2の貸出冊数でございますが、平成30年度で35万5,568冊となり、図書館資料の充実、中学・高校生世代への取り組みの成果により、35万冊の指標に到達しております。
 指標の3つ目、読書率100%ということにつきましては、都の調査の結果によりますと、長期的には不読率は改善傾向が見られ、全国の平均と比較しても低い不読率となっておりまして、読書活動推進計画の着実な成果が見られるというふうに考えております。
 具体的な取り組みの成果につきましては、2つの目標につきまして、子どもが本を手にする仕組みとしましては、井の頭コミュニティ・センター図書室との連携や移動図書館等の活用、そういった図書館サービス網の再編や、出前事業、団体貸し出し、リサイクル図書提供などを行いまして、読書環境の整備に取り組んでおります。
 読書の楽しみを伝える仕組みとしましては、神沢利子さんの寄贈資料の活用や、「わん!だふる読書体験」、POP大賞などのイベント実施のほか、「みたかとしょかん図書部!」の活動の充実、情報発信のほか、図書館サポーターやボランティアの養成と協働事業の実施、関係部署と連携した展示やテーマ図書の企画など、多様な取り組みを進めてまいりました。
 計画期間、スケジュールにつきましては、三鷹市立図書館協議会に素案作成に向けた意見聴取を行う以外は、他の個別計画の改定のスケジュールと同様でございます。
 以上、個別計画の改定についての説明を終わります。


◯指導課長(松永 透君)  私からは、資料4−1、4−2に基づきまして、三鷹市立小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択に至る経過について、御説明をさせていただきます。
 資料4−1をごらんいただければと思います。今回の教科書採択は、令和2年度に三鷹市立小学校で使用する新学習指導要領に基づく全教科の教科用図書、それから、中学校で使用する昨年度採択した特別の教科道徳の教科用図書を除く全教科の教科用図書──ただし、こちらは旧課程に基づきますものですから、令和2年度の1年間だけ使用するものとなります。そして、小・中学校の教育支援学級で使用する教科用図書、この3種類の採択を行うこととなっております。
 この4−1のほうですけれども、こちらに手順があるんですけれども、こういった手順を踏みまして、教育委員会での採択に至ったといったことでございます。教科書採択は4年に1回採択をするということになっております。小学校教科用図書につきましては、平成30年度に文部科学省の検定に合格した教科用図書の中から、令和2年度に三鷹市で使用する教科用図書を採択いたしました。採択に当たりましてですけれども、教育委員会は小・中学校の教科用図書選定資料作成委員会を設置し、今回、特に小学校で採択する11教科13種目で出版された全教科書について調査研究を依頼したところでございます。
 選定資料作成委員会には、校長先生、副校長先生、そして保護者の方を委員として、教育委員会での教科書採択に向けた資料を作成をしていただいたところでございます。
 その資料作成に当たりましては、同委員会の下部組織として、教科書調査研究部を設置し、各学園の小学校からそれぞれ1名ずつ──国語についてはちょっと冊数が多いというか、科目もありますので、連雀学園から2名ということで、先生方、お願いをいたしまして、各教科等の部会ですけれども、部長である校長先生、または副校長先生を加えて、総勢8人、国語は9人の先生方に調査研究をお願いをしたところでございます。
 その調査研究部から提出された調査研究資料をもとに、2回の選定資料作成委員会で取りまとめ、小学校教科用図書選定資料が教育委員会に提出されたところでございます。こちらの4−1の、今一番右側を除いたところについての手順ということでお話をさせていただいたんですが、一番右側の欄になります。7月3日に選定資料作成委員会の委員長である校長先生から、教育委員会への選定資料の報告を行っていただきました。そこで、各社の教科用図書の具体的な内容の説明及び協議を行いました。さらに、その下になりますけれども、7月10日、この日に教育委員、それから代表の小学校の校長、副校長及び保護者、市民代表の方による懇談会を経て、8月7日の教育委員会定例会におきまして採択をいたしました。
 採択に当たりましては、主体的・対話的で深い学びが促される工夫が三鷹の児童の実態に合っているか。2つ目が、三鷹「学び」のスタンダードとも関連して、児童がみずから学ぶ力を身につけられるような工夫がなされているか。3点目として、小・中一貫教育の観点から、系統性が明確でわかりやすいかや、中学校の学習へのつながりを意識できる工夫がなされているか。4点目が、振り返る、考える、話し合う、調べる、活用するなどの学習の流れが明確に示されているかどうか。5点目が、児童の興味関心を高める工夫がどのようになされているのか。こういった主な観点のもと、三鷹市の児童の実態や教員が教科書を使って教えやすいかという、そういう視点から協議がなされました。8月7日の協議の結果、教育委員会定例会にて、お手元にあります資料4−2の令和2年度使用小学校教科用図書のとおり採択をしたことを御報告させていただきます。
 次に、中学校の教科用図書について報告をいたします。今回の採択では、昨年度採択した特別の教科道徳以外の教科で、令和2年度の1年間のみ三鷹市立中学校で使用する、現行の学習指導要領に基づき編集された教科用図書の採択を行うことになっております。
 令和3年度からは、新しい学習指導要領に基づいて編集された教科用図書を使用するため、令和2年度にも中学校では全10教科16種目の教科用図書の新しい教科書の採択を行うことになります。今回の採択に当たりましては、この4年間の中で、新たに教科書検定に合格した教科用図書はなく、文部科学省のほうから4年前に作成した選定資料を活用することもできるという通知もありましたので、教育委員会は、小・中学校教科用図書選定資料作成委員会を設置した上で、各中学校に選定資料の確認を依頼いたしました。
 各校長から提出された意見の結果、4年前にこの教科用図書の採択に当たって作成した選定資料は加筆、修正する箇所はなく、今回の採択に当たってもその資料を活用できるということ、また、全中学校で現在使用している教科用図書の使用に特段の支障はないという意見が提出されました。教育委員会としましても、これまでと異なる出版社の教科用図書を1年間のみ使用するということが、生徒が学習する上で大きなプラスに働くことはなく、また、生徒の立場からも、現在使っていて、使いなれているものを使用することが望ましいという判断がなされました。
 また、各学校からも令和2年度に使用する教科用図書として前回採択し、現在使用しているものに特段支障がないということなので、全教科、現在使用している教科用図書を教育委員会で再度採択をいたしました。そちらが今の、先ほどの小学校の裏面になりますけれども、令和2年度使用中学校教科用図書と一覧があるものになります。
 最後になりますけれども、教育支援学級用教科用図書につきまして御説明いたします。教育支援学級の教科用図書につきましては、文部科学省検定済みの教科用図書または文部科学省著作教科用図書を使用すること。この2つが適当でないときには、一般図書を教科用図書として使用できるということが規定されています。そこで、各固定制教育支援学級の設置校に、文部科学省の著作教科書の取り扱いの検討及び学校教育法附則第9条の規定による一般図書の使用について、検討を依頼し、教育委員会に報告をいただきました。
 その結果、各学校の意向として、令和2年度に一般図書を使用することを考えている学校はありませんでした。そのため、今年度は教育支援学級用教科用図書選定資料作成委員会の設置をする必要はないということで、進めてまいりました。
 小・中学校教育支援学級用教科用図書につきましては、教育支援学級の児童・生徒の実態や、通常の学級との交流学習を実施している現状を十分に踏まえる中で、系統性や段階性がより明確な検定教科書を主たる教材として使用するとともに、個別指導計画によって検定教科書の下の学年の教科書、こちらの児童・生徒の実態に応じて使用することが適切であるという協議のもと、4−2のこちらの2枚目にありますように、一般図書の採択はせず、小学校、中学校とも、通常の学級で使用する検定教科書を使うということで、教育委員会のほうではそういう採択をさせていただいたところです。
 私からは以上です。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  私からは、学校施設の老朽化対策調査についての御報告をさせていただきます。資料5の1ページ目をごらんください。1番、主な調査項目といたしましては、(1)、構造躯体の調査と、(2)、意匠・設備の劣化状況の調査になります。(1)の構造躯体調査については、構造躯体のコンクリートコアを採取いたしまして、コンクリートの圧縮強度及び中性化の深さの試験を行っております。調査実施数は75棟になります。(2)の意匠・設備の劣化状況調査は、仕上げ材、機械設備、電気設備など、劣化状況の調査になります。改修履歴の確認や目視による外観調査をしまして、劣化状況を確認しております。調査実施数については80棟になります。
 2ページの3、調査結果をごらんください。構造躯体調査のコンクリート圧縮強度についてですが、文部科学省の学校施設の長寿命化改修の手引による長寿命化改修に適さないものについては、6棟ございました。
 3ページをごらんください。(2)、構造躯体調査、コンクリートの中性化の深さの調査についてですが、鉄筋が腐食するレベルまで中性化が進んでいる建物は9棟、そのうち8棟は屋外の部分でありました。コンクリートの中性化につきましては、躯体の劣化が進まないよう、外壁の劣化状況について経過観察をしながら、適時適切に外壁改修及び中性化対策を講じ、鉄筋腐食の要因となる雨や酸素の躯体内への侵入を防止する必要がございます。
 次に、(3)、意匠・設備の劣化状況調査についてですが、早急に対応が必要なD判定である建物は9棟ございました。
 4ページをごらんください。4、調査結果の技術的評価の考察についてです。(1)、構造躯体の健全性については、緊急的な対応が必要なものはありませんでしたが、長寿命化に適さない建物については、建てかえを見据えた改修を、効果的・効率的に、かつ財政負担の平準化を図りながら進める上で、建てかえの優先度が高いものと捉える必要があります。
 コンクリートの中性化につきましては、進行状況に応じ、適時適切な対応を講じるとともに、建物の長寿命化を図ることは可能になります。調査結果としましては、構造躯体の耐久性に影響を及ぼす鉄筋の腐食レベルまで中性化が進んでいるものもございましたが、外壁の劣化状況は多くがB判定以上であり、現状では重大な劣化状況に至っていません。
 また、今後、中性化によるひび割れの発生や雨水の侵入などから、急速に鉄筋が腐食が進行することも考えられますので、長寿命化のための中性化対策及びひび割れ対策について検討する必要があると考えております。
 (2)、意匠・設備の劣化状況については、総体的に劣化が進行している建物が多く、一部は優先的に対策を講ずることが望ましい状況にあると考えています。平成30年度に実施しました学校施設の老朽化対策におきましては、先ほど申し上げましたとおり、躯体の健全性の面では、緊急的な対応が必要なものはありませんでしたが、意匠や設備につきましては、全体的に劣化が進行している建物が多いことが確認できたところです。今後、建物の使用の継続や長寿命化を図っていくためには、相応の改修が必要となっておりますので、市長部局とも連携をして、防災都市づくりに向けた全庁的な検討を踏まえながら、学校施設長寿命化計画(仮称)の策定をしまして、計画的かつ効率的な改修に取り組んでまいりたいと考えているところです。
 なお、今回の学校施設ごとの調査結果の一覧表を別につけておりますので、参照いただければと思います。
 私からは以上です。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 ここで一旦休憩をいたします。
                  午後0時09分 休憩


                  午後1時09分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。では、聞きたいことがたくさんあるんですが、まずは各部の運営方針と目標というところで、職員数が、昨年度のこの各部の運営方針と目標から、市職員は4名ふえて、教育委員会の正規職員が4名減ったように感じるんですけれども、これはどうしてでしょうか。


◯総務課長(高松真也君)  職員数の御質問ですけれども、正規職員が昨年度134人、今年度130人というふうに表記をさせていただいております。こちらは、今年度4月1日から、第四中学校の給食調理業務について委託化を行いましたので、そのことなどによる減でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。わかりました。
 あと、これをざっと読ませていただいて、ちょっと重点的にお願いしたいと思いましたのが、英語教育ですとか、ICT教育、あと先日一般質問させていただきましたけれども、性教育といった、時代の変化に対応した教育というのを進めてほしいなと思っているんですけれども、そのあたりについていかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  現代的なと言いますか、教育の課題に関する部分というのは順次進めているところではございます。ただ、余り見えるようになっていないのかなといったところもやや心配しているんですけど、英語教育に関しては、来週、「みたかの教育」という教育委員会の広報のほうでも特集させていただいて、今やっていることを市民の方に理解していただけるようにということで、今進めているところでございます。
 ICTとか、性教育等、例示をいただきましたけれども、それ以外にもさまざまな現代的な課題がありますので、さまざまなバランスの中で教育課程の中で位置づけて進めているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。英語は早くから三鷹市は着手しているということで、今回、採択された新しい教科書を拝見させていただきまして、やっぱり他市と比べて、今まで導入していた市としていない市と、差があるなというふうに感じまして、やっぱり実践的な内容になっているなというふうに思いました。
 あと、昔、私の世代ですと、ディス・イズ・ア・ペンみたいな、本当に使えないような英語を学んでいたように感じていたんですけれども。すごく実践的で、必然性のある内容になっているなということは、すごく評価したいというか、ぜひこれからもそういった形で取り組んでいただきたいと感じました。
 性教育についても、3校で実施──命の授業というか、進めていらっしゃると思うので、ぜひ自分を大事にする、相手を大事にする、命を大事にするというような授業をこれからも進めていっていただきたいなと思います。
 ICTに関しては、WiFiの完備ですとか、電子黒板とかを進めていただいていると思うんですけれども、タブレットも40台ふやしたということで、進めていらっしゃると思いますし、すごくお金のかかることなんですけれども、ぜひ効率的に、実際に子どもたちが触れられるような、体験型の授業をぜひ進めていっていただきたいなと思います。
 あと、やっぱり先生の働き方改革というところで、生徒と向き合うための時間をしっかりと確保していただきたいと思っております。スクール・サポート・スタッフが入ったり、副校長のサポートの方ですとか、部活動指導員が入ったというのは非常に評価できるところでございます。これからも都の補助金を活用しながら拡充、あと市独自でできること──財源を使わないとすれば、学習ボランティアの方にもちゃんと入ってきていただきたい。コミュニティ・スクールというのを14年間やっていらっしゃるということで、そういったコミュニティにも強いと感じておりますので、スクール・コミュニティというところで、しっかりと学習ボランティアの拡充についても、いろんな場面で活躍していただけるようにしていただきたいなと思っております。
 それに付随して、障がいのある子もない子もという、三鷹市教育支援プラン2022について言及したいと思うんですけれども、障がいのある子もない子も学校・家庭・地域の力を得て次代を担う人として心豊かに育っていくことを支援するためのプランということで、すごくいいなと思っております。普通教室の中に、いわゆるグレーゾーンと言われる子がいると思うんですけれども、そういった子をちょっとサポートし切れていないなというのを、ちょっと肌で感じております。授業に入れなかったり、ちょっと外へ出てしまったりという、好きでなってしまっていることではなくて、本人も、親御さんも、周りの方も、どうしていいかわからない。そういう子を取り巻く環境が非常に厳しいなというふうに、今課題を感じております。
 やっぱり人を入れてサポートをしなければいけないなというふうに思っていて、ただ、やっぱり費用もかかることですし、学習ボランティアの方の手をかりたり、今座る時間だよとか、ちょっと声をかけるだけでも全然違うと思うんです。今何ページを開いているよとか、そうやってちょっと支援してあげるだけですんなりと学習に入っていけたりするので、そういった学習ボランティアの拡充、そういった支援がちょっと必要な子のサポートもしっかりと視野に入れてやっていただきたいなというふうに感じております。
 あとは、周りの理解というのもすごく重要で、学校は学習の場でもありますけれども、社会性とか、多様性というものを学んでいく場所だとも思っております。いろんな特色を持った人がいて、それぞれに輝く共生社会というのがすごく理想だと思うんですけれども、周りの児童・生徒、加えて保護者の方にも、いろんな発達段階があるんだよというところをしっかりと周知していただきたいなと思います。
 そのことについて、いかがでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  障がいがあるお子さんも、ないお子さんもということが、三鷹の教育支援の立場でございますので、障がいがあるかないかがわからなくて、通常の学級にいらっしゃるお子さんにつきましては、三鷹市では校内委員会の中でしっかりと把握をして、それを保護者の方と共有をしていく、それを第一に考えております。
 やはり、それがございませんと、通常の学級の中での特別な支援というのは難しいところなんですね。ただ、三鷹の場合には、ユニバーサルデザインであったり、それから、通常の学級の中でそのお子さんの特性に応じた支援を担任が行っていくというところで、現在取り組んでいるところでございます。
 また、多様性についてのお話もございましたが、全ての方たちが本当に大切にされる、さまざまな特徴のあるお子さんたちを通常の学級の中で受け入れて、理解しながら進んでいきたいと考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ユニバーサルデザインというふうに出たんですけれども、この計画の中でもユニバーサルデザインについてしっかりとやっていくというふうに書いてあるんですけれども、具体的にはどのような取り組みなのでしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  授業の中でのユニバーサルデザインというのは、誰にでもわかりやすい授業ということになります。ですので、なるべく静かな環境でめり張りのある授業ということなのですが、まずは見通しをしっかりと示すということ。それから、教室の環境としては、余り余計な刺激を置かないで、視覚的にもシンプルで見やすい黒板の使い方であったりということになります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。確かに見通しを示すと、ああ、次、こうなんだなという見通しが立てられて、すごく安心するというところもあると思いますので、引き続きそういった方に寄り添った授業の展開なども含めて──あと人的な支援ということで、学習ボランティアの方のサポートというのはいかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  特別支援学級においては、介助員というような制度もございますけれども、通常の学級でも小1支援員という制度があって、小1プロブレムの解消、あとは、今は基本的に1学期の間というようなことで対応していますけれども、それを継続したり、いろんな特別な対応を、できる限り相談をしながら配置を継続していると、そういうようなことは今実施しているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。1学期に支援員がいらっしゃるということで、ぜひ継続して──やっぱりそういった子、ちょっと動いてしまうような子とか、歩き回ってしまう子がいる中で、先生が一人で対応するというのは、なかなか難しいと思いますので、ぜひそのあたりの拡充をお願いしたいと思います。
 次に、資料5の三鷹市小中学校施設老朽化対策調査結果についてというのを見させていただいて、非常に老朽化が進んでいるんだなというのが、かなり衝撃を覚えまして、そうなんだろうなと思いながらも、やっぱりD判定ですとか、あと中性化もかなり進んでいるのかなというふうに思ったんですけれども。長寿命化に適さないものという、そこが6棟ということで、これは全部校舎なんでしょうか。あとは、この長寿命化に適さないものは建てかえというふうになるんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今の長寿命化に適さないものという定義なんですけども、学校施設の長寿命化改修の手引、これ、文科省さんの手引なんですけども、ここにおきまして、コンクリート強度が13.5ニュートン以下のものについては、70年から80年程度の使用期間を目指した場合の長寿命化改修に適さないということになっております。コンクリートにつきましては、いろんな分類があるんですけど、五、六十年から七、八十年という形の中で仕様が定められているというふうに認識しておりますが、その中において適切な改修なりをしていくことによって、70年、80年使えるようなものになってくるという中において、コンクリート強度というのが建物の躯体の強度になるんですけども。それについて手引に基づきますと、維持をするための改修工事というのが、文科省のほうで手引にあるわけですけども、その手引に基づくところにおいての適さないということになります。
 なので、今すぐその建物自体が──今健全性を失われているわけではありませんので、今後、改修をする上で順番にやっていく形の中においては、ある程度それを加味しながら計画をつくっていくということになります。建物自体が同時にできているケースが多いものですから、やはり一気に年数ごとに、例えば70年たったら建てかえるとか、80年たったら建てかえるとやってしまうと、結局同時に何校も建てかえなければいけないので、やはりその辺の財政フレームを含めて標準化を図るというところで、ある建物については改修を入れながら長く使う、ある建物についてはある一定のところで改修というか、改築をするというような形の中の計画を、今後していくという形になります。
 質問のところで、あと6棟が校舎ですかという質問なんですけども、体育館も含まれております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。この6棟が体育館と校舎も含まれているということで、やっぱり本当に重々お感じだとは思うんですけど、やっぱり子どもたちが過ごしている場所で、多くの方の避難所にもなる場所ですので、ここは優先度を高く、しっかりと改修ですとかしていただきたいなと思うんですけれども。この表、意匠・設備の劣化状況を見てみると、D判定、早急に対応が必要と書いてあるんですけれども、ここを早目にやっていくというようなことなんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  先ほどもちょっと御説明の中でさせていただいたんですが、意匠・設備については全体的にやはり劣化が進行しているというふうに認識しておりますので、特にD判定含めて、全体的に確認をしていく必要があると思っていますが、優先的に対策を講じる必要があるというふうに認識しております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。せっかくわかりやすい表で、優先度の高いところがわかるようになっているので、ぜひ優先度をつけてやっていただきたいなと思っております。
 それで、学校設備について、トイレの洋式化ですとか、トイレの改修工事、あとはクーラーを入れたり、ほかにも改修があると思うんですけれども──何というんでしょうね、老朽化が進んでいるところに、トイレ1個つけると、すごくお金がかかると思うんですけれども、しっかりと計画性を持って、優先度の高いところじゃなくて、ある程度安全性が確保されているところというか、そういうところにまずはトイレの洋式化をしていただきたいなと思っていて。
 洋式化して、すぐに工事になって、トイレの改修費が無駄になりましたというのは、やっぱり経営的に少し違うんじゃないかなと思うので、しっかりと結果を踏まえて、お金の使い方、修繕の仕方、トイレの設置の仕方ですとか、どういうふうに計画をしていくのがいいのか、しっかりとお金の使い方を計画性を持ってやっていただきたいなと思うんですけれども。この老朽化対策の結果と、あとはトイレの整備ですとか、体育館のクーラーとかというのは、一緒に考えて計画をしているんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  そういう意味では、昨年度調査をして、今委員の皆さんに御説明をしている段階ですので、今年度、令和元年度の事業については、この調査結果を踏まえた予算にはなっていないんですね。ですから、当然、洋式化というのは、洋式化率が低いところについてやっているということです。
 さっき委員さんがおっしゃっていた建物の強度が低いものということについては、22校、強度が足りていないとは思っていなくて、先ほど御説明したとおり、健全性には問題がないというふうに認識をしております。ただ、意匠・設備含めて、D判定を含めて老朽化が進行しているものもございますし、先ほど申し上げたように、長寿命化に適さないという判定のものもございますので、やはりその辺をしっかり踏まえて、今後、長寿命化計画を策定していきたいというふうに思っております。その中では、当然ながら今後の改修計画をつくりますので、それをもとにさまざまな改修も含めて考えていきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひこの調査の結果を踏まえて、トイレの洋式化、冷房設備ですとか、絡めて考えていっていただきたいと思います。せっかくトイレを新しくしたのに建てかえでは、もっと早くトイレの改修が終わるかもしれなかったことを二重にやってしまったりとか、すごくもったいないことになりかねないので、しっかりとそのあたりは検証していただきたいと思います。
 あとは、学童も今足りないので、もし建てかえを検討するようであれば、一緒につくるですとか……。


◯委員長(伊東光則君)  済みません、学童は所管が違いますので。


◯委員(山田さとみさん)  ごめんなさい、そういったことも考えていっていただきたいなと思います。所管が違うのはわかっているんですけれども、そういったことも一緒に視野に入れてやっていただきたいなと思っております。
 みたか子ども読書プラン2022についてちょっとお伺いしたいんですけれども、ヤングアダルト世代への対応がちょっと課題であるというふうに書いてあるんですけれども、やっぱりこの世代が図書館に来るって、やっぱりちょっとハードルが高いのかなと思うんですが、中期の達成状況を見ると、おおむねいい傾向なのかなと思うんですけれども、ゼロから18歳を対象とした図書館資料と書いてありますけれども、中高生世代へどういう蔵書がいいのかなというのをアンケートされたりとか、そういった何か御活動はされているんでしょうか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  ヤングアダルト世代、中学生、高校生世代の資料については、特に中学生と高校生に直接的なアンケートのほうは実施はしてはいないです。ただ、選書をする中で、他市での貸し出しの状況であったりとか、予約の状況であったり、あとは、いろんな書評等、担当の職員が現物を見ながら本の選定をして、選書会という会議にかけて、最終的には図書館長のほうで決定をしながら蔵書の充実を図っておりますので、なるべく中高生世代の利用されやすい、また、一般書に橋渡しになるような資料を蔵書するような形で充実を図っているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。そういった取り組みがいい傾向に向かっていると思いますので、ぜひ継続してやっていただきたいなと思います。
 あと、教科書の選定についてなんですけれども、保護者の代表ってどんなふうに選ばれていらっしゃるんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  こちらなんですけれども、小学校の方が今回はメーンだったんですけれども、支援学級の保護者の方、それから具体的に小学校の保護者の方ということで、各学校のほうに校長会長のほうでお願いいたしまして、どの学校から選んでいただくのかといったことを出していただいた上で、御推薦をいただいて、うちのほうで委嘱をしているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。ありがとうございます。どんな方が選んでいらっしゃるのかなというのが非常に興味がありまして。
 またもう1つ質問で、中学校の教科書で、同じ教科書のものを引き続き使いたいというような御意見があったと。生徒のほうからも、そういった意見があったというふうにおっしゃっていたと……。
                (「学校から」と呼ぶ者あり)
 学校からあったんですね。わかりました。生徒からというふうに聞こえたので、わかりました。
 あと、いじめについてもちょっとお伺いしたいんですけれども、やっぱりコミュニティ・スクールをしていて、いじめが減った、あと、不登校率もすごく低い水準だと思うんですけれども、こういった背景って何が要因だと思われますか。


◯指導課長(松永 透君)  コミュニティ・スクールがきいているのか、小・中一貫教育がきいているのかというのは、なかなかちょっとこれは一要因で分析がしにくいところもあるんですけれども。1つは、中1ギャップといった部分から申し上げますと、特に小学生から見ると、中学生って、急に大人のお兄さん、お姉さんという状況に見えるといったこともあって、かつては怖いというイメージもややあったのかなというふうに考えているんですけども、日常的に中学生とも触れ合ったりとか、当たり前のように中学校にも来るような行事が何回かあったりということがありまして、大分子どもたちにとってなれてきているのかなというふうには考えているところです。不必要なギャップをなくすといったことは、1つの三鷹の小・中一貫教育のコンセプトでもありますので、それに向けては成果が上がっているのかなと考えています。
 また、コミュニティ・スクールの要因ということで申し上げますと、やっぱり地域の見守り体制とか、あるいは学校に入ってくださっている方々の──名前も知らない人ということではなくて、近所の顔見知りの方がさまざまな場面で見守ってくださっているというのは、物すごく大きいのかなというふうに思っています。特にいじめとか、そういった問題については、日常的に名前を知って、顔を知って、地域でも子どもたちが挨拶をできるような関係になってきているというのは、健全育成上はとてもすばらしく、いいことかなとは思っているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。やっぱり地域の方とのつながりというのが、小さな──先生が気づかなくても、親が気づかなくても、地域の方が気づいてくださることもあると思うので、ぜひそういった点を大事にしていただきたいなと思います。やっぱりギャップをなくすというのは、中1ギャップで授業についていけないですとか、そういったことがないような取り組みだと思いますので、ぜひこれからも強化していっていただきたいと思うんですけれども、前回、文教委員会でお伺いしました、いじめの件数が多いことをもって、その学校や学級に課題がある捉え方をしないというのを当初から組み込んでいた。だから、いじめの件数の推移が変わらないというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、これって、いつからの取り組みなんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には、いじめ問題というのは社会問題として大分大きくなってきた時期があって、法制度化されたりということもあったわけですけれども、問題行動調査ということで、文部科学省のほうで毎年行っている調査につきましては、これはずっと前から行われてきているものです。そういった部分も含めて、法律ができて、取り組みとしての組織化ということは当然三鷹でも行ったわけなんですけれども、その部分以前に、子どもたちとの関係というか、保護者からも申し出も多いし、実は三鷹ではどちらかいうと先生が発見するというケースが非常に多いというのが特徴でして、そういった部分では、いつからというのはなかなか難しいんですけれども、ずっと同じスタンスではやってきているのかなというふうには考えています。
 ただ、数として、ぼおんと物すごく大きい数が出てくるといったことについては、学校のほうには教育委員会からも、これが、数が出ることというのは、逆に網の目を細かくよく見ているということなんだということで、ずっとそういうことについては言い続けてまいりました。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。やっぱり教育委員会のほうから、そういうふうによく見ているねという言葉がけってとても大事だと思いますので、ぜひ継続していただきたいんですけれども。やっぱり先生って、ほかへの異動があったりとかすると思いますので、引き続き先生が気づいていただけているということなので、今後、異動があってもしっかりと見ていただけるような取り組みをしていただきたいと思うんですけれども。
 今までいじめを先生が発見しやすくなるための何か特別なこととか、されてきたんですか。


◯指導課長(松永 透君)  アンケート調査とか、さまざまなことについては、よそと同じようにはやってきています。三鷹独自で何かができているかというと、そういう部分は特別にはないんですけれども、割と三鷹の先生方は子どもたちときちっと向き合ってやってくれるような姿勢がすごく強いなというふうには思っているところで、それが転入されてこられた新しい先生も、三鷹の学校の1つの文化として、周りの先生方がやられていることというのは、きちっと引き継いで一緒にやってくださっているなというのが実感しているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。特別なことはやられていないようなんですけれども、新しく来た先生についてもそういったお声がけをぜひしていただきたいなと思います。きのうもニュースになっていましたけれども、悲しい事故が起こらないように、しっかりとみんなで見守っていくスクール・コミュニティを実現していただきたいなと思いまして、私の質疑は終わらせていただきます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。短く終わります。教科書の展示会、私も夏、見てきたんですけれども、ひっそりとして、私以外、誰もいらっしゃらなかった。平日の昼間だったからだと思うんですけれども、参加者の方、何人ぐらいいらっしゃって、意見はどのようなものがあったか。また、先生方の教科書に対する御意見などがありましたら、教えてください。


◯指導課長(松永 透君)  教科書展示会ですけれども、5月31日から7月3日までということで、教育センターの3階第三中研修室というところで行われました。こちらですけど、保護者、市民ということでいうと、61名の方が来所されました。教員は64人の人が来て見ていったという、そんな状況でございます。保護者、市民の方のほうですけれども、その中から17名の方からアンケートということで御意見をいただきました。
 1つは、各教科の中で、やはりいろいろと御自身の関心のあるところについて、ちょっと見比べてみたんだけれども、こういったところがすぐれているとか、この部分についてはちょっと表現が若干甘いんじゃないかという御意見等、いただいておりました。
 それから、教員のほうからの意見ということでは、教科書展示会ではないんですけれども、基本的には各学校を指導課のほうでも巡回をさせてもらいまして、1週間ずつぐらい各学校に全てのもの、相当な量になるんですけれども、そちらを置きながら見ていただき、どうかな、使いやすいかなということも含めて御検討をいただいたりしているところです。各教科等の選定資料の作成委員というのもおりますので、学年から各教科ごとに1人ずつ出ておりますので、意見等を聞きながら資料等もつくられたのかなというふうには考えているところです。特段、教員のほうからは特別な声というのは聞こえてはこなかったところなんですけれども、基本的には教科書の検定を通っている教科書でありますので、どの教科書もさまざま、新しい学習指導要領についてはきちっと踏まえてつくられているといったことでは、ある意味安心をされながら見ていられたようです。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。教科書、三鷹では割とバランスのとれているいい教科書がこれまでも選ばれてきたんではないかなというふうに、私個人は思っております。ありがとうございます。
 あと、学校の劣化状況のことを、やっぱりどうしても聞かなければならないと思うんですけれども。やはり、山田さんもおっしゃっていたように、調査の結果、CとDの多さが余りにもあって、驚きました。特に多かった機械設備92.5%、電気設備72.5%、これは具体的には、市判断なんですが、どのようなものを指していますか。個別の劣化評価の表のところです。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  電気設備、機械設備というところについて言えば、電気設備ということでは、今回、検査している内容なんですけども、例えば電源の引き込み位置ですとか、高圧受電設備ですとか、動力制御盤ですとか、あと照明、電話、火報、それから放送設備、機械設備みたいな、あとガス漏れ探査とか、そういうような電気を伴うようなものを見ております。
 機械については、給水設備ですとか、排水設備ですとか、給湯、衛生器具、散水栓ですとか、空調ですとか、換気ですとか、ガス、消火設備などを指しております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。やっぱり電気系統、本当にこの間、四小の体育館で雨漏りがしていたときも、配電盤とかもあるのに、漏電なんかもすごい心配だったので、早く進めていただきたいんですが、このDの早急に対応が必要という、この早急というのは具体的には5年後なのか、10年後なのか、早急という言葉に具体的な年数みたいなものというのは定義はあるんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  先ほど申し上げましたように、文科省の手引によってこの点数化をしているわけですけども、A、B、C、Dの中のD評価と。その中では、早急に対応が必要という言葉が使われております。基本的には評点というのがありまして、点数によってC評価であったり、D評価であったりするというふうに認識しておりますので、全般的にD評価のものについては設備が老朽化している、劣化しているという認識でおります。いつまでにとか、そういう規定はございません。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。この一覧表を見ていますと、やはり総合評価のところで、一番高いのが三小の校舎、五中の体育館の97点の一方、五小の校舎は29点、四中の体育館は29点と、どうしても点数での評価になると、差がとてもあるなというふうに感じます。三小は校舎もきれいなのに、体育館にはエアコンもついているのに、ほかのところは、五小や四中は改修が行われていなくてというようなバランスがとても偏ってしまうというふうに、これだけを見ると感じてしまいます。
 保護者の方たちは自分の学校に通っていたころはこうだったからとか、自分の地域のことしかわからなくて、自分の子どもの行っている学校のことしか、ちょっとわからないんですけれども、こうやって一覧で、よその学校はこんななんだというのを見ると、やはり、どうしても、Cとか、Dばかりのうちの学校はもうちょっと何とかならないのかなというふうに、越境させてもあっちに行かせたいわってなるんじゃないかなと思って、やはり子どもたちの環境はよりよく、やっぱりなるべく平等にというのが大前提だと思いますので、優先順位つけるのはすごく大変だと思いますし、山田さんがおっしゃっていたように、せっかく直しても、またすぐ改修になるんだったらもったいないとか、いろんな事情はあるかと思うんですけれども、ぜひなるべくバランスが偏らないように、早くAやBが並ぶような三鷹市の学校を目指していただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず初めに、またスクール・コミュニティのことなんですけれども、前回の委員会でも質問させていただいたんですが、このコミュニティ・スクール、地域とともにある学校づくり、スクール・コミュニティは学校を核とした地域づくりということで、言葉遊びのようだけれどもということで、前回、指導課長のほうもおっしゃっていたと思うんですけれども。
 今までの学校支援ボランティアとか、また地域のボランティアとか、さまざま地域子どもクラブとか、地域とともにずっとあったと思うんですけれども、このスクール・コミュニティの考え方、もう一度聞きたいんですが、これまでの取り組みの延長線で進化していくのか、それとも、また新たな視点で取り組まれると考えているのか、ちょっとそこを確認しておきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  コミュニティ・スクールからスクール・コミュニティへというのが、三鷹でこの間、小・中一貫、コミュニティ・スクールを進めてくる上での1つの合い言葉でした。市制施行60周年の記念のときの教育フォーラムを開いてもらった、そのときのテーマがコミュニティ・スクールからスクール・コミュニティへという、そういうテーマでいろんなものをさせていただきました。
 コミュニティ・スクールをきちっと進めていく、広めていく、そして深めていく、そういったことを通して、さまざまな方々が学校に集っていただける。そうやって集っていただけた方々とともに、またその延長線上にという意味──大倉委員、おっしゃっていましたけれども、まさにその方向の中で、そういったさまざまな子どもたちへの思いを入れてくださる皆さんの、そういう熱意を地域により広げていこうと。それは、だから、三鷹市の1つの方向性であるコミュニティをどうつくっていくのかといったところにもつながるものというふうに考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。子どもたちへの思いを持ってくださる方たちを地域に広げていくということで、これから具体的な新たな取り組みというのもあるのかなと思うんですけれども。その中の1つかなと思うんですけれども、地域人材の育成と協働の推進ということで、事業計画の中に、地域人材、大学生等による学校支援の充実とあるんですが、やはりこの地域人材の発掘、これ非常に大事かなと思いまして、三鷹市には非常に優秀な方たち、また本当に仕事をリタイアされた方たちとかも多くいらっしゃると思うんですけれども、この地域人材の発掘をどうしていこうとお考えなのか、お伺いしたいと思います。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  地域人材の発掘、育成についての御質問についてお答えします。前回の文教委員会でもお伝えしたと思うんですけれども、現在、コミュニティ・スクール推進員、地域学校協働活動推進員ということで国では呼んでいますが、学校と地域をつなげる役目ということで、そういった方を現在5学園に配置しております。これは順次拡大し、三鷹の森学園、連雀学園にも今後配置を予定をしておりますが、全学園配置を予定しております。この方々が、現在ですとまだ保護者の方に比較的頼りがちなボランティア活動を、保護者の方もお忙しいですので、地域の方々も、第一線を退かれた方もまだまだお元気で力を持っていらっしゃいますので、そういった方々に学校のほうに来ていただいて、子どもたちのために活躍していただくと、そういうつなぎ役として、現在配置を進めておるところです。
 また、先ほど教育長のお話にもありましたが、統括的な推進員ということで、統括推進員も置く予定でございますので、さらに推進員のまとめ役、リーダー的な存在として、さらに推進役を広めていきたいというふうに考えておるところでございます。具体的には研修会の開催だったり、また、勉強会、説明会、そんなことを開催して、よりボランティアの方は活動しやすい、ただお声をかけるだけではなく、学ぶ機会も広げていきたいなというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。としたら、コミュニティ・スクール推進員が地域と学校をつなげるということで、このコミュニティ・スクール推進員の方たちが活躍はしてくださっているんですけれども、その先の人たちの発掘ということで、この人たちがどこかに働きかけて、もっと学校にかかわっていってくださる方、そういったボランティアの方たちを募るとか、そういうこととは違うということでしょうか。


◯教育施策担当課長(福島健明君)  済みません、私の説明が不十分で。もう既にコミュニティ・スクール委員会の支援部がつくり上げている組織があります。そのプラスアルファというところで、例えば大学であったり、例えば地域の諸団体に出向いていったりとか、そういうやり方はさまざま地域の特性がございますので、このやり方というよりも、その方の人脈、先ほど大倉委員がおっしゃっていただいたような、かなり豊富な人材が三鷹にはいらっしゃいますので、そういったところをいかに地域性を出してつなげていただくというところを大事にしております。
 コミュニティ・センターですとか、または青少対、交通対、さまざまな団体がありますので、そのところを今想定をしております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。
 では、続きまして、適応指導教室のことでお伺いをしたいと思います。適応指導教室なんですけれども、非常に不登校の児童は少ないけれども、でも、実際、不登校としてカウントされていないお子様が三鷹市内にも本当に多くいらっしゃる現状があると思うんですけれども、今回、第一中学校と教育センターに来年度、教室を確保するということなんですけれども、このそれぞれのすみ分けというのがあるのかどうか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  一般的には適応指導教室というふうに呼んでいるんですけれども、三鷹では支援ということで、適応支援教室というような仮称で今進めているところです。第一中学校、それから教育センターにということで、2カ所、教室を今整備しようということで検討を進めてきているところなんですけれども、1つは、学校復帰というのがやはり究極の目標になってくるわけでございますけれども、そのために学校から離れたところでハードルを低くする必要がある子どもたちもいるかもしれないんですけれども、逆にそうしてしまうことで、学校から足が遠のいてしまう可能性もあるといったことで、学校の香りのするところで、全然別建ての中身ではあるんですけれども、復帰に向けた支援をしていこうということが1つの方法。
 また、逆に、そこではとてもハードルが高くて通えないというお子さんも、中にはいらっしゃるのかなと思います。また、特に第一中学校の生徒であると、なかなかそこに通うというのは困難なこともあるだろうといったこともありまして、そういった子どもたちに向けては、教育センターのいわゆる分室のような形で指導ができる体制を整えていくことが、これは困っている子どもたちにとってもプラスに働くのではないかというふうに考えて、すみ分けと言えるかどうかわからないんですけれども、そのようなコンセプトで今計画をしているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に一中のお子さん、そこで不登校になったお子さんはやっぱり同じ学校に通うということは大変なハードルだと思うので、そういうことでの配慮ということがわかりました。ありがとうございました。
 また、対象になるお子さんたち、多くいらっしゃると思うんですけれども、この方たちの人数と、そこに通ってくるであろうと想定されている児童・生徒の人数というのはどのように考えられているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  なかなかそこの部分というのは、ニーズの把握というのは、まだ現状ではとても難しいかなというふうに考えています。ほかの自治体で、開設したタイミングとかの状況を聞きながら進めているところではあるんですけれども、初年度は恐らく20人ぐらいなのかなとは考えているところです。いわゆる本格的な不登校にというお子さんも中にはいらっしゃるとは思うんですけれども、どちらかというと、何となく今行きづらくなってしまったという子どもたちが、一時的に避難しながら学校復帰に向けたということで、家にずっといるということがマイナスに働くことというのも非常に多いものですから、そういった形で進めていければなというふうには考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。人数の想定が確かに難しいかなと思うんですけれども、初年度、20人ぐらいということを見込まれているということなんですが、ここに対する先生方、専門職の方の配置とかはどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  まだ確定的なことを申し上げるのは、ちょっと時期尚早ではあるんですけれども、基本的には学校の教員を退職された方々、東京都の職名でいうと、いわゆる非常勤教員と言われる方々をお願いしようということで、今準備はしているところです。東京都との協議とか、いろいろまだあるので、まだ明確なことは申し上げるところは難しいんですけど。
 あわせて、現在、学習指導員として、いわゆる校内通級や何かのところでも活躍されている方々をそちらのほうに配置しながら、子どもたちの学習支援を進めていく予定です。この方々は基本的に教員免許を持っていらっしゃる方々ということです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。本当に学校に通えないお子様を持っている保護者の方、非常に期待を高く持っておりますので、どうかお子様に最大限に配慮した運営をよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、校内通級のことなんですけれども、今回、中学校にも設置をされるということで、本当に小学校の継続的な支援ができるということで、うれしく思っているところなんですけれども、中学、今までなかったので、教員の方たちの理解、啓発というのが非常に重要になってくるかなと思うんですけれども、今年度、半年たちまして、いよいよ来年ということで、その辺のところ、どのようになっているか、お伺いしたいと思います。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  三鷹市は現在、二中と六中にいわゆる通級指導学級を設置しておりまして、来年度に向けましても、この二中、六中を拠点校として、そこから教員たちが巡回をしていくという体制をとろうと考えております。ですので、入級の判断であったり、生徒というか、理解、啓発などにつきましては、今までの通級の形を、今度は教員が各在籍校に出向いていって指導するという、小学校で展開していたのと似たような形でやってまいりますので、それについては特に大きな支障はないと考えております。
 ただし、二中、六中については、今まで不登校の生徒さんに対応しておりましたので、そこで今度適応支援教室ができますので、それとすみ分けをしながら続けていくという、そういう形になります。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。中学にできるということで、今まではなかったので、そういう対象に該当するお子様もそういう支援が受けられなかったのかと思うんですけれども。二中と六中とかにも、そういう情緒の支援学級とかあったかと思うんですが、今回、校内通級ができることによって、あなたはその対象だよという、そういう明確なお子さんとかがそれぞれのクラスに存在をされるのかなと思います。
 中学に入って、その辺のところの先生の理解にそれぞれ差があるかと思うんですけれども、実際に先生の一言で深く傷ついて、それがまた二次障がいに結びついていくといったケースもお伺いしていますので、それぞれの先生方、いろいろと対応してくださると思うんですけれども、しっかりと理解、啓発、大事かなと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 済みません、最後にこの学校の長寿命化のことなんですけれども、今回、昨年度、コンクリートの構造躯体調査と、意匠・設備の劣化状況調査ということで、本当に具体的に細かくこの調査結果も出していただいているところなんですけれども、この長寿命化計画というのを広く保護者の方に、例えばホームページとかで公表していく、そういう方向性はあるのか、お伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  計画策定においては、議会への御説明を経て、パブリックコメントをして、公表していくというような手順だというふうに認識しております。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。その公表の仕方というのはどのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  基本的には、ほかの計画と同じような扱いをしたいというふうに考えておりまして、当然ホームページでの公表もしますし、当然ながら学校長への説明なども行っていきたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。非常に子どもたちのいる日常は勉強する場、また、災害時はそこは避難所ともなる場でございますので、本当に一気に老朽化の時期が来ているということで、財政面でも、本当に、非常に大変だなということは感じているところなんですけれども、長期的な視点に立ってぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 ごめんなさい、本当にこれは最後なんですけれども、空調の整備のことでお伺いしたいんですけれども、これまで整備していただいたのも、国と、東京都と、三鷹市とっていうことで、それぞれ財政の負担をされていたかと思うんですけど、東京都の補助金、もしかしたら来年度で終わってしまうのかなと。どうでしょうか、その辺の補助金の国と都の期限というか、そういったものの情報を教えていただけたらと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  空調設備といいますと、普通の特別教室、普通教室というところもありますけども、今やっているところについては、体育館の空調につきましては、東京都から令和3年度までの補助金が特別に設定されているところでございます。国のほうも、当然設備の仕方によって補助の対象になったり、ならなかったりするんですけれども、東京都のほうについていえば、もし国の補助が対象にならない場合には、その部分も含めて対象という形で聞いておりますので、三鷹市としては国・都の補助を活用しながら整備を行っていくという方針になります。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。来年度かと思ったら、令和3年度までということで、やはり市の財源だけでは大変にお金がかかってしまいますので、国・東京都の補助がいただける間に、本当にいろんな計画、できれば全小・中学校がつけられるような計画ができたらなと希望しておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  済みません、よろしくお願いいたします。皆さん、今校舎の耐震をいろいろお聞きしていたんですけども、私も1つだけちょっとひっかかっているところがありまして。というのは、これでいくと3ページのところの意匠・設備の劣化状況調査の一番最後の行に、健全度が40点未満の建物については、優先的に対策を講じることが望ましいとされているというふうに書いてあって、その後ろに、各学校の意匠・設備の劣化状況の総合評価というのがあるんですけども、ここで今、40点未満の建物についてはって言っているんですね。
 この表を見ると、検査している数が80しかないんですよ。これ、見ると全部──裏と表で80ですね。その中で、大変申しわけない、2割が40なんですね、この調査の内容が。点数はこれ、1点ずつ評価があるみたいなんですけど、こんな2割も40という限界に本当に来るのか。私も事務屋じゃなくて、技術屋なもんですから、ちょっとこんなことってあり得るのかなと。どのように思いますか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  これ、文科省の基準に基づいて算定をしているわけですけども、まず劣化状態のA、B、C、Dというものについては、それぞれの検査項目に基づいた点数の判定と。それに基づいて、健全度の算定という意味では──総合得点のところですけども、それぞれの各施設の5つの部位に対して劣化状況を4段階で評価して、100点満点に数値化した指標になるわけですけども、それぞれ配分というのが決まっております。
 例えば屋根とか、屋上の部分についてはどれぐらいの配分とか、それぞれの外壁、内部仕上げ、電気、機械というのが比重が決まっておりまして、それに基づいて健全性の総合判定が出てきていくというふうな形になっております。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、あくまでもこれ、偶然というか。皆さんは委託したほうですから、業者さんがやっているものですから、結果については信用するしかないと思うんですけど、私としては、2割というのは余りにも多過ぎるんじゃないかと。それで、40というのは、限界値じゃなくて、40が限界で、50とか、55が多いんだというのだったら納得できるんですけど、限界の40のところが2割もあるというのは、ちょっと私としては納得しかねるなというふうに思っております。
 そういう評価のいろいろと──屋根、あるいは壁、いろいろあると思いますので、それについては、私も現実に物を見ているわけではありませんのでコメントできませんけれども、それはそれで、じゃあ、わかりました。そういうことで、一応、やっぱり結果としては2割が40であったということで受け取らせていただきます。
 それで、あと、済みません、農協さんとの関係、給食の関係なんですけども、こちらのほうの基本方針のほうで、18ページのところに三鷹産野菜の日を実施するなど、さらに拡充に取り組んでいきますというふうに書いてあるんですけども、材料の仕入れというのは、栄養士さんの仕事だと思っていますけども、栄養士さんに対して、市のほうで──例えばこの間ちょっと農協さんともお話をしたんですけども、市内産野菜、どうも値段が市場よりも幾らか高いみたいなんですね。それに対して、市のほうで、例えば月に1回なり、2回なり、三鷹産野菜の日ではなくて、使える野菜、旬の野菜を市内の農協さんから買い求められるような、例えば予算措置をしてあげるとか、それ以外に何かほかに指導をされているんだったら、教えていただきたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  御質問いただきました市内産野菜の活用状況なんですけれども、三鷹の市内でとれるお野菜というのは、大体収穫の時期が限定的といいますか、時期が限られているような状況がございます。ちょうど今ぐらいの時期までに出てくる、6月、7月あたりの夏野菜と、あとは秋冬、大体11月から年明けぐらいまでに、また出荷が集中するというような状況にございます。
 そういった中で、できるだけ使っていくということは、栄養士のほうでも共通の認識として持っております。それで、比較的、やっぱりベテランの栄養士さんのほうがお使いになられるというようなことを御質問されていた議員さんも、一般質問のときにはありましたけれども、そういったノウハウについても、定例的に開かれている栄養士会の中で情報共有する形で、どこの学校でもできるような情報共有というのを、こちらのほうでも心がけてはおります。


◯委員(吉沼徳人君)  心がけていただいて、できるだけ──夏野菜というのは使いづらいと思うんですよ。大きさや何かがあったりして、また、夏休みということもあって、使いづらいかと思います。これから、葉物が出てくると、ちょっと使いやすいんじゃないかと思いますので、できるだけ栄養士さんに使いやすい方法を教えていただいて。近隣市で一番三鷹が低いんですよ。市内産野菜を使っている給食の率が。ですから、農家は頑張っておりますので、できるだけ市内産野菜を御利用いただけるように御指導いただければと思います。よろしくお願いします。
 それと、川上郷のことなんですけども、ここに、23ページに利用率向上──私も、これも長いことこの言葉を現役時代から聞いているんですけど、今どのぐらいの利用率で、過去何回もこの言葉は聞いているんですけど、利用率は上がってきているんですか。今、どのぐらいの利用率なんでしょう。


◯総務課長(高松真也君)  川上郷自然の村の件で御質問をいただきました。川上郷自然の村につきましては、小・中一貫の中でも、小・小連携で自然教室を計画的に行える施設ということで、やはりその意義も再確認する中で、存続をさせていただいているところでございます。存続をするということは、まさに効率的な運営、利用者の拡大というのが求められていると認識しておりまして、指定管理者とも連携しながら、さまざまな取り組みを進めているという状況でございます。
 ここ数年、おかげさまで利用者としては1万人以上の一般利用者の方をしっかり確保しながら進めることができておりますが、ただ、頭打ちのような状況がございますので、さらに利用者の拡大を図るために、指定管理者とも連携を強めながら、効果的なPRをこれからも進めていきたいと考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  ただ1つの三鷹の外の施設ですので、でも、私も何回か使わせていただいているんですけども、行けば、とてもいいところなんですよね。なかなか足が難しいんです、ここ、どうやって行ったらいいか。その足については何か考えていらっしゃいますか。


◯総務課長(高松真也君)  そういう意味では、お車を持っていらっしゃる方は比較的行きやすいということがある半面、なかなか難しいという方もいらっしゃるというふうにも認識しております。指定管理者のほうでは、自主事業なんですけれども、三鷹市役所発着のバスツアーを四季折々の内容を盛り込みながら実施をさせていただいているところでございまして、そうしたツアーの参加者の方も一定程度いらっしゃいますので、引き続き魅力あるツアーの実施ということで、指定管理者とも連携しながら進めていきたいと考えます。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね、キノコ狩りとか、スキーとか、いろいろ計画はされているようですけど、申しわけありません、そういった事業のときの利用率というのはどの程度ありますか。


◯総務課長(高松真也君)  申しわけございません、ちょっと具体的な数字は今手元に持っておりませんけれども、ツアー自体は、年間通して4回程度実施をしているというような状況でございまして、ツアーごとに参加者の数、まちまちかもしれませんが、20人から30人程度というところかと考えております。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  4回もやっていただいているんですけども、できるだけ多くの市民の皆様に利用していただけるように、PRのほうをひとつよろしくお願いしたいと思います。
 次に、下連雀五丁目、日本無線の跡地なんですけども、通学区域が変更になるような話を伺っているんですけども、子どもさんたちが学区域をかわることによって、通学距離が物すごく遠くなってしまうとか、あるいは危険な場所を通らなければならなくなるというようなことは、現実に今、どのように考えていらっしゃるか、お尋ねをしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  通学の距離でございますけれども、著しく長くなるような認識はございません。若干の差は当然出てこようかとは思いますけれども、通常の小学校1年生のお子さんがおよそ通えないというような距離ではないというふうに、教育委員会では認識をしております。
 今後の通学路の設定でございますけれども、具体的にいうと、第一小学校だったり、第六中学校だったり、一部第六小学校が該当してくるのかなと思うんですけれども、ちょうどこれからの時期、2学期中に新たな新年度に向けての通学路の指定というのを行ってまいります。
 これの手続に関しては、まずは学校のほうから、ここの道を指定にしたいというような御要望をいただいた上で、こちら教育委員会のほうでも現地を確認し、また、警察署、そちらのほうに意見聴取をお願いをさせていただいた上で、警察とも一緒に学校も、場合によってはPTAの方、関係者の方も御一緒できればと思っておりますけれども、合同点検といいますか、実地の検査といいますか、現地を確認していただいて、警察から見て、その道が通学路として問題がないかどうか、支障がないかどうかといったところについて御意見をいただく予定になっております。
 その中で、何か対応したほうがいいというようなアドバイスをいただきましたら、そういったものも参考にしながら、市長部局と、また道路管理者と連携協議しながら、適切に対応した上で新年度に向けて通学路の指定ということを、今後していく予定でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  通学路の指定って、すごく難しいと思うんですね。というのは、7時45分から8時45分でしたっけ、1時間、車が入れなくなるわけですね。そうすると、まちの車の流れが相当変わってくると思うんですよ、通学路指定によって車が入れなくなることによって。そうすると、やっぱり近所の方の生活とか、そういったこと──警察さんはそんなこと関係ないと思うんです、安全だけだと思うんですけども、やっぱり付近住民の生活に、例えば裏通りに車が入ってきちゃうとか、通学路になったがために、その時間帯に車が通れないので、じゃあ、ほかの道路に入ろうとかっていうことがあると思うんですね。
 ですから、そういうことを考えて、やっぱり警察さんも大事なんですけど、付近住民の方と通学路指定をするところの道路に面した方々とはしっかりお話をしていただきたいと思うんですけど、どうでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  今、吉沼委員から御指摘があった件については、恐らくスクールゾーンのことをおっしゃっているのかなと思います。いわゆる通学路の指定とスクールゾーンの設定って、別のものになりまして、今は現実問題として、三鷹警察さんのほうで新たにスクールゾーンを認定するというようなことはなかなか難しい。ここ数年で新たにそういったゾーンが設定されたという例はございません。
 なので、現行の車の通行量は今と変わらない中で、子どもたちが通っていくということが前提になりますので、そういったところを加味しながら、今後協議を進めていく予定でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  わかりました。ちょっと私もスクールゾーンのことを考えていたものですから、ちょっと話が違ったかもしれないんですけれども、通学路についても、広い道路を通らなきゃいけないような場合、やっぱり十分な子どもたちの安全確保というものをお願いしたいと思います。
 それと、もう1件だけお尋ねをしたいんですけども、今こちらの運営方針と目標の中で、ライフ・ワーク・バランスということで、42ページのところに、先生方の働き方についていろいろ、今、盛んに皆さんにお考えいただいているところなんですけども、この方針の中の2に小・中一貫カリキュラムを生かした知・徳・体の調和のとれた教育内容の充実というところで、今年度から先行実施を行う小学校外国語(英語)について、小学校教員の指導力を高めるため、教員研修の充実を図りますといって、これ、先生の研修、それから、また、ICTを活用した教育内容の充実と学校図書館システムの更新のところでも、ICT活用推進モデル校の拡充等により、主体的・対話的で深い学びを実現するICTの効果的な活用に向けた教員研修や授業研究というふうに書いてあって、また、今ライフ・ワーク・バランスとか、先生方の働き方改革を言っている中で、またこういうことが出てくるんですけど、それは大丈夫でしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  学校の教員の研修が大変だっていう声というのは、今までもありますし、先生方を教育委員会に集めて何かするっていうような形の研修というのは、今極力少なくということで、研修自体は数を大分抑えたところです。逆に、この手の研修ですけれども、いわゆる何とかモデル校とかっていうと研究発表をしたりとかっていうようなことがよくあるんですけれども、そういうことを求めているのではなくて、実際に授業の中で使ってみて、こんなだったよといった形の、ある意味、軽目の報告書というか、そういうような形のものを、各先生方につくってもらったものをあわせて広めていこうと、そういうレベルのものだったりするようにしようということで、そのあたりは十分配慮をして進めさせていただいているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  研修といいますと、何日もかかったり、時間もかかったりするので、できるだけ先生方に負担のないほうを──負担のないというか、子どもたちのためにも勉強していただかなきゃいけないんですけれども、ひとつそういうところに配慮しながらやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問させていただきます。まず、先ほどの大倉委員の質問に続くんですけど、コミュニティ・スクールとスクール・コミュニティと、これ、私の認識では、清原前市長が4年前か、8年前ぐらいの政策に入れてきたのかなっていうような印象だったんですね。指導課長の御説明ですと、60周年記念だとほぼ10年前じゃないですか。10年前に学校現場からこういった意見が上がってきたんですか。
 認識していたのは、予算編成に当たっての重要施策、最重要課題とかの中にコミュニティ創生って入ったじゃないですか。新たなコミュニティづくりの中で、どういった形でコミュニティをつくろうかなという中で、コミュニティ・スクールがあるから、それを今度、学校を核としたコミュニティづくりでコミュニティ創生を図ろうかなって、いわば市長側からのあれでやっていたんじゃないかなと思ったんですけど、その辺はどうなんですか。


◯指導課長(松永 透君)  貝ノ瀬教育長が前の教育長だったときから、もうこの言葉というのはずっと使っていて、さまざまないろんな出版されているもの等についても、スクール・コミュニティのことは既に使っていた言葉でございます。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。改めて一般質問で貝ノ瀬教育長に質問したいと思います。
 続いて、各部の運営方針と目標の中から質問をさせていただきますけど、41ページのところのオリンピック・パラリンピック関係で、今年度既に各小・中学校や高校にオリンピック・パラリンピックに招待しますよじゃないですけど、東京都のほうから通知があったって聞いて、それに対する三鷹市の対応がどうなっているのか、お伺いしたいんですけど。


◯指導課長(松永 透君)  オリンピックであったり、パラリンピックであったりといったところについて、今地域連携会議等も、私も出させていただいているんですけれども、地域の皆様のほうからは、ぜひ小・中学生にオリンピックを実際自分の目で見るという経験をさせてほしいということは、すごくひしひしと伝わってくる思いだなっていうふうに感じているところです。
 それも踏まえて、三鷹市教育委員会としても、東京都のほうで学校観戦ということでチケットをくださるということですので、私どもの考えとしては、小学校1年生から中学校3年生まで、全員参加ができるようにするっていうことで、今準備をしているところです。東京都のほうから、その日の人数とか、あるいは低学年の子どもには、できれば屋内の施設のところでというような形のこととか、さまざま配慮いただく中で、その観戦の案、それが示されたところです。
 今それを学校のほうで、このとおりで大丈夫かどうかといったことの調査をしているところなんですけれども。ただ、やはり8月、9月という非常に暑い中であること、それから、実際に交通状況がどのような形になってくるのかまだ見えていないといったところ。さまざま学校としても、引率する責任上、子どもに事故があってはいけないという思いから、低学年の子は難しいんじゃないかという声もあったんですけれども、いや、それはどこに、いつ行くようになるのかということが決定してから、一緒にきちっと考えていこうということで、逆にこれは、私たちとしては、せっかく地域が応援してくださる学校ですので、またいろんな形でお願いをすることも出てくるかなと思いますが、安全な形で子どもたち全員が参加ができるようにということで。これは、夏休み期間であったりとか、あるいは9月に入ってからという、パラリンピックの期間もございますけれども、その中でできるだけそういう経験、体験を子どもたちに、一生のレガシーとして残していってあげたいなという思いでいます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひそのように進めていただいて、随時、委員会にも報告をしていただければと。個々で保護者の方からそういう話を聞いたので、どういった形で進めていくのか。また、当然行き帰りの経費を含めて東京都に要望したりとか、そういうことも必要になるでしょうから、そういうことも踏まえて、委員会のほうにも御報告をいただきたいと思います。
 続きまして、これはちょっと確認なんですけど、次の42ページの第五小学校のほうに新たに校内通級教室の拠点校を整備するというような形で示されているんですけど、これはイメージ的にどういった形──要は拠点校としての職員室みたいなのが、この第五小学校に設置をされるというような形になるんですか。どういった形でしょうか。


◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(田中容子さん)  今、第五小学校に拠点校としての整備について御質問をいただきましたが、今までは南浦小学校が連雀学園と三鷹の森学園の計4校に巡回をしていたのですが、非常に人数が多くなりましたものですから、それを分けまして、三鷹の森学園については、第五小学校に。おっしゃるように、教員が常駐をして、そして、五小のお子さんと、それから高山小に巡回をしていくというような整備でございます。
 ただ、教室につきましては、そういう職員室の整備ということではなくて、一昨年度整備した、その状態のまま教員だけが移ったという形になっております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 続いて、ライフ・ワーク・バランスなんですけど、私も某高校の働き方改革に携わっていて、就業規則の見直しからやらなきゃいけないんですよ。話によると、公立の小・中学校は別に残業代を払えとかじゃなくて、今までどおりの4%増しか何かのやつで対応するというような話は間接的に聞いているんですけど、もともとはやっぱり先生一人一人の労働時間の長さ──この前も一般質問で言いましたけど、ブラック企業と言われていて、大学生のなり手が少なくなっているという話も聞きますので、しっかりと働き方改革を進めなければいけないと思うんですけど。
 実際、ここに、こういったことに書いてある部分はわかります。人を配置して云々かんぬんと。私が携わっている高校では、去年、おととしの一人一人の労働時間とか、割り出して──今年度から施行じゃないですか。だから今、まだ4月、5月、6月、3カ月ぐらいのデータなんですけど、それもどれくらい働いているのか。それに基づいて、その先生が残業しなくてもいいような形でどうシフトをしていくとか、変えていくとか、例えば部活にとられる時間が多いんだったら、そこにどう部活を入れていくとか、個々に対応していかないと、私立ってなかなか労基署が求めているような働き方改革にならないんですね。その辺は、公立は問題ないんですか。
 我々に説明があるのは、当然なんですけど、三鷹市の学校全体としての取り組みっていうことで、個々の学校のことまで詳しくわからないじゃないですか。そうなると、漏れが出てくるんじゃないのかなと思うんですけど、その辺は当然教育委員会としても把握されていらっしゃるんですか。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおり、なかなか先生方、それぞれの家庭の状況とか、いろんなことを含めて、学校にいられる方で、ついいちゃうという方もやっぱり多くいらっしゃるのは事実なんですね。別に遊んでいるわけじゃなくて、きちっと仕事されているんですけれども。そういった方々がいるということは、私も学校におりましたので、その辺はよくわかっているつもりです。
 ただ、この4月から校務支援システムで在校時間の把握ができるようになってきたといったことで、それを積み上げて、1カ月当たりということで見ていったときに、やはり80時間超えとか、そういう方については校長先生に──私も校長会のほうでもお話をさせてもらったんですけれども、早く帰りなさいということを叱り飛ばすとか、そういうことではなくて、何の仕事が多くてこんなに残らなければならない状況なんだろうかといったことを、きちっと聞き取ってくださいと。
 その部分がやっぱり重いというふうに判断されるのであれば、年度途中でも先生方の分担というのをきちっと見直しをしながら対応するようにしてほしいということで、校長会でも私のほうからお話をさせていただいたところです。
 そういった意味で、長時間いらっしゃる先生方に関しては学校のほうからも、それから、私どものほうでも、その状況というのは全部把握できるようになっておりますので、この先生、どうですかということで、校長先生には声をかけさせていただいているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。少し安心しました。本来の目的が過労死とか、自殺とかにつながらないようにするための働き方改革ですし、教育長も言っていたように、本来の学習指導、学務に専念できるための働き方改革っていうことですので、しっかりと長時間労働されている先生には、そういった形で聞いていただいて、そこがなくなっていくように、変な評判とかも立たないような形で、三鷹市として進めていただきたいと思います。
 続いて、下連雀五丁目の通学区域の件で、これは基本的には五丁目の部分だけですよね、変わるのって。五丁目って大きいですけど、今、北のほうの部分はほとんど三中で、南側のほうが一中のほうですね。確認なんですけど、新しくできる680戸のマンションについては、一小、六中でしたよね。それよりも西側にある吉祥寺通り沿いは多分一中だと思うんですね。
 そういった形で通学区域の変更をして、通学路をこれから決めようというような話ですね。古い考えというか、昔って、中学生同士が余り会わないように──運動会だって一緒にするじゃないですか。あれも理由を聞いたら、他校の生徒が運動会に来ないようにとかって前聞いたことがあって、ああ、そういうことなのかと思ったんですけど。そう考えると、あの新しいマンションって、絶対三中生とはまじるじゃないですか。六中、どのルートを通学路にするのか。多分3・4・13号線が延びてくるところを、いなげやの後ろの一通のところからこう行くと、一番六中に近いのかなと。そういったところで、今回イレギュラーというか、三中生が行く、六中生が行くというような形になる中で、教育委員会って、余りそういうことって今の時代は気にされていないんですか。


◯指導課長(松永 透君)  中学校籍は私だけですので、私が答えたほうがいいかなと思います。かつては、委員おっしゃるようにいろんなことの配慮ってすごくあったんですけれども、最近では余りそういったことについて──なければないにこしたことはないのかもしれないのですけれども、そこが一番重要な点であるというような形での、例えば通学路の指定とかっていうことはないのかなというふうには思っているところです。


◯委員(谷口敏也君)  安全が一番ですからね。安全確保もしっかりと行っていただきたいと思います。
 図書館の件で1つお伺いしたいんですけど、今回、新聞にも載りましたね。夏休み前の何かある子は図書館に来てくださいと。ああ、遂にやってくれたんだなと思ったんですけど、私も見に行って、資料が置いてあるだけっていうのはちょっとがっくり来たんですけど、相談に来た児童・生徒っていらっしゃるんですか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  「つらい気持ちを抱えているきみへ」の展示なんですけども、余り大規模的にというよりも──もう既に4年目になります。ことしにつきましては、夏休み期間中、図書館でやっていても、図書館に来た子どもしか、つらい気持ちを抱えている人にしかアプローチができないので、夏休みに入る前には、5月に学校図書館の司書との連絡会がございまして、そこで、休みに入る前に学校図書館等からアプローチをして、夏休み期間中はぜひ図書館のほうを利用してくださいとかいうことで、一体的に、連動的に学校図書館と図書館が連携をしながら、健康推進課と共催で事業をしたところです。
 基本的には、気持ちが楽になるとか、応援をするような本、心を癒されるような本と、あとは何げに知られていない窓口であったり、居場所になる──今ですと多世代交流センターとか、そういうふうなところがあるんだよということを知っていただくっていうことが1つのきっかけになりますので、そういうような、長く継続的にできる展示で、余り大々的にやり過ぎますと、人の目もあって、なかなかリーフレットもとりにくいとかって、そのあたりの配慮から、そのぐらいの規模で、全館、あと井の頭コミュニティ・センター図書室と連携でやっております。
 実際に図書館は相談の窓口にはなりませんので、いろんなリーフレットとかがなくならないように日々管理をして、補充をしたり、リーフレットをまたもらったりとか。あとは、今アンケートをいただいておりますので、それを集約をして、健康推進課のほうにも提供して、またいろんな分析に使えればというところで、取り組んでいるところです。


◯委員(谷口敏也君)  じゃあ、パンフレットを置いて、そのパンフレットを見て、それぞれの相談できる場所に行ってくださいというような感じで。新聞記事とかを読むと、とりあえず図書館に行くと相談ができるんじゃないかというような感じじゃないですか。あそこに人を配置していなかったとしても、どういったところに行けばいいのかというのが小さい子どもでもわかるような案内じゃないけど、そういう人がいるほうがいいのかなと思ったんですけど、そういうことはしないんですか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  なかなか図書館のほうで相談窓口といっても、ちゃんとした個室があるわけではないので、相談につなげていくというようなところでの拠点として展示をやっております。子ども向けには、ちょっとしたハンカチのようなデザインで、簡単に手にとれて、開くと子どもたちが理解できるようなものも設置をさせていただいて、あくまでもいろんな拠点のところから情報発信をしていくというところから、4年前から、ことし4回目になりますが、健康推進課と取り組むようになっているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ことしも新聞、ニュース等で自殺等の話がありますので、ぜひ拡充というか、しっかりと進めていただければなと思います。
 最後に、老朽化対策の調査についてなんですけど、今までいろんな委員からも質問がありました。ある程度、三鷹市内の学校って、こういう結果なのかなって最初から──特に五小とか、わかっていたんですけど、これをどう扱うのか。要は、この後、例えば市民に対して公表していくのかどうかというのは、あくまで役所内での資料として持ったままにしておくのか、どうしますか、お考えを。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  文教委員会さんのほうに、当然開示をさせていただいておりますので、これは庁内だけの情報にするとかっていう考え方は持っておりません。ただ、基本的には、これはあくまで調査結果ですので、実際はこの結果でどこがどうのこうのという話ではなくて、我々的には、学校の状態をまずしっかり確認をするという目的で調査をした結果になっておりますので、これを踏まえて、全庁的な取り組み、防災都市づくりの観点も踏まえて、市長部局とも連携しながら、長寿命化計画を策定していくというものでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。基本的に小・中学校の校舎等の耐震補強は終わっていますし、問題はないということで、あくまで老朽化していますよっていうことであって、それが崩れるとかじゃないじゃないですか。だから、公表するにしても、例えばどういった形かで示すにしても、そういったことを前提に、勘違いしないようにそういった説明が必要だと思う。
 例えば、2ページの調査結果の長寿命化改修に適さないとされる強度は、ほとんどの建物で確保されてという、この文章も、長寿命化改修に適さないとされる強度以下のものはないということなんでしょう。これ、読んでいると、二重否定じゃないけど、ちょっとわかりづらかったりするじゃないですか。このまま公表しちゃったら、絶対地元の人なんか、私なんかも言われちゃいますもん。我々議員というのはそういう立場なんで、どうなっているんですか、建てかえてくださいよという話になっちゃいますよ。
 だけど、安全面は確保されているけど、劣化診断でこういう結果が出たので、順番に、例えば長寿命化に適さないのであれば、建てかえを検討していきますとかっていうような、前向きな話のデータとして公表するなら、公表してもらいたいんですけど、その辺はどうお考えですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  先ほど御説明したとおり、健全性については問題がないという認識でございます。今回の調査は、一番初めに申し上げたとおり、まず、例えば建物の強度、躯体に関しての調査の部分と、設備面にかかわる電気ですとか、機械設備ですとかいう部分の調査と、二重でやっているところでございます。
 どちらにいたしましても健全性には問題ないので──ただ、設備面では劣化が結構進行している部分もたくさんありますので、対応が必要だというふうに認識しております。先ほどの長寿命化に適さないっていうのは、文科省の手引によって、ある一定のコンクリート強度に対して、長寿命化改修工事といいまして──スケルトン改修というんですかね、さらに50年、60年、70年、80年使おうとしたときに、躯体の健全性を維持するために改修をするのを長寿命化改修工事と呼んでいますが、その工事に適さないというふうな基準があるので、そういう形のものをお示ししているということになります。


◯委員(谷口敏也君)  それはわかっています。公表の仕方でちょっと考えていただけないかなと。だから、長寿命化改修に適さない強度はほとんどの建物で確保されているって、何かおかしいでしょう。本当にこのままなの、文部科学省って。適さない強度以上のものはほとんどの建物で確保されているんでしょう。ということですよね。このままの文章で、例えばこれ全文このままで、教育委員会の広報とかで出したりなんかしちゃ、よくないんじゃないですかということを言っているんですけど。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  あくまでこの報告書というのは、文教委員会さん向けにわかりやすくというか、わかりづらかったかもしれないんですが、やはり長寿命化の工事を行う上で、文科省の手引に基づいた調査をしていますので、先ほどの設備のところについても、A、B、C、D判定についても、その基準に基づいて判定をしたものですので、それに基づいた内容について説明をした文章になっていますので、実際どのような形で今後公表をするのかということについては、教育委員会内部でちょっとよく検討したいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  そうですね。例えばこのままこの表を、教育委員会の広報のほうに載せて配られちゃった日には、大変ですよ、きっと。うちの子の通っている学校はこんな危ないんですか、みたいなふうになっちゃうので、公表の仕方については、本当にしっかりと検討していただいて、公表していただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(吉野和之君)  じゃあ、済みません、1点だけ質問させていただきたいと思います。先ほどからコミュニティ・スクールとスクール・コミュニティ、これが幾つか質問に出ていました。その観点から、基本方針と事業計画の25ページの3、家庭や地域の教育力の向上、ここが非常に重要だと思うんですね。その中ほどに家庭教育学級の充実を図りますとありますね。ある意味では、これが1つの核になると思うんですが、この家庭教育学級の現状と、それから今後どのように充実を図っていくか、この点についてお伺いいたします。


◯指導課長(松永 透君)  家庭教育学級については、基本的に各学校のPTAのその中での組織で教養委員会と呼んでいたりとか、文化委員会と呼んでいたり、いろいろあるんですけれども、そこの方々が企画をして、その学校の保護者を中心に、もっと広く呼びかけて、地域の方とか、あるいは就学前の子どもさんの御家庭にとかっていうことでやられています。
 現実的には、PTAの活動自体をどのような形でスリム化していくのかっていうようなこともあわせて、今、PTA連合会のほうの中でもそんな会議をしながら進めているところです。ただ、そもそもPTA活動自体は、これは生涯学習の一環の中での位置づけで進んでいるところなので、そういった意味では、この家庭教育学級というのは、PTA活動にとってはとても重要なものだという認識で、私たちのほうは考えながらさまざまな御相談等に応じているところです。
 現状としましては、各学校単位で行っているのが基本なんですけれども、もうちょっと広げていきたいということで、学園単位で3校ないし4校でということで実施をするところも出てき始めました。数年前にそれも認めていこうということで動き始めたところです。
 それから、課題としましては、いろんなトピックをテーマとして掲げているんですけれども、聞いていただきたい保護者の方々がなかなか集まっていただけないといったところが、これはどこのPTAでもやっている上での悩みでありまして、そういったところにどういうタイミングでこの会を設定しながらやっていくことが、より効果的にいろんな考え方の中で保護者に知っていただきたいことをお伝えする機会になるのかというのが、一番の課題かなと思っているところです。


◯委員(吉野和之君)  御答弁ありがとうございました。学校と家庭、あと今度、地域も書いてあります。ですから、地域の方々も参加して、ともに考え合う機会として、この場は、やはりこれからスクール・コミュニティにしていく上で、これは非常に大きなポイントになることだと思うんですよ。やはり、そういう意味で地域の方々も含めたより広い家庭教育学級──先ほど生涯学習というお話がございましたけども、これは地域の方も含めて、学校を発信源として自分たちも勉強するという、こういう場として広く発展させていくべきではないかなと思うんですが、その点について、最後、お伺いします。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおりに、非常に重要な機会であると捉えておりますし、この家庭教育学級につきましては、全部ホームページのほうでは公開をさせていただきながら、対象として参加されたい方は連絡をくださいということで、やらせてはいただいているところですので、地域の皆様にもぜひ御参加いただきながら、一緒に1つのトピックについて地域と語り合うような機会というのが1つでもふえていけばいいなというふうに考えています。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時57分 休憩


                  午後3時10分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  スポーツと文化部から、今回は行政報告としましては、1つ目、令和元年度スポーツと文化部の「運営方針と目標」、2つ目といたしまして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みといたしまして、今月、9月20日に開幕いたしますラグビーワールドカップの開会期間中の取り組みと、あと東京2020大会等に向けて、庁内職員からなる気運醸成推進チーム及びワーキングチームを立ち上げましたので、その報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、まず初めに、私のほうから、令和元年度スポーツと文化部の運営方針と目標について御説明をさせていただきます。資料のほう、各部の運営方針と目標の18ページになりますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、部の使命・目標についてでございますが、こちらのほうは昨年と大きな変更はございません。芸術文化、社会教育を含む生涯学習、学校体育を除くスポーツを全庁横断的に展開、連携し、市民の暮らしに潤いと生きがいを創出する取り組みを進めること。文化の薫り高い三鷹を目指し、芸術文化のまちづくりを推進すること。生涯学習を支援する環境や施策の充実を図り、市民の学びと活動の循環を推進すること。市民の健康・体力の増進を図り、スポーツに親しむことができる市民スポーツ活動を推進することの4つになります。
 次に、部の経営資源でございますが、部の経営資源としましては、正規職員が22名、嘱託員が10名。また、令和元年度の予算額につきましては、21億7,400万円余となっております。
 それでは、主要事業について御説明をさせていただきます。19ページからになります。まず1つ目、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検の実施と、魅力的な事業の推進でございます。三鷹中央防災公園・元気創造プラザにおいて、施設のハード・ソフトの両面から総点検を実施いたします。三鷹市スポーツと文化財団等との協働によりまして、引き続き円滑な管理運営を実施し、施設の安定的な運営の確保と市民サービスの充実を図ってまいります。生涯学習センターでは、幅広い世代に魅力ある学習機会を提供し、学びと活動の循環を図ります。また、SUBARU総合スポーツセンターにおきましては、スポーツ教室事業、健康・体力相談事業などを通じまして、スポーツに親しむ機会の創出や健康づくりを推進してまいります。
 2つ目、ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピックの積極的な推進でございます。市民一体感のある取り組みになるよう、東京2020大会に向けた三鷹地域連携会議と連携して進めてまいります。ラグビーワールドカップ2019に向けましては、タグラグビーの出前教室や交流大会、パブリックビューイングの開催など、ラグビーの魅力の発信と体験事業を実施してまいります。オリンピック・パラリンピックに向けましては、魅力的な情報発信を行うとともに、聖火リレー、都立井の頭恩賜公園でのライブサイト等の実施、自転車ロードレースに向けました取り組み等、東京都、組織委員会と連携して進めてまいります。
 次に、3つ目、ページ数は次のページの20ページになります。太宰治生誕110年記念事業を初めとした三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業の推進でございます。三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業検討会議等を中心に、市ゆかりの文学者の顕彰事業について企画実施に取り組むとともに、太宰治記念文学館(仮称)及び吉村昭書斎(仮称)の整備に向けた検討を継続して行ってまいります。令和元年度は、太宰 治生誕110年に当たることから、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団との協働によりまして、記念事業「辻音楽師の美学」展を9月21日から三鷹市美術ギャラリーのほうで開催をいたします。
 次に4つ目、三鷹市大沢の里郷土文化施設の運営の充実と三鷹型エコミュージアムの推進でございます。昨年11月に開館した大沢の里古民家につきましては、市民ボランティアや市民団体の参加の仕組みを整備し、里山の歴史、自然、文化、暮らしを体験学習できる事業を実施してまいります。三鷹型エコミュージアムの推進につきましては、市民参加によります文化財の保護等に取り組み、地域誌「みぃむ」の2号を発行するとともに、古文書資料のデジタル化を行い、データの一部を公開してまいります。
 次に、5番目、弓道場・アーチェリー場の開設と管理運営体制の構築につきましては、午前中の審議のほうで御説明をさせていただきましたので、こちらのほうは割愛をさせていただきます。
 次に、6番目、埋蔵文化財調査室(仮称)の移転に伴う出土品等の適切な保存と公開活用でございます。新川三丁目の生涯学習課分室の教育センター2階及び3階等の移転に伴いまして、出土品等の整理等を行い、利用頻度に応じた適切な保存、管理を進めてまいります。教育センター2階の展示スペースには、来館者用のモニターを設置するなど、展示機能の充実と情報発信を行ってまいります。なお移転後、現在の分室の建物につきましては、解体する予定となっております。
 次に、7番目、星と森と絵本の家協働事業の充実と特色ある施設運営の推進です。令和元年7月7日に開館10周年を迎えたことから、こちらについてはもう既にちょっと実施されたような状況ですけれども、ボランティア(星と森と絵本の家フレンズ)との協働等によりまして、記念事業のほうを実施しております。また、ホームページのリニューアルを行い、情報発信の充実を図るとともに、特色ある施設運営を推進してまいります。
 次に、8番目、文化施設の計画的な改修・整備です。芸術文化センターを初めとした、文化施設の附帯施設につきましては、経年劣化によりまして、その更新が喫緊の課題となっていることから、必要な工事を適切かつ計画的に実施し、安全で安定的な運営を確保してまいります。令和元年度につきましては、芸術文化センターの小ホール及び公会堂ホールの舞台機構設備の改修工事等を実施してまいります。
 次に、9番目、生涯学習の総合的な推進及び学びと活動の循環の創出です。社会教育を含む生涯学習の総合的な推進を図るため、生涯学習審議会を開催しまして、施策の基本的なあり方について調査・審議を行うとともに、委員の皆様からの意見を踏まえまして、生涯学習プラン2022の第2次改定の策定に取り組んでまいります。また、生涯学習審議会等──これは庁内の推進会議の組織ですけども、生涯学習プラン推進会議との連携によりまして、全市的な学びと活動の循環の創出に努めてまいります。
 最後、10番目、スポーツを通じた市民の健康増進と三鷹市スポーツ推進計画2022の改定です。人生100年時代を迎え、スポーツを通じて市民の健康増進が図られるよう、「ひとり1スポーツの三鷹」の実現を目指しまして、三鷹市スポーツ推進計画2022の改定を行ってまいります。改定に当たりましては、スポーツ推進審議会やパブリックコメント等の実施によりまして市民の意見の反映をしてまいります。
 部の運営方針と目標についての説明は以上となります。
 次に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについては、平山スポーツ推進課長より説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  資料1、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについて、まずはラグビーワールドカップ2019開催期間を中心とした主な事業等について、資料に基づきまして御説明いたします。
 大会の概要でございますけれども、日程としましては、9月20日から11月2日の日程で開催されます。場所につきましては、東京スタジアムを含む全国12の試合会場で実施されまして、東京スタジアムにおきましては、全48試合中、開幕戦を含む8試合が開催予定でございます。東京スタジアムでの試合日程につきましてはお手元の日程のとおりですので、ごらんください。
 2番目ですが、三鷹市の関連事業でございます。まず(1)ですけれども、パブリックビューイングが三鷹駅前コミュニティ・センター地下1階の大会議室で実施をいたします。ゲストとして、元日本代表選手も応援に来ていただく予定となっております。また、アルコールは禁止ですが、飲食の持ち込みをオーケーとして実施する予定でございまして、小・中学校の全児童・生徒にチラシを配付する予定でございます。日程としましては、9月20日と9月28日の、それぞれ日本対ロシア戦と日本対アイルランド戦を予定しているところでございます。
 (2)のホストシティーパフォーマンスというものでございます。こちらは、東京スタジアムで試合が開催される当日の試合開始前の時間帯におきまして、それぞれホストシティーということで、三鷹市のほか、調布市、府中市の催しが実施されることになっております。各日、1自治体というふうになっておりますので、9月21日と29日につきまして三鷹市の枠となっておりまして、21日につきましては井の頭「鼓響」、29日については三鷹阿波踊り振興会のほうでパフォーマンスをする予定となってございます。
 (3)のラグビー等の体験・出前・交流事業でございますけれども、アのところ、タグラグビー体験事業として、Mマルシェで8月25日、ラグビーの体験事業を開催したところでございます。また、ラグビー出前教室といたしまして、二小、東台小、羽沢小におきまして、9月11日から10月15日の9日間です。対象としましては、地域子どもクラブにラグビー協会の人に出前教室のほうを実施していただきます。ウでございますが、みたかスポーツフェスティバルにおきましても、10月13日、ラグビーの体験を実施いたします。エでございますが、タグラグビー交流大会というような形で、11月3日、決勝戦の翌日になりますけれども、こちら、先ほどイのところで御紹介いたしました、地域子どもクラブで出前事業をいたします。そこのチームが中心になるかと思いますけれども、タグラグビー交流大会ということで、日本無線中央広場のほうで開催をする予定でございます。幼児でも楽しめるようなラグビー体験ブースも出展予定でございます。
 それから、(4)でございますが、ファンゾーンの開催ということで、東京都のほうで実施するものでございます。そこのところに、地元市としてブースの出展の協力依頼がございましたので、三鷹市のほうからブース出展を予定しておりますので、御紹介いたします。ファンゾーンにつきましては、多摩会場ということで、場所としましては、調布駅前広場・調布市グリーンホールで行われるものでございます。概要としましては、試合の生中継を大画面で楽しむことができるパブリックビューイングや、ステージイベント、ラグビー体験コーナー、飲食コーナーなどを設けます。開催期間については、お手元の表のとおりでございます。次に、三鷹市のブース出展でございますけれども、このファンゾーンにおきまして、みたか都市観光協会と連携いたしまして、大会関連イベントでの三鷹市の特産品TAKA−1の販売及び観光PRを行うブースを出展する予定でございます。後ほど詳しく御紹介します、三鷹市職員推進チームの出展が10日間、みたか都市観光協会が1日ということで、計11日間、出展するところでございます。
 (5)でございますが、都市装飾といたしまして、皆様、まちのほうで街路灯にフラッグが掲出されているのをお見かけいただいているかと思いますけれども、こういった事業が実施されておりますし、駅前のデッキ上には、大会マスコットの「レンジー」のモニュメントが8月27日に設置されているところでございます。場所としましては、ちょうど駅に入る右手のところ、エスカレーターと、あとエレベーターがありますけれども、その間のところに設置しております。
 そして、3番目の会場アクセス、交通規制等につきましては、交通規制の迂回路のお知らせを、大沢住民協議会や各町会・自治会に事前に周知の上、8月29日以降、市内の影響するエリアに全戸ポスティングがされているところでございます。そして、会場のアクセス、シャトルバスの運行につきましては、中央線の駅からは武蔵境駅が、会場に向かうバスと、試合後会場から戻ってくるバスの発着の運行が予定されております。そして、もう1つ、JR武蔵小金井駅につきましては、駅発はございませんけれども、試合の後、武蔵小金井駅に向かうバスが運行される予定でございます。
 (3)、武蔵野の森公園第二駐車場、こちら大沢総合グラウンドに隣接しております、東京都が所有・管理する駐車場でございます。こちら、大会期間中、一般利用の中止ということで、開幕戦や準々決勝の2試合、3位決定戦の試合の前の日の午後5時から試合当日の終わった後の午前0時まで、こちらのほうを一般の利用ができないというようなことがございましたので、関係する大沢総合グラウンドを利用する団体につきましては、情報提供をして御協力を呼びかけているところでございます。なお、隣接する調布飛行場第2駐車場については、平常どおり一般利用が可能ということですので、そちらを御案内しているところでございます。
 次に、資料2をごらんください。東京2020大会等に向けた三鷹の魅力発信・気運醸成推進チーム及び同ワーキングチームの概要でございます。こちらは、三鷹の魅力発信、同大会に関する情報発信やPR、競技体験等を実施するために設置するものでございます。位置づけとしましては、既に三鷹市東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等推進本部というものを庁内組織として設置しておりますので、そのもとに推進チームを設置し、さらに、そのもとにワーキングチームを設置するというような位置づけとなっております。
 2の概要でございますが、推進チームにつきましては、お手元の名称及び表のとおりの構成で推進チームを構成しておりまして、(2)の推進ワーキングチームにつきましても、お手元の名称、そして、構成としましては、入庁10年目程度までの若手職員25人を構成員としております。
 活動の内容でございますけれども、5ページの上のほうに記載しておりますけれども、みたか都市観光協会と連携しまして、大会関連イベントでの三鷹市の特産品TAKA−1の販売や観光PRブースの出展、主にこちら、ファンゾーンでの出展内容になります。そして、イのところで、東京2020大会等に関する機運醸成に係る情報発信、PR、競技体験の補助等を予定しているところでございます。
 具体的には、4番目の出展イベントに記載しておりますようなイベントにおいて出展をしてまいります。表につきましては、ファンゾーンの日程が主でございますけれども、そのほか、市内の大学の学園祭においても、オリ・パラのPR情報発信、競技体験等を実施していく予定でございます。
 そして、お手元にお配りしておりますチラシ2枚でございますけれども、先ほどの交通規制のお知らせが1枚と、もう1枚が、表面がファンゾーンのチラシになっておりますが、裏面をごらんいただきますと、音出し等の注意喚起について掲載するとともに、この下の部分、白地のところでございますけれども、開幕戦の当日におきまして、15時に開場、17時からパフォーマンスイベント開始時に、ブルーインパルスの展示飛行、そして、19時ごろに花火の打ち上げを予定しておりますというようなことも掲載して、皆様にポスティングをしているところでございます。
 私の説明は、以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。まずは、各部の運営方針と目標につきまして質問させていただきます。まず、この職員数なんですけれども、1人正規職員がふえているんですけれども、これはどういったことなんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  昨年までは21名という形の記載が確かにあったと思いますけれども、やはりオリンピック・パラリンピック等が本番に近づいてまいりましたので、スポーツ推進課のほうに正規職員のほうを1名増という形で、本番に向けた取り組みをさらなる強化をしながら進めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  わかりました。オリ・パラが近づいてきていますので、そのための増員ということで、承知いたしました。
 次に、この1番の三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検の実施と、魅力的な事業の推進ということで、先ほどもちょっと議案の件で言及いたしましたけれども、使い方、使いやすさの向上ということでの総点検、それと同時に、やっぱり収益性についても総点検していっていただきたいなと思うんですけれども、今、現状、この経営状況というか、どれくらい黒字、赤字なんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  全体的な収益として──ごめんなさい、今、収入が幾ら、支出が幾らということで具体的にということは、手元に資料がございませんので。ただ、午前中の御議論でもありましたとおり、全体として支出のほうが多いということは事実であろうかと存じます。かかっている経費の全てを使用料収入ですとか、参加費で賄えているということでは当然ございませんので、それは、さまざまな御議論がおありかと思いますけれども、午前中もありましたとおり、やはり公共施設としての位置づけと、市民の皆さんの受益者負担という考え方とのバランスの中で、施設使用料等を考えているところがございます。
 私、総点検担当部長でもございまして、総点検をやるための仕事も拝命をしているという立場なんですけれども、8月に着任をいたしましたので、今、総点検をこの先どうやって進めていこうかということを考えているところではございます。市長もこの間、選挙中、また当選をした後に、議会の皆様にもいろいろ御説明をしているとおり、オープン3年目で、使い方も、やっぱりオープン当初ですと、皆様方、どういうふうに施設をお使いになられるのか、大規模な複合施設でございますので、やっているほうも一生懸命頑張ってやっていますけれども、まだ新しい施設を何とか運用しているということもございましたし、市民の皆様方も、ここでお使い勝手がだんだん明確になってきて、どういうふうにより使っていったらよろしいかという視点に入っていける状態になってきているのではないかなと思っています。
 施設全体の3年目点検とあわせて、ハードの面もそうですし、それから、やはり今、質問委員おっしゃいましたとおり、使いやすさ、使い勝手、ルールの考え方、もしくは、そこから、ひいては料金のことですとか、参加費のことですとか、そういうことも含めて全体的に御意見をいただく中で、見直すものは見直し、もしくは御理解いただくものは御理解いただいていくということが総点検かなと思っておりますので、恐らく今年度だけでは終わらないかなと思いますけども、今年度から着手していきたいと思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。これから御検討されるということで、ぜひ、おっしゃるように、公共施設ですので、黒字にしなければいけないというわけではないんですけれども、その点もしっかり見ていただきながら、やっぱり使っていく中で、料金の改定なんかも行ったと思うんですけれども、市民の皆様のお声を伺いながら、使いやすさ──料金をすごく高くしろと言っているわけではないんですけれども、時間の使い方ですとか、利便性のそういった使い勝手のよさ、料金的なものとか、ルール的なものですとか、あとは施設のプログラムのよさみたいなものも──開催している教室の魅力の高さですとか、そういったことを複合的にぜひ考えていただいて、利便性の確保というのは、収益にもつながっていくことだとも思いますので、ぜひ、市民の方の使い勝手のよさについて重きを置いていただいて、プラス、収益についても考えていただきたいなと思っております。
 それで、あとは、この2番なんですけれども、ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピックの積極的な推進というところで、本当にいろんなことを頑張っていただいていると思うんですけれども、このラグビーワールドカップで得られた知見をオリンピックにぜひ生かしていただきたいなと思っております。
 例えば、この次の資料ですけれども、ラグビーの体験イベントですとか、あとは、ファンゾーンでも、これからTAKA−1を販売されたりですとか、あとは、三鷹の「鼓響」さんの演奏ですとか、三鷹の阿波踊りですとか、いろんな事業をされると思うんですけれども、それがどのように好評だったかですとか、それがどのように作用したのかということをしっかりと考察していただいて、次の2020大会に向けての材料としていただきたいなと思いますので、ぜひ、実施されましたら、この文教委員会のほうででも御報告いただけたらなと思います。
 あとは、済みません、もう1回、各部の運営方針に戻るんですけれども、4番の三鷹市大沢の里と書いてあるんですけれども、大沢の里古民家、あと、このエコミュージアムと書いてありますけれども、大沢の里古民家ってすごくいい施設だと思っているんですが、何かイベントがちょっと難しいかなと思っているんですね。小学生の方ですとか、ファミリー層でも体験できるようなイベントを少し考えていただけると、もう少しハードルが下がるのかな、たくさんの方に参加していただけるのかなというふうに思っております。それで、集客もふえるでしょうし、周辺に住んでいる方、あとは、三鷹を訪れていただいた方の回遊性みたいなものにもつながっていくと思います。
 付随して、星と森と絵本の家もすごく人気のある施設で、三鷹市のホームページ、アクセスランキングでかなり上位のほうにありましたので、注目度の高い施設だと思っておりますので、三鷹市で観光客の方も回遊して、ジブリに来た方も、じゃあ、次は大沢の里古民家に行って、次は、星と森と絵本の家に行ってみよう、みたいに三鷹市の中を回遊していただけるような施設が盛りだくさんだと思いますので、そこの魅力の向上をぜひしていっていただきたいと思うんですけれども、どのようにお考えでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  大沢の里古民家の講座が少し難しいのではないかというお話をいただきました。対象年齢は特に定めているわけではないんですが、この夏ですと、蚕の飼い方をしたりとか、また、8月の下旬には怪談ということで、お話自体は大人向けではあったんですが、子どもの方も実際に肝試し的なことの催し物も一緒だったりとか、どちらかというと親子で楽しんでいただけるような形のものも工夫している状況です。御意見をいただきましたので、またそういったことも考慮しながら講座を考えていきたいと思っております。
 回遊ですが、やはりそれは必要なものだなということは感じておりますので、今後、地域の案内とともに、エコミュージアムマップのようなものもつくっていけたらいいかなというふうには考えております。
 私からは、以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。すごくすてきな施設ですので、ぜひたくさんの人に来ていただきたいと思っております。オリンピック・パラリンピックもありますので、たくさんの方が来ていただける絶好のチャンスだと捉えて、これを機にイベントについても考えて──今までも一生懸命やってくださっているとは思うんですけれども、さらにたくさんの方が来ていただけるような、魅力の向上をぜひお願いしたいと思います。
 あとは、最後に、東京2020大会等に向けた三鷹の魅力発信・気運醸成推進チーム及び同ワーキングチームということで、本当にこれはすごく一生懸命やってくださっていると思っていて、私もできるだけこのイベントがあれば見に行くようにしていて、私も参加させていただいたりして、楽しませていただいているんですけれども、ぜひ頑張っていただきたいと思います。その成果を、先ほども申し上げましたけれども、次の2020大会に向けてぜひ生かしていっていただければと思います。
 私からは、以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  1点だけ、質問させていただきます。21ページの主要事業と目標の8番、文化施設の改修、芸術文化センターの小ホール及び公会堂ホールの舞台機構設備の改修工事を実施されると書いてあるんですけれども、具体的にはどのような舞台機構の設備を、幾らぐらいで改修を予定されているのか、お伺いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今年度、3つの施設改修の予定をしておりまして、1つは、芸術文化センターの星のホールで、つりものや床機構の制御盤、操作盤の改修ということで、7,900万円程度を予定をしております。それから、光のホールで舞台機構の操作盤、これもやはり操作卓のほうですけれども、こちらの改修を予定しておりまして、これが約1,500万円強。そして、もう1つは、美術ギャラリーの空調機器を一部調整を想定しておりまして、今年度は82万円程度ということで、大きく3点予定をしているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。スポーツと同様に、文化もやはり三鷹のすばらしい部分だと思いますので、いろいろ、もろもろ設備費かかるかと思いますけれども、やっぱり大切なホールなので、市民の皆さんが安心して文化を、芸術を楽しめるように、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず初めに、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検運動なんですけれども、先ほど、今年度、これから着手して、今年度だけでは終わらないんじゃないかというお話があったんですけれども、いつまでにというのは難しいのかなとは思うんですけれども、今後のスケジュールとか、結果としての公表のあり方とかはどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今まさに着手をするところでございますけれども、議会でも、皆様方に御議論いただいていますとおり、平成29年の4月にオープンをいたしまして、平成29年、平成30年、令和元年、今おおむね上半期が終わろうとしております。手元の集計ですけども、7月末現在までで、通算で約1,600件ほどの御意見、御要望、御提案──苦情も含め、いただいているところでございます。そのことにつきましては、先日、本会議の中でも和泉部長から御答弁申し上げたことでございますが、私ども、やはりいただいている御意見をまずは大切にして、そこを職員で共有をするところから始めたいと思っております。
 ただ一方で、総点検も市民の皆さんに参加をしていただいてやりたいんだというのが、河村市長の1つの公約事項でもございますので、市長の考えである、市民の皆さんに参加をしていただいて、御意見を伺いながら総点検をしていくという部分と、やはり職員として、かかわっている職員たちが、責任と、あと施設への愛情を持って、市民の皆様の御意見を大切に受けとめさせていただいて、共有をして、そして総点検に臨んでいくという面と、両方がないと、あの施設に魂を込めていい施設に育てていくということができないのではないかなと思っております。
 そういう意味で、今まさに着手をし始めたところでございますので、質問委員、おっしゃいましたとおり、いつまでにということを、今、私から申し上げる段階ではないかなと思いますが、そんなにずるずるとやるものでもなかろうかと思いますし、一方で、丁寧にやっていきたいという気持ちもございます。なので、今年度で全部が終わってしまうということではなく、ただ、来年度に向けて、市民の皆さんに今以上に施設に愛着を持っていただけるような形で進めていければなというふうに思ってございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当にさまざまな御意見があって、これまでにも本当によりよく改善してきてくださったと思うんですけれども、さらにいい施設になるように、しっかり総点検をしていただいて、また期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。
 では、続きまして、太宰 治の施設、今後の施設整備の検討ということなんですけれども、こちらに太宰治記念文学館及び吉村昭書斎の整備に向けた検討を継続しますということであります。これから、この施設として、これをまた整備していくという考え方があるのかということと、また、そうではなくて、今後、駅前再開発ですとか、また、いずれどうなるかわかりませんけれども、市庁舎の建てかえ等にも、そこに整備をしていくという考え方もあるのかなと思うんですけれども。例えばそうだとしたら、かなり長いスパンになってくるのかなと思うんですが、その辺の可能性も含めてお考えをお伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今、質問委員、おっしゃいましたとおり、さまざまな視点があろうかと思います。スポーツと文化部だけでは、判断できないこともあるのではないかというふうに思っておりますし。そもそも、やはり太宰さん、吉村さんの記念館、記念施設的なものを設置をするときに、以前も文教委員会で御説明をさせていただいておりますが、市内どこにつくってもよろしいというわけでも、ちょっとないのではないかというふうに、芸術文化を担当している私どもとしては思っております。
 やはり、太宰さんであれば、お住いのあった下連雀三丁目ですとか、井の頭近辺、それから、仕事場のあった駅前など、やはりはっきりとしたゆかりの場所があるわけでございますし、吉村先生であれば、やはり長年井の頭にお住まいになって、今も吉村家のあるエリア。地元の方にも、ずっと御夫婦ともに愛されて執筆活動をなさっていらしているわけでございますので、やはり、そういう三鷹市内でもえにしのあるエリアの中で適切な場所をというふうに考えますと、なかなか判断が難しゅうございます。
 いずれは実現したいと思って、ここに旗をおろさずにきちっと位置づけてまいりたいと思っておりますし、先ほど和泉部長からも御説明いたしましたとおり、ことしは110年ということで、太宰さんにとっては大きな節目の年でもございますので、110年展の中では、新たに太宰の研究者である山内祥史先生からの、御遺族の御理解をいただいた上での、大規模な寄託の資料、新しい資料なども承っております。そのように、三鷹で太宰、それから吉村をこのように扱っていきたいというふうな意思を話していることが、世の中に対してのやはり太宰さんを大事にしている、吉村さんを大事に──このお二人を初めとするゆかりの文学者の顕彰をきちんとしている自治体なんだというふうに評価をいただいた結果かなとも思っておりますので、着実に、ソフト・ハード、両面を考えながら、進めていきたいと思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。ありがとうございます。続きまして、大沢の里の郷土文化施設の件なんですけれども、私もなかなか行ったことがなく、議員になって初めて足を運ばせていただいて、本当にこんなすばらしい文化施設が三鷹市にあるということを再認識させていただいたんですけれども。やはり、三鷹市内にいらっしゃる、住んでいらっしゃる方でも、こういったところがあるということを認識されていない方が本当に多いなという状況があるのかなと思いまして、そのときには必ずPRをさせていただいて、ぜひ行ってきたら、すばらしいですよということを言わせていただいているんですが。
 今、ここに来場者数の目標数が4,000人ということであるんですけれども、こちら、昨年、古民家とかも整備をされて、これまでどのくらいの方が来場したのか、教えていただけたらと思います。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  古民家と大沢の里、2館合わせて入館料を取っておりますので、その入館料を払うという前提でなので、ちょっとわかりづらいんですが、現在のところ、今年度は3,524人来館しております。なので、この数字でいいますと、その半分をしていただくと、目標値になるかと思います。なので、実際には、延べ人数でいうと8,000人を目標としております。2館合わせ8,000人を目標としております。7月末現在が3,524人という数字になっております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。PRの仕方もいろいろな工夫があるのかなと思うんですけれども、観光協会で大々的にPRしていただくのも1つなのかなと思うんですが、こういう文化施設があるということを、ぜひ広く市民に知っていただけるようにお願いしたいと思います。
 続きまして、オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについてなんですけれども、三鷹駅前コミュニティ・センターの地下1階でパブリックビューイングをやられるということで、今回は小・中学校、全児童・生徒にチラシを配付されるということなんですが、全児童・生徒となると、低学年、小学校1・2年生の子も、この時間、夜とかの時間に来られるのかなとは思うんですけれども、保護者も一緒に来られてしまうかなと思うと、この広さ、キャパ的に実際どれぐらいの人が、子どもたちが来るのかという問題もあるかと思うんですが、その辺の対応、どのように考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このパブリックビューイングにつきましては、ラグビー単体の事業というところで、どれだけの方にお越しいただけるかというのはちょっと未知数なところはございます。ただ、これまでのところ、出前授業では御参加いただいているんですけれども、お越しいただくラグビー単体の事業については、残念ながら、それほど多く御参加いただけていないのが実情ですので、ちょっと、ふたをあけてみて、どんな形になるかというところは確かにあるんですけれども、皆さんに声をおかけして、会場につきましては、職員を──もし大勢お越しいただいたときに、きちんと安全が確保できるような人の配置というものをきちんとしてまいりたいと思っております。
 その1つとしては、少し自転車で御利用の方も多くいらっしゃるかと思いますので、駅前コミセンにつきましては、自転車の利用が、駐輪場というものがそれほど広くございませんので、さくら通りの駐輪場と、それから、近隣の児童遊園を確保いたしまして、そこも今、配付するチラシに御案内をさせていただいているところでございます。
 ちょっと、チラシのほうには、あともう1つ、小さいお子様の安全確保についての、ちょっと注意喚起は入ってはいないんですけれども、やはり小学生のお子様は、特に20日の日は遅い時間帯でございますので、保護者と一緒に御来場いただくのが望ましいというふうに思います。また、中学生においては、少なくとも保護者の方に御理解をいただいた上で来ていただくというような形が必要ではないかというふうには考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当にふたをあけてみないとわからないということで、想定を超えるお子さんたちが来られた場合が一番心配かなということを考えるんですけれども、しっかりと安全確保をしていただいた上で、本当に皆さんが来てよかったと思える運営をお願いしたいと思います。
 続きまして、ラグビー等の体験・出前・交流事業ということで、ラグビー体験事業が三鷹中央通り商店街、ここで8月の25日にやられたということなんですけれども、たしか第1回目、6月23日にもやられていたと思うんですけど、この日、ちょうど見に行かせていただいて、すごく閑散としていて、すごく寂しかったなという印象を受けました。第2回目は行っていないんですけれども、この第1回目を受けて、工夫されたこととか、そういったことは実際あったのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  1回目のときは、天候が非常に不安定な中で開催をいたしましたので、御来場の方も全体として少なかったかなというふうに、そこの初日の少ない原因は天候が1つあるのかなというふうに思っておりました。
 2回目なんですけれども、同じように、ちょっとPRにつきましては、市のホームページ、そしてMマルシェのチラシのほうではメーンのイベントとして挙げさせていただきましたので、少し集客があったかというふうには──1回目よりは思いますけれども、それほど、常に並んで順番待ちをするというような状況にはなかったということで、好きなお子さんが、逆に何回でも御利用いただけた状況にはあったのかなということです。
 来ていただいた方には、非常に密度の高い御参加をいただいたというふうに思いますけども、まだまだPRですとか、そういったところについては、今後、オリンピックに向けてという部分、オリンピックでもラグビー、ございますので、そういったところに生かしていきたいというふうに思います。


◯委員(大倉あき子さん)  済みません、じゃあ、ちょっと確認なんですけれども、この今回のラグビーの体験事業なんですけど、これは駅前商店街としての取り組みでもあると思うんですけれども、三鷹市としての財政支援みたいな、そういう部分というのはどうだったのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このMマルシェにつきましては、市のほうから、このラグビーの今シーズンに向けての取り組みとして、ぜひともMマルシェの1つのブースを出させてほしいということでお願いをして、参加させていただいたというようなところでございます。
 市のほうからは、基本的には三鷹ラグビーフットボール協会のほうに、ボランティアで、ボランタリーな形で御支援をいただきまして実施をしたといったところでございますので、特に謝礼等は生じていないところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。私の第1回目の感想なんですけれども、何をやっているのか、遠くから見ていてもよくわからないという感じではありましたので、できれば、せめてのぼりとか、そういうもので、ここでラグビーをやっているよとか、遠目に見ても、何だろうと思われるような、皆さんが、通った方の関心を引くようなものがあったら、もうちょっと違ったのかなと。
 また、例えば、これからラグビーということで、皆さんもわくわくしてくるんだと思うんですけれども、インスタ映えするようなパネルを置いて、そこで写真を撮れるとか、何かそういった工夫もできるのかなと思うので、今回のこのラグビーを受けてじゃないですけれども、今度、2020オリンピックに向けてもこういった催しもやっていかれるのかなと思うんですけれども、ぜひ、本当に盛り上がる工夫をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。今、ちょっとラグビーの話が出たから、ラグビーの話からさせていただきたいと思います。私も2回目、山田さんも言っていましたけど、見せていただいたんですけど、やっぱり場所がよくないですね、一番南の端という。それも、途中で道路が挟まっちゃっていて、そこを目的に来る人はほとんどいない。通りすがりにちょっとやるみたいだし。
 それで、今はボランティアでフットボール協会の人たちがやってくれたというお話なんですけど、やっぱり、もう一工夫というか、やり方にね。何も言わなかったですね、彼ら。ボールをとって、走って、ぶつかれ。これしか言わないんじゃなくて、やっぱり、ちょっとこうして、こうやろうねとかって、何か話があればいいんですけど、いきなり持ち上げて、ボールを渡して、あそこにぶつかれとかって言ってやっていたから。子どもたちも、ただぶつかるだけならわかるんだけど、相手がひっくり返ってくれれば喜ぶんだけども、やっぱりちょっと話をして、こうやって、こうやるんだよと言って、ちょっと見せてやって、それをまねさせるとかっていう何かやっぱり一工夫必要かなって、私は見ていて思ったんです。
 それと、やっぱり場所ですよ。もっと南のほうでやれば、もっといろんな方が見てくれて、やってくれるのかなというふうには思いましたね。やっぱり、小学校高学年とか、中学生ぐらいの人が興味を持ってくれないと、底辺の底上げにはならないと思うんですよね。その辺、のぼりもそうですし、もうちょっと工夫が必要かな。もし、またチャンスがあれば、何かそんなふうにしていただきたいと思います。
 それと、もう1つ、駅前コミセンのパブリックビューイングなんですけど、さっき、たくさん来たらどうしようと。そうですね、あそこ、消防法でたくさん入るといけませんので、確かにたくさん来たら入れません。この20日のことなんですけども、これ、キックオフが7時45分なんですね。コミセンって9時でおしまいですよね。これ、最後まで見られないんですけど、この日はコミセンはあけていてくれるんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  時間的には、コミセン、22時が最終退室の時間になっておりまして、試合自体が予想では午後の9時20分に終了するであろうというふうに言われていますので、最後までごらんいただいて、お帰りいただくということで、枠の中でおさめられるというふうに考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  たしか、広報には9時閉館と書いてありましたよね。だから、僕も広報を見て、何だろう、これ、途中で帰すのかなと思ったんですよ。きょうは、ちょっとここに出ていたので、ちょうどよかったので。大体、順調に行けば9時20分、ロスタイムがあれば9時半が最後になると思うんですけど、やっぱり、最後を見ないと、あれはおもしろくも何ともないですね、途中で帰ったんじゃあ。その辺、ちょっと広報に9時と書いてあったのが、僕はちょっと変だなと思って、今それをお尋ねしました。
 できれば、それは何かでお知らせをして。多分、フットボール協会もあるので、我々もやったことがある人間がたくさんいるので、見に行きたいという人もいると思うんですよ。その辺、最後まで見れないんじゃあ、しようがないやというのは確かに我々の感覚なんです。その辺、ちょっとよろしくお願いいたします。
 あと、それと、お願いみたいな、質問みたいなことなんですけど、大沢の古民家ですよ、いいですか。あそこ、冷暖房がないんですよね。ないと言っても、冬はホットカーペットとストーブがあって、寒さは何とかしのげるんですよ、戸を閉めて、カーペットに座っていると暖かくて。だけど、夏は、扇風機はあるんですけど、加藤さんは御存じだと思うんですけど、僕は何回もあそこへ行っているんですが、いろんなことで、イベントで、夏は暑くて、折り紙なんかやっていると、手がくっついちゃう。扇風機を回せば、飛んで行っちゃう。やりづらい。何とか夏場だけでもね。冬は何とか、僕はホットカーペットに座ったり、あるいは足が暖かいだけでイベントをやっていられるんですけど、夏場、この間はさすがに、ちょっとこれ、お年寄り、ボランティアで来たら、ひっくり返るんじゃないのっていう感じだったんですけど、そういった話というのはよそからはありませんか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  おいでいただいたのが7月の終わりごろだったでしょうかね。冷風機を1台購入いたしまして、それをかけるようにしております。あと、大型の扇風機で、その冷風機から出たやや冷たい空気を回している状況です。あと、3個ついた扇風機もさらに購入しているのですが、さすがに暑いので、大勢集まる講座のときは、中の障子を外して、少しでも風が入るような工夫をしておりますが、さすがにやはり暑さにはなかなか厳しい状況もありますので、また、そろそろ、ことしはもう夏の終わりなので、また来年度、冷房をつけるということはなかなか難しい状況ですので、少しずつそういった暑さ対策というのはこれからも考えていきたいと思っております。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね。やっぱり我々、僕らが行くときは結構高齢者が多いんです、「みんなのみたか」の方々ね。そうすると、やっぱりみんな暑くて、暑さに参っちゃうんですね。よその会場ですと、建物の中なら大体のところは今、冷房がきいていますね。あそこだけは冷房がきいていないので、嫌だという人もいるんですよ、行きたくないという方が。やっぱり、そういうことを考えると、何か、夏場だけでも、今うちの中にいても熱中症になるというふうなことを消防庁や何かも言っていますので、何か一工夫いただきたいと思いますので、よろしく御検討をお願いいたします。終わります。


◯委員(谷口敏也君)  各部の運営方針と目標の中で、1点だけお伺いしたいんですけど、私も古民家です。去年オープンした古民家が注目されていて、そこを中心に事業が行われていると思うんですけど、去年、水車経営農家のほうを一般公開で見させていただいて、説明員の方に話を聞いたときに、すごい詳しく説明してくれている方で、あの水車経営農家がいかに文化財として重要なものかというのを、とうとうと説明してくれたんですね、全然よくわからないで行ったんですけど。そうしたら、関東の中でももちろん、日本の中にもそんなに残っているところがないというような話で、何かすごい貴重らしいんですよ。
 今回の一般質問をさせていただいたのも、そういう関連の中で、そういったことを解説員の中ではすごい詳しく知っている、勉強している人がいて、そういった方とのもっとうまい連携をしながら──例えばその方がおっしゃっていたのは、たしか小学校の3年生ぐらいが行くんですね。3年生が行くにしては、おもしろみがないということを言っていたんです。
 ただ、通り一辺倒であそこを見させるんじゃなくて、あそこには、例えば、何ていうんでしたっけ、台ばかり、重さをはかるやつとか、すごい古くておもしろいものが置いてあって、そういうものを活用しながら、子どもたちに体験できるような、わかりやすい説明というのをしたほうがいいんじゃないかと。その方が、そのときに、いろいろとこういう案があるよ、こういう案があるよと言ってくれたんです。だから、そういったことを取り入れて、例えば教育委員会とも連携して、事前に学校の先生と打ち合わせをしながら、子どもたちに見せるとか。
 あるいは、一般公開にしても、そういった解説員の人にいろいろと提案をいただきながら、回すやつの一般公開を年2回やっていますね、それをしていくとかっていうのも必要だと思うんですけど。でも、今、委託しているんですよね。生涯学習課との連携というのは重要だと思うんですけど、シルバー人材センターかどこかに管理を委託しているんでしたっけ。そことの関係というのも、また、そういうことのあれで、連携がうまくいかなくなってしまっているんじゃないかなというのも思ったんですけど。
 実際、生涯学習課と解説員の方との話し合いとか、そういったものは持たれているんですか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  市民解説員と申します、その方たちとは3カ月に一遍、連絡会というのを開催しておりまして、意見交換をしております。今度の10月に行われます水車・古民家まつりに関しましても、本日、市民解説員の方にお集まりいただきまして、どのようにお祭りを運営していくかということを、お話し合いをいたしまして、いろんな御意見をいただいているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。解説員のそれぞれの方の温度差っていうのもあるかもしれないですけど──言っていました、解説員の中でも、全然来てくれない人とか、ちょっと言われた程度の解説しかしない人もいるけど、その方は、私はこういうことまでいろいろ勉強したらわかったんですよと言って、本当に水車経営農家の跡が三鷹にとっては財産なんだという形で言っていたので、そういった解説員の方々の努力といいますか、力もかりながら、ここの大沢の里の古民家と一体となったエコミュージアムを進めていただければなと思います。
 以上で終わります。


◯委員(山田さとみさん)  済みません、最後に一言だけ。Mマルシェで、ラグビーの体験があったんですけれども、最初はあそこへぶつかれというような説明だったんですけれども、だんだんフットボール協会の方が工夫してくださって、なれている子にデモンストレーションさせて、こういうふうにやるんだよっていうふうに工夫されていたので、それだけ議事録にちゃんと残したいなと思ったので、それだけちょっと補足をさせていただきました。
 以上です。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後4時11分 休憩


                  午後4時14分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である9月30日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後4時15分 散会