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トップ会議録会議録閲覧 > 平成18年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会 > 2006/09/22 平成18年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文
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2006/09/22 平成18年三鷹駅前再開発事業対策特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(後藤貴光君)  三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を開会いたします。
  初めに休憩をとりまして、本日の流れを確認いたしたいと思います。
  休憩いたします。
                   午前9時30分 休憩



                  午前9時35分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
  休憩中に御協議いただきました内容によりまして委員会を進めていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
  それでは、そのように確認いたします。
  休憩いたします。
                   午前9時35分 休憩



                  午前9時36分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  それでは、委員会を再開いたします。
  行政報告、(1)都市整備部行政報告、ア 三鷹駅南口中央通り東地区について、イ 三鷹駅南口駅前デッキ西側通路整備工事について、ウ JR三鷹駅バリアフリー化工事についての市側の説明をお願いいたします。


◯都市整備部長(田口 茂君)  おはようございます。本委員会に対しまして、都市整備部から本日は3点、行政報告をさせていただきます。前回、6月議会におきまして、本委員会は、駅前の具体の状況を見ていただこうということで、現場の御視察をいただいております。その後、駅前の再開発事業に関しまして若干動きがございましたので、その辺についての報告をまず1点目に行います。
  2点目でございますが、現在建築中の、通称西ブロックと言っておりますが、それと既存のデッキとの接続工事を控えておりますので、その内容についての報告を2点目に行います。
  3点目は、JRの三鷹駅そのものでございますが、駅構内のバリアフリー化工事と駅の美化工事であるとか、店舗の拡張工事も予定されておりますので、その内容について報告を申し上げるということで、各担当から申し上げます。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  おはようございます。よろしくお願いします。説明に入る前に、お手元に配付した資料の確認だけさせていただきます。資料1が、「三鷹駅南口中央通り東地区について」ということで、1−1、1−2、1−3がございます。
  次に、資料2の「三鷹駅南口駅前デッキ西側通路整備工事(概要)」ということで、2−1から2−7までございます。
  最後に、資料3の「(仮称)三鷹増築ほか(エレベーター・エスカレーター新設)工事について」ですが、これが3−1から3−7までございます。よろしいでしょうか。
  それでは、資料1につきまして御説明させていただきます。資料1をごらんいただけますでしょうか。このタイトルで、三鷹駅南口中央通り東地区ということでございますが、これは再開発基本計画の重点事業の1つである三鷹センター周辺・文化劇場跡地と同地区でございます。これにつきましては、平成16年8月から、当該地区の地権者が独立行政法人都市再生機構さんとともに、三鷹駅のこの地区のまちづくりに向けた勉強会を開催してきて、平成18年4月に至るまで延べ13回、まちづくりについての検討をしてきたところでございます。その後、地元では、さらに具体的な再開発事業の検討を推進することから、まちづくり勉強会を発展的に解消させて、地元で新たに三鷹駅南口中央通り東地区再開発協議会というものを設立しております。平成18年8月8日付で設立したということになっております。
  設立総会の中で、この2年間勉強してきたことを踏まえて、自分たち独自では、市街地再開発事業に向けて任意の組合をつくって取り組んでいこうということで2年間勉強してきたんですけれども、なかなか思うような進捗が図れないということから、この設立総会の中で、法的に定められた再開発の施行者として、独立行政法人都市再生機構さんに施行者要請をしようということで、総会の議決を経て施行者要請をすると決まったと聞いております。その決定事項を受けて、三鷹市としても、地元自治体という中で当該地区の再開発の推進をぜひ支援していただきたいということから、独立行政法人都市再生機構さんに、地元市から、新たに施行者になっていただけるようなことを目標に申請してくれということで施行依頼を同協議会から、資料1−2に別紙1とございますけれども、8月10日付で地元の中央通り東地区再開発協議会の方から三鷹市あてに依頼を受けているところでございます。この依頼を受けまして、市としては、再開発基本計画に掲げている重点事業の1つである当地区の再開発、さらに区域内幹線道路並びに中央通りモール化に向けての実現性を推進する観点からも、都市再生機構さんの方に施行者となっていただきたい旨の要請について依頼を平成18年8月18日付でしたところでございます。
  簡単ですが、以上、報告させていただきます。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
  それでは、資料2の「三鷹駅南口駅前デッキ西側通路整備工事(概要)」について、御説明させていただきます。まず、契約が平成18年7月11日に終わりました。契約期間につきましては、平成18年7月12日から平成19年3月15日までということでございます。契約相手方は、白石建設さんでございます。
  工事の概要でございますが、場所は、現在の西側の方に延びておりますデッキから、西側地区のビルを今、工事しておりますが、この間、約18.8メートルの工事をしていくということでございます。
  それから、幅員につきましては、3メートル。橋脚につきましては、2カ所を予定してございます。1カ所は、歩道の中でございまして、2カ所目は、現在行っています西地区の用地の中ということで2本建てさせていただきます。あわせまして、既存のデッキの改修工事を行うということでございます。
  続きまして、2ページ目でございますが、工事箇所の案内図でございます。現状のところから西側に直角に張り出すということでございます。
  3ページ目は現況の平面図でございます。
  4ページ目でございます。今度は、計画平面図でございます。既設の西側の、今ございます1号エレベーターの近くから西側の方の工事の地区のところに接続するということでございます。
  5ページ目でございます。こちらは、デッキの横断図とデッキの断面図になってございます。けた下につきましては、4メートル70センチということでございます。
  6ページでございますが、こちらは完成時のイメージ図になってございます。
  7ページ目でございます。現在の工程でございますが、来年の3月15日を目標といたしまして、今、工事を進めているところでございますが、現状ではまだ目に見えるような工事としては出てきてございません。現在は鋼材の橋げたですとか、橋脚の部分を工場製作してございまして、今、工場の方でそういうものを行っております。実質、工事にかかる予定につきましては、その下の橋脚基礎工というのがございますが、10月の中旬あたりを予定しておりまして、こちらにつきましては、10月5日の広報、ホームページ、また関係の近隣の皆様等に周知をいたしまして工事の方にかかっていきたいと思っているところでございます。この工事は3月15日に竣工します。その後、閉鎖管理となってございますが、こちらにつきましては、先ほど言いました西側地区の協同ビルの完成が平成19年の10月下旬を予定しておりますので、その時期に供用の開始の方はする形になろうかと思いますので、その間は、一応、閉鎖管理して、私どもとしては管理していきたいと思っているところでございます。
  続きまして、資料3でございます。まず1でございますが、「ご近所の皆様へ」ということで書いてございますが、これはJRの方で近隣の皆さんに説明会、また周知したものをこちらに出してございますので、1から5ページ目までがJRさんにつくっていただいた資料でございます。最初にお断りさせていただきますが、こちらの図面は、三鷹側が上になってございまして、ちょっと逆になっておりますが、これは恐らく東京駅を起点にしておりまして、中央線の関係で左の方に行っているのかと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
  それでは、事業の概要でございます。こちらにつきましては、今、現在、三鷹駅はバリアフリーの設備が不十分であるということ、また、コンコース、階段等が狭くて非常に混雑している状況でございます。バリアフリーの整備と混雑緩和、それから駅の環境の美化を行うために、今回JRさんの方で工事を行うものでございます。
  内容につきましては、駅舎の増築といたしまして、現在ある駅舎の部分を東の方へ約25メートル増築するということになってございます。内容につきましては、エレベーターを3カ所新設いたします。それから、エスカレーターを6基新設ということでございます。そのうち2基は撤去するということでございます。それから、駅舎の増築とコンコースと店舗の改築、また、駅舎の美化、それから駐輪場の整備を行っていく予定でございます。工事の工程表につきましては、平成17年度から支障工事等をやっておりまして、今、現在では、駅舎の中の工事をやっているところでございます。平成20年までかかるということでございます。
  それとあわせまして、次に3−6でございます。大きい図面のA3サイズでございます。今回、駅舎にあわせまして、駅前にクレーンを設置するということでございます。まず、3−6の方は、タワークレーンを緑の小ひろばに置いてございますブームを分割して置いておくということでございますが、こちらについての工事が平成18年11月5日から11月10日の週5日程度作業を予定してございます。時間については、1時から5時ということで、クレーン車にブームを設置するということをまず1つ行います。その後、3−7をお開きください。こちらがクレーン車を駅広に留置させる案でございます。場所的にいきますと、今、駅前広場の交番がございますが、この前あたりに約一月間、10月15日から11月15日の間にかけまして、駅舎の方に対しますクレーンの設置等を行う関係でここにクレーン車を置くということでございます。
  簡単でございますが、どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(後藤貴光君)  市側の説明は終わりました。
  それでは、ただいまの行政報告に対して質疑のある方は、よろしくお願いいたします。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、何点かお願いしたいと思います。
  最初に、田口部長の方から、6月の雨の日に現地視察をしましたね。具体の状況を見ていただいたという御報告だったんですけれども、見てどうだったのか。水たまりの問題とか、そういうところをつぶさに見てもらえて、そこの改善の必要性というのを双方で認識したと思うんですけれども、その状況はどういうふうになっているんでしょうか。そのときも指摘がありましたけれども、点字ブロックの関係、本会議でも、色別、それが弱視の方、あるいは目が若干見えるという方にとって色分けが大切なんだという質問があったと思うんですけれども、その改善検討はどんなぐあいなのでしょうか。これが1つです。
  それから、2つ目は、3のところになると思いますが、タクシーの待合がM信託の方だけになるわけですよね。あそこに移動するに当たって、例のセンサー、モータープールはそのままだということですから、そのセンサーは大丈夫なのかどうか。あるいはその間とめてしまって、1カ所だからそこへ行くという形でやっていくのかどうか、そこの問題ですが、どうなんでしょうか。
  その2点と、それから、バリアフリーの工事の関係で、私、最近、ロンロン側の改札を通ってないんですけれども、あそこを車いすで通れるようにというようなことがかねてからありますよね。その関係で、大変重要な問題だと思うんですけれども、そこはどういうふうになるのでしょうか。
  それから、たばこのポイ捨ての関係での表示のことで、私も注文をいたしましたけれども、その後、どのような検討がなされているのでしょうか。バリアフリーの関係の中でお尋ねいたします。以上です。


◯委員長(後藤貴光君)  行政報告への質問ということですので、御答弁、よろしくお願いいたします。


◯都市整備部長(田口 茂君)  まず、2階のペデストリアンデッキの表面部のことに関しましては、今までに3回ほど手直しを行って水たまりをなくそうということで、排水施設の手直しを含めて行ってきたんですが、部分的な改良を行っていくと新しい水たまりができてしまうということもあって、水たまりの完全な除去がかなり難しいということになっております。ただ、これは瑕疵担保責任の範疇で、これは瑕疵であるかどうかについての見きわめが必要でありますので、施工業者との関係の調整が必要です。現在、技術的な検討は、点字ブロックの配置も含めて現実に行っているという状況にあります。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  タクシーの関係のセンサーでございますが、現状、今ついておりますが、この工事をやっている期間中でもそのままつけておくという形であります。今度、南側だけが発着という形になりますので、そのまま使える形になるかと思います。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  バリアフリーの観点からのロンロン側の改札の件でございます。これは、前の委員会でも御質問されている内容ですが、JRさんの方には、障がい者等の関係も含めて、車いすの方も通れる改札にしていただきたいという申し入れはしております。検討も引き続きしていただいているんですが、その中で、現在すぐ対応するのはなかなか不可能だという内容の報告を受けたのは、あのビルの心臓部というんですかね、電気の供給関係が、改札口の下あたりにダクトとして集約されているらしくて、それを、表面上は何もないように見えるんですけれども、改札をつくることによって床下を相当いじらなければいけないということになりますと、供給されている電線関係の配管がすべてやりかえになるということから、かなり難しいということを中間報告で受けている状況でございます。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  4点目のたばこのポイ捨てでございますが、こちらにつきましては、今、デッキ上については禁煙という形になっておりますが、生活環境部の方でも、路上のところにポイ捨て禁止のシールを張っておりますので、今後も生活環境部とあわせて向上を目指して頑張っていきたいと思っております。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。大丈夫なんでしょうか、クレーン車を、タクシーセンサーの関係ですけれども、振動だとかこうなって、かえってそれがあることによって。その間は、集中してしまってこっちということだからと思ったんですけれども。それから、上の方にもタクシー乗り場はこうだという案内表示をするんですよね、片方に、こっちへ行ったら向こうだったとなると、またしかられてしまうということがありますから、その辺の優しい配慮というんですかね、それをぜひお願いしておきたいと思っているところでございます。
  バリアフリー化ということの中で延ばしていくわけで、あわせて今、ロンロン側の改札、新たに何かをつくるということになるとそういうことなのかなと。いろいろ埋め込まれているというのは私たちにはわからないことなんですけれども、交互にしちゃうという方法でも通れるような。今、出るだけですよね。そういう場合にはこっちへ入ることもできるというような工夫で、それも工事を伴ってしまうから同じことなのかなと思うんですけれども、その辺の検討というのはなされているんでしょうか。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  委員さん御指摘のとおり、見た目上は何か改善できるのかなと我々も思うんですが、確かに改札の改札機自体を上げてしまうと、その下が配線だらけ。それ以降のあいていそうなスペースについても、あのビル全体の電気関係の供給の配線が入っているということですから、例えば何らかの形で改札機自体を動かすことによって下をいじらなければいけないという話になりますので、現在の状況ではかなり厳しいのかなと思っています。さらに、その辺の改善を含めて、市としても要求していきたいと思っています。ここのところ工事が入ったせいもありますけれども、現在、あそこの付近にはガードマンさんを必ず1人配置させていただいています。たまたま工事をやっている期間中は何らかの形での対応がなされると思いますけれども、それ以外でも、もし必要であれば、あそこはたしか近くにインターホンの呼び出しもございますので、その辺のPRもわかるような表示をもっとしていただくようにJRさんの方に要請していこうかと思っています。以上です。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  先日もこの工事につきまして、遅い時間でございますので、どういう形で市民の皆さんに一番わかりやすくできるかということもJRさんと打ち合わせさせていただきまして、できるだけわかりやすい形で対応させていただきたいと思っております。


◯委員長(後藤貴光君)  ほかに何かございますでしょうか。


◯委員(杉本英騎君)  1点目なんですけれども、三鷹センター周辺・文化劇場跡地の再開発事業なんですが、これを読ませていただきますと、本地区においては、地元主導の再開発を前提として権利関係者にまちづくり勉強会をやってきたけれども、地元主導のままでは事業が進捗しないと判断してURにお願いをするということですよね。経過はいろいろ報告があったから、それなりに承知はしているんですが、そもそも地元主導でやるということ自身がどうなのかということがあって、現地ももちろん知っていますし、この間、図面も見せてもらって、具体的な地権者のお名前まではあれですけれども、場所も特定されているわけですよね。実際の開発面積そのものからいっても、地元地権者の方々というのは全体からすると一部分ですし、URが動かないことにはどうしようもないというのは、はなからわかっていたことで。三鷹市が中心になってということではなくて、あくまでも地権者なりURなりが。そういう意味ではURも地権者ですから、その人たちということでやってきたとすれば、それは地元、市も主体でやるわけではない。ということであれば、これはURがやらざるを得ないというのは、当初から火を見るよりも明らかではないかという、ある意味、部外者から見るとそう思うんですが、今のこの段階になって、地元主導では無理だからURでお願いしますというのはどういうことなんですかね。
  それで、こういう1つのステップを踏んだことによって、URの対応というのはどういうような変化が出てくるんでしょうか。この再開発というのは、そういう意味では、駅前の特別委員会そのものの存続にかかわるような重大問題でして、今や駅広が終わった中で。その点についてお聞きしたいのと、市としては、今後の見通しなり、市としてのかかわりというのはどういうふうに考えておられるのか。清原市長の方も、地元の意向を受けてURに申し入れをしているわけですが、その中で都市計画上の諸手続だとか、事業成立のための必要な支援だとか、地元への対応、関係機関との折衝についても、地元市とできる限り協力する所存と書いてあるわけですが、それはそうだろうということで、具体的にはどういうような取り組みを考えておられるのか。もちろん、現状の範囲で構わないんですけれども、お願いしたいと思います。
  それと、JRの駅の増築、改良工事なんですけれども、ホームへのエレベーター、エスカレーターというのは前々からの、何十年来の懸案ですよね。エスカレーターとかエレベーターが駅広を整備してできたはいいけれども、それは非常に喜ばしいことだと思うんですが、この工事の中で、目的として、バリアフリー設備が不十分であるほか、コンコース、階段等における混雑が著しい問題があるということなんですが、エレベーターなりエスカレーターをホームにつくるということは解決すると思うんですが、コンコースの混雑というのは、改札の位置そのものは変わらないわけですから、東側に増築することによって、コンコースの混雑というのは改善されるのでしょうか。要は東側を増築した部分から上がってきて、そのまま改札に流れていくわけですから、その部分の混雑というのは解決されないと思うんです。先ほどの嶋崎委員の話もあるんですが、改札を幾つか設けて、それを流れるようにしないと、東側にコンコースそのものを、全体を延ばしても、お店とかをつくってJRのもうけになるというのは、それはそれで商売されて全然構わないんですが、結局現状の改札のところに流れてくれば、そこでボトルネックではないですけれども、という状況があるわけで、そこら辺のところからも、今、技術的に難しいだとかいろいろお話がありましたからあれでしょうけれども、コンコースの混雑の解消ということをうたっているのであるならば、そういう問題点についても、JRに対してお願いをする説得の材料に少しはなるのかなと思うんですが、いかがでしょうか。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  1点目の、通称言っていました三鷹センター・文化劇場跡地周辺のことについてお答えさせていただきます。まず、大きな質問の中での、地元主導でやっていると言っていたのが初めからおかしいじゃないかと。そこまで言ってないですか、失礼しました。これはもともと大きな理由がございまして、10年来の課題で三鷹市としてはこの地区の再開発を構想として掲げていたと。その中で、経過的に当時の都市基盤整備公団さんが、土地有効利用事業本部の有効活用の一環であの土地をある不動産会社から取得したという経過があります。それを受けて、はや7年が経過してしまっているのが現状でございます。その中で、平成16年度から当該地区の呼びかけをして勉強会が始まったと。この中では、平成15年度に特殊法人改革があった中で、独立行政法人都市再生機構さんの事業としては、新規採択の事業は一切やらないというのが国の方針で定められていた。それを受けて、基本的には都市機構としては、平成15年から18年度の3カ年にわたって、新規事業採択を1本もやっておりません。ただ、前々から決まっていた事業については、継続事業としてURさんが事業を推進している、それが実態でございます。その間に、既存の採択された事業の中で大きな改革もされています。それは、民間事業者の導入ということを踏まえて、数々実績を積んできたということから、当地区においてでもそうなんですけれども、新規採択事業を、要するに民間活力をうまく都市再生機構さんが活用しているということを国が受けて、新規採択事業を再開しようという動きが出ているそうです。それをにらんでということもございますけれども、たまたま時間のタイムリーもあったと申し上げるんでしょうか。その辺から、今回、地元の主導でなかなか動かないというのは、大きなネックとしては、初動資金の活用です。これが地元主体の任意の組合事業でやると、なかなか資金繰りがうまくいかない。そういうことも含めて、URさんに施行者として法律上、現在もできますし、今後もそういう事業の新規採択も認めていこうという方向で動いている中でそういう要請を受けて、今年度、URさんとしてみれば、新規事業の予算を国に要望したという状況でございます。
  今後、どういう取り組みをしていくのかということでございますけれども、現在、URさんが要請を出されたけれども、まだ正式に事業をやりますという回答を得ているわけではございません。というのは、URさんが直接施行者として認められるのは、事業認可を申請する時点でございます。それはまだまだ先の話です。当面の間何をするかというと、平成18年度は、新たな協議会としてできたものを、事務的な整理も含めて、役割分担も明確にして次に取り組んでいこう、平成19年度には、具体的に当該地区での再開発をするに当たっての都市計画の手続をしていこう、平成20年度には、事業認可を取得しようということで、事業認可をとれれば、初めてそこで都市再生機構の施行者として決まるという運びになります。
  簡単ですけれども、当面の間はそういう取り組みをしていくという状況にあります。以上です。


◯都市整備部調整担当部長(坪山雅一君)  次に、混雑の解消、いわゆる三鷹駅のコンコースを広げることによってのことでございますが、委員がおっしゃるように、改札口の数をふやせば、はけはよくなるはずなんですが、それと同時に、そこに集中する人たちを、たまりというんですかね、たまりを広げるというのも1つの方法だということになりますので、例えば三鷹駅に入って、電車に乗って出ていく方が、階段をふやすことによっていち早くホームにおりられますので、それも1つの方法。
  それから、逆に、三鷹駅から出る方、三鷹駅を利用して、市内の北口、南口に出る方は、改札口が混雑しているときにたまりがないと階段も上れませんので、たまりを広げるというのも混雑に対する方法ではないかと考えております。
  それと、もう1点、改札口を広げたらどうかということなんですが、こうなりますと、今度、改札口が自由に出られますから、自由通路も今度広げなければならないということになりますので、今後、この事業の完成を見まして、さらに状況を見た中で、改善等については今後の課題にさせていただきたいと思っております。


◯委員(杉本英騎君)  1点目ですが、平成19年度都市計画手続、平成20年度事業認可というのは、とんとんといけばということですよね。私は、無理やり、何でも早くどんどんやれという立場ではないんですが、市のかかわりというのは、事業認可に向けて、今のお話は、URと、協議会の方のスケジュールになっているわけですね。その中で市の役割というのはどういうことが想定されるんでしょうか。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  市のかかわりというか、役割についてですが、例えば来年度、都市計画に伴う取り組み事項ということであれば、三鷹市が都市計画の手続をしていくわけですから、その辺は、再開発という前提をにらんで都市計画決定に運ぶ精査をさせていただくというのが1点大きくあります。その都市計画の認可が得られた後に、初めて事業認可の申請に入っていくわけですから、その事業認可につきましては、都市再生機構さんの方と組合が、組合というか、協議会が精査したものについて三鷹市と協議をした上で認可申請をするという流れになりますので、三鷹市としては、都市計画は三鷹市のメーンになりますけれども、あとは支援をして協議をして進めていくという形になります。


◯委員(杉本英騎君)  大体それでわかりました。要はURと協議会が主導でやっていって、都市計画は当然行政の責任ですから、やるということ。あとは、まちづくりだとか、建築ということになれば、それだけ大きなものであれば、環境配慮の問題だとかというところで施行者というか、実施主体と協議をしながらしていくというスタンスでいくということですね。わかりました。
  2点目の件ですが、できてからということですから、これ以上言うことは。もう決まってしまったことを今さら言ってもしようがないから、今後の状況を見ながら申し入れをするという御答弁でしたので、それでいいのかなという感もなきにしもありますが、よろしく対応していただきたいと思います。終わります。


◯委員長(後藤貴光君)  ほかに質疑のある方はございますでしょうか。


◯委員(川原純子さん)  では、2点ほど質問させていただきたいんですが、先ほど、嶋崎委員もおっしゃっていましたけれども、まず点字ブロックなんですけれども、これから西側デッキが新設されていきますけれども、今、現在、点字ブロックのエレベーターの下ですけれども、階段からずっとおりてきますと、そこで点字ブロックの張ってあるところが終わってしまって、その後、右へ行くのか左へ行くのかというのがないんです。健常者、我々の場合だったらよく見えますけれども、視覚障がい者、要するに目の見えない方たちのための点字ブロックなのに、これでは余りにも中途半端というか、不親切ではないかと思うんです。今後、こうやって新設していく場合に関しても、張っていればいいというわけではなくて、障がい者の立場に立った張り方、誘導の仕方ということをきちんとしていただけないかと思います。どうしてあそこで途中で終わってしまっている──階段のところまでは張っていますけれども、その下はデッキではないからということで終えてしまっているのか。ですけれども、同じ三鷹市の中ですから、右に行くか左に行くかということに対しては、そこまでやるべきではないかと思うんです。
  それと、もう1点お聞きしたいことは、今後、新しいビルもできますけれども、さっき私が一般質問しましたように、ビル側のオーナーのデッキのフェンスをつくる場合でも、すき間があいているとか、そういったことがないように。これは専門家が見れば、設計図を見た段階でわかると思うんです。言いたいことは、先ほど嶋崎委員もおっしゃっていましたけれども、水たまりの件にしても、市民の方からかなり苦情がありました。ですから、私たち素人ではなくて、皆さん方は専門家ですから、図面の段階でわかるところ、要するにお金のむだ遣いをしないように、やり直しをすることのないようにできないものか。タイルの張り直しにしてもそうですし、そういったことに対して御意見をお伺いしたいんですけれども、よろしくお願いいたします。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  2点、御質問をいただきました。1点は点字ブロックが切れているということでございますが、今、委員さんがおっしゃるように、確かに切れているんです。私どもの方の事業といたしましては、平成19年度に路線を決めてやらせていただこうということになっていますので、その部分については、来年度、バリアフリー化工事の中で取り上げていきたいと思っております。
  それから、もう1点、フェンスの関係のすき間の件でございますが、さきの本会議でも委員さんから御指摘がありましたが、この件につきましては、関係の地主さんの方に早速当たりまして、そのあいている部分について、これは市の部分でちょうど終わっておりますので、今、所有者と管理者の方と打ち合わせをして、大至急調整していただくようにやっているところでございますので、よろしく御理解をお願いしたいと思います。


◯委員(川原純子さん)  現在のところはよろしくお願いします。今後、新たにつくる場合、そういった点も考慮しながらやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(後藤貴光君)  ほかに質疑のある方はございませんでしょうか。


◯委員(杉本英騎君)  済みません、1点聞き漏らしまして。三鷹駅の増築の部分なんですが、3階部分のことはわかったんですけれども、4階部分の増築ってありますよね。3階から4階にエレベーター、エスカレーターで上がれるわけですけれども、「店舗等」となっているわけですが、この部分というのはコンコースとは直接関係ないわけですから、商業スペースということになるんでしょうか。最初、ぱっと図面を見たときに、3階部分だけだと、店舗等ということだと、そんなに大きな店舗ではないかなと思ったんですが、4階部分も含めて、それの店舗ということになると、この間問題になっているのは、「駅ナカ」ということで、JRが駅の中で商売をすることで、駅前の商業についての影響が出るだとか、結局駅の中でみんな買い物をしていくので、駅前の商店街には影響が出る。それをとめるということはどうかわかりませんが、だとするならば、固定資産税の問題とか、きちんと税金を払ってもらうようにするべきではないかというような議論が出ていますよね。固定資産税も払わないで自分のところで全部商売して完結してしまったら、駅前振興なんて成り立たないわけじゃないですか。そこら辺の関係もあって、これが固定資産税が取れる・取れないの対象になるかわかりませんが、どういうようなことになっていくのでしょうか。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  今、委員さんから御指摘がございました4階部分でございますが、今、3階まではエレベーターが来ますが、このうち1台が4階の部分に上れる形になっておりまして、現在、私の方で聞いているお話の中では、4階は全部テナントになりまして、駅を利用した人が中に入れるというようなお話を伺っているところでございます。


◯委員(杉本英騎君)  そうなると、駅前の商業振興との関連では、そんなに影響が出るというほどの、キヨスクがちょっとふえたというレベルで済むのでしょうか。3階部分も「店舗等」というのがありますが、図面でいうと、上の方だけに「店舗等」と書いてあるんですよね。三鷹側のところですか。武蔵野側の方にも囲んだ白いスペースがありますが、これも店舗になるんですか。どれぐらいの商業規模になるんでしょうか、それだけ。場合によっては、何らかの影響が出るなり、それこそ固定資産税をきっちり払ってもらうなりという対応が出てくる可能性はないのか、そこら辺は検討する必要がないのか、それだけお聞かせいただければと思います。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  図面が小さくしておりますが、これが大きくした部分でありまして、これが4階部分の、黄色い、こちらがテナントになる……。


◯委員長(後藤貴光君)  済みませんが、議事録を後ほど読んだときに、資料がわかりますような説明の仕方をお願いいたします。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  資料3−4でございます。右側の4階部分の図面の説明でございます。今回、増築の部分の青い部分で囲っている部分でございますが、この部分にテナントが入ると聞いてございまして、この部分については、改札口を通りまして、お客さんが、中に入った方がここを利用できるようなお話を伺っているところでございます。


◯都市整備部長(田口 茂君)  この店舗は、改札を通った方が使う、いわゆる「ラチ内」の店舗でありますので、JRを通ったお客さんが使う店と聞いています。JRが駅前の商店街の方々を対象に説明会を行っているということで、その説明会においては、駅前の商業の関係者からの異論は一切なかったと伺っております。それで、「駅ナカ」の固定資産税の問題とか、そうしたことについて、今ここで何とかしますとも言えませんし、大きな社会問題になりつつありますから、その中で解決されなければならない課題かと思います。


◯委員長(後藤貴光君)  それでは、質疑の途中ですけれども、休憩いたします。
                   午前10時25分 休憩



                  午前10時35分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  それでは、委員会を再開いたします。
  それでは、引き続き、行政報告に対する質疑を続けます。質問のある方はございますでしょうか。


◯委員(加藤久平君)  3番目のバリアフリー化の工事の関連についてお尋ねしたいんですけれども、最後の方でクレーン車が入るという話がありました。あそこのタクシープールなんですけれども、タクシープールの外側というんですかね、両サイドにいまだにタクシーがとまっているケースがあるんです。前に一度、所管の方にお願いをして、タクシープールの両側はどうなのかと言ったら、外側には待ちの駐車はさせないという答弁だったんですけれども、まだ相変わらず、きのう、おとといでもとまっているケース、特にお客さんが少ないときには並んでいるケースが多いので、クレーン車が入ったときに、余計、交通安全という意味合いでは厳しいのかなというので、その辺の指導はどんな感じになっているのかお尋ねしたいと思います。
  それと、先ほど、杉本委員の方からも、三鷹の駅舎の中の混雑というお話があったんですけれども、混雑を解消するためという意味合いでたまりという話があったんですけれども、ほかにいい方法があるのではないか。三鷹市民が特に利益をこうむるという意味合いでは、改札口を別にもう1つつくるという発想、そういった話し合いというのはどこかでなかったのか。例えば三鷹の西口、あるいはそれに近いところに、そうすればお客さんが分散し、安全性が高まるのではないか。その辺の検討についてはどのような話があったのかお尋ねしたいと思います。
  西側の方のデッキのお話なんですけれども、1億2,000万円余のお金がかかっているんですけれども、民間と市の負担割合というのはどういうふうになっているのかお尋ねしたいと思います。
  それと、文化劇場跡地の件なんですけれども、報告書にあるような方向に行くんでしょうけれども、その前の段階というんですかね、三鷹市があの文化劇場跡地を買ってしまうとか、三鷹市主導でまちづくりをするという発想みたいなものの議論はあったのかどうか。例えばそういったような話が出たとすれば、どんなまちづくりを検討されたかという部分についてもお答えをお願いしたいと思います。以上です。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  クレーン車の設置の件で、タクシープールでございますが、今、現在、あそこの部分については、タクシー乗り場にはたしか19台車がとめられる形になっておりまして、今、委員さんが指摘のように、道路の南側というんでしょうか、バスが通る部分につきまして、タクシーが確かに私もたまに見ることがあるんですけれども、私どもは、タクシーセンターに駐車しないように要請を行いましたり、交通管理者さんの方にもお話をさせていただいて、そこにタクシーがとまらないように今お願いをしているところでございます。
  それから、もう1点、西側デッキの工事についての1億2,000万円ということなんですが、これにつきましては、私ども市の方の工事でございまして、市の方で全部、今回の西側デッキの契約金ということでございます。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  2点目の補足をさせていただきます。デッキの費用負担についてですけれども、今回、西側デッキに延長するデッキについては、数字をお示ししてあるとおりですけれども、これは市の方で全額工事を持っていて、国費を約3,000万円程度充てる考えを持っているものでございます。さらに、民間の西側のビルの方で、三鷹市が定めたデッキに迎えてくるデッキ並びにエスカレーター、その下部には防災等備蓄倉庫が設けられます。それに当たって、西側の協同ビルの方で約2億円程度の負担をしているということになっております。以上です。
  引き続き、文化劇場の、市の方で土地を取得するような考え方があったのか、また今後の展開によってのまちづくりの議論ということでございますが、残念ながら、かなり高額な金額の土地でございますので、現在の状況の中ではなかなか難しいかなと思いながらも、今後の一体的な開発をしていく三鷹市の再開発基本計画の中に載っかっている考え方をそのまま推進したい。具体的には、周辺でまだまだ不足している駐輪場、それと駐車場の整備を一体的な開発の中で市としては求めていきたい。さらに、住宅だけが特化するのではなく、商業、業務等、新たな事業の展開がなされるような施設を望みながら、地元の協議会と議論していく中で、市としても力強く要請していきたいと思っています。以上です。


◯都市整備部長(田口 茂君)  改札の増設ということについてですけれども、これは前にもお話をしたことがあるような記憶があるんですが、JR八王子支社との間で、西口改札口の新設についての協議をしたことは事実であります。その際のJR側の反応というのは、例えば「請願駅」といって、新しく駅をつくる場合には、全額地元市負担だよというのと同じように、西口に改札を設けようとすれば、可能かどうかは別にして、その際、改札を設けることにとって必要な経費、またそれに伴う人件費等々についての地元市負担についての覚悟はおありかというようなことをJR側から言われまして、物別れに終わっているということです。それ以降の協議は一切進展していないということであります。


◯委員(加藤久平君)  ありがとうございました。タクシーの件なんですけれども、そういったことであれば、多分、地元のタクシーさんは、きちんとまちづくりに協力していると推測ができるんですけれども、タクシーって、結構管外から来るケースが多いんです。その辺の周知徹底というのはどうなっているのかお伺いしたいと思います。
  あと、西口の覚悟というお話がありました。でも、三鷹市民にとって一番利益が多いのは、やはり西口をつくることが三鷹市民にとって一番多い利益ではないかと。例えばたまりという話で言えば、八王子方面から来る人たちが乗降のためにするというケース、三鷹市民もそこを通るからあるんでしょうけれども、それよりも、直接三鷹市民の利益ということを考えれば、それは覚悟を決めるという方向性が必要と私は思うんですけれども、その覚悟について、今後、どのような議論が展開されるのかお聞きしたいと思います。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  タクシーの件につきまして、再度、管外の関係はどうしているんだという御質問がございました。私どもは、タクシー近代化センターの方に連絡して、こちらが全体を取りまとめておりますので、再度、そちらの方に連絡させていただいております。以上でございます。


◯都市整備部長(田口 茂君)  覚悟があるかと言ったのはJRが言ったのでありますが、ちょっと余計なことを言ってしまいました。ということで、具体の西口改札口の構築というのは、JRの技術屋さんが絵をかいてみたことも確かにありまして、三鷹通りぐらいまで延々と延ばしていくしか手はないとかいう話も聞いたことがあります。そうしたことで、初期投資にかかる億単位の金とそれ以降かかる人件費等の考え方については、私のレベルで、これから検討に入りますということはなかなか申し上げにくいので、今後、理事者も含めて協議をしていく事項だと考えております。


◯委員(加藤久平君)  終わります。


◯委員長(後藤貴光君)  ほかに質疑のある方はございますでしょうか。


◯委員(田中順子さん)  質問させていただきます。まず、南口中央通り東地区についての新たなURへの施行要請ということですけれども、大変長い間といいますか、時間をかけて今まで検討もされ、それから勉強会を持っていらしたということなんですが、具体的にUR側の方針といいますか、今伺って、3年、凍結ではないんですが、新規はないということが改めてここで、新規もありという報告が出たというのは大変三鷹としてはこの機を逃してはという気がいたしますけれども、実際に事業認可をきちんと受けないと、実際にはURそのものがきちんとした態度を示さないんだろうと思うんです。その間、協議会が要請をして、一緒に検討していくというのはどういう形でできるのかなと自分の中でわからないんですが、形がどういうふうになっていくのかと思うんですが、その点、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。
  それと、これも本当に念願だった三鷹駅のバリアフリー化ですけれども、御近所の方に説明をしているんですが、どのくらいの範囲なのかなと、大変単純な質問なんですけれども、どういう説明がされているのかなということです。見ますと、大変大がかりな工事になるということですので、そこら辺についての部分。それと、今ここで一番問題になっているバリアフリー化ではありますけれども、人口が大変ふえている中で、駅の混雑ということをどういうふうに解消するかということがまた大きな目的にはなっているかと思うんですが、どの程度のシミュレーションをしてこういう設計になっているのか、そこら辺の詳しい御説明もあったかと思うんですが、聞かせていただきたいと思います。
  それと、お話がありますように、本来の駅舎の中の拡幅といいますか、広げられる部分と、実際の今まである商業スペースとの関連についてどんな御議論があったのかお伺いしたいと思います。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  1点目のURさんとのかかわりが事業認可をとるまでどうなっているのかというお話ですが、これにつきましては、確かに形上の法律上見れば、事業認可を取得しない限り、UR施行という形には残ってきません。組合で事業を展開する場合も、組合認可というところが事業認可イコールなんですけれども、そこになるまでは、あくまでもみんな任意で動いているというような形になります。実際に何が違うのかといいますと、事業認可を取得するまでいろいろな手続並びに資料作成等々の検討に入るわけですけれども、おおむねここでシミュレーションをしているのは約2億円ぐらいかかると言われています。その2億円の初動資金が、組合で事業を進めた場合、なかなか自分たちで資金調達できないというのが大きなネックになっているということで、その辺も、UR施行でやっていただければ、国の予算どりをした上で事業認可を進めるまでの間、都市再生機構さんが国から予算を確保して、その予算の範囲内で事業を推進していく。その予算の範囲内で推進した費用については、事業認可後、事業を開始する中で資金を回収していくという流れの中で、今、URさんが、平成18年度の概算要求、要するに平成19年度事業についても、既に国に予算要求をしています。以上です。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  2点目の住民の説明会の範囲でございますが、説明会自体を集めてやったということは聞いてございません。半径100メートル以内の皆さんに周知したということを伺っております。
  それから、2点目のシミュレーションの関係と3点目の本来あるテナントと新規テナントの関連なんですけれども、こちらについては、ちょっとお時間をいただきまして、できればJRさんの方に確認させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(田中順子さん)  ありがとうございます。1つ、URさんとの関係です。今、お話があったように、平成19年度、来年度に予算要望がされているということですので、これは現実として動くと思います。実は、URとしても、多分、いろいろな形で改めて新しい動きを見せている中で、近隣で非常に大きな事業も動いていますので、三鷹はどの辺の位置づけになるのかなということも含めて、大変心配をしていました。そういう中で、初動のところの資金調達が、ある面では一番大きな眼目というか、目的なのかなと理解しました。それと同時に、そうなってくると、ある面での専門性といいますか、そういう部分がしっかりとないと、これまた大変なことかなと思いますが、それに向けてのこういう要請も含めて動きが出てきたと理解していいんでしょうか。三鷹市としては、委員会としても大変大きなかかわりを持つ項目かと思いますので、この点については、ぜひこれからの動きをしっかりとしたものにしていかないと、大変難しいのかなという気がしています。
  それと、駅前の近隣の御近所が100メートル圏というんですが、どんなふうにはかるのかなと思いますけれども、基本的には駅前のそれぞれの商店街なり何なりにお知らせが入ったということなんでしょうか。それを受けて、三鷹市として、行政としてどういうPRをしていくのかということになるかと思いますけれども、その点も1つお伺いしておきたいと思います。
  あと、駅舎にロンロンがありますが、それと駅舎の中の商店といいますか、これを見ますと幾つか区分もありますから、何店か入るという、三鷹にしてはやや中規模のと言ったらいいんでしょうか、商店の固まりといいますか、半径ができるのかなという気がいたしますので、ぜひそこら辺をもう少し、お話を聞きますとおっしゃっていただきましたので、御検討いただけたらと思います。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  工事の周知の件でもう一度御質問いただきました。今後、この工事につきましては、私どもはもう一度、10月15日号の広報、ホームページ、それから、三鷹市のまちづくりでつくっていますかわら版等で周知させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  文化劇場のことで、強いURさんの事業性の意思を求めたいということで、三鷹市側にとっても、駅前で残された最後の本当に重要な開発の1つと認識しておりますから、市としても全力を挙げて取り組んでいきたいと考えております。よろしくお願いします。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  説明会の周知の件につきましては、駅の中心を、地図上の改札のあたりだと思うんですけれども、この辺を中心に半径100メートルの範囲でできるだけ配っているというような情報をいただいておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(後藤貴光君)  済みません、もう少し正確に、中心点等を含めて、よろしくお願いします。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  現在ございます駅舎の骨格を頭に浮かべていただきたいと思うんですけれども、建物周囲を含めて外周100メートル以内。それでおわかりいただけましたでしょうか。


◯委員長(後藤貴光君)  ほかに質疑のある方。


◯委員(岩田康男君)  決算委員会でお疲れで、私もちょっと質問としてはさせてもらったんですが、きょうの報告で、東地区の協議会の件なんですが、協議会側からURにということが出たと。差し支えなければ、協議会のどういう部分からそういう話が出たんでしょうか。あそこの地権者というのは、UR自身が大部分ですよね。それから、あそこのセンターの協同組合ですか、それと個人のうちが少しという素人考えなんですが、UR自身がかなりの部分を持っている協議会の中でURに頼もうという発想が出たというんですが、どういう部分から出たんでしょうか。
  それから、三鷹市がその要請を受けて、余りにも早く、じゃあ、そうしましょうという返事をしたというのはどういうことなんでしょうか。再開発の手法としては重要な部分ですよね。この方法の方がやりやすいといえばやりやすいと思うんです。ただ、やりやすいか、やりやすくないかという問題ではなくて、再開発事業をどういうふうに進めていこうかという進め方の問題としては、例の第12ブロックをやめたときに一度やめましたよね。三鷹市主導の開発をすると。その昔ですよ、坂本さんの最初のころの契約ですね。新潟に行って、新潟の駅前の開発を見てびっくりして、三鷹市主導のやつはだめだというので、民間協議会の今のを形をつくってやったということはいいんですが、地元で協議会をつくって再開発を進めるという方式を、そこの最大の地権者の一事業体が、自分の土地だけではなくて、ほかも巻き込んで再開発を進めるということを要請するという事業手法の転換というのはかなり大きな転換ですよね。それをいとも1週間ぐらいの間に、三鷹市は、はい、そうしましょうと決めた経過というのは何でしょうか。私ども駅前再開発の特別委員会への事後報告というのは、ちょっと私は不満なんです。委員長さんは聞いていたかどうかわかりませんが、決めましたよと後で報告というのも、これだけの変更がこういうような形でやられるというのはどうしてなのかなと思います。
  2点目は、西側のデッキなんですが、完成してからつなぐまでの間がえらい長いですよね。これは何でこういう工期の仕方をするんでしょうか。つくったらすぐつないで利用するというのが一番工期の、いわゆる工事をしている間、交通不便をかけるわけですから、そういう点から考えても、あるいは相手の工事の接続との関係でも、一緒に工事をした方がいいのではないかと思うんですが、前もってここの部分だけ工事しておいて、向こうが完成するまでとめておくという方式というのは、何かあるんでしょうか。
  それと、この工事をやる業者の方と向こうの西側のデッキをつくる業者の方は違う人ですよね。入札ですから、業者の人がどうこうという気持ちは持っていませんが、一緒にやった方が安く上がるのではないかという気がするんですけれども、こういうものってそんなふうにはいかないものなんですか。西側の民間がつくるデッキも全然別のデッキをつくるわけではないですよね。同じ構造のデッキをつくるわけですよね。だから、その工事をやるついでに、市の工事もやってつなげるという方が、工期としても金額としてもいいのではないかという感じがするんですが、どうしてこんなことをするんでしょうか。
  あと、細かい話で申しわけないんですが、駅のバリアフリーというか、駅舎の工事に関連して、駐輪場は、駅を利用する人が使っていい駐輪場でしょうか。何台ぐらいとめられるんでしょうか。それから、前の委員会で要請があったみたいですが、バス停にベンチをつくってほしいという話はどうなったんでしょうか。
  あと、もう1つ、バスからおりて、西側からエスカレーターに乗る、あるいは階段に上がっていくという柱がまちの色に大変うまく溶け込んでいまして、柱の存在感というか、あることがわからない。そこはそれでいいんですけれども、うっとうしく感じないというか、邪魔に感じないというのはいいんですけれども、人がぶつかってしようがないではないかという苦情を2人に言われたものですから、この機会に、私が言われっ放しではあれですから、皆さんの方にお伝えしておきます。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  1点目の文化劇場の方から答えさせていただきます。協議会ができて、どこからURさんの方に要請をするという話が出たかという以前に、構成を簡単に御説明させていただきますけれども、都市再生機構さんは、市街地住宅、三鷹センターが1、2、3とございますけれども、あの権利というのは借家権しかございません。底地権とかそういう権利を持っていませんから、全体の権利構成からいくと、ほとんどないに等しい状況でございます。だから、URさんが権利を持っているのは、文化劇場跡地の土地を買った土地の100%プラス借家権のほんのちょっとと御理解をいただけたらと思います。ですから、URさんがほとんど権利を持っている中での事業展開ではないということは申し上げておきます。
  それで、基本的には、三鷹センター第1、第2が中心になりまして、勉強会も呼びかけもそこから発信したものでございます。さらに、今回のURさんに要請していく部分についても、三鷹センター第1、第2の団体から近隣の住民並びに個人の方にも呼びかけて協議会発足に至って、さらに、我々の力では初動資金を集めて事業展開していくことがかなり難しい。その調整もなかなかし切れないということから、URさんの方から、内々に過去の施行者として、先ほど申し上げたように、平成15年から3年間ずっとストップしているというのがそろそろ解禁されそうだということを受けて、本社もこの三鷹市の地区の長年の勉強をURさんとしてもずっとしてきたものですから、その辺を、新たな1つの新規採択に向けて取り組む覚悟でいろという話がURさん側にはあったそうです。それを地元の勉強会を見ていたときに、そういうことがもし望みであれば、当初は、URとしては施行できないと言い続けてきましたけれども、少し社会状況が変わってきたので、それを受けて事業を行うことが可能になりますよというお話から、一挙にこういう話に至ったということでございます。
  では、それに対して、市は要請を受けて結論を出すのが早過ぎたのではないかということに対してですけれども、市としましては、再開発基本計画にも載っているように、この事業の推進を重点事業の1つとしても掲げているわけですから、事業手法を明確に再開発基本計画の中でうたっていたわけではございません。ただ、基本的にはっきり言えるのは、三鷹市の施行で当該地区の事業を行うことは一切ないということを当初から申し上げておりますし、それが組合施行になるのか、法的に定められているURさんの施行になるのかということについては、市としては特にこだわっているものではございません。ただ、事業の進捗の状況を相対的に見た場合、今までの2年間の勉強、さらにその前の準備段階の状況を踏まえますと、やはり全国展開している事業実績のあるURさんの方でそういう事業を推進していただけるのであれば、当該市としてもその要請をしていくことについては、重点事業の1つに基本計画の中で入っていますので、今回、地元市としても要請をしようという結果に至ったものでございます。ただ、冒頭申し上げていますように、まだ事業者として独立行政法人都市再生機構さんが決まったという状況ではございませんので、その辺は、初動資金を活用しながら事業に至るまでの間は、形上はURさんが施行しているように見えますけれども、法律上はなっていないと御理解をいただきたいと思っています。
  2点目の、西側デッキが工事を時期的に一緒に合わせて整備したらいいのではないかという御質問ですが、これは単純に、三鷹市としては、補助金の獲得を優先させていただいたということでございます。来年度の事業になりますと、今回見込んでいる補助金が一切もらえないということから、今年度、補助金をもらうために優先的に事業を先に今年度行わせていただいて、西側地区ができるまでの間は閉鎖管理にしようという判断をさせていただいたものでございます。以上です。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  今の件につきまして、同時にやった方が安くできるのではないかというような御質問をいただいてございます。三鷹市の方につきましては、公共工事でございますので、公募の競争入札で行ったものでございます。
  それから、4点目の駅舎工事についての駐輪場の関係でございますが、この駐輪場につきましては、現在、約90台程度つくるという話を聞いてございます。こちらについては、駅店舗の利用者ですとか、一般の方がとめられて、一応有料でとめるというような形で聞いてございます。
  バス停にベンチをというお話をいただきました。今、私どもの方につきましては、ベンチのあるみちづくりということで今年度から作業をしておりますが、平成18年度と平成19年度に、市民の皆さんから寄附をいただきながら、このところで今年度の予定でございます三鷹駅前中央通りとあわせまして、駅前広場の中にもベンチをつくっていこうという計画を今、現在持ってございます。
  それから、最後の景観についての質問で、ぶつかってしまったというようなお話もございました。こちらにつきましては、私どもの方にはまだ苦情が入ってございませんので、今後、現地を見ながら対応を練っていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員(岩田康男君)  どうもありがとうございます。東地区の協議会の内容というのを、以前報告があったのかもしれませんが、そうすると、最初から協議会にはURは入っていなかった。URが入らないで勉強会をつくっても、実際上は、文化劇場跡地を含めた三鷹センターと連動した再開発でしょう。しかも、三鷹センターの上に公団が乗っかっている。借家権だというのは前から聞いていたんですが、事実上は上に乗っているという中で、あそこ全体の再開発をどうしようかというのは、それを除いて研究会をやってもなかなか大変ですよね。だから、もともと仕組みとして、URの援助がなければあそこはできませんよね。援助というか、かなりの責任というか、協力というか、そういうものがないと、あそこの再開発はできませんよね。そういう仕組みのもとで勉強会、協議会をつくるという市の援助というか、指導というんですかね、アドバイスというんですかね。市はあの中には全然市有地をお持ちでなかったでしたかね。借地だけでしたかね。そういう市の援助とか指導とかというのはされなかったんでしょうか。当然の帰結というか、行き着く先としては、URに何とかしてくださいよと行かざるを得ない仕組みというか、土地なわけですよね。
  私は、今後の推移を見てみないと、それは一概にいいとか悪いとかというのは言えない。それから、事業の進捗ぐあいを見れば、こういう手法の方が進捗するというのは、これはだれが見ても進捗する、金も力も、いわば権限も持っているというところをやるわけですから、進捗という点では進みますが、いいか悪いかはわからないというのは、そういうもとでほかの地権者の権利だとか、希望だとか、そういうものがどう生かされていくのかというのが不安は不安ですよね、向こうが主導になるわけだから。一社が主導になるわけですから、そこは不安。そういうものが保障されている上でURが主導してやっていくというなら、これはまた違うんでしょうけれども、当然、自分のところがやるということになれば、自分のところ中心に計画でいくというのは当たり前のことでして、そういうことが起き得るのではないかという心配をするわけですが、前段の市が勉強会をやっている時点で、そんなアドバイスだとかいうのはしなかったんでしょうか、お尋ねします。
  あと、工事のことについては、補助金絡みだということはわかりました。
  あと、駐輪場だけ、有料だからそうあれかもしれませんが、90台をつくったという意味は大きいと思うんです。JRが自分用の駐輪場をつくるというのは、この前も西の方に若干つくりましたけれども、しかし、JRの自分の敷地内ですよね。敷地内に駐輪場をつくるというのは、長年の議論の中でぽこっと生まれたという点では意味は大きいと思うんですが、有料って、どの程度のものを取るのかわかりませんが、駐輪場を自分たちの施設のためにつくる、あるいは利用者のためにつくるという考え方というのが出てきたんでしょうか。出てきたとすれば、この機会に懸案のJRの敷地内に駐輪場をつくっていくというのを突破口にというか、これを足がかりに進めることは可能でしょうか。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  1点目の再開発についてのお答えですが、ちょっと私の説明不足もあったかもしれませんけれども、勉強会開催中は、地元の三鷹センター第1、第2の要請を受けて、都市再生機構さんが勉強会の講師役を担って、この2年間勉強を進めてきたものです。その中では、あくまでもコンサル的な位置づけでURさんは取り組んでいて、一地権者としての考え方での勉強の参加はしていなかったということでございます。その間、確かにURさんにしてみても、市街地住宅を上層部に抱えて今後の対応を迫られているわけですから、そういうことも踏まえて、みずから持っている新たに取得した土地の活用も踏まえて、総体的に事業に協力するという立場から勉強会に取り組んでいたと三鷹市も理解しています。
  さらに、その中で、先ほども申し上げたように、平成15年度に事業の新規採択を凍結されていたわけですから、そのときには、平成16年の8月には、都市再生機構さんとしては、我々が施行者になってやりますよと冒頭から言えなかったことがございます。ですから、あくまでも、この事業を支援する立場であって、皆さんで組合をつくって事業をしてくださいねということをずうっと申し続けてきたというのが現状でございます。ただ、先ほども申し上げたように、社会的な時代の流れも経て状況が変わったので、新たに皆さんに伝えて発展的に協議会をつくっていただいた上でURに要請をしてくださいという流れになった。ただ、URさんが施行者になったとしても、URが自由の力を全部持って事業を展開するわけではございません。あくまでも、協議会が組織の中心者になって、協議会の承認なくしては、施行者でも事業が進めないという仕組みづくりをしています。ですから、施行者も事業費の立てかえはしますけれども、協議会の全員の合意を持って施設計画をつくって実施に向けていく、その総合コンサル的な役割をUR都市機構さんが行うと御理解いただければと思います。最終的には地権者の、従前の資産から置きかえた分、それからURさんがもともと持っていた権利の分、さらに、事業費を回収するには保留床という処分をしなければいけないものですから、保留床を処分して、全体の事業費を回収していくという流れになります。以上でございます。


◯道路交通課長(宇津木快充君)  駐輪場の件につきまして、JRの方の態度のこれが突破口になるかということの御質問がございました。御存じのように、JRさんは駅をつくること自体も大変なことだと私自身は思っているところなんですが、今後、いろいろな形でJRさんについては、引き続きJRさんの方に要望していきたいと思っております。以上でございます。


◯委員(岩田康男君)  市長から独立行政法人の都市再生機構東日本支社に出した依頼文書によりますと、真ん中辺に、同協議会は検討の結論として、地元主導のままでは事業の進捗は図れない状況にあると判断し、本地区の再開発事業を貴機構を施行として実施していただくよう要望することになりましたと。つまり、施行者は貴機構でお願いしたいという文章になっていますよね。今の課長さんのお答えで、実際の工事は機構がやるけれども、権限は協議会が持っているんだよというお話でしたけれども、再開発の施行者というのは、いわば再開発全体の権限を持っていますよね。ただ、協議会に対してどうかかわるか、全く無視するのではなくて、それぞれ地権者ですから、地権者としての立場を尊重するとか、意見を聞くとかというのは当然やるでしょう。やらなければ事業はできませんから。まん真ん中の人が、私は反対だとなればできませんから、やるでしょうけれども、再開発のこの事業の中心というのはこの機構がやることになるわけでしょう。そういう場合に、平たく言えば、皆さんにそれだけの財力もノウハウも権限もないんだから、私の計画に従ってほしいとなってしまうと、それは重大な問題になってしまうので、その辺が、今おっしゃったような、地元の人が対等に物が言えるような関係というのは、今までの再開発の中であったんでしょうか。


◯まちづくり建築課長(板橋弘二君)  残念ながら、三鷹市の中では、法律で定められた再開発事業というのは、ネオシティ三鷹、コラルビルですね、あそこが唯一、1つしか実績がございません。あの施行については、法律上の位置づけでいくと個人施行といって、組合になる前のもう少し下のランクの個人施行で施行したんですけれども、これは組合施行とほぼ同じなんですけれども、みずから自分たちの手で資金調達して、ディベロッパーさんを探して、事業協力者を探して事業を展開したという流れでございます。たまたま今回はUR施行になりますけれども、UR施行さんはそういうものを一括して自分たちが肩がわりしますよというやり方になります。本来、UR施行でも、組合施行でも、個人施行でも、地権者さんのやる役割分担というのは決められておりまして、やはり組織をつくるんです。組織をつくって、例えば税金部会があったり、商業部会があったり、施設管理部会があったりといって、いろいろな計画ができるまでの間、そういう部会に分かれて、部会長さんが責任を持って議論を進めた上で、全体会を設けて全体の中で報告して承認を得る。承認を得るときには、必ず総会を開いて、総会の議決権のもとに事業を推進していくという話になっていますから、一地権者さんが議決権を持っていますから、その議決権を行使されない限り事業は進まないと御理解いただければと思っていますし、その中では、URさんにしても、現在ある文化劇場跡地の土地がございますから、その議決権もあることは事実です。ですから、その辺は総体的に、規約なんかも今定めていますから、その定めた中で事業を進めていく。さらに、事業認可がとれれば、新たな事業認可としての団体としての会則をまた新たに設けると思いますから、それは現在ある協議会の会則を継承しつつ、新たな会則をつくると理解しております。以上です。


◯委員(岩田康男君)  それでは、今後の動きについては、ぜひ詳しく報告をいただきたいというお願いなんです。といいますのは、三鷹の中では、最後ではないと思うんですが、最近の最後としては、かなり大きな事業と大きな影響を全体に与える事業。では、三鷹のループ道路はどうするんだとか、商業振興はどうするんだとか、いろいろな課題が付随してくる事業ですよね。だから、そういう点では、ここの地権者の立場や権利やそういうものも重要な課題ですし、周辺の課題というか、影響というのも重大な課題なので、ぜひ変化があり次第御報告をお願いして、きょうの質問を終わります。


◯委員長(後藤貴光君)  ほかに質疑のある方はございますでしょうか。なければ、市側の行政報告に対する質疑はこれをもって終了いたします。
  休憩いたします。
                   午前11時26分 休憩



                  午前11時27分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
  それでは、次に、議会閉会中継続審査の申し出について、三鷹駅前地区再開発計画・事業にかかる諸問題について調査検討し、対策を講ずること、本件について引き続き調査を行っていくということで継続審査の申し出を行うことに御異議ございませんでしょうか。
                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
  それでは、そのように確認いたします。
  続きまして次回委員会の日程ですが、次回定例会中の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
  それでは、そのように確認いたします。
  その他何かございますでしょうか。
                  (「なし」と呼ぶ者あり)
  それでは、特にございませんようですので、これをもって本日の三鷹駅前再開発事業対策特別委員会を閉会いたします。
                   午前11時29分 散会