■みたか議会だより第266号 第8面■  ▼三鷹市議会ホームページに戻る際には、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 ▽平成19年度決算審査報告の概要 ▼市長の決算説明  平成19年度の一般会計と特別会計を合わせた歳出決算額は、合計で995億7千238万5千円となり前 年度比で53億9千404万4千円、5.7%の増となりました。  また、財政指標については経常収支比率は89・8%、公債費比率は9.1%、実質公債費比率(単年 度)は7.5%となり「三鷹市行財政改革アクションプラン2010」で定めている目標値を達成でき ました。 ▼監査委員の意見  「今後においても、重点課題の選択と経営資源の集中を図りながら諸施策を展開し、より効率的で 一層透明性のある創造的な自治体経営の推進に努め、市民福祉の増進と市政の発展に尽力されるよう 要望するものである。」 ▼決算審査特別委員会審査報告(要旨)  『平成19年度の本市予算は、地方特例交付金や地方譲与税が大幅な減となった一方、定率減税の廃 止や税制改正の影響、納税義務者数の増加などによる個人市民税の増などにより、一般会計と特別会 計を合わせた全会計の歳入決算額合計が前年度を上回る中での執行となった。  このような状況の中で、第3次基本計画(改定)における6つの最重点プロジェクトを中心に課題 の「選択」を行い、経営資源の「集中」を図りながら事業を展開したところである。  なお、平成19年6月に成立した「地方公共団体財政健全化法」により、当該決算から4つの健全化 判断比率等を算定し、監査委員の意見を付して市議会に報告するとともに公表することとなった。本 市においては健全化基準を大きく下回るとともに、「行財政改革アクションプラン2010」で定め る目標を達成することとなったが、今後、「都市の再生・リノベーション」を進めるに当たり相当の 経費が見込まれることなど、引き続き財政の健全性の維持には十分意を用いられるよう望むところで ある。  本委員会は、このような状況を踏まえつつ、平成19年度における予算執行とその行政効果等につい て、鋭意審査を進めた結果、本決算議案についてはいずれも原案を認定すべきものと決定した。』  委員会は、さらに次の意見を付し、十分配慮の上、今後の市政運営に当たることを強く望むものと しました。 ▼附帯意見 ◇一 般 会 計 〔歳  入〕 1 地方分権の推進に当たっては、税財源のさらなる移譲を求めるとともに、生活保護や児童手当な どについては、国民の生活保障は国の役割であることから、本来負担すべき国の財政支出を求めるこ と。また、地方交付税交付金の不交付団体に対する不利益を是正するよう国に働きかけること。 2 東京都に対し、市町村総合交付金の増額を求めるなど、三多摩格差の解消に向け引き続き働きか けること。 3 税制改革の影響や景気低迷による税収減、少子長寿社会における税収減等に備えるために、行政 全般にわたり、歳入の確保に向けて全力を尽くすこと。特に、産業振興策による法人市民税の増収を 図るとともに、市の施策に経営的発想を取り入れ、常に歳入の確保に向け努力すること。 4 収入未済額については、税に対する不信感や不公平感を市民に与えることのないよう納税義務の PR・啓発に努め、納税秩序を維持し、さらにその縮減を図ること。 〔歳  出〕 ◆ 総務費 1 ICTシステムの構築及び更新に当たっては、それらの費用が膨大になっていることにかんがみ、 専門的観点から十分にその内容を精査し、最小の費用で最大の効果が得られるシステムを選択すると ともに、運用体制をより充実させ、さらなるコスト削減を図ること。なお、国の制度変更に伴うシス テム更新については、相当費用の財政支援を国に働きかけること。 2 将来負担比率については早期健全化基準を下回っているが、今後、ファシリティーマネジメント の推進に当たっては、後年度負担に十分留意すること。 3 町会等地域自治組織活性化支援事業や災害時要援護者支援モデル事業などの成果を踏まえ、地域 コミュニティの活性化にさらに努めること。 ◆ 民生費 1 障がい者就労支援の推進に当たっては、就労体験の実施等、丁寧で粘り強い支援を行うとともに、 在宅を含む幅広い就労環境の整備に努めること。 ◆ 衛生費 1 予防接種の実施に当たっては、利便性と接種率の向上を図るため、隣接市区の医療機関において も接種できるよう、より一層、他自治体との提携の拡充に努めること。 ◆ 商工費 1 産業振興策については、企業誘致条例の制定や生産環境の整備とともに、商店街の振興を図り、 住商工の共存する活力あるまちづくりに努めること。また、観光産業の振興を図ること。 ◆ 土木費 1 バリアフリーのまちづくりの推進に当たっては、すべての人に使いやすくとの観点から幅広い市 民の声を受けとめ、安全な歩行空間の確保に向け、緊急度に応じて改善に取り組むこと。 ◇下水道事業特別会計 1 都市型水害への対策については、必要な箇所は隣接自治体とも協議し、集中豪雨にも対応できる 万全の策を早急に講じること。 ◇介護保険事業特別会計 1 介護予防事業の推進に当たっては、一般高齢者はもとより対象となった特定高齢者の参加人数が 当該決算年度において増となったことを踏まえ、さらなる工夫と普及啓発活動により事業の推進に努 めること。 ◇【決算審査特別委員】 ◎白鳥 孝 ○中村 洋  赤松大一  粕谷 稔  加藤浩司  伊東光則  岩見大三  嶋崎英治  岩田康男  ◎委員長 ○副委員長     ▽委員会の活動 平成20年7月から9月 ▼総務委員会 ◆8月22日 【行政報告】 「三鷹市暫定管理地(多摩青果跡地)利活用案」について ◆9月10日、12日 【議案】 平成20年度三鷹市一般会計補正予算(第3号) 平成20年度三鷹市老人医療特別会計補正予算(第1号) 平成20年度三鷹市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)  以上3件を審査し、いずれも原案を可決すべきものと決定しました。 【請願】 東京電子自治体共同運営サービスにおける入札参加資格申請の代理申請システムの構築及び行政書士 用電子証明書を使用可能とするシステムの改築に関することについて  以上1件を審査し、採択すべきものと決定しました。 ◆9月30日  委員会審査報告書を確認しました。 ▼文教委員会 ◆8月19日 【行政報告】 学習指導要領の改訂に伴う移行措置の概要について ほか3件 ◆9月11日 【行政報告】 平成20年度スポーツ教育推進校事業について 天文台構内古墳発掘調査について ほか3件 ▼厚生委員会 ◆8月20日 【行政報告】 家庭系ごみ有料化に関する市民意見の聴取について 長寿医療制度(後期高齢者医療制度)における保険料等について ほか1件 ◆9月11日 【議案】 三鷹市市民協働センター条例の一部を改正する条例  以上1件を審査し、原案を可決すべきものと決定しました。 【行政報告】 三鷹市立東台保育園仮設園舎移転について PCB廃棄物処理の延期について ほか4件 ◆9月30日  委員会審査報告書を確認しました。 ▼建設委員会 ◆8月19日 【請願】 「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づくマンションの建てかえに関し、三鷹市が特 別な対応策をとることについて  以上1件を審査し、不採択とすべきものと決定しました。 【行政報告】 認定農業者制度の概要について ◆9月12日 【請願】 「地方消費者行政の抜本的拡充に必要な法制度の整備及び財政措置を政府等に求める意見書」の採択 を求めることについて 消費者行政の体制・人員・予算の抜本的拡充を求めることについて  以上2件を審査し、いずれも採択すべきものと決定しました。 【行政報告】 調布保谷線(玉川上水横断部)の整備方針について ほか6件 ◆9月30日  委員会審査報告書を確認しました。 ▼調布基地跡地利用対策特別委員会 ◆9月22日 【協議事項】 新たな機種の調布飛行場の使用について(3件) 調布飛行場まつりに係る行事について  以上4件の協議事項については、いずれもおおむね了承としました。 【行政報告】 調布飛行場まつりについて ほか2件 ▼東京外郭環状道路調査対策特別委員会 ◆9月24日 【行政報告】 東京外かく環状道路中央ジャンクション三鷹地区検討会について ほか2件 ■三鷹市議会■ 〒181-8555 三鷹市野崎一丁目1番1号 直通 0422-44-0249 FAX 0422-45-1031 三鷹市議会ホームページ http://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/ Copyright 2007 Mitaka City Assembly. All rights reserved.