■みたか議会だより第282号 第5面から7面■  ▼三鷹市議会ホームページに戻る際には、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 ▽一般質問  2月29日、3月1日の本会議で、21人の議員が市政全般について一般質問を行いました。要旨は次の とおりです。 ▼杏林大学病院前の交通渋滞緩和策を講じよ ◇日本共産党 栗原 健治 議員 議員 バスは市の幹線道路を走っており、通勤、通学のための重要な交通機関であるため、その定時 運行は重要だ。市内の交通渋滞発生場所、原因を伺う。 都市整備部技監 都道を中心に発生している。右折車線等を設置できないことなどが原因であり、都 に交差点改良工事の早期完成を要請するとともに、市内都市計画道路の早期整備が有効であると考え ている。 議員 杏林大学病院前では、休日明けの午前中に深刻な交通渋滞が発生し、生活道路にまで影響を与 えている。認識と対策を伺う。 都市整備部技監 来院者の駐車場待ちが一つの要因だ。駐車場の北側から右折しようとする車の進入 を制限し、直進を促すことで渋滞緩和を進めている。 議員 駐車場の確保について病院側に対応を求める必要がある。市の対応を伺う。 都市整備部技監 周辺交通への影響を減少させるため、拡充等を要請している。 議員 病院の周辺で車を使用する自営業者等は、渋滞が発生すると身動きが取れない事態に陥る。生 活道路に対しての対策を伺う。 都市整備部技監 病院側は生活道路の出入り口を空けるよう誘導している。協議を進め、対応を考え たい。 議員 公共交通機関の利用呼びかけは、一定の渋滞緩和につながる。病院側の具体的な取り組みを伺 う。 都市整備部技監 ホームページ上で、車の利用の自粛の呼びかけや、ビラの配布を行っていると聞く。 〈その他の質問〉平和施策について ▼産業振興は三鷹市に特別に重要な課題だ ◇日本共産党 岩田 康男 議員 議員 市内の工場数と商店数が近年減少傾向だ。1、財政や市民生活向上の面で、産業振興がいかに 重要な課題であるかを市民全体で共有できる取り組みを進めよ 2、三鷹の森ジブリ美術館、太宰治 文学サロン等の来訪者や市内への通勤者に向けた意向調査の実施を支援し、産業振興策に生かせ 3、 産業振興条例を制定せよ。 市長 1、市民への産業の必要性の理解促進と、事業所の地域貢献促進を図りたい 2、関係諸団体と 連携し支援等をしていきたい 3、まずは三鷹市産業振興計画の施策を推進していく。 議員 野田内閣が進める社会保障と税の一体改悪での消費税10%への増税は、景気後退と市民生活へ の深刻な影響を招く。市長は増税に反対の意思表示をせよ。 市長 国政での議論の動向を引き続き注視していく。 議員 TPP(環太平洋経済連携協定)参加は、都市農業・医療・食品安全等へ大きな影響を及ぼす。 TPP参加に反対の意思表示と行動を起こしてほしい。 市長 国会等での議論の推移を注視していきたい。 議員 用途地域の事務移管等を活用し、住居地域にある工場のその場所での建て替えを可能にしてほ しい。 市長 様々な手法を関係機関と検討し、事業所の継続を支援したい。 議員 市内産野菜の販路拡大を図る必要がある。 市長 農商工連携を図るなどの支援をしていきたい。 議員 公契約条例を制定すべきだ。 総務部長 予定していないが、国等の動向を注視する。 ▼教員の労働環境を改善し健康と働く意欲を守れ ◇にじ色のつばさ 嶋崎 英治 議員 議員 都の公立小学校教員の構成は20から30歳代が7から8割の学校もある。少ない50歳代教員に負担が増 し経験等を若手教員に継承できず、新規採用教員は研修を受講しながら担任を持つ過酷な実態なので はないか。本市の現状と課題を伺う。 教育部長 新規採用教員が多く、中堅教員が少ない。若手教員の育成が課題だ。 議員 年齢の増加に伴い教員の労働意欲が低下すると聞く。本市ではどうか。 教育長 多くの教員は生きがいと意欲を持って働いていると認識している。 議員 教職員の病気休職者は年々増加し、特に精神疾患での休職者の増加が著しい。本市の現状を伺 う。 教育部長 病気休職の教職員は5名だ。メンタルヘルス相談窓口等の周知や健康管理の徹底を進めて いる。 議員 小学校1年生の35人学級導入の成果を聞く。 教育部長 落ち着いた環境で個別指導を充実できるなどの成果があった。 議員 三鷹市の小・中一貫教育と、都立三鷹高校の中高一貫教育との間にある課題について認識を伺 う。 教育長 学習指導要領に基づき教育を行っており、課題があると考えていない。 〈その他の質問〉「自己申告」及び「人事考課」について ▼生きることを支援するまちづくりの推進を ◇にじ色のつばさ 野村 羊子 議員 議員 東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の影響による市内への避難者向けに、市独 自での情報提供を行っているか。 市長 内容により特に有益性が高いものについては、今後、検討していきたい。 議員 震災等緊急雇用対応事業の募集情報が避難者優先と分かる形にすべきだ。 生活環境部調整担当部長 関係機関と密に連携し、しっかりと情報を伝えたい。 議員 避難生活の長期化に伴い、今後は長期的見通しを持った住宅や就労等の支援の充実が必要だ。 市長 今後もできる限りの支援をしていきたい。 議員 要介護認定を受けていないが、介護や見守りが必要な高齢者を把握せよ。 健康福祉部長 民生委員や地域包括支援センターによる訪問・相談等を実施し、把握・支援に努めて いる。 議員 在宅医療・介護を可能にするには多様な機関の連携が必要だ。見解を問う。 健康福祉部長 介護保険法改正による訪問看護の充実などの情報提供や相談体制の整備を行いたい。 議員 一人で在宅介護を担う家族を支援する在宅介護サービスの課題を聞く。 健康福祉部長 家族介護者への支援に取り組み、負担軽減となるよう努めたい。 ▼負債の真の実態をきちんと公表せよ ◇にじ色のつばさ 半田 伸明 議員 議員 土地開発公社の借入金が未だに64億円弱残っている。三鷹市は当該土地を既に公社から買い取 ったにもかかわらず、借入債務を公社に残している。市は、公社の借入債務を保証している以上、こ の額を必ず用意しなければならない。公社から土地を購入すると同時に、それまでの利息や残債も含 めて引き受けるのが本来の姿だ。債務を引き取っていないのは問題だ。いわば隠れ債務ではないか。 今後どう取り組むのか。 第二副市長 早期に縮減を図るが、市の財政状況とのバランスをとる。 議員 当該未払金が貸借対照表の欄外注記となっていることに違和感を覚える。 企画部長 公社の残債は市の負担で、公債費に準ずるとの考えに変わりはない。 議員 新川防災公園整備事業に係る広報で、公債費の減少傾向を理由に「財政の健全性を確保しなが ら、持続可能な自治体経営を展開していくことが可能」と示された。公社の債務を含めず将来負担に 影響がないとした広報は、大変な問題だ。 企画部長 公社の債務を加えて示すことはたやすいが内容が複雑になることからあえて掲載していな い。 〈その他の質問〉オープンガバメントについて ▼保護者・地域・警察等とのより一層の絆づくりを ◇自由民主クラブ 土屋 健一 議員 議員 児童・生徒の健全育成に関する警察と学校との相互連絡制度における連絡と110番通報の基準 を伺う。 教育部長 学校内の対応だけでは解決が難しい場合に校長の判断で連絡する。110番通報が必要な事 案は制度と関係なく通報する。 議員 PTA組織とは性質が異なる「父親の会」には期待が大きい。所見を伺う。 教育長 学校教育への理解を深めたり家庭教育面への効果、地域活動に参加するきっかけになると考 える。 議員 父親の会設置校はクレーマー等が少ない傾向にあると聞く。所見を伺う。 教育長 問題解決が図られる機会が増えるため苦情が減っていくと考えられる。 議員 中学校の授業時間の増加に伴う夏季休業の短縮について、短縮される期間と、授業内容を伺う。 教育部長 8月の終わりに5日間、通常の授業を行う予定となっている。 議員 先生、生徒、地域等の絆づくりにもなる行事等を集中的に行ってはどうか。 教育長 一つの考えとして学校側に問題提起したい。 〈その他の質問〉三鷹市自治基本条例について ▼子育て家庭のニーズを把握し支援施策を真剣に考えよ ◇自由民主クラブ 加藤 浩司 議員 議員 少子化を食い止めるには、子どもを安心して産み育てられる環境づくりが重要だ。子育て家庭 が抱く不安をあらゆるサービスや施策により解消することが最優先で求められている。基礎自治体で ある三鷹市が子育て家庭のニーズを把握することから全てが始まるのではないか。所見を問う。 市長 指摘のとおりだ。適切なニーズ調査のあり方を検討して、今後の事業計画の策定に当たりたい。 議員 都心など市外に勤務する保護者は、仕事上の様々な事情から子どもの迎えの時間に遅れること が多々あり、延長保育の希望が多いと聞く。延長保育の更なる拡充策を検討せよ。 市長 今後、必要に応じて延長保育の更なる充実を検討するとともに、企業等の子育て支援推進への 働きかけも行うなど、多様化する保育ニーズに対応したい。 議員 家庭等での突発的な出来事の際に子どもを預けられる一時保育はニーズが高い。一時保育を実 施する保育所を増やしてほしい。 市長 認可保育所の開設の際には、できる限り実施するよう求めている。 ▼高齢社会を迎え、将来を見据えたまちづくりを ◇自由民主クラブ 渥美 典尚 議員 議員 本市では生産年齢人口の比率は年々減少し、老年人口の比率は増加している。今後、人口減少 も予測される。市の対応を伺う。 市長 高齢化が進み人口が減少傾向にある井の頭地区から地域ケアネットワークの取り組みを進めて きた。 議員 人口減少対策として生産年齢世代に選ばれ続けるまちづくりが重要だ。居住者の新陳代謝が起 きる新たな仕組みが必要ではないか。自治体主導の空き家の借り上げ・又貸しシステムや持ち家を担 保にした融資制度の活用を検討せよ。 市長 実態を把握した上で提供の仕組みや方法等の検討を行っていきたい。 議員 若年層の国民年金保険料未払いが増えている。市民生活を守る意味においても、年金の必要性 を説くことは重要だ。市独自の啓発活動について聞く。 市民部調整担当部長 広報等で制度や手続きの周知を図っており、今後も若年層への周知・啓発に努 めたい。 議員 義務教育における年金教育の現況を聞く。 教育長 中学校の社会科で指導しており、今後も指導の充実を図っていきたい。 ▼ワークライフバランスの実現に観光振興の視点を ◇自由民主クラブ 伊東 光則 議員 議員 市民の仕事と生活の調和の実現に観光振興の視点を生かしてほしい。市内の観光スポットにつ いて市民に積極的に周知するとともに、市外への情報発信にも同様に取り組むべきだ。 市長 インターネットツールの活用に加え、JR東日本やエフエムむさしのとの連携など多様な媒体 を活用し、情報周知に努めている。 議員 三鷹市の観光事業の要である観光協会等の取り組みについて所見を伺う。 市長 観光資源の発信や独創的な事業を生み出せる仕組みづくりを支援したい。 議員 東日本大震災の被災地に、三鷹市民が観光で訪れることは有意義だ。東京都の被災地応援ツアー の利活用について所見を伺う。 市長 現地の支援策に有効と考える。1泊3千円の補助等についてPRしたい。 議員 被災地の応援の拠点となる東日本応援ショップは、3月31日で営業を終了する。東日本の物産 販売の今後の支援について伺う。 市長 現在の運営受託者が4月から新たに店を開設しまちづくり三鷹も応援していく。継続の可能性 が見えてきたことを幸いに思う。 ▼ごみ処理の効率化で資源を有効に活用する仕組みを ◇自由民主クラブ 後藤 貴光 議員 議員 水分の多い生ごみ焼却には補助燃料を多く使う。堆肥化への対策を伺う。 市長 エコ野菜地域循環モデル事業で、給食残さ等を堆肥化し活用するなど資源の地域循環を図って いる。 議員 他市では生ごみ専用収集による堆肥化、減容処理、学校を拠点に児童・生徒・地域住民が家庭 の生ごみを持参しての堆肥化等の事例もある。環境配慮などの点からも、1、生ごみの焼却以外の処 理方法の検討状況 2、学校での拠点収集への対応について所見を伺う。 市長 1、バイオガス化等、費用を考慮した多面的検討の必要性を認識している。 教育部長 2、学校での拠点収集は、市、教育委員会で協議をして、研究する。 議員 新ごみ処理施設完成後は汚れたプラスチックを焼却し発電等に利用する。収集方法の変更はあ るか。 生活環境部長 現行の分別方法での収集を継続する。 議員 調布市は収集した家電製品から希少金属を取り出し売却している。その評価と今後の対応を問 う。 生活環境部長 国や東京都等の動向も注視しつつ効率的な推進体制を検討する。 ▼観光振興を体系的に推進し地域経済の活性化を図れ ◇自由民主クラブ 宍戸 治重 議員 議員 三鷹市の更なる地域経済の活性化策として、観光振興をしっかりと位置付け、推進する必要が ある。観光振興の体系的な推進には観光推進計画(仮称)の策定が求められる。所見を伺う。 市長 第4次基本計画等により方針を定めていくが、提言として受け止める。 議員 大沢の里周辺地域をモデル事業とする三鷹型エコミュージアム事業について今後の取り組みを 伺う。 生涯学習担当部長 地域資源の整備や情報収集・発信など、観光協会と連携しながら事業展開を考え たい。 議員 この事業のコンセプトに「江戸」を提唱したい。 生涯学習担当部長 面白い企画の一つと認識する。地域の特性を踏まえたコンセプトや企画を考え実 践することが重要な課題である。 議員 近隣市と連携した観光の産業化推進が必要だ。 市長 連携による「面」としての発信の動きが、今後も強まっていくと考える。 議員 特産品や土産は観光地の重要な要素であり、その開発・創造が不可欠だ。 市長 商工会や観光協会の取り組みと研究による今後の展開に期待したい。 ▼スマートウエルネスシティー三鷹を掲げて推進せよ ◇自由民主クラブ 田中 順子 議員 議員 スマートウエルネスシティー(市民が明るく元気に健康で幸せに暮らせるまちづくり施策)の 取り組みが広がっている。本市も新たに整備される健康・スポーツ拠点施設の誕生を機に、健康寿命 を延ばし、医療費の負担を軽減するため「スマートウエルネスシティー三鷹」づくりを中心施策に位 置付け、本格的に取り組むべきだ。健康づくり施策について所見を伺う。 市長 高齢者の生きがい活動の充実や社会参加の促進、生活習慣病予防等に役立つ事業などを実施し ている。提案を参考に更に取り組みを強化したい。 議員 健康施策を更に進めるには、全市民が健康な都市づくりに参画することが大切だ。国体開催や スポーツ拠点の誕生を機に体育施設のネットワーク化や各地域スポーツ団体等との連携の強化を図っ てはどうか。 教育長 スポーツを取り入れた健康づくりを推進し、健康長寿社会の実現を目指す。体育施設のネッ トワーク機能や情報発信の充実を図り、各団体等と連携を強化してスポーツ活動を通した市民交流を 推進したい。 ▼教育の危機を再認識し三鷹市からの教育改革を ◇自由民主クラブ 吉野 和之 議員 議員 現在の教育がいかに危機的状況にあるか再認識が必要だ。日本が今の生活水準を維持するため の資源は教育であり「競争よりも学ぶことの楽しさを」と言うゆとりはない。国際競争力も求められ ている。競争原理について見解を伺う。 教育長 教育での過度な競争は子どものやる気を失わせてしまうため、適度な競争を十分取り入れて いく。 議員 愛国心の養成を正面から教育に取り入れていくべきだ。なぜ「愛国心」という言葉を出せない のか。 教育長 誤解への配慮と考える。特段、使わなければならないとの認識はない。 議員 いわゆる戦後教育の問題点は何か。見解を伺う。 教育長 新しい教育基本法にも規定された教育の目的は、戦前戦後を問わず普遍的なものと認識して いる。 議員 古事記は国の成り立ちを示す大変意義深い歴史書であり、神話を用いた万人への分かりやすい 歴史教育を取り入れるべきだ。 教育長 新学習指導要領に基づき、今後適正に扱われていくものと受け止める。 〈その他の質問〉教育行政について ▼市民の声は市民参加と職員のフィールドワークで ◇自由民主クラブ 石井 良司 議員 議員 首長のマニフェストに対する市民の要望は多様化・高度化している。市民参加と首長のマニフ ェストの位置付けについて問う。 市長 基本計画の策定等に当たり、マニフェストで示した施策の方向性を反映しつつ、今後も多元的、 多層的、民主的なプロセスを大切に市政運営を進めたい。 議員 討議会「まちづくりディスカッション」や「まち歩き・ワークショップ」など様々な市民参加 手法で各種計画や事業を進めてきた。手法選定の考えを問う。 市長 討議会や審議会等、市民が総合的に考え、意見を言える手法を選んだ。 議員 現在の市民参加の手法は、静かなる市民の声(サイレントマジョリティー)の聴取には至って いない。今後の市民参加と協働のまちづくりの展開を問う。 市長 市民の声を生かす多元的、多層的な市民参加と多様な協働のまちづくりを推進していきたい。 議員 職員が積極的にフィールドワークを行い、静かなる市民の声を吸収せよ。 市長 私も職員もまちをしっかり歩き、政策や各種計画等に反映させたい。 ▼誰もが利用しやすい図書館の環境整備を ◇公明党 赤松 大一 議員 議員 読書活動の拠点となる図書館では、ICT化の推進など利便性の向上が図られてきた。将来像 を伺う。 教育長 情報拠点としての機能やデジタル化に対応した電子図書館としての機能が求められている。 ネットワーク網の整備が大切だ。 議員 Web図書館は自動読み上げ機能等、視覚障がい者も読書を楽しむことができ、未返却や破損 の心配もない。本市においても有効と考える。所見を伺う。 生涯学習担当部長 市政情報等のデジタル化への取り組みを検討する中で、電子書籍も検討を始めた い。 議員 移動図書館は、現在13カ所を巡回しているが、巡回場所の少ない南部や西部への拡充が必要だ。 生涯学習担当部長 新たなステーションの拡充等、総合的に検討していきたい。 議員 幼い子ども連れでも周囲に遠慮なく利用できる三鷹市版赤ちゃんタイムの導入を検討してほし い。 生涯学習担当部長 乳幼児対象のおはなし会の充実とともに誰もが快適に過ごせる環境の整備に努め たい。 議員 各市政窓口やコミュニティ・センター等に返却場所を増設し本を返しやすい環境を作ってはど うか。 生涯学習担当部長 図書館ネットワーク網の充実を図る中で、貸出・返却場所を拡大・充実させたい。 〈その他の質問〉マルチメディアデイジーについて ▼超高齢社会に備えるまちづくりの推進を ◇公明党 粕谷 稔 議員 議員 健康増進には適度な運動の日常化が大切であり、ウオーキングが有効だ。本市では、健康マッ プで地区別にウオーキングコースを設定しているが、より多くの市民がウオーキングを実践できるよ う、コースの整備と周知が必要だ。野川や仙川等の遊歩道において、歩いた距離が実感できるよう、 一定の距離ごとにより見やすく分かりやすい標識等を整備してほしい。 都市整備部長 可能かどうか等について検討したい。 議員 単身高齢者の増加に伴い、空き家の増加が懸念されている。リバースモーゲージ(自宅を担保 に生活資金を借り入れ、死亡時に自宅を売却して借入金を清算する制度)の活用など、空き家化防止 対策に積極的に取り組むべきだ。東京都社会福祉協議会による不動産担保型生活資金貸付制度の周知 を図ってほしい。 市長 ホームページ等で周知に努めるが、相談のケースに応じて対応したい。 議員 ICTの先進的取り組みを進めている本市で、今後、自治体クラウドの導入・利用によって、 高齢者の見守りシステムを拡充してほしい。所見を問う。 市長 民間サービスが様々に展開されつつあるため、今後、これらの利活用を含めて検討していきた い。 〈その他の質問〉東日本大震災の被災地支援について/動物愛護について ▼自転車交通事故ゼロへ安全走行の徹底を図れ ◇公明党 寺井 均 議員 議員 自転車に関連する交通事故の割合は増加傾向にあり、対策が急がれる。自転車等の利用に関す る総合計画策定に向けて本格的な検討会議を設置すべきだ。 市長 交通総合協働計画2022で、自転車の安全利用の促進を最重点課題に位置付け、具体的な施策の 方向性を定めている。この考え方を基本に進め、会議の設置は検討課題としたい。 議員 自転車利用者の道路交通法違反には、罰則に実効性がないと考える。条例での取り締まりが可 能となるような法改正が必要だ。 市長 困難な課題と認識するが、有効な対策を交通管理者に要請していきたい。 議員 自転車交通事故ゼロを目指し啓発キャンペーンを強力に展開してほしい。 市長 春の全国交通安全運動に自転車に関する重点項目を追加して実施する。 議員 警察官が自転車の乗車ルール順守の模範となり厳しく取り締まるべきだ。 都市整備部技監 ルール徹底について三鷹警察署の全署員で取り組んでいる。 議員 子育て中の母親や高齢者等を対象にした地域での交通安全教育が必要だ。 都市整備部技監 保育園や幼稚園、老人クラブ連合会等への交通安全活動の継続とともに、広報等の 充実で交通安全の啓発に努める。 〈その他の質問〉柔道事故を起こさない取り組みについて ▼人口減少社会を見据え自立した自治体経営を ◇民主党 岩見 大三 議員 議員 人口減少社会の到来は、市の将来の自治体経営に直結する課題と考える。今後の人口減少、少 子高齢化への対応について伺う。 市長 本市では将来人口構成を見据えた「都市再生」と、少子長寿化が進む中での「コミュニティ創 生」を、第4次基本計画の最重点プロジェクトに位置付けた。 議員 生産年齢人口の減少対策としての移民受け入れ政策に関して所見を伺う。 市長 今後、国際的な動向や、国の雇用に関する政策などを注目していきたい。 議員 市内の都営住宅やUR賃貸住宅などの住民の高齢化の実態について伺う。 市長 個別の把握はしていないが、UR都市機構から市と連携して研究したいという申し出を受けて いる。 議員 高齢者人口の増加に伴い、扶助費も連動して増加すると考える。今後の施策の方向性について 伺う。 市長 三鷹将来構想検討チームの報告書の中で課題をまとめている。高齢者の健康長寿の延伸に向け た施策が重要だと考えている。 議員 少子化の進行による教育現場への影響について小中学校における児童・生徒数の将来予測を伺 う。 教育部長 本市の公立小中学校の児童・生徒数は、今後5年間は微増、その後は横ばい、または緩や かに減少すると見込んでいる。 ▼産業振興策の推進と要援護者支援の充実を ◇民主党 長島 薫 議員 議員 地域主権の実現に向け、自主課税権の行使等も含めた自治体のあるべき姿の研究等を進めてほ しい。 市長 慎重に検討・研究すべき課題であり、地方自治推進への取り組みの実践と提言を積極的に行い たい。 議員 三鷹の森ジブリ美術館等への観光客向けに、食事処等のマップを配布し、市内での消費拡大を 図れ。 生活環境部調整担当部長 観光・情報スポット「風の駅」で、観光マップの配布などに取り組んでい る。 議員 「みたか太陽系ウォーク・スタンプラリー」を活用して多くの人の市内回遊を促進し、消費拡 大を図るべきだ。1、グルメマップとの連携が効果的だ 2、市外への広報を充実させよ 3、バス交 通との連携も有効だ。 第一副市長 2、あらゆる方面でPRに一層努めたい。 生活環境部調整担当部長 1、工夫していきたい 3、今後、十分検討したい。 議員 市内産商品の販売強化のため、1、三鷹ブランドの確立が必要だ 2、インターネット通信販売 を始めよ。 生活環境部調整担当部長 1、関係事業者が協力し取り組んでいる 2、検討したい。 議員 「救急あんしんシート」の普及への対応を聞く。 健康福祉部調整担当部長 三鷹消防署と協議している。市の「救急医療情報キット」の普及も進めて いる。 ▼住民同士の助け合い「近助」の推進を ◇民主党 石原 恒 議員 議員 防災・減災の取り組みには、平素からの自助や住民が互いに助け合う仕組みが大切だ。コミュ ニティ活動について所見を伺う。 市長 町会等自治組織では、独自に防災マップを作るなど、防災活動も行われている。町会等がない 空白地域でも新たに連携が生まれるような支援をしたい。 議員 自助と共助の間の取り組みとして隣組のような向こう三軒両隣が助け合う「近助」の推進が必 要だ。 市長 福祉、防災等各分野を包含した多元的で多層的なネットワークの展開に更なる近助の浸透が重 要だ。 議員 身近な者同士で命を守る取り組みとして、都が示した防災隣組の構築について、今後の対応を 伺う。 市長 町会等が取り組んでいる地域防災活動の積極的な支援や共助の取り組みの拡充を図っていきた い。 議員 地域ケアネットワーク事業は、高齢者向けの活動が主となっているが、将来的には地域のコミ ュニティ活動全般の相談を一括して受けるカウンセラーのような役割を担っていくものと考える。所 見を伺う。 市長 福祉の総合窓口制、総合相談の充実を図り、各部局間で情報共有に努めるなど、多様な入り口 から支援が始まることが大事だ。 〈その他の質問〉薬物乱用防止への取り組みについて ▼信号機設置と交通マナー向上両面から交通安全対策を ◇みんなの党 吉沼 コ人 議員 議員 市役所や向かいのコンビニエンスストアの利用者の多くは、人見街道の横断歩道がない箇所を 横断している。横断歩道と信号機の設置を要望してほしい。 市長 三鷹警察署によると、他の横断歩道やバスの停留所が近接するため、設置は困難との見解であ る。 議員 むらさき橋通りの社会教育会館前と南浦交差点の間では、信号機のある横断歩道の利用者は少 ない一方で、その南側のコンビニエンスストア付近の横断者が多いのが現状だ。安全確保の観点から 横断歩道と信号機の移設について伺う。 市長 地域住民等の意向を踏まえ、移設の可能性を三鷹警察署等に相談したい。 議員 市民を交通事故から守るための歩行者の交通マナー向上について伺う。 市長 引き続きマナー順守への啓発を進めていく。 議員 学校教育でのマナー向上の取り組みを伺う。 教育長 実践的指導をする歩行訓練や交通安全教室等で具体的に指導している。 ■三鷹市議会■ 〒181-8555 三鷹市野崎一丁目1番1号 電話 0422-44-0249 FAX 0422-45-1031 三鷹市議会ホームページ http://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/ Copyright 2007 Mitaka City Assembly. 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