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平成19年第4回定例会(第5号)本文

               午前9時29分 開議
◯議長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから平成19年第4回三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 3番 川原純子さん、登壇願います。
                〔3番 川原純子さん 登壇〕


◯3番(川原純子さん)  おはようございます。12月18日の議会運営委員会において、議長より諮問を受けました事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程される意見書(案)11件についての取り扱いを協議いたしました結果、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 また、陳情1件の取り扱いについては、議場配付との決定を見ております。
 以上、本委員会に諮問された議案等の取り扱いについての協議結果を報告いたします。
 以上です。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
               午前9時31分 休憩



               午後0時59分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第1 総務委員会審査報告
        (1) 議案第74号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
        (2) 議案第70号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)
        (3) 議案第71号 平成19年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
        (4) 議案第72号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
        (5) 議案第73号 平成19年度三鷹市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
        (6) 議案第75号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第4号)
        (7) 所管事務の調査について
          ICT・地方分権と市民サービスについて


◯議長(石井良司君)  これより日程に入ります。
 日程第1 総務委員会審査報告。総務委員長の審査の報告を求めます。
 11番 高谷真一朗君、登壇願います。
               〔11番 高谷真一朗君 登壇〕


◯11番(高谷真一朗君)  それでは、お手元に配付をされております総務委員会の報告書を朗読させていただきまして、委員会の報告とさせていただきます。

                                     平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              総務委員長 高 谷 真一朗
                 総務委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成19年11月2日
 (2) 平成19年12月11日
 (3) 平成19年12月12日
 (4) 平成19年12月21日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第74号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、給料表を改めるとともに、勤勉手当の支給率を引き上げるほか、国・東京都に準じ、給料月額と地域手当の配分変更を行うため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・市内における給与の公民格差について
 ・給料月額引き下げによる退職手当への影響と職員のモチベーション維持について
 ・上級の初任給引き上げに係る考え方について
 ・ラスパイレス指数の今後の見込みと地域手当補正後のラスパイレス指数について
 ・職員労働組合に加入していない職員からの給与改定に係る意見把握について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市職員の給与に関する条例新旧対照表
 ・三鷹市職員数及び人件費等推移表
 ・東京都26市職層別職員数及び平均給与月額比較表
 ・東京都及び東京都26市ラスパイレス指数一覧表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、議案第74号については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 議案第70号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9億9,780万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ581億8,371万1,000円とするとともに債務負担行為の補正を行うため、提案されたものであります。
3 議案第71号 平成19年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億7,894万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ163億988万1,000円とするため、提案されたものであります。
4 議案第72号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億6,065万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ43億232万2,000円とするため、提案されたものであります。
5 議案第73号 平成19年度三鷹市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,360万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ13億5,646万7,000円とするため、提案されたものであります。
6 議案第75号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第4号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,886万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ582億2,257万1,000円とするとともに債務負担行為の補正を行うため、提案されたものであります。
 以上5件につきましては、関連性がありますので一括して審査を進めました。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・「みたか・子どもと絵本プロジェクト」における星と森と絵本の家(仮称)の位置づけと市民の意
  見聴取及び他の拠点施設整備に対する考え方について
 ・星と森と絵本の家(仮称)整備事業決定の経過と債務負担行為補正の理由及び事業に係る財源見通
  しについて
 ・国立天文台1号宿舎の文化財としての価値と保存のあり方及び譲渡契約締結の見通しと事業着手の
  時期について
 ・星と森と絵本の家(仮称)整備予定地における遺跡調査と遺跡が発見された場合の事業への影響に
  ついて
 ・星と森と絵本の家(仮称)における事業内容等と管理棟の整備内容及び工事費とランニングコスト
  の見込みについて
 ・東台小学校の耐震診断結果と原因分析及び建てかえを選択した考え方と市民への説明について
 ・東台小学校建てかえに伴う小学校児童と東台保育園児への影響について
 ・東台小学校建替事業に係る適切な予定価格の設定と建てかえ後における施設内容について
 ・生産緑地を仮設校舎用地として使用することに伴う土地所有者への税法上の影響と原状回復等に係
  る経費見込みについて
 ・土地開発公社関係費に係る繰上償還の理由と利子負担軽減効果について
 ・市民センター総合管理業務委託料等に係る債務負担行為設定のあり方と従業員の雇用継続等につい
  て
 ・中央保育園及び母子生活支援施設建てかえ後の機能拡充と仮設園舎等用地の原状回復について
 ・市道第138号線バスベイ設置に係る上屋等の整備と用地の形状について
 ・国民健康保険税減収見込みの原因分析について
 ・下水道債の繰上償還が可能となった背景について
 ・介護サービス施設債等の繰上償還による利子負担軽減効果と今後の取り組みについて
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・平成19年度基金運用計画
 ・公債費負担の軽減対策について
 ・三鷹市土地開発公社協調融資団構成一覧表
 ・星と森と絵本の家(仮称)の整備について
 ・国立天文台敷地の活用方策の検討に関する協定
 ・国立天文台敷地の地域開放の全体計画策定に関する覚書
 ・国立天文台1号宿舎現況平面図
 ・三鷹市立中央保育園及び母子生活支援施設建替事業の概要
 ・バスベイ設置事業(市道第138号線)案内図・平面図
 ・三鷹市立東台小学校建替事業の概要
 ・三鷹市立第七・大沢台・東台小学校耐震診断調査結果一覧
 ・耐震補強改修計画(校舎・体育館)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、議案第70号の取り扱いを協議いたしましたところ、その過程で嶋崎英治委員から別紙修正案が提出されました。
 この際、報告書の末尾に添付されております別紙修正案を朗読させていただきます。

   議案第70号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)
 上記の議案に対する修正案を別紙のとおり三鷹市議会会議規則第93条の規定により提出します。
  平成19年12月11日
 総務委員長 高 谷 真一朗 様
                               総務委員 嶋 崎 英 治

      議案第70号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)に対する修正案
 議案第70号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)の一部を次のように修正する。
 第2表中「9.星と森と絵本の家(仮称)整備事業」の項を削る。
提案理由
 星と森と絵本の家(仮称)整備事業を決定するのは時期尚早であると考え、本案を提出します。

 次いで、原案及び修正案について討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔原案に対する反対討論〕
(1) 星と森と絵本の家(仮称)整備事業は絵本館構想との関連などについて、市民的理解が不十分であ
 り、かつ所有権の移転が不確実である。遺跡など埋蔵文化物の所在が明確になっていない段階で、補
 正予算で計上するのは時期尚早と判断し反対する。念のため、繰上償還などこの議案に係る他の案件
 については大いに歓迎するものであり、反対するものではないことを表明しておく。
〔原案に対する賛成討論〕
(1) 修正案に反対し、原案に賛成する立場で討論する。
  国立天文台1号宿舎の修復・保存に当たっては、時代考証を踏まえ、文化財としての意義をしっか
 りと生かし、維持管理に努めること。
  絵本館構想については、既存の施設などを利活用した上で、「みたか・子どもと絵本プロジェク
 ト」を充実させることにより、子どもたちの健全育成に資するよう十分配慮すること。
  本来は計画行政であり、当初予算に沿って行うべきである星と森と絵本の家(仮称)の提案につい
 ては、いろいろな指摘すべき課題があり、確固とした事業計画・財政計画を策定すべきであった。今
 後の維持管理に当たっては、企業的発想を徹底し、効率的・効果的運営に努め、また、コスト高にな
 らないよう最善の注意をすること。
(2) 今回の補正予算における市債の繰上償還は、金利を低いものにすることで利子負担を軽減するもの
 で大事なことである。今後も機をとらえて繰上償還・利子負担の軽減に努めてもらいたい。同時に、
 市民生活が大変厳しい中で、市民の生活救済のための支援策(セーフティーネット)の拡充が切実な
 願いである。我々は生活応援手当の実施を求めてきた。補正予算の中でも積極的な検討とその実施が
 必要であり、要求するものである。
  星と森と絵本の家(仮称)は、「みたか・子どもと絵本プロジェクト」の取り組みの一つとして出
 されたものであるが、この事業の提案の仕方やその内容、政策決定の経過などについて議会と市民に
 対する丁寧な対応が求められる。この事業は本市の進める絵本事業の中の1事業であるが、絵本事業
 全体の中での位置づけを明確にして、この事業にとどまらず、絵本に親しむ環境整備など絵本事業へ
 の市民の要望を取り入れる必要がある。今ある図書館の読み聞かせ室の整備や拡充、移動図書館も活
 用した身近な図書事業の充実が求められていることを指摘して、討論とする。
 以上の討論の後、嶋崎英治委員から提出された修正案について採決いたしました結果、本件については、賛成少数により否決と決定いたしました。次いで、議案第70号の原案について採決いたしました結果、本件については、賛成多数をもって、可決すべきものと決定いたしました。
 次に、議案第71号、議案第72号、議案第73号、議案第75号についてそれぞれ採決いたしました結果、以上4件については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
7 所管事務の調査について
  ICT・地方分権と市民サービスについて
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第74号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第74号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第70号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯10番(中村 洋君)  議案第70号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第3号)について、会派を代表して討論します。本議案は、総務委員会に審査が付託されたのですが、民主党からは、委員長しか所属していないため委員会の場で賛否を明らかにする機会がありませんでした。そのため、本会議にて討論させていただきます。
 本議案については、委員会の審議でも星と森と絵本の家について多く議論がなされました。今回、国立天文台の敷地内に1号宿舎の保存・活用も含めて設置が計画されました。絵本館構想は平成17年度当初の計画では、山本有三記念館敷地内に2億5,000万円の予算をかけて設置するとの案でしたが、パブリックコメントなど市民からも計画見直しの声があり、その意見を市も受けとめ、ソフト的な取り組みを先行して行う中で拠点を検討していくよう軌道修正して現在に至ったものです。こうした背景のもと4つの視点から意見を述べます。
 まずは、施設の設置に当たり予算面から述べます。
 財政状況が厳しい折ですが、当初計画2億5,000万円の約半分の1億3,000万円に予算規模を縮小し、かつ、その整備費の多くに補助が受けられる見込みであること、また、来年度でなければその補助を受けられないこと、他の事業の財政を大きく圧迫するものではないことが確認されました。市としても、今回、債務負担行為として設定される設計費と、毎年運営のための維持管理費の負担があるので、後年度負担までもしっかりと考えた施設運営を望みます。
 次に、事業の性格、特に子育てへの寄与という観点から述べます。
 現在、取り組んでいる「みたか・子どもと絵本プロジェクト」について、市内各所でのさまざまな取り組みを見てきましたが、新しい政策の展開により、コミュニティ・センターや図書館などの既存の施設において、子どもの居場所づくりや親と子の触れ合いなど新たな施策展開への一つのきっかけとなりました。同時に、新たな市民参加を掘り起こすことができ、現在開かれている神沢利子展にも200名を超える市民が自発的に参加されています。この施設は、子育てをしている方々、特に在宅で子育てをしている方が多く活用されると見込まれます。これまでも在宅での子育て支援施設としては、のびのびひろば、すくすくひろばと三鷹駅周辺に偏重しているとの声もありましたが、大沢の地へも子育て支援ネットワークにつながるものとして、子育て相談などへの広がりも期待できます。今後はこの拠点を生かしながら、さらにプロジェクトを発展させ、絵本を文化的事業や図書館的役割だけにとどめず、本来の意義である親と子の触れ合いの大切さを一層深めるための媒介として生かしていくことで子どもの健やかな成長に寄与することを期待します。
 3つ目に、国立天文台との協働について述べます。
 市内で緑地が減少する中、大沢にある国立天文台は大変貴重な財産です。一般的に国の研究施設を地域に開放させることは困難ですが、ここ数年の市の交渉の積み重ねもあり、徐々に開放に向かってきました。しかし、より一層地域への開放に向けて前進させるために、今回の文化財の保護・活用はまたとない機会となります。今後も子どもの成長には欠かせない自然を、大人も含めて活用できるよう交渉を続けていただきたいと思います。
 4つ目として計画の経過と事業機会について述べます。
 補正予算として計画を前倒しして行うため、事業内容がイメージとしてのみ示され、具体性に欠ける部分はあります。しかし、今回の判断は、ベストな計画を目指して機会を逃すよりも、さきにも述べたように、財政状況等を勘案し今を機会ととらえて意思決定をしたのだと理解しています。今後具体化を図る際に、十分市民の理解を得て意見を取り入れて行っていただきたいと思います。いわゆる箱物行政への批判は、膨大な予算をかけても使われないことであり、この施設もその危険性はないとは言えません。そのため、建物をつくって終わりではなく、むしろこの施設の性格からは、その後の活用の仕方や事業をこの拠点を生かして全市的にどう展開するかの工夫にかかっています。単なる箱物ではなく、大きな視点でとらえ、プロジェクト全体をさらに発展させていくことを要請します。
 今回の本補正予算では、絵本の家のほか、市債の繰上償還、中央保育園と母子生活支援施設の老朽化に伴う建てかえなど、これまで多くの議員からも実施を求める声があった項目が含まれていることも評価します。
 今後は、予算の執行に当たり、先ほど述べた点を留意していただくよう要望して、賛成の討論とします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第70号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第71号 平成19年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第71号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第72号 平成19年度三鷹市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第72号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第73号 平成19年度三鷹市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第73号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第75号 平成19年度三鷹市一般会計補正予算(第4号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第75号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、ICT・地方分権と市民サービスについて、本件については、総務委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第2 厚生委員会審査報告
        (1) 議案第65号 三鷹市立保育園設置条例の一部を改正する条例
        (2) 所管事務の調査について
          福祉、環境施策の充実について


◯議長(石井良司君)  日程第2 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。
 22番 田中順子さん、登壇願います。
               〔22番 田中順子さん 登壇〕


◯22番(田中順子さん)  それでは、お手元に配付をさせていただいております厚生委員会審査報告書の朗読をもって報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

                                     平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              厚生委員長 田 中 順 子
                  厚生委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成19年11月22日
 (2) 平成19年12月12日
 (3) 平成19年12月21日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第65号 三鷹市立保育園設置条例の一部を改正する条例
 この議案は、三鷹市立こじか保育園を新設するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・待機児童の現状と待機児童解消に向けての取り組みについて
 ・旧基準で換算した場合の本市における待機児童数と今後の待機児童数の見込みとその対応について
 ・保育園運営を民間企業へ委託する際の契約のあり方と利益計上の有無について
 ・こじか保育園の運営委託に係るプロポーザル参加事業者数と委託事業者の経営状況及び選定理由に
  ついて
 ・こじか保育園における旧こじか幼稚園の幼児教育機能の継承と保育ガイドラインの具体的活用方法
  について
 ・こじか保育園の年齢別定員と職員配置及び駐車場・駐輪場等の整備について
 ・開園に向けた保護者説明会スケジュールと危機管理体制のチェック方法について
 ・親子ひろば事業の定員と職員体制について
 ・子育て支援推進に係る市と民間企業との連携のあり方及びこじか保育園と牟礼保育園の保育内容の
  連携について
 ・在宅子育て支援に対する基本的考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市立保育園設置条例新旧対照表
 ・こじか保育園(仮称)整備事業及び運営に係る基本方針
 ・建築概要
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、議案第65号については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 所管事務の調査について
  福祉、環境施策の充実について
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上でございます。


◯議長(石井良司君) 以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君) 議案第65号 三鷹市立保育園設置条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第65号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君) お諮りいたします。所管事務の調査について、福祉、環境施策の充実について、本件については、厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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    日程第3 議案第76号 人権擁護委員候補者の推薦について
    日程第4 議案第77号 人権擁護委員候補者の推薦について
    日程第5 議案第78号 人権擁護委員候補者の推薦について
    日程第6 議案第79号 人権擁護委員候補者の推薦について


◯議長(石井良司君)  この際、日程第3 議案第76号から日程第6 議案第79号までの4件を一括議題といたします。
                   〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 清原慶子さん。
                〔市長 清原慶子さん 登壇〕


◯市長(清原慶子さん)  ただいま上程されました議案第76号から議案第79号までの4件につきまして、御説明申し上げます。
 議案第76号 人権擁護委員候補者の推薦について
 議案第77号 人権擁護委員候補者の推薦について
 議案第78号 人権擁護委員候補者の推薦について
 議案第79号 人権擁護委員候補者の推薦について
 以上の4件につきましては、いずれも平成20年3月31日をもって任期満了となります人権擁護委員候補者の推薦についての議案でございます。
 人権擁護委員の候補者といたしまして、引き続き金子惠一さん、高橋雄二さん、寺本修子さんを、また、新たに板橋利定さんを委員候補者として推薦したいので、議会の御同意をお願いするものでございます。
 再任となります金子惠一さん、高橋雄二さん、寺本修子さんの略歴につきましては、お手元に差し上げてあるとおりでございますので、御紹介は省略させていただきます。
 新任となります板橋利定さんにつきましては、略歴書により主な経歴を御紹介させていただきます。
 板橋利定さんは、昭和29年のお生まれで、三鷹市牟礼にお住まいです。昭和53年10月に山崎製パン株式会社に入社し、昭和61年7月に同社を退社され、同年8月から農業に従事され、現在に至っておられます。
 この間、三鷹国際交流協会理事、三鷹市立高山小学校PTA会長及び三鷹市青少年問題協議会委員などを歴任されておられます。
 以上が、板橋利定さんの略歴でございます。
 提案理由の説明は、以上でございます。
 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
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◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
               午後1時32分 休憩



               午後2時09分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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◯議長(石井良司君)  議案第76号 人権擁護委員候補者の推薦について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。議案第76号は原案に同意することに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
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◯議長(石井良司君)  議案第77号 人権擁護委員候補者の推薦について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。議案第77号は原案に同意することに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
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◯議長(石井良司君)  議案第78号 人権擁護委員候補者の推薦について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。議案第78号は原案に同意することに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
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◯議長(石井良司君)  議案第79号 人権擁護委員候補者の推薦について、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。議案第79号は原案に同意することに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
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    日程第7 意見書(案)第29号 原爆症認定制度の抜本的改善を求める意見書


◯議長(石井良司君)  日程第7 意見書(案)第29号 原爆症認定制度の抜本的改善を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。23番 吉野和之君。
                〔23番 吉野和之君 登壇〕


◯23番(吉野和之君)

意見書(案)第29号
   原爆症認定制度の抜本的改善を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 吉 野 和 之
                        賛成者    〃    寺 井   均
                         〃     〃    川 原 純 子
                         〃     〃    高 谷 真一朗
                         〃     〃    嶋 崎 英 治
                         〃     〃    伊 藤 俊 明
                         〃     〃    宍 戸 治 重
                         〃     〃    岩 田 康 男

             原爆症認定制度の抜本的改善を求める意見書
 ヒロシマ・ナガサキで原子爆弾の被害を受け「被爆者健康手帳」の交付を受けている被爆者は全国に25万1,834人いる。本市には147人が在住している(06年度)。「手帳」所有者のうち「原爆症」と認定されている被爆者はそのうちの2,215人、わずか0.9%にすぎない。(2007年3月31日現在・厚生労働省調べ)。
 2007年7月、最高裁は、長崎の爆心地から2.45キロメートルの地点で被爆した女性が頭部に受けた外傷の治癒のおくれから発症した肢体障がいを原爆症と認めた。しかし、厚生労働省はその後も、2キロメートル以内という至近距離で直接被爆した人のがんについても却下するという「審査の方針」にこだわり続け、方針を改めようとしていない。
 この方針を改めてほしいという要求は、2003年から集団訴訟として2007年8月現在で15カ所の地方裁判所と6カ所の高等裁判所に広がり、原告数は275人に達している。提訴から3年を経過した2006年から6つの地方裁判所は、原告勝訴の判決を下し、「審査の方針」の機械的運用を厳しく批判し、被爆者の救済を求めている。
 本年8月5日、安倍晋三前首相は、被爆者7団体の代表と面会した際に「専門家の意見をもとに、認定のあり方は見直しをさせたい」と発言している。
 原子爆弾が投下され62年が経過した今でも、被爆者は原爆症の発病を初め多くの苦難に直面している。そして、その多くが高齢化し、認定制度の抜本的改善を今か今かと待ち続けている。被爆者への救済は人道的見地及び社会的見地からしても一刻の猶予も許されない事態である。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、下記のことを強く求めるものである。
                      記
1 「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」第11条で規定されている「原爆症認定」審査が、原
 爆被害の実態に見合った制度に改善すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上です。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたします。
 意見書(案)第29号は原案のとおり決することに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第8 意見書(案)第30号 取り調べの可視化の実現に関する意見書


◯議長(石井良司君)  日程第8 意見書(案)第30号 取り調べの可視化の実現に関する意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。1番 寺井 均君。
                〔1番 寺井 均君 登壇〕


◯1番(寺井 均君)  それでは、お手元に配付されてございます案文を読み上げまして、提案にかえさせていただきます。

意見書(案)第30号
   取り調べの可視化の実現に関する意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 寺 井   均
                        賛成者    〃    高 谷 真一朗

              取り調べの可視化の実現に関する意見書
 国民から無作為に選ばれた「裁判員」が、殺人や傷害致死などの重大事件の刑事裁判で、裁判官とともに犯罪を裁く裁判員制度が2009年5月までに施行予定である。同制度では、法律の専門家ではない国民が裁判に参加し、国民の感覚が裁判の内容に反映されるようになること、そして、それによって、国民の司法に対する理解と支持が深まることが期待されている。
 しかし、実際の裁判では供述調書の任意性や信用性などが争われることが少なくなく、一たび裁判員となった場合には、そうしたことに対する判断も求められることは必然で、法律家でない国民にとっては非常に判断に苦しむ場面に立たされてしまうことになりかねない。
 裁判員制度導入に当たって、検察庁では現在、東京地検を初め各地の地検で「取り調べの可視化」を試行している。「取り調べの可視化」とは、捜査の結果、犯罪を行ったと疑われる被疑者に対して警察や検察が行う取り調べの全過程を録画・録音することであり、可視化が実現すると、冤罪の原因となる密室での違法・不当な取り調べによる自白の強要が防止できるとともに、供述調書に書かれた自白の任意性や信用性が争われた場合には取り調べの録画・録音テープが証拠となる。
 取り調べの可視化は、自白の任意性、信用性を迅速・的確に判断するための方策として、裁判員制度導入にとって不可欠な取り組みの一つと言える。もちろん冤罪事件を防ぐことにもつながるものである。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、取り調べ過程の可視化を実現することを求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第30号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第9 意見書(案)第31号 民法第772条の嫡出推定に関する運用の見直しを求める意見書


◯議長(石井良司君)  日程第9 意見書(案)第31号 民法第772条の嫡出推定に関する運用の見直しを求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。5番 粕谷 稔君。
                〔5番 粕谷 稔君 登壇〕


◯5番(粕谷 稔君)  それでは、お手元にお配りしております案文を読ませていただいて、提案させていただきます。

意見書(案)第31号
   民法第772条の嫡出推定に関する運用の見直しを求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 粕 谷   稔
                        賛成者    〃    高 谷 真一朗

         民法第772条の嫡出推定に関する運用の見直しを求める意見書
 民法第772条第2項は「婚姻の解消若しくは解消の日から三百日以内に生まれた子は、婚姻中に懐胎したものと推定する」と、「嫡出推定」の規定を定めている。この規定は、もともとは法律上の父親をはっきりさせて子どもの身分を早期に安定させるためのものであった。しかし、制定から100年以上たった今、離婚・再婚をめぐる社会情勢の変化などもあり、時代に合わなくなっている。
 例えば、この規定があるために、実際には新しい夫との間にできた子どもであっても、離婚後300日以内の出生であれば、前夫の子と推定され、出生届を提出すると前夫の戸籍に入ることになってしまう。そのため、事実と異なる者が父親とされることを嫌って、出生届を出さず、無戸籍となっている人々が年間3,000人いる(推定)。
 そうした人々の救済のため、法務省は今年5月に通達を出し、離婚後妊娠の場合に限り、医師の証明を添付することで現在の夫の子として出生届を認める特例救済措置が実施されている。
 しかし、この特例で救済されるのは全体の1割程度で、圧倒的に多いのは対象外となっている離婚前妊娠のケースである。離婚前妊娠に関しては、やむを得ない事情を抱えて離婚手続に時間がかかるケースが多く、救済を求める声が強くなっている。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、慎重に検討しつつも、子どもの人権を守るため、離婚前妊娠であっても社会通念上やむを得ないと考えられるものについては現在の夫の子として出生届を認めるなど、嫡出推定の救済対象を拡大するよう、民法第772条の嫡出推定に関する運用の見直しを求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                           三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯16番(野村羊子さん)  民法第772条第2項の嫡出推定規定は、子の養育義務を負う父親を法的に明確にするためのものであり、本来は子への福祉の配慮から生まれたものです。しかしながら、この規定により無戸籍状態に置かれている子どもたちが存在しています。裁判等での変更手続も認められていますが、実際の親子(父子)関係不存在や嫡出否認等の家事調停・審判の手続についての対応の格差等もあり、必ずしも子の福祉に対応できているとは言いがたい状態です。
 2002年には既に地方自治体の戸籍の窓口担当者でつくる全国連合戸籍事務協議会が、民法の改正あるいは裁判の方法について、国に見直しの要望書を提出しています。しかし、本年5月の通達では救済対象がごく限られており、実効性がありませんでした。
 子どもは、親の状況を選ぶことはできません。子どもに不利益を強いる結果になっている現在の規定のあり方を根本から見直し、一日も早い法改正が求められています。
 立法の精神に立ち戻り、子どもの早期の身分保障と福祉の実現のため、戸籍が事実と異なる記載とならないよう、民法第772条の嫡出推定に関しての見直し、関係する子の氏を定める戸籍法や婚姻に関する法律との整合性を図ることなども含め、現実に即した法改正が必要であると考えます。さらに、改正までの間、通達による救済の範囲を広げること、また、親子(父子)関係不存在、嫡出否認等の家事調停・審判の手続の簡略化等、運用面でのさらなる見直しが必要です。
 以上のことから、子どもの人権と福祉を最優先にし、嫡出推定の救済対象を拡大するよう求める本意見書に賛成いたします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第31号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第10 意見書(案)第32号 メディカルコントロール体制の充実を求める意見書


◯議長(石井良司君)  日程第10 意見書(案)第32号 メディカルコントロール体制の充実を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。2番 赤松大一君。
                〔2番 赤松大一君 登壇〕


◯2番(赤松大一君)  それでは、お手元に配付いたしております案文を読み上げまして提案にかえさせていただきます。

意見書(案)第32号
   メディカルコントロール体制の充実を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 赤 松 大 一
                        賛成者    〃    寺 井   均
                         〃     〃    川 原 純 子
                         〃     〃    緒 方 一 郎
                         〃     〃    粕 谷   稔

           メディカルコントロール体制の充実を求める意見書
 外傷や脳卒中、急性心筋梗塞等の救急治療を要する傷病者に対する救急出動件数(平成18年)は、523万件余に上る。この救急・救助の主体的役割を担う人材が救急医及び救急救命士等であり、一刻を争う救命処置とともに高い専門性が求められることから、救急隊が行う応急措置の質の向上を協議するメディカルコントロール(以下「MC」)体制の充実、特に医師による直接の指示・助言(オンラインMC)体制の整備が求められている。
 しかし、都道府県のもと、各地域に設置されているメディカルコントロール協議会では、救急救命士等が実施する応急手当て・救急救命処置や搬送手段の選定等について、まる1医師の指示・助言、まる2事後検証、まる3教育体制の整備等の手順及び活動基準のマニュアル化が十分なされていないことから、早急に住民の目線からMC体制づくりを推進すべきである。
 今年5月に都道府県MC協議会を統括する「全国メディカルコントロール協議会連絡会」が発足した。国として各地域の現場の声を集約する環境が整ったことから、地域のMCにおける課題や先進事例等について、しっかりと意見交換をした上で、速やかに情報をフィードバックしていくシステムを構築すべきである。このような対応を進めることにより、救急治療を要する傷病者に対して、救急隊による適切な応急措置と迅速、的確な救急搬送が行われるようMC体制の充実を図るべきである。
 よって、本市議会は、政府に対し、メディカルコントロール体制の充実を求め、下記の項目について早急に実施するよう、強く要望する。
                       記
1 全国メディカルコントロール協議会連絡会を定期開催し、地域メディカルコントロール協議会との
 連携強化を図ること。
2 メディカルコントロール協議会を充実させるための財政措置の増大を図ること。
3 オンラインメディカルコントロール体制の構築を推進すること。
4 救急救命士の病院実習や再教育の充実・強化を図ること。
5 救急活動の効果実証や症例検討会の実施を図ること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第32号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第11 意見書(案)第33号 「非核日本宣言」を求める意見書
    日程第12 意見書(案)第34号 軍事利権の全貌と、政軍財の癒着の解明を求める意見書
    日程第13 意見書(案)第35号 肝炎問題の早期全面解決とウイルス性肝炎患者の早期救済を
                   求める意見書


◯議長(石井良司君)  この際、日程第11 意見書(案)第33号から日程第13 意見書(案)第35号までの3件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。26番 栗原健治君。
                〔26番 栗原健治君 登壇〕


◯26番(栗原健治君)  お手元の案文を読み上げまして提案をします。

意見書(案)第33号
   「非核日本宣言」を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    嶋 崎 英 治

               「非核日本宣言」を求める意見書
 核兵器のない世界を実現するために、今、国内外で大きな努力が求められている。2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、今年4月には、新たな準備が開始された。2000年5月、核保有5カ国政府は「自国の核兵器の完全廃絶」を「明確な約束」として受け入れ、世界は核兵器廃絶の希望を持って新たな世紀を迎えた。しかし、それ以後7年を経た今も「約束」実行の道筋はついていない。今なお、世界には膨大な核兵器が維持、配備され、核使用を示唆する発言さえ繰り返されている。世界の流れは、「人類は核兵器と決して共存できない」というのが大勢である。同時に圧倒的多数の政府は、その実現を求めている。そして「再び被爆者をつくるな」、「地球上から核兵器をなくせ」という被爆者の叫びが、今、世界の声となって広がっている。被爆62周年に当たり広島、長崎の両市長が世界へ発した「平和宣言」では、日本政府の責任を強調している。そして、日本政府はヒロシマ・ナガサキを体験した国として、被爆の惨禍を直視し、被爆者の叫びに耳を傾け、世界に向かって核兵器廃絶のイニシアチブを発揮する特別の義務がある。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、被爆国日本政府が「核兵器廃絶の提唱・促進」と「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則の厳守を国会や国連総会などで改めて「非核日本宣言」として行い、各国政府に核兵器廃絶への共同の努力を求める行動をとるべきことを強く求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
意見書(案)第34号
   軍事利権の全貌と、政軍財の癒着の解明を求める意見書
意見書(案)第35号
   肝炎問題の早期全面解決とウイルス性肝炎患者の早期救済を求める意見書
 上記2件の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 栗 原 健 治
                        賛成者    〃    大 城 美 幸
                         〃     〃    森     徹
                         〃     〃    岩 田 康 男

           軍事利権の全貌と、政軍財の癒着の解明を求める意見書
 軍需専門商社「山田洋行」から過剰な接待を受けていた守屋武昌前防衛事務次官が、収賄の疑いで逮捕された。
 東京地検特捜部が、さきに業務上横領などの疑いで逮捕していた「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者らを新たに贈賄の疑いで逮捕、守屋前次官についても収賄容疑で逮捕したものである。
 守屋前次官への過剰接待がきっかけになった軍事利権疑惑は、ついに汚職事件へと発展した。
 守屋容疑者が「山田洋行」から受けた接待や贈り物、現金などの受け渡しは巨額で、その癒着は底知れぬものがある。
 同時に、事は守屋容疑者の個人的犯罪にとどまらない、とりわけ重大なのは政治家とのかかわりである。
 「山田洋行」から政治献金を受け取ったことのある政治家は、17人に上っており、疑惑を抱える政治家は、みずから進んで事実を国民の前に明らかにする責任がある。
 「山田洋行」をめぐる疑惑は、政軍財が絡む軍事利権疑惑の、あくまで「氷山の一角」にすぎず、巨額の軍事費と、それにたかる日米の軍需企業、高級官僚、政治家による癒着が疑惑の温床である。
 よって、本市議会は、国会に対し、今こそ軍事利権の全貌を明らかにするため、司法による厳正な捜査とともに、国会における徹底的な解明を求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
      肝炎問題の早期全面解決とウイルス性肝炎患者の早期救済を求める意見書
 肝炎ウイルスに感染した血液製剤「フィブリノゲン」を投与されてC型肝炎に感染した患者情報を、厚生労働省が製薬会社から得ていながら本人に隠していたことが明らかになり、薬害肝炎訴訟の原告を初め国民の怒りが広がっている。
 現在、C型肝炎感染者がおよそ200〜240万人、B型肝炎感染者がおよそ120〜150万人いると推計され、治療の必要な慢性肝炎患者はC型約50万人、B型約10万人いる。
 しかもその大半が、輸血、血液製剤の投与、集団予防接種における針・筒の不交換などの不潔な医療行為によって感染が拡大したものであり、医原性の疑いが大変強い。
 B型肝炎については、集団予防接種によるB型肝炎ウイルス感染被害者が、国を被告に損害賠償を求めた訴訟の最高裁判決が本年6月に言い渡され、この判決で国の行政責任が認められた。
 また、C型肝炎についても、血液製剤の投与によるC型肝炎ウイルス感染被害者が、国と製薬企業を被告に損害賠償を求めた薬害肝炎訴訟では、昨年、大阪地裁、福岡地裁判決で、また本年に入り東京地裁、名古屋地裁で判決が言い渡され、いずれも国の行政責任・製薬企業の不法行為責任が認められた。
 司法の場ではウイルス性肝炎の医原性について、全体の流れとして国の政策の過ちが明確に認定されている。
 B型、C型肝炎は、慢性肝炎から肝硬変、肝臓がんに移行する危険性の高い深刻な病気である。現在、年間3万5,000人の患者が肝がんで死亡し、その8割がC型肝炎ウイルスが原因で、C型、B型を合わせると9割を占める。肝がんの好発年齢は60歳前後であり、感染率の高い年代がこの年齢に突入しようとしている。このような事態にかんがみれば、政府は係争中の訴訟を直ちに終了させ、すべてのウイルス性肝炎患者の救済を実現するため、諸施策に直ちに取りかかるべきである。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、すべての肝炎患者救済のため、下記事項を早急に実現するよう強く求めるものである。
                      記
1 薬害肝炎訴訟を直ちに終結し、薬害被害者及び肝炎患者救済の適切な対応を図ること。
2 フィブリノゲン製剤及び血液凝固第IX因子製剤を納入した全医療機関に対して患者の追跡調査を指
 示し、特定された患者に対して、投与事実の告知と感染検査の勧奨を指導し、その結果を速やかに公
 表すること。
3 集団予防接種の被害実態調査を行い、適切な対応をとること。
4 ウイルス性肝炎の検診体制の拡充と検査費用の負担軽減をすること。
5 ウイルス性肝炎の治療体制の整備、とりわけ治療の地域格差の解消に努めること。
6 ウイルス性肝炎治療の医療費の援助及び治療中の生活費支援策を実施すること。
7 ウイルス性肝炎の正しい知識の啓発に取り組み、キャリアに対する偏見・差別を一掃すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 よろしくお願いします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第33号 「非核日本宣言」を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第33号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第34号 軍事利権の全貌と、政軍財の癒着の解明を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯14番(嶋崎英治君)  軍事利権の全貌と、政軍財の癒着の解明を求める意見書について、賛成の立場から、にじ色のつばさを代表して討論します。
 本意見書は、「「山田洋行」をめぐる疑惑は、政軍財が絡む軍事利権疑惑の、あくまで「氷山の一角」にすぎず、巨額の軍事費と、それにたかる日米の軍需企業、高級官僚、政治家による癒着が疑惑の温床」にあると主張しています。全くそのとおりです。背広組トップの逮捕によって防衛省の解体的見直しを求める声も上がっている中、国民は、防衛省に巣くった腐食の構造を総ざらいしなければ納得しないと思います。
 守屋武昌前事務次官と額賀福志郎元防衛庁長官の喚問中止により、国会の権威は落ち、疑獄究明は検察の手にゆだねられました。しかし、今回の疑獄は、「戦争のできる国」づくりと米軍再編の過程で生まれただけに、その究明には日米両国の政軍財の悪を暴く視野と憲法的視野が必要です。
 防衛省の年間総予算額は約5兆円。この軍事費をめぐり、これまでも多くの疑惑や汚職事件が発覚してきましたが、今国会でも再び問題にされ、特に防衛機密に名をかりた随意契約など、不透明性を利用した政軍財の癒着解消に向け、徹底的に究明されなければなりません。
 しかるに、経団連は、武器輸出三原則の見直しとミサイル防衛システムのさらなる導入を要求していますが、看過できません。防衛庁の資料によれば、1997年から2001年の間に、三菱重工業や川崎重工業など防衛軍事関連主要企業の受注額は1兆1,000億円を超え、また、こうした企業から国民政治協会への同じ5年間の政治献金額は4億5,400万円を超えています。また、多数が防衛庁からこうした企業に天下っています。
 80歳の老人が空き缶を拾い集めなければ生活できない。睡眠時間を4時間に切り詰め家族を養うために働き続けなければならなくなり、専門学校に通って介護士の資格を取ろうと夢見た少女が、その夢を断念しなければならなくなりました。こうした格差社会の犠牲者の実態をNHKはワーキングプア特集として報道しました。多くの人々がごらんになり、社会的反響を呼んでいます。この国の主人公である民が、かくある生活実態にある中で、政軍財の癒着構造が暴かれ、血税が真に人々の生活改善のために有効に使われることを期待して、本意見書に賛成いたします。


◯5番(粕谷 稔君)  軍事利権の全貌と、政軍財の癒着の解明を求める意見書(案)に対する討論をさせていただきます。
 今回、守屋武昌前防衛事務次官が逮捕された事件については、もとより絶対にあってはならないことであり、守屋容疑者をめぐる不正契約、水増し請求、過剰な接待など、その実態が明らかになるにつれ、庶民感覚、市民意識とかけ離れた実態であることは論をまたないものであります。
 一方で、国防をめぐる日本周辺の情勢は際限なく軍事費の膨張を続ける中国、また、予告なくミサイルを発射する北朝鮮など、日本の安全保障をめぐっては一瞬たりとも油断できない現状があります。これからも積極的に平和外交を推進するとともに、国民の生命・財産・資源を守る観点、災害時の救援活動、紛争解決への平和貢献の観点からも自衛隊の存在意義は明確であります。だからこそ、防衛省と専門商社の癒着の実態の中で、防衛装備品の調達のあり方については、1、防衛省の組織・制度の欠点、体質、2、国会のチェックの不十分さ、3、職員の資質と自覚の欠如等があり、国民の信頼の揺らぎを立て直していくことが急務であります。
 また、これからも文民統制の徹底、厳格な情報保全体制の確立、防衛調達の透明性を中心に防衛省改革を進める必要があります。
 本意見書にある「巨額な軍事費と、それにたかる」等々云々など、一部まだ未解明の部分が多く残されていますが、これからは、より一層シビアに防衛省組織や装備品調達をめぐる業者との関係については、透明度を徹底的に追求する抜本的な改革を推進していかなければならないと思います。
 よって、本意見書には賛成するものであります。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第34号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第35号 肝炎問題の早期全面解決とウイルス性肝炎患者の早期救済を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯16番(野村羊子さん)  現在、C型肝炎、B型肝炎の感染者は推計350万人と言われています。これらは血液を介して感染する医原病であり、国の血液行政の誤りによって被害が拡大しました。その間、被告製薬企業の推計でも約1万人が感染したと言われています。さらに数十年間その被害が放置された結果、血液製剤の投与を確認できる医療記録が廃棄されてしまい、被害者の9割以上は被害の事実を確認することすらできません。
 厚生労働省は、製薬会社からの報告を放置し、感染被害者が特定できるにもかかわらず、その連絡もしていませんでした。感染者が肝炎を発症して初めて被害の可能性に思い当たり、しかも、それを証明できない状態に置かれています。これらの構造は薬害エイズなどと全く同じものです。
 C型肝炎に感染した被害者らが、国と製薬会社に損害賠償を求めた訴訟の大阪高等裁判所での和解協議について、政府は20日、原告側の提案した全員一律救済の和解案を受け入れず、一定期間に血液製剤を投与された原告にのみ直接和解金を支払い、その他の原告らを間接的に救済する基金を30億に積み増す修正案を提出しました。しかし、この案は、血液製剤の種類、投与時期、提訴の有無などにより責任を認める対象を区切り、補償内容に差をつけるなど被害者を線引きするものであり、一律救済の理念に反するものです。
 原告団、弁護団は和解協議を打ち切り、原告の健康状態に配慮し、当面の活動を停止するとしました。しかしながら、「今後も、原告だけが口止め料のようにお金を受け取るのではなく、今後の提訴者を含めた全員一律救済、そして肝炎患者の恒久対策と薬害防止対策を盛り込んだ和解が実現されるまで、決して諦めません」との談話を発表しています。薬害肝炎全面解決のために、一般肝炎対策実現のために、薬害被害者全員の救済を強く求めて、本意見書に賛成いたします。


◯議長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第35号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第14 意見書(案)第36号 生活保護基準引き下げの中止を求める意見書
    日程第15 意見書(案)第37号 産科・救急医療体制の早期整備を求める意見書
    日程第16 意見書(案)第38号 東京都知事が公約した中学3年生までの医療費無料化の早期
                   実施を求める意見書


◯議長(石井良司君)  この際、日程第14 意見書(案)第36号から日程第16 意見書(案)第38号までの3件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。25番 大城美幸さん。
               〔25番 大城美幸さん 登壇〕


◯25番(大城美幸さん)  お手元の案文を読み上げて提案にかえさせていただきます。

意見書(案)第36号
   生活保護基準引き下げの中止を求める意見書
意見書(案)第37号
   産科・救急医療体制の早期整備を求める意見書
意見書(案)第38号
   東京都知事が公約した中学3年生までの医療費無料化の早期実施を求める意見書
 上記3件の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 大 城 美 幸
                        賛成者    〃    栗 原 健 治
                         〃     〃    森     徹
                         〃     〃    岩 田 康 男

             生活保護基準引き下げの中止を求める意見書
 厚生労働省の「生活扶助基準に関する検討会」は11月30日、生活保護のうち食費・被服費・光熱費などに当たる生活扶助基準の見直しを検討する報告書をまとめた。その内容は「低所得者の夫婦と子ども一人世帯や60歳の単身世帯の生活扶助費に相当する家計支出が生活保護生活扶助基準より低い」と報告されている。これを受けて厚生労働大臣は、2008年度予算で生活扶助基準の引き下げを検討する姿勢を示したと報道された。
 現在、格差と貧困の広がりの中で低所得者は生活扶助基準を下回る生活を余儀なくされている。その層より生活保護の生活扶助が高いといって生活保護の切り下げをすることは「貧困への底抜け」を招くものと専門家も指摘し「生活扶助より低い生活をしている低所得者層の引き上げこそ求められているのに本末転倒だ」、「すでに老齢加算や母子加算の削減・廃止をしているのに、これ以上の切り下げでは生活できない」との批判の声も上がっている。
 今、必要なことは、生活保護を受けている人たちの生活実態がどうなっているのか、憲法25条で示す「健康で文化的な最低限度の生活」の検証、最低賃金や課税基準、あらゆる制度の活用への影響など論議することである。
 よって、本市議会は、政府に対し、今回の「検討会報告」による生活保護の生活扶助基準引き下げ作業は中止をすることを求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
            産科・救急医療体制の早期整備を求める意見書
 少子化と言われる中でも毎年100万人を超える新生児が誕生している。本市でも平成18年度には、1,412人の新しい命が生まれている。ところが、救急車が患者の搬送先が見つからず死産したり、妊婦が死亡するなどの痛ましい事故が後を絶たない。
 10月末、総務省消防庁・厚生労働省が発表した初の妊婦救急搬送実態調査でも事態の深刻さが示されている。照会1回で92%が搬送されている一方、照会5回以上が220件、うち10回以上45件、現場滞在時間も60分以上90分未満84件、90分以上21件など、緊急事態に対応できていない。受け入れ困難の理由は96%が処置困難、患者に対応中、医師不足など、多くが医療体制の問題である。
 事態の根底にあるのは世界でも異常な医師不足である。日本の医師数は人口10万人当たり200人、OECD(経済協力開発機構)加盟30カ国平均の310人を大きく下回り、27位である。各国が医師養成を進める中、2020年には最下位になるおそれも指摘されている。
 産科医は1994年から2004年の10年間に7%減少している。また、産婦人科のある病院は1996年から2005年に28.7%も減少、中でも国立病院産婦人科の減少は35%と突出している。安心して出産できる条件整備のためには、政府が進めている医師抑制政策を転換し、勤務時間・当直回数の規制・当直明けの休みの保障、女性医師の産休・育児休業取得の保障、夜間・病児保育所の設置などの条件を早急に整備することを初め、医師確保に計画的に取り組むことを要望する。
 また、出産事故訴訟の対応として、客観的に原因を究明する第三者機関、無過失補償制度の創設も必要である。
 福田首相は所信表明演説で、産婦人科の「救急医療の充実」を明らかにした。産科の在宅輪番制、救急車へのドクターの配置、広範囲搬送情報システムなどあらゆる手だてを積極的にとることが求められている。
 よって、本市議会は、政府に対し、安心して出産できる条件整備として、産科・救急医療体制の早期実現を国の責任で早急に行うことを求める。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
     東京都知事が公約した中学3年生までの医療費無料化の早期実施を求める意見書
 さきの東京都知事選挙において、石原東京都知事は、中学3年生までの医療費の無料化を公約に掲げ、当選した。
 しかし、都知事に就任後、公約の実現に向けた具体的な施策が推進されていない。都内23区では、少子化対策として、既に実施しているところも多々あり、市町村との格差は広がっている。
 よって、本市議会は、東京都に対し、石原都知事の公約である中学3年生までの医療費の無料化を早急に実施するよう強く要請する。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上です。よろしくお願いします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第36号 生活保護基準引き下げの中止を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯15番(浦野英樹君)  それでは、討論します。
 我が国の社会保障制度は、社会保険を基本として、それを補うものとして生活保護等の公的扶助制度があります。よって、公的年金や失業給付などの公的保険制度からの給付とバランスがとれるよう、生活保護の基準を見直しすること自体は必要であると考えます。一方で、生活保護制度には国民の最低限の生活を保障するという役割があります。基準の引き下げは、高齢者、障がい者の生活保護受給者、また、生活保護を受給していない低所得者層の生活に多大なる影響を与えることから、その作業は慎重であるべきと考えます。
 現在、生活必需品の物価は上昇傾向にあり、現時点での基準引き下げは適当でないと考えます。よって、本意見書には賛成いたします。


◯議長(石井良司君)  ほかにございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第36号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第37号 産科・救急医療体制の早期整備を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第37号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第38号 東京都知事が公約した中学3年生までの医療費無料化の早期実施を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯2番(赤松大一君)  東京都知事が公約した中学3年生までの医療費無料化の早期実施を求める意見書に対して、討論いたします。
 義務教育の児童・生徒に対する医療費の軽減化、また、無料化への取り組みについては、これまでも都議会公明党が先頭に立って推進してきました。現在、東京23区と違い、多摩地域の26市においては、まだまだ医療費無料化がおくれている現状があります。小学生、中学生のお子様を育てておられる保護者の方からも、子育てで突然の出費はお子様の医療費であり、節約できないのもお子様の医療費ですとお聞きします。
 現在、三鷹市においても、未就学児の医療費の自己負担額を助成、そして義務教育就学児は自己負担分の3分の1を助成していますが、ゼロ歳児の助成以外は所得制限があります。同じ東京都民にもかかわらずこのような格差があることは由々しき問題であり、まさに多摩格差であると思います。石原都知事の公約だから実行云々という次元ではなく、広域自治体である東京都としての使命と責任において、多くの場面で残されている多摩格差を解消することが最も大切です。子育て世代の皆様が安心して暮らせるよう、東京都に対して一日も早く中学3年生までの医療費無料化に向けた対応を求める立場から、本意見書に賛成いたします。


◯17番(半田伸明君)  一言だけ。本意見書(案)は、医療費無料化の議論ではなく、医療費無料化を例にとりながら公約のあり方を問いかける性質のものであると判断をいたしました。公約を掲げ当選した、しかし推進されていない、早く公約を実施しろという意見書であり、それはそうだよねということでございます。賛成はします。ただし、医療費無料化という政策が果たして本当に必要なのかは今までも多々議論がありましたし、また、東京都民と東京都知事の直接契約とも言えるマニフェストの進捗のあり方につき、間接民主制の産物である我々三鷹市議会が態度を表明することは、そもそも論としていかがなものかという疑念を表明しておきます。


◯議長(石井良司君)  ほかにございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第38号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第17 意見書(案)第39号 地域で安心して出産ができる助産所の存続を求める意見書


◯議長(石井良司君)  日程第17 意見書(案)第39号 地域で安心して出産ができる助産所の存続を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。16番 野村羊子さん。
               〔16番 野村羊子さん 登壇〕


◯16番(野村羊子さん)  それでは、お手元に配付されてある案文を読み上げて、意見書の提案とさせていただきます。

意見書(案)第39号
   地域で安心して出産ができる助産所の存続を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成19年12月21日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                        提出者 三鷹市議会議員 野 村 羊 子
                        賛成者    〃    嶋 崎 英 治
                         〃     〃    浦 野 英 樹
                         〃     〃    半 田 伸 明

          地域で安心して出産ができる助産所の存続を求める意見書
 2006年6月に医療制度改革関連法案が成立し、医療法第19条が改定された(2008年4月1日施行)。これによって、助産所の開設者は、嘱託する産婦人科の嘱託医と新生児医療を含む嘱託する病院または診療所を定めることとされ、従前より規制が強化された。この改正は、出産の異常時等における母子の安全を確保することが趣旨である。しかし、現実には、産科医師や地域の産科病院・診療所が不足する中、助産所が嘱託する医師や病院を個人で確保することは極めて困難な状況である。
 本来機能すべき地域医療体制や周産期医療システムの整備が不十分であるために、妊産婦・新生児の緊急時搬送体制が整っていないことが問題である。出産の8割は正常分娩であり、助産師が十分担えることは、日本の母子保健の歴史からも明らかである。また、オランダ、ニュージーランド、英国などでは助産師が十分に活用されている。現在、出産は病院や診療所が主流となっているが、助産所は妊産婦に寄り添った出産のみならず、その後の子育て支援を行う等、重要な役割を果たしている。
 しかしながら、このまま改正医療法が施行されれば、2008年度以降、助産所は、新たな開業はもとより存続さえ困難になる。身近な地域において、安心して出産できる助産所を失うことは、女性にとっても社会にとっても大きな損失である。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、全国の助産所が閉鎖の危機に瀕している緊急事態、及び産科医師、助産師、産科病院・診療所・助産所が不足し、「お産難民」が深刻化している現状にかんがみ、下記のことを強く求めるものである。
                      記
1 改正「医療法」第19条の施行を、当分の間、凍結すること。
  (当分の間とは、産科医師や地域の産科病院等の不足の解消、または下記2、3が整備されるまで
 の間をいう。)
2 参議院厚生労働委員会の附帯決議(2006年6月13日)に基づき、国及び地方自治体が、責任を持っ
 て助産所の嘱託医・嘱託医療機関を確保すること。
3 国は、各都道府県の総合周産期母子医療センター、各地域の中核病院や公的医療機関が助産所や診
 療所からの緊急搬送を円滑に受け入れられるよう、適宜適切な支援を講ずること。
4 国は、各都道府県における助産師養成枠の増加と質の高い助産師教育を促進すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成19年12月21日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上、よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第39号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま可決されました意見書の提出先、提出方法、案文の整理等については、議長に一任願います。
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    日程第18 文教委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について
    日程第19 建設委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          まちづくりについて
    日程第20 調布基地跡地利用対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること
    日程第21 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること
    日程第22 議会運営委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          議会運営について
          〜議会の円滑な運営を図るため必要な事項を協議する


◯議長(石井良司君)  この際、日程第18から日程第22までの5件を一括議題といたします。
 以上5件は、各委員長から、目下当該委員会において審査中の事件について、会議規則第103条の規定により、議会閉会中の継続審査の申し出があります。内容についてはお手元に配付したとおりであります。
 お諮りいたします。以上5件については、各委員長から申し出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯議長(石井良司君)  以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって平成19年第4回三鷹市議会定例会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。
               午後3時13分 閉会