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平成18年第3回定例会(第5号)本文

               午前9時30分 開議
◯議長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから平成18年第3回三鷹市議会定例会第5日目の会議を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 5番 緒方一郎君、登壇願います。
              〔5番 緒方一郎君 登壇〕


◯5番(緒方一郎君)  おはようございます。9月26日の議会運営委員会において、議長より諮問を受けた事項について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程される議員提出議案12件についての取り扱いを協議いたしました結果、いずれも本日結論を出すべきであるという意見の一致を見ております。
 また、陳情1件の取り扱いについては、議場配付との決定を見ております。
 以上、本委員会に諮問された議案等の取り扱いについての協議結果を報告いたします。


◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
               午前9時31分 休憩



               午後1時00分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第1 総務委員会審査報告
        (1) 議案第41号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正す
                る条例
        (2) 議案第50号 平成18年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)
        (3) 議案第51号 平成18年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
        (4) 議案第52号 平成18年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第1号)
        (5) 議案第53号 平成18年度三鷹市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
        (6) 所管事務の調査について
          IT・地方分権と行政サービスについて


◯議長(石井良司君)  これより日程に入ります。
 日程第1 総務委員会審査報告。総務委員長の審査の報告を求めます。
 3番 久保田輝男君、登壇願います。
              〔3番 久保田輝男君 登壇〕


◯3番(久保田輝男君)  それでは、総務委員会の審査報告をさせていただきます。
                                     平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              総務委員長 久保田 輝 男
                  総務委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成18年9月12日
 (2) 平成18年9月29日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第41号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例
 この議案は、非常勤の特別職職員である学校運営協議会委員及びコミュニティ・スクール委員会委員の報酬額を定めるため、提案されたものであります。
2 議案第50号 平成18年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,841万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ551億1,424万7,000円とするため、提案されたものであります。
3 議案第51号 平成18年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億3,409万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ146億4,485万円とするため、提案されたものであります。
4 議案第52号 平成18年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,834万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ123億7,813万円とするため、提案されたものであります。
5 議案第53号 平成18年度三鷹市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
 この議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2,459万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ81億7,084万4,000円とするため、提案されたものであります。
 以上5件につきましては、関連性がありますので一括して審査を進めました。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・学校運営協議会委員、コミュニティ・スクール委員会委員の権限と役割及び委員の選出方法等につ
  いて
 ・学校運営協議会委員、コミュニティ・スクール委員会委員に対する報酬支給の考え方と公務災害の
  適用について
 ・地域生活支援センターゆー・あいの休館日と職員体制について
 ・地域生活支援事業実施に伴う市の負担と歳入歳出面での工夫及び利用者の自立に向けた地域との連
  携について
 ・災害対策用物資の備蓄状況と地域住民等への使用方法の周知等について
 ・市立小・中学校における防犯カメラの設置・監視に係る考え方と不審者発見時の対応及び夜間にお
  ける小・中学校の防犯対策について
 ・防犯カメラ画像データの外部提供に係る考え方と三鷹市立小中学校の防犯カメラの設置及び運用に
  関する基準(案)における委任条項についての検討状況及び本事業に係る東京都補助について
 ・保険財政共同安定化事業の実施と医療費抑制の取り組み及び高額療養費についての現物給付化の実
  施時期について
 ・老人医療費に係る前年度分精算額の推移及び医療制度改革、介護保険制度改正と老人医療費の今後
  の見込みについて
 ・介護保険保険給付費準備基金の目的と積み立てに係る今後の考え方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・学校運営協議会・コミュニティ・スクール委員会概要
 ・地方教育行政の組織及び運営に関する法律抜粋
 ・三鷹市公立学校における学校運営協議会に関する規則
 ・平成18年度基金運用計画
 ・地域生活支援センターゆー・あいの概要
 ・平成18年度ふじみ衛生組合8月補正予算概要
 ・災害対策用物資備蓄状況
 ・防犯カメラ設置工事の概要
 ・三鷹市立小中学校の防犯カメラの設置及び運用に関する基準(案)
 ・平成18年度東京都小中学校等防犯設備整備補助事業に係る事業実施計画書
 ・平成18年度東京都小中学校等防犯設備整備補助金交付要綱
 ・保険財政共同安定化事業・高額医療費共同事業の内容
 ・保険財政共同安定化事業・高額医療費共同事業の対象とする医療費
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、以上5件についてそれぞれ採決いたしました結果、議案第41号、議案第50号、議案第51号、議案第52号、議案第53号については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
6 所管事務の調査について
  IT・地方分権と行政サービスについて
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって総務委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第41号 三鷹市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第41号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第50号 平成18年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第50号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第51号 平成18年度三鷹市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第51号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第52号 平成18年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第52号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第53号 平成18年度三鷹市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第53号について、総務委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンを押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
           (「あと1名」「終わりました」と呼ぶ者あり)
 はい。それでは、なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、IT・地方分権と行政サービスについて、本件については、総務委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第2 文教委員会審査報告
        (1) 議案第43号 三鷹市子どもひろば条例の一部を改正する条例
        (2) 18請願第2号 市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成及び市内私
                 立学校に対する運営費助成について
        (3) 所管事務の調査について
          三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について


◯議長(石井良司君)  続きまして、日程第2 文教委員会審査報告。文教委員長の審査の報告を求めます。
 21番 田中順子さん、登壇願います。
              〔21番 田中順子さん 登壇〕


◯21番(田中順子さん)  それでは、お手元に配付をいたしております審査報告書の朗読をもちまして、文教委員会の審査報告とさせていただきます。

                                     平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              文教委員長 田 中 順 子
                  文教委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成18年9月12日
 (2) 平成18年9月29日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第43号 三鷹市子どもひろば条例の一部を改正する条例
 この議案は、指定管理者制度を導入し、指定管理者による管理、指定管理者が行う業務、休館日、開館時間等について定めるとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・指定管理者募集要項(案)における候補者選定の考え方と市教育委員会が示した「基本的な考え
  方」との整合性について
 ・職員の配置及び資格等に対する考え方と市内事業者への運営実績調査等の実施について
 ・放課後児童健全育成事業において社会福祉法人三鷹市社会福祉協議会が果たしてきた役割と今後の
  方向性について
 ・四小学童保育所との一体的運営に伴う開館時間、職員体制等の見直しについて
 ・指定管理者制度の導入及び一体的運営に伴う経費の節減効果並びに事業の継続性、協定等の履行及
  び安全性の確保等について
 ・選定時における事業計画への評価と、指定後の事業評価の実施方策について
 ・指定管理者募集要項(案)中の記述と、条例に規定する「子どもの健全育成」の概念との整合性に
  ついて
 ・「子どもの健全育成」及び「子育て支援」の取り組みにおける国・都との連携のあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市子どもひろば条例(案)新旧対照表
 ・三鷹市四小学童保育所・三鷹市むらさき子どもひろば指定管理者募集要項(案)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、議案第43号については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 18請願第2号 市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成及び市内私立学校に対する運
         営費助成について
   杉並区
   私学助成小中学校協議会
   代表 明星学園PTA会長 守屋 弥生 ほか47,430人 提出
 委員会は本件審査に当たり、教育委員会の説明を聞きました。
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・多摩地区五市における私学助成の推移
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、18請願第2号については、可否同数のため委員長裁決により、不採択と決定いたしました。
3 所管事務の調査について
  三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について
 本件については、なお調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって文教委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第43号 三鷹市子どもひろば条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第43号について、文教委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  続きまして、18請願第2号 市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成及び市内私立学校に対する運営費助成について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯5番(緒方一郎君)  市内在住の私立小・中学校就学者に対する教育費助成及び市内私立学校に対する運営費助成についての請願に対する討論を行います。
 毎年提出される御趣旨の請願ですが、今回の請願事項の1番目の市内在住の私立小・中学校生に対する教育費の助成については、三鷹市では、18年度は1,000円増額され、市内・市外を問わず私立学校に通う、市内在住の、すべての児童・生徒に充当される内容ですので、税の公平的な運用としては極めて妥当なものといえましょう。
 また、この件については、今後とも財政状況を見渡しながらも、一定の拡充を図られるべきだと考えます。
 また、3番目の国と都あてに私立小・中学校就学者に対する教育費助成実現の意見書の提出については、市内の私学でも、国や都から数億の単位の補助を受けられ運用されているわけですから、特に教職員の人件費や施設補助に該当される分については、大いに運動されるべきですし、我が党としても、国会レベル、東京都レベルでの拡充に努力しております。
 問題は、2番目の市内私立学校に対する運営費助成の復活という項目が含まれていることです。
 この内容について、18年度予算審査特別委員会の席上、その使途やこれまでの経緯について市側の説明も聞きましたし、また公立校に通わせる市民の方々の御意見も伺ってきました。
 その上で、この運営費補助については、広く市外からも児童・生徒を迎える私学学校法人の立場からも、より広域的な本来国や都の助成にゆだねるものであると考えます。
 あわせて、時代の要請や教育現場の実態に即し、基礎自治体である市の助成については、学校法人に対してではなくて、やはり就学者個人にシフトして拡充されることが妥当だと考え、この請願には反対いたします。


◯19番(増田 仁君)  討論します。
 当該助成制度については、今年度増額を図ったこと、多摩地域では5自治体のみの制度を採用していることを高く評価しております。今後も請願要旨にあるとおり、納税者に対して私立学校も公立同様に税の還元を強化していただきたいと思います。
 しかしながら、昨年度の討論と重複しますが、請願事項の2、私立学校への運営費助成復活に関しては、問題があります。内部努力による学校経営の効率化という部分に加え、市外の児童・生徒も多数在籍することから、単純な助成は、納税者のために使う三鷹市の税金という点で望ましくありません。
 請願要旨にある、施設整備や施設提供、避難所指定、地域開放といった貢献への評価を助成で検討するのであれば、人数割りではなくて、個別事業への一定割合の助成といった私学の努力に応じる方が、インセンティブとなるはずです。
 そこで、さきの討論とかぶることもありますが、仮に請願事項の2を達成しようとするならば、国や都で全体をカバーする形が望ましく、請願事項の3の意見書の提出という箇所にこの部分を含めるべきものと考えます。
 よって、請願事項の2は別の方策で検討を要すると前年に引き続き再度指摘した上で、賛成といたします。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件に対する文教委員長の報告は不採択であります。18請願第2号の原案について、表決システムにより採決いたします。
 18請願第2号について、採択の上、教育委員会並びに関係方面に送付することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は委員長報告どおり不採択と決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。所管事務の調査について、三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について、本件については、文教委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第3 厚生委員会審査報告
        (1) 議案第40号 三鷹市立ちどりこども園条例
        (2) 議案第45号 三鷹市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する
                条例
        (3) 議案第46号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例
        (4) 議案第44号 三鷹市北野ハピネスセンター条例の一部を改正する条例
        (5) 18請願第1号 児童扶養手当の減額率の緩和に関することについて
        (6) 議員提出議案第1号 三鷹市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正す
          る条例
        (7) 所管事務の調査について
          福祉、環境施策の充実について


◯議長(石井良司君)  日程第3 厚生委員会審査報告。厚生委員長の審査の報告を求めます。
 23番 榛澤茂量君、登壇願います。
              〔23番 榛澤茂量君 登壇〕


◯23番(榛澤茂量君)  厚生委員会の審査報告をさせていただきます。

                                     平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              厚生委員長 榛 澤 茂 量
                  厚生委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成18年8月8日
 (2) 平成18年9月12日
 (3) 平成18年9月13日
 (4) 平成18年9月29日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第40号 三鷹市立ちどりこども園条例
 この議案は、小学校就学前の幼児に対し、保育所及び幼稚園の相互の特色を生かした保育及び教育を継続的かつ一体的に行うことにより、幼児の健全な育成を図るとともに、在宅で子育てを行う家庭を支援することを目的として、三鷹市立ちどりこども園を設置するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・社会福祉事業団に運営を委託することのメリットと市と事業団との連携のあり方について
 ・ちどりこども園に対する幼児教育機能の導入の方法について
 ・ちどりこども園の特徴に関する市民への広報とパブリックコメントの実施について
 ・「地域との連携」に係る具体的手法と保護者との協力体制について
 ・市長部局と教育委員会との連携と協議の場の確保について
 ・障がい児の受け入れ体制について
 ・運営に対する市のチェック体制について
 ・「保育目標」を達成するための具体的取り組みについて
 ・保育料の減免について
 ・異年齢保育における課題について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市立ちどりこども園(仮称)運営・整備の概要
 ・三鷹市立ちどりこども園条例施行規則(案)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、議案第40号については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
2 議案第45号 三鷹市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、健康保険法の一部改正により、入院時生活療養費が創設されたことに伴い、自己負担となる生活療養標準負担額について、医療費の助成対象から除くとともに、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・入院時生活療養費創設の背景及び条例改正に伴い影響を受ける世帯数と影響額の見込みについて
 ・都の助成事業実施要綱改正と市独自助成の検討について
 ・施行規則第12条に定める「所得の額の計算方法」について
 ・該当者や団体等に対する広報と相談体制の整備について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例(案)新旧対照表
 ・三鷹市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例施行規則(案)新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 健康保険法の改正によるものだが、子どもの養育をしている70歳以上の人の入院に食費・居住費の
 いわゆるホテルコストを求めることは、一層の生活困難を押しつけるものである。よって、本条例改
 正に反対する。
(2) ひとり親家庭への新たな負担増を強いることになる。ひとり親家庭は不利な労働条件で働いている
 家庭も多く、病気等に備えるための貯蓄等は少ない家庭も少なくない。病気等の緊急時には、治療費
 を工面することも困難な場合もある。居住費等の新たに負担を強いることは、入院治療が困難になり
 早期治療を抑制することになる。
  ひとり親家庭の医療費助成制度は、だれでも平等に医療を受ける権利を保障するための制度であっ
 て、憲法第25条が保障する生存権保障の具体化された権利である。本条例の改正は憲法の趣旨を縮小
 することになる。実質的には格差社会と貧困の広がりを助長することにもなる。
  以上、本条例の一部改正に反対する。
 以上の討論の後、本件を採決いたしました結果、議案第45号については、賛成多数をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 議案第46号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例
 この議案は、一定の所得を有する高齢者の一部負担金の割合を2割から3割とするとともに、出産育児一時金を30万円から35万円に引き上げるほか、規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・条例改正に伴い影響を受ける者の人数と負担軽減策の検討について
 ・条例第7条に定める「保健事業」の内容と出産資金貸付制度について
 ・出産に要する平均的な費用と出産育児一時金を5万円引き上げた考え方について
 ・所得の額と収入の額についての条例上の規定のあり方について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・国民健康保険条例新旧対照表
 ・出産育児一時金及び貸付金実績
 ・国民健康保険法(抜粋)、国民健康保険法施行令(抜粋)及び老人保健法施行令等の一部を改正する政令(抜粋)
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、討論に入りましたが、その過程で大要次のような意見が述べられました。
〔反対討論〕
(1) 出産育児一時金の増額については賛成だが、一定の所得と収入のある70歳以上の人への3割自己負
 担には反対である。一定の所得にしても生活をしていく上では決して裕福な所得ではなく、また収入
 規定についても矛盾を持ったものであることが、これまでの市民相談でも指摘されている。病気の発
 生が多くなる時期での自己負担割合の増額は、市民生活を困難に追い込むものである。よって、本条
 例改正に反対する。
(2) 本条例の出産育児一時金引き上げは理解できるが、高齢者の医療費減免は高齢者の医療費負担を軽
 減し、安心して医療を受けられるための制度である。
  立法者は、高齢者の負担増の趣旨が高齢者と現役世代との公平と言っているが、高齢者は病気にか
 かりやすく、治療にも長い期間を必要とする実情から考えると現役世代よりも治療費を低く抑制する
 ことが合理的である。
  高齢者負担を増加して受診を抑制することは、病気を早期発見して早期治療ができなくなり、重症
 化を招くおそれが増加し、医療費を増大する結果となる。
  高齢者の一部負担金割合の引き上げ対象者の所得が145万円以上であるが、課税所得145万円の所得
 の人は、健康な状態で暮らしていても生活は楽ではない。健康を阻害して病気の治療を受ける場合に
 3割の一部負担を強いることは酷である。
  以上、本条例に反対する。
 以上の討論の後、本件を採決いたしました結果、議案第46号については、賛成多数をもって、原案を可決すべきものと決定いたしました。
4 議案第44号 三鷹市北野ハピネスセンター条例の一部を改正する条例
 この議案は、障害者自立支援法の施行に伴い、事業の対象者について規定を整備するため、提案されたものであります。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・障害者自立支援法に係る事業の再編成と今後の対象者拡大について
 ・障害者自立支援法に基づく利用者負担について
 ・精神障がい者に対する相談体制の整備について
 ・北野ハピネスセンターと特別支援教育及び幼稚園・保育園との連携について
 ・精神障がい者及び就学後の児童の受け入れ体制について
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・障害者自立支援法10月施行に伴う事業内容等について
 ・三鷹市北野ハピネスセンター条例(案)新旧対照表
 ・三鷹市北野ハピネスセンター条例施行規則(案)新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、議案第44号については、全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
5 18請願第1号 児童扶養手当の減額率の緩和に関することについて
   三鷹市
   三鷹市母子寡婦福祉会
   会長 古谷 まゆみ
 委員会は本件審査に当たり、市側の説明を聞きました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、18請願第1号については、全員異議なく採択の上、関係方面に送付すべきものと決定いたしました。
6 議員提出議案第1号 三鷹市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
7 所管事務の調査について
  福祉、環境施策の充実について
 以上2件については、なお審査及び調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 以上であります。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって厚生委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第40号 三鷹市立ちどりこども園条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第40号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対する諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第45号 三鷹市ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第45号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第46号 三鷹市国民健康保険条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯19番(増田 仁君)  討論します。
 高齢者の今回の医療費負担3割化に関してですが、各種控除が減り、所得は変わらないのに課税強化、介護保険なども負担増となっている中での改正なので、全く問題がないとは言えません。
 しかしながら、そうはいっても現役並み所得、単身高齢者世帯は約380万、夫婦では約520万というものを勘案すれば、報道にもあるように、低所得者世帯は負担を抑えるのが当然としても、応能・応益の応能の部分で考えて、現役並み所得がある層ならば、むしろ一定程度御負担をお願いすることも必要です。
 この観点から本議案には賛成いたします。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第46号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんね。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第44号 三鷹市北野ハピネスセンター条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第44号について、厚生委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんね。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  18請願第1号 児童扶養手当の減額率の緩和に関することについて、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 18請願第1号について、厚生委員長報告どおり採択の上、関係方面に送付することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンを押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件はさよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。議員提出議案第1号 三鷹市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、所管事務の調査について、福祉、環境施策の充実について、以上2件については、厚生委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第4 建設委員会審査報告
        (1) 議案第47号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部
                を改正する条例
        (2) 議案第48号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関す
                る条例の一部を改正する条例
        (3) 17請願第6号 コミュニティバス新路線について
        (4) 18請願第3号 玉川上水・堀合遊歩道の保全を求めることについて
        (5) 所管事務の調査について
          まちづくりについて


◯議長(石井良司君)  日程第4 建設委員会審査報告。建設委員長の審査の報告を求めます。
 17番 高谷真一朗君、登壇願います。
              〔17番 高谷真一朗君 登壇〕


◯17番(高谷真一朗君)  それでは、お手元に配付されております報告書を朗読いたしまして、建設委員会の審査報告とさせていただきます。

                                     平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                              建設委員長 高 谷 真一朗
                  建設委員会審査報告書
 本委員会に付託された事件を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 委員会開会月日
 (1) 平成18年9月12日
 (2) 平成18年9月29日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
1 議案第47号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
 この議案は、三鷹都市計画大沢三丁目環境緑地整備地区地区整備計画区域を建築物の制限を行う区域に加え、当該区域における建築物の用途の制限、建築物の敷地面積の最低限度及び壁面の位置の制限について定めるため、提案されたものであります。
2 議案第48号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改
        正する条例
 この議案は、三鷹都市計画大沢三丁目環境緑地整備地区地区整備計画区域を緑化率指定区域に加え、当該区域の建築物の緑化率の最低限度について定めるため、提案されたものであります。
 以上2件につきましては、関連性がありますので一括して審査を進めました。
 本件審査に当たり、委員から出された主な質疑は次のとおりであります。
 ・地区計画の区域を市内全域に拡大していく方向性について
 ・地区計画の区域内における建築物等の用途の制限、建築物の敷地面積の最低限度、壁面の位置の制
  限を定めた考え方について
 ・建築物の緑化率の最低限度及び建築物の緑化率の最低限度の適用除外に関する敷地面積を定めた考
  え方について
 ・建築物等の売買契約時における重要事項の説明方法等について
 ・地区計画区域内における公園1号及び緑地1号の位置づけについて
 ・三鷹都市計画道路3・4・20号線における歩行者の安全確保に配慮したバリアフリー化対策等につ
  いて
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例説明資料
 ・三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例新旧対照表
 ・三鷹都市計画地区計画 大沢三丁目環境緑地整備地区地区計画都市計画図書
 ・三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例説
  明資料
 ・三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例新旧対照表
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、以上2件についてそれぞれ採決いたしました結果、議案第47号、議案第48号については、いずれも全員異議なく原案を可決すべきものと決定いたしました。
3 17請願第6号 コミュニティバス新路線について
   三鷹市
   鈴木 澄子
   三鷹市
   加藤 千秋
   三鷹市
   田島 基子
   三鷹市
   仲西 徳子
 委員会は本件審査に当たり、市側の説明を聞きました。
 また、委員会は審査の参考とするため
 ・コミュニティバスの見直しについて(検討の基本方針)
 ・コミュニティバス事業基本方針(案)について
 ・上連雀一丁目における武蔵野市とのコミュニティバス共同運行について
の資料の提出を求め、審査を進めました。
 次いで、本件を採決いたしました結果、17請願第6号については、賛成多数をもって採択の上、市長に送付すべきものと決定いたしました。
4 18請願第3号 玉川上水・堀合遊歩道の保全を求めることについて
5 所管事務の調査について
  まちづくりについて
 以上2件については、なお審査及び調査の必要がありますので、議会閉会中の継続審査の議決をお願いいたします。
 よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  以上をもって建設委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第47号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第47号について、建設委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第48号 三鷹市地区計画の区域内における建築物の緑化率の最低限度に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第48号について、建設委員長報告どおり原案を可決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  17請願第6号 コミュニティバス新路線について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
              〔7番 宍戸治重君 退席〕
              〔20番 島田甲子三君 退席〕
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 17請願第6号について、建設委員長報告どおり採択の上、市長に送付することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件はさよう決定いたしました。
              〔7番 宍戸治重君 復席〕
              〔20番 島田甲子三君 復席〕
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  お諮りいたします。18請願第3号 玉川上水・堀合遊歩道の保全を求めることについて、所管事務の調査について、まちづくりについて、以上2件については、建設委員長報告どおり議会閉会中の継続審査を願うことに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第5 平成17年度決算審査特別委員会審査報告
        (1) 議案第54号 平成17年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について
        (2) 議案第55号 平成17年度三鷹市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に
                ついて
        (3) 議案第56号 平成17年度三鷹市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
        (4) 議案第57号 平成17年度三鷹市再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について
        (5) 議案第58号 平成17年度三鷹市老人医療特別会計歳入歳出決算の認定について
        (6) 議案第59号 平成17年度三鷹市老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定に
                ついて
        (7) 議案第60号 平成17年度三鷹市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定につい
                て
        (8) 議案第61号 平成17年度三鷹市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定につい
                て


◯議長(石井良司君)  日程第5 決算審査特別委員会審査報告。決算審査特別委員長の審査の報告を求めます。
 24番 金井富雄君、登壇願います。
              〔24番 金井富雄君 登壇〕


◯24番(金井富雄君)  それでは、決算審査特別委員会の報告をさせていただきます。お手元の案文を朗読して報告にかえさせていただきます。

                                     平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          決算審査特別委員長 金 井 富 雄
      平成17年度三鷹市一般会計歳入歳出決算ほか7件審査特別委員会審査報告書
 本委員会に付託された議案第54号 平成17年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定についてほか7件
を審査の結果、下記のとおり決定したので報告いたします。
                      記
○ 正副委員長互選の結果
  平成18年9月11日
   委員長 金 井 富 雄
   副委員長 緒 方 一 郎 を選任
○ 委員会開会月日
 (1) 平成18年9月11日
 (2) 平成18年9月15日
 (3) 平成18年9月19日
 (4) 平成18年9月20日
 (5) 平成18年9月21日
 (6) 平成18年9月27日
○ 付託案件及び審査のてんまつ
                    〔決算審査の結論〕
1 議案第54号 平成17年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について
                 全員一致をもって原案認定
2 議案第55号 平成17年度三鷹市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                 全員一致をもって原案認定
3 議案第56号 平成17年度三鷹市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                 全員一致をもって原案認定
4 議案第57号 平成17年度三鷹市再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                 賛成多数をもって原案認定
5 議案第58号 平成17年度三鷹市老人医療特別会計歳入歳出決算の認定について
                 全員一致をもって原案認定
6 議案第59号 平成17年度三鷹市老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                 全員一致をもって原案認定
7 議案第60号 平成17年度三鷹市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                 賛成多数をもって原案認定
8 議案第61号 平成17年度三鷹市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                 全員一致をもって原案認定

                  〔は じ め に〕
 平成17年度の本市予算は、本市の財政の根幹である市税収入について3年ぶりに前年度を上回ったことなどにより、一般会計歳入決算額で実質2.2%、一般会計と特別会計を合わせた全会計の歳入決算額合計では実質4.1%と、いずれも前年度を上回る水準のもとでの執行となった。
 このような状況の中で、平成16年度末に確定した第3次三鷹市基本計画(改定)の実質上の初年度として、
(1) 協働推進ハンドブックの作成、三鷹ネットワーク大学の設立などの協働のまちづくりの推進
(2) 安全安心情報ネットワークシステムの構築、「あんしん歩行エリア」整備事業の実施、公共施設ア
 スベスト使用状況実態調査などの安全安心のまちづくりの推進
(3) 高齢者等地域ケアサポート推進モデル事業の実施、精神障がい者の地域における自立生活支援の実
 施などの地域ケアの推進
(4) 堀合地下道及びむらさき橋通りのバリアフリー化、「ベンチのあるみちづくり整備計画」の策定な
 どのバリアフリーのまちづくりの推進
(5) 乳幼児医療費助成制度における所得制限の緩和、東・西児童館の日曜開館の実施、東台小学童保育
 所・大沢台保育園の整備などの子ども・子育て支援の充実
(6) 基幹系情報システムの再構築、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の運用、戸籍
 事務のシステム化などのITの活用
(7) すずかけ駐輪場の整備など都市交通環境の整備、合流式下水道改善事業の推進など水循環の促進な
 どの基本計画における重点プロジェクト事業等の推進
(8) 教育ビジョンの策定への取り組み、市立小・中一貫教育校の推進、教育活動支援員の配置などの教
 育施策の充実
など、6つの最重点プロジェクトを中心に「選択」と「集中」による施策の重点化を図りながら事業展開に取り組んできたことは評価するところである。
 特に本決算年度は、本市の最高規範である「三鷹市自治基本条例」が制定された年度であり、本条例の普及・啓発に向けた取り組みが求められるとともに、その重要な理念の一つである「協働のまちづくり」については、行政においてもさらなる実践の積み重ねが求められるところである。
 また、この年度においては公共施設アスベスト使用状況実態調査をめぐっての再調査の実施やすずかけ駐輪場の整備工事における不幸な事故の発生など、当初予定していた事業について若干の混乱や遅延が見られたほか、9月に発生した集中豪雨への対応など当初想定されなかった新たな事態への対応も求められたところである。今後も予算の執行に当たってはその着実な執行に留意するとともに、新たな課題への対応が次年度以降の取り組みに確実に反映されるよう求めるものである。
 本委員会は、このような状況を踏まえつつ、平成17年度における予算執行とその行政効果等について、鋭意審査を進めた結果、本決算議案についてはいずれも原案を認定すべきものと決定した。
 市理事者は、本委員会が認定に際して付した次の意見に十分配慮の上、今後の市政運営に当たることを強く望むものである。

          平成17年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について
                  〔付 帯 意 見〕
                     歳  入
1 三位一体改革の推進に当たっては、地方分権の基本理念に基づき、国と地方の役割分担を明確にし、
 税財源確保に向けて国と都に対しさらに強く働きかけること。
                     歳  出
 第2款 総務費
1 基幹系システムの再構築など市民・事業者等の対外向け公文書類の発行を伴うシステムの開発に当
 たっては、必ず手順書を作成し、検収のためのテストランを実施すること。
2 公有財産・物品の管理については、正確な把握に努めること。
3 業務委託における特命随意契約の見直しを進めるとともに、特命随意契約とする場合には合理的理
 由を明記すること。
 第3款 民生費
1 介護老人福祉施設の運営に当たっては、福祉サービスの低下を招かないようにすること。
 第10款 教育費
1 小・中学校における屋上・壁面緑化の調査研究を進めるとともに、普通教室にクーラーを導入する
 ことも検討すること。
 第11款 公債費
1 指定金融機関との話し合いを通じ、新たな自治体負担が発生しないように努力すること。
    ……………………………………………………………………………………………………
       平成17年度三鷹市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                  〔付 帯 意 見〕
1 保険税収入未済額を縮減すること。
    ……………………………………………………………………………………………………
        平成17年度三鷹市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                  〔付 帯 意 見〕
1 都市型水害については、万全の対策を講じること。
2 高金利債については、引き続き借りかえなどに取り組めるよう国に働きかけること。
    ……………………………………………………………………………………………………
        平成17年度三鷹市再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                  〔付 帯 意 見〕
1 駐車場・駐輪場の設置、民間の設置誘導にさらに努力し、駅前の交通動態に配慮した整備と放置対
 策の強化を図ること。
                〔本会計に対する反対討論〕
1 南口駅前広場整備において、既存デッキ部分の補修に関して、施工自体におくれが生じ市民に不便
 を強いたこと、補修後にさまざまなふぐあいが発生したこと、設計や監理の委託に問題があると言え
 ること、及び16年度からの繰越明許費部分を勘案し、本決算に反対する。
    ……………………………………………………………………………………………………
       平成17年度三鷹市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
                  〔付 帯 意 見〕
1 介護保険の認定申請や更新に当たっては、多様な手段による情報提供を行い、必要な人々に必要な
 介護サービスが行き渡るよう努めること。
                〔本会計に対する反対討論〕
1 この年の10月から始まった施設利用者の食費・居住費、いわゆるホテルコストの徴収は、利用者と
 家族に深刻な状況を与えている。全国各地では施設利用をあきらめて退所したり、通所を控えたりす
 る事例が続発している。退所にならなくても「今は預金を取り崩している。あと何年もつか不安」と
 毎日を不安で過ごす人たちも大勢いる。また、このホテルコスト徴収方式が障がい者自立支援にも適
 用され、高齢者の入院にも適用されてきている。今年からの介護保険法改悪による介護サービスの制
 限など、介護保険制度が「社会的介護」から、また引きこもり・老老介護へと逆戻りになることが不
 安である。市に一層の保険料や利用料の軽減策を求めるとともに、相談窓口の強化など、1人も困る
 市民をつくらない対策に全力を挙げることを要望し、反対討論とする。
 以上が、本委員会に付託された平成17年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定についてほか7件に係る審査の報告であります。
                                         以  上
 審査委員の氏名を付記してありますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
   〔付記〕決算審査特別委員氏名
    ◎金井 富雄    ○緒方 一郎     久保田輝男
     後藤 貴光     伊藤 俊明     高谷真一朗
     半田 伸明     岩田 康男
                      (◎は委員長、○は副委員長)


◯議長(石井良司君)  以上をもって決算審査特別委員長の審査の報告は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第54号 平成17年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯11番(斎藤 隆君)  17年度決算反対討論を行います。
 私たち市民の党は、経済の二極化による市民生活の窮乏と、三位一体改革による地方自治体への負担転嫁の中で、教育・子育て施策の推進とセーフティーネットの充実を最重点施策として経営資源の集中を図るべきであると主張してきた。
 歳入の根幹である市税収入が低迷する厳しい財政の現状では、小・中一貫校の推進や、保育園・学童保育所の待機児解消など、教育・子育てなど、取り組みは基本的には評価する。
 また、当初予算に対する討論で指摘した絵本館の構想については、施設建設ありきという姿勢から転換が図られたことは評価したい。
 しかし、経営資源の集中という点から、総額60億円を超える三鷹駅南口駅前広場の第2期整備事業については容認しがたく、セーフティーネットの充実を強く要望し、討論とします。


◯27番(森  徹君)  討論いたします。
 税制改悪による市民の税負担や介護保険、さらに社会保険料負担は耐えがたいものになっている。2005年度は市民税の伸びは配偶者特別控除の縮小・廃止によるもので、景気や市民の収入がふえたわけではない。高額所得者や大法人の減税を据え置き、さらに三位一体改革は市財政を圧迫するものになっていく方向である。
 市は、こうした中で、行革の決め手としての民間委託事業の推進を図り、公設民営保育園や給食調理の民間委託を打ち出している。これまでの全国各地の民営化による事故・事件や市内の公設民営施設での問題点を教訓にして、見直しを求めるものである。
 一方、市長は、国や都に対して積極的に自治体や市民の意見・要望を提起し、審議会でも意見を述べてきている。また、2006年度の施政方針でも、セーフティーネットとしての機能を果たし、身近な政府としての市政の役割に触れるように市民生活を守る施策に取り組み、市は公共料金の据え置きや市民要望の大きい乳幼児医療費助成制度の大幅な所得制限の緩和策を実施した。自治基本条例の制定や市民参加、機械式駐輪場の設置、東台学童保育所移設や心身障がい児学級の増設、戦後60年記念平和事業、生活道路の改善や交通安全対策、子どもたちや市民生活の安全対策など多くの市民要望が実施されてきた。委託事業の特命随意契約の見直しや高金利債の低金利への借りかえなど財源対策でも成果を上げてきた。
 相変わらずの雇用不安とともに相次ぐ税制改悪で収入が上がらなくてもふえ続ける税や介護保険など市民生活はますます困難になっている中で福祉・医療・防災・教育など市民生活を守る施策の拡充を求め、本決算に賛成します。


◯15番(中村 洋君)  2005年度の三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について、会派を代表して討論いたします。当該決算年度は、数字の上では景気が回復したとは言われていますが、個人の所得状況が回復せず、雇用の不安定、子育てや老後への不安などは改善していません。根本的には国の税制や介護保険制度の改悪が原因で、この、国が行う格差を拡大させる政策は容認できず、国民のためにも一刻も早い国政における政権交代が望まれます。三鷹市としては不十分な地方分権のもと、市民への負担増を容認せざるを得なかった事情はあるものの、今後とも真の地方分権を主張し、かつ市独自の施策の中でのセーフティーネットの構築に努めていただくことを改めて主張します。
 こうした状況も受け、決算ベースで民生費が初めて40%を超えた年度にもなり、福祉重視の政策を行ったことは評価します。事業の必要性を個々に判断した結果であり、今後も総体の数値だけにとらわれた議論をせず市民生活を見た予算編成を要請します。
 また、個別の事業を見ると、会派として主張した政策が実行された年度でもありました。自治基本条例や男女平等参画条例の制定は、まさに会派として主張してきた地域主権の確立、人権の尊重への前進と言えます。また、当該年度には、乳幼児医療助成費制度における所得制限の緩和、児童館の日曜開館などの子育て施策の充実化のほか、駐輪場の整備、国民健康保険の被保険者証の個人カード化などが実施されたことは率直に評価します。
 しかし、公共施設において、アスベスト、PCBの問題が顕在化し、新たな課題として集中豪雨による都市型水害への対応も求められるようになりました。かねてから市民、特に子どもの安全を守る施策を求めてきましたが一層の体制の充実を求めます。また、子どもの増加による学童保育の設置で議論されたように市民のニーズに迅速かつ的確に対応できたかどうか、また土壌汚染において対応が適切ではなかった事例のような東京都ともどう連携していくかなど引き続き課題は残されています。多様化し、かつ増加する市民サービスに対して福祉の相談窓口などの設置も早急に行うなど、組織の縦割りをなくして対応することも求めます。
 今後も、不十分な地方分権の中、財政的には厳しい状況は続きますが、それに甘んじることなく、市においても努力と工夫を続ける中で、市民生活の向上を図ることを改めて要請し、本決算の認定に賛成の討論といたします。


◯19番(増田 仁君)  討論します。
 17年度はネットワーク大学にしかり、すずかけ駐輪場整備にしかり、さまざまな施策を追加した年だったと言えます。当初、予算の段階で、我が会派は、予算規模の拡大路線に賛成できず、反対しました。
 そこで、17年度予算案との比較を行いました。すずかけ駐輪場整備事業の遅延、基幹系システムの再構築の費用節減など、さまざまな要因はあるものの、固定費で20億円近く減っているなど、特徴が本決算にはあります。
 繰り越しの部分も含めて、先ほど述べたような数々の特殊要因を考慮しても、相応の支出削減があったと判断します。審査参考資料の不用額調べにも、実績減、未執行、契約差金等の複数の要因があるわけですが、現場の方々の大変な努力を感じます。
 さらに、16年度決算との比較をしてみました。ここで指摘すべきことは、17年度予算及び16年度決算の双方に対し、増加傾向を示しているのが扶助費だということです。つまり、着実な行財政改革が進行する、その成果の中で、扶助費の増加に耐えられるのかが本決算が投げかけている問題提起だと考えます。
 着実な財源の裏打ちがないと福祉の維持・充実はできません。今、福祉のあり方につき国の方でさまざまなメスが入り始めている状況ですが、ぜひ、今まで同様、福祉サービスの費用負担のあり方について、粘り強く、国及び東京都に交渉を続けていただきたいと思います。
 さらに、あらゆる市独自のサービスのあり方についても、なければならない必要条件の事業なのか、それともあればよりベターだという十分条件なのか、議論を十分にし、基礎的自治体として扶助費の増加傾向をどう考え、今後どう取り組むべきかを熟慮し、次の予算編成につなげていただきたいと考えます。
 以上、削減効果を非常に高く評価し、本決算を認定いたします。


◯7番(宍戸治重君)  それでは、討論をさせていただきます。
 平成17年度の経済状況は、経済成長は当初見通しを上回る水準となり、税制改正に伴い市税収入が増加し、地方消費税交付金が減となったものの、三位一体の改革に伴う所得譲与税の増、配当割交付金や株式等譲渡所得割交付金などが増となり、全体で前年度水準を確保することができました。このような財政状況の中で、市制55周年の年という節目に当たることを踏まえ、地域主権の確立に向けた市政運営、第3次基本計画(改定)の推進、行財政改革の推進と財政の健全性の維持を未来志向の3つの改革の柱の総仕上げ、推進を基本的な考え方とし、市政運営に当たりました。
 三鷹市自治基本条例の制定、各部の運営方針の目標、自治体白書の策定と公表など、創造的な自治体経営に取り組まれ、夜間安全安心パトロールや防犯カメラの設置条例など、安全安心のまちづくりへのさらなる取り組み、大沢台保育園の公設民営化、高金利債の繰り上げ償還、低金利債への借りかえへの取り組みなど多くの施策・事業が実施されたことは大いに評価できます。
 しかしながら、三鷹市自治基本条例、パブリックコメント手続条例、男女平等参画条例など条例が制定されましたが、さらなる普及・啓発が必要であること、各種事業計画の策定やビジョンの策定が行われましたが、それぞれのより高い効果が上がるよう、実効性を高める必要があること、財政指標では、行財政改革アクションプラン2010の中で定める目標値をすべて達成したとしておりますが、財政力指数は1.275でございます。経常収支比率は87.2%となり、民生費は決算概要によりますと40.1%と高い値を示していることからさらなる行財政改革が必要であることを指摘をさせていただきます。
 以上を申し上げまして、賛成討論といたします。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第54号について、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第55号 平成17年度三鷹市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第55号について、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第56号 平成17年度三鷹市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第56号について、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第57号 平成17年度三鷹市再開発事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第57号について、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第58号 平成17年度三鷹市老人医療特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第58号について、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第59号 平成17年度三鷹市老人保健施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第59号について、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第60号 平成17年度三鷹市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯11番(斎藤 隆君)  平成17年度三鷹市介護保険事業特別会計歳入歳出決算に関する反対討論。
 施設利用者のいわゆるホテルコストの徴収によって、施設の利用ができなくなり退所をしたり、通所の回数を少なくする事例が続発している。
 市の一層の保険料や利用料の減免などの軽減策を求められる。
 以上、本決算に対する反対討論とします。


◯議長(石井良司君)  他にございませんね。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第60号について、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第61号 平成17年度三鷹市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第61号について、決算審査特別委員長報告どおり原案を認定することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
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    日程第6 議案第62号 総合オンブズマンの委嘱について
    日程第7 議案第63号 総合オンブズマンの委嘱について


◯議長(石井良司君)  それでは、この際、日程第6 議案第62号及び日程第7 議案第63号の2件を一括議題といたします。
                  〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 清原慶子さん。
              〔市長 清原慶子さん 登壇〕


◯市長(清原慶子さん)  ただいま上程されました議案第62号及び議案第63号の2件につきまして、御説明申し上げます。
 議案第62号 総合オンブズマンの委嘱について
 議案第63号 総合オンブズマンの委嘱について
 以上の2件につきましては、本年9月30日をもって任期満了となります総合オンブズマンにつきまして、引き続き山崎源三さんを、また、武見李子さんの後任として、新たに加藤恵津子さんを委嘱したいので、議会の御同意をお願いするものです。
 再任の山崎源三さんの略歴につきましては、お手元に差し上げているとおりでございますので、御紹介は省略させていただきます。新任の加藤恵津子さんにつきましては、略歴書により、主な経歴を御紹介させていただきます。
 加藤さんは、昭和40年の生まれで、調布市深大寺北町にお住まいです。昭和63年3月に慶応義塾大学文学部文学科を卒業後、平成13年6月にトロント大学人類学部博士課程を修了されて、平成13年2月から平成14年3月までブリティッシュコロンビア大学で心理学科及び日本研究センターの研究員を経て、平成14年4月に国際基督教大学教養学部国際関係学科助教授に就任し、現在に至っておられます。
 提案理由の説明は、以上でございます。
 よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
               午後2時29分 休憩



               午後3時00分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第62号 総合オンブズマンの委嘱について、これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。議案第62号は原案に同意することに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  議案第63号 総合オンブズマンの委嘱について、これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。議案第63号は原案に同意することに御異議ありませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、本件はさよう決しました。
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    日程第8  意見書(案)第21号 児童扶養手当の減額率の緩和に関する意見書


◯議長(石井良司君)  日程第8 意見書(案)第21号 児童扶養手当の減額率の緩和に関する意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。17番 高谷真一朗君。
              〔17番 高谷真一朗君 登壇〕


◯17番(高谷真一朗君)  よろしくお願いいたします。

意見書(案)第21号
   児童扶養手当の減額率の緩和に関する意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 高谷真一朗
                          賛成者    〃    森   徹

             児童扶養手当の減額率の緩和に関する意見書
 母子家庭は、子どもの健やかな成長を願いながら、子育てと生計の担い手という二つの役割を一人で
担っており、住居、仕事、収入、養育など生活全般にわたって多くの困難を抱えている。
 昭和36年に母子寡婦福祉団体の働きかけにより、「児童扶養手当」が実現した。母子家庭の生活の安
定と自立の促進に寄与し、児童の福祉の増進を図ることとされたところである。
 しかし、平成15年4月に「児童扶養手当法」の一部改正による制度の見直しが行われた。児童扶養手
当を受給して5年を経過したとき、または受給要件該当後7年を経過したときは、政令の定めるところ
により、手当の額の2分の1を超えない額を支給しないこととする措置の導入である。そして、その減
額の割合を定める政令は、子育て支援策、就労支援策等の状況等を勘案して定めるとしている。
 一方、「母子及び寡婦福祉法」の改正並びに時限立法である「母子家庭の母の就業の支援に関する特
別措置法」の制定等により、母子家庭の母の自立に向けた就業支援策が種々展開されて既に2年が経過
した。
 しかしながら、母子家庭の母の就業は、厳しい社会情勢の中で極めて困難な状況にある。
 平成15年の全国母子世帯調査では、一般世帯の平均年間収入は589万円だが、母子世帯の年間就労収
入は162万円にとどまっており、生活への不安は大きなものがある。
 よって、本市議会は、政府に対し、児童扶養手当の見直しによる受給5年後または受給要件該当後7
年を経過したときの減額率を緩和するとともに、母子家庭の自立に向けた就業支援策のより一層の充実
を図ることを要望する。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第21号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第9 意見書(案)第22号 教育基本法の改定に反対する意見書
    日程第10 意見書(案)第23号 自衛隊の「海外派遣恒久法」の制定に反対する意見書
    日程第11 意見書(案)第24号 共謀罪法案の廃案を求める意見書


◯議長(石井良司君)  この際、日程第9 意見書(案)第22号から日程第11 意見書(案)第24号までの3件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。14番 嶋崎英治君。
              〔14番 嶋崎英治君 登壇〕


◯14番(嶋崎英治君)  それでは、お手元に配付されている意見書(案)を朗読いたしまして、提案にかえさせていただきます。

意見書(案)第22号
   教育基本法の改定に反対する意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 嶋崎 英治
                          賛成者    〃    森   徹

               教育基本法の改定に反対する意見書
 さきの通常国会で継続審議になった教育基本法改定案は、これから始まる臨時国会で再び審議される
予定である。しかし、今、市民の中からは、教育の荒廃を招いた真の原因を究明するさまざまな動きと
ともに、なぜ教育基本法を変えなければならないのか、そもそも変える必要が本当にあるのかという疑
問や懸念の声が出されている。
 既に教育現場の状況は極めて悪化し、憂うべきものになっている。その象徴ともいえるのが教育現場
での「日の丸掲揚」、「君が代斉唱」の強制問題である。法律制定時における国会での「強制するもの
ではない」という政府答弁が全くほごにされ、全国各地で権力を背景にした強制が実施され、これに反
した教職員が毎年多数処分されている。
 このような状況の中で、教育基本法が改定されて「国を愛する心」(愛国心)が盛り込まれることに
でもなれば、国家に従順な「心」や「内面」を持つことがあらゆる教育の場で一層強制されることにな
る。さらに、学校現場ばかりでなく、家庭や地域を含めた社会全体で、国家・政府に従うことが強制さ
れるようになり、最終的には、戦前のように国に命を投げ出すことが「善」だという偏狭な価値観が押
しつけられることにもなる。
 このように、教育基本法の改定は、この社会のあり方そのものを「平等と平和」から「差別と戦争」
へと大きく転換させることになる危険性を有している。
 今、教育基本法がその意義を失っているかというと全くそうではない。個人の尊厳と平和主義を唱え、
国家権力に規制をかける役割を持つ教育基本法は、国家主義と軍事大国化へ進む力が増大しつつある現
在、ますますその輝きを増していると言える。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、教育基本法の改定に反対し、その廃案を強く求めるもの
である。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
意見書(案)第23号
   自衛隊の「海外派遣恒久法」の制定に反対する意見書
意見書(案)第24号
   共謀罪法案の廃案を求める意見書
 上記2件の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 嶋崎 英治
                          賛成者    〃    中村  洋
                           〃     〃    谷口 敏也
                           〃     〃    高谷真一朗

           自衛隊の「海外派遣恒久法」の制定に反対する意見書
 最近、自衛隊を海外に派遣する根拠法を「イラク特別措置法」などの「個別法」によるのではなく、
「恒久法」によるべきだという主張が政府与党の一部にある。
 自民党の防衛政策検討小委員会は、8月23日、「国連決議や国際機関の要請がなくても日本独自の判
断で自衛隊の派遣を可能」とし、「正当防衛を超える武器使用を認める」という内容の恒久法(「国際
平和協力法案」)の素案を了承した。
 これを受けて、安倍晋三官房長官は8月25日、都内で講演し、「恒久法は必要だ。政府としても法律
制定の作業をしなければならない」と述べている。また、小泉首相や額賀防衛庁長官も衆議院イラク復
興支援特別委員会などで、自衛隊を迅速に海外へ派遣するための「恒久法」の制定に前向きの発言を繰
り返している。
 しかし、「恒久法」による自衛隊の海外派遣や正当防衛の範囲を超える武器使用の容認は、集団自衛
権の行使や海外での武力行使を禁じた憲法第9条に反する違憲行為であり、断じて認められるものでは
ない。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、「海外派遣恒久法」の制定に強く反対し、同法を制定し
ないことを求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
                共謀罪法案の廃案を求める意見書
 第164回国会に提案された共謀罪法案(組織犯罪処罰法「改正案」)は、会期末を迎え、秋の臨時国会
への継続審議となった。そもそも、この法案は「国連越境組織犯罪条約」を批准するために必要な国内
法の改正としながら、実際は、(1)「『国際的かつ組織的』犯罪集団」という規定を外し、(2)サークル
や市民団体、労働組合、政党など2人以上のすべての「団体」を対象とし、(3)長期4年以上の刑を定
める619の犯罪について、(4)犯罪の予備・未遂・既遂以前の犯罪遂行の「合意」だけで既遂として処罰
し、(5)犯罪遂行を思いとどまり、中止しても共謀罪は成立する、というものである。
 このことは、何らかの被害が発生したときに限り、その行為を処罰したり、未遂の場合でも、規定の
ある場合に限り、処罰するという近代刑法の原則に反しているのみならず、犯罪の実行以前の「意志の
形成や連絡」自体を把握し、記録しなければならないことから、盗聴や密告、また不当逮捕や不当拘留
・不当拘束そして自白の強要などが常態化し、国民の間に相互監視や疑心暗鬼がはびこり、健全な社会
の発展を阻害することになる。
 憲法で保障された思想及び良心また信教などの内面の自由を侵し、集会・結社・表現の自由、通信の
秘密、労働者の団結権など民主主義そのものを破壊する。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、共謀罪法案の制定に反対し、その廃案を強く求めるもの
である。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 以上でございます。よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第22号 教育基本法の改定に反対する意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第22号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第23号 自衛隊の「海外派遣恒久法」の制定に反対する意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第23号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第24号 共謀罪法案の廃案を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第24号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第12 意見書(案)第25号 「内心の自由」を侵す「日の丸」「君が代」の強制をしない
                   ことを求める意見書
    日程第13 意見書(案)第26号 高金利被害を防ぐための貸金業規制法の改正を求める意見書


◯議長(石井良司君)  この際、日程第12 意見書(案)第25号及び日程第13 意見書(案)第26号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。27番 森 徹君。
              〔27番 森  徹君 登壇〕


◯27番(森  徹君)  それでは、お手元の案文を読み上げて提案といたします。

意見書(案)第25号
   「内心の自由」を侵す「日の丸」「君が代」の強制をしないことを求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 森   徹
                          賛成者    〃    高谷真一朗
                           〃     〃    杉本 英騎

     「内心の自由」を侵す「日の丸」「君が代」の強制をしないことを求める意見書
 日本国憲法第19条は「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」と規定している。これは、
「内心の自由」は決して侵してはならない権利であることをうたったものである。しかし、今、東京の
教育現場では、この規定に反する重大な事態が進行している。それは、東京都教育委員会が、卒業式・
入学式等での「日の丸」の掲揚と「君が代」の斉唱に関する通達や通知を出し、生徒や教員の「内心の
自由」を侵す事実上の強制が行われていることである。
 平成15年10月23日、都教委は「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国家斉唱の実施について」を
通達した。この通達には、別紙として「実施指針」が添付され、国旗は舞台正面に掲げることや生徒は
国旗と正対することなどを初め、式次第の中に国歌斉唱を入れることなど、事細かな指示が示されてい
る。この通達により、それまで生徒たちの巣立ちにふさわしいものとなるように創意、工夫され、生徒
を主役に営まれてきた入学式、卒業式の様相が一変した。そしてさらに、校長から教師に対し職務命令
を出させて、教師を懲戒処分でおどしながら「日の丸・君が代」を強制してきたのである。起立斉唱や
ピアノ伴奏に従わない教職員は、職務命令違反とされ、戒告や減給、さらには停職という重い処分まで
含め、今年度の入学式までに、延べ345人もの懲戒処分が行われた。
 これらの都教委による「日の丸・君が代」強制や教職員の処分は、憲法第19条にも、行政の教育への
不当な支配を禁じた教育基本法第10条にも、そして国旗・国歌法の立法趣旨にも反した、違憲・違法な
ものと言わなくてはならない。国旗・国歌法案の国会審議では、当時の内閣官房長官は、学校現場での
内心の自由についての質疑の中で、起立する自由もしない自由もあるし、斉唱する自由もあれば斉唱し
ない自由もある、と明確に答弁しているのである。
 都教委のとっている態度の不当性はもはや明々白々である。
 よって、本市議会は、東京都教育委員会に対し、卒業式等での「日の丸」掲揚、「君が代」斉唱に関
する一連の通達や通知を撤回し、一切の強制をやめることを強く求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
意見書(案)第26号
   高金利被害を防ぐための貸金業規制法の改正を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 森   徹
                          賛成者    〃    高谷真一朗

         高金利被害を防ぐための貸金業規制法の改正を求める意見書
 サラ金などの高金利被害を防ぐための貸金業規制法改正に向けた動きが大詰めを迎えている。
 異常な高金利で利払いに追われ、複数のサラ金から融資を受け多重債務に陥り、生活が破壊され、破
産や自殺にまで追い込まれるという悲劇を繰り返させない、その原点に立って、金利引き下げの実効あ
る対策をとることは、社会的な合意となっている。
 サラ金やクレジット会社のカードローンは利息制限法の上限金利(15%〜20%)に違反し、年30%近
い高金利を取っている。刑事罰のある出資法の上限金利が29.2%であることに乗じての高利貸しである。
利息制限法と出資法の上限金利の差は灰色金利(グレーゾーン)と呼ばれ、貸金業規制法が特例として
借り手がみずからの意思で支払うことを条件に認めている。最高裁は灰色金利を基本的に認めない判断
を相次いで示し、過払い利息の返還を求める訴訟も全国に広がっている。
 金融庁が今回の法改正で灰色金利を廃止し、上限金利を一本化することを打ち出したのは当然である。
 ところで、最近、少額・短期の融資に限って「特例」として高利融資を認めるとの考えが出されてい
ることは重大である。法改正に向けて議論してきた「貸金業制度等に関する懇談会」の8月24日の会議
でもこの「特例」が案として示されたが、業界代表以外の委員から例外なく強い反対論が出されたと報
道されているところである。
 多重債務による悲劇を防止するためには高金利に対する実効ある規制が不可欠である。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、社会の合意である灰色金利の撤廃、上限金利の引き下げ
を、一切の特例なしに実現することを強く求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 よろしくお願いします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第25号 「内心の自由」を侵す「日の丸」「君が代」の強制をしないことを求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第25号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第26号 高金利被害を防ぐための貸金業規制法の改正を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第26号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第14 意見書(案)第27号 乳幼児医療費助成制度の所得制限の撤廃と小学生・中学生へ
                   の対象拡大を求める意見書
    日程第15 意見書(案)第28号 介護保険制度の実態に即した改善・見直しを求める意見書


◯議長(石井良司君)  この際、日程第14 意見書(案)第27号及び日程第15 意見書(案)第28号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。26番 栗原健治君。
              〔26番 栗原健治君 登壇〕


◯26番(栗原健治君)  お手元の案文を読み上げまして、提案します。

意見書(案)第27号
   乳幼児医療費助成制度の所得制限の撤廃と小学生・中学生への対象拡大を求める意見書
意見書(案)第28号
   介護保険制度の実態に即した改善・見直しを求める意見書
 上記2件の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 栗原 健治
                          賛成者    〃    森   徹
                           〃     〃    岩田 康男

   乳幼児医療費助成制度の所得制限の撤廃と小学生・中学生への対象拡大を求める意見書
 子育て世代への各種の世論調査で、行政の支援に関する要望として最も多いのは、「子育て費用の助
成」、「経済的支援」である。特に、子どもが病気にかかったとき、医療費の心配なく病院に行ける条
件をつくってほしいというのは、子育て世帯の切実な願いと言える。
 この願いにこたえて、基礎的自治体の施策が前進している。東京都の乳幼児医療費助成制度が、小学
校就学前までしか対象にせず、所得制限を設けているのに対して、23区では18区が小学生以上に助成対
象を拡大した。所得制限も小学校就学前まではすべての自治体で撤廃され、小学生以上を見ても所得制
限をなくした自治体が圧倒的である。
 一方、市町村では、助成対象は小学校就学前まで対象は広がったものの、一部を除いて所得制限が残
っている。今年4月時点で小学生以上も助成対象にしたのは、奥多摩町だけである。
 このように制度の格差を放置することはできない。格差の主たる原因の一つは、財政力の格差である。
同じ東京都民で、住むところが違えば、医療費負担も違うというのは問題である。この問題を解決する
ために、広域自治体としての東京都が役割を果たすべきである。
 東京都が所得制限を撤廃すれば、市町村とそこに住む住民への支援が拡大され、23区も、独自に所得
制限をなくすことに使っている財源を小学生以上の医療費助成の拡大に充当でき、子育て世代への、そ
の他の経済的支援策も充実できる。東京都の財政力からいって、都の助成制度の対象を小学生以上に拡
大することも無理な話ではない。
 6月20日付の新聞各紙の報道によると、都の助成制度の対象を小・中学生まで拡大する方向で検討に
入ったことを福祉保健局長が明らかにしたとのことである。そうであるならば、その早期の実現を多く
の都民が期待している。
 よって、本市議会は、東京都に対し、乳幼児医療費助成制度の所得制限を撤廃するとともに、対象を
小学生・中学生に拡大することを求めるものである。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
    ……………………………………………………………………………………………………
          介護保険制度の実態に即した改善・見直しを求める意見書
 4月から改定介護保険法が全面施行され、多くの高齢者が、公的な介護サービスを奪われている。
「要介護度が低い」と認定された高齢者は、介護保険で利用してきた介護ベッド・車いす、ヘルパーや
デイサービスなどの利用ができなくなっている。昨年10月から介護施設の居住費・食費が全額自己負担
となったため、負担増に耐えられず退所を余儀なくされたり、ショートステイ・デイサービスを断念し
た高齢者も少なくない。政府が宣伝した「介護予防」や「自立支援」とは全く逆のことが起きている。
 このままでは、「介護の社会化」という介護保険制度の「目的」さえ失われ、公的な介護制度であり
ながら、低所得者、「軽度者」など多くの高齢者の利用を排除する──「保険料だけは取って、介護は
受けさせない」制度へと、介護保険制度は変質してしまうことになる。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、介護保険制度が「国民の保健医療の向上及び福祉の増進
を図る」(介護保険法第1条)ものとなるよう、政府が実態に即した改善・見直しを行い、下記の事項
を実施することを求めるものである。
                       記
1 介護ベッド、車いすやヘルパーなどの一方的取り上げをやめる。
  国の責任で、これまで利用してきた人からの「貸しはがし」を直ちに中止し、区市町村が福祉用具
 貸与の是非を判断する場合は、ケアマネジャー・主治医らの判断を最大限に尊重できるようにする。
 高齢者が必要なサービスを今までどおり利用できるように、生活援助の長時間加算の復活も含めて介
 護報酬を改善し、要支援1・2の人の利用限度額も引き上げる。
2 国庫負担割合を当面30%に引き上げ、保険料を軽減する。
  介護保険への国庫負担を当面30%に引き上げる。また、地方自治体が独自に行う保険料軽減策に
 対する、いわゆる「三原則」による締めつけは中止する。
3 ケアプラン作成に関する介護報酬や基準のあり方を抜本的に改善する。
4 介護施設の利用料負担を抑え、施設不足を解決する。
  施設利用料の国の「低所得者対策」の抜本的拡充をする。区市町村向け交付金の引き上げなど、介
 護の基盤整備に対する国の支援を抜本的に充実する。
5 現場で高齢者を支える介護労働者・事業者への支援策を強化する。
  介護報酬を引き上げ、介護サービスの質が維持できるよう地域に根差して良いサービスを提供して
 いる事業者への支援を強化する。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第27号 乳幼児医療費助成制度の所得制限の撤廃と小学生・中学生への対象拡大を求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯4番(永原美代さん)  この意見書は、所得制限撤廃と対象を小・中学生までに拡大することを求めていますが、所得制限撤廃は、昨年度、大幅な拡充がなされました。さらに、対象年齢の拡充においては、三鷹市議会公明党として、本定例会で一般質問と決算代表質疑で行わさせていただきました。また、都議会公明党においても今月の定例会の代表質問で取り上げられました。大きく推進しています。
 よって、今回は我が党は対象年齢の拡大のみを訴える立場として反対といたします。


◯12番(杉本英騎君)  乳幼児医療費助成制度の所得制限の撤廃と小・中学生への対象拡大を求める意見書について討論します。
 乳幼児医療費助成制度は、「三多摩格差」の象徴として、長年にわたる都市長会の東京都に対する要望事項であり、同じ都民でありながら、医療費負担に大きな格差があることは問題である。
 この格差を是正し、子育て支援を推進するために、都に対し、助成対象の拡大と所得制限の緩和を求めることが必要である。
 ただし、「所得格差」、「資産格差」が拡大した現状にあっては、高所得者に対し、一定の負担を求めることは必要であり、所得制限の撤廃については、慎重であるべきだと考える。
 以上、意見を述べて、この意見書については賛成をいたします。


◯19番(増田 仁君)  討論します。
 今回の意見書は、過去2回出た乳幼児医療費関連の意見書と類似したものです。
 過去の討論と重なりますが、都は引き続き財政再建中です。そもそも子育て支援であれば、年間医療費の所得に占める割合が高い世帯に向けるべきです。独自に拡充した23区で少子化が改善され、子育て支援となったとも言えず、効果の不確かな施策に費用を割くのはばらまきであり、望ましくないです。
 また、所得制限の撤廃は応能・応益の観点から外れることにもなり、保険制度で既に乳幼児の負担割合が減じてあることから、何の理由をもって拡大するかが明確ではありません。少子化対策の点で考えれば、一定程度所得がある場合、医療費助成より、所得が減らずに短時間勤務できるなどといった、労働面での対策が急務であるはずです。
 都は残業体質がしみつく社会構造や、中小企業の仕事と育児の両立を広げ、M字カーブをなくすこと、子どもの体力や免疫力向上施策で罹患を抑制し、各種現代病の治癒に向けた研究施策を強化するべきです。加えて産科、小児科医の不足解消に向けての対策も必要です。
 よって、本意見書の事項は限定的対症療法であり、少子化対策や子育て支援に必要な複合的政策とは異なることを再度指摘して、反対とします。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第27号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  意見書(案)第28号 介護保険制度の実態に即した改善・見直しを求める意見書、これより質疑あわせて討論を願います。


◯2番(川原純子さん)  介護保険制度の実態に即した改善・見直しを求める意見書について討論させていただきます。
 今回の介護保険制度の見直し・改正については、我が国が世界でも類例を見ないほど高齢化が急速に進んでいる現状において、制度の持続、安定、信頼ということから、適正な給付を目的として行われたものです。
 本意見書の趣旨は理解していますが、この6年間で介護サービスを受ける人もふえ、サービスも充実してきたことも事実です。「介護の社会化」を持続するためにも、今回の制度改正は必要でありました。主として、国の責任で制度を図るということは大前提であり、本意見書にある、国庫負担割合を30%に引き上げるということについてはいいと思います。しかし、高齢者が必要なサービスを今までどおり利用できるように、生活援助の長時間加算の復活も含めて介護報酬を改善し、要支援1・2の人の利用限度額を引き上げるとありますが、利用限度額を引き上げるだけでは解決しないと考えます。むしろ、ケアプランの作成、あり方等、適切なサービスが受けられるような方向性に持っていくべき検討をし、全体的な視点を重要視すべきではないでしょうか。
 ホームヘルプサービスやデイサービスなどの既存サービスについては生活機能の維持、向上の観点から内容、提供方法、提供期間等を見直したものですが、必要なサービスが一律に受けられなくなるものではなく、それまでの利用者の状態に応じて、地域包括支援センターが行う適切な介護予防ケアマネジメントに基づき、必要なサービスを受けられるようになっています。
 車いすやベッド等の福祉用具の貸与についても、軽度者(要支援1・2、要介護1)の方であっても、その状態、必要性に応じて保険給付の対象とされています。
 地域密着型サービスの国の交付金制度の拡充も含まれており、市が必要なサービスの基盤整備が可能となっているなど、この制度を全面的に否定することはできません。増大する介護給付費を抑制する観点からも、今回の改正の最大のポイントである予防重視型の介護保険制度への転換に反することにもなるため、本意見書には反対いたします。


◯14番(嶋崎英治君)  改定の議論の段階から介護予防の問題点については指摘をしてきたところです。日常生活支援が実際に必要な方がサービスを受けられなくなる、こうした事態も発生をしている。また、ホームヘルパーさんなど介護労働者の生計が成り立たなくなってもいます。さらに継続困難な事業者が出ているのも事実です。
 この間、当該の人々、介護・医療現場で働いている人の意見を聞いたところですが、現実は想像以上に深刻です。
 さきの一般質問でも指摘しましたが、高齢者世帯の安否確認、孤独死問題も深刻になることが予測されます。来年度の住民税6%フラット化による国民健康保険税、介護保険料の負担増はまさに年金生活者を直撃します。アワ粒ほどの年金に群がる介護・医療・税。長生きしたけりゃ金を出せ──これが小泉構造改革の5年5カ月であると思います。
 本意見書が指摘する5項目の要求は、最低限改善すべきものと思います。介護はやっぱり税で運営すべきだという声も再燃し始めているのも事実です。
 以上をもちまして、本意見書の賛成討論といたします。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第28号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成少数であります。よって、本件は否決されました。
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    日程第16 意見書(案)第29号 自転車の新たな交通安全対策を求める意見書


◯議長(石井良司君)  この際、日程第16 意見書(案)第29号 自転車の新たな交通安全対策を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。19番 増田 仁君。
              〔19番 増田 仁君 登壇〕


◯19番(増田 仁君)  案文の朗読をもって説明といたします。

意見書(案)第29号
   自転車の新たな交通安全対策を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 増田  仁
                          賛成者    〃    半田 伸明

             自転車の新たな交通安全対策を求める意見書
 昨年度、自転車の死傷者数は約18万人と前年度の約1.4倍、歩行者との事故は2,256件で約4.6倍とな
っており、加害事故では、重度の後遺障がいや死亡事故の増加が顕著となっている。警察庁は交通安全
対策推進プログラムを策定し、自転車の交通違反取り締まりの強化により、警告無視や違反常習者など、
悪質・危険な場合は積極的に摘発する方針だが、現状は極めて重大な事故のみにとどまっている。
 自転車は運転免許に基づく減点や反則金といった交通反則通告制度がないため、即懲役刑や罰金刑と
なり、自動車等による違反などと比べバランスを欠くことから、警告のみが実情である。よって、飲酒
運転、信号無視、二人乗り、一時不停止、無灯火、歩道走行、並進、右側通行、傘差し運転、複数の幼
児座席、携帯やヘッドホンの使用などへの注意や指導警告が年々増加傾向であるものの、効果は出てい
ない。
 そもそも、軽車両は中途半端な位置づけで運転教育もないことから、ルールを守るどころか知らない
ことも多く、事故に対する意識は当然低い。しかし、自転車でも、原動機付自転車の法定速度30キロメ
ートルに達することは容易に可能である。一部自治体や学校では独自に免許制度を導入しているものの、
現状は意識ある人のみの啓発にとどまっている。つまり、安全に自転車を運転する側にしても、他者が
交通ルールを正しく認識、遵守しないままでは、危険が及んでしまう。
 一方では、危険な片手での右左折合図が残っていることや、歩行者絶対優先であっても、車道が極め
て危険で、歩道を走らざるを得ない現状がある。防犯登録に関しても、未登録に罰則がないことや、標
章が小さ過ぎて登録番号が見にくいこと、ステッカーが簡単にはがれることから盗難が横行し、強制の
自賠責保険制度がないことも重なり、当て逃げを助長するなど、現行制度の不備もある。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、自転車交通の安全を確保するため、下記の事項について、
法改正を含めた規定再構築の調査、検討を強く要望する。
                      記
1 自転車専用レーンの設置や歩道の整備への財源措置を行うこと。
2 軽車両の位置づけを見直し、荒川区など先進自治体で実施中の実技指導つき安全運転講習会及び修
 了証制度を全国的に導入し、運転マナーの向上とルールを周知させること。
3 明白な違反について、罰金によらない改善策を新設し、違反を減少させること。
4 現状の防犯登録制度から、ナンバープレート型の登録制度に発展させ、あわせて強制加入の自賠責
 保険制度と加入時点検を、既存のTSマークと同程度の負担で導入し、当て逃げの抑止、事故時の迅
 速な補償、安全水準の確保をすること。
5 交通実態にあわせてルールなどを改正し、歩行者など交通弱者に配慮する一方、自転車側の安全も
 確保すること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 よろしくお願いします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第29号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第17 意見書(案)第30号 ローカル・マニフェストの導入に向けた公職選挙法の改正を
                   求める意見書


◯議長(石井良司君)  この際、日程第17 意見書(案)第30号 ローカル・マニフェストの導入に向けた公職選挙法の改正を求める意見書、本件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。18番 半田伸明君。
              〔18番 半田伸明君 登壇〕


◯18番(半田伸明君)  お手元の案文を朗読させていただきまして、提案理由の説明とさせていただきます。

意見書(案)第30号
   ローカル・マニフェストの導入に向けた公職選挙法の改正を求める意見書
 上記の意見書(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 半田 伸明
                          賛成者    〃    増田  仁

       ローカル・マニフェストの導入に向けた公職選挙法の改正を求める意見書
 ローカル・マニフェストは、責任ある政治主導体制と実行力ある地方自治体をつくり上げるための必
要条件である。地方選挙においては、平成15年4月の統一地方選挙で、ローカル・マニフェストを掲げ
る首長候補者が当選して以来、急速に全国に拡大している。
 公職選挙法は平成15年秋に改正され、国政選挙においては、マニフェストの頒布が一定の条件のもと
で可能となり、国民にとってマニフェストが身近なものとなった。ただし、首長及び地方議員選挙では、
ローカル・マニフェストの頒布に多くの制約があり、マニフェスト型選挙実現の妨げとなっている。
 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、真のローカル・マニフェスト型選挙を定着させるため、
下記内容の公職選挙法の改正を早急に行うよう、強く要望する。
                      記
1 有権者がマニフェストを入手しやすくなるよう、告示前後を問わず、選挙事務所、演説会場、街頭
 演説の場所、公開討論会会場等でのローカル・マニフェストの頒布を可能にすること。
2 ローカル・マニフェストに、候補者名、候補者の写真、選挙名の掲載を可能にすること。
3 ローカル・マニフェストを、インターネット環境を活用した公開ができるようにすること。また、
 告示後もインターネット環境の更新を可能とすること。
 上記、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
  平成18年9月29日
                            三鷹市議会議長 石 井 良 司
 よろしくお願いいたします。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑あわせて討論を願います。


◯5番(緒方一郎君)  ローカル・マニフェストの導入に向けた公職選挙法の改正を求める意見書について討論をします。
 マニフェストは、ある意味では、政策の実現の信用度をはかる物差しと言えましょう。
 言いっ放し、スローガン倒れ、予算等の裏づけのない政策は、もう通用しません。
 政策の柱と整合性、予算の裏づけ、目標達成までのロードマップやスケジュール、そして評価・検証等、その内容と姿勢を持って、総合的に、政党やグループや候補者本人を選択していただく貴重な材料になっています。
 こうしたマニフェストの持つ情報の公開性の要件は、特に身近な基礎自治体の首長や党派・グループ・議員にも要求されているところです。
 今後は、ローカル・マニフェストだけではなく、ローカル・パーティー・マニフェストも含めて、市民の皆様の要望や提案を、具体的な政策づくりから、予算を伴う事業計画にまとめ上げ、事後検証や評価まで、一貫して市民参画を実現していく、政治活動の掲示板として効果的に活用していきたいと考えます。
 したがって、この意見書に賛成するものです。


◯26番(栗原健治君)  本意見書に対して賛成の立場から討論します。
 本来、選挙運動は基本的に自由であるべきで、日本は政策宣伝に制限があり過ぎます。選挙運動は欧米では自由です。4月21日の衆院倫理選挙特別委員会の審議で総務省は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの選挙運動について、インターネットと文書配布についてはフランスで一定の制限がありますが、他の3国では基本的に自由だと答えています。戸別訪問は4カ国とも規制されていません。イタリアでは、むしろ戸別訪問で有権者と対話をしない候補者・政党は評価されないと聞いています。選挙の自由を最大限に保障し拡大する方向は世界の常識となっています。政党や候補者が自由に政策を訴え、有権者が情報を得て自由な判断で投票することが民主主義の発展につながるものです。
 以上、意見を述べて、本意見書に賛成をします。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 意見書(案)第30号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れありませんか。押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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    日程第18 決議(案)第4号 天皇皇后両陛下に差し上げる賀詞
    日程第19 決議(案)第5号 秋篠宮同妃両殿下に差し上げる賀詞


◯議長(石井良司君)  この際、日程第18 決議(案)第4号及び日程第19 決議(案)第5号の2件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。7番 宍戸治重君。
              〔7番 宍戸治重君 登壇〕


◯7番(宍戸治重君)  それでは、案文を読み上げまして説明にかえさせていただきます。

決議(案)第4号
   天皇皇后両陛下に差し上げる賀詞
決議(案)第5号
   秋篠宮同妃両殿下に差し上げる賀詞
 上記2件の決議(案)を別紙のとおり提出する。
  平成18年9月29日
 三鷹市議会議長 石 井 良 司 様
                          提出者 三鷹市議会議員 宍戸 治重
                          賛成者    〃    後藤 貴光
                           〃     〃    伊藤 俊明
                           〃     〃    加藤 久平
                           〃     〃    白鳥  孝
                           〃     〃    島田甲子三
                           〃     〃    田中 順子
                           〃     〃    榛澤 茂量
                           〃     〃    金井 富雄

               天皇皇后両陛下に差し上げる賀詞
このたび
悠仁皇孫殿下が御誕生になりましたことは
誠に慶賀に堪えないことであります
ここに三鷹市議会は
市民とともに
謹んでお祝い申し上げます
  平成18年9月29日
                                  三 鷹 市 議 会
    ……………………………………………………………………………………………………
               秋篠宮同妃両殿下に差し上げる賀詞
このたび
悠仁親王殿下が御誕生になりましたことは
誠に慶しいかぎりであります
秋篠宮殿下 同妃殿下の
ますますの御健勝と
悠仁親王殿下の
お健やかな御成育 御隆運を
心からお祈り申し上げます
ここに三鷹市議会は 市民とともに
謹んでお祝いを申し上げます
  平成18年9月29日
                                  三 鷹 市 議 会
 以上でございます。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
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◯議長(石井良司君)  決議(案)第4号 天皇皇后両陛下に差し上げる賀詞、これより質疑あわせて討論を願います。


◯12番(杉本英騎君)  決議(案)第4号並びに決議(案)第5号について討論します。
 子どもの誕生は喜ばしいことですが、市議会として賀詞を決議する事柄であるかについては疑問を感じます。
 そもそも天皇制の是非については、個々人によって考えの分かれるところです。私は、現在の皇族に基本的人権が保障されず、世襲制が行われていることは、現憲法の持つ大きな矛盾ではないかと思います。
 私は、人の親として、生まれてきた子どもがどういう人生を送るかは、その子ども自身に決めさせたいと思います。
 よって、この決議には反対をいたします。


◯18番(半田伸明君)  とかくこの手の話は、イデオロギーのことがよく出てきますが、それ以前に、本件は、自治体議会が決議すべき対象にはそもそもならないと考えます。
 一方、案として出されたものである以上、退席という選択肢は、我が会派の場合はありません。
 残念ながら反対をいたします。


◯27番(森  徹君)  決議2つについて討論します。
 子どもが生まれることはうれしい話で、誕生は喜ぶべきものです。特に、少子化傾向の日本では、子どもが生まれることは、そのことが本当におめでたいと。
 しかし、市議会として天皇家の子どもの誕生だけ、お祝いの決議を上げることには理解できません。
 人間はすべて平等であるし、平等でなければならないはずです。決議には、栄える運命を祈るという内容も含まれていますが、天皇家のあり方については国民の中にいろいろの意見があるところです。
 したがって、議会として、賀詞決議はなじまないと考えます。
 以上の意見を述べて、本決議の反対討論とします。


◯議長(石井良司君)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 決議(案)第4号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  決議(案)第5号 秋篠宮同妃両殿下に差し上げる賀詞、これより質疑あわせて討論を願います。
               (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 決議(案)第5号について、原案のとおり決することに賛成の諸君は青のボタンを、反対の諸君は赤のボタンをそれぞれ押してください。
             (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れございませんか。
               (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 なお、ただいま可決されました意見書、決議の提出先、提出方法、案文の整理などについては、議長に一任願います。
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    日程第20 三鷹駅前再開発事業対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          三鷹駅前地区再開発計画・事業にかかる諸問題について調査検討し、対策を講ず
          ること
    日程第21 調布基地跡地利用対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          調布基地跡地の利用促進について積極的な対策を講ずること
    日程第22 東京外郭環状道路調査対策特別委員会閉会中継続審査の申し出について
          東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること
    日程第23 議会運営委員会閉会中継続審査の申し出について
        (1) 所管事務の調査について
          議会運営について
          〜議会の円滑な運営を図るため必要な事項を協議する


◯議長(石井良司君)  この際、日程第20から日程第23までの4件を一括議題といたします。
 以上4件は、各委員長から、目下当該委員会において審査中の事件について、会議規則第103条の規定により、議会閉会中の継続審査の申し出があります。内容についてはお手元に配付したとおりでございます。
 お諮りいたします。以上4件については、各委員長から申し出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって平成18年第3回三鷹市議会定例会を閉会いたします。
 御協力ありがとうございました。
               午後4時02分 閉会