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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和元年総務委員会) > 2019/12/09 令和元年総務委員会本文
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2019/12/09 令和元年総務委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。ただいまから総務委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認したいと思います。
 休憩します。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、総務委員会管外視察結果報告書の確認について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時34分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。委員会を再開いたします。
 議案第41号 令和元年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)、議案第43号 令和元年度三鷹市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第44号 令和元年度三鷹市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、以上3件は関連がございますので、一括議題といたします。
 以上、3件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(石坂和也君)  それでは、一般会計補正予算(第3号)について御説明いたします。補正予算書の1ページをお開きください。今回の補正は、第1条のとおり、歳入歳出予算に9億2,205万円を追加し、総額を749億1,531万4,000円とするものです。また、債務負担行為の補正を行います。
 補正の内容について、歳出予算から申し上げます。16、17ページをごらんください。第2款 総務費です。右側説明欄をごらんください。1点目は、市制施行70周年記念事業準備関係費752万2,000円の増額で、令和2年度の70周年に向けてコミュニティバスのラッピングや路線バス内で放送するPR動画の作成に取り組むものです。
 2点目は、三鷹中央防災公園・元気創造プラザ管理運営費550万円の増額で、総点検として、優先度の高い施設改修とともに、本格的な市民参加手法の検討を行います。
 3点目は、防災上重要な公共建築物基礎調査関係費2,023万円の計上です。これは先行して実施している学校施設、市庁舎等に加え、防災上重要な公共建築物についても劣化調査を行うもので、調査結果を踏まえ、新都市再生ビジョン(仮称)の策定に向けた取り組みを進めていきます。
 4点目は、国庫支出金等超過収入額返還金1,371万3,000円の増額で、平成30年度の超過交付分の返還金に不足が生じるため、増額するものです。
 18、19ページをごらんください。第3款 民生費です。右側説明欄をごらんください。1点目は、介護保険事業特別会計繰出金41万6,000円の増額で、同会計の補正に連動して、一般会計負担分を繰り出すものです。
 2点目は、子ども家庭支援センターりぼん開設準備関係費687万6,000円の計上です。これは子ども家庭支援センターのびのびひろばで実施している虐待対応機能について、教育センター2階へ移転するための準備経費を計上するものです。
 3点目の四小学童保育所整備事業費857万円と4点目の南浦小学童保育所整備事業費173万7,000円の計上は、待機児童解消に向けた取り組みとなります。四小学童保育所については、むらさき子どもひろばの1室を機能転換し、新たな支援単位を開設いたします。また、南浦小学童保育所については、隣接する第一中学校に分室を設置いたします。
 20、21ページをごらんください。第10款 教育費です。右側説明欄をごらんください。1点目と2点目の長寿命化改修事業費は、小・中学校費合わせて2,500万円の減額です。学校施設の長寿命化計画については、令和元年度の策定を予定していましたが、総務費で申し上げた新都市再生ビジョン(仮称)に含めることとしたため、本年度予算を減額し、改めて令和2年度予算で対応することとしたものです。
 3点目は、東京2020オリンピック・パラリンピック等推進事業費247万2,000円の増額で、定期的に情報紙を作成し、全戸配布を行います。
 4点目は、旧第二体育館解体事業費1億1,101万4,000円の計上で、し尿投入施設を整備するため、解体工事に着手するものです。
 22、23ページをごらんください。第11款 公債費は、右側説明欄のとおり、市債償還元金を7億6,900万円増額するもので、三鷹中央防災公園整備事業債の繰上償還を行います。同整備事業債については、令和2年度に総合保健センター用地を売却し、繰上償還の財源とすることとしていましたが、休日診療所等の暫定整備に伴い、当面売却を見合せることとなりました。そのため、平成30年度の決算で生じた繰越金の一部を財源として、売却見込み相当額の繰上償還を行います。
 続きまして、歳入予算について申し上げます。12、13ページにお戻りください。第18款 繰入金です。右側説明欄をごらんください。1点目は、介護保険事業特別会計繰入金421万7,000円の増額で、同会計の平成30年度の精算に伴う一般会計の繰り入れです。
 2点目は、財政調整基金とりくずし収入7,636万8,000円の増額で、今回の補正予算における最終的な財源調整として増額するものです。
 14、15ページをごらんください。第19款 繰越金は、右側説明欄のとおり、前年度繰越金8億4,146万5,000円の増額で、平成30年度決算において、令和元年度当初予算における繰越金を上回る収支差額が生じており、今回の補正予算における財源とするものです。
 続きまして、4ページ、5ページにお戻りください。債務負担行為の補正となります。下から2つ目、四小学童保育所B指定管理料は、新たに指定管理者の指定を行うため、令和4年度までの債務負担行為を追加するもので、1点目のむらさき子どもひろば及び2点目の四小学童保育所A他5施設の指定管理料についても、同様に期間を合わせるため、令和4年度までに期間を短縮します。
 3点目、地上機器ラッピング広告料は、市制施行70周年などをテーマとして東京電力の地上機器に啓発ラッピングを行うものです。
 4点目の市制施行70周年記念動画放送料、5点目の防災上重要な公共建築物基礎調査委託事業、一番下の旧第二体育館解体事業は、歳出予算に計上した事業の実施期間が令和2年度までとなるため、債務負担行為を追加するものです。
 続きまして、介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。補正予算書の1ページ目をお開きください。今回の補正は、第1条のとおり、歳入歳出予算に7,905万4,000円を追加し、総額を131億7,271万3,000円とするものです。
 補正の内容について、歳出予算から申し上げます。20、21ページをごらんください。第3款 地域支援事業費です。右側説明欄をごらんください。高齢者見守り事業費216万円の計上で、65歳以上の希望者を対象に、各地域包括支援センターに登録、登録番号を記載したキーホルダーを提供するものです。
 22、23ページをごらんください。第4款 基金積立金です。右側説明欄をごらんください。介護保険保険給付費準備基金積立金の増2,783万9,000円で、これは平成30年度の保険料の剰余分について、同基金への積み立てを行うため、歳出予算の増額を行うものです。
 24、25ページをごらんください。第5款 諸支出金です。右側説明欄をごらんください。1点目は、国庫支出金等超過収入額返還金4,483万8,000円の増額で、平成30年度に交付を受けた国庫支出金等について、超過交付分を返還するためのものです。
 2点目は、一般会計繰出金421万7,000円の増額で、平成30年度に一般会計で立てかえていた運転資金を同会計に繰り戻すためのものです。
 続きまして、歳入予算について申し上げます。10、11ページにお戻りください。第2款 国庫支出金です。右側説明欄をごらんください。1点目の地域支援事業交付金83万1,000円と2点目の保険者機能強化推進交付金49万7,000円の増額は、高齢者見守り事業費の財源とするものです。
 12、13ページをごらんください。第3款 支払基金交付金です。右側説明欄をごらんください。1点目の介護給付費交付金1,120万3,000円と2点目の地域支援事業支援交付金371万円の減額は、平成30年度分の超過交付額を精算するものです。
 14、15ページをごらんください。第4款 都支出金は、右側説明欄のとおり、地域支援事業交付金41万6,000円の増額で、高齢者見守り事業費の財源とするものです。
 16、17ページをごらんください。第6款 繰入金は、右側説明欄のとおり、地域支援事業繰入金41万6,000円の増額で、高齢者見守り事業費の財源として一般会計の法定負担分を増額するものです。
 18、19ページをごらんください。第7款 繰越金です。右側説明欄のとおり、前年度繰越金9,180万7,000円の増額で、平成30年度決算における収支差額を今回の補正の財源として計上するものです。
 続きまして、後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。補正予算書の1ページをお開きください。今回の補正は、第1条のとおり、歳入歳出予算に280万円を追加し、総額を42億6,915万5,000円とするものです。
 補正の内容について、歳出予算から申し上げます。12、13ページをごらんください。第4款 諸支出金は、右側説明欄のとおり、過誤納保険料還付金及び還付加算金に不足が見込まれることから、280万円を増額するものです。
 続きまして、歳入予算について申し上げます。10、11ページにお戻りください。第4款 繰越金で、右側説明欄のとおり、平成30年度決算における収支差額である前年度繰越金のうち、今回の補正予算の財源として280万円を増額するものです。
 補正予算書の説明は以上ですが、続きまして、別途提出している総務委員会審査参考資料について御説明いたします。資料の1、2ページ、令和元年度基金運用計画をごらんください。まず上段の一般会計については、右側2ページ、左から1列目、当年度繰入予算額の1段落目、財政調整基金3号として7,636万8,000円の取り崩しを行います。その結果、2ページ中ほどの列、当年度末残高見込の合計欄に3号としてお示ししているとおり、令和元年度末の基金残高は全体で121億6,039万1,000円となります。
 次に下段の介護保険事業特別会計については、1ページ右側、当年度元金積立予算額の1号として2,783万9,000円の積み立てを行い、その結果、右側のページ中ほどの列、当年度末残高見込に1号として記載のとおり、介護保険保険給付費準備基金の残高は6億8,721万円となります。
 私からの説明は以上です。引き続きその他の資料について順次所管課から御説明いたします。


◯秘書広報課長・市制施行70周年記念式典等担当課長(立花省二君)  私からは市制施行70周年記念事業関係費等の概要について御説明いたします。審査参考資料3ページをお開きいただければと思います。資料に沿って順に説明いたします。
 番号1、市制施行70周年記念事業の目的、趣旨ですが、令和2年11月3日に市制施行70周年を迎えることから、これまでの三鷹市の歩みを振り返るとともに、新時代の三鷹のブランド力向上を目指し、未来に向けたまちづくりの新たなステップとしていく。これらを目的、趣旨としまして、令和2年1月11日土曜日の賀詞交歓会から令和3年1月9日土曜日の賀詞交歓会までを70周年関連事業の開催期間としまして、さまざまな周年事業を実施してまいります。
 続きまして、番号2、現在予定している主な周年事業です。(1)、みたか周年祭としまして、三鷹市と同時期に周年を迎えます三鷹商工会、JA東京むさし、JR三鷹駅、小田急バス株式会社等と御一緒に市全体で周年をお祝いするため、11月20日に設置しましたみたか周年祭実行委員会において、三鷹駅前中央通り、さくら通り駐車場などを会場としまして周年祭の開催を企画してまいります。
 (2)、記念式典ですが、これは11月3日、市制施行日に表彰を中心としました記念式典を光のホールで開催する予定としたいと思っています。
 続きまして、(3)、冠事業・イベント(予定)です。1年間の周年期間中、定例的に行われております市内のさまざまなイベント、これらに70周年の冠をかぶせまして、それぞれに工夫、拡充を図ってまいりたいと思っております。
 続きまして、3、令和元年12月補正予算で計上した事業の概要になります。この70周年関連の予算につきましては、現在のところ、6月補正予算でお認めいただきました記念映像等の作成の事業、これら、進めているところでございます。あわせて、令和2年11月3日の市制施行日の記念式典等の経費については、この後の当初予算にてお諮りしたいと考えておりますが、その当初予算では時機を逸してしまう事業につきまして、今回、3件の案件についてお諮りするものでございます。
 まず(1)としまして、コミュニティバスを利用した啓発ラッピングになります。市内を走りますコミュニティバスのうち、ジブリバス、武蔵野市との共同運行バスを除きます4ルート、計7台のコミュニティバスにつきまして、新たに市制施行70周年のデザインにてラッピングを施しまして、啓発を行うものです。期間は令和2年2月から令和3年1月を予定しております。
 予算額につきましては、ちょっと飛んでしまいますが、番号4、経費内訳の1段目のとおり、コミュニティバスラッピング広告料、7台分で697万2,000円となります。
 続きまして、(2)の東京電力地上機器を利用した啓発ラッピングです。電線が地中化されております三鷹駅前中央通り20カ所、三鷹台駅前通り5カ所の計25機の地上機器につきまして、市制施行70周年のデザインをラッピングし、啓発を行うものです。なお、期間は、契約上5年間の契約となりますが、令和2年6月から令和7年5月までのこの5年間のうちですね、令和2年6月から9月、最初の4カ月はオリンピック・パラリンピック関連のラッピング、10月から令和3年1月までは市制施行70周年、令和3年2月以降については別途掲載テーマを検討することとしまして、合計で3つのデザインのラッピングを、オリパラ、70周年、その他と、それぞれの時期に合わせてすみ分けながらPRするものでございます。
 予算額につきましては、番号4、経費内訳の2段目のとおり、令和2年度から7年度までの5年間の債務負担行為を設定しまして、総務費分については、70周年記念分が184万8,000円、その後のデザイン分が239万8,000円の計424万6,000円となります。
 続きまして、(3)の小田急バス車内での記念動画の放映になります。市内を走ります小田急バスの路線バス160台の車内にありますデジタルサイネージ、運転席の後ろに設置されているものですね、これを使いまして、新たに作成します15秒から30秒程度の動画、これをそこで上映することでPRを行うものです。みたか周年祭実行委員会のメンバーとも協力しまして、おおむね月ごとに配信内容を変更するなど、見てもらえる、関心を持ってもらえる工夫を図ってまいります。
 予算額は、番号4の経費内訳の3段目のとおり、今年度から令和2年度までの2年間の債務負担行為を設定しまして、今年度は動画作成に係る経費の一部として55万円、令和2年度の債務負担分は446万6,000円となります。
 私からは以上です。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  私からは三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検の概要につきまして、審査参考資料4ページ目を御説明させていただきます。
 まず事業概要でございますが、平成29年4月にオープンをいたしました三鷹中央防災公園・元気創造プラザでございます。大勢のお客さんに喜んでお使いいただいております。
 そして、施設建設に当たりましては、旧施設の御利用者を中心に市民参加をさせていただいたところでございますが、移転集約化による施設の更新は、それぞれの施設でのサービス提供や市民利用を長期間とめることなく移行できるというメリットがある一方で、新しい場所に新しい機能でいちどきに集約化した複合施設であるということから、施設御利用の面からの御意見、御要望をオープン直後から数多く頂戴してきたところでございます。
 そこで、このたび、指定管理者であるスポーツと文化財団と協働で、使い勝手も含めた施設全体の総点検を市民参加と職員参加で実施をしたいと考えております。
 総点検の内容でございますが、施設のハード・ソフト面から総点検を実施をさせていただこうと思っております。本格的な市民参加は令和2年度を想定してございますけれども、それを待つことなく、令和元年度からもスタートさせたいと思っておりまして、主な内容は下記の3点でございます。
 まず1点目、職員参加による市民意見、7月末段階で約1,600件でございますが、その検証・分類、そして、施設の一部改修、そして、次年度に向けた市民参加手法の検討でございます。
 今回お諮りをしております補正予算でございますが、総点検市民会議(仮称)、来年度想定しているものでございますが、これに向けた準備組織の立ち上げと手法の検討につきまして50万円、それから、令和元年度内に対応する優先度の高い施設改修、これは現時点では屋内駐輪場とプール強制シャワー周辺の改修を想定してございますが、これについて事業費を500万円計上させていただこうと思っております。
 私からは以上でございます。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  私からは、審査参考資料の5ページ、防災上重要な公共建築物の基礎調査につきまして、御説明をさせていただきます。
 初めに、事業の概要でございます。三鷹市の公共施設は、昭和40年代から50年代にかけて集中的に建設されており、多くの施設で老朽化が進んでいることから、早い段階で建てかえに取り組む施設と長寿命化等の改修を図った上で、中長期的に対応する施設など、整備の優先順位を検討し、効率的かつ効果的な維持保全を図っていく必要がございます。
 また、防災都市づくりを進めていくためには、防災拠点である公共施設につきまして、各施設に求められる防災機能や役割等を明確にし、防災機能の向上を図っていくことが必要でございます。
 そこで、公共施設の建てかえ・改修の基本的な方針と優先順位の考え方、中長期的な修繕計画等を示した新都市再生ビジョン(仮称)を策定し、トータルコストの縮減と財政負担の平準化を図りながら、防災機能の向上及び効果的・効率的な公共施設の維持保全を推進してまいります。
 今回の補正予算は、同ビジョンの策定に向けた検討の前提といたしまして、施設の現状を把握するため、防災都市づくりの拠点となる防災上重要な公共建築物につきまして、施設の詳細調査を実施するものでございます。
 また、学校施設の長寿命化計画(仮称)につきましては、令和元年度の策定を予定をしておりましたが、同ビジョンに含めて策定してまいります。
 次に、基礎調査の概要でございます。対象となる施設は、防災上重要な公共建築物のうち、既に調査に取り組んでおります学校施設、庁舎・議場棟及び公会堂並びに下水道施設を除く16施設、22棟となります。
 調査内容といたしましては、コア抜きによりますコンクリート強度の試験及び中性化試験、意匠・設備の劣化調査となります。
 スケジュールといたしましては、令和2年2月から9月を予定しております。
 3、経費といたしましては、調査委託料といたしまして、全体事業費で6,745万2,000円、うち2,033万円が令和元年度分、4,722万2,000円が令和2年度債務負担行為分となります。また、令和元年度当初予算に計上しておりました学校施設の長寿命化計画策定支援業務委託料2,500万円につきましては、減額補正しているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  おはようございます。私からは審査参考資料6ページ、三鷹市子ども家庭支援センターりぼんの開設について御説明をさせていただきます。
 近年児童虐待に関する相談件数が増加しております。参考部分で新規の虐待相談件数過去5年分を載せさせていただきました。さらに、相談内容や家庭の状況も多様化しており、相談後、複数の関係機関による支援が必要となるケースも大変多くなっております。
 そこで、現在、下連雀三丁目、駅前タウンプラザ3階にございます子ども家庭支援センターのびのびひろばで主に対応しております児童虐待に関する相談支援、虐待の予防等の業務機能につきまして、教育センター2階に新たに子ども家庭支援センターりぼんを開設することで、児童虐待に対する組織的対応力の強化を図っていきたいと考えております。
 これにより、2の子ども家庭支援センターの配置にございますように、三鷹市内の子ども家庭支援センターは3カ所となります。3カ所での主な業務内容の役割分担につきましては、記載のとおりでございます。
 続きまして、3番の経費をごらんください。今回補正予算で計上させていただきました総額687万6,000円でございます。
 内訳といたしまして、消耗品費16万1,000円、こちらは電話代などの消耗品を購入を予定しております。
 移転作業料としましては、下連雀三丁目から教育センターへの引っ越し代。
 3番目の施設改修工事費426万3,000円につきましては、教育センター内で執務室を相談室と待合スペースというような交流サロンを考えておりますので、そちらのパーティションの設置工事、また電話、LAN等の移設工事費を充当させていただいています。
 初度備品としましては、執務机、椅子、相談室やサロンのテーブル、椅子、キャビネット等の購入を予定しております。
 子ども家庭支援センターりぼんの業務開始は令和2年4月1日を予定しております。
 私からの説明は以上です。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  私からは参考資料の7ページ、8ページ、待機児童の解消に向けました学童保育所の整備について御説明いたします。
 事業の概要についてです。学童保育所の入所希望者が近年増加の傾向にございます。平成30年度では4月現在で35人の待機児童が、今年度4月では59人というような大幅な増加が発生いたしました。特に四小、南浦小学校のそれぞれの学童保育所については、待機児童が多く、4月の段階で26人が四小、南浦小については16人というような待機児童が発生したところでございます。
 そこで、令和2年4月からの入所開始に向けまして、四小の待機児童の解消の対策として、同じ建物にございますむらさき子どもひろばの1室、こちらを機能転換いたしまして、四小学童保育所のBとして整備を行うものでございます。
 また、南浦小学校の学童保育所の待機児童対策としては、隣接する第一中学校の1施設をお借りする形で学童保育所を整備したいと考えております。
 事業の内容でございます。四小の学童保育所のB、こちらは、むらさき子どもひろばとして現在使用している部屋が2部屋ございます。8ページの一番上のところに見取り図がございますけれども、ごらんいただいた、むらさき子どもひろばと書いてあるのと今四小Bというふうに書いてあるこの2部屋が現在のむらさき子どもひろばでございます。この右側の、真ん中ですかね、真ん中の部屋を新たに学童保育所として整備して、定員としては40人ということで整備をしたいと考えております。
 なお、むらさき子どもひろばについては、残る1室を活用いたしまして事業を継続実施いたします。
 次に、南浦小の学童保育所のAの分室という位置づけになります。こちらは、待機児童の発生について現在見込みが恐らく今後3年程度で一旦収束するかというふうに予想しておりますので、一時的な分室ということで、中学校の1階の学習室というお部屋をお借りする形で、こちらは定員は30人ということで整備をしたいと考えているところでございます。
 運営につきましては、他の学童保育所と同様に、指定管理者制度での管理運営を考えております。
 開設の時期は、来年4月1日、令和2年の4月1日を予定しております。
 位置につきましては、それぞれそちらに地図で示してございます、むらさき子どもひろばと、それからもう一つは第一中学校の1階の1室ということになります。
 右側のページに参りまして、先ほども少し触れさせていただいた見取り図でございます。現在、一番右側の部分、今は1つしかございませんので、四小学童保育所というふうに名前がついておりますけれども、そこの部分が新しく名称は四小学童保育所のAとなりまして、今回新しく整備をする真ん中の部分、こちらが四小の学童保育所のBという形になります。
 補正予算についてでございます。歳出として1,000万円余りを計上してございます。まず四小学童保育所Bの整備につきましては、初年度の消耗品費として100万円余り、それから、施設の改修を考えております。こちらに660万円余り。それから、初度の備品購入費として90万円余りを考えております。
 次に、南浦小学校の学童保育所のAの分室についてでございます。こちらは、初度の消耗品費として73万円余り、初度の備品購入費として100万円ということで考えているところでございます。
 次に、債務負担行為でございますが、四小学童保育所B、こちらは新しく設ける施設ということになりますので、平成4年度までの3年間という指定管理期間といたしまして、債務負担行為を追加するものです。
 なお、市におきましては、基本的に学童保育所は学園単位での同じ指定管理者での指定ということで、一括しての管理をしているところでございます。四小学童保育所のA他5施設、それから、新たな四小学童保育所のB、そして、同じ建物に入っておりますむらさき子どもひろばについては一体的な管理運営を行いたいということで、同じく期間としては令和4年度までの3年間ということで、こちらは当初の予算のほうでは5年間継続の新たな指定期間に入るということで、5年間を想定しておりましたが、今回新たな施設が加わりましたので、これに合わせる形で3年間に短縮するものでございます。
 私からは以上です。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  旧三鷹市第二体育館解体工事の概要でございます。
 1番の事業概要でございますが、旧第二体育館跡地に、市内での安定的なし尿処理のため、し尿投入施設を整備するものでございます。この施設が令和4年度の稼働というところに向けまして、今年度中に旧第二体育館の解体工事に着手する必要があることから補正予算を計上するものでございます。
 2の旧第二体育館の解体工事の概要でございますが、(1)、(2)につきましては、お手元のとおりでございます。(3)の工期につきましては、契約確定日の翌日から令和3年2月までを予定しております。
 3番目のスケジュールでございますが、上段に旧第二体育館の解体工事のスケジュールをお示ししております。今回12月補正予算で審議をいただきまして、その後、お認めいただければ、3月議会で工事契約議案の議決というような形を経まして、解体工事を令和2年度実施していくものでございます。
 その下の段のし尿投入施設の予定でございますが、令和2年度に基本設計、実施設計、令和3年度に建設工事、令和4年度の稼働開始を予定しているところでございます。
 4番目の経費につきまして、お手元のとおり、ごらんいただければと思います。
 私からは以上です。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  私からは10ページの高齢者を対象とした見守りキーホルダーの配布について、御説明申し上げます。こちら、介護保険事業特別会計での計上となるものでございます。
 まず1番、事業の目的、趣旨でございますけれども、登録番号が記載されましたキーホルダーを高齢者の方に配布しまして、携帯をしていただきます。それによりまして、外出先で緊急時などに医療機関等から問い合わせがあった際ですね、担当しています地域包括支援センターが連絡を受けてですね、身元の確認や家族への連絡などに活用するものでございます。
 2番目、事業の流れでございます。配布を希望する方はですね、お住まいの地域の地域包括支援センターの窓口に申請をしていただきます。各センターでは申請書の内容を確認しまして、個別の登録番号と地域包括支援センターの電話番号等が記載されたキーホルダーを配布するものでございます。
 また、年に1回内容を更新していただくことでですね、情報を更新するとともにですね、地域包括支援センターと利用されている高齢者の方のつながりを確保するものでございます。
 3番、経費でございます。見守りキーホルダー等購入費216万円でございます。
 一番下にですね、写真でイメージがございますけれども、こちらは先行しております大田区の例でございます。三鷹市のですね、表示のデザイン等は現在調整中でございます。
 以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  おはようございます。それでは、よろしくお願いします。最初に、市制施行70周年記念事業の目的、趣旨ということで、関係費ということで、今、コミュニティバスを利用した啓発ラッピングということで、ライフ・ワーク・バランスをずっとやっていたかと思います。その効果をどのように捉えてですね、また今回のこの70周年記念としてのラッピングしようとされたのかですね、お聞きしたいと思います。
 それと、三鷹駅前中央通りと三鷹台駅前通り、20カ所、5カ所ということの地上機器ということでラッピングされるということですけれども、その大きさというのはどのぐらいのものなのかですね、ちょっとイメージが出なかったので、ちょっと教えていただきたいと思います。一つ一つやりたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  おはようございます。コミュニティバスのライフ・ワーク・バランスなんですけれども、その単体の効果ということかどうかはわかりませんけれども、少なくとも男女平等参画のいろいろな調査をやることで、ライフ・ワーク・バランスの認知度というのは高まっているというデータはございますので、そういった効果はあるのかなとは思っているところです。
 今回はやはり市政というものに少しでも興味を持っていただくと、市民の皆さんに関心を持っていただくというような観点から、70周年というのはいい機会だろうということでラッピングを行うということで考えているものです。
 地上機器なんですけれども、ちょっと大きさが、すいません、横が1メートル10センチ、縦も1メートル10センチということで、よく歩道にこういったものが出ていると思うんですけれども、これにラッピングを施すというようなことを今想定しているものです。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。ライフ・ワーク・バランスをいろんな調査でということで、一定の効果ということでありました。今後、コミュニティバスを使った啓発ラッピング、やっぱりどんどんされるのかなと思うんですけれども、コミュニティバスを使った啓発ラッピングが実際どのぐらい効果があるかという、それだけの効果というもの、何かどこかのあれではかっていただいて。結構聞かれます。何か張ってあるけど、あれ何なのという、市民の方からも聞かれますので、音楽が流れて、これはこういうことですよと流れているわけではないので、色が変わったねとか、7色あるんだねとか、そういうことはあるんですけれども、あれは何なのということもよく聞かれますので、やっぱり1回、効果をやって、効果を得るための策というものも、よりですね、効果を上げるための策も必要ならばやっていただくということで、1回どこかでこれだけの調査というのをやっていただきたいと思いますけれども、ちょっとそのお考えをお聞きしたいと思います。
 地上機器へのラッピングですけど、今、大きさ、1メートル・1メートルということで、片面だけなんでしょうか。両面とか、周り全体をやるとか、1面というのは道路側というか、それだけなのかどうか、ちょっとすいません、お願いします。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  コミバスのラッピングです。効果、ちょっと今後、コミバスのラッピングをどのように活用していくかということは市のほうとしても考えていかなくてはいけないと思います。シティープロモーションという観点で使っていくのか、場合によっては広告収入を得る形にシフトするのか、そこら辺についての対応については我々としてもいろいろと考えていきたいというふうに思っているところです。
 その上で、効果の測定です。ちょっと単体での効果の測定ということが物理的にできるのかどうかというところについては慎重に考えさせていただきたいと思いますけれども、ただ、正直申し上げて、今、今回のライフ・ワーク・バランスのラッピングの1つの反省点ということで申し上げさせていただくと、ちょっとPokiを余りにアレンジし過ぎちゃって、PokiがPokiじゃなくなっているというようなところ、Pokiに見えないというところ、あるいは、ライフ・ワーク・バランスという言葉そのものが余り大きく表現されていなかったなというところで、恐らくそういったところから、あれ何なのというような御意見が出たのではないかというようなことも推測できますので、今回やらせていただくということになった場合には、はっきり70周年ということを市民の皆様にPRしていきたいというふうに思っています。
 ラッピングなんですけれども、私が見る限り、たしか両面だったと思うんですが、ちょっとそこら辺、もう一度調べさせていただければと思いますが。すいません、歩道の内側に向いて片面。そうですね、片一方の面は結構何かいろいろと、もしかしたらついているのかもしれないので、一応内側に向けての片面ということで想定をしております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。ラッピング効果どのぐらいあるのかということで、ある程度の費用かかるものですので、調査していただければなと思います。
 地上機器へのラッピングは、歩行者側ということで、歩いている方に見ていただこうという、車で通る方じゃなくてということで理解してよろしいんですか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  そのように御理解いただければと思います。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。次に行かせていただきます。三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検の概要ということで、今回、事業費、施設改修に対しては500万円ということで、屋内駐輪場とプール強制シャワー周辺ということになっていますけれども、今回総点検をしていくに当たって、新たな改修、修繕、いろんな場所が出るのかなと思うんですけれども、これは500万円の中でやるということではなくて、新たな当初予算ですとか、補正予算で組まれて、そこから出てきた修繕とかというものに関してはやるということでよろしいんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  来年度市民参加をさせていただきますので、その市民参加をする中でですね、使い勝手のルールの変更ですとか、さまざまなこと、それから、もちろん施設改修についての御要望などもですね、出てくるのではないかと思っております。来年度以降のものにつきましては、当初予算の中でお諮りをしていただきたいと思っておりますけれども、今回計上をお願いしております500万円につきましては、今までの1,600件余のですね、御意見の中で、まだ未対応なもの、既に平成29年、30年で対応させていただいた御要望の中でですね、対応させていただいたものももちろんございますけれども、今いただいている御意見の中でですね、御要望が多く、しかも従事している職員、中に財団の職員や私どものスポーツの担当、それから、中に入居しておりますさまざまな担当職員がおりますので、職員の目から見てもですね、来年度の市民参加を経ることなくですね、優先度高くやっても差し支えないではないかというような、思うようなものについて2点挙げさせていただいておりますので、それが屋内駐輪場の改修、それから、プール強制シャワー周辺に、例えば手すりをつけるですとか、床面を、少し磨耗してきたのを直すですとか、そういうことを想定しているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。今までいただいた市民意見約1,600件で、その中で優先度として今回この2つをやりますよということで、それ以外のものに関しては、それを新たに総点検することによってまた確認していただいて、やっぱりやる必要があるんだねということでやられるのか、今回は優先度が2つだけど、まだやらなければいけないところがあるんだけども、それは今回の予算の中でなくて、当初予算でまたやろうということなのかということでいいのか、ちょっとお聞きしたい。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  御要望という意味ではですね、さまざまな御意見をいただいております。備品で対応できるようなものから、本当にこれをやるとしたら本格的にいじらなきゃいけないものもいろいろございますけれども、主に使い勝手に由来するような内容につきましては、それが施設改修であってもですね、市民の皆様にさまざまな御意見あると思います。こういうふうにしたほうがいいとおっしゃる方もいるけれども、いや、今までのとおりでもよかったのにという御意見も、実際にお聞きしてみるとあろうかなと思います。ですので、来年度市民参加をする中でですね、やはり共有した上で回答していく部分というのは非常に多くあるのではないかなというふうに思っております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。特に障がいを持つ方ですとか、高齢者の声というのもよくお聞きしているところなので、そういうものを含めてですね、また進めていただければなと思います。よろしくお願いします。
 じゃあ、続きまして、防災上重要な公共建築物の基礎調査ですけれども、基礎調査の概要ということで、今回、対象施設、16施設、22棟ということで、コミュニティ・センター等々が載っています。今、地区公会堂もですね、3カ年計画なんでしょうか、今、意匠とか、設備劣化等、調査していただいて、少しずつ点検をしながら、まあ、整備も進めていただいているところかと思うんですけれども、今後、躯体調査なんかも、地区公会堂、これが終わった以降ですね、やっぱり防災上どうしても地元の地区公会堂に逃げたいという、避難したいという声も多いかと思うんですけれども、そういう躯体調査も今後広げていかれる、そういうところまで広げていかれるのかどうか、ちょっと方向性をお聞きしたいと思います。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  地区公会堂につきましては、現在、旧耐震のものにつきましては、耐震診断を行いながら、耐震性に課題があるものについては対応を図っているというような、そういう取り組みをしております。また、特定建築物の調査ということで、建物につきましては3年以内ごと、また、設備につきましては毎年点検をしておりますので、まずはそういったものを活用しつつ、維持保全を図っていきたいと思っております。また、詳細調査につきましては、規模等や年数なども含めまして、今後また検討してまいりたいというふうに思っております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。コミュニティ・センターもコミュニティの中心ということでやっていただいていますけれども、なかなかコミュニティ・センターまで行けないという高齢者の方、特に北野の地域の方ですとか、井の頭の、三鷹台駅の中央から東側の地域、なかなかコミュニティ・センターまで行けないのよということで、どうしても地区公会堂が拠点になる地域もありますので、ぜひそちらのほうも進めていただければと思います。よろしくお願いします。
 あと、家庭支援センター関係ですが、また、学童関係なんですけれども、一応議案として厚生委員会に付託されているので、どこまでお聞きしていいか、その辺、御配慮いただいて御答弁いただければと思いますので、なるべくソフト的には聞かないで、ハード的な部分と予算的な部分でお聞きしたいと思います。
 家庭支援センターりぼんの関係ですけれども、1つは、教育センター、大規模改修をやられたばっかりということで、余りたっていないわけですけれども、そのときには、ここに家庭支援センターりぼんをつくろうというのは全くなかったのかどうか、その予算というのはとっていなかったのかどうかですね。お金かけたばっかりでまたというところもあるかと思うんですが、その辺の考え方をお聞きしたいということと、もう一つ、今までのびのびひろばでやっていた児童虐待に関する相談支援、虐待予防等というものは一切ここでは受けない形なんでしょうか。そこを一本化して今回のりぼんでやるということで、残りの2つの施設では児童虐待云々という部分に関しては基本的には受けないという形になるのかどうかですね。そういう相談員さんが、こちらへ行くので、ここでは余り受けられないということになのか、その辺、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  今回の子ども家庭支援センターの移転につきましては、教育センターの大規模改修を始める際にはですね、全く移転について私どもからも御提案もさせていただいておりませんし、そういったような状況にはなかったものと思っております。
 ただ、大規模改修が終わった段階でですね、施設的に私どもの子ども家庭支援センター業務、特に虐待に関する部分を非常に重要視させていただいて、組織的対応力を強化させていただきたいということで御相談をさせていただいたということでございます。
 また、虐待についての御相談を他の子ども家庭支援センターで受けないのかというところでございますが、もちろんほかの子ども家庭支援センターでも相談を受けさせていただくことはこれまでと変わりません。ただ、そこの情報が集まってきて、いざ支援というところをしっかりやっていくのが、今度新しくできる教育センターのほうの中に整備いたします子ども家庭支援センターのほうで対応を図っていくという流れでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。じゃあ、すくすくでも、のびのびでもそういう御相談も含めて受けていただけるということで、地域の方は安心されると思いますので、よろしくお願いします。
 あと、次の学童保育所の整備ですけれども、むらさき子どもひろばということで、今回むらさき子どもひろばと四小Bという形で、同じ割合で2つに分かれるという形なんだと思うんですけれども、平成30年度の利用人数を調べさせていただいたところ、全体では3万4,116人ということで、学童関係が1万4,240人、子どもひろばとしては、保護者なんかも含まりますので、1万9,876人ということで、むらさき子どもひろばの活用度のほうが高いという、としての活用が高いという中で、1対1というか、この割合で大丈夫なのかな。そういう子どもひろば、大丈夫なのかなというのが、この予算で大丈夫なのかなというところが気になるんですが、その辺、どういうふうにお考えでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  利用者の利用の状況でございますけれども、保護者と乳幼児の利用は、1日当たりにしますと大体15組ぐらいというふうに過去の実績から見ております。この方々の主な利用の時間帯は午前中ということになっております。対して、残りの小学生でございますけれども、学校が終わってから午後の時間帯の利用ということでございますので、今、2室あって、真ん中を四小のBにしようというところを主に保護者の方と乳幼児の方が午前中にお使いいただいて、午後になると子どもたちは、庭の部分ですとか、こちらの資料のむらさき子どもひろばと書いてある一番左の部屋で遊んでいるような状況ですので、時間帯による利用者の使い分けみたいなものでうまく吸収していきたいというふうに考えているところです。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。表から人数的なものしかちょっととれなかったので、そういうすみ分けといいますか、使い分けがうまくできればということで。その数字からいうと、学童として使うのが、1日当たりですね、49で、ひろばとしては68ぐらい、合計116人ぐらいが1日使っているというような感じで出ていたので、少し心配でしたけれども、そういうふうな形で区分分けできるということなので、ひとまずは安心だと思います。ありがとうございます。
 最後ですけれども、高齢者を対象にした見守りキーホルダーの配布ということで、議会でもですね、いろいろな議員の方が、高齢者用のキーホルダーといいますかね、見守りのそういうものを進めるべきだということ、提案がいろいろと議会でもあったかと思うんですけどね。今回は、見守りキーホルダー、この写真のようなものが配布されるということだと思うんですが、議会で取り上げられたのは、例えばICチップではどうなんだとか、QRコードでどうなんだ、その場で確認できるものはどうなんだみたいな提案もあったかと思うんですが、そういう検討もあったのかどうか、将来的にはそういうふうに進まれるのかどうか、最後の御見解だけお聞きしたいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  確かにですね、例えば靴であるとか、衣服にICチップを入れたり、バーコードを入れたりとか、そういった形での高齢者の見守りをするという製品だったりですね、システムだったりするのは存じているところでございますけれども、今回ですね、この取り組みに当たっては、それらのものについてはですね、検討はしていないところでございます。キーホルダーにつきましてですね、先行しております市内のですね、地域包括支援センターの例とかをもとにですね、検討させていただきましたけれども、それ以外はですね、今委員さんからお話のありました制度につきましてはですね、今後また検討していければと考えます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  私のほうからまず防災上重要な公共建築物の基礎調査のところで質問させてください。この事業概要の趣旨としての財政負担の平準化を図るということは非常に理解できるところなんですけれども、1点ちょっと確認したいのが、教育費の長寿命化改修工事、改修事業費の減の部分なんですけれども、先日9月議会の一般会計決算の認定の際に、附帯意見としまして、学校施設の長寿命化工事については老朽化対策調査の結果を踏まえて速やかに取り組んでほしいというふうな要望を添えて賛成に回らせていただいたところでして、つきましては、学校施設の長寿命化工事のスケジュールがこれによっておくれるようなことがあるのかどうかについて確認をさせてください。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  学校施設につきましては、平成30年度に詳細調査を実施しております。その結果として、意匠や設備につきましては全体的に老朽化が進行している建物が多いということが確認されました。そうした中には早急に対応が必要なものであるとか、広範囲に劣化が進んでふぐあいが出ているようなものもございました。
 したがって、今回、計画策定につきましては先送りということにさせていただいておりますけれども、早急な対応が必要な老朽化対策につきましては、必要な改修を今後、令和2年度の当初予算のほうにも計上させていただくような方向で調整を進めているところでございます。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございます。ぜひ、対応が必要な部分、やっぱりありますので、その部分については早急にお願いできたらと思います。
 次に、見守りキーホルダーの件でちょっと確認させていただきたいんですけれども、例えばほかの自治体だと若年性認知症の方も対象にしていたりもするんですけれども、三鷹市ではどのようにされるのかなというところが1点と、あと、三鷹駅周辺地域包括センターのほうだと、とことこキーホルダーというのがもう既にやっていたかと思うんですけれども、そういったものは新しいものと統合するのかどうか、確認させてください。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  こちらの事業につきましてはですね、介護保険事業特別会計のほうで実施をさせていただいているものでございます。そのため、原則65歳以上の高齢者の方が対象になりますけれども、いわゆる2号被保と呼ばれる方でもですね、特定のですね、方であれば対象とすることができます。
 また、駅周辺地域のほうでですね、展開しておりましたものにつきましては、今後ですね、こちらのものに移っていくというような形で考えております。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、1つずつお願いしたいと思います。まず最初に歳入ね、今回、財源というものが基本的には外からはなくて、繰越金で全て、全てというか、賄うというふうなことでなっています。実際、当初20億円計上して、さらに8億4,000万円余が余るというか、使える状態になったというようなことですけれども、これ、さらに財調も取り崩しながら公債費にも充てますけどね。この金額を財調に積むというふうなことは必要なかったのか。今回、全額これを使うということの判断ということをまず確認したいと思います。


◯財政課長(石坂和也君)  今回の繰越金の使途というかですね、そのお尋ねかと思います。御案内のとおりですね、繰越金については、地方財政法に規定がございまして、財政調整基金に積み立てるか、もしくは繰上償還の財源とするといったようなところが示されているところでございます。その中で今回はですね、やはり総合保健センター用地の売却が延期したといったようなところで、今後公債費の負担が生じるといったようなことが懸念されたところからですね、今回については、まず繰上償還に充てるといったようなことで財源を割り振ったということで、今後ですね、市税収入の上振れ等を確認しながらですね、必要に応じて基金の積み立て等についても対応したいと、そのように考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  考え方はわかりました。財源の絡みですけれども、コミュニティバスのラッピングが、前回は地方創生か、何かの補助金を活用したと思いますが、そういうことも含め、今回のラッピングなりというもので補助金等使えるものはなかったのかということを再度確認したいと思います。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  コミュニティバスのラッピングについては、今回は前回のような交付金というのは対象にはなっておりませんので、基本的に一般財源で対応させていただきたいというふうに考えております。
 ただ、今回の70周年の関係で地上機器のラッピングなんですけれども、これ、ちょっと話が非常に複雑な話になってしまうんですけれども、東京電力は基本的に1つのパターンのラッピングを5年間、これを1つのパッケージにしています。今回三鷹市が取り組もうとしている三鷹駅前と三鷹台駅前の地上機器、個数があるんですけれども、単価を掛けると、おおむね700万円という金額です。ですので、東電のルールは、1パターン5年間700万円というのが1つのルールです。実はこれを私どものほうで、スポーツと文化部あるいは企画部のほうで東京電力といろいろ交渉しまして、3パターンやりたいと。オリンピック・パラリンピック、そして70周年、さらに70周年が終わった後の残り、この3パターンをやりたいというような交渉をしました。これを最初は700万円でできないかという交渉したんですけれども、なかなか東電もそこはうんとは言わなかった。ただですね、そこでオリンピック・パラリンピックの補助金があります。これを活用することで、歳出としてはおおむね900万円なんですけれども、200万円の補助金がもらえると。オリパラの補助金。ということなので、1パターン5年間で700万円を、実質的に3パターン5年間で700万円、同額でできるというような形での歳入確保の工夫はさせていただいているところです。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。つまり、5年間3パターンを東電としては900万円で引き受けるけど、三鷹市としては700万円でできましたというふうな工夫をしたということですね。はい、そこは理解しました。
 そうしたら、今、関連でコミバスの話というふうなことですけれども、先ほど一定やりとりがありましたけれども、つまり、70周年だということをお知らせするということがメーン。3パターンやるということは、最後のパターンが長いわけですけれども、時期的にね、4年間やるのかな。それは、じゃあ、何を、市のどういうことをやるのか。これから検討するって書いてありますけれども、最初というか、70周年ですよということをお知らせするというふうなパターンでやる。そういう話になるわけだから、最後のパターンって、三鷹市の市の啓発って一体何だろうというあたりをどう考えているのかということを確認したいと思います。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  これは地上機器のラッピングということでお答えさせていただきますと、まずは先ほど申し上げたとおり、オリンピック・パラリンピックということで、大体6月ぐらいから9月ぐらいまではオリンピック・パラリンピックかなと。9月の途中から来年の1月ぐらいまでが70周年ということです。ですので、その後ということになります。おっしゃられたとおり、何をするかということ、今の段階では確定していません。ただ、ある程度長期的なテーマとして市民の皆様に啓発したい、あるいはさせていただくべきテーマということは幾つか想定ができますので、例えば、これはまだ全然確定ではないので、決定ではないんですけれども、例えばということで言えば、SDGs等々の話もあるかもしれません。場合によっては、「よりそい・さいけん運動」の関係からの適切な納税ということがあるかもしれません。そういった形でのテーマ、慎重に考えさせていただきたいというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。地上ラッピングは、1メートル掛ける1メートルぐらい。ラグビーのやつが張られていたりとかしていましたけれども、そういう、遠目ではなく、見るけども、通りすがりに見るというね、デザイン性というのは、どうやってそれを視認するのかというのは、また、その効果と、しっかり考えてデザインをしていただきたいと思います。
 コミュニティバスのほうは、だから、今回のラッピングは1年間。今まで、前回のPokiというか、ワーク・ライフ・バランスは、あれは5年やりましたかね。3年でしたかね。ラッピングそのものは結構、継続、張り続けられる。張り続けるには広告費がずっと必要なのか。物としてシールがもつのであれば、ずっと何年もね、1回やったら何年もあるほうがいいんじゃないかと思うんですが、その辺は、これ、697万円というのは、そのラッピングつくるということもありますけど、広告掲載費用として1年分、来年1年間終わっちゃったら、これないというふうなことでいいんでしょうか。債務負担ないもんね。ちょっと確認します。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  ラッピングについては、明確な耐用年数が何年ということが決まっているわけではありません。ただ、一般的に小田急バス等々に問い合わせする中では、大体3年ぐらいで、やっぱりシールなので、劣化していっちゃうので、張りかえたほうがいいかなというようなアドバイスはいただいているところです。
 その上で、今回については、70周年ということですので、1年間の広告経費ということで考えております。


◯委員(野村羊子さん)  そうすると、その先は可能性としては赤バスに戻るというふうに考えるのか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  これは先ほどの質問委員さんにも少し申し上げたんですけれども、新たなテーマでまたシティープロモーションに取り組んでいくのか、場合によってはコミバスのラッピングということでの広告収入みたいなことを考えていくのか、そこら辺については今後検討させていただきたいと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。じゃあ、考え方としてはわかりました。
 記念動画は小田急バスのみということで、これは通常の路線バスに載せるということで、いろんなパターンをつくる。月ごとにというふうなことですけれども、これは、だから、やっぱり70周年ということをメーンにして、例えばイベント、今回冠をつけるイベントなどを含めていろいろありますけれども、そういうことを中心に発信するというふうに考えているのか、市の施設等の周知とか、そういうようなことなども考えているのか、6パターンを作成ということは、2カ月ごとという意味なのかというのをもう1回ちょっと確認したいと思います。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  まだ今、これ調整中というか、またこれから調整させていただくという話ですので、どうするかなんていうことは当然まだ決まっていません。予算、議決いただいたら、調整を始めるということなんでけれども、我々が想定しているのは、もちろん70周年を契機にこういった形での取り組みをやらせていただきたいとは思っておりますけれども、決して70周年ということだけに特化したものではなく、観光的な部分、あるいは、三鷹市の紹介、あるいは、例えばグルメだとか、そういったものも含めて、いろんなパターンを幾つか考えつつ、ただ、やはり今回に関しては最終的に70周年というところがございますので、70周年の、当初の説明でもさせていただきました10月31日の周年祭に向けた機運を盛り上げていくというようなところとの複合的な効果を狙っていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、そこはわかりました。じゃあ、総点検の、中央防災公園・元気創造プラザのね、総点検ですけれども、その点検、1,600件のものを検証・分類したと。その結果が今回の施設改修というわけではないわけですよね。今年度は、この検証・分類をして、それについての報告、公表というのがあるのかということが1つ。それがベースになって総点検市民会議等で話というふうなことになっていくのか。これの扱い方というか、について確認したいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  市民参加に今年度からプランニングしてまいりますけれども、来年度、本格的な市民参加をする際にですね、当然のことながら、今まで頂戴した御意見について、資料として御提供するということを想定してございます。そのためにですね、千六百数十件の意見をだあっと一覧表にしてお見せするということだけではなくて、やはりそれを市の職員、もしくは関係する職員でですね、共有して、どういうふうに考えてきてまとめたのかということもあわせてお示ししたほうがですね、市民参加をしていただく市民の皆さんにとっても、もちろんデータとしても見やすいかと思いますし、議論に付す際にですね、適切ではないかと思っておりますので。一方でですね、1件1件の御意見いただいていますけれども、この1,600件の中の1件の中にさらに細かくいろんな御意見を書いていただいているというのもございますので、扱いについては慎重にさせていただければと思いますが、何がしかのやはりまとめたもの、何かの視点ですね、きちっと分析をしたものとして御提供するための作業を今年度から始めたいというふうに思っているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  すいません。今のあれだと、これからやるということですか。したいと今おっしゃったけど、継続してもう始めてやっているのか、今からやるのか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  始めております。そして、今継続中でございますので、そういうふうな形にまとめていきたいと思っているということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  総点検市民会議の人数的な規模、準備のね、をやっていくということなんですけれども、準備組織は市の職員の組織なのか、これも市民なり、あるいは学識の方に入っていただく組織なのか。全体の総点検市民会議の人数的なボリュームってどの程度考えているのか。実際には利用者、文章を書くまでではないけど、いろいろな思いを持っている実際の利用者の方々とか、各団体、利用者を中心に市民参加を行ったってあるけれども、現実には各施設での利用者の説明会的なものは一切なかったわけだし、役員団体のところに市の職員が行って説明したくらいしかなかったわけだから、現実に参加している人が自由に発言できるような場というのはなかったわけですよね、今まで、建設に当たって。だから、今回ね、そういうことをきちっとやれるのかどうかというのも1つ大きなポイントだと思うんですが、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  建設に当たってのですね、市民参加につきましては、私どもといたしましては、その場でできる適切な市民参加を図ってきたと思ってございますけれども、一方で、大勢の方に御利用いただいている施設でございまして、新たに御利用いただいている方、それから、前の施設とは設定が違うためにですね、いろいろ御意見をお持ちの方も本当に大勢いらっしゃいます。新しい施設、以前に御意見いただいた方もですね、新しい施設になってみて、やはり改めて、前には思わなかったけれども、こういうことを今使っていて思うということも当然あろうかと思いますし、そういう御意見を、今までもこの1,600件の中ですね、頂戴もしてきていますし、質問委員おっしゃいましたとおり、質問の紙に書くまでではないんだけれども、いろんな感想、御意見をお持ちの方、本当にたくさんいらっしゃると思っております。
 今年度、今、ここで準備経費50万円を計上させていただいておりますのは、そういう意味で、御意見をおっしゃりたい方、本当に大勢いらっしゃる。それから、施設も複合化しておりますので、例えば体育館だけやるとかですね、生涯学習センターだけやるということではございませんので、プラザ全体でというふうに考えたときに、一方で、私どもは、意見を言っていただくのはもちろんでございますけれども、言っていただいた御意見をもとに改善・改修したいと思っておりますし、また、意見を言っていただいた方々にですね、施設を御一緒に担っていく、全員ではなくても結構でございますけれども、施設を御一緒に担っていく立場に立っていただければというふうに切に願っておりますので、そういう意味で、どういう形の市民参加手法をとっていくのが適切かということを今年度きちっと考えたいと思っております。
 今年度は、学識を含めてですね、委託をして、コーディネートしていただく方に委託をして進めたいと思っておりますが、準備組織というふうに書かせていただいておりますが、まだこれは想定でございますけれども、市民の方にももちろん入っていただいてですね。ただ、ことしは準備組織的な意味合いがございますので、大勢の市民参加ということではなく、キーマンを中心とした、来年に向けてどういうふうに構築をしていくかという御相談をする組織、そして来年度はきちっとした大規模なものを、どのようにやるかということを今年度想定したいというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  大規模というのがね、どの程度のボリュームかというのはこれからなんだと思いますけれども、わかりました。今の考え方はわかりました。
 50万円というのはね、それなりのコーディネートの委託費だというふうなことで今言われましたけれども、実際に会議をやる分にはね、それなりの金額、会議だけの準備会をやるだけであれば、審議会だったらこれくらいだと何回もやるみたいな、何十人もなるみたいなことになるわけだから、それなりのもので検討していただくんだと思いますし、それについてはちゃんと結果報告をね、公表していただいてというふうに思います。
 実際に施設のほうの改修なんですけれども、今回500万円補正をすると。当初は、これ、たしか総務費で250万円、修繕費、日常的なものとして挙げているんだと思うんですけれども、本当に今まで中央防災公園・元気創造プラザ全体で約2,000万円のね、改修をし、さらにことしも500万円追加でかけてというね、くらい、施設の中でいろいろ改修せざるを得ない事態になっているということそのものをね、どのように考えるのか。そもそも例えば、駐輪場の改修というのもね、非常に使いにくい構造だというふうなのが、設計段階でなぜこんな構造になっちゃうのかというあたりがね、きちっとその辺を検証し、それこそ総括をしていく必要があると思うんですが、その辺はどういうふうに考えているんでしょうか。検討会議、市民会議の後にね、またさらに改修せざるを得ない部分って出てくるというふうに想定しているんでしょうかね。どれくらい予算計上しなくちゃいけない、考えられるんでしょうかねというのをお願いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  まずですね、今、この補正でお願いしている500万円についてですけれども、特に質問委員おっしゃいました屋内駐輪場につきまして、施設全体の設計の都合上ですね、床が例えば斜めになっているですとか、駐輪の台数を賄うために少し自転車と自転車の収納する幅が狭いですとか、そうすると、大きな──今、子どもの施設も入っておりますので、3人乗りの自転車など、もしくは電動機つき自転車などをお乗りになっていらっしゃる方、非常にふえておりますので、そういう自転車がなかなか収納しにくいですとか、そういう課題があるということは把握をしております。
 設計段階でそこまでというところをなかなか把握し切れなかったというのが現状かなと思いますし、そこをですね、3年お使いいただいた中で、やはりこういうことで使いにくいという御意見も多ございます。使ってみてわかってきた面と言えば、そういうことかなと思いますので、私ども、それに適切に対応するために今回プランニングをいたしまして、優先度高いと判断をいたしまして、補正予算をお願いしているところでございます。
 来年度以降ですね、特に市民参加をやった上で、また改修の御意見が出て、また工事費をということが、どれぐらいかというのは、今、検討しているところでございます。来年度の当初予算の際にですね、また御議論させていただければと思っておりますけれども、今、工事費的に必要なものが全くないというふうには私どもも思ってございません。ある一定量はお願いをしていかなくてはいけないかなと思いますが、一方でですね、やはり市民参加を経て、工夫ですとか、それから、さまざまな検討、共有の中で、納得性の高いものとして、改修をもし行うのであれば、改修をしていくということが必要かなと思いますので、そういう意味では、まずは市民参加をきちっとやるところを重点的に考えていきたいというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  一次避難所、一時避難場所、防災センター、防災公園というふうに言われているので、市民の皆さんはそこへ避難できるんだと思いながら、いやいや、できないんだよという話もありというふうなところで、実際にそうやって活用できるようなね、場として改修というふうなことをね、検討し得るのかどうか。市民の皆さんが、でも、黙っていてもね、多分今回は、今回の台風のときは、公共施設全て閉まっていたので、避難しようと思って行っても、ああっ、閉まっている、どうするんだみたいな話もあり、防災公園・元気創造プラザ、そこに避難しようと思って来た人がいなかったのか。現実にはね、来ちゃうのをどうするのかということに対して、対応できることを考えなければいけないと私は思うんですけれども、その辺についての必要な改修というのは検討し得るのか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  その防災の拠点等との位置づけとの関係との改修工事ということですけれども、ここで今一概にこうしますということは申し上げられません。いろいろなことを検討していく中での総合的な判断になろうかと思いますので、今の段階での答弁は差し控えさせていただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  本当にね、市民の皆さんにきちっと説明し切れていない部分とか、実際には声を聞き得なかった部分というふうに私は思っています。そういうようなところに関して、きちっとした反省をしない。まあ、反省をしたから今回の総点検運動になったと言われれば、それまでなんだけど、でも、やっぱりそこはね、本当に最初のつくる段階、設計の当初からのやり方が、市は十分聞いたと言っているけど、実際は聞けていなくて、これだけのことが起こっているんだということ、やっぱりどこかでちゃんと総括しなくちゃいけないと思うんだけど、どうでしょう。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  私、今、スポーツと文化部調整担当部長と名乗りましたけれども、8月より三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長という職責も担っておりまして、これを任じられましたときに、河村市長から、今、質問委員おっしゃったことの関連で申し上げますと、防災拠点としての元気創造プラザ・中央防災公園なので、そういう視点も含めてきちんと全体的に見直していく必要がある。プランニングしてきたものにプラスしてですね、使ってみてわかる、防災拠点という意味も含めての総点検なのだから、そこもあわせて検討するようにというふうに命を受けてございます。
 一方でですね、先ほど企画部長が申し上げましたとおり、現時点で、改修も含めたものが云々ということを申し上げる段階ではないというふうに思っております。ただ、質問委員おっしゃいますようにですね、最近、例えば台風が多いですとか、先日も避難所を初めて開設したとか、さまざまな変化もございます。変化に対応した防災公園としてですね、さまざまな検討をするという意味では、検討はすると思いますけれども、現時点で改修のところまで申し上げる段階ではないというふうに申し上げたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  私はね、改修の話は、今、検討だとおっしゃったので、その件はいいんですよ。私が聞いているのは、そもそもの設計のね、をつくってきているこの過程の中で、やっぱり不十分なことがしっかりあってね、だから、今こんなことやらなくちゃいけないんだということをちゃんと反省して、それを今後に生かすという姿勢があるのかということを問うているんです。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  平成29年4月より職員一丸となって頑張って運営してきております。その中でですね、職員もさまざまな気づきがございますし、日々いろいろな御意見、使っていてよかったという御意見も、それから、もちろんさまざまな御要望等々も寄せられているところでございます。反省をしているのかどうかという意味ではですね、運営をする中で、施設を運営する中で反省をしないということはございません。そして、施設は育てていくものだと思っておりますので、私どもは、きちっとした反省・検証の上に立ってですね、施設を今後市民の皆様と一緒に育てていくために今回の総点検運動をさせていただくものだというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  これ以上無理なので、どこかでちゃんと市長とやり合いたいと私は思いますが。本当にね、使っている市民がね、本当にできてよかったとか、自分がかかわって変えていけるんだと思えるとかね、そういうような総点検をやっていただきたいと思いますね。
 防災上重要な公共施設の話ですが……。


◯委員長(渥美典尚君)  じゃあ、野村さん、ちょっと、切りがいいので、ここで一旦休憩させてください。
 10分、再開をお願いいたします。
                  午前11時01分 休憩


                  午前11時09分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、次に防災上重要な公共施設の話ですが、今回、補正額2,023万円に債務負担を合わせて、債務負担が4,722万円足して、合計で6,745万円。で、実際に16施設、22棟ということです。来年の9月までかかるというふうな、かなり大規模な調査だと思いますけれども、実際にこれの結果公表というのはいつになるのか。新都市再生ビジョンの中に組み込まれてしまうのか、これはこれとしての結果が公表される予定なのかということをまずお願いします。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  今回、平成30年度に実施いたしました学校施設につきましても議会のほうには報告させていただいておりますので、同様な形で所管の委員会のほうに御報告させていただくようになるかと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。これ、契約だから、これから契約をお願いしてやるという話ですよね。庁舎・議場棟等は、これ済んでいるわけですけれども、ちょっとほかと絡めるんですけれども、第二体育館の解体工事で、周辺のお宅の家屋調査をやるというのがあるんですが、庁舎、市民センター内の建物についてもそれはしないのか、あるいは、それはこの間やった、今までのいろんな調査で対応できると考えているのかというのをちょっと関連で確認したいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  第二体育館解体工事の関連で、家屋調査ということの御質問ございました。こちらのほうはですね、大体今現在、市民センターの周囲30メートルというところを基準といたしまして、外のですね、周辺の工事による家屋の調査を予定しております。
 対象としましては、棟数で申し上げますと、共同住宅7棟、そして、個別の住宅26戸をですね、予定しているところでございます。
 庁舎内については家屋調査の対象となってございません。


◯委員(野村羊子さん)  だから、事前に調査していることで大丈夫なのかどうかというのを確認したいんです。つまり、第二体育館の解体って、かなり大変な、地下までね、やるようなもので、年月もかかる、お金もかかるものですけれども、この庁舎は既に耐震等の点検はしていますけれども、こういう工事に絡んでの被害が出るのか、出ないのかということの確認というのはできるのかということを確認したいと思います。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  まず家屋調査の目的でございますけれども、これは工事によりまして家屋に損害が発生しているかどうかということを確認するために今工事の前と後に実施をしているということでございます。そして、その結果、工事の予定表が出た場合に、その補償を行う、そういったような根拠とするためにやっているものでございますので、基本的に今回は第二体育館の解体工事は市で行う工事でございますので、市が実施して、市の施設でございますので、基本的に補償云々というところでは関係ありませんので、今回、まず家屋調査の対象から外しているという考え方になっております。
 それと、今回、市民センターにつきましては、詳細調査を実施をしております。また、その後も、先ほど申し上げましたように、特定建築物の定期調査などもしておりますので、そういった中では、経過を追って影響を、影響といいますか、変化を確認しておりますので、今回、何かあれば、そういったところで確認はできるものというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。公共建築物の話は、とりあえずコミセンと福祉避難所になっているような施設というふうな理解でいいのかな。そういうようなところで対象としています。先ほども、あれは、これはという話もありましたけれども、今後、さらにする予定があるのか、今回とにかくこれで、新都市再生ビジョンをつくるというふうなところでは、とりあえずこれで、ビジョンつくったら、それはそれで今度はそっちに合わせて、何か必要があればやっていくくらいの考え方なのかということの考え方をもう1回確認します。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  今回、資料の説明のところでもお話しいたしましたけれども、防災都市づくりを進めていく上で、建物優先順位等を検討する上で詳細調査を実施するということでございますので、まず今回、防災上重要な公共建築物につきまして詳細調査を実施させていただくものでございます。
 その他の施設につきましては、先ほど申し上げましたように、随時耐震診断も行っておりますし、定期的な調査も行っておりますので、まずそういったものを活用して維持保全に努めていきたいというふうに考えております。
 また、施設によりましても、規模ですとか、また、施設の利用の状況などもありますので、本当に長寿命化できる、改修工事ができるような期間が、例えば保育園などの場合は、ほとんど日曜だけがお休みという施設でございますので、大規模改修が本当にできるのかというような課題もございますので、そういったような各施設の特性なども考慮しながら、今後、維持保全につきまして検討していきたいということで、そういった中で詳細調査の必要性についても考えていきたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。本当に施設施設でね、対応というか、丁寧に考えなくちゃいけない部分がいっぱいあると思います。
 長寿命化改修計画を今回マイナスにしましたが、減額しました。これ、入札等はまだ行っていなかったのか。未執行だったから、これ、単純に減額で済んでいるのか。万が一契約取り消しだったら違約金とかというふうな話もあるのではとか、ちょっと心配しちゃったんですけど、どうでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  学校のこの計画につきましては、防災都市づくりの検討の中で一体的に進めるという方向性が出ていましたので、現在契約はしておりません。ので、未執行の状態で減額補正という形を考えております。


◯委員(野村羊子さん)  じゃあ、時系列で考えると、長寿命化改修計画が出てきたのが当初でしたっけ。これが当初にあって、でも、まあ、だから、5月以降にそういう考え方が出てきたので、執行しないで状況を見ていた。見ていたというのは変な言い方だけど、対応、検討していたというふうな、タイミング、時期的なことはそういうことでよかったですか。ちょっと確認です。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  学校長寿命化計画の策定支援業務につきましては、当初予算のほうに計上させていただいたものでございます。これは平成30年度の調査結果を踏まえまして、令和元年度に策定を目指して予算化させていただいたものでございます。その後、市長選もございまして、新たに庁舎につきましての方針も変わったということから、6月議会におきまして、庁舎につきましての詳細調査を行うと。そういった中で、その優先度につきましても、公共施設全体の中で検討していく必要があるというような、そういったような方向性が出ておりましたので、その段階で学校施設につきましても、そういったようなところでの検討の中であわせて行う必要があるだろうというような、そういったところでの検討を行っていたということで、そういった検討の中で、ちょっと検討の方向性が出るまでは契約は少し待ったほうがいいだろうという判断のもとで進めておりました。そういった中で、今回、考え方をここで整理をいたしまして、12月補正の中であわせて出させていただいたものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました、考え方として、あとタイミングとしてね。それは理解しました。
 工事関連の第二体育館の解体のほうにちょっと戻りますが、戻るというか、進むというのか、飛ぶというのか。1つは、時期、タイミングとして、し尿投入施設というのがね、このときまでにやらなくちゃいけないというふうな、2020年か、2020年までに稼働しなくてはいけないという条件があるのかということが1つ。
 それと、今、駐輪場、和洋弓場の建設をしていますが、それが終わってから解体にかかるという関係で大丈夫か。工事ヤードの確保、地下にプールがある施設として行いますけど、場所がすごく狭いと思うんですね。その辺の確保、あるいは、それによって雑木林への影響があるのか、ないのかということを確認したいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  し尿投入施設につきましては、あくまでも今現在多摩川衛生組合さんに処理をお願いしているところでございます。多摩川衛生組合さんからも、あるいは、三鷹市としても、自区内処理という原則がございまして、お願いするに当たってもなるべく早急に自区内処理を目指すという、そういうようなことをお話ししてきております。という意味で、なるべく早くということで、このスケジュール感で、令和4年度に稼働を開始するという方向で鋭意努力していきたいというふうに考えているところでございます。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  まず解体工事の関係で、工期の関係でございますけれども、和洋弓場につきましては、1月下旬までの工期ということで進んでおります。今回、第二体育館の解体工事につきましては、今回の補正でお認めいただければ、3月に契約議案という形になりますので、4月以降の着手ということになりますので、時期的にはずれるような形になっております。
 それから、ヤードにつきましては、現在、やれるという形の中で予算も組まさせていただいておりますし、設計も進めておりますので、出入り口としましては、今、西側のほうから出入りをしてヤードを確保し、支障のない形で工事ができるものと思っております。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  本当にね、狭い中で重機を置けるのかとか、ちょっと本当に心配な状況で、あそこの今の倉庫くらいまでは壊さなくちゃいけないのかなとか、ちょっと思ったりはしていますが、大丈夫なんでしょうかというのをちょっと確認。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  体育館の周りを仮囲いで囲うという形になります。そういった中で、一部地下まで掘りますので、矢板などを打たないといけないという、そういった若干スペースが必要になりますので、防災倉庫につきましては、ひさしの部分ですね、そういったところを少し壊させていただきまして、50ヤードを確保するという予定でございます。
 また、防災倉庫につきましては、やはり何かあれば出したりしなきゃいけませんので、そういったようなところの動線、スペースは確保するという形で考えております。
 また、先ほどの雑木林の話もございましたけれども、雑木林のほうも影響ないような形で工事のほうは実施する予定でおります。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  かなり大変な状況になるかと思います。安全も含めてね、しっかりやっていただければと思います。
 じゃあ、りぼんか。中身は、はい、確認しました。これ、職員は何人異動するということになるんでしょうかね。現状、本当に狭い状態になっているんじゃないかと思うんです。それがきちっと執務環境が整うというふうなことでいいのか。もう一つは、教育センターの職員が、外からね、外階段上がって2階に行くならいいんだけど、中のエレベーターを使おうとすると、教育センターの教育委員会の職員、事務局職員が執務している前を行くと、みんなに見られるみたいなね、そういう利用者の方のプライバシーとか、そういうことについての配慮というのは何かできるのかどうかというふうなことを2点確認したいと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  まず職員につきましては、現在9人、虐待相談のほうを対応しています職員は9人おります。9人全員がりぼんのほうに異動というふうに考えております。
 また、利用者のプライバシーの保護についてですけれども、現在もですね、虐待の相談、飛び込みで相談にいらっしゃるという方はほとんどいらっしゃらなくてですね、予約等で対応させていただいております。その予約のときにプライバシー保護に関しては配慮をさせて対応をしていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  相談室をつくったり、待合サロンをつくったりということで、今までの一時保育等々の親子ひろばと一緒になっている状況よりはいいのかもしれない。でも、ほかの人の目に触れるということが嫌かもしれないというあたりは、うまく考えてあげてほしいというふうに思います。それでなくてもね、今、とても大変な状況で、職員の方々は大変な状況で、出歩いていることも多いとは思いますけれども。もしかして、だから、職員の休憩室というのはね、これ、教育センターの中に休憩室ってあるんでしたでしょうか。このセンターの職員の休憩室なり、ロッカーなりというのは、この中に、今回予定されていた枠の中に入っていくのかどうかというのを確認したいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回、りぼんが入ってくることに伴いまして、ロッカーにつきましては、執務室内のところにロッカースペースを設ける予定でおります。また、職員の休憩スペースなんですけれども、昼食をとっているようなスペースですけれども、教育センター内部にですね、地下のところにロッカールームの先に和室という場所がありまして、そういう等の場所を利用していますので、あわせてそこで休憩をとるようなことができるというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。ちゃんと休憩をとらないとね、こういう仕事は継続できないと思いますので、きちっとしていただければと思います。
 じゃあ、学童のほうに行きます。これ、本当に四小学童が、新設してほしい、増設してほしいというお声はずっと続いていたので、とりあえずここにつくるということは窮余の策でしようがないんだろうと思いますけれども、でも、一方でね、児童館機能を果たしていた子どもひろばが減っちゃうということは、それはそれでまた一つ危惧することなんですね。学童のほうとしては、1つは、トイレをふやしてキッチンを動かすということで、四小Aのほうがスペースが小さくなると思うのか、舞台を撤去することで広くなると思うのか、逆に死角ができるのかどうか。このキッチンがきちっと安全衛生上保って、おやつの提供等、きちっとできるというふうな施設なのかということを確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、四小の学童保育所は、参考の資料の図で申しますと、四小のAというふうに書いてあるところでございます。今、キッチンとか、舞台撤去と書いてあるようなところのあたりから下のところが、大体これ、100平米ぐらいなんですが、現在の実は四小の学童保育所というのは、この100平米のうち64平米程度の部分が施設としての学童です。それ以外のスペースの部分は、今、むらさき子どもひろばと共用するような形でのスペースということになっています。実際には学童保育所で使用がほとんどしているような状況でございます。
 そういう意味では、今回Aの部分はむらさき子どもひろばとしては使用せず、全て学童ということで使用しますと、おおよそ130平米ぐらいの非常に広いスペースとなってまいります。そこの部分が広くなるというようなことです。キッチンの部分については、まだこの予算をお認めいただいた後に設計というようなことになりますので、具体的な形のものはございませんけれども、きちんと適切な環境になるように整備をしてまいりたいと考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。これ、玄関にげた箱をつくるのか。Bができることで、定員がふえる、40ふえるということで、その場所は足りるのか。子どもたち一人一人のね、スペースの確保というふうなことが大丈夫か。親子の動き、子どもの動き、スタッフの動き。事務室がこれでね、足りるのか。ああ、そうそうそう、ここ、休憩室がないんですが、職員はどうしているんでしょうかというのをもう一つ確認したいと思います。あるのかな、これ、休憩室と言えるのかな。ちょっとそこ確認ね。
 そういう動線が、これで、廊下が1つだから、そこでごちゃごちゃとぶつかっちゃったりとかね、そういうようなことはないのか、その辺、どのようにシミュレーションしているのかというのを確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  まず、げた箱は今、この参考の資料でごらんいただいている玄関の部分に現在も、学童保育所、むらさき子どもひろば、両方に来ている利用者のげた箱がございます。数が、今後四小のBができることによって、本人専用のげた箱が、確保が必要ですので、今のものよりも数がふえるような形のものをそこに設置をしてまいりたいと考えます。スペース的にはおさまるものがつくれるというふうに見込んでいるところでございます。
 それから、動線という部分では、むらさき子どもひろば、主に午前中に乳幼児と保護者の方、午後は小学生が遊びに来るというような形になります。動線として一番配慮が必要なのは、やはり小さいお子さんを連れたお母さん、お父さん方と学童に来る子どもたちがぶつかってしまうというような部分だと思います。そういう意味では、時間帯的に午前中中心に乳幼児を連れた保護者の方に御利用いただくということであれば、大きなそこでの接触というものは基本的にはないのかなというふうに考えているところでございます。午後になりますと、子どもたちは学童に行く子とむらさき子どもひろばで遊ぶ子どもとに分かれていくような形になろうかと思います。
 それから、スタッフの休憩室でございますけれども、現在、この図の一番左のところの事務室というところ、ここが更衣室等、荷物を置く部屋ですとか、執務も行う部屋でございますけれども、基本的にはそちらのほうで休憩をとっていただいているような状況ですし、今後もその形をとりたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  休憩室は別途とらなければいけないということではなかったでしょうか。ちょっとそこだけ確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  確保が必要なのは、働いている方のお部屋でなく、子どもの静養室ですね。ぐあいが悪くなったとき等に使う部屋でございますけれども、今は、四小Aの部分の端のところにベッドを設置しているのと事務室の一画にそのスペースを設けてございます。一時的ではございますが、キッチンを移設した後は、そこの部分も静養室としても活用したいというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。いや、今、そういうふうに計画しているということはわかりました。
 むらさき子どもひろばを縮小することで時間差で何とかなるというふうにね、今おっしゃっていますけれども、夏休みはどうなるのか。特に4年生みたいなね、ところの子どもたちの居場所。だから、夏休みは、乳幼児対象のイベントやらずに、子どもたちが来れるようにするのか、そういうことが可能なのかというのが1つ。ランドセル来館は、つまり来年度はなくなるというふうなことで理解はいいのかということをお願いします。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  利用の区分としては、午前中が乳幼児を連れた保護者の方等を中心、午後が小学生ということですので、夏休みについても基本的にはその形を踏襲したいというふうに考えております。ですので、午前中、4年生以上の子どもたちがですね、遊ぶ場所としてむらさき子どもひろばに来ることができないということでございますけれども、園庭ですとか、それから、ちょうど隣の四小で実施をしている地域子どもクラブ、こちらを夏休み中の実施等を拡充するというような形で補完することができればなというふうに考えているところでございます。
 それから、ランドセル来館は、当初より四小の学童保育所の待機児童を対象とした臨時的な措置ということでスタートしておりますので、これで待機児童が解消されましたら、こちらのほうは廃止ということになります。


◯委員(野村羊子さん)  子どもの居場所、遊び場として、むらさき子どもひろば、おやこひろばももちろんそうですけれども、子どもの居場所としても機能していた。それが縮小されることによって子どもの居場所がなくなるということについてはね、すごくやはり問題が残るんじゃないかなと思います。地域子どもクラブが夏休み中ずっとね、あけてもらえるのか。それはちゃんとね、当てがあって言っているのか。なかなか地域子どもクラブも四小で毎日のようにというのは、ことしの夏休みも幾つか試行したと思いますけれども、なかなか大変な状況になるんじゃないかと思うんです。そこはやはり、逆に言えば、やるとしたら本当に予算を確保して、毎日見守りの人を配置するようなことをね、きっちりやっていかなくちゃいけないし、そうでなければ、子どもたちの安全性、居場所としての機能というのは満たされないと思うんですけれども、その辺はどのように考えていますか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  小学生、夏休み中、プールが──余り非常に暑い日には、プールちょっと実施されないわけでございますけれども、基本的には午前中は子どもたちはプールのほうで、そちらのほうに通って、それが終わるとむらさきのほうに遊びに来るというような形になっておりますので、使えなくなる時間帯というのは、全くないわけではございません。今と比べて減るのは事実でございますけれども、そんなに大きな、時間の長い部分にわたるというものではないというふうに考えているところでございます。
 それから、地域子どもクラブにつきましては、この予算がお認めいただけましたら、こういう形で事業実施しますのでということで、実施をしている団体と協議をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
 なお、ことしは四小のほうは、図書室のほうをお借りをいたしまして、夏休み中に学校のほうを完全に閉校してしまう期間を除いては、四小のほうは毎日実施したところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。ただ、本当にプールがね、全ての子どもが毎日行けるわけではないですよね。その辺のことは、子どもたちが自分たちでやりくりしているというか、させているという状態があるということはね、市としてはちゃんと自覚しながら、どうするのか。四小の学童増設については、保護者も含めてね、いろんな場所探しも含め、担当もかなり努力していたことは知っていますけれども、やはり子どもの居場所、親子の居場所を削るのではなく、別途きちっと増設をするということのほうが必要だったと私は思うんですが、それに関してどのように考えて結果的にこういうことになったのかということについて、ちょっともう1回お願いします。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  今回のむらさき子どもひろばを活用しました学童保育所の拡充につきましては、本当に子どもさんたちが遊ぶ場所を確保するという、私どもの役割でございますので、いろいろ検討させていただきました。ただ、四小の地域におきましては、やはりなかなかその場所を確保するのが難しい中で、ランドセル来館のお子様も20名に近くなってきていて、むらさき子どもひろば自体がある意味学童化に近い形をだんだん呈してきたというようなこともございまして、その中で、現在ある状況の中で、よりベターな方法として今回こういった形をとらせていただきました。
 また、なお、四小につきましては、むらさきの活用した定員拡充だけでなく、日本無線跡地のほうの新しく開設します学童のほうにも受け入れをさせていただくようなですね、対応もさせていただいて、より市民ニーズに対応を柔軟にさせていただきたいというふうに考えております。
 その1つとして、私ども、現在、最善でできるところでの最善の策をとらせていただいているものと考えておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  まあ、四小地域って、どっちにしても非常に家賃等が高い場所だから、借りるなり、買うなりってすごい大変だとは思います。でも、本当にこの先のことを考えたらまだまだ必要な場所なわけだから、そこはやっぱり、本当はもっとしっかり別の場所で増設ということをね、決断してほしかったと私は思います。そこはね、今後やっぱりちょっとむらさきのほうでの事故とかね、子どもたちがあふれる、あるいは親子との衝突とか含めてね、それ、私はちょっと心配です。ここで学童増設せざるを得ないというのはわかるけれども、やはりここに入れるということは私はちょっと不安が残るということは言っときたいと思います。
 それで、南浦のほうですけれども、一中の場所を借りますと。これも場所が足りなくなっていて、三小が四中の部屋を借りるというふうになっていますけれども、そこのね、つまり先行事例、中学校の部屋を借りるということについてどのような検証をしたのかというのをまず確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  中学のお部屋をお借りして学童にするというところで非常に私どもが配慮したのが主には2点でございます。1つには、分室ということですので、その本体のほうとの連携をどのようにとっていくのかということ。それから、子どもたちがですね、まずはそこに安全に通うことができるかということ。それから、そこで過ごしているときにですね、中学生との接触でトラブル等が起きないかという、こういったところについていろいろと私どもが検討したところでございます。
 まず、今年度から三小の学童保育所については、四中のお部屋を1室お借りしております。そちらのお部屋は実は学童の専用ということではなくて、夏休み、クラブ活動等ですね、校庭で活動している子どもたちが休憩の時間にはそこを利用したいというようなことで、必ずしも毎日学童として、分室として使えるというような状況ではないような状況がございます。ですので、まずは一中のほうは、専用にお借りできるのかどうかということを確認させていただいて、そこのところは、共有ではなく、専用に使って大丈夫ですということで、今、学校のほうからは御回答いただいているところでございます。
 それから、中学のほうに入りますと、小学生にとっては、手を洗ったりとか、トイレに行くときですね、これが部屋から離れた部分ですと、どうしても中学生との接触等で、中学生は悪気はなくてもですね、小学生、特に1年生みたいに背の低い子どもたちが中学生の視界には入ってきにくいというようなことを中学校の先生からはアドバイスをいただいております。ですので、できるだけ接触しないルートを確保するために、トイレですとか、手洗い場が近いお部屋をお借りするというようなところに配慮をしたところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  専用になるということは、それは本当にちょっとほっとする部分ですけどね。三小学童では、毎回毎回机を全部動かしてスペースをつくるとか、それを戻していくとか。だから、そのために、いろんなものを持っていかなくちゃいけないとかという、既に大変な状態になっていると思います。それがちゃんと専用で、子どもたちのための物とか、置けるとか、子どもたちの専用のロッカーとかがね、ちゃんと確保できるとかというふうなことであれば、それはちょっとはいいかなと思うんです。それについてはちょっともう1回確認ね。子どもたちの専用のロッカーとか、あるいは、物をそこに置いておけるのか。専用というのはそういうことですよねということ。だから、子どもたちが来る前にスタッフが行って、支援員が行って、そこで事前準備ができるとかというふうなことが可能かどうか。
 もう一つ、今、手洗い、トイレの話がありましたけど、トイレが大き過ぎて、1年生の体の小さい子にとっては使いにくいという実態があると思うんです。図書館なんかにもちゃんと幼児用の便座をつけておくとか、かけて使えるようになっているってあるんですけれども、その踏み台とか、例えば、学童の時間帯だけ、トイレ、1カ所だけでも、その子たち、小学生専用にしてもらって、便座とか、踏み台とかを置いといて使えるようなことというのはね、それは今の三小の経験からすると必要なことだと私は思うんですが、その点などは、そこまでお願いすることが可能なのかどうかというふうなことを確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  まず、ロッカーとか、げた箱は専用の物をそちらのほうに確保できるということで準備を進めております。それから、トイレ、それから、なお申し上げますと、手洗い場ですね、水道で水を飲むとか、手を洗うというときにも、やはり背の高さが違いますので、そういったところの高さを調整するための調整というようなことは検討を進めているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  本当に三小学童、どっちかというと大変な状態になっているので、そういうことも含め、きちっと、せっかくね、南浦も今後、これで何年間使うことになるのかと思いますけれども、待機させてしまうよりはあったほうがいいけれども、やっぱり将来的に考えて、本当に別途つくらなくていいのかという検討、今後ね、まだまだ新たな住宅を建設する余地がない場所ではないというかね、この地域が、というふうなことを考えたときに、本当にここで暫定的にというふうなことでいいのかと見通したことについてはどうでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  今、学童の整備については、子ども・子育て支援事業計画の策定、第2期の策定をしていく中で、今後の動向について予測を立てているところでございます。
 御指摘のように、今後の開発の見込みというようなものは現在のところではわかりませんので、現在の状況として計画上は対策を立てているところでございますけれども、市内の開発の状況等は逐次情報収集に努めて、それに向けた対応等も検討していくことが必要ではないかというふうには考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  しっかり、本当にね、思わぬじゃないですけれども、本当に今、また、ああ、ここにも建つんだみたいなことが起こっているので、ちょっとしっかりその辺は見ていっていただきたいと思います。
 じゃあ、介護保険のほう、行きます。とことこじゃないや、見守りキーホルダー。そう、とことことの関係、さっきね、順次変わっていくみたいな表現をしていたのかな。つまり、今、配布しているものとは全く違う形態のものが配布されると。地域包括センターの電話番号が記されるので、地域包括ごとの配布になると。そうすると、居住地によって、いや、あなた、こっちじゃないからあっち行ってもう1回登録作業してくださいみたいなことが起こるのかというふうなことと、今の駅前で使っているものが、今後、例えば来年度の更新のときに取っかえっこみたいなことをするのかというふうなことについてちょっと確認したいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  まず、地域ごとということでございますけれども、今考えておりますのは、各包括ごとにですね、キーホルダー、色を変えましてですね、それぞれの地域のですね、キーホルダーという形でですね、対応をしようかということで各包括とお話をしているところでございます。
 それから、今、駅前地域で使っているものにつきましてはですね、更新のときが来ましたら新しいものに変えていこうかなということで話をしているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。基本的には、でも、このキーホルダーは、一度交付されて、その人が持ち続けている限り、毎年更新時に交換するものではないですよねという確認と、実際に地域包括で連絡を受けますが、地域包括の営業時間外というのはどうなるのか、どう考えているのかについて確認します。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  まずキーホルダーの使い方ですけれども、一度お渡ししたものをですね、そのまま原則、変更がなければ使っていただくということで、今回、市のほうで御用意をさせていただくものは、中のですね、記載の紙ですけれども、その分が差しかえることもできますので、もし必要によってですね、そういった、例えば番号が変わったとかいうことであれば、中だけ紙を取りかえるということでも可能かなということでございます。
 それからあと、包括のですね、いわゆる営業時間以外の対応ということでございますけれども、原則、今のところですね、キーホルダーにつきましては、地域包括支援センターが対応できる時間帯のみですね、問い合わせ等に応じるという形でございます。23区とかですね、他市によってはですね、24時間対応している市ですね。例えば社会福祉法人に委託をしてとかですね、そういった手法をとっているところもございますけれども、それにつきましてはですね、ちょっと今後の検討課題とさせていただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  実際にね、先進事例を調査しているのであれば、連絡がある時間帯ってね、特に24時間対応やっているところはどうなのかとか、そういう検証までしているのか。地域包括、せっかく始めるものがね、最初から機能しないようなことが多いのではすごいもったいないと思うので、その辺の検証どうだったのか確認します。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  先ほど申し上げたように、24時間の対応をしているところとですね、していない自治体がございます。また、配布数に対するですね、連絡件数、つまり、どれだけそれに対してですね、例えば高齢者の方に対応する必要があったから、問い合わせがあったとかですね、あるいは、そのキーホルダーを見かけたから連絡させていただいたとかいう連絡数とかもですね、一応幾つかのですね、自治体に対してですね、検討させていただいているところでございます。今後、そういった対応も踏まえてですね、検討していく必要があるかと思います。
 とりあえずはですね、今回、見守りキーホルダーをですね、希望される方に配布をさせていただきましてですね、まず御安心、それを持つことによっての安心のですね、意識を持っていただくことと、やっぱり地域包括支援センターにですね、訪れていただきましてですね、地域包括センターとのつながり、また、地域包括支援センターのですね、存在を知っていただくということでですね、まずは取り組みを進めていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  業務として地域包括に、これ、だから、委託費ではなくてね、キーホルダー購入費なわけですよ。業務として、これ、地域包括にやってくださいというふうにお願いするというふうなことになる、そういう位置づけだということでいいですか。私も先進事例の話を聞いて、比較的元気な方が事前に、必要になる前に地域包括とつながって関係性を持つというふうなことがさらにプラスになっていくというふうな話は聞きましたけど、地域包括自体がそういうふうに位置づけなければ、仕事がふえるというだけに、そんな感覚になってはマイナスなわけだから、その辺で、あるいは、1包括、700個来る。これ、全部消化しなくちゃだめだというね、業務評価みたいなことにつながっていっちゃうとかね、そういうふうになっちゃうのかという、その辺がどういうふうに捉えて考えていくのか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  地域包括支援センターとはですね、毎月、全ての包括のですね、方に来ていただきまして、機関連絡会ということで連絡会を開催しております。その中でですね、こういった取り組みもお話をさせていただいたところでございます。その中でですね、先行しています駅前のですね、地域包括支援センターの取り組みも、お話などしていただきですね、高齢者の見守りというですね、地域包括支援センターの業務の中でですね、対応していただけるという形で今進めているところでございますので、今後ですね、必要な対応等、生じるのであればですね、それにつきましても、市としては検討していく必要かあるかなとは考えております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。通報の連絡がね、実際駅前では年間ですかね、まあ、そんなに、1桁、2桁ぐらいのレベルというふうに聞いたので、それほど、そのこと自体、つまり、申し込み、申請に来る人と会話をするということは、地域の人とつながるということでね、重要だと思うし、実際に通報が来て、これはどういうことだといってぱあっと対応するというふうなことは、そんなに件数的には多くないというふうには聞いていますけれども、だからこそ、きちっと前向きにね、取り組んでいただきたいと思いますし、そこは無理やりやらせるということではなくて、きちっとできるようにしてほしいというのが1つ。
 でも、やっぱりね、24時間対応、前向きにぜひね、検討してほしいと思うんです。三鷹は社会福祉事業団があって、24時間の施設を持っているわけですよ。だから、そういうところにちゃんと対応をお願いしたら、年間10件かそこら、あるいは、わからない、これが7掛ける7、5,000個ぐらい配布されたらもうちょっとふえるかもしれないけれども、そういうふうなこととして、まあまあ、でも、やっぱり業務委託をしなくちゃいけないのかもしれませんけれども、そういうようなことをね、きちっと検討いただく。三鷹はその可能性がちゃんとある事業所を持っているというふうにね、私は思うので、その辺はどれくらいね、前向きに考えられるかというのをちょっと答えていただきたい。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  まずですね、包括の負担感という話でですね、市のほうが無理にという形ということなのではないかという御質問ですけれども、今、駅前地域のほうで実施しておりますけれども、ほかにもですね、包括の側から自分たちの取り組みとしてやってみたいという包括も出てきているところでございました。それで、また、先ほど言いました地域包括のですね、機関連絡会の中でもですね、そういったキーホルダーをですね、全市的な展開でやろうという話でですね、お話が了承いただいているところでございますので、そういったところはですね、きちっと包括のほうともですね、お話をさせていただいた上で取り組みを進めさせていただいているところでございます。
 また、24時間のですね、見守りをできる体制、それが例えば社会福祉法人等、考えられますけれども、もちろんそれをやるに当たってはですね、そういった法人の負担というのもかなりのものになるのかなというところもございます。そういったものは、今後引き続きですね、高齢者、今後一層ふえてまいる状況になってきておりますので、引き続き検討させていただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  じゃあ、とにかく前向きに検討いただきたいということだけとりあえず言っときます。
 じゃあ、後期高齢者のほうですけれども、過誤納──誤って、あるいは多く納めた保険料を還付するというふうなことで、今回、280万円あります。これ、これまで過去にこういうことがあったのか。今回、これが出てきた理由、原因というのを確認したいと思います。


◯市民部調整担当部長(室谷浩一君)  今の御質問ですけれども、まず、今回のこの補正が必要となった主な要因でございますが、大きく3点ございます。まず1点目としてですね、例年以上に死亡による還付件数が多く、その死亡された方の中でですね、保険料を年金からの天引き、特別徴収という形で納めていただいている方の場合ですね、これは年金機構とですね、調整が必要になります。年金機構で本人に還付するか、または機構のほうに返納するようなケースもございまして、そのために一定期間手続が保留になりまして、時間を要することになります。そして、年度内の歳入還付に間に合わずですね、翌年度の歳出還付、今回補正の議案としてなる歳出還付に回るケースが多くなっていることでございます。
 そして、2点目といたしましては、当該年度に還付がし切れない。これは普通徴収で保険料を納めている加入者の方にさまざまな理由で還付が発生します。これを御通知を差し上げてですね、その振り込み口座等を確認してお返しするんですけれども、それが年度内にそういった御連絡がとれず、その場合は翌年度に歳出還付としてお返しするんですけれども、そういった方には改めてですね、そういった再勧奨をしているわけですけれども、そういった件数が増加していることも2点目の要因として挙げられます。
 3点目といたしましては、これも普通徴収の方になりますけれども、いわゆる誤納付、そういった件数がですね、やはり加入者の増加とともにですね、ふえていると。
 そういった大きな3点のですね、要因というふうに考えております。なお、過去にですね、こういった還付金の補正をしたことは過去に実績としてはございません。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  これで最後にしたいと思います。理由がわかりました。それはそれでいいんですけれども、じゃあ、そうすると、死亡が多くなって、つまり、今の理由を聞くとね、これからもこれ年々ふえていくというふうなことを考え、毎年のようにこれが発生するというふうに考えていいのかということだけ最後にお願いします。


◯市民部調整担当部長(室谷浩一君)  今後の見通しということでございますけれども、やはり現在、年間おおよそ600人近くの方がですね、新たに被保険者となられている現状がございます。そういった意味ではどうしても最後の医療保険になりますので、増加傾向にあるのかなと思われます。
 ただしですね、通常であれば、年金からの特別徴収の方であってもですね、早ければ2カ月で開始なりという手続が完了しますので、歳出還付には繰り越さないケースもありますので、そういったところは実績を見ながらですね、適正な措置をしていくということでですね、考えております。
 以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  それでは、質疑の途中ですが、休憩をいたします。
                  午後0時01分 休憩


                  午後0時59分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
 質疑を再開いたします。


◯委員(栗原けんじ君)  すいません。それでは、よろしくお願いします。ちょっとお待ちください。


◯委員(石井良司君)  じゃあ、栗原委員の代打で。初めにですね、先ほど野村さんの質疑で、結果としてはわかったんですけれども、保健センターについては、ことしの予算で通していて、それを、今回は、その金額が7億7,000万円ぐらいかな。それで、これは今回の補正額の約84%を占めているので、大変大きな金額なんですけどもね、今後もこういうようなことがほかの事例でも出てくる可能性があるわけですよね。そうした場合に、計画的な積み立ての考え方と、また償還することになった。今回の場合は、これ、使わなくなったからしようがないと言えばしようがないんだけれども、また数年後にはそういう可能性も出てくるんですよね。こういう場合の考え方について、要するに、計画的な積み立ての考え方、そしてまた償還の考え方というのは今後どう考えていくのか。また、今回、これをやったことによって、次にまた起債をする場合に、金利というのはどういう影響が出てくるのか、その点を確認しておきたいと思います。
 続けます。それとあと、市制施行70周年記念事業なんですが、新時代の三鷹のブランド力向上、未来に向けてのまちづくり、まちづくりの新たなステップはということで、これ、文言は大変いいんですけれども、どのように進めていくのか、また、その方向性はどうするのかということを考えていただきたいと思うんですね。結局、今回は、財政面で見ると、債務負担行為でやっていくということで、当然のことながら、これ、継続、何年かによって継続されるのだから、そういうことになると思うんですけれども、その後またいろいろな考えが入ってきた場合に、また補正が出てくると思うんですけれども、その点の目的と、また今後のそういう補正なり、予算の使い方についてどう考えていくのか、この点についてお聞きをしておきたいと思っております。
 それとですね、防災上重要な公共建築物の基礎調査についてでありますが、この基礎調査済みということで学校施設については終わっているわけですよね。それで、それについては、このビジョンにも含めて策定をしていくという考えであるようでございます。
 そして、現在、実施中の庁舎とか、議場棟等について、今後この中に含めないという理由とどういう位置づけで考えているのか、お聞きをしておきたいと思います。
 じゃあ、最後にします。旧三鷹市第二体育館解体工事の概要でございますが、先ほども部長さんから答弁いただきましたが、自治体の廃棄物の管理というのは自区内処理が原則であります。それで、今回については、いろいろこれ、経緯があって、このような形になったと思うんですが、今後、あと2年半というんですかね、令和の4年の4月からということですから、2年半ぐらいあると思うんですが、今回のこのケースで自区内処理ができなくて、他市といいましょうか、多摩川衛生組合にお願いしているわけですよね。4市、5市の組合かなと思うんですけれども、そうすると、そちらのほうからでもいろいろ話があって、いつまでかということになっていると思うんですけれども、今後2年半について、多摩川衛生組合では了解を得ているのかどうか、その点を確認をしておきたいと思います。
 以上です。


◯財政課長(石坂和也君)  繰上償還について御質問いただきました。まずですね、今後の防災公園に関する償還でございますが、井口グラウンドについてはですね、売却については延期をするというようなことで考えておりまして、こちらの今後の見込みにつきましてはですね、今後予定しています基本計画のですね、2次案の中できちっと財政見通しをお示ししたいというふうに考えているところでございます。
 そしてですね、計画的に、じゃあ、財源として積み立てることはどう考えるのかといったようなところでございます。まずですね、現状、非常に厳しい財政状況という中でですね、当初予算において基金を取り崩して収支を均衡を図っているといったようなところがございまして、なかなかですね、計画的にこういった財源を積み立てていくのは難しいのかなということは想定しているところでございます。そうした場合にはですね、例えば市有地等を売却してできた財源をですね、基金に積み立てる。もしくはですね、市税収入の上振れ等をですね、財源にですね、きちっと基金に積み立てた上でですね、できる範囲の中でですね、繰上償還等についても検討していくというようなことを想定しているところでございます。
 最後、償還の考え方で、金利の御質問ございました。現状ですね、例えばみずほ銀行の借り入れでございますと、5年間固定でやった場合はですね、0.54%ということでですね、ここ、比較的ですね、0.7から0.5ぐらいで非常に低金利というのがございます。ただですね、低金利といいましても、利子負担が生じますので、基本的にはですね、機会を捉えてきちっと繰上償還ができればやっていくというような方向で対応をしていきたいと、そのように考えているところでございます。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  70周年ということで、今後いろいろな考え方が出てきた場合の補正の考え方を含めての御質問というふうに受けとめさせていただきます。
 まず、70周年に関連しましては、この新時代に向けたブランド力の向上、魅力の向上等々ございます。前回の行政報告のときに質問委員さんからも御指摘いただきました。これからのまちづくりを考えていくに当たっては、人口はふえるけれども、高齢者人口がふえていく等々のまちの人口構造の問題等々があるという御指摘いただいております。そういったことを含めたこれからの三鷹のまちづくりを考えるきっかけとしたいということで、この周年祭の実行委員会においてもそういった問題提起をさせていただければというふうに思っているところです。
 補正予算なんですけれども、まず70周年の記念事業に関連しましては、今のところ、今回、前倒しで間に合わないものについては補正予算計上させていただきますが、基本は令和2年度の当初予算において、例えば周年祭の事業費、あるいは記念式典の事業費、さらには各イベント等々で冠事業をつけます。冠つけるからには一定の拡充が必要ですので、そうした関連の事業費の計上を当初予算でしっかりとさせていただくと。これはもちろん何があるかわからないという部分もありますので、ここで断言はできませんけれども、基本的に70周年記念に関連いたしましては、令和2年度の当初予算での予算計上、これが最後になるのではないかというふうに思っているところです。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  庁舎・議場棟等の内容を新都市再生ビジョン(仮称)に入れるか、入れないかというお問い合わせについてお答えいたします。今回、平成30年に実施いたしました学校の調査、それと今回提案させていただいている16施設の調査、それに庁舎・議場棟の調査も含めて、公共施設全体の中で、建物の建てかえ、長寿命化の優先順位を検討していきたいと思います。
 ただし、庁舎については、現時点で調査している段階で、結果のほう、わかりませんけれども、その中でですね、早急に対応が必要だというような結果になればですね、そこについては別途検討していきたいというふうに考えているところです。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  し尿に関しましてですが、実は、多摩川衛生組合さんと単年度ごとに委託契約を結ばせていただいております。今後、継続して処理をお願いするに当たりましては、組合さんのほうから三鷹市として今後の計画を明確に示すようにというふうなことを言われています。三鷹市としましては、三鷹市ごみ処理総合計画2022(第1次改定)等の中でしっかりそのことについては示していくということをお約束しています。
 また、令和2年度につきましては、今後多摩川衛生組合さんの議会等でお願いをしていくという予定になってございます。
 以上です。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。今の体育館の解体といいましょうか、し尿投入施設については、わかりましたが、できるだけ、単年度ということですから、多摩川衛生組合さんでも相当いろいろ議論があったや否やに聞いておりますので、その点を含めて、できたらこの施設をもう少し早くできないのかということが1点と、あと、今後、当然のことながら、マンション建設なり、建て売りなんかふえていますので、量的には今よりふえると思うんですよね。そうした場合の対応というのも、やはり多摩川衛生組合さんにお願いしなくちゃいけないので、そういう点のもろもろの問題をしっかりとやはり伝えて、今後対応しなくちゃいけないと思うんですけど、その点の多摩川衛生組合さんとの話し合い、連携というのはどうあったらいいか、再度お聞きしたいと思います。
 それと、防災上の重要な公共建築物についてはわかりました。わかりましたというのは、別途耐震診断で劣化診断ですか、で早急を要するような場合があれば、当然のことながら、このビジョンの中に含めて、またはその他の方法でしっかり対応するという、そういう理解でよろしいんでしょうか、確認をしておきたいと思います。
 あと、70周年については、わかりました。70周年にね、ふさわしい事業ができれば一番いいことですから、しっかりとやっていただきたいと思います。
 あと、財政についてもわかりましたが、やはり判断基準というのは非常に重要ですから、一番のやはり財政というのが基本ですから、しっかりとした判断をして、今後も運営をしていっていただきたいと思います。
 じゃあ、今の2点だけ答えをお願いします。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  まず、もう少し早く建設ができないかという点でございますけれども、そういう意味で、第二体育館、本来であれば、来年度当初で解体するという方向性がございましたが、今回の補正等でお願いするというのは、なるべく早く、1日でも早く実行できるようにということで本委員会でお願いをしたというところがございます。そのほか、建設にかかわるところにつきましては、おっしゃるように、なるべく実際にし尿投入施設が早くできれば、早く、委託ではなく、自区内処理でできるように進めてまいりたいというふうに考えてございます。
 それからもう1点、マンション建設等で今後し尿がふえるということで、本当おっしゃるとおりで、私ども、し尿処理のほとんどが、建築現場等のそこでの簡易トイレから収集したものがほとんどでございます。今、外環等で収集している量もかなりございまして、一方で外環もですね、そのし尿というか、トイレのほうを直接下水のほうにつないで、なるべく市のほうに負担がかからないようなことも進めていただいております。そういう意味で、今、1年間、おおむね200キロリットルを多摩川衛生組合さんで処理をしていただいているところでございますので、なるべくそのところを超えないようなことをちょっと一緒に考えていければなというふうに思っているところです。なるべく早目に取り組んでいきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  庁舎等の扱いについてですね、新都市再生ビジョンの中でですね、公共施設全体の建てかえ、長寿命化の優先順位をもちろん決めていくんですけれども、先ほど少しお話しいたしましたけれども、庁舎・議場棟のですね、調査結果のところの中で、改修が必要な部位とかですね、対応が必要だというような部分があれば、当然そちらについてはこの計画とは別に対応を図っていきたいというふうに考えております。


◯委員(石井良司君)  協力して、これで終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  お疲れさまです。


◯委員(栗原けんじ君)  質疑させていただきます。初めに、市債の償還元金の増の問題でお伺いします。中央防災公園・元気創造プラザの元金償還見込み額というのは、当初予算では7億7,800万円だったかと思います。今補正の前までに4億5,000万円積んで、今回7億6,900万円さらに償還をするということで、その理由は、総合保健センターの売却延期だということで、この総合保健センター売却延期ということで、予定していた償還見込み額との関係で、今回の繰上償還はどのくらいに当たるのか、確認したいと思います。


◯財政課長(石坂和也君)  今回、そもそもがですね、令和2年度に当初7億6,900万円の繰上償還を用地を売却して想定したといったところでございます。その一方でですね、総合保健センター用地にですね、暫定的に休日診療所等を整備するといったようなところから、この計画を1回取りやめたといったようなところで、そこは一旦白紙に戻したといったところでございます。その中でですね、今回繰越金という財源も一定生じたところから、改めてですね、前倒しで7億6,900万円を繰上償還するといった経過でございます。


◯委員(栗原けんじ君)  そうすると、総合保健センターで計画していた満額を今回で補正したということでよろしいですか。


◯財政課長(石坂和也君)  この7億6,900万円というのはですね、総合保健センターの用地を売却したと想定したときの用地収入でございますので、委員の御指摘のとおりでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  わかりました。それでは、元気創造プラザの借金、記載された市債をどのように返していくのかというのは大きな負担になっているということは明確に示されているというふうに思います。この点指摘しといて、次に、初めにですね、市制施行70周年記念の事業関係費でお伺いをします。
 今回、さまざまな事業をするんですけれども、三鷹のブランド力向上、また、市制70周年をPRするということで、何をPRするのかというのが求められていると思います。子育て支援ですとか、福祉だとか、市民が三鷹市をよしとする思いというのは、そういう暮らしを守っていただける市政だというふうに思います。そのアピールするものが明確でないと、70周年の記念事業というのが市民とかけ離れたものになってしまうのではないかというふうに危惧をします。
 今回、ラッピングバスですとか、地上機器を利用した啓発のラッピングということですけれども、誰がですね、デザインをするのか、ラッピングバスのですね、デザインはどのようにして決めるのか。また、地上機器に対するラッピングにおいても、市がどのようにかかわって進めるのか。市民がですね、市制の施行70周年を祝えるようなものにならなければならないという点で、取り組みをどういうふうにするのか、確認したいと思います。


◯秘書広報課長・市制施行70周年記念式典等担当課長(立花省二君)  まず1点目、今回の補正予算でお諮りをしております啓発の関係でですね、どういったことをPRしていくのかというところですけれども、啓発の手法自体には、基本的に面的なポスターとか、そういったものと余り変わらないような形での表示になりますので、具体的な政策とかですね、そういったものを個別にPRしていくということは事実上は難しいかなというふうに考えています。
 そういう点では、70周年というですね、周年を皆さんにお知らせをしてですね、市政への関心の本当の一番端緒の部分を、きっかけとしてですね、PRをしていくという趣旨になるかと思います。
 その後、ラッピングバスと地上機器のデザインのお話ですけれども、こちらについては、今現在、ロゴマークの制作について準備を進めておりまして、そういったロゴマークを配置したデザインを想定しているところです。
 私からは以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  このロゴマークとかをつくるのは、どこの部署でするんですか。委託したりされるんでしょうか。具体的にラッピングバスにおいても、デザインがですね、70周年の記念のものなので、わかりやすいものでなければならないというふうに思います。また、70周年を知らせるという行為がですね、何か市民とかけ離れたものにならないように、華美でない、本当に目的をしっかりと伝えられるわかりやすさというのが求められると思うんですけれども、そういうものを反映したものにしていただけるような市の取り組みということで行われるんでしょうか。


◯秘書広報課長・市制施行70周年記念式典等担当課長(立花省二君)  こちらのデザインについては、Pokiを使用したデザインをですね、職員提案で募集をしまして、もととなるデザイン案については職員参加で進めているところです。
 その後、基本的な使用パターンのロゴマークとしてデザインを整えまして、その後、個別のバスや地上機器となりますと、何ていうんでしょう、デザイン上の、バスの場合でも、どこの部分に表示ができるかというのが制限されてまいりますので、そういったものに合わせてデザインをもう1回つくると。ロゴマークを使ったデザインでバスに合わせたデザインをつくるというような流れになっています。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  デザインで、職員提案ということですけど、職員というのは、どこの職員、どこの部署の職員なんでしょうか。デザイン的な部分でたけている、デザイナー的なセンスがあるのか、決してけちをつけるわけではなくて、わかりやすくそれをやれる、特技というわけでもないんですか、こういうのに特化した職員がいらっしゃるんですか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  職員全員にアイデアを募集しました。で、出てきたアイデアの中から、これはと思うものを選ばせていただいたということなので、デザインした職員本人がデザインの心得があるのかどうかは我々はわかりません。ただ、出てきた中でいいやつということにしました。
 そして、1つ大きな問題がありますのは、いわゆる著作権の問題ですね。変にデザインをつくっちゃって、これを出した後にどこかで、オリンピック・パラリンピックでもありましたけれども、ああいうことがあると困るので、今回、70周年に関しては、コンサルの業務を委託で入れております。そのコンサル会社を通じて、そのデザインを整えてきれいにしてもらった上で、著作権に問題がないかというようなことを現在調べてもらっていると、そういう状況です。


◯委員(栗原けんじ君)  全職員のコンペで、これ、どのくらいコンペというか、提案でというか、どのくらいの応募がね、あったのかということも気になるところなんですけれども、やはりこの70周年も市民あってのことですから、市民参加で企画でラッピングバスだとか、地上機器のラッピングだとかを募集することによって70周年の気分が醸成されるとか、そういう企画もあったかと思うんですね。今、これ、これからに生かせるという段階ではないと思いますので、今後の生かし方としてですね、70周年を市民が本当に祝えるような、認識が深まるような取り組みにしていくものにしていただきたいというふうに思います。
 小田急バスの動画の作成ですけれども、みたか周年祭実行委員会のメンバーとというのは、これ、何人か。この実行委員会というのはどういうメンバーなのか、確認しておきたいと思います。
 また、小田急バスの路線、160台ということですけれども、京王バス、ほかの路線バスは対象にしなかったのか、何か理由があるのか、確認したいと思います。


◯秘書広報課長・市制施行70周年記念式典等担当課長(立花省二君)  まず周年祭の実行委員会の件なんですけれども、こちらは、三鷹商工会とJA東京むさし三鷹地区、それとJR三鷹駅と小田急バスの方々が実行委員会のメンバーに入っていただいております。
 デジタルサイネージの関係ですけれども、こちらは小田急バスのみを今想定しているところです。
 以上です。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  補足させていただきます。実行委員会は小田急バスのみというのは、今回実行委員会は周年を迎える関連団体ということで、小田急はそういったところに該当していて、京王はそうじゃなかったという、そこは単純な理由です。ただし、コミュニティバスのラッピング等々については、京王バスにも御協力をいただくというようなことも想定しておりますので、できれば今後、この実行委員会ではない、メンバーではないにしても、この周年祭に京王バスさんも御協力いただけるとありがたいなということで、これからちょっとその調整を行おうかなというふうに考えているところです。


◯委員(栗原けんじ君)  三鷹のバス路線に走っている事業者に対しては、一緒に祝っていただけるような取り組みをしていただきたいというふうに思います。
 とにかく70周年の記念事業が本当に市民のものになる、理解が得られる、わかりやすいものにしていただきたいというふうに思いますし、そうでないと、三鷹市が70周年ということで、市民とのギャップが水を差すようなことにならないような取り組みにしないといけないと思います。
 三鷹の中央防災公園の元気創造プラザの総点検の概要でお伺いします。今回、早急に対応できるものということ、年度内で対応できるというもので対応されるわけですけれども、屋内駐輪場、これは、今、収容台数との関係で、使いやすくするということでは、具体的に中身で言うと、とめられる台数ですね、はどういうふうに変化をするのか。また、プールの強制シャワーの周辺ということで、元気創造プラザの一番の、当初から──プールでいうと、滑りやすい施設というのが、転倒すればけがされるということで、本来はこういう滑りやすいものではないものにするのは当然だと思います。それがですね、改善しなければならないという点では、取り組み方の課題があったということは指摘して、その上での対応だということでは、真摯にですね、今後の市民の総点検市民会議に生かしていただきたいというふうに思います。
 ちょっとこの屋内駐輪場の改修の中身ですね、確認しておきたいというふうに思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  屋内駐輪場でございますけれども、今、北側の出入り口と南側の比較的施設に近い側と両方に出入り口があるんですけれども、南側の出入り口から北側の出入り口に向かって緩やかに傾斜が駐輪場の中にございまして、自転車をとめていただくための金具がついているわけです。それも全体的に少しかしがった状態になって床についているものですから、どうしても自転車が、とめたときに少し傾きやすかったりとか、入れるときはまだしも出すときにすごくひっかかってしまって出しにくい。それから、やはり傾斜がついているところで、大きな自転車なんかをとめたときにやはり出し入れしにくいということがございますので、台数の調整というよりもですね、中の使い勝手の向上ということで、床をなるべく平らにしたりとかですね、人が歩くところはともかくとして、駐輪をする部分が水平な形で駐輪できるように修正するですとか、そういうような工事を想定をしております。


◯委員(栗原けんじ君)  台数は変わらないということでいいんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  先ほど別の委員さんの御質問にもお答えしましたが、金具がですね、少し狭くて、自転車と自転車がすごくくっついてしまうので、出し入れしにくいという面もございます。それで、予算をお認めいただいたらになりますけれども、今、詳細な、もしそこのところをうまくやるとしたら、どういうふうなこなし方があるかというのを現場で検討に入ってはもらっています。なので、予算をお認めいただきましたら、具体的なやり方を確定させますけれども、その際に、なるべく逆に駐輪台数が減らないようにということは想定していますが、もし調整した結果でですね、もし屋内駐輪場の中で今の規定台数が賄えないような場合には、周辺にほかの場所できちっと駐輪ができるようにということも想定しながら進めたいというふうに思っております。


◯委員(栗原けんじ君)  今回の改修の中身が一定の市民の要望に沿った形で行われているということで認識したいと思うんですけれども、やはり改修するに当たって、正確に声を反映させないと、二度、三度と繰り返すことになると思いますので、その点では、これからの改修に向けた取り組みというのは重要だというふうに思います。総点検市民会議に向けた手法の検討というのが次年度に向けて進められると思うんですけれども、市民参加のあり方というのは、ここで具体的に示せることはどうなのかという点で、利用されている方が必ず参加できる──無作為抽出だったりすると、参加できなかったりするようなことがあると思うんですけれども、市民参加の市民枠的なものは考えていらっしゃるのか、どのような規模でするのがこれからの検討なのか、今の現時点でのお考えを確認したいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  一義的にはですね、今回お認めいただきたいと思っている50万円を今年度わざわざですね、市民参加自体は来年度であるにもかかわらず、今年度この50万円を今お願いをしておりますのは、来年度に向けてですね、どのような形が一番よろしいかということを検討するためでございますので、現時点でこういうふうにやる予定でございますということを申し上げるのはと思いますが、一方でですね、なぜそうまでしてプレ的な予算もお認めいただきたいと思って進めているかと申しますと、来年度ですね、より多くの方の、そしてきちっと御意見をお持ちの方の皆さんの意見の表明、参加をお願いをするためには、参加していただくためにはですね、どういう方法が最も適切なのかということを検討するためでございますので、そういう意味でいうと、限定的な枠組みの中でとか、既存の枠組みをもう一度援用してということを今想定しているわけではございません。


◯委員(栗原けんじ君)  これからだということなんですけれども、施設利用、複合施設ですので、利用されている方がですね、意見でアンケートを出せるだけではなくてですね、具体的に話し合いができる。利用者の中で議論をして、コンセンサス、合意ができる、その取り組みが必要だというふうに思います。総点検市民会議のですね、市民参加は、本当に望んでいる人が参加できるように、施設利用者が、各団体の枠も含めてですね、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。また、そういう事業にしていただけないといけないというふうに指摘しておきたいというふうに思います。
 最後の元気創造プラザの総点検なんですけれども、3年目ですよね、ことしね。もうこれで全体のもの、課題を本当にくまなく酌み取ったという事業にしっかりとしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 防災上重要な公共建築物の基礎調査についてですけれども、このスケジュールが令和2年の2月から9月ということで、この結果について速やかな公表をしていただきたい。年度内の公表というのは可能なのか、確認しておきたいというふうに思います。
 また、学校の施設の長寿命化計画の策定について、今年度、令和元年度の策定はしないということで、減額になっていると。新都市再生ビジョン(仮称)の策定に盛り込んでいくということだと思うんですけれども、この新都市再生ビジョンは、令和3年度の策定予定だということで、これでいうと、学校施設の長寿命化計画は2年先送りになるということになります。結果がですね、調査、学校は小・中も含めて結果が出て、課題が明らかになっている中で、2年先送りにするという、計画はですね、その計画づくりというのにはちょっと課題があるんじゃないかと思いますが、緊急のね、その調査の結果でいうと、緊急対応が求められている学校もある。その対応をどのように考えているのか、確認したいと思います。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  公共施設の詳細調査につきましては、学校、庁舎、また今回、12月補正で出させているもの、ございますので、それぞれ、期間というのが異なっておりますので、それぞれの調査の結果が出た段階でお示しをしたいと思っております。
 今回、12月補正でお願いしておりますこの16施設につきましては、令和2年の9月までの調査期間でございますので、ちょっと年度内に結果を出すということは難しいのかな、令和元年度中にというのは難しいと思っております。令和2年度9月の調査が終わった段階で、速やかに所管の委員会のほうには御報告をしたいと思っております。
 それから、学校施設の関係でございますけれども、今回、公共施設全体として、学校も含め、庁舎も含め、優先順位を検討するという観点で、それを新都市再生ビジョンの中でお示しをしていくということから、今回学校につきましても、ビジョンにも含めて優先順位を考えて計画としてお示しするということから先送りというような判断をさせていただいているところでございます。
 また一方で、平成30年度調査した結果の中では、一部早急に対応が必要なものですとか、広範囲に劣化が進んでおりまして、ふぐあいが発生しているような事例も見られておりますので、そういったものにつきましては、早急な対応が必要な部分、老朽化対策につきましては、先送りとはせずに、令和2年度の予算のほうに計上させていただきたいということで現在調整をしているところでございますし、またそういった方向でまたしっかりと予算のほうに計上させていただければというふうに考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  学校施設の調査の結果は、次年度、令和2年度に生かした予算をつくりたいということはわかりましたけれども、新都市再生ビジョンの策定との関係でどうなのかということでいうと、学校施設の長寿命化計画をつくるということで明確になっていたわけで、学校施設の長寿命化計画をつくりながら、新都市再生ビジョンに反映させていくということは考えなかったんでしょうか。具体的に新都市再生ビジョンの計画は、再来年度ですからね、2年先に計画が決まるまでの間の学校の整備、改修、改善というのはどのようにこの計画との関係で考えているのか、現時点でのお考えを示していただきたいと思います。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  もともと庁舎の建てかえを行うときに一番大きな議論になったのは、客観的なデータがあるのかどうかということだったと思います。そして、質問委員さんの会派もそうですけれども、もっと優先すべきものがあるんじゃないか、客観的なデータはどうなんだというお話、あちらこちらからいただきました。
 そういったことを踏まえて、今回、学校も、庁舎も、その他防災上重要な公共施設も、しっかり今後20年、30年、40年という形で使い続けるかどうか。そして、使い続けるためにはどういった大規模改修、あるいは建てかえが必要なのか。そういったことを客観的なデータをもとにしっかりと委員会の皆様とも議論しながら計画をつくっていくという、その計画が新都市再生ビジョンです。これをつくるためには、学校だけではなくて、さまざまな施設のデータが必要だということで、今回改めて、コミュニティ・センターですとか、福祉施設ですとか、そういったところの調査のお金も計上をお願いしているということです。
 ですので、そういったもの全部をひっくるめて考えていくためには、学校だけが先行しても片手落ちだろうと。もちろん学校の子どもたちの使う施設である、あるいは避難所になるということでの重要性は十分承知しております。ですが、そういったものも含めた全体の計画を立てるためのものであると。そのプロセスであるということをぜひ御理解をいただきたいと思いますし、その上で、先ほど担当部長が申し上げましたとおり、そうはいっても必要な改修工事はすぐにでもやっていく。そういった両輪でしばらくは行きたいというのが今の三鷹市の考え方です。


◯委員(栗原けんじ君)  実質、新都市再生ビジョンは令和3年度までにつくるということで、それまでに学校施設の施設改善というのを滞らせてはいけないというふうに思います。この点でですね、実質的に計画づくり、学校施設の長寿命化計画をつくらないということでは、影響があるということになります。影響を及ぼしてはならないということで、必要なものはやるということで示されていると思いますので、影響を及ぼさない、今年度つくればですね、次年度からの取り組み、令和2年度からの取り組みが具体化されたということを考えることができると思います。その点で、影響を及ぼさない、施設改修の改善に影響を及ぼさない施設改善を進めるんだということは確認できますか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  すいません。影響を及ばさないということの意味がちょっとなかなか理解しがたいんですけれども、しっかりとした計画をつくって、それに基づいてしっかりと改修工事を行っていくという、ここである意味不退転の決意を持って臨んでいるということです。この調査をやるということはある意味パンドラの箱をあけることにもなります。いろいろな問題点が、今まで気づかなかった問題点が出てくる。場合によっては莫大な事業費がかかるかもしれない。でも、三鷹市ではこれをやらなくてはいけないんだということで、今回やらせていただくわけです。ここ一、二年でそういうふうに、何かとりあえずできることからとかいう、ある意味ぱあっと思いついたものから取り組んでいくというよりも、そうであればしっかりした計画をつくるということは市政運営で決して間違っている方向ではありませんので、そういった考えをぜひ御理解いただきたいと思いますし、何度も申し上げておりますとおり、学校の施設について必要な改修工事はしっかりとやっていきます。しかも、学校については、全て耐震補強工事は終わっております。ですので、耐震補強工事が終わっているということを前提に、さらに寿命を延ばすためにどうすればいいかという計画を今回の都市再生ビジョンでつくろうとしているわけですから、学校をすぐやらないと、例えば地震が来たら潰れるとか、そういうことではないということの前提のスタートだということを御理解いただきたいと思います。


◯委員(栗原けんじ君)  学校施設の長寿命化計画は今年度つくるということで、前の年にですね、調査しているわけですから、もうパンドラの箱は学校施設においては開かれているわけですよ。ですから、それに対してはしっかりと対応するということが求められていると思います。適切な対応はするということですけれども、新都市再生ビジョンが令和3年度の策定で、来年度取り組む調査結果に基づいて総合的にやるということで言えば、学校施設長寿命化の計画の策定ができないということでの今回の資料のですね、調査結果が生かされないという点では、課題があるというふうに思います。しっかりと、ちょっとここはしっかりと取り組むという、問題点が明確になったところは取り組むということですから、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
 子ども家庭支援センターりぼんの開設では、今回児童虐待に関する、とてもセンシティブな問題を相談する支援センターとして教育センターに開かれるということで、ぜひプライバシーに配慮した施設改修、しっかりととることが重要かと思います。今回の施設改修で、そういうプライバシーに配慮した取り組みができるものの予算としてしっかりとされているのか、この間、のびのびひろばでですね、取り組んできた課題というのが生かされた施設改修になっているのか、確認したいと思います。


◯子ども家庭支援センターのびのびひろば担当課長(立仙由紀子さん)  今回の施設改修の中には、移転する先のスペースのところに相談室の設置を考えております。それとあと、待合スペースとしての交流サロンを考えております。そちらのほうの設置工事費をこちらで計上させていただいております。
 また、プライバシーの保護に関しましては、教育センター内でも各所個別の相談室がございますので、教育委員会さんとも調整しながら、そちらも活用してプライバシーの保護には十分配慮した運営をしていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  この間相談事業をしてきた中での配慮すべき課題はしっかりと対応された施設として改修されるということで理解させていただきたいと思います。また、実際運用する中で出てくる課題もあるかと思いますので、そういったときには適時に対応していただきたいというふうに思います。
 待機児解消に向けた学童保育の整備事業で、今回、むらさき子どもひろばの1室を学童に転換するということで、幼児と小学生の低学年の午前中と午後での時間的な、利用時間の違いもあるということで対応可能だというお話、取り組みだということを認識しました。
 ただ、夏休みを、先ほど委員の指摘もありましたけれども、午後ですね、幼児が一緒に──小学生が午後、むらさき子どもひろばを使うときに、引き続き、幼児の方も父母と同伴で部屋を利用するということは可能なんでしょうか。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  午後の時間帯、小学生が主に使うんですが、今、指定管理になっていただく予定の団体とも、特に午前中お使いの乳幼児の方と保護者の方が、講座ですとか、イベントに参加された後に、1時ごろまでお弁当を食べるというような使い方がありますよね。そういったことについては、まず12時で区切るのか、1時までにするのかというようなところを調整したいと思っております。
 それから、午後、本当に小学生が主に使う時間帯について、乳幼児を連れた保護者の方については、今もそうなんですけれども、大きいお兄ちゃん、お姉ちゃんがいるような部屋で一緒にうちの子は遊ばせられるなというふうに御判断いただいた方は、今も一緒に遊んでおります。そういった形は今後も継続してまいりたいというふうに思っているところです。


◯委員(栗原けんじ君)  今の御回答ですと、拒まないというか、幼児も親が同伴して、利用の希望があれば、小学生がいる午後も利用することができるということで理解します。その上でですね、その対応はいいかと思うんです。必要であれば、対応されることが重要かと思いますけれども、安全対策は重要になるというふうに思います。年齢も体の大きさも違う子どもたちが一緒に同じ場にいるということになったときの安全対策上の配慮というのは十分にとっていただきたいと思うんですが、そういう予算、施設整備も含めてなっているのか、確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  職員、従事する者の体制については、現在の指定管理者も、そういった安全管理も含めて、一体どれだけの人員が必要なのかということで協議を重ねてまいりました。必要な体制の人員をしっかりと確保してまいりたいと考えているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  実際に支援員、指導員、子どもが混在した状況というのは、とても危険を感じるかと思います。事業を進めていく中で課題が出てくることもあるかと思います。安全を最優先にした対策をする。必要に応じて子どものひろばを確保するということは、居場所というのは、居場所がなければできないので、時間帯で区切ったものというのは、やっぱり不十分さを残すと思います。学童保育所は、今、三鷹市では3年生、障がいがある場合は4年生まで受け入れるという状況ですけれども、6年生までという希望があれば受け入れる体制づくりも必要ですので、学童保育所の施設の充実には、増設も含めて検討することを求めたいというふうに思います。
 この施設利用ですけれども、利用者の周知をですね、子どももありますけど、親御さんが一緒に利用できるかどうかということも知らせることというのが重要ですし、これからのこの事業を進めていく上での周知の状況というのは今どうなっているんでしょうか。これが決まった段階でお知らせするということでよろしいんでしょうか。十分な周知をお願いしたいと思うんですが、その点確認したいと思います。


◯児童青少年課長(清水利昭君)  御指摘のとおり、この予算をお認めいただきました後に早速説明会のほうを開催して、御理解を求めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  施設利用者に対しての適切な周知ですね、知らなかったということでの混乱が起こらないように進めていただきたいというふうに思います。
 高齢者を対象にした見守りキーホルダーの配布の件で確認します。これ、今回、包括支援センター7カ所で700個分ということで7掛ける7イコール49ですか、4,900個ができるということですけれども、これは、この根拠、数字的な側面で、必要としている方、見守りキーホルダーを必要としている方をどのように想定しているのか、利用希望者を全て受け入れるだけの予算となっているのか、確認したいと思います。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  今回の個数につきましてはですね、駅前の地域包括支援センターがですね、現在先行して実施しておりますけれども、そこで約二百超ですね、個数が出ております。それで一定期間ですね、在庫を含めた形でですね、対応できる個数ということでこのような形で考えているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  これ、7カ所の包括支援センターで、必要としている方、どのくらいと見込んでいるんでしょうか。在庫だけの問題でしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  エリアごとのですね、高齢者の数から割り出したということではございません。先ほども言いましたように、先行している、比較的人口の多いですね、高齢者人口の多い駅前地域でこの程度の個数でしたので、そこから数を見込んだという形でございます。


◯委員(栗原けんじ君)  数はわかりました。実際にこれを周知徹底すれば、利用される方、これからもふえていくと思います。さきの委員でも24時間対応ができるようにということで改善の拡充の要望もありましたけれども、周知徹底をしつつ、この見守りキーホルダーの取り組みが、より利用される方にとって必要な、適切な制度としてですね、運用できるように改善していただきたいと思うんですが、この点で、市民に対しての周知、これはつけている、自分がこの見守りキーホルダーを申請したいということで申請できるようにしていくということと同時に、それを言ってみれば見守る立場の人たちが知らないと活用されない側面でもあると思います。この取り組みでですね、周知については予算的な側面で考えていらっしゃることはあるんですか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  ただいまですね、周知ということで御質問をいただきました。予算をですね、お認めいただきましたら、早速ですね、こちらのほうの作製に入りたいと思うんですけれども、今回ですね、キーホルダーのですね、購入費にあわせて、いわゆるこれを周知するためのですね、PR用のチラシのですね、費用もですね、計上させていただいているところでございます。また、ホームページとかですね、市の広報でもですね、掲載しましてですね、こういった取り組みが始まるということをですね、案内させていただく予定でございます。
 また、各地域包括支援センター、また、高齢者のためのしおり等にもですね、今後掲載してですね、利用をしていただくよう、あるいはまた、このキーホルダーの存在をですね、知っていただくような取り組みを進めてまいりたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  わかりました。24時間対応も含めて、今後の事業を、先行して進められている自治体や三鷹市で取り組んでいる方の要望をしっかりと聞いて、市全体の取り組みにしていただきたいというふうに検討をお願いしたいというふうに思います。
 最後に、介護保険事業の特別会計で、介護保険給付費の準備基金の積立金の増があります。保険料についての問題、精算の点ですけれども、影響しているというお話もありましたが、保険料についての評価、どのように見ているのか。介護保険料が引き上げ初年度かと思いますが、保険料に対しての評価をお伺いしたいと思います。


◯介護保険担当課長(外山慶範君)  初年度のですね、保険料の評価の御質問についてお答えいたします。保険料の収入に関してはですね、今年度、ほぼ計画値どおりで、計画値と実績値の乖離率を計算しますとですね、わずか0.95となっておりまして、ほぼ計画値どおりの実績となっている次第でございます。
 以上でございます。


◯委員(栗原けんじ君)  保険料、準備基金がですね、積み立てになるということでいうと、2,783万円とはいえ、高い保険料に対する軽減を求めている声がある中で、適正だったのかという点では、高過ぎたんじゃないかというふうに思います。
 介護保険サービスの適正な利用ということで、利用抑制も利用料が負担であるかと思います。この精算においてですね、市民の介護保険に対する利用サービスの抑制というのは、補正の観点でどのように感じていらっしゃるのか、確認したいと思います。


◯介護保険担当課長(外山慶範君)  まずですね、最初のお話のあった2,783万9,000円の内訳の大部分はですね、今回保険者機能強化推進交付金の交付を受けて、それを保険料に充当して、そのためにですね、保険料収入が生じたことによるものでございます。
 2つ目のですね、利用量の抑制についてですけれども、介護保険サービスのですね、サービス料が高いと感じていらっしゃる市民の方々は一定程度いるのはですね、高齢者実態調査等で把握しております。利用抑制といったことがですね、起きないように、また利用者一人一人のですね、方々にきちんとサービスが適切になされるように、地域包括支援センター等を通じてですね、適切な対応がとれるように今後とも実施してまいりたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(栗原けんじ君)  介護保険の保険者としてですね、しっかりと被保険者の方に使っていただけるような市の取り組み、介護サービスの事業として進めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。終わります。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。さまざま委員から質問が出ているので、何点かに絞ってなんですけれども、お尋ねをしたいと思います。まず、市制施行70周年事業の関係なんですけれども、まずは職員の方々がここまで一生懸命考えて、こういうふうに運んでいこうということを示されているというふうに思いますけれども、コミュニティバスのですね、ラッピングなんですけれども、果たしてこれをやることが三鷹の70周年の事業として必要なのかなという議論が会派の中でもありました。何ていうんでしょう、確かに機運醸成をするためにはラッピングをすれば効果はあるのかなというふうに思いますけれども、果たして単年度で700万円をかけてやることなのかというので、若干納得がいかない部分もございます。
 そうした中で、先ほども御答弁の中にありましたけれども、ステッカーのようなものですから、大体3年はもつということで、今やっているラッピングが大体それぐらいで、更新の時期であろうということも御答弁ありましたけれども、だったら例えば今、いま一歩PRが足りていないようなSDGsですとか、あるいは、今、地球環境の問題が大きく叫ばれていますから、そうしたことをPRをして、その上に今職員の方々が考えられたというPokiを使ったものをちょっと張っとくと。70周年記念という形で張っとくとかやったほうが、より三鷹らしいあり方なのではないかなというふうに感じますが、そこら辺、御所見ございますでしょうか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  御指摘の御質問、すごく難しいなと。難しいというのは、お答えが難しいなというふうに思います。もちろんおっしゃることわかります。ただ、我々が何を今回求めているかということです。もちろん1つには、70周年に向けて市民の皆さんの機運を醸成していきたいという思いがございます。と同時に、やはりこれから三鷹市にとって何が大事かというと、やはり参加と協働というコンセプトがキーワードだというふうに思っております。参加と協働を進めるためにどうしたらいいかということなんですけれども、例えばなんですが、この間基本計画の改定作業を行ってくるプロセスの中で、ワークショップ、あるいはまちづくりディスカッション等々行いました。実際にまちづくりディスカッションなんかをやってみると、全く今までかかわっていなかった人が何かのきっかけで来てみたという方たちがほとんどです。でも、そこでいらしていただけるとすごく実りのある議論をしてくださいますし、いいアイデアも出していただけます。であれば、我々としたら、そういった方を1人でもふやしていく、そういうきっかけを少しでもふやしていくということが大切なのでないかというふうに考えております。
 ですので、70周年のこのラッピングというのは、もちろん70周年に向けての機運醸成もありますし、単に住んでいるだけ、たまたま住み始めただけではなくて、もう一歩市民の皆さんが何かこちら市政に向いてくださる、そのきっかけの1つ。これで全てできるとは思っていませんけれども、そういったきっかけの試行錯誤、きっかけづくりの試行錯誤の1つとして、これをやらせていただきたいというふうに思っているところです。
 おっしゃるとおり、SDGsというようなことももちろん考えました。先ほども申し上げたとおり、そういったことも今後考えられるかもしれません。あるいは、しつこいようですけれども、しっかりと納期に納めましょうみたいなこともあるかもしれません。ただ、やはりここは70というキーワードを使って、ああ、70なんだと。三鷹町から三鷹市になって70なんだ、ふーんということが何かのきっかけになればありがたいというようなところで、今回こういったものをやらせていただくことにしました。
 ただ、単純に、もちろんお金がかかることもわかっておりましたので、単純に最初からコミバスありきではありません。幾つかの方法を考えました。例えば街路灯のフラッグです。ただ、フラッグって、時間がたつと結構よれよれになって、何となく寂しい感じが出てきてしまうというのもあります。じゃあ、東電の、地上機はもちろん地上機でオリパラとの関係でやろうということになっていましたけれども、それ以外に電柱ということも考えたんです。電柱にラッピングしてみようかと。ただですね、主要な幹線道路の電柱で今あいているところだけでも二百数十本あって、その電柱に一定のラッピングなり、張り紙というかを全部施すだけで1,400万円くらいかかるということでした。1,400万円、電柱でやるんだったら、動いているバスにラッピングしたほうが効果的ではないかというような、そういった議論、あるいはケーブルテレビの利用等々も考えたんですけれども、そういった中で、今回はたまたまライフ・ワーク・バランスのラッピングがそろそろ耐用年数も来るということで、コミバスを使った70周年のラッピングということをやらせていただきたいということで提案させていただいているというのが現在の状況です。そういったところをぜひ御理解いただけると非常に私どもとしてもありがたいというふうに思います。


◯委員(高谷真一朗君)  御丁寧な御答弁ありがとうございます。市の思いと市民の感情というのが果たしてそこでマッチングするのかというのが、ここのラッピングバスの大きな課題になってこようかというふうに思います。我々議員は、事あるごとに広報しろ、周知しろと言うわけですから、確かにこの方法は非常に有効なのかもしれませんけれども、この70周年という記念ですよというだけのものではいけない。今、部長御答弁いただいたように、きっかけになってくれるような、本当にそういう仕掛けがなければ、私はこの700万円、単年度で700万円というのは無駄だというふうに思います。市民の感情とはちょっとかけ離れているんじゃないかな。
 なので、どういうデザインになるのかというところはまだわかりませんけれども、そうしたものになってくれるように大いに期待をさせていただきます。会派のみんなにもこれで納得をしてもらおうかというふうに思います。
 それと、続きまして、防災上重要な公共建築物の基礎調査です。私の会派のほうでも、学校の長寿命化やったのに、これじゃあ、おくれるんじゃないかと。庁舎のほうに合わせてやってしまうと、おくれるんじゃないのという疑問がありましたけれども、先ほどの議論で、それは解消いたしました。この基礎調査をやったとしても、学校のほうの長寿命化で老朽化していったという緊急度があれば、やっていただけるということだと理解をいたします。全体の中で、対象に含まれる学校も、例えばD、D、D、Dというですね、評価があったところが、埋もれるということはないということで理解してよろしいでしょうか、もう一度確認をさせてください。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  これまでの委員さんにも御説明しておりますように、平成30年度調査の中で早急な対応が必要なもの、これは判定でいえばD判定というようなものなどが早急な対応が必要と判定された部位でございますので、そういったような結果をしっかりと評価をいたしまして、そういったものは早急に対応が必要があるというふうに認識しておりますので、しっかりと庁内の中でも議論をし、また調整をし、必要なものについては予算計上させていただければというふうに考えております。よろしくお願いいたします。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。そういう認識を持っていただいてありがとうございます。地元に帰れますということで。
 続きまして、第二体育館の解体工事なんですけれども、し尿処理施設をつくるということで今までの話がありました。ただ、今年度で1億円、また、来年度で3億2,000万円、大体4億円以上かかると。解体で4億円かかるというのはすごい工事なんだなというふうに思いますけれども、こんなにかかるものなんでしょうか。何か廃材の処理の単価が上がっているとか、そういう理由なんでしょうか。4億円ってすごい金額だなと思うんですが、壊すのに。どうでしょう。


◯都市整備部調整担当部長・教育部理事(小泉 徹君)  第二体育館につきましては、地下のほうにプールがあるということで、かなり地下部分が深くまで来ているというのがございます。そういった中でいくと、まず地下部分まで解体をしなければいけないということで、その工事も結構大変な工事になりますので、そういった部分での経費が一定程度かかるということと、ですので、地下で、今、空間でありますので、それを解体、躯体を解体したもので、埋め戻さないといけないということがありますので、当然そうなれば、そういった改良土というので土を入れて埋め戻すとなりますので、やはり通常の地上部だけにあるような建物と比べれば、やはりどうしても地下部分が、それもかなり地下2層まであるような、結構9メートル、10メートルぐらいまであるようなものですので、そういった部分でちょっと経費がかかるというふうになっております。


◯委員(高谷真一朗君)  わかりました。大変な工事なんだろうなというふうに思います。ほかにも三鷹市内には今後解体しなければいけない大きな施設とかあると思うんですけれども、そうした際にうちの会派でもほかの議員も言っていますけれども、資産除却債務というような考え方、これから壊すのにこれぐらい金額がかかるんだよということをきちんと考えながら取り組むという、一般の企業ではもうやっていると思うんですけれども、そういったことを行政も考えていらっしゃるんでしょうか。


◯財政課長(石坂和也君)  資産除却債務についてのお尋ねでございます。自治体の公会計については今まで現金主義でやってきたという流れの経緯がございます。ようやくここでですね、統一的な基準による財務諸表によって発生主義的な考え方が出てきたといった、緒についたところなのかなというふうに認識をしているところでございます。
 そうした中でですね、恐らく解体費用を費用で繰り延べてですね、費用として換算していって毎年計上していくというような考えでございますが、まだですね、やはり財務諸表については、現金主義を補完するようなところの位置づけでございます。
 さりとてですね、委員おっしゃるとおりですね、将来的な展望を持つということは大事かと思います。将来的にどれぐらいの解体費用がかかるのかということでですね、そういったことを見越して財政運営をきちっとやっていく。それが今現実取りかかれる問題なのかなというふうに認識しています。


◯委員(高谷真一朗君)  御答弁ありがとうございます。確かにこれからこういったことが出てくると、財政負担も相当なものになってくると思います。ぜひともですね、そういった考え方も、今後は、シティーマネジメントじゃないですけれども、そういった中で取り組むべきだと思いますので、御検討いただきたいというふうに思います。
 それから、高齢者を対象とした見守りキーホルダーの配布なんですけれども、非常にいい取り組みだなというふうには思います。これは、例えば御家族の方でも申請というのはできるんでしょうか。というのは、例えば私の父がちょっと認知症気味なので、代理で来ましたみたいなことも可能なものなんでしょうか。どうでしょう。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  原則としてですね、御本人に申請をしていただきたいという形にはなっています。相対で、そういう高齢者の方がいらっしゃるということで、地域包括支援センターの職員とですね、顔を合わせていただきたいなと思っています。
 ただ、そうはいってもですね、御家族による申請も受け付けることはですね、可能にしたいと思います。ただ、事前にですね、そういったキーホルダーを申請して情報を包括に届けますよということで、御本人のですね、確認をとっていただきたいということで考えております。


◯委員(高谷真一朗君)  認知症の方に御本人の確認をとるというのはなかなか難しいことだというふうに思うんですけれども、やはりそういう方が徘回をしてしまったときに、このキーホルダーがあって、それで実際お巡りさんに救出されただとか、そういった事例もあるというふうに聞きましたので、そこのところはちょっと考えなければいけないのかなというふうに思うんですけれども、年1回の更新で、脳の機能が衰えていって、認知症になってしまった方は仕方がないにせよ、やはり今の現段階でそういった方々を見守るという意味では、この事業を始める前に考えとくべきことかなと思うんですが、どうでしょう。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  現在ですね、先行して行っています駅周辺地域包括支援センターでは今のような取り組みをやってございます。そういったケースの方もいらっしゃると思いますので、いただいた御意見をもとにですね、実施に向かっての間にですね、調整させていただきたいと思います。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。ぜひ御検討いただければ、このキーホルダーもさらに意味を増してくるのかなというふうに思います。
 それと、ちょっと心配なんですけれども、登録番号がこのキーホルダーにされるということで、悪用されることってないんでしょうか。この登録番号だけだと、悪用というのはなかなかどういうものかわかりませんし、私も根が善人なものですから、どういうふうにしたら悪用されるかはわかりませんけれども、例えば認知症の方がこのキーホルダーを持っていて、私がですよ、それを見つけて、「三鷹警察ですけれども、この番号の方、何ていう方ですか」なんて言って、住所を聞き出しちゃうだとか、そうしたことで何か悪いことに利用されないかなという心配があるんですけれども、そうしたことというのはないんでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  他市、先行している区ですとかですね、市の例を聞きますと、そういった例はちょっとないということでございますけれども、確かにそういったおそれもあるとは思いますので、ですので、対応するときはですね、公的な機関、警察であったり、消防署であったり、そういったところ以外にはですね、答えないという形。例えば道で拾ったという方が連絡くださっても、その方にはお答えすることなく、キーホルダー本来のね、持ち主だったり、キーホルダーの連絡先としているところから包括に連絡するだけであって、例えば「こういう方が持っていたものではないですか」と聞かれても、そちらは答えないというような形で対応する予定です。


◯委員(高谷真一朗君)  そこがちょっと曖昧になってしまうと怖いなという気がするんですけれども、今、このキーホルダーの番号だけじゃあ、確かに個人情報までたどり着くことはできませんが、本当に私が「三鷹警察の高谷です」と言って、実際そういう人がいたとして、信用させたとして、包括の人から聞き出しちゃったなんていうことがあると、それは悪い人からすれば、何か悪いことに使えるネタになろうかと思うので、例えばここの家は認知症の人間がいるから昼間空き巣に入っても大丈夫だとかね、何かそういうことに使われかねないと思いますので、例えばそういう警察官から電話がかかってきましたと言っても、包括の人がさらに折り返しでそのことを確認するだとか、そういう運用のルールみたいなものがないといけないと思うんですが、これを導入していただくに当たって、各包括さんも温度差があって、大変な負担になってしまうんじゃないかというところもあろうかと思いますけれども、やはり開始するに当たってはそういったところまできちんとやっとくべきだと思いますが、いかがでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  現在各包括をですね、集めます、地域包括支援センターのですね、機関連絡会においてですね、今年度のこういう形での取り組みに向かって話をしているところでございます。先ほど言いましたように、先行しています駅前地区のですね、地域包括支援センターの職員からですね、こういうケースのときはこうであったとか、そういった例もですね、説明を受けていてですね、みんなでですね、共通の認識のもとでですね、対応しようという形での準備を進めているところでございますが、そういった中で、きちっとそういった情報のですね、適切な対応ですね、そういったところも固めていきたいと思います。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。非常にすばらしい事業だと思いますので、進めていただく上で、利用する人も、される人もですね、また、このキーホルダーを見つけて助けてあげようとする人も誰もが安心して使えるようなものにしてあげてほしいと思います。
 ありがとうございました。終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で議案第41号、第43号及び第44号に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時18分 休憩


                  午後2時28分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 議案第39号 三鷹都市計画道路3・4・7号(連雀通り)電線共同溝整備工事に伴うボックスカルバート撤去工事請負契約の締結について、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  よろしくお願いいたします。議案第39号について御説明いたします。この議案は、連雀通りの八幡前交差点東側一帯に埋設されているボックスカルバートを電線共同溝整備工事に伴い撤去するため、請負契約を締結するものです。
 お手元の総務部参考資料をごらんください。本件工事に関する入札契約の内容等について御説明をいたします。
 初めに、本件の契約方法ですが、上段の右側にありますとおり、制限付一般競争入札を行いましたが、再度の入札に付しても落札者がなかったため、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号の規定によりまして、入札参加者のうち最低価格を提示した者との随意契約を行うものです。
 契約の金額は税込みで1億4,993万円。
 契約の相手方は、三鷹市大沢六丁目3番23号、三栄建設株式会社です。
 履行期間は、契約確定日の翌日から令和3年3月29日までとなっております。
 次に入札の結果ですが、下段のほうにあります。入札の結果は、参加申請があったのは、1回目の入札で辞退した2者を含め、記載の6者です。
 入札の結果は、再度の入札に付しても落札者がなかったため、入札参加者のうち最低価格を提示した三栄建設株式会社と減額交渉を行いまして決定をしたものです。
 なお、落札比率は99.9%です。
 表の下段から裏面の2ページにかけましては、工事概要及び入札参加資格要件等を記載しておりますので、適宜ごらんいただければと思います。
 私からの説明は以上です。
 工事概要につきましては、担当主管部より御説明をさせていただきます。


◯道路交通課長(池田啓起君)  私からは、議案第39号に関しまして、ボックスカルバートの撤去工事の工事概要につきまして御説明させていただきます。
 場所につきましては、先般の議案参考資料の案内図にお示しさせていただきましたが、下連雀四丁目17番、18番付近の連雀通りになります。
 本工事は、平成29年4月に東京都と締結しました第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業の協定に基づき、安全安心の道づくりに取り組む事業であり、今回の工事は、電線・電柱類を地中化する電線共同溝の整備に向けまして、八幡前交差点から下連雀七丁目の交差点の先まで、みちづくり・まちづくりパートナー事業区間235メートルのうち、約103メートルで、道路路面下にあります約20センチ下にありますコンクリートのボックスカルバート、大きさは、幅が約1.2メートル、深さが約1.5メートル、そして延長が103メートルの構造物を撤去する工事になります。
 ボックスカルバートに当たりましては、仙川の分水路としまして、現在は仙川の暗渠部分は閉塞され、現在の連雀通りの雨水排水のみに使用されており、今後道路拡幅整備に伴い、雨水管が新設され不要となることや、電線共同溝の整備の埋設に支障となることから撤去するものとなっております。
 審査参考資料の1ページをごらんください。作業につきまして説明させていただきます。1ページ上段にありますように、103メートルを工区分けをしまして、順次作業を進めていきます。
 スケジュールとしましては、下段にありますように、今年度内は、主に作業計画、工事動線の仮設の準備であるとか、看板等の製作など、準備工事を行います。令和2年度より、北側拡幅部への切り回し道路、これは2車線になりますが、道路の新設、6月ごろから本格的なボックスカルバートの撤去工事に入る予定としております。今後、施工業者さんとの調整の中で変更が生じる場合もありますけれども、現在のところとしては、A、B工区、D工区、E工区、C工区の工程でボックスカルバートの撤去作業を予定しているところであります。
 次に、切り回し道路工事及び作業に伴う交通動線につきまして説明させていただきます。審査参考資料の2ページ上段、切り回し道路1のように、現道北側の道路拡幅部に新設した切り回し道路に現在の車両動線2車線をまず振りかえます。そして、ボックスカルバートの撤去のため、ボックスカルバートの南側に土留めのための鋼矢板を約6.5メートル打ち込んでいきます。
 次に、2ページ下段、切り回し道路まる2のように、北側に振りかえた道路の南側車線のみを現道側に再度切り回しまして、次にボックスカルバートの北側に土留めの鋼矢板を打ち込みます。土留めの鋼矢板の設置後、切り回し道路の2、下段の2の作業帯で、ボックスカルバート、約1.5メートル分割にしまして、順次クレーンでつり上げ、撤去、搬出処分をする予定です。
 現場での破砕は今予定はしていなくて、現場効率や振動、騒音に配慮し、搬出後に破砕することとしております。撤去後、埋め戻しを行い、土留めの鋼矢板を引き抜いて、撤去を完了します。この作業を工区ごとに順次行っていく予定としています。
 交通量が多くてですね、車両を通しながらの作業となりまして、かなりの難工事を市としても考えております。通過車両、歩行者、自転車の通行の安全に最大の注意と配慮により、安全に工事を進めていきたいと考えております。
 私からは以上になります。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。不調が続いている中で、今回もということだと思うので、一般的にお聞きしておきますが、不調で、今回、機材の高騰は余り関係ないのかなという部分があるんですが、今回は人工代といいますか、人件費なのかなということで、この不調の原因をどのように捉えているか、教えていただきたいと思います。
 それと、今回、最初に平面図だけいただいたときに、ああっ、工事になると通行どめになっちゃうのかなとかですね、一方通行になっちゃうのかなという形があったんですが、今回切り回し道路の考え方が示されたということで、これで言いますと、いわゆる片側通行になったりとか、通行どめになる期間はないという理解でよろしいのかどうか、そこだけ確認をさせてください。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  まず1点目の入札不調の要因、原因なんですけれども、やはり御指摘のとおり、建設資材も全くないわけではないんですが、割合的にやはり人件費の高騰でありますとか、建設コストそのものの高騰が引き続き続いているということを原因として考えておりまして、やはりなかなか入札の価格を低く抑えることが難しい状況が続いている、そのような認識でございます。


◯道路交通課長(池田啓起君)  作業帯におきまして、1車線、もしくは交通どめの期間があるかということなんですが、基本的には1車線になる、また通行どめになる予定はしておりません。
 ただ、作業帯の工程によりまして、南から、取りつけ道から西側向き、東側向き、どちらか一方が制限されると右折ができない状況がある期間が生じることがあります。基本的には本線については1車線通行どめは今予定しておりません。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。高騰が続いているということもあるかと思うんですけれども、それを見越した、何ていうんですかね、予定価格の設定というのは基本的にはできないものなのかどうか。何回もやるのも手間が大変なのかなと思うんですけれども、それを含んだ何か予定価格の設定という、そういう計数があるのかどうか知りませんが、そういうことができないのかどうか、ちょっと確認だけさせてください。
 それと切り回しで一方通行とか、通行どめは考えていないということなんですけれども、禅林寺さん、使われて、東のほうから来ると、これは右折では入れないというふうになるのかなと思うんですが、それに対しての、右折ができないよみたいな、直接入れませんよみたいな、そういう掲示とか、そういう注意看板とか、そういうのが出されるのかどうかということで、基本的工事中の……。一定期間と言いましたが、それが右折できない、禅林寺さんに直接入れない期間というのは大体どのぐらいを想定しているのか、もしわかれば教えてください。


◯道路交通課長(池田啓起君)  不調の原因としまして、その予定価格を踏まえての設定ができないかということですが、基本的には市も適切に、現場の状況であるとか、そういった現状の材料の単価等も踏まえて、反映した設計を行っています。今回の工事案件につきましては、基本的に連雀通り、三鷹通り、非常に交通量が多く、現道の交通を確保しながらの作業となるため、道路の切り回し回数が非常に多くなります。そのための交通動線、また交通処理がかなり難しいということであるとか、渋滞、また誘導員の配置がかなり流動的で、そこが不透明な部分があるということ。また、そうした安全に係る経費、誘導員であるとか、バリケード、防護柵、表示であるとか、こうした経費が、市が積み上げた設計内容よりも入札参加業者さん側のほうが、より安全面に経費をですね、積み上げたのではないかという、これはあくまで推測ですが、そういうふうに思っています。
 交通動線につきましては、作業帯、また工事業者さんの作業計画を立てる中で、期間についてはまだ明確ではないですが、適宜誘導員をそこに配置しまして、誘導していく。入れない状況というところがないようにですね、交通誘導員により誘導していくというふうに今考えております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。経費の積み上げも、市の方が御努力いただいているということはわかりましたので、またそういうものを、いろいろなものを調査しながらやられているかと思いますので、またそれは進めていただきたいと思います。
 これは右折で禅林寺さんに入れないということだと、相当先へ行って回ってこなきゃいけないということがあり得るのかなと思っていますので、適宜誘導していただくということがあるかと思いますが、それがある程度手前からわかるような形でですね、ここを通らないで回ってくるというと、西側のほうから入っていくということになるかと思うので、その辺の切り回しとか、誘導とかですね、スムーズにいくような形で、これも御努力いただければと思います。よろしくお願いします。


◯委員(池田有也君)  よろしくお願いします。私からは、まずこういった工事、なかなか珍しい、余り前例もないような工事だったと思うんですけれども、工事契約先の三栄建設さんはこの手の工事の実績ってあったりするものなのでしょうか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  今回のですね、ボックスカルバートの撤去工事なんですけれども、道路を切り返ししながらですね、仮設を行いながら撤去を行うということで、かなり交通量もある中でですね、安全に配慮しながら行わなきゃいけない難易度の高い工事でございます。三栄建設さんは、市内でもですね、これまでもいろいろなところで、道路仮設を行いながら道路を築造したり、さまざまな、豊富な施工実績、施工経験お持ちの技術の方々がいらっしゃいますので、そういった施工面ではですね、しっかりと対応していただけるものというふうに市のほうでは認識しております。


◯委員(池田有也君)  どうもありがとうございます。あと、価格の設定のところの件なんですけれども、例えばこういった同様の工事を他市でやっていたりして、それを参考にしたりとかということは今回あったのでしょうか。お願いします。


◯道路交通課長(池田啓起君)  他市の事例等を参考にしたということではなく、三鷹市の、また東京都のですね、積算基準をもとに算出した設計となっております。


◯委員(野村羊子さん)  丁寧な説明ありがとうございます。1つ、入札に関して、さきの委員のことでね、ある程度わかりました。不調になることは仕方がない状況があるというふうに考えるしかないのか、その辺、やはり今後のね、こういう難工事、あるいは安全面の配慮が必要な場合の予定価格の立て方というのは、これ、やっぱり再検討したほうがいいのかというふうに思いますが、その点について再度お願いします。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  御指摘のとおり、今回、先ほど道路交通課長からも説明がありましたとおり、ちょっと安全面、それをどう考えるか。また、事業者というのは、やはりリスクをどのように考えるかというところが積算の大きな部分にもなりますので、よくこうした今回の事例とともにですね、これまでの事例も調査研究しながら、今後もですね、適正な入札が実施できるように、また適切な積算ができるように進めてまいります。


◯委員(野村羊子さん)  その辺はきちっとまたやっていただければと思います。なかなか競争が成り立たないというのもなかなか難しいものだと思いますのでね。
 実際の工事の話、丁寧にしていただいたんですけれども、これね、1点確認なんですけれども、工区を4つに分ける。で、それぞれの工区ごとに切り回しをやりつつするのか、この切り回しをして全体を、例えば最初にボックスカルバートの南側に土どめ壁を入れると言った。それは工区ごとにやるとしたら、切り回し道路の距離が短い状態で切り回していくという話になるのか、それとも全体をやってというふうになるのか、ちょっとそこは実際の流れとしてどっちかなとわからなくなったので、教えてください。


◯道路交通課長(池田啓起君)  切り回しの考え方としましては、まず、山どめの土どめ工につきましては、工区ごとに土どめの施工をしていきます。南側、北側と順次切り回しながら行っていくわけですけれども、切り回し道路につきましては、工区全体で北側に振ります。次の工区に移ったら、全体を南に一旦振りかえます。ですので、この切り回し道路まる1と切り回しのまる2の形態が、単純に言うと4回、繰り返し切り回しを行い、施工するというような考え方です。


◯委員(野村羊子さん)  1工区ごとに、南やって、北やって、取り出して、そこが終わったら次の工区で、南やって、北やって取り出すというふうに、それはそうやって工区ごとにやっていくと。でも、道路は、だから、そのたんびに全体が動くんだ。だから、この2年間の間に切り回しが4回起こる、そういう理解でいいですか。


◯道路交通課長(池田啓起君)  基本的にはそういった考えで施工します。


◯委員(野村羊子さん)  やっぱりすごい手間暇のかかるというか、その辺をどう考えるか。工事の手順とかをどう考えるかが結局入札に反映するということですよね。つまり、工区ごとにやって4回切り回すんだけど、切り回す距離は、全体を切り回して、また、だから、切り回し道路4回あれこれしなくちゃいけないというふうな、掘ったり埋めたり、掘ったり埋めたりということも4回、4カ所でやるというふうな話なので、その辺をどうね、見越して入札価格に反映させるかということなのかなと。さっき部長が事例等研究しながらとありますけれども、工法のやり方、どういうふうな工事のやり方が一番スムーズにいくのかということについての考え方が事業者と市で変わっていたら、やっぱりそこは変わってきますよね。その辺のあり方で、今後のこういう難しい工事に関して、どういうふうな事前調査とかをしながらね、積算をしていくのかということ、それについてはどうでしょうか。


◯都市再生部長(田口久男君)  工事の工法の考え方でありますが、先ほど担当の課長のほうからも説明ありましたように、積算に当たっては、積算基準とか、共通の単価を使っておりますので、それに基づいて行っていくと。ただ、今、委員さんのほうからの御指摘ありましたように、工事の方法によって、そのあたりが変わってくるのではないかという御指摘かと思いますが、この工事に当たっての仮設とか、安全対策、いわゆるそういったものは、完全に指定してこういう形ということで積算しているということではありませんが、積算に当たりましては、当然市として過大な設計になるわけにはいかないので、その基準に基づいて、当然安全対策がしっかりできるように積算していくような形になりますが、そういったところで、事業者さんのほうの積算の仕方と考え方は少し違う部分はあるのかなというふうには考えております。
 今後ですね、こういったちょっと特殊な工事でもありますので、こういう積算に当たっては、よりいろいろな参考事例を参考にしながらですね、より適切に発注できるように取り組んでいきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。過大なものになっては困るというのは確かにありますよね。そこ、適切にという判断が非常に難しいなというふうには思います。
 今回実際にこのボックスカルバートが、仙川分水路としてはもう閉鎖されたもので、雨水がちょっと流れているだけだと。雨水管が今後入るからと言うけれども、この工事をして、その後ちゃんと雨水管が入るまでというのかな、連雀通りがちゃんと整備されるまでの間、その間ここに流れ込んでいた雨水というのはどこに流れることになるのかって、その辺の設計というか、その辺の対応策というのはどうなっているんでしょうか。八幡神社の角のって、ちょっと低くなっていてね、たまりやすいところなので、ちょっと心配ですが、どうでしょうか。


◯道路交通課長(池田啓起君)  既存の道路排水の処理の仕方なんですが、北側につきましては、もう新設の雨水管が入っております。そこに接続するようなことを今予定をしております。
 南側につきましては、現道にある雨水ますの先が、ボックスカルバートを撤去してしまいますので、工事期間中は隣接する側道の下水管に、横引きと言いまして、横に管を引きまして、引っ張ってきまして、接道する下水管に接続する工事を仮設で行う予定としております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。北側には新設の雨水管があり、南側は下水管につなげていくから大丈夫だということですね。はい、理解しました。
 実際に不調になって、減額交渉してというところですけれども、減額させたことによって何ができなくなったみたいなことってあるのかどうかってね。全体大きな金額の工事なので、全体の中でちょっとずつ圧縮するみたいなことになるのかもしれないんだけど、そのことによって、本当に安全性確保なり、ちょっとその辺が危うくなるみたいなことになっては困る。でも、入札されないと困るというあたりの、その辺の調整。だから、逆に言えば、何かを削ることで金額を抑えるみたいなことって、設計し直しじゃないけども、そういうこともなきにしもあらずだと思うんですが、その辺のことで今回はどういうふうになっているでしょうか。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  今回の減額交渉というのはですね、これ、差額は、まあ、2回目の入札からすれば57万円。全体からすれば0.4%ぐらいのものだったわけですけれども、ここで言う減額交渉というのは、仕様等の条件を見直すことは認められていません。価格の交渉のみでございます。そうした仕様を見直す場合には入札のやり直しとなりますので、今回はこの中ではしっかり安全性を確保しつつ、減額交渉に応じていただいた、そのように認識しております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。その辺ね、実際の運用の上で市のほうも監督に行くんだと思うので、きちっと、特に騒音、振動か、そういうことも含めて周辺の方への影響というのもあると思うので、その辺をきちっと対応できるように対策、対応していただきたいと思います。
 ありがとうございます。


◯委員(栗原けんじ君)  そしたら、ちょっともう一度になるかもしれませんが、確認したいと思います。今回、不調ということで、どのようにして競争の原理を入札にする中で機能させるのかというのが課題かと思います。適切な積算ができるようにということで、その判断は難しいということかと思うんですが、市内事業者、でも、今回の制限付一般競争入札で、入札資格のある会社というのはどのくらいあるのか、市として把握しているでしょうか。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  今回、市内ということで、準市内と呼んでいますが、本店、支店があるところも含めて市内ですが、想定としては15者を想定しておりました。


◯委員(栗原けんじ君)  実際15者があるという中で、この契約内容を見ますと、6者、1回目の入札、2回目の入札ということで不調になっているんですけれども、この点でですね、最大のミスマッチとなる部分、今後改善する、適切に行おうとするときの市として考えている一番の競争、この入札をですね、機能させる上で重要かと思うことというのは考えていらっしゃいますか。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  冒頭、質問の前段で委員御指摘のあったようにですね、きちっと積算がどうであったのかとか、先ほど積算については、都市整備部から御答弁させていただいたとおりなんですけれども、やはりこれ、総合的に見てですね、今回に限らず、入札不調というのは一定程度発生をしておりまして、平成30年度の実績で言えば、総件数34件の一般競争入札のうちの4件は入札不調であったということもありますので、よくですね──ここが原因ということではなくて、なかなかこれ、工事ごとに要因ってあると思うんですね。ですから、一概にこういうことが原因でということを特定するのは難しい面がありますが、先ほどの答弁と重なりますけれども、しっかりこれまでの事例を調査して、研究、検討していきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  工事ごとの要因というのは、今回、すごく難工事だということで示されていますけれども、その要因というのは、その工事の具体的な中身、困難さということが要因だということ、その違いが出るというのは、そこに一番起因するものなんでしょうか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  今回のですね、この工事は、仮設をどういうふうに見て、どういうふうに施工していくのかという、その部分、とってしまうものに対しての仮設のやり方とか、仮の道路のつくり方とか、そういったところが重要になってきます。
 そういうこともありまして、設計のですね、こういう切り回しの手法や何かを参考図書という形で市のほうからもお示しをしながら、これは指定という形ではないんですけど、こういう形で設計をして積算をしています、そういったものを見えるような形でですね、各請負業者さんになる、入札、応札される業者さんにお示ししながらこれまでも進めてきているところです。
 ただ、プロセスが非常に複雑なので、やはり見方によっては、安全を余計にもっと見る業者さんも多分多かったと思います。それで、金額のところで少し差異があったのかもしれませんけれども、基本的には我々も、こういう形で工事ができるというものの図面を示しながら、皆さんに適切に積算をしていただけるような工夫はしながらしてきているところでございますので、通常の道路の市道の路面整備工事と少しその辺の状況は違ったものですから、今回、1回目で入札ができなかったのかなというふうに考えているところです。


◯委員(栗原けんじ君)  そうすると、34件中の4件ということでよろしいんですか。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  全体の工事件数は約80件ですので、80件のうちの4件というふうにお答えさせていただきます。


◯委員長(渥美典尚君)  それでよろしいですか。


◯委員(栗原けんじ君)  はい。今回、入札の結果見ますと、辞退する会社も出ていて、他の工事との関係でですね、持ち合いというか、適切に他の工事をとっているということで辞退してしまうだとか、市内事業者の中でも正確にこの競争をですね、させていく、競争をしていただくという取り組みというのは重要かというふうに思います。人件費の高騰と言われていますけれども、多重下請になってしまう公共工事なども指摘されていて、実際にその仕事をされている方に十分な賃金、手間賃が行き渡らないというような問題が指摘されます。実際に工事を請け負った事業者のですね、事業の工事の実態ですね、人件費も含めて、労働条件の確保、最低賃金のしっかりとした支払いだとか、そういう問題では、三鷹市として確認することというのはされているでしょうか。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  これまでも繰り返し答弁はさせていただいているところですが、賃金などの労働条件につきましては、最低賃金などの法令遵守を当然の前提とした上で、その具体的なあり方については、契約自由の原則に基づいて労使間で自主的に締結するものであると考えています。
 しかしながら、いろいろこの間ですね、例えば三鷹市の建設業協会でありますとか、北多摩の建設業協会、そうした中でですね、いろいろ意見交換する機会というのはあります。そうした中で、よく現場の、協会としてですね、現場の実態をよく意見交換しながら、より、さきの一般質問でも他の議員さんからもありましたけれども、例えば工事の平準化でありますとか、いろいろな条件の中で、市内事業者の方がしっかり地域経済の担い手として仕事ができるようにですね、そうしたところを含めた入札制度を含めた、しっかりとあり方といいますか、今後のよい方法というのは検討していきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  公共工事における建設事業者の経営ですね、またそこで働いている方々の生活、なりわいをしっかりと保障していく事業でなければならない。また、それを保障することで質の確保にもつながるということもありますので、研究していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(石井良司君)  付託は主張していないんですけど、ちょっと聞いておきたいと思います。まず1点がね、これ、都の積算資料をもとにやっていると思うんだけど、この改定というのはいつごろしているのかということと、あとは、積算は設計会社に任せているのか、それとも市の職員がやっているのか、その2点教えてください。


◯道路交通課長(池田啓起君)  東京都の積算基準を踏まえて積算をしておりますが、8月の1日の改定の内容を反映して、三鷹市で自前で設計をしております。
                (「積算は」と呼ぶ者あり)
 大変失礼しました。東京都の基準を踏まえて、積算は三鷹市で行っております。


◯委員(石井良司君)  はい、わかりました。そうすると、設計図はどこかに委託しているんですか。


◯道路交通課長(池田啓起君)  設計につきましては、公益財団法人東京都道路整備保全公社に設計を委託しております。


◯委員(石井良司君)  そうすると、結局、仕様書なり、今言った設計されたものの設計図を渡しているわけだから、あとは、先ほど小出部長が言ったように、仮設工事とか、あと、工事ごとのスケジュールとか、そこの連携とかで非常に変わってくるとは思うんだけど、そういう部分で部分的な、要するにいろんな項目があると思うんですよね。その工事ごとの項目ごとに市との調整みたいなものはできないんですか。そういうようなことができるのならば、一定の金額、要するに不調になることは少ないのかなと思うんだけど、2回不調というのは少しどうなのかなという思いがあるんだけど。それと、あとは、8月に改定ということになれば、それを使っているのだろうから、新しいのでいいんだけどね。そういうところの、何というかな、見積金額の異なった部分の、相みつではないけれども、お互いにどこが違うのかということを、また場合によっては市側の設計した見積書をもとに、その業者にこういう方法があるよというようなことを教えてあげることも、場合によってはですよ、できるのではないかなと思うんだけど、そういう調整というのはできないんですか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  我々ですね、入札の段階で、金額の調整は、今契約の関係で総務のほうで行っておりますけど、工事内容の調整というのは行うことはございませんので、具体的に工種ごとにですね、幾らの金額で積算されたのかというところは、私どもでも内容については承知していないところでございます。トータルの金額でのものですので、実際に請け負った段階でですね、施工計画書が出てきますので、そのときにですね、施工業者が出してきている施工計画を我々もチェックしていきますから、そこで少し見方が多分違っているとかですね、もう少しこういうやり方があるんじゃないかとか、そういう調整は、請負後の中でできることは、することはございますけれども、契約前の、契約の段階でですね、入札から契約の段階で接触というのはございませんので、そこの部分についてはそういった調整はこれまでもしてきていないところでございます。


◯委員(石井良司君)  調整しちゃうと、これ、問題になっちゃうんだけども、だけど、やっぱりこれだけの、2回も不調になって、3回目で随意契約でやったということは、やはりそこは重く見ないといけないと思うんですよ。どこかが、三鷹市の職員さんが、または、もとの設計図がわからないけれども、設計図書がですね、どこか高かったりするようなことがあったのかもしれないから、やっぱりそこは何か調整していかないと、毎回こういうことばっかやっていてもしようがないと思うんだよね。不調、不調では。これはこのような時期が、何ていうかな、来年度に移行するような時期にやると、またそれが来年度に繰り越してしまうようなことになったりする場合がまた出てくる可能性は過去にもあったけど、そういうこともあるのでね、やっぱりそこはもう少し何か考えていかないと、何かだめじゃないかなと思うんだけど、そういう点では何か今後の対策というのはないんでしょうか。


◯都市再生部長(田口久男君)  工事の発注の価格と実際の業者さんの請け負う算定の違いでございますが、例えばわかりやすい例で申し上げますと、仮設に係る費用で、例えばA社さんという業者さんは、ここに自分の置き場があるとか、みんな違うわけなんですね。あと、今回コンクリートを処分したりとか、残土を処分する。その置き場も、業者さんによって、それだけ契約したりしていますので、違いがあると。ただ、市の積算の中では、それを標準として見ているという形になります。特に仮設の経費については、工事の金額によって割合率で決まってきたりするので、そういった違いは出てくる場合があるのかなと思います。
 ただ、今御指摘のとおり、そういった不調になるようなケースも出ておりますので、三鷹市だけでそこを、積算基準の内容を変えるということはできないんですけれども、いろいろそういうお声を聞きながらですね、東京都なり、いろいろ働きかけて、より適正な価格が算出できるように今後努めていきたいと思います。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。それだったらば、逆に仕様書の中にね、そういう細かい部分を書いたらいいんではないかと思うんですけれども。方法とか、例えば工事でも、下請、何者使うかわからないけど、中間と端側と、また両側と中間を一緒にやってしまう工事とか、今言ったように、資材置き場とか、いろいろな、1つにできる、一緒にやる、または1つにできるものってたくさんあると思うんだよね。そういうようなことをやっぱり仕様書にうまく書いてあげて、そういう中での見積もりということをしてあげないと。そうしても結局、それでできなければ、見積金額は、入札金額は高くなってしまうんだけれども、やっぱりそういうできるだけ仕様書の中にもう少し詳しい内容を明記してあげる必要があるのではないかなと思うんだけど、今の現状でのルールの中ではそういうようなことというのはできないんでしょうか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  今お話しいただきましたことは本当にもっともなことだと思っていますし、我々もわかりやすく適正に積算して、皆さんがきちっとした形でですね、入札できるように、特記仕様書とか、参考図とかをですね、つけて、今回もそうさせてはいただいているんですけれども、まだまだわかりにくいところがもしかしたらあったのかもしれませんので、よくですね、今回落札した業者さんともヒアリングを行いながら、もう少しわかりやすい設計ができる部分がありましたら、それはもう前向きに対応させていただきたいと思います。改善がもし必要な点があれば、しっかりと対応させていただこうというふうに考えています。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。今言ったように、特記仕様書もあるんだし、やっぱり三鷹市内の現場を知っているのは、やはり職員さん、よく知っていると思いますので、そういう点も、現場も踏まえた上での特記仕様書なり、もう少し詳しいね、そういう仕様書もあってもいいのかなと思いますので、今後検討できればしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(高谷真一朗君)  石井先輩の高度な質問の後で大変恐縮なんですが、私、工事、素人なもので、現場でやっていらっしゃる方からすると何言っているんだということもあるかもしれませんけれども、ちょっとお尋ねしていきたいなと思います。
 非常に難解な工事だということで、大分期間が長いなという気がするんですけれども、その理由というのはどこにあるんでしょうか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  1つはですね、交通量が非常に多いところに構造物が道路の中に入っていますので、その構造物を日々ですね、壊しながら撤去する。一晩で夜間工事でやるにしてもですね、できる工事ではございませんので、何かしらの方法でですね、仮設といいまして、道路、車道をルート変えたりですね、そういう見直し、見直しというか、工法を選定する必要がございます。東京都の施設でありますけれども、深さが1.5メートル、1.2メートルの幅と高さと鉄筋コンクリートの構造物ですので、夜やればかなりの音が出ますし、昼間やれば大渋滞が起きる。これが100メートルほど入っているものをどういうふうに進めていくのかということで、道路を振りかえたりする工事が、この撤去をするために発生してしまう。このことが一番時間がかかる要因だと思います。
 それで、最終的に振りかえた道路は、また工事を行うわけですので、企業管の、あと、水道管とか、ほかの埋設管もある中で、今回こういった工事を行う。この辺のところが、地域の方にもですね、御理解いただきながら、できるだけ騒音がないような形で安全に行うためにかかってしまう期間だというふうに御理解いただければと思います。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。よく東京都が年度末にやる予算消化のための道路工事は、ぱぱぱっとやって、ばばばっと終わってきますけれども、そういうものではないということですね。相当大変な工事なんだと思います。今もずっと工事やっていて、地元の負担というのは結構大変なものなのかなというふうに思います。
 でも、交通量はおっしゃるとおり多いですし、禅林寺さんでお葬式があれば、その都度渋滞が起きているような状況ですので、そこのところは配慮してやっていただきたいのと、また、これは無電柱化の整備に向けての前工事ということですから、さらに完成までには時間がかかるということだと思いますが、全体ではどれぐらいの期間を見込んでいらっしゃるんですか。


◯道路交通課長(池田啓起君)  今年度、来年度にかけましてボックスカルバートの撤去工事を行います。その後、北側には──切り回し道路を新設した側ですが、そちら側の電線共同溝の工事であるとか、令和4年度には下水道、水道を予定していまして、南側のですね、現道の中の管渠関係を行いまして、令和6年度には電線共同溝、NTT、東電の電線の切りかえ工事等を予定しております。今のところ、令和7年中を予定をして、今、工事を進めているところであります。


◯委員(高谷真一朗君)  わかりました。令和7年ということで、大分長い時間のかかる工事なのかなというふうに思いますが、その都度、道路が北側に行ったり、南側に行ったりということもなってくるんだろうと思いますし、参考資料裏面のまる1ですと、片側に2車線持っていくと、今も歩道は一応用地は確保しているので、しておりますが、くいが打ってあって、そんな何でも自転車がスムーズに通行できるような状況にはなっていないかと思いますが、そこのところの歩道も狭くなるということにもなってくるんだと思います。本当に近隣の方々の御理解と御協力、そして、車乗る人の御協力がなければできない事業と思いますが、ぜひともですね、工事期間中は、期間中でも住民の方々からお声が上がればですね、そこのところをしっかりと改善に向けた取り組みをその都度やっていただきたいというふうに思いますが、どうでしょう。


◯道路交通課長(池田啓起君)  非常に交通量が多く、また、自転車、歩行者、スーパーであるとか、コミュニティ・センターが近いということで、非常に動線が交錯することが考えられます。工事中もですね、特に今回、交通誘導員の保安関係であるとか、工事の中の3分の1を占めるぐらいの経費を見込んでおります。市民の安全、また安全な通行を確保しながらの作業になりますので、そこはしっかりとお声を聞きながら現場に反映して工事を進めたいと思っております。よろしくお願いいたします。


◯委員(高谷真一朗君)  ありがとうございます。このまる1のところですと、禅林寺さんの前の道路から、太い道路ありますよね、スーパーの脇と薬局のところの脇の。そこからはもう直進というか、行けないような状況にもなろうかと思いますので、今おっしゃったとおり、誘導員を配置して、早目に交通規制がこうなっているよだとかというところを知らせていってあげないと、また混乱も起きようかと思いますので、事故の起きないよう、そして市民の方々に御迷惑がかからないよう、この難しい工事を着実に遂行していただきたいというふうに思います。御意見あれば。


◯道路交通課長(池田啓起君)  1点だけ、ちょっと説明漏れといいますか、説明不足で申しわけありません。例えば禅林寺さんへの南から直通、上がっていく動線につきましては、その前の工区が終了して、埋め戻しまで終われば、その道路部分ですね、横断できる道路部分は復旧をして通れるようになります。おおむね、各入り口、取りつけ道の部分については、恐らく長いところで2カ月ぐらい直進できない、左折のみというような状況が生じるかなというふうに考えております。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後3時23分 休憩


                  午後3時49分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  では、委員会を再開いたします。
 議案第41号 令和元年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、議案第41号 三鷹市一般会計補正予算(第3号)について討論いたします。
 三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検に関連し、改修費用は2017年、2018年度の2年間で約2,000万円、2019年度は、当初の250万円に加え、今回補正でさらに500万円の施設改修を行う。複合施設であること、使う中で出てきたことなどを理由にしているが、新設施設でこんなに改修費をかけることは通常ない。そもそも設計の段階から利用者説明会を初め市民の声を直接聞く機会を設けず、利用者の声を反映できない状態だったことを認め、しっかりと総括すべきである。それなしには再開発や再統合を含めた新都市再生ビジョンなどもあり得ない。
 このことを踏まえ、市民参加は、多様な場で、多様な声を聞き、それを反映させる回路を持つものにすべきである。
 四小学童保育所の増設の必要性は認めるが、むらさき子どもひろばを縮小し、子どもの居場所機能が減少するのは認められない。子どもの居場所を確保しようとする市全体の意気込みが不足し、別の場所に学童保育所を設置することがかなわなかったとしか言いようがない。時間差でのすみ分けは特に夏休みは困難であり、事故を避けるためには、例えば地区公会堂やコミュニティ・センターなどで親子ひろばを開設し、むらさき子どもひろばは子どもの利用専用とするなどの工夫が必要である。
 今後の移設に関しては、利用者説明会など、丁寧に進めるべきであり、その声をしっかり受けとめるべきである。
 また、今回の措置は暫定として、今後も四小学童保育所Bの新たな場所での設置を模索するべきだと意見を述べる。
 南浦小学童保育所A分室については、子どもたちの安全性と健全育成が図られるか、職員の勤務環境が確保できるかなど、今後の運用を見守りたい。
 子ども家庭支援センターりぼんの開設は、児童虐待対応への組織強化としては評価できるが、プライバシー確保や職員の勤務環境整備等、今後の運用をこれも見守りたい。
 第二体育館解体工事は狭い敷地での難工事である。近隣住宅への配慮と同時に、市庁舎内の建物への影響もしっかり見守る必要がある。
 そして、市債償還7億6,900万円は、もともと市債償還計画では旧保健センターの跡地を売却して充てるとしてきたもの。今回の補正予算では、平成30年度の収入超過分、つまり一般会計から持ち出すという方針に変更した。
 三鷹中央防災公園・元気創造プラザの当初の市債償還計画では、市債約140億円のうち、約2分の1に相当する67億円は、井口グラウンド、旧保健センター跡地、旧社会教育会館跡地の売却で充当すると説明してきたが、いずれの土地も市民のニーズによって売却不可能になろうとしている。これは当初の市債償還計画そのものに誤りがあったのではないか。結果として、一般会計から今後を含めて67億円の市債償還をしなければならなくなるだろうということが予測され、一般会計への負担が今後さらに大きくなることが考えられる。
 今回7億6,900万円を償還しても、まだ118億4,539万9,000円、当該事業の市債は残ることになり、今後重大な影響をもたらすことになる。しっかりとこの点を反省した上で、今後の新都市再生ビジョン、これからの第4次基本計画(第2次改定)等々について対応をすることを求める。
 以上、むらさき子どもひろばの縮小、市債償還計画等々について、承認できない部分があるために、本補正予算に反対をする。


◯委員(栗原けんじ君)  議案第41号 令和元年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)に討論します。
 本補正予算において、市制施行70周年記念事業準備関係費においては、バス、地上機器の啓発ラッピングについて、効果は定かでなく、見直すべきであること。
 三鷹中央防災公園・元気創造プラザ管理運営費において、年度内における一部改修は限定的であり、総点検実施支援事業に係る市民参加を今まで寄せられている市民要望に十分に対応する取り組みにすること。
 総点検市民会議(仮称)は、希望者誰もが参加できるものにし、施設全般の改善点を洗い出す市民参加に基づき、施設改修を行うこと。
 防災上重要な公共建築物の基礎調査においては、速やかにわかりやすく市民への調査結果の公表をすること。
 学童保育所待機児解消のための四小、南浦小の学童保育所に整備において、施設設備については、むらさき子どもひろばが果たしてきた子育て支援機能を十分に確保すること。むらさき子どもひろばの施設利用の子どもの安全確保に十分な対応をすること。
 長寿命化改修事業費の減においては、小・中学校の校舎の劣化診断が完了し明らかになっているもとで、その改修の計画策定を実質2年先送りすることは問題である。児童・生徒の生活の場であり、災害時一時避難所となる学校施設は、新都市再生ビジョン(仮称)の策定を待たず、計画を検討し、最優先で改善すべきである。
 子ども家庭支援センターりぼんの開設においては、児童虐待に関する相談支援を、十分にプライバシーに配慮した対話ができるよう、施設改修の改善の配慮をすること。
 以上、質疑応答を通じて明らかになった主な問題点・課題を指摘し、対応・改善を求めて本議案に賛成の討論とします。


◯委員長(渥美典尚君)  これより採決いたします。
 議案第41号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第43号 令和元年度三鷹市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(栗原けんじ君)  議案第43号 令和元年度三鷹市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)に討論します。
 高齢者を対象にした見守りキーホルダーの事業においては、全市民への周知と24時間対応の検討、必要としている人への利用促進努力を求めて賛成をします。


◯委員(野村羊子さん)  議案第43号 令和元年度介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について討論します。
 見守りキーホルダー事業、市として取り組むことは評価できます。一刻も早く24時間対応となるよう、事業を進めていくべきだと意見を添えて賛成します。


◯委員長(渥美典尚君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第43号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第44号 令和元年度三鷹市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了します。
 これより採決いたします。
 議案第44号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第39号 三鷹都市計画道路3・4・7号(連雀通り)電線共同溝整備工事に伴うボックスカルバート撤去工事請負契約の締結について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  議案第39号 三鷹都市計画道路3・4・7号(連雀通り)電線共同溝整備工事に伴うボックスカルバート撤去工事請負契約の締結について、討論いたします。
 本契約議案は、不調による随意契約で、落札比率は99.90%である。何回も切り回しを分割して施工するなどの工事に付随する安全配慮対策に対して、市の見積もりより多目に安全をとって積算してきたという説明があった。そうであるならば、今後同様なことが、不調というようなことが起きないように、積算、設計の工夫をし、しっかりと検討すべきだという意見を添えて、高どまりしている落札比率であっても、今回はいたし方がないと判断し、賛成する。


◯委員長(渥美典尚君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第39号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午後4時00分 休憩


                  午後4時02分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 企画部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  企画部からの行政報告、3件です。企画部が所管しております各個別計画につきまして、順次担当から御説明させていただきます。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  それではまず、初めに資料1、三鷹市都市経営アクションプラン2022(仮称)(案)について御説明をいたします。
 このアクションプランにつきましては、9月の本委員会におきまして、改定の基本的な考え方や体系ごとの取り組みの方向性をお示しいたしました。今回は、新たに個々の取り組み項目を盛り込んで、案としてお示ししておりますので、この部分を中心に御説明をさせていただきます。
 表紙をおめくりいただきまして、1枚目の目次をごらんください。Iの総論では、計画の背景、改定の考え方、計画の改定と取り組みの方向性、財政運営における目標など、総論的な内容を記載しております。
 IIの各論では、体系1から13までの項目とそれぞれの体系に関連する具体的な取り組み項目の概要やスケジュール等をお示ししております。
 総論部分について1点御説明をいたします。7ページをお開きください。4の財政運営における目標の(1)、財政指標についてです。経常収支比率と人件費比率につきましては現在のアクションプランと変更はございません。実質公債費比率については、従来の6%を超えないことから、5%を超えないことに引き下げ、より厳しい目標といたしました。
 その下の(2)、基金残高につきましては、今回初めてお示しする内容となります。財政調整基金ほか、3つの基金につきまして、過去の取り崩しや将来的な財政見通しなどを勘案して、計画期間中の残高目標をそれぞれ示しております。
 飛びまして、15ページをお開きください。ここからが体系ごとに取り組みの項目の概要やスケジュールなどをお示ししている各論部分となります。
 それでは、体系1、創造的な自治体経営の推進から順次御説明をいたします。1枚おめくりいただきまして、右側17ページをごらんください。ページ下段の1−(6)、図書館ネットワークの再構築では、三鷹駅前の再開発や公共施設の整備などを進めていく中で、今後の図書館のあり方を検討するとともに、コミュニティ・センター図書室との連携強化や移動図書館の巡回ステーションの見直しなど、図書館ネットワークの再構築に取り組むこととしております。
 次に体系2、公共サービスの適正化の推進です。23ページをお開きください。ページ下段の2−(8)、粗大ごみ処理手数料の見直しです。粗大ごみ処理手数料につきまして、きめ細かい料金体系や収集体制に変更することなどによりまして、市民の利便性を高めるとともに、受益者負担の適正化を図ることとしております。
 3枚おめくりいただきまして、左側の28ページをごらんください。3−(6)、新たな市民参加の推進です。市民参加の新たな展開としまして、生活者の視点を持つ市民ボランティアと行政の視点と柔軟な発想を持つ若手中心の市の職員とが連携・協力し、市民とともに地域課題を解決する仕組みを構築して、さらなる参加と協働の深化を深めてまいります。
 次に体系4、外郭団体等との連携の推進です。36ページをお開きください。4−(1)、三鷹ネットワーク大学推進機構と連携した新たな政策課題の研究では、新たにまちづくり研究員制度を設け、市の総合的なまちづくりや新たな政策課題に関する調査研究を行うほか、ソーシャルメディアを活用した市民意見の収集や分析、ボランティア・ポイント制度に関する研究、さらには三鷹教育・子育て研究所による教育及び子育て支援に向けた調査研究を行います。
 次に体系5、財政基盤の強化です。42ページをお開きください。ページ下段の5−(6)、ふるさと納税における寄附の拡大に向けた実践です。市内事業者やボランティア団体などの協力を得ながら、新たに地場産品等の返礼品を導入するとともに、民間事業者のノウハウを活用して、三鷹市の魅力を発信することで、市への寄附拡大につなげていきます。
 次に体系6、ファシリティ・マネジメントの推進です。47ページをお開きください。ページ下段、6−(2)の井口特設グラウンド用地、そして、次の48ページ、6−(3)の総合保健センター跡地、さらに、49ページ上段6−(4)の環境センター跡地につきましては、これらの資産の今後の活用方法等の検討を進めていくこととしております。
 次に体系7、サービスの質と効率性の向上です。52ページをお開きください。7−(1)、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検の実施です。三鷹市スポーツと文化財団との協働によりまして、市民の意見を取り入れながら、効率的な施設の運営や利用方法等についての総点検を行い、総合的な市民サービスの向上につなげていくこととしております。
 次に体系8、効率性・迅速性・柔軟性を持つ組織体制の確立です。飛びまして62ページをお開きください。ページ上段、8−(1)、組織見直しによる柔軟で機動的な推進体制の整備です。新たに発生する政策課題や社会情勢の変化等に対応するため、柔軟かつ機動的な組織体制の整備に努めるとともに、緊急対応方針による迅速な課題解決を図っていきます。また、最適な意思決定を実現するための組織のフラット化や権限の委譲などにつきましても検討をしていきます。
 次に体系9、職員力の向上です。66ページをお開きください。9−(2)、職員の意欲・専門性を高める人事制度等の構築です。令和2年度に三鷹市人財育成基本方針を改定し、職員の専門性を高めるためのスペシャリスト養成型の人事制度の導入や職員が職務外に報酬を得る兼業についても、その基準の策定などに取り組むこととしています。
 次に体系10、危機管理力の向上です。71ページをお開きください。ページ上段の10−(4)、事業継続計画(震災編)の実効的な運用に向けた仕組みづくりです。令和2年度に改定する事業計画(震災編)の中で、防災拠点機能の明確化や連携手法の整備、災害時における元気創造プラザの機能転換などについて検討するとともに、職員一人一人の危機管理力の向上に努めます。
 次に体系11、国・東京都・他区市町村との連携の推進です。76ページをお開きください。11−(5)、システムの標準化・共同化の推進では、現在、立川市、日野市との3市で取り組んでいる自治体クラウドにつきまして、引き続き業務の標準化を図りながら、令和3年度の導入に向けて取り組みを進めていきます。
 次に体系12、透明で開かれた市政運営の実現です。80ページをお開きください。12−(3)、新たな行政評価制度の構築では、持続可能な自治体経営のもと、より実効性のある計画行政を行うため、民間企業等で取り組んでいる経営評価手法なども参考としながら調査研究を進めまして、新たな行政評価制度を構築いたします。
 最後の体系13、情報環境の最適化です。85ページをお開きください。13−(4)、AI、RPA等の活用による業務効率性の向上では、今年度から試行的に導入しているAI、RPA等の新たな技術の活用につきまして、引き続き業務の効率化や作業時間の抑制が期待できる事務洗い出しを行いまして、順次利用部署の拡大を図っていきます。
 都市経営アクションプランについての説明は以上でございます。
 続きまして、資料2、男女平等参画のための三鷹市行動計画2022 第2次改定(案)について、御説明をいたします。
 こちらの行動計画につきましても、去る9月の本委員会におきまして改定の方向性について御説明をさせていただきました。その後、基本計画改定における市民参加や男女平等参画審議会での御意見などを踏まえまして、本日、第2次改定案として取りまとめておりますので、改定案の各論を中心にポイントを絞って御説明をさせていただきます。
 表紙をめくっていただきまして1枚目をごらんください。行動計画改定案の目次となります。第1編の総論では、計画改定の背景や考え方、現行計画の達成状況、計画の基本目標と課題などについて記述をしております。
 第2編は各論となりますが、目標1から目標6までが計画の体系となっております。
 なお、参考資料につきましては、計画の確定時において関係法令や条例などを収録する予定としておりまして、本日のこの改定案ではお示ししておりませんので、御了承ください。
 少し飛びまして11、12ページをお開きください。第5部の計画の体系です。左から目標、施策、事業の順で計画の全体像を示したものになります。
 1枚おめくりいただきまして13ページをごらんください。ここから先が第2編各論となります。13ページの目標1、男女平等参画のまちづくりの推進、施策(1)、男女平等参画に関する市民意識の向上です。右側14ページ上の目標指標にありますように、最終年度である令和4年の目標達成に向けまして、さらなる啓発が必要であることから、既存の啓発方法に加えて、SNSなどを活用することを、ページ中ほど下のですね、事業概要のナンバー3、一番下です、新たな啓発方法の検討に追加をして記述をしております。
 15ページをお開きください。目標2、相談体制の充実、(1)、相談窓口の充実です。ページ中ほどの施策の方向性の2段落目におきまして、現在女性のみを対象にカウンセラーとの対面方式で実施をしていますこころの相談室に男性相談を導入するとともに、性別等にかかわらない相談事業について検討する旨の記述を追加いたしました。
 右側16ページの事業概要ナンバー5、こころの相談事業の実施・充実にその旨を記載しております。
 あわせまして、婦人相談員や心のなやみ相談など、男女平等参画に関連する各相談窓口の連携による総合的な相談サービスの提供について、同じく事業概要のナンバー6、婦人相談・心のなやみ相談などの活用の欄に追加をしております。
 次に17ページ、施策(2)、相談体制の充実のための連携体系の強化です。ここでは、相談体制の強化の一環としまして、右側18ページの事業概要のナンバー10、配偶者等暴力による被害者支援のためのネットワークのさらなる強化に配偶者等暴力防止と児童虐待防止の連携強化、具体的には、子ども家庭支援ネットワークとの連携強化に関する内容を記載しました。
 次に19ページ、目標3、人権の尊重とあらゆる暴力の根絶の施策(1)、人権尊重の視点に立った男女平等意識の醸成です。新たに加えた内容としましては、1枚めくっていただきまして、右側22ページ、まる2の男女平等教育等の充実の事業ナンバー20、公立中学校における標準服の対応に、生徒の要望に応じて適切に対応する旨を記載しております。
 24ページをお開きください。施策(2)、配偶者等からの暴力の防止と被害者支援の強化です。三鷹市配偶者等暴力対策基本計画に該当する部分となります。
 次の25ページの施策の方向性のまる1に配偶者等暴力の未然防止と早期発見として、児童虐待防止の取り組みとの連携強化を図ることを記述しました。
 事業内容としましては、右側26ページのナンバー27の妊婦面接、乳児家庭全戸訪問等の実施、さらには、次の27ページのナンバー30、配偶者等暴力による被害者支援のためのネットワークのさらなる強化及びナンバー31の保健センター、子ども家庭支援センターでのきめ細かな対応にこうした趣旨を反映した記述をしているところでございます。
 飛びまして、32ページをお開きください。施策(4)、人権としての性の尊重です。ここでは平成27年度から30年度の中期計画期間におきまして、LGBTを初めとする多様な性の理解と尊重に向けた取り組みを進め、また、今後も継続して取り組んでいくために、1枚めくっていただきまして34ページのまる3、多様な性への理解と尊重に内容を拡充して記載をしております。引き続き理解と差別の防止に向けて、講座等の開設など、啓発に取り組むとともに、学校における人権教育を通して理解促進を図ってまいります。
 次の35ページをごらんください。目標4、ライフ・ワーク・バランスと女性の活躍の推進です。今回の第2次改定ではこの目標4全体を三鷹市女性活躍推進計画(仮称)として位置づけまして、女性活躍推進法に努力義務規定とされている市町村推進計画としています。
 (1)の家庭・地域生活と仕事の調和のとれた社会の実現では、引き続き啓発を行い、国の基本方針等に沿って、男性の家事・育児への参加促進などの新たな事業を追加し、ライフ・ワーク・バランスの推進に取り組みます。
 次に、38ページをごらんください。施策(2)、就労の場における男女平等参画・多様な働き方の推進です。新たに加えた部分としましては、1ページめくっていただきました右側の40ページ、ナンバー57及び59に、この間、平成27年度から30年度の間に中期計画期間に実施をしております三鷹版働き方改革応援プロジェクトでの取り組みを反映しているところでございます。
 1枚めくっていただきまして、右側42ページをごらんください。施策(3)、市の率先行動です。市及び教育委員会が1つの事業主として取り組む事業をまとめています。平成30年度に策定しました三鷹市職員の働き方改革推進基本方針及び三鷹市立学校における働き方改革プランに基づきまして、男性の育児休業取得や女性管理職割合の向上、教員・職員のライフ・ワーク・バランスの推進に向けて取り組みを進めていきます。
 次にですね、46ページ、目標5、それから、これ以降、57ページにはですね、目標6を記載しておりますけれども、この目標5及び目標6につきましては、第1次改定からの内容をそのまま継続しているものですので、説明のほうは省略をさせていただきます。
 私からの説明は以上でございます。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  それでは、資料3のほうをごらんください。私からはみらいを創る三鷹デジタル社会ビジョン(仮称)(案)について御説明をさせていただきます。
 このビジョンにつきましてはですね、近年技術革新の進展等が目覚ましいことから、個別具体的な施策の実施計画ではなく、将来の方向性、ビジョンを示すものに変えていくことをしております。そのため、従来の地域情報化プラン2022から名称も変更するものでございます。
 それでは、ページをおめくりをいただきまして、目次をごらんください。全体を4章に分けた構成としています。第1章では本ビジョンの概要、第2章で三鷹市を取り巻く情報化の動向、第3章で三鷹市における情報化の取り組みと今後の方向性、第4章で本ビジョンにおける施策の方向性についてお示しをしています。
 第1章から3章までが総論的な内容でございまして、第4章で各論として施策の方向性をお示ししています。
 続きまして、1ページ目をごらんください。第1節、ビジョンの制定趣旨でございます。現在、Society5.0と呼ばれるような新たな時代が到来しようとしております。市民生活や価値観も変化、多様化しており、少子高齢化や多様化する地域課題、市民ニーズへの対応、災害に強いまちづくりへの対応を求められているところですが、こうした対応にデジタル技術を活用していこうということでございます。
 続きまして、1ページ目の下段、第2節におきましては、ビジョンの位置づけを示しております。図にありますとおり、基本計画と連動・整合させまして、三鷹市が目指すべき社会をデジタル技術の活用により実現するための方向性を示すこととしています。
 続きまして、3ページの第4節をごらんください。本ビジョンの目的でございます。こちらには4つの目標を記載しておりまして、これらの目標に基づいて、第4章には具体的な施策の方向性をお示しをしております。
 ページをおめくりください。4ページ目からでございますけれども、これ以降は第2章としまして、三鷹市を取り巻く情報化の動向についてお示しをしております。こちらにはですね、少子高齢化や技術革新の動向、人口減少時代における課題として医療や介護に関する問題、生産年齢人口の減少に伴って自治体職員は減少するといった懸念などとともにですね、こうした課題解決に向けてAI等の新たな技術でデータを活用していく時代の到来等についてお示しをしているところでございます。
 それから、ページ飛びまして、13ページをお開きください。第2節では、国などの動向としまして、国や東京都、地方自治体、民間における動向を示しております。
 それから、また飛びますが、20ページをお開きいただけますでしょうか。ここからはですね、第3章でございますけれども、三鷹市における情報化の取り組みと今後の方向性をお示しをしております。
 それから、21ページにはですね、情報化における基本的な考え方として、5点お示しをしているところでございます。
 続きまして、22ページの第3節におきましては、これまでの地域情報化プランにおける取り組みを総括しているところでございます。
 その次の23ページにおきましては、第4節で「今後の方向性〜デジタル社会の実現に向けて〜」とありますけれども、市民を初めとする子ども、若者、高齢者等々ですね、市内で活動する皆様の誰もが暮らしやすく、便利で安全安心なデジタル社会の実現を目指しますというふうにお示しをしているところでございます。ただし、デジタル技術はあくまで手段でございまして、デジタルだけで置きかえることのできない部分は人が担う、そういう視点を常に持つことが重要と考えております。人と人の関係を大切にしつつ、市民の利便性の向上と業務の効率化に向けて取り組みます。
 続きまして、24ページをお開きください。ここから第4章としまして施策の概要についてお示しをしております。ここからはですね、1節から4節に分けましてですね、各論として施策の方向性をお示しをしております。各節の中では、中項目と小項目をつくりまして分類をしているところでございます。
 まず1つ目は、24ページの第1節、デジタル技術を活用した安全安心な生活環境の実現です。中項目としましては、その下の1点目としまして、都市防災機能の強化と情報伝達手段の多重化でございます。小項目としましては、施策の概要としまして、四角囲みの箱の中に記載をしております。具体的には、災害時におけるデジタル技術の活用等に関する方向性をお示ししているところでございます。
 ページをまたお進みいただきまして、26ページ目には、2として見守り・支援の強化ということをお示しをしております。地域の見守りや子どもの安全安心等の観点から施策の方向性をお示しをしています。
 続きまして、飛びまして29ページをお開きください。2点目の項目でございますが、デジタル技術を活用した地域社会の活性化を促進する観点から、1番としまして、市民参加による地域課題解消に向けた取り組みの推進として、シビックテックと言われる、市民みずから課題解決を行う団体等との連携を図りつつ、地域課題の把握や民学産公の協働を進めるためにデジタル技術の活用を進めていくといった内容をお示ししているところでございます。
 続きまして、32ページをお開きください。3点目の論点でございますが、第3節としましてデジタル技術を活用した情報提供の充実と行政手続の利便性の向上の観点から方向性をお示ししております。利用者中心のサービスを念頭に各種行政手続のデジタル化を進め、いつでも、どこでも手続が可能となるような次世代型の行政サービスを目指していくものでございます。
 こうした取り組みを進めるに当たりましては、人による対応の充実についても検討を進めるとともにですね、地域においても支援ができるような仕組みや体制整備について検討をしてまいります。
 それから、続きまして、37ページをお開きください。4番目の論点、第4節としましてデジタル社会を支える基盤の整備に関して方向性をお示しをしております。デジタル社会を実現するためには、データの分析や利活用により、より的確に、そしてより効率的に行政サービスを提供する観点が重要になりますので、データの利活用を進めるための環境づくり等に向けた取り組みが必要と考えております。
 それから、39ページをお開きいただきまして、下の欄をごらんいただきますと、スマートシティ−という記載がございまして、こちらにはですね、今後さまざまな課題解決に取り組むスマートシティ−のイメージをお示しをしております。こちらが42ページまで続きまして、42ページ以降につきましては、デジタル社会を支えるための基盤に関する項目をそれぞれお示ししているところでございます。
 最後、46ページでございますけれども、こちらにはこうした基盤を支えるためのものとして、6番、情報セキュリティーの強化と事業継続性の確保についてお示しをしているところでございます。なお、本ビジョンにつきましては、専門的な用語等も数多くありますので、巻末に用語集をおつけしているものでございます。
 私からは以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑はあるでしょうか。


◯委員(寺井 均君)  数多いので、一つ一つをやっているとあれなので、ちょっと全体の考え方をお聞きしたいと思うんですが、三鷹市都市経営アクションプラン2022ということで、15ページ以降、体系的に、個別といいますかね、目標値が入ってきているんですけれども、この目標値の設定の仕方ということで、何ていうんですかね、具体的な数字の入っているところと、そうじゃなくて、推進とかですね、実現とかというところがあるかと思うんですけれども、目標値として、やっぱり具体的な目標が設定していないと、どういうふうにできて、何ができてというのがなかなか判断しづらい。やっていますよということになってしまうのかなというふうに思うんですね。
 例えば15ページの空き家等の利活用の促進というところで、目標値に令和4年度までに既存の空き家等を活用した公共的な取り組みの実現。これも何をどのぐらいというのが全くわからないという感じなので、できたら具体的な数値を設けていただくのがいいのかなと。例えば空き家を活用した活用数何件とかですね、そういうことが設定できないのかな。そこまでまだ深まっていないということもあるかと思うんですけれども、なるべく具体的な数値が出せるようなところをこの目標値にしていただくと、判断しやすい。できているのか、できていないのか、中間も含めてということがあるかと思うんですが、この目標値の設定の仕方、考え方、ちょっとお聞きしたいと思います。
 もう一つが、みらいを創る三鷹デジタル社会ビジョンということで、基本的には令和4年までを進めていくということで、ということなんだと思うんですけれども、第4章で、ビジョンにおける施策の概要とあります。幾つか載っていて、子どもの安全を守るまちづくりの推進とか、健康・長寿のまちづくりの推進、こういうところ、早く具体的に詰めてもらいたいなと思っていて、内容的に見ますと、令和4年までにある程度進められる事柄なのかなと思っているんですけれども、この推進をして、ある程度令和4年までにはこういうことができるような取り組みを進めていきますというような考え方でいいのか、ちょっとその辺の考え方を教えてください。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  都市経営アクションプランの目標値の定め方という御質問でございますけれども、まさに御指摘のとおりですね、数値の入っているものと入れられなかったというかですね、御質問の中にもあったように、まだなかなか詰まっていなくてですね、具体的な数値として表記できなかったものも幾つか含まれております。基本的には、アウトプットとアウトカムとよく行政評価の世界では言いますので、しっかりとそこのところをですね、数値目標等立てて、こういった事業のレビューをしていく必要はあるのかなと思っておりますけれども、このアクションプランの中でですね、新しい行政評価の仕組みについても考えていこうという目標を立てておりますので、そういった中でですね、やはりよりわかりやすく。今回、この目標計画策定時と目標年度の令和4年を対比できるようなこういう様式に変えたんですけれども、ただ逆にちょっと中身が伴っていないという御指摘もありますので、新しい行政評価の仕組みなどを考えていく中でですね、しっかりと目標値がとれるような、そういった工夫を今後努めてまいりたいと考えております。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  従来の地域情報化プランにつきましては、前期、中期、後期と分けて、4年間の実施計画ということでございましたけれども、今回はですね、少し先の未来のあるべき姿をこちらにお示しをしているところでございます。そういうことで言いますと、4年間でこうしたものを全てやるということではなくてですね、こうした先の未来に向かってですね、個別の施策を実施していこうと、そういう考え方でございます。
 なおですね、やはり4年後には、これは一定の評価が必要かなというふうに思っておりますので、そのときにはまたお示しができればというふうに考えているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。目標値の設定ということで、できたら目標値になるもの、具体的に出せるもの、上のところの概要とか、効果というのは当然こういう形でね、あるんですけれども、目標値だけは、これで判断してくださいというようなもの、具体的なものをなるべく書いていただくのがいいのかなと思いますので、今後ですね、大体こういうふうになりがちだとは思うんですけれども、やっぱり企業というと1年とか、半期で見ていてですね、目標値がないものを提出すると相当叱られるというあれなんですけれども、役所だと、何というんですかね、そういうものが、進める、推進だけである程度流れている部分があると思うので、ちょっとこういうのをやっていると、うーんという部分が、どうしても判断せざるを得ないのかなというので、なるべくこの目標値は具体的に出せるようなものを目標にしていただきたいなという、今後の、これだけじゃないですけどね、お願いできればなと思います。
 三鷹のデジタル社会ビジョン、未来をということで、4年後だけではなくて、その先もということだと思うんですけれども、その先、なかなか4年後の先というのは、デジタル、なかなかわかりづらいという部分があるので、まず、4年先でもどれだけ進むのかなということがあるかと思うんですけれども、この辺の部分ではある程度4年後で、さっきも言っていただいたように、ある程度判断できる、ここまでのものが実現できるよというのがある程度見えるような形にしていただくと、近未来といいますかね、その先というのも当然必要だと思うんですが、4年後までにはこういう形の三鷹のデジタル社会というのはこういうふうにしていくんだというものがもう少しはっきりできるといいなというふうに、これは感想です。よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  では、私からは、今回改定に向けての市民参加の中で、テーマ別であったり、エリア別であったり、ワークショップを行われたと思うんですけれども、そこで出たような御意見とかを集約して反映していく中で、どのようなプロセスが踏まれたかというのをちょっとお聞きしたいです。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  この間、基本計画の改定につきましてはですね、広報の方のアンケートから始まりまして、今御質問にもありましたようなワークショップ、それから、まちづくりディスカッション、それから、まちづくりコメントという、太陽系ウォークとあわせてですね、スマホなどで御意見をいただくというような取り組みをしました。
 これらの意見がですね、全ての件数で申し上げますと、3,500件ぐらいの御意見をいただいたところですけれども、これらの意見につきましては、全て庁内でしっかりと共有をいたしまして、基本計画はもとよりですね、関連する個別計画に該当する部分、企画部で申し上げますと、きょう御説明をさせていただいた3計画になりますけれども、各部におきましても、所管する計画に関連をするところにつきましては、それぞれ、市民意見につきまして、市としての対応の方針を定めて、計画改定の中に取り込んでいくという形になっております。
 したがいまして、この後ですね、多分この12月の議会でさまざまな個別計画の案をですね、私どもと同じように御報告をさせていただいていると思いますけれども、そういった中に反映をされておりますし、この後ですね、基本計画につきましても、2次案のほうを御報告させていただくような機会を得たいと考えておりますので、その中で計画にお寄せいただいた御意見の反映につきましてですね、お示しをできるのではないかなというふうに考えております。


◯委員(池田有也君)  どうもありがとうございます。せっかくやったワークショップだったので、ぜひその方向でお願いしたいと思います。
 また、1つちょっと気になったのが、男女平等のほうなんですけれども、学校教育の中で、男女の地位が平等になっていると思う人の割合が、平成26年が66.6だったのが、平成30年で42.8に一気に減っているのが何か特殊な要因でもあったのかなと思いまして、気になりました。お願いします。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  これ、計画の今20ページの上段の表のところの御指摘ですけれども、表の欄外に米印を実は打ってあるんですが、これ、2018年度、平成30年度に実施した調査でですね、回答項目の中にわからないという回答項目を加えてありましてですね、前回の調査まではわからないという項目がなかったんですね。それで、例えば家庭の中とか、職場の中とか、社会の中みたいな話ですと、イメージとしては何となく捉えやすいというのはあるんですけれども、学校教育の中でと言われたときにですね、なかなか学校の中でどういうふうになっているかというのは私はわかりませんという方が恐らく多くて、そういう方々を受けとめる項目として、わからないという項目があったものですから、そちらに回答された方が多かったのではないかなというふうに分析をしていますけれども、全体の傾向としてはですね、こちらにも書いてありますけれども、おおむねこれまでの推移と変わらないものではないかというふうに私どもとしては一応捉えているというところでございます。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございます。よくわかりました。最後に、デジタル社会ビジョンのところで質問なんですけれども、結構他の自治体とかでも、民間企業の参入とかで、協働でいろいろ取り組んだりとかしている自治体さんが、例えば自動車会社でトヨタさんであったりとか、三菱商事さんと九州のほうのどこかの自治体が組んだりとか、いろいろ民間のノウハウを生かして、最新の技術を導入して市の行政コストを下げていくような取り組みなんかも最近ふえていますけれども、そういったことの検討は今後三鷹市では行う予定ありますでしょうか。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  デジタル化を進めるに当たりましては、まず業務の見直し、BPRが非常に重要だと思っておりますけれども、こうした分野に関しましては、行政だけでなく、国や各先進自治体、あるいは民間企業のですね、事例というのは非常に参考になると思いますので、こうした点を踏まえまして今後の検討を進めていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  1つずつ行きたいと思います。都市経営アクションプラン、はい。本当に言いたいことは山ほどありますが、やっていくと終わらないよねという世界なので。考え方の基本としてね、成果重視の行政経営システムの確立ってあります。成果を何に定めるのか。今、目標値の話がありましたけど、単に数値でいいのかという、アウトカムの話でね。例えば、適正な債権管理とあるけれども、収納率って、三鷹市、かなりいいわけで、収納率向上だけ言っていてもね、これ以上どうするんだみたいな事態が起きないとも限らないというふうなことも含め、数値のあり方、設定の仕方と、成果を何と捉えるか。それはすごく大きなことだと思うんです。
 そのことの1点確認をしたいのと、もう一つは、柔軟で機動的な推進体制の整備というふうにありましたけれども、ここではないどこか違うところで、トップの判断と、あと、もう一つは、職員のネットワークなり、平場での関係性なりの柔軟な組織の体制というふうなこともあって、その辺のバランスというのかな、判断を誰がするのか、どこでするのかというのは、もちろんね、トップが判断する。だけど、それに至る過程の中で、機動性が必要なときもあるにしても、下から積み上げてきたものをどうやってそこに反映するのかとか、その辺の体制、組織体制のあり方という中で、本当に柔軟性を保ってね、やっていく中で、こういうことがきちっと。単に効率性、迅速性といったら、上からトップダウンでがあんとこれ決めました、これでやりなさいとやるほうが速かったりするわけじゃないですか。でも、それで本当に今後の柔軟なね、発想、体制というのができるかというと、私はそうではないと思うので、その辺のバランスも含め、どういうふうに考えていくのかということと、大きく基本的なところではそれ、確認したいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  成果をどのようにはかるのかという、これは非常に大変難しい御質問なんですけれども、先ほどの質問委員さんにもちょっとお答えしましたが、やはり質問委員さんおっしゃっていましたけれども、アウトプット、アウトカムというのをですね、どのように捉えるかということで、とかくやっぱり行政の仕事がですね、どうしてもフローで物を考えていくということがあると。予算の執行もそうですけれども、予算を幾ら使って何をしましたというところで終わるというようなことがこれまでありましたので、成果というのをですね、さっきありましたけれども、数字でこれだけできましたとか、こういう結果が出ましたというところでとどめてしまっていいのかというのは、正直我々もすごく強く感じておりますし、今回のやはり都市経営という考え方は、やはりそこの先のですね、しっかりとした評価指標というものを設けない限りはですね、つくったはいいけれども、実際にそれがどのような成果を生んだかというのははかれないというふうなものになってしまうのではないかという危惧というかですね、そういう危機感を持ってこの後しっかり取り組んでいかなきゃいけないなというふうには思っています。
 例えばやはり投資をして、その投資をどういうふうに回収していくかという考え方があると思うんですけれども、これもやはり今申し上げたように、実際にこれだけの予算を使ってこれをやって、これができましたというところで終わってしまってはですね、はかれませんので、この仕組みについてですね、これからちょっとしっかり考えていかなくちゃいけないなというふうに思っております。
 それから、組織体制につきましては、この項目の中でも挙げておりますけれども、例えば今年度で申し上げればですね、駅前の再開発を進めていくということで都市再生部というのを新たにつくって、機動的な動きをするということもあります。
 あるいはですね、これまでもそうなんですけれども、三鷹市においてはですね、広く職員間で議論をしながら、さまざまな意見を戦わせて政策をつくっていくというようなですね、ことを長く続けてきたということがありますので、トップダウンが速いというお話もありましたけれども、必ずしもそういうことではなく、職員がしっかりみずから考えてですね、政策をつくっていける。そのために例えばデータを使うとかですね、そういう力を身につけるために今研修なども行っておりますので、そういった形で三鷹市全体をですね、力のある組織として実現できるようにですね、このアクションプランに掲げた事業についてもしっかり取り組んでいきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  トップダウンがいいと言ったわけではないからね。それは効率的だろうけれども、それだけではいかないでしょう。そういうことでは動かないものもあるというふうに思っていますので、そこはきちっと確認をしておきたいと思います。
 基金の話もちょっと微妙ですが、これ、次の第4次計画(第2次改定)のところで多分ね、やれると思うので。だから、この総務ではなくてね、別の場でね、出てくるでしょう。その財政フレームを出すわけでしょう、第2次改定のところで。ですね。はい。だから、そこはそのときにまたやりたいと思います。
 どうしようかな。どうしようかなって、図書館ネットワークの話、ちょっとごめんね、具体的な話で、17ページの図書館ネットワークの話は、本当に慎重にというか、図書館協議会のお話もありますけれども、本当に市民に資する図書館のあり方ということをきちっと研究、検討していただき、安易な手法をとっていただきたくないというふうには思います。効率性とかね、そういうところではやはりはかれないものを提供している部分があるというふうに思いますので、そこはきちっと、中身が重要だということも含めてね、対応していってほしいと思いますが、それについてどう思うかということが1つ。
 それともう一つは、手数料等の話。いろいろな市民に対して負担を求める考え方について、必要に応じた回答をしていくというふうなことになっていますけれども、そこもやはりどういう手続を経てやるのか、市民の声をその中で聞いていけるのかどうかということがやはり今後大きな課題になるんじゃないかと思うので、市民に負担を強いる、市民にかかわる部分ということをどうやって市民に開いて決定していくのかというふうなことは考えられ得るのかどうかということを確認したいと思います。


◯委員長(渥美典尚君)  図書館ネットワークの個別の件、ちょっと所管が違ってきちゃいますので、答えられる範囲でということでお願いします。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  図書館ネットワークの件については、その旨、所管課とも調整させて、今後検討させていただきたいと思います。
 それから、使用料、手数料、市民に負担を求める考え方ですけれども、基本的には、受益者負担という考えは基本だと思います。そういった中で、事業費の増加、それに見合う、いただいているお金の状況、そういったものは冷静に判断すべきだと思いますし、例えば今般も消費税が10%に上がったというところで、どうしていくかということはしっかり考えていかなくてはいけない。それは財政運営上必ず必要なことだと思っております。
 また、使用料、手数料について、市民の声を聞くということですけれども、もちろん利用者等々の声を聞くということも大事ですけれども、基本的にやはりこれは市として責任を持って経営という観点から適切な使用料を考えていくべきことだというふうに思っております。実際にパブコメ等でもこういったものについては対象にならないということもありますので、その点は市のほうでもしっかり議会とも御相談させていただきながら調整していきたいと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。考え方はわかりましたが、納得しているとは言いませんが、そこはもうしようがないことなのでね。
 こっちのデジタルにかかわることなのか、ちょっとあれですけれども、自治体クラウドでやろうとしている、76ページの計画がありますが、実際に共同化、共通化で、本当にシステムの最適化、経営削減というふうなところが見えてきているのか、実際に動き出すというところに来ているのかという、ちょっとそれだけ確認したい。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  自治体クラウドにつきましては、今ですね、これからちょうど事業者の選定に入っていく段階ですけれども、事前にいろんな事業者から得ている情報というかですね、見積もりなどの中ではですね、現状の経費から、今目標は2割というふうに示しておりますけれども、相応の財源効果といいますかね、経費削減が図れるというような見通しの中で、今構築に向けて準備を進めているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。本当基本的なね、経営ということが強く打ち出されるという中で、何だろうな、基本的な考え方として競争によってさらに打ち勝っていくみたいなことではなくて、何が重要なのかという中身の充実を図っていくことによって、ある種の成長というかね、充実、成熟というか、それを目指すというふうな、ほかと比較するということ、もちろんこちらも比較はしますけどね、あるいは検討材料にしますけれども、それだけが重要ではなくて、内実をどう求めていくのかということが大事だと思うんですが、その点について何かあればお願いします。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  行財政改革につきましては、三鷹市は昭和60年代からですね、ずっと取り組んできているわけですけれども、なかなかスリム化をしたりとかですね、経費を削減するという取り組み、これは絶えざる取り組みとして行ってきましたけれども、なかなか昨今ではですね、それだけではなかなか財政的な効果といいますかですね、成果があらわれにくいということもありまして、現行の新・行財政改革アクションプランを改定したときなどにおきましては、やはり市民満足度の向上とかですね、そういった姿勢を、視点を行革の中に入れてきたというのがこれまでの三鷹市における行革の取り組みです。
 今回は、ここで新たに都市経営という考え方を入れましたけれども、基調としては、当然それの延長線上といいますか、考え方ですので、スリム化のみならず、満足度といいますか、利便性といいますか、そういったものを高めて、なおかつ、新しい価値を生み出すとかですね、価値と価値によって違う新しい価値が生まれるとかですね、そういったことを目指しながら進めていきたいというのがここで示している新しい行革の方向性というふうに御理解をいただければと思います。
 そういった観点では、質問にありましたように、どんどん他と比較してですね、縮小していくとかですね、そういう考え方だけではなくて、三鷹市がこれまで取り組んできた行革の取り組みの延長線上の中にですね、今回の新しい考え方を取り込んで行っていくというものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  考え方としてはわかりました。じゃあ、男女平等参画のための行動計画ですけれども、何のためにね、この行動計画があり、何のために事業をするのかということを、やはりきちっと、本当に職員なり、皆さんが自覚してこれに向き合っているのかというね、そこをしっかりとしていかないと、ずれていってしまうんじゃないかと思うんです。
 今回のあり方として、広く人権として捉えるというふうなことがありますけれども、人権として捉える、そこで力関係があるからこそ、差別が生まれ、そのことを解消するためにこういう計画が必要なんだ、行動が必要なんだということですよね。どこに差別が起きるのかというところをしっかりとね。つまり、性別でも差別は起きてしまう。でも、逆転もあるけれども、いろんな立場によって差別が起きてしまうということをしっかりと把握していくことが必要だと思うんです。その辺についてぶれていってしまう。LGBTの問題もある。それもある、あれもあるから、ダイバーシティーで全部ならしてみせればいいというものではないと思うんですね。
 やっぱりジェンダーというもの、ジェンダー平等というものは、それこそSDGsでしっかりとうたわれている、底流にあるものだからね。全てのものの底流にジェンダー平等があるってSDGsは言っているわけだから、それくらいこれは重要な政策、行動計画なんだということを庁内全体がわかっていないといけないと思うんですが、どうでしょうか。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  今の御指摘の点でございますけれども、1ページと2ページにですね、総論の部分に計画改定の背景というのを今回概括的に記載をしております。これ、現行計画では、世界の動きとか、日本とか、東京都とか、三鷹市というのを年表的なものでただ一覧していたというものだったんですけれども、今回ちょっとここを整理をいたしまして、男女平等参画についてのこれまでの世界的な動きとかですね、日本における状況というのをずっと記述をしていきましてですね、最後のほう、具体的には2ページ、いわゆる背景の後段の部分ですけれども、今質問委員さんおっしゃったようなですね、SDGsの認識でありますとか、男女平等参画についての現在置かれている状況といいますかですね、課題認識というのを記述しております。
 とにかくこの行動計画というのは、男女平等参画条例に基づく計画となっておりますけれども、昨今ですね、今御指摘のあったような多様な性の話でありますとか、DVの話でありますとか、いろんなものが今計画の中にどんどん入ってきているような状況になっています。ここをどう整理するかというのが、実は私もこの計画に携わって、非常に難しいというかですね、課題に感じたところですので、広く人権として捉えたときに、でも、男女平等参画条例に基づく行動計画というのはしっかりなきゃいけない。それを持っていかなきゃいけないわけですけれども、それをやっぱりぶれないような形でというかですね、わかりにくくしない形でこれをまとめていくためには、次のこの行動計画、新しいものを策定するときにはですね、そういった今日的なさまざまな課題をしっかり整理をして、広く人権として捉えていくという方向性というのは当然あるんですけれども、どういった形の計画にまとめていくかというのをですね、これからも、この計画が改定した後ですね、しっかり考えていきたい。
 そのためには、庁内での連携、推進会議もそうですし、また男女平等参画審議会の委員の方々からも広く御意見をいただきながら、私どももしっかりとそこを勉強してですね、次につなげていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  実際にどういう形でね、この次の計画という話になっていますけれども、審議会などでのね、議論を本当にちゃんとやろうと思えば、過去も、行政との質疑だけではなくて、審議員同士の議論とかね、そういうのをしたいという声は過去にもあったし、最近も私も聞いているんですけれども、そういうようなことを含め、本当に男女平等参画というジェンダーの視点から物を見れる人たちによる議論というのをしっかりとしてもらう。その上で三鷹市の状況をね、考えながら、そこに当てていくということも必要じゃないかと思うんですが、つまり、審議会のあり方でもいいし、また別途検討会議みたいなのでもいいんだけど、そういうようなことをしっかりとやっていかないと、世界の潮流からね、ただ、言葉尻だけだけど、実際現実には沿っていかない、なかなか達成しないという事態になっていくんじゃないかと心配するんですが、どうでしょうか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  ちょっと御質問の趣旨と合うかどうかか、ちょっと微妙なんですけれども、基本的に先ほど担当部長が申し上げたとおり、男女平等参画という名前でこのままいくのか、それともそうじゃないタイトルにするのか、そういった議論も正直ありました。それは実際に男女平等参画審議会でも、もう男女じゃないだろうという御意見もありました。片一方で、まだ男女もだめなのに、ほかのがいいわけないという御意見もあるのも十分承知しています。そういったバランス、市民の皆さんがこういったものをどう捉えているのか、そして、三鷹市としてどういう政策を打っていくのかということについては、この4年間しっかり考えさせていただきたい。
 今回、企画部のほうも3つの計画のうち2つはタイトルを変えました。ただ、この男女だけは変えるのをやめました。これ、まだ熟度も熟していないし、合意、コンセンサスも得られていない、そういった状況で名前を変えるということについては差し控えさせていただいたという経過があります。この苦しい、我々、実務担当の思いというのもですね、質問委員さん、ぜひ御理解いただきたいし、そういった中で、男女平等参画審議会等でも、今の男女平等参画審議会、かなり活発な御意見をいただいております。もちろん審議会の中で合意ができるとかいうような話でもないとは思いますけれども、いろいろな御意見がある中で、それを我々が、専門的な職員、いわば行政のプロとしての職員がどううまく取りまとめていくか、そういったプロセスをこの4年間で見ていっていただければというふうに思います。


◯委員(野村羊子さん)  だからね、ジェンダー平等ということがどこまでね、わかるか。それをどれだけ伝えていけるかということが、私としては微妙に理解が違うなというのが非常に心もとないと思っているというところです。
 こころの相談室もね、人権としての性の尊重から男性相談も導入すると言いますけれども、女性相談であったことの評価というのがね、なぜ女性相談でなければならなかったのかという、これまでの経緯、評価、そのことがどうだったのかということなしに男性相談を加えていくということではね、ないだろうと思うんです。その辺は、どのように考えて、つまり、ジェンダー平等という、男女間にやはり格差がまだあって、差別が起きやすい。その力関係がある中を、それをどういう視点で見るからこそ、この相談が機能する、その人が回復していくということがあるわけですよ。そういうことが理解できないまま、名称を変えたりとか、男性相談を導入するということによって、結局、中身が変質させられるということに対して私は非常に危惧を覚えています。この辺は、この間の相談ダイヤルにしてもね、ダイヤルをやるのであれば、こういう形では全然意味がないでしょうという話も以前しました。そういうことが検証されないまま継続されるということは、私はやはりこれでは本当に意味のないものになっていってしまうという危惧を持っていますが、いかがでしょうか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  物事の捉え方だからいろいろあると思います。ただ、ちょっと今いただいた御意見について、我々としても反論が当然あります。今回女性のためのこころの相談をこころの相談ということで男性を加えようとしたとしても、今までやっていた女性相談をやめる、あるいは縮小して何かを加えようということではありません。やはり先ほど申したとおり、男女という性差の中での女性の思いというのが当然あるはずなので、それは尊重していきたいということが前提です。その上で、ただ逆に言うと、いろんな世の中になってきて、いわゆる性の問題が根底にあるところの男性としての相談もあるはずだということで、ここで男性というものを加えたいし、また、次のステップへ行けば、当然LGBT、SOGIという観点からの相談もあるかもしれない。そういったものも加えていくという、徐々に拡充していこうという考え方であって、今までやってきたものを否定するのでもないし、まして評価していないなんていうことは全然ありませんから、そういった観点で、あくまでも今回こういった形で拡充をさせていただくということで御理解いただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  最後に、DVと児童虐待の件で、逆に、ここはDV法がベースにある項目で、だから、そこに児童虐待の観点も加えるという書き方になると思うんですけれども、実際に現場では児童虐待だけを見て、その背景にあるDVが対応できない。だから、母親が犯罪者扱いされるという実態がある。それはね、現実にはそういうことになっている。実際にはすごい大変なDVに遭っているのに、そういう状態を認識できないでいるという実態があるわけで、そこのあたりの対応の仕方、あるいは、考え方の提示の仕方、子ども家庭支援センターとの連携の中で、暴力を振るっている母親がDVを受けている可能性があるとかね、そういうことを含めて、どうやって、どっちも支えることができるのかというふうなことの対応とかも必要だと思うんですね。その辺がどこまでこの計画の中で対応し切れるのか。そこの連携も含めてね、きちっとそれをやろうとしているのかというあたりをもう1回ちょっと確認したいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  いわゆる配偶者等暴力とそれから児童虐待防止というところの関連というのは、今回のこの計画の改定の中でですね、御指摘のあったように、法改正も絡んでという部分になりますけれども、先ほどもちょっと御説明をいたしましたけれども、例えば26ページに記載をしております事業ナンバーの27というところにですね、妊婦面接、乳幼児家庭全戸訪問等の実施ということで、これも審議会の中でもこれについていろいろな御議論があったりとかですね、する中で、実際にじゃあ、どこまでね、こういう事業を通じて、一番下に書いてありますけれども、未然防止、早期発見につながる気づきの発見というようなことに寄与できるかというのもあるわけですけれども、やはり感度を上げて、アンテナを張ってですね、ちょっとしたことでも、やはりそれを情報としてですね、市が例えば得るとかですね、という中で、市の中でも、さっきあったように、庁内のさまざまな連携を行っておりますので、そこをしっかりと機能させていくというですね、これまでもやってきたことなんですけれども、それを基本的に基盤に置いていくというのが今回この項で記述をしている内容となります。


◯委員(野村羊子さん)  ほかの自治体でね、起こった事件というか、課題というか、その自治体もやっていないわけではない中で、実際に事が起こってしまうということがあるわけだからね、その辺も含めて、しっかりと対応していかざるを得ない。そこの支援のあり方をしっかり、差別されている状態に置かれている人がね、どういうふうな状態になってしまうのか。自分から差別されているとやっぱり言えないですよ。わかっていない。そういうことを含めた支援のあり方というのをもうちょっときっちりと中で検討していっていただきたいというふうに思います。
 じゃあ、デジタル社会ビジョンですけれども、ビジョンとして今後の方向性をということなので、具体的にどうこうなっていくのかというのがわかりにくいはわかりにくいんですけれども、重要なのは、新しい技術をどう使いこなすかということと、もう一つね、21ページにある誰もが利用可能なサービスの実現というふうに書いてあるけれども、要するに、パソコンがなければ、あるいはモバイルの端末がなければ使えないということでは、ある意味、意味がないわけで、そのあたりをね、どこまで市の施策の中で対応できていくのかということ。
 で、セキュリティーとプライバシー確保という問題がね、どうしても最後に残っていくので、今回もハードディスクの流出なんていうのがありましたよね。廃棄した側はこんな流出するなんて思ってもみない。けど、しちゃったという、そういうあたりの、どこまでやればいいのかわからないんだけど、私も、これ、非常に難しいと思うんだけど。それも含めて、どこまで市が覚悟してきちっとやろうと思っていくのかというあたりの方向性ですかね、それについてお願いしたいと思います。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  ただいまデジタル技術、使えなければ仕方がないというようなお話もございましたけれども、こうした部分につきましては、例えばデジタルでサポートができるということもございます。例えば従来電車であればですね、切符で移動していましたけれども、今、ICカードでいつの間にか便利になっているということもございます。こうしたことがデジタルのサポートで可能になると思っておりまして、またもう一つはやはり、ちょっと教え合う、支援し合うような仕組みがあればですね、使えるという人もいると思います。あるいは、技術につきましてもですね、発展するにつれてどんどん使いやすくなるということもありますので、こうした部分を検討、研究してまいりたいと考えております。
 また、先ほど御指摘ありましたとおり、セキュリティーということが非常に大事ではございますので、個人情報、セキュリティーに留意しながらですね、取り組みを進めていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  実際にハードの物がなければ、デジタルにアクセスすることもできない場合もありますよね。そういうようなことをどうしていくのかということも考えていくべきだと思うんですが、どうでしょう。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  例えばスマートフォンの普及については、今は相当程度に普及しているということもございますけれども、またこうした機器をですね、使わない方もいらっしゃいます。そうした方々につきましては、デジタル化を進める中で、効率化をする中で、人の対応もですね、充実ということを考えておりますので、そうした中で対応していければというふうに考えております。
 また、物がなければできないんじゃないかということにつきましては、これは検討していければというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。いろんなことがまだまだ課題としてあるし、これからもやっていかなくちゃいけないこと。これだけの中身のことをね、どれだけ丁寧にやっていけるかというのは今後大変なことだと思うので、本当にセキュリティー見ながらちゃんとやっていただきたいと思います。ありがとうございます。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、1点だけ、三鷹市都市経営アクションプラン2022の4ページで、公共サービスの適正化の推進、また、体系の5で財政基盤の強化ということで、それぞれの各項目を見させていただいて、改めて公共サービスの適正化の推進という点では、適正化というのは、どういう立場で適正なのかということが重要かと思います。使用料や手数料負担増につながっていくようなものにならない、市民の理解が得られるような計画でなければならないというふうに思います。当然受益者負担の適正化ということも言われるんですけれども、この点をもう一度確認しておきたいと思います。
 財政基盤の強化という点で、これも実際に収納率を引き上げていくということが中心になっているわけですけれども、このサービスを提供している市民に対しての市民に寄り添った対応がやはり求められると思います。「よりそい・さいけん運動」というのが進められているわけですけれども、この点での取り組みというのが重要となると思います。財政基盤の強化という点で、これをどのようにして留意していくのかという点、2点、確認しておきたいと思います。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  受益と負担の適正化という観点、それが負担の増だという御意見、それは1つの考え方としてあると思います。ただ、我々が考えなくてはいけないのは、もちろんいわゆる低所得者、弱者層と言われる方たちに寄り添うということも、それは大切です。それは最後のセーフティーネットとしての自治体が果たすべき役割として大切なものだということは認識しております。
 しかしながら、三鷹市民の方はそういう方たちだけではない。大勢の方たち、多様な層の方たちがいらっしゃいます。我々は、事業、あるいは政策を行うに当たって、やはり市民の負担の公平性というものも大切にしていかなくてはいけない。例えば保育料だってそういうことが言えると思います。保育料を上げるということに対して、負担の増だという意見、当然片一方であります。しかしながら、保育園を利用していない……。すいません、今、ちょっと無償化になるので一概に言えないんですけれども、少し前の話として言わせていただければ、保育園に通っていない親御さんにしてみたら、あの人たちだけが優遇されているというような考え方があるかと思います。
 やはりそういった全体のバランスを見ながら、どうあるべきかということを考えるということで、一概に負担増になることがいけないとも思いません。それはやはりあるべき姿、それを我々が常に追求していくということになろうかというふうに思います。


◯委員(栗原けんじ君)  公共サービスのサービスの提供というのは全市民的にやるわけですけれども、やっぱり困った立場に立った人たちを救わなければ、大きな問題にもなっていくわけです。この点では、どこに視点を置いて行政を進めていくのか。都市経営という観点で、取り残される市民がいるのでは意味がないという点では、しっかりと検討していただきたいというふうに思います。
 財政基盤の強化という点に関しても、やはり市民の負担、どういうふうにそれを確保していくのかという点で、収納率、各市民の立場に立った収納のあり方というのを検討して、推し進めていくこと、実際に対応することが求められていると思います。この点ではですね、一つ一つの事業についてもしっかりと検証していきたいというふうに思っています。
 終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で企画部報告を終了いたします。スムーズな運営に感謝いたします。
 休憩いたします。
                  午後5時15分 休憩


                  午後5時17分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 総務委員会管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたします。
 総務委員会管外視察結果報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、確認をいただきたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後5時17分 休憩


                  午後5時17分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  では、委員会を再開いたします。
 お手元の報告書(案)をもって総務委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 ICT・地方分権・危機管理と市民サービスに関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し入れることにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。次回委員会の日程は、本会議最終日の12月20日といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、これをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後5時19分 散会