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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成20年調布基地跡地利用対策特別委員会) > 2008/03/21 平成20年調布基地跡地利用対策特別委員会本文
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2008/03/21 平成20年調布基地跡地利用対策特別委員会本文

                  午後1時28分 開議
◯委員長(白鳥 孝君)  ただいまから調布基地跡地利用対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認をいたします。
 休憩いたします。
                  午後1時28分 休憩



                  午後1時29分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきまして、1、協議事項及び行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、異議なしでございますので、確認いたしました。
 傍聴が1人いらっしゃるということです。許可を求めたいんですけれども、いかがいたしましょうか。許可いたしますか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいですか。それでは、許可いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時30分 休憩



                  午後1時32分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 まず、協議事項及び行政報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長(城所吉次君)  それでは、まず私から、全体につきまして総括的なお話をさせていただきたいと思います。本日は、お手元にございますとおり協議事項が1件、報告事項が3件でございます。まず、資料1にございます協議事項でございますが、資料1にございますとおり、武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画についてでございます。本件は平成20年、ことしの2月22日に開催されました調布基地跡地関連事業推進協議会、いわゆる四者協でございますが、こちらの幹事会、部長レベルの会議でございます。こちらにおきまして、東京都から正式に協議事項として提案があったものでございます。武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画について、東京国体などを見据えた東京都のスポーツ振興の観点から、この1ページ目にございます4点のとおり、この計画を見直したいという内容でございます。4点の提案のポイントは、1つが味の素スタジアムの西側都有地に、国体開催上必要となります陸上競技場の補助競技場を整備すること。またあわせて、地元自治体の意向等を参考に、西側都有地全体のスポーツ施設整備構想を策定するという、そうした主には2点の内容でございます。
 本件につきましては、2ページ目の資料に、1、経過というところがございますが、こちらにございますように、昨年の9月ですが、本特別委員会におきまして、7月に東京都総務局長から一定の打診があった点について御報告していますが、平成25年に開催予定の東京国体において、味の素スタジアムをメーンスタジアムとすることが決定されたことに伴って、隣接する武蔵野の森西側都有地を、メーンスタジアムの必須条件となります補助競技場その他の施設用地として活用したい、そういう旨の提案がありまして、9月の特別委員会に報告をいたしました。これに対しまして、三鷹市を含めました地元3市としては、補助競技場の必要性は理解できるものの、調布基地跡地利用計画に基づく武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画にかかわる重要な提案であることから、正式に四者協において協議すべきというような対応をしているということで、一連の東京都とのやりとりを、昨年9月、御報告をしたものでございます。
 改めて経過を申し上げますと、味の素スタジアムの西側都有地につきましては、東京都が策定いたしました武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画におきまして、メーンとサブの屋内体育館、プール、武道場、アイスアリーナの5つのスポーツ施設、いわゆる5館構想の計画がここで示されたものでありまして、2ページの1の経過の(2)のところにございますけれども、東京都が財政悪化を理由に計画を凍結し、現在に至っているというものでございます。2ページ目の1、経過の(1)にございますが、これまで地元3市といたしましては、平成5年に調布基地跡地の利用計画を東京都と合意するに当たって、広域的に見た場合の必要性、あるいはスポーツ施設など、地元市民が期待する施設をつくる計画であったことなどを総合的に勘案いたしまして、調布飛行場の存続を受け入れてきたという経過がございます。さらに、平成7年の武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画の策定に当たりまして、四者協の前身であります六者協、これは三鷹を含む地元3市の市長と議長により構成された協議会でございましたが、こちらにも報告し、了承をされたという経過のあるものでございます。
 今回の東京都の提案につきましては、三鷹市を含む地元3市としては、これまでもこの計画について、四者協などの機会をとらえまして、その実現を強く要請してきたところでありまして、今回の提案は、こうした地元3市の強い要請を受け、東京都として正式に四者協、現段階は幹事会でございますが、正式に四者協の幹事会に提案をしてきたものであること。そして、当初の計画にない補助競技場の設置はあるものの、これまでのスポーツ施設整備の凍結方針を都が解除し、地元自治体の意向等を参考に、改めて整備構想を策定すると、そうした大きな姿勢の転換を明確に示したものと認識しておりまして、評価をしているところでございます。この件に関しましては、この後企画経営室長より、資料、図面等に基づいて詳細を説明をいたしますけれども、今回、本件を市議会に協議させていただきますのは、5館構想の整備予定地に補助競技場が設置されるということは、調布基地跡地利用計画に基づく武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画、その5館構想を見直すということでございますので、協議をさせていただくものでございます。なお、市といたしましては、市議会との協議結果を踏まえつつ、今後開催が予定されております地元3市の市長と副知事によります四者協の本会議におきまして、協議を進めていきたいと考えているところでございます。こうしたことから、本件協議につきましては、本日御審議をいただきまして結論をお出しいただければと考えておりますので、よろしく御審議をいただければと思います。よろしくお願いをいたします。
 なお、さきの四者協の幹事会におきましては、こうした東京都からの提案を受けまして、三鷹市を含む地元3市といたしましては、2ページの2の三鷹市の考え方というところがございますが、こちらにあります3点について、強く東京都に伝えたところです。具体的には(1)にありますスポーツ施設の整備構想は3市の意向等を十分に踏まえ、できる限り早期に策定をすること。あわせて進め方やスケジュールを早期に示すこと。2点目といたしましては、整備構想の決定に当たっては、四者協の枠組みの中で協議を進めること。3つ目といたしまして、具体的な施設機能、施設の活用等については、3市の要望等を踏まえて適切に対応すること、こうした点を都に強く伝えたところでございます。
 次に、報告事項でございます。報告事項の1点目は、資料2にあります大沢総合グラウンドの整備についてでございます。こちらは三鷹市の大沢総合グラウンドの整備計画のうち、陸上競技場につきまして、整備計画を維持しつつも、味の素スタジアムが東京国体のメーン会場になったことに伴い、東京都がスタジアムの近隣のいずれかの場所に、国体用の補助競技場を建設することになるわけでございますが、こうした状況を踏まえまして、市の財政面も勘案しつつ、今後の同補助競技場の活用に関し、地元市民のスポーツ振興に資するものとなるように東京都に強く要請し、交渉を進めることとなることから、当面整備を見合わせることとするものでございます。
 その他の報告事項は、2点目、3点目が報告事項の資料3、資料4にございますとおり、定例的に御報告をしております内容です。調布飛行場の離着陸状況、味の素スタジアムの輸送人員についてでございます。よろしくお願いをいたします。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  それでは、協議事項にございます武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画につきまして御説明をいたします。ただいまの部長の説明と重複するところもございますけれども、よろしくお願いしたいと思います。
 資料1をごらんください。本件は、平成20年2月22日に開催されました調布基地跡地関連事業推進協議会、いわゆる四者協の幹事会、これは部長クラスの会議でございますけれども、この幹事会におきまして、東京都から協議事項として提案されたものでございます。平成7年7月に東京都が策定をいたしました武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画について、記載の4点を見直すという内容でございます。まず、武蔵野の森総合スポーツ施設基本計画から御説明いたしますが、本計画は平成5年に東京都と合意した調布基地跡地利用計画に基づきまして、平成7年7月に都が策定した計画でございます。跡地の利用計画では、味の素スタジアムの西側の都有地に、屋内型の総合スポーツ施設、具体的にはメーンアリーナ、サブアリーナ、屋内水泳場、それから武道場、アイスアリーナ、この5つのスポーツ施設を整備する計画がございました。これを5館構想と呼んでおりますが、この構想につきまして、見直しの提案があったものでございます。
 位置関係を御確認いただくために、資料2、4ページをごらんください。中央の少し左下に味の素スタジアムがございますけれども、その西側に大きな丸がしてあります。こちらが5館構想の整備計画地でございます。都有地で、面積は約6.7ヘクタールの広さがございます。
 それでは、資料1にお戻りください。東京都から提案のありましたのは、大きく2点です。1つは、武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画を見直しをいたしまして、新たにスポーツ施設の整備構想を策定すること。これは、この提案の中では1と4に記載されております内容です。そしてもう1点は、この場所に国体の開催に向けて整備される陸上競技の補助競技場、サブトラックですね、これを整備するという内容でございます。これは提案の中では2番目と3番目になります。初めに提案の1と4、5館構想の見直しと、新たなスポーツ施設整備構想の策定について御説明をいたします。
 5館構想は、平成9年8月の東京都財政健全化計画実施案、この中で見直しの項目に挙げられまして、それ以降、これまで整備が凍結され、現在に至っております。この構想につきましては、三鷹市といたしまして強くその実現を要請し続けておりまして、本特別委員会でも御報告をさせていただきましたけれども、平成18年2月に開催されました第3回の四者協、ここにおきましても、この中でも整備の実現を強く要請したところでございます。その際には東京都から、財政状況から大規模施設の建設は厳しい状況にあるが、国体の開催に当たって方向性を総合的に検討していく、そのような見解が示されたところでございます。今回の提案は、国体の開催やオリンピックの招致を見据えた都のスポーツ振興の観点から、必要な施設を再検討し、改めて整備構想を策定することが示されたものでございます。また、その検討に当たりましては、平成9年の財政健全化計画実施案で示された点に留意をして、施設の整備や運営手法等を検討していくことも、あわせて示されたところでございます。これが本提案の1と4の内容です。
 なお、都の提案内容には記載はございませんが、この提案に当たりまして、都の総務局国体推進部長から、次のような発言がございました。1点目といたしましては、平成20年度からスポーツ施設の整備構想の検討に着手をする、次年度着手をするということです。2点目といたしましては、都として真に有用な施設は、建設する方針で前向きに検討を進めると、このような2点の発言があったところでございます。
 次に、2点目、3点目になります。こちらは味の素スタジアムが国体の陸上競技会場となることによる補助競技場、サブトラックの整備についてでございます。既に御案内のことと思いますが、味の素スタジアムは、平成25年に開催が予定されている東京国体において開・閉会式場の会場となるとともに、陸上競技場の会場ともなります。陸上競技の会場としては、第1種公認陸上競技場として認定を受ける予定ですが、第1種の陸上競技場として認定を受ける際には、第3種以上の補助競技場、サブトラックの設置が条件になります。そこで武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画において、補助競技場の整備予定地というのは、現在の計画では今、アメリカンフットボールの試合などで利用が盛んなアミノバイタルフィールド、これは味の素スタジアムの東側にありますけれども、ここを利用するということになっておりましたけれども、こうした利用が定着していることを考慮しまして、陸上競技場の補助競技場としての整備はここでは行わないこととする、これが2点目に書かれている内容です。
 3番目ですけれども、そこで補助競技場については、スタジアムの隣接地である西側の都有地、これは5館構想の建設候補地といいますか、予定地でありますけれども、都有地に整備するというものでありまして、これにより1点目の、今後策定するスポーツ施設の整備構想を策定するに当たっては、補助競技場の設置が前提条件になるとの説明がありました。
 それでは、1ページおめくりください。2ページになります。こうした東京都の提案を受けまして、三鷹市の考え方をまとめたものが2に記載しております。三鷹市の考え方というところをごらんいただきたいんですが、まず1点目といたしましては、スポーツ施設の整備構想については、3市の意向等を十分に踏まえて、できる限り早期に策定すること。また、構想策定に向けた進め方やスケジュール等についても早期に示すこと、これが1点目でございます。2点目といたしまして、整備構想を決定するに当たっては、四者協の枠組みの中で協議等を進めていくこと。そして3点目といたしましては、具体的な施設機能や施設の活用等につきましては、3市の要望等を踏まえ適切に対応すること。以上の3点の要望を、強く東京都に申し入れたところでございます。右側の3ページに、全体像を御理解いただきやすいように、参考といたしまして新聞の切り抜きを掲載しておりますので、あわせて御確認いただければと思います。
 以上のように、三鷹市といたしましては、今回の東京都からの提案は、整備構想の凍結を解除し、三鷹市を初めとする多摩地域のスポーツ振興の拠点となる新たな整備構想を策定するという内容であり、知事の答弁におきましても、その明確な姿勢が示されたものであると受けとめ、評価をしております。今後は、御審議いただきました結果等を踏まえ、東京都と協議を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。以上が協議事項です。
 それから、1つ飛ばしまして、資料3をごらんいただけますでしょうか。こちらは定例的に御報告をしております調布飛行場の離着陸状況についてでございます。もう1枚おめくりいただきまして、6ページをごらんください。本日の委員会におきましては、平成19年の10月から12月の離着陸状況について御報告をいたします。
 初めに10月のところ、6ページですけれども、2地点間輸送、定期便ですが、一番上のところの離着陸回数の計をごらんください。562という数字があると思います。こちらは前年の同月と比較いたしまして、80回の増となっております。また、その一番下ですけれども、合計の欄、1,678という数字をごらんいただきたいんですが、こちらは同様に、前年同月よりも110回の増となっております。次に、7ページ目ですけれども11月、同じように2地点間輸送は575回、これは前年比111回の増、それから合計1,721回、これは68回の増となっております。またもう1ページおめくりください。8ページですが、こちらは12月分です。12月は同様に、2地点間輸送は576回で18回の増、合計は1,740に、こちらは212回の減となっております。調布飛行場では暦年で1月から12月までを1つの期間として離着陸状況の年間カウントをしておりますが、平成19年の合計ですが、1万9,369回でございます。こちらは前年に比較をいたしますと、1,426回の増となっております。しかしながら、前年が1万7,943回だったわけですけれども、これは大分低い数値でありまして、平成17年を見ますと1万9,186、平成16年は1万9,458、これと比較いたしますと、平成16、17年とほぼ同様の数字ということでございます。
 私からの説明は以上です。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  大沢総合グラウンドの整備について、資料の2になりますけれども、報告させていただきます。資料の2をお開き願います。
 御報告内容は、図面右側にございます、おおむね中心部ですが、大沢総合グラウンド整備予定地、白くなっている部分でございますが、その予定地にございますサッカー、ラグビー場の外側に陸上競技場のトラックがございます。この陸上競技場のトラックについての整備を、当面見送ることといたしました。その主な理由といたしましては、先ほど企画部の部長、課長の方からも、武蔵野の森総合スポーツ施設建設基本計画で御案内させていただいたところでございますが、図面の左側、先ほど御案内させていただいた武蔵野の森総合スポーツ施設・補助競技場整備予定地、黒く丸で囲ってございますが、この部分に東京都が国体開催のための公認第3種の補助競技場を整備する方針を示したことから、三鷹市といたしまして、この補助競技場を活用していくという考えから、当面見送ることとさせていただいたものでございます。
 私の方からは以上でございます。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  それでは、こちらも定例的な御報告になりますが、味の素スタジアムの輸送人員について御報告をさせていただきます。お手元の資料4、ページで申しますと13ページをごらんいただきたいと思います。
 前回の委員会で御報告させていただきました平成19年11月までの実績以降、Jリーグの試合、あるいはイベント等は実施をされませんでした。したがいまして今年度、シャトルバス全体の利用者数は前回の数字同様でございますが、5万3,549人、入場者総数に対する平均利用率は4.8%となってございます。このうち三鷹駅の利用者は1万1,956人、入場者総数に対する平均利用率は1.1%となりました。これを昨年度の実績と比較いたしますと、利用者全体では84.2%、平均利用率は0.1ポイントの増で、三鷹駅利用者では80.8%、平均利用率は昨年と同率となってございます。
 私からは以上でございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  以上で、市側の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(伊東光則君)  武蔵野の森総合スポーツ施設の件で質問させていただきます。あと、大沢のグラウンドの整備と兼ねて質問させていただきたいと思います。まず凍結というか、つくるのを見合わせるというお話の陸上競技場なんですが、これは説明の中で、第1種だとか第3種だとかというお話が出ていますが、そういうランクでいくと、どこに、どういうふうになるのかというのがまず1点。
 それと当初、大沢グラウンドの中に陸上競技場が、公式記録のとれる競技場という説明でつくられる予定だったのが、今度、味の素スタジアムの中に、まず第1種の陸上競技場になって、そしてサブの方に第3種の競技場ができるということになりますと、大沢グラウンドの利用というか、つくってもむだになるという発想で凍結なのかなとは考えますが、実は、市民の立場で見ますと、味の素スタジアムに行く交通機関がすごい悪いんですね。ですので、まずその辺はどういうふうに考えられていくのかということ。それと、ここのグラウンド、当分つくるのを見合わせるというお話だったんですが、現実には何年後に、計画をもう一度つくるということで始められるのか、その辺、あるのかないのかをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯スポーツ振興課長(中田 清君)  見送りにつきまして何点か御質問いただきましたが、まず三鷹市として、今まで競技場の整備につきましては、第3種の競技場を整備したいという考えで、これまで進めてきたところでございます。
 次に2点目ですけれども、委員さんおっしゃるような内容で見送りということでございますが、交通面につきましては、非常に大沢グラウンドは、シャトル的なバス、赤バス等が1系統あるというだけで、あとはほとんど車等で行っていただいて、あるいは自転車というような現状になっておりますので、御指摘のとおりになると思いますが、これからそういう点につきましては、整備される中で改善を図っていかなければならないのではないかというふうに考えております。
 私の方からは以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  今後の整備方針、当面見送るということの後の、現実的にはどのような方向性ということになるかと思いますけれども、今後の方向性につきましては、今のところ財政状況も勘案して考えますと、平成25年の国体開催ぐらいまでは難しいんじゃないか。年数で申し上げますと、三、四年はまず考えられないのではないかなというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。交通の便というのは、大沢グラウンドの場合は、まだ市内からバス等で行くことはできるんですが、新しい味の素スタジアムと、その隣の西のところですね、そこについては非常に厳しいという面があるので、その辺どうなのかなというのを、もう一度お聞きします。
 それと、そのグラウンドを凍結して、味の素スタジアム並びに新しくつくる第3種の競技場を、三鷹市民が、あたかも大沢グラウンドにできたグラウンドのように利用できるのか。三鷹市にある競技場でしたら、三鷹市民がまず最初に優先的に使えるのかなとは思うんですが、3市のところにつくられている競技場ですと、それも少し3市が同等に使うことになってしまうと、三鷹市民にとって少し使いにくいのかなと考えますけれども、その辺はいかがなんでしょう。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  まず第1点目、アクセスについてお尋ねをいただきました。おっしゃるとおり、公共施設をつくってそこにアクセスが非常にしにくいということになりますと、仏つくって魂入れずというようなことにもなりかねませんので、今後新しくできます施設の集客力等を十分勘案しながら、バス事業者、あるいは鉄道事業者等と現地へのアクセスについては調整をしてまいりたいと考えてございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  この補助競技場の利用に当たっては、大沢グラウンドのように利用できるかと、もし市単独でですね。今現在の陸協の利用状況、さらにそういうものを踏まえた上で、今後市の方で、三鷹市がある程度優先利用できる枠を確保できるように努力してまいりたいと思っております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。交通のアクセスの点と利用しやすさについては、極力市民が使いやすいように配慮していただきたいなと思っております。
 最後の質問をさせていただきたいんですが、味の素スタジアムの経営母体と、今度新しくつくられる第3種の競技場の経営母体は違うのかなと思うんですが、そういったときに、この競技場の運営は問題なく進むことができるんでしょうか。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  ただいまの御質問ですけれども、今回の東京都への提案の中では、運営方法がどうなるのか、これは大きな協議の中身、検討の中身の1つだと考えております。いずれにいたしましても、この隣に味の素スタジアム株式会社があるわけですから、そうしたところと連携した、関連したよりよい運営方法になるように、それは市としても、意見を言っていきたいというように考えております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。多分まだこれからという点が多いかなとは思いますが、よろしくお願いします。
 1つだけ、まだその決めていない項目の中に入るのかもしれませんが、味の素スタジアムではJリーグの試合をやられていますよね。その辺、国体をやる上で、期間中はもちろん使えないとは普通に考えれば思うんですが、整備する間、Jリーグの試合もできないのかなと思うんですが、その辺はどのようになっているんでしょうか。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  三鷹市は、株式会社東京スタジアムの株主でもありますので、スタジアムの運営というところにも非常に関心があるわけですけれども、できるだけJリーグの試合に影響がないような、例えば準備の期間といいますか、工事もある、一定の整備もあるでしょうし、そういうところでも、Jリーグの試合にできるだけ影響のないような形で運営がされるようなことを望んでおります。また、そのように考えているところでございます。


◯委員長(白鳥 孝君)  伊東委員、いいですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 はい。次の。


◯委員(浦野英樹君)  では、質問させていただきます。今、伊東委員の方から、Jリーグとの関係についてちょっと質問がありましたけれども、それと関連するんですけれども、味の素スタジアムを陸上競技場に改修となると、サッカーの関係者は、やっぱりサッカーの競技場としてのクオリティーがどうしても下がってしまうという懸念を持っておられる方がかなり多いようなんですけれども、そういう陸上競技場に改修というのは、ほぼもう決まった方向だと思うんですけれども、その点に関して、東京都の方から、サッカー競技場としてのクオリティーの低下に対して、どういった対応をしていくかというような説明はあったのでしょうか。また、三鷹市も出資しているわけで、出資者の立場として、そういったサッカー競技場としての質の低下に対して、どういった対応をされていかれる考えなのか、基本的な認識をお聞かせいただければと思います。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  質問委員さん御指摘のとおり、サッカーは、特にJリーグ、三鷹で定着をしておりまして、これはスポーツ振興の面からも非常に大切に考えております。そうした中で東京都さんからも、今冒頭、前質問委員さんにもお答えしたように、そうしたできるだけ影響の出ないような形で考えていきたい、そのように聞いているところでございます。


◯委員(浦野英樹君)  出資者としては。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  三鷹市としても同様でございます。


◯委員(浦野英樹君)  わかりました。とにかく今、味の素スタジアムについては、やっぱりサッカーの競技場というイメージは定着していると思うし、逆にその質は落とすことは、味の素スタジアムにとっても、競技場としてはマイナスの要素になりかねないと思いますので、サッカー競技場としてのクオリティーを極力落とさないということは、強く要望していただきたいなと思います。
 以上です。


◯委員長(白鳥 孝君)  次の方いらっしゃいますか。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、Jリーグのことばかりになるんですが、当初、先ほど委員からも御質問あったとおり、味の素スタジアムというかFC東京がホームで、これから、ヴェルディがたしかJ1に昇格したと思いますし、また試合増の傾向性にもなるのかなという気もするんですが、先ほど、Jリーグの機構としての部分と、三鷹が株主としての味の素スタジアムという部分のお話はお伺いしたんですが、この四者協なりこういった流れの中の話に、FC東京としてのかかわり方というのはどうなっているのか、ちょっと何かあればお伺いしたいんですが。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  今回の国体の件、それから、本日協議事項にさせていただきました西側の都有地における5館構想、それから補助競技場、もちろんそれは東京都と地元3市の中で考えていくことだと思いますけれども、陸上競技場になると、味の素スタジアムがですね。こちらについて、当然FC東京さんなりヴェルディさんにも話は行っているといいますか、あるんだと思います。そこのところは、市としてはその内容について、これは承知はしてないところです。


◯委員(粕谷 稔君)  当初、去年の話だったと思うんですが、このままこういった味の素スタジアムが、そういった陸上競技場的な扱い方をされる場合には、FC東京さんとしては、多分試合としては九州の方まで、会場は九州にしかないというようなお話で、我々もちょっとお伺いしたことがあったんですが、本当にFC東京の今までの取り組みというのは、やっぱり地元に密着していろいろな地域行事にも、特に大沢の地域とか参加していただいて、協働のまちみたかならではの、やっぱり1つのパートナーとして成長されてきて、今のサポーターの方たちも、三鷹だけではないですけれども、基本的にずっとサポーターとして何年間も応援していただいているという、ある意味、本当に地元密着のサッカークラブかなという状況もございますので、やはりちょっとせっかくこの味の素スタジアムの出資者でもある三鷹市として、また地域としても応援している、このJリーグの大きな、大事な柱であるというふうに思いますので、なるべくサポーターの方たちが、ある意味経済的な効果という部分でも少しは大きな部分にもなってくるのかなという気はしますので、味の素スタジアムさんの窓口が中心になるとは思うんですが、丁寧に進めていっていただければというふうに思いますので、この点をよろしくお願い申し上げます。


◯委員長(白鳥 孝君)  次の方いらっしゃいますか。


◯委員(大城美幸さん)  視点を変えて、ちょっと1点だけ質問したいと思いますが、この整備構想に、東京都は平成20年から着手するという説明がありました。三鷹市の整備構想の策定に向けての考え方というのは理解できるんですが、三鷹市の意向等を十分に踏まえという、三鷹市の意向の中には、市民の意向というか、市民の要望というのが当然含まれると思うんですね。先ほど来、交通アクセスの問題や、大沢グラウンドの陸上競技場が整備されないことによって、今度、整備構想の中に、整備構想がどうなっていくのかということに対する、大沢を初めとした近隣住民の関心度というのが当然高まると思うんですけれども、そうなると、三鷹市としてこの協議というのは四者協、市長と副知事等がやる会議もそうですし、幹事会クラスでの四者協で、その整備構想の協議が進められていくと思うんですが、それに臨むに当たって市民の声というのをどう引き出していくというか、市民の声をどうとらえるというか、これ、普通は長期計画とかいろんな計画を立てるときに、三鷹市は説明会を開いたり、懇談会を開いたり、直接声を聞いたり、いろいろパブコメをしたりとかするんですが、これは東京都が整備をしていくものなんですが、市民の声を代弁する三鷹市として、市民の声をどう聞こうとしているのか、その辺のプログラムというか、ありましたらお聞かせをいただきたいと思います。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  質問委員さんも御指摘のように、この施設は都がつくる施設で、これは地元3市の利活用とか、そういうところは十分これから都に要請をしてまいりますけれども、やはり東京都の中でどういった拠点としての施設が必要か、これは東京都も検討を進めていくことになろうかと思います。また、三鷹市の場合ですけれども、三鷹市のこれまでの市内のスポーツ事情がございますよね。市内にどういう施設があって、どのような利用があって、どういうニーズがあるのか。これは一定程度、スポーツ振興課担当の方でも把握しているところもございます。そうしたところも含めまして、今後どのような形で市民の皆さんの意向を確認していくか。これは今後十分今のような御指摘の点、大事だと考えておりますので、その手法についても検討をしてまいります。現時点では具体的な、こういう形でやるというところまではございません。


◯委員(大城美幸さん)  検討していくということなんですが、ぜひ検討して、市民の要望というか、聞いていただきたいなということを要望して終わります。


◯委員(岩見大三君)  よろしくお願いします。先ほど伊東委員の方から、輸送に関しての質問が出ておりまして、それに関連してということなんですけど、今回の計画を見る場合、例えば、現状の味の素スタジアム等のアクセスに関することにもあるんですが、やはり今後、この競技場ができた場合、さまざまな形で輸送ニーズというのは相当ふえてくるようなふうに感じるわけなんですけど、その際のいわゆる輸送に関する整備ですね。インフラの整備みたいなこともかなり出てくるんじゃないかということで、要するに何を言いたいかといいますと、そのインフラの整備をする場合の、東京都との財政的な振り分けというのはどういうふうになっているのかということで、いわゆる東京都が、言うなればそういったことに関しては、すべて財政的にもやってくれれば一番いいわけなんですけど、こちらの3市と都との、その辺の振り分けというのはこれからなんでしょうけど、ちょっとどういうふうにお考えになっているかということを1点お聞きしたいと思います。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  まず、味の素スタジアムを利用した、例えば開・閉会式であるとか、あるいは陸上競技、それから味の素スタジアムはサッカーの会場にも国体ではなります。こちらについてのアクセス、あるいは駐車場とか大会運営に当たっての経費は、東京都さんが、一部地元としての調布市さんの負担があるかもしれませんが、基本的に三鷹市の負担はないと考えております。
 一方、先ほど来からありましたような三鷹からのアクセスとか、そういうところについては、どんな内容かもまだ決まっているわけではございませんし、これからですけれども、そういう中では、市としてもいろいろなアクセスの利便性の向上というところは考えていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。そうしますと、三鷹に係る分に関しては、やっぱり新たな整備計画というような部分で、三鷹が負担する部分もかなり──かなりといいますか、その際は出てくるということになっていくような感じに。余りあれですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。そうしましたら、いろいろこれからというようなお話でありますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(森  徹君)  それでは、最初に、大沢グラウンドのサッカー場、ラグビー場、これが凍結といいましょうか、少しグラウンドこれ全体、陸上ね、これね。ごめんなさい、この野球場の西側のところですね、この部分で理解していいんですか。グラウンドね。はい、トラックね。トラック部分凍結といいましょうか、この部分ですよね。この全体の計画は、これは昨年度でしたっけ、一応こういう形で整備していくということが固められたのは。この特別委員会でも報告されたのは、昨年度という理解でいいんでしょうか。それで、といいますのが、三鷹市の考え方、ちょっとそのことを、それはちょっと確認の意味で。これは全体計画が示されたのは昨年度の中かなというふうに理解しているんですが、それはどうでしょうね。
 それで、この三鷹市の考え方の経過1の(3)ですよね、2ページの。このところで、平成19年の7月に、都の総務局長から5館構想の整備予定地にということで、国体開催に向けての補助競技場等を整備したいという要望を受けたと。これが、ここで初めてというふうに理解していいんでしょうか。そうしますとね、この時期が昨年ですから、ちょうど一斉地方選挙の前半戦、都知事選挙が終わった後ですね。都知事選挙のときに、東京オリンピックの問題が1つ争点にもなりました。そういう中で選挙が終わってこの7月という時間的な流れなんですが、実は、その前の前年度で、三鷹市がこの整備計画を一応コンプリートしたというか固めたと。当然東京都とのやりとりはあったはずなんですね。で、三鷹市の整備計画。
 その中で、こういう補助競技場というものが、このピンポンの中で出てこなかったのか。当然国体との関係からすると、三鷹市がこういう整備計画を持っているという中で、そういうものが実際に見えてこなかったから市は整備をすると。実際には、東京都がこういう補助競技場を整備するということで、一たんこの部分については凍結しようということなんですが、三鷹市の整備もかなり時間かけてやってきているわけですし、この特別委員会にもその報告がされて、私どもも現地まで見てきました。どの部分にグラウンドができるとか、野球場ができるとか、委員会としてですね。こういうものが出てきたというのは、ちょっと非常に理解しにくい。なぜそれが東京都の中で見えなかったのか。三鷹市の責任というよりも、東京都がそれを出さなかったんだろうと思うんですが、そこ、国体というよりも、オリンピックとの関係があるのかというふうにちょっと考えるんですが、三鷹市としては、その辺どう理解されるでしょうか。
 それで、アミノバイタルフィールドというんですか、これも競技場ですよね。競技場として使えますよね。しかし、ここはこの説明によると、いろいろアメフトとの関係で利用を述べています、東京都は。したがって、ここは使わないで新たにつくるというようにしているんですが、実際にまだプログラムは決まっていないと思いますが、国体で補助競技場を使う日数といいましょうか、利用頻度といいましょうか、それとアメフトとの利用状況、アメフトとの関係で利用できないほど新たな補助競技場をつくらなければならないものなのかという、これはむしろ何でもつくればいいということではありません。スポーツ施設でも何でもつくれということでもありませんし、その辺でなぜこの場所でなければ、この場所が使えないのか。ここではアメフトの試合に利用されていると。人工芝のフィールドとしての利用が定着している状況を考慮しという東京都の説明なんですが、この説明からだけでは理解できない、よく見えない。もっと市民から見てもわかりやすい形で説明がなされなければならないと思うんですが、この関係、三鷹市は東京都との間でどんなやりとりがあったんでしょうか。最初にこの2点、お聞きしたいと思います。


◯企画部長(城所吉次君)  大沢グラウンドの関係でございます。教育委員会の方から、この大沢グラウンドの整備の計画を、平成18年の12月に御報告しています。それで、実はこの間、私どもの三鷹市の全体の考え方を申し上げますと、国体に向けまして、市民のスポーツ振興という観点から、確かに国体の会場を提供するとお金がかかることも確かにあります。ただ一方で、国体の会場になることによりまして、整備費につきまして、相当多額の補助がいただけることがあります。そうしたこともございまして、大沢グラウンドの陸上競技場につきましては、私どもとしては、これは東京都との交渉過程で、意思形成過程で行ったものでございますけれども、大沢グラウンドそのものを、東京都の陸上競技場のサブトラックとして使ってもらえないかということで、その活用について働きかけを行ってきた経過がございます。
 ただ、この地図で見てもらうとおわかりのとおり、日本陸連の方にも東京都としてお話ししていただいたようですが、近接、隣接していないとだめだというんですね。そんなことがありまして、私どもとして相当強く申し上げたんですが、大沢のグラウンドだと難しいということがございました。陸上競技場、第1種というのは、実は国立競技場も第1種じゃないんですね。東京では恐らく初めてのもので、第1種に対して第3種って、第3種というのは相当レベルの高い競技場ですから、それを隣接してつくることによって、国際競技とか国体レベルの競技ができるということなんですね。そうしたもので、これは困難であるということがございました。私どもの方はそんな経過がございましたけれども、その後についてはここで御説明しているような内容で、もし仮にいずれかの場所、隣接地じゃなくちゃいけないということですので、いずれかの場所につくるのであれば、私どもとしては、これは先ほど来議論もございますが、基本的には東京都の施設ですので都民の施設なんですが、ただ、もともと5館構想があって、地元としてもぜひ地元市民のスポーツ振興に資するようなものということで強く要望してきた経過もございますので、同様なスタンスで今後臨んでいこうということで、若干その後スタンスを変えてきたということがございます。
 いずれにしましても、それぞれの時期の問題はいろいろ、それに整合性をとった形で動いてきておりますので、私どもといたしましては、東京都のオリンピックの動きとか、さまざまな選挙の動きとかいう御質問もありましたが、それとの関係はちょっと詳細に私ども承知していない部分がございますが、そのような経過があったということを、あくまで意思形成過程というか、交渉過程ではそのようなことがあったことを御報告しておきます。
 じゃ、2点目は伊藤室長からお答えします。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  2点目のアミノバイタルフィールドをサブトラックにできないかという御質問です。まず、その前段で御質問のありました、国体ではどのくらい利用するのか。陸上競技が国体の中で行われる、おおむね1週間程度だというふうに考えております。その中で、アミノバイタルフィールドですけれども、現状、人工芝のピッチがありまして、その周りにスタンド等がございます。ちょっと遠くてあれなんですが、これがアミノバイタルフィールドの現状なんですけれども、陸上競技場にした場合、この外周になりますけれども、既に味の素スタジアムの外周路に接しておりまして、現実的には相当多額の経費が、ここで整備するにしても必要になります。こうしたこと、それからまた、陸上競技場にした場合には、もとに戻さざるを得ないだろう。そういうところも聞いておりますので、そうなった場合には、やはり経費的な面からも新たな設置が必要だと、そのように三鷹市としても受けとめております。


◯委員(森  徹君)  そうしますと、三鷹市の当初の総合グラウンドの整備計画が、平成18年の12月に跡地特別委員会に報告されたということですね。そして確認ですけれども、東京都は、昨年の7月に三鷹市に補助競技場、三鷹市が市の総合スポーツセンターの大沢グラウンドの整備計画を決める段階で、東京都からは一切補助競技場というものはなかったんでしょうか。そういうことを知っていてもこれを進めるということで、市は行ってきたんでしょうか。その点を1つお聞きしたいと思います。
 それからもう一つは、アミノバイタルですか、もとに戻すとかなり費用がかかると。これは東京都の関係ですけれども、実際にどのぐらいかかるんでしょうかね、わかれば。それで大変だというお話だったものですから、御存じならば。そして、補助競技場を建設する場合には、どのぐらいかかるものなんでしょうかね。わからなければ結構です。後で資料を出していただければと思うんですが、まずこの点をお聞かせください。


◯企画部長(城所吉次君)  1点目の件は、先ほど御説明したとおりの内容でございますけれども、私どもといたしましては、東京都が実際にどのようなことを考えていたのかということは、つまびらかに承知はしておりませんが、ただ、味の素スタジアムを、──当時のことでちょっと記憶が一部定かでない部分がありますが、多摩国体にする関係で、メーンスタンドにするか、あるいは、どこかほかにつくれるかということの検討があったのかもしれません。それはちょっとわかりませんですけれども、いずれにしても、ある程度もう少し早い時期に──昨年の7月の私どもに協議が来る前には、味の素スタジアムをメーン会場にするような方向での調整が、東京都の方では多分行われていたんだと思います。そういうことではあっても、私どもとしては、あくまでその補助競技場の候補地がどこになるかわかりませんし、まさか西側でストレートに持ってくるというのは、5館構想があるわけですから大変難しいところに、アプローチをしてくるということになりますので、正式にどのような形で来るかは、私どもは承知はしておりませんでした。ただ、具体的にその周りを見てみますと、アミノバイタルがもともとの予定地ですから、あそこを壊すか、あるいは私どもが言うことではありませんが、西側というのは東京都がですね、その当時から考えていたのかもしれません。それはちょっとはっきりしたことはわかりませんですけれども、一応そのような状況でございます。


◯企画経営室長(伊藤幸寛君)  2点目のアミノバイタルフィールドを陸上競技場にした場合の整備費用、それから、西側にサブトラックを建設した場合の費用、いずれも現時点では承知をしておりません。


◯委員(森  徹君)  そもそも福祉施設とかスポーツ、それから武蔵野の森公園、こういう調布基地跡地の整備というのは、調布飛行場の受け入れ条件ですよね。当然これは東京都も、受け入れを地元市3市がやったと。いろいろ質疑がありましてね、安全面の問題も含めて。離島ということもかなり出されて、そういう中で受け入れという流れになったと思うんですが、離島対策ですね。しかし、そこで結ばれた覚書等も含めて、これをきちっと東京都が守っていくと。それから、その計画についても明らかにしていくということは非常に大切だと思います。市が平成18年度に決めたことがずれ込むわけですから、市民との利用との関係でも、そこでいろいろ不都合も出てくるわけなので、この問題については、地元市として厳しく東京都に、こういう計画が実際には整備がおくれるといいましょうか、当初の計画どおりいかないという流れがあると思いますので、その辺はしっかりと意見を述べてもらうのと、東京都のこういう計画がもっと見える形で地元に知らせてもらうということが必要だということで、これは強く東京都に要望をしてもらいたい。
 それから、ことし北京のオリンピックで、私、オリンピック問題、都知事選挙のその問題を質問したんじゃなくて、そういう背景だという説明で言ったんですが、北京の後に東京にオリンピックが来るかどうかわかりませんけれども、かなりこれに関しては賛否のあるところでして、都の財政的な支出も大きいわけです。現に新聞報道でも、長野のオリンピックの後、非常に施設が赤字の問題を含めてということですから、東京都の事業で補助金が出るということだけでなくて、これすべて都民の税金でもありますので、そういう点でもしっかりと地元市として意見を述べてもらいたいということをもって、質問を終わります。


◯委員(宍戸治重君)  今、うちの、私たちの伊東委員からも質問があって、重ねて質問することになってしまいますけれども、ここに1ページに、地元自治体の意向を参考に内容を決定するというようなことで示されております。また、三鷹市の考え方ということで、申し入れをした3点についても、総務局長からは関係部局に3市の意向を伝え、適切に調整が図られるよう努めていく旨の回答を得たということの流れだというふうには正直思いますが、今までの東京都の関係を考えておりますと、なかなか地元市との意思の疎通というのが難しいというようなふうにもとれる場面が結構ありました。そういうことからすると、この総務局長からの意向といいますか、そういうものがどのぐらい信頼できるのかなというような気がするわけですけれども、そういう点についてはいかがお考えなんでしょうか。
 それと、私どもが、または市民が望んできた公式400メートルトラックの夢が、一生懸命風船を膨らませていたら針でつつかれちゃったみたいな結果になったというのも、ある意味では市民の中にあるような気もいたします。そういうことからすると、事情を伺えば、財政上補助金がもらえない、または三鷹市の財政上からすれば、すぐさま着工というのは非常に難しいということは、私たちも理解しますし、今度の総合スポーツ施設建設基本計画というものについて反対するものでもありません。
 何が言いたいかといいますと、まず三鷹市が使える施設になるのか。多分私は、東京都の施設であるという前提から、なかなかそれが約束できないんじゃないか。三鷹市とすれば、今まで膨らませた風船のあったことからすれば、三鷹市が必ず使用できるんだと。また味の素スタジアムのように、年1回は三鷹市で利用権がありますよみたいな形のものを、ある意味ではつくらないと、これは市民の膨らませた夢を幾らかでも実現できないんじゃないかという気がするんですが、その辺の三鷹市の意向と、それがどのぐらい通っていくんだというようなことで質問させていただきたいと思いますが、お願いします。


◯企画部長(城所吉次君)  まず1点目でございます。おっしゃるとおり、東京都との交渉というのは、東京都も大変大きな所帯でございますので、これが一枚岩といいますか、連携した形でしっかりとした形になってもらって、それもなおかつトップレベルが出てきてもらって、市長と会うというふうな形で、公式の場で決定をしていく必要があろうかと思っています。今回も、昨年の段階では総務局長からの文書です。これはその当時の国体の担当が総務局でしたから、そこの局のトップではありますが、そうした問題ではなく、これは都市整備局も当然、都の教育庁とか、さまざまな部署が絡む問題ですから、実は四者協というのは、六者協時代からそうなんですが、東京都は全庁的な対応をします。複数の部局のトップが出てきて、なおかつ副知事が必ずトップになるんです。それと3市の市長です。それで以前は、六者協の場合は、当然副知事も六者協に出席してもらっていましたが、六者協というのは議長もいて、6人の市の方のトップと議長、あと副知事というような形で、公式の場で決定していくという必要が、我々としては一番大事だろうということで、今回の案件は、調布基地跡地利用総合計画にかかわります、もちろんその一部ですが、スポーツ施設ということで、受け入れに当たっての非常に大事なポイントの1つでしたから、それについて変更するということであれば、四者協の開催、そこでの協議としてもらいたいと。そうでないと協議には応じられないということをずっとやってきたわけです。それが今回、ここで実を結んだといいますか、四者協の幹事会で正式に協議が来たわけですので、ぜひそうした枠組みの中でこの協議を。これからなんですね、おっしゃるとおり。
 今回は一応といいますか、計画そのものについて見直しを大枠しますよと。それで条件としては、陸上競技場の補助競技場を西側につくって、あわせて総合的なスポーツ施設をつくりますということでの5館構想の見直しなんですが、一応それは了承してくださいという協議なんです。ただ、具体的にまさにこれからその施設が、補助競技場を含めてどのように運営されていくのか。あるいは、そのほかの施設というのは、どのような施設にしていくのか。それをどんなふうに運営していくのかというのは、これから詰めていくことなんです。したがいまして、これも四者協の枠組みの中で協議を進めていくことによって、ぜひ2点目の、三鷹市が、あるいは地元3市が、東京都の施設なんだけれども、それを地元3市の市民にとっても有効な施設となるような形での、例えば運営主体はどうするのか。今は東京スタジアムがほかの施設やっていますけれども、それと一緒にするのかどうかですね。あるいは、例えば、具体的に指摘がありました市民デーとか、そうしたものについても、今回はある意味で、私どもとしては、5館構想の用地に持ってくるということで、私ども、ある程度東京都に対して一定の理解を示して引く感じになるわけですから、その分も込めて、ぜひより一層の市民活用ができるような施設にしていただきたいということで強く要請をし、交渉に臨んでいきたいと。
 時間的には、先ほど山本部長からお答えしましたとおり、これからその交渉に、ある程度の年数がかかるとは思いますが、なるべく短い期間で、三鷹市にとってもいいような方向に、ぜひ持っていきたいと思っていますので、済みません、長くなって恐縮です。実際に交渉するときには、市長だけじゃだめなんです。市議会の意向がこうだということが非常に強いです。また、都議会とかも経ますから、そうしたところの意向だって強いわけで、そこを3市でもって全体を動かすことによって、初めて東京都の、今回知事が答弁していますとおり、知事も動かせるわけですので、今後とも交渉を見守りつつ、ぜひ御意見を積極的におっしゃっていただいて、私どもとしても具体的な交渉の中での反映に努めてまいりますので、よろしくお願いをいたします。


◯委員(宍戸治重君)  全く私たちと同じだとは思いますが、ぜひ機会をとらえて、それこそ市民の夢の一部でしかないわけですけれども、そこに対しては、やはりいろいろ指摘されていた交通網の関係や何かも含めて、ぜひしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。
 それと、この地図といいますか、資料2について、ここに今までクラブハウスというんですかね、そういう絵が載っていたのにないんだけど、クラブハウスも結局はつくらないということかね、これ。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  済みません、資料2のサッカー場、ラグビー場と書かれて、陸上競技場のトラックが周りにございますね。その右上に管理棟と書いてございますね、小さく。この部分が、前は駐車場の下の方でしたけれども、この入り口の部分に、三鷹市単独の管理棟をつくる予定でございます。以上です。


◯委員(宍戸治重君)  では、変な話だけど、絵がちっちゃくなっちゃってさ、管理棟になったということは、規模的にも、グレード的にもちょっと落ちているのかなという気はしますけど、不便のないようにぜひ利便性を考えてつくっていただきたいと思いますが、その辺は配慮していただきたいと思います。もし何かあったら。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  当初計画よりは、多少縮小した面はございますけれども、バリアフリー化とか、それからトイレ等も、国体等の、多少都の方の補助も受ける形で整備したいと思っていますので、トイレ、ロッカー、シャワールームとか会議室とか、一定の基準は、かなりのレベルのものができるのではないかなというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、ぜひ努力をお願いして終わりたいと思います。


◯委員長(白鳥 孝君)  ほかにございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、協議事項及び行政報告を終わりたいと思います。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 以上をもって質疑を終了いたします。市側の皆さん、御苦労さまでございました。
 休憩いたします。
                  午後2時47分 休憩



                  午後2時48分 再開
◯委員長(白鳥 孝君)  委員会を再開いたします。
 協議事項につきましては、委員の皆様から出されました意見を付して、おおむね了承ということで報告をいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしということでございますので、さよう決定をいたしました。
 次に、議会閉会中の継続審査の申し出について、本件を議題といたします。
 調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 さよう決定をさせていただきます。
 次回の委員会の日程でございます。次回の委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば、正副委員長に御一任をいただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議ないということで、さよう決定させていただきます。
 それでは、特にないようでございますので、本日はこれで散会をいたします。ありがとうございました。御苦労さまでした。
                  午後2時49分 散会