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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成19年建設委員会) > 2007/11/02 平成19年建設委員会本文
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2007/11/02 平成19年建設委員会本文

                  午後2時30分 開議
◯委員長(森  徹君)  それでは、ただいまから建設委員会を開会いたします。
 はじめに、休憩をとりまして、きょうの会議の流れを確認したいと思います。
 休憩します。
                  午後2時31分 休憩



                  午後2時32分 再開
◯委員長(森  徹君)  建設委員会を再開いたします。
 それでは、休憩中に確認いただきましたが、その内容で本日の委員会を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時33分 休憩



                  午後2時35分 再開
◯委員長(森  徹君)  建設委員会を再開いたします。
 都市整備部の報告、まず、最初に、ア、用途地域等変更の三鷹市原案について、イ、JR中央線連続立体交差事業について、ウ、三鷹駅南口西側地区(デッキ・駐輪場)について、エ、三鷹市耐震改修促進計画 骨子(案)について、以上の4件の概要を最初に田口部長から説明をいただいて、その後、1件ずつ市側の説明をお願いしたいと思います。
 それでは、田口部長、よろしくお願いします。


◯都市整備部長(田口 茂君)  よろしくお願いします。本日委員会に報告する事項は4件ございます。お手元の資料に沿って、私の方から概略を説明し、後にそれぞれ担当から内容について詳しく説明させていただきます。
 1点目は、用途地域等変更の三鷹市原案について、ということでありまして、これは、去る6月の委員会でも報告しておりますが、市内で最近目立ち始めております狭小宅地の建て詰まりと申しましょうか、幹線道路沿いにそういう建築が目立ってきておりますので、延焼防止、景観、そうした観点から、これを何とか防止していく必要があるだろうということで、敷地の最低限度をここで定めるということで、既に定まっております第一種住居専用地域以外にも、最低限度の敷地の定めを広げていこうということであります。この間、パブリックコメントとか住民説明会を行ってまいりましたので、それらの経過を踏まえて、改めて報告を申し上げます。
 2点目は、JR中央線連続立体交差事業であります。これも、これまで機会をとらえて説明してきておりますが、これまで私の方から報告をしてきた竣工時期と現実に若干ずれといいましょうか、おくれが生じておりますので、そのおくれの原因となった要因であるとか、今後の見通しにつきまして、改めて報告を申し上げます。
 3点目は、現在、いわゆる西ブロックと称しておりますけれども、西側に背の高いビルが建っておりますが、これの竣工に近づいております。今後の西側地区のビルの中における駐輪場のあり方、また、既にできておりますデッキとの接続の関係等について、現在状況を改めて報告を申し上げます。
 また、近く御案内申し上げますけれども、20日の日に竣工式の予定がございますので、その件も含めて、担当から申し上げます。
 最後になりますが、三鷹市耐震改修促進計画というものを現在作成中でありますが、その骨子につきまして、担当から報告を申し上げて、御意見をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、担当から申し上げます。


◯地区計画支援担当課長(田口久男君)  それでは、報告事項の1点目になります。用途地域等変更の三鷹市原案について、資料1を用いまして、御説明をさせていただきます。
 本原案につきましては、前回9月の本委員会にもお示ししました用途地域等変更素案に沿って説明会等での意見を聞きながら策定してまいりました。また、本原案につきましては、10月30日に開催されました平成19年第2回三鷹市都市計画審議会に諮問をしましたところ、異議なしの答申をいただきましたので、決裁終了後、東京都に提出する予定であります。本日は、その原案の内容につきまして報告するものであります。
 それでは、まず1ページ目でありますが、基本方針であります。こちらも、前回の本委員会にお示しした方針でありますが、四角の枠内に掲載しました、ゆとりある環境整備や安全で安心なまちづくりの推進など、3つの視点に留意しまして、本原案を策定してまいりました。
 続きまして、2、用途地域等の変更に関する三鷹市原案の主な内容であります。1つ目としましては、第一種低層住居専用地域以外の住居系用途地域や準工業地域で、建築物の敷地面積の最低限度を指定する。2つ目としましては、商業振興の観点から、特別用途地区の拡充を行い、一定の容積率を超える建物を建てる場合には、店舗、事務所等の設置を義務づける地域を拡大する。3つ目、近隣商業地域の全域で、敷地面積に応じて用途を制限する特別用途地区を指定する。
 原案の主な内容は、以上、3点であります。6ページ目の方に、ただいま御説明した(2)の併設用途の設置のイメージと(3)の近隣商業地域における最低敷地面積のイメージを参考に掲載しております。上の図は、従前から運用されております併設用途の設置のイメージであります。下の方の図は、近隣商業地域における最低敷地面積のイメージということで、こちらにありますように、右側の建物のように、敷地面積が90平米未満で専用住宅の場合は、建築が不可ということになります。一方で、左側の建物のように、90平米未満の敷地であっても、店舗等の併設用途を設置した場合には、建築可能。中央の建物のように、専用住宅であっても、敷地面積が90平米以上の場合は、建築可能。こういった内容になっております。
 戻っていただいて、5ページ目の方に、現在施行されています特別商業活性化地区に関する条例の概略を載せておりますので、参考にごらんいただければと思います。
 それでは、原案の具体的な内容ということで、各地域に具体的にどういう制限を定めていくかということを2ページ目の用途地域変更箇所一覧表、それと3ページ目に、三鷹市原案のカラーの図面を掲載しております。こちらをあわせてごらんになっていただきたいと思いますが、原案の方の真ん中に、凡例がございます。一番上に赤で囲った枠、最低敷地面積を定める箇所ということで、こちらについては、一覧表の上の表になります。まる1からまる9、こちらの内容が赤で囲った枠の中ということで、まる1、まる2については、第一種中高層住居専用地域で建ぺい率50%ということで、最低敷地面積を100平米として定めるところ。まる3からまる8につきましては、住居系の用途地域でありますが、建ぺい率60%のところで、最低敷地面積を90平米として定める。まる9につきましては、準工業地域、建ぺい率60%のところですが、やはり住居系と同じく90平米で定める。原案でいうと、紫色の色がついている部分ということになります。
 続いて、下の表になりますが、図面の方の凡例でいきますと、真ん中の部分ですが、赤のクロスの網かけがかけてあるところで、特別用途地区の内容を変更する箇所ということで、従前から特別用途地区がかかっていたところですが、今回、最低敷地面積の90平米を新たに、内容を加えるものというところで、図面番号でいきますとまる10というところになります。一番下の凡例の新たに特別用途地区を指定する箇所と、斜線の網かけがかかっている部分でありますが、こちらは、特別用途地区、今回併設用途の特別用途地区と最低敷地面積の90平米、2つの内容をかける箇所ということで、図面番号でいきますと、まる11番ということになります。
 続いて、4ページ目をお開きいただきたいと思います。こちらに地域・地区別新旧面積一覧表ということで、最低敷地面積に関しては、上の大きい表になります。表の右の欄に変更後ということで書いてありますが、こちらの内容が用途地域で新たに指定をする面積ということになっております。
 下の2つの表は、特別用途地区の方の指定面積の表ということで、一番下の表が、最低敷地面積90平米をかける地域ということで、今回、新たに容積率200%と300%、それぞれ新たにかけるということで、変更前はゼロという数字になっておりますが、変更後、新たな数字が47.4ヘクタールと10.1ヘクタールという形で計算しております。
 その上の表が併設用途ということで、表を見ていただくとわかりますように、80の300のところは従前、変更前から指定面積が入っていますが、変更後も同じ面積と。80の200の地域、今回新たに併設用途の指定をする地域ということで、47.4ヘクタールということとなっております。
 ここで、上の表に戻っていただきたいと思います。この中で、(注2)という欄があります。こちらについては、下にも注意書きがありますが、地区計画で最低敷地面積を75平米と指定する地域ということで、これは調布保谷線沿線地区地区計画区域内の制限ということで、平成16年に地区計画を定めた際に、この区域内の第一種低層住居専用地域に建築物の敷地面積の最低限度を75平米と指定しております。これが(注1)という箇所部分ですね。こちらもう既に指定済みと。今回、そのほかの地域に、ほとんどの用途地域に最低敷地面積を定めるということで、地区計画区域内の第一種低層住居専用地域以外の第一種中高層住居専用地域、近隣商業地域及び準工業地域にも、地区計画を変更しまして、建築物の敷地面積の最低限度を75平米として定める予定であります。この結果、商業地域と工業地域を除くほかのすべての用途地域において建築物の敷地面積の最低限度を指定するということになります。市内の約96.7%の面積に最低敷地面積の制限を定めることになります。
 続いて、資料1の7ページでございます。こちらに、用途地域等変更素案説明会での質疑要旨を掲載しております。まず左上の説明会開催状況でありますが、9月20日から10月1日まで、7つのコミュニティ・センターで開催いたしました。また、三鷹市が地域のまちづくりを支援していますまちづくり協議会と、今回変更内容に深くかかわりのあります商工会に対しても、個別の説明会を実施いたしました。その内容は、左の下の表にあらわしております。すべての説明会を合わせますと、参加者が延べで100名、いただいた意見は、郵送等の意見を含めまして、48件ございました。いただいた48件の意見は、8ページ目から13ページ目にその要旨等を掲載しておりますので、あわせて御確認していただければと思います。
 7ページ目の右側に、意見項目と主な意見をまとめております。主な意見は、最低敷地面積の指定に関しましては、市の方針を評価するといった意見や、最低敷地面積は100平米とすべきといった意見、また160平米程度の敷地を2分割できるように最低敷地面積を80平米としてほしい、そういった意見、特例許可制度は存続すべきといった意見、低所得者が戸建て住宅を購入しにくくなる、そういった意見をいただきました。
 また、特別用途地区の指定に関しましては、住居専用住宅を建築する場合の最低敷地面積を66平米、20坪程度に再考してほしいといった意見や、近隣商業地域において店舗を付置しないことで、容積率が2割カットされることは厳しいのではないか。そういった意見をいただきました。
 ここで、先ほど意見の中で、特例許可制度は存続すべきという意見があったことを御説明しましたが、特例許可制度は、平成16年に最低敷地面積を定めた際に、相続等を考慮しまして、175平米以上、200平米未満の敷地を分割する場合は、一定の基準を満たしていれば、不適合敷地の面積を75平米以上で1区画のみ分割することができる。そういう内容の特例許可基準を設け、運用しているものであります。
 この特例許可制度に関しましては、資料1の14ページになりますが、敷地面積最低限度に関する特例許可について、建議にありますように、三鷹市建築審査会からも特例許可の審査基準の全面廃止等の見直しを求める意見があったものであります。市としましても、この意見に沿って廃止する方向で手続を進めてまいります。
 最後に、今後のスケジュールであります。15ページにスケジュール案を掲載しております。表の中央の上の部分には、先ほど申しましたが、10月30日の都市計画審議会までの取り組み経過を示しております。表の左側が東京都決定となります用途地域の変更の手続で、中央の下の部分が三鷹市決定となる特別用途地区の変更の手続、また、右側に調布保谷線沿線地区地区計画の変更の手続を掲載しております。用途地域の変更につきましては、原案を決定し、東京都に案件提出を行う予定であります。その後、東京都において、都市計画法の手続を経て、平成20年の6月から7月ごろに都市計画決定を行う予定であります。
 また、特別用途地区の変更につきましても、同様に原案を決定した上で、その後、建築制限条例改正のために、12月ごろにパブリックコメントの手続を実施します。その後、平成20年の3月議会に条例案を議案上程し、制定、公布、そういった流れになる予定であります。地区の指定につきましては、都市計画法の手続を経て、再度、三鷹市の都市計画審議会に諮った後、用途地域の変更と同時に都市計画決定し、建築制限条例を施行する予定であります。
 最後に、調布保谷線沿線地区地区計画の変更につきましても、今後、変更素案を策定しまして、12月ごろに都市計画法の手続に基づいた説明を行うなど、都市計画法の手続を進めてまいります。また、建築制限条例の改正につきましても、平成20年の6月議会に条例案を議案上程、制定、公布、施行という流れで考えております。都市計画決定につきましても、用途地域の変更と同時に行う予定であります。こうした手続に沿って、用途地域の変更を進めていく予定であります。
 説明は、以上であります。


◯委員長(森  徹君)  それでは、市側の説明が終わりましたので、これから質疑に入りたいと思います。


◯委員(白鳥 孝君)  2点ほど、忘れないうちに。まず調布保谷線のことにつきまして、今、るる説明がございました。時間的なことなんですけれども、まず調布保谷線ができる前に変更するということみたいなんですけれども、その辺は、例えばできてから用途を変更という形にはできないものか。というのは、要するに、価値がそこにできてしまうということになると、それだけまた税金も上がってくるだろうし、その辺のところの、できてからなら仕方ないかもしれませんけれども、できる前に変更されて、その価値が上がっちゃった場合には、まだできてないのに、そういったところの矛盾が出てくるのではないかなと思うんですけれども、その辺をお願いいたします。
 それと、商業地域の店舗等ありということで、90平米未満建築可ということなんですけれども、店舗とはどういうことを指しているのか。場合によっては、悪いことをする人も出てくるのではないかなという心配もあるんですけれども。要するに、店舗と称してつくっておいて、ごまかしということもある可能性は出てくるのではないかなということで、その2点をちょっと説明をお願いいたします。


◯地区計画支援担当課長(田口久男君)  まず1点目、調布保谷線の整備が進む前に今回の制度をかけるということの意味ということですが、地区計画をかけるということは、その地域にまちづくりの将来像を描いて、その将来像に沿って誘導していくということになります。そういった趣旨からいきますと、地区計画をかけて、建物が更新されて、初めて将来像に近いまちができるということですので、先にかける意味ということでは、そういったことが考えられる。価値が上がるかというお話がありましたが、今回、制限をかけることによって、市としては定量的に検証しているということではないんですが、それによって、土地の価格が上がるとか、下がるとかということは考えにくいと考えております。むしろ、環境の質を高めて、それによって誘導していく。そういう考えで進めております。
 2点目の御質問で、店舗についてどういうものが考えられるかという御質問でありますが、こちらについては、近隣商業地域に建築可能な、店舗だけではなく、事務所、そのほか、基準法の中で建築可能なものについては、それを併設していただければ、最低敷地の方も、併設用途の方も立地可能ということを考えております。今回については、住居専用住宅が、そういった住宅の狭小のものが入り込むのを予防するというか、歯どめをかけるということを今回の目的として考えております。
 以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  今の調布保谷線の方は、これは多分水かけ論になってしまうので、そういうこともるる注意をしていただければなと、また考えていただければなということで、要望でございます。
 そして、店舗等の方の90平米未満のことは、これもやはりそういう可能性もあるということを示させていただいて、終わりにさせていただきます。


◯委員長(森  徹君)  ほかの委員の方。


◯委員(谷口敏也君)  資料の14ページの建築審査会から出された文書の説明が先ほどあって、特例許可は今回認めないという説明があったんですけれども、新たに指定する用途地域においてはということを書いてあるんですが、第一種低層住居専用地域については、特例はまだ残すということになるんでしょうか。こういうのが出てきた経緯の説明は、多分こういう小さいミニ開発が結構あったのかなと思うんですけれども、実際そういうことばかりだったのか。本当に相続で、例えば自分のうちを半分売らないと相続税が払えないとか、そういう人がいたのかどうか。その実例をお伺いしたいんですけど。


◯都市整備部調整担当部長(坪山雅一君)  まず特例許可でございますが、特例許可は建築基準法の第53条の2というところに、最低敷地が定められたときは、最低限度以上なければいけないと書いてありまして、ただし、特定行政庁が市街地の環境を害するおそれがないと認めて許可したものは、いいですよというただし書きがございまして、それで、平成16年度の第一種低層住居専用地域に100平米を定めたときに、先ほど説明者が申し上げましたように、相続等が発生した場合、少し切り売りできれば、三鷹にまだ生活できるのではないか、暮らしていけるのではないかということを配慮しまして、それなら75平米までという形で特例を、ルールをつくって、認めたものです。
 それで実際、それから3年たちまして、現在で9件ほどあるんですが、まだ1件も、相続関係はなかったということでございます。それはどういうことかというと、まず、そのぐらいの敷地、約200平米以下ぐらいの土地が1つの土地として、区画として売られまして、買った事業者がいるわけですよね。いわゆる不動産屋さんですが、その方たちが、それをまとめて売るということになると、そこに家を建てていくと、相当な値段がするということもありまして、売りやすさというんですか、そういうことを考慮すると、2つに分けた方がいいのではないかということで、このルールにのっとって、申請してきたという例がございます。
 そんな中で、道路に面して、横長の宅地ですと、きれいに方形で、四角い形で割れるんですが、たまたま縦長になりますと、これはいわゆる旗ざお敷地といいまして、2メートルの敷地延長を設けて100以上にして、残りを少ない面積にする。こういうスタイルの、形の分け方をする例もありまして、審査会の中の先生方も、これは必ずしもいい住環境ではないではないかと。旗ざお敷地の場合ですと、通路も敷地面積に含まれますので、やはりどうしても、いわゆる一般的に敷地と思われる部分が目いっぱいの家になってしまうんですね。そういう形は決してよくないのではないかということで、許可をするに当たっても、大分意見が出されていました。その中で、いよいよ3年たって、たまたま用途地域の見直し、ほかのところも最低敷地をかけようということになりましたので、これにあわせて、従前の第一種低層住居専用地域にかけた100平米につきましても、今回、特例許可を廃止する方向で、今、進んでおります。


◯委員(谷口敏也君)  9件あって、特例許可を9件とも認めたんですよね。そのときに、特例としては、相続とかがあった場合にというのだったと思うんですけれども、相続ではなかったけど、結局許可を与えたというのは、別の理由があったわけですよね。それはどういう理由だったんですか。


◯都市整備部調整担当部長(坪山雅一君)  この許可をするに当たりまして、許可をする理由は、もともと市が行政庁として考えましたのは、今、説明しましたように、相続があった場合はどうしようかということが発端にはなりましたが、ルールとしては、そういう相続のときはというふうには書いていませんで、一般的に、例えば道路の幅員が4.5メートル以上の場合、それから、周りに広い敷地がある場合はできますよというルールなんですね。ですから、だれがお持ちになっても、そのルールに合致してしまえば、必然的に、自動的に許可されるというような条件というんですか、許可基準になっています。


◯委員(谷口敏也君)  例えば今までの3年間で9件あった中で、1回もそういうことはなかったから、そういうふうに厳しくなったというか、特例を廃止するということになったんでしょうけど、今後、例えば本当に自分が住んでいるところを一部売って、住み続けたいと思った人の特例が全くなくなってしまうのはいかがなものかなと思うんですけど、そこを残しながらの特例というのはつくれなかったものなんですか。


◯都市整備部調整担当部長(坪山雅一君)  特例許可を三鷹市は行いますよと言ったときに、先ほども申し上げましたように、法にのっとって、法の範囲内でしかできないということがありますので、相続とかということは法に書いてありませんから、あくまでも住環境を害するおそれがない場合はできますということですので、そういうのを総合的に判断しなければいけないということがありますので、一定のルールをつくりました。今後は、原則、廃止の方向ですので、廃止しますので、よほど何か理由があれば、法律は生きておりますので、ただ、一定のルールはなくしますよと。だれでもその上にのっとれば許可しますよという今までのルールですが、それはなくします。こういうことですので、このただし書きすべてに合致するような案件が出た場合は、ある程度は考慮しなければいけないのかなと考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ということは、例えば居住地に隣地する部分だったらいいとかというのは入れられないんですかね。それは本当じゃないですか。住んでいるのであればいいとか、住んでいる家の敷地を分筆する場合には、住み続ける場合にはいいとかというのを入れれば簡単なことかなと思ったんですけど。でも、一応残ることは残る。残ることは残るという言い方はおかしいかもしれないですけど、実際そういった方があれば、許可がおりるんですか。


◯都市整備部調整担当部長(坪山雅一君)  今までは、一定のルールをつくりましたので、一括基準と個別基準というのがありまして、一括基準は、審査会で、これならいいでしょうという基準をつくりました。それは、インターネットですとか、窓口に来ていただければ、それを書いた書類というんですか、パンフレットがありますので、それにのっとれば、どんな理由であっても、理由は書いてありませんから、できるわけですね。ところが、今言った個別の案件で、個々、皆さん違うと思います。今おっしゃったように、こういう案件はどうか、ああいう案件はどうかというのを今後、個別に判断していかなければならないと思うんですね。ですが、要するに、今まで、一定のルールにのっとってやれば、簡単に割れたよというのはなくそう、こういうことですので、御理解いただければと思います。


◯委員長(森  徹君)  ほかの委員の方、いらっしゃいますか。


◯委員(粕谷 稔君)  恐れ入ります。この説明会の質疑内容等で、低所得者が戸建て住宅を購入しにくくなるのではないかということで、この用途の見直しに関してお聞きしたいんですが、先日も、公園の開所式がございまして、ブリリアさんと旧みずほの跡地だと思うんですが、状況としましては、非常に私もあの地域をよく動いていますので、当初、6,000万円ぐらいではないかという話を聞きまして、御厚意でモデルルームを見させていただきましたら、7,000万円ですと言われまして、やはりかなりの敷地、ゆったりとした建て方で、非常に住環境はいいなと思ったんですが、その部分で、最低敷地面積を確保したがゆえに、単価が上がってしまうという認識ではないということでよろしいでしょうか。


◯地区計画支援担当課長(田口久男君)  確かに御指摘、質問いただいたときも、そのようにお答えしたんですが、同じ地域で、隣り合わせで考えますと、敷地面積が広いか、狭いかで、やはり価格は当然変わってくる。ただ、一概にこの用途の制限が価格に影響するということは、市としては考えていない。要するに、先ほども申しましたが、環境という質を高める、そういった目的で今回指定させていただくということを考えていますので、従前は、こういう狭小敷地の建て方というのはそんなに多くはなかった。ここ5年間ぐらい、データをとっても、かなりふえてきている。そういった土地の利用の仕方が、三鷹市が目指す緑と水の公園都市に本当にふさわしいのかということで、そういった視点で、質を確保する必要があるということで、市としては、そういう方向で制限を定めていくということで進めていきたいと考えています。


◯委員(粕谷 稔君)  もう1点だけ。同意見が、ほかに意見ということで、この場においては皆様、納得されたという認識でよろしいんでしょうか。


◯地区計画支援担当課長(田口久男君)  質問された方、個々には、完全にそれを了解していただいたということでは、確認はしてないんですけれども、市としての考え方は、メッセージはきちっと伝えたということで御理解いただければと思います。


◯委員(粕谷 稔君)  わかりました。


◯委員長(森  徹君)  よろしいですか。ほかの委員の方、いらっしゃいますか。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、今、前の委員からも出たんですが、今度は道路の拡幅によって、やむを得ず75平米……。じゃないですか。調布保谷線の場合は75平米ですよね。ほかの地域でも、道路拡幅によってとか、道路計画によって、残地が75平米を切ってしまったと。これは75平米という認識でいいんですか。それともほかの地域には、調布保谷線はそういうことで、特別にあれですが、ほかは、やっぱり90平米を切ってしまうとだめなのかという点と、それと、ほかの地域でも、例えば武蔵野さんとか、最低がかなりの、住居系、工業系でも、100平米になっていますね。それがここの90平米で、防災的にも、景観的にも、この点がベストという認識の議論の都計審なんかでもあって、こういうことになっているのかという点と、とにかくミニ開発とか、それが住居系でも200%、60の200というところは、確かにペンシルハウスというか、見受けられるので、やはりそういう意味では、できることなら100平米ぐらいの方が僕はいいとは思っているんですが、やはりそういう点が、価格的な、いろんな意味での配慮、防災とか景観に配慮すれば、僕は当然100平米以上でいいのではないかと思うんですが、その辺の考え方を聞かせてください。


◯都市整備部調整担当部長(坪山雅一君)  まず道路等の改修というんですか、拡幅がございまして、残地が90平米を切った場合どうするかということでございますが、この場合は、どの面積でも、70平米等の縛りはありませんから、どの面積でも建築が可能です。
 もう1点、この施行のときに、もともと敷地の小さいところに家が建っていたもの、それから、その1つの敷地を建物として使うという予定の敷地、建物を建てていなくてもですね、そういう場合は、この面積を下回っても建築は可能でございます。
 それと、何で100平米から90平米かということなんですが、これは、居住水準ですとか、いろいろなことを考慮して、どのぐらいの建築面積が必要かというのを検討しまして、それでなおかつ、建物を建てたほかに空地が残りますので、そこの空地に、緑化をするためにどのぐらいかということを計算した中で、たしか80平米少しで大丈夫なんですが、90平米という形で、今回決めさせていただいたという経過がございます。


◯委員(伊藤俊明君)  わかりました。それでは、道路拡幅とか都市計画道路を初め、そこでかかったのでは、この規定には該当しないという認識でよろしいですか。はい、ありがとうございました。


◯委員長(森  徹君)  ほかの方、いらっしゃいますか。よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上をもって、ア、用途地域等変更の三鷹市原案について、市側の説明に対する質疑、以上をもって終了いたします。
 続きまして、イのJR中央線連続立体交差事業についての説明をお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  資料2をお開きいただきたいと思います。JR中央線連続立体交差事業について、説明を申し上げます。きょうは、3点ほど御報告をしたいと思います。まず事業の進捗状況と、それから、東側区間の下り線高架切りかえ後の事業効果、それと、3点目としまして、高架化切りかえの時期の変更について御説明を申し上げます。
 まず1点目の事業の進捗状況でございます。東側区間、いわゆる三鷹から国分寺までの区間は、平成16年11月7日に、在来線がすべて仮線に移行しまして、平成19年7月1日より下り線が高架橋へ移行しました。この移行に当たりまして、6月9日、武蔵境駅におきまして見学会を実施いたしました。本委員会の委員さんにも御視察を願ったところでございます。
 次に、西側区間でございますが、西国分寺・立川区間でございますが、平成18年10月9日に在来線がすべて仮線に移行しました。平成19年1月より高架化の工事に着手して、現在、施工中でございます。
 次に、いわゆる東側区間の下り線の高架切りかえ後の事業効果ということでございますが、まず、踏切の遮断時間が平均約4割減少したということと、それと、この区間にございます13カ所の踏切のうち、6カ所で、「開かずの踏切」の状態が解消したということでございます。
 具体的には、2ページをお開きいただきたいと思います。いわゆる踏切の遮断時間が、13カ所において平均4割減少したということでございますが、この一番上にございます折れ線グラフの上の線が、切りかえ前の踏切のいわゆる遮断時間、下の線が切りかえした後のグラフでございます。その折れ線グラフの隣に縦の棒グラフがございますが、12時間から7時間へと切りかわった。今まで遮断時間が1日12時間程度あったものが7時間に減ったということが、ここで示されているところでございます。
 具体的な踏切の6カ所でございますが、こちらに記載されているとおりでございます。ちなみに、「開かずの踏切」とは、1時間当たり、ピーク時に遮断時間が40分以上あるというところを「開かずの踏切」と呼んでおります。
 具体的な例をここでお示ししておりますが、小金井街道、ちょうど武蔵小金井駅の東側に南北に走る、駅直近の踏切のところでございますが、こちらでは、いわゆる切りかえ前の最大の渋滞長が530メートルあったものが、切りかえ後は300メートルに減少したという状況でございます。
 それと、そのほか踏切の状況でございますが、踏切にかかる線が、2線から1線、高架化によって2線あったものが1線だけになったものというのが踏切としては10カ所。それから、3線から2線になった踏切が3カ所ということでございます。その下の表に踏切の事業着手前、切りかえ前、切りかえ後の踏切長の長さがそれぞれ示してありますので、御参照いただければと思います。
 3点目の高架化切りかえの時期でございますが、駅利用者の安全確保を最優先に施工計画を見直しまして、当初予定しておりました昼間の作業の多くを線路閉鎖後、いわゆる電車がとまった深夜、夜間作業に変更したことによって、従来予定していた工期が延長されるようになったものでございます。具体的には下段の表に示されておりますが、東側の区間、下り線でございますが、これは平成19年の7月1日に高架化済みでございます。同じ東側区間の上りにつきましては、当初、平成20年の秋の完成を目指しておりましたが、平成21年度末ということに延びております。
 次に、西側区間でございますが、下り線ですが、下り線は、当初、平成20年の秋を目指しておりましたが、平成20年度末ということで、さらに延びております。また、西側区間の上り線でございますが、平成22年春の完成を予定しておりましたが、平成20年度末ということで、完成の時期がおくれております。
 以上でございます。


◯委員長(森  徹君)  説明が終わりました。それでは、質疑をお願いいたします。


◯委員(加藤浩司君)  切りかえ時期が今、延びた御説明をいただきましたけれども、当初予定していた昼間作業を夜間作業に変更したことによるということなんですけれども、具体的に、もともと昼間作業をやっていてずっとここまで来ていて、急に夜間作業に変更することになった理由とかというのは何かあったんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  これは、先ほどの説明の中にも、駅利用者の安全を最優先ということでございまして、これは、山手線で高架下を通過した車両がぶつかって、線路を持ち上げたという事故がございまして、では、それがこの三鷹・立川間にあるかというと、必ずしもそうではないわけですが、あの事故以来、安全を最優先しなければならないということで、一斉にJR側の方針が変更されまして、昼間は全くやってないわけではないのですが、いわゆる事故を誘発する可能性のある工事については、安全対策のため、電車がとまっている間にするということから、大きく延びたということでございまして、また、もう一方、振動や騒音対策というのもありまして、その辺で、新しい工法を用いるということも1つの要因と考えられています。
 以上です。


◯委員(加藤浩司君)  新しい工法を使うことによって、これは報告を受けている皆様に質問していってもしようがないのかもしれないですけれども、おくれる理由に本当にしていいのかというのは、ちょっと考えさせられるところだと思います。
 あと、駅利用者の安全確保なのか、駅を使い終わってというか、駅以外で、踏切だとか、通る人の安全なのかというと、どっちかというと、駅利用者ではなくて、駅付近の線路を渡る人とかの利用者の安全を確保したという、そういったことなんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  駅は多くの市民の皆さんが利用するという意味では、どっちかというと、駅に重きを置いているとは思いますが、しかし、沿線の状態もございますので、必ずしも駅中心ということではなくて、全般的に安全対策を優先するというふうに私どもは理解しております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございました。


◯委員(白鳥 孝君)  夜間に作業をするということでございますけれども、下りの方の工事をやったときに、上連雀一丁目堀合の方から、作業者、それからまた機材、運搬車等々のところで、あそこの中継点になっているんでしょうか、また資材置き場になっているんでしょうか、その辺のところで、また夜間、大型車等の搬入でやかましくなってしまうのではないかと思うんですけれども、その辺は大丈夫なんでしょうか。1点、お伺いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  上連雀一丁目から、確かに従前に大型車の搬入によるいろいろな影響が出たことは事実でございまして、それに関しまして、JR側にも、三鷹市としまして、道路の管理上の問題、それから、騒音・振動の問題等で、強く申し入れをいたしまして、限りなく影響のない手段をとるように強く申し入れをしておりまして、今後も引き続きそのような対応をしてまいりたいと考えております。


◯委員(白鳥 孝君)  ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。


◯委員長(森  徹君)  ほかにありますか。
 それでは、ほかにないようですので、質疑を打ち切ってよろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、第2番目、イのJR中央線連続立体交差事業についての質疑、これをもって終了いたします。
 続きまして、3番目のウ、三鷹駅南口西側地区(デッキ・駐輪場)について、市側の説明をお願いいたします。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  ただいま言われました第3、三鷹駅南口西側地区のデッキの工事につきまして、私の方から御説明させていただきます。
 東側のデッキにつきましては、平成18年3月をもちまして竣工しました。引き続きまして、昨年度、平成18年度におきまして、西側地区のデッキを、今現在施工しておりますビルに接続するという工事を昨年の7月12日から今年3月15日までの間で工事をさせていただきました。この工事の内容につきましては、延長が18.8メートル、幅員が3メートルということでございます。この橋脚につきましては、2カ所、基礎工をさせていただきました。
 現在、閉鎖状態になっておりますが、先ほど部長も御説明しておりましたが、11月20日の記念式典を終えまして、私ども、西側ビルから接続してきますエスカレーターの引き渡し式が11月29日に行われる予定でございます。これに伴いまして、私どものデッキを供用開始をしていきたいと思っております。
 まず写真を見ていただきたいと思いますが、まる1でございます。これは駅の方から現在西側の方にデッキが伸びておりますが、ここの間の既存のデッキとの接続部を写したものでございます。2番につきましては、これは既存のデッキから西側ビルを写真に撮ったところでございます。それから、3番目は、西側ビルから既存のデッキの方を撮ったところでございまして、今現在は、こういう形で閉鎖してございますが、11月29日に供用開始をするということでございます。
 以上でございます。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  続きまして、三鷹駅南口西駐輪場について御報告をさせていただきます。資料3、1ページめくりまして、2ページをごらんいただきたいと思います。この三鷹駅南口西駐輪場につきましては、9月定例会におきまして、公の施設としての位置づけ、並びにその管理運営を指定管理者においてするということで、指定管理者の指定についてという、この2点について御審議をいただいたところでございます。
 このたび、このビルの地下1階に自転車用のラックが設置されましたので、この設置状況等についてごらんいただければということでございます。資料2の見開きの方をごらんいただきまして、これがエルヴェ三鷹という建物の地下1階の平面図でございます。赤い枠で囲ったところが、公共駐輪場の範囲であるということでございまして、ここに2段式ラック、総数で816台分を設置いたしました。2段式ラックでございますので、上段が301台分、下段が515台分ということで、合わせて816台ということでございます。公共駐輪場に隣接しまして、このビルにお住まいになる方の駐輪場、あるいは、店舗に御来店いただく方の駐輪場というのが併設されておりまして、いずれも、こういった2段式ラックということでございます。
 公共駐輪場につきましては、ちょうど図の下側になりますけれども、駐輪場管理室と書いてあるところの下側のところにゲートがございまして、ここから出入りをするという形になっております。公共駐輪場の面積といたしましては、756.54平米でございます。
 1ページめくっていただきますと、写真が2枚ついてございます。それぞれ、上がまる1、まる2というふうになってございますが、見開きのページの中で、写真撮影方向ということが書いてございますので、こちらもあわせてごらんいただきたいと思いますが、まる1が、今御説明いたしました駐輪場の管理室のちょっと上側から左側に向けて撮った写真ということでございます。まる2という下側の写真が、見開き2ページの右上の方向から撮った写真ということでございまして、いずれも、ここの撮っている写真の部分は、1段目がスライドをするということでございます。左右の余地をあけながら、下に駐輪ができる。上は、引き出して、斜めになります。そこに自転車を乗せて、ばねの力で引き上げて、押し込む。ちょっと形式が違うんですが、サミットストアの北側に自転車駐輪場がございますけれども、そこに設置されている駐輪ラックと似たような構造になっていると御理解をいただきたいと思います。
 こちらは、定期利用並びに一時利用を予定してございますが、いずれも12月1日、供用開始ということで、現在作業を進めているというところでございます。
 以上でございます。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  資料3の最後になりますが、この西側地区の協同ビルの整備事業並びにデッキ・駐輪場が、このたび、約3年弱の歳月をかけて完成に至るわけです。つきましては、このビルを事業者として建設しておりました西側地区優良建築物建設組合というのがございます。その組合が、11月20日に建物ができ上がったということで、竣工式典を行うことになっております。あわせて、三鷹市の方もデッキの完成並びに駐輪場のオープンを迎えるに当たって、完成の式典を同日、組合の竣工式が終わった後に実施させていただこうと、今、思っているところでございます。
 詳しい内容につきましては、デッキ上でのテープカットをして、渡り初めをしていただいた後に、地下の駐輪場と21階の最上階であります屋上に御案内をさせていただこうかなという計画を練っているところでございます。詳しい内容につきましては、後ほど御案内を各委員さんにも差し上げたいと思っているところでございます。
 以上です。


◯委員長(森  徹君)  デッキと駐輪場の説明が終わりましたので、これから質疑をお願いしたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  1階の平面図がないので、ちょっとわからないんですけれども、自転車はどこから入れるのか。
 それと、816台分の駐輪スペースがありますけれども、一時利用とか定期利用の台数とかは決まっているのか。これは、居住者のは入ってないわけですよね。その辺のことをお伺いします。
 ちなみに、防災センターというのもお伺いします。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  まず第1点目、自転車の入り口でございます。これは、スロープ、御指摘のとおり、右側にある、非常に見にくいんですが、自転車用スロープと書いてあるんですが、ちょうど1ページ目の資料の下側のところにデッキ・階段と書いてありますが、ここのもうちょっと北側のところ、そこがスロープになっております。このスロープの右側にベルトコンベヤーがついていまして、おりるときは、普通に自転車を押しておりるんですが、上るときには大変だということで、センサーがついていまして、自転車がそこに行きますと、動き出して、タイヤを乗せると、人は普通に歩くんですが、自転車の重荷というか、荷重はかからない。そういうような仕組みのものが設置されているということでございます。入り口としては、ベルトコンベヤーつきのスロープに一番近いということで、北側からの入り口が原則となっています。南側からも、細い通路ですが、入れないことはありませんけれども、北側から原則、入っていただくというような案内表示にしているところでございます。
 あと、一時と定期の台数でございますけれども、一時利用が200台、816台のうちの一時利用が200台、残る616台が定期利用ということで、これは現在、11月1日から指定管理者を指定してございますので、協議中でございますが、指定管理者の考え方としては、そういうような割り振りということで、今、調整をしているところでございます。
 あと、店舗並びに居住の方の駐輪場については、私どもといたしましては、全く関知をしてございませんが、皆さん、店舗は一時利用、居住は定期利用という形になろうかと思います。
 あと、防災センターと申しますのは、このビル全体の管理ということでございまして、この駐輪場の中には、我々の公共駐輪場を監視するカメラが全部で9台ございますが、このカメラの映像についても、この防災センターの中にモニターが設置をされているということでございまして、ビル各所に設置されております監視カメラもすべて集中的に防災センターが管理をすると。ビル全体の管理室といいますかね。ここは24時間、人が常駐しているという管理体制になっているということでございます。
 以上でございます。


◯委員長(森  徹君)  いいですか。答弁でわかったそうです。ほかにありますか。


◯委員(白鳥 孝君)  今、防災のことを言っていただきましたけれども、例えば夜、女性がもしだれもいないところで、地下に入って、防犯上というんですか、この防災センターが機能するのかどうか。その辺のところというのは、防犯上、どういうふうな形で、地下を女性が、もしだれもいないで、1人で入った場合、どうなるかということをお伺いしたいんですけど。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  まず第1点、犯罪が起こる要因として、顔が見分けにくいとか、非常に薄暗いということが考えられると思うんですが、お話しさせていただきましたとおり、今度実際にごらんいただくわけですが、かなり照度としては明るいスペースになってございます。すずかけ駐輪場のときも、閉鎖された地下空間というのが防犯上よろしくないということで、我々も懸念しておりましたので、照度の確保ということについては、一定の工夫をしているというところでございます。あと、お話ししましたとおり、なるべく目立つような角度で、広い面積といいますか、ほとんど死角のないような形で防犯カメラの設置角度を工夫してございますので、そういった抑止力というものもございます。加えて、何かあったときのために防災センターで有人管理をしているということでございますので、有事の際には、その現場に駆けつけてといいますか、タイミングもいろいろございますけれども、防犯ボタン等というのは特に設置はしてございませんけれども、このスペースの中で常に人が1人監視しているという状況の中で、そういった犯罪というような部分に関しては、対応ができるのかなと思っています。
 防災センターは24時間でございますけれども、それ以外に、今、平日夜9時というような形で考えてございますが、駐輪場の管理人というのは別途おります。これは、防災センターのビル全体の管理人とは別に、駐輪場の管理人というのを置きますので、朝6時半から9時という予定でございますけれども、そういった対応もしているというところでございます。


◯委員長(森  徹君)  よろしいですか。ほかの委員の方の質問、ありますか。


◯委員(伊藤俊明君)  駐輪場の台数はどのぐらいあって、この公共駐輪場の設置によってどのぐらい駅前の放置自転車の状況は改善するとお考えなんでしょうかということと、これの市民への広報とか周知に対しては、どのようなふうに行うのか、お聞かせください。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  まず駅前の駐輪場の状況でございます。この12月1日に西駐輪場がオープンいたしまして、816台が加わるということになりますと、駅前の現段階での駐輪可能台数というのは、8,800台強という形になります。8,800台強となりますと、駅前の再開発計画の中で、8,000台という台数を1つの目標にしておりましたので、一時的にはこういった目標を超えるということで、1つのターニングポイントになるのかなととらえております。ただし、今後の再開発に伴いまして、最低でも2,000台程度は収容台数が一時的に減ってしまうようなことも想定されますので、駐輪場の台数確保ということについては、さらに腐心をしていかなければいけないのかなと考えております。
 現在、8,800台強というキャパがございますので、基本的には駅前の放置自転車、今、統計的に見ますと、1日当たり515台、これは常に動いている自転車がほとんどでございますが、一時駐輪場をふやすということで、これは、駐輪場を設置して放置自転車がなくなるということではなくて、入れ物ができて、ここにきちっと指導して、とめていただくという、こちら側のソフト的な対応が不可欠なわけでございますけれども、現在、例えば夜間撤去の回数をふやしているでありますとか、来年度になりますが、休日も含めて、撤去をするというような撤去体制、指導体制というのを強化いたします。このことによって、すべての自転車がおさまるような入れ物、そして、入れるためのソフト的な対応ということで、相当の放置自転車が駅前からなくなっていくものと、そういうような形で取り組んでまいりたいと考えております。
 あともう1点、この周知に関してですが、11月の第3週号の広報で、オープンというものを皆様にお知らせしたいと思っています。広報と当然あわせて、ホームページということもございますし、指定管理者において、いろいろな工夫の中で御利用いただくということを考えております。
 以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  とにかく駅前の放置自転車、重要な問題なので、一層取り組みの強化のお願いをして終わります。


◯委員長(森  徹君)  ほかの委員の方。


◯委員(半田伸明君)  今の伊藤委員の指摘は非常に重要なんですよね。結局、違法駐輪の対策の流れというのは、ある程度キャパをつくらざるを得ない。そのキャパをつくった後にどうするかというのを今、各自治体、問われているわけですね。今、8,800台という数字はあったけれども、例えばデッキを一歩下におりると、大きい声では言えないけれども、買い物のために一時的にとめている方がいらっしゃったり、注意しても動かさなかったりということで、今、課長の方からソフト面という話があったけれども、今後、そういうステップに移っていく非常に重要な時期に来ているのかなというのがあります。
 11月第3週ということで、広報の話が出ましたけれども、もうちょっと、時期的にきつきつなので、多分難しいんだろうなと思うんですが、こういう駐輪場とかを新規で出すという広報のときに、なぜこういう事業をやっているのか。駅前がこうやっていろいろ駐輪対策で、これだけ費用がかかって、撤去だけでも当然すさまじいお金がかかっている。駅前の顔をつくるために、こうやって一生懸命頑張っているんですよということを、今後もさまざまな駐輪事業があろうかと思うんですが、広報のあり方については、オープンしましたよではなくて、なぜこういうことをやっているんだというところは、ぜひ、ほんの数行でも構わないので、それはぜひ御検討いただければと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  ただいまの委員の御指摘、まさにそのとおりと感じてございます。広報の数行ということではなくて、どこかで、やはり撤去体制も強化すると。ただし、収容台数も確保していますというような市の取り組みをよく市民の皆様に御理解いただけるような形で、どこかで、特集号になるかどうかわかりませんが、一定のスペースをいただいて、そういった広報をしてまいりたいと思います。


◯委員長(森  徹君)  ほかの委員の方、ありますか。


◯委員(加藤浩司君)  済みません。先ほど白鳥委員から出た質問の確認なんですけれども、防災センターなんですが、私が認識する限り、防災センター、ある一定規模の建物に必要になってくる施設だと認識しておりまして、その内容といたしましては、建物の設備的なものに関して異常を発生した際に駆けつけて、修正なり、処置をするというふうに認識をしております。例えばエレベーターの閉じ込め、ないしは、自動火災報知設備が発報したときの、正しくどこで発報して、どうなっているかということを認識するだとか、あとは、水槽関係の満減水の警報とか、そういう設備的な方々が常駐しているというふうに僕なんかは認識していたんですけれども、本当に24時間、ここに警備という形の人間がいて、先ほど、防犯の面で話が出ていたと思うんですけれども、その人たちは、警備ということで役に立つような動きをしていただけるのかどうか、もう一度そこの辺を確認したいと思いますので、お答え願います。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  ただいまの御質問ですけれども、これは完成したら、エルヴェ管理組合という組織ができ上がります。その管理組合の中で、業務委託的に防災センターの中の方々が活動をされるということで、委員さん御指摘の業務内容は、多分すべて入っているだろうと私どもも理解しております。ただ、その中で、何人の人員で、どのような契約の中で行っていくかというのは、エルヴェ三鷹の管理組合の中の取り決めで、市の方もまだ報告を受けておりませんので、その辺については、重々、委員さん御指摘の内容を踏まえるようなことを前提に置いて、私どもも聞いていきたいと思っております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。できれば、本当にその辺をきちっと詰めて、恐らくこの人たちが監視カメラで見ていてくれるだろうと。見ていてくれるけれども、それを多分通報するだけで、設備の技術者さんたちは、本当に行ってくれるかどうかということまでは、きっちりと追求して、話し合っておかないと、動かないというふうに僕はいろんな建物で認識をしておりますので、市側として、これだけの公共の駐輪場を有しているのであるから、そういう防犯的なことに関しては、くれぐれも力を入れて訴えかけるようによろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。


◯委員長(森  徹君)  よろしいですか。今、非常に大切な質問だったと思います。安全・安心というところからいっても、しっかりと対応していただきたいと思います。
 ほかに質疑、ございますか。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、1点だけ。もう近々にオープンということなんですが、定期的な利用の値段とか、一時利用の料金は、具体的には決まっているんでしょうか。指定管理者のもとでということだとは思うんですが、もし決まっていれば、教えていただきたい。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  料金については、現段階では決まっておりません。ただし、ここは経過がございまして、この土地に従前、西駐輪場という駐輪場がございました。ここの方に、このビルを建てるということで、どいていただいて、暫定駐輪場を使っていただいているという経過がございます。従前の西駐輪場の利用料金が月2,300円という金額でございました。したがいまして、戻っていただくについては、当面、2,300円というのを1つのベースに考えていかざるを得ないのではないかと思っています。ただし、2段ラックで、上段は下段に比べて少しとめにくいということもございますので、その中で、学生さんに対する減免も含めて、若干の金額的な差というものはつけていくようになるのかなということで、ここは指定管理者と現在詰めているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  わかりました。


◯委員長(森  徹君)  ほかにございますか。
 なければ、これで質疑を打ち切ってよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、3番目、ウの三鷹駅南口西側地区(デッキ・駐輪場)について、市側の説明に対する質疑、これをもって終了いたします。
 続きまして、4番目のエ、三鷹市耐震改修促進計画 骨子(案)について、市側の説明をお願いいたします。


◯構造設備担当課長(菅原 正君)  では、資料4の報告をさせていただきます。今回、資料4につきましては、1ページと2ページですね。耐震改修促進計画の位置づけ、及び、次のページでは、三鷹市耐震改修促進計画 骨子(案)、この2枚になっております。
 まず、耐震改修促進計画の位置づけにつきまして報告させていただきます。これは、三鷹市耐震改修促進計画の位置づけでありまして、他の計画とどういうかかわり合いを持っているかということを示しております。その中で、三鷹市第3次基本計画、それから、三鷹市地域防災計画、こちらの方に一応おのおの反映するように、今、計画の段階で考えております。三鷹市土地利用総合計画につきましては、今、改定時期ではありませんので、まだ反映するということにはなっておりません。
 それから、右側で、東京都耐震改修促進計画というのがあります。この東京都耐震改修促進計画において、三鷹市は建築確認をやっております特定行政庁でありますので、耐震改修促進計画を必ずつくりなさいという計画になっております。
 それと、一番下のところに、ファシリティ・マネジメント推進チームというのがありまして、こちらの方の会議との関与ということで、この位置づけというのをあらわしております。
 次のページ、2ページ目になりますけれども、骨子(案)につきましてです。今回は章立てと節のみでございますが、一応この章立ての6つの項目、これは東京都耐震改修促進計画に区市町村関係団体との連携という項目がありまして、そこに準じた形でこの6項目の章立てを挙げさせていただいております。
 それから、昨日、ファシリティ・マネジメント推進チームの会議がありまして、その中で、耐震改修促進計画のたたき台の案ですけれども、報告をさせていただき、チームから大変貴重な意見をいただいております。
 簡単ではありますけれども、以上で報告を終わります。


◯委員長(森  徹君)  ありがとうございました。市側の説明が終わりましたが、質疑に入る前に、委員の皆様方にお諮りしますが、傍聴を希望される方がいらっしゃいますので、傍聴を許可してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認します。
 それでは、市側の説明に基づいての質疑をよろしくお願いいたします。
 耐震改修促進計画の位置づけということの説明があったという形ですので、この点についてありましたら、質問をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
 傍聴の方にお伝えしたいんですが、2時半から行政報告が始まりまして、かなり進んで耐震改修促進計画の位置づけということの報告まで来ているところなんです。ということで、ずっと行政報告を受けてきたものですから、その点をひとつ御理解いただきたいと思います。資料等も見ていただければと思います。
 質疑がなければ、以上で終わりにしますけれども、よろしいでしょうか。
 それでは、質疑を打ち切ってよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、三鷹市耐震改修促進計画 骨子(案)について、市側の説明に対する質疑を終了いたします。どうも御苦労さまでした。休憩いたします。
                  午後3時55分 休憩



                  午後4時03分 再開
◯委員長(森  徹君)  建設委員会を再開いたします。
 定例会前に行政報告を受けました。それで、きょうの質疑の中で、きょう初めて資料をもらったわけですから、さらにもう少し質疑をしたいということがありましたら、正副の方にそのことを言っていただけますか。12月議会、3日間あるわけですから、その中で、きょうこれで終わりということではなくて、何かあればそこでも再度、質疑をしたい。なければ、また新たな行政報告となりますけれども、そういうことも可能ということですので、せっかく事前に貴重な時間の中で質疑したわけですから、先ほども議論の中でいろいろ大切な点が出てきましたので、そういうことで、建設委員会としても、行政側のいろいろな説明に対しては、しっかりと質疑していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次回の委員会の日程について御確認をいただきたいと思います。12月定例会の会期中ということで、その間、必要があれば、正副委員長に御一任いただくということで、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にございませんようですので、以上をもちまして、本日の建設委員会を閉会させていただきます。どうも御苦労さまでした。
                  午後4時05分 散会