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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成31年文教委員会) > 2019/03/06 平成31年文教委員会本文
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2019/03/06 平成31年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おはようございます。本日、スポーツと文化部からは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みとしまして、2点御報告をさせていただきます。
 初めに、2月の文教委員会におきましても御報告をさせていただきましたが、自転車ロードレーステストイベントのコースサポーターの応募状況について、2月22日に応募期間が終了いたしましたので、その報告をさせていただきます。
 2つ目は、ことし9月に開催されますラグビーワールドカップ2019のファンゾーンの運営計画につきまして、素案が示されましたので、その報告となります。
 説明は平山スポーツ推進課長よりいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  では、私のほうから、資料1、1ページ、東京2020オリンピック競技大会自転車ロードレースコースサポーター応募状況について、まずは御説明いたします。2月の本委員会で募集について御説明をいたしましたので、その状況について御報告するものです。
 募集期間は2にございますとおり、1月20日から2月22日までとして公募したところでございます。募集人数、71人に対しまして、2月22日現在で61人の御応募をいただいたところです。東京都が募集しています都市ボランティアの関連で、三鷹市推薦者については、女性が6割を占めておりましたけれども、今回は男性が6割を占めているというような特徴がございました。また、コースが大沢地域であることから、大沢の住民協議会、町会・自治会、おおさわ学園の大沢台小、羽沢小、第七中学校を通じて案内チラシ等を配布いたしましたことから、字別では大沢から一番多く御応募いただき、13人のお申し込みがあったところでございます。
 また、本委員会でも高校生の参加をということで御質問をいただいたところでございますけれども、三鷹中等教育学校のほうに案内チラシを配布をいたしました。その効果というところは明らかではないんですけれども、10代が5人、お申し込みをいただいているところでございます。
 こちらについては以上でございます。
 次に、3ページ、資料2ですね。ラグビーワールドカップ2019ファンゾーン運営計画(素案)についてをごらんください。まず、上の囲みの中にございますとおり、ファンゾーンはワールドカップ開催期間中、開催都市が設置するものです。昨年7月に候補地を選定しまして、ことしの1月にラグビーワールドカップ2019組織委員会が承認した内容となってございます。今後、4月に運営計画の策定を目指すとのことでございます。
 会場につきましては、残念ながら三鷹市には設置されません。多摩会場として調布市、調布駅前広場・調布市グリーンホールとなります。開催日は、東京スタジアムでの試合日と、大会開催期間中である9月20日から11月2日の間の土日となっております。1日の想定来場者数については、記載のとおり5,000人を想定しているところでございます。
 下段の2の実施項目にありますように、パブリックビューイングやラグビー体験、ケータリングなどが予定されているところでございます。
 次のページをごらんください。試合会場との関係ですけれども、調布駅と東京スタジアムについてはシャトルバスで結ばれるような状況となっております。試合会場の東京スタジアムについては、チケットを持っている方のみしか御来場いただけませんので、チケットを持っていない方が楽しめるエリアというのは、その試合会場についてはセキュリティー上の関係から設置しないということを、説明で受けているところでございます。
 次のページをごらんください。調布駅前広場・調布市グリーンホールのイメージ図となっております。内容についてはごらんのとおりでございますけれども、このページの左側に東京・地元PRブースというふうに記載されたエリアがございます。こちらにつきましては、三鷹市のブーススペースもいただけるという予定でございますので、こちらにどういったところを出展していくのかということについては、検討していきたいというふうに考えているところでございます。
 簡単ではございますが、私からの説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。2点だけ確認をしたいんですけれども、まずオリンピック競技大会の自転車ロードレースのボランティアの募集の件なんですけれども、募集人数が71人に対して応募状況が61人ということで、10名足りていないかなと思うんですけれども、ここの部分はどのように対応されるのか、どのように伺っているのか、お伺いをしたいと思います。
 それと、もう1つがファンゾーンの運営計画についてなんですけれども、ここの想定来場者数なんですが、区部の有楽町と、あとまた多摩会場の調布というのが、この想定来場者数が同じ、合計が7万5,000人で、1日当たり平均が5,000人ということで、考えると、本当は都市部のほうがもっと来場者数が多くなるんではないかなというふうに考えるんですけれども、この根拠っていうのはどのようなことで数値を出されたと伺っているか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、1点目の御質問でございますが、10人足りていない状況でございます。こちら、組織委員会のほうから、71人は三鷹市のほうで確保に御協力いただきたいというようなことで話が来ておりますので、こちら、残り10人につきましては、今体育協会のほうに10人ほど御推薦を御協力いただけないかということで、御協力の依頼をしているところでございます。
 そして、資料2のファンゾーンの想定来場者の人数でございますけれども、こちらのほうの算出根拠については、恐れ入りますが確認していないところでございます。これまで、こちらの区部の旧1000days劇場というところにおきましては、オリンピック・パラリンピックのPRの会場となったりですとか、また、ラグビーワールドカップについてもイベントが開催されてきた経過などを踏まえて、こういった数字が算出されたのではないかなというふうに推測しているところでございます。


◯委員長(吉野和之君)  他にございますか。


◯委員(西尾勝彦君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。まずオリンピック競技大会自転車ロードレースに関してなんですけれども、先ほどお話ございましたように、以前、都市ボランティアに関しては、女性の方が6割を超えていた。今回のボランティアの募集では男性が6割を超えているっていうお話なんですけれども、どうしてまたこのロードレースのコースサポーターは男性のほうが多かったのかっていう、その分析というんですか、そういったことっておわかりでしょうか。また、その年齢層というのも、おわかりでしたら教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、自転車ロードレースの性別の、都市ボランティアと自転車ロードレースの男女比の違いというところでございますけれども、ちょっと推測になってしまいますけれども、やはり都市ボランティアというものについては、特に何かスポーツの分野に限らず、語学のボランティア等もあわせて御参加いただいているのが特徴かなというふうに考えますと、語学のボランティアにつきましては、私がおもてなし語学ボランティア講座をちょっと拝見したところ、圧倒的に女性の方が多く参加されていたというようなことがあるのかなというふうに思っているところでございます。
 また、自転車につきましては、ちょっとどのように男女の比が、人気があるのかというところは定かではありませんけれども、年齢層と合わせてみますと、都市ボランティアに比べまして、40代が21%、50代が31%、60代が21%ということで、都市ボランティアの方がやはり日数等の関係から、比較しますと、お仕事をなさっている方が参加しづらい関係があるかと思いますので、比較的お仕事をされていても参加しやすいというところから、こういった年齢層についても、若い方が御参加いただいているのかなというふうに推測しているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。都市ボランティアのほうは、外国語の対応であるとか、いろいろな役割っていう、ボランティアを応募する方にとっても選択肢っていうのが、やはり多かったのかなというような感がいたします。
 あと、このボランティアを募集するに際し、先ほども足りない部分は体育協会のほうに10人お願いするっていうようなお話ございましたけれども、例えば住協であるとか、自治会などを通して、この61人の方に応募していただいたということなんですけれども、そういった場合、具体的な団体での推薦の仕方っていうのがちょっとわかりづらい部分があるのかもしれませんけれども、市のほうとして、そういった団体さんに対してどういう働きかけをなされたのか、具体的に教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、今回の1月20日から2月22日にかけては、公募ということで市報のほうでお知らせをいたしました。そして、大沢地域というところがコースを通るところになっておりますので、住民協会や町会・自治会については、チラシを三鷹市のほうから御用意をさせていただいて、皆様にできるだけ周知をいただきたいということで、それぞれの団体さんにお問い合わせをさせていただいて、それは各構成員のお一人お一人にお配りいただけるというところについては、そういった枚数を御用意いたしましたし、回覧板で回覧しますというようなところには、回覧板の必要枚数というのもお渡しして、PRをしていただいたということで、そこについては、団体さんのそれぞれのやりやすい方法でお願いをしたという形になっておりまして、何人推薦を御依頼しますというような形ではなく、周知をお願いしますということで御協力いただいたところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。やはり市のほうが団体さんにお願いをするとなると、やっぱり団体さんのほうも、いろいろ人手不足の中で工面されて、このボランティアに協力しなければなっていうような、ある種のプレッシャーのようなものも──これ、詮索ですけれども、その辺のところは、そういったことも考えられるのかなと思います。
 あと、こういう団体からの推薦ではなく、御自分で市報を見て応募されてきた方っていうのは何名ぐらいいらっしゃるんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今回の御応募に当たって、何をごらんになって御応募いただきましたかというようなアンケート的なものを申込用紙につけておりませんので、そういったところの分析はできないところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  わかりました。やはりこういうことって、どうしても市民の方の自発的なっていうところが根本になってくると思いますので、ちょっと行政誘導のような形で市民の方に御協力いただくという──どうしても、東京都のほうから何人か集めてほしいっていうのも、そういったところで難しい点はあるのでしょうけれども、そういった点もまた今後、御留意いただきたいと思います。
 次に、ラグビーワールドカップ2019ファンゾーン運営計画の素案についてなんですけれども、シャトルバスなんですが、このシャトルバスは調布駅から会場までのシャトルバスだと理解をしたんですが、例えば三鷹駅からも調布駅まで行かれる方って、大会が始まると結構いらっしゃると思うんですね。そういった場合の調布駅までの交通の便といいましょうか、そういった方がたくさん行かれるようになった場合のシャトルバスであるとか、あるいはバス会社さんに便数をふやしていただくとか、そういったことってお考えなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらの調布駅周辺で行われますファンゾーンへの三鷹駅から調布駅の交通の便につきましては、バスで行かれる方については、特にふだんどおりのバス路線を御利用していただくような形となっております。会場の東京スタジアムについては、主に京王線の飛田給駅から歩いて御来場される方っていうのが、これまでの試合の結果、交通状況を把握したところではいらっしゃるというような分析がされているところでございます。
 ただ、中央線の三鷹駅から、ぜひとも東京スタジアムのほうにシャトルバスの運行をしてほしいということについては、再三、三鷹市側から東京都並びに組織委員会のほうに要望はしてきたところでございますが、ここのところで交通輸送の実施計画というのが確定されまして、残念ながら、三鷹駅と東京スタジアムの試合会場を結ぶシャトルバスというのが実現できなかったといったところでございます。
 中央線沿線からのシャトルバスで申し上げますと、武蔵境駅から東京スタジアムが試合前と試合後については運行される予定になっております。もう1つ、武蔵小金井駅につきましては、試合が終わった後、武蔵小金井駅にシャトルバスが出ると。行きはないんですけれども、帰りはあるというような形のアクセスになっているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。残念ながら三鷹駅からは、シャトルバスであるとか──これはバス会社の問題、対応なのかもしれませんけれども、便数をふやすというようなことも余り考えられていないということで、せっかく三鷹に、恐らく多くの市民の方だけではなく、地方から来られる方もいらっしゃるでしょうし、外国から来られる方も多くいらっしゃるとは思うんですね。そういった方に、やっぱり三鷹を知ってもらうきっかけとして、1つ、三鷹を中央線の起点として、そこから調布会場へっていうようなこともあってもいいのかなと思って、ちょっと御質問をさせていただきました。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  まず、オリンピックのほうからなんですけど、これってあくまでもテストイベントで、ことし開催されるやつのコースサポーターっていうことですよね。本番については、多分今まで東京都のほうで募集している人たちが携わるっていうことでよろしいんですか。それとも、また、もしかしたら、このコースサポーターを募集して、三鷹市のほうでも同じぐらいか、あるいは本番だからもっと大人数が必要になるということになるんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、谷口委員から御質問をいただきましたとおり、この三鷹市の71人というのは、テストイベントに限った募集という形になっております。本番につきましては、再度、基本的には同じ人数というふうに組織委員会から聞いているところでございますが、改めて募集をするというような形になります。ただ、御希望として、今御応募いただいた方については、アンケート形式で、本番についても御希望はありますかというようなところは参考にお聞きしていますけれども、その情報を本番のときにどのように生かすのか、あるいは生かさないのかというところは、今後検討していくような形になりますし、組織委員会のほうでも、こちら、やはり本番と同様の環境でテストイベントを開催して、課題を洗い出して、再度、本番に臨むというところがテストイベントの趣旨になっておりますので、テストイベントの課題によっては、人数についてまた増減が生じるのではないかなというふうに考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。今回、71人で61人、足りない分というのは、別に問題はないのかなと思っていたら、御説明の中で体育協会のほうに声をかけているということで、やはり三鷹市として71人そろえてもらいたいというのが組織委員会のお願いっていうか、考え方なんだなっていうのがわかりました。
 今のお話をお伺いすると、今回は71人ですけど、きっと本番だと、もっと観戦する方々とかがふえてくると、減らないような感じはしますよね、逆にふえるような。その場合に、本番のほうが逆に、お手伝いしてみたいっていう人の手が挙がりやすいでしょうし、今回だと、ことしの7月だから予定がわかりやすいけど、2020年の予定はちょっとまだわからないよっていう方もいらっしゃるから、一概には言えないですけど、それなりに手の挙がり方も違うのではないかなとは思います。
 ただ、組織委員会が71人、今回募集して、次も言ってくる数字、それに対してはきちっとそろえてほしいというような考え方であれば、やっぱり市としてもそれに向けて、何らかの策を講じておかなければいけないのかなと思いますけど、その辺についてはどうお考えですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  組織委員会のほうから、本番がどのような形で人数なりを求められるのかというところは、テストイベントを終了してみないとわからないというところではあるんですけれども、できる限り、組織委員会としても、テストイベントで御参加いただいた方が、やはり一定程度残っていただいて、そのノウハウを本番に生かしてほしいというようなところは考えているところでございますので、できるだけこのテストイベントに御参加いただいた方というのは、本番でも御参加いただけるような工夫は考えていかなければならないのかなというふうに考えているところでございます。
 また、新たな課題が生じてきたら、その課題ごとに、市としても対応はその都度検討してまいりたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。当然、今回サポーターをやっていただける方の中には、楽しかったということで、本番もやりたいという人も当然多いでしょうし、逆に、その声を周りの人に伝えてもらえば、それなりにまたふえていくんじゃないかと思いますので、その辺も考えた取り組みっていうか、考えながらサポーターの皆様にはお話をしていただければなと思います。
 続いて、ワールドカップの件なんですけど、最初の説明の中で、試合会場には、あくまでチケットを持った方しか入れないというお話でしたけど、これを見ると、試合会場周辺での盛り上げの検討と書いてある──武蔵野の森総合スポーツプラザの入口あたりのところに線が入っているんですけど、ここの部分に関しても、チケットを持っている人じゃないと入れないという認識でよろしいんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私ども、こちらについて、組織委員会、東京都に確認いたしました。そうしましたところ、やはりチケットをお持ちの方でないと、このエリアについても入れないといった御回答でございました。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうであれば、やっぱりその辺の告知も事前に、これはワールドカップを主催する主催者側に、しっかりと広報なりしていただくようなお願いをしていただければと思います。
 あと、もう1つ、調布駅でのファンゾーンということで、三鷹市のブースも地元PRブースということで設置ができるというお話でしたけど、イメージ的には、天皇、皇后じゃなくて、皇太子御夫妻が来たときに育樹祭があって、サブアリーナでPRブースがあったじゃないですか。オープニングのときでしたっけ、違うか、育樹祭でしたよね。サブアリーナで三鷹市のブースと三鷹商工会のブースが2つあったような感じですけど、ああいうような感じのブースが設置できて、三鷹市としての場所をもらって、今後検討なんでしょうけど、例えば観光協会が行くのか、商工会が行くのか、そういったことについては、市として今の段階ではどういうお考えがあるのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今御質問をいただきました、この地元のPRブースへの出展なんですけれども、まだ各団体等には御依頼をしていないところでございます。正式に依頼が来るのがこれからというふうなところもありまして、どのような条件で、どういったブースを設置できるのかというところが、まだ詳細、詰められていないようなところがございますので、そこの条件をお聞きしつつ、調整をしていきたいというふうに考えているところでございます。
 ただ、やはりこれまでもオリパラの取り組みですとか、そういったところで観光ですとか、それから商工関係のPRというものは中心に行ってきたところでございますので、そういったところへお声がけをするということは、まず1つ、第一義的にあるのかなというふうに考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ワールドカップを世界各国から見に来る方がたくさんいらっしゃると思うので、ぜひここで調布駅からであれば、三鷹行きのバスもありますし、しっかりと誘導できるようなPRを関係団体と考えて設置していただきたいなと思います。よろしくお願いします。


◯委員(半田伸明君)  ラグビーのほうなんですけどね、これシャトルバス発着所ってありますよね、調布駅。ちょっともう1回確認したいんですけど、どこに行くバスなのか。まず、そこから入ります。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、シャトルバスは試合会場とを結ぶシャトルバスというふうに聞いております。


◯委員(半田伸明君)  バスの規模って聞いていますか。何人乗りなのか。普通の乗り合いバスレベルなのか、もう少し小さいレベルなのか。
 あと、それに続けて質問なんですけど、これ、14時から22時とか、12時から22時とか書いてあるじゃないですか。シャトルバスって、当然時刻表、出ると思うんですよ。どの時間帯にバスがたくさん出そうだとか、そういう話って見え始めていますか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、交通輸送実施計画案というものが案の段階で出ている資料を見ますと、料金設定についても、今現在走っている路線バスの210円というような記載が出ているところでございまして、運行されるバス会社につきまして、調布駅とのバスは京王バスさんが運行されるというような予定になっておりますので、一般の路線バスで運行されるのではないかというふうに考えているところでございます。
 運送の時間帯と間隔でございますけれども、調布駅発としては15分から20分間隔で、試合開始の3時間前から試合開始の時間が行きでございまして、試合が終わった後については、東京スタジアム発では、約2分から10分間隔で、試合終了から試合終了1時間半後まで運行されるというような計画になっているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  試合会場って、これ、たしか味の素スタジアムですね。調布駅から味の素スタジアムを結ぶっていうだけの話だと。こういうことで合っていますかね。となると、一方で、裏面を見ると、飛田給は特急・準特急の臨時停車ってありますよね。飛田給も今、昔に比べて随分変わりましたけど。となると、普通は電車で動きますよね。これ、シャトルバス、要らんちゃうんと、個人的にはふと思ったわけですが。
 何でこういう質問をしているかというと、この5ページを見ていますと、これ概要図がありますけど、実際は動線としてはパブリックビューイングの場所に行くわけですね、グリーンホールですよね。電車でおりる、バスでおりるは置いておいて、動線の流れとしてはパブリックビューイングに向かうわけですよね。試合を見る。もしくは、最初からこの辺にたまっている可能性はあると思いますけど。帰ってくるときの動線が気になったんです。
 例えば公式グッズの欄とスポンサーブースの欄がありますね。これ、例えば北側を閉鎖しますか、南側を閉鎖しますか、それとも全部南からも北からも入れますか。何を言いたいかというと、ここの部分、北側のロータリーの待ち合いの部分に人がたまる可能性があるんじゃないかっていうことを危惧しているんですよ。このあたりはどうでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  東京都なり、組織委員会のほうが今御質問をいただいたところのシミュレーションをどのようにしているかということについては、確認をしていないところでございますので、そういった点については今後きちんと確認してまいりたいというふうに思います。


◯委員(半田伸明君)  私、南のほうに住んでいるので、どっちかというと中央線は全然遠いんですよ。基本、西調布から動いていますからね。だから、調布のことはある程度わかっているんですけど、これ絶対に衝突します。ビックカメラ側から行くほうと、もしくはケータリングとか、東京・地元PRブースとありますけど、そこを通って行く人と、交番の前後で多分ごちゃごちゃになります。このパターンだと。ですから、どっちかのほうに行ってくれっていうようにしないと、バス停もここ、いっぱいあるんですよね。だから、バス停前後で、どっちに並んでいるの、あっちからも人が来るよ、こっちからも人が来るよって、これ、絶対なります。
 だから、動線をどう設定と言ったらいいのかな、人の流れをどう設定するのかについては、この中の歩行者の渋滞を避けるために、もしくは混乱を避けるために、私は市として一言、やっぱり都に言ったほうがいいと思う。いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、多摩で1カ所ということで調布市に設けられるわけですけれども、三鷹市民もチケットを持っていない方は多く訪れるということですし、何よりも会場の安全、全体の安全という観点から、御質問いただいた点についてはしっかりと東京都のほうに確認してまいりたいというふうに思います。


◯委員(半田伸明君)  あともう1つ、天文台通りのことをちょっと紹介します。私、天文台通り沿いに住んでいるんですけど、まあ、FC東京の試合があるというときには必ず警戒します。なぜか。シャトルバスの運行で何本か、まず渋滞、絶対とまっちゃいます。ですから、生活道路にみんな入っちゃうんです。よく危ない事故が起きないなっていつも思うんですけど。最悪のときはシャトルバスが連結しているんですよ。夕方の時間帯ですよ。
 もうちょっと夕方より早い時間帯だったら、さらに悪化する要因がもう1個あるんですよ。富士重工。今これを見てちょっと出しちゃいましたけど。なぜか。仕事終わりの方々が一斉に路線バスに乗る時間帯なんです、夕方。つまり、ICUから天文台下までずらっと並ぶんですよ。同じようなことがここで起きたら、大変困る。
 つまり、シャトルバスの発着はどこに向かうんですかと聞いたのは、実はそこにあるんですが、味の素スタジアムにしか行かないよということで聞いて、正直ほっとしました。路線バスと、シャトルバスと、あとここ、成田、羽田のバスも一緒に来るんですよ。絶対に駅前、大混乱になると思います。目の前には旧甲州しかないですね。ちょっと離れると甲州があるけども、あの旧甲州と甲州の間の道の横幅は実は狭いんです。絶対路駐も発生します。ということで、これを見ると12時から22時ってなっていますから、随分広い時間帯ですからね、どの時間帯にどの辺で渋滞が起きるかっていうのは、正直想定がつかない。一般の路線バスで帰るっていう方も当然いらっしゃるでしょうし、境91系統、鷹51系統を使う方は当然天文台通りがアウトになります。吉06系統だと、武蔵境通りがアウトになります。武蔵境通りはまだいいです、横が広いから。
 ということで、実は細かい論点がかなり出てくると思います。だから、バスのおおよその時刻表が発表されるタイミング──全然後の話でしょうけど、そのときを見計らって、この時間帯のこの発着にはこういう渋滞が起きるだろうというようなことを事前に想定をして、一定の渋滞回避策は考えておかなきゃいけない。これがまず1つ。
 あともう1つは、先ほど申し上げました歩行者の流れを一定程度整理をする方向を事前につけておかないと、調布駅にある交番の前後で──この図でいうと、東側からも、西側からも両方人が来て衝突する可能性がある。それが路線バスを待っている方々の迷惑になる可能性が十分高い。
 以上2点、問題提起を申し上げました。いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず1点目のファンゾーンの中の、人の問題については、これまで私が参加している会議体等で議論されてきたという経過は承知しておりませんので、きちんと問題提起してまいりたいというふうに考えます。
 また、こちらのバスの時刻の発着を想定し、その渋滞の回避策をというところでございますが、一定の交通の計画というものは東京都、組織委員会のほうで検討はしているところでございますが、今回具体的に御指摘いただきましたので、その点をきちんと東京都のほうに伝えて、その対策をとるようお願いしていきたいと思います。


◯委員(半田伸明君)  問題意識は御理解いただけたと思います。これで最後にしますけど、バスの発着が、三鷹駅発着のどうのこうのという話がありましたけど、私は三鷹が漏れて助かったと思っています。なぜか。駅前南口は今大変なことになっていますね。都市整備部を中心として、今さまざまな議論を立ち上げようという段階です。ですから、こちらスポーツと文化部のほうでバスの発着ということを先行されたら──南口の交通渋滞のあり方について議論を開始しようと、しかも、それは施政方針にまで載っている。ですから、庁内でそこは意見を統一しておくべきだろうと、僕は思います。南口の部分の渋滞の回避、バスが下手したら3列並んでいるときもある。そういったことを回避するために、今後こういう交通の話があったときには、三鷹から手を挙げるのをやめようねと意思統一をすることが、私は大事だと思う。武蔵小金井、武蔵境が選ばれたっていうのは、私の中では当然だろうと思います。なぜか。面積が全然違う。ましてや、武蔵小金井の場合は北と南をうまく使うこともできますね。
 そういったことを考えた場合に、三鷹発着というのをやめるっていうことを、特に手を挙げないんだといったことを、私はむしろ決めてほしいと思うし、いや、手を挙げるんだということであるならば──別にどっちがいい、悪いじゃないですよ、南口の夕方の交通渋滞のあり方とどのように調和をするのかについては、一体的な見解を持つべきだろうと思いますね。このあたり、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  駅前の商業の活性化とか、そういう観点から申し上げますと、やはり三鷹駅のほうに多くの方がいらっしゃるっていうことは大変望ましいことかなと思っています。ただ、やっぱり交通の渋滞とか、混雑の問題とか、そういうのは重要な問題でございます。
 こちらのほうの、今回、ラグビーのほうでございますし、オリンピックのほうもそうなんですけども、交通の関係につきましては、都市整備部の職員のほうも一緒に会議のほうは出席しておりますんで、その辺は庁内でも職員同士、部署同士、意思統一をしながら、いろいろとこういうものについては考えていきたいと考えています。
 以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、私のほうからも何点か質問させていただきたいと思います。自転車ロードレースのほうの件なんですが、先ほど来、募集人員71名に対して応募状況が61名だったということ、それとまた、配布も大沢地区を中心にということで団体にも働きかけたということをお聞きいたしましたけれども、三鷹市内で直接競技として市民が、また子どもたちが見ることができるのは、結局このロードレースだけですよね。井の頭西園とかではパブリックビューイングとか、いろんなことをやるのは、聖火ランナーのほうもやるというのは聞いているんですけれども。
 ということで、それで、昨今、非常にヨーロッパを中心にしてというか、ロードレースは結構はやっていますね。また、日本でもこれだけ自転車がブームというか、その中で、この募集人員に対して応募人員のほうが少なかったというのが非常に意外だったんですけども。もう1回、これのPRの仕方、大沢地区の住協を中心に配布したのと、あと、この6割の応募状況の年代別のパーセント、ちょっとさっき早かったんで、メモできなかったんで、その辺も教えてもらえますか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずPRにつきましては、1月20日の「広報みたか」で公募しますということでPRをすると同時に、市のホームページでも御案内をしたところです。
 そして、大沢地区へのチラシの配布によるPRでございますけれども、まず住民協議会、そして、大沢にあります8つにわたる町会・自治会さんに、それぞれ御要望に応じて回覧板ですとか、チラシを、個々に配布いただけるといった、そのニーズに応じてお渡しをさせていただきました。
 さらに細かく申し上げますと、大沢の地区の青少対の委員会、そして交通対の委員会にも、情報提供をさせていただきました。また、ちょっとこちらは重なる部分もあったかと思いますけれども、おおさわ学園の羽沢小、大沢台小、七中、こちらは全児童・生徒数をお配りして、保護者の方にも御周知をしたところでございます。
 さらに、高校生へということの御質問もございましたので、三鷹中等教育学校のほうにチラシを、こちらは日程の都合から、そこに参加できるのは現1年生だということでございましたので、高校1年生の全員、生徒さん分の配布を御協力いただいたところでございます。
 それから、都市ボランティアで三鷹の推薦者につきましては、メールアドレスを御登録いただいているので、その102人の方を対象に、御案内をメールで差し上げたというようなところが広報の全体像でございます。
 そして、年齢別の応募者でございますけれども、少し長くなりますが、年代別に申し上げますと、10代、19歳までが8.1%、20代が残念ながら御応募ございませんでした。30代がまた同じく8.1%、40代が21%、50代が30.6%、60代が21%、70代が9.7%、80代が1.6%というような割合でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。それで、この応募人数っていうのは、このコースが武蔵野の森公園から出て、大沢グラウンド通りを北上して、野川公園入口交差点から、人見街道、東八道路方面へ進んで、基督教大学の裏側交差点を左折して東八道路に。これっていうのは、大体何メートル置きに1人とかっていう計算で、この71人という数字が出てきているんでしょうかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この71人の配置をプロットした図というのはいただいていないんですけれども、当初、いろいろな検討の中で、もう少し多い人数を実は検討段階では資料としてございました。その資料では、それぞれ何メートル置きというのではなく、やはり交差点部分についてはそれなりの人を置いたり、道路構造によっては、そのコースのほうにあらかじめ車両等が出てこないように、少しコースの奥のほうにも人を配置したりというようなことで、個々にそれは積み上げた数字というふうに考えているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  わかりました。ただ、とにかく身近に見える大変貴重な場で、今ので聞いてみると、これで応募状況がということで、大沢地域もそうだったんですけど、何とか、もっとほかの、全市的に各学校というか、保護者とか、広く──我々なんかも東側の端なんで、大沢のこととはいうものの、これ、三鷹の中で唯一競技が見えるのだということで、特に自転車愛好家とか、そういう人たちの中では、直接見れるんだということで非常にあれなんだけど。唯一、競技が一部でもコースを通ってくれる三鷹市の中での取り組みとしてどうなんだろうかっていうか、何かもう少し盛り上がるようなというか、熱を感じられるようなっていうか、何かできないもんでしょうかね。ほかにもいろいろ考えていることがあったら、お聞かせいただきたいんですけど。市内でロードレースを盛り上げるための取り組みとして。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この自転車ロードレースについては、本当に委員おっしゃるように、唯一、三鷹市を会場として実施される競技でございます。ヨーロッパにおいては3大スポーツの1つということで非常に注目度の高い競技になっておりますので、そういった魅力を伝えるために、市で取り組みを検討するのはもちろんでございますけれども、この多摩の8市、コースとなっている8自治体がございます。この8市でできるだけ協力をしてPRをするというような広域的な取り組みも検討していきたいというふうに考えておりますし、今ございました、大沢地域に限らず広くというところについては、今後、本番の募集についても、そのところは生かして取り組んでいきたいというふうに考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  特に、やはりまだ1年と4カ月ぐらいあるとはいうものの、1年前のこういう取り組みが非常に大事だと思うんですよ、本番に対してもきいてくるっていうかね。だから、まず、ことしの7月21日のこれを、何とか盛り上げるために成功させてもらいたいという思いがあるので。よくオリンピック選手を呼んでとかあるじゃないですか、各中学校でとか、高校でとか。ああいうような、直接アスリートを目の前にしてとか、お話を聞くような、今オリパラでもいろんな取り組みをやっていますよね。そういった中において、ロードレースの選手の取り組みということで、何とか三鷹の中からということでね。特に7月のこれまでには、そういうロードレースの方に軸足を置いた取り組みをしてもらいたい。その中から、これはちょっと話が飛んでしまうかもしれないんですけれども、三鷹市の中でも非常に自転車とかかわる交通事故とか、多いじゃないですか。やはり一流の方になればなるほど、ルールというか、マナーを守って、ふだんは乗ることが大事なんだとか、けがをしないための注意だとか、いろんなそういうのも交えながら、選手たちのお話を聞く中で憧れるような子どもたちが出てくればいいなと思うんで、歩行訓練とか、自転車の運転講習会初め、そうやっていろんなことがあるので、そういうこととうまく絡めつつ、やはりオリンピックの選手たちを直接見て話を聞けるような機会を。特に、ここの7月21日までの間にも何かつくってもらえるようなことはできないでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  7月21日まで、おっしゃるように、このテストイベントがどれだけ盛り上がるかによって本番の魅力が増すかというようなところになるかと思いますので、委員から御要望がありましたように、7月までに、ちょっとどういった形で実現できるかというところがありますけれども、ぜひとも検討してまいりたいというふうに思います。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。先ほど答弁の中でも、多摩8市でもそれぞれ、これ、取り組んでいるということでありますが、他市ではこういうこともやっているとか、8市全体での協議会みたいのもあるんですか。あと、三鷹市の中でも、そういう協議会とか、何かを設けて取り組んでいくということは考えているんだよとか、何かあったら、教えてもらいたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今8市の取り組みについては準備段階でございまして、近々皆様にも御報告できるかと思いますけれども、8市連携してこの自転車ロードレースに取り組んでいくということを今準備しているところでございます。
 また、他市においては、オリンピアンではないんですけれども、日本で活躍されている自転車競技の方を招いて、自転車に乗る体験ですとか、そういったものを駅前でしたりですとか、また、武蔵野の森公園においては、東京都の公園協会がこの自転車競技のイベントをこの3月に開催したりといったような取り組みもございます。また、報道でもごらんになられているかと思いますけれども、多摩市や稲城市においては、そういった自転車のイベントというもの、大会というものを開催したりといったようなところで、力を入れて取り組んでいる状況でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  いずれにしても、そうやって、いろいろ8市とも、また近隣の人も連携をとりつつ、同じコースを通ってもらうということなので、何とか連携して盛り上げていただくような取り組み、または、日本自転車普及協会とか、いろいろありますもんね。だから、そういうところから、オリンピアンに限らず、日本を代表するようなレースで頑張ってやってくれている方のお話を聞けるようになるとか、実際に見せていただけるような場面をつくっていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 あと、ラグビーワールドカップのほうのファンゾーンの運営に関してですが、これに関しては、先ほど来、いろいろ話を聞かせていただいて、かなり納得している部分があるんですけど。これは、三鷹のラグビー協会とか、そういうのの取り組みは絡んでいるんですか。協会がないんでしたっけ。いいのかなと思って、それが心配になって、ラグビーのこれだけのイベントで。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このファンゾーンの中での取り組みについては、直接的には三鷹市がかかわりを持つところについては、先ほど御説明した地元のPRブースといったところでございます。今、特にこのファンゾーンについて、三鷹市のラグビー協会に御協力をいただくということは考えておりません。三鷹市のラグビー協会については、今年度の事業で申し上げますと、三鷹スポーツフェスティバルでラグビー体験をしていただいたり、また、みたかわんぱくスポーツDAYで同じようにラグビー体験を開催をしていただいております。
 また、今年度タグラグビー教室ということで、地元の三鷹市内の小学校──第四小学校、羽沢小学校、大沢台小学校で、体育の出張教室ということでタグラグビー教室を開催をしていただいております。また、来年度につきまして、予算委員会がございますので、その中でございますけれども、今年度同様、さらにいろいろなところで御活躍をいただく予定を考えているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  とにかく三鷹市民の中でもラグビーの愛好家って非常に多くて、すごい根強いファンが結構おられるので、そういう方たちも巻き込みつつ、これも隣のまちで三鷹市に直接ないのが残念なんですけど、しっかり盛り上がるような取り組みをしていただければと思います。
 終わります。


◯委員長(吉野和之君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時27分 休憩


                  午前10時43分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  委員の皆様、こんにちは。それでは、教育委員会報告をさせていただきます。3件ございます。1件目が、平成31年度教育委員会基本方針について、2件目が学校施設のブロック塀の詳細調査について、3件目が学校における働き方改革の進捗状況についてということでございます。
 それでは、私のほうから平成31年度教育委員会基本方針について御説明させていただきます。よろしくお願いします。資料1−1のA4判を基本方針として御提示させていただいておりますが、前年度からの修正箇所や修正の趣旨等を示した参考資料を御用意しておりますので、資料1−2の網かけが入っているほうをごらんいただきながら聞いていただきたいと思います。
 この基本方針は、三鷹市の教育が目指すべき中長期の施策の方向性を定めた三鷹市教育ビジョン2022(第1次改定)及び三鷹市生涯学習プラン2022(第1次改定)に基づきまして、教育委員会が実施する平成31年度の基本的な取り組みをまとめたものでございます。なお、この後、議会で別途御審議をいただきます平成31年度予算を踏まえまして、4月に事業計画を作成いたします。事業計画では、基本方針に基づく平成31年度のより具体的な取り組みを記載させていただきますので、改めて御説明をさせていただく予定になっております。
 それでは、内容に入ります。資料1−2の1ページをごらんください。3段落目に網かけがありますけれども、第4次三鷹市基本計画(第1次改定)に加えまして、三鷹市の教育に関する大綱を明記をするとともに、個別計画に三鷹市教育支援プラン2022(第1次改定)と、みたか子ども読書プラン2022(第1次改定)を追記したところでございます。
 1枚めくっていただきまして、2ページをごらんください。下段の2段落目の網かけ部分です。法改正を生かして今年度構築いたしました持続可能な学園経営システムをより一体感のあるものとして、今後さらなる充実・発展を図ると明記しました。
 右側3ページでございます。市の第4次三鷹市基本計画の第2次改定にあわせまして、個別計画──教育ビジョン2022、教育支援プラン2022、みたか子ども読書プラン2022等、これ全て第1次改定のものを改定を行うということと、よって立つ個別計画名に教育支援プランと読書プランというものを追記をさせていただいたところでございます。
 その下の基本目標の全体構成、四角のところでございますが、目標Iから目標Vまでは学校教育としまして、生涯学習分野については目標VIに市長部局との連携による生涯学習の総合的な推進を、目標VIIには図書館活動を掲げているところでございます。
 それでは、目標I、地域とともに、協働する教育の推進から入ります。1番、コミュニティ・スクール機能の充実、最重点施策でございます。地教行法の一部改正に基づきまして、学園単位の学校運営協議会としてのコミュニティ・スクール委員会に一本化したことに伴いまして、より一体感のある学園運営を推進し、今後さらなる充実・発展を図ると明記したところでございます。コミュニティ・スクール委員会の機能の充実を図りまして、評価・検証によるPDCAサイクルの確立によるマネジメント力を強化するとともに、情報発信を充実し学園間の交流・連携を推進いたします。今年度に引き続きまして、開園10周年を迎える3学園の記念事業を実施し、これまでの歩みの振り返りと未来への発信の機会といたします。
 1枚めくっていただきまして、4ページをお開きください。中段の3、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備、最重点施策でございます。社会教育法の一部改正に基づきまして、地域の人々が学校と連携・協働して学校活動を支援する地域学校協働活動等について、平成30年度に導入しました地域学校協働活動推進員──三鷹ではコミュニティ・スクール推進員と申しますが、この配置を拡充しまして、学校と学校支援ボランティアとの調整機能を強化し、教育活動に対して幅広い地域の支援を持続的に得ることを可能にするとしました。
 次に、目標のIIです。下のほうになりますけども、小・中一貫した質の高い学校教育の推進でございます。1、小・中一貫教育の充実と発展、最重点施策のところの(1)、効果的かつ持続可能な学園運営システムの構築でございます。平成30年度に学校教育法等の改正に基づきまして、小中一貫型小学校・中学校としたことによりまして、三鷹市立学校小・中一貫教育の推進に係る実施方策を踏まえた、より一体感のある学園運営の充実を図ります。
 さらに、右側5ページに行きます。新学習指導要領を踏まえ、平成30年度に完成した三鷹市立小・中一貫教育校小・中一貫カリキュラムの活用・実践によりまして、学習のつまずきを解消し、見通しを持った質の高い授業を展開するとともに、教員研修の充実を図り、授業改善を図ります。また、指導効果を一層高めるために、全学園で実態を踏まえた学園版カリキュラムを作成するとともに、指導事例の共有化を図ることにより、教員の指導力向上と主体的・対話的で深い学び、学校・家庭・地域が連携した社会に開かれた教育課程の実現を図ります。さらに、小学校生活科を中心としたスタートカリキュラムを完成させることによりまして、幼児教育と小・中学校の連続性・系統性を踏まえた学習をさらに図っていきます。
 次に、5ページの下段から6ページにかけてでございますが、2、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。ここも新学習指導要領の趣旨を踏まえて、小学校5・6年生の教科外国語及び3・4年生の外国語活動について、移行期間中の先行実施における外国語活動等の指導力を高めるための教員研修の充実及び中学校英語教員の専門的な支援を時点修正、追記しております。
 また、平成30年度に整備しましたタブレット端末等を活用し、普通教室において主体的・対話的で深い学びを実現するための小・中一貫カリキュラム(ICT教育)に基づいた、ICTの効果的活用を推進いたします。さらに、みたか地域未来塾を全学園に拡充しまして、地域人材の参画による学習習慣の定着と基礎学力の向上を図ります。なお、道徳の教科化に伴いまして、授業における教科書を使用した指導・評価の充実・改善や、道徳授業地区公開講座等の機会を生かした学校・家庭・地域の連携等を追記しております。
 下のほうに行きまして4、生活指導の充実です。チーム学園・学校を踏まえて、学園全ての教員が児童・生徒の状況を把握するとしまして、いじめに対しては解消率の向上を図ると明記いたしました。また、市配置のスクールカウンセラーの全校配置完了に伴い、支援体制の充実と修正をいたしているところでございます。
 続いて右側7ページ、5、多様な教育的ニーズに対応した教育の推進です。小学校の校内通級教室の全市展開による充実に加え、新拠点校の設置による巡回グループの再編と、中学校の校内通級教室の準備、適応支援教室の開設準備及び相談体制の強化について明記いたしました。
 下段、6、幼稚園・保育園と小学校の連携教育と支援の推進ですが、先ほど小・中一貫教育のところで触れました、スタートカリキュラムを完成させることによる幼・保・小の連携教育の推進を追記しました。
 1枚めくって8ページでございます。目標IIIの学校経営力の向上と特色ある学園・学校づくりでございますが、1、学園長・校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学園・学校づくりの推進、最重点施策の中で、チームとしての学園・学校の推進について明記したところでございます。また、後ほど今年度の取り組み状況について御報告いたします、学校における働き方改革については、策定したプランに基づく取り組みについて明記したところでございます。
 続いて、右側9ページをごらんください。下段の目標IV、安全で快適な、充実した教育環境の整備の1、子どもの安全・安心の確保、最重点施策ですが、通学路の交通安全、防災、防犯などの多面的な視点からの安全確保について追記するとともに、市内全小学校の通学路への防犯カメラの設置が完了した後の取り組みについて明記をしました。
 その下から10ページにかけてです。市内産野菜の活用促進において、農業振興の観点から公費負担による三鷹産野菜の日の実施等、さらなる拡充と修正するとともに、災害発生時の体制整備の検討について追記をいたしました。
 10ページの2です。安全で快適な学校施設づくりの推進、最重点施策でございますが、平成30年度に実施しました老朽化対策調査に基づく、学校施設長寿命化計画(仮称)の策定について記載するとともに、熱中症対策や避難所としての機能強化を図るための体育館の空調設備について、追加で記載しております。なお、後ほど御報告いたします学校施設のブロック塀の改修等の対応については、平成30年度の緊急対応のため、平成31年度の記述はございません。
 その下、4、ICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用ですが、平成30年度に実施しました教育ネットワーク、校務支援システムの更新により導入した機能の利用促進とICT活用推進モデル校の拡充による実践など、主体的・対話的で深い学びを実現するための効果的な活用に向けた研修・研究、校務支援システムの更新における機能の充実による教職員の事務の効率化と、学校図書館システムの更新による機能強化について追記をしております。
 右側11ページ、5、児童・生徒数の増減に対応した適正な学習環境の確保、最重点施策でございます。事業の進捗に伴う時点修正としまして、新たな通学路の指定と安全対策の検討について記載しております。
 その下、6、教育センターの円滑な再移転及び教育センター暫定施設解体工事の実施につきましては、耐震化工事完了後の設備保全整備と円滑な再移転、解体工事の実施について、時点修正をしております。
 7、校外学習施設「三鷹市川上郷自然の村」の効率的な運営の推進では、スポーツ等の団体利用や他自治体移動教室の利用等、利用拡大に向けた取り組みのさらなる拡充を追記したところでございます。
 その下、中段、目標V、地域をつなぐ拠点となる学校をつくりますという最重点施策につきましては、スクール・コミュニティの記述としまして、学校をプラットフォームとした交流や学びの循環について追記をしたところでございます。
 1枚めくっていただきまして12ページです。3、家庭や地域の教育力の向上につきましては、任意団体としてのPTAの主体的な運営の支援について追記いたしました。
 その下、目標VI、市長部局との連携による生涯学習の推進です。ここからが生涯学習分野ということになります。右側の13ページをごらんください。目標VII、地域の情報拠点としての図書館活動の推進ですが、平成29年度に策定しました基本的運営方針に掲げる目指す図書館像の実現に向けて、事業の推進とともに点検・評価を実施し、サービスの向上を図るというふうにしております。
 1枚めくりまして14ページをお開きください。最後のページになります。5、図書館の適切な維持・補修及び滞在・交流型施設へのリニューアルでございますが、東部図書館のリニューアル完了と西部図書館の改修に向けた実施設計及び滞在・交流型へのリニューアルの検討、サポーター懇談会の開催等、あと本館のエレベーター老朽化に伴う改修工事を追記いたしました。計画的な長寿命化工事の実施による快適な読書環境の整備を進めます。
 なお、東部図書館につきましては、文教委員会の皆様には、先日、3月21日に予定しておりますリニューアルオープニングセレモニーの御案内を差し上げたところでございます。滞在・交流型のリニューアルへの説明、あとはサポーターによるカフェサービス等を御用意させていただきますので、お待ちしているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  私からは、資料2、学校施設のブロック塀の詳細調査について、御説明をいたします。大阪府北部地震でブロック塀の倒壊事故が発生したことを受けまして、昨年学校施設のブロック塀等につきまして、目視による緊急点検を実施いたしました。その結果につきましては、昨年の8月に本委員会において報告させていただいたところでございます。
 その後、緊急点検で問題がなかったとされた塀、既存のブロック塀等を継続して使用するものにつきまして、外観目視による点検では確認できない塀の内部について詳細調査を実施いたしましたので、その結果について御報告をさせていただきます。
 初めに、1、調査の概要でございます。調査の対象となる塀としましては、外観目視による緊急点検の結果、法令基準に適合しているとされたブロック塀と、外観目視による緊急点検の結果に基づき改修する塀のうち、既存のブロック塀を活用して改修を行う塀となります。
 調査実施数につきましては、17施設、45カ所となっております。
 調査の内容でございますが、まず非破壊の鉄筋探査によりまして、鉄筋の有無、鉄筋の配置の確認を行い、次に写真にございますように、塀の一部をはつりまして、鉄筋の径、または基礎とコンクリートブロックの接合部における鉄筋の定着状況について確認しております。
 調査結果でございます。2ページ目の2の調査結果の表をごらんください。表の網かけの箇所となります。第六小学校、南浦小学校、第三中学校、第四中学校、第五中学校の5施設、8カ所の塀におきまして鉄筋の配置や径、定着の長さに不足が確認されました。
 最後に、今後の対応でございます。詳細調査の結果、新たに改修が必要となった第六小学校、第四中学校及び第五中学校につきましては、国庫補助金を確実に確保するため、3月補正により繰越明許費を含めて計上させていただいております。補正予算が承認されましたら、平成31年度速やかに改修工事を実施する予定となっております。また、外観目視の調査に基づき、予備費を充当して改修することで進めておりました南浦小学校、第三中学校につきましては、今回の調査結果を受けまして、南浦小学校については追加の工事、第三中学校は予定の工事の内容を変更して、平成30年度中に改修工事を実施いたします。
 説明は以上になります。


◯指導課長(松永 透君)  私のほうからは、資料3、こちらに基づきまして、学校における働き方改革の進捗状況について御報告をさせていただきます。平成30年度につきましては、この学校における働き方改革を推進するということで、平成29年度のうちから準備を進めてまいりましたもの、国・都の動向を踏まえながら、学校における教員の働き方改革プラン検討会議を立ち上げ、そこでの検討をもとにしながら、平成30年3月に三鷹市立学校における働き方改革プランの策定をいたしたところでございます。これに基づいて、学校の教員のライフ・ワーク・バランスと、それから、子どもたちの教育の質の向上に取り組むということで進めてまいりました。主にこの3点を柱として進めてきたところです。
 1つ目の柱が、教員が担うべき業務に専念できる環境の整備ということで、人員体制でありますとか、業務改善に関する部分でございます。3校に副校長補佐、5校にスクール・サポート・スタッフを配置をしてきたところです。また、スクールソーシャルワーク機能を担う市のスクールカウンセラーの配置を中学校にも拡充し、学園単位でのきめ細やかな対応が可能となる環境を整えてまいりました。こういったところで、教員をサポートする体制の拡充等がなされるように配置がなされている学校については、在校時間の短縮に、配置していない学校よりも効果が見られたかなと考えているところです。
 2つ目が教員の意識改革、こちらはタイムマネジメント、それから学校閉庁日や退校目標時間の設定等にかかわる部分です。平成30年度1学期末に全22校に留守番電話を設置しまして、勤務時間外における教員の負担を軽減をできるようにしたところです。また、8月には、山の日を含む連続5日間以上の学校閉庁日を設定しまして実施をしたところです。今も各学校で定時退庁日や退校目標時間を設定して、これを継続して行っているところです。
 3つ目が部活動の適正化です。運営方針の策定、部活動指導員の導入促進等を進めてまいりました。平成30年5月に三鷹市立中学校における運動部活動の方針を策定をし、8月からは部活動指導員の任用を開始し、合理的かつ効率的・効果的な活動を推進しているところです。なお、文化部活動につきましても、この方針を準用して実施をしてきたところです。
 在校時間調査ということで、別紙になりますけれども、こちらをごらんいただければと思います。6月の文教委員会を受けて、なかなか業務分析まで含めてっていったところでのものというのは難しい部分もあったんですけれども、まずは在校時間の調査をということで進めてまいりました。7月2日から7月15日まで、第1回目の調査を行い、それから約半年たったタイミングで、どのように変わっているのかといったところで、1月から2月にかけてという、この期間を設定いたしまして行ったところです。なお、学校の特殊事情等もあって、授業の日数が変わるとか、いろいろなこともあるわけで、この中で連続する7日間を各学校が設定して行ってもらうようにしたところです。
 調査の対象は常勤の教員ということで、1回目が630人、2回目が624人ということになりました。
 調査結果の概要ということなんですけれども、まずプランの目標として設定させていただいたのが、週当たりの在校時間が60時間を超える教員をなくすという、そういう方針で目標を立ててやってきたところです。ごらんいただくところはいっぱいあるんですけども、一番わかりやすいところで言うと、小学校のところで言うと一番下、7日間、60時間超えの割合がどのぐらいいたのかといったところなんですけれども、第1回目の調査では、管理職につきましては20人ということで──15人と15人で30人、管理職がいるわけですけれども、そのうちの20人ということで、まさに3分の2は時間を超えているということ。第2回目では、15人ということで、半数ということにはなっているところです。
 一般教員のほうにつきましては、第1回目は208人ということで、52.4%の教員が超えている。それから、第2回目では109人ということで、27.9%の教員が週の在校時間60時間を超えていると、こういう結果となったところです。削減としましては、減ってはいるんですけれども、まだ60時間を超えている教員がこれだけいるという現状があるといったところがわかったところです。
 続きまして、2番目、中学校のほうですけれども、同じく7日間、60時間超えの割合を見ていただければと思います。管理職、7校ですので14名ということですけれども、第1回目の調査では10人、71.4%、第2回目は7人ということで50%となっています。一般教員の平均ですけれども、第1回目、7月の調査では94人、49.7%、2回目の調査では58人、30.7%ということになりました。減っているということはあるんですけれども、やはりまだこれだけ3割の教員については60時間を超える在校時間があるといったことがわかったところです。
 裏面をごらんください。4、検証というところなんですけれども、こちらについては、人的措置として学校マネジメント強化モデル事業、こちらは副校長補佐を配置した学校と、未配置の学校の副校長先生の在校時間の比較になります。ごらんいただければと思うんですけれども、どれだけ差があるのかといったところで、7日間の在校時間というところで見ますと、配置校の平均が69時間19分、未配置校が71時間16分ということで、配置校のほうが1時間57分、約2時間ほど少なくはなっているところです。第2回目のほうは、配置校が62時間7分です。未配置校が67時間39分ということで、5時間32分、差があるのかなというふうに考えているところです。
 同じくスクール・サポート・スタッフを配置した学校ということで、これは配置校と未配置校の一般教員の在校時間の比較ということで出させていただいたところです。1回目につきましては、配置校の平均が58時間22分、未配置校が61時間32分ということで、3時間10分違うということですね。第2回目につきましては、配置校が53時間27分、未配置校が55時間7分ということで、1時間40分差があるということです。第2回目のほうは半年間実施をしてきたといったこともありまして、先生方のほうの意識も少し変わってきたのかなといったところで、差のほうが少なくはなってきているところですが、ヒアリング等をしていく中では、こういうスタッフを置いていただけるということで、非常によくなったという話を聞いているところです。
 もう1回、資料3の1枚目のほうに戻っていただければと思います。このとおり、悉皆の調査で在校時間についての把握をしたところでございますけれども、プランの進捗に伴う効果としては、在校時間については短くなっているところはありますが、60時間を超えるという教員がまだこれだけ残っているという現状の中で、今後進めていきたいと考えているところです。引き続き、国や都の動きと連動しながら、このプランに基づいて地域、保護者等の理解をきちっと得ながら、学校の業務支援を行うスタッフの拡充、それから教員が担うべき業務に専念できる環境の確保、そして、校務支援システムを活用した在校時間の把握等によって、教員の意識改革、部活動の適正化、こういったものに取り組んで、さらにライフ・ワーク・バランスの推進と、学校教育のさらなる質の向上を図っていきたいと考えているところです。
 以上です。


◯委員長(吉野和之君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。何点か質問させていただきます。今、平成31年度基本方針ということで示されたところなんですけれども、いよいよ新学習指導要領が出て、これから英語も前倒しで教科化されるということで、また道徳も教科化されるということで、本当に教員の方、これからもまた負担が大変だなということを感じているところなんですが、一方で、働き方改革を進められていて、今の進捗状況を聞いても、第1回の調査、第2回の調査ということで、大幅に勤務時間が少なく頑張られているなということを実感したところなんですけれども。
 今、この働き方改革を進めるに当たってということなんだと思うんですけれども、ある地域の学校では行事が大幅に削られていて、ある学校では運動会が午前中で終わってしまうとか、音楽会か何かですかね、早朝の音楽の練習がなくなってしまうとか、また行事が減ってしまうとか、そういったことで、本来は子どものためということで働き方改革も進んでいるところだと思うんですけれども、本当に実際行事でいろんな協力する力とか、人間力とか、育っていく部分もあるのかなと思うんですけれども、そういったところに逆にしわ寄せが来ているんではないかということを非常に心配される保護者の方がいるんですけれども。これも、教育委員会からの統一の見解ということではなく、各学校の校長先生の考え方もあるのかなと思うんですけれども、この辺について、教育委員会のお考えをお伺いしておきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  ただいまの御質問ですけれども、働き方改革の部分ということで、何をスクラップしていかなければいけないのかというのは、学校としても非常によく考えていろいろ進めているところです。保護者の方々がすごく、これで子どもたちが成長したというふうに実感するような学校行事というのはあるわけですけれども、そういったものを例えば短くするとか、それから、部分的に、ここの部分は時間的にも厳しいので少しカットしていこうというようなことというのは、各学校でも検討していきながら進めているところです。
 ただ、子どもたちも、それから保護者も楽しみにしているようなものというのは簡単に切れるものではないこともありまして、先日、4日の月曜日に校長会があったわけですけれども、その中でも、私どものほうとしては、きちっと狙いや意図を説明をした上で合意形成をしていきながら、さまざまな学校の改善・改革というものを進めていかなければならないのではないかということで、丁寧な説明というのを求めたところでございます。
 一律に行事等の削減を教育委員会が進めているというわけではなく、さまざまな諸状況の中で、各学校単位で何をどう縮減していくことが子どもたちの教育の質の向上につながるのかといったことを考えて、進めているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今も丁寧に説明をして合意形成をということなんですけれども、やはり一方的にそういう通知があってはハレーションが起きてしまうのかなと思うので、本当に平成31年度もすぐスタートしてしまうところではあるんですけれども、その辺のところは、きちんと御意見を聞く場も設けながら、保護者の方に丁寧に説明をしていただけたらなと思っております。
 それと、やはりこの行事の考え方も、これまでも学芸会と展示会とかをやっていたのを、学芸会がかなり授業時間が削られてしまうということで、音楽会にかえてっていう学校もあり、また一方では、学芸会をずっと続けていた学校もあったかと思うんですけれども、学校によってかなり差が出てしまうのはどうなのかなっていうことも考えているところなんですが、その辺のところを統一する方向というか、そういった御指導というのは、今後も教育委員会からはされないのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  なかなかそこの部分、難しいところではあるんですけれども、学校ごとにそれぞれ今までの長い歴史の中で、どういう行事をっていうことについては、さまざま、やっぱりこれも地域とともにつくってきた経緯があるところかなというふうには考えています。一般的には展覧会と学芸会系のものと、音楽会系のものというのをローテーションで回している学校が三鷹では多くありますけれども、バランスよくさまざまな活動に取り組んだ経験を、特に小学校ですから、子どもたちが6年間で経験ができるようにということでの部分については、配慮はしていくようにということで指導をしているつもりです。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。
 次に、みたか地域未来塾のことでお伺いをさせていただきたいと思います。次年度から全学園に拡充をされていくということなんですけれども、このみたか地域未来塾、実際、もう既に行われている学校でも、お母さん方、保護者の方、知らないっていうお声をよくお伺いすることがあります。このみたか地域未来塾の周知の仕方っていうのも各学校それぞれかと思うんですけれども、これまでモデル的に先行してやられていた学校があるかと思うんですが、そのモデル的にやられていたところも、ボランティアのどういった方が来られて、何名ぐらいのお子さん方が来られてっていう、そういったものの公表というか、そういったものはあるのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  みたか地域未来塾については、基礎学力の向上と、それから学習習慣の定着といったことを目的として、順次拡大してきたところでございます。これの周知についてということなんですけれども、学校ごとにやはり子どもたちの状況も違うということもあって、一般的に全ての子どもに、皆さん、参加する人は来なさいという形でチラシ等をつくりながらやる学校もあれば、逆に、今実際に学校の中で指導している中で、学習習慣の定着が必要だなというお子さん、それから基礎学力の向上にちょっと時間をかけてやっていくと、おくれずに済むなっていうお子さんに、個別に声かけをしながら進めている学校もあります。そういった意味では、ちょっと状況が学校・学園によって少し違うところが、今のところはあるのかなというふうに考えているところです。
 このあたりの部分でやっているところでは、先に進めたところでは、小学校と、中学校と、状況がまた大分違うところがあるんですけれども、小学校では曜日を決めながら進めている学校が多いかなと思います。少ないところでも五、六人から15人ぐらいまでの子どもたちが、1回につき来ていると。ボランティア等につきましては、三鷹の場合、幸いなことにICUとか、杏林大学とか、近隣に白百合女子大とかがあるわけで、そういったところから学生さんにも来ていただくとともに、また実際に地域の方々にも入っていただきながら、子どもたちの面倒を見ていただいているところです。中学校については、どちらかというと、部活動等も放課後ございますので、定期考査前にまとめて行うような形でとっているところが、今のところは多いのかなというふうに感じているところです。
 数値的なものについては、今うちのほうでは、教育委員会としては把握をしながら進めているところですけれども、今のところ、まだ公表ということはしているところではありません。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。これから全学校でということで、またボランティアの確保が非常に大変になってくるかなっていうことを思うことと、また、モデルケースで先行してやっていらっしゃる学校があるので、それをきちんと検証する場、何人ぐらいのお子さん、学年、どのぐらい来られていて、実際やり方としてどういったことが効果が出ているのかということを、やっぱり検証して、それも公表していくことも必要かなって思っておりますので、よろしくお願いします。
 1つ、ボランティアの確保について、今後どのように人を集めていくという考えか、教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  今までもやってはきているところなんですけれども、大学のほうに、学生さんでさまざまなボランティアを行いたいという方々、大学に登録されることというのが多いわけで、そういったところに、このみたか地域未来塾の募集等の案内については、配ってくださいということでお願いをしているところです。窓口は、教育委員会の指導課のほうに連絡をいただければ、うちのほうから今ボランティアを欲しいと言っている学校に御紹介をさせていただいて、そちらで活動をしていただいているといったところです。
 今後、市のボランティアセンター等とも連携していきながら、もっと拡大ができるようにと進めていきたいと考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。学生さんが主ということなんですけれども、シルバー世代の方っていうか、そういった方も本当に力があって、ぜひ子どもさんにかかわりたいという意欲のある方、たくさんいると思いますので、そういった方も拡充していただけたら、非常にいいかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それと、もう1つ、確認なんですけれども、今度、適応指導教室が設置されるということで、不登校のお子さんを抱えていらっしゃるお母様方にとっては、本当に朗報だなということを考えているんですけれども。まず1つ、どこに、どのように設置をされるのかということを、お伺いをしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  適応支援教室につきましては、平成31年度の取り組みとしまして、第一中学校の教室を活用して、あとは教育センターに教室を確保する、そういったことをしまして、学校外に子どもの居場所を確保しながら、さまざまな相談体制をつくって取り組んでいくというふうに、今考えております。
 今後、実施方針も年度の途中までに策定いたしまして、教室整備をあわせて進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員長(吉野和之君)  休憩します。
                  午前11時21分 休憩


                  午前11時21分 再開
◯委員長(吉野和之君)  再開します。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。では、よろしくお願いをしたいと思います。
 それと、またお伺いしたいことが、児童・生徒の増減に対応した適正な学習の環境の確保ということで、今非常にまたマンションの建設が続いておりまして、学童保育も第三小学校、また南浦小学校もたくさんの待機が出ているという状況があるんですけれども。実際、南浦小学校は教室の確保ができなくなってきてしまうかなということで懸念もされているんですが、この適正な学習環境の確保に向けた取り組みということで、お伺いをさせていただきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  児童・生徒数の増減ということでございますけれども、例えば今お話になった学校もそうですけども、通学区域の変更に伴う第一小学校等も、ICTの活用等も含めて、パソコン教室の転用でありますとか、いろいろなことも想定しながら進めているところです。やはり今おっしゃった南浦小学校でありますとか、井口小学校、こういったところもそういったICTの活用も想定しながら、教室の転用等をしっかり契約の中に入れて取り組んでいくと考えているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。本当に、非常に多くお子さんが流入してきているっていうこともありますので、そこのところ、しっかりと取り組みのほう、よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。先ほどの大倉委員の質問とちょっと関連するかと思うんですけれども、これ、ちょっと大きな質問になってしまうんですが、全体を見ていて、やはり教職員の方の働き方改革と、過重な労働との兼ね合いっていうものが物すごく難しいと思うんですね。新学習指導要領の実施に伴う教員の方の研修であるか、あとコミュニティとの連携、さらにはその地域に開かれた学校というあり方、こういったことも含めて教職員の方の過重な負担といったものが本当に非常に心配されるんですけれども。恐らく学校の役割といったものが、どうしてこれほど広がらざるを得ないのかなっていうような、ちょっとそういった疑問も1つあるんですけれども。本来、児童・生徒さんのための学校とコミュニティ、地域社会なのか、あるいはコミュニティのための学校なのかっていうのが、考えていくとわからなくなってきてしまう。コミュニティ・スクールっていうことで、そういうあり方、そういうことを目指してやっていくという、その過程ではあるとは思うんですけれども、国のさまざまな動向といったものもあるんでしょうが、学校が児童・生徒さんの教育と安全な生活といったもの、これに加えて、さまざまな社会的な役割を担わせられてしまっているのかなと。
 教職員だけではなく、学校そのもの、また保護者の方々、こういった方々にも過重な負担といったものが来ているのかなっていう感じがしたんですね。そのあたりって、ちょっと大きな質問になってしまいますけれども、どのようにお考えですかね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  今の御指摘のとおりですね。今の学校の働き方改革というのは、学校の役割が本当に過重になっているという、これは中教審の働き方改革特別部会の中でもテーマとして取り上げられております。業務を分析していく中で、学校が本来やるべき業務、学校の教職員がやらなくてもいい業務、いろんな分析をして、それをスタッフの拡充でありますとか、意識改革でありますとか、いろんな手法で解決をしていくということで計画を定めているところです。
 三鷹も、そういった意味では、国の方針にのっとって、そういったスタッフの拡充も補助金を活用して導入しておりますし、意識改革も在校時間の把握をしながら進めていくと。あとは、もともと取り組んでいるスタッフ、専門スタッフ、そういったものもしっかり三鷹の場合はありますので、スクールカウンセラーでありますとか、スクールソーシャルワーカーの配置でありますとか、あとはALTでありますとか、そういったさまざまな取り組みをしているところでございます。
 そういったところも引き続きやりながら、地域との関係で言いますと、コミュニティ・スクールの中では、今働き方改革という中では、地域と連携しながら教員の負担も考えていくと、そういった視点もございます。そういう意味からすると、そちらのほうもしっかりと取り組みながら教員の負担の解消につなげていくと、そういった視点も持っております。そういったことを総合的に進めながら、教育の質を落とさないで、教員の負担を軽減しながら、いろんな役割分担をしながら取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。非常に難しいことだとは思います。先ほどの御答弁でも、行事等に関しては、いろいろ保護者さん、児童・生徒さんの御意見を伺って、カットしていけるところはカットしていくっていうような御答弁もあって、そういったところの試行錯誤というか、保護者の方、また児童・生徒さんの御意見といったもの、こういったことを伺いながら、さらにはコミュニティと学校との役割っていうものも、今度、非常に重要になってくるのかなと思います。
 市のレベルでできることっていうのは、本当にいろいろ制限もあるとは思いますし、根本的には教員をふやしていくっていうのが一番あれなんでしょうけれども、そういった点で、さまざまなこの兼ね合い、バランスといったものは非常に大切だと思うんですね。地域社会においても、地域も巻き込んでいくといった意味合いでは大切なことだと思いますので、ぜひともさまざまな工夫といったことも考えながらやっていただきたいと思います。
 あと、図書館なんですけれども、図書館で今回つけ加えられた部分が、図書館の適切な維持・補修及び滞在・交流型施設へのリニューアル、この部分だけだったんですけれども、僕は図書館でいろいろなことができると思うんですね。図書館って、いろいろな可能性を持っている場所だと僕は思うんです。そういった考える力であるとか、最近は、若い世代の読解力が落ちているというような報道もなされていて、そういった中で、平成30年度の取り組みといったことを踏まえて、今回はこの内容の中で、補修に関してだけ新しくつけ加えたということは、平成30年度の取り組みにおいて何らかの総括があって、そこは変えないでいたということだと思うんですけれども、その辺のあたり、ちょっと伺えますでしょうか。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  委員がおっしゃるように、今図書館に求められている機能というものが、読書を推進することだけではなくて、個人個人の課題を解決していくとか、あとは中学・高校生の読書の活動へのアプローチをボランティアの方と一緒にやっていくとか、あとは、障がいのあるなしにかかわらず、どなたでも利用できる環境を整えていくなど、多様な取り組みが求められているというのは認識をしております。
 それと、一般質問等でもありました障がい者への配達サービスの拡充等についても、今現在、図書館等でも見直しを図っているところで、準備を進めているところではあります。その中では、今回新たにつけ加えた大きな課題としては、施設面での課題というのがまた大きく出てきているところで、大きなトピックスとして最後の項目につけ加えさせていただいております。
 何分、図書館は、南部図書館以外は、その前でも、新しくても、駅前図書館が平成6年の開館になっております。それ以前ですと、昭和55年、本館では昭和59年というふうに、大分老朽化が進んでいるところでは、いろいろなところでのふぐあいが出てきたり、また、本館でのエレベーターも建築基準法に基づいて大規模に更新をしなければならない時期が来ておりますので、まず読書環境の整備という点では、図書館では近々の課題であるということから、今回サービス面の充実も当然図書館としては拡充をしているところですが、まずは市民の皆様に御理解いただく適切な維持・補修、また、一方では、市民が交流できるような図書館へのリニューアルを図っていくという点での全面的な取り組みとして、5番目に追記をさせていただいているところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。やはり先ほども申しましたように、図書館って本当にいろんな可能性があるとは思うんですね。また、今度、こういうことを言ってしまうと、図書館への過重な社会での役割分担といったことも、もしかしたら起こってきてしまうのかもしれませんけれども、やはり図書館といったところの特性、これを活用してというか、生かしていっていただきたいと思います。
 次に、ブロック塀の詳細調査についてなんですが、最初のこのチャートの図があるんですけれども、左の下のところに、既存塀の撤去の上、新設っていうのも一応入ってはいるんですが、これに該当するものっていうのは、今のところはないと理解してよろしいんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  ございます。第五中学校においては、一部撤去をして新設をするというブロック塀があります。
 以上です。


◯委員(西尾勝彦君)  ちょっとわからなかったもので、ごめんなさい、済みません、ありがとうございます。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  まず、こちらの基本方針の5ページ目の上のほうの、社会に開かれた教育課程のっていう、この部分のイメージが湧かないんですけど。学園版カリキュラムを作成するっていうのはわかるんですが、社会に開かれた教育課程っていうのは、教育課程をつくるに当たって地域・家庭とも連携するっていうことなのか、ちょっと具体的なイメージを教えていただければと思います。


◯指導課長(松永 透君)  社会に開かれた教育課程っていうのは、今回の新しい学習指導要領の一番大もとになってくるコンセプトなんですね。考え方としては、幾つか記載があるんですけれども、1つ目は、学校で学んだことがきちっと社会の中で活用できる、そういうものにしていこうということですね。
 そういった意味では、子どもたちは先を見通しながら学んでいくわけですけれども、社会や地域とともにどういう子どもたちの力をつけていきたいのかといったことを、学校と社会が共有していこうという、そういう発想です。
 もう1つは、そういった意味で、学校で行っている教育課程っていうことは、いわゆるカリキュラムだったり、指導する中身だったりっていうことになるわけですけれども、そういったことと学校のさまざまな教育の方針についての部分を、地域と共有して、学校限りでつけられる学力とか、力っていうのは限られているといったこともありますので、地域人材の教育力等も、学校に入っていただきながら、一緒に子どもたちに身につけさせたい力を共有させて、進めていきましょうと、そういうものが基本的には社会に開かれた教育課程ということで、国のほうで考えているものだと思います。
 そういった意味で、学園版のカリキュラム、特にその中でキャリア教育であるとか、あるいは三鷹地域学習であるとかといったところにつきましては、地域の人材の方々がすごく力がありますので、そういった方々と一緒に、どの場面で、どんな入り方をしていくことが子どもたちに力をつけることになるのかなっていうことを協議しながら、共有しながら進めていきましょうというのが、ここに書かれている中身です。


◯委員(谷口敏也君)  何となくわかったような、わからないような。教育カリキュラム自体は、オープンな協議の場でみんなで考えていきましょうというような感じで、それをもっと広く地域にこういう教育課程で進みますということを、社会全般に広げるっていうことなんですか。


◯指導課長(松永 透君)  説明がとても難しいので申しわけございません。1つは、やっぱり学校でやっていることっていうのは、学校限りで終わることではないんだといったことで、子どもたちにも、社会に出たときにも通用する力っていうのはどういうことなのかっていうことを理解させていきながらといったことを、学校だけでなくて、地域や社会の方が入っていただいて一緒にやりたいということ。
 もう1つは、特にこの学園版カリキュラムというのは、地域の方々にとってもわかりやすいところで──学園によって、いわゆる地域学習の中身が全然違ったりしますね。農業を中心にやられている学園もあれば、さまざまな取り組みの中で地域の資源等を使ってといったところもあります。そういった部分で、地域の強みを生かした、また、逆に、子どもたちに三鷹市を好きになってもらうような、そういうカリキュラムを一緒につくっていくことが大事かなというふうに考えているところです。


◯委員(谷口敏也君)  わかりました。ありがとうございます。確かに農業中心、あるいはアントレ教育なんかも進んでいる四小とかもありますし、わかりました。
 それと、もう1つ、その下のスタートカリキュラムというところも、もうちょっと具体的にお話ししていただきたいのは、これって小1プロブレムの解消に向けた取り組みの1つっていうことになるんですか。


◯指導課長(松永 透君)  おっしゃるとおり、小1での部分というのはすごく大きなところかなと思います。一番は、保育園、幼稚園等で子どもたちがこれだけ身についてできるのに、小学校1年生になると、担任の先生が学校の中で一番小さい子どもたちだからといって、幼児扱いをしながら行くっていうのは、本当にこれはいいことなんだろうかといったことです。
 つまり、子どもたちがここまでできるようになっているといったことをきちっと引き継ぎながら、それを生かしていくというカリキュラムをつくっていくことで、その中で新しい環境へのきちっとした形を定着させていくという、そういうことを狙っているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。いろいろと小1プロブレムの問題とかも聞きますけど、やっぱり保育園から上がってきた子と、幼稚園から上がってきた子の違いもあるでしょうし、その辺の幼稚園と、保育園と、小学校の連携っていうのはやっぱり必要ですし、これからも拡充していただきたいと思うので、ぜひ問題解決に向けたうまい仕組みになるような形でやっていただければなと思います。
 それと、もう1つ、通学路の安全確保で、防犯カメラの設置が今年度で、小学校全校終わりました。高山小学校が最後のグループになったということで、真新しい電柱に看板がついて、早速私に問い合わせがあって。個別に聞いたので問題はないかなと思ったんですけど、こういったところも地域への配慮ということで、当然カメラに入る御家庭とかには周知とかしたんでしょうけど、当日、工事のときにいらっしゃらない方とかもいると思うので、ちょうど私が問い合わせしたのは、交差点を映しているところで、多分あの角度だと、もしかしたら、この家庭の庭ぐらいは入るのかなっていう思いで見ていたんですけど、そういった方々には丁寧に説明したほうがいいと思うんですね。
 当日、設置するときにはいなかったとしても、例えば手紙を1つ入れておいて、もし御不安であればお問い合わせくださいみたいな。当然、防犯カメラを設置しましたっていって、教育委員会の電話番号を書いてありますかと、そこに当然電話すればいいんでしょうけど、それは、やっぱり多くそこを通る人向けであって、個別にも、そんな何軒もあるわけじゃないですから、そういった配慮をしたほうがいいんじゃないかなと思ったんですけど、その辺、教育委員会として何か問い合わせとかあったかどうか、お伺いしたいんですけど。


◯学務課長(桑名 茂君)  防犯カメラ、実際設置する工事の段階では、近隣の方、設置する周辺の方については工事の案内を配布させていただいて、ここにこれから工事をしますっていうふうなことはさせていただいているんですが、今後も保守点検は定期的に行っていきますので、そういったときもあわせて御案内をしていくような形で検討をしたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  設置するとき、いついつ設置します、画像が見たければ見れますよとかって、そこまでお話ししていたんですか。例えば当日立ち会えるとか。


◯学務課長(桑名 茂君)  工事案内は、工事をいたしますっていうふうなお知らせです。ですから、画像を見られますとかっていうふうなところまでの御案内はしておりません。


◯委員(谷口敏也君)  そうですね、工事だけだと、自分のところが映るか、映らないか、プライバシーの侵害とかになりますので、そこが地域の方は心配しているところなんで、ぜひその辺も丁寧に説明をしていただければと思います。
 それと、もう1つ、通学路の安全確保の11ページの下連雀五丁目の新しいマンションに関して、第一小学校に上がっていくときに、右側、唯一、市内の防災関係の会社が買った部分が、歩道ができていないじゃないですか。あれ、いつ工事になるかわからないですけど、ここのマンションも平成32年でしたっけ。だから、まだ先だとは思うんですけど、先行してあそこだけでも歩道をつくってくれると、地域の人も安心だと思うんですけど、そういったお願いとかはしていないんですか。


◯学務課長(桑名 茂君)  まだ歩道が未整備の箇所についてですけども、都市整備部のほうで事業者のほうとも協議、お願い等をして、実際通学路として使用する前までには整備するというふうなところで、お約束をいただいているというふうに聞いております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。教育委員会からもぜひプッシュしていただければと思います。
 あと、最後にブロック塀なんですけど、まず確認したいのは、前回といいますか、直後に行った目視だと、道路に関しては問題なかったっていう御報告だったと思うんですけど、今回、この六小、四中、五中については、道路に面する部分というのも入っています。これ、早急にやってほしいと思うんですが、今のところ問題ないのか。あと、通学路に面しているのかどうか、その辺をお伺いしたいんですけど。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まず問題ないかどうかっていうお話なんですけども、基本的には法令に適合していない状態なので、そういう意味では、問題があるかないかといえば、問題があるので、改修をしたいというふうに考えているところです。
 ただ、今回対象になっているブロック塀自体が、今回3校、4カ所のところなんですけども、大体3段から4段ぐらいという非常に低いブロック塀ですので、本当に倒れないか、倒れるかっていうのはわからないんですが、基本的には当面の間で急に何かが起きるとかっていうことは、教育委員会としては考えておりません。
 ただ、先ほど御説明しましたように、法令に適合していない状態ではありますので、それについては、4月以降、早急に取り組みをして改修をしたいというふうに考えているところです。
 また、通学路かどうかというところなんですが、当然公道に面しておりまして、学校の敷地の周りですので、そういう意味では子どもたちが当然歩く箇所だというふうには認識しております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  3段、4段であれば、地震が来ても、そうそう倒壊するっていうようなイメージではないと思うんですけど、一応学校のほうにはお知らせして、早急に対応しますという話は当然されていらっしゃるんですよね。
 その確認と、あと、いつぐらいにこれは終わるのか。この道路面に関してだけでも早く終わってほしいと思うんですけど、その辺は見込みはどうなんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まず学校のほうには、学校長にもお話をしております。ただ、御説明の仕方が非常に難しくて、やはり適合していないということは事実ですし、危険だ、危険でないかということについては、やはり感覚的な問題がありますので、我々的には周知をさせていただいて、学校とも共有をしながら適切に対応していきたいというところでございます。
 改修については、学校施設の周りということもありますので、今後4月以降のところでスケジュールを組んでなるべく早目に改修ということで、今の時点でいついつまでに改修ができるという見通しを、今は持っているわけではございません。


◯委員(谷口敏也君)  要は建築基準法上の適合なんでしょうけど、それって、例えばマグニチュード幾つの場合に倒壊するおそれがあるとかって、そういうのはわかっているんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  そういう意味では、法令上、この法令に適合していれば震度幾つ以上という、俗に言う建物のIs値みたいなものっていうのは一応あるか、ないかということについては承知をしておりません。ちょっとわからないんですけども、ただ、もともとここに記載をさせていただきましたように、鉄筋の配置、例えばどのスパンで、80センチごとに縦横、鉄筋が配置されているですとか、鉄筋の径が9ミリ以上であるですとか、あと定着については径の40倍以上、鉄筋と鉄筋の重なり合いが必要であるとかっていう基準が決まっておりますので、それに対して、今回調査をさせていただきまして、一部不適合の箇所があるというところでございます。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  質問しようと思っていたのを、この時間だと幾つか削らざるを得ないですね。じゃあ、削りますが、一言言っておかなきゃいけないっていうのが幾つかあるので、ざっと言います。
 まず、基本方針、10ページの長寿命化計画ですね。これは策定しますとあります。計画っていうのは素案があって、案があると思います。策定をする以上は、素案の段階できちんと行政報告をしていただきたい。ほかの計画も当然そうですからね。いつごろ策定になるのかについては、ちょっとこの場では聞きませんけども、気になっているのは、総額。要するに4次計の2次改定が来年、ちょうど1年後、そのときに財政フレームが当然のっかってきます。この長寿命化計画で出てくる数字を、当たり前ですけど、勘案したのが4次計の2次改定にのってこなきゃいけないのでね。ですから、その前の段階で長寿命化計画を策定しないと、これはだめだと思います。ここがちょっと気になった点です。
 あと、もう1つ、基本方針の最終ページ、図書館。大きな改修が今後いろいろ見込まれますね。先ほど本館ですか、昭和59年云々とありましたですね。老朽化っていう意味で言うと、私は学校施設と同じだと思います。こっちは長寿命化計画があるかといったら、ないですよね。単発でやるってことなんでしょうね、多分。何を言いたいかというと、学校は小・中学校22校あるから、大きな計画を立てるんだろうけど、図書館は数が少ないから立てないというのは、それはわかるんだけども、縦割りで学校施設と生涯学習施設と分かれているから無理もないかなと思うんだけども、教育部所管という意味で言うと、同じなんですよ。図書館も当然多額のお金がかかるわけですね。ですから、私はこれは一べつして全部がわかるようにすべきではないかと思います。学校施設の長寿命化計画と、別個、図書館の長寿命化計画と、2本立てであるんだったらいいんだけども、図書館の長寿命化計画がない。単発で出しますよっていうんであれば、我々の知り得るのは予算の時点なんです。これでは、ちょっとやっぱり遅い。ですから、図書館の長寿命化をどう全体スキームを考えているのかについては、これも行政報告の対象としていただきたい。
 次、11ページ、スクール・コミュニティです。施設の開放云々ってありますけど、学校をプラットフォームとして──いい言葉ですね、さまざまな地域の人材がそこで活動し、学び、地域に戻って活躍、人と人との交流や循環、云々書いてあります。最近耳にした話ですが、とある学校で、体育施設をあいているのに貸し出さないという事例があったそうです。もう指導課長の耳には入っていますね。私は、そこの事案があるルートから入ったときに、本当にそんなことがあり得るのかっていうことで、私の支援者関係で井口、何人かいるので、ちょっと聞いてみたら、実態がひどいっていうことがよくわかりました。
 運動会で、保育園関係の未就学児との交流の場面がありますね。例えば大沢台だったら、午後一番のプログラムで保育園のお子さん、幼稚園のお子さんが一生懸命やっていますけどね。それ、削除されてしまった。何がスクール・コミュニティやっちゅう話です。結局学校の校長次第でこういうのがぶち壊されたら、基本方針のメンツが成り立たないんじゃないですかね。聞くところによりますと、こちらに来られてまだ間がないという、そんなに長くいらっしゃる方じゃないっていうことで、無理もないのかなと思うんですが、学校経営という以上は、最高責任者はあくまで校長ですから、教育委員会が一体として云々と言うのは──以前、熱中症の話をしましたけど、そういう命にかかわることじゃない限りは、学校経営は教育委員会がああだこうだ言うっていうことは現実にはなかなか厳しい。
 だけれども、基本方針を掲げている以上は、そういう不手際といいますか、事案が今後絶対に起きないように。各学校の現場の校長にきっちりと周知をしていただきたい。
 同じく12ページ、任意団体としてのっていうことがPTAのところに新たに入りましたね。以前ここでも何度も同じことを聞きましたが、わざわざPTAの総会で、欠席という通知を出した、欠席理由をわざわざ書かせる、みんなの前で欠席理由をちゃんと読む。こういう人権侵害が平気で発生している学校があります。任意団体としてのっていうことを書いちゃったら、私たち任意団体でしょう、私たちがやりたいようにやっていいでしょうとなりかねない。ここが怖い。だから、PTAの任意団体の任意性というのは、実は構成員各自の任意性に基づくものであって、団体としての強制性を担保するものではない、ここは各PTAに私はもう一度言ってもらいたいと思います。
 質問に入ります。今のは全部質問したかったんですが、時間も時間なので。働き方改革の最終ページですね、1回目に比べて2回目が減った。これ、よかったと思います。ただ、スクール・サポート・スタッフ配置事業のところ、配置校、未配置校の1回目と2回目の落差を見ていますと、何と未配置校のほうがより減っていますね。これ、何でですか。当然疑問、出てきますね。だから、スクール・サポート・スタッフが実は無意味なのかっていう疑問が出ても仕方がない。いやいや、実態はそうじゃなくて、こうこう、こうでしたっていう別の理由があるのかもしれない。この数字だけだと、ちょっとわからないので、ここは質問しておきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  ちょっと痛いところなんですけれども、ここの部分というのは、1回目の調査のときの部分と、2回目の調査のときの部分と、総時間数での平均時間が違っているといったところが、まずあるのかなって思っています。1回目のときから、スクール・サポート・スタッフを配置しているところについては、もともとの総時間数が短くなってきているんだといったことと、それから、2回目については、順調に減ってきてはいるのですが、未配置校のほうも、あわせてタイムマネジメントの意識とか、退校時間の設定等のことが進んできたこともありまして、減り方としては、こちらも減っているということで。
 いずれにしても、2回目のほうの比較をしたところでも、配置校のほうが少ないということ自体は変わりはないんですけれども、減り幅としては縮減されているのかなというふうに考えているところです。


◯委員(半田伸明君)  何か、わかったような、わからないような。まず、60時間以内という大きな目標の話がありましたですね。60時間以内っていうのを、校長会経由とかで当然各学校に話をするわけですね。いつごろなされましたか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には、これはプランを策定した段階ですので、平成30年4月当初には、もう一度こちらのほうについては説明をしているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  これ、1回目が7月、2回目が年明けの1月ってことですので、今4月っていう話がありましたので、4月に話があった以上、7月で60時間前後にがたんと落ちているんだったらわかるけれども、実はそうじゃなくて、夏場のこの時期はそんなでもなかったと。ところが、冬になったら急に落ちてきたと。疑っちゃったのは、60時間というおふれを出したことによって、無理やり削減した実績が、2回目だけクローズアップされちゃったんじゃないかっていう疑問があったんですよ。このあたり、いかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  学校の様子等を私たちも見ながらずっとやらせていただいているところですけれども、必要なことはどうしても時間がかかってしまうということで、在校時間が長くなっている先生方がいるのも実際ありますので、そういった意味で、どうしてもこの時間の中に間に合わせなければならないということで学校が無理をしたということはないというふうに考えています。


◯委員(半田伸明君)  スクール・サポート・スタッフを配置したところのほうが、実は配置していないところのほうより削減時間が云々かんぬんというのは、こういうことがわかるから、僕は悉皆調査の意味があったと思う。だから、スクール・サポート・スタッフ、じゃあ、意味があったのっていう検証を今度はしなければいけないっていう話になってきますね。具体的にどういう事務作業をやっていらっしゃるのか。その事務の中身が実は削減時間の増加につながっていないのではないか。じゃあ、もうちょっとスクール・サポート・スタッフさんにやらせる業務の拡大をしてもいいんじゃないかなどの検証ができると思いますので、このあたりは次につなげていただきたい資料だということで、逆転しているじゃないかと責めるつもりは全くなくて、ここから浮かび上がるものをつかみ取って、次につなげていっていただきたいということですね。
 あと、これで最後になりますが、ぎりぎりで本当にごめんなさいね。60時間削減で、実際にスクール・サポート・スタッフを配置した、副校長補佐を配置した。これはいいです。心配なのは、持ち帰っている教員がふえていないか。どうでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  なかなかそこの部分の実態というのをつかむのは、とても難しいところだとは考えています。基本的には学校の中で仕事ができるようにということで、さまざまな時間の工夫等を行っている中でやってはいるところですけれども、そこの部分については十分な形での把握はできていないところです。


◯委員(半田伸明君)  人のかばんの中身を帰る前に見せろというわけにはいかないですから、これは難しいところなんですが、結果論として時間は削減した。その分、持ち帰らざるを得ない。これは、やっぱりあると思います。それが発生すること自体が、僕は当然いけないという立場なんですが、持ち帰るときに、個人情報を持ち帰ることがあるとなった場合は、これは大変な問題になってきます。
 だから、働き方改革を進めるっていうことと、個人情報の流出の危険が増すことと同時並行だったら、これは絶対にまずい。このあたりは各学校の校長にぜひ徹底をしていただきたい。いかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  個人情報に関するものの持ち出しというのは基本的に禁止ということで、やらせてもらっています。ただ、どうしても持ち出さなければいけない状況等が生じたときには、何を持ち帰るのか、それから、それがどれぐらいのレベルの個人情報なのかといったことについて、校長の承認がなければ持ち出せないということになっているところです。


◯委員(嶋崎英治君)  済みませんね、12時になるところなのに、どうしても聞いておかなきゃならないことがあります。それは、3ページの1のところの、網かけのところじゃありませんが、学園に設置したコミュニティ・スクール委員会の機能の充実を図り、保護者や地域の意向が学園・学校運営に、より一層反映されるようにしますと。ここが、本当にその学校に地域の人たちの意向が反映されているのかどうか、保護者の皆さんから私のところに相談がありました。
 どこの学校とは申し上げませんが、御存じだろうと思いますので、ここが本当に反映されるように指導をしないと、せっかくあの地域で培われてきた保護者の皆さんの熱意、パワーが砕けてしまうんではないか。コミュニティ・スクールという大きな三鷹市の方針が、その人によって崩されてしまうんではないかということを大変懸念します。適切な指導をお願いいたします。答弁は結構です。
 それから、次に、4ページになります。4ページの一番下の網かけのところで、学園長の権限の明確化など組織体制を強化しながらというふうにあります。権限の明確化ということについて、何をどう明確化するのか。それから、組織体制を強化、この組織体制ということだけふっと触れてありますけど、具体的にどういうふうになされるんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  学園長の権限の明確化といったところなんですけれども、学園長は教育委員会が指名するということで、3校ないし4校の校長先生の中から1名ということでやっています。この先生方は、今まではどちらかというと代表するということで、意見調整等をしていきながらといったことではあったんですけれども、役割としては変わらないんですけれども、きちんと学園の総合調整役であるといったところとともに、学園として提出しなければならないものについて、今までは3校ないし4校の校長の連名で公印を押したものでなければ受け付けていなかったんですけれども、今後はきちっと学園長が学園を代表するんだといったことで、そこからの文書ということで、学園長の公印で受理をするとか、そのような形で今進めているところです。そういう意味で代表するということです。
 それから、組織体制といったところにつきましては、昨年度からなんですけれども、今まではいわゆる小・中学校の兼務発令ということで、教員にだけかけていたんですけれども、昨年度から管理職も兼務発令をかけました。つまり、3校ないし4校の校長を兼務するという形になってきていますので、それぞれがそれぞれの学校の経営にもかかわることができるというようなことで、組織体制を整えながら学園としての一体感を進めていくということでやっています。


◯委員(嶋崎英治君)  これに関連して、その学園長の責任というか、安全配慮義務ということが他の学校から来たときに生じるのか、生じないのかということで、私は学園単位で事業場安全衛生委員会をつくって、そこの学園長が総括安全管理者というようにしないと、一体誰の指揮命令下に入るのか。そして、そのもとで事故が起きたときに、一体誰が安全義務配慮者なのかということが不明確になるんじゃないかと思いましたので、その点での確認も必要なんじゃないかなというふうに思ったので質問したんですが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  労働安全衛生法上の事業所としては、やはり各学校単位であると。施設が一体型ではないものですから、義務教育学校ということでもないですし、三鷹の場合はそれぞれが独立した学校という形態をとりながら、緩やかな連携をしながら一体的な学園運営をしていくという、そういった教育方針上の運営の方針がございますので、労働安全衛生法上の事業所としての単位は、やっぱり学校だという理解で今進めているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  実際、三鷹市は学校単位じゃないですよね、教員以外の人たちのは。まとめているでしょう、教育委員会として。だから、そういう工夫をすれば、より細かく教職員の皆さんの安全配慮が行き届くんじゃないか、そして、そのことに対する責任ができるんじゃないか。
 つまり、行かなきゃいいですよ、場所が違うところへ行かなければ。場所を移るわけですから。小学校の人が中学校に行くときに、小学校にとどまっているわけじゃないでしょう。中学校の人も小学校に行ったりするわけでしょう。だから、まとめて学園単位でやったらいかがですかということなんで、そこは工夫してください。それ以上、答弁は求めませんから。
 続いてまだあります。次のページです。5ページのところなんですが、小・中一貫校のことでやっぱり気になるのは、みた中と呼ばれている三鷹中等教育学校の関係です。三鷹市立の小学校からの受験者、合格者、これがどういうふうな傾向なのかということ。小・中一貫教育でやってきたわけですよ、小学校、中学校は。ところが、小学校で切れて、先ほど継続性とかっていうことが──教育ですから、三鷹の小・中学校で事情があって、みた中を受けて、移る。そうすると、ちょっとある意味では中学校を経験しないという中で、中学、高校に行くわけですね。そこのギャップっていうのは、三鷹市教育委員会で把握することは不可能だと思うんですけれども、私は東京都教育委員会、高等学校の関係なんかも含めて気になるんですが、その辺は何か問題になっているとか、あるいは冒頭申し上げましたような、三鷹の小学生がみた中を受ける傾向っていうのは、どんなふうになっているんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  正確な数については、なかなかちょっと把握しかねるところがあるんですけれども、受験をするという選択をされている御家庭はそれなりの数はある中でのことですけれども、平成29年度ということなんですけれども、都立中学校ということで、三鷹中等だけとは限らないんですけれども、38人進学をしています。
 そういった中でのことですけれども、基本的には、三鷹の小・中一貫教育、カリキュラムに特色はありますけれども、小学校での学習指導要領に基づいた指導ということでは変わりませんので、子どもにとって、そこから中等教育学校等に進学したとしても不利なことはないということでは、進めています。ただ、三鷹の中学校に行っていただいたほうが、より系統的な学習はできるというふうに思っているところです。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  これで最後になります。5ページの一番下のところですね。英語教育の関係ですけども、こういう切りかえ、何か特別な理由というか、あるいは教育の、理解力よりも会話能力を高めるというか、そういうような方向になるんでしょうか。何か都立高校の受験科目の中でもそんなことが重視されるということを聞いたことがあるものですから、どういうふうに変わるんでしょうか。現実と変わらなければ、変わらないでいいんですけど、変わるんじゃないかなと思うんですが、そこのところいかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  小学校での5・6年生の英語の教科化といったことで、さまざまな研修をしながら、今も外国語活動としては、先生方、指導していただいているところです。小学校では英語、外国語になれ親しむといったことを今主眼でやっているんですけれども、今後はやはり教科となっていくわけで、その評価のことも含めて、何がどうできるのか。いわゆる「CAN−DOリスト」と言われる、何ができるか、そういうことをしていきながら、子どもたちの力を発揮させるようにしていきたいと思います。
 おっしゃるように、話すことっていうことの評価を、多分東京都の計画では、現在の小学校6年生の子が中3になったタイミングのところで、スピーキングのテストを使って把握しながらやっていこうと、そういう方向ではいますので、中学校の英語の授業の中では、話すことというのは今かなりずっとやってきておりますので、心配はしていないんですけれども、そういったものが小学校と連携しながら進められればいいなと思っています。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。私、英語を延べ9年ぐらい学んだけど、しゃべることはなかなかできない。やっぱりしゃべることによって、人間関係も広まり、海外との友好も広まるということですから、そのスピーキングが成功することを期待して、私の質問と問題提起を終わります。ありがとうございました。


◯委員長(吉野和之君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時10分 休憩


                  午後0時20分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後0時20分 散会