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2008/05/12 平成20年総務委員会本文

                  午前10時00分 開議
◯委員長(高谷真一朗君)  おはようございます。それでは、ただいまから総務委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前10時01分 休憩



                  午前10時05分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前10時06分 休憩



                  午前10時07分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  御苦労さまです。それでは委員会を再開いたします。
 企画部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部ユビキタス・コミュニティ推進担当部長(後藤省二君)  きょうは報告ということで、お手元の資料にあります「みたか地域SNS」について御報告をさせていただきたいと思います。
 お手元の資料の1ページ、別紙1のところからでございます。こちらの経過について、まず御説明を申し上げたいというふうに思いますけれども、昨年の5月に「三鷹市ユビキタス・コミュニティ推進基本方針」を策定をいたしております。この中で、ユビキタス・コミュニティの推進事業ということを進めるということで位置づけをしておりますので、これに基づいて平成19年度に「みたか地域SNS」のシステム構築と試行運用を行ってまいりました。
 具体的には、この基本方針の中に掲げられておりますユビキタス・コミュニティを支える基盤の整備ということで、市民や地域社会が使える情報発信、あるいは情報提供のためのツールとして、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の構築を行ったということでございます。市民の皆さんの間の情報交流、コミュニケーションが、より活発になるということで、市民活動の活性化、あるいは地域社会の活性化、これがひいては、「いつでも、どこでも、誰でも」ということが1つと、それから便利に、豊かに、安全にというようなことも含めた地域社会をつくっていくということが目的となってまいります。
 これにつきましては、平成20年の1月から「みたか地域SNS準備委員会」を立ち上げて、システムの構築については並行して行ってまいりましたけれども、2月から試行利用を開始をいたしました。同時に、この関係団体を中心にしまして、参加の呼びかけをさせていただいたわけでございます。
 この構築に当たりましては、総務省の外郭団体になります地方自治情報センターが開発をしたものを利用しております。導入に関する経費は、そこにもお示しをしましたように約244万円でございました。これはサーバー等の利用料は除いてございます。また、この地方自治情報センターが開発をしておりますシステムにはついておりませんでした、動画の機能の配信機能というものを付加をいたしました。また、このための動画の配信用のサーバーというものもつけ加えてございます。こちらの経費が、これはハードも含めまして約400万円でございます。
 これらの経費につきましては、全額、総務省の「地域ICT利活用モデル構築事業」──これはシステム構築の244万円の部分でございます、それから財団法人地方自治情報センターの「住民参画モデルシステムを活用した地域活性化に関する実証実験」、こちらの方の採択を得まして──こちら400万円でございますが、全額、国及び同センターからの委託金等を財源としたということでございます。
 現況でございますが、平成20年度になりまして、具体的に本格運用ということで、4月6日号の広報みたかで、正式に市民の皆さんにお知らせを申し上げましたところでございます。5月9日現在、参加者が421名、テーマを決めた参加者のグループの単位であります──これを「コミュニティ」というふうに呼んでおりますが、これが63件開設をされているということでございます。4月中のアクセス件数は、パソコンからは約7万8,000件余り、それから携帯電話からも1,300件余りのアクセスがございました。
 また、運営団体として、先ほど申し上げました、みたか地域SNS準備委員会が発展的に──継承されまして、「みたか地域SNS運営委員会」が4月に設立をされております。この会則は別添のとおりでございます。
 恐れ入ります、資料の4ページを先にお開きをいただきたいと思います。これは、みたか地域SNSの運営委員会でございますが、この別表のところにお示しをしておりますように、三鷹市市民協働センターでありますとか、三鷹駅周辺住民協議会、武蔵野三鷹ケーブルテレビ株式会社等々、ごらんをいただいております約15ほどの団体・機関等が構成団体ということになってございます。
 この運営委員会では──資料の3ページにお戻りいただきたいと思います。目的として第3条に、このユビキタス・コミュニティ推進基本方針のもとに構築をした「みたか地域SNS」の活用により、地域コミュニティの活性化を促進し、情報通信技術(ICT)を活用して、「いつでも、どこでも、誰でも」が豊かさ、便利さ、楽しさを実感できる地域社会の実現を目指すということを目的としております。また、この運営委員会の役割としまして、そこの第4条の各号に掲げられましたようなことを目的として、役割を担っているという位置づけになっているところでございます。
 それから、資料の2ページ目の方に戻らせていただきますけれども、3番の運用でございます。このSNSの運用につきましては、いわゆる不適切な書き込み等が行われる可能性がございますので、これにつきまして、チェック等を行う必要がありますことから、NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹に委託をして、このチェック等を中心にした運用を行っているということでございます。また、システムの技術的な保守につきましては、三鷹ICT事業者協会──これは三鷹に集積をしておりますICT系のSOHO事業者の集まり、協会でございますが、こちらに委託をしているということでございます。
 それから4番目、参加方法でございます。「みたか地域SNS」のトップページの中の「会員登録」というボタンがございまして、こちらを押していただいて、この登録用画面が出てまいりますので、ここにこのSNS上で使うニックネームでありますとか氏名とか住所、あるいは生年月日、メールアドレスなどの登録を行っていただきます。また、これらの登録項目を含めまして、プロフィールということで自分自身──会員自身のプロフィールをほかの皆さんに紹介をする機能がございますけれども、どういう項目をどの範囲まで公開をするのかということについては、これは任意に選択をできるということでございます。
 それから5点目でございます。この地域SNS、もう既に申し上げましたように、4月の広報でお知らせをして以来、200名以上の方に新たに御参加をいただいているということがございます。そんなに難しい登録方法ではございませんので、ごらんをいただければ御加入をいただけるのかとは思います。なお、特に市内の活動団体を中心にして御利用いただきたいなというふうに私どもとしても思っておりまして、そういう意味では、市内の団体等へ出前の講座ということで、SNSとは何かとか、それから、こういう形で使えますと、こういうふうに登録をしますというようなことも含めまして、この講座を既に2回ほど実施をさせていただいているところでございます。また、今後もそれぞれの団体等からの要請がございました場合には、積極的に対応をしてまいりたいというふうに思っております。
 それから最後になりますが、資料の5ページで、この地域SNSの機能ということでお示しをさせていただいておりますので、こちら御説明を申し上げます。
 今、こちらにも同じものが出ておりますけれども、これがみたか地域SNSのトップページでございます。左手のところに「ログイン」というところがありまして、先に会員登録が必要ですというふうに書いてございますが、メールアドレスとパスワードを入れて、まずこのSNSの中に入っていく、そこまでは会員外の世界ということでございます。
 このトップページのところ、こちらのポキの絵の右側のところに灰色と黒とで幾つかのメニュー、機能が出ているわけですが、メールアドレスとパスワードを入れて会員登録をして、それで入っていただくとすべての機能が使えるようになりますが、そうでない方は黒文字で出ている「ご利用ガイド」でありますとか、「コミュニティ検索」とか「トピック検索」とか「日記検索」とか、このようなところしかできないという形になってございます。
 それから、「お知らせ」のところに「運営者から」ということで幾つか書き込みがございます。また、「行政から」ということで、行政からのニュースの重立ったもの、それから「地域の情報」ということで、これは、この運営団体であります運営委員会の構成団体を中心にして提供されました地域の情報をごらんをいただける、これはどなたにもごらんをいただけるという形になってございます。
 また、この資料の5ページのところに戻りますけれども、これはそれぞれトップページで中に入りますと、また後ほどごらんをいただきますけれども、お一人お一人微妙につくりが違ってまいります。これは、例えば後藤が入ったときには後藤の友達の一覧が出るとか、後藤が参加をしているコミュニティの一覧が出るというような形で、これはそれぞれ会員さんごとに違った形に見えるということでございます。
 それから、災害時にはこの資料にも御説明が書いてございますように、災害情報発信用の画面に切りかえることができます。ということで、市民の皆さんからの災害情報発信のツールとして御利用いただける。これも後ほど時間がございましたらごらんをいただきたいかと思いますが、例えば新潟県の長岡市、これは昨年の中越沖地震の際に──たまたま今回、三鷹市と同じシステムを使っておりまして、この地震のときに災害情報の発信のためのツールとして使われた実績がございました。そんなことも利用ができるというふうに考えております。
 それから2点目でございます。登録項目の公開範囲の設定ということで、この個人のプロフィールや日記等については、先ほどもちょっと触れましたけれども、公開の範囲をさまざまに設定をすることができます。つまり、このSNSの中でも、特に友達同士になった方だけにしか公開しませんというような方法とか、友達の友達──何かちょっとテレビのあれみたいですけれども、友達の友達までは構わないとか、それからSNSの登録会員の方にはすべて公開をするとか、あるいはもっと幅広く、登録をしていない方についても公開をすると、このような段階的に公開範囲の設定をすることができるということも特徴でございます。
 それから3点目、日記でございます。最近はインターネット上で簡単に日記を書く、ブログと呼ばれる仕組みがございまして、これを使って日記の形で情報発信をする方も大変ふえておりますが、このSNS、会員登録をすると自分の日記という形で自分の情報を発信することができます。また、この日記には写真や動画も簡単に張りつけることができるということがございます。それから、この日記に友人などがコメントをつけることができますし、またそれに対して返事をすることができる。そこで、いわば書いたことについての情報のキャッチボールができるということになるわけでございます。
 それから、フォトアルバムということで写真の登録をして、アルバム風に写真を集めたものを登録をしていくことができるということがございます。
 次に、このSNSの大きな特徴でございますけれども、コミュニティについて御説明を申し上げます。コミュニティというのは、参加者同士が気軽に情報交換や意見交換ができる場である──そういう人たち、グループの集まりであるというふうに定義をつけることができますけれども、この地域SNSに登録をして参加をした方は、だれでもこのコミュニティを自分で開設をすることができます。いわば、この指とまれ方式で、新しいコミュニティをつくることができる。この場合には、開設をした方がそのコミュニティの管理人になるということになります。そのコミュニティについて、この内容を全員に公開をするのか、あるいはコミュニティの参加者だけに公開にするのか、つまり公開、非公開や、参加に当たって管理人の承認を必要とするかどうかということは、このコミュニティをつくった管理人が設定をすることができるということでございます。
 また、この管理人は、自分が開設したコミュニティの管理責任を持って、不適切な発言、行為については注意をしたり、参加を取り消すというような措置もとることができるということがございます。
 また、このコミュニティの中のコメントについても、日記と同様に写真や動画をつけることができるということ。それから、参加者からの意見を聞く「アンケート機能」とか、他人のコメントに賛同したときに「拍手」という、これはボタンがございまして、そのボタンを押すと拍手をした人の数がふえていくというような機能もございます。それから、コミュニティの中のイベント案内ができる「イベント機能」などもございます。
 行政がみずから開設、あるいは公認の上で開設したコミュニティを「公認コミュニティ」と呼んだりするということにもなっております。
 それから次の特徴でございますが、地図をつけることができるということでございます。日記やコメントの中で、地図上で特定の場所、位置を示すことができるということが簡単にできます。それから、地図上のアイコンから日記やコメントをたどることもできるということがございます。
 それから、先ほどもちょっと申し上げたんですが、災害時の画面の切りかえということで、大震災等の災害時には、運営者が必要と認めた場合に、この地域SNSの画面を災害情報発信用に切りかえることができるということでございます。この画面を用いまして市の方からの──行政からの災害情報を充実して提供するとともに、災害用のコミュニティを立ち上げて、市民の皆さんから各地の災害状況などを報告をしていただくということが可能になってまいります。
 それから、もう最後になりますけれども、このSNS、実はパソコンだけからではなくて、携帯電話からも御利用がいただけるということがございます。メールのやりとり──メールというのは、このSNSの中でのメンバーに対するメールでございますけれども、このやりとりができたり、それからお知らせや新着情報を確認をしたり、日記についても携帯電話から自分の日記を書くこともできると、このような機能がございます。ほとんどの機能は、パソコンでできることは携帯電話からもできるというふうに御理解をいただいて結構かと思います。ただ、やはり携帯電話の場合には画面も小そうございますし、キーボードからの入力というものも、パソコンに比べるとやはり操作性がかなり劣りますので、そういう意味ではパソコンから入力をされる方の方が、やはり多いかなというところが実態でございます。
 以上、お手元にお配りをさせていただきました報告資料に基づいて、この「みたか地域SNS」について御説明を申し上げました。以上でございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございました。市側の説明は終わりました。
 それでは、ここでプロジェクターで画面を見ながら説明を受けたいと思います。その際、委員の方々からその都度、質問をお出しいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。休憩中で行いますので、よろしくお願いいたします。
 休憩いたします。
                  午前10時24分 休憩



                  午前11時20分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
 それでは、市側の説明が終わりました。
 改めまして、ここで委員の皆様から、質疑はございますでしょうか。


◯委員(栗原健治君)  最終的に目標人数は掲げているんでしょうか。どのくらいで成功というふうに言えるんでしょうか。もしありましたら。


◯企画部ユビキタス・コミュニティ推進担当部長(後藤省二君)  特に現時点で、このみたか地域SNSの参加者について、人数を数字で目標というふうには決めてはおりませんが、現時点で400名、4月以降200名ふえている。これからも私ども、PRにも努めていきたいというふうに思っております。これから先、毎月200名ずつふえていくというのは、ちょっと考えてはいないんですけれども、そういうこと──最初の月が200名ということを考えますと、やはりもう一つ、けたの多いところあたりは、何とか今年度中にたどり着ければなというのは、期待としては思っているところでございます。
 そういうこともありまして、冒頭も申し上げましたけれども、できるだけ地域で既に活動しておられる団体やグループの皆さんに入っていただきたいということもありまして、そういうところに重点的に御説明に回らせていただいているということもございます。
 以上でございます。


◯委員(栗原健治君)  頑張ってください。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。


◯委員(伊東光則君)  2点お聞きしたいんですけども、まず、これ、ランニングコストはどのぐらいかかりそうなのかということと、これに──担当する市の職員はどのぐらいの割合で今、担当されているのかの2点お願いします。


◯企画部ユビキタス・コミュニティ推進担当部長(後藤省二君)  このSNSにつきましては、いわゆる基盤としての仕組みを構成をしている、例えばサーバーとかネットワーク関係、こういうものの費用と、それから先ほども申し上げましたように、これを運営をしていくための人的な、例えば不正な書き込みがないかどうかのチェックですとか、それからシステムが安定して作動しているかどうかの技術的な保守の部分と、大きく分けて2つあろうかというふうに思っております。
 まず、システムの運用の方なんですが、これが年間で大体250万円ぐらい、それから技術的なサポートの部分が年間で150万円ぐらいでしょうか──失礼しました、システムの運用の方は大体300万円ぐらいだとお考えください、済みません。ですから、合わせて450万円ぐらいということになります。
 それから、機械の方なんですが、これについては、ちょっとほかのシステムと全体で一緒のリースになっておりますので、今回のSNSの部分だけの機械のリース料というのは推測になりますけれども、恐らく月額で数万円のレベルだと思います。
 それからネットワーク──実は今回のシステムにつきましては、物理的な環境の面、制約等もございまして、本庁の中には置かないで、市内のデータセンターに置いてあります関係で、こちらのデータセンターの使用料等は月額で大体60万円ほどかかっております。これのうちの何分の1かがこのSNSの部分だというふうに御理解をいただきたいと思います。
 おおむね以上でございます。
 もう1点、答弁漏れがございました。職員の運用の担当の部分でございますが、私としては、このためにできるだけしっかりとした担当体制をしきたいという気持ちはあるんですが、なかなかこのために専任の職員を置くということはできませんで、情報推進室の職員の1人が幾つかの仕事をかけ持ちでやりながら、これを現在担当しておる職員が1人いるということでございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもちまして企画部の報告を終了いたします。御苦労さまでした。
 休憩いたします。
                  午前11時25分 休憩



                  午前11時26分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。
                  午前11時27分 散会