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2008/06/25 平成20年厚生委員会本文

                  午前9時46分 開議
◯委員長(田中順子さん)  おはようございます。ただいまから厚生委員会を開会いたします。本日は、いつもよりもちょっと早目のお時間でお集まりをいただきまして、ありがとうございます。
 厚生委員会の本日の流れについて、確認をいたしたいと思いますので、一たん休憩をさせていただきます。
 休憩いたします。
                  午前9時46分 休憩



                  午前9時48分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、請願の審査について、2、請願の取り扱いについて、3、管外視察について、4、厚生委員会審査報告書の確認について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をさせていただきます。
 続きまして、皆様にお諮りをさせていただきます。委員会についての傍聴を許可することに御異議ありませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように決定をさせていただきます。
 休憩いたします。
                  午前9時49分 休憩



                  午前9時54分 再開
◯委員長(田中順子さん)  それでは、委員会を再開いたします。
 20請願第3号 食の安全確保のため、膨大な放射能を放出している青森県「六ヶ所再処理工場」の稼働の中止とその閉鎖を求める意見書の提出について、本件を議題といたします。
 まず初めに、署名者の追加がございますので、事務局より報告いたさせます。


◯事務局(小菅 稔君)  それでは、事務局より署名者の追加について御報告申し上げます。
 6月16日月曜日の委員会で御署名をいただいた方の人数につきましては、合計205人と報告させていただきましたが、本日、10人の御署名が追加されまして、現在合計215名の御署名ということになっております。
 報告は以上でございます。


◯委員長(田中順子さん)  ありがとうございました。
 続きまして、本件にかかわる現状等について、市側の説明を求めます。


◯健康福祉部長(玉木 博君)  おはようございます。私の方から2点、改めてお答えしてまいりたいと思います。
 まず1点目は、国内産の野菜や魚介類、市民の口に入るまでにどの時点で、どこで安全性がチェックされるのかという点について、お答えいたします。
 食の安全につきましては、平成15年に食品安全基本法が制定されまして、国及び地方公共団体の責務が定められました。国につきましては、食品の安全性の確保に関する基本理念にのっとりまして、「食品の安全性の確保に関する施策を総合的に策定し、及び実施する責任を有する」としてございます。また、地方公共団体の責務といたしまして、「地方公共団体は、基本理念にのっとり、食品の安全性の確保に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の自然的経済的社会的諸条件に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する」とされております。
 これを受けまして、東京都では平成16年3月に東京都食品安全条例を、さらに平成17年3月には東京都食品安全推進計画を策定し、食品安全条例に基づく食品の生産から消費に至る東京都の食品安全確保施策を体系化し、総合的に推進しているところでございます。
 食の安全につきましては、第一義的には生産者、供給者がその安全確保に責任を負うべきものと認識しているところでございますが、生産、出荷レベルだけではなく、流通、消費レベルにおいても、十分な安全確保施策が必要と考えております。
 そこで、市場に流通してきました食品に対しては、多摩地域では東京都組織であります、立川に所在する健康安全研究センターが検査や指導を行っております。健康安全研究センターでは、監視指導、そして生物学的試験検査、理化学的試験検査などの試験検査、そして精度管理、事業者育成などを事業として実施しているところでございます。そして、小売レベルの段階におきましては、保健所の食品衛生監視員、三鷹を管轄いたします多摩府中保健所におきましては、この食品衛生監視員が21名おります。武蔵野三鷹地区担当は、そのうち8名が担当しているところでございますが、保健所におきまして、常時、収去検査、ふき取り検査、そして表示検査などを実施し、食の安全確保に努めているところでございます。
 次に、2点目についてお答えしてまいります。卸売市場でのチェック項目に、放射能にかかわるものが含まれているかということでございます。放射能にかかわる検査は、対象項目として含まれていないと認識しているところでございます。卸売市場におきましては、食品衛生監視員が中心となりまして、監視指導や試験検査が実施されています。試験検査は、生物学的試験検査と理化学的検査が行われているところでございますが、生物学的試験検査では、ノロウイルス、腸管出血性大腸菌O−157、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌など食中毒起因微生物検査等、養殖魚介類及び加工品につきましては、抗菌性物質の検査、貝毒、フグ毒の毒力検査、寄生虫及び寄生虫卵検査が挙げられます。また、理化学的試験検査として、食品添加物検査、残留農薬や燐酸、重金属の検査、かんきつ類の防カビ剤検査、養殖魚介類及びその加工品につきましては、抗生物質や合成抗菌剤の検査、水銀やPCBなどの環境汚染物質検査などが挙げられる状況でございます。
 こういった検査を通じてチェックをしておりますが、この項目の中に放射能検査というのは現在のところはない。ロシアにおけるチェルノブイリの事故等があった際には、放射能検査をやったこともあるというふうに聞いておりますが、現在のところは放射能検査はございません。
 以上です。


◯委員長(田中順子さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で本件に対する質疑を一たん終了させていただきます。
 休憩をいたします。
                  午前10時00分 休憩



                  午前10時01分 再開
◯委員長(田中順子さん)  それでは、委員会を再開させていただきます。
 20請願第3号 食の安全確保のため、膨大な放射能を放出している青森県「六ヶ所再処理工場」の稼働の中止とその閉鎖を求める意見書の提出について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたしまして、これより討論に入りたいと思います。
 討論のある方。


◯委員(吉野和之君)  それでは討論をさせていただきます。
 食の安全を確保することの重要性については、我々も十分に認識するところであり、そのために万全を期すべきであるとは考えております。六ヶ所再処理工場に関しても、地元の青森県議会では、平成18年7月に「日本原燃株式会社六ヶ所再処理工場に対する安全確保を求める意見書・決議」が採択されております。しかしながら、地元青森県議会における本意見書・決議は、安全確保対策に万全を期すことを求めるものであり、稼働、閉鎖を求めるものではありません。青森県議会では「六ヶ所再処理工場のアクティブ試験と本格稼働の中止を求めます。」という陳情は、平成19年6月に不採択となっております。
 原子力発電は、総発電電力量の約3分の1程度を占め、資源の乏しい我が国にとっては必須なものとなっております。また、CO2の排出量が少ないなど、環境面でもその役割が評価されております。原子力発電については、今後は安全性により一層万全を期すべきであると考えます。
 以上の考え方により、本請願には反対いたします。


◯委員(野村羊子さん)  それでは討論させていただきます。
 再処理工場は、原子力発電所から出てきた放射能を閉じ込めた核のごみをわざわざ切り開いて放射能を大量に放出させて、わずかなプルトニウムを抽出するものです。再処理しなくても原子力発電所は運転し続けることが可能で、これは原子力発電所の稼働とは全く別の問題です。大量の放射能が大気と海水に放出されます。自然にある放射能とは違い、人工の放射能は体内に滞留し、人体を被曝し続けます。白血病や次世代への影響等、さまざまな後遺症が起こります。農産物・海産物の産地である青森県で大量の放射能が放出され、食物が汚染されても、今、現状ではその汚染を感知し、排除することはできません。食の安全はすべてに優先すべき生活の基本です。よって、食の安全を確保するため、本請願に賛成いたします。


◯委員(岩見大三君)  それでは、三鷹市議会民主党を代表して討論いたします。
 まず、今回の請願で掲げております「食の安全は、すべてに優先すべき生活の基本」という趣旨につきましては、当然のごとく賛意を表すものであります。また、今後とも、青森県産品の食の安全と環境に配慮しなければならないということは言うまでもありません。
 さて、当請願におきましては、「六ヶ所再処理工場」の稼働がもたらす放射能の排出により、「気象上、気流、潮流、降雨、降雪により陸地にも戻され、農地と海域を汚染し続け蓄積します」と指摘されております。賛否はあるものの原子力発電といった、いわば現状の日本のエネルギー環境に欠かせないものでありながら、放射線の量によっては、その排出が人体や環境に何らかの影響が出るものであり、さまざまな懸念は必要であるとも考えます。
 しかし、このたびの請願の大きな趣旨であります「六ヶ所再処理工場」の稼働中止につきましては、安全性の確保といった点については共感するも、その放射能による危険性や環境汚染といった総合的な観点からの科学的実証性が現時点では得られていないと考えます。稼働を中止にするか否かについての論議はありますが、市議会という立場からは稼働中止の結論が出せないということから、本請願については賛同しかねます。
 以上です。


◯委員(岩田康男君)  六ヶ所再処理工場の役割は、全国の原発から出る使用済み核燃料を集め、そこからウランとプルトニウムを取り出し、再び原発の燃料として利用しようというものである。原発は現在、各地で問題が発生しており、いまだ十分な安全の保証がなく、技術的に未確立のものである。周辺への放射能被害の危険性も指摘され、人体だけでなく、農産物や魚介類にも影響をもたらし、事故等による被害の可能性を大きくしている。
 したがって、本請願の「六ヶ所再処理工場の稼働中止と閉鎖」は当然である。特に、原発関係施設周辺の食料や、国内産のものがどんな経路で三鷹市民の食卓に上るのか、どの時点で食の安全確認がされているのかをしっかり確認し、食の安全行政が東京都の管轄というだけでなく、市でも市民の食の安全を守るために取り組みが必要であることを指摘して、本請願に賛成いたします。


◯委員長(田中順子さん)  討論、よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって討論を終了いたします。
 これより採決をいたします。
 20請願第3号について、採択の上、関係方面に送付することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手少数でございます。よって、本件は不採択と決定をいたしました。
 休憩いたします。
                  午前10時08分 休憩



                  午前10時21分 再開
◯委員長(田中順子さん)  それでは、委員会を再開いたします。
 引き続きまして、管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前10時21分 休憩



                  午前10時35分 再開
◯委員長(田中順子さん)  それでは、委員会を再開させていただきます。
 管外視察については、B案を中心にD、Eも考えられるということで、日程については、第1については10月22から24、またもう1案、第2希望としては10月6、7、8という日程を用意させていただきまして、当たらせていただきます。視察先の相手市の方の結果もありますので、変更等、調整が必要かと思います。それについては、正副に一任いただくということでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。それでは、そのように確認をさせていただきます。
 休憩いたします。
                  午前10時36分 休憩



                  午後0時05分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 厚生委員会審査報告書の確認について、本件を議題とさせていただきます。
 本会議に提出する厚生委員会審査報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 休憩をして、案文を朗読いたします。
 休憩します。
                  午後0時06分 休憩



                  午後0時14分 再開
◯委員長(田中順子さん)  それでは、厚生委員会を再開いたします。
 ただいま、休憩中に案文の朗読をさせていただきました審査報告書(案)をもって、厚生委員会審査報告書とすることといたしたいと存じますが、御異議ありませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございました。それでは、そのように確認をさせていただきます。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後0時15分 休憩



                  午後0時20分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 次回の委員会の日程についてでございますが、8月20日水曜日、午前9時半ということで予定をさせていただきたいと思います。また、その間、必要があれば、正副委員長に御一任ということでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。また、様子によりましては、委員会を開かないということもあり得るかもしれませんので、それは前もって早目に御連絡をさせていただきたいと思っております。
 続きまして、その他、何かございますでしょうか。よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございました。
 それでは、本日はこれをもって散会といたします。大変長い時間、ありがとうございました。
                  午後0時22分 散会