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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成20年調布基地跡地利用対策特別委員会) > 2008/12/15 平成20年調布基地跡地利用対策特別委員会本文
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2008/12/15 平成20年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  調布基地跡地利用対策特別委員会を開会いたしたいと思います。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認したいと思います。
 休憩します。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 休憩中に御確認をいただきましたとおり、1、協議事項及び行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他という形で委員会を進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入場するため、休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 それでは、市側の説明をお願いいたします。


◯企画部長(城所吉次君)  おはようございます。それでは、まず私から、本日、全体で7件について資料を御用意させていただいておりますが、まず最初に総括的なお話をさせていただきたいと思います。
 本日は協議事項が1件、1点目のものでございます。また、報告事項が6件でございます。1つ目が協議事項でございまして、資料1にございますとおり、新たな機種の調布飛行場の使用についてでございます。本件は東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する覚書に基づきまして、新たに1機種の使用について協議がなされているものでございます。
 この件に関しましては、この後、担当より詳細を御説明をさせていただきますので、本日御審議をいただきまして結論をお出しいただければと思っております。何とぞよろしくお願いを申し上げます。
 2点目以降でございます。まず、資料2の調布飛行場まつりの実施結果についてでございます。こちらも、後ほど詳細を御説明いたします。
 資料3の武蔵野の森総合スポーツ施設基本構想についてでございます。本件につきましては、この後、私から概要を説明いたしまして、また、その後、企画経営室長からさらに詳細につきまして御説明をさせていただきたいと思っております。
 4点目が資料4でございまして、こちらは、調布飛行場を使用する航空機の安全対策の徹底についてでございます。9月26日、調布飛行場におきまして、小型航空機によります滑走路逸脱事故が発生いたしました。これに対しまして、3市長名で東京都に対し一層の安全対策を要請いたしましたので、御報告させていただくものでございます。
 それから、資料5、5点目が、多摩川・荒川等流域別下水道整備総合計画(流総計画)でございますが、その変更(案)に対する意見書の提出についてでございます。
 そのほか、6点目、7点目は、定例的な報告といたしまして、調布飛行場の離着陸状況と、味の素スタジアム輸送人員についてでございます。
 それぞれの協議・報告事項につきまして、これから、後ほど具体的な説明をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
 それでは、まず私から、資料3でございます。6ページからになります。こちらにつきまして、私の方から御報告をさせていただきたいと思っております。
 本件につきましては、平成20年の5月20日、三鷹市長を初め3市長と副知事によります調布基地跡地関連事業推進協議会、いわゆる四者協が開催されまして、武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画につきまして、東京国体などを見据えた東京都のスポーツ振興の観点などから、平成7年に策定いたしました同計画の見直しを行うことについて合意をしたところでございます。本件につきましては既に御報告をさせていただいたところでございます。
 東京都におきましては、この合意を踏まえまして、武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画を見直し、味の素スタジアム西側都有地に、補助競技場を含む新たな総合スポーツ施設の整備構想となります武蔵野の森総合スポーツ施設基本構想を策定することとしたものでございます。
 そこで、この要望書でございます。この基本構想の策定に当たりまして、武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画に基づく施設整備が、調布飛行場の都営空港化の受け入れ条件であったことから、同計画において示されていました施設概要──いわゆる5館構想でございますが、これを踏まえるよう、11月14日に3市長により東京都に対して要望書を提出したものでございます。当日は、3市の市長が直接谷川副知事及び山口副知事に会いまして、三鷹市議会からの御意見も踏まえた3市の要望を伝えながら、この要望書を手渡したところでございます。
 要望内容といたしましては、資料3のこの6ページの中ほどにございます、1、施設の内容についてとございますが、西側都有地に、さきに合意をしております補助競技場、これに加えまして、5館構想の5館のうちアイスアリーナを除きます4館について整備を要請したものでございます。(1)といたしましては屋内体育館、これがメーンアリーナとサブアリーナというふうに当時の5館構想でなっておりまして、いわゆる2館に当たるものでございます。この屋内体育館が2館に当たるものでございます。そして、(2)としての屋内水泳場、(3)としての武道施設。以上、4件について要望をしたものでございます。
 また、8ページにございますとおり、この要望を踏まえまして、その後の3市と東京都との具体的な協議を進めるために、四者協のもとに、検討組織として武蔵野の森総合スポーツ施設に関する諸課題検討協議会、これを11月21日に設置をいたしまして、具体的な施設に関する協議に着手したところでございます。なお、現段階の東京都との協議におきましては、今後の想定スケジュールといたしまして、年度内に基本構想の概要案が東京都から提示されるよう、今、鋭意折衝を進めているところでございまして、その際には、提示をされましたら、また別途、本特別委員会にも付議をさせていただきたいと考えているところでございます。
 そして、その後の四者協の開催に向け、本課題への取り組みを進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 私からは以上でございます。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  おはようございます。よろしくお願いします。私からは、資料の5と7を除きます5件につきまして御説明をさせていただきます。
 それでは、順番は異なるわけですけれども、企画部長の説明を補足いたしまして、資料3から御説明をさせていただきます。
 今お開きいただいておりました8ページをお願いいたします。企画部長からも御報告いたしましたとおり、11月21日に武蔵野の森総合スポーツ施設に関する諸課題検討協議会が設置をされました。協議会の構成は右側のページに別表1といたしまして記載しております。地元の3市の所管課長のほか、東京都からは生活文化スポーツ局スポーツ振興部、総務局国体・障害者スポーツ大会推進部、都市整備局都市づくり政策部の各課長で構成をされております。なお、庶務は東京都生活文化スポーツ局でございます。
 都の各局の役割ですが、生活文化スポーツ局は、いわゆる5館構想を見直し、新たに整備する総合スポーツ施設の整備を所管しております。都市整備局ですけれども、こちらは陸上競技場の補助競技場の整備の所管です。補助競技場は生活文化スポーツ局ではなく、都市整備局が整備を行います。また、総務局国体・障害者スポーツ大会推進部は、両施設の整備にもかかわりますことから、国体開催の関係で加わっているものでございます。
 1ページおめくりください。10ページになります。こちらは、東京都スポーツ振興基本計画における都立スポーツ施設の役割となってございます。東京都はことし7月に、東京都スポーツ振興基本計画を策定いたしました。この資料は、その中から、都立スポーツ施設の役割は何なのか、都の基本的な考え方を示すために関連項目を整理した資料でございます。右上に都立スポーツ施設の役割という項目がございます。黒で色がついているところですけれども、その囲みの中の2段落目にありますが、「都立体育施設については、区市町村を超えるスポーツ大会や交流の場として、また、国際大祭も開催できる広域的施設としての機能を重視していきます」、このように記載をされております。
 また、全体ですけれども、今の一番上の段落をごらんいただきたいんですが、スポーツ施設は、「身近な施設」と「全都・広域施設」の2つに分けることができるということでありまして、この身近な施設とは何なのか。これは、下の米印にありますけれども、地域の身近な生活圏において整備する施設。いわゆる区市町村等が整備する施設でありまして、こうした施設は地域住民の日常的なスポーツ活動や地域の競技大会の場となる、練習や地域の大会の場となるということでございます。一方、都の役割としては、次の米印の2番になりますけれども、全都・広域施設ということで、地域や区市町村の行政区域を超えた広域的な生活圏域を対象とすると。こうしたスポーツ施設である。このような東京都の基本スタンスが示されております。
 また、その下の施設整備という黒で色がついているところなんですけれども、こちらの囲みの最後にありますけれども、このスポーツ振興基本計画におきまして、武蔵野の森総合スポーツ施設構想の再検討、こうしたこともこの計画に位置づけられたところでございます。
 また、このページの一番下の段ですけれども、現状の、現在ある都立スポーツ施設の事業収支につきまして、参考として記載をされております。いずれも、屋内体育館、水泳場等の代表的な都立のスポーツ施設でございます。毎年2億5,000万円から5億円程度の委託料が支出されております。こうしたことから、武蔵野の森総合スポーツ施設の整備に当たりましては、事業収支、それから後年度負担の問題についても留意する必要があると、このような説明が都側からあったところでございます。
 続きまして、次の11ページをごらんいただきたいと思います。補助競技場(基本イメージ図と概要)についてでございます。表の左側の上の方に、補助競技場(3種)と書いてありますけれども、その右側に当初案(アミノ変更前)とあります。こちらは、現在のアミノバイタルフィールドが補助競技場の計画地であった当時の案、見直し前の当初案でございます。また、隣の参考案とありますのは、日本陸上競技連盟の規定に基づきまして、必要な機能を盛り込んだ参考の案でございます。したがいまして、この図が今回整備する補助競技場そのものの図ではございません。
 当初案と参考案を比較いたしますと、一番の違いというのはスタンドの面積です。当初案では、ぐるりと競技場を囲む形でスタンドが配置されておりますけれども、参考案では、メーンとバックスタンドにのみスタンドが配置されております。このようにスタンドを絞り込んだ場合には、面積も約2,000平米狭くなりまして、当初案では約2万7,000平米だったものが、参考案では約2万5,000平米となっているところでございます。
 また、右側に摘要という欄がございますが、その中には、配置計画の配慮事項という項目がございます。これはまる1ですけれども、トラックの長軸は南北方向を基本とすること。あるいは、メーン競技場、味の素スタジアムですけれども、そことのスムースな動線を確保することなど、配置計画の検討において配慮すべき事項が記載されております。こうした事項に留意しながら、競技場の構想を検討していくとの、都側の説明があったところでございます。
 次に、また1ページをおめくりいただきまして、12ページをお願いいたします。この資料は、西側の都有地、いわゆる5館構想の計画地でありますけれども、そこに類似の都立スポーツ施設を配置しようとすると、どのような状況になるか。建築面積をイメージするために作成された参考の資料でございます。
 まず、青の太い点線で囲まれたところ、こちらが西側都有地、計画地でございます。約6万7,000平方メートルございます。それから、周りに4つの施設がございます。これらは類似の都立スポーツ施設の建築面積をあらわしております。スケールは同一ですので、実際この面積に対してこうした施設の面積があるということでございます。
 左上から、メーン、サブのアリーナを持つ東京体育館。東京体育館ですけれども、こちらはメーンアリーナが約1万1,200平米、サブアリーナが約1,500平米ございます。その下は、武道の専門施設である東京武道館です。建築面積は約9,200平米ございます。それから、右上ですけれども、こちらは屋内水泳場である東京辰巳国際水泳場でございます。建築面積は約1万600平米でございます。なお、補助競技場につきましては、約2万7,000平米とありますが、これは今、御説明をいたしましたアミノのところの当初案の施設内容です。したがいまして、これより若干小さくなることも想定をされておりますけれども、国体開催のためにはこの面積規模の補助競技場は必置となります。
 また、資料の上に米印の注記がございます。この3番目にありますけれども、駐車場、あるいはペデストリアンデッキなど、スポーツ施設の運用のために必要となる施設整備の面積も考慮する必要がある。そうしたことを踏まえて、建築上の条件を含め、設備の施設の内容を検討しなければならない。このような説明が都側からはあったところでございます。
 この件に関しては以上でございます。
 それでは、資料1にお戻りいただきたいと思います。1ページをお願いいたします。11月12日付で東京都港湾局長より、新たな機種の調布飛行場の使用について協議がございました。対象機種は、セスナ式T206H型でございます。この件につきましては、冒頭部長が申し上げましたけれども、協議事項となっておりますので、本日中に結論を出していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 2ページをお願いいたします。3の航空機登録番号(定置場)がありますが、この飛行機は和歌山県の南紀白浜空港を定置場としております。
 騒音値ですけれども、離陸時の騒音は81.07デシベルということで、基準値であります88デシベル以下、基準値内ということでございます。
 また、所有者は、島根県松江市にお住まいの個人の方でございます。個人所有機であります。
 それから、10番に飛来目的がありますけれども、整備・給油ということで、飛来回数は年間二、三回を予定していると。これ、年1回の滞空検査、これは車でいえば車検に当たるものですけれども、この滞空検査、それから100時間の点検、こうしたことで飛来をする予定だということでございます。
 また、その飛来目的の事由のところに書いてありますけれども、フロート機、右側に3ページの方に、ちょっと写真が見にくくて恐縮ですけれども、写真と三面図がございますけれども、水上から離発着できる水上機でございます。こうした水上機は特殊な飛行機であるため、技術者の関係で、東京で整備する必要が生ずると。調布飛行場内の事業者が整備する必要があると、そのようなことで新機種の協議があったものでございます。
 次に4ページをお願いいたします。こちらは、第13回2008調布飛行場まつりの実施結果報告についてでございます。10月19日、日曜日に調布飛行場まつり、第13回が開催されました。当日は若干風は強かったわけですけれども、晴天に恵まれております。
 1の(1)、来場者数ということで、2万5,000人、これは昨年と同様でございます。(2)のところに、飛行場内緊急対応駐車場と書いてございます。この件につきましては、9月の本委員会におきましても質疑があったところですけれども、今回は延べ392台の駐車がございました。これは、昨年は1,270台というふうに報告を受けておりますので、約3分の1の台数だったと。一方、そこに停まれなかった車につきましては、味の素スタジアムの駐車場、かなり離れているわけですけれども、500台程度誘導したというふうに報告を受けているところです。
 また、2点目の体験搭乗、体験飛行でございます。こちらにつきましては、9月の本委員会で御協議をさせていただいたものですけれども、飛行回数というところで、合計21回、21フライトということでありまして、これは協議によってお認めいただいた回数どおりに実施をしたということで報告を受けております。搭乗人員は63名。その中で、地元3市──三鷹、府中、調布の3市が、事前に応募を行いまして、45名の方が搭乗をしております。各市15名ずつということでございます。5回ずつということになります。使用機はセスナ172型でございます。
 そのほか、右側のページにありますけれども、管制塔の見学、こちらは午前、午後、各6回実施しました。こちらにつきましても、3市の事前の応募当選者105名を含み210名の参加ということでございます。
 それから、飛行場見学のバスツアー。これは、飛行場の周りに場周道路というのがございまして、飛行場の点検とか、安全確認のために使っている道路でありますけれども、そちらをバスで説明つきで1周すると。こちらも午前7便、午後6便、合計で390名程度の方が参加をされたというふうに報告を受けております。
 これも協議事項としてなっておりました件ですけれども、5番のパラシュート降下ですが、こちらは代表者から辞退の申し出があって中止をした、そのように聞いているところでございます。
 それでは、また資料を少し飛ばしまして──3は御説明させていただきましたので、13ページ、資料4をお願いいたします。こちらは、調布飛行場を使用する航空機の安全対策の徹底についてということでございまして、ことしの9月26日に、調布飛行場におきまして着陸しようとした小型飛行機が滑走路を逸脱すると、そのような事故が発生をしたところでございます。この件につきまして、3市の市長連名で、今後の安全対策の徹底につきまして要請をしました。その件について御報告するものでございます。
 概要につきましては、この要請書の中に記載されておりますのでちょっと読まさせていただきますけれども、事故の発生は平成20年9月26日、午前8時43分ごろということでございまして、これは正式には後ほど8時42分というふうに訂正をされています。ホンダエアポートから飛来した小型機、これは、小型機はセスナ式のT210K、個人所有機でございます。なお、調布飛行場の常駐機ではございません。この飛行機が着陸時に滑走路を逸脱しました。
 この逸脱によりまして、負傷者、あるいは火災等はありませんでしたけれども、やはり調布飛行場が住宅密集地にあるということから、一歩間違えますと、市民の皆さんを巻き込んだ大惨事につながりかねないものであったと、このように我々は認識しておりまして、こうしたことから、飛行場の受け入れ条件を踏まえて、安全対策の徹底はもとより、航空交通の安全を所管する国とも連携を図りながら、調布飛行場を使用する航空機のより一層の安全対策に万全を期すよう強く要請する、このようなことで要請書を送付をしております。
 なお、この件につきましては、現在運輸安全委員会、これは10月1日に改組がありましたが、以前の航空・鉄道事故調査委員会、国土交通省が所管をしているもので運輸安全委員会、こちらで現在も原因等につきまして調査中というふうに聞いております。
 続きまして、資料6、19ページをお願いいたします。19ページになります。こちらは定例的に御報告をしております調布飛行場の離着陸状況についてでございます。今回は、平成20年の7月から9月の状況について御報告をいたします。
 1ページをおめくりいただきまして、20ページをお願いいたします。7月分になります。一番上の段、2地点間輸送、いわゆる定期便でございます。計のところをごらんいただきたいんですが、587という数字がございます。こちらは、2地点間輸送の合計ですけれども、これは前年の同月と比較いたしまして174回の増となっております。それから、一番下、合計になりますけれども、同様に1,471回という数字がございますが、こちらは前年同月と比較して431回の増となっております。
 8月分──21ページですけれども、こちらは、同様の2地点間輸送につきまして743回ということでございます。こちらは前年同月比でマイナスの114回。こちらは114回減っております。合計を見ますと、1,436回──一番下のところですけれども、合計1,436という数字があると思います。こちらにつきましては、前年の同月比較でマイナスの518回となっております。
 それでは、続きまして22ページをお願いいたします。これ、9月になります。同様の数字、一番上、2地点間輸送517回、これは26回の増。それから、一番下、合計にありますけれども、1,346回。これは、112回の減になっております。この3カ月間、7月、8月、9月の合計の総離着陸回数ですけれども、4,253回となります。これは、前年の同期が4,452回でございましたので、マイナスの199回となっております。
 同様に、2地点間輸送は逆に86回ふえているというのが状況でございます。ほぼ前年並みの若干減った飛行回数であるということでございます。
 私からの説明は以上でございます。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  では、14ページの資料5をごらんください。流総計画の変更(案)に対する意見書の提出でございます。この多摩川・荒川等流域別下水道整備総合計画でございます。略して流総計画と申しますが、これは東京湾の水質環境基準を達成・維持するための下水道の整備に関する総合的な基本計画として、東京都が定めることになっております。今回、変更(案)について、下水道法の規定に基づき関連市に意見照会がございました。この内容を御説明いたします。
 まず1の基本方針ですが、これは15ページから16ページの処理区域図について御説明を申し上げます。まず、15ページをごらんください。これが現在、三鷹市の現況でございます。三鷹市の処理区は井の頭処理区、烏山処理区、東部処理区、野川処理区からなっております。井の頭処理区、烏山処理区は区部流入によって東京都へ処理委託をしており、大田区にございます森ヶ崎水再生センターで処理をしております。東部処理区は市の単独処理区でありまして、新川にあります東部下水処理場で処理をしております。それから、黄色の野川処理区でございますが、これが流域下水道でありまして、ここの終末処理場も区部流入と同じく、大田区にあります森ヶ崎水再生センターで処理をしているというのが現況でございます。
 次、16ページの上段をごらんください。これが現在あります流総計画──既流総計画でございますが、これが平成9年に作成されております。これによりますと、井の頭処理区、烏山処理区は、区部流入により大田区にある森ヶ崎水再生センターで処理ということで、現況から変更はございません。
 それから、東部処理区でございますが、これが約5分の1に縮小されまして、単独処理区として存続します。残りの5分の4は調布基地跡地に計画されている野川処理場(仮称)で処理をされるということで、残りの5分の4は流域編入されるということでございます。
 同じく野川処理区、これは中原地区を除きますが、これは現在は大田区にございます森ヶ崎水再生センターで処理されておりますが、これが調布基地跡地に建設される野川処理場(仮称)で処理されることになります。
 今回意見照会がございました流総計画の変更(案)でございますが、同じく16ページの下の方をごらんいただきたいと思います。井の頭処理区、烏山処理区は、既流総計画と変更ございません。それから、東部処理区でございますが、今の流総計画ですと5分の1は単独処理区として残っておりますが、これがすべて流域編入されまして、流入先は大田区にあります森ヶ崎水再生センターで処理されることになります。
 それから、中原地区を除く野川処理区でございますが、これは現在の流総計画と同様、調布基地跡地に計画されている野川処理場(仮称)で処理をされるというような変更になっております。
 次に、2番目ですけれども、既流総計画と流総計画との比較ということで、ここに比較表が出ております。まず、計画年度ですが、既流総計画は平成22年度、流総計画の変更(案)は平成36年度となっております。
 済みません、14ページに戻っていただきまして、2番目の流総計画との比較のところをごらんください。施設計画人口でございますが、既流総計画が人口19万人、流総計画の変更(案)でございますが、17万3,000人となっております。それから、生活汚水量原単位でございますが、これは1日1人当たりどれぐらい水を使用するかという量でございまして、これが下水道処理場の施設等に関係してくる量でございますが、既流総計画ですと、1日1人当たり300リットルでございます。それから、流総計画変更(案)ですと、1日1人当たり270リットルというふうになっております。三鷹市全体でどのぐらいの汚水量になるかということでございますが、今の既流総計画ですと13万6,000立米、1日当たりでございます。それが、流総計画の変更(案)でございますと、1日当たり9万2,200立米ということになります。
 引き続きまして、14ページの3番目でございますが、野川処理場(仮称)の施設概要でございます。まず、処理水量でございますが、新しくなります変更(案)でございますが、これが10万3,400立米、1日当たりでございます。括弧の中が、現在の流総計画の数字でございます。これが49万7,000立米パー日ということで、約5分の1程度に処理場の規模が縮小されるということになります。
 それから、面積、事業費とも、現在この流総計画の中では未定となっております。面積は、参考までに括弧書きの中でございますが、この数字は跡地利用計画値の計画面積29.2ヘクタールとなっております。
 次に、同じく14ページの意見書でございますが、意見照会が来ているということでございまして、17ページをごらんいただきたいと思います。三鷹市はこれまでも東部処理区の流域下水道について要望してきた経緯がございまして、本変更(案)についてはこの要望が取り入れられていることから、別紙のとおり同意することとしたいと考えております。
 引き続きまして14ページの5番目に当たります同意に伴う要望書でございますが、18ページをごらんいただきたいと思います。流域編入に当たっては諸課題がまだまだあるということでございますので、意見書の同意とともに、同意に伴う要望書を提出したいと考えています。主な内容は下記の2点でございます。
 一番目として、野川処理場(仮称)完成までの間は、東部下水処理場が耐用年数を迎える平成27年度をめどに東部処理区の全量を森ヶ崎水再生センターへ暫定的に流入・処理できるよう関係機関等への協議をお願いいたしますとの内容でございます。これは、この新しい変更(案)の目標年度の平成36年度にならないと野川処理場ができないということで、野川処理場ができないと、東部処理区が森ヶ崎水再生センターの方に本来は入れられないんですが、平成27年度に東部下水処理場が耐用年数が来てしまうということで、その間までには暫定的に森ヶ崎水再生センターの方に流入できるよう協議をお願いしますという内容でございます。
 それから、野川処理場(仮称)の事業化に当たっては、今後の水需要、周辺環境等を十分勘案し、施設規模を必要最低限とするとともに建設負担金を軽減するための措置の検討をお願いしますという、以上2点の要望をあわせて提出したいと考えております。
 私からは以上でございます。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  それでは、最後になりますが、7番目、味の素スタジアムの輸送人員について御報告をいたします。お手元の資料7、25ページから26ページをごらんください。平成20年9月から11月までの期間に行われました試合等につきましては、Jリーグ11試合でございます。
 資料27ページをごらんください。平成20年3月から11月までのシャトルバス等の利用実績につきましては、JRの三鷹駅、吉祥寺駅、武蔵境駅、西武多摩川線の多磨駅、小田急線の狛江駅の5駅から、全体の利用者が7万2,631人、入場者総数に対する利用率は5.1%となっております。このうち、三鷹駅利用者は1万7,757人、入場者総数に対する利用率は1.2%でございます。
 前回の委員会で御報告いたしました平成20年3月から8月までの実績と比較いたしますと、5駅全体の利用率では0.1ポイントの増、三鷹駅の利用率は同率となってございます。また、昨年同期との比較では、5駅全体では0.3ポイントの増、三鷹駅利用者は0.1ポイントの増となっております。
 以上でございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で説明は終わりました。
 質疑をよろしくお願いいたします。


◯委員(伊東光則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。補助競技場など、西側地区のスポーツ施設のことなんですが、これ、つくる業者というのは基本的に都でやる事業ですから、都が見つけてくるのかなとは思うんですが、三鷹市の業者が参加できるような可能性というのはどうなのか。また、できた後、中で働かれる方が出てくると思うんですが、そういうところに三鷹の市民の方が働けるのかどうかということをお聞きしたいと思います。
 それと、下水道のところなんですが、ここの計画に載っています人員なんですが、処理量との兼ね合いがあるとは思いますが、大きく変動する可能性、人がふえたり、また、処理量、現在は1日1人300リットルというのが270リットルというふうに見積もられていたりするんですか、本当にこれで正しいのかというか、量がふえてしまってオーバーフローしてしまうようなことはないのかを、お聞かせ願いたいと思います。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  まず、私から全体の施工の事業者の関係、そこと、地元雇用についての御質問ですけれども。まず、この施工の事業者については、まだ当然未定なわけですけれども、かなり大規模な工事、経費の大きな工事になると思います。そうしたことから、地元企業の参加ということは現在はわからないわけですけれども。また、地元は3市、地元がございますので、そうした中で、そうした要望については都の方にも申し伝えていきたいと思いますけれども、かなり難しいのではないかなと、そのようには考えています。
 それから、もう1つの地元の雇用ですけれども、こちらは当然地域の雇用ということはあると思いますので、その点についても東京都に配慮等、機会をとらえてお話をしていきたいと考えております。
 以上です。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  新しい流総計画の人口と処理量に関する御質問でございます。これ、計画の年度が平成36年度となっていまして、一応この数字は平成36年度を東京都の方が推計したものでございます。人口は今後は若干上昇していくんですけれども、平成36年のときには減少してきて、この程度の人口になるのではないかということでございます。
 それから、水の使用量、水量でございますけれども、これは東京都の水道局等の水の使用量等をもとに平成36年度に推計をしているというところでございます。節水計画等が今後普及してきまして、この程度の水量になるのではないかというふうに考えているところでございます。ただ、今後の景気等の動向によって、また水の使用量、人口等も変わってくる可能性がございますので、それは適時見直しをしていくというふうに聞いております。
 以上でございます。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。雇用の方はぜひ、三鷹市民の仕事場ということで、できるようにしていただければと思います。
 下水道の方なんですけれども、野川のところにつくりますと、やはり処理された水は野川に流れてしまうわけですね。処理量がふえると、野川に流される水もふえるわけですから、東部地区の仙川に流れ込んでいる水というのはすごいきれいだというふうには聞いていますが、どの程度にきれいな水になって流されるのか、そこだけ確認させてください。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  下水道の処理の水質ですけれども、年々水質の規制が厳しくなっております。今回のこの変更も、東京湾の水質の規制の強化に伴うものでございます。それに伴ってここで変更するということで、どんどん高度処理が進んでおりますので、東部下水処理場で放流しています水質以上のいい放流水が放流される予定になっております。
 以上でございます。


◯委員(浦野英樹君)  質問させていただきます。よろしくお願いいたします。まず、飛行場まつりの件で、ことしは9月の委員会の報告がありましたけれども、駐車場が少ないということで、チラシ、ホームページ等により、自転車、臨時バス利用促進ということで。ただ、チラシを拝見した限りでは、もうちょっと目立ってもいいのかなというのは、個人的には思ったんですけれども。大きな混乱はなかったということなんですけれども、周辺の、例えば住民の方ですとか、商店の方からの苦情等というのはあったのかどうか、お聞かせください。
 この資料の5ページ目の、パラシュート降下が代表者から辞退の申し入れがあり中止と、これはどういった理由で中止、辞退の申し入れがあったのか、それを教えてください。
 資料4、13ページの安全対策の徹底について。これについては、電話で連絡もいただきましたけれども、その後新聞等にも出ておりましたけれども、その後、原因が何であったのか報告があったのであれば、原因についてですとか、考えられる対策について、その後報告があれば、どういった内容のものがあったのか教えてください。
 以上、お願いします。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  まず1点目の調布飛行場まつりの苦情等ですけれども、前回は、前年度の飛行場まつりでは一部に渋滞等発生しましたが、今回は目立った渋滞もなく、苦情につきましては、味の素スタジアムの駐車場に行った方が余りにも遠いというような苦情は若干あったようですけれども、そのほかは苦情は聞いていないということでございます。
 それから、パラシュート降下の中止についてですが、こちらについては、ここにも書いてありますとおり、代表者からの辞退の申し入れということで、その内容については確認をしておりません。あくまで代表者からの辞退の申し入れがあって中止をしたということで聞いております。
 それから、続きまして、安全対策の中で、こちら、私の説明が不足しておりましたけれども、まず原因ですが、こちらは先ほど申し上げたように運輸安全委員会で調査中でございまして、まだ原因は究明されておりません。
 安全対策ですが、まず事故機の機長には厳重注意を行い、さらに当面の間、当飛行場において、調布飛行場に飛行自粛を要請しております。また、空港協議会を通しまして、飛行場のすべての事業者、自家用機の所有者に対しまして、航空機の安全運航の確保を文書により徹底したということでございます。また、運航担当者会議、これは調布飛行場の中の事業者の運航のための連絡会議なんですけれども、この中でも同様に安全対策の徹底を呼びかける。あるいは、外来機、自家用機等で外から調布飛行場に着陸される方に対しましても、文書により安全運航の徹底を周知した、そのように聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(浦野英樹君)  わかりました。飛行場まつりについては、その周辺を見たんですけれども、そんなに大きな混乱はないように見えたんですけれども。気になったのが、周辺にコンビニがあったりですとか、ファミリーレストランがあったり、そういったところに駐車をするという方が出てくるのではないのかなというふうに、ちょっと心配はしたのですが、結果的にはよかったんですけれども。やはり、自動車で来られる方というのは、ことしは駐車場が少ないという事情があったとしても、一定の数いらっしゃるわけで、引き続き主催者側には、できるだけ自転車、臨時バス等公共交通機関を利用していただくよう、働きかけ、周知の徹底をお願いしてください。よろしくお願いします。
 あと、飛行機の安全対策。現状については理解はいたしました。原因が何かにもよるんですけれども、日常的に調布飛行場を利用されている方であれば、それでいいのかという気もしますし、たまにしか利用しない方だと、また問題が起きる可能性もあり得るのかなという気もしますので、引き続き安全対策の徹底については、随時報告がまた今後来ると思いますけれども、こういったことが起きないように引き続き注視していただきたいなと思います。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  私、今の13ページの運輸安全委員会が現在も原因の調査中ということで、原因については御報告がされていないんですけれども、もう9月26日から約3カ月近くたつんですね。私たちも事故があったと。幸いけが人とか、そういうことはなかったけれども、本当にここにも書いてあるように、住宅密集地というか、近くに住宅があるということを考えると、市民を巻き込む大惨事につながりかねないという危機感とか、恐怖心とか、そういうことを考えると、時間がたつと、災害でも、事故でも、また薄れて、安全対策というのを忘れてしまうというか、なおざりになってしまうんですけれども。
 やはり原因究明が、このまま、まだ調査中ですということで、次の委員会のときにもそういう報告であると遺憾だなと思うので、そのめどというか、やはり原因を詳しく調べるということは大事なんですけれども、やはり真摯な対応ということを考えると、委員会の前に、こういうことはわかっているということの報告ぐらいあってもいいのかなと思うんですが。パイロットの操作ミスだったとか、機械の整備不良だったとか、何らかの原因とかいうのは全く報告なり、わかっていないんでしょうか。それと、調査中ということに対しても、どれくらいのめど、期間なら待てるとお考えなんでしょうかということが1つ。
 資料1のところが協議事項なので、本当はここだけ集中して議論したかったなと思っていますが、きょう結論を出さなければいけないので、質疑をさせていただきたいと思います。これも、先ほどの事故があったT210Kと同じ個人所有機であるということと、セスナT型という点ではちょっと不安が残るなというのがあるんですが。飛行回数が整備点検のため、給油のためということになっていますけれども、年二、三回ということですが、故障とか整備が必要になったら、その3回を超える場合が出てくるのか、そのときは認めるのかということが1つ。
 あと、飛来目的のところの手書きで、フロート機は特殊であるため技術者の関係で東京で整備する必要があるということで、説明でもありましたけれども、この3番のところで、初期登録が平成19年11月7日ですね。そうすると、もう1年たっているわけですが、これまでの整備点検ということはしてこなかったんでしょうか。どこでやっていたんでしょうか。その関係で、なぜ東京でやらなければいけないということで、今回ここに新たな機種ということで出てきているわけですが、その辺をお聞かせいただきたいと思います。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  まず1点目の、航空機の滑走路逸脱に関連する原因と期間というお尋ねですけれども、通常、安全運輸委員会で結論が出るまでには最低半年かかります。大きな事故ですと、1年、それ以上かかることもあるというふうに聞いておりまして、ですから、事故発生は9月26日ですけれども、それから半年ぐらいとなりますと、次の委員会もどうなのかな、ぎりぎりなのかなと、そんなスケジュールになろうかと思います。
 また、現時点では調査を待っておりますので原因はわからないわけですけれども、例えばパイロットの技術的な問題であったりした場合には、そうした安全運転講習会であるとか。それは、ほかから来る個人の方には難しいわけですけれども、先ほどの運輸担当者会議、事業者連絡会等の中でそうした講習会を実施したこともございますし、必要な対応をとっていくと、そのように飛行場からは聞いているところでございます。
 それから、2点目の新機種ですけれども、まず、このセスナTという、TはターボのTなんです。それから、セスナは御案内のとおり、小型飛行場といえばセスナと言われるくらいにメジャーな飛行機で、運転がしやすい、安全性が高い、そのように世界から認められている機種ですので、一概に逸脱がという、そういう趣旨ではないと思いますけれども、そういうものではございません。
 それから、飛行回数のことがございましたけれども、これは新機種の協議というのは機種の協議でありまして、たとえこの飛行回数、飛来回数がふえても再協議の必要はございません。また、年に二、三回を超える場合が絶対ないとは言えないといいますか、これはあくまでも機種の協議である。そのためにどのぐらい来るんだというのは1つの目安になりますので、そうしたところから記載を求めているところでございます。
 また、点検の関係ですけれども、こちらは通常、これは定置場が南紀白浜空港ですけれども、そこで日常点検を行っておりまして、ここにも書いてありますけれども、年1回の滞空検査、これは自動車でいうと車検に当たるものですけれども、このときには調布飛行場の中の事業者がこうした技術を持っているということで、調布飛行場内の事業者が整備を行うということでございます。
 私からは以上です。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、13ページの安全対策の徹底の件についてなんですけれども、調査に半年かかるということなんですが、じゃ、今の説明を聞いていると、例えばパイロットのミスだった場合には、個人所有者等に対する講習会を行うということだったんですが、半年後にその原因がわかってからやるというのではまずいんじゃないかなと思うんです。
 だから、やはり事故が起こった時点で、先ほどいろいろ文書での自家用機を所有している方たちへの安全対策の徹底とかなされているようですけれども、講習会等は素早く対応すべきではないかと思うので、その辺は要望していただきたいと思いますが、いかがでしょうかということ。
 それと、新たな機種の問題についてですが、このセスナ式T206H型という機種がこれまでに事故を起こしているとかいう報告とかいうのはないんでしょうか。
 そうすると、年に1回の車検みたいな点検で滞空検査を行うのに調布飛行場の整備工場のところでないとだめというお話なんですが、そうすると、ちょうど1年たつので、最初の滞空検査をここでやりたいということと理解してよろしいんでしょうか。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  まず1点目の安全対策ですけれども、今回の事故の発生以降、この事故を起因とした講習会が開かれたかどうかは確認しておりませんけれども、調布飛行場では事業者協議会を中心に安全運転講習会を定期的に開いておりますので、そうした中で先ほど申し上げたような注意喚起もしているものと思いますが、改めて今お話のありましたような講習会については東京都の方に申し入れといいますか、お願いをしていきます。
 それから、2点目の国内での事故ですけれども、国内ではこのセスナ式T206H型の機種は1機でございまして、事故の報告はございません。
 以上です。


◯委員(岩見大三君)  それでは、よろしくお願いします。2点質問をさせていただきます。
 1点目は、今し方いろいろ質問がありました安全対策についてなんですが、一応念のため、この要請に対しての東京都からどのような回答があったかについて教えてください。
 もう1点は、今回の議題、報告にはないんですが、いわゆる先般から出ておりますジェット化式の、いわゆる猪瀬発言につきましての、その後の東京都とのやりとりについて、何か変化がありましたら教えていただけますでしょうか。
 以上、2点、よろしくお願いします。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  まず1点目の、航空機の逸脱に対するその後の東京都からの回答ということですが、文書等による回答はございませんが、先ほど申し上げたような対応につきまして、東京都より報告を受けているところでございます。
 それから、2点目のジェット化といいますか、いわゆる猪瀬発言のその後のということなんでしょうけれども、そちらについては前回委員会で御報告した後の動きはございません。
 以上です。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。1点目はわかりました。
 2点目について、特段変化がないということで、引き続き市としての要請を変えないような形でやっていただければというふうに思います。一説によりますと、調布飛行場内でのジェット化式というのは、国の見解によると、滑走路の長さが非常に短いということもあったりして、物理的にもちょっと実現は難しいのかなということも聞いてはいるんですが、可能性がゼロというわけじゃないと思いますので、三鷹市としての姿勢をぜひ崩さないような形で、今後とも東京都からきちんとした回答を得られるように、引き続き折衝の方をよろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(粕谷 稔君)  種々皆さんから質問がございましたので、この事故の件に関して、有事の際の3市の連絡体制というか、また、それを受けて何か、だれかが協議をされているのかという、事故後の危機管理体制というか。当日、たしか私どもにも企画経営室長がわざわざ連絡を下さって、こういう事故がございましたというような御報告はいただいたんですが、各3市、また、東京都を踏まえての連絡体制という形で、何かフェース・ツー・フェースで何かそれを受けて会議等を持たれたのかということを、1点お聞きしたいと思います。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  この事故がありまして、8時42分に発生したとのことですけれども、その後の連絡が東京都から来たのは約1時間かかったということもありまして、東京都の中では、そこを確認いたしましたけれども、まず事故等が発生した場合に、飛行場内から東京都のだれだれに連絡が行くとか、そういう体制ができておりまして、その中で3市にも連絡というものが入っておりました。詳細は今、資料が手元にないんですけれども、連絡体制は整っている。
 しかしながら、今回のことも、口頭ですけれども、約1時間ということで、遅かったのではないかということで、我々もそういう認識を持っておりまして、実は、三鷹市で我々が知ったのは、8時50分台には消防署からの連絡が防災課に入りまして、そういうことで知ったわけですけれども。やはり、あそこで事故があった場合に、詳細な、まず現地に行って安全を確保して、職員も対応に追われまして、そこの中で戻ってきて連絡するまでも時間がかかるようなんですが、まず第一報で、何が起こったのか、状況だけでも、目視だけでも連絡がもらえないのかというところで、お話はしております。
 以上のようなことですけれども、よりそうした場合にスムーズに我々にも連絡が来るように、さらに東京都とも協議といいますか、お話をしていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  我々もテレビのニュースでという方が早かったというような認識がある方もいらっしゃるかと思いますし、今回新たな機種の申請という形でも、これは協議事項ではありますけれども、種々大城委員からも質問がございましたので、特にはこの件に関してはないんですが。また、今後とも、こういった形で新機種の導入という部分もあるかと思いますし、殊さら、中には迷惑施設というか、危機的な部分もはらんでいる飛行場という部分もございますので、丁寧な対応、及び飛行場まつりをせっかくやって理解を広めた直後というか、最中というか、アイ・エヌ・ジーの状況の中で起こった事故だったかなというふうにも思います。1つの事故で、こういった大きな成功したイベントがまた台なしになってしまうのかなという気がしないでもございませんので、また市としても、言うべきことはしっかりと言っていっていただいて、何かあったときのことが一番大事だというふうに思いますので、この連絡体制及び報告体制という部分はしっかりと確立していっていただけるような体制づくりに、全力で取り組んでいただければというふうに思います。
 それとあわせて、調布基地跡地という部分の一括の中でのイメージアップも、これから図っていかなければいけないかなというふうに思います。その上での今回の新たなスポーツ施設基本構想等も、これから市民も含めて東京都のためになるような施設づくりであるべきであるというふうに思いますし、同じく、株主としての立場であります味の素スタジアムの運営という部分においても、さまざま、サッカーとコンサートだけに限らず、いろいろな、例えばNHKとかでもこの秋とか結構放送されていましたけれども、がん患者のリレー・フォー・ライフとかいう形で、24時間がん患者の皆さんが命をつなぐリレーをという形で、ことしは高知とか、横浜の日産スタジアム、芦屋、北海道でも開催されたというようなこともございました。ことしはピンクリボンキャンペーンとか、いろいろ関心も高くなっていますので、そういった場に、例えば提供していくとかいうような形でも、またさらにこの味の素スタジアムのイメージアップにもなっていくかというふうに思いますので、そういった部分も幅広く、市としてもいろいろ御提案なり、意見を味の素スタジアムにも言っていただけるような体制をつくっていただければと思います。
 以上、要望も含めまして。


◯委員(森  徹君)  それでは質問させていただきますが、この流れに沿って進めさせてもらいますけれども、これは参考資料で英文で書いてありますけれども、私もどこかのノーベル賞の受賞者と同じように英語ができないものですから、これは皆さん、この資料は全部納得して、理解されて、ここに出されているんですね。このセスナT206H型というのが、この添付資料でよろしいということなんでしょうかね。嫌みで言っているわけじゃないんですけれども、できるだけわかる形で──せっかくの資料ですから、私以外かもしれませんけれども、ひとつ全委員がわかるような資料を出していただければと思います。
 このフロート機ということで、東京で整備する必要があると。この調布飛行場ということですけれども、所有者が島根県松江市、フロートですから宍道湖あたりから飛び立つんでしょうか。それから、南紀白浜ということみたいですけれども、西日本といいましょうか、中国地方、八尾空港には、こういうフロート機を整備する事業者というか、技術者というのはないんでしょうか。これ1点、お聞かせください。
 それから、武蔵野の森総合スポーツ施設の基本構想に関連する質問ですけれども、3市が都知事に基本構想について要望を出されたと。この中で補助競技場のほか3点の施設を整備することを求めておりまして、屋内水泳場を求めております。それで、東京都のこの資料を見させていただくと、スポーツ・フォー・オールというんですか、だれもが、いつでも、どこでも、いつまでもと、これはIOCの中でもそういうものが言われていると。東京都もその方向だという中で、事業収支について、委託料が毎年2.5億円から約5億円ぐらい投入されていると。そして、事業収支、後年度負担の問題について留意する必要があると書いてあるんです。留意する必要があるということは、できるだけお金をかけないということなんでしょうか。
 いわゆる、だれもが、いつでも、どこでも、いつまでもという関連と、お金をかけない、かかり過ぎているというふうに見ているんでしょうかね。そして、辰巳の国際水泳場というのが、稼働率が55.1%というふうに、資料としては載っております。3市、今回の要望の中で屋内水泳場ということが載っているんですが、だれもが、いつでも、どこでもというふうになると、この場所的なところからいっても、私ども市民が、いつでも、だれもが、どこでもというふうになると、ちょっと利用しにくいといいましょうか、もっと身近なところの施設が求められると思うんですが、この東京都が55.1%の稼働率、三鷹市、3市が要望したと、それとの関連を三鷹市としてどのように考えて、これを要望の項目に入れたのか、お聞かせ願いたいと。
 それから、地域の活性化につながる附帯施設機能を検討することと、これは具体的にどんなことを要望の内容として考えているのか、これをお聞かせください。
 それから、調布飛行場の安全対策の徹底。確かにこういう事故は時間がかかるとは思うんですが、よく聞くのは、外国に比べて日本の体制が非常に弱いということも聞いておりまして、それとの関係で非常に報告が遅いのか。例えば、私ども、この住宅地の中に飛行場を受け入れるというところでいろいろ議論もありました。そういう点での、その第一は、何といっても住宅地の中にある飛行場ということで、安全ですね。市民の安全、それがこれを受け入れる中でも非常に議論されたところですが、この間、調布飛行場に向かっていて墜落した飛行機は──田無高校に何年か前に落ちましたね。私も現地に行ったんですけれども、高校生が放課後、クラブ活動をやっていて、本当に奇跡だと思うんですが、胴体着陸の飛行機が……。ただ、その子どもたちが飛行機がふらついて飛んでいるのを見ていたと。見ていたということが、1つ、事故を──現に校長先生から話も聞きまして、生徒が翼をジャンプして飛び上がったために、その下を通っていったと、本当に際どい話だったんです。
 今回も調布飛行場に、これは滑走路オーバーランですか、着陸ミスと。やはり飛行場があるゆえに、こういうものというのは絶えずあるわけですから、回答がないということで、半年、1年かかるということは、それはそれで国の体制なんでしょう。それでいいということじゃありませんけれども、しかし、受け入れている地元市としては、回答待ちという姿勢ではないと思うんですけれども、回答がないならないなりに、中間報告的にどこまで進んでいるのかということをきちんと厳しく求めるということが、今後の安全対策においても大切ではないだろうか。その辺、どのようになっているのか、中間報告的なものすらないのか、また、ないならば、どういう対応で求めていくのかということを再度お聞きしたいんです。
 先ほどの飛行回数との関係でも、2つの事故とも固定翼ですから、固定翼の場合には離島間、いわゆる離島対策で飛んでいます事業者、いわゆるプロの操縦士、パイロットが運航していると。個人の事故という関係で、この固定翼の飛来の中で個人所有の飛来というんでしょうか、これが現状どんなふうに。資料的には、この下の方の1から4に属さないものという中に入っているんだと思うんですが、個人所有のプライベートといいましょうか、そういうものがどのぐらい含まれているのか、その数が、内容的なものがわかれば、お聞かせいただきたいというふうに思います。
 以上、その点での質問、回答をお願いします。


◯企画部長(城所吉次君)  私から何点かお答えをいたします。西側スポーツ施設の関係でございます。今回、3つの項目、具体的には4館ということで冒頭御説明させていただきましたが、屋内体育施設のメーンとサブのアリーナ、また、屋内水泳場、武道施設ということで要望をさせていただきました。この件については、全体の当然キャパシティーがある中で、その中で一定の絞り込みが必要だという私どもの認識がございました。
 ただ、今回の要望は、実はお示ししている12ページの表を単純に足しますと、そして、なおかつ補助競技場ができるわけですから、建ぺい率を考えますと入らないんですよ、率直に言いまして。だから、これについては一定の重層化等、いろいろな工夫をしていただくことを前提に、私どもは要望をいたしました。
 その要望に当たりましては、もちろん、それぞれの種目ごとに、今回アイスアリーナを項目から落としております。水泳とか、武道とか、それぞれの種目ごとに一定の需要はあろうかと思っていますが、その中でも市民の中で一般的に普及しているもの、そうしたものを、例えば多摩地域全体の大会、東京都の大会等を想定しながらの大規模施設を、当然、都としてはつくっていくということを表明しておりますので、三鷹市においても、一般的には、いわゆる体育館の関係はさまざまなスポーツができますし、また、水泳についても、相当これに取り組んでいる成人の方々、また子どもたちも多いわけですので、正式な大会ができるようなものも必要ではないかということ。それから、武道につきましても、さまざまな武道が行われている関係で、スペース的には非常に難しい部分がございますが、こうした絞り込みを、プールを含めて、させていただいたものでございます。
 もちろん、まだ運営の仕方等々についてもこれからの検討になろうかと思いますけれども、東京都としては当然、これは財務当局からも一定の縛りがかかっているようで、運営経費についてはできるだけ配慮するというようなこともあるようでございますので、そうした観点から今後検討されていくと思います。いずれにしましても、そうした観点で今回の施設を、絞り込みをさせていただいたということで御理解をいただければと思います。
 それから、調布飛行場の9月26日のこの滑走路逸脱の事故でございます。こちらにつきましてといいますか、この飛行場そのものは当然離島の方々の日常的な足として、また緊急な足として、これを活用していくという意味で、私どもも重要なものと認識しております。
 ただ、一方で、今、御質問者からもございました、また、この間も田無での不時着の事故とかいうこともございましたし、そうした危険性も、飛行機ですので、一度事故がありますと大きな事故につながる可能性がある、そうしたものでございますので、飛行場を持つということについては、利便性とともに、飛行機事故というのは実際に少ないとはいえ、危険性をはらんだものということは重々認識しているところでございます。
 そうした観点で、私ども、こうした事故があったり、あるいは先ほども御質問がありましたが、日常的な形での飛行場を地域の皆様方によく御理解いただくためのさまざまな事業を行うとともに、事故があった場合の緊急連絡についても、この間かなり、今回、伊藤室長から申し上げましたとおり1時間、時間がたったということでございますが、相当な改善はしてきているのではないかと思っていますが、今後とも、いざ、こうした危機管理の問題については十分配慮をしながら取り組んでまいりたいと思っております。
 なお、国の方のいわゆる旧事故調、運輸の関係の委員会でございますけれども、これらは、例えば新幹線の事故であるとか、鉄道事故、あるいは飛行機による事故等々全般を扱っているものでございますが、一番の権威を持った形で行われているもので。ただ、これは短くて6カ月、あるいは、大きな事故であれば1年以上かかるというようなことが果たしていいのかどうかについては、いろいろ御議論あろうかと思いますが。私どもといたしましては、安全対策の徹底ということで、こうした具体的な要請をしつつ、関係する調布飛行場の事業者の方々、当然東京都を含めまして、こうした事故が起きないような一定の対策を講じているところでございますので、そうした形での対応を今後とも進めながら、原因が究明し次第、また皆様方にも情報提供をさせていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  私は、その他の件についてお答えいたします。
 まず、1点目の英語、ここは三面図と写真をごらんいただくためのものですが、資料については配慮してまいります。
 それから、2点目の整備の関係ですけれども、八尾空港にそうした技術を持った事業者があるかというところは、正確にはわからないわけなんですけれども、一定の技術を持った事業者はあると思いますが、今回の件は、実は東京都新宿区に水上飛行機共同開発事業協同組合というのがございまして、水上機の開発とか、そうした技術的なことをやっている協会があります。東京大学に本部といいますか、実際には研究者がおりまして、その方のアドバイスを受けながら、調布飛行場内の日本エアロテックで整備をするということから、東京での整備が必要だと、そのように聞いているところでございます。
 それから、自家用機の問題。やはり自家用機について、特に安全対策の徹底、思いは質問委員さんと市側の我々も同じわけですけれども、個人機なんですが、平成19年度では、年間に自家用等の飛行機、3,442回飛来しております。全体が年間総数が1万9,300回余ですから、この年は数値として約18%弱が自家用の飛行機ということでございます。
 私からは以上です。


◯委員(森  徹君)  多分八尾空港にも海上保安庁も基地を持っていますから、あるんだろうと思うんです。できるだけ飛行回数、少ない方がいいですから、東京大学との指導だとか打ち合わせ、これは非常に環境に優しい新幹線を使っていただいた方がいいかなということで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。本当に事故を起こさないということが大切だと思います。
 飛行場があるからやむを得ないんだということではなくて、あくまでも、あっても安全ということを心がけるのが自治体としての役割だと思いますので、この点につきましては、三鷹市だけでなく、関連市ときちんと足並みをそろえて厳しい対応を。何か大きな事故が起きてからでは遅い。どうしても、日本の場合には、何か問題が起きてから法整備も含めて対応するというふうになっていくものですから、飛行場があるというこの厳しい現実に立って、そういう対応が求められると思います。
 それから、武蔵野の森総合スポーツ施設のことについては、キャパで入らないということですが、スポーツは非常に大切ですから、やはり身近なところで、IOCのオリンピック精神からすると、だれもがということで、そういうすばらしい選手を育成していくということでの国体の役割というのもあると思いますけれども。ただ、国体の役割では、高知県が、いつでも1位にならなくてもいいと。そのときだけの選手を全国から集めて、いつも1位ということにならなくていいという、当時の県知事が非常に明快な対応をしたと。その後、またそれが引き継がれているかというと、必ずしもそうなっていないということも大分なんかでもあるようですけれども。こういう施設はそれなりにきちんとやっていくと思いますけれども、やはり高齢化社会という中で、身近なところでということにもっと力点を置くということが必要かなと思います。
 それで、キャパでは入らないということですけれども、この(1)、(2)、(3)というのは別に優先順位で掲げているということではないと思いますが、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。
 あと、最初の質問で、報告の中で聞き漏らしたんですけれども、この協議会の庶務が東京都の生活文化スポーツ局のスポーツ計画課ですか、ここだということですけれども、都市整備局という話がちょっとあったと思うんですけれども、その都市整備局は、ちょっと私、聞き漏らしたんですけれども、そこはどういう対応のところなんでしょうか。この点をお聞かせいただければと思います。
 固定翼との関係、個人との関係はわかりました。では、その件を1つお願いします。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  まず、先ほどの国体の関係では、いつでも、どこでも、だれもがと、これは御質問ではなかったのかもしれませんが、大事なところなのでもう一度押さえておきますけれども。この10ページにございますスポーツ振興策の基本理念「スポーツ都市東京」、これはもちろんオール東京としての市町村の役割も含めた1つの東京のスポーツ像でありまして、先ほども施設の中で御説明したとおり、身近な施設、地域の施設と広域的な施設、両方相まって施設に関しては、そうした中では、この都立の施設は広域的な機能からの大会とか、交流とか、そうした場になる。これは1点、押さえておきたいポイントなのかなと思います。
 それから、優先順位なのかということなんですが、これは一定の優先順位でもあります。屋内体育施設というのは、当然ここでは優先するメーン、サブのアリーナ。それから水泳、これも競技人口等も考えまして、水泳は必要だと。それから武道ではないかと。そういった一定の考えのもとに、この順番もあります。
 それから、先ほどのスポーツ局との役割の整理ですけれども、まず、生活文化スポーツ局は、いわゆる5館構想、今回ではこの要望しました施設の整備の所管になります。都市整備局都市づくり政策部多摩開発企画室ですけれども、こちらは補助競技場の整備の担当となります。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  一応優先順位だと。そうしますと、屋内体育館から屋内水泳場、これはこのキャパの中におさまるんでしょうか、はみ出すんでしょうか。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  これ、単純にこれらの面積をこの6万7,000平米、6.7ヘクタールに置いてみますとといいますか、面積だけでやりますと、はまっているんですが、用途の、ここは建ぺい率60%、これからははみ出しているわけです。それで、これは東京都の既存の施設、それぞれ単独で国際大会等も開かれるような施設ですけれども、これがそのままの形のものがここに入るかというと、そうではありませんので、我々としましては、面積的に非常に厳しい中でのやりくりだということは理解しますけれども、そこは十分に工夫をしていただきたい、そのように思っているところでございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  休憩いたします。
                  午前11時04分 休憩



                  午前11時13分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。


◯委員(宍戸治重君)  まず、資料1の新たな機種の調布飛行場の使用については、覚書に反するところがなければいいんではないかということで、意思表明だけはさせていただきます。
 次に、質問に入りますけれども、新たに要望書を出した武蔵野の森総合スポーツ施設、それから、広域下水道計画の変更、これは今まで凍結されていたものだというふうに考えておりましたけれども、また新たにこういうような課題ができてきたというのは一方ではわかるような気がしますけれども、改めて趣旨といいますか、凍結が解除されたことについてお伺いをさせていただきたいと思います。
 下水道の処理の関係なんですけれども、最初に。平成27年度、当然それに組み込まれるように動いてきたかと思いますけれども、実際に平成27年度までに、ここの要望にも書いてありますとおり、18ページ、広域の処理に編入されるまでの間、ここに暫定的に森ヶ崎へというふうに書いてありますけれども、その辺のところは実際としてどうなのか。それと、広域編入との関係についてお伺いしたいと思います。
 また、三鷹市では今、雨水管が布設されてきていますけれども、そういう関係とこの全体的な量に変更はないのかなという気がするんですけれども、そういう関係についても質問させていただきたいと思います。
 それと、8ページの協議会が設置されたということで、東京都は三鷹市からすると大変巨大なもので、なかなか意見が通っていかないのが今までの現状だったと思うんですけれども、この中で、附則の(2)に課題別協議会体育施設部会設置要綱が廃止されたということに記載がされておりますけれども、この部会と協議会の違いといいますか、それで、三鷹市もこれから全体的にスポーツ施設なんかもリノベーションと称して考えていかなければいけない時期に来ているわけです。それと同時に、単独の市で解決しなきゃいけない課題と、ある意味では広域で解決しなきゃいけない問題だというふうにもとらえられますが、そういう点での考え方について、この武蔵野の森総合スポーツ施設をどうとらえているのかをお聞きしたいと思います。
 また、今申し上げたように、この課題別協議会と今度の協議会の違いについて、改めてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  まず1点目の、改めて武蔵野の森総合スポーツ施設整備構想が凍結が解除されてということですけれども、資料にもつけておりますけれども、東京都はことしの7月に新たなスポーツ振興の計画を立てた。その中では、ここでも知事の意図といいますか、思いが読み取れると思うんですけれども、例えば国体とか、オリンピックとか、そうしたところも踏まえて、視野に入れながら東京都のスポーツ振興を図っていく。そうした中で、都立の施設の整備、これは四者協時代から三鷹市を含む地元3市が強く要望していた広域的な施設ですので、そうしたものがこうした東京都のスポーツ振興計画の中で改めて議論に上がり、3市の要望も踏まえて凍結解除して新たな構想をつくる、そういう経緯になったと、そのように考えております。
 それから、私の方から2点目の協議会の関係ですけれども、ここで廃止をされているこの部会というのがありますけれども、調布基地跡地の利用計画等を定めた六者協の時代にはかなりの部会が設置されておりまして、下水道の部会であったり、スポーツの部会であったり、ありました。その中でスポーツ部会としてこうしたものが設置をされておりましたが、明確に廃止ということがなかったので、休止といいますか、実際には凍結状態で、その後なかったものですから、それをここで改めて廃止して、新たな枠組みの中でつくるということでありまして、四者協の要綱の中の位置づけとしては、この部会も協議会も同じものです。同じ協議会の1つだというふうに御理解いただければと思います。
 それから、最後の御質問にありました、広域的な施設との役割分担といいますか、市でも、これはスポーツ振興課もしておりますけれども、やはり、こうした市の体育振興の部分と広域的なスポーツ振興の視点、これは広域的なところは都が役割を担って、地域のスポーツは市がというような、大きなくくりの役割分担はあるだろうというところです。
 これは、東京都の振興計画にもあるような身近な施設と広域的な施設とありますけれども、そうした中で、市としては広域的な施設については東京都にしっかり役割を果たしていただいて、しかも、広域的だけではなくて、地元の優先的な利用ということも要望の中の大きな1つですので、地元の優先利用も確保しながら、広域的な視点からの施設整備をしっかりしていただく、市は市で地域のスポーツ振興について責任を持って行っていく、そのような分担になるのかなと思っております。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  平成27年度までの暫定、どうなるのかということなんですが、改めて御説明させていただきます。16ページをお開きください。流総計画の変更(案)の下段の方でございますが、この処理体制でございますが、平成36年度に野川処理場が調布基地跡地にできることになります。そうなりますと、今、森ヶ崎水再生センターに流入している大沢地区を中心とする野川処理区がこの仮称の野川処理場で処理されるということになります。
 そうしますと、森ヶ崎水再生センターの方に余裕ができてくることになりまして、そこの部分で東部処理区の分を流入させるというのが流総計画の案でありますけれども。先ほど言いましたように、野川処理場の平成36年度までの完成を待ちますと、東部下水処理場の耐用年数がおおむね平成27年度に来ているということで、これ以上更新等の費用をなるべくかけたくないということで、それまでの間は暫定的に流入をさせていただけないかということの要望でございます。これ、実際、関係機関との協議ということでございますが、大きく言いますと、森ヶ崎水再生センターがございます地元の大田区さんとの協議が一番の課題になってくるのではないかというふうに考えております。
 それから、雨水管の整備がされているので、その関係で変更はあるのかということなんですが、今回、14ページの2番の流総計画(案)との比較のところでも御説明しましたけれども、どちらかというと使用者の水の使用量の需要が減っているということです。飲む水が減っているとか、そういうことではなくて、先ほど御説明しましたように、いわゆる節水型のトイレ等が普及されてきて、今後水の需要が減少してくるであろうという、水の使用量等からの推計によって規模を縮小して野川処理場を残すというような計画になっております。
 以上でございます。


◯委員(宍戸治重君)  先に8ページの関係。先ほども申し上げましたように、三鷹市もこれから体育施設等をつくっていかなければいけない。そのときに、今、御答弁いただいたように大変重要な、この位置づけにされる場所ではないかというようにも考えられるんですが、それぞれの市は市で体育行政は体育行政、都は都の体育行政は体育行政ということで、それはもちろん当然のことですが、三鷹市でこれから行われるリノベーションに対して、ぜひ発言力をつけていかなければいけない。そのときに、この協議会がどれだけの発言力を認めてもらえるのかというのかな、どれだけ、そういう意味では三鷹市は物が言えるのかなという気がするんですけれども、そういう点ではいかがでしょう。
 それと、流域下水道について、やはり長期的に物を考えていくと、平成27年までには広域に編入されていかないと、それこそ財源が相当食われてくるし、これからのリノベーションを考えると、財源をむだにできないといいますか、そういう点では、東京都にもう少し早くできないかという意見は言えないんでしょうか。もちろん、これ、示されているとおりですからなかなか言えないんでしょうけれども、そういう点では、対応策、これだけで、そっちへ流させてくれというだけで済むんでしょうか。
 それと、もう1つ、野川も今、雨水というか、雨の50ミリ対応ということで考えられた河川であるということですが、雨水管の雨水は野川へ流しているのかな。それと同時に、この野川の処理場ができたときに、遠くの話ですから、まだ話としてできるかどうかわかりませんけれども、先ほどの処理水が流されるとすれば、どの辺で流されるのか。また、50ミリ対応のあの野川で耐えられるのかどうかという疑問も出てくるんですけれども、そういう点ではいかがですか。


◯企画部長(城所吉次君)  西側スポーツ施設の件でございます。当然、先ほど企画経営室長からも御答弁申し上げましたが、東京都の構想にこのスポーツの東京都の基本理念が定められ、また、この多摩地域の武蔵野の森総合スポーツ施設についても、基本計画に位置づけがなされたということでございます。そうした中で、そこにもございますそれぞれのこの個別地域と、あと広域的団体である東京都の役割、それぞれを踏まえつつ、それぞれの役割を発揮できるようにしつつ、また、連携を深めながら取り組んでいきたいと思っております。具体的には、その施設のあり方等についても、そうしたことを踏まえていきたいと思っております。
 それで、この協議会ということですが、もう一度確認させていただきますと、いわゆる四者協がございます。こちらが調布基地跡地関連事業推進協議会、3市長と副知事によります協議会でございまして、こちらにつきましては、今回のケースは特に都市整備局が絡む、また、生活文化スポーツ局が関係する、そして、総務局も関係するという意味で、今回の要望書も、従来、例えば飛行場の件だけであれば局長あての文書というのもあったわけですが、今回は都知事あてにして、なおかつ副知事に直接手渡すという形での対応をとらせていただいたところでございます。
 そして、御説明いたしました8ページ以降の協議会の性格ですが、実は協議会の本体といいますか、副知事と市長レベルの者の下に、すぐ幹事会と申しまして部長級の会議がございます。それから、そのもとに、より具体の内容を協議するものとして、今回詳細内容を検討する諸課題検討協議会というのをつくって具体的な詰めを行っていきながら、最終的には四者協本体で決定していくという形で取り組んでいきたいと思っております。
 ただ、国体の関係が平成25年ということで、かなり時期的に迫っております。そんな関係もございますので、私どもとしては、本件につきましては、かなりスピードを持った形でこの課題の解決に向けて取り組んでいく必要があると認識しておりますので、今後なるべく速やかにこの問題を解決しながら、また市議会にも十分御協議しながら、3市連携しながら、都との折衝を進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  まず1点目の東京都への要請の件でございますが、これは、過去にたびたびこういう問題で意見照会等があったとき、特に森ヶ崎の過去の建設負担金を払ってくださいとか、そういうときに市の方に必ず意見照会が来るんですが、その同意にあわせて平成27年度までに東部下水処理場を編入させてくださいという要請、要望はたびたび過去にもしております。
 今回も、この流総計画について、極端な話、ただ同意しますという意見書を出せばいいんですが、やはりその都度こういう課題があるということを東京都の方にも認識していただくということで、こういう件があるたびに要望を出しているという状況でありまして、今後こういう機会がありましたら、また改めてそういう要望を出していきたいというふうに考えています。
 それから、この流総計画が最終的に確定した段階で、今度東京都を含めましてワーキンググループ、協議会を設定する予定になっております。その中で、地元の大田区に対する要望等を協議、どのようにしていけばいいのかというのを細かく詳細に検討していく予定でございます。
 それから、2点目の50ミリ対応で処理水が野川に流れるということなんですが、大沢地区の雨水管は野川の方に流れております。具体的にまだ決まっていないんですが、野川処理場の処理水が一番近いところは野川というところになるとは思うんですが、ただ、流量等の関係があって、直接多摩川に流してくださいとかいう意見も一部ではございます。
 ただ、今この基本計画の段階では、どこに、どういうルートで、どのぐらいの水が流れるというか、処理量はわかっていますので、大体これと同じぐらいの量が放流されるというのはわかるんですが、具体的なルートとか、それに対する野川への影響というものは、この計画の中でまだ考慮されておりません。それは次の段階で、都市計画決定、それから環境アセスというのが次のステップとしてございます。その中で細かく検討されることになると思います。そのときには、また三鷹市の方に当然意見照会等がございますので、その中でまた市としての要望をしていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(宍戸治重君)  しっかりまとめていただけちゃったので、それぞれの階級の会議であるとか、段階で、三鷹市の立場をしっかりとらえて、ぜひ対応をお願いして終わりたいと思います。ありがとうございました。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかに質疑なければ、打ち切ってよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、市側の説明に対する質疑はこれをもって終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時32分 休憩



                  午前11時33分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 協議事項につきまして、委員の皆様から出された意見を付して、おおむね了承ということで報告をすることにしたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定いたします。
 次に、継続審査の申し出の確認をいたしたいと思います。調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、本件について引き続き調査を行っていくことで継続審査の申し出を行うことに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、さよう決定いたします。
 続きまして、次回の委員会の日程ですが、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 さよう決定いたします。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にございませんようでしたら、以上をもちまして本日の調布基地跡地利用対策特別委員会を閉会いたします。ありがとうございました。
                  午前11時34分 散会