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平成20年第1回定例会(第5号)本文

                午前9時29分 開議
◯議長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから平成20年第1回三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりでございます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 3番 川原純子さん、登壇願います。
                〔3番 川原純子さん 登壇〕


◯3番(川原純子さん)  おはようございます。3月25日の議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程される議員提出議案9件についての取り扱いを協議いたしました結果、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された議案の取り扱いについての協議結果を報告いたします。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                午前9時31分 休憩



                午後1時00分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第1 総務委員会審査報告
        (1) 議案第2号 三鷹市組織条例の一部を改正する条例
        (2) 議案第3号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正す
                る条例
        (3) 議案第4号 三鷹市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例
        (4) 議案第16号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第5号)
        (5) 議案第17号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
        (6) 議案第18号 平成19年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第2号)
        (7) 所管事務の調査について
          ICT・地方分権と市民サービスについて


◯議長(石井良司君)  これより日程に入ります。
 日程第1 総務委員会審査報告。総務委員長の審査の報告を願います。
 11番 高谷真一朗君、登壇願います。
                〔11番 高谷真一朗君 登壇〕


◯11番(高谷真一朗君)  それでは、お手元に配付されております総務委員会報告書を朗読いたしまして、委員会の報告とさせていただきます。

                                     平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              総務委員長 高 谷 真一朗
                  総務委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                       記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成20年2月15日
 (2) 平成20年3月10日
 (3) 平成20年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第2号 三鷹市組織条例の一部を改正する条例
 この議案は、総務部、市民部及び都市整備部の分掌事務を改めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・公共施設課設置の目的と分掌事務及び各施設担当部署との連携について
 ・公共施設課の職員体制と組織改正前における業務ノウハウの継承について
 ・公共施設の耐震化と公共施設の維持・保全計画について
 ・公共施設データベースシステムの整備と情報の取り扱いについて
 ・保険課特定健診係の職員体制と執務場所について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市組織条例の改正を伴う組織見直しについて
 ・三鷹市組織条例新旧対照表
 ・三鷹市におけるファシリティ・マネジメントの推進に関する基本的方向
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第2号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 議案第3号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
 この議案は、非常勤の特別職職員として、生活保護関係退院促進支援相談員、中国残留邦人等支援相談員及び地域公共交通会議委員を新設し、報酬額を定めるとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・生活保護関係退院促進支援相談員の人数と選考方法及び任用期間等について
 ・退院促進事業対象者の年代別状況及び退院の判断方法と退院後の対応について
 ・中国残留邦人等支援相談員の人数と選考方法及び報酬を日額とした考え方等について
 ・中国残留邦人等に対する支援給付の対象者の把握と対象世帯がふえた場合の対応について
 ・中国残留邦人等支援相談員の配置場所と支援給付の周知等について
 ・生活保護関係退院促進支援相談員等が長期にわたり勤務できなくなった場合の対応と他自治体にお
  ける退院促進事業等への取り組み状況について
 ・地域公共交通会議の委員構成と任期及び会議の開催回数について
 ・地域公共交通会議における市民ニーズの反映と協議結果の実現について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市生活保護精神障がい者等退院促進事業実施要綱(案)
 ・支援・相談員の配置等に関する実施要領(案)
 ・三鷹市地域公共交通会議設置要綱(案)
 ・中国残留邦人等への新たな支援に係る厚生労働省パンフレット
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第3号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 議案第4号 三鷹市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例
 この議案は、定年退職等に係る退職手当の調整額を新設し、定年退職等に係る退職手当の基本額の支給率を見直すとともに、育児休業を取得した場合における退職手当の算定の基礎となる勤続期間から除算する期間を見直すほか、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・給与改定による退職金への影響と調整額設定の考え方について
 ・条例改正により退職金が減となる職員の見込みについて
 ・昇任・昇格選考の受験状況及び昇給停止や昇任・昇格選考の受験資格喪失等による職員のモチベー
  ションへの影響について
 ・定年退職に準ずる退職及び調整額に係る経過措置期間の考え方について
 ・勤続期間から除算する期間の見直しに係る考え方と男性職員の育児休業等の取得状況について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市職員退職手当支給条例新旧対照表
 ・三鷹市職員退職手当支給条例施行規則新旧対照表
 ・退職手当支給率改定表
 ・退職手当支給率の比較
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第4号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
4 議案第16号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第5号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億2,439万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ589億4,696万2,000円とするとともに、繰越明許費の補正を行うため、提案されたものであります。
5 議案第17号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
 この議案は、繰越明許費の設定を行うため、提案されたものであります。
6 議案第18号 平成19年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第2号)
 この議案は、歳入予算の補正を行うため、提案されたものであります。
 以上3件につきましては、関連がありますので一括して審査を進めました。
 以上3件の審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・普通退職者数の推移と退職理由及び職員の補充等について
 ・医療扶助費増加の原因分析について
 ・井口特設グラウンド用地の取得価格と売却価格について
 ・消防事務事業東京都委託関係費が減となった理由について
 ・建築資材の高騰などによる六小学童保育所整備事業等への影響について
 ・区域内管渠等整備工事遅延の理由と対応及び市民生活等への影響について
 ・老人医療特別会計における支払基金交付金等の負担割合の変化について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・平成19年度基金運用計画
 ・平成19年度退職者の状況及び退職予定者数の推移
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第16号、議案第17号、議案第18号についてそれぞれ採決いたしました結果、以上3件については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
7 所管事務の調査について
  ICT・地方分権と市民サービスについて
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上でございます。よろしくお願いします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第2号 三鷹市組織条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第2号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第3号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第3号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第4号 三鷹市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第4号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第16号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第5号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第16号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第17号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第17号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第18号 平成19年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第2号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第18号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、ICT・地方分権と市民サービスについて、本件については、総務委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第2 文教委員会審査報告
        (1) 議案第7号 三鷹市山本有三記念館条例の一部を改正する条例
        (2) 20請願第1号 南部図書館(仮称)について
        (3) 所管事務の調査について
          三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について


◯議長(石井良司君)  日程第2 文教委員会審査報告。文教委員長の審査の報告を求めます。
 20番 宍戸治重君、登壇願います。
                〔20番 宍戸治重君 登壇〕


◯20番(宍戸治重君)  お手元に配付をいたしております審査報告書を朗読いたしまして、文教委員会の審査報告とさせていただきます。

                                     平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              文教委員長 宍 戸 治 重
                 文教委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成20年2月13日
 (2) 平成20年3月7日
 (3) 平成20年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第7号 三鷹市山本有三記念館条例の一部を改正する条例
 この議案は、三鷹市山本有三記念館の開館時間を延長するとともに、入館料を新設し、その免除、不還付等について定めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本施設の有料化に関する基本的な考え方について
 ・施設のバリアフリー化や企画展示の充実など、有料化に伴うサービス向上への具体的な方策について
 ・入館料の設定根拠及び免除範囲の考え方について
 ・入館料を還付することができると認められる「特別の理由」について
 ・団体区分の設定根拠と団体利用の現状について
 ・市民への観光PRや市民向けの低廉な入館料設定など、市民利用促進に向けた方策について
 ・今後の事業展開に向けた三鷹ネットワーク大学及び市内各文化施設等との一層の連携のあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市山本有三記念館条例(案)の新旧対照表
 ・三鷹市山本有三記念館条例施行規則(案)の新旧対照表
 ・三鷹市山本有三記念館入館状況
 ・文学館施設の入館料調
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 昭和26年接収が解除されてから、国立国語研究所分室として建物があった山本有三記念館であるが、
 昭和31年に東京都に寄贈、有三青少年文庫として設立をされた。昭和60年に本市に移管、平成8年に
 は記念館として新たな出発をしている。半世紀にわたって市民から親しまれてきた施設である。市民
 のだれもが文化に親しみ、山本有三の人となりを知る施設として、多くの市民に利用されてきた。こ
 れまで無料で、気軽に利用されてきた施設が有料化されることによって、利用が減るのではないかと
 心配をする。無料で気軽に立ち寄れる施設が望ましいと考え、今回の有料化には反対をする。
〔賛成討論〕
(1) 賛成の立場から討論する。市民にとって、どのような案件にせよ基本的には値上げは望むものでは
 ない。だからこそ、議会では責任ある議論が必要であり、値上げの案件だから何でも反対というわけ
 にはいかない。本件については、有料化することで、より展示内容を充実させること、近隣だけでな
 く全市民に広報して来館を促すこと、それにより本市の文化がさらに振興されることを望む。もちろ
 ん、他の公共施設において市民の負担がふえる事項については個別に慎重に議論しなければいけない
 が、本施設については多角的に検討した結果、免除の規定もあり市民生活に大きな影響を与える金額
 ではないものと判断ができ、市民サービスの向上と文化の振興、観光振興の拡大につながることを期
 待し、賛成する。
 以上の討論の後、議案第7号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 20請願第1号 南部図書館(仮称)について
   三鷹市在住
   三鷹市文庫連絡会
   代表 小野 桂子 ほか170人 提出
 委員会は本件審査に当たり、教育委員会の説明を聞きました。
 次いで、20請願第1号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく採択の上、市長並びに教育委員会に送付すべきものと決定いたしました。
3 所管事務の調査について
  三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上でございます。よろしくお願いをいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって文教委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第7号 三鷹市山本有三記念館条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第7号について、文教委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  20請願第1号 南部図書館(仮称)について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 20請願第1号について、文教委員長報告どおり採択の上、市長並びに教育委員会に送付することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件はさよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について、本件については、文教委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第3 厚生委員会審査報告
        (1) 議案第1号 三鷹市後期高齢者医療に関する条例
        (2) 20請願第2号 福祉人材確保に向けた施策の充実を求めることについて
        (3) 所管事務の調査について
          福祉、環境施策の充実について


◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第3 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。
 22番 田中順子さん、登壇願います。
                〔22番 田中順子さん 登壇〕


◯22番(田中順子さん)  それでは、お手元に配付をさせていただいております厚生委員会の審査報告書の朗読をもちまして、委員会報告とさせていただきます。

                                     平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              厚生委員長 田 中 順 子
                   厚生委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                        記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成20年2月13日
 (2) 平成20年3月7日
 (3) 平成20年3月11日
 (4) 平成20年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第1号 三鷹市後期高齢者医療に関する条例
 この議案は、高齢者の医療の確保に関する法律の施行に伴い、後期高齢者医療の事務に関し、市において行う事務、保険料を徴収すべき被保険者、普通徴収に係る保険料の納期等を定めるため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・本年4月から徴収される保険料額と将来の保険料額の見通し並びに本市における被用者保険加入者
  の被扶養者の人数と当該被扶養者の保険料額について
 ・保険料滞納者への対応と未納となった保険料の取り扱い並びに被保険者資格証明書交付の手続と同
  証明書交付に係る審査会の体制について
 ・低所得者に対する保険料の軽減措置に係る問題点と新たな低所得者対策に向けての取り組みについ
  て
 ・保険料を普通徴収される者の人数と住所地特例が適用される者の人数及びその者に係る葬祭費の取
  り扱いについて
 ・本制度の周知方法とその内容について
 ・本制度に係る説明会の開催回数と当該説明会への参加人数及び本制度に係る問い合わせ件数とその
  内容について
 ・65歳以上で一定の障がいがあると認定された者の人数と当該被保険者に係る保険課と地域福祉課等
  との連携について
 ・後期高齢者医療制度に係る今後の方向性について
 ・本条例第4条第2項に定める「納期により難い被保険者」の定義等について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・東京都後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例
 ・東京都後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例
 ・本市パンフレット「後期高齢者医療特集号」
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 1、この制度は、収入が減少し、さらに84%の人が通院しているという75歳以上の人の全員を強制
 加入させ、これまでの保険税より保険料負担を重くし、介護保険料とともに問答無用の年金天引きと
 なり、受ける医療は適正化計画のもとで制限・抑制されるという最悪のものである。各地の説明会や
 窓口・電話での問い合わせに多くの高齢者の不安の声が寄せられている。これまで高齢者は、年金課
 税の強化や老齢者控除廃止などで税負担増とそれに連動する医療・介護など負担増になり、深刻な生
 活になっている上に、今回の制度の導入になり「年寄りは死ねというのか」との批判も強く出されて
 いる。
  2、保険料は、都民の世論と運動、東京の62議会中、77%に当たる48議会からの意見書採択や広域
 議会、区市町村長会などからの国・東京都への要望書提出や対応があり、当初より保険料が下がり、
 また低所得者対策もされたが、依然として大きな負担になっている。しかも払いたくても払えない保
 険料滞納者には全額負担の資格証発行がされることになったことも死活問題である。
  3、政府も一部被保険者の保険料凍結など行ったが、それでは不十分であり、都民からは制度の中
 止を求める声が大きくなっている。国会では野党4党が共同して、この制度の廃止法案も提出をされ
 ている。
  この条例はこの制度のスタートであり、具体化をする条例でもあるので、反対する。
(2) この条例案は、「高齢者の医療の確保に関する法律」の施行に伴い、後期高齢者医療の事務に関し、
 本市において行う事務、保険料を徴収すべき被保険者、あるいは普通徴収に係る保険料の納期等を定
 めるもので、国が定めた新制度によって各自治体が定めるものではあるが、次の理由により本議案に
 は反対する。
  さまざまな軽減策等がとられているが、収入の少ない高齢者にとって保険料が過重な負担になるこ
 と。新たに保険料を支払わなければならなくなる高齢者も含めて、確実に保険料負担がふえる高齢者
 が多数生じることなど、高齢者自身に負担を強いる制度であること。
  東京都後期高齢者医療広域連合議会の「緊急要望書」が指摘しているように、本来、後期高齢者の
 医療制度は、国の責任のもとに、国民皆保険の一環として国民が安心して医療を受けることで健全な
 生活を保障する制度であり、その費用は国が責任を持って負担すべきものであるにもかかわらず、こ
 の新制度構築の最大のねらいは、国の医療財源負担の削減そのものにあり、国が地方にその責任を押
 しつけるような制度になっていること。
  これまで75歳以上の人には、障がい者や被爆者等と同じく保険証を取り上げることを禁じていたが、
 制度上はこれが廃止され、今後はこのような人道的配慮がなくなるおそれがあること。
  個人加入と言いつつ、世帯単位で所得を認定するなど、さまざまな制度矛盾を抱えていること。
  75歳以上の方は、敗戦後、この国の復興・再建のために懸命に働いてきた。そうした人々にとって、
 過重な負担の保険料を課す2年ごとの見直しで、今後も保険料の負担がさらにふえる可能性のある
 等々の問題が多数あることなどから、この制度は、まさに国による高齢者への負担転嫁であり、責任
 転嫁であり、国民の命と健康、尊厳をないがしろにする制度であり、容認することはできない。
  以上の点からも後期高齢者医療制度は「生命と安全を守り、高齢者の心身の特性にふさわしい制
 度」というかけ声とは裏腹に、実際は高齢者の生活実態を無視し新たな犠牲を強いる制度だと言わざ
 るを得ない。以上のことから、国において4月実施は中止・廃止すべきであることを主張して、本条
 例についての反対討論とする。
〔賛成討論〕
(1) 本年4月より実施される後期高齢者医療制度については、75歳以上の高齢者や65歳以上の障がいを
 持つ高齢者の負担増、また制度的に大変難解な部分がある。
  低所得者の負担軽減策として、6億9,000万円の財源が投じられるが、現行より保険料の負担がふえ
 ること自体は変わらない。
  さらに国政の対応においても、さきの2月28日、民主党初め、野党4党は後期高齢者医療制度廃止
 法案を衆議院へ提出した。今後の公平で安心できる高齢者医療のあり方を考えれば、将来的には抜本
 的な制度改正を望むものである。
  さて、このたびの条例案であるが、いわば市区町村に義務的に課された主に保険料徴収・周知業務
 に関する条例である。恐らく市民対応の中において、現場においてはさまざまな混乱が予想される。
 一番身近な自治体の役割として、市民の安心度を高め、より一層の市民周知と対話を継続していくこ
 とを願う。
  以上、この制度の不備を市がカバーすることを期待し、本議案に賛成する。
 以上の討論の後、議案第1号について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって原
 案を可決すべきものと決定いたしました。
2 20請願第2号 福祉人材確保に向けた施策の充実を求めることについて
3 所管事務の調査について
  福祉、環境施策の充実について
 以上2件については、なお審査及び調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第1号 三鷹市後期高齢者医療に関する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第1号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。20請願第2号 福祉人材確保に向けた施策の充実を求めることについて、所管事務の調査について、福祉、環境施策の充実について、以上2件については、厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第4 建設委員会審査報告
        (1) 議案第12号 三鷹市特別商業活性化地区内における建築制限に関する条例の一部
                を改正する条例
        (2) 所管事務の調査について
          まちづくりについて


◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第4 建設委員会審査報告。建設委員長の審査の報告を求めます。
 27番 森 徹君、登壇願います。
                〔27番 森  徹君 登壇〕


◯27番(森  徹君)  建設委員会の審査報告をいたします。

                                     平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              建設委員長 森     徹
                 建設委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成20年2月13日
 (2) 平成20年3月7日
 (3) 平成20年3月28日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第12号 三鷹市特別商業活性化地区内における建築制限に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、近隣商業地域全体を第二種特別商業活性化地区、第三種特別商業活性化地区及び第四種特別商業活性化地区に区分するとともに、第三種特別商業活性化地区内及び第四種特別商業活性化地区内における敷地面積による建築物の制限制度を新設するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・近隣自治体における敷地面積による建築物の制限制度の指定状況について
 ・敷地面積による建築物の制限制度の新設に係る近隣自治体との広域的なまちづくりの連携等につい
  て
 ・店舗等の併設用途義務づけに関する実効性の確保に向けた考え方について
 ・本条例の施行及び都市計画決定告示後の相談窓口体制の充実について
 ・広報みたか等を活用した市民への周知のあり方等について
 ・パブッリクコメントに関する実施時期と市民の意見が少なかった理由について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市特別商業活性化地区内における建築制限に関する条例の一部を改正する条例説明資料
 ・三鷹市特別商業活性化地区内における建築制限に関する条例新旧対照表
 ・三鷹都市計画特別商業活性化地区の変更(三鷹市決定)都市計画図書(案)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第12号について採決いたしました結果、本件については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 所管事務の調査について
  まちづくりについて
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 よろしくお願いします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって建設委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第12号 三鷹市特別商業活性化地区内における建築制限に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第12号について、建設委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、まちづくりについて、本件については、建設委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第5 予算審査特別委員会審査報告
        (1) 議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算
        (2) 議案第20号 平成20年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
        (3) 議案第21号 平成20年度三鷹市下水道事業特別会計予算
        (4) 議案第22号 平成20年度三鷹市老人医療特別会計予算
        (5) 議案第23号 平成20年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算
        (6) 議案第24号 平成20年度三鷹市介護保険事業特別会計予算
        (7) 議案第25号 平成20年度三鷹市受託水道事業特別会計予算
        (8) 議案第26号 平成20年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算


◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第5 予算審査特別委員会審査報告。予算審査特別委員長の審査の報告を求めます。
 20番 宍戸治重君、登壇願います。
                〔20番 宍戸治重君 登壇〕


◯20番(宍戸治重君)  お手元に配付をいたしております審査報告書を朗読いたしまして、予算審査特別委員会の審査報告とさせていただきます。

                                     平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          予算審査特別委員長 宍 戸 治 重
       平成20年度三鷹市一般会計予算ほか7件審査特別委員会審査報告書
 本委員会に付託された議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算ほか7件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 正副委員長互選の結果
  平成20年3月6日
   委員長   宍 戸 治 重
   副委員長  寺 井   均 を互選
○ 委員会開会月日
 (1) 平成20年3月6日
 (2) 平成20年3月12日
 (3) 平成20年3月13日
 (4) 平成20年3月14日
 (5) 平成20年3月17日
 (6) 平成20年3月18日
 (7) 平成20年3月19日
 (8) 平成20年3月26日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
                 〔予算審査の結論〕
1 議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算
                 賛成多数をもって原案可決
  (議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議(提出者 大城美幸委員、
  賛成者 栗原健治委員)については賛成少数により否決)
2 議案第20号 平成20年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
                 賛成多数をもって原案可決
3 議案第21号 平成20年度三鷹市下水道事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
4 議案第22号 平成20年度三鷹市老人医療特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
5 議案第23号 平成20年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
6 議案第24号 平成20年度三鷹市介護保険事業特別会計予算
                 賛成多数をもって原案可決
7 議案第25号 平成20年度三鷹市受託水道事業特別会計予算
                 全員一致をもって原案可決
8 議案第26号 平成20年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算
                 賛成多数をもって原案可決

                   〔はじめに〕
 平成20年度の本市予算は、当該年度を「輝くまち三鷹」を目指す「未来への投資」に向けた本格的なスタートの年と位置づける中で、中央保育園・母子生活支援施設三鷹寮や東台小学校の建てかえなど都市の更新・再生の取り組みの推進、後期高齢者医療制度の創設に伴う特別会計繰出金の増などにより、一般会計の当初予算額は578億5,000万円と、重複経理を除き過去10年間において最高の水準となった。
 その内容を見ると、
(1) 消防団消防指令システムの更新、高齢者・障がい者住宅用火災警報器の設置などの安全安心のまち
 づくりプロジェクトの推進
(2) 地域ケア事業における実施地区の拡充、特定健康診査・特定保健指導の実施、介護予防事業の推進
 などの地域ケア推進プロジェクトの推進
(3) 多摩青果(三鷹市場)跡地の利活用、新ごみ処理施設の整備などの都市の更新・再生プロジェクト
 の推進
(4) ベンチのあるみちづくりの推進、市道第135号線(三鷹台駅前通り)用地の取得などのバリアフリ
 ーのまちづくりプロジェクトの推進
(5) 妊婦健康診査の公費負担の拡充、弘済保育所及びこじか保育園の開設などの子ども・子育て支援プ
 ロジェクトの推進
(6) 三鷹ネットワーク大学事業の充実に向けた協働の推進、みたか都市観光協会との協働による観光振
 興の推進などの協働のまちづくりプロジェクトの推進
(7) ユビキタス・コミュニティ推進基本方針に基づく事業の推進、統合型地理情報システムの導入など
 のユビキタス・コミュニティ推進プロジェクトの推進
(8) 各種がん検診の拡充、みたかバスネットの推進などの基本計画における重点プロジェクト事業等の
 推進
(9) 小・中一貫教育校の実施校の拡大、教育支援学級の整備、大沢総合グラウンドの整備、図書館の新
 資料情報管理システムの導入などの教育施策の推進
 など、社会制度の「大転換期」と社会資本・都市施設の「大更新時代」を同時に迎えようとする本市の状況の中で、「未来への投資」の3つの取り組みを基本に据え、「選択と集中」による経営資源の重点化を図りつつ、「堅実ながら積極的」な予算編成に努めた点は評価するところである。
 なお、当該年度は、第3次基本計画(第2次改定)の内容を具体化する、事実上スタートの年度に当たる。その推進に当たっては、今後の第二期地方分権改革の動向にも十分な注意を払いつつ、本市の自治基本条例が基調とする「協働のまちづくり」のさらなる進展と、本市の進める「未来への投資」の着実な推進を望むところである。
 本委員会は、このような状況を踏まえつつ、平成20年度における事業と収支見積もり等について、鋭意審査を進めた結果、本予算議案についてはいずれも原案を可決すべきものと決定した。
 市理事者は、後に述べる附帯意見とあわせて十分配慮の上、市政の執行に当たることを要望するものである。

                 平成20年度三鷹市一般会計予算
                    〔附 帯 意 見〕
                       歳  入
1 地方分権の推進に当たっては、税財源のさらなる移譲を求めるとともに、生活保護や児童手当など
 については、国民の生活保障は国の役割であることから、本来負担すべき国の財政支出を求めること。
                       歳  出
 第2款 総務費
1 多摩青果(三鷹市場)跡地の利活用については、今後の本市の公共施設の整備・再配置の取り組み
 を推進するに当たり極めて重要であることから、当面は暫定利用を図り、その後の将来計画を明確に
 し、協議を進めること。
    ……………………………………………………………………………………………………
      〔議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議〕
   議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議
 上記の動議を別紙のとおり提出する。
  平成20年3月19日
 予算審査特別委員長 宍 戸 治 重 様
                       提出者 予算審査特別委員 大 城 美 幸
                       賛成者     〃     栗 原 健 治

       議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算の編成替えを求める動議
 議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算について、市長はこれを撤回し、下記要領により速やかに編成替えを行い、再提出するよう求める。
                      記
歳入
 歳入を1億5,605万5,000円増額する。
1 第17款 繰入金を1億5,605万5,000円増額する。
 (1) 財政調整基金とりくずし収入について歳出増に対応し、1億5,605万5,000円増額する。
歳出
 歳出を1億5,605万5,000円増額する。
1 第3款 民生費を1億5,610万9,000円増額する。
 (1) 乳幼児医療費助成事業費について所得制限を撤廃し、医療費助成金(扶)を2,068万2,000円増額
  する。
 (2) 義務教育就学児医療費助成事業費について所得制限を撤廃し、医療費助成金(扶)を1億1,870
  万2,000円増額する。
 (3) 認可外保育所等利用者助成事業費を新設し、認可外保育所等利用者補助金1,672万5,000円を計上
  する。
2 第4款 衛生費を5万4,000円減額する。
 (1) 家庭系ごみ減量・有料化関係費5万4,000円を削る。
    ……………………………………………………………………………………………………
               〔本会計の原案に対する反対討論〕
1 我々は、中学生までの子ども医療費の助成について、所得制限撤廃、保育園の待機児解消のために
 も認証保育園に通う保護者への助成を行うこと等を求めて、本予算に対して、予算編成替え動議を提
 出した。残念ながら採択されなかったが、予算審議を通して、貧困と格差の広がりの中、三鷹の市民
 も例外ではなく、市民生活が逼迫しているという認識は一致したと思う。三鷹の市税の滞納者は、約
 1万3,000人、国保の滞納者は6,548世帯となっており、我々が行ったアンケートに寄せられた声にも、
 「税の負担が重過ぎる」、「食費・病院代を削って生活している」といった声が多く寄せられ、生活
 の厳しさ・切実さがあらわれている。このような市民の生活を考えたとき、市長がみずから掲げたマ
 ニフェストに記した三鷹市独自の支援策を行うことこそ、市民が切望しているセーフティーネットで
 あり、特に我々は、国民健康保険税についての本市独自減免を実施することを求めた。
  また、家庭ごみの有料化の検討についても、有料化に向けた仕組みづくりに取り組むとのことだが、
 市民はごみの分別を徹底し、ごみ減量に取り組んできた。ごみをつくり出している排出者責任を追及
 し、さらなるごみリサイクルの徹底が必要と考える。負担の公平性を理由に市民の理解もないままに
 有料化を推進することには反対である。また、暫定使用の多摩青果跡地の活用についても、その使用
 目的を明確にし、納得いく説明が必要と考える。教育においても、小・中一貫教育校については、二
 中学区での検証の課題解決が明確に示されていない中で、また保護者や市民への説明と理解が不十分
 な中での全市展開は、拙速と考える。
  さまざまな法改正が行われ、市財政が厳しさを増している中、予算編成に苦慮し、妊婦健診の拡充
 などに取り組まれたことは評価するが、さきに挙げたように市民の生活実態から考えると、市民が望
 むセーフティーネットに十分こたえるものになっているとは言えない。
  よって、本予算に反対する。
               〔本会計の原案に対する賛成討論〕
1 本予算は、市長の2期目の任期の最初の予算編成として「未来への投資」を基本に編成された。
  まず、「都市再生に向けたビジョン」の明確化について、ファシリティーマネジメントにより施設
 の延命化により支出の抑制を図ることで、建てかえによる財政負担の平準化と後年度負担の低減を図
 ることが重要である。同時に、少子高齢化時代を迎えるに際し、行政が責任を持って新しい「まちの
 かたち」を示し、市民への説明を十分に行いながら進められたい。
  次に、「「人財」の育成」については、小・中一貫教育を中心とした公立教育の再生により親の経
 済力による格差を生み出さないこと、子ども憲章や子ども・子育てビジョンの制定、保育園の待機児
 童解消に向けてのさらなる取り組みに期待する。ワーク・ライフ・バランスの取り組みについても積
 極的に推進されたい。
  また、「すべての世代の市民の皆様が、安心して、快適に健康に生活できる仕組み」について、地
 域で住み続けられる医療や社会保障制度の充実により、セーフティーネットを構築されたい。妊婦健
 診の拡充、特定健診の上乗せ項目の設定、がん検診の拡充、地域ケアなどの政策を評価する。しかし、
 後期高齢者医療制度のように国の弱者切り捨ての政策に対しては、自治体の立場から意見を出された
 い。
  これらの取り組みのためには、地域主権の確立、健全な財政運営が必要である。市債の発行の抑制、
 東京都からの市町村総合交付金の獲得は評価する。厳しい財政状況のもと、責任ある市政運営のため、
 市民への新たな負担の増加を行う場合は、目的と財政状況を丁寧に説明して市民の理解を得ながら検
 討することが大切である。参加と協働のまちづくりにおいては、説明責任を果たす中から、むしろ前
 向きな提言が生まれる土壌をつくり、それを第4次基本計画の策定につなげられたい。今後もさらな
 る「高環境・高福祉」のまちづくりを目指して予算の執行に当たることを要望して賛成の討論とする。
2 格差社会、少子高齢化、そして地球温暖化と、今、社会構造が変化する時代に直面して、行政とし
 ての姿勢が問われる中での予算編成である。
  これから多くなると予想される公共施設の改修・改築について、市は「ファシリティ・マネジメン
 トの推進に関する基本的方向」を示し、組織変更をして、都市再生を推進する方向を打ち出している。
 「都市再生に向けたビジョン」を08年度内に策定するとしているが、具体的な長期計画を早期に示す
 こと、施設の改修・改築に当たっては、広く市民の意見を反映できる体制をつくることが必要である。
  三鷹ネットワーク大学においては、本市のいう「指定管理料」にはそぐわない内容が前年度含まれ
 ていたことが質疑の中で明らかになった。2008年度は適切な管理運営がなされることを望む。
  文化費は年々増加傾向である。ただ建物をつくる、展示会をやるというだけで、本当に「三鷹市民
 に」文化施策を行ったと言えるだろうか。文化のまちづくりのあり方をどう考えていくべきなのか今
 後検証していく必要がある。
  三鷹子ども憲章については、現在パブッリクコメントを募集中である。子どもたちの意見を取り入
 れたというが、大人が子どもの権利の保障を約束するという子どもの権利条約を反映しているかとい
 うと、甚だ不十分であると言わざるを得ない。積極的平和をうたう本市にふさわしい、子どもの権利
 条約に基づいた子どもの権利条例の早期制定を求める。
  星と森と絵本の家については、所有権があいまいなままでの予算設定には公金の支出のあり方とし
 て多大なる疑問を感じていたことから、12月議会の際に上程された一般会計補正予算案において修正
 案を提出した。今回の質疑で建物は市の所有物となることが確認された。今後の維持管理の費用は、
 一般財源の中から執行され続けることになるので、その運用・事業内容については、慎重に検証し続
 けていくことが必要である。
  家庭ごみ有料化に関しては、「慎重な検討」という文言を「有料化は実施しない」と受け取る市民
 もいる。有料化を前提とせず広範な市民の声を聞き、さらなる分別と減量への努力を重ねることが必
 要である。
  振り込め詐欺が相変わらずふえている中、消費者相談のさらなる拡充は急務である。留守番電話で
 の対応では、問題解決が図られず、被害が拡大するおそれが多分にある。夜間・休日も含めた相談体
 制の充実を図ることを求めたい。
  南部図書館(仮称)整備事業に当たっては、08年度は基本プラン作成となる。市民会議を設置する
 というが、その進捗状況などについてきめ細かな情報提供をし、市民の思いを生かすプランを作成す
 るよう求めたい。
  08年度予算について、施設の建てかえがある中で市債発行を抑えていること。また、各款の予算編
 成に当たって、政府の「構造改革」等の推進により、市民生活にもたらされる「痛み」と「格差」の
 課題が顕在化していることへの具体的な対応として、本市としての一定の配慮をした予算であると判
 断し、賛成する。
    ……………………………………………………………………………………………………
            平成20年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算
                〔本会計に対する反対討論〕
1 三位一体改革による国の税制改革、さらに医療制度改革に伴うここ数年来のさまざまな改革は、特
 に中・低所得者層への負担を増加させ、同時に高齢世帯を直撃し、医療費負担増が顕著になった。そ
 の結果、医療費を支払うことができなくなった世帯が生活保護申請急増となり、本市においても補正
 予算を組んで対応することとなった。
  配偶者特別控除の廃止、65歳以上への老年者控除の廃止、公的年金等控除の縮小。控除額が減れば
 課税対象となる所得がふえ、所得税や住民税は上がり、最も大きな「痛み」を受けたのが、前年の合
 計所得が125万円以下の年金受給者(世帯)である。住民税非課税措置が廃止され、非課税だから受
 けられていた介護保険料の減免も奪われた。
  国民健康保険税が数倍にはね上がる世帯に、一定の経過措置をとったとはいえ、生活への影響は避
 けることができずに、日々の食費を切り詰める、外出を減らす、診療控えとなっているなど、自己防
 衛を余儀なくされている。それは、介護予防の観点からもマイナスになっていることは言うまでもな
 い。
  さらに、それが国民健康保険税の現年課税分の納期内納付率の悪化となっている。国民健康保険税
 の構造が、年金生活者など中・低所得者に負担が重くなっている事実、高額所得者については一刻も
 早く最高限度額56万円に引き上げることを求めて反対討論とする。
    ……………………………………………………………………………………………………
            平成20年度三鷹市介護保険事業特別会計予算
                〔本会計に対する反対討論〕
1 介護保険は、利用抑制と言える改正後、さまざまな矛盾が生じている。利用者の生活実態に合わせ
 て、生活の質を向上させることが難しい状況がつくられている。さらに、介護職員が人らしく生きる
 ことが難しい労働条件、事業所が柔軟な運営ができないような介護報酬のあり方がある。国の制度の
 問題ではあるが、本市において、地域包括支援センターのあり方を含め、利用者の立場に立った柔軟
 な対応が求められている。また、ボランティアや職員の熱意に頼るだけではなく、質を確保できるサ
 ービスが提供し続けられるよう介護事業の展開を市が支援していく必要がある。
  第四期の計画策定に当たり、介護保険料について所得700万円以上、1,000万円以上などを設定し、
 所得200万円以下の層を軽減することを求めて、本予算の反対意見とする。
    ……………………………………………………………………………………………………
            平成20年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算
                〔本会計に対する反対討論〕
1 後期高齢者医療制度は、75歳以上の方を「後期高齢者」と呼んで、75歳という特定の年齢に達した
 ら、現在加入している医療保険から全員を強制的に脱退させ、別枠の医療保険に囲い込み、負担増、
 給付減を強いるものである。保険料は、軒並み引き上げられ、受けられる医療も制限される。国民皆
 保険を持つ国の中で高齢者の医療を別建てにしている国はない。政府は、後期高齢者には3つの特徴
 があるとし、1、治療が長引き複数の病気にかかっている、2、認知症が多い、3、いずれ死を迎え
 るとしている。これは、75歳以上の人を「治療は長期化し、複数疾患だ。認知症で、いずれ死が避け
 られない」と決めつけ、高齢者への必要な医療を抑制し、年齢による医療差別を行うものである。人
 道上からも認められない。
  また、老人保健法のもと、高齢者には発行してこなかった「資格証」も発行するとしている。保険
 料納付困難者が医療を安心して受けることができない事態を生み出しかねない。高齢者の命と健康を
 守る観点からも資格証の発行はやめるべきである。
  保険料を低くするため、4事業を加盟自治体の負担にし、低所得者対策の財源投入を評価しながら
 も、依然としてこれまでより高い負担になり、その上財源を理由に高齢者の医療を削り、高齢者の命
 をおろそかにするものである。
  我々は、後期高齢者医療制度の速やかな撤回と4月実施の中止を求め、国会には野党4党で廃止法
 案を提出している。
  以上申し上げ、本特別会計予算に反対する。
2 新制度であり、反対の点を指摘する。この特別会計は、「高齢者の医療の確保に関する法律」に基
 づき、後期高齢者医療に関する経理を明確にするため、本市において新たに設置するものであるが、
 次の理由により本特別会計に反対する。
  新しい制度でも、よい制度なら市民・高齢者は歓迎するが、悪い制度なので制度が知れ渡れば知れ
 渡るほど、怒りが広まり、かつ高まっている。また、「6カ月の凍結」ではなく、国会での審査によ
 り、制度そのものの廃止を期待する世論、高齢者の声も高まっている。
  また、3月末でその「役割」を終える「老人保健法」は、その後の社会保障制度の後退・国庫支出
 金の削減の引き金になった事実経過を踏まえると、「老人保健法」の延長線上にある後期高齢者医療
 制度は、社会保障制度のさらなる後退につながることが必至であることから、次の諸点を指摘し、こ
 の特別会計に反対する。
  1、法に基づくものとして、また東京都広域連合として当面幾つかの軽減策等がとられているが、
 収入の少ない高齢者にとって保険料が過重な負担になること。新たに保険料を支払わなければならな
 くなる高齢者も含めて、確実に保険料負担がふえる高齢者が多数生じること。2年ごとの見直しで、
 後期高齢者の増加に応じて、ほぼ自動的に保険料が引き上げられる仕組みになっていることなど高齢
 者の生活実態を無視し、高齢者自身に負担を強いる制度であること。
  2、東京都後期高齢者医療広域連合議会の「緊急要望書」が指摘しているように、本来、後期高齢
 者の医療制度は、国の責任のもとに、国民皆保険の一環として国民が安心して医療を受けることで健
 全な生活を保障する制度であり、その費用は国が責任を持って負担すべきものであるにもかかわらず、
 この新制度構築の最大のねらいは、国の医療財政負担の削減そのものにあり、国が自治体及び市民に
 その責任を押しつけていること。
  3、障がい者や被爆者と同じくこれまで75歳以上の人は、保険証を取り上げることを禁じていたが、
 制度上はこれが廃止され、今後はこのような人道的配慮がなされなくなるおそれがあること。
  4、75歳になった途端に、現在加入している医療保険から全員が脱退させられ、後期高齢者医療制
 度に強制的に加入させられていく。その結果、今まで被用者保険の扶養家族になっていた75歳未満の
 人は、国民健康保険に移行させられる。また、「個人加入」としながら、世帯単位で所得を認定する
 など、さまざまな制度矛盾を抱えていること。
  5、75歳以上の人は、まさに悲惨な戦争を体験され、敗戦後、この国の復興・再建のために懸命に
 働いてきた人である。そのような人々に国がすべきことは、日本社会には77歳、喜寿、88歳、米寿、
 90歳、卒寿、99歳、白寿というように、長寿の方を敬い、祝うことであり、朝日新聞投書にあったよ
 うに「「あの世に早く行け組」に編入させられる感じだ」と思わせるようなことはしてはならないこ
 と。後期高齢者医療制度を新たにつくるというのなら、「75歳になりました。長生きしておめでとう
 ございます。今日から医療費は心配ありません、安心・安全の医療が受けられます」。これがすべき
 政治であること。
  以上の点だけ考えても、後期高齢者医療制度は「生命と安全を守り、高齢者の心身の特性にふさわ
 しい制度」というかけ声とは裏腹に、高齢者の皆さんが長生きしてよかったと思える制度とはほど遠
 いものである。高齢者の命をおろそかにする国に未来はない。国において4月実施は中止・廃止すべ
 きであることを主張し、本会計についての反対討論とする。
 以上が、本委員会に付託された平成20年度三鷹市一般会計予算ほか7件に係る審査の報告であります。
                                           以上
 なお、予算審査特別委員会委員氏名は付記しておりますので、あわせて御参照願います。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
   〔付記〕予算審査特別委員氏名
    ◎宍戸 治重    ○寺井  均     赤松 大一
     渥美 典尚     土屋 健一     中村  洋
     岩見 大三     嶋崎 英治     野村 羊子
     伊藤 俊明     吉野 和之     大城 美幸
     栗原 健治
                       (◎は委員長、○は副委員長)


◯議長(石井良司君)  以上をもって予算審査特別委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第19号 平成20年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯22番(田中順子さん)  それでは、政新クラブを代表して本予算に賛成の立場から討論をさせていただきます。
 本予算は、清原市長2期目の最初の予算であり、「輝くまち三鷹」を目指して、「未来への投資」を掲げ、「選択と集中」を行い編成されたものであります。
 歳出の面では、少子高齢化による社会保障費の増大、特に平成20年度は後期高齢者医療制度の創設、生活保護費の増など義務的経費が増大し、一方、歳入の面では、納税義務者の増大などの要因で市税収入全体では伸びているものの、企業業績の低迷などにより、法人市民税が減少しています。人口増による税収増は、一方では教育、福祉面などでの将来的な費用の発生を見込む必要があり、総合的に見て、市財政は今後、より厳しいものになると考えます。
 このような厳しい財政状況の中、本予算では、都市再生に向け、ファシリティーマネジメントの推進の観点から、東台小学校の建てかえを行うなど、学校の耐震補強工事を推進し、新ごみ処理施設の整備に向けた準備、都市型水害対策の実施、下水道再生計画の策定、推進等に取り組んでおります。また、将来的ビジョンを見据え、多摩青果跡地の暫定利用を図り、駅前地域についても、三鷹駅、三鷹台駅前周辺地域の発展に向けての施策を提示しているものであります。
 道路整備等の都市基盤整備についても、市道、都市計画道路の整備及びバリアフリー化の促進、自転車道の整備を行うなど、この推進を図っております。
 また、ソフトの面では、地域ケア推進プロジェクトの充実、安全安心まちづくりプロジェクトの推進、ユビキタス・コミュニティ推進プロジェクトの拡充などを行い、市民の利便性と安全性及び福祉の向上に努めております。
 一方、学校教育の面では、小・中一貫教育校の推進を行い、新たに3つの学園の開園を行うとともに、コミュニティ・スクール委員会を拡充し、地域に根差した学校づくりを推進しております。
 なお、最後に予算の執行に当たっては、以下の点に留意すべきであることを申し添えたいと思います。
 1、憲法施行記念事業については、護憲ありきの立場に偏ることなく、より広い市民の層が参加できるよう、事業のあり方の見直しを図っていくべきであります。
 2、住基カードについては、付加価値をつけるなど市民の利便性を高め、普及を図っていくべきであります。
 3、民間のよさを最大限に取り入れ、食の安全に配慮し、学校給食の民間委託を推進すること。また、保育の質の確保を図りつつ、保育園の公設民営化を推進するなど、民間委託をより積極的に取り入れていくべきであります。
 4、農地の保全、都市農業の活性化のため、販路の拡大、税制面の見直し等を行うべきであります。
 5、歳入の確保を図るため、施策全般にさらなる企業的発想を取り入れていくべきであります。
 6、公平性の観点より、税などの未収入金については、その根絶を目指し、収納に努めるべきであります。
 7、学校教育については、教育基本法の改正を受け、道徳教育の充実等、その改正の趣旨が学校教育全般に行き渡るよう努めるべきであります。
 以上のように指摘する点はありつつも、厳しい財政環境の中で適正な「選択と集中」を行い、「未来への投資」を行っているなど、全般にわたる取り組みを評価し、本予算に賛成するものであります。


◯28番(岩田康男君) 日本共産党の三鷹の市議団を代表いたしまして、反対の討論をいたします。
 私どもがこの予算の審議を通じて、これまでどおりの平和事業を拡充するということや、公的分野の事業のますます確保を図っていくということとあわせて、セーフティーネットの事業を拡充・強化してほしいということを強く要望した理由は、これまでの市民生活がますます困難なっていること、そして、もう一つは、今度、都市再生ということで公共施設の大規模な再生事業といいますか、建てかえ、再生事業が始まって、やはり大きな費用負担が起きるということ、こういうもとで市民生活を守るということは大変重要だということで、国に消費者の立場に立った政治をますます求める──ますますじゃないですね、国には、はっきりと求める。と同時に、三鷹市においてセーフティーネットの事業を拡充してほしいということを強く求めたわけであります。
 そこで、私は、私ども議員団が今回提出をいたしました予算の編成替えを求める動議について、若干触れたいと思います。1つは、乳幼児医療費助成事業の所得制限撤廃を提案をいたしました。これは既にもう三鷹市で所得制限を1,000万までというふうにしておりますので、95%の人が適用になっています。適用になっていない人はわずかでありますが、我々の立場というのは、乳幼児医療の助成制度というのは、低所得者への援助政策というのではなくて、子育て支援策であるということを常に申し上げております。したがって、ほかの自治体でも所得制限撤廃をして、すべて実施をしておりますので、ぜひ三鷹市でも実施してほしいという提案が1つであります。
 その2つ目は、義務教育の就学児医療費助成事業の所得制限の撤廃を提案をいたしました。中学生まで全員医療費を無料にするということになりますと、膨大な費用がかかります。そこで、私たちは、12月の市議会のときに、東京都の責任で中学生まで全員、医療費の無料化制度を実施してほしいという意見書を提出をして、採択をされました。今回、私どもが提案したのは、現実に2割負担になっている人に対する所得制限の撤廃問題です。三鷹の医師会からも強くこの点は要望されていることは皆さん御承知だというふうに思いますが、その点が2番目であります。
 3番目は、認可外保育所等利用者助成事業の新設を提案をいたしました。ことしも4月の保育園の認可保育園での入所は、募集定員543名に対して828名の応募がありまして、認可保育園に入れない状態が、多数の方が生まれました。認可保育所の増設、これを三鷹市は取り組んでおりまして、一定の評価を私どももしております。もちろん、認可保育所の増設を進めるとともに、企業、病院などの次世代育成支援行動計画、これによる保育所づくりへの支援、これとあわせて認可外、主に認証保育所からの、ことしも認可保育園の申し込みが約200名というふうに聞いておりますが、あったそうでありまして、ここへの直接補助をすることによって待機児童を減少させるっていうことができる。このことから、私どもが3点目に行った提案は、認可外保育所等利用者助成事業への新設問題です。
 その4は、家庭ごみ有料化への検討の中止を提案をいたしました。この件については、さまざまな予算委員会で質疑がありましたので、一言だけ述べますと、有料化によって市民負担をふやすことになると同時に、ごみリサイクル・減量に逆行するものだとして経費の削除を行ったものであります。
 以上、私どもの予算編成替えの動議の内容を討論で改めて述べまして、原案についての反対理由につきましては、委員長報告に載っておりますので、重複を避けますので、この内容だけ討論をいたします。


◯3番(川原純子さん)  平成20年度予算案に対し、三鷹市議会公明党を代表しまして討論をさせていただきます。
 本年度が第3次基本計画(第2次改定)の実質的なスタートの年であり、三鷹市の将来を見据えての「未来への投資」によって進める3つの取り組みを基本に据えて、「選択と集中」による経営資源の重点化を図るとされました。本年も三位一体改革の財政格差の問題、また、後期高齢者医療制度に伴う医療費特別会計繰出金等、地方交付税の不交付団体の三鷹市においては、引き続き厳しい財政状況の中、市民への緩和措置を講じつつ、中長期的展望に立った施策、また、喫緊の課題に対する施策が取り入れられ、多種多様な要望を考慮しつつ予算を編成されていることについて、大いに評価いたします。
 ただし、本予算の各事業の執行に当たっては、格差を是正し、安全安心の高環境・高福祉のまち三鷹をつくるために、以下の点を考慮し、運用に当たっては、今後の方向づけとともに検討されるよう要望いたします。
 第1は、ほぼ同時期に建設された多くの公共施設等の老朽化によるファシリティーマネジメントの推進について、民学産公の連携や協働をベースに、ハード・ソフトの両面から見た地域資源、知的資源の活用も踏まえ事業展開を進めるとともに、市民に広く情報公開を行うこと。第2には、子ども・子育てビジョン(仮称)の策定に当たっては、核となる項目や方向性について、庁内でよく調査・研究をして組み立てるとともに、実際の整備や運用時にはネットワーク大学を初めとして、教育、保育、医療関係のNPO諸団体ともよく連携を図って推進すること。第3は、少子化対策の重要性と必要性が高まっていることからも、乳幼児医療費助成制度の所得制限の緩和や、義務教育就学期の医療費の一部助成、妊婦健康診査の公費負担のさらなる拡充をしていくこと。第4は、小・中学校における情報化の推進に当たっては、学校裏サイト等、負の部分への対策も学校サポートヘルプデスク人員の活用等により対応を行い、実効的な情報モラル教育に取り組むこと。第5に、みたかバスネットの推進については、北野ゾーンの実証実験結果をもとに、利用する市民ニーズを踏まえ、既存のバスルートに配慮しつつ、鉄道路線駅までの乗り入れ等を考慮し、市全体のバス利便性を考えること等、市民がより一層安心して暮らしていけるまちづくりに、輝く三鷹のまちとなるよう運用、運営をされますよう、以上要望し、本予算に対する賛成討論といたします。以上です。


◯11番(高谷真一朗君)  それでは、三鷹市議会民主党を代表して、平成20年度予算について賛成の立場で討論をさせていただきます。
 当該年度は、清原市長の2期目の任期の最初の予算編成の年度に当たります。「輝くまち三鷹」を目指して「未来への投資」を進める3つの取り組みを基本に編成されました。
 1つ目の「都市再生に向けたビジョン」の明確化については、高度成長時代に建設された公共施設の老朽化と耐震偽装事件以来、基準が厳しくなったことを受け、市民の生命と安全を守るために必須の取り組みです。財政が厳しい時代なので、ファシリティーマネジメントによる、より施設の延命化により支出の抑制を図ることで、建てかえによる財政負担の平準化と後年度負担の低減を図ることが重要です。同時に、人口減少社会、少子長寿化時代を迎えるに際し、行政が責任を持って新しい「まちのかたち」を示し、市民への説明を十分に行いながら進めていただきたいと思います。
 2つ目の「人財」の育成については、引き続き子育てと教育に注力していただきたいと思います。小・中一貫教育を中心とした公立教育の再生により、親の経済力による格差を生み出さないこと、子ども憲章や子ども・子育てビジョンの制定、保育園の待機児解消に向けてのさらなる取り組みに期待をいたします。
 一方、ワーク・ライフ・バランス、仕事と家庭の調和が重要であり、物質的な豊かさだけではなく、ゆとりのある、本当に豊かな社会を享受できることが大切です。このため、国や企業に働きかけることが重要ですが、三鷹市としても育児休暇の取得がしやすい仕組みや、男女平等社会の推進など、政策面で後押しできるよう工夫が必要となります。
 3つ目の「すべての世代の市民の皆様が、安心して、快適に健康に生活できる仕組み」については、地域で住み続けられる地域医療や社会保障制度の充実により、今後もセーフティーネットの構築を行っていただきたいと思います。妊婦健診の拡充、特定健診の上乗せ項目の設定、がん検診の拡充、地域ケアなどの政策を評価いたします。しかし、後期高齢者医療制度のように、国の弱者切り捨ての政策に対しては、自治体の立場から意見を出していただきたいと思います。
 これら3つの取り組みを行うために、地域主権の確立、健全な財政運営が必要です。基金の活用や市債の発行の抑制、東京都からの市町村総合交付金の獲得は評価いたします。厳しい財政状況のもと、市民への新たな経済的負荷は、市民感情的には導入には慎重であるべきですが、今議会で提案された体育館の使用料や山本有三記念館の入館料の新設などは、政策的にやむを得ないと判断をいたします。もちろん、市民への負荷については慎重でなければなりませんので、目的と財政状況をきちんと説明して市民の理解を得ることが大切です。
 参加と協働のまちづくりにおいては、説明責任を果たす中から、むしろ前向きな提言が生まれる土壌をつくり、それを第4次基本計画の策定につなげていっていただきたいと思います。今後もさらなる「高環境・高福祉のまちづくり」を目指して予算の執行に当たっていただくことを要望して、賛成の討論といたします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第19号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第20号 平成20年度三鷹市国民健康保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第20号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第21号 平成20年度三鷹市下水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第21号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第22号 平成20年度三鷹市老人医療特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第22号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第23号 平成20年度三鷹市介護サービス事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第23号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第24号 平成20年度三鷹市介護保険事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第24号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第25号 平成20年度三鷹市受託水道事業特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第25号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第26号 平成20年度三鷹市後期高齢者医療特別会計予算、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第26号について、予算審査特別委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議事の途中でございますが、しばらくの間、休憩いたします。
                午後2時40分 休憩



                午後2時59分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第6 意見書(案)第1号 道路特定財源に係る暫定税率維持を求める意見書


◯議長(石井良司君)  日程第6 意見書(案)第1号 道路特定財源に係る暫定税率維持を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。20番 宍戸治重君。
                〔20番 宍戸治重君 登壇〕


◯20番(宍戸治重君)  それでは、意見書(案)を読み上げて提案にかえさせていただきます。

意見書(案)第1号
   道路特定財源に係る暫定税率維持を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 宍 戸 治 重
                        賛成者    〃    加 藤 浩 司
                         〃     〃    渥 美 典 尚
                         〃     〃    伊 東 光 則
                         〃     〃    土 屋 健 一
                         〃     〃    伊 藤 俊 明
                         〃     〃    白 鳥   孝
                         〃     〃    加 藤 久 平
                         〃     〃    田 中 順 子
                         〃     〃    吉 野 和 之

            道路特定財源に係る暫定税率維持を求める意見書
 道路は、市民の日常生活、経済活動を支える最も基礎的な社会資本であり、また、安全・安心のまちづくりのためにも、防災の観点からも一層の整備充実が求められている。
 特に本市は、南北道路、東西道路ともに未整備の箇所が多く、市民生活の安全性、利便性向上のためにも、高齢者や障がい者にも優しいバリアフリーを取り入れた歩道の整備等のためにも、早急な道路整備が急務である。また、本市は住宅密集地の多い都市的事情もあり、災害発生時の危険度も極めて高い地域が多く、道路整備は災害時の市民の命を守るためにも優先的な緊急課題となっている。また、JR中央線の連続立体交差事業も早期実現が求められている。
 しかしながら、このような状況下で道路特定財源の暫定税率が廃止され、必要な財源が確保できない状況に陥れば、これら市民の生活と安全のために必要な道路整備が著しくおくれ、市民生活に多大なる影響を与えることとなる。
 東京都市長会においては、道路特定財源に係る暫定税率維持に関する緊急決議を行い、全国市議会議長会においても同様の趣旨の緊急決議が行われた。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対して、道路整備の重要性を認め、下記事項の実現を図るよう強く求めるものである。
                      記
1 道路特定財源の暫定税率を維持するための法案を年度内に可決成立すること。
2 地域の特性に合ったまちづくりを進めるために不可欠な地方道路整備臨時交付金制度を維持するこ
 と。
3 受益者負担という道路特定財源制度の趣旨にかんがみ、真に必要な道路整備及び維持管理が計画的
 かつ着実に実施できるようにすること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成20年3月28日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯26番(栗原健治君)  道路特定財源に係る暫定税率維持を求める意見書に対し、反対の討論をします。
 道路舗装率が98%を超えている現在、道路特定財源は道路建設だけに使い道を限定する理由はありません。国会の審議の中でも、レジャー用具やマッサージ器具など、道路以外の不適切な利用も明らかになりました。道路特定財源と暫定税率の維持は、総額59兆円先にありきの道路中期計画を推し進めることが目的です。その計画は、採算性や住民にとっての必要性を度外視した、不要不急の高規格道路、高速道路づくりを何より優先するもので、住民に必要な生活道路を後回しにされています。その中には、三鷹市に大きな住環境破壊、コミュニティの分断、交通渋滞などを引き起こす、必要性について住民合意のない外環道路計画も含まれています。道路中期計画を中止し、生活道路整備中心に見直せば、市民生活に必要な道路整備には影響を与えません。道路特定財源を一般財源化すべきという世論は、およそ7割で、一般財源化を求める世論が広がっています。
 道路づくりにしか使えない道路特定財源を一般財源化することは、地方の裁量権をふやすことにつながり、地方分権時代の進むべき道です。地方自治体の自治権で医療や福祉、三鷹市民においても要望の強い生活道路の整備など優先順位を決め、使い方を選択できるよう一般財源化することこそ、今、求められています。国会において徹底審議を行い、問題点を国民の前にさらに明らかにする必要があります。むだな高速道路づくり中心の道路中期計画を白紙撤回し、暫定税率は廃止、道路特定財源は08年度から全額一般財源化すべきです。
 よって、本意見書に反対をします。
 なお、後に諮られる道路特定財源の一般財源化及び道路関係諸税の暫定税率廃止を求める意見書については、賛成ですが、内容についての意見は同様です。


◯5番(粕谷 稔君)  道路特定財源に係る暫定税率維持を求める意見書に対し、市議会公明党として討論させていただきます。
 道路特定財源をめぐっては、国土交通省の関係団体による資金流用や不適切な資金活用などが報道され、常識的感覚から遊離した組織体制が明らかになるにつれ、国民の怒りを買ったことは事実であります。しかしながら、道路特定財源の本来の使途目的は、国内に5万ある橋梁のうち、災害で使えなくなるものが1万5,000、落石や地すべり、豪雪などで通行どめとなる1万7,000カ所において、年間7,800回、延べ200万時間が不通となってしまう道路の整備。また、全国19万キロある通学路のうち、ガードレールや歩道のない危険な道路4万4,000キロの整備拡充をする必要があります。渋滞対策としても、JR中央線高架事業に見られる立体交差事業では、3万5,000カ所の踏切で、ピーク時に1時間のうち40分以上あかない、いわゆる「開かずの踏切」が600カ所あるとされています。
 三鷹市においても、今回の凍結による歳入削減は3億円余りに及び、特に1億3,000万円の具体的な箇所づけされている特定の道路整備の工事は中止せざるを得ず、市内生活道路や基幹道路の工事計画も見直しを余儀なくされる等、市民の安全安心にも大きな影響を及ぼすおそれがあります。ガソリン1リットル25円の値下げと騒がれておりますが、暫定税率を含む税制改正法案の審議がこの1カ月にもわたり参議院で審議されず、修正協議すらされないといった異常な事態が続いております。参議院の存在意義を失墜させ、政争の具にされていると言わざるを得ない状態であります。
 3月27日、福田首相の発言にあるように、道路特定財源の一般化、道路整備中期計画の期間縮小とあわせ、一般財源化とあわせた環境目的税化の検討とともに、暫定税率の漸進的縮小を図ることが賢明であり、道路予算の透明化と厳格化はもとより、需要と供給の精査をしっかりと行い、必要な道路整備と拡充が課題であります。
 以上の確固たる方向性を担保されますよう要望し、本意見書に賛成するものであります。


◯14番(嶋崎英治君)  道路特定財源に係る暫定税率維持を求める意見書について、にじ色のつばさを代表して討論をいたします。
 市民が今、一番関心事の1つであることから、少し長くなりますが、以下、反対理由を述べます。
 道路特定財源は、1953年に自民党の議員立法によって成立し、74年4月から緊急かつ計画的な道路整備と称して、上乗せの暫定税率が導入され、その後、2度にわたって引き上げられてきた。1953年といえば、当時の国道や県道の舗装率は5%程度であったが、現在は、市町村道を含めて97%以上に達している。成立当初の事情と異なることを踏まえなければならない。
 特定財源のうち暫定税率としてガソリンや軽油、自動車重量税など上乗せされている分は全体で2.7兆円。ガソリン税は3月いっぱい、自動車重量税は4月いっぱいで期限切れを迎えることから、通常国会で延長か廃止か、与野党間で激論が交わされている。
 昨日27日の記者会見で、福田首相は2009年度から一般財源化することを明言した。これは、世論と国会質疑で追い込まれた結果ではあるが、本意見書とは全く異なる方向と理解する。道路特定財源に対し国民の批判が強くなっているが、政官財はそれぞれの利権確保のために財源を手放そうとしない。真に必要な道路建設と称して、新たに10年で59兆円もの道路の中期計画(国土交通省)をまとめた。きのうの記者会見で福田首相は、道路の中期計画については、5年間に短縮するものの、新たな計画をつくるとし、その強い意思を示している。地方の道路整備要望をあおり、総額先にありきを既成事実化しようとしていると言われても仕方がない。
 一方、自治体は、大規模な道路建設や高規格道路整備の地元負担により借金がかさんでいる。住民が望んでいるのは、人見街道のように、生活道路の補修や安全安心の改善である。ところが、新たな道路建設には手厚い補助システムがあるが、既存の生活道路を改修しようとしても、国からの補助はないに等しい。巨大道路建設には金を惜しまないが、身近な道路の財源は乏しい。このことは、道路特定財源がだれのためか、何のためかということを如実に示すものではないだろうか。もちろん、道路の中期計画には、国民の暮らしに欠かせない、また、安全確保対策の施策にも入ってはいる。しかし、その予算化に道路特定財源が不可欠ではない。まして上乗せ税率は不要である。三位一体の改革で地方交付税などを大幅に削減して、自治体財政を苦しめている政府・与党は、自治体をだしにすべきではない。また、5%の消費税に加え、ガソリン税などが二重課税になっていることも問題である。原油に対する需要の高まりと巨額な投機資金の流入によって原油が高騰し、それを価格転嫁できない運送業界や市民生活は苦しさを増している。既に暫定税率の上乗せの必要性はなくなっている。本来の趣旨にのっとって期限延長はすべきではない。
 この際、地球温暖化問題にも言及しておく。もとより、このことによりガソリン等の消費を高めない方策も必要である。エネルギー消費に課税し、地球温暖化防止対策を進める環境税の導入も検討されてしかるべきである。ただし、その際もCO2対策で経済界の自主規制に任せるなどの対応を反省し、欧州各国のように政府が経済界に削減への義務づけを図るべきである。
 以上をもって、本意見書に反対いたします。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第1号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第7 意見書(案)第2号 中小企業底上げ対策の一層強化を求める意見書


◯議長(石井良司君)  日程第7 意見書(案)第2号 中小企業底上げ対策の一層強化を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。5番 粕谷 稔君。
                〔5番 粕谷 稔君 登壇〕


◯5番(粕谷 稔君)  それでは、お手元に配付されております案文を読み上げさせていただきまして、意見書の提案にかえさせていただきます。

意見書(案)第2号
   中小企業底上げ対策の一層強化を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 粕 谷   稔
                        賛成者    〃    寺 井   均
                         〃     〃    赤 松 大 一
                         〃     〃    川 原 純 子
                         〃     〃    緒 方 一 郎

            中小企業底上げ対策の一層強化を求める意見書
 中小企業を取り巻く経営環境は厳しいものがある。原油・原材料の高騰がオイルショック以来の記録的な価格となる一方で、親事業者への納入価格・公共事業体の落札価格は低迷を続けるなど、「下請けいじめ」、「低価格入札」が横行し、中小企業は今や危機的状況にあると言っても過言ではない。
 こうした状況にかんがみ、昨年12月、福田総理は「原油高騰・下請中小企業に関する緊急対策関係閣僚会議」を2回開催し、関係省庁に対して、原油高騰の影響を受ける中小企業に所要の緊急対策を指示したところである。
 深刻な影響をこうむる中小企業に対して、政府がとった一連の措置については一定の評価を下すものの、今回の緊急措置が場当たり的な対策に終始しないよう、今後は、中小企業における金融支援策の強化や経営指導を効果的に行う相談窓口体制の構築など、中小企業の底上げに対して、一段と踏み込んだ対策を講じることが必要である。
 よって、本市議会は、政府に対し、我が国企業の99%を占め日本経済を下支えする中小企業が、健全な経営環境を取り戻し、地域経済の発展に寄与するため、中小企業底上げ対策の一層強化を図るよう、次の事項について強く要望する。
                      記
1 中小規模の事業者の金融支援をトータルに行うための「仮称・中小企業資金繰り円滑化法」を早期
 に制定すること。
2 各省庁所管のもと、数多くある中小企業相談窓口を一本化すること。
3 公正な取引を実現するため、下請代金支払遅延等防止法を厳格に運用すること。
4 下請適正取引のためのガイドラインの周知徹底を行うこと。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成20年3月28日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯25番(大城美幸さん)  日本共産党三鷹市議団を代表して討論します。
 日本の企業数の99%、従業者数の7割、製造業出荷額の半分を占める中小企業の経営が安定・発展することは、日本経済の民主的発展と国民生活の向上にとってはとても重要なことと考えます。大企業は相次ぐ減税策や優遇政策により史上空前の利益を上げている一方、中小企業の経営難は倒産件数にもあらわれています。帝国データバンクの調査によると、昨年の倒産件数は1万件を突破し、中でも負債総額が1億円に満たない中小零細企業の倒産が全体の6割を占めています。三鷹でも、昨年1年間の倒産件数は17件となっています。
 中小企業の経営を困難にしている原因は、中小企業や自営業者に過酷な税制、中小企業の予算削減、地域経済の切り捨てなど、弱肉強食の経済政策を進めてきた政府に責任があり、以下、要望します。
 1、中小企業底上げ対策の第1は、国家予算一般歳出の0.35%、1,625億円しかない中小企業予算をせめて2%まで引き上げ、1兆円程度に増額すること。
 2、消費税を転嫁できない中小企業が5割を超えるなど、消費税は中小企業いじめの税制であり、消費税の延納措置を認めるとともに、免税点を引き上げること。
 3、担保力や信用力の弱い中小企業にとって命綱の役割を果たしてきたのが中小企業信用補完制度です。中小企業の6割が保証つき融資を利用するなど、中小企業の資金繰りに欠かせない役割を果たしてきました。近年、この信用保証制度の根幹にかかわる重大な変更が連続して行われ、実質負担増になっています。保証つきでないと融資しないという金融機関の姿勢こそ改めさせるべきです。
 4、政府系中小企業金融機関の統廃合・民営化は中止し、切りかえや返済条件の変更など中小企業への資金繰りを円滑化するための支援を行うこと。やみ金の規制を強化することや、多重債務の相談窓口の設置を強く求めます。
 最後に、大企業による下請単価の一方的な切り下げや買いたたき、無理な納期の設定など、下請いじめは後を絶ちません。下請検査官を大幅に増員するとともに、下請振興法に基づく下請振興基準を実効あるものにするため、下請二法の抜本拡充を求めて、本意見書に賛成いたします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第2号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第8 意見書(案)第3号 地上デジタルテレビジョン放送の受信対策の推進を求める意
                   見書


◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第8 意見書(案)第3号 地上デジタルテレビジョン放送の受信対策の推進を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。1番 寺井 均君。
                〔1番 寺井 均君 登壇〕


◯1番(寺井 均君)  それでは、お手元に配付されてございます案文を読み上げまして、提案にかえさせていただきます。

意見書(案)第3号
   地上デジタルテレビジョン放送の受信対策の推進を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 寺 井   均
                        賛成者    〃    赤 松 大 一
                         〃     〃    川 原 純 子
                         〃     〃    緒 方 一 郎
                         〃     〃    粕 谷   稔

         地上デジタルテレビジョン放送の受信対策の推進を求める意見書
 地上デジタルテレビジョン放送は、既に一昨年全都道府県・全放送事業者の親局において放送が開始され、政府においても「デジタル放送推進のための行動計画(第8次)」を策定、アナログ放送終了期限の2011年7月までの最終段階の取り組みが行われているところである。7次にわたる関係者の行動計画により、普及計画の目標に沿って進んでいるものの、残された期間においては、放送事業者側及び視聴者側ともに多くの課題が指摘されている。今後3年間で地上デジタルテレビジョン放送の受信に未対応の世帯も含め、完全移行に向け、普及世帯や普及台数を確保することは難事業と考える。
 とりわけ、地上デジタルテレビジョン放送への移行に伴う視聴者の負担問題については、経済弱者への支援策が求められており、また、視聴者のデジタル受信機購入やアンテナ工事、共聴施設の改修等の具体的行動について、理解を進めるとともに、積極的に支援する方策が求められる。
 よって、本市議会は、政府に対し、平成20年度予算案に計上された地上デジタル放送関係予算の着実な執行とあわせ、下記事項について、政府を挙げた取り組みを強く求めるものである。
                      記
1 視聴者側の受信環境整備に伴う負担軽減のための方策を強力に進めること。また、経済的弱者への
 支援策について、早急に内容を検討・決定すること。
2 今後、地上デジタルテレビジョン放送に関する相談が飛躍的に増加することが見込まれるため、
 「地域相談・対策センター」を各県ごとに整備し、アウトリーチのサービス体制を整備すること。
3 デジタル中継局整備や辺地共聴施設整備について、地方自治体の過度の負担とならないよう放送事
 業者等との調整を図るとともに、自治体負担の場合の支援策については、新設も含め拡充すること。
4 都市受信障害については、各地域の実情を把握の上、良好な受信環境の整備を図り、情報格差が生
 じないように努めること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成20年3月28日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯14番(嶋崎英治君)  地上デジタルテレビジョン放送の受信対策の推進を求める意見書について、にじ色のつばさを代表して賛成討論を行います。
 過去10年のテレビ受信機の総需要である約1億台を、2011年7月までに地上デジタルを普及させるという高い目標となっているが、かなり厳しいと言わざるを得ない。幾つかの問題点の指摘と意見を述べる。
 1、普及に当たって、3万5,000円未満は補助対象にしないとなっていることは改める必要がある。国の方針でアナログ放送を中止するわけだから、国民に負担がないようにすべきであること。
 2、デジタル放送に切りかえることによりBS放送が自動受信となり、見ない、見たくない人まで月額950円受信料を支払わなければならなくなることは避けなければならない。少なくとも国民からデジタル放送の押し売りだと思われてはならないこと。
 3、100%普及に至らず、アナログ放送を中止したときに混乱が生じることは必至である。米国、韓国など諸外国では、目標年次を設定はしたが、普及率などを勘案して、国民間の混乱を避けるために、2ないし3年間延期していることに学ぶ必要がある。中継アンテナの設置が困難な地域もあること。
 4、廃棄されるアナログテレビが5,000万台とも1億台とも言われ、それがどのように処理されていくのか、不法投棄や基礎自治体の負担を懸念する。国が責任を持って、廃棄されるテレビジョンの安全処理することが不可欠であること。
 以上指摘し、何が何でも2011年7月実施を強行しないことを求めて、本意見書に賛成いたします。以上です。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第3号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第9 意見書(案)第4号 道路特定財源の一般財源化及び道路関係諸税の暫定税率廃止
                   を求める意見書


◯議長(石井良司君)  日程第9 意見書(案)第4号 道路特定財源の一般財源化及び道路関係諸税の暫定税率廃止を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。11番 高谷真一朗君。
               〔11番 高谷真一朗君 登壇〕


◯11番(高谷真一朗君)  よろしくお願いいたします。

意見書(案)第4号
   道路特定財源の一般財源化及び道路関係諸税の暫定税率廃止を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 高 谷 真一朗
                        賛成者    〃    中 村   洋
                         〃     〃    岩 見 大 三
                         〃     〃    谷 口 敏 也

     道路特定財源の一般財源化及び道路関係諸税の暫定税率廃止を求める意見書
 道路特定財源制度は、道路整備のための「緊急措置」として、昭和29年に創設されて以来、54年も継続されてきた。また、暫定税率は、道路整備をさらに加速するために昭和49年に暫定税率が設けられて以来、34年も継続されてきた。
 地方においては、生活道路を中心に、道路整備は今でも非常に重要な施策の一つである。しかし、社会保障や教育などの重要性も飛躍的に増大し、地域においてニーズに応じた政策判断を行うことが求められるようになっている。社会経済の変化の観点からも、地方分権国家の樹立の観点からも、道路以外への歳出を認めない特定財源制度は廃止して一般財源とし、地方の自主財源として、その使い道を地方が自主的に判断できるようにするべきである。
 暫定税率については、道路整備のためという約束で基本税率に上乗せして国民に負担してもらっているものであり、一般財源化に当たっては、当然廃止するべきである。
 地方においては、自動車は生活に不可欠であり、住民の負担も都市よりはるかに多額となっている。暫定税率廃止により、地方における世帯当たりの負担を軽減させ、都市と地方の格差を是正することができる。また、燃料価格の高騰が他のさまざまな物価上昇の要因ともなっており、ますます厳しさを増している国民生活の現状をかんがみれば、暫定税率廃止により、燃料価格を少しでも引き下げ、これ以上の物価上昇を抑えるようにすることも重要である。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、地方に十分な自主財源を保障した上で、道路特定財源の一般財源化及び道路関係諸税の暫定税率廃止を行うよう、強く求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成20年3月28日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 よろしくお願いします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第4号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第10 意見書(案)第5号 食の安全の確保を求める意見書
    日程第11 意見書(案)第6号 原油価格高騰にかかわる緊急対策を求める意見書
    日程第12 意見書(案)第7号 米兵による女子中学生暴行事件に対する意見書


◯議長(石井良司君)  この際、日程第10 意見書(案)第5号から日程第12 意見書(案)第7号までの3件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。26番 栗原健治君。
                〔26番 栗原健治君 登壇〕


◯26番(栗原健治君)  お手元の案文を読み上げまして提案します。

意見書(案)第5号
   食の安全の確保を求める意見書
意見書(案)第6号
   原油価格高騰にかかわる緊急対策を求める意見書
意見書(案)第7号
   米兵による女子中学生暴行事件に対する意見書
 上記3件の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    大 城 美 幸
                         〃     〃    森     徹
                         〃     〃    岩 田 康 男

                食の安全の確保を求める意見書
 最近の食品偽装事件や今年の「中国製ギョーザ薬物中毒事件」は、国民に食の安全に対するショックを与え、国民は一体何を食べたらいいのかと途方に暮れる状態になっている。特に「中国製ギョーザ薬物中毒事件」は、被害者が無事退院することができたが、全国に被害が広がり、最近まれに見る輸入食品を起因とする全国的な薬物中毒事件になろうとしている。この事件の徹底的な原因の究明と被害者救済、事件を防げなかった行政上の手続の問題など解明し、国民の食の安全・安心体制の再確立がどうしても必要である。
 今回の事件や一連の食品偽装の背景には、消費者保護のための企業道徳の欠如や日本の食糧自給率が39%という食糧の輸入依存にあり、その輸入食品検査体制の弱さが指摘されている。
 よって、本市議会は、政府に対し、国民の食の安心・安全に対する信頼性を回復するために下記の事項を求めるものである。
                      記
1 食の安全の最後のとりでは消費者と言われている。消費者が食の安全に対する知識を高める情報の
 提供をする体制を強化すること。
2 輸入食品事件の情報提供と新たな被害防止に全力を挙げること。中国政府に、あくまでも原因究明
 を求め、再発防止策を要請すること。
3 輸入食品の検査体制を強化し、食品衛生監視員をふやし、検査率を上げるとともに輸入加工食品の
 残留農薬検査を実施すること。
4 食の事業所への監視指導の強化とともに保健所や自治体の食の安全対策に支援をすること。
5 安全・安心の地産地消の取り組みを支援し、食糧自給率の向上に取り組むこと。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成20年3月28日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
           原油価格高騰にかかわる緊急対策を求める意見書
 原油価格の高騰が、国民の暮らしと営業を襲っている。
 このため、トラック運送業者、ガソリンスタンド、クリーニング店などから悲鳴が上がっている。市内のクリーニング店ではドライクリーニングの溶剤や、灯油など昨年に比べ価格が2倍になっているが、料金に転嫁できず苦しんでいる。
 寒さの峠を越えたとはいえ、暖房用の灯油を生活必需品とする多くの国民にとって、灯油の値上がりは死活問題となっている。
 価格の高騰はこれだけにとどまっていない。原材料費や穀物価格の高騰とも相まって、パン・即席めん・みそ・ビール・豆腐など、食料品から日常生活用品に至るまで価格上昇を招き、この動きは消費者物価全般へ波及しつつある。
 この問題は、まさに国民の暮らしと地域経済を直撃し、日本経済全体の先行きにとって重大な問題となっている。
 このように、消費者を初め中小企業などから悲鳴や不安の声が上がっている中で、政府が、迅速・有効な対策を講ずることが求められる。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、激しさの増す市民の暮らしと中小・零細業者の営業を守るため、下記の緊急対策を講ずることを強く求める。
                      記
1 石油元売の利益還元への指導、国内備蓄の放出及び「国民生活安定緊急臨時措置法」など、あらゆ
 る方策を検討すること。
2 「福祉灯油」など、低所得者向けの支援策を国の責任で制度化すること。
3 地方バス・鉄道その他の公共的交通機関への財政上の支援措置を講ずること。
4 ガソリン、軽油、重油などの価格高騰の直撃を受けている運送業者、中小・零細業者、農林業者な
 どの負担を軽減するため、国の責任で緊急の減税措置を講ずること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成20年3月28日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
            米兵による女子中学生暴行事件に対する意見書
 去る2月10日午後8時30分ごろ、沖縄県本島中部において、在沖米海兵隊員による女子中学生暴行事件が発生した。
 今回の事件は、1995年の「米兵による少女暴行事件」を想起させ、沖縄県民を初めとして私たちに強い衝撃と不安を与えている。女性の人権をじゅうりんする極めて悪質な犯罪であり、被害を受けた少女・家族の心中を察すると激しい怒りを覚え、断じて許すことができない。
 復帰後の在沖米軍人・軍属等による犯罪件数は平成18年度末時点で5,451件に至り、改まらぬ米軍及び米兵の体質に激しい憤りを禁じ得ない。
 たび重なる、事件・事故に、米軍の再発防止策の弱さと、日米地位協定の運用改善では対処できない厳しい現実を指摘し、抜本的改善策を改めて求めるものである。
 よって、本市議会は、政府に対し、今回の女子中学生暴行事件及び米軍に起因する相次ぐ事件・事故に関し、米軍当局並びに関係機関に対して満身の怒りを込めて抗議するとともに、事件・事故の再発防止等に向けて下記事項の徹底と実現を強く要請する。
                      記
1 事件の全容を解明するとともに速やかに公表し、被害者と家族に対する謝罪及び誠意を持った対応
 を行うこと。
2 米軍構成員等の教育を徹底し、綱紀粛正を図るとともに、事件の再発防止の抜本的な解決策を公表
 すること。
3 日米地位協定の抜本的な見直しを図ること。
4 米軍基地の一層の整理縮小と海兵隊を含む兵力の削減を行うこと。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成20年3月28日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
  よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第5号 食の安全の確保を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第5号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第6号 原油価格高騰にかかわる緊急対策を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第6号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第7号 米兵による女子中学生暴行事件に対する意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第7号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第13 意見書(案)第8号 自衛隊イージス艦の漁船衝突事件に関する意見書


◯議長(石井良司君)  日程第13 意見書(案)第8号 自衛隊イージス艦の漁船衝突事件に関する意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。14番 嶋崎英治君。
                〔14番 嶋崎英治君 登壇〕


◯14番(嶋崎英治君)

意見書(案)第8号
   自衛隊イージス艦の漁船衝突事件に関する意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 嶋 崎 英 治
                        賛成者    〃    岩 田 康 男

            自衛隊イージス艦の漁船衝突事件に関する意見書
 去る2月19日に千葉県・房総半島沖で海上自衛隊のイージス艦「あたご」(7,750トン)が、マグロはえ縄漁船「清徳丸」(7.3トン)に衝突した事故は、「あたご」の「清徳丸」発見のおくれが衝突につながったとの見方が強まっている。海上衝突予防法では、相手船舶を右側に見ていた船に回避義務があり、「あたご」の損傷状況などから「あたご」に回避義務があったと報告されている。
 自衛隊は、事故にかかわる情報を包み隠さず公表すべきである。
 よって、本市議会は、政府に対し、今回の事故に対し、事故の全容解明と再発防止に向けて下記事項を強く要求する。
                      記
1 政府、防衛省、自衛隊は事故にかかわる情報を包み隠さず公表し、事故の全容を解明し、被害者と
 家族及び救援に当たった漁協に対する謝罪と誠意ある補償を行うこと。
2 事故の再発防止に向け実効性ある施策を講じること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成20年3月28日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 どうぞよろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第8号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第14 決議(案)第1号 在沖縄米海兵隊員による少女暴行事件に関する抗議決議


◯議長(石井良司君)  日程第14 決議(案)第1号 在沖縄米海兵隊員による少女暴行事件に関する抗議決議、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。14番 嶋崎英治君。
                〔14番 嶋崎英治君 登壇〕


◯14番(嶋崎英治君)

決議(案)第1号
   在沖縄米海兵隊員による少女暴行事件に関する抗議決議
 上記の決議(案)を別紙のとおり提出する。
  平成20年3月28日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 嶋 崎 英 治
                        賛成者    〃    浦 野 英 樹
                         〃     〃    野 村 羊 子
                         〃     〃    半 田 伸 明

         在沖縄米海兵隊員による少女暴行事件に関する抗議決議
 去る2月11日未明、沖縄県北谷町で女子中学生に暴行したとして、米海兵隊員が強かん容疑で逮捕される事件が発生した。
 今回の事件は、1995年9月の米兵による女子小学生暴行事件を思い起こさせる衝撃と恐怖を与えるものであり、女性の人権を踏みにじる極めて悪質な犯罪で、被害を受けた少女・家族の心中を察すると激しい怒りを覚え、断じて許すことはできない。
 過去にも、米兵によるわいせつ事件や強盗致傷事件、米軍構成員家族による強かん致傷事件等が幾度となく発生しており、その都度、米軍は綱紀粛正などを約束してきたが、今回、また事件は繰り返された。さらにこの事件後にも、住居不法侵入や飲酒運転、フィリピン女性への暴行など後を絶たない。こういった背景の中で、これまで米軍が行ってきた取り組みの実効性を感じることはできない。
 よって、本市議会は、沖縄での米海兵隊員による女子中学生暴行事件に対し厳重に抗議するとともに、被害者への謝罪はもとより、米軍人・軍属・家族への実効性ある再発防止策について万全を期すことを強く要望する。
 上記、決議する。
  平成20年3月28日
                                  三 鷹 市 議 会


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 決議(案)第1号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
                (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま可決されました意見書、決議の提出先、提出方法、案文の整理等については、議長に一任願います。
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    日程第15 調布基地跡地利用対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること
    日程第16 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること
    日程第17 議会運営委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          議会運営について
          〜議会の円滑な運営を図るため必要な事項を協議する


◯議長(石井良司君)  この際、日程第15から日程第17までの3件を一括議題といたします。
 以上3件は、各委員長から、目下当該委員会において審査中の事件について、会議規則第103条の規定により、議会閉会中の継続審査の申し出があります。内容についてはお手元に配付したとおりであります。
 お諮りいたします。以上3件については、各委員長から申し出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、請願の処理経過及び結果につきましては、お手元に配付したとおりでありますので、ごらんいただきたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  それでは、以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって平成20年第1回三鷹市議会定例会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。
                午後3時51分 閉会