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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成18年文教委員会) > 2006/06/16 平成18年文教委員会本文
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2006/06/16 平成18年文教委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(田中順子さん)  文教委員会を開会いたします。
 最初に、加藤久平委員から体調不良のため、本日委員会を欠席したいという届け出がございましたので、御報告をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 まず初めに休憩をとって、本日の審査日程及び流れを確認したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時37分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 休憩中に御確認いただきました本日の委員会の進め方でまいりたいと思いますので、それでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認させていただきます。
 続きまして、本日の委員会の傍聴の許可についてでございます。これは毎回、皆様に委員会の初めにお諮りしている事項でございますけれども、本日の委員会の傍聴を許可することに御異議ありませんでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。さよう決定させていただきます。
 休憩いたします。
                  午前9時38分 休憩



                  午前9時42分 再開
◯委員長(田中順子さん)  文教委員会を再開いたします。
 まず初めに行政報告について、教育委員会報告、本件を議題といたします。
 それでは、教育委員会より御報告をお願いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  本日は教育委員会より4件の行政報告をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 1点目でございます。平成18年度 基本方針と事業計画についてでございます。既に4月に発行いたしました「みたかの教育」やホームページ等でもお知らせしておりますけれども、この基本方針と事業計画に基づきまして平成18年度の三鷹市の教育を着実に推進してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 2点目でございますが、学校給食の充実と効率的運営に関する実施方針(案)についてでございます。この方針(案)は、昨年度の三鷹市立小・中学校給食のあり方検討委員会の報告書を踏まえまして、教育委員会といたしまして、学校給食の充実と効率的な運営に関する基本的な考え方と方策を取りまとめたものでございます。今後は、食育と給食内容の充実、及び食の安全の徹底と効率的運営を2本柱といたしまして、保護者や市民の皆様方から幅広く御意見をいただきながら、その推進に全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。
 3点目でございますが、にしみたか学園小・中一貫カリキュラム概要についてでございます。おかげさまで、4月に開園いたしましたにしみたか学園は、地域の御支援をいただきながら順調に運営されているところでございます。他の自治体からも大変注目されておりまして、視察等の依頼が数多く寄せられているところでございます。19日には本委員会の視察も検討されているようでございますけれども、開園後の状況をじっくりごらんいただきたいと思っております。
 4点目でございますが、四小学童保育所とむらさき子どもひろばの一体的運営についてでございます。両施設につきましては、より一層のサービスの向上を目指しまして、指定管理者制度による一体的運営を図る予定でございます。これも新たな取り組みですが、学童保育所、子どもひろばのそれぞれの機能を最大限生かしながら、連携を推進して、新たな子どもの居場所づくりを推進してまいりたいと考えております。
 いずれの案件も本年度、または次年度につながる重要な施策でございます。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。


◯委員長(田中順子さん)  続きまして、本日の項目アからエについて、それぞれ御報告いただきたいと思っております。
 初めに、アの平成18年度 基本方針と事業計画について、御報告をお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(柴田直樹君)  私の方から、平成18年度 基本方針と事業計画につきまして、ポイントのところを御説明いたします。分量が多いものですから、今年度の特徴的なところを中心に御説明申し上げます。
 まず資料1の1ページをごらんいただきたいと思います。第1の基本方針でございますが、1の学校教育、この項の学校教育の指導目標につきましては変更ございません。「豊かな心をもち、心身ともに健康で、たくましく生きる児童・生徒の育成」ということで、今年度もこの目標のもとに進めてまいります。一番下の行でございますが、「三鷹市教育ビジョン(仮称)」を策定することが述べられております。実は、これは平成17年度の基本方針にも掲げていたものでございますが、昨年度中の策定ができませんでした。今年度、改めて掲げているものでございます。これは後ほど御説明申し上げます。
 3ページをごらんいただきたいと思います。上の段のところに(ウ)、(エ)という項目がございます。この2つは新たに追加したものでございます。まず(ウ)ですが、食育基本法の制定を踏まえ、学校・家庭・地域が連携して食育の推進に取り組むことをうたっております。昨年7月に施行された、この食育基本法を踏まえての取り組みでございます。(エ)では、中学校における部活動の推進ということで、この重要性を踏まえまして、外部指導員の活用、地域との連携を深めて一層の充実を図っていくことを述べております。
 4ページをごらんいただきたいと思います。上段の方に(エ)がございます。ここでは小学校の知的障がい学級(固定)の増設による適正配置を行うことを述べておりますが、これは御案内のように東台小学校にくすの木学級を新たに開設したものでございます。2クラスを設置しております。それから、本年度の新しい取り組みとしまして、中学校の情緒障がい通級指導学級の開設準備を進めるということでございまして、第六中学校の施設の改修を予定しております。
 この項の下で、「三鷹市特別支援教育推進計画(仮称)」を策定すると述べております。平成19年度の本格実施に向けて、三鷹市としての推進計画を策定するものでございます。
 中段よりやや下に、小・中一貫教育の推進の項がございます。第二中学校区での実践を進めるということと、その実践についての検証を行う。さらには、他の中学校区においても小・中一貫教育校に向けての取り組みをさらに推進するということで、現在各中学校区においても、小・中一貫の準備をそれぞれ進めているところでございます。
 5ページ、中段のところに(エ)がございます。これも新たに追加した項目でございまして、高い志と実践的指導力を持った教員を大学在学段階から養成するシステムの構築を図るということで、三鷹ネットワーク大学との連携によってこの教員の養成コースを検討しているところでございます。
 カの開かれた学校教育の推進の項では、「学校自律経営支援予算」制度を導入したことが特徴でございます。学校が自律的、主体的にみずから重点的に取り組むべき教育課題の解決や、特色ある教育活動を行うために、今年度新たに創設したものでございまして、それぞれの学校からの提案を受けて、それぞれの学校での特色、実情を踏まえながら、この予算を配分しているところでございます。
 この項の一番最後の行ですが、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」に基づいて、保護者、地域住民等が一定の権限と責任を持って学校運営協議会の設置に取り組むということでございます。ことし3月に教育委員会としての学校運営協議会に関する規則を定めました。これは3月の本委員会で御報告しているところでございますが、この教育委員会の規則に基づいて、それぞれの学校で学校運営協議会の設置に向けての検討をしているところでございます。
 御案内のように、小・中一貫校のにしみたか学園では、平成19年度に学校運営協議会の設置を予定しているところでございます。そのほかでは、今、第四小学校と第七中学校で本年度中の学校運営協議会の設置に向けて、地域、保護者の皆さんと協議、検討をしているという段階にございます。それぞれ他の中学校区におきましても具体的な検討がされていると聞いております。
 (ウ)でございますが、防犯・防災の視点を踏まえた児童・生徒の安全指導の一層の充実ということで、小学校への「学校安全推進員」の配置を本年度新たに行いました。これにつきましては、附属資料がこの資料1に挟み込んであります。補足資料でございます。「三鷹市立学校安全推進員(みたかスクールエンジェルス)の配置について」ということで、5月15日から配置を開始しております。業務日、業務時間、業務内容等はそこに記載のとおりでございます。現在、登録者127人がそれぞれの小学校に配置されておりまして、大体1つの学校で7人から8人程度のメンバーで交代で当たっていただいております。1校については1人が基本です。それを1日を午前、午後と2区分に分けて、実際上は2人で交代して勤務に当たっていただいているところでございます。NPOシニアSOHO普及サロン・三鷹に委託して実施しているところでございます。
 続きまして、7ページでございますが、2の社会教育(生涯学習)の項目でございます。ここでの推進目標は、これも変更ございませんが、「「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」学ぶことができる生涯学習社会の構築」という目標を立てて、今年度も進めてまいります。ここでは、(1)「みたか生涯学習プラン2010」の推進というふうにうたっております。昨年度までは推進プラン2010の策定とその推進となっておりましたが、昨年度策定されて、今年度は推進の段階に入っているところでございます。
 8ページをごらんいただきたいと思います。「第2 事業計画」でございます。ここでは具体的な事業の内容を掲げております。先ほどの基本方針との説明で重複するところは省略させていただきます。まず、重要なところは重ねて申し上げますが、1つ、学校教育の中の(1)のイ、主要施策の(ア)「三鷹市教育ビジョン(仮称)」の策定でございます。これは本年2月に三鷹市教育ビジョン策定助言者会議の方から提言をいただいております。この提言を踏まえて、今、内容検討を行っている段階でございます。近くビジョンの案を作成いたしまして、保護者、市民の皆さんから幅広く意見を聞くためのパブリックコメントを実施して、策定していきたいと思っております。本年内には策定していきたいということで考えております。パブリックコメントもことしの秋ごろを予定したいと思います。
 9ページでございます。ここでは、(ウ)の「b 食育の推進」。これは先ほど申し上げましたが、モデル校での給食を通した食育推進の研究活動を行うこととしております。現在、モデル校として南浦小学校を予定して進めていきたいと考えております。
 次に、cの中学校の部活動の推進ですが、「三鷹市立中学校部活動検討委員会」を設置いたしまして、検討しているところでございます。今後の部活動の方向性、具体的な内容について取りまとめる予定でございます。具体的な項目としまして、(a)から(d)まで掲げてあります。特に特徴的なところは、(c)にありますように小・中一貫教育校における小・中兼務教員による部活動の推進ということで、現在、小学校の教諭を中学校の教諭に、中学校の教諭を小学校の教諭にそれぞれ兼務しておりまして、この兼務によりまして、小学校の教諭も中学校の部活動の顧問になれるということで、今、具体的にどういう対応ができるか検討しているところでございます。
 少し飛びまして12ページをごらんいただきたいと思います。eの(b)でございます。地上デジタル放送の教育活動における有効活用でございます。これは、昨年の秋から具体的に推進している事業でございまして、本年度、本格的に進めていこうと考えております。
 13ページですが、上段の方に(a)という項目で、中学校における3日間の職場体験をうたっております。これまで1日ないし2日間、それぞれの学校で職場体験の活動を行っておりましたが、今年度はすべての中学校におきまして3日間の職場体験としたものでございます。ただし、受け入れ先が3日間、子どもたちを預かるわけですので、なかなか負担が大きいということもあって、受け入れ先の確保が非常に困難かなという心配がありました。この点につきましては、三鷹商工会の協力を最大限いただいておりまして、何とか実施に支障のないように努めていきたいと思っております。
 それから、下段の方にjの教育相談の充実の項で、児童・生徒及び幼児の教育上の諸問題の相談に対応する総合教育相談窓口を設置するとしております。この4月から総合教育相談窓口という形で編成しておりますが、この7月から教育センターの2階ですべての関係する窓口が1つになって、本格稼働いたします。具体的には、次の14ページをごらんいただきたいと思いますが、(g)にありますように、教育相談員、教育指導員──これは就学相談でございますが、学習指導員、スクールカウンセラー等々の相互連携を推進するということで、今まで3つの課にまたがっておりましたこれらの関係職員が、1つの総合相談窓口の中で相互に有機的な連携を図りながら、一人一人に適切な対応をしていこうということで、今年度から取り組みます。
 また、対外的な機関との連携ということで、(h)のところにありますように、幼稚園、保育園、北野ハピネスセンター、子ども家庭支援センター等との連携をより一層強力に進めてまいりたいと考えております。
 n、校外学習施設「三鷹市川上郷自然の村」ですが、この平成18年4月から指定管理者制度に移行いたしまして、利用料金制を導入いたしました。現地での電話申し込み、現地での支払いということで、サービスの向上に努めているわけでございますが、この4月、5月の実績を見ますと、対前年度比3割の利用者の増加につながっております。今回の指定管理者制度移行の成果があらわれているものと認識しております。
 15ページをごらんいただきたいと思います。これは小・中一貫教育の推進の項目ですが、a、b、cと3点ございます。まず1点目は、平成17年度に作成いたしました「小・中一貫カリキュラム」をもとにして、指導の実践を行った上で検証を進めていくということと、残る6教科等についてのカリキュラムを作成するということが1つ。もう1つは、3校の学校運営連絡会の連絡調整機関として、「コミュニティ・スクール委員会」をにしみたか学園に設置いたしました。これは5月9日、第1回目がスタートして、毎月開催されております。
 3点目でございますが、この実践を検証する組織を教育委員会に設置いたしまして、成果、課題、改善方法を検討することにしております。この検証組織の名称を三鷹市小・中一貫校検証委員会とする考えでおります。大体18人程度の委員を予定しております。第1回目は9月ごろ開催予定で考えております。
 少し飛びますが、17ページをごらんください。教育環境でございます。ここではイの主要施策の(a)の項の小学校のところから御説明申し上げます。耐震補強工事を計画的に進めているわけですが、今年度は第五小学校と中原小学校を予定しております。天井扇設置工事は、普通教室はすべて完了しておりますが、これから特別教室への計画的な設置を進めてまいります。中学校の方は、第六中学校で情緒障がい学級の教室改修工事、第二中学校での体育館の建てかえ工事を予定しております。また、中学校でも特別教室への天井扇の設置工事を進めております。
 18ページをごらんください。(エ)のeでございます。「三鷹市立小・中学校給食のあり方検討委員会」の報告書を受けまして、学校給食の質の充実と自校方式による調理業務の効率化についての検討を行っているわけですが、この項目に関連しまして、資料2の方で具体的な説明をいたします。
 (オ)の第一小学校スーパーリニューアル整備事業ですが、第3期工事として、ここに掲げてありますように体育館の耐震補強や改修工事、北側校舎のトイレ改修、エレベーター、備蓄倉庫の設置、グラウンドの改修がこの第3期の工事として予定しておりましたが、入札の諸事情がございまして、今、再度具体的な整備工事の内容を整理し直しているところでございます。
 20ページをごらんいただきたいと思います。こちらは教育センターに係る事業ですが、(カ)のところにありますように、全小・中学校でコンピュータ教室にある老朽化したすべてのデスクトップ型パソコンとプリンターを交換いたします。各学校、古いソフトや機器でございまして、故障がち、また、遅い等、いろいろな障害がありましたので、すべて取りかえをすることにいたしました。
 22ページ、2の社会教育(生涯学習)の項でございますが、23ページをごらんいただきたいと思います。(ク)、中段にあります、地域文化財の保存と活用の項ですが、平成18年3月に三鷹市文化財保護条例を全部改正いたしました。これに基づきまして、三鷹市文化財保護審議会を設置することとなっております。現在、この審議会の委員として従来の文化財専門委員の方から、引き続いてこの審議会の委員として7人を予定しております。新たにお一方を選任するということで考えております。合計8人の委員で構成したいと考えております。
 (ケ)でございます。児童青少年健全育成事業の推進の項では、下から2行目にありますように、全小学校での地域子どもクラブと平日の校庭遊び場開放事業の一体化を進めていこうということで、現在15校ですべてこの一体化が完了いたしました。
 24ページをごらんください。(サ)の学童保育所の項目でございますが、aとしまして、高山小学童保育所の増設としまして分室の整備を行ったところでございます。また、その他の学童保育所におきましても、定員をかなりオーバーする見込みの学童保育所が幾つか想定されておりますので、今後の学童保育所整備計画の検討を進めてまいります。
 bとしまして、新たな取り組みで、三小学童保育所と地域子どもクラブとの連携を進めてまいります。こちらの三小学童保育所は定員が80人のところ、98人の入所者がございまして、大幅な定員オーバーの中で増設もかなり難しいということで、学校の教室を使いまして、地域子どもクラブの世話人さんと学童保育の保育員とが一緒に、学童保育の子どもと一般の子どもたちと分け隔てなく子どもたちの健全育成活動を進めるという、新たな取り組みを進めているところでございます。
 26ページをごらんください。(ウ)のf、生涯学習情報システムの再構築ということで、老朽化したこのシステムの更新を図るということとあわせまして、スポーツ情報予約管理システムを導入し、パソコン、携帯電話から施設の予約、あるいは講座の予約ができるという、新しいシステムの整備を行います。平成19年3月の稼働を目指して進めているところでございます。
 29ページをごらんください。図書館の項ですが、中段にjとしまして、この項目では、本館の夜間開館の時間延長を行うとしております。平日の7時まででありました夜間開館を8時まで、1時間、時間延長を今年度いたしました。
 (エ)の項目ですが、「みたか子ども読書プラン2010」が平成17年度に策定されております。この計画に基づいて、fにあります「三鷹市子ども読書活動推進連絡会」を設置して運営しているところでございます。
 最後に33ページをごらんください。スポーツ振興の項目ですが、(ウ)のc、中段にありますようにスポーツ相談員を配置した健康体力づくり相談室を開設するということにしております。あわせまして、窓口業務の委託化を行うこととし、施設の改修を図って、より利便性を高めようということで考えております。スポーツ振興課の事務室は、先ほど申し上げました総合教育相談窓口と隣り合わせで、教育センターの2階に移設を予定しているところでございます。7月の移設を予定しております。私の方からは以上でございます。


◯委員長(田中順子さん)  アの平成18年度基本方針と事業計画についての御報告をいただきました。
 続きまして、イ、学校給食の充実と効率的運営に関する実施方針(案)について、御報告をお願いいたします。


◯学務課長(石渡 裕君)  それでは、私の方からは学校給食の充実と効率的運営に関する実施方針(案)について御説明させていただきます。このたび実施方針(案)が取りまとめられました。実施方針(案)は、去る2月に、先ほども教育長の方からも申し上げましたけれども、小・中学校のPTAの代表を初め、学校関係者や学校栄養職員等で構成されました三鷹市立小・中学校給食のあり方検討委員会から提出されました報告書に基づきまして、取りまとめたものでございます。
 この報告書につきましては、3月の文教委員会の方でも報告させていただきましたけれども、熱心に議論していただきました委員の名簿と検討委員会の開催経過につきましては、方針(案)の最後に掲載してありますので、後ほど御確認の方をお願いいたします。この方針(案)については、これからの三鷹市の学校給食の基本的な考え方として、2本の柱で推進していくというふうにしております。具体的には、中に入っていただきまして、1ページ目の一番最初のところの基本的な考え方というところにお示ししてあるとおり、1つは自校方式を堅持しながら、学校給食を通じた食育の推進と給食内容の充実を図るということです。また、2つ目は、学校給食における食の安全の徹底を図りながら、効率的な運営を図るということの、2本の柱をこの実施方針(案)で示しているところでございます。
 その中で、1点目で、食育の推進ということでございますけれども、3ページを見ていただきますと、こちらの方に食育の推進と給食内容の充実に関する方策が出ております。食育の推進におきましては、食育基本法の制定を踏まえまして、学校栄養職員を中心に、学校、家庭、地域が連携して学校給食を通じた食育の推進に積極的に取り組むこととしております。その中で、食育の研究・実践活動の推進ということで、義務教育9年間を通した食育による児童・生徒の健康づくりや、栄養管理等に対する意識の向上を図るために、地域の生産団体、具体的にはJAと協働しながら、食育の推進のための研究や実践的な活動に取り組んでいこうということでございます。さらに食育の指導体制の充実、また、自校方式を生かした食育の推進、市内産野菜を通した食育の推進などを行ってまいります。
 給食の充実につきましては5ページに述べておりますけれども、献立の充実、市内産野菜・果物の利用拡大、安全で良質な国内産食材の使用拡大を図るということ、また、楽しい雰囲気の中で給食をとることが必要だということや、食物アレルギーへのきめ細やかな対応も行っていくとしております。
 次に、2つ目の学校給食における食の安全の徹底と効率的運営でございますけれども、7ページの(1)を開いていただきますと、安全・衛生管理の徹底となっております。これからの学校給食におきましては、食の安全を最優先として、安全な食材の使用や、ここに「三鷹市学校給食衛生マニュアル」がありますけれども、これの遵守を徹底すること、また、学校栄養職員、調理員で「学校給食調理作業基準」を今年度、平成18年度に策定することなどとしております。
 この安全・衛生管理の徹底を基本として、学校給食に関する実施責任についてはすべて教育委員会と学校ですというふうに明確にしながら、8ページに述べておりますけれども、効率的運営ということで、平成19年度から給食調理業務の民間委託を段階的に実施するというふうにしております。
 また、11ページのまる4をお開きいただきますと、こちらにありますように、具体的な委託の実施校の数と選定方法を述べております。平成19年度の民間委託実施校につきましては、児童・生徒数や施設・設備の違い、食育の取り組みなどを勘案しながら、2つの中学校区で小・中学校それぞれ1校ずつ、合計4校を予定しております。中学校区で実施するのは、委託校が近隣であること。このために調理員の柔軟な人員体制を図ることができて、多彩な献立対応や行事食対応などが実施しやすくなる。また、義務教育9年間を通して、地域と連携しながら学校栄養職員を中心とした食育を展開しやすくなるということが考えられます。
 なお、今後、平成20年度以降の委託につきましては、「民間委託検証委員会」というものを設定しまして、平成19年度での委託の実施状況を検証した上で進めていくというふうに定めております。なお、この方針(案)につきましては、7月第1週の広報に概要を掲載するとともに、ホームページに全文掲載し、広く保護者、市民の皆さんの御意見をいただくためのパブリックコメントを実施いたします。これを受けまして、その後、9月の教育委員会で確定する予定となっております。どうぞよろしくお願いいたします。私からは以上です。


◯委員長(田中順子さん)  ただいまのイ、学校給食の充実と効率的運営に関する実施方針(案)について御報告いただきました。
 続きまして、ウ、にしみたか学園小・中一貫カリキュラム概要について報告をお願いいたします。


◯指導室長(里吉武仁君)  それでは、私の方からにしみたか学園小・中一貫カリキュラム概要について御説明いたします。平成17年4月に三鷹市立小・中一貫教育校開設準備検討委員会を設置いたしまして、そのもとにカリキュラム作成部会、さらにカリキュラム作成作業部会を組織いたしまして、国語、社会、算数・数学、理科、英語、生き方・進路指導の6つの分野におきまして、小・中一貫教育校のベーシックとなるカリキュラムを開発いたしました。
 これが1年をかけまして開発したカリキュラムでございます。本日は、お手元に資料3ということで、にしみたか学園のカリキュラムの概要を御用意させていただいております。この一貫カリキュラムの最大のよさでございますけれども、義務教育9年間で身につけなければならない各教科等の学習内容につきまして、系統性や重点事項を明確にして、確実に身につけられることでございます。一貫カリキュラムを確認しながら、どの教員でも教える単元や学習内容につきまして、これまでの学習事項と今後の学習事項が明確に理解でき、小・中学校間の円滑な接続を常に意識して学習指導に当たることができます。
 それでは、お手元の資料3、にしみたか学園のカリキュラムの概要につきまして、資料をもとに御説明させていただきます。お手元の資料1ページから4ページをごらんいただきたいと思います。すべての教科等につきまして、このような系統表を作成いたしました。上の部分をごらんいただきますと、小学校の第1学年から2年、3年、4年と、最終、中学校3年生まで、それぞれの学習する内容につきまして系統的に示してあるものでございます。
 恐縮でございます、15ページ、16ページをごらんいただきたいと思います。算数・数学を例にいたしまして、この系統表のよさについて御説明いたします。中段からやや下、関数のところをごらんいただきたいと思います。中学校の関数を理解するためには、小学校で比例・反比例、百分率、表やグラフ、掛け算、九九などの理解が大前提となってまいります。こういった内容を意識いたしまして、小学校で時間をかけて指導してまいりますと、中学校での学習を円滑にすることにつながります。
 一方、中学校の関数の学習でつまずいている生徒につきましては、つまずきの単元を比例・反比例、百分率、表やグラフ、掛け算、九九などから把握いたしまして、立ち戻って指導することで、個々の生徒のつまずきに対応した的確な指導ができてまいります。一貫カリキュラムによりまして、重点化して指導する内容が系統的に把握できるわけでございます。
 19ページ、20ページをごらんください。理科の生物分野、植物の体のつくり、植物の中の仕組みを例にして御説明いたします。これもやはり中段から下の生物分野のところでございます。小学校の3年生、4年生で植物の花、葉、茎、根の構造面について学習いたします。中学校では植物の花、葉、茎、根の生態面について学習してまいります。小学校で構造面の学習を確実に行うことによりまして、中学校では小学校の復習にさほど時間をかけることなく、生態面の学習に十分な時間を確保して指導できることになります。
 実験を行う際にも、どの学年でどのような実験器具の扱い方を学習しているかが把握できますので、重複した学習にならないように十分留意しながら、実験そのものに時間をかけて学習することができます。一貫カリキュラムによりまして指導内容を精選し、重複した学習に多くの時間をかけることがないようにすることができます。
 前後して恐縮でございますが、10ページの上の部分をごらんいただきたいと思います。繰り返して学習する内容や重複する内容を効果的に扱うことによりまして生じた時間を、発展的な学習として活用した例が示してございます。理解や技能が十分習熟した児童・生徒に対しましては、発展的な学習内容を例示しまして、個々の児童・生徒のニーズに応じた学習が展開できるようにしました。この例を19ページ、20ページで御説明いたします。
 理科で学習する天体、太陽、星、月についてでございます。この一番下の地学分野の、下の宇宙のところでございます。理科で学習する天体につきましては、ごらんいただきますとおわかりいただけますように、小学校3年生と4年生で学習した後には、中学校3年生まで学習する機会がないわけでございまして、中学校3年生で改めて学習するということになります。小学校三、四年生で学習した際に、発展的な内容について学習することで、天体に関する興味、関心を高めまして、中学校で天体を学ぶ学習動機を高めることにつながるわけでございます。
 23ページから26ページをごらんください。この部分の系統表は英語の一貫カリキュラムでございます。9年間を通して積極的に英語によるコミュニケーションができることを目標としております。各学年の発達段階に応じまして、具体的な活動の例を配列してあります。
 31ページ、32ページをごらんください。ここは生き方・進路指導についてのカリキュラムの系統表でございます。9年間を通して、キャリア教育を基盤として、各教科等の学習活動全般において、人間関係形成能力、情報活用能力、意思決定能力、将来設計能力を育成してまいります。各学年での指導の内容が系統的に示してございます。
 今年度のカリキュラム開発につきましては、残された音楽、図画工作、美術、体育・保健体育、家庭、技術・家庭、地域(三鷹)学習、IT(情報)教育等につきまして、各作業部会を組織して、一貫カリキュラムの開発を進めているところでございます。以上でございます。


◯委員長(田中順子さん)  ただいまは、ウのにしみたか学園小・中一貫カリキュラム概要について、御報告をいただきました。
 続きまして、エ、四小学童保育所とむらさき子どもひろばの一体的運営について、御報告をお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  それでは、四小学童保育所とむらさき子どもひろばの一体的運営について、報告させていただきます。本件は、むらさき子どもひろばと同一施設内にあります四小学童保育所、こちらにつきましては既に社会福祉協議会が指定管理者として管理しているところでございますが、むらさき子どもひろばも指定管理者による管理を行うことによりまして、両施設を同一管理者で一体的に運営していく考え方がここでまとまりましたので、その基本的な考え方につきまして御説明させていただくものでございます。
 1ページ目をお開き願います。まず、四小学童保育所とむらさき子どもひろばを指定管理者によって一体的な運営を行う目的、なぜ一体的運営を行うのかということでございますが、先ほど教育長の方が冒頭で御説明させていただいたところでございますが、今現在、別個に管理していることから、開館時間が違うとか、当然それぞれの管理方法も違っている部分もございます。それを両事業の運営の利点を生かし切れていないということから、それぞれに逆に利点を生かしつつ、市民サービスの一層の向上を図るために行うというものでございます。
 次に、基本的考え方の2番目になりますが、一体的運営によって、では、どのような効果が考えられるかということについてですが、まず1点目といたしましては、職員の柔軟な配置によりまして、協力体制の強化を図ることができるようになり、具体的には、ア、イに書かれていますような効果が考えられるかと思います。まず1点目は、土曜日の開館もこのことによって行っていくということでございます。さらには、職員の柔軟な配置というものも考えられます。
 (2)に移りますが、一体的な運営により、さらに運営方針等が統一化されて、職員の専門性をさらに生かしていくことができるという効果も考えられます。具体的には、安全に関するマニュアルが一体化されるなど、けがや事故等への対応も迅速になるのではないかと考えられます。さらに、具体的には、それぞれの専門性が生かされることによって、個々の乳幼児や児童への対応というのがよりきめ細やかになっていくのではないかということが考えられます。
 2ページに移らせていただきます。さらに大きな効果の3点目といたしましては、一体的運営によりまして子どもの交流の輪と学びの場が広がっていくということが考えられます。具体的には、子どもの世界のバリアフリー化、要するに異年齢交流というものがさらに促進されていきまして、子ども一人一人の発達というものを保障していくような効果が考えられるのではないかと思っております。さらに、一体的な運営を実施するとした場合に、実施された後には運営委員会を設置いたしまして、保護者や利用者の意見を反映していくようなシステムづくりも考えております。4番目、最後になりますが、指定管理者の導入後は評価システムを導入して、市民サービスの向上も図っていきたいと考えているところでございます。
 3ページに移らせていただきます。こちらにつきましては、四小学童保育所とむらさき子どもひろばの指定管理者募集要項になりますが、一体的運営を前提とした要項の素案でございます。このA3の右側が、今現在の四小学童保育所とむらさき子どもひろばのそれぞれの設置条例に基づいた具体的な運営内容でございます。左側が一体的な運営を前提としたものでございます。左側の欄で御説明させていただきます。まず、先ほどもお話ししました公募の趣旨につきましては一体的運営によって市民サービスの向上を図るというものでございます。
 開館の日時等につきましてですが、現行は、四小学童保育所は月曜日から土曜日まで運営していますけれども、土曜日については2時まで。むらさき子どもひろばは月曜日から金曜日の9時から5時となっておりますが、一体的に運営する段階におきましては、月曜日から金曜日の9時から6時、土曜日は9時から5時までという開館日時を予定しているところです。
 それから、職員の配置基準につきましては、ここに書かれていますように専任の館長1人、常勤職員を3人、非常勤職員を4人以上という基準で募集することを考えております。さらに、この運営に当たる職員の資格要件につきましては、現行も学童保育所においては保育士、教員免許の取得者ということになっておりますが、指定管理者の導入後も保育士、教諭または幼稚園教諭の免許を持っている者を前提にしたいと思います。さらに、年齢要件、実務経験の要件というものも加味したいと考えております。
 続きまして、具体的な業務内容につきましてですが、現在のそれぞれのむらさき子どもひろばと四小学童保育所の事業を基本としつつ、さらに一体的運営によって、ここの下のまる1からまる10に書かれていますような新規の事業や、土曜日の開館、相談事業等の拡充というものも考えているところでございます。一番下の受託者の要件については、指定管理者の要件として、このような学校、学童保育所、児童館、保育園、幼稚園等において子育て支援事業または教育活動支援事業の実績のある法人というものを前提にしております。
 4ページに移らせていただきます。これは指定管理者の主な提案項目というものでございますが、1から14に定められている提案事項に従いまして、指定管理者の公募をするに当たり、このような項目内容を審査いたしまして、指定管理者を選考するためのベースとなるものでございます。左側がこのような大きな項目について、さらに右側に説明が書いてありますけれども、例えば1の業務受託に対する基本的考え方については、一体的な運営の目的を踏まえた事業についての提案がなされているかということを、何項目かに分けまして審査するものでございます。
 説明は以上でございますが、なお、この御説明いたしました一体的運営につきましては、9月の市議会定例会で、むらさき子どもひろばの管理を指定管理者で行うということの条例の改正議案の御承認をいただくということが前提になります。また、この条例の改正に先立ちまして、今後、利用者、保護者等に説明会を行いまして、市民の意見を反映した上で御提案させていただくという予定でございます。以上でございます。


◯委員長(田中順子さん)  教育委員会からアからエの項目につきまして、一括の御説明をいただきました。
 ここで一たん休憩をいただきまして、改めて再開して質疑という形をとらせていただきたいと存じます。
 休憩します。
                  午前10時38分 休憩



                  午前11時00分 再開
◯委員長(田中順子さん)  文教委員会を再開いたします。
 御報告をいただきましたので、それに対します質疑に入りたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  ちょうどうちの子どももことし4月から1年生になったので、今後は文教委員にもなりましたので、教育委員会の皆さんとはいろいろと議論していきたいと思います。よろしくお願いします。
 それでは、基本方針と事業計画の方を見ながら、全体のアからエについての質問をさせていただきたいと思います。まず、9ページの中学校の部活動の推進、これはちょうど私も参加していました。平成17年度に行われた平成16年度決算の委員会のときにも、賛成全会派一致して付帯意見としてつけさせていただいたことなので、前向きに早い検討をしていただいたことに感謝いたします。
 もっと前からいろいろとそれぞれの、例えば予算とか決算の委員会でも必ずだれかが質問していた内容だったと思うんですけれども、前々から言われている部活動、まず、人数が少なくてできないということと、教員の方が、例えば顧問の先生等がいなくなってしまうと、その部活動が衰退してしまうとか、なくなってしまうとか、そういう指導者の問題と、中体連の大会に出る規定の問題等が必ず言われていたんですけれども、それは、例えばこの平成18年度になって何か進展があったのかどうかを、お伺いしたいと思います。
 12ページの郷土教育の充実なんですけれども、私が小学校1年生のときに「わたしたちのみたか」という本があったのを覚えているんです。ここに改めてこういうのが入ってきたということは、今余り郷土教育というのは、「充実」と書いてあるので少しはやっているのかと思ったんですけれども、1年生に今配られては──高山小学校ではないですし、今後、2学期、3学期になってそうなるのかどうかわからないんですけれども、現状、やっていないのか、足りないのか、その辺の現状認識、状況をお伺いします。
 次の13ページの生き方教育の中の、中学校の3日間の職場体験の中で、先日の商工会の総会にもPRというか、教育委員会の方がお願いに見えられて、お話の場所に同席させていただいたんですけれども、商工会の会社ですと、どうしてもそんなに大きくない会社が多いと思うんです。私がちょうど青年会議所で第四小学校の支援をさせていただいたときに、我々メンバーもみずからその会社に行って、例えばあの近くの多摩信用金庫とか、郵便局とか、保育園とか、それなりに大きい会社の方が受け入れは楽だと思うんです。そういうところに直接教育委員会とか、これは学校の先生がやるべきかどうか、またあれなんですけれども、商工会にお願いするのも1つの必要な方法かもしれないんですけれども、直接そういった受け入れやすそうな大きな会社のところに行くというアプローチはされているのかどうか。今後、した方がいいのではないかと思いますけれども。
 それと、この前の総会のときに話されていたのは、まだ7校中1校しか、受け入れ先が、全員が決まっていないということで、ほかの学校に関しては全然足りていないというお話でしたけれども、今のところそれはどの程度改善されたのか、お伺いします。
 14ページの川上村のことなんですけれども、3割増しということで非常によかったと思います。その3割増しの要因というか、客層というか、どういったところからこの3割がふえてきたのかということをお伺いします。
 18ページの学校給食の充実ですが、1年生だからなのか知らないですけれども、子どもたちが保育園の給食はおいしかったけど、学校の給食はおいしくないと言うんです。うちの子だけなのかと思ったら、ほかの子に聞いても、保育園の方がおいしかったと。これは、1年生から6年生までの味覚に対応する同じメニューだからなのかなという思いもあるんですけれども、安全なのは第一、当たり前のことなんですが、何か調理方法等によって味が落ちてしまうのか、味の追求がなされていないのかなという気もするんですけれども、その辺、どうお考えなのか。現に子どもたちは保育園のときの給食の方がおいしいと言っているので、その現状認識はどうされているのか、お伺いしたいと思います。
 24ページの学童保育所の関係の、先ほどのむらさき子どもひろばの件なんですけれども、これはどちらかというと、児童館的なところがあるわけですね。児童館がここに来てやっと日曜日開館ができたので、指定管理者に変わるのであれば、どうせだったら、このきっかけに日曜日開館するのもいいのではないかと思いますけれども、今回は日曜日、祝日は休みということになっているんですが、その辺はどういうお考えなのか。学童保育所は土曜日、2時までのところを5時までになっているので、それはいいことなんですけれども、ひろば機能だけでも日曜日はあけた方がいいのではと。私も土日、よく行くことにしているんですけれども、子どもたちも結構来ていますし、安全に遊べるし、お兄さん、お姉さんがいるので遊んでもらえるというのもあるので、これは検討していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょう。
 最後ですが、図書館の件で、何日か前に議員の皆さんのところにちょっと怪しげなメールが来たと思うんですけれども、あれは返信しても、返信できないんです。その図書館にないものであれば予約はできるんですけれども、その図書館にあるものを先行して予約ができない。それを直してくれみたいなメールで、事実関係を調べていないところを質問して申しわけないんですが、現状どうなっていて、今後どうする予定なのか、お伺いしたいと思います。以上です。


◯指導室長(里吉武仁君)  指導室の事業につきまして3点御質問をいただきました。まず1点目の部活動の推進についての御質問でございます。今年度も各中学校、小学校でクラブ、部活動がスタートした段階でございまして、先ほど委員の方から教員がいなくて、顧問の持ち手がないといった状況がどのように改善されているのかという御質問でございました。これにつきましては、昨年度、外部指導者の指導にかかわる予算を今年度300時間増にいたしまして、各学校の要請に基づいて配当したところでございます。管理顧問ということで、指導はなかなかできないけれども、子どもたちの希望に沿って顧問を持つ教員はふえている状況でございますので、この外部指導員の予算を活用いたしまして、教員がいないから部活動が実施できないという点について、解消するべく努力しているところでございます。
 もう一点の中体連の関係でございます。今年度も指導室課長会等を通じてこの改善について依頼等もしているところでございますが、一部個人種目につきましては、学校の教員ではなくて外部の指導者でも可能であるといった、若干でございますけれども改善が図られつつあるところでございます。今後、他の集団による部活動についてもぜひ配慮していただきたいということで、引き続いて要請してまいりたいと考えております。
 2つ目の郷土教育についてでございます。委員御指摘のように、「わたしたちのみたか」も現在の小・中学生に配付しております。これが子どもたちに配付しているものでございます。小学校3年生に配付しています。こちらは中学校で配付しているものでございます。ここで改めて充実ということで示させていただきましたのは、各小学校、中学校で社会科でありますとか、総合的な学習の時間等々を通じて、三鷹市の歴史、伝統文化についての学習は進めているわけでございますけれども、今年度開園いたしましたにしみたか学園のように、子どもたちの郷土教育につきましては、義務教育9年間を通じてしっかり子どもたちに学習させていきたいといった思いの中から、今年度、小・中一貫教育校のカリキュラムの開発に当たりましては、地域(三鷹)学習ということでカリキュラムを開発するところでございます。9年間を通して子どもたちに着実に三鷹市についての学習を定着させたいというところから、ここのところに小・中一貫教育校の内容も含めて充実をということでございます。
 3点目の中学生の職場体験でございます。現在、東京都で「わくわくウィーク」という名称でこの事業を推進しております。わくわくの「わく」は、「ワーク」、ワークでわくわくということでございます。今年度、三鷹市では3日間の職場体験を各中学校で計画して、現在進めているところでございます。御指摘のように、過日商工会の方に受け入れ先依頼をさせていただきました。あわせてJAでありますとか、郵便局でありますとか、医師会でありますとか、それ以外のところにもお願いしておりますし、市役所の中で中学生を受け入れていただけそうなところについても、各課、各部にお願いしているところでございます。
 先ほど商工会で御説明させていただいたときに、7校中1校は決まったけれどもというお話をさせていただきましたのは、実は来週の火曜日、20日から第四中学校の職場体験がスタートいたします。依頼した段階では、既に第四中学校では子どもたちが十分体験できる訪問先を確保していたということで、そういったお話をさせていただいたところでございます。ほかの中学校におきましても、私どもの方で紹介したり、あるいは学校の方で開拓したりいたしまして、実際の、実施するのが残されているところは7月と9月と1月と、各中学校によって日程が異なるわけなんですけれども、それに当たって十分確保できないような状況にならないように、私どもも状況を把握しながら支援してまいりたいと思っております。以上でございます。


◯総務課長(竹内冨士夫君)  川上村の今年度の利用増の要因と客層についてという御質問をいただきました。まだ4月、5月の出だしということで詳細な分析をしておりませんけれども、指定管理者制度への移行を機に、例えば開業日の拡大、これまでは7月、8月を除く毎月第3週の火曜日、水曜日を休みにしておりましたけれども、こういったものを年内無休という形にしたり、あと、使用時間、チェックインの時間を午後3時から午後2時に早めたとか、使用期間も2泊3日から3泊4日の利用が可能という形。使用手続についても、直接申し込み、直接精算が可能ということで、利用しやすい形にかなり努力してきましたので、そういったものが少しずつ影響してきているのかと思います。担当、私どもの方も市内はもちろんですけれども、ああいった体育施設もありますので、大学等への部活動での利用のPRなどもかなり進めておりまして、全体的にそういったPR効果が結果に結びついているのではないかと思っています。
 具体的な利用増の要因等につきましては、毎年アンケート等も実施しておりますので、そういったものをしっかり踏まえて、また利用増につなげたいと思っております。以上です。


◯学務課長(石渡 裕君)  給食が保育園の給食と若干味が違う、おいしくないという厳しい御指摘ですけれども、学校栄養職員が学校給食の献立をつくるときは、栄養職員と調理員によりまして合同の献立会を開きまして、おいしい給食をつくるにはどうしたらいいかということを検討しながらつくっているところでございます。具体的には、各校生徒の好みや、季節のしゅんのもの、栄養価等を総合的に考えながらつくっているところでございます。また、味つけにつきましては、学校栄養職員、いわゆる栄養士の指示によりまして調理員が味つけをしているわけでございます。
 ですから、各学校によって若干味つけの違いもあると聞いております。栄養士の中では、児童・生徒に自分の給食についてアンケートをとってみたり、給食の時間に多くの栄養士が各クラスを回りながら、子どもたちの嗜好や食べ残しがどのぐらいあるのかとか、感想を聞くなどのことをしながら、給食について充実させていこうと努力しているところでございます。
 それから、学校給食につきましては食育という観点もございますので、主食・主菜・副菜ということで3品献立を中心としながら米飯給食を週3回ということで行っております。今後とも、学校給食がおいしい給食であるということを目指しまして、工夫を重ねてまいりたいと考えております。以上です。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  一体的運営の実施に伴う開館日時等の拡充についての御質問ですが、まずは土曜日と平日の開館日時の拡充を行っていき、その後に利用者等のニーズを把握しながら考えていきたいと思っております。以上です。


◯三鷹図書館長(若林 寛君)  市民の方からのメールは、インターネットによる予約図書と推測いたしましてお答えいたします。今、三鷹市立図書館はインターネット予約は所蔵している、在庫状態のものは行っておりません。そのことを指摘しているのではないかと思っております。三鷹図書館のインターネット予約は平成14年9月に導入いたしまして、多摩地域の中では先行グループでございました。プログラムの関係で、インターネット予約の場合には在庫状態のものと貸し出し中のものと、市立図書館が注文しているというケースがありまして、在庫状態のもののみプログラムの関係で行っておりません。今も行っておりません。
 それで、今後コンピューターの再構築に向けて、図書館といたしましては、市民の皆さんの利用の要望が非常に多うございますので、なるべく早く取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  順番に再質問させていただきたいんですが、まず、中学校の部活動に関して、中体連の問題なんですけれども、個人種目が先生でなくてもOKということになって、今、交渉中というお話ですけれども、団体種目だと何が問題になるという見解なんですか。
 それと、例えば1つの学校だけでチームが組めない場合に合同チームとなりますけれども、団体がだめなら当然だめですね。そうなった場合に、中体連でない、三鷹市の中で中学校の合同の野球部なり、サッカー部なりという考えはどう進められているのかをお伺いします。
 「わたしたちのみたか」の件なんですけれども、3年生ということだったんですけれども、できれば1年生ぐらいから……。私たちのときは1年生だったような気がするんですが、先ほど小・中一貫ですから、9年間を通してやるのであれば1年生からやった方が、年数的に足りなくなってしまいますので。特に、保育園や幼稚園のころから、東側でしたらジブリに行ったり、井の頭公園に行ったりしているので、そういった中で自分の知っているところの勉強をするというのは、子どもたちが学習しやすいのではないかと思うんです。
 社会科勉強の取っかかりではないですけれども、1年生の最初のうちはまだ社会科はないですけど、社会科勉強に入り込むステップとしては、身近な部分から出発するのがいいのかなと思うんですが、1年生からというのはどうなんでしょう、お考えをお伺いしたいと思います。
 中学校の職場体験なんですけれども、今後、みんなが行けるように見守っていかれるということで、それはお願いしたいところですけれども、やっぱり直接幾つか大きい会社もありますので、JCBとか、日本無線とか、そういうところに、JA等の団体ではなくて、直接企業に行くのも。私の経験からいくと、結構受け入れてくれるんです。それは、ぜひ行っていただきたいと思います。
 川上村の件に関しては、結局客層は余り把握されていないということでしたけれども、今後はその辺も分析されて、指定管理者ですから、そこら辺は余りこちら側から言えないのかもしれないですけれども、利用率の拡大に向けてはある程度言う必要があると思いますので、分析の結果、アドバイスではないですけれども、こういう客層がふえているのであればということで、管理者側と話し合いを持って、より利用率が高まるように努力していただきたいと思います。
 給食の件なんですが、これは個々の学校で違うのはしようがないですね。実際そういう要望があるということをお伝えしていただいて、保育園と何が違うのかぐらいは検証していただけないかと。個人的には、1年生から6年生のどの味覚に合わせるかというのもあるのではないかと思うんです、同じメニューですから。そうすると、1年生にとっては余りおいしくないのかというのもあるんですけれども、保育園から上がっていった子どもたちが、そういう思いの子が多いので。
 なおかつ、「いただきます」と言った途端に、まず席を立って、1回配膳されたのを戻すんです。だから、自分が多いと思う子は戻していいですよという、その先生の単独の指導なのかもしれないですけれども。この前、学校の公開の授業で行ったら、うちの子どものクラスは半数以上が出ていって、おかずを減らしているんです。むだにしないということで考えればいいのかもしれないですけれども、それ以前に、みんなが残さないような、おかわりできるようなものをつくる方が先だと思うので、ぜひ検討していただきたいと思います。
 むらさき子どもひろばの件は、様子を見るというお考えでしたけれども、指定管理者制度に変更するのがいい機会かと思うので、ここで出てきてしまったら、言ってもしようがないかもしれないんですけれども、1年後、またプロポーザルで何年の契約になるかわかりませんが、検討していただきたいと思います。
 もう一点、先ほど言うのを忘れてしまったんですけれども、学童保育所の件は今回、3月議会のときでも結構高山小の件でいろいろとありましたけれども、山本部長の思いも伝わって、我々委員は知っていましたので、せっかく一生懸命検討して、あそこの場所にしたけれども、保護者の思いは全然違うところにあったというのは、今回教訓にしていただいて、今後進めるときに、場所の選定というのは重要だと思うんです。
 だから、個人情報があって、場所を具体的に説明できなかったというお話を聞いていますけれども、それは、例えば地主さんなり、大家さんなりの承諾を得れば可能なことでありますし、3月になるまで場所がわからないとかいうのは行政への不信感につながるので、今回の教訓を生かして、今後進める場合に、もっと前の段階から保護者の人と情報交換しながら進めていっていただきたいと思います。
 それと、具体的な例で高山小学校を出して申しわけないんですけれども、今、普通教室が足りない状態ではないですか。そこへ持ってきて、まだ三鷹台団地の建てかえや牟礼団地の建てかえ、もうそろそろでき上がるマンションもありますし、人口増──子どもの数もふえてくるのが予想されるところで、普通教室がまだ足りない状態の中で、今度、学童保育所を出しましょうという話にもなりかねないですね。そう考えると、早目のうちに学童保育所の保護者とPTAと市役所の教育委員会なりが集まって、そういう話をした方がいいのではないかと思うんです。
 新しい学童保育所も一応10年ですし、10年たったらどう変わるかわからないですけれども、学童保育所自体をどうするのか。また、学校の普通教室の方が当然優先ですから、今の2年生が日の当たらないような教室でいいのかという声も実際に上がっていますから、その辺、総合的に含めて1回話し合いをしていった方がいいのではないかと思いますけれども、御所見をお伺いしたいと思います。
 図書館の件はぜひ進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯指導室長(里吉武仁君)  委員から指導室の方に3点再質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。まず1点目の中学校の部活動の中体連との関係でございます。先ほどお答えさせていただきましたように、個人種目の卓球ですとか、テニスですとか、こういった種目につきましては、多くは、教員が行けないような場合にはコーチというか、そういう方が引率しているわけですけれども、それが認められている部分もあるということでございます。多くの部活動につきましては、いわゆる教育活動に準じて行われているものでございまして、中体連の加盟も学校として加盟している状況でございます。したがいまして、通常指導している教員が公式の大会に引率するということが基本ということで示されているところでございます。
 中体連以外のほかの試合については、学校の教員ではない保護者等の引率も認められている試合もございますので、そういったところには、顧問が行けない場合には、かわって出席いただいている状況もございます。
 合同部活動の検討でございますけれども、今年度、三鷹市立中学校部活動検討委員会を設置いたしまして、この検討課題の中にも含めておりますけれども、複数校の合同の部活動のあり方等についても研究を進めてまいりたいと思います。実際、合同のチームが公式試合に出るのが可能かどうか、これも今後の検討材料になるかと思っているところでございます。
 2つ目の、社会科副読本を1年生から配付ということでございますが、委員の小学校時代はきっと配付されたのかもしれません。ここで前回の学習指導要領の改定から生活科というのが位置づけられておりまして、以前、小学校1年生から社会科というのがございましたが、生活科が一、二年生に位置づけられてからは、社会科は3年生からということになっているところでございます。
 1年生がこういった三鷹市とのかかわりについての学習をしていないかというと、そういうわけでもございませんで、生活科の学習の中で自分と人とのかかわりでありますとか、自然とのかかわりでありますとか、社会とのかかわりの中で、子どもたちは地域とのかかわりについて生活科の中で学習しております。ですから、小学校一、二年生が生活科、3年生以上は社会科であったり、理科であったり、総合的な学習の時間であったり、学習を進めておりますので、これを1つの地域(三鷹)学習というくくりで、各教科等で行われているものを整理しまして、9年間のカリキュラムを作成して、子どもたちに三鷹市への愛着を一層深めるような教育活動として進めていきたいと思っているところでございます。
 中学生の職場体験の訪問先、依頼先の拡充につきましては、御指摘の点も含めまして、私ども各学校の、より充実した職場体験が実施できるように支援してまいりたいと思っております。以上でございます。


◯総務課長(竹内冨士夫君)  川上村の利用層の分析ということで御質問をいただきました。手持ちの資料で見ますと、5月が大幅に伸びたんですけれども、女性の利用が男性の倍、伸びているといった状況でございます。いずれにしましても、指定管理者任せということではなく、常時、受託しております川上村振興公社と連絡をとり合いながら運営しているわけですので、利用層についてはしっかり把握していきたいと思います。また、機会を見て報告させていただきます。


◯学務課長(石渡 裕君)  今の学校公開のときに子どもが食缶の方に給食を戻していたというお話ですけれども、給食の量が多いということとか、好き嫌いということで戻しているのか、どちらなのかと思うんですけれども、嫌いなもの、苦手なものでも少しでも食べられるようにということで、今の子どもについては結構好き嫌いがはっきりしているということもあるんですけれども、野菜ですと小さく刻んで食べやすくしたり、豆類が苦手な子もいますので、そういう子には刻んでハンバーグの中に入れ込んだりして、なるべく野菜を多くとれるようにということで工夫しているところでございます。
 どちらにしましても、大切な給食でございますので、子どもたちがおいしいと言って食べていただけるように工夫してまいりたいと思いますので、御指摘にもありましたように保育園とどこが違うのか──特に、保育園はゼロ歳から5歳まで、離乳食から5歳が食べる普通食までつくっているわけなんですけれども、唯一学校給食と違うというのは、学校給食の方が食数がすごく多いものですから、そういうところで味つけが、特に御指摘のとおり1年生から6年生の中でどこに合わせるのかというのがあると思います。栄養士はなるべく薄味にとは考えておりますので、どちらにしましても保育園の方と検証させていただきまして、食べやすいような給食を工夫していきたいと考えています。よろしくお願いします。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  まず1点目のむらさき子どもひろばの指定管理者制度の導入に伴う開館時間等の拡充につきまして、そのような点についても、まず、指定管理者とは基本協定、例えば3年なら3年、そのほかに年次協定を結びます。年次協定の中で具体的な施策に変更が出てくるような場合においては、その中で変更も可能となりますので、開館時間だけではなくて、ほかの面も含めまして、利用者の声を聞きながら、毎年少しでもよくなるような、あるべき姿を求めていきたいとは思っております。
 2点目の今回の高山小学童保育所での整備計画の進め方につきましてですけれども、高山小学童保育所におけるこのたびの進め方等を十分踏まえながら、私たちも進め方について、より拙速にならないように、一緒に考えながらやっていくことが大切かなという点を一番感じました。今後、ほかの学童保育所も含めまして、本当に利用者だけではなく、地域の方、学校、広くPTAの方々も含めた中で一緒に考えて、学童保育所の整備計画というものを進めていきたいと思っております。以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  最後に1点だけ、中体連の件なんですけれども、合同の部活動というのも検討しなくてはいけないですし、それが中体連の競技、試合等に参加できるという目標がなければ、それも余り意味ないというか、子どもたちにとっては1つ目標がなくなることになりますので、そこが一番変わらないといけないところかなという気がしますから、今後も強くいろいろと要望していっていただきたいと思います。以上です。


◯委員(杉本英騎君)  何点かお願いします。学校給食の関係なんですが、これは前回も資料をいただきまして、学校給食のあり方検討委員会の報告書をベースにした形で実施方針ができたと思うんですが、いわゆる効率的運用ということは、世間では経費削減効果というのと同意語に使われているんですけれども、この報告書の中では1校当たり1,800万円の削減効果があるという1つの試算をされています。
 それと、もう一方で、委託することによって食育の推進と、今質問がありましたおいしいということも含めて内容の充実と、また、安全の徹底ということが、これをやることによって経費削減効果とともに、こういうことが充実できるんだというお話だと思うんです。その際、例えば、ここに出ているのは、安全の問題で言えばドライシステム化ということが出されています。これは私たちも文教委員会で視察させていただきましたけれども、ドライ運用というのとドライシステム化というのは経費がかなりかかります。改修にあわせてやっていくということですけれども、そうすると、単純に今かかっている学校給食のお金を財政の中で安く上げるというだけではなくて、こういうある意味、かなりの設備投資も必要なものにも充てていって、結果として、総体としての学校給食の質を充実させていくと。
 民間委託の基本的な考え方だと思うんですけれども、安ければいいという話ではなくて、限られた財政の中で質を落とさずに、より以上のニーズにどうこたえるかということが三鷹市のコンセプトだと思うんです。そういう点で、そこの計画というか、これはどういうふうになっていくんでしょうか。やっぱり市民の方々にとっても、こういう方式にしてよかったと思えるものにならないと、安かろう、悪かろうでは困ると思いますので、その点について、どういう見通しとか計画等を持っておられるのか。
 現状はここですけれども、ここが目に見える形でよくなりますとか、保育園についても、前の子育て支援室長が幸い教育委員会に来ていただきましたけれども、公設民営保育園の検証というのをやって、報告書も出てというのをやっています。これだけよくなったんだ、まだ課題があるんだということですから、それなりの当初の目標というか、ここまでやりたいということがなければ、検証も何もないと思うんです。そういう点についてお聞きしたいと思います。
 あと、食育の問題が、基本法もできて、南浦小学校でモデルとして取り組むということなんですが、これは中学校との連携だとか保育園との連携というのはどうなんでしょうか。特に、食事は中学校に行って乱れるんですね。だから、小学校のときからということかもしれませんが、小学校での食育というのが中学校でどういうふうになっているのかというところで言えば、中学校と連携したモデルというか、取り組みというか、検証ということが必要になってくるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
 次に、小・中一貫カリキュラムの件なんですが、これは、いろいろ苦労されてつくられて、実際私の子どもが行っているのは小学校も中学校もモデル校なので、今度、二十日に井口小学校で研究会がありますけれども、行こうと思っています。ある意味専門的なことになってしまうので、里吉指導室長に説明していただいて、なるほどと思ったんですが、これは実際にやってみて、その中で先生たちがどういうふうに評価して、子どもたちがどう上がっていったか、見るしかないだろうと思っています。
 1つだけ思うのは、英語活動をやっていますね。五、六年生だったのが、この小・中一貫カリキュラムでやったことによって、ALTの先生も非常に自分がやっていることの意義、意味というのを非常に見つけやすくなったと。5年、6年でやっているけれども、遊んでいるのか、英語を教えているのかみたいな面というのが往々にしてありました。それがきちんと教育活動の中に位置づけられてやっているし、そういう意味では日々の取り組みというのが負担も軽くなったし、先生もALTの先生と頭を突き合わせながら一生懸命やっていた、そこら辺が改善されてきたという声も上がってきているので、そういう検証をしっかりやっていくことかと思っています。これは質問というか、意見です。
 次、四小学童保育所とむらさき子どもひろばの一体的運営の件ですが、これ自身の目的なんですけれども、もともと学童保育そのものは社会福祉協議会に委託しているわけですから、民間委託がどうのというレベルの話ではないと思うんですけれども、この一体的活動をすることによっての経費削減効果というのはどれぐらいあるんでしょうか。
 プロポーザルをやっていくわけですけれども、指定管理者になるということで、各学童保育所の父母会の皆さんに集まっていただいて説明会をやったと思うんですが、そのときは教育委員会自身も取り組みをしたばかりで、そういう意味では保護者の方々というか、各父母会の役員の方々に十分な説明ができる段階ではまだなかったと認識していますが、せっかく竹内総務課長も来られたわけですから、その辺のノウハウというか、単純に保育園とは同じようにはできないとは思いますけれども、戦力を最大限活用して十分な取り組みと説明をきちんとやってもらいたいと思っています。それは、今回の四小学童保育所の件から、ほかの学童保育所への影響というのが今後出てきますから、モデルケースになると思いますので、その点についてお聞きしたい。
 あと、学童保育所の整備計画の検討に入るということなんですが、策定そのものはどれぐらいをめどにしているんでしょうか。一般的に考えると、基本計画(改定)の見直しに合わせてということなのかもしれませんが、先ほどほかの委員の方からもありましたように、先行的に状況を把握して、この前の一般質問でもありましたけれども、最終的な市全体の決定というのはそういう時期になるのかもしれませんが、前倒しの対応をお願いしたいという意味で、基本計画の見直しまでに何とか検討できればいいなではなくてそう思うのですが、いかがでしょうか。
 部活動の件も、これはこの際ですから、二中はサッカー部がおかげさまで復活しまして、井口小学校の先生が顧問になって、校庭がほかの部活動があるのでなかなか使えないということで、第二小学校と井口小学校の校庭を使うと。そうすると、いろいろな影響もありまして、校庭開放の関係もあるんですが、この間、コミュニティスクールということでいろいろありながらも相互の交流をやってきたことの成果かと思っていますので、そういういい面をぜひ全体に広げていっていただきたいと思います。
 学校教育の件なんですけれども、小・中一貫だとか、コミュニティ・スクール等も関係するんですが、子どもの学びを確かなものにするということでやられていると思います。ことしの地域からの公立の小・中学校への進学率という資料があるんですけれども、学区によっていろいろなばらつきがあって、事情もあると思うんですが、とりわけ中学校においては一番地元、そこに住んでいる子どもの進学率が高いのが、中学校では第二中学校で81.1%なんです。あとは70%、60%台が続くんですが、第三中学校が50.0%ということで、いろいろあったと思うんですが、地元の子どもたちが地元の小学校、公立の学校に進めるという進学率の違いというのをどういうふうに分析されているのか。教育格差ということ、学力格差ということも言われていますし、さまざま問題があると思うんですが、現状認識と取り組みについてお聞きしたいと思います。
 幼児教育の件なんですけれども、ちどりこども園が開設されるわけですが、これは保育機能と幼児教育機能というものを一体化した新たな取り組み。国の方でも三鷹市よりもおくれて総合施設というのが出てきましたけれども、ある意味、一歩先行した取り組みなのかなと思うんですが、これまでの幼児教育の伝統と成果ということを幼稚園の保護者の方々は非常に評価されておりまして、それがこのちどりこども園にどう継承されていくのかと。もう廃園になったから関係ないやということではなくて、非常に注意深く見ておられるんですが、一番の問題は人的な問題だと思います。これまでの公立幼稚園で働いていた先生たちが、ノウハウだとか、とらの巻があったり、マニュアルだけの話ではなくて、人的に継承されてきたと思うんですが、それが今度のちどりこども園にはどのように継承されていくんでしょうか。
 そこがないと、結局単に保育園の措置要件とか、今の施設ではありませんけれども、入所要件を撤廃したというだけであって、今までの三鷹市の幼児教育の歴史と伝統というものが、人的な問題も含めてどう継承されていくのかということについてお聞きしたい。というのも、幼・小連携ということが言われますが、1つの三鷹市としての拠点的な施設にもなるのかなという思いがあったと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯委員長(田中順子さん)  今、杉本委員の質疑中でございますけれども、6項目、質問事項も多くございますので、ここで1度休憩を入れまして、再開を1時ということで、御答弁をその後いただくということでお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、休憩いたします。
                  午前11時53分 休憩



                  午後1時00分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開させていただきます。
 先ほどの杉本委員の質疑に対する答弁から始めさせていただきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(柴田直樹君)  1点目の、学校給食の効率的な運営についての御質問にお答えいたします。このほど取りまとめました実施方針(案)の12ページをごらんいただきますと、一番最後にまる8としまして、民間委託により得られた効果の活用ということで述べております。これらの効率的な運営から得られた効果を、食育の推進、学校給食の内容の充実、安全・衛生管理の徹底を図るための給食施設・設備の計画的な改善などに生かしていくということで、うたっております。
 この中で、人的な効果と物的な効果と、2つ効果がございます。まず人的な効果としましては、各学校に配置しております学校栄養職員、いわゆる栄養士でございますが、この栄養士が調理の現場から外れることができます。今までは調理指導など、調理員と一緒になってこの調理の現場の中で働いておりましたが、委託化することによって、受託業者のチーフを通じての指示ということになりますので、もちろん、中に入って指示することも、チーフを通じての指示もありますが、原則的にはそういうことから外れることができますので、食育指導という学校の授業の中で担任の先生とティーム・ティーチングで食育指導することができます。また、管理監督的な立場から、衛生管理、安全管理を徹底するということもできます。また、栄養管理につきましても、子どもたちの実態を踏まえた栄養管理ということで、より充実した献立もできます。それが人的な効果でございます。
 物的な効果としましては、ここにありますように、コストの削減が図られますので、それを給食の施設・設備への投入ということで、これも計画的に進めるということで考えております。ドライシステムにしろ、今度第一小学校のスーパーリニューアルで対応しようとしていますのが、ドライ運用システム、完全なドライではありませんが、ドライに近いシステムに移行していこうと。そういうことで、より安全性を高める設備への改善ということを計画的に進めていきたいわけですが、これについては多額の経費を要しますので、基本計画の改定の中にきちんと位置づけて──学校給食の中で食器改善もそうです。これもきちんと計画的に基本計画の中に位置づけて改善してまいりました。そのような形で、基本計画の中で改善を位置づけながら進めていきたいと考えているところでございます。その中で目標設定を行っていきたいと思っております。以上です。


◯学務課長(石渡 裕君)  2点目の食育について、中学校との連携、もしくは保育園との連携についてどう考えるかという御質問でございますけれども、こちらの今回の実施方針(案)の5ページを開いていただきますと、上の方にまる5で学校・家庭・地域の連携ということがうたってあります。その後段で、児童・生徒が食を通じて健全な心と体をはぐくむために、乳幼児期から食育に取り組む必要があるということで、幼稚園・保育園での食育の取り組みや、各家庭でのライフステージに沿った取り組みが望まれますと。今後は、市立保育園や健康推進課など市の関連部署とも連携して、地域での総合的な食育の推進を図りますということで、今後、この方針に沿いまして、保育園との連携についても検討してまいるということでございます。
 中学校でございますけれども、中学校区での委託校の選定というお話の中でも御説明したと思うんですけれども、義務教育9年間を通して食育を推進していくという考え方のもとに、中学校区で小・中学校、それぞれ1校ずつ選ぶという方針でございますので、もちろん小学校で進める食育についても、中学校の方に一緒に展開していきたいと考えております。以上でございます。


◯指導室長(里吉武仁君)  それでは、まず地元の小・中学校への進学の割合についての分析と、取り組みについての御質問でございました。各学校から私立学校に進学する理由について、校長等からのヒアリングで把握している内容につきましては、中学校が主でございますが、高校入試をしなくて高校に進学できるとか、ゆとりを持って学習できる、あるいは、私立学校の方針に賛同しているといった理由から、小学校から中学校より、駅の方が近いので、通いやすいとか、さまざまな理由を聞いているところでございます。
 一概に公立小・中学校が不十分なので私立の方に進学しているとは言えないかなとは考えているところではございますが、公立小・中学校におきましては、小・中一貫教育の推進等によりまして、より一層魅力ある公立学校としての教育活動の充実に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
 なお、先ほどの一貫カリキュラムの点につきましては、19日に視察していただきますが、3校合同で研修を深めながらカリキュラムの検証にも取り組んでおります。部活動につきましても、小・中学校の兼務発令をさせていただいているということで、小学校の教員が中学校の部活動も指導できるということでございますので、行く行くは市内全体の中でこういった活動も充実してくるかと思っております。以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  まず、1点目の一体的運営の経費削減効果についての見通しですが、平成18年度予算に基づいた概算になりますけれども、現在の経費は人件費と運営費を合わせまして、両施設で約4,500万円程度でございます。一体的運営後につきましては、事業が拡充されることなどにもよりまして、その辺を勘案した上で、今現在、積算しているところでは、500万円強になるのではないかというものでございます。4,500万円のうち運営費は1,500万円です。運営費については余り変わらないと考えております。1,300万円から1,500万円です。人件費が3,200万円。人員の配置基準等で考えますと、ほかの自治体の委託とか、指定管理とか、その辺を考えますと、大体人件費で500万円強ぐらいが最低限のラインとして考えているものでございます。削減効果が500万円強出ると考えております。
 それから、学童保育所の整備計画につきましてですが、長期的には基本計画に従って進めたいと思っておりますが、短期的には子どもの安全、待機児対策、施設の老朽度等を総合的に検証する中で、緊急度を把握して、極力早目にその計画を立てていきたいと考えております。以上です。


◯生涯学習課長(深谷澄夫君)  もう一点御質問いただきました父母への説明会でございますが、プロポーザル方式に初めて取り組みますので、市内の保育園の実績、あるいは他市の状況等を十分把握いたしまして、よりよいサービスの向上が図れるように努力したいと考えております。
 また、制度や管理者が変わることに対しまして父母が不安感を抱かないようにすることが非常に大事だと思います。そういうことで、きょうの報告を踏まえまして、6月の末には、具体的に四小学童保育所の父母会、あるいはむらさき子どもひろばの利用者との話し合いの場を予定しているところでございます。それ以後も意見交換、あるいは情報交換の場を重ねていきたいと考えております。以上でございます。


◯総務課長(竹内冨士夫君)  ちどりこども園の開設に当たっての人的継承という御質問にお答えいたします。ちどりこども園の開設につきましては、現在子育て支援室の方が中心になって準備を進めておりますけれども、具体的に4〜5歳のところで幼稚園タイプを設けるという計画でございます。この部分につきましては、現在の幼稚園教諭を受け入れるということも、当然想定しているところでございます。
 これまでの取り組みですけれども、幼稚園の教諭の方からのヒアリング、ないしは話し合いということで、教育委員会と子育て支援室の方で取り組んできた経過がございますし、具体的に現場サイドとしまして、幼稚園、保育園の職員の交流、園児の交流、例えばちどり幼稚園も閉園しましたけれども、ちどり幼稚園とあけぼの保育園の交流ですとか、こじか幼稚園と近隣の中原等の保育園との交流ということで、具体的な開設を視野に入れてそういった交流も進めてきたところでございます。以上です。


◯委員(杉本英騎君)  学校給食の方からなんですが、これも計画的な改修ということになるとは思うんですが、そうすると、学校の改修等というものも当然ありますね、スーパーリニューアルということもあるし。ということになりますと、では、これは民間委託による経費的な部分を施設改修のときにやっていくわけですが、そこの計画というのは今年度中に検討に入っているんですか。要するに、これの浮いたお金で、この年にはここをやって、この年にはこうやって、大体どれぐらいのお金がかかるというような。
 先のないというか、「徐々にやっていきます」で、浮かすだけ浮かしておいて、学校の改修にあわせて使いますよということではなくて、これだけ浮くんだから、その結果、ここまでにはこうなっていくという見通しというものも市民なり、利用者の人たちに示すことは必要ではないかと。民間委託されたから、すぐ悪くなるということではないという前提でやっているわけですから、現状を維持できた上に、もっと新しいことができますということでやらなければ意味がないだろうと思うんですが、何年もたったら、うちの子も中学校を卒業してしまいますし。
 一定のめどを持って、優先順位は順番がありますから、うちの子の学校になるか、よその学区の学校になるかはあれでしょうけれども、そこら辺ははっきり見通しを。それは、最終的には基本計画の見直しの中で位置づけるということになるんでしょうけれども、そういうところをきちんとやっていっていただいて。空手形とはならないとは思いますが、いつできるかわからない手形を切られてもしようがないので、そこはよろしくお願いしたいと思います。
 食育のモデルケースなんですが、一般的な食育の小学校、中学校、保育園とかの連携というのはそうなんですが、南浦小学校をモデル校として設定するというんですから、特別なことをやるんでしょう。違うんですか。そうすると、南浦小学校と第一中学校との連携とかいうことを、一般的に連携しますという話ではなくて、南浦小学校をモデル校としてやるんだったら、学区の第一中学校との連携をやって、第一中学校もモデル校に指定して、トータルにやった方がいいのではないですかという提案ということです。
 カリキュラムの件なんですが、これはしっかりと検証委員会もつくって、検証していくということなんですけれども。今の英語の問題で言えば、一貫カリキュラムをつくったことで評判もいいし、うちの下の子は3年生と4年生なんですが、これも初めてやるわけです、今まで五、六年だったから。帰って来て、いきなり英語であいさつされたり、非常に喜んでいるんですけれども、文科省の方から英語が小学校は必修化ということで出ています。賛否両論いろいろあって、そういう意味で、私自身も賛否両論というか、こういう面はいいかもしれないけれども、これはどうかなという面もあるわけです。
 日本経済新聞で「割れる賛否 進む準備」とあるんですが、好きな教科なんですけれども、これは文科省の調査なんですが、英語が中学校1年生のとき40%ぐらい好きなんです。中学校2年になると大体40%ぐらいに推移していて、中学校3年生になると、30%に下がるんです、好きな教科が。数学は中学校1年生のときは30%で、中学校2年生、3年生で40%近くになって上がっていく。教科によっていろいろあるんですけれども。小学校を聞いたら、習い始めは英語好きということで、これは小学校でやっている学校の調査なんですが、小学校3年生で英語が好きというのは80%を超えているんですが、小学校6年生になると40%ぐらい減っているんです。習い始めは好きなんだけれども、だんだん減っていく。
 中学校に行くと、習い始めはおもしろいけれども、減っていくと、私自身もそうですけれども。そういうのをやる以上、この辺の課題が解決されていかないといけないと思っています。だから、ああすべきだ、こうすべきだという具体的な提案ではないですけれども、そういうところを考えながら、しっかりとやっていっていただきたいという思いで、先ほど質問しました。御所見があればお願いします。
 学童保育所の方ですけれども、計画の件で、基本計画の改定後になるけれども、緊急度のあるものは前倒しでやっていきたいという御答弁でしたから、全体の予算との関係がありますけれども、私も一生懸命応援したいと思いますので、基本計画が立ってからというのではなくて、とれる予算はどんどんとって進めていっていただきたいと思います。
 幼児教育の件なんですが、どうしても当初はちどりこども園の扱いというのは文教委員会なり教育委員会でずっとやってきたんですけれども、それが子育て施設ということで、健康福祉部の方に所管そのものが移りますし、行政報告そのものも健康福祉部の方では今回やっていますけれども、文教委員会は出さないですね。それはそれで、だから、そのことに注文つけるつもりはないんですが、やっぱり教育委員会としてもこの問題に対して積極的に取り組んでいってもらいたい。特に、先生が残らないことには、これまでの保護者の方たちが評価してきた三鷹市の幼稚園教育はいいというのは残らないのではないかと。
 先ほど、そういう方策も残している、選択肢としてあるという話でしたけれども、ぜひ残していただきたいと。職員の方々も積極的に自分たちが誇りを持って取り組んできた幼児教育であるならば、そういう選択肢も残っているわけですから、ぜひちどりこども園に行って、三鷹市のよき幼児教育の中身を次の世代に継承していっていただきたいと思いますので、そこの取り組みをよろしくお願いいたしたいと思います。以上です。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  まず、食育のモデル校指定の件でございますけれども、これは指定と言っておりますが、事実上は学校との合意の上での指定というのが教育界の常識でございます。そういう意味で、南浦小学校が合意を得てモデル校ということで出発していきますけれども、そこの進学先である第一中学校については、まだその面での調整が済んでいないということもあります。しかし、研究の進展の中で、本市の場合は小・中一貫教育ということが前提になってのカリキュラム、指導計画で既に動いておりますので、必然的に小学校と中学校が連携して食育の教育の展開ということになっていきますので、これは時間の問題だと思いますので、その辺、もう少しお待ちいただければ明確なお答えができると思っております。
 もう一点、小学校の英語活動ですけれども、これは週1時間ということで、英語科として必修教科にするということについては賛否両論あるということは承知しておりますけれども、英語活動ということでございますので、この週1時間、1こまの存在が国語力を奪うとか、圧迫するとか、読解力を低下させるとか、日本語をないがしろにするとか、そういったことには全くつながらないだろうと思っています。
 好き嫌いにつきましては、英語に限らず、ほかの教科も同じでございまして、先生方は嫌いにならないように指導計画、カリキュラムを改善しながら、興味・関心を持たせるように指導方法も改善して、工夫して指導に当たっているというのが現状ですので、英語活動につきましても、そういう面がありましたら、学校で改善を図っていくということが大事かと思っていますので、その辺でも教育委員会として指導していきたいと思っております。
 ちどりこども園の方は、お話のように、やはりせっかくの幼児教育の財産を継承していくというのは本当に大事なことだと思っておりますので、そういう方をぜひちどり幼稚園の人的な継承として道が開かれていくと思いますので、積極的にそういう方向に行くように努力してまいりたいと思っております。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(柴田直樹君)  学校給食の委託の効果に伴う施設・設備の改修計画ですが、先ほど申し上げましたように多額の経費を要するということで、財政的な計画の中で位置づけていく方向で考えております。これはもちろん市の基本計画と、また、市長の予算調製権というのがございますので、その中で検討してまいりますが、基本計画のスケジュールでいきますと、平成19年度から平成22年度までの4年間の財政計画、これから具体的に検討に入るわけです。そういう中で検討を進めていきたいと思います。
 もう1つは、今回、実施方針(案)で出しておりますのは、4校で実施するということで考えております。この4校で、小・中1校ずつでそれぞれ2つの中学校区でという考え方を出しておりますが、これは2つの業者で実施する考えを持っています。1つの業者だけでは十分検証がし切れないということがありますので、2つの業者で実施して、それを十分検証して次の平成20年度以降の取り組みの計画を立てていこうと考えております。実際上、これから何年間にわたってどれだけの財政的な効果が出るかというのは、今の段階では、理論計算上、1校当たり1,800万円という数字が出ますけれども、今後それをどのように実施していくかという全体的な計画とリンクしないと、全体的な計画が出てこないということもございます。
 そういうことで、先ほど申し上げましたように平成19年度からの基本計画の改定の中で検討していきたいと考えているところでございます。あとは課長の方からお答えします。


◯委員(杉本英騎君)  給食の件ですが、柴田部長の言うこともわかります。要するに平成20年度以降にどういうふうにやっていくというのは、年次計画で次々と決まっているわけではないですから、それはそうだろうと思いますけれども。単純に考えて、民間委託したところからドライシステム化していくというわけでもないんですね。だから、民間委託したから見返り事業ということではないんでしょうけれども、そういうやり方がいいのかどうかという話もありますから、必ずしも施設改修をしていくというところと民間委託を導入するところは一致するとも限らないということなんですね。理解の問題です。確認しておきたいと思います。
 今、四小学童保育所とむらさき子どもひろばの両施設で4,500万円かかっていて、一体的運営をすることによって、指定先がまた同じ社会福祉協議会になるかもしれませんし、ほかになるかもしれませんけれども、業者がかわるかどうかということよりも、一体的な運営によって500万円浮くということですが、職員体制が、現状ですと、社協の正規職員が2人で、臨時職員が配置されると。むらさき子どもひろばが市の職員が1人で、嘱託が2人で、あとは臨時職が入るということなんですが、人数的に言えば現行体制の方が多いんです。常勤職員ということで言うと、今度の委託先は3人。現在だと、社協の正規職員が2人と市の職員、正規ということで言えば3人という形になるんですか。それは、常勤の職員の体制は変わらないと。
 一体化されると非常勤の職員4人というのが、現状のむらさき子どもひろばの嘱託だとか、臨時職員だとか、学童保育所の臨時職員で対応した部分が非常勤の4人に当たるという考え方なんですか。常勤職員の体制というのはそんなに大きく変わらないんでしょうか。ということと、結局一番大きいのは、保育園の問題でもそうですけれども、経費の削減ももちろん必要だし、柔軟な運営も必要なんだけれども、職員の定着率の問題等いろいろあって、余り人件費を削るわけにはいかない。そのバランスをどうとるかが肝心なところだと思うんです。500万円の削減というのは、主に人件費での削減効果と考えていいんでしょうか。それは、常勤の体制としてはそんなに落ちないけれども、一体的にやることによっての削減効果があると理解すればいいんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(柴田直樹君)  学校給食の委託と施設改修計画とのリンクは、その委託した学校から改修していくという単純なリンクというのは考えておりません。これは三鷹市全体の学校の改修計画の中の位置づけで検討してまいります。先ほど申し上げましたように、一番大きなねらいは、学校給食を充実していこうということですので、特に人的な効果での栄養士の食育への活用とか、学校給食の内容自体で、今までよりも人的な対応を柔軟に配置することができますので、バラエティーに富んだ学校給食をやるときには必要な人員を委託料の中で賄うことができるような体制づくりを考えておりますので、施設改修だけではなくて、むしろ給食内容、食育の充実という点で生かしていきたいと考えています。以上です。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(山本博章君)  2点あるかと思います。まず1点目の職員の配置の比較についてでございますが、まず、要項(素案)の方の人数、常勤職員3人との比較におきましては、社会福祉協議会が2人が常勤職員としているわけですけれども、それプラス、むらさき子どもひろばの市の職員の方につきましては、今事務職でございます。ですから、今度はこの資格要件の方にも書いてございますように、館長職が保育の資格なり、教員の資格を持っている人ということになりますので、そういう面では実質的な増になっていくと、子どもとのかかわりとか、具体的な事務を除いた運営部分については実質的な増になると考えております。
 また、非常勤職員につきましても、一体的な運営をすることによって、常勤職員と館長を含めて4人と非常勤職員が一緒になって運営していくことによりまして、かなり効率的な配置も可能になっていくということでございます。2点目の御質問に移ることになりますけれども、そのようなことによりまして、事業を拡充しつつも効率的な配置が可能になるということで、それにおいて人件費部分が一定程度、拡充しつつも削減効果を出せるのではないかと見込んでおります。それが500万円程度ということでございます。以上です。


◯委員(森  徹君)  それでは質問させていただきます。今までの審議の中でかなり聞きたいこともいろいろ出されていますので、簡単に質問させていただきます。資料の基本方針と事業計画の5ページの真ん中辺、(エ)のところですが、この教員養成と言いましょうか、三鷹ネットワーク大学で、もう少しこういう新規事業に加えた背景、この辺を御説明いただければと思います。
 小・中一貫の実践の検証のことで、先ほど説明がありましたけれども、もう少し具体的に説明していただける内容があればお願いしたいと思います。
 3番目は第一小学校の入札の問題で、これは総務委員会ですから。ただ、私がお聞きしたいのは、学校の運営の中でこれで困難等は生じていないか、この点、御説明があればお聞きしたいと思います。入札の中身ではなくて、これが実際におくれているというところで、先ほど説明がありましたけれども、現場において何か困難が生じていないか。
 この事業計画の28ページの、図書館で、先ほど御答弁がありましたが、ここでは多様・高度化する市民ニーズに積極的に対応すると書いてありますね。これが先ほどの館長の御答弁の中身として理解していいのか、それ以外に何か検討されているものがもう少しありましたら、御答弁いただければと思います。
 学校給食のことで、やはり食の安全の徹底と効率的運営、これは今いろいろ御答弁がありました。ここは、私は今までの答弁の中でかなり整理されてきているんですが、食の安全の徹底の問題と、効率的な運営、この内容で事業方針に対して、これを進めていくに当たっての何か問題意識というものを整理されているのでしたら、その辺もお聞かせいただければと思います。以上です。


◯委員長(田中順子さん)  今御質問のございました3点目の第一小学校の件でございますけれども、基本的には流れ等について、先ほど休憩の中で御報告いただきました。そこら辺の配慮をいただきながらの御質問かと受け取っておりますので、その範囲でのお答えをよろしくお願いしたいと思います。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  1点目の三鷹ネットワーク大学での教員養成の内容でございますけれども、今具体的な検討を企画部、三鷹ネットワーク大学、教育委員会と、三者で検討中でございます。要は、今、学校の先生方は教師として採用されますと、4月からすぐ教壇に立つわけで、そういう意味では即戦力を要求されるわけです。初任者研修も1年間通じてはございますけれども、なかなか難しい課題がたくさんあります。
 そういう面と、教員が今大変不足しておりまして、新規採用者をたくさん採用しなければならない。たくさん採用するということは競争率が低下するわけですので、これは本来あってはならないんですが、余り向いていない方も入っていらっしゃるという場合もあるわけです。やはり本市といたしましては、教員を希望する学生の勉強中の段階から、本当にやる気のある方たちを集めて研修を重ねて、卒業のときには即戦力をもって教壇に立てるようにということで、14の大学・研究機関と協力して運営されているのが三鷹ネットワーク大学ですので、そこであらゆる知の総合力を結集して、また、各学校にも教育ボランティアとして実地訓練もしてもらいながら、土曜日あたりに集中講義をして、鍛え上げるという構想であります。
 それを踏まえまして、本市としてはそういう実力があって、志の高い、意欲のある学生を優先的に採用していきたいと考えているわけです。そのシステムでございます。
 第一小学校のスーパーリニューアルの件ですが、御指摘のようなことが生じないように工夫をして、最大限対応していくという考えでございます。私の方は以上です。残りはほかの担当が説明します。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(柴田直樹君)  一番最後の学校給食に関係する実施方針(案)の御質問で、問題意識はということでございますが、三鷹市として、この学校給食は自校方式ということと、学校に1人ずつ栄養士を配置して、中学校の学校給食も含めて完全給食をやっているという、非常に充実した学校給食の取り組みを進めてきたわけです。これは、さらにそれ以上の充実を図ろうという取り組みでございますので、特に学校の現場、そして、保護者の皆さんの理解と協力を得ていくということが最大の問題意識でございます。
 それぞれ、きょうの御報告の後、学校への説明とか、調理職場への職員の説明とか、保護者の皆さんへの説明とか、そういったことをしっかりとパブリックコメントを行って実施方針を固めていきたいと考えております。これによりまして、給食の委託化ということがありますが、調理員の職場をなくすわけではなく、調理員の方の職場の配置転換ということをしっかりとやりながら、スムーズな体制づくりを進めていきたいと考えております。私の方は以上でございます。


◯指導室長(里吉武仁君)  にしみたか学園の一貫カリキュラム、実践等の検証についての御質問でございました。にしみたか学園といたしまして、今回は3校合同の研究会を本年度は15回ほど予定しているところでございます。その研究会の中で昨年度開発いたしました6つの分野の研究授業を実施しつつ検証するわけでございますが、この研究授業につきましては、昨年度、各分野のカリキュラム開発に当たっていただきました学識経験者、コーディネーター、あわせましてこの開発に取り組みました市内小・中学校の教員も一堂に会して、授業実践をもとにした検証をにしみたか学園として進めていただくということで、この第1回目が来週20日の火曜日に井口小学校で6つの分科会での検証授業が実施されるところでございます。
 あわせまして、教育委員会事務局に三鷹市立小・中一貫教育校検証委員会を設置いたします。これは、いわゆる開設に関する実施方策に基づきまして、開園したにしみたか学園の実践を検証するために設置するものでございまして、学校運営、一貫カリキュラム、コミュニティスクール等の実践につきまして、学識経験者、にしみたか学園関係の校長、小・中学校校長会から教育委員会事務局の関係者、合わせまして9月から検証委員会を立ち上げて検証を進めていくものでございます。以上でございます。


◯施設課長(吉岡則明君)  3点目の第一小学校スーパーリニューアル事業の件でございますが、この事業の実施に当たっては、地域の市民や学校関係者で構成された第一小学校スーパーリニューアル市民検討会議で、それぞれの計画の内容について決めてまいりました。そういうことで、今回の工事に当たっても、こうした地域の市民の方や学校関係者の方に今回の内容について十分説明しながら、理解を得ながら工事を進めていきたいと思っております。以上でございます。


◯三鷹図書館長(若林 寛君)  図書館の多様化、高度化する市民ニーズについてでございますが、図書館は現在市民の読書活動を推進するとともに、地域の身近な社会教育施設としての役割を担っておりますが、最近は市民の皆さんの情報センターとしての機能の高まりを求められております。これから読書センター、プラス情報センターとしての社会教育施設として事業展開を図っていきたいと考えております。
 具体的には、三鷹市ゆかりの作家等の図書収集はもちろんでございますが、電子図書、ITを使った各種情報提供及びビジネス支援、そういった新しい事業展開を図っていきたいと考えております。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  最初の三鷹ネットワーク大学の先生の養成の件ですが、そうしますと、具体的には、そこでいろいろ検討されて、イメージがわかるようでわからないんですけれども、優秀な方を養成しながら、その方々を優先的と言いましょうか、事前に養成して、行政側として、養成ですから採用する対象者がわかってくると、そういう形で考えているんだという教育長の御答弁のように理解しているんですけれども、そんなことで理解していいんでしょうか。どこまで三鷹ネットワーク大学でその辺を踏み込んでいけるのかということで、もう少しわかりやすい説明があれば、お願いしたいと思います。
 小・中一貫は、今年度15回やられると。これは、たしか今までも既に説明があったのかもしれませんけれども、このにしみたか学園、何年間ぐらいを検証してということであったんでしょうか。3年とか、そういうスタンスが頭の中にあるんですけれども、その辺、お聞かせいただければと思います。
 それから、検証の内容が、どういう形で父母だとか、市民だとかということで紹介されるというか、市民的に全体で認識していく努力の方向があるのか、このことをお聞かせください。
 図書館のビジネス支援とおっしゃったのでしょうか、このことについてもう少しお聞かせください。
 学校給食の問題では、今までの、それ以上の充実という御答弁がありましたけれども、それ以上の充実というのはよくわかりにくい部分ですので、この辺はお答えいただければと思います。以上です。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  では、三鷹ネットワーク大学の教育養成につきまして、まだ今検討中ですので、余り具体的には申し上げにくいところもあるんですが、こんなふうに考えていただけるとと思っております。例えば大学1年生20人とか30人、2年生20人、30人、3年生、4年生から応募していただいて、ウイークデーは大体大学に行っているでしょうから、そういうときは学校の方に教育ボランティアとして教育実習のように各小学校、中学校に入っていただいて、それも、できれば大学の方と話し合って、ある程度の単位として認定してもらえるような形にしていけば、なおいいなと思っております。
 土曜日はやはり三鷹ネットワーク大学、または学校等でディスカッションですとか議論をしてもらって、研修を深めてもらう。そのときには、現職の教員の方々や、場合によっては校長先生、教頭先生、大学の先生などに、カリキュラムがつくられますから、そのカリキュラムの内容に応じて指導者を得て、具体的指導があるということで。これを大学1年生の場合は4年間続きますね。4年間行って、本当に御本人も意欲があって、適性があるという方については、もし東京都の教員になるとすれば、東京都の教員試験を受けて名簿登載になりますね。御承知のように、三鷹市の場合は小・中一貫教育校はコミュニティ・スクールを基盤としますから、これは学校運営協議会という形をとりますので、そこでは法に基づいた人事について東京都に対して強い要望を出せるということになりますので、教員の採用に当たって、その方たちの中からふさわしい方を強く要望するということで、こちらに優先的に配置されるだろうということであります。
 そういう形で教員養成をして、我が市の学校に奉職していただくというシステムでございます。一種の、俗っぽく言うと青田買いのようなところもありますけれども、やはり今の御時世では本当に団塊の世代がどんどんやめていってしまって、今、東京都全体でも2,000人以上採用しているんです。二、三年後は2,800人が必要になるという事態で、これは1.5人に1人ですから、ほとんど入ってしまうわけです。ということは、適性がなくてもなるという方が出てくるおそれがあります。足りないから仕方がないということもありますので、一種の自己防衛という面もありますが、よりよい先生を確保したいという願いのもとに行われるということでございます。
 小・中一貫の検証の件ですけれども、こちらに関しましては、教育委員会の検証委員会というのは、お話のように3年ぐらいというふうになろうかと思いますけれども、実際の小・中一貫教育校が動き出しますと、学校運営協議会ができているわけでありますので、そこで評価委員会がつくられて実際の検証が行われると。そこでは、カリキュラムの検証ももちろんですし、また、学校運営についての検証も行われる。モニタリングが行われるわけですので、改善がされていくわけです。
 学校運営協議会の持ち方にもよりますけれども、その持ち方で私どもが理想と考えているのは、地域、保護者の代表でありますけれども、保護者の代表限りの議論ではなくて、その方たちが地域や保護者の皆さん全員にアンケートなり、いろいろな方法で意見を集約しながら改善を図っていくということがなされるべきだろうと思っています。多分そういうことになっていくと思いますけれども、そういう形で評価の一環として検証も行われていくということになっていくわけであります。教育委員会の検証委員会というのは、3年ぐらいをめどにモデル校の検証をやっていくということで、あとはそれぞれの中学校区で学校運営協議会を中心に検証を実施していくということになります。私の方は以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(柴田直樹君)  先ほど御答弁しました学校給食の充実の再質問ですが、これまで以上に三鷹市の学校給食の充実を図ろうというねらいの具体的な内容の御質問ですが、食育基本法で食育を法律の中でうたっているものは、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものであるということ。すべての基本にあるということです。
 それと、さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と、「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てるという、これは1ページに書いてありますけれども、そういうことをねらいとしているわけでございます。要は、学校給食の給食自体を充実するということと、これを生きた教材にして、栄養士を中心とした、また、学校全体の教育活動も食育をねらいとした教育活動に具体的に取り組むということでございます。
 昨年の4月に栄養教諭制度というものが発足したわけでございます。学校の栄養士も講習を受けて教諭の資格を取得することができて、学校の中で指導することができるという制度ができたわけでございます。残念ながら、まだ三鷹市の中ではその資格を持った栄養士は1人しかおりません。これから、どんどん資格の取得の促進をして、せっかくの栄養士の知識、経験をもっともっと子どもたちの食育指導に生かしていこうと考えているわけでございます。
 この栄養教諭の果たす役割というのは、食育指導と学校の栄養管理の充実ということでございます。ですから、まずは委託化することによって栄養教諭が食育指導に十分かかわれる時間をとるということが1つです。もう1つ、生きた教材としての学校給食の中身の充実ということでございます。これは、実施方針のところでは、5ページのところにありますけれども、献立の充実ということが、まず1つございます。主食・主菜・副菜という、しっかりとした給食が栄養バランスもとれて、おいしく食べられると。先ほどおいしくないという話がありましたけれども、本当においしく食べられて、好き嫌いがなく子どもたちが給食をとれるように指導しながら、この給食を進めていくという、そこが重要です。
 食べたくないものは食べなくていいという偏食が今どうなっているかというと、肥満を呼び起こしているわけでございます。20年前と子どもを比較しますと、肥満がふえたのと、痩身──やせがふえたのと、両極端でふえているそうでございます。便秘も、この間のNHKのスペシャルで言っていましたけれども、1日1回排便がない子が52%いると、食物繊維をとらない、また、不規則な食事をしていると。要するに家庭での食生活が非常に乱れているというところが問題で、それを学校の教諭ないし栄養士が、御家庭の食育指導まで進めていかないと、本当の意味での子どもたちの食育はできないわけでございます。そういった意味で、学校給食自体をしっかりと充実させながら、食育指導を進めていこうというのが、これまで以上の充実ということでございます。よろしくお願いします。


◯三鷹駅前図書館担当課長(関 幸子さん)  森委員の御質問、ビジネス支援ということなんですが、この事業計画の29ページのhというところに、図書館の方でも新しいサービス提供ということでビジネス支援というのを既に掲げてございます。具体的なイメージとしては、読書活動というものと、市民生活への読書の推進ということもございますが、図書館にたくさんの専門書がございます。経営に特化したものもありますし、技術に特化したという本もございまして、それらをうまく使いまして、これから創業するという皆様、もしくは既に創業されていて、事業計画を新分野で展開したい。もしくは、今回のように会社法が変わったときに、新しい会社法はどんなものなのかということで、それぞれの企業のニーズに合わせた資料提供、それと民間のシンクタンクでのデータベース、政府でのデータベースでの、いわゆるITを活用した情報の提供というものについてもしっかりとやっていきたいと思っております。
 三鷹市は、SOHOCITYみたか構想を平成9年から掲げて、産業プラザを中心にいわゆるインキュベーション施設として、地域から新産業を創造しようという具体的な動きがございますので、それに合わせて、図書館としては知財としての情報の提供、資料の提供というものを十分にやっていくとともに、三鷹市内にあるさまざまな産業振興の各機関と連携しまして、相談事業、人脈のネットワーク化というものを図りながら、地域の中で新しい産業をつくっていくための推進役を図書館側からも発信していきたいと考えています。


◯委員(森  徹君)  まちづくり三鷹のお話のようで、図書館もそこまで来たのかという感じもありました。ここに書いてありました。個別にはまたお尋ねして、いろいろ教えていただきたいと思います。
 教育長の答弁もなかなかわかりやすい青田買いという言葉、非常に例えがわかりやすい。そうしますと、具体的に大学生の方に応募していただいて、三鷹市の現場に来ていただいて、実践、検証と言いましょうか、教育実践をしていただいて、その方も実際に初めての経験ですから、自分の行く方向としては教師としてやっていきたいという方向性で、しっかりとしたものを2年なり、3年なり、4年なりという形で、そういう方々を三鷹市としてもやっていきたいと理解できました。
 三者ということで、こういう発想は市長が出したのか、教育長が出したのか、わかりませんけれども、青田買いということを、三者でこういう方向性をつくっていこうということですね。三鷹市の場合には三鷹ネットワーク大学というものが受け皿としてあるわけですけれども、こういうことをやっているようなところというのは、ほかにあるんでしょうか。もしもわかっていれば、つかんでいなければ結構ですけれども、そういう実践的なものが、もしもあるのだったら教えていただければと思います。
 小・中一貫の実践の検証の話はわかりました。そういうことで進めていくということですが、最後に、今回のカリキュラム、先ほどの説明だけではなかなかよく飲み込めないというか、また先ほどの資料、後でまた見せていただいて、勉強させていただきたいと思いますけれども、今回のカリキュラムで特に努力した点、こういうところを努力したんだというのがあったら、一言でというのは難しいかもしれませんけれども、ここなんだと。また、逆に言うと、そこが難しかったんだというのがあったら、お話しいただければと思います。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  本市の三鷹ネットワーク大学での教員養成と似たところと言いますと、この近隣では杉並区で実施していると。杉並区は既に実践されておりますけれども、杉並区の場合はたしか大学3年生からと伺っています。3年生、4年生から研修して、優先的に採用したいと。つけ加えますと、独自採用もやっていると伺っております。
 ただ、三鷹市の場合は大学1年生からですけれども、これは例えて言えばというので青田買いと申し上げましたけれども、これは大変似て非なるものであります。本市が責任を持って大学生のときから研修して、育てて、適性がある方について、また、希望がある方について、優先的に本市にお願いできないかという話でございますので、大変似て非なるものでありますので、その辺、強調しておきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯指導室長(里吉武仁君)  小・中一貫カリキュラムを開発するに当たりまして、さまざまな視点から努力してきたわけでございますが、基本的には現行の法制度の中でカリキュラムを開発するということで進めてまいりました。そういった中で、やはり小学校と中学校の教員が一緒の場で開発するということでございますので、小学校の教員と中学校の教員がともにそれぞれの教科の学習指導要領の内容を熟知してもらうと、この点ではかなり努力していただきました。
 したがいまして、小学校高学年と中学校の接続の部分、ここの点には大変時間をかけて検討を進めてまいりました。さらに、9年間の中で、先ほども御紹介させていただきましたが、教科の内容によっては重複している部分、小学校で学んで、かなり時間を置いて中学校で学ぶというところがございましたので、学習内容の精選と重点化という点で、時間をかけて慎重にカリキュラム開発をさせていただきました。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  最後に1つお聞きしたいんですが、その大学生採用等の問題で、これは市の職員として採用するんですね。例えば、東京都の職員ですと、せっかく優秀な方が来られても、二、三年ですぐ移っていってしまいますね。全国的にどうなのかわかりませんけれども、東京の場合には、先生にもう少しいていただきたいという生徒の声があっても、せっかくというところで移っていかれる。かなり短い期間で先生が移られる。
 構想としてはいいわけです、三鷹市としてそういう人をと。しかし、ようやく三鷹市のことをわかっていただいた段階で、東京都の方で動かしていくという点では、どのように理解をしたらいいんでしょうか。その辺をもう少し検討される余地、また、三鷹市としてその問題をどう考えて、こういう事業計画を入れたんでしょうか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  その件は、お答えいたしますと、本市で研修、養成してということであっても、東京都の採用試験に受かって、私どもの方で強くお願いするということですので、あくまでも東京都の教員という身分は変わりません。したがって、東京都の異動要綱に従って異動がなされていくわけで、通常、一般教員の場合は6年ぐらいをめどに異動がなされていくわけです。しかし、これは今の要綱では校長が必要と認めれば、何年間かはいることが可能ということになっています。
 ただ、どんなにいい先生であっても、異動というのは一種の本人の資質の向上の1つのチャンスでもあるんです。確かに1つの学校、同じところでやればやるほど、なじみもできますし、非常にやりやすくなるんですが、逆におしりが暖かくなってしまって、マンネリ化するということもなきにしもあらずで、やはり場所をかえて、全く違う地域の中で、違う状況の子どもたちと悪戦苦闘する中で、また自分も磨かれていくということでありますので、必ずしもいい先生だから、ずっと生涯この学校で、この地域でというふうには、考えますと、また違う問題が発生しますので、適切な時期に異動があるというのは必要なことだろうと思っています。しかし、ある一定の期間はとめ置くことは可能であります。ですから、それが法的に保障されますので、そういう面で適切な対応ができていくと考えます。
 これは、市の職員となるわけではありません。ですから、最終的には市がフリーハンドを持つということになるためには、市に教員の人事権を持ってこさせるというのが究極の策なんですが、これにつきましては今議論されている中でありますので、その進展を見守りたいと思っております。以上です。


◯委員(伊藤俊明君)  まず最初に、三鷹市でも2月に学力検査を実施されたと思うんですが、公表をしないと言いますか、先般、東京都の方でも公表したわけですが、公表は全体としてはしなくても、各学校には通知し、その学力考査の結果を今後の子どもたちの教育活動に、教育長はどのように生かすお考えかということ。
 また、いろいろな形で何かしら子どもたちにやる気を起こさせるようなと言いますか、決して公表して学力差をあおることがいいことだけとは思いませんが、やはり、やる気をとか、また、市民の方々も教育長がかわって、どんなに三鷹市の教育がすばらしくなってきたというような期待もいろいろな意味でしているので、その辺をどのように今後生かしていくのかというお考えをお聞きしたいと思います。
 そして、中学生の職場体験の件に関しましても、受け入れ先の問題というのはいろいろあって、受け入れてくださる方も大変だと思うんですが、今、ニートの問題等、いろいろ子どもたちの、これからの職業観といいますか、いかに働くことが価値があるかという意味でも、職場を体験させることはもちろん大事なことなんですが、自分に適性があるとか、興味があるとか、そういう職場を体験させてあげられるような形というのは、何か特別お考えでしょうか。適性があるとか、好きだとかという意識が、何事においてもそうですが、スポーツとか、特に職業的なことには大事だと思いますので、その辺のお考えをお聞かせください。
 次が、エレベーターの件で今非常に問題になっていることなんですが、第六中学校の給食の関係で、シンドラー社の件を聞いたもので、これも、ほかの学校の他の施設とかには絶対にそういうことがないのか、また、これの検査の結果はどのような形になっているのかお聞かせください。
 次が、学校給食と食育についてお聞きしたいんですが、学校給食に関しましても、今回の民間の委託化で削減効果が非常に顕著にあらわれているというお話もあって、前向きで楽しみなんですが、特に食育についての配慮、そのように取り組みが特に南浦小学校を中心になさっていると。これも、ほかの校長先生の理解を得ながら、いち早く全小学校に拡充をお願いできたらと思いますので、その辺を。
 先ほど御答弁にありましたように、朝食も食べてこない児童が非常に多いということなので、その各家庭への食育の指導、おこがましいと言えばおこがましいんですが、その方も考慮に入れていかなければいけない時代なのではないかという気がします。国の方でも食育基本法というものを制定しましたので、この食育に対する三鷹市としての方向性、その辺もあわせてお聞かせください。
 にしみたか学園の小・中一貫に関してなんですが、先ほども立派なカリキュラムを見せていただいて、本当に皆さんがどんなに御苦労なさって、すばらしいものをつくっていただいたかということがよくわかります。他地区でも楽しみにしているというか、にしみたか学園の評判がかなりよろしいということで、ほかの地域でも。具体的に、その次のステップに関しましても、いきなりすぐどこでもというわけにはなかなかいかないと思うので、それに対しての先生方の意識の高揚、また、児童・生徒の人的交流、今後の小・中一貫の他地区への展開、それに向けての交流、対策の方をお願いいたします。
 それとともに、今、他の地区からもにしみたか学園に視察に来ているような話も、もちろん聞いておりますが、そこで皆さんが一番驚いたというか、評価してくれている点等、また、逆にこの点はどうなのということがありましたら、その視察に来てくださった方々の感想等をお聞かせください。
 もう一点が、学童保育所の件で、四小学童保育所とむらさき子どもひろばの一体化ということは、またこれはすばらしいことだと思うんですが、この学童保育所に関しましても、今非常に定員がオーバーしているとか、老朽化しているとか、いろいろな問題が発生していますね。この件に関しましても、地域的なばらつきもかなりありますし、開発等、かなり家があるということで、なかなか先々を見通すというか、予見するのも難しいかとは思いますが、その辺も考えて。あと、子どもの放課後の居場所づくりだとかという観点と、学童保育所の件にも関しまして、学校内、敷地内とか、そういう方面への今後の展開、その辺はどのようにお考えでしょうか。以上です。


◯委員長(田中順子さん)  それでは、6点あったかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  私の方から、最初の学力調査につきましてお答えさせていただきたいと思います。これは大変重要な問題でありまして、今後も引き続き議論がなされると思いますので、考えを述べさせていただきたいと思っています。
 この学力調査は、東京都の方は3回目になるわけですが、東京都は区市町村別に平均点の順位がわかるように、今、公表しております。今回も一応行政順にはなっておりましたけれども、あれを並べかえると一応平均点の順位がわかるというふうになっております。それだけを見ますと、上がった、下がったと一喜一憂する向きもありますけれども、私どもとしましては、やはり大事なことは、ただ平均点で他地区と比べて上がったか、下がったかということが、確かな学力が子どもたちに身についているのか、いないのかということにはならないというふうに考えています。
 むしろ、例えば3年間ありましたら、3年前のときの調査内容は、何点とるのが一番達成したのかということで考えたときに、本市の場合は何点だったと、それを超えていたかどうか。超えていたということは、学力はおおむね身についていると言えると思いますが、次の年はどうか、今度はどうかということを見ていくわけです。そして、例えばある学校だったら、本校の場合は、この3年間で到達すべきラインから徐々に下がりつつあるということになれば、学力は低下していると。これが、ラインからどんどん伸びているとなれば、学力は向上しているというふうに考えることは可能だと思います。
 しかし、まだもっと考えれば、一人一人を見たときにどうなのかということが、これが本当の学力の調査でありまして、ある子どもにとって3年間どうなってきたのかということが一番望ましいわけです。ただ、定点で中学校2年生、小学校5年生でやっていますので、どんどん進行していきますね。ですから、その辺でなかなかつかみにくいところがありますが。学校ごとに見ていくと、そういう意味で考えますと、必ずしも下がっているということは言い切れません。どうしても、東京都は、教育長会でもそういう安易な平均点で他地区と比較されるような、順位、ランクづけはやめてほしいと申し入れていますけれども、しかし、御承知のとおりであります。
 国の場合は、これも国の方は一定の配慮があって、都道府県ごとは公表するけれども、それ以外は各区市町村の判断に任せるということになっております。私の考えでは、やはり平均点のランクづけは、いたずらに競争意識をあおるということ。現に、これは風評ですけれども、例えば他地区では勉強が思わしくない子どもは、その日学校を休ませるとか、テスト問題は教育委員会で相当前につくるわけですけれども、それがなぜか学校の方に一部わかってしまうような──これはうわさでありますけれども、そんなふうなこと。これは、結局、昔の全国学力調査と同じなんです。それがまた競争意識をあおると。実態はわかりませんが、そういううわさを聞きます。
 この3年間をごらんいただくとわかりますけれども、平均点を比較しますと、必然的に最下位のところに位置づけられる区市があるわけです。これは歴然としますので、子どもたちもわかって、ある市の子どもたちが部活動で夏休みにバレーボールの試合に行ったときに、対戦相手の方から、ああ、最低の市から来たやつらだ、絶対に負けないぞということで、そういうことを聞こえよがしに言われて、先に、試合の前に意気消沈してしまうわけです。ですから、そんなことで子どもたちは全くそういうことについて罪はないんだけれども、しかし、非常に傷ついているという状況もあって、私は絶対にランクづけで公表することについては反対しています。本市につきましては、学校ごとにランクづけするようなことはやりたくないと思っています。
 この取り扱いですけれども、各学校については、その調査結果はすべて学校にお返しして、学校で実際の資料を見て、どういうふうにこれを改善するのかということについて、指導の改善の計画を教育委員会に出してもらうということになっています。一定の報告も東京都に出さなければいけないようですけれども。要は、この3年間のこの推移の中で御自分の学校、そして、子どもたちがどのように学力の定着について変わってきているのか。また、同時に、意識調査もやっていますので、ですから、意欲の面でも調査していますので、おっしゃるように、勉強嫌いがふえている等は否定できません。ですから、そういうことについても、学校としてどうするのかということについての策を出してもらうということです。
 そんなことで、国などの場合でもいろいろな生活習慣についての調査などもあわせてやっておりますけれども、要は早寝・早起き・朝御飯というふうな国民運動の話も出ていますけれども、基本的な生活習慣をきちんとつけながら、学習習慣もきちんとなされている子どもは学力の定着も高いということは言えると思います。これは、教師の側の授業の指導の改善もあわせて工夫してもらいながら、今後はこの小・中一貫教育の中で、一貫したカリキュラムで、効果的な指導計画の中で、小・中学校の先生方が協力して、また、地域の人も協力して教育がなされていきますので、少し時間がかかると思いますけれども、必ずや今後はいい効果が出てくるだろうと期待しているところであります。私の方は以上です。


◯指導室長(里吉武仁君)  それでは、中学生の職場体験と小・中一貫教育校の関係についてお答えさせていただきます。職場体験で、適性のある職場を生徒が体験できるような状況があるのかという御質問かと思います。これにつきましては、本日、資料の3でお届けさせていただいております、小・中一貫カリキュラム概要の29ページから32ページのところに、生き方・進路指導ということでの系統表をお示しさせていただいているところでございます。
 この生き方・進路指導につきましては、4つの能力を育成するといった中で、29ページ、30ページの職業理解能力の部分に、中学校第2学年の部分にまた職場体験という位置づけをさせていただいているところでございます。小学校の段階から系統的に発達段階に応じて学習を進めてくるわけでございまして、実際この職場体験におきましても、生徒の希望を優先し、学校の方でその希望を生かした職場体験のできる訪問先を確保した上で、子どもたちが体験に行っているといった状況がございますので、すべて十分適性に合っているかどうかというと、不十分な点があるかと思いますけれども、子どもの希望、適性を十分踏まえた体験ができていると把握しているところでございます。
 それから、まず、小・中一貫教育校の視察の感想でございますが、口をそろえて、三鷹市の小・中一貫教育校のにしみたか学園はすばらしいと言っていただいているところでございます。実は、過日、文部科学省の義務教育の改革室の方々が数人お見えになりまして、教育委員会で説明し、にしみたか学園に行って学園長からの話も聞き、コミュニティ・スクール委員会にも参加してお帰りになりましたが、三鷹市のこれだけのカリキュラムの開発は非常に参考になることがあるということもお話しされて、お帰りになりました。
 実は、視察の要請が非常に多くございまして、今、指導室の方では極力精選して、2学期以降に来ていただきたいということで、お断りをしています。かなりの量でございます。1学期間、落ちついて確実に実践を踏まえて、2学期以降に成果等が具体的にお示しできるようにということで、精選して視察の方は対応している状況でございます。
 各中学校区での取り組み状況でございますけれども、5月の段階で各中学校区の校長先生方から話を伺いましたところ、3校の校長が各中学校区で着々と開園に向けての準備を進めております。開発いたしましたカリキュラムについて、日常的な実践の中で検証することでありますとか、3校ないし4校の1つの学園として開園していくための事前の組織づくりでありますとか、コミュニティ・スクールを視野に入れた学校運営委員会のあり方ですとか、あるいは、先進校の情報収集でありますとか、そういった点の課題に対して、各中学校区で大変先進的に取り組みを今、進めていただいているところでございます。
 ちょうど、きょうあたりは第二小学校と井口小学校が自然教室で帰ってくるところでございますけれども、小・小連携ということで、にしみたか学園の両小学校におきましてはほとんどの課程といいましょうか、行動を一緒にしまして、両校の児童がまざり合って実践しているような状況がございます。ほかの中学校区も自然教室におきましては、小学校が一緒に日程を同じくして交流を深めているところでございます。以上でございます。


◯施設課長(吉岡則明君)  3点目の件で、6月3日に港区の方で起きましたエレベーターの関係でございますが、同社のエレベーターを設置しているところは、委員御指摘のとおり第六中学校で使用しておりました。これにつきましては、点検等は月1回定期点検を行っております。その中で、これまで誤作動等の報告はございません。若干の部品交換等につきましては、定期点検の中で発見された段階で報告がございまして、すぐ交換をすると。これは、このメーカーに限らずですけれども、そうした処置をしております。
 その他の施設でエレベーターの設置状況でございますが、学校につきましては、5校で8台エレベーターを設置しております。具体的には、給食室が5校、その他、高山小学校で車いす兼用のエレベーターが1台、第三中学校におきましては一般用のエレベーター。これは生徒はふだんは使用しておりません。物を運ぶとか、生徒がけがをしたとか、そうした非常時の場合に使用しているというふうにしております。
 点検につきましても、先ほど言ったように月1回、年1回の法定点検を行っております。それから、その他の教育施設では、4施設でエレベーターが設置されております。1つは、教育センター、社会教育会館、図書館本館、あとは川上郷自然の村、4施設でエレベーターを設置してございますが、今回の事故のメーカーではございません。以上でございます。


◯学務課長(石渡 裕君)  学校給食の食育に関する御質問をいただきました。まず、モデル校から他校へどのように普及していくのかという御質問でございますけれども、現在、南浦小学校がモデル校として、JA東京むさしの青壮年部とともに食育事業をしようということで検討を始めているところでございます。具体的には、学校の近隣の畑を借りて大根をつくる。大根をつくったものを、たくあんにして給食で食べたいというような案等が出ていると聞いております。また、同じような畑で野菜もつくって、給食で食したいということも出ているというふうに聞いております。まず、平成18年度、来年、平成19年度、南浦小学校できっちり食育をどのように展開できるかということを研究してから、他校へも波及をしていくということを思っております。
 ただ、南浦小学校だけが食育をやっているわけではございません。もう既にほかの学校でも始めているところでございます。例えば、東台小学校におきましては、6月19日を、食育基本計画の中で毎月19日を1・9で「イク」ということで、食育の日となっているんですけれども、この中で、6月と10月と2月の3回にわたって、学校栄養職員が保護者を対象にした食育教室というものを開催すると聞いております。そこでは、食事のバランスですとか、朝食の大切さであるとか、愛情のこもった手づくりの食事とか、そういうのを栄養士が中心に保護者に対して説明し、啓発していくということで進めようとしているところでございます。
 こういうことで、それ以外にも、例えば「給食だより」であるとか、試食会等を通じて、家庭へ食の大切さを伝えようという努力はしているところでございます。
 また、三鷹市の方向性をということでございますけれども、食育というのは学校教育、もしくは義務教育だけの問題ではございません。先ほど、他の委員からの御質問がありましたけれども、幼児期から中学校、そして成人、老年へとライフステージに沿って取り組みが必要ではないかなと思っておりますので、これにつきましては、現在、国で食育推進基本計画ができまして、東京都が策定中であるというふうに聞いております。三鷹市もこれを受けて策定を検討しているとも聞いておりますので、市長部局と連携しながら、ライフステージに沿った食育について検討してまいりたいと考えております。以上です。


◯生涯学習課長(深谷澄夫君)  学童のことについて御質問をいただきましたので、お答えいたします。まず、学童保育所の現状でございますが、半分以上の学童保育所で定員を多かれ少なかれオーバーしているという現状がございます。私どもといたしましても、待機児をなるべく出したくない、出さないようにしたいということで、指定管理者である社会福祉協議会と協議いたしまして、ある一定のところまでは認証しているということでございます。ただ、現在のところ1,066人の児童が入所しておりますが、10人の待機児ということになっております。
 今後の見通しですが、非常に難しい部分があります。例えば、160世帯のマンションが学校の近くにできたけれども、新たに学校に入った子は数人しかいなかったと、そのような事例もございまして、なかなか予測できないところがあります。先ほど、他の委員からの御質問の整備計画にもつながることでございますが、例えば近隣の保育園の状況等の確認をするなどをして、できるだけ情報を集めて今後の見通しというものを立てていきたいと思っております。
 そういう中で、この基本方針と事業計画の24ページで、柴田部長の方から冒頭御説明いたしましたけれども、(サ)のbのところで、三小学童保育所と地域子どもクラブとの連携ということを御説明いたしましたけれども、今後、こういったような形で子どもの居場所、校庭遊び場開放事業等とも連携を図る中で、子どもの学校を中心とした子どもの居場所を充実させるというところで、学童保育所の例えば待機児の解消にもつながる、そういったことを方向としては考えていきたいと思っております。
 国の方でも、文科省と厚労省の方で放課後子どもプランということで、来年度から総合的な放課後対策事業を実施するということを言っておりますので、市の方では、既に第三小学校でモデル的ですが、そんなことも進めているという部分もありますので、今後もこういったことも含めて考えていきたいと思っております。以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、何点か再質問をさせていただきます。学力調査に関しましては、そういう信念があって、なかなか学校間の格差によっての要らぬ子どもにプレッシャーをかけないという、いろいろな配慮もあります。ただ、私も、そうは言っても、三鷹市の中でもいろいろ学校間の地域の格差があるのではないかということが心配です。また、もちろん校長先生だけの責任ではないですが、学力の調査を受けとめて、どうそれを実のあるものにしていくかということが、取り組みが変わってきてしまうのではないかということが、私は一番心配なので、全体の底上げ、そこをいかにやっていくように考えているか、その辺の今後の取り組みをお願いいたします。
 職場体験の件に関しましては、そういうことで、できる限り適切に取り組んでいただいているということなので、今後ともよろしくお願いいたします。
 給食、食育に関してなんですが、各家庭での今の食の乱れというもの、また、生活習慣の乱れというものが非常に言われていますので、今の東台小学校の例を具体的にいただきましたけれども、そのようにいろいろな形でこれからも取り組んでいただきたい。
 もう一点、地元の農家の方のとか、地産地消等という観点から、先ほどのたくあんの取り組みも言っていただいたんですが、それにしても、このデータを見ても、まだまだ給食などにしても、取り組み、農家からの購入割合が全体の1.3%と極端に低いんです。農家の方としても、これからも、こういう点に努力すればもっといっぱい買ってもらえるんだとか、また、行政の方でも、こういう点をすればもっとというような、お互いに努力できる余地がまだまだあるのではないかと思うんです、この協力農家からの購入割合が1.3%というのを見てしまうと。その辺のお考えも聞かせてください。
 また、食育の栄養士の先生の役割も非常に大きいと思うんですが、学校の先生方に対しては、何か食育に関しての取り組みというのは別に改めてはなさっていないんでしょうか。子どもたちにも、もちろんそうなんですが、ふだん、先生自身が食育に関してどういうように関心を持って取り組んでいるのかというので、その辺をお聞かせください。
 にしみたか学園の取り組みというのは、まさにそのように評価が高いということを聞いて、安心というか、ますます自信を持った次第です。小学校の方は川上村の方でも2校合同で取り組んでいるという状況も聞いております。あとは、先生方の交流も暫時しているとは思いますが、その先生方の意識というか、意欲の方もそれとともに、いつでも取り組めるような状況と解釈してよろしいんですか。それとも、また、行政の方では、やはりこれを踏まえて何年後というふうに、どのようにお考えなのか、その辺もあわせて。
 学童の件なんですが、いろいろな状況があって、なかなか見通しが読みにくいという状況もわかりますが、三鷹市に関しては、ここのところはこの近年、二、三年というか、四、五年はふえていくのではないかと。また、長期的に見れば、いろいろな問題が出てくると思います。第三小学校のように空き教室があって、それで子どもの放課後の居場所づくりと学童保育所と連携をとってやっていくという、これはすばらしい案なので、いいことなんですが、空き教室がない場合とか、いろいろな地域の事情があってとかということになると、子どもたちの安全確保とか、いろいろな問題を考えたときに、新規に建てるとか、建てかえるとか、いろいろそういう状況も考えられるんでしょうか。お取り組みの方向性をお願いいたします。以上です。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  学力調査の件でございますけれども、この学校間の格差、これはあります。これは昔もありましたし、今もあります。どの地域も学校間の格差はあります。子ども同士の格差もあります。ただ、その格差が拡大して固定化してしまうのが怖いんです。ですから、その格差を正しく認識して、我が校の子どもたちにどういう指導をしたら、学習の意欲を持って、確実な学力が身につくかという手だてを、校長のリーダーシップのもとに全教員が保護者を巻き込んでその対策を立てて、確実に実行することが大事なんです。ですから、これを学校に求めたいと。そういう厳しさが学校の方になければ、改善されません。
 そういう意味では、たまにはああいう調査を公表するのもいいのではないかという意見もあるんです。ですから、それは一部私も理解できるのでありますが、純粋に子どものことを考えて全力を尽くしてもらうというふうになってもらいたいと思いますので、強く学校を指導してまいりたいと思っています。
 それから、食育についての教員への啓発、対応ですけれども、食育の教育活動を中心的に担うのは、やはり学校の第一線の先生方です。栄養士も、もちろん栄養教諭として指導にかかわってもらいますけれども、それは、やはりTTとして入っていただく。それから、給食の調理の面、管理の面、そういったところでかかわってもらうわけですが、日常的に子どもたちに食育の指導をしてもらうというのは、やはり教員たちですから、それを着実にやっていただくと。
 今までも食育の指導がなかったかというと、そういうわけではありません。給食指導もしておりますし、栄養のバランスのとれた食事についての指導もやっています。これは、給食指導ということでちゃんとした分野があるんです。それもやってきているんですが、この食育というのは、知育、徳育、体育、そして食育ということで、教育の1つの大きな柱として入ってきたと。今まで以上に、ばらばらに熱心にやる先生、熱心ではない先生ということではなくて、みんなが同じように体系的に食育の教育を進めていくということが大事なわけです。そういう意味で、第一線の先生方が同じ共通理解を持って、共通の気持ちで食育に当たっていただくということが、家庭の方にも影響を与えていく大きな力になっていくだろうと思っています。そういう意味で、学校を挙げて食育に取り組んでもらうということをお願いしていく必要があると考えています。
 それから、学童の件ですけれども、これは三小が1つのモデルということで、今、展開されています。学童保育所というのは、放課後の児童の皆さんの健全育成事業なわけです。ですから、例えば余裕教室がないところであっても、今はまだ展開されていませんけれども、これは今後の課題でありますが、通常の教室であっても、授業が行われていなければ、これはあいているわけですから、そういうところを活用することもできますし、特別教室というものもあるわけです。学校というのは、入ってみればわかりますけれども、結構あるんです、いろいろと。ですから、これを有効に活用していくということが求められると思います。
 先生方は、御自分の教室は公共物だというよりも自分の教室という意識が強いですから、なかなかそういう意識になりにくいんですが、学校によっては、ある学校はそういうことを乗り越えて、クラブ活動にどんどん貸しているというところもあります。そういうこともありますので、遠からずそういう意識に先生方もなってくれるだろうと思っていますし、山本部長を中心に生涯学習課も頑張っていますので、そういった学童と地域子どもクラブの一体化した活動が充実した展開で広がっていくということは確信しております。
 それから、にしみたか学園の先生方の交流は義務的なものではなくて、主体的な交流に変わってきています。これは月曜日に皆様方に御視察いただくわけですけれども、百聞は一見にしかずでございますので、ごらんいただくとわかりますけれども、先生方は本当に子どもたちのために、これは必要なことだと思って実践してくださっておりますので、回数を重ねるごとに、日を重ねるごとに充実していくものと考えています。研究会も、行事も、とにかくやれるところはどういうところでやれるかということを一生懸命になって探って、計画に入れて頑張ってくれておりますので、これも本当に頭が下がる思いでありますが、今後ますます充実していくものと考えております。以上です。


◯学務課長(石渡 裕君)  食育について再質問をいただきました。各家庭の乱れがあるのでという御指摘でございますけれども、委員、おっしゃるとおり、保護者に対する啓発というのも大事だと思います。早寝・早起き・朝御飯という国民運動も4月から協議会ができて展開されているということですので、学校給食を通じて保護者に対して基本的生活習慣である食生活──早寝・早起き・朝御飯を含めて、啓発活動を展開していきたいと思っております。
 それから、三鷹産の野菜の購入割合が低いということです。おっしゃるとおり、今、1.3%という購入金額になっております。三鷹産野菜につきましては、新鮮で、おいしく、また、生産者の顔が見えるという安全性もあります。これからも拡大していきたいということでございますけれども、三鷹産の野菜につきましては、実施方策の中の4ページでも触れましたけれども、やはり露地物ということがありますので、収穫時期が限定されたり、天候からも左右されるという点から、また、給食で使用する時期と調整が難しいことなどが1つの課題となっております。
 これまでも、農家の方に作付の時期などを協力していただきながら、量の拡大を図ってきましたけれども、これからもJAの方を中心に協力農家の方をふやしていただくのと同時に、各学校へも、これまで以上に三鷹産の野菜について利用できるように栄養士等に薦めていきたいと思っております。なお、今年度に入りまして協力農家が1軒、学校が2校ふえるという予定でございますので、現在、5軒の農家と14校の学校でしたけれども、今年度は6軒の農家、16校の学校で三鷹産の野菜の活用が図られるという予定でおります。私からは、以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  御丁寧な前向きな御答弁ありがとうございました。いずれにしましても、三鷹市の子どもたちの健やかな成長とよりよい環境をつくるために、これからもよろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。以上です。


◯委員長(田中順子さん)  よろしいでしょうか。それでは、質疑はないようですので、質疑についてはこれで終了させていただきます。
 1の行政報告を終了させていただきます。
 休憩いたします。
                  午後2時56分 休憩



                  午後3時05分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 続きまして、2番目の管外視察についてお諮りしたいと思います。この件につきましては、毎年行っております今までの慣例ですと、10月の時期を見て、それぞれ皆様から視察項目、視察場所等の御意見をいただいて決めているところですけれども、その点について、一たん休憩をさせていただきまして、お諮りさせていただきたいと思います。
 休憩します。
                  午後3時06分 休憩



                  午後3時13分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 休憩中に御協議いただきました管外視察の件につきましては、日程については10月16日月曜日から、19日の木曜日の中の2泊3日の日程で、視察候補地については6月23日までの間に御要望をお伝えいただいて、その中で正副委員長案をつくらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、そのように確認をいたします。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、3番目の所管事務の調査についてでございます。三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について。この件につきましては、議会閉会中の継続審査を申し出ることにしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。それでは、異議なしということで、そのように決定させていただきます。
 4番目の次回委員会の日程についてでございます。この件について、皆様にお諮りいたします。
 一たん、休憩いたします。
                  午後3時15分 休憩



                  午後3時20分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開させていただきます。
 にしみたか学園の視察の件につきまして、休憩中に皆様にお諮りしたとおりでございます。それでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。そのように確認させていただきます。改めまして、6月19日月曜日、午後1時に、にしみたか学園視察ということで実施させていただきます。よろしくお願いいたします。
 続きまして、5番目のその他に移らせていただきますが、この項目につきましては、特に何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、私どもの方で、杉本委員からもお話をいただきましたけれども、外部の研修会についてお話しいただきました。それと同時に、三鷹市の今のにしみたか学園、小・中一貫校の取り組みについての、また市外というか、他の場所での研修会等に三鷹市の教育長、にしみたか学園長がおいでになるというニュースも伺ったものですから、そちらの方は情報提供という形で、1つは、杉本委員から言っていただいた品川区教育委員会の取り組みである、やはり小・中一貫の学校全国協議会というところで、皆さんお集まりになる勉強会と、それから、先ほど申し上げた、これは日本教育新聞社が主催していますけれども、2件研修会の情報もいただいていますので、そちらの方のプリントを配らせていただきたいと思います。これは本当に情報提供という形で、あとは個々に皆様がそれを御利用なさっていただければと思っています。
 そういう形で資料を配らせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、よろしくお願いいたします。
 休憩いたします。
                  午後3時22分 休憩



                  午後3時25分 再開
◯委員長(田中順子さん)  委員会を再開いたします。
 情報提供ということで、皆様にお配りさせていただきました。
 ほかに何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございました。大変長くなりましたけれども、本日の文教委員会を散会といたします。
                  午後3時26分 散会