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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成18年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会) > 2006/12/15 平成18年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文
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2006/12/15 平成18年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(後藤貴光君)  ただいまから三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を開会いたします。
 初めに休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時35分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 休憩中に御確認いただきました内容によりまして委員会を進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時35分 休憩



                  午前9時37分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 それでは、市側の説明をお願いいたします。


◯副市長(河村 孝君)  私の方から三鷹市再開発事業特別会計の廃止の問題について御説明させていただきます。御承知のように、三鷹駅南口駅前地区の再開発事業につきましては、昭和57年6月策定の三鷹駅前地区再開発計画において、三鷹駅南口駅前広場を中心とした3.51ヘクタールを計画区域といたしまして事業を推進していくということで進んできております。御承知のように、この三鷹市再開発事業特別会計につきましては、この再開発基本計画の推進と連動いたしまして駅前デッキを中心とした再開発事業に関する経理を明確にするために、一般会計から独立するという形で始まったのが当初の設置目的でございます。
 本会計の最大の課題でありました駅前広場事業につきましては、平成5年に駅前広場整備第1期事業が完了いたしまして、この平成18年3月には第2期事業が完了しているということでございます。さらに、西側地区へのデッキ延伸工事も今年度末をもって完了する見込みということから、来年度予算につきましても大幅な減となるということが明白でございますので、多額の経費を支出することによって経理を明確にするという本来の目的は達成したものであろうと考えているものでございます。
 今後につきましては、一般会計の土木費の中に再開発事業費という目を新設するということで、再開発事業にかかわる経費については十分に対応が可能であるという判断から、今回の特別会計の廃止という考えに至ったわけでございます。
 私どもといたしましては、現行の再開発基本計画、これは平成8年に改定して17ヘクタールを対象としている計画でございますけれども、駅前広場の完了した後も三鷹センター周辺、文化劇場跡地、再開発全体への支援事業、区域内幹線道路の第2期整備事業、中央通りのモール化事業、それから、これはみずほ信託銀行周辺ということでございますが三鷹駅南口の西側中央の地区など、現在進行している、まだまだこれから立ち上がってくるということでございますので、中心市街地の活性化やにぎわいの創出といった商業振興とあわせて、この17ヘクタールの中で本格的に事業がさらに展開されていくということでございますので、この特別会計の廃止の問題と再開発事業の進展とは、廃止されるから再開発がこれで終わるということはございませんので、駅前デッキを中心とした経理が明確化するという、これまでの目的を終了するということでとらえているものでございます。
 なお、昭和57年度から平成18年度までの25年間におきまして、各年度の決算額に平成18年度の予算額を加えた歳出の合計額は約400億円ということでございます。このうち、建設事業を主体とする再開発事業費の合計は約290億円ということでございます。また、この会計における起債、つまり再開発債の平成18年度末の残高は37.7億円でございます。一般会計にこれを引き継ぎまして、平成19年度から一般会計で償還していくという考えでございますので、よろしくお願いいたします。


◯都市整備部長(田口 茂君)  私の方からは都市整備部からの行政報告を行います。本日は1点でございます。お手元の資料の1に沿って説明を申し上げます。
 これは、再開発基本計画の中で定めている7つの重点事業と、通称赤鳥居通りと申しております、そこの部分と、三鷹の駅舎、これに関して、その事業が抱えている課題、現在での進捗状況、また、これに伴う諸問題等がございますので、一つ一つの事業につきまして個別に説明申し上げたいと考えております。具体的な内容につきましては担当課長から申し上げます。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  内容について、私の方から説明させていただきたいと思います。まず、資料1をごらんいただきたいと思います。1ページ目には、この17ヘクタールのエリアの中の7つの重点事業等の位置図が示してございます。次に、2ページ目、3ページ目にはA3版になりますが、7つの重点事業の各事業件名、並びに課題等、進捗状況、その他という形での整理をさせていただいているものでございます。表の見方としましては、左側の縦列に各事業がございます。横列に課題等、進捗状況、その他という形で見ていただきたいと思います。
 それでは、まず1番目には、三鷹駅南口広場整備事業ということで、現在、課題などとして掲げられているのは、ごく一部を記述させていただいていますが、西側デッキの延伸工事が現在進捗中ということと、駅前広場整備事業完成に伴った事業効果の検証ということが掲げられております。さらに、デッキ上の排水不良、案内サイン表示の明確化、さらに西側の既存のエレベーターの出入り口等の段差の問題というのをここに掲げております。
 既に委員御承知のとおり、現在第2期デッキは完了しておりますが、西側地区協同ビルへの接続に向けての工事を今行っている状況にございます。さらに、橋の橋脚2カ所につきましては、基礎工事並びにけたの工事を製作している最中ですけれども、年内には主げたを現場に設置する予定で取り組んでいる状況でございます。
 その他としまして、事業効果のことですが、これは国の補助金をもらって駅広整備をしたものですから、国並びに東京都から評価の提出を求められているものです。これにつきましては、平成19年度に対応しながら考えていこうかと思っているところでございます。排水の不良につきましては、今西側への延伸のデッキの工事をしておりますが、それと並行してあわせるように第2期事業で行った施工者に対して、この排水の改修を平成19年1月ごろに行わせるということで計画を検討しているところでございます。エレベーターの段差につきましても、デッキ延伸工事の中でこの段差解消を図っていきたいと考えているところでございます。
 次に2番目、3番目と5番目が連動するわけですが、2つ目の区域内幹線道路第2期整備事業、3つ目の中央通りモール化整備事業、さらに5番目の三鷹駅南口中央通り東地区再開発支援事業ということで、これは本計画の中では三鷹センター周辺・文化劇場跡地再開発支援事業というものを、現在既にこの地元の団体では協議会が設立されているものですから、名称をそのまま使わせていただいているというところでございます。
 2番目の区域内幹線道路につきましては、現在道路の整備方針確定を目指して、今後の課題としています。さらに用地の確保、補助金の確保などを課題等としてとらえているところでございます。
 進捗状況でございますが、これは今申し上げたように、通称文化劇場跡地周辺の開発と言っていますが、この開発に見合って、あわせて一緒に事業を推進していこうという考えでございます。
 3番目の中央通りモール化整備事業につきましても、周辺住民の方から一方通行化に伴う発生交通の生活道路への流入を懸念されておりますので、この辺につきましても区域内幹線道路が完成した後に、実現化に向けて検討していただきたいという申し入れもありますので、これもこの3つの事業の進捗状況にあわせまして中央通りモール化実現に向けての検討をしていきたいと考えております。さらに、時間の状況にもよりますけれども、進捗の状況が見きわめられてきましたら、再度、中央通り商店街との連携を深めて、この検証に向けて取り組んでいきたいと考えております。
 5番目の方を先に説明させていただきますが、この再開発支援事業につきましては、現在、関係権利者との合意形成を進めるのと、事業区域の確定を見たいということで、大きな取り組みをしています。さらに、今後の課題としてずっと掲げますが、今後は都市計画決定、駐車場・駐輪場の施設計画の検討、商業振興に寄与する(集客力のある)施設のイメージ検討、さらに区域内幹線道路並びに中央通りモール化整備事業との連携を図っていく。最後には、補助金の活用方法の検討もしていきたいということを、今、地元の協議会が真剣に取り組んでいる内容でございます。
 具体的に申しますと、平成16年8月ごろから地元の勉強会が始まりまして、UR(都市再生機構)がその勉強会のお手伝いをしてきたということでございます。発展的にその組織をアップさせるために1つの協議会が発足しまして、その協議会をもとに、現在エリア約1.6ヘクタールございますが、この中の権利者の参加の合意を求める働きをしているところでございます。今年度、平成18年度中を目標に合意形成や事業の区域の確定を目指して検討していますが、何分にもなかなかすんなりいっていないのが実状でございます。
 その他で、今後の展開といたしましては、精力的に地元の参加合意を求めていくとともに、市といたしましては地元の合意形成を条件に支援するとともに、区域内第2期整備事業、モール化整備事業進捗の連携を図っていきたいと考えているところでございます。
 次に、1つ上の4番目に戻ります。駐輪場・駐車場整備事業でございます。課題といたしましては、ここに公共的という表現を使わせてもらっていますが、行政がすべて整備するのではなく、民間のお力もかりて整備していきたいと考えておりますので、公共的という言葉を使わせていただいております。1つには、公共駐輪場の確保、放置自転車対策、最後に公共的駐車場の確保ということで、駐輪場につきましては、恒久的に確保できる目標台数を8,000台と定めております。平成18年7月現在で三鷹駅南口の駐輪可能台数は約7,800台ございます。そのうち6割以上が借地上にある駐輪場でありまして、現在建設中の西側地区協同ビルの整備も含めまして約800台を目指しているわけですが、それを含めても目標の5割に満たない状況にございます。
 そんなことから、今後、民間の駐輪場の整備支援も含めて、市有地の立体的な活用の推進を図りながら、整備の目標台数を目指していきたいと考えているところでございます。駐車場につきましては、三鷹駅南口の17ヘクタール内で、現在約280台の駐車場の確保にとどまっているところでございます。これにつきましても、今後あらゆる協同化の整備等に含めまして、さまざまな事業の進展を見ながら駐車場の確保を目指していきたいと考えているところでございます。
 その他の中では、放置自転車対策の強化ですが、現在も精力的に取り組ませていただいていますが、さらなる強化といたしまして、放置防止指導員による指導、警告を行うとともに、自転車の放置に対する啓発活動と同時にパトロールなども強化して、さらなる防止に取り組んでいきたいと思っているところでございます。
 次に、一番下の6番目でございます。第12地区等東側地区協同ビル建設支援事業、これにつきましては、既に事業が完了しているところでございます。通称で申しますが、前に言っていた第12地区、ネットワーク大学、市政窓口が入っているビル、その2軒隣に東側中央地区ということで、大きなスーパーが入っているビルでございます。これにつきましては、事業完了した後にテナント等によるデッキ並びに広場のはみ出し商品対策というのを今課題等としてとらえているところでございます。これにつきましても指導強化を徹底して図っているところでございます。
 引き続きまして、3ページ目の方に移らせていただきます。7つの重点事業の最後になりますが、7番目として、西側地区協同ビル建設支援事業でございます。これは、現在建設中でございますが、この中に三鷹市が権利床で取得する公共駐輪場がございます。これの運営管理等の問題について今課題としてとらえているところでございます。建設した後に三鷹市が設置するデッキに接続するためのエスカレーターとデッキ、これを協同ビル側から無償で提供を受けることになっております。これに伴う協定書の締結等の準備をそろそろ進めていこうかと考えているところでございます。あわせて、商業床の1階から3階部分の入居テナントにつきましては、現在施設を構成する地権者の中で商業部会というものを設けております。この中でテナントについての検討を行っているところでございます。
 工事の進捗につきましては、平成18年11月末現在で約30.7%の出来高となっているところでございます。階数的に言いますと、コンクリートの立ち上がりが10階部分ぐらいまで、今現在、施工中だということでございます。
 冒頭申し上げましたように、今後の検討としてはデッキにかかわる部分の無償使用に伴う締結等の整理をしていきたいと。さらに、駐車場の運営についての方法論等もあわせて、現在、中で検討しているというところでございます。
 次に、再開発基本計画にも推進地区というイメージの中では、8番目にございます地区も将来の検討ということで掲げております。その中で8番目の地区というのは、また資料の配置図の1番を見ていただきますと、8番目のところで広場に面した部分での楕円の丸をしてございます。通称赤鳥居通りと言っているところの両サイドの区域で、今現在、関係権利者が集まって勉強会が進められています。この地区も5番目の文化劇場跡地とほぼ同様で、関係権利者の合意を目指して取り組んでおります。さらに、あわせながら、その事業区域の確定も見たいということで取り組んでいるところでございます。これが全員合意でこの地区で再開発を行うということになりますと、現在、赤鳥居通りという認定道路がございますが、この取り扱いについて、建物を建てるに当たって道路の廃止等のことが課題として挙がってくると考えております。市の方につきましては、この地区の協同ビルの支援は今後も重要課題と思っていますので、支援する方向で検討しますが、いかんせんその状況によりけりで、活動の中身を見きわめてから本格的な考え方を示していきたいと思っております。
 最後になります。9番目に、三鷹駅改善支援事業。この中では、従来から御指摘をいただいておりますロンロン内改札口の車いす対応の問題、各ホームにエレベーター、エスカレーターの設置について現在工事が進められているという状況でございます。
 進捗につきましては、平成18年5月からJR東日本八王子支社の方で工事に着手しまして、平成18年度中にエレベーター3基、エスカレーター4基、平成19年度にはエスカレーター2基の整備の完了を目標として、改善全体としては平成20年12月を目標に事業に取り組んでいるところでございます。
 ロンロンの改札内の問題につきましては、引き続きJRに改善要望を行っている状況にございます。
 資料につきましては以上で終わります。


◯委員長(後藤貴光君)  市側の説明は終わりました。
 本日は、副市長に御出席をいただいておりますので、この駅前再開発の方針にかかわる質疑のある方は初めに質疑をお受けしたいと思います。


◯委員(岩田康男君)  この特別会計を持っているというこれまでのメリットは、事業費が明確化されると。再開発のために使う事業費というのはこういうものだというのはわかります。そのほか、メリットというのは何だったんでしょうか、特別会計を持っている意味。今度は、一般会計の土木費の再開発費ということになるという話なんですが、そうした場合、この再開発費用の中で扱っていた事業というのは今は主に17ヘクタールと三鷹台駅でしたか。あと、何かどこかほかはありましたか。主として、今までどおりの再開発費が一般会計土木費の再開発費に移行されると。再開発という言葉は幅が広いですね。決して17ヘクタールと三鷹台駅だけではなくて、今度そうなりますと、いろいろな意味での再開発、大沢で再開発があるかもわからないという場合に、そういうものも全部一般会計の再開発費に含まれてくるというような扱い方なんでしょうか。
 それから、直接事業費がそこに来るというのはわかるんですが、再開発の特別会計の場合には直接の事業費ではない部分、以前は人件費もありました。正確にこの会計の収支報告をここで持っているわけではないので、よくわからないんですが、駅前再開発の事務所があったり、再開発にかかわる職員の人件費や残業代の議論をしたことは覚えているんですが、人件費も入っていましたね。そういったものは今度は全く別扱いになるわけですね。一般会計の土木費に入りますと、再開発にかかわる職員の人件費は土木費の人件費に全部入るわけですね。直接の建設事業費以外にかかわる費用はそこに入ると。
 そうなると、見方として、今までとこの事業規模というか、お金の規模は変わってくるのではないかと。先ほど400億円、そのうち二百何十億円というお話がありましたけれども、再開発にかかるお金が幾らというのがそういうふうにはなかなか計算しづらくなると思うんですが、こうしたことに踏み切ったというのは、駅前広場の事業が終わったからという理由なんでしょうか。お尋ねします。


◯副市長(河村 孝君)  総括的なことにつきまして、私の方から御答弁させていただきます。この特別会計があったことのメリットというのは、御質問の委員がおっしゃったように事業費が明確になるということがございます。やはり当時の三鷹市としては最大のプロジェクトであるということを、そういう目的性を明確にして、その上で直接的な市の事業という性格が強くありましたから、そういう意味での多額のお金の出し入れを明確にしていくという、そのことがあったんだろうと思っています。駅前のデッキという400億円というすごいお金をかけてここまで進んできたわけでございますから、終了と同時に、その特別会計の第1段階の意義は終了したと今回は考えているわけです。
 再開発も、第2段階といたしまして、17ヘクタール全体となりますと、これは皆さん御承知のように、この資料1の図にもございますが、基本的に市が直接デッキをつくるといった公共事業という性格から、協働の事業、民間主導のものに対して市がどうやって支援していくかということで、文化劇場跡地も含めまして、民主導のものに対して市が御支援申し上げるという性格と、一般的な道路整備とか商業振興だとかそういったものを普通の一般会計の方でやる事業との総合的な事業展開ということが求められているというふうになろうかと思っているところです。今回の事業の次のステップへの転換ということで、17ヘクタール全体の事業展開と考えておりますので、そのように御理解いただけたらと思います。
 再開発という言葉はもともと幅広い言葉ですが、それと法律的な定義の中で、三鷹市の場合には両方含めて考えておりますが、広い意味で使えば岩田委員のおっしゃるようなことも考えられると思います。現在のところ限定的に使いながら、一般的なまちづくりと再開発というのを区別しながら、あるいは、それと連動しながら使っていきたいと考えています。個々の事業については、その都度しっかりと位置づけを明確にしながら進めていきたいと思います。


◯企画部調整担当部長(河野康之君)  副市長の答弁に補足させていただきます。まず第1点目の、特別会計を設置した経理上のメリットについては、考え方は副市長がお話ししたとおりです。加えますと、やはり経費が明確になると同時に財源構造も明らかになると、このような利点があったと考えております。また、再開発事業の特殊性と申しますか、直接用地取得が困難な事業と考えております。そのために代替地を確保し、それを売却しながら事業化するとか、そうした構造もある程度明確になってきたのではないかと、このように考えているところでございます。
 2点目、今後、一般会計で再開発事業として経理するものと、過去の科目との関係でございます。従来、例えば三鷹台駅の駅前開発等はこちらで調査費などを計上していたこともありました。それは、基本的には駅前再開発という事業手法を前提にしたところで、その類似性からそういうふうに経理した時点もございました。現在は、三鷹台駅の開発については地区計画の手法になるということなので、一般会計土木費の中の地区計画に関する経費で進んでいるところでございます。こうした例であるとおり、今後、再開発事業費で計上する事業につきましては、やはり市街地再開発助成という事業スキームを中心として活用する事業が中心になるであろうと。そのほか、三鷹駅前地区のまちづくり事業ということが想定されているところでございます。
 そして、3点目の御質問にも関連いたしますが、駅前を中心とした再開発事業に関する事務経費がここにのってくるのではないかと考えております。なお、人件費の取り扱いについてでございますが、三鷹市につきましては予算計上においては事業別予算をという考え方をとっておりまして、人件費につきましても極力その事業に近いところの目で計上するという考え方をとっております。
 そういう考え方でいるところでございますが、この再開発事業費という目に、例えば数人である人件費を計上することが妥当かどうかについては現在検討中でございますので、都市計画費全体の中で計上するか。といいますのは、再開発事業全体につきましては、先ほど副市長が申し上げたとおり17ヘクタールというかなり広い中でのことになっておりますので、人件費の計上について何が一番わかりやすいかにつきましては検討中ということで、御了解いただきたいと思います。


◯委員(岩田康男君)  財政上は、今までもあっちへ入ったりこっちへ入ったりしたこともあると。人件費の場合はなかなか算定しづらいといいますか、それだけしかしていないという言い方は失礼ですが、それだけを一生懸命専任でやっているという職員というのではなくて、全体にかかわっているから難しいとは思うんですが。そうすると、今までの再開発費というとらえ方と若干変わってくると。財政上の問題で言えば、国の補助金だとか東京都の補助金というのが特殊な補助金というか、この事業に対して何年以内にやれば利率はこうだとか、そういうのが以前ありましたね。そういう補助金の性格によって、この特別会計がある、ないというのは左右されるのか、されないのか。財政上、一般会計の中で全く同じ扱いを受けるというふうになるのかどうか、それをお尋ねしたい。
 もう1つは、駅前再開発というのは最重点プロジェクトです。広場が完成したという点では、市民感情からしても、駅前再開発は終わりましたねというとらえ方ですけれども、再開発ということになりますと、依然として重要な市のプロジェクトというか、重点事業ですね。福祉の面等で言えば、介護保険などは重要な課題というか、大きなプロジェクトなわけだから、介護保険の特別会計みたいなもので、介護にかかわる費用はどのくらいかというのを明確にしますね。
 だから、今は景気がよくないからそれ行けどんどんみたいなことはありませんけれども、それにしても、まちづくりというのは重点課題、重要なプロジェクトになりますね。特に駅前のこの17ヘクタールというのは、やり方だとか内容がいいか悪いかは別にしても重要な課題なわけです。だから、そういうものが一般会計に入ることによって、三鷹市の位置づけが変わってくるのではないかという気がするんですけれども、全体事業の中の1つというとらえ方をしてくるのではないかと。だから、住宅政策にしても、防災対策にしても、商業振興にしても、いろいろな意味でまちづくりが重要な課題なわけですので、このことによってそういう位置づけが弱まらないかと。
 その2点を再質問します。


◯副市長(河村 孝君)  では、後段の最重要課題に関連した御質問に私の方からお答えさせていただきます。
 今回の特別会計が想定していた3.51ヘクタールというのは、まさに計画の中でもよく言われる表玄関の整備に当たるわけでございます。これができ上がったことにより、この図を見ればおわかりのように、それに隣接する地域や12ブロックを初めさまざまな動きでブロック化が始まってきております。計画の改定のときに17ヘクタールに対象地域を広げたのは、さらにそういったデッキとその隣接する部分だけではなくて、実際にこのまちづくり、再開発が商業振興にもつながって、ほうっておけばマンション化が進んでしまうこの地域に、ちゃんと調和のとれた、商業と住宅も含めた駅前の整備をしていこうというところから17ヘクタールに広げてきたわけでございます。
 この特別会計上の問題で最重要課題が位置づけられてきたという当初のところから、全体の三鷹市の最重点のまちづくりのところで、民間のいろいろな動きも含めまして、きちんとしたまちづくりを進めていくというところで、この駅前の再開発地域というのがあるわけでございます。そういう意味で、最重要課題としての位置づけは、まさに方針と計画の方できちんと担保していけば、私どもはお話にありました商業振興、防災の問題、住宅との混在の問題について、きちんとした方針を持って、最もいろいろな民間資本なども入ってくるこのところについて市がきちんと対応していくということでございますので、最重要課題であるとの位置づけについては揺るがないものであると思っております。それは計画で担保していくと考えております。


◯企画部調整担当部長(河野康之君)  1点目の、特別会計を設置することによる財政的なメリットの点でございます。再開発会計につきましては、いわゆる市が設置する任意の会計でございます。その点でいえば、例えば下水道事業会計でございますとか、老健施設の会計とは違うところでございまして、今挙げました下水などは特別会計設置が義務づけられております。そして、老健会計も起債発行においては特別会計を経理することが義務づけられていました。このような制約があるところでございますが、再開発会計につきましては、繰り返しになりますが、市の考えで設置しておりますので任意の会計でございます。
 そうしたところで、補助金でも同じだと思いますが、特別会計を設置しているかどうかについては、事業採択の判断基準にないというところでございます。むしろ、例えば基本計画でありますとか、個別計画であります再開発基本計画などの個別計画において、明確に事業が位置づけられているかどうか、これが重要でございます。委員が御指摘いただきました利率のメリットなどでは、例えば東京都の振興基金で特別利率の適用制度がございます。駅前再開発事業については、公的資金の半分の金利で借りられるという実態がございます。これは、私どもが都に対して申請するときには、このように明確に事業に位置づけられておりますということを御説明して、適用を受けているということでございますので、そのように御理解いただければと思います。


◯委員(杉本英騎君)  今、質疑の中でも、市としての最重要課題としての位置づけは変わらないということですけれども、事実上この会計がなくなるということは、今御説明もありましたように駅広が終わったということ。あとは、公共事業としてやるものとすれば、計画上はループ道路、区域内幹線道路の第2期事業ということになるわけで、これは通常の土木費の中で処理されることになると思うんです。市内、幾つもそういう整備をしている道路があるわけですけれども。
 そういうふうに考えていくと、公共事業として市が主体性を持ってやる事業というのは、この17ヘクタールの中ではもう存在しないということとの裏表のような感じもするんです。いい悪いは別にして、そういうことならば特別会計までつくってやる必要もないだろうということで、それはそれで筋が通るというか、理解できるという話になると思うんです。
 そこの点についてはどうなんでしょうか。まず、その点からお聞きしたいと思います。


◯副市長(河村 孝君)  公共事業としての市の主体的な事業展開が終わるという言い方をされると、ちょっと何か語弊があるような気もするんですが、そういう意味で、このデッキほど直接的に投資をする公共事業としての特別会計というのが、このデッキの事業の終了とともに終わるということであります。市の主体性という意味では、まさにその計画に従いまして全体を誘導していく、あるいは支援していくという市の主体性があるわけです。
 次の段階で非常に難しい展開を求められてきているというふうに思います。それは、まさに協働ということでまちづくりを進めていくときの難しさ、この駅前では大きな事業が民間ベースでもいろいろ進みますから、市の主体性をどのように発揮するかということが強く求められてきているというふうに思っております。駅前につきましては、最重要課題ということ、デッキもそうでありましたけれども、三鷹市においていわば都心でありますから、そこの開発がどうなっていくかということは、市民生活全般に対して大変大きな影響を及ぼすということであります。
 そういう意味で、最重要性というのは変わらない。その中で、デッキのような市が直接事業として展開するものから、先ほど申し上げましたけれども、民の開発に対して市が主体性を持って市民の立場から生活を守り、また、よりいいものにしていくということでの市の主体性、その誘導の手法、支援の手法というものが問われていく段階に来ているのではないかと、私どもでは考えております。


◯委員(杉本英騎君)  とは言いましても、今後の重点事業ということで資料の2ページがありますけれども、事実上は2と3と5なわけです。4も一定関係してくるとは思うんですけれども、三鷹センター周辺・文化劇場跡地の再開発支援。地元の地権者の方々とURがどういうふうに進んでいくかという話になると思うんです。この間、この特別委員会でも議論になっていますけれども、結局のところ市が主体的にかかわると言っても、難しい面があるというのは当然そうなんです。それは重々理解できるんですが、結局はUR頼みという現状がここ数年続いてきているというのは否めない。
 かといって、じゃ、三鷹市が地権者として入っているわけでもないし、三鷹市が事業主体として受けてやるというわけでもないわけですから、その辺の難しさは理解しながらも、主体性を持って市がかかわっていくというのは、どういうふうにそういうことが可能になっていくのか、担保されていくのかというところがやっぱり見えない。
 よく空き店舗とかと言われますけれども、三鷹駅前に関しては、空き店舗ということは、ほかのところに比べて、地方の中心市街地とは全然違うわけです。三鷹市内の中でも地元商店街の空洞化というのは進んでいますね、数軒だけお店が残っているようなというので。三鷹駅前は、あいても、業種によりますけれども、こんな店ばかりふえていいのかと思うようなところもありますが、それなりに商業集積もあり、お客さんもいるという状況の中ですから、やりようによっては活性化というのの起爆剤と言うかどうかはあれですけれども、生き残っていく道というのはあるだろうと思うんです。それも、事実上特別会計もなくなり、市の中心的な事業もなくなり、重要課題と言いながら実際はUR頼みというこの現状をどう解決、突破していくのか。
 私が特効薬とか、ビジョンを持って言えればいいんですけれども、そう簡単な問題ではありませんので、お考えをお聞きしておきたいと思います。駐輪場もそうですけれども、駐車場等も大規模な駐車場をつくるということになると、この跡地一帯がどうなるかということも大きいと思います。ほかのところを再開発といっても、今は駅前の幾つかですから、基本的に事業用の自分たちのところは一定つくるけれども、今のまちづくりの現状から言えば、駅前全体ということを考えて駐輪場にしても、駐車場にしても、つくってくれないわけです。そうすると駐車場をどうしていくか。駐輪場についても立体化等ということでいろいろ手法があると思うんですが、そういう問題とも関係してくると思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯副市長(河村 孝君)  UR頼みとおっしゃいましたけれども、URに頼んで、なおかつURが実際に動くという状態でつくるというのは大変なことであります。市が主体性を持って、実際本気で再開発のまちづくりを進めていくというこちらの意気込み、方針があって初めてURは自分のところも事業化に協力しようとなるわけです。そうでなければ、URだけの話であれば、自分のところで既に土地を買っているわけでありますから、自分のところの中央通りに面したところの地権者の関係だけ整理して、それで終わってしまうわけです。常にそういう危険性を持ちながら事業展開が進んでいるわけです。
 そういう中で三鷹市を信頼していただいて、自分たちも、本来的にUR自身の事業目的、企業目的でもありますけれども、もっと本気になって一肌脱いでやっていきましょうという関係ができてきているわけであります。そういう意味で、信頼関係をつくって動かしていく三鷹市の主体性というのは常に問われていると思っています。これは、地権者の方もURのお力ももちろんおかりしていると思って動いているけれども、でも、自分たち自身がまとまらなければできない。それには、市の協力、市の考え方をきちんと聞いて協力していこうということでございますから、それぞれがきちんと本気になるということと、URは市に頼る部分もあれば、地権者の方の本気度も必要になってくる。そういう信頼と連携の中で動いていくわけでありますから、一面だけとらえてUR頼みと言われると、私どもとしては納得できないんですけれども、まさに協働で進めていくのがこれからのまちづくりであろうと思っております。
 市の方としては、民間主導と言いましたけれども、個々の事業者の意欲、本気度をもちろん前提とするわけでありますけれども、ただ、個別のビルなり、事業なりだけがこの駅前の集約された土地の中で利益を貫徹されてもらっても困るわけでありまして、計画的な視点から周辺との調和というものを追求していただくということが必要になってくるわけです。それは大きな事業であればあるほど、市のかかわりの中でそういったことに満足していただけるような再開発を進めていくということでございます。
 再開発では計画の中での支援、誘導ということと、ハード的なところでは道路とか、広場とか、御指摘の駐輪場・駐車場等の整備について役割分担を明確にしながら、市としてはきちんと総合的に支援していきたいと思っております。


◯委員(川原純子さん)  念のためではないんですけれども、申しわけございません。今回の特別会計が廃止されるということで、確かに再開発、駅前に関しては大分きれいになってきていますけれども、まだまだ17ヘクタールの中に関しては課題がたくさんあります。先ほど副市長が今後再開発事業費の項目も設けていくということで、杉本委員もおっしゃっていましたけれども、道路の問題ですとか、土地の問題ですとか、これからかなりの予算がかかると思うんですが、それに対して対応ができるだけの予算が獲得できるのかどうか。せっかく特別会計をまた設けて、大きな事業でしたけれども、中途半端で終わることのないようにしていただきたいという思いなんですが、その点は大丈夫なのかどうか確認させてください。


◯副市長(河村 孝君)  この17ヘクタールの中では、再開発の特別会計でこれまで対象にしていたデッキの予算だけではなくて、既にループ道路等でも、もちろんハード系では予算は使っているわけであります。先ほどの板橋課長の方から話がありましたように、駐輪場の整備等についても別に予算を出しております。これからも総合的な形で、この計画に従ってきちんと重点的に整備していきたいという考え方は変わりません。
 ただ、限られた予算でありますから、協働の仕組みの中で事業者の方に広場を用意していただいたり、セットバックしていただいたり、駐輪場・駐車場でも少しでも事業者主体で整備していただくような仕組みづくりをきちんと誘導して、予算以外のところでのまさにコラボレーションで事業者の方の御協力も得ていきたいと考えております。


◯委員(田中順子さん)  今、お話を伺っていまして、1点、事業費の位置づけのお話がありました。土木事業の一般会計の中の再開発事業費というのの枠は、今どの範囲で考えていらっしゃるんでしょうか。実際には再開発という意味での事業費は一般会計の中に位置づけていくということでした。今お話がありました駅前の17ヘクタールのみではなく、逆に再開発というところでこれから土木費の一般会計にのせていくという範囲というか、今現在の中でどの程度の範囲を考えていらっしゃるのでしょうか。


◯企画部調整担当部長(河野康之君)  予算編成中でございますので、なかなか明確に答えにくいところでございます。先ほど仮にということで御説明いたしました中で、いわゆる市街地再開発助成を中心とした事業を当面継続計上していくと考えておりますので、西側協同ビルへの助成金の最終年度の部分があるかと思います。そのほかにつきましては、例えば17ヘクタールエリアの事業となりますと、非常に広範になります。それは個々の事業の手法で判別したいと思いますので、一般的な道路整備でありますと、またその目には入ってこないのだろうと考えておりますので、そのように御理解いただきたいと思います。
 また、例えば再開発会計で計上しておりました公債費は一般会計の公債費になります。ただ、名目は再開発債の償還になりますので、そこのところは附属資料でわかるようにしていきたいと考えております。


◯委員(田中順子さん)  そうなりますと、基本的には全体の規模としては、事業化しなければなかなか予算はつかないというのはわかっているのですが、そういう中で、まちづくりとしては大きな17ヘクタールの中心になる部分がまだまだ残っているという段階で、その辺が逆に事業自体が何となく縮小化していくのではないかという危惧を感じるものですから、その点についてはもっと協働という意味では市が主体性を持ってさらに進めていくという強い決意をお持ちになっていると理解してよろしいんですね。


◯副市長(河村 孝君)  景気的には山もあれば谷もあります。いろいろな協働事業でお願いしている部分が具体的に立ち上がってきたときに、市が負担しなければならない役割分担の中で出てくるものもあると思います。当面、再開発のデッキを中心としたところが一段落ついて、次のステップに行く間、経費的なところで再重点、力を入れているかと言われると何とも言えないんですけれども、先ほどからお話し申し上げているように、この地域は最重点地域でありますから、そのようにしっかり計画に基づいて職員も力を入れて頑張っていきたいと思いますし、私どももしっかりやっていきますので、そのように御理解ください。


◯委員(嶋崎英治君)  総務委員会でお聞きできなかった点についてお伺いいたします。駅前に見える形で事務所を設置されて大変な苦労をなさってきたと思います。そのころからそこに直接かかわっていらっしゃる方はいらっしゃるんでしょうか、大変御苦労があったと思います。何を申し上げたいかというと、特別会計だったということで、土木、都市整備部の人だけではなくて、他の部署の人たちも、生活環境部、商業振興等もいろいろ含めまして、こういう委員会等、あるいは役所の横の連携でやってこられたと思うんです。
 ですから、そういうものも今後どういうふうになっていくんだろうかということ。つまり、再開発ということで役所の中に横の連携のとれるセクションというのを設けて、ここに残された重点事業の9項目がありますが、それを推進する形をとっていくのがいいのではないかと。都市整備部の土木費になってしまうと、この議会サイドに対してはその職員のメンバーしか出席もできなくなってしまうということもあると思うので、そういうかかわりで役所の中に、私としては横の連絡のできるセクションをつくってほしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯副市長(河村 孝君)  この駅前再開発につきましては従前から横の連携が大変大事だと。特に17ヘクタール全体で考えたときには、御指摘のように商業振興の視点もあれば、教育の視点もあるかもしれないですし、コミュニティの視点もあります、防災の視点もあります。そういうことで、既にそういった横の連携組織でプロジェクトチームをつくっていますし、従前から推進会議等いろいろな形でやってきておりますから、そこの問題は特別会計の問題とは切り離してお考えいただいて結構なのではないかと思っております。


◯委員(杉本英騎君)  事実関係だけなんですが、これは特別会計にすることで財源構造が明確になるというメリットもあるというお話だったんですが、先ほど総事業費400億円とか、290億円等、いろいろ数字が出ていましたけれども、もう1度、財源構造の問題も含めて、市の持ち出しがどれぐらいで、補助金はどれぐらいだと、基本的には駅広は事実上終結するので、その辺だけはっきりさせておいていただけますか。


◯企画部調整担当部長(河野康之君)  先ほど副市長がお話ししました400億円というものの財源的な中身でございます。大体国と都の補助金を合計いたしますと約45.2億円となります。なお、この会計に投入した税金相当と思われるいわゆる一般会計繰出金、再開発会計からすると繰入金でございますが、これの総計が約234億円でございます。なお、先ほど申し上げましたが、この事業の性格上、代替地を売り払う等の経理もあります関係上、財産収入が約32億円ございます。代表的な財源としては以上でございます。


◯委員長(後藤貴光君)  それでは、再開発の方針にかかわる部分についての質疑はこれをもって終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時35分 休憩



                  午前10時46分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 引き続き行政報告に対する質疑を続けたいと思います。質疑のある方はよろしくお願いします。


◯委員(加藤久平君)  駅前のデッキ、JRからおりたところから見ると、ネットワーク大学の文字はよく見えるんですけれども、市政窓口はわかりづらいかなと。特に夜などは全然わからない感じなので、案内板がデッキのJRの入り口からおりたら見えるぐらいの大きさの看板と、夜間は特に照明灯をつけていただけるといいと考えますが、その辺のお考えについてお聞きしたいと思います。
 市政窓口に入るときの通路なんですけれども、あそこは三鷹市のビルではなくてテナントで借りているということなので、少し暗いかなと。もし、ビルの会議がありましたら、そういうところで明るくしたいという形で意見を申していただければというので、その辺の考え方についてもお聞きしたいと思います。
 時計の位置が移動したんですけれども、中央通りから来る方たちにはよく見えるんですが、バスをおりた方たちにはあの時計が見えないので、何かいい方法の改善策を考えてほしいと思います。
 私たちの子どもやお父さん、お母さんたちに雨の中で電話をかけさせたくない。今ある公衆電話はちょうど濡れてしまう場所なんです。せっかくデッキの上に屋根をかけたので、電話ボックスの適切な配置についてどう考えているのかをお聞きしたいと思います。
 前から質問していたんですけれども、朝の7時から9時、野崎とか井口、あちら方面から子どものため、お父さんのため、娘のために車で送ってくる方がいるんです。三鷹通りのガードの上でおろされてしまったりすると、特に雨の日などは大変皆さん不便を感じるので、もう少し駅までのロータリーの近くまで考えられる交通体系というのがあります。例えば、今でもそうなんですけれども、電車庫通りから三鷹通りのところへ行くと、ちょうどあそこで皆さんは車をおりて通勤、通学に利用されているんですけれども、そのためにあそこで渋滞してしまうケースがあるんです。
 電車庫通りから三鷹通りへ右折する一方通行の信号があるんですけれども、あの辺のところをうまく、それから、ロータリーの方から一方通行で西の方へ来る道とさくら通りの巡回みたいな形を再検討されると、うまく車を流して、しかもロータリーの付近まで回れるような方策というのは考えられると思うんです。例えば、大文字のところの一方通行を逆にしてしまって、そこから郵便局のところで右折で流してしまえば、駅前のロータリーに入らなくても交通動態というのはそんなに不便ではないし、あの辺の渋滞も多少改善されるのかと、その辺も検討されたらと思うんですけれども、お考えをお聞きしたいと思います。
 先ほどの駅前の会計の話で、これからは民間の方、事業者の方にそういった形で御協力をお願いしたいというお話があったんですけれども、そうなってくるとJRの協力というのはこれから必要不可欠です。例えば、駐輪場の附置義務を含めまして、西口との関係もぜひどんな形で今進んでいるのか、お話をしていただければと思います。
 タクシーの待ちなんですけれども、タクシープールから少しはみ出ている車両をたまに見るんですが、基本的スタンスをぜひお願いしたいと思います。
 デッキの上なんですけれども、以前よりも植栽の面積そのものが減ったかなという感じがするんです。花と緑に囲まれたガーデンシティー、市民の皆さんと美しいまちづくりを協働でということで言えば、駅前のデッキの上は植栽についてもう少し考えた方がいいと思うんですけれども、その辺の考え方をお聞きしたいと思います。
 駅前の緑の小ひろばの商業振興ということであれば、例えば三鷹市のいろいろな農業を含めて産業がありますね。あの辺で朝市とか、イベントを催すということについてどんな形でお考えがあるのか、お聞きしたいと思います。
 違法駐輪、中央通りはバリアフリーということで言えば、まだ市民の皆さんの意識が薄いのかなというので、お年寄りの方、障がい者の方、小さいお子さんが安心して通れるような方策をもう少し徹底してほしいと思うので、お考えをお聞きしたいと思います。
 前も質問したんですけれども、武蔵境から駅前に向かうときに私はよく電車庫通りを使うんですけれども、たばこの投げ捨てがすごく多いんです。これはもちろん、市民の皆さんのモラルだと思うんですけれども、その辺を徹底していただければ一番いいんですが、モラルを持ってもらうためには行政側の環境整備というのが必要なんです。例えばどこかに喫煙所を設ける等をしないと、市民の皆さんのモラル、モラルということで期待していると、いつまでたってもたばこのポイ捨てはなくならないと思うので、喫煙場所をどこか考えるみたいな形のお考えについてお聞きしたいと思います。
 市政窓口の中に入ったんですけれども、以前駅前にあったときは三鷹市の特産品が展示されていたんですが、この間行ったらないので、その後どんなふうに検討されているのか、その辺をお聞きしたいと思います。
 今度は調布保谷線が大分いい形で進行していると思いますが、そうなってくると、調布保谷線から三鷹駅に抜ける道ということでは3・4・9号線が一番メーンになるかと思います。前にどこかで読んだことがあるんですけれども、例の路面電車は今どんな形で話が進んでいるのか、その辺もお聞きしておきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市整備部長(田口 茂君)  私のメモだと11点の質問がありますが、私から幾つか申し上げます。1つは、市政窓口の案内、誘導がよくわからないという御指摘でございます。現在、三鷹市内にさまざまな図面、地図、例えば住居表示であるとか、広域避難場所の誘導であるとか、歴史と文化の散歩道の誘導であるとか、社会教育の設置した看板、いろいろあるんですが、現在この統一化を進めておりまして、これから同じデザイン、同じコンセプトで緑と水の回遊ルートを軸とした案内、誘導を考えて現在作業を進めている段階にあります。
 この中で特に市政窓口の案内表示と誘導表示につきましては、初めて来た方にもわかるような案内表示ができるように、現在意を用いて検討を進めています。ただ、余り表示をわかりやすくすると、デッキの上が看板だらけになってしまうこともあるので、この辺は効率的な案内、誘導を考えていきたいと思います。
 5番目、三鷹駅西口の改札の件でございますが、前回もたしかお答えしておりますが、三鷹駅ないしは八王子支社との間で駅西口の利用者にとって利便性の向上が図れないかということでいろいろお話をした経過があります。同じ答弁になってしまうのですが、その際は既存の改札口で、JR側は充足していると考えるから、これにプラスして新たに改札を設けると、駅で言うところの請願駅という扱いになってしまって、そこにかかる経費については請願した側、お願いした側の負担になるということで回答をいただいている状況にとどまっております。
 緑の小ひろばの利用につきましては、現在駅前広場の利用規則につきまして定めておりますので、これをもとにもっと積極的な活用が図れるように、これからも意を用いてまいります。
 最後の3・4・9号線でございますが、これにつきましては、向こう10年間で着手または竣工させる路線ということになりましたので、これから間もなく具体的な動きが見えてくるのではないかと思っています。
 また、調布保谷線に関してかねて議論となりましたLRT、ライト・レール・トランジットですが、これについては三鷹市のみの運行は不可能でございますので、関係する市といろいろ協議してきておりますが、残念ながら現在は中断の状況ということになります。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  2点目にございました、第12地区の協同ビルの中での市政窓口並びに住宅棟に入っていく通路の照明のことでございます。これにつきましては、もう既にあの建物に入居されている方は分譲で権利を取得していますので、その部分の通路につきましては共有部分の扱いになっております。権利者が六十数人の状況の中でございます。それに伴って使用者である三鷹市の市政窓口側が照明が暗いということで、明るくしてもらいたいということを、例えばその管理組合に申し出たときに、その管理組合が総会等で諮りながら、多分設置の有無についての検討をするようなことになろうかと思います。
 そのときに、原因者負担で負担していただけるなら設置しますということになるのか、ビル全体で構成を考えてみずから設置するのか、その辺については未確定なことがございますので、そのような機会があったときに担当課の方からそういう申し出をしていただくように連絡したいと思っています。
 3点目の時計の位置の問題でございます。これにつきましては、確かに広場を広げたことによって時計の位置が変更になった。さらに、デッキも拡大したことによってその位置の検討も非常に難しい状況になっているのは事実です。ただ、今後その辺のことを総体的に考えて、時計が案内サイン板と同じようにいっぱいあっていいのかどうか、そういう議論も含めて検討していきたいと思っています。
 4点目の電話ボックス移設の件でございます。これにつきましても、NTTが設置されているものでありますし、デッキの立ち上がっている部分の側面の中に配線等も入っておりますので、その辺がスムーズに移設できるか否かについてもNTTに申し入れながら、今後の大きな課題とさせていただこうかと思っています。
 7点目にあったタクシープールの問題でございます。これにつきましては、タクシーの近代化センターと協力要請もしながら、今後もルールを守っていただく中で対応を図っていきたいと考えています。
 8点目のデッキ上の植栽でございます。植栽が確かに置ける部分と置けない部分がございますので、第2期部分についてはその辺の構造上の強化をかなりしていますから、必要であれば具体的な検討もしたいと思います。ただ、第1期部分につきましては、屋根かけの問題から始まりまして、構造上の根本的な問題がございますから、その辺については置ける箇所があれば緑化等の強化、屋根のかかっている部分につきましては基本的に緑化すると、お水等をあげる問題がございますから、その辺についても改めて検討していきたいと思っています。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  それでは、ロータリーの件についてお答えさせていただきたいと思います。現時点でロータリーの中は朝晩、通勤・通学時間帯、公共交通、具体的にはバスのダイヤが過密でございまして、バス待ちの人の行列をさばくということに、バス事業者も含めて大変苦慮しているという状況がございます。今回、資料にお示しいたしましたような今後の再開発の状況というものもございますので、こういったものを念頭に置きながら交通管理者とともに駅前全体の交通の流れの中で検討してまいりたいと思います。
 次に、放置自転車の徹底ということでございますが、特に今年度に入りましてからいろいろな形で駅前の放置自転車対策については工夫してまいりました。例えば、撤去回数の増加であるとか、撤去時間の変更等で変化を持たせるということや、駅前のみずほ銀行、UFJ銀行の前をごらんいただきますと、新たな形でカラーコーンを工夫して、自転車を置かれないようにすると。あわせて、受け皿としてのすずかけ駐輪場が完成いたしましたので、こちらの方へ誘導すると。硬軟含めていろいろな形で対応してまいりまして、おかげさまで午前中を中心にかなり放置自転車台数は減ったと認識しております。
 ただし、特に夕方、あるいは土日につきましては、従前どおりまだまだ激しい放置自転車があるということも同時に認識してございますので、今後はその辺のところを重点的に課題といたしまして、解決に向けて対策を立ててまいりたいと思います。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  市政窓口の特産品の関係でございますけれども、これができるときにいろいろ議論がありまして、現在は消費者活動センターの方で姉妹都市の関係についても、そのままガラスのケースは置いてございます。現在、観光協会設立に向けて準備会が行われておりますけれども、観光協会設立の折にはしかるべきところにまた移設して、より交流ができるような状況にしたいと考えております。
 あわせまして、都市整備部長の答弁に若干補足いたします。緑の小ひろばの活用でございますけれども、私どもも観光協会の準備会の議論の中でも、緑の小ひろばについてより活用しましょうという御意見が多数でございますので、活用が期待されるところでございます。


◯都市整備部長(田口 茂君)  1点漏れておりますので申し上げます。たばこの関係で、デッキ上の吸い殻というのは私もよく見て歩きますが、それほど多くないのですけれども、問題はデッキと接続する道路の部分に投げ捨てが非常に多いということになっています。とりたてて大きな要望というのは今のところないんですが、市長を先頭にして喫煙マナーアップキャンペーンもたびたび行っておりまして、デッキ上、または道路の歩行喫煙はやめましょうということで考えております。例えば、吉祥寺の駅前のような喫煙所を設けるということについては現在考えておりません。


◯委員(加藤久平君)  大体、以前にも質問したことが多かったんですけれども、いいお話とそうでないお話がありました。順番は変わってしまうんですが、三鷹市の特産物、観光協会でしかるべきところというお話があったんですけれども、具体的にはどの辺を考えているのか、その辺をお聞きしておきたいと思います。
 植栽の関係ですけれども、考えてくれるというお話ですが、ぜひ1つ検討してほしいのは、南大沢でデッキの上でガーデニングコンテストのようないい形での緑のPRがあったんです。そういった意味合いで、デッキの上で各コミュニティ・センターでいろいろやっていますけれども、そこまで広げて花と緑という部分を市民の皆さんにもっとPRするという形のことについてお考えをお願いしたいと思います。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  1点目の特産品の場所なんですけれども、基本的に観光協会がつくられて、事務局が設置されるところと考えております。観光協会が今はまだ準備会ということで、しかるべき場所と申し上げましたけれども、想定されているのは産業プラザの3階、情報コーナー、商工会が中心になっておりますので、そこが1つ。それから、第12ブロックの101、今まちづくり三鷹で店舗貸しをしている場所、そういったところが想定されております。


◯都市整備部長(田口 茂君)  デッキを使った、例えば花と緑のPRという活動についてお尋ねがございました。例えば南大沢という具体的な地名も出ておりますので、これらを含めて調査検討させていただこうと思っております。


◯委員(加藤久平君)  今特産品の話なんですけれども、ぜひもう少し範囲を広げてください。今まで市政窓口が駅前にあったので、その辺も1つ検討材料として、あるいは本庁舎の入り口も含めて、しかるべき場所という検討範囲を広げてほしいと思いますので、その辺のお考えをお願いします。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  検討させていただきます。ただ、従前の市政窓口に置いたのは見るだけなんです。そういう意味では注文ができないという問題がございました。観光協会と申し上げているのは、そういう形ではちゃんと注文できて、商売になるというか、先様の市町村との交流及び経済効果みたいなことも考えています。そういった点も含めて検討させていただきます。


◯委員(川原純子さん)  それでは、まず駐輪場についてお聞きしたいんですが、先ほども民間の協力も得てということでお話しされていましたけれども、駅前再開発に伴いましてオオゼキができまして、そこにも地下駐輪場が買い物客のためにありますけれども、そこにおいても買い物した方が荷物を置いて、地上に出てくるのに関してはかなり負担が大きくて、ほとんど買い物の利用客の方たちが利用できる状況ではないです。近隣の商店、八百屋等のところに後で買い物をするからということで、実際のところ自転車を置いているような光景を多々見受けます。
 コラルにしても、逆に地下ではなくて上にありますので、これから民間の協力も得て駐輪場もふやしていくという先ほどの答弁でもありましたけれども、今後、既存のところでもそうですが、例を挙げますと、武蔵野市にあるイトーヨーカドーなどは、地下であれば地上に上がるためのベルトコンベヤー式のものがついています。そういった指導をしていかなければ、ただ駐輪場だけふやしていても、実際に市民の方たちが活用できるような駐輪場ではない状況に思います。そういったことからも、これから駐輪場のこと、今後の提案等に関しても市側はどのように対応していくのか。ただ駐輪場をつくればいいというのではなくて、市民の側に立った駐輪場の作製をお願いしたいと思います。
 次に、南口のところにあるポストの件ですが、先ほどフラワーコンポストに関しても、屋根のあるところは雨が降りませんから云々の話がありましたけれども、私も一般質問でやりましたが、どうせそこも雨の当たらないところにフラワーコンポストが置いてあって、ごみのポイ捨て場になっています。お話は市側からポストの件が難しいということは聞いているんですが、何ゆえなのか具体的に。市民の方たちが、あれだけ駅前再開発で地上が主のような動きになっているにもかかわらず、通勤通学の中高校生の方からも言われるんですけれども、上にポストがないということに対してすごく不便さを感じると。私も実地していますけれども、下のポストからの収集に関しても、ものの1分もかかりません。ですから、ポストの数的なものなのか、範囲の部分なのか、そういったことに関してもきちんとした答弁をいただければと思います。
 それに伴って、その下なんですけれども、ポストの横にあるエレベーターがありますが、ここの前に関してもバス停がありまして、夕方などは乗客等が多い場合、あそこの花屋さんの前のところにエレベーターが設置されたことはうれしいことなんですけれども、そこが大きなボックスになってしまったので、バス待ちの方たちが二重、三重になってしまう。私もあそこは市役所から帰るときに使うんですけれども、その中で人のはけというか、そこがあのままでいいとは思わないんです。自転車は通るし、歩行者が本当に危険な場面を何回か見ているんです。エレベーターの設置、大きなデッキを支えるために太い柱がありますので、あの辺の人のはけということを考えていかなければいけないと思うんですけれども、その点もお聞かせいただければと思います。
 中央通りのモール化に伴ってなんですけれども、外環道ですとか、調布保谷線のこととか、三鷹市の市道、三鷹市に走る道路のこともありますけれども、外環道の場合などでも、周りの道路もそれに伴って整備していくという話も聞いております。この中央通りに関しても、周りの道路の調査というものも常にしていかなければいけないのではないかと思うんですけれども、それに対しての答弁をお願いしたいと思います。
 中央通りのところに駅前の公団がありますが、これもかなり古い公団ですね。三鷹台団地ですとか、牟礼公団ですとか、あのあたりからもアスベストが発見されました。同じころにこの駅前の公団も建ったのではないかと思うんですけれども、当然ここにもアスベストがあるのではないかと。ばしゃんと落としたときに飛散したら大変なことなので、そういった対処のことも既に考えているのかどうか。また、建物もかなり古いわけですから、公団側が建て直ししたときに、今入っている住民の方たちが建てられるまでの間、三鷹台や牟礼のようにそれまで仮の住まいというのを提供していくのか。将来的な展望が現在見えていないんですけれども、そういったものを明示していくかどうか。ぜひとも明示してほしいと思いますけれども、そういった考え方もお聞かせいただければと思います。
 「都西タイムス」等で発表になっておりますけれども、三鷹駅北口にかなり大きなツインタワー、32階建てと30階建て等と書いてありましたけれども、約100メートル以上のものができます。三鷹駅南口の再開発に伴いまして、北口は武蔵野市になるわけですけれども、それに伴って新聞発表になっていますので、そういったことからも話が出ていますけれども、三鷹市の商業への影響ですとか、物理的な意味で、これだけ大きなビルができますと風害というか、ビル風のようなものも、風向きによっては三鷹市側にも関係してきます。そういった影響はどうなのかということも、お考えがありましたらお聞かせいただきたいと思います。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  1点目に駐輪場について御質問いただきました。御質問いただきました駐輪場につきましては、買い物の皆さんに向けた商業施設が設置する駐輪場ということでございましたけれども、こういった中高層につきましては建築前に所管にしかるべき相談があるということでございます。そこの中では、確保すべき台数が満たされているかどうかということで審査するわけですが、これまでは台数で基準を満たしている、満たしていないという判断がございました。確かに御質問委員のおっしゃったとおり、使いやすい、使いにくいということで、実際に使われなければあっても意味がないという施設でございますので、今後につきましては買い物駐輪場、附置義務として設置する駐輪場につきましては、質の部分も含めて指導をする必要がある時期に来ているのかと思います。
 特に駅前ですと1階部分、最も使いやすい部分は店舗として使われてしまうことはやむを得ないことかと思いますので、上か下かということになろうかと思います。現実にオオゼキの下の駐輪場は利用は大変多くて、当初設定していたものよりも、つい最近値上げしたということがあるようです。実際にそれが附置義務としての買い物に使われているのかどうかというのはまた別問題でございますので、こういった数から質へという流れについては、我々としてもしっかりと把握して指導してまいりたいと考えております。
 ちょうどエレベーターの下のポスト周辺のところがバス待ちの行列、あるいは通行する方々、自転車もこれに加えて通過するという現状が確かに朝方見られております。私自身も、通行する際にあの柱のわきがやや狭いという感想は持ってございます。1つは、バス待ちについては、かなり設計の段階で配置を苦労して現段階になったという経過がございますので、小田急の指導員、今朝方2人ついておりますので、交通整理員としてかなり活躍はしていただいているんですが、危険のないように、我々、警備員の配置も含めて、近々にどうこうということはなかなか難しいかと思いますので、ハード的に危険が回避できるような形の対応を検討してまいりたいと思います。


◯都市整備部長(田口 茂君)  ポストについてお答え申し上げます。これは再三要望をいただいているんですが、ポストの設置に関しては隣の郵便局ではなかなか判断がつかないということで、日本郵政公社の東京支社の方にこのポストの設置、新設、増設になりますけれども、いろいろお話をしております。郵政公社側の考え方でありますが、郵政民営化に伴いまして、集配業務全体を減少する傾向にあるという中で、新たにポストの設置というのはなかなか厳しい状況にあるのだということを申しておりました。
 また、三鷹駅前の入り口の右の方のあたりにデッドになっている部分にポストを設けたとすると、郵政公社側の規則によりまして、集配車から離れる距離が決まっている関係で、例えば仮に2階のデッキの上にポストを置くとなると、集配業務に当たる職員が1人ふえなければならないということも規則としてはあるのだということを言っておりました。したがって、こういったことを背景に、現在あるポストをさらに、例えば1階部分を切って2階に持っていったらどうだという話もしているんですが、同じように集配に携わる職員数を増加しなければならないということを、条件として郵政公社側が言っておりまして、現状では厳しいのだということを郵政公社側の考え方として私どもに示しております。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  次に、中央通りのモール化に向けて、具体的な将来の展望を見据えた調査をしたらどうかというお話だと思います。これにつきましては、実際に具体的に進捗が見えてくる前段に来ましたら、やはり調査をして生活道路への流入防止策も検討しながら、具体的な整備に向けて考えていきたいと思っているところでございます。
 4点目の市街地住宅3棟についてのアスベストの存在の有無でございます。これにつきましては、私どもがUR都市再生機構から聞いている話では、既にあの3棟についてはUR独自でのアスベストの調査をしたということで、吹きつけアスベストについてはないというお話を聞いております。ただ、アスベストといってもいろいろございまして、二次製品で加工した素材についてはそこまで調査の条件に入っていません。二次製品というのは現在飛散していないという前提に考えておりますから、何らかの形で改修、解体等に合わせて、法令に伴って適正に対応するという考えをお持ちでございました。再度、そのようにしていただきたいということを三鷹市からも申し入れしていきたいと考えています。
 5点目の文化劇場跡地周辺の再開発に伴っての市街地住宅3棟の移転等の御質問だと思います。これにつきましては、まだ具体的な進捗が見られていない状況の中で、既にURが管理している市街地住宅への入居者に対してのPR活動はまだしていないと聞いております。また、今後そういう状況に入っていったときに、事前に情報提供並びにPR活動を十分していきたいというのは、UR自身が考えていることでございます。
 6点目の三鷹駅北口のツインタワー計画、確かに業界紙に載った記事を私も拝見させていただいているところでございます。この件につきましては、武蔵野市の方にも私どもで問い合わせした経過がございます。武蔵野市としては、正式に今はツインタワー計画の協議にコンサルタントは来ていないと。具体的な計画が新聞に載ったのもよくわからないということを申しておりました。ただし、武蔵野市側の話によりますと、そういう記事をもとにではないですけれども、もし武蔵野市の北口側の開発がされたとき、武蔵野市としては方針的にどういうふうに考えるのかということを念頭に入れながら、開発への基本的な考え方の整理を検討委員会をつくって将来のイメージとして検討しているという話を聞いております。その件につきましては、この12月議会で市長に報告した後に検討の報告書を武蔵野市の建設委員会に報告するという話も聞いております。


◯委員(川原純子さん)  それでは、まずアスベストの件なんですけれども、実際に飛散するということ。今現在はないかもしれませんけれども、同じころに建てられた建物ですので、実際に心配していた三鷹台団地、牟礼公団等から出てきたわけですから、この点はアンテナをしっかり張っていただいて、大事な三鷹市民の方たちが住んでいらっしゃるわけですから、その点もお願いします。
 移転等のことに対しても、URだけではなく、本当に三鷹市がしっかりと行政の方で中心となってやっていただきたいと思っております。
 ポストの件ですが、郵政民営化になるからこそ、市民の側とか国民の側に立って、使いやすい形をとるのが普通ではないかと思うんです。まだ具体的に今民営化になっているわけではないので、なぜできないのかと思います。ほかの市、八王子駅などでもありますし、民営化云々のこと、人件費のこと等と先ほど答弁にありましたけれども、あそこはちょうど下に交番もありますし、皆さんの手紙を収集するわけですから、その間にそこに車をとめていたとしても、エスカレーター、エレベーターに乗っても、ものの二、三分、上下ですからすぐの状況になると思うんです。だから、人件費のこと、削減のこと等、民営化に伴ってという言葉を聞くと、では、何のための民営化なのかと思ってしまいます。ここも何とか市民の方たちが使いやすいような駅前の再開発であってほしいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 先ほどのところですけれども、ここは先ほど担当課長の方からは朝のことをおっしゃっていましたが、私は朝は余り使っていないのでわからないんですが、夕方、それこそ今のこの時期は暗いですし、自転車も通りますし、人も通りますし、列が三重ぐらいになってしまって本当に危険な状況です。整理してくださる人というか、方もいません。ですので、ただただ本当にみんなが困っているような状況の困惑した顔を見ています。そういった整備の件も大変なことだと思うんですけれども、大分市民の方々から苦情も出ていますから、何のための再開発なのかとなってしまっていますので、この点も人員整備のこともそうかもしれませんけれども、具体策も考えていかなければならないのではないかと思っておりますので、よろしくお願いします。
 三鷹駅北口再開発の件ですけれども、この点、武蔵野市と空や風にしても何でもそうなんですけれども、全部続いていますので、ここから三鷹市でここからは武蔵野市という部分があるかもしれませんけれども、風害の点等も実際に建ってきた場合には三鷹市側にもかなりの影響がありますので、そういったこともよく武蔵野市側とも話し合いを持っていただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市整備部長(田口 茂君)  ポストですが、これは三鷹市がつけるわけにはいかない施設なものですから、郵政公社に今後粘り強く設置について要望を続けていきたいと考えています。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  市街地住宅3棟のアスベストの問題については、URにきちんと要請していきたいと考えております。
 同じ市街地住宅3棟並びに個人でお持ちのオーナーの方には、基本的には移転等が伴ったときには適正な対応をしてもらいたいということを三鷹市からも申し入れていきたいと思っています。何分にも、これはやはりオーナーが責任を持ってそういう対応をしていただかなければならないものですから、三鷹市がその住宅を所有しているわけではございませんので、誘導、指導は適切にさせていただきたいと考えております。
 武蔵野市のツインタワーの件につきましては、もし具体的にそういう話があれば、それが出てきた時点で、今後三鷹市からも武蔵野市に協議を継続していきたいと考えております。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  エレベーター前の交通の流れにつきましては、夕方が危険だという御指摘もございましたので、関係部署とも現場を確認いたしまして、何か与えられた条件の中で今よりも安全な流れができないものかどうか検討させていただきたいと思います。


◯委員(岩田康男君)  物すごく小さい話を1つ。すずかけ駐輪場のシンボルツリーが枯れてしまっているみたいなので、すずかけ駐輪場ですずかけ通りなものだから、すずかけの木はあそこにないとまずいと思うんです。最初植えたのは枯れてしまった。だから、駐輪場だけではなくて、あの通りのシンボルなので、ぜひ。
 自転車問題がたくさん出ていて、私たちの方にもいろいろな苦情が来ています。駅前でいえば、先ほどの第12ブロックのところの自転車がとまりますね。警備員がいて整理はしているんですが、しかし、あそこのお店に来る人たちの自転車が下の通路にとまります。もちろん、前から三菱銀行だとか、そこの銀行がやっていますね。警備員がいるからということで通路にとめていますね。それだけではなくて、少し東、風の散歩道の方に行きますと、ピアノ教室のところに夕方親子の乗れる自転車がたくさんとまる。病院があるものですから、それと合わせて通路をふさぐという苦情があります。ずっと南の方へ行くと、学習塾があるところに学習塾の子どもたちが乗ってくる自転車が歩道にたくさん並ぶ。もちろん、パチンコ屋もそうですけれども。
 今の条例というか法律によると、新設のところと一定規模のところに附置義務がされるけれども、既存のところとか、一定規模以下のところについては義務はないとなっていますが、あれは三鷹市独自で集客力のある施設についての自転車の処理義務、対応義務を課す条例改正。これはJRも豊島区は税金をかけるぞと言ったら、じゃ、JRがつくりますからということで、税の課税はやめたみたいです。ああいう強硬措置をとればJRがつくるということもあるのかもしれませんが、JR自体も複々線化でいわば大改造、新設みたいなものです。お客さんがたくさん乗るということもあるので、JRの自転車駐輪場の設置義務を含めて、何か条例改正でそういったものを法律の枠は超えているけれども、枠の中では設置義務はないけれども、集客力のあるところは処理のことをやらなければならないというのをやった方がいいのではないですか。
 今度チェーン店は商店会に入らなければいけないということを考えで出しているみたいですけれども、そういうこともできるわけですから、何か放置自転車問題では三鷹市の条例をもう少し強化する道というのはないでしょうか。
 旧あさひ銀行のところの1階部分を三鷹市が購入して、商業振興の起爆剤にする、それから産業プラザの商業棟を起爆剤にするということだったんですが、生活経済課長はなかなかこういう場には来たことがないのですが、せっかくきょうはお見えですので、起爆剤という点ではどうなんでしょうか。


◯都市整備部長(田口 茂君)  1点目のすずかけの木なんですが、すずかけの駐輪場、すずかけ通りにちなんで植えたんですが、残念ながら立ち枯れてしまいました。現在、ちょうど植える時期を迎えておりますので、既に手配を終わっております。近々に新しい木が植わることと思います。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  三鷹市独自の制度というか、義務化で違法駐輪をなくせないかという御質問でございました。駅前の商店街、個人店舗の建て直しということが今後も可能性としてはあろうかと思うんですが、限られた建築面積の中で自店専用の駐輪スペースを確保しろというのは、実態としてはなかなか難しい問題かと思っております。加えて、既にある店舗とのバランスというのも考えていかなければならないかと思います。
 今の中高層につきましては誘導基準というものがございます。願わくはこれぐらい設置してもらいたいということと、最低必要基準というものがございますので、こういった望ましい設置のあり方、我々が各店舗をつくっていくに当たって御質問のように各店舗の責任で駐輪場を確保していただきたいという誘導基準に類するようなものについては、建築指導との絡みも出てきますけれども、今後検討していかなければならないかと思います。ただし、今病院などですと大体自転車は多少なりとも置くスペースはあるんですが、なかなか患者数とのバランスがとれていないということもあります。必要数がどの程度なのかという難しい問題もその中には含まれてくるのかと考えております。
 いずれにいたしましても、公共駐輪場の設置、一時買い物駐輪場の設置ということもあわせて、駅前の放置自転車対策の1つとして誘導基準のようなものも検討するべきなのかと考えております。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  最後の御質問にお答えいたします。旧あさひ銀行の1階部分、FC東京のオフィシャルショップでございますTIFOSIが入っております。これにつきましては、平成15年の段階だったと思いますけれども、商店街、商工会、中央通り商店街を初めとした商店街の皆様から要望書が出て、マンション全部になった場合に商店街が途切れてしまうということで、市の要望があって、それにおこたえする形で買い取ってオフィシャルショップを誘導したという経過がございます。そういった意味で、当初の目的は達しているのではないかと。
 産業プラザの関係で商業棟の問題ですけれども、これにつきましては、御案内のとおり商業棟を中心といたしましてきらきら通り商店会という商店会も設置できました。すなわち点的なものだけではなくて、線的にも裏通り、赤鳥居通りにそういう商店会ができたということがございます。全体で申しますと、起爆剤という言葉、それが起爆しているのかと言われますとあれかもしれませんけれども、そういった意味で相応の効果はあったと考えております。


◯委員(岩田康男君)  自転車の設置義務と誘導、こういうことに協力してもらいたいというのがありますね。もっとそれを広げて、例えば学習塾は子どもたちの自転車を置く駐輪場を確保しなさいというのは、実態問題としては大変なことだと思います。ただ、私が言うのは、パチンコ屋もそうですけれども、子どもたちの自転車が大量に歩道にとまるというのは事実、とまるわけですから、それに対応する義務を課すと。つまり、どういうことかというと、その周辺に、まだ目標値にいっていなくても公共的駐輪場があるわけですから、例えばそういうところにとめて自分のところを利用するということを積極的にPRするという義務が生じるというぐらいは、私は課してもいいのではないかと。
 そうでないと、今自分の店の前に来る自転車に対して全く対応はしていないですね。だから、そのぐらいの条例は改正して。JRについては、そんな生易しいものではやるわけはないので、JRについては豊島区がやったとか、ほかの地方でもやったところもあるようですが、複々線化に伴って輸送力がふえるわけですから、当然三鷹駅も完成すれば乗降客がふえます。ふえなければ商業振興にもならないので、ふえる。そういうことからしても、JRに対しては厳しい義務づけみたいなものも含めた自転車問題での条例改正はできないでしょうかというのを、再度お尋ねします。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  わかりました。特に今例示された塾に関しましては、個別に駅前ということではなくて、塾というのはいろいろな場所にございまして、そこに子どもが集まる。自転車が置かれて非常に通行の障害になっているということで、御連絡をいただいている事例がございます。我々といたしましては、御連絡をいただきますと、その塾に参りまして、直接、こういう苦情が来ているからということで、おっしゃったような駅前であれば、公共駐輪場に置いてくださいというお話をしています。ただ、住宅街ですと、道路管理者の立場というお話になりまして、ここに自転車を置かないようにしてくれという、塾としての対応もなかなか難しい状況というのはございます。
 おっしゃったような公共駐輪場との位置関係になろうかと思います。どちらの駐輪場を利用しろというような至近距離にある塾についてはそういった対応もとれるかと思うんですが、その場所によっては、道を挟んでというところもあろうかと思いますので、そういった運用の難しさということもございます。当面は我々が個別に苦情のある、あるいは放置自転車の多い学習塾、病院等について個別にかなり粘り強い対応をしてまいりたいと思います。そういった状況が改善されるようであれば、またその延長線上で解決してまいりますし、そうでなければ、おっしゃるような強行規定のような義務づけを設けた中で利用させるということも検討してまいりたいと思います。
 JRにつきましては、私どもの印象としましては、近年駐輪場行政に対してはかなり理解を示していただく姿勢が出てきたと考えてございます。一、二、これから駐輪場として確保していただけるような話も具体的にございます。そういう中でよりよい関係を保ちながら、逆に言うとよりよい駐輪場台数を確保していくという交渉過程を長年続けてまいりましたけれども、ここに来てやっとそういった成果が一定程度見えてきているのかというところでもございますので、当面こういった形の対応を続けさせていただきたいと思います。


◯委員(岩田康男君)  しつこいようで悪いんですけれども、学習塾を挙げると学習塾に悪いんですけれども、例えば学習塾を開くときに、条例で決まっているということになれば、学習塾を開くというのをどこに届けるのか知らないし、届ける必要もないのかもしれませんが、そのときに自転車については積極的な対応をしなければいけないのだと。対応というのは、公共的駐輪場に行く場合もあるでしょうし、自分でどこか空き地を借りてそこに入れることもあるでしょうし、いろいろなことも含めて。あるいは、自転車をきちんと整理して通行の邪魔にならないように駐輪するということも含めて、自転車問題についてお客が一度にたくさん集まる施設については設置義務や誘導義務がなくても、対応してもらうんだということを最初からその人たちにお願いできるというのは、何かの条例化だと思うんです。
 だから、皆さんが苦労して、市民から苦情があったら行くというのはよくわかって、いろいろ対応してもらっているのもわかっているし、なかなか解決が大変だというのもわかっているんです。だから、苦情が来たら行くというのではなくて、最初からそういうものをつくるときに、三鷹市の場合には駐輪問題については設置者が基準以内であっても努力するんだということをやった方がいいのではないかという意味ですので、そこは要望にしておきます。


◯委員(嶋崎英治君)  1つは、西側の今のビルと東側の駅工事が完成すると人の流れというのは現状と変わると想定されているんでしょうか。そこがまず1つ。
 2つ目は、かねてから歩きたくなるまちづくりということを私は求めてきました。三鷹の森ジブリ美術館に来た人々をどう中央の方に来てもらうかということなんですけれども、依然として19時ごろになると人通りがめっきり減ってしまうというのが三鷹市の中央通りのところかという気がしているんですが、その後の17ヘクタールの問題、モール化の問題で、ひとつ、そういった点ができるような工夫を、ぜひ市の誘導策としてやってもらいたいと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
 3つ目が駅前デッキの直結店舗ができて、その結果、既存の商店街への影響というのはあったのでしょうか。閉じざるを得なくなってしまったとか、めっきり客が減ってしまったとかいう点はいかがなのでしょうか。これも1つ。
 先ほども他の委員からありましたけれども、緑の小ひろばは道路なんですね。ですから、名実ともに広場へ変えていくには何か障害があるんでしょうか。あれが広場になることによって、そこが人々が常に集まれる場所になって、何かイベントもしやすくなるということになると、また違った意味で文化が創造されるのではないかと思うんですけれども、その障害は何なんでしょうか。
 次は、すずかけ駐輪場です。150円払ったり、払わなくて済んだりということで、私も活用させていただいている1人なんですけれども、開設後、どのような評価、問題というのがすずかけ駐輪場に伴ってあるんでしょうか。
 気になるのが、上にあった像なんです、モニュメント、今公会堂別館のあそこにあって、寂しいところにたたずんでいますね。できれば広場のところに持っていくようなこととか、あれはかなりお金をかけていますね。前はあそこで待ち合わせとか、ひょいと座ったりして憩いができたんですけれども、その関係であの像を何とかもう少し日の目の当たるところに持ってこれないかという気がするんですが、いかがでしょうか。
 自転車の誘導策が先ほどからさまざま議論され、それぞれの委員の方の意見、なるほどなと思って聞いていました。たくさん人が来るお店の前にスペースがない。誘導策として、その店に、ここへ置けば割引券を発行しますとか。すずかけ駐輪場に置いてもらえば本当は一番いいんだろうと思うんですけれども、あそこは3時間まで無料でしたね。超えたら150円ですから、そういうことも考えられないのかということ。
 先般、会津若松市に視察に行ったときに、駅前はどこの再開発でも一緒なんです。某金融機関とか、遊技場とか、そんなのでいっぱいなんですけれども、少し歩いて蒲生氏郷とかのお寺のあるところへ行きましたら、ここは工夫しているなと思ったのは、たばこを吸う人の場所にはベンチを置いて、自転車はここに置いていいですよというコーナーを設けていたんです。歩道の広さが三鷹市と違いますから、そう簡単に会津若松のようにできないかなと思いますが、それも事前にたばこを吸う人、あるいは自転車に乗る人を考えたやり方だなと思いました。そこでベンチも置いてありますから、ちょっと憩えると、こんなことも見かけたので、これから課題になるかと。モール化の中でそんなこともできないかと思っているんですが、どうでしょうか。
 もう1つ、ここに載っていないんですが、バス停のベンチというのは先般ではすぐできるようなことだったんですが、それはめどが立ったんでしょうか。本当にあそこで立っているだけではなくて、休みたいという人が多いものですから。駅前のバス停にベンチがないというのはいかがなものかという気がしますので、そこの進捗状況を聞かせていただきたいと思います。
 大変多くなって恐縮なんですが、私の方から申し上げてきた7時、9時の中央通りのタクシーの左折問題が、今後西側の問題も出てくると、あそこにバスが行く、そちらにもタクシーが行くというと、むしろ混雑してしようがないという問題提起をさせていただいたところで、バスの方もあそこを左折してもらえればということをお考えだということもあるものですから、その進捗状況はいかがなんでしょうか。
 この課題9項目あるうちの一番最後のことだけ申します。ロンロン内改札、JRに対して改善の要望を行っているというところにとどまっているんですけれども、これからどんどんお客さんがふえる中で、JRはどういう考えなんでしょうか。その後の状況をお聞かせください。


◯生活経済課長(馬男木賢一君)  デッキに直結する店舗による商店街等への影響でございますけれども、直接私どものところに1件ございました。いわゆる工事事業資金の借り入れの関係で、大型店舗ができた場合には融資あっせん制度がございます。その関係で自分のところには影響があったと思われるということでいらっしゃったことが1件ございます。その1件が私どもで把握しているところでございます。内容は若干違っているかもしれないと。はっきりとした因果関係はなかなか難しいところはございました。ただ、影響はゼロではないということで御報告させていただきます。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  1つ目に御質問のあった西側の協同ビルが完成してから人の流れが変わるのか否かについてでございます。客観的には変わると思っていますので、冒頭にも申し上げたように、広場整備に伴った事業効果の検証というのを今後やらせていただこうかと思っています。それは西側地区のビルのデッキの接続をした後にそういう調査を総体的にやらせていただこうと思っていますので、その結果が検証できたときには御報告したいと考えております。
 2点目の中央通り、夜も含めてですけれども、大きくは回遊性の問題かなととらえております。この回遊性につきましても、やはり文化劇場跡地周辺の開発に伴って、区域内第2期も含めてジブリ美術館等との連携も踏まえながら、この回遊性について大きな視点でこの開発にも何らかの形で取り入れていきたいと思っております。
 4点目の緑の小ひろばは、確かに今は道路区域となっております。道路から本格的な広場にならないのかという御質問については、正直申し上げて、今すぐ道路区域から外して本当の広場にするというのはかなり難しいことだと思っております。ただ、時間の経過とともにその辺のことを本格検討していきたいと考えているところでございます。
 6点目のモニュメントにつきましては、あの整備をするに当たってさまざまな意見をいただいております。その中で、市としては抜本的に荷重等の問題があって、やっとあの場所を探して設置した経緯もあったものですから、今回タイルの張りかえに伴って、本格的に市民センターの公会堂別館の前に設置させていただいたということでございます。ですから、今後もあそこで頑張っていただこうと思っているところでございます。
 最後、10番目のロンロンの改札の改善ですが、前回の委員会でも申し上げたように、抜本的な改修が今はなかなか見えない現状でございます。その辺についても、JRにしてみれば継続協議のままになっているのが実態でございます。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  まず、すずかけ駐輪場について御質問いただきました。こちらは7月1日にオープンいたしまして、これまで5カ月程度たったわけでございますけれども、おかげさまで機械上の大きなトラブルもなく順調に運転させていただいているところでございます。当初1,440台の地下駐輪場に多くの目が向けられたわけでございますけれども、表面の260台のスペース、これは一部月決めの契約の皆さんに使っていただいていますが、そのほかの一時駐輪場についての御利用は大変皆さんに活用していただいている。昼間参りますと、時間帯にもよりますが、見た目としましては8割から9割ぐらい入っているときもかなりあるという状況がございます。
 若干台数の確保に重点を置いたということもございまして、隣の自転車とのクリアランスが少し少ないということがございます。特に上段下段の上段の方につきましては、女性の方は持ち上げるのが大変だということも、声としてはございます。昼間、平日は特に9時まで係員が必ず1人おりますので、係員があいているところを誘導して、なおかつ入れにくい場合については補助をして入れてさしあげているということを、指定管理者の方で対応しているところでございます。いきなり行きましても、あいているところがわからないというほど御利用いただいている現状がございます。おおむね御好評いただいているということで御理解をいただければ、大変ありがたいと思います。
 自転車の誘導策ということでございます。店に対して、例えば使ったら幾ら割り引きとかいうお話でございます。よくスーパーマーケット等で無料駐輪場を利用する条件でレシートを見せる等の手法がございます。ただ、個別の店舗については、公共駐輪場という意味でどこまで条件を絞るかという難しい問題もございます。過去、放置をするなという指導、警告をしてまいりましたけれども、さりとてどこにとめろということがなかなか言えないという、現場としては非常に苦しい状況が長く続いたわけですけれども、今お話のようなすずかけ駐輪場の表面ということも含めて、誘導すべき駐輪場というのが現在ありますので、こちらの周知については指導員にも必ず持たせて、ここに置いてくれという形で指導しておりますので、その点については、そのように御了解をいただきたいと思います。
 また、今後の中央通りのモール化というお話もありましたけれども、道路行政と一体となった放置自転車対策というものが今後求められてくるかと考えております。
 駅前のバス停につきましては、御案内のとおりほっとベンチ事業というのが道路交通課でございます。平成18年度、平成19年度、現段階の計画では5基ずつ駅前のバス停については設置してまいりたいと考えてございます。
 ロータリー内の交通規制につきましては、いろいろな方面からも御要望をいただいております。そのたびに交通管理者とも打ち合わせをして、可能な限りは対応しているところでございますけれども、円滑な交通の流れというものを第一主眼に置きますと、現段階ではなかなか難しいという部分もございますので、その点については今後もよりよい交通の流れを含めて交通管理者と協議させていただきたいと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  地表部分のところはそういうことで本当によかったなと。私もそこに置いたらいいよと人に勧めて、ああ、そうなのかということでかなり置いてくれる人もいるものですから、いいんですけれども。問題は、契約する地下の部分の方はどうなんでしょうか。満杯状況とか、あとどのぐらいあるとかいうことについてお聞かせください。
 歩きたくなるまちということで17ヘクタールの開発との関連が出てくるということですから、ぜひそのことによってまた再びジブリ美術館だけではなくて、それをずっとまちづくりの活性化に生かせるということで、引き続き努力をしていただきたいと思います。これはお願いです。それだけ答弁をお願いいたします。


◯都市交通担当課長(山口忠嗣君)  すずかけ駐輪場の地下の状況ということでございます。現段階では、表面と一部地下におさめられない後ろかごがついている自転車等がございますが、こういったものを含めて730台強が定期利用の契約者ということでございます。ですから、地下は1,440台ということでございますので、大体地下につきましても半分程度、50%程度の契約というのが現状でございます。駐輪場につきましては、間もなく2月に登録駐輪場の広報をお出ししますけれども、まさに4月1日の段階でどういった駐輪場が整備されているかというのが1つの勝負というところでございます。すずかけ駐輪場が開設されて初めて4月1日を迎えますので、その機をとらえてさらなるPRに努めてまいりたいと考えております。


◯委員(杉本英騎君)  2点ほどお聞きします。1点目、駅前広場整備事業完成に伴う事業効果の検証ということが課題ということなんですが、その他のところで事業効果は国・東京都への提出を求められているということは当然なんでしょうけれども、国や東京都から求められたから検証するということでもないだろうと思うんです。検証の手法なり、時期なり、検証結果の市民への提供はどういうふうに考えておられるかということ。
 先ほどお聞きしたんですが、総額400億円の収支報告ということもあわせてあると思うんです。費用対効果ということも検証の大きな内容になると思いますから、そこら辺、どういうふうに考えているのかということ。先ほどお示しいただいた数字だと足して400億円にはならないですね。時間もあれですから今は細かいところまでするつもりはありませんけれども、今すぐに出なければいいですが、現状でわかる範囲で一覧表ででも資料で提出していただけるのなら、確定している数字について、見込みも含めてでもいいですけれどもお示しいただければと思います。
 2点目、それほど重要問題ではないんですが、6番目のところの第12地区協同ビル支援事業なんですが、課題がはみ出し商品対策ということになっているわけです。これは重点事業の課題なんですか。こんなのは当たり前の話であって、そもそも駅前の一等地に市が支援してつくったビルなわけですから、管理組合がもちろんあるんでしょうけれども、そこに入ったテナントが好き勝手にはみ出していいという話には当然ならないと思うので、はみ出すのだったら出ていってくださいというぐらいの条件でテナントに出してもらわなければ、管理組合の方としてもいかがなものかと。法的にはどうかは知りませんが、少なくとも道義上、市民の税金を使って皆さんで一緒にやってもらったのを、指導強化しているということなんですが、これはどうなんでしょうか。その2点だけです。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  1点目の事業効果につきましては、いわゆるBバイC調査になろうかと思っています。調査の内容までは手元に資料がございませんので、追ってまた次回の委員会にでも報告させていただきたいと思います。実際に事業効果の調査をいつやるかということになりますと、先ほども申し上げたように西側の協同ビルが接続して、供用開始、オープンして人の流れ全体がわかってからやろうと思っています。そうしますと、平成19年11月に西側地区協同ビルが完成する予定でございますから、少なくともその後、平成19年、ひょっとしたら平成20年に入ってしまうかもしれませんけれども、そういう時期を見計らって調査したいと。
 国・都からの提出が求められているという表現が適切かどうかは別にして、補助金をもらっていますので、その結果の検証をちゃんと出しなさいということを言われているものですから、当然三鷹市としても結果の検証をしたいと思っていましたから、それとあわせてやらせていただくということでございます。
 2点目のはみ出し、確かに委員御指摘のとおりと思っております。このオーナーにも今後、その辺の対応の仕方について三鷹市からも適切な指導をしていきたいと思っていますし、みずからテナントもそういう努力をしていただくように要請していきたいと考えております。


◯委員(杉本英騎君)  概要なりはまた追って、報告の仕方は委員会の方でしてもらいたいと思います。収支の件についても、何らかの形で情報提供と資料提供をお願いするということでよろしいんでしょうか。委員会でもいいですし、個人的にでも構いませんが、それは後ほどでいいと思います。
 市民への公表ということも、検証結果を市報なりでということは考えているんでしょうか。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  今どういう方法で公表しようかというのは漠然としていますので具体的に申し上げられませんけれども、何らかの形で広報やホームページを使ったり、そういう形での結果の公表はしていきたいと思っていますので、その方法論についてはもう少しお時間をいただきたいと思っております。


◯委員長(後藤貴光君)  ほかに質疑のある方はいますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 質疑がないようですので、これで質疑を打ち切ってもよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議ないということで確認いたしました。それでは、市側の説明に対する質疑はこれをもって終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時10分 休憩



                  午後0時12分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 継続審査申し出の確認をいたしたいと思います。三鷹駅前地区再開発計画・事業にかかる諸問題について調査検討し、対策を講ずること、本件について引き続き調査を行っていくということで、継続審査の申し出を行うことに御異議ございませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたしました。
 続きまして、次回委員会の日程ですが、次回定例会の会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 確認いたしました。
 そのほか、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、以上をもちまして、本日の三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を閉会いたします。
                  午後0時13分 散会