■みたか議会だより第264号 第4面■ ▼ 三鷹市議会ホームページに戻る際には、ブラウザの「戻る」ボタンでお戻りください。 ▽代表質疑  3月6日に、各交渉会派(所属議員3人以上の会派)の代表者5人が、平成20年度予算について、 質疑をしました。要旨は次のとおりです。 ▼生活者の視点に立った質の高い施策の展開を ◇公明党 川原 純子 幹事長 議員 ファシリティ・マネジメントの推進について、1多額の経費を要するが財源の考え方を伺う2 施設の更新等の基準・優先順位を聞く3耐震補強等が必要な施設はどのくらいあるか。 市長 1後年度負担に配慮して市債活用を図りたい。 企画部長 2避難所を設置する施設や特定建築物等を優先して取り組みたい3旧耐震基準の施設の 中で補強等が必要なものは42ある。 議員 「ぴゅあネット(仮称)事業」の実施は障がい者の自立支援施策として期待される。事業展開 を聞く。 健康福祉部調整担当部長 観光事業との連携など関係機関と協議して進めたい。 議員 南部図書館(仮称)の整備に向けて、1アジア・アフリカ文化財団との連携に至る経過を伺う 2特色ある図書館としての位置づけをどう考えているか。 市長 1知的資源等の地域開放に関する調査の中で、財団の敷地内での図書館整備の可能性が示され た。 教育長 2地域に密着した文化施設として知的資源等の利活用を検討したい。 議員 ユビキタス・コミュニティ推進プロジェクトについて、1統合型地理情報システム(GIS) の今後の取り組みを伺う2ICタグの活用方法について聞く。 ユビキタス担当部長 1電子地図情報を一体的に管理し、市民への情報提供や庁内での活用に取り組 みたい2当面、図書館の資料管理での活用を目指している。 議員 高齢者等の心のケアを行う園芸療法を、花と緑のまちづくりに活用せよ。 健康福祉部長 活用方法について研究を進めたい。 〈その他の質問〉ベンチのあるみちづくり/多摩青果跡地の利活用/遊び場広場/校庭の芝生化/観 光振興/がん検診についてなど ▼身近な政府として市民生活の安定を ◇民主党 高谷 真一朗 幹事長 議員 今後の地方分権の展望について、1新たな分権社会のあり方を積極的に問題提起すべきだ2財 源・権限が移譲された「地方政府」樹立後のまちづくりの理想像をどう考えるか。 市長 1基礎自治体の視点から要望していきたい2市長部局、教育委員会、市議会がその役割を果た しながら進めることが地域主権の発展に望ましいと考える。 議員 未来への投資をスローガンに、「都市再生に向けたビジョン」が策定される。基本理念につい て伺う。 市長 民間のノウハウ等を活用しながら、施設整備のあり方を明らかにしたい。 議員 子育て世代が仕事と家庭の両立を図るための、本市の施策の展開を聞く。 市長 公費負担による妊婦健診への支援や親子ひろば事業などを展開している。 議員 待機児童解消施策に関し、1潜在的待機児童のニーズに対応する市の施策を伺う2企業内保育 への支援等の政策提案が必要だ。 健康福祉部長 1家庭福祉員の拡充など幅広いメニューで環境整備を図りたい2地域の社会資源と 市が連携し、政策として立案・遂行していくことは不可欠だ。 議員 子ども・子育てビジョン(仮称)の、具体的な策定内容について伺う。 市長 施設保育と在宅子育て支援の両方の視点を中心に、様々な角度から検証し方針としてまとめた い。 議員 後期高齢者医療制度について、早い段階で真の医療制度改革を実現するよう国・都に求めるべ きだ。 市長 制度の問題点等を見きわめる中で、国・都への問題提起などを考えたい。 〈その他の質問〉市税の徴収見込み/財政健全化計画/消防団本部のあり方/多摩青果跡地の利活用 /市民組織の育成についてなど ▼暮らしの守り手として市は責任を果たせ ◇日本共産党 大城 美幸 議員 議員 市民の暮らしは、増税や医療制度問題、雇用不安等の影響で、大変厳しい状況だ。市はセーフ ティーネット機能を発揮し、市民負担の軽減策を実施せよ。 市長 引き続きできる限りの取り組みを行っている。 議員 特定健診等の開始後も、従来の市の健診事業を継続すべきだ。 市民部長 従来の健診水準の維持と健康増進事業の推進に伴い、人間ドック利用助成の廃止を決定し た。 議員 後期高齢者医療制度において、低所得者への対策をさらに充実すべきだ。 市民部長 現時点で最大限の努力をしている。 議員 妊婦健診の公費負担拡充について、23区との格差解消に努めてほしい。 市長 市長会等を通じて補助金等の確保に努めたい。 議員 家庭系ごみの有料化は、導入理由が妥当性を欠き、絶対に容認できない。 市長 一層のごみ減量やごみ処理経費の軽減、負担の公平性の確保を図るため、検討を慎重に進めて いく。 議員 南部図書館(仮称)は、東西の図書館と同規模で市の直営が望ましい。 生涯学習担当部長 東部・ 西部図書館並みの市立図書館と位置づけて、図書サービスの充実を図りたい。 議員 外環道計画に対する市の意見42項目を検証する協議会を設置せよ。 第一副市長 地域PI等で対応しているため、市独自の協議会は考えていない。 〈その他の質問〉原油高騰による影響/低所得者に対する家賃補助制度/民間委託の見直し/公共施 設の整備・再配置/国民健康保険税滞納者への減免/住宅用火災警報器の設置/子ども医療費の無料 化/小・中一貫教育校/30人以下学級/生活道路の交通安全対策についてなど ▼市民生活の窮状を把握し適切な財政支出を ◇にじ色のつばさ 嶋崎 英治 幹事長 議員 予算に占める民生費の割合が高いとの声もある。しかし、基礎自治体として市民のセーフティ ーネットの役割を果たすためには不可欠な経費だ。勝ち組優先、大企業、高額所得者優遇という国の 政策で、格差社会が拡大する中、国民の生存権を保障すべき国の責任を問う声を上げよ。 市長 国等に自治体としての要望をしていきたい。 議員 後期高齢者医療制度は高齢者に負担増を強いるもので、長生きを喜べない制度だ。市独自の負 担軽減策での救済は可能か。 市民部長 保険料は広域連合の定める条例に基づき賦課するため、減免はできない。間接的な軽減策 として健診事業を無料化する。 議員 国の補助金を受け、地域でのICT利活用の促進を目的としたモデル事業が実施される。国の 巨額な借金を考えると、約1億1千万円もの補助金は無駄にできない。事業が実用に向かないと判断 した場合は中止も視野に入れるべきだ。 市長 利用者の視点で取り組みを検証し、課題等を積極的に公表していく責務があると考えている。 議員 地方財政健全化法に基づき、詳細な財政状況の公表が自治体に義務づけられる。1財政指標の 公表時期から逆算すると、議会における決算審査の時期を早める必要があるのではないか2公会計基 準は自治体間で統一されていない。どの方式を採用するのか。 市長 1早期化は困難だが所要の調整は必要だ。今後、慎重に検討したい。 企画部調整担当部長 2少なくとも都内26市においては基準の統一が望ましい。東京都市長会の議 論を踏まえ検討していきたい。 〈その他の質問〉ICTの利活用と働き方など ▼中・長期的な視点で持続可能な市政運営を ◇政新クラブ 宍戸 治重 幹事長 議員 持続可能な都市を維持し続けるためには、行政と民間の役割分担を明確にし、民間活力の活用 による行財政改革を進め、それらに対応できる職員を育成する環境を整備するべきだ。また、自主財 源確保のための企業誘致に努め、公平・公正なセーフティーネットを構築し、次世代を担う子どもた ちの十分な教育施策を展開する必要もある。市民にとって最も身近な政府である三鷹市を目指し、自 助努力が評価され、市民の税金が公平・公正に活用される市政運営を目指すべきである。今後どのよ うにして三鷹市の都市再生をしていくつもりなのか。 市長 施設に求められる機能や役割と投資経費のバランス等を踏まえて検討をしていきたい。 議員 20年度に新規開園する連雀学園、東三鷹学園、おおさわ学園の課題は何か。 教育長 特色のある教育活動が円滑に実施できる組織体制の整備等である。 議員 財政の健全性を維持し、セーフティーネットを構築するには、行政の役割の再確認と施策の見 直しが必要である。所見を問う。 市長 国と地方の財政負担等の課題を国・都に積極的に問題提起していきたい。 議員 自然災害や感染症の拡大等の危険から市民の生命、財産を守るための適切な対応が必要である。 危機管理システム構築への取り組みを聞く。 市長 広域連携の強化や災害対応能力の向上等に努めていきたい。 議員 中・長期的な観点から財政規律を確保する必要がある。所見を示せ。 企画部調整担当部長 行財政改革の推進に一層取り組み、経常経費の削減と行政サービスの質の確保 を両立して進めていきたい。 代表質疑の模様は市議会ホームページ(1面題字下参照)の本会議録画中継でご覧いただけます。 ■三鷹市議会■ 〒181-8555 三鷹市野崎一丁目1番1号 直通 0422-44-0249 FAX 0422-45-1031 三鷹市議会ホームページ http://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/ Copyright 2007 Mitaka City Assembly. All rights reserved.