■みたか議会だより第275号 第4面■  ▼三鷹市議会ホームページに戻る際には、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 ▽代表質疑  9月8日に、各交渉会派(所属議員3人以上の会派)の代表者5人が、平成21年度決算について、質疑 をしました。要旨は次のとおりです。 ▼諸事業の課題を明確にし市民満足度の向上を ◇公明党 緒方 一郎 幹事長 議員 厳しい経済状況の中、三鷹市が踏ん張った財政指標を確保できたことは評価する。新たな歳入 確保に向けた検討内容を伺う。 市長 国・都の交付金の積極的な活用や市税の収納率の向上等、努力を重ねたい。 議員 個人市民税の確保のために人口構造が非常に重要だ。市長の所見を伺う。 市長 将来構想検討チーム等が行う長期シミュレーションの結果を踏まえ、今後、適切な方向性を示 したい。 議員 市が開催した就職支援セミナー等の参加者の中で、内定を得た人に対し就職実態調査をすべき だ。 生活環境部調整担当部長 今後、検討していきたい。 議員 傾聴ボランティアが話を聞くことで受けたストレスをどうケアするのか。 健康福祉部長 事例検討会での意見交換等を図る中でフォローしていきたい。 議員 新型インフルエンザ発生時、市の所管部署の違いから学校と学童保育所等への情報伝達方法が 異なり、混乱が生じた。この反省を今後にどう生かすのか。 教育長 今後、所管を越えた情報共有を行いたい。 議員 市ホームページで開始した「よくある質問と回答」の利用状況を聞く。 市長 アクセス数が月平均5千300件を上回っている。 議員 家庭系ごみ有料化の今後の取り組みを伺う。 市長 厨芥類の水切り等による減量も促進していく。 議員 公益法人制度は組織のあり方など大きな改革があったが、議会へ十分な説明がされていない。 外郭団体と協議した内容を聞く。 第一副市長 各財団法人と移行に向けた対応方針等の情報交換を行った。今後、各財団法人の自主性 を尊重しながら議会へ説明を行う。 〈その他の質問〉行財政改革/地域主権についてなど ▼市民の健康と暮らしを守り活力あふれるまちづくりを ◇民主党 谷口 敏也 幹事長 議員 平成21年度の決算内容を踏まえ、今後の財政見通しにおける課題を伺う。 市長 円滑な財政運営を図るため、市税や国・都補助金等の確保、行財政改革推進による経費節減が 必要だ。 議員 各種がん検診事業について、1、女性特有のがん検診のさらなる受診率向上を図れ 2、大腸が ん検診は検査精度を高めて受診者数も増えたようだが、他のがん検診も含め、一層の受診率向上に取 り組むべきだ。 市長 1、広報、健康ガイド、くらしのガイド等で周知し、受診率向上に努める 2、様々な形で市民 に周知し、受診率の向上を図る。 議員 新型インフルエンザ対策を検証し、新たな発生に備えた対策が必要だ。 市長 防護服等の備蓄品の点検・拡充、病院等との連携により対策を進める。 議員 新エネルギー導入助成制度は市民の関心も高く有効な施策だ。制度の拡充を十分周知してほし い。 生活環境部長 ホームページ等で周知してきた。今後も幅広い利用に向け、PRを積極的に行ってい く。 議員 小・中一貫教育について、各学園のコミュニティ・スクール委員会の検証を受けての課題を聞 く。 教育長 コミュニティ・スクールを支える地域の人財の一層の育成が必要だ。 議員 国や都の研究指定校として実施した学力向上や人権尊重教育等の様々な事業は、成果を検証し て今後の教育施策に役立てよ。 教育長 研究発表会や研究報告書を通じて、他校への普及啓発に努めていく。 〈その他の質問〉離職者支援/雇用の創出/地域自治組織等の活性化支援/三鷹駅前再開発/家庭用 生ごみ処理機助成金制度/家庭系ごみの有料化/観光振興/熱中症対策についてなど ▼憲法を暮らしに生かし弱者に寄り添う市政を ◇日本共産党 森   徹 議員 議員 不況の中で共働きの子育て世帯が増えている。思い切った保育所の増設が必要と考える。待機 児童の解消について対策を聞く。 市長 公立保育所の定員の拡充に努めながら、民設民営保育所や認証保育所の誘致を積極的に推進し たい。 議員 貧困と格差が広がる中、全国的に市町村の国保財政は危機的な状況だ。国庫負担の増額など抜 本的な改革が必要だ。所見を伺う。 市長 全国市長会において国庫負担割合の引き上げなど国保財政基盤の強化を図るよう強く要望して いる。 議員 国は介護保険の国庫負担を増やすなど社会保障の再建に踏み切るべきと考える。今後国が果た すべき責任について所見を伺う。 市長 財源の確保や介護サービスの質と量の確保、セーフティーネットの確立などについて国の責任 として見直すべきと考えている。 議員 市民センター周辺地区整備計画は、肝心の多摩青果跡地の購入価格が示されていないなど、市 民との合意形成が不十分だ。計画の抜本的見直しを求める。 市長 適切な時期が来たら用地価格を含め市議会に説明するとともに、市民への情報提供に努めたい。 抜本的見直しは考えていない。 議員 文部科学省は、現行の40人学級から30人学級実施への方向性を示した。国の30人学級への方針 をどのように受け止めているか。 教育長 定数改善計画案が実現した場合は、学級規模の縮小によりきめ細かな指導ができると考えて いる。 議員 本市は住基カードの無料交付に、国の「経済危機対策臨時交付金」を活用した。事業効果につ いて聞く。 市民部調整担当部長 情報ネットワークの活用基盤の整備で将来的な地域の活力に寄与すると考えて いる。 ▼本当に市民のためになったか各施策を徹底検証せよ ◇にじ色のつばさ 嶋崎 英治 幹事長 議員 ユビキタス・コミュニティ事業は市民のためになったか検証結果を聞く。 市長 目的を概ね達成できた。市民サービスの適切なあり方を常に考え、国の財源も活用して迅速・ 的確に実施することが重要だ。 議員 家庭系ごみの有料化を巡って、1、市民からの質問や意見等をどう受け止めたのか 2、不法投 棄やリバウンド現象への対策を伺う。 市長 1、有料化を機に改めてごみ減量・資源化に取り組む市民の意欲を感じた。 生活環境部長 2、美化パトロールの実施やごみ減量等の啓発活動に取り組む。 議員 平和条例に基づいた本市の平和施策は、市内外から高く評価されており、さらに推進してほし い。 市長 今後も積極的平和の視点で市民と協働し、地域から平和の実現に努める。 議員 教員の多忙さは全国的に深刻化していると考える。本市の対応を聞く。 教育長 教員の職務の軽減・効率化、定数増の要請、勤務状況・心身の健康状態の把握等に努めたい。 議員 国民健康保険制度は、市民税6%フラット化等の影響が続く中、真のセーフティーネット機能 を果たすための対策が必要だ。 市民部調整担当部長 均等割額の軽減措置の拡充、非自発的失業者への国保税の軽減措置等を講じて いる。また、国庫負担割合の引き上げなどを要望している。 議員 政権交代による市政への影響を踏まえ、地域主権についての展望を聞く。 市長 市民の声を着実に政策に反映するため、税財源移譲を伴う地域主権確立を求め、積極的に発言 したい。 〈その他の質問〉7つの最重点プロジェクトの課題/市民協働センターを巡る問題/南浦小学校での 服務事故/雇用対策についてなど ▼創造的な自治体経営により市民サービスの向上を図れ ◇政新クラブ 白鳥 孝 幹事長 議員 職員定数見直しを図る中で、創造的な自治体経営における市民サービスの向上をどう図ってき たか。 市長 課題発見・解決に積極的に取り組む改革のDNAを育て、継承し、次世代の人財育成を行って きた。 議員 自治事務と法定受託事務の整理により、予算の「選択と集中」についての分析が進むのではな いか。 市長 事業を見直す一つの視点だと受け止める。 議員 不況下での市民税の不納欠損額の増加が懸念される。市民の負担感や窓口相談にどう対応する のか。 市民部長 より慎重かつ厳正な対応で不納欠損の抑制を図っていく。納税相談では、収入状況に応じ て分納など丁寧に対応している。 議員 市債は世代間の負担感の調整機能を担う。さらなる発行の抑制が必要だ。 市長 後年度負担に配慮した発行抑制や財政状況を勘案した繰上償還など適切な財政運営に努めてい く。 議員 今後の経済財政見通しを勘案した基金の積み立てと効率的な活用を望む。 市長 来年度の極めて厳しい財政状況を視野に入れ、積み立てを補正計上し、とりくずしを極力抑制 した。 議員 コミュニティ意識の醸成や協働意識の向上に向けた取り組みが必要だ。 市長 地域資源の活用を図り、引き続き取り組みたい。 議員 子ども時代の体験は人生に影響を与える。体験格差について所見を伺う。 教育長 取り巻く環境が変化しても自然体験の機会が確保されるよう努めたい。 〈その他の質問〉高環境・高福祉のまちづくり/事務分掌/予算の流用/経常収支比率/商工振興策 /景気対策/環境問題/学校給食調理業務委託化/幼・保・小の連携/小・中一貫教育校の推進につ いてなど 代表質疑・一般質問の模様は市議会ホームページの本会議録画中継でご覧いただけます。 ■三鷹市議会■ 〒181-8555 三鷹市野崎一丁目1番1号 電話 0422-44-0249 FAX 0422-45-1031 三鷹市議会ホームページ http://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/ Copyright 2007 Mitaka City Assembly. All rights reserved.