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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成19年度予算審査特別委員会) > 2007/03/14 平成19年度予算審査特別委員会本文
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2007/03/14 平成19年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(久保田輝男君)  ただいまから、平成19年度予算審査特別委員会を開会いたします。
 初めに、委員の皆さんにお諮りいたします。本日の委員会については、傍聴を許可することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 本日、審査に入るに当たって、私から市側の皆さんに一言申し上げます。本委員会といたしましては、予定された日程に基づき審査を進めてまいりたいと思っております。質疑時間については原則会派単位で決められ、会派の委員数に基づく比例案分方式によることが確認されております。会派の質疑時間終了の3分前にベルでお知らせをしますので、よろしくお願いをいたします。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いをいたします。また、本委員会はテープ録音により会議録を作成いたしております関係上、御答弁に当たっては、委員長が指名をした後、職名と氏名をおっしゃってから明確に答弁をされるようよろしくお願いをいたします。以上、御協力のほどよろしくお願いをいたします。
 それでは、議案第18号 平成19年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 一般会計歳出第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。
 説明を求めます。


◯企画部調整担当部長(河野康之君)  早速御説明に入ります。予算書でございますが、200ページをお開きください。第4款 衛生費でございますが、前年度予算比0.8%の増でございます。特記事項でございますが、203ページをお開きください。事項3.乳幼児発達健康診査関係費でございます。新たに臨床心理士による経過観察を加えて実施いたします。
 209ページをお開きください。209ページ、事項29.健康づくり目標達成事業費でございます。健康づくり目標「市民も地域も健康みたか2010」の達成に向けまして、住民協議会と協働でウオーキング大会を開催するなど事業の一層の推進を図ります。
 211ページをお開きください。中ほどの事項2.予防接種関係費でございます。調布市内の医療機関でも接種できるよう協定を締結し、市南部を中心とした市民の利便性の拡大を図るものでございます。
 213ページをお開きください。下の方です、事項5.環境施策推進費でございます。協働による施策推進のために環境基本計画推進会議(仮称)を設置いたします。
 215ページをお開きください。事項6.環境学習事業費でございます。小・中学生向けの環境演劇を実施・開催いたします。事項8.ISO14001運用事業費でございます。市庁舎等における認証の取得を踏まえまして、市の施設全般への導入を目指した簡易版システムの検討に取り組みます。事項11.アスベスト対策事業費でございます。平成18年9月の基準強化により改定いたしました三鷹市公共施設アスベスト対策基本方針に基づきまして、公共施設による使用状況の実態調査を行います。
 217ページをお開きください。下の方の事項1.ごみ減量運動啓発費でございます。後の方のページになりますが、家庭系ごみ減量・有料化検討関係費とあわせまして、リサイクル協力店制度の実施、あるいはマイバックの普及・啓発などごみ減量の取り組みを進めます。また、三鷹市ごみ処理総合計画及び三鷹市分別収集計画の改定に取り組みます。
 219ページをお開きください。事項4.集団回収助成事業費でございます。補助金を拡充し、地域の団体による回収事業の促進を図ります。
 223ページをお開きください。上です。事項16.ふじみ衛生組合関係費でございます。組合を事業主体とし、調布市と共同で進めます新ごみ処理施設整備に係る負担金などが増額となっております。
 226ページをお開きください。第5款 労働費に移ります。前年度予算比2.5%の減でございます。特記事項でございますが、右下の事項12.情報提供事業費でございます。就職支援サービスや窓口等の情報を掲載いたしましたガイドブックを作成し、配布するものでございます。
 229ページをお開きください。事項13.事業者雇用環境等調査関係費でございます。雇用ニーズなどの調査を実施いたします。
 続きまして、230ページでございます。農林費に移ります。第6款 農林費でございますが、前年度予算比2.1%の増でございます。特記事項でございますが、次の233ページをお開きください。事項5.認定農業者関係費でございます。実現に向けまして制度のあり方を検討するなど取り組みを進めるものでございます。続く事項6.都市農地保全調査関係費でございます。引き続き三鷹市都市農業研究会における調査研究を進めます。
 234ページに移ります。第7款 商工費でございますが、前年度予算比1.3%の減となっております。特記事項、右側の235ページでございますが、中ほどの事項1.商工振興助成事業費でございます。このうち新規に商店街振興事業補助金を設けまして、商店会連合会が行うイベント事業や商店会への加入促進事業等に対して助成を行います。
 続きまして、237ページをお開きください。事項8.観光振興推進事業費でございます。みたか都市観光協会(仮称)に対して三鷹阿波踊り40周年記念事業などのイベント助成など運営の支援を図るものでございます。
 続きまして、239ページをお開きください。事項17.商店街活性化調査事業費でございます。活性化に向けまして現状及び課題の調査を行います。続く事項18.井の頭恩賜公園90周年記念事業費でございます。東京都、武蔵野市などとともに記念事業を開催いたします。
 続きまして、242ページでございます。土木費に移ります。第8款 土木費でございますが、前年度予算比2.5%の減でございます。特記事項ですが、245ページをお開きください。上の方の事項2.建築基準行政事務関係費でございます。建築基準法の一部改正に伴い、構造計算適合性判定の対応を図るほか、耐震改修促進計画の策定に取り組みます。下の方の事項2.歩道設置(バリアフリー化)事業費でございます。市道第410号線の最終整備などに取り組みます。続く事項3.バリアフリー化改善事業費でございます。市道第15号線の整備を行います。続く事項4.バリアフリーのみちづくり推進事業費でございます。市民の方々の協力等を得ながら市内の拠点及び要望箇所に「ほっとベンチ」を設置してまいります。
 続きまして247ページをお開きください。事項7.市道第135号線整備事業費でございます。引き続き三鷹台駅前通りの整備に向けた用地の取得を進めます。
 続きまして、249ページをお開きください。事項1.市道舗装整備事業費でございます。4路線につきまして東京都の補助金を活用しながらバリアフリー化を推進いたします。
 続きまして、255ページをお開きください。真ん中の事項8.自転車等駐車場整備事業費でございます。今年度は天文台下駐輪場(仮称)、三鷹台第4駐輪場(仮称)、三鷹駅南口西駐輪場(仮称)の整備などを行います。
 257ページをお開きください。事項13.コミュニティバス関係費でございます。新バス交通連携システムの整備に取り組みまして、今年度は三鷹台ゾーン、新中ゾーン、西部ゾーンの3路線の見直しを進めます。
 続きまして、259ページでございます。事項5.地区計画等まちづくり推進関係費でございます。三鷹台駅前周辺地区のまちづくり条例に基づくまちづくり推進地区の指定などに取り組みます。事項9.三鷹駅バリアフリー化事業費でございます。引き続きJR三鷹駅のエスカレーター等、バリアフリー化整備に対して助成をいたします。一番下の事項1.三鷹都市計画道路3・4・13号線(牟礼)整備事業費でございます。国庫補助事業として引き続き用地取得に取り組みます。
 続きまして261ページでございます。下の方、事項7.花とみどりのまちづくり事業費でございます。今年度は緑と水のサポート組織設立準備会(仮称)を設置いたしまして、新たな推進組織の設立などに取り組みます。
 続きまして263ページでございます。事項8.緑と水の回遊ルートサイン整備事業費でございます。ルートサイン整備計画に基づきまして年次計画で案内板などの整備を進めてまいります。事項12.大沢の里整備事業費でございます。前年度に引き続き野川左岸区域の用地取得を進めます。続く事項13.連雀中央公園整備事業費でございます。用地を取得しまして最終の整備を行います。
 267ページをお開きください。事項25.遊び場広場暫定開放事業費でございます。プレーパークの整備や自主的な管理運営に向けまして市民参加による検討を進めます。
 続きまして268ページをお開きください。上の方ですが、4目 再開発事業費でございます。特別会計の廃止に伴いまして、この目を新設いたしまして再開発事業を経理しているところでございます。右側のページですが、事項3.三鷹駅南口西側地区市街地再開発事業費でございます。引き続き西側地区協同ビルに対する最終年次の助成を行います。事項4.三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費でございます。三鷹センター周辺・文化劇場跡地の再開発事業の支援として都市計画決定に向けた取り組みを進めます。
 続きまして272ページをお開きください。消防費に移ります。第9款 消防費でございますが、前年度予算比1.6%の減でございます。特記事項でございますが、事項2.消防団運営費でございます。今年度、消防団活動用無線機を配備し、連絡体制を充実いたします。
 275ページをお開きください。事項3.消防団詰所整備事業費でございます。老朽化した消防団第十分団詰所について、新たに大沢五丁目に用地を取得し建てかえによる耐震化を図るものでございます。
 続きまして279ページをお開きください。事項7.自動体外式除細動器設置関係費でございます。AEDにつきまして、新たに市内小・中学校22校及び市民協働センターを合わせて23カ所に配置をいたします。事項9.地域防災計画改定関係費でございます。東京都の被害想定等を踏まえまして、地域防災計画を改定するとともに防災マップ・洪水ハザードマップを作成し市内に全戸配布いたします。説明は以上でございます。


◯委員長(久保田輝男君)  説明は終わりました。委員からの質疑を願います。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は45分になっております。初めに、民主党。


◯委員(中村 洋君)  おはようございます。それでは、質問させていただきます。まず衛生費の方から参ります。保健事業全体に関してのことなんですけれども、財政が大変医療費等最近重くなっているということもあるので、この考え方を伺いたいと思っております。増大する医療費の削減ということが、何よりも迫られているのは国全体の課題でもありますし、それよりも何よりも市にとっては、市民の健康のためにということが重要だと思いますけれども、今、方針としては医療から介護へ、そして、さらには介護から介護予防へ、さらには成人病予防へということもだんだん前倒しの対応になってきました。特定健康診断のところは、国民健康保険の特別会計の方に移ったようですが、そういうような方向性がある中で今回の予算の中でも健康づくり目標による市民との協働や調布市との予防接種の協定などということを新しくされるということは評価をしております。
 ただ、健康の問題は自分自身の問題、自己責任という問題にとらえるのではなくて、やはりさらに仕掛けづくりということ、なかなか自分の体にも目が向かないような状況の人もいますので、さらには他市との健康診断などの広域連携だとか、かかりつけ医とか、かかりつけ医師会とかを持つことなど、そういった基盤整備ということを市でもう少し積極的に仕掛けづくりみたいなことはしていただきたいなと思います。特にこういう健康推進事業を市でやっていることの意義づけですが、国民健康保険というのが、今、財政上の問題で東京都への一元化が進められているようではありますけれども、市で保険者をやっているということの中で、市に財政的なインセンティブも働くし、それをしっかりやっていかなければいけないということがあると思うので、さらにそういった先ほどのような仕掛けづくりとかも含めて今後とも健康推進事業はしっかりとやっていっていただきたいと思うんです。そういう長期的な国民健康保険ということが財政の問題から統合されてしまうかもしれませんけれども、市ではどうやっていくのか、そういう社会の流れとか、ずれとかということが制度上出てくるかもしれませんが、今後、長期的な展望をこういった事業に対してどう思っているのか、ちょっと全体的な話なんですけれどもお伺いします。
 次に、環境の話に行きます。環境基本計画が今年度、平成18年度策定に基づいてということで、まだ策定中で策定されてないとは思うんですけれども、市民会議での熱心な議論とかも傍聴しましたし、今の環境保全審議会でも審議もさせていただいています。ただ、その中でも議論が出ていますけれども、ほかの市のいろんな計画とは違って、もう地球温暖化ということが待ったなしに一人一人の市民にのしかかってきているわけですから、より一層PRして、市が勝手に計画を決めてやってもらっているというのではなくて、もっと市民一人一人の問題なんだということをPRをしていかなければならないんだと思っています。そういう意味では、ここで予算書の方にも出てきます推進会議の方の役割が、大変重要になってくると思いますし、単に報告とか、そういう調査とかというんではなくて、積極的にここが本当に市民の皆様にとって大変な問題だし、一緒にやっていきましょうという推進に文字どおりなるべく位置づけを明確にしてやっていかなければいけないと思うんですが、この位置づけについてもっと明確化すべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
 あと、さらに改定前の環境基本計画の中では庁内の推進組織というものもあったと思ったんですが、聞くところによると年に数回開いているだけで余り成果ということが聞かれてはこなかったんですが、例えば今度ISO14001の認証を受けて──若干ISOとずれがあるのはわかってはいるんですけれども、そういうISOみたいなところでPDCA回してマネジメントしていくというところにこれも絡ませて、もう少しうまく何かチェックと前進に向けての体制を整えていけないかと思うんです。ISOとこれからの環境基本計画の推進に関しての関連性についてと取り組みについてお伺いしたいと思います。
 続きまして、ごみの減量に関してお伺いします。ごみ問題は、減量というのは常に必要なことで、新ごみ処理施設の建設に関しては、ふじみの方で議論をこれからはさせていただきたいとは思っていますけれども、それに当たっては安全にやっていただきたいと思いますし、市としても引き続きふじみに移っても、広報等はしっかり市ではやっていただきたいと思っています。それで、調布と一緒にやっていくわけなんですけれども、ごみの分別計画も見直していくという中で、どうしてもやっぱりごみの質の問題まで、ある程度調布市と合わせていく部分もあってもいいだろうし、そういうところはどのように議論されていくのかなと思います。ただ合わせていった方がいいといっても、私は家庭ごみの有料化に対しては慎重にすべきだと思っているので、調布に合わせる必要は何もないと思うんですが、むしろ勝手に調布が先行して三鷹と協議も余りないままに採用してしまったのが、どうかなということはちょっと思います。そのあたりの分別、これからどういう方向で見直していくのか、特にまだまだ課題としては生ごみの資源化ですとか分別の方法でもプラスチックが思ったより多いから、1日を2日にふやしてもいいんではないかという市民の声もあったりいろんな課題もあると思うんです。そういった観点でごみの問題そのものは、本当に生活の便利さをちょっと不便にするような側面もあるわけなので、どのように市民の皆様から同意をとってごみの減量につなげていくのか、そういった観点からこれからの取り組みについてお伺いします。
 次に、労働費についてお伺いいたします。労働関係で雇用対策ということを市の中で積極的にやっているのは評価します。特にもともとはハローワークの所管だとは思うんですが、市の中でも若年層や中高年の雇用対策について、市独自でやっているということに関しては評価をしています。今後はさらにハローワークがこの地域の中で、三鷹市にたまたまというか、あるということの利便性を生かして、もっと三鷹市民のためにハローワークの資源を積極的に三鷹市の中に引き出してもらうような工夫をさらにしていただければありがたいとは思っています。ただ、そうはいっても市で雇用対策をやるということですから、市の持っている特性ということは、ハローワークにはない特性も逆に生かせていけるとは思いますから、例えばニートやフリーター対策として、学校教育や社会教育と連携するだとか市民団体とも連携をするやに聞いていますし、中高年層のことについてもシルバー人材センターと連携するとか、市が独自でやれることというのは、またハローワークと違ったこともあると思いますから、そういう特殊性を今後ともさらに生かして、雇用対策に力を入れていただければなと思っているんです。その点これからの市が雇用対策をやるという意味合いを含めて方針についてお伺いしたいと思います。
 あと、労働費の関連で予算説明書の227ページの三鷹市勤労者福祉サービスセンター関係費に関して、ちょっと外郭団体の経営の関与についてお伺いしたいと思います。この団体はうちの民主党からも谷口議員が評議員として、議会から推薦いただいて経営の方にかかわっているんですけれども、全体的に市の方針として補助金を減らしていくという中、もちろん全体としては減っているんですが、国や東京都が削減をしていくという中では市だけで見れば、かえってふえてしまっているという側面もあるやに聞いております。それで、サービスセンターそのものが自立化計画ということを立てて、3年もたっているようですが、まだまだ途上にあるということだとは聞いています。私はいたずらに──ここに対する補助金のあり方ということがあるとは思うので、それをふやす減らすということをここで議論しているということよりも、そういう自立化計画が例えば始まっていてうまくいってない、まだ途上にあるというときに市としてどのように補助金を出している側として関与していけるのかどうか、もっとしっかりすべきだとするのか、もっと厳しい判定をしていくのか、外郭団体のそういうところに対するかかわり方、経営に対するかかわり方ということについて勤労者福祉サービスセンターを例にしてお考えをお伺いしたいと思います。
 次に、農林費の方に移りたいと思います。都市農業のあり方については、本当に守っていくためにいろいろなことをやっていただいていますし、第1に税制の見直しということが必要になってくると思いますから、特に農業者だけのためでもなくて、一般市民にとっても緑地の保全につながっていきますから、引き続き国に対しても声を上げていただきたいと思っておりますし、民主党から主張していましたこの認定農業者制度が実施されるということに関しても評価をしています。
 そして、ここではちょっと農業公園の取り組みについてお伺いしたいと思います。きのう、おととい以来いろいろ拠点と取り組みについての話をいろいろさせていただく中で、いろんな取り組みをしていく中で、そういう取り組みを今度は拠点に落としていったらという話をしていたんですが、今回、農業公園という拠点がある中で、その動きをそれでは設立の趣旨にあったようにどう波及させて市内に農に親しむということがこれまでできて、これからやっていけるのかということについてお伺いしたいと思います。あそこでもいろんな講座をやったりとか、いろんなことをしているのはわかるんですけれども、例えば何かイベントがあったりとかするときとか、そういうときに展示をやったりしているというのは、常設的にあそこに展示があってもいいのかと思うところもあるし、もう少しあそこを販売所だけというような位置づけよりももっと農に親しめるというか、日常行って見られるような形にするとか、農業者の方々もいろいろ学校農園に協力したりいろんなことをやってらっしゃいますから、もっとそういうことをあそこでPRすればいいんではないかと思うんです。そういう農業公園という拠点を生かして、これから農政、農業ということをどう市内へと波及させていくのかという取り組み方について伺いたいと思います。
 次に、商工費の方に移りたいと思っております。商店街の活性化ということで、今回、3月の議会に条例も出てきて、いろいろな取り組みということもあるとは思っているんですけれども、考え方ということをちょっとお伺いしたいんですが、商店街活性化のために東京都がやっている「新・元気を出せ商店街事業」とかいうのはあるんですが、どうしてもやっぱり単発なイベント的なところに、なってしまいがちなところがあると思います。もちろん商工業者の自前の努力ということも必要だと思うので、どこまで市がかかわるかということもあるんですが、イベント的なものというよりも、恒常的な商店街全体をプロデュースしていくような、政策誘導があってもいいのかなという気はしています。特に駅前だけの商工業発展ということよりも、これから少子化や高齢化ということもあると、地域、地域での商店街の活性化とかいうことが必要なときには、例えば歩きやすい歩道でなければ、高齢者の方は買い物へ行けなかったりとかしますから、そういう歩道の整備とかいうこと等も含めて、まちづくりということを全体として絡めて商店街の活性化ということに取り組まなければいけないのかなとは思ってはいるんですが、そういう単に個々の店ということではなくて商店全体ひいてはまた地域全体ということで社会インフラ的なことと合わせて考えた方がいいのではないかと思うんですが、そのあたり御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、土木費の方について伺いたいと思います。建築基準法の改正に伴って、建築行政いろいろと変わるというような事業の方を書いてありますが、何よりも本当に以前に発生した耐震偽装の事件によって、建築確認行政全体が損なわれているということの信頼回復を、市とは直接関係ないことはわかっていますけれども、そういったことも努めていかなければならないとは思っています。何よりもいろいろ今は行政の役割ということが、見直しをされているとは思うんですけれども、それでもこういった監督管理業務というのは、私はしっかりと市や行政が担っていくべきだと思っていますから、ここのところをしっかりとしてほしいと思います。そういう意味では、市内にもまだいろいろと違法建築とか、いろいろあったりとかしますから、そういうところをしっかりと啓発の取り組み等を含めて、今後とも監督行政ということに関しては、しっかりやっていただきたいと思っております。
 そういうことも含めて、あと、都市計画に関してもいろいろ最低敷地の見直しとかも、今回はやられるということなんですけれども、今、やっぱり国がちょっと規制緩和をし過ぎる方向にあって、建ぺい率、容積率いっぱい建ってしまうとか、かなり大きなものが建ってしまうという中で、地域住民との摩擦とかも起きていますので、できるだけ国に対してもっと制度改正を求めていくべきであるし、市の中でもできる限りの知恵を絞って、地区計画等もあるんですが、もっともっと調和のとれたまちづくりをしていく必要があるんだと思っています。そういう意味では、いろいろ規制緩和ということが言われる中で、何でもかんでも緩和していくというところに、こういう調和のとれたまちづくりとか、規制すべきところの規制というのも緩まってしまったのは、ちょっと同じ規制緩和という言葉の中で、おかしくなってしまっているとは思うので、改めてまちづくりのために都市計画とか地区計画とか使いながら、そしてさらには建築確認行政等も、信頼性の回復ということも含めて、この辺は厳しくしていくところではないかと思うんですが、このあたりトータルに御所見を伺いたいと思います。
 あと、コミュニティバスの方について伺いたいと思います。北野のルートができて、近々、上連雀一丁目の方も開通をするということに関しては評価をしています。特に高齢の方々で足が悪い方も多いわけですから、ゆっくりと回るルートではあっても、本当に市民生活にとっては便利のいいものということでは思っています。それで、例えばどこをどう軸に回っていくかというところで、普通は駅を拠点として回るのが多いんですが、北野の場合は、例えば杏林大学病院にニーズがあるということで、そこへの路線が今回はできたわけなんですけれども、来年度というか、長期的な視点で例えばこれからはいろいろ地域の中でコミュニティ・スクールだとか地域ケアだとか、ある程度コミュニティ住区単位でいろんなことをしていくというときに、コミュニティバス路線を政策誘導的な路線にしていくということは、検討されないのかというのはちょっと思うのでお考えを伺いたいんですが、例えば地域ケアの拠点的なものは、まだきのうの質疑では決まっていないようなことを言っていましたけれども、例えば井の頭で先行的に地域ケアをやったときに井の頭コミセンが例えば拠点になって、そこに市の窓口とか相談機能を持たせたとするならば、その地域に住んでいる人はそこに行きやすいので、そこの中で循環するとか、とりあえずそこに行けばそこから駅に結ぶとかそういうようなまちづくりの方向性と合ったようなバス路線ということも今後は考えられてもいいんではないかと思うんですが、そのあたりちょっと長期的な話になるかもしれないんですが、そういう政策誘導的な路線設定ということについてのお考えをお伺いしたいと思います。
 あとは駅前の再開発についてお伺いします。事後評価の方はこれからしていくということなんですけれども、費用対効果ということを言われていますが、このデッキ等を設置した後で、例えばこれは今から直せるかどうかわからないんですけれども、東の方に延びているデッキの下のところに店がなくて何となくちょっと暗いというところもあるので、事後評価をしてそういうところが直せるものかどうかというのはちょっとわかりませんが、そういう意味の費用対効果ということが見られていくのかどうかと、あとはデッキの部分だけではなくて例えば周辺環境の交通も、あれができると今まで人が通ってなかったところも、結構人が歩き出したりして、少しここに横断歩道があってもいいんではないかなというところも、通っていたりすると感じるところがあるので、そういうところの影響まで含めて事後評価をしていただけるといいのかなと思っております。
 それと関連して最後の大きな開発となっていく文化劇場の跡地のこともありますから、そういうところにもつなげていって、あと、市民のニーズ調査というのもその近辺の人だけではなくて、例えばそこにそういうものができたらどれだけの人が集まってくるかということを考えれば、ある程度交通圏の──三鷹の市民だけではなくて、小金井とか国分寺の人たちまで来るかもしれませんから、そういうところまで含めて幅広く三鷹のまちにどういうものができたら人が集まるのかということまで調査してみるというのは、1つの費用対効果ということにもなるのかなと思うんですが、そのあたり駅前再開発の考え方やこれからの文化劇場跡地の問題等含めての考え方についてお伺いしたいと思います。
 あと、最後、消防費の方に質問を移らせていただきます。これから地域防災計画の改定があるということで、非常に大きな取り組みになってくると思います。それで新しい都市型災害ですとか、直下型地震のことも、被害想定も含めて改定になると思うんですが、この改定の取り組みそのものも、もう少しその後の、定めてから後で例えば地域──地域の町会・自治会と一緒になった取り組みを進めているところまで、一緒になって計画をしていただけるといいのかなと思います。実際、計画という太いものを別に市民が全員見られるわけではないんですけれども、災害の際に市民がどう動くかとか、災害の弱者がどうなるのかということも、実際、反映できてくると思うので、こういう計画を定めながら、そのときに地域の人はどう動くのかとか、これをつくった後で地域の人たちで、その地域、地域でもそういう計画をつくっているとか、一緒にシミュレートしてみるとか、そういうことをなかなかしていかないと、今、町会や自治会でも何か加入者が減っている中で災害のときどうするんだろうとか、町会入らなかったら助けなくていいのかなという話まで出ているような感じになっていますので、こういう機会をとらえて計画づくりと、それを実践に移していく過程で市民と一緒に動ける取り組みまでを、この改定ということの動きにしていただければいいのかなと思うんですが、そのあたりの取り組みについての御所見を伺います。以上で質問の方を終わります。


◯市長(清原慶子さん)  私から3点、方向性の御質問についてのお答えをしたいと思います。1点目は、保健事業全体について御質問いただきました。御指摘のように、今、私たちの健康に対する関心の度合いというのは高まってきていると思いますし、むしろ長寿社会の中では治療よりも予防、発見、日々の健康維持ということが重要であるということは、質問委員さん御指摘のとおりです。実は、昨年末、三鷹市医師会が創立40周年を迎えられました。この間、医師会と三鷹市との連携等について、他市の状況等と比較して私も考察をさせていただいたのですが、やはり治療ももちろんのことですが、予防、あるいは、健康診査におけるこれまでの連携の強さというのは、大変他地域に比べて評価できる連携がとれてきていると改めて思ったところです。そこで三鷹市医師会のみならず、例えば、来年度、調布市の医師会とも連携をしながら、予防接種を実施できることとなったわけですが、調布市の医師会長さんとも、私、お話しする機会がございましたけれども、やはり市民の皆様にとって行政域に制約されない、そうした予防体制をとっていくということは、極めて重要であるという共通認識も得ましたので、担当が日々努力をして周辺の自治体とも、協議をしてくれているわけですが、今後やはり後期高齢者の医療保険の問題や国保等で広域連携ということも重要になってくると思いますので、三鷹市の市民の皆様にとって望ましい健康保持のための予防の取り組みについて、来年度も一歩を踏み出すということになったと思います。
 特に健康といった場合に、身体の健康だけではなくて、心の健康ということも重要なわけですから、来年度の予算の場合は88ページの1番目にありますように、乳幼児発達健康診査の充実ということで、これは子ども・子育て支援でもありますが、あわせて心身ともの健康を維持していただくための取り組みの1つでもあります。このようにトータルな取り組みをしていくという方向性が1つ。2点目に、健康づくりのために市民の皆様と御一緒に仕掛けづくりも、平成18年度以降積極的に進めてきたわけです。それは例えば健康づくり目標を掲げた上での、ウオーキングマップづくりでありますとか、つまり日ごろ日常からの市民の交流による健康づくりということが、委員さん質問の仕掛けづくりの1つであると思いますし、今後もそうした健康づくりの協働のあり方というのを、具体的に示していきたいと思っています。3点目に、これは特別会計になるわけですが、国民健康保険では特定健康診査ということが、保険者に求められてくるわけです。国保についても御指摘あったわけですが、これは款が違いますから詳細はそのときに、何らかの形で御説明する機会もあるかもしれませんが、平成20年度からの国保の特定健康診査に向けた準備も、平成19年度始めますので、そうしたことの中で、より一層健康診査ということについて強めていきたいと思います。
 2点目は、農業公園に関しての御質問です。三鷹市では近くの市に比較して、農地が比較的広く確保できていること、それは農業者の皆さんの存続への努力、後継者確保への努力、そうしたものが地道に実っているから、食いとめられている農地保全です。そこで平成18年度からJA東京むさしの皆さんと、パートナーシップで都市農業の研究会を持っているわけですが、その中でも農業公園と農業をまさに冠とする公園の意義というのは再確認されています。その運営については、運営懇談会という公募市民の方も含めた──委員さんは傍聴されていますから御存じだと思いますが、そういう取り組みをしているわけでございまして、先ほど常設展示であるとか、さらに農に親しめる事業をということについても、この運営懇談会で前向きな議論がなされていると報告を受けておりますので、ぜひ運営懇談会の取り組みに対して、私たちは都市農業研究会の検討経過などとよく結びつけて取り組みを補強していきたいと思いますし、農業公園機能の拡充ということについても実質的には学校農園等が果たしてくれているわけですから、それらについての連携の明示といいましょう、市民の皆様にわかりやすい農業に親しめる機会の、総合的なPRに努めていきたいと思います。あわせて、援農ボランティア講座とかいうようなものが、受講者もふえている傾向にもありますので、総合的な示し方をしていきたいと思います。
 私からの最後の答弁ですが、駅前再開発についての御指摘について、方向性をお答えしたいと思います。駅前というのは大変重要な地域であるということは委員さん御指摘のとおりです。それは三鷹市にとってはJR三鷹駅の南口であるということもありますし、いわゆる文化劇場跡地については、幸い地権者の皆様の働きかけもありまして、今年度、都市再生機構さんが積極的な取り組みをするということを始めてくださっています。私は先ほどおっしゃいました広域的なニーズ調査であるとか、あるいは、三鷹市にとって市民の皆様の暮らしと共生できる、つまり、にぎわいだけではなくて、住宅都市三鷹としてのよさをともにバランスよく、示していくためのあり方ということについては、都市開発についてのプロフェッショナルでもある、都市再生機構さんの参画というのは、大変大きな意味があると思っています。したがいまして、望ましいパートナーシップが、地元の地権者の皆さん、そして、まちづくりを総合的に考えていく責務のある三鷹市として、協調しながらよりよいものにしていく、そうした歩みを来年度はさらに積極的に進めていきたいと思っております。そのようなことについて、遂次、私たちも適切なニーズ把握をするとともに、連携の中で市民の皆様の立場に立った関係づけというのを、市として十分にしてまいりたいと考えております。私からは以上です。


◯副市長(河村 孝君)  私の方から2点ほど市長の答弁に補足したいと思いますが、1つは、勤労者福祉サービスセンターへの、市のかかわり方ということでございますが、サービスセンター独自のそういった自立化計画ということで、自主的な努力をしていただいておりますので、基本的にはその動向をしっかりと見きわめていきたいと思っておりますが、行革のアクションプラン2010の中では、全体的な話ですけれども、外郭団体の統廃合について市側としてもいろいろ検討を進めるという方針を出しておりますので、そういった一定の見直しの中で市側のスタンスと、そういった方向性とのすり合わせ等も、しっかりと見きわめていきたいなと考えているところです。
 それから、2点目は、コミュニティバスについてでありますけれども、御指摘のような視点、まちづくりとの連動性についてということでの、福祉も含めた幅広い御提案でございましたが、私どもも基本的にはそういうふうに思っています。時間を今まで1時間1本をなるべくふやして、1本を2本にするとかという努力と、経費を削減するということと、運賃を安くするという、それらをいろいろ考え合わせていきますと、不便地域の循環型の小循環のバスということが、北野で今は試行しているわけでありますが、そういう方式をとらざるを得ないということがあるんですけれども、それを消極的な視点でとらえるのではなくて、積極的にその地域の中で新しいライフスタイルを生み出すということで考えますと、まち歩きとか商業振興だとかあるいは福祉の視点だとか、そういったいろんなところで活用できる、新しい三鷹的なコミュニティバスの方策を考えていきたいと思っております。これから見直す中では、例えば大沢地域だったらさらに観光の視点もかかわるかもしれませんので、そういったことを複眼的に検討しながら、適切なルート設定をして、市民の方の利便性を高めていきたいと考えているところです。


◯環境対策課長(保谷幹夫君)  環境基本計画の関係の御質問についてお答えをさせていただきます。地球温暖化対策につきましては、市民一人一人の取り組み、事業者の方々の取り組みが大変重要だと認識しております。そのためにもこの環境基本計画についての周知・PRや環境問題につきまして、市民の方々への周知について、十分やっていかなければならないということで考えております。市としましてはいろんな広報でありますとか、そういったものを使ったPRでありますとか、環境学習によっていろんな市民の方々へのきっかけづくり、行動へとつなげられるようなきっかけを、つくっていきたいと考えております。環境基本計画推進市民会議(仮称)につきましては、計画の進行のチェックだけではなくて、実際に市とともにいろんな環境施策の実施する事業などにつきましても、一緒にこういったものがいいんではないかということを提案いただいて、一緒に考えていただいたり、あるいは、その事業などを進める上で、一緒にともに活動していただくような仕組みづくりもできたらいいなと考えております。具体的にはこれから詳細について検討してまいりたいと考えております。
 それとISOとの関係ですけれども、確かに御指摘のとおりISOは市の環境について、いろんな目標を掲げてそれを取り組んでまいります。環境の負荷のかかる活動といたしましては、紙とか電気とかガソリンの節約でありますとかを、定期的に進行管理して目標に向かって進めていく。あるいは、環境に優しい活動というのも目標に掲げておりまして、省電力の機器の購入でありますとか、環境に負荷の少ないいろんなものの購入であるとか、そういったものの推進、あるいは、いろんな市民との環境事業の推進なども目標の中に掲げておりますので、そういったISOの進行管理とも合わせながら、環境基本計画の推進も進めてまいりたいと考えております。以上です。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  ごみ減量のこれからの取り組みについてお答えをいたします。まず最初に長期的な取り組みといたしまして、ごみ処理総合計画というものの改定の準備ということを、平成19年度予定しておりますので、この中で市民の方、あるいは、ごみ減量等推進会議の推進員の方たちと一緒に、長期的な展望の方を取り組んでいきたいと思います。また、平成19年度においては減量の取り組みといたしましては、昨年度、キャンペーン活動等の回数をふやしまして効果がございましたので、こちらの方も引き続き同じような形で行ってきています。また、「ごみ減量・マイバックキャンペーン」の方も、今年度拡充という形で考えております。また、もう1点、集団回収事業の団体さんへの補助金の方を、単価の方をアップさせていただきまして、こちらの方の資源の回収の方に力を入れていきたいと思っております。また、もう1点、調布市さんとのごみの分別の方ですけれども、平成19年度においてまた分別収集計画、これは容器包装リサイクル法による資源物の回収なんですけれども、こちらの方も調布市と合わせて改定の方を行っていきますので、基本的には分別は全く同じなんですけれども、そこの場で調布市さんと整合性をとっていきたいなと思っております。以上です。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  雇用に関する方向性についての御質問にお答えいたしたいと思います。基本的に私どもでは市のコーディネート機能を発揮しながら、総合的かつ世代ごとのきめ細かな雇用政策を打っていきたいと考えております。御指摘のございましたように、例えば具体的には「しごとの相談窓口」の開設に代表されますように、それまで労働相談ということで、いわゆる不当労働行為等の相談を受けておりましたのを、平成17年度から「しごとの相談」ということで枠を広げております。御指摘にありましたような、ハローワーク三鷹さんのみならず、わくわくサポート三鷹、あるいは、多摩東部地域産業保健センターさんと組んで、医療についても、あるいは、就労についても相談を受けていくという総合性を持っております。市の持っておりますものは、そういうふうな専門のところを、特に雇用政策についてはコーディネートしながら、市民の皆様の御要望に、ニーズにこたえていくということが重要であろうかと思っております。もちろん市の独自事業でございます、市部では三鷹市だけが行っております内職相談、このようなものも各機会をとらえて、内職相談を行っているところでございます。
 それから、商工振興に関する御質問がございました。イベント等を単発ではなく恒常的な施策を行う、特にバリアフリーといいましょうか、歩きやすい道路等の試みを進めるべきである、まさしく御指摘のとおりであると考えております。私どもでは、御案内のとおり、3月議会に三鷹市商店街の活性化及び商店街を中心としたまちづくりの推進に関する条例というのを、御提案させていただいておりまして、その趣旨はまさしく、今、御質問のとおりでございます。その中では基本理念として、安全・安心、あるいは、環境負荷の低減、あるいは、地域福祉というものも加えております。全体として商店街を中心としたまちづくりを進めていくべきであろう、そういうふうな御提案でございまして、現に三鷹台でございますとか、あるいは、連雀通りでそういう動きはございます。こういうふうな動きと連動しながら、市といたしましても都市整備部門、あるいは、教育部門といったところを中心とした市の内部での連携をとりながら、市民の皆様と市のまちづくりを進めていく、こういう方向で考えたいと思います。なお、イベントにつきましても、狭域的で単発的という御指摘がございましたけれども、そういうふうなところがいい部分として反応するところもございますが、全体として商連さんを中心として、例えば全市一斉セールを拡大していく中で広域的、三鷹全体で地産地消的な観点からも、商業の振興を図りたいと考えております。以上でございます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(藤川雅志君)  建築基準行政、都市計画、地区計画、規制緩和も絡めました非常に幅の広い難しい課題、御質問でございました。直接的なきちっとした答えになるかどうかわかりませんけれども、こういった問題、私どもが進めているまちづくりは大きく考えると、きちっと決められた決まり事を守っていくという仕事と、それから、創造的なまちづくりをどう進めていくかという、大きな2つのテーマになろうかと思います。それで、きちっと決められたことを守っていくという点からいいますと、先ほど御質問の中にありましたように、基準が時代の推移、事件の発生によって多少ぶれてまいります。それは現実に合わせる努力をしなければいけないという流れの中で、三鷹市からも現場からの発信ということで、建築基準の行政のあり方とか、あるいは、開発指導なんかについても、かなり国や東京都に意見を申してきておりまして、なかなか三鷹市の言うとおりになるわけではございませんけれども、発信をしてまいりましたので、これからも現場からの声というのは、きちっと届けていきたいと考えております。
 それから、もう1つの創造的なまちづくりということでは、創造的なまちづくりを進めるために地区計画、景観、それから、緑だとか、区画整理だとか、いろんなメニューが国から提示されております。私どもそういったメニューを、どうやってまちづくりに生かそうかということで、日々努力しているわけですけれども、ここでもやはり幾つか問題点がありますが、特に現実にまちづくりを進めている我々の立場からすれば、その地域、地域をどういうまちにしたいかという、見事なイメージをしっかりとつくり上げることが大変でございまして、今、三鷹市は連雀通りや三鷹台を初め住民の皆さんとの協働で、いいまちのイメージをつくっていこうということで努力をしております。それがまず1つ非常に難しいということを申し上げておきたいと思います。
 その上で手法です。国が示す手法はいろいろございますけれども、全国一律で手法というものを設定していますので三鷹市の実態とそぐわない、三鷹市が景観をやりたくても国が示している景観のメニューとなかなかうまく合致しないというところがございまして、であってもそういう制度をうまく三鷹市に合わせて使いこなしてやるんだというそういう我々の勉強する面と、それからもう1つはやはり実態に合っていないということで、国や都に対してそういう制度をもう少し三鷹市のような自治体で使えるような形に変えていってもらいたいという申し入れ等が必要になってこようかなと思っております。今までも都市計画の権限を3大都市圏であっても三鷹市にもおろしなさいというような要望を三鷹市としてしてまいりましたけれども、これからはもう少しきめ細かなところで制度設計についての提案や何かができればいいなと考えております。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  市長の答弁に補足をさせていただきます。駅前広場整備の事後評価についてお答えをさせていただきます。この調査につきましては、都市再生交通拠点整備事業に関する費用便益分析マニュアルというのがございます。それに基づいて実際の調査をさせていただきますが、その中には委員さんにも御指摘いただいたような交通量調査とか、商業振興にかかわる項目等も念頭に入れながら調査をしていきたいと考えておりますが、具体的に申し上げますと、その評価の対象になっておりますのは、広場、それから、歩行者の通路、並びにエスカレーター、エレベーター等の項目を挙げながら、その調査をしていくわけですけれども、個々具体的には今後さらに検証をして、中身の内容を詰めた上で調査をしていきたいと考えております。以上です。


◯防災課長(島田 勉君)  地域防災計画の改定ということでございますけれども、平成17年度に国や都の防災会議が、新たな被害想定を公表しているところでございまして、そういった視点と、それから、東京都がこの5月に向けて地域防災計画の改定を予定しております。そういった視点も取り込みながら、三鷹市の防災計画を改定していくということになります。その中で新たに出てきているのが水防体制の問題、あるいは、災害時医療体制、あるいは、災害時の援護者対策というところを、新たな視点として取り込んで改定することを考えておりまして、その中では当然のことながらパブリックコメント、あるいは、自主防災組織の連絡会であります自主防災組織連絡会の意見を伺いながら改定をして、できるだけ実効性の高い計画ということを考えております。以上でございます。


◯委員(中村 洋君)  御答弁ありがとうございました。1点、ちょっと時間が余りないのであれなんですけれども、勤労者福祉サービスセンター、統廃合等のということの話があったんですが、基本的には統廃合してほしいというつもりの質問ではなくて自主努力とかいうことをしていくときに、市としてそういう団体があったときにどうかかわれるかということだったので、これそのものの必要性というのはいろいろ議論もあると思うんですけれども、そういう外郭団体に対する経営的な支援とか指導とかいうことを自前でやっていけるのであればやっていってもらえばいいわけですから、そういうことは心がけていただきたいと思います。
 あと、全般的な質問として、いろいろと商工業であっても、まちづくりであっても、いろいろもう少子化や高齢化の時代になってくると、福祉とかいろいろ関連が出てくることになっていますので、庁内でも理事者がいて調整はするんだと思うんですけれども、なるべくいろんなことも横断的に、やっぱり商店街にしたって、福祉だって、道づくりだって要るわけですから、そういう横の動きということはもう少しいろいろと、これからも取り組んでいっていただきたいなと思っております。
 あとは、地域防災計画だけ、最後、ちょっと余り時間がないんであれなんですけれども、実際に市の方でつくる計画的なマニュアル的なものを、実際、市民の方に落とし込んできても、この項目がこうというよりも、市民の方で感じるときは、その場でまず地震が起きたらどうなって、どこに逃げてとか、具体的な話とかになってくるので、計画づくりみたいなところを逆に市民の方に、地域や町会に落とし込むときにもうちょっと本当に具体的にどうするかという話まで落とし込んでいってわかるようにしていくことが大事なのかなと思って、そこまでの取り組みをしてほしいという意味の趣旨の質問だったんですが、そういうところの取り組みまで、やっていただけるということなんでしょうか。ちょっとその点だけお伺いしたいと思います。


◯副市長(津端 修君)  地域防災計画についてお答えをいたしますが、この計画は災害対策法に基づきまして、きめ細かに計画づくりが法の中に定められておるわけでございます。したがいまして、形式的にはなかなか難しい面があるわけでございますけれども、素案づくり等においてそうした対応を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(中村 洋君)  ありがとうございました。いろんなことが本当に絡んでやってくるところがありますので、先ほども言いましたけれども、横の連携をとってもらって、いろいろと施策をやっていただきたいと思います。少し早いですけれども終わります。


◯委員長(久保田輝男君)  以上で民主党の質疑を一たん終了します。
 休憩いたします。
                  午前10時26分 休憩



                  午前10時45分 再開
◯委員長(久保田輝男君)  それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 次に、日本共産党。


◯委員(岩田康男君)  それではお願いします。科目の順番でなくて申しわけないんですが、まず第1番に交通安全対策についてお伺いをいたします。先日、3月9日に朝7時20分から8時50分まで、通学路の交通調査というのをやりました。資料をお渡ししてありますけれども、場所は下連雀七丁目のJCBカードセンターのところの前の通りです。調査をしてみますと、交通規制が7時半から8時40分までということになっているんですが、その時間帯にここの中に入ってきた車・バイクは134台ありました。時間ごとに何台あるかというのは資料をお渡ししてありますけれども、ほぼ平均していまして、十数台、十五、六台というのが、10分ごとの区切りにしますとなります。最初の7時半の時間帯に駆け込みのように入ってくるのが、さすがに多くて二十五、六台。それから、最後の8時半から40分の間にも大量に入ってきます。子どもたちが通学する時間帯というのはここに集中しておりまして、7時50分から8時10分の間ぐらいが、集中して子どもたちが通る、168人ここを通りました。
 そこで、調査をしてみてどうかなと思ったのは、1つは、交通規制が3カ所標識が出ているわけですが、しかし、現実に134台が通る。これを全国、埼玉でもありましたけれども、子どもたちの通学をしている列に、あるいは、保育園の人たちが通園する列に、車が突っ込むという悲惨な事故がありましたが、車が1台でも通ればその可能性を持つということで、ここの交通規制を完全にすることというのはできないものでしょうか。通る車はほとんど多摩ナンバーなんですが、他県のも結構ありまして、横浜、相模、習志野、品川、長野、川崎、八王子、福岡、それから、練馬、京都、三重と、いろんな車が通るんですが、以前、こうした他県の車が通る道路というのは、通り抜け道路としてドライバーの間に知れ渡っているということから、他県の車が通るということがあるんですが、そういう危険性というのはないのかどうか、それをまず1点お伺いします。
 2点目は、担当の人には地図を渡してありますので、子どもたちが通学のために通る道路で、小学生・保育園児が通る道路は、危険ということがわかりました。つまり、北側の連雀通りから入ってきた車は、交通規制区間があるものですから、JCBカードセンター南側の小公園を左折をする、左折をして都営住宅の方に入ってくる。そうすると、子どもたちは北側から歩いてきて、同じくそこを左折して第六小学校に行く。つまり、規制があるためにというか、規制区間がこのために車が子どもたちを追っかける形になるわけです。ですから、規制区間を、連雀通りから入るお豆腐屋さんの前から、例えば規制区間にするとか何かしませんと、小学生の子どもたちにとっては、この交通規制は役立っていないんですが、こういうものというのは見直しができるのでしょうか。
 それから、もう1つ気がついたことなのですが、朝の7時半ぐらいから中学生も小学生も通り始めます。学校は8時15分だそうですが入り始めます。ところが、8時10分を過ぎますともうほとんど子どもたちは通らない。ところが、8時40分まで規制になっているというところから、8時20分を過ぎますと大量の車が入ってくるという関係になって、それがいいかどうかは別にしても、規制の時間帯に入るのはまずいわけですけれども、実質効果を上げているかどうかということなんですが、この規制時間というのは変更が可能なんでしょうか。この3点をこの問題でお伺いをします。
 関連して、交通安全計画が、今、出されていまして、それを今パブコメをやっている最中でしたか、ここで高齢者のことも大変なんですけれども、二輪車の事故のことを取り上げているんですが、この二輪車の事故をどう防ぐかということで、23ページの(2)のところに、これは23ページというのは交通安全計画の23ページの(2)のところに、「運転者に対する交通安全教育」というところがあるんですが、大変、私、重要なところだと思っています。これをだれがやるかということで、同じく28ページの(イ)のところに、だれがそれをやるかというのが書いてあるんですが、「二輪車利用者の組織化の推進」ということで出ているんですが、実際、安全講習をだれがどこでやるかというのは、大変、今、困っているそうです。バイクを販売しているお店が、ここ5年の間に激減というか、減りました。バイクを販売しているお店が減るということは、バイクを販売しているお店があったときには、そのお店の人がここに書いてあるようなツーリングだとか、安全講習だとか、そういうものを率先して、販売するためにやるということを、かなり徹底してやっていたらしいんですが、バイク店が閉店するというところから、量販店ではそういうことをやらない。お店が減少したことにも原因があるんではないかという話があったんですが、なるほどと思うんですが、この辺の交通安全教育の実習をだれがどういうふうにやるかというのを、お考えがありましたらお聞かせいただきたいと思います。
 2つ目は、毎度マンションのことで申しわけないんですが、私、マンションの建設についていろいろ異議申し立てをする住民の皆さんと運動してまいりましたが、最近、高さ制限やいろんなことがありまして、そちらの方は大変少なく、もうほとんどなくなりまして、今度、マンションに入っている人たちから、いろいろ問題提起を受けるようになって、そちらに今度仕事を転向しようかと思うんですが、自転車置き場が三鷹市の環境配慮基準で1戸に1.5台と、誘導基準で1戸に2台となっているんですが、今の、各自が持っている自転車の台数というのは1人1台持っているということと、きのうの議論にはもう触れませんが、子育て世代が多くて自転車の荷台が、非常に大きなものがあるということで、とても今の自転車置き場では追いつかない。あんな豪華なエントランスをつくる必要はないのに、玄関より自転車置き場は広くしてもらった方がいいと。これは売り手が高く売るために、実用性よりも見ばえを豪華にする。売った人はもう売ってしまえばおしまいなので、買った人はそれから一生そこに住むわけなので、買った人がどう便利に使えるかという点では、事前協議主義で、設計の段階から事前協議が出ます。事前協議のところで指導できないかと、誘導基準は2台なんですが、最近の事情を考慮して、駅に近いマンションは別なんですが、ちょっと離れた七丁目、八丁目、九丁目、こっちに来ますと自転車はどうしても必要なものですから、事前協議の段階で指導ができないか。
 それから、もう1点は、既存のマンションで住民の皆さんが管理組合をつくって、自転車置き場を広げたという事例が幾つかあります。これは建築基準法に違反をしない範囲の話なんですが、緑をつぶすということで、それはやめてくれという事例はありましたよね。いろんな形で既存のマンションがそういうふうになった例があるんですが、既存のマンションで今からそういう相談というか、支援というんですか、支援というと何かお金が絡むようであれなんですが、お金ではなくて援助できないかという2つをお尋ねをいたします。
 マンションのことでもう1つ、マンションの耐震診断の助成問題で、議会で前向きな御答弁をいただいていますが、これは今度の計画の中で議論をすると受け取っていいんでしょうか。三鷹でいわゆる新耐震の基準以前にできたマンションというのは、どのくらいあると掌握されているんでしょうか。それから、通常のマンション、例えば50戸で5階建てぐらいのマンションで、耐震診断をやる場合にどのくらいの費用がかかると見積もれるんでしょうか、お尋ねします。
 最後に、衛生費なんですが、おふろ屋さんがなくなって困ったという話は、今までおふろ屋さんへの支援というのはいろいろしていますよね。税制面でしたか、水道でしたか、改修費用だとか、いろいろしています。していますが、おふろ屋さんを維持するというのはなかなか困難なんでしょうね、どんどん減少するということは。公衆浴場というぐらい公衆衛生という点から見ると、どの商店も大事ですけれども、おふろ屋さんがなくなるということと、市民生活のかかわりというのは、大変大きなものがあると思うんです。港区だとか品川区だとかでは公設民営のふろというのは、もう何年も前からやっているわけですけれども、そこまでいかなくてもおふろ屋さんを最低限維持する。どうしたっておふろ屋さんがなければ困る市民の人というのはいるし、市民の健康問題からして大事なところなんで、最低限の数は維持するということのために、抜本対策というのはお考えにならないでしょうか。失礼しました、商工費だそうです、よろしくお願いします。以上です。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  まず第1点目、スクールゾーンについての御質問をいただきました。スクールゾーンにつきましては、児童・生徒の通学時の安全を確保するということでございまして、一定の時間帯、車両の通行を制限するものでございます。道路交通法上の規制でございまして、こちらに、時間帯に車両が進入するということになりますと、これは駐車違反、あるいは、スピード違反と同様に、明らかに道路交通法上の違反になるということでございます。この違反につきましては、通行禁止違反といたしまして減点が2点、普通車でありますと反則金が7,000円になるということでございます。しかしながら、市内におきましても、スクールゾーンという該当箇所が相当数あるということと、規制が比較的1時間程度の短時間であるということでございまして、違反を承知で通行する車両というものが後を絶たないという状況もございます。
 市といたしましては、こうした状況に対しまして改善を要望されることが多々ございまして、その場合には警察署に取り締まりの強化を要望するということと、該当時間に物理的なバリケードを置いていただくような対応をとっているところでございます。御質問いただきました若葉通りの1本東側のスクールゾーンにつきましても、御要望いただきまして三鷹警察の方で、現在でも月二、三回程度、警察官が現場に立って、規制、あるいは、指導・取り締まりということをしているわけでございますけれども、なかなかその段階でバリケードを置いていただけるということに協力をしていただける市民の皆様が見つかりませんで、今、現在、バリケードというものが置けない状況になってございます。今後につきましては、警察に対する指導・取り締まりの要請ということは、もちろん引き続き行ってまいりますが、近隣の皆様に対しましてバリケードの設置について、御協力をいただけるように要請してまいりたいと思っております。
 2点目の、小学生の通学路に対する影響ということでございますが、こちら三鷹警察署ともう一度現場を確認いたしまして、その交通実態に合った規制をする方向で、調整をさせていただきたいと思います。規制時間については変更が可能でございますので、その中で調整をさせていただきたいと思っております。
 3点目といたしまして、交通安全計画の中の二輪車に対する安全指導を、どこでだれがやるのかという御質問でございます。二輪車になりますとかなり移動距離が、広域的な取り組みが必要かと思いますが、私どもの第8次三鷹市交通安全計画とともに、東京都でも東京都の交通安全計画というものを策定してございまして、この二輪車の安全対策というものにつきましては、東京都でも重点課題として掲げているところでございます。したがいまして、近隣ももちろんそうなんですが、東京都、あるいは、警察署で毎年実施をしております交通安全講習会という機会もとらえながら、いろいろな機会をとらえて、こういった講習というものを進めていきたいと思います。今回の交通安全計画につきましては、市が策定するということではございませんで、交通安全対策会議と申します市長を座長といたしまして、消防署、警察署、労基署、または、東京都の北多摩南部建設事務所、各機関が協力をして策定するものでございますので、全体的な取り組みの中でこういった教育についても、実施をしてまいりたいと考えてございます。以上でございます。


◯都市計画課長(小俣 崇君)  マンションの駐輪場につきまして2点ほど御質問をいただきました。まず1点目の事前協議の中で駐輪スペースの拡張ということで指導できないかということでございます。これまでも環境配慮制度に基づきまして、委員、先ほどの質問の中でございましたけれども、誘導基準の中では戸数の2倍以上ということで、なるべく多くの台数が駐輪できるということを指導してきました。また、最近、子どもの安全性の確保から荷台がしっかりとプラスチックの大型化してきたということがございまして、1台のいわゆる幅が結構スペースをとるという状況がございます。それでエントランスにつきましては、事業者側の意匠の問題がありましてなかなかそこまで入り込んで指導というのは、非常に困難な場合がございます。ただ、駐輪場そのものをちょっと工夫していただけるということで、例えば2段式の利用とか、あるいは2段式の場合、縦の移動ということでございますが、なかなか難しい問題があるかと思いますが、逆に今はスライド式といいまして、横に移動できるような駐輪施設もございますので、できればそういうものを事前協議の中で指導してなるべく多くを確保していただくような形でもって努力をしていきたいなと思っています。
 それと、2点目、既存マンションにおける駐輪場の拡張の問題でございますが、これはなかなか緑化された部分を先ほども委員さん御指摘がございましたけれども、それをつぶして駐輪場にするというのは、市としても何とも賛成できない話でございますが、今、申し上げましたスライド方式だとか、そういうものを新たに導入することで、相談や指導を行ってまいりたいと思っています。ただ、市が直接的な金銭的な支援というのは非常に難しいと思いますので、なるべくそういう相談には、新しいそういう機械のカタログをそろえたりとか、そういう中で相談に乗っていければと考えております。以上でございます。


◯建築指導課長(山崎良平君)  マンションの耐震診断の件で3点御質問いただきました。1点目でございますけれども、本年度策定いたします耐震改修促進計画の中で、市がマンションについてどのように対応するかということでございますが、この計画を検討する中で対応を検討していきたいと思っております。2点目の市内に昭和56年以前のマンションの数が、どのぐらいあるかというお尋ねですけれども、これも同じく現在実数を把握しておりませんので、この計画の策定の中で数を把握していきたいと考えております。最後の50戸程度のマンションの場合、どのぐらいの費用がかかるかということでございますけれども、これも昭和56年以前といっても古いものから昭和56年のものまで、いろいろパターンがあると思いますので、はっきりした金額については現在のところ、こちらについても明確な金額というのは把握しておりません。以上です。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  公衆浴場についての御質問がございました。現在、公衆浴場につきましては、昨年の12月に1つの公衆浴場さんが閉鎖されまして、市内では7つから6つに減ったんですけれども、6つの公衆浴場がございます。この公衆浴場に関しましては、市としても全体として支援をさせていただいております。例えば下水道料金の軽減、それから、福祉の方ではいわゆる入浴券の配付、それから、私どもで御質問にもございましたように改修費の補助、それから、水道料金の補助、あるいは、公衆浴場組合全体としておやりになる事業への補助という形で支援をさせていただきます。さらに固定資産税の減免措置というようなものもございます。そういう中で減少している原因でございますけれども、1つは、おふろがある家の率がかなりふえているということがございます。平成16年現在で約96%の家におふろが備えつけられております。そういったこともありまして、減少しているという一般的な傾向になっているかと思います。御質問の抜本的な考え方、例示されました公設民営型の公衆浴場という例がございましたけれども、私どもとしては商工費、先ほど衛生費とあえてかもしれませんけれどもおっしゃったように、市全体としていろんな観点から考えるべきことがあるであろうと。その中で商工費としては確かに抜本的な補助というのを考え方としてどう行うかという点になりますと、私どもとしても商工費を担当している生活経済課としては、現状を理事者とよく御相談しながら市全体の考え方をまとめる必要があるだろう。したがって、例示の例はかなり困難かもしれませんが、検討の1つになるだろうとは思っております。以上でございます。


◯委員(岩田康男君)  ありがとうございました。通学路の交通安全についてはぜひお願いしたいんですが、この表にもお示しというか、調査をしましたけれども、山中通りから北側に入ってくる車が圧倒的に多いわけですね。途中にある社宅やマンションから出てくる車というのも7台ぐらいありましたが、これはやむを得ないですけれども、外から進入するのが104台結局あるだろう。ここの安全安心パトロールの方ですか、小学生が通学するときに黄色のヤッケを着て、旗を立てて横断歩道のところを見てくださっていまして、子どもたちにあいさつをしていますよね。あれで随分安全対策としては助かっていると思うんです。その方も非常に合理的だなと思うんですが、7時50分に見えて8時10分に引き上げるという、それ以降というのはそうありませんので、基本的には一番集中するところにいらっしゃるんですが、せめてその時間帯でも山中通りから北側に入る車をとめるといいますか、そういう方に例えばお願いするとかというのは、事情はよくわからないんですけれども、その方は多分ボランティアでやってらっしゃるんだと思うんですが、その方にお願いするというのは酷なのかもしれませんが、しかし横断歩道で大変大きな役割を果たしていらっしゃるので何かそういう協力体制を得るというのはできないんでしょうか。そこさえできればかなりとめることができると思いますが、どうでしょうか。あと、小学生が通る道と規制区域の関係というのは、警察と協議されるということなんで、今は大変子どもたちを車が追っかけていく関係になっているので、ぜひお願いしたいと思います。3番目についてもよろしくお願いします。
 バイクのことなんですが、これから計画を立てて市だけではなくて、いろんな関係団体と協力してというお話なんですが、具体的に自転車の講習会やっていますよね。ペーパーの講習会と実技は交通公園ですか、バイク、特に自動二輪の事故が多いということで、バイクの安全講習みたいのを市が後援するという形で、何かやるというのはできないんでしょうか。どこかグラウンドを借りてやるとか、そういうキャンペーンを張るとか、市が率先して何か応援するとかというのはできないでしょうか、お尋ねします。
 あと、マンションなんですが、駐輪場のスペースを業者の方というのは一定とりますよね。計画段階で販売する業者の方がいますよね。その場合に買った人たちが相談をして、それで設計変更していただいたというマンションがあるんですよ。完成してから売るマンションもありますけれども、契約段階から売るマンションありますよね。買った人たちが相談して、どうして相談できたのかわかりませんが、相談して直してもらったというのがあるんですが、スペースそのものを広げると、私は一例でエントランスと言ったんですけれども、どこのマンションに行っても、えらい豪華なエントランスになっているから、あの広さは要らないんではないかと思ったんですが、エントランスではなくてもほかでもいいんですけれども、駐輪場のスペースを一定広げるという指導が可能かというか、それはぜひしてもらいたいなと思うんですけれども。
 それから、既存のマンションで駐輪場を広げるとかというのは、なかなか難しいと思うんですけれども、市とのかかわり、そういう問題は住んでいる人たちが自分たちで解決する問題が基本なんですよね。住宅をどう改善していくかというのは基本はそうなんですけれども、知識だとか情報は行政が持っているわけですよね。だから、知識だとか情報をそういう方々に伝える方法、マンションセミナーをここでやっていますよね。ああいうものが大変喜ばれているんですが、そういうものを対象の人たちに知らせるという方法というのは、何か市が情報あるよ、支援できるよと、支援というのはお金じゃないんですよ。いろんな意味での支援ができるよということをお知らせするという、市とかかわりがありますよね。大規模なマンションの定期なんでしたか、電気だとかいろんなことでの何か報告がありますよね。あれは三鷹市ではなかったですか、安全対策で報告がありますよね。そんないろんな機会をとらえて、何か情報提供するということができないでしょうか。耐震のことについては、よろしくお願いします。
 おふろ場なんですが、公衆浴場なんですが、科目は商工費なんで生活経済課長にお答えいただいたんですが、生活経済課長おっしゃるように、生活経済課だけでやるという問題ではないと思うんです。市民の健康問題で、向こうだ、向こうだという人がいたから、つい私も向こうと言っちゃったんだけれども、市民の健康問題ですよね。やっぱりおふろを持っている家庭がふえていますけれども、持ってない人がいる。持ってない人が高齢者に多いし、社会的には弱者の人が多い。こういう人たちの健康維持をしていくという上でも、やっぱりおふろ屋の問題というのは市全体にかかわる問題だと思うんです。余りきょう市長に質問したくないんですけれども、市長に質問します。全体的な問題ということなので、何かお考えがあるかどうかお答えいただきたいと思います。


◯市長(清原慶子さん)  まず、御指名ではない問題についても1点、私、お答えしたいなと思ってずっと考えていました。交通安全計画にかかわる御質問で、特に今回道路管理者たる三鷹市長と交通管理者たる三鷹警察署、警視庁との関係にかかわる御質問をいただいたように受けとめたんですね。私にとりましても三鷹市内の交通事故が限りなくゼロに近づくということは、市長に就任以来大変大きな目標として掲げてきましたし、三鷹警察署との意見交換、あるいは、実態的な取り組み、さらには交通安全協会の皆様との交流、意見交換、また、地域の交通対の皆さんとの交流についても、私はもうできる限り優先順位高く、日程を調整して取り組んでまいりました。自転車の安全利用に関する条例についても、もう初年度から取り組んだわけですけれども、私としては先ほど担当の課長が申しましたように、私たちの市民の皆様の視点に立って、できる限り有効な交通規制等、交通管理が進むようにしていくことはもちろんだと思いますが、あわせて、やはり三鷹警察署の取り組みというのも尊重していきたいと思っておりますので、相互の立場を尊重し合いながら、結果的に目標は市民の皆様の交通安全、限りなくゼロに近い交通事故撲滅ということですので、その成果を上げるようにしていきたいと思っております。なお、具体的な二輪車の事故防止の取り組みについても、交通安全計画で重点的な課題に位置づけたわけですから、三鷹警察署の皆様とどのような協働によるこうした講習会等の実施が可能なのか、それは当然課題になってまいりますので、今後の実施のプロセスにおいての警察との連携を強化していきたいと考えております。
 公衆浴場の問題です。これは1つにはいきなり都心中央部の取り組みのように、公設民営と例示された形が最も望ましいとは言えないと思いますし、私は民間の皆さんの努力というのを最大限尊重して、これまで先ほど生活経済課長が申し上げましたような、多面的な支援というのをさせていただいてきたわけです。ですから、まず一義的にはそうした観点からのできる限り継続意欲のある方が継続できるようなきめの細かい多面的な支援というのはしていきたいと思います。単なる衛生面の機能だけを果たしているのではなくて、公衆浴場が持つ交流ですとか、あるいは、そのところに生まれている、例えば三鷹市であれば健康維持推進のための新しい方向性もあるわけですから、そうした機能の多面的な面を評価した新たな支援のあり方なども考えられるかもしれませんので、あくまでも事業者の方の自主性・自立性を尊重しつつ、この間もかなり事業者の方と市との協議を重ねておりますので、そのことを引き続き続けていけたらなと思っております。
 もう一方で、市民の皆様の意識というのは、公衆浴場から内ぶろ化へと明確に移ってきているわけですから、そうした傾向の中で、今、申し上げました交流とか、新たなる長寿社会の中での機能を重視したような高齢者支援室がしているような取り組みのPRといいましょうか、そういうものが重要だと思います。必ずしも入浴券をお配りした方だけが、利用していただくことを公衆浴場の方も願っていないでしょうから、内ぶろがあっても、でも、公衆浴場へ行く方をふやすような御努力も、当事者にもしていただきたいし、議会でこれだけの議論を議員さんがされているわけですから、新たなお客様を引き出すそうしたものについても、質問委員さんも含めたPRというものが、有効なのではないかなと考えております。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  交通規制につきまして再度御質問いただきました。該当地の北側からの進入をせめてとめられないかということでございました。先ほども申し上げましたが、やはり物理的にこの交通規制を担保するためには、バリケードを置くというのが最も有効な手段かと考えてございます。この場所はたまたま角が少しあいていまして、その先がマンションという状況にございまして、通常の場所ですと角のお宅にまず第1に、日々の御協力をお願いするんですが、このバリケードは実際持ってみますとかなりの重さがございます。ですから、現場となるべく近いところに保管をして、そこから出し入れをするということが、必要なのかなと考えてございまして、今、申しわけございませんが、現場で横断歩道の交通の安全を見守っていただいている方が、どういう位置づけか私の方では承知しておりませんけれども、その方に出し入れをお願いして、マンションに保管をお願いするとか、あるいは再びそのマンションの住人の方に管理をお願いするとかという形で何とか現場にこのバリケードの設置というものを早急に進めたいと考えてございますので、そのように御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市計画課長(小俣 崇君)  駐輪場のスペースについて御質問いただきました。先ほども委員御指摘のとおり、マンションにお住まいの方が自転車は2台という附置義務を課しているところでございますけれども、今1人に1台という状況の中から、また自転車の大型化ということから、今までの考え方を若干変えていかなければいけないのかなと考えています。これから環境配慮制度そのものも、実態に即したものとしていかなければならないという考え方から、現状を見ながら検討してまいりたいと思います。それと既存マンションへのいわゆる行政からのPRという御指摘でございますけれども、今後、現状の職場の中の対応からどのような意見が、あるいは、要望・相談が来ているかということを把握する中で、基本的にはPRに努めていきたいと思っていますのでよろしくお願いしたいと思います。


◯委員(岩田康男君)  ありがとうございました。交通安全についてはここだけではなくて、全体的にこういう現象というのはあるんだと思うんです。たまたまここの住んでいる方から御連絡があったものですから、見て、こういう現状を改めて知ったんですが、ここの以外のところも含めて、通学路の交通安全対策というのは、ちょっと全体的に点検をしてもらえればと思います。それから、通行どめのウマなんですが、あれはくどいようで申しわけないですが、鉄のああいう形でないとだめなんでしょうかね。あれ、えらい重いんですよね。あれをひく人がいるんですよ、ウマをひいていく人がいるんですね。あのウマ、ひかれると1回でもうアウトになっちゃうんですね。直すのにもお金がかかる。もっと簡単なもので、つまりその居住内の人が出ていくときに、ウマをどかさなければならないんですよ。なものだから、ウマが軽い方がいいんですよね。面倒だというんでひいてしまう人がいるんですよね。あれをもっと軽いものとか、簡単なものというのは、私も見たことはないんだけれども、全国的には何か工夫されているんではないかと思うんですが、何かウマを置くのが一番有効だとは思うんですが、そういう簡単なウマを置く、あるいは、ウマ以外で何か進入をとめる工夫、上連雀二丁目から五丁目はあれだけのことを抜本的に、当時としては想像できなかったことをやったわけですから、何かあるんではないかと思うんですね。そういう工夫はぜひしてもらいたいなと思います。
 おふろ屋さんについては、市長お答えありましたように、単に公衆衛生というだけではなくて、コミュニティにも役立っているということなんですが、私、一概に公設民営でと三鷹がいくかどうかというのは難しい課題と思うと申し上げましたけれども、しかし、将来的には検討していかなければならない課題ではないかと思います。いずれにしても、どの商店はなくなってもいいなんていう商店は、1つもありませんけれども、しかし、おふろ屋さんは特別そういう意味では、市民生活と深いかかわり合いを持つという御商売、御商売ともう見る域を超えているんではないかと思うんですが、そういう御商売としてこれまでいろんな多面的な支援を私は承知していますけれども、そういう多面的な支援で存続をできるかどうかということになると、これはなかなか大変なものが現実的にはある。そういう中で、どういう支援のやり方をしたらいいのか、お金を積み上げればいいという問題ではなくて、どういう支援の仕方をしたらいいのかということは、知恵の絞りどころではないかと思うんです。そういう点では大いに研究・検討をしていただきたいと思います。時間が残念ながらなくなってしまったので、要望という形になりましたけれども私の意見とさせていただきたいと思います。


◯委員長(久保田輝男君)  以上で日本共産党の質疑を一たん終了します。
 次に、未来の三鷹を創る会。


◯委員(増田 仁君)  では、質問をさせていただきます。まず衛生費からで、施政方針の90ページでごみ減量運動啓発、家庭系ごみ減量、有料化検討の件で、審査参考資料24の廃棄物処理の点でもあるんですが、可燃ごみとプラスチック類ともに混入がやはりまだ多いという事例があります。その結果として、収集されずにそのまま残置されて、苦労している賃貸住宅が散見されるということです。収集されない場合、そもそも集合住宅の場合は各戸収集でないことと、新しい賃貸住宅に向けてマンスリーとかウイークリーという形がありますが、常駐の管理人がいないことで、居住者への指導ができないこと、あと、その他、住民票をそもそも移していない人が多いということもあって、その方々が引っ越してこられても、分別の方法が一切周知されないで、さらに大家さんも多忙で対応が難しいなど、いろんな理由がどんどんどんどん重なって、そういった結果が出ているのかなというところがあります。そういったことも踏まえて、可燃物か雑紙など分別を進めることと、瓶・缶・ペットボトル・プラスチックというのを混入を防いで、きちんと分別をされていくということを、今回、計上した費用をもって、どのように対策をしていくのかお伺いをしたいと思います。
 次が、施政方針の91ページで新ごみ処理施設なんですが、整備実施計画の策定について今までも報告書などの段階で、施設の費用や規模などの考え方は一定程度報告は受けているんですが、その中で建設コストに関しては数百億円は当然とされていて、トン当たり4,000万円、7,000万円と施設の規模に応じて変わるということが調べた限りではありました。ただ、海外で国内にある主要企業が建設した場合、そういう海外の通貨、人件費の差を割り引いて、安価に建設できている現状というのが結構あるわけで、そうした海外の事例も踏まえた実施検討を、行うのかどうかお伺いをしたいと思います。
 次が、予算書の217ページ、ごみ減量運動啓発に関してです。ここの何か説明の細かい中を見ていくと、指導者などの謝礼を減らす一方で、新たに委員謝礼が出ているわけなんですが、必要に応じて出す上では全く問題ないので、一方での減額理由と委員謝礼の増額というのは、どういった目的で今回設定されたのかお伺いをしたいと思います。
 その次が、予算書の219ページで粗大ごみ収集関係費です。収集・受付業務委託料でおよそ200万円程度増額になっているんですが、現状と同じ業務であればこういった増減というのは、ないのではないかと思うんですが、ふえた要因というのをお伺いをしたいと思います。
 その次が、予算書の221ページ、美化パトロール事業で、これも若干の金額の変動についてなんですが、自動車購入費が約170万円ほど増額になっているということで、増車をするのかどうか、購入増となった理由をお伺いをしたいと思います。
 その次が、同じく予算書の221ページで喫煙マナーアップキャンペーンの件です。効果が今までもあるのかどうか、なかなか判断の難しいところではないかなというところを感じています。調べた中では、マナーに訴えるという点で結構大規模な活動をやっているのが大阪市でありまして、歩きたばこ対策として携帯灰皿を10年間配り続けて、1億円以上のお金を投じたということなんですが、その結果何が変わったかというと、特にポイ捨ても減ってはいないということで、そういう実態がありました。モラルやマナーに訴える啓発の効果、マナーアップキャンペーンというのは、一時的な形になってしまうものですから、税金の出す方法としては、あとはマンパワーの、市長もそこに参加されるということなんですが、抜本的な有効的な活用になるのかどうか、きちんとした実施評価を詳細に行って、公表していただきたいと思うんですが、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。
 その次が、223ページのごみ処理場管理運営費です。全体で7,800万円ほどでしょうか、増加をしております。増要因は細かく見ていくと、焼却施設整備工事費で4,000万円であったり施設修繕料が1,000万円、嘱託員の1名増、薬品購入費がふえている、燃料、電気などということなんですが、これの要因というのは調布市のごみの受け入れが要因なのか、それともほかの要因があるのかどうか、費用の負担は調布市のことが原因であるならば、どういう扱いになっているのかお伺いをしたいと思います。もう1点、ごみ処理場管理運営費のところ、委託関係です。運転作業委託と焼却灰等搬出、運転設備点検でおおよそ1,400万円増加ということで、これは増加要因として何が原因になっているのでしょうか。下水処理場のところでも以前聞いたことがあるんですが、業務の特殊性から業者が固定しているのかどうか、いろいろあるとは聞いてはいるんですが、新ごみ処理施設の建設までまだ使用年数はあるわけで、委託の基準、料金の算定根拠、競争性の担保など、この辺、残りの使用期間をどのように考えているのかをお伺いをしたいと思います。
 次が、農林費と商工費両方一遍に聞きたいと思います。231ページの農業振興事業補助金と、235ページの商工振興助成事業ということで、審査参考資料の方で両方ともきちんと明細が出ておりまして、その中で業務の運営と人件費がかなりを、やはり占めているという点は、過去から言っていることなんですが、毎年、ある程度出すのが当然で、それを受けるのが当然という形で、助成する理由がどうであるかということがあります。当事者の方々の努力というのがまず一義的なところであるというところが挙げられるということと、市民にも必要な事業と考えれば、自助の一方で市民に貢献できるものということを、示していかなければいけないのではないかなと感じております。もっとその点を加味して、うまい支援のやり方というのがあればと思うのですが、その点をお伺いしたいと思います。
 次が、土木費の方に移りまして、245ページのあんしん歩行エリア整備事業です。本年が最終年度ということなんですが、先ほど岩田委員からもお話がありましたように、まだまだ安全性が低い生活道路の課題があるというところは多いわけです。以後の整備についてどのように安全の確保を、推進していく計画を持っているかお伺いをしたいと思います。
 その次が、247ページの道路維持補修事業費、もしくは249ページの各種の舗装整備事業、どちらかちょっと急いで見ていて判断できなかったんですが、舗装の維持管理の件は以前の一般質問で伺いましたが、一方、道路の路面のところにある白線に関しては、劣化を把握、計画的な補修ということはできていないということは、やはりこちらの方にも話は聞きますし、担当の方のところにもよく話が行くと思うんですが、この点どうなっているのかということと、新規に計上された部分でそのあたり、どのように対応していくのかお伺いをしたいと思います。
 その次は、251ページで街路灯維持管理費です。電気料が増額になっているんですが、この増要因というのは設置数がふえたと判断をしてよろしいのでしょうか。照度のアップなどいろいろ理由があれば、そのあたりをお伺いしたいと思います。
 その次が、253ページで放置自転車等対策関係費についてです。審査参考資料の4の49で、三鷹駅周辺の自転車などの放置防止、現在の撤去の警告や指導、対応の変更や時間、回数の変更というのも行うということは以前伺いました。実際に駅前で減少している箇所というのも、銀行の前であるとか、コラルの裏が一部分、まだ残ってはいるんですが、片づいてくる傾向があるということもあります。それをこの関係費で見ると、人件費が減っているものの費用が委託関係で500万円ほど増額となっているので、そのあたりの理由をお伺いしたいと思います。この点でもう1つつけ加えると、すずかけ駐輪場は、8億円かけてしっかりしたものをつくったわけなんですが、これだけ大規模な駐輪場というのを設ければ、こうした放置自転車の対策費用というのは、一定程度減額要因となるのでないかと思っておりました。ですが、今回、先ほど言ったように、増額の傾向があることと、すずかけ駐輪場自体、月決めの利用者の方々が700人程度ということで、時間貸しの方も利用率というのはなかなか、すべて使われているというほどでもないようなので、当初の設置目的を果たしていないところも、若干あるのではないかと感じております。今回、機械式の駐輪場に向けたまた検討も進むようなんですが、その点でもすずかけ機械式の立体駐輪場事業の効果というのは、どのように検証されているのか、そして、そういった駐輪場の整備の結果、どのように放置自転車の対策というのが進むのかということを、費用の面を含めてお伺いをしたいと思います。
 その次が、255ページ、民間自動車駐車場建設助成ということで、先ほど岩田委員の方からも話がありましたが要は二輪の件です。自動二輪の駐車場の整備というところについては、どのようになっているでしょうか。実際のところ三鷹駅前にそういった自動二輪の乗り入れというのはありまして、やはり歩道に置かれてしまっているという現状はいまだに続いているわけで、たまに取り締まりがされて輪っかがついているようなことはあるんですが、それはやはりたまにですので、置かれている現状というのは変わっていないということがありますので、そのあたり対策の実施がやはり必要だと思うんですが、そのあたりは今回どのようにお考えでしょうか。
 最後が、259ページの三鷹駅バリアフリー化事業費です。整備の内容自体というのは、非常に必要なことですから全く問題はないんですが、工期の長さです。これによる階段やホームの不便さというのはかなりありまして、利用する方々の不満が非常に強い。乗りかえもありますから、そのあたりも踏まえると相当やはり朝夕はきつい状況があります。これだけの額を三鷹市も助成している以上、工期の前倒しというんですか、もっとうまく工事を進められないのかどうか、規制部分が早期解除できるように、要請をしていただければと思うんですが、この点、対応策をどのように考えておられるかお伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。


◯生活環境部長(木村晴美君)  2番目にお尋ねがございました新ごみ処理施設の建設に伴いまして、海外の企業を視野に入れているのかという御質問ございました。これについてお答え申し上げます。金額面での傾向といたしましては、減少の傾向にあると認識しているところでございます。平成18年3月に策定いたしました基本計画上で、焼却施設の費用想定が約150億円程度となっているところでございますけれども、新しい技術の開発、進展の状況を見ながら、経費のみならず総合的な観点から、今後考えていきたいと思っているところでございます。なお、導入に際しましてはPFIの導入の可能性等についても、現在、調査を行っているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  何点か御質問ありましたのでお答えいたします。まず1点目の、分別の不徹底ということでの御質問だったと思いますので、これはよく私どもの方も集合住宅の方々の分別が悪いというのも、なかなか私ども問題ととらえておりまして、こういうところについては、例えば私どもの美化パトロール関係指導員の方が市内を循環しております。また、収集業務を委託している業者の方からも、分別の悪いものについては、こういうところで残したということで情報をいただいております。そういう情報をもとに現地の調査を行いまして、基本的には管理人様、大家さんという形で、資料の方をお願いするんですけれども、そういうところがない場合については、私どもの方でもいろいろ個別にチラシとか入れて、分別の方の徹底を図っておる次第で、これからもこういう活動で行っていきたいと思っております。
 3点目の、委員謝礼の件でございますけれども、これはごみ処理総合計画の方で、学識経験者の方をちょっといろいろ中のコストの計算とか、経費の問題ということを考えたときに、もう1人増加ということで、学識経験者の方を2名にふやさせていただいたということで、委員謝礼の方がふえております。また、もう1点、有料化の事項の分については、これは臨時的なものという形で、学識経験者等の方のお話を聞くとかという形で、計上させていただいております。
 続きまして、粗大ごみの委託料でございますけれども、こちらについては、実は平成18年度ですけれども、かなり受け付けの件数というか、お申し込みの件数が非常にふえております。どうしてもお客様をお待たせしてしまうような状況が出ておりますので、受け付けの人数を週に込み合います例えば休み明けの月曜日、火曜日、あるいは、金曜日という、何日か増加をさせていただくという形で、対応させていただきたいなと思いまして、委託料の方を増加させていただきました。
 続きまして、美化パトロール関係費の車両の関係でございます。平成18年度におきまして車両の方、これ実はディーゼル規制の関係で、買いかえが必要になっておりました。平成18年度は平ダンプ車の方を買いかえをいたしました。引き続きまして、平成19年度におきましては今度パッカー車といいまして、ごみ収集を行う車の方の買いかえを出しておりますので、平ボディー車とパッカー車、単価がやはりパッカー車の方が高いものですので、増ということになっております。
 続きまして、喫煙マナーアップのことでございます。喫煙マナーについてはもちろん都下62団体の方で、統一キャンペーンということで、私どもの方も市長先頭にキャンペーンをやらせていただくことと、それから、駅前のデッキにも張らせていただいています路上のステッカー、こういうことで効果がかなり上がっていると、私どもの方、また、現に禅林寺通り等、ステッカーを張ったりキャンペーンの効果でポイ捨てが減ってきているというお声も私どもいただいております。そのお声を受けてやはり委員さんおっしゃるように、実際のデータ的なものということでございますので、今年度についてはちょっとキャンペーンを軸といたしまして、ある程度定点的な調査というのを、ちょっとやってみたいなと思っておりますので、そういう形でちょっと調査費という形で載せて、どの程度ポイ捨てがあるのかということを考えていきたいなと思っております。以上です。


◯環境センター担当課長(吉沼徳人君)  前年度より予算の増ということで、整備費等について御質問がありました。消耗品等につきましては、調布分として二枚橋衛生組合さんからお受けいたしますごみのための消耗品費をちょうだいしておりますことでふえております。それと平成25年度以降に、新ごみ処理施設が開設するということでありまして、今後、あと6年間という稼働期間がございますので、そのことを加味いたしまして、2、3年後にはどうしても取りかえなければいけないような設備につきましては、ちょっと前倒しでつくって、すぐ廃棄するということではなくて、十分今から安全を確保できるような状態で、工事を進めるということで、予算増ということになっております。それと、委託の方につきまして人員増の話もございましたけれども、人員増につきましては調布市さんの分を受け入れるということで、その分の安全管理ということで、1人を増員ということで人員増をしております。それから、灰の搬出につきましても調布さんの分を受け入れるということで、その分が増になっております。以上でございます。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  農林費及び商工費におきます農業振興事業補助、あるいは商工関係の振興助成補助のあり方についての御質問にお答えいたします。双方の補助事業とも市の他の補助事業と全く同じでございますけれども、適切にかつ効率的に運営するように、毎年度ごとの予算で見直しを図っております。もし仮にうまい方法というおっしゃい方をされましたけれども、出すべきものがあるとすれば、例えば商工費におきます平成19年度予算では商店街振興事業補助金という形で、新たに計上させていただいておりますし、仮に同じような補助金であっても、例えば農林費の中に農業振興補助の中には、例えば農業祭に関する補助がございます。団体の補助としてJAさんを通じて行っている事業でございますけれども、この中では単に農業者の方だけでのお祭りではないという性格もございますし、全体的な観点から例えば消費者活動を行っていらっしゃる方に参加をいただいて内容をごらんいただくとか、あるいは、市民農園をやっていらっしゃる方にも御参加をいただく、また、平成18年度におきましては、学校農園についての紹介のパネル等を体育館で掲示したりより広く市民の皆様にも御理解いただけるような形で、両事業の振興を図っておるところでございます。したがいまして、仮に同じものであっても中身は相当変わって、工夫しながら行っているということについて御了解いただければと思います。
 また、恐らく御質問の意図は、そういうふうによくやっているのであるならば、なかなか市民の方々に伝わってないのではないか、周知が足りないのではないかという御指摘かと思います。この点、私どもも反省すべき点があろうかとも思っております。より補助が効果的に使われていること、それが市民の皆様に伝わっていくような広報についても、検討させていただきたいと思います。以上でございます。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  3点御質問いただきました。まず1点目の、あんしん歩行エリア整備事業でございます。こちらにつきましては平成17年度から平成19年度まで3年間で国の補助をいただきながら、交通死傷の事故の多い地域、下連雀一丁目から四丁目、上連雀二丁目から五丁目の地区を行ってまいりました。今後の展望ということでございますが、これからも現状を見ながら検討していきたいなと思っているところでございます。
 それから、2点目、道路の舗装の考え方でございます。こちらにつきましては、私ども幅員4メートル程度の市内の生活道路につきまして、毎年道路調査を行っておりまして、この老朽化による損傷度の高いところから今は路面整備を行っているという現状でございます。それから、白線の塗りかえということもありますが、これにつきましては、今、道路整備と合わせまして、一緒に行っているということでございます。
 それから、3点目の、電気料の増でございますが、こちらにつきましては、今、三鷹市内に街路灯が約1万2,000灯ぐらいあるんですが、この関係で原油の高騰によりましての増ということでございます。以上でございます、よろしくお願いいたします。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  放置自転車について御質問をいただきました。まず委託料が500万円ふえているのは、この理由はということでございます。自転車の撤去につきましては、平成16年まで3人の市政嘱託員を雇用いたしまして、撤去専門にその業務に当たっていたところでございますが、平成17年度に1人減、そして、平成19年度については残る2人を減いたしまして、この部分の業務を委託に振りかえたということでございます。この委託の振りかえによりまして、放置自転車に対する指導、警告、撤去、移送、保管、返還という一連の業務を一体化して、費用的にも業務的にも効率化を図るという目的で進めているところでございます。放置自転車につきましては、かなり台数としては減っておりますけれども、まだまだ日ごとあるいは時間ごとに放置されている台数にばらつきがございます。今後は土日あるいは夜間も含めた撤去体制というものを整えていきたいと考えてございます。
 すずかけ駐輪場についての御質問でございますが、先日、ついせんだってですが、平成19年度の駐輪場に対する利用登録申請事務が終了したところでございます。結果といたしまして申請要件を満たす皆様には、いずれかの駐輪場を御利用いただけるという状況になりました。また、放置自転車につきましても季節的な変動はございますけれども、すずかけ駐輪場建設直前の昨年、平成18年6月とこの2月を比較いたしますと、大体40%程度の減ということになってございます。ともにすずかけ駐輪場の固定利用客による効果と考えているところでございます。また、三鷹駅南口では現在新たなまちづくりに向けた、地域の皆様の話し合いがなされてございまして、これに伴い借地上にある駐輪場は大変な不安定な状況にあると言えます。放置自転車問題は一刻の猶予もないという中で、駐輪場確保には多額の費用と相当程度の期間というものを要しますので、いわば有事に向けた駐輪場の収容台数の確保というものは、中・長期的な視点で計画的に行っていく必要があると考えてございます。現在のすずかけ駐輪場の利用状況につきましても、こうした中でのものととらえているところでございます。とはいえ、施設の有効利用の視点というものが大切でございますので、1人でも多くの皆様に使っていただけるように、今後も利用促進キャンペーンなどを指定管理者とともに進めてまいりたいと思っております。
 二輪車の駐輪場の整備でございますけれども、こちらにつきましては、自転車と違いまして音の問題等がございますので、立地条件、大変厳しいものがございますが、その必要性は十分に認識をしておりますので、今後、積極的にその整備について取り組みたいと思っております。以上でございます。


◯都市計画課長(小俣 崇君)  三鷹駅バリアフリー工事について御質問いただきました。現在、三鷹駅ではエレベーター、エスカレーター等をそれぞれ設置しまして、そのほか誘導ブロックや点字案内板などのバリアフリー化を進めているところでございます。御指摘の工事期間が長いということでございますが、この工事というのは乗降客が利用しない時間、つまり最終電車が終わって、それから始発までの間に工事をするという非常に短い時間、実質3時間程度と言われております。こういうことから、工期が非常に延びているということでございますけれども、予定では平成19年12月までということになっております。現在、そういうことで、非常に利用者に御不便をかけているということがございます。その点につきましては、安全性も含めましてJRの方に私どもの方から安全の確保について要請してまいりたいと考えております。以上です。


◯委員長(久保田輝男君)  12時になりましたので委員会を休憩します。
                  午後0時00分 休憩



                  午後1時00分 再開
◯委員長(久保田輝男君)  休憩前に引き続き委員会を再開します。


◯委員(増田 仁君)  では、再質問をします。まずごみ減量の件で賃貸住宅の件なんですが、実はこの件はごみを地域の人たちからきちんとしてくれという問題だけではなくて、もっとさらに重大な問題をはらんでいて、これはもう安全・安心というところと、一番大きく絡んでくる防犯上の問題です。やはり管理が行き届いていないということが明らかになっているわけで、自分が把握しているところでもそういうごみが比較的片づけられてない物件で、軒並み侵入犯にやられてしまったという、空き巣に入られたというところがありましたので、もちろん美化という視点での対応ということは当然なんですが、防犯上の面でやはり危険性が高まるということですので、三鷹市内のことを考えればもっと早く美化パトロールの方なり、収集委託の方々の段階でもすぐに動いてほしいなと思っているんです。例えば前の日にもやっていましたが、要は高齢者の方々の契約に関しては、宅建協会の方と協力するようなこともありましたから、契約時にそういったごみの出し方のマナー、そういった対応できる書類なんかを渡すという、宅建の方々というのも市内の方だけではなくて、遠くのところの業者との契約ということもあるので限界はあるかと思いますが、要は入った段階ですぐに対応できるようにしておいてほしいなというところがありますので、何らか対応を考えていただきたいなと思っております。
 次が、マナーアップの件なんですが、もちろんデータを出していただけるということで、その点は頑張っていただきたいなと思います。武蔵野の方ではそういうデータを出すことによって、効果が上がったという面はあるんですが、一方で、喫煙のスペースを駅前なり人込みの中に実は設けていることによって、結局、分煙されているようでされてないという問題も起きています。三鷹の場合は逆に設けていないことでそういった集中は避けられているんですが、その一方で、やはり歩行喫煙が残っている。この点は何らか密閉型の喫煙室というんですか、そういった商業振興とも絡みますが、要はそういう人たちが集える場所というのが、やっぱり必要になってくるのではないかと感じております。形としては空港などにあるようなああいうしっかりしたものであるかどうかというところは、また検討の余地がかなりあると思うんですが、きちんとそういった吸える場所というものもやはり確保、さらにそれはきちんと分けられたものが必要になってくると思いますので、マナーアップを行うと同時に、そういった吸える環境、正しく吸えるというんですか、吸う人が困ったなと思わなくても済むように、何らかそういった配慮が必要だと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
 その次が土木のところで白線の維持・補修なんですが、先ほどの話ですと損傷の程度に応じて今は一緒にということは、道路がある程度経年劣化していない場合は、なかなか行われないということなんでしょうか。道路の耐用年数がまだ残っていた場合でも、白線がほとんどない場合というのはあるように思えるんですが、新しい道路でなくてまだ耐用年数が残っていたとしても、白線の補修というのは基本的にやっていくということでよろしいでしょうか。
 その次が、放置自転車のことで4割減ということで、この点は評価をしたいところですが、まだ6割あるというわけでぜひ案内の徹底です。一時駐輪のところであるとか、契約できる登録駐輪ということも案内の徹底です。今の警告用紙はただ「とめないでください」という警告用紙なので、印刷で地図を入れるですとか、名刺大の紙を事前に刷っておいて、指導する人たちがとめているところにすぐ駆け寄って渡す、そういった地道なところがやはりまた必要になってくると思うんですが、その点はどういった対応を図られる、要は案内の徹底をするのでしょうかお伺いをしたいと思います。すずかけの中で契約です。月決めの契約はどれぐらいまだ残があるのか、あと、一時駐輪の方の回転率はどのくらいなんでしょうか、この点もお伺いをしておきたいと思います。
 次が、バリアフリー化事業なんですが、夜間に行われているということで、これがほかの鉄道会社ですと日中も利用客に支障のない範囲で、工事を続けて急いでやるところも結構あります。これなぜ今言っているかというと、これから梅雨の時期になったときに、要は傘などといったものを持つことによって、またより一層狭いことが強調されてくるということで、何らか転落などが起きるのではないかなということがやはり心配になっていますので、対応を急いでほしいなというところがあります。
 最後が、農業と商工の補助金の件なんですが、これから保証料の補助と利子補給と、そういうところも絡んでくるんですが、あと、先ほど他の委員からもあった商店街のセールの件なんですが、スーパーやコンビニとの差別化です。そういうところがきちんとできないと、現状どういったねらいを持ってお店をやっていくかというところが明確でないと、やはり厳しいところ、値段でありますとか、商品数であるとか、利便性というところで、やはり大手の資本のところにはかなわないというところがありますから、なかなかワンストップで買えるところと比べると、差が出てきてしまうというところはあると思います。商店街のセールも実際の値段と、もとのお店で売っている値段と、スーパーで売っているような安い値段との比較をしてどうなんだろうというところもやはりあったりもするわけで、実際、結婚してからスーパーへ行く回数がかなりふえまして、そういった中で見ると朝10時の開店とともに高齢の方、シルバーカー、お達者カーという名称があると思うんですけれども、あれでどんどんどんどん入っていって、前日の夜に値引きをした商品をまとめ買い、結構な量をかごいっぱいに買っているので、これ1週間分なのかなと見ながらいるわけで、要はそういう人たちのニーズともやはり離れているところもありますので、商店街の振興はやはり東京都の制度ですので、一定程度制限はあると思うんですが、そういったニーズを酌み取れる振興をやっていただけたらと思うんですが、その点はいかがでしょうか。以上、お願いします。


◯生活環境部長(木村晴美君)  最初に御質問いただいた2点についてお答えを申し上げます。減量に係る問題からアパート等に出ているごみの問題でございます。これにつきましては、大家さんですとか、先ほども答弁申し上げましたけれども、管理人さん、それから、不動産の会社等々に、引っ越し時にいろいろと説明をいただきながら、また、私どもでもそういった御説明をしながら進めてきているところでございます。お尋ねの収集時、それから、美化パトロールがそれをフォローしていくという面につきましては、なかなか時間的な余裕の問題、それから、美化パトにつきましては限られた人数で行動しているところということもございまして、なかなか即応性を求められる部分についてはお答えがなかなかできない部分と御理解いただければと思うんですが、今後ともこの問題につきましては、私どもでも大きな問題としてもとらえているところでございますので、さらに一層先ほど申し上げました大家さん等々についての協力依頼を求めていきたいと考えているところでございます。
 2点目の、喫煙の場所という問題でございます。これにつきましては、私どもでもるる検討を今までも行ってきてございます。ただ、質問委員さんおっしゃるような固定的な場所を分煙するということで、設置をしていくということにつきましては、それに伴う管理の問題、経費の問題等々ございまして、関係する企業等々ともそんな話もございますこともありますから、さらに協議を重ねながら検討していきたいなと考えているところでございます。以上でございます。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  白線引きの維持、損傷の件につきまして御質問がありました。新規に白線を引く場合につきましては、交通の管掌であります三鷹警察署と立ち会って、現地等をはかって施工するわけでございますが、御指摘の損傷の件につきましては、地元の要望等がございましたらば、私どもの方で引き直させていただくということになっておりますのでよろしくお願いいたします。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  駐輪場の案内の徹底をということをいただきました。放置自転車の多い場所につきましては、現在、その目の前にある壁について、自転車の駐輪場の案内を掲出させていただきたいということで、これは民間のビル所有者の御協力も必要ですが、そういった対応を考えているところでございます。また、すずかけ駐輪場がオープンしました際には、放置自転車のサドルにシャワーキャップがございますが、あれをかけまして、その中に駐輪場の案内を入れて、放置自転車の使用者の皆さんに駐輪場の位置をお知らせするという方策もとってまいりました。指導員につきましても一人一人、駐輪場の案内というものを持たせまして、身近な駐輪場に対する誘導というものを実施しているところでございます。
 また、すずかけ駐輪場につきまして御質問いただきまして、定期の利用、これは地下部分が主になりますがこちらの契約率につきましては、おおむね5割程度で推移をしているところでございます。また、一時利用につきましては、回転率という御質問でしたが、利用者数対収容者数ということでお答えをいたしますと、日々大体7割程度の利用ということになってございます。私からは以上でございます。


◯都市計画課長(小俣 崇君)  三鷹駅のバリアフリー工事の件についてお答えします。駅につきましては個々の特性によりまして日中の工事や、また、工種によっては可能となる場合もございますが、三鷹駅は特に1日の乗降客が16万8,000人と、非常に多い状況がございます。こういうことから、安全面から日中の工事等は困難と思われます。以上です。


◯生活環境部調整担当部長(玉木 博君)  商工振興補助に絡めて商店のあり方の御質問がございました。確かにスーパーやコンビニと個人商店、差別化を図っていかなければならないということになりますけれども、個人商店は個人商店で、フェース・ツー・フェースで顔の見える、そして、交流が図れる、そういった利点がございますので、いずれにせよ、その集まりであります商店会というのは、にぎわいを創出していくという部分、あるいは市民との交流の場をつくり出していく、そういう役割もございますので、市民の購買という視点でのニーズをよくとらえながら、商店振興を図ってまいりたいと思っております。


◯委員(増田 仁君)  喫煙マナーの件では企業の話が出てきて、非常によかったなと思っております。自治体が本来これはやるべきこととも言い切れないもので、海外の事例などを見るとやはりたばこを販売する側の方が、一次的にはやらなければいけないことですので、そういったところをやはり踏まえて、協議をきちんとしていってほしいなというところがあります。ごみの件も協力を求めていくということで、これは本当に急いで前倒しでやっていくことで犯罪も防げることですからきちんとやっていただけたらと思っております。すずかけの件なんですが5割の月決めということと、一時利用の7割ということで、6割の放置自転車が残っているところを考えれば、そちらにどんどん誘導していくということの中で、足りない部分がやはりあるのではないかと感じておりますので、引き続き努力をしていただければなと思います。とりあえずこれで終わります。


◯委員長(久保田輝男君)  以上で未来の三鷹を創る会の質疑を一たん終了いたします。
 次に、政新クラブ。


◯委員(白鳥 孝君)  それでは、午前中の質問とダブるかもしれませんけれども、一味違った答弁をお願いします。まず、最初に、201ページ、衛生行政協力事業でございます。各歯科とか医院のところの事業費が出ているんですけれども、特に歯科の方ですが、歯科医師会の方の協力を得ながら、まず予防観点の方から口の中の歯はとても大事なわけでございまして、これがもう少し強力な広報活動をしていただいたらなと思うんですけれども、例えばおなかが痛いと、また、暴飲暴食でもすればすぐに症状が出るんですが、歯というのは日常茶飯事磨いてないとそんなにすぐに痛まないわけでございますけれども、また症状が出ないわけですが、高齢者に歯科医師会から見ていただいていると思うんですけれども、どの程度の協力をいただいているのか、その辺、ちょっとお伺いをし、また、舌がんというんですか、口の中のがんというんですか、そんなところで早期発見をしなければいけないんではないか。みんな頭とかおなかとか、そっちの方のがんはみんな一生懸命考えるんですけれども、口の中のがんというのは非常にわからない。その中でやはり歯医者さんに行ったときに、そういった注意をしていただくとか、またはそういうことで市の方も要望をしていってそのところのことを少しやっていただかないと、本当にがんになったときには大変なことになりますので、ぜひともその辺のところをちょっと検討していただければなと思うんですけれども、御所見をお願いいたします。
 次に、209ページの健康づくり推進事業費、健康づくり目標達成事業費、両方なんですけれども、住民協議会に対して支援をし、地域の健康づくり推進事業の自立を図っているようですが、どのように図っているのか、また、その所管と住協とのかかわり合いをどのように図っているのか、次の目標達成事業というのに関係があるのかどうか、その辺、また、それから、目標達成の評価はどのようになっているかということをお願いをいたします。
 ちょっと数があるので先に行きます。同じく209ページの生活習慣改善指導推進事業でございます。日常活動の中で何か症状がなければ、イエローカードとか、レッドカードってだれも出さないんですけれども、また何もしないんですけれども、そんな体制づくり、そして、啓発、何か考えなければいけないんではないかなと、これがやはり生活習慣改善の指導ではないかなと思うんですが、その辺何か御所見をいただければ。特に生活指導の中で中高年以上の、これは209ページにも出ているんですけれども、女性の骨粗鬆症です。早期予防が大切でございますので、受診しやすいような健診体制、またはそれの健康教育ができればと思うんですが、その辺のところはいかがでしょうか、お願いをいたします。
 215ページの先導的環境活動支援事業でございます。新しい新エネルギー補助金は、環境基金から出ていると思うんですけれども、また活用していると思うんですけれども、先導的な環境活動支援事業の実施でやっているんですが、検証はどんな基準なのか、ここにも検証が入っているんですけれども、商工会とかいろんな団体等の連携でまた発掘をしているのかどうか、その辺をちょっとお伺いいたします。
 219ページ、リサイクル市民工房関係費でございます。地球環境の保全、持続可能な社会を目指して、循環型社会の形成をとらえながら、お年寄りの知恵をかりながら、自治会・町会等の啓発、またそれが活力剤になるような仕組みづくりの展開ができないかどうか。リサイクルにお年寄りの知恵というのがかなりあるかと思うんですけれども、その辺でそういったことでまた協働参画だとかネットワークづくりができないかなと思うんですが、その辺をお願いいたします。
 それから、227ページの高齢者就業支援事業費でございます。これは理解や認識を深めてもらって、高齢者雇用の促進や職場の活性化等を図るために、事業主の理解が必要ではないかなと思うんですけれども、その理解をどういうふうにしていただけるか、そういったことで何か御所見をいただければと思います。
 237ページの後継者育成事業費でございます。せんだっても質問させていただいたんですけれども、自治会や町会でもリーダーの育成が叫ばれているんですが、商工業者のリーダーの育成が結構言われているんですけれども、久しいわけでございますが、組織体制の問題で経営の問題とか悩みが多い中で、なかなかうまくいってないんではないかなと思うわけですけれども、そんな状況の中で事業意欲の高い商工の業者とか、組織化の支援の制度化が、制度的な検討をできないかと思うんですが、どうでしょうか。今までもセミナーとか異業種交流とかあったんですけれども、なかなかリーダー的存在が出てこないのが現状ではないかなと思います。その辺の御所見で、できればリーダー的存在が出てきて、何かカンフル剤的なリーダーが出てくればいいかな、また、行政の方もそういったカンフル剤が打てればいいかと思うんですけれども、そんなところで御所見をお願いいたします。
 次に、239ページの商店街活性化調査事業費でございます。もう既に空き店舗の対策だとか、駐車場・駐輪場対策とか、地域通貨とかというように、いろいろ対策が考えられてきたと思うんですけれども、今後どのような支援策を考えているのか、お考えをよろしくお願いいたします。そして東京都でも「新・元気を出せ商店街事業」というのを活用して、また、市でも補助していただいて、イベント事業や活性化事業もやっているわけですけれども、ここのところ商店会連合会が「むらさき祭りin四小」というので銘打って、結構反響を呼んでいるんではないかなと思うんですが、これは地域や学校、また、町会も、40団体とか50団体ぐらいの地域を巻き込んだことをやっているんですね。これをできれば要するに三鷹の全国的なことの、あちこちでもできるようなイベントというか、そういった活性化につながるようなことができないかなと思うんですけれども、ぜひそんなところも考えがもしありますれば、よろしくお願いいたします。
 次に、253ページの放置自転車等対策なんですけれども、これもまた先ほどもいろいろと御答弁いただいているんですが、非常に深刻なまだまだ状況ではないかなと思っております。1年間撤去しているのがたしか6,000台とか7,000台ぐらい、1年間撤去しているんではないかなと思うんですけれども、あれ1台幾らでしたか、撤去費用というか、2,500円ぐらいしたでしょうか、あれの費用ってどうなっているんでしょうか。ちょっとその辺お伺いをしたい。要するに保管費というような名目でいただいて、その中で幾らか手元に残るよ、ぐらいのものがあるのでしょうか。それが、また、1年間どのぐらいになって、すごい金額になるんではないか。確かに放置自転車って違法な自転車ですので、それにまた税金に輪をかけて、追い銭ではないですけれども、輪をかけてやっているという形になってはいけないんではないかなと思うので、その辺、先ほどの御答弁の中とまた違った観点から、そんなところをちょっとお聞きします。
 すずかけができて、それで、すずかけはもう満杯なんでしょうか。あいている、若干のゆとりがあるんでしょうか。その辺をちょっとお伺いし、満杯でなければおかしいはずですよね、あれだけ放置自転車があるということは。来年あたり西側地区のビルができるので、そのときにまた幾らか余裕ができて、その中にまたできれば放置自転車も少なくなるんではないかなと思うんですけれども、どのくらい減って、また、新たな放置自転車が生まれてくるんではないかなと思うんですが、その辺の先ほども言っていましたけれども啓発というか、もう啓発だけではどうにもならない。幾ら言ったってもう私の勝手というような感じで置いてってしまう、放置してしまうという感じですので、その辺のところを何とかしなければいけないと思うんですけれども、できれば私はビシビシと運んでいってもらえればと思うんですが、そして、特に高齢化になってきてあそこの狭い歩道がどうしてもやはり車いすだとか通れない。今、もう既に結構人の通りが激しいものですから、その辺で処置をしていただかなければいけないと思うんですけれども御所見をお願いいたします。
 あと、255ページの自転車等駐車場整備事業なんですけれども、特に天文台のところに駐輪場をつくっていただけるんですが、できれば美観を損なわないような駐輪場であってほしいなと、せっかくのあそこの緑があるような、場所がいいところでございますので、その辺で余り囲ってしまって、死角になってしまってもいけないし、また、何か張られてもいけないかなと思うんですけれども、管理はどうするのでしょうかと思うんですがその辺もまたお願いをいたします。
 277ページの防災訓練ですけれども、よく9月1日になると防災訓練があるんですが、あれ住協単位で1カ所に集まっていただくんですけれども、遠いところから近くに避難所があるんですけれども、わざわざそこに来ていただくという、そうすると、私なんかも多分そうなるかと思うんですが、年とってからそこへ年じゅう行っていればそこが避難所だと思って近くにあるのにそれを忘れて、そういう訓練を毎年繰り返しているとどうなるんでしょうかという、まして今高齢者の方々もそこへ年じゅう連れていかれて近くに避難所があるのに、そういったことというのが起こり得るんではないかなと思うんですけれども、その辺のところってどういうふうにお考えなのか御所見をお願いいたします。
 あと、同じページの防災施設設備整備事業費ですけれども、以前、立川の防災館に行ったときに、案内の方に防災の備品のところを見せていただいたときに、「金てこぐらいは」というふうなことを言われた金の棒です。何か下敷きになったときには、起こすのに使う棒なのですけれども、あれもできればそろえていただければなと、案内の人たちが「このくらいなければ」と言われたものですから、「あ、三鷹にあったかな」と思ったんですが、多分少しはあるんでしょうけれども、もう少し、あれ何本もあってもおかしくないし、また、そんなに高いものではないので、結構使うんではないかなと。使わなければ事済むんですけれども、使うときには使わなければいけないものですから、ぜひそんなところ、また、金てこだけではなくてそろえるものはそろえていただければなと思っております。以上です。


◯委員長(久保田輝男君)  今の質問の中で、撤去費の件についてございましたが、歳入になるそうです。よろしくお願いいたします。


◯健康福祉部長(岩下政樹君)  衛生行政協力事業に関しまして、三鷹歯科医師会との協力体制について御質問がございました。御案内のように三鷹歯科医師会の先生方には、三鷹市の健康行政に多大な御協力をいただいている。非常に緊密な関係を保ちまして事業を展開しているところであります。休日歯科診療事業、それから、歯周疾患の診査事業、それから、基本健康診査におきます成人歯科診査、こういったものを主にやっていただいているところでありまして、かなりの成果が上がっていると私ども認識をしております。ふだんの歯科衛生を保つためには、特に市のそういった事業に参加していただくことも必要でありますけれども、ホームドクターという、お医者さんの場合はホームドクターといいますが、歯科医師会の先生方、マイデンティストという形で個人の歯の衛生ですとか、歯の維持について、常日ごろかかりつけの歯科医の先生方を持つのが非常に重要だと、また、有効であると言われておりまして、私どももそういった点に力を入れております。
 歯の場合、お話にありましたけれども、やはり3カ月に1度とか、1カ月に1度、口の中を診ていただくということでチェックをすると非常に効果があるということであります。高齢者の方で長寿の方を見てみますと歯が残っていらっしゃる方が非常に多いということでは、健康、それから、長寿というものと歯を切っても切り離せないというのが、最近の医学的な観点からの話としてございますので、我々はそういった面も含めて努力していきたいと思っております。それから、舌がんの関係ですけれども歯科医師の先生方に聞きますと、歯の治療ですとか、口腔衛生の関係のお仕事でありますので、当然、舌も口の中もよく見るということで、その部分での発見というのもあるようであります。そういう意味では、口腔の中のがん、いろいろ種類はあると思いますけれども、そういったものの予防にもマイデンティストを持つことによって確認ができるということでありますので、そういった面の啓発も含めて取り組んでいきたいと思っているところであります。


◯健康福祉部調整担当部長(大石田久宗君)  健康づくり推進事業につきましてお尋ねがございました。平成17年度に健康づくり目標の策定を行ったわけでございますが、その後、健康づくり推進委員会等連絡会議で御案内の各住区ごとのマップづくり、ウオーキングマップづくりを行いまして、平成19年度はこのマップに基づいてウオーキング大会を予定しているわけでございますが、今後、目標をどういうふうに検証していくかということですが、健康づくり目標の実践状況を健康づくり評価委員会というのを設置しまして、現状と課題を整理し、そして、また住民協議会と一緒になって次の課題に取り組むとそういう意味では地域の健康づくりの実践を続けていきたいと考えております。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  生活習慣改善指導推進事業についての御質問にお答えいたします。本事業は、基本健診の糖尿病検査で生活習慣を改善する必要があると認められた方を対象に個別指導をするという事業でございます。実際、平成17年度、40歳以上で検査後の個別指導をした方がいいという方が、1,500人ぐらいいらっしゃったんですが、実際、受けられた方が2けたという少ない数字です。これは、1つは、質問票の中に「そういう項目に該当したら指導を受けますか」と、イエス・ノーで答えるようになっています。それでどちらかというと元気な人はそういうのを受けますよという人が多いようで、元気な人はそのままパスしちゃいますので結果的に希望しない人がひっかかっているという現象が結構あります。それでお医者さんにそういうことではなくて、もう少し本人は希望してなくても声をかけていただきたいと、そういうような会議を──これ印象でありますけれども、そういう中で、今、御相談しているところです。いずれにしましても、生活習慣病は大変大きな問題ですので、これ例えば平成17年に健康づくり目標を掲げておりますが、その中で栄養とか、運動とか、そういう全体的な市民の方の生活なり運動なり、そういうものを盛り上げていく中で全体的に生活指導、生活習慣を予防していくという形で考えていきたいと思っております。以上です。


◯環境対策課長(保谷幹夫君)  先導的環境活動支援事業費の関係で御質問がありましたのでお答えさせていただきます。平成18年度から環境活動にかかわる顕彰制度をスタートさせたわけですけれども、その審査につきましては学識経験者や市民の方で構成されております環境基金活用委員会で審査を行います。審査の基準といたしましては、その活動が先導的で特別に目を見張るような活動、あるいは、大きく市民の皆さんに影響を与えるような活動、あるいは、その活動内容に多くの市民を巻き込むような形での活動のような事例につきまして平成18年度につきましては、環境活動表彰として3件表彰をさせていただきました。また、長年地域で環境の活動をしていただいた方、長い方だと二十数年間地元の公園等を清掃していただいた方というのもいらっしゃいまして、そういった方々には環境活動功労賞といたしまして、4件、今回表彰をさせていただいております。この表彰関係につきましては、募集を庁内の組織のほかに住民協議会でありますとか、公立・私立の大学から小・中学校まで、あるいは、市内の町会・自治会97団体でありますとか合計133の団体等に募集のお知らせを行った結果、応募は17件ございました。その17件、どれも環境に取り組んでいただいている活動でしたけれども、この委員会の中で先導的であったり、あるいは、長年の御苦労であったりを評価した中で審査をさせていただいたという内容でございます。以上でございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  資源循環型社会の構築に向けてリサイクル市民工房からのどういう形で仕組みをつくれるかとか、あるいは、ネットワークをどのような形でつくれるのかということでお答えさせていただきたいと思います。私どもの方はリサイクル市民工房、資源循環社会の基本であります物を大切にする、もったいないという発想のもとに、こちらの方を運営しておりまして、やはりお客様にいっぱい来ていただいてにぎわうということが、もちろん目に見える形になるかと思っておりまして、基本的には粗大ごみを修復したものを皆さんに御提供するのは大体常時見えます。あと、廃棄図書についても常時置いてあって皆さんに無償提供しているという形で見ています。また、やはり講習会という形でなるべく季節に即したものを何回もやるという形で地域の皆様、あるいは、三鷹市全体でございますけれども、御高齢の方から小さなお子さんまでということで参加を募っているところでございます。また、フリーマーケット、あるいは、講演会、講習会等を開催しております。こういう形でなるべく皆様が来て何かやれるという形で考えております。また、ネットワークづくりということでございますけれども、こちらの方は講習会等を通じていろいろ御興味を持ったものについて、例えばリフォームの講習会とか、そういう形から御自分たちの方でまた来て、講習会以外のときにも来てやっていらっしゃる。あるいは、御自分で持ってきたものをやっていたものについて、またボランティアの方として講習会の方を開いていただくとか、そういう形でネットワークづくりも進めているところでございます。以上です。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  商工費に関して2点ほど御質問をいただきましたのでお答えいたします。まず第1点目の後継者育成事業でございます。本事業につきましては、三鷹市内の事業者、これは産業の分野を超えて事業者の方を中心としたネットワークを図ることによって、リーダーづくりを行うという目的を持って行っている事業でございまして、事業の実施に当たりましては、商工会、商店会、あるいは、JAさんからも御推薦をいただいて、そういった方々を中心に、あるいは、NPOで市民活動を行っていらっしゃる方等に呼びかけながら事業を実施しているところでございます。昨年度、当該年度の前年度である平成17年度からネットワーク大学との連携も図る中で事業の充実を図ってきたところでございます。この事業につきましては、10年以上の歴史を持っておりまして、その中で初期に受けられた方、後継者育成事業で講座等を受けられた方には、現在、商工会の中で例えばブランドの会の中心人物となっていらっしゃる方、あるいは、観光振興事業の中心を担っていらっしゃる方等々リーダーたらんとされている方が多々いらっしゃいます。
 そういったことを踏まえまして、次年度におきましては、今度は、御指摘のとおり組織化、事業の後どうしていくのかということが重要でございますので、三鷹でリーダーになっていらっしゃる方でこの事業の後にどうやって組織化をしたのか、あるいは、どのようにステップを上がっていったのかということを中心に、またネットワーク大学とも連携をしながら事業を進めていきたいと思います。御質問の中でございました意欲ある事業者の組織化につきましても産業振興計画2010で位置づけておるところでございますし、このような後継者育成事業の成果を活用しながら進めていきたいと考えております。
 2点目でございます。商店街活性化調査事業の内容についての御質問でございます。当該の事業につきましては、基本的に、今、36商店会ございますけれども、全部に対してヒアリング調査を行うという形式で考えております。内容につきましては、いわゆる空き店舗、それから、未加入問題の内容の深堀りをヒアリングする中で明確にしておくということで、特に方向性としてございますのは、大型店舗との共生といいましょうか、大型店舗さんに入っていただくだけではなくて、商店会活動等に、いかなる商店街の活性化について寄与いただけるかということを深堀りするようなことで考えてございます。調査に当たりましては商連さん、あるいは、調査会社ということで、一緒に共同調査を行っていきたいという方向でございます。
 御質問の中でむらさき祭りのような祭りが、ほかにできないのかということがございましたけれども、この調査の中でもそういった町会、あるいは、さまざまな団体さんとの連携が図れないかという方向性も確認していきたいと思います。なお、今回4月1日になりますけれども、さくらまつりが商連さんの主催で開催されます。これにつきましては従前とちょっと異なりまして、農業公園で行われるということもあり、JAさんとの共催ということで開催されます。このような動きも市内にはございますので、より一層むらさき祭りのような協働の試みが進行いたしますよう支援をしていきたいと考えております。以上でございます。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  すずかけの契約状況というお尋ねをいただきました。地下部分にあります定期利用の部分が、契約率おおむね50%、地上部が70%ということでお答えを申し上げます。駅前の放置自転車の状況につきましては、3時間の撤去までの猶予時間というものを見てございます。駅前自転車放置禁止区域というものを指定してございまして、この区域内では警告札を2回貼付しております。最初がピンク、いよいよとなったときが赤札ということでございますが、3時間を経過した後に撤去をするというようなことになってございますが、長時間の通勤・通学に使っているような自転車の放置と申しますのは、今回のすずかけ駐輪場の完成によってほぼ駆逐ができたのかなと考えてございますが、この3時間のうちに動いてしまう自転車が、大変多いという状況がございます。したがいまして、今後につきましては、こういった短時間で動く自転車に対する対応というものを考えていかなければならないだろうと思っております。いずれにいたしましても歩行者の安全な通行であるとか、防災上の観点から放置自転車というのは、いっときもそこにあってはならないというものでございますので、今まさに受け入れられる駐輪場の収容量があるという現段階が、放置自転車対策の正念場と考えてございますので、来年度の予算の中で徹底した対応をとってまいりたいと考えてございます。
 もう1点、天文台下駐輪場(仮称)の件でございます。こちらの前面の道路が大変広くきれいになってございますので、この駐輪場につきましても犯罪の温床ということにならないように広々とした空間を確保して、外から見やすい状況を確保していきたいと思っております。現在でもバス停の付近にかなり放置自転車が見える。逆に申しますと、そこまで自転車で来て、そこから例えば武蔵境駅であるとか、三鷹駅までバスで行かれている方が、結構多いというところでございますので、ここに駐輪場を整備することによってサイクル・アンド・バスライドを実現していこうという、政策的な一環の駐輪場でございますので、管理につきましても特に管理人を置くということは考えてございませんが、定期的に見回って痛みとか長期放置の自転車がないかどうかということを確認してまいりたいと考えております。


◯防災課長(島田 勉君)  2点ほど御質問いただきました。まず1点目の防災訓練の関係でございますけれども、防災訓練というのは、繰り返し訓練をすることが必要だということで、1カ所にお集まりいただいて、毎年訓練を住区ごとにお願いしているところでございます。当然のことながら避難所については最寄りの避難所に来ていただくことが、大変重要なことでありますので、その点の周知につきましては、今年度、防災マップを新しく配りますので、そのときの周知と「広報みたか」を通じて周知を図っていきたいと考えております。
 それから、金てこの関係でございます。金てこについて、三鷹市は現在備蓄しておりません。ただ、これまで救助工具セットと申しまして、必要性を検討する中で救助工具セットを公共施設89カ所ですが、小・中学校や保育園、コミセンなどに89カ所も置いてございます。その中には12点セットと申し上げまして、油圧ジャッキ、それから、手おのです。それと、あと、ハンマーの大型のものとか、救助ロープとか、そういったものをこれまで検討する中でセットして配置しているところでございまして、委員が御提案するようなものについては、今後、救助工具についてよりよいものがあれば、そちらの方も準備していきたいということで考えています。以上です。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  大変失礼いたしました。労働費の中で高齢者就業支援事業に関しまして事業者の理解が必要ではないかという御質問をいただきました。まさしく御指摘のとおりであろうかと思います。これまでも商工会等を通じて行ってきたところではございますけれども、御理解をいただくような活動を行ってきたところでございますが、平成19年度に関しましては、事業者雇用環境等調査関係費ということで調査事業を行うこととしております。この内容は高齢者の就業、あるいは、障がい者の就業の状況につきまして、市内の事業者を中心に個々に面談をしながら調査を行っていくというところでございます。このような中で、この事業につきましては市内のNPOさんにお願いしようと考えておるところではございますけれども、その中で高齢者が十分に労働力として活用できるということ等は当然のことといたしまして、その周知・啓発的な側面も含めて事業者の御理解をいただくという方向で考えたいと思います。以上でございます。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。歯科医師会の方の御協力はぜひこれからもやっていただき、また、恐らく歯医者さんもやっていただけるんではないかと思うんですけれども、行政の方もバックアップできるような体制をぜひつくっていただいて、舌がんって私もなってないものですから、余り知らないのですけれども、急に来るらしいんですよね。もう3カ月ぐらいでぼこっと来てしまうような状況ですので、その辺できれば本当に歯医者に行ったときにすぐにわかるような体制というか、そんなような仕組みづくりをつくっていただければなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 健康づくりの推進なんですけれども、また目標事業ですが、ウオーキングですか、ただ、ウオーキングだけでその人たちだけということでは、何か予算がもったいないなという感じがするものですから、ぜひ何らかのもうちょっと事業のことを考えていただければなと思うんですが、もう一度ちょっとその辺、いや、もっとやっているんだよと言われればあれですけれども、御所見をいただければと思います。
 あと、生活習慣改善指導推進事業でございますけれども、40歳以上で1,500人ぐらい受けられて、それで2けた台だということですので、その辺もちょっと寂しいなということですので、ぜひ若いときから早く治すところは治していただければ、今度、老後、行政も助かるわけですので、若いったって40歳以上で1,500人ですから、でも40歳というときにわかればこしたことないものですからそんなところでぜひ2けたではなくて全員が悪いところは全部治していただけるようなことをできるような体制をつくっていただければなと思います。
 あと、先導的環境活動支援事業でございます。学識経験者を入れたりいろんなことをやっていただいているんですけれども、今、133団体で17件来ているということで、やはり零細企業、中小企業、埋もれた何かすばらしいものというのが、そういったところを引っ張り出すというか、そういったところの顕彰が何かできるんではないかなと思うんですけれども、埋もれたものというのはないのかしらと、結構三鷹って中小のまた零細含めて企業が多いものですから、その辺のところをこの133団体全部網羅しているとは思えないんですが、その辺網羅しているといえばそれまでなんですけれども、その辺はどうなんですか、埋もれたものというのはあるんではないかなと思っております。
 あと、高齢者就業支援なんですけれども、今、大企業でも高齢者の方々を使うというようなことで、大分動き出しておりますよね。それで中小企業の人たちってそういう大企業的な頭脳というか、そういったことの考え方がまだまだできないものですから、逆に大企業はこういう使い方をしているんだよ、高齢者でもこういう使い方があるんだよということの何か啓発というか、広報活動というか、やっぱり中小の方は一生懸命仕事をやっているものですから、そういったところまで頭が回らないかもしれませんので、その辺のところの啓発をぜひやっていただければなと思います。何か御所見があればよろしくお願いいたします。
 あと、商店街活性化調査事業費ですけれども、先ほども言いましたように、むらさき祭り、私も1回だけしか見たことないんで、余りよくわからないんですが、ただ、人に伺ったらもうすごい地域の方々、いろんな団体の方々がやっている。その中に先ほども言いましたように後継者ではないんですけれども、リーダーの方々がきっといらっしゃる。また、そういったリーダーの方々が一生懸命やって、あれだけのお祭りを盛り上げたんではないかなと、ぜひそういったノウハウも提供できるような、また、そういったことで知恵を絞れるようなことの活用を考えていただければなと思っております。
 あと、放置自転車、すずかけ、先ほどちょっと勘違いかもしれませんが、50%しか稼働してないようなことを、入ってないということをちょっと伺ったんですけれども、「えっ」と思ったんですが、できればあそこだって放置自転車があって、何で50%ということになりますので、ぜひ利用していただきたいなと。今、短時間で利用する。その方々はちょっとの間だからいいでしょうということなんですが、それが連続になればずっとなんですよね。車の駐車と同じで「ちょっとたばこを買うからいいでしょう」と、それが年がら年じゅうずっと続けば、連続すればそこがずっと駐車になってしまうんですよね。それと同じように自転車もそこに連続でずっと置かれれば、その人は、ちょっとだと、でも、そのちょっとがちょっとずっと連続になれば、ずっとになってしまうものですから、その辺のところというのは大変、確かに短時間といいますけれども短時間の連続というのは長時間になりますので、ぜひお願いしたいなと思っています。
 あと、大沢の方の、これ大沢だけではなかったんですけれども美観です。建てる美観をうまく、プレハブなんでしょうけれども、何かそういった特に大沢なんか緑のところで、すばらしい景観でございますので、そんなところも何か考えられないのかなと思うんですけれどもよろしくお願いいたします。
 あと、防災施設設備なんですけれども、金てこがない。金てこがいいとか悪いとかって私もちょっと判断はできないんですけれども、ただ、その案内の方がこれはいいよと言われたものですから、じかに今お話をさせていただいたんですが、でも、私なんかはいいかなと思うので、ぜひそんなところも検討していただいて、整備できるものは整備していただければなと思います。以上、何点かよろしくお願いいたします。


◯市長(清原慶子さん)  私から2点、再質問にお答えいたします。まず先導的な環境活動支援事業の顕彰の中に埋もれている特に地域の企業の活動について、注目してはどうかという御質問をいただきました。先ほど担当課長が答弁いたしましたように、この顕彰につきまして、特に個人あるいは団体を積極的に表彰させていただいたのが、平成18年度ということになりますけれども環境基金の活用のあり方については、私が市長になりました年にこの基金を創設させていただいた経過もありまして、まだ多面的に基金の活用のあり方について毎年のように検討し拡充してきているというプロセスにあります。平成18年度に限って申し上げれば、長期的・継続的に地域内で環境整備美化のために御活躍いただいた方に対して顕彰しようという趣旨で実施をいたしましたけれども、これは固定的ということではございません。質問委員さん御指摘のように先導的な例えば新エネルギーの導入であるとか、あるいは、それをむしろ地域内のみならず国内・国際的にも評価されるような研究活動をしていらっしゃる企業もあると承知しておりますので、平成19年度の顕彰のあり方については、御示唆いただいた点なども含めた検討を活用委員会でしていただくよう情報提供をさせていただければと思っております。
 もう1点、すずかけ駐輪場の活用と、それから、放置自転車との関連性についての視点からの御質問をいただきました。これも都市交通担当課長が答弁いたしましたように、このすずかけ駐輪場にはまだ月決めの加入者というのは、約5割という実態があります。ただ、私たちは差し迫ってくる、正確には三鷹駅南口駅前地区における駐輪場として、現在使っている土地は借地が多いために、そこが今後の再開発の取り組みの中で、駐輪場としての使用が難しくなるということも見越しての台数等も勘案した新しい地下方式の導入でございました。ですから、もちろん御指摘のように100%稼動していることが望ましいのですが、反面、そうした駐輪場の将来的減少を見込みますと、今100%だとまた次のところを早急に探さなければいけないというような時間軸における切迫感も持っているものですから、一方では、有効にPRをして活用していただくことを強めつつ、他方で、いわゆる放置自転車対策については、平成18年度、おかげさまでかなり重点的に行いまして約4割の減少を見ることができました。それをさらに限りなく放置自転車ゼロに近づけるための人の増員等々もしてきた経過もございますから、より有効な指導、そして市民の皆様の自発的協力への促す取り組みを強化してまいりたいと思います。御指摘のとおりせっかく正規にとめられる場所はあるわけですから、短時間の重なりは確かに長時間で、公共的な空間である道路の占用というのは、交通安全の面からも、あるいは、高齢者や障がいのある方の移動の阻害になることからも、対応していかなければなりませんので、このことにつきましてもぜひさらなる強化をと考えております。私からは以上です。


◯健康福祉部調整担当部長(大石田久宗君)  健康づくりに関しまして、もっと広がりをという御指摘をいただきました。健康づくり目標というのは8つの領域がございまして、その中で、食の問題、あるいは、心のケアの問題、それから、ボランティア活動といったところまで及ぶわけです。健康づくりの本質というのが、最後はどうしても個人に帰結するものですから、個人の朝御飯を食べることとか、歯磨きをすることといった、そういう意味では、なかなか広がりを持った事業となると、象徴的な事業をやって気づいてもらうという、そういうことになりがちですけれども、今後、評価委員会の中でも御指摘の内容を踏まえまして、広がりのある事業を十分工夫していきたいと考えております。


◯防災課長(島田 勉君)  金てこの件でございますが、実際に使っていただける方を中心としますと、自主防災の方たちが御活用いただけるのかなということも考えておりますので、そちらとも十分御相談しながら導入については検討してまいりたいと考えています。以上です。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  高齢者就業支援事業に関しまして、大企業における高齢者の活用等を参考にしながら事業者の理解を図るべきだという御意見でございます。まさしくそのとおりだろうと思いますし、また、大企業に限らず三鷹市内におきましても、ハイテクセンターに入居をされておられる事業者の方には、高齢者を中心に採用されておられるという事例も聞いております。すなわち三鷹市内にありますそういった事例も踏まえつつ、事業者の理解を得ていきたいと考えております。以上でございます。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  天文台下駐輪場(仮称)の整備の件で再質問いただきました。こちらはバス停の裏の土地、消防団の詰所をつくる予定なんですが、あの隣地に土盛りをしまして表面整備をするという、建物を建てるということではなくて場所を整備して確保するという駐輪場の整備でございます。以上でございます。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。また、わざわざ市長にまで答弁いただきましてありがとうございました。その先進的な活動支援でございますけれども、今、川崎市でしたでしょうか、またどこか二、三の市で特許の集約をしてやっているところがあるんですよね。だから、ぜひそんなところも考えていただければなというところもございまして、ぜひ、これは要望でございますので結構です。以上で終わります。


◯委員(宍戸治重君)  私の方からも質問をさせていただきます。それでは、多少前後いたしますが、233ページ、都市型農業の維持振興に向けた調査研究、認定農業者制度の実施ということで御質問させていただきますが、その前に先ほど民主党の委員から要望により取り上げていただいたという発言がございましたが、私たちの要望の取り上げ方、または考え方について1つお伺いしたいと思います。
 それでは、農業関係の質問をいたしますが、御承知ではあるとは思いますが、三鷹市の農業は大変保有面積が小さいということがありますが、幸い肥培技術などは他府県にも劣らない技術を持っております。また、その上で大変高収益を上げている。それは軒先販売などで地方にない販売、もしくは消費地が近いということでもあります。そういうことから高集約農業であるとも言えます。また、後継者が非常に多いというのも特徴的なところであります。しかしながら小さい面積ということもありまして、少品目の少量生産ということを余儀なくされております。また、その中でも青年部活動など非常に活発な活動、日本一とも言えるぐらいの活動をしているところです。それにより三鷹市のまちづくりにも非常に協力を得ているところでもあります。
 しかしながら、問題点がございまして、ここで多摩青果の移転になり市場が非常に遠くなってしまった。それから、軒先販売のエリアと申します1軒のエリアが非常に狭いということもあって、販売網といいますか、販売の方法を考えなければいけない。また、もう1つ大きな問題は、資産価値が非常に高いという評価を得られますので、相続税問題が大きな課題となっております。そのことから、農業経営基盤強化促進法の要件と申しますか、なかなかそれに合致しないといいますか、それに乗れないという問題点が指摘されているところです。また、その認定を受けにくいという状況にあります。これからの農業振興、それから、三鷹市の多面的な機能を生かしたまちづくりを進めるに当たりましては、認定農業者制度を実態に合わせる必要があろうかと思いますが、その実態に合わせる取り組みをまずしていかなければいけないと思いますが、その辺についてお尋ねをいたします。また、都市農業の維持・振興についての考え方をぜひお伺いをさせていただきます。
 続いて、217ページに戻りますが、家庭系ごみの減量化・有料化検討事業の推進ということで、いろいろ質問ももう出ておりますが、質問だけを簡単に申し上げます。分別収集を今でも行っているところですが、過日、分別前と分別後の効果が非常に大きかったということを記憶しておりますが、現在では分別収集による効果が持続しているのかどうか、さらにそれが効果を高めているのかどうかということをお尋ねしたいと思います。この中に三鷹市の分別収集計画の改定ということが載っておりますが、その辺についてもお尋ねをいたします。それから、協力していただける事業所については、リサイクル協力店制度、この制度の内容についてもお尋ねをしたいと思います。それと最近ペットボトルの回収率の向上について、新聞をにぎわすことがございますが、東京ルールというのがございましたけれども、そのルールがどうもうまくいかなくなっているようなお話をよく聞きます。その点についてお尋ねをいたします。
 続いて、235ページ、商工振興助成事業費なんですが、今までの商店街や商業の振興への取り組みについては、いろいろと実施をしていただいております。イベント事業、活性化事業など実施されているところでございますが、これまではどうしても売り上げをいかに高めるかということを中心に行われてきたものと考えられますが、今、商店、商業などについては、市民が要望をするものを、または協力いただいていることが非常に多いわけなんですが、これからは1つ考え方の提案なんですが、商店や商店街の持つ機能は商品の提供だけでなくて、いろいろな機能があるだろうと考えられます。その機能をいかに引き出すかというような考え方のものとに商業振興を考えていく必要があるんではないかと思いますが、それについてお尋ねをしたいと思います。
 続いて、観光振興についてですが、ここのところで設立に向けた準備が、もう進んでいることだと思いますが、また、記念イベントなども企画されているということでございますが、なかなか私たちには見えてこないところがございます。その中で漏れ聞くところによりますと観光振興が商工会に付託されていると申しますか、中心になってやっているところですが、観光振興については産業全般、または全市的にかかわって取り組まなければいけない、また、それに期待されているところも多いと思いますが、役所内部で申し上げますと総括的な総務とか企画部で扱う方が、やりやすいのではないかというような意見も出ているところなんですが、考え方をお聞きしたいと思います。
 それと、最近では三鷹市のホームページに50項目の観光資源が掲載されるようになりました。その中で30番目に掲載されている松本訓導碑、これは三鷹市ではなくて武蔵野市にあるものですが、いわれがないとは言えませんが、この辺のお考え方について。それから、基督教大学構内の泰山荘や富士重工内の森山荘、井の頭淡水水族館、砂川用水、野川掩体ごう、調布飛行場の門柱ほかが、まだ掲載されていないということでございますので、いかがなものかなと。さらなる観光資源の発掘についての考え方をお聞きしたいと思います。
 続いて、東京都では、今、非常に観光に力を注いでオリンピック招致とともにいろいろな外国のお客様も迎え入れようということで取り組みがされているところでございます。例えば今お見せしますと、見たことあるかもしれませんが、こういうようなパンフレット、俗にウエルカムカードということでございますが、6カ国語などまちじゅうのサインが入っているようなことでもございますが、三鷹市の取り組み方についても、同じようなものがいずれ用意されるんだろうと思いますが、その考え方について。また、この中には三鷹市の観光地といいますと、載っていることは載っているんです。井の頭の湧水、井戸といいますか、井の頭の意味するものだけしか載ってないんですね。ということは、東京都にまだそれだけ周知がされてないというようなことにも受け取れますので、ぜひここの中に、それでは調布はどうかといいますと、これが深大寺きり載ってないんですね。だから、余り変なことも言うつもりありませんが、ぜひ載るような取り組みも必要だなと思います。
 それから、続いて、243ページですが、法定外・法定公共物管理関係費ということで、何年か前に三鷹市に移管されたところですが、現在の管理方法といいますか、管理状況、もしくは整理の進捗状況についてお伺いをいたします。
 続いて、259ページ、用途地域等見直しということで、説明も幾らかあるんですが、都市計画事業運営費の中です。今、本年、予算に計上されている用途地域の見通しの考え方と申しますか、もし予定しているようなところがありましたらお聞かせを願いたいと思います。それでは、よろしくお願いします。


◯副市長(河村 孝君)  私の方から何点か御答弁したいと思います。まず認定農業者制度についてですが、御質問委員さんの御指摘のように、政新クラブさんの方の会派要望で強く認定農業者制度についての導入と実現に向けての御提言を受けております。私どもとしましても従前の農業振興計画の中で、この制度については考え方を一定述べさせていただいてきているわけでありますけれども、実現に向けて御指摘のようにいろんな認定条件の緩和を含めた農業関係団体との調整が必要であろうということで、その点が強い課題になっていたわけであります。今年度清原市長の方から都市農業の研究会というのをつくろうということで、JA、それから、そこの青壮年部、それから、各生産団体と三鷹市の関係職員が集まって、いろんな研究をしている中で、改めてこの認定農業者制度についても問題提起を受けておりまして、条件の緩和だけではなくて、三鷹的な新しいやり方を追求すべきではないかと、そういった御提言も含めて今まとめに向けて、いろんな議論をさらに進めているところです。そうした議論を踏まえて、来年度、一定の実現に向けてやっていこうと考えておりまして、私どもとしましてはそういった販売網の問題、相続税の問題、売り上げ増の問題も含めて、あるいは、市民の方の理解をどうやって深めていくかということも含めて、いろんなテーマが出ておりますので、私どもとしましては三鷹のモデルをきちっとつくっていきたいと思っていますし、また、それを国・東京都に対しても要請すべき点があれば、しっかりと要請していきたいという市長の意思がありますので、それに従って粛々と進めていきたいと考えております。
 それから、商業振興に関連しまして、商店街に持っている各機能をいわゆる商業という視点だけではなくて、持っている機能について多面的に市民の中で理解を深めて、市としても応援していくべきではないかという御指摘でございます。提案されている条例との関係もありますので、簡単に言いますと、御指摘のとおり私どもも福祉の問題とか、まちづくりの問題、防犯・防災の問題の中で、商店会の果たすべき役割は大変大きいと思っていますので、狭い意味での商業振興ということだけではなくて、市としても総合的に応援していく体制をしっかりとつくって、駅前だけではなくて各地域での商店会の存続と、さらなる活性化に向けて御支援していきたいなと思っているところです。
 それから、観光振興に関して幾つか御質問ございましたが、商工会が中心になっているということでありますが、大もとではやはり商業振興とも密接に関係をしますので、商工会の方が中心になっていただいていますが、実際のみたか都市観光協会(仮称)ですが、その設立に向けての呼びかけの範囲というのは、大変多岐にわたる多方面の皆様にかかわっていただいています。従来の観光ガイド協会だけではなくて、住民協議会とか、あるいは、丸池の里、大沢の里等々のさまざまな御活動をされている方たちに呼びかけて、それこそ三鷹市の地域力を総合的に集めた形になっていくものと思っています。当然、市の方の対応の体制もそれに対応した総合的な体制で、応援していくことになっていくと思いますので、それはそのように御理解いただけたらと思っています。
 それから、松本訓導は私の記憶では、玉川上水を挟んで北側にあって、武蔵野市域でございます。ただし、私どもとしましては、ホームページ上は観光資源ということで考えておりますので、広く井の頭公園は全部三鷹市のものだと考えていますので、そういう視点でそちらからの削除はいたしませんので、よろしくお願いいたします。それから、まだホームページに漏れているのは順次、それはピックアップしてまいりたいと思いますし、そういった部分をしっかりと宣伝をしていきたいと思っていますので、観光協会の議論の中でも市民の方がいろんな議論をしておりますので、一つ一つ丁寧に実現に向けて努力してまいりたいと思っております。


◯生活環境部長(木村晴美君)  ごみの関係の処理に関して3つほど御質問ございました。最後になりますけれども、ペットボトルの回収がうまくいってないように聞こえるけれども、その理由は何だろうかという御質問でございました。これにつきましては、容器包装リサイクル法という、容リ法と一般的に言われているわけでございますけれども、この処理を若干御説明いたしますと、三鷹でございますと一部事務組合でありますふじみ衛生組合が、ペットボトルの収集後のものについての中間処理を一たん行ってございます。容器包装リサイクル法によりますと容器包装リサイクル協会がそれぞれの企業からお金をいただいて、それを再生──リサイクルしていくというシステムになっているわけでございますが、実はここ数年ペットボトルにつきましては、当時は無償でペットボトルの業者が、引き取っていったことがあるわけでございますけれども、これが今ではトン当たり5万円を超えるような価格がついてございます。これの理由は中国筋でいろいろな原材料に使われるようなことから高騰を重ねてきているわけでございますけれども、容器包装リサイクル法に伴う処理と、それから、実際にペットボトルの有償で処理をするところが、両方存在するということから、どうしてもそれぞれの処理をする中間処理の団体では、有償の方を選んでいくという傾向に今ございます。
 そんなことから、それぞれ設備投資をしてきたペットボトルの企業は、思ったとおりの能力までの量が入ってこないようなことから困惑をしているという状況がございまして、平成18年度には今度は協会の方が20億円ほど、業者の処理によって逆に金を出さずに、金をもらったという部分がございまして、これをそれぞれ容器包装リサイクル法に伴って搬入をいたしました団体にバックをしていくようなことがございますが、これも先ほど申し上げた、直接、企業さんに持っていく分とは、比較にならないほどの単価差がございます。そんな関係でなかなかうまくいってないという現状が、ここにあると思っているところでございます。以上でございます。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  観光に関します副市長の答弁に補足をさせていただきます。現時点で観光の関係のウエルカムペーパーに近いものといたしましては、本年度、まちづくり三鷹を中心に駅前の商店街の皆様と協力してつくらせていただいたこういうチラシがございまして、この中で、ちょっと小さくて恐縮ですけれども、ハングル語を併記させていただいているというのはございます。みたか都市観光協会(仮称)の設立の中で設立され、その事業の予定の中にはパンフレット、あるいは、マップの作成というのがございますので、当然、そういったウエルカムペーパー的なものについて御討議いただくよう、こちらからも強くお願いしたいと考えております。
 それから、東京都への働きかけでございますけれども、私ども産業振興課長あるいは観光担当課長会というものがございます。東京都の連絡会議の中でも、強く提示されました三鷹の観光資源について掲載するように、もちろん他のところもそうなると思いますけれども、お願いしていこうと、強く働きかけようと思います。挙げられたペーパーにはそれかもしれませんけれども、私どものアニメ関係のものではもう少しいろんな観光資源が、もちろんジブリ美術館を初め、幾つかのマップがあって紹介をされているところでございます。積極的に観光資源を売り込みたいと思います。以上でございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  2点、分別収集の関係とリサイクル協力店の関係についてお答え申し上げます。分別収集後の効果ということでございますので、この前も広報の方に載せさせていただいたところもございますけれども、対前年比ということで平成18年度については、燃やせるごみが510トンの減、しかし、燃やせないごみの方が244トンの増となっております。ただ、合わせた量においては0.7%ほどの微減ということになっておりますので、この分別収集の効果というのは、持続されているものと私どもは思っております。また、分別収集計画の改定についてでございます。これは先ほど部長のお話にもありましたように容器包装リサイクル法に基づきまして、策定を行うものでありまして、容器包装に係る瓶、缶、あるいは、ペットボトル、プラスチック類というものについての、おおむね5年間ぐらいの計画ということで、5年程度の計画を策定しなさいという形になっておりますので、ただ、容器包装リサイクル法の昨年の改定を受けまして、1年前倒しという形で平成19年度に計画の策定をするという形になっております。
 続きまして、リサイクル協力店についてでございます。こちらの方は小売店さん等々実際には自主的にいろいろな資源回収、あるいは、減量活動というのをやっていらっしゃるところは、いろいろあるかと思うんです。ただ、そこのそういう自主的にやっている事業者さんの制度を私どもの方としては、そういう活動に積極的に取り組んでいる事業者さんをこういう形で協力店という形で認定させていただきまして、広く市民の方にPRをしていく、あるいは、それによって協力店さんをそういう面で利用していただく、その2点のことで市民の皆様方にPRできていけば、こういう自主的な事業者さんの活動も広がっていくのではないかということで、こういうことを考えております。内容といたしましては、いろいろ資源回収、トレーですとか、ペットボトルとか、店頭自主回収をやっている、あるいは、マイバックの方の持参の協力をお願いしている等々17項目を私どもの方で内容的に減量あるいはリサイクル活動の項目の中で、その中から3つ程度以上やっていらっしゃるところを選びまして、そこから協力店さんの方という形で認定し、皆様に広く勧めていきたいと思っております。以上です。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  ただいま法定外・法定公共物の管理について御質問がございました。平成12年・13年に国から譲渡を受けました水路等を管理してございます。延長につきましては175キロ、面積について約50ヘクタールということでございます。これは三鷹市里道、水路等の公共物の管理に関する条例に基づいて、私どもの方で管理をしているところでございます。現在の状況でございますが、平成14年から18年まで約37件の払い下げ、それから、交換等が主でございますがございました。以上でございます。


◯都市計画課長(小俣 崇君)  用途地域の見直しについて御質問いただきました。内容としましては、敷地面積の最低限度の指定ということでございまして、三鷹市では平成16年6月に用途地域の一斉見直しを行いました。その際、良好な住環境の保全を目的としまして、第1種低層住居専用地域で建ぺい率50%以下の地域を対象としまして、面積の最低限度を100平方メートルに指定をしました。それ以外の用途につきましては、その第1種の経過を見てからということになっておりましたが、現状は第1種低層住居専用地域以外の用途地域におきまして、戸建ての開発事業等がございまして、狭小な敷地での開発や開発指導要綱に基づく100平米以上での区割りを行った後に、さらにまたそれを再分割をするという狭小な敷地になるケースが発生しております。それとまた幹線道路沿いの用途の高いところにおきましては、ミニ開発や建築計画で狭い敷地の中に3階建てという戸建ての住宅もふえている現状がございます。そこで、このような敷地の細分化により、狭小な敷地による建築物の建て詰まり、それから、住環境の悪化、それから、災害時における火災の延焼等いろんな課題がございます。そこで、これをちょっと見直しをしようということでございまして、一応、平成19年度末にはその方向性が確定するようなものでございます。以上です。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございました。それでは、認定農業者制度、それから、これからの農業の維持・振興に向けた調査や研究でございますが、都市農業は先ほど申し上げたような機能も、または現実があるということから、これからもなお食の教育や体験学習などで、農業者の皆さんも御協力をいただけると思いますし、または農の風景などいやし効果など健康維持への効果が生かされてくるものと思います。観光資源としても非常に活用の広いものだと、私、個人的には思っておりますし、農業新聞などを見ますと、いろいろなところでいろいろな取り組みがされていることからすれば、三鷹市においても農業・農地はこれから生かされるべき資源であるとも考えられますので、ぜひ真剣に取り組んでいただきたいと思います。
 続いて、ごみの関係でございますが、これから三鷹市の分別収集計画に改正リサイクル法が載ってくるということで、そのときにまた質問等をさせていただくことにいたしますが、まずさらにごみの減量化をしていかなければいけないというように考えます。その1つが、レジ袋を減らすのが大変重要なことかとも考えられます。レジ袋を減らすためのいろいろな取り組みが各地でされておりますが、一方では、業者に減らすことを要望するのと、また逆に、レジ袋を商店が5円で売るような取り組みをしているところもございます。そんなことも含めて、ぜひごみの減量に取り組まなければいけないような状況だと思いますが、その点についていかに取り組んでいかれるのか。また、分別についても、先ほどちょっとお話が、委員から質問もありましたけれども、協力しない、または無視しちゃう人たちへの取り組みについても各地でいろいろございます。一方では罰則をつくるとか、一方では過料を課すと、そういうようなものを導入していくようなところもあるようですが、その辺の考え方についてありましたらお願いしたい。
 また、最後に、そのようなことを踏まえて、これから有料化について検討をしていくということでございますが、平成12年でしたか、有料化を一たん先送りにしたときの考え方というものがあったかと思いますが、ここで有料化を検討せざるを得ない考え方について、また、その有料化で予想できる効果についてお尋ねをしたいと思いますが、また、近隣市の状況についてもお尋ねをしたいと思います。
 続いて、商工振興の助成事業費の関係でお話をよく伺いました。ぜひ商業振興、商店だけでなくまちづくりとしても、しっかりと取り組んでいけるような商業振興にしていただきたいと思います。
 それから、観光振興ですが、松本訓導碑が武蔵野市か三鷹市かというのは、ちょっとこの資料がいただいたものなので、ちょっと私も今確認できませんので、機会を持って確認をしておきたいと思います。それと、さらなる資源の開発については、ぜひこれからも引き続いてお願いしたいと思います。それと、観光協会ができるということですが、1つだけ確認をさせていただきたいんですが、担当であるとかいうことがどこか、主管がどこかという話はよくわかりましたが、観光協会が立ち上がるとすぐにでも、実際は動き始めるんだろうという思いもします。その観光案内窓口についてはどのようにお考えなのか、お願いしたいと思います。
 それから、法定外・法定公共物の管理についてはわかりました。既にもう活用しているところもあるのも承知をしております。また、払い下げ等いろいろな問題が重なって起きている場合もあろうかと思いますが、これから先を見越した管理、または活用に取り組んでいただければと思います。
 それと、用途地域の見直しについてですが、私たちも目に余るような開発行為等を目にすることがございます。そういう中できちっとしたまちづくりの上では、取り組まなければいけない問題かなと思っております。また提案されたときに一緒に検討させていただくこととします。それでは、よろしくお願いします。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  まずレジ袋の関係でございますけれども、こちらについては有料化しているところ、杉並区さんが協定を結んでやってらっしゃるという感じになっておりますけれども、私どもの方としてはマイバックキャンペーン、この辺をまたちょっと強化してやるということと、それと、また先ほどのリサイクル協力店という形で認定をする際にも、こういう形で1つ事例を紹介しながら投げかけていきたいなという形で考えております。
 また、2点目の分別に協力しない人への対応という形で過料を科すとか、いろいろの御事例を御紹介していただきましたけれども、私どもの方はやはり美化パトロールという形の環境指導員さんを中心にいたしまして分別についての、あるいは、収集業者の方と協力しながら、やはり日々のところから粘り強く張り紙をしていくとか、チラシを入れるとかという形で粘り強く活動して、分別に御協力をいただいていきたいなという方向で、活動していきたいと思っております。
 続きまして、3点目でございます。有料化についてでございますけれども、予想できる効果としてはやはり、当然、まずごみの減量という効果はございます。また、もう1点、処分手数料の関係の際にもございますので、やはり分別をして収集を今やっておりますけれども、資源物収集に関してはかなりコストがかかっております。原価等を見ても資源物収集の方はかなり伸びておりますので、その辺のコストを負担していただく、公平な負担という形で市民の皆様に求めることが、やはりこちらの効果になるんではないかなと思っております。また、近隣市では15市で有料化は既に行われおります。また、ことしの11月だと思いますけれども西東京市の方で有料化をするということになって、16市になると思っております。以上でございます。


◯生活環境部調整担当部長(玉木 博君)  観光協会ができたときの案内の窓口についてお尋ねがございました。今月3月2日にみたか都市観光協会(仮称)の発起人会が行われましたが、その中で会則案等示されました。現在考えられているのは、三鷹商工会の中にみたか都市観光協会(仮称)の事務局を設置しよう。そして隣にあります産業プラザ3階の三鷹交流センター情報の森のスペースも連携しながら、当面、そこでスタートを切っていこうということでございます。状況を見てまた新たなる駅前の場所等検討されるものとは思いますが、とりあえず商工会の中で事務局を設けながらスタートを切るということになります。


◯委員(宍戸治重君)  ありがとうございました。それでは、ごみの問題についてのさらに新しい計画ができるようですが、しっかりとお取り組みをお願いしたいと思います。観光振興につきましてもこれからスタートということでございますが、東京都との関係、それから、まちの振興についても、しっかりとお取り組みをお願いして終わりたいと思います。ありがとうございました。


◯委員(田中順子さん)  それでは、何点かお伺いをさせていただきます。203ページになりますが、衛生費です。乳幼児発達健康診査ということで、今回、拡充ということで、この制度といいますか、充実させていただくということですけれども、それに付随しまして今までも親と子の心のケア事業ですとか、あと、産後うつ病対策ということで、それぞれそのときのニーズというんでしょうか、市民の方からの声をいただきながら、変化また拡充をしていただいてきていると思っておりますが、特にそのほかのといいますか、乳幼児対策といいますか、親と子も含めてですけれども対策の中で今それなりに課題であると思われるような事例等をここ数年の中であって今回、予算の中で検討された部分がありましたら、お伺いをしたいと思っております。
 それから、もう一つ、215ページです。環境学習事業ということで、こちらの方は新しく小・中学生向けへの環境教育ということで、環境の演劇をこの秋に予定されるということですけれども、その取り組みのイメージといいますか、具体的にどういう形で、どんな範囲といいますか、考えていらっしゃるのかお伺いをさせてください。
 それから、1つ、これは同僚議員も質問させていただきました231ページになります都市農業の件でございます。この点につきまして実際に大分お答えいただいているんですけれども、1つ、最近のところで気になることがございまして、最近のニュースの中で世界的に金属類の泥棒というんでしょうか、いろいろ盗難の話が、これは日本もそうですけれども世界のお話になってきております。そういう中でいろいろと考えてきますと、その中の基本的には大変金属が求められている場所があるということだと思いますし、そういう中で非常に大変困った現象が起きている。というのも、世界全体の中でのやっぱり金属そのものの枯渇といいますか、そういうこともあって今あるものをどうにか利用して、それなりの経済発展をしていこうという流れがあるんだろうと思うんですけれども、そういった金属の枯渇と、それから、その金属をまた利用するためには再利用するということで、そのためにまたエネルギーが使われる。そのエネルギー不足そのものを今度は、自然エネルギーの開発といいますか、なかなかうまくいかない中で、今度は食糧のエネルギー化ということが今言われております。そんなことで、実際には本来食糧であったものが、エネルギーとして使われていくということで、今度は食糧不足ということで、悪循環といいますか、悪い連鎖があって、実際には日本の国そのものの食糧生産といいますか、自給率そのものも実際には今大変低い、40%を切るか切らないかというところになってきている。そういう中で、実は、先日、大変回りくどい言い方をしておりますけれども、農業者の方とお話し合いをしたときに、やっぱり都市農業、大変日本全体の農業の中で言えば、ある面では小さい部分を占めているかもしれませんけれども、でも、その都市農業の大事な部分を三鷹は背負っていると思っておりまして、そういう中から、逆に言うと、三鷹の中から三鷹の農業の自給率を上げていきましょうという話もさせていただいたんですが、ぜひそういう面からも、国へ対しても三鷹の都市農業を大きく支援していくためにも、ぜひまた都それから国へも行政からもしっかりとした声を出していただきながら、私たちの食糧という大変これは生活になくてはならないものですが、その自給率向上のためにも、しっかりと三鷹の都市農業が取り組んでいけるような環境づくりを市民の方とともにこれは頑張っていかなくてはいけないと思っておりまして、ぜひその点についてもう一度お伺いをさせていただきたいと思います。
 それから、261ページで、今回、花とみどりのまちづくりということで、従来、大変いろんな形で取り組みをしていただいてきていると思いますし、昨年からもサポートの組織の検討委員会などをつくっていただいて、今年度はその新しい組織設立準備のための会を持たれるということですけれども、この内容等をお伺いさせていただきたいと思います。一応、質問は以上でございます。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  乳幼児の健診について御質問いただきました。乳幼児の健診につきましては、市では妊娠時または出産時、そして、生まれたお子さんの3〜4カ月児健診、6〜7カ月児健診、9〜10カ月児健診、また、1歳6カ月児健診、また、3歳児健診といろいろな各種の健診を行っております。また、そのほかにいろいろ経過観察の健診とか発達健診も行っています。そして、さらに子育て相談とかいろいろ多種多様な手段を用いまして、いろんな場面で子育てを支援するという形でやっております。
 それで、ことしの重点を置いたところという御質問ですけれども、乳幼児発達健診に心理職をふやしたということと、あと、乳幼児健康相談は月2回行っていたんですが、大変申し込みというか、来館される方が多くて、大体50人とか60人ぐらいの方が1回につき見えています。それで今までの2回を3回にしてお母さん方の御相談をより十分に聞けるような体制づくりに心がけました。いずれにいたしましても、乳幼児の健診につきましては、やはり今までは主に病気、疾病とか、発達がおくれているとか、そういうことが主だったわけなんですが、今後、例えば親御さんとお子さんとの関係だとか、例えば虐待がお子さんから見てどうかとか、そういうような全体的なお子さんの状況だとか育児の状況、また、お母さん同士のそういう交流の場とか、そういう意味で全体的な子育て支援というか、そういうのに幅を広げていくという方向にあると考えております。以上です。


◯市長(清原慶子さん)  ちょっと手が挙がるのが遅くなって失礼いたしました。農業振興に関して特に食糧という部分にも着目して、改めて三鷹の都市農業のよさというものを評価するとともに国や都にも積極的な働きかけをしていく必要があるのではないかという御質問です。三鷹市では言うまでもなく、都市農業をしていらっしゃる方に農業の重要性であるとか、あるいは、それを維持・継続していく上でのさまざまな研究というものについての自立的な取り組みというものがあったわけでございます。しかしながら、それを当事者である農業者の皆様だけにお願いする時代ではないのではないかと、むしろ全市的な観点から農地1つをとっても重要な空間地として、あるいは、食糧の供給基地として、さらには私たち人間のまさに原点とも言うべき第1次産業に未来を担う子どもたちに触れていただく場所としても多面的な重要性を持っているのが農地でございますから、それを幅広く農業者以外の方に認識していただき、その維持に応援をしていただくというのが、私が市長になってからは特に大きな課題として位置づけられてきたと思います。
 その1つは、もちろん農業公園の開設であったわけですが、他方で、さきの質問委員さんにもお答えしましたが、今年度、積極的にJA東京むさしの農業にまさに携わる方と農業経営の観点から支援される方と、そして三鷹市が部門を超えて連携する中で、都市農業に関する研究を始めました。秋に始めたのですが、もう既に私たちが今後検討を深めるべき課題が、多様に出されているというのが現状までの検討経過です。そのそれぞれの会は大変深みのある議論をしていただいておりまして、私も折に触れてその報告を受けているわけですが、国の状況でも農林水産省の中に都市農業振興を担当する部門が新しく開設されたり、国会でもあるいは都議会でも都市農業を維持するための議員連盟が創設されたりしております。私も自分が委員を引き受けております国土審議会で、この都市農地の保全の重要性について発言をしておりますけれども、今回の都市農業研究会の検討を踏まえて、しかるべく時期にきちんと国政・都政に携わる方にも、あるいは、それぞれの行政の部門にも問題提起をしていきたい。そのときに具体的な施策のあり方などについても、つけ加えながら提案をすることができたら望ましいなと思っております。
 加えて、委員さんが自給率というキーワードも出されたのですが、これは教育委員会にも御協力をお願いしてきておりますが、三鷹市でとれた農産物を子どもたちに食べてもらう、食育との関係性などについても、今まで以上の取り組みの強化をお願いする中から、そうした地盤といいましょうか、さらなる風土をつくっていきたいと思います。なお、先ほどの委員さんの答弁で生活経済課長が申し上げましたように農業祭でも昨年度から教育委員会の協力のもと小学生・中学生の参加が増大しました。あわせて学校農園の展示をするなど子どもたちに農業の浸透というのが強まってきておりますので、この件をつけ加えたいと思います。
 1点だけ1問目の御質問に対して私の思いをお話しさせていただきます。発達障がいという言葉が皆様に流布され、そして保育園の現場でも幼稚園の現場でも、保護者の皆様から子どもの発達についての御相談や、あるいは、親業を、まさに親としての役割を果たしていく中での不安とか御相談が、もう大変数がふえております。そのときに担当の保育士あるいは保健師、栄養士等々がなるべく早期に子どもの障がいの状況、あるいは、保護者の不安定な精神状態に対して、手を差し伸べることができて早期発見ができたら、より健全な発達が推進されるのではないかという問題提起がございましたし、保護者御自身からもそういう問題提起が市長に届いております。そこでそうしたことを真正面から受けとめるべき健康推進課のメンバーたちが、ぜひ現在行っている乳幼児の発達健康診査の拡充が提起され、私たちの思いと担当課の思いが、まさに一致しての来年度の拡充となったわけです。私たちにとりまして子どもたちの健全な発達が、何よりも願いでございまして、それが早期に適切な診断と対処がなされることによって、深刻度が軽減されるということは言うまでもありませんので、こうした取り組みについてはいわゆる医療費補助と、これは別の款ですが、そういうものと合わせてより基礎的・基幹的な事業になるのではないかと位置づけております。以上です。


◯環境対策課長(保谷幹夫君)  環境学習の関係で御質問をいただきましたのでお答えをさせていただきます。これまで環境学習の一環といたしまして、環境映画の上映会でありますとか、環境講演会の実施でありますとか、いろいろ趣向を変えて市民の皆様に環境を考えるきっかけづくりを実施してまいりました。そこで平成19年度でございますけれども、環境劇、今までやったことがない内容でございますけれども、こちらが全国キャラバン、全国的にいろんなところでやっている演劇ですが、武蔵野市にあります前進座の方でやっている演劇で江戸時代のくず屋さんの劇でございます。昔、江戸時代は物を大切にし人情も含めていろいろあった時代だということをお子さんでもわかりやすく見ていただけるような内容のものでございます。前半については演劇の前に環境についていろいろ考えるお話をいただいた後、実際の劇の中でも環境について、ちょっと考えていただくような内容になっておりますけれども、実際に私どももそういった内容を見てまいりまして、ちょっと今までと違う趣向で、今回、計画をさせていただいております。いろんな環境については、小さいときからお子さんの時代からいろいろ触れ合い、考えていただく中で、よりよいものが市民の方全体に広がっていけばなと考えておりますので、こういったことで計画をさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。


◯緑と公園課長(若林俊樹君)  先ほどサポート組織設立準備会の内容ということの御質問でございますけれども、現在、三鷹市は緑と水の公園都市を目指すということで、市民の方や事業者、市民協働で事業を進めておりますが、さらに緑と水の公園都市を目指すためには、さらなる市民の方、緑に対する活動をする人の人材をふやさなければならないだろうということで、そのために実際に現在活動していただいているボランティア団体の方とか、あと、関心はあるんですけれども、まだ実際に活動していない方とかちょっとまだ緑に対しても関心が薄いというような市民の方もたくさんいらっしゃると思うんですけれども、そのような人たちが活動をしやすくするために、そういう活動をしやすくしたり、継続できるようなことを支援できるような形の組織ということで、なおかつ、迅速に活動をすることに対して、柔軟にサポートする組織があれば、さらにやりやすくなるだろうということで、市民と行政の中間的なような形の領域までも補うような形の組織ができないかということで、そのような組織の組織化を目指すための設立準備会という形のものでございます。以上でございます。


◯委員長(久保田輝男君)  田中委員の質疑の途中でありますが、しばらく休憩いたします。
                  午後3時04分 休憩



                  午後3時35分 再開
◯委員長(久保田輝男君)  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。


◯委員(田中順子さん)  それでは、再質問をさせていただきます。
 乳幼児医療全般にかかわるお答えをいただきまして、実はなぜしたかといいますと、今回、発達の件については健康診査ということで、改めて拡充をして、きちっとした発達のお母さんたちの不安を取り除いていくということで取り組んでいただいて大変ありがたいと思っております。こういう制度について、実は実際やってみると、とてもいいと思ってやっていくことが、実は利用者といいますか、市民のニーズといいますか、そういう中で、この中でも実際にお産をして、その後に1カ月後の健診といったときにある程度それは制度ですから、期日を明確にして、そのうちに受けてくださいということになるのは、大事なことなんですけれども、実は1カ月以上地方の自分の親元に帰っていて、その後帰ってきてもう一度受診をしたいというときになかなかそれが日数的にだめだと、市民の方はそれはだめだということで具体的に門前払いしたことはないんですが、そういう決まりがそうなっていると、もうだめかなと思ってしまうような制度のありようなんかがあって、その中でこれ実は幾つか変えてきていただいているという経過があるんです。ですから、そういうことも含めて、実際に制度として実際に動いていく中で、そういう不都合といいますか、実際に利用する側にはやや難しいことが出てくるような場合も多々起きてくるものですから、そういうことについて、できるだけ市民の方に広く利用していただきたいという制度ですから、そういう面の、ある面ではそういう市民の方の声を、できるだけ早くといいますか、1人でもそういう方がいらしたらそういうことが解決できるようなそういう市民のニーズに合った動きをしていかなければせっかくの制度が生きていかないと思っているものですから、そういう点についてぜひいろんな制度を実際に事業が行うときに、そこら辺の御配慮をぜひよろしくお願いしたいと思っております。
 それから、続きまして、環境学習についてお伺いいたしました。こちらの方は演劇でお子様たちに環境の大切さを勉強してもらうということのようですが、先ほどちょっと聞き漏らしましたといいますか、実際にどういう形で、これは自由に小・中学生向けとはなっていますけれども、こういうことをしますよということをPRして、任意で見ていただくのか、それとも、普通の学校なり何なりにお声かけをしてなさるのか、それから、なさる演劇の集団がキャラバンという名前なんでしょうか。キャラバンという形での方がなさって、場所が前進座とおっしゃったのか、ちょっと済みません、そこら辺もう一度確認をさせていただきたいと思います。
 それから都市農業については、市長から本当に熱い思いを言っていただきました。大変大事なところです。先ほど子どもたちへの食育も含め、そして市民の方の御理解も深めていくということで、広い意味でしっかりと取り組んでいただけるということで大変期待をしたいと思っております。
 それから、花とみどりのまちづくり、こちらの方も大変三鷹の特徴ある施策として取り組んでいただいてきております。その中でそれぞれ公園ボランティアですとか、それから、道についてのボランティアも含め、いろんな形で市民の方の御参加をいただいていますけれども、そういう部分での人材の育成も含めて、行政と市民の方をつなぐ緩やかな柔軟な組織と言われたのかなと思うんですが、具体的にちょっとよくわからなかったのですが、済みません、もう一度大体アウトラインができているんでしょうけれども、そこら辺のお話が伺えればと思います。
 それと、1つ、ちょっと公園の件で三鷹市は芝生化を幾つかの公園の中で、先進的に取り組んでいただいておりますけれども、昨年もあじさい児童遊園の中で今まである公園を2倍広くなった半分のところをやっぱり芝生化していただいて、その中に初めてだったと思いますが、健康器具を置いていただいたと思います。そちらの方の利用といいますか、今、現在、どんなふうに、とてもきれいに整理されている。時々通りますけれども、ただ、なかなか利用している場面はちょっと見てないものですから、どんな形で利活用されているのかお教えください。以上です。


◯市長(清原慶子さん)  環境学習の件で私の方から答弁をさせていただきます。この間、環境を幅広くとらえて、高環境・高福祉の三鷹のまちづくりを進める中で、環境ポスターのコンクールを小学校を対象に実施し、あわせて環境活動をしていらっしゃる方に連続して講演をしていただき、また、日の出町の町長さんにも来ていただいて、最終処分場を持つ町長さんの思いなども語っていただく、そういう取り組みをしてまいりました。しかしながら、こうした取り組みをするときには、一定のパターンというか、類型化がされやすいわけです。環境ポスターのコンクールの表彰式をして、その後、講演会をしてみたいなことで、どうしても参加される方の広がりという点で、関心のある方というような傾向が、まだ短い間ですがうかがえるようになってまいりました。生活環境部のメンバーといろいろ相談をいたしまして、前から演劇であるとか、あるいは、演芸であるとか、そういうことと結びつけて三鷹独自の啓発活動をしてはどうかという話の中から全国的に武蔵野市にある前進座の俳優さんが、全国キャラバンという形で子どもたちを対象にして実施してきた演劇が、大変有用であるということで、実は、近隣市で開催されたものを部長初め担当者に見に行ってもらいました。そうしたら、三鷹市においても恐らく有効であろうという評価をさせていただいた上で、今回、三鷹市内の施設で、できれば親子そろって見ていただけるような、必ずしも子どもだけを対象にしない生活環境部の担当の事業でございますので、そうした演劇を通して異世代で学んでいただくようなものとして進めていくものです。ですから、突然というよりも、今までの環境学習の取り組み、環境ポスターの取り組みなどの基礎があった上での新展開でございますので、ことしそうした取り組みの効果なども検証しながら多面的な環境学習の機会の拡充ということを進めていきたいと思っております。


◯緑と公園課長(若林俊樹君)  今、サポート組織の件について再度ということで、迅速化と柔軟にという部分についてなんですけれども、実際、今、市の方でもいろいろなボランティアの方とかに対して対応しているんですが、どうしても市ですので、要望があってもちょっと市ですぐできないとか、例えばの話、何か花とか種類がある程度限られてしまうとか、そのようないろいろなところが出てきますので、あと、市の方ではちょっと決裁がかかるとか、そのようないろいろなところでちょっとひっかかったりするところがありますのでそのようなところがすぐ対応できれば、ボランティアの方とか、その活動している方もすぐ翌日にはできるとか、そういうような形になるかと思うので、そのあたりのちょっとすぐ対応できない部分とか、ある程度市だと制限がかかってしまうようなところも制限がかからないですぐできるような形の対応が、できるような組織という形のものと考えております。
 それと、続きまして、芝生化のあじさい児童遊園の話なんですけれども、実際、ちょっと私どもの方でもどれだけの方が、利用されているかというのは把握しておりませんが、御近所にあります老人福祉といいますか、老人ホームですか、その方たちが使っているとか、あと、直接、緑と公園課の方に、市内のほかにも健康遊具みたいな形のものが置いてありまして、それは説明書がついてない。昔からつけてあるものもありますので、どうするのかという問い合わせがありますので、そのときにはあじさい児童遊園の方に行けば説明板もついていて、なおかついろいろな種類がありますよということで御紹介しているのと、あと、一番多く遊んでいるのは近所の保育園の子どもたちが、一番多く遊んでいるみたいな形だと思います。以上でございます。


◯委員(田中順子さん)  ありがとうございました。環境学習についての新しい展開をしていただくということですので、大変期待をしたいと思います。
 今、お話があった健康器具を利用してという、実は先日の東京都の制度でしょうか、呼びかけで、そういう芝生化をして健康器具を置いてあってもなかなか、今はあじさい児童遊園の場合は使い方なども簡単な説明がついておりますけれども、ただぽっと行っただけでは、なかなか利用もしにくいだろうということで、どの地域も多分そういうことで、悩みを持っているのかなと思っておりますが、そういう中で指導員の派遣といいますか、支援というか、そういうことも東京都はこれから考えていくようなお話があるのでしょうか。新聞で見たということなんですが、そういうようなことが、今後、考えられるのかどうか、もしお答えいただければお願いをいたします。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  健康遊具について御質問いただきました。健康推進課ではストレッチ器具を市内の公園に、今、3月いっぱいでストレッチ器具を設置いたしました。それで設置した器具の使い方とか、または使用方法について住民の皆さんに説明会なり、または講習会をこれから行う予定になっております。


◯委員長(久保田輝男君)  以上で政新クラブの質疑を一たん終了します。
 次に、公明党。


◯委員(緒方一郎君)  よろしくお願いいたします。まず201ページの総合保健センターのところでございます。まず次のページの健康ガイド等とあわせてお伺いをいたしますけれども、まず健康ガイド等が大変評判がよくて、皆様がカレンダーとして有用に使っていただいておるわけですが、平成19年度は何日ぐらいに配布をされるのでしょうか。それから、特にがん検診等4月中の締め切りのが、たしか3つぐらいいつもありますが、配布されてからすぐに市民の方がそれを見るとか、張り出すということではなくて、しばらくたってから見たらもうがん検診が終わっているということも、申し込みも終わっているということもありましたので、広報や告知との連携はどのようにとらえるのでしょうか。
 それから総合保健センターの北側にマンションが建てられまして、振動とか、騒音とか、工事協定書は結ばれたんでしょうか。それから、また、ちょっと高層階がございますので、授乳室もありますし、いろいろなプライバシーにかかわることがございます。その辺、配慮といいますか、建ったことによっての何らかの配慮をされるのでしょうか。
 それから、203ページの介護老人保健施設三鷹中央リハケアでございます。前も一般質問とかいろんな議員さんからもお話がございました。いわゆる三鷹市で補助できるおむつが使えないとか、これ洗顔セットですか、何かそのセットを買わないと持ち込みができないとか、ちょっとある意味で特殊なことではないかというお話があるんですが、そういった苦情等あるいは相談等が来ていますでしょうか。
 それから、その下の乳幼児健康診査の中に、新生児聴覚検査があると思います。いわゆる3カ月でそれが発見できれば、大変フォローがいいというものは、今、ヒアリングシートの形になっていると思いますが、どのような要検査とかいうような結果が出ておりますでしょうか。
 それから、がん検診に関連いたします207ページになりますが、がん検診で特に節目、50歳とか、55歳とか、60歳におけるオプショナルといいますか、特別なものが今回はあるんでしょうか。それから、ここの検診ではありませんが、脳ドックであるとか、ここにはない卵巣がん検診であるとか、そういったものに対する案内等もあわせて広報していただけるのでしょうか。
 それから、資料の2−24に武蔵野赤十字病院に対する施設のあれがありまして、去年3,000万円がございましたが、ことしは特にないということですが、女性外来ですとか、がんに関連しての相談窓口が開設されたということで、その情報についてあればお聞かせいただきたいと思います。
 209ページ、健康づくりでございます。今のあじさい児童遊園等につきましても、いわゆる健康ウオーキングマップとあわせての活用、それから、この後の今年度中にできます6カ所も各住協が推薦をして、この公園に健康遊具というようになってくると思いますので、先ほどの緑と公園課と、それから、健康推進課の方のちょっと答弁の温度差を感じましたので、その辺一体となって取り組んで、なおかつ住協も取り組んで、それから、地元の高齢者の方や何かへの案内もぜひすべきだと思います。実際にあじさい児童遊園、寝転がって屈伸とかやれるところがあるんですが、泥が上がっちゃって、ぞうきんで掃除しないと使えないということもありましたので、自主的な清掃だけでなくて、そういった管理がどのようにされているのか、どこが管掌されるのか、教えていただきたいと思います。
 それから、211ページ、予防接種でございます。結核検診と合わせてなんですが、予防接種についても先ほどの健康カレンダーの方にも明記をされると思いますが、しなければいけないものと、人によってはすべきであるものと、全くの選択であるものと予防接種も分かれてきましたけれども、これは大事な要素で、検診とともに大事な要素ですので、その辺についての大きな啓発のねらいといいますか、指導についてお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
 それから、環境学習の件でございます。今、田中委員の御質問の中でありまして、いわゆるこれは市内の施設で見る対象というのはどう、チラシかなんかをまいて一般の方々が見るのか、小・中学生は必ず見なければいけないのか、そういう対象と選択の部分についてどう考えていらっしゃるのか。また、前進座さんということで、一定の思想的な背景があるわけでございますので、環境に対してはそれは地球温暖化防止とか、いろんなことで共通項でございますが、角度がつくようなおそれがないかどうか、その辺の御検討はされましたでしょうか。
 それから、同じく215ページ、下のアスベストでございます。基本方針をつくっていただいて、これらの調査助成事業が出ましたが、今の三鷹台団地も含めて、民間とか市の建物ではないけれども、やはりアスベストに関しての啓発、あるいは、注意ということが強まっておりますので、民間の解体、建てかえ、あるいは、新築の工事に対しての指導は、どのようになっているのでしょうか。
 それから、ごみとか掃除のことでございますが、資料4−24、民間委託事業の中で、公衆便所、空き瓶、リサイクル市民工房事業等々の一覧がございまして、平成19年度予算についても既に委託先が決まっております。これは随契の5年契約の最後という意味なのか、どうなのかというのをちょっと確認させていただきたいと思います。ほかのところが全部未定になっておりますが、ここだけ業者名が出ております。
 それから、221ページ、犬猫死体収集処理でございます。ここに予算が書いてございます。これ実際の予想されている件数でございますが、どのぐらいを予定されているのでしょうか。また、あわせてカラス、ことしはなぜかまた井の頭公園から戻ってきたようで営巣がふえております。カラスに対する予算、それから、ハトの害というのも最近聞いておりますが、こういった動物系については、どのような予算組みをされているのでしょうか。
 それから、223ページ、ごみ処理場管理運営費でございます。新ごみ処理を含めてごみ処理の今後のスケジューリングということもありますけれども、今あるごみ処理場をどういう形でこれからも円滑に進めていって、新しい処理形態に渡すのか、そういうランニングと継承といったことについての視点から、お考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
 それから、227ページ、就職面接会、就職支援セミナー、あるいは、高齢者の面談、仕事、就業支援事業ということもございます。ここに来てそれらの結果が非常に多くなってきていることは大変うれしいと思いますが、今後のやはり展開、特に企業側からの協力、あるいは、そういう参加してくれる企業の啓発といいますか、営業といいますか、探索といいますか、そういったことをどのようにされているかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
 次が、237ページ、商工費の方に参ります。コミュニティビジネス等支援事業でございます。今回、場所を入れかえたりいろいろされておりますが、試行錯誤という感もありますが、平成19年度、これをチャレンジするよと、これを拡充するよというポイントがありましたらお聞かせいただきたいと思います。
 239ページ、消費者相談でございます。相変わらず詐欺がございまして、消費者活動センターさんも大変お忙しいと思いますが、警察との連携とか、税理士、弁護士、公認会計士等々との連携プレーがより一層されております。特に土日は逆に三鷹警察の方が動いていただいてという事例もございました。それらのフィードバック、それから、それらを受けての啓発という連携プレーを中心にどのように考えていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。
 243ページ、土木費に行きます。地図情報の関連につきましてはGISを念頭に置かれていると思いますが、それらの方向性についてお伺いします。
 それから建築審査会と建築基準行政事務関係費、次のページにわたるわけでございますが、これ、先ほどほかの委員さんからもありましたマンションの建築について、また、ところによってはこういった大型建築物について、建築物の環境配慮制度をつくったところもございます。冷暖房の、あるいは、節水ですとか、緑化であるとか、自然エネルギーを使うことであるとか、あるいは、建てかえであれば、保育所あるいはコンビニといったものをつくってほしい、あるいは、つくるべきだといった制度、指導ができるようにするとか、それから、やはり、まだまだ説明会の持ち方が非常によくないと思います。こうしたことに対しての指導のありようについて、どのような検討をされているのでしょうか。
 それから、同じページの下の「ほっとベンチ」でございます。あんしん歩行エリアとあわせて、大変喜ばれる事業でございます。平成19年度につきましては、駅前とか幾つかの予定がございますが、これはどういう前提があれば、市民の方からの要望を受けてという一文も書いてございましたが、どういう要件があれば「ほっとベンチ」をつけられるのか、基本的なスタイルをお知らせいただきたいと思います。
 247ページ、市道第135号線、三鷹台駅前通りでございます。一般質問でされた委員の方もございましたが、この三鷹台につきましては外環との絡みも出てきますけれども、非常に根本的なといいますか、立教女学院の土地の利活用ですとか、確かに市民のまちづくりの方たちのいろいろな研究、あるいは、話し合いということが大事なんですが、やはりコーディネーター含めて市の方が、幾つかのモデルメニューみたいなものをやはり指し示してあげないと、もう一歩の前進がなかなかできないのではないかと、市民の方々のよさもあるんですが、同時に利害の対立みたいなこともございまして、そうした懸念を持っておりますが、どのように考えられているのでしょうか。
 251ページでございます。街路灯でございます。広島とか奈良で犯罪防止のために、青色の蛍光灯をつけると、特に駐車場の入り口とか、そういったこともあるようでございますが、今の基準ですね、原則をもう一回ちょっと確認をさせていただいて、新しいそうした街路灯の検討をされているのかどうかについてお聞かせください。
 253ページでございます。放置自転車と駐輪場のことと続けて申し上げますが、自転車のマナーということで自転車に関する条例とか、制度とか、そういうことを設けているところもございますし、幼児のヘルメットを義務化されたところもございます。また、施錠式のイエローカードをつけてしまうところもございまして、ある程度モラルというものについては強制的な部分も必要なのか、あるいは、安全を先取りする部分も必要なのかとありますが、今みたいな事例について御検討をされたことがありますでしょうか。
 また、すずかけについてです。市長からも御答弁がございましたが、実は私も例えば10人に仮に聞きますと、すずかけを利用しない、登録をしたいんだけれども、できないということの中で、かごが前後についているいわゆるママチャリ的なものができないとか、幾つかのことがございまして、もちろん去年の7月という中途半端なところから始まって、ことしの4月の登録が注目されておりますが、同時に、登録したいんだけれどもできない方の何かそういう要件があれば、またこれからの駐輪場やなんかに役立つのではないかと思いますので、そういう検討・調査といいますか内容を検討していただいたかどうか。それから、実は、すずかけができましてから、すずかけ通りがタクシーの入り道と同時に、自転車の走行が非常に多くなりまして、今後とも特に駅前近くでこういう大きな、あるいは、中規模な駐輪場をつくりますと、そこからの自転車の走行というのが非常にありまして、あんしん歩行エリア的な舗装ですとか、スピードを出すなとか、やっぱり近所の方が急にちょっと迷惑ということを感じておられますので、その辺の御配慮はどうなっておりますでしょうか。
 257ページ、バス及びコミュニティバスのことでございます。この資料の30のところを拝見しまして、1期、2期、3期まで書いてございますけれども、いわゆる一般質問でお願いしました中央ゾーンへの御検討というのは、これは4期からになるのか、あるいは、いろいろリサーチをしていただいて、もう少し早めから御検討いただけるのかという方向性をお聞かせいただきたいと思います。
 それから、259ページの三鷹立川間連続立体交差事業でございますが、負担金が大変多く出ておりますが、これによってちょうど武蔵境駅へ行く途中から上っていくのであれなんですが、その下を駐輪場に使うとか、三鷹にとってのメリットが、やっぱり具体的にあるのかどうかということをお聞かせください。
 267ページ、青少年広場、遊び場広場でございます。特にプレーパークということを前から御提案しておりまして、ここで出ましたけれども、どういうプレーパークを念頭に置かれているのか、場所も含めてなんですが、指導員のありなしとか、これは逆に文教とか厚生とか、いろんな絡みを持って、プレーパークについては、土木ですけれども、コンテンツ運用がこれは命になるわけでございますので、ここの運営委託等をNPO法人でやっている場合もございますし、青少年問題もございますので、どのような構想を描かれているのかお聞かせいただきたいと思います。
 それから、最後が、279ページの地域防災計画でございます。防災マップ・洪水ハザードマップ等と絡みますけれども、地域防災の中に衛生面からの配慮として、例えばきのうございました援護をしなければ避難できない方、このマップの上に載せるものとコンテンツとの絡みを、これまたいわゆるGIS上になってくると思いますが、透析を受けている方とか、カテーテルが離せない患者さんとか、いろいろいらっしゃいますので、そういうものとあわせての検討をされて、こういったハザードマップや防災マップをおつくりになるおつもりなのか、あわせてお聞かせいただきたいと思います。以上でございます。


◯健康福祉部長(岩下政樹君)  まず、リハケアセンターのおむつの使用に関する御質問であります。リハケアセンターは老人保健施設でありまして、おむつの使用については老人保健施設の使用料の中に、基本的には入っているということでございますので、特に御自身が用意して負担を求められるということはないと考えております。ただ、医療機関系の療養型病床病院などは、これ、おむつ代別になっていますので、御自身で御負担するようになると思いますが、リハケアセンターについては、基本的にはそういう位置づけになっているんではないかと考えております。ただ、具体的な相談内容については把握をしておりませんので、後日、リハケアセンターの方に実情等は、照会してみたいと思っております。
 それから、がん検診について御質問がございました。ちょっと1つ、節目のがん検診と、ちょっと私よく理解できなかったんですが、市のがん検診につきましては、平成10年までは老人保健法に基づきまして、5つのがん検診が国の指針という形で示されました。その後も続いているわけですけれども、これは国のがん検診に関する指針が出ておりまして、5種類で肺がんでありますとか、胃がんでありますとか、大腸がんでありますとか、実施をしているわけでありますけれども、例えば脳ドック、御質問にありましたが、これについては国の方が実施をする、ないしは、推奨するということを自治体に求めておりませんので、私どもの方で脳ドックをやっている医療機関を選定して、これだけありますよというのを一般的に周知するのがどうか、これはまたちょっと違うサイドの検討も必要になると御質問を聞いて思ったところであります。一般的な市で実施しているがん検診の広報等については、御質問ありましたので、後ほど健康推進課長の方から答弁させたいと思います。
 それから、武蔵野赤十字病院に対する補助の関係であります。3,000万円だったと思いますが、これは基本的には救急センター等を建てかえるということで、武蔵野市、三鷹市ということで御協力をして補助金という形で支出をいたしました。これは夜間の救急患者が相当ふえているということがありまして、武蔵野赤十字病院の方から御支援をというお話もありまして、実施をしたところであります。御質問にありました女性外来でありますとか、口腔外科もあわせて、赤十字病院の方で今回の工事とあわせて、改修をするというお話は聞いておりますが、ちょっとそちらの方の実績については御報告いただいておりませんので、ちょっと現状では把握しておりませんので、これも後日調査をしたいと思っております。以上です。


◯健康福祉部調整担当部長(大石田久宗君)  健康づくりにつきましてあじさい児童遊園の例を挙げられて、どうも緑と公園課との連携がどうなんだという御指摘もございました。ただ、健康づくりの事業で公園にストレッチ器具を置いて、既に1回、地元の住民協議会に説明はしているわけですが、使い方については繰り返しやる必要がありますし、また、活用も工夫する必要があります。緑と公園課ともよく連絡をとりながら、また、住協だけではなくて、地元の高齢者に当然これ御案内したり、地元の高齢者をきちっと呼びかけて、そして参集いただいたりして、活用方について十分進めてまいりたいと思います。


◯健康推進課長(内田邦夫君)  健康ガイドの配布日程についてお答えいたします。現在、4月6、7、8日に配布していく予定になっております。それで締め切りとの関係という御質問がありましたけれども、広報みたかに健康ガイドに関する内容のがん検診の予告とか、また、基本健診の予告ということで3月に載せます。それで詳しくは4月1日の広報をごらんくださいという形で掲載いたします。また、ホームページにも掲載しておりますので、よろしくお願いいたします。
 あと、北側のマンションについて、工事協定書を結んだかという御質問ですが、結んでおりません。また、授乳室等について影響がないかという御質問ですが、2階にありますけれども、よく点検しまして、必要ならば措置をとりたいなと思っております。
 あと、新生児聴覚検査につきまして御質問がありました。これにつきましては、平成15年度に新生児聴覚検査検討委員会というのを立ち上げまして、その中で先生方にいろいろ検討していただきまして、その内容を質問票というものをつくりまして、3〜4カ月、1歳6カ月、3歳児の健診時に項目を見ながら、健診を行うということになりました。また、お母さん方に早くから子どもさんの耳についても関心を持ってもらうようにチラシとか、そういうものもそのときに配っております。また、子どもさんにつきまして、平成17年度、要精密の方が3人いらっしゃいましたけれども内容は中耳炎とかいうことで、重度のものとかいうものではありませんでした。
 あと、予防接種についてです。健康カレンダーも予防接種は掲載しておりますけれども、既に先ほどお答えしましたように、広報等に予告という形で出します。また、しなければならないものというお話がありましたけれども、水ぼうそうとかおたふく風邪がそれに該当いたします。これは任意接種ですので、特に市としては広報しておりません。
 あと、今、啓発指導について力を入れているものという御質問ありましたけれども、御案内のように麻疹・風疹の第2期が、今度、学校に上がる就学前のお子さんを対象に2期を行うことになっております。これにつきまして、学校とか保育園とか幼稚園等を経まして接種をまだやっていない方は、やってくださいというような広報をしております。以上です。


◯生活環境部長(木村晴美君)  環境とごみの問題について幾つかございました。私の方から2点ほど御答弁させていただきたいと思います。まず環境学習の関係でございますが、これは前進座さんの方で私どもが聞いた段階では、小・中学生を対象にということでございました。実際に私ども課長と一緒に伺いまして、見させていただいたんでございますけれども、中には未就学の子どもさん、それから、おじいちゃん、おばあちゃんまでごらんになっている姿がございました。和気あいあいとした中に進行しておりまして、内容的には「もったいない」と、いわゆるよく今言われているもったいないという言葉がございますけれども、これを題材とされた、落語で「くずーい、屑屋でござい」という落語があろうかと思いますが、これを時代劇にして演劇を行われているということで、思想的なものというよりも本来の環境の問題での取り扱いをされていたと私ども認識しているところでございます。
 また、次のごみに関する質問でございます。ごみ処理場のスケジューリングということでございます。現在、環境センターにつきましては、昭和60年1月に稼働してございまして、22年がたったところでございます。23年目に入っているところでございますけれども、安全に対する維持管理を常に心がけながら進めているところでございますが、さらに新ごみ処理施設が平成25年度稼働という目途がございますので、これまではさらに一層安全に対する配慮をしながら操業を進めていく中で、新ごみが稼働後に廃炉をしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。


◯環境対策課長(保谷幹夫君)  アスベストの関係でまずお答えをさせていただきたいと思います。建物の解体に当たりましては、一定規模の解体事業になりますと、都市計画課、都への届け出とともに環境対策課等へアスベストの除去の届け出が参ります。事業者に対しましては近隣の市民の方への説明とか、しっかりした周りに飛散することのないような対策の実施について、これまでも関係の課等々と協力しながら指導をしてまいりました。今後とも市民の方が安全・安心に、そういったものに心配ないような形で指導してまいりたいと考えております。
 それと、ごみも含めたカラスの関係で御質問がありましたので、こちらの方で把握している内容でお答えをさせていただきます。東京都では井の頭公園等にカラスを捕獲するためのトラップを設置などしておりまして、カラスが年々減少傾向にあると、東京都からも連絡を受けておるところです。また、環境対策課でもカラスが巣をつくって卵を生んで、そのひなや卵を守るために人への危険行動、低空飛行とか、威嚇するような行動をする場合がございます。そういった場合には、東京都の許可を受けている業者に巣の撤去等を進めているところでございますけれども、市民の方の安全確保のためにも、そういった事例については的確に対応してまいりたいと考えております。以上でございます。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  資料24の民間委託事業についてでございます。これはあくまでも予定ということで、業者の方を載せさせていただいております。やはり地域の特性になれておりまして、事業の効率化と、あるいは廉価で行えるということを考慮いたしまして載せさせていただきました。
 次に、犬猫死体収集でございます。これは路上で死亡した犬とか猫の処理ということでございまして、平成19年度は540頭を合わせて予定をしております。以上でございます。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  労働費に関して1点、商工費に関して2点、御質問がございましたのでお答えさせていただきます。まず労働費の方につきましてでございますけれども、就職面接会等の事業に当たって、平成19年度以降の方向性として、求人企業の開発が重要であるという御指摘でございました。まさしく私どももそのように認識しておりますし、各事業就職面接会、あるいはセミナー等の開催に当たりましては、ハローワークあるいは東京都しごとセンターとともにそういった企業開発に努めたいと思います。また、独自事業といたしまして、事業者雇用環境等調査を行うこととしております。この中で改めて市内を中心とした企業さんに高齢者あるいは障がい者、また、その他就労環境についての実態を把握し求人企業の開発を行いたいと考えております。
 商工費に関する第1点目は、コミュニティビジネス支援事業に関しますことでございます。平成19年度のポイントについて、どう考えておるかということであろうかと思います。本件事業につきましては、昨年の7月から始めまして、まちづくり三鷹に委託をしている形ですけれども、現在、2月末日までに約500件弱ぐらいの相談件数でございまして、これは必ずしも人数ではございませんが、受け付ける等のスタートアップ時にしては、なかなか順調な出だしであろうかとは思っております。しかしながら、引き続きまだ御存じない方も多く耳にしますし、そういった意味での周知を図りながら、産業プラザ地下1階にございますコミュニティビジネスの支援施設について、周知を図っていきたいと考えております。
 それで、その中で平成19年度のポイントについては、2点ほどあるかなと思っています。まだはっきりした形ではございませんけれども、既にコミュニティビジネスの相談を受けられた方の中で、創業されている方が生まれつつあります。これはせっかくこういう事業をやっておりますから、1企業でも、1事業者でも多くのコミュニティビジネスを起業、あるいは創業される方を輩出したい、これが目標の1つでございます。2点目が、すぐれたアイデアが寄せられておりますので、コミュニティビジネスのビジネスプランについて、一定の表彰等を行っていくことで、その方を押していくといいましょうか、支援をより強力に行いたいと思います。具体的にはまちづくり三鷹で行っておりますビジネスプランコンテストの一環で、1つとしてコミュニティビジネスについても、そのような分野を設け表彰をしていくようなことを考えております。全体としてはスタートアップ時の後半で、次のステップに移るための時期として、平成19年度は考えてございます。
 商工費の2点目が、消費者相談に関してでございます。警察、弁護士、あるいは関係機関と連携をとりながら、事例についてのフィードバック等も含めて、十分連携をとりながら進めていく必要があるのではないかという御指摘、まさしく私どもも同じ認識でございます。消費者相談全体で申し上げますと、平成17年をピークとして平成18年、19年と数自体は減っております。大体、本年度で1,400件程度、平成14年度並みの数になろうとしておりますが、一方、質的には1件1件が大変高度化、悪質化しておりまして、そういった意味でも、単に相談レベルではなくて、警察あるいは弁護士といった方々との連携は、十分に図らなければいけないことでございます。また、東京都のセンターでございますとか、そういったような関係機関とも連携を深めていく必要があろうかと思います。現在、警察あるいは弁護士ということで言えば、警察とは、定期的ではございませんけれども、必要に応じて情報をいただく、あるいは、情報を共有するという機会を持つことがございます。弁護士につきましては、年1回、研修の形でお呼びして、消費者相談の最前線の内容について御講義等をいただいておりますが、より地元の弁護士とも連携を図っていきたいと考えております。また、関係機関とも十分な連携を図りながら消費者相談を進めていきたいと考えております。以上でございます。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  4点の御質問をいただきました。まず1点は、地図の方向性にございます。こちらにつきましては、統合型地理情報システムを、今、全庁的に取り組んでおりますので、これに向けて私どもの方も市民の皆様にサービスができるように取り組んでいるところでございます。これは今回の今出ましたものにつきましては、街路灯と道路反射鏡等も含めた形のものになってございます。
 それから、2点目に、「ほっとベンチ」の基本的なスタンスの御質問がございました。三鷹市内の歩道の環境につきましては、十分な幅員を有する歩道が少なくベンチの整備区間の確保が大きな課題となっているところでございますが、道路のほかに歩道と接する民地等の活用なども検討して、市民要望に基づいて交通管理者と現地立ち会いを行い設置場所の最終決定をしているところでございます。ちなみに今年度は各住協さんに私どものPRをさせていただいて、売り込みを図っていきたいと思っているところでございます。
 それから、3点目の街路灯の関係で基準についての、新しい取り組みということでございました。今、道路につきましては水銀灯と蛍光灯、それから、ナトリウム灯という形で、道路の街路灯を私どもの方は管理してございます。委員さんの出ました青色街路灯につきましては、駐輪場とか等に何か使えるのかなということも、今、考えているところでございます。
 それから、4点目のすずかけ通りの工事の件につきまして、こちらにつきましては、平成19年度にあんしん歩行エリアの工事ということで、今、予定をさせていただいているところです。以上でございます。


◯都市計画課長(小俣 崇君)  環境配慮制度とそれに伴います説明会の持ち方について御質問いただきました。三鷹市は近隣の区市に比べまして、早くからまちづくり条例を制定しまして、その対応を積極的にしてきたところでございまして、平成13年には環境配慮制度を創設しまして、これは事業者が開発事業に当たっては、みずから積極的にその方策をみずから講じることによりまして、環境の保全回復を図るというものでございまして、市としましてはこの制度を十分活用して、行政指導するとともに事業者の協力を求めてまいりました。具体的な御質問の中で、説明会の持ち方、また、指導についてですが、説明会につきましては、事業者の責任において条例で定めました範囲において、周辺の住民の皆さんに漏れなく周知徹底して、わかりやすく説明するように指導しているところでございます。また、説明会終了後はその内容を報告することを義務づけておりまして、市としましては説明会の内容について、確認をしているところでございます。
 また、エコ対策等についての御質問もございました。これは環境配慮制度の中にも、エネルギー対策や、それから、建設資材の再利用とかいう事柄から、エネルギー対策としまして最低基準、誘導基準を設けまして、その中で適切に行政指導しているところでございます。
 続きまして、三鷹立川間のことについてお答えさせていただきます。現在、1期区間でありますところの国分寺から三鷹駅の区間、この区間につきましてはことしじゅうに下り線が高架になりまして、平成20年秋には上り線も高架になる予定でございます。それで高架下の利用について御質問がございました。御存じのように、三鷹駅からはすぐに高架になるわけではなくて、三鷹市と武蔵野市の行政境に向かって高架が上がっていくということでございまして、盛土区間が約220メートルありまして、実際の高架区間というのは非常に狭くなってしまっていることから、おおよそ面積にして約700平方メートルぐらいしかできないだろうということでございます。また、この高架下の利用につきましては、地上から3.2メートル以上ないと利用ができないということになっておりまして、こういう700平方メートルと限定されてしまってきているわけでございます。それで、これらにつきましては、現在、防災倉庫とか、それから、撤去しました自転車の一時保管場所等に考えておりまして、ただ、御案内のとおり駅から非常に利用できる場所が、行政境に限りなく西側に寄るということから、非常に駐輪場としては使用に不向きな点がございますので、現在のところそのような利用を考えているところでございます。以上です。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  放置自転車、特に自転車利用のマナーについて御質問をいただきました。御案内のとおり自転車利用のマナー向上につきましては、交通ルールの遵守ということとあわせて、平成16年4月から自転車の安全利用に関する条例というものを施行して、この条例に定めてあります自転車の安全講習会というものを実施しているところでございます。この中で例示をいただきました幼児ヘルメットの普及ということにつきましては、開催のたびに、毎回、小さいお子さんがヘルメットをせずに荷台に乗って転んだ、あるいは、どこかにぶつかって頭を打つということの危険性をお知らせして、必ずお子さんを乗せるときには、ヘルメットを着用するようにしてくださいということを毎回、毎回、啓発を繰り返しているというところでございます。また、なかなか自転車につきましては、マナーの向上という自発・自立的な部分だけを期待していられないという状況もございますので、今回、策定をいたします交通安全計画の中でも記述してございますが、悪質なものにつきましては、警察と連携をいたしまして、強制的な指導も視野に入れた対応を考えているところでございます。
 次に、すずかけ駐輪場を利用できる自転車の要件ということで御質問いただきました。すずかけ駐輪場、御案内のとおり、地下の円筒状の駐輪場でございますので、中心部が狭くなるということで、まず第1点目としては、後ろにかごのある自転車は入れられないということがございます。また、16インチ以下の非常に小さな、よく車の荷台に乗せられるような折り畳み式の自転車、ああいったものについては、車輪がつかめないということで対応ができておりません。あと、極端に車高が高いといいますか、ハンドルが長いといいますか、ああいったものについても対応できません。あと、よくバックミラーをつけていらっしゃる方がいるんですが、おおよそ皆さんのバックミラーは畳めるんですが、畳めない固定式のものついては一定の高さ以上のものは、対応できないという可能性がございます。基本的には通常の自転車、後ろかごは別といたしまして、通常の自転車の規格であれば、地下の格納が可能だと考えているところでございます。また、後ろかごのものにつきましてもすずかけ駐輪場の表面の駐輪場、原則として一時駐輪場のわけですが、一定の枠をこういった規格外の自転車に対応しておりますので、表面の利用状況も見ながら、こういった定期利用に対する枠を広げていくという対応も考えてまいりたいと考えてございます。
 次に、コミュニティバスの整備方針について、中央ゾーンの検討はという御質問をいただきました。中央ゾーンにつきましては、現段階でははっきりとその範囲を特定はしておりませんけれども、今後、順次整備をしてまいります周辺ルート、これをつなぐ役割ということ、あるいは、地域内にある公共施設等へのアクセスの確保といったようなことを目的としたルートと考えてございますので、できるだけ第3期の整備期間の早期の段階での実現を目指して、今後、検討してまいりたいと考えてございます。以上でございます。


◯地区計画支援担当課長(尾原伊久朗君)  私の方から市道第135号線の整備の関連について、御質問をいただきましたので御回答いたします。市道第135号線につきましては、三鷹台まちづくり協議会の提言を受けまして、歩道拡幅整備のための用地取得等、鋭意交渉等を進めているところでございます。議員の御質問にもございましたけれども三鷹台駅前周辺についての課題につきましては、外環の問題ですとか、駅広の問題、また、歩道整備の必要性に加えまして、商店街の活性化、防災面など、多方面にわたるものと考えております。まちの将来像を今後描いていくためには、これらの課題の解決に向けまして、まちづくり協議会を初めとした地域住民の方との話し合い及び御意向の把握、各住民の方がどういうお考えをお持ちかという把握が大切だと考えております。第3次三鷹市の基本計画では、三鷹市の東の玄関口にふさわしい都市空間を創出するために三鷹台駅前周辺地区の整備基本計画を作成し、地域の方向性を示すこととしておりますけれども、平成19年度につきましては、その前段に当たります調査といたしまして、三鷹台駅前周辺地区調査委託を行いまして、土地や建物などの現況把握ですとか地域住民の方々への意向調査などを行ってまいりたいと思っております。


◯緑と公園課長(若林俊樹君)  プレーパークの件で御質問いただきまして、来年度につきましてはプレーパークをするには、プレーリーダーが必要になりますので、プレーリーダーの養成講座の開催、それと、委員がおっしゃるとおり運営とか非常に大事になりますので、来年度につきましては、市民参加によって自主的な運営の方向とか、それに向けたプランづくりをワークショップの中で固めていきたい。その中で場所についても何カ所かの候補地はありますけれども、その中でどこがいいかとか、その辺も含めて検討して決めていきたいと思っております。
 それと、先ほどあじさい児童遊園の方でベンチが汚れているとかというお話がありましたけれども、緑と公園課の方ではあじさい児童遊園だけではなく、今回、6カ所新たに健康遊具をつけましたけれども、それについては公園の方の委託業者が、月3回清掃ということで掃除とか入っておりますので、その中で対応していきたいと思います。あと、公園ボランティアがついている公園については、ボランティアの方にも御協力を願って、きれいにしておくという形で対応していきたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯防災課長(島田 勉君)  防災マップと洪水ハザードマップについてです。防災マップについては作成から6年が経過しているということで、その後の変化もございますので、新たなデータを盛り込んで作成し直すというものです。洪水ハザードマップについては、昨年、一昨年の水害を踏まえまして、こういったことを踏まえて下水道課の方で、シミュレーションのデータを活用して、洪水ハザードマップを作成したい。円滑な避難ができるように避難経路を示していきたいということで考えておりまして、御質問のGISの表示ということにつきましては、個人情報の絡みもございますので、慎重に検討していきたいということで考えております。以上です。


◯委員(緒方一郎君)  ありがとうございました。まずおむつの件、済みません、ちょっと分けるのは間違いました。おむつは三鷹中央病院の方で、リハケアの方が洗顔セットでございました。失礼いたしました。
 それからがん検診の節目のことなんですが、これは今あるがん検診以外にも、こういうがん検診をしてほしい、脳ドックもそうかもしれませんけれども、例えば御提案として、50歳、55歳、60歳、65歳の方には、例えばこういうがん検診をプラスアルファでお選びいただくと、それがあれば5年間あればうまく全員が対象になるという、つまりがん検診の費目、あるいは、それに類するものの拡充をどう考えるかという意味で、節目というものの御提案として申し上げました。
 それから、日赤におけるがん相談室が12月にオープンしてから、こちらからも行かれておりますので、あわせてこれはがん検診の中で啓発といいますか、広報された方がいいと思いますので、その点をお聞かせください。
 それから、例の総合保健センターの件ですが、例えばこの北側のマンションという隣接をしたところに、例えば三鷹市のこういう施設で、マンションとか大規模工事があるときには、市としてこういうものに対しての工事協定書や建築協定書というのは普通結ぶんでしょうか、結ばないんでしょうか。例えばこちら側が少し古い建物で、ドコンドコンやられて、ひびが入ったときに補償をしてもらうとか、何か条件をつけるとか、ここの総合保健センターというのはやっぱり一定のいろいろな方々が、例えば乳幼児のお子さま連れもいるし高齢者の方や難病の方も来るという中での工事車両ですとか、工事時間帯等のこともあると思うんですね。そうすると工事協定書というのは一定の話し合いで結んでおくべきだったと思うんですが、どうなんでしょう。今後、こういう市の施設と、それから近隣のそういう工事に対しての基本的な考え方をお聞かせいただきたいと思います。
 それから、カラスはわかりましたけれども、ハトに対するノウハウはお持ちなんでしょうか。さっきハトのことを1つ申し上げました。
 それから、民間委託のこの予定なんですが、これもどうなんでしょう。私、考えますに、ほかの資料が全部未定ということになっていて、ここだけが業者名が書いてあることが、これはどうなのか。さっき随契で5年契約だったらしようがないと申し上げたら、どうもそうでないということであれば、これは統一されるべきなんでしょうか、個別にこれは対応してもいいんでしょうか。誤解を生むことはないでしょうかということをちょっとお聞かせください。
 それから、コミュニティビジネスの件でございますが、ビジネスモデルというのは著作権になりにくいというか、なるぞという意見もあるんですけれども、ビジネスモデルを提案したらすぐにやっぱり企業化しないと、人まねされるということがあるわけですね。ですから、一定のこういう何かのアイデアや何かが出てきたときにやっぱりスピードが大事で、特許を取るわけにいかないものですから、そういったことに対しての取り組みは、どういうふうに考えられているでしょうか。
 それから、環境配慮基準、建築物の説明会の報告書が来るというんですが、今までの私の例、岩田委員も多いんですが、私もいろいろなマンションに携わってきて、業者が出した報告書と実態と乖離というのは大変大きいわけなんですね。うまく皆さん有意義とか和気あいあいとなんてとんでもない話で、そういうことがあるんで、そういう検証というか、そういうところに行くことがいいのかどうかは別として、住民の側からも例えば意見を聞くとかということも必要なのではないでしょうか。
 それから、コミュニティバスの中央ゾーンについては、ぜひ第3期で検討いただくように、またいろんな提言を、あるいは、提案をしていきたいと思いますので、御検討の方をよろしくお願いしたいと思います。
 それから、プレーパークでございますが、プレーパークもいろいろな形がございまして、こうやって市民参加でいろいろなアイデアを出していただくのは非常にいいと思います。北烏山みたいな野っ原で材木があって、何か映画の撮影に使えそうなところもあれば、羽根木みたいにワイルドで、ワイルド過ぎるみたいなところもありますし、葛飾の新宿というところにあるものを見に行きましたけれども、これはもう整然として、むしろ室内でやる作業の方が人気があるということがあって、いろんな特徴があると思いますので、ぜひこれは市民参加と同時に、やっぱり目的がいろいろあって、どれでも使えるというと実はどれも外してしまう可能性もありますので慎重かつ大胆にやっていただきたいと思いますがお考えはいかがでしょうか。
 それから、防災マップの件でございますが、ちょっと言い方として聞き忘れました。例えばハザードマップでございますので、例えば50ミリ降った、70ミリ降った、100ミリ降った、200ミリということはありませんけれども、そういうふうになってきた場合に、シミュレーション的にこの画像が動いていったりするものととらえていいんでしょうか。前に一度お話しいたしましたけれども、北区が防水あるいは防災のこういうハザードマップつくったところ、足立区から避難してくる人のことを考えてなかったので、全部やり直したという経緯がありましたけれども、そういう他市、他区との連携もとってつくっていきませんと、ここだけつくっても独立して災害が起こるわけではありませんので、そういうシミュレーション的な考え方があるのでしょうか。以上、お聞きいたします。


◯健康福祉部長(岩下政樹君)  まずがん検診について再度お話がありました。節目のがん検診で意味はわかりました。現状では市としましては、現在やっております5つのがん検診、最近のものですと平成3年度に大腸がんが導入されましたけれども、あくまでも国の厚生労働省の指針に沿ったがん検診をやっておりますので、そのほかのがん検診、例えば医師会でやっていらっしゃる前立腺がん、こういったものもありますが、市としては国の指針にのっとって実施をしておりますので、その他に広げる考えは現状では持っておりません。といいますのは、国の指針を見ますと、検査項目からすべてガイドラインができているわけです。これは国が責任を持って進めているがん検診ということになりますけれども、そのほかのものについては国が出しておりませんので、国も責任を持って提案できない。がん検診のあり方がそういう仕組みになっておりますので、御理解をいただきたいと思います。一般的な市のがん検診の広報については、積極的に行っていきたいと思っております。
 それから、武蔵野赤十字病院のがん相談室ができたということで、こちらのということですけれども、御案内かと思いますが、武蔵野赤十字病院は地域のがん診療連携拠点病院に指定をされておりますので、地域のがん医療については大きな力を発揮していただけると我々も期待しておりますので、がんの相談室もできているということで、その点も踏まえて啓発は努力していきたいと思っております。
 もう1つ、北側マンションの件であります。実は建物から北側のマンションまで、総合保健センターから北側のマンションまで、かなり距離が離れているということがございました。それから、工事が始まりまして、工事の段取りなどにつきましては健康推進課の方と密接に協議もして工事を実施してきたという経過がありますので、特段、協定書の必要までは考えなかったことでありますけれども、今後、そういった御質問のあったような事態も想定されますので、十分注意をして配慮していきたいとは思っております。以上です。


◯環境対策課長(保谷幹夫君)  ハトの関係でお答えをさせていただきたいと思います。ハトの対策につきましては、東京都の動物愛護相談センターと協力しながら進めているわけですけれども、ハトのふえる要因となるえさやり等については、そういった通報等が市民の方からあった場合には、そちらの方に出向きまして、周りの方が困っているからということで、お話をさせてえさやりを中止するよう、これまでもずっとお願いをしてまいりました。また、ベランダ等にハトが巣をつくって困るなどの御相談もありますけれども、そういった場合にはピアノ線を張るなど、一定の御相談に乗るような話をさせていただいております。今後ともハトの御相談等がありました場合には、えさやり等が中心になりますけれども、ハトがこれ以上ふえることのないような対応をしてまいりたいと思っております。


◯ごみ対策課長(齊藤忠慶君)  民間委託事業先の委託先でございます。私どもの方で予定をしていたものを、今回、資料の方で記載してしまったことをまことに申しわけなく思っております。以上です。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  コミュニティビジネスに関しましてビジネスモデル特許との関係、そういった点も留意すべきであるという御指摘であろうかと思います。コミュニティビジネスの表彰に当たりましては、ビジネスプランというレベルなどで、制度として特許云々というところまでは求めませんけれども、また、コミュニティビジネスそれ自体が、ビジネス性というよりも社会性でございますとか、そういったもので公と民の間をつないでいく、あるいは、民と民との間をつないでいくような、そういった性格がございますので、そういうふうな点が評価の対象になろうかと思います。いずれにいたしましても、御指摘のビジネスモデル、特許のことも踏まえつつ表彰あるいは顕彰の作業については準備を進めたいと思います。ありがとうございます。


◯都市計画課長(小俣 崇君)  説明会の報告書の検証について再質問をいただきました。事業者の報告については、すべてが実態と乖離しているわけではございませんが、しかしながら、実態を把握するということは大変重要なことだと認識しております。可能な手段・方法で今後とも検証してまいりたいと考えております。以上です。


◯緑と公園課長(若林俊樹君)  プレーパークの件で、プレーパークについては委員のおっしゃるとおり、いろいろなパターンがありまして、それをどうするかという話で、先ほどもちょっと言ったんですけれども、まだ場所の方は未定ということで、予定としては何カ所かあるんですが、その中で何もないところとか、木のあるところとか、いろんなパターンがありますので、それをワークショップの中で、どのような形の方向性のワークショップがよいかというような話し合いの中で、こういうところだということになれば、そういうような場所で計画的に進めていけるようにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯防災課長(島田 勉君)  ハザードマップの件でございます。一応、今現在、考えておりますのは時間雨量、最大と言われているのは東海豪雨でございまして、それは114ミリでございます。全国的にもハザードマップの関係は、それをもとにつくっているところが多いようです。また、東京都もそのような方向でつくっておりますので、これを参考にしてつくっていきたいということでは考えております。それと、あと、御指摘の点については、これからまだ作成をする時間もありますので、その間に慎重に考えていきたいということで考えております。以上です。


◯委員(緒方一郎君)  ありがとうございました。特にプレーパークにつきましては、大きな都立公園の中でも住宅地の中でも、近隣の方の御協力が大変必要になってまいりますので、あわせて御配慮いただきながらお進めいただければと思います。以上で終わります。


◯委員長(久保田輝男君)  以上で公明党の質疑を一たん終了します。
 以上で、第4款 衛生費から第9款 消防費に対する質疑を一たん終了します。
 本日の予算審査特別委員会はこれをもって閉会をいたします。
 なお、次回は3月15日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
 本日は大変御苦労さまでございました。
                  午後4時53分 散会