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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成31年文教委員会) > 2019/02/07 平成31年文教委員会本文
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2019/02/07 平成31年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(吉野和之君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  皆さん、おはようございます。それでは、教育委員会報告をさせていただきます。2件ございます。1件目は、平成30年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(東京都独自の調査)の結果について。2件目が、三鷹市立小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業等の状況について。
 以上2件、それぞれ担当課長から説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。


◯指導課長(松永 透君)  私のほうからは、平成30年7月に実施しました東京都独自で実施している「児童・生徒の学力向上を図るための調査」の結果について、御報告をさせていただきます。
 資料1、カラー刷りのA3判のものになりますけれども、こちらをごらんください。この調査は、東京都が小学校5年生と中学校2年生を対象に悉皆で実施している学力調査です。実施教科は、小学校が国語、社会、算数、理科の4教科、中学校は、国語、社会、数学、理科、英語の5教科です。調査の問題には、学習指導要領に関する内容のA問題と、読み解く力に関する内容のB問題が含まれています。読み解く力とは、必要な情報を正確に取り出す力、比較・関連づけて読み取る力、意図や背景、理由を理解・解釈・推論して解決する力とされています。
 それでは、三鷹市の結果について御説明をさせていただきます。資料、1枚目のほう、こちらをごらんください。グラフがございますけれども、小学校、中学校とも、A、B、両タイプの問題、全ての教科で東京都の平均正答率を上回る結果となっております。この傾向は昨年度、一昨年度も全く同様でございます。
 出題される問題が年次によって異なりますので、単純な経年比較はできないんですけれども、2枚目、こちらが平成28年度、平成29年度、そして平成30年度と、3カ年分の結果の推移を示しているものを掲載をさせていただいているところです。
 また1枚目のほうに戻らせていただきます。平成30年度の東京都と三鷹市の教科ごとの平均正答率の差を見ますと、小学校では算数が4ポイント上回っている、また社会が4.7ポイント上回っている、この幅の中で上回り度はそのような形です。中学校は理科が2.2ポイント上回っている。それから、英語は6.5ポイント──これが一番大きく上回ったものですけれども、上回っております。こちらも、おおむね例年と変わらない傾向であり、基本的には良好な結果となっているところです。
 次に、調査結果に見る三鷹市の子どもたちの学習状況の課題ということですけれども、2枚目の下のほうに、課題が見られる主な問題ということで、こういう問題が正答率が一番低かったといったことについて記載をさせていただきました。その出題意図がこちらに書かれておりますけれども、そういったところから、各教科の調査結果を踏まえて、三鷹市の児童・生徒の課題ということで抽出すると、小学校では特に複数の情報を比較したり、関連づけたりする力に課題があるかなというふうに感じているところです。また、中学校では根拠をもとに比較・関連づけて解決する力、こちらに課題があるのではないかというふうに分析をさせていただいているところです。こちらは、三鷹の子どもたちが特にできないということではなくて、東京都全体も同じ傾向にはあるんですけれども、三鷹の子どもたちにもこういった力をきちっとつけさせていきたいなというふうに感じているところでございます。そのために授業改善のポイントとしましては、思考・判断を促すような課題や、授業の中での問いかけである発問、こちらを工夫したり、課題の解決のために既に学習したことを使いながら説明したり、分類・整理する学習活動を充実させる必要があると考えています。これは、次期学習指導要領の完全実施に向けて現在取り組んでいるところですけれども、その内容とぴったりと合致するところでありますので、今進めているところを今後さらに力を入れていきたい点でもあります。
 こうしたポイントにつきましては、三鷹「学び」のスタンダード(学校版)とも共通しているところです。今後も「学び」のスタンダードを生かしながら、各学校単位の課題分析を踏まえた授業改善の取り組みが推進されるように指導してまいりたいと思います。
 報告は以上でございます。


◯学務課長(桑名 茂君)  私からは、三鷹市立小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業等の状況について、御報告をさせていただきます。
 資料2をごらんください。1月31日現在の小・中学校の臨時休業等の状況でございますが、今年度は、市内では昨年11月6日、第四小学校の1年生1クラスが学級閉鎖になったのが最初で、小学校15校、中学校3校で、延べ62学級が学級閉鎖になっております。このうち、学年閉鎖は1校、1学年(4学級)ありました。インフルエンザ様症状の欠席者数は559人となっております。1月31日現在、延べ62学級となります。なお、小・中学校の臨時休業、学級閉鎖の状況につきましては、市民の皆様に広く状況を把握していただくため、市のホームページで公表しております。本日の資料は1月31日現在の状況でございますが、昨日、2月6日現在では、学級数が67学級、欠席者数600人となっております。
 学務課からは以上でございます。


◯委員長(吉野和之君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。児童・生徒の学力向上を図るための調査の件で、お伺いさせていただきます。本当に、ことしも小・中学校ともに全ての教科で平均を上回っていたということで、改めて三鷹市の児童・生徒の学力の高さを認識させていただいているところなんですけども、これ、東京都公立小学校ということで全部で1,283校、中学校が623校と出ているんですが、三鷹市がこの東京都全体でどの辺の位置づけにあるのかということは、公表されているのか、お伺いをしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  公表はしていないんですけれども、自治体的に見ると、でも、本当に10本ぐらいの中には入って、今頑張ってくれているなっていうふうには感じているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。やはり、三鷹市の教育のレベルの高さ、10本以内ということはかなり上だということで、わかりました。
 また、もう一つ、課題ということで先ほど挙げられていたんですけれども、この課題というのは東京都全体の課題と共通することがあるということなんですが、これは例年同じような傾向があるのかどうか、その辺のところをお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  どちらかというと、いわゆる基礎学力の部分というよりも、それをどうやって活用するのといった部分については、新しい学習指導要領でも求められているところです。今、そういう学力が21世紀型の子どもたちの学力だということで進めているところなんですけれども、まだまだ全都的にもそういったところがやや弱いのかなといったところを感じていて、例年ほぼ同じような傾向にございます。


◯委員(大倉あき子さん)  わかりました。これからの必要な力ということで、また今後よろしくお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(西尾勝彦君)  お願いします。中学校の英語、これが一番大きく上回っているというお話ございましたけれども、これに関して何か分析とかされていますでしょうか。特別な取り組みとかっていうことがなされているんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  三鷹は小・中一貫教育も含めて、小学校1年生からALTを導入しながら子どもたちに英語になれ親しませているといったところもございます。私自身も、もともと中学校の英語科の教員ですので、学校の先生方の授業等もよく見させていただくんですけれども、きちっと表現をさせるという授業をよくやっているなというふうにはすごく感じているところです。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。あと、もう1点なんですけれども、この経年の変化も同じように小学校では5年生、中学校では2年生を対象に毎年行われていると思うんですけれども。では、中学の場合、3年生になったときにどういう結果になっているのか、変化といいましょうか、そういったことって何か調査とか、変化がわかるようなことってなされているんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  かつては市独自の学力調査というのもしていたんですけれども、東京都で毎年、中2、小5で、全国が中3、小6でということで、テストがすごく多くなってきたといったことも含めて、今は三鷹のほうでは独自の調査というのはしておりません。把握するパターンとしては、全国学力・学習状況調査の結果を踏まえてということで見ておりますが、ちょっと違うのは、こちらは5教科ですけれども、全国のほうは国語、数学、そして状況によって理科が入ったり、来年度は英語が入ったりということで出てきますけれども、追いかけるのは、同じ位相ではちょっと難しいところはございます。


◯委員(西尾勝彦君)  やはりちょうど中学3年生とかになると、特に受験といった問題も、皆さん──生徒さんも、親御さんも、意識なされてくると思うので、またちょっと変化があらわれてくるのかなっていうような感じがいたします。
 インフルエンザに関してなんですけれども、教職員の方のインフルエンザにかかられた方っていらっしゃるんでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  教職員の方もインフルエンザにかかっているというふうな情報はお聞きしますけども、具体的に数値等は把握しておりません。


◯委員(西尾勝彦君)  やはり、インフルエンザって当然、生徒さん、児童さんだけに感染するものではなく、先生とか、教職員の方が感染なされて、当然お休みなされるんでしょうけれども、そういったところからまた広がっていってしまうっていう可能性も高いと思うんですね。そういったことも調べて、いろいろと対策っていうことをしていただきたいと思います。
 あと、この小学校、あるいは、この中学校は多くて、この学校は少なかったというようなことはおわかりでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  どこの学校が多いというよりも、やはりその学校で学級閉鎖が起こると、幾つか続いて違う学年のほうにも広がっていくというような傾向はございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。ホームページのほうに各校、詳しく公開されておりますけれども、確かに同じ学校が何回も繰り返されるっていうようなことがわかります。やはり、そういった1回起こってしまったところで、早目に対策をとっていくことで、こういったことってまた少なくなっていくのかなと感じます。
 あと1点、インフルエンザ等の感染症に関するホームページに公開されている情報なんですけれども、ほとんどインフルエンザに関するものなんですが、第二小学校で昨年12月20日に感染性胃腸炎様疾患で、1度、3学年で学級閉鎖──学年閉鎖というんですか、が行われているみたいなんですけれども、これについてちょっと教えていただけますか。どういったことだったのか、どのように対処されたのかということ。


◯学務課長(桑名 茂君)  12月の感染性胃腸炎については、症状として胃腸炎の腹痛であったり、嘔吐であったりっていうふうな部分での欠席者が少し出たというようなところで、学年閉鎖のほうを実施したということになります。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。特にいろいろ問題になっているようなノロウイルスの感染が確認されたとかっていうことではないわけですよね。感染性胃腸炎様疾患と、そのような症状だったので、1度学年閉鎖というのをして、20日と21日、2日間学年閉鎖をして様子を見たというような理解でよろしいんでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  はい、そのように私のほうは把握しています。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございました。以上です。


◯委員(谷口敏也君)  まず、学力調査のほうなんですけど、全国で学力調査を実施しているにもかかわらず、東京都独自でやる意味というのが、どういう説明を受けているのか、ちょっとお伺いしたいのと、東京都以外の道府県でも同じように独自でやっているのかどうかっていうのも、わかればお伺いしたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  東京都としては、都民に今の公立の小・中学校の学力、このぐらいで今やっていますよといったことを広く出していきたいというようなところで、学力調査ということではなくて、学力向上を図るための調査という名称になっているのは、そこを踏まえて授業を変えなさいよというようなことも含めての調査だという認識でいるところです。
 他県の状況等ですけれども、実施している県等は結構多いとは思います。ただ、全ての道府県でやっているかというと、そういうわけではありませんけれども、全国だと本当に国語と算数というのがメーンになってくるので、それ以外の教科についての指導方法等についてもやっていきたいということで、5教科やるというのは非常に私たちにとってもありがたい制度だなというふうに思っているところです。


◯委員(谷口敏也君)  小学校5年生と中学校2年生でやって、全国の小学校6年生と中学校3年生、前倒しで1回、練習みたいにやらせているのかなというようなうがった考え方も出ちゃうんですけど、要は全国で上げるためにね。ほら、大阪市の問題もあったじゃないですか、先生にボーナスか何かをつけるみたいなね。ああいうふうになっても、ちょっとおかしいなと思うし。
 いまいち、やる目的っていうのが曖昧なのかなと思いますけど、今指導課長がおっしゃったように、科目がちょっと違うっていうのとかと、学力向上を図るための調査、5年生でやって、前の年でやっておけば、全国のときにまたそれがわかるというのも1つの目的になっているのかなという気もしますけど。要は先進国に中で教育に充てられている費用が少ないと言われている日本で、こういったことに充てるんじゃなくて、もっと違う学校にとか、教育に関して予算をつけてもらったほうがいいんじゃないかなと──個人的な意見ですけど、あるので、ちょっと質問させていただきました。
 インフルエンザの件なんですけど、ちまたのニュースでこれを見たときに、言われているほどすごい──三鷹の場合は去年と比べると、そうでもないなと思って見ていたんですけど。例えば三鷹市医師会とかの連携──予防接種をしている子が多くなった、予防接種していても、かかる人はかかるというような話も聞きますし、あるいは予防接種用のワクチンが足りなくなっているとかっていう報道とか、ことしかかった後に、何か新薬が出ましたね、リレンザとか、タミフルじゃないやつが、それが余り効かないんじゃないとかっていう話もニュースで聞くんですけども。
 そういった情報のやりとりを、例えば医師会とかとも予防接種の段階からやっておく必要があるんじゃないかと思うんですけど、そういった三鷹市医師会と教育委員会との連携みたいなことっていうのは行われているんでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  学校医さんがそれぞれ各学校にはおりますので、具体的なやりとりについては、学校医と学校とのやりとりというふうな流れになります。今現在、具体的にそういった予防接種の段階から、どういった状況なのかというふうなところは行っておりませんが、そういったことについても、また学校医の代表の方もいらっしゃいますので、そちらの方と相談をさせていただくような形で進めたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。常々予算要望とかでも言っているんですけど、やっぱり大流行しちゃう中では、うちなんかもそうだったんですけど、保育園でかかるんですよ。保育園で親も、ちょっと治ったら預けたいみたいな。最近は、医者の診断書っていうか、登校していいです、登園していいですというのを出せとか、そういう議論もあって、医者のほうも大変だとか、そういうのはなしでいいとかっていうのがあると、保護者としてはどうしても、早く仕事に行きたいから保育園なんかに預けたいというふうになって、保育園で蔓延して、そのお兄ちゃん、お姉ちゃんが小学校で広がってっていうような形が多分多いと思うんで。そうすると、やっぱり小学校でも、あるいは小さい子ほど予防接種を受けておいたほうがいいんじゃないのかなって思いまして、三鷹市には65歳以上の高齢の方にしか補助を出していないですけど、小さい子に対しても補助は必要ではないかなと思っている中で、教育委員会として、本当は未就学児のほうがいいのかと思うんですけど、教育委員会の考えとして、小学生に対するインフルエンザの予防接種に対しての補助っていうのはどうお考えなのか、お伺いしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  ただいまの御質問につきましてお答えいたしますけども、補助を出すという考え方は、今のところ想定はしておりません。ただ、インフルエンザがやはりかなり流行していて、その対応として、医師会といろいろな情報交換もしながら対応も。学校保健会というような場もありますので、そういったところでも養護の先生も入ったり、学校医の代表の方が入ったりということでやっています。
 ただ、インフルエンザの予防につきましては、そういった補助を市単独でというようなことは、今のところ考えてはいないということをお答えしておきます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そういうお答えだろうなとは思っていたんですけど。影響を受けてしまうのは、やっぱり子どもたちで──学校で、年間の予定されている授業日数とか。ちなみに、このぐらいの段階ですと、予定されている授業日数は確保できているんでしょうか。過去5年間の数字もいただいておりますけど、この中で、例えば授業日数が足りなくなってしまったとかいうことはないんでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  毎年、大体5日間レベルでは標準時数を上回るようにということで組んでいますので、このぐらいの規模であれば何とかなるのかなといったところで、今のところ、足りなくなったというのは、この間ありません。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そういった学校への影響が出るということは、子どもたちの授業日数も少なくなる。来年からは夏休みが短くなりますから、その分がまた余裕になるのか。ただ、あれも授業日数がふえているということを鑑みての政策の転換ですから、そう考えると、やっぱりこのインフルエンザの流行、毎年毎年、学級閉鎖、学年閉鎖という声も聞きますので、何らかの対策というのを講じていくべきではないかなと思いますので、いろいろと知恵を出していただければと思います。
 以上です。


◯委員長(吉野和之君)  他に質疑ございますか。
           (「委員長、休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)
 では、休憩します。
                  午前9時56分 休憩


                  午前9時57分 再開
◯委員長(吉野和之君)  再開いたします。


◯委員(半田伸明君)  学力のほうなんですが、これは例年、毎回この時期になるんでしょうかね。何年前でしたかね、しょせんは通塾率の差だろうって、ずばんと言った記憶がありましたけど。結局親の財力が影響して、こういうのにあらわれているってだけの話じゃないかっていうことで、それは正直実態だろうと思いますね。
 三鷹の場合、通塾率が高いのか、低いのか、ここではあえて言いませんけど、だから、通塾率を考えた場合に、このデータの意味が果たしてあるのかって考えたら、個人的にはいまだに疑問を持っています。ただし、次に述べる2点において、このデータはちょっと、やっぱりもう一回考え直さんといかんのかなと、今思っているところが、1つは、みたか地域未来塾です。
 ボランティア云々という話もありますけども、みたか地域未来塾に来ている、例えばお子さんの数ね。そのお子さんがどういうレベルの学力なのか。みたか地域未来塾を市の事業として一生懸命やることによって──学力で上下をつけるのは本当はいけないんでしょうけど、ちょっと便宜上あえて上下という言い方をしますね、そのレベルのお子さんが、例えば中ぐらい、もしくは中の下ぐらいというような学力のお子さんがみたか地域未来塾を活用することによって、実はそのランクの方々が正答率が上がったというのが、例えばもしあれば、これは意味がある話ですね。みたか地域未来塾、もっと頑張りましょうという話になっていくわけですね。つまり、施策に対する効果の測定の道具になる可能性が、1つあると思うんです。これについてどのようにお考えかということ。
 あと、もう一つは、働き方改革。教員の働き方改革、残業時間を含め、過去さまざまな議論がありました。例えば1つの仮説を立てます。例えば1日の勤務時間が15時間を超えるという学校が、例えばその自治体だと8割以上あるという条件設計をして、その自治体が学力が落ちたのかどうか。一方、例えば条件設定で、12時間で帰っている教員が多い、もしくは10時間で帰っている教員が多いというのが仮にあった場合、実はそこは学力がアップしているのではないか。
 つまり、働き方、労働時間が指導力に差がついて、結果としてこのような学力向上を図るための当然指導なわけですが、その部分に影響があるのかどうか。これも、労働時間を削減をしなきゃいけないという大前提も当然そうなんですが、さまざまな角度から見ていった場合に、今2つ問題提起しましたが、結構示唆に富む資料なのかもしれないなと。今まで通塾率ということで、ばさんと切っていた資料を改めて見直して、ああ、いろいろ考えさせられるなというのがちょっとありました。
 今、みたか地域未来塾及び働き方改革、2点について、これとの関連性について問題提起をしましたが、御所見をお聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  まず、みたか地域未来塾ですけれども、このデータは今平均点ということで出しているんですけれども、各学校では、子どもたちの分布率で4分割、A層、B層、C層、D層っていう形で分析をしています。C層、D層が下位層の子どもたちなんですけれども、その子どもたちがふだんの授業の中で基礎学力がきちっとつくようにっていうことを、教員のほうはきちっとやっていきましょうということで、この調査の分析についてはやらせてもらっているんですね。
 特に、みたか地域未来塾に来る子どもたちなんですけれども、学習習慣の定着と基礎学力の向上といったところが一番目指しているところなので、学校によって今スタンスが少しずつ違っているところもないわけではないんですが──来たい子はおいでっていう学校もあるし、逆に先生のほうから、こういったところで勉強すると、こういうことができるようになるからおいでっていう形で声をかけている学校もございます。そういう意味では、C層、D層の子どもたちが、このみたか地域未来塾、上手に活用していきながら学力向上を図っていく、また、家で学習するという学習習慣を定着させていくっていうことにおいては、物すごく役に立つことだと思いますし、私たちのほうとしても、そこはすごく期待をしているところです。
 それから、働き方改革、これは一自治体で測定できることではない部分もあるので、もうちょっと広域のところで──東京都であったり、国であったりといったところでデータをつくってやっていかないと、分析は難しいのかなと思っているところです。学校に先生方が多く、長くいるということは、1つは、あしたどうやって授業をしようかなということを教材研究したりということで残っていらっしゃって、それでいい授業ができるといったことも、1つはあるでしょうし。また、長くいるんじゃなくて、少しきちっとオンとオフを切りかえながら、翌日、元気に授業をするということのほうがいいのかもしれない。まだそこのところについては、私たちのほうでもデータとして持っておりませんが、おっしゃるように何らかの形でそういうことの傾向が出てきたら、これは1つの指標になっていくのかなというふうには感じているところです。


◯委員(半田伸明君)  結局、今2つの例を出しましたけど、申し上げたいことは、1つのデータを多角的に見るということの重要性だっていうことなんですね。みたか地域未来塾が義務制になったら、これはちょっとまた話は違ってきますよね。だから、学力が低い層のお子さんが、義務的に行きなさい、これは僕は違うと思うし。かといって、義務的に仮にやったと仮説を立てた場合、それは学力は上がるでしょうし、いろんな考え方が出てくると思います。働き方改革についてもそうなんですが、1つのデータを今の教え方がいいか、悪いかのほかに、複数の次元から切り込んでいただきたいという旨の問題提起でございました。
 あと、インフルエンザなんですが、報道では過去最高、過去最高とあるんだけど、資料を見て、最高じゃないやんというのがあったんですが。まだ中間点ですから、何とも言いようがないんですが。平成25年がえらいことになっていましたね。ああ、そんな年だったかなと、私、記憶にないんですけど、131学級閉鎖とあります。過去最高という報道がありますが、現状、この平成25年レベルまで行くのかどうか、どんな感じなんでしょうか。まだ半分近くというのもありますけど、いかがでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  過去最高というのは、東京都のインフルエンザの発症数についても、これまで統計をとった中では最高の値が出ているというふうなところは私どもも把握しているところです。インフルエンザ、確かに全国的に流行、東京都で流行すると、三鷹のほうでも流行していくというふうなところなんですが、この先っていうふうなところは何とも言えませんが、きのう、きょうの段階では、私どものほうに学校から学級閉鎖になるというふうな連絡を受けていません。
 ですから、全国的におさまりつつあるのか、またこれから先を見ていかなきゃいけないと思うんですが、そういう面では、三鷹の今回の学級閉鎖の状況を見ると、例年ぐらいかなというふうな数値になっていますので、各学校については、引き続き予防について取り組みを進めると同時に、推移としては見守っていきたいというふうに思います。


◯委員(半田伸明君)  最近ちょっと知った情報で、なかなかおもしろい話がありまして、医学的にどうかは私は医者じゃありませんので証明力はありませんので、さっき学校医という話がありましたね、だから、医師会と学校医代表の方とのやりとりで、できれば議論してもらいたいなというのがちょっとありまして。
 それはどういうことかといいますと、水を飲む。とにかく水を飲む。授業時間45分、50分、そのぐらいありますね。1時間置きぐらいに定期的に水を飲む。なぜこういうことになっているかというと、我々、手洗い、うがいとよく言いますね。発症の仕方として、喉についたものから炎症を起こして全身に回るという。水で飲み込んじゃったほうがいいと。なぜか。胃酸が強力に溶かすから。ですから、ふだんからちょっとしたことで水を一口だけでも飲むっていうケースのほうが、実は罹患率が少ないという話を耳にしたことがあります。
 これがもし事実であるならば、胃酸って強力なんでしょうね、よくわかりませんけど。そのあたりは専門家のお医者さんに聞いてもらいたいんですが、私が聞いた範囲では、実はこれはお医者さんからの情報なのでほぼ間違いないと思いますけれども、もしこれが事実であるならば、水筒をね。夏場は当然水筒を持つんだろうけど、冬場こそ水筒というのもありなのかなっていう感じはします。手洗い、うがいのほかに、飲み込むほうがいいとなると、これは親御さんとしてはかなり抵抗がある話ですね。じゃあ、何のためにうがいするのっていう話になってくるわけですね。だから、そのあたりは不確実性がまだ高い話かなとは思いますが、このあたりもちょっと1回御調査をいただいて、もし水を飲むっていうことが一定の予防につながるということが実証されるのであれば、医師会のほうからそういう話があるのであれば、これは積極的に休み時間とかに、持ってきた水筒で水を飲ませたほうがいいという指導にもつながっていこうと思いますし、その辺、多角的に検証が必要かと思います。このあたりの御所見をお願いします。


◯学務課長(桑名 茂君)  私ども、そういった情報、ちょっと持っていなかったんですけども、学校医の代表のほうとも、そういったことも含めてちょっと御相談をさせていただいて、そういった効果があるのかっていうふうなところも含めて、確認をさせていただきたいと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  済みません、では、ちょっと質問させてください。細かい話なんですが、この児童・生徒の学力向上を図るための調査のところで、読み解く力に関する内容はB、Aのほうは学習指導要領に関する内容とありますね。それで、読み解く力に関する内容のほうが、三鷹市のほうでは、それと一番上のこの表、小学校・三鷹市と東京都の平均正答率のところの数字が、完全に三鷹市のはBと一致しているんですけど、東京都のほうでは一致していないですよね。それで、この学習指導要領に関する内容のAとBを足した平均が、ここに数字が出ているんでしょうけれども、Bのほうで三鷹市の出ている数字は全てこのグラフのほうの表の数字とも一致しているんですけど、東京都のほうは一致していないの、これ、どういうわけですか。Bの読み解く力に関する内容っていうのは書いてありますよね。取り出す力、読み取る力、解決する力で、それがこの棒グラフのほうの、三鷹市のほうの出ている数字は全部このBと全く一致しています。だけど、東京都の出ているほうの数字は必ずしもBとは一致していなくて。
 僕なんかが思うのは、AとBを足した平均が、三鷹市でも、きっとここの右の平均に出ているんだろうなと推測しているんですが。本来の、そもそものこの平均の出し方をどういうふうに出しているのか、説明してもらえますか。


◯委員長(吉野和之君)  休憩します。
                  午前10時13分 休憩


                  午前10時15分 再開
◯委員長(吉野和之君)  再開します。


◯指導課長(松永 透君)  これ、多分記載が間違っているかなと思います。大変申しわけございません。もう一度きちっとしたものを出させていただきたいと思います。大変失礼いたしました。


◯委員(伊藤俊明君)  御丁寧な答弁をいただきまして、ありがとうございます。何しろ、データの正確性を期したいと思いまして、細かい話だったんですけど、済みません、そういうことなので。
 それと、もう1点なんですが、ページをめくって、課題が見られる主な問題というのは、やはり先ほど来、他の委員からもいろいろお話が出ていますように、毎年毎年、傾向が同じような。大きく見れば、もっと時代のニーズというか、それで大きくまたずれているんでしょうけど、ここ近年はやはり同じような内容ですね。それで、やっぱりこれを大きく課題を解決するための取り組みとしては、どういうことを重点に──この反省をね、毎年毎年、それはもちろん、校長会初め教育委員会の中でもいろんな議論しているとは思うんですが、これをちょっと変えないと、課題が毎年毎年、常にそうなので、同様な課題が出ているので、その辺の御所見をお願いいたします。


◯指導課長(松永 透君)  課題が見られる主な問題ということで、毎年こういう部分が上がってくるといったことの御指摘ですけれども、学校では、新しい学習指導要領に対応するといったことも含めて、主体的・対話的で深い学びに向けてということで、今授業改善を進めているところです。
 特に、その中では、人の意見を聞いて、自分の考えを、もう一度きちっと根拠を示しながら、こう考えるっていうことを相手に伝えるとか、そういう部分で、子どもたちにとって自分の今考えていることというのがどういうことなのかというのを相手に伝えていくっていう、そういう能力っていうのが求められるのかなっていうふうに思っています。その伝えるに当たっては、きちっと根拠を持って語るといったことが大事だということで、今授業の中でも、子どもたちに一問一答式の答えを出すということではなくて、どう考えるのかといったことをきちっと説明しましょうということでやらせる授業を今ふやして、進めているところです。大分授業、変わってきたのかなというふうには感じているところですけれども、まだ課題が見られるというのは、まだまだこれをきちっと進めていかなければいけないというふうに感じているところです。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。まさに今、考える力というか、伝える力というか、論理的思考というか、そういうものが今の時代に求められているものだと思いますので、特にその辺の力を入れてやっていただければと思います。
 それとともに、今三鷹市が10年来進めているコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育というものの成果として、先ほども英語力の向上とか見られると思いますが、そういう取り組みを生かしつつ、今後とも子どもたちの学力向上に資するように、よろしくお願いいたします。
 それと、インフルエンザの件なんですが、本当に過去最高と言われていながら、三鷹市では、何か余りにも静かでという形で。それはもちろん、ありがたいことですが、特別何か学校間でもいろんな取り組み──先ほど半田委員さんのほうからも、やっぱり潤いが大事だって、とにかく水を飲むって。確かに僕も、あるお医者さんからも聞いたことがあります。お医者さんがインフルエンザの患者さんと大勢接しますね。それで、何で先生はかからないんですかと。先生はやっぱり、まめにマスクをかえるとか、手を洗うということはもちろんなんですが、やっぱり水を飲むということ。特にお茶を飲むっていうか、カテキンですか、という話も聞いたことがあるので。
 やっぱりそういう取り組みを、学校間でもいろいろ温度差があろうかと思いますが、特にそういうことに注意してやっている学校というのはあるんですかね。それで罹患率がここは特に少ないとか。先ほど来、地域の学校間格差というか、いい意味で出ているということなんですが、特にこの地域は少ないとか、逆に畑が多いところが少ないとか、多いとか、何かあるのかなとか、ちょっと何か。あと、校庭が芝生化になっていると少ないとか、何かそういう共通点だとか、あったら御所見を聞かせてもらいたいんですけど。


◯学務課長(桑名 茂君)  そういった細かいところの分析はしていないというところですけども、私どものほうからは、基本的にはインフルエンザの基本的な注意事項といった部分を情報提供させていただくのと。あと、もちろん、この学校間の情報というふうな部分については、全校に提供させていただいているというふうなところで注意を促しているところですので。
 具体的にどのタイミングで、どこの学校がといった分析については今後させていただいて、その結果において、何か特別な取り組みということがあるのであれば、それをまた全校に広げていくというふうなことは考えていきたいと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  ぜひいい取り組みをやっていって、幾ら東京中にインフルエンザがはやっていても、三鷹だけはというような形の環境にしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。終わります。


◯委員長(吉野和之君)  では、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時21分 休憩


                  午前10時23分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 本日、スポーツと文化部からは、行政報告といたしまして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みについて、5点ほど説明をさせていただきます。説明につきましては、平山スポーツ推進課長よりいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  それでは、まず大会ボランティア・都市ボランティアの募集結果についてでございます。
 1つ目は、これまでもその都度文教委員会で報告させていただいておりますが、大会ボランティア・都市ボランティアについて、昨年の12月21日に締め切りとなりましたので、その応募結果について報告をさせていただきます。
 資料の1ページをごらんください。初めに、都市ボランティアについてですが、募集人数と書いてありますけれども、2番のところです。今回、東京都が直接募集を行った2万人に対しまして、1番の応募者数は3万6,649人となり、必要としているボランティア数3万人も上回る結果となっているところです。男女比としては、そこに記載がございますように、女性が約6割となっています。
 また、資料にはございませんけれども、三鷹市の自治体推薦枠として、各自治体、上限150人程度として募集した都市ボランティアの三鷹市の応募者数でございますけれども、結果として102人の御応募があったところでございます。こちらの三鷹市の推薦枠での応募者の傾向でございますけれども、男女比につきましては、男性が35%、女性が65%ということで、年齢別で申し上げますと、50代、60代の方が多く、この世代で5割を超え、55%となっているのが特徴でございます。また、30歳未満の若者は全体の約6%というような結果でございました。
 こちらの都市ボランティアの今後のスケジュールでございますけれども、資料の1ページの3番にございますとおり、2019年においては2月から7月にかけて面談・説明会等の実施、10月から来年の2月ごろにかけては研修を行う予定となっています。
 2ページをごらんください。次に、大会ボランティアの募集結果の記載がございます。こちらは募集人数、8万人ということでございましたけれども、応募完了者数としては、そこに記載がございますとおり18万6,101人となっており、大きく募集人数を上回る結果となっております。大会ボランティア・都市ボランティアについては以上でございます。
 次に、自転車ロードレース、テストイベントについて、御報告いたします。3ページ、資料2をごらんください。自転車ロードレースについてでございますけれども、2番のところに、テストイベントの概要の記載がございます。テストイベントにつきましては、2019年7月21日に武蔵野の森公園を12時にスタートいたしまして、富士スピードウェイをゴールとして、一部、本番のコースとは異なりますけれども、おおむね本番と同じコースを使用して実施される予定でございます。
 このテストイベントの実施に当たりましては、コース沿道の自治体に対して、競技のお手伝いをいただくボランティアとしてコースサポーターという名称で募集の依頼が組織委員会からございました。
 資料の4ページをごらんください。三鷹市については、募集人員でございますが、中段のところ、1番、71人ということでございます。活動の日、時間等については、テストイベントの当日、7月21日のおおむね4時間程度というふうになってございます。コースサポーターの役割・活動内容等ですけれども、コース沿道において、軽微な資機材の設置、撤去のサポート、沿道の整理・案内等というふうになってございます。
 応募資格としましては、5ページの上の段のところにございますとおり、高校生以上で日本国籍または日本の居住資格を有する者としております。既に1月20日から募集を開始しておりまして、2月22日までということで、市へのメール、スポーツ推進課の窓口においてお申し込みをいただくということにしているところでございます。
 2月5日現在の応募者数でございますけれども、33人の方から御応募をいただいているのが現状でございます。広報等につきましては、1月20日号の「広報みたか」、市のホームページの掲載のほか、コースとなる大沢地域の住民協議会、町会・自治会等やチラシの配布を行うなどしているところでございます。
 次に、テストイベントカレンダー(第3弾)の公表についてでございます。こちらは、2019年1月23日に発表となりましたので御報告させていただくものでございます。ちょっと細かい資料でございますけれども、資料の7ページで御説明をさせていただきます。今回、第3弾でございますので、これまでに第1弾、第2弾として発表されたテストイベントを含む全体のイベントカレンダーが、今おつけしているものでございます。今回、第3弾として追加されたものの中で、三鷹市周辺で実施されるものとしては、下のほうのナンバー49にございますラグビーが追加されたところでございます。
 来年、2020年4月25日、26日の味の素スタジアムにおいて、アジアセブンズインビテーショナル2020が開催予定ということで、加わったところでございます。この表のイベント名をごらんいただきますと、READY STEADY TOKYOという名称をごらんいただけるかと思いますけれども、こちら、組織委員会が主催をいたしますテストイベントの名称につきましては、共通でREADY STEADY TOKYOというような名称を使うということで、このような大会名になっているところでございます。
 次に、ライブサイト等基本計画(案)の公表についてでございます。資料の10ページをごらんください。こちらは、2019年1月25日に公表された内容でございますが、左側の2の会場の概要についてをごらんください。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のライブサイト会場につきまして、既に都立井の頭恩賜公園での実施については発表になっているところでございますけれども、この2の会場の概要の表の中、左側のまる3の記載にありますとおり、パブリックビューイングを核とする盛り上げ会場として、場所については検討中となっておりますが、多摩地域会場が新たに追加となっているところでございます。
 次に、この10ページの右側、中段の3、開催期間等についてでございますけれども、オリンピック・パラリンピックの開催期間の30日間としておりまして、その間については毎日実施するというふうに聞いているところでございます。
 また、4番の来場者想定といたしましては、都立井の頭恩賜公園については、1日当たり2万人の来場者を想定しているとのことでございます。
 次に、シティドレッシング・大規模展示物基本計画(案)の公表についてでございます。最後の報告となります、5点目でございますけれども、こちらも1月25日の公表となってございます。資料の12ページをごらんください。シティドレッシングでございますけれども、こちら、左側の2のシティドレッシングの(1)の実施方針に記載がありますとおり、競技会場やライブサイト周辺、また空港や駅等をフラッグやバナー等で装飾し、大会を盛り上げていこうというものでございます。
 三鷹市におきましては、都立井の頭恩賜公園がライブサイト会場となっていることから、資料の13ページの左上に都立井の頭恩賜公園周辺図というのがございますけれども、こちらの地図にありますとおり、武蔵野市側を含め、三鷹駅南口から井の頭恩賜公園に至る風の散歩道沿いを、フラッグ等で装飾を行うという計画でございます。地図上は、装飾箇所として太線で示されているところが該当の沿道となるところでございます。
 また、12ページのほうにちょっとお戻りいただきますけれども、右側の上、3番、大規模展示物についてでございます。都立井の頭恩賜公園内には、記載にございますとおり、オリンピック・パラリンピックのシンボルマークを設置するという計画となっております。井の頭恩賜公園以外での設置箇所の予定につきましては、14ページ、最終ページでございますけれども、記載がございますとおり、シンボルマークのほか、大会のマスコットのソメイティ、ミライトワの展示を予定しているところもございます。
 シティドレッシングにおけるフラッグによる装飾、大規模展示物によるシンボルマークのイメージについては、たびたびページ、戻って恐縮ですけれども、11ページの写真にございますとおり、ロンドン大会、リオ大会の写真がございますので、参考としてあわせてごらんいただければと思います。
 説明は以上です。


◯委員長(吉野和之君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、自転車ロードレースについてお伺いをしたいと思います。コースサポーターを三鷹市枠として71人募集されるということで、現在、2月5日時点での応募者数が、先ほど33人ということでお伺いをさせていただいたんですけれども。あとは、1月20日から2月22日までと考えると、ちょうど半分ぐらいのところに来たかなと考えるんですが、当初、71人という募集で、先ほどのオリンピックのボランティア、皆さんかなりの関心があるのか、応募者数が多かったので、この71人を上回った場合にどのように選考されるのか、お伺いをしたいなと思ったんですけれども。
 この33人ということで、今後、逆に71人集まるのかのほうが、何かちょっと心配かなと思ったんですが、ちょっとその辺のところをお伺いをさせていただきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今現在、ちょうど半分過ぎたところでございますけれども、多かった場合には、抽せんということで御案内をしているところでございます。
 また、これからいろいろPRも含めて、チラシの配布等も強化してまいりたいというふうには考えておりますけれども、ここで足りないようなことが出た場合には、一定程度、この後、組織委員会のほうとしましては、4月の初めまでにこの人数を御協力いただきたいというようなお話がございますので、第2弾としての御協力の依頼のほうを、関係団体等を含めてお願いするようなことも検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ここの応募対象ということで、高校生以上と入っているんですけれども、やはり未来のある若者にぜひ経験させてあげたらいいなと考えるところなんですが、先ほどの周知方法を聞いたところ、市のホームページとか、「広報みたか」、また住民協議会とか、自治会となると、なかなか高校生までそういった情報が行かないのかなっていう、そういう感じがいたしますので、ぜひその辺、今後どれだけの人数がこの後、来るのかということもあると思うんですけれども、高校生に対してのアピールも考えていただけたらいいのかなと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、ライブサイトの件なんですけれども、2万人ぐらいの来場者を想定しているということで、やはり安全面が非常に心配されるかなと思うんですが、ここに、留意点というところに、地元の警察とか、また自主警備を基本としということで、関係機関と十分に連携となっているんですが、こういった警備に当たっては、井の頭公園内だけじゃなくて、この駅からの動線とか、そういったところも含めた安全対策を考えられていくのか、ちょっとお伺いしておきたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このライブサイトの主催者につきましては、組織委員会と東京都が共催というような形のイベントになっております。ですので、三鷹市としましては、安全面を重視いたしまして、今お伺いしました駅からの動線であったり、地元ならではの気になるような、懸念されるようなことについては、しっかりと組織委員会や東京都のほうに伝え、警察とも連携しながら万全な安全対策を図ってまいりたいと考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 それと、最後にシティドレッシングの件なんですけれども、このシティドレッシングされる箇所ということで、ここは風の散歩道のところの動線ということでわかったんですけれども、やはり三鷹市の駅、まちを挙げてこれから盛り上げていくということも非常に大事かなと思うんですが、商店街との連携──今回は風の散歩道、ここをやられるということなんですけれども、三鷹の中央通り商店街とか、そういったこともまた別の角度で盛り上げていく方向性とか、今現在、協議とかされているのか、お伺いをしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  個別の情報につきましては、随時必要なことを生活経済課等を通じまして、商工会のほうに情報提供をさせていただいているところでございますけれども、いろいろと、今後、まちを挙げてどのように活性化につなげていくかというところは、地域連携組織等も若干ちょっと立ち上げがおくれておりますけれども、そうした組織を構築して、一丸となって市民一体感のあるオリンピック・パラリンピックとなるよう努めてまいりたいと思います。


◯委員(西尾勝彦君)  よろしくお願いいたします。都市ボランティアに関してなんですけれども、三鷹市で102名の方の応募があったということなんですが、以前、さまざま説明会などが行われていたというお話があったんですけれども、この102名の方々──いろんな学校での説明会というのもなされていた、また、そのほかの場での説明会というのもなされていたと思うんですけれども。例えばこの説明会に出られて、あるいは、何か体育関係の団体の方からの、そういったところのお話で募集をされたとか、どういう形で募集まで至ったのかっていうことっていうのは、もしおわかりでしたら教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずは、もちろん、広く広報、市報、そして市のホームページ等で募集をさせていただいたほかに、その説明会につきましては、2回ほど一般の方に広くお聞きいただけるような説明会を開催をいたしました。また、杏林大学や日本女子体育大学におきましても、説明会等をさせていただいたほか、説明会を開催できなかった大学につきましては、それぞれチラシの掲示ですとか、そういった形で周知をさせていただいたところでございます。
 また、体育協会ですとか、スポーツ推進審議会のスポーツ関係の皆さんにも周知するとともに、広くそういった団体のほうにも直接アクセスするチャンネルがあれば、そういったメール等を使って流していただける団体があれば、流していただいたりもしました。また、東京都のほうで実施している、おもてなし語学ボランティアというのがございますけれども、そういったところの受講会場にも足を運びまして、チラシを配布して募集をするなどもいたしました。
 さらには、駅伝大会の街頭のチラシ、駅前で1,000部ほど配布するチラシと同時に、都市ボランティアの御案内等もさせていただいて、でき得る限りのあらゆる努力はして、ふだん地域でボランティア的な活動をされている方以外の掘り起こしというところも念頭に置きながら、周知を図ってきたところでございます。
 ちょっと、結果としまして、どういったところから、何を通じて御応募いただいたかというところまでは分析はできておりませんけれども、102人の方に御応募いただいたというようなところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。学校で説明会が行われたということなんですけれども、それは、学校が窓口になって、学校を通じてこの都市ボランティアというのを受け付けを行ったということなんでしょうか。それは三鷹枠の応募にカウントされているということなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  学校というのは大学でございまして、直接説明したのは、先ほど申し上げましたように、杏林大学と日本女子体育大学で説明会を行わせていただいたところでございます。そこでのお申し込みについては、一般の方と変わらず、メールでスポーツ推進課のほうにお申し込みをくださいというようなことで声をかけさせていただいております。ただ、直接、東京都の都市ボランティアの募集も、当然同時に行っておりますので、そちらのほうに御応募をされている方もいらしたであろうというふうに推測はするところでございます。
 説明会においては、ただ三鷹市の推薦枠をぜひとも御利用いただきたいということで、御案内は申し上げたところでございます。


◯委員(西尾勝彦君)  ありがとうございます。先ほど、比較的50代、60代の方が半数を超えているというお話がありましたので、恐らく学校なんかでは学生さん向けというか、そういった方を対象に行われたと思うんですけれども、そういった方の応募が少なかったっていうお話が先ほどございましたので、そういったところはどうなのかなと思って、今質問をさせていただきました。
 あと、こういう学校での募集とか、あるいは体育関係の団体さんへお願いをするっていう形だと、どうしても御自分の意思で──当然そこはわからない部分にはなってくるとは思うんですけれども、組織の中でやってくださいというような、それはわからない部分なんですが、もしかしたらそういったことっていうのがあるのかなっていうような気もどうしてもしてしまうので、そういった形でのボランティアというのは、ちょっとボランティアの考え方から外れてしまうような気もしますので、できるだけ広く、御自分の意思で応募ができるような形で、説明会等々も含めて、71人の募集というのも、また今後行われていくと思います。そういったときにも、そういったこともちょっと御留意いただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ライブサイト等基本計画(案)のところについてお伺いしたいんですけど、基本計画(案)の公表ということなので、まだ具体的な案が決まっていないのかもしれないんですけど、井の頭恩賜公園が、まる1のライブサイトっていうのに決まったわけですよね。パブリックビューイングみたいなものをつくるのかなと思ったら、パブリックビューイングはまる3にあるわけじゃないですか。これは、多摩地域でまだ場所が決まっていないって書いてありますけど。
 具体的に、井の頭公園の、多分西園だと思うんですけど、どういったものをつくって、例えばその期間はトラックが使えないとか、そういったことになるのか、決まっていればちょっとお伺いしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  詳細につきましては、どれぐらいのエリアを、どのように使うかというようなゾーニングですとかについても、まだ案が出てきているわけではございませんので、東京都のオリパラ局からの情報を待っているような状況でございます。


◯委員(谷口敏也君)  西園のトラックの部分については、結構中学生、高校生とかも練習とかで使ったりしているので、できれば使えなくなるような配置にしないでもらいたいなという気はしますし、もし使えなくなるようであれば、事前に早く近隣の中学校、高校とかに周知をしていただきたいと思います。
 あと、このシティドレッシングについても具体的な、先ほど大倉委員のほうからもありましたけど、風の散歩道と思って見ていたら、これ、玉川上水の反対側の、北側の武蔵野市の、要はジブリバスが通る部分の玉川上水を挟んだ2本の道を飾っていくっていうようなイメージになるんですかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この資料、13ページにございますとおり、玉川上水の両岸を装飾するということで案が出ているというふうに認識しております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ここは、やっぱりジブリ美術館に向かう外国人の旅行者の方々とか、結構歩いているので、PR効果は高いと思いますから、ぜひきちっとやっていただくようお願いしていただくのと、やはり、先ほど大倉委員からもあったように、中央通りのほうとしても──ここってそんなに経済効果になるような店とかがないわけじゃないですか。だから、そっちも同じようなのが、旗みたいなのがあると、そっちも行ってみようかなという感じにもなると思うので。
 予算的には、東京都はつかなかったとしても、例えば生活経済課のほうとの連携で、何かしら東京都の商店街の活性化事業的なものを活用しながら、何か取り入れていくというような方法も可能かと思うので、ぜひ、ちょっとその辺は研究していただきたいなと思います。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  全般的に片仮名が多いですね。何ですか、このシティドレッシングって。まあ、いいですけど。
 ライブサイトがちょっとこれ、やっぱり心配という観点からの質問です。資料の4の裏面の横長のやつ、これを見ていますと、左側の2、下のほう、東京2020ライブサイト(都と組織委員会共催)と、都民のみならず云々とありますね。その次の2行目、大型ビジョンによる競技中継のほかってありますよね。
 右側のまる3番の都のパブリックビューイングを核とする盛り上げ会場ってあるじゃないですか。ちょっとこれよくわからない。つまり、井の頭恩賜公園で中継しますよっていうのは、このまる1番を見りゃわかるんだけど、まる3番とどうつながるのというのがちょっとよくわからないですね。このまる3番を見る限りは、都のパブリックビューイングを核とする盛り上げ会場というのは、何か別にあるのかなって読み取れなくもないんですが。これ、日本語的にどういう理解をすればいいのか。ただ井の頭恩賜公園でやりますよというだけの話なのか。これ、どういうことなのか、いまいち、ちょっとぼやけているので、もうちょっと教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ちょっとこのまる1、まる3の違いについて確認をしていないので、ここで読み取るところでいきますと、単純に主催者側の違いというところがまず読み取れるのかなということで、井の頭公園のライブサイトについては都と組織委員会の共催だけれども、パブリックビューイングについては、都の主催として会場をつくりますよというような違いが書かれているのかなというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  4の来場者想定のところで、いろいろ公園の名前を書いていますけど、これもよくわからないです。というか、この資料、わかりにくいですよ。都のパブリックビューイングというのが、この4の来場者想定で書いてあるところとは、候補地が別にあるっていうことですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに、ちょっとなかなかわかりづらい資料かなと思っていますけども、先ほど申したように、井の頭恩賜公園については、今のところ2万人という形で、こちらのほうに表示がされています。
 まる3の都のパブリックビューイングを核とする盛り上げについては、こちらの表でいいますと、多分、場所からいうと都立日比谷公園、上野恩賜公園という形に記載はされていますので、こちらの想定については、6,000人及び8,000人というというような形での想定になっています。ただ、多摩地域については、まだ場所自体、確定はしていないという形になるので、まだ検討中ということで、想定はないとの表示というふうに認識している次第でございます。


◯委員(半田伸明君)  わかりにくい資料なので、僕、誤解していたのかなと今思っていたんですけど、井の頭恩賜公園って、でかいモニターをつけるというのは、これは見てわかるんだけど、それと別個にパブリックビューイングというのがあってね、これに井の頭恩賜公園が選定されるということなのかなと思ったんですけど、そういうわけではないという理解でいいですね。ちょっと一応確認です。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  井の頭恩賜公園は恩賜公園という形でのライブサイト会場ということなので、パブリックビューイングにつきましては、それとは別に都立日比谷公園、上野恩賜公園、あと多摩にもう1カ所というような形で、東京都のほうが主催でやるというふうな認識でおります。


◯委員(半田伸明君)  わかりました。ちょっとよくわからない資料だったので、今御答弁いただいて、なるほどと理解いたしました。基本的には、私はこれを否定的な目で見ています。盛り上がりたければ、勝手にテレビを見ろという話でね。もちろん、市長を初めとして、三鷹市側としてはこれを最大限に使っていきたいというのがあろうかと思うんですが、それは別に否定はしません。ただ、井の頭恩賜公園でやるとなった以上は、基礎自治体として絶対に事故があったら困る。
 だから、右側の5の実施に当たっての留意点とありますね。主催者による自主警備ってあるじゃないですか。ええっと思って見ていたんですが。あと、暑さ対策についてもよくある話だなということで、幾つか留意点があると思うんですよ。1つは、自然環境系からの反論。西園だから、直接的には問題にならないかもしれないけれども、例の太宰の話がありましたよね。そういうことはないと信じたいけれども、こういうのは基本的にリスク管理の発想から組み立てていくべきだと僕は思うので、そっち方面から問い合わせが来た場合に、どう対応するのかを事前に想定をしておかなければならない。これが、1点です。
 2つ目、ごみ。確認なんですが、ここの公園内で発生したごみは三鷹市が回収するんですか。武蔵野市が回収するんですか。ここの公園って、結局2つに市域がまたがっていますよね。一歩間違えると、費用の押しつけ合いの発想になってくる。絶対にごみはふえますから。あと、シティドレッシングで、風の散歩道云々の話もありました。道路清掃費の問題が出てくる。
 最後にもう一つ、これで最後にしますけど、近隣に住む方々の騒音被害。音量をどこまでにするとか、絶対にうるさいという話が出てくると思います。そういった数々のリスクが発生する大変な話だと、私は思います。1日当たり8万7,000人以上、総計で260万人って、4番の来場者想定だって、うち井の頭2万人ですね。毎日2万人ですよ。これは、もう大変な話だなと思って、私は正直、驚愕をしております。
 ごみの問題、騒音の問題、るる問題提起をいたしました。当然、部をまたいで対応策を練っていかなければいけない、大変な話だと私は思います。今後、想定される複数のリスクをどのように管理し、庁舎全体としてどのように取り組むのか、改めて所見をお伺いしておきたいと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  当然、今御指摘のあったようなさまざまな問題というのは、発生する可能性というのはあるかと思います。私ども市のほうとしましても、関係する部署とも、庁内の中でも連携しながら、いろんな問題については東京都組織委員会とも対話しながら、一つ一つ考えて検討していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  今、るる問題提起をしたので、言いたいことはわかってくださったと思うんですが、これで最後にしますけど、じゃあ、例えば道路清掃費がかさんだ、ごみの収集費、当然かさんだとなった場合に、市が持ち出さなきゃいけないとなると、それは私は違うと思う。これは、都の事業ですから。都の公園の中で発生する話ですから。ですから、さまざまな費用面で、本来的に都が出すのが当たり前なんじゃないですかっていう次元の問題が幾つか出てくると思います。
 一方、道路清掃はどうかといったら、そこまでは言いにくいのかなと。もちろん、都道の部分、市道の部分、いろいろありますよ。だけど、少なくとも公園の中で発生するさまざまな経費については、当然都が出して当たり前だと思うし、くれぐれも井の頭恩賜公園に選定してあげたんだよ、ちゃんと受け入れなさいよ、そこで発生したのは、三鷹市さん、ひとつよろしくなんていうことになったら、これは予算がばんばんふえていくだけで、ここは絶対とめなければいけない。
 だから、かかるべき経費は、本来どこが負担するのかについて、きちんと東京都とお話し合いをもう一回してもらって、さっき複数のリスクの話をしました。それぞれについてかかるリスク、負担、コスト、それぞれ東京都が負担すべきところは東京都に負担してもらうという姿勢を、三鷹市として私はきっちり出すべきだと思います。いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  多分、ごみについては、当然、これは事業系のごみになるのかなと思いますので、今でも井の頭恩賜公園については西部公園緑地事務所のほうが管理しているというふうに、私どもは認識しています。当然、これ自体は、主催のほうが東京都並びに組織委員会ですので、そういう費用については、基本的には主催者のほうが責任を持ってやっていくというのが基本だとは思いますので、それについては、当然確認をしながら、しっかり協議はしていきたいと考えております。


◯委員(半田伸明君)  これで、最後にしますけど、さっき動線確保の話がありましたね。だから、三鷹駅から風の散歩道を使って井の頭恩賜公園に行くっていうのは、まあ実際は少数でしょう。大体は吉祥寺からですよ。そうなった場合に、絶対に今度は交通事故の問題が発生してくる。余りに歩行者が多い状況が──吉祥寺通り沿いの歩道、大して広くもないですね。だから、そこで人が3列も4列もなって行き来して、ちょっと下手したら一部車道に出ちゃったりとか、当然、自転車は自転車で歩道通行なんて実際には無理だと思います、こんな何万人という状況であれば。というのがずっと続くわけです。
 ですから、道路管理者との協議っていう話も当然出てくるし、これで事故があったというふうになったら、これは絶対にあっちゃいけないことだと思いますのでね。道路の管理のあり方、歩行者を例えばどっち方向に逃がすだとか、どっち方向から入れるだとかいう、さまざまな複数の問題が出てこようかと思いますが、このあたりも含めて詳しくやりとりをしていただければと思います。
 これで最後にいたしますけども、ライブサイト、選ばれたことがいいか悪いかというのは、価値判断はさておき、発生するリスクについてきちんと事前に想定をして、三鷹市側としての意見をまとめていただいて、東京都ときちんと交渉をしていただきたい。
 そのようにお願い申し上げまして、質問を終わります。


◯委員(伊藤俊明君)  私も、とにかくこの井の頭恩賜公園が選ばれたということは名誉なことであるし、非常にこれを三鷹市でも起爆剤として機運醸成、盛り上がってもらいたいし、また、商店街の活性化につながるような取り組みをぜひしてもらいたいということはもちろんなんですが、しかしながら、いろいろな懸念されるところをクリアしないとということで、東京都にもしっかりと意見をしてもらいたいということで、今、半田委員からもありましたけれども。
 ごみ、騒音とか、トイレの問題とか、そういうのをクリアして。当然、東京都も考えてくれているんでしょうけども、それとともに、今、西園をふだん利用している方。特に西園のトラックとか、こっちの野球場だとか、ふだんからスポーツをやっている方々に、やはり大変な御迷惑をかけてしまうと、このスポーツの祭典であるものが、ふだんのスポーツをやっている方々がということなので、そこをどのように使うかを、使い方をなるべく支障を来さないようなことにもするのもそうだし、最大の効果が出るようにということと、事前に、どういうふうな使い方をするということで、利用者たちにもしっかり周知を徹底してもらいたいなと思います。
 あと、あそこにも自然環境が豊かだからっていうことで、こうなると、当然この想定が2万人というのも、僕もちょっとびっくりしたんですけど、それなので、あの辺の環境が一変してしまいますのでね。特にあの辺は閑静なというか、公園が近所だったり、そこの風の散歩道の周辺の方々も、非常に高級住宅地に住んでいるという意識も高い方が大勢おりますので、とにかく丁寧に進めてもらいたい。感情を害さないようにという。
 これ、風の散歩道を通行してもらえるというのは、うまくやってもらわないと、歩道は狭いし、トイレがしっかりないと、やたらあの辺を入り込まれてとかっていうことになったら、これは大変な問題になってしまうので。その辺の、特に三鷹市の中でのあの辺の住宅環境が、三鷹市の中でもと言ったら失礼な言い方だけども、特に高級なというか、ある意味で三鷹市のもちろん駅前でもあるし、井の頭公園にかけてっていうのは非常に大事なところなので、より慎重に進めてもらいたいということ。
 それとともに、また三鷹駅の、これもある程度、東京都のほうでしっかりと、もちろんサインのあり方もそうですし、このデッキ全体もサインを含めてと、この駅に対しての取り組みのほうも、しっかり東京都のほうに要望していただきたいと思うんですが、これ、今の全体を含めて御所見をお聞かせください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  複数の懸念される事項について、御指摘いただいた事項につきましては、庁内でしっかりと連携するとともに、しっかりと東京都、組織委員会と連携をとって、そのようなことがないよう努めてまいりたいと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  まだ、とにかくこの案の時点なので、余り突っ込んだ質問もできないんですが、とにかくよく詰めて行く中でしっかりと議論して、東京都であっても、言うべきことは遠慮せずにしっかりと三鷹市の立場を主張していただきたいと思います。
 それと、もう1カ所の拠点がどこになるのかということですが、これで見ていくと、あとこの3番の多様な文化や食等東京、日本の魅力をということなんですけども、やはり、国営の昭和記念公園の周辺がというのが普通で考えるとあれですか、何かそういう情報は入っているんですか。これは全く白紙ですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  多摩のその他の会場については、私どものほうも特に情報はいただいていない状況です。どちらになるかというのは、まだ決定していないというふうに私どもも認識しております。


◯委員(伊藤俊明君)  それと、今のまたちょっと風の散歩道とか等のほうに戻ってしまうんですけども、このフラッグ、街路灯、ロンドン大会とかっていう例を挙げてくれておりますが、こういう感じのをイメージしているという認識でよろしいんですか。あと、このリオ大会のオリンピックシンボルという、あるから、こういうふうになるんじゃないかということで進んでいるんですかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  おっしゃるとおり、今現在では、この資料5にお示ししてあるようなイメージというところが近いものだということで、進められているかというふうに考えているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  とにかく、せっかくの大きなチャンスでもありますので、あと市民の間にしっかりと盛り上がるような体制もつくっていただきたいし、そこに住まわれている近所の住民の方にも、喜んで応援していただけるような体制づくりに向けて、しっかりと取り組みを進めていただけるようにお願いいたします。


◯委員長(吉野和之君)  他によろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時09分 休憩


                  午前11時10分 再開
◯委員長(吉野和之君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前11時11分 散会