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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和元年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会) > 2019/06/24 令和元年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文
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2019/06/24 令和元年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文

                  午後1時28分 開議
◯委員長(高谷真一朗君)  お疲れさまでございます。調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会を開会をいたします。
 申しわけございません。諸般の事情によりまして、一旦休憩をさせていただき、再開を午後1時45分とさせていただきますので、よろしくお願いします。
 休憩いたします。
                  午後1時29分 休憩


                  午後1時46分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 まず初めに、宍戸委員から発言を求められておりますので、これを許します。


◯委員(宍戸治重君)  大変申しわけありません。急な体調不良がございまして、遅刻することになりました。皆様方、お待ちいただいて大変申しわけない。ありがとうございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、初めに委員会の流れを確認をいたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後1時47分 休憩


                  午後1時48分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査の申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩をいたします。
                  午後1時48分 休憩


                  午後1時50分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  皆さん、こんにちは。よろしくお願いします。
 本日、6件の行政報告をさせていただきます。資料のかがみ文をごらんください。まず1点目は、調布基地跡地利用計画の経過について、そして2点目、調布基地跡地の整備状況について、そして3点目、調布飛行場についてです。今回は改選後初めての特別委員会となりますので、調布飛行場の周辺、かつての調布基地跡地、この利用等に関する経過や現状などについて総括的な御説明をさせていただきたいというふうに思っております。4点目、株式会社東京スタジアムの経営状況等については、この特別委員会で毎年御報告しているもので、同社の平成30年度収支決算と事業実績となります。また、5点目の東京都調布飛行場の離着陸状況については、この特別委員会で毎回定例的に御報告しているものです。6点目、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等については、ラグビーワールドカップや東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会について、東京スタジアム及びその周辺での競技日程等を御報告させていただくものです。
 なお、従来、この特別委員会、ほぼ企画部だけで御報告させていただいておりますけれども、今回、関係する部の部課長、勢ぞろいで臨ませていただいておりますので、皆さん、幅広く御質問をいただければありがたいと思います。よろしくお願いします。


◯企画経営課長(井上 忍君)  それでは、お手元の資料に沿って順次説明をさせていただきます。まず、1ページ、資料1、調布基地跡地利用計画の経過についてをごらんいただければと思います。ここでは、昭和16年の調布飛行場開設以降の主な経過について、年表形式でまとめさせていただいております。昭和47年2月の部分をごらんいただければと思います。調布基地跡地関連事業の円滑な推進を図るため、三鷹市、府中市、調布市の地元3市の市長と市議会議長で構成する調布基地対策連絡協議会、通称六者協が発足してございます。
 そして、平成9年5月には、六者協を発展的に解散する中で、調布基地跡地関連事業推進協議会、通称四者協と申しておりますけども、これを設置しております。四者と申しますのは、東京都の多摩島しょ振興担当の副知事、それと三鷹市・府中市・調布市の各市長でございまして、この四者で構成される協議会のため、四者協と呼んでおります。なお、事務局は東京都の都市整備局になってございます。
 2ページをお開きください。このページから4ページにかけましては、四者協の設置要綱となってございます。第2条、協議事項とありますとおり、四者協では調布基地跡地における施設整備及びこれに伴う都市基盤整備に関することを協議することとなってございます。また、第5条、第6条にありますとおり、協議会の下に幹事会、さらに幹事会の下に個別課題について協議・調整する関係課長会を設置することとしております。現在、関係課長会は飛行場問題や福祉施設問題など、12項目で設置されている状況でございます。
 続いて、5ページをお開きください。5ページの資料2です。こちらは、調布基地跡地の整備状況でございます。中段までに記載されているものが主な未開設・未整備の施設等でございます。
 まず、一番上、東京都の施設でございますけども、下水道施設ですが、東京都及び関係市で現在意見交換をしている状況でございますが、進捗について、今具体的に御報告できる状況には至っておりません。
 次に、野川大沢調節池についてでございますけども、平成14年度に1度竣工したところでございますけども、東京都が野川流域における目標整備水準を1時間当たり50ミリから65ミリの降雨に引き上げたため、平成28年12月から規模拡大工事を行っているところでございます。また、工事の影響によりまして、大沢野川グラウンドも現在利用停止中となっております。
 次に、市関連施設でございます。障がい者福祉施設でございますけども、生活介護、短期入所、児童発達支援、放課後等デイサービスの4つのサービスを提供する施設を民設民営で設置する内容で、現在、三鷹市を中心に事業者選定に向けた調整を行っているところでございます。
 そのほか、5ページ下段から6ページにかけて開設済みの施設が列挙されております。後ほどごらんいただければと思います。
 7ページをごらんください。これは、東京都の都市整備局が作成しました調布基地跡地土地利用計画図でございます。四者協で最後に決定した平成24年12月時点のもので、少し古いものとなってございますけども、ちょっと御容赦いただければと思います。この図で、この時点で未開設というふうになってございます武蔵野の森総合スポーツ施設のメーンアリーナほか、警視庁の第七機動隊、府中市学校給食センター、府中消防署出張所は、いずれも既に開設済みでございますので、この図ではちょっと見づらくて恐縮ですけども、未開設という表記を見え消しさせていただいているところでございます。
 なお、先ほど未開設の施設として説明をいたしました障がい者福祉施設でございますけども、この図の真ん中よりちょっと下あたり、オレンジ色の部分で、社会福祉施設開設済みというふうになってございますけども、この敷地の右上の部分で、先ほど申し上げた障がい者福祉施設を計画をしているという状況でございます。
 8ページ、資料3をお開きください。ここからは、調布基地跡地の大部分を占めます調布飛行場についての資料となってございます。まず、8ページは、調布飛行場の概要でございます。右側、(2)、施設概要に記載のありますとおり、滑走路は800メートルとなってございます。また、面積は約39ヘクタールでございます。
 また、(3)にありますとおり、運用時間は平日が8時30分から17時までと、日曜・祭日が10時から17時までとなってございますけども、日没優先ということで、日没になればそこで閉鎖ということが定められております。飛行方式は有視界飛行方式(VFR)を基本としておりまして、離島定期便に限りまして、一部計器飛行(IFR)で運航いたしております。
 次に、(4)、実績をごらんください。離着陸回数は平成30年で年間約1万3,600回、次のページで御説明いたしますけども、協定で定められている年間2万3,000回の上限の範囲内で運航がなされているという状況でございます。目的別の離着陸割合でございますけども、大島、新島、神津島、三宅島を結ぶ定期旅客便が約57%、航空写真撮影といった事業・公共目的が約42%、自家用目的等が約1%というのが、平成30年の状況でございます。
 それと、旅客定期便についてでございますけども、輸送実績が約9万8,700人ということで、本土と島嶼を結ぶ離島航空路線の拠点となっている状況でございます。
 次に、9ページをごらんください。こちらは東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する協定書でございます。調布飛行場は平成13年3月に都営コミューター空港として正式空港化されたわけでございますけども、その前段として、平成8年7月に正式空港化が六者協で了承されまして、それを受けまして平成9年4月にこの協定書が締結されたという、そういう流れとなってございます。
 第2条を見ますと、都営コミューター空港化受け入れ条件の履行とございますけども、この後説明いたしますけども、別表1、別表2という形で、11ページ以降についてございますが、受け入れの条件を東京都とやりとりをいたしまして、それがこの協定書の中に盛り込まれているという、そういうつくりになってございます。
 11ページをお開きください。こちらに三鷹市の受け入れ条件と東京都の回答という欄がございますけども、例えば一例でございますけども、1の(1)のとおり、離着陸回数の制限という項目がございますけども、先ほどちょっとお話ししましたとおり、年間離着陸回数は2万3,000回程度を上限とし、さらに削減に努めることと、このようなことが定められております。先ほど御説明しましたとおり、昨年の実績は1万3,600回程度と、そういう状況になってございます。
 14ページをお開きください。こちらは、協定を受けて締結した覚書でございます。この中で、第1、運用事項というものがございます。(1)を見ますと、飛行場の管理運営は、昼間有視界飛行方式に対応したものとすることと、このようなことが定められております。このほか、運用事項につきまして、飛行場の運用の制限について、重要な点を定めた覚書となっているものでございます。
 15ページをお開きください。上段です。第2、協議事項及び報告事項という項目がございますけども、例えば協議事項といたしまして、そのページの真ん中のあたり、(7)、新たな機種の航空機の飛行場使用に関することといったようなことが定められておりまして、調布飛行場を離着陸する新たな機種の使用について申請があった際は、本委員会で御協議をいただいて、御了承をいただいたものについて、三鷹市として了承するというような形をとってきているところでございます。
 続いて、17ページをごらんください。こちらは、調布飛行場の管理運用形態の変更等に伴う確認書でございます。従来、調布飛行場には安全対策として国の航空管制官が配置されていたときがございましたけども、航空管制官の撤退に伴いまして、平成18年4月からは東京都が情報提供業務を行っているところでございます。四者協においては航空管制官の撤退について、従来の管制業務と同等に航空交通の安全性の確保を図ることなどを条件に合意したところでございまして、次の隣の18ページ、別紙、航空交通の安全性の確保を図るための都の対応というペーパーがございますけども、その中できちんと安全性の確認をしているところでございます。
 次に、19ページをお開きください。平成27年7月26日に調布飛行場周辺、市域としては調布市内で発生しました小型機墜落航空事故を踏まえまして、東京都が実施した安全対策の強化等についてまとめたものでございます。
 1、管理運営の一層の適正化では、空港使用届出書の様式の改善による飛行目的の明確化や自家用機に対する飛行目的の確認の徹底を既に行っているところでございます。また、2、航空機の運航に関する安全対策の強化では、機長、整備士、運航管理者等が安全講習会等を受講することの義務化や最大離陸重量等から算出される必要滑走距離の基準を厳しくする──調布ルールというふうに呼んでおりますけども、それを自家用機に導入することなどを行っているところでございます。また、まだ整備が完了しておりませんが、滑走路を最大限に利用するための改良工事なども予定しているところでございます。
 なお、1、2については有用性を評価するため、平成30年7月に都が第三者による外部監査を実施しております。まだスキームは固まっておりませんけども、地元3市の関係者等による定期的な確認も行うこととしているところでございます。
 また、この事故を踏まえまして、3以降にありますように、新たな被害者の救済制度を東京都のほうで創設したほか、現在自家用機については、都営大島空港への分散移転も進めていると、そういった状況でございます。
 次に、資料4、株式会社東京スタジアムの経営状況等についてをごらんください。平成30年度決算の収支概要でございますけども、(1)、損益計算書で御説明をいたします。まず、スタジアム等の売上高でございますけども、平成30年度は11億2,000万円余となりまして、平成29年度に比べまして1億2,000万円余の減となってございます。
 主な要因といたしましては、東京2020大会に向けたスタジアムのバリアフリー化改修工事により、サッカーJリーグの試合数が6試合ほど減少しております。そのための売上高の減などによるものでございます。また、広告収入では引き続きネーミングライツが大きく貢献している状況でございます。
 次に、スポーツプラザの売上高でございますけども、8億9,000万円余となってございます。平成30年度、通年営業となったことから大幅な増となっている状況でございます。
 次に、営業費用でございますけども、スタジアム等は10億5,000万円余と、スポーツプラザのほうは8億3,000万円余となってございます。例年どおり、スタジアム等は売上高が営業費用を上回っております。また、昨年、通年営業となりましたスポーツプラザのほうにつきましても、売上高が営業費用を上回っているという状況でございます。
 以上のように、堅調な事業運営によりまして、最終的には経常利益が、下から6段目のとおり、1億4,200万円余と、税引き後の当期純利益は下から2段目の記載のとおり、9,800万円余となっておりまして、繰越利益剰余金、今回の場合は累積損失でございますけども、約7,600万円余に縮小していることから、平成30年度も良好な経営状況を保っているという状況でございます。
 なお、貸借対照表、平成30年度事業実績は、次の21ページに記載をさせていただいております。通年営業となりました武蔵野の森総合スポーツプラザ、1年間で100万人を超える来場者があったという記載もございます。また、味の素スタジアムのほうも100万人超えていまして、その他も入れると、一番下段に書いてあるとおり、施設の全体で284万人の来場者があったということでございます。
 次に、22ページ、資料5をごらんください。調布飛行場の平成31年1月から3月までの離着陸状況でございます。集計表の読み方でございますけども、23ページ、平成31年1月分を例に説明をさせていただきますけども、左側、縦の列が飛行目的による分類でございます。一番上、ちょっと小さくて恐縮でございますけども、2地点間輸送という項目がございます。これは離島定期便を示しておりまして、最も多い離着陸回数となってございます。そのほかの飛行目的ですと、航空測量や航空写真撮影といった事業目的が多いことが読み取れるところでございます。
 次に、この表の下の部分、別表5−1、空輸とか、別表5−6、無寄港飛行といった項目があろうかと思いますけども、これについては原則として自家用機のみがカウントされるということを東京都に確認しているところでございます。なお、そのちょっと上、別表4−5というのがございまして、整備、試験という項目がありますけども、ここについては事業用機と自家用機の両方がカウントされることから、右下の欄外のほうに自家用機のみの離着陸回数をまとめて記載させていただいております。平成31年1月で言いますと、整備、試験目的の自家用機の離着陸回数、そのほか、空輸とかを含めて合計23回というようなのが実績でございます。
 最後に、1月から3月の離着陸回数について、前年同期と比較いたしますと、前年が3,572回という状況でございましたが、今回はこの3カ月間足すと3,070回と、502回の減となっております。これは、先ほどもちょっと最初に触れましたけども、飛行目的の一番上、2地点間輸送が3カ月間合計で330回の減となっていることなどによるものでございます。
 私からの説明は以上でございます。続いて、資料6につきましては、スポーツ推進課長より説明をいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私からは、資料6、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等について御報告いたします。まず、1番のラグビーワールドカップ2019につきましては、こちら、1の(6)、東京スタジアムの試合日程に記載をしておりますとおり、東京スタジアムで8試合が開催予定となっております。
 次に、大きい2番でございますけれども、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会については、施設別に概略、御説明いたします。まず、(1)の武蔵野の森総合スポーツプラザでは、バドミントン、近代五種のフェンシング、車椅子バスケットボールが行われます。(2)の東京スタジアムでございますけれども、サッカー、近代五種のフェンシング以外のお手元に記載の競技、それから7人制ラグビー。その後、(3)、東八道路と記載をしてございますけれども、こちらについては、武蔵野の森公園をスタート地点とする自転車競技(ロードレース)のコースが大沢地域に設定されております。コースにつきましては、右下の図の太線で示された部分がコースとなってございます。
 次に、27ページ、A3の縦の交通規制のお知らせをごらんいただきたいというふうに思います。こちらは、2019年7月21日に開催されます自転車ロードレーステストイベントの交通規制についてでございます。この日は、男子選手120名程度が武蔵野の森公園を正午にスタートいたします。こちらの交通規制のお知らせにつきましては、5月31日に公表されている内容でございます。お手元の地図をごらんいただきますと、赤線で示されておりますのがコースでございます。三鷹市域を見ていただきますと、黄色の線もございまして、この黄色の部分はコース外の道路ではありますけれども、居住関係車両等は通行可という規制内容でございます。基本的には、この黄色の部分も含めまして規制対象となっているところでございます。
 この交通規制の内容としましては、地図の左上に規制区間というふうにお示ししてある表がございますけれども、三鷹市につきましては、武蔵野の森公園から基督教大裏門の交差点までと、基督教大裏門から前原交番前までの記載の時間帯が規制となっております。こちらにつきましては、自転車等を含む車両と歩行者の通行が規制されるというような内容になっておりまして、また、このコースの道路の横断につきましても、歩道橋を含めまして規制の対象となっているところでございます。
 そして、このイベント開催時の救急・火災等、緊急車両等の通行につきましては、現在組織委員会と警視庁、東京消防庁、そして三鷹警察署、三鷹消防署と調整をしているということでございます。また、三鷹市の消防団につきましては、防災課を通じまして、こちらの情報を共有しているところでございます。
 また、地図のほうで黄色の規制区間となっております大沢のグラウンド通り、こちら調布飛行場と大沢総合グラウンドへの出入り口の道路になっているところでございますけれども、この黄色い道路上につきまして、入り口のところで行き先を告げれば支障のない形で通行可能とするというようなことで、組織委員会から了解を得ております。
 また、路線バス、みたかシティバスへのこのイベントの影響が想定されるところでございますけれども、現在のところ、最終調整をしているというのを聞いているところでございます。詳細が決まり次第、市のホームページやバス車内やバス停への掲示など、混乱が起きないよう、バス事業者と連携して対応してまいりたいと考えております。
 また、地域への情報提供につきましては、大沢の住民協議会や大沢地域の町会・自治会には、これまで組織委員会から資料等の配布を含め、説明を実施しているところでございます。また、町会・自治会等に加盟していない方もございますので、十分な情報提供を行っていきたいと考えております。
 なお、この交通規制のお知らせにつきましては、「広報みたか」6月16日の発行号でお知らせをしているところです。
 説明は以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございました。
 市側の説明が終わりました。これより委員からの質疑に入ります。どなたか。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、1点だけちょっと確認なんですが、例の調布での事故を受けての、先ほど井上課長から御説明がございました第三者のスキームによる確認、この手法というのはいつごろ決まる予定なのか。現状、運用を含めて、いつぐらいにめどが立つのかっていうことを、ちょっと教えていただければと思うんですが。


◯企画経営課長(井上 忍君)  この問題というか、項目は以前からも御質問をいただいているところではございますけども、実は昨年度、一応東京都のほうでこんな感じでやりたいという市の担当者向けの説明会というのが試みにあったんですけども、イメージとしては施設を見学をしながら、実際の様式とか、個人情報とかを塗り潰したような形でのこういう届けをこの事務所でやりとりしていますみたいな、かなり詳細な説明をするというような案がちょっと示されたところでございます。
 けれども、各3市で、じゃあ、それをどういう方たちにこれを確認してもらうのかというような調整が、なかなか今順調に進んでいるという状況ではございませんので、その辺をちょっと詰めながら、この地元3市への確認、それを正式に進めていきたいと、今、状況としてはそのような状況でございます。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。やはり3市ということでも、それぞれ被害が出た調布市の考え方っていう部分はまたかなりシビアでしょうし、滑走路がある三鷹市っていうことでは、またちょっと立場的には受け入れがたい思いもあるのかなっていう気がいたしますので、何かしらいい方向に行くように、また三鷹市が先導というか、リーダーシップをとっていただければというふうに思いますので、お力添えをいただくかと思いますが、その辺をまた進めていただければというふうに思っております。
 あと1件、別件ですが、今回、味の素スタジアムのバスの輸送人員の報告はなかったんですが、前回の御報告のときに、三鷹駅発等が統合されてシャトルバスがなくなるという御報告を受けたんですが、その後、バス事業者との交渉っていうのは──市の体制も変わりましたけれども、何か動きがあるのかどうか。また、その後、Jリーグ等の試合、開催されているとは思うんですが、利用者の方から何かお声が上がったり、市に問い合わせ等は来ているのか、その辺だけちょっとお伺いできればと思います。


◯企画経営課長(井上 忍君)  これもちょっと御心配いただいているところで、恐縮でございますけれども、春に小田急バスのほうから、一応このシャトルバスに関しては廃止ではなく、休止だというふうに聞いてございます。やはり報道等でもございますとおり、バスの運転手の確保というのがかなり厳しいというところで、募集等は行っているので、その採用状況等によっては、できるだけ早期に運行再開したいというような御発言も小田急バスの幹部の方からあったところでございますけども、今現在、いつごろには運行が再開できるというような情報というのにはまだ接していないところでございます。
 それと、利用者の声でございますけども、特段、我々のほうに休止中であることに対する直接の声っていうのは、現在のところは入っていないという状況でございます。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。地元のチームというか、思いも駅周辺の方、フラッグを立てたりとか、試合の中継をやっているお店とかっていうのもあったかと思いますけれども、また引き続き、少しでもこの地域の商業振興に資するような、大事な部分かというふうに思いますので、粘り強く、またその辺は情報共有をしていただいて、早く再開ができるような方向性をまた御要望していただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、オリンピックなんですが、今規制の問題、御丁寧に御説明いただきましたので、本当に今、自転車のロードレースってすごく人気のスポーツかというふうに思いますし、このプレイベントという形で自転車道の整備も大沢総合グラウンドの通りでできましたし、そうした意味では、何かまた今後の活用性という部分、訪れていただく方とかが増加するのかなという気がいたします。
 依然として、あそこの通り沿いがドライバーさんの休憩場所だったりというか、荷物の荷さばきのエリアで使われていたりとかっていう──ちょうど武蔵野の森公園の裏手になるんですかね、ちょっといい時間帯は駐車車両で自転車道がほぼ塞がれているというような状況がございます。せっかくああしたものができても、やはりこの部分はしっかりと規制をするなりしていただいて、徐々に自転車通行帯の整備っていう部分、もちろん自転車競技という部分を活用しながら、市民の皆さんにも注目をしていただきながら、みずからの自転車マナーの向上にも役立っていただくということにつながっていくとうれしいなというふうに思いますし、ただイベントが行われます、盛り上がりました、よかったですねということでは、地域としても非常に複雑な思いになってしまうかと思いますので、この点もあわせて、徐々に市のほうでも見回りをしていただいているかというふうに思いますけれども、その辺の部分も力を入れていっていただければというふうに思いますので、この辺は御要望させていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員(嶋崎英治君)  何点か質問させていただきます。1ページ、資料1ですけれども、経過のまとめ、お疲れさまでした。これ、出典は何かあるんでしょうか、何とか史とかいうところから引用して持ってきたとか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  この資料、新しいのはつけ足させていただいておりますけども、4年ごと、議員さんの改選ごとに代々つくらせていただいているやつです。そもそも調布飛行場のほうで資料をつくっておりますけども、そこに歴史というのが載ってございますけども、それを抜粋するような形で。正式には、ちゃんと港湾局さんのほうでつくったのがありますけども、ほかの要素もございますので、この委員会用にこういう資料をつくらせていただいております。


◯委員(嶋崎英治君)  あるんでしたら、参考としてここに出典を明らかにされておいたほうがいいかなと思いますので、工夫をお願いします。なぜそんなことを聞いたかというと、私が職員になったのは1970年なんですよ。翌年から調布飛行場返還運動にかかわってきたんです。全面返還しろって言ってね。いろんな経過の中でこの六者協ができて、東京都が暫定使用と言っていたのが、本格使用にいつの間にかなっちゃったという苦い思いを持っているものですから、どこかにそういうことを触れたところがあるのかなと思ってお聞きしました。
 現在の利用の仕方、それから、あの住宅密集地にあるということ自体が、私はこの飛行場については一番問題だというふうに思っています。これは私の意見ですから、それを述べておきたいと思います。
 次に、資料の17ページの2というところがありますね。平成18年(2006年)4月1日以降、航空管制官にかわってというところ。具体的に廃止されたのはっていうのはいつ。以降ということしかないので、それ、わかりますかしら。


◯企画経営課長(井上 忍君)  先ほど見ていただいた資料1の年表にも記載がございますけども、終了というのは平成18年3月31日です。平成18年4月から都が情報提供業務を開始していると、そういう内容でございます。


◯委員(嶋崎英治君)  前々回ですか、私、委員になったんですけど、そのときに事務所に連絡したんですよ、管制権はどこになるんですかと。ちょっとお待ちください、しばらくたってから、折り返し電話しますからということだったんです。管制権は横田基地ですよね。この東京都の情報提供って、どういうふうに得ているんですかね。米軍横田基地と東京都とのやりとり。東京都が管制権を実際把握しているわけじゃないですからね。廃止した後、その情報は横田基地とどんなやりとりをしているのか、気になってしようがないんですよ。
 それから、実際に飛行したときに、横田ですから、イングリッシュだと思うんですけども、日本語じゃないと思うんですよね。私、乗ったことがないので──義理の兄がそこで練習をして免許を取ったので、今度聞いてみようかなと思っているんですけど、実際どういうふうに、イングリッシュなのか、日本語なのかわからないので、そこを把握していらっしゃいますでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  済みません、調布飛行場の空域の管制権が横田にあるかかどうかというのは、今私としては確認していないところでございますけども、実際、昨年、私も調布飛行場の管制塔のほうの中に入らせていただいて、東京都の情報提供業務の従事者の人ともお話しさせていただきましたけども、言語としては日本語で情報提供業務をしておりました。


◯委員(嶋崎英治君)  飛行機を直接操縦している人へは、横田からもらったものを東京都の職員がやっているということになるんですか。それとも、横田の米軍基地から直接操縦している人が受けたり、飛んでいたり、着陸したりっていうんでしょうか。ちょっと今の説明、よくわからなかったんですけど。


◯企画経営課長(井上 忍君)  ちょっと専門的じゃない言い方かもしれませんけども、国のいわゆる航空管制官がいない国内の空港っていうのは、かなり多数あるやに聞いております。国の航空管制官ではなくて、情報提供官というんですか、航空管制を行わない国土交通省の公務員の方が配置されている、航空管制官のいない地方空港というのもかなり多数あるやに聞いてございますけども、そういう空港に関しては、それが調布飛行場で言いますと、東京都の職員でございますけども、その情報提供者が風向きとか、滑走路の状況とか、そういう情報提供をして、機長が判断して安全運航すると、そういう仕組みだというふうに聞いております。


◯委員(嶋崎英治君)  ちょっと気になったものですからね。それで、管制権がどこにあるか。いわゆる横田ラプコンですよ。日米地位協定第6条第2項だったと思いますけども、日米地位協定に根拠があって、この北関東まで空の権利が米軍にあると、こういうことです。だから、それがどういうふうに伝えられているのかね。一度、この委員会に来てもらって、話を聞いてみたいなくらいに思っていますよ。恥ずかしい話なんですよ。土地を奪われただけじゃなくて、空を奪われていると。それはいいです、ぜひそこのところは調べてください。
 次に、19ページです。先ほど第2項の(6)のところ、滑走路を最大限利用するための改良、未着手というふうにありました。これは、東京都がやるんでしょうかね。予算化をされているけども、未着手ということなのか、予算化がされていないので改良がまだということなんでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  ちょっと東京都の予算化の状況までは確認しておりませんけども、自家用機の事故を国土交通省運輸安全委員会が調査した中にも、滑走路長を最大限活用するようなことが必要だという提言というか、御指摘を受けて、東京都としては滑走路長を有効に、最大限活用できるような工事に取りかかるというふうに聞いていまして、ことし事業予定というように聞いております。


◯委員(嶋崎英治君)  びっくりしたんですよ。事故があって、その安全対策の1つとして滑走路長というふうにあったというふうに認識していたもんですから、それがまだ滑走路の改良が未着手だったというのはちょっと驚きだったんですよね。予算化はされているということですね。そうしたら、三鷹市から早くやれよというふうに言っていただきたいなと思いますね。これはびっくりですよ。そして、いつ着手するのかということを問い合わせして、聞いていただきたいと思います。今は無理だということですからね。
 これで最後にしますけれども、次に、事故があった後の遺族と東京都のやりとり。私、調布の特別委員会も傍聴に行きましたけれども、遺族の皆さん、近隣の皆さんともお会いしたことがあります。現状、あの事故の後、いろいろなことがあって、そして遺族の皆さん、近隣の皆さんというのは、東京都なり、国のことについて100%納得なさっていらっしゃるんでしょうか。それだけ教えてください。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  事故の後の被害に遭われた方ですとか、近隣の方と三鷹市の我々が直接対話をしたこともございませんし、そういう機会をつくるのは難しいと思います。基本的には東京都の担当からの情報、あるいは調布市の担当者からの情報ということなんですけれども。この間、例えばいわゆる東京都がつくった補償制度、そういったものについても被害に遭われた方が利用するというような話も実際に出始めて、実際にそういう動きになっているということも聞いておりますので、少し時間はたちましたけれども、東京都の丁寧な対応の中で一定の御理解をいただいているものというふうに、私どもは認識しております。


◯委員(嶋崎英治君)  なかなか東京都が──三鷹市は直接じゃありませんからね。ただ、三鷹にあって、そして事故はあの事故が初めてじゃありませんからね。私の気持ちからいけば、あるいは近隣住民の皆さんから言えば、本当の解決はあの住宅密集地にあること、学校が近くにあるということだと思うんですね。だから、その抜本的な改善というのが、私は必要だろうと思いますし、それが近隣住民の皆さんの望んでいることだというふうに、私は思います。ですから、抜本的な解決が進むように、私もいろんな働きかけをしてみたいなと、このことを申し上げて私の質問、意見、終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。


◯委員(前田まいさん)  お伺いします。離着陸状況とかにもある、この平日と日祭日との区別という点では、土曜日も平日に含まれるというふうに理解しているんですけれども、私も大変近くに住んでおりまして、土曜日を平日というふうに捉えることが現代においていいのかというのは、少し議論が必要なのではないかと思っています。例えば、この土曜日の離着陸状況などは把握されていたりしますでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  土曜日が平日なのかということでございますけど、一般的に週休2日制がかなり浸透したということで、そうお感じになるのも、一定程度、多数の方がいらっしゃるのかなと思いますけども、少なくともこの様式は、東京都とやりとりして、これで東京都は報告しますと、我々もこれは受け取りますというのを決めて、この書式にしているものでございますので、そういう御意見があったということは東京都にもお伝えさせていただきたいと思いますけども、ちょっと今すぐこれを直すというのは、なかなか難しいのかなというふうに思っております。
 それと、土曜日の離着陸状況につきましては、東京都の港湾局のホームページのほうに、1週間ごとに、全1週間の離着陸状況というのが公表されてございます。それに日にちごと、曜日ごと、それと事業用機とか、区分が幾つかあったかと思いますけど、それごとの何日の何曜日の離着陸回数というのは、数字が入ったものが公表されておりますので、それで確認できるかと思います。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。ホームページで公表できるぐらいなのであれば、ぜひ港湾局のほうにもう少し充実した資料の提出を求めていただければと思います。
 それから、2016年に米軍ヘリが予防着陸というか、緊急着陸した件があったと思うんですけれども、例えばそういった事例があった場合は、この中のどこにカウントされる形になりますでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  その場合は、一番下の第17条に規定する飛行(緊急着陸)のところにカウントされるというふうに認識しております。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。その2016年の件は結構ニュースになったと思うんですけれども、その後、そういった事例は報告されていますでしょうか。


◯企画経営課長(井上 忍君)  今のところ、そういう事例には接してございません。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。
 オリンピックのほうでお伺いしたいんですが、これ、もしかすると、参院選の投票日に当たるかと思うんですけれども、そういった投票への影響等とかは考慮されていますでしょうか。場合によっては、選挙管理委員会とも連携して周知徹底が必要かと思いますが、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、今御指摘のようにそういうことが予想されておりますので、選挙管理委員会のほうとは、こちらの交通規制の内容のほうを情報共有いたしまして、しかるべき対応を検討しているというような状況でございます。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。よろしくお願いします。
 最後に、障がい者福祉施設の開設準備について、改めて進捗状況をお伺いしたいと思います。


◯障がい者支援課長(川口真生君)  平成30年度に三鷹市、府中市、調布市、3市におきまして事業者選定委員会を設置いたしまして、実際に都有地ということがございますので、東京都のほうで事業者選定に向けた公募を行うに当たり、事業者説明会を開催したところでございます。
 そして、事業者説明会には1者の参加があったわけでございますけども、実際に応募がなかったというところで、平成30年度の取り組みとしては応募不調ということで、方針をそこから仕切り直すということで、即座に東京都と調整を図りつつ、そして3市でも協議をしながらというところで、現在もその調整に努めているところでございます。今年度、実際に再公募というところに向けての調整を図っているというのが、現在の取り組みの状況でございます。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。もしわかればなんですが、不調に至った、応募がなかった理由などをつかんでいらっしゃったら、教えてください。


◯障がい者支援課長(川口真生君)  そのときに、実際に説明会のほうに参加していただいた法人のほうに直接聞き取りをさせていただきまして、建築資材の高騰ということで、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のほうでの建築資材の払底といったところからのコスト増といったところが要因であるというふうには聞き取っております。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  この委員会では、基本、質問しないことにしていましたけど、久しぶりに戻ってきたんで。他の委員の質問を聞いていて、あれ、これは一応過去の経過を確認しておかんといかんなということで、8ページ。平成18年4月、国の航空管制官にかわり、都が情報提供業務を開始とありますよね。ああ、もうこんな昔だったかと、今、私も当時の議論、頭で呼び起こしていたところなんですが、もう十何年、そんな昔だったかと、今改めて思っているところでございます。
 私の理解が間違っていたら、ごめんなさい、もう1回。当時の私の理解は、こういう理解だったの。管制業務、なくなっちゃうよ。だけど、管制官を置かないっていうわけにもいかないよ。国交省から、腕の立つ人を都が採用する形で、実質的な管制業務はやるけれども──VFRからIFRにかわるときの経緯もいろいろありましたが、つまり、管制業務はないよという理解でいたんですよ。だから、国の航空管制官にかわり云々というのは、管制業務がなくなっちゃうんだよ、えっ、それで本当にいいのかっていう議論が当時かなりあった記憶があります。違いますか。
 ここを整理しておきたい。つまり、管制業務の部分で、今横田云々ってあって、それは、もう一回質問を私のほうからして、過去の経緯をきちんと整理しておかんといかんなと思って、今整理をしているんですが、管制業務は今あるんですか。だったら、管制官にかわり、都がやるっていうことが、改めてどういう経緯だったのかを、いま一度ここを共有しておきたい。まず、そこから入ります。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  私も当時の経過っていうのが、私自身、直接担当していないからわからない部分もかなりあるんですけれども、今、実態として、管制官という、国の国家公務員なんでしょうか、そういうものに当たる方たちはいないというのは事実です。ただし、東京都が独自に設置した情報提供者、これが実質的に管制官と同等の業務をやっているということで、調布飛行場に関しては、実態としての管制業務をしっかりとやられているということは確認しています。それは、我々も実際に見に行って、ああ、こういうことをやっているんだなということは確認させていただいているところです。
 申しわけありません、先ほどの嶋崎委員の質問にもちょっと立ち返ってしまうんですけども、委員のおっしゃった「かんせいけん」とは何なのかというのは、多分今、我々が話を聞いていても理解できていなかった可能性があります。「かんせいけん」って、権利の権なのか、圏域というか、空域というか、そのことなのか、ちょっとわからないので、課長も多分なかなかうまくお答えできなかったのかもしれないんですけれども。この調布飛行場に限って言えば、そうした形でのしっかりとした対応がとられているというふうに我々は認識しております。
 さらに、例えば、この前の事故も管制官がいなかったから事故が起きた云々というお話がありましたが、基本的に出発前のそういう点検というのは、どこの飛行場であっても機長の責任で行うと。管制官というのは離陸なり、着陸なりの指示を行うということが、そういった業務だというふうに認識しておりまして、それについてはしっかりとやられているということで、我々は考えているところです。


◯委員(半田伸明君)  つまり、管制官はもういないんだよね。結局いなくなるときの議論で、本当にそれでいいのかというのが、けんけんごうごうやった記憶が私の中に残っていてね。一方、管制は横田経由だということになると、これ一歩間違ったら事実誤認が議事録に残っちゃう可能性があるから、今質問しています。
 この都の情報提供業務をしている方は、何らかの指揮命令系統に従う位置にいるのかどうかね。計器飛行方式の導入も含めて考えた場合に、私は管制云々という話じゃないって理解していましたが、今の横田云々が仮に事実であるならば、これは過去の質疑が大どんでん返しという大変な事態になります。ですので、ここはきちんと明らかにしてもらいたい。私の理解では、管制業務がなくなって、でも、都が実質的に情報提供、管制業務類似のことをやるんだから、それでいいじゃないかという流れで来ているから、ああ、じゃあ、やむなく了承という流れだったと記憶しているんですよ。それが、一々横田の指示に従っていますとなると、これは話が全然違ってくるわけです。
 このあたりは、企画部としても寝耳に水なのかなっていう気もするし、逆に誤解を生じているのかもしれない。ここはきちんと整理しておく必要がある。だからマイクをとったんですが、改めていかがですかね。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  今の質問にお答えさせていただきますと、基本的に東京都の調布飛行場の運用規程という規程がございまして、この中に情報提供のやり方、どういうことについて情報提供をするのかという規定がございますので、基本的にはこの空港の管理の中で東京都の指揮命令の考え方の中で、しっかりとした情報提供が行われているというふうに思っております。


◯委員(半田伸明君)  その今おっしゃった規程の中に、米軍横田の指揮命令系統があるとか、そういうことは書かれていますか。当然ないと思いますが、一応確認。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  基本的には、これはあくまでも調布飛行場の中での情報提供ということで規定がございますので、例えば横田の指示に従うものと、そういったような規定はございません。


◯委員(半田伸明君)  事実はきちんと調べてもらいたいと思うんですけど、横田云々というのは──私もそんなことあるわけないと思っていますが、ここは、事実誤認に基づく発言がお互い残ってしまう、これもある意味かわいそうな話ですし、そこはどこかで一応調べておいてください。次の調布飛行場委員会、だから9月になるのか、行政報告じゃなくて口頭レベルでも構わないので、本当の真実はどっちなのか。当時、管制という業務がなくなることの是非の議論があったので、いや、でも、横田の管制官がありますよと言ったら、いや、それは話が違うでしょうとなりかねないので、ここは一応整理しておく必要があると思うので、どこかでちょっと調べておいてください。
 それと、あと、もう一点だけ、20ページ、株式会社東京スタジアムの経営状況等についてっていうことで、累積損失のところを見て、随分改善されたなと。私は昔の数字しか知らないので、1億円を切る事態にまで持ってこれたんだなと。よかったですね。過去の経緯を考えたら、よくここまで頑張ったなというのが正直なところですけど、そもそも論として、うちは3億円でしたっけ、安田市長時代に出していますよね、一番最初。だから、随分昔に質問したことを、もう一回、今繰り返してわざと言いますけども、本来は3億円を出したことの是非をどこかで検証せんといかんと思うんですね。私は、それは失敗だったなという目でずっと見ていたんだけど、結果的に、こういうふうに累損がどんどん減っているというのは、これはこれでいいことなので。
 あとは、この勢いで行ったら、多分、累損ゼロが次期に達成されるでしょう。問題なのは、達成された後に、もともと大きなお金を出した我が市としてはどういう対応をとっていくのか。これはどこかで考えておいたほうがいいと思います。出しっ放しで、本当にそのまま利益が積み上がっていくのを黙って見ているだけなのか。このあたりは大きな議論が必要になってくると思いますが、改めて御所見をお伺いしたいと思います。


◯企画部長・都市再生担当部長(土屋 宏君)  御指摘の意図は十分理解できるし、そういう考えもあるなというふうに思います。ただ一方で、市長が今、味の素スタジアムの取締役会のメンバーにもなっているという、その関係の中でどこまで主張できるか、じゃあ、取締役をやめるのかという、ちょっとまた別の観点での議論も出てくるかと思いますので。もちろん、この費用対効果の観点からの御指摘だと思いますので、そこを十分理解した上で、もう少し慎重に考えさせていただければなというふうに思います。


◯委員(半田伸明君)  私はやめるべきだと思うよ。もうずっと苦しめられてきたじゃないですか。取締役に入っているからこそ我慢をしてきたという理解で、私はいますからね。ああ、やっとひとり立ちできるようになったな、じゃあ、手を引こう、これがあってしかるべきなのかなと。そのかわり、今後の資金協力は一切、何があっても出しません。先行き不透明な時代に、万が一ですよ、あり得ないと思いますけど、また数千万、億単位の金、取締役にいる、じゃあ、うちの市から出さなきゃいけないとなった場合は、これは命取りになりかねない。
 どこかで一回、踏ん切りをつけんといかん時期が、私は来ていると思います。もちろん、さまざまなメリットを考えて、取締役で居続けるって、これもよくわかりますよ。わかりますけども、将来負担を考えた場合に、どっかで手を引いたほうがいいのかなと、個人的には思います。
 以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございました。他にございますか。


◯委員(伊東光則君)  済みません、7ページの図でちょっとお聞きしたいと思います。真ん中に下水道処理場ということでありますが、進捗がないというような説明を、先ほどの説明の中ではいただいているんですが、ここができるか、できないかというのと、三鷹にある東部処理場との関係というのはどうなんでしょうか。ここができるというめどが立つと、東部処理場の対応もまた変わってくるのか。その辺の関係を御説明いただきたいと思います。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  先ほどの質問で、ここに下水処理場が建たないと、東部水再生センターの下水が処理できないというような形になります。ここで下水処理場ができることによって処理できる能力がふえますので、それで東部水再生センターの処理場が廃止できるような形になります。そういった関係性がございます。
 以上です。


◯委員(伊東光則君)  ということは、東部下水処理場、延命処置というんですか、今、直しながら使っている状況ですが、ぜひそういう状況でしたら、この下水道処理場、早くつくるように東京都にプッシュして、めどを立てるようにしていただければなというふうに思います。ぜひ具体的なほうに進捗が出るように、三鷹市もしていただければなと思います。進捗というか、めどというのは全然立っていないんでしょうか。その辺、よろしくお願いします。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  そうですね、なかなか進捗していないということもございまして、三鷹市としても、東京都のほうに要望書というものを平成29年度に提出させていただいているところでございます。東部水再生センターがだんだん老朽化して、今延命化していますので、なるべく早くこちらの処理場のほうをということでお話しさせていただいているところでございますが、なかなか進捗がないというところが現状でございます。
 以上になります。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。できるだけいろんな機を見て要望していただければなと思いますので、お願いします。
 もう一点、貯水池の進捗というか、令和4年にできるっていうことでしたっけ。その辺の進捗がここでまた雨が降ったりして、工事の進捗も、それも加味して予定は立てているとは思いますけども、どうなんでしょうか。短縮できるような見込みとかは全然立たないのか、それともおくれがちなのか、その辺の進捗はいかがでしょうか。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  調節池の進捗ですが、今年度は調節池の本体工事、今4メートル下に下がった、そこから3メートル下がった掘削をやっていまして、そこのところから、今度は水を吸い上げるためのポンプの工事の残りを今年度やる予定です。それから、今、令和2年度、3年度にかけまして、今度は野川からの越流堰、出入り口のところをやる工事を行うということで、当初の予定どおりの進捗と聞いています。
 令和4年度には、三鷹市のほうで同施設の施工というふうな予定ということで、予定どおりの進捗ということで理解しています。


◯委員(伊東光則君)  わかりました。工事の進捗はそういうことなんですが、今この周辺、大型のトラックがやはり行き交いしていまして、大きなトラブルっていうのは聞いていないんですが、街路樹を引っかけたりとかっていうのがあるようなので、気をつけていただくような指導をしていただければなと思います。
 何本か桜の木の枝が折れていたというようなことも聞いていますので、そういうときはうまく処理をするなり、そのままにしないようにしていただければなと思うので、東京都にそんな要望をするとか、三鷹市の関係する方が対応するとか、いろいろあるとは思いますけども、市民にとっては公の建設現場ということになりますので、気を使っていただければなと思います。これ、要望というか、ぜひ対応していただければということです。
 以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございます。
 ほかにございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時57分 休憩


                  午後2時58分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査の申し出について、本件を議題といたします。
 調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。ありがとうございました。
                  午後2時59分 散会