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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成20年建設委員会) > 2008/12/10 平成20年建設委員会本文
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2008/12/10 平成20年建設委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(森  徹君)  おはようございます。ただいまから建設委員会を開きます。
 初めに休憩をとりまして、本日の審査の流れ、確認したいと思います。
 休憩します。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時29分 再開
◯委員長(森  徹君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、請願の審査について、また、取り扱いについて、それから行政報告、建設委員会管外視察結果報告書、次回委員会の日程、所管事務の調査について、その他ということで、本日、進めていきたいと思います。かなり項目、多いんですが、ひとつしっかりと審議をしながら速やかに進めていきたいと思いますので、皆さん方の御協力をお願いします。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 それから、傍聴者の件ですが、お諮りしたいんですけれども、傍聴を許可するということで進めたいと思いますが、いかがでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、異議なしということで決定させていただきます。
 それでは、市側の方の入室をお願いします。
 休憩します。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(森  徹君)  委員会を再開いたします。
 20請願第13号 都市再生機構は2009年4月の家賃改定で値上げを行わないこと等を求める意見書の採択について、本件を議題といたします。本件にかかわる現状等につきまして、市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  UR都市機構の住宅の数でございます。平成20年3月末現在で、全国で76万7,069棟ございます。東京の都下で挙げますと6万8,080戸でございます。三鷹の市内におきましては2,927戸でございます。全国の空き家の数ですけれども、約3%ございます。その中で、三鷹市におきましては平均以下の数値というふうに聞いております。
 また、家賃の実態でございます。全国平均で7万700円と聞いております。全国の最高は34万9,800円になっております。最低は1万400円と聞いております。さらに、団地の建てかえなどの再編に際しましては、まちづくりの視点から、また、都市計画の視点から、UR都市機構、居住者、近隣居住者などと自治体が一体となって、まちづくり条例に基づいて協議、調整を今までも行ってまいりました。今後もこの姿勢を堅持していきたいと考えておりますので、ひとつよろしくお願いします。


◯委員長(森  徹君)  市側の説明は終わりました。この請願の第1に、家賃の値上げの問題を行わないということが入っておりますが、この請願は「行わないこと等を求める」ということで、5項目の請願のうち2、3、4、5がこれに当たると思います。特に、URが2日に、来年4月に一部の賃貸住宅の問題では、家賃の値上げを当面延期するという発表を行っておりますので、そのことを踏まえて審議の方をよろしくお願いしたいと思います。
 それから、請願者の方からは参考資料という形で皆さん方のお手元に行っていると思いますが、三鷹市公団住宅自治会連絡会が行った第8回の生活と住まいアンケート、ここにもこの居住者のアンケートの結果も示されておりますので、これは当日の配付ということでなっておりますけれども、申しわけないんですが、これも踏まえての審議をしていただければというふうに思います。ひとつよろしくお願いいたします。
 失礼しました。このアンケートは各会派の幹事長あてに送られているということで、ここでは出ておりません。済みません。
 休憩いたします。
                  午前9時36分 休憩



                  午前9時36分 再開
◯委員長(森  徹君)  委員会を再開いたします。
 それでは、最初に言いましたアンケートについては、ここでは配られていないということで確認して、各会派の幹事長あてに送られているということで御了解いただきたいと思います。
 それでは、質疑に入ります。


◯委員(白鳥 孝君)  ここに空き家の解消というふうに書いてあるんですけれども、今三鷹市の中で空き家というのは戸数としてどのぐらいあるのかしら、ちょっと数字だけでもわかれば。


◯都市整備部調整担当部長(大石田久宗君)  先ほど担当の課長から答弁があったように、三鷹市では約3,000戸の公団住宅があって、3%ですと90戸以下の空き家という数字しか、今のところでは我々は承知しておりません。


◯委員(白鳥 孝君)  それは、空き家の年数がかかっていると私は感じているんですけれども、なぜかということ、原因というのはわかっているんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  今、市内にUR都市機構さんが直営して持っている団地は4団地ございます。その4団地の中で建てかえ等をやっている物件について抜けているのは、空き家の数には、要するに再募集していませんから、そういう数にはカウントされていないというふうに聞いております。それ以外で、今、大石田部長が答えたように、現在入居できる状態の空き家の数があるという話に理解しておりますので。
 さらに、URさんが直接経営ではなくて、借り上げ経営みたいにしている団地も市内にございます。そういうところなんかも、私どもの方の情報では、空き家の数は、今のところあいていないというふうに聞いておりますので。基本的には、要するに言っているのは、例えばシティコート下連雀とか、シティハイツ吉祥寺とか、コーポレート連雀と、要するにこれは借り上げで運営している団地がございます。そういうのは基本的にあいていないというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  家賃というんですか、それが高いから入らないということも伺っているんですけれども、それは、そういう意味で空き家ということの原因ではないということなんですか。


◯都市整備部調整担当部長(大石田久宗君)  家賃につきましては、基本的に高い低いも含めて、UR都市機構の経営方針、考え方があると思うんです。一方、自治体として、URの家賃について経営も含めてコメントする立場にありませんので、それには我々はお答えする材料を持っておりません。


◯委員(白鳥 孝君)  経営というか、UR都市機構の立場でないということはわかるんですけれども、ただ、やはり空き家があると物騒みたいなところもありますし、三鷹市の行政としてそれを解消していく努力というのはなされないんでしょうか、その意味合いの中で。


◯都市整備部調整担当部長(大石田久宗君)  まず、URが空き家をどのように持っているかという問題で、我々は正確には把握できないということはありますが、議員おっしゃるように、空き家がばらばらあって不安を抱えたような地域状況というのであれば、それは解消して、防犯の立場もあれば、防災の立場もありますから、十分に協議しなければいけないと思いますけれども、我々が承知している中では、そういう状況ではないという理解でおります。


◯委員(白鳥 孝君)  それ以上突っ込まないので。表題が、今回、値上げを行わないこと等と書いてあるんですけれども、その等がこの2番から5番ということでございまして、表題のあれが一番大きな題材じゃないかと思うんですけれども。やはり書いちゃってある以上、この2番から5番というのはきちんと精査していかなければいけないということで、書き方の問題もあるんですけれども、今回やはり空き家等々もありまして、そして、また、家賃制度のルールの問題もございますので、精査をしていかなければいけないんですけれども。
 できれば、本当は1番だけできちんとマル・バツなのかということをやっていけば一番いいんですけれども、今回こういうふうに書かれちゃったものですから、意地悪な質問をさせてもらっちゃって申しわけないんですけれども、またうちの方の会派も精査をさせていただきたいなと思います。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  この請願の中に、団地再編に当たっては、居住者は移転を求められ、「住みなれた住宅、土地から追われることになります」という文言があるんですが、現状の三鷹市の中で、請願事項の5番になると思うんですが、今後、団地再編、三鷹市におけるこのURの物件において再編計画がある中で、三鷹市内の現状というか、自治体のかかわり方という部分に関しては、今後の考え等も含めてどうなのか、ちょっとお聞かせいただければと思います。


◯都市整備部長(坪山雅一君)  再編等々、現実に今、市内の方でもやられていますが、その件に関しましては、もちろん、まちづくりの視点で三鷹市の方も大きくかかわっていかなければいけないと認識しております。
 事前にそういう計画ができた場合、1つの例としましては三鷹台団地なんかがそうなんですが、事前に相談があって、もちろん居住者の方、それから近隣の町会、住民の方、市の考え方等々を協議しまして、よりよいまちにしていくという形で現在進めております。今後もそういう形で進んでいきますし、この後も行政報告にもございますが、特にまちづくりについてはそういう形で進んでおりますので、御理解いただきたいと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  確認の意味で聞かせていただきました。ありがとうございます。
 原則、先ほど白鳥委員からもお話があったとおり、大きな項目としては、今回家賃の値上げということが、居住者の方、請願者の皆様方の大きな要望という部分に受け取ってはいるんですが、これに関しては報道等でもありますように、とりあえず凍結をしたという経緯もございますし、私もURの方に確認させていただきまして、三鷹市内に該当するこの物件はすべて当てはまるんでしょうかという質問をさせていただきましたら、すべて今回凍結という形になっておりますというお話をいただきましたので、その時点で請願の大きな部分に関しては決定というか、決まっているのではないのかなという気がいたしました。
 これから、きょうの行政報告の中にもございますが、しっかりと行政においては、丁寧にまた引き続きやっていただければというふうに思います。


◯委員(加藤浩司君)  先ほど我が会派の白鳥委員の方からありましたけれども、1番に関しては、今、粕谷さんがおっしゃったとおりという話もあるんですけれども、2、3、4、5についても、これすべてを一括で賛成、反対ということになってしまうので、幾つか確認をさせていただきたいと思います。
 2番ですけれども、「高齢者等への家賃特別措置を拡充し」というところとか、「子育て世帯に対する居住支援措置」という言葉を使っております。これは、三鷹市に求めているのでしょうか、それともURの企業努力によって、今住まわれている方に対して支援をしていただきたいということなのか、言葉の使い方によっては勘違いをするところもあるので。我々としましても、市内の高齢者の世帯に関しては、いろいろ防犯や安全の面で配慮していかなければいけないと思っているんですけれども、その辺について御確認をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(森  徹君)  件名に「都市再生機構は」ということで、「を求める意見書」というふうになっておりますので、URに対する、ここ三鷹市の議会として意見書を上げてほしいという趣旨だと思うんですが、今の2の項目で市側の方で答弁がありましたら、よろしくお願いします。


◯都市整備部調整担当部長(大石田久宗君)  高齢者への配慮ということであれば、自治体として三鷹市はさまざまな住居系の福祉サービスも行っているところであります。ただ、それはURとしてどういうサービスをするかというのは、URとまた居住者の間の御確認、あるいは協議になろうかと思います。
 それから、子育て世代について言うと、福祉の施策の中ではなかなかこれは難しくて、例えば母子という枠組みでは支援策はあります。例えば、生活支援施設とかありますけれども、一般的に、例えば保育園とか、そうした支援施設を確保するというようなことでありまして、これもまたURがそうした、例えば子ども何人と親御さんで住む場合には特別に家賃を安くするとか、そういうことは居住者の皆さんと協議するということはあろうかと思いますが、自治体としてはこれも直接そうしたサービスを現在は考えてはいない。もちろん、一般的に居住者というのは、すべての居住者ということですけれども、普通ですから、子どもさんと御家族が住むに当たって何かプラスアルファのことをするかというと、それは特に現在施策としては考えてはいないという現状でございます。


◯委員(加藤浩司君)  委員長からおっしゃられましたけれども、わかっていてあえての質問なものですから、ここで、委員会できっちりと確認をしておきたいなと思ったものですから。皆さんの認識もこれで深めていただきたいと思って質問させていただきました。ありがとうございました。


◯委員長(森  徹君)  失礼いたしました。しっかりと審議をしていただくということで、質疑、ありがとうございました。
 ほかの委員の方よろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で本件に対する質疑、一たん終了いたします。
 休憩します。
                  午前9時50分 休憩



                  午前9時51分 再開
◯委員長(森  徹君)  委員会を再開いたします。
 20請願第13号 都市再生機構は2009年4月の家賃改定で値上げを行わないこと等を求める意見書の採択について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑、終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 20請願第13号について、採択の上、関係方面に送付することを賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって本件はさよう決定いたしました。
 休憩いたします。
                  午前9時52分 休憩



                  午前9時59分 再開
◯委員長(森  徹君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。項目が多いですので、先ほども確認しましたように、アからオまでを一括の報告といたします。以上、5件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長(坪山雅一君)  都市整備部の方から今回行政報告申し上げますのは9件ありまして、今、委員長のお話のとおり、前半の5件について概要を御説明いたします。
 まず1点目でございますが、調布保谷線に関してでございます。東京都は、環境施設帯検討協議会について現在調整中でございますので、その現状について御報告を申し上げます。
 2点目でございます。JR中央線の切換工事でございますが、この件に関しましては、さきに案内をいたしましたとおり、国立駅の内覧会がことし中にあるということ、それから、年明けに切りかえ工事を行うということでございますので、これについての御報告を申し上げます。
 それから、3点目でございますが、三鷹台団地の地区計画についてでございます。これは、さきに行いました都市計画審議会の方で原案が承認されておりますので、その内容について御説明いたします。
 4番目でございます。コミュニティバスの新中ルートについてでございます。1年ほど前の委員会でも御報告しましたが、今秋ごろに運行を始めたいという話をしておりましたが、現在の状況について御報告を申し上げます。
 それから、5番目でございます。バーリントンハウス吉祥寺の耐震調査についてでございますが、これは日産工場の跡地に建築されました──高級老人ホームというんですかね、そこの施設について、同様の建物が都内の世田谷区の馬事公苑でもありまして、そこの建物で耐震上の問題が発覚したため、同じ事業者である三鷹の建物についても調査せよという形で国から情報がありましたので、その件に関しまして御報告いたします。
 以上5件、よろしくお願いいたします。


◯委員長(森  徹君)  項目が多いですので、わかりやすく、しかも簡潔にお願いします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  それでは、1点目のアでございます。調布保谷線(三鷹〜武蔵野区間)環境施設帯検討協議会について御報告させていただきます。
 この件につきましては、検討委員会の進め方や対象範囲などについて、東京都と武蔵野、三鷹市、この3者で現在検討中でございます。最終的には、考え方がまだ決まっておりませんので、今回口頭での報告をさせていただくことになっています。
 具体的に今、協議している内容でございます。東京都は、調布保谷線の沿線住民を対象に検討会を進めていくイメージを持っています。ただ、三鷹、武蔵野両市におきましては、東京都の考えている検討会のほかに、なるべく多くの市民の方が参加できる場の提供を今求めているものでございます。
 次に、この調布保谷線のモデル整備地区についてでございます。沿線の方に調布保谷線の完成後のイメージを持っていただくために実施するものでございます。今回三鷹〜武蔵野区間では3カ所のモデル整備を予定しております。三鷹区間で2カ所、武蔵野区間で1カ所と聞いております。具体的なモデルの設置場所につきましては、三鷹区間におきまして、人見街道交差点と山中通りの交差点のいずれも北側の東側付近に設けるというふうに聞いております。
 武蔵野市におきましては、武蔵野市の都市計画道路、武蔵野3・4・7号線という境の方に向く都市計画道路がございます。これの交差点の南側の西側付近に設置するというふうに聞いております。
 それと、最後になりますけれども、玉川上水架橋の検討委員会というのがございます。これは、この調布保谷線と交差する玉川上水において、環境保全や史跡への影響、また、新たな移動空間の確保などの検討をするために、文化庁への申請を行うため、現状変更を行うための資料の作成を目的に、この委員会が東京都により設置されています。初回の検討委員会では、現地の視察を行った後に意見交換が行われて、その構成メンバーとしては、アドバイザーとして学識が2名加わり、東京都としては建設局と水道局、三鷹、武蔵野両市も加わって、この、先ほども申し上げましたように、文化庁へ出すための資料の作成の検討に入っているということでございます。
 次に、イのJR中央線切換工事(西国分寺駅〜立川駅)についてでございます。資料の1をごらんいただきたいと思います。現在、東京都とJR東日本と進めているJR中央線連続立体交差事業につきまして、今回、西国分寺から立川間における約2.8キロの下り線を来年の1月11日に高架に切りかえるという御案内でございます。この高架に切りかえることによって、踏切の遮断時間が平均約4割ぐらい減少されるというふうに推測しているそうです。
 切りかえ工事予定につきましてですが、実際に切りかえ工事を行う予定として、平成21年1月10日、土曜日の午後9時35分ごろから、翌日の11日日曜日の午前7時ごろまで、実際に工事として運休されるという状況になります。その区間につきまして、西国分寺駅から立川間になります。西国分寺〜立川間の列車の運休に伴って、代替の交通確保として、資料の3ページ目をごらんください。
 資料の3ページ目には、その区間の代替の運行を示しているものです。左に示しているのが東京〜国分寺間で折り返し運転がされます。右側に示しているのが、立川〜高尾間で折り返し運転がされると。国分寺〜西国分寺については、おのおの単線運転をされるそうです。実際に運休される西国分寺〜立川間については、迂回ルートとして武蔵野線で府中本町を経由して南武線で立川に出るというコースと、あと、バスでの代行運転でございます。バスの代行運転につきましては、資料4に参考として時刻表をおつけしております。
 2ページに戻っていただきまして、2ページの方に赤くマークがされているものが下り線の今回の切りかえ予定でございます。右側の下段には、もう既に実施されて平成19年7月には高架に切りかえ済みです。その上段に行きますと、東側区間約6.2キロの、今度は上り線につきまして平成21年度に切りかえを予定していると。左に行きまして、西側区間につきましては、上り線が今度は平成22年度を切りかえの予定しているということでございます。


◯事業担当課長(田口久男君)  それでは、報告事項の3点目の、三鷹台団地における一団地の住宅施設の変更(廃止)及び三鷹台団地地区地区計画(原案)について、御説明をさせていただきます。
 前回の9月の本委員会では、一団地の住宅施設の廃止及び地区計画の移行の方向性について御報告をさせていただきました。その後、その方向性をもとに都市計画審議会に素案として報告しまして、地区計画原案として確定されましたので、その内容を本日報告させていただくものでございます。
 また、なお、現在、都市計画の手続等にとって地域住民への縦覧、説明などに着手したところでございます。また、都市計画で定められております一団地の住宅施設については、その地区計画を定めると同時に廃止していくという予定でございます。
 それでは、資料2の御説明をさせていただきます。こちらの資料2の1ページ目から12ページ目にかけましては、この都市計画の原案の図書の形態になっております。前回お示ししました地区区分や建築物等の制限などの考え方をもとに、今回、具体的に公共施設などについて地区施設の整備方針、配置及び規模を定め、建築物等の制限の具体的な数値や内容、そういったものについて地区区分ごとにそれぞれの特性に応じて定めたといった内容になっております。
 それでは、ポイントとなるところを御説明させていただきたいと思います。まず1ページ目の地区計画の目標でございます。土地利用総合計画における「大規模公共住宅・建替えゾーン」の位置づけ、また、牟礼の里などに隣接した緑に恵まれた地域であることや、周辺地域の都市計画道路などの整備計画に伴う多様なニーズなど、地域特性を踏まえる必要があります。
 こうした地域特性を踏まえ、既に一団地の住宅施設として整備された良好な住環境を保全するとともに、将来の社会ニーズに対応する多様な住宅の供給及び生活拠点の整備を図るため、一団地の住宅施設を地区計画に移行し、緑豊かな良好な景観及び居住環境の創出、保全を推進することを目標としております。
 次に、3ページ目の方に飛んでいただきまして、建築物等の制限に関する事項であります。まず、用途の制限では、こちらの表、かなり細かく書いてありますが、建築基準法の別表に基づきまして、地区区分ごとにその特性に沿った建築可能なものを限定列挙するという形であらわしております。
 続きまして、4ページ目から5ページ目にかけまして、容積率の最高限度、建ぺい率の最高限度、敷地面積の最低限度、高さの最高限度の制限についてであります。こちらにつきましては、13ページ目の方をお開きいただきたいと思うんですが、こちらに現在定められている用途地域等と比較するために地区計画(原案)と用途地域等における建築物等の制限に係る指定値対照表というものを掲載しております。
 網かけした部分、上段が地区計画(原案)の制限で、下段が用途地域等の制限でございます。それぞれごらんになっていただくように、用途地域の制限より同等か、あるいは、かなり厳しく制限をかけまして、周辺環境への配慮、また、良好な住環境の創出ということを図ってまいりたいと考えております。
 続いて、5ページの方に戻っていただきまして、下のところですけれども、壁面の位置の制限というのがございます。こちらは、圧迫感の軽減や敷地外周部、外側に緑地を確保するなど、周辺環境へ配慮するため、すべての地区にそれぞれ誘導する建物用地と地区の特性を考慮して、建築物の高さに応じて、段階的に後退距離を定めるという考え方を示しております。
 また、この内容をわかりやすく明示したものを14ページ目の方にあらわしております。14ページの方に各地区ごとに、高さに応じて三角形で示してある敷地境界線、これはまた敷地境界か、あるいは道路境界ということになりますが、こちらからそれぞれ高さに応じて後退する距離を示しております。網かけしている部分内に建築物は建築可能というように御理解をいただければと思います。
 また、恐縮ですが6ページ目の方に戻っていただきまして、そのほか、壁面後退区域における工作物の設置の制限、また、建築物の形態または色彩その他意匠の制限、垣またはさくの構造の制限、最後に、建築物の緑化率の最低限度の制限を定めまして、良好な環境の創出を図ってまいりたいと考えております。
 最後になりますが、15ページ目の方にスケジュールの案をお示ししております。本日お示ししました原案で、都市計画の手続、都市計画法第16条の原案の公告・縦覧・説明などに入っておりますが、このスケジュールで示した予定で進めていき、来年度早々には都市計画決定をしたいと考えております。
 説明は以上でございます。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  それでは、私からコミュニティバス(新川・中原ルート)について御報告をさせていただきます。今回につきましても、現段階での具体的な進捗がございませんので、口頭による報告とさせていただきます。
 新川中原ルートにつきましては、以前ルート案ということで建設委員会にお示しをしているところでございますが、これまでの間、関係機関、特に交通管理者であります警視庁と安全対策等についてさまざまな調整を行ってまいりました。具体的には、安全な車両通行のための交通誘導員の配置、あるいは、すれ違い場所の確保、運送事業者等に対するバス運行の周知や注意喚起による交通量の減少対策、沿道にあります歩道への車両乗り上げ抑止に向けたポストコーンの設置等、対策を提示してまいりました。
 しかしながら、現段階では一部道路幅が狭隘であり、バス路線としては非常に厳しいという警視庁本部の判断をいただいているところでございます。この件に関しましては、三鷹警察署も市とともに地域住民の交通利便性確保という視点で全面的な御協力をいただいておりまして、現在、上記の、先ほどの対策に加えまして、新たな対策を追加する中で警視庁本部と最終的な詰めを行っているところでございます。
 依然、予断を許さない状況ではございますが、今後も行政といたしまして、早期運行に向けた最大限の努力を行ってまいります。
 以上でございます。


◯構造設備担当課長(菅原 正君)  バーリントンハウス吉祥寺の耐震調査について報告させていただきます。資料3の3ページ目をごらんいただきたいと思います。ここで太線で囲んでありますところが、このバーリントンハウス吉祥寺のあるところであります。
 それから、資料1、バーリントンハウス吉祥寺はどのような建物かということの建物概要が書いてあります。建築主はグッドウィル・グループで、現在、ラディアホールディングス株式会社というふうに名前が変わっております。設計者がコムスン一級建築士事務所、構造設計をされたのが株式会社構造計画研究所になります。それから、施工された会社が大成建設株式会社。工事監理者はコムスン一級建築士事務所で、建物の用途としまして、これは建築確認上の用途なんですけれども、共同住宅、飲食店、スポーツの練習場となっております。構造規模につきましては、鉄筋コンクリート造、地上8階、地下1階、延床面積が3万283.95平方メートルとなっております。建築確認を行った機関が財団法人日本建築設備・昇降機センターでありまして、最初の確認が平成17年10月5日におりております。それから、計画変更、中間検査を経て、平成19年4月23日に完了検査が終了して、合格しております。住戸数は178戸ということです。現在、未入居ということになっております。3人ほどの入居契約がありましたけれども、現在は全員解約されております。その他の施設としまして、浴場、プール、レストラン、診療所、駐車場等がありまして、現時点での運営者は株式会社ゼクスアクティブ・シニアというところになっております。
 それでは、報告の内容につきましてなんですけれども、2ページにこれまでの主な経過というのがありますけれども、口頭報告をさせていただきます。三鷹市は平成8年度より特定行政庁になりました。特定行政庁とは、建築基準法に基づいた建築行政を行う自治体のことです。また、建築行政とは、建築主事が行う建築確認とか、完了検査などの新築や増改築時のチェック、審査を行うだけでなく、既存の建築物や設備などの安全性などを保全するため、違反建築物の是正指導や改善命令なども行っております。
 その中で3月5日の日に、国土交通省よりバーリントンハウス吉祥寺について、耐震性に関しての疑義があるとの情報提供を受けました。そこで、特定行政庁としまして、バーリントンハウス吉祥寺の構造上の安全性についての調査に入りました。本物件は建築確認図面との相違がありましたので、まず初めに、現状に沿った図面、再計算用の図面を確定するべく、建築基準法に基づいて関係者からの資料提供を求め、かつ、ヒアリング等を行い、再計算用図面を確定いたしました。続いて、事業者でありますグッドウィル・グループに第三者機関による構造計算の作成を要請いたしました。ここまでの経過の詳細につきましては、2ページ目にありますので御参照いただきたいと思います。
 バーリントンハウス吉祥寺につきましては、現在、公的機関においてこの構造安全性について検証中ですが、同様に、先ほど部長からお話がありました、国からの情報提供のあった東京都所管のバーリントンハウス馬事公苑の耐震性検証につきましては、本年の11月12日に都及び国から公表がありましたので、三鷹市の物件についても結論は出ておりませんけれども、今回、経過報告をさせていただいた次第です。よろしくお願いいたします。


◯委員長(森  徹君)  以上、5件の市側の説明が終わりましたので、これから質疑に入ります。


◯委員(加藤浩司君)  三鷹台団地の地区計画についてお尋ねいたします。三鷹台団地の再編に当たって、近隣の環境に云々ということが目的、理由でこのような計画を行っているというふうに書かれております。御存じのとおりこの辺は緑も豊かで住宅街も非常にあるところで、その環境に沿った形で進められているというふうに思っております。
 この地区計画と、今定められているというか、東京都の方で計画している都市計画道路との関連性について、三鷹市としてはどのように考えているかをお尋ねしたいと思います。この地域は、「外環ノ2」もありまして、それに接続する道路もそばを走っております。その辺に関する三鷹市、当初の考え方と今との考え方の差異についてもお伺いしたいと思います。
 それと、バーリントンハウスです。今の説明の中で、済みません、確認をしておきたいことが1件ありまして、この主な経緯の中で、三鷹市にて現況建物を反映した再計算用図面確定作業というのがあります。確認の図面と現況が異なっていたような御説明だったかと思うんですけれども、計画変更を2回行っておりまして、竣工検査を受けている。端的に申し上げて、竣工時と今、現況が変わっているのか、それとも、たまたま三鷹市の方で持っていたというか、集めた図面が確認時の図面だったのか、その2点をお聞かせ願います。


◯事業担当課長(田口久男君)  1点目の三鷹台団地の地区計画に関連した御質問についてお答えいたします。都市計画道路周辺に多く計画されておりまして、まだ未整備の路線が多くあります。平成18年4月に、東京都28市町で多摩地域における都市計画道路の整備方針をということで、その中で、その団地の中に計画されております都市計画道路3・4・12号線が優先整備路線の1つに位置づけられております。
 三鷹市としましては、この地域の南北道路、今、都市計画で進めている3・4・13号線等もございますけれども、南北道路の整備がかなりおくれているという状況もありますので、三鷹市としましては、この優先整備路線、外環の平成19年1月に出した意見書の中で言われている部分については、早期に、外環事業着手にかかわらず、していただきたいというふうに考えておりまして、そういった中で、ここに団地内に計画されている都市計画道路についても、そういった考えで東京都等にも要請というか、要望はしていきたいと考えておりまして。
 この団地の再編の中では、その部分を、当然建物は建てないというような形でUR都市機構とも協議をしておりまして、事業が進んだ場合には、すぐ整備ができるような形でちゃんとしていくというような考え方で考えております。
 以上でございます。


◯構造設備担当課長(菅原 正君)  まず一番目です。竣工図と変わっているのかというふうな御質問がありました。こちらの資料の1の方では当初確認、計画変更、それから完了検査というふうになっておりますけれど、私どもが調べた中におきましては、工事中の構造に関する変更、これが本来でしたら計画変更に反映されるというのが正しいのかなと思いますけれども、計画変更に反映されていない部分もありました。
 そういうところが判明しましたので、2番目の図面につきまして、再計算用の図面は、竣工図、そういう図面から計画変更で反映されていない部分──表面の方になかなか出てこなかったような部分を補正しまして、修正いたしまして、現況に沿った再計算用図面というものを作成いたしました。その図面に基づいて、現在構造の検証をやっております。


◯委員(加藤浩司君)  バーリントンハウスの方はわかりました。ありがとうございます。実際、計画変更でちゃんとされていなかったということが問題なんですけれども、これは三鷹市でやっていなくて、確認機関は日本建築設備・昇降機センターなので、これ以上はないんですけれども、三鷹市ではそういうようなことがないようにお願いしたいと思います。
 都市計画の三鷹台の地区計画ですけれども、今の南北道路については理解をさせていただきました。それと、三鷹市では、この3・4・7号線について、今、東京都がかいている絵とは違った方向性を示しているというふうな話をお聞きしたこともあるんですけれども、人見街道への拡幅等によって、この整備路線については見直しをということだったのかなと思っているんですけれども。その場合、三鷹市の意向が東京都とある程度調整された場合には、その道路がある程度整備できるような今回の地区計画になっているのでしょうか。今の現交番のあたりですね。あの辺を例えば拡幅するだとかすることによって、三鷹市が考えている3・4・7号線の人見街道への移しかえじゃないですけれども、計画変更のようなものが担保できているような地区計画になっているのか、お答え願います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  3・4・7号線、人見街道についての御質問をいただきました。先ほど、田口担当課長が平成19年1月の外環に関する三鷹市の意見書の中で若干触れておりましたけれども、その中で三鷹市の考え方としましては、3・4・7号線の整備につきましては当面は求めないということで、ただし、現存する連雀通り、人見街道の拡幅をもってその代替機能とするというふうな考え方を、あの時点で示しております。
 それで、この三鷹台団地の中、先ほど交番のところというふうに、人見街道となるわけでございますが、この部分につきましては、北側に変則の四差路の交差点があるかと思いますが、この四差路が、東京都のすいすいプランの対象事業箇所になっております。通常すいすいプランの交差点といいますと、交差点付近で約16メートルぐらいの道路幅員が必要になって、右折レーンを設けるというような形になろうかと思いますので、三鷹市としましては、そういう部分が将来想定されているということから、当然交番付近についてもその影響がかかわってくるわけでございますので、すいすいプランの構造に耐え得るものに、ぜひしていただきたいというふうな方向で考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。これに書いてある見通し線というのが、その16メートルに当たるラインというふうに考えていいのでしょうか。お答え願います。


◯事業担当課長(田口久男君)  ただいま小俣部長の方から説明があった方向性であるんですが、具体的には、この地区計画の図書の2ページ目の方です。地区施設整備の方針、この一番上の部分になりますが、この2行目のところから、途中から「また、三鷹市土地利用総合計画において準幹線道路に位置付けられる人見街道については、区域内及び周辺地域の交通の円滑化及び歩行者の安全性の向上を図るため、将来的に16メートルの道路幅員が確保できるよう誘導する」と。東京都の方とも、先ほど小俣部長の方から話があったようにすいすいプランの関係と、三鷹市が意見書の中で要望している内容を整合させるべく調整をしております。そういった方向で進めるということで考えております。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。よくわかりました。実際、人見街道や連雀道路を広くすることによって利便性が高くなるという考え方であると思いますので、ぜひとも交差点のすいすいプランと絡めて整備をしていただいて、今、新たに3・4・7をやろうとすると、いろいろな範囲にわたって住宅が建っているところを走り抜けていくような形にもなっておりますので、ぜひともその辺の話も、これからまた東京都の方にいろいろこの地区計画についても話をしていくと思いますので、あわせて、いつもその辺のことも含めてやっていただきたいと思います。
 以上で終わります。ありがとうございます。


◯委員(粕谷 稔君)  1つが、この三鷹台地区計画における公益施設地区に関してなんですが、行政報告をこの間いただいて間もない部分ではあるんですが、何か市庁舎内でそういった協議が、その後進展しているのかということを1点お伺いしたいというふうに思います。
 それから、コミュニティバスの新川中原ルートなんですが、現状はやっぱり警察の方から厳しいというお話がございまして、私も先日、同僚議員と一緒にあのかいわいを走ってみまして、バスはここ──中原エリアですれ違えないなという状況も見させていただきました。ちょっと聞きましたら、バスが通り過ぎれるようなエリアというんですか、確保という部分に関しては、そこら辺ちょっと駐車場があって、これは買い取れるんじゃないのかなみたいな話をした経緯があったんですが。その辺の地権者の協力という部分に関してはどうなのか、大ざっぱですが伺いたいと思います。
 それから、バーリントンハウスの件なんですが、我々、素人目には耐震の疑義があるということになると、また姉歯じゃないですけれども、本当に建てかえになるのかなというようなにおいを感じてしまうんですが。今、現状調査中という部分もあるんですが、今後考えられ得る対応というんですか、状況が状況であれば建てかえしなければいけないのかとか、また、そうしたら、ある意味何か変な意味で話題性というか、出ちゃわないかなという感じもしないでもないんですが、その辺、何か今現状わかっていることがあれば教えていただきたいと思います。


◯事業担当課長(田口久男君)  1点目の三鷹台団地地区地区計画の公益施設地区についての御質問にお答えいたします。公益施設地区はAとBというふうにございまして、基本的には、今建っております既存の公益施設等を存続できるようにということで、地区計画の中では枠組みを設けております。
 再編に当たっては、ファシリティーマネジメント、市全体として公益施設、公共施設をどう配置するかという中で検討を進められているというところで、現在のところ、その内容についてはまだ固まったものはございません。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  コミュニティバスについてでございます。
 まず第1点、バスにつきましては、狭隘なところですれ違わないようなダイヤ組みといいますか、時刻表の設定というのは可能であるということは大前提としてございますけれども、そのほか、ごらんいただいたかとは思いますけれども、現在、中原公会堂の前の土地、こちらが駐車場でございますけれども、水路が中に入ってございまして、これをつけかえて、道路際に寄せて、2メートル強後退をさせてございます。現況はそういった形になってございます。今後、歩道整備等できちんとした形の整備をしていきたいと。
 加えて、沿道の皆様の御協力をいただきながら、例えば現在の駐車場を使わせていただくとか、あるいは、一部買い取りの協力──これはバス路線として整備できればという我々の条件がございますけれども、そういった御協力のお申し出というようなものもいただいているというところでございます。そういったものをいただく中で、さらに警視庁に対して許可を求めていきたいというふうに考えてございます。


◯都市整備部長(坪山雅一君)  バーリントンハウス吉祥寺の件でございますが、ただいま、先ほど申し上げましたように検証中でございますので、何とも答えは出ないんですが、三鷹市の方としましては最悪の事態はなるべく避けたいと思いますので、できる限りいろいろな方法はあると思いますので、結果が出てから適正な指導をしてまいりたいと考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  加藤委員の後でしようもない質問をしてしまいましたが、庶民感覚というか、グッドウィルとコムスンということで、見覚えのある──これは不適切な発言ですかね、状況もございますし、エリア的にはあそこは本当に、その手前、大きい住居が構えていて、今回も見ると178戸、住居があるということで、その部分に関しては、なくなる部分に関しては、三鷹市にとってもある意味マイナス的な部分もあるのかなという気がいたしますので、また注意深く見守っていっていただきたいということと。
 あと、バスに関しては、地域の協力も得られているというようなお声もいただきましたので、またしっかりとやっていただきたいというふうに思っております。
 三鷹台の公益地区に関しては、また逐一何か動きがあれば委員会で御報告いただけるように、きめ細かく進めていただければと思います。ありがとうございました。


◯委員(谷口敏也君)  三鷹台団地の件で幾つか質問させていただきたいんですが、まず、先ほどの加藤委員の質問に続くところなんですけれども、現状、牟礼二丁目の交差点の昔の牟礼ストアとか何とかいうところが今、更地になっているのは、じゃ、あそこはすいすいプランにのっとって、今後都なりが買って、その道路線以外のところにしか建物は建たない状況になっているのかどうか、買収が進んでいるのかどうかということを具体的にお伺いしたいと思います。
 それと、道路の件でいうと、先ほどの説明ですと、人見街道から南の部分に、今回の建てかえでもう道路にしちゃうのかなと思っていたんですけれども、まだ現状道路にしないで、今までみたいに、例えば商店街の裏のところは花壇になっていて、半分以下ぐらいの部分が道路になっていましたね。ああいう状況にしていくのか。それと、もうちょっと南に行くと、子どもたちが野獣のおりと呼んでいた公園があるんですけれども、金網で囲まれていた、ああいう公園はできていくのかどうか──道路のかわりに、それをお伺いいします。
 それと、同じく3・4・12号線で人見街道の北側の部分というのを、外環に絡めて市が何て提言したかちょっと思い出せないんですが、個人的には牟礼二丁目の交差点、井の頭公園通りから曲がってきて、右折する車がいると、後ろから全然車が通れなくて、この3・4・12号線がこの3・4・7号線と交差するあたりの井の頭公園通りまで続けば、牟礼二丁目の交差点で井の頭通りから来た車が、右折する車が少なくなると思うんですけれども、この3・4・12号線の地区計画部分は、当然道路として将来なるようにあけるんでしょうが、市の考え方として、今、井の頭公園通りのところまで続けるというお考えがあったのかどうかというのを再確認しておきたいんですけれども。
 それと、この8ページの地図でいうと、3・4・12号線の人見街道よりも北側の東側の部分が公営施設地区Bとなっているんですが、現状地区公会堂ですとか、なかよしですとか、多分そういうのがあるからこういうふうに指定しているんじゃないかなと推測されるんですけれども、これを指定することによって、今後、公益的な施設しか建てられなくなるわけですね。そうなると、ある程度この部分に関してのいろいろな開発というか整備は、三鷹市の方が主導権を持てるようになるのか。極端に言えば、この部分だけ市が借りるのかどうかということもお伺いしたいんですけれども。
 地元では、この建てかえによっていろいろとうわさが飛び回っているんですけれども、小俣部長にもちらっと聞いたことがあるんですが、人見街道から北側の部分の売却の話とかもあるんですけれども、具体的に今どういうふうに進んでいるのか、どこまで発表できる範囲にあるのかというのをお伺いしたいんですけれども。西友が移ってくるとか、売却ですとか、いろいろな話があるので、その辺、発表できる話をお伺いしたいんですけれども。
 それと、今回の資料に地区計画の案を策定するに当たり、URとの協議をしていたと思うんですが、高さ制限は20メートルということで、ほかが結構25メートルの制限をかけているところがよくあるじゃないですか、三鷹市内は。今回はそれよりも5メートル低いということで、多分7階とか6階建てぐらいになるんじゃないかなと思っているんですが、この20メートルにすると、現状でき上がっている牟礼団地よりもちょっと低くなるんですね、きっと。URとの協議の中で、市としてどういう高さ制限とか、建ぺい率、容積率に関して主張していったのか、あるいは、主張が通らなかった部分とかがあれば、お伺いしたいんですけれども。
 とりあえず以上です。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  私の方から3点目に御質問いただきました、都市計画道路3・4・12号線、これの北側の部分を今後どういうふうに考えているかという御質問をいただきました。先ほども若干加藤議員のところの質問の中で触れましたけれども、市としましては、この都市計画道路については、人見街道までを整備を求めるという形で、平成19年の1月に国・東京都に要望しているところでございます。
 先ほどその北側の、もう1つ、3・4・7との交差点までというお話がございましたけれども、3・4・7号線は当面整備を求めないということで、はっきりと要望書の中で明言しているところでございます。だからといって、都市計画道路として必要でないということは一言も申し上げておりません。今後、将来どうなるかということで、都市計画道路の必要性は認めているわけでありまして、当面整備を三鷹市が求めるのは人見街道までということであります。今回のこの団地の計画の中では、北側の都市計画道路部分については、道路として残していただくということで担保はされているものでございます。
 以上です。


◯事業担当課長(田口久男君)  6点ほど御質問いただいた中で、今、小俣部長が答えた以外、お答えしたいと思います。
 まず、牟礼二丁目の交差点のところの更地の部分ということで、更地になった時点で三鷹市も東京都の方にも情報提供というか、そういう話はさせていただいて。先ほど加藤委員さんの御質問の中でもお答えしましたが、そういった中で東京都の方と調整をしておりまして、ただ、現在、調査で計画検討がまだ固まったということではないということで、今後、東京都の方で調整、地権者の方に入っていくということになろうかとは思いますが、まだスケジュール的なものもこれからということで、御理解いただきたいと思います。
 あと、次に3・4・12号線、団地内の部分でございますけれども、商業施設地区の部分、または、その南側の部分、3・4・12号線の整備の仕方という御質問であったと思いますが、商業施設地区の横のところについては、当面、商業施設の中で駐車場として利用するという考えであるというふうに聞いております。それは、これから公募等していくわけですが、そういった条件の中でUR都市機構がそういった条件で出していくというふうに聞いております。
 また、その南側につきましては、通路とか、そういった活用をするということで調整をしております。
 それと、公益施設、なかよしとか、あの地区公会堂のある部分でございますが、こちらにつきましては、今回の土地利用転換に当たりまして、民間活用するということで、事前に都市再生機構の方から三鷹市の方へ全体面積の6%を提供していただくということで、そのほかの公園の部分等もございますけれども、この公益施設地区Bの部分も、そういったところで三鷹市の方に提供される予定で協議をしております。
 したがいまして、こちらについて、地区計画の中で公共施設が誘導しやすいように建物用途等、ある程度限定はしておりますが、そのほかでも建てられないということではないんです。住宅とか、そういった部分は建てられるんですが、市が所有権を持つようになりますので、土地の所有権ですね。
 済みません、住宅は建てられないようになっています。そういう形で今後調整をしていくということになります。
 あと、今後、土地利用転換する住宅地区のBとかC、あるいは今言いました公益施設地区Aのスケジュール的なお話ですが、まだ正式にURの方から来ているということではないんですが、今後、住宅地区B、あるいは商業施設地区につきましては、年内に公募を開始していきたいというふうに聞いております、年内に、ことし中に。もうしばらくだというふうに聞いておりますが、具体的なスケジュールをまだ確認はしていないところでございます。
 最後に、高さの制限と、20メートルで建てている部分ということで、これはかなり全体の、高さだけではなく、規制についてかなり厳しいものを都市再生機構に投げかけていきました。かなりいろいろ協議して時間を要したところもあるんですが、おおむね三鷹市が求めていたところに数値的にはおさまったと。例えば高さにつきましては、牟礼の里から富士山が眺望できるような形で、それを超えないようにということで、そういったことも検討の材料としましていろいろ協議して決めていったと、そういった経過でございます。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  人見街道よりも北側の売却というのは、話は全然ないんでしょうか。
 それと、忘れていたのがもう1件あって、10ページの人見街道よりも北側の部分を見ると、公園に3号とありますね。ということは、この部分は、例えば売却されても公園として残るという認識でよろしいんでしょうか。


◯事業担当課長(田口久男君)  はい、住宅地区Cのところになりますが、売却、民間活用するということで調整はしております。その中で、公園3号につきましては、こちらの部分も三鷹市の方へ提供という前提で協議をしております。整備に当たりましては、今後開発というような形の中で、それを条件にきちんと公園として整備をしていただくというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  じゃ、整備してもらってから提供を受ける提供公園というのでよろしいんですね、うちがお金をかけるんじゃなくて。


◯事業担当課長(田口久男君)  はい、基本的にそのように今、協議、調整をしております。


◯委員(伊藤俊明君)  では、2点ほど質問させていただきます。多少ダブるところもあろうかと思いますが、よろしくお願いいたします。
 1点目が、コミュニティバスの新川中原ルートに関しまして御答弁をお願いしたいんですが、これも1年ほど前からそれで、ことしの秋ぐらいには開通するかということで地域の方々も楽しみにしていて、特に交通不便地域の解消ももちろんなんですが、高齢化──あの辺の地域もしていて、杏林大学病院と駅に行く足として非常に待望していたんですが、まだ一向に。今の御答弁の説明を聞いても、かなり厳しい情勢だという形で、逆に1年前よりも後退しちゃったような印象も受けたんですが、これは何が一番問題なのかということをもう一回。
 あのコースどりをした時点で狭隘というか、狭い道路だということはもちろんわかっていたはずですし、それでいて、一部の住民の反対の方があったということも承知はしております。あと、バス会社の対応も、京王と小田急の間の調整もある程度ついたのではないかという認識なんですが、やっぱり交通管理者、警察の問題が一番あれなのか。とにかく地域の方々に会うたんびに、どうなったんですかということで言われて、非常にその辺の待望論が久しいので、その辺を詳しくお願いいたします。
 あともう1点なんですが、先ほど来、バーリントンの話が出ておりまして、私も建築の専門的なことはわからないんですが、あの辺の住民の方からも、私も何回もあの前を通っているんですが、異常なほどの高級なというか、三鷹にはちょっと……。三鷹にはと言ったら、三鷹にまさにふさわしい、三鷹のまちづくりの未来を先取りしたような建物で、非常に、最初は光栄にというか、誉れに思っていたんです。馬事公苑の方にも行ってみて、本当にすばらしいなということで思ったんですが。
 それで、建築主、設計者、確認検査機関だとか、それもすべて馬事公苑の、世田谷の方と同じなんでしょうか、このバーリントン吉祥寺も。というのも、私たち、特に北野の人は、すぐ200メートルぐらいのところで、実は姉歯設計事務所の件でヒューザーさんが販売したグランドステージ千歳烏山という建物がありまして、上をヘリコプターが旋回していて、私たちもあの当時の耐震偽造のときから建てかえも今は完成したんですが、あのことは非常に、住民たちの対応も早く、いい形になった、逆に例かなとは思ったんですが。
 ここのバーリントンのことは、約2年近く、完成してからなるんですが、周りの人たちも治安だとか、この辺が余りにも夜も全然電気もつかないで、あれだけの大きさなので、非常にその辺が不安に思っている方もいるんです、ゴースト化してしまって。それなので、その辺の、三鷹市がどの程度までその件に関して言えるのかどうなのかわからないんですが、今後のスケジュール、これまでの経緯を踏まえてしても、まだまだ時間が相当かかってしまうのかなというような形なんですが。三鷹市がどこまでこれに対して干渉できるのかわからないんですが、まちづくりとか、防犯とか、いろいろな意味で市民が不安に思っている方もおられるので、その辺の観点からも御答弁お願いいたします。


◯都市整備部調整担当部長(大石田久宗君)  私の方から、コミュニティバスにつきまして、要するに後退の印象がある、何が原因なんだと、こういうことなんですけれども。率直に申し上げまして、交通安全管理者の考え方、規制をする側の考え方で、道路の幅、あるいはその幅の長さがどれぐらい続いているか、そして、すれ違いの問題について考え方の変化が途中で起きておりまして、それはいろいろ具体的な事由はあるんでしょうけれども。これは、具体化する一歩手前の踏ん張りどきだというふうに理解しておりまして、今後の努力でもっと具体的にアクセスをして、交通安全管理者の理解を得るために、今粘り強く交渉をしているところでありますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯都市整備部長(坪山雅一君)  バーリントンハウス吉祥寺の件でございますが、現在検証しておりまして、この結果によって、例えば構造上問題なければそのまま使用が可能になりますし、構造上若干の補強とか、そういうのが必要になれば、それを踏まえた上でさらに検討になりますので、また時間がかかってしまうという状況ですね。
 ですから、どういう結果が出るかによって、今後の、今の委員が御心配するように電気がつかない状態が長く続くのか、さらに、すぐ対応できるのかというのは今後の結果待ちということでございますので、市の方としても、おっしゃるようにいつまでも暗い状態じゃ、安心安全という意味合いからいっても大変好ましくないので、慎重かつ丁寧に今検証しておりますので、その結果を待っているという状況でございます。
 検査機関ですとか、そういう内容については担当の方からお答えします。


◯構造設備担当課長(菅原 正君)  先ほど馬事公苑と同じであるかという御質問がありました。それについてお答えいたします。
 建築主、設計者、グッドウィル・グループ、コムスン一級建築士、それから、その下で働いておりました構造計画研究所、ここまでは同じでございます。施工会社は、馬事公苑の方は東急で、三鷹市の方は大成建設です。それから、工事監理者は両方とも一応名義上は同じなのですけれども、実際下に入っている、実際の監理をやっている者は馬事公苑と三鷹とは違います。そういうのがこの調査をしている中で、何となく違いがあるという印象を受けております。


◯委員(伊藤俊明君)  どうも御答弁ありがとうございました。それでは、新川中原ルートに関しましては、やはり交通管理者、つまり警視庁の方の許可が、三鷹警察は厳しいということで、今が正念場だという今の御答弁をとにかく信じてというか、失礼いたしました。その言い方ではなくて、市役所の方も前向きに頑張っていただいているということで、粘り強い交渉を。とにかく待ち望んでいる方がおられますので。
 それで、本当に住民のこととか、そういうことではなくて、いろいろな意味で、話せばというか、道路幅の問題、それは解決が非常に厳しい、ある意味では幅と長さとすれ違いの関係という。だから、議論もすれ違いになっちゃっているようなことになっちゃうと、本当に困りますので、もう一回論点をしっかりと整理していただいて、認識を共有というか、歩み寄っていただいてということで、とにかく待っている方がおられますので、済みませんけれども、その点ももう一度、いろいろな困難があろうかと思いますが、対応をお願いいたします。
 そして、バーリントンの件に関しましても、施工会社だけは違うということなんですが、監理もということで、少しでも補強とか、いろいろなことで対応してできればということで、結果待ちなんですが、一日も早くあそこに明かりがつくなり、現状から変わった意味で、安全安心のまちづくりを標榜している三鷹市としても対応というか、要望だけは出していただければと思います。
 以上です。


◯委員長(森  徹君)  よろしいですか。大石田部長、サインではなくて、答弁のあるときは答弁をお願いします。


◯都市整備部調整担当部長(大石田久宗君)  正確に言うと、三鷹警察が許可権者ではないんです。規制は警視庁の問題ですから、地元の警察が反対しているのではなくて、地元の警察は応援してくれています。ただ、公平な立場ですから、じゃ、警察はこぞって警視庁に言っているということではなくて、情報を収集したり、課題は何かということを整理したり、そういうことを三鷹警察はしてくれているわけで、あくまでも三鷹市と警視庁が協議をしているという構造になっております。


◯委員(伊藤俊明君)  非常に微妙なニュアンスだなとは思いますが、まちづくりにしっかりと協力してやっていただけるように。ありがとうございました。


◯委員(半田伸明君)  答弁はいいです。ちょっと気になったので、バーリントンの件、夜真っ暗というのは確かに怖い話なので、都市整備部さんに直接話すところじゃないかもしれませんけれども、ちょっと聞き流してもらえればというのもあるんですが、生活安全の問題で言うと、これ、警察に言った方がいいかもしれないですね。見回りとか、パトロールとかの過程で、これは警察の方も多分気を使っているんだろうと思いますが、三鷹警察さんにもし足をお運びになるときには、パトロールのあり方と情報提供とを絡めて、一回お話しした方がよろしいかもしれないですね。一言、お願いいたします。
 以上です。


◯委員長(森  徹君)  それでは、アからオまでの5件の質疑を終わりますが、行政報告の途中ですけれども、一たん入れかえもありますので、休憩します。
                  午前11時06分 休憩



                  午前11時14分 再開
◯委員長(森  徹君)  それでは、引き続き委員会を再開いたします。
 休憩前に引き続きまして、都市整備部報告、カからケまで、本件を議題といたします。それでは、市側の説明を求めます。


◯都市整備部長(坪山雅一君)  それでは、残りの4件の行政報告の概要について御説明申し上げます。
 まず1番目でございますが、多摩川・荒川等流域別下水道整備総合計画の変更に対する意見書の提出についてでございます。これは、平成19年に策定しました計画の中身を東京都がこのほど変更をするという内容でございまして、内容的にはルートの変更や、下水道計画のもとになる原単位などを変更するというものでございます。
 次の下水道地震対策整備計画(案)の概要についてでございますが、この計画は新潟県中越地震での事例をもとに、避難所における下水道の機能確保のための計画でございまして、今回方針が固まったので、その御報告をするという内容でございます。
 次の、合流式下水道改善計画変更(案)の概要についてでございますが、この関係は、もともと三鷹市でも既に合流式下水道の改善事業を行っておるんですが、どうしても整備率がなかなか上がらないということで、確実に目標を達成するために、今回計画の内容を変更するものでございます。
 次、最後になりますが、都市計画公園の変更についてでございますが、2カ所の都市計画公園について都市計画決定を行いますので、その御報告をするということでございます。詳細につきましては、担当課長の方から説明させていただきます。
 以上です。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  では、私の方から、まず多摩川・荒川等流域別下水道整備総合計画、略して流総計画と申しますが、この変更(案)に対する意見書の提出について御説明申し上げます。資料4をごらんいただきたいと思います。
 この流総計画は東京湾の水質環境基準を達成維持するために、下水道の整備に関する総合的な基本計画として東京都が定めるものとなっております。これは、今回この変更について下水道法の規定に基づきまして、関連市に意見照会が来ているところでございます。
 まず、今回の変更案に対しまして、基本方針として、主な変更点について御説明申し上げます。2ページ目の処理区域図を参考に御説明したいと思いますので、2ページ目をごらんいただきたいと思います。まず、現況の処理区域がどういうふうになっているかということでございます。三鷹市では4処理区ございまして、東から井の頭処理区、烏山処理区、東部処理区、野川処理区と、4処理区になっております。水色の井の頭処理区と烏山処理区ですが、これは区部流入ということで、東京都に事務委託による処理委託をしておりまして、流入先は大田区にございます森ヶ崎水再生センターとなっております。
 次に、真ん中の東部処理区でございますが、これが市の単独処理区でございまして、新川にございます東部下水処理場で処理をしております。それから、黄色の部分ですが、野川処理区でございます。これは流域下水道に入っておりまして、同じく流入先は大田区の森ヶ崎の水再生センターとなっております。
 次、3ページ目上段をごらんいただきたいと思います。3ページ目上段は、現在あります流総計画、これは平成9年に確定したものですが、この内容ですが、井の頭処理区と烏山処理区は現在と同じように区部流入になっております。それから、東部処理区なんですが、140ヘクタールを残しまして約5分の1に縮小されまして、それ以外は、現在あります野川処理区と同時に、調布基地跡地に建設予定をされてます仮称野川処理場で処理をすると、そういう内容になっております。
 今回、意見照会が来ています流総計画の変更案でございますが、3ページ目の下段をごらんいただきたいと思います。井の頭処理区と烏山処理区は現在と同じように区部流入にそのままなっております。それから、東部処理区ですが、これが全量、今度は野川の第一幹線を経由しまして、森ヶ崎の水センターで処理されるということになります。
 現在、森ヶ崎水再生センターに流入しています西部の野川処理区でございますが、ここの部分は、今度新しく建設される予定の仮称野川処理場で処理をされるということになっておりまして、今回の流総計画において単独処理区であります東部処理区がすべて流域下水道の方に編入されるというような計画になっております。
 1ページにお戻りいただきまして、2番目として、現在あります既流総計画と変更流総計画(案)との主な違い、比較ですけれども、計画年度が今の流総計画は平成22年、見直しの流総計画が平成36年となっております。施設計画人口ですけれども、今の流総計画は19万人、見直しの流総計画は17万3,000人となっております。それから、生活汚水量原単位ということで、これが1日1人当たりどのぐらい水を使用するかという、これ、施設計画に適用される水量ですが、今の流総計画ですと、1日1人当たり300リッターが、今度見直しをされる流総計画では、1日1人当たり270リッターとなっております。それから、三鷹市全体で処理される日最大汚水量ですが、現在の流総計画ですと13万6,500立米、1日当たりですね。これが、見直しされる流総計画ですと、9万2,200立米ということになっております。
 次、3番目ですが、野川処理場(仮称)施設の概要でございます。今度新しく見直しされる流総計画では、野川処理場の1日当たりの処理量が10万3,400立米・パー・日となっています。参考までに括弧ですが、今あります現在の流総計画ですと49万7,000立米ということで、約5分の1に縮小されているということでございます。それから、面積、事業費ともに、まだ基本計画の段階ですので未定でございます。参考までに面積なんですが、括弧書きに書いてありますのは調布基地の跡地利用計画で示されている面積が29.2ヘクタールということになっております。
 意見照会に対する意見書ですが、4番、4ページをごらんいただきたいと思います。三鷹市はかねてから単独処理区の流域編入等を要望しておりまして、今回の流総計画においても全域流域下水道の方に編入されているというような内容でございますので、この件については4ページのとおり同意するといたしたいと考えております。
 ただ、次、5番目ですが、同意に伴う要望書ということで、今後、事業化に当たりましていろいろな課題が出てくると思いますので、それに対する要望ということで、5ページをごらんいただきたいと思います。流総計画の変更にかかわる要望ということで、大きく2点要望をしたいと考えております。
 1点目は、野川処理場の完成までの間ということで、今度の流総計画の変更ですと、計画年度が平成36年度となっておりますので、野川処理場の完成も平成36年になるということで、それまでの間、東部下水処理場が耐用年数を迎えますので、その耐用年数を迎える「平成27年度を目処に東部処理区の全量を森ヶ崎水再生センターへ暫定的に流入・処理できるよう関係機関等への協議をお願いします」という内容でございます。
 2点目は、野川処理場が事業化に当たった場合は、「水需要、周辺環境等を十分勘案し、施設規模を必要最低限にするとともに建設負担金を軽減するための措置の検討をお願いします」という要望を、あわせて提出をしたいと考えております。
 流総計画変更(案)に対する意見書の提出についての説明は以上でございます。
 引き続きまして、下水道地震対策整備計画(案)の概要について、御説明申し上げます。資料5をごらんいただきたいと思います。この整備計画をつくる背景でございますが、平成16年度に発生しました新潟中越地震において下水道管路が大きく被害を受けました。避難所においても、トイレが使えないということで、避難なさった方に精神的な苦痛がかなりあったということで、これを受けまして国が避難場所等の周辺の下水道施設の耐震化を義務づけたということでございまして、都内では多摩地区の市町村すべてが平成20年度までにこの計画を策定して、下水道施設の耐震化をしなければいけないということになっております。
 2番目として、計画内容ですけれども──対象施設ですけれども、三鷹市防災計画に基づく防災拠点と下水道施設を結ぶ管路を耐震化するということでございます。整備期間ですが、緊急整備計画(3年)・中期整備計画(10年)・長期整備計画(20年)というふうに大きく3区分に区分をして計画を作成する予定でございます。
 それから、耐震施工の内容ですけれども、下水道本管の管更生、可とう管の継ぎ手、液状化対策等でございます。この内容については2ページに図で示しておりますので、こちらをごらんいただきたいと思います。大きく地震で壊れるというところが既設の人孔と管の接続地点、箇所でございます。こういうことに可とう継ぎ手といいまして、左側の一番下、フレキシブルに動くような可とう継ぎ手を設置して、地震による破損を防ぐということでございます。2番目に管更生といいまして、下水道の管の中に新たに下水道管を設置をして耐震化をするということでございます。液状化によってマンホール(人孔)が浮き上がるのを防ぐということで、水圧がかかったときに、その水圧を人孔内に逃がすというような、大きく3つの耐震化の工事をやっていきたいと考えております。
 それから、下水道整備計画の案、ここに書いてありますが、先ほど御説明しましたように緊急整備計画(3年)・中期(10年)・長期(20年)ということで、まず緊急整備計画の3年間を総務部の防災課と防災拠点の優先順位を協議いたしまして、本部になります市民センターと、避難所になります市内の小・中学校を優先的に3年間で整備をしていくという内容になっております。この緊急整備期間の3カ年を国の方に申請をいたしまして、国庫補助を利用しながら耐震化をしていきたいと考えております。
 下水道地震対策整備計画(案)の概要については、以上でございます。
 引き続きまして、合流式下水道改善計画(案)の概要についてです。資料6をごらんください。三鷹市は現在、平成16年度に合流式下水道を策定しまして、改善計画に取り組んでいるところでございます。
 2番目として、三鷹市の改善計画の目標と目標年度でございますが、1番として、分流式下水道並みの汚濁負荷とする、2番目が未処理放流水の回数を半減する、3番として、夾雑物の流出を防止するということで、おのおのまる1番については、目標年度が平成27年度、まる2については、平成45年度、まる3については、平成27年度ということで、現在改善事業を進めておりますが、ここに来まして国の調査等によりますと、全国的に合流式下水道の改善事業が進捗していないという状況がございます。
 それはなぜかといいますと、事業費が莫大に膨らむことによって、目標年度までになかなか事業が達成できない市がたくさんあるということで、国は早急に改善対策が必要との判断から、原則平成25年度までに改善目標を達成させるために新しい方針を示しました。その方針が、まず、まる1です。計画策定前から実施している改善事業、例えば雨水浸透ますの設置等による既存施設による効果を計画に含めることを可能とするということでございます。
 三鷹市の場合、平成16年度に計画を策定しましたが、それ以前にもかなりの数の雨水浸透ます等を設置しております。従前の計画ですと、それがカウントされていなかったということで、今度見直しは過去に設置した分も、効果としてカウントしてもよろしいというような内容になりました。
 次、2ページ目をごらんいただきたいと思います。2番目として、まる2、河川への放流水質が比較的良好で、対策に効果が低いと判断される大降雨は目標設定の対象から除外することができる。今まで、すべての河川に放流されるような雨に対してはすべて対象となっておりました。それを半減しなければいけないということでしたが、大雨等でございますと、かなり希釈された雨が川の方に入っていくということで、比較的水質等も良好な水質であるということがわかってきましたので、そのような大雨は改善計画の目標の中から外してもよろしいということで、本当に河川に放流して、河川に影響がある雨だけを対象にしてよろしいということになりました。
 以上、2つの方針によって見直しをすることによって、4番目ですが、効果ということで、全体の事業費が縮減──圧縮することができまして、早期に目標を達成することができると。また、今後も国庫補助金の活用が可能になるということでございます。
 5番目として、今後のスケジュールでございますが、この変更(案)については、学識者等からなるアドバイザー会議で意見を伺うことになっております。前回の計画においても、アドバイザー会議にかわるものとして環境保全審議会にて意見をお諮りした経緯がございますので、今度の変更(案)につきましても、平成21年2月に開催する予定であります環境保全審議会にて意見を伺いたいと考えております。
 また、その意見をお聞きした後、また変更した三鷹市の合流式下水道改善計画(案)につきましては、平成21年度の第1回定例会の建設委員会で報告をしたいと考えております。
 以上でございます。


◯花と緑のまちづくり担当課長(小泉 徹君)  私の方から、都市計画公園の変更につきまして御説明をさせていただきます。
 それでは、資料7をごらんください。平成20年の12月3日付をもちまして三鷹都市計画公園第2・2・32号野崎三丁目公園と2・2・35号井の頭二丁目公園の2つの公園につきまして、新たに都市計画公園としての計画区域の追加を行ったものでございます。
 資料の1ページ目から5ページ目が野崎三丁目公園の計画図書、6ページ目から10ページ目が井の頭二丁目公園の計画図書となってございます。
 それでは、初めに野崎三丁目公園についてですが、3ページ目をごらんください。位置といたしましては黒枠でお示ししている箇所で、高齢者センターけやき苑の西側で、現在大沢青少年広場となっている場所となります。
 4ページ目が本件の計画図となっております。約0.15ヘクタールにつきましては、以前より都市計画決定をいたしまして公有地化も済んでいるところでございますけれども、今回借地しておりました約0.19ヘクタールにつきまして、新たに区域に追加したものでございます。緑で囲まれている部分が、変更によりまして計画区域となる区域でございます。斜線の赤色で示された部分が、今回新たに追加した区域となってございます。
 また、今回区域の追加を行ったことによりまして、現在大沢青少年広場として使用している部分のすべてが都市計画公園として位置づけられたということになっております。
 続きまして、井の頭二丁目公園についてでございます。8ページ目をごらんください。場所といたしましては黒枠でお示ししている箇所で、井の頭コミュニティ・センター新館の隣接する土地ということになってございます。
 9ページ目が本件の計画図となっておりまして、緑で囲まれた部分が計画区域となりまして、面積といたしましては約0.09ヘクタールとなっているところでございます。今回の計画区域は平成13年より井の頭コミュニティ・センターの広場用地といたしまして市でお借りをいたしまして、住民協議会の行事ですとか、一般の方に開放されて利用されてきた場所となってございます。木造家屋が密集しております井の頭地域におきましては貴重なオープンスペースでもあることから、今回公園として恒久的に確保するということで都市計画決定をしたというところでございます。
 説明は以上でございます。


◯委員長(森  徹君)  説明が終わりましたので、質疑に入ります。


◯委員(加藤浩司君)  流総計画について1つお伺いいたします。現況と、平成9年の計画と、今回の計画案と、3つここに示されているわけですけれども、今回の計画で東部の処理区を新たに、野川第一幹線を通じて森ヶ崎水再生センターに持っていくというところだと思うんですけれども、この部分をまた整備したりとか、再生センターに持っていくと、たしかまた負担金の話が出てくると思うんですけれども、東部下水処理場をどうにか使うことと、この毎年出てくる負担金とのバランスについてお聞かせいただきたいと思います。それが1点目。
 それと、都市計画公園の井の頭の話になってしまうんですけども──井の頭地区の都市計画公園ですけれども、今、都市計画公園と定められたときに、これから整備の計画に入っていくのでしょうか。その場合は、住民協議会とか、近隣の人たちからの要望を踏まえた公園というふうになっていくことが可能なのか、その2点についてお聞かせください。お願いします。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  1点目の東部下水処理場のコストの場合と、流域下水道に編入する場合の負担金等が出てくる場合のバランスということでございますが、東部下水処理場というのが平成27年に耐用年数を迎えるということで、当然つくり直さなければいけないということで、あの場所は御存じのように3方向、調布市に囲まれておりまして、周りに住宅地が張りついているところでございます。建てかえには膨大な費用がかかるということで、なおかつ土地が手狭ということで、家みたいに全部壊して、また新しく更地に建てるというわけにはいかないので、下水はずっと流れているので、どこかの代替地みたいなところにつくるというようなことになるとは思うんですが、そういう土地の確保等も難しいということでございます。
 私ども、平成15年に単独処理区の流域下水道編入に関する検討会ということで、いろいろ課題等を検討しました。建てかえする場合と、流域下水道に編入して負担金を払う場合、どちらが有利なのかということを検討した結果、費用面に関しましても、流域下水道の方に編入した方がよりいいという結論が出ております。
 ちなみに処理費だけでも考えますと、今、東部下水処理場で処理している単価ですけれども、1立米当たり5年間の平均で95円かかっております。それが流域下水道の方に編入しますと、1立米当たり38円の処理料、費用で済むということで、費用だけの単純な比較ではないんですが、それだけ見ても、かなり流域編入することによってメリットがあるというふうに考えております。
 以上です。


◯花と緑のまちづくり担当課長(小泉 徹君)  井の頭二丁目公園の件についてですけれども、こちら、まず用地につきましては、本年5月に土地開発公社の方で既に先行取得をしているという状況になっておりまして、今後補助金を活用しながら市の方で買い取っていくと。あわせまして、整備につきましても、現在井の頭住民協議会さんの方で使われているという状況もございますので、住民協議会さん初め地域の方々とまた調整を図りながら検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(加藤浩司君)  下水道に関しては、立米当たりの処理費についてはそういうことなんだと思いますけれども、また、野川第一幹線につないでいく工事費もそこそこというか、莫大なお金がかかってくるんじゃないかというふうに考えておりますので、その辺のルートどりとか、費用をうまく安く済ませるようなアイデアを出して頑張っていただきたいと思います。
 公園については、いつごろまでに整備をするというような目安があれば、教えていただきたいと思います。これは野崎と井の頭、両方についてです。よろしくお願いします。


◯花と緑のまちづくり担当課長(小泉 徹君)  まず井の頭二丁目公園の方ですけれども、今後、用地の買い取りということがございますので、整備につきましては、現在おおむね平成25年ごろを考えているところでございます。
 それから、野崎三丁目公園の方ですけれども、やはり同じく今後用地買収ということになるわけですけれども、現在地主さんの方とお話をしているところでございまして、地主さんとの調整の中で、買い取り時期等についても今後協議をしていきたいと思っております。
 野崎三丁目につきましては、現在も借地で公開されているということで、引き続き借地としてお借りするということにつきましては御了解を得ているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。


◯委員(白鳥 孝君)  資料4の流総計画の方なんですけれども、2の計画の中で、平成36年度には、例えば生活汚水量原単位が1人270リットル・パー・1日ということで、平成22年は300ということなんですけれども、270というのは、16年後ぐらいにどういうふうに減ってしまったのか。だれがどういうふうに計算したのか、お聞きをしたいんですけれども。
 あと、これは野川の方につくられるというんですけれども、これはどういうつくり方をなさるんでしょうか。調布飛行場のたしか西側に計画がずっとあって、本来あそこは取りやめみたいなことになってたんですけれども、急遽また復活したみたいな感じで、確かに東京湾の汚染というか、汚れがひどくなり、またそういったところもきれいにするという形で再処理ということも考えてはいるんでしょうけれども。
 例えば地下に埋設した処理場にするのか、地上に出してやるのか、その辺のところをお伺いをさせていただきます、とりあえず。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  まず、生活汚水量原単位の270リットル、1人当たりの根拠ということでございますが、これは水道の使用量、東京都が多摩地域全市の使用量等を調査をいたしまして、若干今は使用量が減少傾向には来ています。それを推計を行って、平成36年度あたりには1人当たり270リットルぐらいになるのではないかというふうに推定しています。
 その理由としては、特に節水型のトイレがどんどん開発されてきまして、今、最終的には、水をタンクにためないで、水道の圧力だけで、少ない量で流せるというようなトイレも開発されてきております。そういうような状況も勘案しまして、今後、このぐらいの使用量になるのではないかというふうに考えて、東京都は推計している数字でございます。
 それから、野川処理場でございますが、現在の段階では基本計画ということで、マスタープランでございますので、その面積とか、事業費までは確定しておりません。これが確定できるのは、次の段階として、都市計画決定をするわけですけれども、その段階になりますと、正確に位置とある程度規模、事業費等が示されるのではないかと考えています。
 いずれにしろ、調布基地跡地の跡地利用の下水道用地の中で動くというか、若干縮小されていますので、すべて使うということにはならないと思うんですけれども、その中でどの位置になるかというのは決定されると思います。今の計画ですと、下水処理場は地下になりまして、上部は運動公園として、あの区域は調布市と府中市にまたがっていますので、両市の運動施設ということで利用されるという計画になっております。
 以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  わかりました。大体30リットルぐらいトイレのあれかなと、計算ができるのかなと思うんですけれども。
 以上、わかりました。


◯委員(谷口敏也君)  5ページの要望の件なんですけれども、1番の方で平成27年度をめどに暫定的にと書いてありますけれども、何で暫定的なのかなと思うのは、平成27年度までに、結局この赤いラインをつくればいいことなのかなと思っているんですけれども、何で暫定的にしたのかということが1つ。
 あと、単純に素人考えで、この中原の黄色の部分があるじゃないですか。そこから黒く出ている線を使えば、東部下水に乗っていかないのかなと思うんですけれども、それはどうなんでしょうか。


◯下水道再生担当課長(大川原秀一君)  まず、なぜ暫定的なのかということなんですが、最終的には、調布基地跡地に野川処理場ができて、現在もリハーサルに流れています野川処理区の分を、新しくできる野川処理場の方に入れないと余裕が出ないわけです。余裕が出たところで森ヶ崎に入れるというのが本来のこの計画なんですけれども、先ほど御説明しましたように、平成27年度に耐用年数を迎えるということで、その間、ちょっと無理はあるのかもしれませんけれども、暫定的に流入をさせていただきたいということでございます。
 それから、中原の管をそのまま生かせないかということなんですが、この中原の区域というのは、この図面で見てもらってもおわかりのように、すごい小さい区域で、53ヘクタールの区域しか流しておりません。これも検討いたしました。検討しましたけれども、管の能力的に、この東部処理区全体の量を流すだけの能力はないということで、新たに幹線を入れなければいけないという結論になっております。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  流総なんですが、寺嶋さんに聞きたいことがあります、下水道全般ということでですね。東部がいずれ廃止と、耐用年数の問題もあるよと。三水協であれだけ主張してきたということも考えると、1つのめどが来たのかなという気がしております。
 それで、東部のあり方については、いろいろな自治体で、例えばオゾンを使ったりだとかいうことで、汚泥の処理の仕方、ある程度少なくしていこうよということで、今いろいろ実験例が出ていますね。それを例えばまともにやってしまうとなると、下水をとめるわけには当然いかないので、その施設の一部をそういうことの実験に使うというのは論外ですが、それを踏まえた上で、現状成功している各自治体の例を東部下水処理場に当てはめることはできないだろうかというのを、かねがねお話をさせていただきましたね。
 現実問題としては、この流総の絡みもあるので、なかなかそういうことはしにくいという背景があったんだろうなという推測をしております。こういう意見書の照会が来ているということと、耐用年数までまだまだ数年あるということを考えると、汚泥の圧縮の部分については、今新たに少し視野を広げて、一定のめどが来ているということを踏まえた上で少し研究してみて、汚泥の圧縮に努める時期が来ているのではないかなという気がちょっとしているんです。その点について、概略で結構ですので、お考えをお聞かせいただきたいと思います。


◯下水道課長(寺嶋信市君)  東部処理場の汚泥の圧縮ということですけれども、今までも現場での作業でいろいろなことを研究しながら、圧縮、それから、においも何とか出さないで、近隣の方々に迷惑をかけないでということでやってきています。これから平成27年に向けても、その努力は今後とも続けていくということで考えております。
 先ほど大川原担当課長の方からも説明があったように、あの処理場の処理機能、全体の処理場をどうしていくかという問題が流総計画なものですから、今後について、この下水処理場、あそこの場所では拡張も何もできないということと、縮小するにしても、とめるということは不可能であるということの中で対処していかなくてはならないというふうに思っております。
 汚泥とか、そういうものの処理ということについては、今、生物処理を行っておりますし、それを変更は考えておりません。ただ、今いろいろな方々がいろいろなやり方をやっておりますので、その研究は今後もできるのか、できないのかということは、検討していきたいなと考えております。


◯委員(半田伸明君)  2年前か、去年だったか、はっきり覚えていないんですが、決算委員会の場で汚泥の質問をさせていただきましたね。現場の方々の血と汗と涙の努力で3,000万円減らしているというお話がありましたね。あの後、市長がそのことに感激をしたという話が漏れ聞こえてきたんですが、残り少ない年数とはいえ、やっぱりそれをどれだけ圧縮できるかというのは、1つの、市の懐を潤すという意味からすると、続けてしかるべきなのかなと思います。
 ですから、今の御答弁で満足しておりますので、ぜひそのスタイルを廃止まで続けていただきたいと思います。以上です。


◯委員長(森  徹君)  よろしいでしょうか。以上で都市整備部報告に基づく質疑、終了いたします。
 休憩します。
                  午前11時53分 休憩



                  午前11時54分 再開
◯委員長(森  徹君)  委員会を再開いたします。
 建設委員会の管外視察結果報告書の確認についてです。本件を議題といたします。
 お手元に正副委員長(案)を作成いたしましたので、御確認いただきたいと。
 実は、申しわけなかったんですが、昨日が正副委員長の打ち合わせをやったものですから、私ども、努力して、できるだけ早目に、早目に、資料は前もってということで考えていたんですけれども、委員さん方のところには昨日の机上配付という形になって、まだ目にされていない方もいるかもしれませんけれども、これを御確認いただきたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前11時55分 休憩



                  午前11時58分 再開
◯委員長(森  徹君)  委員会を再開いたします。
 お手元の建設委員会管外視察結果報告書(案)をもって、建設委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、12月22日、本会議最終日、休憩中として、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
 次に、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくりについて、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認め、さよう決定いたしました。
 その他、よろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なければ、以上、長時間ですが……。


◯委員(白鳥 孝君)  委員長に申し上げたいんですけれども、せんだって一般質問のときに、建設委員会の冒涜的な発言があったので、委員長にぜひその辺を遺憾ということで、遺憾の意を表していただきたいということの御提案をさせていただきたいということでございます。


◯委員長(森  徹君)  休憩いたします。
                  午後0時02分 休憩



                  午後0時20分 再開
◯委員長(森  徹君)  それでは、再開いたします。
 本日の建設委員会、以上をもって終了いたします。長時間御苦労さまでした。
                  午後0時20分 散会